AQUOS史上最高の明るさ、シャープmini LED搭載4Kテレビ「AQUOS XLED」登場

シャープは5月17日、mini LEDバックライトを搭載した4Kテレビ「AQUOS XLED」の新製品を発表しました。機種名と市場想定価格(税込)、発売予定日は下記のとおりです。

 

4T-C75GP1(75V型)/71万5000円前後/6月15日発売予定

4T-C65GP1(65V型)/47万3000円前後/6月15日発売予定

4T-C55GP1(55V型)/36万3000円前後/6月15日発売予定

4T-C50GP2(50V型)/25万3000円前後/6月15日発売予定

4T-C43GP2(43V型)/24万2000円前後/6月15日発売予定

↑4T-C65GP1

 

mini LEDテレビはこれまで55V型以上の大画面モデルを展開していましたが、今回新たに50V型と43V型モデルをラインアップ。近年ニーズの高い、中型に位置づけられるサイズを用意しています。

 

パネルには高密度に敷き詰めたmini LEDバックライトを映像に合わせて細かく制御する「アクティブmini LED駆動」技術を採用。輝度が従来機に比べて約15%向上して、AQUOS史上最高の明るさを実現しているそうです。また、55V型以上のモデルでは、量子ドット技術を採用した新開発の「N-Black Wideパネル」を搭載しています。視聴位置による色の変化を軽減し、斜めから見ても鮮やかな色彩を表現可能とのこと。

↑手前が最新モデルで、奥が前モデル。N-Black Wideパネルを搭載しているため、斜めから視聴しても色が白っぽくなることなく、鮮やかなことがわかります

 

画像処理エンジンは「Medalist S5X」に進化し、コンテンツに応じて自動で画質や音質を調整する「AIオート」を新搭載しました。さらに、AIが精細感を高める「AI解像」、アニメやネット動画で発生しやすいグラデーションの乱れを補正して滑らかにする「アニメ・ネットクリア」機能も新たに搭載しています。

↑新機能のAIオート。視聴環境に合わせて画質を自動で調整する環境センシングも進化し、新たに部屋の色温度を検知して調整が可能になりました

 

↑AI超解像とアニメ・ネットクリアも搭載

 

スピーカーは55V型以上のモデルと50V型以下のモデルで構成が分かれています。55V型以上のモデルは、ツイーター2基、ミッドレンジ4基、サブウーファー1基、ハイトツイーター2基、ハイトミッドレンジ2基の構成で、合計の最大出力は100W。50V型以下のモデルはツイーター2基、ミッドレンジ2基、サブウーファー1基を搭載し、合計の最大出力は50Wを実現しています。

 

なお、全機種でGoogle TVを搭載。あらゆるストリーミングサービスをひとつの画面に集約されているため、見たい作品を探しやすくなるほか、リモコンからGoogle アシスタントを起動して検索も可能です。

↑Google TVを搭載

 

また、2つの番組を画面の左右同時に表示する「ズーム2画面」機能も採用しました。放送+放送、放送+HDMI経由の映像を表示でき、画面サイズは大小9通りの組み合わせで大きさを変えながら視聴できます。音声はどちらかの映像の音を出力可能です。

↑ズーム2画面のデモ。このようにメインの画面を大きく、気になる裏番組を小さくといった表示ができます

 

また、シャープは同日に4K液晶テレビ「AQUOS」も発表。ラインアップはこちらです。

 

4T-C75GN1(75V型)/39万6000円前後/7月6日発売予定

4T-C65GN1(65V型)/28万6000円前後/7月6日発売予定

4T-C55GN1(55V型)/24万2000円前後/7月6日発売予定

4T-C55GN2(55V型)/20万9000円前後/7月20日発売予定

4T-C50GN2(50V型)/18万7000円前後/7月20日発売予定

↑4T-C65GN1

電話はAIが対応、シャープ高性能なスマホ「AQUOS R9」などが登場

シャープは「AQUOS R9」と「AQUOS wish4」を発表しました。新モデルはデザインを一新し、有機的な曲線を取り入れた印象的な見た目になりました。

↑デザインを刷新した新モデル「AQUOS R9」と「AQUOS wish4」

 

AQUOS R9は7月上旬以降の発売で、NTTドコモとソフトバンクが取り扱います。AQUOS wish4は7月中旬以降で、ドコモとY!mobileが販売します。また、シャープ独自のSIMフリー版も販売予定です。AQUOS R9は10万円前後、AQUOS wish4は3万円台前半となる見込み。

↑5月8日に製品発表会を実施しました。この時点では実機の展示は撮影用のみで、動作を試すことはできませんでした

 

AQUOS R9とAQUOS wish4は、三宅一成氏のデザインスタジオ「miyake design」監修のもとデザインを刷新しました。デザイン上のポイントとして、カメラを囲う部分に“自由曲線”を採用。真円ではなく、四角形でもない柔らかい楕円で囲っています。たとえるなら、『もののけ姫』のコダマのような、ユーモラスな印象を与えます。

↑AQUOS R9

 

↑AQUOS wish4

 

proモデルはないけどライカ監修カメラや強力なスピーカーで高性能化

2023年はAQUOS R8とAQUOS R8 proという2つのフラグシップモデルを投入したシャープ。今回は上位版の「pro」モデルを投入しない判断となりました。為替の状況などから、高性能モデルは製造コストが高止まりしてしまうためとしています。

 

そんななかで登場したAQUOS R9は前作AQUOS R8から引き続き、鮮やかなディスプレイ、ライカ監修のカメラを搭載しています。画面は有機ELディスプレイ「Pro IGZO OLED」を搭載。画面スクロールは240Hz表示に対応し、ぬるぬるとなめらかに動くのも健在です。

 

【AQUOS R9のデザインをチェック】(画像をタップすると閲覧できます)

 

内蔵スピーカーは“スマホAQUOS史上最大”に強化。スマートフォンの内部基盤から独立した「BOX構造」のスピーカーを2つ設置して、最大音量を従来の2.5倍に拡大しました。低音域は2倍にブーストしています。

↑重低音に強いBOX構造のスピーカーを搭載

 

新しいデザインに対応して、熱設計は今回、AQUOSとして初めてベイパーチャンバーを採用。ハイエンドスマホで採用が多い放熱部品で、ゲームやカメラのような処理負荷が高いアプリを動作させるうえで重要な役割を果たします。

 

カメラは独ライカカメラが画質を監修。レンズには「ヘクトール」というライカのカメラに由来する名前が付けられています。デュアルカメラで、標準5030万画素+広角レンズ5030万画素。標準レンズには光学式手ブレ補正(OIS)を新たに搭載し、手ブレに強くなりました。

↑カメラはライカ監修

 

前作のAQUOS R8では省かれていた、「耐衝撃性能」もサポートしました。MIL-STD-810相当で落下の衝撃に対する耐性を確保しています。

↑AQUOS R9の特徴まとめ

 

↑AQUOS R9の主なスペック

 

生成AI採用で留守番電話の要約や代わりに通話してくれる機能も搭載

AQUOS R9には、生成AIを活用した、電話の文字起こし機能が搭載されました。留守番電話の内容を、生成AIが文字を起こして、要約してくれます。これにより録音を聞かずに、電話の要点を素早く確認できます。AQUOSスマホとして初めて、生成AIを取り入れた機能です。

 

また、「代わりに聞いときます」機能も備えています。これは、着信があったときに機械の応答に切り替えられるというもの。知らない人からの着信で直接話すのをためらうときに便利に使えるとしています。

↑AIが通話を文字起こしする機能を搭載

 

なお、文字起こしや要約のタスクはオンデバイスAIを用いて端末上で処理する形です。つまりAI機能を使う際もプライバシーは保たれていて、通信容量を使う心配もいりません。

 

「つよかわ」がテーマのAQUOS wish4

AQUOS R9と同時発表のエントリーモデルにあたるAQUOS wish4も新デザインになりました。

 

AQUOS wish4のテーマは「つよかわ」。かわいいビジュアルでいて、実は頑丈に作られています。手頃な価格に抑えて、スマホを初めて手にする若い人に使ってほしいという製品です。

↑AQUOS wish4。カラーはブルー、ホワイト、ブラック。Y!mobile版はピンクもラインナップする

 

↑本体は再生プラスチック60%を採用。大気汚染への負荷を抑えられる低VOC塗料を使用している

 

画面は約6.6インチと、シリーズの中で最大に。動画をゆったり見られるサイズ感になっています。カメラも5010万画素に強化して、夜景も撮れるようになりました。

 

防水防塵に加えて、ハンドソープで洗える動作確認を実施。お風呂で使えることも確認しています。耐衝撃性能はMIL規格に準拠していて、何回か落としたくらいでは壊れません。

↑AQUOS wish4の特徴まとめ

 

↑AQUOS wish4の主なスペック

 

海外展開を強化、スペックも現地のニーズを見越した仕様に

シャープはAQUOS R9とAQUOS wish4で海外展開を強化する方針です。AQUOS R9は日本、インドネシア、台湾、シンガポールで同時期に発売。AQUOS wish4は日本、台湾、シンガポールへ展開します。

 

“日本発のスマホ”として海外でも販売できるように、現地のニーズを見越した仕様を調整しています。

 

たとえばAQUOS R9では、内蔵スピーカーを強化していますが、これは東南アジアでは地下鉄で通話する習慣が当たり前になっているなど、大きな音が求められるためだといいます。

 

一方AQUOS wish4の場合は、大画面や5000万画素カメラも海外展開を見越してのものでしょう。そのうえでシャープは、日本のスマホならではのこだわりを訴求します。「ハンドソープで洗える」といったようなスペックに現れない特徴が、海外展開時のアピールポイントになるようです。

 

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シャープ、気軽にがっつり使える「AQUOS sense8」が登場。片手撮影のブレを抑制する光学式手ブレ補正搭載

シャープは、「AQUOS sense」シリーズから新モデル「AQUOS sense8」を2023年秋以降に発売することを発表した。同シリーズ初の光学式手ブレ補正を搭載し、片手でもブレを抑えた撮影が可能になる。また、従来機が誇る超時間の電池持ちもさらに向上し、カメラやディスプレイも、より高画質に進化した。カラーは、コバルトブラック、ライトカッパー、ペールグリーンの3色。

 

「気軽に写真を楽しめる」。初の光学式手ブレ補正採用で鮮明な写真を簡単に撮影

↑2023年秋以降に発売予定の「AQUOS sense8」

 

「AQUOS sense8」は、ミッドレンジスマートフォン「AQUOS sense」シリーズの新モデル。最大の特徴は、1/1.55インチの大型カメラセンサーに、同シリーズ初の光学式手ブレ補正(OIS:Optical Image Stabilizer)を搭載していることだ。全画素がPDAFに対応した標準カメラ、そして15mmの広角カメラを備えており、片手で撮影するときにも、ブレを抑えた撮影が可能となる。従来機では、シャッタースピードを遅くしないと光量を確保できずにブレてしまっていたシーンでも、「AQUOS sense8」では鮮明な写真を撮影することができるのだ。

↑従来機の写真(左)と光学式手ブレ補正OISに対応した写真(右)

 

ズーム機能は、光学2倍相当に対応。1倍撮影では高感度モード、2倍撮影では高精細モードを内部で切り替えることで、解像度が落ちることない撮影を楽しむことも可能だ。

 

さらに、画質エンジンは、フラッグシップモデル「AQUOS R8 Pro」の高画質化技術を応用した、新画質エンジン「ProPix5」にアップデート。すべてのHRD撮影が、非圧縮のRAWデータを合成できるようになったことで、髪の毛や肌の質感、そして明暗差のあるシーンでも黒つぶれを低減し、細部の質感までよりリアルに再現する。

↑新画質エンジン「ProPix5」で、髪や肌の質感がよりリアルに再現される

 

CPUには「Snapdragon 6 Gen 1 Mobile Platform」を搭載。従来機に搭載していた「Snapdragon 695」と比べて、カメラISPが大幅に向上。ノイズリダクションも画像の部分ごとに調節が可能となった。これにより、例えば夜景撮影時でも建物のディテールは残しながら、夜空のノイズは低減した写真撮影を楽しむことができるという。

↑「Snapdragon 6 Gen 1 Mobile Platform」搭載で、画面の部分ごとにノイズリダクションの調節が可能。夜景でもノイズを軽減し、細かいディテールを残す

 

同社が語る、「ユーザーに、気軽に写真撮影を楽しんでもらいたい」というこだわりは、UIにも表れている。シャッターボタンをスライドさせるだけで簡単に、好きな場所に移動できるフローティングシャッター機能を採用。これにより、自撮り時など、片手では押しづらかったシャッターボタンをストレスなく押して撮影することができるようになった。

↑「片手撮影UI」で、好きな位置にシャッターボタンをスライドして移動できる

 

IGZO OLEDによりAQUOSが誇る電池持ちがさらに向上

「AQUOS sense」シリーズの特徴といえば、長時間の電池持ちも挙げられる。「AQUOS sense8」では、バッテリーを5000mAhへと大幅に増量。搭載されている「Snapdragon 6 Gen 1 Mobile Platform」は、省電力性にも優れているから、バッテリー向上にも寄与したという。これらとIGZO OLEDの組み合わせにより、フル充電から1日10時間の利用で2日間、充電なしで利用することができる。

 

同社 通信事業本部 パーソナル通信事業部 商品企画部 課長の清水寛幸氏は「動画視聴4時間、音楽再生3時間、SNS2時間、そしてゲームが1時間と、がっつり使っても余裕で2日間電池持ちをします」と語った。

 

さて、長時間使い続けることには、ディスプレイの快適な操作性も欠かせない。同社独自の90Hz可変駆動IGZO OLEDを採用したディスプレイは、省電力と滑らかさを自動調整してくれる。ここに、ブラックフレームを高速で挿入することで、最大180Hz相当の表示と快適な操作感を実現した。また、日差しの下でも画面が見やすい「アウトドアビュー」、シーンごとに画質設定ができる「リッチカラーテクノロジーモバイル」にも対応。目の負担低減にも配慮されており、高画質はそのままにブルーライトが同社従来機比50%低減された。

