iPhone 17は“スリムモデル”登場!? カメラ機能も刷新し、さらに売れそうな予感!

2025年に発売される「iPhone 17」シリーズは、スリムモデルの登場やカメラ機能の刷新により、さらなる売り上げの増加が見込めると、アナリストのJeff Pu氏が報告しています。

↑9to5Macより

 

Pu氏によれば、iPhone 17ではリフレッシュされたデザインが採用されるとのこと。これは、以前から噂されている薄型ボディを採用した「iPhone 17 Slim(あるいはiPhone 17 Air)」に相当する可能性があります。

 

iPhone 17ではそのほかにも、全ラインナップで2400万画素の前面カメラを搭載。iPhone 17 Proでは光学ズーム性能をさらに向上させる、4800万画素のペリスコープカメラが搭載されます。また、iPhone 17 Proの「Dynamic Island」はより狭くなり、12GBのRAMを搭載するようです。

 

そして今年の秋に発売される「iPhone 16」シリーズでは、Pro/Pro Maxにて6.3インチ/6.9インチのディスプレイを搭載し、全モデルが「A18」チップと8GB RAMを搭載するとみられます。また、iPhone 16/16 Plusにはアクションボタンが搭載され、背面カメラは縦型レイアウトになるといわれています。iPhone 16 ProはWi-Fi 7に対応し、5倍のペリスコープレンズが採用されるようです。Proモデルでは4800万画素の超広角カメラが搭載され、カメラコントロール用の新しいボタンも登場するとのことです。

 

毎年進化を続けるiPhoneシリーズですが、iPhone 17ではスリムバージョンが登場するなど、より節目となるモデルとなるのかもしれません。

 

Source: 9to5Mac

ディスプレイサイズは30インチ以上!? 大型iMacが開発中の噂

Apple(アップル)が30インチを超えるディスプレイを搭載した大型の「iMac」を開発していることを、 Bloomberg(ブルームバーグ)のMark Gurnam(マーク・ガーマン)記者が報告しています。

↑Hadrian / Shutterstock.comより

 

現在、Appleは24インチのiMacを販売していますが、過去には27インチのiMacやハイエンドモデルの「iMac Pro」も存在していました。また外部ディスプレイとして、27インチの「Studio Display」や32インチの「Pro Display XDR」も販売しています。

 

今回の報道では、大型な次期iMacの詳細や発売時期に関する情報は伝えられていません。それでも、Appleが30インチを超えるサイズのディスプレイを搭載したiMacを開発中だという噂は、以前から伝えられていました。

 

Gurman記者は、大画面iMacに「M4」チップが搭載されるかどうかはわからないと述べています。2025年には「MacBook Air」や「Mac Pro」、「Mac Studio」にM4が搭載されることが予測されており、同年に大画面のM4 iMacがリリースされる可能性があります。あるいは、2026年以降の「M5」が大画面のiMacに搭載されるのかもしれません。

 

27インチiMacやiMac Proの販売が終了し、大画面モデルの投入を待っているiMacファンは多いはず。今後のさらなる製品展開に期待したいものです。

 

Source:  Bloomberg via MacRumors

お値段約15万円!? アップルが卓上ロボットを2026年に発売するかも

Apple(アップル)が卓上ロボットデバイスの開発を進めており、2026年に1000ドル(約15万円)前後で発売する予定だと、 Bloomberg(ブルームバーグ)が報じています。

↑MacRumorsより

 

報道によれば、Appleの卓上ロボットデバイスは「iPad」のようなディスプレイを「細いロボットアーム」に搭載し、ディスプレイを上下に傾けたり、360度回転したりできるとのこと。機能としてはスマートホームのコマンドセンターや、「FaceTime通話」などのビデオ会議マシン、ホームセキュリティの監視ツールとして機能すると報告されています。

 

さらにこの卓上ロボットは「Siri」と人工知能機能「Apple Intelligence」を活用し、さまざまな音声を認識し、室内のユーザーの方向を向くようにディスプレイを自動的に向けることができるのです。

 

報道によれば、Appleはしばらく前からこのアイディアを検討していたものの、最近になってこのデバイスの開発を優先したとのこと。製品は2026年か2027年にも発売される可能性があり、価格は1000ドル程度まで下げることを目標としているが、開発の進行に応じて計画が変更される可能性もあるそうです。

 

1000ドルという価格設定に若干の不安を覚えないでもないですが、Appleから魅力的なホームデバイス製品がリリースされることを期待したいものです。

 

Source:  Bloomberg via MacRumors

Apple Intelligenceの無料提供は2027年まで? その後は有料プランに!?

Apple(アップル)の人工知能機能「Apple Intelligence」が少なくとも2027年までは無料で提供されるとの予測が、Power On Newsletterに投稿されています。

↑Appleより

 

Apple Intelligenceは「iOS 18」「iPadOS 18」「macOS Sequoia」に搭載される機能で、言語や画像を理解して生成したり、複数のアプリでアクションを実行したり、日々のタスクをシンプルにすることができます。今年秋にリリースされるApple Intelligenceは、無料にて提供が開始される予定です。

 

Power On Newsletterによれば、Apple Intelligenceに課金したいと思えるほど魅力的な機能が備わるまでは、おそらく何年もかかるだろうとのこと。そして有料で購入する価値がある製品になるには「3年かかる」、つまり2027年になると予測しているのです。

 

Bloomberg(ブルームバーグ)は先月、Appleが月額料金を支払ってアクセスできるアドオン機能を備えた「Apple Intelligence+」のようなものをを開発していると報じていました。Appleは「iCloud」にて有料プランの「iCloud+」を提供しており、Apple Intelligence+もこれに準じたものになる可能性があります。

 

Counterpoint Researchでアナリストを務めるNeil Shah氏は最近、AppleがApple Intelligenceに10ドル~20ドル(約1500円~2900円)を請求し、「Apple One」の一環として提供すると予測しました。もし有料プランが提供されるなら、それに見合った機能を追加して欲しいものです。

 

Source: Power on Newsletter via MacRumors

最強か! 次期iPhone SEは14風デザイン、Apple Intelligenceに対応!?

2025年初頭に発売といわれている「次期iPhone SE(iPhone SE 4)」は「iPhone 14」風のデザインとなり、人工知能機能「Apple Intelligence」に対応すると、Mark Gurman(マーク・ガーマン)記者が報告しています。

↑ALDECA studio / Shutterstock.comより

 

次期iPhone SEに関しては、以前にもiPhone 14がベースとなるとの情報が伝えられていました。また画面は6.1インチに大きくなり、顔認証機能「Face ID」や有機ELディスプレイ、アクションボタンやUSB-Cポートを搭載すると予測されています。

 

Gurman記者によれば、次期iPhone SEではApple Intelligenceが実行できる新しいプロセッサが搭載されるとのこと。また外観はiPhone 14に似ており、より鮮明な有機ELディスプレイが搭載されるとも指摘しています。

 

なお、Apple Intelligenceは「iPhone 15 Pro/Pro Max」や、「M1」チップ以降を搭載したiPadとMacで利用できます。iPhone 15 Pro/Pro Maxには「A17 Pro」チップが搭載されており、次期iPhone SEにもそれに相当するパワフルなチップが搭載される可能性があります。

 

以前には、本体価格の上昇も噂された次期iPhone SE。しかし、それに見合う大幅なアップグレードを期待しても良さそうです。

 

Source: Bloomberg via 9to5Mac

Apple Vision Pro廉価版は来年発売? アップルのスマート眼鏡も登場するかも

Apple(アップル)がスマートグラス(スマート眼鏡)の開発を継続していることを、 Bloomberg(ブルームバーグ)が報じています。また、空間コンピューター「Apple Vision Pro」の廉価版も来年発売されるようです。

↑eduardonunez / Shutterstock.comより

 

今回の報道によれば、AppleのスマートグラスはMeta(メタ)とRay-Ban(レイバン)のコラボレーションによる「Ray-Ban Meta Smart Glasses」に似ているとのこと。つまりレンズへの画面表示機能はなく、音声で操作するデバイスとなるようです。

 

一方で、レンズに情報を表示できるスマートグラスについては「真のAR(拡張現実)メガネを作るというアイディアは、技術的な課題のため棚上げになっている」とも付け加えています。

 

さらに、Apple Vision  Proの廉価版も「おそらく来年早々に」出荷する予定だと指摘しています。これについて報道では、「このカテゴリのデバイスはまだ消費者の心を掴んでおらず、廉価版が1500ドル(約22万円)未満にならない限り、ニッチな製品のままでしょう」と、懐疑的な見方をしています。また第2世代のApple Vision  Proの開発も継続しているものの、リリース時期は不明だと伝えています。

 

Apple Vision Proは国内価格が59万9800円と極めて高価な製品でしたが、廉価版はせめてその半額程度で発売されて欲しいものです。

 

Source:  Bloomberg via 9to5Mac

M4 Mac mini、アップル史上最小のコンピューターに? Apple TVと同等のサイズ感になるらしい

Apple(アップル)が今年後半に投入する「M4 Mac mini」は、完全に再設計され同社史上最小のデスクトップコンピューターになることを、 Bloomberg(ブルームバーグ)が報じています。

↑Hadrian / Shutterstock.comより

 

報道によれば、新しいM4 Mac miniは2010年以降初の大きなデザイン変更となり、セットトップボックス「Apple TV」に匹敵する小型化を実現するとのこと。なお、本体の厚さは現行モデルの1.4インチよりも若干分厚くなるようです。また、プロセッサにはM4およびM4 Proが搭載されます。

 

M4 Mac miniはアルミニウム製の本体で、背面には少なくとも3個のUSB-Cポート、電源ケーブル用のスペース、HDMIポートを搭載。M4を搭載したベースモデルは今月にサプライチェーンから出荷が開始される予定ですが、ハイエンドモデルは10月まで準備が整いません。なお、発売は年内を予定しているようです。

 

AppleはM4チップですべてのMacを統一すると予測されており、今後は「MacBook Air」「MacBook Pro」「iMac」「Mac Studio」「Mac Pro」にM4が搭載される予定です。次期Mac miniがどれだけの小型化を実現するのか、今から実に楽しみですね!

 

Source:  Bloomberg via MacRumors

iPhone 16、アップルが生産増強体制に? フォックスコンが2週間で5万人の新規労働者を雇用と報じられる

Apple(アップル)が「iPhone 16」の需要の高まりを見込み、生産を担当するFoxconn(フォックスコン)が2週間で5万人の新規労働者を雇用したことを、BusinessKoreaが報じています。

↑Diego Thomazini / Shutterstock.comより

 

報道によれば、AppleはiPhone 16の販売数の増加を見込んで、その生産量を10%増やしたとのこと。これにより、iPhone 16の総生産数は9000万台に達するようです。またiPhone 16を製造するFoxconnの工場は、現在フル稼働をしています。

 

Foxconnの鄭州工場はAppleのグローバルサプライチェーンの中心であり、iPhone生産の約80%を担っています。iPhone生産のピークシーズンは8月に始まり12月まで続くため、この期間の生産量の増加に対応するためにも、労働者の採用活動は不可欠です。

 

地元メディアはFoxconnが採用のために、8月から時給を最大25元(約510円)引き上げ、また採用ボーナスも7500元(約15万円)に引き上げたことを報じています。

 

さらにAppleは、iPhone 16シリーズからインドでも多様なiPhoneの生産を開始する計画だと報じられています。iPhoneの快進撃は、今後も続くことになりそうです。

 

Source: BusinessKorea via MacRumors

有機EL iPad Airに一歩前進!? ディスプレイサプライヤーが決定か

Apple(アップル)が2026年の「iPad Air」に搭載される有機ELディスプレイの主要サプライヤーとして、Samsung Display(サムスンディスプレイ)を選択することを、韓国ニュースサイトのThe Elecが報じています。

↑DenPhotos / Shutterstock.comより

 

現在のiPad Airには、通常の液晶ディスプレイが搭載されています。一方で今年5月に発売された「M4 iPad Pro」には、より先進的なタンデム構造による有機ELディスプレイが初めて搭載されました。

 

実はSamsung Displayは、M4 iPad Proの有機ELディスプレイを提供しています。そしてライバルのLG Displayよりも生産能力が大きいことから、将来のiPad Airの有機ELディスプレイを提供することになったのです。

 

さらに2026年には、iPad miniの有機ELディスプレイもSamsung Displayが提供すると報告されています。調査会社のOmdiaは2026年にiPad Airが、そして2027年にはiPad miniが有機ELディスプレイを搭載すると報告しています。さらに、iPad miniは画面サイズが8.3インチから8.7インチに大きくなることも予測されています。

 

iPhoneシリーズに続き、有機ELディスプレイを採用したiPad Pro。この流れは、いずれiPad AirやiPad miniにもやってくることになりそうです。

 

Source: The Elec via MacRumors

無料アプリのダウンロードで毎回パスワードを入力するのが面倒? そのひと手間、実は省けます【Macの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「Mac App Storeで無料アプリをパスワードなしでダウンロードする方法」です。

 

 

Mac App Storeで新しいアプリをダウンロードする際に、毎回パスワードを入力するのは手間ですよね。Touch IDを搭載したMacBookやMagic Keyboardならワンタッチで済むとはいえ、それすら面倒に感じる人もいるかもしれません。

 

そこで今回は、Mac App Storeから無料のアプリをダウンロードする際に、Touch IDの操作やパスワード入力をしないですませる方法をご紹介します。

 

まず、[]メニューから「システム設定」を開きます。

 

次に、サイドバーの最上部にある「Apple ID」を選択し、右側で「メディアと購入」をクリックします。

 

Touch IDを使っているユーザーは「Touch IDを使って購入」をオフにします。

 

すると、「無料ダウンロード」および「購入とアプリ内課金」という項目が表示されるので、「無料ダウンロード」のポップアップメニューを「常に要求」から「要求しない」に変更し、システム環境設定を閉じましょう。

 

これ以降は、Mac App Storeから無料のアプリをダウンロードする際、「入手」ボタンをクリックした後に「インストール」ボタンをクリックするだけで、パスワード入力しなくても即座にダウンロードが開始します。

 

なお、「Touch IDを使って購入」のオプションをオンにすると、このオプションは使えず、無料ダウンロードを行う際にはTouch IDが要求されます。

 

また、「無料ダウンロード」の下にある「購入とアプリ内課金」は、有料アプリの購入やアプリ内課金を行う際にパスワードの入力を要求するかどうかを設定する項目です。セキュリティ上の観点から「常に要求する」にしておくか、あるいは最後の購入から15分以上経過した場合にのみ入力を求める「15分後に要求」を選択しておくことをおすすめします。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

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次期「Apple Watch SE」はプラスチック製になる!?

次期「Apple Watch SE」に硬質プラスチック素材が採用されると、海外メディアで報じられています。

↑コストダウンに期待

 

2022年9月に発売された現行モデルのApple Watch SEは、本体素材としてアルミニウムを採用。画面サイズは40mm/44mmの2種類で、「S8 SiP」チップを搭載しています。上位モデルの「Apple Watch Series 8/9」と異なり、血中酸素濃度や心電図、皮膚温度の測定はできません。

 

米ブルームバーグによれば、次期Apple Watch  SEではアルミニウムの代わりに硬質プラスチック素材が採用される可能性が、ますます高まっているとのこと。硬質プラスチック素材はコストを抑えることができるので、次期Apple  Watch SEの低価格も期待できそうです。

 

アップルは以前、プラスチック素材を採用した「iPhone 5c」を発売したことがありました。iPhone 5cではカラーが鮮やかなブルー、イエロー、ピンク、グリーン、ホワイトで展開されたので、次期Apple  Watch SEでも同様にカラフルなモデルが登場するかもしれません。

 

現行モデルのApple Watch SEはGPSモデルが3万4800円〜、GPS+Cellularモデルが4万2800円〜と、子ども向けに購入するには若干高額なことも確か。次期モデルでは硬質プラスチック素材の採用により廉価になるのでしょうか?

 

Source: Bloomberg via MacRumors

M4搭載の「MacBook Pro」などが2024年中に登場!?

アップルは「M4」チップを搭載した新型の「MacBook Pro」「Mac mini」「iMac」を今年後半にリリースすると、米ブルームバーグが報じています。

↑M4移行計画が進行中

 

今年5月、アップルはM4を搭載した「iPad Pro」を発売しました。M4は電力効率が向上した第2世代の「3nm」プロセスで製造されており、消費電力と性能が向上。以前のiPad Proに搭載されていた「M2」と比較し、CPUは1.5倍高速で、半分の電力で同じ性能を発揮できるとされています。

 

ブルームバーグによれば、アップルは全MacをM4にアップグレードする準備を進めており、まずは今年後半にMacBook Pro、Mac mini、iMacがM4に移行するとのこと。2025年には「MacBook Air」や「Mac Pro」「Mac Studio」がそうなると言います。

 

興味深いことに、M4ではAIタスクの処理を担当するNeural  Engineの強化が主な改良点となる一方、「より劇的な変更が加えられるMacが少なくとも1モデル存在する」とブルームバーグは指摘しています。さらに、今後は「最も薄く、最も軽い製品」が各カテゴリーで登場するとのこと。

 

M4 iPad Proのリリース後では、若干インパクトが薄い印象もありますが、それでも、よりパワフルなMacの登場に期待したいです。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

次期「iPhone 16」のお披露目、Apple Intelligenceに合わせる? 名物記者の予想は…

次期「iPhone 16」シリーズが例年通りのスケジュールで発売されるなら、その発表日は9月10日の火曜日になる可能性が高い。米ブルームバーグのマーク・ガーマン記者がそう報じています。

↑次も例年通り9月にお披露目らしい

 

近年のiPhoneシリーズは「iPhone X」のような例外を除き、9月に発表され、同月に発売されてきました。アップルは2011年に新サービス「iCloud」「Siri」を立ち上げるために、iPhoneの発売時期を6月から10月に変更したとガーマン記者は述べています。

 

今年のiPhone 16では、人工知能を活用した「Apple Intelligence」が導入される予定。そのApple Intelligenceは、10月にリリースされる「iOS 18.1」でユーザーに正式に提供される予定ですが、これに合わせてiPhone 16の発売日が10月になることはないとガーマン記者は指摘しているのです。

 

iOS 18.1のApple Intelligenceでは、テキストの校正や書き直し、要約のためのライティングツール、Type to Siriを備えた新しいSiriのインターフェイス、メールの要約やスマート返信などのメールとメッセージアプリの改善、電話の通話録音、メモやその他のアプリでの音声文字変換などが含まれる予定です。

 

そんなApple IntelligenceがどれだけiPhone 16の売り上げを押し上げるのかにも注目です。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

アップル、Safariに「集中力」を高める新機能を導入!

アップルは「iOS 18」「iPadOS 18」「macOS Sequoia」のベータ版において、「Safari」ブラウザに「Distraction Control(集中制御)」という新機能を導入しました。

↑コンテンツに集中!

