省スペース&高性能なデスクトップPC! 省電力で電気代の節約にもつながる「ASUS S5 SFF(S501SER)」

ASUS JAPANは、設置場所を選ばずコンパクトなデスクトップPC「ASUS S5 SFF(S501SER)」(1製品2モデル)を4月3日に発売しました。

記事のポイント

省スペース設計ながら高性能、かつ新旧様々な規格の周辺機器に対応する製品です。筐体は、米国軍用規格MIL-STD 810H準拠のテストと、ASUS独自の厳しい品質テストをクリアしており、堅牢性も〇。もし故障した場合でも、落下や水没、災害、コンピュータウイルスによる故障まで対応する「ASUSのあんしん保証」サービスも利用可能です。

 

「ASUS S5 SFF(S501SER)」は、最新の第14世代インテル Core i7/i5プロセッサーを搭載。高負荷な作業もスムーズにこなせます。また、高速なPCIe接続のSSDにより、データ転送や保存もストレスなく行えます。さらに、Wi-Fi 6E(802.11ax)対応で、高速ワイヤレス接続も可能。
 
本体幅93mm、奥行き296mmというコンパクトサイズながら、USB3.2(Type-A/Gen2)ポート、HDMI、D-Sub 15ピン、SDカードスロット、シリアルポート (D-Sub 9ピン)など、新旧さまざまな周辺機器に対応します。

 

80 PLUS PLATINUM認証の電源ユニットを搭載し、高い電力変換効率を実現しているとのこと。発熱と電力消費を抑えるので、電気代の節約にもつながります。

 

ASUS JAPAN
ASUS S5 SFF (S501SER)「S501SER-714700016W」
CPU : インテル Core i7 14700
OS : Windows 11 Home 64
メモリ : 32GB
ストレージ : SSD : 512GB
希望小売価格:18万9800円(税込)
 
ASUS S5 SFF (S501SER)「S501SER-514500045W」
CPU : インテル Core i5 14500
OS : Windows 11 Home 64
メモリ : 16GB
ストレージ : SSD : 512GB
希望小売価格:14万4800円(税込)

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eSIM対応でより使い勝手が上がった高性能ゲーミングスマホ「ROG Phone 9シリーズ」

ASUS JAPANは、ゲーミングスマートフォンの最新モデル「ROG Phone 9シリーズ」を発表しました。発売は3月28日です。

記事のポイント

シリーズ初のeSIMに対応。ゲーミングスマホはビジネスニーズもあると言われているため、これはうれしいという人も多いはずです。おサイフケータイにも対応。それでいてスペックやAI機能も充実した、抜かりのない1台となっています。

ROG Phone 9シリーズは、従来の2つの物理SIMに加えてeSIMに対応することで、デュアルSIMデュアルVoLTEの利用が可能なゲーミングスマホ。

 

スペックはSnapdragon 8 Eliteのほか、最大24GBのメモリーと最大1TBのストレージを搭載。また内部冷却システムも前モデルから20%性能が向上し、高いパフォーマンスを発揮します。

 

6.78型のLTPO AMOLEDディスプレイは、最大185Hzのリフレッシュレートに対応。画面占有率94%の狭額縁と相まって、ゲームや動画を高い臨場感で楽しめるといいます。さらに、デュアルスピーカーとDirac Virtuoによる空間オーディオで、高音質も実現しています。

 

オンデバイスAI機能も充実し、会話をリアルタイムで文字起こしする「AI文字起こし機能」や、通話内容をリアルタイムで翻訳する「AI通話翻訳機能」などを、ネットワーク接続なしで使えます。ただし、発表時点ではベータ版となっています。言語は日本語を含む複数に対応しています。

 

シリーズは4モデルをラインナップ。ROG Phone 9(2モデル)、ROG Phone 9 Pro、ROG Phone 9 Pro Editionの3製品を用意し、ROG Phone 9はファントムブラックとストームホワイトの2色展開です。

ASUS JAPAN

ROG Phone 9 15万9800円(税込)

ROG Phone 9 Pro 18万9800円(税込)

ROG Phone 9 Pro Edition 23万9800円(税込)

インテル最新CPU「Core Ultra 200V」搭載の“AI”ノートPCをASUSが発表 Zenbook S新モデルも

ASUS JAPANは9月5日、インテルの最新ノートPC向けCPU「Core Ultra 200V」シリーズを搭載する個人向けノートPC2製品「ASUS Zenbook S 14 UX5406」「ASUS Vivobook S 14 S5406」を発表しました。

↑ASUS Zenbook S 14 UX5406(スカンジナビアンホワイト)

 

記事のポイント

インテルが9月3日に最新ノートPC向けCPU「Core Ultra 200V」(開発コードネーム:Lunar Lake)をお披露目したことで、各社から搭載ノートPCが発表されはじめました。新CPUはAIの推論処理に優れる「NPU」の性能が大幅に向上していますが、AI関連の機能が本格的に利用可能になるのは2024年11月下旬のCopilot+ PC無償アップデート提供以後と見込まれています。現時点では世代更新による内蔵GPU性能の大幅アップといった恩恵が大きい印象です。

 

ASUS Zenbook S 14 UX5406(スマイアグレー)

 

↑天板にはハイテクセラミックハイブリッド素材のセラルミナム加工を施しており、デザイン性だけでなく耐久性にも優れているとのこと

 

「ASUS Zenbook S 14 UX5406」は、「Core Ultra 200V」シリーズを搭載する14インチノートPC。本体は最薄部11mm、重量は約1.2kgと、ハイエンドモデルながら薄型軽量を突き詰めたボディーが特徴です。ASUS独自のAIアプリとして「StoryCube」を搭載し、ローカルAI処理によってユーザーの写真や動画を自動整理したり、ハイライト動画の自動作成といった機能が利用できるとしています。

 

解像度3Kの有機EL HDRディスプレーを採用し、Harman Kardonの6スピーカーシステムを内蔵するなど、エンターテイメント性能に優れた各種仕様も見どころのひとつ。72Whのバッテリーによる長時間駆動に加え、Wi-Fi 7ワイヤレス通信にも対応。筐体は軍用規格のMIL-STD 810Hに準拠したミリタリーグレードの堅牢性を確保しています。

 

2024年9月20日より予約を開始し、2024年10月以降発売予定です。

 

↑「ASUS Vivobook S 14 S5406」

 

「ASUS Vivobook S 14 S5406」は、14インチ有機ELディスプレーを搭載したノートPC。CPUは「Core Ultra 200V」で、本体は最薄部13.9mm、軽さ約1.3kgと、こちらも軽量・コンパクトさがひとつの特徴です。2基のThunderbolt 4ポートを採用するほか、75Whの大容量バッテリー搭載により、最長27時間の長時間駆動が可能としています。また、Zenbook S 14と同様にASUS独自のAIアプリ「StoryCube」を搭載し、ローカルAI処理による様々な機能を利用可能です。

 

2024年9月20日より予約を開始し、2024年11月以降発売予定です。

 

ブランド名(メーカー名):ASUS JAPAN
商品名:ASUS Zenbook S 14 UX5406
市場想定価格:未定

ブランド名(メーカー名):ASUS JAPAN
商品名:ASUS Vivobook S 14 S5406
市場想定価格:未定

ASUSから登場した今年注目のAI PCを改めておさらい

6月上旬に台湾で開催された「COMPUTEX TAIPEI 2024」では多くの新型PCが発表されました。その中でも今年、注目を集めているのが「AI PC」です。これは昨今トレンドとなっているAI機能に特化した性能を搭載しているPCのこと。

↑COMPUTEXでASUSの発表会のワンシーン。多くのCopilot+ PCが発表された

 

たとえば「Copilot+ PC」はマイクロソフトが推進する新世代のAI PCで、AIを活用したさまざまな機能が用意されます。その機能を快適に使うために、PCには認定条件のひとつとして40TOPS以上の処理能力があるNPU(Neural network Processing Unit)の搭載が必須となっています。

 

GPU(Graphics Processing Unit)が映像処理に特化しているように、このNPUはAI処理に特化しているのが特徴。汎用的な演算を実行するCPUではなく、NPUがAIに関する演算を担当することで、より効率的にAIを活用できるというわけです。

 

45TOPSを実現するSnapdragon X Elite搭載Vivobook S 15

では一体どのような製品が登場したのか。ここでは、ASUSのノートPCを一挙に紹介していきます。

 

マイクロソフト製以外のCopilot+ PCとしていち早く登場したのが、CPUに45TOPSを実現するNPUが統合されたSnapdragon X Elite X1E-78-100採用の「Vivobook S 15」です。Windows 11 Home(Arm版)搭載ノートPCで、6月18日に日本市場でも発表されています。

↑ASUS Vivobook S 15 S5507は22万9800円(税込)から

 

ディスプレイには3K(2880×1620ドット)表示の15.6型有機ELを採用。メモリーは16GB/32GB、ストレージには1TB SSDを内蔵しています。

 

最薄部1.47cmのスリムデザインを採用しており、オールメタルながら約1.42kgと軽いのも魅力です。それでいて、バッテリー駆動時間は約18時間と高いスタミナも備えています。

 

キーボードには「Copilotキー」を搭載し、すばやくAI機能を呼び出すことが可能。AI時代を先取りするスタンダードなノートPCです。

 

現時点で最も高い性能なAMDのCPUを搭載したASUS Vivobook S 16/14

同じくVivobookシリーズでは「ASUS Vivobook S 16/14」もラインナップしています。こちらはCOMPUTEX TAIPEI 2024で発表されたAMDの新プロセッサー「AMD Ryzen AI 9 HX 370」を搭載。AMD Ryzen AI 9 HX 370は50TOPSを誇るNPUを統合しており、現段階では最も高性能なCPUです。

 

ASUS Vivobook S 16/14は16型と14型の2サイズを展開しており、16型にはテンキーも搭載されています。32GBメモリーと1TBのSSDを内蔵するなど、サイズ以外の基本的な仕様は共通です。

↑ASUS Vivobook S 16 M5606は21万9800円(税込)で販売中

 

大型ながらモバイルノートPCとして使えそうなASUS Zenbook S16

大型モバイルノートPCの本命とも言えるのが「ASUS Zenbook S16」です。プレミアムモデルらしく、ボディにはセラミックとアルミニウムを組み合わせた「セラルミナム」素材を採用。軽さと堅牢性を担保しつつ、最厚部でも1.1cmのスリムボディを実現しています。本体質量は1.5kg。また、78Whの大容量バッテリーを搭載しており、長時間駆動にも対応できます。

 

デュアルファンで強力にCPUを冷やしながらも、静音性が高いのもポイント。加えて最大2TBのSSDを搭載できます。高性能PCを持ち歩きたいというモバイル派には見逃せないモデルです。

↑ASUS Zenbook S16 UM5606は31万9800円(税込)で販売。Wi-Fi 7に対応するほか、米国軍用規格のMIL規格に準拠する堅牢性も実現している

 

独自のAIソフトを搭載したクリエイター向けのProArt

クリエイター向けの機能を備えるのが「ProArt」シリーズです。ラインナップは3モデルとなっており、16型の「ProArt P16 H7606」と13型で2in1タイプの「ProArt PX13 HN7306」はCPUにAMD Ryzen AI 9 HX 370を採用。さらに両モデルとも、外付けのグラフィックスであるNVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop GPUの搭載モデルを選べます。

 

ディスプレイは16型と13型のタッチ対応3K有機ELを搭載。またタッチパッドの左上に指先でクルクルとなぞりながら回して操作できる「ASUS DialPad」を搭載しており、レタッチソフトやペイントソフトなどをより効率的に操作できます。

 

タブレットタイプの「ProArt PZ13 HT5306」はCPUにSnapdragonを採用しています。

 

また3モデルに共通する機能として、ASUS独自のAIソフトを搭載。そのひとつ「MuzeTree」では、簡単なラフスケッチと単語による指示だけで画像の生成などができます。このほか、写真や動画の整理、シーンの検出などができるAIアプリも用意しています。

↑ASUS ProArt P16 H7606(税込32万9800円)。AIアプリによって、簡単なスケッチを元にひまわりの絵が自動生成できる

 

ゲーミングPC「TUF Gaming」「ROG Zephyrus」もCopilot+ PC対応

さらにCOMPUTEX TAIPEI 2024ではCopilot+ PC対応のゲーミングPCも登場しました。「TUF Gaming A16/A14」はCPUにAMD Ryzen AI 9 HX 370を採用し、GPUとしてNVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop GPUを搭載しています。

 

ゲーミングノートPCながらスリムボディを採用。14型の「TUF Gaming A14」は1.46kgと軽めで、持ち運びもできそうです。派手すぎないデザインなので、ビジネスシーンやカジュアルユースでも使用可能。AI性能だけでなく、GPUも必要、といったニーズにマッチしています。

↑TUF Gaming A16 FA608は9月下旬の発売がアナウンスされている。30万9800円(税込)から

 

よりハイパワーでゲームをプレイしたいユーザーには「ROG Zephyrus G16 GA605」が用意されています。搭載しているCPU、GPUはTUF Gamingと同じですが、冷却機構として「ROGインテリジェントクーリングシステム」を採用。本体背面での吸排気により、本体内部を効率よく冷却することで、ハイパフォーマンスのゲームプレイができます。

↑ROG Zephyrus G16 GA605は30万9800円(税込)からで販売中

 

インテルCPU製品は?

今回開催されたCOMPUTEX TAIPEI 2024では主に、40TOPS以上のAI処理性能を実現したQualcommのSnapdragon X Eliteと、AMDのAMD Ryzen AI 9 HX 370を搭載するPCが、Copilot+ PCとして発表されました。

 

そうなると気になるのがインテルの動向です。インテル製のCPUが40TOPSを超えるのは、コードネーム「Lunar Lake」と呼ばれる、次世代Core Ultraプロセッサーだと言われています。

 

ASUSの発表会場にはこの次世代Core Ultraプロセッサーを搭載したビジネス向けノートPC「ExpertBook P5 P5405」が展示されていました。性能などは未知数ですが、Copilot+ PCに準拠するノートPCとして秋以降の発表が予想されています。

↑Lunar Lakeを搭載したExpertBook P5 P5405。14型ディスプレイを採用する薄型ノートPCだ

 

臨場感あふれるゲーム体験をどうぞ! 有機EL湾曲ゲーミングモニター「ROG Swift OLED PG34WCDM」予約スタート

ASUSは、ゲーミングブランドRepublic of Gamers(ROG)より、リフレッシュレート240Hz、応答速度0.03ms、臨場感あふれるゲーム体験を実現する34インチウルトラワイド (3440×1440)有機EL湾曲ゲーミングモニター「ROG Swift OLED PG34WCDM」を発表。2024年7月24日(水)より予約を開始し、7月26日(金)より販売開始します。

本製品は、240Hzのリフレッシュレートにより臨場感あふれるゲーム体験を実現する34インチウルトラワイド (3440×1440)有機EL湾曲ゲーミングモニター。特製ヒートシンクと先進的なエアフローデザインで、より効率的な冷却効果を実現し、有機ELパネルの焼き付きのリスクを軽減します。また、VESA DisplayHDR 400 True Blackに対応し、99%のDCI-P3色域とDelta E < 2の色差で優れたHDRパフォーマンスを提供します。

 

ASUS

製品名:ROG Swift OLED PG34WCDM
パネルサイズ:33.94型ウルトラワイド
パネル種類:OLED
表面仕様:ノングレア
最大解像度:3440×1440
曲率:800R
本体サイズ(W×H×D)(スタンド含む):78.60cm×44.10cm~55.10cm×29.30cm
質量:8.4Kg

 

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SNS運用でだいぶ活躍しそう! ASUS「Zenfone 11 Ultra」を仕事目線でレビュー

ASUS JAPANが、「Zenfone」シリーズの最新機種にして、ハイエンドモデルである「Zenfone 11 Ultra」を発売しました。コストパフォーマンスに優れるZenFoneシリーズらしく、メモリー16GB/ストレージ512GBで15万9800円(税込)、メモリー12GB/ストレージ256GBだと13万9800円(税込)と、ハイエンドとしてはお買い得なモデルです。

 

筆者は都内を拠点に、企業の運営するSNSの戦略設計や制作・分析を行なっており、フルリモートで働いています。案件の規模感によっては自身で撮影したり、文章やデザインを制作したりしています。

 

今回はそうした業務においてZenfone 11 Ultraはどこまで活躍できるのか、本当にお買い得といえるのか、発売前にASUS JAPANからお借りして試してみました。

 

最もうれしかったのはまさかのツインアプリ機能でした

最新機種の紹介ながら、今回Zenfone 11 Ultraを使う中で、筆者が正直一番うれしかったのはまさかの「ツインアプリ」機能でした。

↑SNSのアプリは複数ログインが可能に!

 

ツインアプリは1台の端末で同じアプリを2つインストールすることができるというもの。SNSの戦略設計や分析を行なうことの多い筆者の仕事柄、Instagramの複数アカウントを使い分けてログインして管理することが多かったのですが、基本的に1アプリ5アカウントまでしかログインができず、それ以上は都度ログイン・ログアウトする必要がありました。最近では多要素認証が必要なことから、時にはクライアントと連絡を取りながらログイン……という面倒さも感じていたところ、ツインアプリでInstagramのアプリを2つ使えるのであれば純粋に2倍の10アカウントまでログインできるわけです。これはとてもありがたい機能でした。

 

すでに数年前から用意されている機能ではありますが、SNS運用の仕事が一般的になりつつあるいまは特に重要で、筆者のように重宝する人は多いはず。もっと広く知られてほしい機能だと感じます。

 

またSNSのほかにもPokémon GOや原神、PUBGなどのゲームアプリもツインアプリの対応となっているので、ひとつの端末で複数のアカウントでゲームを楽しむこともできます。正直この機能だけでも、Zenfoneを選ぶ大きなメリットになりそうです。

 

イイ感じのショート動画をあっという間に作れそうなカメラ

背面には3つのカメラを搭載しており、それぞれ広角・超広角・望遠と役割が異なります。

↑6軸ジンバルモジュール搭載の高画質カメラを搭載

 

広角カメラには6軸ジンバルモジュールを搭載しているおかげで、静止画・動画ともにカメラのフレーミングをする際の挙動がとても滑らかに感じられました。特に動画の撮影では安定感があり、撮影体験を豊かにしてくれます。本機1台でお出かけ、撮影しながら移動途中にアプリで動画編集すれば、あっという間にショートムービーの制作もできてしまいそうです。

↑ナチュラルな発色、多様なシーンで活躍できそうです

 

↑片手の手持ち撮影でもこれだけ滑らかなムービー撮影が可能

 

また望遠カメラでは光学で3倍、デジタルで最大30倍のズームに対応しています。超広角(×0.7)、広角(×1)、望遠(×2~3)、超望遠(×10~30)をそれぞれ比較して見てみましょう。

↑Zenfone 11 Ultraの超広角(0.7倍)では歪み補正は加えられているものの、全体的に超広角撮影時の不自然さは見られず、ナチュラルな写りに感じました

 

またこれまでスマートフォンで写真を撮るときは超広角と通常の画角のみ使うことが多かったのですが、普段のシチュエーションで2倍・3倍のズームをしてみると意外とおもしろく切り取れたりするものです。

↑ビール缶を手持ちで撮影することが多いので、光学ズームは手放せません(2倍ズームで撮影)

 

↑3倍ズームで切り取ると、シンプルな照明も印象的な写りに

 

↑AIが明暗を調整してくれる、鮮やかな写り

 

以前ASUSから発売されているゲーミングスマホの「ROG Phone 7」をレビューしたときに感じられたビビッドすぎるカメラの写りとは、かなり違うように感じられました。また手持ちのiPhone 15よりも、実際に眼で見た色に近い忠実な写りとなっています。

 

光の影になっている部分もノイズを感じることなく写ってくれますし、ROG Phone 7では特に鮮やかな描写をしていた3原色の緑もZenfone 11 Ultraでは自然な写りのように感じられます。

普段あんまりゲームしなくてもゲーミングスマホ「ROG Phone」は意味ある? 使い込んでみた!

 

お借りした当初はロケハン程度ならカメラを持たずにZenfone 11 Ultraだけで行けるかな〜と思っていましたが、これだけ高機能なカメラを搭載していると実制作でも使えそうなレベルだと感じました。撮影後にVSCOなどの編集アプリで色味を調整し、Canvaで装飾を施せば、Zenfone 11 Ultraだけで満足のいくクオリティで制作物ができそうです。

 

心配を減らせる急速充電と大容量バッテリー

スマートフォンやモバイルバッテリーなど、現代の暮らしでは充電するものが多く、時にはスマートフォンの充電を忘れて寝落ちしてしまった……なんて経験のある方も多いのではないでしょうか。Zenfone 11 Ultraは、急いで充電器に繋いだけれど、全然バッテリーが貯まらないまま家を出る時間になってしまった……という不安とはもうお別れです。

 

65Wの急速充電が可能な充電器を使えば、0%から100%までの充電が最速39分で可能。朝の支度をしている時間にサッと充電すれば、もうバッテリーの心配をすることはありません。

 

実際にそんなシチュエーションを再現してみたところ、目覚めたときにはバッテリーが17%、朝の支度を30分で済ませて家を出るまで充電していたら82%まで回復しました。これだけあれば何とか1日は持ちこたえられそう、少なくとも職場に着くまでにバッテリーの切れを心配する必要はまったくなさそうです。

↑30分の充電でバッテリーは65%充電されました

 

バッテリー容量は5500mAhと、筆者の日常的に使っているGoogle Pixel 7(4355mAh)と比較しても約1.3倍の大容量です。仕事の連絡を返したり、SNSやYouTubeで動画を見たりして1日使っても夕方にモバイルバッテリーから充電しなくても良いというのは、心に余裕ができました。外出に持ち出す荷物もひとつ減るので、うれしいポイントです。

 

なお上記に示した充電速度を確かめるべくバッテリーを消費するために、100%の状態からディスプレイの輝度を最大にしてYouTubeを8時間半ほど再生して、ようやく17%まで減少しました。これだけタフに使っても、なおバッテリーライフが残っているというのには驚きです。仕事のみならずプライベートにおいてもSNSに張り付いている人でも安心できるでしょう。

 

リフレッシュレートの高さやイヤホンジャックも満足度を高めてくれる

Zenfone 11 Ultraはハイエンドだけあって、ほかにもグッとくるポイントがいくつかあります。ひとつはリフレッシュレートです。

 

Zenfone 11 Ultraでは120Hzのリフレッシュレートが設定できます。普段使っているiPhone 15は最大60Hz、Pixel 7でも90Hzのため、滑らかな動きの違いに最初は戸惑うほどでした。ブラウジングやXのタイムラインを上下にスワイプしている際のスムーズさはハイエンドスマートフォンを使っているという満足感とともに、一度慣れた状態でiPhone 15に戻ったら物足りないと感じました。

↑リフレッシュレート144Hzはゲームをプレイ中のみ設定が可能

 

もうひとつは、イヤホンジャック。近年発売されるスマートフォンはイヤホンジャックが削減されがちですが、Zenfone 11 UltraにはUSB Type-C端子に加えて3.5mmのイヤホンジャックが搭載されています。スマートフォンからWeb会議などに参加する際の音声安定化も期待ができます。

 

外出先で突然Web会議に入らなければいけないときに限ってBluetoothの接続がうまくいかなかったり・充電が切れていたりで焦った経験をした方も多いのではないでしょうか。便利なワイヤレスイヤホンは増えてきていますが、一周回って信頼できるのは有線イヤホンだと個人的には考えており、日常的にWeb会議をするビジネスパーソンであれば必携だと思っています。

↑今も昔も接続の安定性は有線イヤホンに軍配が上がります

 

先進的なAI機能をバリバリ使うにはもう少し時間がかかるかも

2024年に入ってから発表されたスマートフォンには、生成AIを搭載した機種も多く見られるなかで、本機種でも通信を必要としないオンデバイスAIが搭載されているのは目玉のひとつといえるでしょう。

 

Zenfone 11 UltraにはASUS独自のAIアルゴリズムを使用した、オンデバイスAIによるAI文字起こし機能・AI通話翻訳機能・AI壁紙生成機能・AI画像検索機能・AIノイズキャンセリング機能が発売時点では提供されています。なお利用に際しては別途キットをダウンロードする必要があります。それぞれ2GB近くのデータをダウンロードするので、購入してすぐに使い始めることができない点には注意しましょう。

 

仕事で最も重宝しそうなのは、AI文字起こし機能です(7月3日時点ではベータ版としての提供)。Zenfone 11 Ultraに搭載されているAIを使えば、本体内で文字起こしまで完結できるため、より効率的に作業ができるようになります。

 

クライアントとの打ち合わせ時にこの機能を使えば、終了時には文字起こしデータが仕上がっています。そのデータをもとにChatGPTなどの生成AIに「議事録を作成して」と指示を出せば、サクッと議事録まで作ることができるようになるわけです。これまで人力で時間を掛けて、時には聞き落としてしまう……というヒューマンエラーが起こり得た部分が、テクノロジーの力によって便利に進められるようになりました。

 

ただこのような生成AIを業務に取り入れるには、使いこなす側のスキルが試される部分が多いのも事実です。今後AIの活躍する領域はどんどん広がってくることは間違いないでしょうから、このように小さな部分から少しずつ慣れていくことが大切でしょう。

 

満足の機能性と未来への期待感がある一台

1日の大半を共にするスマートフォンは、小さな点でも妥協したくはないもの。広角から望遠までカバーするカメラ機能にイヤホンジャックの搭載など、プライベートはもちろん仕事で使うことを想定してもパフォーマンスの高い一台だと感じました。

 

Zenfone 11 Ultraで新たに搭載されたオンデバイスAI機能は、日常生活の中での活躍というよりはシーンを限定して機能を発揮してくれそうです。AIがどんどん私たちの暮らしを便利にしてくれるような、未来への期待感が感じられる機能でした。

 

なお、公式通販サイトである ASUS Storeでは「Zenfone 11 Ultraシリーズ発売キャンペーン」を実施中。8月31日(土)16:59までの購入で、3つの購入者特典(別売りケースのプレゼント、アクセサリー同時購入で15%オフ、送料無料)が受けられます。

↑公式サイトから

 

本体に充電器は付属していないので、65Wの急速充電に対応したAC充電器をおトクに同時購入するのもおすすめです。同じくASUSから発売されているROGシリーズのロゴが入っているのも、所持欲を満たしてくれそうです。

 

OS:Android 14(ZenUI)

SoC:Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3(オクタコア)

メモリー容量 :16GB

ストレージ :512GB(UFS 4.0)

ディスプレイ:6.78型 LTPO AMOLEDディスプレイ(1~120Hz、最大144Hz)

解像度:2400×1080ドット(フルHD+)

アウトカメラ:広角(5000万画素)、超広角(1300万画素)、望遠(3200万画素)

インカメラ:3200万画素

バッテリー駆動時間:【Wi-Fi通信時】 約15.9時間/【モバイル通信時】 約13.9時間(5G)、約16.5時間(LTE)

バッテリー容量:5500mAh

サイズ:高さ163.8×幅76.8×奥行き8.9mm

本体質量:約225g

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

 

ユーザーの声に応えて性能強化! ポータブルゲーミングPC「ROG Ally X」が日本でも発売

台湾のPCメーカー・ASUSTeK Computer(以下ASUS)は、台湾本社でポータブルゲーミングPCの新モデル「ROG Ally X」を発表しました。6月4日〜7日まで台北で開催されていたPCパーツ関連の展示会「COMPUTEX TAIPEI 2024」にあわせてのタイミングとなります。

↑新しく登場したポータブルゲーミングPCのROG Ally X。既存モデルの上位機となります

 

ポータブルゲーミングPCは、小型ディスプレイとゲームパッドを搭載した、Nintendo Switchのような形状のゲーミングPCです。周辺機器を活用して拡張することで通常のPCとしても使用でき、もちろん持ち運んでゲームも楽しめます。ASUSが2023年に発売した「ROG Ally」は、多くのポータブルゲーミングPCの中でも、最も売れた製品だといいます。

↑台湾本社での発表会の様子。世界中の報道陣の前で発表されました

 

ユーザーの声に答えてパワーアップ

今回発表されたROG Ally Xは世界中のユーザーの声に応えて、大きく強化したモデルです。フルHDの7.0型ディスプレイやCPUに「AMD Ryzen Z1 Extreme」を搭載する点は共通ですが、使い勝手の面で進化しています。

 

最も大きいのが、内蔵バッテリーが40Whから80Whに倍増したこと。従来モデルで負荷の高いゲームをプレイすると、バッテリーが1~2時間しか持たないこともあり、なかには本体を改造してバッテリーを追加していたユーザーもいたそうです。今回、バッテリー駆動時間が大きく伸びたことで、より使い勝手がアップしています。

↑従来モデルではバッテリー駆動時間が短いのが不満のひとつでした。写真は発表会で紹介された、本体の背面を削って大容量バッテリーを取り付けたヘビーユーザー

 

さらに、内蔵のSSDも512GBから1TBへ倍増。メモリーも速度がアップしたうえで、16GBから24GBへと増強されているのです。

 

個人的に最も良いアップデートだと感じたのが、 USB Type-C ポートが2基になったこと(USB3.2 Gen2とUSB4.0)。これにより、外部ディスプレイに出力しながら本体を充電する、キーボードや外付けストレージを接続するといった使い方ができるようになりました。

↑ROG Ally Xのハイライト。 性能面での向上はもちろん、エルゴノミックデザインを採用するなど、使い勝手の向上も大きいです

 

このほか背面キーのデザインが変更され、よりゲームプレイを邪魔しないようなレイアウトに変更されています。本体サイズは約幅280×高さ111×奥行き36.9mmで、質量は約678gとわずかに大きく、重くなっていますが性能の進化を考えると問題のないレベルです。

↑展示会会場のROGブースに並んでいたROG Ally X。多くの来場者が手に取っていました

 

ASUSでアジア太平洋地域を統括するピーター・チャン氏によると「昨年発売されたROG Allyは北米市場に続いて、日本市場が2番目に売れた」とのこと。そして世界市場では支配的なポジションを確立しており、今回ユーザーからの声を反映し、使い勝手がアップしたROG Ally Xを発売することになったそうです。「ポータブルゲーミングPC市場には今後さらに期待し、投資をしていく」と語りました。

↑ASUS システム部門 アジア太平洋地域ジェネラルマネージャーのピーター・チャン氏

 

ROG Ally Xはグローバル市場では799ドルで7月に発売予定。日本市場は夏以降に発売予定です。

 

重量級のゲーミングキーボードやマウス、Wi-FiルーターもROGブランドで登場

このほかイベントでは、ROGブランドの周辺機器も登場しました。たとえば重厚感のあるアルミやカーボン素材などを幾層にも重ね合わせたゲーミングキーボード「ROG Azoth Extreme」。右上にタッチ操作に対応した有機ELディスプレイを搭載し、さまざまな情報を表示できます。

↑高耐久性とカスタム性が魅力のゲーミングキーボード「ROG Azoth Extreme」が登場。安定感のある重さと、高級感、そして高いゲーミング性能を誇ります

 

また、本体背面のスイッチでキーの打鍵感をソフトとハードで切り替えることが可能。物理的にキーボード内部でキーの固定が変わるため、打鍵感も大きく変わるのがおもしろいです。

↑7層でできたROG Azoth Extreme。アルミ製のトップカバーからカーボンファイバーのプレート、シリコンパッドなどが重ねられて構成されています

 

重量感のあるキーボードに対して、ゲーミングマウス「ROG Harpe Ace Extreme」は カーボンファイバーで構成されており、わずか47gという軽さを実現しています。

 

これらキーボードとマウスの発売は未定です。

↑モックアップかと思わせるほどに軽いカーボンファイバー製のマウス。最大42000dpiの光学センサーを搭載します

 

また、Wi-Fi 7に対応した新型のゲーミングルーターも登場。6GHz帯では最高11Gbpsを超える通信速度に対応します。すでにASUSはWi-Fi 7対応ゲーミングルーター「ROG Rapture GT-BE98」を日本国内でも販売しており、さらなるラインナップ拡充となりそうです。

↑新型のWi-Fi 7ゲーミングルーター「ROG Rapture GT-BE19000」も発表。日本市場でも発売される「GT-BE98」よりは安く購入できそうです

 

ゲーミングPC市場において、ROGブランドの存在感は非常に大きくなっています。ゲーミングデスクトップやゲーミングノートに加えて今後、ポータブルゲーミングでもASUSが市場を引っ張っていくことになりそうです。

 

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おサイフケータイにも対応、さらに高性能化したASUS新スマホ「ROG Phone 8シリーズ」

ASUS JAPANは5月15日、ゲーミングスマホの最新モデル「ROG Phone 8シリーズ」を発表しました。ラインアップは「ROG Phone 8 Pro Edition」「ROG Phone 8 Pro」「ROG Phone 8」の3製品で、それぞれ希望小売価格(税込)は以下のとおりです。

 

ROG Phone 8 Pro Edition 21万9800円

ROG Phone 8 Pro 17万9800円

ROG Phone 8 15万9800円

↑ROG Phone 8

 

なお、ROG Phone 8 Pro Editionは数量限定での販売となります。

 

ROG Phone 8シリーズはゲーミングスマホらしい、高性能なスペックを採用したスマホです。SoCはQualcomm Snapdragon 8 Gen 3を、メモリーは最大で24GBを、ストレージは最大で1TBを搭載しています。また今回はシリーズとして初めておサイフケータイとQi規格によるワイヤレス充電に対応しています。

↑最高クラスのスペックを備えるROG Phone 8シリーズ

 

↑おサイフケータイ対応で電子マネーで決済が可能に

 

バッテリーは5500mAhと大容量。また有線だと65Wの急速充電に対応し、Qi規格によるワイヤレス充電では最大15Wで充電が可能です。これまでのシリーズ同様、充電の端子は本体下部と本体側面にUSB Type-Cを備え、ゲームプレイ中でも充電できるよう配慮されています。

 

ディスプレイは約6.78型で、有機ELを採用。また解像度は2400×1080ドット、リフレッシュレートは最大165Hzを実現しています。加えて、リフレッシュレートは1~120Hzの可変式を採用しており、自動で最適化されるために消費電力の削減が期待できます。

 

音質面ではデュアルスピーカーを搭載し、ステレオサウンドを実現しています。空間オーディオ技術の「Dirac Virtuo」やハイレゾにも対応。さらに、コーデックにaptX AdaptiveおよびaptX Losslessにも対応しているため、有線・無線を問わず高音質を楽しめます。

 

ゲーミングならではの機能としては、統合管理アプリ「Armoury Crate」を搭載。ゲームをバックグラウンドで実行したり、ゲーム内のテキストデータをキャプチャーしたりといった操作が可能です。

 

冷却性能もこれまで同様に力をいれており、「GameCool 8 冷却システム」を搭載しています。SoCを全方位から冷却する「360° SoC Cooling System Gen 2」によって熱効率が前モデルから22%向上。また別売りの外付けクーラーユニット「AeroActive Cooler X」を装着すればより冷却できます。

↑ROG Phone 8 Pro Edition。通常別売りの外付けクーラーユニット「AeroActive Cooler X」が付属します

 

ROG Phone 8 Pro EditionとROG Phone 8 Proにおいては、本体背面に「AniMe Vision」を搭載。カスタマイズできる341個のミニLEDで天気や時計、バッテリー残量などを表示できます。さらに、文字やアイコンなどのアニメーションも作れるとのこと。

↑ROG Phone 8 Pro。「ROG」と表示されているのがAniMe Visionによるもの

 

最近ではゲーミングスマホをビジネス用として、容量の大きいファイルを開いて外出先で閲覧するなどの使い方をするユーザーもいるそうです。ROG Phone 8シリーズはおサイフケータイに対応で、今後そうした用途で広まる可能性がありそうです。もちろんゲームユーザーにとってもいい選択肢になるでしょう。

ROG Phone 8 Pro Edition ROG Phone 8 Pro ROG Phone 8
プロセッサー Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3
メモリー 24GB 16GB
ストレージ 1TB 512GB 256GB
ディスプレイ 約6.78型有機ELディスプレイ/2400×1080ドット/最大165Hz(1~120Hzの可変リフレッシュレート対応)
アウトカメラ 広角(5000万画素)、超広角(1300万画素)、望遠(3200万画素)
インカメラ 3200万画素
インターフェイス USB 2.0(Type-C)、USB 3.1(Type-C)、nanoSIMスロット×2、マイク/ヘッドホンジャック
バッテリー容量 5500mAh
本体サイズ 高さ163.8×幅76.8×奥行き8.9mm
重さ 約225g
OS Android 14(ROG UI)
カラー ファントムブラック ファントムブラック、レベルグレー

 

普段あんまりゲームしなくてもゲーミングスマホ「ROG Phone」は意味ある? 使い込んでみた!

