AirPods ProもEarPodsもUSB-Cに進化しました

Apple(アップル)は「iPhone 15」シリーズの発表にあわせ、ワイヤレスイヤホン「AirPods Pro(第2世代)」の充電ケースをUSB-C仕様にアップデートしています。

↑Appleより

 

これまでAirPods Pro(第2世代)に付属していた充電ケースには、Lightningポートが搭載されていました。しかしiPhone 15シリーズがLightningからUSB-Cへと移行したのにあわせ、AirPods Pro(第2世代)の充電ケースもUSB-Cを採用したことになります。

 

USB-C仕様の充電ケースが付属したAirPods Pro(第2世代)の国内価格は3万9800円(税別)で、従来と変わらず。現時点では、USB-C仕様の充電ケースは単品発売されていません。

 

↑Appleより

 

また、純正イヤホン「EarPods」もUSB-C仕様へとアップデートされています。こちらの価格は2,780円(税込)で、すでに注文が可能です。

 

Source: Apple via MacRumors

次期AirPods Pro、USB-C搭載以外の大きな変更はナシ!?

「次期AirPods Pro」にUSB-Cポートが搭載されるものの、ハードウェア的な変更がないことを、Bloomberg(ブルームバーグ)のMark Gurman(マーク・ガーマン)記者が報告しています。

↑Mohd Syis Zulkipli / Shutterstock.comより

 

先日、Gurman記者は「次期AirPods(Proかどうかは不明)が9月のイベントで発表される」とレポートしていました。またその充電ケースには、LightningではなくUSB-Cポートが搭載されるようです。

 

Gurman記者によれば、AppleはすべてのAirPodsシリーズにUSB-Cポートを追加する予定とのこと。そして、「次期AirPods Pro」が最初にその変更の対象になるとしています。つまり、9月に新製品として登場するのは次期AirPods Proだと指摘しているのです。

 

一方で次期AirPod Proでは、聴力テストが可能になるとの報道も存在します。ハードウェエア的な変更がなかったとしても、ソフトウェア的な機能追加に期待したいものです。

 

Source: Bloomberg via MacRumorsより

次期AirPods Pro、聴力テストができるかも?

Apple(アップル)の「次期AirPods Pro」にて、USB-C端子の採用や聴力テスト機能の追加を、Bloomberg(ブルームバーグ)が報じています。

↑Mohd Syis Zulkipli / Shutterstock.comより

 

次期AirPods Proに関しては、以前にもUSB-C端子の採用が報じられていました。またiOS 16.4のベータ版からも、次期AirPods Proの存在を示唆するコード(文字列)が見つかっています。

 

今回の報道によれば、次期AirPods Proは「iPhone 15」シリーズとともに登場するとのこと。そして付属ケースの外部端子が、LightningからUSB-Cへと変更されるのです。

 

そして聴力テスト機能では、耳元でさまざまな異なる音を再生するとのこと。そしてユーザーの反応にもとづいて、聴力に問題があるかどうかをチェックできるというのです。

 

さらに将来的には、AirPodsを利用して耳から体温を測定したり、追加のヘルスケアセンサーが追加される可能性があることも報じられています。AirPodsは今後も、さらにヘルスケアデバイスとしての性格を強めていくのかもしれません。

 

Source: Bloomberg via 9to5Mac

今年秋、AirPods Pro(第2世代)に3つの新機能が無料で追加!「適応型オーディオ」で音が聞き取りやすく、会話がしやすく

アップルは今年秋にAirPods全モデルにわたるソフトウェアアップデートを行い、その中でもAirPods Pro(第2世代)に3つの新機能を追加することを発表しました。すでに製品を持っている人は、追加料金なしにパワーアップの恩恵を受けられます。

↑現在お使いのAirPods Pro(第2世代)がパワーアップ!

 

まず1つ目は、適応型オーディオ機能。これはユーザーの周囲の状況にもとづいて、外部音取り込みモードとアクティブノイズキャンセリングを動的に組み合わせる新しいリスニングモードのこと。背景のノイズを取り除いたり、より近くの音を聞き取れるようにでき、通話など様々なシーンで役立つことになりそうです。

 

第2にパーソナライズされた音量は、個人的なオーディオ体験を向上し続けるために、機械学習を活用するものです。長期にわたって周囲の状況と好みに合ったリスニングを理解し、メディア体験(ボリューム)を自動的に微調整する仕組みです。

 

最後の会話感知は、装着中にすぐ近くにいる人と話すとき、ただ話し始めるだけで背景のノイズを抑えながら、音楽などの音量を下げて、目の前にいる人の声を大きくすることができます。わざわざノイズキャンセリング機能をオフにしたり、手動で音量を調節する必要がなくなるわけです。

 

またAirPods全モデルで、自動切り替え機能がアップデートします。もともとAirPodsは様々なアップル製品と接続できますが、接続までが大幅に高速化し、より信頼性が高くなり、iPhoneからMacへの切り替えもスムーズに行えるようになります。

 

そしてAirPods Pro(第1世代と第2世代)、AirPods(第3世代)とAirPods Maxには、新たに「ミュート」と「ミュート解除」機能が搭載されます。軸部分ないしデジタルクラウンを押すだけで自分の声をミュートまたはミュート解除でき、ビデオ会議などで便利に使えると期待したいところです。

 

Source:Apple

AirPods Pro(第2世代)泥棒、「探す」アプリのおかげで捕まる! ポケットの中で充電ケースが鳴り始める

昨年秋に発売されたAirPods Pro(第2世代)の充電ケースにはUWB(超広帯域無線)通信可能な「U1」チップが内蔵され、iPhone等の「探す」アプリからどこにあるか正確に分かります。しかもケースにはスピーカーがあり、探すため音を鳴らすこともできます。

↑「探す」アプリが活躍!

 

この機能を活用して、ジムで盗まれたAirPods Proを回収できたエピソードが報じられています。

 

TwitterユーザーのRiberio氏は、AirPods Proをジムに忘れたところ、何者かに盗まれてしまいました。そこで「探す」アプリで監視してみると、泥棒は仕事場や自宅、ビーチなどに持っていったことが分かったそうです。

 

Riberio氏は泥棒が近所に来るのを待ち、マークされた住所に行きました。そこは職場であり、呼び鈴を鳴らして本人と話をすることに。すぐにジムで見た覚えがある男だと分かり、相手がドアを閉めたとき「サウンドを再生」ボタンを押すと、ポケットの中でAirPods Proケースが鳴り始めたとのことです。

 

そして相手がAirPods Proを手に取ったとき、Riberio氏はそれをつかみ取り、自分が持ち主だと言いました。そのとき泥棒は何の反応もなく、ショックを受けていたそうです。ちなみに、この泥棒が使っていたのはiPhoneではなく、Androidスマートフォンでした。

 

この話はハッピーエンドで終わっていますが、もしもアップル製品を盗まれて泥棒の場所を突き止めたとしても、絶対に自分で取り戻しに行ってはいけません。たまたまRiberio氏は屈強そうな人物であり、泥棒も凶暴ではなく観念したため、不測の事態を招かなかっただけでしょう。

 

たとえばAirPodsにより盗まれたクルマの場所を特定しながらも、警察に通報して後は任せた人たちもいました。自力で解決を焦らないよう、くれぐれも気をつけたいところです。

 

Source:Riberio(Twitter)
via:BGR

USB-Cを搭載した次期AirPods Proがまもやくやってくる?

Apple(アップル)からUSB-Cポートを搭載した「次期AirPods Pro」がまもなく登場することを、著名アナリストのMing-Chi Kuo(ミンチー・クオ)氏が報告しています。

↑Moma okgo / Shutterstock.comより

 

先日のAppleが配布を開始したベータ版の「iOS 16.4」には、次期AirPodsとそのケースへの言及が含まれていました。Kuo氏によれば、その次期AirPodsがUSB-Cポートを搭載した次期AirPods Proに相当するというのです。

 

Kuo氏によれば、次期AirPods Proは今年の第2四半期(4月~6月)から第3四半期(7月~9月)の大量出荷が予測されているとのこと。一方で、標準モデルの「AirPods」のケースをUSB-Cに移行させる計画はないようです。

 

Kuo氏は次期AirPods Proだけでなく「iPhone 15」シリーズ、そして「Magic Keyboard」や「Magic Trackpad」「Magic Mouse」「MagSafe Battery Pack」もUSB-Cへと移行することを報告しています。これには、欧州連合(EU)における2024年12月28日までのUSB-Cへの移行を義務付ける法律が関係しているようです。

 

次期AirPods ProにUSB-Cポートが搭載されれば、手持ちのUSB-Cケーブルや充電アダプタが流用できるというメリットがあります。個人的にも、Appleによる「脱Lightning」の動きが始まることを楽しみにしたいものです。

 

Source: Ming-Chi Kuo / Twitter via 9to5Mac

世界初のUSB-C搭載iPhoneを作った男、今度はAirPods Pro充電ケースを改造!