 

Distraction Controlは、サインインのためのウィンドウや、Cookieの設定ポップアップ、ニュースレターの登録バナー、自動再生ビデオなど、ウェブサイトから注意を逸らすような要素を削減するための機能です。これにより、ユーザーはよりウェブサイトのコンテンツに集中することができます。

 

Distraction Controlはウェブサイトの静的なコンテンツを非表示するもので、広告ブロッカーと異なります。たとえ広告が一時的に非表示になったとしても、ウェブページが更新されると広告が再表示されます。つまり、定期的に変更されるウェブサイトの要素を想定したものではありません。

 

SafariでDistraction Controlを有効にするには、ページメニューから「集中を妨げる項目を非表示にする」を選択。また、Safariの検索フィールドから「非表示の項目を表示」を選択することで、非表示にされた要素をすべて表示することができます。

 

快適なウェブサーフィンを妨げる、サインインのためのウィンドウやCookieの設定ポップアップ。これらを非表示にできるだけでも集中するのに役立ちそうです。

 

Source: MacRumors

アップルらテック大企業、株価暴落で受けた打撃は…

先日、日本を含め世界を襲った株安の嵐。その影響を受け、アップルを含む米大手テック企業の時価総額が約8000億ドル(約120兆円※)も吹き飛んだとロイター通信が報じています。

※1ドル=約146.7円で換算(2024年8月7日現在)

↑びくともしない?

 

米国時間8月5日の株式市場で、アップルの株価は4%以上下落しました。その主な原因は、投資会社のバークシャー・ハサウェイがアップルの株式保有率を5.6%から2.8%にほぼ半減させると発表したこと、そして米国での景気後退への懸念が高まったことです。

 

その結果、アップルやテスラ、グーグル親会社のアルファベット、アマゾン、エヌビディア、マイクロソフト、メタといった米大手IT企業の「マグニフィセント・セブン」の時価総額は合計で約8000億ドルも吹き飛ぶことになったのです。

 

一方、アナリストの中には、アップルの今後について楽観的な見方をする人もいます。同社は最新の収益報告で、サービス収益が前年の212億ドル(約3.1兆円)から242億ドル(約3.5兆円)へと大幅に増加したと述べ、今後導入されるAI(人工知能)機能「Apple Intelligence」がその成長を支えることが期待されています。

 

なお、アップルの株価は5日に大幅に下落した後、現在は若干復調しています。

 

Source: Reuters via MacRumors

アップルとグーグルの「検索エンジン」契約は独禁法違反! 米連邦裁判所が判決

アップルのデバイスに搭載されている「Safari」ブラウザでは、長らくグーグルの検索エンジンが標準設定されてきました。しかしこの取引について、米国の連邦裁判所が独占禁止法に違反するとの判決を下したのです。

↑どうする?

 

アップルとグーグルの検索エンジンに関する報道はこれまでも何度も登場しており、2023年には「年間180億〜200億ドル(約2兆6000億円〜2兆9000億円)」が支払われていると報じられました。これはグーグルが検索エンジンから得た収益の36%に相当しているようです。

 

連邦裁判所の判断によれば、グーグルがスマートフォンメーカーに代金を支払って検索エンジンの標準設定にしてもらうことは、検索エンジンの独占を維持し、他の検索エンジンの競争を阻害し、グーグルの有意な立場を強化するうえで「大きな効果がある」とのこと。

 

裁判所はグーグルの反競争的行為に対処するための措置を決定する必要があり、差し止め命令が出される可能性もあるそう。グーグルは海外メディアのMacRumorsに対して「私たちは控訴する予定です」と伝えています。

 

これまで当たり前だった、Safariブラウザでのグーグル検索。しかし近い将来、他の選択肢がよりわかりやす形で提供されることになるかもしれません。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

待ちきれない人に。「Apple Intelligence」を米国以外で利用する方法があった

今年秋にもベータ版として提供が開始される、アップルのAI機能「Apple Intelligence」。これを米国外で利用する方法について海外メディアのMacRumorsが説明しています。

↑期待が募るApple Intelligence(画像提供/アップル)

 

Apple Intelligenceは、まず「英語(米国)」向けにベータ版が提供され、追加の言語は来年中に登場する予定。

 

Apple Intelligenceは「iPhone 15 Pro/Pro Max」か「M1」以降を搭載したiPadで利用できます。これらのデバイスでApple Intelligenceを利用するには、開発者向けのベータ版OSをインストールする必要があります。その後に、「設定」から「一般」→「言語と地域」→「言語の追加」をタップし、「英語(English)」を選択。さらに「地域」でも「アメリカ合衆国」を選択する必要があります。

 

その後にメインの設定メニューに戻り、「Apple Intelligence & Siri」をタップ。言語をタップし、「英語(English)」を選択します。これでApple Intelligenceの待機リストに参加することができ、通常は数分後に認証されます。認証後は「Apple Intelligenceをオンにする」が選択できるようになり、ようやく機能が利用できるようになるそう。

 

Apple Intelligenceは「iOS 18.1」「iPadOS 18.1」「macOS Sequoia 15.1」にて導入が開始されると予想されています。日本語への対応を含め、今後のさらなる発展に期待したいものです。

 

Source: MacRumors

「iOS 18へのChatGPT統合は今年後半になる」アップルのクックCEOが発言

アップルの次期OS「iOS 18」に「ChatGPT」が統合されるのは今年後半になると、同社のティム・クックCEOが明かしています。

↑ChatGPTとの合体は予定通り

 

アップルは今年6月の開発者向け会議「WWDC24」で人工知能機能「Apple Intelligence」を発表。その時点では、iOS 18へのChatGPTの統合は年内に実施されると述べていました。iOS 18とApple Intelligenceは今秋に提供される予定。アナリストとの四半期決算発表の電話会議に参加したクックCEOは、「ChatGPTは今年末までに統合される予定」と言い、このスケジュールが維持されていることを改めて確認したのです。

 

なお、先月に配布が開始された「iOS 18.1」のベータ版には、Apple Intelligenceが含まれていたものの、ChatGPTは統合されていませんでした。このことは、ChatGPTのiOS 18への統合が若干後になる可能性を示唆しています。

 

iOS 18でApple Intelligenceを利用するには、「iPhone 15 Pro/Pro Max」かそれ以降のiPhoneが必要です。ユーザーはChatGPTのアカウントを作成する必要はなく、最新の「GPT-4o」モデルを利用することが可能。iPhoneで気軽にChatGPTが利用できるようになるのは、実に便利と言えるでしょう。

アップル、タイを舞台にした短編映画のCMで謝罪

アップルは、タイを舞台にした短編映画『The Underdogs: OOO (Out Of Office)』の描写が不適切だったとして、CMを削除し謝罪しました。

↑ステレオタイプな描写がタイの反感を買う(画像提供/アップル)

 

同社のCMといえば、今年5月に公開された『Crush!』が思い出されます。同CMは映画監督や俳優から批判を受け、テレビCMの放送の計画が見送られました。

 

7月18日に公開されたThe Underdogsは、とあるデザインチームがプロジェクトのためにタイのバンコクとラヨーンを訪れ、三輪車のトゥクトゥクで移動し、荒れ果てたホテルに滞在するというストーリー。CMは全体的に色褪せたセピア色のトーンで描かれており、「タイがローテクで未開発な国に見える」と地元のBangkok Post紙が批判しているのです。

 

このような批判を受けたアップルはYouTubeから動画を削除。そして、「私たちの目的は、この国の楽観主義と文化を称えることでしたが、今日のタイの活気を十分に捉えられなかったことをお詫びします」と謝罪し、騒動の幕引きを図っているようです。

 

今回のCMはタイを拠点とする映画制作スタジオの「インドシナ・プロダクションズ」と協力して制作され、撮影もタイで行われました。アップルは2019年以来、「Apple at Work」としてプロジェクトに四苦八苦するメンバーの動画を作成してきました。同社の製品はタイでも大人気ですが、このCMの影響が気がかりです。

 

Source: Bangkok Post via MacRumors

「今どこ?」って何度も聞かなくてもOK! iPhoneを使って待ち合わせの手間を省く【iPhoneの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「待ち合わせのときに位置情報を共有する方法」です。

 

 

友達との待ち合わせで、きっちり場所を決めずに「駅前のあたりで…」のように“ゆる~く”約束することはないでしょうか? もしくは、連絡しあって落ち合おうと思ったら、相手がどこにいるのか分からず、合流するのに難儀した経験はありませんか? そんな時のために移動する相手の位置をリアルタイムで共有する方法を紹介しましょう。

 

使用するのは「探す」アプリ。自分のiPhoneやiPadなどのAppleデバイスやAirTagを使った持ち物を探すだけでなく、実は人も探せるんです。

 

その方法は簡単。「探す」アプリを開いたら[人を探す]をタップ。[位置情報の共有を開始]をタップしましょう。続いて[+]をタップして共有したい相手を選んだら[送信]をタップします。

 

共有する期間を聞いてくるので[1時間][明け方まで][無制限]の中から選びましょう。

 

[○○さんと位置情報の共有を開始しました]の表示が出たら[OK]をタップ。これで自分がどこにいるのか相手が分かるようになります。

 

相手側でも「あなたの位置情報も共有しますか?」の通知をタップするか「人を探す」画面で[共有]をタップすれば、お互いの位置を知ることができます。

 

こうすれば地図上に相手のアイコンが表示され、どこにいるのかがリアルタイムでわかります。地図上に表示した相手のアイコンをタップして[位置情報の共有を停止]したり、電話やメッセージを使った連絡、相手の場所までの経路を表示したりもできます。

 

これならアバウトに待ち合わせ場所を決めてもお互いを見つけられるし、渋滞や遅延で遅れた場合でも相手がどの辺にいるのか一目でわかりますね。

 

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テキストを間違えて上書き保存しちゃった!? そんなときは落ち着いてこの方法を試してみて!【Macの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「間違えて上書き保存してしまったファイルを元に戻す方法」です。

 

 

「テキストエディット」で文書を編集したあと、「別名で保存」するつもりが、誤って上書き保存してしまった経験がある人もいることでしょう。そんなとき、バックアップを取っていないからと諦めてはいけません。

 

テキストエディットには、作業している書類を自動で保存する機能に加えて、書類を過去の状態に戻せるバージョン機能も搭載されています。

 

それでは、やり方を説明します。

 

「テキストエディット」で書類を編集しているときに過去の状態に戻したくなったら、メニューバーから[ファイル]、[バージョンを戻す]とすすみ[すべてのバージョンをブラウズ]を選びます。

 

すると、このようなブラウズ画面に切り替わります。左側が現在の内容、右側がバージョン機能で記録された過去の内容です。右側の上下ボタンをクリックするか、右端にあるタイムスタンプ付きのバーから元に戻したい時点を選んで、[復元]ボタンをクリックしましょう。

 

この機能は、編集中のファイルの差分が1時間おきに自動で保存され、ファイルを上書きしても好きな時点の内容に戻せる仕組みです。また、ユーザーが任意のタイミングで保存した状態にも戻すことができます。

 

ちなみに、「テキストエディット」のほかに、「Pages」や「Numbers」「Keynote」などのソフトにも搭載されていますので、利用するといいでしょう。

 

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「Apple Vision Pro」、思考だけでコントロールできることが判明!

アップルの空間コンピューター「Apple Vision Pro」を脳コンピューターインターフェイス(BCI)と接続し、思考のみで制御する実験に成功したと、スタートアップ企業のSynchronが報告しています。

↑脳と合体

 

Apple Vision Proは両目にそれぞれ4K解像度ディスプレイを搭載したヘッドセットで、本体外部に装着された12個のカメラで取り込んだ映像と、仮想空間の映像を組み合わせた「複合現実(MR)」を体験することができます。

 

Synchronは、筋萎縮性側索硬化症(ALS)を患っているマークさんにBCIを適用し、Apple Vision Proを装着。これにより、手を動かすことができない患者はカーソルを動かしてソリティアをしたり、「Apple TV」を視聴したり、テキストメッセージを送信したりすることができるようになったのです。

 

マークさんによれば、BCIでApple Vision Proを操作するのは「iPhone」や「iPad」、コンピューターを使うのに似ているとのこと。また、アップルのデバイスはアクセシビリティ機能が優れており、そのこともApple Vision Proの操作に役立っていると言います。

 

Synchronは現在、BCI技術を適用するケースを増やしており、米国では6人の患者に、オーストラリアでは4人にBCIを移植しているそう。Apple Vision Proとの組み合わせが増えていくかもしれません。

 

Source: Synchron via MacRumors

「Apple Intelligence」が動画で見れる! Siriを起動すると…

今年の秋にリリースされる、アップルの人工知能機能「Apple Intelligence」。この新機能が実際にiPhoneで動作している動画を海外メディアのMacRumorsが公開しています。

↑どんな感じで動くの?

 

MacRumorsが公開した動画では、「iOS 18.1」のベータ版に搭載されたApple Intelligenceが、どのように動作するのかを見ることができます。例えば、ライティングツールでは、スペルや文法に誤りがないかをチェックして校正したり、書き直したりすることが可能。テキストの要約もできます。

 

刷新されたSiriを起動すると、ディスプレイの端がふわっと光ります。さらに声だけでなく、キーボードでSiriに入力することも可能。Siriには製品知識とサポートデータベースも統合されているので、デバイスに関するあらゆる質問に答えることができます。

 

電話での通話の録音や文字起こし、要約も利用することができます。メールとメッセージではスマート返信が利用でき、写真にはメモリーメーカー機能があります。通知をインテリジェントにフィルタリングするフォーカスモードも搭載。

 

Apple Intelligenceの機能は現時点では開発者向けに限定されており、iOS 18.1で利用できる機能も一部となっています。フルに利用できる日を楽しみに待ちたいものです。

 

Source: MacRumors

「Apple Intelligence」、グーグルのチップで開発されていたことが明らかに!

アップルが、人工知能機能「Apple Intelligence」の開発にグーグルの「Tensor」チップを使用していたことが、公式資料により判明しました。

↑グーグルのチップで開発(画像提供/アップル)

 

アップルが公開した研究論文によれば、Apple Intelligenceの開発にはTensorの一種である「TPUv5p」チップが2048個、サーバーAIモデルの開発には「TPUv4」チップが8192個使用されたとのこと。

 

現在、AI関連機能の開発には、エヌビディアのGPUが広く利用されています。このGPUはスタンドアロン製品として販売されている一方、グーグルのTensorはクラウドサービスとして提供されているのです。

 

アップルによれば、Tensorによって大規模で高度なAIモデルを効率的にトレーニングできるようになったとのこと。さらにアップルは今後2年間でAIサーバーの強化に50億ドル(約7500億円※)を投資するそうです。

※1ドル=約149円で換算(2024年8月1日現在)

 

Apple Intelligenceの開発に自社開発の「Mシリーズ」チップではなく、Tensorが選ばれた理由が気になります。今後の動向を見守りましょう。

 

Source: Apple via MacRumors

M3の「14インチMacBook Pro」、ついに外部デュアルディスプレイに対応!

アップルは「macOS Sonoma 14.6」の配布を開始し、「M3 14インチ MacBook Pro」への外部デュアルディスプレイのサポートを追加しました。

↑ついにアップデート

 

M3 14インチMacBook Proは2023年10月に発売されましたが、ディスプレイを閉じた状態での使用となる「クラムシェルモード」での外部デュアルディスプレイは、サポートしていませんでした。これは、2024年3月に発売された「M3 MacBook Air」が外部デュアルディスプレイの接続に対応していたことと異なっており、アップルは後のアップデートでの対応を約束していたのです。

 

今回のアップデートにより、M3 14インチMacBook Proではディスプレイを開いた状態で、6K解像度の外部ディスプレイを1台、そしてクラムシェルモードでは5K解像度/最大60Hzの外部ディスプレイを2台サポートするようになりました。

 

なお、M3ではなく「M3 Pro」「M3 Max」といった上位チップを搭載した14インチMacBook Proは、すでに外部デュアルディスプレイをサポートしています。

 

macOS Sonoma 14.6では外部デュアルディスプレイのサポート以外にも、いくつかのセキュリティ上の脆弱性が修正されています。対象のMacのユーザーは早めにアップデートしたほうがよさそうです。

 

Source: Apple 1, 2 via MacRumors

iOS 18.1ベータ版にない「Apple Intelligence」の機能は何?

アップルは「iOS 18.1」「iPadOS 18.1」「macOS Sequoia 15.1」のベータ版を配布しています。同バージョンには人工知能機能「Apple Intelligence」が含まれていますが、予定されている機能が全て入っているわけではありません。

↑いろいろな機能が潜んでいる

 

そこで、iOS 18.1やiPadOS 18.1、macOS Sequoia 15.1のベータ版に入っていないApple Intelligenceの機能をまとめてみました。

 

  • 人工知能による画像生成機能「Image Playground」
  • オリジナルな絵文字生成機能「Genmoji」
  • コンテキストに基づいた画像生成機能「Image Wand」
  • 重要な通知を真っ先に確認できる「優先通知」
  • 受信メッセージを自動分類する「メール」のカテゴリ
  • 画像から不要なオブジェクトを削除する「写真」のツール
  • 「Siri」による画面上の認識、個人のコンテキスト、アプリ内およびアプリ間でのアクションの実行機能
  • Siriと「ChatGPT」との統合
  • 米国英語以外の「追加言語」のサポート
  • iPhoneやiPad、Mac以外の「追加のプラットフォーム」

 

こうしてみると、iOS 18.1やiPadOS 18.1、macOS Sequoia 15.1のApple Intelligenceでは、画像生成系の機能がまだ弱い印象です。

 

iOS 18.1やiPadOS 18.1、macOS Sequoia 15.1は現在は開発者のみが利用でき、Apple Intelligenceもテストの初期段階にあります。同機能のさらなる機能の拡張と、日本語を含めた多地域への展開を楽しみにしたいものです。

 

Source: MacRumors

「iOS 18.1ベータ版」で電話が変わった! 便利な新機能とは?

アップルが提供を始めた「iOS 18.1」のベータ版において、「通話録音」と「通話の文字起こし」という新機能が追加されていると、海外メディアのMacRumorsが報じています。

↑新機能の通話録音(画像提供/MacRumors)

 

iOS 18.1での大きなトピックは、人工知能機能となる「Apple Intelligence」の搭載。もともとiOS 18でのリリースが宣言されていた同機能ですが、今回の通話録音や文字起こしもApple  Intelligenceのパワーを活かしています。

 

iOS 18.1のベータ版の通話録音は、通話を開始した後、左上隅にある録音ボタンをタップすることで利用可能。録音を開始すると、通話の参加者全員に録音中であることが通知されます。通知を断る方法はないため、録音されたくない人は電話を切る必要があります。

↑メモに保存される(画像提供/MacRumors)

 

録音された内容は「Notes(メモ)」アプリに保存されます。そこで通話を再度聞いたり、完全な書き起こしを表示したり、その要約を確認したりすることも可能です。

 

Apple IntelligenceはiOS 18.1だけでなく「iPadOS 18.1」「macOS Sequoia 15.1」のベータ版にも搭載されており、今年後半に一般公開される予定です。Apple Intelligenceが日本語に正式対応したら、通話録音と文字起こし機能が役に立つ予感がします。

 

Source: MacRumors

「Apple Intelligence」の正式リリース、少し遅れそうです

アップルの人工知能機能「Apple Intelligence」のリリース時期が当初の予定から延期されると、米ブルームバーグが報じています。

↑ちょっと遅れそう

 

アップルは当初、Apple Intelligenceを「iOS 18」「iPadOS 18」「macOS Sequoia」に導入予定であると話していました。

 

ブルームバーグによれば、アップルはApple  Intelligenceのバグ修正に時間を与えるため、リリースを延期するとのこと。実際には「iOS 18」「iPadOS 18」「macOS Sequoia」が正式にリリースされてから数週間後の10月までに、ソフトウェアアップデートとしてApple  Intelligenceが提供されると言います。

 

アップルは昨日、Apple Intelligenceを内蔵した「iOS 18.1」「iPadOS 18.1」「macOS Sequoia 15.1」のベータ版の配布を開始しました。私たちがApple Intelligenceを利用できるようになるのは、10月に正式に配布されるであろう「iOS 18.1」「iPadOS 18.1」「macOS Sequoia 15.1」からとなりそうです。

 

なお、「Siri」がデバイス上のデータを活用して質問に答えたり、ユーザーの画面に表示されているものを理解したりする新機能は、2025年前半に提供される予定。Apple Intelligenceはこれから少しずつ展開されることになりそうです。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

Apple Intelligence、iOS 18.1などのベータ版に登場!

