寺岡呼人×DJ OSSHYが語る「クルマと音楽」――ドライブにMIXテープが欠かせなかった青春時代

CDが売れない時代とは言われますが、音楽配信サービスの利用者は増えつづけていますし、レコードブームも再燃中。リスニングという趣味はメインカルチャーのなかでもど真ん中にあり続けています。

 

では、その音楽の担い手たるアーティストやDJといった立場の方は、プライベートでどのように音楽と接しているのでしょうか。シンガーソングライター兼音楽プロデューサーの寺岡呼人さんがゲストを向かえて「クルマと音楽」について語り合う同シリーズ、第2回は36年も最前線で音楽とかかわり続けてきたDJ OSSHYさんにお話をうかがいました。

 

【DJ OSSHY

20180223_01

ディスコ・クラブDJおよびラジオDJ。1982年、渋谷のCandy Candyでデビューして以来、代官山PARADISE PARTY、横浜サーカス、六本木ヴェルファーレなど、各時代のディスコ・クラブブームを牽引するスペースで音を紡いできたレジェンド。現在はINTER FM「RADIO DISCO」、TOKYO FM「FAMILY DISCO」に出演するほか、東京スカイツリー展望フロアや、グランドハイアット東京、羽田空港などで開催されたディスコイベントにも参加。安全・安心な大人のディスコブームの仕掛け人としても活動。

 

【寺岡呼人】

20180223_02

シンガーソングライター兼音楽プロデューサー。1988年、JUN SKY WALKER(S)に加入。1993年にソロデビューし、1997年にはゆずのプロデュースを手がけるようになる。ライブイベント Golden Circleを主催し、FM COCOLOの番組「CIRCLE OF MUSIC」で、さまざまな音楽とアーティストをナビゲートしている。筋金入りのオーディオマニアであり、カーマニアでもある。http://www.yohito.com/

 

20180223_03
↑2月にリリースした最新アルバム「LOVE=UNLIMITED」 (ラヴアンリミテッド)。デビュー30周年、50歳の節目を迎えて紡ぐ等身大の音楽がここに

 

テクニックだけではない、DJには選曲の幅や知識が要求される

寺岡 ディスコ全盛のころって、僕はまだ中高生だったんですよ。だからディスコって憧れでしたね。DJ OSSHYさんは高校時代にDJとしてデビューしたそうですが、当時のお話からお聞きしたいなと。

 

DJ OSSHY 1981年の高校1年のとき、初めてディスコにいって衝撃を受けたんですよ。ノンストップで音楽が流れている環境にびっくりしまして。それから通うようになって、1982年から見習いをはじめました。当時はお店の専属DJというか、従業員がやってましたね。みんなの共有財産としてレコードがあって、それをみんながつかっていました。各店舗2~3人くらいしかいなくて、狭き門ですよね。

 

寺岡 DJを目指している人はたくさんいたんですか。

 

DJ OSSHY DJは花形的な見方はされていたかもしれませんが、本気でやろうという人はいなかったですね。人気があるのは黒服側でしたね。あとバーテンさん。

 

学校帰り、週4日はディスコに通うようになったDJ OSSHYさん。友達は女の子に夢中だったそうですが、DJ OSSHYさんはDJブースにかじりつきの日々を送っていたそうです。そして1か月ほど経ったとき、お店のDJに声をかけられました。そして、DJとしての人生がはじまりました。

 

寺岡 見習いのときって、どんなことをやっていたのでしょう。

 

DJ OSSHY 先輩のかけている曲の、プレイリストをノートに書いていましたね。あとは照明のコントロールとブース内の掃除。それを1年やっていました。もちろんギャラはないです。

 

寺岡 練習みたいなことはやっていたのですか。

 

DJ OSSHY ないです。

 

寺岡 DJ機材には触らせてもらえなかったと!