↑これまではブルーライトを抑えるためには画質を黄色くする必要があった。しかし「AQUOS sense8」では美しい画質はそのままにブルーライト50%カットを実現した

 

重量は159g。これは5000mAhのバッテリーを搭載する5Gスマートフォンでは、世界トップクラス級の軽さだ。手に持ちやすい横幅71mm、MIL規格に準拠した防水や耐衝撃性能も備わっている。OSバージョンアップは最大3回、セキュリティアップデートは最大5年間とハイエンド並の長期サポートで、安心して長く使用することができる。

↑世界トップクラス級の軽さ159gで、横幅は71mm。片手でも気軽に使える重量とサイズとなっている

 

同モデルは、日本での発売を皮切りに、台湾・インドネシアにおいても順次発売開始予定。同社 通信事業本部 本部長の小林繁氏は、海外展開について「日本製品の防水・衝撃耐久性は海外でのニーズが非常に高い」と語った。また、「インドネシアの市場は、今まさに4Gから5Gへ移行する段階です。そのなかで、シャープ製品は非常に注目されているので、当社のチャネルをいかして一気に展開していきたい」と、今後の展望を述べた。

↑シャープ 通信事業本部 本部長の小林繁氏

 

また、「大切に長く使う」という製品ライフサイクルの長期化ニーズに応えていき、幅広いラインナップを揃えてさまざまなユーザーが気に入って使用できるものを展開していきたい、と締めくくった。

 

↑「AQUOS sense8」の主要スペック一覧

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

シャープAQUOSから量子ドット有機ELテレビ登場、AIによる高画質化も

シャープは7月25日、4K有機ELテレビの新製品「AQUOS QD-OLED」のFS1ラインおよび、「AQUOS OLED」のFQ1ラインを発表しました。発売はFS1ラインが9月16日で、FQ1ラインが8月5日。市場想定価格はFS1ラインの「4T-C65FS1」が60万5000円(税込)前後、「4T-C55FS1」が44万円(税込)前後、FQ1ラインの「4T-C65FQ1」が47万3000円(税込)前後、「4T-C55FQ1」が33万円(税込)前後です。

 

FS1ラインは、量子ドット有機ELパネルを採用したモデルです。これまでシャープは、XLEDの「EP1ライン」などで量子ドットシートは採用していましたが、量子ドット有機ELパネル搭載モデルとして、新たにラインを作ったことになります。

↑量子ドット有機ELパネル搭載の4T-C65FS1

 

有機ELが発光した青を量子ドットで波長変換し、純度の高い赤、緑、青の3原色を生成。多彩な色を鮮やかに映し出すとしています。また、視野角が広い特性のため、テレビ正面はもちろん、斜めからでも美しい映像を楽します。

 

有機ELの発光量とパネルの温度分布をリアルタイム解析し、発光量を画素単位で制御する「クライマックスドライブ」回路も搭載。これにより、量子ドット有機ELパネルの輝度や色彩性能を引き出し、画面が暗いシーンでは漆黒からきらめきまで緻密に階調を描き、明るいシーンでは色彩豊かな表現で鮮烈さとリアリティのある映像を再現するそうです。

 

加えて、パネルの温度上昇と温度ムラを抑えるために、炭素製の放熱シートとアルミ製の放熱プレートを組み合わせた独自の放熱構造「クールダウンシールド Ⅱ」を搭載します。熱を抑えることで、明るいリビングでも高コントラストな映像を表示するとのこと。

 

画像処理エンジンは、XLEDモデルにも採用されている、AIプロセッサーの「Medalist S4X」を搭載。100万以上の映像を学習したAIが、人の顔や空などを高精度で検知した結果と、映画やドラマといった映像のジャンルに合わせて、色彩・明暗・精細感を自動で調整します。また、部屋の明るさに応じて画質を自動調整する「環境センシング」にも対応しています。

 

スピーカーは、ツイーター2基、ミッドレンジスピーカー4基、サブウーファー1基、ハイトツイーター2基、ハイトミッドレンジスピーカー2基の構成。画面下部と上部にスピーカーを配置することで、音の定位が画面中央に来るようにしています。加えて、立体音響の「Dolby Atmos」に対応しており、包み込まれるような音響体験が可能とのこと。

 

このほか、Google TV対応によって動画ストリーミングサービスを楽しめたり、スマホから映像や写真をキャストする「Chromecast built-in」や「Google Meet」に対応したり、体重計や血圧計で測定した記録をテレビ画面で確認できる「AQUOSヘルスビューアー」を搭載したりしています。

 

4T-C65FS1は65V型で、4T-C55FS1は55V型のモデルとなっています。

 

FQ1ラインは、輝度性能に優れた有機EL素子と、発光による発熱を抑える放熱構造「クールダウンシールド」を組み合わせた「S-Blightパネル」を搭載。さらに、このパネルの明暗表現性能を引き出す「スパークリングドライブ EX」回路を搭載し、たとえば夜空にきらめく花火や星々などを豊かな明暗で映し出すとしています。

↑4T-C65FQ1

 

画像処理エンジンには「Medalist S4」を採用。こちらもAIによる画質調整や環境センシングに対応しています。

 

スピーカーの数はFS1ラインと同じですが、合計出力がFS1ラインの85Wに対して、FQ1ラインは70Wに抑えられています。このほか、Google TVやChromecast built-in、AQUOSヘルスビューアーの搭載などはFS1ラインと同じです。

 

画面サイズは4T-C65FQ1が65V型、4T-C55FQ1が55V型です。

高音質・高画質に加えて、ライフサポート機能も搭載! 新4K液晶AQUOS発表

シャープは6月1日、4K液晶テレビ「AQUOS」の新モデル「FN1ライン」「FN2ライン」「FL1ライン」を発表。合計9機種を発売します。ラインナップは下記のとおりです。

 

・FN1ライン

75V型 4T-C75FN1
65V型 4T-C65FN1
55V型 4T-C55FN1

↑4T-C75FN1

 

・FN2ライン

55V型 4T-C55FN2
50V型 4T-C50FN2
43V型 4T-C43FN2

↑4T-C55FN2

 

・FL1ライン

65V型 4T-C65FL1
50V型 4T-C50FL1
42V型 4T-C42FL1

↑4T-C65FL1

 

発売は6月10日で、FL1ラインの50V型モデルのみ9月16日となっています。

 

発表された機種はすべて、新しい画像処理AIエンジン「Medalist S4」を搭載。今回から音質の自動調整が可能になり、ニュースやドラマでは人の声がより聞き取りやすくなったほか、スポーツでは臨場感を楽しめるとしています。画質における処理はこれまでと同様で、100万以上の映像を学習したAIが、人の顔や空などを高精度で検知し、その結果を見ている映像のジャンルと合わせて、色彩/明暗/精細感を自動で調整します。

↑Medalist S4の搭載によって、部屋の明るさに応じて画質を自動で調整する「環境センシング」機能も新たに搭載されました

 

また、FN1ラインには、ミニLEDバックライト搭載の「AQUOS XLED」の開発で培ったバックライト制御技術を応用した「アクティブLED駆動」を採用。直下型LEDをエリアごとに明暗制御することで、コントラストの性能を向上させているそうです。これにより、まばゆい輝きから締まった黒まで、明暗の豊かな映像を楽しめるとのこと。

↑映像と連動して直下型LEDを制御するアクティブLED駆動

 

加えて、FN1ライン/FN2ラインともに、前モデルの「EN1/EN2ライン」に搭載された、パネルの表面に低反射を実現する「N-Blackパネル」を内蔵。大画面ほど気になる外光や照明の映り込みを抑えています。

 

音質においては、すべてのモデルで立体音響フォーマットのDolby Atmosに対応するほか、FN1ライン/FN2ラインは音の抜けがよい設計の「FRONT OPEN SOUND SYSTEM PLUS」を採用。スピーカーネットのないリフレクター構造で、音を画面前方に響かせるうえ、ツイーターを前向きに配置して、高域から低域まで豊かな音を出力するといいます。

 

ただし、FN1ラインとFN2ラインで内蔵されているスピーカーと、最大出力に違いがあります。FN1ラインはツイーター2基、ミッドレンジ4基、サブウーハー1基の構成で最大50W出力。FN2ラインはツイーター2基、ミッドレンジ2基、サブウーハー1基で最大35W出力です。

 

さらに、新モデルではライフサポートにつながる機能も搭載。ヘルスケア関連アプリ「AQUOSヘルスビューアー」では、スマートウォッチや体重計、血圧計などの「Google Fit」対応機器と連携し、各機器が測定した歩数や心拍数、体重、血圧などの日々の変化をグラフで、テレビの大画面で確認できます。また、放送や動画配信アプリなどの視聴時間をグラフで表示する「AQUOSスクリーンタイム」も搭載します。

↑大画面で自分の健康状態が見られるAQUOSヘルスビューアー

 

↑日々テレビをどれくらい視聴していたかなどがわかるAQUOSスクリーンタイム

 

このほか、Google TV対応による多彩なコンテンツやアプリケーションを楽しめたり、リモコンに10個のダイレクトボタンを搭載したりと、テレビ番組以外のコンテンツを手軽に楽しめる機能も備えています。

 

ライフサポート機能は、テレビとしては珍しいところ。高画質・高音質はほかのメーカーも高めているところなので、こうした独自の機能はユーザーにとってわかりやすい違いといえそうです。

↑別売りのUSBカメラを接続して使えるカメラアプリ「リビングカメラ」も進化。YouTubeと、USBカメラ越しを映したミラー画面の同時表示に対応し、たとえばヨガの動画を見ながら自身のフォームを確認できるようになりました

 

明るいリビングでも色鮮やか、シャープ8K液晶テレビがオススメ

各ジャンルの有識者たちに“栄誉ある”金字塔的アイテムを聞き込み。最新のテクノロジーを結集したベストバイをドドンと紹介していく!!

 

トレンドのデジタルガジェットを、各ジャンルに精通するプロがレコメンド。新商品のなかでも、後世に残る“傑作”の数々を紹介する。いま何を買うべきか、迷った際の指針にしてほしい! 今回はシャープの8K/4K液晶テレビ「AQUOS XLED 8T-C75DX1」だ。

※こちらは「GetNavi」 2022年4月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

リアリティ溢れる8K映像を75V型の超大画面で堪能

【8K/4Kテレビ】

シャープ

AQUOS XLED 8T-C75DX1

実売価格80万円

バックライトに小型のLED(mini LED)を採用した8K/4K液晶テレビ。エリアごとの明暗をきめ細かく制御する「アクティブmini LED駆動」と量子ドットによる光波長変換技術により、輝度やコントラスト、色域が飛躍的にアップした。

 

SPEC●チューナー:8K×1、4K×2、地デジ/BS/110度CS×3●接続端子:HDMI×4、USB×2ほか●サイズ/質量:W1655×H1009×D310mm/約45.0kg(スタンド含む)

 

私が激推しします!

AV評論家

藤原陽祐さん

新聞記者・専門誌編集を経てフリーに転身。わかりやすい解説と核心を突いた論評で多媒体で活躍する。

 

有機EL機の台頭が著しい大型テレビ市場だが、シャープが新技術を投入した大型液晶シリーズを発売した。同モデルについて、藤原さんはこう語る。

 

「mini LED次世代ディスプレイ技術を用いた8K対応モデルです。正面のコントラストに優れるVA液晶で、mini LEDバックライトと量子ドット技術の組み合わせで、より明るく、鮮やかな再現性を実現。とにかく明るく、黒も適度に締まるので、日差しが差し込むような明るいリビングでも、色鮮やかで高コントラストの映像が楽しめます。サイズは65V/75V/85V型と超大型のラインナップですが、オススメは等身大の8K映像の醍醐味が体験できる75V型。現状8K放送はNHKのBS8Kのみですが、YouTubeなどのネット配信で良質な8Kコンテンツが増えつつあります。4Kを凌駕するリアリティに富んだ映像を堪能できますよ」

↑低反射広視野角の「N-Wideパネル」を採用。照明などの映り込みを抑える

 

↑「アクティブmini LED駆動」を採用。高コントラスト・高輝度・広色域を実現した

「AQUOS sense」シリーズの新モデルは、薄型&長寿命で、カメラ機能も進化

シャープは、「AQUOS sense」の2021年秋冬モデルとして、5G対応スマートフォン「AQUOS sense6」を商品化することを発表しました。美しさと使いやすさを追求したスタイリッシュなデザインと1週間の電池持ちを両立したモデルです。

 

1週間の電池持ち&長寿命バッテリーを搭載

本機は、シリーズ初となるIGZO OLEDディスプレイを採用。4570mAhの大容量バッテリーを搭載しながら、厚さ約7.9mmを実現し、同シリーズの2020年度モデルAQUOS sense5G比で約11%薄型化に成功しました。指紋センサーの画面内配置による狭額縁化や、持ちやすく手当たりの良い側面・背面形状により、スタイリッシュなデザインに仕上げています。

 

また、ディスプレイの高い省エネ性能と大容量バッテリーの組み合せにより、シャープによる試算値で1週間の電池持ちを実現し、電池の劣化を防ぐ工夫も施しています。「インテリジェントチャージ」に新機能を搭載し、電池残量が90%に達すると充電を停止、端末への直接給電に切り替えて電池への負荷を低減します。使用開始3年後も電池容量を90%以上維持するので、長期間の使用でも、電池が持ちやすくなりました。

 

新開発の画質エンジンと高性能カメラで、高精細な写真が撮れる

画質エンジンは、フラグシップモデル「AQUOS R6」のカメラ画質技術を応用した「ProPix3」を新たに開発して搭載。アウトカメラには標準、広角、望遠の3つのカメラを備えます。標準カメラは約4800万画素のセンサーとF値1.8のレンズの採用により、一度に取り込める光量がAQUOS sense5Gと比較して約2倍に向上しました。

 

この高性能カメラと「ProPix3」との組み合せによって、細部まで自然な表現の写真が撮影できます。10億色の鮮やかな色表現が可能なディスプレイと高画質技術「リッチカラーテクノロジーモバイル」は、撮影した写真を美しく色鮮やかに表示します。

 

AQUOS sense6は、2021年秋以降に発売予定です。

 

↑カラバリは、ライトカッパー、シルバー、ブラックの3色

 

5G対応スマホ世界最軽量「AQUOS zero6」が今秋登場!

