花粉に効く空気清浄機はどれだ? 家電のプロが「選択の最重要ポイント」と「穴がない」オススメモデルを発表!

いよいよ都内では花粉が飛び始めました。花粉飛散のピークは3月の見込み。さらに、春先は風に乗って大陸からのPM2.5が日本に届くため、そちらの対策も必要です。最悪の状況を避けるべく、ここは最新の空気清浄機を導入し、室内を花粉フリーかつ空気がウマイ楽園にしませんか? というわけでIT・家電ジャーナリストの安蔵靖志氏にお願いし、今回から3回にわたって、空気清浄機選びのポイントを伝授してもらおう、というのが本企画。第1回となる本稿では、空気清浄機選びで最も重要なポイントと、個人的にオススメするモデルを教えてもらいました!

 

教えてくれるのはこの人!

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安蔵靖志(あんぞう・やすし)

IT・家電ジャーナリスト。家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)。AllAbout 家電ガイド。ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。KBCラジオ「キャイ~ンの家電ソムリエ」に出演中。その他ラジオ番組の家電製品リサーチや構成などにも携わっています。

 

空気清浄機で最も重要なのは「邪魔に感じないこと」

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――今回から3回に分けて、花粉の季節の空気清浄機の選び方について、お話をうかがっていきます。早速ですが、空気清浄機を選ぶうえでもっとも、大事なことは何でしょうか?

 

安蔵 部屋に置いていて「邪魔に感じないこと」。これがいちばん重要なんです。空気清浄機を既に持っている方ならご賛同いただけると思うのですが、空気清浄機って邪魔じゃないですか。

 

――あわわ、最初から爆弾発言ですか……?

 

安蔵 いやいや。邪魔というのは必要ないという意味ではないですよ(笑)! むしろ、空気清浄機は絶対にあったほうがいい。ただ、空気清浄機というのは、楽しい体験や利便性を提供するツールではなく、イヤなもの、不快なものを防ぐためだけのもの。汚れた空気というネガティブなものをキレイに変換するツールなのに、部屋の目立つ場所に置いておかなくてはなりません。だからこそ、置いていて「邪魔に感じないこと」が重要なんです。

 

――あまり存在感がないほうがいい……ということでしょうか?

 

安蔵 もしくは、見るたびに触りたくなるくらいインテリア映えしているかですね。私はこの「邪魔に感じないこと」を、空気清浄機選びの最重要項目だと考えています。具体的には、デザインや質感、サイズといった点ですね。私自身、これを軽視して何度失敗したことか……。おかげで、家には使わなくなった空気清浄機がゴロゴロしていますよ。

 

――なるほど。機能ではないという点が意外ですね。ほかにはどんな基準がありますか?

 

安蔵 予算に余裕があれば、ぜひ加湿機能付きを選びたいところ。別途、加湿器を置く必要がないのは大きなメリットです。もうひとつ、スマホアプリなどで「空気の見える化」に対応する製品もオススメ。空気がキレイになっていることが視覚的に分かると、長期的な満足感につながります。

 

――なるほど。効果が実感できないと、だんだん使わなくなってしまいそうですが、空気がどれだけキレイになっているのかが分かると、使いたくなりますよね。

 

安蔵 はい。空気清浄機がアプリに対応していると、外出先から室内の温度や湿度がモニターできます。この数値をもとに、例えば、スマートスピーカーを利用して、外出先からエアコンのON/OFFができるようにしておけば、Wi-Fi対応のエアコンに買い換えなくても遠隔操作のメリットが享受できます。要は、空気清浄機をモニター代わりにするという用途ですね。特に家にペットがいる家庭など、この機能があると安心感が違うでしょう。あとは自分の住環境にあわせて、予算、サイズ、デザインのバランスを取って決めていけば、後悔しない製品選びができると思います。

 

「とにかく一台」と言われたらダイキンMCK70Uを挙げる

――では、まず安蔵さんのイチオシの空気清浄機から教えていただけますでしょうか?

 

安蔵 あれこれと細かい条件抜きで、「とにかく一台推薦してくれ」と言われたら、ダイキン工業の加湿ストリーマ空気清浄機「MCK70U」をすすめます。次点で、その下位モデル「MCK55U」ですね。こちらは縦長でフットプリント(接地面積)が狭く、部屋の隅に置けるので邪魔になりません。くどいですが、これは本当に重要です。

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ダイキン工業

加湿ストリーマ空気清浄機 MCK70U

実売価格4万8640円

従来機の2倍のストリーマユニットを搭載。有害ガスの分解速度や脱臭性能が従来機の2倍に高められているほか、微小な粒子のホコリを除去するTAFUフィルターを搭載しています。アクティブプラズマイオンを搭載し、イオン放出により、カビ菌やアレル物質などを分解できます。本体カラーはホワイトとビターブラウンを用意。

 

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ダイキン工業

加湿ストリーマ空気清浄機 MCK55U

実売価格4万4220円

スクエアフォルムのスリムタワー型で270×270mmと、さらに狭いスペースに設置できます。本体カラーはホワイト、ディープブラウン、フォレストグリーンの3色を用意しており、インテリアに合わせて選べます。

 

「ストリーマ」が花粉を分解するので、花粉対策にもぴったり

――機能の面ではいかがでしょうか?