アップルは「iOS 18.1」「iPadOS 18.1」「macOS Sequoia 15.1」のベータ版の配布を開始し、人工知能機能「Apple Intelligence」の利用が可能になりました。

↑ベータ版のOSにデビュー

 

「iOS 18.1」「iPadOS 18.1」「macOS Sequoia 15.1」のベータ版に搭載されているのは、Apple Intelligenceの初期バージョン。「設定」アプリからオンにすることができます。

 

ライティングツールや「Siri」の刷新されたデザイン、音声コマンドとSiriへの入力を切り替えるオプション、書き起こしやその他のコンテンツの要約、新しいメールのカテゴリとスマート返信、メッセージでのスマート返信などの機能が利用可能となっています。

 

その一方、画像を生成する「Image Playground」、絵文字を生成する「Genmoji」、「ChatGPT」の統合、写真内のオブジェクトを消去するオプション、優先通知、アプリや画面上の認識などのSiri機能などは現在利用できません。

 

現在、Appleは「iOS 18」「iPadOS 18」「macOS Sequoia 15」のベータ版のテストも並行して実施しています。Apple Intelligenceが含まれる「iOS 18.1」「iPadOS 18.1」「macOS Sequoia 15.1」がいつ正式にリリースされるのかを、楽しみにしたいものです。

 

Source: MacRumors

アップルの地図がブラウザで使えるようになる! ベータ版が公開

アップルは先週、ウェブサイト向け「マップ」アプリをベータ版として公開しました。

↑ウェブサイト向けマップのベータ版(画像提供/MacRumors)

 

同社のマップは2012年に公開され、iPhoneやiPad、Mac、Apple  Watchから利用することができます。先日にはパリオリンピックにあわせて、マップデータのアップデートも行われています。

 

ウェブ版のマップは「Safari」や「Chrome」「Edge」などのブラウザから利用することが可能。地図の閲覧だけでなく、クルマや徒歩での道順を調べたり、訪問先を検索して評価や営業時間を確認したり、厳選されたガイドを閲覧したりすることができます。

 

さらに、マップのカードから直接食べ物を注文したり、世界中の都市で食事、買い物、探索できる場所を見つけることも可能。アップルによれば、今後数か月以内に「Look Around(周辺を探す)」などの追加オプションが導入される予定とのことです。

 

これまで、ウェブベースの地図サービスとしてはグーグルマップが標準的な存在でしたが、今後はどちらを使うか迷いそうです。

 

Source: Apple via MacRumors

AndroidからiPhoneへの乗り換え率、過去5年で最高水準! アップルが喜べないわけとは?

市場調査会社CIRPは先日、米国で最新のiPhone 15シリーズの売れ行きが、同時期のiPhone 14シリーズを下回っているとの報告を発表しました。それに続き、新たに「AndroidユーザーがiPhoneに乗り換える比率が高くなっている」とのレポートを公開しています。

↑乗り換え増加の裏には…

 

最新のデータによると、2024年6月に新品のiPhoneを買った人々のうち元Androidユーザーの割合は、過去5年で最高の17%に跳ね上がったとのこと。

 

これはアップルにとって朗報のようですが、実はiPhone 15の売れ行きが弱い原因かもしれないとCIRPは指摘しています。

 

なぜなら、Androidユーザーは安い価格でiOSを使えるデバイスに興味があり、最新かつ最高のiPhoneは必要ないからです。現在のiOS 17はiPhone 14シリーズやiPhone SE(第2世代以降)といった少し古いモデルでも使用可能。乗り換え組は、そうした安いiPhoneで済ませる傾向があるというわけです。

 

CIRPは、Androidからの乗り換えの増加が「iPhoneの売り上げが全体的に弱い」ことと相関していると分析しています。その理由は乗り換え組が多いほど、すでにiPhoneを持っているユーザーが買い換える割合が少なくなることを意味するからです。

 

新たなiPhoneが出るたびにアップグレードするファンが多いことが、これまでのアップルの強みでした。AndroidからiOSへの乗り換え率が高い=旧iPhoneから最新iPhoneへの乗り換えが低調になっているという論理です。

 

アップル独自の生成AI「Apple Intelligence」も、当初は米国の英語ユーザーしか使えないため、iPhone 16シリーズの売上増につながらないとの予想もあります。それが正しければ、来年もAndroidからiPhoneへの乗り換え率はますます高まるのかもしれません。

 

Source: CIRP
via: 9to5Mac

「便りがないのは良い便り」というけども……帰りの無事をiPhoneで通知できる「到着確認」機能はオススメです【iPhoneの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「帰りの無事を通知できる「到着確認」の使い方」です。

 

 

久しぶりに友人と会って楽しい時間を過ごした後、帰り際に『家に着いたら連絡してね』と声をかけられたことありませんか。もしくはお子さんに家に着いたら連絡してね、と言った経験です。でも、家に着いたのにメッセージするのを忘れたり、途中で寄り道して帰るのが遅れて相手に心配かけた…なんて経験があるかもしれません。今回は“帰宅するのが何時ごろになるのか”や“何らかの原因で帰宅が予定より遅れている”ことを簡単に相手に伝える「到着確認」の機能を紹介しましょう。

 

ここではあなたが“帰る”側の人として設定手順を説明します。

 

「メッセージ」を開いて到着確認を送りたい人を選び、メッセージ入力欄の左側にある[+]をタップ。スクロールして[到着確認]を選びます。初回のみ到着確認の説明が表示されるので[続ける]をタップ。その後、到着しなかった場合にどんなデータを共有するか選択。ここで[制限なし]を選ぶと帰宅の経路まで相手に伝わるので、相手が家族や親しい友人以外なら[制限付き]を選んでおくのが良いでしょう。[到着確認を送信]を選べば完了。これで何時ごろ自宅に帰宅できるか予定時刻が相手に伝わります。

 

このとき、今いる場所から自宅までの距離が近いと位置情報で帰宅したことが判別できないので自動的にタイマーが選ばれます。[編集]をタップして帰宅までの所要時間を設定して[完了]をタップ。何分後に到着予定か相手に連絡できます。

 

予定していた時刻になっても自宅まで辿り着けなかったり設定したタイマーの時間が過ぎてしまった場合は、あなたの画面に遅れていることを通知で知らせてくれます。[時間を延長]をタップして、あとどれだけかかりそうか延長しましょう。

 

無事あなたが自宅に到着すると相手に通知が届きます。タイマーを設定した場合なら、あなたが時間延長の通知で[終了]をタップした時点で到着確認が終了。通知が相手に届いて無事に帰宅したことが伝わります。

 

万が一、何かのトラブルが発生した場合、あなたの画面に表示された[時間を延長]の通知に何も反応せず15分経過すると“到着していない可能性がある”ことが相手に通知されます。

 

この通知を受け取った側は最新情報(位置や電波状況、バッテリ残量など)を調べたり相手に電話できるので、どこか別の場所に寄り道していることや直接電話で無事を確認することができます。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

【関連リンク】
Mac Fan Portal
Mac Fan TV(YouTube)

次期macOS「Sequoia」、「iPhoneミラーリング」でサイズ変更が可能に!

この秋にアップルからリリースされる、Mac向けの新OS「macOS Sequoia」。そこに搭載される「iPhoneミラーリング」機能が、さらに進化していることが判明しました。

↑便利そうなiPhoneミラーリング機能(画像提供/アップル)

 

iPhoneミラーリングでは、Macの画面にiPhoneの画面を映し、キーボードやトラックパッド、マウスで直接操作することができます。画面にはユーザーがカスタマイズした壁紙やアイコンがiPhoneと同じように表示され、ホーム画面でページ間をスワイプしたり、お気に入りのアプリを起動して閲覧したりすることができます。

 

先日リリースされたmacOS Sequoiaのベータ4では、iPhoneミラーリングのウィンドウサイズが変更できるようになりました。ウィンドウを大きくしたり小さくしたりして、Macデスクトップに表示されるサイズを変更することができるのです。

 

サイズは、実際のiPhoneのサイズ、より大きなサイズ、小さなサイズの3種類。サイズの変更はiPhoneミラーリングを起動し、表示メニューから行います。

 

iPhoneとMacとの間でドラッグ&ドロップをしたり、音声を再生したり、通知を確認して応答したりすることもできる、macOS SequoiaのiPhoneミラーリング。MacとiPhoneの両方を使っているユーザーには、かなり便利な機能となりそうです。

 

Source: MacRumors

想像しただけで没入!「Vision Pro」向け「Apple Immersive Video」が超すごそう

アップルは空間コンピューター「Apple Vision Pro」向けに、没入型の動画シリーズや映画となる「Apple Immersive Video」を公開しています。

↑ちょい見せ(画像提供/アップル)

 

Apple Vision Proは両目で合計2300万画素の超高解像度ディスプレイを搭載することで、目の前に幅30メートルのスクリーンがあるような体験が可能。一方、Apple Immersive Videoでは、3D動画や空間オーディオに対応した180度の高解像度録画が提供されています。

 

今回提供が開始された『Boundless』では、視聴者はトルコのカッパドキアで熱気球に乗ったときの風景を味わうことができます。さらに今秋には、北極圏に移住したサーファーを特集する『Arctic Surfing』が公開される予定。

 

8月に公開される『Wild  Life』では、孤児になったゾウの世話をするケニアのシェルドリック野生生物保護団体を特集します。今年後半には、バハマ諸島のダイバーのグループが特集される予定。

 

今年9月に公開される『Elevated』では、火山のうえを飛び、滝を乗り越え、世界最長の島々であるハワイの知られざる自然の脅威を見ることができます。

 

2024年後半には、Apple Immersive Videoの短編映画『Submerged』が公開。また、2024年のNBAオールスターウィークエンドの舞台裏や、ビッグウェーブサーフィンと呼ばれる新しいスポーツシリーズも公開される予定です。

 

販売台数の苦戦も報じられるApple Vision Proですが、Apple Immersive Videoによる魅力的なコンテンツの投入により、発売時の勢いを取り戻してほしいものです。

 

Source: Apple

「Apple Intelligence」、YouTubeの字幕は訓練に使用していない! アップルが釈明

アップルは、人工知能機能の「Apple Intelligence」のトレーニングにYouTubeの字幕を使用していないと海外メディアの9to5Macに釈明しました。

↑生成AIの訓練に誰のデータを使っているの?

 

Apple Intelligenceは次期OSの「iOS 18」や「iPadOS 18」「macOS Sequoia」に搭載される人工知能で、言語や画像を理解して生成したり、複数のアプリにわたってアクションを実行したり、日々のタスクをシンプルにしたりすることができます。また、アップルは今年4月、オープンソースのAIモデル「OpenELM」を発表していました。

 

Wiredは今月16日、アップルやAnthropic、NVIDIAなどの企業が、YouTubeの字幕を自社のAIモデルのトレーニングに使用していると報じました。これには、MKBHDやMr. Beastなどの著名YouTuberも含まれます。アップルもOpenELMのトレーニングで、このYouTubeの字幕を使用していたのです。

 

しかし、アップルの声明によれば、Apple Intelligenceを含むAIや機械学習機能のいずれにも、OpenELMは搭載されていないとのこと。OpenELMは研究のみを目的に作成されたもので、Apple Intelligenceの強化には使用されていないそうです。

 

アップルは以前にも、Apple Intelligenceが「特定の機能を強化するために選択されたデータや、当社のWebクローラーによって収集された公開データなど、ライセンスされたデータによってトレーニングされている」と述べていました。しかし、この問題は今後も続きそうです。

 

Source: 9to5Mac

「iOS 17.4以降のiPhone」、サイバー諜報企業が手を焼くほどセキュリティが堅固

イスラエルのサイバー諜報企業「Cellebrite」は、デバイスからデータを合法的に収集するソフトウェアを開発しています。その製品は世界各国に提供されており、米国では一部の政府機関がiOSデバイスのロック解除に使用しているそう。しかしそんな同社が、「iOS 17.4」以降をインストールしたiPhoneのロックを解除できないと海外で報じられています。

↑iOS 17.4以降のiPhoneは簡単に破られない

 

テック系メディアの404 Mediaが入手した文章によると、Cellebriteの製品のサポートマニュアルでは、iOS 17.4以降を搭載したiPhoneは「研究中」とされており、ロック解除ができないことが示唆されています。一方で、「iOS 17.1」から「iOS 17.3.1」を実行している「iPhone XR」および「iPhone 11」シリーズは、ロック解除に対応していると記載されています。

 

Androidスマートフォンに目を向けると、CellebriteのツールはほとんどのAndroidスマートフォンに侵入できるものの、電源がオフにされている「Pixel 6/7/8」のデータを取得することはできないと述べています。

 

アップルはハッキングツールによる攻撃を防ぐために、セキュリティを強化してきました。今後もiPhoneのセキュリティが堅固であることを願いたいものです。

 

Source: 404 Media via MacRumors

「Apple TV+」がコスト削減へ。巨額投資も視聴者が増えず…

アップルの有料動画ストリーミングサービス「Apple TV+」が視聴者の獲得に失敗し、ハリウッドへの支出を縮小していると、米ブルームバーグが報じています。

↑これからどんなドラマが待ち受けているのか?

 

Apple TV+は2019年11月にスタートしたサービスで、「Apple TV+ Originals」と呼ばれるオリジナルの映画作品やテレビシリーズを提供。Appleのウェブサイトや「Apple TV」アプリから視聴可能であり、日本でも月額900円で見ることができます。

 

ブルームバーグによれば、アップルはApple TV+のオリジナル番組に200億ドル(約3兆1000億円※)を投資したものの、効果が限定的だったそう。具体的には米国のテレビ視聴者のわずか0.2%しか獲得できておらず、Apple TV+の1か月の視聴者は「Netflix」の1日の視聴者よりも少ないとされています。

※1ドル=約155円で換算(2024年7月24日現在)

 

Apple TV+がスタートした当初は、オプラ・ウィンフリー、スティーブン・スピルバーグ、ジェニファー・アニストンといった大物との契約を含め、注目度の高いプロジェクトやタレントへの投資が目立っていました。また、マーティン・スコセッシ、リドリー・スコット、マシュー・ヴォーンといった監督の映画に合計5億ドル(780億円)以上を費やしました。しかし、期待していたほど視聴者を獲得することができなかったのです。

 

アップルは現在、番組の前払金の削減、不振が続く作品の迅速な打ち切り、制作の延期など、より慎重に予算を管理していると伝えられています。果たして、Apple TV+はコストを抑えて、巻き返すことができるのでしょうか?

 

Source: Bloomberg

アップルの「マップ」、開幕直前のパリオリンピック用にアップデート!

開幕直前のパリオリンピックに合わせて、アップルの純正アプリ「マップ」がアップデートされました。新たに3Dランドマークが登場しています。

↑パリオリンピックをガイド(画像提供/MacRumors)

 

上画像のように、パリのパルク・ド・フランスやオリンピック水上センターなどをマップで確認すると、カスタムの3Dランドマークが表示されます。これには、パリ東駅、イエナ橋、マドレーヌ広場なども含まれ、マップでは会場、土産物店、公共の集会場所などのポップアップロケーションが表示されるようになりました。

 

全ての試合会場と式典会場には、訪問者が見つけやすいように特別なアイコンを用意。試合による道路の通行止めや注意事項に関する最新の情報も表示されます。また、レストランやホテル、ショッピングのマップガイドもあり、数十の新しいガイドも用意されています。

 

アップルは、体操や水泳などの人気競技にスポットを当てたストーリーをApp Storeで特集する予定。パリオリンピックの公式アプリのダウンロードとフォローが推奨されるほか、スポーツをテーマとしたモバイルゲームや健康・フィットネスアプリも取り上げられる予定です。同様に、Apple PodcastsやApple News、Apple Musicもパリオリンピックやフランスの音楽などを特集するようです。

 

円安の影響もあり、日本からパリまで行くのはなかなか難しい昨今ですが、アップルのマップで現地の雰囲気を少しでも味わってみるのも楽しそうです。

 

Source: MacRumors

「Apple Watch」をiPodっぽく使える「TinyPod」とは?

「Apple Watch」をはめ込むと、かつて販売された音楽プレーヤー「iPod」のように使える。そんなデバイスの「TinyPod」が海外で販売されています。

↑どこか懐かしい「TinyPod」

 

シリコン製のTinyPodにApple Watchを入れると、ケースのクリックホイールをくるくる回すことで、Apple  Watchを操作することができます。このクイックホイールは、Apple  Watchのデジタルクラウンに直接接続されています。

 

https://x.com/thetinypod/status/1813589903722311784?s=61

 

TinyPodに入れたApple Watchからは、電話をかけたり、メールをチェックしたり、音楽を聴いたり、メッセージを送ったりすることができます。本体の充電はApple Watchの純正の充電器から可能。また、手首の検知機能をオフにすることで、数日間の使用が可能になると説明しています。

 

Apple Watchには「Face ID」や「Touch ID」による生体認証機能がないので、TinyPodに入れた状態では毎回パスコードを使ってロックを解除するか、パスコードを設定しない必要があります。後者はあまり安全な使い方とは言えません。

 

TinyPodの価格は79ドル(約1万2000円※)で、Apple Watch Series 4以降、Apple Watch SE、Apple Watch Ultraで利用できます。アップルが想定したApple Watchの使い方ではないでしょうが、TinyPodの小さくて可愛らしい外観には、どこか引かれてしまいますね。

※1ドル=約156.6円で換算(2024年7月23日現在)

 

Source: TinyPod

ちょっと待て! 次期「iPhone 16」爆売れ予想に懐疑論

アップルの次期「iPhone 16」シリーズの注文は増えていないと著名アナリストのMing-Chi Kuo氏が報告しています。

↑爆売れは楽観的すぎる?

