まだまだAI競争を諦めないiPhone、20周年で新メモリを導入!?

2027年に登場する「20周年iPhone」では、次世代AI(人工知能)向けメモリ技術「Mobile HBM」の導入が検討されていると、ET Newsが報じています。

↑20周年iPhoneで形勢逆転となるか。

 

HBM(High Bandwidth Memory)とは、DRAMチップを垂直に積層し、シリコン貫通ビア(TSV)と呼ばれる繊細な垂直接続で結びつける方式によってデータ伝送速度を飛躍的に向上させたメモリです。現在は主にAIサーバーで使用されており、GPUと連携してAI処理を支えるため「AIメモリ」とも呼ばれています。

 

iPhone内部でのAI機能の強化を目指すアップルでは、Mobile HBMをiPhoneのGPUユニットに接続する案が有力候補として浮上しているそう。これが実現すれば、大規模なAIモデルの推論処理や、高度な画像認識タスクなどをiPhone内部で実行することが可能になり、バッテリー消費を抑えつつ高性能なAI体験を提供できるようになります。

 

ET Newsによれば、アップルはすでにサムスンやSKハイニックスといった主要メモリメーカーと協議を開始している可能性があります。両者とも独自のMobile HBM技術を開発しており、2026年以降の量産開始を目指している模様。

 

しかしその一方、Mobile HBMには、現在主流のLPDDRメモリと比較して製造コストが非常に高く、熱管理の難しさもあるため、薄型iPhoneへの搭載にはハードルがあるようです。AI全盛の時代にあわせて、iPhoneがさらに進化できるのかどうかに注目が集まります。

 

Source: ET News via MacRumors

「20周年iPhone」、完全ベゼルレス化が濃厚! 狙いは真のボーダーレス視覚体験!?

2027年に登場する「20周年iPhone」では、全方向にカーブした完全ベゼルレスデザインが採用されると、韓国メディアのET Newsが報じています。

↑iPhone Xでは大きなアップグレードがあった(画像提供/Vinoth Ragunathan/Unsplash)。

 

同メディアによれば、アップルは20周年iPhoneに「四辺湾曲(フォーエッジ・ベンディング)ディスプレイ技術」を導入し、左右だけでなく上下にもディスプレイを湾曲させることで、全方向にコンテンツが流れるような「真のボーダーレス視覚体験」を実現するそうです。

 

20周年iPhoneに関しては、米ブルームバーグが「ほぼガラス製で、画面に切り欠きのないカーブディスプレイを搭載する」と報じていました。また、The Informationも「2027年に登場する新型iPhoneのうち少なくとも1モデルは、完全なエッジ・トゥ・エッジ(フルスクリーン)ディスプレイになる」と伝えています。

 

さらに、アップルはiPhoneのディスプレイにおいて、28nmプロセスの平面型ドライバICに代わり、16nmプロセスの有機ELディスプレイICドライバの導入を検討している模様。これにより、消費電力の大幅な削減が見込まれているのです。

 

iPhoneの歴史を思い起こすと、2017年に登場した10周年モデルの「iPhone X」ではホームボタンが廃止され、ノッチ付きディスプレイやスワイプによる操作方法が導入されるなど、大胆な変更が行われました。それに倣えば、20周年iPhoneでも大幅な進化が期待できそうです。

 

Source: MacRumors

次期「iPhone 17 Air」、TDKのシリコンバッテリーで駆動時間を伸ばす!?

2025年のリリースが期待される超薄型モデル「iPhone 17 Air」には、先進的な「シリコンアノード(負極)バッテリー」が搭載されると海外メディアで報じられています。

↑「iPhone 17 Air」のバッテリーはTDKに任せる(画像提供/Unbox Therapy/YouTube)

 

iPhone 17 Airは最薄部がわずか5.5mmで、史上最も薄いiPhoneになると言われています。その一方、その駆動時間については、専門家の間でも「従来のiPhoneよりも短くなる」「ハードウェアとソフトウェアの最適化により、現行のiPhoneと同程度になる」と意見が分かれています。

 

DigiTimesの報道によれば、iPhone 17 Airのシリコンアノードバッテリーは日本のTDKが生産し、2025年6月末までに出荷予定とのこと。現在、同バッテリーの生産は順調に進んでおり、「新型バッテリーを一世代早く製品に採用できる、スマートフォンメーカーもいるかもしれません」とTDK側は語ったそうです。

 

TDKのシリコンアノードバッテリーは、従来のグラファイト(黒鉛)の代わりにシリコンをアノードに使用し、同サイズでも約15%多くの電力を蓄えることが可能。これにより、iPhone 17 Airでも十分な駆動時間を確保できる可能性があるのです。

 

iPhone 17 Airでは新方式のバッテリーだけでなく、省電力な「C1」モデムを搭載したり、超広角カメラを省いて内部スペースを広げることで、駆動時間を延長するとも噂されています。日常仕様に問題がないくらいの駆動時間を実現してほしいですね。

 

Source: DigiTimes via MacRumors

来年のアップル製品、注目は「折りたたみiPhone」と「薄型MacBook Pro」

2026年の投入が期待される「折りたたみiPhone」「新型Macbook Pro」「Apple Vision Air」について、海外メディアの9to5Macが報告しています。

↑DayByDayCanvas/Adobe Stockより。やはり、折りたたみiPhoneがどんなデバイスになるかは気になるところでしょう。

 

折りたたみiPhoneは、内側に7.8インチディスプレイ、外側に5.5インチディスプレイを搭載。折りたたんだときの本体厚は約9mm、展開時は約4.5mmとなり、ディスプレイは折り目が目立たない設計となります。本体サイドには、指紋認証機能「Face ID」を搭載。価格は2000ドル(約29万円)以上となるようです。

 

折りたたみiPhoneは通常のiPhoneのような見た目と使用感ですが、展開すると「iPad mini」のような作業性を実現するとのこと。また来年の「iOS 20」でも、折りたたみiPhone向けの新たなソフトウェア機能が提供されます。

 

2026年に投入される新型MacBook Proでは、有機ELディスプレイや「M6」チップを搭載。ノッチを廃止し、薄型・軽量設計となります。もしかすると、タッチ操作に対応するかもしれません。また「C2」モデムの搭載により、セルラー通信に対応するようです。

 

2025年末〜2026年前半に登場予定のApple Vision Airでは、本体にチタン素材を採用することで軽量化が図られます。また、新色の「スペースブラック」が登場するようです。価格の値下げも噂されていますが、その詳細はまだわかっていません。

 

これらの製品で一番注目なのは、やはり折りたたみiPhoneでしょうか。また久しぶりにデザインが刷新される新型MacBook Proも、人気の製品となりそうです。

 

Source: 9to5Mac

来年のiPhone 18 Pro、画面下Face ID実現でデザイン大幅変更かも

来年のリリースが期待される「iPhone 18 Pro/Pro Max」では、顔認証機能「Face ID」が画面下に埋め込まれて見えなくなると、ディスプレイアナリストのロス・ヤング氏が報告しています。

↑ravinepz/Adobe Stockより。埋め込みが可能になると、本体デザインにも影響が出そうです。

 

ヤング氏によれば、OTI Lumionics社の素材を使用した「画面下Face ID」搭載スマートフォンが2026年に発売される予定だと、同社CEOのマイケル・へランダー氏が発言したのこと。これは、iPhone 18 Pro/Pro Maxに画面下Face IDが搭載されることを示唆しており、その他ブランドのモデルもそれに続くことが予測されます。

 

iPhone 18 Pro/Pro Maxの画面下Face IDについてはThe Informationも、「iPhone 18 Pro/Pro Maxではフロントカメラ用に画面左上に小さな穴が開けられ、これまでのような画面上部のピル型ノッチ(ダイナミック・アイランド)はなくなる」と指摘していました。ただし、ダイナミック・アイランドの機能がなくなるかどうかは、現時点では不明です。

 

例年どおりなら、iPhone 18 Pro/Pro Maxは来年9月に発売されるはず。今回の情報が正しければ、そのデザインはこれまでのiPhoneから大きく変化することになりそうです。

 

Source: ロス・ヤング via MacRumors

【西田宗千佳連載】トランプ関税に揺れる今後のスマホ商戦

Vol.149-4

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回は廉価版として登場したiPhone 16eの話題。これまでのiPhone SEではなくiPhone 16シリーズとして登場させた狙いを探る。

 

今月の注目アイテム

Apple

iPhone 16e

9万9800円~(SIMフリー・128GB)

↑他のiPhone 16シリーズと同様、6.1インチのSuperRetina XRディスプレイを採用。よく使う機能に素早くアクセスできる「アクションボタン」も搭載されている。一方で「Dynamic Island」などは割愛された。

 

日本だと“スマホの春商戦”というと、誰もがその背景をすぐに理解できるだろう。新入学・就職など、新たにスマホを買う・切り替えやすい季節だからだ。だが世界的にいえば、この話は通じない。アメリカなどは新入学シーズンが「秋」であるので、4月までに学生向けの商戦を……という話にはならないのだ。

 

昔は携帯電話事業者が携帯電話端末の商品企画をし、メーカーに製造を委託していた。だから「日本の商戦期」に向けた展開が行われていた。だがいまは、グローバルなメーカーから端末を仕入れて販売するものになっているので、日本だけの事情に合わせて作られる例は少ない。

 

実際、iPhone 16eにしてもPixel 9aにしても“春商戦”というには少し遅いタイミングであり、特に日本を意識したものではない。アメリカ的にいえば、この時期に発売して初夏の“新入学シーズン”に備えるのがベストということになる。

 

Pixel 9aについては例年よりもさらに遅れたし、アメリカと日本では発売時期が少しズレた。この辺は、カメラ周りを含め、新しい部分が多かったからかもしれない。

 

一方iPhone 16eは潤沢な数量が提供されているものの、大人気とはいかないようだ。価格が高くなり、シンプルに“低価格モデル”と言いづらい部分があるからだろう。携帯電話事業者は割引などを積極的に行ったが、それでも、円安による価格上昇をカバーできる状況にはない。

 

その間で、シャオミは「Xiaomi 15 Ultra」などの製品を、価格を抑える形で販売している。携帯電話事業者での扱いが少ないため、マスにはまだなかなか売れていきづらい状況にはあるものの、スマホファンの心を掴みつつある。

 

トランプ政権が打ち出す「相互関税」のゴタゴタにより、スマートフォン市場も大きな影響を受けている。現在販売されている製品はともかく、今後販売される製品の価格がどうなるか、現状では予断を許さない。

 

関税はアメリカに輸入されるものに影響するので日本は大丈夫……と思うかもしれないが、そうはいかない。企業は世界全体で価格をコントロールしている。特にアメリカ企業にとって、“アメリカだけ高くする”選択を簡単に選べるものではない。“各国の関税によって製品価格が全く異なる”時代がやってくる可能性もあるし、結局トランプ関税が施行されず、大した影響がない可能性もある。

 

ドル安誘導もあり、円安傾向は多少是正されてきている。その結果、今秋の製品がいまよりも割安になる可能性はある。ただそれも、トランプ関税の行方次第だ。

 

いまはスマホが高い時代だが、それが秋に変わるのか、そうではないのか。変な話だが、その結果として、今年はスマホ選びが面倒な年になるかもしれない。

 

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本気で言ってる!? 今年中にiPhoneが脳波操作に対応へ

アップルが「脳波」を使ってiPhoneやiPadなどのデバイスを操作する機能(マインドコントロール)を2025年後半にも導入する計画だと、ウォール・ストリート・ジャーナルが報じています。

↑アップルより。まるでSF映画のような世界が現実のものになりつつあります。

 

アップルのマインドコントロール機能は、神経技術系スタートアップのシンクロン(Synchron)との提携によって進められています。シンクロンは脳にコンピューターを直接接続(BCI)する「ステントロード(Stentrode)」というデバイスを開発しており、筋萎縮性側索硬化症(ALS)などによる重度の運動障害を持つユーザーが、神経信号をとおしてアップル製品を操作できるようになる予定です。

 

アップルは2014年に、補聴器とのワイヤレス通信を可能にする「made for iPhone」のBluetooth規格を導入しました。アップルはこれをBCI分野に拡張し、既存のアクセシビリティ機能「スイッチコントロール(Switch Control)」にBCIを組み込むことを計画しているのです。

 

ところでBCIの分野では、実業家のイーロン・マスク氏が率いる「ニューラリンク(Neuralink)」があります。ニューラリンクは1000以上の電極を脳に埋め込む「N1」デバイスを利用し、思考でカーソルを動かしたり文字を入力することが可能です。一方でアップルが検討しているシンクロンは侵襲性が低く、比較的安全に脳に埋め込むことが可能です。

 

ステントロードでは両腕が使えないユーザーが、アップルのヘッドセット「Apple Vision Pro」を思考だけで操作することに成功しています。マインドコントロールを活用することで、さらに多くのユーザーがアップル製品にアクセスできるようになることでしょう。

 

Source: ウォール・ストリート・ジャーナル via MacRumors

次期iOS 19、カフェや空港でのWi-Fi接続が簡単になりそう

今秋にリリースされる「iOS 19」では、「キャプティブWi-Fi」の情報がデバイス間で共有できると、ブルームバーグが報じています。

↑Thaspol/Adobe Stockより。本当なら便利そうです。

 

キャプティブWi-Fiとは、接続時にログインや同意などの操作が求められるWi-Fiネットワークです。ホテルや空港、カフェなどの公共施設で利用したことがある方も多いのではないでしょうか。

 

報道によれば、iOS 19ではキャプティブWi-Fiへのログイン情報を一度入力すれば、iPhoneやiPad、Macなど他のアップル製デバイスにも自動的に同期され、キャプティブWi-Fiに接続できるようになるというのです。これについて、ブルームバーグのマーク・ガーマン記者は以下のように報告しています。

 

「新しいホテルやオフィスビル、ジムなどに行くと、すべてのデバイスでWebフォームに入力してからでないと、インターネットにアクセスできないことが多い。iOS 19の新機能では、一つのデバイスでその情報を入力するだけで、他のデバイスにも自動的に同期してくれるようになる」

 

アップルは2025年の開発者向け会議「WWDC」にて、iOS 19の新機能を発表する予定です。海外旅行の際にキャプティブWi-Fiがより簡単に使えるとすれば、便利な機能といえそうです。

 

Source: ブルームバーグ via MacRumors

今年のiPhone 17、やっぱり値上げか。理由は「関税ではない」…?

今年投入される「iPhone 17」では価格の引き上げが検討されていると、ウォール・ストリート・ジャーナルが報じています。

↑kanedacane tweets / Xより。いよいよ値上げの噂が取り沙汰されるようになってきました。

 

報道によれば、アップルはiPhone 17の値上げの理由を「新機能やデザインの刷新」によるものだと説明し、「米中間の関税の影響」によるものだとは見せないようにするというのです。現在、米中は貿易摩擦の中で課していた多くの関税を一時停止することで合意していますが、スマートフォンに適応される20%の関税は今も有効です。

 

報道によれば、アップルはサプライヤーからのコスト削減だけでは関税による損失を補えず、利益率を維持するには価格を上げるしかない可能性があるそうです。一方で、この価格の引き上げが関税によるものだと見られることを避けたいと強く意識しています。

 

今年4月にアマゾンが関税の影響を価格に反映すると報道された際、米政府はこれを「敵対的な行為」だと非難しました。その後、アマゾンは「そのような計画は承認されておらず、実施されることはない」とすぐに否定したのです。

 

米中間の貿易摩擦が再燃する中、アップルはiPhoneの在庫を増やしつつ、アメリカ向けiPhoneの生産をインドへとシフトしています。同社のティム・クックCEOによれば、2024年4月〜6月にアメリカで販売されるiPhoneの大半は、インド製になる予定です。一方で、高価格帯の「iPhone 17 Pro/Pro Max」は引き続き、中国工場での生産が中心になると指摘されています。

 

トランプ関税により、大きな影響を受けそうなiPhoneの価格。今年のiPone 17シリーズは、それなりの値上げを覚悟しておいたほうがいいのかもしれません。

 

Source: ウォール・ストリート・ジャーナル via MacRumors

次期iOS 19、Apple Intelligenceによる「AIバッテリー管理機能」が追加されるかも

今年リリースされる「iOS 19」には、AI(人工知能)を活用したバッテリーの管理機能が搭載されると、ブルームバーグが報じています。

↑8th/Adobe Stockより。いずれにせよ、駆動時間が伸びるならユーザーにとっては嬉しいことです。

 

報道によれば、iOS 19のバッテリー管理機能はAI機能「Apple Intelligence」の一環として投入されるとのこと。アップルがこれまで蓄積してきたバッテリーデータを活用し、アプリやシステム機能の電力使用量を状況に応じて削減できるほか、iPhoneの充電にかかる時間を表示するロック画面インジケーターも含まれる予定です。

 

iOS 19のバッテリー管理機能は、今年登場する超薄型モデル「iPhone 17 Air」を念頭に設計されています。iPhone 17 Airはバッテリーのサイズが小さいことから、駆動時間が短くなる可能性が指摘されています。そこでアップルはAIによるバッテリー管理機能により、iPhone 17 Airのバッテリー駆動時間を改善しようとしているのです。なお、この機能はiOS 19に対応するすべてのiPhoneで利用可能になります。

 

iOS 19ではそれ以外にも、「visionOSに似たガラス調の新デザイン」「機能が強化された新しいHealthアプリ」「Siriのアップデート」などが含まれる予定です。AIがバッテリーの駆動時間を伸ばしてくれるなんて、ずいぶん先進的な機能のように感じられますね。

 

Source: ブルームバーグ via MacRumors

次世代AirPodsとApple Watchには「超小型AIカメラ」が搭載される?

2027年に登場する「AirPods」と「Apple Watch」に超小型カメラが搭載され、AI(人工知能)機能の「Apple Intelligence」が組み込まれる予定だと、ブルームバーグが報じています。

↑アップルより。

 

報道によれば、AirPodsとApple Watchに組み込まれるカメラは周囲の環境をスキャンして物体を認識したり、説明したりできるようです。これは、最新のiPhoneに搭載されている「Visual Intelligence(ビジュアル・インテリジェンス)」機能に似たものになると予想されています。

 

この搭載カメラは、具体的には「赤外線センサー(IRカメラ)」になる可能性があるようです。著名アナリストであるミンチー・クオ氏は、アップルが2026年に赤外線カメラ付きの新型AirPodsを量産する計画だと、以前に報告しています。この赤外線センサーでは「空中ジェスチャー操作」が可能になり、手の動きだけでデバイスを操作できるようになるとも予想されています。

 

クオ氏によれば、赤外線カメラを搭載したAirPodsは2026年か2027年に登場する可能性が高いそうです。身につけるウェアラブル製品にカメラを搭載と聞くと、ちょっと身構えてしまう人も多そうですが、赤外線カメラなら安心して使うことができそうです。

 

Source: ブルームバーグ via MacRumors

アップル、次世代Mac向けAppleシリコン「M6」「M7」を開発中

アップルが次世代のMac向けチップと、「Apple Intelligence」が動作するAIサーバー向けのチップを開発していると、ブルームバーグが報じています。

↑アップルより。かなり先の話ですが、開発が進んでいるようです。

 

報道によれば、アップルはコードネーム「Komodo(コモド)」と呼ばれるチップを開発しています。これは現行モデルの「M5」に続く「M6」チップになる予定です。さらにその次世代となる「Borneo(ボルネオ)」は、「M7」チップになると予測されています。また、将来登場するさらなる次世代チップには「Sotra(ソトラ)」というコードネームが与えられています。

 

アップルはAIサーバー専用チップも設計しており、これは同社初のサーバー用途に特化したチップとなります。このチップは「Apple Intelligence」に関する処理を担当し、アップルが現在サーバー向けに使用している高性能なMac向けチップと同等の役割を果たします。

 

アップルのAIサーバー専用チップは「Baltra」(バルトラ)と呼ばれ、2027年までに完成する予定です。Baltraは現在の「M3 Ultra」と比較して、2倍、4倍、8倍のCPUおよびGPUを搭載したバリエーションも存在します。

 

さらにアップルは、メタとレイバンがコラボレーションしたスマートグラスに対抗する「次世代スマートグラス」や、「カメラを搭載したAirPodsおよびApple Watch」向けの専用チップの開発も進めています。これらの製品は、早ければ2027年にも発売される可能性があります。

 

今回の情報が正しければ、今後もMacには次々に新たなチップが投入されることになります。またサーバー向け専用チップの登場による、Apple Intelligenceのさらなる性能向上にも期待したいものです。

 

Source: ブルームバーグ via MacRumors

アップル、次世代Mac向けAppleシリコン「M6」「M7」を開発中

アップルが次世代のMac向けチップと、「Apple Intelligence」が動作するAIサーバー向けのチップを開発していると、ブルームバーグが報じています。

↑アップルより。かなり先の話ですが、開発が進んでいるようです。

 

報道によれば、アップルはコードネーム「Komodo(コモド)」と呼ばれるチップを開発しています。これは現行モデルの「M5」に続く「M6」チップになる予定です。さらにその次世代となる「Borneo(ボルネオ)」は、「M7」チップになると予測されています。また、将来登場するさらなる次世代チップには「Sotra(ソトラ)」というコードネームが与えられています。

 

アップルはAIサーバー専用チップも設計しており、これは同社初のサーバー用途に特化したチップとなります。このチップは「Apple Intelligence」に関する処理を担当し、アップルが現在サーバー向けに使用している高性能なMac向けチップと同等の役割を果たします。

 

アップルのAIサーバー専用チップは「Baltra」(バルトラ)と呼ばれ、2027年までに完成する予定です。Baltraは現在の「M3 Ultra」と比較して、2倍、4倍、8倍のCPUおよびGPUを搭載したバリエーションも存在します。

 

さらにアップルは、メタとレイバンがコラボレーションしたスマートグラスに対抗する「次世代スマートグラス」や、「カメラを搭載したAirPodsおよびApple Watch」向けの専用チップの開発も進めています。これらの製品は、早ければ2027年にも発売される可能性があります。

 

今回の情報が正しければ、今後もMacには次々に新たなチップが投入されることになります。またサーバー向け専用チップの登場による、Apple Intelligenceのさらなる性能向上にも期待したいものです。

 

Source: ブルームバーグ via MacRumors

アップル、本気でスマートグラスを作る? 新型チップを開発中か

アップルが「スマートグラス(スマートメガネ)」向けの新型チップを開発していると、ブルームバーグが報じています。

↑メタより。アップルのスマートグラスもこんな見た目で登場する……という噂でしたが、どうやら本当に開発中のようです。

 

ブルームバーグは以前にも、アップルがスマートグラスを開発していると報じていました。この製品は、メタとレイバンがコラボレーションしたスマートグラスに似た製品となるようです。また、メタよりも先の製品投入を目指しているとの報道も登場しています。

 

今回の報道によれば、アップルはスマートグラス向けチップの2026年から2027年の量産を目指しているとのこと。そして製品は、その1〜2年後に登場すると伝えているのです。アップルは少なくとも1年以上前からメタと競合するスマートグラスの投入を検討しており、今回正式に開発を進めると決断したようです。

 

アップルのスマートグラス向けチップは、「Apple Watch」に使われているチップをベースにしており、iPhoneのチップよりも省電力です。Appleはスマートグラス向けチップの、電力効率の向上に取り組んできます。

 

アップルのスマートグラスはカメラやマイク、AI(人工知能)機能を搭載し、写真撮影や動画録画、翻訳機能などが搭載されると噂されています。また、周囲の環境をスキャンして物体を説明したり、商品情報を検索したり、道案内を提供したりする「ビジュアルインテリジェンス」的な機能の統合も考えられています。複数のカメラを搭載することで、空間ビデオの録画も可能になる可能性があります。

 

さらにアップルは「AR(拡張現実)スマートグラス」の開発も継続しており、そちらの登場まではまだ時間がかかる見込みです。アップルのスマートグラスがiPhoneの「次」のヒット商品になるのか、注目が集まります。

 

Source: ブルームバーグ via MacRumors

iPhoneは今後10年で「時代遅れ」に? アップル重役が大胆予言

アップルのサービス部門を率いるエディ・キュー氏は、AI(人工知能)機能の発展により「iPhoneは今後10年で時代遅れになる可能性がある」と、裁判所での証言で語りました。

↑アップルより。AIを組み合わせたウェアラブル端末がiPhoneや他のスマートフォンに取って変わる時代が来るかもしれません。

 

キュー氏は「信じられないかもしれないが、10年後にはiPhoneが必要なくなるかもしれない」と発言。今後数年でAIが進化し、ウェアラブル端末と直感的なAI機能が組み合わさることで、従来のスマートフォンに代わる存在になり得ると説明しているのです。

 

iPhoneはアップルの主な収益源であり、それに代わる「次の主力製品」はまだ見つかっていません。同社の自動車開発プロジェクトは中止され、ヘッドセット「Apple Vision Pro」の売上も期待ほどではありません。現在、アップルはロボティクスに注力しており、iPhoneの代わりとなる拡張現実(AR)スマートグラスのようなウェアラブル製品にも開発しています。

 

また現時点では、AIベースのウェアラブルデバイスがスマートフォンに取って代わった例はありません。小型AIデバイスの「Humane AI Pinは失敗に終わり、スマホ風デバイス「Rabbit R1も酷評されました。他社もAIを搭載した画面がないウェアラブルデバイスを開発していますが、いずれも市場に定着していません。

 

iPhoneの登場からそろそろ20年が経とうとしていますが、いまだその姿が劇的に変わる予兆はないと言っていいでしょう。次のデバイスはウェアラブルになるのか、ヘッドセットになるのか、今後が楽しみです。

 

Source: ブルームバーグ via MacRumors

Apple、アイルランドのテストラボを特別公開! 記者たちが目撃したのは…

Appleの製造現場は公開されることが少なく、ユーザーは世界中にいるにも関わらず、iPhoneやMacといった製品がどんなふうに製造されているかを目にする機会はほとんどないかもしれません。

↑もっと開かれた存在になる?

