LCCのピーチが成田市制70周年記念の特別塗装機「うなりくんジェット」を就航。12月までの限定

LCCのピーチ(Peach Aviation)は6月21日、成田市制施行70周年を記念して就航した特別塗装機「うなりくんジェット」を成田空港で披露しました。ピーチはこの特別塗装機を、使用機材が異なる関空~バンコク線を除いた日本とアジアの全路線(国内線24路線/国際線12路線)で今年12月頃まで運航する予定です。

↑成田市制施行70周年を記念して就航した特別塗装機「うなりくんジェット」。12月まで運航を予定する

 

成田市は千葉県北部中央にある人口13万人ほどの印旛地域における中核都市で、もともとは成田山新勝寺の門前町として栄えてきた街です。市制が敷かれたのは70年前の1954年3月31日のことで、成田町、公津村、中郷村、久住村、豊住村、遠山村の1町6村が合併して誕生。その後、1978年5月20日に市内に成田空港が開港してからは、“日本の空の玄関口”として発展してきました。

 

その成田空港を拠点のひとつとするピーチは、これまでも市が主催する数々のイベントに参画するなどして地域活性化に取り組んできました。今回の特別塗装機「うなりくんジェット」の企画も、そうした互いの協力関係を継続する一環として誕生したものとなります。

 

そもそも「うなりくん」は、成田市観光キャラクターとして2010年4月にデビュー。空港のある成田にちなんで「飛行機」と、地域特産である「うなぎ」を掛け合わせたデザインで、発言するときは語尾に「うな」と付けるのが口癖。成田市の特別観光大使として市のPR活動を担い、その愛らしい姿は2017年11月に開催された「ゆるキャラグランプリ2017」でグランプリを獲得するほどです。

 

一方でうなりくんジェットの機体は、定員180名のエアバスA320 ceo型機(登録番号:JA824P)で、その機体後方に3×6mの大型デカールが貼り込まれました。“祝 成田市70周年”“うな”の文字はPeachのコーポレートカラーよりも少し青みがかった色彩とし、搭乗時には旅客からもはっきりとその存在がわかるように工夫しているとのことでした。

↑「うなりくんジェット」は定員180名のエアバスA320 ceo型機(登録番号:JA824P)で、関西~バンコク路線以外のすべてに就航を予定

 

↑機体後方に貼られた3×6mの大型デカールは16枚を組み合わせて1枚に作成された

 

↑3×6mの大型デカールは前方からでもはっきりとその存在を確認できる

 

機内は特に一般機と違いはないとのことですが、搭乗時には客室乗務員が“うなりくんジェット”であることをアナウンスするほか、うなりくんについての簡単な質問には答えられるようにしているそうです。

 

この日、成田からの“うなりくんジェット”初便MM503便・那覇行きには、169名(うち幼児2名)、乗員6名が搭乗。バスを使って駐機場まで来た乗客は多くの報道陣に驚いた様子でしたが、その後はピーチ社員や空港スタッフに見送られ、定刻の午前8時を少し過ぎた8時12分、駐機場を離れて那覇へと向かって行きました。

 

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貴重な路線が7月に終了! フライトわずか8分と日本で最も短い路線の沖縄「南大東~北大東」レポ

空港間距離はわずか13km足らず、飛行時間はわずか8分! そんな日本国内線で最も短い路線が南大東~北大東の区間で、日本航空グループの琉球エアコミューター(RAC)によって1997年10月に開設されました。まさにレア極まりない路線ですが、残念ながら2024年8月から運休となることが決定。この貴重な路線があと半年足らずでなくなってしまうことになりました。そこでメモリアル的な意味も込めて、この2つの島の紹介とフライト8分間の全記録をお伝えします。

↑沖縄県の離島を中心に結ぶ琉球エアコミュータ-(RAC)の「DHC8-Q400CC」。日本で最も短い路線「南大東~北大東」も結ぶ

 

那覇から東へ約360km! 絶海の島「南大東島」と「北大東島」

南大東(島)/北大東(島)と聞いて、それぞれの位置をきちんと言える人は少ないかもしれません。それでも台風の季節になると、天気予報で「南大東島の○○km沖合を毎時○キロで北上中」なんて解説されることがありますよね。

 

この2つの島は那覇からは東へ約360km離れた、台風の通り道としても知られるルート上に位置している島なのです。島自体は海底から隆起して作られた珊瑚の島で、周囲は断崖絶壁に囲まれていることもあって、南の島によくあるビーチとは一切無縁の島となっています。