スマートフォン市場は昨今、カメラ・バッテリー性能ともに革新的な進化が感じられにくくなってきており、特定の機能に特化したスマホも発売されています。

 

写真を楽しみたいユーザー向けのカメラメーカー発スマホや、ゲームに特化して作られたゲーミングスマホ、折りたたみ式スマホなどが挙げられます。

 

なかでも“ゲーミングスマホ”と聞くと、ゲームをどっぷり楽しんでいる人に向けてのみ作られているんじゃないの? と思われがち。そこで、日常的にそこまでゲームをプレイしないライトユーザーが使ってもメインスマホになり得るのか? という視点でASUSの「ROG Phone 7」をレビューしていきます。

 

ちなみに機種名になっているROGとは”Republic of Gamers”というブランド名の略称で、日常を超えた素晴らしい体験を世界中のゲーマーや愛好家に提供することを目的としてさまざまな製品を開発・販売しているそうです。

 

ケースを着けたくないくらい、所持欲を満たしてくれるデザイン

ROG Phone 7はストームホワイト、ファントムブラックの2カラー展開です。今回はストームホワイトの実機をメーカーさんからお借りしました。

↑239gの本体重量は片手で持つには少し重さも感じられる

 

さっそく不器用な持ち方になっていますが、これはROG Phone 7の重さゆえのもの。カタログ値で239gある本体重量は、筆者が普段使っているiPhone 15よりも約70g重くなっています。片手で長時間使い続けるのは、若干不安を感じます。

 

本体背面は斜めに切り込みが入ったようなデザインで、左側はサラサラとしたマット地、右側は透明感のあるクリアな仕上げとなっています。機種名はホワイトと称されていますが、アッシュグレーに近い印象を受けます。

 

中央にはROGのロゴが大きく入っており、もしや七色に光ったりするのか!? と思ったのですが、さすがにそのようなギミックはありませんでした。

 

iPhoneやGoogle Pixelはそのシンプルなデザインゆえにさまざまなケースを装着して楽しむ人もいますが、ROG Phone 7は背面デザインの良さから、むしろケースは不要で使いたいと思いました。

 

ちなみに、本体左下には薄い文字で「25°07’29.3″N 121°28’17.3″E」と北緯東経の座標が書かれており、何かを表しているのかと思い調べてみると……。

 

台湾に位置するASUS本社の座標でした。ほかのROGシリーズの本体外箱などにも記載があるようで、遊び心のあるデザインが光ります。

 

本体サウンドはもはやスマホとは別物

使い始めて最初に驚いたのは音質。これまでに使ってきたスマホとはまったく異なる体験でした。12×16mmのスピーカーが2機搭載されている本体から鳴るサウンドは、スマホを超えて小型のステレオのような響きが感じられます。一度ROG Phone 7のスピーカーサウンドを聞いてしまうと、これまで満足していたiPhoneやPixelのサウンドが随分と薄く感じられてしまうほど。

ASUS公式サイトから

 

ゲームを楽しむユーザーのために音質を高めたはずですが、たとえゲームをプレイしなくとも、Netflixでドラマや映画を見る際にも本体のサウンドで十二分に満足できるものでした。

 

もちろんバスや電車の移動中、職場での休憩中などはイヤホンをして操作する人も多いことでしょう。そういったユーザーへ向けても、Bluetooth接続時に映画館のような空間オーディオを楽しむことができる「Dirac Virtuo」技術が搭載されており、高音質を堪能することができます。

 

画面の大きさは正義だと改めて知った

せっかくなのでゲームも試してみました。もともと戦闘系のゲームがあまり得意ではないということもあり、友人の教えに沿って「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」をプレイしてみました。

↑友人のすすめでプロセカを始めてみた

 

本体サイズが173mm×77mmでディスプレイが約6.78型と、iPhone 15と比べて少し横長のサイズなこともあり最初は慣れず、プレイ中に目線が追いつかないこともありました。しかし一旦このサイズ感に慣れてしまうとiPhoneに戻ったときに小さく感じてしまうほどで、画面の広さはプレイのしやすさに繋がるものだと改めて実感しました。

 

もちろん画面の大きさはゲームだけでなく、そのほかの映像系サービスでも恩恵を受けられます。YouTubeやNetflixなどを視聴する際は、画面が大きく見やすいことに加えて、先にも触れたとおり音の厚みが一層感じられました。スマホとしては迫力のある映像を楽しめます。ただし本体の重さから長時間手に持って視聴するのは負担がかかるため、適宜置きながらの使い方が良さそうです。

↑画面斜め上からスワイプすると、コントロールパネルが出現

 

ゲーム中でもプレイ環境を快適に整えるためのコントロールパネルも用意されています。最大165Hzまでのリフレッシュレートの設定やプレイ中に通知が来ないような設定に加え、ここから画面録画の開始もできるのでプレイ動画の撮影もお手軽です。

 

なお上記の写真は、充電ケーブルを繋ぎながらのもの。横画面でのゲームプレイが前提とされていることもあり、一般的な本体底面に加えて側面中央にもUSB Type-Cの充電ポートがあるため、プレイしながらの充電もストレスレスです。このあたりはゲーミングスマホならではの配慮が感じられます。

ASUS公式サイトから

 

またROG Phoneシリーズの特徴とも言える「Air Trigger」ですが、今回試用中にプレイしたゲームではあまり活用のタイミングが登場しませんでした。どちらかといえば筆者の苦手とする戦闘系ゲームなどで活用することが多いようで、楽しみ方によってはハマりそうです。

 

日常使いの多いカメラ性能はビビッドな写りが多い

一般的なスマホユーザーのなかでも使用する頻度が高いカメラ機能はどうでしょうか。総括として彩度が高めに写るなどのクセはあるものの、総じて満足度の高い写りをしてくれました。個人的にはiPhoneを使い始める前に使っていた、AQUOS Phoneの写りを思い出します。

↑2月はじめの沖縄の空は高く海は青い

 

↑少し暗い居酒屋の店内でもビビッドな写り

 

海や空などの青色や暖色の店内などの赤色をはじめとして、RGB(赤・青・緑)系の原色は、発色が鮮やかになる傾向がみられます。

 

ここからは同じ条件下で撮影したROG Phone 7とiPhone 15の違いをみてみましょう。

↑飲食店内での撮影

 

暖色照明下では赤みが強く出がちなROG Phone 7ですが、少し白っぽさが感じられる写りとなりました。

 

↑港での撮影

 

iPhoneでの撮影は全体的に落ち着いたトーンで写ったのに対して、 ROG Phone 7は強くビビッドな写りになりました。iPhoneの純正カメラのフィルター”ビビッド”を当てたときに近しいです。

↑カフェ暗所での撮影

 

暗所での撮影はiPhone 15は自動的にHDR撮影となり、暗く映る部分を持ち上げた仕上がりとなるのに対し、ROG Phone 7はピントが定まりづらいのと、ところどころにノイズが見られます。どのスマホにも弱み・強みはあるものなので、暗所での撮影がそこまで多くない、または気にならないという方であれば問題なく使えるレベルかとは思います。

 

Felica非対応なのは痛いかも……

ROG Phone 7をメインスマホとして生活することを考えた際に、致命傷ともいえるのがFelicaの非対応。

 

世界的な半導体不足によってSuicaやPASMOの新規発行が停止しているという社会情勢もあり、モバイルSuicaやモバイルPASMOを利用するユーザーは増加していることから、スマホでSuicaなどを使いたいニーズは高まっています。またキャッシュレス決済の手段でもあるQUICPayや楽天Edyなども利用できないため、不便に思うユーザーも多くいるのではないかと感じられました。

 

またサイズ感も、購入前に確認したいポイントです。一般的な男性よりもいくらか手が小さい筆者ですが、常時片手で操作するには少し大きすぎると感じました。特に画面左側に表示される項目などは、両手で持って操作することが多くありました。

 

iPhoneやPixelとは違う、触っていて楽しいスマホ

普段のスマホの用途といえば、写真や動画を撮ることとSNSを見ること、それに加えて仕事の連絡などでしか使わない筆者ですが、ゲーミングスマホを手にするとゲームをするためにスマホを触る時間が増えることに。これまでに使ってきたiPhoneやPixelシリーズとはまったく毛色の異なる作りをしていることもあり、とにかく触っていて楽しいと感じられる一台でした。

 

もう一声と言いたくなるポイントもありますが、満足できるカメラ性能や、高音質でエンタメをほかのスマホ以上に楽しめることなどから、メインスマホとしても十分活躍してくれることでしょう。

 

この春、新生活を迎える中でスマホを買い替えたいと思っている方や、普段からスマホでゲームを楽しむ機会が多い方に、ROGのスマホも候補に入れてみてはいかがでしょうか。

 

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シリーズで最も薄く軽いゲーミングノートPC。ASUSの「ROG Zephyrus」から新モデル

ASUS JAPANは3月6日、ゲーミングブランド「ROG」の「ROG Zephyrus」シリーズから「ROG Zephyrus G16 GU605」シリーズと、「ROG Zephyrus G14 GA403」シリーズを発表。順次販売を開始します。

 

希望小売価格(税込)は下記のとおりです。

 

■ROG Zephyrus G16 GU605

GU605MZ-U9R4080W/44万9800円

GU605MI-U9R4070W/39万9800円

GU605MI-U9R4070G/43万9800円

GU605MV-U7R4060GS/26万9800円

 

■ROG Zephyrus G14 GA403

GA403UI-R9R4070W/34万9800円

GA403UI-R9R4070G/38万4800円

GA403UV-R7R4060W/32万9800円

 

ROG Zephyrusは、ROGシリーズの中では薄型軽量とハイパフォーマンスを実現させたモデルです。今回登場した新モデルは新しいデザインを採用し、シリーズ史上で最も薄く軽い製品。両モデルともに、ボディ素材はアルミニウム合金の一枚板から削り出しており、強度や放熱性を保ちながら薄型軽量に仕上げています。

 

ROG Zephyrus G16 GU605の上位モデル「GU605MZ-U9R4080W」の本体サイズは、幅354.95×奥行き246.95×高さ14.95~17.43mm、重さは約1.95kg。また、ディスプレイサイズは16型となっており、ディスプレイは有機EL、解像度は2560×1600ドット、リフレッシュレートは240Hzに対応しています。

 

GU605MZ-U9R4080Wのスペックは、インテル Core Ultra 9 プロセッサー 185H、32GBメモリー、1TB SSD(NVMe接続)、NVIDIA GeForce RTX 4080 Laptop GPU。AAAタイトルのゲームプレイや動画編集で高いパフォーマンスを発揮するとしています。

 

冷却性能も高めており、Thermal Grizzly製の液体金属をCPUに使用しているため、従来のサーマルペーストを使用したCPUと比較して13度低い温度を実現したとのこと。さらに、GU605MZ-U9R4080Wでは、筐体内の熱を効率的に吸収するベイパーチャンバーを搭載。加えて底面部分に吸気口と排気口も備え、効果的に冷却するといいます。

 

ROG Zephyrus G14 GA403も同様に薄型軽量のボディを実現。本体サイズはすべて幅311×奥行き220×高さ15.9~16.3mmで、重さは約1.5kg。ディスプレイサイズは14型となっています。

 

ディスプレイには有機ELを採用。また、解像度は2880×1800ドットで、リフレッシュレートは120Hzに対応しています。

 

上位モデル「GA403UI-R9R4070W」のスペックは、AMD Ryzen 9 8945HS、32GBメモリー、1TB SSD(NVMe接続)、NVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop GPU。こちらも、AAAタイトルのゲームプレイや動画編集で高いパフォーマンスを発揮するとのこと。

 

冷却については、熱伝導率が高い液体金属グリスをCPUに塗布しているうえに、3本のヒートパイプによってCPUとGPUの熱を放熱。さらに、底面部分に吸気口と排気口も備えています。

シリーズで最も薄く軽いゲーミングノートPC。ASUSの「ROG Zephyrus」から新モデル

ASUS JAPANは3月6日、ゲーミングブランド「ROG」の「ROG Zephyrus」シリーズから「ROG Zephyrus G16 GU605」シリーズと、「ROG Zephyrus G14 GA403」シリーズを発表。順次販売を開始します。

 

希望小売価格(税込)は下記のとおりです。

 

■ROG Zephyrus G16 GU605

GU605MZ-U9R4080W/44万9800円

GU605MI-U9R4070W/39万9800円

GU605MI-U9R4070G/43万9800円

GU605MV-U7R4060GS/26万9800円

 

■ROG Zephyrus G14 GA403

GA403UI-R9R4070W/34万9800円

GA403UI-R9R4070G/38万4800円

GA403UV-R7R4060W/32万9800円

 

ROG Zephyrusは、ROGシリーズの中では薄型軽量とハイパフォーマンスを実現させたモデルです。今回登場した新モデルは新しいデザインを採用し、シリーズ史上で最も薄く軽い製品。両モデルともに、ボディ素材はアルミニウム合金の一枚板から削り出しており、強度や放熱性を保ちながら薄型軽量に仕上げています。

 

ROG Zephyrus G16 GU605の上位モデル「GU605MZ-U9R4080W」の本体サイズは、幅354.95×奥行き246.95×高さ14.95~17.43mm、重さは約1.95kg。また、ディスプレイサイズは16型となっており、ディスプレイは有機EL、解像度は2560×1600ドット、リフレッシュレートは240Hzに対応しています。

 

GU605MZ-U9R4080Wのスペックは、インテル Core Ultra 9 プロセッサー 185H、32GBメモリー、1TB SSD(NVMe接続)、NVIDIA GeForce RTX 4080 Laptop GPU。AAAタイトルのゲームプレイや動画編集で高いパフォーマンスを発揮するとしています。

 

冷却性能も高めており、Thermal Grizzly製の液体金属をCPUに使用しているため、従来のサーマルペーストを使用したCPUと比較して13度低い温度を実現したとのこと。さらに、GU605MZ-U9R4080Wでは、筐体内の熱を効率的に吸収するベイパーチャンバーを搭載。加えて底面部分に吸気口と排気口も備え、効果的に冷却するといいます。

 

ROG Zephyrus G14 GA403も同様に薄型軽量のボディを実現。本体サイズはすべて幅311×奥行き220×高さ15.9~16.3mmで、重さは約1.5kg。ディスプレイサイズは14型となっています。

 

ディスプレイには有機ELを採用。また、解像度は2880×1800ドットで、リフレッシュレートは120Hzに対応しています。

 

上位モデル「GA403UI-R9R4070W」のスペックは、AMD Ryzen 9 8945HS、32GBメモリー、1TB SSD(NVMe接続)、NVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop GPU。こちらも、AAAタイトルのゲームプレイや動画編集で高いパフォーマンスを発揮するとのこと。

 

冷却については、熱伝導率が高い液体金属グリスをCPUに塗布しているうえに、3本のヒートパイプによってCPUとGPUの熱を放熱。さらに、底面部分に吸気口と排気口も備えています。

複数のスタイルで使える2画面ノートPC! 「ASUS Zenbook DUO」など新モデルが登場

ASUS JAPANは3月4日、2画面ノートPCの「ASUS Zenbook DUO UX8406MA」および、13.3型のノートPC「ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304MA」を発表しました。希望小売価格はASUS Zenbook DUO UX8406MAが34万9800円(税込)で、ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304MAが23万9800円(税込)です。3月4日から予約を開始しており、順次発売されます。

↑ASUS Zenbook DUO UX8406MA

 

ASUS Zenbook DUO UX8406MAは、一般的なノートPCのキーボードにあたる部分にもディスプレイを搭載した2画面ノートPC。このセカンドディスプレイとメインディスプレイは仕様が同じとなっており、14型の有機ELディスプレイで解像度は2880×1800ドット、リフレッシュレートは120Hzに対応しています。

↑ディスプレイの仕様

 

Bluetooth対応キーボードも付属し、ポゴピンでノートPC本体と接続可能。セカンドディスプレイの上にキーボードを乗せて使用できます。これらにより、一般的なノートPCとしてはもちろん、2つのディスプレイを縦に並べてフル活用できる「デュアルスクリーンモード」、ディスプレイを横置きにして使う「デスクトップモード」、本体を180度開くことで対面の相手に画面を見せやすい「共有モード」といった使い方が可能です。

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

 

デュアルスクリーンモード時は、本体底面に付いているキックスタンドを開くことで画面を縦に並べられます。デスクトップモード時もキックスタンドで固定できます。

 

スペックはインテル Core Ultra 9 プロセッサー 185H、32GBメモリー、1TB SSD(NVMe接続)。また本体サイズは幅313.5×奥行き217.9×高さ14.6~19.9mm、重さは約1.65kg(ノートPCとキーボードの合計)です。

 

インターフェイスはHDMI×1、Thunderbolt 4(Type-C)×2、USB3.2(Type-A/Gen1)×1、マイク/ヘッドホン・コンボジャック×1を備えています。

↑製品特徴のサマリー

 

ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304MAは、薄型軽量と高性能を両立させたノートPCです。本体サイズは幅296.2×奥行き216.3×高さ10.9~11.8mmで、重さは約1kg。またスペックは、インテル Core Ultra 7 プロセッサー 155U、32GBメモリー、1TB SSD(NVMe接続)となっています。

↑ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304MA

 

ディスプレイは13.3型の有機ELで、解像度は2880×1800ドット、リフレッシュレートは60Hz。加えて、Dolby Visionに対応しており、同じくDolby Vision対応コンテンツであればより美しい映像を楽しめます。

 

インターフェイスはHDMI×1、Thunderbolt 4(Type-C)×2、USB3.2(Type-A/Gen2)×1、マイク/ヘッドホン・コンボジャック×1を装備しています。

↑Copilotキーが搭載されています

ASUS「Zenbook DUO」は2画面ノートPCだけど「普段通り使える」のが実は革新的

↑ASUS Zenbook DUO UX8406MA

 

昨今のスマホの世界では、「折りたたみ」がひとつのキーワードとなっています。現状は一部のハイエンドモデルに限られたユニークな機構という印象ではあるものの、いずれはこのスタイルが一般的になる可能性もあるかもしれません。

 

では、同じような折りたたみ機構がノートPCにも採用されたら? ASUSの「Zenbook DUO UX8406MA」(以下、Zenbook DUO)は、上下にディスプレイを持つ2画面のノートPCです。過去に紹介したLenovoの「Yoga Book 9i Gen 8」と同様のスタイルですね。

常識破りのノートPC! 2つのディスプレイを備えた「Yoga Book 9i Gen 8」は使いこなせるのか?

 

ASUSはこれまでにもDuoの名を持つノートPCを手掛けてきました。直近のモデル「Zenbook Pro 14 Duo OLED」はキーボード部分の上部に横長のディスプレイを備えていましたが、ついにキーボード部分までもディスプレイで覆うに至ったのが今回のモデル。ある意味で、真の意味のDuoの登場です。

ASUSのディスプレイ2枚搭載のノートPCどう使う?「Zenbook Pro 14 Duo OLED」はガジェット好きへの挑戦状だ

 

↑とても2画面を備えているとは思えない

 

慣れ親しんだ操作性も残した2画面ノートPC

さっそく、本機をチェックしていきましょう。個人的に驚いたのが、畳んだ状態だと一般的なノートPCとまったくおなじに見える点です。天板のデザインや質感がほかのZenbookシリーズと共通しており、この段階ではあくまでも普通のノートPCに見えています。

↑発色の良い有機ELディスプレイが飛び込んでくる

 

開いてみても、まだ普通のノートPCと同じ見た目です。Yoga Book 9i Gen 8はBluetooth接続のキーボードが付属されてはいるものの、開いてもキーボードは搭載されていないので、同じ2画面ノートの枠でもずいぶん異なるデザインといえます。

 

しかし、キーボード部分を持ち上げると……。

↑普通のノートPCではありえない動き!

 

↑キーボードを外した状態での運用も可能

 

この通り、上下2画面を持つユニークすぎるノートPCに早変わり! キーボードとトラックパッド部分をまるまる取り外せるようにしたのは注目すべき点です。逆に言うと、キーボード部分を取り付けた状態の操作性は一般的なノートPCとまったく同じ。慣れ親しんだ操作性が残っているのはありがたいですね。

↑マグネットの吸着力は高く、入力時にブレることもなし

 

キーボードはマグネットで固定&充電される仕組み。取り外した状態でもBluetoothでつながっているので、遠隔からのキー入力やトラックパッド操作も可能です。

↑持ち心地は一般的なノートPCと変わらない

 

キーボードを取り付けた状態での厚さは19.9mm、重量は約1.65Kg(キーボードなしの状態では約1.35kg)。2つのディスプレイを備えたデバイスとしては軽量と呼べるでしょう。

↑大きな排気口が頼もしい

 

写真上は本体右側面で、HDMI端子と3.5mmヘッドホン端子を搭載。写真下は本体左側面で、USB 3.2 Gen1、Thunderbolt 4端子×2を搭載します。キーボード単体にも充電用のUSB Type-C端子が備わっています。

 

「普通」に使える、大画面体験

2画面ノートPCということで、Yoga Book 9i Gen 8のように下画面(セカンドスクリーン)に仮想キーボードや仮想トラックパッドを表示させて、物理キーボードなしでの操作も可能です。

↑タッチ感は滑らかで、タブレットのよう。フリック入力ができればもっと便利かも

 

物理キーボードを外し、6本指で画面をタッチするとキーボードが登場。ディスプレイの品質は上下同じで、14インチの有機EL。2880×1800ドットのグレア仕様、リフレッシュレート120Hzとなっています。

↑上段に仮想ファンクションキーを表示することもできる

 

キーボードを上方向にスワイプすると、仮想トラックパッドも登場します。さすがに物理キーボードほど快適な入力性ではないものの、検索ボックスへの入力やチャットアプリへの返信程度であれば問題なし。

 

とはいえ、本機は物理キーボードを装着した状態で一般的なノートPCとして使っても問題ありません。わざわざ仮想キーボードを使う場面、すなわち物理キーボードが手元にない状態があるとすれば、荷物を減らしたいときかセカンドスクリーンでの情報表示を活用したいときでしょう。

↑ディスプレイを余すところなく使える

 

大画面での情報表示を味わいたいならこの「デュアルスクリーンモード」がオススメ。上下2画面はもちろん、Bluetoothでつながった物理キーボードがとにかく快適。キーやトラックパッドがノートPCと同じ位置にあるから、操作性も違和感がないんです。上画面に資料や動画を表示しつつ下画面で文書を作成する、なんて使い方も。

↑ヒンジは40〜70度の角度で調整可能。とはいえ角度が浅すぎると転倒の危険が

 

本体がキックスタンドを内蔵している点も、外付けのスタンドが必要なYoga Book 9i Gen 8と異なる点。外部パーツなしに自立させられるのはやっぱり便利です。

↑2画面ノートを使うならぜひやってみたい構成

 

たとえばこんな使い方も。デュアルスクリーンモードの本体をラップトップスタンドに設置しつつ、本体のHDMIから外部ディスプレイに接続。外部ディスプレイは1枚なのに、贅沢なトリプルディスプレイ環境が構築できちゃいます。

↑縦表示になるため帳簿など入力にも重宝しそう

 

もうひとつのスタイルはディスプレイを横配置した「デスクトップモード」で、2画面合計で19.8インチのディスプレイとして使えます。Yoga Book 9i Gen 8と違いディスプレイのヒンジ部分に段差があるものの、真正面から見る分にはあまり気になりません。同じ2画面ノートといえど、細やかな部分に差異が見られますね。

↑付属のAsus Pen 2.0を使ったお絵かきにも向いたスタイル

 

さらに、ぺたんと180度展開し、上下画面をミラーリングすれば「共有モード」に。対面の人に資料を見せる際には重宝し、ビジネスシーンでの活躍が期待できそうです。

 

縦置きや横置き、180度展開など、同じ2画面ノートであるYoga Book 9i Gen 8と近い体験がありました。一方で大きく異なるのは、キックスタンドの有無と物理キーボード。特に物理キーボードは装着状態でも取り外した状態でも使いやすいインターフェースでした。やはり慣れ親しんだデバイスは使いやすい……。

 

2画面ノートの新機軸となるか

↑天面のデザインはZenbookシリーズそのもの。あくまでノートPCの延長としての2画面性を感じた

 

キーボード部分をディスプレイにした、2画面ノートPCはやはり新しい存在。と同時に、今までのノートPCと変わらない生産性も求めたい。最新のZenbook DUOは、これら2つを高いレベルで融合させています。スペックも意外と高く、贅沢なハイエンドノートとして見ることもできますね。

 

ユーザーにとってどのような2画面体験がなじみやすいのか、これからさらなる探求が始まっていくでしょう。スマホだけでなく、ノートPCにも2画面の波がやってきつつあります。

 

製品名:Zenbook DUO UX8406MA

CPU:インテル Core Ultra 9 プロセッサー 185H

メモリー:32GB

ストレージ:1TB SSD (NVMe接続/M.2)

本体サイズ:幅約313.5×奥行き217.9×高さ14.6~19.9mm

価格:34万9800円(税込)

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

ASUS「Zenbook DUO」は2画面ノートPCだけど「普段通り使える」のが実は革新的

↑ASUS Zenbook DUO UX8406MA

 

昨今のスマホの世界では、「折りたたみ」がひとつのキーワードとなっています。現状は一部のハイエンドモデルに限られたユニークな機構という印象ではあるものの、いずれはこのスタイルが一般的になる可能性もあるかもしれません。

 

では、同じような折りたたみ機構がノートPCにも採用されたら? ASUSの「Zenbook DUO UX8406MA」(以下、Zenbook DUO)は、上下にディスプレイを持つ2画面のノートPCです。過去に紹介したLenovoの「Yoga Book 9i Gen 8」と同様のスタイルですね。

常識破りのノートPC! 2つのディスプレイを備えた「Yoga Book 9i Gen 8」は使いこなせるのか?

 

ASUSはこれまでにもDuoの名を持つノートPCを手掛けてきました。直近のモデル「Zenbook Pro 14 Duo OLED」はキーボード部分の上部に横長のディスプレイを備えていましたが、ついにキーボード部分までもディスプレイで覆うに至ったのが今回のモデル。ある意味で、真の意味のDuoの登場です。

ASUSのディスプレイ2枚搭載のノートPCどう使う?「Zenbook Pro 14 Duo OLED」はガジェット好きへの挑戦状だ

 

↑とても2画面を備えているとは思えない

 

慣れ親しんだ操作性も残した2画面ノートPC

さっそく、本機をチェックしていきましょう。個人的に驚いたのが、畳んだ状態だと一般的なノートPCとまったくおなじに見える点です。天板のデザインや質感がほかのZenbookシリーズと共通しており、この段階ではあくまでも普通のノートPCに見えています。

↑発色の良い有機ELディスプレイが飛び込んでくる

 

開いてみても、まだ普通のノートPCと同じ見た目です。Yoga Book 9i Gen 8はBluetooth接続のキーボードが付属されてはいるものの、開いてもキーボードは搭載されていないので、同じ2画面ノートの枠でもずいぶん異なるデザインといえます。

 

しかし、キーボード部分を持ち上げると……。

↑普通のノートPCではありえない動き!

 

↑キーボードを外した状態での運用も可能

 

この通り、上下2画面を持つユニークすぎるノートPCに早変わり! キーボードとトラックパッド部分をまるまる取り外せるようにしたのは注目すべき点です。逆に言うと、キーボード部分を取り付けた状態の操作性は一般的なノートPCとまったく同じ。慣れ親しんだ操作性が残っているのはありがたいですね。

↑マグネットの吸着力は高く、入力時にブレることもなし

 

キーボードはマグネットで固定&充電される仕組み。取り外した状態でもBluetoothでつながっているので、遠隔からのキー入力やトラックパッド操作も可能です。

↑持ち心地は一般的なノートPCと変わらない

 

キーボードを取り付けた状態での厚さは19.9mm、重量は約1.65Kg(キーボードなしの状態では約1.35kg)。2つのディスプレイを備えたデバイスとしては軽量と呼べるでしょう。

↑大きな排気口が頼もしい

 

写真上は本体右側面で、HDMI端子と3.5mmヘッドホン端子を搭載。写真下は本体左側面で、USB 3.2 Gen1、Thunderbolt 4端子×2を搭載します。キーボード単体にも充電用のUSB Type-C端子が備わっています。

 

「普通」に使える、大画面体験

2画面ノートPCということで、Yoga Book 9i Gen 8のように下画面(セカンドスクリーン)に仮想キーボードや仮想トラックパッドを表示させて、物理キーボードなしでの操作も可能です。

↑タッチ感は滑らかで、タブレットのよう。フリック入力ができればもっと便利かも

 

物理キーボードを外し、6本指で画面をタッチするとキーボードが登場。ディスプレイの品質は上下同じで、14インチの有機EL。2880×1800ドットのグレア仕様、リフレッシュレート120Hzとなっています。

↑上段に仮想ファンクションキーを表示することもできる

 

キーボードを上方向にスワイプすると、仮想トラックパッドも登場します。さすがに物理キーボードほど快適な入力性ではないものの、検索ボックスへの入力やチャットアプリへの返信程度であれば問題なし。

 

とはいえ、本機は物理キーボードを装着した状態で一般的なノートPCとして使っても問題ありません。わざわざ仮想キーボードを使う場面、すなわち物理キーボードが手元にない状態があるとすれば、荷物を減らしたいときかセカンドスクリーンでの情報表示を活用したいときでしょう。

↑ディスプレイを余すところなく使える

 

大画面での情報表示を味わいたいならこの「デュアルスクリーンモード」がオススメ。上下2画面はもちろん、Bluetoothでつながった物理キーボードがとにかく快適。キーやトラックパッドがノートPCと同じ位置にあるから、操作性も違和感がないんです。上画面に資料や動画を表示しつつ下画面で文書を作成する、なんて使い方も。

↑ヒンジは40〜70度の角度で調整可能。とはいえ角度が浅すぎると転倒の危険が

 

本体がキックスタンドを内蔵している点も、外付けのスタンドが必要なYoga Book 9i Gen 8と異なる点。外部パーツなしに自立させられるのはやっぱり便利です。

↑2画面ノートを使うならぜひやってみたい構成

 

たとえばこんな使い方も。デュアルスクリーンモードの本体をラップトップスタンドに設置しつつ、本体のHDMIから外部ディスプレイに接続。外部ディスプレイは1枚なのに、贅沢なトリプルディスプレイ環境が構築できちゃいます。

↑縦表示になるため帳簿など入力にも重宝しそう

 

もうひとつのスタイルはディスプレイを横配置した「デスクトップモード」で、2画面合計で19.8インチのディスプレイとして使えます。Yoga Book 9i Gen 8と違いディスプレイのヒンジ部分に段差があるものの、真正面から見る分にはあまり気になりません。同じ2画面ノートといえど、細やかな部分に差異が見られますね。

↑付属のAsus Pen 2.0を使ったお絵かきにも向いたスタイル

 

さらに、ぺたんと180度展開し、上下画面をミラーリングすれば「共有モード」に。対面の人に資料を見せる際には重宝し、ビジネスシーンでの活躍が期待できそうです。

 

縦置きや横置き、180度展開など、同じ2画面ノートであるYoga Book 9i Gen 8と近い体験がありました。一方で大きく異なるのは、キックスタンドの有無と物理キーボード。特に物理キーボードは装着状態でも取り外した状態でも使いやすいインターフェースでした。やはり慣れ親しんだデバイスは使いやすい……。

 

2画面ノートの新機軸となるか

↑天面のデザインはZenbookシリーズそのもの。あくまでノートPCの延長としての2画面性を感じた

 

キーボード部分をディスプレイにした、2画面ノートPCはやはり新しい存在。と同時に、今までのノートPCと変わらない生産性も求めたい。最新のZenbook DUOは、これら2つを高いレベルで融合させています。スペックも意外と高く、贅沢なハイエンドノートとして見ることもできますね。

 

ユーザーにとってどのような2画面体験がなじみやすいのか、これからさらなる探求が始まっていくでしょう。スマホだけでなく、ノートPCにも2画面の波がやってきつつあります。

 

製品名:Zenbook DUO UX8406MA

CPU:インテル Core Ultra 9 プロセッサー 185H

メモリー:32GB

ストレージ:1TB SSD (NVMe接続/M.2)

本体サイズ:幅約313.5×奥行き217.9×高さ14.6~19.9mm

価格:34万9800円(税込)

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

ASUS「Zenfone」シリーズに巨大な“Ultra”再登場か!? 「Zenfone 11 Ultra」らしき画像がリーク

ASUS(エイスース)の次期ハイエンドスマートフォン「Zenfone 11 Ultra」のものとされる画像が、海外にて投稿されています。

↑r/zenfone / redditより

 

ASUSのZenfoneシリーズは昨今のスマートフォンには珍しく、ハイエンドモデルながら小型なフォームファクタを採用しているのが特徴です。現行モデルの「Zenfone 10」も、5.92インチと比較的小さなディスプレイを搭載しています。一方で同社は以前、「ZenFone 3 Ultra」として、6.8インチの大型モデルを販売していたこともあります。

 

リークされた画像を見ると、Zenfone 11 Ultraの外観は背面カメラを強調した「Zenfone 10」の後継モデルというよりも、ASUSのゲーミングスマートフォン「ROG Phone 8/8 Pro」に似ています。また、本体カラーは5色が用意されるようです。ディスプレイサイズは6.78インチで、「iPhone 15 Pro Max」の6.7インチよりも、さらに大きな画面を搭載することになります。

 

本体スペックとしては、プロセッサがSnapdragon 8 Gen 3で最大16GB RAMと最大512GBのストレージを搭載。背面カメラは5000万画素メイン+1300万画素超広角+3200万画素望遠で、前面カメラは3200万画素。本体には3.5mmイヤホンジャックとステレオスピーカーを搭載しています。

 

Zenfoneシリーズといえば、近年は小型ハイエンドスマートフォンとして頑張ってきた歴史があります。しかし、ZenFone 3 Ultraが過去に投入されたように、大型スマートフォンへの需要は根強いものがあるようです。

 

Source: r/zenfone / reddit via 9to5Google

世界初のデュアルモード機能搭載! ASUSのゲーミングモニタ「ROG SWIFT PG32UCDP OLED」CESでお披露目か

台湾ASUSは世界初のデュアルモード機能を搭載したゲーミングモニタ「ROG SWIFT PG32UCDP OLED(以下、PG32UCDP)」を公開しました。

↑ASUSより

 

現在のゲーミングモニタは、画面解像度を抑えつつ極めて高いリフレッシュレート(240Hzや360Hz)での動作が可能です。これによりスムーズなゲームプレイが可能な一方で、ウェブサーフィンや事務作業では、より高い解像度のディスプレイが欲しくなるのも事実です。

 

PG32UCDPは世界初のデュアルモード機能として、FHD解像度/480Hzと4K解像度/240Hzの切り替えが可能。ゲームをプレイするならスムーズなFHD解像度で、ドキュメント作成なら4K解像度の広いデスクトップを利用することができます。

 

 

PG32UCDPは32インチサイズの有機ELディスプレイを搭載。DisplayPort 2.1に対応する以外は、その詳細はまだ発表されていません。年始に開催されるCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)を含め、近日中の正式発表を楽しみにしたいものです。

 

Source: ASUS / YouTube via WCCF Tech

デザイン性が高く、ラインアップが豊富なASUSのオールインワンPCが10万円台から

ASUS JAPANは、デザイン性にこだわったうえに、ラインアップも豊富なオールインワンデスクトップPC2製品を発表しました。11月21日から順次発売を開始しています。

 

登場した製品は23.8型の「ASUS M3402WFAK」と、27.0型の「ASUS M3702WFAK」で、23.8型で4モデル、27.0型で4モデルの合計8モデルをそろえています。

↑ASUS M3402WFAK

 

本体は1枚のアルミニウムから削り出した、一体型のスタンドを採用。ヒンジが付いているため、ディスプレイの角度を傾けることもできます。またシンプルなうえにシームレスなデザインに仕上げており、どんな空間にも溶け込むとしています。

 

ディスプレイはsRGB100%の色域と、178度の視野角に対応しています。さらに、テュフ・ラインランド社認証を受けたブルーライト軽減機能を搭載。なお、解像度はフルHDです。

↑ASUS M3702WFAK

 

このほか、立体音響技術の「Dolby Atmos」に対応、HDMI入力による液晶ディスプレイとしての活用などが特徴です。なお、本体にUSBキーボードとUSBマウスが付属するため、別途用意することなくすぐに使用できます。

 

すべてのラインアップと仕様、希望小売価格は下記のとおりです。

超小型なのに水冷クーラー搭載、ASUSが高性能ゲーミングPC「ROG G22CH」などを発売

ASUS JAPANは、超小型設計と高性能を両立させたゲーミングデスクトップPC「ROG G22CH」および、超高性能なゲーミングデスクトップPC「ROG Strix G16CH」の2製品を発表しました。

↑ROG G22CH

 

ROG G22CHは、10リットルサイズの小型なゲーミングデスクトップPCです。本体サイズは約幅115×奥行き323×高さ286.9mmで、狭いスペースにも設置できます。

 

コンパクトながら、水冷クーラーを搭載。加えて、CPUとGPU、電源ユニットそれぞれが発する熱を個別に処理する冷却構造を採用しており、優れた排熱を実現しているといいます。

 

ラインアップは2モデルで、上位モデル「G22CH-1390KF077W」のスペックは、第13世代インテル Core i9-13900KF プロセッサー、NVIDIA GeForce RTX 4070、1TB SSD(NVMe)、32GBメモリー、600W(80PLUS GOLD)の電源を搭載しています。希望小売価格は39万9800円(税込)で、現在販売中です。

 

ROG Strix G16CHは、カジュアルゲーマーからプロゲーマーまで、あらゆるゲーマーの期待に応えるとうたった高性能なモデル。ラインアップは1モデル展開で、スペックは第13世代インテル Core i7-13700KF プロセッサー、NVIDIA GeForce RTX 4080、2TB HDD/1TB SSD(NVMe)、32GBメモリー(最大64GB)、850W(80PLUS GOLD)の電源を搭載しています。

↑ROG Strix G16CH

 

希望小売価格は47万9800円(税込)。発売は11月24日予定となっています。

注目はゲームだけじゃない、東京ゲームショウ2023で見た「未発売ガジェット」を一挙紹介!