 

Appleといえば、米カリフォルニア州クパチーノにあるおしゃれな建物の本社が有名ですが、ヨーロッパ最大規模の社屋がアイルランドのコークにあります。1980年に開設された当時は、製造施設1棟と従業員60名で始まったそうですが、現在は6000人以上の従業員が働くヨーロッパの一大拠点です。

 

最近、ヨーロッパのメディアの記者たちがこのコークキャンパスに招待されました。テストラボに案内され、Apple製品が世の中に出る前に、どんなことが行われているのかが紹介されたようです。

↑Appleのテストラボの様子を紹介する欧州の記者(画像提供/Verownika/YouTube)

 

テストラボは、Apple製品を出荷する前に行われる厳しい試験を行う場所。今回紹介されたものだけでも、例えば次のようなテストが行われているそうです。

 

  • 耐熱テスト(オーブンの中に複数のiMacを置き、65℃の高温下で耐久性をチェック。さらにマイナス20℃の冷風と熱風を交互に吹きかける試験も)
  • 輸送テスト(デバイスを振動させる)
  • 転倒テスト(木材やアスファルトなど、さまざまな材質の床にデバイスを倒す)
  • 塩テスト(塩水を噴射)
  • 粉塵テスト
  • 汗テスト(液体をしみこませた布を汗をかいた人間の指にみたて、繰り返し画面をタッチする)
  • 電源プラグテスト(充電ポートにケーブルを抜き差ししたり、電源プラグをさまざまな角度から差し込んだりする)

 

これらは、すべてApple製品の実際の使用シーンを想定したもの。例えば、転倒テストというと鉄板にデバイスを落とすような試験が行われると思われるかもしれませんが、自宅の床が鉄でできていることはないもの。そこで、木材やアスファルトなど、家の素材として使われる物で試験を行っているそうです。

 

塩テストはビーチでの使用、粉塵テストは砂漠での使用を想定しているとのこと。

 

ちなみに、この様子を紹介したYouTube動画では、「テストのモニターとして使っているパソコンはWindowsだ!」と気づくユーザーが多数いた模様。このApple製造現場の裏側を見て、どう感じたかは人それぞれなのかもしれません。

 

【主な参考記事】

Daily Mail. I visited Apple’s secret testing labs – here’s what REALLY happens behind-the-scenes at the Cork campus. May 5 2025

 

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【西田宗千佳連載】AppleとGoogle、似て非なる春モデル戦略

Vol.149-3

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回は廉価版として登場したiPhone 16eの話題。これまでのiPhone SEではなくiPhone 16シリーズとして登場させた狙いを探る。

 

今月の注目アイテム

Apple

iPhone 16e

9万9800円~(SIMフリー・128GB)

↑他のiPhone 16シリーズと同様、6.1インチのSuperRetina XRディスプレイを採用。よく使う機能に素早くアクセスできる「アクションボタン」も搭載されている。一方で「Dynamic Island」などは割愛された。

 

スマホはいろいろな時期に発売される。過去には明確な商戦期があったが、発売時期だけで言うなら、もう季節要因は減っている。

 

ただそれでも、シェアが大きな大手に影響は強い。特に、AppleとGoogleが新製品を発売する「春と秋」は、スマホ新製品の季節というイメージを感じさせやすい要因と言える。

 

Googleは毎年この時期に廉価版の「a」シリーズを発売している。その年の基本設計を定め、プロセッサーも同じ世代の同じものにした上で、コストとスペックのバランスを取りなおしたモデルがaシリーズ、と言える。

 

Appleは数年に一度しか出さない。来年どうなるかはわからないので確実ではないのだが、少なくとも「SE」シリーズはそうだったし、iPhone 16eもそうだろう。

 

これは、毎年デザインを変えるGoogleのPixelと、基本デザインは数年に一度しか変えないAppleの違い、ということもできる。

 

Appleの場合、今年は廉価モデルを大きくデザインチェンジしてきた。連載の前回で解説したように、モデムチップである「C1」の導入を軸に、設計を現在のiPhoneに寄せている。特にAppleの場合には、低価格モデルを“長期的に調達可能なパーツで作り、数年単位で見るとコストが低くなる”という作り方をする。その関係で、モデルチェンジは数年おきとなりやすい。

 

今年は製品名に「16」と番号を入れてきたので、毎年モデルチェンジする戦略に変えてきた可能性もある。とはいえ、秋に発売されるメインモデルを性能で追いかけることはしないだろうから、モデルチェンジによる性能の幅は小さいのではないか、と筆者は予想している。だとすれば、さほど大きな変化ではない、とも言える。

 

GoogleはPixel 9aを、例年よりも大きく変えてきた印象がある。カメラ部の突起を完全に無くしてきたのだ。カメラモジュールの変更によるものだが、結果として、昨今のスマホにはあまりない、非常にすっきりしたデザインになった。

 

こうした形状を今後も続けられるかはわからない。特に上位機種では、カメラの性能から来る物理的な制約もあり、かなり難しいだろうと考えられる。しかし、無難でコストパフォーマンス重視、という印象が強かったaシリーズに独自の魅力とデザインを加えていく流れなのだとすれば面白い。

 

Pixelは昨年以降シェアを落としている。Pixel 9aの企画はシェア低下が見える前のものだと思うが、結果的に、シェア回復をどう考えるかという意味では重要な製品になった。

 

スマホのシェアにおけるこれら製品の意味はどこにあるのだろうか? その点は次回のウェブ版で解説していく。

 

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Geminiアプリ、iPadへの最適化を完了? ようやく専用UIが実装

グーグルは生成AIサービス「Gemini」のiOS向けアプリをアップデートし、「iPad」に最適化されたインターフェイスを採用しました。

↑グーグルより。これまでも利用は可能だったものの、UIがiPhoneと共通でした。

 

GeminiのアプリはもともとiPhoneとiPadの両方に対応していましたが、これまではiPadでアプリを使用すると、iPhoneのインターフェイスが拡大されるという仕様でした。今回のアップデートではiPad専用のインターフェイスを導入し、より快適に利用できるようになっています。

 

アップデート内容は以下のとおりです。

・iPadに最適化されたフルスクリーン表示に対応

・Geminiをホーム画面のウィジェットとして追加可能

・Google フォトとの連携機能が追加

・UIの改善とバグ修正

 

Geminiのアプリでは「Google Gemini AI」へのアクセスが可能で、画像生成や学習のサポート、アイディア出しなどが可能です。また、Google 検索、YouTube、Gmail、Googleマップといった、他のGoogleアプリとの連携にも対応しています。

 

ますます利用シーンが広まる、Geminiのような生成AIサービス。これからはiPhoneだけでなくiPadでも、Geminiを使う機会が増えそうです。

 

Source: MacRumors

ウインドウの最小化先をDockのアイコンにする方法【Macの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「ウインドウの最小化先をDockのアイコンにする方法」です。

 

Dockにたくさんのウインドウをしまうと、どのウインドウがどのアプリのものなのか、わかりづらくなってしまうことがありますよね。そんなときは、ウインドウの最小化先をDockのアイコンに設定するのがおすすめです。さっそく手順を解説しましょう。

 

まず、Appleメニューから「システム設定」を開きます。つづいて、左のサイドバーから「デスクトップとDock」を選択。その中にある[ウインドウをアプリケーションアイコンにしまう]をオンにすれば設定は完了です。

 

試しにウインドウをしまってみましょう。すると、Dockにウインドウをしまう際、ウインドウがアプリのアイコンに収納されるため、Dockにたくさんのウインドウが並ぶことを防げます。

 

複数のウインドウを収納している場合は、Dockにあるアプリのアイコンを長押しして選択しましょう。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

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SafariブラウザがAI検索導入を検討中。理由は「検索数の減少」?

アップルが「サファリ」ブラウザをAI(人工知能)ベースの検索サービスに対応させることを検討していると、同社の重役が発言しています。

↑アップルより。台頭するAI検索サービスへの対策を迫られているのかもしれません。

 

米司法省によるグーグルへの訴訟の中で、アップルのエディー・キュー上級副社長は「(サファリのAI検索対応を)積極的に検討している」と発言。なお、アップルデバイスではグーグルが巨額の契約金を支払うことで、Google検索が標準設定されています。

 

キュー氏によれば、2025年4月にサファリでの検索数が初めて減少したとのこと。これは、ユーザーが「ChatGPT」「Perplexity」「Claude」といったAI検索サービスに切り替え始めたのが原因のようです。これらのAI検索サービスは、グーグルのような検索エンジンを置き換える可能性が高いとしています。

 

そのため、アップルはAI検索をサファリの検索オプションとして追加する必要があるとのこと。そしてすでに、Perplexityと話し合いを行っているそうです。キュー氏は「これらのAI検索サービスがデフォルトにはならない可能性が高い」としながらも、「選択肢のリストには追加される」と述べているのです。

 

私も個人的に、正確な情報がすぐに手に入るAI検索サービスを使う機会が増えています。この機能がサファリに追加されれば、同ブラウザを使う機会が増えるかもしれません。

 

Source: ブルームバーグ via MacRumors

来年登場予定のiPhone 18 Pro、画面左上にカメラ穴がある?

2026年の投入が予測されている「iPhone 18 Pro/Pro Max」では、画面下に「Face ID」が内蔵され、画面左に「カメラ穴(パンチホール)」が搭載されると、海外テックサイトのThe Informationが報じています。

↑plinsboorg/Adobe Stock.comより。さらに2027年には、カメラも画面下埋め込みになるとの噂があります。

 

報道によれば、iPhone 18 Pro/Pro MaxではFace ID関連のハードウェアがすべてディスプレイ下に移動するとのこと。これにより、画面上部の楕円形の切り抜きがなくなる予定です。ただし、「ダイナミック・アイランド」の機能がなくなるかどうかは不明です。

 

iPhone 18 Pro/Pro MaxでFace IDが画面下に内蔵され、前面カメラがパンチホールに内蔵されるという予測は、ディスプレイアナリストのロス・ヤング氏も報告していました。またiPhone 18 Pro/Pro Maxでは、大容量の高速メモリの搭載や、2nmチップの搭載による価格の上昇も予測されています。

 

iPhoneのデザインの進化は今後も続く見込みで、2027年の「20周年iPhone」ではカメラも画面下に埋め込んだ「真の全画面デザイン」が実現するとされています。来年や再来年のiPhoneのデザインがどう変わるのか、いまから楽しみです。

 

Source: The Information via MacRumors

パクリ? グーグルが次期iPhone 17のデザインをからかうCM公開

今年発売されるアップルの「iPhone 17」をからかう動画を、グーグルが公開しています。

↑Made by Google / YouTubeより。以前も似たようなネタで広告を作っていたGoogleですが……。

 

iPhone 17では、本体背面に大型の「カメラバー(カメラ突起)」を搭載すると予測されています。このデザインは、グーグルのスマートフォン「Pixel」シリーズの背面に似ていることが、以前から指摘されていました。

 

 

動画はPixelとiPhoneが出演する、架空のポッドキャスト形式で進行します。

 

Pixel「最近、君の新しいデザインについて、いろんな噂が飛び交っているみたいだね」

iPhone「全く。数年後に君と同じことをやるなんて、想像できるかい?」

 

さらにグーグルは動画で、iPhoneが過去にAndroidから取り入れたとされる機能もあげています。

・ナイトモード

・写真の不要物を消す「クリーンアップ」機能

・ウィジェット

 

そして動画の最後では、PixelとiPhoneが「これらの噂は、あくまでも噂に過ぎません」と発言しているのです。

 

グーグルは過去にも、iPhoneとAndroidを対話させる広告でアップルをからかっており、最近ではiPhoneにUSB-Cが搭載されたことをネタにしていました。動画の内容が現実になるかどうかはまだわかりませんが、iPhoneの今後の進化を見守りたいものです。

 

Source: Made by Google / YouTube via MacRumors

画面下Face ID、可変絞り…iPhone 18 Proで期待される7つの進化はコレ

来年の2026年には、ハイエンドモデル「iPhone 18 Pro/Pro Max」の投入が予測されています。ここでは海外テックメディアのMacRumorsがまとめた、「iPhone 18 Pro/Pro Maxで期待される7つの進化」をご紹介しましょう。

↑kanedacane tweets / Xより。来年モデルの話ではありますが、多くの進化が期待されています。

 

1:画面下Face IDの搭載

iPhone 18 Pro/Pro Maxでは初めて、顔認証機能「Face ID」が画面の下に搭載されるようです。これにより、画面上部のパンチホールが小さくなる/左上に移動するなどの変化が予測されています。

 

2:画面左上のフロントカメラ

先述のように、iPhone 18 Pro/Pro Maxでは画面の左上にパンチホールが用意され、そこの前面カメラが搭載されるようです。なお、「ダイナミック・アイランド」の機能が残るかどうかは不明です。

 

3:可変絞り

iPhone 18 Pro/Pro Maxの4800万画素のメインカメラには、可変絞りが搭載されるようです。従来のiPhoneでは絞り値が「f/1.78」で固定されていましたが、iPhone 18 Pro/Pro Maxではユーザーが絞り値(明るさや被写界深度)を調整できる可能性があります。

 

4:サムスンの新型イメージセンサー

iPhone 18 Pro/Pro Maxにはサムスンが開発中の「3層積載型イメージセンサー」が搭載されます。このセンサーは「PD-TR-Logic」とよばれ、ノイズ軽減、ダイナミックレンジの向上、応答速度改善などが期待されます。このイメージセンサーは、4800万画素の超広角センサーに採用されるようです。

 

5:12GBのRAM

iPhone 18 Pro/Pro Maxは12GBのRAMを搭載し、「iPhone 16 Pro」の8GBよりも増量されます。なお、「iPhone 17」シリーズも12GBのRAMを搭載するようです。

 

6:第2世代モデム「C2」

iPhone 18 Pro/Pro Maxでは第2世代の独自開発モデム「C2」が搭載され、通信速度の向上やミリ波への対応、電力効率の改善が期待できます。

 

7:A20 Proチップ

iPhone 18 Pro/Pro Maxに搭載されるA20 Proチップは、TSMCの2nmプロセスで製造されます。これによりトランジスタ数が増加し、処理性能が向上して消費電力が削減(最大30%)すると予測されています。

 

これらの情報が正しければ、iPhone 18 Pro/Pro Maxでは内部スペックとカメラ性能の向上が主な進化となりそうです。2026年にリリースされる同モデルがどれだけ魅力的なスマートフォンになるのか、今から楽しみです。

 

Source: MacRumors

再来年のiPhone 19 Air、薄型・大画面スマホになるかも

2027年後半に投入される超薄型モデル「iPhone 19 Air」では、より大きなディスプレイが搭載されると、アナリストのミンチー・クオ氏が報告しています。

↑Unbox Therapy / YouTubeより。「iPhone 17 Air」は今年投入される新モデルですが、すでに2年後のモデルの噂が出ています。

 

今年の後半には、超薄型モデルの「iPhone 17 Air」の登場が噂されています。iPhone 17 Airは6.6インチディスプレイを搭載し、本体は5.5mm(カメラ部分除く)と史上最も薄いiPhoneになる予定です。

 

クオ氏の報告によれば、iPhone 19 Airは「iPhone 18 Slimに比べて大きなディスプレイ」を搭載するとしています。このiPhone 18 Slimとは、2026年に登場する「iPhone 18 Air」を意味しているようです。

 

iPhone 17 Airは本体を薄くするために、背面にシングルカメラを搭載し、スピーカー穴の設計を変更するなどの工夫を取り入れています。一方で、もともとは「iPhone 17 Pro Max」と同じ6.9インチディスプレイの搭載を目指していたものの、本体が曲がるなどのトラブルを防ぐために6.6インチディスプレイへと小型化したことも噂されています。

 

クオ氏によれば、アップルは中国における激しい競争に対処するために、2026年から年2回のペースで新モデルを投入するそうです。また、2026年後半には初の「折りたたみiPhone」も投入されます。アップルの超薄型な「iPhone Air」が今後どのように進化するのか、注目したいものです。

 

Source: MacRumors

複数の資料をまとめて1つのPDFを作る【Macの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「複数の資料をまとめて1つのPDFを作る」です。

 

別々のPDFをまとめて1つにしたいとき、皆さんはどうしていますか? 実は専用のアプリを使わなくても、macOSの機能である「クイックアクション」を使えば簡単に実現できます。

 

手順は簡単で、まとめたいPDFや画像を選択し、選択したファイルの上で副ボタンクリック。ポップアップメニューから「クイックアクション」を選びます。

 

続いて、その中にあるメニューから[PDFを作成]をクリックしましょう。これだけで、まとまったPDFを簡単に作成できます。ファイル名は、必要に応じてわかりやすい名前に変更しておくといいでしょう。

 

なお、PDFの順番の入れ替えは「プレビュー」アプリから行えることも、併せて覚えておきましょう。作成されたPDFをダブルクリックし、サイドバーから並べ替えたいページをマウスでドラッグ&ドロップすることで、好きな順番に入れ替えられます。変更後はそのままPDFを閉じれば並べ替えは完了です。

 

この機能を使えば、PDFの統合から整理まで、サードパーティ製のアプリに頼らなくても完結するので、ぜひ活用してみてください。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

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iPhone 17 Air、薄すぎて純正バッテリーケースが登場するかも

今年登場する見込みの超薄型モデル「iPhone 17 Air」では、バッテリー駆動時間を補うために純正のバッテリーケースが登場すると、海外テックサイトのThe Informationが報じています。

↑Sonny Dicksonより。できれば薄いまま使いたいところですが、バッテリーケースもあって困ることはないでしょう。

 

iPhone 17 Airでは本体が5.5mmと、史上最も薄いiPhoneになる予定です。アップルは「iPhone 11」シリーズまで本体と一体化するバッテリーケースを、そして「iPhone 12」からは「MagSafeバッテリーパック」を投入していましたが、現在は販売が終了しています。

 

The Informationによれば、iPhone 17 AirはこれまでのiPhoneよりもバッテリー駆動時間が短くなるとのこと。具体的には、iPhone 17 Airを1日中充電無しで使用できるユーザーの割合は、60〜70%しかいないそうです。一方で他のiPhoneでは、80〜90%のユーザーが1日中充電無しで使用できるとしています。

 

またサプライチェーン関係者は、iPhone 17 Airの需要の予測が困難だと指摘。iPhone 17 Airが全く新しいモデルであることから、iPhone 17シリーズの全生産能力のうち、約10%しか割り当てられないと報告しています。

 

超薄型なだけでなく、スピーカーが1つとリアカメラが1つ、SIMカードスロットを搭載しないなど、挑戦的な設計を取り入れるiPhone 17 Air。純正バッテリーケースが登場するのなら、かっこいいデザインに仕上げてほしいものです。

 

Source: The Information via MacRumors

iPhone 18の標準モデルは翌春発売に? 機種増えすぎが原因か

「iPhone 18」の標準モデルと「iPhone 16e」の後継モデルが2027年春に発売されると、海外テックサイトのThe Informationが報じています。

↑アップルより。薄型や折りたたみといったモデルが増える見込みのため、発売時期を分割するようです。

 

通常のスケジュールなら、iPhone 18シリーズは2026年秋に投入されるはず。一方で、廉価モデルの「iPhone 16e」は今年春に発売されたことから、後継モデルも来年か再来年の春に投入されることが期待されているのです。

 

今回の報道によれば、アップルは2026年秋に「iPhone 18 Pro」「iPhone 18 Pro Max」「iPhone 18 Air」「折りたたみiPhone」を投入します。そして、iPhone 18とiPhone 16eの後継モデルを2027年春に発売することで、同時に投入するモデル数を減らし、製造現場の人員配置が効率化できるようなのです。

 

2026年秋のiPhone 18 Pro/Pro Maxでは、初めて画面内に顔認証機能「Face ID」が内蔵されるようです。また、2026年の折りたたみiPhoneは「本のように開くデザイン」で、閉じた状態では5.7インチの外型ディスプレイを、開いた状態では約8インチの内側ディスプレイが使用できます。

 

Proモデルと標準モデルの発売時期が異なると頭が混乱しそうですが、折りたたみiPhoneの投入とともに、これが新たなスタンダードとなるのかもしれません。

 

Source: The Information via MacRumors

次期Apple Watch SE、画面が少し大型化しそう? 本体は…

アップルの廉価版スマートウォッチ「次期Apple Watch SE(Apple Watch SE 3)」のディスプレイ生産がすでに始まっていると、アナリストのロス・ヤング氏が報告しています。

↑アップルより。画面がわずかに大型化するとしたら、本体サイズはどうなるのでしょうか。

 

ヤング氏によれば、次期Apple Watch SEには1.6インチと1.8インチのディスプレイサイズが用意されているとのこと。現行モデルのApple Watch SE(Apple Watch SE 2)は、画面サイズ1.57インチ(本体サイズ40mm)と1.73インチ(44mm)をラインナップしており、画面自体はわずかに大型化すると言えそうです。

 

そうなると、気になるのは本体サイズでしょう。Apple Watch SEはこれまで、過去のApple Watchをベースにして設計されてきました。現行モデルのApple Watch SEは「Apple Watch Series 6」を踏襲しており、本体サイズは40mmと44mmをラインナップします。しかし、次期Apple Watch SEの画面サイズが大きくなるのであれば、「Apple Watch Series 7」をベースに設計変更し、本体サイズを41mmと45mmに拡大させることも考えられるでしょう。

 

以前には、次期Apple Watch SEにカラフルなプラスチック製のハードケースが採用されるとの噂もありました。もしそれが本当なら、本体サイズは38mmや42mmで、よりコンパクトな本体に1.6インチ/1.8インチディスプレイを搭載し、ベゼルを細くすることで表示領域を広げた現代的なルックスになる可能性もあります。

 

次期Apple Watch SEは今年9月に、「Apple Watch Series 11」や「Apple Watch Ultra 3」とともに発表される見込みです。単なる廉価モデルなのか、それともプラスチック筐体で新コンセプトを採用するのか、今から注目です。

 

Source: ロス・ヤング / X via MacRumors

期待のiPhone 17 Air、薄すぎる設計で「充電ポートがズレている」?