 

安蔵 高速電子を放出する空気浄化技術、「ストリーマ」がウイルス、カビなどの有害物質のほか、花粉を分解できるので、花粉対策にはもってこいです。加湿機能も付いていますし、その加湿のための水をストリーマで除菌できるのは同社製品だけの強みですね。

 

――こちらは、さきほど挙げた「空気の見える化」には対応しているんでしょうか?

 

安蔵 スマホと連携するMCK70Uのみ、対応しています。室内のPM2.5、ホコリ、ニオイの3種類の汚れを6段階のレベルで見える化できるほか、運転のON/OFFやタイマー設定などの遠隔操作も可能です。なお、MCK55Uのさらに下位に「MCK40U」というモデルもありますが、こちらは適用床面積が19畳までと狭くてカラーもホワイトのみ。というわけで、4万円台とお買い得なMCK70Uか、スマホを使わないなら、省スペースなMCK55Uがバランスが取れていてオススメですね。

↑ダイキンのアプリ画面↑MCK70Uが対応するダイキンのアプリ画面。PM2.5やホコリ、ニオイのほか、温度や湿度も表示されます

 

↑MCK55Uは従来機より世知スペースが少ないのが魅力↑スリムタワー型のMCK55Uは、従来機より設置スペースが少ないのが魅力

 

――なるほど、MCK70Uは安蔵さんが重視する条件、「邪魔にならない」「加湿機能」「見える化」のすべてを備えていますね。

 

安蔵 はい。ほかにもこの3要素を備えた製品はあるのですが、もっともバランスが取れていて、空気清浄機として穴がない製品だと思います。

 

【MCK5570U、MCK55Uのスペック】

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※電気集じん……吸引した粒子を帯電させ、フィルターに吸着させる技術。目詰まりしにくく、集じん力が長く続くメリットがあります

 

次回は花粉対策に重点を置いた製品や、2台めとしての利用にオススメな製品を見ていきます!

難しくない「スパークリングワイン」の選び方

素敵なワインをどうやって選んだらいい? それはワイン好きにとって永遠のテーマです。

 

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自分用はもちろんですが、大切な人にプレゼントする、お呼ばれしたホームパーティーに持ち込む、そんなワインならなおさら失敗したくないもの。“私好み”や、“あの人に合いそう”など、そういった誰かにぴったりのワインこそ、“素敵なワイン”と表現して出会いを切望するものです。

 

ならば、「ワインの産地やブドウ品種の特徴を覚えればいいの?」「ラベルから情報を読み取れるようになればいい?」

 

ワインの資格を望むならまだしも、それは少々ハードルが高いように思います。そもそも“失敗しない”つまり“ワイン選びの成功”とは、おいしいと感じるかどうかを大前提として、自分の好みに合っているかどうか。詳しい知識を身につけたところで、ぴったりのワインを見つけるのは、やはり難しいものです。

 

ところが、意外なほど簡単に高確率で、自分好みのワインに出会える方法があるんです。それは、「ラベル」。

 

ほら、やっぱり? いえいえ、表のラベルではなく、“裏ラベル”をチェックすること。そこに表示された、「輸入業者」がキーワードです。

 

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顔が見えるシャンパン輸入の先駆者

現在日本には、ワインを世界各国から輸入する業者“インポーター”が数百社存在しています。その規模はさまざまで、数十人の営業マンを抱える会社から、熱意のある創業者がたったひとりで営む会社まで。フランスワインを多く輸入しているところもあれば、アメリカのワイナリーと繋がりが強いところもあり、取り扱うワインは実に多種多様です。

 

私たちが日本で口にする大多数のワインは、このそれぞれのインポーターのバイヤー、もしくは小規模なところでは社員全員がその味わいに納得をした上で輸入が決定されたもの。つまり一度は必ず、インポーターというフィルターを通したものなのです。

 

ということは、自分の好みに近い特徴を持つフィルター、つまり“インポーター名”を知ることが、自分好みのワインを選ぶ上でもっとも簡単な手がかり。さらに、輸入ワインの裏ラベルには必ず、輸入業者を記載する義務があります。ブドウ品種や地名など、ワインによって書かれている情報がバラバラの表ラベルとは違い、「輸入業者」は必ず私たち消費者が知ることのできる情報なのです。