「世界初のUSB-Cポートを備えた改造iPhone」を作った人物が、次はAirPods充電ケースのLightning端子をUSB-Cに取り替えたことが注目を集めていました

Image:Ken Pillonel/YouTube

 

その本人が、今度はAirPods Proの充電ケースをUSB-C搭載に改造し、そのやり方を公開しています。

 

ロボット工学エンジニアのKen Pillonel氏は、AirPods充電ケースの改造に成功した後、AirPods Proで同じことをやってみたいという要望がたくさん寄せられたそうです。

 

そもそもAirPods Proのケースは開けられるように設計されていませんが(修理業者iFixitによる修理しやすさスコアは10点中0点)可能ではあります。ただし、作業中に何らかのダメージが生じるかもしれません。そこでKen氏は、カスタムUSB-C PCB(プリント基板)とブラケットを設計しつつ、ボトム(下側)ケースの交換品も自作しています。

 

さらにAirPodsの時と同じく、Ken氏は作業プロセスを撮影し、技術的なノウハウをGitHubに無料公開しています。これを見れば誰でも同じことができるはず……ですが、高度な加工技術や工作機械が必要となるため、しり込みするかもしれません。

 

もっとも、アップルは2023年内に初のUSB-C搭載iPhoneとAirPodsを発売するとの予想が有力となっています。それまでに、どうしてもUSB-C搭載AirPods Pro充電ケースが欲しい人は、チャレンジしてみてもよさそうです。

 

Source:Ken Pillonel
via:9to5Mac

「中身が大胆に進化」新AirPods Proは買いなのかをプロが解説

iPhoneをはじめとして、Appleの新製品が今秋続々と登場。円安の影響もあり全体的に価格が上昇したが、果たして性能はそれに見合うレベルに高められているのか? Apple製品に精通するプロが、各アイテムの進化ぶりに判定を下す!

※こちらは「GetNavi」 2022年12月号に掲載された記事を再編集したものです

 

私がJUDGEします!

オーディオ・ビジュアルライター

山本 敦さん

オーディオ機器に精通。AppleやGoogleなど海外のITジャイアントから、勢い盛んなスタートアップまで、取材を精力的にこなす。

 

AirPods Pro

2代目となるAirPods Proが登場。初代はノイズキャンセリング機能搭載イヤホンとして長く人気をキープしたモデルだったため、その進化に注目が集まった。

 

H2チップの導入でノイキャン性能が大幅に向上!

 

AirPods Pro

3万9800円

 

初代モデルと比較して最大2倍のノイズキャンセリング性能を実現。新たに搭載された「適応型環境音除去」機能は、周囲の大きなノイズをオンデバイス処理で低減することで、より快適なリスニング環境をもたらす。

↑タッチコントロール機能が進化。軸部分を軽く上または下にスワイプして素早く音量を調整できるほか、軸部分を押して音楽の変更や着信への応答なども可能

 

↑初代モデルでは付属イヤーチップはL、M、Sの3種類だったが、新たにXSが追加され4種類に。耳穴サイズが小さい人でもフィットしやすくなった

 

↑耐汗耐水性能を備えた、新デザインの充電ケースが同梱。新たにストラップループが設けられて、持ち運び時により自由なスタイルを選べるようになった

 

ノイキャン性能がより向上しサウンドもよりパワフルに

2019年の初代モデル発売以来、3年ぶりにモデルチェンジしたAirPods Pro。その進化をプロはどう評価するのか。

 

「ノイズキャンセリング機能の消音効果がグンと上がったのはもちろんですが、サウンドがよりパワフルになりました。外部音取り込みモードにしても、音楽や通話音声が明快に聴こえるのは大きな進化と言えます」(山本さん)

 

アップルは新たにH2チップを採用することにより、初代モデルから約2倍のノイズキャンセリング効果を生み出すとしている。その効果は聴く人や環境により異なるが、プロを唸らす効果は進化の確かな証だ。新チップによる機能として、周囲のノイズを抑えてより快適にリスニングできる「適応型環境音除去」を搭載。様々なシーンでより音楽や動画を快適な環境で視聴可能だ。

 

さらなる注目点はストラップホールが設けられた充電ケース。

 

「長めのストラップを付けておけば首掛けスタイルで持ち歩けるし、大きめリュックの中に入れても見つけやすいですね。どこへ入れたんだろうと探すストレスもなくなりそうです」(山本さん)

 

音質、そして使い勝手に関しても、2代目は着実に進化している。

 

【JUDGEMENT】

≪◎≫ 穏やかに見えて大胆に進化iPhoneユーザーなら必買

「外観は初代と変化ないですが、中身は大胆に進化しました。騒々しい地下鉄車内のノイズ消去もバッチリです。クリアな外部音取り込みに、明瞭に聴こえるサウンドが加わったことで色々な場所で使いやすくなりました。ソフトウェアアップデートによる今後の進化も期待できそう。iPhoneユーザーなら迷わず買いです」(山本さん)

 

■AirPods Proシリーズ 新旧スペック比較表

あなたのAirPods Pro、性能出てる? イヤーピース「SpinFit SuperFine」が実力を出し切ってくれますよ

これまで数多くの完全ワイヤレスイヤホンを試してきた筆者ですが、そのなかでも万人にオススメできる高いクオリティとデザイン性を兼ね備えているのは、ご存知Appleの「AirPods Pro」でしょう。トップレベルのノイズキャンセリングや空間オーディオ対応など多くの機能を備え、iPhoneやiPad、MacBookなどApple製品との相性の良さもバツグンです。

 

そんな高性能なAirPods Proですが、使っている人に話を聞くと意外に多いのが「自分の耳になかなかフィットしない」「装着してるうちに外れてしまう」というもの。AirPods Proはカナル型(耳栓型)という方式を採用しており、開放型のノーマルAirPodsよりも耳への密着感と遮音性が高くなっています。その密着感と遮音性を支えているのがイヤーピースというパーツ。イヤホンの先端部分についているゴム栓のようなものですね。

 

実はこのイヤーピース、音質までも左右するとっても重要な部分なのです。そして上記のようなAirPod Proの装着感に不満がある人や、音質をよりブラッシュアップしたい人にオススメなのが、交換用イヤーピース「SpinFit SuperFine」。SpinFitは数多くのイヤーピースを発売していますが、このSpinFit SuperFineはAirPods Pro専用に開発されたもので、AirPods Proの性能を高める工夫がされています。

AirPods Pro専用交換イヤーピース
SpinFit SuperFine

実売価格1980円(税込)

※AirPods Pro 第1/第2世代のどちらにも対応

 

↑サイズは全5サイズ。左からSS、S、M、ML、L。カラーもそれぞれ異なります

 

 

使用時の安心感、装着感、イヤホンの保護を実現する3つの特徴

このSpinFit SuperFineの特徴は大きくわけて3つあります。まずは、イヤーピースに医療用シリコン素材を採用していること。イヤーピースは素材によっては長時間つけているとかゆくなったりかぶれてしまったりすることもありますが、SpinFit SuperFineは安全性の高いシリコンを使っているので、安心して装着できますね。

↑イヤーピースには医療用シリコン素材を採用

 

次に、特許取得の3Dクッション構造により、どんな耳にもフィットして安定した装着感と密閉性を保つことができること。完全ワイヤレスイヤホンはイヤーピースが耳穴にフィットして本体を支える設計になっているので、イヤーピースのフィット感はとても重要になってきます。SpinFit SuperFineはこの3Dクッション構造により耳の奥まで挿入しやすく、耳穴の形にぴったりフィットしてしっかり固定してくれます。

↑イヤーピースが柔軟に動く3Dクッション構造

 

3つめは、アダプター部分に高性能なメッシュフィルターを採用し、耳垢やゴミ、汗などの水分の侵入からイヤホンをしっかりガードしてくれること。これによりIP54相当の防塵・防水性能を発揮してくれるとともに、音の抜けの良さもキープしてくれます。

↑アダプター部には高性能なメッシュフィルターを使用しています

 

SpinFit SuperFineは最初からアダプター部とイヤーピース部が一緒になってセットされていますが、アダプター部は共通なのでイヤーピース部だけ取り変えることも可能です。サイズによっては前モデルのSpinFit CP1025 for TWSのイヤーピースを利用することもできるので、CP1025を持っている方にはうれしいですね。

 

ちなみに、SpinFit SuperFineのアダプター部は新設計となっており、以前のものと比べて透明感のあるデザインになっています。また、底部分の内輪はポリカーボネイトと熱可塑性エラストマーを使い、AirPods Proにしっかり装着できるツメ構造を採用しています。

 

AirPods Proの装着感、しっくりこないかも→装着感上がってノイキャン効果もUP!

