「iOS 18」、ボタンを押すとベゼルがムニッと動きます

今年の秋にリリースされる「iOS 18」では、iPhoneのボタンを押すとベゼルが飛び出すアニメーションが追加されていることが、海外テックメディアのMacRumorsにより報じられています。

↑画面の縁のベゼルが動くように(画像提供/MacRumors)

 

 

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上の投稿を見るとわかりやすいのですが、iOS 18をインストールしたiPhoneの音量ボタンやアクションボタン、電源ボタンを押すと、画面の縁のベゼルがムニッと内側に膨らむのがわかります。なんだか、可愛いアニメーションですね。

 

このようなアニメーションは、「iPhone 16」シリーズでの登場が噂されている「キャプチャーボタン」でも表示されることでしょう。キャプチャーボタンではカメラのシャッターやフォーカス、ズームなどの操作ができる予定です。

 

なおiPad向けの「iPadOS 18」には、このようなベゼルが膨らむアニメーションは導入されていません。今後Androidスマートフォンでも後追いするメーカーが出てくるのでしょうか? 注目です。

 

Source: MacRumors

蛍光ペンっぽい? iOS 18の「メモ」、テキストに5色追加

アップルが開発者向け会議「WWDC24」で発表した、iPhone向けの新しい「iOS 18」。その「メモ」アプリでカラフルなテキストの色が選択できることが判明しています。

↑まるで蛍光ペン(画像提供/MacRumors)

 

現在のメモでは文字の大きさやスタイルを変えることはできますが、文字の色を変更することはできません(手書きでさまざまな色のイラストを挿入することはできますが、テキスト入力ではありません)。

 

しかし、iOS 18のメモでは紫、ピンク、オレンジ、ミント、青の5色のテキストが入力可能。ただし、それ以外の色を選択することはできません。この色は「Aa」ボタンをタップして表示される書式設定から選択することができ、色を選択したテキストには同色の背景が表示されます。

 

なお、現時点での仕様では、背景のないカラーテキストを選んだり、カラー背景のある黒いテキストを選択したりすることはできないようです。

 

メモのテキストのカラー表示は、単語や文章を強調するのに役立つことでしょう。iOS 18のメモにはライブオーディオの文字起こしや要約、折りたたみ可能なセクションヘッダー、入力した数学の問題を解くなどの新機能が追加されており、さらに便利に使うことができそうです。

 

Source: MacRumors

新macOSの「Sequoia」にレトロなMacintoshの壁紙があった!

先日、アップルはMac向けの新OS「macOS Sequoia」を発表。そのなかにレトロな「Macintosh」をモチーフにしたダイナミック壁紙やスクリーンセーバーが含まれていました。

↑懐かしくてかわいらしい(画像提供/MacRumors)

 

このレトロなMacintoshの壁紙はアニメーションとして表示され、さまざまなグラフィックが表示されます。カラーオプションとしては、スペクトラム、アクセント、青、赤、紫、黄、濃いグレー、グレー、緑、オレンジ、ランダムが選択できます。

 

macOS SequoiaにはレトロなMacintoshの壁紙だけでなく、OSのテーマとなっている「Helios」の壁紙も含まれています。Heliosはグラデーションのアニメーションとして表示されます。

 

macOS Sequoiaの最初のベータ版にレトロなMacintoshの壁紙は含まれていませんでしたが、Basic Apple Guyは壁紙のスクリーンショットを撮影し、公開しています。macOS Sequoiaは今年の秋に一般公開される予定ですが、公開された壁紙を自分のMacに設定して、新OSの雰囲気を体験してみるのもよさそうです。

 

Source: MacRumors

Apple Intelligenceってなに? 次期OSのポイントは? アップルがWWDCで発表した7つの見どころをおさらい

アップルが世界開発者会議「WWDC」をカリフォルニア州クパティーノの本社・Apple Parkで開催しました。独自開発による「Apple Intelligence=AI」や、秋に正式公開を控える新OSの話題など、現地を取材中の筆者が「注目の話題・7選」としてお届けします。

↑アップルのCEO、ティム・クック氏も基調講演後のイベントに参加。「独自のApple Intelligenceや新しいOSの発表に注目してほしい」と300人を超えるジャーナリストの参加者に呼びかけました

 

WWDC24の基調講演は世界中にインターネット中継されました。アップルのサイトには動画アーカイブも公開中です。基調講演の間、現地はどうなっているかと言えば、Apple Parkに巨大な屋外ステージが設置され、世界中から集まった総勢1000人は超えていそうなデベロッパーとジャーナリストがスクリーンに上映されるビデオを見ています。

↑会場に設置された巨大スクリーン。このほか屋内のスペースにも複数台のモニターがあります

 

配信の場合と違うのは、カンファレンスの直前にティム・クックCEOと、ソフトウェアエンジニアリング担当 上級副社長のクレイグ・フェデリギ氏がスクリーンの前に登壇して生スピーチをすることです。「みんな、今日は集まってくれてありがとう! 最高のWWDCにしようぜ!」みたいな、音楽の野外フェスのような楽しいノリが感じられます。

 

では、今年のWWDC24で発表されたハイライトを振り返ってみましょう。

 

注目その1 iPhoneの画面をカスタマイズ

iPhoneのOSであるiOSは、今秋に最新バージョンのiOS 18が公開を予定しています。一番楽しそうなポイントは、ホーム画面にロック画面、コントロールセンターのデザインを、ユーザーがより自分好みにカスタマイズできるようになることです。

 

アイコンの置き方や壁紙などはいまでも自由に変えられますが、今度は「アイコンの色」をモノトーンでダークな雰囲気に統一することも可能になります。

↑ユーザーの好みに合わせてもっとカスタマイズできるようになるiOS 18

 

フルスクリーンデザインのiPhoneは、画面の右上側から下にスワイプすると表示されるコントロールセンターもカスタマイズの自由度が高まります。他社製アプリのコントロールも常備できるので、よく使うアプリなどをそろえると便利かもしれません。なお、グーグルのAndroid OSも2023年に登場したAndroid 14からホーム画面のカスタマイズが自由にできるようになりました。

 

筆者的にはSafariや写真、ミュージックなどさまざまなアプリのアイコンが並んでいる方がiPhoneらしくて好きですが、実際に使ってみたらとことんカスタマイズしてみたくもなりそうです。7月に新OSのパブリックベータ版が公開されるので、また機会があればレポートします。

 

注目その2 手書きの数式も計算するiPadOSの「計算機」アプリ

5月にiPad Pro、iPad Airの新製品が発売されたばかりですが、次期iPadOS 18によってiPadライフがますます充実しそうです。

 

iPhoneには長らく搭載されていながら、なぜかiPadには存在していなかったアップル純正の「計算機」アプリがついに登場です。しかも強力な新機能「計算メモ」は要注目。ユーザーがApple Pencilを使って手で書いた数式を、シンプルなものから複雑なものまで自動で認識して正しい答えを導き出します。イラストが混在していても、計算式や方程式の部分だけを認識。とにかくすごい機能ですが、筆者は高校数学からドロップアウトした赤点魔王なので、この機能の便利さについて身をもって知る日は来ないかもしれません……。

↑Apple Pencilを使って手で書いた数式などを、計算機アプリの「計算メモ」機能が認識しながら正確な答えを導き出します

 

注目その3 AirPodsが“うなずく”ジェスチャーに対応

第2世代のAirPods Pro(USB-C/Lightning)のファームウェアが秋に更新されると、イヤホンを耳に装着したまま首を縦横に振るジェスチャー操作で通話やSiriの読み上げに応答できるようになります。首を縦に振ると「はい」、横に振ると「いいえ」の操作入力に代わります。満員電車の中など声を出しづらい環境で便利に使えると思います。

↑AirPods Proを装着した状態で、頭を縦横に振るジェスチャーによる操作が可能になります

 

また、AirPods ProをiPhone、iPad、Macに接続していれば、音声通話中にユーザーのバックグラウンドノイズを消して、通話音声だけを分離しながら聞こえやすくする機能も加わります。ノイズ抑制効果がどれぐらい鮮やかなのか気になるところです。

 

注目その4 健康状態を見守るApple Watchの「バイタル」アプリ

Apple Watchの次期watchOS 11には、ウォッチを身に着けて過ごすユーザーの心拍数、呼吸数、手首皮膚温、睡眠時間、血中に取り込まれた酸素のレベルの各項目を「健康指標」として画面に横並びにしながら一望できる「バイタル」アプリが新設されます。

↑ユーザーの健康指標の変化を知らせてくれる「バイタル」アプリ

 

Apple Watchでいつも健康状態を計測し続けることで、健康指標が通常の値から飛び出たときにはバイタルアプリの表示が変わり、ペアリングしているiPhoneなどのデバイスに通知が届きます。もはやApple Watchはユーザーの健康を絶えず見守り続ける“ウェアラブル・ドクター”です。

 

注目その5 MacでiPhoneを操作

次期macOSの名称は「Sequoia(セコイア)」に決定しました。Mac OS X 10.9のマーベリックス以降続く、カリフォルニア州の有名な地名シリーズが継続。セコイア自体はヒノキ科セコイア属の樹木の名称でもあります。

 

macOSにはiPhoneをMacのWebカメラとして使える「連係カメラ」のようなコンビネーションを活かした機能があります。次期OSには連係シリーズの新機能として「iPhoneミラーリング」が加わります。

↑Macの中にiPhoneの画面を再現する新しい連係機能「iPhoneミラーリング」

 

機能をオンにすると、MacとワイヤレスでつながっているiPhoneの画面がMacのディスプレイに再現されます。iPhoneの画面操作はMacのキーボード、トラックパッド、マウスを使います。iPhoneとMacの間でデータのドラッグ&ドロップもできるそうです。AirDrop(エアドロ)するよりも効率よくデータを共有できるのか、興味深いところ。またMacで仕事に集中している間、iPhoneだけに入れているアプリの通知を確認したいときなどにiPhoneミラーリングが便利に感じられるかもしれません。

 

注目その6 Apple Vision Proが日本にやってくる

米国では今年の2月2日に先行発売された“空間コンピュータ”「Apple Vision Pro」の、日本発売日が6月28日に決まりました。6月11日にリリースされたvisionOS 1.2から先行してプラットフォームの日本語対応も始まっているようです。

↑Apple Vision Proは6月28日に日本発売を迎えます

 

価格は59万9800円(税込)からという、やはりとても高価なデバイスですが、日本の動画サービスであるU-NEXTや、日本経済新聞社、Yahoo! JAPANなどが独自のアプリコンテンツをvisionOSに向けて今月から配信を開始します。販売は全国のApple Store店舗とオンラインで取り扱われますが、実機を体験できるストアの数は限られるようです。6月14日午前10時の予約注文開始以降に発表される詳細を要確認です。

 

注目その7 Apple Intelligenceの登場でSiriも大きく変わる

アップルがOpenAIのChatGPTやDall-E、グーグルのGeminiなどのライバルに対抗する独自の生成AIプラットフォーム「Apple Intelligence」を発表しました。略して“AI”。

↑アップル独自の新しいAIプラットフォーム「Apple Intelligence」がアメリカから始まります

 

今年の秋にiOS 18、iPadOS 18、macOS Sequoiaの一部として、無料でApple Intelligenceに関連する機能がベータ版として実装される予定ですが、対象となる地域が米国に限られます。また、対応するデバイスもiPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Max、M1以降を搭載したiPadとMacのみになります。

 

ユーザーが書いたテキストの清書や校正、受信した長いメールの要約、メモアプリが対応する「音声の録音・書き起こし・要約」といった機能が使え、これらは仕事で大活躍しそうです。

 

生成AIによる画像生成も可能で、任意のテキストをプロンプトに入力してオリジナルの絵文字をつくる「Genmoji」や、テーマ、コスチューム、アクセサリ、場所など指定した条件に合った画像を生成する「Image Playground」の機能がそろいます。

↑テキストプロンプトに合わせた絵文字を生成する「Genmoji」

 

Apple Intelligenceによって生まれ変わるSiriは、デバイスを使うユーザーのことを学びながら、よりパーソナルなコミュニケーションができるようになります。たとえば友だちがメッセージアプリから転居先の住所を送ってきたら、「この住所を彼の連絡先カードに追加して」とSiriにお願いすると、「これ」や「彼」など曖昧な指示語も理解しながら正しい操作を実行します。

 

iPhoneの場合は、「Hey Siri」と話しかけた後に、Siriのアイコンがポップアップするのではなく、画面の周囲が虹色に光る新しいユーザーインターフェース効果にも注目です。

↑Siriも新しいデザインに生まれ変わります

 

Apple Intelligenceについてはとにかく「日本語化」の時期が気になるところ。先行するOpenAIやグーグルの生成AIに対して、Apple Intelligenceが洗練されたインターフェースの使い勝手も含めて、どんなAIのミライを見せてくれるのか楽しみです。

 

次点 Apple Parkの食事が美味しかった!

筆者は2022年のWWDCから現地取材に参加しています。今回はWWDCのイベントで使われるスペースに限られるものの、社屋内のカフェテリアに入って食事を楽しむこともできました。バーガーやメキシカン風の餃子(?)のような食事がやたらと美味しかったです。食に関わるボキャブラリーが貧困で申し訳ありません。

 

【フォトギャラリー】(Apple Parkの様子をまとめてご覧ください)

「iOS 18」、ロック画面のアイコンがカスタマイズ可能に

アップルが開発者向け会議「WWDC24」で発表した「iOS 18」では、ロック画面に表示されるアイコンを変更することが可能です。

↑ロック画面のアイコンをカスタマイズできます(画像提供/MacRumors)

 

iOS 18では、ホーム画面やロック画面、コントロールセンターのカスタマイズ性が大幅に向上。ホーム画面では好きな場所にアプリのアイコンを置いたり、その色を変更したりすることができます。コントロールセンターではグループごとにページを作ることや、サードパーティのアプリのアイコンを置くことが可能。

 

さらにiOS 18では、ロック画面で下部に表示されるコントロールが切り替えられるようになります。「controls gallery」から利用可能なアイコンを選んだり、完全に削除したりすることも可能。これにより、例えばロック画面からSNSアプリを直接起動し、素早く投稿できるようになるのです。

 

これらの新しいコントロールには、コントロールセンターやロック画面からだけでなく、「iPhone 15 Pro」シリーズのアクションボタンからもアクセスできます。これら一連の新しいアクションは使いこなしてみたいですね!

 

Source: MacRumors

iPhoneの「充電制限」機能、「iOS 18」で進化へ! 重宝する予感

この秋、iPhone向けにリリースされる「iOS 18」では、バッテリーの充電制限に関する設定がさらに豊富になります。

↑充電制限の新デザイン(画像提供/Aaron Perris/MacRumors)

 

「iPhone 15」シリーズでは、デバイスの充電を80%でストップする設定が導入されました。これはバッテリーがフル充電されるのを減らすことで、その寿命を伸ばすのが狙いです。

 

iOS 18では、80%だけでなく85%、90%、95%の充電制限のオプションが導入されます。これにより、バッテリーを労りつつ、日常生活で不便がないように適度に充電するということが可能になるのです。

 

iOSのバッテリーの充電制限は、設定アプリの「バッテリー」→「充電の最適化」で設定可能。なお、iOS 18のベータ版では、iPhone 15シリーズでしかバッテリーの充電制限は利用できません。

 

個人的にはバッテリーが80%だと物足りない気もするので、90%や95%の充電制限のオプションは重宝しそうな予感がしています。

 

Source: MacRumors

アップル、この秋の「iOS 18」から「RCS」に対応すると発表

今年の秋にリリースされる「iOS 18」において、メッセージアプリが「RCS」をサポートすることが発表されました。

↑この秋、コミュニケーションが濃密になる

 

RCSとは「リッチコミュニケーションサービス」の略で、従来のSMS(ショートメッセージサービス)とは異なり、グループメッセージングなどのコミュニケーションが可能。具体的には、高解像度の画像や動画の添付、入力状態の表示、既読通知などが利用できます。

 

例えば、これまでiPhoneユーザーとAndroidユーザーがメッセージを交換する場合、SMSでは画像がかなり圧縮されていました。しかしRCSなら、プラットフォームが異なっても高解像度の画像が送れるようになるのです。

 

アップルはこれまで、RCSのサポートを「2024年後半に行う」とだけ明かしていました。そして今回、秋にリリースされるiOS 18でRCSのサポートが正式に発表されたのです。

 

RCSはグーグルが主導し普及を進めた結果、海外の携帯キャリアでは広くサポートが広がっています。日本でも3大キャリアの「+メッセージ」や、楽天モバイルの「Rakuten Link」で利用可能。iPhoneがRCSに対応したことにより、今後はRCSがさまざまな場面で利用されるようになるかもしれません。

 

Source: アップル

次期「iPhone 16」標準モデル、バッテリーの画像が流出! 金属製ケースになる可能性大

毎年の新型iPhoneにおいて、ひそかに注目を集めるのがバッテリーでしょう。スマートフォンを連続で使える時間や、手に持つときの熱さにも大きく影響するためです。

↑次のバッテリーはどうなる?

 

今年の秋に登場するとみられる「iPhone 16」標準モデルについて、前iPhone 15よりもバッテリー容量が増えるうえ、金属製ケースを使っている可能性を示す写真が公開されました。

 

著名リーカーのMajin Bu氏は「iPhone 16(標準モデル)バッテリー」と称した画像をXでシェア。そこにはL字型をした金属製の筐体が写っており、表面には「3597mAh」の表記が確認できます。

 

iPhone 15 標準モデル内蔵のバッテリーは3349mAhであり、 約7%増。さらに従来型と異なり、金属製ケースとなることで放熱性が高まり、熱くなりにくなると予想されます。

 

これに先立ち、アップル未発表製品のコレクターとして知られるKosutami氏が「iPhone 16 Proプロトタイプ」用バッテリーと称する写真を公開していました。そちらもL字型かつ金属製になっており、iPhone 16シリーズ全モデルがこのタイプで統一される可能性が高まりました。

 

一方、最大サイズの「iPhone 16 Pro Max」については、エネルギー密度が増えることで、より大容量のバッテリーも小さなサイズに収まるとの予想もありました。この技術が他のモデルにも使われるとすれば、iPhone 16シリーズは全て重くならず、バッテリー容量が増えるのかもしれません。

 

また、金属製ケースに切り替えることは、EU域内での「バッテリー交換のしやすさを義務づける」規制を守るためという推測もあります。これが当たっていれば、非正規の修理業者でもバッテリーを交換しやすくなる可能性がありそうです。

 

Source: Majin Bu(X) 
via: PhoneArena

「ダイナミックアイランド」がスクショに写ってしまうのはなぜ!? 写さずに撮る方法は【iPhoneの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「「ダイナミックアイランド」を写さずにスクショを撮る方法」です。

 

 

iPhone本体の左右にある「音量を上げる」ボタンと「サイドボタン」を同時に押すことでスクリーンショットが撮れます。オンラインショップで注文した時の決済画面を控えたり、ネットで見つけた面白い情報を残しておきたい時などに使うと便利な機能ですね。

 

スクリーンショットは基本、iPhoneの画面全体を保存するのですが、iPhone 15シリーズやiPhone 14 Pro、Pro Maxで採用しているダイナミックアイランドはスクリーンショットに写りません。でも場合によっては写ってしまうこともあるんです。

 

その違いはダイナミックアイランドに何か表示されているかどうか。

 

例えば「時計」アプリでタイマーが動作中だったり「ミュージック」アプリで曲を再生中だったりすると、スクリーンショットにダイナミックアイランドが写り込んでしまうんです。

 

アクティビティが表示されている状態でもスクリーンショットにダイナミックアイランドを写したくない時はどうすればいいんでしょう? そんな時はダイナミックアイランドの右側または左側から中央にスワイプしてアクティビティを一時的に折りたたんでしまいましょう。こうすればスクリーンショットを撮ってもダイナミックアイランドは写り込みません。

 

スクリーンショットを撮ったらダイナミックアイランドの中央から右側または左側にスワイプ。折りたたんでいたアクティビティが元に戻ってダイナミックアイランド内に表示されます。

 

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PDFの結合は標準搭載ソフトだけでOK! しかも簡単&安全です【Macの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「「プレビュー」ソフトを使ってPDFを結合する方法」です。

 

 

複数のPDFファイルを結合して1つにまとめたいとき、方法としてはAdobeアクロバットなどの専用ソフトを使ったり、Webサービスを使ったりする方法を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?

 

実はmacOSに標準搭載されている「プレビュー」ソフトを使ってPDFを結合することができるんです。

 

「プレビュー」は標準ソフトなのでインストールも必要ありませんし、Macの中で完結するのでWebサービスによる情報漏洩リスクもありません。さっそく手順を解説しましょう。

 

手順はとても簡単。「プレビュー」ソフトに結合したいPDFをまとめてドラッグ&ドロップし、メニューバーから「表示」→「サムネール」と進み、各ウインドウのページサムネールをサイドバーに表示します。

 

続いて、追加したいサムネールを別のPDF内のサムネールのサイドバーにドラッグ&ドロップします。ページの順番を変更したい場合は、追加したサムネールを上下にドラッグして並べ替えましょう。

 

最後に、ウインドウを閉じれば、結合したPDFの完成です。

 

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「折りたたみiPhone」、2027年までは登場しない? アップルの要求が厳しく…

アップルは先進技術をいち早く採用することはせず、技術の成熟や製造コストの低下を待ってから新製品を投入する傾向があります。そのジャンルの一つが折りたたみスマートフォンであり、サムスンがGalaxy Z FoldシリーズやGalaxy Z Flipシリーズを数世代にわたり発売した今なお、様子見をしているようです。

↑折り目が美しくない

 

それでも折りたたみiPhoneは開発中と噂され、2026年頃に登場すると予想されていました。しかし、アップルは画面の折り目をなくすことに強くこだわっているため、2027年までに発売される可能性は低いとある調査会社が予想しています。

 

市場調査会社のTrendforceの最新レポートによると、アップルは折り目と信頼性に関して厳しい要求をしており、部品の仕様と性能を評価中とのこと。2027年までに折りたたみiPhoneを発売する可能性は低いが、その参入は市場の力学を大きく変えるかもしれないと述べています。

 

現時点では、どの折りたたみスマホメーカーも、折りたたみ画面の折り目をなくすことには成功していません。サムスン製品も世代を重ねる毎にシワは減っていますが、それでも完全ではありません。

 

今年の初めにも、アップルが社内でテストしている折りたたみiPhoneにサムスン製ディスプレイを使っているとの噂がありましたが、同社の厳しいテストのもとでは「数日で故障した」と伝えられていました。

 

今回のレポートでは、2024年における折りたたみ製品の出荷台数はスマホ市場の1.5%を占めるに過ぎず、2028年までには4.5%まで増えると予想しています。各メーカーが主に取り組んでいるのは価格設定であり、全体的なコスト削減に力を入れているとのことです。

 

しかし、アップル製品であれば、高価格となってもユーザーは引きつけられやすいはず。折りたたみiPhoneが登場したあかつきには、折りたたみスマホ市場も一気に拡大し、全世界で普及するのかもしれません。

 

Source: Trendforce
via: Wccftech

「iPhone 16 Pro」、カメラの大型化を裏付けるケースの画像が流出!

