手作りキャンプアイテムのアイデアとテクニックが満載!DIYキャンプギアに関する記事をまとめました

キャンプブーム&DIYブームで、キャンプで活躍するグッズ・ギアも自作する時代!

本記事ではこれまで掲載した、全国のキャンパーたち自慢のオリジナルギアや、定番ギアの実践リポート記事をまとめて紹介します!

 

 

キャンプギア作り・DIY実践リポート編

 

1.焚き火スタンド&ハンガー

溶接なしで作れる焚き火ギアセット。火床のメッシュは交換可能で経済的。お手軽アイアンDIYでタキビストに変身だ!

 

2.焚き火用ヘキサテーブル

キャンパーが欲しいギアNo.1のテーブルを超ローコストかつお手軽に作っちゃおう!天板と脚はホゾ継ぎで接合。ビスやクギは一切不要!

 

3.ドーナッツグリルテーブル

ちゃぶ台スタイルでワイワイ楽しもう!サイドテーブルと一体化したちゃぶ台モードにもなる!

 

4.アウトドアナイフを作ってみた!

鉄工用の金ヤスリが、なんとナイフに変身する。簡単レンガ炉で熱し、ハンマーで叩いて、ディスクグラインダーで成形・研磨するという流れ。はじめてでも1日あればできてしまうナイフ作りをリポート!刃の長さは約90mm。ハンドルはヒメシャラの木

 

5.革でナイフのシースを手作りしてみた!

手作りシースの定番は革か木だが、ここではあえて本誌で馴染みのないレザークラフトを取り上げよう。初心者でも十分楽しめる内容なので、皆さんぜひチャレンジを!手作りナイフにぴったり合うシースが完成した。革だけに、時とともに味わい深さが増すだろう

 

6.カップ(ククサ)を作ってみた!

フィンランドに古くから伝わるククサというカップをイメージしたデザイン。ブロック状の木材をひたすら手工具で削るという、シンプルな作業で作り上げる。削り作業に没頭する時間、手作業で作ったものならではの味わい…満足度120%!手で削ったからこその素朴な表情がいい

 

7.すぐできる技を直伝!キャンパーのための鉄&布加工テクニック

鉄工編

裁縫編

DIYキャンパーのネクストステップは、ズバリ鉄と布の加工。木工と組み合わせれば、ギア作りの幅が一気に広がること間違いなし!ここでは誰もがトライできるお手軽テクニックを厳選して紹介

 

 

全国のDIYerによる自作キャンプギア・実例編

 

8.大人の火遊びアイテム「手作りストーブ」の世界

9.屋外の暖房器具「手作り焚き火台」の世界

きっかけは趣味の竹細工で大量に出る端材をエネルギーに変換するため。手始めに小さなロケットストーブを作り、その後は薪ストーブ、焚き火台……、気づけば数々のアウトドア用の燃焼アイテムを自作してきた。そんな西川さんが気の合う仲間と集い、火を楽しむために作った作品の一部を紹介!

 

10.おしゃれで機能的なローテーブルが大集合!
前編
後編

キャンプメシのお供にぴったりなローテーブルを5作品収録!

 

11.ハイクオリティなキャンピングチェアが大集合!

DIYとは思えないハイクオリティな椅子を3作品掲載!いくつものスティック状の材が並ぶ写真のチェアは、デザイン的にも面白い

 

12.持ち運びに便利なキャンプ用の棚(シェルフ)を紹介!

記事内では2作品紹介。写真はリマジャグの購入をきっかけに作ったというジャグスタンド。自作するならコンパクトさが大事!

 

13.散らかりがちな小物類はハンガーラックですっきり!

記事内では4作品掲載。写真は硬質な素材ながら、曲線が柔らかさを感じさせるアイアンらしい作品だ。6mm径の丸鋼はペンチで簡単に曲げることができるそう

 

14.自作ハンモックでキャンプサイトをもっと快適に!

写真は、レインボーカラーのハンモックに、濃いグリーンがぴったりのハンモックスタンド。先端のコースターがアクセントになっている

 

15.こんなものまで!?なユニークなキャンプギア

左の炭の入った炉で飯盒内部の水を温め、右のコップに入れた酒を湯煎する仕組み。スルメイカでもあぶりたくなりますな~。他にはドリッパースタンドや背負い籠など、4作品を掲載。

 

オリジナルキャンプギアを作る本の第2弾『DIYでキャンピングギアを作る本Vol.2』が好評発売中!

同書は、2018年に発売し9刷を重ねたムック「DIYでキャンピングギアを作る本」の第2弾。昨今のアウトドアブームやDIYブームによって、キャンピングギアを自作する人が急増しているなか、「dopa」編集部が総力を挙げて、キャンパーたち自慢のオリジナルギアを全国で取材。手作りキャンプアイテムのアイデアとテクニックが満載の一冊です。

*内容の詳細はコチラ!

【書籍概要】
著者:ドゥーパ!編集部
定価:本体1600円+税
判型:A4変形

切断や研磨などディスクグラインダーの使い方を徹底解説!/DIY工具使いこなし術(11)

専用のディスクが、毎分およそ1万回転という超高速で回転し、ディスクを交換することで、材を切ったり、削ったり、磨いたりできる電動工具が今回紹介するディスクグラインダー。

交換用のディスクは、加工する材の材質にあわせていろいろな種類があり、また、それぞれ切断、研削、研磨用に分かれている。

*ディスクグラインダーの基本編はコチラ

 

最新のディスクグラインダーは本体が細く、しっかりとグリップできるようにデザインされている。グリップデザインはディスクグラインダーを選ぶ際の重要なポイントだ

 

ディスクを使い分ければ多用途に使える

切断や研削、研磨する材料によって、取り付けるディスク(砥石と呼ばれる)を交換して使うのもディスクグラインダーの特長。これによって木材から、金属、非金属、レンガなどいろいろな材を加工することができる。

ただし、加工精度は荒く、5mm程度の誤差は想定内として作業したほうがいい。誤差は小さくできるが、練習が必要だ。

ディスクグラインダーで材を切るときは、ディスクをスタートさせ、しっかり本体を保持し、材に対して真っすぐに切断用砥石を当て切り始める。切断の方向は、上から下、奥から手前というように、ディスクグラインダーを引いてくる方向で動かす。切る材の厚さより深くディスクが切り込むと、キックバックを起こし危険なので、材に深く切り込まないように注意する。

同じく、研削や研磨の場合は、切るときと同じようにディスクをスタートさせたら、ディスクが材に対して20~30度の角度になるように構え、対象となる材の上に掛ける力は、ディスクグラインダー自体の重さとし、軽く動かして研削、研磨していく。力を込めて材にディスクを押し付ける必要はない。

また、ディスクの回りをカバーするホイールカバーは必ず取り付けて作業する。プロの現場ではずして使用するのを見ることがあるが、わざわざ進んで危険な状況を作ることはない。

 

中央の黒いボタンがディスク交換の際、ディスクの回転軸をロックするスピンドルロックボタンディスク

 

グラインダーを使った切断、研削

切断は材を切ること、研削は材を削ること。ディスクグラインダーは元々金属の加工用に作られた工具なので、色々な金属、樹脂に対応したディスクのバリエーションがある。ガーデンエクステリアではレンガ、テラコッタを切断するダイヤモンドホイールが活躍する。複数の材に兼用できるディスクもあるが、専用ディスクの方が材に対してよく切断、研削できる。

切断、研削砥石の一般的な見分け方。左の薄いのが切断砥石、右の厚みのあるのが研削砥石と呼ばれる研削用ディスク

 

鉄工用切断砥石

鉄板、鉄棒などを切るためのディスク。厚さ3~4mmまでの鉄板(軟鉄)なら、ストレスなく切断することができる。より硬い鉄鋼やステンレスには鉄鋼・ステンレス用の切断砥石を使う。逆にステンレス用切断砥石なら鉄板も切ることができる。

 

アルミ用切断砥石

建具の材料などによく使われるアルミ材の切断は、鉄工用切断砥石を使っても切断できるが、アルミはやわらかいので、鉄工用ではしばらく使ううちに砥石の目が詰まって切れ味が悪くなる。アルミの材質に合わせて作られた専用のディスクなら、いつでも快適な切断ができる。

 

ダイヤモンドホイール

主に合成ダイヤモンドを配合した金属製のディスク。レンガ、テラコッタ、タイル、あまり厚くない石材の切断に利用される。ガーデンエクステリア作りのDIYでは、一番出番の多いディスクといえる。レンガやテラコッタを切る場合は、火花の代わりにものすごい量の土煙が出るので、ゴーグルはもちろん、マスクの装着も必要だ。

