上下振動と二重振動技術で歯と歯肉を同時にケアする「Laifen Wave 電動歯ブラシ」

ヘアドライヤーで知られる中国ブランドのLaifen(ライフェン)は、ブランド独自のモーター技術を電動歯ブラシに応用した新ライン製品「Laifen Wave 電動歯ブラシ」を、7月10日11時からLaifen公式サイト、楽天公式サイト、Amazon公式サイトのECにて販売開始します。

 

効果的な歯磨きと歯肉ケアを同時に実現

Laifen Wave 電動歯ブラシの最大の特徴は、独自の高応答サーボシステムによる、上下振動と世界初(※1)の 60度横振れ幅振動を組み合わせた二重振動技術の確立です。手動では難しい効果的な歯磨きと歯肉ケアを同時に実現します。

※1:2023年時点、同社調べ。

↑ブラシヘッドを安定して高周波振動させるだけでなく、60度の横振れ幅を実現

 

↑ブラシヘッドには0.02mm の極細毛を使用しており、歯の隙間まで簡単に清掃が可能に

 

また3種類の異なる素材を本体に採用し、カラーも各素材豊富に取り揃え、全9種のデザイン展開。自分のライフスタイルに合わせて選べる、工業美学を追求したシンプルで統一感のある洗練されたデザインに仕上がっています。

↑左から ABS(パープル/ブルー/ピンク/クリーム/ホワイト)、アルミニウム合金(ブルー/ピンク/シルバー)、ステンレス鋼(ミラー仕上げ)

 

ブラシヘッドには0.02mmの極細毛を使用し、60度の横振動による清掃効果を最大化するため、フラット型、W字型、C字型の3種類に再設計。奥まで届く歯の表面の研磨と、歯肉の隙間を清掃することが可能となり、個人の歯みがきのニーズに合わせてブラシヘッドを選択できます。

↑カラーもホワイトと透明色の2タイプを用意

 

さらに、スマートフォンでLaifen公式アプリと連携することで、「振動強度」「首振り幅」「首振り速度」の3つのモードを、それぞれ10段階まで調整することが可能に。その他にも長いバッテリー駆動時間と急速充電機能、移動時の誤作動を防止する機内モード(※2)など、電動歯ブラシの初心者の方も安心安全に使える、日常にあると便利な機能を多数搭載しています。

※2:ボタンの2秒間長押しで機内モードに入ります。

↑モードを3パターンまで設定し保存しておくことが可能なため、その日のケアに合わせたモード変更も簡単に行えます

 

価格はABS本体1万2300円(税込)、アルミニウム合金本体1万3900円(税込)、ステンレス鋼本体1万5400円(税込)、6セットブラシヘッド 3種各3000円(税込)。なお、7月3日~7月10日の期間に、対象のEC販売サイトにてLaifen Wave電動歯ブラシを注文すると、10%割引で購入できます。

 

◾対象EC:Laifen公式サイト、楽天内Laifen公式サイト、Amazon内Laifen公式サイト

 

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

パナとフィリップス、電動歯ブラシの「快感」はどっちが上?【安井達郎連載】

【連載】安井達郎、イケてる家電で、イケてる旦那になる

モデル・俳優として、企業広告やCMに引っ張りだこの安井達郎さん。写真・映像制作のジャンルでも活躍し、マルチな才能を発揮しています。

 

今年5月に結婚したばかりの達郎さんが、イケてる家電を手に入れてイケてる夫への道を突き進むこのコーナー。第1回の後編は前回記事に引き続き「電動歯ブラシ」。電動歯ブラシは初体験という達郎さんが実際にパナソニックのドルツとフィリップスのソニッケアーをレポートします。

 

【前回記事】

最新「電動歯ブラシ」ってメーカーで何が違うの?未体験な人も納得する3つのポイント【安井達郎連載】

 

【プロフィール】安井達郎:モデル、俳優。ファッション雑誌をはじめとした各種メディアで活躍するほか、MV監督など映像作家としても活動。ライフワークはVlog制作。健康でより楽しい生活を提案するソロプロジェクト「NEW VIDEO」も主催。Instagram:https://www.instagram.com/tatsuroyasui/ YouTube:https://www.youtube.com/user/tstty51

 

【今回使った製品】

パナソニック「ドルツ EW-DT52」実売価格2万7800円。ドルツで「トップグレード」に位置付けられるフラッグシップ。「W音波振動」に加え、毛先の細さ約0.02mmの「極細毛ブラシ」が歯周ポケットに入り込み汚れをかき出す。9月に後継モデルとなる「EW-DT72」が発売。Bluetooth連携機能が強化されている。

 

フィリップス「ソニッケアー 9900 プレステージ」実売価格3万5891円。SenseIQ(センスIQ)テクノロジーにより、毎秒最大100回の速度でブラッシング圧力、動き、ブラッシング範囲を検知。使うほどに上手に磨けるようサポートしてくれる。

 

【使ってみた1:ファーストインプレッション】→恥ずかしいぐらい落ちる

ああ、これは手で磨くのとは全然違います! 歯がツルツル、いや、トゥルトゥルですね(笑)。「こんなに汚れてたの?」って思われそうで、口をそそぐときめっちゃ恥ずかしかったですもん(笑)。

 

磨いているときの2社の感覚の違いですが、フィリップスは個性が強いですね~。逆にパナソニックは普段使っている手磨きの感覚に近く、口にすっと入る。口に入れたときの感覚はパナソニックのほうが馴染みやすいです。

【編集部補足】パナソニックはフィリップスに比べてブラシのサイズがコンパクトで、ブラシのヘッド部分も薄いのが特徴。手磨きの歯ブラシのような形状を実現しており、手磨きと同じ感覚で口内に入れられる

 

【使ってみた2:磨きの振動】→気持ちよさはパナソニック、ダイナミックさはフィリップス

振動に関しては、パナソニックのほうが気持ち良かったですが、フィリップスのダイナミックな振動は、手磨きしてきた僕からすると、「磨いてるな!」という実感がありました。ヘッドの太さもあって、歯医者さんで処置されているときのイメージに近いんですよね。「実感」を感じられるのが良いです。

↑ドルツの振動の様子

 

あと、フィリップスはテクノロジー的な機能も面白くて、歯に強く当てすぎるとブルブルブルっと震えて押し付けすぎを教えてくれたり、一定時間経つと一瞬振動が止まって次の磨きエリアへ誘導してくれたりと、そのへんのギミックが心くすぐりますね。

 

↑フィリップスの振動の様子

 

【使ってみた3:Bluetooth機能の本音】→毎回はやや手間かな

どちらもスマホアプリを使ってガイドしてくれるそうなんですが、歯磨きのたびにスマホを立ち上げてBluetooth接続するのはやや手間かなと思いました。

 

【使ってみた4:ガジェットとしての魅力】→フィリップスのレザー調が高級感たっぷり

↑フィリップスの携帯用のケース

 

ガジェットとしては、フィリップスのUSB充電(USB-C)ができる、携帯用レザー調ケースが高級感もあってよかったです。ただ、底のゴールドの色合いは、デザイン的には好き嫌い分かれるかも。パナソニックのケースは、カバンに入れるなら質感的にもうひとつ袋が欲しいと思いました。フィリップスだったらそのまま入れても大丈夫!

 

ただ、どちらも充電しておけば、中長期の旅行も全然平気そうですね。ちゃんと考えられてますね。

↑パナソニックの携帯用のケース

 

達郎さんの最終セレクトは?

今回、僕が選んだのは、フィリップス「ソニッケアー 9900 プレステージ」です! ギミック感を含め、磨きの楽しさが気に入りました。ヘッドの太さも僕は嫌いじゃないですね。

 

佇まいでいうと、充電スタンドに置いたときの浮いてるデザインがパナソニックのドルツのほうがカッコいいかな。本音は両方持っていたら楽しいと思うんですよね……。どちらを買っても、どちらかが欲しくなる。そのくらいアイテムとして違うと感じました。

↑パナソニック・ドルツの充電台。浮いているような見栄えでスタイリッシュ

 

「電動歯ブラシ」編のまとめ

「パナソニックはクセがなくてどなたにでもオススメ。フィリップスはガジェット好きで、ヘッドの太さが気になったので男性向け」と達郎さんも言う通り、初めて電動歯ブラシを使うという方には、日本人の口のサイズに合わせて作られたパナソニックの「ドルツ」が選択としては安心でしょう。

 

ただ、「値段が劇的に変わらないなら、面白みのあるフィリップスがいいかなと思いました!」という達郎さんの決断は、“イケてる”チョイスかも。毎日もしくは毎食の歯磨き習慣が変われば、口内ケアのやり方も変わります。達郎さんにはどこかのタイミングでまたフィリップスを使った感想を聞いてみましょう。引き続き、ご期待ください。

 

まとめ/卯月 鮎、撮影/鈴木謙介

最新「電動歯ブラシ」ってメーカーで何が違うの?未体験な人も納得する3つのポイント【安井達郎連載】

【連載】安井達郎、イケてる家電で、イケてる旦那になる

モデル・俳優として、企業広告やCMに引っ張りだこの安井達郎さん。写真・映像制作のジャンルでも活躍し、マルチな才能を発揮しています。

 

今年5月に結婚したばかりの達郎さんが、イケてる家電を手に入れてイケてる夫への道を突き進むこのコーナー。第1回は「電動歯ブラシ」。メーカーによってどんな違いがあるのか?  GetNavi web編集長の山田による製品選びのお役立ちネタも交えながら、「機械や家電苦手なんだよなぁ」という人にも参考になる情報をお届けしています。なお、第1回の後編では、製品を使用してレビュー。実際の使用感もレポートしていく。

 

【プロフィール】安井達郎:モデル、俳優。ファッション雑誌をはじめとした各種メディアで活躍するほか、MV監督など映像作家としても活動。ライフワークはVlog制作。健康でより楽しい生活を提案するソロプロジェクト「NEW VIDEO」も主催。Instagram:https://www.instagram.com/tatsuroyasui/ YouTube:https://www.youtube.com/user/tstty51

 

【プチ情報1】電動歯ブラシはゴシゴシしないもの

山田 達郎さんは、歯磨きって普段どうされてますか?

 

達郎 手で磨いてますね。いまのところ、歯ブラシへのこだわりもなしです。ドラッグストアで売っているありふれた歯ブラシで、固さも「ふつう」です(笑)。歯磨き粉は歯が白くなるという「WHITH WHITE」を使っています。といった感じで、電動歯ブラシは未体験です。以前、撮影で電動歯ブラシを当てたことがありますけど、動かして磨いたことはありません(笑)。

 

山田 おっと、その発言は電動歯ブラシ初心者ですね! 電動歯ブラシは磨くときに動かさず、歯にそっと当てるだけなんです。

 

達郎 ああ、確かに! そんなことをちらっと聞いた覚えがあります。

↑左がGetNavi web編集長・山田

 

山田 電動歯ブラシは先端のブラシが高速で振動してくれます。手磨きよりも汚れを落としてくれるデータも各社出しているのですが、何より体感面では「口の中のすっきり感」が圧倒的に違います! 今回、電動歯ブラシを使いたいと思ったきっかけはなんですか?

 

達郎 妻が使っていて、「電動歯ブラシめっちゃいいよ!」ってオススメされました。それと、歯医者に行ったとき、歯の磨き方を注意されました。手だと磨き残しあるみたいで……。

 

山田 なるほど。では、達郎さんが電動歯ブラシに一番求めていることはなんでしょう?

 

達郎 やっぱり口のなかをより清潔にしたいので、磨きのクオリティですね。それと、ガジェットとしても興味があります。

 

【プチ情報2】電動歯ブラシと電動シェーバー、シェアが高い3社は同じ

山田 それでは個別の注目製品に入る前に簡単に市場全体の説明をしますね。電動歯ブラシはパナソニック、フィリップス、ブラウンの3社が市場で大きなシェアを占めています。ちなみに、この3社は電動シェーバーでも激しいシェア争いを繰り広げています。「モーターの制御」という点では電動歯ブラシも電動シェーバーも類似していますね。

 

達郎 なるほど、勉強になります!

山田 では、「各社の特徴は?」というと、まずパナソニックは「W音波振動」を大きく打ち出しています。これは「ヨコ」方向の動きと「タタキ磨き」の2つの磨き方で、歯周病の原因プラークをかき出してくれます。

 

音波を使うのはフィリップスも同様。音波と高速振動で汚れを落としてくれます。また、フィリップスは独自のセンサーを取り入れて自動で制御をしたり、ブラシの種類も1種類に集約したりと、使う人の負担をなるべくかけない「おまかせあれ!」なのが特徴です。

 

↑今回紹介するドルツ(詳細は後述)に付属する替えブラシ。左から、歯周ポケットの汚れを集中的に除去できる「極細毛ポイント磨きブラシEW0861」、歯垢やステインのケアができる「クリーン&ホワイトブラシ EW0820」、薄ヘッド・細ネックブラシで奥歯まで磨ける「極細毛ブラシ(コンパクト)EW0800」、そのラージサイズの「極細毛ブラシ(ラージ)EW0801」

 

↑今回紹介するソニッケアー(詳細は後述)に付属する替えブラシ。左が、歯垢除去・ステイン除去・歯ぐきケアすべてを行える「ソニッケアー プレミアムオールインワン ブラシヘッド レギュラー」。歯垢除去力は手磨きの最大20倍、2日間で最大2倍のステインを除去する。右は舌磨きブラシヘッド

 

ブラウンは音波ではなく、形が特徴的な丸形のブラシが回転する方式です。AIを推していて、センサーで感知して磨き残しをアプリ上にデータで表示してくれます。

 

達郎 そんなに違うんですね!

 

山田 ちなみに持ち物としてのガジェット感でいうと、フラッグシップクラスになると専用ケースが付属するのが普通で、フィリップスはレザー調になっているなど、スタイリッシュさも打ち出されています。そのあたりも購入時のポイントになりますね。歯ブラシは毎日複数回使うモノなので、所有欲を満たしてくれるものだと、歯磨きの時間が充実します。

 

達郎 今回ピックアップしたのは、パナソニック「ドルツ EW-DT52」と、フィリップス「ソニッケアー 9900 プレステージ」、どちらもフラッグシップモデルなんですね。

パナソニック「ドルツ EW-DT52」実売価格2万7800円(税込/以下価格はすべて税込価格)ドルツで「トップグレード」に位置付けられるフラッグシップ。「W音波振動」に加え、毛先の細さ約0.02mmの「極細毛ブラシ」が歯周ポケットに入り込み汚れをかき出す。9月に後継モデルとなる「EW-DT72」が発売。Bluetooth連携機能が強化されている

 

山田 そうです。価格的にはフィリップス「ソニッケアー 9900 プレステージ」が実売価格で3万6000円くらい。パナソニック「ドルツ EW-DT52」は実売価格2万7800円です。

フィリップス「ソニッケアー 9900 プレステージ」実売価格3万5891円。SenseIQ(センスIQ)テクノロジーにより、毎秒最大100回の速度でブラッシング圧力、動き、ブラッシング範囲を検知。使うほどに上手に磨けるようサポートする

 

【プチ情報3】替えブラシのコスパはパナソニックが優勢

達郎 あの、思ったんですけど、ブラシの交換時期って、メーカーによってかなり違ってきたりするのでしょうか?

 

山田 それは鋭い質問です! フィリップスはブラシをだいたい2~3か月に1回替える必要があるんですよ。実売価格は1本あたり1275円前後。

 

パナソニックは3か月に1回ほどで、ブラシ1本あたりの実売価格は550円前後。ただ、パナソニックは狙ったポイントを絞って磨ける専用ブラシも用意していて、こちらは1本あたりの実売価格が385円。

 

ブラウンも用途別でいくつかブラシがありますが、実売価格は1本あたり1100円前後。ポイント磨きブラシを使う場合でも、パナソニックが運用面でコスパが良いです。

 

本体実売価格 替えブラシ実売価格/1本あたり 替えブラシの年間コスト
パナソニック
ドルツ EW-DT52
2万7800円 550円(※1) 2200円
(3か月で交換時)
フィリップス
ソニッケアー 9900 プレステージ
3万5891円 1275円(※2) 5100円
(3か月で交換時)
ブラウン 3万3000円 1100円(※3) 4400円
(3か月で交換時)
※1:極細毛ブラシ(コンパクト) EW0800 ※2:プレミアムオールインワンブラシヘッド レギュラー ※3:iORBCB-2EL アルティメイトクリーン 2022年8月3日時点

 

達郎 一番コストがかかるのはフィリップス?

 

山田 そうですね。2社の年間のランニングコストを比べると3000円近いの差が生まれます。ただ、フィリップスの場合はブラシの種類は1本で済みますし、ブラシにも電気的機構が組み込まれていて、交換タイミングを振動で教えてくれるからわかりやすい。専用ケースの機能とクオリティも高いので、総合的なコスパという意味ではパナソニックと接戦の具合です。

 

今回は、電動歯ブラシの全体像をお伝えしましたが、次回の記事ではパナソニックとフィリップス、実際に使った感想をレポート。同じ「音波」を使う製品でも全然使い心地が違う点を達郎さんがレポートします。

↑同じ音波を使う歯ブラシでも全く使い心地が違った!その模様をレポート

 

まとめ/卯月 鮎、撮影/鈴木謙介

どこが「若者向け」なの? 3000円台の電動歯ブラシ「Philips One」に込められたフィリップスの狙い

コロナ禍で電動歯ブラシの売れ行きが伸びたと言われていますが、それでも日本の普及率は先進国の中では低いほうです。そんな状況を変えるべく、フィリップス・ジャパンは電動歯ブラシ未経験者向けにお手頃価格の新製品「Philips One」を11月19日から発売しました。実売価格は3410円(税込)。このほか、強力な水流で歯間の汚れを落とす「パワーフロッサー」2製品も同時に発表しました。

 

新製品で歯磨きにイノベーションを与えたい

フィリップス・ジャパンの堤 浩幸社長によると、日本の電動歯ブラシ普及率は22%で、主要9か国平均の42%に大きく水をあけられているとのこと。

 

「日本の場合、小学校で歯ブラシを使った歯磨き講習があり、人々の中に手磨きがマインドセッティングされていることや、電動歯ブラシの価格の高さなどがネックになっていると思われます。そこで、その意識改革を目指し、手軽に手に取れて、カッコ良く、ファッショナブルに使用できるモデルを開発しました」(堤社長)

↑「Philips Oneで歯磨きにイノベーションを与えたい」と語るフィリップス・ジャパンの堤 浩幸社長

 

↑日本の電動歯ブラシ普及率は、諸外国に比べてかなり低いとのこと

 

堤社長は、新製品が歯磨きにイノベーションを与えることを期待しています。

 

「家の掃除は、一昔前はホウキを使って人力で行っていました。今では掃除機を使うのが当たり前、最近ではロボット掃除機で自動化もされている。Philips Oneは行動変化を促す要素になると思っています」(堤社長)

↑電動歯ブラシは手磨きに比べて短時間できれいに磨けます。Philips Oneの登場は、掃除機のような革命を起こすでしょうか

 

初心者もスモールステップで電動歯ブラシに移行できる

Philips Oneはフィリップスとして初の乾電池式電動歯ブラシ。単4アルカリ乾電池1本を使用しており、手で握る部分は直径16.5cmと細く、乾電池を含む質量も約37gと軽量。その分、振動回数は1分間に約1万3000ストロークと、上位モデルのソニッケアーシリーズの約3万1000ストロークに比べると劣ります。実際に使ってみると、ソニッケアーシリーズよりも振動が弱く、ソニッケアーの特徴であるブラシヘッドの高速振幅による音波水流機能もありません。