↑南大東島、北大東島ともに珊瑚礁が隆起してできあがった島だけに周囲にビーチはなく、断崖絶壁が続く。写真は南大東島にある天然プール。この日は波が荒く近づけなかった

 

南大東島は人口1198人(2023年9月)で、島の面積は30.52平方km。島の中央に行くにしたがい海抜が低くなるすり鉢状の地形となっており、その影響もあって島の中央には雨水が溜まってできた池がいくつもあります。

 

一方の北大東島は人口547人(2022年3月)、面積が11.9平方km。南大東島よりも島のサイズは小さく、住んでいる人も少ないです。北大東島の街は周囲を小高い山が囲んだ中にあることもあって、そこから海は一切見えず、島の中にいると南大東島とは雰囲気がまるで違います。

 

両島の存在は古くから知られていたようですが、日本の国土とされたのは1885年(明治18年)のことで、人が定住したのは今から120年ほど前の1900年(明治33年)。八丈島からの移民によって島が開拓されています。

 

そのため、関東の文化と沖縄の文化が混ざった、独特の文化が受け継がれてきているといわれます。その文化を受け継ぐ八丈島の「島ずし」をルーツとする「大東寿司」は、魚の切り身をタレに漬けて握り寿司にした絶品の一品。また、総数で20頭前後しか存在しないと言われる貴重な犬種「大東犬」の故郷でもあります。

↑「大東寿司」(左)と「大東そば」のセットメニュー。八丈島と沖縄の文化を組み合わせたメニューとも言える

 

↑現在、20頭ほどしかいないという「大東犬」。足は短いものの、耳と尻尾は立っている

 

空港間の距離が13kmしかない区間はなぜ運休になるのか

そんな南大東~北大東の空港間の距離は直線で13kmほど。わかりやすくたとえると、東京駅と羽田空港の距離に相当します。この区間を旅客機が飛んでいるのですから、フライト時間が短いのも当然ですね。使われている機材は、RACが持つ総座席数50席となるカナダのボンバルディア社製ターボプロップ機「DHC8-Q400CC」です。

↑南大東空港

 

↑南大東空港(右手前)の先に見えるのが北大東島。島と島自体の距離は8kmしかない(動画よりキャプチャー)

 

実はこの路線、一般的な同じ路線を単純往復するのではなく、那覇空港を基点として“三角運航”と呼ばれる、ちょっと変わった運用をしています。具体的には、曜日によって那覇→北大東→南大東→那覇となったり、那覇→南大東→北大東→那覇となったりしているのです。

 

今回の運休発表はこのうち南大東~北大東の区間が対象で、代わりに那覇を軸に南大東とは2往復/日、那覇~北大東とは1往復/日の運航が始まります。

 

今までは南大東/北大東から那覇へ行くには、どちらかを経由する必要があったわけで、“日本最短路線”がなくなってしまうものの、那覇へ行くことが多い両島民にとっては利便性が大幅に増すことになると言っていいでしょう。

 

さて、南大東島と北大東島を結ぶ貴重な“超ショート路線”ですが、時刻表を見ると所要時間は20分となっています。これは地上走行を含めているからで、離陸して着陸するまでの所要時間は8分程度です。

 

ただ、わずか13kmの距離ですから、そのまま飛び立っていけばほんの数分でたどり着くはず。しかし、実際はそれよりも時間がかかっています。これはどうしてでしょうか?

 

フライト中はシートベルトサインが消えないまま

理由はそのまま真っ直ぐ向かうと高度が稼げず、着陸に不都合が生じてしまうからです。そこで飛び立った後、機体は一回り旋回して高度約1600フィート(約488m)程度にまで一旦上昇。そこからゆっくりと着陸へと向かうのです。

 

この日は、北寄りの風ということで、滑走路の南側「02」からのスタートとなりました。そのまままっすぐ行けば北大東空港ですが、この日は飛び立った後で南大東島上空を左旋回し、すり鉢状の南大東島の風景を空から眺め、眼下には旧南大東空港、そして飛び立った現南大東空港が捉えられ、その先に北大東島が見えてきました。

↑搭乗した日は、奥にある南大東空港を飛び立った後、左旋回して南大東島上空を周回する形となった。真ん中には旧南大東島空港が見える

 

↑南大東島の上空。島の基幹産業であるサトウキビ畑が広がる

 