 

新しい年を迎えるこの時期、テーブルに登場する回数の多いワインといえば、やはりスパークリングワインでしょう。今回は、スパークリングワインの王道であるシャンパンを日本へ輸入し続けて12年、さらにシャンパンのなかでも「RMシャンパン」というカテゴリーにほぼ特化し、その魅力を伝えるインポーター「ヌーヴェル・セレクション」をたずね、創業者であり代表取締役社長の上田巨樹さんにお話を聞きました。

 

東京・池袋に本社を構えるインポーター、ヌーヴェル・セレクションの代表取締役社長・上田巨樹さん東京・池袋に本社を構えるインポーター、ヌーヴェル・セレクションの代表取締役社長・上田巨樹さん

 

 

約1000軒の造り手を訪問して見えたもの

「RMシャンパン」をご存知ですか? RMとは、フランス語の「Recoltant Manipulant」の略で、これは、よく知られたブランド名を持つ大手メーカーのシャンパンとは、対照的な存在。大手シャンパンブランドのスタンダードクラスのほとんどが、大量のブドウを“買い付けて”造られるのに対し、RMシャンパンは、ブドウの栽培から醸造、瓶詰めまでを自社が一貫して行っています。いわば“造り手の顔が見える”シャンパンのことなのです。日本では、“RMシャンパン”という単語こそまだ浸透していないものの、現在日本へ輸入されているRMシャンパンはすでに700軒を越えているそうです。

 

東京・池袋に本社を構えるヌーヴェル・セレクションは、12年前の創業当時から高品質なRMシャンパンを日本へ輸入しています。

 

「当時はRMシャンパンの黎明期で、日本にはまだ60軒程度の造り手のものしか輸入されていなかったと思います。私は創業直前まで、ブルゴーニュ地方に前職のバイヤーとして4年間駐在していて、そこからシャンパーニュ地方は近いのでよく足を運んでいました。“シャンパン”とひと口に言っても、RMのものはそれぞれの造り手、畑、地形などによって個性が千差万別。さらにRMでも、良質なものとそうでないものがありましたし、本当に素晴らしいものをぜひ日本に紹介したいと思ったんです」(上田さん・以下同)

 

創業者であり、現在もバイヤーとして現地にたびたび足を運ぶという上田さん。なんと創業からこれまでに訪問したRMシャンパンの造り手は、1000軒を越えるそう。そんな上田さんが厳選したRMシャンパンは、ちょっと目を引く素敵なラベルや、ボトルの形状に特徴があるものが多く、そのあたりのバイヤーとしてのこだわりを聞いてみました。

 

「ワイン全般にいえることですが、シャンパンも教科書どおりには造れません。年によって天候も変化するし、醸造の段階でもちょっとしたタイミングには人のセンスが不可欠ですよね。そのセンスが、最終的な味わいにかなり影響すると思っているんです。同じく、ラベル選びも造り手のセンス。無限の選択肢の中から、その色を選びそのデザインを選ぶわけです。私の個人的な経験からですが、味わいに納得できるシャンパンは、そのラベルや見た目のクオリティーも高いものが多いように感じています」

 

ワインを“ジャケ買い”することは、一見素人の選び方のようにみえて、実は1000軒訪問した経験をもつプロのバイヤーでも実践している大事なポイントだったようです。

 

上田さんが約1000軒を訪ね歩いた末に見つけた、珠玉のRMシャンパン。(左から「J-Mセレック・ソレサンス・ブリュット」「スゴンデ・シモン・ブリュット・グラン・クリュ・キュヴェN 」「ルグレ&フィス・エキリブル」上田さんが約1000軒を訪ね歩いた末に見つけた、珠玉のRMシャンパン。(左から「J-Mセレック・ソレサンス・ブリュット」「スゴンデ・シモン・ブリュット・グラン・クリュ・キュヴェN 」「ルグレ&フィス・エキリブル」

 

 

スペインのスパークリングワイン“カバ”も、創業当時から輸入。シャンパンと同じ製法で造られることから、同じく“顔の見える”こだわりのカバを厳選している。シャンパンより気軽に楽しめる価格帯も魅力。(「ウ・メス・ウ・ファン・トレス・ブリュット」)スペインのスパークリングワイン“カバ”も、創業当時から輸入。シャンパンと同じ製法で造られることから、同じく“顔の見える”こだわりのカバを厳選している。シャンパンより気軽に楽しめる価格帯も魅力。(「ウ・メス・ウ・ファン・トレス・ブリュット」)