9月21日に「東京ゲームショウ2023」が開幕しました。今年は4年ぶりにリアル会場となる幕張メッセを全館利用。44の国と地域から過去最多787の企業・団体が出展する、大規模なイベントとなっています。また、オンラインではTOKYO GAME SHOW VR、公式番組、Steam特設サイトなど、充実した内容が用意されています。

 

ここでは、リアル会場で展示されていた新製品や未発売製品をいくつかピックアップしてお届けします。

 

パナソニックのネックスピーカーは最新のワイヤレスモデルと有線モデルの比較が可能

パナソニックは9月12日に発表したばかりのゲーミングネックスピーカー「SC-GNW10」を展示。ブース内には防音ブースを設け、その中で製品を体験しながらゲームを試遊できます。

↑手前に設置されているのが新製品のSC-GNW10、奥が有線モデルのSC-GN01

 

↑会場はあらゆる方向から大きい音が聞こえてくるので、防音ブースを設けてSC-GNW10の音質などをチェックできる環境を作っています

 

また、ワイヤレスのSC-GNW10と、2021年に発売された有線モデルの「SC-GN01」の比較も可能です。音質のほかに、装着感、ワイヤレスと有線の使い勝手などを試せる良い機会といえるでしょう。

 

ちなみに、体験で使われているディスプレイはすべて42V型の有機ELビエラ。ゲーミングディスプレイではありません。テレビとゲームの相性も確かめられます。

↑ブースに展示されている65V型の有機ELビエラ。試遊はできませんが、ゲーム画面を視聴することは可能で、映像美は一見の価値ありです

 

ASUSは540Hzディスプレイなど未発売製品の参考展示が多数

ASUSはゲーミングブランド「ROG」が出展しています。ブースの中央にはポータブルゲーム機「ROG Ally」の試遊が可能なほか、ゲーミングスマホの「ROG Phone 7」やゲーミングPCも試遊できます。

↑ROGブースはガジェット系のブースとしては大きめ

 

↑複数台のROG Allyが用意されています

 

さらに太っ腹なことに、国内未発売の製品も多数、先行展示されています。たとえば、リフレッシュレートが最大540Hzのディスプレイ「ROG SWIFT PRO PG248QP」や、幅115×奥行き323×高さ286.9mm、重さ約8kgのデスクトップ「ROG G22CH」など、特徴的な製品が展示。

↑540Hz駆動のディスプレイ「ROG SWIFT PRO PG248QP」。サイズは24.1型で解像度はフルHD(1920×1080ドット)です。先日、デルから500Hz駆動のディスプレイが発表されていましたが、それを上回るリフレッシュレートを実現しています

 

↑ゲーミングデスクトップとしてはかなり小型の部類に入る「ROG G22CH」。それでいてインテル Core i9-13900KF、NVIDIA GeForce RTX 4070、32GBメモリー、1TB SSDと、スペックも決しておろそかにはなっていません

 

これらの製品の国内展開は未定ですが、展示されているということは今後の展開にも期待がかかります。また、国内発売が決まっている製品も先行で展示されています。

↑9月20日に発表された、「エヴァンゲリオン」の2号機 EVA-02とアスカのコラボレーション製品も展示。写真はPCケースの「ROG Hyperion EVA-02 Edition ケース」です。10月に発売予定で、「すぐに売り切れるかも」とのこと

 

発売間近のROG Ally対抗ゲーム機も展示

ONEXPLAYERのブースでは、ROG Allyの対抗製品として注目されているテックワンのポータブルゲーム機「ONEXFLY」が展示されており、試遊も可能です。

↑7型ディスプレイを搭載した「ONEXFLY」

 

ONEXFLYは約590gの軽いボディに、AMD Ryzen 7 7840UとAMD Radeon 780Mグラフィックスを搭載。さらに32GBメモリーを搭載し、AAAタイトルでも高いFPSを保てるとする製品です。発売は10月14日からで、10月2日までにOne-Netbook公式サイトから予約すると特別価格の13万9800円~で購入できます。

 

限定50台、Dynabookとしては初めてのゲーミングノートPCが登場

インテルブースではいくつかのデスクトップPCやノートPCの中に、dynabookが展示されています。実はこの製品、dynabookとしては初のゲーミングノートPCです。参考展示ではありますが、発売も決まっており、なんと50台の限定。

↑11月に発売予定のゲーミングノートPC「dynabook RZ」

 

↑dynabookのキーボードがゲーミング仕様になっており、個人的には驚きました

 

ただ、まったく新しいモデルというわけではなく、プレミアムモバイルの「dynabook R9」をベースにした製品です。CPUやストレージこそアップグレードされていますが、ゲーミングらしく外付けのグラフィックスを搭載しているなどではないとのこと。

 

ゲーミングらしいところでいうと、5色に光るバックライトキーボードと、Xbox Game Passの1か月無料体験版。どちらかというと試作モデルに近い印象を受けます。

 

Dynabookとしてはこれを足掛かりにゲーミング市場に出たい考えがあるそうです。そこを考慮すると、50台限定ということもあり、ガジェット好き的には「かなり貴重な1台」なる可能性を秘めています。なお、価格は決まっていないそうですが、仕様などを見る限りでは30万円前後になるのではないかと予想します。

 

ヤマハのゲーミングオーディオミキサーはコラボモデルを展示

最後はヤマハブースで見かけたゲームストリーミングオーディオミキサー「ZG01」。体験できるのはすでに発売されている製品ですが、アニメ 『NieR:Automata Ver 1.1a』とコラボした「ZG01 042/ZG01 153」が参考展示されています。

↑特別コラボモデルの「ZG01 042/ZG01 153」

 

ZG01はPCやコンソールゲーム機、スマホなどに接続して、本体に付いている各ツマミを操作することによって、ヘッドホン/イヤホンから聞こえる音声を調整したり、マイクの音量を上げたりできる製品です。ボイスチャットをしながらゲームプレイ時は、チャットの音量だけを上げることができ、ゲームを楽しみたいときは音声をサラウンド再現に変換できる、といった機能が備わっています。

↑ゲーム時の音声周りを調整できる機能が備わった製品です。ツマミの直感的な操作は楽器メーカーらしさを感じます

 

ブースでは、ゲームをプレイしている最中に音量をいじったり、ボイスチャットがどう聞こえるかを試したりできます。

 

なお、コラボモデルは製品の本体デザインが変更されるほか、梱包箱のデザインや専用コントロールアプリ「ZG Controller」のデザインも特別仕様になります。発売は12月末ごろを目指しているそうです。

 

リアル会場はやはり、大手のゲームメーカーが出展する新作ゲームの展示が目立ちます。今年も注目度の高い作品を試遊でき、そうしたブースは人気も高いです。ただ、会場を見て回ると発売前の製品を触ることができたり、発売されていたけど知らなかった製品を試すことができたりします。そうした製品を探してみるのもおすすめですよ。

「Zenfone 10」発売前レビュー! 全方位ハイスペックな小型スマホのフラッグシップ

ASUS JAPANは6日、フラッグシップスマホ「Zenfone 10」を発表。ここでは、発売前にいち早くレビューをお届けします。

↑ASUS JAPANが9月8日に発売する「Zenfone 10」

 

小型のボディに高性能をぎゅっと詰め込んだZenfone 10は、なめらか表示のディスプレイから、動画に強いカメラや、豊かな音を奏でるスピーカー、おサイフケータイ・防水まで全方位でハイスペックなSIMフリースマホです。

 

ラインアップは本体カラー、メモリー/ストレージ違いで主に3モデルを用意。それぞれの価格は以下のとおりです。

 

「Zenfone 10」の価格(税込み)

メモリー・ストレージ/価格/カラー

8GB・128GB/9万9800円/ミッドナイトブラックのみ

8GB・256GB/11万2800円/ミッドナイトブラック、コメットホワイト、スターリーブルー、エクリプスレッド、オーロラグリーン

16GB・512GB/13万4800円/ミッドナイトブラック、スターリーブルー

 

ザラザラした独特の手触り

まずは手に持った印象から見ていきましょう。再生紙で作られた箱から取り出してみると、スマホが手のひらにスッと入り込んできたかのように、自然と手になじむ感覚を覚えました。Zenfone 10の横幅は約68.1mm。iPhone 14と比べると、3mmほど細くなっています。ケースなしで片手持ちすると、手で包み込むような、安定感のある持ち方ができます。

↑大きさは約146.5×68.1×9.4mm、重さは約172g

 

背面はザラザラとした質感で、和紙か、サメ肌のような手触りです。このザラザラ感も滑りを抑えて安定して手に持てる一因となっているようです。

 

カラーバリエーションは宇宙との調和をイメージしたという5色展開で、宇宙にちなんだ色名が付けられています。新色のうち、コメットホワイト、オーロラグリーン、エクリプスレッドのバックカバーは、サステナビリティも向上させています。この3色の背面パネルは、バイオマス素材と剪定枝などの再利用木材が50%配合されており、前作「Zenfone 9」よりも環境に優しいうえに、グリップ感も高めているそうです。

↑宇宙をモチーフとしたという5色展開

 

カメラ上下にさりげなく印刷された▲マークは、宇宙船内部に掲示されているサイン類のように見えて、遊び心を感じます。▲マークは側面の指紋センサーの横にも印刷されていて側面を眺めたときのアクセントになっています。

 

紙のような手触りですが、防水もきっちりと対応しています。さらにおサイフケータイにも対応しており、モバイルSuicaも利用できます。生体認証は右側面に電源ボタン一体型の指紋センサーを備えています。

↑カメラ上下の赤い▲がチャームポイントです

 

目を引く丸めがねのような2眼カメラは、上が広角レンズ、下が超広角レンズ。望遠はありません。横から見ると広角レンズ側の方がレンズ部の膨らみが大きく、カメラの出っ張りが階段状になっていることがわかります。

↑カメラのでっぱりは階段状になっています

 

パッケージには黒色のハードケースとUSBケーブル、急速充電対応の充電器が付属しています。ケースはしっかりと背面を保護できますが、堅めの作りで脱着がしづらい印象も受けました。

↑黒色のケースが付属

 

オプションとして「Zenfone 10 Connex ケース」(5280円)が用意されています。このケースはドットの部分に、カードホルダーとスタンドのパーツを脱着できるという機能を備えており、スタンドを付けたらYouTubeアプリを開くといった、アプリの起動を提案する機能も備えています。こちらもタイトな作りで、iPhoneのMagSafeケースのようにスムーズに脱着することはできません。

 

【別売りのケース装着イメージ】(画像をタップすると閲覧できます)

 

コンパクトながら動画も音楽もゲームも妥協ナシ

小型スマホの利点として、持ちやすいとか、ポケットに入れたときに収まりが良いといった点はもちろんあるのですが、Zenfone 10にはそういった便利さを超えた「楽しさ」があります。凝縮感のある小さな画面で、滑らかにアプリが動いている様子は楽しく、特にWebサイトやSNSをスクロールしたときにヌルヌルと動く感触は、快感です。触覚フィードバック機の感触も上品で、とにかく使っていて心地よく感じます。

 

この心地よさを機能面から説明すると、まずディスプレイが120Hz駆動に対応していて、2400×1080ドットと5.9インチとしては十分な解像度があります。そして、チップセットは最新のSnapdragon 8 Gen 2を搭載し、文句のない処理能力があります。120Hzで描画しても、コマ落ちなどは一切なく、なめらかに表示できます。

 

色の表現も非常に正確です。動画再生では最新のHDR10+規格に対応していて、スマホでは暗くなりがちな最近の洋画を再生しても、陰影が際立ち、見応えがありました。

 

音にもこだわりがあります。Dirac社のオーディオ技術を搭載。ハイレゾ音源や空間オーディオの再生もサポートします。3.5mmイヤホンジャックを備えており有線イヤホンも接続できるうえに、BluetoothではaptX LosslessやLDACなどの高音質コーデックをサポートしています。ハイレゾ音源を再生するためのアプリ「NePLAYER for ASUS」も搭載しています。

 

何曲か聴いてみたところ、特に高音域がクリアに響き、聴いていて疲れない音作りだと感じました。オーディオウィザード機能として音楽、映画、ゲームにそれぞれに合わせた音の設定も用意されていて、オーディオに詳しくない人でも簡単に聴きやすい音に設定できます。

↑音の鳴り方を簡単にチューニングできるオーディオウィザード機能

 

ASUSのゲーミングスマホ「ROG Phone」譲りのゲーム機能も魅力です。今回ゲームプレイ時のみ、ディスプレイのリフレッシュレートが144Hz駆動にも対応しています。レビューではメモリー16GBのモデルでアクションゲーム「原神」や、シューティングゲーム「PUBG」を遊んでみました。どのシーンでもカクつきがなく、CPUが過熱しすぎることもなく、60FPSで安定して動作しました。画面が小さいからボタンが押しづらいのではないかとも考えていましたが、それは杞憂でした。シューティングゲームのエイム(狙い)も機敏に反応し、“ドン勝”を得ることもできました。機能はもちろん、ゲーミングスマホ譲りの安定性がZenfone 10にも存分に生かされているようです。

↑ROG Phone譲りの多機能ゲームランチャー「Game Genie」を搭載

 

動画に強いカメラを搭載

背面カメラの構成は、広角カメラがソニー製センサーの5000万画素、超広角カメラが1300万画素の2眼構成です。

↑カメラは広角が5000万画素、超広角が1300万画素

 

写りの傾向としては、全体的に明るく撮れるようになっています。被写体検出AIも搭載していますが、メリハリの付け方は控えめで、スマホのカメラの中ではあっさりとした味付けに仕上がります。

 

望遠は5000万画素センサーからの切り出しになるため、不得手気味ですが、4~8倍で拡大して撮ると超解像機能が作用して文字などをくっきりと記録できます。鑑賞向きの写真にはなりませんが、板書などをメモする用途なら十分実用できそうです。

↑カメラアプリのデザインはすっきりめ。機能がよく整理されています

 

今回大きく強化されたのが動画再生時の手ブレ補正です。前機種にも搭載されていた6軸ジンバルに加えて、広角側に「アダプティブEIS」という新たな手ブレ補正機能が追加されており、手ブレしがちなシーンでも解像感の高い動画を撮れるようになりました。HDR10+規格の動画や、8K解像度の動画も記録可能となっています。

 

インカメラは3200万画素で、画素配列RGBWセンサーを搭載。加えて光の取り込み性能が67%向上し、ノイズを50%低減しています。暗いところでの自分撮りに強くなっています。

 

【Zenfone 10で撮影した作例ギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

 

↑「アダプティブEIS」という新たな手ブレ補正機能を搭載。ブレ軽減と解像感を両立しています

 

プリインアプリの随所に感じる気配り

OSはAndroid 13を搭載。最大2回の大型アップデートと、4年間のセキュリティ更新の保証をうたっています。使用感はほかのAndroidスマートフォンと変わりませんが、ASUS独自の作り込みも多くあります。

 

【Zenfone 10のホーム画面ギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

 

わかりやすいところでは、ツインアプリ機能を搭載しており、LINEなどのアプリを複製して2つのアカウントで利用できます。また、ジェスチャー操作では、背面をタップしてスクリーンショットを撮ったり、カメラを起動したりできます。

 

右側面の指紋センサーをなぞる操作にもジェスチャーを設定できます。通知パネルの開閉や、Webページの「戻る・進む」といった機能がありますが、筆者は「YouTube 動画の10秒巻き戻し・早送り」が実用的だと感じました。

↑指紋センサーをなぞる操作に、YouTubeの巻き戻し・早送りなどを割り当てられます

 

独自のアプリは、ファイル管理、ギャラリー、時計、天候(天気)などユーティリティー系のアプリを中心に揃えています。ギャラリーアプリで「なぞってモザイク」を付ける機能があったり、電卓アプリで単位換算ツールを用意していたりなど、かゆいところに手が届くような機能を備えています。

↑写真のギャラリーアプリには「なぞってモザイクをかける」機能もあります

 

小型スマホで気になる点といえば電池持ちですが、駆動時間は公称13.4時間となっています。レビューではWi-Fi環境下でゲームや動画再生で2時間ほど使い込んでみましたが、電池の減りは35%程度とゆとりがある状態でした。バッテリー容量は4300mAhで、急速充電は30W対応。今作からQiによるワイヤレス充電にも対応しています。

 

最先端マシンパワーを小型ボディに詰め込んだZenfone 10は、映像、音楽、カメラ、ゲームと全方位に遊べて、納得のフラッグシップモデルでした。遊び心のあるデザインからプリインストールアプリの気の利いた作りになっています。手に収まるサイズ感が好みの小型スマホ派なら、まず検討したい1台です。

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

A BATHING APEとコラボした「ASUS Vivobook」をチェック! デザインとアクセサリーにこだわりが

ASUS JAPANは8月18日、A BATHING APEとコラボしたノートPC「ASUS Vivobook S 15 OLED BAPE Edition K5504VA」(以下、Vivobookコラボモデル)を発表しました。同日から発売しています。

↑製品発表に合わせて二子玉川 蔦屋家電でPOP UP EVENTを8月18日~21日まで開催。発表されたモデルなどを展示します

 

特別デザインがふんだんに取り入れられたノートPC

Vivobookコラボモデルは、本体はもちろん、液晶の壁紙やアクセサリーも特別にデザインされた製品です。Vivobookとしては初めてファッションブランドとコラボしたモデルであり、A BATHING APEもPCとコラボしたのは初だといいます。

↑Vivobookコラボモデルを購入すると同梱されるもの一式

 

カラバリはミッドナイトブラックとクールシルバーの2色展開。ボディを見てみると、まず目を引くのが天板で、フォトエッチング加工が施されており、カモフラージュ柄が切り出されて装飾されています。また、VivobookとA BATHING APEの文字がロゴプレートとしてデザインされており、見た目の特別感を演出しています。

 

ディスプレイを開くと、タッチパッドにもカモフラージュ柄のデザインを採用したほか、パームレスト部分にオリジナルコラボロゴを配置しているのがわかります。ですが、やはり目立つのは専用デザインのオリジナル壁紙を用意した液晶でしょう。

 

【クールシルバーのフォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

 

【ミッドナイトブラックのフォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

 

性能面では、スペック違いで2モデルをそろえています。上位機種はインテル Core i9-13900H プロセッサー、16GBメモリー、1TB SSD、Windows 11 Homeという仕様。ディスプレイは15.6型の有機ELで、解像度は2880×1620ドット、リフレッシュレートは120Hz駆動を実現しています。

 

インターフェイスはHDMI出力、Thunderbolt 4、USB 3.2(Type-A)、USB 2.0、マイク/ヘッドホンジャックを装備。またバッテリー駆動時間は約14.4時間で充電時間は約1.8時間です。本体サイズは約幅359.3×奥行き229.4×高さ19.35mm、重さは約1.6kg。

 

下位モデルはECの取り扱い限定で、CPUはインテル Core i5-13500H プロセッサー、SSDは512GBの容量を採用しています。ほかの仕様は上位モデルと同じです。

 

このほか、Dolby AtmosやWindows Helloの採用、Webカメラを物理的に閉じるシールド、米軍の調達基準となる「MIL-STD 810H」の堅牢性など、使い勝手にもこだわっています。

 

ステッカーにマウスにキャリーバッグまで、アクセサリーも充実

コラボデザインはノートPC本体に留まりません。パッケージも特別デザインを採用しているほか、複数のアクセサリーも同梱しています。

↑同梱されるステッカー

 

↑こちらはキーキャップに貼るステッカー。いくつかのキーに貼ることで、オリジナル感を出せます

 

ワイヤレスマウス「MD100」も付属。カバーの色をVivobookコラボモデルの色に合わせており、ミッドナイトブラックにはグリーンカモ、クールシルバーにはブルーカモが採用されています。加えて、ブラックカモの付け替えカバーも付属。

↑付属のマウス。それぞれオリジナル壁紙と色を合わせています

 

さらに、キャリーバッグも付属します。Vivobookコラボモデル本体やワイヤレスマウス、ACアダプターはもちろん、カギやワイヤレスイヤホン、ペンなどを収納するスペースも確保しています。キャリーバッグ自体もノートPC本体のカラーに合わせてグリーンカモ、ブルーカモが同梱されます。

 

【キャリーバッグのフォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

 

もうひとつ、ファンであればうれしい「BABY MILO」のオリジナルフィギュアも付いてきます。

↑ノートPCを持ったBABY MILO

 

VivobookとA BATHING APEには年代の親和性がある

A BATHING APEといえば、昔の言葉でいえばゼロ年代のストリートブランドの代表という認識を持っている人がいるかと思います。ですが、いまは「Y2K」(Year2000)という言葉に表されるように、2000年代のトレンドを取り入れたファッションが注目を集めています。A BATHING APEも例外ではなく、特に韓国アイドルなども着用していることから、いまも人気のブランドになっているそうです。

 

今回コラボしたのは、そうした背景から。Vivobookが20~30代のクリエイターをターゲットにしているところから、親和性が高いと考え、コラボにいたったそうです。

 

とはいえ、デザイン「だけ」というわけではなく、スペックに目を向けるとある程度のクリエイティブ作業で使えるモデルになっており、ASUSとしてはおなじみの有機ELディスプレイも採用されているので、実用性も兼ね備えているように見えます。クリエイター向けの部分は決しておろそかになっていないわけです。

 

価格は上位モデルが19万9800円(税込)、下位モデルが14万9800円(税込)。上位モデルの販売は直販や楽天市場、Amazonのほか、一部家電量販店でも取り扱います。

↑二子玉川 蔦屋家電のPOP UP EVENT会場ではこうした展示も

 

↑巨大なBABY MILOもお出迎えしてくれます。期間内にぜひ行ってみてはいかがでしょうか

 

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ASUSがさらに性能と冷却機能を強化したゲーミングスマホ「ROG Phone 7」シリーズ発売

ASUS JAPANは7月21日に、ハイスペックなSIMフリーゲーミングスマホ「ROG Phone 7 Ultimate」「ROG Phone 7」を発売しました。

 

両モデルともに、最新のSoCであるQualcomm Snapdragon 8 Gen 2を搭載。性能の高さはもちろんのこと、省電力性も従来から上がっているため、ゲームをより快適に楽しめます。また、リアルタイムレイトレーシングに対応しているため、レイトレーシング機能に対応したゲームでは、今までよりもリアルなグラフィックを見ることができます。

 

メモリーもLPDDR5Xを搭載。ROG Phone 6で採用していたLPDDR5メモリーよりも約33%高速になっています。加えて、ストレージもUFS 4.0対応のものを搭載しているため、ゲームを軽快に動作できます。

 

バッテリーは大容量の6000mAh。LTE通信時で最長約17.9時間の連続駆動時間を実現しています。また、65Wの急速充電に対応しており、約44分でバッテリーを100%まで充電できるといいます。

 

冷却機能も前モデルから強化。メインプロセッサーの表面には、熱伝導率が高い窒化ホウ素を使用した熱伝導グリスを塗布し、熱を素早く放熱部分に移動させるうえに、熱処理性能を向上させた新設計のベイパーチャンバーと、大型化と形状の見直しで熱処理性能が向上したグラファイトシートが、強力に放熱するとしています。

 

ディスプレイは、6.78型ワイドAMOLEDを搭載。さらに、165Hzのリフレッシュレートと1msの応答速度を実現しており、画面の動きが速いゲームでも、なめらかな動きとハッキリとした表示が可能です。

 

このほか、ゲーム機のLRボタンのように使える超音波ボタンの「AirTrigger」や、スマホを傾けて操作できるモーションコントロール機能などを備えています。

 

ROG Phone 7とROG Phone 7 Ultimateの主な違いは、メモリー/ストレージ、本体カラー、背面など。ROG Phone 7はメモリー16GB+ストレージ512GBのモデルとメモリー12GB+ストレージ 256GBのモデルがあり、ROG Phone 7 Ultimateはメモリー16GB+ストレージ512GBモデル一択。カラーはROG Phone 7がストームホワイトとファントムブラックの2色で、ROG Phone 7 Ultimateがストームホワイト1色です。

 

背面は、ROG Phone 7だと背面の上半分に内部が透けて見えるようなツートンカラーのパネルを採用。加えて、光るライトバーの「Auraグロー」と、ROGマークが光る「Auraライト」を搭載しています。一方のROG Phone 7 Ultimateは、背面に電動開閉機構の「AeroActive Portal」を搭載しています。これは、付属の外付け冷却機構「AeroActive Cooler 7」を装着した際、AeroActive Portalが自動で開いてより強力に冷却する仕組みです。さらに、充電時や着信時などにアニメーションを表示する2.0型OLEDディスプレイの「ROG Vision」も搭載しています。

↑AeroActive Cooler 7装着時のROG Phone 7 Ultimate

 

ROG Phone 7 Ultimateの価格は17万9800円(税込)で、ROG Phone 7は12万9800円(税込)からです。

【西田宗千佳連載】ASUS ROG Allyなどの「小型ゲーミングPC」はメジャーになれるか

Vol.128-1

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマはASUSから発売された小型ゲーミングPC「ROG Ally」。高性能ゲーミングPCとは異なる方向性を見出す同社の狙いは何か。

↑ASUS ROG Ally。実売価格10万9800円。W280×H21.22~32.43×D111.38mm、質量は約608gと携帯性に優れたゲーミングPCだ。CPUにAMD Ryzen Z1 Extreme プロセッサーを搭載し、7.0型のワイドTFT液晶ディスプレイを採用している。さらに、ゲーミングPCらしくグラフィックスにはAMD Radeon(最大8.6TFlops)を搭載

 

まだニッチな存在だが売れる可能性はアリ

ASUSは6月中旬に、小型ゲーミングPC「ROG Ally」を発売した。7型ディスプレイの左右にコントローラーをつけた、携帯ゲーム機的なデザインの製品だ。

 

この種の機器は数年前からいくつか出ていた。なかでも目立ったのは、Valveの「Steam Deck」だろう。Linuxベースの独自OSを使い、「PC向けのゲームをさまざまな場所で遊ぶ」ことを想定した機器である。ベースはどちらもAMD製のPSoCで、PCと同じくx86系アーキテクチャである。

 

こうしたゲーム機が出てくる背景にあるのは、“PCゲームのプレイヤーが増えたこと”と“ディスプレイ解像度が低ければ、外付けGPUでなくてもそれなりにゲームを遊べる性能になってきた”ことにある。

 

とはいえ、一般的な携帯ゲーム機に比べればかなり大きい。Nintendo Switchも過去の携帯ゲーム機に比べればかなり大柄だが、PCベースのゲーム機はそれよりもっと大きい。現状はあきらかにニッチな存在で、“そこまで大量に売れはしないだろう”という見方をする業界関係者が多かった。

 

だが、ASUSのような大手が価格的にもかなり手ごろな製品を出してきたことで、少し見方も変化してきたところがある。たしかにニッチな市場ではあるのだが、思ったよりも売れるのでは……という考え方だ。

 

デスクの前に縛られず多様化するプレイ環境

ゲーミングPCは高性能だ。だが、そのほとんどがデスクトップ型であり、ノート型でも大柄なモノが多い。ゲームをプレイしたい時間は増えているものの、ゲーミングPCがある机の前にいる時間は限られている。リビングやベッドでゲームの続きをしたいときもあるだろう。

 

高性能なゲーミングPCに比べて安価な価格で手に入るなら、小型なモノを買ってもいい、と考えている人が一定数いて、新しい機器として耳目を集められるなら勝算アリ、と見ているわけだ。ただどちらにしても、「日本向け」のような狭い市場では成立しづらく、“全世界に同じものを売る”前提で開発しないと厳しい世界ではある。

 

この種の小型ゲーミングPCは、別にゲームだけに使えるわけではない。外付けキーボードを使えば仕事などにも使える。メモリーやストレージが大きめで、ビジネス用のノートPCより動作速度が速くなる傾向もあるので、そのあたりを考えて買ってみる、というのもアリだとは思う。筆者も先日TECHONEの「ONE XPLAYER2」を購入したが、“高性能なWindowsタブレット”としても重宝している。

 

ゲームをするシーンを広げるという意味では、ゲーミングPC以外でも興味深い動きはある。

 

ゲーム機やゲーミングPCで動くゲームを、家庭内LAN経由でスマホなどの上で動かす「リモートプレイ」のニーズも上がっている。スマホと組み合わせて使うコントローラーも増えてきたし、ソニーは秋に「プロジェクトQ」というリモートプレイ専用デバイスも発売する。

 

こうした動きを支えているものは何か? 小さな機器でのゲームプレイ体験はどうなっているのか? そうした部分については、次回以降で解説していく。

 

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Zenfone 10、イヤホンジャック付きのオトクなハイエンドスマホに?

ASUSの次期ハイエンドスマートフォン「Zenfone 10」の詳細情報を、海外テックサイトのWinFutureが報じています。

↑WinFuture

 

Zenfone 10は、ASUSが今月の発表を予定しているスマートフォンです。公開されたティーザー(チラ見せ)画像からは、同スマートフォンが現行モデル「Zenfone 9」と似たデザインとなり、ジンバルカメラや強化されたワイヤレス充電機能を搭載することを示唆しています。

 

WinFutureによれば、Zenfone 10は5.9インチ/120Hzディスプレイを搭載し、プロセッサはSnapdragon 8 Gen 2になるとのこと。背面のメインカメラは2億画素で、5000mAhのバッテリーの採用が指摘されています。また今どきのスマートフォンとしてはめずらしく、本体にはイヤホンジャックを搭載しているようです。

 

さらにZenfone 10のプロモーションページからは、同スマートフォンが749ドル(約11万円)にて販売されることが判明しています。この価格情報が正しければ、Zenfone 10は比較的廉価なハイエンドスマートフォンとして投入されることになりそうです。

 

Source: WinFuture via 9to5Google

ジンバル内蔵スマホ? ASUSが「Zenfone 10」を今月発表へ

ASUS(エイスース)の台湾版Instagram(インスタグラム)アカウントは、次期フラッグシップスマートフォン「Zenfone 10」のティーザー(チラ見せ広告)を公開しました。

↑ASUSより

 

ASUSのZenfoneシリーズは小型ながら特徴的な機構を盛り込んでいるのが特徴で、現行モデルの「Zenfone 9」では背面カメラに内蔵6軸ジンバルモジュールを搭載。これにより、ブレの少ない動画撮影が可能となっています。

 

 

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今回公開されたティーザーからは、Zenfone 10の前面デザインはZenfone 9からあまり変わらず、画面左上にパンチホールカメラが配置されていることがわかります。また、カラーバリエーションとしてグリーンが登場するようです。

 

そしてスマートフォンのまわりには、ヘッドホンやカメラ、ワイヤレス充電器、そしてジンバルが映り込んでいます。これは、Zenfone 10にもジンバルモジュールが内蔵され、カメラ機能やワイヤレス充電機能、オーディオ機能が強化されることを示唆しているようです。

 

ASUSは6月29日にイベントを開催し、その模様はYouTubeでもライブ配信される予定です。Zenfone 10が引き続き小型かつパワフルなフラッグシップスマホとして登場するのかどうか、楽しみにしたいものです。

 

Source: ASUS / Instagram via 9to5Google

PC選びの根本が変わりそう……ASUS「新モバイルノート」で起こっていること

モバイルノートPCを選ぶうえでチェックするポイントは、軽さやディスプレイサイズ、バッテリーなどに加えて、やはりスペックが一般的でしょう。ですが、いま挙げたところ以外で、気にすべき点が出てきています。

 

ASUSの13.3型「Zenbook S 13 OLED」は、モバイルノートPCを見たときに目が行きがちなスペックはもちろん、ほかにも見どころを備えた製品です。今回は、発売からしばらく経った本モデルの魅力を、改めて探っていきます。

↑Zenbook S 13 OLED

 

スペックと同じくらいサステナブルを重要視

Zenbook S 13 OLEDの見どころは、“サステナブル”であるところです。いまや企業にとって環境に配慮して事業を展開するのは当たり前。PCも例外ではありません。ほかのメーカーを見ても、環境に優しい取り組みをしながら製品を作っています。

 

ただ、PCはやはりスペックや機能、デザインなどがまずありきで、それらと同列でサステナブルであることが強調されることは多くありません。ですが、Zenbook S 13 OLEDは、同シリーズ史上初のサステナブルモデルをうたっており、スペックと同列に強調されているところに目新しさがあります。

 

本体キーボードのキーキャップには「PCR」プラスチックを50%採用。スピーカー部分には海洋プラスチックを5%と、PCRプラスチックを45%使用しています。また、ディスプレイのカバーには製造工程で発生した廃棄物を再利用した「PIR」アルミニウムを50%、キーボード周囲のトップカバーにはPIRマグネシウムおよびPIRアルミニウムを90%使用。こうした具体的な数字をともなって、製品にリサイクル素材が使われているのをうたうのは珍しいことです。

↑製品のあらゆる部分に、リサイクル材が使われています

 

↑梱包材も100%リサイクル可能なパッケージ

 

さらに、天板には独自の「プラズマ電解酸化処理」によるコーティングを施しています。この処理では、有機物や強酸、あるいは重金属などの有害性のある物質ではなく、純粋な水を使用したうえに、環境負荷の少ない方法を採用して、アルミニウムをコーティングしているそうです。

↑コーティングによって、キズや温度変化に強い耐久性も備えたといいます。なお、触り心地は滑らかな石に近く、触り続けても飽きのこない質感。環境に配慮して質感に手を抜くようなことはしていないとすぐにわかります

 

細部まで行き届いた配慮によって製造されていることがよくわかり、サステナブルモデルを冠する理由も納得できます。しかし、こうした環境配慮を全面に押し出した製品がまったくないわけではありません。たとえば日本エイサーは、2022年にサステナブルな製品シリーズとして「Aspire Vero」を出しています。

 

また、製品を選ぶ側にとって、サステナブルを全面に押し出すのは、ノートPCの本分であるスペックが控えめなのではないかと、うがって見てしまうところでもあります。

 

ですが、Zenbook S 13 OLEDはハイエンドに位置付けられるモデル。当然、スペックにも抜かりがなく、そこが本モデルの独自性にあたるのです。

 

ビジネス利用でまったく不満のない性能

今回試用したZenbook S 13 OLEDのスペックを見ていきましょう。

 

CPU:インテル Core i7-1355U

メモリー:16GB

ストレージ:512GB SSD

ディスプレイ:13.3型(2880×1800ドット)、有機ELパネル

OS:Windows 11 Home

ネットワーク:Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.1

バッテリー駆動時間:約14.1時間

本体サイズ:幅296.2×奥行き216.3×高さ10.9~12.3mm

重さ:約1.0kg

 

価格はMicrosoft Office Home and Business 2021搭載モデルが25万9800円(税込)、WPS Office 2搭載モデルが22万9800円(税込)です。また、下位モデルとして、CPUにインテル Core i5-1335Uを搭載したモデルもラインナップしており、直販サイトで13万9800円(税込)から販売されています。

↑左側面にはHDMI出力、Thunderbolt 4×2

 

↑右側面はUSB 3.2、ヘッドホン/マイクジャックをそろえています

 

スペックを見たときに、モバイルノートPCのユースケースとして多い、文書や資料作成などのビジネス利用で不満を感じることはなさそうです。すでに多くのレビューも掲載されているので、詳細は省きますが、実際にPhotoshopで簡単な写真編集はもちろんスムーズに処理できたほか、Webブラウザーを立ち上げながらWordでテキスト作成などしても、動作は快適でした。

↑重さは約1.0kgなので、片手で持ってもまったく難はありません。また薄さは約1cm。ビジネスバッグに荷物を多く詰め込んでも、すき間に入れられそうです

 

有機ELパネルを採用したディスプレイはさすがの映像表現

また、ハードウェアで最も見どころなのは有機ELパネルの採用。モバイルノートPCとしてはなかなか見かけることはありませんが、Zenbook Sシリーズとしては2022年から有機ELパネルのモデルを出しており、特徴的な部分です。

↑有機EL採用のディスプレイは、最大輝度550nitと明るさも十分。またDCI-P3規格の色域を100%カバーしています。アスペクト比はモバイルノートPCらしく縦に長い16:10を採用

 

↑ベゼルもいまのモバイルノートPCらしく細くなっています。これにより、画面占有率は85%を実現しています

 

映像の表示はさすがの一言。夜の市街地を映したシーンでは、暗い部分はしっかり暗く、反対に煌々としたネオンは明るく表現されます。高輝度なディスプレイを搭載したノートPCだと全体的に明るく表示されがちですが、明暗がちゃんと分かれているため、その違いを楽しめます。

 

Zenbook S 13 OLEDの登場で、ノートPCの見る目が変わる

これまで、サステナブルを訴求した製品を見ると、「企業として当然だから言わないといけないよね」「あんまりサステナブルを推しているところを見ると、製品としては微妙なのでは?」などと思ってしまいがちでした。

 

ですが、Zenbook S 13 OLEDはサステナブルとスペックを高いレベルで両立させています。見た目からしても、リサイクル材を使用しているとは思えない、ハイエンドにふさわしい質感です。また、たとえばキーボードの打ち心地は快適だったり、ディスプレイを開くとキーボードに傾斜がついて操作しやすくなっていたりと、細部の作り込みも隙がありません。

↑キーボードの打鍵感は適度な反発があって心地がよいほか、タイピング音はあまりうるさくありません。ただ、Enterキーがやや小さいため打ちにくく、今回試用した中では気になるところでした

 

↑タッチパッドは大きめに取られているため、作業しやすいです

 

↑ディスプレイを開くとキーボードに傾斜がつく仕組み。モバイルノートPCとしてはよくありますが、細部もしっかり作りこんでいる証左です

 

こうした製品が出てくるのであれば選ぶ方も、製品を見る目をアップデートする必要があるでしょう。以前から言われていることではありますが、スペックだけで見るべきではない時代が来ているのかもしれません。そのなかで、どれだけ環境に配慮されているかは今後、より注目が集まる点です。

