次期iPadやMacはイベント発表なし、iPhone 15はTouch ID採用せず?

米アップルから近日中のリリースが期待されている新型iPad ProやMacはイベントでは発表されず、また来年の「iPhone 15(仮称)」では画面下指紋認証(Touch ID)が採用されないことを、ブルームバーグのMark Gurman記者が報じています。

↑アップル

 

アップルによる10月のリリースが期待されているプロダクトとしては、次期iPad ProやMacBook Pro、Mac mini、Apple TVなど。次期iPad ProやMacBook Pro、Mac miniでは「M2」チップの搭載、次期Apple TVは「A14」チップの搭載とRAM容量の増加が期待されています。

 

しかし今回の報道によれば、これらの製品はイベントではなく、プレスリリースやメディアブリーフィング、アップルオンラインストアの更新などでの発表になるそうです。

 

iPhone 15シリーズでは、一部のAndroidスマートフォンのように画面をタッチするTouch IDにより、ロック解除や支払いができるシステムの採用が期待されています。今回の報道によれば、アップルは引き続き同システムのテストを続けているものの、iPhone 15シリーズでの採用はないようです。

 

さらに報道では、アップルがスマートスピーカー「HomePod」の睡眠トラッキング機能をテストした、とも報じています。しかし、同機能の一般向けの提供はおそらくないとのこと。アップルがHomePodにて今後どんな展開を検討しているのかも、気になるところです。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

アップルCEO「普通の人はメタバースがなんなのかわからないだろう」

米アップルのCEOであるティム・クック氏はオランダの出版社Brightでのインタビューにおいて、「普通の人がメタバースがなんなのかを理解できるとはとても思えない」と発言しています。

↑ティム・クック氏

 

メタバースは仮想空間を利用し、人々が新たな形のコミュニケーションをとることを指します。3次元映像の提供には、VR(仮想現実)ゴーグルなどを利用。また旧フェイスブックがこのメタバースに注力するため、「メタ」に社名を変更したのも話題となりました。

 

一方でアップルは、現実世界に仮想現実をオーバーレイさせるAR(拡張現実)に力を入れています。このことについてクックCEOは「ARはすべてに影響を与える深遠な技術だと思います。私たちは、かつてARなしでどうやって生きてきたかを考えることになるでしょう」と語っています。

 

VRについては「現実の生活に取って代わるものではありません」と、若干距離をおいた見方を提示。「人生のすべてをそのような形(VR)で過ごしたいとは思わないでしょう。VRは限定されたもので、うまくコミュニケーションをとるための手段ではありません」。

 

アップルは2023年に、AR/VRヘッドセットをリリースすると噂されています。さらに2024年には、より気軽に装着できるARスマートグラス「Apple Glass(仮称)」の開発も報じられています。しかしそのアプローチは、メタやメタバースが語るような現実世界の代替、ではないようです。

 

Source: Bright via MacRumors

今年はiPhone 14 Pro Maxが人気、標準モデルは下取り時の値下げが激しいらしい

いつも最新のスマートフォンを持っていたい人にとって「いくらで下取りしてもらえるか」は気がかりなことでしょう。iPhone 14シリーズは発売された直後ではありますが、早くも標準モデルはiPhone 13シリーズよりも値下がりが激しいとのデータが報告されています。

↑Image:Apple

 

米スマートフォン販売最大手SellCellが公開したデータは、販売開始から10日後の時点での、40以上の買い取り業者の下取り価格を平均したものです。それによるとiPhone 14とiPhone 14 Plusは、iPhone 13とiPhone 13 mini(同じく発売後10日)より2倍も値下がりしており、リセールバリュー(手放すときの価格)的には良好とは言えないようです。

 

具体的にはiPhone 14標準モデルは平均で38.4%、iPhone 14 Plusは平均38.6%も減価しており、同時期のiPhone 13標準モデルの18.2%と比べて倍以上です。ストレージ別に見ると、iPhone 14(512GB)は40.3%で、最も値下がりが激しいことに。昨年はiPhone 13 mini(512GB)が29.8%、継いでiPhone 13(512GB)が27.2%でしたが、それを上回る勢いです。

 

ここで未発売(予約受付は9月9日、発売は10月7日)のiPhone 14 Plusがなぜ値下がり? と不思議に思えますが、すでに下取り価格は決まっており、発売10日後の平均減価率(予想)は38.6%とのことです。もっとも、この数値は予想に過ぎず、実際に発売されてから人気が出れば上がる可能性もあります。

 

かたやiPhone 14 Pro Maxはかなり値下がりしにくく、平均減価率はわずか19.6%です。これはiPhone 13 Pro Maxの21.4%と比べて1.8%もの向上。もっともiPhone 14 Proの平均減価率は31.1%で、iPhone 13 Proの26.3%から5%近く上がっており、今年はPro Maxモデルの人気が高いようです。

 

この調査結果は、iPhone 14とiPhone 14 Plusの人気がイマイチという複数の情報とも一致しているようです。

 

ちょうどディスプレイ専門アナリストRoss Young氏も、iPhone 14標準モデルの画面パネル受注が、昨年の同じ時期のiPhone 13よりも38%も減っていると述べたばかりです。その一方でiPhone 14 Pro Max用のパネル受注は、iPhone 13 Pro Maxよりも18%も増えたと付け加えています

 

アップル共同創業者スティーブ・ジョブズ氏の娘イブ氏も、iPhone 14標準モデルが13と何も変わっていないと示唆していました。来年は最上位モデルが「iPhone 15 Ultra」となり、「iPhone 15 Pro」よりリッチな仕様になるとの噂もありますが、高価でも大きく進化したデバイスの方が人気が出るのかもしれません。

 

Source:SellCell
via:MacRumors

M2チップ搭載で「MacBook Air」が全面リニューアル! NEXTトレンド予測【家電・デジタル編】

Withコロナがすっかり定着し、新しいライフスタイルやムーブメントが生まれてゆくなか、2022年の下半期はどうなっていく……? これから売れるモノ、流行るコトを各ジャンルのプロたちに断言してもらった。今回は、AppleのノートPC「MacBook Air」をご紹介!!

※こちらは「GetNavi」 2022年9月号に掲載された記事を再編集したものです。

【新型MacBook Air】 従来の「Pro」に並ぶ性能

私が紹介します!

編集部

松山葉南

本誌オーディオ・ビジュアル担当。ノートPCは取材時などの持ち運びに便利な軽量のモノを選びたい。

内蔵チップの進化に合わせてボディも進化しProと差別化(松山)

【ノートPC】

2022年7月発売

Apple

MacBook Air

16万4800円~(M2チップモデル)

新搭載のM2チップに合わせてソフトもハードも全面的に刷新。ボディにオールアルミニウムを採用し、1.24kgの軽量性と1.13cmの薄さを実現した。「Air」史上最大・最高輝度の13.6インチLiquid Retinaディスプレイを搭載。

 

↑M2チップモデルは8コアCPUと最大10コアのGPUを搭載。電力効率も向上しており、最大約18時間に渡りパフォーマンスを発揮する

 

ヒットアナリティクス

パフォーマンス重視でも選択肢となる性能に

初搭載のM2チップにより、いままでパフォーマンスを重視してProを選ばざるを得なかった人にとっても選択肢となるほどに進化を遂げた。インカメの画素数向上やボディの軽量化も特筆。マグネットでワイヤレス充電できるMagSafeが復活した点にも注目したい。

 

将来のiPhone、AirPodsの無線充電が可能になるかも?

米アップルが出願した特許より、将来のiPhoneに逆ワイヤレス充電機能が搭載され、「AirPods」などの充電が可能になるとの予測を、海外テックサイトのPatently Appleが伝えています。

↑Hadrian/Shutterstock.comより

 

最近のiPhoneにはマグネットによるワイヤレス充電機能「MagSafe」が搭載されていますが、一部のAndroidスマートフォンのように、ワイヤレスイヤホンなど他のデバイスを充電する逆ワイヤレス充電機能は搭載されていません。

 

アップルが出願した特許では、逆ワイヤレス充電に関する複数のアイディアが説明されています。例えばスマートウォッチやAirPodsのような電子機器を充電したり、あるいはiPhoneからiPhoneを充電する…ということも可能になるようです。

 

アップルはすでにAirPodsやApple Watchのようなワイヤレス充電に対応した製品を複数用意しており、これらがiPhoneからワイヤレス充電できれば、かなり利便性が増すはず。将来のiPhoneへの逆ワイヤレス充電機能の搭載、ぜひ期待したいものです。

 

Source: Patently Apple via 9to5Mac

iPhone 15 Proは値上げの心配なし? アップルがチップ価格改定を拒否の報道

米アップルの「iPhone 15 Pro(仮称)」への搭載が期待されている「A17」チップについて、同社が仕入れ価格の上昇を拒否したとの情報を、Economic Daily Newsが報じています。

↑IVASHstudio/Shutterstock.com

 

iPhone 15シリーズに関しては、本体デザインの変更やProモデルにおけるUSB-C端子への移行、さらに最上位モデルが「iPhone 15 Ultra」になり、「iPhone 15 Pro」との差別化が明確になるとの情報も登場しています。

 

今回の報道によると、A17は台湾TSMCにより新たな3nmプロセスにて製造されます。そしてこの新たなプロセスを理由に、TSMCがチップ価格の値上げをアップルに打診したというのです。

 

なお、アップルは2023年に3nmプロセスを採用する最初の会社となることが期待されています。ちなみに現行モデルのiPhone 14 Proに搭載された「A16」では、4nm(あるいはダイシュリンクされた5nm)プロセスが採用されています。

 

A17に3nmプロセスが採用されれば、さらなる性能向上や省電力化が期待されます。普通はチップ価格を決定するのはTSMCのようなチップメーカーですが、アップルほどの大口顧客の場合、その価格決定を左右することができるのかもしれません。

 

Source: Economic Daily News via 9to5Mac

iPhone 14 Plus、発表直前まで「iPhone 14 Max」だった? 公式サイトから手がかりが見つかる

iPhone 14シリーズのうち標準モデルで6.7インチ画面の「iPhone 14 Plus」は、発表前には「iPhone 14 Max」になるとの予想もありました。最終的には外れていますが、アップルが本当に「iPhone 14 Max」と名付けようとしていた手がかりが発見されました。

↑Image:Apple

 

オランダのアップル情報サイトiCreateは、発表直前まで「iPhone 14 Plus」が「iPhone 14 Max」になる可能性があった痕跡を見つけています。その手がかりは、他ならぬアップルの公式サイトにありました。

 

1つには、歴代iPhoneの一覧ページです。ここでiPhone 14 Plusの画像をローカル保存しようとすると、ファイル名が「iPhone-14-max-colors」であることが分かります(日本向けページでも確認済み)。

↑Apple公式サイトより

 

またiPhone 14 Pro/Pro Maxを発表する公式ニュースリリースにも「iPhone 14 Max」の名称が残っています。こちらは本文ではなく、ソースコード内にあるaltタグで確認できます。

↑Apple公式サイトより

 

最後に、製品コンプライアンスに関するページにも「iPhone 14 Max」と書かれていたスクリーンショットが掲載されています。記事執筆時点では「iPhone 14 Plus」に修正済みですが、「iPhone 14 Max」と同じシリアル番号A2886が与えられており、製品名が変わっただけだと判断されるわけです。

↑Apple公式サイトより

 

これら「iPhone 14 Max」の記述は今なお、あるいは最近まで残っていたことから、アップルが急きょ「iPhone 14 Plus」に切り替えたと思われます。なぜ変えたのかは不明ですが、iCreateは標準モデルに「Max」を付けると、iPhone 14 Pro Maxと紛らわしいためではないかと推測しています。

 

たしかにiPhone 14 PlusもiPhone 14 Pro Maxも、同じ6.7インチ画面です。これで名前まで近ければ、最上位モデルとしては安いと思って注文してみれば、標準モデルが届いて苦情が殺到……という事態が起こったのかもしれません。

 

Source:iCreate

via:9to5Mac

ガチレジャーをしない人にも良い、Apple Watch Ultraの4つの魅力

アップルのスマートウォッチにタフネスモデルの「Apple Watch Ultra」が誕生しました。49mmチタニウムケースを採用する、Apple Watch史上最大サイズの存在感を放つ“Ultraの魅力”に迫ります。

 

魅力その1 手首に優しくフィットする、心地よい装着感

アップルが2022年秋に発売したApple WatchはこのUltraと、初代モデルから進化を続ける「Apple Watch Series 8」、そして廉価モデルの「第2世代のApple Watch SE」です。

↑「これまでで最も屈強で有能なApple Watch」とうたうApple Watch Ultra。49mmの大きなケースを採用しています。通信方式はGPS+セルラーモデルの1種類。価格は12万4800円(税込)からと、Apple Watch Hermèsに続く高級機です

 

ケースの素材は軽くて強度が高く、マリンスポーツでも使うことを想定して耐腐食性に優れる航空宇宙グレードのチタニウムを採用しています。

 

49mmのケースは45mmアルミニウムケースのApple Watch Series 8と並べて大きく見えます。ただ、手首に装着すると意外と軽いことに驚きます。さらに、ケースはエッジを持たない柔らかなラウンド形状なので、手首に優しくフィット。筆者は眠りながら睡眠計測をするため、一晩中Ultraを着けていたのですが、寝ても苦になりませんでした。

 

サイズだけを見て敬遠してしまうのはもったいないので、一度装着してみて感触を確かめるといいでしょう。

↑背面にはエッジを抑えた、柔らかな曲面仕上げを採用。心地よい装着感を実現しています

 

魅力その2 新発売のバンドとこれまでのバンドに対応、いろんなコーデを楽しめる

Apple Watch Ultraの発売に合わせて3種類の新しいバンドも発売されています。ポリエステル素材のアルパインループとナイロン素材のトレイルループ、高性能エラストマー製のオーシャンバンドです。今回筆者はアルパインループとオーシャンバンドを試しました。

↑Apple Watchに装着している方がオーシャンバンド。左のオレンジ色のバンドがアルパインループ

 

オーシャンバンドはレクリエーションダイビングのようなウォータースポーツを楽しむ際に備えて、チタニウムのバックルによるアジャスタブルループを使って手首にしっかりと固定します。慣れるまで着脱に少し手間がかかることと、バンド自体に少し厚みがあるので手首が少しふくよかに見えるところは好みが分かれそうです。

 

一方で、アルパインループは着脱がしやすく、スマートな印象に見えるため、ふだん使いに向いていると思います。

 

Apple Watch Ultraのケースサイズは49mmですが、バンドは45mm/44mmのApple Watchと互換性があります。これまでに登場したソロループやNikeスポーツバンドなどにも交換できるので、いろんな着こなしを楽しむのもよいでしょう。

↑Nikeスポーツバンドを装着。カジュアルなスポーツウェアとのコーディネートも楽しめそうです

 

魅力その3 操作性が向上。新設のアクションボタンは生活でも役立つ

Apple Watch Ultraは従来のApple Watchからデザインが大きく変わりました。Retinaディスプレイを保護する前面ガラスは形状をフラットにした、高強度のサファイアクリスタルを採用。ガラスに傷が付かないよう、ケースのエッジをわずかに高くしています。

 

また、アウトドア時などに装着するグローブ(手袋)を着けたままでも操作がしやすいよう、Digital Crownやサイドボタンはサイズを大型化。ケースの右側面に配置しました。ボタンの周りをケースと一体成形のフレームが囲んでガードしています。

↑チタニウムケースがDigital Crownとサイドボタンを保護します

 

さらに、左側には「アクションボタン」というユーザーインターフェイスを新設しています。クリックすると、例えばユーザーが設定した任意のワークアウトを、3カウントダウンを飛ばしてすぐに起動できます。

↑新設されたオレンジ色のアクションボタン

 

↑アクションボタンの操作には7種類の機能のうち1件を割り当てることができます

 

ボタンをクリックしたときのアクションはワークアウトを含む全7種類から選べます。少々特殊なところだと「ショートカット」で、Apple Watch UltraとペアリングしたiPhoneで作成したショートカットを1件、ボタン押し操作に割り当てられます。

 

筆者は自宅の空気清浄機を、アクションボタンのクリックによりオフにするショートカットを設定。このように、生活のなかで便利に使うことも可能です。

 

魅力その4 日本語キーボードが便利。セルラー通信機能を活用したい

画面が広くフラットなApple Watch Ultraのディスプレイ。Apple Watch Series 8に比べて画面の最大輝度も2倍明るく、晴れた日の屋外でも視認性の高いところが特徴です。

↑最大2000nitsの明るさを実現したApple Watch Ultraの画面は、屋外でも高い視認性を発揮します

 

この視認性の高さと画面の広さは、テキストメッセージのやり取りにおいても魅力を感じられます。セルラー通信を利用すれば、iPhoneの近くから少し離れている間にメッセージやメールが届いても、ウォッチだけで少し込み入った内容のメッセージが返せます。

 

最新のwatchOS 9から、Apple Watchでもメールやメッセージのテキストがソフトウェアの「日本語キーボード」を使って入力できるようになったのもうれしいポイント。Apple Watch Ultraのほか、Apple Watch Series 8とSeries 7が日本語キーボードに対応します。

↑Apple Watch Ultraの広い画面が日本語キーボードによるタイピング入力に最適です

 

日本語キーボードが使えるアプリはwatchOS純正のメッセージとメールのほか、LINEも対応していました。Facebookのメッセンジャーでは使えません。SlackはそもそもwatchOSに非対応。

 

日本語キーボードへのアプリの対応状況にはバラツキがありますが、Apple Watchによるメッセージのやりとりが断然便利になるので、各デベロッパの対応にもぜひ期待したいところです。

 

どこでも活躍してくれる幅の広さが魅力

Apple Watch Ultraは水深100メートルの耐水性能、IP6X等級の防塵性能と米軍MIL規格STD 810Hに準拠する強靱さを併せ持っています。ふだんはダイバーズウォッチのようなタフネス仕様の腕時計を愛用するファンも、Apple Watch Ultraの強靱さには確かな信頼を寄せられるでしょう。

 

レクリエーションダイビングを心地よく安全に楽しむための機能も搭載。ウォッチを装着して水中に入ると自動で「水深」アプリが立ち上がり「防水ロック」を有効にします。

↑プリインストールされている「水深」アプリ。ロックがかかっている間は画面のタッチ操作が無効になり、水中での誤入力が防げます。ダイバーはディスプレイに表示される正確な情報を見ることに集中できるというわけです

 

こうしたタフネスさや機能から、過酷な環境や本格的なレジャーで使う人のためのモデルと思いそうですが、そんなことはなく、これまで見てきた魅力はふだん使いでも十分に実力を発揮してくれます。

 

ほかにも、精度の高いGPSを使って、ユーザーが歩いた経路を「コンパス」アプリからバックトレースできる機能も便利です。例えば旅行先でちょっと森林浴にと自然の中に入って道に迷ってしまうというような、ありそうな機会で活躍してくれるでしょう。

↑watchOS 9の新しくなったコンパスアプリが使いやすいところもUltraの魅力です

 

Apple Watch Ultraは従来のApple Watchのスマートなデザイン、操作性を受け継ぎながらもタフネスに仕上がったウォッチです。それでいて、レザーやメタル系のバンドを装着すれば、男性のビジネスジャケットに合わせたり、女性のシックな装いのアクセントにしたりと、コーディネートが楽しめます。

 

また、これまで見てきた以外にも、散歩にジョギング、子どもたちと公園で遊ぶ、ガーデニングをするなど、気楽に過ごすアウトドアレジャーの時間でも、Apple Watch Ultraの魅力は発揮されると思います。

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

iPhone 15で「Pro Max」と「Pro」の違いがウルトラ明確になる?

米アップルが2023年に投入することが期待されている「iPhone 15 Pro Max(仮称)」。このハイエンド・スマートフォンは「iPhone 15 Pro」と明確に差別化されるだろうと、著名リークアカウントのミンチー・クオ氏が投稿しています。

↑次は違いがもっと明らかになる

 

2022年に発売されたiPhone 14 Pro MaxとiPhone 14 Proの明らかに異なる点は、ディスプレイサイズが6.7インチか、あるいは6.1インチかということ。バッテリー駆動時間にも差はありますが、それ以外の違いはほとんどありません。

 

クオ氏によれば、iPhone 14 Pro MaxはiPhone 14 Proに比べて大きな需要があり、このことからiPhone 15 Pro Maxでは、さらなる差別化が図られるとのこと。具体的には、iPhone 15 Pro Maxに専用の機能を追加する可能性があるそうです。

 

iPhone 15シリーズに関しては、以前にもBloombergが「最上位モデルはiPhone 15 Ultraと名付けられるかもしれない」と報告。iPhone 15シリーズではLightning端子のかわりにUSB-C端子が搭載され、望遠カメラは新たなレンズを搭載し、本体デザインも刷新されると噂されています。価格がどうなるかは若干心配ですが、2023年はさらにハイエンドモデルらしいiPhoneが登場するかもしれません。

 

Source: 郭明錤 (Ming-Chi Kuo)/Twitter via MacRumors

やっぱり人気はイマイチ?「iPhone 14」の増産が中止されたと米金融メディアが報道

米アップルの新型スマートフォン「iPhone 14」の増産計画が見送られたと、米金融メディアのBloombergが報じています。

↑人気が出ない「iPhone 14」

 

9月に発売されたiPhone 14では、ベースモデルの「iPhone 14/iPhone 14 Plus」と、ハイエンドモデルの「iPhone 14 Pro/iPhone 14 Pro Max」が存在。iPhone 14/iPhone 14 Plusはプロセッサに「A15」を搭載するなど、その仕様は昨年発売された「iPhone 13」シリーズとあまり変わりません。

 

Bloombergによれば、アップルはiPhone 14シリーズの需要が急増しなかったため、下半期に600万台を増産する計画を中止したとのこと。これにより、iPhone 14の生産台数は「iPhone 13」とほぼ同じ9000万台になると報じています。

 

一方、ハイエンドモデルのiPhone 14 Proシリーズは、iPhone 14/iPhone 14 Plusよりも人気がある模様。このことから、アップルはエントリーモデルのiPhone 14から、iPhone 14 Proへと生産能力をシフトするように指示したそうです。

 

というわけで、やはり人気が低そうなiPhone 14シリーズ。2023年はもっと魅力的なベースモデルの新型iPhoneの登場に期待したいものです。

 

Source: Bloomberg

iPhone 14の衝突検出機能、実際にクルマを横転させて検証したYouTuber現る

iPhone 14シリーズとApple Watch新モデルの目玉機能の1つが、自動車事故の衝突検出機能です。この機能は激しい交通事故を自動的に認識し、緊急電話が救急隊員や緊急連絡先に発信されるように設計されています。

↑Image:Luke Miani

 

本機能は、交通事故に特有の衝撃やエアバッグが開いたときの気圧の変化、マイクが拾った衝突音などを総合的に判断しており、「実際に事故を起こす」しか動作を確かめようがありません。単にiPhoneを落としたり、投げたり転がしたりしただけでは発動しないとの報告もありました。

 

そんな衝突検出機能を、実際に4台のクルマを事故らせて検証したYouTuberが現れました。

 

つい先日も、YouTubeチャンネルTechRaxのチームがiPhone 14 Proを運転席のヘッドレストに固定した無人車をリモコン操作し、スクラップ車両を何台か重ねた壁にぶつけるテストを行ったばかりです。

 

さて今回の動画は、YouTuberのLuke Miani氏とSam Kohl氏が公開したものです。2人は4台のものクルマを使い、前方や側面、後方からの衝突をテストしている様子を紹介しています。さらに廃車にロープをくくりつけて引っ張り、横転事故まで再現している徹底ぶりです。

 

しかし、これらのテストではすべて、衝突検出機能が発動していません。クラッシュの度合いにかかわらず、iPhone 14が緊急SOS機能を動作させることは一度もありませんでした。

 

もっとも、TechRaxの検証でも発動しないことはあり、衝突するスクラップ車の壁を強化したり、クルマの速度を上げたりするなど試行錯誤を繰り返していました。これら2つの動画からは、あらゆる条件で衝突が検出されるわけではないと明らかになったようです。

 

またMiani氏とKohl氏は自分たちが実際にクルマに乗って運転しているため、スピードが十分ではなかったり、激突の衝撃が不十分だったりした可能性もあります。もしも「十分」であれば本物の事故になってしまうため、そもそも「有人テストをやるのが間違っている」感もあります。

 

ここで衝突検出をおさらいしておくと、iPhoneが激しい自動車衝突事故を検出したとき、通知が表示され、キャンセルされない限り、20秒後に緊急電話が自動的に発信されます。もしもユーザーの反応がない場合は、iPhoneが緊急通報サービス向けに音声メッセージを再生し、激しい衝突事故にあったことを知らせると共に、緯度と経度による座標とおおよその捜索半径を伝える、というものです。

 

今後もアップルはデータを集めつつ、この機能を改良していくものと思われます。それはアップルの仕事であり、くれぐれも興味本位で衝突検出をテストしようと思わないよう強くお勧めします。

Source:Luke Miani(YouTube)
via:9to5Mac

iPhone 14向けに、衛星SOSのデモ機能がiOS 16.1で搭載されそう

米アップルの次期モバイル向けOS「iOS 16.1」にて、衛星通信のデモ機能が「iPhone 14」ユーザー向けに提供されることを、海外テックサイトの9to5Macが伝えています。

↑アップル

 

iPhone 14に搭載された衛星通信機能は、衛星に直接接続することで、緊急通報(SOS)ができる、というもの。機能は11月から、アメリカとカナダ向けに提供予定となっています。

 

そして9to5Macが開発者向けに提供された「iOS 16.1 Beta 3」を分析した結果、新たに「衛星接続のデモ」機能が搭載されていました。この機能では、携帯電波やWi-Fiのない環境に行かなくても、衛星通信による緊急SOSがどのように機能するかを確認することができます。

 

このデモ機能は、設定アプリ内の緊急SOSメニューからいつでもアクセスできるとのこと。また衛星接続を確認するためには、屋外で空がよく見える場所にいる必要があります。もちろんデモ機能を使用しているときは、実際に緊急サービスを呼び出すことはありません。

 

iOS 16.1の一般公開は衛星SOS機能の提供開始と同じ、11月と予想されています。日本での同機能の提供がいつになるのかはまだわかりませんが、実際に危険な状況に遭遇する前に、どのように動作するのかを確認するのに役立ちそうです。

 

Source: 9to5Mac

AirPods Pro(第2世代)のストラップ穴、隠れた役目がありそう

アップルから販売が開始された、新型ワイヤレスイヤホン「AirPods Pro(第2世代)」。この新製品に新設されたストラップホールには隠れた役目がある可能性を、海外テックサイトのLumafieldが伝えています。

↑Lumafieldより

 

AirPods Pro(第2世代)では「AirPods Pro(第1世代)」からストラップホールが追加されただけでなく、ケースが「探す」機能に対応したり、スピーカーが搭載されたりというアップデートがほどこされています。

 

Lumafieldは、AirPods Pro(第2世代)のCTスキャンを実施。するとその構造はAirPods Pro(第1世代)とほぼ同じだったものの、ストラップホールの金属部品がLightningポートの周りの金属パッドに接続されていたといいます。

 

現時点ではこの構造の意図ははっきりしていませんが、Lumafieldはこれを「探す」機能の感度を向上させるためのものでは? と分析。

 

私もAirPods Pro(第2世代)を所有しているのですが、「探す」機能は問題なく動作しています。これがストラップポールに追加された新機構によるものなのかは、さらなる分析を待ちたいところです。

 

Source: Lumafield via 9to5Mac

Apple Watch Ultra分解動画でわかったことは「製造品質がすごい」でした

修理専門業者のiFixitは、米アップルの新型タフネススマートウォッチ「Apple Watch Ultra」の分解動画を公開しました。

↑iFixitより

 

Apple Watch Ultraはシリーズ最大となる49mmのケースサイズを採用。加えて、頑丈なチタニウムケースや「MIL-STD 810H」準拠、100メートルの耐水性能、IP6X等級の防塵性能、高精度2周波GPS、36時間使えるバッテリーなどが特徴です。

 

iFixitによると、Apple Watch Ultraのバックパネルは4個のPentalobe(星型)ネジでとめられており、内部への素早いアクセスが可能です。しかし、バックケースを取り外すと耐水性を保つガスケットがすぐに破損したり、バッテリーやTaptic Engineなどの部品へのアクセスにはディスプレイを取り外す必要があったりするなど、その修理は依然として困難であると伝えています。

 

本体内部には、542mAhのバッテリーを搭載。これは、「Apple Watch Series 8」よりもかなり大容量です。またスピーカーもかなり大きく、電話の音量が大きくなっていると報告されています。

 

最終的に、iFixitはApple Watch Ultraの製造品質について「非常に感銘をうけた」と結論づけています。まったく新しいモデルとして登場した同スマートウォッチは、そのサイズと価格に見合ったハイエンドモデルに仕上がっているようです。

 

Source: iFixit/YouTube via MacRumors

アップルが方針転換したかも、第6世代iPad miniで「バッテリー交換に出すと本体ごと交換」がなくなる?