今年の秋に登場するとみられる「iPhone 16」シリーズのProモデルにおいて、小さなほうの「iPhone 16 Pro」はiPhone 15 Pro Maxと同じく光学5倍のテトラプリズム望遠レンズを搭載すると噂されています。

↑新たに流出した「iPhone 16 Pro用ケース」(画像提供/Majin Bu/X)

 

それを裏付けるような「iPhone 16 Pro用ケース」と称される新たな画像がネット上で公開されました。

 

著名リーカーのMajin Bu氏は、「iPhone 16 Pro用ケースではカメラモジュールが大型化」とコメントした写真をXに投稿。

 

この画像ではカメラ用にくり抜かれた穴は大きくなっており、水平方向で背面の半分以上に広がっています。これは高倍率ズームを実現するため、望遠カメラのモジュールが大型化していると推測されます。

 

小型のiPhone 16 Proにテトラプリズム望遠レンズが搭載されることは、複数の有力な情報源が伝えてきました。

 

韓国の電子業界誌・The Elecは「iPhone 16シリーズの折りたたみズーム(テトラプリズム)モデルは二つに増える」と言い、iPhone 16 ProおよびiPhone 16 Pro Maxが両方とも搭載すると主張。ほかにも、アップルの未発表製品に詳しいアナリストのMing-Chi Kuo氏や、アップル情報サイトのMacRumorsもこの予想を支持しています。

 

iPhone 16 Proは、広角カメラも12MPから48MPにアップグレードするとの噂もあります。次期iPhone 16 シリーズは生成AIの搭載に注目が集まりがちですが、カメラも大きな進化を遂げることになりそうです。

 

Source: Majin Bu(X)
via: Wccftech

アップル、新型「iPad Air」のGPUコア数を9個に減らしていたことが発覚!

アップルは新型のM2チップ搭載のiPad Airを発表した際、10コアGPUを搭載していると述べていました。しかし、その後に技術仕様ページをひそかに修正し、現在では一つ減らした9コアGPUにしたことが明らかとなりました。

↑GPUコア数が減っちゃいました(画像提供/アップル)

 

先月の発表イベント直後、アップルが公式サイトに掲載したニュースリリースには、確かに「より高速な8コアCPUと10コアGPUを搭載」と書いてあります。

 

しかし、米国公式サイトの技術仕様は更新され「9-core GPU」(9コアGPU)という表記になっています。日本ほか米国外での技術仕様ページは更新が遅れ、まだ10コアGPUと書かれているものもあります。

↑米国公式サイトの技術仕様には「9-core GPU」という記載が(画像提供/アップル)

 

以前の例では、アップルはまず米国向け公式サイトのページを修正。その後に日本向けなどの公式ページに修正を反映する流れであり、最も正しく新しい情報は米国バージョンと思われます。

 

注目すべきは、これまで発売されたM2搭載製品には、GPU9コア版がなかったことです。例えば、M2 MacBook AirはGPU8コア/10コアの2バージョンがあるだけ。このことから、iPad Airに使われたM2チップは、10コア版のうち1コアを無効化したものと推測されます。

 

さまざまな機能を統合したSoC(システム・オン・チップ)では、一部のGPUコアが無効化されることは珍しくありません。その理由としては、製造プロセスの不良でコアが基準に満たないこと、電力効率の優先(コアが少ないほど消費電力も少ない)、低価格モデルが高価格モデルを超えないようにすることなど、いろいろと考えられます。

 

現実的には、ほとんどのM2 iPad Airユーザーは10コアGPUと9コアGPUの性能差には気づかないはず。それでも、アップル公式の説明を望みたいところです。

 

Source: Apple(1),(2)

思い出がホーム画面で甦る……お気に入りのアルバムをウィジェットで楽しむには【iPhoneの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「ホーム画面のウィジェットに「写真」アプリ内のアルバムを置く方法」です。

 

 

iOS 17では「写真」アプリのウィジェットが進化し、特定のアルバムを指定して表示させられるようになりました。改めて、ウィジェットの使い方をおさらいしながら、設定方法を解説しましょう。

 

まず「ウィジェット」とは、iPhoneのホーム画面に配置して、アプリの情報の一部を常時表示させておける機能です。たとえば「天気」や「カレンダー」アプリなどのウィジェットを配置しておくことで、アプリの最新の情報を一目で確認できます。

 

では、iOS 17でアップデートされた「写真」アプリのウィジェットを使って、指定したアルバムを表示させる方法を説明しましょう。

 

ホーム画面を長押しし、編集可能な状態になったら左上の[+]をタップ。ウィジェット一覧が開いたら、「写真」を選択します。するとポップアップが開くので、画面を右から左へスワイプして「アルバム」のウィジェットを表示させ、好みの形状のものを選んだら[ウィジェットを追加]をタップします。

 

すると、ホーム画面に「写真」ウィジェットが追加されるので、好きな場所に配置し[完了]をタップしましょう。これでホーム画面にウィジェットが追加できました。

 

続いて、配置したウィジェットを長押しして[ウィジェットを編集]を選択。

 

アルバム名をタップして、アルバムのリストから、表示させたいアルバム名を選びます。余白をタップしてポップアップを閉じましょう。すると、指定したアルバムがウィジェットに表示されるようになりました。

 

ウィジェットをタップすると、そのアルバムにワンタップでアクセスできるのも便利なポイントです。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

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アップル、「iPhone 16 Pro」用の有機ELディスプレイ生産にゴーサイン!

今年も秋に次期「iPhone 16」シリーズが発売されるとみられるなか、サムスンディスプレイとLGディスプレイがProモデル向けの有機EL画面の量産の承認を得たと海外で報じられています。

↑iPhone 16 Proシリーズで発売遅れや品薄は起こりにくそう

 

韓国の電子業界誌・The Elecによると、両社とも5月初めにアップルからゴーサインが得られたとのこと。ちょうど先日、著名アナリストが「iPhone 16シリーズ用の画面パネル生産が6月から始まる」と予想していたことと一致しています。

 

今回の報道によれば、サムスンがiPhone 16の全4モデルに有機EL画面を供給するのに対し、LGはProモデルのみ。さらに、中国のディスプレイ製造大手BOEは標準モデルの「iPhone 16」と「iPhone 16 Plus」向け画面パネルの供給に協力する見通しです。

 

これまでLGはアップルの承認を受けるのが遅れ、量産時期を逃していた(十分な受注が受けられなかった)とのこと。昨年もLGはサムスンの数か月後にiPhone 15 Pro向け画面の量産承認を受けたことで、市場シェアの差が広がっていたようです。

 

すでにサムスンはiPhone 16標準モデルとProモデル向けの量産承認を受けており、5月末までにPro Maxの承認も得られる見通し。LGも6月中旬にPro Maxの承認が得られる予定だと伝えられています。両社とも量産に加われば、発売直後にiPhone 16 ProおよびPro Maxの発売遅れや品薄は起こりにくいと思われます。

 

一方、iPhone 15 ProモデルとiPhone 16 Proモデルの有機EL画面は違いがわずかながら、BRS(Border Reduction Structure)技術によりベゼルが少し細くなる可能性があるとのこと。こうした予想は、以前の報道にもありました。

 

このBSRとは、パネル下部のボーダーをできるだけ薄くする加工技術。下部の配線を上側に巻き込むものであり、以前もアップル以外の会社が採用したものの、発熱の問題ありました。しかし、最近では放熱技術が改善されたため、再び導入する目処が立ったようです。

 

Source: The Elec
via: MacRumors

Apple情報総合Webメディア「Mac Fan Portal」オープン! リニューアル特大号「Mac Fan」表紙に爆笑問題・太田 光

マイナビ出版は、Apple情報の総合ポータルサイト「Mac Fan Portal」を5月29日にオープンしました。

 

同サイトは、「Appleにかかわる『今知りたい!』を叶えるメディア」をタグラインに掲げ、Appleの新製品や最新OSの機能解説、Macの便利技やトラブルシューティング、導入事例など、様々なコンテンツを提供しています。

 

記事は毎日公開され、無料で閲覧可能。お笑い芸人のR藤本さんによる「つまらないゲームなど必要ない!Z」や、マンガ「Mac不安ちゃん」などのWeb連載記事も更新されます。

 

また、隔月刊化した雑誌「Mac Fan」最新号(2024年7月号)も同日に発売されました。価格は1073円(税別)。

 

表紙は、古くからのMacユーザだという、爆笑問題の太田 光さん。巻末インタビューでは、Macとの出会いや、愛用中のMacBookの使用感、そしてMacを使い続ける理由などを語っています。

 

第1特集「すごすぎるMacの世界」、第2特集「徹底検証『Safari』の実力」、第3特集「自作キーボードのススメ」のほか、「シン・マックな人」「もっと! Mac不安ちゃん」といった新連載なども掲載。

 

新WebメディアMac Fan Portalのオープンと、雑誌Mac Fanのリニューアルを記念して、Apple Gift Card 1万円×10名や、Apple製品と一緒に使いたい注目アクセサリなど、総額43万円相当の豪華賞品が抽選で当たるプレゼントキャンペーンも実施中。詳細はMac Fan Portal内のキャンペーンページ(https://macfan.book.mynavi.jp/article/811/)をご覧ください。

iOS、サードアプリでもアイコンをアニメーション表示できちゃう! 海外の研究者が発見

iOSにおいて、サードアプリでもアイコンをアニメーション表示できるという脆弱性を海外の研究者が発見しました。

↑いろいろなアプリに動きを付けられることが判明

 

「時計」や「カレンダー」といったiOSの標準アプリには、時計の針が動いたり日付が更新されたりと、すでにアニメーション機能が搭載されています。また、サードアプリのなかでもアプリ内部の設定からアプリのアイコンを変更できるものが存在します。

 

iOS研究者のBryce Bostwick氏が発見した手法は、システムが公式に提供しているAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェイス)を使用して、代替となるアプリアイコンを提供するというもの。

 

通常はサードアプリが勝手にアイコンを変更することはできないのですが、同氏は「プライベートメソッド」を使用することで、アイコンをアニメーション表示させることに成功。また、バックグラウンド状態でもアクティブだとアプリに認識させることで、いつでもアニメーションが表示できるようになりました。

 

Bostwick氏は実演で、さまざまなiOSのアプリアイコンをアニメーションさせています。たくさんのアプリのアイコンが常にアニメーションすると目が疲れてしまいますが、通知が来たときにだけアニメーションするのなら、なかなか楽しそうです。今後、アップルが公式にサードアプリのアイコンのアニメーションを許可することがあるのか気になります。

 

Source: bryce.co via 9to5Mac

iPadで「リンゴのロゴ」が横向きになる!? アップル社員が可能性を示唆

iPadの背面にあるリンゴのロゴは、本体を縦向きにしたとき垂直になるよう配置されています。しかし、今後は横向きになる可能性があることが明らかとなりました。

↑ロゴも横向きモードに合わせる?

 

フランスのニュースサイトNumeramaは、発売されたばかりのM4 iPad Proについて、iPadの開発・販売に深く関わるアップルの社員3名にインタビューを行いました。インダストリアルデザイナーのMolly Anderson氏、ヒューマンマシンインターフェイスデザイナーのSteve Lemay氏、マーケティングマネージャーのScott Brodrickという顔ぶれです。

 

新型iPad ProとiPad Airは、キーボードを装着して横向きに置いたとき、前面カメラが上に来るようになりました(前モデルでは横側)。しかし、リンゴのロゴは依然として縦向きのままです。

 

なぜ横向きのままなのか?と聞かれたAnderson氏は「それは変わる可能性があると思います」と回答。「iPadは長い間、縦向きで使われる製品でしたが、横向きモードで使うことが多くなっていません。それが不変であるとは言えません」と述べています。

 

実はソフトウェア面では、すでに3年前のiPadOS 14.5から、iPadを横向きで起動したときにロゴを横向きに表示するよう変えています。またアップル純正のMagic Keyboardも横向きで使う形であり、ビデオ会議やストリーミング動画の視聴でも横向きのほうが使いやすくなっています。

 

その一方、iPad miniは片手で持ちやすく、縦向きで使う機会も多いはず。将来的には各モデルごとにリンゴマークの向きが違う、あるいは好みで回転できるようになるのかもしれません。

 

Source: Numerama
via: MacRumors

iOS17.2で登場の「ジャーナル」はどう使う?iPhoneで記録する日記アプリの活用法

2023年12月のiOS 17.2リリース後、突如ホーム画面に現れた新アプリ「ジャーナル」。iPhoneに標準搭載の日記アプリとして公開されましたが、最新バージョンへのOSアップデート後に初めて存在を知った、というケースも多いのではないでしょうか。

 

一見、よくある日記アプリのようですが、ジャーナルにはiPhoneの機械学習を用いた提案やリマインドなど、ユーザーが無理なく記録を継続していくためのさまざまな機能が盛り込まれています。そんなジャーナルを上手に使いこなすには? ガジェットライターとして活躍する井上晃さんに、基本の使い方や活用法を教えていただきました。

 

 

Apple純正アプリだからこその機能も!
「ジャーナル」で気軽に日記を楽しむ

 

ジャーナルは、iPhone標準搭載のシンプルな日記アプリ。日々の瞬間や人生の特別な出来事をテキストで記録するだけでなく、写真やビデオ、オーディオ、位置情報などを追加することで、より具体的に思い出を彩ることができます。

 

・日記を書くためのヒントが提案される

ジャーナルのもっとも特徴的と言える機能が、iPhoneの機械学習を活用した提案。写真や音楽、ワークアウトなど、iPhoneに記録されたデータをもとに、パーソナライズされた提案が作成され、日記を書くためのヒントとしてユーザーに提供されます。

 

外出先で撮影した写真と撮影場所の位置情報がセットになっていたり、ウォーキング中に聴いていた曲が歩数の記録に紐づいていたりと、アプリから提案されるヒントはユーザーの行動によってさまざま。

 

「日記を書くときは、その日のイベントや自分の心情について綴ることが多いと思います。ですが、日記に書けそうな特別な出来事が毎日あるとは限りません。いざ日記をつけ始めても内容に悩んでしまい、結局継続できずに諦めてしまったという人も多いはず。

 

ジャーナルは、iPhoneに記録されたユーザーの行動履歴に基づいて日記のネタをレコメンドして、日記を継続していくためのサポートをしてくれます。普段の自分だったら思いつかないようなテーマが提案されることもあるので、新鮮な気持ちで日記を書くことができます」(ガジェットライター・井上晃さん、以下同)

 

・パーソナルな情報を非公開で書き留められる

ジャーナルでは、SNSに投稿するような感覚でカジュアルに日記を書くことができますが、SNSとは違い、日記の内容がネット上に公開されることはありません。他人の目を気にすることなく、鍵付きの日記帳のように思ったことを書き留めておけるのも、ジャーナルの魅力です。

 

写真家が教える「iPhone15/iPhone15Pro」の撮影術…13枚の作例で解説するポートレートモードの使いこなし

 

「ジャーナル」を使いこなすための基本設定

ジャーナルを最大限に活用するために、まずは設定のカスタマイズから始めましょう。

 

・リマインド設定で記入を習慣づける

日記を習慣化するためのリマインドを設定します。あらかじめ曜日と時刻を設定すると、指定したタイミングでプッシュ通知が届くので、忘れずに記入することができます。

 

【設定方法】
「設定」アプリ→「ジャーナル」→「ジャーナル記入のスケジュール」→「スケジュールする」をオン

 

アプリの操作中に出てくるポップアップ(写真左)から設定に飛ぶこともできます。

 

・「記入の提案」をオンにする

iPhoneに記録されている情報をジャーナルに連携すると、そのデータに基づいた提案がアプリ内に表示されます。デフォルトですべてのデータ共有がオンになっていますが、有効・無効は設定からカスタマイズが可能です。

 

【設定方法】
「設定」アプリ→「ジャーナル」→「ジャーナル記録の提案」→「提案のプライバシー設定」

各種データとの連携をオンにすることで、ジャーナルからの提案の幅が広がります。

 

・「ロック」機能でプライバシーを保護

iPhone本体のロックとは別に、アプリ自体にロックをかけることも可能です。アプリを開く際に、デバイスのパスコードや生体認証が必要になるので、他者からの閲覧を防ぎます。

 

【設定方法】
「設定」アプリ→「ジャーナル」→「ジャーナルをロック」→「ロック」をオン

 

iPhone15Pro・ProMaxで夜景撮影に成功するには?望遠レンズの活用や構図の決め方など夜景写真家が解説

 

アプリからの提案が日記のヒントに!
「ジャーナル」の4つの記録方法

設定ができたところで、早速日記をつけてみましょう。ジャーナルの記録方法には、いくつか種類があります。

 

1.新規エントリーを作成する

ジャーナル上の記録のことを、「エントリー」と呼びます。新しくエントリーを作成するには、画面下部にある「+」アイコンをタップします。

 

「新規エントリー」を選択すると、テキストのほか、写真やボイスメッセージ、位置情報などをリアルタイムで記録することができます。エントリーの編集や削除、ブックマークは、該当のエントリーを左右にスワイプすることで簡単に行えます。

 

「基本的には作成した当日の日付がエントリー日として記録されますが、日付の右にある『…』アイコンをタップして『カスタムの日付』を選択すると、エントリー日を自由に設定できます。過去の写真や位置情報などのデータを用いてエントリーを作成する場合は、そのデータが記録された日付を選択することも可能です」

 

2.ジャーナルからの提案にもとづいて書いてみる

記入の提案をオンにすると、iPhoneに記録されたデータからパーソナライズされた、ジャーナル記録のヒントが作成されます。アプリからの提案をもとに日記を作成したい場合は、「モーメントを選択して書く」から選択して書くことができます。

 

「ミュージック」アプリで数日の間に再生した曲が、モーメントに表示されます。

 

「おすすめ」タブでは、日記のネタになりそうな写真や外出の記録などが、機械学習によってピックアップされて提案されます。「最近」タブには、ウォーキングの歩数や最近聞いた音楽などのデータが、直近の日付・時間順に並んで表示されます。

 

「撮影した写真や聴いた音楽が、日時や位置情報と紐づけられ、グループ化された状態で表示されるので、その日の思い出をより正確に思い返しながら記録することができます」

 

ワークアウトのデータと、そのときに撮影した画像を紐づけて投稿することも可能です。

 

3.日記の内容に困ったら「振り返り」を使ってみる

おすすめタブに表示される日記のアイデアの中には、「振り返り」という機能もあります。振り返りでは、アプリから質問形式で投げかけられるテーマに対して回答するようなかたちで、自分の考えを書き留めることができます。

 

円形の矢印アイコンをタップすると、質問の切り替えが可能です。

 

「振り返りには、内省を促す問いかけのようなテーマがいくつか表示されます。書く内容が思いつかない日は、振り返り機能を活用して、自分を見つめ直してみるのも良いかもしれません」

 

4.外部アプリからシェアして記録

外部アプリやWebサイトのデータを引用する際は、共有機能を使います。タブに提案が表示されないコンテンツでも、エントリー内に挿入することが可能です。

 

各アプリやサイトの共有機能をタップすると、iPhoneの共有メニューが開き、ジャーナルアプリのアイコンが表示されます。アイコンを選択すると、ジャーナルの新規エントリーが開き、リンクが引用されます。

 

「ネットニュースを読んだ感想を書きたいときや、購入したチケットについて記録したいときなど、そのページのURLを引用することでリンクに飛ぶことができます」

 

なお、ジャーナルで記録したエントリーは、SNSのタイムラインのように、スクロールで遡って閲覧することができます。

 

 

画像右上の「≡」(ハンバーガーボタン)をタップすると、写真やアクティビティ、振り返りなど、過去に投稿した投稿のカテゴリーや、ブックマークなどが表示されます。いずれかをタップすることでフィルタがかかるので、見たいエントリーに絞って振り返ることができます。

 

使い方は自分次第。
何気ない日々の記録を残してみる

ジャーナルはその名の通り、日記として使うことを前提としていますが、その使い方は日記以外にも。井上さんは、ジャーナルの活用法として、「思ったことや気になったことをざっくばらんに書き留める、メモ的なアプリとして利用するのも良いと思います」と話します。

 

「ふと思いついたことって、その場で記録しておかないと後々忘れてしまいがちですよね。ジャーナルならサクッと記録ができますし、その日の行動がデータとして残るので、後で思い出す手間を省いてくれます。
例えば、Apple Musicで曲を流していて偶然好みの曲やアーティストを見つけたときにも、ジャーナル上で記録しておけば名前を忘れてしまうことがありません。ウォーキング中に気になった花を撮影しておいて、後で種類を調べるために記録しておくのも良いと思います。自分の行動や思考を後で思い返すための、備忘録のような使い方もオススメです」

 

 

他の人に見られる心配がないからこそ、どんな些細なことでも書き留めておける「ジャーナル」。日常の一瞬に焦点を当てた、ちょっとした記録の積み重ねが、自分だけの新たな発見につながるかもしれません。これまで日記をつけてこなかった人も、継続して日記をつけるためのはじめの一歩として、活用してみてはいかがでしょうか。

 

 

Profile

ガジェットライター / 井上晃

スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットを軸に、ICT機器やガジェット類、ITサービス、クリエイティブツールなどを取材。Webメディアや雑誌に、速報やレビュー、コラムなどを寄稿する。

次期「iOS 18」、アプリのアイコンの色もカスタマイズできる!?

iPhone向けアプリの中には、アイコンのデザインを変更できる物がありますが、それはごく一部の話。しかし、今年リリースされる「iOS 18」では、アプリのアイコンの色を自由に変更できるようになるかもしれません。

↑何色にする?

 

iOS 18ではメールやメモ、写真、地図といったさまざまなアプリがアップデートされるだけでなく、「アプリを好きな場所に配置できる」など、カスタム性が大幅に向上するとされています。また、詳細は不明ですが、ホーム画面をより柔軟にカスタマイズすることも可能な模様です。

 

米ブルームバーグのマーク・ガーマン記者によれば、iOS 18のアプリアイコンのカスタム機能では、「ソーシャルアイコンをすべて青にしたり、ファイナンス関連アプリを緑にしたりできる」とのこと。

 

現在のiOSでは「ショートカット」機能を利用して、アプリを起動する代わりのアイコンをデスクトップに配置したり、好きな画像をショートカットのアイコンに設定したりすることができます。しかし、そのような作業は煩雑で面倒くさいのも事実です。

 

カラフルなアプリが並ぶiPhoneのホームスクリーンはかわいらしいのですが、どこか統一性がない印象を受けるのも事実。今回の報道のように、iOS 18にアイコンの色のカスタム機能が導入されれば、iPhoneをより自分色に染めることができそうです。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

数年後、iPad miniやAirにも「有機ELディスプレイ」がやって来る!?

最新の「iPad Pro」は有機ELディスプレイが大きな特徴ですが、そんな美しい有機ELディスプレイが2026年には「iPad mini」にもやって来るかもしれません。

↑数年後にディスプレイが変わる(画像提供/アップル)

 

ZDNET Koreaの報道によれば、アップルはサプライヤーに対して、将来のiPad mini向けに設計された有機ELディスプレイのパネルを要求したとのこと。また、サムスンディスプレイは先月から、iPad mini向けの8インチの有機ELディスプレイのサンプル開発を開始し、2025年後半に量産が開始されるというのです。

 

すでにサムスンは、先日販売が開始されたiPad Pro向けにも、タンデム設計を特徴とする有機ELディスプレイを供給しています。2026年には、iPad miniだけでなく「iPad Air」にも有機ELディスプレイが搭載される予定だそうですが、こちらはタンデム設計ではなく、画面の明るさで劣ったり、あるいは高速駆動技術「ProMotion」が省かれる可能性があります。

 

iPad miniに有機ELディスプレイが導入される時期については、2026年になるという説と、2027年になるという説が存在していました。また、有機ELディスプレイを搭載したiPad Airは11インチのままですが、iPad miniは8.3インチから8.7インチに大型化する可能性も指摘されています。

 

黒の締りが美しく、本体の薄型化や軽量化にも寄与する有機ELディスプレイ。これを搭載した将来のiPad miniやiPad Airがどのように進化するのかを、ぜひこの目で見てみたいものです。

 

Source: ZDNET Korea

アップル、かつてiPodの試作機向けにテトリスのクローン版を開発していた!