↑Philips Oneの本体サイズは高さ約202×幅165×奥行21mm、質量約27g(ブラシヘッド装着時・単4電池含まず)。ワンボタンのシンプル操作で、オン/オフのみ、モードは1つ。ブラシヘッド1本・トラベルケース・単4形アルカリ電池同梱

 

そのため、使い方は手磨きブラシに近い方法をとります。上位モデルのソニッケアーは、ブラシを歯に当てながら横に徐々にスライドさせて使いますが、Philips Oneは振動させながら手磨きブラシのように小刻みに動かして磨きます。これにより、初めての人でもスモールステップで電動歯ブラシに移行できると、フィリップスでは説明しています。

↑Philips Oneの振動数は手磨きより格段に多いのですが、ソニッケアーに比べると少ないため、手磨きのように小刻みに動かしながらブラッシングします

 

↑ブラシヘッドは歯にフィットする形にカットされています

 

10~20代をターゲットにポップなカラバリを用意

Philips Oneのターゲットは、電動歯ブラシ未経験の10代後半から20代前半のZ世代およびミレニアル世代。若い世代に楽しく毎日使ってもらうため、サンゴ/マンゴー/ミント/ミッドナイトブルーの4色のポップな本体カラーを採用しました。さらに、替えブラシの色を変えることで楽しくカスタマイズできます。替えブラシは2本組で1320円(税込)。ちなみに電池は約3か月(2分間のブラッシングを1日2回)で、ブラシの交換時期も同じ約3か月。乾電池と一緒にブラシも交換すれば、ブラシ交換を忘れることがありません。

↑若い世代のユーザーを意識してポップなカラー4色を用意(左から:ミント/サンゴ/ミッドナイトブルー/マンゴー)

 

↑替えブラシ交換の際にあえてカラーを変えることで、自分だけのカスタマイズが可能です

 

また、小さく軽くなったことで、オフィスや学校など自宅以外への持ち運びニーズも出てくると考え、Philips Oneには本体と同色のトラベルケースを付属します。このケースも約29gと軽量で、バッグの中でも邪魔になりません。また、振動が小さく音も小さいため、オフィスの給湯室や学校のトイレで使用しても周りの迷惑にはならないでしょう。同社の通常モデルより少ないとはいえ、電動歯ブラシは手磨きよりも圧倒的に多いストローク数で磨けるため、短時間でツルツルにブラッシングできるのが大きなメリット。そのうえ、Philips Oneは小型軽量で気軽に持ち歩くことができ、いつでもどこでも素早く、質の高い歯磨きができるというわけです。

↑本体と同色のトラベルケースを付属

 

歯間の汚れを強力な「X水流」で洗うフロッサーも発売

一方、フロッサー2種は、据え置き型の「ソニッケアーパワーフロッサー 3000」(実売価格1万9800円・税込)が11月中旬発売、充電式の「ソニッケアーコードレスパワーフロッサー 3000」(同1万4740円)が2022年2月の発売を予定しています。

↑左が据え置き型の「ソニッケアーパワーフロッサー 3000」で本体サイズは高さ約185×幅135×奥行90mm、質量約700g、ホースの長さ約1100mm、タンク容量550ml。右が充電式の「ソニッケアーコードレスパワーフロッサー 3000」で、本体サイズは高さ約306×幅68×奥行68mm、質量約290g、タンク容量約250ml、充電時間約8時間で約3週間使用可能(1日1回1分使用)

 

フロッサーは、歯ブラシでは除去できない歯間の汚れを強力な水流で洗い飛ばすツール。細い糸で作られたデンタルフロスの代用品といえますが、デンタルフロスは歯間を通すのに力が必要な場合があるほか、奥歯の隙間が届きにくい、力を入れすぎて歯茎を痛める、時間がかかるなどの問題があります。その点、フロッサーを使えば、短時間で手早く、確実に歯間の汚れを除去できます。また、デンタルフロスでは届かない歯の付け根、いわゆる歯周ポケットにも水流を届けて汚れを除去することが可能です。

↑加齢により歯茎が下がり、歯の隙間が大きくなると食べかすが詰まり、ブラッシングだけでは除去できなくなってきます。この汚れが歯周病の原因となるので、デンタルフロスの使用は必須。しかし、痛いし時間がかかって面倒

 

新製品は除去力をより高めるため、新たにX型の水流を発生させる「カドストリームノズル」を採用しました。細い水流が4方向に広がり、一度で歯間および歯茎の隙間にも水流を届けます。ノズルはソフトラバーを採用しているので、歯茎に押し付けても痛くなく、歯茎を傷つけにくくなっています。なお、1本の水流が噴出するスタンダードノズルも付属。

↑カドストリームノズルの採用でX型の水流を発生させ、歯と歯の隙間および歯と歯茎の隙間の汚れを一度に除去

 

据え置き型は、水流の強さを10段階に設定でき、水タンクは550mlの大容量。充電式は3段階の水流設定で水タンクは約250ml、充電はUSBケーブルで行い、充電時間は約8時間、1回の充電で約3週間の使用が可能(1日1回1分間の使用)です。フロッサーは大量の水を口中に吹き入れるため、水が飛び散ったり、口から大量の水がこぼれ落ちたりしますが、コードレスモデルは入浴中に使用できるので、洗面所が水浸しになる心配もありません。

↑水流の強さを微妙にコントロールしたい、一度の注水でクリーニングを終えたい場合は据え置き型、風呂場で入浴時にクリーニングしたい場合はコードレス型を選びましょう

 

このほか、毎分約3万1000回の高速振動で音波水流を発生させるソニッケアーシリーズのエントリーモデル「3100シリーズ」も11月中旬に発売。実売価格は6490円(税込)。

↑ソニッケアーエントリーモデルの3100シリーズも発売。ワンボタン・ワンモードのシンプル設計。本体サイズは高さ約238×幅25×奥行26mm、質量約97g。充電時間約24時間で約2週間の使用が可能(2分間のブラッシングを1日2回)

 

マスク生活はまだしばらく続きそうですが、1日マスクをしていると自分自身の口臭が気になりますよね。マスクは口呼吸になりがちで、口腔内が乾いて雑菌が繁殖することにより、口臭の要因ともなっています。気持ちよく過ごすためにも、電動歯ブラシとフロッサーを併用し、清潔で健康な口腔内を心がけたいものですね。

電動歯ブラシの高級化ニーズを狙え! ブラウンが約3万円の新モデルで「はみがきスイッチ」運動を推進

P&Gジャパンは2021年10月1日、電動歯ブラシブランド「Oral-B by Braun」の新製品「オーラル B iO7 ブラックオニキス」を発売しました。市場想定価格は2万9800円(税別)で、最上位シリーズ「オーラル B iO(アイオー)」をより多くのユーザーに使ってもらうべく価格を抑えたモデルとなっています。また、来年の2022年1月28日にはさらに価格を抑えた「オーラル B iO6 グレーオパール」(市場想定価格2万4800円・税別)を発売する予定で、同社ではこれら新製品の発売を機に、手磨きブラシから電動歯ブラシへと切り替える「はみがきスイッチ」運動を推進していく考えです。

↑左から、2020年に発売になったフラッグシップモデルのオーラル B iO9、6モード搭載・3Dトラッキングシステム非搭載のiO8、新発売のiO7、2022年発売予定のiO6

 

マスク生活で口内環境に意識が高まる流れを受け、新モデルを投入

2020年秋に発売したフラッグシップモデルの「オーラル B iO9」は、スタート価格3万9800円(税別)という国内電動歯ブラシ市場における平均売価の4倍の価格にもかかわらず、2か月分の出荷予定数を1日で出荷するほどの人気となったそう。その理由は、新型コロナウイルスの蔓延で健康および衛生環境に対する意識が高まり、また、長期的なマスク生活で自分の口臭を気にするようになったことで、口腔環境に対して意識が高まったため。その結果、自宅でより質の高いオーラルケアを実践したいというニーズが増大し、高価格帯の電動歯ブラシに注目が集まったのでは、とP&Gでは分析しています。

 

この流れをさらに加速すべく、同社はより求めやすい価格のiO7を発売することとしました。本機は歯磨きという本質的な機能・性能は上位機種のiO9と同じ。歯の一本一本を包み込むようにフィットする丸型回転ブラシに、「遠心マイクロモーション」を加えることでブラシの毛一本一本が振動し、毛の先端までパワーを伝えて歯垢をこすり取ります。この「遠心マイクロモーション」を生み出すため、リニアモーターカーと同じ原理のリニアマグネティックシステムを搭載。モーターが生み出すパワーを余すところなく毛先に伝えます。

↑独特の丸型回転ブラシと、毛先まで振動して歯垢をこすり落とす遠心マイクロモーションにより、手磨きよりも高い歯垢除去力を発揮するとのこと

 

↑リニアモーターカーと同じ原理のリニアマグネティックシステムを搭載。磁気のパワーをそのままブラシの毛先まで伝達し、遠心マイクロモーションを生み出します

 

このほか、光るリングで最適なブラシ圧をガイドする「スマート押し付け防止センサー」も搭載。押し付け圧が強すぎると歯と歯ぐきを傷めてしまい、逆に弱すぎると歯垢がきちんと除去できませんが、同センサーによって最適な圧力を色の変化で教えてくれるので、強すぎず弱すぎない絶妙な力加減で磨くことができます。

↑スマート押し付け防止センサーにより、白(弱い)→緑(最適)→赤(強い・写真)に光るリングで最適なブラシ圧を教えてくれます

 

フラッグシップモデルよりお手頃価格になった理由

このように歯垢除去力はフラグシップモデルと同等ということですが、ではどこを削ることで価格ダウンを実現したのでしょうか? 1つはブラッシングモードを7つから5つに減らしたこと。「標準」「やわらか」「歯ぐきケア」「ホワイトニング」「しっかりクリーニング」は搭載し、「超やわらか」と「舌クリーニング」の2つのモードを省いています。さらに、iO9で搭載した、スマートフォンで歯磨きした位置を確認できる「3Dトラッキングシステム」も省略しています。

 

ただし、「人工知能ブラッシング認知機能」は搭載しているので、スマホでブラッシングの確認は可能。「3Dトラッキングシステム」は外側・内側・噛み合わせ面など16エリアに分割してブラッシングを立体的に捉えるのに対し、「人工知能ブラッシング認知機能」は6エリアに分割して検知するのみで、内側・外側といった立体的な把握はできません。このほか、表示パネルがカラーからモノクロになり、トラベルケースが充電非対応になったという違いもあります。

↑iO9ほど精緻ではありませんが、AIがリアルタイムでブラッシングを判断し、磨き残しを教えてくれます

 

なお、充電はiO7では急速充電対応のマグネット式を採用しており、3時間で満充電になります。一方、2022年に発売する「オーラル B iO6」は、充電台に従来の差し込み式を採用することで、さらにコストダウンを図っています。ただし、満充電までに最大12時間かかります。

↑iO7は急速充電対応のマグネット式充電スタンドとカバー付きブラシホルダーを付属

 

↑iO6は従来型の差し込み式充電スタンド(急速充電非対応)を付属

 

替えブラシに関しては、iO9が標準の「アルティメイトクリーン」2本を付属しているのに対し、iO7とiO6は「アルティメイトクリーン」1本に加えて新開発の「ジェントルケア」を1本付属。これは、2種類の凹凸毛を4000本密集させて歯ぐきのキワから歯間までを優しく磨き上げることができるブラシです。ブラシ自体がやわらかいので、「超やわらかモード」が省略された点をこの新付属のブラシでカバーできそうです。

 

iOシリーズで歯磨きの質が上がったのを実感

P&Gジャパンでは「はみがきスイッチ」運動の一環として、自社の社員約3500人にiOシリーズを無償提供したとのことです。まずは、社員がその魅力を知らなければ、ということですね。筆者も長年、電動歯ブラシを愛用していますが、手磨きに比べて少ない力と時間で歯がツルツルになる快感を味わってしまったため、手磨きにはもう戻れない身体となってしまいました。

 

筆者もiOシリーズを試してみたところ、歯の一本一本を包み込むように磨き上げる独特のブラシ形状と、光るリングで適切なブラシ圧を教えてくれる機能で、歯磨きの質がより上がったように感じます。緊急事態宣言は解除されましたが、まだしばらくはマスク生活が続くことでしょう。最上位の性能を持つiOシリーズが求めやすくなったこの機会に、みなさんも「はみがきスイッチ」を試みてはいかがでしょうか。

2021年度、まず改めるべきは「歯磨き」習慣。 パナソニックの“最新ドルツ”で新生活に「快感」が訪れた!

新年度が始まる4月。大学進学や就職、転勤・転職・部署異動で生活が変わったり、新たな出会いがあったりと、本来であれば刺激に満ちた季節のはずだが、今年はいつもとは違った春を迎えることになった人も多いのではないだろうか。新年度という節目を感じられないまま、マンネリとした日々が続いてしまいそう。

 

この春、そう感じている人は、気持ちのオンオフを切り替える”スイッチ”を自分で作ってみては、いかがだろうか。GetNavi webが提案する”スイッチ”は、パナソニックの音波振動歯ブラシ「ドルツ」だ。ドルツが新生活にふさわしいと考える理由を、3つ紹介。もちろん、当サイトらしく製品の掘り下げもしていく。

 

【今回紹介する製品】

パナソニック

音波振動ハブラシ

ドルツ EW-DT51

オープン価格

昨年10月に発売された「ドルツ」シリーズの最新モデル。パナソニック独自の「ヨコ磨き」に「タタキ磨き」を加えた「W音波振動」で驚きの歯垢除去力と磨き感を実現。また「ドルツ」モデルとして、初めてBluetooth経由のスマートフォンアプリ連携機能を備え、専門家監修のレッスン動画などを見ながら正しい磨き方をマスターできる。充電は、フル充電(1時間の充電で約22日/約90分)のほか、2分間クイックチャージ(2分間の充電で1回/約2分間)も可能。

 

【パナソニック 音波振動ハブラシ「ドルツ」EW-DT51を写真で紹介!(画像をタップすると閲覧できます)】

 

 

【ドルツが新生活に効く理由1】

朝/昼/晩で1日3回も自分をリセットできて、とにかく快感!

朝起きて朝ご飯を食べ、身支度もそこそこになんとなくパソコンに向かう。気づけば日が暮れて、外に一歩も出ないまま1日が終わる……。テレワークやオンライン授業が日常になってくると、そんな漫然とした日々の連続となり、気持ちの切り替えが難しくなってくることもあるだろう。そんな気持ちを上手に切り替える方法として取り入れてほしいのが、歯磨きだ。

 

歯磨きをすると口の中がスッキリして、リフレッシュしたような気持ちになれるのは、多くの人が体験していると思うが、実はそれは気のせいではない。ある検証によると、「歯磨き行動が脳を活性化し、気分をリフレッシュする効果を持つ可能性」があると言われている(※)のだ。つまり1日の中で気分を切り替える”スイッチ”として、歯磨きが活用できるというわけだ。

※出典:産業衛生学雑誌「歯磨き行為の積極的休息への応用について

 

歯磨きをするベストなタイミングは人によって異なるかもしれないが、たとえば、こういう使い方はどうだろう。朝起きたら、まず歯を磨いてスッキリ目覚める。あるいは朝食後、歯磨きを合図に勉強や仕事モードに入る。昼食を食べて少し休憩したら、歯磨きをして気持ちを切り替え、午後の学習や仕事をこなす。そして夜、夕食を食べ終わった後、または入浴後に歯を磨き、気持ちを整えて1日を終える──。そんな歯磨き習慣にぜひ、ドルツを使ってみてほしい。

 

歯磨きが正しくできていないと、次第に歯周ポケットには歯垢が溜まっていくが、ドルツはそんな歯周ポケットにひそむ歯周病プラーク(※)をかき出してくれる。歯科医師の87%が推奨する「ヨコ磨き」に加え、1mm幅で細かく振動する理想の磨き方を実現。さらにヨコ磨きとタタキ磨きを実現する2つのモーターを搭載しており、歯間部の汚れに立体的にアプローチするため、磨き残しのない達成感も味わえる。磨き終わったときの爽快感は格別だ。

歯周病の原因となる歯垢のこと

 

↑スイッチを入れると、ドルツが約31,000ストロークの超高速で振動する。本体は動いていないのに、歯ブラシ部がブレているように見えるのはそのためだ

 

↑毛先を歯と歯ぐきの境目に向け、45°の角度に当てて磨く「バス法」は歯周ポケットケアに(写真)、歯の外側に対しては歯ブラシの毛先を歯に垂直に当て細かく動かし、歯の内側では45°に当てて磨く「スクラビング法」は歯面の歯垢除去に適しているという

 

↑EW-DT51には、4種類の歯ブラシが付属しており、目的や部位に合わせて付け替えられる。左から、ポイント磨きブラシ、極細毛ブラシ(コンパクト)、クリーン&ホワイトブラシ、極細毛ブラシ(ラージ)

 

【ドルツが新生活に効く理由2】

制約が多い時代だからこそ、制約の少ないプロダクトを選ぶ

コロナ禍の今、私たちは多くの制約の中で日々過ごしている。外出自粛によるテレワークはもちろん、気の合う仲間と楽しむ食事やライブ、スポーツ観戦などのイベントも自粛、さらに外出時は必ずマスクを着用……と数えあげたらキリがない。こんなときだからこそ、せめて自分が使うプロダクト選びには、できるだけ制約が少なく、スムーズに使える視点を加えてもいいのではないだろうか。

 

ドルツに装着するブラシは、ヘッドとネックが非常に薄く、奥歯の歯周ポケットもスムーズに磨きやすいのが特徴だ。実際どれだけ薄いのか、従来モデルの歯ブラシと比べてみたところ、従来モデルのヘッドの厚みが5mmであったのに対し、本モデルは3.2mmと1.8mmも薄い。また毛先の細さ約0.02mmの極細毛ブラシなので、歯周ポケットに入り込みやすく、汚れをしっかりかき出してくれる。

 

↑従来のモデル(右)に比べると、ヘッドやネックの厚みの違いは一目瞭然。これだけ違うと、口に入れたときの感覚もかなり違う

 

↑ヘッドもネックも薄いので、奥歯にも

 

使い終わったらパッと差し込むだけで充電できる充電スタンドも、充電や収納といった制約から解放してくれるポイントだ。見た目がスタイリッシュなだけでなく、本体を浮かせた状態で充電できる「フロートチャージ」を採用したことで、汚れもサッと拭き取れる。充電もスピーディーで、たった1時間の充電で22日間(約90分)磨けるほか、うっかり充電を忘れても、2分間の充電で1回(約2分間)磨けるクイックチャージ機能を搭載。つまりコードレスにありがちな「充電を忘れたから使えない」といった制約からも解放してくれるのだ。

 

↑電動歯ブラシの充電台は汚れがちだが、ドルツはフロート形状にすることで問題を解決。洗面台に置いても絵になるスタイリッシュなデザインも魅力だ

 

 

【ドルツが新生活に効く理由3】

自分とじっくり向き合えるチャンスのいま、自分自身を見直そう

この1年、外出自粛による「コロナ太り」や、長いマスク生活による「マスク老け」なる言葉が流行ったように、気がついたら生活習慣が乱れていた、という人も多いだろう。しかし新年度が始まるいまこそ、自分自身を見直し、新たな生活習慣を採り入れるチャンスだ。歯磨き習慣をはじめ、食生活や運動など、生活習慣を見直して、いまの自分に本当に必要なものは何か、取捨選択してみてはいかがだろうか。