手持ちのAirPods ProにSpinFit SuperFineを装着する前に、まずはサイズ選びから。SpinFit SuperFineはSSからLまで5サイズをラインナップしています。耳に合ったサイズを選ぶことは装着感を高めるためにとても重要なので、できれば店頭などでいくつかサイズを試してみたいところ。また、耳の左右で異なるサイズが合うということもあるので、ちゃんと右耳と左耳の両方でフィッティングしましょう。手頃な価格の製品なので、いくつかサイズごとに購入して使い分けるのも手です。

↑左右それぞれの耳でフィッティングしましょう

 

筆者は通常、イヤーピースはMかLサイズを使うのですが、今回はM、ML、Lの3つのサイズを試してみました。3サイズのなかではMかMLが耳に合っているようなので、とりあえず左右ともMをチョイス。Apple純正のイヤーピースはサラっとした感触のシリコンですが、SpinFit SuperFineはモチモチした感触で、より耳穴にピッタリ密着してくれます。AirPods Proが耳からよく外れてしまう、という人もこれなら安心できそうです。長時間イヤホンをつけていてもストレスもなく、快適に使えました。

↑SSサイズ(左)とLサイズ(右)だとここまで大きさが変わってきます

 

イヤーピースを変えて気付いたのは、耳穴をしっかり塞いでくれるので、遮音性が上がりAirPods Proのノイキャン効果をより高めてくれていること。元々AirPods Proは高いノイキャン性能を誇っていますが、それがさらに良くなった印象です。いまは電車の車内などは換気のために窓が少し開いていることがあり、そのため走行音が結構うるさく感じることもありますが、ボリュームをさほど上げずに音楽や動画が楽しめました。通勤通学のお供として、仕事や勉強に集中したいときにも、SpinFit SuperFineを組み合わせることでより強力な遮音性を発揮してくれるのでオススメです。

 

AirPods Proの音いいね! →イヤーピースでもっと低音が出ますよ!

もうひとつ、見逃せないのが音質の変化です。イヤーピースをSpinFit SuperFineに変えたことで、今までよりも低音がしっかり出ているように感じられました。低音の量が増えたというよりも、より深いところまで聴こえるようになったような印象です。SpinFit SuperFineは耳穴にしっかりフィットするので、耳の密閉性が高まり低音を逃さず耳に届けてくれるのでしょう。AirPods Proが耳にフィットしないと思っている人がつけてみると、これまでとは違った音を実感できるはず。

 

また、遮音性を高めてくれるので、動画やゲームのセリフなどもくっきりクリアになり聴き取りやすくなったと感じました。人の声は雑音や騒音にかき消されてしまいやすいのですが、これなら外出先でもドラマや映画などを楽しめますね。電車やバスでの移動中はスマホで動画を見るのが習慣、という方はぜひSpinFit SuperFineを使ってみてください。

 

イヤーピースを変えてケースに入らないのはちょっと……→装着したまま充電できる神仕様です!

大事なことがもうひとつ。完全ワイヤレスイヤホンは専用ケースに入れて充電する必要があるため、イヤーピースによっては交換してしまうとケースに入らなくなってしまうことがあります。そうなると、毎回ケースにしまう前にイヤーピースを取り外して収納せねばならず、非常に面倒くさいことに。特に、AirPods Proはケースが小型で、内側に余計なスペースがない設計のためイヤーピースのサイズ感が非常にシビアなのですが、SpinFit SuperFineは薄型でステムが短めになっており、AirPods Proに装着したままケースに収納できます!

↑SpinFit SuperFineならイヤホンにつけたまま充電ケースに収納できちゃいます

 

これ、AirPods Proを使っている人ならわかってもらえると思いますが、めちゃくちゃありがたいです! 交換イヤーピースをつけたままケースに収納できるなんて、神仕様としか言いようがありません!

 

また、前述したメッシュフィルターがホコリや水、汗などの侵入を防いでくれるので、イヤホンをしっかり守るという意味でもSpinFit SuperFineは有力な選択肢といえるでしょう。スポーツをするときもAirPods Proを使っているという方なら、SpinFit SuperFineが断然オススメです。

 

SpinFit SuperFineはAirPods Proのベストパートナー

ポータブルオーディオ業界では、数年前から交換イヤーピースで装着感や音質を自分好みにカスタマイズするのが流行りとなっています。なかでも、実売価格1980円(税込)と手ごろな価格ながら、装着感や遮音性向上に役立ち、さらに音質変化も楽しめるSpinFit SuperFineは、初めてイヤーピース交換を試してみたいと考えている方に最適な製品と言えるでしょう。また、SpinFitシリーズには、AirPods Pro用以外にも数多くの製品をラインナップしているので、複数のイヤホンを所有している方は、そちらも試してみてください。

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

 

撮影:中田悟

2022年は「耳を塞がないイヤホン」が大ヒット! 2023年につながるポータブルオーディオ最前線をチェック

2022年もポータブルオーディオの新たな可能性に道が拓き、音楽リスニングや音声によるコミュニケーションのトレンドがいくつも生まれました。そこで、本記事では来る2023年にもつながる「ポータブルオーディオ最前線」を振り返ってみたいと思います。

 

2022年に最もヒットしたオーディオは「ながら聴きイヤホン」

まずはワイヤレスイヤホンの話題から。今年も左右独立型のいわゆる“完全ワイヤレスイヤホン”の新製品が数多く発売されました。2020年頃から、アクティブノイズキャンセリングと外音取り込み機能を搭載するモデルがずっと好調な売れ行きをキープしていますが、2022年に割って入ったのは「耳を塞がないイヤホン」でした。

 

外殻である「ハウジング」に小さな孔を設けたり、頭蓋骨を振動させて音を聴く骨伝導方式のイヤホンが登場したりと、耳を塞がないイヤホンにもさまざまな種類の製品があります。

↑ソニーのLinkBudsは2022年に発売された耳を塞がないイヤホンの代表格

 

耳を塞がないイヤホンは音楽や通話音声を聴きながら、外の環境音にも同時に注意を向けやすいことから人気を博しています。主な用途は屋外でのジョギングなどのワークアウト、オンライン会議、そしてオーディオブックを聞きながら家事をこなすといった、「ながら聴き」です。

↑外耳に挟み込むように装着するワイヤレスイヤホン「ambie sound earcuffs/AM-TW01」

 

耳を塞がないイヤホンと相性のいい新エンタメ「Sound AR」

個人的に、耳を塞がないイヤホンは、屋外を歩きながら安全に使える点で優れていると感じます。そのメリットを活かせる、新しいスタイルのエンターテインメントが2022年に大きく成長しました。ソニーが提案する「Sound AR」です。

 

街の中、屋内施設など現実世界のロケーションに「音によるイベントスポット」を重ねて、現実世界の風景の上に音のエンターテインメントや音声情報によるデジタル仮想空間を再現します。ソニーのアプリ「Locatone(ロケトーン)」と、スマホとペアリングしたイヤホン・ヘッドホンを使って、各スポットに配置された音を聞きながら、仮想世界のイベントにのめり込めるところが、Sound ARの醍醐味です。

↑街の中に張り巡らされたSound ARイベントを楽しむソニーのアプリ「Locatone」

 

LocatoneによるSound ARはさまざまなイヤホン・ヘッドホンで楽しめますが、屋外を歩きながら聞くコンテンツが多めなので、耳を塞がないイヤホンと相性が良いと感じています。ソニーが2022年春に発売した「LinkBuds」シリーズも、斬新なドーナツ型のデザインが話題を呼び、「ながら聴き」にベストなワイヤレスイヤホン。そういったイヤホンを耳に着けて、足を使い、体を動かしながら音を聞いて楽しむSound ARの新たな展開に、2023年も要注目です。

 

新AirPods ProにGoogle Pixel Buds Proのアプデで、空間オーディオに広がりが

2022年は約3年ぶりにノイズキャンセリング機能を搭載するアップルのワイヤレスイヤホン「AirPods Pro」の新世代機が発売を迎えました。ノイキャン効果が高くなり、サウンドもより力強い低音を出せるイヤホンに進化しています。細かなところでは、充電ケースに入れたまま「探す」アプリからリモートでイヤホン本体を探せる機能が秀逸だと思います。

↑3年ぶりにリニューアルされたアップルのノイキャン機能付きワイヤレスイヤホン「AirPods Pro」

 

AirPods Proといえば、ドルビーアトモスによる「空間オーディオ」の立体音楽体験と相性の良いワイヤレスイヤホンとしても注目されています。特に最新のiPhone、iPadなどアップルのデバイスと組み合わせると、顔や体の動きに対して空間オーディオの音が連動して、よりリアルな没入体験が味わえる「ダイナミックヘッドトラッキング」を利用できます。

 

空間オーディオという立体音楽体験そのものはアップルだけのものではなく、ソニーの「360 Reality Audio」もまた同じカテゴリーのエンターテインメントに分類されます。また、グーグルも2023年1月のソフトウェアアップデートにより、Pixelシリーズのスマホとワイヤレスイヤホン「Google Pixel Buds Pro」の組み合わせで、空間オーディオ体験をサポートすることを予告しています。