かつてアップルが第3世代iPodの試作機向けに『テトリス』のクローン版を開発しており、音楽プレイヤーにゲームを配信する実験をしていたことが明らかとなりました。

↑iPodの試作機向けのゲーム『Stacker』(画像提供/AppleDemoYT)

 

これは、アップルの試作機コレクターとして知られるAppleDemoYT氏が公開したもの。搭載ゲームは『Stacker』と呼ばれ、iPodのスクロールホイールで操作する方式です。

 

iPodの試作機は「DVT」、つまり設計検証テスト(Design Validation Testing)段階にあったデバイスです。通常、アップル製品の開発はPVT(試作機検証テスト)>DVT>EVT(生産検証テスト)を経て正式な量産に至りますが、その中間というわけです。

 

このプロトタイプの型番はA1023で、どの製品版iPodにもなかったもの。2003年の第14週(第3世代iPod発売の1か月以上前)に製造されており、ソフトウェアはiPodOS 2.0の試作版を搭載し、Stackerもその上で動いています。

 

ピースはスクロールホイールにより左から右に移動し、真ん中のボタンを押すと落下。そうして一列を並べて消してスコアを稼ぐ……ということでテトリスそのものです。

 

他にも試作iPodには、『Block0』や『Klondike』というゲームも搭載されています。AppleDemoYTが元アップル副社長のTony Fadell氏にStackerが出なかった理由を尋ねたところ、「後のソフトウェアリリースでゲームを追加したため」とだけ回答。つまり、第3世代以降のモデルでゲームが遊べるようになったというのみで、舞台裏で何があったかは言及していません。

 

実際、2006年には第5世代iPod向けに『Bejeweled』『Mini Golf』『Pac-Man』などに加えて、テトリスの正式版もリリースされています。これらは全て、App Storeより前に登場したもの。今やiPhoneがモバイルゲーム機として大成功を収めているのも、iPod時代からの積み重ねのおかげかもしれません。

 

Source: AppleDemoYT(X)
via: MacRumors

次期「iOS 18」、生成AIが「その場でカスタム絵文字」を作ってくれる可能性大!

アップルが次期iOS 18を発表する年次開発者会議WWDC(現地時間で6月10日~)まで、あと2週間となりました。さまざまな生成AI機能が追加されると予想されるなか、その目玉の一つが「カスタム絵文字を作成」できることだと報じられています。

↑表情が豊かになる?

 

同社の内部情報に詳しい米ブルームバーグのマーク・ガーマン記者は、自らのニュースレター・Power Onの最新号で、iOS 18とmacOS 15に期待されることを概説。iOS 18については、通知や写真、メモなどにAI機能が追加されるとともに、この絵文字作成ツールが「目立つ機能」になるよう計画していると述べています。

 

アップルは、ユーザーが書いたテキスト内容に基づいて「その場でカスタム絵文字を作成できる」ソフトウェアを開発しているとのこと。つまり、現在iPhoneやその他の機器で提供されている範囲を超えて、どんな場面でもいきなり全く新しい絵文字が使えるわけです。

 

iOSでは毎年のアップデート毎に、新たな絵文字が追加されています。例えば、今年3月のiOS 17.4では茶色キノコや不死鳥、ライムなどが登場。しかし、この新たな生成AI機能が利用できるようになれば、毎年のソフトウェア更新を待つ必要がなくなることになります。

 

また、同記者は、iOS 18ではホーム画面をカスタマイズできる自由度が高まり、アプリアイコンの色を変えたり、現在のグリッド(格子状の画面構成)に縛られず、どこでも自由に配置できたりするようになると述べています。

 

ホーム画面や絵文字は、日々のiPhoneとの付き合いで使ったり目にしたりするもの。それらが多様になることで、生活も豊かになると期待したいところです。

 

Source: Bloomberg
via: 9to5Mac

次期「macOS 15」で「システム設計」が刷新される!?

Mac向けの次期「macOS 15」では「システム設定」アプリが刷新され、UI(ユーザーインターフェイス)が変更されると、海外テックサイトのApple Insiderが報じています。

↑「macOS 15」で「システム設定」が変わる

 

macOSの全般的な設定を司どるシステム設定アプリが、macOS 15では設定項目が優先度と全体的な重要性に基づいて再編成されるというのです。

 

例えば、「通知」と「サウンド設定」の項目は、リストの下のほうに移動する一方、「一般」は「ネットワーク」設定のすぐ下に配置。また、「壁紙」と「ディスプレイ」の設定は、一般や「アクセシビリティ」などと一緒に配置されることになります。

 

「プライバシーとセキュリティ」の設定は、現在の一般の下のほうではなく、より適切な場所に移動します。アップルは関連する設定をより近くに移動する予定で、「ロック画面」「Touch IDとパスワード」「ユーザーとグループ」は一緒に配置されるそうです。

 

また、「SiriとSpotlight」は、「インターネットアカウント」や「Game Center」と同じ場所に移動。Siriのメニューバーのアイコンのデザインも変更され、カラフルなアイコンが背景に応じて黒、または白に変更できるようになります。

 

システム設定アプリに表示される「Apple ID」は「Apple Account」に名称が変更。Apple Accountに関しては、印刷可能なユーザーアカウントのリカバリー方法、新しいiCloud設定パネルなどが用意されているようです。

 

項目の位置関係など、若干まとまりのない印象があったmacOSのシステム設定アプリ。次期バージョンのmacOS 15ではこの点が大いに改善されそうです。

 

Source: Apple Insider

「iOS 18」、「ミュージック」アプリに新機能を搭載?

年内のリリースが期待される「iOS 18」のミュージックアプリに「スマートソングトランジション」という機能が搭載されると、Apple Insiderが報じています。

↑ミュージックアプリもちゃんとアップデート(画像提供/アップル)

 

iOSのミュージックアプリでは、再生中の曲が終わりに近づくにつれ、音量を徐々に下げます。同時に次の曲の再生を開始し、音量を徐々に上げることで、スムーズなトランジションを実現しています。現在のiOSでは、このトランジションを1秒〜12秒の間で選択することが可能。

 

Apple Insiderによれば、iOS 18のスマートソングトランジションではこのクロスフェード効果を、大幅に長く設定できるとのこと。ただし、具体的に何秒まで設定できるのかは不明。また、この機能をオフにするオプションも提供されるようです。

 

その他にも、iOS 18のミュージックアプリでは、Dolby Atmosによる空間オーディオに関連した「Passthrough(パススルー)」という機能が採用されるそう。iOS 18ではAIによる華々しい機能が追加される一方で、ミュージックのようなベーシックなアプリもしっかり刷新されるようです。

 

Source: Apple Insider

iPhoneの新「絵文字」候補が公開!「目の下にクマがある顔」はヘビーユーズ確実?

アップルがiPhoneやiPadに採用する可能性がある7個の新たな絵文字を、Unicode Consortium(ユニコード協会)が公開しました。

↑新しい絵文字の候補(画像提供/MacRumors)

 

アップルは通常、Unicode Consortiumの絵文字のカタログに基づいて、iPhoneやiPad、Macに新たな絵文字を追加します。同社が前回新しい絵文字を導入したのは2024年3月にリリースされた「iOS 17.4」で、「ライム」「茶色のきのこ」「フェニックス」「壊れたチェーン」「縦に首をふる」「横に首をふる」などが含まれていました。

 

「Unicode 16」のベータレビューに追加されたのは、「目の下にクマのある顔」「指紋」「葉のない木」「ハープ」「シャベル」「飛び散り」の七つ。毎日お疲れ気味の方にとって、目の下にクマのある顔はヘビーユーズできる顔文字となりそうです。

 

今回登録された絵文字は2024年後半または2025年初頭に、iPhoneやiPad、Macで利用できるようになる可能性があります。絵文字が登録されてから実際に利用できるまで通常数か月はかかるため、その時期は2025年初頭になるかもしれません。今年後半にリリースされるであろう「iOS 18/iPadOS 18」やその後のアップデートで新たな絵文字が登場することに期待です。

 

Source: Unicode via MacRumors

アップル、iPhoneの「削除した写真が復活する」バグを修正

アップルは「iOS 17.5.1」と「iPadOS 17.5.1」をリリースし、「削除した古い写真が復活する」というバグを修正しました。

↑ほっとしました

 

iOS 17.5とiPadOS 17.5のリリースとともに、削除した古い写真が復活したとの報告が最近、海外から複数寄せられていました。今回のアップデートのリリースノートによれば、これはデータベースの破損が原因だったとのこと。ユーザーが削除した写真をアップルがひっそり保管していたというわけではなかったようです。

 

iOS 17.5.1とiPadOS 17.5.1は、「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」から、ワイヤレス経由でダウンロードすることができます。

 

筆者も古い写真が復活するというバグを体験し、気持ち悪い思いをしましたが、バグが修正されて、ほっとしているところです。

 

Source: MacRumors

アップル幹部が台湾のTSMCを訪問、最先端チップを確保へ

アップルの最高執行責任者(COO)のジェフ・ウィリアムズ(Jeff Williams)氏が、次期2nmプロセスのチップ供給を確保するため、台湾のTSMCを訪問したと経済日報(Economic Daily News)が報じています。

↑TSMCの最先端チップを確保へ

 

チップのプロセスはその回路の細かさを意味しており、数字が小さいほうがより高性能かつ省電力となります。例えば、「iPhone 15 Pro」に搭載されている最新の「A17 Pro」では、TSMCが製造する業界最先端の「3nmプロセス」が採用されています。

 

経済日報によれば、アップルのウィリアムズ氏はTSMCの魏哲家・最高経営責任者(CEO)と会談を行っていたとのこと。そして、2025年に生産が開始される予定の2nmプロセスの製造ラインや、カスタムAI(人工知能)チップについて話し合ったそうです。

 

MacRumorsによれば、3nmプロセスから2nmプロセスへの移行により、10〜15%のパフォーマンスアップと、最大30%の消費電力の削減が見込まれるとのこと。そして、2025年の「iPhone 17」シリーズでは、2nmプロセスで製造されたチップが搭載される可能性があるそうです。

 

これまでも、真っ先にTSMCの最新プロセスを採用してきたアップル。今後もその強力なパートナーシップは続きそうです。

 

Source: 経済日報 via MacRumors

もうチラ見せは十分! Beatsの噂の「新型ポータブルスピーカー」は発売間近

アップル傘下のBeatsブランドの次期ポータブルスピーカーが、米国連邦通信委員会(FCC)に登録されていたことが、海外メディアのMacRumorsによって判明しました。

↑まもなく正式にお披露目か(画像提供/MacRumors)

 

Beatsは以前、ポータブルスピーカー「Beats Pill+」を販売していました。これはすでに生産が終了していますが、その後継モデルらしきポータブルスピーカーを持った元NBA選手のレブロン・ジェームズや、F1ドライバーのダニエル・リカルドの姿が目撃されています。

 

FCCへの登録は通常、製品発売の数週間前に行われるので、Beats Pill+の後継ポータブルスピーカーは6月中にも発売されることになりそうです。

 

「iOS 17.5」のベータ版から見つかったアニメーション画像によれば、Beats Pill+の後継ポータブルスピーカーは以前と同じピル型のデザインとなっています。また、ボタン類のデザインが変更され、ストラップホールとストラップも追加される模様。本体カラーはゴールド、レッド、ブラックの3色となっています。

 

Beatsの次期ポータブルスピーカーでは、USB-C充電やBluetoothバージョンの刷新などの改良も期待されています。以前のBeats Pill+と同じように、気軽にかっこよく持ち運べるポータブルスピーカーに仕上がっていてほしいですね。

 

Source: MacRumors

次期「iOS 18」、AIが通知を「要約」してくれるの?

さまざまなAI(人工知能)機能の搭載が噂されているアップルの次期「iOS 18」ですが、最近では「AIによる通知の自動要約機能」が装備されると米ブルームバーグが報じています。

↑とにかくAI機能に注目が集まる

 

これまでの報告によれば、iOS 18には「生成AI機能」が搭載される模様。具体的にはブラウザ「Safari」の「消しゴム機能」や、AIによる「音声文字起こし」、メッセージアプリの要約機能などの搭載が噂されています。

 

ブルームバーグのマーク・ガーマン記者によれば、iOS 18では通知を自動で要約することができるとのこと。その他にも、ニュース記事の要約を表示したり、音声メモを書き起こしたり、カレンダーを自動入力したり、アプリを提案したり、いろいろな機能が搭載されると報告しています。

 

同記者によれば、iOS 18のAI機能はオンデバイス処理、つまりiPhoneの内部で処理されるとのこと。また、「Mシリーズ」のチップを搭載したデータセンターのクラウド経由でもAI機能が提供されます。

 

アップルは音声アシスタント「Siri」の音声機能を改善して会話機能を高め、ユーザーの日常生活を支援する機能を追加する予定。一方で「ChatGPT」のようなチャットボット機能は大幅に欠如することになり、今後の改善が計画されていることも報じられています。

 

アップルは6月10日に開発者向け会議「WWDC24」を開催し、iOS 18のAI機能を紹介する見込み。他社に比べて出遅れている感のあるアップルのAI関連機能が、どれだけ進化するのかに注目です。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

アップル、次期「AirTag」を開発中。2025年半ばに発売?

アップルの紛失防止タグ「AirTag」の次期モデルが2025年半ばに登場すると、海外で報じられています。

↑アップデートに注目が集まる

 

AirTagは2021年にリリースされた紛失防止タグで、iPhoneと連携することで音を再生したり、所有者から離れたときに通知を発したりすることができます。内部には「U1」チップを搭載し、「UWB(ウルトラワイドバンド)」やBluetooth、NFCによる通信が可能。

 

米ブルームバーグによれば、アップルは次期AirTagとして「B589」というモデルを開発しているとのこと。すでにアジアのパートナーと製造テストを完了しており、新モデルは来年半ばごろに発売される予定としています。さらに、次期モデルではアップグレードされたチップを搭載し、位置追跡機能が強化されるようです。

 

以前には、著名アナリストのMing-Chi Kuo氏は、次期AirTagは空間コンピューター「Apple Vision Pro」との連携が強化されると報告していました。同ヘッドセットは開発者イベント「WWDC24」の後に日本でも発売されるとのもあり、今後のAirTagのさらなる展開に期待したいものです。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

次期「Mac Studio」と「Mac Pro」、2025年半ばまで発売される予定なし!?

次世代ハイエンドチップを搭載した次期「Mac Studio」や「Mac Pro」は2025年半ばまで登場しないと、米ブルームバーグのマーク・ガーマン記者が報じています。

↑新モデルは2025年半ばまでお預け(画像提供/アップル)

 

現行モデルのMac Proは「M2 Ultra」チップ、そしてMac Studioは「M2 Ultra」と「M2 Max」チップを搭載。一方で「MacBook Air」や「MacBook Pro」などは、すでに「M3シリーズ」チップを採用。また、タブレットの「iPad Pro」は「M4」チップへと歩みを進めています。

 

ガーマン記者によれば、アップルの現在のスケジュールには、来年半ばまでMac StudioやMac Proの新モデルを発売する予定はないとのこと。現行モデルのMac StudioやMac Proが登場したのは2023年6月の「WWDC23」だったので、アップデートは24か月かそれ以上も起きないことになります。

 

一方で、M4を搭載したMacBook ProやMacBook Air、iMacやMac miniは2024年末から2025年半ばまでに、続々と登場することが予測されています。次期Mac StudioやMac Proに搭載されるのは強力なハイエンドチップでしょうが、その登場はまだまだ先となりそうです。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

11インチの新iPad Proを購入。選んだ決め手は? アクセサリーは何が良い?

アップルが5月15日に発売した、Apple M4チップ搭載iPad Proを買いました。2022年発売のM2搭載iPad Proから値上がりしていたので躊躇しましたが、新しいApple Pencil Proと一緒にできることも増えていたので、結果満足しています。

↑今回購入したのはWi-Fiモデルの11インチiPad Pro。カラーはスペースブラックを選びました

 

筆者が購入を決めた理由についても触れながら、新しいM4チップを搭載するiPad Proの見どころを解説したいと思います。

 

11インチのiPad Proを選択。その理由は?

筆者は2018年に発売した12.9インチのiPad Proをずっと愛用しています。ホームボタンが廃止されて、Face IDを搭載して新デザインになったiPad Proの最初のモデルです。このときに、マグネットでiPadに装着してペアリングや充電ができるようになった第2世代のApple Pencilと、Smart Keyboard Folioを一緒に購入しています。

 

今回は11インチのM4チップ搭載iPad Proを選びました。13インチのiPad Proはスタート価格が20万円を超えてしまうので、だったらいま使っている12.9インチのWi-Fi+セルラーモデルを「大きい方のiPad Pro」として引き続き使いつつ、11インチのiPad Proをデジタル文具感覚で新しいツールに採り入れようと考えた結果です。

 

通信はWi-Fiのみ。またiPad Proにたくさんの写真や動画ファイルをため込んだりしないので、ストレージも最小サイズの256GBで十分。つまり11インチのベースラインモデルなので、価格は16万8800円(税込)です。2万1800円(税込)のApple Pencil Proは各方面で貯まっていたポイントを使ってゲットしています。

↑12.9インチのiPad Pro。こちらはセルラーモデルなので、引き続きインターネットに常時接続ができるモバイルワークステーションとして活用します

 

アクセサリーは何をそろえるべきか?

筆者はiPadやiPhoneの画面に保護フィルムを貼りたい派です。ただ今回はフィルムに対して懸念があります。新しいiPad Proを買うことに決めた理由のひとつである「Ultra Retina XDRディスプレイの高画質」の見え方が、フィルムを貼ることによって変わるかもしれないのです。幸いにというか、M4チップ搭載iPad Proはフロントカメラの位置が変更されているので、アクセサリーメーカーによる対応保護フィルムがまだ出そろっていません。なので、今のところは裸のまま使おうと思っています。

 

またケースも付けたいところ。ですが、今回は11インチのiPad Proにどのケースを組み合わせるかが最大の悩みどころになっています。

 

アップルは薄く・軽くなったM4チップ搭載iPad Proのデザインに合わせたMagic Keyboardを同時に発売しています。

↑M4チップ搭載iPad Pro専用のMagic Keyboard。写真は試用している13インチのiPad Pro用のキーボードです。薄く軽量になりました

 

キーボード側とトラックパッドにアルミニウムをあしらい、スタイリッシュになったうえに強度も向上しています。さらに最上段に並ぶ14個のファンクションキーが便利に使えることと、安定した心地よいタイピング感に筆者はとても惹かれています。これならiPad Proで原稿を書く作業もはかどりそうです。

 

だからと言ってすぐに購入を決められない理由があります。4万9800円(税込)と値段の壁が高いこともありますが、筆者がiPad ProでApple Pencilによる手書きメモをひんぱんに使うからです。

 

Magic KeyboardはiPad Proから外さないとペン書き(描き)に移行しづらく、都度取り外しが必要。その点ではアップル純正のSmart Keyboard Folioの方が扱いやすく、キーボード側を360度回転させてiPadの裏側に重ねてしまえば全体の形がフラットになり、装着したままペン書き作業へスムースに移れます。

↑Smart Keyboard FolioはiPad Proに装着したまま、キーボード側を裏返しにしてキーボードタイピングからペン書き作業に移れます

 

アップルがM4チップ搭載iPad Proに対応するSmart Keyboard Folioも発売してくれたら即決ですが、残念ながらいまのところその気配がありません。しばらく11インチのiPad Proを仕事で使うときにはペン書き専用にして、テキストタイピングはMacBook Pro、または以前から使っている12.9インチのiPad Proを併用する形になりそうです。

 

有機ELの特徴が活きた「Ultra Retina XDRディスプレイ」に満足

先ほど触れたとおり、11インチのiPad Proを買った理由のひとつがUltra Retina XDRディスプレイへの期待です。買ってから約1週間が経ちましたが、美しさは期待していた通りで、とても満足しています。

 

iPad Proは2021年に発売されたM1搭載のモデルから、バックライトにmini LEDを採用して、HDR(ハイダイナミックレンジ)映像の表示に対応したLiquid Retina XDRディスプレイを載せています。そのM1搭載モデルよりも前のiPad Proを使っている方は画質の向上が特に実感できると思います。

↑iPadシリーズとして初めて有機ELパネルを採用したUltra Retina XDRディスプレイ。映像のユニフォーミティに富んでいます

 

Apple TV+で配信されているHDR対応の映画やドラマの映像はとても解像感が高く、まるで映像の中の空気がきれいに浄化されたような感覚です。映像は暗部の黒色がとても引き締まり、奥行き方向に深みが感じられ、有機ELの特徴が活きています。なおかつ、アップルのRetinaディスプレイが受け継いできた自然な色バランス、ムラのない一体感(ユニフォーミティ)の高さは見事と言うほかありません。iPhone 15 Proで撮影したHDRムービーや写真をiPad Proで観ると、美しすぎて何度も再生してしまいます。

↑CPUやGPUの性能をスコアで表すGeekbench 6によるベンチマークテストの結果。最先端のM4チップを搭載する11インチのiPad Proが、歴代モバイルデバイスの中でぶっちぎりに高い性能を備えていることがわかります

 

Apple Pencil Proの「触覚フィードバック」は大きな進化

Apple Pencil Proの使い勝手も良くなりました。第2世代のApple Pencilと見た目には同じデザインでありながら、Apple Pencil Proにはさまざまな種類のセンサーが追加され、中身が大きく変わっています。にもかかわらず、ペンの重さとサイズ、重心のバランスなど手に持った感覚は何も変わっていません。

↑Apple Pencil Proは触覚フィードバックの実用性が高く、ペン書き作業がより快適になります

 

ペン本体の側面をクリックする「スクイーズ」の操作でパレットツールを表示、あるいはペン先を回転させて描く線の太さを速やかに変える「バレルロール」など、新しい操作方法も加わりました。なかでも筆者が一番重宝しているのは「触覚フィードバック」の機能です。スクイーズやダブルタップなどの操作が正しく行なわれたことを、軽い振動のフィードバックでペンが返してくれます。

 

以前のApple Pencilは、たとえばダブルタップ操作でペンと消しゴムのツールが正しく切り替わったことなどを、画面の表示などを見て確認する必要がありました。触覚フィードバックがあれば、よりペン先だけに集中できます。

 

もうひとつ取り上げたいのは、Apple Pencil Proにアップルデバイスの「探す」アプリから探索できる機能が追加されたことです。幸いなことにまだこの機能のお世話になっていませんが、Apple Pencilが手もとに見当たらずヒヤリとすることがよくあります。転ばぬ先の杖としても「探す」機能が活躍してくれそうです。

 

新しいiPad ProはUSB-Cで充電する1万3800円(税込)のApple Pencilにも対応していますが、触覚フィードバックや「探す」機能を使えるメリットを考えれば、筆者のおすすめは断然Apple Pencil Proです。

 

M2搭載iPad Airでもよかった? ディスプレイとApple Pencilの機能に差

新型iPad Proと同時期に登場した、軽量スリムなiPadシリーズのハイエンドであるiPad Airも、M2を搭載して進化を遂げています。

 

11インチのiPad Airは9万8800円(税込)から買えますし、ストレージの最小容量が64GBから128GBに大きくなっています。筆者も「大きいサイズのiPad」にこだわるのであれば、新しくラインナップに追加された13インチのiPad Airでもいいんじゃないか? と、最初は迷いました。

↑11インチのM2搭載iPad Air。Wi-Fiモデルは9万円台で購入できます

 

13インチのiPad Airならば、12.9インチのiPad Proに対応するものと同じSmart Keyboard Folioがそのまま使えます。そのためWi-FiモデルとApple Pencil Proを同時に買いそろえても、トータルの価格は11インチのiPad Proよりも安い15万600円(税込)に抑えられます。

 

それでも、iPad AirにはないUltra Retina XDRディスプレイの高画質を楽しみたかったので、iPad Proにしました。

 

また筆者のようにApple Pencilをよく使う方は、iPad Proだけが搭載する「ProMotionテクノロジー」の有無がペンの”書き味”を左右することも大きな判断の分かれ目になるでしょう。ディスプレイの描画応答速度を高めるProMotionテクノロジーにより、iPad ProはApple Pencil Proで画面をなぞったペン先から即座に文字や線が描画され、ストレスフリーな書き味が得られます。比較すると、iPad Airの描画応答速度がほんのわずか緩慢に感じられると思います。

 

iPad Proはさすがにフラッグシップモデルです。筆者は2018年にiPad Proを買って以降、使い込むほどに快適さが増す実感がありました。これから数年以上、iPadをビジネスやクリエイティブワークに使いたおすことを考えれば、最先端のM4チップを搭載するiPad Proを少し背伸びしてでも買うべきだと思います。