 

なかでも歯磨きは、将来にわたって口の中を健康に保つために重要な習慣だ。日本歯科医師会も、80歳までに歯が20本残っていれば、生涯自分の口で食事が摂れ、健康的な生活が送れるとして「8020運動」も推進している。とはいえ、自分が本当に正しく磨けているのか、自信がない人も意外と多いのではないだろうか。その点、ドルツはスマホアプリと連携して正しい歯周ケアの方法を教えてくれるので、改めて正しい歯磨き方法をマスターできる。

 

具体的に何ができるのか。歯磨きの際、ドルツ本体とドルツアプリをBluetoothで連携すると、スマートフォンに専門家監修の歯磨きレッスン動画を表示することができる。その動作に合わせて一緒に歯磨きすることで、正しい歯磨きができるというわけ。同時に、スマホの画面下にインカメラで自分の歯磨きしている様子も映せるので、比較することで正しい磨き方がマスターできるのだ。また歯ブラシを歯に押しつけすぎると、ブラシ振幅を抑制して磨きすぎを防止したうえ、画面上でも「押しつけすぎです」と注意喚起されるため、適度な力加減も自然と身につく。

 

自分に合わせた磨き方コースを作れるのも面白い。強さ(強め・ふつう・弱め・かなり弱め)、時間(約2分・3分・4分)のほか、歯ぐきの腫れや出血、痛いところや歯並びの特徴を歯式図上で選ぶことで、個々の状態に合わせたケアができるオリジナルコースが作れる。さらに、歯磨きを開始した時間や実施時間、結果などがカレンダーに記録されるので、歯磨きの習慣づけや見直しなど、健康管理に役に立てるのもいいだろう。

 

↑ドルツはBluetoothと連携することで、さらに正しい歯磨き方法を身につけることができる。今までの歯磨きに不安がある人は、ぜひ試してほしい

 

ドルツを使って気持ち良い新年度をスタートしよう

以上のように、ドルツは単に歯磨きがラクになる電動歯ブラシではない。私たちの気持ちを切り替え、様々な制約から解放し、正しい歯磨き習慣を身につけさせてくれる、まさに今の時代にふさわしいアイテムなのだ。もっとも、歯を磨いてリフレッシュしたくなるのは、必ずしも自宅にいるときだけではないだろう。そんなときは、付属の携帯ケースに入れて持ち運ぶこともできる。

 

↑外出先でもドルツが使えるよう、本体とブラシが2本収納できる携帯ケースが付属している

 

↑職場や出張先にもスマートに持ち運べる

 

この春、ドルツとともに新しい生活をスタートしてみてはいかがだろうか。

 

執筆/田中真紀子 撮影/我妻慶一

 

コストをかけずに「清潔感」を出す!! 「格安身だしなみ家電」の実力をプロがチェック

価格が安い、安すぎてちょっと心配になってしまうくらいの格安アイテムを、プロ・専門家が徹底的にチェック!今回のテーマは、ヘアードライヤーや電動歯ブラシ、衣類スチーマーなどの「身だしなみ家電」です。 独自機能やおすすめポイントなど、良いところも悪いところも含めて惜しみなくレビューをお伝えしていきます。

 

【○×判定した人】

家電ライター・平島憲一郎さん

調理家電から掃除機、美容・健康家電まで、生活家電記事全般を担当。検証企画も多数手掛けています。

 

その1

カセット式タンク採用で給水の煩わしさが激減したスチーマー

アイリスオーヤマ

衣類スチーマー KIRS-01

実売価格5518

ハンガーにかけたまま服のシワが伸ばせるスチーマー。水タンクが着脱式で給排水が簡単です。スチームは連続約5分半使えるほか、本体底面のかけ面でアイロンがけもでき、頑固なシワもしっかり伸ばせます。

SPEC●消費電力:950W ●注水量:約60mℓ ●立ち上がり時間:35秒 ●連続スチーム時間:約5分30秒 ●アイロンかけ面温度:中温(約160℃) ●コード長:約2.5m ●サイズ/質量:W70×H130×D165㎜/約790g

 

【Check!】

機能性:○

かけ面付きで簡易アイロン可

「『かけ面』があり、付属のミトンを使ってハンガーにかけたままプレスすることも可能。ただ、面積は小さくあくまで簡易的です」(平島さん)

 

給・排水:○

カセット式で給・排水が簡単

「給水タンクが取り外せ、水道からの給水が簡単。使用後もタンクだけ外して残った水を捨てられ、タンク内を清潔に保てます」(平島さん)

 

操作性:×

ボタンを押したまま長時間使うと疲れる

「親指でボタンを押し続ける方式なので、長時間のスチームはやや疲れます。本体が少し重いのも、長く使うと負担になるかも」(平島さん)

 

総評

「タンクが着脱式なのは、給水が簡単なうえ本体に水もかからず、実はポイントが高い。スチームが均一に出るなど、基本性能もしっかりしています」(平島さん)

 

 

その2

4枚刃やコーム付きトリマー刃など価格帯以上のハイスペック機

IZUMI

A-DRIVE IZF-V757

実売価格4690

広い接触面で肌にやさしくシェービングできる4枚刃モデル。トリマー刃に高さ3段調節可能なコームを搭載し、ヒゲを好みの長さに調整できます。米国国防総省の調達基準「MIL-SPEC」準拠で風呂剃り可。

SPEC●刃枚数:4枚刃 ●内刃駆動方式:往復式 ●電源:充電・交流式 ●充電時間:約2時間 ●使用可能時間:約28日(1日1回3分使用) ●耐久性:MIL-SPEC準拠 高防水設計 ●サイズ/質量:W61×H156×D45㎜/約184g

↑MIL-SPEC準拠で水深1.5mに30分浸けてもOK。耐振動・耐衝撃性もあり、過酷な使用に耐えます。タフなデザインも◎

 

【Check!】

剃り味:○

4枚刃で爽快に深剃り

「4枚刃により、広い接触面積で肌への圧力を分散。ややヒリつきは残りましたが、肌に押し付けることなく深剃りができました」(平島さん)

 

機能性:○

コーム付きトリマー刃を搭載

「トリマー刃のグルーミングコームは高さを2/4/6㎜に3段調節。操作性は専用機に劣りますが、ヒゲやモミアゲを手入れできます」(平島さん)

 

使いやすさ:×

トリマーのコームが鼻に当たる

「鼻の下を剃る際に、トリマー刃のコーム部分が鼻に当たる。本体の表裏を返せば剃れますが、いちいち持ち変えるのはやや面倒」(平島さん)

 

総評

「この価格で4枚刃の快適なシェービングを体感できるのは魅力。肌が特別に弱い人でなければ、十分オススメできる深剃り性能です」(平島さん)

 

 

その3

パワフルな風と速乾ノズルでスピーディにヘアドライ!

パナソニック

ヘアードライヤー イオニティ EH-NE59

実売価格3230

1.9㎥/分の大風量で、髪を素早く乾かす軽量ドライヤー。「速乾ノズル」が生み出す強風と弱風が濡れた毛束をほぐし、髪を効率よくドライします。マイナスイオンが髪の表面をコートし、艶やかな仕上がりに。

SPEC●消費電力:1200W(ターボ時) ●温風温度:約85℃(ターボ時)/約105℃(ドライ時) ●風量:1.9㎥/分 ●コード長:約1.7m ●サイズ/質量:W208×H215×D89㎜/約475g

↑「速乾ノズル」はノズル中央から縦型の強風、外側から弱風を放出。これにより髪の内部まで風が届き、髪を短時間で乾かせます

 

【Check!】

風量:○

パワフルな風と軽量設計で快適に乾かせる

「1.9㎥/分のパワフルな風でスピーディに髪を乾かせます。約475gと軽く、機能もシンプルなので片手で操作できて快適です」(平島さん)

 

トレンド機能:○

マイナスイオン機能を装備

「マイナスイオン機能で髪のツヤがアップ。温風とマイナスイオンの吹出口を分け、マイナスイオンが含む水分を熱から守ります」(平島さん)

 

温度切替え:△

温度がもの足りないかも

「ターボモードにし続けると、やや温度が低くなる印象。一定の高温を保って乾かしたい場合は、ドライモードがオススメです」(平島さん)

 

総評

「マイナスイオンなどのトレンドも押さえてこの価格なので、人気なのも納得です。消耗品と捉えるなら高級モデルよりコレ、という選択もあり」(平島さん)

 

 

その4

わずか2分で手磨きの約2倍歯垢除去する電動歯ブラシの入門機

ブラウン

オーラルB すみずみクリーン やわらか

実売価格2980

丸型ブラシが特徴の電動歯ブラシ「ブラウン オーラルB」の入門モデル。毎分約7600回の左右反転運動により、2分間で手磨きの約2倍の歯垢除去力を実現します。付属の「やわらか極細毛ブラシ」は、0.01㎜の毛先で歯茎にもやさしいです。

SPEC●駆動方式:回転式(左右反転式) ●回転数:約7600回/分 ●電源方式:充電式●充電時間:約16時間 ●使用可能時間:約5日(1日2回、各2分間使用した場合) ●サイズ/質量:W31×H220×D31㎜/115g

↑極細毛と通常ブラシの毛を組み合わせた「やわらか極細毛ブラシ」。「マルチアクションブラシ」など、ほかのブラシも本機に装着して使えます

 

【Check!】

操作性:○

丸型ブラシで効率よく歯垢除去

「歯科クリーニング器具に発想を得た独自の丸型ブラシを採用。毛先を歯の表面に軽く当てるだけで、効率よく歯垢が取れます」(平島さん)

 

歯垢除去力:○

歯と歯のあいだもアプローチ

「毎分約7600回の高速反転運動で、奥歯や歯茎のキワの汚れも逃さず除去。ブラシを押し付けず、やさしく歯に当てるように磨くのがコツ」(平島さん)

 

メンテナンス性:×

充電器に水が溜まりやすい

「充電器に溝があり、洗面所に置くと水が溜まりやすく、水汚れが心配。水まわりで充電するときは、こまめに水分を拭く必要あり」(平島さん)

 

総評

「オーラルBシリーズはブラシ回転数などスペックの差はあれ、基本技術はほぼ同じ。これを使って気に入ったら、より上位のモデルを使うのもオススメ」(平島さん)

 

 

監修/戸井田園子

たった2分でツルッツル!「手磨き10分以上」のライター、フィリップスの電動歯ブラシに衝撃を受ける

7月2日より発売される、フィリップスの電動歯ブラシ新製品「ソニッケアープロテクトクリーン」シリーズ。その新製品発表会が東京・昭和大学歯学部で開催されました。電動歯ブラシ初心者にぴったりという製品の特徴とは? 発表会の模様を通してレポートしていきます。

↑ゲストのフリーアナウンサー、高橋真麻さん

 

9800円~のお手ごろ価格で「過圧防止センサー」を搭載

↑「プロテクトクリーン」はライトブルーとパステルピンクの2色展開

 

今回発売される「ソニッケアープロテクトクリーン」シリーズは、電動歯ブラシ初心者向けの製品。エントリークラスの「プロテクトクリーン」、ミドルクラスの「プロテクトクリーン<プラス>」、上位機種の「プロテクトクリーン<プレミアム>」の3機種が発売されます。

↑「プロテクトクリーン<プラス>」はホワイトミント、ライトブルー、パステルピンクの3色展開

 

シリーズに共通する特徴としては、歯茎を痛めないようブラッシングの力を抑制する「過圧防止センサー」と、ブラシヘッドに搭載されたチップによるブラシヘッドの交換時期の通知機能が搭載されていること。また、毎分3万1000回の高速振動による音波水流により、歯の隙間や奥歯の歯垢もしっかり除去することが可能です。

↑最上位機種の「プロテクトクリーン<プレミアム>」はホワイトのみ。なお、2018年夏ごろにブラックも発売予定となっています

 

エントリークラスの「プロテクトクリーン」は、通常モードにあたるクリーンモードのみ。「プロテクトクリーン<プラス>」はクリーンモードに加え、歯と歯ぐきの境目を磨くモードを追加したガムケアモードを搭載。「プロテクトクリーン<プレミアム>」はクリーンモード、ガムケアモードのほか、ステイン(汚れ)の除去に効果的なホワイトモードを搭載しています。また、ブラシヘッドを認識して最適な強さとモードに設定する機能も搭載。

 

発売は7月2日から。想定市場価格(以下すべて税抜)は「プロテクトクリーン」が9800円、「プロテクトクリーン<プラス>」が1万4800円、「プロテクトクリーン<プレミアム>」が1万9800円となっています。

 

全身疾患の予防のためにも口腔ケアは重要

↑フィリップス・ジャパンのマーケティング&BCD兼戦略企画・事業開発統括本部長の相澤 仁さん

 

発表会では、最初にフィリップス・ジャパンの相澤 仁さんが登場。フィリップスでは、2025年までに1年間で30億人の健康と生活の向上を目指すため、健康的な生活、予防、診断、治療、ホームケアといった、ヘルスケアの価値連鎖全体で捉えています。

 

相澤さんによると、「なかでも口腔ケアはとても重要。虫歯や歯周病を予防することで、老人に多い誤嚥性肺炎や糖尿病、循環器系の病気、動脈硬化といった疾患の予防につながります。そのためにも、今回のソニッケアープロテクトクリーンで、幅広い層の人たちに電動歯ブラシによる口腔ケアを始めてもらいたい」とのことでした。

たった2分で歯がツルツルになったことが衝撃!

発表会のあとは、実際に「プロテクトクリーン」を体験。使用したのは中位モデルの「プロテクトクリーン<プラス>」です。ブラシヘッドを取り付けてスイッチを入れるだけですぐに使えます。ブラシヘッドを口に入れて、軽く歯と歯茎に当てていると、最初は唇が少しむずかゆい感じですが、すぐに慣れます。

↑歯の模型でデモンストレーション。毎分約3万1000回の高速振動しているブラシヘッドを軽く当てると、模型内の水が細かく波打つのが見えます。「過圧防止センサー」は強く当てるとハンドルのランプと振動で教えてくれます

 

磨くコツとしては、口の中を4分割し、それぞれ30秒ずつ、合計2分くらいで磨くようにすること。実際に歯磨きを終えると、歯の表面がツルツルになります。普段、手磨きで10分以上時間をかけている筆者にとって、たった2分でツルツルになったのはかなりの衝撃でした。

↑これがブラシヘッド交換通知ランプ。ブラシヘッドに埋め込まれたRFIDチップが、回数、使用時間、加圧レベルなどを計測し、交換時期を教えてくれます

 

「歯を痛めそう」「高い」と思っていた人こそオススメ

また、ズボラな筆者にとってブラシヘッドの交換通知機能はとてもいいと感じました。ソニッケアーのブラシヘッドならすべて使用できるということなので、いろいろ使い分けるとさらにいいかもしれません(ガムケア用ブラシヘッドやステイン除去用ブラシヘッドなどを用意)。

 

「電動歯ブラシは使ってみたいけれど、歯茎を痛めそう」「電動歯ブラシは高い」という理由で使っていなかった人こそ、「ソニッケアープロテクトクリーン」シリーズはオススメ。過圧防止センサー搭載で歯や歯茎にやさしく、本体のお値段も約1万円~とリーズナブル。いつまでも健康な歯でいたいのならば、電動歯ブラシは必須ですよ!

↑発表会では、8年以上フィリップスのソニッケアーを愛用しているというフリーアナウンサーの高橋真麻さん(写真左)と昭和大学歯学部の真鍋厚史教授(写真右)によるトークセッションも。高橋さんは、「プロテクトクリーン」もすでに使っており、磨き心地はもちろんのこと、スタイリッシュなデザインも気に入っているとのことでした。真鍋教授は、「白く美しい歯を保つためには、医師による正しいホワイトニング施術と、電動歯ブラシによるブラッシングが必要」と解説

【Amazon】900円電動ハブラシ、4000円スティック掃除機の実力は? 家電のプロがレジェンド級アイテムをチェック

今回は、最上位機種のような“至れり尽くせり”感はありませんが、基本性能と実用的な機能をしっかり押さえ、Amazonで高評価の超高コスパなアイテムを紹介。家電の達人・戸井田園子さんがその実力をチェックしました!

●実売価格やサービス内容、ランキングは、2018年5月15日現在、編集部調べの情報です。最新の価格やサービス内容はAmazon.co.jpでご確認ください ●AmazonおよびAmazon.co.jpは、Amazon.com,Inc.またはその関連会社の商標です

 

【レビューした人】

家電コーディネーター

戸井田園子さん

核心を突く製品評価で多くの読者からの支持を獲得。一般ユーザーのクチコミにも日ごろから注目しています。

 

その1

【スティッククリーナー】たった4000円ちょっとなのに2Wayでパワーも十分!

「ハンディ掃除機としての使い勝手も優秀です!」

ツインバード

サイクロンスティック型クリーナー

TC-E123SBK

4111円

1.7㎏と軽量ながら、パワフルな吸引力を持つコード式スティック。ハンドル部を本体から外し、ハンディ機としても使えます。ダストケースとフィルターは丸洗いできます。サッシの掃除に便利な隙間ノズルも付属。

SPEC●集じん容積:0.6ℓ●消費電力:270W●吸込仕事率:70W●運転音:75dB以下●床用ノズル:ブラシなし●コード長:約4.5m●サイズ/質量:W225×H1020×D155㎜/1.7㎏

↑ハンドルがペタッと床にくっつく……とまではいきませんが、ヘッドの可動域は十分。テーブルやベッドの下もスムーズに掃除できます

 

↑質量1.7㎏と軽量なだけでなく重心が下側にあるので、長く掃除しても手首への負担が少ないです。部屋中快適に掃除できます

 

↑ハンディにした状態ですき間ノズルを装着すれば、サッシの掃除もラクにできる。コードは約4.5mあるので、不便さもほぼ感じません

 

↑ハンドルを外せば、階段の掃除がより手軽にできます。吸引パワーも十分あり、軽量コンパクトなので手首も疲れにくいです

 

あえてコード式にしたことで軽量・ハイパワー・安さを実現

「近年、掃除機分野ではコードレススティックが主流になりつつあります。だが低価格モデルの場合、低コストゆえに『吸引力がいまひとつ』という機種も多いです。

 

その点コチラが秀逸なのは、ヘタにコードレスにせず、給電式(コード式)にしたことで、低コストでも十分なパワーを持続できている点です。ハンドルを外してハンディになるのも、使いやすかったです。

 

コードを手動で巻く必要がある点、本格サイクロンでなく、フィルター掃除を怠ると吸引の持続力が落ちる点は、正直割り切る必要があります。ですがそれらを考慮しても、価格以上の性能があります。コスパを考えれば、アマゾンで人気が高いのも納得です」(戸井田さん)

 

その2

【LEDシーリングライト】10段階調光、明るさ記憶、リモコンetc.

「欲しい機能全部入りのLEDライト」

アイリスオーヤマ

LEDシーリングライト CL6D-5.0

3781円

薄さ93㎜のスリムデザインでどんな部屋にも合い、光束3300lmの広がりのある光で満たす。低価格にもかかわらず、10段階調や明るさメモリ機能、切タイマーなど便利機能の多さに驚き。5年保証もうれしいです!