 

プラスチック用切断砥石

よりやわらかく、ねばりのあるプラスチック、塩ビ、FRP等を切るためのディスク。DIYで作る配管や暗渠に塩ビ管を使うときの切断加工を大幅にスピードアップしてくれる。

 

鉄工用研削砥石

研削砥石は切断砥石より厚く作られている。切断砥石は傾けて使ったときに、力が掛かりすぎると回転中に破壊して飛び散り大変危険なので、鉄工での削る作業では研削砥石を使用すること。

 

木工用研削砥石

木工用のサンドペーパーが円周上に重ねて取り付けられたディスク。ディスクの縁が丸められているので、材の内側の隅や角部などでも使いやすい。

 

ディスクグラインダーを使った研磨

研磨は材を磨くこと。ここでは錆びた鉄製品、非鉄製品の錆び落しから、磨き上げまでの作業、木材の艶出しなどのことをさす。一般的に研磨では、何段階かに工程を分けて、その工程ごとに、ディスクを交換しながら磨き上げていく。

 

錆びた鉄材の研磨

一面に錆びの浮いた鉄材も、ていねいに研磨すれば、きれいな鏡面に仕上げることができる。古代、鉄は鏡として使われていたこともあるので、完璧に研磨できれば、言葉どおり鏡面になる。ここでは4段階で研磨している。

 

木材を研磨する

木材のなかでも広葉樹の材は、研磨することによってきれいな木目の浮き出る材が多い。ここではメイプル(カエデ)材を3段階で研磨して、木目を出している。

*小さい写真はクリックすると大きく表示されます。

写真◎冨士井明史/取材協力◎白井 糺、イチグチ

*掲載データは2012年6月時のものです。

切断から研磨まで多用途に使えるディスクグラインダーの基本を解説!/DIY工具使いこなし術(10)

専用のディスクが、毎分およそ1万回転という超高速で回転し、ディスクを交換することで、材を切ったり、削ったり、磨いたりできる電動工具が今回紹介するディスクグラインダー。

交換用のディスクは、加工する材の材質にあわせていろいろな種類があり、また、それぞれ切断、研削、研磨用に分かれている。

 

最新のディスクグラインダーは本体が細く、しっかりとグリップできるようにデザインされている。グリップデザインはディスクグラインダーを選ぶ際の重要なポイントだ

 

ディスク100mm径用のディスクグラインダーが使いやすい

ディスクグラインダーは使用するディスクの径に合わせて100mm用、125mm用、150mm用、180mm用などのバリエーションがあるが、プロも含めて100mm用ディスクグラインダーがもっとも広く使われ、ディスクのバリエーションも豊富だ。実際に作業しても100mm用グラインダーは一番使いやすく、これ以上大きなモデルでは、工具を安定させるだけでも大変で、作業中には危険すら感じる。125mm用以上のモデルは、専門職用といえる。

ディスクグラインダーを使うときに、一番注意する点は、工具の保持。とくにスイッチ位置の関係から、始動するとき、片手で持つことになるので、スイッチを入れた拍子にディスクグラインダーを落とさないように、しっかりと保持すること。新型のモデルには今回使っているモデルのように、本体を細くして、持ちやすくデザインされたモデルもある。細身のモデルなら、手が小さい人でも、片手でしっかり保持することができる。

 

パワースイッチは本体後部についていることが多いため、スイッチのオンオフでは本体を片手で持つことになるので、しっかり保持して始動、停止する

 

誤作動を防ぐため、プラグは作業時以外は必ずコンセントから抜いておくことを習慣づける

 

市販のスピードコントローラーを使い低速側へ回転数の調整ができる。便利な別売アクセサリーだが、電子コントロール式のディスクグラインダーには使えないので注意

 

また、丸ノコのようにトリガースイッチから指を離せば、スイッチが切れるという仕組みもないので、モーターの始動、停止時はしっかり本体を持って、スイッチを操作する。コンセントにつなぐ前には、必ずスイッチが切れていることを確認すること。スイッチが入ったままコンセントにつなぐと、突然始動して危険だからだ。

金属を加工する場合激しい火花が散るが、見た目と違い熱くない。しっかり保持するなら素手。火花はちょっとという場合は革手袋をする。軍手は、万が一繊維が巻き込まれると、手まで引き込まれるので禁止。それよりも、目に切り屑が入るほうが危険なので、メガネ、保護メガネ着用は必須だ。

 

ディスクグラインダーで作業するときはメガネ、ゴーグル等で目を保護することが大切。細かい切り屑が目に入ると失明することもある。また切粉が舞うような作業ではマスクも必要だ

 

研磨砥石で研削する場合は写真のような角度(20〜30度)でディスクを斜めに当て、強く押し付けずに工具の重さなりで、手前に引きながら削る

 

切断砥石を使う場合はディスクを立てて材に当て、手前に引きながら切断する

 

金属の加工では激しい火花が散るが、熱くはない

 

中央の黒いボタンがディスク交換の際、ディスクの回転軸をロックするスピンドルロックボタン

 

ディスク交換の方法

ディスクを交換していろいろな材質を加工できるのが、ディスクグラインダーの大きな特長。ディスクグラインダーを使いこなすには、所有しているディスクグラインダーのディスク交換の方法はマスターしておきたい。

*小さい写真はクリックすると大きく表示されます。

写真◎冨士井明史/取材協力◎白井 糺、イチグチ

*掲載データは2012年6月時のものです。

キャンプで散らかちがりな小物類はDIYハンガーラックですっきり!/自作アウトドア道具20連発!(ハンガー編)

今、キャンパーたちの作るアウトドア道具が面白い。

その完成度の高さから、キャンプはもちろん、庭やインドアでも十分に使えるものばかり。

オシャレで機能的なギアを自作することで、普段の暮らしにアウトドア気分を取り入れる。

庭でのパーティーをワンランクもツーランクもアップさせる。

そんな楽しいライフスタイルを始めるきっかけとなる、キャンパーたち自慢の自作ギアの数々をご覧いただこう。

*テーブル編・その1はコチラ!

*テーブル編・その2はコチラ!

*椅子編はコチラ!

*シェルフ編はコチラ!

 

File11 シェラカップ用ツリーハンガー

製作者 Gさん/サイズ 幅500×奥行500×高さ500mm/材料費 約3000円/製作期間 約3日

ちょっとしたパーティーに便利なシェラハンガー。真ちゅうのハンガーは自由に高さや方向を変えられる

 

「テーブルの上でシェラパーティー」

名前のとおりユニークなシェラカップ専用ハンガー。テーブルの上に置けば、料理の取り分けにも活躍。ハンガーになっているのは6mm径の真ちゅうの棒。これをポールの大きさにグッと曲げれば、自在ハンガーのできあがり。たくさんのシェラカップでテーブルをにぎやかに彩ろう。

 

File12 アイアンランタンスタンド

製作者 Gさん/サイズ 幅300×高さ1200mm/材料費 約1000円/製作期間 約1日

硬質な素材ながら、曲線が柔らかさを感じさせるアイアンらしい作品。6mm径の丸鋼はペンチで簡単に曲げることができるそうだ

 

「好きな場所を照らしたいときに」

地面に差し込むタイプのランタンスタンド。テントの入口、タープの下、テーブル脇など場所を選ばずランタンを吊るすことができるのがミソ。材料は鉄筋(16mm径)と丸鋼(6㎜径)、フラットバー(10mm厚)のみ。アイアンDIYの入門作品としてもおすすめの簡単自作道具だ。

 

File13 テントポールを利用したランタンハンガー

製作者 Gさん/サイズ 長さ420×厚さ40mm/材料費 約500円/製作期間 約2日

タープのポールに吊り下げたランタン。暗い夜のサイトではわかりやすい目印になる

 

「サンダーとドリルがあれば、すぐ作れる」

タープ用の木製ポールを自作した際、それに合うランタンハンガーが欲しいと自作した作品。たまたま手元にあったブビンガという堅木の角材をベルトサンダーで削り、枝のような形に加工した。ポイントはポールを通す穴を少し斜めにあけること。これで取り付け位置が簡単に変えられる自在ハンガーになる。

 

File14 小枝がかわいいアクセサリーホルダー

製作者 Gさん/サイズ 長さ400mm(ハンガー部分)/材料費 約2000円/製作期間 約3日

小枝がかわいいアクセサリーホルダー。親子で一緒にもの作りを楽しむのにぴったり

 

「ちょっとした工夫でサイトが楽しくなる」

こちらもタープのポールに合わせて作った真ちゅう棒の自在ハンガー。真ちゅうの棒にはボール盤で穴をあけ、丸カンを固定。そこにウッディな雰囲気のビーズと小枝で作ったフックを取り付ければ、アクセサリーホルダーに。真ちゅうの棒は簡単に曲げられるので、アイデア次第でいろいろなところに取り付けられるはず。

*小さく表示されている写真はクリックすると大きく表示されます。

*掲載データは2016年6月時のものです。

写真◎田里弐裸衣、谷瀬 弘、製作者提供

マルチな使い方ができる!「ジグソー」活用の上級テクを徹底解説・後編/DIY工具使いこなし術(9)

切断用の電動工具としては、動きが穏やかで、手に触れにくいところに刃がついているので、初心者でも危険なく使えるDIYの入門用工具ととらえられることが多い。確かにそれは見識だが、使い方を工夫したり、選ぶモデルによっては、ベテランの片腕となる性能を発揮してくれるのもジグソーの実力だ。

*ジグソーの基本を解説した前編はコチラ!