 

グーグルのデバイスではどんなコンテンツが、どのプラットフォームと連携して楽しめるようになるのか気になりますが、2023年は空間オーディオが大いに盛り上がりそうです。

↑グーグルのワイヤレスイヤホン「Google Pixel Buds Pro」も空間オーディオ再生対応を予告しています

 

Bluetoothオーディオの新技術「LE Audio」で注目は「Auracast」

少し立ち上がりが遅れていますが、Bluetoothオーディオの新世代技術である「LE Audio」に対応するスマホ、オーディオ製品が2023年から少しずつ出揃うことも期待されています。LE Audioはハイレゾワイヤレス再生、Bluetoothオーディオを使ったVoLTEなみの高品位な音声通話などの体験が可能。個人的には、スマホなどの1台のBluetooth機器から、同時に複数のワイヤレスイヤホン・ヘッドホンへ同じコンテンツを同期させて送り出す「Auracast(オーラキャスト)」という技術が筆者は最も気になっています。

 

LE Audioに対応するデバイス、Auracast対応のサービスが出揃うと、たとえばテーマパークに出かけて、Sound ARや空間オーディオのような音響系エンターテインメントを大勢の参加者と一緒に楽しめるようになります。音楽ライブや、映像と音を組み合わせたアート作品などにも新しい可能性が見えてきそうです。2023年は「Auracast」というキーワードにぜひ注目してください。

↑Bluetooth LE Audioに対応するイヤホン・ヘッドホンなどのオーディオ機器を身に着けた複数のユーザーが、同じオーディオコンテンツを一斉に楽しめるようになる「Auracast」に注目です

 

2023年はポータブルオーディオプレーヤーが来る!?

最後に、筆者が2022年に買って「大満足のオーディオ」をひとつ紹介しようと思います。オーディオテクニカのポータブル・アナログレコードプレーヤー「サウンドバーガー」です。

 

本体にアナログレコードをハンバーガーのように挟み込んで聴くデザインがとてもユニークな製品ですが、音はBluetooth対応のヘッドホンやスピーカーで聴ける、とても実用的な製品でもあります。アナログレコードをジャケ買いしてしまったけれど聴く機械を持っていない方には、大がかりなコンポを揃えなくていいサウンドバーガーがおすすめです。……が、残念ながら本機は世界で台数を限定して販売した製品だったので、現在は好評につき完売。2023年の再販、またはレギュラー商品化を願うばかりです。

↑レコード再生が手軽に楽しめる画期的なポータブルプレーヤー「サウンドバーガー」。Bluetoothヘッドホン・イヤホンで“アナログの音”が聴けます

 

今は音楽配信サービスが広く普及していますが、アナログレコードを持ち歩きながら聴けるサウンドバーガーが注目を浴びたことで、ポータブルオーディオプレーヤーがまた勢いを盛り返すのかもしれません。2023年も年初から、私たち音楽ファンをあっと言わせるような製品が登場することを期待しましょう。

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

アップル社員が回答、新型AirPods Proがロスレスなしで高音質な理由とは

「新型AirPods Pro」がLossless(ロスレス)再生に対応していないにもかかわらず高音質な理由を、アップルのエンジニアがWhat Hi-Fiのインタビューで解説しています。

↑SAVIKUTTY VARGHESE/shutterstock

 

アップルは、音楽ストリーミングサービス「Apple Music」にて、高音質なロスレス規格の楽曲ファイルの配信を開始しています。一方でAirPods Pro(第2世代)やワイヤレスヘッドホン「AirPods Max」では、ロスレスオーディオの再生には対応していません。

 

アップルでエンジニアをつとめるEsge Andersen(エスゲ・アンダーセン)氏によれば、同社は現在のBluetooth規格がAirPodsの音質を制限する要因だとは考えていない、と述べています。そして、「コーデックを変えなくても音質を改善することができる」と説明しているのです。

 

またアップルは「音質評価の専門家」によるアドバイスをうけており、エンジニアへとフィードバックを提供しているとのこと。さらに、「AirPods Maxの機能をポケットサイズに収めるためにAirPods Pro(第2世代)を開発した」とも述べています。

 

たとえコーデックを改善しなくてもスピーカーなどを改善すれば音質が向上するのは、当たり前といえば当たり前。今回のインタビューからは、アップルがいつワイヤレスイヤホン/ヘッドホンをロスレス楽曲に対応させるのかは、残念ながらみえてきませんでした。

 

Source: What Hi-Fi via MacRumors

新型AirPods Proのイヤホン内蔵バッテリー、実は初代より15%も増量!スタミナの秘密が明らかに

先月発売されたAirPods Pro(第2世代)は、第1世代よりもバッテリーの持ちがよくなったと謳われています。それは新型プロセッサー「H2」の電力効率が上がったからと思われていましたが、実はイヤホン内蔵のバッテリー容量も増えていることが明らかとなりました。

↑Image:Apple

 

公式サイトによれば、第2世代AirPods Proは初代と比べて再生時間が1時間半長くなり、アクティブノイズキャンセリングをオンにした状態では合計で最大6時間もバッテリーが持つと述べられています。すでに修理業者iFixitの分解レポートも公開されていますが、そこではバッテリー容量は明らかにされていませんでした。

 

しかしインドのMySmartPriceが発見した3C(中国の強制認証制度)データベースへの登録から、第2世代のイヤホン内蔵バッテリーの容量は49.7mAhだと判明しました。これは初代AirPods Proの43.24mAhから15%も増えた格好です。

 

かたや、第2世代用の充電ケースに内蔵されたバッテリー容量は523mAhで、初代からわずか4mAhの増加に留まっています。アップルはケースを使って4回のフル充電を加えると、アクティブノイズキャンセリングを有効にした状態で最大30時間も再生でき、前世代より6時間も伸びたと公称していますが、実はほとんどがイヤホン側の改良によるものと思われます。

 

ほか第2世代AirPods Proは最新のH2チップや肌検出センサー(オン・オフの誤動作を防ぐ)の改良により、バッテリーが効率よく使われるようになっています。初代から乗り換えたユーザーは、すでに日常生活のなかで実感しているかもしれません。

 

Source:MySmartPrice
via:MacRumors

AirPods Pro(第2世代)のストラップ穴、隠れた役目がありそう

アップルから販売が開始された、新型ワイヤレスイヤホン「AirPods Pro(第2世代)」。この新製品に新設されたストラップホールには隠れた役目がある可能性を、海外テックサイトのLumafieldが伝えています。

↑Lumafieldより

 

AirPods Pro(第2世代)では「AirPods Pro(第1世代)」からストラップホールが追加されただけでなく、ケースが「探す」機能に対応したり、スピーカーが搭載されたりというアップデートがほどこされています。

 

Lumafieldは、AirPods Pro(第2世代)のCTスキャンを実施。するとその構造はAirPods Pro(第1世代)とほぼ同じだったものの、ストラップホールの金属部品がLightningポートの周りの金属パッドに接続されていたといいます。

 

現時点ではこの構造の意図ははっきりしていませんが、Lumafieldはこれを「探す」機能の感度を向上させるためのものでは? と分析。

 

私もAirPods Pro(第2世代)を所有しているのですが、「探す」機能は問題なく動作しています。これがストラップポールに追加された新機構によるものなのかは、さらなる分析を待ちたいところです。

 

Source: Lumafield via 9to5Mac

隠れた本命はお手頃な「大画面iPhoneシアター」になるiPhone 14 Plusか、アップル新製品を実機で振り返る

アップルが現地時間9月7日に、米国クパティーノの本社で開催したスペシャルイベントに参加してきました。間もなく発売を迎える新しいiPhone 14シリーズ、Apple Watchの3モデル、そして第2世代のAirPods Proについて、現地で実機に触れながら確かめたインプレッションを報告します。

↑iPhone 14シリーズ、Apple Watchの3製品と第2世代のAirPods Proが発表されました

 

今年2度目のリアル開催。タッチ&トライコーナーも盛況

アップルは2020年の新型コロナウィルス感染症の拡大以来、スペシャルイベントをオンラインで開催してきました。リアルでのイベント再開は、2022年6月の世界開発者会議「WWDC」から。世界各国のジャーナリストやパートナーなど、人数を厳選して招いていました。

↑アップル本社のSteve Jobs Theaterで開催されたスペシャルイベントに、世界各国から大勢のジャーナリストやアップルのパートナー企業が招かれました

 

先日のスペシャルイベントも、アップルは会場各所で衛生対策を厳しく講じ、参加者にも協力を仰ぎながら万全の体制で実施しました。

 

ビデオ配信によるスペシャルイベントのキーノート後、会場のSteve Jobs TheaterにはiPhoneやApple Watch、AirPods Proのタッチ&トライコーナーが設けられ、大いに賑わいました。耳に装着して試さなければならないAirPods Proは、参加者が試聴を終えたらイヤホンをまるごと1台ずつ交換する徹底的な衛生対策が採られていました。

↑3カテゴリの新製品が展示されたタッチ&トライコーナーも盛況

 

動くiPhone 14 Proのノッチが楽しい! 本命は大画面のiPhone 14 Plusか?

