インテリアが好きなら、ふらっと訪れるだけでわくわくする、そんなインテリアショップがあるはず。そこに並ぶ素敵な家具に囲まれて働いているスタッフのご自宅って、いったいどんな風なんだろう……
「ご自宅のインテリア、見せてください」そんなオーダーに快く迎え入れてくれたみなさんの、こだわりと愛着をもち、なにより楽しみながら部屋を作り上げているアイデアは、私たちの部屋づくりのヒントを与えてくれそうです。
ユーズド家具に現代的ニュアンスを加えたスタイリング
時流をとらえたファッションのようなスタイルを提案する、JOURNAL STANDARDのインテリアショップ。ヴィンテージをいま風に解釈したスタンダードなオリジナルアイテムと、国内外の旬なブランドを組み合わせたスタイルが特徴です。
今回は、この「journal standard Furniture」で働く4名のスタッフさんのお部屋を見せていただきました。
インテリアと相性がいい、個性的な壁がポイント
↑手前にあるのが、サイズを選べ、60種類の生地から好きな柄をオーダーできるジェティ フェザー ソファ(2シーター18万2520円〜)。 ピンクのクッションカバーは、年に2回新作が出る、journal standard Furnitureと人気ブランドがコラボしたもの
住んでいるのは……
勝山龍一さん
ACME Sales Promotion
インテリア部門の広報として世界を飛び回る日々で、「好きな家具に囲まれた自宅は安らぎの場所です」。
こだわりの家具が並ぶ開放的なLDK
ジャーナルスタンダード ファニチャーやアクメファニチャーなど、ベイクルーズグループが手がけるインテリアブランドの広報として、忙しい日々を送る勝山さん。半年前に購入したマンションのLDKは、リラックスできる場所にしたいとご自身でプロデュース。真っ先に目を引くチーク古材をタイル状にして貼った壁が、愛着ある家具を引き立てます。
自社のインテリアを中心に、デザインが好きという「ピート・ヘイン・イーク」のライティングやチェア、買い付けに行った際に気に入ったものがセンスよく混ざり合っています。こだわりの品々で固められた、まさに理想の空間といえます。
↑ACME Furnitureのグランドビュー・シリーズのダイニングテーブル(9万720円)とベンチ(4万7520円)
↑エンジ色のボックスはフランスで買い付けてきたjournal standard Furnitureのヴィンテージパニエ。お子さんの遊び場となっているカラフルなテントもインテリアの一部に
↑ACME Furnitureでオーダー可能なコーヒーテーブル、テレビボードは以前販売していたものだ
↑注文して作ったもらったラーチ材の棚には、お気に入りアイテムを飾っている
【MY INTERIOR RULE】
Q.お部屋のテーマは?
A.ヴィンテージが好きなので、ヴィンテージのインテリアを置きながらも、新しい家具を混ぜてすっきりした空間に。明るい色のものをプラスして、ハードになりすきないようにしている。
Q.一番気に入っている家具は?
A.ACME Furnitureのソファ。生地やサイズが選べるので、引っ越しを機に部屋に合うものを選択。
Q.家具や雑貨を選ぶときに、注意していることは?
A.まずは奥さんに相談!
Q.おしゃれな空間を作るうえで、ポイントになるアイテムまたは気をつけていることは?
A.家具で明るめの色を取り入れるのは難しいので、クッションやラグ、ブランケットなどのファブリックで色をプラスする。ファブリック類は気軽に変えることができ、色々遊べるので欠かせない。
Q.インテリアのセンスを磨くために実践していることは?
A.インターネットなどを利用して、海外のインテリア、ファッション、カルチャーなどの情報を取り入れる。
Q.お部屋をきれいに保つ秘訣は?
A.ダイソンの掃除機など、掃除がしたくなる掃除グッズを揃える。お気に入りのものを飾っておくと汚れが気になるので、自然と掃除するようになる。
Q.これから買い足そうと思っている家具や雑貨は?
A.植物、壁紙、壁に付けるフック。
Q.いつか手に入れたいと思っている憧れの家具は?