SPEC●適用畳数:〜6畳●光色:昼光色相当●演色性:Ra83●器具光束:3300lm●発光効率:100lm/W●サイズ/質量:φ450×H93㎜/約1.0㎏

↑生活シーンに合わせて明るさを10段階に調節可能。切タイマーを設定すると徐々に暗くなり、30分で消灯します

 

↑手のひらになじむデザインのリモコンは、ボタン4つと超シンプル。1つのリモコンで複数機の操作(2チャンネル設定)も可能です

 

その3

【ドライヤー】日常使いにも旅行にも便利

「風量十分&マイナスイオンも搭載なのに破格」

IZUMI

マイナスイオンドライヤー

DR-RM36-W

886

マイナスイオンと1.2㎥/分の大風量で、髪をやさしく素早く乾かします。傷んだ髪に最適なヘアケアモードも同風量で使えるのが便利です。折りたたみ式で旅行などにも最適。“マイナスイオン”という、いまや必須のトレンド機能を押さえてこの価格はスゴい!

SPEC●消費電力:1200/600W●最大風量:約1.2㎥/分●モード数:3●温風温度:クイックドライ約90℃/ヘアケア約60℃●サイズ/質量(ノズル含む):約W197×H208×D76㎜/約440g

 

↑モード切り替えはクイックドライ(90℃)、ヘアケア(60℃)、クールの3通り。風量切り替えはありません

 

その4

【電動歯ブラシ】初めての電動歯ブラシはコレで決まり!

「1000円以下でも歯垢除去力はホンモノ!」

ブラウン

オーラルB

プラックコントロール

DB4510NE

927

旅先でも手軽に使える乾電池式。上位機種同様の丸型ブラシと高速反転振動方式(※)を採用、手磨きの約2倍の歯垢除去力を持ちます。2分経過を振動の変化で知らせるタイマー機能で、しっかり丁寧な歯磨きをサポートします。

SPEC●電源:単3形アルカリ乾電池2本●駆動方式:回転式●モード数:1●電池交換目安:1か月(1日2回各2分使用の場合)●付属ブラシ:ベーシックブラシ●サイズ/質量(ブラシ含む):W31×H210×D36.5㎜/92g

※:上位機種は3D丸型回転(高速反転+上下振動)。DB4510NEは上下振動なし

↑毎分約9600回転の振動で、効果的に歯垢をかき出す。口内で歯に軽く毛先を当てて、ゆっくりと移動させるのがコツです

 

↑歯科クリーニング器具に発想を得た、独自の丸型ブラシを採用。歯と歯ぐきの境目にぴったりと合い、丸い形の歯にもフィットします

 

ブラウン独自の〝磨き〟がこの安さで買えるのは驚き

「ブラウンは、実に幅広い価格帯のモデルがラインナップされています。本機は、安価なベーシックブラシを付属するエントリーモデルですが、上位機ゆずりの機能を備えつつ驚きの価格を実現しています。

 

電源が必要ない乾電池式なので、オフィスや旅先など、充電しにくい環境下でもストレスなく使えるのも魅力。ただ、電池が入るぶんボディがやや太くて重くなりました。上位モデルのような機能がすべて搭載されているわけではないため、歯垢除去力は落ちますが、圧倒的にコスパは良いです。本格的な電動歯ブラシを買う前のお試し用としては最適な一本と言えます」(戸井田さん)

 

その5

【シェーバー】3枚刃でばっちり気持ち良く剃れる!

「浴室でも使えてコスパ最高です」

パナソニック

【Amazon.co.jp限定】ラムダッシュ

メンズシェーバー ES-AST2A-K

(フラストレーションフリーパッケージ)

6280

防水仕様を施し、カミソリ感覚で使える風呂剃り対応モデル。高速リニアモーター駆動とナノレベルまで鋭角化した内刃で、肌に負担をかけず深剃りできます。シェービングフォームをつけて使えば、より肌への摩擦刺激を軽減可能。

SPEC●駆動方式:リニアモーター駆動(約1万3000ストローク/分)●外刃:ステンレス刃物鋼3枚刃●充電時間:1時間●使用日数:1日1回3分使用で約14日●サイズ/質量:W64×H153×D48㎜/約160g

 

ラムダッシュES-GA21のアマゾン限定モデル

ラムダッシュはリニアモーター駆動や多彩な内刃・外刃の技術で深剃りと肌への負担の少なさを両立し、人気が高いです。そんな同社の基本技術が詰まったのがコチラ。

 

普通に洗面台で使用できるのはもちろんのこと、浴室でもそのまま使える防水設計なのがうれしいところ。5枚刃の上位機種に比べて深剃り度はやや劣りますが、ヒゲが濃い人でなければ十分満足できる剃り味です。手になじむグリップ形状で、ヘッドの操作もスムーズ。2009年発売で、流通はアマゾンのみとなっていますが、ロングセラーを記録中です。

↑独自開発のリニアモーターが、内刃を毎分約1万3000ストロークで高速駆動。とらえたヒゲを逃さず剃り落としていきます

↑外刃に適度な膨らみを持たせることで、肌の柔らかい部分にもしっかり密着。中央のスリット刃で長めのヒゲをカットします

 

その6

【加湿空気清浄機】高濃度プラズマクラスター、加湿・集じん能力、静音……

「型落ちだけど、最新モデルとほぼ同じスペック!」

シャープ

加湿空気清浄機

KC-G50-W

1万5400

薄型デザインに必要十分な性能を搭載。循環気流に乗せて放出した高濃度プラズマクラスターが室内の静電気を除去して、遠くのホコリも引き寄せてパワフル吸引します。3つのフィルターで花粉やPM2.5、気になるニオイも捕集。

SPEC●適用畳数:空気清浄23畳/加湿空気清浄15畳/プラズマクラスター約13畳●最大風量:5.1㎥/分●運転音:20〜52dB●サイズ/質量:W399×H615×D230㎜/約7.7㎏

 

ほぼ同機能の現行機種より1万円近く安く買えておトク

「省スペースかつスタイリッシュなデザインで、発売当初から人気だったモデル。加湿機能・プラズマクラスター・自動運転・高温高湿/乾燥低温みはり機能など、基本性能を見事に備えています。

 

安さの理由は、2016年秋発売のいわゆる『型落ち』モデルだから。最新モデルと比べて機能・性能に大きな差はないのに1万円近く安く、本当にお買い得です!

 

消灯すると自動で静音運転になるのも便利。適用畳数は23畳だが、プラズマクラスターを使った効率良い集じんを体感するなら、13畳以内での使用がオススメ」(戸井田さん)

 

↑プレフィルターは後ろから掃除機で吸い取るだけでお手入れ可能。パネルを外す手間がなくて便利です

 

↑8つのボタンが並ぶ操作パネル。「風量」ボタンでは多彩なモードに加え、プラズマクラスター運転にも切替えられます

 

その6

【衣類スチーマー】男性が使いやすいハンドルも魅力!

「スチーム十分&全方向対応で即効シワ伸ばし」

日立

衣類スチーマー CSI-S1 B

5360

使いやすいアイロン機能を搭載したスチーマー。スチーム噴出口を十字型に12個搭載し、広範囲にスチームを当てられます。全方向にアイロンがけできるダイヤ型かけ面、オープンタイプの持ち手採用で、手首に負担をかけずにアイロンがけができます。

SPEC●消費電力:約800W●連続スチーム:約6分●スチーム量:約11g/分●水タンク容量:約70mℓ●立ち上がり時間:約30秒●アイロン温度:約170℃●サイズ/質量:約W175×H125×D85㎜/約690g

 

秀逸なスチーム機能に加えアイロン機能が特筆モノ!

「申し分ないスチーム量をはじめ、スチーマーとしての性能が優秀。それに加え、本機はアイロン機能が使える! 独自のひし形形状で、シャツなどをプレスするとき、前後左右斜めと、どの方向にも本当にスムーズに動くのです。持ち手がオープンタイプなので、手が大きい男性でも使いやすいはず。

 

ちなみに最新モデルのCSI-RX1はアイロンとして使う際に温度を3段階切替えできるが、本機は170℃のみ。アイロンの使いやすさが日立のウリなので、温度調節できないのは残念ですが、それ以外は文句なしでオススメです」(戸井田さん)

↑十字に噴出口を配置し、縦横幅広くスチームを放出。上下・左右どちらに動かしても、効率的にまんべんなくスチームが当たります

 

↑ダイヤ型かけ面と滑りの良いチタンコートにより、軽快なアイロンがけが可能。先端を使い、ボタンまわりも細かくプレスできます

 

その7

【布団クリーナー】布団クリーナーを試してみたい人は買って損なし!

「高速たたき&ダニちりセンサー搭載で約7000円はおトク」

アイリスオーヤマ

超吸引

ふとんクリーナー

IC-FAC2

7275

軽量1.6㎏ながら、ハウスダスト除去率は98%以上(※)。6000回/分のノズルのたたき機能や温風機能、ホコリの量をランプ表示する機能など、実用的な機能が揃います。自立して収納できるなど、使い勝手も秀逸です。

SPEC●消費電力:400W●集じん容積:約0.2ℓ●たたきパッド振動回数:約6000回/分●コード長:4m●サイズ/質量:W250×H212×D459㎜(使用時)/約1.6㎏

※:ダニ由来のアレルゲンを含むハウスダストを想定した、テストダストを用いたアイリスオーヤマでの評価結果

↑「ダニちりセンサー」がハウスダスト量を検知。量によってランプの色が変わり、「きれい」を実感しやすいです

 

その8

【電子血圧計】血圧計を使い慣れていなくてもOK

「カフの巻き方やチェック機能が親切!」

オムロン

上腕式血圧計

HEM-7130

4980

カフ(腕帯)が正しく巻けたか確認できる血圧計。血圧値レベルを8段階で表示するため、高血圧基準値を超えていないかすぐわかります。カフはソフトな装着感で、腕にぴったり巻けます。直近10分以内3回分の平均値が出るのも便利。また、正確な血圧測定を行うため、測定のたびにカフが適切な強さで巻けているかチェックする機能を装備。結果を画面で通知します。

SPEC●電源:単3形アルカリ乾電池4本、専用ACアダプタ(別売)●血圧測定範囲:20〜280mmHg●脈拍数測定範囲:毎分40〜180拍●メモリ:60回●サイズ/質量:W107×H79×D141㎜/約280g

「電動歯ブラシこわい」人こそ使ってみて! フィリップス、約1万円からの「過圧防止センサー」搭載モデルを発売

フィリップス・ジャパンは電動歯ブラシ「ソニッケアー」の新シリーズから「ソニッケアー プロテクトクリーンシリーズ」を7月上旬より順次発売します。こちらは、モードと強さ設定、付属ブラシの違いから「プロテクトクリーン〈プレミアム〉」「プロテクトクリーン〈プラス〉」「プロテクトクリーン」の3シリーズに分かれています。実売予想価格はプロテクトクリーンが1万1660円、プロテクトクリーン〈プラス〉が1万5980円、プロテクトクリーン〈プレミアム〉が2万1380円です。

 

音波水流を発生させて毛先の届きにくい部分の歯垢も除去

「ソニッケアー プロテクトクリーンシリーズ」3機種の共通機能としては、毎分約3万1000 回の高速振動と幅広い振幅の組み合わせにより、唾液を活用した「音波水流」を口内に発生させ、毛先の届きにくい歯の隙間や奥歯の歯垢までしっかり除去すること。また、ブラッシングで力が入りすぎるとハンドルランプと振動で知らせてくれる過圧防止センサーを搭載。さらに、ブラシヘッドに内蔵されたチップにブラッシングの圧力と時間を記録し、適切なブラシの交換タイミングをランプで知らせてくれます。

 

3機種のうち、プロテクトクリーンはクリーンモードのみで、歯や歯ぐきの状態によって2段階で強さを変えることができます。カラーはライトブルーとパステルピンクの2色展開。

↑左からプロテクトクリーンのライトブルー(品番HX6863/66)とパステルピンク(品番HX6866/65)

 

プロテクトクリーン〈プラス〉はクリーンモードとガムケアモードの2つのモードで、歯ぐきのケアもできます。クリーンモードは通常ブラッシング、ガムケアモードは、クリーンモードに歯と歯ぐきの境目を磨くモードを追加した3 分間のモードです。強さ設定は、強・中・弱の 3 段階から選べます。カラーはホワイトミント、ライトブルー、パステルピンクの3色展開。

↑左からプロテクトクリーン〈プラス〉のホワイトミント(品番HX646768)、ライトブルー(品番HX6463/68)、パステルピンク(品HX6466/69)

 

プロテクトクリーン〈プレミアム〉はクリーンモードとガムケアモードのほか、ステインの除去に効果的なホワイトモードを加えた3つのモードを用意。強さ設定は、強・中・弱の 3 段階から選べます。カラーはホワイトとブラックの2色展開。

 

↑左からプロテクトクリーン〈プレミアム〉のホワイト(品番HX6897/25)、ブラック(品番HX6890/45)

 

過圧防止センサーを搭載し、初めての人にもオススメ

同社によると、電動歯ブラシの普及率は約2割であり、まだまだ手磨きで済ませている人が多いというのが現状のようです。同社の調査では、手磨きユーザーのなかでもオーラルケア意識が高く、全身の健康に興味・関心の高い層が人口の約1/4程度いることがわかっています。また、電動歯ブラシを使用しない理由として、「電動歯ブラシが歯に強すぎるのではないか」「歯を傷つけてしまうのではないか」という懸念の声が多く寄せられているそう。その点、今回発売されるプロテクトクリーンは、過圧防止センサーを搭載するなど、電動歯ブラシ初心者でも安心して使える仕様になっています。特に電動歯ブラシが初めてという方、プロテクトクリーンから始めてみてはいかがでしょうか。

お父さん、お口くさ〜い! を回避するには30通りの磨き方を選べる「ドルツ」が最終手段

 

朝起きて娘に「おはよう」と挨拶したら、「お父さん、口クサイ!」と言われてショック! そう言えば、この前も妻から「歯磨きちゃんとしているの?」って言われちゃったんだよなぁ……。

 

歳をとるにつれて、口臭が気になるようになってきたし、歯の黄ばみも目立つような気が。毎日飲んでいるコーヒーが原因なのかな? とはいえ、平日の朝は念入りに歯みがきをする時間が取れない。朝のわずかな時間で、口臭や歯のケアがしっかりできる歯ブラシってあるのかな?

 

(参ったなぁ……と、いつも困っている「参田家(まいたけ)」の面々。きょうはお父さんがなにやら困っているようです)

参田家の人々とは?

maitake_family
ちょっと気弱なお父さん、元気でしっかり者のお母さん、もうすぐ小学生の娘、甘えん坊の赤ちゃん、家族を見守るオスの柴犬の4人と1匹家族。年中困ったことが発生しては、宅配便で届いた便利グッズや、ご近所の専門家からの回覧板に書かれたハウツー、知り合いの著名なお客さんに頼って解決策を伝授してもらい、日々を乗り切っている。
https://maita-ke.com/about/

 

6種のブラシと5つのモードを組み合わせて、お口の中を美しく!

そんな涙目になっているお父さんには、音波振動ハブラシのドルツ「EW-DP51」がおすすめ。

 

ブラシが同時に横と縦に動く「W音波振動」を採用。歯垢を除去する力が、従来モデルより大幅にアップしました。手磨きでは到底及ばない毎分約3万1000ブラシストロークの横振動で、歯周ポケットにひそむ歯周病の原因菌を除去。さらに、毎分約1万2000ブラシストロークで動く縦振動で、歯間部の汚れに働きかけ歯垢をも取り除いてくれます。

 

目的によって使い分けができる5つのモードが搭載され、用途別の6種のブラシが付属。「EW-DP51」は、そのときどきの口の悩みに的確なアプローチをしてくれる、新しい形の音波振動ハブラシなんです!

 

STEP1
6種のブラシから目的に合わせたブラシを選び装着

付属している6種類のブラシを、用途に合わせて付け替えましょう。歯面や噛み合わせ面をしっかり磨きたいときは、歯面ケア用の「マルチフィットブラシ」、歯周病の原因菌を歯周ポケットからかき出したいときは「密集極細毛ブラシ」、着色汚れを取り除きたいときは、ゴム製の「ステインオフブラシ」など、目的別に選べます。

 

STEP2
口の中の状態にあったモードをセレクト

ケアの内容によって、ボタンひとつでモードを変更できます。W音波振動で歯垢を強力に除去したいときは「Wクリーンモード」、歯周病菌が気になるときは「ノーマルモード」、歯ぐきをケアしたいときは「ガムケアモード」など、モードによって動きが異なるため、歯や歯ぐきの状態によって5つのモードを使いこなしましょう!

 

STEP3
職場にも持っていってデンタルケア

朝の歯磨きが終わったら、同梱の携帯ケースに入れて外出のおともに。ケースにはブラシを2本収納できるので、異なる機能をもつブラシを持ち運んで、出先でも手軽にケアできます。

 

なお、1時間の充電で約90分間磨けるため、1週間程度の宿泊であれば充電は不要。また、2分間の充電で1回(約2分間)磨ける「クイックチャージ機能」も付いているので、充電をし忘れてしまった朝も安心です。

 

まとめ

6種のブラシと5つのモードで、あらゆるお口の中の悩みを解決に導いてくれる、ドルツの「EW-DP51」。「W音波振動」が持つ、確かな歯垢除去力はさることながら、強い力で押し付けて磨いてしまった場合もブラシ振動を抑制し、歯ぐきを守ってくれる制御機能まで搭載されています。

スタイリッシュなデザインや、手にフィットする握りやすいグリップ形状も魅力的。充電スタンドに差し込んでいる間は、本体の底が宙に浮いた状態で充電されているので、水が溜まらずお掃除がラクラクなのもうれしいポイント。ぜひ、ドルツの「EW-DP51」を使ってクリーンなお口をキープして!