2022年秋のiPhone新製品はナンバリングが「14シリーズ」になります。13シリーズまで好評だった5.4インチの「mini」がなくなり、代わりに6.7インチの大画面を搭載する「iPhone 14 Plus」を加えた4機種が揃います。

↑賑わうiPhone 14シリーズの展示

 

イベントの前には、昨今の円安による影響も受けて、Proシリーズのスタート価格が20万円に迫るのではないかとのウワサもありました。ですが、発表された価格を見ると確かに値上がりしてはいるものの、Proシリーズの2機種(「iPhone 14 Pro」と「iPhone 14 Pro Max」)はどちらもスタート価格が14〜16万円台に落ち着きました。16日の発売に向けた予約の申し込みも、Apple Storeの納期を確認すると好調のようです。

↑トリプルレンズカメラを搭載するiPhone 14 Proシリーズ

 

iPhone 14 Proシリーズには最新のA16 Bionicチップと、高精細な48メガピクセルのセンサーを載せたメインカメラを含む、トリプルレンズのカメラが採用されています。

 

カメラは4つのピクセルを1つのピクセルとして機能させ、大きなセンサー面積を確保。他社の高機能カメラを搭載するスマホと同様、12MPの写真サイズを維持したまま、明るく高精細な写真を記録するピクセルビニングの技術を載せてきました。

 

加えて、アップル独自のソフトウェア処理により、暗い場所でも明るく精細感の高い写真が撮れる「Photonic Engine」や、ジンバルを使わずiPhoneを手に持った状態でブレのないスムーズな動画が撮れる「アクションモード」も搭載。これらの完成度がどこまで高いのか楽しみです。

↑左側が6.1インチのiPhone 14 Pro、右側は6.7インチのiPhone 14 Pro Max

 

大きな変化でいうと、フロントカメラやFace IDに使われる各種センサーを載せたディスプレイ上部の切り欠き(ノッチ)のデザインも挙げられます。iPhone 14 Proシリーズの切り欠きあたりに配置した「Dynamic Island」は、iPhoneやアプリの動作ステータスを文字とアイコンで表示したり、タップ操作によりアプリに飛べたりと、新しいユーザーインターフェースとしても機能します。アップルの純正アプリ以外に、サードパーティのデベロッパによるいくつかのアプリも既にDynamic Islandに対応済みです。

↑フロントカメラのエリアには形が変わり、なおかつタッチ操作に対応するスクリーンエリアを設け「Dynamic Island」と名付けました。写真の画面にはミュージックアプリで再生中の楽曲のジャケ写と、右側にタイマーアプリのアイコンが表示されています

 

今までのiPhoneにない楽しみ方を提供してくれそうなDynamic Islandは、 ほかのオールスクリーンデザインのiPhoneに対する、14 Proシリーズの“ルックスの違い”を際立たせる効果も担っています。いつも最先端のiPhoneを楽しみたい人には、今年はiPhone 14 Proシリーズが断然おすすめだと思います。

↑左が6.1インチのiPhone 14。右が6.7インチのiPhone 14 Plus。価格は11万円台から

 

かたや、iPhone 14 Plusは今年のラインナップの隠れた大本命かもしれません。同じく6.7インチのiPhone 14 Pro Maxよりも本体が37gも軽いほか、内蔵バッテリーはiPhone 14よりも6時間長くビデオ再生が可能で、最大26時間楽しめるスタミナを実現しています。普段から移動しながらゲームや動画を楽しむ機会が多い人には、軽快な大画面モデルのPlusがフィットするかもしれません。

 

ゲームの観点から見ると、本体の厚さも大事なポイント。筆者も最近はiPhoneでモバイルゲームをよく遊ぶのですが、一瞬の指さばきが勝負の結果を左右するアクション系、レーシング系のゲームで勝ちを拾えるかどうかは、手にフィットしやすいか、が重要といえます。その点でiPhone 14 PlusとiPhone 14 Pro Maxの厚さを見ると0.05mm差です。しかし、実際にはカメラユニットの高さ分だけiPhone 14 Pro Maxの方が少し大きいため、iPhone 14 Plusの方が手に持つとスリムに感じられます。

 

また、もう一方の動画の観点で見ていくと、iPhone 14 ProシリーズとiPhone 14シリーズはどちらもHDR対応の映像コンテンツの表示に対応しています。ただ、ピーク輝度の表示性能には差があり、iPhone 14 Proシリーズの方がHDRで400nits、標準レンジの映像コンテンツで200nits明るいです。とはいったものの、発表会の明るい室内ではiPhone 14 Plusも遜色なく明るくキレイな映像が楽しめました。

 

ここに、AirPodsシリーズを組み合わせれば没入感豊かな立体サウンドを組み合わせた「大画面iPhoneシアター」が、Proシリーズより手頃な価格で実現するわけです。こう見ていくと、iPhone 14 Plusがかなり魅力なモデルに見えるのではないでしょうか。

↑iPhone 14シリーズは広角・超広角のダブルレンズカメラを搭載しています

 

タフなアウトドアモデル「Apple Watch Ultra」にひと目ぼれ

Apple Watchには新しくタフなアウトドア仕様のモデル「Ultra」が追加されました。価格も12万円台とハイエンドですが、従来のApple Watchと一線を画するデザインの斬新さに惹かれます。

↑Apple Watchのラインナップに初登場したタフネスモデルのApple Watch Ultra

 

ケースのサイズは49ミリと、従来の45ミリのApple Watchよりも大きくなっています。また、アウトドアで使うことを想定して、Digital Crownやサイドボタンがグローブ(手袋)を着けた状態でも押しやすいように大型化。操作系のまわりをケースで保護するデザインとしています。ケースの素材であるチタニウムは比較的軽い金属なので、日常生活でカジュアルに身に着けるスマートウォッチとしてUltraを選んでも良さそうに思いました。

 

機能面でも際立っており、Apple Watch Ultraには周波数が異なるL1波・L5波をカバーする2基のGPSを内蔵しています。都会のビル群を徒歩や走りながら移動する場合でも、より正確に自分の位置を把握できる機能を持たせました。

↑左側サイドにはアクションボタンを配置

 

↑ワークアウトの一発呼び出しなどが可能です

 

筆者はマリンスポーツはやらないのですが、Apple Watch Ultraにはダイバーをサポートする機能があります。Huish Outdoors社が開発する「Oceanic+」アプリをインストールすると、Apple Watch Ultraが水深40mまでのレクリエーショナルスキューバダイビングをサポートするダイブコンピューターになるのです。

 

なお、Apple Watch Ultraは水中に入ると自動で「水深」アプリを立ち上げて「防水ロック」を有効化します。さらに、Oceanic+アプリを開いたときにも自動で防水ロックがかかる仕様。防水ロックを有効にしている間は画面をタッチしても反応しなくなるので、水中での誤操作が防げます。ケースのスピーカー孔に浸入した水は、防水ロックを解除すると排出されます。

 

また、新しいUltraの登場とともにトレイルループ、アルパインループ、オーシャンバンドの3種類のバンドが発売されます。ちなみに、Ultraのケースサイズは49ミリですが、バンドを装着するスリットのサイズを45ミリ/44ミリのApple Watchと合わせています。過去に発売されたApple Watchバンドとの互換性も保っているので、買いそろえてきたバンドが無駄になりません。

↑エレガントなデザインを踏襲する「Apple Watch Series 8」。5万円台からで販売されます

 

ほかにも従来のナンバリングシリーズであるApple Watch Series 8には女性の健康を見守る機能や、車による衝突事故を自動で検出して緊急SOS通知を送り出す機能が充実します。ヘルスケア、フィットネスの用途だけでなく、装着するユーザーの命を守るデバイスとして、Apple Watchへの期待もさらに高りそうです。

↑エントリーモデルの第2世代「Apple Watch SE」

 

エントリーモデルのApple Watch SEは第2世代を迎えました。ヘルスケアやワークアウトについて基本的なデータ記録ができる機能を揃えながら、GPSモデルは3万7800円(税込)から購入できるコスパも魅力的。今後のApple Watchの成長を最も強く牽引する立役者になるでしょう。

 

Apple H2チップの性能を活かした「AirPods Pro」

最後にワイヤレスイヤホンのAirPods Proを紹介します。こちらは2019年10月に発売された、アクティブノイズキャンセリング機能を搭載するAirPods Proシリーズの第2弾です。

↑アクティブノイズキャンセリング機能を搭載する第2世代のAirPods Pro

 