シャープは、軽さと快適さを追求し、5G対応モデルで世界最軽量の約146gを実現したスマートフォン「AQUOS zero6」を2021年秋冬モデルとして商品化します。

 

 

軽さを叶えつつ、残像を抑える4倍速ディスプレイと高性能CPUも装備

本機は、4倍速の高速表示に対応する約6.4インチOLEDディスプレイや4010mAhの大容量バッテリー、SDカードトレイ、イヤホンジャックなど充実した装備を有しながら、5G対応スマートフォンとしては世界最軽量の約146gを実現しました。常に身に着けていても気にならない軽さで、快適に使用できます。

 

4倍速ディスプレイは、毎秒240回の描画更新とタッチ検出を行うので、俊敏さや正確さが求められるゲームをストレスなく楽しめます。また、画面をスクロールすることが多いニュースやSNSの閲覧時も残像を抑え、くっきりと見やすく表示します。

 

また、本機は、5G対応の高性能CPU「Qualcomm Snapdragon TM 750G 5G mobile platform」と大容量メモリー8GB RAM/128GB ROMを採用しています。これにより、複数アプリを同時利用する際の動作も快適としています。

 

さらに、スマートフォンAQUOS初となる5Gミリ波に対応。2時間の映画コンテンツ(約1GB)を約3秒でダウンロードできるなど、5Gの特長である超高速・大容量通信を最大限に活用できます。

 

加えて、フラグシップモデル「AQUOS R6」のカメラ画質技術を応用し開発した新画質エンジン「ProPix3」を搭載しました。ProPix3のノイズリダクションやエッジ強調処理により、輪郭などのディテールをより自然に表現するほか、広いダイナミックレンジでさまざまなシーンを美しく捉えます。標準、広角、望遠のトリプルカメラに加え、暗所でのピント調整をサポートするレーザーAFを搭載し、幅広いシーンで使用できます。撮った写真のブレを除去できる「ブレクリーナー」機能も搭載しています。

 

そのほか、決済アプリを一瞬で起動する「Payトリガー」や設定した場所でテザリングが自動的にONになる「テザリングオート」など、AQUOSならではの機能も充実しています。

 

AQUOS zero6の発売は、2021年秋以降を見込んでいます。

↑カラバリは、ブラック、ホワイト、パープルの3色

カメラとディスプレイが自慢の「AQUOS R6」と「OPPO Find X3 Pro」を比較、個性がまるで違う

筆者は今年の夏、2台のフラッグシップスマホを購入。シャープ製の「AQUOS R6」とOPPO製の「OPPO Find X3 Pro」です。

 

AQUOS R6はライカが監修したカメラを搭載するモデルとして注目を集め、ドコモ(税込11万5632円)とソフトバンク(税込13万3920円)から発売。

 

一方のOPPO Find X3 Proは、ディスプレイとカメラ性能の高さが話題となったモデルで、au版(税込12万2095円)とSIMフリー版(税込11万8000円)が販売されています。

 

↑左がOPPO Find X3 Pro、右がAQUOS R6。筆者はドコモ版のAQUOS R6とSIMフリー版のOPPO Find X3 Proを購入しました

 

↑OPPO Find X3 Pro(左)は顕微鏡カメラを含む4眼カメラを搭載。AQUOS R6(右)のカメラは単眼で、カメラには1インチの画像センサーを搭載

 

【両モデルの外観をチェック】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは表示できません。

 

どちらも高価格ですが、カメラ性能の高さやフラッグシップモデルにふさわしい優れた基本性能を備えており、選び切れずに両モデルを買ったという次第です。そこで、せっかくなので両モデルを使い比べてみました。

 

AQUOS R6 OPPO Find X3 Pro
ディスプレイ 約6.6インチ Pro IGZO OLED(2730×1260ドット) 約6.7インチ AMOLED(3216×1440ドット)
リフレッシュレート 最大240Hz 最大120Hz
アウトカメラ 約2020万画素/F値1.9 広角(約5000万画素/F値1.8)+超広角(約5000万画素/F値2.2)+望遠(約1300万画素/F値2.4)+顕微鏡(約300万画素/F値3.0)
インカメラ 約1260万画素/F値2.3 約3200万画素/F値2.4
SoC Snapdragon 888 Snapdragon 888
メモリー/ストレージ 12GB/128GB 12GB/256GB
外部ストレージ microSD(最大1TB) ×
バッテリー 5000mAh 4500mAh
eSIM × ○(SIMフリー版のみ)
FeliCa(おサイフケータイ) ×
防水/防塵 IPX5・IPX8/IP6X IPX8/IP6X
サイズ/重量 約162×74×9.5mm/約207g 約163.6×74.0×8.26mm/約193g
OS Android 11 ColorOS 11 based on Android 11

 

【本体デザイン】サイズ感は同等、高級感ではOPPO Find X3 Proに軍配

まずは外観からチェックしていきましょう。AQUOS R6とOPPO Find X3 Proはサイズ・重さともに近いので、ホールド感に大きな差はありません。また、どちらもディスプレイの左右に曲面処理が施されているほか、ベゼルは細く仕上がっています。

 

↑本体サイズは同等で、手にしたときに感じる厚みや重さにも差は感じられません。なお、パンチホール型のインカメラの搭載位置は異なりますが、使い勝手には影響しませんでした

 

操作ボタンは、AQUOS R6は右側面に音量キー、アシスタントキー、電源キーを搭載。アシスタントキーは「Google アシスタント」を起動する初期設定になっていますが、AQUOSに搭載されている人工知能「エモパー」のほか、ドコモ版ではユーザーに合わせた情報を提示してくれる「my daiz」を設定することも可能です。

 

一方のOPPO Find X3 Proは、左側面に音量キー、右側面に電源キーを搭載し、アシスタントキーはありません。

 

↑AQUOS R6の右側面。上から音量キー、アシスタントキー、電源キーを搭載

 

↑OPPO Find X3 Proは左側面には音量キーを、右側面には電源キーを搭載

 

また、AQUOS R6は3.5mm穴のイヤホンジャックを備えていますが、OPPO Find X3 Proにはなく、USB Type-Cポートが音声出力を兼ねています。これにともない、OPPO Find X3 Proには、USB Type-C端子のイヤホンが同梱されています。

 

↑AQUOS R6の底面にはイヤホンジャックとUSB Type-Cポートを搭載。SIMスロットは本体上部に備えています

 

↑OPPO Find X3 Proの底面にはUSB Type-CポートとSIMスロットを搭載。SIMフリー版は、SIMスロットに2枚のnano SIMを装着できます

 

なお、AQUOS R6はmicroSDカードを搭載してストレージを拡張できるうえに、FeliCa(おサイフケータイ)に対応しています。一方のOPPO Find X3 ProはSIMフリー版だと、デュアルSIMでeSIMに対応。使いたい機能によって、どちらのモデルを選ぶか変わってくるでしょう。

 

↑AQUOS R6はFeliCaを搭載し、おサイフケータイを利用可能

 

↑OPPO Find X3 ProのSIMフリー版はeSIMに対応し、物理SIMと組み合わせて、DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)で利用可能

 

背面はどちらもカメラを主張するデザインに仕上がっています。AQUOS R6は高性能カメラの存在感をアピールするように、中央上部にカメラを配置。かなり出っ張っていますが、それゆえにレンズに指が当たる心配はなさそうです。

 

OPPO Find X3 Proは4眼カメラのあたりが緩やかに隆起するユニークなデザインになっています。なお、OPPO Find X3 Proにはスマホケースが同梱されていて、これを取り付けるとカメラ部の盛り上がりは目立たなくなります。

 

↑左がAQUOS R6で、右がOPPO Find X3 Pro。カメラ部のデザインが大きく異なります

 

↑OPPO Find X3 Proに同梱のケース。これに収めるとカメラ部の出っ張りが気にならなくなります

 

カラバリはAQUOS R6が「ブラック」と「ホワイト」で、どちらも光沢仕上げ。OPPO Find X3 Proは鏡面仕上げの「グロスブラック」と磨りガラスのような手触りの「ホワイト」から選べます(au版はグロスブラックのみ)。質感としては、AQUOS R6はベーシックな印象で、OPPO Find X3 Proは従来のスマホとは一味違う新しさがあります。個人的には、OPPO Find X3 Proの方が高級感を感じることができました。

 

↑AQUOS R6のカラバリ

 

↑OPPO Find X3 Proのカラバリ

 

【ディスプレイ】明るさはOPPO Find X3 Pro、指紋センサーはAQUOS R6が上

両モデルのディスプレイはどちらも有機ELで、画面サイズはAQUOS R6が約6.6インチ、OPPO Find X3 Proが約6.7インチとほぼ互角。そして、それぞれのブランドにおいて “最高画質” のディスプレイを搭載していることをアピールしています。

 

実際に使い比べた印象は、AQUOS R6よりもOPPO Find X3 Proのほうが明るく鮮やかな色で表示されるように感じました。撮影した写真や動画を見るのに適しているのはOPPO Find X3 Proでしょう。ただ、Webページを見ているときには自動調整をオンにしていると眩しく感じられ、明るさを下げることもありました。

 

↑明るさを最大限にして比較。左がOPPO Find X3 Pro、右がAQUOS R6です。OPPO Find X3 Proのほうが明るく表示されました

 

↑Google フォトにアップしたデジカメ撮影の写真を表示。やはりOPPO Find X3 Proのほうが明るいです

 

スマホのディスプレイの仕様が詳細に公開されることは少ないですが、両モデルはセールスポイントでもあるため、詳しく見ることができます。

 

・AQUOS R6

解像度:2730×1260ドット

色彩階調:10億色

最大輝度:2000nit

コントラスト比:2000万:1

リフレッシュレート:最大240Hz

 

・OPPO Find X3 Pro

解像度:3216×1440ドット

色彩表示:10億色

最大輝度:1300nit(通常時は800nit)

コントラスト比:500万:1(ダイナミックコントラスト比は1200万:1)

リフレッシュレート:最大120Hz

 

解像度はOPPO Find X3 Proに軍配が上がりますが、輝度とコントラスト比はAQUOS R6のほうが高く、コンテンツに適した画質調整に優位性があると考えられます。とはいえ、両モデルともに画質調整機能は充実しているので、どちらも満足できる画質に設定できるはずです。また、どちらも10ビット(約10億7000万色)の色深度表示に対応し、グラデーションも美しく表示できます。

 

リフレッシュレートは、AQUOS R6が最大240Hz、OPPO Find X3 Proが最大120GHzと差があります。ただし、AQUOS R6は、1秒間に120回更新されるフレームの間に黒いフレームを挿入することで最大240Hzを実現した仕様。つまり、実際の240Hzと120Hzほどの大きな差はないと考えたほうがよいでしょう。

 

↑AQUOS R6は自動でコンテンツを認識して、最適なリフレッシュレートが設定される仕組み。高リフレッシュレートで利用したいアプリを手動でオンにすることも可能です

 

↑OPPO Find X3 Proは、リフレッシュレートの最大速度を選択できます

 

また、どちらもディスプレイ内に指紋センサーを搭載。特にAQUOS R6は、米クアルコムが開発した最新の「3D超音波指紋センサー」をいち早く搭載しています。このセンサーの指紋認識エリアは広いため、指を1回当てるだけで登録可能です。さらに、2本の指で同時に認証して、セキュリティを高めることもできます。指紋センサーの性能としてはAQUOS R6の方が高いと言えます。

 

ただ、OPPO Find X3 Proもスピーディーにロックを解除できるため、素早く使えるという点で差はありません。

 

↑AQUOS R6の指紋センサーは認識エリアが広く、登録も認証もスピーディー。2本指の認証によるセキュリティ性の高さも魅力です

 

↑OPPO Find X3 Proも画面内に指紋センサーを搭載。登録の際は、何度も指を当てる必要があります

 

【カメラ】ナチュラルなAQUOS R6、色鮮やかなOPPO Find X3 Pro

両モデルの大きな差分となるのはカメラです。

 

ライカ監修のAQUOS R6のカメラは、スマホとしては最大の1インチ画像センサーを搭載。有効画素数は約2020万画素と、最近のフラッグシップモデルとしては控えめですが、その分、1画素あたりの面積が大きくなります。つまり、光を多く集めやすく、より高精細な写真撮影を可能にした設計と言えます。

 

一方のOPPO Find X3 Proは、広角+超広角+望遠+顕微鏡の4眼構成。一般的にはメインとなる広角カメラの性能を重視して、超広角カメラはスペックを抑えることが多いのですが、OPPO Find X3 Proは、広角・超広角ともに約5000万画素で、どちらもメインと呼べるスペックを備えています。また、望遠は光学2倍で、画質劣化が気にならないハイブリッドズームは5倍まで。さらに、唯一無二の顕微鏡カメラも備えています。

 

構成の違うカメラでどのような差が出るのか、両モデルで撮った写真を比べてみましょう。両モデルともAIによる被写体・シーン認識機能を備えていますが、まずはAIオフで撮影しました。

 

↑AQUOS R6の超広角(0.7×)で撮影

 

↑AQUOS R6の広角(1×)で撮影

 

↑AQUOS R6の2倍ズームで撮影。デジタルズームですが画質の劣化は気になりません

 

↑OPPO Find X3 Proの超広角(0.6×)で撮影

 

↑OPPO Find X3 Proの広角(1×)で撮影

 

↑OPPO Find X3 Proの光学2倍ズームで撮影

 

↑OPPO Find X3 Proのハイブリッド5倍ズームで撮影

 