 

ビギナーからベテランまでいろいろ使える切断用電動工具、それがジグソーだ

 

ジグソー用の直線切りジグを作る

フリーハンドでは切り線が墨線からぶれやすいが、ジグを手作りして、ジグソーが真っすぐにしか進めないように工夫すれば、安心して直線切りにジグソーを活用できる。厚さ3mm程度の合板やMDFボードを必要な長さ×幅30cm程度用意し、そこから左右2枚のフェンスを切り出す。このフェンスでジグソーのベースプレートを左右から挟み、両面テープで固定したら、ブレードを付けたジグソーを一度通して溝を切るだけの簡単な工作だ。

 

直線切りジグの作り方

 

直線切り用ジグを使う

 

メーカー製のジグもある

写真は、ボッシュ純正別売アクセサリーにラインナップされたPLS300というジグソーガイド。写真中央のスライドガイドにジグソーをセットして、スライドさせれば、簡単に直線切り、角度切りなどができる。最大切断幅は315mm、最大切断厚さは25mm、ガイド部は左右45度まで振ることができる。ボッシュの現行DIY用ジグソーに適応するが、ベースプレート幅があえばボッシュプロ用ジグソーでも使用できる。

ボッシュのジグソーに対応するPLS300

 

ジグソーはブレード交換でマルチ工具に変身

ジグソーは切断用電動工具の中ではブレードの交換が容易にできる。ジグソーを所有する人口も多いので、用途別にさまざまなブレードが開発されて販売されている。使いこなせば、DIYのいろいろな場面で活躍してくれる。

 

塩ビ管を切る

 

ゴム板を切る
鉄棒を切る

 

アクリル板を切る

*小さい写真はクリックすると大きく表示されます。

写真◎冨士井明史/取材協力◎白井 糺、ブラック&デッカー、ボッシュ

*掲載データは2012年4月時のものです。

金ヤスリを熱して、叩いて、研磨して、アウトドアナイフを作ってみた!/男心を刺激するアウトドア小物を作ろう(1)

アウトドア気分が高まる季節。今年は自作のアイテムを伴って、いっそう味わい深い時間を過ごそう。意外と簡単に作ることができ、手にすれば大いに心を満たしてくれるアウトドア小物の作り方を紹介!

 

CRAFT1 金ヤスリでアウトドアナイフを作る

鉄工用の金ヤスリが、なんとナイフに変身する。簡単レンガ炉で熱し、ハンマーで叩いて、ディスクグラインダーで成形・研磨するという流れ。はじめてでも1日あればできてしまうナイフ作りをリポート!

金ヤスリから作ったナイフ。刃の長さは約90mm。ハンドルはヒメシャラの木

 

そもそもこの特集の発端となったのが、阪口カメラマン発案の「鍛造ナイフを作ろう!」企画。さすがは自宅を在来工法でセルフビルドするほどディープなDIYerの阪口カメラマン、「わしはネパールのグルカ族村の鍛冶屋のナイフ作りだって見たことがある!」などとスゴイのかどうかよくわからないことを並べたてるのは聞き流すとして、「炉はレンガで簡単に作れるし、材料は鉄工用の金ヤスリでOK」という、ドゥーパ!的な親しみやすさを感じさせるアピールに惹かれ、やろうやろう!ということに。なんとも男心をくすぐるMYナイフ作り。本当にできるのか〜!? 興奮するぜ〜!

 

<使う材料はコレだけ!>

材料は鉄工用の金ヤスリ。長さは150mm

 

<ナイフ作りで大活躍の道具一覧>

 

<1、炉を作る>

 

人力では無理がありました……

最初は板切れであおいで炉の温度を上げようと頑張ってみた編集部豊田。2時間ほどネバったが思うように温度が上がらないまま体力が切れ、エアダスターのお世話になることに。体力自慢のDIYerは、一度挑戦してみてもいい……かも。

 

<2、鋼を熱して叩く>

 

<3、焼きなましをする>

 

<4、成形する>

 

<5、焼き入れをする>

 

<6、焼き戻しをする>

 

<7、刃を研ぐ>

 

<8、ハンドルをつける>

*掲載データは2013年4月時ものです。

*小さく表示されている写真はクリックすると大きく表示されます。

写真◎阪口 克

すぐできる技を直伝!キャンパーのための「鉄工」入門テクニック

DIYキャンパーのネクストステップは、ズバリ鉄と布の加工。木工と組み合わせれば、ギア作りの幅が一気に広がること間違いなし!ここでは誰もがトライできるお手軽テクニックを厳選して紹介します。

 

~教えてくれる人~

浅田圭介さん

誰でも気軽に溶接体験ができるショップ、Fe★NEEDS(SUZUKID)鎌倉店、中目黒店の店長で溶接の腕前はプロ級。キャンプ歴20年のベテランキャンパー。自作ギアの一部は商品化、販売されている。

Fe★NEEDS
SUZUKID(スター電器製造)

 

<鉄工編>

使用する材料と選び方

ホームセンターで購入できる鋼材一覧がこちら。異形鉄筋や丸鋼は、焚き火ハンガーやスタンド脚部に、鋼板やエキスパンドメタルは焚き火台やグリルスタンド天板に……と用途に合わせて鋼材の形状やサイズを選びましょう。またアングルをテーブル端の補強兼飾りに使うなど、アイデア次第でさまざまな使い方ができるのがギア作りの面白いところ。機能だけでなく、デザインのアクセントとしても積極的に取り入れると面白いですよ!

 

テクニック1 切る<Cut>

鋼材を切る道具は手工具から大がかりなパワーツールまで実にさまざま。日曜大工の道具ぞろえですぐに始められる加工方法をピックアップ!

 

<丸ノコ>

鉄・ステンレス兼用のチップソー

 

ドゥーパ!読者の多くが持っているであろう丸ノコ。その刃を鉄工用に交換すれば、金属カットのできる丸ノコに変身! 板厚にもよりますが、木材を切るのと大差ない感覚で切れるはず。ちょっとした鋼材のカットならこれが確実。

 

作業音はやや大きめで、切断時には火花が飛び散る

 

6mm厚、32mm幅のフラットバーを切ったところ。切断面はきれい

 

<ジグソー>

鉄工用ブレード。刃が非常に細かい。3~5本セット、1000円前後で販売されている

 

木工の曲線カットや切り抜きに登場するジグソー。実は鉄工用のブレードを装着すれば、鋼材をカットすることができるんです。ただし木材に比べると切断に時間がかかることに注意。木材・金属兼用や厚板用のブレードもあるので、購入の際は注意を。

 

鉄工用ブレードを装着すれば、こんな鋼板を切断することもできる。しっかりと材を固定し、ゆっくりていねいに切り進めよう

 

カットした1.6mm厚の鋼板。切断面もきれい

 

<ディスクグラインダー>

ステンレス・金属用の切断砥石

 

丸ノコやジグソーと同じくディスクの付け替えにより、鋼材のカットができます。切断の際は火花の量、切断面のバリともに多く、切り口はやや粗め。焚き火ハンガーに使う太径の異形鉄筋やエキスパンドメタルなど、精度を求めない箇所に使うとベターです。

 

異形鉄筋やエキスパンドメタルの加工に

 

異形鉄筋の切断面。切り口はよ〜く見るとやや粗い

 

テクニック2 曲げる<Bend>

丸鋼や鉄筋など棒状の鋼材を曲げる方法を紹介。特殊な道具はいらないので、思い立ったら即実践!