アップルの独自開発によるApple H2チップを載せて、ノイズキャンセリングの消音効果を従来の2倍に強化しています。外部音取り込みについては、ユーザーが環境音をクリアに聞けるように取り込みながら、同時にサイレンや工事現場の騒音など、大きなノイズを減衰させるという「適応型環境音除去」の機能が働きます。会場でその実力を試せなかったので、実機の感触をまた報告したいと思います。

 

ほかにも新しいAirPods ProはiPhoneの「探す」アプリから、イヤホン本体だけでなく充電ケースも探せるようになります。充電ケースに小型のスピーカーが内蔵され、バッグの奥底やソファの隙間に入り込んで、見つからなくなったAirPods Pro一式を、ビープ音をたどりながら見つけられるようになりました。

↑ケースの下側にスピーカーを搭載。「探す」アプリから検索するとビープ音が鳴ります

 

また充電ケースにストラップホールが付きます。外出時にはケースを首もとから提げたり、バッグに結びつけたりしておくとそもそも紛失する確率を減らせるかもしれません。

↑ケースにはストラップホールが付きました

 

第2世代のAirPods Proは価格が3万9800円(税込)と、他社の左右独立型の完全ワイヤレスイヤホンよりもかなりハイエンドです。とはいえ、空間オーディオによる立体音楽体験と、ダイナミックヘッドトラッキングによるリアルな音の移動感を楽しめるなど、アップルならではの機能も備わっています。「最先端の進化を続けるAirPods」の魅力を考えると、本機をメインのイヤホンとして使い倒せる価値は大いにありそうです。

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

アップル新製品の国内価格一覧まとめ。円安の影響でiPhone 14はやっぱり高い!

米アップルから本日発表された、「iPhone 14 Pro」シリーズや「Apple Watch Ultra」、そして「AirPods Pro(第2世代)」などの魅惑の新製品たち。これらの国内向け価格を早速まとめてみました! なお、記事内の価格はすべて税込みです。

↑アップルより

 

iPhone 14シリーズ

iPhone 14:11万9800円から

iPhone 14 Plus:13万4800円から

iPhone 14 Pro:14万9800円から

iPhone 14 Pro Max:16万4800円から

 

Apple Watchシリーズ

Apple Watch Series 8 41mm GPSモデル:5万9800円から

Apple Watch Series 8 41mm セルラーモデル:7万4800円から

Apple Watch Series 8 45mm GPSモデル:6万4800円から

Apple Watch Series 8 45mm セルラーモデル:7万9800円から

 

Apple Watch SE(第2世代) 40mm GPSモデル:3万7800円から

Apple Watch SE(第2世代) 40mm セルラーモデル:4万5800円から

Apple Watch SE(第2世代) 44mm GPSモデル:4万2800円から

Apple Watch SE(第2世代) 44mm セルラーモデル:5万800円から

 

Apple Watch Ultra:12万4800円から

 

AirPods Proシリーズ

AirPods Pro(第2世代):3万9800円から

 

やはり円安の影響もあってか、どの製品も昨年のモデルから値上がりしています。とくに、iPhone 14シリーズは2万円以上の値上げとなりました。アップルファンにとって(そしてガジェットファンにとっても)、なかなか厳しい時代といえそうです。

 

Source: アップル

新型AirPods Pro発表! ノイキャンやタッチ操作が強化、充電ケースは音を鳴らせます

アップルは8日深夜の「Far Out」イベントで、新型AirPods Proを発表しました。ワイヤレスイヤホン本体と専用充電ケースともに、大きな進化を遂げています。

 

搭載プロセッサーは、初代の「H1」チップから最新の「H2」チップにアップグレード。これにより画期的な体験を実現する広帯域の接続性や、低歪みオーディオドライバーなどを実現し、空間オーディオが次のレベルへ引き上げられたとしています。

 

また新AirPods ProではTrueDepthカメラ(iPhoneのFace IDに使われるもの)により、頭や耳の大きさ、形状を認識。それに応じた空間オーディオの個人プロファイルが作成され、自分のためだけにチューニングされた立体的な音響が楽しめるとのこと。

 

不要なノイズを取り除くアクティブノイズキャンセリング機能も、大きく強化されました。H2チップにより、初代AirPods Proよりも最大2倍のノイズをキャンセルしてくれるそうです。

 

そして新開発のXSイヤーチップを含む4つのイヤーチップも付属。ユーザーの耳にぴったりフィットすることでパッシブノイズリダクションを実現し、ノイズの軽減を支援しています。また外部音取り込みモードも改善され、毎秒4万8000回の処理により工事など環境ノイズの音量も低く抑えられるとのことです。

 

さらに静電容量式センサーにより、スワイプ操作で音量の上下を調節できるようになりました。これまでボリューム調節はiPhone側で行う必要があったため、ユーザー待望のアップデートといえそうです。バッテリー性能も向上し、1回の充電で最大6時間のリスニングが可能となり、初代から33%も長くなりました。

 

加えて充電ケースも、初代からさまざまな強化が施されています。なんと底面にスピーカーが追加され、「探す」アプリで大きな音を鳴らして探しやすくするほか、ペアリングやバッテリー残量の低下、充電開始などがわかりやすくなります。

 

このほかApple Watchの充電器やiPhone用のMagSafeでも充電できるようになり、ランヤード(落下防止ストラップ)用の穴が追加されたのもうれしいところです。

 

新型AirPods Proの米国価格は249ドルで、本日から予約受付が始まっています。発売は23日で、ケースへの刻印は無料です。

マイクロソフト「Surface」がプライムデーで爆安41%オフ

Amazonでは、7月13日の23時59分まで、年に1度の大型セール「プライムデー」を実施中。マイクロソフトの「Surface」シリーズが、驚異的な割引率で販売されています。

 

たとえば、着脱式のキーボードユニットを備える13.5インチの2in1 PC「Surface Book 3」は、Core i7、32GBメモリー、512GB SSD、Microsoft Office Home and Business 2019同梱という構成で、通常販売価格31万6580円(税込み)から38%値引きの19万6280円(税込み)に。

 

独自のプロセッサーであるMicrosoft SQ1、16GBメモリー、512GB SSD、Microsoft Office Home and Business 2019同梱という構成のLTE対応2in1 PC「Surface Pro X」も、通常販売価格24万1780円(税込み)から41%オフの14万1800円(税込み)となっています。ただし、キーボードとSurfaceペンは別売りなのでご注意ください。

 

Surfaceシリーズは、スタイリッシュで上質なボディと、OSのデベロッパーならではの、ハードとソフトの確実な連携が魅力。通常時は同等のスペックを持つPCと比較してやや割高な価格設定になっていますが、ここまで値引きされると、コストパフォーマンスに優れていると言ってもいいほどです。

AirPods Proが3万1000円、プライムデーでアップルの価格改定前に近い金額に

Amazonでは、7月13日の23時59分まで、年に1度の大型セール「プライムデー」を実施中。アップル「AirPods Pro(MagSafe充電ケース付き 2021年モデル)」が、20%オフの3万1000円(税込み)で販売されています。

 

外部のノイズを遮断し、音楽に集中できるようにする「アクティブノイズキャンセリング」と、周囲の音が聞こえる「外部音取り込みモード」、さらに「空間オーディオ」と「ダイナミックヘッドトラッキング」に対応するAirPodsの上位モデルです。

 

アップルは先日、円安にともなう価格改定で主要な製品を一斉に値上げしたばかり。AirPods Proも通常価格が3万8800円(税込み)に値上がりしていました。値上げ前の価格と同じ……とはいきませんが、それとほとんど近い価格でAirPods Proが手に入るのは、最後にチャンスになるかもしれません。

 

アップル製品とのスムーズな連携が魅力のAirPodsシリーズ。購入を考えていた人は、このチャンスをお見逃しなく!

ワイヤレス充電の“場所取る問題”を解決! MagSafe対応iPhoneとAirPods Proを同時充電できるスタンド

ワイヤレス充電は非常に便利ですが、充電パッドを複数台用意すると、場所を取ってしまいます。スマホとイヤホンなどを1つの充電器で同時に充電できるタイプも、横に広がってしまうものが多く、結局場所を取ってしまいます。

 

そんなワイヤレス充電の“けっこう場所取る問題”を解決する、デッドスペースになりがちな“縦”の空間を生かした、MagSafe対応iPhoneと、AirPods ProやAirPods with Wireless Charging Caseを同時充電できる、スタンドタイプの2in1ワイヤレス充電器「OWL-QI10W06-GM」を紹介します。

 

同製品は、シンプルかつスタイリッシュに洗練されたデザインで、直径約99mm×高さ155mmと省スペース。iPhoneをマグネットでビタッと固定し、充電したまま縦向き・横向きのスマホスタンドとしても使えます。iPhoneは7.5W急速充電に対応。

 

そして、同製品最大の特徴は、付属のメタルプレート!