 

ペンやキーボードなど、周辺アクセサリーはこれから徐々に出そろうアップル純正品以外のアイテムで補う手もありそうです。何はともあれ、ぜひiPad Proを試してみてください。

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

「iPhone 16」シリーズ、新色は二つ? 入れ替わりになくなるのは…

次期「iPhone 16」シリーズは今秋の発売に向けて、ディスプレイが6月に生産開始との噂話も最近ありました。そんな中、二つの新色が既存の2色に取って代わると著名アナリストが主張しています。

↑iPhone 16シリーズの色は…

 

アップルの未発表製品に詳しいMing-Chi Kuo氏は、iPhone 16シリーズ新色の予想をXで述べています。

 

それによれば、iPhone 16 ProおよびiPhone 16 Pro Maxと、iPhone 16およびiPhone 16 Plusのカラバリは、それぞれ次の通りです。

 

  • iPhone 16&iPhone 16 Plus: ブラック、グリーン、ピンク、ブルー、ホワイト
  • iPhone 16 Pro&iPhone 16 Pro Max: ブラック、ホワイト(またはシルバー)、グレー(ナチュラルチタニウム)、ローズ

 

つまり、iPhone 16 Proモデルでは前世代のブルーチタニウムが廃止され、新色のローズカラーに置き換わることになります。これは中国方面からの噂話とも一致します

 

かたやiPhone 16とiPhone 16 Plusでは、前世代のイエローがなくなり、入れ替わりにホワイトが追加される格好です。7色展開になるとの説もありましたが、多過ぎると判断されたのかもしれません。

 

もっともKuo氏は、iPhone 12の「ホワイト」がiPhone 13では「スターライト」に変更されたように、前モデルにあった一部の色は改名される可能性があると付け加えています。それと逆に、色の名前が前モデルと同じでも、色合いが異なる場合もあるようです。

 

Source: Ming-Chi Kuo(X)
via: MacRumors

「iPhone 16 Pro Max」、バッテリーのエネルギー密度が向上? 二つの利点があるらしいが…

アップルの次期ハイエンド機「iPhone 16 Pro Max」に関する噂話は次々に届けられており、その中にはバッテリーの話も含まれていました。それらの続報として、現行モデルよりもバッテリーのエネルギー密度が高くなると著名アナリストが主張しています。

↑エネルギー密度が上がるらしいが…

 

アップルのサプライチェーン情報に詳しいMing-Chi Kuo氏は、iPhone 16 Pro Maxに関する最新レポートを公開。エネルギー密度が増えることで、「同じバッテリーサイズでもバッテリー持続時間が長くなる」ことと「同じバッテリー持続時間でバッテリーが小さくできる」という、二つの利点があると述べています。

 

つまり、「iPhone 15 Pro Maxと同じバッテリーの大きさで持ちが良くなる」あるいは「前モデルと同じバッテリー容量を、小さくて軽いもので実現できる」可能性があるというわけです。

 

ただし、アップルはアルミニウム製のバッテリー容器をステンレススチール製に交換する予定だとも付け加えています。

 

この二つの話、実は矛盾しかねません。

 

なぜなら、エネルギー密度が高いバッテリーほど熱くなると予想されますが、ステンレススチールは放熱効率が低いためです。また、スチールはアルミよりも重いため、もしもバッテリーの軽量化を目指すのであれば、その分が相殺されてしまいかねません。

 

Kuo氏はこの矛盾を、EU域内での「バッテリーの交換しやすさを義務づける」規制を守るためだと推測。スチール製にすればバッテリーが取り外しやすくなるとのことです。

 

iPhone 15 Proモデルは発売直後、一部デバイスで熱くなり過ぎる症状があり、iOSアップデートで解決したこともありました。それが再び繰り返されないように祈りたいところです。

 

Source: Medium
via: 9to5Mac

iFixit、新型「iPad Pro」と「Apple Pencil Pro」を分解! 修理しやすい?

アップルが5月上旬に発表した、超薄型な新型「iPad Pro」とスタイラスの「Apple Pencil Pro」。その内部構造を、修理分解業者のiFixitが詳細に公開しています。

↑新型iPad Proの内部(画像提供/iFixit)

 

新型iPad Proでは、11インチ/13インチモデルの本体の厚さが5.3mm/5.1mmと、前世代モデルと比較して大幅な薄型化を実現。この薄さを達成するために、さまざまな新機構が内部に盛り込まれていることも、アップルの幹部により明かされています

 

今回iFixitは、13インチのiPad Proを分解。「iPad Proで初めて、画面を取り外した後すぐにバッテリーを取り外すことができた」と、バッテリー交換の容易さを評価しています。一方で、スピーカーや基板が接着剤で固定されているために分解しづらく、カメラも修理しづらいと報告しています。

 

なお、新型iPad Proのベースモデルとなる256GBストレージモデルでは、ストレージのNANDフラッシュチップが1枚のチップで構成されていました。これは複数チップによるストレージよりも一般的に性能が低く、今後のベンチマーク報告が待たれます。

 

↑Apple Pencil Proの内部(画像提供/iFixit)

 

一方、Apple Pencil Proは、バッテリーの取り外しが非常に難しく、本体を破壊する必要がありました。その内部には、無線充電用の誘電充電コイルや再配置された磁石、回転を検知するジャイロスコープなど、さまざまな新機構が盛り込まれています。

 

外観やスペックだけでなく、内部構造まで大いに刷新された、新型iPad ProとApple Pencil Pro。円安の影響もあり、価格がかなり高くなってしまいましたが、機会があればぜひ使ってみたいものです。

 

Source: iFixit

今年後半に導入へ! iOSとiPadOSの新機能「アイトラッキング」と「乗り物酔い防止」とは?

アップルは「アイトラッキング」や「乗り物酔い防止」など、今年後半にiOSやiPadOSに導入予定の新しいアクセシビリティ機能を公開しました。

↑目の動きだけで操作できるように(画像提供/アップル)

 

アイトラッキング機能では目の動きだけで、iPadやiPhoneを操作することができます。基本的には前面カメラを使用した技術ですが、アップルによればAI(人工知能)をセットアップと制御に活用しているそう。もちろん、追加のハードウェアなどは必要ありません。

 

ユーザーは視線を動かすだけで、アプリ内の項目を移動してアクティブ化し、目だけで物理ボタンやスワイプ、その他のジェスチャが利用できるのです。

↑画面上のドットで乗り物酔いを軽減(画像提供/アップル)

 

一方、乗り物酔い軽減機能の「Vehicle Motion Cues」では、iPhoneやiPadの画面上にドットが表示され、車両の動きに合わせてドットが流れることで、乗り物酔いを軽減することができます。この機能は、ユーザーが車両に乗っていることを認識すると、自動で反応するとのこと。

 

その他にも、聴覚障害のあるユーザーがiPhoneの振動で音楽を楽しめる「Music Haptics」、Siriにカスタム発話を割り当ててショートカットを起動する「ボーカルショートカット」、より広範囲の音声を認識する「非定型音声を聞く」、「CarPlay」の音声コントロールやアクセシビリティの強化が予定されています。

 

また、空間コンピューター「visionOS」にも、音声で会話が理解できるシステム全体のライブキャプションを含む、アクセシビリティ機能が追加される予定です。

 

筆者は、移動するクルマの中でiPhoneを見るとすぐに乗り物酔いをするので、絶対に使わないようにしていたのですが、今回の乗り物酔い軽減機能がどれだけ効果があるのか、ぜひ試してみたいものです。

 

Source: アップル

「iPhone 16」シリーズのディスプレイ、6月に生産開始? ということは…

次期「iPhone 16」シリーズは、今年秋に発表・発売が予想されています。そんななか、iPhone 16用ディスプレイの生産がまもなく始まると著名アナリストが主張しています。

↑生産計画は順調(画像提供/@ZONEofTECH)

 

ディスプレイ関連サプライチェーン調査会社「DSCC」のCEOであるRoss Young氏は、Xの有料購読者向けに新情報を投稿し、そのなかで、新型iPhone 16シリーズ用の画面パネル製造は6月に始まる見込みであると述べています。これは昨年のiPhone 15シリーズと同じ時期であり、予定通りだとのこと。

 

ディスプレイの生産が昨年と同じ時期に始まるということは、iPhone 16はiPhone 15と同じ時期、9月中旬に発表される予定であることを意味しています。

 

iPhone 16シリーズのうち、高価な「iPhone 16 Pro」と「iPhone 16 Pro Max」は、それぞれ前モデルの6.1インチから6.3インチ、6.7インチから6.9インチに大型化すると噂されています。それを裏付けるように、「iPhone 16 Pro Maxと並べるとデカい」ことを示すダミーモデルの画像が登場していました。

 

さて、Young氏の話に戻ると、6月内にはiPhone 16と16 Pro用パネルが最も多く生産され、iPhone 16 PlusとiPhone 16 Pro Max用の製造は夏の後半に始まる可能性が高いとのことです。

 

ともあれ、順調に生産が進むのであれば、全モデルとも発売直後に品薄になる心配はなさそうです。が、円安のもとで国内での価格がさらに上がるのか、気になるところです。

 

Source: Ross Young(X) 
via: 9to5Mac

Macが声で伝えます。音声読み上げ機能「ライブスピーチ」の使い方【Macの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「入力した音声を読み上げる「ライブスピーチ」の使い方」です。

 

 

Macには入力したテキストを読み上げる「ライブスピーチ」という機能が搭載されています。この機能は、発話が難しい人や発話能力を失いつつある人をサポートするために開発された機能で、電話やオンラインミーティング、対面の会話で使うことができます。さらに読み上げる語句はあらかじめ登録しておくことができるので、スムースに会話できるのが嬉しいポイント。早速、手順を確認しましょう。

 

[アップルメニュー]をクリックし、[システム設定]→[アクセシビリティ]と進みます。続いて[ライブスピーチ]をクリックし、[ライブスピーチ]をオンにすれば設定完了です。

 

ライブスピーチウインドウの[入力して読み上げる…]テキストフィールドに、読み上げたいテキストを入力してから[|>](読み上げる)ボタンをクリックすることで、入力したテキストが人工音声で読み上げられます。

 

また、よく使う語句のリストを作成し、そこから選択し、読み上げることも可能です。手順は先ほどと同様、[システム設定]→[アクセシビリティ]→[ライブスピーチ]と進み、[ライブスピーチ]をオンにします。続いて保存された語句の[+](プラス)ボタンをクリックし、読み上げたい語句を登録しましょう。

 

メニューバーにあるライブスピーチアイコンをクリックし、ウインドウ右側のアイコンを押すことで登録した語句を選択できます。読み上げたい語句を選んだら、[|>]ボタンをクリックしましょう 。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

【関連リンク】
Mac Fan
Mac Fan TV(YouTube)

新型「iPad Pro」の有機EL画面、青の再現で不具合が発生

ついに発売が開始された「新型iPad Pro」ですが、海外からは「青の表示がおかしい」との気になる報告が寄せられています。

↑再現の難しい青がある(画像提供/アップル)

 

新型iPad Proでは、iPadシリーズとして初めて有機EL方式の「Ultra Retina XDR」ディスプレイを搭載。最先端のタンデムOLEDテクノロジーにより、高い精度、色を実現したとうたっています。画面の明るさはHDRコンテンツで1000ニトのフルスクリーン輝度、HDRでは1600ニトのピーク輝度に対応。上位モデルでは、反射防止加工の「Nano-textureガラス」が選択可能です。

 

海外テックサイトのiMoreによれば、「HDRハイライトではネイビーやインディゴを含む、特定の青の色合いが、画面上ではほとんど白に見えるほど白飛びしている」とのこと。さらに、「ネイビーのシャツを着ている人を見ると、表面に張られた蜘蛛の巣のように、シワが光って見える。あるいは、その上で変化する真っ黒な塊のようにも見える」とも述べており、かなり気になる現象のようです。

 

ただし、iMoreは今回の現象について「画像処理エンジンがそのゾーンのハイライトの描写で混乱しているようだ」と指摘しています。さらに、アップルもこの問題を認識しており、ソフトウェアの修正に取り組んでいることが伝えられています。

 

というわけで、新型iPad Proのハードウェアではなくソフトウェアが原因だった今回の問題。もしお手持ちの新型iPad Proで同様の現象に遭遇したら、ソフトウェアアップデートを待ってみても良さそうです。

 

Source: 9to5Mac

早くも新情報! 次期「iPad Air」に使われるチップがもう決定?

先日、新型「iPad Air」が発表されたばかりですが、早くも「M3」チップを搭載した次期iPad Airに関する噂が登場しています。

↑次はM3を使う?(画像提供/アップル)

 

おさらいすると、アップルは5月7日のイベントで新型iPad Airを発表。M2の搭載だけでなく、13インチモデルが加わり、カメラ位置やスピーカーの品質が刷新されています。一方で同時に発表された「新型iPad Pro」では、Macに先駆けて最新の「M4」チップが搭載されています。

 

海外テックサイトのMacRumorsは、信ぴょう性の高いプライベートアカウントがXで共有した情報を基に、次期iPad AirがM3を搭載すると報じています。これまでのアップル製品のラインナップを参考にすると、iPad AirにはiPad Proから1世代前のチップが採用されてきました。なので、次期iPad AirのM3搭載はかなり現実味があるでしょう。

 

さらに2026年から2028年に登場する将来のiPad Airは、10.8インチの有機ELディスプレイを搭載するとの情報もあります。有機ELディスプレイは新型iPad Proにも搭載されており、これにiPad Airが遅れて続く、という流れは今後も継続することになりそうです。

 

以前とは異なり、最近のiPad Airシリーズには、iPad Pro譲りのスペックや機能がすぐに導入される印象です。お金を節約しつつ十分に高性能なタブレットが欲しいなら、iPad Airを買い続けるのが賢い選択肢と言えるかもしれません。

 

Source: MacRumors

「ChatGPT」、Mac向けアプリをリリースへ

生成AIサービス「ChatGPT」を開発するOpenAIは、Mac向けにデスクトップアプリをリリースすると発表しました。

↑Macへゴー

 

ChatGPTはOpenAIが開発した大規模言語モデル(LLM)で、自然な対話によりテキスト生成や質疑応答、会話のサポートなど、さまざまな情報を提供することができます。先日には、最新バージョンとなる「GPT-4o」が登場。音声や画像をシームレスに処理し、素早い応答が可能となりました。

 

Mac向けのChatGPTアプリは無料ユーザーと有料ユーザーの両方に展開され、コンピューターとのシームレスな統合を目指しています。キーボードからのショートカット(Option + Space)によりアプリへと素早く質問したり、アプリ内で直接スクリーンショットを撮影することも可能です。

 

音声モードや、GPT-4oの新しいオーディオ/ビデオ機能では、コンピューターから直接ChatGPTと音声通話をすることが可能。アプリ右下のヘッドホンアイコンをクリックすれば、音声通話が開始できます。

 

Mac向けのChatGPTアプリはまず「Plus」プランのユーザーから展開が始まり、今後数週間でさらに広く利用できるようになります。今年後半には、Windows版もリリースされる予定。毎日ChatGPTを活用しているユーザーなら、インストールしておいて損がないアプリとなりそうです。

 

Source: OpenAI via MacRumors

最新の「iPad」シリーズ、ついに「バッテリーの状態」などの機能を搭載! 上限80%充電にも対応

最新のiPad ProとiPad Airにおいて、設定アプリに「バッテリーの状態」の項目や「充電の最適化」機能が追加されたことが明らかとなりました。

↑iPadでもバッテリーを管理しやすくなりました(画像提供/アップル)

 

今回の情報は、オランダのアップル関連情報サイト・iCultureが製品レビューしている最中に確認したことです。

 

新型iPadで設定アプリ内の「バッテリー」にアクセスすると、新たな「バッテリーの状態」メニューが追加され、バッテリーの残量や最大容量、充放電回数および「充電の上限を80%にする」オプションが一覧表示されます。

 

また、バッテリーがいつ製造され、いつ最初に使用されたかという情報を見ることもできます。

 

これまで「バッテリーの状態」メニューは、iPadOSには存在していませんでした。しかし、4月にはiPadOS 17.5から、「バッテリーの状態」機能が新型iPadのみ使える可能性が浮上していました

 

注目すべきは、充放電回数や「充電の上限を80%にする」オプションです。今まではiPhone 15シリーズ限定の機能であり、古いiPhoneでは表示されません。

 

「上限80%」は、以前のiPhoneに搭載されていた「バッテリー充電の最適化」とは別もの。こちらは毎日の充電パターンを学習することで、AIが充電80%を超えないように制御します。

 

この機能についてアップルは、バッテリーがフル充電された期間を短くすることで、その消耗を減らして寿命を伸ばせると説明していました。新型iPadもバッテリーを交換することなく、長く使えるようになりそうです。

 

Source: iCulture
via: MacRumors

次期「iPad mini」、少なくとも年末まで発売されない!?

次期「iPad mini」の登場が2024年末より後になると、米ブルームバーグのマーク・ガーマン記者が予想しています。

↑あまり期待しないほうがいい?(画像提供/アップル)

 

現行モデルのiPad miniは、2021年9月に発表されました。8.3インチディスプレイと「A15 Bionic」、USB-Cポートを搭載し、トップボタンに指紋認証機能を組み込むなど、大幅な進化を遂げた……のですが、それ以降製品のアップデートは行われていません。

 

以前にガーマン記者は、スペックがアップグレードされた次期iPad miniが2024年に登場すると報じていました。アップグレードの中身は、プロセッサの刷新やカメラ性能の向上、ディスプレイやワイヤレス機能の進化、新色の登場などがされています。

 

しかし、今回の同氏の予測では、次期iPad miniでは新しいプロセッサが搭載されるものの、その他の変更点はほとんどないと伝えています。これが正しければ、3年以上も待ったアップグレードとしては、少々期待外れなものとなってしまいそうです。

 

ガーマン記者はその他にも、ローエンドな「iPad」も2024年末までに登場する可能性は低いと述べています。先日には完全に刷新された新型「iPad Pro」や、大画面モデルの追加された新型「iPad Air」が登場しましたが、その他のiPadシリーズのアップグレードはかなり先となるかもしれません。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

日本も!?「Apple Vision Pro」の販売国がWWDC24後に拡大しそう

アップルの空間コンピューター「Apple Vision Pro」が、開発者向け会議「WWDC24」の後に販売国を拡大すると、米ブルームバーグが報じています。

↑もうすぐ日本にも正式に上陸しそう(画像提供/アップル)

 

Apple Vision Proは2023年6月に発表され、今年2月に発売が開始された空間コンピューター。両目にそれぞれ4K解像度ディスプレイを搭載し、12個の「EyeSight」カメラで周囲を捉えるなど、非常にハイエンドな作りとなっています。価格も3499ドル(約55万円※)とかなり高く、現在は米国でのみ販売されています。

※1ドル=約156.5円で換算(2024年5月14日現在)

 

ブルームバーグによれば、6月10日に開催されるWWDC24の後にApple Vision Proを販売するため、世界各地の従業員がアップルの本社に集まり、数日間の研修を受けているとのこと。この研修には日本、中国、韓国、ドイツ、フランス、シンガポールの従業員が参加しているそうです。つまり、これらの国でApple Vision Proが販売される可能性が高いと言えます。

 

アップルは以前、Apple Vision Pro関連の求人情報を日本でも出していた経緯があります。はたしてApple Vision Proは日本の消費者に受け入れられるのでしょうか?

 

Source: Bloomberg via MacRumors

9コアのM4搭載の新型「iPad Pro」、ベンチマークテストの結果が判明! スペックアップは本当だった

アップルが本日15日から発売を開始する新型「iPad Pro」。その「9コアバージョンのM4チップ」を搭載したモデルのベンチマークスコアがGeekBenchで報告されています。

↑スペックは実際にどれほどアップした?(画像提供/アップル)

 

5月7日に発表された新型iPad Proは、Macに先駆けてM4チップを搭載。新型iPad Proでは、ストレージが256GB/512GBのモデルの場合にはCPUが9コア、1TB/2TBのモデルではCPUが10コアのM4が搭載されています。10コアのM4では、「M2」チップと比較して約1.5倍の性能向上が確認されていました。

 

GeekBenchによれば、9コアのM4はシングルコアで3630ポイント、マルチコアで13060ポイントというスコアだったそう。10コアのM4でのシングルコアが3695ポイント、マルチコアが14550ポイントであり、それらと比較すると約10%ほど遅いスコアとなっています。

 

一方、8コアCPUを搭載した「M3」や「M2」のマルチコアスコアは、それぞれ11600ポイント、9600ポイントとなっており、それらと比べた場合、9コアのM4はそれぞれ約13%、約35%高速となっています。

 

アップルのうたい文句通り、大幅なスペックアップを実現した、M4搭載の新型iPad Pro。円安の影響で値上がりしたのは残念ではありますが、お財布に余裕があれば、一度そのパフォーマンスを体験してみたいものです。

 

Source: GeekBench via MacRumors

新型「iPad Pro」、驚きの薄さでも折れ曲がりにくいのはなぜ? アップル幹部が説明

先日アップルが発表したM4 iPad Proは、シリーズ初の有機ELディスプレイ搭載もさることながら、すさまじい薄さが注目を集めています。なんと13インチは5.1mmで、アップルは「iPod nanoより薄い」と強調していました。

↑折れ曲がりにくい(画像提供/アップル)

 

そこで気になるのが、どれだけ頑丈か? 一般的にタブレット製品はカバンに入れて持ち運ぶと、満員電車に乗って不意な力が掛かり、折れ曲がることも珍しくありません。また、折曲げはスマートフォンでも警戒されており、曲げテストは恒例となっています

 

この点について、あるYouTuberがアップル幹部らにインタビューしたところ、新型iPad Proは思ったほどには折れ曲がりにくいと確認が取れました。

 

この朗報は、YouTuberのArun Maini氏がXで公開したものです。インタビュー相手はハードウェアエンジニアリング担当幹部のジョン・ターナス氏と、ワールドワイドマーケティング担当幹部のグレッグ・ジョスウィアック氏です。

 

ターナス氏によれば、金属製のカウリング(流線型のカバー)をiPad Pro内部に追加。このカウリングがロジックボード全体を覆い、タブレットの中央を通るように設計され、耐久性を増しているそうです。

 

この新設計が効果的であれば、新型iPad Proは見た目の薄さにもかかわらず、折れ曲がりにくくなっているはず。従来モデルよりも値上がりしているため、特に持ち歩きを考えている人からは懸念が寄せられていましたが、ひとまず安心して使えそうです。

 

Source: Arun Maini(X)
via: iMore

アップル、生成AI搭載の新型「Siri」を6月のWWDC24でお披露目へ

今年も6月10日から開催される、アップルの開発者会議「WWDC24」。米国の報道によれば、同イベントでは「生成AIを搭載した新バージョンのSiri」が発表されるようです。

↑Siriの大進化に期待が募る

 

米ニューヨーク・タイムズ(NYT)によれば、iOS 18の新バージョンのSiriは生成AIを搭載しており、会話がスムーズになり、より多くの要求を理解できるようになるとのこと。これはChatGPTのような対話型のサービスというよりも、タイマーの設定やリマインダーの作成に役立てられるようです。さらに、テキストメッセージや通知の要約もできる模様。

 

NYTによれば、アップルはSiriに生成AI機能を組み込むプロジェクトを2023年初頭から開始したとのこと。同社の幹部はChatGPTを徹底的にテストし、Siriの全面的な再設計を決断したと言います。また、SiriおよびLLM(大規模言語モデル)のサポートを強化するために、今年の「iPhone 16」シリーズではRAM容量が増えることも報じられています。

 

筆者はアップル製品のヘビーユーザーなのですが、Siriはほとんど使ったことがありません。そんな私のようなユーザーでも使いたくなるような、AIを活用したSiriの大幅な進化に期待したいものです。

 

Source: The New York Times via 9to5Mac

新型「iPad Pro」、驚異的な薄さの秘密をアップル役員が明かした

先日発表されたアップルの新型「iPad Pro」は、5.1mmという本体の薄さ(11インチモデルは5.3mm)で、私たちを驚かせました。そんな薄い本体をどうやって実現したのかを、同社のJohn Ternus上級副社長が解説しています。

↑どうやってこんなに薄くなった?