 

その視点で見たときに、Zenbook S 13 OLEDはいまのところ最も有力な候補といえるでしょう。

↑梱包材はノートPCスタンドにもなります。ただし、傾斜がつきすぎて個人的には使いづらいと感じました。とはいえ、もとは梱包材なので、そこまでうるさく言う必要はないかもしれません

 

↑ACアダプターは小型サイズ。本体と一緒に持ち歩いてもスペースは取らないでしょう

 

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ASUSのディスプレイ2枚搭載のノートPCどう使う?「Zenbook Pro 14 Duo OLED」はガジェット好きへの挑戦状だ

時代が進むにつれどんどん多様化していくノートPC。大きさや重量といった物理的制限があるなかで、各メーカーから個性豊かな製品がリリースされています。

 

そんなノートPC戦国時代において一際目を引く個性を放っているのが、ASUSの「Zenbook Pro 14 Duo OLED」です。デュオというネーミングの通り、ディスプレイを2つも搭載しているんですから、なんとも贅沢マシンですよ。

↑ASUS Zenbook Pro 14 Duo OLED UX8402VV

 

とはいえ「ディスプレイが2つあってもどう活用するの?」という疑問もさもありなん。今回は動画視聴やゲームプレイなどのエンタメ要素と、動画編集などのクリエイティブ要素の2点に絞って、本機の使い心地を確かめてみました。

 

タッチ操作可能な2画面ノートPC。冷却できる機構も兼ねる

↑ヘアライン加工が美しい天面

 

このZenbook Duoシリーズが登場したのは2020年ごろで、今回は2023年初夏モデルとなる「ASUS Zenbook Pro 14 Duo OLED UX8402VV」を試用させてもらいました。

 

スペックを簡単にまとめると、

CPU:Core i9-13900H

GPU:NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPU(専用ビデオメモリー8GB)

メモリー:32GB

ストレージ:1TB SSD

メインディスプレイ:14.5型OLED、2880×1800ドット(120Hz)、グレア液晶、タッチ対応

セカンドディスプレイ:12.7型ワイドTFT液晶、2880×864ドット(120Hz)、ノングレア、タッチ対応

バッテリー:最大約8.4時間(消費電力約180W)

重量:約1.75kg

直販価格:44万9800円(税込)

 

といった具合。非常にハイスペックな、クリエイティブマシン然とした構成です。2画面といった個性を抜きにしても、ハイスペックなノートPCを探している人の候補になりえるかと。

↑セカンドディスプレイはキーボード上部に鎮座

 

最大の特徴であるセカンドディスプレイの正式名称は「ScreenPad Plus」。ディスプレイ左端には専用のアイコンが並んでおり、たとえばメインディスプレイとセカンドディスプレイに表示しているウィンドウを一瞬で入れ替えたり、ウィンドウの配置をカスタムしたりといった動作が可能(アイコンの位置や有無は変更可能)です。タッチ対応なので指先で直感的にアクセスできます。

↑ScreenPad Plusだけでブラウジングすることも

 

もちろんブラウジングだってお手の物。使用感としてはタブレットを操作している感覚に近いです。メインディスプレイもタッチ対応ですが、やはり角度や安定感の関係でScreenPad Plusの方がタッチ操作に向いています。ピンチやズーム動作も可能です。

↑PCを折り畳んだ状態

 

ScreenPad Plusは、物理的な構造方法もユニーク。PCを閉じるとフラットな形状になっていますが……、

↑この角度が絶妙! スペックシートによると傾きは12度とのこと

 

メインディスプレイをオープンすると、ScreenPad Plusがやや傾斜をつけた状態として立ち上がります。あえてキーボード部分と隙間を設けることでエアフローを最大38%アップさせ、冷却効果をも高めているとのこと。2つのディスプレイに電源を供給していることを思えば、エアフローの確保は重要になってきますね。ヒンジも頑丈で、タッチ操作程度でグラつくことはありません。

 

セカンドディスプレイで動画のながら見はアリ

ここからは使い心地の面をチェックしていきましょう。PC作業に生産性を求めるならマルチディスプレイ環境が思い浮かびますが、本機はそれをノートPC1台で完結させた仕様ともとれます。いわばモバイルディスプレイを内蔵したようなスタイルです。となると、本機のターゲット層となるのは、生産性を重視する人やクリエイティブ作業をこなしたい人となるでしょう。

 

ですが、何かしらの作業をする以外でPCに触れている時間も少なくないはず。用途としては一般的なブラウジングや動画視聴などですね。このようなシーンではどのような活用方法があるかを見ていきます。

↑メインディスプレイで映画を見つつ、セカンドディスプレイでブラウジング

 

まずはこんなケース。NetflixやPrimeビデオで動画を見つつ、ネットをぶらぶらする場合です。メインディスプレイによる映画の見応えは十分なので、気になるのはセカンドディスプレイの使い心地。セカンドディスプレイはかなり横長なので、通常のブラウジングよりもどうしても使いにくくなってしまいます。

 

ですが、セカンドディスプレイ操作時もメインディスプレイが常に視界に入ってくるので、動画を横目にスマホをいじるよりも動画の情報がよく目に入ってきました。見ているディスプレイの距離感が変わらないので、目のピント調節もラク。セカンドディスプレイでのブラウジングも、ピンチズームを活用すればそれなりに使えます。

↑メインディスプレイで仕事をしつつセカンドディスプレイで動画視聴

 

今度は反対のケース。動画はセカンドディスプレイで垂れ流しておいて、メインディスプレイでは仕事やメールといった何かしらの作業をこなす場合を考えます。今回は原稿を執筆しながらYouTubeの動画を流すスタイルを実践してみました。ビジネスシーンで使うならこんなスタイルでしょう。

 

なんとなく予想はしていましたが、こちらの方がノートPCの使い方としては自然ですね。ゲーム実況やライブ配信など、ながら視聴向けのコンテンツを横目に作業をするなら、理想的な配置だと感じました。逆に映画やドラマのように本気で映像に集中したいなら、横長のセカンドディスプレイはけっこう見づらい。その場合、メインとセカンドで見るものを入れ替えると良いでしょう。

 

ゲームはメインにゲームを、セカンドには攻略情報などを表示すると実用的

↑ハイスペックさを活かして、PCゲームも快適に

 

お次のエンタメ要素はPCゲーム。メインディスプレイでゲームをしつつ、セカンドディスプレイではブラウジングしながら攻略情報をチェックするという状況を考えてみます。これもかなり実用的でした。本来であればPCでゲームをしつつスマホで検索、もしくはゲーム画面の裏でブラウジングというかたちになるところを、まるでマルチディスプレイ環境のように情報が表示できていますね。

 

ただ、後述しますがキーボードの配置が独特なので、WASDでの操作にはわりと慣れがいるかなぁと。パッドでプレイする分には問題ありませんが、ゲーミングノートを名乗っているわけではないので(ゲーミング向け2画面にはROG Zephyrus Duo 16があります)。動作性やディスプレイの見応えに関しては文句なしなので、シビアな対人戦や重量級のゲームをプレイしない人であれば、この2画面スタイルはかなりオススメです。Steamのインディーゲームを消化するには最適ですよ。

 

クリエイティブ用途としてはもう少しパワーが欲しいところ

エンタメにおいての使い心地はわかったので、次はクリエイティブソフトの使用感を見ていきましょう。イラストと動画編集での操作感を確かめてみました。

↑イラストソフト「CLIP STUDIO PAINT」でお絵かき

 

本機にはスタイラス「ASUS Pen 2.0」が同梱されており、メインディスプレイでもセカンドディスプレイでもお絵描きが可能です。イラストソフト「CLIP STUDIO PAINT」で絵を描いてみました。メインディスプレイにナビゲーターを表示して常に全体像を表示させつつ、セカンドディスプレイにキャンバスを持ってきています。

 

正直、横長のセカンドディスプレイは絵を描くには不向きな形状でした。パームレストがなく腕が宙ぶらりんになるので、長時間描き続けるにはかなりキツイ。メインディスプレイで描いても宙ぶらりんになるのは変わらないので、イラスト用途は補助的なものと捉えたほうが良さそうです。動作面では拡大・縮小時に引っかかることもありました。写真のレタッチや原稿校正などには十分でしょう。

 

ちなみに写真のレタッチでいうと、本機はアドビなどのクリエイティブソフトと連携して使える、コントロールパネルソフトウェアが内蔵されています。

 

上記の動画のように輝度や色温度といった項目を仮想的なスライダーで調整できるので、直感的な操作が可能です。こうした操作ができるデバイスはTourBoxやLoupedeckなど、いくつかありますが、セカンドディスプレイ上で同じことができるのは何かと便利。出張先やカフェなどで、省スペースかつ手軽に操作できる点は魅力です。

 

最後は動画編集ソフト「DaVinci Resolve」の使用感をチェック。メインディスプレイとセカンドディスプレイ、それぞれにウィンドウを大きく出すことで、各項目へのアクセス性が大きく向上しています。用途としてはマルチディスプレイと同じ感覚ですね。タッチ操作が可能な分、一般的なマルチディスプレイより使いやすい場面も少なくありませんでした。

↑マウスではクリックが面倒なポイントも、指なら直感的に操作が可能

 

タイピング時の窮屈に耐えられるか……!?

一通り見てきましたが、本機は2つのディスプレイ以外にも個性的な点があります。それがキーボードとトラックパッドです。

↑一般的なトラックパッドの半分程度の面積

 

ご覧の通り、本来ならキーボードの下にあるトラックパッドが、キーボードの右端に来ています。これはセカンドディスプレイをキーボード上部に搭載したことで、キーボード下のスペースがなくなったからですね。

 

一般的なトラックパッドよりも窮屈なのは事実ですが、見た目ほど操作感は悪くありません。写真のように親指でクリックするように構えると手首のひねり方も無理がなくなり、サクサクと操作ができました。

↑キーボードは2022年モデルと同じ仕様なので、前モデルに慣れた人であれば問題なし

 

個人的に気になった、というよりもなかなか慣れなかったのが、キーボードです。キーピッチ(隣り合うキートップの中央から中央までの距離)が約17mmとちょい狭め。一般的なノートPCのキーピッチは約19mmなので、タイピング時に窮屈さを感じました。

 

キーストローク(キーを押したときの深さ)の深さやタイプ音などは好印象だっただけに、あの狭さに慣れれば本機をさらに使いこなせるだろうなと思います。WASDキーでゲームをする場合も、キーピッチの狭さが操作性のポイントになるはずです。

 

扱える情報がグッと増える、個性的なハイスペノートPC

まとめると、動画視聴+ブラウジングや、仕事+動画のながら見といった用途にはかなり快適。一覧できる情報が増えるおかげで作業全体が捗りそうです。クリエイティブ用途も悪くはないですが、イラストや動画編集そのものを生業としている人からすると、処理面などで物足りない部分もあるかと。

 

人は選びますが、セカンドディスプレイのコントロールパネルを活用できるソフトをメインに使う人ならば、高い生産性を叩き出せると思います。

 

2画面ノートの歴史はまだまだ黎明期。Zenbook Pro 14 Duo OLEDなら、モバイルディスプレイやタブレットいらずでマルチディスプレイ環境が構築できます。この贅沢な環境、あなたならどう使いこなしますか?

 

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ASUSの小型ゲーミングデバイス「ROG Ally」発売前チェック! 普通のゲーミングノートPCと比べてどうなの?

携帯ゲーム機市場が活況を呈しています。昨年にSteam Deckが発売されたことや、先日SIEがPS5の携帯機を発表したのは記憶に新しいところですが、今回はASUSが6月に発売する「ROG Ally」を取り上げます。

 

本機は、OSにWindows 11を搭載した、携帯ゲーム機型のPCともいえる製品。PCゲームだけでなくAndroidゲームも遊べる汎用性の高さが特徴です。本稿では、そのレビューをお送りします。

 

プレイできるタイトルの多さが最大の特徴

まずは本機の概要から紹介しましょう。最大の特徴は、なんといってもOSがWindows 11であることです。おかげでSteam、Xbox Games Pass、Epic Games、GOGなど、多様なゲームプラットフォームに対応します。Amazonアプリストアを使えばAndroid向けのタイトルもダウンロードしてプレイできるので、あらゆるゲームを楽しめる携帯ゲーム機といえるでしょう。この点は、これまでの携帯ゲーム機にはなかった特徴です。

↑ROG Ally。デスクトップ画面が表示されており、Windows 11を搭載している証拠です

 

ラインナップは2モデルあり、上位モデルのプロセッサーにはAMD Ryzen Z1 Extremeを搭載し、メモリーはLPDDR5-6400 16GB。ゲーミングPCと比べるとスペックは限定的ながら、多くのゲームを快適に動作させるスペックを備えています。

 

ディスプレイは7インチで、タッチパネルに対応します。解像度はフルHDですが、画面が小さいため、表示される映像はかなり高精細。Steam Deckも7インチのディスプレイを搭載していますが、本機の重さは約608gとSteam Deckの約669gより軽く、全体のサイズも一回り小さくなっています。

 

バッテリーの駆動時間は、ASUSの発表では、ヘビーゲームなら最長約2時間、クラウドゲームなどのカジュアルなタイトルでは最長約6.8時間となっています。また、30分で50%まで充電できる、急速充電にも対応しています。

↑本機の専用充電器。充電の際はこれを用いないと、本来の充電速度が発揮されないので注意

 

ソフトウェアの面では、異なるプラットフォームのゲームを一元管理できる「Armoury Crate SE」がプリインストールされているのが特徴。ゲームのタイトルを登録しておけば、複数のプラットフォームにまたがって、ここから起動できるので便利です。また、Armoury Crate SEからは、コントローラーの設定などもできます。

↑Armoury Crate SEのゲームライブラリ。この画面は、ボタンひとつで起動します

 

↑Armoury Crate SEからは、ボタンのファンクション設定などのあらゆる設定を簡単にできます

 

操作性は良いが発熱が気になる

さて今回は本機を使って、アクションMMO「War Thunder」で、空戦プレイしてみました。率直な感想は「操作性自体は一般的なコントローラーと変わらないが、スティックの感度は敏感」です。

↑右スティック。外周にはLEDが内蔵されています

 

本機には正面側に2本のスティックとABXYの各ボタン、方向ボタンがあり、加えて画面の左右にはArmoury Crate SE起動用など4つのボタンが配されています。また左右に2個ずつのトリガー、裏側にも2つのボタンがあります。一般的なコントローラーと比べるとボタンの数はやや多いような印象も受けますが、多いぶんには困りませんし、その割り当てはArmoury Crate SEから設定できますから便利な要素です。ただ、スティックの感度がデフォルトの設定ではかなり敏感に感じられました。プレイに大きな影響をもたらすので、ボタンの割り当ても含めて設定が必須と思われます。

↑ボタン割り当ての設定画面

 

War Thunderプレイ時のグラフィックはmediumに設定しましたが、本作の動作のうえでは問題は感じませんでした。また、FF15のベンチマークでは、フルHDの標準品質で「普通」との判定。ベンチマーク中のグラフィックを確認したところ、カクカクして見えるところはなかったので、おおかたのゲームはある程度快適に遊べそうです。

↑ベンチマークの結果画面。ちなみに軽量品質にしてみたら、スコアこそ2.5倍くらいに上がりましたが、判定は変わらず普通でした。快適性を高めたいなら軽量設定のほうがよいかも

 

操作や動作の快適性は良好ですが、ひとつ気になるのが発熱です。小さなボディに、ゲームに堪えるだけのハイスペックを組み込んでいるわけですから仕方のないことですが、膝の上に置いてプレイすると「熱いな」と思う程度には発熱します。これを考慮すると、椅子に座って卓上で使ったり、ベッドで寝転びながらのゲームプレイしたりがベストなように感じます。なお、発熱の割に冷却音は静かです。一般的なゲーミングノートPCと比較した場合、静音性は本機に軍配が上がります。

↑本機の背面。排熱口がありますが、ここ以外からも熱を感じます

 

また、Steam Deckより軽く小さいとはいえ、608gという重さは無視できるものではありませんでした。どのくらい重いかというと、肘を浮かせてプレイすると明らかに肩が凝りそう。椅子のアームレストや机を活用して、肘を置きながらプレイできる環境が必要なように思います。

 

7インチの画面を搭載しているだけあり、本体サイズも幅280.0×奥行き111.38×高さ21.22~32.43mmと、小さいとはいえないので、これを家の外で使うかといわれたら、人によって意見が分かれそうです。多くのゲームのプレイにはインターネット環境が必要になりますし、家の中でどこでもゲームをプレイできるマシン、程度に考えておいた方が無難なようにも感じました。とはいえゲーミングノートPCに比べて持ち運びやすいのは事実なので、友人宅にデバイスを持ち寄って、複数人でゲームを楽しむというようなシーンでは、有用なものになりそうです。

 

画面は綺麗で音も良い

本機の評価ポイントとして挙げておきたいのは、画面の美しさと音の良さです。解像度はフルHDですが、画面サイズが7インチであるぶん、20インチ以上のゲーミングディスプレイと比べるとピクセルがギュッと凝縮されている印象で、美しく見えます。リフレッシュレートも120Hzあるので、ゲーミングディスプレイとしてみても、十分な性能です。

↑FF15ベンチマーク中の一コマ。画面はかなり高精細に見えます。古い例えですが、PSPを初めて見たときの感動に似ているかも

 

また、音圧がしっかりしていて、普段木製のPCスピーカーを使用している筆者にとっても、かなり優れた音に聞こえました。有線・無線のヘッドフォンの接続も可能ですが、特段のこだわりがない限り、別途用意しなくても良いように思います。携帯機ではありますが、画面の美しさや音質といったハードウェアの基礎性能は、ゲーミングノートPCに迫るものといってよさそうです。

 

【SPEC】

CPU:AMD Ryzen Z1 Extreme

メインメモリ:LPDDR5-6400 16GB

グラフィックス:AMD Radeon グラフィックス(最大8.6TFlops FP32)

ストレージ:SSD 512GB(PCI Express 4.0×4)

サイズ:W280.0 × H21.22〜32.43 × D111.38mm

質量:約608g

税込価格:10万9800円

 

※AMD Ryzen Z1搭載のモデルも2023年夏に発売予定(税込価格8万9800円)

Steam Deck対抗ゲーム機「ROG Ally」が日本でも発売、8万9800円から!

ASUS JAPANは5月29日、ポータブルゲーム機「ROG Ally」を発表しました。ラインナップは、AMD Ryzen Z1 Extreme プロセッサー搭載の上位モデル「RC71L-Z1E512」と、AMD Ryzen Z1 プロセッサー搭載の下位モデル「RC71L-Z1512」の2モデルで、発売は上位モデルが6月14日、希望小売価格は10万9800円(税込)。下位モデルは2023年夏以降の発売で、希望小売価格は8万9800円(税込)です。

 

ROG Allyは先行するSteam Deckに対抗するゲーム機として注目を集めていた製品。米国では6月13日からの発売が決まっていましたが、今回日本でも発売されることが明らかになった形です。

 

7型のタッチ対応ディスプレイ(解像度は1980×1080ドット)搭載で、重さは約608g、本体サイズは約幅280.0×奥行き111.38×高さ21.22~32.43mmとコンパクトなのが特徴。家の中はもちろん、好きな場所に持ち運んでゲームを楽しめます。

 

ポータブルゲーム機とはなっていますが、OSにはWindows 11を搭載しているため、PCとしても使用可能。また、Xbox Games Pass、Steam、Epic Gamesなどの幅広いプラットフォームに対応しているところもポイントです。さらに、Amazon アプリストア経由でAndroidゲームをダウンロードすることもできます。

↑ROG Ally。本体にコントローラーが付いている、小型ゲーム機らしいデザインですが、Windows PCとしても使えます

 

幅広いプラットフォームのゲームを管理する機能も備えており、独自ソフトの「Armoury Crate SE」を起動させればダウンロードしたゲームの一覧表示が可能。タッチやコントローラー操作で簡単に起動できます。また、Armoury Crate SEではコントローラーの設定などもできます。

 

バッテリー駆動時間は約10.2時間ですが、ASUSによるとグラフィック負荷の高いタイトルであれば最長約2時間、クラウドゲームなどの軽いタイトルであれば約6.8時間遊べるとしています。加えて、USB PDの急速充電に対応しているため、約30分で50%までバッテリーを充電できるそうです。

 

上位モデルのスペックは、AMD Ryzen Z1 Extreme プロセッサー、AMD Radeon グラフィックス、16GBメモリー、512GB SSD。ASUSは「他社製のコンソールゲーム機に匹敵する性能を備えている」としています。下位モデルはCPUとグラフィックス違いで、ほかのスペックは共通です。

 

リフレッシュレートは120Hzに対応。さらに最大輝度は500nitを実現しており、滑らかな表示かつ明るい画面でゲームを楽しめそうです。

 

なお、Xbox Games Passプラットフォームのゲームを3か月間無料でプレイできる、「Xbox Games Pass Ultimateの3か月間無料利用権」が付属。これからゲームを始めたい人にとってはうれしいところでしょう。

 

SIEからもポータブルゲーム機の情報が出るなど、超小型のUMPC市場が少しずつ盛り上がっているなかで、ROG Allyはどこまで浸透するのかに注目です。

10万円以下のSteam Deck対抗携帯ゲーミングPC「ROG Ally」登場! 米国で6月13日に発売

ASUSは、携帯ゲーミングPC「ROG Ally」を米国で6月13日に発売すると発表し、予約受付をスタートしました。標準モデルは599.9ドル、上位モデルの価格は699.9ドル(約9万4000円)であり、人気のSteam Deck最上位構成(内蔵ストレージ512GB版)よりも50ドル高いだけです。

↑Image:ASUS

 

もともとRog Allyが予告されたのは、今年4月1日のこと。エイプリルフールの日だけに初めはジョークかと思われましたが、その後に改めて「5月11日(現地時間)に仕様や販売店、価格を発表します!」とツイートしたことから本当だとわかりました。

 

Rog Allyは2モデルをラインアップし、どちらも解像度が1920×1080、輝度500ニト、最大120Hz駆動の7インチ画面を搭載。重さも同じ約608gで、Steam Deckの約670gより軽くなっています。

 

そして上位モデルはAMD Z1 Extremeチップ、RAMは16GB(高速なLPDDR5)、512GBのSSDを内蔵。公式発表ではZ1 Extremeは最大8.6TFLOPS(処理速度の目安となる単位)のグラフィック性能がうたわれています。これはSteam Deckの最大1.6TFLOPSを大きく超えており、PlayStation 5の10.28TFLOPSに近づいています。

 

かたや標準モデルに搭載されたZ1チップも、公称では最大2.8TFLOPSとされ、数値の上ではSteam Deckを55%も上回っています。いずれもSteam Deckでは重めだったPCゲームでも、ビジュアル品質の設定をあまり下げずに実行できるようです。

 

このほか、ASUSの外付けGPUボックス「ROG XG Mobile」と接続できる専用コネクターも備えています。これさえあれば大作ゲームも軽々と動かせるはずですが、XG Mobileは安くても10万円以上はする上に、接続すると持ち歩きもできなくなるので、「お金に余裕があって家でもガッツリ遊びたい」人向けかもしれません。

 

すでに米国では大手量販店のBest Buyが、予約受付を開始しています。ただし米国およびカナダの人たちだけが注文可能です。ほかの国や地域での展開は不明ですが、日本でも発売されることを期待したいところです。

 

Source:ROG Ally

via:Polygon

Steam Deck対抗の携帯ゲーミングPC「ROG Ally」、PS5並のグラフィック性能で10万円以下になるかも

ASUSは現地時間5月11日に、携帯ゲーミングPC「ROG Ally」の発売日やスペックの詳細を発表する予定です。搭載されるチップはAMDの「Ryzen Z1」および「Ryzen Z1 Extreme」であり、どちらも人気のSteam Deckよりもパワフルなことが明らかになっています

Image:ASUS

その上位モデルが、米国での価格は699.99ドル(約9万3000円)になることが複数の情報源からリークされています。

 

このモデルはAMD Z1 Extremeチップ、RAMは16GB、512GBのSSDを搭載しているとのこと。ちなみにSteam Deck最上位の512GBモデルは649ドルであり、それより51ドル高いだけです。

 

今回の情報は、まず信頼性の高いリーカーのRoland Quandt氏がテックメディアThe Vergeに告げたこと。さらに米大手量販店Best Buyからというスクリーンショットや、有名リーカーSnoopyTech氏のツイートも一致しています。

 

またThe Vergeは、ROG AllyはZ1版とZ1 Extreme版の両方が発売されると確認しています。つまりZ1Extreme搭載モデルが699.99ドルとすれば、Z1モデルはさらに安いと思われます。

 

Rog Allyは 280mm×113mm×39mmといった寸法や、解像度が1920×1080、輝度500ニト、リフレッシュレート120Hzの7インチ画面と判明しています。そして重さは約608gで、Steam Deckの約670gより軽くなっています。

 

AMD公式には、Z1 Extremeは最大8.6TFLOPS(処理速度の目安となる単位)のグラフィック性能が謳われています。これはSteam Deckの最大1.6TFLOPSを大きく超えており、PS5の10.28TFLOPSに近づくもの。そして下位チップのZ1も最大2.8TFLOPSであり、数字の上ではSteam Deckを55%も上回っています。

 

すでにSteam Deckの性能を超える携帯ゲーミングPCは各社から発売されていますが、どれも10万円台後半~となっており、かなり高価です。もしも今回のリークが本当であれば、Steam Deckの強力なライバルとなりそうです。

 

Source:The Verge

一気に18製品投入でニーズの全方位に対応! ASUSのノートPC「Vivobook」登場

ASUS JAPANは4月21日、幅広いラインナップをそろえる「ASUS Vivobookシリーズ」から18製品を発表しました。新製品および発売日、希望小売価格は下記のとおりです。

↑ASUS Vivobook 13 Slate OLED T3304GA

 

ASUS Vivobook 13 Slate OLED T3304GA/5月12日発売/11万9800円(税込)~

ASUS Vivobook S 14 Flip TN3402YA/5月下旬以降発売/12万9800円(税込)

ASUS Vivobook Pro 16X OLED K6604JI/6月中旬以降発売/32万9800円(税込)

ASUS Vivobook Pro 16X K6604JI/6月中旬以降発売/24万5999円(税込)

ASUS Vivobook Pro 16 K6602VV/4月21日発売/21万9800円(税込)

ASUS Vivobook Pro 15 OLED K6502VV/4月21日発売/21万9800円(税込)

ASUS Vivobook Pro 15 OLED M6500シリーズ/6月中旬以降発売/17万2999円(税込)~

ASUS Vivobook 14X K3405VC/4月21日発売/17万9800円(税込)~

ASUS Vivobook 16X K3605シリーズ/4月21日発売/13万9800円(税込)~

ASUS Vivobook 16X K3604シリーズ/4月28日発売/9万9800円(税込)~

ASUS Vivobook 15X K3504シリーズ/4月28日発売/9万9800円(税込)~

ASUS Vivobook 17 X1704VAシリーズ/5月下旬発売/12万9800円(税込)~

ASUS Vivobook 16 X1605VAシリーズ/4月26日発売/10万9800円(税込)~

ASUS Vivobook 14 X1405VAシリーズ/4月26日発売/10万9800円(税込)~

ASUS Vivobook 15 OLED X1505VAシリーズ/4月26日発売/12万9800円(税込)~

ASUS Vivobook Go 15 OLED E1504FA/5月中旬以降発売/8万9800円(税込)

ASUS Vivobook Go 15 E1504FAシリーズ/5月中旬以降発売/7万4800円(税込)~

ASUS Vivobook Go 14 E1404FAシリーズ/5月中旬以降発売/7万4800円(税込)~

 

タブレットとしても使える「ASUS Vivobook 13 Slate OLED」、ディスプレイが360度回転する「ASUS Vivobook S 14 Flip」、クリエイティブ作業や負荷の軽いゲームも可能な「ASUS Vivobook Pro」シリーズ5製品、薄型軽量ながら優れたパフォーマンスの「ASUS Vivobook X」シリーズ4製品、さまざまなラインナップの「ASUS Vivobook」シリーズ4製品、エントリーモデルの「ASUS Vivobook Go」シリーズ3製品が登場しています。

 

スペック控えめだけど活用方法が幅広いASUS Vivobook 13 Slate OLED

ASUS Vivobook 13 Slate OLEDは、取り外し可能なキーボードが付属したモデル。普段はノートPCとして使え、キーボードを外すとタブレットとして使えます。また、本体背面に取り付けるスタンドカバーも取り外し可能。スタンドカバーは縦横どちらでも設置できるため、動画視聴は横に、SNSなど長いコンテンツを表示する際は縦に設置といった使い方ができます。

↑キーボード。Enterキーの下側にデザインが入っています。なお、発売時は日本語キーボードです

 

↑本体から外した状態のキーボードとスタンドカバー

 

ディスプレイは有機ELで、サイズは13.3型。解像度は1920×1080ドットで、アスペクト比は横に長い16:9を採用しています。さらに、Dolby Visionに対応しているため、同じくDolby Visionに対応するコンテンツを再生すると、美しい映像を表示できます。

↑有機ELディスプレイのタブレットはそこまで多くはないので、映像視聴用としてのニーズがありそうです

 

タッチ操作ももちろん可能で、付属の「ASUS Pen 2.0」を使ってペン入力もできます。

 

主なスペックは、インテル Core i3-N300 プロセッサー、8GBメモリー(DDR5-4800)、256GB UFS。サイズはキーボード、スタンドカバー付きで約幅310×奥行き215×高さ18.2mm、重量は約1.38kgです。

↑左側面にはUSB 3.2(Type-c)とmicroSDカードスロット、ヘッドホンジャック

 

↑右側にはタブレットらしく、音量ボタンを配置

 

↑本体左上という珍しい位置にUSB 3.2(Type-C)があります

 

Microsoft Office Home and Business 2021を搭載した上位モデルの価格は13万9800円(税込)。

 

なお、そのほかのモデルの写真はこちら。

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

 

A BATHING APEエディションモデルも近日登場?

新製品の展示会場では、近日公開予定という形でA BATHING APEとコラボしたエディションモデルも参考展示されていました。詳細は明らかになっていませんが、キーボードがオリジナルデザインになっているなど、ほかにはないファッション色強めのモデルの登場が期待できそうです。

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

大量11製品! 有機EL搭載1kgモバイルノートPCなどASUSが新「Zenbook」を一挙に発表

ASUS JAPANは4月21日、プレミアムノートPC「ASUS ZenBookシリーズ」11製品を発表しました。ラインナップと発売日、希望小売価格は下記のとおりです。

↑ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304VA

 

ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304VA/4月21日発売/15万9800円(税込)~

ASUS Zenbook Pro 14 Duo OLED UX8402VV/4月21日発売/44万9800円(税込)

ASUS Zenbook Pro 14 Duo OLED UX8402VU/5月12日発売/39万9800円(税込)

ASUS Zenbook 14 Flip OLED UP3404VA/4月28日発売/17万9800円(税込)

ASUS Zenbook Pro 16X OLED UX7602BZ/6月中旬以降/59万9800円(税込)

ASUS Zenbook Pro 14 OLED UX6404VI/4月28日発売/29万9800円(税込)~

ASUS Zenbook Pro 14 OLED UX6404VV/4月28日発売/24万9800円(税込)

ASUS Zenbook 15 OLED UM3504DA/5月下旬以降/16万9800円(税込)~

ASUS Zenbook 14X OLED UX3404VA/4月28日発売/14万9800円(税込)~

ASUS Zenbook 14 UM3402YA/5月12日発売/13万9800円(税込)~

ASUS Zenbook 15 UM3504DA/6月中旬以降/16万9800円(税込)~

 

有機ELディスプレイ搭載、サステナブルにも配慮した1kgのモバイルノートPC

ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304VA(以下、Zenbook S 13 OLED)は、最薄部約10.9mmかつ重量約1kgを実現した13.3型モバイルノートPC。後述するスペックなどを含めると、各社のノートPCにおいて、ハイエンドやフラッグシップと並ぶようなモデルです。

 

ディスプレイには有機ELパネルを採用したうえ、解像度が2.8K(2880×1800ドット)と高解像度。また、アスペクト比は16:10と、主流である縦長の比率となっています。さらに、Dolby Visionにも対応し、同じくDolby Vision対応のコンテンツを再生すれば美しい映像を楽しめます。

↑ディスプレイ。左右と上辺のベゼルが狭く、画面占有率が約85%を実現しています。高精細な液晶と相まって没入感のある映像を楽しめそうです

 

Zenbook S 13 OLEDはもうひとつ大きな特徴として、本体すべてにリサイクル素材を採用していることが挙げられます。キーボードのキャップやスピーカーなどに海洋プラスチックなどのリサイクル素材を使用したほか、製品パッケージにはリサイクル古紙を100%使用。サステナブルにも気を配ったモデルとなっています。

↑大きめのタッチパッドとキーボード。Enterキーが少し小さめですが、それ以外は特に変わったところはありません。なお、発売時は日本語キーボードを採用

 

↑天面はASUSのロゴを巨大化し、ロゴを感じさせないデザインにしています。また、表面はプラズマ電解酸化処理を施しています。手触りがよく、ずっと触っていたくなる質感です

 

ラインナップはCPUにCore i7を搭載した上位モデルと、Core i5を搭載した下位モデルをそろえています。上位モデルのスペックは、インテル Core i7-1355U プロセッサー、16GBメモリー(DDR5-6400)、512GB SSD(PCIe Gen4)。またインターフェイスはHDMI、USB Type-C(Thunderbolt 4)×2、USB 3.2(Type-A)×1を装備しています。サイズは約幅296.2×奥行き216.3×高さ10.9~12.3mmです。

↑左側面

 

↑右側面

 

Microsoft Office Home and Business 2021を搭載した最上位モデルの価格は25万9800円(税込)。なお、CPUがインテル Core i5-1335Uプロセッサーで、ビジネスアプリにWPS Office 2 Standard Editionを搭載した廉価モデルは15万9800円(税込)です。

 

ASUSならでは2画面ノートPC最新モデル

ASUS Zenbook Pro 14 Duo OLED UX8402は、キーボード奥にセカンドディスプレイ「ScreenPad Plus」を搭載した、2画面ノートPC。2画面をひとつの画面として大きく使えるほか、メインディスプレイとScreenPad Plusで違うアプリを表示させて作業といった使い方もできます。また、両ディスプレイともタッチ操作に対応。タッチペンの「ASUS Pen 2.0」も付属するため、クリエイティブ作業などにも向いています。

↑ASUS Zenbook Pro 14 Duo OLED UX8402

 

ScreenPad Plusは、ノートPCを開くと手前に起き上がるように少し傾斜します。これにより、ScreenPad Plusの裏側にすき間ができるのですが、そのすき間を吸気口として利用。一般的なノートPCにはないエアフローを実現し、本体の冷却性能を高めているのも特徴です。

↑ディスプレイを開くとすき間ができます

 

メインディスプレイは14.5型の有機ELで、解像度は2880×1800ドット。ScreenPad Plusは、12.7型のTFTカラー液晶で、解像度は2880×864ドットです。

↑メインディスプレイとScreenPad Plus。液晶が違うので、同じ画面を表示していても見え方に違いが出ます

 

ラインナップは外付けグラフィックス違いのモデルを用意しており、上位モデルのスペックは、インテル Core i9-13900H プロセッサー、32GBメモリー(LPDDR5-4800)、1TB SSD(PCIe Gen4)、GeForce RTX 4060 Laptop。サイズは約幅323.5×奥行き224.7×高さ17.9~19.6mmで、重量は約2.4kgです。

↑ScreenPad Plusを搭載しているため、タッチパッドの配列がかなり特殊

 

価格は44万9800円(税込)。なお、グラフィックスにGeForce RTX 4050 Laptopを搭載する下位モデルは39万9800円(税込)です。

 

有機ELディスプレイが360度回転、インテル Evoに準拠の高性能モデル

ASUS Zenbook 14 Flip OLED UP3404VAは、ディスプレイが360度回転するエルゴリフトヒンジを搭載したモデル。ノートPCのほかに、テントスタイルやスタンドスタイル、タブレットスタイルで使うことができます。

↑ASUS Zenbook 14 Flip OLED UP3404VA

 

↑ディスプレイが360度回転するため、このようなテントスタイルでも使えます

 

ディスプレイは14型の有機ELで、縦に長い16:10の比率を採用。また、解像度は2.8K(2800×1800ドット)となっています。さらに、Dolby Visionにも対応。対応コンテンツであれば美しい映像を表示できるため、ディスプレイを好きなスタイルや角度にして、映像を楽しむのに向いています。

↑ディスプレイはタッチ操作に対応

 

↑キーボード。こちらもEnterキーが少し小さめ

 

主なスペックはインテル Core i7-1360P プロセッサー、16GBメモリー(LPDDR5-4800)、1TB SSD(PCIe Gen4)。サイズは約幅311.5×奥行き223.4×高さ15.9~16.8mmで、重量は約1.54kgです。なお、インテルが定めた基準を満たした製品に認定される「インテル Evo プラットフォーム」にも準拠しています。

↑左側面

 

↑右側面

 

価格は17万9800円(税込)です。

 