 

バイスとパイプで曲げる

テーブルやチェアなどのフレームの曲げに

 

10mm径くらいの鉄筋や丸鋼なら簡単に曲げられるテクニックです。必要なのはバイスとパイプ、たったこれだけ。テコの原理で思った以上に簡単に鋼材が曲がるはず。ただし曲げたあとは必ず角度を確認して、狙った曲がりになるよう調整してくださいね。

 

<作業手順>

*一部SNSでは表示されません。本サイトではご覧いただけます。

 

バーナーで熱して曲げる

焚き火ハンガーに使う細径のフックなどに

 

トーチバーナーなどで鋼材をあぶり、材が赤くなるまで熱して、軟らかくしてから曲げる方法。細い丸棒を細かく曲げたいときなどに有効です。バーナーは火力が強ければ強いほど、曲げるまでの時間が短くなります。

 

<作業手順>

*一部SNSでは表示されません。本サイトではご覧いただけます。

 

細径の棒ならパイプベンダーも

フックに使うような細い径の棒ならパイプベンダーで曲げるという手もある。ベンダーには目盛りがついているので、任意の角度に曲げるのも簡単。写真のような手動式のハンドベンダーであれば3000~5000円ほどで購入できる

 

テクニック3 あける・つなぐ<Drill&Connect>

溶接ではなくボルト&ナットで鋼材を接合するテクニックを紹介。鉄工用ドリルで材にネジやボルトを通す穴をあける。

 

インパクトドライバーであける

木と鉄を組み合わせたテーブルに。写真の作例ではアングルに穴をあけ、天板裏に桟として固定。さらに脚となる角パイプと桟をボルトで接合している

 

3mmくらいまでの薄いフラットバーや鋼板など、材に厚みがない場合に有効な方法。インパクトドライバーに鉄工用ドリルビットを装着し、木材と同じように穴をあけていくだけ。厚みのある材やシビアな精度を要求されるシーンでは、後述のボール盤がベターです。

 

<作業手順>

*一部SNSでは表示されません。本サイトではご覧いただけます。

 

ボール盤であける

厚みのある材は、ボール盤の出番です。鉄工用のドリルビットを装着してビットをゆっくり下ろせば、確実に真っすぐな穴を加工することができます。また大量の鋼材を加工するときにもオススメです。

 

<作業手順>

*一部SNSでは表示されません。本サイトではご覧いただけます。

写真◎佐藤弘樹、冨田寿一郎

*掲載データは2019年4月時のものです。

あらゆる非鉄金属を好きなサイズでお取り寄せ!プロ御用達の「白銅ネットサービス」が超便利だった!

白銅ネットサービスを活用すれば、こんな非鉄金属DIYが思いのままに楽しめる!

 

うまく活用すればもの作りの幅が大きく広がる!

アルミやステンレスなどの非鉄金属、鋼、プラスチック材料がインターネット上で24時間365日見積もり・注文できる「白銅ネットサービス」をご存知だろうか? 標準的なグレードはもちろんのこと、より耐熱性・強度にすぐれたタイプなど、ホームセンターではなかなか手に入らない素材を数多く取りそろえている。

特筆すべきは素材の豊富さだけでなく、注文した素材は任意のサイズでカットしてもらえるうえ、なんと最短で翌日納品。ホームセンターでのカットサービスは木材以外の加工に対応していないことも多いため、このサービスはうれしい。もともとは法人向けに展開していたサービスなので、品質の良さは折り紙つきだ。

 

注文した素材は全国に5カ所ある工場で加工され…

 

しっかり梱包して自宅までお届け!

 

白銅ネットサービスの使い方は以下で紹介しているとおり非常に簡単。木工以外のDIYにチャレンジしてみたいという読者は必見だ。キャンプギアやジグ作り、機械工作や小屋の建築材としてなど、用途はさまざま。こんな便利なサービス、利用しない手はないですぜ。

 

白銅ネットサービス
●問い合わせ
東日本お客様センター:eordertoubu@hakudo.co.jp
西日本お客様センター:eorderseibu@hakudo.co.jp
*サービスの利用にはユーザー登録が必要。登録完了には時間を要する場合がある

 

商品注文の流れ

*写真はPCでのお試し版のキャプチャー画面

 

1、素材・形状・商品名を選択

素材の品種、形状(板、丸棒、アングル、管・パイプなど)を選ぶと商品名の一覧が更新される。商品名にカーソルを合わせると簡単な特徴が表示されるが、詳細を知りたいときは同HPにある電子カタログを見ながらチョイスしよう

 

2、加工方法を選択

商品名を選択すると、それに応じて指定可能な加工方法が表示されるので選択する。標準切断に加えて、円形切断やフライス加工などに対応(加工パターンは電子カタログ「加工案内」の項目で確認できる)

 

3、寸法や個数などを決めて見積もり・発注

サイズ・個数を入力したら見積もり。下部に価格や納期など見積もり内容が表示されるので、そのまま注文登録へ。また、コーナー加工や面取りの有無、加工公差(指定の寸法との誤差の許容範囲)といったオプション加工も指定可能

 

ココがスゴい!1 調達するのが難しい材料が好きなサイズですぐに届く

商品のバリエーションはなんと5000を超える! アルミ、伸銅、プラスチックといった素材が、ホームセンターにはない形状・サイズで手軽に購入できるのが魅力だ。サイズは、たとえばアルミの平角棒なら約150種類(厚さ×幅 : 2×10~40×100mm)、アルミ板材は約60サイズ(厚さ1~350mm)をラインナップ。これらは1枚・1本からオーダー可能だ。さらに15時までにオーダーすれば、最短で翌日納品というスピーディーさもうれしい。

工業用として広く利用されている銅・真中(真鍮)。インテリアや家具の装飾に最適だ。とくに真中は磨けば金色に輝き、使い込めば経年変化で味わいのある色味も楽しめる

 

プラスチックもポリカーボネート・ポリエチレン・塩化ビニル・フッ素樹脂など、素材・形状ともに豊富にラインナップされている

 

アルミは多種多様な板材だけでなく、丸棒・四角棒・丸管・四角管・平角管・アングル・チャンネルと多くの形状を取りそろえている

 

写真のような極小サイズでの注文も可能

 

編集部注目の素材をピックアップして紹介!

<304#400研磨切板>

白銅オリジナル商品。一般的なステンレス板を上下両面とも#400研磨(鏡面に近いきれいな光沢を持った仕上げ)しためずらしい素材。建材、浴槽、キッチン用品によく使われる

 

<輸入52S縞板(切)>

アルミ板に滑り止めの突起模様をつけたアルミ板。チェッカープレートとも呼ばれている。床や階段、トラックのステップによく使われる。無骨な雰囲気で、室内の装飾にも良さそう

 

<PPSジュラファイド(R)切板(白)>

耐熱性、耐薬品性、耐摩耗性、機械加工性などすべての特性にすぐれたエンジニアリングプラスチック板。耐薬品性においてはフッ素樹脂やPEEKといった樹脂に代わる素材として注目されている

 

<S50C切板>

鋼は炭素量の含有率が高いほど硬くなるが、一方でもろくなっていく性質を持つ。S50Cは炭素量0.47~0.53%とちょうどいい量の炭素が含まれており、硬さと強さを兼ね備えた鋼材といえる

 

ココがスゴい!2 プロ仕様の高品質な仕上がり

各素材は専用の加工機で高精度に加工。たとえば長さ100mmのオーダーに対して、丸鋸切断では100~101mmの範囲で切り出されるが、フライス加工で注文すると99.95~100.05mmと、オーダーに対しての誤差をさらに小さくできる。DIYでここまで正確に加工するのは至難の業。寸法精度の高い材料が手軽に買うことができるのは非常に魅力的といえるだろう。

*素材や寸法によって対応できる加工・公差が異なる

通常の切断面(丸鋸切断)。刃の跡が残っているのがわかる

 

なめらかに仕上げたいときはフライス加工をオーダーしよう。*写真はコーナー加工済みのもの

金属を切断するための道具とその使い方・実践編/超実践的DIY道具ラボ(16)

鉄の加工でも木工の木取りと同じように、プランのサイズに合わせて切断するのが作品づくりの第一歩となる。
今回は金工の現場で鉄材の切断に使うポピュラーな道具の実際の使い方を紹介する。

 

CASE1 ポリカ屋根のつなぎ目などに使うフラットバーの切断

【金切りノコギリ】

【丸ノコ】

*一部SNSでは表示されません。本サイトでは閲覧いただけます

 

CASE2 ロケットストーブに使う一斗缶やペール缶の穴あけ

【金切りバサミorディスクグラインダー】

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CASE3 家具の骨組みに使うアングルと角パイプの切断

【ディスクグラインダー】

【バンドソー】

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CASE4 屋根に使うガルバリウム波板の切断

【チップソー切断機or金切りバサミ】

*一部SNSでは表示されません。本サイトでは閲覧いただけます

 

