海外旅行に行くと、現地でしか買えないお土産やレアなものなど、持って帰りたいものがつい多くなってしまいます。スーツケースやバッグに荷物をできるだけ多く詰め込んでも、すべて持って帰れない場合はどうすればよいでしょうか? アメリカとカナダの場合、それぞれの主要都市ではクロネコの「詰め放題パック」を利用することができます。S・M・Lの専用箱を使って最大25kgまでを50~100ドルという格安料金で送ることが可能。本稿では、このサービスを詳しく見てみます。
「早い・格安・便利・安心」の四拍子揃ったサービス
詰め放題パックは、クロネコヤマトかその代理店で取り扱われている「日本向け国際宅配サービス」に含まれており、「早い・格安・便利・安心」を満たしつつ、たくさんのものを送れるサービスです。
詰め放題パックは航空便なので所要日数は6~10日間。アメリカからの送料はSサイズだと50ドル、Mサイズが80ドル、Lサイズは100ドルで、いずれも25kgまでは一律料金が適用されます(ただし箱代はどのサイズも別途3ドル、送付物の合計価格により、関税などの手数料がかかることもあります)。
決済方法は3つから選べます。
(1)料金も関税もすべて発払い
(2)料金は発払い、関税は着払い
(3)料金も関税もすべて着払い
さらに発地(アメリカ・カナダ)ではクレジットカードでの支払いも可能で、フレキシブルな対応となっています。
国内と同様に、現地発送から輸送中のオンライン追跡、問い合わせも日本語対応。そして配達時間も選べます。このようなサービスがあると送る側としても安心できますね(よく送られているものは下記の画像を参照してください)。
では、実際の利用方法を見ていきましょう。
①クロネコヤマトオフィスまたは取扱代理店で「詰め放題専用箱」を購入(S・M・Lサイズ、1箱3ドルを現金払い)。基本的には家や滞在場所にて梱包し、送り状を記入しておくとよいです。送り状には日本語が併記されているので、英語が苦手でも大丈夫。
②「詰め放題パック」取り扱いの現地クロネコヤマトか代理店に、荷物と送り状を持って行きます。
③送り状に記載された品目と価格が確認され出荷手続きになります(受付時では、箱を開けて中身の確認はしないそうですが、税関などのチェックが入ると送り状と中身が照合される場合もあるので、正確に記入することが重要)。
④手続き完了後は、追跡などで確認しながら到着を待ちます。
手続きをスムーズに終わらせるためには、次の3点が重要です。
- 依頼人と受取人の同一記名はできないので、受取人は家族や友人の名前などにすること。
- 割れにくい容器に入った品物を選び、食料品は10kgまでという制限を守ること(それ以上は販売目的と思われる可能性がある)。
- 送れる・送れないものを事前に確認することなどがあります。
出張者や旅行者の場合、旅の途中で不要になった身の回り品などは、「日本に帰国すること」を条件に、贈り物ではなく別送品として基本的に“免税”で送れるそうです。ただし、別送品は帰国後に税関手続きをして、ヤマトへ必要書類提出後、7〜10日にて自宅へ届けられるとのこと。この2つを使い分ければ、身軽で快適な旅も実現しそうですね。別送品の手続き詳細については「クロネコヤマト・アメリカ」の ウェブサイトをご覧ください。
日本でお馴染みのクロネコヤマトが北米でも利用できることは、日本人にとって心強いですよね。今後アメリカやカナダに出張や旅行で行かれる際は、クロネコヤマトや取扱代理店で「詰め放題パック」をぜひチェックしてみてください。