AQUOS R6は単眼ながら、画角を3段階に切り替えて撮影できるほか、同じ画像サイズで記録できます。撮影写真は明るくナチュラルな色で写るのが印象的です。

 

一方、OPPO Find X3 Proの広角と超広角は、AIをオフにしても、実際に見えるよりも鮮やかな色で写ります。ただ、望遠ではやや色味を抑えた写真になりました。

 

続いて、夜景モードを撮り比べてみました。

 

↑AQUOS R6の「ナイト」モードで撮影

 

↑OPPO Find X3 Proの「夜景」モードで撮影

 

どちらも、「うわっ!」と驚くほどキレイに撮れましたが、色調には差が出ました。AQUOS R6はナチュラルで暖かみのある色合いの写真になり、OPPO Find X3 Proは色彩が強く、ドラマティックな印象です。

 

続いて、料理をAIのオン・オフで撮り比べ。

 

↑AQUOS R6でAIをオフにして撮影

 

↑AQUOS R6でAIをオンにして撮影

 

↑OPPO Find X3 ProでAIをオフにして撮影

 

↑OPPO Find X3 ProでAIをオンにして撮影

 

AQUOS R6は、AIをオンにすると、暖色系が一気に強くなり、かなり鮮やかに見えます。

 

AIオフでも鮮やかに写る傾向があるOPPO Find X3 Proは、AIをオンにすると、グッと明るくなった印象で、“映える” 写真になりました。

 

↑OPPO Find X3 Proには「10ビットカラー」で撮影して、10ビット表示に対応するディスプレイで楽しめるという機能も。ただし、10ビットカラーで撮った画像は、汎用性の高いJPEGではなく、HEIF形式で保存されます

 

さらに、OPPO Find X3 Proに搭載されている顕微鏡カメラにも触れてみましょう。このカメラは30倍または60倍で撮影でき、布や紙、食材など、身近にあるものを撮影すると、肉眼では見えない表情を写せます。使ってみるとシンプルに楽しいです。また、5種類の特殊効果を使って、万華鏡を覗いたかのような模様を写すことも可能。オリジナルのデザイン素材として活用できそうです。

 

↑OPPO Find X3 Proの顕微鏡カメラでは、肉眼では見えない繊維の細部まで写せます

 

↑顕微鏡カメラでの撮影時に特殊効果を使うと、さまざまな模様を作れます

 

続いて動画もチェック。両モデルともに最大で4K(60fps)で撮影可能ですが、初期設定の1080p(30fps)で撮り比べてみたところ、静止画と同様に、AQUOS R6のほうがナチュラルで、OPPO Find X3 Proのほうが明るく鮮やかな色で撮れました。

 

なお、AQUOS R6には、ビデオ撮影時にAIがシャッターチャンスを認識して、自動で静止画も記録される「AIライブシャッター」という機能が搭載。ペットを撮影する際などに便利です。

 

↑AIライブシャッターはフルHDビデオの撮影時に有効。AIが被写体の向きや構図を認識して、自動でフルHD画質の静止画が撮影される仕組みです

 

【処理性能】パフォーマンスが互角だが、誤タッチや発熱でAQUOS R6がやや不利

最後に処理性能やバッテリーの違いを比較してみましょう。

 

性能の決め手となるSoC(チップセット)は、両モデルともに現行機種向けでは最高峰のSnapdragon 888を採用しています。また、メモリーも両モデルともに12GBと、カタログスペックは非常に近いです。

 

実際、どちらもタッチレスポンスは軽快で、アプリの起動・切り替えもスピーディーに行えます。

 

処理速度を比較するアプリ「Geekbench 5」でベンチマークを比べた結果、AQUOS R6のほうが若干高いスコアを記録しました。ただ、体感としての差はありません。

 

↑「Geekbench 5」でAQUOS R6のベンチマークを測定した結果。現行機種でトップクラスのスコアをマークしました

 

↑OPPO Find X3 Proも、AQUOS R6よりも若干低いものの、高スコアを記録

 

ただし、AQUOS R6には、使っていて気になることが2つあります。まず、画面縁に指が当たると誤作動しやすいこと。軽く指先が触れるだけで画面が切り替わったり、画面端に手や指が触れているとそれを認識して、画面のほかの部分をタッチしても反応しないということが起きたりします。レスポンスがいい、と言えばそれまでですが、慣れないのであれば市販のケースを使って解消したほうがいいでしょう。

 

もう一つは、長時間使っていると端末が熱くなること。特に動画撮影時には熱が高くなり、一時的にカメラを起動できなくなることもありました。

 

続いて、バッテリー容量はAQUOS R6が5000mAhであるのに対して、OPPO Find X3 Proは4500mAh。実際の電池持ちを比較するために、フル充電時に「Netflix」の映画を2時間再生してみると、AQUOS R6はバッテリーが約13%減り、OPPO Find X3 Proは約15%減った結果になりました。

 

ただし、通常の使い方ではOPPO Find X3 Proのほうが電池の減りが少なく感じられました。

 

↑AQUOS R6をフル充電してから、2時間の映画を再生。電池残量は87%で、さらに約14時間使用できる見込みが表示されました

 

↑OPPO Find X3 Proで2時間映画を再生した後の電池残量は85%。そこからさらに1日と13時間以上使える見込みが表示されました

 

スマホを使う楽しさはOPPO Find X3 Proが勝る

AQUOS R6とOPPO Find X3 Proは、スペックや価格は近いものの、比べてみると個性は大きく異なるモデルだと感じられました。

 

AQUOS R6は、おサイフケータイやセキュリティ性の高い3D超音波指紋センサーなど、多くの人が求める機能を漏れなく備えて、さらに高級デジカメに匹敵する画質で写真を撮れることが特徴。万人が使えるモデルという印象です。

 

一方のOPPO Find X3 Proは、おサイフケータイが使えなかったり、microSDに非対応だったりと残念な面はあるものの、フラッグシップモデルらしい先進性を体験できることが魅力。スマホ初搭載の顕微鏡カメラ、eSIM対応など、利点はいくつもあります。スマホを使いこなすヘビーユーザーに適していると言えます。

 

両モデルを1か月ほど使った感想としては、どちらも使用感には満足しています。ですが、強いてどちらか1台を選ぶならOPPO Find X3 Proです。AQUOS R6のカメラはナチュラルな色で撮れるのが魅力と伝えてきましたが、それゆえに曇天や薄暗い場所などでは、やや冴えない色味になることもあります。

 

一方、OPPO Find X3 Proは、デフォルトで多くの人に好まれそうなドラマティックな色調で撮影できます。また、発色の良いディスプレイは「Netflix」や「YouTube」を観るのにも適しているうえに、ヘビーに使っても端末がさほど熱くならない点も気に入っています。OPPO Find X3 Proの方が、スマホを使う楽しさで勝っているように感じました。

 

ただし上記の結論は、筆者がスマホのヘビーユーザーである点を含めてもらった方がいいでしょう。また、繰り返しにはなりますが、AQUOS R6は万人に評価されるであろう作り込みが魅力です。これらを考慮したうえで、個性の違う両モデルをしっかり吟味してから選ぶのをおすすめします。

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

価格帯別にオススメをピックアップ!「4Kテレビ」今冬の優良モデル3選

今冬の家電市場では、例年以上に魅力的な新製品が続々と登場している。ここでは、なかでも注目を集める7大ジャンルを取り上げて、価格帯別にトレンドと“買い”のポイントを解説。さらに、各価格帯でプロが認めたイチオシのアイテムも紹介していく。今回取り上げるのは、4Kテレビ。今冬の4Kテレビは、東京五輪に向けて発売された各社の自信作がズラリと揃う。なかでも55V型クラスは価格帯が10万円以下から25万円以上まで幅広く、選択肢が多い。そのなかで特に優れたモデルを識者がセレクトした。

※こちらは「GetNavi」 2021年1月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

★最新4Kテレビ、“買い”のポイント

4Kチューナーを2基内蔵し、4K放送番組の裏録に対応する

多くのネット動画配信サービスで4Kコンテンツを視聴できる

最新HDR方式をサポートし、より高画質な映像を楽しめる

 

私たちが解説します!

AV評論家

藤原陽祐さん

新聞記者、専門誌編集者を経てフリーに転身。わかりやすい解説と核心を突いた評論で本誌をはじめ多媒体で人気を博す。

GetNavi編集長

川内一史

長年オーディオ・ビジュアル記事を担当。テレビ放送だけでなくネット動画の視聴も多く、アプリへの対応も重視する。

 

長期に渡り愛用するなら各社の旗艦モデルが狙い目

例年、テレビの冬モデルはボーナス期に合わせて各社が自信作を投入してくる。コロナ禍とはいえ、今季も4Kテレビ市場は十分に活気づいているようだ。

 

「2020年は、コロナ禍の影響で予定されていた東京五輪が延期に。しかし、各社は大会に照準を合わせて、入門機から上位モデルまで渾身の逸品を準備してきました。そのため、今季は例年以上の豊作と言えます」(藤原)

 

多士済々の4Kテレビだが、ベストの一台を選ぶにはどこに着目すれば良いのだろうか。

 

「かつて“高嶺の花”だった高画質な有機ELテレビの価格がこなれてきました。『松』クラスは各社の旗艦モデルとなるため音質や機能性も最高峰で、長く使えます。ミドルクラス以下の液晶を狙うなら、ネット機能の充実度は重視したい。対応するVODの数はもちろん、音声検索の精度も、ストレスなく使うためには大事です」(川内)

 

【《松》クラス】予算額25万円以上

各社4K有機ELのハイエンドモデルが並ぶ価格帯。いずれも、独自構造のディスプレイや高画質エンジンをだけでなく、高音質なスピーカーシステムなどを搭載し、高品位な“画”と“音”を存分に楽しめる。

 

【No.1】独自の有機ELディスプレイを採用し圧倒的な映像美を実現

パナソニック

ビエラ TH-55HZ2000

実売価格36万4820円

自社設計・組立の「Dynamic ハイコントラスト 有機ELディスプレイ」を搭載したハイエンドモデル。高級オーディオを手掛ける同社のテクニクスチームがチューニングしたテレビ一体型のイネーブルドスピーカーを備え、映画館のような立体音響を再現する。

SPEC ●画面サイズラインナップ:65V/55V型 ●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ/BS/110度CS×3 ●接続端子:HDMI×4、USB×3ほか ●サイズ/質量:W1225×H789×D350mm/約34kg

4Kチューナー 2基
4K VOD 6サービス
HDRフォーマット 4方式(※)
音声最大出力 140W

※:静止画フォーマットを除く

 

↑特別素材の放熱プレートと貼付けシートを独自の構造で組み合わせたディスプレイを搭載。発光性能が高められている

 

↑上向きのイネーブルドスピーカーを採用。立体音響技術「ドルビーアトモス」との組み合わせで、臨場感あふれる音場を体感できる

 

↑底面に吸盤を備えるスタンドを採用。吸着をオンにすると、テレビ台との間が真空状態になり固定され、転倒を防止する

 

↑スイーベル(首振り)機能を搭載。左右それぞれ15度まで回転可能なので、テレビ背面の掃除もスムーズに行える

 

<クロスレビュー!>

映像の総合的な表現力はライバル機を圧倒

「ダイナミックレンジの広さが圧巻で、各部分の情報が浮き上がり、全体の階調描写が豊か。黒のなかのディテール描写が意欲的でハイライトの色付きも絶妙です。総合的な表現力は随一」(藤原)

 

映画館クオリティの迫力サウンドを堪能

「テクニクスが手掛けたオーディオシステムの品質がスゴい。厚みのあるサウンドに加えて、音の出ている位置がはっきりとわかるので臨場感が段違い。まさにシアタークオリティです!」(川内)

 

【No.2】ネイティブ4Kはもちろん地デジ放送も高画質で楽しめる

東芝

レグザ 55X9400

実売価格30万8000円

全録機能「タイムシフトマシン」を搭載した有機EL旗艦モデル。独自開発の高画質エンジンにより、4K映像だけでなく、地デジ放送やネット動画などを美しく描く。最大出力142Wのパワーアンプを採用したオーディオシステムによる迫力の音声も魅力。

SPEC ●画面サイズラインナップ:77V/65V/55V/48V型 ●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ×9、BS/110度CS×3 ●接続端子:HDMI×7ほか ●サイズ/質量:W1234×H738×D279mm/32.5kg

4Kチューナー 2基
4K VOD 5サービス
HDRフォーマット 4方式
音声最大出力 142W

 

↑高放熱インナープレートを挿入した、自社設計のレグザ専用有機ELパネルを搭載。明るく抜けの良い映像を実現した

 

↑番組レコメンドサービス「みるコレ」を採用。AI学習により、ユーザー好みの録画番組や放送予定の番組を勧めてくれる

 

<クロスレビュー!>

4Kアップコンが秀逸でスポーツ中継は大迫力

「地デジやBSの4Kアップコンバートでも、ネイティブ4Kに迫る精細感あふれる映像を描きます。スポーツ中継は全体にフォーカスが合い、輪郭が細く鮮度が高い。実際に観客席にいるようです」(藤原)

 

未知の番組と出会える「みるコレ」機能が魅力

「『みるコレ』はまだ見ぬコンテンツとの出会いがあり、テレビフリークにオススメの機能。『タイムシフトマシン』による全録機能は唯一無二の魅力ですが、地デジ番組のみ対応なのは少々残念」(川内)

 

【No.3】映像とサウンドが一体となった新しい視聴体験を与えてくれる

●写真は65V型

ソニー

ブラビア KJ-55A8H

実売価格26万4000円

パネル自体を振動させて音を出す独自の技術「アコースティック サーフェス オーディオ」を採用。倍速駆動対応の有機ELパネルと高画質プロセッサーにより、あらゆるコンテンツを美しく鮮明な映像で描写する。画と音の一体感を楽しめる一台だ。

SPEC ●画面サイズラインナップ:65V/55V型 ●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ/BS/110度CS×2 ●接続端子:HDMI×4、USB×3ほか ●サイズ/質量:W1227×H733×D326mm/18.6kg