 

iPhone 16シリーズに関しては、売り上げ増を見越してTSMCへのチップ発注が1000万個も増えたことが、中国メディアにより報じられていました。これには「iOS 18」で導入されるAI(人工知能)機能の「Apple Intelligence」が大いに関係していると伝えられています。

 

しかし、Kuo氏によれば、TSMCの最近のチップの販売台数は増加していないとのこと。アップルのサプライヤーのLarganによる2024年のハイエンドモデルの受注も、昨年と同程度だと言います。むしろ同氏は、2024年後半のiPhone 16の発注台数は約8700万台で、「iPhone 15」の9100万台から減ると考えているのです。

 

Apple IntelligenceによるiPhone 16の販売台数の増加に関しても、「Apple Intelligenceは当初は米国向けにベータ版のみが提供され、英語にしか対応しないので、これだけでiPhone 16の売り上げが伸びるというのは、あまりにも楽観的すぎるかもしれない」と述べているのです。

 

Apple Intelligenceには「iPhone 15 Pro」かそれ以降が対応しますが、それだけで消費者がiPhone 16に買い替えるかどうかは現段階で未知数かもしれません。

 

Source: Medium via MacRumors

アップル「HomePod mini」に新色ミッドナイトが登場。コンパクトながら大音量を誇るスマートスピーカー

アップルがスマートスピーカー「HomePod mini」の新色「ミッドナイト」を発売しました。価格は1万4800円(税込)で、apple.com/jpおよびApple Storeアプリから購入できます。

↑端から端まで光るバックライトのTouchサーフェスを搭載し、あらゆる空間を引き立てます

 

HomePod miniは、高さが8.5センチを下回るコンパクトなデザインでありながら、大音量のサウンドを再生するとうたったスマートスピーカー。外装のメッシュには継ぎ目がなく、通り抜ける音を遮らないそう。

↑既存カラーには、イエロー、オレンジ、ブルー、ホワイトがあります

 

Apple Musicで音楽を聴いたり、Apple TV 4Kと組み合わせてホームシアターを楽しんだりできます。また、Siriも搭載しているので、日々のタスク管理や、スマートホームをコントロールする方法を検索するときにも使えますよ。

 

メーカー:アップル

製品名:HomePod mini

価格:1万4800円(税込)

次期「iPhone 16 Proシリーズ」の新色、ローズの可能性が高まる

今年のリリースが期待される「iPhone 16 Pro」シリーズでは、新色として「ローズ」が投入されるとの情報が中国から伝えられています。

↑やっぱりこれっぽい色が出そう

 

iPhone 16 Proシリーズに新色としてローズが投入されるとの情報は、これまで何度か報じられてきました。その代わり、「iPhone 15 Pro」シリーズに存在していた「ブルーチタニウム」がラインナップから消える模様。また、iPhone 16 Proでは素材のチタンの加工技術が改善され、より美しくなるとの報告も登場しています。

 

WeiboアカウントのOvO  Baby Sauce  OvOがサプライチェーン筋から得た情報によれば、iPhone 16 Proに追加されるのは単純な「ローズ」で、2015年の「iPhone 6S」で登場した「ローズゴールド」とは異なると述べています。

 

iPhone 16ではベースモデルの「iPhone 16/16 Plus」でもカラーバリエーションの変更が噂されており、アナリストのミンチー・クオ(Ming-Chi Kuro)氏によれば、イエローの代わりにホワイトが登場するとのこと。また、「iPhone 12」のホワイトが「iPhone 13」でスターライトに変更されたように、既存の色の名前が変更される可能性も指摘しています。

 

iPhone 16 Proのカラーリングが今から気になって仕方ありません。

 

Source: Weibo via MacRumors

2025年予定の「iPhone 17」、TSMCの「2nmチップ」は見送り?

2025年の発売が期待される「iPhone 17」シリーズのチップには、TSMCの最新プロセス「2nm」が採用されない見通しだと海外メディアが報じています。

↑2nmチップの搭載には時間がかかる

 

現行モデルの「iPhone 15 Pro/Pro Max」には、TSMCの3nmプロセス(N3B)で製造された「A17 Pro」が搭載されています。さらに先日発売された「iPad Pro」に搭載されている「M4」では、強化された3nmプロセスが採用されています。

 

WeiboユーザーのPhone Chip Expertの投稿によれば、TSMCの2nmプロセスは2025年末まで量産されないとのこと。そのため、同年秋にリリースされるiPhone 17には、2nmプロセスのチップは搭載されないと指摘しているのです。

 

TSMCは2025年に2nmプロセスの量産を開始する予定で、安定した歩留まりを確保するために、生産計画を加速しているとも報じられています。また、「N2」と呼ばれる2nmプロセスは、3nmプロセスと比較して同じ電力で10〜15%の性能向上や、同じ性能で25〜30%の電力削減を実現するとうたっています。

 

なお、今年発売される「iPhone 16」シリーズでは、4モデル全てがTSMCの3nmプロセス(N3E)で製造される「A18」チップを搭載することが確認されています。

 

Source: Weibo via MacRumors

「折りたたみiPhone」のデザイン? アップルが特許を出願

アップルは「折りたたみiPhone」に応用できる「折りたたみディスプレイ」に関する特許を、米特許商標庁(USPTO)に出願しました。

↑アップル版折りたたみディスプレイの構造の一部(画像提供/USPTO)

 

同社が折りたたみiPhoneを開発しているという情報は以前から報じられており、2026年の製品登場が噂されたときもありました。しかし最近の報道では、折りたたみディスプレイの開発の難しさから、製品投入は2027年かそれ以降に延期された可能性も指摘されています。

 

今回出願された特許「Electronic Devices With Durable Folding Displays(耐久性のある折りたたみ式ディスプレイを備えた電子機器)」では、折りたたみディスプレイの重なる部分の構造について説明しています。

 

それによれば、曲げ軸に沿ってガラス層に凹部を形成したり、凹部のガラス層には局所的に薄く柔軟な部分を形成し、ガラス層が曲げ軸を中心に曲げられるようにしたりするとのこと。つまり、折りたたみディスプレイの中央を薄くすることで、より折り曲げやすい構造にすることを検討しているようです。

 

また、落下時にディスプレイが十分な耐久性を発揮するために、ディスプレイカバー層とその他のエッジ部分は、他の部分に比べて厚くなっているとも説明されています。場所によってディスプレイの厚さを変えることで、使い勝手と耐久性の両立を目指しているようです。

 

いつものことながら、特許出願がそのまま製品化につながるわけではなく、アップルが実際に折りたたみiPhoneを投入するかどうかは未知数です。しかし個人的には、アップルブランドの名に恥じない、高品質なディスプレイを搭載した折りたたみiPhoneの投入に期待したいものです。

 

Source: USPTO(PDF) via Apple Insider

アップルの「写真」アプリ、画像や動画を修復する機能を導入!?

「iOS 18」「iPadOS 18」「macOS Sequoia」において、失われたり破損したりした画像や動画を復元できる機能が「写真」アプリに追加されると、MacRumorsが伝えています。

↑修復力に期待

 

iOS 18では写真の大幅な刷新が予定されており、写真ライブラリが自動的に新しい一つのビューに整理され、便利な新しいコレクションにより、お気に入りにアクセスしやすくなります。また、新しいクリーンアップツールでは被写体を誤って改変することなく、背景の不要な対象物を特定して削除できます。

 

iOS 18やiPadOS 18、macOS Sequoiaの写真には「復元済み」アルバムが追加され、写真のライブラリに含まれていない画像や動画が表示されます。復元済みのアルバムの画像や動画は、復元するか完全に削除するかを選ぶことができます。

 

MacRumorsによれば、データベースが破損したり、カメラアプリで正しく保存されなかったりすることなどが原因で、画像や動画が失われることがあるそう。iOS 18やiPadOS 18、macOS Sequoiaにアップグレードすると、iPhoneやiPad、Macの復元可能な画像や動画が自動的にスキャンされます。

 

以前にリリースされた「iOS 17.5.1」と「iPadOS 17.5.1」では、画像や動画のデータベースの破損が原因で、古い画像や動画が復活する問題が修正されました。今回の写真の新機能は、それを発展させたものと言えます。

 

iOS 18やiPadOS 18、macOS Sequoiaは、今年の秋に正式版がリリースされます。写真の新機能により、どこかにいってしまっていた画像や動画が見つかる人もいるかもしれません。

 

Source: MacRumors

アップル、「iOS 18のパブリックベータ」を配布中! 目玉機能が…

アップルは、iPhone向けの次期OS「iOS 18」のパブリックベータの配布を開始しました。

↑お試し可能(画像提供/アップル)

 

パブリックベータは、開発者向けに公開されているiOS 18のベータ版と異なり、一般のユーザーが新機能や技術に触れる目的で公開されます。ただし、パブリック「ベータ」と名付けられているように、これは秋に公開される公式リリース版ではなく、未知のバグや不具合が含まれている可能性があります。

 

iOS 18のパブリックベータは開発者向けの「ベータ3」と基本的には同じ内容で、残念ながらアップルのAI(人工知能)機能「Apple Intelligence」は利用できません。パブリックベータを使うには、アップルのベータテストプログラムに登録し、「設定」アプリから「一般」→「ソフトウェアアップデート」から「iOS 18 Public Beta」を選択して、ソフトウェアをダウンロードする必要があります。

 

iOS 18ではカスタマイズ性が向上したホーム画面が導入され、画面の色合いの変更やダークモードが利用できます。コントロールセンターも刷新され、複数のページが表示できるようになりました。メッセージアプリは衛星経由での通信が可能になり、よりリッチな「RCS」メッセージにも対応しています。

 

Apple Intelligenceでは、言語や画像を理解して生成したり、複数のアプリにわたってアクションを実行したリ、日々のタスクをシンプルにしてくれたりします。「Siri」はユーザーの必要としている情報をもっと提供できるようになる予定ですが、iOS 18のリリース時には間に合わないかもしれません。

 

今回のiOS 18のパブリックベータにApple  Intelligenceは含まれていませんが、気になる方は試してみてはいかがでしょうか?

 

Source: beta.apple.com via MacRumors

レトロPCエミュレーター「UTM SE」、iPhoneなどへの配布開始!

iPhoneやiPad、Apple  Vision Pro向けに、レトロPCエミュレーター「UTM SE」の配布が開始されました。

↑レトロPCエミュレーター「UTM SE」(画像提供/MacRumors)

 

今年4月にApp Storeの規約が改定されたことにより、現在はさまざまなレトロゲームのエミュレーターアプリが配布されています。例えば、先日にはiPadにも対応した「Delta」では、1つのアプリでファミコンからスーパーファミコン、NINTENDO64、ニンテンドーDS、ゲームボーイ、ゲームボーイアドバンスなどがプレイ可能です。

 

今回のUTM SEでは、古いバージョンのWindows OSやLinux、さらにはmacOSを手のひらの上で動かすことができます。アプリではグラフィックス用のVGAモードのサポートや、テキストのみのターミナルモード、x86、PPC、RISC-Vアーキテクチャのエミュレーション、構築済みのマシンのサポート、カスタムマシンの作成などの機能が提供されます。

 

UTM SEは6月にもApp Storeに提出されましたが、そのときは「PCはコンソールではない」としてアプリが却下されました。しかし、開発元はアプリにいくつかの変更を加えることで、アップルからの承認を得ることができたのです。

 

UTM SEのサイトでは、Windows XPから11のインストールガイド、そしてLinuxの構築済みのイメージファイルが配布されています。自前でOSを用意したうえで、小さなスマートフォンの上でパソコン向けOSが動作するのを楽しんでみたいものです。

 

Source: App Store via MacRumors

「アップル製品」の買い替えサイクルが長期化。3年以上は当たり前?

アップル製品の買い替えサイクルが長くなっていると、調査会社のConsumer Intelligence Research Partners(CIRP)が報告しています。

↑今までより長く使われるようになりつつある

 

同報告によれば、直近12か月ではiPhone所有者の71%、Mac所有者の68%が、所有しているデバイスを2年以上使用しているとのこと。2020年の数値はiPhoneが63%、Macが59%で、増加していることがわかります。

 

さらにMacの場合、56%のユーザーがノートパソコンやデスクトップを3年以上使い続けており、この割合は2020年の40%から増加しています。その理由としては、アップルの新チップ「Apple Silicon」の性能が十分に向上し、消費電力が削減されたことや、MacBookのバッテリー寿命が改善されたことが挙げられています。

 

このような現象は米ブルームバーグも指摘しており、iPhoneとMacユーザーのうち、以前のデバイスを購入してから2年以上経過しているユーザーの割合が急増していると述べています。その原因として、デバイスの耐久性と信頼性が向上したこと、ストリーミングサービスやウェブベースのアプリケーションへの依存度が高まったことが指摘されているのです。

 

筆者も「M2 MacBook Pro」を購入した後は、新しいモデルに買い替える必要性をほとんど感じていません。完成度が非常に高い近年のMacですが、その完成度が買い替えを阻害しているのかもしれません。

 

Source: CIRP via MacRumors

「Apple Vision Pro」、やっぱり売り上げが苦戦。これからどうなる?

アップルの空間コンピューター「Apple Vision Pro」の年内販売台数が50万台に達しないとの見通しを、調査会社のIDCが報告しています。

↑これからはもっと売れそう?

 

Apple Vision Proは片目にそれぞれ4K解像度のディスプレイと12個のカメラを搭載したハイエンドなヘッドセットで、今年6月には日本でも発売が開始されました。一方で3499ドルから(約55万円※)という販売価格は高いという声が多くあり、半額程度の廉価モデルが販売されるともされています。

※1ドル=約158.6円で換算(2024年7月16日現在)

 

IDCによれば、Apple Vision Proは米国での2月の発売から四半期(3か月間)で10万台しか販売されておらず、今四半期の米国販売は75%減少するだろうとのこと。世界での販売開始がその減少を相殺する可能性があるほか、2025年には約半額の廉価バージョンが登場するとも予測しています。しかし、今後1年で売り上げが大幅に増加することは期待できないとしているのです。

 

「Apple Vision Proの成功は価格に関係なく、最終的には利用可能なコンテンツにかかっている」とIDCの副社長は述べています。「アップルがこの製品を国際展開するにあたり、ローカルコンテンツも利用できるようにすることが極めて重要だ」

 

発売されたApple Vision Proの評価は二分されており、表示されるコンテンツの質は素晴らしいものの、その重さや快適性に問題があると指摘する人もいます。果たして、アップルはVision Proで世界の期待に応えることができるのでしょうか?

 

Source:Bloomberg via MacRumors

「Delta」のiPad版がリリース! 広い画面でスーファミなどが遊べます

iPhone向けの人気レトロゲームエミューレーター「Delta」がバージョン1.6にアップデートされ、iPadに対応するようになりました。

↑iPadでも楽しもう(画像提供/Delta Emulator)

 

Deltaはファミコンやスーパーファミコン、NINTENDO64、ニンテンドーDS、ゲームボーイ、ゲームボーイアドバンスなどのゲームが遊べるアプリです。これまでiPhoneやiPad向けのレトロゲームエミュレーターは配布が禁止されていましたが、今年4月にストアの規約が変更され、アプリの配布が可能となりました。

 

Deltaのバージョン1.6ではiPadの大画面を生かし、iPad専用に設計された新しいコントローラースキンが用意されています。アプリはStage ManagerやSplit  Viewによる複数ウィンドウに対応し、ウィンドウの切り替えの際にはゲームが一時停止。iPhoneアプリとの連携により、iPadで中断したところからゲームを再開することができます。

 

DeltaのiPadアプリでは、外部コントローラーの使用が可能。さまざまなメニューボタンジェスチャーが導入され、より直感的に操作できます。また、ニンテンドーDSではBIOSファイルの用意が必要なくなりました。

 

なお、Deltaでレトロゲームをプレイするには、自分でカセットなどから取り込んだ「ROM」が必要です。自分で用意したROM以外でのゲームプレイは違法となりますので、ご注意ください。

 

Source: Delta Emulator

ディスプレイ搭載「HomePod」、発売に向けて一歩前進!

ディスプレイを搭載した「HomePod」の証拠が「tvOS」のベータ版から見つかったと、海外メディアの9to5Macが報じています。

↑今回発見されたインターフェイス(画像提供/9to5Mac)

 

HomePodにディスプレイが搭載されるという噂は以前から存在しており、米ブルームバーグは2024年に投入が延期されたと報じていました。また、現行モデルのHomePodよりずっと大きなタッチスクリーンセンサーを搭載した部品画像も流出しています。

 

今回、tvOSのベータ3から見つかったのは、タッチスクリーンに対応したインターフェイス。内部的に「PlasterBoard」と呼ばれているこのインターフェイスでは、「iPhone」や「iPad」のようなパスコードによるロック画面が確認できます。なお、PlasterBoardは開発の初期段階のようで、ロック画面以外に重要なインターフェイスは見つかりませんでした。

 

コードとインターフェイスの動作から、このインターフェイスはタッチスクリーン用に作られており、通常のテレビ用ではないことが示唆されています。このことから、タッチディスプレイを搭載したHomePodが開発されている可能性はかなり高いと考えられそうです。

 

アップルはそれ以外にも、「Apple TV」とHomePod、カメラを組み合わせたデバイスを開発していると報じられています。同社のスマートホーム製品の動向から今後も目が離せません。

 

Source: 9to5Mac

早く試したい! iOS 18が「ダイナミック壁紙」を導入

今秋にリリースされる「iOS 18」に「ダイナミック壁紙」が導入されることが、ベータ版OSにより判明しました。

↑色が自動で変わる(画像提供/9to5Mac)

 

iOS 18ではホーム画面やロック画面のカスタマイズ性が向上しており、アプリやウィジェットを好きな場所に配置することで、壁紙をより見やすく表示することが可能になりました。また、iOS 18には「黄色」「ピンク」「アズール」「紫」の四つの異なるカラーバリエーションの壁紙があることもわかっています。

 

iOS 18のベータ3で発見されたダイナミック壁紙は、壁紙の色が一日のさまざな時点で、上画像のように自動的に変化します。現時点では、何が壁紙の色を変化させるトリガーとなっているのかは不明。

 

ダイナミック壁紙のメリットとして、いちいち色の異なる壁紙を選択しなくても、さまざまなカラーの壁紙が楽しめることが挙げられます。今秋にiOS 18が正式にリリースされたら、ダイナミック壁紙を試してみはいかがでしょうか?

 

Source: 9to5Mac

「iOS 18」、サードパーティーアプリのアイコンもダークモードになる!

先日配布が開始された「iOS 18」のベータ3において、サードパーティーアプリのアイコンでもダークモードが利用できることが確認されています。

↑左側の画面には、ダークモードになったサードパーティーアプリがある(画像提供/9to5Mac)

 

今秋に配布されるiOS 18では、アプリアイコンとウィジェットをダークモードにしたり、色合いを変更したりする機能が搭載されています。しかし、これまで配布されたベータ版では、アップルの純正アプリでしか同機能が利用できませんでした。

 

新たに配布が開始されたiOS 18のベータ3では、上の動画のようにSlackやTesla、ChatGPTのようなサードパーティーアプリのアイコンもダークモードになることがわかります。その一方、XやFordPassのように背景が黒いアプリ、Threadsのような背景色が暗いアプリ、NYT Gamesのようなデザインが複雑なアプリアイコンは、ほとんど色が変わっていません。

 

現時点では、どのような基準でサードパーティーアプリのアイコンがダークモードになるのかは不明。9to5Macは「何らかの機械学習による画像分離技術を使用しているのではないか」と推測しています。

 

例年通りのスケジュールなら、iOS 18は9月にリリースされるはず。純正アプリだけでなくサードパーティーアプリがダークモードになることで、さらにスタイリッシュな見た目が楽しめそうです。

 

Source: Chance Miller / YouTube via 9to5Mac

米の住宅であわや大惨事!「HomePod」はいかにして家族を救ったのか?