クリエイティブ作業に特化した高性能かつハイパフォーマンスモデル

ASUS Zenbook Pro 16X OLED UX7602BZは、クリエイティブ作業に適した高性能モデルです。2022年登場の前モデルからマザーボードの面積を38%縮小した、独自の「ASUS Supernova System-on-Module(SoM)」デザイン基盤を採用。コンパクトなマザーボードなので、効率的に冷却できるうえに、メモリーチップとCPU間の距離が短いため、より高速なデータのアクセスが可能になります。加えてGPU電源コンポーネントのスペースを広く確保できるため、より高いTDPでの動作と処理性能を実現。

↑ASUS Zenbook Pro 16X OLED UX7602BZ

 

さらに、CPUに液体金属グリスを採用することで、最大で-7度の温度低下が可能。これらによって、高いパフォーマンスを実現しています。

 

主なスペックはインテル Core i9-13905H プロセッサー、32GBメモリー(LPDDR5X-7467)、1TB SSD(PCIe Gen4)、GeForce RTX 4080 Laptop。ディスプレイは16型の有機ELで、解像度は3200×2000ドットとなっています。

↑ディスプレイは映画の標準規格であるDCI-P3を100%カバー。映像編集などにも向いています

 

なお、キーボードはチルト方式を採用。ディスプレイを開くとキーボードが手前に向かってせり上がり、傾斜がつきます。

↑キーボードに傾斜がつくためタイピングがしやすいうえに、このすき間から吸気するため冷却効果もあります

 

↑タッチパッド左側にはダイアルパッドを装備。円に沿って指をなぞると音量や明るさを変更できます

 

↑ダイアルを操作するとディスプレイの左上に表示されます

 

価格は59万9800円(税込)です。

 

そのほかのモデルはこちら。

↑ハイエンドなCPUとGPUを搭載しながら約1.6kgと、クリエイター向けノートPCとしては軽量な14.5型のASUS Zenbook Pro 14 OLED

 

↑15.6型で約1.55kgと、大画面と軽量を両立させたASUS Zenbook 15 OLED

 

↑高性能なスペック、2.8Kの有機ELディスプレイ、豊富なインターフェイスと、隙のないモデルに仕上がっているASUS Zenbook 14X OLED

大量11製品! 有機EL搭載1kgモバイルノートPCなどASUSが新「Zenbook」を一挙に発表

ASUS JAPANは4月21日、プレミアムノートPC「ASUS ZenBookシリーズ」11製品を発表しました。ラインナップと発売日、希望小売価格は下記のとおりです。

↑ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304VA

 

ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304VA/4月21日発売/15万9800円(税込)~

ASUS Zenbook Pro 14 Duo OLED UX8402VV/4月21日発売/44万9800円(税込)

ASUS Zenbook Pro 14 Duo OLED UX8402VU/5月12日発売/39万9800円(税込)

ASUS Zenbook 14 Flip OLED UP3404VA/4月28日発売/17万9800円(税込)

ASUS Zenbook Pro 16X OLED UX7602BZ/6月中旬以降/59万9800円(税込)

ASUS Zenbook Pro 14 OLED UX6404VI/4月28日発売/29万9800円(税込)~

ASUS Zenbook Pro 14 OLED UX6404VV/4月28日発売/24万9800円(税込)

ASUS Zenbook 15 OLED UM3504DA/5月下旬以降/16万9800円(税込)~

ASUS Zenbook 14X OLED UX3404VA/4月28日発売/14万9800円(税込)~

ASUS Zenbook 14 UM3402YA/5月12日発売/13万9800円(税込)~

ASUS Zenbook 15 UM3504DA/6月中旬以降/16万9800円(税込)~

 

有機ELディスプレイ搭載、サステナブルにも配慮した1kgのモバイルノートPC

ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304VA(以下、Zenbook S 13 OLED)は、最薄部約10.9mmかつ重量約1kgを実現した13.3型モバイルノートPC。後述するスペックなどを含めると、各社のノートPCにおいて、ハイエンドやフラッグシップと並ぶようなモデルです。

 

ディスプレイには有機ELパネルを採用したうえ、解像度が2.8K(2880×1800ドット)と高解像度。また、アスペクト比は16:10と、主流である縦長の比率となっています。さらに、Dolby Visionにも対応し、同じくDolby Vision対応のコンテンツを再生すれば美しい映像を楽しめます。

↑ディスプレイ。左右と上辺のベゼルが狭く、画面占有率が約85%を実現しています。高精細な液晶と相まって没入感のある映像を楽しめそうです

 

Zenbook S 13 OLEDはもうひとつ大きな特徴として、本体すべてにリサイクル素材を採用していることが挙げられます。キーボードのキャップやスピーカーなどに海洋プラスチックなどのリサイクル素材を使用したほか、製品パッケージにはリサイクル古紙を100%使用。サステナブルにも気を配ったモデルとなっています。

↑大きめのタッチパッドとキーボード。Enterキーが少し小さめですが、それ以外は特に変わったところはありません。なお、発売時は日本語キーボードを採用

 

↑天面はASUSのロゴを巨大化し、ロゴを感じさせないデザインにしています。また、表面はプラズマ電解酸化処理を施しています。手触りがよく、ずっと触っていたくなる質感です

 

ラインナップはCPUにCore i7を搭載した上位モデルと、Core i5を搭載した下位モデルをそろえています。上位モデルのスペックは、インテル Core i7-1355U プロセッサー、16GBメモリー(DDR5-6400)、512GB SSD(PCIe Gen4)。またインターフェイスはHDMI、USB Type-C(Thunderbolt 4)×2、USB 3.2(Type-A)×1を装備しています。サイズは約幅296.2×奥行き216.3×高さ10.9~12.3mmです。

↑左側面

 

↑右側面

 

Microsoft Office Home and Business 2021を搭載した最上位モデルの価格は25万9800円(税込)。なお、CPUがインテル Core i5-1335Uプロセッサーで、ビジネスアプリにWPS Office 2 Standard Editionを搭載した廉価モデルは15万9800円(税込)です。

 

ASUSならでは2画面ノートPC最新モデル

ASUS Zenbook Pro 14 Duo OLED UX8402は、キーボード奥にセカンドディスプレイ「ScreenPad Plus」を搭載した、2画面ノートPC。2画面をひとつの画面として大きく使えるほか、メインディスプレイとScreenPad Plusで違うアプリを表示させて作業といった使い方もできます。また、両ディスプレイともタッチ操作に対応。タッチペンの「ASUS Pen 2.0」も付属するため、クリエイティブ作業などにも向いています。

↑ASUS Zenbook Pro 14 Duo OLED UX8402

 

ScreenPad Plusは、ノートPCを開くと手前に起き上がるように少し傾斜します。これにより、ScreenPad Plusの裏側にすき間ができるのですが、そのすき間を吸気口として利用。一般的なノートPCにはないエアフローを実現し、本体の冷却性能を高めているのも特徴です。

↑ディスプレイを開くとすき間ができます

 

メインディスプレイは14.5型の有機ELで、解像度は2880×1800ドット。ScreenPad Plusは、12.7型のTFTカラー液晶で、解像度は2880×864ドットです。

↑メインディスプレイとScreenPad Plus。液晶が違うので、同じ画面を表示していても見え方に違いが出ます

 

ラインナップは外付けグラフィックス違いのモデルを用意しており、上位モデルのスペックは、インテル Core i9-13900H プロセッサー、32GBメモリー(LPDDR5-4800)、1TB SSD(PCIe Gen4)、GeForce RTX 4060 Laptop。サイズは約幅323.5×奥行き224.7×高さ17.9~19.6mmで、重量は約2.4kgです。

↑ScreenPad Plusを搭載しているため、タッチパッドの配列がかなり特殊

 

価格は44万9800円(税込)。なお、グラフィックスにGeForce RTX 4050 Laptopを搭載する下位モデルは39万9800円(税込)です。

 

有機ELディスプレイが360度回転、インテル Evoに準拠の高性能モデル

ASUS Zenbook 14 Flip OLED UP3404VAは、ディスプレイが360度回転するエルゴリフトヒンジを搭載したモデル。ノートPCのほかに、テントスタイルやスタンドスタイル、タブレットスタイルで使うことができます。

↑ASUS Zenbook 14 Flip OLED UP3404VA

 

↑ディスプレイが360度回転するため、このようなテントスタイルでも使えます

 

ディスプレイは14型の有機ELで、縦に長い16:10の比率を採用。また、解像度は2.8K(2800×1800ドット)となっています。さらに、Dolby Visionにも対応。対応コンテンツであれば美しい映像を表示できるため、ディスプレイを好きなスタイルや角度にして、映像を楽しむのに向いています。

↑ディスプレイはタッチ操作に対応

 

↑キーボード。こちらもEnterキーが少し小さめ

 

主なスペックはインテル Core i7-1360P プロセッサー、16GBメモリー(LPDDR5-4800)、1TB SSD(PCIe Gen4)。サイズは約幅311.5×奥行き223.4×高さ15.9~16.8mmで、重量は約1.54kgです。なお、インテルが定めた基準を満たした製品に認定される「インテル Evo プラットフォーム」にも準拠しています。

↑左側面

 

↑右側面

 

価格は17万9800円(税込)です。

 

クリエイティブ作業に特化した高性能かつハイパフォーマンスモデル

ASUS Zenbook Pro 16X OLED UX7602BZは、クリエイティブ作業に適した高性能モデルです。2022年登場の前モデルからマザーボードの面積を38%縮小した、独自の「ASUS Supernova System-on-Module(SoM)」デザイン基盤を採用。コンパクトなマザーボードなので、効率的に冷却できるうえに、メモリーチップとCPU間の距離が短いため、より高速なデータのアクセスが可能になります。加えてGPU電源コンポーネントのスペースを広く確保できるため、より高いTDPでの動作と処理性能を実現。

↑ASUS Zenbook Pro 16X OLED UX7602BZ

 

さらに、CPUに液体金属グリスを採用することで、最大で-7度の温度低下が可能。これらによって、高いパフォーマンスを実現しています。

 

主なスペックはインテル Core i9-13905H プロセッサー、32GBメモリー(LPDDR5X-7467)、1TB SSD(PCIe Gen4)、GeForce RTX 4080 Laptop。ディスプレイは16型の有機ELで、解像度は3200×2000ドットとなっています。

↑ディスプレイは映画の標準規格であるDCI-P3を100%カバー。映像編集などにも向いています

 

なお、キーボードはチルト方式を採用。ディスプレイを開くとキーボードが手前に向かってせり上がり、傾斜がつきます。

↑キーボードに傾斜がつくためタイピングがしやすいうえに、このすき間から吸気するため冷却効果もあります

 

↑タッチパッド左側にはダイアルパッドを装備。円に沿って指をなぞると音量や明るさを変更できます

 

↑ダイアルを操作するとディスプレイの左上に表示されます

 

価格は59万9800円(税込)です。

 

そのほかのモデルはこちら。

↑ハイエンドなCPUとGPUを搭載しながら約1.6kgと、クリエイター向けノートPCとしては軽量な14.5型のASUS Zenbook Pro 14 OLED

 

↑15.6型で約1.55kgと、大画面と軽量を両立させたASUS Zenbook 15 OLED

 

↑高性能なスペック、2.8Kの有機ELディスプレイ、豊富なインターフェイスと、隙のないモデルに仕上がっているASUS Zenbook 14X OLED

優れたデザインと機能性を備えた一台! ASUS「ROG」とファッションブランド「ACRONYM」がコラボした「ROG Flow Z13-ACRNM RMT02」

ASUS JAPAN株式会社は、ドイツのファッションブランド「ACRONYM」とコラボレーションした、タブレットタイプのクリエイター向け13.4型2-in-1モバイルノートPC「ROG Flow Z13-ACRNM RMT02」を発売しました。税込価格は46万9800円。

 

同製品は、2020年の「ROG Zephyrus G14-ACRNM RMT01」に続くROGとACRONYMの共同開発で、ASUSの2-in-1モバイルゲーミングノートパソコン「ROG Flow Z13シリーズ」の基本設計を、ACRONYMのデザインと融合。

 

アルミニウム合金で形成された本体背面は、凹んでいるところやザラザラしているところが混在するユニークなテクスチャーデザインで、どこを持っても手や指に独特の感触が伝わります。手で持ったときに、安定して本体をホールドできるラバーホールドも随所に設置。一見すると見た目を重視したデザインのように見えますが、実際には手触りの良さと使いやすさも重視した、ACRONYMならではのトータルデザインといえるデザインに仕上がっています。

 

本体背面にはスタンドを搭載しており、自立させて使うことができ、横向きでの設置、縦向きでの設置のどちらも可能です。

 

本体の四隅にあるフックに付属のメインストラップを取り付けることで、本体をブリーフケースのように片手で持ち運んだり、ショルダーバッグのように肩に掛けて持ち運んだりすることができます。また、首掛け画板のように首から掛けて使うこともできます。

 

本体はタブレットとして使うことができ、付属のキーボードを取り付ければノートPCとしても使えるので、作業内容や、その日の用途によって使い分けることができます。搭載しているディスプレイはタッチ操作に対応しています。

 

キーボードは、キートップのデザインからキーの配色にキーボードの背面まで、すべてにACRONYMのデザインを反映。ベース素材にも上質なレザーを使用しています。

 

付属のスタイラスペン「ASUS Pen 2.0」を使えば、4096段階の筆圧検知による繊細なペン入力を行えます。

 

ASUS Pen 2.0と、ACアダプターと電源ケーブルを持ち運ぶためのアクセサリーバッグを付属しているので、本体とともに肩に掛けてスマートに持ち運ぶことができます。本体と一緒にキーボードを持ち運ぶ用のキーボードストラップも別途付属し、キーボードを本体にしっかりと固定して安全に持ち運べます。

ASUSがゲーミングノートPCを一挙に10製品発表! 最新ゲームもeスポーツも快適なモデル続々

ASUS JAPANは3月13日、2023年の新モデルとしてゲーミングノートPC10製品を発表。同日から順次販売を開始します。ラインナップは下記のとおりです。

 

・ROG Strix SCAR 17
・ROG Strix G17
・ROG Zephyrus Duo 16
・ROG Zephyrus G14
・ROG Flow Z13
・ROG Flow X13
・ASUS TUF Gaming F15/ASUS TUF Gaming A15
・ASUS TUF Advantage Edition A16
・ROG XG Mobile

 

全モデル共通で、ゲームを楽しむための一定以上の性能を備えたとしており、CPUには高クロックのモデルを、メモリーは最低で16GB以上を、SSDには高速な転送速度のPCI Express 4.0 x4対応製品を搭載しています。

 

また、グラフィックスはほとんどのモデルでNVIDIA GeForce RTX 40シリーズ Laptop GPUを搭載。最新タイトルもeスポーツタイトルも快適に動作します。

 

さらに、立体音響技術のDolby Atmosに対応したオーディオ機能を採用し、本体の内蔵スピーカーやステレオヘッドセットでバーチャルサラウンドを体感できます。ゲーム内では音の方向性がよりわかりやすくなるほか、臨場感のあるサウンドも楽しめるとのこと。

 

このほか、通常の故障に加えて、落下や水没による故障、災害による損傷、ウイルスによる故障にまで対応する「ASUSのあんしん保証」を利用できます。

 

ゲームはもちろん、録画や配信もこなせるROG Strix SCAR 17

ここからは新モデルをいくつかピックアップして紹介します。

 

ハイエンドにあたるROG Strix SCAR 17は、最高のゲーム環境を求めている人や、eスポーツを始めてみたい人に向けた、性能の高さにこだわったというモデルです。CPUは5.4GHzの高クロックで駆動するAMD Ryzen 9 7945HXを搭載。ゲームを快適に楽しめるのはもちろんのこと、16コア32スレッドで動作するため、ゲームをプレイしながら録画や配信などもできます。メモリーは32GB、SSDは1TBを搭載し、ゲームの起動や読み込みも軽快とのこと。

↑ROG Strix SCAR 17

 

また、GPUは最上位のGeForce RTX 4090 Laptop GPUを採用。デスクトップに匹敵するゲーミング性能を備えています。

 

ディスプレイは17.3インチで、解像度は2560×1440ドット、リフレッシュレートは240Hz。加えてディスプレイ周囲のベゼルを細くし、画面占有率85%を実現しています。これにより、高い没入感が得られ、よりゲームに集中できるとのこと。

 

希望小売価格は54万9800円(税込)。発売は5月以降を予定しています。

 

2つのディスプレイを搭載するROG Zephyrus Duo 16

ROG Zephyrus Duo 16は、16インチのディスプレイに加えて、キーボード奥に14インチのセカンドディスプレイを搭載したモデル。たとえばメインディスプレイでゲームや作業をしながら、セカンドディスプレイにはチャットや資料を表示するといった使い方が可能です。

↑ROG Zephyrus Duo 16

 

セカンドディスプレイは使用時に、本体から手前に向けてせり上がる機構を採用。セカンドディスプレイと本体の間に大きなすき間ができ、そのすき間を大型の通気口にしているため、一般的なゲーミングノートPCにはないエアフローを実現しています。これにより、本体にこもりがちな熱がとどまることなく、低い温度を保てるとのこと。

 

もちろん、スペックも抜かりはなく、高負荷のゲームを楽しめる構成となっています。スペックは以下のとおりです。

 

CPU:AMD Ryzen 9 7945HX
メモリー:32GB
ストレージ:2TB SSD
グラフィックス:GeForce RTX 4090 Laptop GPU
ディスプレイ:メイン/16インチのミニLEDディスプレイ( 2560×1600ドット、240Hz)、セカンド/14インチタッチ対応ディスプレイ(3840×1100ドット、60Hz)

 

希望小売価格は65万9000円(税込)で、3月13日に発売します。

 

そのほかのモデルは下記をご覧ください。

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

武骨なデザインにグッとクる! 最新NVIDIA GeForce RTX 40シリーズLaptop GPU搭載、堅牢性に優れた「ASUS TUF Gaming F15シリーズ」

ASUS JAPANは、ゲーミングノートPC「ASUS TUF Gaming F15シリーズ」の新製品を発表。4月より順次販売を開始します。

 

今回発売となるのは、15.6型のディスプレイを搭載した「ASUS TUF Gaming F15 FX507ZV4」と「ASUS TUF Gaming F15 FX507ZU4」の2モデル。筐体カラーは、ASUS TUF Gaming F15 FX507ZV4がメカグレー、ASUS TUF Gaming F15 FX507ZU4がイエガーグレーで、モデルによって異なります。

↑ASUS TUF Gaming F15 FX507ZV4(メカグレー)

 

TUFロゴの位置もモデルにより異なり、イエガーグレーのTUFロゴは大きなレーザー彫刻のデザインで、メカグレーは天板にエンボス加工されたTUFロゴが表示されています。タッチパッドの隅にも小さくTUFマークを配し、キーボード手前のパームレスト部分にもスタイリッシュな英文の文章を入れることで特別感を演出。通常は見えない本体の裏面に、ワンポイントとしてオレンジ色のゴム足を搭載しています。

↑ASUS TUF Gaming F15 FX507ZU4(イエガーグレー)

 

CPUはどちらもインテル Core i7-12700H プロセッサー。グラフィックス機能(GPU)は、第3世代RTコアと第4世代Tensorコアを新搭載し、DLSS 3などの最新機能も利用可能なNVIDIA GeForce RTX 40シリーズLaptop GPUを搭載。ASUS TUF Gaming F15 FX507ZV4はNVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPU、ASUS TUF Gaming F15 FX507ZU4はNVIDIA GeForce RTX 4050 Laptop GPUを、それぞれ搭載しています。

 

高温・低温や振動などへの耐性も高く、米国国防総省が定める軍事規格のMIL規格 (MIL-STD-810H) に準拠したテストをクリアしており、高い堅牢性を備えています。

 

ともにリフレッシュレートが144Hzの高速駆動フルHDディスプレイを搭載しているほか、GPUの画面出力とディスプレイの表示タイミングを同期させるG-Syncにも対応しています。
キーボードはテンキー付きのRGBイルミネートキーボードで、音量調節やマイクのオンオフなどを行える4つのショートカットキーを搭載しています。ゲームでの使用頻度が高いWASDキーには、スモークがかかったスケルトンキーを使用し、ゲーミングノートPCらしさを演出。大型タイプのタッチパッドも搭載しています。

 

本体内部の冷却は、84ブレード構成の静音大風量ファンである、独自のArc Flow Fansを使用して、本体の側面に設けた4つの巨大な通気孔から強力に熱を排出することで、内部に熱がこもるのを防ぎます。低温時には自動でファンを停止する機能も搭載しており、低負荷時などには無音で使用することができます。最大TGP(消費電力)が140WのGPUまで冷却できるので、ハードウェアの性能を大きく引き出すことができます。

 

同時発表のゲーミングノートPC「ROG Strix G18」「ROG Strix G16」同様、GPUの信号を直接出力するMUXスイッチによるグラフィックス性能の向上や、立体音響技術Dolby Atmos対応オーディオ機能を搭載しています。

 

税込価格はASUS TUF Gaming F15 FX507ZV4が21万9800円、ASUS TUF Gaming F15 FX507ZU4が18万9800円です。

ゲーマーに求められるあらゆる要素をバランス良く凝縮! ゲーム好きの“やりたいこと”を叶えるゲーミングノートPC「ROG Strix G18/G16」発表……ASUS

ASUS JAPANは、ゲーミングノートPC「ROG Strix G18」と「ROG Strix G16」を発表。3月より順次販売開始予定です。

↑ROG Strix G18

 

ROG Strix G18は18型ディスプレイを搭載、ROG Strix G16は16型ディスプレイを搭載しており、スペックの違いで複数のモデルを用意。税込価格は、ROG Strix G18が33万9800円~、ROG Strix G16が24万9800円~です。

↑ROG Strix G16(エクリプスグレー)

 

全モデルに最新世代のNVIDIA GeForce RTX 40シリーズ Laptop GPUを搭載。高い効率のNVIDIA Ada Lovelace アーキテクチャの採用により、従来のNVIDIA GeForce RTX 30シリーズLaptop GPUよりもグラフィックス性能が大きく向上し、より綺麗なグラフィックスでゲームを楽しめます。

↑ROG Strix G16(ボルトグリーン)

 

高性能コアと高効率コア、得意な処理が異なる2種類のプロセッサー(以下、CPU)コアを内蔵する第13世代インテル Core プロセッサーを全モデルに搭載。ゲームだけでなく、ゲームプレイ中の音声チャットや動画配信を行なったり、プレイを録画したり、外付けディスプレイを接続し、そちらにゲームについての情報を表示したままでも、ゲームを快適にプレイすることができます。

 

すべてのモデルに高速なDDR5-4800メモリを搭載。ストレージもすべてのモデルがPCI Express 4.0×4の高速なインターフェースで接続しています。これにより、ゲームの起動やゲーム内でのデータの読み込みなど、あらゆる処理が高速に行えます。

 

通常のノートPCでは、GPUの信号はCPUを経由して出力されていますが、ROG Strix GシリーズではMUXスイッチという機能を搭載することで、CPUを経由させずにGPUから直接出力。これにより、CPUを経由する際の遅延をなくすことができ、同スペックの他のノートPCよりも、ワンランク上のグラフィックス性能を発揮します。

 

全モデルにゲーム用の高速駆動液晶を搭載。240Hz駆動のモデルと165Hz駆動のモデルがあり、どちらも一般的な60Hzディスプレイ搭載のノートPCと比較して、なめらかな表示が可能です。

 

画面解像度が2560×1600ドットのモデルと、1920×1200ドットの2種類のモデルがあり、どちらも一般的なディスプレイ(アスペクト比16:9)よりも、縦に表示領域が広いアスペクト比16:10のディスプレイを搭載しています。

 

ディスプレイを囲むフレーム(ベゼル)の割合は、ROG Strix G16ではディスプレイ全体の約10%、ROG Strix G18では約11%に抑えています。

 

すべてのモデルで、GPUの画面出力とディスプレイの表示タイミングを同期させることができるNVIDIA G-SYNCに対応しており、ゲーム画面がチラつくことやカクつくことがなく、綺麗な画面でゲームを楽しむことができます。

 

また、一部のモデルには、「ROG Nebula Display」を搭載。500nitの輝度と1200:1のコントラスト比によって鮮やかな画面が表示でき、HDR規格のDolby Visionに対応することで、Dolby Vision対応動画や対応ゲームを、従来よりもリアルな画面で体験できます。ROG Nebula DisplayはDCI-P3 100%の広色域に対応し、PANTONEとTÜV Rheinlandの認証も取得しています。

 

本体の冷却は全モデルとも、本体内部の熱源に直接外気を導くエアフロー設計と、CPU用とGPU用の2つのファンに加えてGPUの熱移動を助ける3つ目のファンを合わせた、複合的な冷却技術であるTri-Fan技術を採用。放熱部には、広い放熱面積を持つPulsarヒートシンクを搭載し、強力に放熱を行ないます。CPUとGPUの熱伝導グリスには、液体金属グリスの中でも極めて高い熱伝導率の、Thermal Grizzly社製のConductonaut Extremeを使用。

 

立体音響技術のDolby Atmosに対応したオーディオ機能を全モデルに搭載しており、本体の2つのスピーカーまたはステレオヘッドセットなどでバーチャルサラウンドを体験可能です。オーディオジャックでの音声出力はHi-Resにも対応しており、音の情報量をたくさん持つハイレゾ音源を使用したハイレゾオーディオを楽しめます。

 

ノートPC用キーボードの多くは、カーソルキーに他のキーよりも小さなキーを採用していますが、今回発表された全モデルでは、カーソルキーに他のキーと同じサイズのキーを搭載することで、ゲームでの操作性を向上。ゲーム中に音量調節やマイクのミュートなどを行うことができる5つのホットキーも搭載しています。モデルにより、4ゾーンRGBイルミネートキーボードまたはオールキーRGBイルミネートキーボードを搭載していることで、ゲーミングノートPCらしさを演出することができます。タッチパッドも操作性を考慮した大型のものを搭載しています。

 

インターフェースはThunderbolt 4とUSB 3.2 Gen 2の2種類のType-Cポートを1つずつ搭載しており、どちらも画面出力にも対応しています。画面出力の専用端子としては、HDMI 2.1を1つ搭載。マウスやゲームコントローラーの接続に便利なUSB 3.2 Gen 2 Type-Aポートを2ポート搭載し、無線LAN接続ではゲームプレイに不安があるというゲーマーのために、有線LANも搭載。

 

全モデルで、本体前面下部と側面の前寄り下部に、ライン状に光るライトバーを搭載しています。好みの色や光り方に設定することもできます。

PCゲームの初心者が気軽に楽しめる、最新ゲーミングノートPC「ASUS TUF Gamingシリーズ」発売

ASUS JAPANは2月8日、ゲーミングノートPC「ASUS TUF Gamingシリーズ」の新製品を発表。ラインナップは17.3インチの「ASUS TUF Gaming F17 FX707ZC4」と、15.6インチの「ASUS TUF Gaming F15 FX507ZC4」をそろえています。希望小売価格はASUS TUF Gaming F17 FX707ZC4が19万9800円(税込)、ASUS TUF Gaming F15 FX507ZC4が15万9800円(税込)です。

↑ASUS TUF Gaming F17 FX707ZC4

 

ASUS TUF Gamingシリーズは、これからゲーミングノートPCの購入を検討している人や、気楽にゲームを楽しみたい人向けのモデル。スペックはコストパフォーマンスの高さを重視し、PCゲームの初心者が気軽に楽しめる構成を採用したといいいます。それぞれのスペックは下記のとおりです。

 

【ASUS TUF Gaming F17 FX707ZC4】
CPU:インテル Core i7-12700H プロセッサー
メモリー:16GB(DDR4-3200)
ストレージ:512GB SSD
グラフィックス:NVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop
ディスプレイ:17.3インチ(1920×1080ドット/144Hz)

 

【ASUS TUF Gaming F15 FX507ZC4】
CPU:インテル Core i5-12500H プロセッサー
メモリー:16GB(DDR4-3200)
ストレージ:512GB SSD
グラフィックス:NVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop
ディスプレイ:15.6インチ(1920×1080ドット/144Hz)

 

↑ASUS TUF Gaming F15 FX507ZC4

 

両モデルともに、外部グラフィックスからディスプレイに画面出力できる「MUXスイッチ」を搭載。画面出力の際にCPU内蔵のグラフィックスに経由させないことで、ゲームプレイ時のパフォーマンスを向上させています。

 

また、立体音響技術の「Dolby Atmos」に対応したオーディオ機能を備え、本体のスピーカーもしくは接続したステレオヘッドホンで立体的なサラウンドを体験できます。

 

さらに、本体には独自の静音大風量ファン「Arc Flow Fans」を内蔵。本体の側面などに設けた複数の通気口から熱を排出できるため、本体内部に熱がこもりにくいといいます。

 

発売は、ASUS TUF Gaming F17 FX707ZC4が3月上旬、ASUS TUF Gaming F15 FX507ZC4が2月8日から。ゲームを楽しむPCだとどうしても高価になりがちですが、ASUS TUF Gamingシリーズは手を出しやすい価格に抑えられています。PCゲームを始めようか検討している人はチェックしてみるといいかもしれません。

最高峰ゲーミングノートPCはどれだけ快適? ASUSの最新「ROG Strix SCAR 18 G834」でテストしてみた

ASUS JAPANは、ハイエンドゲーミングノートPCの新製品「ROG Strix SCAR 18 G834/16 G634」を発表しました。今回はそのうち、最もハイスペックなROG Strix SCAR 18 G834(NVIDIA GeForce RTX 4090 Laptop搭載モデル)を試用する機会をいただきましたので、使用感・速さのほどをレポートしていきます。

↑ROG Strix SCAR 18 G834

 

現時点で最高クラスのスペックを実現したゲーミングノートPC

具体的なレビューに入る前に、スペック面を中心に、ROG Strix SCAR 18 G834の概要を紹介しましょう。

 

本機のCPUは、第13世代インテル Core i9-13980HX プロセッサー。GPUには、GeForce RTX 4090 Laptopを搭載しています。CPU、GPUは執筆時点で発売されているノートPCのなかで最高峰のモデルであり、メモリーも32GB(DDR5-4800)と、大容量かつ高速です。これを見ただけで、ASUS製ノートPCのなかではもちろん、国内で販売されているノートPCのなかでもハイスペックと断言できるモデルになっています。

↑18インチの画面は、ノートパソコンとしては最大級。持ち運びには適しませんが、迫力は十分です

 

ディスプレイは、アスペクト比16:10の18インチで、オーソドックスな16:9のものと比較するとやや縦長。解像度はWQXGA(2560×1600ドット)、リフレッシュレートは240Hzです。ゲーミングディスプレイの場合、解像度はまだまだ1920×1080ドットのフルHDが多く、リフレッシュレートも144Hz程度が一般的ですが、本機のスペックはそれを大きく上回っています。

↑本体左側面には、Thunderbolt 4、USB 3.2(Type-C)、HDMI、ヘッドホンジャック、有線LANを装備。反対側には、USB 3.2(Type-A)が2基あります

 

また特徴的な点として、容量2TBのSSDがRAID 0に対応していることが挙げられます(ROG Strix SCAR 18 G834のGeForce RTX 4090 Laptop搭載モデルのみ)。RAIDとは、複数のストレージを1台のSSDとして認識させ、読み書きの速度を向上させる技術のこと。これにより、ゲームのローディング時間短縮はもちろん、映像制作などのクリエイティブユースの快適性も向上します。RAID 0に対応したノートPCはレアなので、特筆に値するポイントです。

↑本体の背面。外周部や背後のロゴにはLEDが内蔵されています

 

高負荷なFF15ベンチマークでパフォーマンスをチェック

そんな本機の性能を、高負荷とされるゲーム「FINAL FANTASY XV(以下FF XV)」のベンチマークソフトで測定してみました。なお、本機のパフォーマンスは、プリインストールされているアプリケーション「Armoury Crate」から、CPU、GPUともに個別で設定できます。多くの設定の組み合わせがあるため、今回はそのうち3通りのパターンで検証しました。

↑「Armoury Crate」のウインドウ。CPUのパフォーマンス設定は左下(Windows、サイレント~と並んでいる部分)、GPUのそれは右中央(Ultimate、スタンダード~と並んでいる部分)に表示されています。CPUの設定を変えると、動作周波数が瞬時に切り替わります

 

1.WQHD画質なら、スタンダード設定でも「非常に快適」

まず試したのが、標準設定ともいえる、CPU:パフォーマンス、GPU:スタンダードの組み合わせ。CPU、GPUともに、2番目に高い設定です。ベンチマークソフトの測定条件は、画質を2560×1440ドットのWQHD画質として、グラフィックを高品質としました。

↑ベンチマークの結果画面。スコア12000以上を出すと、「非常に快適」と判定されます

 

その結果は、最高評価の「非常に快適」。FF XVは高負荷なゲームとして知られているため、「本機はパフォーマンスを最高まで高めずとも、WQHD画質であればどのようなゲームにも十二分な快適性をもたらす」といってよいでしょう。スペックがスペックだけに当然ではありますが。

 

ちなみに動作中のファンの騒音は、体感レベルでは「思ったより静か」。「キュィーン」という高回転音ではなく「サーッ」といった感じの排気音が主で、音が気にならないといえば嘘にはなりますが、想定よりは小さなものでした。

↑ベンチマークテスト中のCPU、GPUの状況や排気音の大きさなどをモニタリング。パフォーマンスを最大化せずともGPU使用率はほぼ100%になりますが、周波数にはまだ余裕があります

 

2.パフォーマンス最高の設定にしたら、さらに数値が向上

続いて、CPU、GPUをそれぞれ最高のパフォーマンスを発揮する設定にして測定しました。測定条件は先ほどと変わらず、画質はWQHD、グラフィックは高品質です。

↑当然ながら、さらなるハイスコアを叩き出してくれました

 

スコアは14071と、先ほどと比べ、1300ほど高いものになりました。ただしベンチマーク中の映像を見てその違いを体感できるかといわれれば、正直微妙というのが筆者の感想。スタンダード設定の時点ですでにかなりヌルヌル動いていたので、2つの画面を並べてみないとわからないレベルでしょう。

↑CPUやGPUの使用率は上とほぼ変わりませんが、動作周波数が高くなっていることがわかります。ファンの動作音は先ほどよりも大きくなり、モニタリング画面の表示によれば、約9dBAの違いがありました。また、発熱は先ほどとほぼ変わらず。筆者がテストした限りでは、CPU、GPUともに、80度を超えることはあまりありませんでした

 

3.4K画質でも快適

続いて、ベンチマークソフトの設定を4K画質にしてテストしました。もちろん、CPU、GPUは最高設定。そもそも本機のディスプレイがWQXGA画質なので、4Kでゲームをプレイすることはあまりないと思われますが、興味本位での測定です。

↑結果は「快適」で上から3番目の評価。「とても快適」となる9000以上に迫る数値でした

 

ちなみに、1で紹介したCPU:パフォーマンス、GPU:スタンダードの設定で4K画質のベンチマークテストをしてみたところ、こちらはスコア7791の「快適」。マシンの負荷を最大化せずとも、4K画質でのゲームプレイに耐えられる点は、さすがというしかありません。

 

キーボード配列がかなり独特で好みが分かれそう

最高のスペックで、ゲームはもちろんクリエイティブユースなど、あらゆるシーンに対応可能な本機ですが、好みが分かれそうなポイントもあります。キーボードの配列です。

↑本機のキーボード配列

 

一見すると、テンキー付きの標準的なキーボードですが、1か所だけ特徴的な部分があります。それが、Enterキーの下にあるShiftキー。本機のShiftキーは一般的なキーボードと比べて半分程度のサイズで、しかもEnterキーの直下ではなく、左斜め下に配置されています。Enterキーの直下にあるのは方向キーの「↑」なので、Shiftキーをタップしようとして「↑」を押してしまうことが少なくありません。筆者が本機で文章を打ってみたときは、このShiftキーの位置には小さくない違和感を覚えました。

↑Enterキーの下を拡大。Shiftキーが小さく、また左隣のキーとの間隔が狭くなっていることがわかります

 

多くのゲームで使うキーは、キーボードの左側部分に集中しているため、ゲーミングにおいてこのキー配列が問題になることは少ないと思われます。しかし、そのほかの用途で使うとなると話が変わることも多いでしょう。それ以外のキーはキーピッチ(キーの間隔)が比較的広めにとられているおかげかタイピングしやすいということもあって、このShiftキーの違和感が際立ちます。

↑キーボードの上部はスケルトン仕様になっていて、内蔵LEDとあわせて、ゲーミングPCらしい雰囲気を醸し出しています

 

モンスターマシンを使いこなせるかはユーザー次第

現時点で最高峰のスペックを備えた本機。そのぶん価格は高く(レビューモデルの価格は税込59万9800円)、操作性の面でもユーザーを選ぶ部分はありますが、無限の可能性を秘めているのは間違いありません。

 

ゲーミングにしても、あるいはそれ以外の用途でも、ユーザーがそのポテンシャルを引き出すような使い方をすれば確実に応えてくれるこのマシン。問題はその使い方を見つけ出せるかどうかでしょう。

 

一方で、このようなハイスペック機を触っていると、1人のPCユーザーとして、ロマンのようなものを感じます。これほどの高性能を使いこなすことは難しいですが、そのスペックのなかには果てしない夢が詰まっています。

AMDの最新CPU&GPU搭載! タフ仕様ゲーミングノートPC「ASUS TUF Gaming A16 Advantage Edition」

ASUS JAPANは、16型のゲーミングノートPC「ASUS TUF Gaming A16 Advantage Edition」を発売しました。税込価格は19万9800円。

 

同製品は、プロセッサー(CPU)とグラフィックボード(GPU)に、1月に発表された、最新のAMD Ryzen 7 7735HS 8コア/16スレッド・プロセッサーと、AMD Radeon RX 7600S モバイル・グラフィックスを搭載。