CASE5 家具の脚やブロック積みに使う異形鉄筋の加工

異形鉄筋はブロック積みの補強に使うものだが、棚や椅子の脚のパーツとしてなど、家具作りに使われることも多い

 

【ディスクグラインダー】

【ベンダー】

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CASE6 ウエルカムボードに使う鉄板の切断&切り抜き

【ジグソー&プラズマ切断機】

*一部SNSでは表示されません。本サイトでは閲覧いただけます

*掲載データは2017年4月時のものです。

金属を切断するための道具とその使い方・基礎知識編/超実践的DIY道具ラボ(15)

鉄の加工でも木工の木取りと同じように、プランのサイズに合わせて切断するのが作品づくりの第一歩となる。
今回は金工の現場で鉄材の切断に使うポピュラーな道具を紹介する。

 

金属の切断は刃の選択がポイント

金属の切断加工の手段を考える場合、すでに電動工具を持っていれば、その工具の刃を金属切断に適したものに交換して作業するのが一番合理的だ。DIYでも使われているジグソー、丸ノコ、ディスクグラインダーには、それぞれ専用の鉄工用の刃(刃の呼び名はジグソーではブレード、丸ノコではチップソー、ディスクグラインダーでは切断砥石)がラインナップされている。これら刃の種類には鉄用のほかにも、アルミ用、ステンレス用など細分化されたバリエーションが販売されている。切断面のきれいさでみると、この3機種では、丸ノコ、ジグソー、ディスクグラインダーの順に切断面は粗くなる。

手軽に金属の切断をするなら、手工具の金切りノコギリや金切りバサミを使う手もある。電動工具と比べて安価に手に入れることができ、金切りノコギリは金属パイプの切断に、金切りバサミは薄鉄板の切断に便利に使うことができる。

 

道具の基礎知識・手工具編

金切りバサミ

倍力機能のついた金切りバサミ。鉄製ペール缶(厚さ0.5mm程度)なら、軽い力で切ることができる

 

こちらは刃とグリップ部分に、スジカイバケのような角度のついたタイプ。刃先が鉄板の下に差し込みやすくなっているので、墨線を狙って切りやすい。小屋の水切りなどのパーツ製作に使われる

 

金切りノコギリ

ノコ刃を前後で保持する弦架けタイプ。一方の手でハンドルグリップ、もう片方の手で前方のグリップを保持して作業する。刃の取りつけ方向が前後どちらでも可能なモデルが多い

 

木工用ノコギリと同じ感覚で使えるグリップタイプ。弦架けがないのでコンパクトになり、込みいった場所でも作業しやすい

 

パイプカッター

小径の金属パイプの切断に有効。刃を回してあてながら、徐々に締め込んでいく仕組み。写真の面取りカッターもついているモデルが便利

 

ワイヤーカッター

ワイヤーや飛び出したクギなどを切断するときに便利な道具。1.5mm径のワイヤーなどペンチでは切れないことがあるので、持っていると重宝する

 

ベンダー

鉄筋の曲げ・切断が簡単に行なえる専用工具。非常に便利だが、高価なので使用頻度の高い本職でないともったいないと感じてしまうかもしれない

 

道具の基礎知識・電動工具編

丸ノコ

木工ではおなじみの電動丸ノコもチップソーを鉄工用に交換すれば、強力な金属切断工具になってくれる

 

写真はステンレスも切れる、鉄・ステンレス用。鉄工用チップソーは刃の部分が木工用に比べて大きく、見た目が角型になっている

 

ジグソー

丸ノコよりも比較的安全な木材切断工具として紹介されるジグソーは、ブレード(刃)を鉄工用(金工用)に交換するだけで、安全性はそのままに金属の切断に使用できる

 

金属切断用ブレードの例。木工用に比べて刃が細かく、全長も短くなっている。素材には折れにくくて寿命の長いバイメタルなどが使われている

 

チップソー切断機

板材は切れないが、溶接加工でよく使われる鉄パイプやアングルなどの棒材の切断に利用できる。チップソーで切るので、切断スピードは速く、決断面がきれいだ。溶接工房では溶接機とセットで使用されることが多く、騒音は大きめ

 

こちらは鉄工用、アルミ用のチップソーを装着して、金属を切断するスチールカッター。丸ノコと同じ感覚で使用でき、鉄のアングルなどが簡単かつきれいに切断できる

 

ディスクグラインダー

切断砥石の交換で、あらゆる金属を自由自在に切断することができる。すっぱりと切ることができるが、正確な直線で切るのは熟練が必要だ。また、回転するディスクを軽くなでるようにあてれば、切断面のバリ落としとしても使えるので便利

 

鉄工用バンドソー

専用のソーバンドをセットし、バンドソー部分を上から下に下ろして材を切断する。騒音が小さく、火花が出ないので使いやすいが、チップソーと比べると切断スピードがやや遅く、切り口には少しバリが出る

 

高速切断機

チップソー切断機がチップソーを装着するのに対して、切断砥石を装着するのが高速切断機。上から切り下ろして金属を切断するのだが、大量の火花が出るので安全メガネは必須だ

 

プラズマ切断機

プラズマジェットの噴射で瞬時に金属を溶解し、高速切断する。直線の切断だけでなく、フリーハンドで操作して、細かな文字や複雑な曲線を切り抜くことが可能。使うには別途コンプレッサーが必要で、背部にあるエアーレギュレーターにエアーホースを接続する。写真は100V 15Aのコンセントから電源を取れるDIY向きのモデル「SUZIKIDエスパーダ15トゥット」。厚さ1.6mmまでの鉄板を切断することができる

 

*掲載データは2017年4月時のものです。

「ドゥーパ!鉄工入門塾」卒業記念プレゼント第2弾!黒皮鉄カラーの溶接機「アーキュリー80 ルナ2 KUROKAWA」を1名様に!

回を重ねるごとに使用道具や作例がステップアップし、なんと最終的には薪ストーブが作れるようになるビギナー向けアイアンDIYの連載企画「ドゥーパ!鉄工入門塾」。2020年6月号(No.136)からスタートした本企画もいよいよ2021年12月号(No.145)で最終回。これを記念して、溶接機メーカーSUZUKID(スター電器製造株式会社)から、アーキュリー80 ルナ2 KUROKAWAをプレゼント!

その名のとおり、黒皮鉄の本体カバーが特徴で、限定生産・販売のため、SUZUKID直営店(Fe★NEEDS)のみでの取り扱いというレアアイテムだ。そのインダストリアルな佇まいは、ガレージや作業場にスッと馴染んでくれる。

 

アーキュリー80 ルナ2 KUROKAWA SAY-80L2K。100V電源で使用できるノンガス半自動溶接機。オープン価格

 

【アーキュリー80 ルナ2 KUROKAWA SAY-80L2K 詳細】
定格入力電圧…AC100V
定格周波数…50Hz/60Hz
定格入力…2.5kVA
電流調整範囲…DC40~75A
定格使用率…20%
使用ワイヤ ノンガスワイヤ直径0.8φ
溶接可能材料…軟鋼、ステンレス
商品サイズ…H235×W211×D330mm
質量…約11.5kg
付属品…トーチコード2.0m(本体付)、アースクリップ付コード2.0m(本体付)、電源コード2.0m(本体付)、極細ノズル、極細チップ、2P/100V変換アダプター、手持遮光面(素ガラス/遮光プレート各1枚付)、チップ付ワイヤブラシ
※溶接ワイヤは別売となります。
※軟鋼1.0~1.2mm、ステンレス0.8~1.0mmは点付継続溶接が可能です。

 

2021年12月号(No.145、11月8日発売)の「ドゥーパ!鉄工入門塾」記事。モバイル薪ストーブ作りの後編を掲載!

 

【応募方法】
必要事項(氏名、年齢、DIY歴、職業、住所、電話番号、メールアドレス、溶接に対する想いや溶接機の用途など)を明記のうえ、ハガキにて応募。応募締め切りは2021年11月末日消印有効。当選者の発表は賞品の発送をもって代えさせていただきます。

【応募宛先】
〒135-0021 東京都江東区白河3-18-11
ドゥーパ! 編集部「鉄工入門塾プレゼント第2弾」係

*記入頂いた個人情報は当選者の連絡及び賞品の発送にのみ使用いたします。

テレワーク時代の「絶対に散らからない家」の作り方「収納DIY」特集!『ドゥーパ!』2021年12月号(145号)発売

日本で唯一のDIY雑誌の最新号「ドゥーパ!2021年12月号」(発行:株式会社キャンプ/代表取締役社長:豊田大作)が本日発売!