 

 

最近輸入をスタートした、イタリアのスパークリングワイン“プロセッコ”。こちらもRMシャンパンのインポーターがセレクトする、という視点を大切にしている。(「プラ・デル・レ・プロセッコ・ミレジマート・ブリュット」)最近輸入をスタートした、イタリアのスパークリングワイン“プロセッコ”。こちらもRMシャンパンのインポーターがセレクトする、という視点を大切にしている。(「プラ・デル・レ・プロセッコ・ミレジマート・ブリュット」)

 

 

絶対的なこだわり、それは「畑」を見ること

「ラベルやワイナリー全体の雰囲気で大体のセンスは分かりますが、もちろんそのあとに真剣にテイスティングします。でももっとも大切なことは、畑を見ることなんです」

 

RMシャンパンの最大の特徴は、ブドウ畑を造り手自らが管理しているということ。農薬や化学肥料などに極力頼らず、しっかりと人の手で手入れされた畑はほどよく雑草が生え、土がふかふか。土の中の微生物も活性化していると言います。大手メーカーに毎年大量に買い付けられるブドウ、その広大な畑のすべてがこのように手入れをされることは、物理的にも不可能です。RMシャンパンの最大の魅力は、毎年丁寧に育てられたブドウでその土地の個性が味わいに表現されるということなのです。

 

「ただ、すべてのRMの造り手がそのように手入れしているとは限りません。RMシャンパンだからすべて良質、ではない。だからこそ、畑を見るのです」

 

そこで肝心なことを聞いてみました。採用に至る味わいのポイントとは?

 

「味わいに気品があるもの、奥行きと深みがあるものですね。そして何より”個性“のあるもの。すべて品質が高くても、似ている味ばかりならそんなに種類はいらない。せっかくこれだけ選べる時代になったので、違いが楽しめるということを大切にしています」

 

ヌーヴェル・セレクションのRMシャンパンは、飲めばその畑の風景が目に浮かび、現地の空気感の違いを感じる。そんな風に楽しみたいと思わされます。

 

 

造り手とインポーターは“仲間”という意識

「上田さんが12年前に最初のRMシャンパンを輸入する際、どんなポイントが決め手だったのですか? まずは日本市場に受け入れられやすい味わい、とか?」そんな質問に、第一線で活躍するインポーターならではの熱い思いが返ってきました。

 

「市場ウケ、とかじゃないですね。実は、単純に仲良しだったところから(笑)。もちろん品質が伴うことは言うまでもありませんが。今では約40軒の造り手と取引がありますが、彼らは”取引先“ではなく、”仲間“です。ときどき彼らが来日して1週間程度日本全国を一緒にプロモーションして回るのですが、無事に終わったあとは、うちのスタッフもみんなで抱き合って泣いちゃったりするほどなんですよ(笑)。」

 

ヌーヴェル・セレクションは現在、スタッフ10名。毎年何人かの社員が上田さんの現地訪問に同行し、造り手と交流を持つことに心がけているそう。上田さんだけでなく、スタッフの皆さん全員が造り手の熱意を肌で感じています。

 

「誠実に、真面目に働いている造り手と仕事したいですよね。シャンパンは華やかな飲み物ですが、決して彼らは自分たちが主役だと思っていない。どういうお料理に合わせて欲しいとかそういった視点よりもむしろ、幸せを感じる場面に花を添える、そういう瞬間を演出するものとして飲んで欲しい。真面目な造り手は、みなそう思っています。」

 

シャンパンをはじめワインはまだまだ格式の高いお酒というイメージがあります。でもどういう料理と、どういう形状のグラスで……、そういったマナーの類からはちょっと解放されて、もっと気軽に、ただ幸せを感じながら楽しむだけでもいいのではないでしょうか。「造り手さん本人もそれを望んでいる」ということを、上田さんのおかげで私たち消費者は知ることができたのですから。

 

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インポーターが得た信頼のおかげで“素敵なワイン”を選べる

現在ヌーヴェル・セレクションは、シャンパンのみならずスペインのスパークリングワイン ”カバ“、イタリアの”プロセッコ“も同じ視点で輸入をしています。その他、ブルゴーニュワインも得意とし、最近ではオーストリアワインの種類も豊富です。

 

上田さんの買い付けるワインの中には、現地でも入手困難と言われるものが少なくありません。「ヌーヴェル・セレクションだから、日本での販売を任せる」。そう思っている造り手も多いことでしょう。上田さんの熱意と人柄なくしては、実は私たち日本の消費者は口に運ぶことすらできないワインがたくさんある。インポーターとは、そういう存在なのです。

 

取材・文=山田マミ 撮影=田口陽介

 

 

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