 

CPUとGPUの間で負荷に応じた使用電力の配分を行える、AMD SmartShiftテクノロジーに対応。CPUとGPUで使用電力と熱をうまく融通して双方の性能を最も引き出せる状態にコントロールできるので、AMD CPUだけを搭載した製品や、AMD GPUだけを搭載した製品と比べて、CPUとGPUのトータルでの処理性能が大幅に向上しています。

 

通常のノートPCではGPUの信号はCPU経由して出力されていますが、同製品はAMD Smart Access Graphics テクノロジーという機能を搭載し、CPUを経由させずにGPUから直接出力することで、CPUを経由する際のロスをなくしています。これにより、同じスペックの他のノートPCよりもワンランク上のグラフィックス性能を発揮できるとしています。

 

メモリにはDDR5-4800メモリを搭載し、ストレージにはPCI Express 4.0×4接続のSSDを搭載。

 

アメリカの軍事物資調達規格であるMIL規格(MIL-STD 810H)の基準をクリアしており、高温や低温や衝撃や振動などに強く、高い堅牢性を備えています。

 

ディスプレイには、1秒間に165回の画面書き換えを行う165Hz駆動の高速駆動ディスプレイを搭載。一般的な60Hzディスプレイ搭載のノートPCと比べて、なめらかな表示が可能。解像度が1920×1200ドットの16:10ディスプレイを搭載し、一般的な16:9ディスプレイと比較し、画面の表示領域が縦長になっています。

 

“ゲーミングノートPC”らしく見えるデザインを採用せず、シンプルで落ち着いたデザインを採用。天板の隅とタッチパッドの隅に小さく入っているTUFのロゴと、本体の裏面に搭載しているワンポイントのオレンジ色のゴム足が特徴的なデザインです。

 

本体内部の冷却は、CPUとGPUの熱を素早く移動して分散させる5本のヒートパイプと、84ブレード構成の静音大風量ファンである同社独自のArc Flow Fans、本体の底面に設けた4つの巨大な通気孔で行います。

 

 

キーボードは、テンキー付きのイルミネートキーボードを搭載。音量調節やマイクのオンオフなどを行える4つのショートカットキーを搭載しているので、音量調節なども簡単に行えます。大型タイプのタッチパッドも搭載しています。

 

立体音響技術のDolby Atmosに対応したオーディオ機能を搭載しており、Dolby Atmosのバーチャルサラウンド機能を使用することで、本体のスピーカーやステレオヘッドホンだけで立体的なサラウンドを楽しめます。

 

 

USB3.2(Type-C/Gen2)×2、USB3.2(Type-A/Gen1)×2、HDMI2.1×1、1000BASE-T対応のLANポート×1、マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1を搭載しています。Type-Cの2ポートとも外部ディスプレイへの画面出力と高速なデータ転送に対応し、うち1つのType-Cポートでは5V/3Aまで電力供給(出力)が可能です。

コンパクトで持ち運びに便利! 11.6型フリップタイプChromebook「ASUS Chromebook Flip CX1(CX1102)」発売

ASUS JAPAN株式会社は、フリップタイプChromebook「ASUS Chromebook Flip CX1(CX1102)」(CX1102FKA-MK0056)を発売しました。税込価格は45800円です。

 

同製品は、11.6型の液晶ディスプレイを搭載。サイズはW292×H18.8×D205.3mm、質量約1.32kgと、持ち運びに便利なコンパクト設計が特徴。米国国防総省が定める軍用規格のMIL規格(MIL-STD-810H)に準拠したテストを複数クリアした堅牢性も備えており、子どもの使用にも最適です。

 

ディスプレイが360度回転可能なヒンジで、使用するシーンに合わせて、ノートPCスタイル、タブレットスタイル、スタンドスタイル、テントスタイルの4つのスタイルを使い分けることができます。ディスプレイはタッチパネル搭載で、直感的な操作が可能です。

 

CPUにインテル Celeron N4500 プロセッサー、4GBのLPDDR4Xメモリと32GBのeMMCストレージを搭載。また、ネットワーク機能には、Wi-Fi 6に対応した無線LAN機能を搭載しています。バッテリーは、1回の充電で最長約10.1時間の駆動が可能なロングライフバッテリーを搭載しています。

 

USB3.2(Type-A/Gen1)ポートと2つのUSB3.2(Type-C/Gen1)ポートを搭載。USB3.2(Type-C/Gen1)ポートは、どちらのポートもデータの高速転送だけでなく、充電や4K(3840×2160)の映像出力にも対応しています。ヘッドセットに対応したマイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック、microSDカードリーダー、物理的な盗難を防ぐケンジントンロックなどのインターフェースを備えています。

空冷ファン、ゲームボタン、背面が光る…「ゲーミングスマホ」の進化が止まらない

高度なバトルゲームも快適にプレイできるゲーミングパソコンは、派手に点滅するライトや大型のファンを搭載するなど、一般的なパソコンには見られない外観が大きな特徴です。しかしゲーミングパソコンはゲーム用途だけではなく動画編集など映像を処理する能力にも優れており、ゲーマー以外にも利用者が広がっています。実はパソコンのこの進化と同じ動きがスマートフォンの世界にもやってきています。「ゲーミングスマートフォン」と総称されるゲームプレイに特化したスマートフォンは、各メーカーのフラッグシップモデルとは異なるラインの製品でありながらも、ハイパフォーマンスな性能と相まって人気を集めつつあります。

 

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スペック重視ならゲーミングスマホを選ぼう

ゲーミングスマートフォンの特徴はゲーミングパソコン同様、基本スペックがかなり高めです。最新のチップセット・CPUを搭載するのはもちろんのこと、メモリやストレージも大容量。たとえばメモリ搭載量が18GB、ストレージが1TBなど、普及型のパソコンを大きく凌駕する性能のモデルもあるほどです。スマートフォンのチップセットは半年おきにマイナーアップグレード、1年おきにメジャーアップデートをする関係から、ゲーミングスマートフォンもほぼ半年おきにモデルチェンジが行われています。

↑ゲーミングスマホの代表的なモデル、ASUSの「ROG Phone」シリーズ

 

しかしゲーミングスマートフォンの魅力はスペックだけではありません。外観もゲーミングパソコン同様、派手なライトやファンが回転するなど目立つものが多いのです。最近のゲーミングスマートフォンは本体を冷やすための空冷ファンを外付けできるものも多く、ポータブルゲーム機には見られない合体ギミックが楽しめるものも増えています。日本でも販売中のASUS「ROG Phone 6 Pro」のクーラー「AeroActive Cooler 6」はゲームボタンも備えた本格的なもの。装着した姿はもはやスマートフォンには見えないでしょう。

↑背面にAeroActive Cooler 6を取り付けたROG Phone 6 Pro

 

ゲーミングスマートフォンにとって冷却機能はCPUやメモリ、バッテリー性能と並んで重要な性能となります。空気で強制的に冷やす機構としては、日本でもゲーミングスマートフォンを展開しているNubiaのREDMAGICシリーズが本体に空冷ファンを内蔵。しかも背面を透明にしてファンの部分はRGBカラーで光るLEDライトでライトアップ。背面の写真を見ると、何やらカラフルに光っている部分がありますね。ここにファンが入っています。

↑NubiaのREDMAGIC 7。背面の七色に光る部分に注目

 

スマートフォンの背面にくるくる回るファンが入っているなんて、普通のスマートフォンでは考えられません。なにせファンのための空気の取り入れ口と排出口が必要になりますから、防水機能が無くなってしまうわけです。しかしゲーミングスマートフォンはゲームを快適にプレイすることが求められます。防水性能を犠牲にしてでも本体を冷やす性能が重要視されるわけです。

↑超小型の回転ファンが入っている。スマホの内部に扇風機を当てて冷やしているようなものだ

 

iPhoneにも対応、外付けファンで本体を冷やせ

ASUSのROG Phone 6 Proも海外では派生モデルとして「ROG Phone 6D Ultimate」が登場。先ほどの写真にある外付けの空冷ファンを取り付けできますが、ファンを回すとスマートフォンの本体側の空気取り入れ孔が開き、そこから直接スマートフォン内部に空気を送り込みます。これも防水機能など完全に無視した「極限まで冷やせるスマホ」を目指した機能と言えるでしょう。ファンのON/OFFに応じてスマホ背面の小さな孔が閉じたり開いたりするさまを見るのも面白いものです。

↑スマホの中に直接冷気を送り込むROG Phone 6D Ultimate

 

スマートフォンを冷やすだなんてマニアックな話が続きますが、Nubiaの外付け空冷ファンはデュアルファン仕上げで2つのファンが回転します。なお、これらのファンはスマートフォンとの接触面にはペルチェ素子を採用。接地面を10度以下に冷やして冷却効果を高めています。しかしこんな製品が出てくるとは、そのうちファンが3つ、あるいは4つといった巨大な外付けファンが登場するのも時間の問題でしょう。

↑冷却効果を高めるデュアルファンクーラー

 

なおiPhoneでも高度なゲームをプレイすると本体がかなり加熱しますが、ゲーミングスマートフォンの一部の空冷クーラーはiPhoneへ装着できるものもあります。またiPhone 12以降のMagSafeに対応した製品もあり、マグネットで手軽に貼り付けできる製品もあります。ただしファンを回すために別途USBケーブルは必要です。日本でも手に入る製品としてはBlack Sharkが「Magnetic Cooler」を販売しています。

↑iPhoneが凍るまで冷えそうなイメージ。Black Sharkの「Magnetic Cooler」

 

ゲームパッドを合体させればゲーム機以上の操作性

ゲーミングスマートフォンというからにはゲームの操作性も重要になります。ほとんどのゲーミングスマートフォンは本体を横向きに持つことを考えた設計になっており、側面の両端にはタッチ式や機械式のゲームボタンを備えています。画面タッチだけではなく、本体を握って左右の人差し指で高速な動作をコントロールできるのです。

↑本体側面にゲーム専用ボタンを備えるBlack Shark 4 Pro

 

また本体左右に取り付けるゲーム用パッドを用意しているモデルも多くあります。サイズはかなり大きくなるものの、高速動作が可能なハイスペックなゲーミングスマートフォンでゲームをするなら必須のアクセサリと言えるでしょう。

↑ROG Phone 6にゲームパッドを取り付けてみた

 

この横向きスタイルで使う設計をつきつめたゲーミングスマートフォンがレノボの「Legion」シリーズです。初代と2世代目のモデルは本体の側面からポップアップ式のフロントカメラが飛び出します。つまり横向きに持ってゲームをプレイしながら、自分の顔を写してライブ配信も行うことができるというわけです。こんな位置にフロントカメラを搭載したスマートフォンは後にも先にもレノボしか出していません。

↑レノボの「Legion 2 Pro」。フロントカメラが側面から飛び出す

 

このように普通のスマートフォンとは異なる外観やデザイン、特徴を持ったゲーミングスマートフォン。各メーカーがどんなシリーズを出しているかまとめておきます。

 

・シャオミ:Redmi Kシリーズ
・Black Shark:Black Sharkシリーズ
・OPPO:Kシリーズ
・vivo:iQOOシリーズ
・realme:GT Neoシリーズ
・Nubia:REDMAGICシリーズ
・ASUS:ROG Phoneシリーズ
・レノボ:Legionシリーズ

 

このうち日本ではROG Phone、Black Shark、REDMAGICが発売されています。どのゲーミングスマートフォンも期待を裏切らないパフォーマンスを提供してくれるでしょう。この各社の中でASUSはゲーミングパソコン「ROG」とスマートフォンを両方展開しており、どちらもメジャーな存在になっています。ROG Phone 6 Proは背面に小型ディスプレイを搭載してゲーム状態やロゴを表示できるなど、あらゆるスマートフォンの中でも唯一無二の機能も搭載しています。ゲーミングスマートフォンは価格ではなくパフォーマンスで選びたい製品だけに、もしも興味がわいたら価格ではなく性能をじっくり見比べることをお勧めします。

↑ROG Phone 6 Proは背面に小型ディスプレイを搭載している

 

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もっとコンパクトになりました! “片手で使える”サイズが魅力的なASUS「Zenfone 9」

ASUS JAPANは、SIMフリースマートフォン「Zenfone 9」を、11月4日に発売します。

 

同製品は、5.9型ディスプレイに、幅68.1mm×高さ146.5mm、重さ169gと片手で扱いやすいサイズで、先代モデル「Zenfone 8」(幅68.5mm×高さ148mm)よりも本体サイズを小型化。片手での操作性を向上する背面ダブルタップ機能や、電源ボタンと指紋認証センサーとタッチセンサーの3つを一体にしたZenTouchボタンなどの機能を搭載。手が小さな人でも簡単に片手操作を行える片手モードも搭載しています。

 

ASUSのスマートフォンで初となる内蔵6軸ジンバルモジュールを搭載。アクションカメラのように、歩きながらの手持ち撮影でも画面が揺れない、滑らかな動画撮影が可能。

 

背面にはSONY IMX 766センサーを使用した5000万画素の広角メインカメラと、SONY IMX 363センサーを使用した1200万画素の超広角カメラの、2つのアウトカメラを搭載。前面にはSONY IMX 663センサーを使用した1200万画素のインカメラを搭載しています。

 

HDR10+対応のAMOLEDディスプレイで、鮮やかな色表示と、グレーっぽくならない本物の黒色を表示。マスク着用時の顔認証にも対応した、ストレスのない認証機能も搭載しています。

 

カラーバリエーションはミッドナイトブラック、ムーンライトホワイト、スターリーブルー、サンセットレッドの4色。メモリとストレージは、「16GB+256GB」のモデルと、「8GB+256GB」のモデルと、「8GB+128GB」のモデルの3モデルを用意しています。

 

税込価格は、8GB+128GBモデルが9万9800円、8GB+256GBモデル(ミッドナイトブラック、ムーンライトホワイト)が11万2800円、16GB+256GB(ミッドナイトブラックのみ)が12万9800円です。

ASUSから“ゲーミングChromebook”登場! 144Hzの高リフレッシュレート対応「ASUS Chromebook Vibe CX55 Flip(CX5501)」

ASUS JAPANは、ゲーミングChromebook「ASUS Chromebook Vibe CX55 Flip(CX5501)」1製品2モデルを、10月26日に発売します。

 

同製品は、144Hzの高リフレッシュレート対応のタッチスクリーンディスプレイを搭載した、フリップタイプのChromebook。360度回転可能なディスプレイを自由自在に変形させ、キーボードやタッチパネルを操作して、好みのスタイルでゲームをプレイすることができます。

 

キーボードはゲーミング仕様に「WASD」のキーをカラーリング。機能面ではアンチゴースト機能に対応しています。アンチゴースト機能は、意図しないキーの誤入力を防ぐ機能で、キー操作を正確にゲームに反映することができます。これにより、通常のノートPCよりも多い15キーまでの同時入力に対応しています。

 

CPUには第11世代インテル Core i3-1115G4プロセッサー(CX5501FEA-NA0258)またはi5-1135G7プロセッサー(CX5501FEA-NA0256)を搭載し、メインメモリ8GBとストレージ128GBを搭載。仕事や勉強だけでなく、クラウドゲーミングサービスを介して本格的な高負荷PCゲームタイトルをプレイ可能です。

 

税込価格は、CX5501FEA-NA0258が8万9800円、CX5501FEA-NA0256が11万9800円です。

性能や冷却の強化に独自機能で、ゲームを存分に楽しめるスマホ「ROG Phone 6」シリーズ

ASUS JAPANは9月30日、ゲーミングブランド「ROG」から、6.78型のSIMフリースマホ「ROG Phone 6 Pro」および「ROG Phone 6」を発表。10月7日に発売します。希望小売価格は、ROG Phone 6 Proが16万9800円(税込み)、ROG Phone 6が12万9800円(税込み)からとなっています。

↑ROG Phone 6 Pro

 

どちらもゲーミングスマホならではの高性能を追求したモデル。プロセッサーには、最新かつハイエンドなクアルコムの「Snapdragon 8+ Gen 1」を搭載し、ROGブランドのスマホの中で最高性能を実現しています。

 

また、スマホとしては大容量のメモリーとストレージも特徴で、ROG Phone 6 Proは18GBメモリーと512GBのストレージを搭載。ROG Phone 6は12GBメモリー/256GBストレージモデルと、16GBメモリー/512GBストレージのモデルをそろえています。

↑ROG Phone 6

 

これらのスペックにより、多くのスマホでは負荷が重いと感じるようなゲームも快適に遊べるほか、ゲームと複数のアプリを切り替えて楽しむといった際にもパフォーマンスを発揮するといいます。

 

さらに、こうしたゲームを楽しむ際などに発生する熱によって、性能が低下することを防ぐ冷却機構も強化。プロセッサーの熱を移動させるベイパーチャンバーを前モデルのROG Phone 5より30%大型化したうえに、熱を広範囲に拡散するグラファイトシートを85%大型化し、プロセッサーの高い性能を引き出すとしています。

 

ディスプレイは有機ELを採用しており、解像度は2448×1080ドット、リフレッシュレートは165Hz、応答速度は1ms。FPSやTPS、格闘ゲームなど、動きの速いゲームも相手の動きなどがハッキリかつなめらかに見えるとのこと。また、動画視聴時もブレや残像感の少ない映像を楽しめるそうです。

 

ゲーミングスマホならではの機能としては、本体を横向きに持ったときに上部左右の端に来る、超音波のタッチセンサー「AirTrigger 6」を搭載しています。タップやスワイプに反応し、ゲーム内のタッチ操作などを割り当てることで、ゲーム機のような操作性を実現。

 

また、スマホ本体を上下左右に動かして操作する「モーションコントロール機能」や、ゲーム中に変更したい設定や情報にアクセスできるアシストツール「Game Genie」などを搭載しています。

↑左のROG Phone 6 Proは設定したアニメーションやテキストを表示できる2.0型OLEDディスプレイを搭載。右のROG Phone 6は、異なる色や光り方を設定できるドットマトリクスLEDを搭載しています

 

このほかスペックは下記のとおりです。

製品名 ROG Phone 6 Pro ROG Phone 6
プロセッサー Snapdragon 8+ Gen 1
メモリー LPDDR5 18GB LPDDR5 16GB LPDDR5 12GB
ストレージ 512GB 256GB
ディスプレイ 6.78型ワイド有機ELディスプレイ、2448×1080ドット、165Hz
カメラ 背面:5000万画素広角カメラ/1300万画素超広角カメラ/500万画素マクロカメラ
前面:1200万画素
バッテリー容量 6000mAh
OS Android 12(ROG UI)
サイズ 高さ173×幅77×奥行き10.4mm
重量 239g
付属品 USB ACアダプターセット、SIMイジェクトピン、Aero Case、ROG ARカード、ユーザーマニュアル、製品保証書

 

また、アメリカンコミック『バットマン』とROG Phone 6のコラボスペシャルエディション製品「ROG Phone 6 BATMAN Edition」も同時に発表。指紋認証やUIにBatarangを採用したり、『バットマン』のテーマパックがプリインストールされたりと、特別仕様のモデルとなっています。スペックは、12GBメモリー/256GBストレージモデルと同じです。

 

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さらに、ROG Phone 6シリーズ専用のアクセサリーも登場。外付けの冷却ユニットや、ゲームコントローラーなどが発表されました。

 

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スタイリッシュ×コンパクトモデルから、ゲームやクリエイティブに最適なモデルまで! ASUS、ノートPC全4製品9モデルを発売

ASUS JAPANはノートPCの新製品として、「ASUS Zenbook 14 OLED UX3402ZA」シリーズと、「ASUS Vivobook Pro 15X OLED K6501ZM」および「ASUS Vivobook Pro 15 OLED K6500ZC」「ASUS Vivobook Pro 15 OLED M6500」シリーズを、それぞれ発売しました。

 

ASUS Zenbook 14 OLED UX3402ZAは、14型の有機ELディスプレイと、第12世代インテル Core プロセッサーシリーズを搭載した、薄型軽量モデル。

↑ASUS Zenbook 14 OLED UX3402ZA

 

最新のインテル Evo プラットフォームに準拠した、第12世代インテル Core i7-1260Pプロセッサー、または、第12世代インテル Core i5-1240Pプロセッサーを、軽さ約1.39kgのコンパクトな筐体に搭載しています。

 

タッチスクリーンに対応しながらも、極薄ベゼルで画面占有率は約89%。通常と比べ縦への作業領域を広く確保する、アスペクト比16:10の2.8K有機ELディスプレイを採用。天板部分には新しいASUS Zenbookシリーズに使用されている「Aモノグラム」をスタイリッシュに配置しています。

 

ASUS Vivobook Pro 15X OLED K6501ZMは、第12世代インテル Core i7-12650Hプロセッサーと、NVIDIA GeForce RTX 3060 Laptop GPUを搭載。冷却性能ではゲーミングパソコンにも匹敵する6つのヒートパイプとデュアルファンとASUSアンチダストトンネルを搭載しています。

↑ASUS Vivobook Pro 15X OLED K6501ZM

 

ASUS Vivobook Pro 15 OLED K6500ZCは、第12世代インテル Core i7-12650Hプロセッサーと、NVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop GPUを搭載。ASUS Vivobook Pro 15 OLED M6500シリーズには最大AMD Ryzen 7 5800H 8コア/16スレッド モバイル・プロセッサー + Radeonグラフィックスと、最大NVIDIA GeForce RTX 3050 Ti Laptop GPUを搭載しています。

↑ASUS Vivobook Pro 15 OLED K6500ZC

 

今回発売されるASUS Vivobook Proシリーズは、すべてのモデルに、リフレッシュレート120Hzで応答速度0.2msの、アスペクト比16:9の2.8K有機ELディスプレイを採用。ゲームプレイにも最適です。

↑ASUS Vivobook Pro 15 OLED M6500

 

税込価格は、ASUS Zenbook 14 OLED UX3402ZAが14万9800円~、ASUS Vivobook Pro 15X OLED K6501ZMが19万9800円、ASUS Vivobook Pro 15 OLED K6500ZCが17万9800円、ASUS Vivobook Pro 15 OLED M6500シリーズが15万9800円~です。スペックの詳細は、以下のギャラリーをご覧ください(画像をタップすると閲覧できます)。

約880gの超軽量! 14型ノートPC「ASUS ExpertBook B9 B9400CBA」発売

ASUS JAPANは、ビジネス向けノートPCシリーズの「ASUS ExpertBook」から、Windows 11 Homeを採用した「ASUS ExpertBook B9 B9400CBA」の一般向け製品6モデルを発売しました。

 

同製品は、14型ノートPCながら幅320mm×奥行き203mmと小型で、33Whのバッテリーを搭載した最軽量モデルで約880g、66Whのバッテリーを搭載した約1005gという軽さが特徴。徹底した省電力設計により、最長約20.2時間のバッテリー駆動が可能です。

 

2つの高性能コアと8つの高効率コアで計10コアを内蔵した第12世代インテル Core i7-1255U プロセッサーとインテル Core i5-1235U プロセッサーを搭載し、ストレージは最大4TBの大容量SSDストレージを高速なPCI Express 4.0×4接続で搭載しています。

 

Windows Helloに対応した顔認証機能と指紋認証機能を搭載しており、人目の多い外出先などでパスワードを手入力する必要がありません。近接センサも搭載し、例えばユーザーがノートパソコンの正面から離れると、センサが無人である事を検出し、一定時間経過後に自動的にディスプレイの輝度を下げ、Windowsをロックすることもできます。ユーザーがノートパソコンの正面に戻るとディスプレイの輝度は自動的に標準の明るさに戻り、ロックされている場合は、顔認証機能で自動的にWindowsにログインできます。

 

スピーカー周辺のノイズを除去するアップストリーム機能と、会話の相手からのノイズを除去するダウンストリーム機能が含まれている、ASUS双方向AIノイズキャンセリングテクノロジーにより、環境音や周囲の音を効果的に除去でき、ビデオ会議などをクリアな音声で行うことができます。

 

アダプターやケーブルなどを格納するアクセサリーボックスは梱包への使用だけでなく、特殊な折り畳みデザインとなっており、本体の下に置いて使用することで本体の角度を使いやすいように手前に傾けることができます。

 

税込価格は、B9400CBA-KC0218WSが39万9800円、B9400CBA-KC0203WSが25万9800円、B9400CBA-KC0203Wが23万9800円、B9400CBA-KC0282WSが34万9800円、B9400CBA-KC0207WSが21万9800円、B9400CBA-KC0207Wが19万9800円。

画面比率16:10の16型モデルから、マウス付属モデルまで! ASUSがChromebook新モデルを3種同時発売

ASUS JAPANは、Chromebook3モデルを、8月10日に発売しました。

 

今回発売となったのは、360度回転可能なタッチパネルディスプレイを搭載したChromebook「ASUS Chromebook Flip CX5(CX5500)」「ASUS Chromebook Flip CM1(CM1400)」の新モデルと、画面比率16:10のディスプレイを搭載した16型Chromebook「ASUS Chromebook Flip CX5(CX5601)」。

↑左から、ASUS Chromebook Flip CX5(CX5500)、ASUS Chromebook Flip CM1(CM1400)、ASUS Chromebook Flip CX5(CX5601)

 

ASUS Chromebook Flip CX5(CX5500)は、5.56インチの大型タッチパッドと、様々なインターフェースを用意しており、HDMIポートとType-Cポートを使用すれば、複数の4Kディスプレイへの映像出力も可能です。現在発売中のインテル Core i5 プロセッサーを搭載しているモデルに加え、今回発売モデルではインテル Core i3 プロセッサーとストレージ128GBを搭載し、バッテリー駆動時間を約13時間まで拡大し、使用用途に合わせて最適なモデルを選べます。税込価格は10万4800円。

 

ASUS Chromebook Flip CM1(CM1400)は、CPUにAMD 3015Ceプロセッサーを搭載。ビデオ会議に便利なインカメラに加え、キーボードの横にアウトカメラも搭載しており、タブレットスタイルでの使用時は、スマホのように画面を見ながら撮影することが可能です。同モデルには、USBマウスも付属しています。税込価格は6万9800円。

 

ASUS Chromebook Flip CX5(CX5601)は360度回転可能な16型タッチスクリーンディスプレイを搭載し、大きな画面をタブレットとしても使用できます。画面比率は16:10となり、通常の画面比率が16:9のディスプレイと比べ、縦方向の作業領域がより広く確保されています。CPUには最新の第12世代インテル Core プロセッサーを搭載し、動画やゲームだけではなく、幅広い用途で使用可能なハイエンドモデルのChromebookです。税込価格は9万9800円。

2画面ディスプレイ搭載、プレミアムなノートPCなどがASUSから発売

ASUS JAPANは8月4日、プレミアムノートPC「ASUS Zenbookシリーズ」から5製品を発表しました。ラインナップは下記のとおりです。

 

・セカンドディスプレイ搭載モデル「ASUS Zenbook Pro 14 Duo OLED UX8402」/32万9800円~(税込み、希望小売価格)/8月4日発売

・13.3型有機EL搭載モバイルノートPC「ASUS Zenbook S 13 OLED UM5302TA」/18万9800円~(税込み、希望小売価格)/8月4日から順次発売

・2 in 1の13.3型有機EL搭載ノートPC「ASUS Zenbook S 13 Flip OLED UP5302ZA」/28万9800円(税込み、希望小売価格)/8月下旬以降発売

・16型クリエイター向けノートPC「ASUS Zenbook Pro 16X OLED UX7602ZM」/44万9800円(税込み、希望小売価格)/8月4日発売

・特別仕様の14型ノートPC「ASUS Zenbook 14X OLED Space Edition UX5401ZAS」/26万9800円(税込み、希望小売価格)/8月4日発売

 

デュアルディスプレイ環境が手軽に手に入るノートPC

ASUS Zenbook Pro 14 Duo OLED UX8402は、14.5型の有機ELディスプレイに加えて、キーボードの上部に12.7型の液晶ディスプレイ「ScreenPad Plus」を搭載したモデル。2つのディスプレイを合わせて、広大なひとつの画面として使用できるほか、異なるアプリをそれぞれのディスプレイに表示させて作業するなど、デュアルディスプレイ環境が実現します。また、どちらのディスプレイもタッチ操作に対応しています。

↑ASUS Zenbook Pro 14 Duo OLED UX8402

 

メインのディスプレイは、解像度が2880×1800ドットで、リフレッシュレートは120Hzに対応。高解像度かつなめらかな画面表示を楽しめます。さらに、映画向けに定められた色の規格「DCI-P3」を100%カバーする広色域を実現しているため、クリエイティブ作業にも対応可能とのこと。

 

ScreenPad Plusは、解像度が2880×864ドット、リフレッシュレートが120Hzと、こちらも高解像度・高リフレッシュレートなディスプレイとなっています。

 

ラインナップは2モデルで、上位モデル「ASUS Zenbook Pro 14 Duo OLED UX8402ZE」のスペックは、インテル Core i9-12900H プロセッサー、32GBメモリー、1TB SSD、NVIDIA GeForce RTX 3050 Ti、Windows 11 Home 64ビット。本体サイズは約幅323.5×奥行き224.7×高さ17.9~19.6mm、重量は約1.75kgです。

 

薄く軽い、持ち運びに適したノートPC

ASUS Zenbook S 13 OLED UM5302TAは、重量約1.1kgと最薄部で約14.9mmの薄さにより、持ち運びに適した13.3型ノートPC。それでいて高性能なグラフィックスを搭載するなど、パフォーマンスもぬかりのないモデルとなっています。

↑ASUS Zenbook S 13 OLED UM5302TA

 

ラインナップは6モデルで、最上位モデルの「UM5302TA-LX143WS」は、CPUがAMD Ryzen 7 6800U プロセッサー、グラフィックスがAMD Radeon 680M(CPUに統合)、メモリーが16GB、ストレージが1TB SSD、OSがWindows 11 Home 64ビット。また、ディスプレイは解像度が2880×1800ドットで、タッチ操作に対応しています。

 

バッテリー駆動時間も持ち運びに適したモデルらしく、約14.1時間とロングバッテリーを実現しています。

 

360度回転するディスプレイと高性能が魅力のモデル

ASUS Zenbook S 13 Flip OLED UP5302ZAは、ディスプレイが360度回転し、ノートPCとしてやタブレットとしてなど、シーンに合わせて使える13.3型のモデルです。パフォーマンスの高さも特徴で、CPUはインテル Core i7-1260P プロセッサー、メモリーは16GB、ストレージは1TB SSD、OSはWindows 11 Home 64ビットを搭載。インテルが高性能なPCに定めるインテル Evo プラットフォームにも準拠しています。

↑ASUS Zenbook S 13 Flip OLED UP5302ZA

 

ディスプレイはASUS Zenbook S 13 OLED UM5302TAと同様、解像度が2880×1800ドットで、タッチ操作にも対応。

 

ラインナップはもカラバリ違いで2モデルを用意しています。

 

このほか、クリエイター向けに高いスペックやディスプレイに加えて、直感的に操作できるダイヤルを備えたASUS Zenbook Pro 16X OLED UX7602ZMと、1998年にASUSがミール宇宙ステーションの船内活動用のノートPCに採用されたことを記念したASUS Zenbook 14X OLED Space Edition UX5401ZASも発売します。

↑ASUS Zenbook Pro 16X OLED UX7602ZM

 

↑ASUS Zenbook 14X OLED Space Edition UX5401ZAS

コンパクトなのにハイエンド。ASUS Zenfone 9はジンバルカメラがすごい!

台湾ASUSは新型フラッグシップスマートフォン「Zenfone 9」を海外発表しました。コンパクトながら最先端のスペック、そしてジンバルカメラの搭載が特徴です。

↑ASUSより

 

Zenfone 9は5.9インチと、ハイエンドなAndroidスマートフォンとしては小型なディスプレイを搭載。これにより、本体サイズが146.5×68.1×9.1 mmと小さくおさえられています。ディスプレイは1080p解像度で最大120Hz駆動、HDR10+の表示に対応しています。

 

一方でZenfone 9はプロセッサに「Snapdragon 8+ Gen 1」を搭載した、フラッグシップスマートフォンでもあります。さらに最大16GBのRAM、最大256GBのストレージを搭載し、Android 12を採用しています。

 

↑ASUSより

 

本体背面には6軸ジンバル機構を搭載した、5000万画素のメインカメラを搭載。写真や動画撮影時の手ブレを、強力に防いでくれます。その他にも1200万画素の超広角カメラや、1200万画素の前面カメラを搭載しています。

 

バッテリー容量は4300mAhで、最大30Wの高速充電に対応。IP68の防塵・防水仕様となっています。本体サイドの指紋センサーでは、スクロール操作も可能。また、イヤホンジャックも搭載しています。

 

Zenfone 9の海外向け価格は799ユーロ(約11万円)で、まずは欧州、香港、台湾にて販売が開始されます。日本での販売予定は未発表ですが、数少ないコンパクトなハイエンドAndroidスマートフォンとして、早めの国内投入を待ちたいものです。

 

Source: ASUS via 9to5Google

メインメモリ8GB&搭載ストレージ64GBでパワーアップ! ディスプレイ360度回転可能「ASUS Chromebook Flip C434TA(C434TA-AI0116)」

ASUS JAPANは、狭額ベゼルおよびスタイリッシュなメタルデザインを採用したASUS Chromebook Flip C434TAの新モデル「ASUS Chromebook Flip C434TA(C434TA-AI0116)」を発売しました。税込価格は6万4800円。

 

同製品は、ディスプレイを360度回転可能で、ノートパソコンスタイル、タブレットスタイル、スタンドスタイル、テントスタイルの、4つのスタイルから自由に使い方を選べます。

 

画面占有率87%と没入感のある狭額ベゼルを搭載した14インチの液晶ディスプレイは、178度の広視野角、sRGB 100%の広色域に対応。ディスプレイにタッチパネルを搭載しており、直感的な操作も行えます。

 

今回発売となるC434TA-AI0116は、インテル Core m3-8100Yプロセッサーと8GBのLPDDR3-1866メモリ、64GBのeMMCストレージを搭載し、いずれも日本発売のASUS Chromebook Flip C434TAの中でも、最大容量へと強化されています。また、新たにゼロタッチ登録に対応し、Google管理コンソールで運用するときの、デバイス手動登録の手間を軽減しています。

コンパクト路線を継承! ASUSが「Zenfone 9」を7月28日にお披露目

台湾のASUSは、7月28日に次期フラッグシップスマートフォンの「Zenfone 9」を海外に向けて発表します。

↑コンパクトな「Zenfone 9」(画像提供/ASUS)

 

ZenfoneシリーズはASUSのフラッグシップスマートフォンで、「Zenfone 4」ではデュアルカメラを全機種で採用したり、「Zenfone 7」ではフリップカメラを搭載したりするなど、先進的な機構を採用してきました。また、他社のフラッグシップスマートフォンと比較して本体サイズがコンパクトなのも特徴です。

 

現時点でZenfone 9の詳細は公開されていませんが、イベント告知サイトで「Compact Size. BIG POSSIBILITIES.」をうたうように、同シリーズの特徴であるコンパクトな本体サイズは維持される模様。画面を囲うベゼルはサイド部分が細いのに対して、上下は若干分厚いようです。

 

最近のリーク情報では、Zenfone 9では本体サイドに「ZenTouch」と呼ばれる機構が内蔵され、「Smart Key」として画面のスクロール操作ができるとも伝えられていました。本体スペックは画面が5.9インチ/120Hz駆動で、プロセッサが最新のSnapdragon 8+ Gen 1。背面には5000万画素センサーを含むデュアルカメラを搭載。バッテリーは4300mAhで、IP68の防塵・防水性能を備えているようです。

 

現時点で噂されている本体価格は、800ユーロ〜900ユーロ(約11万円〜12万4000円※)。レッド、ブラック、ブルーの3色で展開されるとのこと。スマートフォンサイズの大型化がますますすすむなか、片手で持ちやすいコンパクトなZenfone 9の登場に期待したいものです。

※1ユーロ=約138円で換算(2022年7月14日現在)

 

Source: ASUS

サイドボタンでスクロール? ASUS Zenfone 9の不思議な機能と詳細がリーク

台湾ASUSの次期フラッグシップスマートフォン「Zenfone 9」に関する映像やスペック情報を、リークアカウントのSnoopyTechが伝えています。

↑SnoopyTech/Twitterより

 

ASUSのフラッグシップスマートフォンとして展開されてきた、Zenfoneシリーズ。現行モデルの「Zenfone 8」ではフロントカメラとしても使えるフリップ式リアカメラを搭載するなど、意欲的な設計も特徴です。

 

 

今回投稿された動画では、Zenfone 9の本体サイドに「ZenTouch」と呼ばれるセンサーが搭載されると紹介されています。さらにこのZenTouchに埋め込まれた「Smart Key」をスワイプ操作することで、ウェブページをスクロールすることができるというのです。このような機能は韓国サムスンや米グーグルのスマートフォンにも搭載されたことがありますが、なかなか興味深い機能です。

 

背面にフリップ式ではない、通常のデュアルカメラを搭載。ここにはソニー製イメージセンサー「IMX766」とジンバル機能が採用されています。画面は5.9インチ/120Hz駆動で、プロセッサは最新のSnapdragon 8+ Gen 1、RAM容量は8GB/12GB/16GBで内蔵ストレージは128GB/256GB、デュアルバッテリーの容量は4300mAh。IP68の防塵・防水仕様となり、イヤホンジャックも搭載するとしています。

 

情報によれば、Zenfone 9の本体カラーはレッド、ブラック、ブルーの3色で、価格は800〜900ユーロ(約11万円〜12万円)とのこと。Zenfone 8と比較するとよりプレミアム路線となりそうですが、それに見合うだけの魅力的な端末となることに期待したいものです。