 

・第1特集は「収納DIYの極意 2021-2022」
いよいよ2021年も年末目前! 晴れやかな気持ちで1年を終えるために今年もドゥーパ!が収納DIYをご提案。特集の目玉は、編集部の一角を居住空間に見立てて作る収納実践リポート! リビングをイメージした大型壁面収納、趣味の小物に囲まれた書斎、天井まで使った大容量の玄関キャビネットの3作品をとおし、収納作りの基本から目からウロコのプロのテクニックまで、収納DIYの極意、盛りだくさんでお届けします!

 

実践に負けず劣らず充実した作品が集まったのは収納DIY実例集。庭、駐車場、外構から、リビング、キッチン、寝室、書斎、玄関に子ども部屋まで、DIYならではのアイデア満載の作品が集結。DIYだからこそ実現できる、そのフィット感は見ているだけで気持ちいい!

 

・第2特集は「丸太DIY入門」
ウッドショックが叫ばれて久しく、いまだに供給不足や価格高騰に悩まされる材木。そんな今だからこそ注目したい資材が「丸太」。実は購入しても木材より安く、作品にワイルドさやナチュラル感を演出可能。本特集では、この自然が育んだ造形を取り入れた、自由なもの作りやシンプルなもの作りをガイド。基礎知識を皮切りに、チェンソーを駆使した実践リポート、力作のログハウス実例までを網羅。これを読めば、丸太がより身近な存在になることをお約束します。

 

・バラエティあふれる連載にも注目!
溶接を駆使したアイアンDIY、トリマー&ルーター木工、さらにはレザーソーイングやグリーンウッドワークなど、さまざまなジャンルのもの作りの魅力を個性あふれる作家とともにお届けします。その他、自給自足の田舎暮らしエッセイやDIYにまつわる法律相談など読み物も充実。こちらもお見逃しなく!

 

【書籍概要】

著者:ドゥーパ!編集部

定価:1100円(税込)

発売日:2021年11月8日

判型:A4変形

身近なDIY素材、波板のいろいろ/ドゥーパ!資材館【6】

屋根材や外壁などの資材として使われる波板は、実に多くのバリエーションがあり、軽くて、加工もしやすいということから、DIY素材としては、身近なものになっている。

 

金属系素材の波板

DIYの素材として身近な波板は、素材が樹脂系と金属系に分けられ、物置や小屋、ガレージの簡易な屋根や外壁の素材として使われることが多い。金属系の波板なら、薄鋼板に亜鉛メッキしたトタンがポピュラー。このトタンにカラー焼き付け塗装したカラートタンは塗装の分耐久性は高くなる。エクステリア関係で話題に上がるガルバリウム鋼板の波板は薄鋼板に亜鉛とアルミ、少量のケイ素がメッキされた製品で、独特な結晶質の表面を呈するのが特徴。20年以上の耐久性を持ち、一般住宅の建材としても十分に使うことができる性能を持っている。その分価格も6尺サイズで1枚1800円程度はする。

※波板の一般的規格
幅(共通)655㎜
ピッチ(共通)約32㎜
実寸(呼び寸法)
長さ 1515㎜ (5尺)
1820㎜ (6尺)
2120㎜ (7尺)
2420㎜ (8尺)
2730㎜ (9尺)
3030㎜(10尺)
3640㎜(12尺)

 

ガルバリウム角波
一般の建築にも使われる高性能な屋根材。写真は6尺、厚さ0.5mm、参考価格1858円。

 

カラートタン波板
焼き付け塗装して耐久性を上げたトタン波板。写真は6尺、厚さ0.25mm、参考価格610円。

 

樹脂系素材の波板

最もスタンダードな波板と呼べるのが、塩ビ波板で価格も安く定型の6尺サイズで1枚600円見当。惜しみなく使えるが、耐候性はそれほど高くない。特に熱にあたると劣化が進みやすい。スタンダードな塩ビ波板は仮設用と考えておけばいいだろう。同じ塩ビでも、硬質塩ビ波板なら、耐久性は向上するが、価格も若干高くなる。塩ビ波板を使うのであれば、ガラスネットと呼ばれるガラス繊維を挟み込んだタイプがもっとも耐久性が高い。

樹脂系の波板で耐久性が高いのがポリカーボネート製の波板。有機ガラスとも呼ばれ、透明度はガラスよりも高く、耐衝撃性は一般のガラスの250倍といわれ、ジェット戦闘機のキャノピー、機動隊のヘルメットシールドにも使われる。屋根のスカイライトなどに使えば、室内を明るくすることができる。ポリカーボネート波板には表裏の指定があるので、作業時には、張ってあるラベルで確認する。6尺サイズで1200円程度だ。

 

発泡ポリカ波板
ポリカーボネートの発泡材で作られた波板。緑、赤、灰色など。写真は6尺、厚さ1.6mm、参考価格1315円。

 

ポリカ波板
樹脂系の波板では1番性能が高いポリカーボネート製。6尺、参考価格1210円。

 

ガラスネット強化波板
細かなガラス繊維のネットを塩ビ波板で挟み込んでいる。3尺、参考価格665円。

 

オンデュリン・クラシックシート
アスファルトシングル系の波板型屋根仕上げ材。940×2000mm、参考価格1980円。

 

波板の切断加工

スタンダードな規格なら、波板は厚さが0.7mmしかないので、加工は簡単にできる。丸ノコを使う場合はトタンの切断では金属切断用のチップソーを取り付け(ガルバリウムの場合はガルバ専用チップソーもある)、樹脂系の波板では樹脂切断用のチップソーを装着するのが一般的なセオリーだが、経験上数枚のカットなら木工用のチップソーでも切断できる。この場合、切断深さは最低必要な深さに設定して、波板の下には捨て板を敷いて作業する。電動工具で切断作業するときは必ずゴーグルをして、目を保護するようにしたい。ハサミで切る場合は波板切りバサミという専用のハサミもあるが、金切りバサミがあれば切ることができる。金属の波板の場合は切断面にバリが出て、手を切る場合があるので、心配なら手袋をして作業する。

 

金切りバサミがあれば波板を切ることができる。用心のために革手袋があるとより安全

 

丸ノコでガルバリウム鋼板の波板を切っているところ。チップソーを専用品にすればストレスなしで切断できる。屋外の作業では写真のようなコードレスの丸ノコが使いやすい

 

丸ノコ用の切断砥石。波板程度の厚みなら金属も樹脂も切断できる。価格も手ごろだ

 

金属切断用チップソーの例。金属の大きな抵抗に対抗する強化されたソーチップがついている

 

樹脂切断用のチップソーの例。バリや割れを防ぐ小さなソーチップのモデル

 

切断砥石を装着したグラインダーで金属板を切断する。盛大な火花が出るが熱くはない

 

波板のクギ打ち

傘クギなど波板固定用の各種クギを使って、波板を打ち留める場合は、あらかじめ建物の骨組みにクギを受ける桟を固定して、波板の位置を決めたら、この桟でクギを受けるように打っていく。普通カナヅチで打てば、ほとんど下穴は必要ないが、ちょっと硬すぎて打ちにくいならば、ドリルでクギ径よりほんの少し大きい下穴をあけてから打てばいい。クギ打ちの間隔は原則4~5山間隔で、山の部分に打ち留める。波板を並べて張る場合は、山が2.5山ずつ重なるように張る。山の流れ方向に並べて張る場合は、8㎝程度重なるようにして、傾斜の下側から張り始め、先に張った波板に重なるように上側の波板を張る。雨流れが波板の内側に漏れないようにするためだ。重なった部分には必ずクギ打ちして、強風ではためかないようにしておく。

 

カラートタンクギ。カラートタンと同じ色で塗装されたトタンクギ。クギ頭が少し広くなっている

 

プラスチック連結傘クギ。1本ずつばらして使う。傘があらかじめ山にかぶさるデザインになっている。軸がスクリュー状なので、とても抜けにくい。

 

亜鉛メッキされたスポンジ付き連結傘クギ。スポンジが山にフィットして雨が漏りにくい

 

写真奥に向けて高くなる屋根の例。奥の波板の前端部が手前の波板にかぶさっている。また半透明部分ではクギを受ける左右方向に渡された桟が透けて見えている

 

屋根張りの手順例

実際にガルバリウム鋼板の波板を使った片流れの屋根張りの手順を紹介する。

屋根部分に垂木を渡したら、波板を打ち留める桟を垂木と直角の方向に固定する。作例では垂木の両端と、真ん中に合計3本の桟を渡してそこにクギを打つように組み立てている。波板の切断は金切りバサミを使用している。写真では波板の下に角材を置いて、地面から持ち上げて作業している。こうすると切断中、すき間があるのでハサミが使いやすい。打ち留めにはメッキされたスポンジ付き連結傘クギを使っている。

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*掲載データは2016年10月時のものです。

身近な資材で焚き火テーブルを作ろう!/DIYで愉しむ、焚き火&ストーブ

自分なりのアイデアで、オリジナル焚き火アイテム作りに挑戦してみよう。編集部が構想したのは、焚き火台とテーブルが一体になった焚き火テーブル。身近な資材を使って、できるだけ簡単に作るのがコンセプトだ。

 

[天板と火床のサイズ]*単位はmm

STEP1 火床を作る

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STEP2 テーブルを作る

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STEP3 火床とテーブルを組み合わせる

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さっそく焚き火~♪

使い心地は良好。あまり炎を大きくすると天板に燃え移らないか心配になってしまうので、ほどほどで楽しみたい。数時間使っても、一斗缶の外側にあるステンレス丸棒はさほど熱くならなかった。それに火床の一斗缶も意外と早く冷め、片づけるために長時間待たずに済んだ

 

バーベキューにもグッド!