 

新型iPad Proでは本体の厚さが5.3mm(11インチモデル)と5.1mm(13インチ)に薄くなっただけでなく、重量も444g(11インチ)と579g(13インチ)へと軽量化(どちらもWi-Fiモデル)。また、新型iPad Proではメインハウジングにグラファイトシートを追加し、アップルのロゴに銅素材を使用することで、放熱性が20%向上したとも先日のイベントで言われていました。

 

Ternus氏によれば、新型iPad Proではデバイスの剛性を向上させるため、内部構造が再設計されたとのこと。具体的には、内部部品のレイアウトを変更したり、新しい金属製のカバー(カウリング)をロジックボードの上に配置したり、中央部にリブ(突起)を形成したり……。その結果、「製品の剛性が大幅に向上し、放熱性の向上にも貢献している」と言います。

 

2018年にiPad Proのデザインが変更されたときには、本体が簡単に曲がってしまったり、あるいは新品なのに曲がった状態で届いたりして批判が寄せられました。しかし新型iPad Proでは、そのような心配は必要なさそうです。

 

Source: Arun Maini / X via 9to5Mac

アップルとOpenAI、「iOS 18」のAI機能で合意間近!?

「iOS 18」のAI(人工知能)機能について、さまざまな報道が登場してきましたが、いよいよ大詰めのようです。米ブルームバーグによれば、アップルはOpenAIとの契約の最終段階にあるとのこと。

↑Siriとどう共存するの?

 

ブルームバーグによれば、アップルとOpenAIは「iOS 18でChatGPT機能を使用するための協定について最終調整を行なっている」とのこと。しかし、ChatGPTがどのようにiOS 18に組み込まれるのかは、まだわかっていません。

 

iOS 18では音声アシスタントの「Siri」を中心に、さまざまAI機能の搭載が噂されていますが、ChatGPTはそれらとは異なるサービスとして導入される模様。

 

なお、アップルはグーグルとGeminiの搭載についても交渉していましたが、こちらは合意に至らなかったと報じられています。

 

もちろん現在のiOSでも、ChatGPTやGeminiのアプリやウェブ上から両サービスを利用することは可能。しかし、iOSに正式にGhatGPTが組み込まれれば、SafariやSiriからさまざまな情報をユーザーに提供できるはず……。

 

アップルとOpenAIの交渉から最後まで目が離せません。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

「Apple Watch Series X」、最新の予想画像が登場! 現行のUltraとそっくり?

まもなく初代Apple Watchが登場してから10年目を迎えようとしているなか、デザインを一新した記念モデル「Apple Watch Series X」が登場するとの噂が何度も報じられました。

↑Wordsmattrが作成したApple Watch Series Xの予想CG画像

 

果たして、それはどのようなものになるのか? あるデザイナー集団が噂や将来モデルの予想を基にCG画像を作成し公開しました。

 

ドイツのデザイン会社・Wordsmattrは「我々は3か月以上前からApple Watch Xの詳細なデザインコンセプトとモックアップに取り組んでおり、次期モデルに関する噂、特許、ニュースを集めてきた」と述べています。

 

このApple Watch Xコンセプトは、一見すると現行のApple Watch Ultraとよく似ていますが、より薄く、エッジは平らではなく、わずかにカーブしたものになっています。

↑Apple Watch Ultraと似てる?(画像提供/Wordsmattr)

 

ほか、FaceTime用のカメラがディスプレイに内蔵されていると同時に、血圧センサーも搭載されるという想定で描かれています。画面の中央上部には、最近のAndroidスマホのようにパンチホールが開けられています。

↑FaceTime用カメラをディスプレイに内蔵(画像提供/Wordsmattr)

 

実際、アップルがスマートウォッチ用の血圧センサーを開発中との噂はあり、カメラを搭載する特許も申請していました

 

米大手メディアのブルームバーグは、Apple Watch Xが「これまでで最大の再設計」になると報じていました。具体的には、ウォッチ本体がより薄くなり、新しいマグネット式バンドシステムを導入することで、これまでのバンドが使えなくなる可能性があるというものです。

 

また、予想CG画像は、これに先立ち別の情報源が公開していました。本体が薄くなる、アクションボタンが追加される以外は、現行モデルとあまり変わっていない印象です。

 

Apple Watchには豊富な機能だけではなく、おしゃれなファッション性も求められるはず。今後、さらなるリーク情報で製品像が次第に明らかになっていきそうです。

 

Source: Wordsmattr
via: 9to5Mac

「Apple Vision Pro」、後継モデルの価格は半額以下になる!?

アップルの空間コンピュータ(MRヘッドセット)「Apple Vision Pro」は、3499ドル(約55万円※)という高価格のためか、アナリストも2024年内の出荷台数予測を当初の80万台から40~45万台に引き下げました

※1ドル=約156円で換算(2024年5月14日現在)

↓将来の値下げが見える?

 

しかし、Vision Proの後継モデルは1500~2500ドル(約23万〜39万円)に下がると、あるリーカーが主張しています。

 

リークアカウントの@Revegnus1がXで述べていることは、次の通りです。

  • 第2世代Vision Proは2026年発売
  • 小売価格は1500ドル~2500ドル
  • 中国のSeeYAがサプライチェーンに参入し、現在は評価のためにアップルにサンプルを送付
  • SK Hynixに続き、サムスンもLLW DRAMを供給

 

このうち重要なのは、中国企業のSeeYAです。同社はOLEDoS、つまりシリコン基板上にOLED(有機EL)を構築するディスプレイの製造技術を持っています。

 

現在のVision Proは、ソニー製のマイクロOLEDディスプレイを採用していると見られています。しかし、非常にコストが高く製造量が限られているため、アップルは供給元を安い中国メーカーに切り替えることを検討しているとの報道もありました

 

今回の情報源である@Revegnus1は、一度はアカウントを消した著名リーカーRevegnus氏と同一人物だと主張していますが、本当かどうかは不明。

 

アップルはApple Vision関連の求人情報を日本でも出していたことから、国内での発売も近い可能性があります。今すぐ現世代モデルを買うか、あと2年待って安い後継モデルを買うか、悩むことになるかもしれません。

 

Source: @Revegnus1(X)
via: Wccftech

新型iPad Proの「M4」、最新のMacBook Proをも上回る性能だった!

アップルが先日発表した新型「iPad Pro」は、Macに先駆けて「M4」チップを搭載したことでも話題となりました。さらに、その性能向上を裏付けるデータがベンチマークアプリのGeekBenchで報告されています。

↑性能アップを証明(画像提供/アップル)

 

M4は、第2世代の3nmプロセスにより製造されたチップです。最大10コアのCPUと10コアのGPUを搭載し、「M2」チップと比較してCPUは1.5倍も高速になったとのこと。また、人工知能処理を担当する「Neural Engine」も強化されている一方、電力効率も改善されており、M2と同じパフォーマンスを半分の電力で発揮できるようです。

 

GeekBenchに報告されたM4(10コアCPUバージョン)のスコアによれば、シングルコアは3695ポイント、マルチコアは14550ポイントだったとのこと。これは、シングルコアで「MacBook Pro」の「M3 Max」の3128ポイント、マルチコアで「M3」の11702ポイントを上回る、見事なスコアです。

 

また、M2と比較すると、M4はシングルコアで46%、マルチコアで55%も性能が向上していました。このデータは、性能向上をアピールするアップルの主張を裏付けるものです。

 

今後、M4チップはさまざまなMacに搭載されることでしょう。一方でM4を搭載した新型iPad Proの販売が始まったことで、M3を搭載したMacの買い控えが起きないかどうかが、気になるところです。少なくとも個人的には、「M3 Pro」を搭載したMacBook Proの購入はやめ、「M4 Pro」へとアップグレードされるのを待ちたいと思います。

 

Source: GeekBench via MacRumors

次期「iOS 18」、AIを使った「音声文字起こし」機能を搭載? 要約も…

例年通りなら今秋にも配布される「iOS 18」。このiPhone向け次期OSにAI(人工知能)を活用した音声文字起こしと要約機能が搭載されると、海外テックサイトのApple Insiderが伝えています。

↑AIで音声文字起こし

 

これまでの報告によれば、iOS 18ではさまざまなAI機能が搭載される模様。具体的には音声アシスタント「Siri」がより賢くなったり、「Safari」やメッセージアプリもAIでよりスマートになったりするなどと予測されています。AI以外にもホーム画面のデザイン変更もあるかもしれません。

 

今回のApple Insiderの報道によれば、iOS 18の音声文字起こしはボイスメモアプリとメモアプリの両方で利用できるとのこと。さらに、メモでは音声録音の重要な部分について、AIが生成した要約が提供されるというのです。この機能はiOS 18だけでなく、Mac向けの「macOS 15」にも含まれるそう。

 

なお、グーグルのAndroid OSには、話した内容をテキストにする「音声文字変換」や、スマホ上のほぼ全ての音声に字幕をつけられる「自動字幕起こし」といった機能がすでに搭載されています。

 

iOS 18で目玉となるはずのAI機能のうちの一つ、音声文字起こし機能。それほど目新しい機能というわけではないので、ここはぜひ、他社を圧倒する精度などに期待したいものです。

 

Source: Apple Insider

アップルの酷評CM、LGが2008年にやっていた…

アップルが新型「iPad Pro」と同時に公開した動画広告「Crush!」。さまざまな議論が起きている同CMですが、実は韓国のLGが2008年にほぼまったく同じ内容のテレビCMを作成していたことが判明しています。

↑以前にも同様の広告があった(画像提供/LG UK/YouTube)

 

アップルが作成したCMのCrush!(以下の動画を参照)では、上から降りてくる巨大なプレス機により、楽器やレトロゲーム機、石膏像や画材、カメラ、ゲームキャラクターの人形が押しつぶされます。そしてプレス機が上がると、そこには新型iPad Proが残っていました。つまり、新型iPad Proさえあれば、音楽作成もゲームも美術作品も写真撮影もできるというメッセージです。

 

一方、LGが2008年に公開したスマートフォン「KC910 Renoir」のCM(以下)は、横から迫る巨大なプレス機により、楽器やカメラ、オーディオ機器が潰され、最後にはスマートフォンが残るというもの。Crush!と極めて似た内容となっています。

 

LGのTVCMは放送時に騒動とはならなかったのですが、AppleのCrush!の場合、映画監督俳優から痛烈な批判を受け、「我々の意図が表現できていなかった」と謝罪。テレビCMの放送の計画も見送られてしまいました。

 

2008年のLGのCMでは問題にならなかったのが、2024年のアップルのCMには問題になる。時代や価値観が変わったのかもしれません。

 

Source: LG UK / YouTube via 9to5Google

次期「iPhone 16 Pro」、ディスプレイが現行モデルより20%も明るくなる?

先週アップルは、「世界で最も先進的なディスプレイ」を搭載したという新型iPad Proを発表しました。そうした技術革新はiPadだけでなく、次期「iPhone 16 Pro」の画面も飛躍的な進化を遂げるとの噂が報じられています。

↑新型iPad Proを超えるディスプレイが来る?

 

中国SNS・Weiboを拠点とするリーカーのInstant Digital氏は、iPhone 16 Proの標準(SDRコンテンツ使用時)ピーク輝度は1200ニトに達すると主張。そうだとすれば、iPhone 15 Proが対応している1000ニトから20%も増加することになります。

 

ちなみにiPhone 15 Proは、HDRコンテンツを表示する場合は最大1600ニト、屋外では2000ニトです。標準時に2割もアップするということは、それらの数値もかなり上昇することになりそうです。

 

これに先立ちInstant Digital氏は、新型iPad Proが非光沢ディスプレイを提供すると正確に予想していました。M4 iPad ProのNano-textureガラスは、全世界に驚きを呼んでいます。

 

そのM4 iPad Proは、標準時のピーク輝度が「驚異的」とアピールしていました。わずか数か月後に、それを軽々と越えるiPhoneが登場するのかもしれません。

 

Source: Weibo
via: 9to5Mac

iPhoneは1台だけでOK! 画面上にあるQRコードを読み取るには【iPhoneの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「iPhoneの画面上に表示されたQRコードを読み取る方法」です。

 

 

iPhoneのカメラでQRコードを読み取るには「カメラ」アプリや「コードスキャナー」を使用しますよね。しかし、iPhoneの画面上に表示されたQRコードはどうやって読み取ればよいのでしょうか。さっそく手順を解説しましょう。

 

まず、Safariで開いたWebページに表示されたQRコードを読み取る方法を解説します。手順は、QRコードを長押しし、ポップアップが開いたら[QRコード]を選んで[開く]をタップするだけ。簡単にQRコードを開くことができます。

 

続いて、メールに貼り付けられて届いたQRコードを読み取る方法を確認しましょう。手順は、貼り付けられたQRコードを長押しし、ポップアップが開いたら[Safariで開く]をタップするだけです。

 

最後に、「写真」アプリに保存したQRコードを読み取る方法です。対象の写真を開いたら、QRコードを長押し。ポップアップが開いたら[Safariで開く]をタップすればOKです。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

【関連リンク】
Mac Fan
Mac Fan TV(YouTube)

Androidの「かこって検索」、iPhoneでも同じような機能が使えます!

今年初め、グーグルはAndroid向けに、画面に映っているものを丸で囲むなどして検索できる「かこって検索」機能を発表しました。すでに同社のPixelデバイスやサムスンのGalaxyスマートフォンに展開されており、好評を呼んでいます。

↑iPhoneでもほぼ同じように使える(画像提供/Google/YouTube)

 

これとほぼ同じ機能が、GoogleレンズアプリとiOSのショートカットのおかげで、どのiPhoneでも再現できるようになりました。

 

かこって検索とGoogleレンズの主な違いは、前者がホームボタンあるいはナビゲーションバーを長押しして、どのアプリを開いていてもアクセスできること。それ以外は、同じ検索とOCR(光学文字認識)技術を使っています。

 

現在グーグルは、画面のスクリーンショットを撮影し、それをGoogleレンズに送信するショートカット「Search your Screenshot」を配布中です。これを起動すると「開いているアプリのスクリーンショット」写真をすぐにGoogleレンズで分析でき、かこって検索とほぼ同じ感覚で使えます。

 

iPhone 15 Proモデルの場合、アクションボタンに登録すれば、ボタン一押しでいつでも呼び出せます。また、アクションボタンがないiPhoneでも「背面タップ」とひも付けておけば、背中を素早くタップするだけでショートカットが起動できます。

 

利用方法は次の通りです。

  • iPhoneからこのリンクにアクセスし、ショートカットを入手
  • 「設定」アプリから「アクセシビリティ」>「タッチ」と進む
  • 下の方にある「背面タップ」を選ぶ
  • 「ダブルタップ」または「トリプルタップ」を選ぶ
  • 「アクセシビリティ」や「スクロールジェスチャ」の下にあるショートカットから「Search your Screenshot」を選ぶ
  • iPhoneの背面をダブルタップまたはトリプルタップしてショートカットを実行

 

こうすることでiPhoneが現在のスクリーンショットを撮影し、Googleレンズに送信。その後は素早くテキストをコピーしたり、翻訳したり、画像を検索したりできます。また、最初に実行する際、グーグルとの画像共有は「常に許可」を選んでおきましょう。

 

本家のかこって検索のように指で丸を描いて指定はできませんが、すでに起動時に画像は自動認識されており、より広い部分を指定したり、一部に絞ったりすることも可能です。

 

廉価モデルiPhone SEでも、最新のAndroidスマホとほぼ同じことができるグーグルからのプレゼントを、賢く使っていきたいところです。

 

Source: 9to5Google

「Beats Pill+」の後継モデル? iOSベータ版で画像が見つかる

アップル傘下のオーディオブランド「Beats」からのリリースが期待されている、ポータブルスピーカー「Beats Pill+」の後継モデル。その本体らしきアニメーション画像が「iOS 17.5ベータ版」から発見されました。

↑後継モデルの兆候が次々に現れる

 

Beats Pill+とは、Beatsが2015年10月に市場に投入したワイヤレススピーカー。軽量コンパクトながら堅牢なデザインと、Androidアプリが用意されていることなども好評でしたが、2022年1月に惜しくも生産が終了しました。

 

しかし先日、レジェンドバスケットボールプレーヤーのレブロン・ジェームズが、Beatsの新型ポータブルスピーカーらしき製品をちら見せ。その後には、F1ドライバーのダニエル・リカルドが、同スピーカーを持ち歩いているのが見つかっています。

 

今回の画像を見ると、Beats Pill+の後継スピーカーの本体デザインはほぼ変わらないものの、ボタンの形状が変化し、ストラップホールが追加されているようです。

 

現時点では、Beats Pill+の後継スピーカーがいつ発売されるのかは不明。ただし、セレブによるちら見せが相次ぎ、iOSのベータ版に画像が含まれていたことを考えると、その投入時期はそう遠くなさそうです。

 

Source: Aaron / X via MacRumors

アップル、新型「iPad Air」と「iPad Pro」を発表! その裏で気になる動きも…

アップルは5月7日夜のスペシャルイベント「Let Loose(何でもあり)」で、新型のiPad AirおよびiPad Proを発表しました。どちらも5月15日発売で、アップル公式オンラインストアで予約受付中です。

↑ついにアップデートされたiPadシリーズ(画像提供/アップル)

 

新型iPad Air

↑M2を搭載した新型iPad Air(画像提供/アップル)

 

まず、iPad Airは従来の10インチモデルに13インチが加わり、2つのサイズから選べるようになりました。搭載プロセッサーも前モデルのM1チップからM2チップに変更され、より高速かつパワフルとなっています。

 

12MPのフロントカメラはiPad Airを横にしたとき上に来るように再設計され、ビデオ通話する場合に最適に。空間オーディオ対応のステレオスピーカーも備え、特に13インチモデルは従来比で2倍の低音を響かせます。

 

価格は11インチが9万8800円(税込、以下同)〜、13インチが12万8800円〜。それぞれWi-Fi/Wi-Fi+セルラーモデルや128GB~512GBから選べます。本体色はブルー、パープル、スターライト、スペースグレイの4色です。

 

新型iPad Pro

↑ディスプレイが魅力の新型iPad Pro(画像提供/アップル)

 

次に、新型iPad Proは、iPad史上初のOLED(有機EL)ディスプレイを搭載しました。サイズは11インチと13インチの2種類があり、どちらもタンデムOLED技術を採用した「Ultra Retina XDRディスプレイ」により驚くべき視覚体験を提供します。

 

搭載プロセッサーは、次世代のAppleシリコン(独自開発チップ)M4。前のM3チップが発表された昨年10月から、わずか7か月後の新世代チップとなります。まったく新しいディスプレイエンジンや次世代GPU、これまでで最もパワフルなNeural Engine(機械学習ユニット)により、流行の生成AIでの活躍も期待できそうです。

 

こんな新型iPad Proは、史上最高に薄いアップル製品となりました。11インチは5.3mm、13インチは5.1mmの薄さ。そして11インチの重さは450g未満、13インチは前世代より約100g軽く、大画面をどこにでも手軽に持ち歩けます。

↑超薄い!(画像提供/アップル)

 

内蔵ストレージは256GB/512GB/1TB/2TBの4種類。ただし、256GB/512GBモデルはRAM 8GBで9コアCPUに対して、1TB以上はRAM 16GBと10コアCPUであり、スペックがかなり違うことに注意が必要です。また、1TB以上のみでNano-textureガラスのオプションを選択することができます。

 

価格は11インチiPad Proが16万8800円〜、13インチが21万8800円〜。本体色はシルバーとスペースブラック仕上げの2つが用意されています。

 

iPad miniが…

ほかにも、AirやPro以外のiPadは価格が改訂されています。iPad(第10世代)のWi-Fi+64GBモデルが6万8800円から5万8800円へ。その一方、iPad mini(第6世代)はWi-Fi+64GBモデルが7万8800円から8万4800円に値上げしました。

 

iPad mini 6は何回か値上げされていますが、2021年9月の発売当初は5万9800円だったことから、実に2万5000円も上がっています。

想像力を刺激してくれえ!「Apple Pencil Pro」と新型「Magic Keyboard」がデビュー

アップルはイベント「Let Loose(何でもあり)」で、新型iPad ProやiPad Air、アクセサリの「Apple Pencil Pro」や「新型Magic Keyboard」を発表しました。本稿では、Apple Pencil Proと新型Magic Keyboardを簡単におさらいします。

 

Apple Pencil Pro

↑描くことがもっと楽しくなりそう(画像提供/アップル)

 

Apple Pencil Proでは軸に内蔵されたセンサーにより、スクイーズ(指で強く押した状態)を検知して、ツールパレットを表示できます。また、ジャイロスコープにより、Apple Pencil Proを回転させてペンツールやブラシツールなどの向きを変えることができるのです。

 

さらに、Apple Pencilとして初めて「探す」機能に対応するようになりました。これにより「家を散々探し回ったあと、数か月後に結局見つかるのに、Apple Pencilを買い増すときのイライラと出費」が解決できると海外メディアのThe Vergeは述べています。

 

新型Magic Keyboard

↑MacBookっぽくなりました(画像提供/アップル)

 

新型iPad Pro向けの新型Magic Keyboardは、キーボード上部にファンクションキーを配置。これにより、画面の明るさなどを素早く変更することができます。パームレストはアルミニウム製となり、MacBook風のデザインに。トラックパッドはより大きくなり、触覚フィードバックの反応も向上しています。

 

Apple Pencil Proの価格は2万1800円(以下全て税込)で、新型Magic Keyboardの価格は11インチモデルが4万9800円、13インチモデルが5万9800円。どちらも5月15日から販売が開始されます。

 

長らくアップデートがなかったApple Pencilですが、より多機能なApple Pencil Proの登場により、iPadでのクリエイティビティがさらに向上しそうですね!

 

Source: Apple

アップル、M2 UltraやM4チップを搭載した独自AIサーバーを開発?

アップルは独自開発チップ「Appleシリコン」を、これまでiPhoneやiPad、Macなど消費者向け製品に搭載してきました。が、M2 UltraやM4チップを使った独自AIサーバーの構築を開始したと著名アナリストが主張しています。

↑M4搭載AIサーバーを開発するらしい

 

アップルのサプライチェーン情報に詳しいJeff Pu氏は、(iPhoneなどの製造を担当する)台湾のFoxconnが現在、M2 Ultraを積んだアップルのAIサーバーを組み立てており、2025年後半にはM4チップを搭載した物を作る予定だと投資家向けの研究メモで述べています。

 

先月、中国SNS・WeiboでリーカーのPhone Chip Expert氏は、アップルが独自のAIサーバー用プロセッサーを開発しており、2025年後半までに量産を目指していると述べていました。これはM4搭載AIサーバーを指していたのかもしれません。

 

アップルがAIサーバー向けに独自開発チップを投入することは、最近のハイテク大手の動きとも符合しています。昨年末にマイクロソフトアマゾンも、自社設計のサーバー用チップを発表していました。

 

今後アップルが発表するAIツールの多くは、iPhoneやiPad内で完結するオンデバイス型を目指すと噂されています。が、複雑な処理はクラウド上で行う必要があるため、サーバー用チップも自社で完全に制御して、顧客のプライバシー保護や処理速度のスピードアップを狙っている可能性があります。

 

また、Pu氏は、アップルが6月の年次開発者会議WWDCで、音声録音の要約、写真・ビデオ編集、リアルタイム翻訳などのオンデバイスAI機能を発表すると予想。今後はフラッグシップiPhoneが進化するにつれて、そうしたAI機能の幅が広がっていくことになりそうです。

 

Source: MacRumors

今夜のアップルイベントで「Apple Pencil Pro」がお披露目!?