アップルからの今年の投入が期待される超薄型モデル「iPhone 17 Air」では、本体が薄すぎて充電ポートの位置がズレるかもしれません。

↑ AppleTrackより。Type-Cポートが若干背面側にズレているのですが……。

 

iPhone 17 Airの本体の厚さはわずか5.5mm(カメラ部分を除く)で、現行モデルの「iPhone 16 Pro」の8.25mmよりも大幅に薄く、市場最も薄いiPhoneになる予定です。先日公開されたダミーモデルの画像では、側面ボタンと本体の幅がほとんど変わらないことがわかります。

 

YouTubeチャンネルのAppleTrackが公開したiPhone 17 Airのダミーモデルの画像では、本体下部のUSB-Cポートが前後の中心からずれ、わずかに背面寄りに配置されていることがわかります。どうやら、ディスプレイ部品を避けてUSB-Cポートを配置するにはどうしても背面寄りに位置させる必要があるようです。

 

iPhone 17 Airではその他の設計変更も確認されており、スピーカー穴は片側5穴から両側2穴になっています。これは、バッテリーやプロセッサ、ディスプレイ部品、スピーカーを極限まで薄い筐体に収めるための省スペース設計とした結果のようです。また背面カメラは1基のみとなり、物理的なSIMカードスロットも廃止されます。

 

例年どおりのスケジュールなら、iPhone 17シリーズは今年の秋に発表されるはず。史上最も薄いiPhoneことiPhone 17 Airにどのような工夫が施されるのか、今から注目です。

 

Source: AppleTrack / YouTube via MacRumors

【西田宗千佳連載】AppleがiPhone 16eで搭載した「C1」とは何か

Vol.149-2

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回は廉価版として登場したiPhone 16eの話題。これまでのiPhone SEではなくiPhone 16シリーズとして登場させた狙いを探る。

 

今月の注目アイテム

Apple

iPhone 16e

9万9800円~(SIMフリー・128GB)

↑他のiPhone 16シリーズと同様、6.1インチのSuperRetina XRディスプレイを採用。よく使う機能に素早くアクセスできる「アクションボタン」も搭載されている。一方で「Dynamic Island」などは割愛された。

 

iPhone 16eは、外見だけを見ればシンプルな製品に見える。外観を最新のiPhoneに近くし、各種デバイスもより新しくしたもの。おそらく、購入するほとんどの人がそう考えるはずだ。実際、そう捉えて購入しても問題ないだろう。

 

しかし、中身を見てみれば、いろいろと戦略的な要素が目立つことが分かる。

 

ひとつはプロセッサー。アップルのAI機能である「Apple Intelligence」を動かすため、プロセッサーを最新の「A18」にした。コストは高くなるが、今後長く使える製品にする場合、Appleが今後の基盤と位置付けているApple Intelligenceを動かせるようにすることは必須だ。

 

そしてもうひとつはワイヤレスモデムチップである「C1」を採用したことだ。スマホにしろタブレットにしろ、携帯電話網に接続して通信をするにはワイヤレスモデムチップが必要になる。これまで、iPhoneではクアルコム製のものが使われてきた。クアルコムはこのジャンルで幅広い通信会社との接続検証を行っており、長い実績がある。

 

ただ、Appleはワイヤレスモデムチップについて、以前から自社設計品への切り替えを計画していた。クアルコムとの間にはライセンス価格での係争もあり、中核パーツを他社に依存したくないという考えがあったからだ。

 

こうした発想はAppleだけが持っているものではない。すでにサムスンやファーウェイが採用している手法だ。とはいえ設計が大変であることに違いはなく、Appleは2019年にIntelからモデムチップ事業を買収し、設計を続けてきた。

 

モデムチップの性能はスマホの快適さを左右する。そのため、新チップの搭載はリスクがあり、「最初に使うのはiPadのような、通話機能を持たないものではないか」との予測があった。しかし今回、予想を裏切ってiPhone 16eというコアな製品への投入となった。

 

Appleがモデムチップを求めた理由は複数ある。まず、生産時期や機能を自社で決めたい、ということ。性能を決める中核部品の1つを他社に依存していると、どうしてもコントロールが効かないところが出てくる。主に消費電力のコントロールについて、モデムチップは大きな影響がある。iPhone 16eも動作時間の長さをひとつのウリにしているが、その理由はC1の採用にあると言っていい。

 

次にコストコントロール。自社開発になれば生産数量のコントロールがしやすくなり、コスト的に有利になるわけだ。

 

一方で、もちろんリスクもある。現状C1はミリ波に対応しておらず、アメリカ市場向けハイエンド機には向かない。完全新規設計のiPhone 16eならともかく、メインストリームの製品にいきなり採用するかどうかは怪しいだろう。

 

だが、ここで新モデムチップを作れたことの意味は大きい。より幅広い製品へと5Gを搭載することも可能になってくるからだ。現在Macには5Gは搭載されていないが、将来的にはC1もしくはその後継チップを使い、搭載することも可能になってくる。

 

もう少しiPhone 16eにフォーカスして考えると、この製品はどんな特徴を持っているのだろうか? 他社製品とはどう違うのだろうか? この点は次回のウェブ版で考えることとしよう。

 

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本当?iPhoneでもGoogleのAI「Gemini」が使えるようになるかも

グーグルのサンダー・ピチャイCEOは、iPhoneにグーグルのAI機能「Gemini」が標準搭載されるかどうかについて、今年半ばにアップルと合意に達したいと述べています。

↑グーグルより。実際にアップルと協議中とのことです。

 

ブルームバーグの報道によれば、ピチャイ氏は昨年アップルのティム・クックCEOと複数回にわたり会談を行い、iPhoneへのGeminiの統合について協議したことを確認しました。アップルは今年6月に開発者向け会議のWWDCを開催する予定で、その場で「iOS 19」が発表されます。もしグーグルとアップルが合意に達すれば、iOS 19へのGeminiの統合も近い時期に発表されるかもしれません。

 

なおiOS 18.2以降では、アップルのAI機能「Apple Intelligence」に対応したiPhoneに、オープンAIのAI機能「ChatGPT」が統合されています。そしてユーザーが許可すれば、「Siri」がChatGPTの回答を直接表示したり、システム全体の「ライティングツール」機能でテキストや画像生成に利用できたりします。

 

もしApple IntelligenceにGeminiが統合されれば、ChatGPTと同じように、SiriやライティングツールでGeminiが利用できるようになるかもしれません。iPhoneでChatGPTとGeminiの2つの好きなAI機能を利用できるようになれば、ユーザーの利便性は確かに向上しそうです。

 

Source: ブルームバーグ via MacRumors

20周年iPhoneは「高価になっても中国で製造」か。理由は…

2027年に登場する「20周年iPhone(iPhone 19)」は設計が複雑なので中国で製造される可能性が高いと、ブルームバーグが報じています。

↑picsmart/Adobe Stockより。果たしてどのような製品が出てくるのでしょうか。

 

以前の噂では、20周年iPhoneは「ガラス素材をより広範囲に採用した新しいデザインになる」と報じられていました。さらにその後の報道では、前面カメラや顔認証機能「Face ID」を画面下へと埋め込んだ「真の全画面デザイン」が実現するとも指摘しています。

 

今回の報道によれば、20周年iPhoneは非常に複雑な設計であり、新しい部品や製造技術が必要になるとのこと。そして、それらはアップルが長年築き上げてきた中国の製造拠点が最も適していると指摘しているのです。中国の工場は高度なエンジニアリング課題に対応できる、十分な経験とインフラを備えているとされています。

 

なおアップルは、2026年末までに米国向けのiPhoneをすべてインドで組み立てる計画だと、Financial Timesが報じました。これは米中間の貿易摩擦や、トランプ政権による新たな関税措置に対応するものです。しかしブルームバーグによれば、20周年iPhoneがインドで製造される可能性は低いとしています。アップルはこれまでも、大きく新設計された製品を中国で常に製造してきました。

 

20周年のiPhoneがどのような姿で登場するのかは楽しみですが、一方で中国で製造されることにより、どれだけ関税の影響を受けることになるのかが気になるところです。

 

Source: ブルームバーグ via MacRumors

来年のiPhone 18、大容量・高速メモリ搭載で爆速化するかも

来年発表見込みの「iPhone 18」では、大容量かつ高速な「6チャンネルLPDDR5Xメモリ」が搭載されると、リークアカウントのDigital Chat Stationが伝えています。

↑アップルより。AI関連の機能にも大きな影響が出そうです。

 

報道によれば、iPhone 18では6チャンネルLPDDR5Xメモリを採用することにより、メモリ帯域幅が大幅に拡大。アプリの切り替えがより高速になり、マルチタスク操作がスムーズになるほか、AI(人工知能)関連の機能も大幅にパフォーマンスが向上する可能性があります。これらは、アップルの人工知能機能「Apple Intelligence」自体の性能向上にも寄与するようです。

 

iPhone 18の6チャンネルLPDDR5Xメモリは、TSMCの第3世代3nmプロセスにて製造される「A20 Pro」チップと組み合わせることで、特に「iPhone 18 Pro/Pro Max」で最大の効果を発揮するとされています。

 

また今年登場する「iPhone 17」シリーズでは、全モデルに12GBのRAMが標準搭載されると予測されています。この変更も、iPhone 18における大胆なハードウェアのアップグレードの布石となっているのかもしれません。

 

AI機能の搭載により、さらなるスペックアップが求められているiPhone。それにあわせて、内部スペックもきっちりと向上するようです。

 

Source: Digital Chat Station via MacRumors

スマートホームとは? 3大メリットから活用方法まで専門家が徹底解説【2025年最新版】

スマートホームとは、インターネットを通じて遠隔操作できる家電や住宅設備を備えた住まいのこと。この記事では、その魅力やメリット・デメリット、必要な機器、活用事例などについて、IT・家電ジャーナリストの安蔵靖志さんに解説していただきます。

↑どうしたらスマートホームにできるの?

 

スマートホームとは

スマートホームは、BluetoothやWi-Fiなどの通信機能を使って住宅内の家電やセンサー、設備などが相互に連携し、スマホアプリや音声アシスタントを内蔵するスマートスピーカーなどを用いて家のさまざまな機能を管理・制御・自動化できる機器やサービスの総称です。

 

既存の家電を遠隔操作できるようにするスマートリモコンを使ってエアコンを外出先から操作したり、既存の玄関錠に取り付けるスマートロックによってカギなしで玄関ドアを開閉できるようにしたりと、日々の暮らしをより便利で快適にできるのが魅力です。

 

スマートホーム機器は、「単体でスマホアプリなどから操作できるスマート家電」「既存の家電や設備をスマート化(スマートホームに対応)する機器」の二つに大きく分かれます。

 

スマート家電はWi-Fi通信機能を内蔵することでインターネットに接続し、スマホアプリやスマートスピーカーなどから遠隔操作や自動化が可能。エアコンなどはスマート化が進んでいるカテゴリーの一つですが、導入するためには買い替えや新規購入が必要になります。

 

他方、既存の家電や設備をスマート化する製品にはスマートリモコンやスイッチロボットなどがあります。スマートリモコンの場合、赤外線リモコンによる操作が可能な機器や設備なら、ほぼすべてスマホアプリから操作できるようになるため、買い替えが不要。スイッチロボットを使えば、照明スイッチや給湯機器のスイッチなどを遠隔操作で押せるようになります。

 

今後は多くの機器や家電がスマートホームに対応していくと思われますが、スマートホーム化のためにわざわざ家電や設備を買い替えたくないという人には、こうした既存の物をスマート化する機器を導入するのが最も近道でしょう。

 

スマートホームの普及を加速させる「Matter」

スマートホームはアマゾンやグーグル、アップルなどの企業がそれぞれ独自企画を打ち出したことで互換性が乏しかったこともあって、普及がまだまだ進んでいない状況にあります。しかし、国際的な規格団体であるCSA(Connectivity Standards Alliance)が2022年にスマートホーム共通規格「Matter(マター)」を策定したことで共通化が進み始めました。CSAには多くのスマートホーム関連企業が参画しており、今後さらなる普及が進むと考えられます。

 

スマートホームの導入に必要な機器

↑スマートディスプレイで照明を明るくしてみよう。

 

スマートホームの導入に必要な機器を具体的に紹介していきましょう。

 

スマートリモコン

既存の家電をスマート化するだけでなく、さまざまな機器をインターネットに接続する「ハブ」の役割も担うのが、スマートリモコンです。家電を赤外線で操作する学習リモコン機能に加えて、温湿度センサーや照度センサーなどによって室内環境をセンシング(感知)できる機能を備える製品もあります。

 

また、スマートホーム機器の中には単体でインターネットに接続できず、Bluetooth通信経由でスマホと連携する製品があります。スマートリモコンはそのような機器を遠隔操作するためのハブとして機能する場合もあります。

↑SwitchBotのスマートリモコン「SwitchBot ハブ2」(直販価格9980円)。

 

スマートスピーカー/スマートディスプレイ

音声アシスタントを搭載し、声で家電や設備を操作できるようにしてくれるのがスマートスピーカーとスマートディスプレイです。

 

プラットフォームは大きくアマゾン、グーグル、アップルの3社に分かれており、アマゾンは「Amazon Alexa」アプリに対応する「Amazon Echo」シリーズ、グーグルは「Google Home」アプリに対応する「Google Nest」シリーズ、アップルは「ホーム」アプリに対応する「Home Pod」シリーズを展開しています。

↑アマゾンのスマートディスプレイ「Echo Show 8」(直販価格2万2980円)。

 

どのスマート家電もスマホアプリで機器を管理・操作できて、スマホの音声アシスタント機能を利用することで音声操作もできるため、スマートスピーカーやスマートディスプレイは必須ではありません。

 

しかし、ハンズフリーで音声操作したり、音楽やラジオを聴いたり、離れた家族との遠隔コミュニケーションや見守りに利用できたりと、スマートスピーカーやスマートディスプレイにはさまざまなメリットがあります。

 

おすすめのスマートホーム機器

各メーカーのスマートホーム機器は、そのメーカーが用意するスマートホーム管理アプリで管理および操作ができるようになっています。

 

アマゾン、グーグル、アップルのプラットフォームと連携することで、Amazon AlexaアプリやGoogle Homeアプリ、ホームアプリなどで一括管理ができるものの、メーカーごとのアプリのほうがより細かい操作が可能です。そのため、メーカーが異なる製品をバラバラに購入するよりも、どこかのブランドでまとめたほうが管理しやすくなります。

 

そのような観点から、複数のスマートホーム機器を提供している主要なメーカーを三つ紹介しましょう。

 

1: SwitchBot「SwitchBot」ブランド

スマートリモコンから各種センサー、カメラ、照明、スマートロック、スマートカーテン、ロボット掃除機など、かなり幅広い製品群を展開するスマートホーム機器の大手ブランドです。

 

2: TP-LINK「Tao」ブランド

スマートリモコンから各種センサー、カメラ、照明、スマートドアホン、ロボット掃除機まで幅広く展開するブランドです。

 

3: Aqara「Aqara」ブランド

スマートリモコンから各種センサー、カメラ、照明、スマートカーテン、スマートドアホンなどを展開するブランドです。転倒検知する高度な人感センサーなども販売しているのが特徴です。

 

これらのブランドから一つだけを選ぶ必要はありませんが、自分の用途に合わせて主軸となるブランドを決めることがおすすめです。

 

スマートホームのメリット・デメリット

↑長所は素晴らしいけど、短所はないの?

 

スマートホームのメリットとデメリットを押さえておきましょう。

 

スマートホームの主なメリットは、家の「快適性」「利便性」「安全性」を向上させることです。スマートエアコンを導入すると室内環境を快適に保つことが可能。外出先から家電を遠隔操作することで利便性がアップします。スマートロックやセキュリティカメラなどを導入することで防犯対策を強化し、安全性も高めることができます。具体的な事例については後ほど詳しく紹介します。

 

反対に、スマートホーム導入のデメリットとして挙げられるのが初期コスト。スマート家電もしくはスマート化機器を購入しなければならないうえ、アプリの導入や初期設定が必要になります。スマートホーム機器をスマートスピーカーで利用するために機能を連携させる設定なども必要になり、大きなハードルになることがあります。

 

また、BluetoothやWi-Fi通信がうまく行かなかったり、クラウドサービスに接続できなくなったりするとスマートホーム機器を使えなくなるのもリスクの一つです。

↑導入時にはコストや手間がかかるものの、メリットのほうが圧倒的に大きいようです。

 

スマートホームの活用事例

スマートホームの活用方法を快適性、利便性、安全性の三つの観点から紹介しましょう。

 

【快適性】エアコンの遠隔操作やカーテンの自動化

スマートエアコンの導入もしくはスマートリモコンを利用してエアコンをスマート化することで、快適な住環境を保つことができます。例えば、夏の暑い日に外出先から遠隔操作でエアコンの冷房をオンにすることで帰宅前に室温を下げ、涼しい自宅に帰ることができます。ペットがいる家庭の場合、センサーで室温上昇を検知したら自動的に冷房をオンにするといった使い方もできます。

 

給湯器や床暖房のスイッチにSwitchBotを取り付ければ、帰宅前にお風呂のお湯はりをしたり、部屋を暖めておいたりすることも可能です。

↑SwitchBotの「SwitchBot ボット」(直販価格4980円)。

 

カーテンレールにスマートカーテンを取り付けることでカーテンの開閉を自動化すれば、起床時刻に合わせてカーテンを開けることで日の光によって目覚めることもできます。

↑SwitchBotの「SwitchBot カーテン3」(直販価格8980円)。

 

【利便性】家事の自動化と音声操作

スマートホーム機器を導入すると、家事の自動化や、生活におけるちょっとした利便性の向上なども実現します。

 

例えば、ロボット掃除機を導入することで日々の掃除をお任せできて、帰宅前に遠隔操作で掃除機がけを指示するといった使い方があります。遠隔操作が可能なスマート洗濯機なら、ちょうど帰宅時に洗濯・乾燥が終了するように指示することで、効率的に洗濯物をたたんでしまうこともできるようになります。

↑アイロボットジャパンのロボット掃除機「Roomba 205 DustCompactor」(実勢価格4万9800円)。

 

↑遠隔操作が可能なパナソニックのドラム式洗濯乾燥機「NA-LX129DL」(実勢価格34万8000円)。

 

また、音声アシスタントを搭載するスマートスピーカーやスマートディスプレイ(ディスプレイを搭載したスマートスピーカー)を導入したり、スマホの音声アシスタント機能を利用したりすることで、声をかけるだけで家電を操作することも可能です。

 

例えば、「アレクサ、テレビを消して」「アレクサ、エアコンを消して」などとリクエストすることで、スマホやリモコンを取り出すことなく家電を操作できます。

 

安蔵さんは、給湯器のスイッチに取り付けたスイッチロボットを押す動作を「お湯はり」という命令にして保存することで、「アレクサ、お湯はり」と言うだけでお風呂のお湯はりができるように設定しているそう。「わざわざ離れた場所にある給湯器まで歩いていくことなく、お風呂のお湯はりができるのはかなり便利」と言います。

 

【安全性】防犯強化や熱中症対策

スマートホーム機器は防犯対策や見守りなど安全性向上にもつながります。例えば、屋外や室内にセキュリティカメラを設置することで侵入者や不審者対策ができる一方、スマホと連携できる「スマートドアホン」を導入することで外出先から訪問者を確認したり応対したりできるようになります。

↑Aqaraの「AqaraスマートビデオドアベルG4」(実勢価格1万3000円)。

 

玄関錠に取り付けるスマートロックを導入すれば、カギを持たずに施錠や解錠ができるようになるだけでなく、カギの閉め忘れを防ぐことで侵入者対策にもつながります。指紋認証や暗証番号認証などに対応するスマートロックであれば、子どもにカギを持たせなくて済むため、カギの紛失も未然に防げます。

 

特に一戸建ての場合、侵入者対策のための屋外カメラやスマートドアホン、施錠対策のためのスマートロックの導入がおすすめです。

 

なお、スマートエアコンの導入は家の快適性を向上させるだけではなく、熱中症対策にもつながります。暑い日でも家の中でより安全に過ごすことができるでしょう。

↑SwitchBotのスマートロック「SwitchBot ロックPro」と「SwitchBot指紋認証パッド」のセット(実勢価格2万1080円・税込)。

 

スマートホームに関するよくある質問

↑スマートホームについてもっと教えて。

 

Q: どこから導入すればいい?

A: スマートホームを導入するためには、家電をスマート化できるスマートリモコンの導入から始めましょう。Bluetooth通信機能しか持たないスマートホーム機器を遠隔操作可能にするハブにもなるため、一家に1台は必要です。スマートリモコンは赤外線で家電を操作するため、操作したい家電が設置されている部屋ごとに設置する必要があります。それに加えて、スマートロックやスマート照明など、必要な機器をそろえるといいでしょう。

↑TP-LINKのスマートリモコン「Tapo H110」(実勢価格3400円)。

 

Q: 初期費用やランニングコストはいくら?

A: 初期費用はスマートリモコンをはじめとして、必要な機器の購入費がかかります。スマートホーム機器の遠隔操作はアプリやクラウドサーバー経由で行いますが、基本的にランニングコストはかかりません。ただし、一部の製品については月額費用がかかる場合もありますので、製品を購入する際にはチェックしてみてください。

 

Q: 機器の定期的なアップデートは必要?

A: 各種スマートホーム機器はインターネット経由で遠隔操作ができるため、スマートホームアプリのID・パスワードをしっかりと管理しましょう。また、アプリを定期的にアップデートするだけでなく、アプリに促された場合はスマートホーム機器のファームウェア(本体内ソフトウェア)のアップデートも適宜実施してください。

 

Q: 音声アシスタントが誤作動する場合はある?

A: アマゾンは「アレクサ」、グーグルは「オッケーグーグル」、アップルは「ヘイ、シリ」といったように、「ウェイクワード」と呼ばれるワードで音声アシスタントを呼び出すことができます。

 

このウェイクワードは変更することも可能ですが、どうしても誤作動してしまう場合があります。何も話していないのに「今日の天気は……」などとスマートスピーカーが話し出すなんてこともたまにはあります。

 

ただし、スマートホーム機器を操作するためにはある程度の長さの言葉を話す必要があるため、機器が誤作動してしまうことはほとんどないでしょう。

 

Q: 停電時にスマートホーム機器はどうなる?

A: 停電時には電化製品が作動しないため、スマートホーム機器も使えなくなってしまいます。停電が復旧してネットワーク環境が元に戻ったら、停電前と同じように使えるようになります。

 

【まとめ】最初の一歩を踏み出そう!