4Kチューナー 2基
4K VOD 6サービス
HDRフォーマット 3方式
音声最大出力 30W

 

↑超解像エンジン「4K X-Reality Pro」を搭載。地デジ放送やネット動画などあらゆるコンテンツを高精細に描き直す

 

↑背面の左右にアクチュエーターとサブウーファーを配置した独自の音響技術を採用。映像と音の一体感を存分に楽しめる

 

<クロスレビュー!>

“化粧”の上手さはソニーならでは

「黒を引き締めて白を伸ばすという、ハイコントラストな画作り。色も細部までしっかりと乗せています。色調の歪みは少なく、ノイズも少なめ。やや“厚化粧”ですが、映える映像です」(藤原)

 

Android TV採用でネット利用が快適

「OSにはAndroid TVを採用し、ネット動画の視聴が快適。Googleアシスタントによるリモコンの音声検索は精度が高く、豊富なコンテンツをストレスなく楽しめるのがうれしいですね」(川内)

 

【《竹》クラス】予算額15万円〜25万円

有機ELのエントリークラスと液晶のハイエンドクラスが入り交じる価格帯。画質なら有機ELに分があるが、充実した機能や装備を求めるなら液晶がオススメだ。

 

【No.1】斜めから見ても高画質で楽しめる

ソニー

ブラビアKJ-55X9500H

実売価格22万円

部分駆動のバックライトを採用した液晶パネルや高画質プロセッサーなどを搭載し、画質をブラッシュアップ。広視野角技術「X-Wide Angle」により、斜めからの視聴でも正面と同レベルの高画質を楽しめる。

SPEC ●画面サイズラインナップ:75V/65V/55V/49V型 ●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ/BS/110度CS×2 ●接続端子:HDMI×4ほか ●サイズ/質量:W1230×H779×D310mm/18.1kg

4Kチューナー 2基
4K VOD 6サービス
HDRフォーマット 3方式
音声最大出力 30W

 

↑処理能力の高い高画質プロセッサー「X1 Ultimate」を搭載。高精細、滑らかな色表現、HDR相当の高コントラストを実現した

 

↑背面上部にツィーター、下部にフルレンジスピーカーを搭載。映像と音の一体感を高め、豊かな臨場感を楽しめる

 

<クロスレビュー!>

視野角が広いことでストレスを感じない

「斜めからの視聴でも、コントラスト感、色調ともに変化は少なく、ストレスを感じません。コントラスト感は多少犠牲になる印象ですが、視野角が広がるメリットのほうが勝ります」(藤原)

 

速い動きのスポーツもストレスなく視聴できる

「倍速駆動と独自のバックライト制御で、動きの速い映像の描写に強い。サッカーやバスケットボールなどの球技も、チラつきの少ない滑らかな画質で楽しめて、ゲームに集中できます」(川内)

 

【No.2】臨場感あふれる画質と音質を実現

パナソニック

ビエラTH-55HX950

実売価格20万6910円

独自の高輝度ディスプレイを搭載し、明るく色鮮やかな映像を描写する液晶最上位モデル。イネーブルドスピーカーの採用とドルビーアトモス対応により、天井に反射した音に包み込まれるような立体音響が楽しめる。

SPEC ●画面サイズラインナップ: 65V/55V型 ●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ/BS/110度CS×3 ●接続端子:HDMI×4、USB×3ほか ●サイズ/質量:W1231×H766×D350mm/約28.5kg

4Kチューナー 2基
4K VOD 6サービス
HDRフォーマット 4方式
音声最大出力 60W

 

<クロスレビュー!>

高コントラスト・高輝度の映像が魅力

「高効率LEDバックライトなどで放熱構造を強化。同時に光学シートの最適化により、高コントラスト化、高輝度化を実現しています」(藤原)

 

使い勝手に配慮された細やかな設計がうれしい

「イネーブルドスピーカーがもたらすサウンドの臨場感はクラス随一。転倒防止スタンドの採用など、ビエラらしい使い勝手の良さも光ります」(川内)

 

【No.3】コンテンツに合わせてAIが画質を最適化

LGエレクトロニクス

OLED 55CXPJA

実売価格20万4240円

どんな映像も4Kレベルに変換するAIプロセッサー搭載の有機ELテレビ。コンテンツに合わせて最適な映像処理がなされ、地デジ放送もネット動画も美しい映像が楽しめる。音質もジャンルに合わせて最適化。

SPEC ●画面サイズラインナップ: 77V/65V/55V/48V型 ●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ/BS/110度CS×3 ●接続端子:HDMI×4、USB×3ほか ●サイズ/質量:W1228×H738×D251mm/23kg

4Kチューナー 2基
4K VOD 4サービス
HDRフォーマット 3方式
音声最大出力 40W

 

<クロスレビュー!>

グラデ−ションも滑らかに描き切る

「有機ELディスプレイでは滑らかなグラデーションの表現が難しいもの。しかし、本機はきめ細かなタッチで階調の推移を緻密に描写します」(藤原)

 

見たいコンテンツに音声ですぐアクセスできる

「高品位な画質の有機ELテレビが約20万円で買えるというだけで魅力的! 音声操作も快適で、見たいコンテンツにすぐアクセスできます」(川内)

 

【《梅》クラス】予算額10万円〜15万円

液晶のスタンダード〜ミドルクラスが連なる価格帯。上位機の高画質・高音質性能は省かれることもあるが、必要十分の機能を備え、大画面4Kデビューにピッタリだ。

 

【No.1】 8K開発で培った高画質技術を応用

シャープ

AQUOS 4T-C55CL1

実売価格14万3000円

新開発の4K高画質エンジンを搭載。高精細で色鮮やか、メリハリのある美しい映像が楽しめる。独自の高効率LEDバックライトシステムを採用。消費電力を抑えながら画面輝度を高め、明るくクリアな映像を実現した。

SPEC ●画面サイズラインナップ:55V/50V/43V/40V型 ●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ/BS/110度CS×3 ●接続端子:HDMI×4ほか ●サイズ/質量:W1240×H806×D290mm/27.0kg

4Kチューナー 2基
4K VOD 5サービス
HDRフォーマット 3方式
音声最大出力 20W

 

↑同社8Kテレビの高画質技術を応用した4K画像処理エンジン「Medalist S1」を搭載。高精細で色鮮やかな映像を表現する

 

↑音声を前方に導く構造と、スピーカーネットをなくした前面開口の機構を採用。抜けの良い高レベルのサウンドが楽しめる

 

<クロスレビュー!>

地デジ放送もネット動画も鮮やかな4K画質で楽しめる

「エントリークラスのモデルにも、同社8K映像技術で培った画質処理エンジンを搭載。地デジ放送もネット動画も高精細な4K解像度で楽しめます。鮮やかな映像が好みの人にオススメの一台」(藤原)

 

ドラマやニュースの声が聞き取りやすい音質

「聞き取りやすいサウンドは、このクラスではトップレベル。特にドラマやニュース番組などのセリフが明瞭です。OSにAndroid TVを採用するため、音声で気軽に操作できるのもうれしい」(川内)

 

【No.2】あらゆるネット動画を最適な画質で表現する

東芝

レグザ55M540X

実売価格13万1390円

「レグザエンジンCloud」を搭載した液晶レグザのミドルクラス。様々なフォーマットが混在するネット動画を自動調整し、高画質に表現する。AIが視聴傾向から番組を勧めてくれる「みるコレ」も便利。

SPEC ●画面サイズラインナップ:75V/65V/55V/50V/43V型 ●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ/BS/110度CS×3 ●接続端子:HDMI×4ほか ●サイズ/質量:W1230×H750×D207mm/15.5kg

4Kチューナー 2基
4K VOD 6サービス
HDRフォーマット 2方式
音声最大出力 20W

 

<クロスレビュー!>

クセのないプレーンな画作りが好印象

「輪郭が細くすっきりとして、抜けの良い描写が特徴。コントラスト感よりも映像の精細感やキレ味を重視したプレーンなタッチの画作りです」(藤原)

 

映像マニアも納得の高画質技術がユニーク

「クラウドとの連携でAIが高画質処理を行う技術はユニーク。アニメなら監督や制作会社などの情報を基に処理されるなどマニアックな仕様です」(川内)

 

【No.3】ネット動画から4K放送まで色鮮やかな映像で楽しめる

ソニー

ブラビア KJ-55X8000H

実売価格14万3000円

高画質プロセッサー「HDR X1」を搭載。地デジ放送やネット動画など、あらゆる映像を高精細で色鮮やかな4K画質で楽しめる。Android TVに対応し、豊富なネット動画をサクサク快適に視聴可能だ。

SPEC ●画面サイズラインナップ:75V/65V/55V/49V/43V型 ●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ/BS/110度CS×2 ●接続端子:HDMI×4ほか ●サイズ/質量:W1243×H782×D340mm/16.8kg

4Kチューナー 2基
4K VOD 6サービス
HDRフォーマット 3方式
音声最大出力 20W

 

<クロスレビュー!>

視野角が広くて明るく家族で楽しめる画質

「視野角が広く明るく抜けの良い映像が特徴。LEDバックライトは部分駆動ではありません。明るいリビングで家族と一緒に楽しめます」(藤原)

 

ドルビーアトモス対応で臨場感のあるサウンド

「立体音響技術『ドルビーアトモス』に対応。2基の内蔵スピーカーは下向き配置ながら、臨場感のあるクリアなサウンドを満喫できます」(川内)

 

【Topic1】有機ELテレビは「48V型」がアツい!

有機ELの高画質を手ごろなサイズで楽しみたい! そんな要望に応えて、各社から“ちょうど良い”48V型モデルがリリースされている。

 

【No.1】

東芝

レグザ 48X8400

実売価格23万1000円

 

【No.2】

シャープ

4T-C48CQ1

実売価格25万3000円

 

【No.3】

ソニー

ブラビア KJ-48A9S

実売価格25万3000円

 

パーソナルなスペースでも高画質で楽しめる

リビングだけでなくパーソナルなスペースでも高画質で楽しみたいという要望が増え、ソニー、シャープ、東芝などが48V型の有機ELテレビをリリースしている。液晶に比べるとまだ高価だが、市場での評判も上々で、今後さらにニーズが高まり、選択肢が増えそうだ。

 

【Topic2】イマドキのレコーダーは用途で選ぶ

外付けHDDへの番組録画が一般化しているが、機能は専用レコーダーに及ばない。ここで最新レコーダー2台の注目ポイントをチェックした!

 

【No.1】

パナソニック

おうちクラウドディーガ4Kチューナー内蔵モデルDMR-4CT401

実売価格14万4810円

 

【No.2】

東芝

タイムシフトマシンハードディスク D-M210

実売価格5万9400円

 

全録派はタイムシフトマシン、4K派はディーガがオススメ

東芝は、BDドライブ非搭載のHDDレコーダーを発売。最大6チャンネルの地デジ/BS/CS放送番組を約1週間ぶん全録できる。パナソニックはBDドライブ搭載で、新4K衛星放送(またはHD放送)3番組を同時録画可能。全録派は前者、4K派は後者がオススメだ。

 

●スペックにある「サイズ/質量」はいずれもスタンド含む数値

冬の新作スマホで“買い”なのは? 価格帯別オススメ3選

今冬の家電市場では、例年以上に魅力的な新製品が続々と登場している。ここでは、なかでも注目を集めるジャンルを取り上げて、価格帯別にトレンドと“買い”のポイントを解説。さらに、各価格帯でプロが認めたイチオシのアイテムも紹介していく。今回取り上げるのは、スマホ。国内では5Gサービスのスタートから半年以上が経過。新型iPhoneの発売を機に、不十分だった5Gエリアの整備の加速も期待されている。今日では、中級機以上のスマホであれば5G対応は当たり前といえる。

※こちらは「GetNavi」 2021年1月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

★最新スマホ、“買い”のポイント

新型iPhoneは全機種が対応! いまや5Gは常識

「とりあえずハイエンド」はNG。コスパ抜群の中級機が狙い目

低価格帯の端末でもカメラはデュアル構成以上が望ましい

 

私たちが解説します!

フリーエディター

有馬真一さん

スマホはSIMフリーモデルを中心にチェックする。5G対応製品が想定していたよりも安かったため5Gへ移行を検討中。

モバイルライター

まきはらとよかずさん

モバイルギア全般を愛するフリーライター。スマホは国内製品だけでなく、海外向け製品の動向も日々追いかけている。

 

端末価格が高まるなか狙い目はミドルクラスに

国内では2020年3月にスタートした5G(第5世代移動通信)サービス。各キャリアがサービスエリアの整備を進めるなか、5Gに対応するスマホも続々と登場している。

 

「10月には“大本命”のiPhone 12シリーズが発表されました。新たに発表された4機種すべてが5G対応モデルとなったこと、そしてiPhone 12が予想よりも手ごろな価格だったことを機に5Gエリア整備が加速すると期待しています」(まきはら)

 

さらに各キャリアの端末展開も5G普及を後押ししていく。

 

「今日では中級機も5G対応が当たり前になり、まだ4Gでいいと考える人でも買い替え時は5Gを検討せざるを得ない状況です。5Gは使い放題プランが主流で、動画配信サービスなどを利用しやすいため、画面サイズの大きなRakuten BIGやバッテリー持ちの良いPixel 5なども人気機種になるでしょう」(有馬)

 

【《松》クラス】予算額10万円以上

各メーカーのフラッグシップ端末が揃う価格帯。5Gへの対応や高いカメラ性能は当たり前で、注目すべきは、その機種ならではの「個性」だ。新型iPhoneでは「Pro」と「Pro MAX」が10万円を超える。

 

【No.1】カメラ性能がさらに向上した5G対応の最上位モデル

Apple

iPhone 12 Pro Max

12万9580円〜

最新のA14 Bionicチップを搭載し、演算能力やカメラ性能が大きく向上した6.7インチモデル。背面カメラと並ぶ形で、照射したレーザーの反射から空間情報を高精度で計測できるLiDARスキャナを搭載。これより、ナイトモード時のポートレート撮影にも対応している。

SPEC ●OS:iOS14 ●カメラ:超広角約1200万画素、広角約1200万画素、望遠約1200万画素 ●サイズ/質量:W78.1×H160.6×D7.4mm/約226g

CPU A14 Bionic
ストレージ 128GB 256GB 512GB
質量 約226g
ディスプレイ 6.7インチ

 

↑MagSafeシステムに新対応。端末背面にマグネットを内蔵し、ケースやカードポケット、ワイヤレス充電器などを吸着できる

 

↑Proシリーズは共通で、落ち着いたトーンのカラバリ4色をラインナップ。最注目は、新色となるパシフィックブルー(写真右)だ

 

↑iPhone 12 Pro Maxの画面サイズは6.7インチ。12 Proは6.1インチで、ひと回り大きい。側面のエッジが立った新デザインも魅力

 

↑ディスプレイのカバーガラスに「セラミックシールド」を新採用。従来の4倍という耐落下性能を確保し、画面が割れにくくなった

 

<クロスレビュー!>

耐久性がアップしておりもしものときも安心

「長期間使うことを考えると、セラミックシールドの採用で、耐久性は従来機から大きく向上した点が魅力。ただ、ディスプレイがゲームで有利な高速駆動に対応しなかったのはやや残念です」(まきはら)

 

リセールバリューが高く次の買い替え時に有利

「光学2.5倍ズームに新対応しており、カメラ機能重視ならオススメ。価格は高めですが、iPhoneはリセールバリューも高いので、次の機種変時の下取りまで考慮すると、この価格も許容できます」(有馬)

 

【No.2】手書き派も納得できる高精度なペン入力がイイ!