実はこれまでのiPadシリーズは、バッテリー交換を希望した場合は、iPad本体を丸ごと交換してもらえました。しかし、アップルが第6世代iPad miniについては、新しい本体を渡さずバッテリーだけを交換するよう、方針転換をしたとの噂が報じられています。

↑第6世代iPad miniのバッテリー交換についての噂が持ち上がる

 

米MacRumorsによれば、9月27日(米現地時間)から第6世代iPad miniのユーザーがバッテリーを交換したいと持ち込んだ場合、WUR(whole unit replacement/本体ごと交換)を受けることなく、バッテリーだけを交換できるようになるそうです。

 

今回の情報源は明かされていませんが、MacRumorsは、アップル直営店や正規サービスプロバイダ向けに配られた内部文書を入手したことが過去にも何度かあります。たとえば2019年にも、Apple Watch Series 2の特定モデルを修理に出すと、一時的にSeries 3に交換してもらえる場合があると報じていました

 

この新たなポリシーは第6世代iPad miniだけが対象ですが、今後数週間~数ヵ月のうちに、ほかのiPadモデルも後に続く可能性があるそうです。手持ちのiPadの状態によっては、逆にユーザーにとって不利になることも考えられます。以前はバッテリー交換に出せば、凹みやヒビ、傷が入ったiPadも代替機に交換してもらえましたが、その恩恵が受けられなくなりそうです。

 

記事執筆時点では、この新ポリシーは世界中の修理センターでのみ実施されており、アップル直営店や正規サービスプロバイダでは行われていないとのことです。バッテリー状態が劣化していて、iPad本体もあちこちに傷や凹みがあれば、今のうちにお店に修理に持ち込むといいかもしれません。

Source:MacRumors

Apple Watch Ultra、水深40m以上潜ったらどうなる? YouTuberが潜水シミュレーターを使ってテスト

Apple Watch Ultraの「水深」アプリは40mまでの水深が測定できますが、陸上で生活している大半の人には試すチャンスがありません。それをダイビング機器用に設計された潜水シミュレータを使って、現実の水深に似せた環境でテストした動画が公開されています。

↑Image:Apple

 

これをおこなったのは、技術評論家でYouTuberのDC Rainmaker氏です。今回の動画ではコンピューター制御の潜水シミュレーターにより、仮想ダイバーが深く潜るにつれて高まる水圧にアプリが速やかに対応し、背景にある水のアニメーションが動き、水深の数値も正確に変化していく様子が確認できます。

↑DC Rainmaker氏の動画より

 

「水深」アプリは最大深度40m(130フィート)までの水中活動を想定していますが、Apple Watch Ultraは100m(328フィート)の耐水性能を備えています。つまりApple Watch Ultra本体は、アプリが測定できるよりも高い水圧に耐えられるわけです。

 

では、40mよりも深く潜った場合はどうなるのか。DC氏がテストしたところ、画面は警告するように黄色に変わり、「Beyond 130 FT(130フィート以上)」と表示され、浅い水深に戻るまで水色に戻らなくなります。

↑DC Rainmaker氏の動画より

 

またダイビングが終わった後は、潜った時間や水温、最大水深の記録も表示されます。このデータは、後でiPhoneのヘルスアプリで確認できるようです。

↑DC Rainmaker氏の動画より

 

もっとも、Apple Watch Ultraをより本格的なダイブコンピュータとして使いたいなら、アップルがHuish Outdoorsと共同開発したOceanic+アプリを待つ方がよさそうです。同アプリはBuhlmann減圧アルゴリズムを実行し、ダイブプラン、わかりやすいダイビング指標、視覚と触覚のアラーム、減圧不要限界、浮上速度、および安全停止ガイドなどの機能を備えていると謳われています。

 

このOceanic+アプリは「まもなく登場」とのことで、公式アナウンスを待ちたいところです。

 

 

Source:DC Rainmaker(YouTube) 
via:MacRumors

 

※Buhlmannのuは、ウムラウト付きが正式な表記です

iPhone 14 Pro/Pro Maxではスポーツの試合結果が「Dynamic Island」でリアルタイム更新! iOS 16.1から

最新システムソフトウェアiOS 16の目玉機能である「ライブアクティビティ」が、開発者向けのiOS 16.1ベータ版で有効になったことが明らかとなりました。

↑Image: Paul Bradford

 

ライブアクティビティとは、iPhoneのロック画面で配車サービスやデリバリーの状況を確認したり、スポーツの試合の途中経過をフォローできる機能です。アップルは本機能がiOS 16.1から利用できると約束していましたが(現状のiOS 16.02では利用できず)前段階のベータ版で準備が確認されたことになります。

 

特にiPhone 14 ProおよびiPhone 14 Pro Maxでは、ライブアクティビティはDynamic Islandと統合されています。つまりディスプレイ上側にある横長の窓に、小さなスコアボードが表示されるというわけです。

 

例えばプレミアリーグの試合中、Dynamic Islandでは各クラブのゴール数がリアルタイムで更新されます。さらに長押しするとDynamic Islandが広がり、経過時間と実況が表示されるしくみです。iPhoneがロックされている場合は、代わりにウィジェットにスコアが表示されます。

 

iPhoneがロック解除されているときも常にスコアボードが表示されるのは、Dynamic Islandを搭載したiPhone 14 Pro/Pro Maxだけ。他のiPhone 14とiPhone 14 Plus、それ以前のモデルでは、ライブアクティビティはロック画面だけに限定されます。

↑こんな感じ

 

この機能をiOS 16.1ベータ版で試すには、Apple TVアプリを開き、サポートされている試合の「フォロー」ボタンをタップします。アップル公式発表では、正式配信の時点では米国、カナダ、オーストラリア、英国、ブラジル、メキシコ、日本、韓国ユーザー向けにMLBの試合などで利用できるとのこと。今後、他のスポーツリーグにも広がる可能性があります。

 

ライブアクティビティAPIは、年末にはサードパーティの開発者にも利用できる見通しです。iPhone 14 Proモデルのユーザーは、他のアプリを使いながら試合結果を追うのが便利になりそうです。

 

Source:MacRumors

iOS 16にアプデしてからバッテリー消耗が異常に激しい! 一部ユーザーから苦情が相次ぐ

最新システムソフトウェアiOS 16の配信が始まってから、2週間以上が経ちました。新たなロック画面や「背景から人物やペットを切り抜いて他のアプリに貼り付けられる」などの機能も好評ながらも、「コピペするたびに確認ポップアップが出る」「iPhone 14 Proモデルのカメラが、Instagramなどサードパーティ製アプリで撮影するとガタつく」といった不具合も報告されていました

↑バッテリー残量に注意

 

そちらはiOS 16.02で解決されましたが、その後も一部ユーザーから「バッテリーが異常に早く消耗する」症状が治っていないとの声が上がっています。

 

iPhoneを最新バージョンのiOSにアップデートすると、一時的にバッテリー持ちが悪くなるのは「いつものこと」です。これはiOSがコンテンツのインデックスを再作成したり、アプリの最適化をバックグラウンドで処理しているためです。

 

こうした症状は、通常であれば数日も待てば正常に戻ります。今年3月、iOS 15.4配信後に同様の苦情が上がっていたときも、アップルは「最大48時間待てば解決」と回答していました。

 

しかし、iOS 16はすでに配信から2週間以上が経過しているのに、苦情はまだ収まっていません。米9to5Macの読者投票では、iPhoneユーザーの63%がiOS 16に更新した後、バッテリー持ちが悪くなったと回答しています。

 

様々なSNSを検索しても、同じような苦情が大量に見つかります。たとえば大手掲示板Redditでは、iPhone 13 Pro Maxユーザーから「iOS 15では、85%から90%の残量で(職場から)帰宅することがほとんどでした。iOS 16では65%~75%です」との報告もあります。

 

ほか「11~12時間のバッテリー持ちが7時間になり、FaceTimeやPiP(ピクチャインピクチャー)をすると凄いラグが発生し、全体的に動作がモタつきます」といった声も見つかります。

 

もともと「コピペのたびに確認ポップアップ」や「iPhone 14 Proカメラのガタつき」はiOS 16.1ベータ版で修正が確認されていましたが、前倒しでバグ修正のiOS 16.02が公開されていました。今回のバッテリー消耗が激しい症状についても、近いうちに緊急アップデートで対処されるのかもしれません。

 

Source:9to5Mac

2023年のiPhone 15(仮)最上位モデルは「Ultra」? 「Pro Max」を置き換えるかも

ここ数年にわたり、フラッグシップiPhoneの最上位モデルは「Pro Max」と名付けられていました。それが2023年のiPhone 15(仮)シリーズでは「Ultra」に置き換えられるかもしれないと報じられています。

↑Image:Apple

 

この噂の発信源は、アップルの社内事情に詳しいBloombergのMark Gurman記者です。同氏のニュースレター「Power On」最新号によると、かつてiPhoneは2年に1度はデザインなどが全面的にリニューアルされていたものが、最近では間隔が長くなって3年ごとになっているとのこと。

 

そしてiPhone 12以来のフォームファクター(基本設計)も、iPhone 14シリーズにも引き継がれています。そのため来年(2023年)はデザインが刷新される年に当たる、というわけです。以前から「iPhone 15 Pro」モデルではLightningポートがUSB-C端子に替わると噂されていますが、Gurman氏もそれに同意しています。

 

そうしてデザインを刷新してUSB-Cに移行するタイミングで、iPhone 11で使い始めた「Pro Max」というブランド名を「Ultra」に置き換える可能性がある、と主張されている次第です。

 

最上位のiPhoneに「Ultra」ブランドを使うことは、最近のアップル製品のネーミングとも一致しています。大型かつ頑丈な新型Apple Watchこと「Apple Watch Ultra」が発売されたばかりであり、また最もパワフルなAppleシリコン(アップル独自開発チップ)は「M1 Ultra」と名付けられていました。

 

「iPhone 15」シリーズの具体的な詳細は、まだ1年も先であることから不明です。が、上記のようにProモデルがUSB-Cに移行することは、ほぼ確実と思われます。欧州連合(EU)が2024年秋までにスマートフォンなどの充電端子にUSB-Cの採用を義務づけることに同意しており、待ったなしの状況になっているからです。

 

またiPhone 14 Proモデルで導入された「画面に横長と丸の穴が2つ」(ふだんはDynami Islandで隠されていますが)が、標準モデルにも採用されるとの噂話もあります。iPhone 12や13世代をお持ちで不満を感じていない方は、急いで14シリーズに買い替えず、来年まで待ってもいいかもしれません。

 

Source:Bloomberg 
via:MacRumors

これが健康の未来か! 息子の「Apple Watch Series 8」が心電図アプリで母親の命を救う

最新のApple Watch Series 8は発売されたばかりですが、早くも放っておけば命取りになりかねない心臓病を発見するというお手柄を立てたと伝えられています。

↑早速「健康の未来」の実例を示したApple Watch Series 8(画像提供/Apple)

 

米9to5Macの読者であるジェイソン・スミス氏は、週末に父から「母の具合が全然よくない」と電話があったそう。そこで両親のもとに駆けつけましたが、聞いていた話とは違って、異常がないように見えたと語っています。

 

まず血圧を測り、全身を調べてみたものの、かなり正常に思えたとのこと。母親は「だいぶ良くなったから心配しないで」と言ったそうです。

 

そのときスミス氏は賢明にも、買ったばかりのApple Watch Series 8を使うことを思いつきました。Apple Watch Series 4以降(お手ごろ価格のSEモデルを除く)では心電図を取ることができ、心臓の鼓動や心拍リズムを記録して、不整脈の一種である心房細動(AFib)が起きていないかを調べることが可能。

 

スミス氏はApple Watch Series 8を母親の手首に装着して、心電図を取りました。すると、Apple Watchは心房細動を検出し、「すぐに医療機関を受診するように」と警告を出しました。それでも誤診の可能性をなくそうと、さらに3回の心電図を取ったところ、毎回、安静時心拍数が160BMPを超える心房細動が検出されたそうです。

 

Apple Watchを見て異常を確信したスミスさんと両親は、最寄りの救急病院に行き、母親が心房細動を起こしていることを確認。その場で、すぐに治療が必要だと告げられたとのことです。

 

「入院して、さまざまな薬を処方された後、母親は全く元気になったと報告できてうれしい」とスミスさんは語っています。担当医は「もしApple Watchがなかったら、彼女はその日のうちに回復できなかった可能性が高い」と言っていたそう。

 

スミスさんは、Apple Watchがしてくれたことを考えると、母親が自分のApple Watchを買うことになるだろうと述べています。最新のApple Watch Series 8では心電図アプリや血中酸素ウェルネス、転倒検出機能も備えているほか、衝突事故検出にも対応しました。深刻な病気の早期発見や、いざという時にすぐ対応できるよう、身内にApple Watchをプレゼントしておくといいかもしれません。

 

Source:9to5Mac

やっぱりiPhone 14 Proシリーズがいい! カメラとディスプレイの進化で撮影や動画鑑賞が捗る

アップルが新しいiPhone 14 Proシリーズ、iPhone 14を発売しました。筆者はアップル本社で開催されたスペシャルイベントの取材レポートを本誌に寄稿した際、6.7インチの「iPhone 14 Plus」が本命だと伝えましたが、実機を試してみたらやはり「選ぶべきはProシリーズ」でした。

 

出足好調のiPhone 14 Proシリーズ

今年のiPhone Proシリーズも、昨年とサイズ展開は一緒。6.1インチのiPhone 14 Pro、6.7インチのiPhone 14 Pro Maxの2機種で構成されます。

 

円安による影響も受けたことから、iPhone 14シリーズ全体で価格のベースラインは昨年よりも少し値上がりしています。ですが、筆者が発売日の9月16日にApple表参道を取材したときには、朝早くからiPhone 14シリーズを求めて店舗の前に長い行列ができていました。オンラインのApple Storeでもまた、iPhone 14 Proシリーズの販売は出足好調のようです。

↑左が6.1インチの「iPhone 14 Pro」、右が6.7インチの「iPhone 14 Pro Max」

 

筆者がiPhone 14 Proシリーズを選ぶべきだと考える理由は「カメラの進化」と「ディスプレイの進化」です。順に解説します。

 

暗い場所でも立体感ある撮影ができるなど、カメラは画質・機能が充実

iPhone 14 Proシリーズのメインカメラは広角・超広角・望遠によるトリプルレンズ仕様です。広角カメラにはiPhoneとして初めて、クアッドピクセルセンサーを内蔵する48MP(4800万画素)のカメラが搭載されました。

↑iPhone 14 Proシリーズが搭載するトリプルレンズカメラ

 

48MPのクアッドピクセルセンサーは、4つの画素をひとつの大きな画素にまとめることで効率よく光を取り込みます。ここに、明るさが足りない場所でも色鮮やかで精細感の高い写真を記録する新しい画像合成技術「Photonic Engine」が加わると、iPhone 14 Proシリーズは少し暗い場所でも明るく高精細な写真を撮れます。

↑Photonic Engineの画像合成技術により、iPhone 14 ProシリーズはフロントのTrueDepthカメラを含むすべてのカメラが暗い場所での撮影パフォーマンスの向上を図っています

 

実際のパフォーマンスを試すために、室内を暗くしてネコのマスコットを撮影してみました。iPhone 14 Pro MaxとiPhone 13 Proで撮り比べています。

↑iPhone 14 Pro Maxで撮影。ぱっと見で全体に明るく、マスコットたちの質感がリアルに再現されています

 

↑iPhone 13 Proで撮影。パフォーマンスは十分に高いのですが、iPhone 14 Pro Maxに比べると暗く見えてしまいます

 

iPhone 14 Pro Maxの写真は、黒いマスコットの暗部をつぶさずにマットな質感をよく引き出しています。一方の白いマスコットは艶っぽさがとてもリアルです。また、ダイナミックレンジが広く、白いマスコットのホワイトや装飾の色がとても鮮やか。黒いマスコットが首にさげている鈴の金色がキラッと煌めく感じもきれいに再現できていると思います。照明器具の輪郭、テーブルの木目もシャープに描かれ、暗い場所でも立体感に富んだ写真を撮れました。

望遠カメラの15倍デジタルズームの性能も新旧iPhone Proシリーズどうしで撮り比べてみました。

↑iPhone 14 Pro Maxで撮影。15倍デジタルズームも先鋭感が失われません

 

↑iPhone 13 Proで撮影。比べると輪郭のにじみが気になってきます

 

iPhone 14 Pro Maxの方が、画質が向上しています。直線の輪郭のにじみがなく、平坦な壁面部に現れがちなノイズも解消。旅行に出かけたときには、印象的なたたずまいの教会やビルなど建物の写真を撮っている筆者にはとてもうれしい性能アップです。

 

ちなみに、iPhone 14 Proの広角カメラを使ってApple ProRAWモードで撮影すると、48MPのセンサーの実力をフルに活かしたRAW画像を出力できます。iPhoneによるRAW画像記録はiPhone 12 Proシリーズから実現していますが、iPhone 14 Proシリーズではカメラアプリのフォーマット設定からProRAW解像度を48MP/12MPの2種類から選べるようになりました。

 

ただし、48MPのRAW撮影ができるのは広角カメラのみ。ほかのカメラを使うと12MPになります。また、48MPのRAW画像は1枚のファイルサイズが70MB近くになるので、取り扱いには慣れが必要かもしれません。

 

いまやスマホのメイン用途ともいえるカメラ。ハイエンドのモデルともなれば、どれだけきれいに撮影できるかは多くの人が気にするところでしょう。そのなかで、順当ではあるものの、暗い場所での撮影や望遠などにおいて、しっかりと進化している点はさすがといえます。

 

もうジンバルはいらない!「アクションモード」の強力手ぶれ補正

ビデオ撮影では、iPhone 14 Proシリーズから搭載される第2世代のセンサーシフト光学式手ぶれ補正がとても高い効果を発揮します。そして、より強力に手ぶれを抑えたい場面では「アクションモード」も便利です。カメラアプリでビデオ記録を選択すると、画面に“走る人”のピクトアイコンが表示されるのでこれをタップしてモードをオンにします。

↑ビデオ撮影モードの画面に表示される、印を付けたピクトをタップして「アクションモード」をオンにします

 

アクションモードは、ソフトウェアによる補正処理を加えて4K、2.8K、またはHD解像度の“ブレていない動画”を切り出します。まるでiPhoneに外付けタイプのジンバル(スタビライザー)を装着したかのように滑らかで、歩行などによる上下動のブレが動画に反映されてしまうことがありません。アクションモードの課題は明るい場所でしか使えないことですが、それでも使える場面はたくさんありそうです。

 

旅行やお子さんとの日々の思い出を数多くのビデオに残したい方は、迷わずアクションモードを搭載するiPhone 14 Proシリーズを選ぶべきでしょう。「追加でジンバルを買わなくて良いiPhone」と考えればお得な買い物と言えそうです。

 

加えて、先にも見たように写真のクオリティもアップしているわけですから、カメラ性能を気にする人は手に取ってみてください。

↑こちらはアクションモードをオンにして撮影。iPhoneを手で持って歩きながら撮影してもブレを少なく抑えられます。

 

↑こちらはアクションモードを使わずに撮影。歩くときの上下動による小刻みなブレが映像に反映されています。

 

常時表示ディスプレイやDynamic Islandで利便性アップ

iPhone 14 Proシリーズと、iPhone 14シリーズの4機種は共通でSuper Retina XDRディスプレイを搭載しています。

 

さらに、iPhone 14 Proシリーズにはロック画面に日時やウィジェット、壁紙、アプリの動作状態を表示したままにできる「常時表示ディスプレイ」が搭載されました。iPhone 14 Proシリーズの場合、通常時には画面の描き換え速度を10Hzから最大120Hzの間で可変させて視認性を高め、同時にディスプレイの消費電力を抑えるProMotionテクノロジーが稼働します。

 

常時表示ディスプレイの機能をオンにしてロック画面に切り替えると、描画速度を1Hzまで下げて消費電力をセーブします。iPhoneの画面にいつも時計が表示されていれば、会議のときなどに毎度iPhoneの画面をたたかなくても時刻を確認できます。ボイスメモやミュージックなど、立ち上げたまま常時表示に切り替わり、動作状況を継続的に見られるアプリもあります。

↑左が常時表示ディスプレイをオンにしたロック画面。右側の通常時のロック画面の情報が判別できるほどの明るさを実現しながら、リフレッシュレートを下げて消費電力を抑えています

 

また、話題となっている、フロントカメラを配置するトップの切り欠きにさまざまな情報を表示する新機能「Dynamic Island」も搭載。こうした、ディスプレイにおける利便性の部分での進化もiPhone 14 Proシリーズの注目点です。

↑フロントカメラユニットの箇所に新しく設けられた「Dynamic Island」。ボイスメモの動作状態を表示。タップするとボイスメモアプリに移動します

 

iPhone 14 Pro Maxは進化したディスプレイを存分に味わえる

ひとつ前の世代の13 Proシリーズと比べると、iPhone 14 ProシリーズはHDRコンテンツを表示したときのピーク輝度表示の性能が上がっています。特に屋外でHDRコンテンツを再生すると輝度が最大2000nitsまでブーストされ、色の鮮やかさや明暗による立体感が余裕を持って再現されます。

↑iPhone 14 Pro MaxのSuper Retina XDRディスプレイ。陽射しの強い屋外でも力強く精細感あふれるHDR映像を再現します

 

6.7インチのiPhone 14 Pro Maxは、こうしたピーク輝度などを含む、最先端のSuper Retina XDRディスプレイに関連する、“おいしいところが存分に味わえる大画面iPhone”です。Dynamic Islandのアニメーション表示もまた、心なしか6.7インチのiPhone 14 Pro Maxの方が6.1インチのiPhone 14 Proよりも“伸び伸びと動く“感じがしました。

 

もうひとつ、Dolby Vision方式のHDRビデオのネイティブ再生にも対応したことから、iPhone 14 Pro Maxはモバイルシアター・スマホとしてもうってつけだと言えます。

 

なお、iOS 16からiPhone 14/14 Proシリーズを含む一部のiPhoneが、本体を横向きに構えたままFace IDによる画面ロックを解除できるようになりました。動画再生を一度中断した後にも、画面ロックを解除してすぐに再開できて快適です。

 

片手持ちで快適操作ができるiPhone 14 Pro

iPhone 14 ProシリーズはA16 Bionicチップを搭載したことで、Dynamic Islandやクアッドピクセルセンサーを内蔵するメインカメラなど、パワーを食いそうな新機能を追加しながら、バッテリーのスタミナをiPhone 13 Proシリーズよりもさらに改善しました。チップの電力消費効率が20%向上したことが大きく貢献しています。

 

つまり、iPhone 14 Proシリーズはバッテリーの持ちがとてもよいスマホです。参考までに、連続ビデオ再生時間はiPhone 14 Proが13 Proより1時間伸び、iPhone 14 Pro Maxはそこからさらに6時間も長くビデオを再生できます。

 

iPhoneを積極的に動画鑑賞に使う方、高画質なビデオ再生にこだわりを持ちたい方には6.7インチのiPhone 14 Pro Maxがおすすめです。

 

ただ、iPhone 14 Pro Maxは本体が大きいぶん、質量が240gと重いことは難点でしょう。特に本体を構えたまま長時間モバイルゲームを楽しむ際には覚悟が必要です。筆者はApple Arcadeで配信されている「悪魔城ドラキュラ Grimoire of Souls」をプレイする際にはiPhoneのケースを外して、少しでも軽くしてからのめり込むようにしています。

 

長時間モバイルゲームを楽しむ使い方や、スマホカメラとして片手で軽快に構えながらスナップショットを撮るように使うのであれば、軽くて取り回しのよい6.1インチのiPhone 14 Proがより良い選択肢になると思います。

↑片手持ちでの操作が快適な6.1インチのiPhone 14 Pro。iPhoneのブラック系カラバリの中で“最も黒い”という新色「スペースブラック」にも注目です

 

名前にプロが付くと身構えそうになりますが、新しいiPhone 14 Proシリーズはプロなみの写真や動画が誰でも手軽に撮って楽しめるiPhoneです。ただ、SNS映えするビデオや写真を楽しく撮れるので、想定よりも早くストレージの残量があとわずかということにもなりがち。購入時には懐が許す限り大きめのストレージを選びたいところです。買い替えなどで不要になるiPhoneが手元に残るようであれば、Apple Trade Inなどの下取りサービスも積極的に活用してみましょう。

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

iPhone 14 Proの5G通信、13 Proよりも大幅にスピードアップ! 新たなモデムチップのおかげ

今月発売されたばかりのiPhone 14 Proは、少なくとも米国の通信キャリア環境では、iPhone 13 Proよりも5G通信スピードが大幅に速くなっていることが明らかとなりました。

↑Image:Apple

 

これはインターネット速度測定サイトSppedSmartがテストした結果です。米通信キャリアT-Mobileでは、iPhone 13 Proのダウンロード速度が平均173.81Mbpsだったのに対し、iPhone 14 Proが255.91Mbpsに達していたとのこと。またVerizonでは、iPhone 13 Proが平均126.33 Mbpsに対して、iPhone 14 Proは175.56 Mbpsと圧倒的な差を付けています。

↑Image:SppedSmart

 

この速度の差は、iPhone 14 Proに搭載された新たなモデムチップ、米クアルコム製のSnapdragon X65の性能によるものと思われます。この5GモデムチップがiPhone 14全モデルに内蔵されていることは、修理業者iFixitの分解レポートから判明しています。

 

クアルコムはX65チップにつき速度の向上やレイテンシー(遅延)の改善のほか、消費電力の低減もうたっています。またiPhone 14全モデルで可能になった(今のところ米国とカナダのみ、11月以降)「衛星経由の緊急SOS」でもX65が大きな役割を果たしていることは、アップル自らが認めていることです。

 

今回のテストではiPhone 14 Proのみが対象ですが、同じ5Gモデムを積んだiPhone 14やiPhone 14 Plusも5G通信が速くなっているはず。iPhone 14の標準モデルは、先代のiPhone 13と見かけがほとんど変わりませんが、中身は大きく進化しているようです。

 

Source:SpeedSmart
via:MacRumors

iPhoneの残りバッテリーが分かりやすく!iOS 16.1ベータ2でアイコンがさらに改良

アップルが開発者向けにリリースしたiOS 16.1ベータでは、ステータスバー(画面上部の表示欄)にあるバッテリーアイコンが変更されたと報じられています。ユーザーからの意見を聞いたためか、より見やすい表示になっているとの声が上がっています。

↑Image:9to5Mac

 

9月13日から配信されているiOS 16正式版では、顔認証Face ID対応のiPhoneのステータスバーにバッテリー残量の「%」表示が戻ってきたことが注目を集めていました。一部のモデル(iPhone XR、iPhone 11、iPhone 12 mini、iPhone 13 mini)では使えないものの、その後に出たiOS 16.1ベータ版(開発者向け)では修正され、これらの機種でも「%」表示が追加されています

 

が、改良版のバッテリーアイコンに対しても不満の声は出ていました。なぜなら、バッテリー残量が20%以下になるまでアイコンは白く塗りつぶされたままで、一目で「減っている」とは分かりにくいからです。

 

それが最新のiOS 16.1ベータ2では、バッテリーアイコンがバッテリーの残量に応じて変化するようになりました。アイコンの中に「%」が表示されつつ、アイコンの白い部分も消耗した分だけ面積が狭くなり、直感的に「どれだけ減っているか」が伝わるようになっています。

↑Image:9to5Mac

 

残りバッテリーが十分な場合と少ない場合ではiPhoneの使い方も違ってくるため、バッテリーアイコンの残量表示は使いやすさにも直結するはず。アップルがユーザーの苦情に耳を傾けてすぐに対応したことで、好感度が上がるのかもしれません。

 

Source:9to5Mac

iPhone 14 Proシリーズ、InstagramやTikTokなどで撮影するとカメラがガタつく! アップルは修正を約束

最新のiPhone 14 Proシリーズが発売されたばかりですが、InstagramやTikTokなど多くの人気サードパーティアプリで写真や動画を撮影すると、カメラが揺れたりガタついたりする症状が報告されています。

↑Image:Apple

 

こうした症状は、複数のユーザーがネットで述べていることです。たとえば海外掲示板Redditでは「Snapchatを開いたり、Instagramのカメラを使ったりすると、カメラの揺れが抑えられなくなる現象が起きているんです」との声もあります。しかし、iOS標準のカメラアプリを使うときは何ごとも起こらないそうです。

 

また別のiPhone 14 Proユーザーによれば「Snapchatで断続的にカメラの揺れが発生します(揺れているのが見えたり聞こえたりするレベル)」とのこと。もう1人も「カメラが大きく揺れて、かなり変な機械音がしていました」と述べています。

 

この問題が確認されているアプリは、主にSnapchat、Instagram、TikTokの3つのようです。実際にシェアされた動画もあり、iPhone 14 ProのカメラがTikTokアプリで撮影すると激しく揺れて音を立て、画面が波打っている様子がよくわかります。

 

このカメラの揺れ・ガタつき問題は、標準カメラアプリでは起きていないため、ハードウェアではなくソフトウェアの不具合と思われます。

 

この問題につき米MacRumorsがアップルに問い合わせたところ、バグの存在は認識しており、来週(26日~)に修正版が登場する予定とのことです。それまでは、サードパーティ製アプリでカメラを使うのは控えた方がよさそうです。

Source:Reddit
via:MacRumors

iPhone 14 Pro Max、iPhone 13 Pro Maxより2時間以上もバッテリーが持つ! 実はバッテリー容量は減っています

本日(9月16日)発売のiPhone 14シリーズは、すでに全モデルのバッテリー容量が判明しています。アップルは「iPhoneファミリーで最長のバッテリー駆動時間」と謳っていますが、実はiPhone 14 Pro Maxだけは先代の13 Pro Maxよりも容量が減っていたりします。

↑Image:Apple

 

では実際に使ってみてどうかといえば、なんとiPhone 14 Pro MaxはiPhone 13 Pro Maxよりもバッテリー持ちがいいと報告されています。

 

海外テック系サイトTom’s Guideは、実際の使用環境に近いもとでテストしたところ、1回のフル充電で平均14時間42分持ったと報告しています。iPhone 13 Pro Maxでは平均12時間16分であり、2時間以上も長持ちすることになります。

 

また他社のスマートフォンもまじえた総合ランキングでは、iPhone 14 Pro MaxはAsus ROG Phone 6 Pro(約15時間30分)に次ぐ2位にランクインしています。さらにiPhone 14 Pro Maxはアプリをダウンロードしたり、音楽を聴いたり、写真やビデオを撮りながらも、5時間で30%しかバッテリーが減らなかったそうです。

 

もっとも充電速度に関しては、アップル公称の「30分以内に50%まで」にはおよばず、30分で0%から42%までしか充電できなかったとのこと。たとえばGalaxy S22 Ultraは25Wの充電器で30分で58%に達し、OnePlus 10 Proは93%に達しているそうです。これに対してiPhone 14 Pro Maxは、いまだに上限20Wに留まっていることが原因のようです。

 

なぜiPhone 14 Pro Maxが、バッテリー容量の少し大きなiPhone 13 Pro Maxよりも長持ちするのか。それはおそらく、新たなA16 Bionicチップと効率的なディスプレイの恩恵によるものと思われます。

 

iPhone 13 Pro Maxでは画面の可変フレッシュレートが10Hz~120Hzでしたが、iPhone 14 Pro Maxでは1Hz~120Hzとなっています。つまり、昨年は下限が「1秒間に画面を10回書き換え」でしたが、最新モデルでは「1秒間に1回書き換え」に下げられているため、それだけ消費電力が節約しやすいわけです。

 

最新のiPhone 14 ProモデルではDynamic Islandや強化された48MPメインカメラ、常時表示ディスプレイなど先進の機能が搭載されています。円安のため去年よりお高くなっていますが、バッテリー持ちが良くなっている分、満足度も上がりそうです。

 

Source:Tom’s Guide
via:MacRumors

iPhone 14シリーズを買った人、古いiPhoneのバックアップをiCloudで容量無制限・無料で取れます!