これまで見てきたように、スマートリモコンを導入するだけでもスマートホーム生活をスタートできます。最初は数千円もあれば開始できるので、ぜひ快適で利便性が高く、生活の安心・安全性も高められるスマートホーム生活を始めてみてください。

 

【解説者】

安蔵 靖志 Anzo Yasushi

ITジャーナリスト・家電エバンジェリスト。一般財団法人家電製品協会認定 家電製品総合アドバイザー、スマートマスター。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。X

 

スマートホームの今とモノがわかる!「スマートホームの始め方」特集

iPhone 17、初の反射防止ディスプレイ搭載計画が中止の可能性

今年の「iPhone 17 Pro/Pro Max」では、高耐傷性を備えた反射防止ディスプレイコーティングの採用が中止されたと、海外メディアのMacRumorsが報じています。

↑Ice universe / Xより。見やすく傷に強いディスプレイは、ユーザーとしてはぜひ搭載してほしいところですが……。

 

アップルはこの反射防止コーティングをiPhone 17 Pro/Pro Maxに搭載する予定でした。もしこれが実現していれば、iPhoneとして初の反射防止ディスプレイ搭載モデルになっていたはずです。しかし、この反射防止コーティングを量産スケールに対応させるのが困難だったため、現在はiPhone 17 Pro/Pro Maxの採用計画から外されたというのです。

 

現在のiPhoneには、指紋耐性のある「撥油性コーティング」が施されていますが、アップルはこれまで反射防止技術に重点を置いてきませんでした。一方で、MacやiPad Proには反射を抑える「ナノテクスチャガラス」が提供されており、これがiPhoneに適応される可能性もあります。

 

なおサムスンの最新スマートフォン「Galaxy S24 Ultra」では「Gorilla Glass Armor」という、反射を最大75%削減する新パネルを導入し、明るい場所でも高いコントラストや自然な色再現を実現しています。もしiPhone 17 Pro/Pro Maxで同様の技術が導入されなかったとしても、将来はより見やすく傷に強いディスプレイコーティングが採用されてほしいものです。

 

Source: MacRumors

【西田宗千佳連載】iPhone 16eは何を目指したスマホか

Vol.149-1

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回は廉価版として登場したiPhone 16eの話題。これまでのiPhone SEではなくiPhone 16シリーズとして登場させた狙いを探る。

 

今月の注目アイテム

Apple

iPhone 16e

9万9800円~(SIMフリー・128GB)

↑他のiPhone 16シリーズと同様、6.1インチのSuperRetina XRディスプレイを採用。よく使う機能に素早くアクセスできる「アクションボタン」も搭載されている。一方で「Dynamic Island」などは割愛された。

 

他のモデルと同様にして製造・開発効率を高める

iPhoneの新型である「iPhone 16e」が発売になった。この時期に出るiPhoneはいわゆる廉価版に当たるもので、2022年に発売された「iPhone SE(第三世代)」以来、3年ぶりの新モデルだ。

 

今回はデザインなどが大きく変更になっているが、理由はおそらく2つある。ただし、どちらも“これからの世代に合わせた設計変更”という言い方でまとめることはできるだろう。

 

1つ目は、「Apple Intelligence」に対応するためだ。Apple Intelligenceは、この4月から日本でも使えるようになったAppleのAI機能。それ自体が魅力であるが、Appleとしては「Apple Intelligenceが搭載されていること」を基本路線とし、iPhone自体の性能の底上げをしておきたい、という考えがあるだろう。

 

2つ目は、iPhone SE の設計が古くなっており、ここから製造効率を上げるには、できるだけ他のiPhoneとの共通性を高めておく必要がある、ということだ。

 

実はApple Intelligence搭載にも同じような意味合いがある。ソフトを進化させていくうえで、“多くのiPhoneが同じ機能を使える”方がソフト開発効率も上がる。

 

ハードウエアも同様で、基本的な設計が同じである方が部材の一括調達がしやすくなり、生産性は上がる。iPhone SEは“そのモデルの発表時に安価なモデルの部材を大量調達して生産に備える”ことでコストダウンをしていると想定されるのだが、Touch IDのついたiPhoneはiPhone SEだけになってしまったので、これまでの設計を継続する方がコスト効率は悪くなっていると考えられる。

 

細かな機能を割愛して価格の上昇を抑える

新たな要素として投入されたのが、Appleオリジナル通信チップ「C1」の採用だ。使っている分にはこれまでと大きな差を感じないだろうが、Appleとしては、クアルコム製通信チップへの依存度を減らして、消費電力やコスト面での最適化を進める「戦略的技術」でもある。

 

一方で、Apple Intelligence向けに「A18」プロセッサーを搭載したことは、コスト面ではまだ不利だ。そのためか、カメラセンサーを減らしただけでなく、ディスプレイの輝度を落としたりMagSafeを搭載しなかったりと、非常に細かい機能カットがなされており、これらは価格を下げるための方策と見られる。

 

その割に安くない……という評判も聞かれるのだが、これは特に米ドルと円の為替相場の問題。3年前に比べずっと円安になってしまったので、日本での販売価格はどうしても高くならざるを得ない。

 

そのうえで、各携帯電話事業者は様々な施策を用意し、毎月の支払い金額を下げて入手できるよう努力している。それだけ、「春の新iPhone」はビジネス上重要である、ということだ。

 

では、同じく他社から出る春向けスマホと比較するとどう見えるのか? 前出の新チップ「C1」の特徴はどこにあるのか? それは次回以降で解説していくことにしよう。

 

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iPhone 17 Airの新たなダミーモデル写真。薄すぎて心配になる…

アップルからの投入が期待される、超薄型モデル「iPhone 17 Air」。新たなダミーモデルの画像を、リークアカウントのソニー・ディクソン氏が提供しています。

↑Sonny Dicksonより。心配になるほど薄いです。

 

iPhone 17 Airは本体の厚さが約5.5mmになると予測されており、カメラ部分はやや分厚くなるようです。それでも歴代のiPhoneでは最も薄いモデルになり、「iPhone 17 Pro」の約8.725mmの厚さと比較すると、その差は歴然です。

 

今回もダミーモデルの画像を見ると、iPhone 17 Airの本体の厚さは、側面ボタンの幅とほぼ同じであることがわかります。iPhone 17 Airではチタンとアルミニウムを組み合わせたシャーシを採用することで、薄さと曲がりにくさを両立させるようです。当初、アップルはiPhone 17 Airに6.6インチより大きなディスプレイを搭載することを検討していましたが、大型化すると曲がりやすくなることから、その案は見送られたようです。

 

また著名アナリストのミンチー・クオ氏は、iPhone 17 AirにはProモデルとおなじ12GBのRAMが搭載されると指摘しています。現行モデルの「iPhone 16」シリーズは全モデルが8GBのRAMを搭載しているので、これは大幅な容量増となります。

 

大幅な薄型化を実現しそうな、iPhone 17 Air。ぜひ手にとって、その薄さを体験したいものです。

 

Source: MacRumors 1, 2

iPadOS 19には「macOSのようなメニューバー」が表示される?

「iPadOS 19」を搭載したiPadをMagic Keyboardに接続すると、「macOS」のようなメニューバーが画面上に表示されるようになると、リークアカウントのMajin Bu氏が報告しています。

↑アップルより。いよいよ両OSの境界が曖昧なものになっていくかもしれません。

 

Bu氏の報告が正しければ、iPadとMacの境界はさらに曖昧になります。これに関しては、ブルームバーグのマーク・ガーマン記者も以前、「iPadOS 19がmacOSにより近づき、生産性、マルチタスク、アプリのウィンドウ管理に関する改良が行われる」と指摘していました。今回のメニューバーの追加も、その方向性と一致しています。

 

Bu氏はそれだけではなく、iPadOS 19では「ステージマネージャー」の機能が強化されると述べています。これは、ディスプレイ上で複数のアプリを同時に使用できる機能ですが、それがよりスムーズに動作するようになるかもしれません。またそれだけでなく、「iOS 19」でもUSB-Cポートを搭載したiPhoneにて、ステージマネージャーの簡易版が利用可能になるようです。

 

iPadOS 19やiOS 19の最初のベータ版は、2025年6月の開発者向け会議「WWDC」の直後に提供される見込みです。新機能の一部は、のちのベータ版にて有効化される可能性があります。

 

iPadOSはこれまで、macOSの機能や外観に寄せるように進化してきました。個人的にはいつの日か、iPadでmacOSそのものが動作することを期待しています。

 

Source: Majin Bu via MacRumors

アメリカのiPhone、全部インド製になりそう

アップルが中国からの生産拠点の移転を加速しており、2026年末までに米国向けのiPhoneをすべてインドで組み立てる計画だと、ファイナンシャル・タイムズが報じています。

↑アップルより。トランプ政権の関税問題はいまだ先行きが不透明ですが……。

 

現在、iPhoneの大部分はFoxconnなどのパートナー企業により、中国で製造されています。調査会社のデータによれば、iPhoneの出荷台数は2024年には合計2億3210万台に達し、そのうち米国市場が約28%を占めています。

 

もし米国向けのiPhoneがすべてインドで生産されるのなら、インドにおけるiPhoneの生産能力を倍増させることを意味します。これは、近年徐々に拡大してきたアップルのサプライチェーンの多様化戦略を、大きく加速させるものです。

 

トランプ政権は最近、中国からの輸入品に大幅な関税を課し、アップルの時価総額は7000億ドル(約100兆円)も下落しました。これをうけてアップルは、中国製品への高関税を回避するため、インドで製造された既存のiPhoneを米国へ急送したと報じられています。

 

アップルはタタ・エレクトロニクスおよびフォックスコンといったパートナー企業と協力し、インドにおける製造能力を徐々に構築してきました。インドは現在、米国との二国間貿易協定締結に向けて取り組んでおり、より有利な貿易条件が整う可能性もあります。

 

ますますデカップリングがすすむ、アメリカと中国。そんな中でインドがどのような役割を果たすのかに、今後も注目です。

 

Source: Financial Times via MacRumors

AirTagの次期モデル、期待できる進化はこんな感じ

アップルの紛失防止タグ「次期AirTag」で期待されるアップデートの内容を、海外メディアのMacRumorsがまとめています。

↑アップルより。既に便利ではありますが、さらに使いやすくなるのを期待したいところですね。

 

現行モデルのAirTagは、2021年4月に発売されました。内部に「U1」チップを搭載し、「探す」アプリでその場所を探し出すことができます。またブルームバーグによれば、2025年半ばに次期モデルを発売することが予測されています。

 

MacRumorsによれば、次期AriTagでは第2世代のウルトラワイドバンド(UWB)チップが搭載されるようです。この次世代チップはすでに「iPhone 15」以降や「Apple Watch Ultra 2」に搭載されており、通信距離が最大3倍(約200メートル)になります。さらに、「精密な人の検索機能」も利用できるようになりそうです。

 

また、次期AirTagではヘッドセット「Apple Vision Pro」との連携強化も期待されています。なお、本体デザインの変更は予定されていないようです。

 

個人的にもAirTagを何個か使っていた経験があるのですが、財布の中などで本体に強い圧力がかかると壊れてしまうケースが何回かありました。本体デザインが変更されないとなると、大幅な強度アップは難しそうですが、勝手に蓋が空きにくくなるなどのアップデートも期待したいところです。

 

Source: MacRumors

早すぎ? iPhone 17eが試作段階へ、来年5月に発売かも

アップルの次世代ミドルレンジスマートフォン「iPhone 17e」が試作段階に近づいており、2026年5月下旬に発売予定であることを海外リークアカウントが報告しています。

↑アップルより。今年のiPhone発表もまだ先ですが、すでに準備が進んでいるようです。

 

アップルは今年2月に、ミドルレンジスマートフォン「iPhone 16e」を発売。A18チップとシングルカメラ、6.1インチディスプレイを搭載し、独自開発の「C1」モデムチップによる長時間駆動を実現しました。また、599ドル(日本価格9万9800円)とお求めやすい価格なのも特徴です。

 

リークアカウントのFixed Focus Digitalによれば、iPhone 16eが発売される前日、サプライチェーンにおいて「新たなプロジェクトコードネーム」が存在することを掴んだそう。これは、2027年のiPhone 17eに関連している可能性が高そうです。なお、Fixed Focus DigitalはiPhone 16eの投入をいち早く言い当てた人物でもあります。

 

Fixed Focus Digitalによれば、iPhone 17eは同時期に発売される競合スマートフォンメーカーのミッドレンジ機種と、市場シェアを争うことになりそうです。このライバルメーカーとは、シャオミやRedmi、VIVOなどがあげられます。

 

調査会社のCounterpoint Researchの最新データによれば、アップルはiPhone 16eの発売と新興国での好調なパフォーマンスにより、2025年第1四半期(1月〜3月)の世界スマートフォン売上で首位に立ちました。今後もアップルは「e」シリーズのiPhoneを、定期的に投入することになるのかもしれません。

 

Source: Fixed Focus Digital / Weibo via MacRumors

期待の超薄型「iPhone 17 Air」、モックが本当に薄すぎ

アップルからの今年の投入が期待される超薄型モデル「iPhone 17 Air」のモック動画を、海外YouTubeチャンネルのUnbox Therapyが投稿しています。

↑Unbox Therapy / YouTubeより。いよいよモックアップらしきものの詳細情報が出てきました。

 

アップルは今年、「iPhone 17」「iPhone 17 Pro」「iPhone 17 Pro」と同時に、超薄型モデルのiPhone 17 Airを発売する予定です。iPhone 17 Airの本体の厚さは約5.5mmで、iPhone 17 Proの約8.725mmと比べると、大幅に薄型化されることが予測されています。

 

 

 

Unbox Therapyが投稿した今回の動画では、iPhone 17やiPhone 17 Pro Maxに比べ、iPhone 17 Airのモックが非常に薄いことがわかります。これだけ薄いと、持ったときの感覚もこれまでのiPhoneとは大きく異なりそうです。

 

一方でUnbox Therapyは、iPhone 17 Airが薄すぎるため、本体が曲がってしまうのではないかと懸念しています。2014年に発売された「iPhone 6 Plus」では、ポケットの中で曲がってしまうという「ベンドゲート」の問題が報告されました。

 

iPhone 17 Airでは、6.6インチディスプレイが搭載されています。もともとはiPhone 17 Pro Maxと同じ6.9インチディスプレイの搭載が予定されていたものの、本体の曲がりやすさなどを考慮して、ディスプレイサイズが抑えられた可能性があります。その他にも、バッテリーの持ちを心配する指摘もありました。

 

業界をあっといわせる薄さで登場しそうな、iPhone 17 Air。まずは、どれだけかっこいいデザインで登場するのかに注目したいものです。

 

Source: Unbox Therapy / YouTube via MacRumors

iPhone 17 Pro、新色に「スカイブルー」登場?

今年の「iPhone 17 Pro/Pro Max」では新色の「スカイブルー」が登場すると、リークアカウントのMajin Buが報告しています。

↑Majin Buより。MacBookで登場したカラーがiPhoneにも採用されるかもしれません。

 

アップルは今年発売した「M4 MacBook Air」にて、スカイブルーのカラーリングを追加しました。またiPhoneのPro/Pro Maxモデルでは、グレー系の定番カラー数種にくわえて、毎年1色の「特別色」が登場します。昨年の「iPhone 16 Pro/Pro Max」では、デザートチタニウムが投入されました。

 

Majin Buによれば、iPhone 17 Proの試作機ではさまざまなカラーが製造されており、現在はスカイブルーが最有力とされています。試作機におけるこのカラーは、「iPhone 13 Pro」で好評だった「シエラブルー」よりも鮮やかで洗練された印象で、非常に魅力的な仕上がりになっているそうです。

 

これまでアップルがMacに導入した色を、iPhoneに展開したことはありません。しかし、もしMacBook Airのスカイブルーが人気となっているのなら、iPhone 17 Pro/Pro Maxにも展開するのは理にかなっています。Majin Buによれば、iPhone 17 Pro/Pro Maxの新色はまだ決定されていないそうですが、どんな魅力的な新色が登場するのかが楽しみです。

 

Source: Majin Bu via 9to5Mac

iPhone 17 Proの「本当の色」がわかる予測画像がこちら

アップルからの今年の投入が期待されている「iPhone 17 Pro/Pro Max」の予測レンダリング画像を、Xユーザーのkanedacane氏が投稿しています。

↑kanedacane tweets / Xより。こうして見ると大型のカメラバーもあまり目立たない……?

 

iPhone 17 Pro/Pro Maxでは、本体背面に長方形の「カメラバー(カメラ突起)」が搭載されるようです。ブルームバーグの報告では、このカメラバーのカラーは本体と同じ色になるとされています。

 

kanedacane氏が作成したレンダリングは、カメラバーと本体カラーが同色の「ユニボディデザイン」となっており、先程の予測を盛り込んだものです。個人的にはシックでいいデザインだと感じたのですが、以前の噂のようなツートンカラーのほうが、個性があって魅力的だったという声もあります。

 

iPhone 17 Pro/Pro Maxでは、本体背面にガラスとアルミニウムのハイブリッド構造が採用されると報告されています。ガラス素材はワイヤレス充電に対応するために取り入れられるようですが、今回の予測レンダリング画像からは、どこまでがガラス素材なのかはよくわかりません。

 

今回の予測レンダリングは非公式なもので、実際の製品はこのデザインとは異なる可能性があります。iPhone 17 Pro/Pro Maxがどのようなデザインで登場するのか、今後を見守りたいものです。

 

Source: kanedacane tweets / X via 9to5Mac

折りたたみiPhone、外側ディスプレイにもカメラを搭載するかも

アップルからの発売が期待されている「折りたたみiPhone」では、外側ディスプレイにフロントカメラが搭載されると、アナリストのミンチー・クオ氏が報告しています。

↑DayByDayCanvas/Adobe Stockより。どのような状態でもカメラが使えるようにする意図がありそうです。

 

アップルのブックスタイル(横折り)の折りたたみiPhoneは、2026年の発売が期待されています。同スマートフォンには、開いた状態で使える7.8インチの内側ディスプレイと、折りたたんだ状態で使える5.5インチの外側ディスプレイが搭載されるようです。

 

クオ氏によれば、折りたたみiPhoneにはデュアルレンズの背面カメラと、閉じても開いても使えるフロントカメラが搭載され、どのような形状でもカメラ機能が使えると報告しています。なおリークアカウントのyeux1122によれば、この外側ディスプレイのカメラは「パンチホール型」になるようです。

 

現時点では、折りたたみiPhoneのパンチホールカメラが視認できる形で搭載されるのか、あるいは小型の「ダイナミック・アイランド」風のUIで隠されるのかは不明です。ただし、顔認証機能の「Face ID」は搭載されず、本体サイドのボタンに指紋認証機能「Touch ID」が採用されるようです。

 

初代の折りたたみiPhoneは、2000〜2300ドル(約28万円〜32万円)で発売されると予測されています。さらに第2世代の折りたたみiPhoneも開発中で、2027年後半に量産が開始されるようです。アップル初の折りたたみiPhoneがどのような形で登場するのか、実に楽しみです。

 

Source: Ming-Chi Kuo via MacRumors

2年後の「iPhone 18 Pro」、2nmチップ搭載でさらに価格上昇か

2026年の発売が期待される「iPhone 18 Pro/Pro Max」では、2nmプロセスで製造される「A20(仮称)」チップの搭載により、価格が上昇する可能性が指摘されています。

↑Front Page Techより。関税の影響も含め、今後のiPhoneの価格は気になるところです。

 

現行モデルの「iPhone 16 Pro/Pro Max」には、「3nm」プロセスで製造された「A18 Pro」チップが搭載されています。また今年の「iPhone 17 Pro/Pro Max」では、「改良版3nm(N3P)」プロセスが導入されるようです。

 

WeiboアカウントのDigital Chat Stationによれば、A20は台湾TSMCの2nmプロセスを採用するとのこと。これにより、iPhone 18 Pro/Pro Maxでは大幅な性能向上と省電力化が見込まれます。一方で、その製造コストの増加が、消費者への価格転嫁につながる可能性があるというのです。

 

TSMCは2025年後半から2nmプロセスのチップを量産する予定で、アップルがその最初の供給先となる見込みです。現在、TSMCはこのために2つの新工場を建設中で、3つ目の向上の承認も進行中です。アップルが最初の顧客になるということは、それだけ高コストを負担するということにもつながります。

 

現在中国で生産されているiPhoneは、トランプ政権による高関税の対象となり、価格が上昇することが危惧されています。今後も、iPhoneの価格の変化を注視する必要がありそうです。

 

Source: Digital Chat Station / Weibo via MacRumors

アップル、薄型・軽量な新型XRデバイス「Vision Air」を開発中か

アップルがより薄く軽量なヘッドマウントディスプレー「Apple Vision Air(仮称)」を開発しているとの情報を、リークアカウントのKosutami氏が投稿しています。

↑MacRumorsより。より価格を落とした製品になりそうですが……。

 

アップルは現在、同社初のXRヘッドマウントディスプレー「Apple Vision Pro」を販売しています。さらに2025年秋から2026年春には、「M5」チップを搭載した「次期Apple Vision Pro」を発売すると予測されているのです。今回Kosutami氏が言及したApple Vision Airは、次期Apple Vision Proの廉価版に相当する可能性があります。

 

Kosutami氏によれば、Apple Vision Airはバッテリーケースやいくつかの内部構造がチタン製に変更され、全体の重量が軽くなります。外装の殆どは引き続きアルミニウム製ですが、「ミッドナイト」カラーによる仕上げが採用されます。

↑MacRumorsより。

 

Kosutami氏はその他にも、Apple Vision Airの電源ケーブルの画像を投稿しています。ケーブルのコネクタは本体にあわせて、ミッドナイトカラーになっています。また、Apple Vision Airの通信ケーブルは現行モデルの12ピンから8ピンへと変更され、、こちらもコネクタにミッドナイトカラーが採用されるようです。

 

水面下で計画が進められている、次期Apple Vision ProとApple Vision Air。もしApple Vision Airがお求めやすい価格で登場したら、個人的にも購入して試してみたい気がします。

 

Source: MacRumors 1, 2

アップル、薄型・軽量な新型XRデバイス「Vision Air」を開発中か

アップルがより薄く軽量なヘッドマウントディスプレー「Apple Vision Air(仮称)」を開発しているとの情報を、リークアカウントのKosutami氏が投稿しています。

↑MacRumorsより。より価格を落とした製品になりそうですが……。

 

アップルは現在、同社初のXRヘッドマウントディスプレー「Apple Vision Pro」を販売しています。さらに2025年秋から2026年春には、「M5」チップを搭載した「次期Apple Vision Pro」を発売すると予測されているのです。今回Kosutami氏が言及したApple Vision Airは、次期Apple Vision Proの廉価版に相当する可能性があります。

 

Kosutami氏によれば、Apple Vision Airはバッテリーケースやいくつかの内部構造がチタン製に変更され、全体の重量が軽くなります。外装の殆どは引き続きアルミニウム製ですが、「ミッドナイト」カラーによる仕上げが採用されます。

↑MacRumorsより。

 

Kosutami氏はその他にも、Apple Vision Airの電源ケーブルの画像を投稿しています。ケーブルのコネクタは本体にあわせて、ミッドナイトカラーになっています。また、Apple Vision Airの通信ケーブルは現行モデルの12ピンから8ピンへと変更され、、こちらもコネクタにミッドナイトカラーが採用されるようです。

 

水面下で計画が進められている、次期Apple Vision ProとApple Vision Air。もしApple Vision Airがお求めやすい価格で登場したら、個人的にも購入して試してみたい気がします。

 

Source: MacRumors 1, 2

アップル、薄型・軽量な新型XRデバイス「Vision Air」を開発中か

アップルがより薄く軽量なヘッドマウントディスプレー「Apple Vision Air(仮称)」を開発しているとの情報を、リークアカウントのKosutami氏が投稿しています。

↑MacRumorsより。より価格を落とした製品になりそうですが……。

 

アップルは現在、同社初のXRヘッドマウントディスプレー「Apple Vision Pro」を販売しています。さらに2025年秋から2026年春には、「M5」チップを搭載した「次期Apple Vision Pro」を発売すると予測されているのです。今回Kosutami氏が言及したApple Vision Airは、次期Apple Vision Proの廉価版に相当する可能性があります。

 

Kosutami氏によれば、Apple Vision Airはバッテリーケースやいくつかの内部構造がチタン製に変更され、全体の重量が軽くなります。外装の殆どは引き続きアルミニウム製ですが、「ミッドナイト」カラーによる仕上げが採用されます。

↑MacRumorsより。

 

Kosutami氏はその他にも、Apple Vision Airの電源ケーブルの画像を投稿しています。ケーブルのコネクタは本体にあわせて、ミッドナイトカラーになっています。また、Apple Vision Airの通信ケーブルは現行モデルの12ピンから8ピンへと変更され、、こちらもコネクタにミッドナイトカラーが採用されるようです。

 

水面下で計画が進められている、次期Apple Vision ProとApple Vision Air。もしApple Vision Airがお求めやすい価格で登場したら、個人的にも購入して試してみたい気がします。

 

Source: MacRumors 1, 2

朗報。次期iOS 19でアプリ検索バーの位置が移動しそう

今年リリースされる「iOS 19」では、大画面iPhoneに最適化されたデザインが採用されると、リークアカウントのジョン・プロッサー氏が報告しています。

↑Jon Prosserより。現在の大画面モデルの流行を考えると、こちらの方が使いやすいかもしれません。

 

プロッサー氏によれば、iOS 19では「アプリ内の検索バーが画面下部に移動する」とのこと。これは、現在の画面の最上部からの大きな変化です。

 

現在の「iOS 18」では、アプリの検索バーは画面の上部に配置されています。例えば「iPhone 16 Pro Max」のような大画面モデルの場合、親指を大きく伸ばさないと検索バーに届きません。また、今年の投入が予定されている超薄型モデル「iPhone 17 Air」でも、大画面ディスプレイの搭載が予測されています。

 

プロッサー氏は、iOS 19のメッセージアプリのデモを紹介しています。iOS 18ではメッセージアプリの検索バーが画面上部にあり、画面を下に引っ張らないと表示されません。一方でiOS 19では検索バーが常時表示され、しかも画面の下部に配置されるのです。この変更はアプリの種類にかかわらず適応され、タブバーがあるアプリ「(例:ミュージック、App Store)と、無いアプリ(例:メッセージ)の両方で、画面下部に検索バーが表示されます。

 

ますます大型化する、iPhoneのディスプレイ。iOS 19の検索バーは、そのような現状にあわせて位置が変更されるようです。

 

Source: Jon Prosser / YouTube via 9to5Mac

編み込みがオシャレ。アップル傘下のBeatsから純正充電ケーブルが登場

アップル傘下のBeatsブランドから、これまで単品で販売されていなかった編み込み式の充電ケーブルが登場しました。

↑アップルより。長さは1.5mと20cmをラインナップします。

 

今回販売が開始されたのは、「USB-C to USB-C」「USB-C to USB-A」「USB-C to Lightning」の3種類。ケーブルは編み込み式で、絡まり、よじれ、被覆の破れがなく、ワンランク上の便利さだとアピールされています。

 

ケーブルはアップルおよびAndroidデバイスと互換性があり、充電、同期、オーディオ、CarPlay、データ転送に使用可能。音楽を聴いたり、ロスレスオーディオをストリーミングしながら、USB-C対応のBeatsヘッドフォンやスピーカーを同時に充電できます。また最大60Wの高速充電に対応し、USB 2.0の速度でデータを転送できます。

 

Beatsの充電ケーブルは長さが1.5mで、カラーリングはボルトブラック/サージストーン/ニトロネイビー/ラピッドレッドの4色。日本価格は2480円(税込)となっています。

 

↑アップルより

 

Beatsの充電ケーブルには、20cmのショートケーブルも用意されています。カラーリングはボルトブラックのみで、価格は2480円(税込)です。

 

これまでアップルは、ブラックカラーのUSB-Cケーブルは単品では販売していませんでした(Thunderbolt 4ケーブルにはブラックが存在)。アップル純正のブラックケーブルが欲しい人にも、Beatsの充電ケーブルは”刺さる”商品となりそうです。

 

Source: アップル 1, 2

編み込みがオシャレ。アップル傘下のBeatsから純正充電ケーブルが登場

アップル傘下のBeatsブランドから、これまで単品で販売されていなかった編み込み式の充電ケーブルが登場しました。

↑アップルより。長さは1.5mと20cmをラインナップします。

 

今回販売が開始されたのは、「USB-C to USB-C」「USB-C to USB-A」「USB-C to Lightning」の3種類。ケーブルは編み込み式で、絡まり、よじれ、被覆の破れがなく、ワンランク上の便利さだとアピールされています。

 

ケーブルはアップルおよびAndroidデバイスと互換性があり、充電、同期、オーディオ、CarPlay、データ転送に使用可能。音楽を聴いたり、ロスレスオーディオをストリーミングしながら、USB-C対応のBeatsヘッドフォンやスピーカーを同時に充電できます。また最大60Wの高速充電に対応し、USB 2.0の速度でデータを転送できます。

 

Beatsの充電ケーブルは長さが1.5mで、カラーリングはボルトブラック/サージストーン/ニトロネイビー/ラピッドレッドの4色。日本価格は2480円(税込)となっています。

 

↑アップルより

 

Beatsの充電ケーブルには、20cmのショートケーブルも用意されています。カラーリングはボルトブラックのみで、価格は2480円(税込)です。

 

これまでアップルは、ブラックカラーのUSB-Cケーブルは単品では販売していませんでした(Thunderbolt 4ケーブルにはブラックが存在)。アップル純正のブラックケーブルが欲しい人にも、Beatsの充電ケーブルは”刺さる”商品となりそうです。

 

Source: アップル 1, 2

iPhone20周年モデルで”真の全画面デザイン”がついに実現?