Galaxy

Galaxy Note20 Ultra 5G

14万5728円(ドコモ)

手書き入力が可能なSペンを収納できる「Galaxy Note」シリーズの最新作。ディスプレイがリフレッシュレート120Hzの高速駆動をサポートしたことで、書き心地がさらに自然に。パワフルなCPUに大容量のメモリ&バッテリーを備えており、ゲームプレイも快適だ。

SPEC ●OS:Android 10 ●カメラ:超広角約1200万画素、広角約1億800万画素、望遠約1200万画素 ●サイズ/質量:W77.2×H164.8×D8.1mm/208g

CPU Snapdragon 865+
ストレージ 256GB
質量 208g
ディスプレイ 6.9インチ

 

↑背面カメラは1億800万画素の広角を含む3眼仕様。光学5倍ズームが可能なほか、最大50倍の超解像ズーム撮影にも対応する

 

↑イヤホン「Galaxy Buds Live」(実売価格2万2740円)も用意。ANC対応で、人間工学に基づいた装着感の良さが魅力

 

<クロスレビュー!>

処理性能が非常に高く効率重視派も満足

「パワフルな最新のオクタコアCPUを搭載するほか、メモリは12GBと大容量で、バッテリーも4500mAhと十分です。急速充電やワイヤレス充電にも対応し、とにかく高性能!」(まきはら)

 

メモにも動画視聴にもSペンが大活躍!

「スマホとしてはほぼ本機のみが対応する高精度のペン入力が何より魅力。手書きと相性の良い6.9インチの大画面は、動画視聴にも便利です。Sペンを各種リモコンとして使用できるのも◎」(有馬)

 

【No.3】映画もゲームも音楽もOK! エンタメに強い国産スマホ

ソニー

Xperia 5 2

10万9425円(au)

縦横比21:9の6.1インチ有機ELディスプレイを搭載。ディスプレイ上にノッチやパンチホールがなく、動画視聴時は映像に集中できる。リフレッシュレートは120Hzで、タッチ検出レートは240Hzと高速駆動に対応し、ゲームとの親和性も高い。オーディオ端子も装備。

SPEC ●OS:Android 10 ●カメラ:超広角約1220万画素、標準約1220万画素、望遠約1220万画素 ●サイズ/質量:W68×H158×D8.0mm/約163g

CPU Snapdragon 865
ストレージ 128GB
質量 約163g
ディスプレイ 6.1インチ

 

↑一般的な端末より縦長なデザインで、大画面と片手での持ちやすさを両立。2つのアプリを同時に使う画面分割機能との相性も良好だ

 

↑ゲーム中の動作を最適化できる「ゲームエンハンサー」に対応。動作パフォーマンスや通知表示の設定などを細かく変更可能だ

 

<クロスレビュー!>

静止画も動画も美しく撮れる高いカメラ性能

「リアルタイム瞳AFに対応するなど、超広角・標準・望遠で構成される3眼カメラに、デジタル一眼『α』シリーズで培ったノウハウを注入。ツァイスレンズを搭載する点も魅力です」(まきはら)

 

場所を選ばずエンタメを楽しみたいなら有力候補

「ハイレゾヘッドホン装着時に高音質再生できるDSEE機能に対応したほか、内蔵ステレオスピーカーも高音質で、エンタメ用途に最適。スリムで軽い点も魅力で気軽に高音質を持ち運べます」(有馬)

 

【《竹》クラス】予算額5万円〜10万円

価格性能比に優れたミドルクラス機が揃う価格帯。近年、市場全体が盛り上がりを見せており、iPhone 12やGoogle Pixel 5 などの人気製品も含まれる最注目ゾーンだ。

 

【No.1】有機ELを新採用しさらにお買い得になった王道モデル

Apple

iPhone 12

9万4380円〜

A14 Bionicチップを備え、5G通信をサポートしたほか、6.1型ディスプレイが有機ELへと変更されるなど大きく進化した新型iPhone。磁力を用いて安定したワイヤレス充電が可能なMagSafeシステムに対応した点も「Pro」と同様だ。

SPEC ●OS:iOS14 ●カメラ:超広角約1200万画素、広角約1200万画素 ●サイズ/質量:W71.5×H146.7×D7.4mm/約162g

CPU A14 Bionic
ストレージ 64GB 128GB 256GB
質量 約162g
ディスプレイ 6.1インチ

 

↑カメラは前期種同様、超広角と広角の2眼仕様。広角カメラのF値がF1.8からF1.6へ明るくなっている

 

↑「Pro」同様、エッジの立った新デザインに。筐体素材はアルミニウムを使用する。カラバリは全5色だ

 

<クロスレビュー!>

ズーム性能が不要なら格段にハイコスパ

「上位モデルの『Pro』との大きな違いはカメラ性能。iPhone 12は、望遠カメラを搭載しないため、ズーム性能では不利があります。逆に言えば、それ以外はほぼ同等。非常に高コスパな一台です」(まきはら)

 

さらに小さなminiも用意されたのが◎

「これまで不満だったディスプレイが改善されたのは魅力大。大きさとバッテリー容量以外はほぼ差がない5.4インチモデルの『mini』が登場したことで、好みに合わせて選べるのもうれしいです」(有馬)

 

【No.2】使い勝手を最重視したGoogle初の5G端末

●画像提供:Google

Google

Google Pixel 5

7万4800円〜

5Gに対応したGoogleのフラッグシップ端末。超広角と広角で構成される背面カメラは、機械学習を活用しており、シーンを問わずキレイに撮れる。IPX8の防水設計で、おサイフケータイやワイヤレス充電に対応するなど、使い勝手に優れる。

SPEC ●OS:Android 11 ●カメラ:超広角約1220万画素、広角約1600万画素 ●サイズ/質量:W70.4×H144.7×D8mm/151g

CPU Snapdragon 765G
ストレージ 128GB
質量 151g
ディスプレイ 6.0インチ

 

<クロスレビュー!>

3年のアップデートが保証されており長く使える

「Google製だけあって、3年間のOSアップデートが保証される点が魅力。5Gにも対応しており、長く安心して使えます。指紋認証対応なのも便利」(まきはら)

 

丸1日安心して持ち歩ける優れたバッテリー性能がイイ

「消費電力を抑えたミドルレンジ向けCPUを搭載。賢いバッテリー自動調整機能に対応するほか急速充電も利用可能で、高いスタミナが魅力です」(有馬)

 

【No.3】約6.9型ディスプレイにカメラを内蔵した5G対応モデル

楽天モバイル

Rakuten BIG

6万9800円

インカメラと指紋センサーを6.9インチ有機ELディスプレイに内蔵した5G端末。IP68の防塵防水に対応するほか、おサイフケータイも利用可能。背面には、超広角、広角、マクロと深度測定からなる4眼で構成されたカメラを搭載する。

SPEC ●OS:Android 10 ●カメラ:超広角約800万画素、広角約6400万画素、マクロ約200万画素 ●サイズ/質量:約W80×H174×D9mm/約227g

CPU Snapdragon 765G
ストレージ 128GB
質量 約227g
ディスプレイ 約6.9インチ

 

<クロスレビュー!>

安価に入手・運用できる大画面機として注目

「約6.9インチ有機ELを搭載しながらこの安さは破格。5Gプランも使い放題月額3278円と安価で、1年間無料キャンペーン中と、とにかく安い!」(まきはら)

 

SIMカードスロットがないeSIM専用な点には注意

「本機は、スマホ利用に必要な情報を電子的に書き込むeSIM専用設計。ほかの格安SIMに乗り替えようとしたとき選択肢が限られる点に注意を」(有馬)

 

【《梅》クラス】予算額5万円未満

このクラスは、安さを重視したエントリーモデルが中心。5Gに対応したモデルはまだごく一部のみだが、十分に実用的な4Gモデルはある程度の数が出揃っている。

 

【No.1】 AI処理を生かした高画質なカメラを楽しめる廉価機

●画像提供:Google

Google

Google Pixel 4a

4万2900円

Pixelシリーズで最廉価の5.8インチモデル。機械学習を活用して暗所でも明るくキレイに撮れるシングルカメラを備える。おサイフケータイにも対応し、発売から3年間のアップデートが保証される。5G通信や防水には非対応だ。

SPEC ●OS:Android 11 ●カメラ:標準約1220万画素 ●サイズ/質量:W69.4×H144×D8.2mm/143g

CPU Snapdragon 730G
ストレージ 128GB
質量 143 g
ディスプレイ 5.8インチ

 

↑カメラの高画質は上位モデル譲り。夜景モードで撮る写真は明るく低ノイズで、5万円未満の機種としては十分すぎる実力だ

 

↑純正ケースにはリサイクルプラスチックを原料とするファブリック素材を使用。洗濯機で洗うことも可能だ

 

<クロスレビュー!>

いち早く最新のOSにアップデートされる

「低価格モデルですが、Googleの純正端末なので、発売から3年間、OSなどのソフトウェアについてはいち早く最新の内容が提供されます。OSの進化を体感したい人にもオススメです」(まきはら)

 

ディスプレイやカメラなどトレンドを押さえたつくり

「安価ながら5.8インチ有機ELディスプレイを搭載するなど、トレンド機能を押さえたつくりです。ステレオミニ端子を備えており、有線イヤホンを使用できる点も地味にうれしいポイント」(有馬)

 

【No.2】シリーズ出荷台数300万台を突破した人気の4Gモデル

シャープ

AQUOS sence3

3万1680円

5.5インチIGZO液晶ディスプレイを搭載した廉価モデル。4000mAhという大容量バッテリーを装備しており、指紋認証にも対応。お風呂でも使えるIP68の防塵防水設計が採用されたほか、おサイフケータイもサポートするなど、機能が充実。

SPEC ●OS:Android 10 ●カメラ:広角約1200万画素、標準約1200万画素 ●サイズ/質量:W70×H147×D8.9mm/約167g

CPU Snapdragon 630
ストレージ 64GB
質量 約167g
ディスプレイ 5.5インチ

 

<クロスレビュー!>

後継モデルが登場してさらなる値下げに期待も

「5Gに対応した後継モデルなどが先日発表され、間もなく型落ちに。機能的にはさほど古びてはいないのに、さらなる値下がりが期待できます」(まきはら)

 

安価でも必要十分な機能は揃っているのが人気の理由

「低価格で必要十分な機能を備えるというコンセプトを体現した点が人気の理由。2年間のOSバージョンアップ保証されており、まだ現役です」(有馬)

 

【No.3】この価格で5G対応を実現した高コスパモデル

シャオミ

Mi 10 Lite 5G

4万2740円

約6.6インチ有機ELディスプレイを搭載し、5Gにも対応したハイコスパ端末。背面カメラは4眼設計で、夜間撮影から超広角撮影、マクロ撮影、ポートレート撮影と幅広く対応する。家電を操作できる赤外線リモコン機能を備える点も魅力だ。

SPEC ●OS:MIUI 11 ●カメラ:超広角約800万画素、標準約4800万画素、マクロ約200万画素 ●サイズ/質量:W75×H164×D8.7mm/約193g

CPU Snapdragon 765G
ストレージ 128GB
質量 約193g
ディスプレイ 約6.6インチ

 

<クロスレビュー!>

性能的には極上だが国内向け機能はやや不足

「この価格で5Gに対応しただけでなく、端末の処理能力やディスプレイの性能なども優れています。ただ、防水やおサイフケータイは非対応です」(まきはら)

 

世界的メーカーの実力が存分に発揮された買い得機

「世界シェア3位のシャオミとして国内キャリアでは初採用となる端末ですが、その完成度の高さは見事。コスパの高さでは他の追随を許しません」(有馬)

 

【Topic1】高価でも気になる「折りたたみスマホ」のいま!