飼い犬が起こした火事をアップルのスマートスピーカー「HomePod」が検知し、家族を救ったという話を米コロラドスプリングス消防署が伝えています。

↑あ、火災警報器が鳴っている!

 

6月26日の早朝に起きた火災では、飼い犬が誤ってコンロのスイッチを足で押したことで発生。運が悪いことにコンロの上にはいくつかの箱が置いてあり、スイッチが押されたことで火の手が上がってしまったのです。

 

HomePodには高温を検知して警告を発する機能はありません。しかし、火災警報器の音を検知するサウンド認識機能を搭載しており、これが火災報知器の音を検知した可能性があります。なぜ一家が火災報知器の音に気づかなかったのかは、不明です。

 

HomePodのサウンド認識では、接続されたiPhone、iPad、Apple Watchに警告が発せられます。サウンド認識は「ホーム」アプリで設定を開き、安全性とセキュリティの項目から、サウンド認識の下にある煙と一酸化炭素警報をオンにすることで利用できます。

 

通報を受けた消防隊は火を消し止めることができました。家族には煙を吸い込んだこと以外、深刻な被害はなかったそう。HomePodのようなスマートホーム機器が普及することで、私たちはますます安全に暮らすことができそうです。

 

Source: Colorado Springs Fire Department / Facebook via MacRumors

ブラッド・ピット主演の映画『F1』、来年どこで観る? Apple TV+より…

米俳優のブラッド・ピットが主演するアップルのオリジナル映画が、『F1』という題名で2025年夏に劇場公開されることが明かされました。

↑映画館のほうが迫力があるかも(画像提供/Apple Original Films/X)

 

ブラッド・ピットはF1に復帰する元ドライバー役で主演し、英俳優のダムソン・イドリスがチームメイト役で出演。映画は実際のグランプリ週末に撮影され、現実世界のチームが競い合う内容となっています。

 

アップルは数年前からモータースポーツを題材にした映画に取り組んでいましたが、先日までその正式なタイトルは決まっていませんでした。今回公開された映像では、F1はIMAXシアター向けに撮影されていることも言及されています。

 

アップルは先月、「フォーミュラ1」を題材にした映画を2025年6月27日に劇場公開すると発表していました。今回のティーザーでは2025年夏の公開と案内されており、「Apple TV+」でのリリースは劇場公開後になる可能性があります。どちらで観ようか迷ってしまいそうですね。

 

Source: Apple Original Films / X via Apple Insider

Apple Intelligence搭載の「Siri」、デビューは2025年春!?

アップルのAI機能「Apple Intelligence」によって強化された「Siri」は2025年春にリリースされると、米ブルームバーグのマーク・ガーマン(Mark Gurnam)記者が報告しています。

↑今から春が楽しみ(画像提供/アップル)

 

アップルは今年の開発者向け会議「WWDC24」でApple Intelligenceを発表。その中で、Siriはアプリ内のアクションを制御したり、画面に表示されているものを理解したり、状況に応じて何をすべきかが判断できたりすると言われていました。また、Siriのユーザーインターフェイスも変更されます。

 

ガーマン記者によれば、新しいSiriは今年後半に予定されているApple Intelligenceと同時にリリースされないとのこと。完全な新バージョンは2025年春に「iOS 18.4」として登場し、その1か月前にベータテストが始まる予定としているのです。

 

なお、今年秋のApple Intelligenceのリリースでは、ベータ版が英語(米国)で配信されます。WWDC24で発表されたSiriによるAIチャットボット「ChatGPT」の利用は、Apple Intelligenceのデビュー時から開始される予定です。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

アップル、「Epic Games Store」のリリースをEUで承認!

アップルが、欧州連合(EU)におけるサードパーティーのアプリストア「Epic Games Store」のリリースを認めたとロイター通信が報じています。

↑iPhoneへの復活、まずはEUから

 

フォートナイトを開発するEpic Gamesとアップルとの間には、長らく続く遺恨があります。2020年8月に、ストア手数料の支払いを巡ってApp StoreとGoogle Playからアプリが削除。AppleとEpic Gamesは裁判に突入します。日本では裁判の判決をもとに、2025年後半にiOS向けにアプリが再リリースされることが明かされています。

 

今年5月にリリースされた「iOS 17.4」では、EU向けにサードパーティーのアプリストアのリリースが解禁されました。そこでEpic Gamesは2度にわたりEpic Games Storeをアップルに申請しましたが、「インストール」ボタンと「アプリ内購入」ボタンがAppleのものに似ているとして、同ストアを却下。しかし、最終的にアップルはEpic Games Storeを受け入れることになったのです。

 

EU向けのEpic Games Storeとフォートナイトのリリースは、数か月以内になると予想されています。日本でのリリースを含め、今後はiPhoneでフォートナイトが当たり前に遊べるようになりそうです。

 

Source: Reuters via MacRumors

動画内BGMの「曲名気になる問題」をスッキリ解決! iPhoneから流れている音楽を1台で“シャザむ”方法【iPhoneの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「iOS 17の新機能「サウンド認識」の使い方」です。

 

 

YouTubeやサブスクアプリの動画をiPhoneで視聴しているとき、そこで使われている曲を耳にして『あれ? これって何の曲だっけ?』と思ったことはありませんか? そんな時に役立つのが「ミュージック認識」の機能です。早速使い方を紹介しましょう。

 

といっても手順は簡単で『この曲なんだっけ?』と思った時にコントロールセンターを表示して「ミュージック認識」のアイコンをタップするだけ。iPhoneが何の曲か教えてくれます。

 

もしコントロールセンターに「ミュージック認識」のアイコンが見当たらない場合は、「設定」を開いて[コントロールセンター]をタップ。「コントロールを追加」にある「ミュージック認識」の先頭にあるグリーンの[+]ボタンをタップしましょう。これでコントロールセンターに、ミュージック認識のアイコンを追加させることができました。

 

Apple Musicを利用している人ならワンタップでその曲にアクセスできるのでライブラリに追加したりダウンロードなどもできて便利ですね。

 

この「ミュージック認識」を使えば、テレビやラジオから流れてきた曲や、街中や店舗内に流れている曲などもその場で調べることができます。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

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数百万の「iOSアプリ」にセキュリティ侵害のリスク!「CocoaPods」に新たな脆弱性が見つかる

数百万のiOSおよびmacOSアプリが、セキュリティ侵害のリスクにさらされているとEVA Information Securityが報告しています。

↑警戒せよ(画像提供/9to5Mac)

 

その報告によれば、オープンソースのリポジトリである「CocoaPods」で構築された約300万のiOSおよびmacOSアプリにおいて、約10年にわたって脆弱性が存在していたとのこと。CocoaPodsは開発者がオープンソースのライブラリを通じて、サードパーティのコードをアプリに簡単に統合できるツールです。

 

EVA Information Securityによれば、この脆弱性を利用することで攻撃者はクレジットカード情報、医療記録、個人情報などの機密データにアクセスできる可能性があるとのこと。これらのデータは、ランサムウェアや詐欺、恐喝、企業スパイなど、さまざまな悪意のある目的で使用される可能性があります。

 

CocoaPods が攻撃者の標的になったのは、今回が初めてではありません。2021年にもセキュリティ上の問題が確認されていました。

 

EVA Information Securityの研究者は、CocoaPodsを使用しているアプリの開発者に対し、常にCocoaPodsの依存関係を確認し、セキュリティスキャンを実行して悪意のあるコードを検出するようアドバイスしています。消費者にできることはあまりなさそうですが、対象アプリの早めのアップデートを待ちたいものです。

 

Source: EVA Information Security via ArsTechnica via 9to5Mac

『バイオハザード7 レジデント イービル』がiPhone、iPad、Mac向けに配信!

カプコンの名作サバイバルホラーゲーム『BIOHAZARD 7 resident evil(バイオハザード7 レジデント イービル)』が、iPhone/iPad/Mac向けにリリースされました。

↑アップルのさまざまなデバイスでプレイできる(画像提供/CAPCOM)

 

BIOHAZARD 7 resident evilは2017年1月にPS4、PS VR、Xbox One、パソコン向けにリリースされたタイトル。シリーズ20周年記念作品の第2弾で、バイオハザードに見舞われたルイジアナ州のベイカー家の邸宅が舞台となります。

 

同タイトルでは主観視点の「アイソレートビュー(FPS)」を導入することで、没入感と恐怖感が向上。新しいゲームエンジン「REエンジン」も採用されています。

 

iPhone/iPad/Mac向けのBIOHAZARD 7 resident evilでは、クリス・レッドフィールドが活躍する事件の収束を描く「Not A Hero」を収録。追加シナリオ「End of Zoe」やエクストラゲームを集めた「Banned Footage」など、すべての追加コンテンツをまとめたアップグレードパックも配信されます。

 

BIOHAZARD 7 resident evilは無料で配布されますが、アプリ内課金があります。対象年齢は17歳以上で、コントローラーによるプレイが推奨されています。iPhoneやiPadのパワーアップにより、Macと同レベルの高画質なゲームが次々と登場するのがうれしいですね。

 

Source: Mac App Store

次期「iPhone 16」に爆売れ予想! その理由は…

アップルが「iPhone 16」シリーズの売上増を見越して、TSMCへのチップの発注を1000万個も増やしたとの情報が、中国メディアで伝えられています。

↑Apple IntelligenceがiPhoneの売り上げを増やす?(画像提供/アップル)

 

歴代のiPhoneには「Aシリーズ」のチップが搭載されており、昨年発売された「iPhone 15 Pro/Pro Max」には「A17 Pro」が採用されています。また、TSMCは最新の製造技術を進んで導入するチップメーカーであり、Aシリーズのチップ製造を担当しています。

 

中国語ニュースサイトのCTEEによれば、アップルは今年のiPhone 16シリーズに向けて、9000万個〜1億個のチップを準備するようにTSMCに依頼したとのこと。昨年のiPhone 15向けのチップ製造数が8000万個〜9000万個だったのと比較して、大幅な生産量の増加と言えるでしょう。

 

さらに「iOS 18」を搭載するiPhone 16シリーズでは、AI(人工知能)機能「Apple Intelligence」が導入されます。iPhone 16シリーズは4モデルすべてがこのAI機能をサポートする見込みで、これにより売上台数の大幅増が見込めるようです。

 

Source: CTEE via 9to5Mac

「Apple Intelligence」、一部機能をサブスク化する計画が発覚!

アップルが将来、AI(人工知能)機能「Apple Intelligence」の一部を有料のサブスクリプションとして提供することを計画していると、米ブルームバーグが報じています。

↑有料機能はどんな価値を提供してくれるのかな?

 

Apple Intelligenceは先日開催された開発者向け会議「WWDC24」で発表されました。人工知能により言語や画像を理解して生成したり、複数のアプリでアクションを実行したり、日々のタスクをシンプルにこなすことが可能。Apple Intelligenceは今秋にリリースされる「iOS 18」「iPadOS 18」「macOS Sequoia」で無料で利用できます。

 

しかし、ブルームバーグによれば、Apple Intelligenceは最初は無料で利用できるものの、長期的な計画としては月額料金を払ってアクセスできる、追加機能を備えた「Apple Intelligence+」のようなものが用意されるそう。

 

このようなAI機能のサブスクリプションを用意することで、アップルはハードウェアの買い替え頻度が鈍化したとしてもそれを補い、ハードウェアへのビジネスの依存を抑えられると言います。それだけでなく、ユーザーがOpenAIの「ChatGPT」やグーグルの「Gemini」を契約するたびに、アップルは収益の一部を得ることも期待できます。

 

ChatGPTやGeminiなどのAIチャットボットには、上位機能を使用することができる有料のサブスクリプションがあります。アップルがこのビジネスモデルにならう可能性は十分ありそうです。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

アップル、今度は「Gemini」を導入!? 今秋にも実現か

アップルがグーグルのAIチャットボット「Gemini」を今秋にも導入すると、米ブルームバーグが報じています。

↑Geminiも導入?

 

アップルは先日、今秋にリリースされる「iOS 18」「iPadOS 18」「macOS Sequoia」において、OpenAIの「ChatGPT」との統合を発表しました。これにより、ユーザーはChatGPTに質問したり、画像を生成したりすることができます。なお、アップルのデバイスでのChatGPT(GPT-4oモデル)の利用は無料となっています。

 

アップルは開発者向け会議「WWDC24」で、将来はさらに多くのAIチャットボットと統合されると言及していました。ブルームバーグによれば、アップルはグーグルとAI関連企業のAnthropicとの提携を模索しており、AI機能「Apple Intelligence」の一般公開と同時期にGeminiとの統合が正式発表されるというのです。

 

アップルがiOS 18とiPadOS 18、macOS SequoiaにGeminiを統合するために、グーグルと交渉していることは、Apple Intelligenceの発表前から報じられていました。また、フェイスブックを運営するメタともアップルは交渉していましたが、プライバシーポリシーで同意できないことから決裂したようです。

 

もしユーザーがChatGPTとGeminiとを自由に選択できるようになれば、iOS 18やiPadOS 18、macOS Sequoiaの利便性がさらに向上するはず。今後の発表を楽しみに待ちたいものです。

 

Source: Bloomberg via 9to5Mac

iPhoneの「NFC」が進化しそう! 多目的タップとは?

将来、「iPhone」のNFC(Near Field Communication)機能において、ワンタップで複数のアクションができる可能性が判明しました。

↑もっと便利になりそう(画像提供/MacRumors)

 

NFC技術を標準化するNFC Forumは7月1日、NFCでの多目的タップの概要を発表。1回のタップで複数のアクションをサポートするこの技術は、ポイントツーポイントの領収書の配布、ロイヤルティプログラム、身分証明、交通機関のチケット発行など、さまざまな場面で役に立つとされています。

 

NFCの多目的タップでは、支払いやポイントの記録、領収書の受け取りをワンタップで同時に行うことが可能。例えば、旅行ではiPhoneをタップするだけで旅費の支払いや割引の適応、旅行の領収書を一度に受け取ることができるのです。

 

アップルはNFC Forumの主要メンバーであり、この技術の開発に貢献したと考えられています。同社は「iPhone 6」と「初代Apple Watch」で初めてNFCを導入し、支払いシステム「Apple Pay」で利用。アップルはNFCタグの読み取りや幅広いNFCデバイスとのやり取りなど、新しいNFC技術を積極的に取り入れています。

 

そのようなことを考えると、今回のNFC多目的タップがiPhoneやApple Watchに搭載される可能性は非常に高いと思われます。iPhoneのNFC技術がさらに発展することに期待です。

 

Source: NFC Forum via MacRumors

「Apple Intelligence」、将来は「Vision Pro」に搭載されるも…

アップルのAI(人工知能)機能「Apple Intelligence」は将来、空間コンピュータ「Apple Vision Pro」に搭載されるものの、スマートスピーカー「HomePod」には導入されないと米ブルームバーグが報じています。

↑Apple Intelligenceとの融合を待つ

 

Apple Intelligenceは「iOS 18」「iPadOS 18」「macOS Sequoia」に搭載される機能で、「言語や画像を理解して生成したり、複数のアプリにわたってアクションを実行したり、個人的な背景にもとづいて、日々のタスクをシンプルにしてよりすばやくこなせる」のが特徴です。機能はデバイスに搭載された「Appleシリコン」、またはクラウド上のAppleシリコン搭載サーバーで処理されます。

 

ブルームバーグによれば、アップルはApple Vision ProにApple Intelligenceを搭載する準備を進めているものの、今年中には実現しないとのこと。Apple Vision Proには通知の概要や書き込みツール、「Siri」の最新バージョン、十分なメモリが搭載されていますが、Apple IntelligenceがMR(複合現実)環境で適切に表示される必要があると指摘しています。また、十分なクラウドコンピューティング能力も要求されます。

 

一方、HomePodにApple Intelligenceが搭載されないのは、HomePodに搭載されているメモリが少なすぎることや、デバイスの生産量が少なすぎることと関係しているそう。その一方、アップルは「Apple Intelligenceを中核にした、ディスプレイ付きの全く新しいロボットデバイス」に焦点を当てているともブルームバーグは指摘しているのです。

 

最新のApple Vision ProでApple Intelligenceが実行できるとすれば、さらに先進的な使い方ができるはず。今後のアップデートを楽しみに待ちたいものです。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

次期「iPhone 16」、バッテリーの新しい交換方法を導入!?