2027年に登場する見込みの「iPhone20周年モデル」では、「大胆に刷新されたProモデルが登場する」と、ブルームバーグが報じています。

↑Sergey Peterman/Adobe Stockより。果たしてどんな意欲的なモデルが出てくるか、非常に楽しみです。

 

ブルームバーグのマーク・ガーマン記者によれば、2026年または2027年のProモデルのiPhoneでは、画面上部の「Dynamic Island(ダイナミック・アイランド)」が小さくなる予定です。その背景には、前面カメラや顔認証機能「Face ID」に必要な「TrueDepth」センサーを、ディスプレイの下に移す技術の進展があります。

 

ディスプレイアナリストのロス・ヤング氏によれば、ディスプレイ下にFace IDを内蔵したiPhoneは、2026年に登場予定。そして最終的には、前面カメラもディスプレイ下に配置した「完全にフルスクリーンなiPhone」が、2027年に完成すると予測されているのです。

 

なお、アップルは18.8インチの巨大折りたたみデバイスを開発していると噂されています。こちらでも「金属超構造レンズ」を採用することで、ディスプレイ下での顔認証が可能になるようです。一方で2026年に登場する「折りたたみiPhone」では、本体側面のボタンに「Touch ID」が内蔵されるようです。

 

完全なフルスクリーンかつ、オールガラス素材のiPhoneは、元デザイン責任者のジョニー・アイブ氏が構想していたもの。その夢がとうとう現実のものになるのか、期待が高まります。

 

Source: ブルームバーグ via MacRumors

折りたたみiPhoneの価格は”16 Pro Maxより1000ドル高い”?

アップルの「折りたたみiPhone」の価格が2100〜2300ドル(約30万円〜33万円)になると、リークアカウントのInstant Digitalが報告しています。

↑guteksk7/Adobe Stockより。まだ多くの噂が飛び交う段階ですが、デザインも含めてどうなるかに期待したいところです。

 

中国SNSのWeiboへの投稿によれば、アップルの折りたたみスマートフォンは、サムスンの同等モデルより約10%高価になるとのこと。サムスンの横折りスマートフォン「Galaxy Z Fold 6」は1900ドル(約27万円)、横折りスマートフォン「Galaxy Z Flip 6」は1220ドル(約17万円)で販売されており、折りたたみiPhoneはGalaxy Z Fold 6よりも約200ドル〜400ドル高くなる見込みです。

 

アップルの「iPhone 16 Pro Max」の最上位モデルは、1200ドル(約17万円)で販売されています。つまり、折りたたみiPhoneはiPhone 16 Pro Maxよりも約1000ドル高く販売されることになります。

 

折りたたみiPhoneは、早ければ来年中にも販売される可能性があります。すでにAndroidでは数多くのモデルが登場している折りたたみスマートフォンですが、アップルの折りたたみiPhoneがどのような姿で登場するのか、今から期待が高まります。

 

Source: MacRumors

iPhoneで乗り物酔いを防ぐ「車両モーションキュー」の使い方【iPhoneの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「車両モーションキュー」の使い方」です。

 

 

バスや電車などでiPhoneを操作していると気分が悪くなることがあります。これは揺れる環境で画面を見つめることで、乗り物酔いと同じ状態になるのが原因だと言われています。そんな時はiPhoneに備わっている「車両モーションキュー」を使ってみましょう。揺れの動きに合わせて画面上に表示したドットを動かすことで乗り物酔いの軽減に役立つ働きをしてくれます。

 

この機能は「設定」を開いて「アクセシビリティをタップ。[動作]をタップすると[車両モーションキューを表示]という項目があるのでタップ。その先の画面で[自動]をタップしましょう。

 

こうしておくと揺れを検知した時に画面にドットを表示、揺れの動きに合わせてドットが上下左右に動きます。この視覚効果によって乗り物酔いを軽減してくれるという仕組みです。

 

揺れ具合が弱いとドットが表示されない場合もあるので、その時は[オン]にして強制的にドットを表示しておきましょう。

 

ちなみに「車両モーションキュー」の設定を行うと自動的にコントロールセンターに車両モーションキューのアイコンを追加してくれるので、次回はここから切り替えできます。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

【関連リンク】
Mac Fan Portal
Mac Fan TV(YouTube)

Apple IntelligenceのSiri、今年秋からやっと本気出す?

これまで延期されていた「Apple Intelligence」の「Siri」の新機能が今秋にリリースされると、ニューヨーク・タイムズが報じています。

↑アップルより。新機能の提供が遅れ続けていますが、本当に秋には出るのでしょうか。

 

アップルは昨年のWWDCにて、「iOS 18」のアップデートともにSiriの新機能を紹介しました。それによれば、「メールやメッセージ、ファイル、写真などを学習し、ユーザーの作業を整理・支援する」「画面に表示されている内容を理解し、操作する」「より深いアプリとの統合」などが導入されると案内しましたが、現時点ではこれらの機能を利用することはできません。

 

今年の3月初旬、Siriのパーソナライズ機能の提供に予想以上の時間がかかるとして、この機能は来年中に段階的に導入される予定だとアップルは述べていました。その後にロイター通信は、Apple IntelligenceのSiri機能は2026年まで遅れると報じていました。

 

しかしニューヨーク・タイムズによれば、アップルの関係者は依然として「今秋のリリースに自信がある」そう。そして、「『友達に写真を編集して送信する』といったリクエストに応えられる仮想アシスタントを、今秋にリリースする予定だ」と語っているそうです。

 

Siriの新機能の提供が遅れていることで、アップルはアメリカでは訴訟に直面しています。人工知能機能の提供で出遅れているアップルですが、早めのSiriの機能強化を望みたいところです。

 

Source: MacRumors

アップル、約19インチの巨大折りたたみデバイスを開発中?2026年末にも登場か

アップルの18.8インチの折りたたみデバイスが2026年末にも登場する可能性があると、アナリストのジェフ・プー氏が報告しています。

↑CozyDigital/Adobe Stockより。画面サイズが18.8インチだとすれば、かなり巨大なデバイスと言えそうですが……。

 

プー氏によれば、アップルは18.8インチの折りたたみデバイスと、7.8インチの折りたたみiPhoneを開発しているとのこと。同氏は先月、この2種類のデバイスがフォックスコンにより新製品導入(NPI)フェーズに入っており、量産のタイミングによっては製品が2026年末か、2027年に発売される可能性があると指摘しています。

 

プー氏の指摘では、アップルの18.8インチの折りたたみデバイスは「MacBookとiPadのハイブリッド」であり、タッチ操作対応のディスプレイを搭載して「macOS」をサポートするそうです。著名アナリストのミンチー・クオ氏も、このデバイスが「MacBook」だとして言及しています。一方でブルームバーグのマーク・ガーマン記者は、このデバイスが「iPad」だと指摘するなど、見解が分かれています。

 

ガーマン氏は、アップルが「iOS 19」と「macOS 16」で設計の統一を進めており、それが折りたたみデバイスやタッチ対応Macの道を開くと報告しているため、ハイブリッド型になる可能性も十分にあると考えられています。

 

また「折りたたみiPhone」に関しては、リークアカウントのDigital Chat Stationが「内側のディスプレイや約7.76インチで、解像度は2713×1920ピクセルとなり、画面下カメラが採用される。外側ディスプレイは5.49インチで、解像度は2088×1422ピクセルとなり、パンチホール型カメラが搭載される」と報告しています。

 

いよいよ登場が近づいているのかもしれない、アップルの折りたたみデバイス。大画面の折りたたみデバイスがMacBookなのかiPadなのか、どちらになるのかが気になるところです。

 

Source: MacRumors 1, 2

アップル、約19インチの巨大折りたたみデバイスを開発中?2026年末にも登場か

アップルの18.8インチの折りたたみデバイスが2026年末にも登場する可能性があると、アナリストのジェフ・プー氏が報告しています。

↑CozyDigital/Adobe Stockより。画面サイズが18.8インチだとすれば、かなり巨大なデバイスと言えそうですが……。

 

プー氏によれば、アップルは18.8インチの折りたたみデバイスと、7.8インチの折りたたみiPhoneを開発しているとのこと。同氏は先月、この2種類のデバイスがフォックスコンにより新製品導入(NPI)フェーズに入っており、量産のタイミングによっては製品が2026年末か、2027年に発売される可能性があると指摘しています。

 

プー氏の指摘では、アップルの18.8インチの折りたたみデバイスは「MacBookとiPadのハイブリッド」であり、タッチ操作対応のディスプレイを搭載して「macOS」をサポートするそうです。著名アナリストのミンチー・クオ氏も、このデバイスが「MacBook」だとして言及しています。一方でブルームバーグのマーク・ガーマン記者は、このデバイスが「iPad」だと指摘するなど、見解が分かれています。

 

ガーマン氏は、アップルが「iOS 19」と「macOS 16」で設計の統一を進めており、それが折りたたみデバイスやタッチ対応Macの道を開くと報告しているため、ハイブリッド型になる可能性も十分にあると考えられています。

 

また「折りたたみiPhone」に関しては、リークアカウントのDigital Chat Stationが「内側のディスプレイや約7.76インチで、解像度は2713×1920ピクセルとなり、画面下カメラが採用される。外側ディスプレイは5.49インチで、解像度は2088×1422ピクセルとなり、パンチホール型カメラが搭載される」と報告しています。

 

いよいよ登場が近づいているのかもしれない、アップルの折りたたみデバイス。大画面の折りたたみデバイスがMacBookなのかiPadなのか、どちらになるのかが気になるところです。

 

Source: MacRumors 1, 2

アップルが「スマートメガネ」に本気。メタより先に製品投入?

アップルが「真のスマートメガネ(スマートグラス)」の開発に力を入れており、ライバルのメタより先の製品投入を目指していると、ブルームバーグが報じています。

↑メタより。期待のスマートグラス市場、どれほど盛り上がっていくかは今後の見どころでしょう。

 

報道によれば、アップルのヘッドセット「Apple Vision Pro」の次期モデルは「軽量で1日中着用でき、現実世界にグラフィックを重ねて表示するARスマートメガネ」に向けた「踏み台」になるとのこと。アップルのクックCEOは、このプロジェクトを社内で最優先事項として位置づけているようです。

 

上の画像は、メタとファッションブランドのレイバンがコラボレーションして販売したスマートメガネです。本体にはカメラとスピーカーを搭載し、通話の発信やメッセージの送信をしたり、写真を撮影してシェアすることができます。

 

そしてメタも、「オライオン」とよばれる真のARスマートメガネを開発しているようです。ただしブルームバーグによれば、アップルやメタの真のARスマートメガネは高解像度ディスプレイや高性能チップ、1日中持つ超小型バッテリーの開発が難しいことから、完成まで数年かかると指摘しています。

 

メタとレイバンのスマートメガネは、予想外のヒットとなりました。アップルは簡易型のスマートメガネを先に投入し、それを足がかりに真のARスマートメガネへと進化させる計画のようです。さらに今後数年以内には、「Apple Watch」や「AirPods」にAIカメラ機能を追加する計画も進められているようです。

 

Apple Vision Proのようなヘッドセットは長時間の使用が難しいのですが、ARスマートメガネなら1日中装着することができます。アップルとメタからの、未来を感じさせる製品の登場を待ちたいものです。

 

Source: ブルームバーグ via MacRumors

えっ今!? インスタグラムのiPadアプリが開発中らしい

メタ傘下のSNSアプリ「インスタグラム」が「iPad 」向けのアプリを開発中だと、海外メディアのThe Informationが報じています。

↑アップルより。以前は開発が否定されていましたが、ようやく重い腰を上げたのかもしれません。

 

インスタグラムは2010年にサービスが開始されましたが、それ以来「iPhone」向けのアプリしか存在せず、iPad向けのアプリはリリースされませんでした。2020年や2022年に同社は、「今やるべき最優先事項ではない」「優先すべきほどのユーザー数がいない」として、正式にiPad向けアプリの開発を否定しています。

 

今回の情報は、インスタグラムの最近の動向に詳しいメタの社員がもたらしたものです。現在「ティックトック」はアメリカにおけるサービス提供禁止を猶予されている状態なので、メタはその状況を狙ってインスタグラムのiPad向けアプリを開発している可能性があります。

 

さらにインスタグラムは先日、クリエイターをニューヨークに招待し、「Edits」という新しい動画編集アプリを披露しました。これは、ティックトックの運営元が提供していた動画編集アプリ「CapCut」がApp Storeから削除されたのを受けた動きです。さらに、インスタグラムのショート動画機能「リール」も最大3分まで拡大されました。

 

生き馬の目を抜くテック業界ですから、従来の方針をくつがえしてiPad向けのインスタグラムアプリが登場しても、なんら不思議ではありません。これからのインスタグラムの進化に、注目したいものです。

 

Source: The Information via MacRumors

カメラ突起でか! iPhone 17 Proのケースがこちらです

今年販売されるであろう「iPhone 17 Pro/Pro Max」のケースとされる画像を、リークアカウントのソニー・ディクソン氏が投稿しています。

↑Sonny Dickson / Xより。カメラバー部分のインパクトが大です。

 

iPhone 17 Pro/Pro Maxでは、本体背面に長方形のカメラ突起(カメラバー)が搭載されることが、流出情報により明らかになっています。最新の報告によれば、このカメラ突起はデバイス全体と同じ色になり、本体背面はガラスとアルミニウムのハイブリッド素材になるようです。

 

今回ディクソン氏が投稿したiPhone 17 Pro/Pro Maxのケース画像も、やはり長方形のカメラ突起が確認できます。そのサイズは非常に大きく、これまでのiPhoneのイメージを覆すもの。むしろ、グーグルの「Pixel」スマートフォンを連想させます。

 

アップルがiPhone 17 Pro/Pro Maxの背面カメラのデザインを変更する理由は、現時点ではわかりません。より大型または放熱性に優れた部品を搭載したり、カメラ間の距離を広げることでの深度マッピング精度の向上、あるいはiPhoneの内部構造の効率化などが予測されています。

 

iPhone 17 Pro/Pro Maxは超薄型モデルの「iPhone 17 Air」とともに、今年9月にリリースされるはず。トランプ政権の関税政策が気になるところですが、どのモデルも魅力的な製品として登場してほしいものです。

 

Source: Sonny Dickson / X via MacRumors

二転三転…トランプ関税でiPhoneが予測不能の大混乱に

貿易への高関税で世界中を混乱に陥れているトランプ政権。さらに最近の発言では、「iPhone」なども影響する「半導体や電子機器への関税」に言及しています。

↑アップルより。日ごとに状況が変わっていますが、今後も先行きは不透明です。

 

米政府は以前、中国からの輸入品にたいして対抗関税として145%を課すと発表していました。iPhoneはその大部分が中国で生産されていることから、大幅な値上げが予測されていたのです。しかしその後に米国政府は、iPhoneやiPad、Mac、Apple Watchなどの電子機器は関税の対象外だと明かし、一転して市場には安堵感が広まっていました。

 

しかしトランプ大統領は自身のSNS「Truth Social」にて、「関税の例外は存在しない。誰も逃れられない」と発言。アップルやその他のテック企業は「単に別の関税カテゴリーに移されただけ」であり、20%の「フェンタニル関税」は引き続き適応され、さらなる関税も導入されると述べています。

 

米政府による半導体への関税は、今後数日のうちに発表される予定です。トランプ大統領は以前から、アップルがiPhoneやその他の製品を米国内で製造するべきだと示唆していました。しかしそれを実現するには膨大な費用と長い時間がかかることから、現実的ではないようです。

 

さらに、米政府の半導体関税でiPhoneがどのように取り扱われるのかも不透明です。トランプ大統領は半導体関税について、「私は柔軟な人間だ。(アップルの)クックCEOとも話す」と述べており、iPhoneに一律の関税が適用されない可能性もあります。いち消費者として、はた迷惑なトランプ大統領の関税騒動、一刻も早く終焉してほしいものです。

 

Source: MacRumors 1, 2

iPhone 17 Pro、前面/背面カメラで「デュアルビデオ録画」が可能?

アップルから今年リリースされる「iPhone 17 Pro/Pro Max」では「デュアルビデオ録画機能」が搭載されると海外にて報じられています。

↑Front Page Techより。Vlog制作のようなシーンでは便利そうです。

 

iPhone 17 Pro/Pro Maxでは、背面に長方形の「カメラバー(カメラ突起)」が搭載されると噂されています。本体背面は「ガラス+アルミニウム」のハイブリッド素材で、ワイヤレス充電機能と本体の強度を両立させるようです。

 

Front Page Techのジョン・プロッサー氏によれば、iPhone 17 Pro/Pro Maxでは前面カメラと背面カメラを同時に使って動画を撮影できるとのこと。このような機能は「Snapchat」などのアプリですでに利用可能ですが、今回はiPhoneの標準カメラアプリでも同じことができるようです。

 

デュアルビデオ録画機能では、たとえば自分の顔を前面カメラで撮影しつつ、背面カメラで撮影した風景を合成することで、表情やリアクションを重ねて撮影することができます。これはYouTubeやTikTokのような動画配信サイトを使うクリエイターにとって、役立つことでしょう。

 

この機能は比較的単純なもののようですが、なぜiPhone 17 Pro/Pro Maxに限定されるのかは、現時点では不明です。iPhone 17シリーズは今年も9月に発売されると予測されていますが、どのような新たな撮影機能が追加されるのか、楽しみに待ちたいものです。

 

Source: Front Page Tech / YouTube via MacRumors

トランプ関税でアップル製品の駆け込み購入が急増

トランプ政権によるアップル製品の値上げを懸念し、「iPhone」の購入者がアップルストアに殺到していると、ブルームバーグが報じています。

↑アップルより。先行きは依然として不透明ですが、一体どうなってしまうのでしょうか。

 

複数のアップルストアの従業員によれば、店舗は連日、iPhoneを「パニック買い」する顧客で大混雑しているとのこと。さらに、ほとんどのすべての購入者が「すぐに値上がりするのか?」と尋ねてきたそうです。なんとこの駆け込み購入の混雑は、年末商戦のような賑わいにも匹敵したそう。その結果、4月5日から6日の売上は、過去数年の同時期を大きく上回りました。

 

現時点でトランプ政権は「関税上乗せ分の一時停止」「相互関税からスマートフォン・パソコンを除外する」などの対策を発表しているものの、依然として先行きは不透明です。アップルはトランプ政権の関税発効にそなえ、すでにiPhoneやその他のデバイスをアメリカ国内に大量に備蓄しています。これらの備蓄により数カ月は持ちこたえられる見通しで、いずれにせよアップルは当面の間、値上げを回避できると予測されています。

 

トランプ政権の高関税の影響を受け、アップルの株価は一時20%近く下落していました。同社は5月1日に決算発表を予定しており、その場で関税への対応策など、より詳しい説明がおこなわれる可能性があります。日ごとに話が変わるトランプ政権の政策は非常に悩ましい問題ですが、消費者は見守るしかないのでしょうか。

 

Source: ブルームバーグ via MacRumors

トランプ大統領、「iPhoneは米国内で生産できる」

トランプ米大統領は「アップルがiPhoneやその他のデバイスをアメリカ国内で製造できると『完全に信じている』」と、ホワイトハウス報道官のカロライン・レヴィット氏が発言しました。

↑アップルより。できないことはないでしょうが、価格が問題になりそうです。

 

トランプ政権は米国時間4月9日から多くの国家の輸入品に高関税を課すと発表していましたが、現在は中国を除き、上乗せ分の課税を90日間停止しています。アップルはiPhoneの大部分を中国で組み立てており、このまま状況が変わらなければ、iPhoneの米国価格が大幅に上昇することが危惧されています。

 

レヴィット氏は「iPhone製造がアメリカに移転可能だと考えているのか」という質問に対して、「もちろんです。わたしたちには労働力があり、人材があり、資源があります」「アップルは今年、アメリカに5000億ドル(約75兆円)を投資すると発表しました。アップルがアメリカに可能性がないと考えていたら、そんな大金を投じることはなかったはずです」と返答したのです。

 

しかし現実的には、複雑なサプライチェーンをアメリカに移転させることは、極めて難しいようです。アップルのティム・クックCEOは以前、「中国が製造拠点として選ばれる理由は、安い人件費ではありません。本当の理由は、高度な技能を持つ人材が大量に一箇所に集まっているからです」と発言していました。

 

アップルはiPhone製造において、50カ国以上から部品を調達し、79カ国から希少金属を調達しています。もしiPhoneの最終組み立てをアメリカでおこなったとしても、大幅なコストアップが危惧されます。はたして今年の「iPhone 17」シリーズは無事に発売されるのでしょうか。

 

Source: The White House / YouTube via  MacRumors

2027年の「20周年iPhone」、ガラス素材を大胆に採用する可能性

2027年の「iPhone誕生20周年」にむけてアップルが「大きな刷新」を準備していると、ブルームバーグのマーク・ガーマン記者が報じています。

↑アップルより。10周年モデルの「iPhone X」はこんな感じでしたが……。

 

報道によれば、アップルは「折りたたみiPhone」と、「ガラスをより広範囲に採用した新しいiPhone Pro」の投入を計画しているとのこと。なお、以前にアップルでデザイン責任者をつとめたジョニー・アイブ氏は「1枚のガラスから作られたiPhone」を構想していましたが、これが20周年モデルで実現するのかどうかは、現時点では不明です。

 

アップルは2017年に、10周年モデルとして「iPhone X」を投入しました。iPhone Xではホームボタンが廃止され、全面タッチ操作のユーザーインターフェイスに移行。指紋認証「Touch ID」のかわりに顔認証「Face ID」が採用されました。20周年モデルでも、iPhone Xのような大きなサプライズが用意されている可能性があります。

 

2027年のiPhoneの名称がどうなるのかも気になるところです。これまでのナンバリングに従うのなら「iPhone 19」になるはずですが、「iPhone 9」をスキップして「iPhone X」が投入されたように、いきなり「iPhone 20(iPhone XX)」が登場する可能性もないとは言えないでしょう。

 

折りたたみiPhoneに関しては、2026年に「ブックタイプの横折りiPhone」が登場すると、ガーマン氏は指摘していました。2027年に登場するのはその第2世代か、あるいは「クラムシェルタイプの縦折りiPhone」となるのかもしれません。今後も、アップルから革新的なiPhoneが投入されることを、楽しみにしたいものです。

 

Source: MacRumors

iPhone 17 Proで噂の大型カメラバー、色合いが判明?