そろそろ最新のiPhone 14シリーズ(10月発売の14 Plusを除く)が、読者諸兄のお手元に届いている頃でしょう。古いiPhoneのデータをMacやPCにバックアップを取って、後で転送しようか……と迷っている方もいるはずですが、実は一時的にiCloudストレージが無制限かつ無料で使えたりします。

↑Image:Apple

 

これは昨年iOS 15のリリースに伴って、アップルが新しいiPhoneやiPadを買ったお客さまに提供を始めたサービスです。iPhone 14を含む(新規であれば、それ以前のモデルでもかまいません)iPhoneやiPadを購入すると、古いiPhoneをバックアップできるよう、iCloudストレージが一時的に増量してもらえます。

 

次の手順で、これまで使っていたiPhoneの一時的なバックアップをiCloud上に作成できます。

  • [設定]アプリから、[一般]を選びます。
  • 下の方にある「転送またはiPhoneをリセット」を選び、新しいiPhoneの準備と表示されたら「開始」をタップします。
  • 「iCloud バックアップがオフになっています」と表示された場合、「バックアップをオンにして転送する」をタップします。
  • iCloud の残り容量が不足している場合、無料で追加の iCloud ストレージを使えますという趣旨のメッセージが表示されます。そこで「続行」をタップします。
  • iCloudストレージの残り容量に関係なく、古いiPhoneをiCloudにバックアップする処理が始まります。

 

公式サポートページによれば、iCloudの一時的なバックアップは21日間です。この期間が過ぎると一時的なiCloudストレージは期限切れとなり、バックアップは完全に削除されるそうです。

 

また、新しいiPhoneまたはiPadが21日以内に手元に届かない場合は、一時的なバックアップの保存期間がさらに21日間延長されるとのこと。新品が遅れそうであれば、[設定]アプリを開いて「バックアップの期限を延長」をタップしておくとよさそうです。

 

Source:Apple
via:9to5Mac

iPhone 14/14 Plusの背面ガラス、割れても外して取り替えるだけ! より環境に優しくなりました

ここ最近のフラッグシップiPhoneはワイヤレス充電に対応するため、背面がガラス製になっています。そのため割れやすくもなっていますが、修理には意外と時間がかかるものです。

↑割れても外して取り替えるだけに!

 

しかし、iPhone 14とiPhone 14 Plusは修理しやすいように、背面ガラスパネルが取り外し可能になったと報じられています。これによりiPhone 4S以来、初めて「裏側から簡単に開けられるiPhone」になったとのことです。

 

iPhone 12およびiPhone 13の背面ガラスを交換するには、Apple Storeやアップル正規サービスプロバイダの修理業者が、ディスプレイ側から本体を開けて分解し、ディスプレイと背面カメラ以外の全パーツが付いた「iPhoneリアシステム」に取り替える必要がありました

 

それ以前のiPhone 11などは、背面ガラスが割れた端末はデバイスごと交換するしかありませんでした。それが「背面ガラスだけ交換」となれば、修理にかかる時間も短くなるほか、廃棄する部品が減って環境に優しくなると思われます。

 

かといって、修理代が安くなるわけではないようです。日本では延長保証サービスAppleCare+に加入している場合、iPhone 14/14 PlusもiPhone 13も、同じく3700円かかります。また加入していない場合は2万5900円と見積もられる(他の故障があれば上積み)ています。

 

AppleCare+の料金は機種によって異なり、iPhone 14 PlusはiPhone 14より画面サイズが大きいためか、少し高くなっています。iPhone購入日から30日以内までAppleCare+は買えるため、じっくり考えたいところです。

 

SourceTechCrunch ,CNET

via:MacRumors

iOS 16の新機能、実は新しめのiPhone限定もあり。「写真からの被写体抜き出し」など

アップルは今週、最新のシステムソフトウェア「iOS 16」の配信を始めました。大きく変わったロック画面やiMessageで送ったメッセージ内容の再編集や取り消しなどが注目を集めていますが、実は新しめのiPhoneでしか利用できない機能がいくつかあります。

↑Image:Apple

 

その1.背景からの被写体の抜き出し

↑Image:MacRumors

 

iOS 16では、写真アプリで写真を数秒間長押しして、被写体の周りが白く光ると、その部分を抜き出すことができます。それをメッセージやメール、メモなどにドラッグして貼り付けることが簡単にできるのです。

 

この機能は、高度なニューラルネットワークと画像検出を使って写真内の被写体を検出するしくみのため、iPhone XS以降を含むA12 Bionicチップ以上を搭載したデバイスだけで利用できます。iPhone 8やiPhone Xなど、A11チップ以前のモデルでは使えません。

 

その2.より賢くなった音声入力

↑Image:MacRumors

 

iOS 16では声とタッチをシームレスに切り替えながら、テキストを入力できます。音声で入力している間もキーボードが表示されたままのため、音声を文字に変換しつつ、タイピングで変換候補を選べるわけです。

 

こちらもデバイス内での機械学習を活用しているため、重い処理に耐えるプロセッサを搭載したモデルに限られます。これもiPhone XS以上を含む、A12 Bionicチップ以降を搭載したiPhoneのみで利用できます。

 

その3.ビデオと通話のためのライブキャプション

↑Image:MacRumors

 

iOS 16では、電話やFaceTimeの通話中などに、あらゆる音声を自動で文字起こしでき、発言にリアルタイムで字幕を付けられるようになります。この機能は、iOS 16で登場するいくつかのアクセシビリティツール (障がいを持つ人でも使いやすくする)の1つです。こちらはiPhone 11、iPhone 12、iPhone 13、iPhone SE(第2世代)、iPhone 14シリーなど、A12 Bionicチップ以降を搭載したデバイスで動きます。

 

その4.ステータスバーに残りバッテリーをパーセンテージ表示

↑Image:MacRumors

 

こちらは、別の記事で紹介した通りです。この機能はiPhone 11、iPhone XR、iPhone 12 mini、iPhone 13 miniでは使うことができません。

 

これら最新鋭の機能が一部モデルで使えないのは残念ですが、逆に考えれば「いくつか機能が使えなくとも、古い機種で最新のiOSが使える」ことはアップルの気配りともいえそうです。

 

Source:MacRumors

iOS 16での「残りバッテリー○%」表示、iPhone XRやiPhone 13 miniで使えないことが明らかに

アップルが9月13日から配信を始めたiOS 16では、顔認証Face ID対応のiPhoneのステータスバー(画面上部の表示欄)にバッテリー残量の「%」表示が戻ってきたことが注目を集めています。

↑Image:MacRumors

 

実はiPhone X以降のフラッグシップ機では、画面上の真ん中にノッチ(切り欠き)が追加されたため、両横に表示スペースが足りなくなり、パーセント表示が消えていたのです。

 

しかし、iOS 16でも一部のFace ID対応モデルでは、やはりパーセント表示ができないことをアップルが認めました。

 

アップルは公式サポート文書「iPhone、iPad、iPod touch でバッテリー残量をパーセントで表示する」を更新し、新たなパーセント表示はiPhone XR、iPhone 11、iPhone 12 mini、iPhone 13 miniでは利用できないと述べています。これらは画面サイズも異なりますが(XRと11は6.1インチ、12/13 miniは5.4インチ)なぜ、これらのモデルで使えないのか説明はありません。

 

iOS 15までは、残量はバッテリーアイコンで「これだけカラになっている」という体でビジュアル化されていましたが、具体的に何%残っているのかは表示されませんでした。もしも知りたければ、画面右上から下にスワイプして、コントロールセンターを呼び出す必要があったのです。

 

それがiOS 16ではバッテリーアイコンが変更され、その中にパーセント表示されるようになっています。

新たなバッテリー表示は便利なようですが、バッテリーが20%以下になるまでアイコンは完全に白いままで「減っている」ことは非常に分かりにくくなっています。より分かりやすくなるよう、ユーザーから要望が寄せられるかもしれません。

 

Source:Apple

via:MacRumors

Apple Watch Ultraのバッテリー容量、Series 8より72%デカかった! 最大60時間のスタミナを実現

アップルは、一部製品のバッテリー容量を公開していません。が、新型のApple Watch Series 8、Apple Watch SEやApple Watch Ultraの情報が、中国政府の認証データから明らかになったと報じられています。

↑Image:Apple

 

これはインドメディアのMySmartPriceが「3C認証」サイトから見つけたものです。3Cとは中国の強制認証制度 (China Compulsory Certification/CCC)のことであり、人体の健康などに関わる製品は届け出て認証を得る必要があり、その証明書も公式サイトで公開されるわけです。

 

さて発見された証明書によれば、Apple Watch Ultraのバッテリー容量は542mAhとのこと。それに対して45mmのApple Watch Series 8は308mAhであり、Ultraは従来型で最大のモデルよりも76%も増えていることが分かります。

 

なお、前モデルのApple Watch Series 7は41mmモデルが284mAh、45mmモデルが309mAhでした

 

Apple Watch Series 8とSeries 7は、バッテリー容量はわずかに違うものの、公称で最大18時間のバッテリー駆動時間は変わっていません。かたやApple Watch Ultraは、通常使用で最大36時間、「低電力モード」を有効にした状態では最大60時間を実現し、Apple Watch史上最長のバッテリー持ちを実現すると謳われています。

 

この低電力モードはwatchOS 9が対応したApple Watch全モデルで利用できます。常時表示やワークアウトの自動開始、心臓の健康状態の通知、セルラー接続など、一部の機能を無効にしたり制限したりする代わりに、他のアプリを使いつつバッテリーを節約できるしくみです

 

Apple Watch Ultraのバッテリー容量が大きなことも驚きですが、逆にSeries 8の76%増しに過ぎないのに、2倍ものバッテリー駆動時間を実現しているのも不思議に思えます。アップルが公開していない、秘密のノウハウがありそうです。

 

Source:MySmartPrice

via:MacRumors

隠れた本命はお手頃な「大画面iPhoneシアター」になるiPhone 14 Plusか、アップル新製品を実機で振り返る

アップルが現地時間9月7日に、米国クパティーノの本社で開催したスペシャルイベントに参加してきました。間もなく発売を迎える新しいiPhone 14シリーズ、Apple Watchの3モデル、そして第2世代のAirPods Proについて、現地で実機に触れながら確かめたインプレッションを報告します。

↑iPhone 14シリーズ、Apple Watchの3製品と第2世代のAirPods Proが発表されました

 

今年2度目のリアル開催。タッチ&トライコーナーも盛況

アップルは2020年の新型コロナウィルス感染症の拡大以来、スペシャルイベントをオンラインで開催してきました。リアルでのイベント再開は、2022年6月の世界開発者会議「WWDC」から。世界各国のジャーナリストやパートナーなど、人数を厳選して招いていました。

↑アップル本社のSteve Jobs Theaterで開催されたスペシャルイベントに、世界各国から大勢のジャーナリストやアップルのパートナー企業が招かれました

 

先日のスペシャルイベントも、アップルは会場各所で衛生対策を厳しく講じ、参加者にも協力を仰ぎながら万全の体制で実施しました。

 

ビデオ配信によるスペシャルイベントのキーノート後、会場のSteve Jobs TheaterにはiPhoneやApple Watch、AirPods Proのタッチ&トライコーナーが設けられ、大いに賑わいました。耳に装着して試さなければならないAirPods Proは、参加者が試聴を終えたらイヤホンをまるごと1台ずつ交換する徹底的な衛生対策が採られていました。

↑3カテゴリの新製品が展示されたタッチ&トライコーナーも盛況

 

動くiPhone 14 Proのノッチが楽しい! 本命は大画面のiPhone 14 Plusか?

2022年秋のiPhone新製品はナンバリングが「14シリーズ」になります。13シリーズまで好評だった5.4インチの「mini」がなくなり、代わりに6.7インチの大画面を搭載する「iPhone 14 Plus」を加えた4機種が揃います。

↑賑わうiPhone 14シリーズの展示

 

イベントの前には、昨今の円安による影響も受けて、Proシリーズのスタート価格が20万円に迫るのではないかとのウワサもありました。ですが、発表された価格を見ると確かに値上がりしてはいるものの、Proシリーズの2機種(「iPhone 14 Pro」と「iPhone 14 Pro Max」)はどちらもスタート価格が14〜16万円台に落ち着きました。16日の発売に向けた予約の申し込みも、Apple Storeの納期を確認すると好調のようです。

↑トリプルレンズカメラを搭載するiPhone 14 Proシリーズ

 

iPhone 14 Proシリーズには最新のA16 Bionicチップと、高精細な48メガピクセルのセンサーを載せたメインカメラを含む、トリプルレンズのカメラが採用されています。

 

カメラは4つのピクセルを1つのピクセルとして機能させ、大きなセンサー面積を確保。他社の高機能カメラを搭載するスマホと同様、12MPの写真サイズを維持したまま、明るく高精細な写真を記録するピクセルビニングの技術を載せてきました。

 

加えて、アップル独自のソフトウェア処理により、暗い場所でも明るく精細感の高い写真が撮れる「Photonic Engine」や、ジンバルを使わずiPhoneを手に持った状態でブレのないスムーズな動画が撮れる「アクションモード」も搭載。これらの完成度がどこまで高いのか楽しみです。

↑左側が6.1インチのiPhone 14 Pro、右側は6.7インチのiPhone 14 Pro Max

 

大きな変化でいうと、フロントカメラやFace IDに使われる各種センサーを載せたディスプレイ上部の切り欠き(ノッチ)のデザインも挙げられます。iPhone 14 Proシリーズの切り欠きあたりに配置した「Dynamic Island」は、iPhoneやアプリの動作ステータスを文字とアイコンで表示したり、タップ操作によりアプリに飛べたりと、新しいユーザーインターフェースとしても機能します。アップルの純正アプリ以外に、サードパーティのデベロッパによるいくつかのアプリも既にDynamic Islandに対応済みです。

↑フロントカメラのエリアには形が変わり、なおかつタッチ操作に対応するスクリーンエリアを設け「Dynamic Island」と名付けました。写真の画面にはミュージックアプリで再生中の楽曲のジャケ写と、右側にタイマーアプリのアイコンが表示されています

 

今までのiPhoneにない楽しみ方を提供してくれそうなDynamic Islandは、 ほかのオールスクリーンデザインのiPhoneに対する、14 Proシリーズの“ルックスの違い”を際立たせる効果も担っています。いつも最先端のiPhoneを楽しみたい人には、今年はiPhone 14 Proシリーズが断然おすすめだと思います。

↑左が6.1インチのiPhone 14。右が6.7インチのiPhone 14 Plus。価格は11万円台から

 

かたや、iPhone 14 Plusは今年のラインナップの隠れた大本命かもしれません。同じく6.7インチのiPhone 14 Pro Maxよりも本体が37gも軽いほか、内蔵バッテリーはiPhone 14よりも6時間長くビデオ再生が可能で、最大26時間楽しめるスタミナを実現しています。普段から移動しながらゲームや動画を楽しむ機会が多い人には、軽快な大画面モデルのPlusがフィットするかもしれません。

 

ゲームの観点から見ると、本体の厚さも大事なポイント。筆者も最近はiPhoneでモバイルゲームをよく遊ぶのですが、一瞬の指さばきが勝負の結果を左右するアクション系、レーシング系のゲームで勝ちを拾えるかどうかは、手にフィットしやすいか、が重要といえます。その点でiPhone 14 PlusとiPhone 14 Pro Maxの厚さを見ると0.05mm差です。しかし、実際にはカメラユニットの高さ分だけiPhone 14 Pro Maxの方が少し大きいため、iPhone 14 Plusの方が手に持つとスリムに感じられます。

 

また、もう一方の動画の観点で見ていくと、iPhone 14 ProシリーズとiPhone 14シリーズはどちらもHDR対応の映像コンテンツの表示に対応しています。ただ、ピーク輝度の表示性能には差があり、iPhone 14 Proシリーズの方がHDRで400nits、標準レンジの映像コンテンツで200nits明るいです。とはいったものの、発表会の明るい室内ではiPhone 14 Plusも遜色なく明るくキレイな映像が楽しめました。

 

ここに、AirPodsシリーズを組み合わせれば没入感豊かな立体サウンドを組み合わせた「大画面iPhoneシアター」が、Proシリーズより手頃な価格で実現するわけです。こう見ていくと、iPhone 14 Plusがかなり魅力なモデルに見えるのではないでしょうか。

↑iPhone 14シリーズは広角・超広角のダブルレンズカメラを搭載しています

 

タフなアウトドアモデル「Apple Watch Ultra」にひと目ぼれ

Apple Watchには新しくタフなアウトドア仕様のモデル「Ultra」が追加されました。価格も12万円台とハイエンドですが、従来のApple Watchと一線を画するデザインの斬新さに惹かれます。

↑Apple Watchのラインナップに初登場したタフネスモデルのApple Watch Ultra

 

ケースのサイズは49ミリと、従来の45ミリのApple Watchよりも大きくなっています。また、アウトドアで使うことを想定して、Digital Crownやサイドボタンがグローブ(手袋)を着けた状態でも押しやすいように大型化。操作系のまわりをケースで保護するデザインとしています。ケースの素材であるチタニウムは比較的軽い金属なので、日常生活でカジュアルに身に着けるスマートウォッチとしてUltraを選んでも良さそうに思いました。

 

機能面でも際立っており、Apple Watch Ultraには周波数が異なるL1波・L5波をカバーする2基のGPSを内蔵しています。都会のビル群を徒歩や走りながら移動する場合でも、より正確に自分の位置を把握できる機能を持たせました。

↑左側サイドにはアクションボタンを配置

 

↑ワークアウトの一発呼び出しなどが可能です

 

筆者はマリンスポーツはやらないのですが、Apple Watch Ultraにはダイバーをサポートする機能があります。Huish Outdoors社が開発する「Oceanic+」アプリをインストールすると、Apple Watch Ultraが水深40mまでのレクリエーショナルスキューバダイビングをサポートするダイブコンピューターになるのです。

 

なお、Apple Watch Ultraは水中に入ると自動で「水深」アプリを立ち上げて「防水ロック」を有効化します。さらに、Oceanic+アプリを開いたときにも自動で防水ロックがかかる仕様。防水ロックを有効にしている間は画面をタッチしても反応しなくなるので、水中での誤操作が防げます。ケースのスピーカー孔に浸入した水は、防水ロックを解除すると排出されます。

 

また、新しいUltraの登場とともにトレイルループ、アルパインループ、オーシャンバンドの3種類のバンドが発売されます。ちなみに、Ultraのケースサイズは49ミリですが、バンドを装着するスリットのサイズを45ミリ/44ミリのApple Watchと合わせています。過去に発売されたApple Watchバンドとの互換性も保っているので、買いそろえてきたバンドが無駄になりません。

↑エレガントなデザインを踏襲する「Apple Watch Series 8」。5万円台からで販売されます

 

ほかにも従来のナンバリングシリーズであるApple Watch Series 8には女性の健康を見守る機能や、車による衝突事故を自動で検出して緊急SOS通知を送り出す機能が充実します。ヘルスケア、フィットネスの用途だけでなく、装着するユーザーの命を守るデバイスとして、Apple Watchへの期待もさらに高りそうです。

↑エントリーモデルの第2世代「Apple Watch SE」

 

エントリーモデルのApple Watch SEは第2世代を迎えました。ヘルスケアやワークアウトについて基本的なデータ記録ができる機能を揃えながら、GPSモデルは3万7800円(税込)から購入できるコスパも魅力的。今後のApple Watchの成長を最も強く牽引する立役者になるでしょう。

 

Apple H2チップの性能を活かした「AirPods Pro」

最後にワイヤレスイヤホンのAirPods Proを紹介します。こちらは2019年10月に発売された、アクティブノイズキャンセリング機能を搭載するAirPods Proシリーズの第2弾です。

↑アクティブノイズキャンセリング機能を搭載する第2世代のAirPods Pro

 

アップルの独自開発によるApple H2チップを載せて、ノイズキャンセリングの消音効果を従来の2倍に強化しています。外部音取り込みについては、ユーザーが環境音をクリアに聞けるように取り込みながら、同時にサイレンや工事現場の騒音など、大きなノイズを減衰させるという「適応型環境音除去」の機能が働きます。会場でその実力を試せなかったので、実機の感触をまた報告したいと思います。

 

ほかにも新しいAirPods ProはiPhoneの「探す」アプリから、イヤホン本体だけでなく充電ケースも探せるようになります。充電ケースに小型のスピーカーが内蔵され、バッグの奥底やソファの隙間に入り込んで、見つからなくなったAirPods Pro一式を、ビープ音をたどりながら見つけられるようになりました。

↑ケースの下側にスピーカーを搭載。「探す」アプリから検索するとビープ音が鳴ります

 

また充電ケースにストラップホールが付きます。外出時にはケースを首もとから提げたり、バッグに結びつけたりしておくとそもそも紛失する確率を減らせるかもしれません。

↑ケースにはストラップホールが付きました

 

第2世代のAirPods Proは価格が3万9800円(税込)と、他社の左右独立型の完全ワイヤレスイヤホンよりもかなりハイエンドです。とはいえ、空間オーディオによる立体音楽体験と、ダイナミックヘッドトラッキングによるリアルな音の移動感を楽しめるなど、アップルならではの機能も備わっています。「最先端の進化を続けるAirPods」の魅力を考えると、本機をメインのイヤホンとして使い倒せる価値は大いにありそうです。

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

iPhone 14 Proの常時表示、Apple Watchを着けたまま部屋を出ると自動オフ! バッテリー節約も賢く

まもなく発売されるiPhone 14 ProとiPhone 14 Pro Maxでは、ロック画面がオフにならず時刻や通知などを表示し続ける「常時表示ディスプレイ」が搭載されています。今の時間やメールの着信などを確認するため、わざわざタップする必要もありません。

↑Image:Apple

また、iPhoneの画面を下にして置いたり、ポケットに入れている時(つまりユーザーが使っていないことが明らかな場合)は画面が暗くなり、バッテリーの消耗を防ぐ仕組みもあります。

 

では、持ち主が近くにいない場合はどうなるのか? ユーザーがApple Watchを着けたままiPhoneを持たずに部屋の外に出ると、自動的にオフになることが明らかとなりました。

 

これは先週のiPhone発表会「Far out」で実際にスティーブ・ジョブズ・シアター(アップル本社屋)のリアルイベントに参加し、その場で新製品を触ることができたYouTuberのFelixba氏が報告していることです。

 

それによると、Apple WatchをiPhone 14 ProとiPhone 14 Pro Maxにペアリングしている場合に、ユーザーがiPhoneを持たずに部屋を出たことを検出すると、常時表示ディスプレイが無効化されるそうです。

 

おそらくiPhone 14 ProはBluetooth等でApple Watchとの距離を測り、ユーザーが部屋から出たことを認識していると思われます。アップルはこの独自の機能について、公式サイトでも一切触れておらず、イベントでも言及しませんでしたが、常時表示ディスプレイの省電力を支える多くの仕組みのひとつなのでしょう。

 

iPhone 14 ProとiPhone 14 Pro Maxの画面は、可変リフレッシュレートの「ProMotion」技術を採用しており、下限を1Hz(画面を1秒間に1回だけ書き換える)にすることで消費電力を節約しています。さらに新型プロセッサーの「A16 Bionic」では、映像出力を担う「Display Engine」も刷新され、電力効率を最適化しながら常時表示などを管理できるようになっています。

 

ほかiPhone 14 Proモデルには強化されたカメラや、まったく新しいインターフェースの「Dynamic Islands」も追加され、9月16日に発売予定です。現在アップル公式オンラインストアでは、Proは4~5週間、Pro Maxは5~6週間の配送待ちとなっていますが、各通信キャリアでの売れ行きも注目したいところです。

 

Source:MacRumors 

iPhone 14 Plus、iPhone 13 miniより人気がない? アップルの「小型に替えてデカい標準モデル」戦略は失敗か

最新フラッグシップ「iPhone 14」シリーズは先週の金曜から予約受付が始まっており、すでに全4モデルそれぞれの人気が分かりつつあるようです。具体的にはiPhone 14とiPhone 14 Plusが「悪い」予約状況が出ており、標準モデル2つの販売戦略が失敗したかもしれない、との分析が伝えられています。

↑Image:Apple

 

アップル関連情報に詳しいアナリストMing-Chi Kuo氏によると、iPhone 14 ProとiPhone 14 Pro Maxは、先代のiPhone 13 ProとiPhone 13 Pro Maxと比べて「中立」「良好」な予約状況になっているそうです。

 

実際、日本の公式オンラインストアでもProは4~5週間、Pro Maxは5~6週間の配送待ちとなっており、両モデルとも人気が集まっているようです。それに対してiPhone 14とiPhone 14 Plusともに「発売日にお届け」となっており、在庫には余裕があると思われます。

 

さてKuo氏いわく、アップルがProモデルの出荷予測を増やすかどうかは「不明」であるものの、現在iPhone 14モデル全体の出荷台数のうち約45%を占めるiPhone 14とiPhone 14 Plusの受注を減らす可能性が「高まっている」そうです。

 

どれほどiPhone 14とiPhone 14 Plusの予約状況が良くないかといえば、「第3世代のiPhone SEやiPhone 13 miniよりも悪い」そうです。Kuo氏は、アップルが2022年前半に需要が低かったため、第3世代iPhone SEとiPhone 13 miniともに注文を減らしたことを指摘しています。

 

特にiPhone 14 Plusについては「予約結果が予想を大きく下回っている」とのこと。そもそも6.7インチのiPhone 14 Plusが投入されたのは、iPhone 13世代で5.4インチのminiモデルがあまり売れなかったためだと推測されています。小さな標準モデルが不人気だったことで、大きなサイズに入れ替えたというわけです。

 

しかし、iPhone 14 Plusも空振りに終わりそうなため、Kuo氏は「アップルの標準モデルの製品セグメント化(顧客ニーズに合わせた区分)戦略は今年、失敗する」と述べています。

 

iPhone 14シリーズでは価格もサイズも手頃なminiサイズがなくなり、小型のスマホを好む人たちからは嘆く声も聞こえてきました。が、デカいiPhone 14 Plusが不人気のままだとすれば、将来のiPhoneでminiが復活することもあり得るかもしれません。

 

Source:Medium

iPhone 14のバッテリー交換は1万4800円、iPhone 13よりも52%値上げ!

アップルは最新の標準モデルiPhone 14の米国での価格を、先代のiPhone 13から引き上げませんでした(日本では2万円ほど上がっていますが)。しかし、バッテリー交換にかかる費用が大幅に値上げされていることが明らかとなりました。

↑Image:Apple

 

米9to5Macによると、iPhone 14、iPhone 14 Plus、iPhone 14 Pro、iPhone 14 Pro Maxでのバッテリー交換費用は、全て99ドルだそうです。これはiPhone 13の69ドルから、約43%ものの値上げとなります。

 

また日本でのバッテリー交換費用は、アップル公式サイトにある「iPhoneのバッテリーサービス」から確認できます。iPhone 13シリーズの場合は、5.4インチのminiモデルから6.7インチのPro Maxまで、すべて9800円とされています。

 

しかし、iPhone 14シリーズであれば、全モデルとも「お見積もり額」は1万4900円に。円安の影響も含まれているためか、なんと52%もの値上げとなっています。ほかイギリスでも69ポンドから105ポンドとのことで、やはり52%アップです。

 

もちろんiPhoneのバッテリーは数年は交換なしに使えますが、もしも保証期間外に使えなくなった場合には、日本では1万4900円も支払うことになります。上記で触れたiPhone 13シリーズのほか、iPhone SEシリーズもバッテリー交換は7500円のままで、特に値上げはされていません。

 

なぜiPhone 14モデルだけが、これほど値上げされたのかは不明です。バッテリー容量が増えているかといえば、iPhone 13とほぼ同じであることも分かっており、割増分の料金だけお得になるわけでもなさそうです。

 

このバッテリー交換費用は、有料保証サービス「AppleCare+」に加入していて、バッテリー容量が本来の80%未満に低下している場合は無償となります。ただし7月1日から全体的に値上げされており、iPhone 14でも月払いで1280円、2年間一括であれば2万5400円もかかるため、悩ましいところです。

 

Source:9to5Mac

iPhone本体を使えるサブスクリプション、2022年内に発表? 新モデルにも乗り換えられる噂

アップルは最新の「iPhone 14」シリーズを発表して予約受付を始めており、今週末からユーザーの手元に届く見通しです。

↑Image:Apple

 

それらのiPhoneを買い切りや分割払いではなく、月額料金を払って借りるハードウェア版のサブスクリプション(定額制サービス)が2022年内に始まるとの噂が報じられています。

 

この噂の発信源は、アップルの社内情報に詳しいBloombergのMark Gurman記者です。ニュースレター「Power On」最新号のなかで、このサービスは早ければ今年(2022年)後半に始まるかもしれないと述べられています。

 

アップルのハードウェア版サブスクの噂は、今年4月にもBloombergが報じていたことです。すでに米国ではiPhoneを24回分割払いで利用できる「iPhoneアップグレードプログラム」が提供されていますが、そちらは支払いが終わればiPhoneは自分のもの。それに対してサブスクはレンタルに近く、所有権が移ることはないと説明されていました。

 

新たなハードウェア版サブスクは、アップルサービスをまとめた「Apple One」や延長保証の「AppleCare+」と連携するかもしれないそうです。レンタルしたiPhoneでApple Musicの音楽を聴いたり、また修理費用を安めに抑えられたりする可能性がある、というわけです。

 

またアップルは、このサービスの利用者は新型ハードウェアが登場したとき、新モデルに交換できるようにすることも検討しているそうです。たとえばiPhone 14 Proをサブスクで利用しておくと、翌年には「iPhone 15 Pro」に乗り換えられる、といったところでしょう。

 

この新たなサブスクが、なぜiPhone 14シリーズと同時に発表されなかったのか? それは「発売日の複雑さを軽減するため。結局のところ、iPhoneを入手する全く新しい方法が追加されることになる」からだそうです。確かにiPhone 14の発売日と、iPhone 14をサブスクで使える開始日を同時にアナウンスされても、ユーザーは混乱しそうではあります。

 

来月、10月には新型iPadとMacを発表するイベントが噂されています。そうして新製品が出そろった後、年末商戦の前こそが、ハードウェア版サブスクを発表するのにちょうどいい時期かもしれません。

 

Source:Bloomberg
via:9to5Mac

iPhone 14 Proモデル、高精度2周波GPSをサポート! 標準モデルより位置情報が正確に

最新のフラッグシップ機「iPhone 14 Pro」と「iPhone 14 Pro Max」は、標準モデルの「iPhone 14」や「iPhone 14 Max」と比べて画面のデザインが刷新されたことや、カメラ性能に差が付けられていることが注目を集めています。

↑Image:Apple

 

そのほかに、実はProモデルは高精度2周波GPSがサポートされており、標準モデルよりも正確な位置情報が得られることが明らかとなりました。

 

米MacRumorsが指摘しているように、iPhone 14 Pro/Pro Maxの技術仕様書には、位置情報の項目に「高精度2周波GPS」と書かれています。この機能は、Apple Watch Ultraでもサポートされています。

 

この高精度2周波GPSとは、従来型のL1周波数と新しいL5周波数の両方を受信できるものです。L5周波数はL1よりも高度で出力も高く、建物や樹木などの障害物も通り抜けやすい強みがあります。この2つの信号を組み合わせることで、iPhone 14 Proモデルでは地図アプリの位置精度が上がることが期待できるわけです。

 

米政府によると、6月時点ではL5信号を発信できるGPS衛星が17基あるそうです。そしてL5は 「最も先進的な民間GPS信号を世界中のユーザーに提供する」と謳われていますが、まだ「運用前」つまり十分に活用されていないと述べられています。

 

一方で、標準モデルiPhone 14とiPhone 14 Pluxの仕様書を見ると、2周波GPSがサポートされていません。よく道に迷いやすい人、アップル純正マップやGoogleマップを愛用している人は、iPhone 14 Proモデルを買った方が何かと助かりそうです。

Source:Apple
via:MacRumors

ガーミン、Apple Watch Ultraに「バッテリー持ちは“時間”ではなく1か月単位で測る」とけん制?