大画面と持ち運びやすさを兼備したのが折りたたみスマホ。まだまだ高価な存在だが、日本にも特徴の異なる5G対応モデルが上陸している。

 

【No.1】

Galaxy

Galaxy Z Flip 5G

18万5835円

縦向きに折りたためてコンパクトに持ち歩ける5G対応スマホ。開くと約6.7インチのフルHD+ディスプレイが現れ、“普通のスマホ”と同様に扱える。

SPEC ●OS:Android 10 ●カメラ:超広角約1200万画素、広角約1200万画素 ●サイズ/質量:W73.6×H167.3×D7.2mm/約183g

CPU Snapdragon 865+
ストレージ 256GB
質量 約183g
ディスプレイ 約6.7インチ

 

【No.2】

Galaxy

Galaxy Z Fold2 5G

25万9980円

タブレット級に大きい約7.6インチの画面を横向きに折りたためる5G対応スマホ。背面にもディスプレイを備え、折りたたんだ状態でも操作可能だ。

SPEC ●OS:Android 10 ●カメラ:超広角約1200万画素、広角約1200万画素、望遠約1200万画素 ●サイズ/質量:W128×H159×D6.1mm/約282g

CPU  Snapdragon 865+
ストレージ 256GB
質量 約282g
ディスプレイ 約7.6インチ

 

【Topic2】急速充電に対応! USB Type-Cアダプターのすすめ

スマホの充電ケーブルは本格的にUSB Type-Cへ統一されつつある。急速充電が可能なUSB Type-C端子付きアダプターへ切り替えよう。

 

【No.1】

RAVPower

PD対応 90W 2ポートUSB-C×2 急速充電器

4844円

USB Type-Cポートが2口ついたアダプター。USBケーブルも付属する。出力90Wと余裕があるので、スマホだけでなくUSB PD対応のPCなども充電できる。

 

【No.2】

ANKER

PowerPort III 65W Pod

2990円

USB Type-Cポートは1口のみだが、筐体が小さいため、他のコンセントと干渉しにくく、場所をとらないことが最大の利点。PCの充電などにも活用できる。

 

【No.3】

ANKER

PowerPort I PD – 1 PD&4 PowerIQ

3499円

USB Type-Cポート1口に加えて、Type-Aポートも4口ついている。コンセントへの接続はコードを介するタイプのため、ほかの機器とも干渉しにくいのが◎。

AQUOSスマホ新ラインナップ発表! 5Gをもっと身近にする「zero5G basic」「sense5G」に大きな期待

シャープは9月11日、2020年冬〜2021年春に向けた新スマホ4モデルを発表しました。5Gスマホではゲームユーザー重視の「AQUOS zero5G basic」 、低価格な「AQUOS sense5G」を展開。4G LTEスマホでは「AQUOS sense 4」と「AQUOS sense4 plus」を用意します。

 

4機種とも正式な販路や価格は未定ですが、今後、大手携帯キャリアやMVNOが取り扱いを発表する見込みです。

 

ゲーム向きの5Gスマホ「AQUOS zero5G basic」

AQUOS zero5G basicはエンタメに特化したスタイリッシュなスマホです。特にゲームを長時間・快適に遊べるように設計されています。

 

厚みのあるボディデザインはAQUOS zero2よりもAQUOS R5Gに近い形状となり、AQUOS zeroシリーズがこれまでアピールしていた「軽さ」の追求は控えられています。

↑AQUOS zero5G basicでは“ゲーム向けスマホ”のイメージを踏襲。5G対応の一方で「軽さ」は重視されていない

 

↑形状はAQUOS zero2よりもAQUOS R5G(右)に近い

 

↑前モデルより厚みはあるが、3眼カメラへの進化や、microSDやイヤホンジャックの搭載が追加されている

 

AQUOS zeroシリーズはもともと“世界最軽量”をスローガンにしていましたが、今回は5G対応もあり最軽量ではありません。一方でAQUOS zero2で搭載した4倍速駆動の有機ELディスプレイを備えていて、熱を上手に逃がす機構設計も引き継いでいます。

 

AQUOS zero2までのzeroシリーズはシャープにとってAQUOS Rシリーズと並ぶフラッグシップで、最高峰の性能を持つチップセットを搭載していました。一方、今回のAQUOS zero5G basicはチップセットにクアルコムの準ハイエンド「Snapdragon 765 5G」を搭載するなど、“最高峰”の仕様は採用されていません。しかし、3Dゲームで必須のグラフィック性能はしっかり確保しています。

 

ディスプレイは6.4インチと大きめなシャープ製有機ELパネルを採用。zero2と同様に、4倍速駆動が目玉となっています。ゲーム画面を120Hzで表示し、さらにフレーム間に黒画面を挿入して、フレームレート240Hz相当で滑らかな表示が可能。FPSなど俊敏な画面表示が求められるゲームに適しています。

 

プロのeスポーツチーム「Detonation」が実際に使い勝手を確かめており、「レスポンスこそフラッグシップ機にはかなわないが、持続力はすばらしく、ゲーミングPCのようにプレイできた」というコメントを得ています。

↑ゲームを“4倍速”の滑らかな表示でプレイできる

 

10億色のHDR表現(10ビットカラー)も対応。また、ディスプレイ内に指紋認証センサーを備えています。ゲーム向けの機能「ゲームランチャー」では、タッチパネルの操作を一時的に無効にするモードを新搭載。いわゆる「放置ゲーム」が遊びやすくなっています。

 

一方、前世代のAQUOS zero2で「軽さ」のために犠牲になっていた要素も、AQUOS zero5G basicには盛り込まれています。たとえばメインカメラはトリプルカメラ(3眼)になり、 超広角や光学3倍相当のズームが使えるように。また、AQUOSシリーズとしては初めて、ナイトモードに対応し、暗い場所で目で見るより明るく撮れるようになっています。

 

AQUOS zero5G basicは2020年秋〜2021年冬に発売予定。価格は明らかにされていませんが、5G第一弾の「AQUOS R5G」よりはお手頃な価格帯のモデルで、およそ6〜7万円前後となる見込みです。

 

 

 

SPEC ●ディスプレイ:6.4インチフルHD+(2340×1080ドット)有機EL●チップセット:Snapdragon 765 5G 2.3GHz+1.7GHz オクタコア●OS:Android 10●メモリ・ストレージ:8GB RAM/128GB ROMまたは6GB RAM/64GB ROM●microSDカード:対応●メインカメラ:トリプルカメラ(4800万画素+1310万画素 125度広角+800万画素 望遠)
●インカメラ:1630万画素●Wi-Fi:IEEE802.11a/b/g/n/ac●バッテリー:4050mAh●その他機能:顔認証、画面内指紋センサー/防水・防塵/おサイフケータイ●サイズ:約161×75×9.0mm(H×W×D)●重量:約182g●カラー:ブラック、ホワイト、ブルー

 

お手頃価格の5Gスマホ「AQUOS sense5G」

高嶺の花だった5Gスマホですが、購入しやすい価格帯のモデルがぽつりぽつりと出始めています。ベストセラー「AQUOS sense」シリーズからは、AQUOS sense5Gとして初の5G対応モデルが登場します。

↑AQUOS sense5G。AQUOS sense4と共通設計の「お手頃5Gスマホ」だ

 

4G LTEスマホ「AQUOS sense4」と共通のデザインを採用し、価格を抑えつつ5Gに対応しています。ずばり、みんなが使いやすい5Gスマホというコンセプト。尖った性能はありませんが、イマドキのスマホに求められる要素はしっかり抑えています。

 

チップセットはクアルコムが発表したばかりのSnapdragon 690 5Gを搭載。メモリやストレージには高速な新規格を採用しています。これまでのsenseシリーズ同様に、ホームボタンでの指紋認証や、防水や防じん、耐衝撃、おサイフケータイも対応します。

↑メタルボディで耐衝撃性能も備えている

 

新機能では、家に帰るとテザリングを自動で有効にする「テザリングオート」という機能が追加されました。5Gの使い放題プランを生かして、家では固定回線代わりに使う人に便利な機能です。また、ホームボタン長押しでスマホ決済を起動する機能「Payトリガー」も備えています。

 

カメラはトリプルカメラで、光学ステップズームやナイトモードに対応。サイズは前モデルAQUOS sense3からほぼ変わらず、H148mm、W71mmに抑えています。

 

AQUOS sense5Gの発売は2021年春ごろと少し先ですが、AQUOSシリーズでは初めて「Android 11(Android R)」が初期搭載されたスマホとして出荷されます。5Gスマホとしては手頃な4万円前後で販売される見込みです。

 

 

SPEC ●ディスプレイ:5.8インチフルHD+ (2280×1080ドット)IGZO液晶●チップセット:Snapdragon 690 5G 2.0GHz+1.7GHz オクタコア●OS:Android 11●メモリ・ストレージ:4GB RAM/64GB ROM●microSDカード:対応●メインカメラ:トリプルカメラ(1200万画素+1200万画素 121度広角+800万画素 望遠)●インカメラ:800万画素●Wi-Fi:IEEE802.11a/b/g/n/ac●バッテリー:4570mAh●その他機能:顔認証、指紋センサー(ホームボタン)/防水・防塵/おサイフケータイ/サイズ:約148×71×8.9mm(H×W×D)/重量:未定/カラー:ライトカッパー、オリーブシルバー、ブラック

 

お手頃価格の4Gスマホ「AQUOS sense4」

Androidスマホとしては8か月連続で販売数1位を記録し、出荷台数は300万台に迫るAndroid sense3。その正当後継モデルが「Android sense4」です。2020年秋冬モデルとして発売。3万円台前半という前機種に近い価格帯で販売される見込みです。

 

5Gには対応しないものの、AQUOS sense5Gと同じ形状、耐衝撃対応のメタルボディを採用。スマホケースも両機種共通で使えます。チップセットはSnapdragon 720Gを搭載。4250mAhのバッテリーで1週間の電池持ちを謳います。

↑AQUOS sense5Gとsense 4はほぼ同じボディだが、違いが一か所だけある。背面フチのアンテナ用にプラスチックになっている部分がsense5G(左)では左右にまで伸びている

 

 

SPEC●ディスプレイ:5.8インチフルHD+ (2280×1080ドット)IGZO液晶●チップセット:Snapdragon 720G 2.3GHz+1.8GHz オクタコア●OS:Android 10●メモリ・ストレージ:4GB RAM/64GB ROM●microSDカード:対応●メインカメラ:トリプルカメラ(1200万画素+1200万画素 121度広角+800万画素 望遠)●インカメラ:800万画素●Wi-Fi:IEEE802.11a/b/g/n/ac●バッテリー:4570mAh●その他機能:顔認証、指紋センサー(ホームボタン)/防水・防塵/おサイフケータイ●サイズ:約148×71×8.9mm(H×W×D)●重量:約176g●カラー:ライトカッパー、シルバー、ブラック

 

シャオミキラー? 「AQUOS sense4 plus」

AQUOS sense4と同じく4G LTEスマホながら、「AQUOS sense4 plus」は独自の要素を採り入れた一台。特にスペックを重視してスマホを選ぶ人にアピールする要素を詰め込んでおり、シャオミのようなコスパ重視の中国メーカー製スマホに対抗するモデルと位置づけられています。

 

6.7インチ液晶とAQUOSシリーズ最大サイズで、senseシリーズとしては初めて90Hzの高速駆動に対応。SNSアプリなどでの画面送りを滑らかに表示します。チップセットはsense4と共通のSnapdragon 720Gですが、メモリは8GB、ストレージは128GBと多めに搭載。

↑AQUOS sense4 plusはやや毛色の違う存在。縦長の大画面や多眼カメラを備えた「スペックで張り合う」モデルだ

 

↑上下のフチを狭めた縦長画面。横幅は7.8mmとsense4に近く、持ちやすい

 

↑ディスプレイの没入感を高めるため、指紋センサーは背面に搭載している

 

背面カメラはクアッドカメラ(4眼)で、4800万画素の高画素カメラを中心に、超広角、マクロ用、深度計測用カメラを搭載。深度カメラによって、ポートレートモードなどでより深みのあるボケ表現が可能となっています。

 

なお、AQUOSスマホといえばシャープ製のディスプレイでお馴染みですが、このモデルではシャープ製ではない液晶パネルを使用。チューニングによってAQUOSらしい画質を表現しているとのことです。

 

SPEC●ディスプレイ 6.7インチフルHD+ (2400×1080ドット)液晶●チップセット:Snapdragon 720G 2.3GHz+1.8GHz オクタコア●OS:Android 10●メモリ・ストレージ:4GB RAM/64GB ROM●microSDカード :対応●メインカメラ:トリプルカメラ(4800万画素+500万画素 115度広角+200万画素 マクロ+200万画素 深度カメラ)●インカメラ:800万画素●Wi-Fi:IEEE802.11a/b/g/n/ac●バッテリー:4120mAh●その他機能:顔認証、指紋センサー(ホームボタン)/防水・防塵/おサイフケータイ●サイズ:約166×78×8.8mm(H×W×D)●重量:約198g●カラー:パープル、シルバー、ブラック

 

5Gスマホも4Gスマホも“コスパ重視”に

3月には最高峰のスペックを持つ5Gスマホ「AQUOS R5G」を発売したシャープ。5Gスマホではよりお手頃な価格の「AQUOS zero5G basic」と「AQUOS sense5G」でバリエーションの充実を図ります。一方でまだ5Gは不要という人には、AQUOS sense4を用意。よりコスパを重視する人に向けて「AQUOS sense4 plus」で展開します。

 

↑5Gスマホ2モデル、4G LTEスマホ2モデルで低価格帯までカバーする

 

総務省のスマホ値引き制限によって高価格なスマホが売りづらくなっている中で、自分にピッタリな一台を吟味して買うような動きが広がっています。シャープの今回の機種展開は、それに応えるような構成と言えるでしょう。

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSでは表示できません。

4Kテレビ本当の「お買い得度」チェック! 大手の入門モデルが使い勝手抜群だった

12月の4K・8K本放送開始に向け、4Kテレビは低価格帯モデルが充実してきました。そこで今回は、機能が充実した大手メーカーのエントリーモデルを3機種ピックアップ。プロが性能やリモコンの使い勝手などを検証し、本当にお買い得かを見極めます。

※テレビのサイズ/質量はスタンドを含む数値

 

【解説する人】

テクニカルライター 湯浅顕人さん

PC&AVのライター。様々な音楽コンテンツをよく視聴するため、4Kテレビの音質にもこだわっています。

 

大手メーカー製の入門機は高コスパ

4Kテレビは低価格帯モデルのラインナップが充実してきました。ここで取り上げたのは、大手メーカー製の入門機モデル。テクニカルライターの湯浅顕人さんによれば、これらのモデルは高い技術を搭載しているといいます。

 

「大手メーカーのエントリーモデルは上位機に使われる高画質技術を踏襲していることが多く、高コスパです。東芝のレグザ C310Xは、同社のミドルクラス・M510Xと性能がほぼ変わりません」

 

<採点項目チェック>

1.操作性

リモコンの使い勝手を中心にチェック。ボタンの配置やレスポンスのスピードを検証しました。

2.ネット機能

ネットコンテンツの充実度をチェック。検索のしやすさやアクセス時のラグも検証しました。

3.画質

地デジ放送の4Kアップコンバート性能に注目。ワイプ画面などでの微細な描写も評価しました。

4.音質

人の声の聴き取りやすさを中心に検証しました。重低音強化など音声モードの多彩さも評価。

 

【その1】新回路の搭載により鮮やかで自然な色を再現!