 

DJ OSSHY 先輩の仕草を見ていただけでしたね。そして週休1日で半年くらいたったころ。「そろそろ回してみろ」と言われて、お客さんのいない17時から18時までやらせてもらえるようになったのですが、ぜんぜんやり方わからないんですよ。ボロボロです。そこから少しずつ教えてもらえる感じでしたね。

 

怒られながらもDJのイロハを教えてもらいながら次第にスキルアップ。そして高校3年のとき、急遽お客さんの前で回すことになったそうです。

 

DJ OSSHY 1時間でしたがメインの時間帯に、代打としてやったんですね。とにかく盛り上がるメジャー曲をかけまくっていたら、あとからきた先輩にめちゃくちゃ怒られたんですよ。「お前、もうかける曲ないじゃないかよ!」と。DJはテクニックだけではなく、選曲の幅や知識が要求されるんだと思い知りましたね。

 

20180223_04
↑バブル時代のディスコ話をぜひ聞きたい、と今回の対談を楽しみにしていた寺岡さん。当時の面白秘話連発に大いに盛り上がりました

 

合理主義なDJ OSSHYさんは仕事道具として軽ワンボックスに乗り続けていた

寺岡 DJ OSSHYさんにとって、クルマはどんな存在ですか。

 

DJ OSSHY ツール、ですね。軽自動車に16年乗っていました。

 

意外にも! スポーツカーをドライブしているイメージがありました。詳しくお聞きすると、本当にレコードを運ぶための働くクルマとしてワンボックス型の軽自動車を何台も乗り継いで使ってきたとか。

 

DJ OSSHY 路地裏の店も多かったので、コンパクトなモデルがいいだろうと。3年前に普通乗用車に乗り換えたんですが、燃費重視でハイブリット車を。合理主義なところがあるんですよね。

 

寺岡 ではクルマのなかで音楽を聴くというのは、あまりないのですか。

 

DJ OSSHY 一人で乗るときは音楽聴く派なのですが、誰か乗せているときはまったく音楽をかけないんですよ。会話重視ですね。かけたとしても、ボリュームはすごく小さくしていますね。

 

寺岡 お一人のときはどんな聴き方をしていますか。

 

DJ OSSHY CD製作中はラフミックスを車のなかでチェックしていますね。私はラジオDJもやっていますが、ラジオも私が作るCDも、主なターゲットはドライバーなんですよ。

 

寺岡 DJ OSSHYさんが昨年リリースされた「SHONAN AOR」、聴きました。あー、これを流しながら湘南をドライブしたいなー、と思いましたね。

 

AORは都会的なイメージ印象があるというDJ OSSHYさん。AORで湘南をあらわすために、サーファーや船乗り、地元のレストランの方とかに、「AORで好きな曲はなんですか」とリサーチ。その結果、ボズ・スキャッグス「Lowdown」とか、70’s寄りの曲が多かったとのこと。なお前作の「TOKYO AOR」はボズ・スキャッグス「Jojo」など、キラキラした音が入る80’sトラックが中心となったそうです。

 

_I8Q4656_R
↑なんとなくクルマに凝りまくっているというイメージを勝手に抱いていましたが、実は合理的なクルマ選びをしてきたDJ OSSHYさん。若かりしころは硬派かつ体育会系なDJ生活だったとか

 

ドライブデートのためにMIXテープを作るのは万国共通

 DJとは違うのかもしれませんが、昔はドライブ用にMIXテープを作るムーブメントがありました。カセットテープは時間が決まっているので、どの曲をどんな順番で入れていくとピッタリおさまるかを考えつづけていた青春時代。DJ OSSHYさんも僕たちと同じようにMIXテープを作っていたそうです。

 

DJ OSSHY 当時好きだった子と海に行くときはこのテープ、みたいにシチュエーション別の選曲をやって仕込んでいましたね。

 

寺岡 ジャック・ニコルソンが出演している「恋愛小説家」という映画の1シーンで、「ドライブ用」と書かれたカセットテープが出てくるんですよ。ああ、こういうのって万国共通なんだなと。

 

DJ OSSHY 自分の愛情表現をカセットテープに託すみたいな。

 

寺岡 年代もあるのかもしれないですけど、カセットテープに曲を入れていたときはワクワク感がありましたよね。

 

 音楽ストリーミングサービスも積極的に

寺岡 ところで最近の音楽シーンの動向をどう見ていますか。海外だとダフト・パンクが盛り上がっていたりしますが。

 