A.ピート・ヘイン・イークのキャビネット。
続いて2人目は、味わいのある家具や雑貨が並ぶ、居心地のいいLDKです。
味わいある家具や雑貨が並ぶ、過ごしやすく心地いいLDK
↑古道具店で購入した3シーターのソファに置かれたヴィンテージファブリックのクッションがアクセントになっている。テレビボードは目黒通りで買ったヴィンテージ
住んでいるのは……
原野 拓さん
ベイクルーズ Creative Div. Director
最初からリノベーションする予定で戸建てを購入。「窓から見える景色も気に入っています」。
夫婦で相談して作る落ち着いた居住空間
高台の閑静な住宅街の一軒家に住んでいる原野さん。築29年の民家を好みの空間にリノベーション。2階に新たにキッチンを作ったため、キッチンが2つあるという贅沢な間取りに。
使っていない1階のキッチンには、愛猫のブックちゃんが優雅にまどろんでいます。2階のリビングとダイニングは、状態のいいヴィンテージや古道具店で買ったアイテムが上手く組み合わされており、すっきりとした印象。さりげなく飾られた壁の絵や古いオーディオが空間を彩り、味わいある装いを演出する。ご夫婦が好きな家具を並べた、懐かしさとあたたかさ漂う心地いい居住空間です。
↑すっきりと片付けられたベッドルーム。中央のシェルフは古道具店で購入した
↑古材を使用し、小物が置ける仕切り付きのスタンドミラー(2万9160円)は寝室に。和テイストのミニ箪笥やカゴともマッチする
↑手前と一番奥の椅子はjournal standard Furnitureが扱うヴィンテージの一点もの。それ以外の椅子は北欧のもので揃えている
↑愛猫のブックちゃんは1階のキッチンタイルがお好き
↑インテリアとしても使えるハンガー(1本1620円)
↑どんな空間にも合わせやすいACME Furnitureオリジナルのフレーム(5940円〜)。絵はギャラリーを経営する奥様が気に入ったものを選んで飾っている
【MY INTERIOR RULE】
Q.お部屋のテーマは?
A.古いものが好きなので、古いものを混ぜてもまとまる空間に。
Q.一番気に入っている家具は?
A.部屋に合うよう塗り替えて使っている、イギリス・アーコール社のダイニングテーブルと、オリジナルファブリックのハンス・J・ウェグナーのソファ。
Q.家具や雑貨を選ぶときに、注意していることは?
A.部屋に置いている古いものと合うものを選択。
Q.おしゃれな空間を作るうえで、ポイントになるアイテムまたは気をつけていることは?
A.部屋に合うかどうかを妻と相談。
Q.インテリアのセンスを磨くために実践していることは?
A.ショップを巡ったり、いろんな人の家に行ったりして参考にする。
Q.お部屋をきれいに保つ秘訣は?
A.家に人を呼ぶ。
Q.これから買い足そうと思っている家具や雑貨は?
A.ACME Furnitureのベッド。
Q.いつか手に入れたいと思っている憧れの家具は?
A.ハンス・J・ウェグナーの1シーターソファ。
3人目は、姉妹が一緒に食事を楽しむダイニングが主役のインテリア。
姉妹一緒に食事を楽しむ、ダイニングが主役!
↑シンプルなデザインのペンダントライトはFISH LURING LIGHT(7344円)
住んでいるのは……市原知栄里さん
JOURNAL STANDARD SQUARE Sales Merchandiser
「家によく友人が来るので、過ごしやすい空間になるよう心がけています」。
ファブリックや植物が家具を引き立てる
双子のお姉さんと住んでいる市原さん。趣味が同じというお姉さんは雑貨店で働いており、ふたりで作り上げた部屋のセンスは抜群。好きなインテリアショップに一緒に出かけることも多く、お気に入りのダイニングテーブルはふたりが一目惚れして購入した一点ものです。
ヴィンテージ感のある家具をメインに置いたダイニングは心地よく、おしゃれカフェのような雰囲気。市原さんの自室はジャーナルスタンダード ファニチャーのインテリアを中心にまとめられ、クッションやソファの張地など、ファブリックで遊び心をプラス。さりげない小物使いで印象的な空間に仕上げています。
↑棚板に杉の古材を利用したカルビ・シェルフ(8万6400円)、コンパクトで、置き場所に困らないサンク PC DESK(4万1040円)
↑ダイニングに置いているグリーンもjournal standard Furnitureで購入
↑ユーズドのチェックシャツをリメイクしたクッション(7020円)は胸ポケットが小物入れとして使用できる。手前の赤いクッションはACME FurnitureのBLUE CHIP D CUSHION L(1万7064円)
↑シーズンごとに新作の柄が発表され、カバーが付け替えられるロデチェア(5万1624円)
【MY INTERIOR RULE】
Q.お部屋のテーマは?