この間、シートベルトサインは消えることはなく点きっぱなし。なので、トイレに行くこともできません。南大東空港を過ぎたあたりで、着陸のためにシートベルト確認のアナウンスがあり、そこで離陸後6分。その後間もなく車輪を降ろして高度を下げていきました。そして、北大東空港へ着陸。離陸から着陸までちょうど8分でした。

↑北大東空港

 

ちなみに那覇へ向かう人もここで一度降りて、再び新たな席を割り当てられて搭乗することになります。この三角運航がなくなることで、こうした煩わしさの解消にもつながるというわけですね。一方でこの“超ショート路線”を体験できるのは今年の7月末まで。残すところあと半年足らずとなってしまいました。

↑動画をチェック! 8分間の全行程が動画で見られます

 

北大東島の夕焼け

 

フライト時間がわずか7分しかない路線が存在する!

“超ショート路線”としては、奄美大島~喜界島の26km区間にバトンタッチすることになります。この路線は、同じく日本航空グループの日本エアコミューター(JAC)が、ターボプロップ機「ATR42-600」を使って運航しています。

↑奄美大島から喜界島に到着した日本エアコミューター(JAC)の「ATR42-600」

 

この路線も実は見逃せない注目点があります。それは飛行時間がもっと短い7分しかかからないということです。

 

これは、区間距離が長いことで南大東~北大東のように旋回して高度を稼ぐ必要がないから可能になったものです。そのため、機体は奄美大島を飛び立った後、真っ直ぐ喜界島へ向かってそのまま空港に着陸します。これにより飛行時間を短くできるんですね。

 

その意味で、この区間は今も“日本で最もフライト時間が短い路線”ということになります。こちらは今後も運航される予定になっておりますので、機会があればぜひ体験してみてください。

 

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リージョナル航空「IBEX」の人気グッズや非売品グッズも! 数量限定福袋販売中

アイベックスエアラインズ(IBEX)は、同社が運営するIBEXオンラインショップにて、IBEXオリジナルグッズなどの人気アイテムや非売品グッズを詰め込んだ、5種類の福袋を数量限定で販売中です。

 

「IBEX人気アイテム福袋A」は、「IBEXオリジナル今治タオル(ネイビー)」「IBEXオリジナルアクリルキーホルダー」などが入った福袋。税込価格は2023円です。

↑IBEXオリジナルアクリルキーホルダー

 

「IBEX人気アイテム福袋B」は、「IBEXオリジナル今治タオル(グレー)」「IBEXオリジナルマスキングテープセット」などが入っています。税込価格は2023円。

↑IBEXオリジナル今治タオル(グレー/ネイビー)

 

「IBEX人気アイテム福袋C」は、「IBEXオリジナル今治タオルセット」「IBEXオリジナル扇子」「2023年IBEX卓上カレンダー」「IBEXオリジナルネームタグ」などが入っています。税込価格は5023円。

↑2023年IBEX卓上カレンダー

 

「むすび丸福袋」は、「旧むすび丸ジェットモデルプレーン」「むすび丸甲冑ぬいぐるみ(小)」など、むすび丸グッズも入った福袋。税込価格は1万2023円です。

 

「モデルプレーン福袋」は、「新むすび丸ジェットモデルプレーン」「CRJ700 1/100モデルプレーン」の、モデルプレーン2機が入った福袋。税込価格は1万2023円。

↑新むすび丸ジェットモデルプレーン

コロナ禍を経て国内旅行に再脚光……まだ見ぬ日本の魅力を発見できそうな「どこかにマイル」

Withコロナがすっかり定着し、新しいライフスタイルが生まれゆくなか、さて、2022年下半期はどうなっていく……? これから流行る「ヒット確定モノ」を、各ジャンルのプロたちに断言してもらった。今回は、旅先がわからないワクワク感を味わえる!? JALの特典航空券「どこかにマイル」を紹介する。

※こちらは「GetNavi」2022年9月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【どこかにマイル】国内旅行に脚光が集まるいまこそ積極利用したい!