 

Source: SnoopyTech/Twitter via The Verge

マルチタスクも快適に! 「ASUS X515EA/X515JA」新たに6モデルを追加……5月9日発売

ASUS JAPANは、15.6型「ASUS X515EA/X515JA」シリーズに、6モデルの追加を発表しました。現在予約販売中で、販売開始予定は5月9日。

 

ASUS X515EAは、第11世代インテル Core i7 プロセッサーとIntel Iris Xe グラフィックスを搭載し、動画編集や画像編集で快適な操作が可能。SSD 512GBのPCIe接続の高速なストレージを搭載し、幅広い用途で使用できます。税込価格は14万9800円。

 

ASUS X515JAは、あらゆるシーンで利用できる、第10世代インテル Core i5 プロセッサー搭載モデルをはじめ、第10世代インテル Core i3 プロセッサー搭載モデルの5モデルを用意。税込価格はCore i5搭載モデルが8万9800円~10万9800円、Core i3搭載モデルが6万9800円~9万9800円です。

 

すべてのモデルに15.6型ディスプレイを搭載しながら、軽さは約1.8kg。フルサイズキーボード右側にはテンキーも搭載しており、表計算や文書作成にも活用できます。

ROGからついに完全ワイヤレス登場! 対戦型ゲーム用の機能も搭載したゲーミングイヤホン「ROG CETRA TRUE WIRELESS」

ASUS JAPANは、ゲーミングブランドROGから、完全ワイヤレスの対戦型ゲーム向けインイヤーイヤホン「ROG CETRA TRUE WIRELESS」を、4月22日に発売予定です。市場想定価格は1万4480円。

 

同製品は、音声と映像の同期性を高める、対戦型ゲームのためのゲームモードを搭載。シンプルなクイックタッチコントロールにより、ゲーム中の迅速な調整が可能です。

 

ハイブリッドANCテクノロジーで、ヘッドフォンの内側と外側からのノイズを検知して、フィルタリングします。

 

ANCをオフにすると、1回の充電で最大5.5時間の使用が可能で、充電ケースを使えばさらに最大21.5時間まで延長でき、最大27時間使用できます。急速充電技術も搭載しており、10分の充電で最大1.5時間の使用が可能です。ケースはワイヤレス充電にも対応しています。

360度回転して、自由自在なスタイルで使える2in1! 「ASUS VivoBook Flip 14 TP470EA」ほか2モデルがASUSから発売

ASUS JAPANは、14型「ASUS VivoBook Flip 14 TP470EA」と、14型「ASUS X415JA」、15.6型「ASUS X515JA」を、順次販売中です(ASUS X415JAのみ3月10日発売)。

↑ASUS X415JA ※発売する製品は日本語キーボード

 

税込価格は、ASUS VivoBook Flip 14 TP470EAが8万9800円、ASUS X415JAが5万4800円、ASUS X515JAが7万9800円です。同製品をASUS Storeで購入すると、「ASUS Store限定30日間返品保証キャンペーン」の対象となります。

 

ASUS VivoBook Flip 14 TP470EAは、360度ディスプレイが回転し、あらゆるシーンで使用可能なノートPC。通常のノートPCとしての使用だけでなく、タブレットモードやスタンドモードなど、多彩なスタイルに変化するフレキシビリティが特徴的な1台です。2万回にも及ぶ開閉テストをクリアしており、堅牢性にも優れています。10点マルチタッチに対応したディスプレイを採用しており、別売りのスタイラスペン入力にも対応しているため、様々な用途で使用することが可能です。

↑ASUS VivoBook Flip 14 TP470EA ※発売する製品は日本語キーボード

 

ASUS X415JA/X515JAは、インテル Core i3 プロセッサーを搭載し、快適な使い心地とマルチタスクをこなせるノートPC。起動やデータの読み書きが高速なPCI Express 3.0×2接続対応のSSDを最大256GB搭載しており、幅広い用途で使用可能。OSは、ASUS X415JAはWindows 11 Home(S モード)、ASUS X515JAは最新のWindows 11 Homeをプリインストール。最新のWindows 11標準アプリなどを、より便利に使うことができます。

↑ASUS X515JA ※発売する製品は日本語キーボード

モダンなデザインでお手頃価格! アンダー5万円のノートPC「ASUS E210KA/E410KA/E510MA」

ASUS JAPANは、モダンなデザインの11.6型軽量ノートPC「ASUS E210KA」、様々なタスクを快適にこなせる性能を持ち、スタンダードを極めた14型ノートPC「ASUS E410KA」、15.6型ノートPC「ASUS E510MA」の、3製品計5モデルを、順次販売開始します。

 

ASUS E210KAは、279.1mm×191.2mmの、A4用紙よりも一回り程小さいコンパクトサイズで、約1kgの軽量ボディ。本体カラーは、ピーコックブルー、ローズピンク、ドリーミーホワイトの全3色。天板にはASUSロゴをモチーフにしたモダンなデザインパターンが入っています。

↑ASUS E210KA ※発売する製品は日本語キーボード

 

ASUS E410KAは見やすい14型フルHDディスプレイを搭載しており、W325.4mm×H18.4mm×D217.4mmと、バッグやリュックなどに簡単に収納可能なサイズ。ASUS E510MAは約1.57kgと、15.6型でありながら軽く、薄さも約18.1mmです。本体カラーは、ASUS E410KAがスターブラックメタル、ASUS E510MAがスターブラックを採用し、それぞれのモデルにはキーボードに1つだけ色が異なるイエローで縁取られたエンターキーを搭載するなど、ポップで楽しいデザインが施されています。

↑ASUS E410KA ※発売する製品は日本語キーボード

 

ASUS E210KAとASUS E410KAは、1度の満充電で最長約9.2時間使える長時間のバッテリー駆動が可能。ASUS E510MAも、最長約8.4時間のバッテリー駆動時間です。

 

ASUS E210KAとASUS E410KAはワンタッチでタッチパッドをテンキーとして利用できるNumberPad機能を搭載しており、数字を入力する際に、モード切り替えで快適な数字入力が行えます。ASUS E510MAは、キーボード右側にテンキーを搭載。サイズが大きめのタッチパッドは、手のひらが当たってもタッチパッドを反応させないパームリジェクション技術を採用しており、キーボード使用時のタッチパッド誤反応を防ぎます。キーボードはスリムでありながら、各キーのストロークは1.35mmを確保し、しっかりとした打鍵感にこだわって作られています。

↑ASUS E510MA ※発売する製品は日本語キーボード

 

通常よりも稼働範囲が広いヒンジを使用しており、液晶ディスプレイを180度まで開くことが可能。液晶ディスプレイの角度調節の範囲が広く、どのような姿勢でも目線にあった角度に調節できます。液晶ディスプレイを真上に向けることができるので、机を挟んだ向かい側にいる人に画面を見せたいときなどにも便利です。

 

税込価格は、ASUS E210KAとASUS E410KAが4万9800円、ASUS E510MAが4万9980円。ASUS Storeで購入すると「ASUS Store限定30日間返品保証キャンペーン」の対象となります。

インテリアに溶け込む美しいデザイン! Windows 11搭載オールインワンPC「ASUS Zen AiO 24 A5401WR」

ASUS JAPANは、Windows 11搭載オールインワンPC「ASUS Zen AiO 24 A5401WR」全4モデルを発表しました。2月25日に発売された「A5401WR-I710700EC」のほか、「A5401WR-I710700ECO」「A5401WR-I310100ECO」「A5401WR-I310100EC」も、同日より予約を受け付けています。

 

税込価格は、インテル Core i7-10700T プロセッサー搭載、メモリ16GBのA5401WR-I710700ECOが17万9800円、A5401WR-I710700ECが14万9800円。インテル Core i3-10100T プロセッサー搭載、メモリ8GBのA5401WR-I310100ECOが12万9800円、A5401WR-I310100ECが9万9800円です。

 

同製品は、フレームレスのように見える超狭額ベゼルディスプレイにアシンメトリーに配置されたスタンドを組み合わせたデザインの、ディスプレイ一体型PCです。本体下部のスピーカー搭載部分にのみファブリック素材を使用して、やさしいぬくもりをプラスしています。

 

画面の表示内容だけを切り取って空中に置いたかのように見える、わずか6mmの超狭額ベゼルディスプレイを搭載。ディスプレイ部分の画面占有率は約90%です。最大輝度250nitおよび178度の広視野角で、sRGB 100%の広色域に対応しています。

 

HDMIの入力端子を搭載し、ゲーム機やノートPCの画面を映して使用できます。HDMI出力端子も搭載しているので、もう1台液晶ディスプレイを用意すれば、デュアルディスプレイで使用可能です。

 

オーディオブランド「Harman/Kardon」と共同で調整を行ったオーディオ機能を搭載し、3Wの2つのスピーカーで、上質かつパワフルなサウンドを楽しめます。

 

ワイヤレスキーボードとワイヤレスマウスが付属しているので、本体から離れた場所でも使えます。Webカメラにはレンズを隠すスライド式のプライバシーシールドを搭載し、もしものときなどのプライバシーを完全に守ることができます。

 

無線LANだけでなく有線LANも搭載しており、どちらでも接続可能。Bluetooth 5.1にも対応しているので、ヘッドセットなど様々な周辺機器をワイヤレスで接続可能です。USBポートは、USB 3.2 Gen1 Type-Cを1ポートに、USB 3.2 Gen1 Type-Aを2ポート、USB 2.0を2ポート搭載。

 

ビジネス統合アプリとして、A5401WR-I710700ECOとA5401WR-I310100ECOは「Microsoft Office Home and Business 2021」、A5401WR-I710700ECとA5401WR-I310100ECは「WPS Office 2 Standard Edition(3製品共通ライセンス付)」がそれぞれ利用できます。

運びやすい軽量薄型ボディ! インテル Core i5 プロセッサー搭載Chromebook「ASUS Chromebook CX9(CX9400)」

ASUS JAPANは、軽量薄型ボディに第11世代インテル Core i5プロセッサーを搭載した14型Chromebook製品「ASUS Chromebook CX9(CX9400)」を発売しました。価格は10万9800円です。

 

同製品は、第11世代インテル Core i5プロセッサーとインテル Iris Xeグラフィックス、8GBのメモリ、大容量かつ高速なPCle接続のSSDを搭載。インテル Evo認証を取得しています。

 

14型ディスプレイを搭載しながら、軽さ約1.18kg、薄さ約18.4mmの軽量薄型。幅322.2mm×奥行き204.9mmなので、小さめのビジネスバッグでも手軽に持ち運ぶことができます。最長約12.7時間駆動を実現したロングライフバッテリー搭載。

 

無線LAN機能は最新規格のWi-Fi 6(IEEE802.11ax)に対応しており、理論値で最大2.4Gbpsの高速ネットワーク通信が可能で、オンラインでの大容量ファイル転送や、フルHDのストリーミング再生もストレスフリーで利用できます。2.4GHz帯だけでなく干渉の少ない5GHz帯のサポートと、ASUS WiFi Master Premium for Chromeテクノロジーにより、スムーズな無線接続が可能。

 

オーディオブランド「Harman/Kardon」の認証を取得したオーディオ機能を搭載。高音質なので音声も聞き取りやすい、臨場感のあるプレミアムサウンドも楽しめます。

 

バックライトを搭載したイルミネートキーボードにより、夜間フライトの機内のような暗闇でも正確な入力作業を行うことが可能。ワンタッチでタッチパッドにテンキーを表示できるNumberPad機能も搭載しており、数字の入力作業などがしやすくなっています。人間工学に基づいたエルゴリフトヒンジで、キーボードを少し傾斜のついた最適な位置に固定し、長時間のタイピングによる疲労を軽減します。

 

USI規格スタイラスペン対応のタッチパネルと、180度開くことができるフラットヒンジで、卓上にChromebookを平らに置いて画面をタッチしたり、ペンでメモを書き込んだりするなど、直感的な操作が可能です。

 

Thunderbolt 4(Type-C)ポートを2基搭載することで、40Gbpsの高速データ転送、4Kディスプレイ出力、本体への充電に対応。HDMIとあわせて最大3台の4K外部ディスプレイに出力できます。そのほか、USB3.2(Type-A/Gen2)ポート1基、microSDカードスロットも備えています。

 

筐体は非常に高い強度のアルミニウム合金を採用し、米国国防総省が定める軍用規格であるMIL規格(MIL-STD-810H)に準拠しており、堅牢性に優れています。

 

指紋認証センサとWebカメラにスライド式のプライバシーシールドを搭載し、セキュリティを高めています。シールドを閉じておくことで、Webカメラのオンオフに関係なく物理的にカメラを遮り、プライバシーを保護します。指紋認証センサは、外出先などの人目のある場所で使用する場合でも、パスワードを見られる心配がありません。

 

水没や落下や災害による破損、コンピュータウイルスによる故障などを含む、すべての故障原因に対して修理対応を受けられる「ASUSのあんしん保証」サービスにも対応しています。

ゲームも動画編集もできる、高性能なタブレットPC「ROG Flow Z13」がASUSから登場

ASUS JAPANは2月17日、ディスプレイとキーボードが着脱する2 in 1のゲーミングノートPC「ROG Flow Z13」シリーズを発表しました。ラインナップと価格、発売日はそれぞれ下記のとおりです。

↑ROG Flow Z13

 

GZ301ZE-I9R3050TE4K/26万9800円(税込)/2月21日発売予定
GZ301ZE-I9R3050TE/25万4800円(税込)/2月17日発売
GZ301ZC-I7R3050/23万9800円(税込)/2月17日発売
GZ301ZA-I5UMA/19万9800円(税込)/2月17日発売

 

ROG Flow Z13シリーズは、ゲーミング向けのWindowsタブレットPCというカテゴリの製品。Webブラウジングや動画鑑賞はもちろん、ゲームをプレイしたり、動画編集をしたりといったクリエイティブ作業も可能です。

 

最上位モデルのスペックは、インテル Core i9-12900H プロセッサー、16GBメモリー、1TB SSD、GeForce RTX 3050 Ti Laptop GPU、Windows 11 Home 64ビットと高性能な仕様。またディスプレイはタッチ対応の13.4型で、解像度は3840×2400ドット(WQUXGA)、リフレッシュレートは60Hzとなっています。

 

さらに、外付けGPUを接続できるASUSの「ROG XG Mobile」に対応しているため、GeForce RTX 3080/GeForce RTX 3070といった、より高性能なGPUに接続できます。

 

インターフェイスはUSB Type-C(Thunderbolt 4対応)、USB Type-C、USB 2.0、microSDXC/microSDHC/microSDメモリーカードリーダー、マイク/ヘッドホンジャックを装備。USB Type-Cはどちらもデータ転送と映像出力、本体への給電に対応しており、外部ディスプレイに接続すればより快適にゲームやクリエイティブ作業を楽しめます。

↑タブレット使用時。背面のスタンドは着脱できます

 

各モデルの詳細なスペックは下記のとおりです。

GZ301ZE-I9R3050TE4K GZ301ZE-I9R3050TE GZ301ZC-I7R3050 GZ301ZA-I5UMA
OS Windows 11 Home 64ビット
CPU インテル Core i9-12900H プロセッサー インテル Core i7-12700H プロセッサー インテル Core i5-12500H プロセッサー
メモリー 16GB
ストレージ 1TB SSD 512GB SSD
グラフィックス GeForce RTX 3050 Ti Laptop GPU GeForce RTX 3050 Laptop GPU インテル Iris Xe グラフィックス(CPU内蔵)
ディスプレイ タッチ対応13.4型ワイドTFTカラー液晶(3840×2400ドット、60Hz) タッチ対応13.4型ワイドTFTカラー液晶(1920×1200ドット、120Hz)
Webカメラ インカメラ:92万画素/アウトカメラ:799万画素
インターフェイス USB Type-C(Thunderbolt 4対応)、USB Type-C、USB 2.0、microSDXC/microSDHC/microSDメモリーカードリーダー、マイク/ヘッドホンジャック
バッテリー駆動時間 約6.5時間 約6.6時間 約7.3時間 約8.1時間
本体サイズ 幅302×奥行き204×高さ14.5mm(タブレット時)
重量 約1.18kg(タブレットのみ) 約1.12kg(タブレットのみ)

メタリックデザインがスタイリッシュ! 学習、仕事、遊びなど、ありとあらゆる場面で活用できる「ASUS Chromebook C425TA」

ASUS JAPANは、タッチパネル搭載、ディスプレイを180度開くことができるクラムシェルタイプの「ASUS Chromebook C425TA」を発売しました。税込価格は4万4800円。

 

同製品は、通常よりも広い可動範囲を持つディスプレイヒンジを採用しており、ディスプレイを180度まで開くことができ、様々な角度でディスプレイを表示可能。10点マルチタッチ対応のディスプレイを搭載し、直感的な操作ができます。

 

スタイリッシュなメタリックデザインが特徴で、ナノエッジディスプレイにより、14インチのディスプレイを搭載しながらも、通常の13インチノートパソコンと同程度のコンパクトなサイズに仕上がっています。

 

CPUにインテル Core m3-8100Yプロセッサーと8GB(LPDDR3-1866)メモリ、64GBのeMMCストレージを搭載。バッテリーの駆動時間は最長約12時間です。

 

充電、周辺機器や外部ディスプレイとの接続が簡単にできるUSB3.2(Type-C/Gen1)ポートを2つ搭載するほか、標準的なUSB3.2(Type-A/Gen1)ポートも1基備え、データの取り込みに便利なmicroSDカードリーダーも搭載しています。

 

キーストロークが1.4mmでフルサイズの英語イルミネートキーボードを搭載し、約6インチの大型タッチパッドは、手のひらが触れることによる誤動作を防ぐパームリジェクション技術と精度の高いマルチタッチジェスチャーに対応し、快適かつ正確でスムーズな操作が可能です。

 

Google社が提供するGoogle Playストアにて、無料のものから有料のものまで豊富なアプリをダウンロード可能。必要なときに必要なアプリをすぐに使うことができ、あらゆる用途に対応できます。

 

Chrome OSはアンチウイルス機能などのセキュリティ機能をOSに統合しており、別途セキュリティアプリなどを用意することなく、安心して使用できます。

 

通常の故障だけでなく、落下による故障や水没による故障、災害による故障、コンピュータウイルスによる故障など、あらゆる故障に対応する「ASUSのあんしん保証」サービスに対応しています。保証には無料サービスと有料サービスと法人向けサービスがあり、それぞれサービスの有効期間や対応回数、故障時の負担金などが異なります。

大画面エンタメタブレットになるのが魅力、有機EL搭載「ASUS Vivobook 13 Slate OLED T3300KA」をレビュー

ASUSから13.3型のノートPC「ASUS Vivobook 13 Slate OLED T3300KA」(以下、Vivobook 13 Slate)が登場しました。ラインアップは上位モデルの「T3300KA-LQ049W」と下位モデルの「T3300KA-LQ046W」をそろえ、価格はT3300KA-LQ049Wが10万9800円(税込)、T3300KA-LQ046Wが9万4800円(税込)です。

↑ASUS Vivobook 13 Slate OLED T3300KA。T3300KA-LQ049W は12月上旬発売予定で、T3300KA-LQ046Wは現在発売中です

 

Vivobook 13 Slateの注目点は、有機ELディスプレイ搭載でしかも着脱式のキーボードを採用しているところにあります。そもそも、液晶ディスプレイ搭載のノートPCに比べて、有機ELディスプレイ搭載モデルは決して多くはありません。そのなかで、キーボードの着脱によって、ノートPCとタブレットの2 in 1で使えるVivobook 13 Slateは、現状で唯一無二の存在と言えます。

 

また、ディスプレイ部に4基のスピーカーを備えたうえ、3次元のサラウンドフォーマット「Dolby Atmos」にも対応。音質にも力を入れており、エンタメ用途に向いている仕様となっています。

 

そこで今回は、下位モデルのT3300KA-LQ046Wを使用して、エンタメ利用でどれだけ実力を発揮できるのかチェックしてみました。

 

ディスプレイのスペックは極めて高く、写真や映像を鮮やかに楽しめる

ディスプレイは、つい有機ELに目がいきがちですが、シネマグレードの色域規格であるDCI-P3を100%カバーするほか、100万:1のコントラスト比、最大500ニトの輝度、0.2msの応答速度などを実現。ノートPCとしては極めて高いスペックを備えています。なお、解像度はフルHD(1980×1080ドット)。4Kとは言わないまでも、エンタメ用途を考えると、もう少し解像度が高いとうれしいところです。

↑極彩色な壁紙がデフォルトのディスプレイ

 

とはいえ、実際に写真や映像を表示してみると、その鮮やかさに驚きます。有機ELならではの“完全な黒”に近い黒の表現と、優れた色表現が見て取れます。

 

また、いくつかの映像作品を「Netflix」で見てみましたが、大自然が映る映像は花や草木の色彩表現が豊かで、夜景は夜に浮かぶ建物の明かりが鮮やかに表現されており、いずれの映像も没入して楽しめました。

↑イルミネーションの夜景写真を表示すると、締りのある黒のおかげか、イルミネーションの明るさや青いライトがより際立つのが感じられました

 

長時間映像を視聴していられそうなディスプレイですが、有機ELパネルで心配なのは色の劣化と焼き付きです。ASUSはそれらを防ぐためにいくつかの対策を取っています。ひとつは出荷時にWindows 11の「ダークモード」をデフォルトにしていること。もうひとつは、一定時間のアイドル状態で特別なスクリーンセーバーを起動し、有機ELを保護していることです。

 

さらに、サムスン電子の焼き付き防止テクノロジーを採用。老朽化したピクセルを、アルゴリズムを使用して検出し、そのピクセルを通過する電流を増加させることで、より明るい色を表示させて、結果的に正確な色に戻せるそうです。

↑ユーティリティソフト「MyASUS」から、特別なスクリーンセーバーを起動する「ピクセルリフレッシュ」のオンオフ設定が可能です

 

迫力ある音を楽しめる4基のスピーカー

スピーカーはディスプレイの左右端に2基ずつ搭載。出力は1基あたり2Wです。これに加えて、クリアな音を表現するうえに、全体の音量を最大約3.5倍大きく出力できる「スマートアンプテクノロジー」を採用しています。

↑スピーカーの音は本体左右の下側から出ます。また、右側のスピーカー部には「Dolby Atmos」の文字も記載されています

 

出力される音は、確かに設定したボリューム以上の音量を感じることができます。音の情報量も、ノートPC内蔵のスピーカーとは思えないほど多く感じました。音楽はもちろん、銃弾が飛び交い派手な爆発が起こるようなアクション映画なども迫力ある音で楽しめます。

 

なお、ディスプレイ部の左側上部にヘッドホン/マイクジャックが備わっているので、お気に入りのイヤホン/ヘッドホンで楽しむことも可能です。

↑ヘッドホン/マイクジャックを含む外部インターフェイスは、本体左側の上部に配置。データ転送と映像出力、および本体への給電が可能なUSB Type-Cが2基と、SDメモリーカードリーダーがそろっています

 

タブレットなら家の好きな場所でエンタメを楽しめるも、スタンドカバーは扱いに注意

エンタメ用途では十分活躍できる実力だと思いますが、Vivobook 13 Slateの魅力はこの実力をタブレットとして発揮できるところにもあります。そうなると気になるのはタブレットとしての使い勝手でしょう。

 

使用したT3300KA-LQ046Wのディスプレイ部のサイズは、幅309.9×奥行き190×高さ8.25mmで、重さは約785g。映画を視聴する際などは両手で持てば問題ないサイズと重さです。リビングのほか、自分の部屋やベッドルームなど、好きな場所に持ち運んで手軽にエンタメを楽しめます。

 

ただ、長時間持っているとやはり腕が疲れてきます。家でリラックスして映画を楽しみたいのであれば、付属のスタンドカバーを装着するのがいいでしょう。

↑スタンド装着時のタブレット

 

↑スタンドは本体背面にぴったりとくっつきます

 

このスタンドカバーはディスプレイの横置きはもちろん、縦置きにも対応しており、縦置きにするとSNSやWeb記事のチェック時に便利です。また、たとえばインターネットでレシピを検索するときは縦置きにして、検索結果のレシピをじっくり見るときは横置きにするといった、検索とコンテンツの閲覧で分ける使い方もいいでしょう。

↑縦置き時。省スペースな場所に置けるので、メインPCのサブディスプレイとしても活用できそうです

 

ただ、スタンドカバーの扱いには少しクセがあります。マグネットでディスプレイの背面とスタンドカバーがくっつくのですが、このマグネットが若干弱いのです。一方でスタンドの角度を変える際はある程度の力が必要。これによって、角度を変えようとスタンドカバーをいじると、スタンドカバーがディスプレイから外れることがあります。使い始めはこの力加減に悩むかもしれません。

 

なお、ノートPCとして使用する場合は、このスタンドカバーとキーボードを装着します。このときの本体サイズは幅310×奥行き198×高さ17.55mmで、重さは約1385g。13.3型としては一般的なサイズと重さと言えます。

↑キーボードはフルサイズ仕様。ディスプレイとはポゴピンで接続します

 

ちなみに、ノートPCのスペックは、CPUがインテル Pentium Silver N6000 プロセッサー、メモリーが4GB、ストレージが128GB eMMC、OSがWindows 11 Home(Sモード)64ビット。10万円前後だとより良いスペックのモデルが多いため、ノートPCとしては物足りないのが正直なところです。おそらく、有機ELディスプレイや2 in 1といった要素が、価格を押し上げているのではないかと思います。

 

もちろん、映画視聴くらいであればまったく問題はありません。ただし、たとえばYouTubeで音楽を再生しながら、ほかの作業をするといった場合などでは、動作が少し重たくなります。アプリやブラウザーを複数立ち上げて、マルチタスクをこなすのは注意したほうがいいでしょう。

 

なお、上位モデルであるT3300KA-LQ049Wのスペックは、インテル Pentium Silver N6000 プロセッサー、8GBメモリー、256GB SSDで、OSはWindows 11 Home 64ビット。メモリーやストレージなどで若干スペックアップしています。

 

高画質・高音質な大画面エンタメタブレットとしては魅力的

Vivobook 13 SlateはノートPCというカテゴリではありますが、メインのモバイルノートPCとして使用するのは、スペック面でおそらく難しいでしょう。

 

一方で、有機ELディスプレイによる高画質や4基のスピーカーから出る迫力のサウンドは魅力であり、写真・映像も音楽も存分に楽しめて、好きな場所に持ち運べる大画面タブレットとしては、優れた製品と言えそうです。

 

いまはWindows OS搭載のタブレットが少ないという事情もあります。ですから、長らく使っていたタブレットを買い替えるニーズもあるでしょう。

 

そんな優れたタブレットに、Webサイトの閲覧やちょっとしたビジネス資料の作成ができる、ノートPCとしての機能も備わっているととらえると、お買い得なモデルと言うことができそうです。

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

フリップタイプでノートPCにもタブレットにもなる! 14インチ型Chromebook「ASUS Chromebook Flip CX3(CX3400)」

ASUS JAPANは、フリップタイプの14インチ型Chromebook「ASUS Chromebook Flip CX3(CX3400)」を発売しました。税込価格は9万9800円です。

↑日本発売製品は日本語キーボードとなります

 

同製品は、CPUに最新の第11世代インテル Core i5プロセッサー、ストレージにはPCI Express 3.0×2接続のSSD 128GB、メモリは8GB(LPDDR4X-4266)を搭載。1回の充電でのバッテリー駆動時間は、最大約11時間です。

 

構造補強によりボディの強度を高め、米国の耐久規格「MIL-STD 810H」をクリアしているだけでなく、パネル圧迫、衝撃試験などの厳しい社内試験も実施しており、外出の多いライフスタイルにも対応できる頑丈さを備えています。

 

同製品に搭載されている超狭額ディスプレイは画面の表示域を最大限に引き出し、14インチのフルHDパネルは、広い視野角と優れた色の再現性により、鮮やかでリアルな画質を提供します。ディスプレイは360度回転するので、ノートPCとしてだけでなく、タブレットとしても使用できます。

 

本体の両面にカメラを搭載し、通常のウェブカメラであるインカメラのほか、タブレットモードでは写真や動画を画面越しに撮影できるアウトカメラも搭載されています。解像度は503万画素で、オートフォーカスにも対応。インカメラにはスライドさせるだけで物理的に塞ぐことができるプライバシーシールドを搭載しており、個人のプライバシーやビジネス情報を保護できます。

 

ボディカラーには、スタイルとデザインにマッチする新色、エーアイブルーを採用。筐体は本体と天板の間にV字型のエッジを設けたデュアルテーパーデザインを採用し、本体を開きやすくしています。ファンレスデザインで、パワフルなパフォーマンスを発揮しながら、どんなシーンでも驚異的な静音性を発揮します。本体にASUS USI Penを収納しており、使いたいときにすぐにペン入力が行えます。4096段階の筆圧検知に対応し、ペン先の微妙な強弱も正確に反映。ASUS USI Penも急速充電に対応しているので、本体に15秒収納するだけで充電でき、その後45分間使用できます。

薄型軽量かつ高い堅牢性、ビジネス用途に適した15.6型ノートPC「ASUS Zenbook Pro 15 OLED UM535QA」

ASUS JAPANは11月24日、プレミアムノートPCの最新モデル「ASUS Zenbook Pro 15 OLED UM535QA」を発表。ラインアップは上位の「UM535QA-KY212WS」、真ん中の「UM535QA-KY213WS」、下位の「UM535QA-KY214W」をそろえ、価格はそれぞれUM535QA-KY212WSが21万9800円(税込)、UM535QA-KY213WSが19万9800円(税込)、UM535QA-KY214Wが15万4800円(税込)です。発売は12月中旬を予定しています。

 

ASUS Zenbook Pro 15 OLED UM535QAは、プロフェッショナルを支えるとうたう、ビジネス向けの15.6型ノートPC。薄型軽量、洗練されたデザイン、持ち歩いても安心の米国軍用規格に準拠した堅牢性をそなえているといいます。

↑天板にはZenbookではおなじみのスピン加工が施されています

 

ディスプレイは有機ELを採用し、解像度はフルHD(1920×1080ドット)。また画面左右のベゼルを約5.74mmと狭くすることで、画面占有率86.9%を実現し、没入感を高めています。さらにタッチ操作も可能です。

 

上位モデルであるUM535QA-KY212WSの主なスペックは、AMD Ryzen 9 5900HX モバイル・プロセッサー、16GBメモリー、1TB SSDで、OSはWindows 11 Home 64ビットです。また、外部インターフェイスは、USB Type-C、USB 3.2、SDカードリーダー、ヘッドホン/マイクジャック、HDMI出力をそろえています。

 

本体サイズは約幅356.7×奥行き239.5×高さ19.65mmで、重さは約1.855kg。このほか、テンキーや、周囲のノイズを低減するAIノイズキャンセリング機能などを搭載しています。

 

なお、13.3型の「ASUS Zenbook 13 OLED UX325EA」も同日に発表しました。インテル Core i7-1165G7 プロセッサー、16GBメモリー、1TB SSDを搭載する上位モデルの「UX325EA-KG614WS」は19万4800円(税込)、インテル Core i5-1135G7 プロセッサー、16GBメモリー、1TB SSDを搭載する下位モデルの「UX325EA-KG613WS」は16万9800円(税込)。発売は11月25日です。

↑ASUS Zenbook 13 OLED UX325EA。わかりやすいところの違いでいうと、テンキーが省略されています

 

タブレットとしても使える、13.3型有機ELディスプレイ搭載の「ASUS Vivobook 13 Slate OLED T3300KA」

 

ASUSは11月24日、ディスプレイとキーボードが分離する2 in 1ノートPC「ASUS Vivobook 13 Slate OLED T3300KA」を発表しました。ラインアップは上位モデルの「T3300KA-LQ049W」と下位モデルの「T3300KA-LQ046W」をそろえ、価格はT3300KA-LQ049Wが10万9800円(税込)、T3300KA-LQ046Wが9万4800円(税込)です。

 

ASUS Vivobook 13 Slate OLED T3300KAは、世界で初めて13.3型有機ELディスプレイ搭載で着脱式キーボードを採用したノートPCとうたうモデル。エンタメを楽しむ際にはスマホやタブレットを使用し、仕事ではノートPCを使用するなど、多くの人がデバイスを使い分けている中で、1台にまとめたノートPCを作ろう、と開発した製品だそうです。

 

ディスプレイ解像度はフルHD(1920×1080ドット)。また、アメリカの映画制作業界団体が策定したDCI-P3を100%カバーし、高い色域を実現するほか、Dolby Visionにも対応しています。

 

ディスプレイ部に搭載されているスピーカーにも力を入れており、4基のスピーカーを搭載したうえ、Dolby Atmosに対応することで没入感を高めているといいます。

 

一方のキーボード部は、キーピッチ19.05mmとフルサイズを確保しています。なお、製品には横置きと縦置きが可能なスタンドカバーも付属します。

 

上位モデルであるT3300KA-LQ049Wの主なスペックは、インテル Pentium Silver N6000 プロセッサー、8GBメモリー、256GB SSDで、OSはWindows 11 Home 64ビットを搭載。また、外部インターフェイスは、USB Type-C(データ転送および映像出力対応)×2、microSDカードリーダー、マイク/ヘッドホンジャックをそなえています。

 

バッテリー駆動時間はタブレットのみで約12.9時間、キーボード装着時は約10.3時間。このほか、本体サイズはタブレット時で幅309.9×奥行き190×高さ8.25mm、重さは約785g、キーボードとスタンドカバー装着時で幅310×奥行き198×高さ17.55mm、重さは約1385gとなっています。

15.6型有機ELディスプレイ搭載で、オールラウンドに使える「ASUS Vivobook Pro 15 OLED」などが登場

ASUSは11月24日、有機ELディスプレイ搭載のスタンダードノートPC「ASUS Vivobook Pro 15 OLED」シリーズおよび「ASUS Vivobook Pro 14 OLED M3401QA」を発表。ラインアップと税込価格、発売時期は下記のとおりです。

 

ASUS Vivobook Pro 15 OLED K3500PC
K3500PC-L1017WS/17万9800円/11月25日発売
K3500PC-L1017W/14万9800円/11月25日発売

 

ASUS Vivobook Pro 15 OLED M3500QC
M3500QC-L1081WS/19万9800円/12月上旬発売予定
M3500QC-L1081W/16万9800円/12月上旬発売予定

 

ASUS Vivobook Pro 15 OLED M3500QA
M3500QA-L1135W/14万9800円/11月25日発売
M3500QA-L1043WS/16万9800円/11月27日発売
M3500QA-L1043W/13万9800円/11月25日発売
M3500QA-L1066W/12万9800円/11月25日発売

 

ASUS Vivobook Pro 14 OLED M3401QA
M3401QA-KM011WS/17万9800円/12月上旬発売予定
M3401QA-KM011W/14万9800円/12月上旬発売予定
M3401QA-KM010W/12万9800円/12月上旬発売予定

 

ASUS Vivobook Pro 15 OLEDシリーズとASUS Vivobook Pro 14 OLED M3401QAは、いま所有しているPCの性能を全体的に底上げしたい人に向けたとするモデル。スペックの高さを特徴としており、幅広い用途で使えるとしています。

 

各モデルのスペックは以下のとおり。

製品名 ASUS Vivobook Pro 15 OLED K3500PC
型番 K3500PC-L1017WS K3500PC-L1017W
CPU インテル Core i7-11370H プロセッサー
グラフィックス NVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop GPU
メモリー 16GB
ストレージ 512GB SSD
ディスプレイ 15.6型有機ELディスプレイ、フルHD解像度(1920×1080ドット)
外部インターフェイス USB Type-C(Thunderbolt 4)、USB 3.2、USB 2.0×2、HDMI出力、microSDカードリーダー、マイク/ヘッドホンジャック
バッテリー駆動時間 約11.4時間
本体サイズ 約幅359.8×奥行き235.3×高さ20.4mm
重さ 約1.65kg
ビジネスアプリ Microsoft Office Home and Business 2021 WPS Office 2 Standard Edition
OS Windows 11 Home 64ビット

 

製品名 ASUS Vivobook Pro 15 OLED M3500QC
型番 M3500QC-L1081WS M3500QC-L1081W
CPU AMD Ryzen 7 5800H モバイル・プロセッサー
グラフィックス Radeon グラフィックス(CPU統合)、NVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop GPU
メモリー 16GB
ストレージ 512GB SSD
ディスプレイ 15.6型有機ELディスプレイ、フルHD解像度(1920×1080ドット)
外部インターフェイス USB Type-C、USB 3.2、USB 2.0×2、HDMI出力、microSDカードリーダー、マイク/ヘッドホンジャック
バッテリー駆動時間 約12.7時間
本体サイズ 約幅359.8×奥行き235.3×高さ20.4mm
重さ 約1.65kg
ビジネスアプリ Microsoft Office Home and Business 2021 WPS Office 2 Standard Edition
OS Windows 11 Home 64ビット

 

製品名 ASUS Vivobook Pro 15 OLED M3500QA
型番 M3500QA-L1135W M3500QA-L1043WS M3500QA-L1043W M3500QA-L1066W
CPU AMD Ryzen 9 5900HX モバイル・プロセッサー AMD Ryzen 7 5800H モバイル・プロセッサー
グラフィックス Radeon グラフィックス(CPU統合)
メモリー 16GB 8GB
ストレージ 1TB SSD 512GB SSD
ディスプレイ 15.6型有機ELディスプレイ、フルHD解像度(1920×1080ドット)
外部インターフェイス USB Type-C、USB 3.2、USB 2.0×2、HDMI出力、microSDカードリーダー、マイク/ヘッドホンジャック
バッテリー駆動時間 約14.7時間
本体サイズ 約幅359.8×奥行き235.3×高さ20.4mm
重さ 約1.65kg
ビジネスアプリ WPS Office 2 Standard Edition Microsoft Office Home and Business 2021 WPS Office 2 Standard Edition
OS Windows 11 Home 64ビット