DJ OSSHY 典型的なのはブルーノ・マーズの作風だと思っていまして。「Finesse (Remix)」という曲が出たばかりですが、あれ、ニュージャックスウィングですからね。びっくりしますよ。ニュージャックスウィングは1988年に誕生したと言われていて今年で30周年になるのですが、ブルーノ・マーズの世代があの時代の音楽に、相当影響されて、作ってきているなと思うんですよね。そういう部分に注目していますね。

 

寺岡 音楽ってリサイクルの文化だと思うのですが、数年前だったらダサいなと思われることが、いまだと「イケてんじゃん!」とかありますよね。

 

DJ OSSHY ありますね。ちょっと前にEDMが流行っていましたが、ヴァン・ヘイレン「Jump」とか80’sなニューウェイブ系の音作りを取り入れられてきていたんですよね。

 

寺岡 音源としてはいかがでしょうか。

 

DJ OSSHY 購入する音源はCDが多いですね。それをパソコンに取り込んでいます。以前はレコードをデジタル化していたのですが、3万5000枚もあるのでさすがに無理だなと。

 

寺岡 僕はApple Musicで聴くことが増えました。Today’s Hitsとか、毎日更新されるプレイリストを聴いてたりしますね。

 

DJ OSSHY 私は「AWA」のオフィシャルプレイリスターなんですよ。ドライブ向きとか、シチュエーション別にプレイリストを作って提供していますね!

 

 昔はカセットテープ、CD-RやMD。いまはスマホの音楽再生アプリのプレイリストや音楽配信サービス。時代は変わり、音源も変わっても、それぞれのシーンで積極的に音楽を楽しむスタイルはみんなが求めているってことですよね!

 

20180223_06
↑音楽ストリーミングサービスも積極的に活用しているという寺岡さん。愛車ではパイオニア・サイバーナビの「ミュージッククルーズチャンネル」をよく聴いている

 

 

 

 

 

 

「ラスト・クリスマス」ってこんなにカバーされてるの!? 超名曲が10倍楽しめる“ラスクリ地獄”プレイリスト

独り身のさみしん坊にとって、ちょっぴり切ない季節が巡ってまいりました。そう、「クリスマス・イブ」です。クリスマスを必要以上に煽る世間の狂騒から逃げたい人もきっと多いことでしょう。クリスチャンでもないのに……なんて言葉は、恋人がいたら決して出てこないはず。

20171214-i02 (2)

 

そして毎年決まって街なかに大量投下されるのがクリスマスソングの洪水。とりわけ、ワム!が1984年にリリースした名曲「ラスト・クリスマス」は定番中の定番です。ジョージ・マイケルとアンドリュー・リッジリーからなるポップ・デュオが、アイドル的なパブリックイメージから大きく脱却した節目の作品とも言えるかもしれません。

 

しかし、昨年のクリスマスの日にジョージ・マイケル急逝の訃報が全世界を駆け巡り、ちょっぴり悲しい思いを引きずった「昨年のクリスマス」を振り返った「ラスト・クリスマス」が、さらに悲しみを増長させてしまうことに……。

 

時代を超えて今に至るまで、「ラスト・クリスマス」はさまざまなアーティストたちによってカバーされ続けてきました。それは、この楽曲が持つ普遍的なメロディの強さが際立っている証でもあります。ということで、不朽の名作「ラスト・クリスマス」縛りの「ラスト・クリスマス地獄」をお届けします。

 

こんな野暮なタイトルは、本来ジョージ・マイケルやワム!ファンにとって失礼極まりないチョイスかもしれませんが、追悼の意味も込めてあえて使わせていただきます。「Spotify」アプリをダウンロードすれば有料会員でなくても試聴ができますので、ぜひ聴いてみて下さい。

 

【ラスト・クリスマス地獄10曲】

01.Last Christmas/グウェン・ステファニー
(2017年10月リリース)

アメリカのスカパンク系バンド「ノーダウト」のヴォーカリストで女優としても活躍するグウェン嬢が、今秋にリリースした自身初のクリスマス・アルバム「ユー・メイク・イット・フィール・ライク・クリスマス」で聴かせる秀逸のカヴァー。華麗なストリングスを多用した60年代的なサウンドアレンジの意匠を取り込み、ゴージャスな雰囲気たっぷりに膨らませた渾身の出来栄え。原曲のメロディの素晴らしさとサウンドアレンジの方向性とが見事にマッチした相思相愛バージョン。