今年投入される「iPhone 17 Pro/Pro Max」の背面にある「カメラ突起(カメラバー)」について、「本体と同色になる」との情報を、ブルームバーグが伝えています。

↑iDeviceHelpより。バー部分が大きいのでかなり目立ちそうですが、ツートンカラーにはならないとのこと。

 

上位モデルに相当するiPhone 17 Pro/Pro Maxと、超薄型モデルの「iPhone 17 Air」では、背面に長方形のカメラ突起が採用されることが、これまでのリーク情報により指摘されています。一方で標準モデルの「iPhone 17」では、引き続き縦長のカメラ突起が存在するようです。

 

ブルームバーグの報道によれば、iPhone 17 Pro/Pro Maxは「ツートンの背面デザインにはならない」とのこと。そして、「カメラ突起はデバイス全体と同じ色になる」と指摘しているのです。以前には本体がシルバーで、カメラ突起が濃い黒色のツートンデザインになるという予測もありましたが、そうした画像は「正確ではない」としています。

 

海外テックサイトのThe Informationによれば、iPhone 17 Pro/Pro Maxの背面は「ガラス+アルミニウム」のハイブリット構造になるようです。ガラス部分はワイヤレス充電に対応するため、そしてアルミ部分は落下時の耐久性を高め、割れにくくするために採用されます。

 

今回の情報が正しければ、iPhone 17 Pro/Pro Maxは本体とカメラ突起の色合いを統一させることで、より洗練された見た目になりそうです。このデザインが「iPhone 18」以降でも引き継がれることになるのかも、気になるところです。

 

Source: ブルームバーグ via MacRumors

iOS 19はアイコンが丸い? 詳細デザイン情報が登場

今年リリースされる「iOS 19」の詳細なデザイン情報を、YouTubeチャンネルのFront Page Techが公開しています。

↑Front Page Techより。全体的に「visionOS」に近いデザインとなるようです。

 

 

アップル社内からの情報にもとづいて作成された今回の動画。まず全体として、iOS 19では空間コンピューティングデバイス「Apple Vision Pro」に搭載された「visionOS」にインスパイアされた、ガラスのようなデザインが採用されます。ボタンやメニュー、通知などのユーザーインターフェイスに、半透明の効果が追加されるようです。

 

アプリアイコンは角の丸い四角形から、さらに丸い形状へと変更されています。ただし、visionOSのように完全な円形になるのかは現時点では不明です。

↑Front Page Techより。

 

iOS 19では「App Store」「Apple Music」「Apple TV」「メッセージ」「電話」などのアプリにおいて、画面下部に浮遊するタブバーが導入されます。検索タブでは横長の検索バーと、左側に丸いボタンがあり、ボタンをタップすることで元のタブバーに戻ります。タブを切り替える際のアニメーションも新しくなっているようです。

 

iOS 19のその他の変更点としては、メッセージアプリにおける検索バーの常時表示、より丸みを帯びたユーザーインターフェイス、設定アプリとキーボードデザインの変更、ガラス感を強調する光の演出などがあげられます。その使い勝手はまだわかりませんが、すくなくとも見た目はかなり刷新される事になりそうです。

 

Source: MacRumors

トランプ関税でiPhone16が暴騰? 最大34万円に値上がりか

トランプ米大統領が発表した高関税政策により、米国の「iPhone 16」の価格が最大2300ドル(約34万円)に値上がりする可能性を、ロイター通信が報じています。

↑アップルより。現在は激しく状況が動いているため、今後も注視していく必要がありそうです。

 

トランプ大統領は4月9日から、多くの国からの輸入品に対して高関税を課すと発表しました。iPhoneの大半は中国で組み立てられているのですが、中国から米国への輸入品に対しては54%の関税が課される見込みです。

 

この関税政策にもとづくと、最上位モデルの「iPhone 16 Pro Max(1TB)」は現在の1599ドル(約24万円)から、約2300ドル(約34万円)へと跳ね上がることになります。また最も手頃な「iPhone 16e」も、現在の599ドル(約8万8000円)から約850ドル(約13万円)へと値上がりする計算です。

 

調査会社のCounterpoint Researchによれば、アップルは平均して30%以上の値上げを行わなければ、関税によるコスト増を吸収できないとしています。これについてアップルは正式なコメントを出しておらず、どのようにコスト増を回避するのかどうかは不明です。

 

アメリカだけでなく、日本の株式市場も大いに混乱させているトランプ政権の高関税政策。今年発売されるであろう「iPhone 17」シリーズの価格にどのように影響するのか、今から気になってしかたありません。

 

Source: Reuters via MacRumors

今年のiPhone 17 Pro、カメラのズーム倍率が下がる?

今年の「iPhone 17 Pro/Pro Max」では3.5倍(85mm相当)の新しい望遠カメラが搭載されると、海外リークアカウントが報告しています。

↑アップルより。望遠カメラの画素数が上がるぶん、ズーム倍率は少し控えめになるかもしれません。

 

現在の「iPhone 16 Pro/Pro Max」では、5倍(120mm)の望遠カメラが搭載されています。望遠カメラの画素数は1200万画素で、広角カメラと超広角カメラの4800万画素とは、スペックに差があります。

 

リークアカウントのMajin Buによれば、iPhone 17 Pro/Pro Maxでは4800万画素の新しい望遠カメラが搭載されるとのこと。これは、現在の1200万画素からみると大幅なスペックアップです。一方で、新しい望遠カメラの光学ズーム倍率は3.5倍(85mm)で、現在の5倍(120mm)からスペックダウンします。

 

85mmは、一般的にはポートレート撮影をおこなうのに適した焦点距離とされています。また、超広角カメラと広角カメラを含めたより柔軟なズーム機能と、使いやすいポートレート撮影機能が利用できる可能性があります。

 

iPhone 17 Pro/Pro Maxは今年の秋のリリースが期待されています。今回の噂どおりに望遠カメラのスペックアップを予定しているのか、今から実に楽しみです。

 

Source: Majin Bu via MacRumors

アップルはiPhoneの「振動ボタン」を諦めない。将来的な搭載を計画中?

アップルが将来のiPhoneへの「触覚フィードバック付きソリッドステートボタン(振動ボタン)」の搭載を依然として計画していることが、海外リークアカウントにより報じられています。

↑アップルより。今後は「アクションボタン」のような物理ボタンを増やさず、物理的な可動部を持たないソリッドステートボタンに移行していくのかもしれません。

 

ソリッドステートボタンは物理的に上下するのではなく、振動によりボタンを押した感覚を再現するものです。かつてのiPhoneでも「ホームボタン」にソリッドステートボタンが採用され、MacBookの「トラックパッド」にも同様の仕組みが採用されています。

 

リークアカウントのInstant Digitalによれば、iPhoneへのソリッドステートボタンの搭載は生産コストよりも誤動作(ミスタッチ)が最大の課題となっているとのこと。現在では「正しい反応」が完全に保証されないため、改善が必要だと指摘しているのです。

 

アップルはソリッドステートボタンの「触覚設計」を調整中で、従来の物理ボタンの感覚により近づけることを目指しています。この設計の利点としては、構造の簡素化や機械的な摩耗の削減、さらに軽いタッチと強いタッチの違いが認識でき、異なる操作が可能になることがあげられます。

 

ソリッドステートボタンは今年の「iPhone 17」シリーズには搭載されないものの、将来的に採用される可能性があるそうです。ブルッと震えてタッチを再現するソリッドステートボタン、未来のiPhoneへの採用を楽しみにしたいものです。

 

Source: MacRumors

やはり軽さは正義。M4搭載MacBook AirをProと比べてわかった”Air”の魅力

アップルがモバイルPC「MacBook Air」に、最新のApple M4チップを載せた新モデルを発売しました。新色のスカイブルーも登場。今回筆者は15インチのMacBook Airを3週間ほど使ってみました。あらゆるユーザーを満足させるオールラウンダーと言えるMacです。

↑アップルが3月12日に発売したM4搭載MacBook Air。15インチの新色「スカイブルー」のモデルを3週間ほど使いました。

 

MacBookの入門機が16万円台スタートは安い? 高い?

MacBook Airといえば圧倒的な「薄さと軽さ」が特徴です。MacBookシリーズの現行ラインナップの中では最も手頃な価格帯で買えるモデルに位置付けられます。13インチは16万4800円(税込)から、15インチは19万8800円(税込)から。2024年発売のM3搭載MacBook Airから販売価格は据え置かれました。

 

安定感のあるパフォーマンスとアルミニウム筐体の美しいデザイン、iPhoneなどAppleデバイスとAirDropでファイルを簡単にやり取りできる使い勝手の良さなどを考えれば、とてもコスパのよいモバイルノートPCだと筆者は思います。ただし本機が発売される直前まで、M2チップを搭載する前世代のMacBook Airが少し安い値段でApple Storeから購入できました。特に、この春から新しい学校や職場でスタートを切る方々は、この価格に少しためらってしまうかもしれません。

 

しかし、現時点で最新のApple M4チップを搭載するMacBook Airを購入しておけば、macOSのアップデートにより提供されるMac向けの最新機能をより長く使えることは間違いありません。M4搭載機の将来性に目を向けると、特にアップル独自の生成モデルによる「Apple Intelligence」の各ツールが最も安定動作するMacを選ぶメリットは大きいと言えます。Apple Intelligenceが4月から日本語に対応したこともあって、より使う機会も増えてくると思います。

↑アップル独自の生成モデルであるApple Intelligenceには、テキストプロンプトから画像を生成するImage Playgroundなどさまざまな機能があります。

 

↑12MPのセンターフレームカメラを搭載。1080pの高画質なビデオ撮影に対応しています。

 

↑MacBookの前に座るユーザーと、手もとの様子を同時に記録できる「デスクビュー」が使えます。

 

エンタメPCとしても優秀

MacBook AirはエンタメPCとしても優れています。冷却ファンを持たないファンレス設計なので、動作音はほぼ無音。本体の内蔵スピーカーによる音楽再生、映画やゲームのサウンドに集中できます。これはかなりうれしいポイントでしょう。

 

Liquid RetinaディスプレイはDCI-P3の広色域表示と500nitsの輝度再現が可能。明暗のダイナミックレンジと色鮮やかさに富んだHDR対応の映像はそのまま表示できないため、SDR(標準ダイナミックレンジ)に変換されますが、それでも十分に鮮やかで色や明るさのバランスも自然です。

↑15インチのLiquid Retinaディスプレイ。自然な色合いと明るさを備えています。

 

本体の左側面には2基のThunderbolt 4/USB 4ポートがあります。Apple TV+やNetflix、Amazonプライムビデオなどで配信されている映画やドラマを、外出先ではMacBook Airで視聴し、続きは帰宅後に大型PCディスプレイに接続して楽しむなんてことも可能です。

 

右側面にはハイインピーダンスのヘッドホンにも対応する3.5mmオーディオジャックがあります。MacBook Airには最大96kHz/24bitのオーディオストリーミングに対応するD/Aコンバーターも内蔵しているので、良質なオーディオヘッドホンを用意すれば、Apple Musicで配信されているハイレゾロスレス音源がさらにいい音で聴けるでしょう。

↑3.5mmオーディオジャックは抵抗値の高いハイエンドヘッドホンも力強く鳴らせるほどの出力を備えています。

 

AirとPro、どちらを選ぶ? 大事なのは重量とサイズ感

筆者は出かける際、いつもバッグの中にMacBook Proを入れて歩き回っています。出先でやることといえば、原稿のテキストを書いて、カメラで撮影した写真を簡単に編集するぐらいです。つまり筆者が選ぶのであれば、画面は小さくてもOKで、なるべく軽い13インチのMacBook Airが最適だと思っていました。

 

ところが今回15インチのモデルを試用してみると、やはり大画面に2つのアプリケーションをゆったりとしたサイズのウィンドウで開いておける方が、仕事がはかどる実感があります。テキストエディタとPhotoshopなどを両方開けるのは特にありがたいです。

↑15インチのディスプレイは複数のアプリを立ち上げながら、なお画面を広く使えます。

 

問題は、大きいノートPCはそのぶん重いこと。いま筆者がメインマシンとして使っている14インチのM3搭載MacBook Proは質量が1.55kgです。15インチのM4搭載MacBook Airは1.51kgと、わずか40gしか変わらないはずなのに、スリムなAirの方が少し軽く感じられます。13インチのMacBook Airは15インチのモデルよりも270gも軽い1.24kgなので、やはりポータビリティを優先するのであれば13インチがベターだと思います。

 

また、15インチのMacBook Airはカフェ、または新幹線・飛行機のコンパクトなテーブルの上に置くとギリギリ、あるいははみ出してしまうことがありました。

 

クリエイティブにも使うなら10コアGPU搭載モデルがおすすめ

内蔵バッテリーによる連続駆動時間は13インチも15インチも変わらないようです。アップルが公開する製品スペックによると、バッテリー駆動時の目安はビデオストリーミングで最大18時間、インターネットブラウジングで最大15時間でした。

 

ちなみに最新のMacBookシリーズは、電源ケーブルの接続の有無でパフォーマンスが変化しないように設計されています。電源ケーブルを携行しなくても、フル充電の状態から1日中持ち歩いて、仕事に学習、創作、エンターテインメントなどさまざまな用途に使い倒せるでしょう。なお、15インチのMacBook Airの商品パッケージには、単品で購入すると8800円(税込)もするアップル純正の便利なデュアルUSB-Cポートの「35W電源アダプタ」が付属しています。少し得した気分になります。

↑15インチのMacBook AirにはデュアルUSB-Cポートの電源アダプタが付属します。

 

スペック面を見ると、MacBook Airが搭載するM4チップは10コアCPUが基本。13インチの方には8コアGPUのベーシックモデルがありますが、ほかのモデルのGPUは10コア構成に統一しています。MacBook Airでゲームを楽しみたい人に加え、デジタル映像制作などのクリエイティブ用途にも本機を活かしたい方は10コアGPUのモデルを選ぶべきだと思います。内蔵ストレージにも余裕がほしいので、筆者は10コアのCPU/GPUと512GBのSSDストレージを備える19万4800円(税込)の13インチモデルか、または15インチのMacBook Airをおすすめします。

 

カラーバリエーションはやはり新色のスカイブルーが魅力的です。日光に室内照明など光の種類や当たり方でブルーの色合いが微妙に変化します。一見するとシルバーのような落ち着いたブルーなので、ビジネスシーンの装いにも違和感なくなじみました。

↑太陽光の下ではブルーがますます鮮やかに映えました。

 

やっぱりAirの軽さは正義かも……

筆者はいま、M3搭載のMacBook Proを仕事のメインマシンにしています。仕事の内容を考えればProでなくAirでも十分にこなせるのですが、HDR対応のLiquid Retina XDRディスプレイと、デジタルカメラの画像ファイルをすばやく読み込むためのSDカードスロットがほしくてProを選びました。

 

しかし今回、15インチのMacBook Airを使い込み、慣れてしまうと「Proはやはり毎日持ち歩くには少し重いモバイルPCなのでは?」と悩みはじめています。Airを買いたい気持ちが、自分の中で少しずつ大きく育ってきました。

Apple Watch、血糖値モニタリング機能の実現は「何年も先」か

アップルのスマートウォッチ「Apple Watch」への非侵襲型の血糖モニタリング機能は、「実現までまだ何年もかかる」と、ブルームバーグのマーク・ガーマン記者が報告しています。

↑DenPhoto/Adobe Stockより。実現にはまだまだ時間がかかりそうです。

 

現在市販されている血糖値計測器の多くは、皮膚を針で刺す必要があります。しかしアップルは光吸収分光法とレーザー技術を活用し、皮膚を傷つけずに血糖濃度を測定する方法を開発中だと報じられているのです。アップルは「シリコンフォトニクスチップ」を開発しており、皮膚の下にレーザー光を照射することで、血糖値を測定する技術を模索しています。

 

アップルによる非侵襲型の血糖値モニタリング技術は、共同創業者のスティーブ・ジョブズの時代に構想されたものです。Apple Watchのセンサーによってユーザーが「糖尿病予備軍」であるかを判断し、早期対策を促すことを目指しています。

 

報道によれば、アップルは非侵襲型の血糖値モニタリング技術を15年以上にわたって開発してきたものの、消費者向け製品としての搭載にはまだ時間がかかるとのこと。アップルは糖尿病予防に特化したヘルスケアアプリのテストも行っていますが、このアプリは一般向けには提供されない可能性もあります。

 

ガーマン記者はその他にも、アップルがAI(人工知能)を活用した「健康コーチング」機能を検討しているとも報じました。この機能は個人に最適な健康アドバイスやライフスタイル改善の提案を行うもので、将来は「Apple Health+」の一部として提供される可能性があるようです。

 

多くの人が期待している、Apple Watchへの血糖値モニタリング機能の搭載。しかしその実現は、なかなか難しそうです。

 

Source: MacRumors

今年発売の次期Apple TV、独自設計のWi-Fiチップで通信速度アップか

今年発売される可能性がある「次期Apple TV」が最新規格「Wi-Fi 7」に対応すると、海外にて報じられています。

↑Appleより。次期iPhoneにも独自のWi-Fi 7対応チップの噂がありますが、果たしてどうなるでしょうか。

 

アナリストのミンチー・クオ氏とジェフ・プー氏によれば、今年発売予定の「iPhone 17」シリーズ全4モデルには、アップルが独自設計したWi-Fi 7対応チップが搭載されるとのこと。またブルームバーグも、次期Apple TVにアップル独自設計のWi-Fiチップが搭載されると報告しています。

 

ブルームバーグによれば、アップル独自設計のWi-Fiチップは最低でも「Wi-Fi 6E」に対応するとのこと。しかし、アップルがWi-Fi 6E用とWi-Fi 7用のチップを別々に開発する可能性は低く、またiPhone 17がWi-Fi 7に対応することから、次期Apple TVもWi-Fi 7に対応する可能性が高そうです。

 

現行の「Apple TV 4K(2022年モデル)」は「Wi-Fi 6」に対応しており、上位モデルは有線接続用のイーサネットポートも備えています。またWi-Fi 7は2.4GHz、5GHz、6GHzの3つの帯域を同時に使用することで、より高速で低遅延、安定したWi-Fi通信が可能です。最大速度は40Gbps超とされ、Wi-Fi 6Eの4倍の性能を発揮します。

 

次期Apple TVは、年末頃の発売が予想されています。最近は動画などのメディア容量もますます増えていますし、Wi-Fi性能の向上は次期Apple TVの使用感を向上させてくれそうです。

 

Source: MacRumors

最新Apple Watchに謎の健康センサー? 試作品が出現

「Apple Watch Series 10」の試作品とされる画像を、リークアカウントのStella – Fudgeが公開しています。

↑Stella – Fudge / Xより。試作品の背面と思われる画像から、新型らしきセンサーと用途不明のリング状ライトがあることが読み取れます。

 

公開されたApple Watch Series 10の試作品の画像では、健康センサーのLEDの配置が現行モデルよりも少なく、さらにセンサー周囲にリング状のライトが追加されています。これらの具体的な用途は、現時点では不明です。また気になることに、この試作機では一般公開されなかった「watchOS 11.1」の内部ビルドが実行されていました。

 

Apple Watchは本体背面の健康センサーにより、心拍数を測定したり、あるいは血中酸素濃度を測定したりすることができます。今回の試作機の健康センサーの用途は不明ですが、アップルが将来の健康機能の搭載に向けて、開発を進めている可能性が高そうです。

 

例えば、アップルは高血圧の兆候を検出して警告する機能を開発中だと報じられています。この機能はApple Watch Series 10への搭載が噂されていましたが、現実せず。今年の「Apple Watch Series 11」で実装されるかどうかも、まだわかっていません。

 

健康機能をますます充実させるApple Watch。さらに私達の生活を快適にしてくれる製品に進化してほしいものです。

 

Source: MacRumors

イーロン・マスク氏のスペースXとアップル、衛星通信機能で対立? 理由は…

アップルとスペースXが、iPhoneにおける衛星通信機能で対立していることを、ウォール・ストリート・ジャーナルが報じています。

↑アップルより。衛星通信の帯域を拡張したいアップルおよびグローバルスターと、通信帯域を独占させたくないスペースXの思惑が衝突しているようです。

 

アップルは衛星を運用するグローバルスターと提携し、iPhone向けの衛星通信機能を提供しています。2024年には、アップルはグローバルスターに15億ドル(約2300億円)を投資。しかしスペースXは米連邦通信委員会(FCC)に対し、グローバルスターの衛星拡張申請を却下するように求めたのです。

 

スペースXは却下を求めた理由として、グローバルスターが1.6GHzと2.4GHzの帯域を独占的に使用するのは時期尚早だと主張。また、スペースXもこの帯域を使用したいと考えており、共有利用を求めています。一方でグローバルスターは、帯域の共有利用はiPhoneの衛星通信機能に悪影響を与えると主張しているのです。

 

またアップルとスペースXは、iPhoneにスペースXの衛星通信サービス「スターリンク」を統合するかどうかで「緊張した議論を交わした」とのこと。最終的に両社は合意にいたり、iPhoneが米T-モバイルのスターリンク経由の衛星機能を使用する際には、ステータスバーに「SAT」と表示されます。アップルはこれまで、ボーイングやエコースター、スペースXとも衛星通信に関する交渉を行ってきました。しかし現時点では、iPhoneに内蔵された衛星通信機能はグローバルスターのみが提供しています。

 

日本でもすでに、iPhoneから緊急通報サービスにテキストメッセージを送ったり、ロードサービスを手配することができます。さらに海外ではiMessageやSMSの送受信が可能で、「探す」アプリで位置情報を更新することもできます。ユーザーとしては、今後もiPhoneの衛星通信機能が拡張されることを期待したいです。

 

Source: MacRumors

M5搭載の次期iPad ProとMacBook Pro、今年後半に登場する?

「M5」チップを搭載した「次期iPad Pro」「次期MacBook Pro」が今年後半に登場すると、ブルームバーグのマーク・ガーマン記者が報告しています。

↑アップルより。本体デザインに大きな変更はなさそうですが、チップの世代更新によりパフォーマンスが向上しそうです。

 

現行モデルのiPad ProとMacBook Proには、M4/M4 Pro/M4 Maxチップが搭載されています。iPad Proは2024年5月に、そしてMacBook Proは2024年10月に発売されました。

 

ガーマン記者によれば、次期iPad Proは「高度なテスト段階」に入っており、今年後半には量産が開始される見通しとのこと。このスケジュールどおりに進めば、次期iPad Proは早ければ10月頃に発売される可能性があります。なお、次期iPad ProはM5チップを搭載する以外は、大きな変更はなさそうです。

 

M5チップを搭載したMacBook Proも、今年後半に登場するようです。こちらも、デザインなどの大きな変更はなさそう。なお、2026年後半に登場するMacBook Proは有機ELディスプレイを搭載し、より薄型になると予測されています。

 

矢継ぎ早に新チップと新モデルのiPad Pro、MacBook Proを投入する、アップル。その中でもM5モデルは、本体デザインの変わらないマイナーアップグレードモデルに相当しそうです。

 

Source: MacRumors

今年配布見込みのiOS 19、どのiPhoneまで動作する?