 

【商品情報】

パナソニック「ドルツ EW-DP51」オープン価格 

 

日々の「参った!」というお悩みを5分で解決!「参田家(まいたけ)のおうち手帖」

matitake300x97_01

電動ハブラシで後悔しない「買いのポイント」がわかったぞ! 最新3大モデル「6項目徹底比較」を総まとめ

いつまでも歯の健康と美しさを保ちたいなら、ぜひ電動歯ブラシを検討すべき。歯垢除去やステイン(着色汚れ)のケアに高い効果を発揮し、時短にも役立ちます。本稿は電動歯ブラシの主要メーカー3社(ブラウン オーラルB、フィリップス ソニッケアー、パナソニック ドルツ)の最上位モデルを徹底検証した連載企画の第3回。第1回では「歯垢除去力」「磨き心地」「ブラッシングモードのバリエーション」をチェックし、第2回では、「サポート機能」「充電のしやすさ」「設置性」の6項目をチェックしてきました。今回はそれらの検証を踏まえたうえで、項目ごとに各モデルがどんなユーザーにおすすめか、考察していきたいと思います。

20180129-s1 (16)

【テストする機種はコチラ】

エントリーその1

回転式の丸形ブラシで歯垢を浮かしすばやくかき出す

20180129-s1 (2)

ブラウン オーラルB

ジーニアス9000

D7015256XCTBK

実売価格2万4800円

歯科クリーニング器具から着想を得た丸形ブラシを採用した回転式モデル。「3D丸型回転テクノロジー」で、高速上下運動で歯垢をたたいて浮かし、 左右反転運動で浮いた歯垢をすばやくかき出す。押しつけ防止センサーを搭載し、ブラッシング時の圧力が強すぎるとランプが光って、歯と歯ぐきを傷めるのを防ぐ。歯磨き時のブラシのポジションを検知機能を装備し、歯ブラシとアプリを連携させることで、磨きグセを改善し、正しいブラッシングのガイドをしてくれる。歯垢をしっかり除去する「マルチアクションブラシ」と、歯ぐきをいたわりながら歯垢を取り除く「やわらか極細毛ブラシ」が付属。

SPEC●駆動方式:3D丸型回転(回転式)●最大左右反転数:1万500回/分●最大上下振動数:4万8000回/分●ブラッシングモード:6●充電時間:約12時間●使用時間:約48分(約12日間 ※1日2回、2分使用した場合)●付属ブラシ:2本●サイズ/質量(本体):W29×H241×D35mm/133g

 

エントリーその2

「音波水流」で歯間や奥歯など磨きにくい部分の歯垢も除去

20180129-s1 (5)

フィリップス

ソニッケアー ダイヤモンドクリーン スマート

HX9934/05

3万8830円

ブラシの超高速振動と幅広い振幅で「音波水流」を発生し、毛先の届きにくい歯間部や奥歯などの歯垢も除去。手磨きと比べ10倍の歯垢除去力を誇る。歯垢除去、歯ぐきケアなどに特化した4本のブラシヘッドが付属。各ヘッドをハンドルに装着すると、5つのモードのなかから、最適なモードに自動設定。専用アプリと連携し、上手なブラッシングや、一人一人のニーズに合わせたオーラルケアの方法を指導してくれる。ブラシの押し付けすぎやハンドルの動かしすぎを検知して注意喚起するセンサーを搭載。スタイリッシュなグラス型充電器も魅力のひとつ。

SPEC●駆動方式:音波式●ブラシ振動数:約3万1000回/分●ブラッシングモード:5●強さ設定:3段階●充電時間:約24時間●使用時間:約56分(約14日間 ※1日2回、2分使用した場合)●付属ブラシ:4本●サイズ/質量(本体):W30.5×H255×D27.8mm/約144g

 

エントリーその3

ヨコ振動×タテ振動の「W音波振動」で歯周ポケットと歯間をしっかりケア

20180129-s1 (9)

パナソニック

音波振動歯ブラシ ドルツ

EW-DP51

2万6330円

従来の横振動に新たにタタキ振動が加わった「W音波振動」で高い歯垢除去力を実現。2つのモーターを搭載し、横振動で歯周ポケットに潜む歯周病の病原菌をかきだし、タタキ振動で歯間部の歯垢を強力に除去する。モードは「Wクリーン」モードのほか「ステインオフ」など合計5つのモードを用意するうえ、付属の6種類のブラシを使って、トータルなオーラルケアが可能だ。また、パワーコントロール機能でしっかりとした磨き心地を実現しながら、磨きすぎ防止も実現。リングに本体を挿し込んで充電する「フロートチャージスタイル」は、台座がフラットで手入れしやすい。

SPEC●駆動方式:W音波振動(音波式)●ブラシストローク数:横振動約3万1000回/分、タタキ振動約1万2000回/分●ブラッシングモード:5●充電時間:約1時間(クイックチャージ:約2分)●使用時間:Wクリーンモード時約45分、その他モード時約90分●付属ブラシ:6本●サイズ/質量(本体):W29×H235×D35mm/約110g

 

【検証のまとめ】

[歯垢除去力]

歯並びが悪い人にはヘッドが小さいブラウン、パナソニック

「歯垢除去力」については、今回は各モデルでブラッシングしたあと歯垢染色剤を塗って磨き残しをチェック。筆者が行ったテスト結果では、僅差ながら最も磨き残しが少なかったのがパナソニック。次いでブラウン オーラルB、フィリップスの順番でした。

↑ヘッドは小さめで、歯が1本ずつ磨けるイメージです↑パナソニックのヘッドは小さめで、歯が1本ずつ磨けるイメージです

 

パナソニックとブラウン オーラルBはヘッドが小さく、歯の一個一個を、歯間と歯ぐきのキワを意識しながら磨きやすいこと、裏側の歯間など磨きにくい場所をピンポイントで狙いやすいことが好結果につながったようです。一方、フィリップスはヘッドが大きめで、意識しないでブラッシングすると歯磨きがやや雑になるのと、犬歯の隣の前歯の裏など大きなヘッドだと届きにくい場所があったために、やや磨き残しが多くなりました。ただし、これは歯並びが悪い筆者の場合です。

↑やわらか極細毛ブラシ。先端が青い、外側の柔らかなブラシ毛が歯ぐきのキワにやさしく入り込んで汚れを取ります。中央の白と青のブラシ毛は外側よりコシがあり、歯面の歯垢をしっかり除去します↑ブラウン オーラルBの「やわらか極細毛ブラシ」。先端が青い、外側の柔らかなブラシ毛が歯ぐきのキワにやさしく入り込んで汚れを取ります。中央の白と青のブラシ毛は外側よりコシがあり、歯面の歯垢をしっかり除去します

 

歯並びがキレイで歯ぐきに負担をかけたくない人はフィリップス

この結果を踏まえると、女性など歯が小さめな人や、歯並びが良くない人はパナソニックやブラウン オーラルBがおすすめ。歯並びが比較的キレイな人、また、大きなブラシだと圧力が分散されるので、歯ぐきに負担をかけたくない人にはフィリップスがおすすめといえます。

 

ただ、これらの差はブラッシングのちょっとしたテクニックで十分補えるもの。実際筆者は、磨き残しをしがちな部分を特に意識して磨くようにした結果、フィリップスでもすぐに他機種と遜色ない歯垢除去を実現できました。磨き残しをしがちな部分を知るには、後述するアプリが有効です。

↑プレミアムクリーンブラシヘッド。フィリップス・ソニッケアーのブラシはどれも、中央部が窪んだ凹面型で、ヘッド先端の毛がやや鋭角にカットされているのが特徴です↑フィリップスのプレミアムクリーンブラシヘッド。フィリップス・ソニッケアーのブラシはどれも、中央部が窪んだ凹面型で、ヘッド先端の毛がやや鋭角にカットされているのが特徴です

 

[磨き心地]

総合的な振動の強さはブラウン、パナソニック、フィリップスの順

ブラッシングの歯や歯ぐきにかかる圧力でいうと、最も強力だったのはブラウン オーラルBの「プロクリーン」モード。回転運動に上下振動も加わり、歯垢を力強く除去している印象でした。次に強力だったのはパナソニックの「Wクリーンモード」で、これもヨコ振動に上下振動(タタキ振動)が加わったモードですが、ブラウン オーラルBよりヨコ振動が強く、上下振動が弱い印象でした。一方フィリップスはヨコ振動のみで、総合的な振動強度は一番弱めですが、ヨコ振動のみの強さでは最も強力でした。

↑歯磨きは口の中を上部左、右、下部左、右の4パートに分け、それぞれ表側、裏側、噛み合わせ部の順番で磨いていきました ↑ブラウン オーラルBでのブラッシング

 

ちなみに、どの機種も基本の歯垢除去用モードでは3段階の強度が選べます。つまり、通常の歯垢除去をメインに考えるならどのモデルも弱く調整できるので、強い刺激が苦手な人でも安心です。

 

[ブラッシングモードのバリエーション]

フィリップスはブラッシングが自動で切り替わるモードが便利

歯磨きモードのバリエーションは、どのモデルも基本的には同じ。基本の「歯垢除去」モードがあるほか、ホワイトニング、歯ぐきケア用モード、舌磨きモードなどを搭載しています。ブラウン オーラルBは「プロクリーン」など強さが3段階の歯垢除去モードに加え、「ホワイトニング」「歯ぐきケア」「舌クリーニング」の3モードを搭載。

 

一方、フィリップスは歯垢除去用の「クリーンモード」のほか、ステイン除去力の強い「ホワイトプラスモード」、歯垢除去運転と歯ぐきケアがセットになった「ガムヘルスモード」、歯と歯ぐきの間のケアに適した「ディープクリーンプラスモード」、「舌磨きモード」を搭載しています。付属のヘッド(4種類を用意)をハンドルに装着すると、5つのモードのなかから、ヘッドに応じた最適なモードに自動設定する機能も便利です。「ホワイトプラスモード」と「ガムヘルスモード」は、2種類のブラッシングが組み合わされ、一定時間が経つと自動で切り替わるのが特徴。自分で切り替える手間が不要なのがメリットです。

↑フィリップスのモード↑フィリップスのホワイトプラスモード選択時。ホワイトプラスモードは、ステイン除去の動作のあと、歯を磨き上げるモードです

 

パナソニックは、歯垢除去用に「Wクリーン/ノーマル/ソフト」の3モードを搭載。さらに歯ぐきケアに適した「ガムケア」モードと歯の着色が気になる人向けの「ステインオフ」モードも搭載しています。なお、パナソニックはボタンが1つで、他の2モデルと違い、電源ボタンがモード選択ボタンを兼ねています。その1つのボタンが運転開始後、約5秒までは操作モードの切り替えボタンになり、5秒後からはOFFボタンに変わります。そのため、運転スタート後にすぐ止めたいとき、何度か連続でボタンを押す必要があるのです。停止した状態でモードが変えられないのもやや不便。ただし、そのぶん本体の重さは約110gと3モデルの中では最も軽く(ブラウン オーラルBは本体約133g、フィリップスは本体約144g)、ハンドル部分も細身で扱いやすいです。

 

パナソニックは多彩なブラシできめ細かいケアが可能

ブラウン オーラルBに同梱の歯ブラシは「マルチアクションブラシ」と「やわらか極細毛ブラシ」の2種類ですが、別売で歯間用ブラシやホワイトニングブラシも用意、よりきめ細かなオーラルケアに対応できます。一方、フィリップスは最初から「歯垢除去用」「歯ぐきケア用」「ホワイトニング用」「舌磨き用」の4種類のブラシを付属しています。

 

パナソニックは6種類の多彩なブラシを標準搭載。通常の歯垢除去から歯周ポケットケア、磨き残しの多い歯と歯のすき間を専用のブラシでより丁寧に手入れすることができます。さらにステインケアも歯垢除去と同時にできるブラシのほか、専用ペーストを使った集中ケアができるアタッチメントも付属。なお、歯ぐきケアは「シリコンブラシ」で、舌のケアはステインオフブラシの背面を使い、「ソフト」モードで行います。

↑写真左からマルチフィットブラシ、密集極細毛ブラシ、ポイント磨きブラシ、シリコンブラシ、ステインオフブラシ、ステインオフアタッチメント。このほか、ステイン集中ケア用の「ステインクリーンペースト」も付属しています↑パナソニックの付属ブラシ。写真左からマルチフィットブラシ、密集極細毛ブラシ、ポイント磨きブラシ、シリコンブラシ、ステインオフブラシ、ステインオフアタッチメント。このほか、ステイン集中ケア用の「ステインクリーンペースト」も付属しています

 

これら各モデルの違いを考えると、ブラウン オーラルBは手動でモードを切り替えて、歯垢除去もホワイトニング、歯ぐきケアもある程度自分のペースで行いたい人向き。フィリップスは電動歯ブラシまかせで効率的よくオーラルケアしたい人に最適です。一方パナソニックは、多彩なアタッチメントを使って、歯科医院でやってもらうようなしっかりしたケアを自宅でやりたい人におすすめと言えます。

 

[サポート機能]

時間経過の通知機能、押し付け防止機能は全モデルが装備

より磨き残しの少ない効率的なブラッシングをサポートする機能としては、歯磨きの時間経過を知らせる機能は各モデルが搭載。ブラウン オーラルBとパナソニックは30秒ごと、フィリップスは20秒ごとに音や振動の停止、ライトの点滅で通知します。口内を2分で歯磨きする場合、口の中を4分割して30秒ずつ、あるいは6分割して20秒ずつ丁寧に磨くことを意識しやすいメリットがあります。

 

また、歯や歯ぐきへの過度の負担を減らすブラシの押し付け防止機能も、3モデルすべて採用。ブラウン オーラルBとフィリップスはライトによる注意喚起型、パナソニックは自動で振動を弱めるタイプです。パナソニックに関しては、歯磨きのスタート時は弱い振動からスタートし、約2秒かけて設定の振動まで強める「ソフトスタート機能」を採用しているのがユニークです。

↑手の甲にブラシをギュッと押し当てると、センサーが反応↑ブラウン オーラルBの押し付け防止機能。手の甲にブラシをギュッと押し当ててみると、センサーが反応して本体のスマートリング(ブラシの根元のランプ)が赤く光ります

 

ブラウン、フィリップスはアプリで磨き残しやすい部分を推定できる

さらに、ブラッシングをサポートするうえで有効なのが専用アプリとの連携機能。ブラウン オーラルBとフィリップスがアプリ連携に対応し、歯磨きの達成度のおおまかな把握ができます。歯ブラシの位置情報による判定であり、実際に歯垢の取れ具合をチェックしているわけではないのですが、歯垢染色剤などを塗布する手間も不要で、どこに磨き残しが多いかを推定できるのが便利です。

↑センサーが口内各部位の歯磨き時間を計ってユーザーの歯磨きのクセをチェック。よく磨けた場所は白く、磨き残しのある場所は黄色で表示されます。歯の画像を3次元で表示することも可能です↑フィリップスのアプリ画面。センサーが口内各部位の歯磨き時間を計ってユーザーの歯磨きのクセをチェック。よく磨けた場所は白く、磨き残しのある場所は黄色で表示されます。歯の画像を3次元で表示することも可能です

 

また両機種とも、ブラッシング後にはデンタルフロスなどを行ったかまでリマインドしてくれます。電動歯ブラシの高級モデルは歯垢除去力が高いとはいえ、歯垢を完全に除去できるわけではありません。特に歯間には磨き残しが残りがちで、デンタルフロスを使った“仕上げ掃除”は重要。そういうことを理解はしていてもついつい面倒臭がる人に、リマインド機能は有効です。

↑メニューの設定画面。↑ブラウン オーラルBの設定画面。集中ケアの設定やデンタルフロス、舌クリーニングなどのリマインドも設定できます

 

一方、パナソニックはアプリとの連携はできません。ただ、アタッチメント豊富な同製品を使いたいという人は、オーラルケアへの意識が高いはず。電動歯ブラシのアプリには、丁寧な歯磨きへのモチベーションを喚起するため、という目的が多分にあるので、そうしたモチベーションをすでに持っている人には、アプリは特に必要ないともいえます。

 

以上のことから、よりきめ細かいオーラルケアを心がけたいと思いつつ、モチベーションを常に高く持ち続ける自信のない人はブラウン オーラルBやフィリップスがオススメ。多彩なアタッチメントを駆使してオーラルケアしたいというやる気が十分ある人にはパナソニックがオススメといえます。

 

[充電のしやすさ/設置性]

充電機能ではパナソニックが最も優秀

充電時間を比較すると、最も優秀なのは約1時間で満充電できるパナソニック。ブラウン オーラルBが12時間、フィリップスが24時間かかることを考えると、その差は歴然です。また、パナソニックは完全にバッテリー切れした状態から2分充電するだけで1回の歯磨きができるクイックチャージ機能を持ち、「充電忘れた!」というトラブルがあっても即座に対応できます。

↑充電リングにハンドルをセットすると自動で充電し始めます。ハンドルの底が浮いているので、水垢がつきにくく、充電台についた水滴や汚れも、さっと拭き取れます↑パナソニックの充電中の状態。充電リングにハンドルをセットすると自動で充電し始めます

なお、今回の3モデルはどれもリチウムイオン電池を採用し、継ぎ足し充電してもバッテリー性能が劣化しにくいのが特徴。常にコンセントを挿している状態なら、特に充電時間を気にする必要はないでしょう。

 

フィリップスのグラス型充電器は見た目がオシャレ

充電の仕方で特徴的なのはフィリップスとパナソニック。フィリップスはハンドル収納用のグラスを充電器台の上に設置し、グラスにハンドルを入れるだけで充電が始まって見た目にもオシャレです。パナソニックは充電台のリングにハンドルを挿すフロート型(浮いている状態)でこれまたオシャレ。突起のある充電台と比べ、水滴や汚れをサッと一拭きできれいにできるのも魅力です。一方、ブラウン オーラルBは、ハンドル底部を充電台の突起に挿して立てるオーソドックスなスタイル。他の2モデルに比べるとオシャレ度は低めですが、「充電しやすさ」ではほとんど差はありません。

↑フィリップスのグラス型充電機↑フィリップスのグラス型充電器

 

ブラウンは充電器にブラシホルダーを一体化できる

充電台の設置性はどれも優秀。ブラシホルダー一体型のブラウン オーラルBはややスペースを取ります(約14×9cm)が、ブラシホルダーを外して使うなら充電台が約6.3×4.6cmと省スペース。また、フィリップスのハンドル収納用グラスは設置スペースは約8×8cm、パナソニックの充電台は直径約7cmとなります。なお、パナソニックはブラシスタンドと充電台が分かれており、ブラシスタンドは軽いので、安定感はいまひとつ。フィリップスはブラシホルダーが付属しないので、自分で用意する必要があります(ブラシホルダー付属モデルもあり)。

↑ブラシホルダーには最大4本のブラシを収納可能。ブラシの根元に付属の色付きのリングをつけておけば、どのブラシが誰のものかわかりやすいです↑ブラシホルダーと組み合わせた上体のブラウン オーラルBの充電器。ブラシホルダーを外して使うことも可能です

 

↑スタンドにブラシをセット。スタンドが軽量な割には安定していました↑8本のブラシが収納できるパナソニックのブラシスタンド

 

ブラウンはトラベルケースにスマホ充電用のUSB端子を装備

ちなみに、出張や旅行に持って行く場合、ブラウン オーラルBとフィリップスに付属するトラベルケースに充電機能がついていますが、パナソニックにはついていません。ただ、パナソニックもフル充電すればWクリーンモードで45分(1日2回2分の使用で約11日間)、その他のモードで90分(1日2回2分の使用で約22日間)使えるので、よほどの長旅でなければ心配なさそう。それでも心配な人は(充電台も持って行くか)ブラウン オーラルBかフィリップスを選ぶのがいいでしょう。なお、ブラウン オーラルBは、トラベルケースにスマホ充電用のUSB端子を装備しているのが便利です。

↑トラベルケースにはブラシを2本収納可能。ケース側面に電源アダプター用の端子とUSBポートを搭載し、歯ブラシとスマホを同時に充電することができます。ふたのスリット部分にスマホを差し込んでスマホホルダーに。これを洗面台に置けば、ポジション検知機能も使えます↑ブラウン オーラルBのトラベルケース。ケース側面に電源アダプター用の端子とUSBポートを搭載し、歯ブラシとスマホを同時に充電することができます。ふたのスリット部分にスマホを差し込むと、スマホのホルダーに。これを洗面台に置けば、アプリ機能も使いやすいです

 

【結論】3モデルの主なポイントまとめ

主なポイントをまとめると、ブラウン オーラルBは、歯が1本ずつ磨けるイメージの小さめのヘッドが好みで、より強い振動を求める人。オーソドックスなモードを手動で切り替えてじっくり磨きたい人。また、専用アプリで磨きのクセなどをチェックしつつ、ハブラシのモチベーションを高めたい人。安定感のあるブラシホルダーが付いたシンプルな充電器を好む人。充電機能付き&USB端子付きでスマホ充電もできるトラベルケースが欲しい人などにおすすめといえます。

 

続いて、フィリップスは、ブラシが大きめなので、歯並びが比較的キレイで、ブラシ圧力が弱めが好み、かつそこまで強い振動が必要ない人。モード切り替えはブラシのセットだけで自動設定できるほか、2種類のブラッシングを組み合わせたモードもあるので、ある程度モード切り替えの手間を省いてブラッシングしたい人。専用アプリで磨きのクセなどをチェックでき、充電器にもオシャレを求める人、USBで充電できるトラベルケースが必要な人などにおすすめです。

 

一方、パナソニックは、歯が1本ずつ磨けるイメージの小さめのヘッドが好みで、ある程度強めの振動が好みの人。オーソドックスなモードを手動で切り替えてじっくり磨きたい人。アプリは必要ないが、6種類の多彩なブラシで歯科医のようなしっかりしたケアをしたい人。オシャレで手入れのしやすい充電器を求めており、細身でコンパクトなボディが好み。かつ携帯ケースもなによりコンパクトさを重視する(充電機能は不要)という人などにおすすめとなります。

20180129-s1 (25)

歯は食べ物の味を左右し、見た目にも大きな影響を与える大事な部分。いったん傷めてしまうと、元通りに治すことはできないだけに、何よりも日ごろのケアが大事です。ぜひ本稿を参考として最適なケア・パートナーを選び、健康な歯を長くキープしてくださいね。

最新電動ハブラシの「アプリ連携」って実際どう? 「充電」の違いは? 3大ブランドの「磨き性能以外」徹底比較を8000字でレポート!