 

02.Last Christmas/マリオ・ビオンディ
(2014年10月リリース)

“ミスター・イタリアン・ヴァイブ”こと、イタリアの国民的ソウルシンガーによるジャジィでダンサブルなカヴァー曲。伊達男らしくセクシーでスモーキーなヴォーカルが、洗練されたジャズアレンジで軽快にスイング! スイング! ここまで大きな別アレンジが施されてもますます輝いて聴こえるのは、メロディ本来の強さがあるからこそ。ジェントルなムード漂うクリスマスを演出したい方に。クリスマス・アルバム「マリオ・クリスマス」のオープニングを飾る1曲。

 

03.Last Christmas/カーリー・レイ・ジェプセン
(2015年11月リリース)

キャッチーなシングル「アイ・リアリー・ライク・ユー」で日本でも大人気の歌姫、カーリーが2015年に発表したカヴァーシングル。注目は印象的なあのイントロはどこへ? の大胆なサウンドプロダクション。トランペットの艶のある音色とフィンガースナップとでイントロを独自にリメイク。全体を通してオリジナル楽曲に対するオマージュ的な解釈で構成されており、歌詞も女性目線で少しだけアレンジ。数あるカヴァー楽曲のなかでもとりわけ「個性」が一番いい形で発揮された1曲かもしれない。

 

04.Last Christmas/JUJU
(2007年12月リリース)

歌謡曲やJ-POPのカヴァー・アルバム「Request」シリーズで数々のカヴァー曲を披露しているJUJU。本作では、チャッ、チャッ、というレゲエ調のギターストロークが特徴のサウンドで小粋に味つけ。艶のある憂いを帯びた伸びやかな歌声と、優しいホーンセクションの音色が聴く者を至福な気分にさせてくれる。クリスマスの雪化粧の情景をレゲエのリズムで歌ったシングル「Wish for snow/奇跡を望むなら…Xmas story」に収録。

 

05.Last Christmas/ジョン・ホルト
(1986年リリース)

“キング・オブ・レゲエ”とも称され、本場ジャマイカで60年代から80年代にかけて、レゲエとスカの架け橋的な存在の「ロックステディ」なるジャンルを牽引し続けてきたレジェンドによる意外なカヴァー曲。カラオケのようなチープ感極まりないシンセ音とヴィブラートのかかった独特な歌い回しで、ラヴァーズロック仕立てにアレンジ。常夏の国からのクリスマスへの甘い回答といった趣かも。そんな彼も今ではもう旅立ってしまった。「レゲエ・クリスマス・ヒッツ・アルバム」に収録。

 

06.Last Christmas/キャロル・キング
(2011年11月リリース)

アメリカが誇る稀有な女性シンガー・ソングライターの登場です。彼女らしい都会的なエッセンスと躍動するピアノとリズム、まさにカヴァーという名の新しい命が吹き込まれたことを実感させる仕上がり。彼女の手にかかると、どのような楽曲であっても自分色に染め上げてしまう、そんな匠の技を感じてしまう。キャリア初のクリスマス・アルバム「ア・クリスマス・キャロル」の国内盤にボーナストラックとして収録。Spotifyで初めて聴いたという声が多し。

 

07.Last Christmas/グリー・キャスト
(2010年11月リリース)

2015年に終了したアメリカの人気テレビ番組「glee」ファンにとっては思い出深い1曲。ちょっとした浮気でフィン(コリー・モンティス)に振られたレイチェル(リア・ミシェル)。彼女はフィンに未練タラタラ。劇中では二人が別々にクリスマスツリーを買いに来た場所で、この曲をデュエットしつつも、フィンの心の傷は癒えることもなく雪解けにならず。そんなドラマ上の話の流れと歌詞とがうまくリンクした内容で、glee鉄板の美しく折り重なるコーラスワークとハーモニーが聴きどころ。

 

08.Last Christmas – E-girls version-/E-girls
(2017年12月リリース)