 

「iPhoneが分厚いケースを装着していると、磁力が届かずMagSafeで充電できませんが、ケースにメタルプレートをつけることで、ケースを装着したままでもMagSafeで充電できます。貼り付けキットも付属しているので、適切な位置にメタルプレートを貼ることができます」(オウルテック担当者)

 

税込価格は5980円。他社の同様の2in1ワイヤレス充電器と比較して、約半額なのだとか。お財布にもやさしく、場所を取らない……MagSafe対応iPhone&AirPods Proをヘビーに愛用しているなら、おうちに1つあると、リモートワークからエンタメ時間まで、いろいろ捗ること間違いナシ! でしょう。

iPhoneと「おそろ」コーデに! 温かみのあるファブリック素材がやさしいAirPods Proケース

いつも持ち歩くガジェットに、統一感を出したいと思ったことはありませんか? なかでも、iPhoneとAirPodsは同じアップル社の製品なので、アクセサリーも統一しようと考えている人は少なくないはず。

 

そんな“統一感のあるこだわりコーデ”を目指している人におすすめなのが、オウルテックから発売された、ファブリック素材のAirPods Pro専用ケース「OWL-CVAPP01」(税込2180円)。

 

同社の人気製品「iPhone ファブリック×PUレザー 手帳型ケース」と同じデザインのAirPods Pro専用ケースです。上蓋とケースが独立しており、上蓋が本体から外れないよう両面テープが付いています。

 

「上蓋部分が分離することで、AirPods Proを隙間なく保護することができるほか、両面テープがあることで、上蓋をしっかり固定することができます。ケースに収納したままで有線、無線充電のどちらも可能です」(オウルテック担当者/以下同)

 

上下ケースの分離により、ケースにヒンジがなくフラットな外見に仕上がっています。また、ケースにはカラビナが付いているので、バッグやズボンのベルト部分などに装着できます。

 

カラーバリエーションは、グレー、ベージュ、ネイビーの、サラッとした触り心地で温かみのあるファブリック素材に、大人感のあるアクセントとしてブラックのPUレザーを併せた(※ベージュを除く)3色を用意。手に馴染みやすく、やさしさを感じられる、質感にこだわったラインナップとなっています。

 

グレーとネイビーはiPhoneケースと同様のカラーですが、ベージュ×ホワイトは今回初のカラーとのこと。

 

iPhoneケースと“おそろ”のカラーにするのも素敵ですが、AirPods Proケース限定のベージュ×ホワイトも、様々なアイテムに合わせやすいデザインで、ガジェットのコーデの幅も広がるでしょう。

「AirPods Pro」が2万2942円と特価、Amazonプライムデーで再販

Amazon.co.jpでは、本日6月22の23時59分まで、年に1度のセール「Amazonプライムデー」を実施しています。

 

これにともなって、アップルの「AirPods Pro」が17%オフの2万2942円(税込)で販売されています。製品ページはこちら

 

AirPods Proは、AirPodsの上位モデル。耳の外側と内側の音をマイクで検知して、雑音を打ち消すアクティノイズキャンセリングに対応しています。

 

また、ラージ、ミディアム、スモールの3サイズのイヤーチップが付属し、耳の穴の大きさによって装着感がカスタマイズできるのも特徴。さらに、「外部音取り込みモード」も搭載し、AirPods Proを装着したまま、周囲の音を取り込むことも可能です。

 

バッテリー駆動時間は、ケース込みで最大24時間、本体のみで最大5時間と長めなので、旅行や出張のお供としても最適でしょう。アクティノイズキャンセリングと外部音取り込みモードは、在宅勤務をするときや、カフェで仕事をするときにも、便利な機能です。

 

新品のアップル製品が値引きされることは、ほとんどありません。また、AirPods ProはAmazonプライムデーで一度売り切れています。購入のチャンスをうかがっていた人はいまが買い時ですよ。

AirPodsやAirPods Proを“首掛け”にできて、使用中の落下・紛失を防ぐ! 人気のネックストラップ5選

Appleの完全ワイヤレスイヤホン「AirPods」は、完全ワイヤレス特有の「小さいので落としやすい」「なくしたら見つけにくい」……という“弱点”もあります。「だったら最初から首掛けタイプのBluetoothイヤホンを買えばいいじゃない」という声もありますが、“AirPodsがいいんだ!”という人もいるでしょう。それなら、ネックストラップを装着して完全ワイヤレスと首掛けが選べる“ハイブリッド型”にしてみては如何でしょうか。今回はAirPods/AirPods Pro専用のネックストラップの中から、おすすめ5選をご紹介します。

 

目次

 


コードが目立たない1.5mmの極細設計!


エレコム AirPods用紛失防止ストラップ P-APAPNシリーズ

使用時に快適なやわらかいシリコン素材を採用。AirPodsにぴったりフィットする設計で、簡単に着脱することができます。ストラップは使用時に目立ちにくい直径1.5mmの極細設計。帯電防止コーティングを施しているので、汚れやホコリそのものが付きにくい設計です。ユーザーからは「ホールドも良く、誤動作も無く、抜けにくく、微妙な長さもピッタリ」と好評です。

【詳細情報】
サイズ:直径…1.5mm
カラー:クリア・ブラック

 


エルゴノミクスデザインに基づいた使いやすい設計


elago AIRPODS STRAP for AirPods

エルゴノミクスデザインに基づき、ストラップの長さは45cmに設計。重量は4gととても軽く、装着感が気になりません。また、シリコン表面にはストラップが絡まりにくいコーティングを施してあります。レビューには「抜け落ちることもなく、LR確認もできるし、シリコンの太さ長さもちょうどよく、安心してAirPodsが使えています」という声も。

【詳細情報】
サイズ:450×3mm
カラー:ホワイト・ブラック・ジーンインディゴ・ナイトルミナス(夜光色)

 


夜になると光る蛍光シリコン材質を採用!


Ksizen AirPods Pro イヤホンストラップ

夜間に光ることで識別しやすい蛍光シリコン材質を採用。弾力性、柔軟性にも優れ、ねじれにくいので、カバンやポケットの中でも絡み・断線を防ぎます。IPX4で汗や水滴に強く、野外活動、ジム、フィットネストレーニング、ランニングなどの激しい運動にも適しています。ストラップホルダーの内側にマグネットが追加されているため、使わない時は首の前でしっかりと固定できたり、ブレスレットのように手首に巻いておくことができます。

【詳細情報】
サイズ:直径…6mm
カラー:グレー+イェロー・ホワイト+ピンク

 


カバンの中でも絡みにくいフラットケーブルタイプ


VSuRing AirPods Pro/2/1用イヤホン ストラップ

AirPods Pro/2/1対応。カバンやポケットの中でも絡みにくいフラットケーブルで、弾力性・柔軟性に優れているシリコン製です。また、イヤホンストラップホルダーの内側にマグネットを内蔵。使わない時は首周りや手首に巻いておけます。コードの太さは約2mmと適切な強度があり、断線しにくいのもポイント。ユーザーからは「AirPodsを付けて音楽を聴きながら寝るのですが、朝起きるとベッドの隙間とかに落ちてて拾うのに苦労してました。これを買ってからは探すのに一瞬で見つけられます」という声があがっています。

【詳細情報】
サイズ:長さ…690mm
重量:7g
カラー:ブラック・ホワイト

 


曲げくせがつかない太さ3mm


MRLab AirPods Pro/Airpods シリコン ネックストラップ

なくしたり落としたりしやすいAirPods Proにネックストラップをつけることで脱落・紛失を防ぎます。ストラップ長59mmと比較的長めの設計により、余裕をもって装着できます。太さ3mmのシリコン素材で丈夫なうえ、洗浄も簡単にでき肌にも優しく安心。曲げくせがつかないので、いつでもスッキリとしたシルエットをキープするのも嬉しいポイントです。カラーはホワイト・ブラック・ネイビー・レッドの4色。

【詳細情報】
サイズ:丸型…590mm
重量:約5.5g
カラー:ホワイト・ブラック・ネイビー・レッド

 

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税抜4000円でゼロハリの「AirPods Proケース」が買える! もち、ワイヤレス充電も対応

ゼロハリバートンから同ブランドとしては初のAirPods Proケースが登場。価格は4400円(税込)。12月19日からゼロハリバートン直営店ほか、公式オンラインストアで販売が開始されます。カラーは光沢のあるシルバー、ブルー、触感の良いラバーコーティング仕上げを施したブラックの3種類を展開。

 

ゼロハリ文法に則っています。

「ZERO HALLIBURTON AirPods Pro Shockproof Case」は、ブランドの象徴である、ダブルリブのプレスラインを印象的にあしらい、耐久性に優れるポリカーボネート素材で全ての面をカバー。ザ ・ゼロハリバートンですね。

内側にはTPU樹脂の滑り止めを同時成型することで、AirPods Proとの一体感をアップ。 ワイヤレス充電に対応しておりMagSafe充電器でも充電可能です。オリジナル設計の専用カラビナ(リング)も付属しており、カバンなどに取り付けができる仕様で実用性にも優れます。