もちろん炭火でバーベキューも楽しめる。もし炭専用で使うなら、火床をもっと浅くしたほうがいいかもしれない。ちなみに一斗缶には25cm角のバーベキュー網がジャストフィットだ

編集部が体当たりで実践!素焼きの鉢でタンドール窯作り/火を愉しむDIY

「いつでも焼きたてのナンが食いたい!」

そんな燃え上がる欲望に胸を焦がし、編集長・設楽が挑戦したのはタンドール窯作り。どこでも持ち運び可能なサイズで、徹底的に軽さを追求。完成したのは入れたものをなんでも美味しく焼きあげてしまう、驚異の窯だった…。

 

*タンドール窯とは?
タンドール窯とは円筒形の粘土製壺型オーブン。北インドからアフガニスタンなど西アジアから中東にかけて使用されている土窯だ。その起源は古く古代インダス文明まで遡るといわれている。インド料理屋に行くとナンを焼いている筒状の窯がありますよね、アレです、アレ。

 

製作したポータブル・タンドール窯

 

ナマステ設楽がリポート。「魔法の窯の登場です!」

 

焼きたてのナンが食べたかった。ザックを背負いインドを放浪していたウン年前、歩き疲れた体にカレーとともに流し込むナンのおいしさといったらなかった。あのふわっとした柔らかさ、もちっとした食感、ほのかに鼻腔をくすぐる小麦の香り……んがぁーーー!ナンを自分で作って食べたい、そのための窯が欲しい! ここで「インド料理屋に行けばいい」なんて無粋なことを言ってはいけない。いつでも、どこでも、食べたいときに、たらふく食べたいじゃないかーーーー!

というわけで、「なければ自分で作る」んである。とはいえ、本場のタンドール窯は総重量60kg以上にもなるという。これはいけない。「いつでも、どこでも」というテーマから大きく外れるし、常日頃心掛けているウルトラライトの思想に反する(僕は山男でもあるのだ)。車での移動はもちろん、手持ちで持ち運べることを想定すると、目指す重さは10kg以下。さらには、友人に自慢できるようなかっちょいい見た目にもこだわりたい……そこで用意したのがペール缶とテラコッタの素焼き鉢、そしてオリジナルミックスの断熱材。

さあ、ここから始まるのは、魔法の窯作りに奮闘するひとりの男のドキュメンタリー。その一部始終をとくとご覧あれ!

 

【これがポータブル・タンドール窯の全貌だっ!】

重さはわずか1kg!製作時間はまさかの半日!材料費はたった4000円!

 

【使用した道具】
ドライバードリル(鉄工用ドリルビット/陶器用ドリルビット)、ディスクグラインダー(ダイヤモンドホイール/金属用切断砥石)、ジグソー(鉄工用ブレード)、カナヅチ、センターポンチ、棒ヤスリ、カッター、スコップ、メジャー、ハケなど

【用意した資材】
ペール缶(径300×高さ350mm)、テラコッタの鉢(径260×高さ310mm)、パーライト(18L)1袋、バーミキュライト(3L)1袋、川砂(適宜)、単管パイプ(径38mm)、焼き網など*塗料は含まない

 

ペール缶を好きなデザインに塗装する

塗装に準備したのは、ごく普通の水性ペンキ。窯の内部は300~500℃まで上がるタンドール窯だが、断熱材がしっかり熱を遮断してくれるとの判断からのチョイス。なお赤と黄色はなんとなくカレーの色をイメージしてみた

 

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断熱材をブレンドする

断熱材はパーライトをメインに、バーミキュライトと川砂を混ぜてみた。比率はパーライト7:バーミキュライト2:川砂1くらい。さらに耐火セメントを混ぜて固める方法もあるようだが、重くなるのでやめた。なお、この組み合わせや比率に科学的根拠などまったくないので、みなさんそれぞれで試してほしい

 

ペール缶のフタを丸く切り抜く

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素焼きの鉢をカットする

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単管パイプで空気調整口を作る

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素焼きの鉢に穴をあける

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各部材を組み立てる

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自宅の庭で気分はインド!タンドール窯で串焼きパーティー開催中

これ、ぜ~んぶタンドール窯で作った料理!

 

チキンケバブ!

 

タンドーリチキン!この照り!このシズル感!

 

【窯の火入れ】
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【ナンを焼いてみよう!】
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タンドールならではの道具も自作すべし!

【ナン取り出し用フック】
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【ミニガッティ】
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タンドール・レボリューション!

いや、みなさん、正直に言わせていただく。この窯はすごい、もう魔法の窯といっても過言じゃない。ちょっとすごすぎて自分でも困惑しちゃってる(笑)。これはピザ窯、バーベキュー炉と並ぶ野外パーティーの武器になることを確信してます!

もうね、どんな食材を入れても美味しくなっちゃうんですよ。今回、ナンをはじめ、タンドーリチキン、ケバブ、豚バラチャーシュー、サンマの塩焼き、さらには焼き芋を調理しましたが全部大成功。

まず調理時間が早い。しっかりと内部の温度が上がったタンドール窯は、ナンは1分少々で焼けちゃう。タンドーリチキンですら10~15分くらいでOK。遠赤外線の効果か外はパリッと、中はふっくらジューシー! 余分な油は下に落とし、旨みだけをギュッと閉じ込めるから、もうほんっとに美味い。焼き上げた肉や魚を串から取り外した瞬間、「ぷすっ!」と音を立てて爆ぜる瞬間がもうたまんない。

さらにポイント高いのは、炭を使った窯なので使用時の煙が少ないこと。肉や魚から落ちる油を熱源の炭に当てないように気をつければ、煙がほとんど出ません。これならお隣さんを気にせず、堂々とパーティーができるってわけ! ピザ窯じゃこうはいかない。薪と違って、炭ならすぐに手に入るしね。

作品自体の作りやすさもこの窯のメリット。今回のようにペール缶に塗装をしなければ、半日で製作可能。工具さえそろっていれば、DIYビギナーでも十分にターゲットにできるやさしい難易度。しかも材料費4000円ときたら……もう作らない理由がないでしょ。

最後に、こだわった重さ。ペール缶に詰める断熱材はパーライトをメインにブレンドし、なおかつセメントで固める方法を避けた結果、7kgという軽さを実現。まさにポータブルの名に恥じない持ち運びやすさ。庭で、海で、キャンプ場で、ベランダで、コンクリートジャングルの真ん中で、もうどこでもナンが焼ける! おい、これはもう革命じゃないのか!?(笑)

ほんとになんてポテンシャルの高さなの、タンドール窯ちゃん……みなさんもぜひタンドール窯を自作して、オリジナルの窯料理を好きな場所で楽しんでね! では、ナマステ~(さようなら~) 。

「ドゥーパ!鉄工入門塾」卒業記念プレゼント第1弾!限定カラーの溶接機「Buddy80」を1名様に!

回を重ねるごとに使用道具や作例がステップアップし、なんと最終的には薪ストーブが作れるようになるビギナー向けアイアンDIYの連載企画「ドゥーパ!鉄工入門塾」。2020年6月号(No.136)からスタートした本企画もいよいよ2021年12月号(No.145)で最終回。これを記念して、溶接機メーカーSUZUKID(スター電器製造株式会社)から、オンライン限定カラーの半自動溶接機Buddy80を1名様にプレゼント! 「無骨でハード」な溶接機のイメージを覆す、アウトドアギアのようなお洒落な溶接機で、より鉄工を楽しんでもらいたい!