今月にリリースされたばかりのニューシングル「北風と太陽」収録楽曲。音楽プロデューサーの松尾潔による意訳が光るE-girlsバージョン。とくにEXILEバージョンでもその威力を発揮した「今はまだ 思い出になんてできないの」の名フレーズは歌世界の本質を捉えている。クリスマスシーズンだからこそ、昨年の恋がよりいっそう愛おしく思えてしまう。そんな感傷的なムードにあえて飛び込んでしまうのもいいかも? EXILEバージョンと聴き比べてみるのもおすすめです。

 

09.Last Christmas/松田聖子
(1991年11月リリース)

アーティスト性を出そうと凝ったアレンジや譜割りを崩す手法が “カヴァー曲あるある“だが、本作はドラムの輪郭を少しだけ際立たせながらも、原曲にかなり忠実に仕上げたカヴァーを披露。飾らない音作りがとても味わい深く、時折インサートされるチャペル風の鐘の音がクリスマス気分を煽る。ちなみに前年にアルバム『Seiko』で全米デビューを果たした彼女。それゆえか、英語の発音もなかなかのものです。全編にわたってクリスマス楽曲を取り挙げた企画盤「Christmas Tree」に収録。

 

10.Last Christmas/ワム!
(1984年12月リリース)

やはり大トリはオリジナル楽曲でキマりです。イントロで優しく奏でられるシンセサイザー音と甘いフェイクで掴みはOK。80sらしからぬシンプルなサウンドメイクだからこそ、時代を経ても幅広い世代に愛され続けているのかもしれません。ちなみに本人たちが出演するミュージック・ビデオを見れば、どういった視点の歌かは一目瞭然。関係ないけど、未練タラタラの男を演じるジョージ・マイケルの元カノを見る上目遣いと、乙女のような可愛い走り方に注目を。

 

いままで普通に聴いていた「ラスト・クリスマス」、そして今年から耳にする「ラスト・クリスマス」とでは、楽曲が持つ意味合いも人によっては変わってくるのかもしれません。「ラスト・クリスマス」のカヴァー曲はほかにもまだまだたくさんあるので、あなたのお気に入りを見つけてくださいね。

2017年に世界で最も聴かれたのはあのアーティスト! Spotifyが年間ランキングを発表

定額制音楽ストリーミングサービス「Spotify」は、2017年音楽シーンを振り返るランキングを発表しました(集計期間:2017年1月1日~11月18日)。

20161021-i01 (10)

 

Spotifyは、スマホやPCなどで音楽が聴き放題となるストリーミングサービス。プランは、無料で広告ありの「フリープラン」と、全機能が広告なしで利用できる月額980円の「プレミアムプラン」(学割480円)の2種類が用意されています。

 

また、日本でのサービス開始1周年を記念し、通常980円(月額)のプレミアムプランを3か月間100円で試せる「Spotify 1周年記念プレミアムキャンペーン」を12月31日まで実施中。いまならよりお得にサービスを始めることができます。

 

2017の音楽シーンはエド・シーランが席巻

今年最もSpotifyで聴かれたアーティスはイギリス出身のシンガー・ソングライターのエド・シーランで、アルバム「÷(Divide)」とシングル「Shape of You」は、それぞれ今年最も再生されたアルバムと楽曲になりました。またシングルの方は、これまでに最も多くSpotifyで再生された楽曲の記録も樹立しています。

20171206-i01 (2)↑エド・シーラン

 

また、国内ではロックバンド「ONE OK ROCK」が最も再生されたアーティストになったほか、アニメ映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の主題歌としてヒットしたDAOKO×米津玄師「打上花火」が再生回数上位にランクインしています。

 

このほか、ヒップホップ楽曲の再生回数が昨年比74%増加していることや、Spotifyでの再生回数ランキングを毎日発表・更新している「トップ50(グローバル)」チャートにおいて、「Despacito」と「Mi Gente」の2曲がラテン系の楽曲としては初めてNo.1に輝いたことなど、世界的にヒップホップおよびラテン音楽の人気が高まっていることが伺えます。

 

2017年の主なSpotifyランキングは次の通りです。

 

【2017年 Spotifyグローバルランキング】

世界で最も再生されたアーティスト

1. エド・シーラン
2. ドレイク
3. ザ・ウィークエンド
4. ケンドリック・ラマー
5. ザ・チェインスモーカーズ

 