 

モノ知りインフルエンサー

トラベルライター

中島 亮さん

旅にまつわるエトセトラについて各種メディアに寄稿。ホンダの単気筒ばかり10台ほど乗り継いできた単車好き。

 

まだ見ぬ日本の魅力を発見するチャンスがある(中島)

【特典航空券】

2016年12月スタート

JAL

どこかにマイル

JALのマイルを国内線の特典航空券に交換するには、往復12000マイル以上が必要だが、これは半分の6000マイルでOK。行先はJALが提案する4つの候補地から決まり、旅先がわからないワクワク感も醍醐味だ。

 

(C) 日本航空

 

↑友人同士で同時に申込可能。出発・到着日時は4~6つの時間帯から選択でき、申込から3日以内に行先決定の通知がくる。HPに観光情報も掲載

 

ヒットアナリティクス

思いがけない場所へ新たな出会いに期待!!

実は、このサービスは5年以上前から実施されている。ただ、コロナ禍を経た現在、円安や燃油サーチャージの高騰などで国内旅行が見直されている現在こそ注目を集めている。まだ出会ったことのない風景や文化に触れるチャンスでもあり、利用者が増えると予想。

マイラー歓喜! 年会費・審査ナシでANAのマイルがザクザク貯まるカードを持つとどうなるか計算してみた

いますぐ海外旅行を計画していなくても、いずれ訪れる解禁の日にむけ、マイルはしっかり貯めておきたい。そんなマイラーにおすすめしたいのが、ANAのマイルがザクザク貯まる「ANAマイレージクラブ / Sony Bank WALLET」だ。マイルを貯めやすいといわれるカードは決して少なくないが、はっきりいってこのカード、次元が違う。そのメリットをじっくり紹介していきたい。

 

そもそもマイルを貯めるにはどんな方法がある?

・フライト利用で貯める!

もっともポピュラーなマイルの貯め方が、飛行機に乗るともらえるフライトマイルだ。マイル数は、搭乗区間の基本マイレージと予約クラスごとに積算率をかけて算出し、例えば、「成田・ホノルル」間(片道)は3831マイル、「成田・パリ」間(同)は6194マイルが付与される。海外出張や頻繁に旅行へ出かける人は貯めやすい。

※フライトにて積算されるマイル数は、「ご搭乗の区間基本マイレージ」と「予約クラス*ごとの積算率」によって異なります。積算されるマイル数についての条件、注意事項等はこちらを参照してください。(ANAの外部サイトにリンクします)
*予約クラスとは、航空券の購入運賃の運賃種別により分類されるクラスです。

 

・ショッピングで貯める!

普段の買い物にクレジットカードを使ってもマイルは貯まる。飛行機には乗らずにマイルを貯めるいわゆる“陸マイラー”は、マイルの付与率が高いクレカを選び、公共料金や通信費などもすべてカード決済にすることで、毎月効率よくマイルを積算している。

 

・“ポイ活”でマイルに交換して貯める!

ANAカードの提携パートナーのクレジットカードや、ショッピングで付与されたポイントならマイルへ移行が可能。また、ポイントサイトを使って貯めたポイントもマイルに交換できる。賢いマイル獲得術として「陸マイラー」には定番だ。

 

・その他の方法で貯める!

“フライト・クレカのポイント・ポイ活”。実はこれ以外にも、より効率的に、しかも大量にマイルを獲得する手段がある。それが「ANAマイレージクラブ / Sony Bank WALLET」保有者限定で利用できる、外貨を預けるだけでマイルが貯まるプログラム。すでに他行でもっている外貨預金がANAマイル付き外貨定期預金の対象通貨なら、ソニー銀行に外貨送金して預けると、満期時にマイルを獲得できる。しかも、外貨預金や投資信託の月末残高に応じて、毎月マイルが積算されるのだ。

 

他にも、さまざまなマイル獲得方法を備えている。フルに活用すると「年間3万マイル貯める」ことも夢じゃないのだという。一体どうやって? 次で詳しく説明していこう。

 

ソニー銀行「ANAマイレージクラブ / Sony Bank WALLET」

Visa 加盟店で使える Visa デビット付きキャッシュカード。国内の提携ATMで入出金や残高照会が利用できるほか、世界200以上の国と地域でのショッピングに使え、「Visa」および「PLUS」のマークのついた海外のATMでは現地通貨をスマートに引き出せる。

 

「ANAマイレージクラブ / Sony Bank WALLET」でANAのマイルがもっと貯まる理由

世界を飛び回るビジネスパーソンならまだしも、年1-2回の旅行でもらえるフライトマイルだけでは1万マイル貯めることさえ難しいが、「ANAマイレージクラブ / Sony Bank WALLET」は、飛行機に乗ることなく年間3万マイルも貯められるらしい。なぜそんなに貯まるのか? 理由を紐解きつつ、具体的にシミュレーションしてみよう。