いつまでも歯の健康と美しさを保ちたいなら、電動歯ブラシを検討してみてはいかがでしょうか。本稿は、なかでも人気の3ブランドであるブラウン オーラルB、フィリップス ソニッケアー、パナソニック  ドルツの最上位モデルを取り上げ、その実力を比較・検証する連載企画の第2回。前回は各モデルの「歯垢除去力」と「磨き心地」、さらに「ブラッシングモードのバリエーション」をチェックしましたが、今回は「磨き」以外の部分を検証。より効率的で快適なブラッシングを実現する「サポート機能」と、各モデルの「充電のしやすさ」「設置性」について見ていきましょう。

 

【テストする機種はコチラ】

エントリーその1

回転式の丸形ブラシで歯垢を浮かしすばやくかき出す

20180129-s1 (2)

ブラウン オーラルB

ジーニアス9000

D7015256XCTBK

実売価格2万4800円

歯科クリーニング器具から着想を得た丸形ブラシを採用した回転式モデル。「3D丸型回転テクノロジー」で、高速上下運動で歯垢をたたいて浮かし、 左右反転運動で浮いた歯垢をすばやくかき出す。押しつけ防止センサーを搭載し、ブラッシング時の圧力が強すぎるとランプが光って、歯と歯ぐきを傷めるのを防ぐ。歯磨き時のブラシのポジションを検知機能を装備し、歯ブラシとアプリを連携させることで、磨きグセを改善し、正しいブラッシングのガイドをしてくれる。歯垢をしっかり除去する「マルチアクションブラシ」と、歯ぐきをいたわりながら歯垢を取り除く「やわらか極細毛ブラシ」が付属。

SPEC●駆動方式:3D丸型回転(回転式)●最大左右反転数:1万500回/分●最大上下振動数:4万8000回/分●ブラッシングモード:6●充電時間:約12時間●使用時間:約48分(約12日間 ※1日2回、2分使用した場合)●付属ブラシ:2本●サイズ/質量(本体):W29×H241×D35mm/133g

 

エントリーその2

「音波水流」で歯間や奥歯など磨きにくい部分の歯垢も除去

20180129-s1 (5)

フィリップス

ソニッケアー ダイヤモンドクリーン スマート

HX9934/05

3万8830円

ブラシの超高速振動と幅広い振幅で「音波水流」を発生し、毛先の届きにくい歯間部や奥歯などの歯垢も除去。手磨きと比べ10倍の歯垢除去力を誇る。歯垢除去、歯ぐきケアなどに特化した4本のブラシヘッドが付属。各ヘッドをハンドルに装着すると、5つのモードのなかから、最適なモードに自動設定。専用アプリと連携し、上手なブラッシングや、一人一人のニーズに合わせたオーラルケアの方法を指導してれる。ブラシの押し付けすぎやハンドルの動かしすぎを検知して注意喚起するセンサーを搭載。スタイリッシュなグラス型充電器も魅力のひとつ。

SPEC●駆動方式:音波式●ブラシ振動数:約3万1000回/分●ブラッシングモード:5●強さ設定:3段階●充電時間:約24時間(約14日間 ※1日2回、2分使用した場合)●使用時間:約56分●付属ブラシ:4本●サイズ/質量(本体):W30.5×H255×D27.8mm/約144g

 

エントリーその3

ヨコ振動×タテ振動の「W音波振動」で歯周ポケットと歯間をしっかりケア

20180129-s1 (9)

パナソニック

音波振動歯ブラシ ドルツ

EW-DP51

2万6330円

従来の横振動に新たにタタキ振動が加わった「W音波振動」で高い歯垢除去力を実現。2つのモーターを搭載し、横振動で歯周ポケットに潜む歯周病の病原菌をかきだし、タタキ振動で歯間部の歯垢を強力に除去する。モードは「Wクリーン」モードのほか「ステインオフ」など合計5つのモードを用意するうえ、付属の6種類のブラシを使って、トータルなオーラルケアが可能だ。また、パワーコントロール機能でしっかりとした磨き心地を実現しながら、磨きすぎ防止も実現。リングに本体を挿し込んで充電する「フロートチャージスタイル」は、台座がフラットで手入れしやすい。

SPEC●駆動方式:W音波振動(音波式)●ブラシストローク数:横振動約3万1000回/分、タタキ振動約1万2000回/分●ブラッシングモード:5●充電時間:約1時間(クイックチャージ:約2分)●使用時間:Wクリーンモード時約45分、その他モード時約90分●付属ブラシ:6本●サイズ/質量(本体):W29×H235×D35mm/約110g

 

【テストの内容はコチラ】

「サポート機能」はブラッシング/オーラルケアをより快適かつ適切に行えるようガイドしてくれる機能をチェック。特にスマホアプリとの連携機能については、詳しく見ていきます。

20180129-s1 (143)

 

「充電のしやすさ」については、充電時間や充電までの手順をチェックします。さらに「設置性」は本体と替えブラシの収納のしやすさ、設置場所がコンパクトに収まるかを吟味します。合わせて、収納ケースの機能もチェックしました。

 

【検証結果はコチラ】

ブラウン オーラルB

ジーニアス9000

D7015256XCTBK

[サポート機能]

「プロフェッショナルタイマー」が30秒ごとに時間経過を知らせる

本製品は口内を上下・左右に4分割、各30秒ずつ磨いて合計2分でブラッシングを終了するスタイルを推奨。そのために、30秒ごとに一瞬回転速度を緩め、ハンドル上部ライトを点滅させて、時間経過を知らせる「プロフェッショナルタイマー」を搭載しています。このほか、推奨ブラッシング時間の2分が経過すると、回転速度の変化とライト点滅で知らせる「2分間タイマー」に切り替えることも可能です。

 

また、本製品には歯や歯ぐきへのブラシの押し付けすぎを防止する「押し付け防止センサー」も装備。ブラシを強く押し付けるとライトが赤く点滅すると同時に回転速度に一瞬ブレーキがかかります。押し付ける強さは、かなり強めに押し当てないとライトが赤く光りませんでした。

↑手の甲にブラシをギュッと押し当てると、センサーが反応↑手の甲にブラシをギュッと押し当ててみると、センサーが反応して本体のスマートリング(ブラシの根元のランプ)が赤く光ります

 

アプリとの連携で歯の磨き残しや同じ場所の磨きすぎを防止

そして本製品最大の注目ポイントといえるのが、専用アプリとの連携機能。「Oral-B」アプリ内に歯磨き中のブラシのポジション検知機能を搭載し、本体に内蔵のモーションセンサーとスマホのカメラ機能を使って「いまどこを磨いているか」を検知。歯の磨き残しや同じ場所の磨きすぎが防げます。

↑メニューの設定画面。↑設定画面。集中ケアの設定やデンタルフロス、舌クリーニングなどのリマインドも設定できます

 

↑ブラッシング時には、洗面所の鏡にスマホ用ホルダーを取り付けます。吸盤式でしっかり貼り付き、安定感があります↑ブラッシング時には、洗面所の鏡にスマホ用ホルダーを取り付けます。吸盤式でしっかり貼り付き、安定感があります

 

また、ブラッシング終了後にデンタルフロスは行ったか、舌クリーニングはしたか、マウスウォッシュは行ったか、と聞かれるので、自然と口の中をトータルケアするようになります。すべての行程が終了した後には、歯の磨き方を採点してくれるので、毎日の歯磨きのモチベーションもアップ。ブラッシング時間の確認もできます。

↑アプリ上で「ポジション検知機能」を起動し、「カメラの設定」を押したあと、画面中央の円の中に顔が入るように顔の位置を調整します。設定後に磨き始めると、口内を6分割した青の円形表示が徐々に白く変化します。ときにはブラシの位置と白くなっている位置が微妙にずれることも↑アプリ上で「ポジション検知機能」を起動し、「カメラの設定」を押したあと、画面中央の円の中に顔が入るように顔の位置を調整します。設定後に磨き始めると、口内を6分割した青の円形表示が徐々に白く変化します。まれにブラシの位置と白くなっている位置が微妙にずれることも

 

↑アドバイスも↑ブラッシング時間のほか、「これらの場所は、もっとやさしくブラッシングしてください」などのアドバイスも表示してくれます

 

[充電のしやすさ/設置性]

充電方法はシンプルでトラベルケースが充実

充電は歯磨き終了後に、ハンドルを充電器の突起にセットするというシンプルな方法。約12時間で満充電になり、そこから約48分運転できます。毎日2回、2分ずつ使った場合、約12日間使えることになります。充電器は、単体だと約6.3×4.6cm(編集部実測値)。ブラシホルダーと一体化して設置することができます。その場合、設置スペースは約14×9cmです。

↑充電器。本体の根元を↑充電器の突起に本体の底を差し込む形で充電します

 

↑ブラシホルダーには最大4本のブラシを収納可能。ブラシの根元に付属の色付きのリングをつけておけば、どのブラシが誰のものかわかりやすいです↑ブラシホルダーには最大4本のブラシを収納可能。写真のように、充電器と組み合わせることも可能です。ブラシの根元に付属の色付きのリングをつけておけば、どのブラシが誰のものかわかりやすいです

 

また、本製品には充電ができるトラベルケースも同梱。USBポートも装備しており、同時にスマホの充電も可能です。旅先で電源が限られているときは便利ですね。また、ふた部分にスマホが挟めるので、旅先でもアプリと連携してオーラルケアができます。

↑高級感のあるトラベルケース↑高級感のあるトラベルケースが付属。大きさは幅約7cm×長さ23.4cm×高さ3.9cm(編集部実測値)

 

↑トラベルケースにはブラシを2本収納可能。ケース側面に電源アダプター用の端子とUSBポートを搭載し、歯ブラシとスマホを同時に充電することができます。ふたのスリット部分にスマホを差し込んでスマホホルダーに。これを洗面台に置けば、ポジション検知機能も使えます↑トラベルケースにはブラシを2本収納可能。ケース側面に電源アダプター用の端子とUSBポートを搭載し、歯ブラシとスマホを同時に充電することができます。ふたのスリット部分にスマホを差し込むと、スマホのホルダーに。これを洗面台に置けば、ポジション検知機能も使えます

 

エントリーその2

フィリップス

ソニッケアー ダイヤモンドクリーン スマート

HX9934/05

[サポート機能]

初めて使う人にうれしい「イージースタート機能」を搭載

本製品もブラッシングの時間経過を知らせる「ブラシペーサー機能」を搭載。20秒経つごとに運転が一瞬止まり、ビープ音が鳴ります。これにより、口内全体を同じペースで歯磨きすることが可能です。また、各モードごとにブラッシング時間が設定されていて、設定時間がくると自動停止するのも特徴。磨きすぎを防止するのが目的かもしれませんが、筆者のように設定時間よりやや長めにブラッシングしたいユーザーはいちいちボタンを押して運転再開しなければいけないのが面倒でした。「自動停止する」「しない」を選択できればよかったです。

 

さらに本製品は過圧防止センサーを搭載し、ブラッシング中に歯や歯ぐきに圧力をかけすぎると、ランプの点滅で知らせてくれます。手の甲に当てて確認したときは強めに押し付けないとランプが点滅しませんでしたが、実際に歯を磨いていると、ふとしたときにランプが点滅することが2~3度ありました。歯磨き中は、意外に力が入る瞬間があるようです。

↑過圧防止センサーが働くと、ハンドル底部のランプが紫色に点滅。同時にブラッシングの振動が変化します↑過圧防止センサーが働くと、ハンドル底部のランプが紫色に点滅。同時にブラッシングの振動が変化します

 

本製品は歯磨き時の振動の強さを3段階で調節できますが、そのほかに電動歯ブラシを初めて使う人で強い振動に慣れていない人のための「イージースタート機能」も搭載されています。この機能は使い始めは、最初の14回まで通常より弱い振動で歯磨きし、段階的に通常の振動まで強めていく機能です。

 

アプリ連携で磨き残しを減らし、より負担のないブラッシングに導く

また、本製品は「Philips Sonicare」アプリと連携し、より丁寧なオーラルケアをすることが可能。ハンドル部に内蔵されたセンサーが歯磨き中にどこを磨いているか検知するほか、ブラシの押し付けすぎや動かしすぎも記録して、より高精度で負担のないブラッシングに導いてくれます。

↑アプリの画面上で、磨くべき場所を白く囲って表示。ブラシを押し付けすぎるとアプリ内に注意喚起の赤いマークが現れます↑アプリの画面上で、磨くべき場所を白く囲って表示。ブラシを押し付けすぎるとアプリ内に「弱めてください」と注意喚起の赤いマークが現れます

 

ちなみにこのアプリでは、口内を6分割し、時間ごとに磨くべき場所を示すやり方を取っています。本製品が設定したペースに合わせて時間内に終了しなかった場合、リスタートしても「磨き残し」の判定がまたイチからになるので注意しましょう。

↑センサーが口内各部位の歯磨き時間を計ってユーザーの歯磨きのクセをチェック。よく磨けた場所は白く、磨き残しのある場所は黄色で表示されます。歯の画像を3次元で表示することも可能です↑センサーが口内各部位の歯磨き時間を計ってユーザーの歯磨きのクセをチェック。よく磨けた場所は白く、磨き残しのある場所は黄色で表示されます。歯の画像を3次元で表示することも可能です

 

アプリではこのほか、歯磨き終了後にデンタルフロスやマウスウォッシュ、舌磨きのリマインドも可能。また「爽やかな息」「健康な歯ぐき」「ホワイトニング」など、ユーザーごとに目標を設定すると、それに適したメニューを提示してくれます。

 

[充電のしやすさ/設置性]

スタイリッシュなグラス型充電器で設置スペースも少ない

本製品の収納・充電はとても手軽。充電器台の上に専用グラスをセットし、歯磨き終了後にハンドルを中に入れれば、自動的に充電が始まります。満充電までは約24時間かかり、約56分使用可能。1日2回、2分ずつ使うと、約14日間使えることになります。バッテリー切れから満充電まで丸一日かかるので、電源プラグはコンセントに挿したままにして、こまめに充電するほうが便利そうです。設置スペースは見た目にはグラス1個分と、とてもコンパクトです。ちなみに、グラスに水を汲んで口をすすぐ用途に使ってもOK。

↑専用グラスの底に窪みがあって、充電器台にぴったり装着可能。歯ブラシをグラスにただ入れているだけに見えるのに、しっかり充電もできるのがオシャレです↑一見するとただのグラスですが、専用グラスの底に窪みがあって、充電器台にぴったり装着可能。歯ブラシをグラスにただ入れているだけに見えるのに、しっかり充電できるのがオシャレです

 

設置スペースは充電器台が直径約6.6cmで、ハンドル収納用グラスが約8×8cm(編集部実測値)。ブラシホルダーは付属していなため、自分で収納用具を用意する必要があります。ちなみに「ダイヤモンドクリーン スマート」にはブラシホルダーが付属されている機種(HX9964/55など)もあるので、自分で用意するのが面倒な人はそちらを選んでもいいでしょう。

 

同梱のトラベルケースハンドルのほか、ブラシ2本が入ります。トラベルケースはUSB充電タイプで、パソコンなどの端子に繋いで充電が可能です。

↑トラベルケース。長さは約23×幅7×高さ5cm↑トラベルケース。幅約7cm×高さ約5cm×長さは約23cm(編集部実測値)

 

↑トラベルケースの底のフタを開けると給電用のUSBケーブルが↑トラベルケースの底のフタを開けると給電用のUSBケーブルが

 

エントリーその3

パナソニック

音波振動歯ブラシ ドルツ

EW-DP51

[サポート機能]

スタート時に振動を抑える「ソフトスタート機能」が面白い

歯の磨きすぎ防止については、本製品は注意喚起でなく、パワーを自動で弱める機能を採用。歯磨き中にブラシに強い圧力がかかると自動で振幅を抑制するため、普段はパワフルにブラッシングしつつ、歯や歯ぐきに過度な負担がかかることは回避できます。

 

歯磨き時間の通知は、30秒ごとに行います。運転開始後30秒経つと振動が一瞬停止してすぐ再開、これを2分まで続け、2分後には2回停止して、再び運転を続けます。筆者は口内を4分割して歯の表側、裏側、噛み合わせ部とブラッシングしますが、自分が30秒でどれくらい磨けるか、2分でどれくらい磨けるかがわかるのは便利でした。

 

そのほか、本製品で面白いのが「ソフトスタート機能」。これは歯磨きのスタート時は弱い振動からスタートし、約2秒かけて設定の振動まで強める機能。歯磨きが必ず弱い刺激から始められるので、適正なポジションを探るのに便利ですし、強い振動に慣れていない人でも使いやすいと感じました。また、この機能には歯磨き開始時の歯磨き粉の飛び散りを防ぐ目的もあります。

↑スタート時は↑「ソフトスタート機能」でスタート時に強く押し付けすぎる心配もありません

 

[充電のしやすさ/設置性]

充電時間の短さは圧倒的! 携帯ケースの携帯性はNo.1

本製品の充電台は直径約7cmの円形でとてもコンパクト。ハンドルを充電台のリングに挿すだけで充電を開始します。さらに驚くのは充電時間で、なんと1時間で急速充電でき、使用時間も「Wクリーン」モードで約45分、その他のモードで約90分と十分なスタミナです。万が一バッテリーがなくなっていても、2分充電すれば約2分間の使用(クイックチャージ)が可能です。

↑充電リングにハンドルをセットすると自動で充電し始めます。ハンドルの底が浮いているので、水垢がつきにくく、充電台についた水滴や汚れも、さっと拭き取れます↑充電リングにハンドルをセットすると自動で充電し始めます

 

ハンドルの底が浮いているので、水垢がつきにくく、充電台についた水滴や汚れも、さっと拭き取れますハンドルの底が浮いているので水アカがつきにくく、充電台についた水滴や汚れも、さっと拭き取れます

 