世界で最も再生された女性アーティスト

1. リアーナ
2. テイラー・スウィフト
3. セレーナ・ゴメス
4. アリアナ・グランデ
5. シーア

↑リアーナ↑リアーナ

 

世界で最も再生された男性アーティスト

1. エド・シーラン
2. ドレイク
3. ザ・ウィークエンド
4. ケンドリック・ラマー
5. ダディー・ヤンキー

 

世界で最も再生された新人アーティスト(※2017年に初めてリリースしたアーティストが対象)

1. カミラ・カベロ
2. ハリー・スタイルズ
3. リアム・ペイン
4. Lil Pump
5. Trippie Redd

↑カミラ↑ガールズグループ「Fifth Harmony」を脱退し、ソロ活動を開始したカミラ・カベロ

 

世界で最も再生されたグループ

1. コールドプレイ
2. イマジン・ドラゴンズ
3. マルーン5
4. リンキン・パーク
5. ミーゴス

 

世界で最も再生された楽曲

1. Shape of You / エド・シーラン
2. Despacito – Remix/ ルイス・フォンシ、ダディー・ヤンキー feat. ジャスティン・ビーバー
3. Despacito / ルイス・フォンシ feat. ダディー・ヤンキー
4. Something Just Like This / ザ・チェインスモーカーズ & コールドプレイ
5. I’m The One / DJキャレド feat. ジャスティン・ビーバー、クエヴォ、チャンス・ザ・ラッパー、リル・ウェイン

 

世界で最も再生されたアルバム

1. ÷(Divide)/ エド・シーラン
2. More Life / ドレイク
3. DAMN. / ケンドリック・ラマー
4. Starboy / ザ・ウィークエンド
5. Stoney / ポスト・マローン

 

【2017年 Spotifyジャパンランキング】

日本国内で最も再生されたアーティスト

1. ONE OK ROCK
2. エド・シーラン
3. 清水翔太
4. AAA
5. ザ・チェインスモーカーズ

 

日本国内で最も再生されたアルバム

1. ÷(Divide)/ エド・シーラン
2. Ambitions / ONE OK ROCK
3. Purpose / ジャスティン・ビーバー
4. 24K Magic / ブルーノ・マーズ
5. Memories…Do Not Open / ザ・チェインスモーカーズ

 

日本国内で最も再生された楽曲

1. Shape of You / エド・シーラン
2. Stay (with Alessia Cara)/ Zedd
3. 打上花火 / DAOKO × 米津玄師
4. Something Just Like This / ザ・チェインスモーカーズ & コールドプレイ
5. Despacito – Remix / ルイス・フォンシ、ダディー・ヤンキー feat. ジャスティン・ビーバー

 

日本国内で最も再生されたプレイリスト

1. Today’s Top Hits
2. Top Hits Japan
3. Tokyo Super Hits!
4. J-Track デイリーチャート
5. Your Favorite Coffeehouse

 

海外で最も再生された国内アーティスト

1. ONE OK ROCK
2. RADWIMPS
3. BABYMETAL

 

またユーザーが音楽を通じて自身の2017年を振り返ることができる2つのプレイリストの提供も開始されました。「My トップソング 2017」は、ユーザーが今年よく聴いた曲を集めたプレイリスト。「2017年に聴いておきたい曲」は、ユーザーの音楽的な好みや聴取傾向に基づきアルゴリズムで提案する、”今年聴き逃して欲しくないオススメの30曲” を集めたプレイリストです。これらの特別なプレイリストは、SpotifyのBrowse(ブラウズ)ページ内に設置された「2017まとめ」のコーナーでチェックすることができます。

20171206-i01 (1)

 

2017年に世界や国内で人気だった曲、あなたはいくつ知っていましたか? 聴いたことのない曲ばかり、という方は、ぜひSpotifyで楽曲をチェックしてみて下さい。

“Tokyo”の魅力を再確認できる10曲を集めた「東京っていい街だな」プレイリスト

早くも師走に突入したこの時期は、不思議と「東京」という街の風情をいつになく感じてしまいます。年末年始に故郷へ帰省する地方出身者である自分、そして仲間たち。正月三が日を過ぎて帰京。東京生まれ東京育ちの地元っ子は、エアポケットのように閑静になった東京という街で正月を迎えます。