今年の「iPhone 16」シリーズでは新しいバッテリーの交換方法が導入されると、海外メディアのThe Informationが報じています。

↑iPhone 16 Proのバッテリーの金属ケースと噂されているもの(画像提供/MacRumors)

 

現在のiPhoneのバッテリーの交換方法は難しく、ピンセットで粘着テープを剥がす必要があります。このテープが破けた場合には、熱や溶剤を使って作業をすることになるのです。また、古いバッテリーを取り外した後には、新しいバッテリーを安全に取り付けるためのトレイと専用の機械が必要です。

 

The Informationによれば、今年後半に導入されるiPhoneのバッテリー交換技術では、金属で覆われたバッテリーに低電圧の電流を流すことで、素早く筐体から取り外すことができるとのこと。なお、iPhoneの筐体はユーザーが自分で開ける必要があり、引き続き工具などが必要になります。

 

iPhone 16に関しては、以前にも金属ケースに覆われたバッテリー部品の画像がリークされていました。EUの新法では、2025年までに所有者が簡単に入手できる工具を使用してバッテリーを交換できるように、スマートフォンメーカーに義務付けています。そのため、新たなバッテリーの交換技術が導入されるようです。

 

電流を流してバッテリーを取り外すと聞くと、一般ユーザーにはあまり縁のない技術のようにも思えます。それでも、バッテリー交換のコストや時間が削減されるのであれば、喜ばしいことでしょう。

 

Source: The Information via MacRumors

Safariの検索ボックスでURLが端折られない! URL全体を常に表示させたいときは? 【Macの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「Safariの検索ボックスにURL全体を表示させる方法」です。

 

 

Safariの画面中央上部の「スマート検索フィールド」には、いま開いているWebサイトのアドレスが表示されますが、デフォルトではURLの文字列が「apple.com」や「amazon.co.jp」のように、ドメイン名だけが表示される仕様になっています。

 

「スマート検索フィールド」をクリックするとドメイン名以降のアドレスも表示されるのですが、Google ChromeやFirefoxなどのほかのWebブラウザのように、URL全体を常に表示したい人もいるのではないでしょうか。

 

実はSafariでも、設定を切り替えれば、すべてのURLを表示できるんです。

 

Safariを開いた状態で、メニューバーにある「Safari」をクリックし、「設定」を選択します。次に、[詳細]タブを選択したら、最上部にある[スマート検索フィールド]を見てみましょう。デフォルトでは「Webサイトの完全なアドレスを表示」のチェックボックスがオフになっていますが、これをクリックしてオンに切り替えます。

 

すると、スマート検索フィールドにURL全体が表示されるようになります。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

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手裏剣で大量の忍者を倒す、Apple Vision Pro向けシューティングアプリ「Shuriken Survivor」

Graffityは6月28日、Apple Vision Pro向けのシューティングゲーム「Shuriken Survivor」をリリースしました。価格は500円(税込)で、App Storeで購入できます。

 

リリースに先駆けて説明会が開催されたため、ゲームの概要と合わせてレポートします。

 

早くも2つめのApple Vision Pro向けゲームアプリを作ったGraffity

Shuriken Survivorの前に、ゲームを開発したGraffityについて見ていきましょう。GraffityはAIの研究をしていた森本俊亨さんが学生時代に起業した会社で、これまでARとエンタメを掛け合わせたサービスを中心に事業を展開してきました。サービスのひとつである、スマホを使ったARシューティングアプリ「ペチャバト」は累計25万ダウンロードを達成するほか、筑波大学附属高等学校の体育の授業にも導入されるなど、着実に評価を集めています。

↑GraffityのCEO、森本俊亨さん

 

また、Apple Vision Proの国内販売が決まる前の2024年2月14日にApple Vision Pro向けアプリ「Ninja Gaze Typing」をリリースしています。アイトラッキングシステムとハンドトラッキングシステムを活用し、空間上に表示されたキーボードをタップして出題された単語を入力するゲームで、Apple Vision Proでのタイピングに慣れることをひとつの目的としています。

↑「ゲームを通じて操作が覚えやすくなった」という評価もあるApple Vision Pro向けアプリ、Ninja Gaze Typing

 

Apple Vision Proの米国発売は2024年2月2日。まだ4か月しか経っていないうえに、国内販売は6月29日からという状況にもかかわらず、GraffityにとってShuriken Survivorは早くも2つめのApple Vision Pro向けゲームアプリです。この開発からサービスローンチまでのスピード感はGraffityの特徴でしょう。

 

楽しむ要素と細部の作り込みが詰まったShuriken Survivor

Shuriken Survivorは、迫り来る敵の忍者を手裏剣で倒して自分の城を守るゲームです。手のひらをこする動作で手裏剣を投げることができます。敵の忍者を倒すとレベルアップして手裏剣をアップグレードできたり、ボスが出てきたりとゲームをやり込む要素も入っています。

↑Shuriken Survivor

 

↑忍者のように手裏剣を投げられます

 

Apple Vision Pro向けアプリならではと言える部分もあり、たとえば部屋の家具に向かって手裏剣を投げると刺さったり、目の前にイスなどを置くと敵の忍者がそのイスを避けてこちらに向かってきたりします。リアルタイムで空間を認識して、状況に合わせてゲームも変化するのは斬新な感覚です。

 

説明会でゲームを体験してみたところ、敵の忍者が思ったよりも大量に迫ってくるのが印象的でした。素早く手裏剣を投げないとすぐにゲームオーバーになってしまいそうで、ミニゲームといった雰囲気はまったくないシューティングゲームです。大人がプレイするといい運動になるでしょう。

 

細かい部分では、音量を調整するためのフェーダーがあったり、足元にあるお茶を取るとゲームを中断できたりと、3Dのオブジェクトが用意されており、プレイヤーのアクションを促す仕掛けとなっています。GraffityはApple Vision Proを活かすために、2DボタンなどのUIを極力なくす意図があると説明しており、こうした部分からもこだわって作ったゲームであることを感じます。

↑2DのUIを使わないほか、画面を敵で埋める工夫や現実空間にあるものがゲームに作用するなど、作り込まれていることがわかります

 

↑1回の体験を短くしているうえに、ランダム性を持たせることで何度も遊べるようにしたそうです

 

6月29日時点では国内のみのリリース。7月以降は、Apple Vision Proが販売される国でも展開される予定です(ただし中国は除きます)。デバイス自体の普及がまだまだの状態なので、いきなり大ヒットはないかもしれません。一方で、海外でウケそうな忍者、作り込まれた細部、やり込み要素のあるシステムと、国内だけでなく海外でも話題になる可能性は十分にあります。

「macOS Sequoia」、アプリのインストールで2倍の空き容量が不要に

Mac向けの次期OS「macOS Sequoia」では、Mac App Storeからアプリをインストールする際、アプリの2倍の空き容量が不要になりました。

↑アプリをダウンロードしやすくなる(画像提供/アップル)

 

これまでMac App Storeからアプリをインストールするためには、アプリの容量の2倍の空き容量が必要でした。小さなアプリなら問題ありませんが、数GB〜数十GBもあるゲームアプリなどでは、空き容量の確保が大きな問題となります。

 

アップルによれば、macOS SequoiaのMac App Storeでアプリをインストールするには、アプリのサイズと小さなバッファ用の空き容量があれば、インストールが可能になるとのこと。これにより、ユーザーがアプリをインストールできるかどうかが事前にわかりやすくなるというのです。

 

アップルはアプリの開発者に対して、アプリのサイズ要件に関するメッセージを全て更新し、macOS Sequoiaでの変更を反映するように指示しています。「アプリの空き容量はあるのに、なぜインストールできないの?」というトラブルが、今後は減ることになりそうです。

 

Source: Apple via MacRumors

「macOS Sequoia」で「AirPods」のオーディオが調整できるように!

今年秋に正式版がリリースされる「macOS Sequoia」では、「AirPods」のオーディオをカスタマイズできる「オーディオ調整」の機能が追加されます。

↑MacでもAirPodsを調整できるように

 

これまで「iPhone」や「iPad」で利用できたヘッドフォン調整。「設定」アプリの「アクセシビリティ」からアクセスできるこの機能では、オーディオの音域や明るさを強調したり、あるいはソフトなサウンドを中程度、あるいは強めに増強したりすることができます。これは電話とメディアのそれぞれに適応が可能。

 

macOS Sequoiaのベータ版では、iPhoneやiPadと同じように設定アプリのアクセシビリティから、ヘッドフォンのオーディオを調整することができます。アップルによれば、ユーザーがmacOSで「AirPods Pro(第2世代)」のヘッドフォン調整を行うと、イヤホンが他のオーディオソースに接続されても、調整されたオーディオが維持されるそうです。

 

macOS Sequoiaは現在、開発者向けにベータ版が配布されており、7月にパブリックベータ版がリリースされる予定。Macで電話アプリなどを多用する場合に、AirPodsのオーディオ調整は便利に使えそうです。

 

Source: Apple via MacRumors

アップルの「地図」アプリ、意外な弱点をiOS 18で修正へ

今秋に正式版がリリースされる「iOS 18」において、「マップ(地図)」アプリに「ここで検索(Search here)」の機能が追加されていることが、ベータ版ユーザーによって発見されました。

↑ついに「このエリアを検索(Search here)」を追加(画像提供/9to5Mac)

 

「Google Map」のユーザーにはおなじみの機能ですが、「このエリアを検索」をタップすることで、特定の地点のカフェやホテルを検索することが可能です。アップルのマップで同じことをするには、目標の施設を検索してから地図をスクロールして移動する必要がありました。

 

しかしiOS 18のベータ版において、アップルのマップアプリでは「ここで検索」をタップすることで、特定地域のカフェやホテルをすぐに探すことができるそう。さらに地図を拡大/縮小したとしても、新たに「ここで検索」の機能が利用できます。

 

iOS 18のマップアプリでは、その他にもウォーキングやハイキングのカスタムルート、地形図、オンラインハイキングサービスのサポートが追加されています。また、インターフェイスではより目立つ色とテキストを使用し、興味あるポイントが一目で確認しやすくなるように調整されています。

 

アップルのマップアプリにあった意外な欠点がアップデートされたことで、さらに使い勝手が向上することでしょう。

 

Source: Reddit via 9to5Mac

iPhoneの組み立て、作業員の50%がロボットに置き換えられていることが判明

アップルが「iPhone」の最終組み立てラインにおいて、作業員の最大50%をロボットに置き換えるように指示していると、海外テックサイトのThe Informationが報じています。

↑工場でロボットを増やすアップル

 

iPhoneの組み立てラインの自動化は、アップルでオペレーション担当上級副社長を務めるSabih Khan氏により指示されたそう。

 

iPhoneの組み立てでは、アジア圏を中心に多くの作業員が働いています。2022年11月には中国のiPhoneの組立工場で、給与の支払いを求めた労働者と警察が衝突するなどの問題が生じていました。Khan氏はその事件の直後に判断を下したそうです。

 

iPhoneの組み立てを自動化するロボットは、毎年数百億ドルの投資が必要な巨大プロジェクトですが、この取り組みはすでに始まっている模様。フォックスコンやペガトロンといったパートナー企業と協力しながら、中国では数千人の従業員の雇用を削減したとされています。

 

さらにアップルは、組み立てラインのビデオ映像を分析してボトルネックとなっている製造上の問題をリアルタイムで特定する、Drishtiという会社を買収。最終的には、iPhoneの組み立てラインの労働者を最大50%削減するのが目標だと報じられています。

 

iPhoneの製造ラインの人員が徐々にロボットに置き換えられるのは、もはや避けられない流れなのでしょう。それによって失われた雇用がどのような形で守られるのかも気になるところです。

 

Source: The Information via 9to5Mac

便利な機能が増えた! iPhoneやiPadで外付けドライブのフォーマットができるように

アップルが開発者向け会議「WWDC24」で発表した「iOS 18」と「iPadOS 18」には、外付けドライブ(外部ストレージ)をフォーマットする機能が追加されていることが報告されています。

↑フォーマットの形式を選ぶことができる(画像提供/MacRumors)

 

iPhoneはコネクタやアダプタを使うことで、USBドライブやSDカードリーダーを接続することができます。外付けドライブの内容は「ファイル」アプリなどで参照し、写真やビデオを書き込むことが可能。

 

iOS 18とiPadOS 18のベータ版では、iPhoneやiPadからMacがなくても、外付けドライブをフォーマットすることが可能になりました。フォーマットの形式は「APFS」「ExFAT」「MS-DOS(FAT)」から選択できます。

 

この機能により、外出先で入手したものの、フォーマットが読み込めない外付けドライブをその場で使用することができます。特に、iPadをパソコンのように使用するユーザーにとって便利な機能になりそうです。

 

iOS 18とiPadOS 18の正式版は、今年秋にリリースされます。今後はiPhoneやiPadからでも外付けドライブをフォーマットできることを覚えておけば、役立つシーンがあるかもしれませんね。

 

Source: MacStories via MacRumors

アップルとメタが「Apple Intelligence」でまさかのタッグ!?

アップルとメタが、「Apple Intelligence」向けのAIモデルで提携することを協議していると、米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)紙が報じています。

↑AI競争で勝つためなら宿敵とも手を組む

 

開発者向け会議「WWDC24」で発表されたApple Intelligenceでは、さまざまなAI機能がiPhoneやiPad、Macに導入されます。また、「iOS 18」や「iPadOS 18」「macOS Sequoia」では、OpenAIのAIチャットボット「ChatGPT」が組み込まれます。

 

WSJによれば、アップルがOpenAIとAIチャットボットで提携したように、メタのAIチャットボット「Meta AI」をiOS 18に統合する計画について話し合っているとのこと。また、グーグルの「Gemini」や「Perplexity AI」、「Anthropic」といった他のAIチャットボットとも交渉中だと報じられています。

 

Apple IntelligenceはiOS 18やiPadOS 18、macOS Sequoiaのアップデートの一部として、今年後半から利用可能。Meta AIやGeminiがChatGPTの代替オプションとして提供されることになるのかどうか、今後の動向に注目です。

 

Source: The Wall Street Journal via 9to5Mac

アップル、「Apple Translate」とサードパーティーアプリが統合可能に

「iOS 17.4」や「iPadOS 17.4」「macOS Sonoma」において、サードパーティーアプリにアップルの翻訳ツール「Apple Translate」を組み込めるAPIが導入されることが、先日明らかとなりました。

↑日本語の英訳はこのように表示される(画像提供/MacRumors)

 

現在のiPhoneやiPad、Macでは、ハイライト表示されたテキストや「Safari」で閲覧したウェブサイトに対して、システムレベルの翻訳機能が提供されています。しかし、今回導入されたAPIは、日本語のレビューのようなユーザー生成コンテンツを、他の言語に素早く翻訳することができるのです。

 

さらに、今年の秋にリリースされる「iOS 18」「iPadOS 18」「macOS Sequoia」では、翻訳されたテキストをオーバーレイ表示された翻訳シートではなく、アプリ内にインラインで表示することが可能。

 

iOS 18では、バイリンガルキーボードがサポートされます。これにより手動で言語を切り替えることなく、例えば、同じキーボードで英語と韓国語を入力でき、各言語で単語の候補が表示されるのです。

 

iOS 18、iPadOS 18、macOS Sequoiaは開発者向けベータ版が配布されており、今年秋に正式リリースされる予定。サードパーティーの翻訳アプリを使わずに済むApple Translateは、iOS向けアプリで広がっていきそうです。

 

Source: Apple 1, 2 via MacRumors

次期「iOS 18」、サードパーティーアクセサリとのペアリング方法が変わる

今秋にリリースされる「iOS 18」「iPadOS 18」では、「AirPods」のようなペアリングのインターフェイスが、より多くのBluetoothやWi-Fiアクセサリで使用できるようになります。

↑(画像提供/MacRumors)

 

この機能は、先日開催された開発者向け会議「WWDC24」で発表されました。このペアリングプロセスを実装したアプリでは、ユーザーは「設定」アプリを開かなくても、アプリ内で直接アクセサリをデバイスに接続できるようになります。

 

アップルによれば、アクセサリメーカーがこのペアリングプロセスによってユーザーのローカルネットワーク上の他のデバイスを認識できなくなるため、プライバシーが強化されるとのこと。開発者は新しい「AccessorySetupKit」のフレームワークを使用して、AirPodsのようなペアリングプロセスをアプリに追加できます。

 

現在のiOS 18は開発者向けのベータ版。パブリックベータ版は7月にリリースされ、正式版は9月に配布される予定です。AirPodsのようなインターフェイスでサードパーティーのワイヤレスヘッドホンが接続できれば、より気軽に利用できそうです。

 

Source: Apple via MacRumors

iPhoneが音を聞いてお知らせ! サウンドを認識して通知します【iPhoneの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「iOS 17の新機能「サウンド認識」の使い方」です。

 

 

イヤホンで音楽を楽しんでいたらチャイムに気付かず荷物の受け取りを逃してしまった! なんてことはありませんか。今回はそんなシーンにぴったりな「サウンド認識」の機能を紹介しましょう。

 

設定方法ですが、ホーム画面の「設定」にある[アクセスビリティ]から[サウンド認識]をタップ。オンに切り替え、その下にある[サウンド]をタップ。すると認識できるアラームや動物の鳴き声、家庭内で聞こえるいろいろなサウンドが並んでいるので認識させたい項目をタップし、オンに切り替えましょう。

 

その際、通知の送信確認を聞いてくるので[許可]をタップしておきます。

 

こうしてサウンド認識を有効にしておけば、iPhoneが周囲の音を認識してどんな音がしたか通知してくれます。

 

サウンド認識を無効にしたいときは先ほどの「設定」内でもオフにできますが、コントロールセンターでもオンオフを切り替える事ができます。

 

あらかじめ用意してある項目以外の音を認識させたいときは「カスタムアラーム」を設定しましょう。今回は玄関のドアホーンが認識しないため、カスタム設定してみます。

 

先ほどのサウンド認識の画面で[カスタムアラーム]をタップします。[続ける]をタップしてアラームの名称を入力し、もう一度[続ける]をタップ。[聞き取りを開始]をタップして実際にドアホーンを鳴らします。

 

ドアホーンの音が聞き取れるとアラームが検出されたというメッセージが表示されるので[サウンドを保存]をタップ。再び[聞き取りを開始]をタップして、この作業を5回繰り返します。

 

ドアホーンの音が5回、検出されたら[完了]をタップ。しばらくするとドアホーンの音が使用可能になったと通知されれば、以後、ドアホーンの音をサウンド認識してくれます。

 

一覧内にある[電気器具]で検知してくれない家電製品のアラーム音なども、この方法でカスタムアラームとして設定しておくと認識してくれるようになります。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

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Beats、噂の「新型ポータブルスピーカー」を6月25日に発表へ

アップル傘下のオーディオブランド・Beatsが、新型ポータブルスピーカーを6月25日に発表します。

↑Beatsの新型ポータブルスピーカー(画像提供/Beats by Dre/X)

 

Beatsは以前から、バスケットボール選手のレブロン・ジェームズ氏などを起用して、新型ポータブルスピーカーをチラ見せしていました。iOSのベータ版からはBeatsのポータブルスピーカーが見つかったこともあります。

 

Beatsは2015年10月に、ポータブルスピーカー「Beats Pill+」を海外で発売しました。同ブランドが6月25日に発表するのは、Beats Pill+の後継モデルに相当するようです。また、Beats Pill+と比較すると、より丸みを帯びた形状となり、ストラップホールも追加されています。

 

以前のリーク情報によれば、Beatsの新型ポータブルスピーカーはゴールド、レッド、ブラックの3色展開となるようです。日本でも発売されるかどうかが気になります。

 

Source: Beats by Dre / X via MacRumors

自分にぴったりの「Mac」はどれ? アップルが教えてくれます

アップルは、自分に合ったMacを見つけられるサイト「Help Me Choose」を公開しました。

↑公開された「Help Me Choose」(画像提供/アップル)

 

現在のMacはノートパソコンの「MacBook Air」や「MacBook Pro」、デスクトップの「Mac mini」や「iMac」、ワークステーションの「Mac Studio」や「Mac Pro」と、多様なモデルがラインナップされています。初めてMacを買いたい人は、どれを選んだらいいのか悩んでしまいそうですね。

 

そこで、Help Me Chooseではいくつかの質問に答えることで、自分に最適なMacを見つけることができます。質問内容は「Macを何に使用しますか?」「どんな仕事をしますか?」「Macはどこで使用しますか?」「Macに何を接続しますか?」「予算はどれくらいですか?」といったもの。筆者がビデオ編集用のマシンを想定して質問に答えたところ、パワフルなMac Studioをおすすめされました。

 

Help Me Chooseは現在は英語でしか公開されていませんが、「Google 翻訳」を使えば日本語で質問を読むこともできます。初めてのMacを買おうとしている方にも、今のMacに不満がある方にも、Help Me Chooseは便利に使えそうです。

 

Source: アップル

iOS 18.1以降まで使えない「iOS 18の機能」は何?