Apple Watchのアスリート向け最新モデル「Apple Watch Ultra」は、過酷な環境にも耐える頑丈さに加えて、バッテリー持ちの良さもアピールされています。通常の使い方であれば36時間、新たな「低電力モード」の下では最大60時間もバッテリーが持つ、という具合です。

↑Image:Apple

 

しかし、元祖・アスリート向けスマートウォッチ企業といえる米ガーミンが、8日のiPhone 14とApple Watch発表イベントの後に「我々はバッテリー持ちを“数か月”で測っており、“時間”ではない」とツイートして、最新モデル「Enduro 2」の宣伝をしたことが注目を集めています。

 

これまでのApple Watchのバッテリー持続時間は公称で18時間ほどであり、watchOS 9の新機能「低電力モード」を使えば36時間持つと言われています。それと比べればApple Watch Ultraの最大60時間は飛び抜けていますが、単純に時間だけ比べれば、Garmin製品に及ばないようにも思われます。

 

ただし、Garminのスマートウォッチはさまざまなモードが用意されており、使い方により大きくバッテリー持続時間が変化します。たとえばEnduro 2はソーラー充電と合わせてGPS+光学式心拍数モードで最大150時間、スマートウォッチモードで最大34日間(ソーラー充電を使うと+約12日間)という具合です。

 

そしてApple Watch Ultraには約2インチの大きさで、従来モデルより2倍明るい最大2000ニトのディスプレイが搭載されています。それに対してGarmin Enduro 2の画面サイズは1.4インチです。つまりApple Watch UltraはEnduro 2より多くの電力を消費する大型ディスプレイを持つ一方で、ソーラー充電で電力を補充する仕組みもないわけです。

 

さらにApple Watch Ultraは、心電図を取ったり、血中酸素ウェルネスを測ったり、異常な心拍数を検出すると警告を出したりと、さまざまな健康関連センサーを搭載しています。それらの違いを考えると、Apple Watch UltraとEnduro 2は使うシーンが実はかなり異なっており、単純にバッテリー持続時間を比べることは適切ではなさそうです。

 

米国でのApple Watch Ultraの価格は799ドルで、Enduro 2は1099ドルです。Garminとしては、「アスリート向け」スマートウォッチ市場で競合することを警戒しているのかもしれません。

 

Source:Garmin(Twitter) 
via:MacRumors

iPhone 14 Proモデルでの4K ProResビデオ撮影、256GB以上のストレージが必須! 128GBモデルは不可です

まもなくiPhone 14 Pro/Pro Maxが発売されますが、4K ProRes形式の動画撮影は256GB以上のストレージを内蔵したモデルに限られることがわかりました。

↑Image:Apple

 

つまり最小容量の128GBモデルでは、4K ProRes撮影はできません。この制限は、昨年のiPhone 13 Proモデルと同じです。

 

アップルの公式プレスリリースにも書かれており、「iPhone 14 ProとiPhone 14 Pro Maxは、128GBのストレージオプションでは1080p 30fps、256GB、512GB、1TBのストレージオプションでは最大4K 30fpsで、カメラアプリケーションでのProResビデオ撮影をサポートします」とされています。

 

ちなみにProResとは、アップルが開発した映像圧縮のコーデックです。マルチコア処理を最大限に活用したもので、ProRes 4444 XQや ProRes 4444、ProRes 422 HQなどさまざまな種類が用意されています。

 

なぜ128GBモデルで4K ProRes動画の撮影ができないかといえば、おそらく4Kビデオのファイルサイズが非常に大きいためと思われます。以前、海外テック系メディアINPUTのRay Wong氏がアップルに問い合わせたところ、4K HDR 10ビットのProRes動画は1分間で6GBになると確認できたそうです。

 

つまり256GBであれば約42分で、1TBでも4時間強でストレージが満杯になる計算です。これだけのファイルサイズであれば、Lightningポートを経由してMacなどに転送するのにも、かなりの時間がかかりそうです。

 

Source:Apple
via:MacRumors

大型のApple Watch Ultra、実は42mm~45mm用のバンドも使えます

新たに登場した耐久レースや冒険向けの「Apple Watch Ultra」のサイズは49mmもあり、これまでのApple Watch用バンドが使えないかもしれないと憶測する声もありました。が、アップルが公式に42mm~45mm用に設計されたバンドとは互換性があると認めています。

↑Image:Apple

 

アップル公式サイトによると、「45mmバンドは42mm、44mm、49mmのケースに対応します」とのこと。つまり42mm、44mmおよび45mm用のバンドは、Apple Watch Ultraでも使えるようです。

 

逆にいえば、それより小さなケース用のバンドはApple Watch Ultraで使うことはできません。つまり38mm、30mm、41mm用のバンドは互換性がないことになります。

 

またApple Watch Ultra用に設計されたトレイルループ、アルパインループ、オーシャンバンドは「44mm、45mm、49mmケースにのみ対応」と書かれていることから、Apple Watch Series 7の45mmモデル等でも使うことができます。

 

またソロループとブレイデッドソロループのバンドに関しては「Apple Watch SEとApple Watch Series 4以降のモデル」としているため、Apple Watch Ultraにも使えることを示唆しているようです。

 

Apple Watch Ultraは12万4800円(税込)からと高価なだけに、なるべくアクセサリー類の出費は抑えたいものです。すでに手持ちのバンドを流用できれば、これまでのモデルと近い感覚で装着できるメリットもありそうです。

 

Source:MacRumors

iPhone 14 Pro/Pro MaxのDynamic Islandはこう見える! ハンズオン会場でも大好評でした

アップルは新製品のiPhone 14 ProとiPhone 14 Pro Maxの画面に、ノッチ(上部の切り欠き)をなくした最新のデザインを導入しました。新たな画面でもTrueDepthカメラ(顔認証用のパーツ)や自撮りカメラのために穴が2つ開けられていますが、それを目立たなくした「Dynamic Island」という新たなインターフェースを追加しています。

↑Image:Apple

 

これは穴2つを1つの横に長い穴にまとめつつ、デイスプレイの上側にダイナミック(動的)に形が変わる通知やボタン類が現れるというものです。そこに横長の穴が溶け込みつつ、ビジュアルも目を楽しませ、実際に便利になるというわけです。

 

では、実際にどう見えるのか? 米MacRumorsが、それを動画とともに分かりやすく説明しています。

 

たとえばApple Payで決済する際には、Face IDの確認インターフェースに合わせてDynamic Islandが正方形に広がり、電話中は電話用の操作ボタンが押しやすいよう大きく表示されるという具合です。基本的には「他の操作をしながら、また戻ってくる」というバックグラウンドのタスクを呼び出しやすくするものです。

 

今のところ、アップルのデモから分かっている使い方は次の通りです。

 

  • 大きな四角形を展開し、マップアプリ本体を開かずに道案内を表示する
  • マップの道順だけを小さな枠内で表示し、次の曲がり角を確認できる
  • Apple Payの決済を確認できる
  • 再生中の曲の残り時間などを表示します
  • Lyft(配車サービス)の到着時刻をトラッキング。
  • マイクやカメラを使用しているときに、プライバシーインジケータ(アプリによる盗み聞きなどを防ぐため)を表示する
  • 電話アイコンと通話時間の小さなバーを表示
  • タイマーを表示
  • 音楽コントロールと音楽プレーヤー
  • AirPodsの接続状態やバッテリー残量を表示
  • iPhoneの充電状況やバッテリー残量を表示

 

またアップルは、サードパーティアプリの開発者が自らのアプリをDynamic Islandに統合することを認めています。今後は他社の動画ストリーミングサービスや通話アプリも対応することになりそうです。

 

この「Dynamic Island」機能はiPhone 14 ProとiPhone 14 Pro Maxだけで使えるものです。実際に公式のハンズオン会場で使った人からも非常に好評のため、両モデルが手元に届き、利用できる日が来ることを楽しみに待ちたいところです。

 

Source:MacRumors

ナイキの文字盤、watchOS 9対応の全Apple Watchで利用可能に! 9月13日から

今月8日にApple Watch Series 8やApple Watch SE(第2世代)、Apple Watch Ultraが発表されたばかりです。さらに以前のApple Watchでも、次期watchOS 9にアップデートすれば、Nikeの文字盤が使えるようになることが明らかになりました。

↑Image:Apple

 

アップルはApple Watch Series 8など新製品を告知するリリースのなかで「この秋から、watchOS 9を実行するすべてのApple Watchユーザーは、Nikeモデルを持っていなくても、新鮮なカラーが登場する「バウンス」文字盤を含めたすべてのNike文字盤を利用することができます」と公表しています。

 

これまでNikeの文字盤は、Apple WatchのうちNikeとのコラボモデルでしか使うことができませんでした。この文字盤はスポーツや運動に特化しており、各種の測定値が確認しやすいほか、体の動きに合わせて連動するなど楽しい仕掛けも用意されています。

 

Nikeの文字盤は、「Nikeアナログ」、「Nikeバウンス」、「Nikeコンパクト」、「Nikeデジタル」、「Nikeハイブリッド」の5種類から選ぶことができます。

 

日本ではwatchOS 9は9月13日に登場予定です 。対応モデルはApple Watch Series 4、Apple Watch Series 5、Apple Watch SE(第1世代および第2世代)、Apple Watch Series 6、Apple Watch Series 7、Apple Watch Series 8、Apple Watch Ultraとなっています。

 

アップルは新製品を続々と投入しつつも、過去モデルにも数年にわたってソフトウェアのアップデートを提供し続けるため、ユーザーは息長く使うことができます。Apple Watch Series 4やSeries 5をお使いの方も、最新の体験がしばらく楽しめそうです。

 

Source:Apple
via:9to5Mac

クックCEO、RCS対応について「ママにiPhoneを買えば?」とつれない返事

米アップルのティム・クックCEOはイベント後のインタビューにて、標準メッセージのRCS規格の受け入れについて「お母さんにiPhoneを買えば?」と返答しています。

↑Laura Hutton/Shutterstock.comより

 

RCSとは、SMSやMMSといった従来のショートメッセージの後継に位置づけられるサービスです。その特徴は、電話番号をベースとしながら長い文章や大きな添付ファイルを送信できること。すでに米国の携帯キャリアだけでなく、日本でもサービスが始まっています。

 

このRCSはAndroidスマートフォンは標準で対応しているのですが、iPhoneは現時点でも対応していません。これについては長らく議論があり、今回のアップルイベントでもクックCEOに質問が寄せられたのです。

(関連記事:「アップルさん、考え直そ?」グーグルがRCSメッセージに関するキャンペーン

 

一方でクックCEOはRCSへの対応について、「優先させる課題ではない」とも語っており、将来の対応の可能性を匂わせる発言ともとらえられます。

 

一方でグーグルにてAndroid担当VPをつとめるHiroshi Lockheimer氏は、「iPhoneを購入しなくても、高画質な動画を母親に送信できるようにするべきだ」とツイートしています。

 

SNS全盛の時代にRCSの必要性がどれだけあるのかは若干疑問ではありますが、いずれiPhoneでもRCSのメッセージが取り扱えるようになるのかもしれません。

 

Source: Android Authority

スティーブ・ジョブズ氏の娘、「iPhone 14は13と何も変わってない」とからかう

最新のiPhone 14シリーズが8日の「Far Out」イベントで発表されたばかりですが、アップル共同創業者スティーブ・ジョブズ氏の娘イブ・ジョブズ氏が自らのInstagramで、「iPhone 14(標準モデル)はiPhone 13と何も変わってない」とほのめかす画像をシェアしました。

↑Image:Apple

 

なお、9日現在では投稿は削除されています。

 

この投稿でイブ氏は「今日アップルの後にiPhone 13からiPhone 14に買い替えた私」とのキャプションとともに、すでに着ている服と同じシャツを掲げた男性の写真をシェアしています。元ネタは有名なミーム(ネットで模倣して拡散される情報)だそうですが、約50万人のフォロワーにシェアされてから消されたとのことです。

↑Image: Eve Jobs

このミームは、どうやら新しいiPhone 14標準モデルがiPhone 13標準モデルは見た目も機能もほとんど変わらず、価値ある買い換えにはならないと示唆しているようです。

 

実際、iPhone 14標準モデルは画面上にノッチ(切り欠き)があるデザインも前モデルから引き継ぎ、iPhone 13 Proと同じチップ(5コアGPU版のA15)を搭載し、iPhone 13標準モデルと比べてGPUコアが1つ増えたにすぎません。

 

とはいえ、性能が向上したことは確かではあり、前面カメラがオートフォーカスにも対応しています。さらにiPhone 14 Plusはサイズとともにバッテリー容量も大きくなり、ビデオ再生では最大26時間(iPhone 14は最大20時間)ものスタミナを誇っています。実際に使ってみれば、13とは別ものの印象を受けるかもしれません。

 

ともあれ、iPhone 14は全モデルとも9月9日午後9時から予約注文が始まります。そしてiPhone 14やiPhone 14 ProおよびiPhone 14 Pro Maxは9月16日発売ですが、iPhone 14 Maxのみ10月7日発売です。

 

Source:MacRumors

Ultraの持続力は最大60時間! 新製品Apple Watchの「低電力モード」がスゴい

アップルは9月8日未明のスペシャルイベント「Far Out」で、Apple Watch Series 8、Apple Watch Ultraおよび第2世代のApple Watch SEを発表しました。

↑新登場の低電力モード(画像提供/Apple)

 

これらの新製品では、バッテリー持続時間が伸びる「低電力モード」が搭載されることが明かされましたが、実はこの機能は次期システムソフトウェアwatchOS 9によるもの。旧モデルのApple Watchでも、watchOS 9にアップデートすれば使えるようになります。

 

もともと低電力モードは、watchOS 9の機能として噂されていましたが、6月のWWDC 2022では言及されなかったため、新モデル専用になるのではないか、との声もありました。しかし、結局それはwatchOS 9の機能であり、Apple Watch Series 4以降のユーザーにも提供されると今回のイベントで判明した次第です。

 

すでにApple Watchにも「省電力モード」はありましたが、これは残りバッテリーを節約するために、ほぼ全ての機能を使えなくして、時間だけを表示するもの。アプリなどを使いたければ、Apple Watchを再起動しなければなりません。

 

その点、新たな低電力モードはApple Watchの大半の機能をオンにしたうえで、バッテリーを長持ちさせられます。このモードを有効にすると、常時表示やワークアウトの自動開始、心臓の健康状態の通知、セルラー接続など、一部の機能を無効にしたり制限したりする代わりに、他のアプリを使いつつバッテリーを節約できるようになる、という仕組み。

 

どれだけ長持ちになるかといえば、Apple Watch Series 8とApple Watch SE(第2世代)は通常18時間のところを、低電力モードを有効にすればが最大36時間に達するそうです。しかもApple Watch Ultraでは、なんと60時間に!

 

もちろん古いApple Watchでは、これほどすごいバッテリー持久力にはならないと思われますが、外出先でしばらく充電できないとき、帰宅するまで保たせるにはありがたい機能となりそうです。

 

iPhone 14 Pro/Pro Max発表! 新生“ノッチ”やA16 Bionicチップ搭載、カメラ性能も大幅にアップ

アップルは8日深夜の「Far Out」イベントで、iPhone 14 Proシリーズを発表しました。6.1インチディスプレイの「iPhone 14 Pro」と6.7インチの「iPhone 14 Pro Max」をそろえ、昨年のiPhone 13シリーズと同じ構成となっています。

 

カラーは スペースブラック、シルバー、ゴールド、ディープパープルの4色となっています。

 

ここ数年iPhoneの代名詞ともいえたノッチ、すなわち画面上の切り欠きがなくなり、代わりに「横長の黒い穴が1つ」となっています(アップルは「ノッチ」と呼んでいますが)。この黒部分は状況により形や大きさが変わるため、噂通り「実は横長と丸い穴が2つあり、間の画素をオフにしている」だけと推測されます。

 

ノッチの下にあるTrueDepthカメラ(顔認証のFace IDに使用)も再設計とのこと。さまざまなアラートや通知が来る新体験は“ノッチ”のために設計されたと述べられています。

 

また、ノッチ部分にさまざまなアニメーションが表示されたり、トランジションに使われたりする、新たなユーザー体験「ダイナミックアイランド」(変化する島?)が登場。AirPodsが接続されているかどうか、充電の状態はどうかなどをコントロールセンターを呼び出さなくても確認できるのは便利そうです。

 

さらにiPhone 14 Proモデルは、画面も進化を遂げています。屋外での明るさは2000ニトに達し、全スマートフォンの中で最も高いとのこと。そして常時表示、つまり「画面がオフにならず常に時刻や通知を表示し続ける」機能がついにやって来ました。

 

それを支えるのが、可変リフレッシュレート機能です。13 Proでは下限が10Hzだったところが1Hzまで下げられるようになり(1秒間に1回だけ画面書き換え)、低消費電力モードも搭載されました。時刻を見ようとしたり通知を確認したりするために、わざわざiPhoneを持ち上げたり画面をタップしなくても良くなったわけです。

 

そして心臓部分であるプロセッサーは、新開発の「A16 Bionic」チップを採用しています。前A15チップが5nmプロセス製造だったのに対して4nmプロセスとなり、160億個ものトランジスターを搭載。2つの高性能コアと4つの高効率コアが内蔵されたほか、16個のNeuralEngineは1秒間に17兆回もの演算ができるとのこと。

 

これらのすべてが活かされるのが「写真」。現代はコンピューテショナル・フォトグラフィー=スマホ側で写真を加工して作り込むことが主流となっていますが、その最先端をゆく格好です。

 

またメインの広角カメラは、先代の12MPから48MPとなり、センサーは65%大型化されたとのこと。そして第2世代のセンサーシフトOISが採用され、手ぶれ補正もいちだんとパワーアップしているようです。

 

この新センサーは、4つの画素を1つの大きなピクセルとして、4倍の光量を確保。12MPの写真サイズを維持しながら、光の取り込みをさらに向上させたと謳われています。これは48MPのままだと写真のデータサイズも増えてストレージを圧迫してしまうため、それを避けることも兼ねているかもしれません。

 

また低照度での撮影が3倍も改善し、フラッシュも再設計され、焦点距離に応じて適応的に動作するようにしたそうです。全般的に「暗いところや夜景に強くなった」とアピールされている感があります。

 

iPhone 14 Proの価格は14万9800円(税込)から、Pro Maxは16万4800円(税込み)から。両モデルとも9月9日予約開始で、発売は9月16日です。

アップル新製品の国内価格一覧まとめ。円安の影響でiPhone 14はやっぱり高い!

米アップルから本日発表された、「iPhone 14 Pro」シリーズや「Apple Watch Ultra」、そして「AirPods Pro(第2世代)」などの魅惑の新製品たち。これらの国内向け価格を早速まとめてみました! なお、記事内の価格はすべて税込みです。

↑アップルより

 

iPhone 14シリーズ

iPhone 14:11万9800円から

iPhone 14 Plus:13万4800円から

iPhone 14 Pro:14万9800円から

iPhone 14 Pro Max:16万4800円から

 

Apple Watchシリーズ

Apple Watch Series 8 41mm GPSモデル:5万9800円から

Apple Watch Series 8 41mm セルラーモデル:7万4800円から

Apple Watch Series 8 45mm GPSモデル:6万4800円から

Apple Watch Series 8 45mm セルラーモデル:7万9800円から

 

Apple Watch SE(第2世代) 40mm GPSモデル:3万7800円から

Apple Watch SE(第2世代) 40mm セルラーモデル:4万5800円から

Apple Watch SE(第2世代) 44mm GPSモデル:4万2800円から

Apple Watch SE(第2世代) 44mm セルラーモデル:5万800円から

 

Apple Watch Ultra:12万4800円から

 

AirPods Proシリーズ

AirPods Pro(第2世代):3万9800円から

 

やはり円安の影響もあってか、どの製品も昨年のモデルから値上がりしています。とくに、iPhone 14シリーズは2万円以上の値上げとなりました。アップルファンにとって(そしてガジェットファンにとっても)、なかなか厳しい時代といえそうです。

 

Source: アップル

iPhone 14/14 Plusが正式発表。カメラのさらなる進化に加えて、衛星通信でSOSを発信可能

米アップルはオンラインイベントにて、スタンダードモデルの新型スマートフォン「iPhone 14」「iPhone 14 Plus」を発表しました。

↑アップルより

 

6.1インチディスプレイを搭載したiPhone 14と、6.7インチディスプレイを搭載したiPhone 14 Plus。どちらも画面上部に「ノッチ(切り欠き)」を搭載しているのは、iPhone 13シリーズと共通しています。また、iPhone 13と同じく「A15 Bionic」プロセッサを搭載しています。

 

背面には新設計の1200万画素メインカメラを搭載し、「Action mode」として優れたセンサーシフト式の手ブレ補正機能を採用。これに、超広角カメラが組み合わされています。またフロントカメラも刷新され、オートフォーカスに対応します。

 

興味深い機能としては、衛星通信によって緊急メッセージを送れる機能を搭載。iPhoneをかざすと衛星に検出され、通信したり位置情報を共有したりできるそうです。なおこの機能は、11月からアメリカとカナダから提供が開始されます。またアメリカ向けのiPhone 14シリーズは、物理的なSIMトレーを搭載しない「eSIM」専用モデルとなります。

 

iPhone 14は799ドルで、iPhone 14 Plusは899ドル。9月9日から予約を開始し、iPhone 14は9月16日から、iPhone 14 Plusは10月7日から販売が開始されます。

 

Source: アップル

新型AirPods Pro発表! ノイキャンやタッチ操作が強化、充電ケースは音を鳴らせます

アップルは8日深夜の「Far Out」イベントで、新型AirPods Proを発表しました。ワイヤレスイヤホン本体と専用充電ケースともに、大きな進化を遂げています。

 

搭載プロセッサーは、初代の「H1」チップから最新の「H2」チップにアップグレード。これにより画期的な体験を実現する広帯域の接続性や、低歪みオーディオドライバーなどを実現し、空間オーディオが次のレベルへ引き上げられたとしています。

 

また新AirPods ProではTrueDepthカメラ(iPhoneのFace IDに使われるもの)により、頭や耳の大きさ、形状を認識。それに応じた空間オーディオの個人プロファイルが作成され、自分のためだけにチューニングされた立体的な音響が楽しめるとのこと。

 

不要なノイズを取り除くアクティブノイズキャンセリング機能も、大きく強化されました。H2チップにより、初代AirPods Proよりも最大2倍のノイズをキャンセルしてくれるそうです。

 

そして新開発のXSイヤーチップを含む4つのイヤーチップも付属。ユーザーの耳にぴったりフィットすることでパッシブノイズリダクションを実現し、ノイズの軽減を支援しています。また外部音取り込みモードも改善され、毎秒4万8000回の処理により工事など環境ノイズの音量も低く抑えられるとのことです。

 

さらに静電容量式センサーにより、スワイプ操作で音量の上下を調節できるようになりました。これまでボリューム調節はiPhone側で行う必要があったため、ユーザー待望のアップデートといえそうです。バッテリー性能も向上し、1回の充電で最大6時間のリスニングが可能となり、初代から33%も長くなりました。

 

加えて充電ケースも、初代からさまざまな強化が施されています。なんと底面にスピーカーが追加され、「探す」アプリで大きな音を鳴らして探しやすくするほか、ペアリングやバッテリー残量の低下、充電開始などがわかりやすくなります。

 

このほかApple Watchの充電器やiPhone用のMagSafeでも充電できるようになり、ランヤード(落下防止ストラップ)用の穴が追加されたのもうれしいところです。

 

新型AirPods Proの米国価格は249ドルで、本日から予約受付が始まっています。発売は23日で、ケースへの刻印は無料です。

Apple Watch Ultraが正式発表。巨大画面にタフネス、最大60時間駆動スマートウォッチが出た!

米アップルはオンラインイベント「Far Out」にて、大画面とタフネス仕様、長時間駆動を実現した新型スマートウォッチ「Apple Watch Ultra」を発表しました。

↑アップルより

 

Apple Watch Ultraでまず目を引くのが、49mmの大画面。この画面をカバーするチタン製の本体ケースは「MIL-STD 810」に準拠した、タフネスなものが採用されています。さらに本体サイドにはアクションボタンが新搭載され、ユーザーが好みの機能を割り振ることができます。

 

Apple Watch Ultraのバッテリーは36時間の長時間駆動が可能。さらに、新たな省電力モードを利用することで、60時間もバッテリーをもたせることができます。またWR100の防水性能に対応し、水深計や進化したGPSセンサーが搭載されています。加えて、スマートウォッチのバンドも新デザインとなっています。

↑アップルより

 

一方で、体表温の計測や衝突検知が可能なのは、「Apple Watch Series 8」と共通。

 

Apple Watch Ultraはセルラーモデルのみが用意され、海外向け価格は799ドルから。本日より予約が開始され、9月23日に発売予定です。

 

Source: アップル

新Apple Watch SE発表! Apple Watch Series 8ゆずりの機能を搭載

米アップルは本日開催のオンラインイベント「Far Out」にて、新型スマートウォッチ「Apple Watch SE(第2世代)」を発表しました。

↑アップルより

 

Apple Watch SE(第2世代)は同日に発表された「Apple Watch Series 8」と同じく「S8」プロセッサを搭載し、転倒検知や衝突検知などの機能が利用できるなど、Series 8ゆずりの最新機能を搭載しているのが特徴です。また、20%の性能向上も実現しています。

 

本体には前モデルから30%も大きくなったディスプレイを搭載したほか、WR50の防水機能や睡眠測定に対応し、心拍数測定や心房細動に関する通知を受け取ることもできます。

 

Apple Watch SE(第2世代)の本体カラーはシルバー、ミッドナイト、スターライトの3色で、海外向け価格はGPSモデルが249ドル/LTEモデルが299ドルとなり、本日から予約が可能。9月16日から販売が開始されます。

 

Source: アップル

Apple Watch Series 8発表! 女性の健康サポートや自動車の衝突検知、36時間のバッテリー持ちも実現

アップルは8日深夜の「Far Out」イベントで、最新スマートウォッチ「Apple Watch Series 8」を発表しました。

 

カラーはアルミニウムケースではミッドナイト、スターライト、シルバー、(プロダクト)レッド。そして、ステンレススチールケースではシルバー、ゴールド、グラファイトとなっています。

 

最新のApple Watchには、新たな2種類のセンサーが追加されました。1つは皮膚温センサーで、「女性の健康へのこだわりをさらに深める」ためとのことです。

 

女性向けの「周期記録」は3年前に追加されていましたが、今回は排卵日も把握しやすくなる、というもの。手首の温度を一晩中5秒ごとに測り、基礎体温からの変化を感知。そうして排卵の時期や有無を知ることで、家族計画の参考にできると謳われています。

 

もう1つは新たなモーションセンサーです。3軸ジャイロスコープと高Gの加速度センサーによって、最大256Gまで測定が可能。それとアルゴリズムにより、自動車の衝突検知が実現されました。

 

前面衝突や側面衝突、後面衝突など「どうやって衝突したか」のほか、SUVやピックアップトラックなど車種の違いも検知するそうです。この検出および記録は運転中のみ行われ、衝突時のデータのみを処理し、Apple Watch内にのみ保存されるため、プライバシー保護も行き届いてるようです。

 

またバッテリー持続時間は、通常の使用では1回の充電で18時間とのこと。こちらはSeries 7以前と変わりません。

 

ただし、新たな低電力モードを使えば、フル充電で36時間のバッテリー持ちが実現されます。これはアクティビティトラッキングや転倒検知など多くのコア機能は利用できながらも、常時表示やワークアウト検知などを無効化し、バッテリーを最大限に節約します。

 

米国での価格はGPSモデルが399ドルから、セルラーモデルは499ドルから。予約受付は本日から始まっており、9月16日に発売されます(更新中)。

ブラジル、電源アダプタを同梱しないiPhoneの販売停止!「iPhone 14」イベント直前に

まもなく「iPhone 14」シリーズが8日午前2時~のイベントで発表される見通しです。そんななかブラジル法務省が「電源アダプタを同梱してないiPhoneの販売を禁じる」との命令を出し、現地でのiPhone 14販売がピンチとなっています。

↑Shutterstockより

 

これはブラジル政府の官報に掲載されたもの。アップルはiPhone 12以降では充電器の同梱をやめていますが、それらに対する罰金のほかスマートフォン登録の取り消し、さらに「モデルや世代にかかわらず、充電器が付属していないすべてのiPhoneブランドのスマートフォンを直ちに供給停止にする」と書かれています。

 

このうち罰金は「充電器のないiPhoneの販売を停止しなければ、日割りの罰金を適用」ということで、アップルが命令に従えば支払う必要はありません。

 

この話は2020年末にまで遡り、ブラジルの消費者保護当局Procon-Spが、現地で販売されているすべてのiPhoneに充電アダプタを付ける義務があると声明を出したことが始まりです。その後に約3億円(当時)の罰金が科されましたが、結局アップルは命令に応じていません。

 

さらに今年5月には、ブラジル政府はProcon-Spにアップルとサムスン(同じくスマホへの電源同梱をやめた)に対する行政手続きを始めるよう要請。それを受けてサムスンは、ブラジル向けGalaxy Z Flip4とZ Fold 4は充電アダプタを入れるようになりました。

 

この件につきアップルは、電源アダプタを同梱しないのは「人々と地球への影響を考慮している」ためとコメント。充電器は同社の製品のなかで亜鉛とプラスティックを最も使うものであり、同梱を辞めることで200万トン以上のCO2排出量を減らすことに成功したとのこと。またブラジルでもいくつかの裁判で勝訴しており、ブラジル政府の決定にも上訴すると述べています。

 

iPhoneに充電器を同梱しなければ箱を小さくでき、輸送費を減らすことができるとも推測されていました。しかしブラジルではコスト削減を取るのか、それともiPhone販売そのものを諦めるのか、究極の選択が迫られそうです。

 

Souce:TechTudo

via:9to5Mac

「Apple Watch Pro」はデカすぎて一般人には売れない? 価格は14万円かも

今年の新型Apple Watchは、標準モデルの「Apple Watch Series 8」やお手ごろ価格の「Apple Watch SE 2」のほか、大型かつ頑丈な「Apple Watch Pro」モデルも登場すると噂されています。そのサイズはほとんどの人にとって大きすぎ、また値段は最高で1,000ドル(約14万円)になるとの予想が届けられています。

↑大きさが気になる?