「持つ人の大切な荷物を守り、持つ人に所有する喜びを与える」というブランドフィロソフィーを体現したプロダクトといえるでしょう。ZERO HALLIBURTON iPhoneケースとお揃いで使うとさらに映えそう。

 

まもなく、クリスマスシーズン。クリスマスプレゼントには手ごろな価格ながら、プレステージ感バッチリ。年末年始に向けて高まる物欲をパーフェクトに満たしてくれる一品といえるでしょう。

 

 

iOS 14で最高&最適な一台になる! AirPods Proの「3つのスゴい新機能」

アップルがiPhone向けの新OS「iOS 14」を公開しました。iPhoneと相性の良いワイヤレスイヤホン「AirPods」にも無料のソフトウェアアップデートにより、スゴい新機能が追加されたことをご存じでしょうか。

 

新しく追加された機能は、AirPods ProとiPhoneの組み合わせで映画のサラウンド音声が楽しめる「空間オーディオ」、ユーザーの聴こえ方に合わせてサウンド調整をカスタマイズできる「ヘッドフォン調整」、そしてAirPodsと接続設定を済ませているデバイスがサウンドを再生した時に、接続先を自動で切り換えてくれる機能の3点です。

↑iOS 14、iPadOS 14に搭載された新機能「空間オーディオ」が、AirPods Proのソフトウェアをアップデートすると楽しめるように

 

なお、今回の新機能はiOS 14をインストールしたiPhone、iPod touchのほかに、iPadOS 14をインストールしたiPadでも使えます。

 

「空間オーディオ」はAirPods Pro専用の新機能ですが、その他の2つについてはApple H1チップを内蔵する第2世代のAirPods、AirPods Proのほか、Beats by Dr.Dreブランドの製品でも楽しむことが可能です。「ヘッドフォン調整」についてはアップルの有線イヤホン「EarPods with Lightning Connector」にも対応しています。該当するイヤホン・ヘッドホンをお持ちの方はぜひこのレポートを読んだ後にお試し下さい。

 

【その1】AirPods Proでサラウンド音声が楽しめる「空間オーディオ」

空間オーディオは5.1ch/7.1chのサラウンド音声、またはドルビーアトモスに対応する立体音声を収録したビデオコンテンツの没入感溢れるサウンドをAirPods Proで聴ける、今回のアップデートの目玉機能です。

 

設定方法は簡単。iPhoneにイヤホンをペアリングしてから、Bluetooth設定のAirPods Proの名前の隣にある「i」アイコンをタップするとAirPods Proの設定詳細に入り、そこに新設された「空間オーディオ」をオンにします。

↑Bluetoothの機器リストに並ぶAirPods Proの右端「i」アイコンをタップすると詳細設定に入ります

 

その下にあるメニュー「機能を試してみる…」に入ると、空間オーディオの聴こえ方をプレビューできます。

 

空間オーディオに含まれる新機能はサラウンド再生だけではありません。イヤホンを装着した状態で顔の向きを変えることで、頭の動きを追従して音像の位置をリアルタイムに変化させる「ダイナミック・ヘッドトラッキング」の体験も驚きです。

↑空間オーディオの立体サウンドをプレビューから体験できます。空間オーディオを楽しむためには前提として、元のコンテンツの音声が5.1cn/7.1ch、またはドルビーアトモスの形式で作られている必要があります

 

その効果を言葉で説明すると、例えば映画の主人公がセリフを話している最中に顔を横に向けると、今まで正面から聴こえていた声が耳の方から聴こえてきて、そのまま後ろを向くと後頭部側から声が聴こえてくるような体験です。サラウンド音声の効果音も同様に、360度全方位から砲弾が飛んでくる音や、空から雨が降ってくるような立体的な音に「耳を傾けながら聴く」という、従来にないイヤホンリスニングを特徴としています。

 

アップルはこのように画期的なリスニング体験を、AirPods ProとiPhone、iPadに内蔵する加速度センサーとジャイロセンサーの情報を高度なプロセッサによってリアルタイムに解析して、ユーザーの頭や身体の向きを判定して音像をあるべき位置に定位させることで実現しています。イヤホンに搭載されているセンサーの情報を素速く、正確に処理できるアップル独自開発のApple H1チップの高いパフォーマンスがものを言います。

 

筆者が本稿を書いている2020年9月下旬時点で、空間オーディオ再生が楽しめるコンテンツは「Apple TV」アプリで視聴できる、定額制配信サービス「Apple TV+」のオリジナルコンテンツ、または都度課金でレンタル・購入して見られる作品が該当。その中で音声を5.1ch/7.1chサラウンド、またはドルビーアトモスにより収録しているタイトルになります。

↑Apple TV+のオリジナルコンテンツのタイトルページ。ドルビーアトモスの表記が目印になります。レンタル・購入して視聴できる映画作品も、元が5.1ch以上で制作されていれば空間オーディオで楽しめるものが多くありそう

 

試しに、Apple TV+で公開されたトム・ハンクス主演の映画「グレイハウンド」をiPhoneで再生してみました。広々と描かれる音場空間の中で弾丸が飛び交う迫力は圧巻。顔の向きを変えてみてもヘッドトラッキングが遅れることなく正確に、音源をあるべき位置に再現します。空間オーディオをオンにすると、シリアスな会話のシーンで役者のセリフがより前に迫り出してきて明瞭に聴こえてきます。

↑トム・ハンクス主演の映画「グレイハウンド」は、空間オーディオの3Dサラウンド、ヘッドトラッキング技術の効果がとても良くわかるコンテンツです

 

アップルは、元がステレオ収録されている音源を空間オーディオ対応のサラウンド音声にアップミックスするためのアプリ開発ツールをデベロッパーに向けて提供しています。今後様々な動画・音楽コンテンツ、そしてモバイルゲームで空間オーディオが楽しめるようになれば、AirPods Proに一段と注目が集まりそうです。

 

【その2】AirPodsシリーズのサウンドを好みに合わせてカスタマイズする「ヘッドフォン調整」

「ヘッドフォン調整」は、Apple H1チップを搭載するイヤホン・ヘッドホンが対応する機能です。機能設定の入り口が少し複雑で、「設定」から「アクセシビリティ」に入り、メニューに並ぶ「AirPods」を選択していきます。Beatsのイヤホンなども同じ操作。

↑iOSの設定アプリからアクセシビリティを選択。オーディオアクセシビリティ設定からヘッドフォン調整に入ります。

 

中に入ると「オーディオアクセシビリティ設定」と青色で表示されている項目があるので、こちらを選びます。さらにその中の「ヘッドフォン調整」をタップします。

 

こちらからは、ユーザーの耳の聴こえ方に合わせてイヤホン・ヘッドホンの音の出方を調整できる「カスタムオーディオ設定」を選べます。いくつかのサンプル音源がプレビューされるので、好みの聴こえ方に調整すると「カスタム」設定が作られます。

↑人の話し声、3種類の比較音源で聴こえやすい設定を選んでいくと、自分好みのカスタム設定が作られます。外部音取り込みの聴こえ方もカスタマイズできます

 

筆者の感覚だとAirPodsシリーズは元がバランスの良いサウンドにチューニングされているので、ヘッドホン調整で聴こえ方を「明るく」してしまうと、やや高域が立ってキラキラしすぎるようにも思いました。バランス調整は何度でもやり直せるので、音楽を聴く環境などに合わせながら使ってみるのもいいかもしれません。

 

【その3】Bluetooth再生機器を切り換える手間をなくす新機能

AirPodsなど、Apple H1チップを搭載するワイヤレスイヤホン・ヘッドホンの接続先デバイスを自動で切り換えてくれる機能も便利です。iOS 14/iPadOS 14/macOS Big Sur/tvOS 14を搭載する機器同士での自動切り替えに対応しています。

 

iOS 14の場合、自動切り替えの設定はBluetoothリストに並ぶ製品の「i」アイコンをタップしてから「このiPhoneに接続」のメニューが「自動」になっていればOKです。

↑イヤホンの設定メニューから「このiPhoneに接続」の項目を「自動」にします。

 

例えばiPadで映画を見終わった後に、iPhoneで音楽再生を始めるだけで、都度Bluetooth設定からワイヤレスイヤホン・ヘッドホンを選択していた手間を省いて自動的に機器の接続が切り替わります。最近は在宅ワークの間、ワイヤレスイヤホンやヘッドホンを身に着けたまま過ごす時間が長くなっていませんか。AirPodsシリーズならエンターテインメントやハンズフリー通話の音声を、複数の機器をまたぎながら1つのイヤホンでよりシームレスに聴けるようになります。

 

10月末で発売から1年を迎えるAirPods Pro、ほかApple独自開発のチップを搭載するワイヤレスイヤホン・ヘッドホンが今後もどこまで進化するのか目が離せません。

 

 

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