先日開催された開発者向け会議「WWDC24」で発表された、「iOS 18」。しかし、秋のリリースの時点で全ての機能が利用できるわけでわなく、いくつかの機能は「iOS 18.1」へのアップデートやそれ以降を待たなければならないようです。

↑すぐに全ての新機能が使えるわけではなさそう

 

例えば、iOS 18のアップデート(iOS 18.1以降)では、「メール」アプリで「主なもの」「取引」「更新情報」「プロモーション」という四つのカテゴリが追加されると言います。これらのカテゴリは英語に設定されたデバイスで利用でき、「すべてのメール」はオプションとして残ります。また、同じ送信元からのメールを表示する新しいダイジェストビューも追加されるそう。

 

また、AI(人工知能)を活用した「Apple Intelligence」は、米国英語に設定された「iPhone 15 Pro/Pro Max」とそれ以降のモデルで「プレビュー」として利用可能。なお、「個人の状況」「画面上の認識」「アプリごとの詳細なコントロール」といった機能は、2025年までリリースされない可能性が高いと米ブルームバーグが報じています。さらに、Apple Intelligenceの追加の言語や地域も来年まで追加されない模様。

 

「ホーム」アプリでのロボット掃除機のサポートもiOS 18のアップデートで提供され、「Siri」に床の掃除を依頼できるようになります。また、米国では電力使用量をホームで確認することも可能。

 

というわけで、スマート機能やApple Intelligenceを活用した機能は、iOS 18.1かそれ以降のリリースまでお預けになりそう。日本語を含めた多言語・他地域でのサポートも遅れるようなので、気長に待つことにしましょう。

 

Source: MacRumors

「Apple Watch」の着信音、やっとパーソナライズできるように

今年の秋に配布される「Apple Watch」向けの新OS「watchOS 11」で、デフォルトの着信音が変更できることが判明しました。

↑ついに音が選べる(画像提供/9to5Mac)

 

watchOS 11の大きなトピックとしては、健康とフィットネスに関する機能の強化、ライブアクティビティのカスタマイズ性の向上、新しいウォッチフェイスや妊娠中のサポート機能の向上があります。また、ついに「翻訳」アプリが登場することも話題となりました。

 

Apple Watchでは、初代モデルから、iPhoneから電話をかけたり受けたりすることが可能。「Apple Watch Series 3」では新しい着信音が登場しましたが、それでもそれを変更することはできませんでした。

 

しかし、watchOS 11のベータ版では、Apple Watchの着信音を「Pebbles(携帯の着信音)」「Focus」「Jingle(オリジナル着信音)」「Nighthawk」「Transmit」「Twirl」「Windup」「Wonder」の8種類から選択することが可能になりました。

 

着信音に加えて、テキストメッセージやメール、カレンダーアラート、リマインダー、通常の通知音も、「Resonate」「Brilliant」「Cheer」「Flutter」「Globe」「Moment」「Scoop」「Timekeeper」「Tinker」から選ぶことができます。なお、連絡先ごとに着信音を設定したり、iTunes Storeから着信音を設定したりすることはできません。

 

初代モデルの登場から9年が経過して、ようやく登場するApple Watchの着信音の変更機能。Apple Watchをより自分らしくカスタマイズできるのは、うれしいアップデートとなりそうです。

 

Source: 9to5Mac

「Apple Watch」、ライオンなどの心拍数を測定できることが判明!

ライオンの心拍数は「Apple Watch」を舌に巻くことで測定できると、獣医師のChloe Buiting氏が報告しています。

↑ライオンの舌に装着されたApple Watch(画像提供/jungle_doctor/Instagram)

 

Apple Watchは初代モデルから心拍数の測定が可能で、「Apple Watch Series 4」や「Apple Watch Ultra」からは心電図を表示することもできます。また、最新モデルの「Apple Watch Series 9」では50メートル、Apple Watch Ultra 2では100メートルの耐水性能を備えています。

 

Buiting氏によれば、麻酔をかけたライオンの舌にApple Watchを装着することで、その心拍数が測定できるとのこと。このような使い方はもちろんApple Watchの想定外ですが、毛皮や鱗、棘のある動物の監視に役立つと説明しています。

 

さらに同氏によれば、Apple Watchを象の耳にテープで貼り付けることで、その心拍数もモニタリングできるとのこと。

 

今年アップルから投入されるであろう次期モデル「Apple Watch X」では、本体の薄型化やマグネットによる新バンドシステムの登場がされています。将来のApple Watchでも動物の心拍数の測定が可能なのかどうか、少し気になるところです。

 

Source: jungle_doctor / Instagram

静止画だけじゃない! 動画内のテキストまで翻訳しちゃいます【Macの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「動画に登場するテキストを翻訳する方法」です。

 

 

macOSには、写真にうつっているテキストを選択して、コピーしたり、翻訳したり、Web検索したりできる「テキスト認識表示」機能が搭載されています。

 

実はこの機能は、静止画だけでなく、動画を一時停止した状態でも使うことができるんです。たとえば、海外の動画にうつっている現地の看板や標識などのテキストを翻訳したいときなどに大変便利です。さっそく使い方を確認しましょう。

 

まずは動画をQuickTime Playerまたは「写真」ソフトで再生して、翻訳したいテキストがうつっているシーンを一時停止します。

 

次に、そのテキストをドラッグして選択しましょう。

 

続いて、テキストの上で右クリックして、ポップアップメニューから「(選択中のテキスト)を翻訳」を選びます。

 

言語が検知されたら、青色の部分を見てみましょう。日本語に翻訳する場合は、言語名をクリックしてポップアップメニューから「日本語」を選択します。

 

すると、日本語に翻訳された文章が表示されます。

 

その下にある「翻訳をコピー」をクリックすると、翻訳された文章をクリップボードにコピーできます。

 

なお、このように、言語が正しく認識されない場合は、ポップアップメニューから選択したテキストの言語を選んで、どの言語に翻訳するかを選びましょう。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

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「iOS 18」、ボタンを押すとベゼルがムニッと動きます

今年の秋にリリースされる「iOS 18」では、iPhoneのボタンを押すとベゼルが飛び出すアニメーションが追加されていることが、海外テックメディアのMacRumorsにより報じられています。

↑画面の縁のベゼルが動くように(画像提供/MacRumors)

 

 

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上の投稿を見るとわかりやすいのですが、iOS 18をインストールしたiPhoneの音量ボタンやアクションボタン、電源ボタンを押すと、画面の縁のベゼルがムニッと内側に膨らむのがわかります。なんだか、可愛いアニメーションですね。

 

このようなアニメーションは、「iPhone 16」シリーズでの登場が噂されている「キャプチャーボタン」でも表示されることでしょう。キャプチャーボタンではカメラのシャッターやフォーカス、ズームなどの操作ができる予定です。

 

なおiPad向けの「iPadOS 18」には、このようなベゼルが膨らむアニメーションは導入されていません。今後Androidスマートフォンでも後追いするメーカーが出てくるのでしょうか? 注目です。

 

Source: MacRumors

蛍光ペンっぽい? iOS 18の「メモ」、テキストに5色追加

アップルが開発者向け会議「WWDC24」で発表した、iPhone向けの新しい「iOS 18」。その「メモ」アプリでカラフルなテキストの色が選択できることが判明しています。

↑まるで蛍光ペン(画像提供/MacRumors)

 

現在のメモでは文字の大きさやスタイルを変えることはできますが、文字の色を変更することはできません(手書きでさまざまな色のイラストを挿入することはできますが、テキスト入力ではありません)。

 

しかし、iOS 18のメモでは紫、ピンク、オレンジ、ミント、青の5色のテキストが入力可能。ただし、それ以外の色を選択することはできません。この色は「Aa」ボタンをタップして表示される書式設定から選択することができ、色を選択したテキストには同色の背景が表示されます。

 

なお、現時点での仕様では、背景のないカラーテキストを選んだり、カラー背景のある黒いテキストを選択したりすることはできないようです。

 

メモのテキストのカラー表示は、単語や文章を強調するのに役立つことでしょう。iOS 18のメモにはライブオーディオの文字起こしや要約、折りたたみ可能なセクションヘッダー、入力した数学の問題を解くなどの新機能が追加されており、さらに便利に使うことができそうです。

 

Source: MacRumors

新macOSの「Sequoia」にレトロなMacintoshの壁紙があった!

先日、アップルはMac向けの新OS「macOS Sequoia」を発表。そのなかにレトロな「Macintosh」をモチーフにしたダイナミック壁紙やスクリーンセーバーが含まれていました。

↑懐かしくてかわいらしい(画像提供/MacRumors)

 

このレトロなMacintoshの壁紙はアニメーションとして表示され、さまざまなグラフィックが表示されます。カラーオプションとしては、スペクトラム、アクセント、青、赤、紫、黄、濃いグレー、グレー、緑、オレンジ、ランダムが選択できます。

 

macOS SequoiaにはレトロなMacintoshの壁紙だけでなく、OSのテーマとなっている「Helios」の壁紙も含まれています。Heliosはグラデーションのアニメーションとして表示されます。

 

macOS Sequoiaの最初のベータ版にレトロなMacintoshの壁紙は含まれていませんでしたが、Basic Apple Guyは壁紙のスクリーンショットを撮影し、公開しています。macOS Sequoiaは今年の秋に一般公開される予定ですが、公開された壁紙を自分のMacに設定して、新OSの雰囲気を体験してみるのもよさそうです。

 

Source: MacRumors

Apple Intelligenceってなに? 次期OSのポイントは? アップルがWWDCで発表した7つの見どころをおさらい

アップルが世界開発者会議「WWDC」をカリフォルニア州クパティーノの本社・Apple Parkで開催しました。独自開発による「Apple Intelligence=AI」や、秋に正式公開を控える新OSの話題など、現地を取材中の筆者が「注目の話題・7選」としてお届けします。

↑アップルのCEO、ティム・クック氏も基調講演後のイベントに参加。「独自のApple Intelligenceや新しいOSの発表に注目してほしい」と300人を超えるジャーナリストの参加者に呼びかけました

 

WWDC24の基調講演は世界中にインターネット中継されました。アップルのサイトには動画アーカイブも公開中です。基調講演の間、現地はどうなっているかと言えば、Apple Parkに巨大な屋外ステージが設置され、世界中から集まった総勢1000人は超えていそうなデベロッパーとジャーナリストがスクリーンに上映されるビデオを見ています。

↑会場に設置された巨大スクリーン。このほか屋内のスペースにも複数台のモニターがあります

 

配信の場合と違うのは、カンファレンスの直前にティム・クックCEOと、ソフトウェアエンジニアリング担当 上級副社長のクレイグ・フェデリギ氏がスクリーンの前に登壇して生スピーチをすることです。「みんな、今日は集まってくれてありがとう! 最高のWWDCにしようぜ!」みたいな、音楽の野外フェスのような楽しいノリが感じられます。

 

では、今年のWWDC24で発表されたハイライトを振り返ってみましょう。

 

注目その1 iPhoneの画面をカスタマイズ

iPhoneのOSであるiOSは、今秋に最新バージョンのiOS 18が公開を予定しています。一番楽しそうなポイントは、ホーム画面にロック画面、コントロールセンターのデザインを、ユーザーがより自分好みにカスタマイズできるようになることです。

 

アイコンの置き方や壁紙などはいまでも自由に変えられますが、今度は「アイコンの色」をモノトーンでダークな雰囲気に統一することも可能になります。

↑ユーザーの好みに合わせてもっとカスタマイズできるようになるiOS 18

 

フルスクリーンデザインのiPhoneは、画面の右上側から下にスワイプすると表示されるコントロールセンターもカスタマイズの自由度が高まります。他社製アプリのコントロールも常備できるので、よく使うアプリなどをそろえると便利かもしれません。なお、グーグルのAndroid OSも2023年に登場したAndroid 14からホーム画面のカスタマイズが自由にできるようになりました。

 

筆者的にはSafariや写真、ミュージックなどさまざまなアプリのアイコンが並んでいる方がiPhoneらしくて好きですが、実際に使ってみたらとことんカスタマイズしてみたくもなりそうです。7月に新OSのパブリックベータ版が公開されるので、また機会があればレポートします。

 

注目その2 手書きの数式も計算するiPadOSの「計算機」アプリ

5月にiPad Pro、iPad Airの新製品が発売されたばかりですが、次期iPadOS 18によってiPadライフがますます充実しそうです。

 

iPhoneには長らく搭載されていながら、なぜかiPadには存在していなかったアップル純正の「計算機」アプリがついに登場です。しかも強力な新機能「計算メモ」は要注目。ユーザーがApple Pencilを使って手で書いた数式を、シンプルなものから複雑なものまで自動で認識して正しい答えを導き出します。イラストが混在していても、計算式や方程式の部分だけを認識。とにかくすごい機能ですが、筆者は高校数学からドロップアウトした赤点魔王なので、この機能の便利さについて身をもって知る日は来ないかもしれません……。

↑Apple Pencilを使って手で書いた数式などを、計算機アプリの「計算メモ」機能が認識しながら正確な答えを導き出します

 

注目その3 AirPodsが“うなずく”ジェスチャーに対応

第2世代のAirPods Pro(USB-C/Lightning)のファームウェアが秋に更新されると、イヤホンを耳に装着したまま首を縦横に振るジェスチャー操作で通話やSiriの読み上げに応答できるようになります。首を縦に振ると「はい」、横に振ると「いいえ」の操作入力に代わります。満員電車の中など声を出しづらい環境で便利に使えると思います。

↑AirPods Proを装着した状態で、頭を縦横に振るジェスチャーによる操作が可能になります

 

また、AirPods ProをiPhone、iPad、Macに接続していれば、音声通話中にユーザーのバックグラウンドノイズを消して、通話音声だけを分離しながら聞こえやすくする機能も加わります。ノイズ抑制効果がどれぐらい鮮やかなのか気になるところです。

 

注目その4 健康状態を見守るApple Watchの「バイタル」アプリ

Apple Watchの次期watchOS 11には、ウォッチを身に着けて過ごすユーザーの心拍数、呼吸数、手首皮膚温、睡眠時間、血中に取り込まれた酸素のレベルの各項目を「健康指標」として画面に横並びにしながら一望できる「バイタル」アプリが新設されます。

↑ユーザーの健康指標の変化を知らせてくれる「バイタル」アプリ

 

Apple Watchでいつも健康状態を計測し続けることで、健康指標が通常の値から飛び出たときにはバイタルアプリの表示が変わり、ペアリングしているiPhoneなどのデバイスに通知が届きます。もはやApple Watchはユーザーの健康を絶えず見守り続ける“ウェアラブル・ドクター”です。

 

注目その5 MacでiPhoneを操作

次期macOSの名称は「Sequoia(セコイア)」に決定しました。Mac OS X 10.9のマーベリックス以降続く、カリフォルニア州の有名な地名シリーズが継続。セコイア自体はヒノキ科セコイア属の樹木の名称でもあります。

 

macOSにはiPhoneをMacのWebカメラとして使える「連係カメラ」のようなコンビネーションを活かした機能があります。次期OSには連係シリーズの新機能として「iPhoneミラーリング」が加わります。

↑Macの中にiPhoneの画面を再現する新しい連係機能「iPhoneミラーリング」

 

機能をオンにすると、MacとワイヤレスでつながっているiPhoneの画面がMacのディスプレイに再現されます。iPhoneの画面操作はMacのキーボード、トラックパッド、マウスを使います。iPhoneとMacの間でデータのドラッグ&ドロップもできるそうです。AirDrop(エアドロ)するよりも効率よくデータを共有できるのか、興味深いところ。またMacで仕事に集中している間、iPhoneだけに入れているアプリの通知を確認したいときなどにiPhoneミラーリングが便利に感じられるかもしれません。

 

注目その6 Apple Vision Proが日本にやってくる

米国では今年の2月2日に先行発売された“空間コンピュータ”「Apple Vision Pro」の、日本発売日が6月28日に決まりました。6月11日にリリースされたvisionOS 1.2から先行してプラットフォームの日本語対応も始まっているようです。

↑Apple Vision Proは6月28日に日本発売を迎えます

 

価格は59万9800円(税込)からという、やはりとても高価なデバイスですが、日本の動画サービスであるU-NEXTや、日本経済新聞社、Yahoo! JAPANなどが独自のアプリコンテンツをvisionOSに向けて今月から配信を開始します。販売は全国のApple Store店舗とオンラインで取り扱われますが、実機を体験できるストアの数は限られるようです。6月14日午前10時の予約注文開始以降に発表される詳細を要確認です。

 

注目その7 Apple Intelligenceの登場でSiriも大きく変わる

アップルがOpenAIのChatGPTやDall-E、グーグルのGeminiなどのライバルに対抗する独自の生成AIプラットフォーム「Apple Intelligence」を発表しました。略して“AI”。

↑アップル独自の新しいAIプラットフォーム「Apple Intelligence」がアメリカから始まります

 

今年の秋にiOS 18、iPadOS 18、macOS Sequoiaの一部として、無料でApple Intelligenceに関連する機能がベータ版として実装される予定ですが、対象となる地域が米国に限られます。また、対応するデバイスもiPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Max、M1以降を搭載したiPadとMacのみになります。

 

ユーザーが書いたテキストの清書や校正、受信した長いメールの要約、メモアプリが対応する「音声の録音・書き起こし・要約」といった機能が使え、これらは仕事で大活躍しそうです。

 

生成AIによる画像生成も可能で、任意のテキストをプロンプトに入力してオリジナルの絵文字をつくる「Genmoji」や、テーマ、コスチューム、アクセサリ、場所など指定した条件に合った画像を生成する「Image Playground」の機能がそろいます。

↑テキストプロンプトに合わせた絵文字を生成する「Genmoji」

 

Apple Intelligenceによって生まれ変わるSiriは、デバイスを使うユーザーのことを学びながら、よりパーソナルなコミュニケーションができるようになります。たとえば友だちがメッセージアプリから転居先の住所を送ってきたら、「この住所を彼の連絡先カードに追加して」とSiriにお願いすると、「これ」や「彼」など曖昧な指示語も理解しながら正しい操作を実行します。

 

iPhoneの場合は、「Hey Siri」と話しかけた後に、Siriのアイコンがポップアップするのではなく、画面の周囲が虹色に光る新しいユーザーインターフェース効果にも注目です。

↑Siriも新しいデザインに生まれ変わります

 

Apple Intelligenceについてはとにかく「日本語化」の時期が気になるところ。先行するOpenAIやグーグルの生成AIに対して、Apple Intelligenceが洗練されたインターフェースの使い勝手も含めて、どんなAIのミライを見せてくれるのか楽しみです。

 

次点 Apple Parkの食事が美味しかった!

筆者は2022年のWWDCから現地取材に参加しています。今回はWWDCのイベントで使われるスペースに限られるものの、社屋内のカフェテリアに入って食事を楽しむこともできました。バーガーやメキシカン風の餃子(?)のような食事がやたらと美味しかったです。食に関わるボキャブラリーが貧困で申し訳ありません。

 

【フォトギャラリー】(Apple Parkの様子をまとめてご覧ください)

「iOS 18」、ロック画面のアイコンがカスタマイズ可能に

アップルが開発者向け会議「WWDC24」で発表した「iOS 18」では、ロック画面に表示されるアイコンを変更することが可能です。

↑ロック画面のアイコンをカスタマイズできます(画像提供/MacRumors)

 

iOS 18では、ホーム画面やロック画面、コントロールセンターのカスタマイズ性が大幅に向上。ホーム画面では好きな場所にアプリのアイコンを置いたり、その色を変更したりすることができます。コントロールセンターではグループごとにページを作ることや、サードパーティのアプリのアイコンを置くことが可能。

 

さらにiOS 18では、ロック画面で下部に表示されるコントロールが切り替えられるようになります。「controls gallery」から利用可能なアイコンを選んだり、完全に削除したりすることも可能。これにより、例えばロック画面からSNSアプリを直接起動し、素早く投稿できるようになるのです。

 

これらの新しいコントロールには、コントロールセンターやロック画面からだけでなく、「iPhone 15 Pro」シリーズのアクションボタンからもアクセスできます。これら一連の新しいアクションは使いこなしてみたいですね!