A.素材感のあるラスティックな感じ。遊び心も入れつつ、ナチュラル&カジュアルに。
Q.一番気に入っている家具は?
A.アパートメントホテル新宿で購入したダイニングのテーブル。
Q.家具や雑貨を選ぶときに、注意していることは?
A.部屋になじむかどうか。
Q.おしゃれな空間を作るうえで、ポイントになるアイテムまたは気をつけていることは?
A.クッションで遊ぶ、植物を置いて明るく。
Q.インテリアのセンスを磨くために実践していることは?
A.海外の雑誌を見る。
Q.お部屋をきれいに保つ秘訣は?
A.ホームパーティを頻繁に開く。
Q.これから買い足そうと思っている家具や雑貨は?
A.ポスターと、ひとつひとつが違う雰囲気の折りたたみチェア。
Q.いつか手に入れたいと思っている憧れの家具は?
A.3シーターのソファ。
Q.お部屋をきれいに保つ秘訣は?
A.家に人を呼ぶ。
最後は、こだわりの家具を随所に配置して、“好きなものに囲まれる暮らし”を堪能できる部屋です。
こだわりの家具を配置した、好きなものに囲まれる暮らし
↑ふたりのものが収納しやすいよう作られた棚に注目。手前のジョーロはACME Furniture、ライトは代々木上原の古道具店で見つけたアンティーク
住んでいるのは……中谷なつみさん
journal standard Furniture 渋谷店 副店長
「物を増やさないよう気をつけていますが、蚤の市などに行くとついつい買ってしまいます」。
ブラウンを基調にした居心地のいい住空間
ご夫婦とも古いものが好きという中谷さん。友人からもらったバリ製のダイニングテーブルとチェア、ご主人が一目惚れして持ち主から譲り受けた和箪笥、住まいに合わせてご主人が作ったテレビ台など、思い入れのある品々が揃います。
さまざまなテイストの家具を組み合わせていますが、基本的に好みのものを集めているので、まとまりある空間に。縦長のスペースは家具の配置やサイズ感を工夫することで、リビングとダイニングに分け、開放的な空間を演出。木目の色が濃いインテリアが、全体的に落ち着いた雰囲気を醸し出します。味わいある家具を取り入れ、おふたりらしい空間を作っています。
↑ふたりのものが収納しやすいよう作られた棚に注目。手前のジョーロはACME Furniture、ライトは代々木上原の古道具店で見つけたアンティーク
↑祖母の家で使っていた大きな枡にはコースターなどを収納
↑玄関のシューズクローゼットの上には結婚式のときに式場に飾っていた思い出の品が並ぶ
↑和箪笥の上にはjournal standard Furnitureで扱うROSY RINGS ディフューザー(9720円)が。香りは全部で6種類あり、インテリアとしても楽しめる。そのほかは西荻窪の古道具店などで買ったもの
↑メイク台として使用しているテーブルはACME Furnitureのユーズドのもの
SHOP LIST

journal standard Furniture
http://js-furniture.jp/
■journal standard Furniture 渋谷店
住所:東京都渋谷区神宮前6-19-13 1・B1F
営業時間:11:00〜20:00 休:なし
03-6419-1350
■journal standard Furniture 吉祥寺店
住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町2-10-5 1F
営業時間:11:00〜20:00 休:不定休
0422-23-6071
■journal standard Furniture みなとみらい店
住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい3-5 MARK IS みなとみらい 1F
営業時間:月~木 10:00~20:00、金・土・日祝日・祝日前 10:00~21:00 休:不定休
045-227-5080
■journal standard Furniture 梅田店
住所:大阪府大阪市北区梅田1-12-6 E-MA B1F
営業時間:11:00〜21:00 休:なし
06-6456-4166
■journal standard Furniture なんばパークス店
住所:大阪府大阪市浪速区難波中2-10-70 なんばパークス 3F
営業時間:11:00〜21:00 休:なし
06-4396-4504
何気ない日常を、大切な毎日に変えるウェブメディア「@Living(アットリビング)」