今夜開催されるアップルのイベント「Let Loose(何でもあり)」。その直前になって、同イベントでは「Apple Pencil Pro」が発表されるとの情報がネットを駆け巡っています。

↑Apple Pencil Proをお披露目?(画像提供/アップル)

 

Let Looseでは、Apple Pencilを握りしめるイメージが作られました(上の画像)。このことから、次世代のApple Pencilや「iPad Pro」「iPad Air」の登場が確実視されているのです。また以前には、次期Apple Pencilには「スクイーズ」ジェスチャーが追加されるとの情報も伝えられています。

 

Xアカウントのりぶ氏が発見したところ、アップルの公式イベントサイトの内部に、「Apple Pencil Pro」という文字列が存在していたとのこと。

 

しかし、米国や他の国のアップル公式サイトからApple Pencil Proという文字列は発見されませんでした。もしかすると、これは日本のアップル公式サイトのミスなのかもしれません。

 

スクイーズの追加だけでなく、空間コンピューター「Apple Vision Pro」の「visionOS」への対応も噂されている、次期Apple Pencil。iPadを超えて、さまざまなデバイスで動作するプロダクトになることに注目です。

 

Source: りぶ/ X via MacRumors

今夜のアップルイベントで「発表されない物」とは? 著名ジャーナリストが予想

アップルは本日(5月7日)日本時間で23時からスペシャルイベント「Let Loose(何でもあり)」を開催し、新型iPadを発表すると予想されています。具体的には、有機ELディスプレイを搭載したiPad Proや、大型の12.9インチiPad Airが登場する見通し。

↑発表されない物も…

 

では、逆に「発表されない」iPad関連のハードウェアやソフトウェアは何か? 著名ジャーナリストが二つのカテゴリーを予想しています。

 

アップルの内部情報に詳しい米ブルームバーグのマーク・ガーマン記者によれば、後日に回されるiPad関連の発表は次の通りです。

 

新型の廉価版iPad

アップルは第10世代iPadの「コスト削減版」を開発中とのこと。つまり、廉価版iPadの後継機は本日のイベントには登場しないというわけです。

 

第10世代iPadの米国価格は現在449ドル(約7万円※)ですが、おそらくアップルは「329ドル(約5万1000円)の第9世代モデルに近づけたいと考えている」とのこと。しかし、その新型モデルは早くても「年末までは期待できない」と述べています。

※1ドル=約154.5円で換算(2024年5月7日現在)

 

アップルが第10世代iPadを2022年10月に発売してから約1年半が経ちました。搭載プロセッサーはA14 Bionic、つまりiPhone 12シリーズ(2020年発売)と同じもの。そのコスト削減版ということは、より世代の新しいプロセッサーが搭載されることは望み薄かもしれません。

 

第7世代iPad mini

現行モデルの第6世代が登場したのが、2021年9月のこと。こちらも2年半以上が経過しましたが、アップルは「アップデートを計画中」とのこと。こちらは「より高速なプロセッサーを搭載」する見通しですが、やはり登場しないとのことです。

 

iPad Pro用の新AI機能

本日のイベントで「予告」される可能性はあるものの、ソフトウェア機能の正式な発表は6月の世界開発者会議WWDCまでは期待できないとのこと。次期「iPadOS 18」の一部としてお披露目するようです。

 

お手ごろ価格の無印iPadや、持ち運びやすいiPad miniの新型を期待する人には残念な予想ですが、今後も気長に待ちたいところです。

 

Source: Bloomberg

円安の今、ネットでiPhoneを買うならどこがお得なのか?

1ドル140円程度だった2024年初めから円安は一気に進み、4月下旬には34年ぶりに1ドル160円台をつける展開となりました。記録的な円安水準はiPhoneの端末価格にも影響を与えており、しばらくは高止まりが続きそうです。

 

こんな状況の中、少しでもお得にiPhoneを購入するにはどんな選択肢があるのでしょうか? Apple公式、大手通信キャリア、格安SIM会社などさまざまな購入経路の端末価格を調査・比較してみました。

 

最新機種の端末価格だけを見るならApple Store

↑iPhone 15

 

長く使うことを想定すると、多少価格は高くても最新機種を購入するのは良い選択肢といえます。ここでは、最新機種の中から「iPhone 15」(128GB)をピックアップして比較をしてみました。

 

なお、大手通信キャリアでは、2年程度で端末を返却することで価格が安くなる端末購入プログラムを導入していますが、本記事ではこれに触れず、オンラインショップで一括購入をする場合の金額を比較します。

 

【iPhone 15 128GBの端末価格】

販売経路 一括購入価格 割引適用時の価格
Apple Store 12万4800円
ドコモ 14万9490円 10万5490円(5G WELCOME割適用)
au 14万5640円 14万140円(au Online Shop お得割適用)
ソフトバンク 14万5152円 12万3168円(オンラインショップ割適用)
楽天モバイル 13万1800円 9万9800円 ※1(キャンペーン適用)

※2024年5月2日時点の情報(以下同)
※価格は税込(以下同)
※1. ポイント還元も含む実質価格

 

iPhoneの最新機種は基本的に、Apple Storeまたは大手通信キャリア4社のいずれかで購入できます。

 

乗り換え割引などを適用しない場合の一括価格はApple Storeが最安値。もっとも価格差が大きいドコモと比較すると、その差は2万4690円となっています。

 

一方、ドコモの「5G WELCOME割」やソフトバンクの「オンラインショップ割」など、他社からの乗り換え時に使用できる割引を適用すれば価格を大きく下げることが可能。4社のうち、ドコモとソフトバンク、楽天モバイルの3社でApple Storeよりも安価に購入できます。

 

特に楽天モバイルはポイント還元も含めた実質価格が非常に安く、「iPhoneトク得乗り換え!対象のiPhoneが最大32,000円相当おトク!」を使えば、実質10万円を切る価格で購入できます。

 

楽天モバイルの割引を最大限受けるためには、「他社からの乗り換え」に加えて「初めて楽天モバイルに申し込むこと」など複数の条件がありますが、クリアできそうなら楽天モバイルでの購入がお得です。

 

なお、auの「au Online Shop お得割」はiPhone 15 128GBに限って割引額が控えめとなっていますが、他の容量や他機種ではもっと安価に購入できるので、auへの乗り換え時は他機種も参照してみましょう。

 

また冒頭でお伝えしたように、端末購入プログラムは含まれていません。実際にiPhone 15を購入する際はそのあたりを考慮に入れる場合もあるでしょう。

 

少しでも節約したいならiPhone 13やiPhone SEが狙い目

iPhoneは毎年9月頃、チップやカメラなどの性能が向上した新製品を発売します。もちろん、最新機種を使うに越したことはありませんが、iPhoneの場合、数世代前の機種でも十分快適に使える性能を有しています。そのため、端末価格を抑えたいのなら旧世代機を購入することも有力な選択肢といえるでしょう。

 

現在、各社が多く取り扱っている旧世代機は「iPhone 13」と「iPhone SE」(第3世代)です。ここでは、この2機種の価格を比較してみましょう。

↑iPhone 13

 

【iPhone 13 128GBの端末価格】

販売経路 一括購入価格 割引適用時の参考価格
Apple Store 9万5800円
楽天モバイル 10万8700円 7万6700円 ※(キャンペーン適用)
UQモバイル 11万4720円(機種変更) 9万2720円(他社からの乗り換え)

※ポイント還元も含む実質価格

 

2021年発売のiPhone 13 128GBは、Apple Store、楽天モバイル、UQモバイルが販売中となっていました。端末の一括購入価格を比較すると、もっとも安価なのはやはりApple Store。上記の中で唯一、10万円を切る価格で販売されています。

 

ただし、割引を適用させた場合、楽天モバイルとUQモバイルともにApple Storeの一括価格を下回る結果となりました。UQモバイルの「UQ mobile オンラインショップ おトク割」は、特定のプランやオプションへの加入が求められるなど条件が若干厳しくなっていますが、クリアできそうなら狙い目と言えます。

 

なお、iPhone 13は品切れが目立つようになってきています。購入を考えている場合、早めに購入したほうが良いでしょう。

↑iPhone SE

 

【iPhone SE(第3世代)64GBの端末価格】

販売経路 一括購入価格 割引適用時の参考価格
Apple Store 6万2800円
ドコモ 7万3370円 5万6870円(5G WELCOME割適用)
au 7万935円 4万8935円(au Online Shop お得割適用)
ソフトバンク 7万3440円 5万1456円(他社からの乗り換え)
楽天モバイル 6万4000円 4万2000円 ※(キャンペーン適用)
UQモバイル 7万935円(機種変更) 4万8935円(他社からの乗り換え)
ワイモバイル 7万3440円 5万5440円(オンラインで購入する場合)

※ポイント還元も含む実質価格

 

コンパクトで扱いやすいサイズ、Touch ID(指紋認証)の搭載などで根強い人気を誇る機種が、2022年3月発売のiPhone SE(第3世代)です。ここではもっとも安価な64GBモデルの金額を比較してみましょう。

 

こちらの機種は大手通信キャリア、サブブランドともに取り扱いが充実しており、価格も全体的に控えめ。端末の一括購入価格はApple Storeが最安値ですが、他機種ほどの金額差はありません。たとえば楽天モバイルの場合、割引を適用させなくてもApple Storeとほぼ同水準の価格となっています。

 

さらに割引を適用すれば、どのキャリア/ブランドもApple Storeより安くなります。このうちau・楽天モバイル・UQモバイルは4万円台で購入可能なので、端末代を安くしたい人はこの3社が有力な選択肢となるでしょう。

 

MVNOで販売しているiPhoneは中古品であればお買い得なことも

LIBMOのサイトから

 

ここまでは、大手通信キャリアとサブブランドにおけるiPhoneの価格を比較してきました。

 

一方、MVNO各社でもiPhoneは販売されています。たとえば、iPhone SE(第3世代)64GBはmineoなど多くのMVNOが取り扱っています。ここでは、3社の価格をピックアップして比較してみました。

 

【iPhone SE(第3世代)64GBのMVNO端末価格】

販売経路 一括購入価格 割引適用時の参考価格
【参考】Apple Store 6万2800円
【参考】楽天モバイル 6万4000円 4万2000円 ※(キャンペーン適用)
【MVNO】mineo 7万224円
【MVNO】QT mobile 7万2072円 6万4865円(BBIQキャッシュバックサービス適用)
【MVNO】LIBMO 5万9400円 4万9400円(スマホ大特価セール適用)

※ポイント還元も含む実質価格

 

前項同様、端末価格ではApple Storeと楽天モバイルが最安値であることがわかります。また、MVNOであるLIBMOの価格も安く、一括価格はApple Storeよりも安い5万9400円(税込)となっています。

 

ただし注意しなければならないのは、LIBMOは「未使用品」の中古品であると記載されている点です。未使用品の場合、ほぼ新品同様に使える状態ではありますが、保証が劣るなどのデメリットも理解したうえで購入するようにしましょう。

 

一方、mineoやQT mobileでもiPhoneを取り扱っていますが、どちらもApple Storeの価格より高く販売されています。そのため、これらのMVNOでiPhoneを使いたい場合、Apple Storeで端末を購入してからSIMのみの契約をしたほうがお得です。

 

今回はApple Store、大手キャリア、サブブランドやMVNOに絞ってiPhoneの端末価格を見てきました。当然、中古に目を向けたり、より昔の機種に絞ればさらに安い端末はあるはずです。そんなときにも価格の目安として参考にしてみてください。

iPhone対Android、セキュリティはどっちが上? 明白な差が判明

iPhoneとAndroidでは、どちらのほうがセキュリティがより強固で、プライバシーが保護されているのか? 長年にわたるこの問題についてサイバーセキュリティ技術を扱うメディアのCybernewsが実際に検証し、結果を報告しました。

↑セキュリティ能力がより高いのは…

 

今回の検証では、ドイツのApp StoreとGoogle Playストアからトップ100のアプリを、それぞれ工場出荷状態にリセットしたiPhone SEとAndroidスマートフォンにインストール。その後、両方のスマホをアイドル状態にしておき、外部サーバーにアクセスする頻度と、そのサーバーがどこにあるかをチェックしています。

 

その結果、iPhoneは1日あたり平均3308クエリ(問い合わせ)を外部サーバーに送信したのに対し、Androidは2323クエリを送信。つまり、前者が後者より42%多く情報を外部とやり取りしていたことになります。

 

が、話はそれで終わりません、iPhone発クエリのうち60%はアップルに送られていましたが、Androidスマホがグーグルに送ったクエリはわずか24%。いずれも、残りはサードパーティ企業が宛先となっています。

 

例えば、iPhoneは中国アリババのロシア内サーバーに1日平均1回アクセスしていたのに対して、Androidは13回も問い合わせていました。また、中国のサーバーへのアクセス回数はiPhoneが1回もなかったのに対して、Androidスマホは1日平均5回でした。

 

さらに、iPhoneがSNSのサーバーにアクセスする回数も、Androidよりはるかに少ない結果になっています。Facebookの場合、Androidが1日平均200回に対して、iPhoneは20回。TikTokに関しては、iPhoneは5日間で合計36回に対して、Androidスマホは800回近くアクセスしていました。

 

こうした結果から、Cybernewsは「(欧米にとっての)非友好的な国への問い合わせはiPhoneのほうが少ない」との結論を導き出しています。

 

なお、CybernewsはApp StoreとGoogle Playのトップ100アプリについても分析したところ、前者には「あからさまなアドウェアと思しきアプリが一つもなかった」とのこと。しかし、Playストアでは「広告付きの懐中電灯やいたずらジェネレータ、怪しげなPDFビューア」があったと述べています。

 

Source: Cynbernews
via: PhoneArena

iOS 18の「メッセージアプリ」、長文要約AIを搭載!?

アップルのティム・クックCEOは、自社が生成AI機能の開発に取り組んでいることを何度も認めています。実際、次期iOS 18にも新たなAI機能が搭載されるとの噂はたびたび報じられてきました

↑長いテキストを要約します

 

それに続き、iOS 18のメッセージアプリには、AIが長いテキストを要約する機能が追加されるとのレポートが発表されています。

 

アップル関連情報サイトのAppleInsiderは、アップルの計画に詳しい関係者の話として、SiriがAIにより強化され、内蔵のメッセージアプリと緊密に統合すると報じました。その一環として「メッセージ内容を分析」したうえで「まとめて伝える形の応答を生成できる」と主張しています。

 

このAI機能は、テキストに書かれている企業や人物、場所など「利用できる全ての関連情報」を検出可能。例えば、テキストの上部に名前が表示されている場合、その名前が文章を書いた筆者だと認識します。

 

同AI機能は基本的にSafariとメッセージを対象としているものの、「テキストフィールドやデジタル文書」でも動く可能性があるとのこと。つまり、SNSアプリやPDF文書など、iOS 18上のあらゆる長文をまとめられるかもしれない、というわけです。

 

これらの新機能は完全にオンデバイス、すなわちクラウドサーバーとの通信なしで、iPhone内だけで完結。テキスト入力を検知すると、わずか数ミリ秒以内に複数の応答を生成。ただし、初歩的なテキストベースの回答に限られるようです。

 

より高度な回答やテキストの要約には、サーバー側の処理が必要とのこと。この点は、アップルがクラウドベースAI技術のライセンス供与についてOpenAIやグーグルと交渉しているとの報道とも一致しています。

 

つまり、簡単な処理はオンデバイスで素早く行い、複雑な処理はOpeAIやグーグルのサーバーに任せるということでしょう。

 

アップルが第2四半期の業績を発表後、クックCEOは投資家との電話会議で再び生成AIを送り出すことを予告。自社には「ハードウェア、ソフトウェア、サービスのシームレスな統合」などがあり、競合他社より優位に立つと述べていました。その言葉にふさわしい、優れた生成AI機能を期待したいところです。

 

Source: AppleInsider

今晩のアップルイベント、噂の新製品を35分に凝縮して発表!?

アップルが日本時間5月7日午後11時に開催するイベント「Let Loose(何でもあり)」。このイベントの動画の長さが35分になると米ブルームバーグのマーク・ガーマン記者が報じています。

↑ワクワク(画像提供/アップル)

 

今回のイベントではイラストに「Apple Pencil」が描かれていることから、新しい「iPad Pro」や「iPad Air」など、iPad関連の発表が期待されています。また、次世代の「Apple Pencil」や「Magic Keyboard」も登場するかもしれません。

 

ガーマン記者によれば、Let Looseは35分の活発なビデオプレゼンテーションになるとのこと。35分という長さは、2023年10月に開催されたMac関連イベント「Scary Fast」とほぼ同じ時間となっています。

 

今回のイベントは日本時間午後11時から始まり、通常のアップルのイベント時間となる日本時間午前2時よりも、見やすい時間に開催されます。35分間のイベントがどれだけ濃密なものになるのか、ぜひ一緒に見守りたいものです。

 

Source: Bloomberg via 9to5Mac

次期「Apple Watch Ultra 3」、ほぼ現行モデルのまま!?

今年も新製品の登場が期待される、Apple Watchの最上位モデル「Apple Watch Ultra」。しかし次期「Apple Watch Ultra 3」では、ハードウェアのアップグレードはほとんどないかもしれません。

↑Apple Watch Ultra 2からの変化は…(画像提供/アップル)

 

昨年発売された現行モデルの「Apple Watch Ultra 2」を初代モデルの「Apple Watch Ultra」と比較すると、まずチップが「S8 SiP」から「S9 SiP」に進化。画面の最大輝度が2000ニトから3000ニトに向上し、ストレージが32GBから64GBになりました。第2世代の「UWB(超広帯域無線)」チップを搭載し、ダブルタップのジェスチャーに対応しています。

 

著名アナリストのミンチー・クオ(Ming-Chi Kuo)氏は6か月前、2024年にはApple Watch Ultra 3が発表される可能性は低いと報告していました。最近の報告では、今年はApple Watch Ultra 3が発売されるものの、Apple Watch Ultra 2からのハードウェアのアップグレードは「ほとんどない」と述べているのです。

 

Apple Watch Ultra 3は新製品として登場するのですから、Apple Watch Ultra 2と全く同じということはないはず。最低限プロセッサは刷新されるでしょうが、変更点はそれだけにとどまるのかもしれません。

 

一方で今年は、Apple Watchの10周年モデル「Apple Watch X」が投入される見込み。こちらは本体の薄型化やマグネットによるバンドシステムの採用も噂されていますが、Apple Watch Ultraシリーズとの競合が気になるところです。

 

Source: MacRumors

動植物から建物まで幅広く! 動画に写っている被写体を簡単に調べられます【Macの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「動画に写っている被写体について調べる方法」です。

 

 

macOS Sonomaでは、写真の被写体を解析する「画像を調べる」機能が強化され、動画内の被写体についても調べられるようになりました。動植物や建物など幅広い対象の情報を調べられるのでとても便利です。さっそく手順を解説します!

 

まず、「写真」ソフトで動画を再生し、調べたい被写体が出てきたら動画を一時停止します。続いて、画面右上の「情報」ボタンをクリックします。すると「情報」というポップアップが表示され、さらに被写体にはアイコンが表示されます。ここではウェブサイトのURLも表示されるので、情報元のウェブサイトに簡単にアクセスすることが可能です。

 

なお、この機能は注意して使う必要があります。被写体を誤認識してしまう場合があるので、提案された情報が正しいかどうかは自分で判断しましょう。また、ネットワークに繋がっていないとこの機能は利用できません。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

【関連リンク】
Mac Fan
Mac Fan TV(YouTube)

Siriも使える、iPhoneで「ChatGPT」を賢く使う5つのテクニック

「ChatGPT(チャットジーピーティー)」のような対話型の生成AIチャットツールを、PCから使ったことがある人は多いはず。一方、スマートフォンアプリからの活用はどうでしょうか。画面の作業領域が限られるモバイル端末でこそ、生成AIツールを活かすことで、効率的な操作ができるもの。「PCでは試したけど、スマホでは使っていない」は、もったいないといえます。

 

ChatGPTのモバイル向けiOS版アプリは2023年5月、Android版アプリは同年7月、と早い時期から日本でも使え、使用環境自体はすでにしっかり整っています。そこで本稿では、iPhoneでChatGPTを便利に使うために知っておきたいテクニックを5つ紹介します。

↑App Storeには「ChatGPT」のAPIを活用した類似アプリが数多く公開されているが、OpenAI社が提供している公式の「ChatGPT」アプリを利用しよう

 

その1 使う目的を絞る

大前提として、ChatGPTで使われている学習データは、無料版の「GPT-3.5」を選択している状態で2021年9月まで、有料版の「ChatGPT Plus」を契約して「GPT-4」を選択している状態で2023年4月までです。大部分の方は無料プランを利用されていると思いますので、そもそも最近のトピックを扱うような使い方は適していません。また、たとえ有料プランであっても、デフォルトの状態では「明日の東京の天気を教えて」のような指示に対して、正確な回答は返ってきません。

 

こうした前提があるため、モバイル端末での利用に限らず、「ChatGPT」を使う用途自体をあらかじめ絞り込んでおくことが重要です。たとえば、(1)英会話の勉強用に口語表現の例文を作成してもらう、(2)メールの返信の文面の雛型を整えてもらう、(3)企画のアイデア出しを手伝ってもらう——といった目的ならば、モバイル環境でもChatGPTのメリットを活かしやすいでしょう。

↑なんとなく意味のない使い方をするのではなく、自身のスタイルに関連した用途を見極めよう

 

もちろん、使いやすい目的というのは、人によって大きく変わってくる部分です。まずは自身にとってのちょうどよい用途が見つかるまで、使い込んでみましょう。

 

その2 音声対話機能を使う

モバイル向けアプリでは、音声対話機能(ChatGPT with voice)が使用可能。プロンプト(ChatGPTに対する指示や質問)を口頭で話しかけると、回答を音声で読み上げる形で返答してくれます。

 

機能を利用するには、ChatGPTアプリの画面右下にあるヘッドフォンのアイコンをタップすればOK。初期設定時には、音声の種類を選ぶ画面が起動するので、画面説明に従って操作をしましょう。選択した音声は後から変更することもできます。

↑ヘッドフォンのアイコンをタップすると、音声対話機能が起動する

 

メリットは、(1)「会話」の形式自体を活かせること、(2)画面を見ずにハンズフリーで使えること——の2つ。たとえば、英会話の練習として、英語で話しかければ、それに対して応答してくれます。また、料理など別の作業をしていて手作業でキーボードを扱いづらい場面などでも、レシピの相談などに使えます。

 

その3 ショートカット経由でSiriから使う

ややマニアックではありますが、「ショートカット」アプリを経由して、SiriからChatGPTを使うという方法もあります。この操作では、処理の待ち時間は少し発生するものの、アプリを起動せずに済むので、ちょっとした質問や指示をすばやくChatGPTに投げることができます。

 

準備の手順が少し長いので、確認しながら操作しましょう。まずApp Storeから「ショートカット」アプリをインストール、あるいは最新版に更新し、アプリを起動。以下の手順を参考にしつつ、操作してみてください。

↑アプリをインストールし、「ショートカット」タブの画面を下へスクロールし「ChatGPT>」の部分をタップ

 

↑次画面で右上の「(i)」をタップして、「Siri」のスイッチをオンに

 

↑「Ask ChatGTP」の欄にある「・・・」をタップし、表示されたメニュー「新規ショートカット」を選択。ショートカットの作成画面が起動したら、最上部のショートカット名(Ask ChatGPT)の横にある「V」をタップ。「名称変更」を選択し、呼びやすい名称(たとえば「チャットで」など)を入力

 

↑「Ask ChatGPT Message (>)」の「(>)」をタップして、「Start new chat」のスイッチをオンにし、表示された「Model」の欄の「選択」をタップして、無料版アカウントの場合には「GPT-3.5」を選択。ここで「Message」の部分に「では、」と入力し、画面右上の「完了」をタップして、設定完了

 

あとは、“先ほどの設定手順で入力した名称”を使って、たとえば「ヘイシリ、“チャットで”」のように呼びかけると、Siriを介して、ホーム画面上でChatGPTを活用することができます。こうした使い方はiPhoneならではでしょう。

↑ポップアップウィンドウに指示を入力して「完了」をタップ。生成された回答の表示のされ方の例

 