 

このApple Watch Proは登山や水泳、厳しい環境で行うエクストリームスポーツ向け製品と言われています。搭載チップも健康センサーも標準モデルと同じであり、違いは主に「画面とケースが大きくて頑丈」だけとの説が有力です。

 

どれだけデカくなるかと言えば、対角1.99インチ(約50.5mm)の画面を搭載するとのこと。これまでの「41mm」や「45mm」のサイズに換算すれば47mmになる見通しです。

 

アップルの内部情報に詳しいBloombergのMark Gurman記者によれば「”Apple Watch Pro”はかなり大きく、ほとんどの手首では持て余すため、おそらく全ての消費者にアピールはできないだろうと言われています」とのこと。

 

とはいえ、一応はApple Watch Series 7以前のバンドも使えるよう設計されています、と付け加えられています。実は初代からSeries 7まで同じバンドを流用できたため、その伝統は守られるようです。

 

なぜ、売上がそう見込めないProサイズを追加するのか。それは「2019年のPro iPhoneの導入と同じく、Apple Watch Proラインをリリースすることで、アップルは最も重要な新機能を、より多くの収益をもたらす高価な製品のために確保できる」ため、と説明されています。高価にすることで特別な機能を追加でき、来年以降の標準モデルを先取りできる、ということかもしれません。

 

こうした新要素を考えると、Apple Watch Proは900~1,000ドルで、現行のApple Watch Edition(高級モデル)を上回ると予想されます。しかし、Garminのハイエンド製品は1,000ドル~1,500ドルであり、競合他社と比べればそう高くはないようです。

 

先月の初めにも、まさにEditionモデルが売り切れとなり、Proモデル登場の前ぶれかもと話題になっていました。47mmのデカさとなれば、激しいスポーツで身体と干渉しないのか気になりますが、発売後の使用レポートを楽しみにしたいところです。

 

Source:Bloomberg
via:Wccftech

「iPhone 14」全4モデルの仕様と価格情報がリーク! 標準モデルはRAM 6GBにアップかも

まもなく「iPhone 14」シリーズが8日午前2時~に発表される見通しですが(されなければ逆に驚き)全4モデルの主な仕様や価格の情報が伝えられています。

↑Image:Weibo

 

中国SNSのWeiboに投稿された資料の写真によると、標準モデルで6.1インチの「iPhone 14」は6699元~、つまり13万5000円ほど。iPhone 13からは値下げとの噂もあっただけに意外に高い印象ですが、一般的に中国でのiPhone価格は日本より高いため、割り引いて考えたほうがよさそうです。

 

さて仕様については、「iPhone 14」と「iPhone 14 Pro」は、大型の「iPhone 14 Plus」(この噂と一致しています)と「iPhone 14 Pro Max」と同じように、画面サイズと解像度が共通しているようです。前者は6.1インチで2532×1170、後者は2778×1284ということで、どちらもiPhone 13世代と画面サイズと解像度の組み合わせは同じです。

 

またProモデルの画面は最大輝度が1200ニトに対して、標準モデルは1000ニト止まり。かたやProモデルのメインカメラは48MPかつ8Kビデオ撮影できる一方で、標準モデルは12MPで4K動画に制限されるようです。

 

そして搭載プロセッサは、Proモデルが最新の「A16」に対して、標準モデルが13と同じA15のままというのは、これまでの噂通りです。その一方で、標準モデルの搭載RAMもProと同じく6GBに増やされそうなのはうれしいところです。

 

またProモデルは13世代より値上げされつつも、最小ストレージが128GBから256GBに引き上げられる、との噂とも一致しているようです。

 

この資料では「iPhone 14 Pro Max」は1万899元、日本円では22万円以上とされており、日本と中国との価格差を差し引いても、かなりの負担となりそうです。それでもiPhoneは毎日使う生活の一部だけに、日割りにすればそう高くはないのかもしれません。

 

Source:Weibo
via:Wccftech

デカい標準モデルは「iPhone 14 Plus」? 純正ケースのカラバリ写真も流出

まもなく「iPhone 14」シリーズが、8日午前2時~の「Far Out」イベントで発表されることが確実とみられています。そんななか、その純正シリコンケースの色につき「99%確実」という画像が公開されるとともに、6.7インチの標準モデルが「iPhone 14 Max」ではなく「iPhone 14 Plus」とする噂が伝えられています。

↑Image:Majin Bu

 

今回の画像は、有名リーカーMajin Bu氏がツイッター上でシェアしたものです。これは数週間前に公開された「クローン」画像の続きであり、Bu氏はiPhone 13用ケースのカラバリを正確に当てたこともあり、かなり信頼できると思われます。

まず1枚目、アップル公式オンラインストアらしき写真からは、「ブライトオレンジ」「ブラウン」「ゴールデンブラウン」「ミッドナイトブルー」「ブラック」「ファーグリーン」の6色が確認できます。

 

そして2枚目の実店舗らしき画像では、「ミッドナイト」「サキュレント」「チョークピンク」「レッド」「ライラック」「サングロウ」「ストームブルー」「エルダーベリー」の8色が写っています。

 

さてBu氏のツイートでもう1つ注目すべきは、これまで「iPhone 14 Max」と仮称されてきた6.7インチの標準モデルが実は「iPhone 14 Plus」と主張していることでしょう。先代のiPhone 13では5.4インチのminiサイズが売れなかったため、代わりに投入が噂されている「デカい標準モデル」です。

 

かつてアップルは「Plus」のブランドを大型モデルに使っていました。2014年のiPhone 6 Plusが初であり、iPhone 8 Plusまで引き継がれていました。そしてiPhone 6 Plusは大ヒットとなったため、iPhone 14世代でもそれにあやかることは不思議ではありません。

 

この「iPhone 14 Plus」説はBu氏だけではなく、数日前にツイッターユーザーのTommy Boi氏が、純正らしきクリアケースの写真つきで主張していました。

 

たしかに「iPhone 14 Max」だと「iPhone 14 Pro Max」と似すぎているため、ユーザーの混乱を避けるためには「Plus」にしたほうがよさそうです。いずれにせよ、あと1日と少しで分かる「正解」を楽しみに待ちたいところです。

 

Source:Majin Bu(Twitter) 

「iPhone 14 Pro」ではバッテリーアイコン+%表示が復活? 常時表示でロック画面の情報もたっぷりか

今年の「iPhone 14 Pro」モデルには常時表示、つまりロック状態でも画面が消えずに時刻やウィジェットなどが表示され続けると予想されています。さらにProモデルではノッチ(画面上部の切り欠き)がなくなり「ピル+ホール」、すなわち横長と丸い穴の2つが空くことも確実とみられています。

↑Image:MacRumors

 

では、iPhone 14 Proモデルのロック画面はどう見えるのか? その細かな情報が伝えられています。

 

まずiPhone 14 Proの画面に空いた2つのパンチホールは、間の画素がオフにされてひと繋がりの「ピル」(横長の穴)に見えることは、ほぼ定説となっています

 

さて新たな噂話によると、iPhone 14 Proのステータスバー(画面上にある表示欄)は、ディスプレイ上部の使えるスペースが広がったおかげで、電波強度のアンテナが左側に移動するとともに、「(残り)○%」の表示と残量を目に見える形にした電池アイコンを組み合わせたバッテリー表示が復活するとのことです。

 

実は2017年発売のiPhone X以降は、フラッグシップ(Face ID採用)iPhoneのロック画面では「○%」表示が消えていました。なぜなら画面上の真ん中に大きなノッチがあるため、両横にスペースが足りなくなっていたからです。

 

最近のiOS 16ベータ5では「バッテリーアイコンの中に%表示」となっていましたが、残量が減ってもアイコンの形が変わらず、逆に分かりづらいとの声もありました、

 

さらにiPhone 14 Proのロック画面では、次のような新機能や変更があるとのことです。

 

  • 深度効果を持つロック画面の壁紙の背景は、ディスプレイが常時点灯モードのときに消えて完全に暗くなり、前景は薄暗くなります。またユーザー設定により前景に色付けされ、縁取りが強調されるようになります。
  • ウィジェットは常時点灯中も表示されますが、有機ELの焼き付きを防ぐため、ユーザーにはわからないように一定の間隔でフェードイン&フェードアウトします。
  • 常時点灯のロック画面と通常のロック画面は、壁紙や色、フォント、ウィジェットを共通にする必要があり、コンテンツを別々にはできません。常時点灯の中核となるビジュアル要素そのものは、個別にカスタマイズできます
  • 通知はiPhone 14 Proの常時表示体験の一部となり、通常のロック画面と同様に、通知は下から1つずつせり上がり、10秒間はさりげなく表示され続けます
  • iPhone 14 Proの発売後すぐに、常時表示や壁紙に関するバグ修正を含むiOS 16.0.1または16.1等のアップデートを配信する予定とのこと

 

この常時表示機能は、すでにApple Watch Series 5以降で実現していたりします。当時は「いつでも時計に時刻が表示されている!」と謎の感動がありましたが、iPhone 14 Proでも感激がありそうです。

 

Source:MacRumors

Apple Watchがまたお手柄! 48時間で138回も心臓が止まった男性を救う

これまでApple Watchは本人に自覚がない症状も見つけ、たびたび命を救ってきました。そして新たに、48時間のうちに138回も心臓が止まった男性が助かるきっかけとなったと報じられています。

↑Image:Independent

 

イギリス在住のデビッド・ラストさん(54歳)は、4月の誕生日に妻からApple Watchをプレゼントされました。装着して間もなく、心電図アプリ(ECG)が約3000回にわたって安静時の心拍数が低すぎると警告を出すようになったそうです。

 

平均的な成人男性の安静時心拍数は、通常60~100bpmと言われています。が、ラストさんの場合は30bpmまで下がっていました。あまりにアラートが多いため、Apple Watchにバグがあるのではと考えたとのこと。家族にも心臓の合併症が出たこともなく、本人も活発なライフスタイルを送っており、身に覚えがなかったようです。

 

しかし、最終的にラストさんは妻に説得され、かかりつけ医に相談したところ、循環器専門医を紹介されました。5月にMRI検査を受け、7月に結果が出た後に48時間の心電図を取ったところ、病院から「至急、来て下さい」と電話があったとのこと。そこで行ってみると、すぐに病床を用意してくれたと語られています。

 

ラストさんの心臓は48時間の間に10秒間隔で138回止まり、ほとんどが睡眠中に起こっていました。心臓の接合部が摩耗して、心筋梗塞になっていたのです。これが進行すると、突然死の危険さえある重大な症状でした。

 

結局ラストさんは手術を受け、心臓にペースメーカーを埋め込みました。この装置は異常なリズムを検知すると、それぞれの心室が同期して血液を送り出すのを助けるしくみです。

 

ラストさんは「もし妻が私の誕生日にApple Watchを買ってくれなかったら、私はここにいなかったでしょう」と振り返っています。そして妻への感謝を述べるとともに、充電している以外はApple Watchをいつも身につけていると語っています。

 

ふだん健康に自信がある人ほど、異常を見落としやすい傾向があるもの。次期「Apple Watch Series 8」には体温センサーが追加されると噂されていますが、そちらも多くの命を救うことになるのかもしれません。

 

Source:Independent
via:AppleInsider

古めのiPhoneやiPadは今すぐアップデートを! ゼロデイ脆弱性を修正したiOS 12.5.6がリリース

アップルはiOS 13やそれ以降のバージョンを使えない古めのiPhoneやiPadを対象に、iOS 12.5.6を配信開始しました。アップデートが届いていれば通知から、なければ設定アプリから「一般」>「ソフトウェア・アップデート」から利用できます。

↑あなたの端末は大丈夫?

 

今回の更新は、2件のゼロデイ脆弱性に対処した重要なセキュリティアップデートとなっています。対象となるのはiPad Air、iPad mini 2、iPad mini 3、および第6世代iPod touch、iPhone 5s、iPhone 6、iPhone 6 Plusです。これらをお持ちのユーザーは、速やかにアップデートされることをお勧めします。

 

iOS 12.5.6でのセキュリティアップデートは、8月半ばに配信されたiOS 15.6.1と同じく、Webkit(ブラウザの描画エンジン)にあった脆弱性を塞ぐものです。

 

その内容は、悪意をもって細工されたウェブコンテンツを処理することで、任意のコードが実行される可能性があるというもの。要はブラウザで悪質なページを読み込むと、ハッカーが送り込んだ命令が通ってしまう危険があるわけです。

 

アップルはこの脆弱性が「積極的に悪用された可能性がある」と報告されているとのこと。つまり、実際に被害が出ている恐れがあり、該当する製品を愛用している方々は、直ちにアップデートした方がいいでしょう。

 

ちなみにゼロデイ脆弱性とは、ソフトウェアの開発元が不具合があると認識して修正パッチを公開する前に、攻撃に悪用されてしまうバグのことです。アップルのような巨大ハイテク企業でも悪質なハッカーに出し抜かれることは珍しくないため、セキュリティアップデートは速やかにしておきたいところです。

 

Source:Apple

「iPhone 14」の価格予測に意外な変化! 標準モデルは値下げ、Proの値上げも控えめになる?

2022年秋に登場する「iPhone 14」シリーズは、半導体不足や為替レートの変動、高級な部品を使うなど諸事情により、標準モデルは価格が(13世代から)据え置き、Proモデルは100ドル(約1万4000円※)値上げになるとの予想が有力となっています

※1ドル=約139.5円で換算(2022年9月1日現在。以下同様)

↑iPhone 14の価格は思っていたより高くない?(画像はiPhone 12 Pro Max)

 

しかし、新たなレポートによると、標準モデルはiPhone 13よりも安くなり、Proモデルの値上げ幅も控えめになる可能性があるようです。

 

これまでの噂話では、iPhone 14シリーズはProモデルが値上げされたほか、出荷の比率が増やされ、平均販売価格(1台当たりの平均価格)が上がると予想されていました。アップルのサプライチェーン情報に詳しいアナリストMing-Chi Kuo氏もそう主張していただけに、信ぴょう性が高いと思われていたしだいです。

 

さらに、有名リーカーThe Galox_氏も、iPhone 14 Proモデルはノッチ(画面上部の切り欠き)がなくなり「ピル+パンチホール」(画面に横長の穴と丸い穴が開けられる)となり、新型プロセッサー「A16」が搭載されて、背面カメラの性能も上がることから、予想価格は次の通りとされていました

 

  • iPhone 14:799ドル(約11万1000円)
  • iPhone 14 Max: 899ドル(約12万5000円)
  • iPhone 14 Pro:1099ドル(約15万3000円)
  • iPhone 14 Pro Max:1199ドル(約16万7000円)

 

しかし、市場情報会社TrendForceの新レポートによると、厳しい経済状況やスマートフォン市場の縮小を考えて、アップルは値上げ幅を緩やかにすることで安全策を採るとのこと。そのため、iPhone 14シリーズそれぞれの開始価格(最小ストレージ)は次のようになると述べられています。

 

  • iPhone 14:749ドル(約10万4500円)
  • iPhone 14 Max:849ドル(約11万8000円)
  • iPhone 14 Pro: 1,049ドル(約14万6000円)
  • iPhone 14 Pro Max: 1,149ドル(約16万円)

 

さらに上記のThe Galox_氏も、価格予想を同じように修正しています。

 

つまり、iPhone 14標準モデルは値上げどころかiPhone 13(799ドル)より50ドル値下げされ、Proモデルの値上げも50ドルに留まるということ。

 

とはいえ、これらは為替レートが高い米国での話です。日本では7月1日にiPhone 13の価格が改訂され、6.1インチの標準モデルは1万9000円、6.7インチのProモデルは2万5000円と強烈に値上げされていました。ここから、iPhone 14の標準またはProモデルは、それぞれプラスもしくはマイナス50ドル=約7000円となるのかもしれません。

 

Source:Trendforce
via:9to5Mac

製品名は「iPhone 14 Pro」で決まり? パッケージらしき写真が流出

まもなく発表と予想される「iPhone 14」や「iPhone 14 Pro」といった名前は、すべて推測にすぎません。そんななか、実際に「iPhone 14 Pro」と印刷された箱のシールタブ(パッケージの口を留めているシール)らしき写真が公開されています。

↑Image:Weibo

 

これは有名リーカーShrimpApplePro氏が、中国SNSのWeiboに投稿された画像をツイッターで紹介しているものです。そこには「iPhone 14 Pro/カリフォルニアのアップルが設計、中国で組み立て」と印字されているようです。

 

新型iPhoneの製品名が「12」や「13」などのアラビア数字になるとは限りません。たとえば2017年モデルの1つは「iPhone X」であり、翌々年から再び「11」の方向に戻っています(「iPhone 9」は存在しません)。もしかすると「iPhone XⅣ」など、どこかのRPGのようなネーミングになっていた可能性もあるわけです。

 

この画像が本物かどうかは検証できませんが、新型iPhoneの発売直前にパッケージの写真が流出することは珍しくありません。昨年iPhone 13が発売される数週間前にも、2020年のiPhone 12のときも似たことは起こっていました。

 

また元ネタのWeibo投稿では、iPhone 14シリーズの全モデルは6GBのRAMを搭載すると主張されています。このことは有名アナリストMing-Chi Kuo氏や、台湾の電子部品業界情報誌DigiTimesが報じていたこととも一致しており、より信ぴょう性が強まりました。

 

今年の「iPhone 14」シリーズは、標準モデルが6.1インチの「iPhone 14」と6.7インチの「iPhone 14 Max」、高価なProモデルは「iPhone 14 Pro」と「iPhone 14 Pro Max」(13世代とサイズ同じ)と噂されています。つまり、標準モデルのうち小型のminiサイズがなくなり、代わりにデカいMaxサイズが加わる格好です。

 

このうち、特に製品名が注目されているのが「iPho 14 Max」です。一説には「iPhone 14 Plus」との予想もありますが、どちらが正しいのか、9月8日の「Far Out」イベントで明かされるのを待ちたいところです。

 

Source:ShrimpApplePro(Twitter) 
via:MacRumors

「Apple Watch Series 8」の赤はリニューアル、在庫は十分で出荷待ちはなさそう

昨年のApple Watch Series 7は9月に発表されたものの、発売は10月となり、注文しても出荷まで待たされることになりました。しかし、今年の「Apple Watch Series 8」は在庫は十分に用意されており、新たな色合いの赤((Product)RED)のカラーバリエーションがあるとの噂が伝えられています。

↑Shutterstockより

 

有名リーカーShrimpApplePro氏は新たなツイートで「Series 8」の詳細について情報を発信しています。ShrimpApplePro氏はいち早く「iPhone 14 Proではノッチ(画面上部の切り欠き)がなくなりパンチホール2つ」を予想した人物で、最近も「iPhone 14 Proのダミー」画像を公開していました

 

さて最新ツイートによると、Apple Watch Series 8は先代のSeries 7と同じく41mmと45mmの2サイズが引き継がれるとのこと。また(PRODUCT) REDの赤は「新色のレッド」つまり違う色合いに見えるそうです。

 

Apple Watch Series 8は、Series 7よりもカラバリの種類が少なくなると予想されています。先代のブルーとグリーンがなくなり、ミッドナイト、スターライト、PRODUCT(RED)、シルバーのみになると言われています。

 

またApple Watch Series 8のパッケージはSeries 7と同じ見かけながらも、接着剤の量が多くなっているそうです。これによりシールを剥がしたときに糊の跡が残り、開封済みだと分かりやすくなるというわけです。

 

さらに箱の中身、つまりApple Watch Series 8本体のデザインもSeries 7と違いはほとんどないそうです。今年の最新モデルには体温センサー搭載が噂されています が、外から見ても分からないかもしれません。

 

最後に、在庫は十分に確保できており、発送が遅れることはまったくないと予想されるそうです。今年は急いで注文しなくても、商品の到着を待たされることはないのかもしれません。

 

Source:ShrimpApplePro(Twitter) 
via:MacRumors

「iPhone 14」は衛星通信に対応、すでにテストも終わってる? 圏外でも通話できるかも

ここ最近、にわかに「iPhone 14」シリーズに衛星通信機能が搭載されて、電波の圏外でもテキストメッセージや通話ができるようになるとの噂が盛んとなっています。

↑「iPhone 14」は衛星通信に対応……の噂

 

今月25日に米通信大手T-MobileとSpaceXが発表した「Coverage Above and Beyond」はスマートフォンを衛星通信と繋げて圏外でも通信できるようにする計画ですが、これがアップルの発表に先手を打ったのではないか、との指摘あり。さらに大手メディアBloombergも「その通り」と報じ、信ぴょう性が増しているしだいです。

 

それに続き有名アナリストが、アップルは確かにiPhone 14の衛星通信に取り組んでおり、量産前にハードウェアのテストも終わっていると述べています。

アップルの未発表製品に詳しいMing-Chi Kuo氏によれば、iPhone 14の衛星通信は主に緊急時のテキスト/音声サービスを提供するとのこと。山や海など電波が届かない場所でも、警察や救急隊、緊急連絡先などにメッセージを送ったり、電話を掛けられるというわけです。

 

しかし、iPhone 14が衛星通信できるかどうかは「アップルと通信事業者がビジネスモデルの折り合いが付けられるかどうか」にかかっていると付け加えています。もともと先代のiPhone 13も衛星通信できるハードウェアを搭載しているものの、「ビジネスモデル交渉が済んでない」ため、サポートされなかったそうです。

 

実際にiPhoneで衛星通信が使えるようになる次期は「予測しにくい」が、「いずれは」実現する見込みとのことです。

 

もちろんアップルは人工衛星を持っていない(はず)のため、どこかの衛星通信事業者と提携する必要があります。その有力候補はGlobalstarと噂されていましたが、やはりKuo氏もその可能性が高いと述べています。

 

ちなみにGlobalstarとは、地球低軌道(LEO)衛星通信サービスプロバイダのこと。同社は今年2月、新たに17基の衛星を発注して「潜在顧客」に対して「継続的な衛星サービス」を提供すると発表していた経緯があります。この「潜在顧客」が、実はアップルではないか、というわけです。

 

iPhoneが衛星通信に対応すれば、もしも通信キャリアの大規模障害が起こったとしても、家族や知人と連絡が取りやすくなるはず。そのためにはiPhone 14以降が必要……とすれば、今年の新型モデルは大ヒットするかもしれません。

 

Source:Medium
via:MacRumors

次期14/16インチMacBook Proのプロセッサーは飛躍的な性能アップを望めないかも

今年は9月に「iPhone 14」シリーズや「Apple Watch Series 8」が発表されたあと、10月に14インチ/16インチMacBook Proの後継モデルや新型iPad Proが登場するとの予想が有力となっています。

↑10月に登場が噂されているMacBook Proについて新たな情報が

 

そんななか、2022年の第3四半期(10~12月)にこれらの量産が始まるものの、搭載プロセッサーは5nmチップのままである可能性が高いとの噂話が報じられています。

 

この噂の発信源は、アップルの未発表製品に詳しいアナリストMing-Chi Kuo氏のツイートです。新型の14インチ/16インチMacBook Proには新たなプロセッサーが載ると述べられつつも「3nmではなさそうだ」とも付け加えられています。

 

その数日前、Kuo氏はAppleシリコン(アップル独自開発チップの総称)製造を請け負う台湾TSMCが3nmチップを出荷するのは2023年1月以降のため、2022年末に量産が始まる14インチ/16インチMacBook Proには間に合いそうにないこと。これらに積まれるプロセッサーは、5nmチップの改良版になるとの予想を語っていました。

 

新型MacBook Proに搭載される「M2 Pro」と「M2 Max」は、どちらも3nmチップになるとの予想もありました。ここでいう「3nm」や「5nm」は半導体の回路線幅のことで、一般的に数字が小さくなるほど処理能力がアップし、消費電力は減る傾向があります。

 

つまり「M2 Pro」などが5nmチップのままであれば、3nmになるほどの性能アップは望めない、というわけです。もっとも同じ数字であっても製造技術は進歩するもので、たとえばM2チップとM1チップはどちらも5nmですが、M2のグラフィック性能などは改善されています。

 

ちなみに今年の「iPhone 14 Pro」に搭載される「A16 Bionic」チップも(A15と同じ)5nmだと予想されており、2022年内のアップル製品はすべて5nm止まりとなりそうです。

 

かたや2023年には「iPhone 15 Pro」にも新型14/16インチMacBook Proにも3nmチップ、しかも改良された「N3E」技術が使われるとの予想が有力となりつつあります。まもなく発表・発売される新機種をすぐに買うか、より高性能なモデルが出るまで1年待つか、悩ましくなりそうです。

Source:Ming-Chi Kuo(Twitter)
via:MacRumors

アップル、個人情報をあまり集めていなかったと明らかに。そして最も集めていた企業は…

これまでアップルは、プライバシーは「基本的人権」だと主張し、個人情報を集めないことをアピールしてきました。他のハイテク大手と違って広告で稼いでいるわけではないので、ユーザーの行動を追跡してデータを集める必要もない、というわけです。

↑アップル、個人情報をあまり集めていなかった…

 

さて新たな調査では、本当にアップルが他の企業よりも集めているユーザーデータが少ないことが分かりました。

 

調査会社StockAppsの分析によると、グーグル、ツイッター、アップル、アマゾン、Facebookを含む5つの大手デジタル企業のうち、Googleはユーザーに関するデータを最も多く集めているそうです。

 

具体的には、グーグルがユーザーごとに39個のデータポイントを収集しているのに対して、アップルは12種類に留まっているとのことです。また意外とも思えるのが、Facebookがアップルよりわずか2ポイント多いだけ、ということでしょう。

 

アップルとFacebook(現在はMeta社の傘下)は、プライバシー情報の扱いをめぐっては正反対の立場にあります。かつてアップルのティム・クックCEOがFacebookのプライバシー基準を批判して「我々は顧客を商品とは思っていない」と発言。それに対して、FacebookのザッカーバーグCEOが激怒したとの噂話もありました。

 

なぜFacebookが集めている個人情報が少ないかといえば、それは「保存しているデータのほとんどはユーザーが入力した情報である」からだそうです。つまり自分から集めに行かず。ユーザーが自発的に差し出したものを受け取る分が多いようです。

 

今回の調査によると、アップルはユーザーのアカウントを維持するために必要な情報だけを保存しているとのことです。ちなみにツイッターやFacebookは「必要以上に情報を保存している」とされています。

 

またアマゾンも同じく、最もプライバシーに配慮している企業だと評価されています。両社のウェブサイトともに、グーグルやツイッター、Facebookほど広告収入に依存していないためです。

 

StockAppsは、これらデータをかき集める企業がデータの量よりも、特定カテゴリーでのデータに焦点を当てていると分析しています。たとえばグーグルは個々のユーザーにつき、より多くの異なるタイプの情報を集めているという具合です。

 

今回のレポートで注目すべきは、グーグルが「ユーザーの位置情報を保持している」のが大きな懸念だ、と指摘している点でしょう。ユーザーのオンラインとオフラインの行動を結びつける位置情報は、プライバシーを守る上でホットな議論を呼んでいるためです。

 

先日もグーグルは、幼い息子が痛がるため、リモートで医師に診断してもらうために股間を撮影した写真をアップロードした父親のアカウントを凍結したことが注目を集めていました(警察は事件性なしと判断したが、グーグルは凍結を解除せず)。ハイテク大手が暴走するとブレーキを掛ける方法がほとんどないため、細心の注意を払うよう願いたいところです。

 

Source:StockApps
via:9to5Mac

Apple Watch、世界スマートウォッチ市場で圧倒的シェア! 2位サムスンの3倍以上

最近はサムスンがGalaxy Watch5シリーズを、老舗のFitbitが新型モデル2つを投入したりと、スマートウォッチ市場は活気づいています。その中でも、やはりApple Watchが圧倒的な優位に立ち続けており、2位のサムスンの3倍以上のシェアがあることが明らかとなりました。

↑スマートウォッチ(イメージ)

 

市場調査会社Counterpoint Researchによると、2022年第2四半期の全世界スマートウォッチ売上は、前年同期よりも13%増えたそうです。これは前四半期の売上が、やはり前年同期比で13%も伸びたとする以前の調査に続くものです。

 

そしてアップル(Apple Watch)の出荷台数は、前年同期比で8%増えたとのこと。が、ちょうど次期「Apple Watch Series 8」が発表される直前であり、「Apple Watch Series 7出荷台数の減り方が四半期よりも大きくなった」と指摘されています。つまり新モデルが間近に迫ってきたため、買い控えが起きたということでしょう。

 

最終的にアップルはかなりの差でトップを守ったものの、2021年第2四半期の市場シェアは前年の30.6%から29.3%に少し落ちる結果となっています。

↑Image:Counterpoint Research

 

また地域別に見ると、中国では景気が後退したことでスマートウォッチの売上が減った一方で、インド市場は300%以上の成長を遂げたとのこと。その結果、米国が「スマートウォッチを一番買っている国」であり続けているのに対して、インドは2位に浮上し、中国は3位に、EU諸国は4位に押し下げられています。

 

またメーカー別ではシェアに変化があり、2位のサムスンは2021年の7.4%から9.2%に伸ばし、全体では3位から2位にランクが上がっています。

 

もっとも、各スマートウォッチの販売台数が売上高に直結するわけではなさそうです。これらの数字には格安モデルが含まれており、特にインド市場では実に3割が50ドル未満だったそうです。

 

それに対してApple Watchは、最も安いSeries 3でも2万8800円(税込)。すでにApple Watchは、iPhoneに続くアップルのドル箱となっているようです。

 

Source:Counerpoint Research

「iPhone 14 Pro Max」のパンチホールはこう見える? ステータスバーも右下にずれるかも

アップルが9月8日午前2時~にスペシャルイベント開催を発表したことから、いよいよ「iPhone 14」シリーズが登場する日が近いと期待が高まっています。そんななか、上位モデル「iPhone 14 Pro」の画面に開けられたパンチホールや、「(上部に表示される)ステータスバーはこう見える」とのリーク情報が届けられています。

↑Image:DuanRui

 

TwitterユーザーのDuanRui氏は、中国SNSのWeiboからiPhone 14 Proらしき画像をいくつか転載しています。そのうち1つは、ノッチ(画面上部の切り欠き)の代わりに入ると予想される「ピルとホールパンチ」(横長と丸、2つの穴)の実物をクローズアップしたと思しき画像でした。

 

さらに有名リーカーのIce universe氏も「iPhone 14 Proのダミー」とされるディスプレイ画像を公開しています。こちらも2つのパンチホールがしっかり開けられており、上記の画像の信ぴょう性が高まったといえそうです。

 

ほぼ同時に、やはり信頼性の高いリーカーShrimpApplePro氏が「iPhone 14 Pro Max」とiPhone 13 Pro Maxのステータスバーを重ね合わせた画像を公開しています。

ここではノッチ(iPhone 13 Pro Max)から「ピル+ホールパンチ」(iPhone 14 Pro Max)への移行にともない、画面の表示位置が調整されていることが確認できます。具体的には電波の強度やWi-Fi、バッテリー残量の表示がやや下と右にずらされているようです。

 

ちなみにノッチの下には自撮りカメラや顔認証のためのTrueDepthカメラが内蔵されており、「ピル+ホール」も同じ位置づけと推測されています。すなわち自撮りをしたり、Face ID認証を支える赤外線などを照らしあるいは受信するため、穴を開けて視界を確保していると思われます。

 

この「ピル+ホール」は高価なProモデルのみで、標準モデルで6.1インチの「iPhone 14」と6.7インチの「iPhone 14 Max」では先代と同じノッチが残り続けると予想されています。リークされた画像を見るかぎり、ピル+ホールも十分に大きそうではありますが、ノッチと比べて「画面が広くなった」と感じるかどうかは興味深いところです。

 

Source:MacRumors

歴史を変えた「初代iPhone」の未開封品が約480万円で落札!