 

理由1・カードの新規発行で貯まるから

ソニー銀行の新規口座開設と「ANAマイレージクラブ / Sony Bank WALLET」の発行を同時に申し込むと500マイルが進呈される。

理由2・ANAマイル付き外貨定期預金で貯まるから

ANAマイル付き外貨定期預金は「ANAマイレージクラブ / Sony Bank WALLET」保有者限定の商品で、満期になると外貨か円の普通預金へ振り替え、同時にマイルが積算される。満期のマイル獲得に加えて、外貨の預け入れを繰り返すことで効率よくマイルが貯まる。例えば、南アフリカランド148万円を6か月定期で2期間預けると、2万5400マイルとなる。

※申し込みが可能な通貨ならびに預け入れ期間および獲得マイル数は、定期的に見直しされるため、申し込み時に最新の条件の確認が必要。

理由3・外貨預金・投資信託で貯まるから

外貨預金と投資信託の月末の残高に応じてマイルが積算されるので、資産運用をしながらマイルを貯めることも。月末の残高総額が100万円以上500万円未満の場合は、100万円あたり20マイルも貯まる(年間最大4800マイル※)。他行で預けている外貨をソニー銀行へ移行するだけで、毎月気が付くとマイルが貯まっているということに! 例えば、月末の合計残高300万円×12か月で、720マイルが貯まる。

※月末の外貨預金と投資信託の合計残高が1000万円以上で1年間継続された場合。

理由4・国内ショッピングで貯まるから

月間の利用合計金額1000円に対して5マイルが積算される。コンビニの買い物などの少額決済でもマイルとして積算されるので無駄がない。例えば月7万円ずつ12か月利用したら、4200マイル。さらに毎月の公共料金や通信費もまとめて支払えば、マイルは加速度を増して貯まっていく。

 

=3万820マイル(年間)

 

さらなる理由は……
ANAクレカと2枚持ちできて、マイルも統合できるから

すでにANAカードを使っている人が「ANAマイレージクラブ / Sony Bank WALLET」を申し込む場合、ANAマイレージクラブのお客様番号を伝えることで、2枚のカードで貯めたマイルは自動的に統合されるのも見逃せない。

あなたのプランでどれくらい貯まるかチェックしてみよう!【獲得マイルシミュレーション】

 

こんなメリットも見逃すな!

マイルを大量獲得できる2枚目カードとしても活躍しそうな「ANAマイレージクラブ / Sony Bank WALLET」は、現地通貨の為替コストが安く、海外のATMを使って外貨がすぐに引き出せるなど、実は現地に着いてからも大活躍。1枚で海外旅行の強い味方になるはずだ。

 

・外貨両替の為替手数料でお得!

現地通貨を渡航前に準備しておく時、「ANAマイレージクラブ / Sony Bank WALLET」なら、1USドルあたりの為替コストは業界最低水準の4銭〜15銭。たとえば1000USドル利用時の支払い額を外貨両替、カード会社所定の為替レートと比べてみると、外貨両替より2850円~2960円、カード会社所定の為替レートより1850~1960円、それぞれ得になる。

 

ほかに、ソニー銀行の為替手数料で得をする裏技はさまざま。毎月第一または第二金曜日の“雇用統計タイムセール”には外貨購入時の為替手数料が0円となる。またソニー銀行で口座開設すると、開設日が属する月の翌々月末日までの期間、外貨預金の円による、外貨購入にかかる為替手数料が無料に。例えば、1万米ドルの購入なら1500円、1万豪ドルなら4500円もお得だ。

 

ちなみに、世界200以上の国と地域にあるVisa加盟店では、デビットカードとして日本と同じように買い物が楽しめる。海外で決済をする際、10通貨中、対象の外貨預金口座に残高があれば、口座から直接引き落とされ、特別な手数料はかからない。

 

対象となる通貨は、例に挙げたUSドル・豪ドルのほか、ユーロから南アランドまで全10通貨と豊富だ。

 

・現地での外貨引き出しがスムーズ!

海外ATMを使って、自分の外貨預金口座からすぐに現地通貨を引き出せるため、空港での面倒な両替は一切不要。さらに「優遇プログラム Club S」のステージによっては、海外ATM利用手数料が最大月5回まで無料になるおまけ付き。

 

・年会費無料・審査なし!