パナソニック

ビエラ TH-49FX600

実売価格16万4220円

多くの補正ポイントを持つ色忠実補正回路を搭載し、鮮やかかつ自然に再現。よく見るチャンネルやアプリなどを登録すると、「かんたんホーム」画面からすぐアクセスできます。●サイズ/質量:W1102×H699×D232㎜/約15㎏4Kチューナー:非搭載4K VOD対応数:7地デジ/BS・110度CS:各2HDMI入力端子:3

 

操作性:★×5

リモコン上部左によく使うボタンを配置

「アプリ一覧を表示する『マイアプリ』や、録画&VODコンテンツを一覧できる『アレコレ』など使用頻度の高いボタンを集約し、押しやすい設計。起動のレスポンスも早く、快適でした」

 

ネット機能:★×4.5

ウェブプラウザがプリインストールされてすぐページ閲覧可能

「VODやアプリは購入時から非常に豊富で、さらにマーケットでアプリを追加可能。初めからウェブブラウザが利用でき、ネットをつないですぐにページの閲覧ができるのも便利です」

 

画質::★×5

ワイプ内に映った小さな顔も柔らかくキレイに描写

「地デジの4Kアップコンバートは、自然な色合い。ワイプ内の人の顔では輪郭こそキリッとしていないものの、柔らかく表現されキレイでした。4Kネイティブ映像は、艶やかな鮮やかさです」

 

音質:★×5

内蔵スピーカーとは思えないほどの重厚な音質を実現

「スピーカーを外付けしているかと思うほどの美音で、小音量でも人の声がクリアに聴こえました。映画鑑賞では『低音強調』をオンにすれば、より迫力のあるサウンドが楽しめます」

 

【その2】明るさセンサーを内蔵し部屋の明るさに即マッチ!

シャープ

AQUOS LC-50US5

実売価格15万4630円

新開発エンジンを搭載したことで、従来モデルよりも精細感を高め、臨場感豊かな映像を再現。「明るさセンサー」によりバックライトを自動調整でき、見やすい映像を実現します。●サイズ/質量:W1126×H719×D271㎜/約22.0㎏●4Kチューナー:非搭載●4K VOD対応数:3●地デジ/BS・110度CS:各3●HDMI入力端子:4

 

操作性:★×5

テレビとネットの操作ボタンエリアを視覚的に区分

「リモコンの上半分は『テレビ操作ゾーン』で黒色に、下半分が『ネットコンテンツ操作ゾーン』で白く塗り分けられて見やすいです。音声操作の認識精度は抜群で、自然に話せばOK」

 

ネット機能:★×5

視聴履歴を基にオススメの番組やネットコンテンツを表示

「AIoT技術を生かしたクラウドサービス『COCORO VISION』が秀逸。テレビの前に座るだけで電源が入り、ユーザーの視聴履歴などを基にオススメの番組やネットコンテンツを表示します」

 

画質:★×4

肌の質感を滑らかに仕上げ色合いも自然

「地デジの4Kアップコンは髪の毛や肌の質感が滑らかで、色合いも自然。4Kネイティブに迫るほどの精細な映像を楽しめます。ワイプ内の人の小さい顔も、自然に表現されていました」

 

音質:★×4

定位感があり楽器や人の位置を確かに感じられる

「定位感があり、楽器の位置や話している人の移動を鮮明に感じられます。特に高音に優れ、映画内の金属音などは、大きな音は歪まず、小さな音は埋もれずにしっかりと聞こえました」

 

【その3】ノイズを効果的に除去して地デジ放送もクリアな画質に

東芝

レグザ 49C310X

実売価格10万円

「地デジビューティ」で地デジ放送の映像ノイズを効果的に除去し鮮明な映像に仕上げます。「みるコレ」機能を使えば「SFアニメ」などテーマを登録するだけで一年中自動で録画。●サイズ/質量:W1110×H695×D248㎜/12.0㎏●4Kチューナー:非搭載●4K VOD対応数:6●地デジ/BS・110度CS:各3●HDMI入力端子:4

 

操作性:★×5

録画・再生に使うボタンが集約されて使い勝手良好

「録画予約や録画番組の再生に必要な『番組表』『録画リスト』『十字ボタン+決定ボタン』といったボタンを集約しているため、快適に操作可能。数字ボタンは大きくて押しやすいです」

 

ネット機能:★×5

好きなタレントやジャンルの映像を手軽に探して見られる

「『みるコレ』ではタレントやジャンルで検索すると、テレビ番組とVOD全体から探し出します。加入していないVODのコンテンツからも検索可能。テレビCMも検索対象となるのは秀逸です」

 

画質:★×4

動きの速いシーンでも滑らかに描写し輪郭も際立つ

「残像が少なく、動きの速いシーンでも滑らか。地デジではわずかに輪郭がぼやけますが、ネイティブ4K動画なら問題ありません。色再現も忠実で、鮮やかかつ自然に濃淡を表現できます」

 

音質:★×4

「クリア音声」をオンにすれば人の音声がハッキリ!

「デフォルトでは音がややこもるものの、『クリア音声』をオンにすると、人の声が際立ちます。効果音やBGMとの相性も良く、ニュース番組のほかドラマや映画でも不自然さがありません」

同じアクオスでもこんなに違う! 4Kテレビ全モデル一挙比較【シャープ編】

メーカー各社の薄型テレビをハイエンドからエントリーまで一挙に紹介し、テレビの購入や買い替えをサポートする連載企画。第4回目は、液晶テレビの草分け的ブランドであるシャープAQUOS(アクオス)の8K/4Kモデルを一挙に紹介します。

 

シャープは8Kテレビをいち早く商品化

4K有機ELテレビをフラッグシップに据えているソニーやパナソニックと異なり、シャープは次世代の8K液晶テレビをいち早く商品化してフラッグシップとしています。8Kテレビの解像度は7680×4320ドットで、フルHDの約16倍という驚異の画素数! 2018年12月開始予定の8K実用放送に対応する唯一の民生用テレビとなっています(2018年2月現在)。

 

70型で約100万円という価格は、まだまだ一般消費者の手に届くものではありませんが、イベントで使われる展示ディスプレイや街頭サイネージとして利用が始まっており、実際にNHKなどでは8Kによる試験上映も行われています。4Kの次のスタンダードとして、8K映像を目にする機会も増えていきそうです。

20180226-i06 (1)↑8Kテレビはサイネージなどでの活用が始まっている

 

【8Kモデル】

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アクオス8K X500ライン

サイズ:70型

実売価格:97万2000円

実物が目の前にあるような「臨場感」や「実物感」、物体の奥行や膨らみなどの「立体感」をリアルに感じることができる8K解像度の液晶テレビ。「8Kマスターアップコンバート」機能により、フルHDや4Kコンテンツも高解像度化・高精細化処理を行い、よりリアルに再現します。高輝度映像を忠実に再現するHDR規格にも対応。

 

4Kモニターで8K相当の解像度を実現する「4K NEXT」

8Kテレビと並び、シャープが独自に開発を進めているのが4K解像度のディスプレイで8K相当の画質を実現する「4K NEXT」シリーズ。これは、独自の「4原色技術」と「超解像技術」を融合することで、疑似的に縦横2倍の解像度を得るというもの。4Kディスプレイを使用するので、8Kテレビと比べて比較的安価に8K相当の高解像度を実現することが可能となります。

20180226-i06 (15)

今後のことを考えて8K放送に備えておきたいけど、8Kテレビはまだ高い……という方にオススメ。いまから7~8年後を見据えて購入を検討してもよいでしょう。

 

【4K NEXTモデル】

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アクオス4K NEXT XU30ライン

サイズ:80型

実売価格:151万900円

世界初の「超解像・8Kアップコンバート」回路を搭載し、地デジ放送も8K情報量で映像を再構成。細部まで美しい映像を実現しています。また、「高演色リッチカラーテクノロジー」により自然でなめらかな色を表現。音質面では、ミッドレンジに加え高域を奏でるツィーターと豊かな低音を再現する低振動ウーハー「DuoBass」を組み合わせた2.1ch 3ウェイ6スピーカーシステムにより、臨場感のあるサウンドを実現しています。

 

LC-70XG35

 

アクオス4K NEXT XG35ライン

サイズ:70型

実売価格:41万2500円

XU30ラインと同様、「超解像・8Kアップコンバート」回路や「高演色リッチカラーテクノロジー」などの高画質化技術を搭載。このXG35ラインは、画面両サイドに独立型スピーカー(2.1ch 3ウェイ10スピーカー)を備えた「AROUND SPEAKER SYSTEM」により、広がりのあるサウンドを再生します。

↑↑広がりのある音を実現する「AROUND SPEAKER SYSTEM」

 

テレビが家族の一員になるAI技術「COCORO VISION」

シャープの4Kテレビは豊富なラインナップが特徴。そのなかでも、独自のAI(人工知能)「COCORO VISION」搭載モデルは、よく見る番組や時間帯をどんどん学習し、好きなジャンルの番組やよく見るタレントが出演する作品を音声で知らせてくれるなど、使い続けることで自分好みの提案をしてくれるようになります。

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また、人感センサーを搭載しているので、テレビの前に座るだけで自動でテレビがオンになったり、テレビの方から話しかけてくれたりすることも。まるでテレビが家族の一員になったかのような感覚を体験できます。

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【COCORO VISION搭載モデル】

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アクオス4K UH5ライン

サイズ:60型、55型

実売価格:28万2700円(60型)

人工知能が最適なAIoTサービスを届ける「COCORO VISION」を搭載。「4K-Master アップコンバート」機能やコントラストを高める「メガコントラスト(ダイナミックレンジ拡張)」機能を備えた「AQUOS 4K Smart Engine」により、精細で美しい映像を再生します。広がりのあるサウンドを奏でる「AROUND SPEAKER SYSTEM」も備えています。

 

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アクオス4K US5ライン

サイズ:60型、55型、50型

実売価格:24万1800円(60型)

UH5ラインと同様、AIがユーザーの好みを学習して最適な情報を提供する「COCORO VISION」を搭載。このUS5ラインは、音声を前方に導くリフレクター構造と前面開口構造の「FRONT OPEN SOUND SYSTEM PLUS」により、明瞭で聴き取りやすい音質を実現しています。

20180226-i06 (21)↑音を前方に放射する「FRONT OPEN SOUND SYSTEM PLUS」

 

独自技術を備えた4Kテレビ

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アクオス4K XD35ライン

サイズ:60型

実売価格:23万5400円

XD35は、4Kモデルのフラッグシップに位置づけられている機種。「4K NEXT」モデルと同様に「超解像・8Kアップコンバート」回路を内蔵したテレビエンジン「X8-Master Engine」を搭載。入力された映像を内部で8K情報まで高めて画像処理することで、よりクリアな4K映像を実現します(8Kおよび8K相当表示はされません)。また、独自のUV2A技術による高コントラスト液晶パネルと、エリア毎に輝度調整が可能なLEDバックライトを組合せ、明暗の表現力を高める「メガコントラスト」技術も採用しています。

↑↑自然な輝きを再現する「メガコントラスト」技術を搭載

 

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アクオス4K XD45ライン

サイズ:55型

実売価格:23万3700円

XD45は、広がりのある音が楽しめる「AROUND SPEAKER SYSTEM」や、外光の反射を抑え引き締まった黒を実現する「N-Blackパネル」、コントラストを高める「メガコントラスト」といった高画質・高音質化技術を搭載。テレビエンジン「X8-Master Engine」こそ搭載していないものの、上位モデルであるXD35に迫る美しい映像を楽しめます。

 

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アクオス4K US4ライン

サイズ:70型

実売価格:34万1700円

US4は、4K液晶パネル専用のテレビエンジン「AQUOS 4K-Master Engine PROⅡ」を搭載した大画面モデル。外光の反射を抑え引き締まった黒を再現する「N-Blackパネル」を搭載するほか、エリアごとにLEDバックライトを制御する直下型LEDバックライトの採用により、高コントラストでメリハリのある映像を表現します。

↑↑低反射「N-Blackパネル」を搭載

 

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アクオス4K US45ライン

サイズ:60型、55型、50型、45型

実売価格:16万9800円(60型)

US45は、US4と同様、同社のハイグレードモデルとして位置づけられている機種。「AQUOS 4K-Master Engine PROⅡ」や「N-Blackパネル」などの高画質化技術が惜しみなく投入されています。また、視聴位置に合わせて、画面角度を水平方向にを左右計約30度調節できる便利なスイーベルスタンドを採用。スタンドを動かさなくても、視聴しやすい向きに向けることができます。

 

 

 

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アクオス4K U45ライン

サイズ:60型、55型、50型、40型

実売価格:16万2000円(60型)

低反射4Kパネルを装備したスタンダードモデル。HDR映像に対応するほか、豊かな色彩を再現する広色域技術「リッチカラーテクノロジープロ」(60型のみ)を採用しています。US45と同様、画面の向きを調整できる便利なスイーベル機構を備えています。

 

各モデルの特徴や仕様を比較して、自分の用途に合った1台を選んでみて下さい。