 

年始の東京の青く澄みわたった空を見上げると、「東京っていい街だなあ」と……あらためて、東京の良さを噛み締める人も多いのではないでしょうか。そんな東京の魅力や東京生活への憧れ、東京におけるさまざまな情景を描いた「東京」を歌った楽曲は、ご当地ソングも含めると膨大な数に及びます。

20171204-i04(2)

 

今回は東京が持つきらびやかな側面と、郷愁にかられる側面とが歌われた楽曲をセレクトしてみました。サウンドアレンジが「東京っぽい(?)」というのもポイントかもしれません。「Spotify」アプリをダウンロードすれば有料会員でなくても試聴ができますので、東京を感じるプレイリストを楽しんでみてください。

 

【東京っていい街だなあ10曲】

01.クリスタル・シティー/大橋純子&美乃家セントラル・ステイション
(1978年1月リリース)

実力派ソウルシンガーによる1977年に発表されたアルバム「クリスタル・シティー」のオープニングを飾るきらびやかな楽曲。麗しのストリングスとホーンセクションとが華麗に交差し、まさにクリスタルな輝きを放つアーバンなシティ・ポップス。それは夜の摩天楼・新宿西口にそびえ立つきらめきの高層ビル群を思い起こさせる。厳密には東京を歌っていないかもしれないが、ジャケットは当時の新宿住友ビルディングで撮影されているということでひとつご容赦を。

 

02.東京/五輪真弓
(1977年11月リリース)

名曲「恋人よ」における彼女のイメージを覆すような、瑞々しくもちょっとセンチメンタルな気分にもなるナンバー。アルバム・レコーディングでアメリカやフランスに頻繁に渡航していた彼女。久しぶりに自身が生まれた街「東京」に戻り、距離があったからこそ気づく東京の魅力を声高らかに歌い上げる。ラリー・カールトンやパトリース・ラッシェンを始めとした凄腕フュージョン人脈が参加したLA制作。6枚目となるアルバム「蒼空-TODAY-」に収録。

 

03.東京は夜の七時/野宮真貴
(2015年11月リリース)

ピチカート・ファイヴの永遠の名曲を野宮真貴自らがセルフカバー。オリジナル楽曲が持つきらびやかな都会のサウンドトラックといった趣から一転、4ビートで刻まれるクールなジャズタッチのアレンジを施すことで、東京のエレガントな世界観もグンとアップ。これから東京の夜の街に繰り出せば、ワクワクするような瞬間に出会えそうな予感。とはいえ、本来は会えなかったふたりを描いたちょっと悲しい歌でもあるのだけど。

 

04.代官山エレジー/藤井 隆
(2002年2月リリース)

松本 隆ならではの歌世界と、キリンジの堀込高樹による情感あふれる切ない旋律とが見事に溶けあった名作。舞台は今の時期と重なる冬の季節の代官山。甘酸っぱい失恋模様を藤井 隆がビターな味わいで歌い上げる。今では様変わりしてしまった代官山だが、代官山の象徴的なあの通り、あのカフェ。目をつむってこの曲を聴けば、2002年前後の代官山の景色が浮かびあがってくる。これこそが松本 隆が描いた「風街」というマジックかもしれない。

 

05.東京ららばい/中原理恵
(1978年3月リリース)

女優やバラエティタレントとして名を馳せていく以前の彼女のデビューシングル。前年に世界的にヒットしていたディスコソング、サンタ・エスメラルダの「悲しき願い」をモチーフに、ヒットメイカー筒美京平がラテンタッチに解釈したナンバー。午前3時のトーキョーベイ付近のバーでのひととき、明け方6時の山手通りでのまどろみ。都会の華やかさと孤独な側面とを松本 隆が綴る。当時、東京のご当地ソングがないことを意識して書いたとの逸話も。

 

06.東京迷子/思い出野郎Aチーム
(2015年8月リリース)