年会費、新規発行手数料は無料。またカード発行のための審査がなく、申し込みから1週間程度でカードを受け取れる。口座に入金した瞬間からすぐに利用ができるのもうれしい。

 

・スタイリッシュなカードを持てる!

さまざまな場所で提示することになるカードは、やはり恥ずかしくないデザインがいい。ソニー銀行のVisaデビット付きキャッシュカード(写真)にあしらわれるマルチカラーストライプは、世界中の紙幣を集約するというストーリーをデザインしているという。今回はANAのイメージカラーであるブルーと、ソニー銀行のイメージカラー、グリーンを配した。

 

外貨預金が加わりマイルを貯める最強の切り札!

分散投資が一般になるなか外貨を銀行に預けるだけでマイルが貯まるのは「ANAマイレージクラブ / Sony Bank WALLET」だけ。さらに国内ショッピングでの利用や外貨預金と投資信託の残高に合わせ、マイルが積算されていく。しかも、積算額も半端ではなく1年でハワイも夢ではない。陸マイラーにとっても最強の選択肢となるだろう。

 

※「ANAマイレージクラブ / Sony Bank WALLET」は、日本国在住の個人で、ソニー銀行に円普通預金口座を保有する15歳以上のかたが利用できます。
※海外在住など非居住者は申し込みできません。
※ANAのマイル付き外貨定期預金は、「ANAマイレージクラブ / Sony Bank WALLET」をもつかたのみ申し込みできる商品です。
※満20歳以上のかたが利用できます。
※リスク商品に関する重要事項はこちら

 

文/安藤政弘

偉大な英雄を翼に乗せて大空へ! マラドーナのラストフライトはW杯カタール大会

2020年11月25日に心臓発作で亡くなった、元アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナ。母国の英雄の突然の不幸に国中が悲嘆に暮れた。

 

 

その突然の死去からちょうど1年半の5月25日。英雄の勇姿がデザインされた航空機がブエノスアイレス郊外でお披露目された。「タンゴD10S」と命名された機体は、“空飛ぶ博物館”としてマラドーナに関する貴重な資料が機内に展示され、人工知能技術を使った「AIマラドーナ」と対話することができる。

 

 

アメリカで事業を展開するアルゼンチンのフィンテック企業「Give and Get」が資金を提供。機体には、アルゼンチンの有名アーティストであるマキシミリアーノ・バニャスコがマラドーナを象徴するシーンを描いた。

 

 

マラドーナが「神の手ゴール」と「5人抜き」でアルゼンチンを優勝に導いた1986年のワールドカップ(W杯)メキシコ大会。その時の、マラドーナがトロフィーにキスをしているシーンはあまりにも有名だ。

 

 

このお披露目イベントでは、マラドーナの長女ダルマさんと次女のジャンニーナさんも機内から登場。

 

 

ダルマさんは「私たちはこの熱狂を信じたり理解したりすることはできません。ファンはどこまでいくの? 飛行機まで」と、驚きと感謝の言葉を口にした。

 

 

「タンゴD10S」は今後、国内の巡回を経て、マラドーナがこの世を去って初の大会となる、11月にカタールで開催される2022年W杯にアルゼンチン代表を乗せてフライトする。W杯後はチャリティーオークションにかけられる予定で、それまでは個人や団体でのレンタルが可能だそうだ。

航空機内に置き忘れたiPhone、3日間も空の旅! 持ち主は「かなりのマイルを稼げた」と皮肉

航空機の中で紛失したiPhoneが思わぬ長旅をしてしまい、持ち主の元に戻るまで何度も国際線を飛ぶことになったと報じられています。

 

オーストラリア・カンタス航空のFrequent Flyerフォーラムのスレッドには、iPhoneが手元に離れて気の遠くなる旅をした顛末が投稿されています。

 

スレッドの始まりは、5月6日に「Rugby(ラグビー)」と名乗るユーザーが、シドニーのカンタス航空ラウンジの電話番号が分からないか? と尋ねたことでした。ラグビー氏の妻がシドニー(オーストラリア)からオークランド(ニュージーランド)の便に乗った後、そのiPhoneをラウンジに忘れたと思ったためです。

 

が、その後iPhoneはラウンジにはなく、機内に置き忘れていたことが分かりました。なぜ判明したかといえば、ラグビー氏が「探す」アプリで追跡できたからです。飛行機の登録コードも分かっており、どの座席だったかも把握していたため、回収するのはたやすいはずでした。が、カンタス航空は取り合ってくれず、飛行機がシドニーの地上にいたときでさえ何もしてくれなかったそうです。