その4 プロンプトの工夫をする

さて、特殊な運用方法については置いておき、ここで通常のアプリの使用に話を戻します。ChatGPTからの回答が期待どおりにならない場合には、プロンプトを工夫するパターンをいくつか使い分けると良いでしょう。

 

前提として、「〜を教えて」のように、直接指示や質問をするアプローチを「Zero-Shotプロンプティング」と呼びます。この方法だけでは、期待どおりの回答が得られないことが多いです。

 

期待した回答を引き出すにはたとえば、具体例を示しながら指示や質問をする「Few-Shotプロンプティング」や、計算や論理の展開など、思考の流れ自体を例として提示しつつ指示や質問をする「Chain-of-Thought(CoT)」のアプローチを選択します。

↑端的に指示をするアプローチ(左)と、例を示しながら指示をするアプローチ(右)で出力の使い勝手がかなり変わる

 

プロンプティングは深掘りすると情報量が膨大になるので、本稿では詳細を割愛しますが、興味があれば調べてみてください。

 

その5 「カスタム指示」機能を使う

一方、プロンプトを使いこなすようになってくると、毎回同じように入力するのは億劫に感じるはず。ただし、先述したように使用用途を絞り込んでおけば、ChatGPTの標準機能である「カスタム指示(Custom instructions)」を活用して、必要な回答のパターンや流れをある程度誘導することができます。

 

具体的な操作としては、アプリ画面の左上をタップし、最下部にあるアカウントの名称をタップ。「Custom instructions」を選択して機能を有効にし、自身のバックグラウンドや、すべての出力に対する共通の指示を書き込んでおきましょう。

↑アプリ画面左上の二本線をタップ後、末尾のユーザー名をタップ。設定画面が表示されるので「Custom instructions」を選択する

 

↑スイッチをオンにして、すべてのチャットに共通の指示を入力。なお、キツめの表現で厳格に指示しないと、指示したルールは守られにくい

 

たとえば、出力を「です・ます調」ではなく、必ず「だ・である調」にするような使い方ができますし、メールの雛型を出力する際に守るべきルールなどを指定することもできます。同機能を工夫しつつ使うことで、長文のプロンプトを整えづらいモバイルの環境でも、使い勝手が良くなります。

 

慣れてきたら有料プランも要検討

なお、本稿では割愛しましたが、ChatGPTの有料プランである「ChatGPT Plus」を契約しておけば、大規模言語モデルが「GPT-4」にアップグレードされるだけでなく、画像生成やデータの分析・出力、GPTsなどの付加的な機能も使えるようになります。

 

iOSアプリのようなモバイル環境でも、使用用途によっては、有料プランにするメリットはあるので、ChatGPTの使用頻度が高くなってきたときには、こちらも検討してみるといいでしょう。

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

到底真似できないが…。iPhone 15 Proの「ストレージ」を自力で4倍増やした動画が話題

iPhoneのストレージ容量は、購入した後は変更できません。小さなストレージ容量のモデルを購入して、「やっぱり大容量モデルを購入すればよかった…」と後悔した経験がある方も多いはず。

↑お見事!(画像提供/KingSener/YouTube)

 

そんなiPhoneユーザーを意識してか、最近、YouTubeチャンネルのKingSenerが、「iPhone 15 Pro」のストレージを自力で4倍増やした、興味深い動画を公開して話題を呼んでいます。

 

今回のベースとなるのは、ストレージ容量が128GBのiPhone 15 Pro。まず本体からディスプレイとマザーボードを取り外し、128GBの内蔵ストレージをドリルで削り取ります。その後、マザーボードをクリーニングし、新たに512GBの内蔵ストレージを装着。本体を組み立て直し、電源をいれると見事、512GBのストレージ容量を認識しているのが確認できます。

 

KingSenerはさまざまなデバイスの交換用バッテリーなどを提供していますが、今回のようなiPhoneのストレージ容量のアップグレードは、現時点では提供していないようです。

 

特殊な機材やパーツ、そして専門知識が必要なことから、ほとんどの人は手が出せないであろう、iPhoneのストレージ容量の自力でのアップグレード。もし製品リサイクルへの需要が今後さらに高まれば、パソコンのようにユーザーがストレージ容量をアップグレードできるスマートフォンが登場するかもしれません。

 

Source: KingSener / YouTube

「iPhone 16」、iPhone 15と同じ「カラーインフューズド背面ガラス」を採用?

次期「iPhone 16/16 Plus」では、「iPhone 15/15 Plus」と同じ美しい背面ガラスが採用されると、リークアカウントのFixed focus digitalがWeiboに投稿しています。

↑その美しさは引き継がれる(画像提供/アップル)

 

iPhone 15/15 Plusでは、アップルいわく「驚くほど美しい質感のあるマット仕上げを施した業界初のカラーインフューズド背面ガラス」が採用されています。これは背面ガラス全体にカラーを埋め込む技術で、iPhone 15/15 Plusでは「ブルー」「ピンク」「イエロー」「グリーン」「ブラック」の5色がラインナップされています。

 

Fixed focus digitalによれば、iPhone 16/16 Plusにもカラーインフューズド背面ガラスが搭載されるとのこと。また、今年は最大7色のカラーラインナップが用意されるとも伝えられています。

 

iPhone 16/16 Plusのカラーラインナップについては、iPhone 15/15 Plusに2色の新色を加えた「ブルー」「ピンク」「イエロー」「グリーン」「ブラック」「ホワイト」「パープル」が登場すると以前に報告されていました。

 

一方で上位モデルの「iPhone 16/16 Pro」では、新色となる「Desert Yellow(デザートイエロー)」「Cement Gray(セメントグレー)」が登場する可能性が伝えられています。

 

例年通りなら、今年も9月頃に登場するであろうiPhone 16シリーズ。本体デザインの美しさは、iPhone 15シリーズから引き継がれることとなりそうです。

 

Source: Weibo via MacRurmos

iOS 18の「Safari」、AIを使った「消しゴム」を導入!?

今年リリースされるであろう「iOS 18」に搭載される「Safari」ブラウザに、複数のAI(人工知能)機能が採用されると、海外テックサイトのApple Insiderが報じています。

↑AI機能が面白そう(撮影/塚本直樹)

 

今回の報道によれば、iOS 18のSafariにはブラウジング体験を向上させる新ツールと、さまざまなデザイン変更が加えられるとのこと。現時点で判明している新ツールは以下の通りです。

 

  • インテリジェント検索:アップルのオンデバイスAI機能により、ウェブページ上の重要なトピックやフレーズを要約することができます。
  • ウェブ消しゴム:ウェブページの不要な部分を簡単に削除できます。一度削除した内容は、サイトを再度訪れても表示されません。
  • 新しいクイックアクセスメニュー:アドレスバーに表示されるクイックアクセスメニューには、ページツールが統合され、共有シートにあるいくつかの機能が引き継がれます。

 

この中で気になるのは、やはりAIを活用したウェブ消しゴムでしょうか。詳細は不明ですが、見たくない広告などをサクッと消せるようになると便利ですね。

 

これらのAI機能は、iPadの「iPadOS」やMacの「macOS」のSafariにも搭載されることが見込まれています。6月10日から開催される開発者向け会議「WWDC24」で、SafariのAI機能の詳細が明かされることを期待したいですね。

 

Source: Apple Insider via MacRurmos

iPhoneの「目覚まし時計」に問題が発生中! 画面注視認識機能と関係あり?

ここ数週間にわたり、iPhoneのアラームが適切に鳴らないとの報告がSNS上に相次いでいました。米NBCがニュース番組「Today」でこの現象を取り上げたところ、アップルがこの問題を認識し、修正に取り組んでいると表明しました。

↑アラームがおかしい!(画像提供/アップル)

 

この現象は、iOS 17以降で起こっていることです。例えば、The Vergeはポッドキャストのプロデューサーが6~7年前に設定してから触れてもいないアラームが、金曜日から同じ症状になっていると紹介しています。

 

The Wall Street Journalのジョアンナ・スターン記者は、アップルが一部のアラームで音が鳴らない問題を認識しており、修正に取り組んでいることを確認したと述べています。ちなみにスターン氏は、iPhoneのアラームで午前6時50分に目が覚めたそうです。

 

一部のユーザーは、この症状が画面注視認識機能に関係している可能性があると指摘。この機能は、iPhoneの画面を見つめているとき、通知音の音量が下がるように設計されています。

 

つまり、iPhoneユーザーが眠っているときでも、この機能が間違って注視を検出してしまい、アラームの音量を下げているかもしれないというわけです。もっとも、アップルはこれが本当に原因かどうかを確認していません。

 

この機能を無効にするには、設定アプリを開き、「Face IDとパスコード」をタップ。そこで「画面注視認識機能」をオフに切り替えます。

 

また、やはり設定アプリの「サウンドと触覚」内にある、着信音と通知音のボリュームを下げ過ぎていないかを確認するのもよさそうです。

 

iPhoneのおかげで寝坊せず、どうにか通勤通学をこなしてきたユーザーにとって、音が鳴らない、あるいは音が小さくて聞こえないのは困りものです。アップルからの続報や、修正アップデートの配信を待ちたいところです。

 

 

Source: Joanna Stern(X) 
via: The Verge

次期iPad Pro、「M4」を”飛び級”搭載する可能性が高まる

次期「iPad Pro」が「M3」チップをスキップし、未発表の「M4」を搭載すると海外で報じられています。

↑M4に飛び級

 

現行モデルのiPad Proは、プロセッサとして「M2」を搭載していますが、先日、米ブルームバーグのマーク・ガーマン記者が次期iPad ProはM4チップを搭載すると報じました。

 

また、海外メディアの9to5Macは、次期iPad Proの識別子が「iPad16,3/16,4/16,5/16,6」になると伝えています。現在、M2チップを搭載したデバイスは「14」、M3チップのデバイスは「15」の識別子が付けられているので、「16」の識別子はM4に相当する可能性があります。

 

さらに、匿名のリークアカウントも、次期iPad Proに未知のチップ「T8132」が搭載されるとXで報告しているそう。これはM3チップの「T8122」とは名称が異なっており、次期iPad ProにM4が搭載されることを示唆しているとも言えそうです。

 

有機ELディスプレイの搭載や本体の大幅な薄型化・軽量化、ワイヤレス充電への対応が期待されている、次期iPad Pro。しかし、その一番の見どころは、Macに先駆けて導入されるM4チップとなるのかもしれません。

 

Source: 9to5Mac

Epic Games、iPad版「フォートナイト」を欧州で年内にリリースへ

Epic Gamesは、人気ゲーム「Fortnite(フォートナイト)」のiPad版を今年リリースすると発表しました。

↑限られた地域で復活(画像提供/Epic Games)

 

ゲーム機からmacOSまで幅広いプラットフォームでプレイできるFortniteですが、2020年にはApp Storeからゲームが削除されました。これは、同ゲームが独自のモバイル向け決済手段を導入して、App Storeのガイドラインに抵触したことが原因です。

 

しかし、2023年5月にEUでデジタル市場法(Digital Markets Act〔DMA〕)が成立。これにより、EUではサードパーティーのアプリストアが導入され、iOS版のフォートナイトが「Epic Games Store」内でまもなくリリースされることになったのです。

 

さらに欧州では、iPadに搭載されている「iPadOS」もDMAに従う必要があると決定されました。これにより、EUのユーザーは6か月以内にサード製マーケットプレイスやウェブサイトから、iPadのアプリをダウンロードできるようになるのです。

 

なお、代替アプリストアが導入され、フォートナイトがiPhoneやiPadにリリースされるのは、現時点では欧州に限った話。日本を含む他の地域でこのような動きはありません。EU市場でiPhoneやiPad向けにリリースされるのをうらやましく思いながら、日本でも気軽にiPhoneやiPadでフォートナイトが遊べる日を待ちたいものです。

 

Source: Epic Games Newsroom / X via MacRumors

レトロゲームを遊べる「Delta」、iPad版アプリをリリースへ!

レトロゲームエミュレーター「Delta」の開発元が、同アプリのiPad版を近日中にリリースすると表明しています。

↑レトロゲームがiPadに(画像提供/App Storeより)

 

iPadでエミュレーターアプリと聞くと「それってOKなの?」と思う方もいるかもしれませんが、実は4月初旬にApp Storeの規約が変更され、レトロゲームのエミュレーターアプリの配布が可能になりました。先述のDeltaも4月17日より、iPhone向けに配布が開始されています。なお同アプリでは、ファミコンやスーパーファミコン、NINTENDO64、ニンテンドーDSに、ゲームボーイといったゲーム機のタイトルがプレイ可能です。

 

Deltaを開発しているRiley Testut氏によれば、同アプリのiPad版のリリース準備はほぼ完了しているとのこと。残った作業はコントローラーのスキンの完成とバグ修正だけだとしています。さらに将来的には、メガドライブのタイトルのサポートも予定しているそう。

 

Testut氏によれば、DeltaでのiPadのサポートは「バージョン1.6」で追加されるとのこと。レトロゲームのプレイには、ゲームタイトルとなる「ROM」を合法的に入手する必要がありますが、iPadの大画面でプレイするレトロゲームは一度体験したら病みつきになりそうです。

 

Source: rileytestut / Threads via MacRumors

メール、メモ、写真、地図…。次期「iOS 18」で内蔵アプリも超アップデート!?

iPhone向けの次期システムソフトウェア「iOS 18」は、生成AI機能に重きを置くと噂されてきました。しかし、それ以外にも人気のあるアップル純正アプリのほとんどが全面的に作り直されると報じられています。

↑iPhone史上最大級のアップデートにワクワク

 

アップルの内部情報に詳しい米ブルームバーグのマーク・ガーマン記者は、有料購読者向けQ&Aにおいて「iOS 18ではAI機能以外に何が追加されますか?」という質問に回答。全面的に改良される純正アプリにはメールやメモ、写真やフィットネスが含まれているそうです。

 

また、ついにiPadにアップル純正の電卓アプリがやって来るとの噂も肯定しています。

 

iOS 18は、iPhone史上最大級のソフトウェア・アップデートだといわれています。例えば、Apple Maps(地図アプリ)にも新機能が追加されるとの予想もありました。

 

今回、ガーマン氏はiPhoneのホーム画面も少し変わると述べています。「通常のグリッドの外側であっても、好きな場所にアプリのアイコンをピン留めできる」と言いますが、同氏は以前にも同じ趣旨を語っていたことがあります

 

ほかにも新情報としては、iOS 18は「よりモジュール化」されるとのこと。これにより「アップデートやカスタマイズがラクになる」と述べています。もしかすると、全てのアプリで使うUI(ユーザーインターフェース)コンポーネントのライブラリを標準化し、見た目や使いやすさを揃えるのかもしれません。

 

これらは、アップルが6月に開催する世界開発者会議WWDCにて正式発表される見通しです。それ以前に行われる5月7日の「Let loose」イベントでも、iOS/iPadOS 18について何らかの発表があるのかもしれません。

 

Source: Bloomberg
via: 9to5Mac

「iPhone 16」の新たなダミーモデルが流出! Proシリーズが大型化する理由とは?

これまで次期「iPhone 16」シリーズの画面サイズや背面のデザインについて、数々の自称リークや予想CG画像などが伝えられてきました。最近では新たに、iPhone 16シリーズ全モデルのダミーモデルがネット上で公開されています。

↑新たに流出したiPhone 16シリーズのダミーたち(画像提供/Sonny Dickson/X)

 

信頼性の高いリーカーのSonny Dickson氏は、「iPhone 16」「iPhone 16 Plus」「iPhone 16 Pro」および「iPhone 16 Pro Max」のダミーモデルらしき写真をXに投稿しました。同氏の前後の投稿から、これらがiPhone 16シリーズを意味していることが特定できます。

 

その写真によれば、iPhone 16 Proは前モデルの6.1インチから6.3インチに、iPhone 16 Pro Maxは6.7インチから6.9インチへと大型化。こうした見通しは著名アナリストなど複数の識者の予想とも一致しています

 

なぜ大型化するのか? それはiPhone 16 Proにも高倍率の望遠カメラが搭載される一方、iPhone 16 Pro Maxの望遠性能は前モデル以上に強化され、必要なパーツを収納するためとみられています

 

かたやiPhone 16とiPhone 16 Plusの標準モデル2つは、前モデルと同様に6.1インチと6.7インチのままとされています。

 

その一方で、背面のデュアルカメラは両方とも、前モデルの斜め並びから縦並びへと変更。これはiPhone 15 Proモデルと同じくメインカメラと超広角カメラを一直線に並べることで、Apple Vision Pro用の空間ビデオ撮影を可能にするためと言われています。

 

ほかにもiPhone 16シリーズに関しては、カメラに反射防止コーティングが施されることや、標準モデルにもアクションボタンが搭載されることなどが噂されています。今年秋に発売とみられていますが、次々と新たなリーク情報やダミーモデルが登場することになりそうです。

 

Source: Sonny Dickson(X)
via: MacRumors

「iPhone 16」の新たなダミーモデルが流出! Proシリーズが大型化する理由とは?

これまで次期「iPhone 16」シリーズの画面サイズや背面のデザインについて、数々の自称リークや予想CG画像などが伝えられてきました。最近では新たに、iPhone 16シリーズ全モデルのダミーモデルがネット上で公開されています。

↑新たに流出したiPhone 16シリーズのダミーたち(画像提供/Sonny Dickson/X)

 

信頼性の高いリーカーのSonny Dickson氏は、「iPhone 16」「iPhone 16 Plus」「iPhone 16 Pro」および「iPhone 16 Pro Max」のダミーモデルらしき写真をXに投稿しました。同氏の前後の投稿から、これらがiPhone 16シリーズを意味していることが特定できます。

 

その写真によれば、iPhone 16 Proは前モデルの6.1インチから6.3インチに、iPhone 16 Pro Maxは6.7インチから6.9インチへと大型化。こうした見通しは著名アナリストなど複数の識者の予想とも一致しています

 

なぜ大型化するのか? それはiPhone 16 Proにも高倍率の望遠カメラが搭載される一方、iPhone 16 Pro Maxの望遠性能は前モデル以上に強化され、必要なパーツを収納するためとみられています

 

かたやiPhone 16とiPhone 16 Plusの標準モデル2つは、前モデルと同様に6.1インチと6.7インチのままとされています。

 

その一方で、背面のデュアルカメラは両方とも、前モデルの斜め並びから縦並びへと変更。これはiPhone 15 Proモデルと同じくメインカメラと超広角カメラを一直線に並べることで、Apple Vision Pro用の空間ビデオ撮影を可能にするためと言われています。

 

ほかにもiPhone 16シリーズに関しては、カメラに反射防止コーティングが施されることや、標準モデルにもアクションボタンが搭載されることなどが噂されています。今年秋に発売とみられていますが、次々と新たなリーク情報やダミーモデルが登場することになりそうです。

 

Source: Sonny Dickson(X)
via: MacRumors

TSMCが次世代の「1.6nmプロセス」を発表! アップルのチップ製造に弾み

台湾の半導体メーカー・TSMCは、次世代のプロセス技術となる「1.6nm(ナノメートル)」のチップ製造を2026年から開始すると発表しました。

↑TSMCとアップルはこれからどんなチップを生み出すのか?

 

スマートフォンからパソコンまで、さまざまなチップを製造しているTSMC。なかでも同社とアップルとの結びつきは深く、「iPhone 15 Pro/Pro Max」の「A17 Pro」チップでは、真っ先にTSMCの「3nm」プロセスが採用されました。

 

TSMCによれば、1.6nmプロセスはチップのロジック密度とパフォーマンスを大幅に向上させ、ハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)製品と、データセンターの大幅な改善を約束するとしています。

 

さらに1.6nmプロセスでは革新的なナノシート・トランジスタと裏面電源レール・ソリューションを採用することで、同社の「2nm」プロセスと比較して8〜10%の速度向上と、15〜20%の消費電力の削減が見込まれ、チップ密度も最大1.1倍向上すると伝えているのです。

 

TSMCは2nmプロセスを2025年に導入する予定で、同プロセスのチップをアップルがすでに実証しているとの報道もあります。TSMCとアップルがタッグを組んで、先進的なチップを市場に投入する流れは今後も続きそうです。

 

Source: TSMC

5月7日は「何でもあり」! アップルにめちゃくちゃ期待するのは…

アップルを率いるティム・クックCEOが5月7日のイベントに向けてSNSに投稿し、「iPad」の新モデルの登場を示唆しています。

↑アップルのイベントは5月7日に入れておきます(画像提供/Tim Cook/X)

 

同社は先日、日本時間5月7日午後11時にイベント「Let Loose(邦題は「何でもあり」)」を開催すると発表しました。イベントのイラストには「Apple Pencil」が描かれており、「次期iPad Pro」や「次期iPad Air」の登場が確実視されています。

 

クックCEOは具体的な製品名に言及しなかったものの、Xで「Pencil us in for May 7!(私たちのイベントを5月7日に入れておいて!)」と投稿。やはり同日に次期iPad ProやiPad Air、そして次期Apple Pencilや次期Magic Keyboardが発表される可能性が高そうです。

 

次期Apple Pencilに関しては、「探す」機能や「握る(スクイーズ)」ジェスチャー、振動による触覚フィードバックへの対応が噂されています。一方、次期Magic Keyboardはアルミニウム製の筐体や大型トラックパッドを搭載するなど、より「MacBook」に近いデザインとなる模様。

 

ついにiPad ProやiPad、Apple Pencilに大幅なアップデートが近づいているようです。

 

Source: Tim Cook / X

次期「Apple Watch X」、本体を薄くするための新素材とは?

アップルの次期スマートウォッチ「Apple Watch X」の本体部品の薄型化に関する情報が海外で報じられています。

↑もっと薄くなるために…(画像提供/アップル)

 

次期Apple Watchは10周年モデルとして、大幅なアップデートが予想されています。具体的には、マグネット方式による新バンドシステムや、Ultraモデル以外へのアクションボタンの採用、画面ベゼルの狭額縁化など。また、本体が10〜15%も薄くなるとの指摘もあります。

 

DigiTimesによれば、次期Apple Watchのうち少なくとも一つのモデルでは、樹脂コーティングされた銅箔の薄い層(樹脂被覆銅)が採用されるとのこと。これにより、耐久性や耐水性の向上だけでなく、ロジックボードがより薄くなるというのです。

 

次期Apple Watchでロジックボードが薄型化した場合、本体が薄型化したり、より大きな部品を搭載したりすることも可能になります。アップルは血圧の検知機能など、さらに高度な健康機能をApple Watchに搭載すると噂されており、それに関連しているのかもしれません。

 

著名アナリストのMing-Chi Kuo氏は、来年の「iPhone 17 Pro」シリーズにも、今回の樹脂被覆銅が採用されるだろうと報告しています。今後はアップルのさまざまなモバイルデバイスにこの技術が採用され、本体の薄型化や高機能化に貢献していきそうな予感がします。

 

Source: DigiTimes

Macベースモデルの搭載RAM、驚きの事実が判明! ティム・クックの下で明かな変化が…

先日アップル幹部は、新型Macベースモデル(最低価格モデル)のRAMは「8GBで十分」と主張していました。別の幹部も「M3 MacBook Proの8GBは、他社の16GBに匹敵する」と述べたことがあります。

↑Macで近年RAM容量が増えないのはどうして?