懐かしのアップル製品は、オークションで驚くほどの高値が付くことは珍しくありません。つい先日も、同社の原点と言える「Apple-1」コンピュータ、しかも故スティーブ・ジョブズ氏が持っていたという試作機が約67万7000ドル(約9250万円※)で落札されていました

※1ドル=約136.6円で換算(2022年8月25日現在)

↑約480万円落札された初代iPhone(画像提供/RR Auction)

 

それよりは身近な初代iPhoneですが、なんと最近、新品・未開封品が約3万5000ドル(約480万円)で競り落とされました。

 

これらの商品は、どちらも懐かしのアップル製ハードウェアを集めたオークションに出品されたものです。

 

初代iPhoneは2007年1月、ジョブズ氏が「歴史を作る」と宣言して発表しました。タッチスクリーンと2MPのカメラ、そしてフル仕様のウェブブラウザを備えた製品は革新的であり、当時の海外メディアは「iPhoneがジョブズのデモのように上手く機能すれば、ヒット商品になるだろう」と報じていました

 

オークション会社のRR Auctionは、箱に実物大のiPhone画像があり、その画面には12個のアイコンが描かれていることから、初期生産品だと判断したそうです。少し後に生産された分には、13番目のiTunesアイコンが追加されていたとのことです。

 

また、このオークションには未開封の第1世代iPodも出品されており、すでにこちらも2万5000ドル(約340万円)で落札されています

 

そうしたアップル製品のほか、ジョブズ氏ゆかりの品々もオークションで高値で取引されることが度々あります。6月にはサイン入り9ドル18セントの小切手(社名が「アップルコンピューター」だった時代)が5万5000ドル(約750万円)で落札されましたし、サイン入りノートに約12万5000ドル(約1700万円)の値段が付いたこともあります 。

 

日本で初めて発売されたiPhoneは「iPhone 3G」のため、国内で初代モデルを見つけるのは難しそう。とはいえ、古めで未開封のアップル製品がお手元にあれば、驚くほどのプレミアム価値があるかもしれません。

 

Source:RR Auction
via:AppleInsider

すげえ楽しみ! アップルが「新製品発表会」を9月8日午前2時から開催へ

アップルが、9月7日午前10時(米現地時間)から行われるスペシャルイベントへの招待状を海外メディア向けに送ったことが明らかとなりました。日本時間では9月8日の午前2時、例年通り深夜から始まり、キャッチフレーズは「Far Out」(型破り、斬新、すげえ!という意味)とされています。

↑今度は(も)すごいらしい(画像内の開催日時は米国向け。画像提供/Apple)

 

この開催日は、アップルの社内事情に詳しいBloombergのMark Gurman記者が以前に報じていた通り。Apple Parkキャンパス(本社)のスティーブ・ジョブズ・シアターで行われ、メディア関係者を会場に入れつつも、基本的には動画ストリーミングで全世界に発信される予定です。

 

今回のイベントでは、次期「iPhone 14」シリーズが確実に登場するはず。そのラインアップは6.1インチの「iPhone 14」、6.7インチの「iPhone 14 Max」、6.1インチの「iPhone 14 Pro」および6.7インチの「iPhone 14 Pro Max」が予想されています。昨年あった5.4インチの“mini”はなくなり、標準モデルにデカいMaxサイズが加わる見込み。

 

iPhone 14の標準モデルはデザインも変更なく、プロセッサも前モデルと同じA15チップのまま。それに対して高価なProモデルでは、ノッチ(画面上部の切り欠き)がなくなりパンチホールが2つ、最新の「A16 Bionic」チップ、メインカメラは12MPから48MPに強化される見通しです。また、カメラが高性能化=大型化することで、背面の出っ張りも激しくなるでしょう

 

新型iPhoneと合わせて、「Apple Watch Series 8」も確実に発表されると思われます。基本的なデザインやプロセッサは変わらないものの、バッテリー持ちが良くなり、体温測定もできるほか、交通事故を検出して自動的に通報する機能を備えているかもしれません。

 

加えて、新デザインかつ大きなサイズで頑丈な「Apple Watch Pro」も登場する見込みが高まっています。過酷な使い方をするエクストリームスポーツ向けの製品ですが、その分価格も14万円を超えるプロ仕様になるとの予想も

 

2023年内には第2世代のAirPods Pro、第10世代iPad(お手ごろ価格の無印モデル)や次世代iPad Pro、14インチ/16インチMacBook Pro後継モデルも発売されると予想されていますが、これらの発表は10月のイベントに回されることになりそうです。

 

このイベントはアップル公式サイトやYouTube、Apple TVアプリを通じてライブ配信される予定。「もしかしたら噂のAR/VRヘッドセットがチラ見せされるかも?」と期待で胸を膨らませたいところです。

 

Source:Engadget

iPhoneの「マップ」アプリ、2023年から広告が入るようになるかも

これまでアップル純正アプリでは(App Store以外では)広告がありませんでしたが、2023年からiPhoneのマップアプリに検索広告が入る予定だとの噂が伝えられています。

↑iPhoneの「マップ」アプリに広告が?

 

アップルの内部情報に詳しいBloombergのMark Gurman記者は、ニュースレター「Power On」最新号で「私はアップルの地図アプリで検索広告を始めるためのエンジニアリング作業がすでに進行中であり、来年のどこかの時点で実装されると信じています」と述べています。

 

マップアプリでの広告は、よくウェブサイトで見かけるバナー広告ではなく、ググると表示されるような検索広告、つまり「検索エンジンの検索結果に連動して表示される」ものになると思われます。

 

たとえば「ハンバーガー」 や「フライドポテト」を地図アプリで探すと、トップ近くに広告料を支払った某ファーストフードチェーンが表示されるという具合です。こうした広告はGoogleマップやWazeなど類似アプリに入れられており、アップルがそれに続いても不思議ではありません。

 

すでにアップルはApp Storeで検索広告を導入しており、アプリ開発者は自分のアプリを宣伝するために広告料を払うことができます。ここから一歩進んで、App Storeの初期画面である「Today」や各アプリの製品ページの下にも広告を表示する予定だと噂されています。

 

先週Gurman氏は、アップルが広告事業の年間収益を40億ドルから「2ケタ」、つまり3倍近くにする目標を立てていると述べていました。その野心に向けて、いよいよ本格的に動き出すというわけです。

 

これまでアップルはプライバシーを最優先すると謳っており、Metaなど他社に対しては個人情報を集めることを制限してきました。しかし自社の広告システムではApple IDからのデータを使ってターゲティングし放題であり(一応は設定アプリの[プライバシー]から[Appleの広告]をオフにできますが)今後は批判が強まるのかもしれません。

 

Source:Bloomberg
via:MacRumors

「iPhone 14 Max」用ディスプレイの生産に遅れ? 発売直後は品薄かも

まもなく「iPhone 14」シリーズが9月初めに発表(7日説が有力です)と噂されるなか、それぞれのモデルの出荷量、つまり入手しやすさは気になるところです。どのモデルであれ基本的に「1台につきディスプレイパネルは1枚」であり、パネルの生産量から各モデルの生産台数も分かるはず。

↑「iPhone 14 Max」用ディスプレイはどうなる?

 

この点につき、6.7インチの標準モデル「iPhone 14 Max」用のディスプレイパネルが、他のモデルよりも不足するかもしれないと報じられています。

 

うわさの発信源は、信頼性の高いディスプレイ専門アナリストRoss Young氏のツイートです。それによると6月~9月の期間では、「iPhone 14 Pro Max」(6.7インチのハイエンドモデル)のパネル生産比率が最も高く、出荷量の28%を占めているそうです。

 

そして「iPhone 14」と「iPhone 14 Pro」(6.1インチのハイエンドモデル)はどちらも26%と僅かな違いですが、「iPhone 14 Max」は19%で一番少ないとのこと。それぞれの生産台数もほぼ比例しており、iPhone 14 Pro Maxが29%、14 Maxが21%と述べられています。

 

つまりiPhone 14 Pro Maxはほぼ予定通りに出荷できる一方で、iPhone 14 Maxは本体に対してディスプレイパネルが不足している格好です。ただし、Young氏はiPhone 14 Max用パネルの出荷量も「9月に大きく巻き返す」と述べており、発売直後の品不足はすぐ解消されることになりそうです。

 

今年の新型モデルでは高価なiPhone 14 Pro/Pro Maxの出荷比率が高くなることは、有名アナリストMing-Chi Kuo氏も予想していることです。標準モデル(で最も安い)iPhone 14のお値段は前モデルから据え置きにしておき、代わりにお高いProモデルを多めに売ってトータルで利益を増やそう、というわけです 。

 

 

今年の最新4モデルのうち、iPhone 14 Maxだけ生産が遅れていることは、数か月前にも報じられていました。当時Kuo氏が「サプライヤーが残業すればすぐ本来のスケジュールに追いつく」と言っていましたが、やはりアップルとしては高価なProモデルの方に全力投球しているのかもしれません。

 

Source:Ross Young(Twitter)
via:MacRumors

「iPhone 15 Pro」モデルだけが「A17 Bionic」チップ搭載? ついに3nmプロセスになる噂

今年の「iPhone 14」シリーズでは、最新チップ「A16 Bionic」は高価なProモデルのみに採用され、標準モデルはiPhone 13世代と同じA15のままだと予想されています。そうした「価格によりプロセッサに差を付ける」方針は今後も続き、2023年の「iPhone 15」シリーズでもProモデルだけに「A17 Bionic」チップが積まれるとの噂が報じられています。

↑写真は「iPhone 12 Pro Max」

 

これは中国SNSのWeiboで囁かれていること。中国テックメディアITHomeによると、この人物は昨年いち早く「iPhone 14標準モデルはiPhone 13と同じA15のまま」だと発言していたとのこと。それ以降、様々な情報源がこれを裏付ける観測を伝えてきました。

 

今回の主張は、1つには「iPhone 15 Pro」と「iPhone 15 Pro Max」だけが最新のA17 Bionicチップを搭載し、iPhone 15の標準モデルは(その時点では1年遅れの)A16が積まれるということです。

 

もう1つは、A17チップが3nmプロセスで製造されるということ。ここでいう「3nm」とは半導体の回路線幅を意味しており、一般的に数字が小さくなればなるほど処理能力がアップし、消費電力は減る傾向があります。iPhone 14搭載のA16チップは5nmプロセス(A15と同じ)と予想されており、その分だけA17チップは進化が期待できるわけです。

 

このリーカーがどれだけ信用できるかは不明ですが、有名アナリストMing-Chi Kuo氏も少し前に「最新のプロセッサーは今後、iPhoneハイエンドモデル専用となる」と述べていました。標準モデルとProモデルに大きな性能差を付けて、高価なProモデルを売れやすくするというわけです。

 

その一方で、iPhone 14 Proモデルは13 Proより値上げになるとの噂が相次いでいます 。かたや標準モデルは、全世界のスマートフォン売上が減速しているなか、売上を伸ばすために戦略的に価格を据え置くとの情報もありました

 

そしてiPhone 14標準モデルは。プロセッサが13と同じA15のままでも、新型モデムチップや内部設計の見直しにより性能が上がるとの声もあり。つまり標準モデルも十分にお買い得であり、それはアップルがProモデルで利益を出しているおかげ、とも考えられそうです。

 

最近の噂では、iPhone 14発表イベントは9月7日だと予想されています。iPhone 15の前に、まずiPhone 14シリーズの登場を心待ちにしたいところです。

 

Source:Weibo
via:ITHome,Tom’s Guide

「iPhone 14」用純正ケースのクローン、発表イベント直前に一挙公開!

いよいよ「iPhone 14」シリーズの発表イベントまで、あと1か月を切っているはず。アップルの社内事情に詳しいジャーナリストが「発表は9月7日(米現地時間、以下同)、発売は9月16日」と報じたこともあり、ついにカウントダウンに入った感もあります。

↑Image:Majin Bu

 

そんななか、アップルのiPhone 14用純正ケースの「クローン」と称される画像が公開されています。

 

今回の写真は、有名リーカーMajin Bu氏がツイッター上でシェアしたもの。Bu氏はiPhoneの正式発表前に純正ケースの正確な写真を何度も公表していたほか、iPadOS 16のステージマネージャー(複数のウィンドウを扱うことができ、それぞれのサイズが変えられる)をいち早く予想した実績があります

 

ここで紹介されているシリコンケースのクローン(コピー)は、全8種類。Bu氏は「これらが正式な色になるかどうか分かりませんが、可能性はあります」とコメントしています。今回公開されたカラーバリエーションは、次の通りです。

  • イエロー
  • レッド
  • ネイビーブルー
  • パープル
  • ミント
  • ピンク
  • ミッドナイトブルー
  • ブラック

 

今のところBu氏は、レザーケースがどうなるか、そちらはどんな色が使われるのかには触れていません。とはいえ、iPhone 14シリーズの図面が何か月も前から流出しているのは、「予想レンダリング画像」がいくつも登場していることから明らかです。

 

つまり、このクローンを作ったメーカー(おそらくサードパーティのアクセサリー企業)にも十分な時間があったはず。その分、元にしたデータもかなり正確だと思われます。

 

ではiPhone 14シリーズ本体のカラバリはどうかといえば、やはり有名リーカーのMgGuire Wood氏がツイートしていました。Wood氏は昨年、iPhone 13ではマスクを着けたまま、目の部分だけでFace IDを解除できることを正しく予想した実績があります。そのラインアップは以下の通りです。

  • iPhone 14:グリーン、パープル(13のピンクの代わり)、ブルー、ブラック、ホワイト、レッド
  • iPhone 14 Pro。グリーン、パープル(13 Proのシエラブルーの代わり)、シルバー、ゴールド、グラファイト

これらをBu氏のケース色と見比べると、だいたい対応するものがあるようです。

 

iPhone 14シリーズの情報はあらかた出尽くしており、ざっくり言えば高価なProモデルは「最新プロセッサーや強化されたメインカメラ搭載、時刻などの常時表示あり、デザインも変更」に対して、標準モデルは「ほぼiPhone 13のまま、少しだけ性能アップ」といったところです。

 

このうちProモデルはかなり値上げされ、しかも背面カメラが大きくなるため13 Pro用のケースが流用できないと予想されています。ハイエンドを買いたい人は、資金も余裕を持って用意する必要がありそうです。

 

Source:Majin Bu(Twitter) 
via:9to5Mac

「iOS 16」のセキュリティにそそられる! 米国Androidユーザーの49%がiPhoneへの乗り換えを検討

スマートフォン市場ではiPhoneとAndroid製品の競争が繰り広げられていますが、それぞれのユーザーが他方に乗り換えることも珍しくないはず。最近の調査によると、Androidユーザーの49%が、セキュリティとプライバシー保護が優れているという理由で、iPhoneへの乗り換えを検討しているそうです。

セキュリティ機能が優れているのは……

 

米Beyond Identityが1003人の米国人を対象にスマートフォンのセキュリティ習慣や意識について調査を行ったところ、iPhoneユーザーの76%がiOSのほうが安全に感じていると回答。しかし同様に、Androidユーザーの74%もAndroidのほうが安全だと答えています。

 

興味深いのは、Androidユーザーがセキュリティ機能のアップデートを理由に、iPhoneへの乗り換えを検討していること。先ほどの「7割以上のAndroidユーザーが安全だと感じている」とは矛盾しているようですが、要は次期iOS 16でセキュリティがさらに強化されるため、買い替えるときはiPhoneにしたい人が多いと見られます。

 

今回の調査によると、iOS 16はAndroidユーザーの33%が乗り換えを検討するきっかけになっているそう。iOS 16ではデバイスの守りが強固になり、国家支援型スパイウェアさえも防げる「ロックダウンモード」の導入が予定されています。

 

一方、iOSとAndroidスマホの中で、消費者が最も安心して使えると答えたのがiPhone 13 Pro MaxとサムスンのGalaxy S22 Ultraだったとのこと。それでも、両者を比べてみると、前者のユーザーのほうが後者よりも遙かに安全だと感じているようです。加えて、「これまで使ったスマートフォンの中で最も安全だ」と答えたiPhone 13ユーザーの割合が、他のスマホの倍以上だったそう。

 

この調査では、iPhoneユーザーは、携帯電話のロックを解除する際に4桁のピンよりも6桁のピンを選択する傾向があるなど、デジタル・セーフティに関してもより積極的であることが明らかになりました。ほかにも、位置情報の追跡を警戒したり、顔認証を使う傾向があったり。アップルが長年にわたり強調してきた「プライバシーとセキュリティ重視と言えばiPhone」という言説が定着してきたのかもしれません。

 

Source:Beyond Identity
via:9to5Mac

「iPhone 14 Pro」は100ドル値上げが濃厚! ストレージ容量の増加で相殺するとの噂

2022年秋に発売される予定の「iPhone 14」シリーズ。そのうち、ハイエンド機種の「iPhone 14 Pro」と「iPhone 14 Pro」はiPhone 13世代よりも高価になるとの報道が相次いでいますが、最新の情報では、「開始価格は(米国では)100ドル値上げになるが、その代わりストレージ容量が増えるかもしれない」と予測されています。

↑iPhone 14 Proは値上げが濃厚(画像はiPhone 13 Pro )

 

今回の情報源は、大手証券会社Wedbushのアナリストであるダニエル・アイブス(Daniel Ives)氏が公開した投資家向けメモ。アイブス氏は、これまで以上に消費者がiPhone 14 ProおよびiPhone 14 Pro Maxを(標準価格モデルよりも)選ぶようになると予測。そのためiPhoneのASP(平均販売価格)が高くなり、アップルの業績にとってプラスになるとの趣旨を述べています。

 

標準価格モデルの価格は13世代から据え置きになる一方、iPhone 14 Pro/Pro Maxは部品の値上がりや機能を追加するために100ドル高くなるとの見通し。

 

とはいえ、アイブス氏は「おそらくベースとなるiPhone 14/Proの両方でストレージが強化されるかもしれない」と付け加えています。つまり、アップルはベースモデル(最小ストレージモデル)を値上げする代わりに、ストレージ容量を増やす可能性があるというわけ。現在、iPhone 13 Proのストレージは128GB~となっていますが、256GBになって値上げが相殺されるという含みのようです。

 

iPhone 14 Proモデルは最新プロセッサー「A16 Bionic」を搭載、背面の広角カメラは従来の12MPから48MPに強化され、ノッチ(画面上部の切り欠き)がなくなってパンチホール2つに変更、常時表示(画面をオフにせず、時刻やウィジェット等を表示し続ける)ディスプレイが予想されています。かたやiPhone 14標準価格モデルには、これらの新要素が加えられず、「ほぼiPhone 13世代のまま」(ただし内部設計は改良、メモリも4GBから6GBに増量)になるとか。

 

その新たに盛った分だけProモデルが割高になるとの説は、7月初めから囁かれていました 。有名アナリストMing-Chi氏がそれに続いていますが、一方では台湾の調査会社Trendforceが、iPhone 14シリーズのストレージの最小容量が256GBに引き上げられるとのレポートを発表しています

 

アイブス氏の予想はそれほど的中率が高くありませんが、他の情報源がそろって一致していることから、iPhone 14 Proモデルの値上げはますます濃厚となってきた感があります。そこに円安が加われば……と不安はひとまず棚上げして、続報を待ちましょう。

 

Source:PED30
via:9to5Mac

アップル、TikTok動画を投稿した従業員に「消さなければクビにする」と警告したウワサ

アップルが従業員のリークに厳しいことは有名で、かつて社内用iPhoneの動画を投稿した娘を持つ技術者が一発で解雇されたこともありました。が、iPhoneの基本的なセキュリティ知識という、別に秘密でも何でもないノウハウ動画をTikTokに投稿した従業員をクビにすると脅したとの噂が報じられています。

↑Shutterstockより

 

ちなみにアップルのSNSポリシーでは、従業員が顧客や同僚、機密情報について投稿をしないよう警告していますが、技術の話すべての投稿を禁じているわけではないそうです。

 

しかし米ニューヨーク在住のパリス・キャンベルさんは、アップルの従業員だとほのめかしてiPhone関連の話題を投稿したところ、会社の規則に違反してると言われた、と語っています。

 

Apple Storeで修理を担当しているキャンベルさんは、iPhoneをなくした別のTikTokユーザーの悩みに動画のかたちで応えました。その相手は、Apple IDからiPhoneを削除しないと個人情報をブラックマーケットで売ると脅迫するメールを受け取ったそうです(おそらく、泥棒が本来の持ち主にアクティベーションロックを掛けられることを防ぐため)。

 

キャンベルさんはTikTokの回答動画で「どうしてこの情報を知っているのか、正確には言えませんが、この6年間、私は果物の話が好きな某社の認定ハードウェア技術者だったとは言えます」と前置き。

@stopitparis

#stitch with @Stella this is so out of my content niche

♬ Love You So – The King Khan & BBQ Show

その上で「あなたのスマートフォンは、実際は彼らが使うことはできません。彼らを手助けしてやれるのはあなただけです、そうしないことをお勧めします」として、恐喝に耳を貸さないようにアドバイスしました。

 

この動画が24時間で500万回も再生されたところ、上司のマネージャーから電話を受け、ビデオを削除しなければ「解雇を含む」懲戒処分の対象となると言われたそうです。動画を公開し続ければどうなるかを尋ねると、マネージャーは最初の言葉を取り消し、また連絡すると言ったとのこと。少なくとも15日(米現地時間)には、キャンベルさんはクビになっていないようです。

 

さらにキャンベルさんは「親愛なるアップル」と題した2本目の動画を投稿。こちらではアップルの従業員であると明かし、解雇されるかどうかの連絡を待っていると語っています。それまでは「果物の話が好きな某社」としか言わず、しかも会社のことを悪く言っていないのに、といった趣旨も付け加えています。

@stopitparis

hey apple, don’t fire me #techtok #greenscreen

♬ original sound – paris campbell

昨年アップルは、機密情報をネットでシェアしたとされる2人の活動家を解雇したことがありました。が、キャンベルさんは自分のビデオに未公開の情報は含まれていないと主張しています。

 

キャンベルさんはThe Vergeの取材で、アップルの対応を「人々にThink Different(人と違うように考えろ、という広告のキャッチフレーズ)や革新、創造的なソリューションを考えようと呼びかけているイメージとは、正反対のものだと分かりました」と批判しています。

 

さらに「私はアップルで働いているから、こうしたアップル製品の知識を身に着けたわけではありません。長い技術的な教育と積み重ねがあるから、このような知識を得られたのです。だから彼らは私を雇ったのです」と皮肉を言っています。

 

アップルは15日時点では、The Vergeのコメント要請に応じていません。

 

火種となったTikTok動画での説明は、アップル公式サポートページに書かれていることでもあり、同社の従業員でなければ特に抗議もされなかったはず。店舗のマネージャが先走っただけとも思われますが、今後の対応を見守りたいところです。

 

Source:TikTok (1),(2)
via:The Verge

「iPhone 14 Pro」のカメラは夜間撮影に弱い? ハンズオン報告がリークされる

まもなく9月に「iPhone 14」シリーズの発表が(おそらく)迫っているなか、本物のProモデルを手にしたという人物の体験談が公開されています。先日もダミーモデルの動画が公開されていましたが、この情報が正しければ、初の「iPhone 14 Pro」と「iPhone 14 Pro Max」のハンズオン報告となるのかもしれません。

↑Shutterstockより

 

この体験談は、TwitterユーザーのLeaksApplePro氏がつぶやいているものです。LeaksApplePro氏はアップル未発表製品のリーカーとして有名ですが、かなり当たり外れがあることでも知られています。

 

さてLeaksApplePro氏の情報源は、両方のProモデルを手に取れるチャンスがあり、噂の「ピル+ホール」デザインを体験できたそうです。これはiPhone 13までのノッチ(画面上部の切り欠き)がなくなり、代わりに横長の穴(ピル)と丸い穴(ホール)の穴が開いたデザインになったということです。

しかし、ノッチがなくなっても「何も新しいものは追加されていない」そうです。ピル+ホールの見た目は違うものの、機能はほとんどノッチと同じで、数分も使えばすぐに慣れるとのことです。特に使いやすさに改善はなく、デザインを変えた理由はiPhone 14 ProとPro Maxを過去モデルと差別化することだけだ、と述べられています。

 

またiPhone 14 Proのディスプレイは、iPhone 13 ProおよびPro Maxとほとんど同じに見えるそうです。もっとも今回の使用レポートでは、噂の常時表示(画面をオフにせず、時刻などを表示し続ける)には触れていません。またiPhone 14 Proモデルの有機EL画面に使われる素材は、通常価格モデルよりグレードが高いとの報道もありました

 

さらに背面に大きく出っ張るという、新たな48MP広角カメラ(13 Proは12MP)のレポートもあります。このカメラは十分に明るければ全スマートフォンのなかでも最高のものだが、ナイトモードではノイズがかなり出て13 Proよりも劣っているそうです。もっとも「最適化が必要」とも述べられており、ソフトウェアの更新で解決するのかもしれません。

 

そしてバッテリー持ちについては、iPhone 14 Proは先代より数時間は延びるはずだとしつつも、それをテストするのに十分な時間がなかったそうです。それは本体が「分厚い」ことから推測されているようです。

 

最後に、iPhone 14 ProとiPhone 14 Pro Maxのスピーカーは良くなっており、全体的に音がクリアになっているとのことです。

 

これらの報告が正しいかどうかは、あと1か月ほどで分かるはず。iPhone 14 Proモデルはかなりお高くなるとの噂もあり、ユーザーが品質を見る目も厳しくなりそうです。

 

Source:LeaksApplePro(Twitter)
via:BGR

AirTag、空港で荷物を盗んだ犯人逮捕に活躍!