 

結局iPhoneはシドニーとオークランドを往復し、さらにホノルル(ハワイ)から再びシドニーへ。そしてシドニーに戻ってオークランドへ再び、またシドニーに移動することに。その間、ラグビー氏は「探す」アプリでiPhoneの位置が分かりながらも(おそらくバッテリーが満タンだったのでしょう)、何もできませんでした。

 

最終的にはフォーラムのメンバーが何らかの手助けをしてくれて、飛行機からiPhoneを回収することに成功。たまたま飛行機にメンバーが乗っていたのか、スレッドを読んだ従業員が動いたのかは不明ですが、カンタス航空から電話を受けて、国際線の手荷物サービスに引き渡してもらえたそうです。

 

「これほど飛行距離が長かったのだから、このiPhoneは航空会社から(日本でいうマイレージプログラムで)“ゴールド”扱いになったんじゃないか」ラグビー氏はそう冗談めかして言っています。

 

しかし、空の旅ニュースサイトのOne Mile At a Timeは、スマートフォンが座席に挟まった場合は火災の危険性があり、航空会社は見つける努力をすべきだと指摘。そしてフライト間に清掃や安全チェックを行っているはずが、今回のiPhoneを発見しなかったことが、いかに多くのやるべきことを行っていないかを示している、との趣旨を述べています。

 

先日も航空会社になくされた荷物が、アップルの忘れ物トラッカーAirTagのおかげで取り戻せたとの報告もありました。ユーザーが追跡できるアップル製品は、航空会社のサボリを“見える化”しているのかもしれません。

 

Source:The Australian Frequent Flyer,One Mile at a Time
via:AppleInsider

ハワイアン航空、スターリンクの衛星インターネットを無償提供へ

米ハワイアン航空は衛星ブロードバンドインターネットを提携するスターリンクと提携し、無料の機内インターネットを提供すると発表しました。これは、大手航空会社として初めての試みとなります。

↑Markus Mainka / shutterstock.comより

 

スターリンクとは地球低軌道に小型衛星を数多く打ち上げ、衛星ネットワーク(コンステレーション)によって衛星ブロードバンドを提供する計画です。すでに一部地域にてサービスがスタートしており、通信速度の速さや遅延(レイテンシー)の小ささが特徴となっています。

 

今回発表された計画では、ハワイアン航空はすべての太平洋横断便にて、スターリンクによる機内インターネットを提供します。これにはエアバスのA321neo、A330、ボーイングの787-9が含まれており、乗客は動画視聴やオンラインゲームなどに十分な速度の高速インターネットを無料で利用できます。

 

ハワイアン航空では、2023年から一部の機材にて、スターリンクによる機内インターネットを提供する予定です。また米デルタ航空もスターリンクのテストを実施しており、今後はさまざまな航空会社にて、スターリンクによる高速な機内インターネットが利用できるようになることが期待されます。

 

Source: Hawaiian Airlines

機内食を眺めながらいつかの海外旅行への想いをはせる−−『みんなの機内食』

ちょうど1年前、世間がまだコロナが他人事だったころ、私は旅行先のハワイを堪能しておりました。「また来年も来るぞ〜!」なんてテンション上げ上げに思っていましたが、いまだ終息の兆しは見えず、次はいつ行けるのやら……。YouTubeで現地ガイドさんの動画をみたり、自宅のスピーカーからはハワイアンミュージックをかけ続けたり、体にハワイが足りません!(笑)

 

もう限界! 海外行きたい!! そんな時に私の心を静めてくれたのが『みんなの機内食』(機内食ドットコム・編/翔泳社・刊)という世界中の機内食が掲載されている写真集のような一冊でした。今回は海外に行きたい、でも行けない! ぐぬぬぬぬぬ……となっている方におすすめの本をご紹介します。

 

ファーストクラスの機内食はすごい!