 

しかし、同社の共同創業者のスティーブ・ジョブズ氏がCEOだったころ、Macベースモデルの搭載RAMは約2年ごとに増えていたのに対し、ティム・クック氏がCEOに就任してからピタリと止まったと指摘されています。

 

David Schaub氏はMastodonへの投稿で、これまで40年間にわたるMacベースモデルのRAM容量をグラフ付きで振り返っています。

 

最初のグラフは、1984年以降のオールインワンMac(最近ならiMacなど)に関するもので、かつてはそのベースRAMが約2年ごとに増えていたことを示しています。その一方、クック氏がCEOに就任した2011年以降は、何年にもわたりRAM容量が据え置きとなっていることが判明しました。

↑オールインワンMacにおけるベースRAM容量の推移(画像提供/David Schaub)

 

第2のグラフは、アップルがMacBookのようなノートパソコンに搭載してきたRAM容量の移り変わりです。こちらも、ジョブズ時代にはRAMが右肩上がりに増やされたのに対して、クック体制の下では数回しか増やしていないことを示しています。

↑アップルのノートパソコンにおけるベースRAM容量の推移(画像提供/David Schaub)

 

もちろん、アップルがRAMを増やしてMacが値上がりすることを避けている可能性もあるでしょう。しかし、他に考えられる理由はいくつかあります。

 

その一つは、技術の進歩によって、2年ごとにRAMを増やす必要がなくなったこと。もしも、昔と同じペースでRAMを増やしていれば、今ごろは3ケタに達していたはず。でも、最近のパソコンでそこまで積んでいるものは見当たりません。

 

つまり「さまざまな技術が進化しているので、そこまでRAMの量は必要ない」ということでしょう。RAMは高速化し、内蔵ストレージもハードディスクからSSDに取って代わられ、読み書きもスピーディーとなっています。

 

もう一つの理由は、最新のパソコンがハードウェアとソフトウェアを緊密に統合し、両者の通信がより高速になっていること。さらにアップルは独自開発チップとユニファイドメモリ(CPUとGPUが同じRAMを使う構造)により、RAMを非常に効率的に使っています。

 

とはいえ、MacBook Airのベースモデルは2017年から、実に6年以上も8GBに留まり続けています。そろそろアップルも、ユーザーからの「16GBに増やしてほしい」との声に耳を傾けざるを得ないのかもしれません。

 

Source: David Schaub (Mastodon) 
via: Wccftech

iOS17なら自動返信設定もラク! どうしてもメールの返信ができないときは……【iPhoneの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「受信したメールに自動返信する方法」です。

 

 

お盆や年末年始など、どうしてもメールの返信ができないときってありますよね。そんなときに便利なのが、メールの自動返信機能です。従来iPhoneで受信したメールへ自動返信したい場合は、iCloud.com(アイクラウドドットコム)にアクセスし設定する必要がありました。しかし、iOS 17では「設定」アプリ上から自動返信を設定できるようになったんです。いちいちiCloud.comにアクセスする必要がないので、自動返信の管理がグッと楽になります! さっそく手順を解説しましょう。

 

まず「設定」アプリを開いたら、一番上にあるApple IDをタップします。するとApple IDの設定画面に切り替わるので「iCloud」→[iCloudメール]→[自動返信]と進み、[自動返信を送信]をオンにしましょう。

 

すると[開始日]や[終了日]を入力する欄が現れるので、[開始日]に自動返信したい期間の開始日を、[終了日]に自動返信したい期間の終了日を入れます。そしてその下にある空欄に、自動返信したいメッセージを書き込み、[完了]ボタンをタップしましょう。これで、設定した開始日から終了日までに届いたメールに、あらかじめ設定した文章を自動返信することができます。

 

この方法を使えば、iCloud.comから設定していたときよりも楽に自動返信を設定できるので手間がかからずとても便利です。ぜひ試してみてくださいね!

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

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中国で「iPhone」人気に衰え。シェア回復の可能性は…

今年、中国でiPhoneの販売台数が前年同期比で19.1%も減少していると、調査会社のCounterpointが報告しています。

↑ファーウェイは復活、アップルは苦戦

 

同社のレポートによれば、中国における2024年第1四半期(1月〜3月)のiPhoneの売上台数は、前年同期比で19.1%減少したとのこと。このように中国でiPhoneの売り上げが急落した原因について、Counterpointは「ファーウェイ製品への需要が急増した」ことを挙げています。

 

ファーウェイのスマートフォンの売上台数は、前年同期比で69.7%も増加。5G通信に対応したフラッグシップモデル「Mate 60」のリリースが良い影響を与えているようです。

 

現在、中国のスマホシェアでアップルは3位。しかし、iPhoneの買い替え需要が例年より低下していることから、4位のファーウェイが背後から迫っているというのです。

 

Counterpointでアナリストを務めるIvan Lam氏は、「iPhoneの新しいカラーオプション、積極的な割引、6月に開催されるWWDC24でのAI(人工知能)関連の発表により、アップルの中国でのシェアは回復する可能性がある」と述べています。

 

ファーウェイのお膝元となる中国で同社のスマホが強いのは当然とも言えますが、アップルがこの巨大市場でのシェアを確保するためには、何らかのテコ入れが必要となりそうです。

 

Source: Counterpoint via CNBC

アップルの酷評「ファインウーブン」、最後の悪あがきを計画中?

アップルが「FineWoven(ファインウーブン)」素材のアクセサリに関して、最後にもう1回新製品を投入するだろうと、リークアカウントのKosutamiが報告しています。

↑もうやめておいたほうが…(画像提供/アップル)

 

アップルによれば、FineWoven素材は「耐久性に優れたマイクロツイル製で、柔らかくスエードのような感触です。環境にも配慮して作られており、再生素材を68%使用することで、レザーに比べて炭素排出量を大幅に削減しています」とのこと。すでにiPhoneケースやApple Watchバンドなどが投入されています。

 

しかし、このFineWoven素材のアクセサリはユーザーの間でかなり不評で、「すぐに傷がついて汚れる」「腐ったバナナのように変色する」と、散々な評価が寄せられているのです。Kosutamiも以前、「FineWoven素材のアクセサリは耐久性に問題があり、生産が中止された」と報告していました。

 

現時点ではいつ、どのようなFineWoven素材のアクセサリの新製品が登場するのかは不明。アップルの春の新色となるiPhoneケースやApple WatchバンドにFineWoven素材のアクセサリは存在していなかったので、「iPhone 16」シリーズや「Apple Watch X」に合わせて今秋に新製品が登場するのかもしれません。

 

Source: Kosutami / X via MacRumors

アップル、AIサーバー向けに独自チップを開発中!?

アップルがAI(人工知能)サーバー向けに独自プロセッサを開発しており、2025年後半までの量産を目指していると、海外で報じられています。

↑AIの開発を加速しているアップル

 

中国語SNSのWeiboに投稿された情報によれば、アップルが独自開発しているAIサーバー向けプロセッサは、TSMCの3nmプロセスで製造されるとのこと。このような独自プロセッサは、ソフトウェアのニーズに合わせてハードウェアをカスタムすることで、より効率的なAI処理が可能になるはずです。

 

iOS 18ではオンデバイスでのAI機能の搭載が噂されていますが、AI機能を全てデバイス上で処理するよりも、クラウド上のAIサーバーと組み合わせるほうが、さらに幅広い機能を提供できることでしょう。

 

先日には、アップルが最大級のフォトストックサービス・Photobucketと、AIモデルのトレーニングに向けて契約交渉中と報じられました。オンデバイスとクラウドという両輪により、アップルのAI機能は進化するのかもしれません。

 

Source: MacRumors

iPadOS 18、ユーザー悲願の純正「計算機」アプリをついに搭載!?

アップルがiPadの発売から実に14年以上を経て、ついに次期「iPadOS 18」で電卓アプリを追加するとの噂が報じられています。

↑なぜかiPadにはなかったこの計算機

 

アップル関連情報サイトのMacRumorsによると、iPadOS 18に対応する全てのiPadに純正の電卓アプリがやって来るとのこと。6月10日に開催される年次開発者会議WWDCの基調講演で発表されると述べています。

 

iPadに公式の電卓アプリがないことは、ユーザーが登場を待ち望んでいたこともあり、SNS上で長年にわたり嘆かれてきました。アップル純正の計算機アプリも実はiPadに対応していません。

 

iPadユーザーはその代わりとして、PCalcやCalcbotといったサードパーティ製の電卓アプリに頼る他ありませんでした。ようやく、App Storeから何もダウンロードせず、いつでもすぐに計算ができるようになる見通しです。

 

別のアップル関連情報サイトAppleInsiderは先週、macOS 15では電卓アプリが刷新され、メモアプリとの統合や、サイズが変更可能なウィンドウ、最近の計算結果を一覧表示できるサイドバーが追加されると報じていました

 

最近のiPadアプリとMacアプリは仕様が共通していることも珍しくないため、これら新機能がiPadでも使えるのかもしれません。

 

Source: MacRumors

レブロンが手に持っているのは何? にわかに注目を集める「Beats Pill+」の次期モデル

米NBA史上最高のバスケットボール選手の一人と言われるレブロン・ジェームズが、生産終了したアップルの「Beats Pill+」の後継モデルらしきポータブルスピーカーをインスタグラムでちら見せしています。

↑レブロン・ジェームズ選手が持っていた「Beats Pill+」の後継モデルらしきもの(画像提供/Lakers/Instagram)

 

Beats Pill+は2015年10月に海外でリリースされたポータブルスピーカーで(国内導入は2016年1月)、Bluetoothによるワイヤレス接続ができます。12時間の連続使用が可能で、充電用にLightningポートとUSB-Aポートを搭載していました。堅牢なデザインとAndroid向けにもBeatsアプリが用意されていたことで好評だったBeats Pill+ですが、2022年1月に生産を終了しています。

 

2018年にはアップルがBeatsブランドのポータブルスピーカーを199ドル(約3万1000円※)で投入するとのが流れましたが、実現しませんでした。現在のBeatsブランドにポータブルスピーカーは存在せず、ワイヤレスイヤホンやヘッドホンのみがラインナップされています。

※1ドル=約154.8円で換算(2024年4月24日現在)

 

今回レブロンがちら見せした謎のBeatsブランドのポータブルスピーカーですが、Beats Pill+とは異なりストラップホール(とストラップ)が用意され、より持ち運びやすくなっています。その他の仕様は不明ですが、充電ポートはUSB-Cに変更される可能性が高そうです。

 

現時点では、今回のInstagramでの投稿以外の一切の情報がない、Beats Pill+の次期モデル。Beatsらしいパンチのあるサウンドを聞かせてくれる、ポータブルスピーカーとして登場してほしいものです。

 

Source: Lakers/Instagram via 9to5Mac

次期「iPad Air」は登場間近!? 海外の小売店に予兆が現れた

次期「iPad Air」の登場を前に現行モデルのiPad Airの小売店在庫が減少していると、米ブルームバーグのマーク・ガーマン記者が報じています。

↑もうすぐお披露目っぽい

 

ブルームバーグによれば、アップルストアの複数の店舗で、iPad Airの在庫が減少しているとのこと。これは、新モデルの登場を示唆する典型的な指標だと指摘しているのです。一方でiPad Proは明らかに在庫が豊富で、これは次期iPad Proの発売後にも、旧モデルが販売されることを意味しているそう。

 

次期iPad Airでは12.9インチモデルの投入だけでなく、「M2」チップの採用も噂されています。一方で次期iPad Proは最新の「M3」チップを搭載する模様。「Apple Pencil」や「Magic Keyboard」の刷新も噂されています。

 

近日中の登場の可能性がますます高まっている、次期iPad Air。次期iPad Proと共に大幅なアップデートを期待したいものです。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

レトロゲームが目白押し! マルチエミュレーターアプリ「Provenance」、アップル向けにアプリを開発中!

「iPhone」および「Apple TV」向けにマルチエミュレーターアプリ「Provenance」をリリースする準備が進められていると、同アプリの開発者が語っています。

↑初代プレステのゲームをiPhoneでいかが?

 

これまで長い間、iOSやtvOSといったアップルのプラットフォームでは、レトロゲームをプレイするエミュレーターアプリのリリースは禁止されてきました。しかし今月、App Storeのガイドラインが変更されたことで、iPhoneやiPad、Macなどで「レトロゲーム機エミュレーター」のアプリをリリースすることができるようになったのです。

 

マルチエミュレーターアプリのProvenanceでは、「初代PlayStation」や「GameCube」「Wii」「メガドライブ」「Atari 2600」といった、さまざまなゲームをプレイすることが可能。なお開発元によれば、iOSでは制限によりGemaCubeやWiiのゲームをプレイすることはできないそうです。

 

App Storeのガイドラインの変更を受けて、ゲームボーイやファミコン、スーパーファミコンなどのエミューレーターアプリ「Delta」が、日本を含めさまざまな国ですでにリリースされています。ゲームタイトルとなる「ROM」を合法的に入手する必要があるという課題も存在しますが、今後はiPhoneやMacでエミューレーターでのゲームプレイが人気となるのかもしれません。

 

Source: oatmealdome.me, iMore via MacRumors

「ディスプレイ搭載HomePod」の新たな部品が流出!

「ディスプレイ搭載HomePod」の部品とされる画像を、リークアカウントのKosutamiが投稿しています。

↑新たに流出したパーツ(画像提供/Kosutami/X)

 

現行モデルのHomePodは2023年1月にリリースされ、本体上部にはディスプレイではなく、タッチパネルの「Touchサーフェス」を搭載しています。

 

以前にもディスプレイ搭載HomePodのパーツとされる部品画像が流出していましたが、今回リークされたディスプレイ搭載HomePodの部品は、本体上部に配置される円形かつ光沢のあるガラスパーツです。これはTouchサーフェスを置き換えるもので、ディスプレイにあわせて若干湾曲した形状となっています。ディスプレイには再生中の曲などのApple Musicの情報が表示され、「SharePlay」などの機能も利用できます。

 

ディスプレイを搭載したHomePodが開発されていることは、以前にも海外メディアの9to5Macが報じていました。このデバイスは「B720」と呼ばれ、内部では「Apple TV」向けの「tvOS」が動作する模様。また、「iPad mini 6」と同じ「A15 Bionic」チップの搭載も報告されています。

 

アップルはディスプレイ搭載HomePodだけでなく、「iPadとHomePodが合体したデバイス」や、「HomePod+Apple TV+FaceTimeカメラの複合デバイス」を開発しているとの報道もあります。アップル製品の中では若干存在感の薄いHomePodですが、今後大いなる進化が予定されているのかもしれません。

 

Source: Kosutami / X via MacRumors

「macOS 15」で「計算機」が大進化!? 為替計算だってできるかも

macOSでは昔から搭載されている計算機アプリ。年内にもリリースされるであろう「macOS 15」では、計算機アプリが大幅に刷新される予定であると海外で報じられています。

↑計算機がもっと便利になるかも

 

Apple Insiderによれば、macOS 15の計算機アプリには以下のような機能が搭載されるそう。

 

・最新の為替レートによる通貨換算を含む、メインUIでの強化された単位換算システム

・「メモ」アプリが電卓アプリと連携し、数学表記に対応。同機能はiOS 18にも導入へ

・以前の計算をサイドバーに表示する履歴機能。左上のボタンからは基本、科学、プログラマブルといったモード変更が可能

・3種類の計算機ビューでウィンドウサイズが調整でき、ボタンは自動で拡大および形状を変更

 

日本人としては、最近ますます円安傾向に進む為替レートを計算機だけでチェックできるとしたら、なかなか便利な予感がします。また、計算機のサイズが自由に変更できるのも見やすくて良さそうですね。

 

アップルは6月10日から開発者向け会議「WWDC24」を開催し、ソフトウェアのアップデートについて発表する予定。macOS 15にこの進化した計算機アプリが搭載されることになるのかどうか、イベントを楽しみに待ちたいものです。

 

Source: Apple Insider via MacRumors

「iOS 18」の生成AIはクラウド? オンデバイス? 生活密着型を目指すアップルの答えは…

ここ数か月、アップルが流行りの生成AIに多額の資金を投じているとの報道が相次いでいました。これらは6月の世界開発者会議WWDCにおいて次期iOS 18などの新たなAI機能として発表される見通しです。

↑期待が募るアップルの生成AI

 

最近では、まもなくiPhone上で使える新たな生成AI機能が完全なオンデバイス、つまり「クラウドサーバーに依存せず、iPhone内部だけで処理が完結する」と著名ジャーナリストが主張しています。

 

アップルの内部情報に詳しい米ブルームバーグのマーク・ガーマン記者は、アップルがLLM(大規模言語モデル)を開発中であり、この技術がクラウドを使わず、iPhoneのプロセッサーだけで実現すると述べています。

 

オンデバイスAIの弱みは、何百億ものパラメーターと更新され続けるデータを持つ、巨大なクラウドサーバーで動くモデルほどには強力ではないことです。しかし、一方では外部との通信が必要なくなるため、応答時間ははるかに速くなるはず。それに加えて、プライバシー保護もより強固になるとガーマン氏は予想しています。

 

この生成AIについてアップルは「人々の日常生活にどのように役立つか」をアピールする予定とのこと。以前に同氏は「Siriとメッセージアプリの両方が質問に答えたり、文章を自動補完できたりする」と報じていましたが、生活に密着したAIとなるのかもしれません。

 

また、多くの知識を必要とする質問については、グーグルやOpenAIといった外部の企業との協力で解決する可能性もあります。先月末、アップルはこれら2社のほか、中国の百度(バイドゥ)とも話し合っていると報道していました

 

すべては、6月のWWDCで発表されるはず。iPhoneが生成AIにより飛躍的に進化し、日常の良きパートナーになると期待したいところです。

 

Source: Bloomberg
via: 9to5Mac

次期「Mac mini」はM3をスキップ!? M4チップに一足飛びする理由とは?

アップルのデスクトップパソコン「Mac mini」は、手頃な価格でコンパクトなこともあり、多くのユーザーが愛用しています。昨年1月にM2およびM2 Pro搭載モデルが登場してから1年以上が経過し、最新のM3シリーズチップ搭載モデルが出るか否かに注目が集まっていました。

↑M3を飛ばしそう

 

そんな中、M3バージョンの発売はなく、2024年末に次期「M4」シリーズチップを搭載した新型モデルが登場すると著名ジャーナリストが主張しています。

 

アップルの内部情報に詳しい米ブルームバーグのマーク・ガーマン記者は、自らのニュースレター「Power On」最新号の有料購読者向けQ&A欄で「M3チップを搭載したMac miniとMac Proは登場しない」と述べています。

 

M4シリーズチップ搭載Macが2024年末から2025年にかけて続々と投入されることは、先週も同氏が述べていたこと。今回はその続きとして、「Mac miniのM4およびM4 Proバージョン」が計画されていると語っています。

 

現行モデルのMac miniは、M2チップおよびM2 Proチップ版が販売されており、それをM4とM4 Proに置き換えるようです。また、前回は「2024年末から2025年初頭」とされていましたが、今回は「今年(2024年)末頃」として前倒しにされているようです。

 

なぜ、M3モデルが登場しないのか? ガーマン氏は「それまでにM3 モデルが登場する余地はまったく残されていない」として、時間的な余裕がないと示唆しています。

 

実際、iMacもM2チップを完全にスキップし、一足飛びにM3を搭載する進化を果たしていました。1年ごとに新モデルを投入すると、特に負荷の高い処理をこなすデスクトップパソコンでは性能差を感じにくいため、あえて1年置きにするのかもしれません。

 

M4チップは機械学習を担うNeural Engineコア数を大幅に増加させ、生成AI処理に強くなるとの噂もあります。さまざまな意味で、待つかいのあるお買い得Macとなりそうです。

 

Source: Bloomberg
via: MacRumors

噂の「12.9インチ版iPad Air」、Pro譲りのミニLEDディスプレイを搭載?

12.9インチの次期「iPad Air」にミニLEDディスプレイが搭載される可能性があると、ディスプレイアナリストのロス・ヤング(Ross Young)氏が報告しています。

↑ディスプレイの変化に注目

 

現行モデルのiPad Airは10.9インチモデルしか存在しませんが、次期iPad Airでは12.9インチモデルが投入されることは以前から報じられていました。また、現行モデルの12.9インチのiPad Proには、色再現性の高いミニLEDディスプレイが搭載されています。

 

今回のYoung氏の報告によれば、12.9インチの次期iPad Airには、12.9インチのiPad Proと同じミニLEDディスプレイが搭載されるとのこと。これによりHDRコンテンツの輝度が向上し、より深い黒の表現が可能になると伝えています。さらに消費電力も削減されるそう。

 

なお、次期iPad AirのミニLEDディスプレイには、iPad Proの余ったミニLEDディスプレイを利用するそう。

 

一方、次期iPad Proには有機ELディスプレイが搭載されると噂されています。この有機ELディスプレイはより高いコントラストや、さらに深い黒の表現が可能。次期iPad Airだけでなく、次期iPad Proの進化も楽しみに待ちたいものです。

 

Source: Ross Young / X via MacRumors

10周年モデル「Apple Watch Series X」の予想画像が大公開!

次期「Apple Watch Series X」は、初代から数えて10周年の記念モデルになると見られているため、シリーズ史上「最大の再設計」になるとの予想があります。

↑10周年モデルはどうなる?(画像提供/@concept_central/AppleTrack)

 

そんなApple Watch Series Xについて、これまでの噂を基にした詳細な予想CG画像が公開されました。

 

未発表製品の予想CG画像を手がけてきた@concept_central氏は「最新のリーク情報と噂、そして独自の予想」に基づいた次期Apple Watchの自作デザインをXに投稿。同氏は以前も、iPhone 16 Proの予想画像を公開していました

 

これはアップル関連情報サイトAppleTrackとのコラボでもあり、同サイトが独自に入手した情報や以前からの噂をYouTube動画で語っています。

 

その要点をまとめると次の通りです。

 

  • 新しいバンドシステムにはマグネット方式が採用され、内部スペースが節約できるため、より多くのパーツが追加できる
  • 本体は10〜15%薄くなる可能性がある
  • Apple Watch Ultraで登場したアクションボタンが追加される可能性がある
  • デジタルクラウンは維持
  • 画面ベゼルは薄くなるが、マイクロLEDディスプレイは採用されない

 

これらはアップルの内部情報に詳しい米ブルームバーグのマーク・ガーマン記者の報道とも、多くの部分で一致しています。同氏はApple Watch Series Xに血圧測定センサーが搭載されるとも述べていました。

 

次期Apple Watchは先端技術のマイクロLED採用は見送ったと噂されていますが、一方で省電力の有機ELディスプレイを搭載するとのサプライチェーン情報もありました。本体が薄く、さまざまな健康機能を搭載し、かつバッテリー持ちが良くなれば、10周年にふさわしいモデルとなりそうです。

 

Source: @concept_central(X) 
via: Wccftech

解凍した圧縮ファイルを自動でポイ! Mac作業の時短テクニック【Macの“知っトク”便利技】

Mac Fanは1993年創刊の老舗のApple専門誌。Appleの最新情報はもちろん、基本的な使い方から、ディープな解説記事まで幅広く網羅しています。

 

ここでは、Mac FanのYouTubeチャンネル「Mac Fan TV」で配信しているTIPS術をお届け。「そんなことできるの!?」「聞いたことあるけど使ったことなかった」といった便利術を動画とともに紹介していきますので、日々のAppleライフの参考にしてみてください。今回のテーマは「解凍した圧縮ファイルを自動的にゴミ箱に入れる方法」です。

 

 

Macでは圧縮ファイルをダブルクリックすると、簡単にファイルを解凍することができます。しかし、大抵の場合、解凍後は元の圧縮ファイルは不要ですよね。解凍後に元の圧縮ファイルが自動的に削除されるよう設定しておけば、いちいちゴミ箱にドラッグする手間が省けます。さっそく手順を解説します!

 

手順はとても簡単。[command]キーと[スペース]キーを押してSpotlightを起動させたら、検索タブに「アーカイブユーティリティ」と入力し、アイコンをタップ。

 

するとアーカイブユーティリティが起動するので、メニューバーから「アーカイブユーティリティ」→「設定」と進み、「展開後」を「アーカイブをゴミ箱に入れる」に設定を変更すればOKです。

 

実際に解凍してみるとこんな感じ。解凍後、元の圧縮ファイルが自動でゴミ箱に入れられます。

 

この設定画面でアーカイブの保存場所やフォーマットなども変更できるので、必要に応じて設定しましょう。

 

記事前半に埋め込んだ動画では細かい手順などのムービー形式で解説。また、「Mac Fan TV」では毎週、便利な活用術を配信中しています。それ以外にもアプリ解説やインタビューなども配信しているのでぜひチェックしてみてください。

 

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