 

Source: MacRumors

iPhoneの「充電制限」機能、「iOS 18」で進化へ! 重宝する予感

この秋、iPhone向けにリリースされる「iOS 18」では、バッテリーの充電制限に関する設定がさらに豊富になります。

↑充電制限の新デザイン(画像提供/Aaron Perris/MacRumors)

 

「iPhone 15」シリーズでは、デバイスの充電を80%でストップする設定が導入されました。これはバッテリーがフル充電されるのを減らすことで、その寿命を伸ばすのが狙いです。

 

iOS 18では、80%だけでなく85%、90%、95%の充電制限のオプションが導入されます。これにより、バッテリーを労りつつ、日常生活で不便がないように適度に充電するということが可能になるのです。

 

iOSのバッテリーの充電制限は、設定アプリの「バッテリー」→「充電の最適化」で設定可能。なお、iOS 18のベータ版では、iPhone 15シリーズでしかバッテリーの充電制限は利用できません。

 

個人的にはバッテリーが80%だと物足りない気もするので、90%や95%の充電制限のオプションは重宝しそうな予感がしています。

 

Source: MacRumors

アップル、この秋の「iOS 18」から「RCS」に対応すると発表

今年の秋にリリースされる「iOS 18」において、メッセージアプリが「RCS」をサポートすることが発表されました。

↑この秋、コミュニケーションが濃密になる

 

RCSとは「リッチコミュニケーションサービス」の略で、従来のSMS(ショートメッセージサービス)とは異なり、グループメッセージングなどのコミュニケーションが可能。具体的には、高解像度の画像や動画の添付、入力状態の表示、既読通知などが利用できます。

 

例えば、これまでiPhoneユーザーとAndroidユーザーがメッセージを交換する場合、SMSでは画像がかなり圧縮されていました。しかしRCSなら、プラットフォームが異なっても高解像度の画像が送れるようになるのです。

 

アップルはこれまで、RCSのサポートを「2024年後半に行う」とだけ明かしていました。そして今回、秋にリリースされるiOS 18でRCSのサポートが正式に発表されたのです。

 

RCSはグーグルが主導し普及を進めた結果、海外の携帯キャリアでは広くサポートが広がっています。日本でも3大キャリアの「+メッセージ」や、楽天モバイルの「Rakuten Link」で利用可能。iPhoneがRCSに対応したことにより、今後はRCSがさまざまな場面で利用されるようになるかもしれません。

 

Source: アップル

次期「iPhone 16」標準モデル、バッテリーの画像が流出! 金属製ケースになる可能性大

毎年の新型iPhoneにおいて、ひそかに注目を集めるのがバッテリーでしょう。スマートフォンを連続で使える時間や、手に持つときの熱さにも大きく影響するためです。

↑次のバッテリーはどうなる?

 

今年の秋に登場するとみられる「iPhone 16」標準モデルについて、前iPhone 15よりもバッテリー容量が増えるうえ、金属製ケースを使っている可能性を示す写真が公開されました。

 

著名リーカーのMajin Bu氏は「iPhone 16(標準モデル)バッテリー」と称した画像をXでシェア。そこにはL字型をした金属製の筐体が写っており、表面には「3597mAh」の表記が確認できます。

 

iPhone 15 標準モデル内蔵のバッテリーは3349mAhであり、 約7%増。さらに従来型と異なり、金属製ケースとなることで放熱性が高まり、熱くなりにくなると予想されます。

 

これに先立ち、アップル未発表製品のコレクターとして知られるKosutami氏が「iPhone 16 Proプロトタイプ」用バッテリーと称する写真を公開していました。そちらもL字型かつ金属製になっており、iPhone 16シリーズ全モデルがこのタイプで統一される可能性が高まりました。

 

一方、最大サイズの「iPhone 16 Pro Max」については、エネルギー密度が増えることで、より大容量のバッテリーも小さなサイズに収まるとの予想もありました。この技術が他のモデルにも使われるとすれば、iPhone 16シリーズは全て重くならず、バッテリー容量が増えるのかもしれません。

 

また、金属製ケースに切り替えることは、EU域内での「バッテリー交換のしやすさを義務づける」規制を守るためという推測もあります。これが当たっていれば、非正規の修理業者でもバッテリーを交換しやすくなる可能性がありそうです。

 

Source: Majin Bu(X) 
via: PhoneArena

「ダイナミックアイランド」がスクショに写ってしまうのはなぜ!? 写さずに撮る方法は【iPhoneの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「「ダイナミックアイランド」を写さずにスクショを撮る方法」です。

 

 

iPhone本体の左右にある「音量を上げる」ボタンと「サイドボタン」を同時に押すことでスクリーンショットが撮れます。オンラインショップで注文した時の決済画面を控えたり、ネットで見つけた面白い情報を残しておきたい時などに使うと便利な機能ですね。

 

スクリーンショットは基本、iPhoneの画面全体を保存するのですが、iPhone 15シリーズやiPhone 14 Pro、Pro Maxで採用しているダイナミックアイランドはスクリーンショットに写りません。でも場合によっては写ってしまうこともあるんです。

 

その違いはダイナミックアイランドに何か表示されているかどうか。

 

例えば「時計」アプリでタイマーが動作中だったり「ミュージック」アプリで曲を再生中だったりすると、スクリーンショットにダイナミックアイランドが写り込んでしまうんです。

 

アクティビティが表示されている状態でもスクリーンショットにダイナミックアイランドを写したくない時はどうすればいいんでしょう? そんな時はダイナミックアイランドの右側または左側から中央にスワイプしてアクティビティを一時的に折りたたんでしまいましょう。こうすればスクリーンショットを撮ってもダイナミックアイランドは写り込みません。

 

スクリーンショットを撮ったらダイナミックアイランドの中央から右側または左側にスワイプ。折りたたんでいたアクティビティが元に戻ってダイナミックアイランド内に表示されます。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

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PDFの結合は標準搭載ソフトだけでOK! しかも簡単&安全です【Macの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「「プレビュー」ソフトを使ってPDFを結合する方法」です。

 

 

複数のPDFファイルを結合して1つにまとめたいとき、方法としてはAdobeアクロバットなどの専用ソフトを使ったり、Webサービスを使ったりする方法を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?

 

実はmacOSに標準搭載されている「プレビュー」ソフトを使ってPDFを結合することができるんです。

 

「プレビュー」は標準ソフトなのでインストールも必要ありませんし、Macの中で完結するのでWebサービスによる情報漏洩リスクもありません。さっそく手順を解説しましょう。

 

手順はとても簡単。「プレビュー」ソフトに結合したいPDFをまとめてドラッグ&ドロップし、メニューバーから「表示」→「サムネール」と進み、各ウインドウのページサムネールをサイドバーに表示します。

 

続いて、追加したいサムネールを別のPDF内のサムネールのサイドバーにドラッグ&ドロップします。ページの順番を変更したい場合は、追加したサムネールを上下にドラッグして並べ替えましょう。

 

最後に、ウインドウを閉じれば、結合したPDFの完成です。

 

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「折りたたみiPhone」、2027年までは登場しない? アップルの要求が厳しく…

アップルは先進技術をいち早く採用することはせず、技術の成熟や製造コストの低下を待ってから新製品を投入する傾向があります。そのジャンルの一つが折りたたみスマートフォンであり、サムスンがGalaxy Z FoldシリーズやGalaxy Z Flipシリーズを数世代にわたり発売した今なお、様子見をしているようです。

↑折り目が美しくない

 

それでも折りたたみiPhoneは開発中と噂され、2026年頃に登場すると予想されていました。しかし、アップルは画面の折り目をなくすことに強くこだわっているため、2027年までに発売される可能性は低いとある調査会社が予想しています。

 

市場調査会社のTrendforceの最新レポートによると、アップルは折り目と信頼性に関して厳しい要求をしており、部品の仕様と性能を評価中とのこと。2027年までに折りたたみiPhoneを発売する可能性は低いが、その参入は市場の力学を大きく変えるかもしれないと述べています。

 

現時点では、どの折りたたみスマホメーカーも、折りたたみ画面の折り目をなくすことには成功していません。サムスン製品も世代を重ねる毎にシワは減っていますが、それでも完全ではありません。

 

今年の初めにも、アップルが社内でテストしている折りたたみiPhoneにサムスン製ディスプレイを使っているとの噂がありましたが、同社の厳しいテストのもとでは「数日で故障した」と伝えられていました。

 

今回のレポートでは、2024年における折りたたみ製品の出荷台数はスマホ市場の1.5%を占めるに過ぎず、2028年までには4.5%まで増えると予想しています。各メーカーが主に取り組んでいるのは価格設定であり、全体的なコスト削減に力を入れているとのことです。

 

しかし、アップル製品であれば、高価格となってもユーザーは引きつけられやすいはず。折りたたみiPhoneが登場したあかつきには、折りたたみスマホ市場も一気に拡大し、全世界で普及するのかもしれません。

 

Source: Trendforce
via: Wccftech

「iPhone 16 Pro」、カメラの大型化を裏付けるケースの画像が流出!

今年の秋に登場するとみられる「iPhone 16」シリーズのProモデルにおいて、小さなほうの「iPhone 16 Pro」はiPhone 15 Pro Maxと同じく光学5倍のテトラプリズム望遠レンズを搭載すると噂されています。

↑新たに流出した「iPhone 16 Pro用ケース」(画像提供/Majin Bu/X)

 

それを裏付けるような「iPhone 16 Pro用ケース」と称される新たな画像がネット上で公開されました。

 

著名リーカーのMajin Bu氏は、「iPhone 16 Pro用ケースではカメラモジュールが大型化」とコメントした写真をXに投稿。

 

この画像ではカメラ用にくり抜かれた穴は大きくなっており、水平方向で背面の半分以上に広がっています。これは高倍率ズームを実現するため、望遠カメラのモジュールが大型化していると推測されます。

 

小型のiPhone 16 Proにテトラプリズム望遠レンズが搭載されることは、複数の有力な情報源が伝えてきました。

 

韓国の電子業界誌・The Elecは「iPhone 16シリーズの折りたたみズーム(テトラプリズム)モデルは二つに増える」と言い、iPhone 16 ProおよびiPhone 16 Pro Maxが両方とも搭載すると主張。ほかにも、アップルの未発表製品に詳しいアナリストのMing-Chi Kuo氏や、アップル情報サイトのMacRumorsもこの予想を支持しています。

 

iPhone 16 Proは、広角カメラも12MPから48MPにアップグレードするとの噂もあります。次期iPhone 16 シリーズは生成AIの搭載に注目が集まりがちですが、カメラも大きな進化を遂げることになりそうです。

 

Source: Majin Bu(X)
via: Wccftech

アップル、新型「iPad Air」のGPUコア数を9個に減らしていたことが発覚!

アップルは新型のM2チップ搭載のiPad Airを発表した際、10コアGPUを搭載していると述べていました。しかし、その後に技術仕様ページをひそかに修正し、現在では一つ減らした9コアGPUにしたことが明らかとなりました。

↑GPUコア数が減っちゃいました(画像提供/アップル)

 

先月の発表イベント直後、アップルが公式サイトに掲載したニュースリリースには、確かに「より高速な8コアCPUと10コアGPUを搭載」と書いてあります。

 

しかし、米国公式サイトの技術仕様は更新され「9-core GPU」(9コアGPU)という表記になっています。日本ほか米国外での技術仕様ページは更新が遅れ、まだ10コアGPUと書かれているものもあります。

↑米国公式サイトの技術仕様には「9-core GPU」という記載が(画像提供/アップル)

 

以前の例では、アップルはまず米国向け公式サイトのページを修正。その後に日本向けなどの公式ページに修正を反映する流れであり、最も正しく新しい情報は米国バージョンと思われます。

 

注目すべきは、これまで発売されたM2搭載製品には、GPU9コア版がなかったことです。例えば、M2 MacBook AirはGPU8コア/10コアの2バージョンがあるだけ。このことから、iPad Airに使われたM2チップは、10コア版のうち1コアを無効化したものと推測されます。

 

さまざまな機能を統合したSoC(システム・オン・チップ)では、一部のGPUコアが無効化されることは珍しくありません。その理由としては、製造プロセスの不良でコアが基準に満たないこと、電力効率の優先(コアが少ないほど消費電力も少ない)、低価格モデルが高価格モデルを超えないようにすることなど、いろいろと考えられます。

 

現実的には、ほとんどのM2 iPad Airユーザーは10コアGPUと9コアGPUの性能差には気づかないはず。それでも、アップル公式の説明を望みたいところです。

 

Source: Apple(1),(2)

思い出がホーム画面で甦る……お気に入りのアルバムをウィジェットで楽しむには【iPhoneの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「ホーム画面のウィジェットに「写真」アプリ内のアルバムを置く方法」です。

 

 

iOS 17では「写真」アプリのウィジェットが進化し、特定のアルバムを指定して表示させられるようになりました。改めて、ウィジェットの使い方をおさらいしながら、設定方法を解説しましょう。

 

まず「ウィジェット」とは、iPhoneのホーム画面に配置して、アプリの情報の一部を常時表示させておける機能です。たとえば「天気」や「カレンダー」アプリなどのウィジェットを配置しておくことで、アプリの最新の情報を一目で確認できます。

 

では、iOS 17でアップデートされた「写真」アプリのウィジェットを使って、指定したアルバムを表示させる方法を説明しましょう。

 

ホーム画面を長押しし、編集可能な状態になったら左上の[+]をタップ。ウィジェット一覧が開いたら、「写真」を選択します。するとポップアップが開くので、画面を右から左へスワイプして「アルバム」のウィジェットを表示させ、好みの形状のものを選んだら[ウィジェットを追加]をタップします。

 

すると、ホーム画面に「写真」ウィジェットが追加されるので、好きな場所に配置し[完了]をタップしましょう。これでホーム画面にウィジェットが追加できました。

 

続いて、配置したウィジェットを長押しして[ウィジェットを編集]を選択。

 

アルバム名をタップして、アルバムのリストから、表示させたいアルバム名を選びます。余白をタップしてポップアップを閉じましょう。すると、指定したアルバムがウィジェットに表示されるようになりました。

 

ウィジェットをタップすると、そのアルバムにワンタップでアクセスできるのも便利なポイントです。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

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アップル、「iPhone 16 Pro」用の有機ELディスプレイ生産にゴーサイン!

今年も秋に次期「iPhone 16」シリーズが発売されるとみられるなか、サムスンディスプレイとLGディスプレイがProモデル向けの有機EL画面の量産の承認を得たと海外で報じられています。

↑iPhone 16 Proシリーズで発売遅れや品薄は起こりにくそう

 

韓国の電子業界誌・The Elecによると、両社とも5月初めにアップルからゴーサインが得られたとのこと。ちょうど先日、著名アナリストが「iPhone 16シリーズ用の画面パネル生産が6月から始まる」と予想していたことと一致しています。

 

今回の報道によれば、サムスンがiPhone 16の全4モデルに有機EL画面を供給するのに対し、LGはProモデルのみ。さらに、中国のディスプレイ製造大手BOEは標準モデルの「iPhone 16」と「iPhone 16 Plus」向け画面パネルの供給に協力する見通しです。

 

これまでLGはアップルの承認を受けるのが遅れ、量産時期を逃していた(十分な受注が受けられなかった)とのこと。昨年もLGはサムスンの数か月後にiPhone 15 Pro向け画面の量産承認を受けたことで、市場シェアの差が広がっていたようです。

 

すでにサムスンはiPhone 16標準モデルとProモデル向けの量産承認を受けており、5月末までにPro Maxの承認も得られる見通し。LGも6月中旬にPro Maxの承認が得られる予定だと伝えられています。両社とも量産に加われば、発売直後にiPhone 16 ProおよびPro Maxの発売遅れや品薄は起こりにくいと思われます。

 

一方、iPhone 15 ProモデルとiPhone 16 Proモデルの有機EL画面は違いがわずかながら、BRS(Border Reduction Structure)技術によりベゼルが少し細くなる可能性があるとのこと。こうした予想は、以前の報道にもありました。

 

このBSRとは、パネル下部のボーダーをできるだけ薄くする加工技術。下部の配線を上側に巻き込むものであり、以前もアップル以外の会社が採用したものの、発熱の問題ありました。しかし、最近では放熱技術が改善されたため、再び導入する目処が立ったようです。

 

Source: The Elec
via: MacRumors

Apple情報総合Webメディア「Mac Fan Portal」オープン! リニューアル特大号「Mac Fan」表紙に爆笑問題・太田 光

マイナビ出版は、Apple情報の総合ポータルサイト「Mac Fan Portal」を5月29日にオープンしました。

 

同サイトは、「Appleにかかわる『今知りたい!』を叶えるメディア」をタグラインに掲げ、Appleの新製品や最新OSの機能解説、Macの便利技やトラブルシューティング、導入事例など、様々なコンテンツを提供しています。

 

記事は毎日公開され、無料で閲覧可能。お笑い芸人のR藤本さんによる「つまらないゲームなど必要ない!Z」や、マンガ「Mac不安ちゃん」などのWeb連載記事も更新されます。

 

また、隔月刊化した雑誌「Mac Fan」最新号(2024年7月号)も同日に発売されました。価格は1073円(税別)。

 

表紙は、古くからのMacユーザだという、爆笑問題の太田 光さん。巻末インタビューでは、Macとの出会いや、愛用中のMacBookの使用感、そしてMacを使い続ける理由などを語っています。

 

第1特集「すごすぎるMacの世界」、第2特集「徹底検証『Safari』の実力」、第3特集「自作キーボードのススメ」のほか、「シン・マックな人」「もっと! Mac不安ちゃん」といった新連載なども掲載。

 

新WebメディアMac Fan Portalのオープンと、雑誌Mac Fanのリニューアルを記念して、Apple Gift Card 1万円×10名や、Apple製品と一緒に使いたい注目アクセサリなど、総額43万円相当の豪華賞品が抽選で当たるプレゼントキャンペーンも実施中。詳細はMac Fan Portal内のキャンペーンページ(https://macfan.book.mynavi.jp/article/811/)をご覧ください。

iOS、サードアプリでもアイコンをアニメーション表示できちゃう! 海外の研究者が発見

iOSにおいて、サードアプリでもアイコンをアニメーション表示できるという脆弱性を海外の研究者が発見しました。

↑いろいろなアプリに動きを付けられることが判明

 

「時計」や「カレンダー」といったiOSの標準アプリには、時計の針が動いたり日付が更新されたりと、すでにアニメーション機能が搭載されています。また、サードアプリのなかでもアプリ内部の設定からアプリのアイコンを変更できるものが存在します。

 

iOS研究者のBryce Bostwick氏が発見した手法は、システムが公式に提供しているAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェイス)を使用して、代替となるアプリアイコンを提供するというもの。

 

通常はサードアプリが勝手にアイコンを変更することはできないのですが、同氏は「プライベートメソッド」を使用することで、アイコンをアニメーション表示させることに成功。また、バックグラウンド状態でもアクティブだとアプリに認識させることで、いつでもアニメーションが表示できるようになりました。

 

Bostwick氏は実演で、さまざまなiOSのアプリアイコンをアニメーションさせています。たくさんのアプリのアイコンが常にアニメーションすると目が疲れてしまいますが、通知が来たときにだけアニメーションするのなら、なかなか楽しそうです。今後、アップルが公式にサードアプリのアイコンのアニメーションを許可することがあるのか気になります。

 

Source: bryce.co via 9to5Mac