世界最大級の機内食クチコミサイト機内食ドットコムの書籍版が今回ご紹介する『みんなの機内食』です。このサイトは2021年1月時点で、世界252航空会社、1万2842の機内食が紹介されており、一般の私がいただけるエコノミークラスの機内食から、生きているうちに一度でいいから乗ってみたいファーストクラスの機内食までたくさんの情報が掲載されています。

 

旅行本というと、現地で楽しむことばかりが掲載されていますが、空港について飛行機に乗るところから旅行って始まっていますよね! そんな飛行機のメインイベント「機内食」にスポットが当てられた『みんなの機内食』には、厳選されたクチコミと写真、書き下ろしコラムやレポート記事も満載。ぺらりとページをめくれば、エコノミークラスでよく見る四角い丼みたいなご飯から、ファーストクラスでいただけるシャンパンやワイン、キャビアに寿司にローストビーフ、上品に点てられた抹茶まで未知の世界が広がり、旅行の新たな楽しさを見つけられること間違いなしの一冊になっています。

 

中でもすごいのがファーストクラスの機内食。ANA(全日空)で成田からニューヨークへ向かうファーストクラスでは、写真とともに以下のような説明が添えてありました。

 

食事ですが、さすがファースト。懐石です。先付から最後の食事までカラダが喜んでいるのが分かるくらい美味しかったです。

(『みんなの機内食』より引用)

 

この時は松茸のお椀までついていて、写真を見る限り料理だけでも数万円以上になりそうな感じ(シャンパンも飲み放題!)。私なんかエコノミーで「え、スタバのコーヒー飲めるの? ひゅ〜!」と喜んでいたのに……(笑)。

 

次回のハワイ行きはファーストクラスだな! なんて思いましたが、往復150万円と聞いて、腰が砕けました。

 

ファーストクラス経験者、真鍋かをりさんのコラムも掲載

旅行好きな芸能人といえば、元祖・ブログの女王こと真鍋かをりさんではないでしょうか。『みんなの機内食』には、そんな真鍋さんのコラムが紹介されています。なんと、20代前半のころ、お仕事でファーストクラスに乗ったことがあるのだとか!

 

機内に乗り込むとまず、個室のように設計されたプライベート感満載のシートに感動。

「なんだこのマンガ喫茶みたいな空間は……!」

ファーストクラスのシートをマンガ喫茶に例えてしまうあたり当時の私の若さを物語っていますが、あのときは心の底から感激しました。

しかし、シートのラグジュアリーさよりも衝撃を受けたのは、なんと言ってもファーストクラスの機内食。都内にある有名レストランの食事が飛行機の中で食べられるということも驚きでしたが、それ以前にまず、温かいお料理が真っ白なお皿に載って一品ずつ出てきたり、プラスチックではなくシルバーのカトラリーが並んでいることに、当時の私は大きなカルチャーショックを受けました。

(『みんなの機内食』より引用)

 

エコノミーしか知らない私にとっては、飛行機は狭いのが当たり前。同じ飛行機の別の場所ではこんな「お・も・て・な・し」が展開されていくなんて、なんとしてでも乗ってみたい(笑)。

 

現金で乗るのは大変なので、航空会社のクレジットカードに変えて、マイルでも貯めたいですね。なかなか海外に行けない時期なので旅好きな方は「次に行くならファーストクラスで!」というニーズが増えそうですよね。賢くマイルを貯めるコツがあればぜひ教えて欲しいです!

 

自宅でも機内食が食べられる!……らしい。

『みんなの機内食』を眺めていると、とってもワクワクしている自分に気がつきます。誰よりも旅行が好きだった! とか、毎年海外に行っていた! とかそんな人間ではないはずなのに、旅行というのはこんなにも自分の心を豊かにしてくれていたのか、と実感することができたのです。

 

誰もが安心安全に、心ゆくまで空の旅を楽しめるのはまだ先になるかもしれないけれど、それまでの時間でできることは色々とあるはずです。私はファーストクラスに乗るための方法を考えるとして(笑)、他にも何かできないかと探していたところ、「機内食の通販がある!」という情報をゲット!

【ANAショッピング A-style】

 

これはANAのエコノミークラスの機内食なのですが、めちゃくちゃ人気で、なんと1か月で約5万食が完売してしまったのだとか。直近では、2月3日に追加販売されたものも即完売! 気になる方はチェックしてみてくださいね。

 

安心して飛行機に乗って旅行できるその日まで、『みんなの機内食』を眺めながら脳内旅行を楽しんでいこうと思います。

 

 

【書籍紹介】

みんなの機内食

著者:機内食ドットコム(編)
発行:翔泳社

ファーストクラスの“極上の一品”から各社の個性あふれるワンプレートまでー雲の上で食べられる「ごちそう図鑑」!

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