今年配布されるアップルの「iOS 19」がどのデバイスで動作するのかについて、海外メディアのMacRumorsが報告しています。

↑photo for everything/Adobe Stockより。基本的にはSoCで対応が分かれますが……。

 

今回の報告によれば、iOS 19が動作するのは「iPhone 11」シリーズとそれ以降、iPhone SE(第2世代)とそれ以降となります。「A12 Bionic」を搭載した「iPhone XR」や「iPhone XS」、「iPhone XS Max」には対応しないようです。

 

さらにiOS 19が使えたとしても、最新プロセッサを搭載したiPhoneとそうでないiPhoneでは、高度な機能が制限される可能性があります。「iOS 18」で搭載された人工知能機能「Apple Intelligence」は、「iPhone 15 Pro/Pro Max」および「iPhone 16」シリーズでのみ利用可能です。

 

「iPad」向けの次期OS「iPadOS 19」では、「A10 Fusion」チップを搭載した「iPad(第7世代)」のサポートが終了する見込みです。一方で、「A12 Bionic」を搭載した「iPad mini 5」は、iPadOS 19に対応する可能性があります。

 

アップルは日本時間6月10日に開発者向け会議「WWDC25」を開催し、その場でiOS 19やiPadOS 19が発表される予定です。手持ちのiPhoneやiPadで最新OSが動作するかどうかが、今から気になるところです。

 

Source: MacRumors

本当? 「全面ガラス」のApple WatchやiPhoneをアップルが開発中か

アップルが「全面ガラス」を採用した「Apple Watch」をリリースする可能性があると、リークアカウントのInstant Digitalが投稿しています。

↑アップルより。特に強度面や操作性の不安がありそうですが、果たして本当にリリースされるのでしょうか。

 

かつてアップルでデザイン責任者をつとめたジョニー・アイブ氏は、「シームレスな一枚のガラスから彫刻されたiPhone」を構想していました。この計画はまだ実現していませんが、アップルは全面ガラスのApple Watchをつうじて、その第一歩を踏み出すのかもしれません。

 

Instant Digitalによれば、タッチ操作が可能な全面ガラスフレームのApple Watchが登場する可能性があるとのこと。このデザインにより、Apple Watchのディスプレイと筐体の境界が曖昧になると指摘しています。

 

アップルは以前、「ガラス製の筐体と統合されたタッチエリアを備えたウェアラブルデバイス」に関する特許を取得しています。本体はタッチ操作か、あるいはジェスチャーコントロールで操作するとのこと。このアイディアが現実となるのかどうかは、現時点ではわかりません。

 

全面ガラス製のApple WatchやiPhoneは美しいものになるでしょうが、本体の強度がどれだけ確保できるのかも気になります。また、全面がガラスだと操作性にも問題が発生しそうです。アイブ氏が夢見た全面ガラス製のiPhoneやApple Watchが登場するのかどうか、今後を見守りたいものです。

 

Source: Instant Digital / Weibo via MacRumors

無念…小型iPhoneはもう発売されないらしい

アップルが小型モデルの「iPhone」を販売する計画がないことを、ブルームバーグが報じています。

↑picsmart/Adobe Stockより。需要がないわけではないものの、売れ行きを考えると難しいようです。

 

アップルは「iPhone 13」シリーズまで、小型モデルの「mini」シリーズを発売していました。「iPhone 12 mini」や「iPhone 13 mini」は、5.4インチディスプレイを搭載。一方で現行モデルの「iPhone 16」シリーズには、miniモデルは存在していません。また、廉価モデルの「iPhone SE(第3世代)」は4.7インチディスプレイを搭載していましたが、先日発売された後継モデルの「iPhone 16e」は6.1インチディスプレイへと大型化しています。

 

ブルームバーグのマーク・ガーマン記者によれば、アップルは現時点では、小型モデルのiPhoneを再導入する予定はないとのこと。つまり、今年の「iPhone 17」シリーズにおける「iPhone 17 mini」や、来年の「iPhone 18」シリーズにおける「iPhone 18 mini」はリリースされない可能性が高いといえます。

 

アップルは2月にiPhone SE(第3世代)の製造を中止して以来、6インチ未満のディスプレイを搭載したiPhoneを提供していません。小型ディスプレイを搭載したiPhoneを望む消費者がいる一方で、市場調査会社によれば、小型iPhoneの売れ行きは芳しくなかったようです。

 

個人的な感触では、若い年代の消費者が小型スマートフォンを選ぶことはほとんどなく、まず大画面モデルを手に取る印象です。そのような傾向を考えても、小型iPhoneが今後復活する可能性はかなり低いように思えます。

 

Source: ブルームバーグ via MacRumors

折りたたみiPhone、開くとほぼiPad? 縦横比4:3画面採用か

アップルの「折りたたみiPhone」は縦横比(アスペクト比)4:3のディスプレイを搭載する可能性があると、リークアカウントのDigital Chat Stationが報告しています。

↑guteksk7/Adobe Stockより。iPadのように使えるなら面白そうです。

 

今回の報告によれば、内側の折りたたみディスプレイにほぼ4:3のアスペクト比を採用することで、外側ディスプレイとの一貫性が保てるとのこと。さらに、iPad向けソフトウェアとの互換性も確保できると指摘しています。

 

アップルの「iPad」と「iPad Pro」は、継続的に縦横比4:3のアスペクト比を採用しています。このアスペクト比だと、読書やウェブブラウジング、画面を分割したマルチタスク操作に適しています。なお8.3インチの「iPad mini」のみが、より縦長な約3:2のアスペクト比を採用しています。

 

Digital Chat Stationは以前、折りたたみiPhoneの外側に5.5インチ、内側に7.8インチディスプレイが搭載されると指摘していました。さらに著名アナリストのミンチー・クオ氏は、内側の折りたたみディスプレイは「折り目のないデザイン」になると指摘しています。

 

クオ氏によれば、折りたたみiPhoneはチタン合金製の筐体を採用し、ヒンジ部分には金属ガラスが使用される予定です。背面にはデュアルカメラを搭載し、折りたたみ時と展開時の両方で使用可能な前面カメラが搭載されます。生体認証システムには、指紋認証機能「Touch ID」が採用されるようです。

 

折りたたみiPhoneは2000ドル〜2500ドル(約30万円〜37万円)という、超高価格で販売されると予測されています。その値段に見合った、先進的な製品の登場を期待したいものです。

 

Source: Digital Chat Station / Weibo via MacRumors

Apple Watchの血圧測定機能、2025年中の導入は困難?

アップルのスマートウォッチ「Apple Watch」への血圧測定機能の搭載が問題に直面していると、ブルームバーグのマーク・ガーマン記者が報じています。

↑アップルより。

 

ブルームバーグは以前にも、2025年の次期Apple Watchに血圧モニタリング機能が導入されると報告していました。この機能は正確な血圧の上下数値を計測するのではなく、血圧が上昇傾向にあるかどうかを追跡し、高血圧の際には警告を送信する機能のようです。

 

ガーマン記者によれば、アップルはApple Watchへの血圧測定機能のテスト中に「引き続き問題に直面している」とのこと。なお、どのような問題が発生しているのかについては、明かされていません。また今回の報道を考えると、Apple Watchへの血圧測定機能の導入は2025年になっても実現しない可能性があります。

 

高血圧は「サイレントキラー」とも呼ばれ、発見が遅れると心臓のダメージや脂肪リスクを高める要因になります。もしこれをApple Watchにより早期発見することができれば、命が救える可能性もあります。Apple Watchへの高血圧測定機能の導入、ぜひ早く実現してほしいものです。

 

Source: MacRumors

アップルのクックCEO、中国発AI「DeepSeek」を称賛

アップルのティム・クックCEOは中国を訪れ、同国発のAIモデル「DeepSeek」を称賛しました。

↑アップルより。すでにアリババグループと提携しているアップルですが、今後はどうなるのでしょう?

 

DeepSeekは競合のAIチャットボットと比較して、低コストかつ低消費電力で開発されていることが特徴です。今年2月には、アップルの人工知能機能「Apple Intelligence」へのDeepSeekの採用が見送られたことも報じられています。

 

クックCEOは北京で開催された「中国発展フォーラム」に出席し、DeepSeekを「素晴らしい(エクセレント)」と称賛しました。クックCEOは今年1月にもアップルの決算説明会で、DeepSeekについて「効率性を高めるイノベーションは良いことだ」と発言していました。

 

アップルは中国市場向けにアリババグループと提携し、同社のAIモデル「Qwen」をApple Intelligenceに統合する契約を結んだと報じられています。さらにアップルはバイドゥとも協議をすすめており、中国市場向けの大規模言語モデル(LLM)の追加プロバイダーとして採用される可能性があります。

 

クックCEOはその他にも、「中国発展研究基金」との協力を拡大し、クリーンエネルギーへの継続的な投資を進める方針を発表しました。また中国SNSのWeiboにて、アップル製品の活用事例を紹介しました。

 

現在中国ではiPhoneの出荷台数が減少するなど、アップルの存在感が減少しつつあります。アップルがAI分野で今後巻き返すことになるのか、今後に注目です。

 

Source: MacRumors

ロック画面の「コントロール」をカスタマイズする方法【iPhoneの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは『ロック画面の「コントロール」をカスタマイズする方法』です。

 

 

iPhoneのロック画面にあるフラッシュライトとカメラの「コントロール」ボタン。この2つ、以前は固定でしたが、iOS 18から別のコントロールに変更できるようになりました。今回はこのロック画面のコントロールをカスタマイズする方法を紹介します。

 

普段、ロック画面下の両端には「フラッシュライト」と「カメラ」のボタンが表示されています。このボタン、ロングタップすると起動できる「コントロール」と呼ばれるものですが、以前は固定だったものがiOS 18から他のコントロールを選べるようになったんです! このロック画面のコントロールをカスタマイズする方法を紹介します。

 

手順は簡単。まずロック画面をロングタップして編集画面に切り替えたら画面の下に表示されている[カスタマイズ]をタップ。次の画面で[ロック画面]をタップします。

 

これでロック画面に表示しているアイテムが編集できるようになりました。それではフラッシュライトを別のコントロールに変更してみましょう。

 

フラッシュライトの[-]「マイナス」をタップするとアイコンが消えて空欄になるので[+]「プラス」をタップ。

 

コントロール一覧の一番上には代表的なコントロールが並んでいます。スクルールすればカテゴリで分類した中から選べるし、検索ボックスで探すこともできます。

 

使いたいコントロールをタップしたら画面右上の[完了]追加?をタップ。もう一度、画面をタップすればコントロールのカスタマイズは完了です。

 

変更したコントロールは以前のフラッシュライトと同様、ロングタップすることで起動できます。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

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来年発売見込みの折りたたみiPhone、やっぱり30万円越えの高級デバイスかも

アップルの「折りたたみiPhone 」がおよそ2000ドル(約30万円)で来年発売される見込みだと、ブルームバーグのマーク・ガーマン記者が報告しています。

↑AndSus/Adobe Stockより。発売はやはり来年になりそうです。

 

ガーマン記者は今月初め、アップルの折りたたみiPhoneが早ければ2026年に登場する可能性があると報告していました。そして今回の報告では、「2026年が確実な発売時期になる」との確信を強めていることがうかがえます。

 

これまでの報告によれば、折りたたみiPhoneはサムスンの「Galaxy Z Fold」のような「ブック型」のデザインになるとのこと。さらに、折りたたみデイスプレイは画面の折り目がより目立たなくなり、「ほぼシワなし」に見えるというのです。さらに、超薄型モデル「iPhone 17 Air」の開発でつちかわれたディスプレイ、バッテリー、モデム、チップ技術が活用される可能性が高いそうです。

 

ガーマン記者は、折りたたみiPhoneの価格がおよそ2000ドルになると予測しています。一方でバークレイズ銀行の投資家向けの報告では、米国向けの価格が2300ドル(約35万円)になるとしています。また著名アナリストのミンチー・クオ氏は以前、「価格は2000ドル〜2500ドル(約30万円〜38万円)になる」と予測しているのです。

 

ほぼ確実に、超高価格モデルとなりそうな折りたたみiPhone。価格に見合うだけの新たな価値を消費者に提案できるのか、注目があつまります。

 

Source: MacRumors

iPhoneを使ってPDFに署名する方法【Macの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「iPhoneを使ってPDFに署名する方法」です。

 

 

Macで開いたPDFに、手書きの署名を加えたい。でもマウスだとうまく書くのは難しいですよね。そんなときは、iPhoneと連係させてみましょう。Macの「プレビュー」アプリでは、iPhoneの画面に指で書いたサインをPDF上に挿入することができます。今回はその方法を解説します。

 

まずは、署名を入れたいPDFを「プレビュー」アプリで開きます。PDFが開いたら、上部のツールバーから「マークアップ」ボタンをクリックします。

 

 

次に「署名」アイコンをクリックしたら、「iPhoneまたはiPad」タブを選択しましょう。「デバイスを選択」をクリックしたら、使いたいiPhoneを選択します。選択したiPhoneの画面が署名入力画面に切り替わったら、指で署名をしましょう。また、iPadを選ぶとApple Pencilを使ってより快適に署名することが可能です。「完了」をクリックすると、いま書いた署名が登録されるので、それをクリックします。

 

その署名がPDF上に現れるので、ドラッグ&ドロップで適切な位置に移動したり、サイズを変更したりしましょう。最後にPDFを閉じれば完了です。

 

登録した署名は以降も利用することができます。別のPDFでも同様にマークアップツールから「署名」を選んで、登録済みの署名をクリックすると、PDFに挿入できます。別の署名を登録したい場合も、前回の手順と同様です。iPhoneの画面上に署名をして「完了」をクリックしたら、新しく登録された署名をクリックで選ぶとそれがPDF上に反映されます。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

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使って納得! アップル次世代スマホのイイところ足りないところって?

アップルのiPhoneシリーズ最新モデル「iPhone 16e」が販売開始となって約1ヵ月。

 

筆者は昨年から「iPhone 16 Pro」ユーザーなのですが、今回はiPhone 16eのレビュー機材をお借りし、3週間ほど2つのiPhoneを一緒に使うことで、本製品の良いところや物足りないところをじっくりチェックしてみました。先に結論を述べておくと、iPhone 16ファミリーの新しいスタンダードモデルとして、とてもコストパフォーマンスが良いモデルに仕上がっていると感じています。

↑iPhone 16シリーズのニューフェイス「iPhone 16e」を発売から3週間使ってみました。

 

スリムで軽く、6.1インチのディスプレイが見やすい

2025年は年初から「アップルがiPhone SEの後継機を発売するのではないか」というウワサで持ちきりでした。

 

iPhone SEは、2016年に初代モデルが販売されたiPhoneシリーズの廉価モデルです。2020年に発売された第2世代以降はホームボタンを搭載するiPhone 7のデザインを踏襲し、それでいて4.7インチと小さくて軽いので、片手でも軽快に操作ができます。しかも2022年3月に発売された第3世代のiPhone SEは、生産を完了するまでApple Storeの販売価格が6万2800円(税込)という、Appleデバイスの中でも手軽に買える製品でした。

 

iPhone SEの後継機を待っていた方々にとっては、6.1インチに大型化し、Apple Storeの販売価格も9万9800円(税込)~と値上がってしまったiPhone 16eに対して、「期待していたのはこれじゃない」という思いを持ったかもしれません。

 

実際、iPhone 16eはどんなスマホなのでしょうか。筆者は3週間使ってみて、以下の「いいところ」と「物足りないところ」を実感しました。

 

・本体サイズは控えめなまま大画面化し、視認性が良好に

・充電コネクターがUSB-Cに。互換性が向上

・Apple Intelligenceに対応。シリーズでもっともお手頃

・ProMotionテクノロジーや常時表示ディスプレイはなし

・シングルカメラは上位機種に見劣りする部分もあるが、機能は十分

・バッテリー駆動時間は体感でiPhone 16 Proと大きく変わらない

・カラバリがブラック・ホワイトのみ

 

さっそく、ひとつずつ詳細を見ていきましょう。

 

大型化で優秀なコンテンツプレーヤーに進化

↑6.1インチの有機EL、Super Retina XDRディスプレイを搭載。明るく自然な色合いです。

 

まず、6.1インチでありながらスリムで軽く、大きなディスプレイにより視認性が高まったことを踏まえれば、コンテンツプレーヤーとして非常に優秀なスマホであると言えるでしょう。筆者の家族が第2世代のiPhone SEを持っているので、並べて比べました。重量は、iPhone SEの147gに対してiPhone 16eが167gと20g重くなりましたが、ディスプレイが大きくなった割に本体のサイズはそれほど大きく変わっていません。従来はホームボタンを配置していたエリアにまでディスプレイが広がったことが、コンテンツの視認性を高めています。

↑左側は4.7インチの第2世代iPhone SE。iPhone 16eはホームボタンのないオールスクリーンデザインなので、ディスプレイ全体の視認性が格段に上がっています。

 

筆者が使っているiPhone 16 Proの重量は199gです。重さのバランスはトリプルレンズカメラの側に若干偏ってしまいます。その点、iPhone 16eはフラットで持ちやすいので、電車の中でNetflixのドラマを見たり、Apple Arcadeのゲームをプレイしたりしてもスマホの重さを負担に感じにくいと思います。本体はIP68相当の防塵・防水仕様なので、バスタイムのコンテンツプレーヤーとしても最適でした。

↑左側は6.3インチのiPhone 16 Pro。質量は199g。手に取って比べると167gのiPhone 16eの軽さがよくわかります。

 

古いiPhoneから買い替える意味は大きい

iPhone 16ファミリーが出揃ったことで、ちょっと古いモデルからの買い替えを考えている、という人もいるでしょう。内部機構を大きく変えて軽量・スリム化を図った2022年モデルの「iPhone 14」に比べると、iPhone 16eはデザインとポータビリティの点で従来モデルから大きく様変わりしているわけではありません。だとしても、iPhone 14シリーズよりも前の世代のiPhoneを使っているユーザーがiPhone 16eに機種変更する変更する意味は大きいと考えます。理由は2つです。

↑左側のiPhone 16 Proはトリプルレンズカメラユニットの重さにより、iPhone 16eよりも重心のバランスがやや不安定です。

 

ひとつはデジタルコネクターがLightningからUSB-Cになることです。昨今はMac、iPad、AirPodsを含む最新のアップルデバイスにUSB-Cコネクターが普及しています。他社のパソコン、ワイヤレスオーディオ機器もしかりです。旅行や出張などの機会に持ち出す複数のデジタル機器が、同じUSB-Cケーブルでチャージできることは大きなメリットと言えるでしょう。

↑iPhone 16eはUSB-Cコネクターを採用しています。

 

Apple Intelligenceに対応する最も手頃なiPhone現行モデル

もうひとつの理由は、AIアシスタント「Apple Intelligence」に対応していることです。

 

iPhone 16eはアップルの最新SoCであるA18チップを搭載するため、Apple Intelligenceが利用可能です。Apple Intelligenceは4月から日本語にも対応しますし、いわゆる「AIスマホ」としてiPhoneが便利になる実感が今よりもわいてくると思います。

 

筆者はたくさんあるApple Intelligenceのツールの中で、SiriとChatGPTの連携による詳細検索と、カメラでキャプチャした被写体についてApple Intelligenceが深く調べてくれる「ビジュアルインテリジェンス」が役立ちそうな手応えを感じています。Siriは別途ChatGPTのモバイルアプリをインストールしなくても、設定から連携をオンにすれば、複雑なリクエストを投げたときに連携して必要な答えを返してくれます。

↑Siriへの複雑なリクエストには、ChatGPTが連携して答えてくれます。

 

ビジュアルインテリジェンスはいわゆる「Googleレンズ」のようなツールで、画像認証により外国語の標識やレストランのメニューを日本語に翻訳して読みたいときに役立ちます。iPhone 16eが搭載するアクションボタンを押して、ツールをすばやく立ち上げる設定も選べます。

 

アップルは今後、iOSのアップデートに伴いApple Intelligenceの新しい便利なツールを次々に増やしてくると思います。iPhone 16eのユーザーであれば、これからしばらくの間は最新ツールが楽しめるでしょう。

↑ビジュアルインテリジェンスで商品の詳細を検索。Google検索に連動します。

 

Proとの普段使いの違いはディスプレイにも表れる

iPhone 16eの有機ELを採用するSuper Retina XDRディスプレイは、Apple TV+などモバイル向け動画配信プラットフォームが扱う高精細なHDRビデオコンテンツを、劣化させることなく元のままに近い画質で再現します。iPhone SEのRetina HDディスプレイに比べると画質の向上には目を見張るものがあります。

 

上位モデルのiPhone 16 Proに比べて劣る点は、最大120Hzのアダプティブリフレッシュレートを持つProMotionテクノロジーを搭載していないことです。iPhone 16 Proを使い慣れていると、Webページをスクロールしたときに少し表示がもたつく印象がありました。ProMotionテクノロジーはiPhone 13 Proシリーズに初めて採用された機能です。以降からiPhone Proシリーズを活用しているユーザーは、iPhone 16eに機種変更してしまうとProMotionテクノロジーの不在に面食らうかもしれません。

 

また、iPhone 16 Proだけが搭載する「常時表示ディスプレイ」がないので、iPhoneを充電待機中にもディスプレイに時計やカレンダーを表示したままにできる「スタンバイ」が活かしきれないのも少し残念です。

 

シングルレンズカメラの高い安定感

カメラについても触れておきましょう。iPhone 16eは、iPhone 16ファミリーの中では唯一シングルレンズカメラのスマホです。上位のiPhone 16やiPhone 16 Proに比べてしまうと見劣りする部分もありますが、写真やビデオの撮影については必要な機能が十分に揃っていると思います。

 

48MPの高解像度センサーを搭載するメインカメラは、光学2倍相当のズーム撮影ができます。2倍ズームは被写体に影を落とすことのないよう、少し手もとから離した位置で料理などを撮るときに便利です。筆者は取材の際に人物のポートレートやレポート記事に使う「ブツ撮り」のような写真もiPhone 16eで撮ったりします。暗めの場所での写真撮影はiPhone SEと明らかな差が付きます。

↑シングルレンズのカメラに必要十分な機能を詰め込んでいます。

 

空間オーディオに対応する4K高画質ビデオも撮れますが、データサイズが大きくストレージ容量を圧迫するのがネックです。せっかくの機能を気兼ねなく使うために、iCloud+のクラウドストレージや外付けストレージにバックアップすることをおすすめします。iPhone 16eに直接挿せるUSB-Cコネクター仕様のコンパクトな外付けストレージには様々な選択肢が揃っています。上手に併用すれば、最も安価な128GBストレージのモデルを選んだとしても、存分に写真・ビデオの撮影を堪能できるでしょう。

↑USB-Cコネクターに直接挿せる外付けストレージがあると、iPhoneの内蔵ストレージに負担をかけません。

 

iPhone 16eはバッテリー持ちもよいiPhoneだと思います。朝から晩まで、充電せずに使い倒しても夜にはだいたい30%前後の余裕を残しています。バッテリー持ちの体感はiPhone 16 Proとほぼ変わりません。

 

デザインについて少し物足りなく感じるのは、カラバリの選択肢がブラックとホワイトしかないことです。せめてあと1色、カラーが欲しかったところですが、アップルとしては「スマホの色」で個性を主張したいユーザーにはiPhone 16を選んでほしいということなのでしょう。ただし、iPhone 16eにはサードパーティの専用アクセサリーも数多く揃っているので、実際のところは購入後に本体カラーを気にするユーザーはあまり多くはないのかもしれません。

 

総じてiPhone 16eは、上位のiPhone 16と同等クラスの実力を備えるスタンダードモデルです。各通信事業者が提供する端末購入プログラムを利用すればかなり安く買える場合もあり、相応の満足感が得られるでしょう。

今年のApple Watch Ultra、5Gと衛星通信に対応か。現モデルよりだいぶ良さそう

今年発売される「次期Apple Watch Ultra(Apple Watch Ultra 3)」は、5G通信と衛星通信に対応すると、ブルームバーグが報じています。

↑アップルより。衛星通信に対応すれば、アウトドアシーンではさらに活用しやすくなりそうです。

 

現行モデルの「Apple Watch Ultra 2」や「Apple Watch Series 10」は4GによるLTE通信に対応しているものの、5G通信には対応していません。また「iPhone 14」以降では、携帯通信やWi-Fiが使えない場所でも、一部の国や地域で衛星経由での緊急通報やメッセージの送信が可能です。

 

そして次期Apple Watch Ultraでは、衛星経由での緊急通信やメッセージの送信が可能となります。さらにモデムチップをインテル製からメディアテック製に切り替えることで、「5G RedCap(低消費電力で中速の5G規格)」に対応するようです。

 

他社のスマートウォッチを見回すと、ガーミンのアウトドア向けの製品は衛星通信に対応しています。冒険家やダイバー、ハイカー向けに設計されたApple Watch Ultraにとって、衛星通信機能への対応は安全性を高めることになるはずです。なお、iPhoneの衛星通信機能は2年間無料で提供されています。次期Apple Watch Ultraも、衛星通信サービスは無料で提供されることでしょう。

 

チップが1世代前のものだったりと、若干肩透かし感のあった現行モデルのApple Watch Ultra 2。次期モデルのApple Watch Ultra 3は、さらなるパワーアップを楽しみにしたいものです。

 

Source: MacRumors

iPhone 17 Pro、新たなモックアップが出現。噂のガラス背面はこんなデザイン?

今年の「iPhone 17 Pro/Pro Max」での導入が噂されている「ガラスとアルミニウム素材」によるデザインが、iPhone 17シリーズのモックアップから判明しました。

↑ソニー・ディクソンより。カメラの突起もそうですが、MagSafe部分のデザインも気になります。

 

iPhone 17 Pro/Pro Maxは本体に「ガラスとアルミニウム素材」をあわせたデザインが採用されると、以前から噂されてきました。また背面カメラの周囲には、長方形のカメラ突起が存在するようです。

 

リークアカウントのソニー・ディクソンは今回、iPhone 17シリーズのモック画像を投稿しました。画像の左から「iPhone 17」「iPhone 17 Pro」「iPhone 17 Air」「iPhone 17 Pro Max」となっており、噂どおり背面に長方形のカメラ突起があるのが確認できます。

 

今回のモックで興味深いのは、iPhone 17 Pro/Pro Maxのワイヤレス充電機能「MagSafe」の周囲に、四角く囲われた部分があることです。ここは、ワイヤレス充電を可能にするためのガラス素材となるようです。そしてガラス素材をアルミニウム素材のシャーシで囲うことで、本体の強度を高める設計となっています。

 

iPhone 15 Pro/Pro Maxから採用されたiPhone本体のチタン素材。しかしiPhone 16 Pro/Pro Maxでは、ガラスとアルミニウム素材という新たな組み合わせで、その設計が大きく変わることになりそうです。

 

Source: MacRumors

折りたたみiPhone、ヒンジ部分に液体金属を採用か。折り目解消が目的?