ブラシスタンドは4本をセットできるものが2個付属しています。充電台と一体型でないため置き場所は自由が、軽量ですぐ動いてしまうのは気になります。ただし、見た目より倒れにくい作りになっているのが特徴です。

↑スタンドにブラシをセット。スタンドが軽量な割には安定していました↑スタンドにブラシをセットした状態

 

携帯ケースは充電機能がないので、旅行に持って行くときは充電台も持ち歩くか、家でしっかり充電しておく必要があります。素材はプラスチック製で高級感には欠けますが、軽量なうえ長さが18cm台と他の2機種に比べてコンパクト。携帯性を第一に考えるならこの大きさはメリットです。

↑携帯ケースにはハンドル(本体)のほかブラシを2本収納できます。↑携帯ケースにはハンドル(本体)のほかブラシを2本収納できます。幅約5.7cm×高さ3.8cm×長さ18.4cm(編集部実測値)

 

今回の検証のまとめ】

時間経過を知らせる機能、押し付けすぎ防止機能は全機種が装備

サポート機能に関しては、いくつか共通する機能がありました。まず、ブラッシング時間の経過を知らせる機能は全機種が搭載。ブラウン オーラルBとパナソニックは30秒ごと、フィリップスは20秒ごとにライト点灯や振動の変化などで知らせてくれます。特にパナソニックは30秒ごとの経過と2分経過を識別しやすいのが便利でした。また、フィリップスは各モードごとの時間が経つと強制的に運転終了。筆者のように自分のペースで磨きたい場合はやや不便に感じますが、できるだけムダなく短時間で歯を磨きたい人には、便利です。

 

ブラシの押し付けすぎ防止機能は全機種搭載。ブラウン オーラルBとフィリップスはライトと音(振動)で注意を喚起、パナソニックは注意喚起でなく自動でパワーダンすることで、歯や歯ぐきへの負担を減らします。どちらのタイプを選ぶかは、刺激が強いのが好みか否かの問題でしょう。

↑手の甲にブラシをギュッと押し当てると、センサーが反応↑ブラウン オーラルBを強く押し当てると、スマートリングが赤く光ります

 

そのほか、パナソニックは「ソフトスタート機能」が優秀。振動自体が3機種の中で最も控えめなうえ、同機能の採用で、電動歯ブラシ主審者でも多くの人が導入しやすいと思います。

 

アプリ対応のブラウンとフィリップスは自分のクセを把握するのに便利

アプリ連携はブラウン オーラルBとフィリップスが対応。歯磨きの達成度については、歯垢自体の取れ具合をチェックしているのでなく、ブラシの位置から磨いた時間を判断しているので、あくまで「参考」であり、歯垢染色剤によるチェックには及びません。ただ、大まかな歯磨きの達成度やユーザーごとの“クセ”は把握でき、面倒な手間も不要なので、利用価値は高いと思います。デンタルフロスなど歯磨き以外のケアもリマインドしてくれるので、ズボラな性格だけどアプリに指摘されたらケアする、という人には最適でしょう。

↑ブラウン オーラルBの↑ブラウン オーラルBの「集中ケア」設定画面

 

↑フィリップスの↑フィリップスのアプリ画面

 

パナソニックは今回の中では唯一アプリ連携に非対応。ただ、本体だけで歯磨きペースの確認はできますし、前回紹介したように、ポイント磨きブラシなど、豊富なアタッチメントが揃っています。トータルなオーラルケアを意識的に行える人は、アプリなしでも問題ないのかもしれません。

 

充電時間の短さはパナソニックがダントツで優秀

一方、充電に関してはパナソニックがダントツで優秀。充電時間1時間はブラウン オーラルBの12分の1、フィリップスの24分の1時間で、バッテリーが完全に切れていても2分充電すれば1回磨けるというのも安心です。付属のトラベルケースに充電機能がついていないのが気になりますが、1時間のフル充電で「Wクリーン」モードで約11日、その他のモードで約22日(1日2回、各2分で使用するとき)使えるので、1週間程度の出張にはまったく差し支えないといえるでしょう。

↑↑パナソニックの充電台

 

充電の手軽さではグラスに立てかけるだけのフィリップス

充電のしやすさではフィリップスが特に優秀。グラスに立てかけておくだけで充電開始してくれるのがスマートです。他機種もリングに挿したりスタンドに立てるだけで、手間なく充電できます。また、全機種ともリチウムイオン電池を使っていて、こまめに充電しても充電容量が落ちにくいのもうれしい点。ということで、歯ブラシ使用後は常に充電させておく状態で使うなら、満充電に時間のかかるブラウン オーラルBやフィリップスも、それほど問題にはならないとも言えます。

 

充電台の設置性について見ると、3モデルともほぼ問題なし。ブラシホルダー一体型のブラウン オーラルBのみややスペースを取ります(約14×9cm)が、ブラシを頻繁に替えないなら、ブラシホルダーを外してもOK。その場合はブラウン オーラルBの充電台が約6.3×4.6cmです。また、フィリップスのハンドル収納用グラスは約8×8cm、パナソニックの充電台は直径約7cmとなります。

↑フィリップスのグラス型充電機↑フィリップスのグラス型充電器

 

ブラシの収納に関しては、「ブラウン オーラルBは充電台とブラシホルダー一体型にするとやや場所を取る」「フィリップスはホルダー非搭載で別途用意する必要あり」「パナソニックはブラシスタンドが独立しているが、軽量で動きやすい」という特徴があるので、家族で共用したい家庭はこの点を考慮しましょう。

 

次回は第1回、第2回のまとめとして、各モデルがどんな人に適しているかを考えていきたいと思います。

最新電動ハブラシを「汚れ落ち」と「刺激」順に並べてみたら? 3大ブランドの「磨きの違い」が劇的にわかる9000字レポート

いつまでも歯の健康と美しさを保ちたいなら、電動歯ブラシを検討してみては? 高速振動や音波振動で、歯垢を効率的に除去できる電動歯ブラシは、正しく使えばオーラルケアの強力なツールになります。なかでも、各メーカーがその技術を惜しみなく投入した最上位機種は、歯垢除去だけでなく歯ぐきケアや歯のホワイトニング、舌ケアなどお口全体のケアに対応し、時短にも効果的です。

 

そこで今回は、電動歯ブラシ業界の3大ブランドとして知られるブラウン、フィリップス、パナソニックの最上位モデルを取り上げて徹底的に比較・検証。磨き心地や歯垢の除去具合、搭載モードのバリエーションやスマホアプリとの連携機能、操作性や設置性などを2回に分けてチェックしていきたいと思います。第1回となる今回は、基本の歯垢除去能力や磨き心地の違い、ブラッシングモードのバリエーションを見ていきましょう!

20180129-s1 (16)

 

【テストする機種はコチラ】

エントリーその1

回転式の丸形ブラシで歯垢を浮かしすばやくかき出す

20180129-s1 (2)

ブラウン

オーラルB ジーニアス9000

D7015256XCTBK

実売価格2万7860円

歯科クリーニング器具から着想を得た丸形ブラシを採用した回転式モデル。「3D丸型回転テクノロジー」で、高速上下運動で歯垢をたたいて浮かし、 左右反転運動で浮いた歯垢をすばやくかき出す。押しつけ防止センサーを搭載し、ブラッシング時の圧力が強すぎるとランプが光って、歯と歯ぐきを傷めるのを防ぐ。歯磨き時のブラシのポジションを検知機能を装備し、歯ブラシとアプリを連携させることで、磨きグセを改善し、正しいブラッシングのガイドをしてくれる。歯垢をしっかり除去する「マルチアクションブラシ」と、歯ぐきをいたわりながら歯垢を取り除く「やわらか極細毛ブラシ」が付属。

SPEC●駆動方式:3D丸型回転(音波式)●最大左右反転数:1万500回/分●最大上下振動数:4万8000回/分●ブラッシングモード:6●充電時間:約12時間●使用時間:約48分(約12日間 ※1日2回、2分使用した場合)●付属ブラシ:2本●サイズ/質量(本体):W29×H241×D35mm/133g

 

エントリーその2

「音波水流」で歯間や奥歯など磨きにくい部分の歯垢も除去

20180129-s1 (5)

フィリップス

ソニッケアー ダイヤモンドクリーン スマート

HX9934/05

3万8830円

ブラシの超高速振動と幅広い振幅で「音波水流」を発生し、毛先の届きにくい歯間部や奥歯などの歯垢も除去。手磨きと比べ10倍の歯垢除去力を誇る。歯垢除去、歯ぐきケアなどに特化した4本のブラシヘッドが付属。各ヘッドをハンドルに装着すると、5つのモードのなかから、最適なモードに自動設定。専用アプリと連携し、上手なブラッシングや、一人一人のニーズに合わせたオーラルケアの方法を指導してれる。ブラシの押し付けすぎやハンドルの動かしすぎを検知して注意喚起するセンサーを搭載。スタイリッシュなグラス型充電器も魅力のひとつ。

SPEC●駆動方式:音波式●ブラシ振動数:約3万1000回/分●ブラッシングモード:5●強さ設定:3段階●充電時間:約24時間(約14日間 ※1日2回、2分使用した場合)●使用時間:約56分●付属ブラシ:4本●サイズ/質量(本体):W30.5×H255×D27.8mm/約144g

 

 

エントリーその3

ヨコ振動×タテ振動の「W音波振動」で歯周ポケットと歯間をしっかりケア

20180129-s1 (9)

パナソニック

音波振動歯ブラシ ドルツ

EW-DP51

2万6330円

従来の横振動に新たにタタキ振動が加わった「W音波振動」で高い歯垢除去力を実現。2つのモーターを搭載し、横振動で歯周ポケットに潜む歯周病の病原菌をかきだし、タタキ振動で歯間部の歯垢を強力に除去する。モードは「Wクリーン」モードのほか「ステインオフ」など合計5つのモードを用意するうえ、付属の6種類のブラシを使って、トータルなオーラルケアが可能だ。また、パワーコントロール機能でしっかりとした磨き心地を実現しながら、磨きすぎ防止も実現。リングに本体を挿し込んで充電する「フロートチャージスタイル」は、台座がフラットで手入れしやすい。

SPEC●駆動方式:W音波振動(音波式)●ブラシストローク数:横振動約3万1000回/分、タタキ振動約1万2000回/分●ブラッシングモード:5●充電時間:約1時間(クイックチャージ:約2分)●使用時間:Wクリーンモード時約45分、その他モード時約90分●付属ブラシ:6本●サイズ/質量(本体):W29×H235×D35mm/約110g

 

【テストの内容はコチラ】

20180129-s1 (166)

歯垢除去に最も適したブラシでの歯垢除去力と磨き心地をチェック。「歯垢除去力」は歯磨き後、市販の歯垢染色剤を歯に塗布してうがいし、磨き残しをチェック。磨き時間は、筆者の通常の歯磨き時間と同様、すべて約3分で比較しています。磨き方は、すべての歯を表側、裏側、噛み合わせ部の3方向から磨きました。

 

磨き心地」は、奥歯や歯の隙間、前歯の裏側など磨きにくい部位の磨きやすさのほか、電動歯ブラシの振動の強さ、ハンドルの扱いやすさも吟味しました。

 

ブラッシングモードのバリエーション」は、内蔵するモードの種類と特徴を検証。付属する歯ブラシの種類と使い心地も合わせて見てみました。

 

【テストの結果はコチラ】

エントリーその1

ブラウン

オーラルB ジーニアス9000 D7015256XCTBK

[歯垢除去力/磨き心地]

3機種中で唯一の回転式で、歯と歯ぐきの間、歯間を同時に磨ける安心感あり

本製品には「やわらか極細毛ブラシ」と「マルチアクションブラシ」が同梱されています。「やわらか極細毛ブラシ」は約0.01mmの極細毛が歯のすき間や歯と歯ぐきの間に入り、歯垢を除去できるそう。一方「マルチアクションブラシ」は、ブラシ毛を16度に傾けて植毛しており、この角度により歯ぐきのキワまでブラシ毛が届いて歯垢を取り除けるとのこと。毛の硬さはマルチアクションブラシのほうが硬めです。

 

ともにメインブラシとして使える両ブラシですが、ブラウンは「やわらか極細毛ブラシ」をメインと考えているそうで、まずはこちらを使用。ブラッシングモードは回転力が最も速く、しっかり磨ける「プロクリーン」モードを選びました。

↑やわらか極細毛ブラシ。先端が青い、外側の柔らかなブラシ毛が歯ぐきのキワにやさしく入り込んで汚れを取ります。中央の白と青のブラシ毛は外側よりコシがあり、歯面の歯垢をしっかり除去します↑やわらか極細毛ブラシ。先端が青い、外側の柔らかなブラシ毛が歯ぐきのキワにやさしく入り込んで汚れを取ります。中央の白と青のブラシ毛は外側よりコシがあり、歯面の歯垢をしっかり除去します

 

ブラウンの歯ブラシの特徴はサイズが小さく丸いことです。上下計28本の歯を表側、裏側、噛み合わせ部と各約1秒ずつ、計約3分ブラッシング。ブラシがちょうど歯1本分のサイズ感なので、それぞれの歯を意識しつつ磨けました。

↑歯磨きは口の中を上部左、右、下部左、右の4パートに分け、それぞれ表側、裏側、噛み合わせ部の順番で磨いていきました ↑歯磨きは口の中を上部左、右、下部左、右の4パートに分け、それぞれ表側、裏側、噛み合わせ部の順番で磨いていきました

 

歯磨きは歯のすき間と歯ぐきのキワを磨くことを意識して、ブラシを歯に軽く当てつつ磨き進めました。ブラウンの電動歯ブラシは、「ガッガッ」という感じで、たたくような振動を強く感じますが、これは回転(左右反転)振動だけでなく、上下振動が加わっているため。ただし、ブラシ毛が柔らかいため、歯ぐきなどへの負担はそれほど感じられません。

 

歯磨き後に歯垢染色剤を塗ったところ、上の歯は表も裏も、ほぼ歯垢が取れていました。一方下の歯は、筆者の歯並びがかなり悪いせいもあり、犬歯の歯のすき間と犬歯の隣の前歯の裏、前歯の先端が赤く染まりました。

 

本製品は3機種中唯一の回転式で、ひとつの角度で歯に当てるだけで歯と歯ぐきの間、歯と歯の間を同時に磨ける安心感があります。また、前歯の裏を磨く際にブラシを立てても、回転運動なので歯ぐきや歯間に入り込む角度が同じなのもメリットだと感じました。

 

ブラシが小さいので奥歯の奥にもスムーズに入り込みます。重さは133gで、手に持った感じはパナソニックよりやや重めですが、比較しなければ重く感じることはまずないと思います。何より手磨きと違い、ブラシを細かく動かす必要がないので、3分使ってもまったく疲れはなく、もう少し磨き続けたいと感じるほどでした。

20180129-s1 (34)↑手に持ったイメージ。重く感じることはありませんでした

 

[ブラッシングモードのバリエーション]

「ホワイトニング」「舌クリーニング」なども含む合計6つのモードを用意

本製品は計6つのモードを搭載。先述の回転速度が速く上下振動も強い「プロクリーン」のほか、歯垢除去用では日常の歯磨きにオススメの「クリーン」モード、回転と振動がソフトな「やわらかクリーン」の3モードが選べます。また、ステイン除去に効果的な「ホワイトニング」モード、歯磨きしながら歯ぐきもマッサージできる「歯ぐきケア」、「舌クリーニング」モードも搭載しています。「ホワイトニング」モードは回転数を周期的に変化させて、汚れを除去しやすくしているのが特徴。「歯ぐきケア」モードも回転数を少なくしたうえに周期的に強弱をつけ、歯ぐきに心地いい刺激を与えてくれます。

↑各モードは起動ボタンの下の「∨」ボタンを押して切り替えます。モード表示は上から「プロクリーン/やわらかクリーン/ホワイトニング/歯ぐきケア/舌クリーニング」。何も表示がないときは「クリーン」モードです↑各モードは起動ボタンの下の「∨」ボタンを押して切り替えます。モード表示は上から「プロクリーン/やわらかクリーン/ホワイトニング/歯ぐきケア/舌クリーニング」。何も表示がないときは「クリーン」モードです

 

ちなみに、本製品に同梱の「マルチアクションブラシ」は、「やわらか極細毛ブラシ」と比べるとやや当たりが強く感じます。気になる人は、振動が弱めの「やわらかクリーン」モードを使ったほうがいいでしょう。筆者は歯に当てる圧力を弱めることで調整しましたが、歯ぐきへの負担はそれなりに大きくなったと感じました。なお、歯垢除去能力については、両者にそれほどの差は感じませんでした。

↑マルチアクションブラシ。ブラシの中央部は外側よりやや毛の長さが短めです。また、歯ぐきに当たりやすい外側のブラシ毛は比較的柔らかく、中央に行くほど硬めの毛になっています↑マルチアクションブラシ。ブラシの中央部は外側よりやや毛の長さが短めです。また、歯ぐきに当たりやすい外側のブラシ毛は比較的柔らかく、中央に行くほど硬めの毛になっています

 

エントリーその2

フィリップス

ソニッケアー ダイヤモンドクリーン スマート

HX9934/05

[歯垢除去力/磨き心地]

ブラシがやや大きく、強めの振動を感じる

独自の「音波水流」技術を採用した本製品は、歯と歯の間など毛先が届かない場所もこの水流で磨けるのが特徴。歯垢除去に最適な「プレミアムクリーンブラシヘッド」はブラウンのオーラルBやパナソニックのドルツと比べると、やや大きめです。ブラシの毛もブラウンの「やわらか極細毛ブラシ」に比べるとやや硬めでした。

↑プレミアムクリーンブラシヘッド。フィリップス・ソニッケアーのブラシはどれも、中央部が窪んだ凹面型で、ヘッド先端の毛がやや鋭角にカットされているのが特徴です↑プレミアムクリーンブラシヘッド。フィリップス・ソニッケアーのブラシはどれも、中央部が窪んだ凹面型で、ヘッド先端の毛がやや鋭角にカットされているのが特徴です

 

本製品はブラシをハンドルにセットすると、そのブラシの種類を自動認識し、最適な振動数にセットされます。「プレミアムクリーンブラシヘッド」を挿してみると「クリーンモード」が選択され、振動強度は3段階の「強」になりました(強さの調整は可能です)。そのまま実際に磨いてみると、ブラウンのような「ガッガッ」と当たる感覚はありませんが、かなり強めに振動する印象。ただ、歯ぐきに負担を感じるほどの強さは筆者は感じませんでした。ちなみに、この振動を強すぎると感じる場合は、手動で「中」「弱」に振動強度を調整することもできます。

↑「プレミアムクリーンブラシヘッド」をハンドル部に装着すると、自動で「clean」表示が点灯し、振動強度が3段階の「3」に設定されました。ON/OFFスイッチの下にはモード切り替えスイッチを装備。停止中に押すと「clean」モード以外を選択することも可能です。また、運転中に押すと、振動強度が切り替えられます↑「プレミアムクリーンブラシヘッド」をハンドル部に装着すると、自動で「clean」表示が点灯し、振動強度が3段階の「3」に設定されました。ON/OFFスイッチの下にはモード切り替えスイッチを装備。停止中に押すと「clean」モード以外を選択することも可能です。また、運転中に押すと、振動強度が切り替えられます

 