 

サンドベージュカラーのBuddy80をプレゼント。SUZUKIDのオンラインショップではモスグリーンもラインナップ。税込価格2万9800円

 

小型、軽量で機能は本格的! 厚さ0.8mm〜の薄板溶接も可能

 

2021年10月号(No.144、9月8日発売)の「ドゥーパ!鉄工入門塾」記事。モバイル薪ストーブ作りの前編を掲載!

 

【応募方法】
必要事項(氏名、年齢、DIY歴、職業、住所、電話番号、メールアドレス)を明記の上、ハガキにて応募。応募締め切りは2021年9月末日消印有効。当選者の発表は賞品の発送をもって代えさせていただきます。

【応募宛先】
〒135-0021 東京都江東区白河3-18-11
ドゥーパ! 編集部「鉄工入門塾プレゼント」係

*記入頂いた個人情報は当選者の連絡及び賞品の発送にのみ使用いたします

ディスクグラインダーでバリバリ切断!ドラム缶ピザ窯は本当に使えるのかを検証!

簡易ピザ窯として巷でちょっと話題になっているのが、ドラム缶を使った窯作り。そういえば、使い道がなくて場所を取っていた古いドラム缶があるのを思い出した編集部は、さっそく製作に挑戦! ピザ窯としての使い心地も確かめてみました。

焼き室を上から覗いた状態。焼き床(大谷石の端材)の両脇にあけた穴から、火の熱が上がってくる

 

鉄さえ切れれば簡単に作れる!

モルタルや耐火レンガを使った常設型に比べ、このドラム缶ピザ窯はと~っても簡単に作れるのが魅力だ。

まずは、ドラム缶の出っ張り(輪帯)を目安に、3分の1(焼き室パーツ)と3分の2(燃焼室パーツ)サイズになるように切り分ける。燃焼室パーツをひっくり返して重ね、焼き室と燃焼室の入口、火床から上がってくる熱の通り道となる穴をあける。加工の際に出た端材で焼き室の扉を作り、全体を耐熱塗料で化粧すれば、もう完成。

200Lのドラム缶の板厚は1~1.6mm(種類によって異なる)で、鉄工用ディスクを装着したディスクグラインダーならば難なく加工することができるが、キックバックが起こらないようにじっくり進めよう。また、金属加工時は激しく火花が散るので、手袋や防護メガネ、長そでやエプロンを着用したい。

200Lサイズのドラム缶。使う前に中をよく洗浄しておこう

 

【使った道具】
ディスクグラインダー(鉄工用ディスク)、インパクトドライバー、メジャー、カッター、マスキングテープなど

【用意した資材】
ドラム缶(200L)、大谷石、耐火レンガ、蝶番、落とし、ドリルビス、耐熱スプレー(黒)など

 

いざ、製作チャレンジ!

*一部SNSでは表示されません。本サイトでは閲覧いただけます

果たして使い心地はいかに!?

火入れしてみる。ちょっと燃焼室が広すぎたかもしれないが、熱は約30分で220度に到達

 

これ以上窯の温度が上がらなさそうなので、網に載せたピザを投入。扉を閉めて待ってみることに。本当に焼けるのか…?

 

約10分後に取り出してみると、意外(?)にもおいしそうに焼けたピザが!

 

結果は大成功!美味かった!

DIYでキャンプ家具を作ろう【1】焚き火スタンド&ハンガー

溶接なしで作れる焚き火ギアセット。火床のメッシュは交換可能で経済的。お手軽アイアンDIYでタキビストに変身だ!

溶接は一切不要の焚き火スタンド作り

キャンパー必携の焚き火スタンド&ハンガーのセット。簡単に作るコツは精度の高さが必要な加工箇所をホームセンターの加工サービスを利用して済ませてしまうこと。今回、脚となる角パイプのカットと穴あけ、アタッチメントとなるアルミチャンネルのカットと穴あけを加工室にオーダー。これだけで製作のハードルがグッと下がる。かかる費用は1500円ほど。もちろん、スチールカッターやグラインダーで自ら挑戦してもいい。

 

市販品の焚き火スタンドの脚にはパイプが使われていることが多いため、ここではあえて角パイプをチョイス。X状に広げたスタンドに火床となるステンレス金網を載せ、ハトメのついた四隅と丸カンボルトを差し込むことで組み立てる。

 

火床となるステンレス金網だが、1mで2枚分の火床が製作可能。度重なる使用で火床がヘタっても、交換できるのがうれしいところ。材料費も1枚あたり約700円と経済的。
焚き火ハンガーは丸鋼とアイナット&ボルトを使った超シンプルなもの。溶接テクニック不要のアイアンDIYを楽しんでほしい。

収納時の焚き火スタンド&ハンガー。コンパクトにまとまるので、キャンプ場への持ち運びもラクラク

 

【焚き火スタンド・各パーツ】

 

【主な使用道具】

クランプ、両面ハトメパンチ、カッター、プライヤー、インパクトドライバー(ドライバービット/12㎜径ドリルビット)、メジャー *ホームセンターで加工に使用した工具は除く

 

【用意した資材】

角パイプ(厚さ1.6×13mm角/長さ1000㎜と2000mm)それぞれ1本、アルミチャンネル(厚さ2.4×30mm角/長さ300mm)1本、丸カンボルト(M8×70mm)4本、ステンレス金網(#24/幅500×長さ1000mm)1枚、トラスネジ(M5×長さ25mm)4本、ナット(M5)4個、ワッシャー(M5)8枚、両面ハトメ(12mm)適宜、丸鋼(13mm径×長さ1820mm)1本、アイナット(W3/8サイズ)2個、六角ボルト(半ネジ/M10×長さ220mm)2本、耐熱スプレー(黒)

 

【木取り表】

長さ(mm) 数量 使用部位
角パイプ(13mm角) 600 4
アルミチャンネル(30mm角) 30 2 アタッチメント
ステンレス金網(#24) 470角にカット 2 火床

仕上がりサイズ…幅450×奥行450×高さ300㎜(展開時)
材料費…約5000円(加工代、塗料は除く)

 

【製作のポイント1】
脚の組み立て

 

【製作のポイント2】

火床の加工

 

【製作のポイント3】

焚き火ハンガーの組み立て

キャンプブーム&DIYブームで、キャンプギアも自作が主流の時代に!? 『DIYでキャンピングギアを作る本Vol.2』

オリジナルキャンプギアを作る本の第2弾『DIYでキャンピングギアを作る本Vol.2』が好評発売中!

 

 

同書は、2018年に発売し9刷を重ねたムック「DIYでキャンピングギアを作る本」の第2弾。昨今のアウトドアブームやDIYブームによって、キャンピングギアを自作する人が急増しているなか、「ドゥーパ!」編集部が総力を挙げて、キャンパーたち自慢のオリジナルギアを全国で取材。手作りキャンプアイテムのアイデアとテクニックが満載の一冊です。

 

テーブルをはじめ、チェア、スパイスボックス、コーヒードリッパースタンド、コット、ストーブなどの実例集は、折り畳みテクニックなどの便利機能から、既製品のカスタムまで、キャンパーならではのDIYアイデアが多数掲載されています。

 

「キャンプギアDIYレシピ・10選」のページでは、編集部も実際に製作したギアをはじめ、厳選した10個のキャンプギアの製作過程や、道具の使い方などを図面付きで詳しく紹介。「ホームセンター活用術」では電動工具を持っていないビギナーでもハイレベルなキャンプギアが作れるホームセンター使いこなし技、さらにキャンプに役立つグッズも紹介しています。

 

また、自然の素材を使い、シンプルな道具と技術で野営を楽しむキャンプスタイル「ブッシュクラフト」の基本テクニックから、枝を削り出したスプーンの作り方といった作品集まで、初めてでも楽しめる入門ガイドを掲載。丸太を使ったへぎ皿の削り出しや、ロープワークを使ったトライポット作りなどを、詳しく解説しています。

 

【書籍概要】

著者:ドゥーパ!編集部

定価:本体1600円+税

発売日:2021年4月8日

判型:A4変形

誰でも応募できる!溶接作品コンテスト「溶接人杯2021」開催中

プロ・アマ、個人・グループ問わず、全国の溶接に携わる人を対象とした、溶接作品コンテスト「溶接人杯(ようせっちゅうはい)2021」が開催中。鉄彫刻や造形作品が対象のアートスタイル部門、実用性のある家具や道具が対象のホームスタイル部門のどちらかのコースを選択して応募しよう(ひとり1作品のみ)。グランプリ受賞者には豪華賞品も! 募集要項などの詳細は下記URLをチェック。


●募集期間…8月15日(日)まで
●問い合わせ…溶接人杯運営事務局(スター電器製造)
メール:welderscup@welder.co.jp

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