↑PACHARA/Adobe Stockより。ヒンジ部分に液体金属を使うことで、ディスプレイの折り目を抑えられるとのこと。

 

アップルからの投入が期待されている「折りたたみiPhone」に、液体金属によるヒンジが搭載されると、著名アナリストのミンチー・クオ氏が報告しています。

 

クオ氏によれば、折りたたみiPhoneではダイキャスト製法で製造される液体金属を、ヒンジの主要部品として採用する予定とのこと。これによりディスプレイの平坦性が向上し、折りたたみスマートフォンにつきものの「折り目」を最小限に抑えることができます。

 

アップルはこれまでもSIMトレーの取り出しピンなどの小型部品に、液体金属を使用してきました。折りたたみiPhoneのヒンジは、同社がはじめて機械的な主要部品に液体金属を採用するケースとなるかもしれません。なお、このヒンジは中国Dongguan EonTecが独占的に提供するようです。

 

これまでの情報によれば、折りたたみiPhoneは内側に7.8インチディスプレイ、外側に5.5インチディスプレイを搭載。本体デザインは縦折り(クラムシェル)ではなく、サムスンの「Galaxy Z Fold」のような縦折り(ブックスタイル)となります。本体の厚さは展開時4.5mm、折りたたみ時に9〜9.5mm程度で、背面にはデュアルカメラ、前面にはシングルカメラを搭載。電源ボタンに生体認証システム「Touch ID」を搭載するようです。

 

折りたたみiPhoneは2026年第4四半期(10月〜12月)に量産が開始される予定で、発売は2026年末から2027年初頭になると予測されています。折りたたみスマートフォンはすでに他社から投入されていますが、アップルの製品がどれだけ先進的なものになるのかに注目です。

 

Source: MacRumors

アップル、虚偽広告で訴訟を起こされる。原因はApple Intelligence?

アップルが「iOS 18」と「Apple Intelligence」の発表時に宣伝した人工知能機能「Apple Intelligence」の遅延をめぐり、虚偽広告および不正競争で訴訟がおきています。

↑アップルより。サービス提供の遅れが大きな影響を引き起こしているようです。

 

Axiosの報道によれば、訴訟ではアップルがApple Intelligenceの機能を「発売時に利用可能」だと誤解させる広告を展開し、消費者に対して「iPhoneの発売時にこれらの画期的な機能が利用できる」と主張しています。そして、この広告が「かつてないほどの興奮」を生み出し、何百万もの消費者が本来不要だった端末のアップグレードを決断する要因となったと指摘しているのです。

 

アップルは音声アシスタント「Siri」の新機能が来年まで遅れると正式に発表した後、Apple Intelligenceに関する広告を削除しました。しかし、これらの広告は数カ月にわたって放送され続けており、「アップルは新機能の提供が間に合わないと認識した後も、その機能を積極的に宣伝していた」と、訴状では主張しています。

 

今回の訴訟はカリフォルニア州サンノゼの裁判所に提起されており、原告側は集団訴訟としての認定を求めるとともに、Apple Intelligence対応デバイスを購入した消費者への損害賠償を要求しています。人工知能機能で他のライバル企業に出遅れるアップルですが、まずはApple Intelligenceの機能を予告したように強化することが、信頼を取り戻す鍵となりそうです。

 

Source: Axios via MacRumors

どう使うの…? アップルが超小型カメラ搭載のAirPodsを検討中

アップルが超小型カメラを搭載した「AirPods」のアイディアを引き続き検討していると、ブルームバーグが報じています。

↑アップルより。Vision Proとの連携強化を目的としているようです。

 

ブルームバーグは、AirPodsの超小型カメラは赤外線カメラとして動作するとのこと。アップル幹部のマイク・ロックウェル氏が「Siri」の開発責任者に就任した際に、「すでにアップルは外向きのカメラを搭載したAirPodsのアイディアを模索しており、これがAIにデータを供給する仕組みになるかもしれない」と報じています。

 

カメラつきのAirPodsに関しては、著名アナリストのミンチー・クオ氏が以前、「アップルは2026年に、赤外線カメラを搭載した新型AirPodsの量産を開始する」と予測していました。クオ氏によれば、この赤外線カメラは「iPhone」の「Face ID」の受信機と類似したものとなるそうです。

 

先程のクオ氏によれば、赤外線カメラを搭載した新型AirPodsは、アップルのヘッドセット「Apple Vision Pro」との「空間オーディオ体験を強化する」そうです。「ユーザーがApple Vision Proで映像を視聴しながら新型AirPodsを装着すると、特定の方向に頭を向けた際にその方向の音源が強調され、空間オーディオ/コンピューティング体験が強調される」と伝えています。さらに、手の動きでデバイスを操作できる「空中ジェスチャーコントロール」機能を搭載するようです。

 

Apple Vision Proの市場での反響を考えると、AirPodsへの赤外線カメラの搭載は実現しないかもしれません。今後のAirPodsの進化を、注意深く見守りたいものです。

 

Source: MacRumors

期待のアップル開発者向け会議「WWDC25」は6月10日から開催。 ロゴで匂わせ?

アップルは開発者向け会議「WWDC25」を日本時間6月10日から開催すると発表しました!

↑アップルより。デザインにも意味がありそうです。

 

アップル本社にある「Apple Park」で開催されるWWDC25では、ソフトウェアに関する最新の情報が公開されます。今回のWWDC25では、次期OSとなる「iOS 19」「iPadOS 19」「watchOS 12」「macOS 16」「tvOS 19」「visionOS 3」などが、話題の中心となるでしょう。

 

ところで今回のWWDC25のロゴを見ると、「25」の文字が透明(スケルトン)になっていることがわかります。実はiOS 19では、アップルのヘッドセット「Apple Vision Pro」にインスパイアされた、透明なデザインが採用されるとされているのです。さらに、iOS 19やiPadOS 19、macOS 16ではインターフェイスの大幅な刷新が予測されています。

 

WWDC25の内容はApple Developerアプリウェブサイト、そしてYouTubeチャンネルにて、1週間にわたり体験することができます。アップルのソフトウェアが今後どのように進化するのか、ぜひ一緒に目撃しましょう!

 

Source: アップル, MacRumors

iPhone 17 Air用らしきケースが公開される。Androidみたい…

アップル製超薄型スマートフォン「iPhone 17 Air」のものとされるケース画像を、リークアカウントのソニー・ディクソン氏が公開しています。

↑Sonny Dickson/Xより。確かに一見iPhone用には見えませんが……。

 

iPhone 17 Airは6.6インチディスプレイを搭載し、「iPhone 17」シリーズのなかで最も薄い本体サイズとなります。背面にはシングルカメラと横長のカメラ突起を配置し、高密度バッテリーや省電力な「C1」モデムチップを採用。なお、物理SIMカードスロットは搭載されないようです。

 

今回のiPhone 17 Airのケースを見ると、本体背面には横長のカメラバーを搭載。また、ケースには無線充電機能「MagSafe」や、「カメラボタン」「アクションボタン」が存在しています。全体的な外観はスリムかつミニマルで、約5.5mmのiPhone 17 Airにあわせたスタイルとなっています。

 

ディクソン氏は今回のケース画像について、「もしiPhone 17 Airの登場を知らなければ、グーグルの『Pixel』スマートフォンのケースだと思うだろう」と語っています。確かにiPhone 17 Airの背面のカメラ突起は、Androidスマートフォンのようです。

 

iPhone 17 Airは他のiPhone 17シリーズとともに、今年9月の発表が期待されています。超薄型モデルのiPhone 17 Airには、私達を驚かせてくれるデザインで登場してほしいものです。

 

Source: MacRumors

iPhone 17、アップル独自のWi-Fiチップを搭載か

今年のリリースが期待される「iPhone 17」シリーズでは、アップル独自開発のWi-Fiチップが搭載されると、海外アナリストが報告しています。また来年の「iPhone 18 Pro/Pro Max」 には、アップルのモデムチップ「C2(仮称)」が搭載されるかもしれません。

↑Martn/Adobe Stockより。モデムチップに続き、Wi-Fiチップも自社製化の可能性があります。

 

アップルは先日発売を開始した「iPhone 16e」にて、初となる独自開発のモデムチップ「C1」を搭載しました。一方でWi-FiやBluetoothのチップには、他社製品を採用しています。

 

アナリストのジェフ・プー氏によれば、アップルの独自Wi-Fiチップの開発は2024年前半には確定していたとのこと。このチップは最新の「Wi-Fi 7」に対応し、「iPhone 17/17 Air/17 Pro/17 Pro Max」に搭載され、今年後半にデビューすると伝えています。

 

Wi-Fi 7は2.4GHz/5GHz/6GHzの周波数帯を同時に利用することで、高速かつ低遅延、さらに信頼性の高い接続が可能になります。現行モデルの「iPhone 16」シリーズもWi-Fi 7に対応しており、「Wi-Fi 6E」と比較して4倍以上の速度向上、最大40Gbps以上のピーク速度が利用可能です。

 

プー氏はそれだけでなく、iPhone 18 Pro/Pro Maxに搭載されるC2はC1と比較してより高速になり、アメリカ向けには「ミリ波(mmWave)」に対応すると報告しています。C2はさらに、電力効率も向上するとのこと。なお今年の「iPhone 17 Pro/Pro Max」には、クアルコムのモデムチップが搭載されるようです。

 

アップルとクアルコムのモデム供給計画は2027年3月まで続くため、アップルは独自開発モデムへの移行に十分な時間があります。アップルはモデムチップの開発に数年前から取り組んでおり、次世代のC2、およびそのあとの「C3」開発にもすでに取り組んでいるとされています。アップルのプロセッサ「Aシリーズ」と同じように、同社のモデムチップもますます進化することになりそうです。

 

Source: MacRumors 1, 2

アップルの折りたたみ端末、バッテリー駆動時間に関する噂

アップルが折りたたみディスプレイの電力効率を向上させる取り組みを進めていると、海外リークアカウントが伝えています。

↑guteksk7/Adobe Stockより。折りたたみ端末はバッテリーも注目ポイントになりそうです。

 

アップルが「折りたたみiPhone」や「折りたたみMacBook(折りたたみiPad)」を開発しているという噂は、以前から存在していました。折りたたみiPhoneは2026年、折りたたみMacBookは2027年の発売が予測されています。

 

中国語SNSのWeiboユーザー・Phone Chip Expertによれば、アップル初の折りたたみディスプレイは「ディスプレイドライバIC(集積回路)」を28nmから16nmへと縮小することに成功したとのこと。この大幅な進歩により、バッテリー駆動時間が大幅に伸びる可能性があるというのです。

 

アナリストのジェフ・プー氏によれば、アップル初の折りたたみ端末はフォックスコンで「新製品導入(NPI)フェーズ」に入ったばかりであり、量産開始は2026年後半になると予測しています。そして製品の発売時期は、来年末から2027年初頭のいずれかになるようなのです。

 

今回の情報をもたらしたPhone Chip Expertは、「iPhone 7」への耐水性能の採用や、「iPhone 14」シリーズの搭載チップ、「Appleシリコン」を用いたサーバーの構築など、さまざまな情報を言い当てています。アップルの折りたたみ端末も、十分なバッテリー駆動時間を備えていることを期待したいものです。

 

Source: MacRumors

iPhone 17、全機種が2400万画素のフロントカメラを搭載するかも

今年後半に発売される4モデルの「iPhone 17」シリーズでは、アップグレードされた2400万画素のフロントカメラが搭載されると、アナリストのジェフ・プー氏が報告しています。

↑アップルより。フロントカメラも高画素化の流れが来るかもしれません。

 

現行モデルの「iPhone 16」シリーズでは、全モデルで1200万画素の「TrueDepth」フロントカメラを搭載しています。一方でプー氏によれば、「iPhone 17」「iPhone 17 Air」「iPhone 17 Pro」「iPhone 17 Pro Max」の4機種では、フロントカメラが2400万画素に強化されるというのです。

 

iPhone 17シリーズのフロントカメラについては、別のアナリストのミンチー・クオ氏が、「すくなくとも1機種のiPhone 17に、2400万画素のフロントカメラが搭載される」と報告していました。カメラの解像度が2400万画素にアップグレードされることで、写真を大きくトリミングしても画質が劣化しにくいと予測しています。

 

プー氏はその他にも、iPhone 17 Pro/Pro Maxに12GBのRAMと、4800万画素の望遠カメラが搭載されると報告しています。また、搭載される「A19/A19 Pro」チップには、TSMCの第3世代3nmプロセスが用いられるようです。

 

iPhone 17シリーズは、今年も9月に発売される見込みです。今回予測されているアップグレードが正しいのか、今から楽しみにしたいものです。

 

Source: MacRumors

アップルの大画面折りたたみ製品、搭載OSの噂

アップルからの投入が噂されている「大画面折りたたみ製品」は、OSに「macOS」を搭載すると、アナリストのジェフ・プー氏が述べています。

↑Thawinrat/Adobe Stockより。折りたたみ製品に関する噂がますます増えてきています。

 

プー氏の予測によれば、アップル初の折りたたみ製品は2機種が2026年後半に量産されるとのこと。そして、製品は2026年または2027年に発売されます。折りたたみ製品のうちの一つは、内側に7.8インチのディスプレイを搭載した「折りたたみiPhone」です。

 

そしてもう一つは、内側に18.8インチディスプレイを搭載した「MacBookとiPadのハイブリッド製品」です。これはiPadOSではなくmacOSを搭載した、いわば「タッチスクリーン搭載Mac」に相当するようです。

 

ブルームバーグは以前、今年リリースされる「iOS 19」と「macOS 16」におけるデザイン変更が、「折りたたみ製品やタッチスクリーン搭載Mac」のための土台になると報じていました。またウォール・ストリート・ジャーナルは、アップルの18.8インチ製品が「ノートパソコンとして機能することを意図している」とも予測しています。

 

折りたたみスマートフォンでは若干出遅れているアップルですが、今後折りたたみiPhoneやMacが続々と登場するのか、今後を見守りたいものです。

 

Source: MacRumors

一安心。iPhone 17 AirにはMagSafeがある模様

超薄型モデル「iPhone 17 Air」のダミーモデルとされる画像を、リークアカウントのソニー・ディクソンが投稿しています。

↑Sonny Dickson/Xより。「iPhone 16e」にはMagSafeがありませんでした。

 

今年の「iPhone 17」シリーズでは、標準モデルの「iPhone 17」、超薄型モデルのiPhone 17 Air、上位モデルの「iPhone 17 Pro/Pro Max」の投入が期待されています。また、iPhone 17 AirやiPhone 17 Pro/Pro Maxでは本体上部に横長のカメラ突起が搭載されることも噂されています。

 

今回のダミーモデルは、アクセサリメーカーがケースなどを設計するために利用するものです。画像をみると、iPhone 17 Air/Pro/Pro Maxには長方形のカメラ突起が存在していることがわかります。一方で、iPhone 17は従来どおりの縦長のカメラ突起が存在しています。

 

そして背面カメラの下部には、4モデルともワイヤレス充電機能「MagSafe」が存在しています。先日発売された「iPhone 16e」にはMagSafeが無かったので、これは一安心でしょう。また本体サイドには、全モデルとも「アクションボタン」「カメラボタン」が搭載されています。

 

ダミーモデルを比較する限り、iPhone 17 Airは噂通りの超薄型な本体となるようです。iPhone 17 Airが本当にこのままの姿で登場するのか、今年秋の発表を楽しみにしたいものです。

 

Source: Sonny Dickson / X via MacRumors

事前の設定が必須! 災害時の「iPhone」「Apple Watch」活用術と操作方法をガジェットのプロが伝授

災害はいつ発生するかわからないもの。いざというときに、慌てず、的確な行動を選択できるようにするためには、日頃からの防災を意識した準備が欠かせません。防災グッズや備蓄の準備がひと段落したら、日頃身につけているスマートフォンやスマートウォッチを駆使した防災対策もしっかり考えておきたいところ。

 

そこで今回は、国内での利用率が高い「iPhone」や「Apple Watch」に関する準備や心構えについておさらい。これらの機器における、迅速な避難や安全確保のために役立ちそうな設定・機能や、あらかじめ備えておきたいことなどを、ガジェットライターの井上 晃さんに聞きました。5つのポイントにわけてご紹介します。

 

1.防災に備える準備をしておこう

まずチェックしておきたいのが、iPhoneの標準機能に関する設定です。

 

「とくに重要になるのは、気象庁や政府が発信する災害情報をリアルタイムで受信するための「緊急速報」。これについては、「設定」アプリの「通知」画面の最下部にある「緊急速報」の項目が有効になっているかどうかを確かめておきましょう」(ガジェットライター・井上 晃さん、以下同)

 

「常に警報音を鳴らす」が有効になっていれば、消音モードの場合でも警報音が鳴るそうです。

↑「設定」アプリで「通知」→「緊急速報」と画面を進め、設定の状態を確認しておきましょう。

 

一方、防災関連の詳細な情報を得るには、サードパーティアプリを活用することが必要になると井上さんは言います。

 

サードパーティ製アプリまで範囲を広げると選択肢は膨大になるので、おすすめのアプリを2つ教えてもらいました。

 

「1つ目は『Yahoo! 防災速報』です。自宅や実家などのエリアを指定しておくことで、気を付けるべき災害や犯罪などの情報について、こまめに通知が届くようになり、防災マップや防災手帳なども同アプリ内から確認できます。
2つ目は『全国避難所ガイド』です。周辺のハザードマップや避難所の位置を端的に確認できます。たとえば、洪水や津波で注意しなくてはいけないエリアを視覚的に把握しやすいので、生活圏で備えておくのにはもちろん、引越し先の候補地や、旅行先の周辺情報などをリサーチする際などにも活躍します」

 

2緊急時の操作をチェックしておこう

続いて、万が一の事態に命を守るための操作についてです。

 

「iPhoneには、簡単な操作で、警察(110)や、海上保安庁(118)、火事/救急車/救助(119)のどれかに電話を発信できる『緊急SOS』機能が備わっています」

 

緊急SOSを発信するには、サイドボタンと音量ボタン(上下どちらでもOK)を同時に長押しすればOK。画面に表示された「緊急SOS」のスライダーを操作するか、そのままボタンを長押しし続けるか、どちらかの操作をすれば緊急SOSの画面が開くので、そこで発信先を選択しましょう。

↑サイドボタンと音量上下キーを同時に押し続けると「緊急SOS」の画面が起動します。

 

また、緊急SOSは普段意識しない機能のため、これを機に関連の設定もチェックしておくのがいい、と井上さんは言います。

 

「『設定』アプリの『緊急SOS』の項目に集約されています。たとえば『サイドボタンで通報』がオンになっていれば、サイドボタンを5連続で押す操作で、素早く緊急SOSを実行できるようになります。
また、『ヘルスケア』アプリで、家族や親戚、友人などを緊急連絡先として登録しておくことも可能です。こちらの設定をしておくと、緊急SOSを発信した旨と、現在地情報が指定の連絡先に共有されるようになります」

 

なお、Apple Watchでも、通信環境が整っていれば、緊急SOS機能を利用できます。こちらは、より身につけている時間が長いため、自分の身を守るためには覚えておきたいところ。

 

「サイドボタン」(Digital Crownではない細長い方のボタン)を長押しすることで、同様の操作ができます。上位モデルの「Apple Watch Ultra」の場合は「アクションボタン」の長押しでも同様の挙動になります。

↑Apple Watchも通信環境が整っている状態ならば、サイドボタンを長押しから「緊急SOS」を利用できる。

 

「こうした緊急SOSは、大規模な災害よりも、事故や病気の際により役立つことが期待できるものではありますが、操作を把握しておいて損はありません。
ポイントは、ロックを解除できない他人のiPhoneでも利用できること。万が一の際に、サッと扱えるよう、平時のうちに操作の流れをイメージしておくことが重要です。ただし、誤発信してしまうことはないよう気をつけてくださいね」

 

3位置情報の共有の仕方を確認しておこう

外出先で被災した場合には、音声やテキストでの安否確認のほか、家族や友人などに現在地を伝えられるとより安心でき、行動計画も立てやすくなるでしょう。

 

「iPhoneには位置情報を共有するための複数の手段がありますが、いざというときに使えないのは困るので、家族同士でお互いにチェックしやすい方法を、予備を含めて、平時にいくつか確認しておくおのがベター。
具体的には、『メッセージ』アプリ内での位置情報の共有や、『探す』アプリでの位置情報の確認、あるいは『LINE』や各種SNS等での共有操作などが候補です」

 

たとえば、iOS標準の「メッセージ」アプリでは、チャットを開いた画面で「+」をタップし「位置情報」を選択することで、現在地や場所を指定した位置情報などを相手に共有できます。

 

連絡先がわかっている相手に対して、シンプルな操作で位置情報を共有できるので、何度か練習しておくと良いかもしれません。

↑「メッセージ」アプリの宛先に位置情報を送りたい相手を入れてから、「+」をタップ(左)。一覧から「位置情報」を選択し(中)、マップ上でピンの場所を定めて「ピンを送信」をタップすれば送れます(右)。

 

4.伝言板サービスの候補も決めておこう

ただし、大規模な災害時には、電話やチャットが使える状態とは限りません。避難時にスマートフォンを紛失したり、破損したりしている可能性もあります。

 

万が一連絡が取れなくなる場合のことも想定して、「伝言板」の使い方も把握しておく方がいいと井上さんは付け加えます。

 

「被災地への通信が増加し、通話がつながりづらい状態などになると、災害用伝言ダイヤル(171)の提供が開始されます。『171』=『イナイ』で覚えておきましょう
たとえば、伝言を残す場合には、固定電話または携帯電話から、この171に電話をかけ、自動音声に従って、『1』をプッシュ。相手の電話番号を入力し、30秒の音声メッセージを残すという流れです。
細かい使い方は、NTT東日本西日本のWebページにて解説されているので、目を通しておきましょう。ちなみに、大手携帯キャリアが展開する伝言板アプリなども多数あるので、こちらも有事の際にどれを使うのか、家族で事前に打ち合わせしておくことが重要になります」

↑大手キャリアの場合、NTTドコモは「災害用キット」アプリ(左)を、auは「+メッセージ」アプリ(中)内の公式アカウントである「au災害対策」を、ソフトバンクは「災害用伝言板」アプリ(右)をチェックしておこう。

 

5バッテリー管理の基本を覚えておこう

災害時の初期対応が終わり、もし充電手段が確保できていない場合には、スマートフォンなどのバッテリーを節約するのが大切です。この際のポイントが大きく2つあると、井上さんは言います。

 

「1つ目は、iPhoneの電源をオフにするか、使うとしても『低電力モード』に切り替えておくことです。複数の設定を手動で制御するよりも確実にバッテリーを節約できます。
2つ目は、Apple Watchを利用している場合には、その電源をオフにすることです。基本的には、Apple Watchとの接続によって、iPhoneのバッテリー消費は早まりやすくなりますので、細かい制御は考えず、iPhoneの電源を長持ちさせるように割り切るのがよいでしょう」

↑「設定」アプリで「バッテリー」を選択(左)、「低電力モード」のスイッチをタップしてオンに(中)、低電力モードが有効になるとバッテリーアイコンが黄色くなる(右)。

 

また、あらかじめ被災時に備えて充電手段を確保しておくことも重要だとのこと。当然、機器類の準備には、検討の時間も費用もかかるので、余裕があるときに考えておかなくてはいけません。

 

「家が無事な場合でも、普段使いのモバイルバッテリーだけでは、数日間以上の停電には対応しづらいと思われます。
スマートフォンの充電だけでなく、照明や、消費電力の小さい家電なども使用したい場合には、中容量以上のポータブル電源を確保しておき、できればさらに何かしらの発電手段も確保しておけると安心です」

 

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停電時に安心!防災の専門家が解説する大容量ポータブル電源の選び方とおすすめ8製品

 

「自動車がある家庭では、車のアクセサリーソケットの直流電流を、家電で使える交流電流(コンセントにプラグを指して使える状態)に変換できる『車載用インバータ』などを用意しておくとスマートフォンの充電やノートPCの使用くらいは対応しやすくなります」

 

いざというときに慌てて操作ができなくなるのはもちろん、事前に設定しておかないと必要なときに使えない機能もたくさん。毎年3月11日と、防災の日である9月1日には、設定と操作方法を確認するなどルーティン化し、災害に備えてはいかがでしょうか。

 

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ガジェットライター / 井上 晃

スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットを軸に、ICT機器やガジェット類、ITサービス、クリエイティブツールなどを取材。Webメディアや雑誌に、速報やレビュー、コラムなどを寄稿する。