この夏に新作「夜のすべて」をリリースした話題のソウルファンクバンド。ファーストアルバム「WEEKEND SOUL BAND」に収録のインストナンバー「東京迷子」は、タイトルを踏襲した物憂げなサウンドが印象的で、リフレインする「東京迷子〜♪」というフレーズが、大都会に生きる誰しもがふとした瞬間に感じるロスト感を煽っているようだ。そんなちょっと無骨なソウルミュージックが、この東京砂漠には時折リアルに響いてくる。

 

07.TOKYO SNIPER/流線型
(2006年10月リリース)

音楽プロデューサーのクニモンド瀧口によるプロジェクト。70年代のユーミン、達郎、CTIにAORまでのエッセンスを柱に、現在進行形の視点で再構築したゼロ年代のシティ・ミュージック集。アルバムの表題曲は夜の首都高をクルーズしたくなるアーバンでしなやかなドライブミュージック。後半のハーモニカソロとフェンダーローズの饒舌な音色が、流れる車窓の景色とリンクしていくようだ。ちょっとアンニュイなヴォーカルは一十三十一(江口ニカ)とsaigenji。

 

08.東京っていい街だな/左とん平
(1973年リリース)

和モノ系DJ諸氏の間で愛され続けている、ある意味アフターアワーズに映える隠れた名作。事実、90年代半ばのクラブ界隈、特に小箱で明け方によくかかっていたのを記憶している。東京の澄んだ青い空を彷彿とさせるジャジーかつムーディーなサウンドメイクは、アレンジャーの深町純の手によるもの。そこに俳優の左とん平による東京でのちょっとお間抜けな別れ話を寸劇で、よく言えばトーキング・ブルースが被さる洒落た構成。いろいろあるけど、東京っていい街だよなあ。

 

09.東京/くるり
(1998年10月リリース)

このシングルを携えてメジャーデビューした彼らの衝撃は今でも忘れない。上京したばかりのストレンジャー(岸田 繁)が感じた慣れない東京という居場所、そして地元の「君」を思う愛しさ、寂しさ。バンドがメジャー契約を交わし、東京でチャレンジをしていく彼らの決意と心象風景を重ねてしまう。後半に向かって爆発していく叙情的なバンドアンサンブルは感動的。90年代半ば以降から「日本語ロック」の新たな可能性を追求する流れが再燃したが、その最高傑作とも言える。

 

10.ユリイカ/サカナクション
(2014年 1月リリース)

バンドの司令塔でもある山口一郎は北海道の小樽市出身。東京に居ながらにして思う地方出身者としての東京観が切り取られている。自分が生まれ育った街のことを想い、東京に住むことで生き急いでしまうリアルさを噛み締める。日本人ならではの郷愁感を浮かび上がらせる歌詞が、ダンスミュージックの四つ打ちのリズムの中を泳いでいく画期的な「歌」でもある。決して無機質にならずに、血を通わせた温もりのあるサウンドデザインは唯一無二。

 

東京に住む人もそうでない人も、「東京」をテーマにしたプレイリストを聴いてみて下さい!

Spotifyの有料プランが月額980円から100円に! 上陸1周年を記念したお得なキャンペーンがスタート

音楽ストリーミングサービス「Spotify」は、日本でのサービス開始1周年を記念し、通常980円(月額)のプレミアムプランを3か月間100円で試せる「Spotify 1周年記念プレミアムキャンペーン」を本日11月10日から12月31日まで実施します。

20161021-i01 (10)

 

Spotifyは、スマホやPCなどで音楽が聴き放題となるストリーミングサービス。プランは、無料で広告ありの「フリープラン」と、全機能が広告なしで利用できる月額980円の「プレミアムプラン」(学割480円)の2種類が用意されています。

 

プレミアムプランでは音楽再生中に広告が入らないので音楽だけに集中して楽しめるほか、より高音質な楽曲再生や手持ちのスマホにダウンロードしてのオフライン再生などが可能。さらに「Spotify Connect」の機能を利用すれば、手持ちのスピーカーやテレビ、クルマなどでも簡単な操作で音楽を楽しめます。

 

今回のキャンペーンは、これまでSpotifyのプレミアムプランを利用したことがない方が対象となりますので、現在フリープランで利用している方はもちろん、まだ音楽ストリーミングサービスを利用したことがない方もお得に試せるチャンス! ぜひSpotifyの公式サイトをチェックしてみて下さい。