アップルの忘れ物トラッカーAirTagは悪用されることもありますが、空港で乗客の荷物を盗んだ犯人の逮捕と1万5000ドル(約200万円)以上の宝石の回収に活躍したと報じられています。

AirTagと鍵

 

米フロリダ州オカルーサ郡の保安官事務所は11日、デスティン・フォート・ウォルトン・ビーチ空港で不審な動きがあったとして、捜査を実施したことをFacebookで明らかにしました。同事務所の空港警備隊は、(空港の)従業員が扱った荷物の盗難を警戒していたそうです。

 

ことの始まりは7月、ある旅行者が自分の荷物が目的地に到着していないと届け出たことでした。この荷物は1,600ドル以上の品物が入っており、輸送中に紛失してしまったようでした。

 

ただし、旅行客はスーツケースにAirTagを入れていたため、移動した道のりを追うことができました。最後にアクティブ(検知)になったのが同州メアリー・エスターのキャシー・コート近くだと判明したことから、警察はその地域に住む従業員を照合し、デ・ルーカ(De Luca)容疑者を突き止めたそうです。同容疑者はスーツケースを物色し、AirTagを取り出したことを認めました。

 

さらに容疑者の自宅を捜索したところ、捜索願が出されていた品物(1万5000ドルの宝石など)は回収できたとのこと。が、残念ながらスーツケースにAirTagを入れていた持ち主の荷物は回収できなかったと報告されています。

 

捜索にあたった保安官は「今回の逮捕は、これらの盗難の犯人を見つけて責任を取らせるという、空港警備隊、捜査員、空港の優れたチームワークの一例です」と語っています。この結果、デ・ルーカ容疑者は2件の重窃盗罪に問われることになりました。

 

AirTagは不安を呼び起こす使われ方をしたこともありましたが、その一方では連続窃盗犯が逮捕されるきっかけとなったり、盗まれた盗難車を8台も突き止めるお手柄をあげた例もあります

 

とはいえ、AirTagを付けたバイクを追いかけて犯人を見つけたものの、鼻の骨を折る大けがを負った人もいます。くれぐれも自力で取り返そうとせず、警察に位置情報を伝え、あとは任せることをお勧めします。

 

Source:Facebook
via:AppleInsider

10月の新型iPad発売に暗雲? 工場のある中国・四川省が最悪の熱波で停電に…

今年9月に「iPhone 14」発表イベントが行われた後、10月に新型iPadやMacを発表するイベントが行われると噂されています。そんななか、中国を過去60年で最悪の熱波が襲っていることで、iPadの生産に影響があるかもしれないとの予想が伝えられています。

↑iPad Air(第5世代)

 

米Reutersによると、中国・四川省では熱波に対応して、家庭用への電力供給を優先するため、工業用電力の消費を制限しているそうです。それによりリチウムやその他の金属の工場が閉鎖したり、生産を抑えめにしているとのこと。また同省の21都市中19都市の工業用ユーザーが8月15日から8月20日まで生産を停止するよう命じられた、とも報じられています。

 

この報道の後、有名アナリストMing-Chi Kuo氏は「四川省での一時的な停電は、成都(Foxconn)と重慶(Compal)のiPad組立工場に影響を与える可能性があります」とツイート。今のところ生産への影響を見積もるのは難しいが、8月20日に停電が終われば限定的なものに留まるとの見通しを述べています。

 

また組立業者が柔軟に生産スケジュールを調整することで、停電の影響を軽くできるはず。とはいえ、今後数か月の間に同じような事故が再び起きて、ピーク時期にアップル新製品の出荷に影響が出ないか注意が必要、とも但し書きを付けています。

 

ほかReutersが取材したRystad Energy(エネルギー関連コンサルタント会社)のアナリストSusan Zou氏は、中国のEV販売が好調に続けばリチウム価格が上がることは間違いないとしつつ、四川省の猛暑が来週も大きく緩まなければ、サプライチェーンに影響が及ぶ可能性があると指摘しています。リチウムはiPhoneやiPad内蔵のバッテリーにも使われており、そちらの生産にも響くかもしれないわけです。

 

今年10月のイベントでは、新型iPadがいくつか発表されると噂されています。まず、M2チップ搭載のiPad Proが2つ(11インチと12.9インチ)。それに第10世代iPad、つまり「一番安い無印iPadの新型モデル」が登場する、というもの。このうち新型の無印iPadは、Proっぽいデザインでカメラが強化された「CADレンダリング画像」がリークされていました

 

現行のiPad Pro(2021)も、発売直後は何か月も品薄が続いていました。それは新型コロナ禍による工場の生産停止や物流の混乱によるものでしたが、ようやく正常に戻ってきた……と思っていたころに、また異常な熱波が来てしまった格好です。Kuo氏のいうように組立業者が調整を頑張ることで、10月には十分な台数が出荷されることを祈りたいところです。

 

Source:Reuters,Ming-Chi Kuo(Twitter) 
via:9to5Mac

iPad版Microsoft Officeで手書きテキスト変換「スクリブル」が使えるように!

米マイクロソフトは、Apple Pencilの手書き入力機能「スクリブル」に対応したiPad向けOfficeアプリの最新ベータ版を公開しました。

↑iPad向けOfficeアプリがアップデートでより便利に

 

これによりApple Pencilで手書きした文字をテキストに変換し、Word文書やPowerPointのプレゼンテーション、Excelのスプレッドシートに挿入し、編集することが可能となりました。

 

iPadのスクリブル機能は、2020年のiPadOS 14で導入されたものです。初めは日本語がサポートされていませんでしたが、2021年秋のiPadOS 15ではひっそりと対応して話題となっていました。

 

この機能はiPadOSの[設定]>[Apple Pencil]内にある[スクリブル]のSwitchをオンにすると、有効にできます。その後にOfficeアプリのバージョン2.46で[描画]タブのペンのマークをタップすると使えます。

 

今のところ本機能は、Office Insiderプログラムに参加しているユーザーのみが試験的に使えるものです。今後は数週間のうちに、すべてのユーザー向けにApp Store経由でアップデートの配信が始まると思われます。

 

対応しているモデルは、「Apple Pencilが使えるiPad」すべて。具体的には次の通りとなります。

■Apple Pencil(第2世代)対応モデル

  • iPad mini(第6世代)
  • iPad Air(第4世代以降)
  • 11インチiPad Pro(全世代)
  • 12.9インチiPad Pro(第3世代以降)

■Apple Pencil(第1世代)対応モデル

  • iPad mini(第5世代)
  • iPad(第6世代以降)
  • iPad Air(第3世代)
  • 9.7インチiPad Pro
  • 10.5インチiPad Pro
  • 12.9インチiPad Pro(第1世代および第2世代)

Source:Microsoft

via:MacRumors

Mac版ZoomでOSを乗っ取れる脆弱性が発覚! 速やかなアップデートがおすすめ

ビデオ会議アプリのZoomは日本を含む全世界で広く使われていますが、そのmacOS版にハッカーがroot権限(なんでもできる権限)でアクセスし、OS全体の制御を乗っ取れる脆弱性が見つかったと報告されています。しかも、この脆弱性はまだ完全に修正されていないそうです。

↑Zoomに脆弱性があることが発覚

 

これは元NSA(米国家安全保障局)のMacセキュリティ専門家Patrick Wardle氏が、世界最大のセキュリティ国際会議「DEFCON」にてプレゼンテーションしたもの。すでに関連バグのいくつかはZoom社が修正したものの、まだ対応されてない脆弱性が明かされた格好です。

 

Wardle氏によれば、この脆弱性はZoomアプリのインストーラーを対象としているそうです。Zoomをインストールまたはアンインストールするには特別な権限が必要(そのため、ユーザーがパスワードを入力して許可する)ですが、自動更新機能がこの特別権限をバックグラウンドで実行し続けることを発見しました。

 

つまり、ユーザーがインストーラーに特別な権限を与えてしまえば、後は見えないところで、その権限を使い続けるというわけです。とはいえ、これはZoom社がアップデートを配信するたびに、アプリを更新するため必要な権限です。そのパッケージが同社の暗号署名付きであると確認してからアップデータ(アップデート機能)を実行する分には、何の問題もありません。

 

ところが、この暗号チェックにバグがあり、ハッカーがアップデータを騙して、悪意あるファイルをZoomの署名付きだと思い込ませることができました。そのため、ハッカーがあらゆる種類のマルウェアを送り込んだ上に、アップデータに権限を昇格させて実行できてしまったわけです。

 

この権限昇格攻撃により、ハッカーはMac上でrootまたはスーパーユーザー(最も強い権限を持つアカウント)権限を得ることができたそうです。理論的には、Mac上のあらゆるファイルを追加、削除、変更することも可能でした。

 

昨年12月、Wardle氏はこの脆弱性をZoom社に知らせたところ、修正プログラムを発行したとのこと。が、この修正にも別のバグが含まれており、まだ悪用される危険が残っていたそうです。そのため第2のバグとコードの修正方法もZoom社に報告したものの、半年以上も対応がなかったので一般公開に踏み切ったと語られています。

 

このバグはMac版Zoomアプリの最新版でも残っているものの、Wardle氏は修正するのは非常に簡単であり、これを公にしたことで同社がすぐ対処するよう「歯車を動かす」のを期待していると語っています。

 

これを受けてZoom社は「わが社はmacOS用のZoom自動アップデータに新たに報告された脆弱性を認識しており、その対処に真摯に取り組んでいます」との声明を出しました。その後、実際にmacOSアプリのバージョン5.7.3~5.11.3にはOSのルート権限を取得できる脆弱性があったと認め、いま配布中のバージョン5.11.4では修正されているようです。

 

ともあれWardle氏の呼びかけが届いたことに、胸をなで下ろしたいところです。以前のバージョンを使っている方は、速やかにアップデートをお勧めします。

 

Source:The Verge

「iPhone 14 Pro Max」、背面カメラはこんなに出っ張る? ダミーモデルの写真が公開

今年秋に発売見られる「iPhone 14」シリーズのうちPro Max、つまり「高価かつ6.7インチの大画面」モデルは、背面カメラが大幅に強化されるために出っ張りも大きくなると予想されています。実際、モックアップと称されるものをiPhone 13シリーズのケースに入れたところ、出っ張りが邪魔して収まらないとの報告もありました

↑Image:fix Apple

 

では、どれほど先代モデルより出っ張っているのか。それを分かりやすく示す写真が公開されています。

 

iPhone 14の全モデルでは背面の超広角カメラが改良されると予想されていますが、特にProモデルではメインの広角カメラと望遠レンズが大幅に強化される可能性が高まっています。

 

アップルの未発表製品に詳しいアナリストMing-Chi Kuo氏は、広角カメラの解像度が従来の12MPから48Pとなり、8Kビデオ撮影もできると主張していました。また12MPモードでは、複数の画素を1つにまとめる「ピクセルビニング」(Galaxy S21 Ultra等も採用済み)により低照度でもきれいに撮れるそうです

 

さて、今回の画像はTwitterユーザーのfix Apple氏がiPhone 14 Pro MaxのダミーモデルとiPhone 13 Pro Max(本物)を比較し、それを有名リーカーMajin Bu氏がシェアして紹介しているもの。横から撮ったショットでは、iPhone 14 Pro Max(ダミーモデル)の背面カメラがiPhone 13 Pro Maxよりも大きく盛りがっていることが確認できます。

 

2月に流出した「設計図」と称される図面によると、 14 Pro Maxのカメラバンプ(出っ張り)は4.17mmになり、iPhone 13 Pro Maxの3.60mmを上回るとされていました。またバンプの大きさも、先代の幅35.01mmから36.73mm、高さ36.24mmから38.21mmと、それぞれ5%ほどデカくなるようです。

 

カメラの性能が上がるのはうれしいことですが、引き換えにサイズが大きくなれば、前モデルのアクセサリなどは流用できなくなります。幅も高さも厚みもすべて先代より増すとすれば、あきらめて専用ケースを買い直すほかないのかもしれません。

 

Source:fix Apple(Twitter) ,Majin Bu(Twitter) 
via:MacRumors

新型iPhone 14とApple Watch発表は9月、すでにビデオ収録中? 10月にはMac&iPadイベントもありか

アップルが今年9月の新型iPhone発表イベントに向けて「(プレゼン動画の)収録を始めた」との噂が報じられています。その場では新型の「iPhone 14」シリーズや「Apple Watch Series 8」、そしてApple Watchの「頑丈な」Proモデルが登場する見通しだそうです。

↑ティム・クックCEO

 

これは、アップルの内部情報に詳しいBloombergのMark Gurman記者が、ニュースレター「Power On」最新号で述べていることです。つまり今回のイベントは事前収録であり、コロナ禍の前のように屋内の会場に人々を入れる対面式ではない模様を示しています。

 

今年6月のWWDC 2022(世界開発者会議)の基調講演も前もって収録されたビデオが上映されていましたが、一応は本社Apple Parkに人を集めて視聴するライブビューイングや、新製品を手に取れるハンズオンが実施されていました(ティム・クックCEOが現れるサプライズ付き)。今回のイベントも、そうした形となりそうです。

 

さてiPhone発表イベントの時期については、Gurman氏は「9月の前半」とぼやかしています。これまでの噂話では9月13日との説もありましたが、有名リーカーMax Weinbach氏は「9月6日にイベント、新型iPhoneの発売は16日」だと聞いたとのこと。100%の確証はないが、そのあたりに開催されるのは確かだろうと述べています。

 

またGurman氏によると、今年秋のアップル新製品発表イベントは、ここ数年と同じく2回あるかもしれないそうです。まず9月のイベントでは新型iPhoneとApple Watchを売り込み、10月のイベントではMacとiPadにスポットを当てるとのこと。長らく噂されているAR/VRヘッドセットはの発表は来年に取っておくようです。

 

今回の情報では触れられていませんが、第2世代AirPods Proが今年の後半に登場するとの噂もあります。さまざまなアップル製品を一度に買い替えたい人には楽しみですが、おりからの円安のために国内価格がおいくらになるのかも気になるところです。

Source:Bloomberg
via:MacRumors

次の無印iPadはProっぽいデザインでカメラが強化? 「CADレンダリング画像」が公開される

アップルは毎年秋に複数の新製品を投入することが恒例となっていますが、その1つが第10世代iPad、つまり10.2インチ無印iPad(第9世代)の後継モデルです。数か月前、米9to5Macは独占情報としてUSB-C端子やA14 Bionicチップ搭載、5G対応などを伝えていました

↑Image:MySmartPrice

 

それに続く新たな情報として、CADレンダリング画像と称されるものが公開されています。

 

インドメディアのMySmartPriceは、ケースメーカーから入手したという「次世代iPadの独占CADレンダリング」画像を掲載しています。最も注目すべきは、背面のカメラモジュールが盛り上がっていることでしょう。

↑Image:MySmartPrice

 

第9世代までのiPadは、背面カメラはただ丸い穴が1つ開いているだけで、その周囲もまっ平ら。それが第10世代iPadでは、上下が丸みを帯びた縦長のモジュールとなっています。これまで無印iPadではカメラに重きが置かれてきませんでしたが、今年はカメラセンサーが強化され、そのためコンポーネント全体も大きくなり、筐体の中でも多くの内部スペースを占めているのかもしれません。

 

このカメラモジュールには2つの穴があり、1つはカメラレンズ用と思われるが、もう1つはより小さな丸型です。MySmartPriceはLEDフラッシュだと推測していますが、9to5Macは単なるマイクの穴かもしれないとコメントしています。

 

そして大まかなデザインは、前世代とあまり変わりないようです。ここ数年にわたり受け継がれてきた「太い額縁とアゴ(下部ベゼル)」もそのままで、Touch IDボタンも健在のようです。しかし、先代の丸みを帯びた形状と比べると、側面はフラットでiPad ProやiPad Airに近づいている感じです。

 

その寸法は248mm×179mm×6.98mm(幅/高さ/厚み)とのことで、第9世代の250mm×174mm×7.50mmよりも薄くなっているようです。ただし、この数値には背面カメラの出っ張りは含まれていません。

↑Image:MySmartPrice

 

今回のレンダリング画像で惜しまれるのは、外部ポートが赤く塗られている――つまり、まだLightning端子のままか、USB-Cに移行するのか謎なことでしょう。すでにiPadシリーズはProもAirも、miniまでもUSB-Cにシフトしているだけに、そちらに統一を望むユーザーも多そうです。

 

Source:MySmartPrice
via:9to5Mac

充電速度が向上? 新色の登場も噂される「iPhone 14」の最新予測

2022年秋(おそらく9月)に「iPhone 14」シリーズの発売が間近に迫るなか、新たなカラーバリエーションや高速充電の噂話が伝えられています。

↑iPhone 14にパープルが新登場か(画像はiPhone 12)

 

リーカーのMcguire Wood氏(Twitterユーザー名はJioriku)は、次期iPhone 14シリーズの搭載プロセッサやカラー、噂の常時表示モードについて次々とつぶやいています。Wood氏は数々の実績があり、昨年も「マスクしながらFace IDでロック解除」のアップデートがやって来るといち早く予想していました

 

さて、Wood氏の最新ツイートによれば、標準モデルとProモデルのカラーバリエーションは次の通り。

  • iPhone 14:グリーン、パープル、ブルー、ブラック、ホワイト、レッド。13にあったピンクはパープル(紫)に変更へ
  • iPhone 14 Pro:グリーン、パープル、シルバー、ゴールド、グラファイト。パープルはシエラブルーと入れ替え

iPhone 14にパープルが登場する説は、Wood氏が初めて唱えたわけではありません。これに先立ちデザイナーのIan Zelbo氏も「iPhone 14 Pro」のパープルがどのように見えるのか、予想レンダリング画像を作って公開していました。

 

また、Wood氏のツイートでは、噂の常時表示(Always-On Display)、つまりロック状態でも画面が真っ暗にならず時刻やウィジェット、通知などを表示し続ける機能にも言及されています。これはXcode(アップル公式の開発ツール)からの手がかりと同じに見えるそう。

 

一方、iPhone 14 Proのフレーム素材は、アップル社内ではチタン合金もテストされたものの、結局はiPhone 13 Proと同じになったとのことです。2021年、大手金融機関JPモルガンはiPhone史上初のチタンフレームになると予想していましたが、そうはならない模様。ちなみにApple Watchの一部モデルやApple Cardでは、すでにチタンが採用済みです。

 

何より注目を集めるのは、「充電サイクルの初めは30Wまたは高い電圧」となり、その後「27~から25Wに低下する」という下りでしょう。iPhone 13 Proでは最大27Wと検証されていましたが、よりスピーディーに充電できることになりそうです。

 

ほかにも、ストレージ容量の種類は前モデルと同じであるとか、MagSafeの磁石は少し強くなり、新型MagSafeのバッテリーケースは大きく(そして重く)なっているとか言われています。iPhone 14シリーズは13とは同じケースが使えなさそう……との予想もありましたが、乗り換える人はアクセサリーの買い替えも考えておいたほうがいいかもしれません。

 

Source:Jioriku(Twitter)
via:9to5Mac

「Apple Watch Pro」登場の前ぶれ? Apple Watch Series 7の高価なEditionモデルが売り切れに

今年の秋には新型Apple Watchが3種類用意され、通常モデルやお手ごろ価格モデルのほか、頑丈かつ高価な「Pro」モデルが登場すると噂されています。おそらく9月に発表・発売されると見られていますが、それを前にして現行のApple Watch Series 7 Edition(高級モデル)が米国などいくつかの国で売り切れとなっています。

↑Shutterstockより

 

米MacRumorsの調べによると、Apple Watch Series 7 Editionは大半のモデルが完売しているようです。米国、カナダ、英国でも入手できず、辛うじて45mm版の一部は残っているとのこと。日本でも41mmモデルは注文できなくなっています。

 

実際に注文ページでEdition版の構成を選ぼうとすると、41mmをチョイスした時点で「配送:現在注文できません」「受取日:店頭での受け取りは現在ご利用できません」と表示されます。つまりアップルのオンラインストアにも、直営店にも在庫がなくて売り切れというわけです。

 

こうした現象が、あと1か月で新モデルの登場を控えている(と思われている)なかだけに、何らかの前ぶれと憶測を呼んでいる次第です。

 

ちなみにApple Watch Editionとは、筐体にチタンを使った高級モデルのこと。以前はゴールドとセラミックも用意されていましたが、いまではチタンのみとなり、年々バリエーションが減ってきています。通常モデルよりは数万円ほどお高めではありますが、ハードウェアの中味はその他モデルとまったく同じです。

 

そして「Apple Watch Pro」は、通常モデルより画面がデカくて頑丈なエクストリームスポーツ向けと予想されています。そしてケースには「アルミニウムではない」高級感ある金属が使われるとの説もあります

 

それだけリッチな作りのため、お値段もプレミアム感が溢れているはず。およそ900~999ドル、つまり「iPhone 13 Proとほぼ同じ」価格になるとの見方もあり 、Editionの「高級モデル」の立ち位置に取って代わっても不思議ではありません。

 

スマートウォッチとしては高過ぎとも思えますが、たとえ10万円を超えたとしても高級な腕時計よりは安く、スイスの時計業界が脅威を感じているとの調査もありました。Apple Watch Proは、健康管理しながら登山やダイビングを楽しみたいお金持ちに大人気となるのかもしれません。

 

Source:MacRumors

「iPhone 14」、通常価格モデルとProとは有機EL画面の素材にも差が付く? ピクセルの見え方が違うかも

今年秋の「iPhone 14」シリーズでは通常価格モデルとProモデルの間でかなりの差が付けられ、最新プロセッサも「Proだけ」になると予想されています。そればかりかディスプレイも、性能ばかりか素材までも差別化されるとの噂が伝えられています。

↑iPhone 13 Pro Max(写真右)

 

そもそも去年のiPhone 13シリーズも、全機種が有機ELディスプレイといいながらも、最大リフレッシュレート120Hzの「ProMotion」画面はProモデル限定で、通常価格モデルは60Hz止まりでした。が、iPhone 14世代ではさらに格差が上乗せされるもようです。

 

韓国の電子部品業界メディアThe Elecによると、ディスプレイを供給するサムスンは「iPhone 14 Pro」と「iPhone 14 Pro Max」向けには最高グレードの有機EL素材を使う一方で、「iPhone 14」と「iPhone 14 Max」には前世代の低グレードな素材を使うそうです。なぜなら、コストを節約するため。

 

有機ELの素材は、赤、緑、青のピクセルを作るために使うホスト(実際に発色する)、ドーパント(ホストと混ぜ合わせて効率と寿命を改善)、プライム(発光効率を高める)などで構成されています。つまり通常価格モデルとProモデルとでは、ピクセル単位で見え方が違うということです。

 

あまりに細かな違いのため(また通常価格モデルでもiPhone 13 Proと同じ素材)、おそらくほとんどのiPhoneユーザーが違いに気づきにくいはず。しかし、アップルが通常価格とProモデルの間に、今後ますます差を付けていく方針がうかがえるとは言えそうです。

 

今年のiPhone 14 Proモデルは、ノッチ(画面上部の切り欠き)をなくしてパンチホール2つの新デザインや、改善されたカメラ、さらに新型プロセッサ「A16 Bionic」を独占的に採用すると言われています。

 

これら「プレミアム」機能をすべて省いた通常価格モデルは、見かけはほぼiPhone 13世代と変わらず。ただし今年は、アップルが2年にわたり販売不振に苦しんだminiサイズが廃止され、入れ替わりに大きな画面(Pro Maxと同じ6.7インチ)のMaxモデルが加わると予想されています。

 

逆にいえば、今後もiPhone 13 miniは後継モデルがないため引き続き販売され、おそらくiPhone 14が発売された時点で値下げされるはず。iPhoneのminiサイズが欲しい人は、それを待ってもよさそうです。

 

Source:The Elec
via:9to5Mac

MacでiPhoneやiPadアプリが動く! すごく簡単になりました

アップルが独自開発したM1やM2チップなど「Appleシリコン」を搭載したMacは、実は一部のiPhoneやiPadアプリを動かすことができます。ただ、2020年末から可能ではあったものの、当時は特殊なMacアプリを使うなどと手間がかかり、それに見合うだけの実用性があるとも思えませんでした。

↑iOS/iPadOSアプリをMacで利用するのが簡単になりました

 

それから約2年が経ち、より簡単になったということで、米AppleInsiderが「最新のmacOS Monterey+AppleシリコンMacでiOSアプリを動かす」ガイドを公開しています。

 

まずMacのApp Storeの左下にある自分の名前をクリックし、そこで「iPhoneおよびiPad App」を選びます。そこには過去に購入したiOSやiPadOSアプリが並んでいますので、右下にあるiCloudダウンロードのアイコンをクリックすればMacでアプリを動かせます。

↑Image:AppleInsider

 

ただし、条件がいくつかあります。1つは、そのアプリをiPhoneやiPad上で購入済みであること。Mac側のApp Storeで新たに買うことはできず、先にアップルのモバイル端末で買っておく必要があります。

 

もう1つは、「現在お使いのApple IDで買っている」ことです。違うApple IDで買ったアプリは表示されません。

 

最後に、「ファミリー共有」を設定してる場合、家族が購入したアプリを入手するには、右上のドロップダウンメニューからユーザーを切り替える必要があります。

 

こうしてMacのApp StoreからダウンロードしたiOSアプリは、Macアプリと同じように動かすことができます。もし元々がiOSアプリだと知らなければ、Mac専用アプリではないと気づかないほど自然に見えます。

↑Image:AppleInsider

 

ただし、あくまでiPhone/iPadアプリとして振る舞うため、画面いっぱいに表示されるわけではありません。が、普通のMacアプリと同じくウィンドウを広げたり最大化したりもでき、特に操作に困ることはないはず。以前は狭いウインドウのまま、iPhoneやiPadのようにタッチ操作しか想定せずで、ほとんど何も出来ないこともありましたが、現在ではかなり改善されています。

 

もっとも、すべてのアプリが動くわけではありません。なぜならアプリ開発者が「iOS/iPadOSアプリをMacで動かしてもいい」と明示的にオプトイン(同意)する必要があるためです。

 

ハイテク大手の場合はオプトインしていない場合が多く、お気に入りのアプリが動かないことも珍しくないでしょう。想定していないMacでのバグまで責任が取れない、あるいはMac版があればそちらをどうぞ、ということでしょう。

 

とはいえ、Macに乏しいカジュアルゲームを補充したり、またMacネイティブ版がないメディアプレイヤーのiOS版を使ったり、いろいろと便利になるはず。別に追加のお金はかからないので、チャレンジしてみてもよさそうです。

Source:AppleInsider

「iPhone 14」のカメラレンズにひび割れ? 著名アナリストの独自調査で発覚

2022年9月、あと1か月ほどで「iPhone 14」シリーズが発表・発売と予想されているなか、部品の1つである背面カメラレンズにヒビが入る問題が起きているとの噂が伝えられています。

↑レンズに問題が発生しても、サプライチェーンが万全なので問題なしか(画像はiPhone 13 Pro)

 

アップルの未発表製品に詳しいアナリストMing-Chi Kuo氏は、iPhone 14のリアカメラ用レンズで品質管理の問題が起きていることが独自の調査で判明したとツイートしています。コーティングが上手く行かずにヒビが入っているそうですが、1000万個のレンズの発注先を別のサプライヤーに切り替えることで、その影響は無視できるとも述べています。

 

ここ数か月にわたりAndroid端末は売上が苦戦している一方、iPhone 13シリーズは絶好調のため、アップルはiPhone 14向け部品の発注を増やしているとの噂話もありました。サムスンが第3四半期にiPhone 14向けディスプレイを8000万台分も用意したと伝えられており、アップルがiPhone 14は13より売れると信じているのは確実のようです。

 

それだけにアップルも、iPhone 14の生産に関する不安をできるかぎり除きたいはず。つい数日前も、Kuo氏はパネル(ディスプレイ)とメモリに供給上の問題があったものの、別のサプライヤーに不足分を埋めさせることで影響は限定的だと報告していました

 

2022年のラインアップは、6.1インチの「iPhone 14」、6.7インチの「iPhone 14 Max(ないしPlus)」、6.1インチの「iPhone 14 Pro」および6.7インチの「iPhone 14 Pro Max」の4機種だと見られています。iPhone 13シリーズの通常価格モデルのうち、5.4インチのminiがなくなり、6.7インチのMaxに入れ替えられるというわけ。

 

数か月前にもiPhone 14 Maxの生産が3週間遅れているとの噂もありましたが、その後は続報もないことから、無事に解決したのかもしれません。アップルにとってもiPhoneは有りがたいドル箱のため、発売の遅れや品不足を避けることに全力を注いでいるようです。

 

Source:Ming-Chi Kuo(Twitter)
via:MacRumors

過去の有名アップルストアに行けるMacアプリ、無料公開! 3D店内を歩き回れます

アップル製品(やアップルという企業そのもの)愛好者にとっての聖地、それは直営店のアップルストアでしょう。その存在をこよなく愛する人が、4つの代表的なアップルストアのグランドオープン当日に「タイムトラベル」して訪問できるインタラクティブなMacアプリを作って提供を始めました。

↑Image:Michael Steeber

 

クリエイターのMichael Steeber氏は25日(米現地時間)、自らのサイトで「The Apple Store Time Machine」を公開しています。アプリは無料でダウンロードでき、最近のAppleシリコン搭載Macのほか、インテル製チップ版Macでも動きます。

↑Image:Michael Steeber

 

Steeber氏は、本アプリは「20年以上にわたり、私たちの生活を形作ってきた場所と製品への賛辞です」と述べ、「このインタラクティブな体験は、アップルの歴史の中で記憶に残る瞬間を、ていねいに、歴史的な正確さをもって再現しました」と説明しています。

 

このプロジェクトにあたり、調査や設計、開発には数百時間が費やされたそうです。さらに弟さんのRobert Steeber氏も協力し、音楽やUIサウンドを制作したとのこと。タダで使い続けることもできますが、公式サイトには寄付できるオプションも用意されています。

 

本アプリで体験できるアップルストアは、2001年頃の米バージニア州Apple Tysons Corner(世界初のアップルストア)、2004年頃のカリフォルニア州Apple Stanford Shopping Center、2006年頃のニューヨーク州Apple Fifth Avenue(「ガラスキューブ」として有名)、2015年頃のカリフォルニア州Apple Infinite Loop(アップル旧本社にある)の4か所です。

 

これら4つの店舗すべてに、iPhoneやMacのCMや、GarageBandやPhoto Boothなどの操作できるMacアプリ、昔のGenius Barで鳴っていた電話など隠し要素(イースターエッグ)が仕込まれています。

 

このアプリはゲームやVRシミュレータのように、キーボード操作で店の中を歩き回ることができます。そう言ってしまえばそれまでですが、Steeber氏はあくまで「体験」と表現。バーチャル店内の隅々まで歩いてみればみるほど、Steeber氏がどれほど多くの努力を払い、iPodやソフトウェアの箱にいたるまで、細部にまでこだわっているとしみじみ分かります。

 

新型コロナ感染拡大による移動制限もあって海外のストアには気軽には行けず、また時間を遡ることも不可能です。いずれ熱心なマニアがあらゆる資料を調べ上げて、アップル初のコンピュータ製品であるApple-1を販売していたThe Byte Shopなどを再現するアプリが現れるのかもしれません。

 

なお、iPhoneでApple Tysons Cornerなどの店内を楽しめるARコンテンツは、米9to5Macが2021年に公開しています。Macを持っていない、あるいはiPhoneで気軽に楽しみたい人は、こちらにアクセスをおすすめします。

 

Source:The Apple Store Timemachine
via:MacRumors

アップル、秋の「iPhone 14」売れまくりを予想? Androidブランドは大苦戦のさなか

ここ数か月ほどは全世界的に原材料費や燃料費が上がったり、半導体不足はあいかわらず解消しなかったりで、スマートフォンの売上げも落ち込みないし減速していると見られています。また今年の「iPhone 14」は先代のiPhone 13シリーズよりも値上げが予想され 、あまり売れないのではと危ぶむ声もあります。

Androidスマホは苦戦しているが……

 

そんななか、実際にAndroid端末は失速している一方で、アップルはiPhone 14向け部品の発注を拡大しているとの噂が報じられています。

 

台湾の電子部品業界情報誌DigiTimesの調べによれば、アップルは9月のiPhone 14シリーズ発売を前にして、サプライヤーへの部品発注を増やしたそうです。かたやAndroidブランドは販売不振が続いているとのサプライチェーン筋の声も伝えられています。

 

ここ最近アップルは、安定した売上を維持している唯一のスマートフォンメーカーであり、しかも前年同期と比べて売上増もめざましいとのこと。同社はもともと市場のニーズが減っていくと織り込んでiPhone 14モデル用チップの発注を削ったものの、現行のiPhone 13がとてもよく売れているため「今年後半の準備」つまりiPhone 14シリーズの生産を強化するよう努めているそうです。

 

これは今月半ば、アップルがiPhone 14シリーズはiPhone 13よりも売れると予想しており、それに備えてサムスンも第3四半期に8000万台分もの画面パネルを出荷するとの報道と一致するものです。

 

いつもの年であれば、iPhoneの売上は9月の新モデル発売を前にして、7~8月にはブレーキがかかるものです。が、iPhone 13は今年7月に前年同期より3分の1も増えており、なぜか勢いが落ちていないことが窺われました。

 

ではAndroid陣営はどうかといえば、その主力商品であるミドルレンジ(中価格帯)の製品が、この1年は需要が減っていて苦戦を強いられているそうです。その表れとして、Android端末のチップを供給するMediaTekは、取引先から30%も注文が減らされたと伝えられています。

 

すでにアップルはiPhone 14のテスト生産を始めており、9月の発売に向けて8月に量産を開始する予定だと見られています。最上位モデルの「iPhone 14 Pro Max」は国内価格が18万円超えになる可能性も囁かれていますが、Proモデルを選ぶようなお金持ち、ないしアップルの熱烈なファンにとっては、先代より数万円の値上げぐらいは誤差の範囲内かもしれません。

 

Source:DigiTimes
via:MacRumors

「iPhone 14」、全モデルがRAM 6GB? 高価なProモデルは高速メモリ採用のうわさ

あと2か月ほど(おそらく9月)に「iPhone 14」シリーズは発表されるはず。その4機種すべてに6GBものRAMが搭載される一方で、お高いProモデルにはより高速な新型メモリが採用されるとの噂が報じられています。

Proモデル用RAMは速い?