歯の表側と裏側には歯と歯ぐきの間に45°の角度でブラシを当て、噛み合わせ部は垂直に、前歯の裏は歯ブラシを縦にして磨きました。取扱説明書には「ひとつの場所を約2秒ずつブラッシングして」と書かれているので、ブラシが大きめなこともあり、2本をまとめて磨きました。

↑ブラシがやや大きめなので、2本をまとめて磨くイメージです↑ブラシがやや大きめなので、2本をまとめて磨くイメージです

 

ブラッシング後に歯垢染色剤を使うと、ブラウン同様、犬歯と前歯のすき間に磨き残しが目立つ結果に。また、歯の裏側もブラウンに比べると磨き残しがやや多かったです。やはりブラシが大きめなため、細かい場所にブラシ毛が届きにくかったのではないかと推測します。重さは144gですが、ブラウン同様、手に持って重いと感じることはありません。磨いている間に疲れを感じることもまったくありませんでした。

↑握ったイメージ。ハンドルの太さはブラウンとほぼ同じながら、長さはソニッケアーがひと回り大きくなっています↑握ったイメージ。ハンドルの太さはブラウンとほぼ同じながら、長さはソニッケアーがひと回り大きくなっています

 

[ブラッシングモードのバリエーション]

5種類のモードを用意し、ヘッドの交換で設定が自動で切り替わる

本製品には歯垢除去用の「クリーンモード」のほか、ステイン除去力の強い「ホワイトプラスモード」、歯垢除去運転と歯ぐきケアがセットになった「ガムヘルスモード」、歯と歯ぐきの間のケアに適した「ディープクリーンプラスモード」、「舌磨きモード」を搭載しています。

↑モードを切り替えてすぐは選択したモードのみ点灯。その後2秒ほど経つと全モードがうっすら点灯し、手動でモードを切り替える際に確認がしやすいです↑モードを切り替えてすぐは選択したモードのみ点灯。その後2秒ほど経つと全モードがうっすら点灯し、手動でモードを切り替える際に確認がしやすいです

 

「ホワイトプラス」モードは最初の2分間で2種類の振動が2秒ずつ切り替わりながらステインを落とし、その後振動数が細かく上下する運転モードが40秒続きます。最後に現れる運転モードにより、歯を磨き上げて光沢を与えるのだそうです。

 

「ガムヘルスモード」は、最初の2分間は「クリーンモード」と同じ運転が続き、その後2つの振動が重なった波打つような振動が1分20秒続きます。この“波打つ振動”で、歯と歯ぐきの境目に刺激を与えます。なお、その“波打つ振動”で初めからブラッシングできるのが「ディープクリーンプラスモード」。「ガムヘルスモード」では2分経つと自動的に“波打つ振動”に変わるので、自分のペースで歯を磨きたい人は、最初「クリーンモード」で歯を磨いてから「ディープクリーンプラスモード」に切り替えて歯ぐきケアしてもよいでしょう。

 

歯ブラシの種類は先に紹介した「プレミアムクリーンブラシヘッド」のほか、「プレミアムガムケアブラシヘッド」「プレミアムホワイトブラシヘッド」「舌磨きブラシヘッド」を同梱。どれもハンドルに挿すだけでブラシに合ったモードに自動的に切り替わるので便利です。

↑ヘッドはハンドルに挿すと専用モードに切り替わるのでヘッドの種類がわかりますが、ヘッドの根元にクリーンブラシは「C3」、ガムケアブラシは「G3」、ホワイトブラシは「W3」とイニシャルが書いてあり、これで識別することができます↑付属の4種類のブラシ。ヘッドの根元にあるアルファベットと数字の組み合わせは、ブラシ名と推奨の強さを示しています。クリーンブラシは「C3」、ガムケアブラシは「G3」、ホワイトブラシは「W3」、舌磨きブラシヘッドは「T1」(※Tはtongue=舌の意味)

 

↑舌磨きブラシヘッド。凹凸部分を水で濡らし、舌に当てて前後に動かして汚れを除去します↑舌磨きブラシヘッド。凹凸部分を水で濡らし、舌に当てて前後に動かして汚れを除去します

 

エントリーその3

パナソニック

音波振動歯ブラシ ドルツ

EW-DP51

[歯垢除去力/磨き心地]

「ノーマル」の刺激はソフト。ハンドル部は細身で扱いやすい

本製品は、これまでの横振動に加え、ブラシが上下に動くタタキ振動が可能になったのが特徴。タタキ振動により、これまで以上に歯間部の汚れを除去しやすくなったようです。ヘッドも日本人の歯に合わせて小さめに作られています。

↑ヘッドは小さめで、歯が1本ずつ磨けるイメージです↑ヘッドは小さめで、歯が1本ずつ磨けるイメージです

 

歯垢除去用には歯面、歯間の汚れを取りやすい「マルチフィットブラシ」と歯周ポケットの汚れ除去ができる「密集極細毛ブラシ」の2種類が付属。今回は「Wクリーン」モードで推奨される「マルチフィットブラシ」を選び、同モードで使用しました。

↑「マルチフィットブラシ」(左)と「密集極細毛ブラシ」(右)。どちらもブラシ毛の毛質は柔らかですが、「密集極細毛ブラシ」は先端に3mmの段差毛が採用されていて、歯と歯ぐきへの当たりがよりソフトになっています。また、段差毛は先端が細く尖っていて、歯周ポケット内により入り込みやすいそうです。↑「マルチフィットブラシ」(左)と「密集極細毛ブラシ」(右)。どちらもブラシ毛の毛質は柔らかですが、「密集極細毛ブラシ」は先端に3mmの段差毛が採用されていて、歯と歯ぐきへの当たりがよりソフトになっています。また、段差毛は先端が細く尖っていて、歯周ポケット内により入り込みやすいそうです。

 

「Wクリーン」モードは、「W音波振動」を使ったパワフルモードで、スタートから約2.5秒後にブラウンと同様のたたくような振動が始まります。ブラシの刺激の強さは3機種の中ではブラウンに次ぐ程度。フィリップス同様の磨き方で約3分磨いたあと、歯垢染色剤を塗布。下の前歯の噛み合わせ部の磨き残しはブラウン、フィリップスと同じ程度でしたが、犬歯周りの磨き残しは、3モデルの中では最も少なかったです。また、犬歯の隣の前歯の裏側も比較的きれいに磨けていました。

 

また、最初の1~2秒は弱い振動で運転スタートするので、電動歯ブラシに慣れていない人も比較的抵抗なく使い始められると思います。重さは約110gと3モデルの中では最も軽く、ハンドル部分も細身で扱いやすいと感じました。

↑ハンドルは持ち手の部分が細くデザインされ、手にすっぽりとなじみます↑ハンドルは持ち手の部分が細くデザインされ、手にすっぽりとなじみます

 

[ブラッシングモードのバリエーション]

強い振動の「Wクリーン」など5つのモードを搭載

本製品は、歯垢除去用に「Wクリーン/ノーマル/ソフト」の3モードを搭載。さらに歯ぐきケアに適した「ガムケア」モードと歯の着色が気になる人向けの「ステインオフ」モードも搭載。「ガムケア」モードは2種類の振動切り替えが反復して、歯ぐきを心地よく刺激してくれます。

 

少々気になったのは、ブラウン、フィリップスが電源のON/OFFとモード切り替えボタンが独立しているのに対し、パナソニックのみボタンが1個だったこと。パナソニックは、その1つのボタンが運転開始後、約5秒までは操作モードの切り替えボタンに。5秒後からはOFFボタンに変わります。そのため、運転開始してすぐに止めたいとき、何度か連続でボタンを押す必要があるのです。停止した状態でモードが変えられないのもやや不便。やはりボタン2個のほうが使いやすいと感じました。

↑運転中にボタンを押すたびにモードがチェンジ。ただし5秒以上経ってボタンを押すと運転終了になります↑運転中にボタンを押すたびにモードがチェンジ。ただし5秒以上経ってボタンを押すと運転終了になります

 

歯ブラシは6種類を付属し、3モデルの中では最も豊富。前述の「マルチフィットブラシ」「密集極細毛ブラシ」のほか、磨きにくい歯間用の「ポイント磨きブラシ」、歯ぐきケア用の「シリコンブラシ」、ステインケア用の「ステインオフブラシ」、ステイン集中ケア用の「ステインオフアタッチメント」が同梱されています。舌のケアはステインオフブラシの背面を使い、「ソフト」モードで行います。

↑写真左からマルチフィットブラシ、密集極細毛ブラシ、ポイント磨きブラシ、シリコンブラシ、ステインオフブラシ、ステインオフアタッチメント。このほか、ステイン集中ケア用の「ステインクリーンペースト」も付属しています↑写真左からマルチフィットブラシ、密集極細毛ブラシ、ポイント磨きブラシ、シリコンブラシ、ステインオフブラシ、ステインオフアタッチメント。このほか、ステイン集中ケア用の「ステインクリーンペースト」も付属しています

 

【今回の検証のまとめ】

刺激はブラウンが最も強く、パナ、フィリップスが続く

20180129-s1 (26)

歯垢除去力に関しては、今回の検証で最も優秀だったのはパナソニック。次いでブラウン、フィリップスの順番でした。ただし、その差は小さく、また磨く人のクセによって、磨き残しの程度も変わってきます。逆に言えば、自分のクセを把握して、磨きにくい場所を念入りにブラッシングするよう意識するだけで、今回試した3モデルであれば、どれを使ってもほぼ汚れを除去できるでしょう。

 

磨き心地に関しては、最も刺激が強かったのがブラウン。次いでパナソニック、フィリップスといった順番。なお、パナソニックの「Wクリーン」モードは、たたくような振動があるぶん、性質としてはブラウンに似ています。また、どの機種も歯垢除去に関しては磨き強度を3段階で変えられます。

↑刺激が強めが好みなら、ブラウンがオススメ↑刺激が強めが好みなら、ブラウンがオススメ

 

1本ずつ磨く感覚が好みならブラウンかパナソニック

電動歯ブラシの扱いやすさに関しては、パナソニックが最も軽く、デザインもスリムで、より手にしっくりと収まる感覚がありました。とはいえ、他の2モデルも「扱いにくい」ということはありません。そもそも電動歯ブラシは手磨き用のブラシのように細かく動かす必要がないので、ブラウンやフィリップスの重さやサイズ感がそれほど問題になることはないと思います。

 

ただし、歯ブラシのサイズに関してはフィリップスが大きめで、初心者にはやや扱いづらい印象を持ちました。特に女性など歯が小さめの人は、歯の1本1本を意識しながらブラッシングしやすい丸型ヘッドのブラウンや小型ヘッドのパナソニックのほうが、使いやすいのではないかと思います。

 

ブラッシングモードはフィリップスが最も豊富

ブラッシングモードのバリエーションに関しては、その種類が最も豊富なのはフィリップス。表示されるモードは5種類と、ブラウンの6種類より少ないですが、ブラウンはそのうち3モードが「クリーンモード」の強度違いなのに対し、フィリップスは歯の部位と汚れの種類に応じたまったく異なる5モードを採用しています。さらにクリーンモードだけでなく、ホワイトプラスモードやガムヘルスモードなどすべてのモードで強度を3段階で変えられるのもメリットです。

↑フィリップスのモード↑フィリップスのモード選択時

 

パナソニックは多彩な付属ブラシが魅力

一方、パナソニックは、モードの数が5種類で、先述した通り、他の2機種と違って1つのボタンが電源のON/OFFとモード切り替えを兼ねており、やや不便を感じることも。ちなみに、5種類のモードのうち、「Wクリーン」モードがブラウンとよく似た刺激を実現しているのが特徴。刺激の種類としては、フィリップスとブラウンのどちらのタイプも搭載しているという見方もできるでしょう。また、歯ブラシの種類も豊富で、歯医者でやってもらうような丁寧な歯垢除去に対応できるのも魅力です。

 

次回は快適な歯磨きをサポートする機能、充電のしやすさや設置性、メンテナンス性について見ていきたいと思います。

↑パナソニックには6種類のブラシが付属↑パナソニックには6種類のブラシが付属

 

「歯磨き後」のニオイ測定で信じられない結果が! 電動歯ブラシ「ドルツ」体験イベントの驚き&快感をレポート

みなさん、電動歯ブラシを使ったことはありますか? 筆者は数年前まで愛用していましたが、故障してからはもっぱら手磨き派です。でも、しっかり磨こうと思うと10分くらいは磨き続けなければいけません。忙しいときや疲れているときは、どうしても疎かになってしまいます。そこでまた電動歯ブラシに戻ろうかな……と思っていたとき。ちょうど、パナソニックの電動歯ブラシ「ドルツ」シリーズを体験できるイベント「ドルツラボ」が、東京・二子玉川ライズで開催されるとのこと。これはありがたい! というわけで、さっそく体験してきました。

 

 

最新モデルは横振動+タタキ振動で効果的に汚れを落とす

20171222-s2 (12)

筆者が訪れたのは、12月17日の日曜日の午後。スタッフの方によると、前日は400人ほどが体験したということで、大盛況のようです。展示ブースにはドルツシリーズがズラリとそろっています。

↑「ドルツ」シリーズの展示ブース↑「ドルツ」シリーズの展示ブース

 

最新機種は「ドルツ EW-DP51」で、その最大の特徴は「W音波振動」(※1)の採用。2つのモーターを搭載し、横方向の振動とタタキ振動を同時に行います。毎分3万1000ブラシストロークの横振動では歯周ポケットを重点的に狙います。一方、毎分ブラシ1万2000ストロークのタタキ振動では、歯間部の汚れを重点的に狙って歯垢を除去。

※1:音波領域内での振動

20171222-s2 (18)↑こちらがEW-DP51。マルチフィットブラシや密集極細毛ブラシ、ポイント磨きブラシなど、6種類のブラシが付属しています

 

医療用器械をイメージしたというデザインでかっこいいですね。充電は、スタンドにあるリング状の部分に本体を差し込むだけでOK。1時間の満充電で約90分使用できます(※2)。充電台に触れていないため、掃除がラクというのもポイントです。また、2分の急速充電で約1回分(約2分間)使えるクイックチャージ機能(※3)も搭載。朝になって、うわっ、充電忘れてた! というときでも安心ですね。

※2:Wクリーンモード使用時は約45分使用可能 ※3:周囲の温度や使用条件により、使用時間が異なります

 

Wクリーンモードで歯がつるつるになるのを実感!

さっそく、ドルツを体験してみます。機能を見ると、これはなかなか期待できそう。筆者は歯並びの問題なのか、歯間に食べかすや歯垢が溜まりやすいので、このタタキ振動に期待感が高まります。受付を済ませると、パナソニックの会員サイト「CLUB Panasonic」で使える300円分のポイントがいただけます。整理券をもらい、順番になったらブースへ案内されました。

20171222-s2 (2)

ブースでは、まずEW-DP51の説明から。使い方や機能の説明を受けると、自分専用の「マルチフィットブラシ」がいただけます。

 

20171222-s2 (4)

「マルチフィットブラシ」は、歯の表面やかみ合わせをしっかり磨けるブラシです。EW-DP51にセットし、水でブラシを濡らしてから、実際に磨いていきます。

 

20171222-s2 (6)

磨き方のポイントとしては、口の中を4分割し、それぞれ30秒ずつ磨くこと。そうすると合計2分で歯ブラシ完了となります。

 

20171222-s2 (5)

最初は横振動とタタキ振動のWクリーンモードで。やや強めの振動ですが、30秒もすると慣れてきます。Wクリーンモードではやや刺激が強いと感じたら、ノーマルモードやソフトモードなど、横振動だけのモードからスタートして、徐々に慣れていくといいでしょう。

 

実際に2分間磨いたところ、予想以上は歯の表面がつるつるに。ふだんは10分以上かけている歯磨きが、たった2分で終わるなんて! また、Wクリーンモードの効果か、歯間部がいつもよりすっきりしています。普段隙間が見えない部分も、隙間が見えるようになりました! ドルツ、恐るべし。

 

このほか歯ぐきケア用の「ガムケアモード」や、歯の着色を軽減する「ステインオフモード」も搭載。全部で5つのモードを適宜使い分けることで、より入念な歯のケアを行うことが可能です。ブラシも標準で6種類も付属。この5つのモードと6種類のブラシがあれば、歯の健康はバッチリなのではないでしょうか。

 

ジェット水流で歯間の汚れを一網打尽に

そしてもうひとつ。歯間を超音波水流で掃除する「ジェットウォッシャードルツ EW-DJ71」も体験しました。こちらは、ジェットノズルから出る超音波水流により、ブラシでは届きにくい歯間の汚れを除去するもの。最新機種であるEW-DJ71は、バブルのはじける際の衝撃波により超音波を発生させ、水流よりも強力に歯垢などを除去できます。

20171222-s2 (10)↑ジェットウォッシャードルツ EW-DJ71

 

20171222-s2 (9)

タンクの容量は600mlの大容量。水流は、10段階の強さで調整できます。

 

20171222-s2 (11)

ノズル先端を歯間に当ててスイッチオン。するとノズル先端から水流が発生し、歯間の隙間に入ってくるのがわかります。口の中に水が溜まるので、洗面台に水を吐き出しながらお掃除。これが気持ちいいんです。

 

EW-DP51でも十分だと思っていましたが、EW-DJ71を使ったほうがさらに爽快感が増します。歯と歯ぐきが生き返ったような印象です。歯のケアを完璧に行いたいのなら、ドルツ EW-DP51とジェットウォッシャードルツ EW-DJ71を一緒に使うのがベストではないでしょうか。

 

体験コーナーでドルツの性能を体感する

今回のイベントでは、体験コーナーのほかにドルツの性能を知るための実験コーナーもありました。

20171222-s2 (13)

「EW-DP51」を使った「W音波振動体験コーナー」です。EW-DP51は、タタキ振動が加わったWクリーンモードと通常のノーマルモードの違いを体験。Wクリーンモードのほうは、ノーマルモードより激しくビーズが振動していました。

 

20171222-s2 (14)

こちらは口臭体験コーナー。スティック状のセンサーに息を吹きかけて、口臭レベルを測定します。先に試した編集者は「25」という数値。これでもほぼニオイを感じないレベルとのこと。さて、EW-DP51とEW-DJ71でばっちり歯磨き済みの筆者の結果は……。

 

20171222-s2 (15)

数値は…ゼロ。えっ…ゼロ? 口臭レベルゼロです! さすがはドルツ、すごい効果ですね。

 

20171222-s2 (16)

こちらはジェットウォッシャー ドルツで疑似歯垢を除去する体験コーナー。ジェル状の疑似歯垢を目がめてジェット水流を浴びせます。するとみるみるうちに洗い流されていきました。ジェットウォッシャー ドルツの威力が実感できます。この体験コーナー、お子さんたちにも人気のようでした。こうして歯や歯ブラシについて楽しく学べるのは、うれしいですね。

 

乾電池タイプのオシャレなシリーズもラインナップ

ちなみに、ドルツシリーズには、携帯性に優れた「ポケットドルツ」というシリーズもあります。こちらは乾電池で駆動するタイプ。リップスティックを思わせるおしゃれなデザインで、バッグに入れておいて、ちょっとした空き時間に歯磨きが可能です。

20171222-s2 (17)

歯は、人間にとってとても重要な部分。いちど悪くなってしまうと、噛み合わせの悪化や食欲の減退などにもつながり、身体全体に悪影響を及ぼす可能性があります。いつまでも健康な歯でいるためには、日ごろのケアが大事。いつまでもおいしいものを楽しめる歯でいるために、上手にドルツシリーズを活用してみてはいかがでしょうか。