 

台湾の電子部品業界情報誌DigiTimesによると、次期iPhoneラインナップのハイエンドモデル(「iPhone 14 Pro」と「iPhone 14 Pro Max」)には、先代よりも高速で電力効率のいい「LPDDR5 RAM」が6GB搭載されるそうです。現行のiPhone 13シリーズにはLPDDR4Xが搭載されており、iPhone 14の通常価格モデルはそれを引き継ぐとのことです。

 

iPhone 14のProモデルにより高性能なLPDDR5が載ることは、有名アナリストのMing-Chi Kuo氏も予想していることです。以前のLPDDR4Xとどれほど違うかと言えば、パフォーマンスは50%、電力効率は20%高いとの説明もあります。またLPDDR5はMac用のM1 Pro/MaxやM2チップにも使われており、長時間のスタミナや高性能を支えています。

とはいえDigiTimesによれば、iPhone 14は通常価格モデルでもRAMは6GBとのこと。iPhone 13シリーズでは通常価格モデルは4GB、Proモデルは6GBでしたが。14世代では「すべてRAM 6GB、ただしメモリの種類により差別化」となるかっこうです。つまりProモデルは高性能RAMの採用により、動作もキビキビしたり、バッテリー持ちが良くなりそうです。

 

以上の話をまとめると、それぞれのモデルとRAMの組み合わせは次の通りです。

 

  • iPhone 14:6GB(LPDDR4X)
  • iPhone 14 Max:6GB(LPDDR4X)
  • iPhone 14 Pro:6GB(LPDDR5)
  • iPhone 14 Pro Max:6GB(LPDDR5)

 

これまで「同じ年のフラッグシップiPhoneは、価格と関係なくすべて同じプロセッサ」でした。が、今年はiPhone 14 Pro/Pro Maxの上位モデルのみが最新の「A16」チップを搭載し、通常モデルは前の年と同じA15 Bionicのままだとの予想が固まりつつあります

 

しかし、プロセッサが同じでも搭載RAMが増えれば、メモリに保持しておけるアプリの数も多くなり、複数を切り替えるマルチタスクの反応がサクサクになるはず。またiPhone 14世代では全モデルの自撮りカメラがパワーアップしてAF(オートフォーカス)にも対応、動画撮影のクオリティも上がるとの噂もあり、十分に価値あるお買いものとなりそうです。

 

Source:DigiTimes
via:MacRumors

iOS 15.6では「探す」でAirTagの残りバッテリー表示が消滅! 誤動作が多かったから?

アップルは21日、iOS 15.6とiPadOS 15.6を配信開始しました。この正規バージョンおよび最新の開発者向けiOS 16ベータ版にて、「探す」アプリで忘れ物トラッカーAirTagの残りバッテリー容量が表示されなくなったことが明らかとなりました。

↑AirTagと「探す」

 

直前のiOS 15.5の時点では、「探す」アプリではAirTagの名前と位置情報の下に、iPhoneのバッテリー状態のような小さなバッテリーアイコンが表示されていました。残り何%かまでは分かりませんでしたが、このアイコンでだいたい残りバッテリーの目安が分かり、それが赤くなると残量が残りわずか、そろそろバッテリーを交換する時期だと察しが付きました。

 

しかしiOS 15.6では、AirTagのバッテリー残量が極端に少なくなれば通知は来るものの、残りバッテリー表示は消えてしまいました。また最新のmacOS Monterey 12.5やwatchOS 8.7でも「探す」アプリからバッテリー残量アイコンが消えているため、これはアップルの手違いではなく、意図してやったことと思われます。

↑Image:iCulture.nl

 

そればかりか、アップルは北米向けの電池交換に関する公式サポート文書を更新し、「探す」アプリでのバッテリーアイコンに関する記述を消しています。その代わりにAirTagカードをタップし、「バッテリー残量低下」バナーが出ていないか確認するよう勧めています。

 

なお、日本向けはサポート文書はまだ更新されていないため、バッテリーアイコンの記述は残っています

 

この変更を発見したオランダのブログiCulture.nlは、AirTagのバッテリー残量表示に問題が相次いでいたために削除したのだろうと推測しています。ここ1年のうち、バッテリーが空だと表示されているのに、実際そうではないとの報告がいくつかありました

 

今後アップルが方針を改め、バッテリー残量表示を元に戻すかどうかは不明です。もしもこのままであれば、iPhoneを通じてAirTagのバッテリーがそろそろ危ういと警告を待つしかなさそうです。

 

Source:MacRumors

iPhone 11 Proがウクライナ兵士を銃弾から救う! 直撃を受けても貫通せず

いまなおロシアとウクライナの紛争が続いており、あまねく世界中で使われるアップル製品も思わぬ形で脚光を浴びることがあります。つい数ヶ月前にも、盗まれたアップル製品をiPhoneの「探す」アプリで追跡し、リアルタイムで行き先が分かったこともありました

↑Image:Reddit

 

それよりも直接的に、ウクライナの兵士がiPhone 11 Proのおかげで銃弾を防ぎ、一命を取り留めたことが報じられています。

 

海外の大手掲示板Redditには、ひびだらけのiPhone 11 Proが映し出されています。このiPhoneは兵士のプレートキャリア(防弾プレートを装着するために着るベスト)に付けられていたところ、銃弾が撃ち込まれたそうです。弾丸はiPhoneに当たったものの貫通せず、兵士を傷つけるはなかったとか。

 

もちろんプレートキャリアそのものにも銃弾をある程度は防ぐ耐久性があり、それがなければあいだにiPhoneが挟まっていてもただでは済まなかったと思われます。が、それでも兵士の胸やお腹にかけて装着されていたiPhoneが身代わりにならなければ、致命傷を負っていた可能性は少なからずあるはず。

 

2019年発売のiPhone 11 Proは、特に耐久性を高めることが意識されたモデルの1つです。側面にはステンレススチール製フレームが使われ、アップルいわく「スマートフォンが搭載したなかで最も頑丈なガラス」を備えているそうです。もともとコーヒーやジュースなど、日常でよくこぼすような液体からの保護が謳われていましたが、弾丸に対してもある程度は耐えられることが証明されたようです。

 

しかしiPhoneは防弾チョッキではなく、世界中の人々がつながり、交流を深めてともに豊かになるために開発された製品です。痛ましい傷を受けたiPhone 11 Proが報われるよう、少しでも早く平和が戻ってくることを祈りたいところです。

 

Source:Reddit

via:PhoneArena

M2 MacBook Airは512GB以上を選ぶべき? 分解動画が公開される

先週M2チップを搭載した新生MacBook Airが発売されたばかりですが、そのベースモデル(SSDが最低容量の256GB)の分解動画がさっそく公開され、内部構造や「内蔵SSDのスピードがなぜ遅いか」が解き明かされています。

↑Image:Max Tech

 

YouTubeチャンネルMax TechがM2 MacBook Air(256GB)を分解したところ、内部設計は全体的に先代のM1 MacBook Airと似ていることが確認されました。が、前モデルの後ろから前にかけて薄くなるくさび型から、箱型に近い筐体になったおかげで、より大容量のバッテリーを内蔵できるようになったと分析されています。

 

アップルの公式仕様書によると、前モデルのバッテリーは49.9Whに対して、新型モデルは52.6Whへと増量。しかし、M1モデルとM2モデルともに、1回の充電で最大18時間はバッテリーが持つとうたわれています。M2はM1よりもクロック周波数が上昇しているため、消費電力も多くなっていると思われます。

 

さて分解動画では、M2チップを含めた新たなロジックボード(マザーボード)が明るみにされています。そして256GBストレージを持つモデルでは、NANDチップが1つしかないことも確認されました。

 

この事実は、先週アップルがThe Vergeに対して「1つのチップを使って256GBのストレージを実現する、より高密度の新しいNANDを使用しています」との声明を出して認めていたことです。なぜThe Vergeがアップルに問い合わせたかといえば、ベンチマークテストでM1モデル(256GB)よりもSSDの速度が最大で30~50%も遅くなっていたためです。

 

どうしてSSDチップが1つだと遅くなるかといえば、ざっくり説明すると「1度に1つのチップしか読み書きできないため」です。2つあれば一度に2つのデータをやり取りでき、単純に計算して2倍は速くなるわけです。

 

またM2 MacBook AirでもSSDチップ(赤で囲った部分)はロジックボードにハンダ付けされており、購入してから自力で大容量に交換することはとても難しい、あるいは不可能となっています。

↑Image:Max Tech

 

ことは、単に「ストレージからデータの読み書きが遅い」だけに留まりません。Macが重い作業を処理するとき、物理RAMが足りなければ記憶領域(SSD)をRAMとして扱う「仮想メモリー」を利用します。つまりSSDの速度が遅ければ、事実上RAMのアクセスも遅くなり、ひいてはMacBook全体の動きが激重になりかねないわけです。

 

このことから、やはりM2 MacBook Airを買われる人は最低限の256GBストレージを避けて、512GB以上を選んだ方がよさそうです。

 

修理業者サイトiFixitは、いずれM2 MacBook Airの詳しい分解動画を公開するはず。そちらも心待ちにしたいところです。

 

Source:Max Tech(YouTube) 
via:MacRumors

アップル、故障が多かったMacキーボード訴訟に70億円の和解金を支払い。無償修理プログラムも提供中

アップルは、MacBookの旧モデルに付いていたバタフライキーボードの欠陥に関する集団訴訟につき、5000万ドル(約70億円)を支払って和解することに同意したと報じられています。

↑View Butterfly Keyboards/Shutterstock

 

問題のバタフライキーボードは、2015年の12インチMacBookで初採用され、2016年以降のMacBook ProやMacBook Airにも数年にわたって搭載されていました。それ以前のキー懸架(けんか)機構からアップルが「バタフライ構造」と称した機構となり、非常にキーストロークが薄くなっています。

 

おかげでMacBookの筐体は薄くなったものの、特定のキーが効かなくなる、文字が勝手に反復入力される、押したキーがスムーズに返ってこないなどの苦情が相次ぎました。一応は毎年のモデルで改良された跡はありましたがトラブルは絶えず、2018年には初の集団訴訟が起こされています

 

最近のモデルでは2019年のMacBook ProやMacBook Airが該当しており、アップルも無償修理プログラムを提供しています。この不具合の影響を受けたMacのリストは和解案の最初のページに書き連ねられていますが、基本的には「2015年から2019年までのMacBookシリーズ、ほぼ全て」(2019年発売の16インチMacBook Proを除く)です。

 

まだ裁判官が和解案を承認する手続きが残っていますが、バタフライキーボードで悪戦苦闘した人々にとっては、ようやくトンネルの出口が見えてきたようです。アップルも16インチMacBook Pro(2019)以降ではシザー式、つまり以前の懸架機構(の改良版)に戻しており、これ以上のトラブルはご免だと思っていたのかもしれません。

 

和解金を受け取れるのは米カリフォルニア州、ニューヨーク州、フロリダ州、イリノイ州、ニュージャージー州、ワシントン州、またはミシガン州に住んでいるユーザーに限られます。それ以外の米国の州や国々の人々は、この和解の対象となる「集団」には含まれません。

 

支払い予定額は「最大50ドル~395ドル」とされていますが、実際の取り分は和解に参加する人の数によって(頭割りで)変わります。また、5000万ドルのうち最大30%が弁護士費用に充てられ、その他の雑費もさっ引かれた残りが各ユーザーに割り振られます。

 

直接に日本在住ユーザーに関係ない和解ではありますが、上記のキーボード修理プログラムは国境を超えて受けられます。すでに有償でキーボードを交換していた場合でも(おそらくハードウェア設計によるため、「同じ部品」を交換しても問題は解決しない可能性が高いのですが)こちらから問い合わせて返金を受けられるかもしれません。また、無償修理は対象となるモデルを買ってから4年間に限られます。

 

Source:Reuters
via:The Verge

Apple Arcade、まもなく15本のゲームを削除! 遊べるうちに遊んでおこう

これまでアップルのゲーム定額サービス「Apple Arcade」は次々とゲームを追加し、ラインアップを充実していることが強調されていました。が、まもなく15本のゲームが消されることが公式に予告されています。

↑Apple Arcade

 

これは、モバイルゲーム情報サイトTouchArcadeが最初に発見したことです。実際、日本版のApp StoreアプリでもApple Arcade内に「まもなく配信終了」タブが追加され、去って行くゲームのリストが記載されています。

Image:Apple

 

記事執筆時点(7月19日)では、これらのタイトルがいつ削除されるのか、また入れ替わりに追加されるタイトルは何かは明らかにされていません。ただ「まもなく」ということで、近いうちに消されることは確実のようです。

 

Touch Arcadeによれば、Apple Arcadeがゲームを削除することは前にもあったものの、アップルがわざわざ告知するのは今回が初めてだそうです。

 

まもなくApple Arcadeにサヨナラする予定の15本は、次の通りです。

  • Dread Nautical
  • 少女とエルダーツリーの秘密
  • Towaga: Among Shadows
  • バトルスカイブリゲード:ハープナー
  • Lifeslide
  • Over the Alps
  • Cardpocalypse
  • Various Daylife
  • Dead End Job
  • Spidersaurs
  • EarthNight
  • Spelldrifter
  • Projection: First Light
  • Don’t Bug Me!
  • Explottens

これらのゲームが削除されたとして、いくつかの疑問が残っています。たとえば、改めてApp Storeに完全版が公開されて買うことができるのか? Xboxゲームパスなど他のゲームサブスクと同じように、消された後は全く遊べなくなるのか? あるいはセーブデータがどうなるのかも気になるところです。

 

初期のApple Arcadeは、なじみのないオリジナル作品ばかりでした。が、最近は『太鼓の達人 Pop Tap Beat』や『Sonic Dash+』、『Angry Birds Reloaded』など有名IPもののほか、「ファイナルファンタジー」シリーズの坂口博信氏による『Fantasian』などのビッグタイトルが揃いつつあります。それらもいつ消えるか分からないため、遊べる内に遊んでおくとよさそうです。

 

Source:TouchArcade
via:9to5Mac

「iPhone 14」のテスト生産がスタート! 8月に量産、9月に発売のうわさ

今年秋、おそらく9月に「iPhone 14」シリーズの発売が迫るなか、アップルはすでにテスト生産をスタートし、来月には量産するとの噂が報じられています。

↑今年も新iPhoneの発売に注目が集まりつつあります

 

中国メディアITHomeの事情通によると、アップルは秋(9月)に出荷できるよう、8月の大量生産をめざし、昨年と同じスケジュールでiPhone 14のテスト生産を開始したそうです。

 

またITHomeいわく、iPhone 13の売れ行きは好調ながら、米ウォール街のアナリストらはiPhone 14の売れ行きはさらに良くなると見ているそうです。しかし、これはまさにウォール街のアナリストであるブライアン・ホワイト氏の「経済が弱くインフレの中で、iPhone 14は苦戦する」との予測と矛盾しています。

 

ただし、世界的にスマートフォンの販売台数が落ち込んでいるなかで、アップルの現行ラインアップ(iPhone 13シリーズ)がトップの売れ行きというのは、ほかの情報源も伝えていることです。

 

特に中国では新型コロナによる都市封鎖が終わり始めて売上は絶好調で、アナリストのクリシュ・サンカー(Krish Sankar)氏もそれがiPhone 13がライフサイクルの後半で勢いを保つのに役立っていると述べていました

 

またITHomeによれば、アップル自らもiPhone 14がより良い結果を出すと考えているそうです。もともとiPhoneのフラッグシップ機はスマートフォンのハイエンド市場を主力としているため、懐に余裕のある裕福なユーザーにはほとんど影響がないと見込んでいるのかもしれません。

 

しかし、iPhone 14シリーズは全モデルとも13世代より100ドル値上げになるとの噂や、通常価格モデルの「iPhone 14」や「iPhone 14 Max」はプロセッサーやカメラ性能がProモデルと大差が付けられるとの予想もあります。

 

そうなると、9月以降もiPhone 13シリーズは(値下げされて)売れ続ける。ただしiPhone 14シリーズはあまり売れない……という展開もありえそうです。

Source:ITHome
via:9to5Mac

M2 MacBook Air、256GBモデルのSSD速度が遅いと判明。やはり512GB以上が買いかも

M2チップを搭載した新型MacBook Airは本日(15日)発売ですが、さっそく試用レビューが公開されました。先に貸し出された海外メディアによるものですが、ベースモデル(ストレージ256GB)のSSDアクセス速度が遅いと指摘されています。

↑Image:Apple

 

テックメディアThe Vergeが確認したところ、アップルは「256GB SSDのベンチマークは前世代と比較して違いを示すかもしれませんが、現実世界での運用ではM2ベースのシステムの性能はさらに高速です」との声明を出しています。

 

先月、やはりM2 13インチMacBook Pro(ストレージ256GB)も先代のM1モデルと比べて、SSDの読み込み速度が最大50%、書き込み速度が最大30%低下することが判明していました 。

 

なぜ遅くなったかといえば、M1モデルでは2つの128GBチップを使っていたのに対して、M2モデルでは1つの256GBチップに変更しているためです。もっとも512GB以上の構成では、複数のNANDチップを搭載しているため、これまで通りの速度が出せるようになっています。

 

アップルの声明が、実世界でのSSDの動作がベンチマークよりも速いと言っているのか、それともMac全体の性能について言及しているのかは不明です。ちなみにM2 13インチMacBook Proのベースモデルでは、実際に使ってみてもSSDの速度が遅いという結果が出ていました。

 

SSDの速度は仮想メモリーのスワップにも影響を与えるため、RAMが少ないモデルで多くのアプリを同時に使ったり、Webブラウザーのタブを大量に開いたりすると、全体の動作がモッサリする可能性もあります。そういう事態を避けたいのであれば、最低でも512GBのストレージ構成を選ぶことをおすすめします。

 

またThe Vergeは、M2 MacBook Airはファンレス設計のため、負荷が高くてCPU温度が上がりやすい作業をするとスロットリング(システムの破損を防ぐため、高温になると動作速度を下げるしくみ)が働いて性能が落ちることを報告しています。

 

とはいえ、Webを見たりSlackや電子メールを使ったりするぐらいでは差し支えはなく、M1モデルと同じぐらいバッテリー持ちがいいとのことです。8K動画やRAW写真を編集するなど重い作業をするつもりがなければ、M2 MacBook Airはいい相棒となりそうです。

Source:The Verge
via:MacRumors

M2搭載MacBook Airレビュー! 欲しくなる3つのポイントと注意点をチェック

アップルが約14年半ぶりにデザインを一新した「MacBook Air」を、7月15日に発売します。本機のどこが先進的で、ユーザーはどう快適さを感じられるのか? ファーストインプレッションをレポートします。

↑約14年半ぶりにデザインを一新した2022年モデルのMacBook Air

 

大きく変わった新デザインはスタイリッシュ&実用的

MacBook AirはアップルのモバイルPCの中で最も薄く・軽量で、ポータビリティの高さが特徴のシリーズです。ビジネスパーソンからクリエイター、学生にまで、MacBookシリーズのエントリーモデルとして広く親しまれてきました。

 

見た目も特徴的で、アップルが2008年に発売した最初のモデル以来、MacBook Airは本体のパネルを閉じた状態で、先端に向かって形状がシャープになる「ウェッジシェイプデザイン」を受け継いできました。

 

ですが、新しいMacBook Airはデザインが大胆に変更されています。パネルを閉じた状態で、全体の厚さが均一に1.13cmとなるフラットデザインを採用。新たなトレードマークとしており、2020年に発売されたM1搭載MacBook Airと持ち比べてみると、薄さを実感できます。

↑全体が均一に薄いフラットデザインになりました

 

また、質量は50gほど軽くなりました。ただ、こちらはすぐに気が付く変化ではありません。

↑新旧モデルのMacBook Airを並べてみるとデザインの違いがよくわかります

 

↑新色の「ミッドナイト」。光のあたり方によって青みが強く映えます

 

ディスプレイのサイズも、M1搭載MacBook Airに比べてわずかに大きくなりました。13.6インチのLiquid Retinaディスプレイは、画面上部中央を切り欠いてカメラユニットなどを載せたデザインとしています。

 

カメラユニットの左右にmacOSやアプリのメニューが表示されるので、たとえばExcelのスプレッドシートやWebブラウザーなど、アプリケーションのコンテンツ情報が従来よりも少し多めに表示できます。

 

動画を再生するとカメラユニットの左右部分は画面が暗くなりますが、切り欠きの部分が煩わしく感じられることはありません。ここが同じ切り欠きを持つオールスクリーンデザイン搭載のiPhone 13シリーズとの違いです。

↑トップフレームのギリギリのところにメニューバーが表示されるので、Excelのスプレッドシートなどのコンテンツを画面上に広く展開できます

 

Magic KeyboardはM1搭載MacBook Airと同じシザー構造です。タイピングの手応えは、新しいMacBook Airの方が、わずかにキーストロークが浅くなったようですが、長時間タイピングしても大きく差を感じることはありません。

 

見どころは、ファンクションキーとTouch IDを内蔵する電源キーがフルハイトサイズになったことでしょう。また、各キーが大きめなので、スムーズにタイピングできる安心感があります。

↑フルハイトの大きさになったファンクションとTouch IDを搭載する電源キー

 

新しいMacBook Airに「買い換えたくなる3つのポイント」

筆者はふだん、M1搭載MacBook Airを仕事のメインにしていますが、新しいMacBook Airを試用したところ、以下3つの点から買い換えたくなっています。

 

ひとつは電源ケーブルのコネクターにMagSafeが採用されたことです。マグネットで着脱するコネクターなので、うっかりケーブルに足をひっかけて本体を壊す心配から解放されます。

 

さらに、MagSafeで給電・充電をしながらでも2つのUSB-Cポートがフリーになるので、USBアクセサリーをつないだり、iPhoneやApple Watchの充電に使えたりするところもすごく便利です。

↑電源にMagSafeコネクターが復活したおかげで、2基のUSB-Cポートがほかの用途に使えるようになります

 

もうひとつは、先にも触れたとおり、画面の表示領域が広くなったこと。いつものテキストタイピングや写真の加工編集がより楽に感じられます。Apple TV+やNetflixの動画視聴もすこぶる快適です。

 

最後は、新しい4スピーカーサウンドシステムです。サウンドの切れ味が鋭く、クリアになりました。音像定位も明瞭になっているので、音楽コンテンツのボーカル、映画のダイアローグ(セリフ)がキリッと冴え渡って聞こえます。空間オーディオのコンテンツも、内蔵スピーカーで聞くと音場の立体感がとても豊かに感じられました。

 

新しいMacBook Airならば、自宅で音楽や映画を楽しむ際にはヘッドホンやイヤホンを使わずに内蔵スピーカーで聴きたくなると思います。

↑空間オーディオに対応するApple TV+のオリジナルコンテンツも、MacBook Airの内蔵スピーカーにより立体的なサウンドを楽しめます

 

購入検討前に真剣に吟味したいポイントは?

デザインの一新や、使ってみるとわかるポイントなど、新しいMacBook Air には多くの魅力があります。一方で気を付けるべき点もあります。新規に購入、あるいは旧モデルからの買い換えなどで吟味されている方のために、筆者が比較検討の際に気を付けるべきと考えるポイントにも触れたいと思います。

 

まずは価格です。MacBookシリーズの中で、「Air」は最も安価に買えるマシンであることからエントリーモデルとして親しまれてきました。今度の新しいMacBook Airは基本構成モデルの価格が16万4800円(税込)からとなり、M1搭載MacBook Airから3万円高くなっています。

 

続いてバッテリーの持続性能。新しいMacBook Air は、M1搭載MacBook Airと同じ約18時間の連続使用に対応しています。実際に使ってみると、フル充電の状態から、途中休ませながら使えば1日以上は追加でチャージをしなくてもバッテリーが持ちました。

 

また、新しいMacBook Airの内蔵バッテリーは高速充電にも対応しています。ただしパッケージに付属するUSB-C電源アダプターでは高速充電ができないため、別途67W以上のアダプターを買いそろえる必要があります。ここは注意したいところ。

↑MacBook Airに同梱される電源ケーブル。10コアGPU搭載/512GBストレージを選択した場合には「デュアルUSB-Cポート搭載35Wコンパクト電源アダプタ」が付属します

 

もうひとつは、ビデオ通話などに使う機会も多くあるFaceTime HDカメラ。ここはイメージセンサーの解像度が720pから1080pに向上しています。ただ、筆者がFaceTimeやZoomなどのアプリケーションで試してみた限りでは、カメラ映像の解像感が劇的に向上する感じはありませんでした。

 

とはいえ、太陽の光が強く当たる部分など、映像の明部の白飛びは、新しいM2チップに統合されている画像信号プロセッサーが巧みに抑えて、バランスの良い画質に整えてくれます。

 

また、とてもスリムなデザインが魅力的であることについては冒頭でお伝えしましたが、このボディの薄さを損なわない本体ケース/プロテクターを見つけることは発売当初困難かもしれません。筆者はMacBookに細かな傷が付くのが嫌なのでプロテクターを使う派なのですが、もし新しいMacBook Airに買い換えたらスリーブタイプのケースに乗り換えるしかないと考えています。

 

最後に、MacBookのパネルにiPhoneを合体させて、FaceTime HDカメラのように使える、macOS Venturaの新機能「連係カメラ」を利用するときに、新しいMacBook Airだとパネル側に負担がかからないか若干心配です。

↑iPhoneをMacの外付けカメラのように使える「連係カメラ」。極薄のMacBook AirのパネルにもiPhoneをしっかりと装着できるアダプターが発売されることを期待しましょう

 

アップルはMacBookの本体を十分頑丈に作っているから心配無用だと思いますが、この機能の使い勝手はまた試せる機会が訪れたときに報告します。

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

「Apple Watch Series 8」の価格が14万円越え? 「あまり売れない」と著名アナリストが予測

2022年の秋には新型Apple Watchが3種類も用意され、そのうちエクストリームスポーツ向けの大型で頑丈なモデルは「Pro」ブランドになると予想されています。画面の大きさは対角で約2インチ、これまでのケースモデル表記にすれば47mmになるとの試算も。しかし、このデカい「Apple Watch Pro」は少量しか生産されず、小売価格は高くなるかもしれないとアナリストが予測しています。

↑Apple Watch Pro 8は希少性が高いかも(画像はApple Watch Series 7)

 

これは信頼性の高いディスプレイ専門アナリストのRoss Young氏が、YouTube番組「The MacRumors Show」の最新エピソードで語っていること。同氏は、アップルが「1.99インチの大型ディスプレイを搭載したApple Watch Series 8」モデルを2022年の第3四半期にわずか100万台しか出荷しないと見積もっています。

 

それに対して、45mmモデルのApple Watch Series 8は400万台もの出荷が予想されるとのこと。つまり、新しい大型のApple Watchの価格には、あまり売れないことを織り込んでいる可能性が。

 

この見通しは、大手メディアBloombergの名物記者・Mark Gurman氏が、新型Apple Watchは900~999ドル(約12万4000円〜13万8000円※)の価格帯になると予想したことを裏付けています。また、同氏は画面が衝撃に強くて割れにくくなり、バッテリー持続時間も長くなるとも述べていました

※1ドル=約138円で換算(2022年7月14日現在)

 

アップル製品で999ドルといえば、ちょうどiPhone 13 Proの開始価格と同じ。いまiPhone 13 Proのアップル公式価格は日本円で14万4800円(税込)ですが、15万円近い「Apple Watch」が大ヒットするとは考えにくいかもしれません。

 

Source:MacRumors