 

製品名 ASUS Vivobook Pro 14 OLED M3401QA
型番 M3401QA-KM011WS M3401QA-KM011W M3401QA-KM010W
CPU AMD Ryzen 9 5900HX モバイル・プロセッサー AMD Ryzen 7 5800H モバイル・プロセッサー
グラフィックス Radeon グラフィックス(CPU統合)
メモリー 16GB 8GB
ストレージ 512GB SSD
ディスプレイ 14型有機ELディスプレイ、WQXGA+解像度(2880×1800ドット)
外部インターフェイス USB Type-C、USB 3.2、USB 2.0×2、HDMI出力、microSDカードリーダー、マイク/ヘッドホンジャック
バッテリー駆動時間 約10.9時間
本体サイズ 約幅317.4×奥行き228.5×高さ19.52mm
重さ 約1.464kg
ビジネスアプリ Microsoft Office Home and Business 2021 WPS Office 2 Standard Edition
OS Windows 11 Home 64ビット

ROG史上最強スペック搭載! Snapdragon 888+、RAM最大18GB……「ROG Phone 5sシリーズ」

ASUS JAPANは、5G対応ゲーミングスマートフォン「ROG Phone 5s」「ROG Phone 5s Pro」計5モデルを発表。11月19日からROG Phone 5sと「ROG Phone 5 Lighting Armor Case」を、11月26日にはROG Phone 5s Proを発売します。

↑ROG Phone 5s

 

↑ROG Phone 5s Pro

 

ROG Phone 5sシリーズは、Qualcomm Snapdragon 888+ 5G Mobile Platformを搭載。従来のROG Phone 5に比べると約25%の性能が向上しています。

 

ROG Phone 5sは12GBと16GB、ROG Phone 5s Proは18GBのメインメモリを搭載し、負荷の高いゲームや複数のアプリ起動時でも安定したパフォーマンスを提供。内蔵ストレージは最大512GB搭載しており、より多くのゲームをダウンロードして遊ぶことが可能です。

 

144Hzのリフレッシュレートと1msの応答速度に対応した、高速駆動のHDR10+対応AMOLEDディスプレイで、滑らかで鮮明な画面でゲームや動画を楽しめます。画面サイズは6.78型の大画面。

 

また、ROG Phone 5sシリーズの発売を記念し、ゲーム「PUBG: NEW STATE」を使用したストリーマーフェスをオンラインで開催。当日は賞品のROG Phone 5sをかけて、有名ストリーマーたちによる熱いバトルが繰り広げられる予定です。実況解説はストリーマーの「みしぇる」さんが行います。配信ではROG Phone 5sのデモや機能もわかりやすく説明、視聴者プレゼントも用意される予定です。詳細は後日、ROG Japan公式ツイッター(@ASUSROGJP)で発表されます。

 

同日発売のROG Phone 5 Lighting Armor Caseは、光るROGロゴを背面に搭載したスマートフォンケース。好きな色でROGロゴを光らせることができます。ROG Phone 5sシリーズに装着すると、専用壁紙や、Xモード用の特別なアニメーションなども使用できるようになります。

↑ROG Phone 5 Lighting Armor Case(左下)

 

ROG Phone 5sはファントムブラックとストームホワイトの2種類のカラーバリエーション(ROG Phone 5s Proはファントムブラックのみ)。税込価格はそれぞれ、ROG Phone 5s 12GBが10万4800円、ROG Phone 5s 16GBが12万4800円、ROG Phone 5s Proが14万2800円、ROG Phone 5 Lighting Armor Caseが4980円です。

リフレッシュレート144Hz対応のモバイルゲーミングモニターも! ASUS「ROG」ゲーミングモニター5種、10月22日発売

ASUS JAPANは、ミニLEDバックライト搭載した32型ゲーミングモニター「ROG Swift PG32UQX」や、高速リフレッシュレート144Hz対応のバッテリー内蔵モバイルゲーミングモニター「ROG Strix XG16AHPE」など、計5製品を10月22日に発売します。価格はいずれもオープン価格。

 

「ROG Swift PG32UQX」は、アスペクト比16:9のディスプレイ。フルアレイ・ローカルディミング(FALD)テクノロジーを備えた1152ゾーンのミニLEDバックライトを搭載し、ハロー効果を最小限に抑え、最も明るい白と最も暗い黒の鮮やかなコントラストにより、リアルなHDR画像を映します。1400nitsのピーク輝度で、ゲーム内の細部をこれまで以上に明るくリアルに表示します。

↑ROG Swift PG32UQX

 

「ROG Swift 360Hz PG259QNR」は、最速360Hzのリフレッシュレートで、FPS/TPSのような高速eスポーツに最適です。従来のIPSパネルに比べて、最大4倍速でディスプレイの液晶素子の点灯・消灯を行うことが可能なASUS高速IPSパネル技術を採用し、1m(GTG)の高速応答を実現しています。スミアやモーションブラーもほとんどないとのこと。

↑ROG Swift 360Hz PG259QNR

 

「ROG Strix XG16AHPE」は、15.6型のIPSパネルと144Hzのリフレッシュレートで、臨場感たっぷりのゲームを外出先でも楽しむことができます。バッテリー容量は7800mAhで、144Hzのリフレッシュレートで最大3時間駆動可能。クイックチャージ3.0とUSB PD 3.0に対応し、1時間の充電で最大120分の連続プレイができます。三脚付属モデルの「ROG Strix XG16AHP」、ホワイトモデルの「ROG Strix XG16AHPE-W」もあります。

↑ROG Strix XG16AHPE

高輝度有機ELディスプレイを備えてしかも薄型軽量、ASUSが新作ノートPCを発表

ASUS JAPANは、600ニトの高輝度有機ELディスプレイに加え、インテルIris Xeグラフィックスを備えた第11世代インテル Core プロセッサーを搭載した「ASUS VivoBook 15 OLED K513EA」を発売しました。

 

美しさ、薄さを兼ね備える有機ELディスプレイ

 

ASUS VivoBook 15 OLED K513EAは、1920×1080ドット表示の高解像度有機EL(OLED)ディスプレイを搭載。この液晶は、実現が難しい引き締まった黒色表現をはじめ、驚くほど鮮やかな画面表示が可能です。DCI-P3 100%に対応しているほか、PANTONEの認証も取得しており、元データに忠実な色表現ができます。

 

また、本機はブルーライト軽減の機能およびフリッカーフリー機能を搭載しており、長時間利用時の目の負担を軽減します。一方で、最大輝度600ニトの高輝度ディスプレイを搭載することで、明るい場所での画面の視認性が向上しました。場所や時間を選ばず、快適に使用できます。

 

さらにディスプレイは、ベゼルが極めて細いナノエッジディスプレイを採用。そのため、本体サイズを幅359.8×奥行き235.3mmに抑えることに成功しています。また、わずか約1.8kgの軽さと、18.6mmの薄さも実現しました。机の上に置いたASUS Vivobookシリーズは、周囲の雰囲気を変えてしまうほどにスタイリッシュとのこと。

 

このほか、本体の個性的なカラー・インディーブラックにあわせて、キーボードにも個性的なデザインを導入。イエローカラーで縁取られたエンターキーがアクセントになっているキーボードは、ノートパソコン全体をより個性的に彩ります。

 

AIPTにより、CPUの能力を約40%も向上

ASUS インテリジェント パフォーマンス テクノロジー(AIPT)が採用されたASUS VivoBook 15 OLED K513EAでは、15W TDPで設定された第11世代インテル Core プロセッサー搭載のパソコンと比べて最大約40%のCPUパフォーマンスの向上が可能です。

 

AIPTの高いパフォーマンスを実現するため、大型化したヒートパイプの採用や液晶ポリマー素材を採用したファンで従来と比べて空気の流量を30%増加すると共に、約10%の静音化を実現しています。

 

なお、メモリーは8GB (DDR4-3200)、ストレージはSSD512GBを搭載します。

 

堅牢・軽量・小ささと、豊富なUSBポートや高品質オーディオを両立

 

ASUS VivoBook 15 OLED K513EAの天板には、アルミニウム合金を採用。高い堅牢性を実現しつつ、徹底した小型化と軽量化と薄型化に成功しました。これにより、15.6型ディスプレイを搭載するノートパソコンとしては最高レベルの持ち運びやすさを実現しています。

 

一方で、豊富なUSBポートを備えているのも魅力。USB 3.2 Gen1 Type-Aポートを1ポートに、USB 2.0 Type-Aポートを2ポート、さらにUSB 3.2 Gen1 Type-Cポートを1ポート搭載しており、多くの周辺機器を接続できます。

 

また、本機はオーディオブランドのharman/kardonと共同で開発を行った高品質なオーディオ機能を搭載。小型軽量薄型なノートパソコンとは思えない、豊かで上質なサウンドを鳴らします。また、ゲームや音楽、映画などのコンテンツに応じた臨場感を楽しめるDTS Audio Processingも備えます。様々なシーンに合わせてファインチューンされたサウンド設定が可能です。

 

良い音を鳴らす力だけでなく、集音力も高品質。マイク入力やスピーカー出力から音声以外の音を低減する、ASUS AIノイズキャンセリング技術により、音声チャット中のタイピング音や周囲の騒音などを低減します。こちらの機能ではノイズの低減処理に機械学習を利用しており、従来のノイズキャンセリング技術よりも効果的にノイズを減らせます。

 

ASUS VivoBook 15 OLED K513EAの価格は、10万9800円(税込)です。

消費者ニーズに“ビッタビタ”な“ゴン攻め”デジタルアイテム3選

“いま”爆売れ中のモノを「デジタル」からセレクトし、トレンドのツボを解説。消費者ニーズに“ビッタビタ”な“ゴン攻め”商品の数々、知らないとマジでヤバいです!!

※こちらは「GetNavi」2021年10月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【その1】玄人はもうChromebookを選んでる!

スマホのような感覚でタブレットやPCとして使える

タブレット型に専用キーボードが接続できる2 in 1タイプが使いやすい!

【ノートPC】2021年3月発売

ASUS

Chromebook Detachable CM3

実売価格4万4240円

WindowsでもmacOSでもない「ChromeOS」を採用したハイコスパな2 in 1ノートPC。Androidスマホのような使用感で、ほとんどのデータとアプリをクラウド上で利用する。1920×1200ドットの10.5型液晶を装備し、わずか506gと軽量だ。

 

↑とっさのメモにも便利な高精度スタイラスペンが付属。収納すると急速充電され、15秒の充電で45分間使える

 

【トレンドのツボ】教育用PCの需要急増で売上は前年比10倍以上に

ChromeOSのシェアもChromebookの販売台数も驚異的に伸びている。ChromeOSのユーザー管理のしやすさとコスパの高さが、教育用PCとしてのニーズにマッチしているからだ。

 

【その2】吹き込めば楽器も心も震えます

本格的なサックス演奏が誰でも手軽に楽しめる

吐息に合わせて楽器が鳴動! 騒音を気にせず演奏できる

【デジタル楽器】2020年11月発売

ヤマハ

デジタルサックス YDS-150

実売価格 9万5700円

マウスピースに息を吹き込んで演奏するデジタルサックス。サクソフォン4種類56音色のほか、尺八やアイリッシュパイプなど全73音色に切り替えることが可能。デジタル技術により15段階で音量調節ができるため、近隣に迷惑をかけることもない。

 

↑専用アプリ「YDS Controller」。楽器を選び、それぞれの音色を調整したり(左)、運指をカスタマイズしたりする(右)ことが可能だ

 

【トレンドのツボ】売れすぎて8~10か月待ち! ランキングでも上位を獲得

初年度の売上は計画の3倍。予想以上の売り上げに生産(部品調達も含め)が間に合わず、現在8~10か月待ちの状態に。「おうち時間」増加での楽器需要も反映されていると考えられる。

 

【その3】充電のバトンを爆速アンカーに託せ

従来の約3分の1サイズで45Wのハイパワーを実現

スマホもタブレットもノートPCも急速充電

【USB急速充電器】2021年5月発売

Anker

Nano II 45W

実売価格3390円

電源コンセントからUSB Type-C端子で充電する充電器。ノートPCも充電できる45Wというパワーを持ちながら、サイズは同クラス機器の約35%ほど。Quick Chargeなどにも対応する独自技術PowerIQ 3.0(Gen2)を搭載する。

 

↑電源ICと回路設計を革新した独自技術「Anker GaN II」を採用。コンパクト化に加え、低発熱・電力変換効率の向上・低ノイズなどを実現した

 

【トレンドのツボ】発売からわずか1週間で売り切れが続出し入手困難に

5月の発売後1週間で約7000個を売り上げ、たちまち品切れに。ノートPCを持って移動する機会が増えたため、充電に対応する超小型充電器の需要が高まったのだ。

スマホのような感覚で使える! 玄人が選ぶのは2in1タイプの「Chromebook」

“いま”爆売れ中のモノを「デジタル」からセレクトし、トレンドのツボを解説。消費者ニーズに“ビッタビタ”な“ゴン攻め”商品の数々、知らないとマジでヤバいです!! 今回は「Chromebook Detachable CM3」を紹介。

※こちらは「GetNavi」2021年10月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

玄人はもうChromebookを選んでる!

スマホのような感覚でタブレットやPCとして使える

タブレット型に専用キーボードが接続できる2in1タイプが使いやすい!

【ノートPC】2021年3月発売

ASUS

Chromebook Detachable CM3

実売価格4万4240円

WindowsでもmacOSでもない「ChromeOS」を採用したハイコスパな2 in 1ノートPC。Androidスマホのような使用感で、ほとんどのデータとアプリをクラウド上で利用する。1920×1200ドットの10.5型液晶を装備し、わずか506gと軽量だ。

 

↑とっさのメモにも便利な高精度スタイラスペンが付属。収納すると急速充電され、15秒の充電で45分間使える

 

【トレンドのツボ】教育用PCの需要急増で売上は前年比10倍以上に

ChromeOSのシェアもChromebookの販売台数も驚異的に伸びている。ChromeOSのユーザー管理のしやすさとコスパの高さが、教育用PCとしてのニーズにマッチしているからだ。

持ち運びできる2万円台の15.6型ディスプレイ「ZenScreen MB16ACV」がASUSから発売

ASUS JAPANは9月1日、15.6型のポータブルディスプレイ「ZenScreen MB16ACV」を発表。9月10日から発売します。価格は2万7720円(税込)です。

 

ZenScreen MB16ACVは、重さ約830g、本体サイズ約幅359.7×奥行き224.8×高さ10.5mmと、旅行バッグに収まるコンパクトボディのため、どこでも業務の生産性を向上できるとするディスプレイ。

 

ディスプレイの解像度はフルHD(1920×1080ドット)、応答速度は5ms、コントラスト比は800:1、最大輝度は250cd/平方メートル。また、パネルには視野角の広いIPSパネルを採用しています。これにより、どの角度から画面を見ても優れた色再現性とコントラストを実現するとのこと。

 

さらに、角度調整が可能なほか、DisplayWidgetソフトウェアを使用すれば、ディスプレイを縦向きにすれば縦表示に、横向きにすれば横表示に画面を自動で切り替えることができます。

 

なお、映像入力はUSB Type-C経由からとなります。

 

↑本体には、専用ケース、保証書、USB Type-C to Type-A ケーブル、USB Type-C to Type-C ケーブルが付属します

屋外でも使えるコンパクトなASUS製プロジェクター「ZenBeam Latte L1」

ASUS JAPANは、マグカップ型デザインのポータルプロジェクター「ZenBeam Latte L1」を発表。9月3日に発売します。ビックカメラ.comでの価格は6万2800円(税込)です。

 

ZenBeam Latte L1は、プロジェクターとしては珍しい、マグカップ型のデザインを採用したモデル。本体サイズ約幅131×奥行き90×高さ90mm、重さ約585gと、コンパクトなボディを実現しています。

 

また、キャリーポーチが付属され、本体を手軽に持ち運べます。さらに、6000mAhのバッテリー容量を搭載しており、最大3時間(エコモード時)の連続投影が可能。屋外でも使用できます。

 

明るさは最大300ルーメン、解像度は720p。投影サイズは30~120インチとなっており、自宅で使えば家族全員が楽しめるとのこと。

 

接続はHDMIによる有線のほか、ワイヤレスによるミラーリング接続にも対応。スマホやタブレットなどから、コンテンツをストリーミングして楽しめます。

 

音質面では、Harman Kardon製のスピーカーを2基搭載。没入感あふれる動画やオーディオを楽しめるといいます。これに加えて、ムービーモード、ミュージックモード、ゲームモードの3つのオーディオプリセットを採用。独自のAudioWizardソフトウェアから使用に合わせて最適な音質モードを選べます。

コンパクトと高性能のベストバランスを実現! ASUS「Zenfone 8」の使い勝手、Flipとの違いをじっくりレビュー

ASUS JAPANがスマートフォンの最新フラッグシップ「Zenfone 8」シリーズの日本発売を発表しました。5.9インチ画面のコンパクトな「Zenfone 8」と、前モデルから継承してフリップカメラを搭載する「Zenfone 8 Flip」の2モデルがあり、どちらも8月20日に発売されます。いずれも現行機種向けでは最高峰のプロセッサー「Snapdragon 888」を搭載するハイスペックモデル。持ちやすさや使い方で選べる趣向です。

↑左がZenfone 8、右がZenfone 8 Flip。なお、従来は「ZenFone」という表記だったが、「Zenfone」という表記に変更された

 

Zenfone 8は、Zenfoneとして初めておサイフケータイと防水・防塵に対応した意欲作。ahamoやpovo、LINEMOなど、大手キャリアの新しい料金プランのユーザーにも注目を集めそうです。いち早く試せる機会を得たので、リアルな使用感を紹介しましょう。

 

【Zenfone 8/Zenfone 8 Flipの外観をチェック】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは表示できません。

 

片手で軽快に操作でき、電池持ちも満足必至の「Zenfone 8」

ディスプレイは5.9インチの有機ELで、解像度は2400×1080ドット。左上にパンチホール型のインカメラを備え、90.02%という高い画面占有率を実現しています。ベゼルも比較的細く、ボディ幅は68.5mm。片手で操作することが多い人や、コンパクトなスマホを好む人には、ちょうど良いサイズ感です。

↑片手で持ちやすいサイズ感。ディスプレイの画質も良好

 

そもそも片手で操作しやすいサイズですが、さらに「片手モード」があり、ディスプレイの中央下部を下方向にスワイプすると、画面表示を引き下げて、画面上方の操作がしやすくなります。

↑画面の下部を軽くなぞるだけで画面表示を引き下げられる。片手で通知パネルを表示させたい時などに便利

 

スマホとしてベーシックなデザインで、カラバリも堅実なカラーを3色。一見、ハイエンドには思えないのですが、手にすると質感が良く、Snapdragon 888の恩恵でサクサクと操作できます。

 

↑カラバリは、ムーンライトホワイト、ホライゾンシルバー、オブシディアンブラックの3色

 

↑右側面に音量キーとスマートキーを搭載。スマートキーは電源のオン・オフに加えて、2回押しでよく使うアプリを起動させるなどのカスタマイズが可能

 

↑上部には3.5mm穴のオーディオジャックを搭載

 

↑底部にUSB Type-CポートとSIMスロットを搭載。nanoSIMを2枚装着でき、DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)に対応。なお、microSDカードは装着できない

 

アウトカメラは、広角(6400万画素)+超広角(1200万画素)の2眼構成。画質は、どちらかと言えばナチュラルで、明るくスッキリとしたトーンで写る印象。AIによる最適化の機能も備えていますが、オン・オフで大きく画質が変わることはないので、常時オンにしておいても支障はないでしょう。

↑背面に搭載されたメインカメラは広角+超広角の2眼

 

↑超広角で撮影

 

↑広角で撮影。雨天だったが、明るい仕上がり

 

↑「夜景」モードで撮影した作例。透明感のあるクリアな色調で写った

 

↑AIをオンにして料理を撮影した作例

 

↑花を写すと、背景がナチュラルにボケる

 

↑「AIシーン検出」は、カメラアプリの「設定」画面でオン・オフができる。頻繁に切り替えるのは手間だが、常にオンで撮影したほうがよさそうだ

 

撮影モードに「マクロ」はありませんが、超広角カメラは4cm距離での接写にも使えます。書類や雑誌のページなどを、切り抜いて歪みを補正して撮影できる「ドキュメント」モードも便利。PDFに変換する機能も備えているので、ビジネスシーンにも役立ちそうです。

↑「ドキュメント」モードは、街で見かけた掲示物などを撮影するときにも重宝。シャッターを押した後、トリミング範囲を補正して、PDFに変換して保存できる

 

約169gという5Gスマホとしては圧倒的な軽さながら、4000mAhの大容量バッテリーを搭載。フル充電してから2時間の映画を観ても14%しか減らないなど、タフな電池持ちを実感できました。また、「システムモード」を使い分けることで、さらに長く続けられそうです。

 

↑「Netflix」アプリで2時間の映画を再生しても、電池は14%しか減らず、さらに約24時間持続する目安が表示された

 

↑用途に合わせて使い分けられる「システムモード」を用意。「アドバンスド」を選択すると、ユーザー任意の細かい設定も可能

 

↑充電時のバッテリーへの負担を軽減して、バッテリーを長持ちさせる機能も備える

 

Zenfone 8には、メモリとストレージの容量が異なる3モデルがあり、市場想定価格は下記の通り。

 

8GB RAM + 128GB ROM:7万9800円

8GB RAM + 256GB ROM:9万2800円

16GB RAM + 256GB ROM:10万8800円

 

SIMフリーの5Gスマホの中ではやや高めですが、この小さなボディに “ほぼ全部入り” と言えるスペックを備えています。Snapdragon 888搭載モデルが7万円台から買えるわけですから、むしろお買い得と言うべきでしょう。

 

回転カメラがタフに進化した「Zenfone 8 Flip」

フリップカメラを搭載する「Zenfone 8 Flip」は、前モデル「ZenFone 7」の後継モデル。6.67インチの有機ELディスプレイを搭載し、解像度は2400×1080ドット。大画面でゲームや映画などを楽しみたい人にも適しています。

 

↑回転式カメラを搭載しているため、ディスプレイにはインカメラがなく、フルにスクリーンとして利用できる

 

最大の特徴であるフリップカメラは、広角(6400万画素/F値1.8)+超広角(1200万画素)+望遠(800万画素/光学3倍ズーム)の3眼構成。180度に回転するので、この高画素カメラでセルフィーを撮れます。

↑背面に、メインが6400万画素のトリプルカメラを搭載

 

↑カメラは180度に回転。任意の角度で写真や動画を撮影できる

 

↑カメラが自動で回転して7枚の写真を撮影し、パノラマ写真を合成する「オートパノラマ」も健在

 

なお、カメラを前方に向けて撮影する場合は、「商品レビューモード」という新機能も利用可能。撮影者(レビュアー)が商品を手にしてカメラに向けた場合、商品を優先してピントが合うという機能。筆者が使い勝手を試してみたところ、スピーディーにピントが切り替わり、非常に役立つように感じました。

 

スピーディーな開閉を実現する「ステッピングモーター」は、0.5度の角度調整が可能で、シャフト耐久性は前モデルから50%向上。30万回(毎日150回×5年間)開閉しても壊れない耐久性を実現しているとのこと。

 

なお、Zenfone 8 Flipは防水・防塵とおサイフケータイには対応していません。カラバリはギャラクティックブラックとグレイシアシルバーの2色。ストレージ容量が異なる2モデルが用意され、市場想定価格は下記の通りです。

 

8GB RAM +128GB ROM:8万6800円

8GB RAM +256GB ROM:9万8800円

 

カラバリは2色から選べる

 

おサイフ&防水はZenfone 8のみ。両モデルの細かい違いに注意!

前モデルのZenFone 7は、無印の「ZenFone 7」と上位モデルの「ZenFone 7 Pro」がリリースされましたが、両モデルの差分はさほど大きくはありませんでした。しかし、最新モデルの「Zenfone 8」と「Zenfone 8 Flip」は、画面サイズとカメラだけでなく、細かい部分にも違いがあるので注意が必要です。そこで、両モデルの基本スペックをまとめてみました。

Zenfone 8 Zenfone 8 Flip
OS Android 11(ZenUI)
ディスプレイ 5.9インチ AMOLED(2400×1080) 6.67インチ AMOLED(2400×1080)
リフレッシュレート 最大120Hz 最大90Hz
アウトカメラ 広角(6400万画素)+超広角(1200万画素) 広角(6400万画素)+超広角(1200万画素)+望遠(800万画素/光学3倍)
インカメラ 1200万画素
プロセッサー Snapdragon 888
メモリ(RAM) 8GB/16GB 8GB
ストレージ(ROM) 128GB/256GB
外部メモリ × microSD
イヤホンジャック ×
内蔵スピーカー ステレオ
バッテリー 4000mAh 5000mAh
急速充電 最大30W(Quick Charge 4.0対応)
5Gの対応バンド n1/n2/n3/n5/n7/n8/n12/n20/n28/n38/n77/n78
デュアルSIM
FeliCa(おサイフケータイ) ×
防水/防塵 IPX5・IPX8/IP6X ×
サイズ/重量 約148×68.5×8.9mm/約169g 約165×77.2×9.6mm/約230g

 

それぞれ個性が異なるので、意外と迷わず選べるかもしれませんね。なお、5Gは、どちらも国内事業者のsub6に対応し、ドコモ、au(KDDI)、ソフトバンクの5G対応SIMで使用可能。楽天モバイルの5Gも対応する見通しのことです。

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは表示できません。

AMDの注目グラフィックスを搭載したASUSの高性能ゲーミングノートPC「ROG Strix G15 Advantage Edition」

 

ASUS JAPANは、AMDの最新ノートPC向けグラフィックス「AMD Radeon RX 6800Mグラフィックス」を搭載した「ROG Strix G15 Advantage Edition」を8月6日に発売しました。直販価格は22万9800円(税込)です。

 

ROG Strix G15 Advantage Editionに搭載されているAMD Radeon RX 6800Mグラフィックスは、6月に開催されたPC・IT関連の見本市「COMPUTEX」で発表され、注目を集めたグラフィックスです。最新世代のGPUアーキテクチャ「RDNA 2」を採用し、前世代の「RDNA」アーキテクチャを採用したグラフィックスに比べてパフォーマンスは最大約1.5倍向上しています。

 

 

この最新グラフィックスに加えて、CPUには上位クラスの「AMD Ryzen 9 5900HX プロセッサー」を搭載。これにより、AMDのCPUとグラフィックスの組み合わせて動作する「AMD SmartShiftテクノロジー」に対応し、PCの負荷に応じでCPUとグラフィックス間で電力が動的にシフトされ、処理性能を大幅に向上できるとしています。

 

また、冷却にもこだわっており、ヒートパイプとベイパーチャンバーを組み合わせた冷却機構や2つの冷却ファンにより、PC内部の熱を排出する仕組みを採用しています。

 

ディスプレイは15.6型で、解像度は2560×1440ドット。また、リフレッシュレートは165Hz駆動となっており、ゲーム画面も滑らかに表示可能です。

 

 

このほか、サラウンドを実現する「Dolby Atmos」や静音かつ高耐久なゲーミングキーボードを採用。ゲームプレイを楽しむうえで文句のない仕様となっています。

 

CPUとグラフィックス以外のスペックは、メモリーが16GB、ストレージが1TB SSD、OSがWindows 10 Home 64ビット。また、外部インターフェイスは、マイク/ヘッドホンジャック、HDMI、USB 3.2×3、USB Type-C(映像出力およびPCへの給電に対応)、有線LANをそろえています。

ストレス状態や睡眠の深さなどを測定する「ASUS VivoWatch SP(HC-A05)」が登場

 

ASUS JAPANは、ウェアラブルヘルストラッカー「ASUS VivoWatch SP(HC-A05)」を発表。7月9日から発売します。ビックカメラ.comでの販売価格は5万1800円(税込)です。

 

ASUS VivoWatch SPは2つのセンサーを搭載し、脈波伝播時間、心拍数、睡眠、活動量、ストレスレベルを計測。健康管理に役立つ知見を得ることができるとしています。

 

 

また、センサーで交感神経と副交感神経の反応を測定し、ストレスに対する回復力を示す「活力指数」、リラックス度やストレスレベルを示す「リラックス指数」を算出。さらにこの2つの指数をもとに、身体全体のストレス反応をわかりやすく示す「ストレス解消指数」を算出できます。

 

このほか睡眠では、血中酸素飽和度と心拍数の測定値を利用して、睡眠の深さと安らぎの度合いを測定するうえ、身体の動きを追跡して左右に何回寝返りを打ったか記録します。

 

OSは搭載されておらず、スマホとはBluetooth経由で接続となります。対応OSはiOS 11以上/Android 4.4以上です。また、スマホとペアリングすると、スマホに電話着信や通知が来た際、ASUS VivoWatch SPの画面に発信者情報やメッセージのプレビューが表示されます。

 

液晶ディスプレイはタッチ機能搭載。さらに本体は5気圧防水に対応しています。本体サイズは幅53.5×奥行き14.2×高さ46.5mmで、重量は約62g。バッテリー駆動時間は約10日間となっています。

有機ELディスプレイ搭載ノートPCと重量わずか995gのノートPCがASUSから発売

 

ASUS JAPANは、有機ELディスプレイを搭載した13.3型のノートPC「ASUS ZenBook 13 OLED UX325EA」と、14型ながら重量1kg以下のノートPC「ASUS ZenBook 14 Ultralight UX435EAL」を、6月30日に発売しました。

 

ASUS ZenBook 13 OLED UX325EAの価格は、上位モデル「UX325EA-KG409TS」が18万9800円(税込)、下位モデル「UX325EA-KG411TS」が16万4800円(税込)。ASUS ZenBook 14 Ultralight UX435EALの価格は、上位モデル「UX435EAL-KC099TS」が15万9800円(税込)で、下位モデル「UX435EAL-KC099T」が13万9800円(税込)です。

 

DCI-P3 100%の色域に対応した有機ELディスプレイ搭載で、高精細かつ正確な色再現の表示が可能に

ASUS ZenBook 13 OLED UX325EAは、フルHD解像度(1920×1080ドット)の有機ELディスプレイを搭載したうえ、DCI-P3 100%の色域に対応。色の再現性に優れています。また、有機ELディスプレイは1000000:1のコントラスト比を備えるほか、最大400nitの高輝度から0.0005nitの超低輝度までに対応し、より鮮明で詳細な表示が可能とのこと。

 

 

ボディのシャーシにはダイヤモンドカットが施されたアルミニウム合金を採用。これに加えて、ほかのASUS ZenBookシリーズと同様に、天板にはASUS ZenBookの象徴である同心円サークルが非対称で施されており、落ち着きのある洗練された外観デザインを実現しています。

 

さらに、米国国防総省が定めるMIL規格「MIL-STD-810G」に準拠したテストをクリアするほどの、高い堅牢性を実現。高温環境や低温環境、衝撃や振動などに耐えることができ、外出先に持ち運んでの使用も安心としています。

 

上位モデル・UX325EA-KG409TSの主なスペックは、インテル Core i7-1165G7 プロセッサー、16GBメモリー、1TB SSD、Windows 10 Home 64ビットで、バッテリー駆動時間は約13時間です。また、本体サイズは幅304×奥行き203×高さ13.9~14.9mmで、重量は約1.14kg。

 

インターフェイスには、USB Type-C×2(Thunderbolt 4対応)、USB 3.2、HDMI出力、microSDカードリーダー、ヘッドホンジャックを備えています。

 

下位モデル・UX325EA-KG411TSは、CPUとストレージ、バッテリー駆動時間が異なっており、CPUはインテル Core i5-1135G7 プロセッサーを、ストレージは512GB SSDを搭載し、バッテリー駆動時間は約13.5時間です。

 

重量約995g、長時間バッテリー、高い堅牢性の実現で持ち運びに適したモデル

一方のASUS ZenBook 14 Ultralight UX435EALは、徹底した軽量化により、重量約995gの軽さを実現。さらに、薄さにもこだわっており、最薄部14.9mmのスリムボディに仕上がっています。

 

 

タッチパッドには、テンキー機能付きの「NumberPad」を搭載。タッチパッドの右上にあるテンキーアイコンをタッチすれば、タッチパッドの表面にテンキーが浮かび上がり、タッチ操作で数字入力が可能です。

 

このほか、約21.9時間駆動のバッテリーや、MIL-STD-810Hに準拠したテストをクリアするほどの高い堅牢性などを備え、外出先に持ち運ぶのに適したモデルとなっています。

 

スペックは上位モデルと下位モデルで共通で、インテル Core i7-1165G7 プロセッサー、8GBメモリー、512GB SSD、Windows 10 Home 64ビットのほか、14型のディスプレイ解像度はフルHDとなっています。また、本体サイズは幅319×奥行き201×高さ14.9~15.6mmです。

 

インターフェイスには、USB Type-C×2(Thunderbolt 4対応)、USB 3.2、HDMI出力、microSDカードリーダー、ヘッドホン/マイクジャックを備えています。

 

なお、上位モデルのUX435EAL-KC099TSには、Microsoft Office Home & Business 2019が、下位モデルのUX435EAL-KC099Tには、WPS Office Standard Editionが搭載されています。

最新CPU搭載の高性能ChromebookがASUSから発売、頑丈だから家庭や学校でも安心

↑CX5500

 

ASUS JAPANは、Chromebookの新モデル「ASUS Chromebook Flip CX5(CX5500)」と「ASUS Chromebook CX1(CX1500)」を発表。6月24日から販売を開始しています。直販サイトでの価格は、CX5500が10万9800円(税込)、CX1500が3万4800円(税込)です。

 

CX5500は、CPUに最新の第11世代インテル Core i5-1135G7 プロセッサーを搭載した、高いパフォーマンスを発揮するモデル。

 

また、15.6型のディスプレイは、360度回転する「エルゴリフトヒンジ」を採用しており、好みの角度にディスプレイを固定できます。さらにこのヒンジは、ディスプレイを傾けた際に、キーボードに適切な角度が付くため、最適なタイピング位置にボディが持ち上がるとしています。これにより、キーボードが打ちやすいほか、ボディの底面にスペースができるので、本体から再生される音声の音質向上や、冷却機能の強化に寄与するとのこと。

 

なお、ディスプレイはタッチ操作に対応するほか、解像度はフルHD(1920×1080ドット)となっています。

 

また、米国国防総省が定めるMIL規格「MIL-STD-810H」に準拠したテストをクリアするほどの、高い堅牢性も特徴。家庭や学校などで安心して使用できるとしています。

 

このほか、Chrome OSによる高いセキュリティ機能や、通常の故障に加えて落下や水没、災害、コンピュータウイルスの侵入による故障までカバーする「ASUSのあんしん保証」サービスに対応しています。

 

主なスペックは、8GBメモリー、256GB SSDを搭載。バッテリーは約11.2時間駆動、本体サイズは幅357.6×奥行き244.16×高さ18.5mm、重量は約1.95kgとなっています。

 

インターフェイスは、HDMI出力、USB Type-C×2、USB 3.2、microSDカードリーダー、ヘッドホン出力/マイク入力をそろえています。

 

一方のCX1500は、インテル Celeron プロセッサー N3350、4GBメモリー、64GB eMMCと控えめなスペックにしたことで、購入しやすい価格帯に抑えたモデル。

↑CX1500

 

15.6型のディスプレイは180度回転するため、複数人でディスプレイを見るといった場面で便利です。解像度はWXGA(1366×768ドット)となっています。

 

また、堅牢性はCX5500と同様、「MIL-STD-810H」に準拠したテストをクリア。さらに、キーボードは防滴仕様のため、雨の日の持ち運びも安心としています。これに加えて、Chrome OSによる高いセキュリティ機能と「ASUSのあんしん保証」サービスにも対応。

 

本体サイズは幅361.3×奥行き249.9×高さ18.9mm、重量は約1.8kg。また、インターフェイスは、USB Type-C×2、USB 3.2×2、microSDカードリーダー、ヘッドホン出力/マイク入力をそろえています。

最新CPU搭載の高性能ChromebookがASUSから発売、頑丈だから家庭や学校でも安心

↑CX5500

 

ASUS JAPANは、Chromebookの新モデル「ASUS Chromebook Flip CX5(CX5500)」と「ASUS Chromebook CX1(CX1500)」を発表。6月24日から販売を開始しています。直販サイトでの価格は、CX5500が10万9800円(税込)、CX1500が3万4800円(税込)です。

 

CX5500は、CPUに最新の第11世代インテル Core i5-1135G7 プロセッサーを搭載した、高いパフォーマンスを発揮するモデル。

 

また、15.6型のディスプレイは、360度回転する「エルゴリフトヒンジ」を採用しており、好みの角度にディスプレイを固定できます。さらにこのヒンジは、ディスプレイを傾けた際に、キーボードに適切な角度が付くため、最適なタイピング位置にボディが持ち上がるとしています。これにより、キーボードが打ちやすいほか、ボディの底面にスペースができるので、本体から再生される音声の音質向上や、冷却機能の強化に寄与するとのこと。

 

なお、ディスプレイはタッチ操作に対応するほか、解像度はフルHD(1920×1080ドット)となっています。

 

また、米国国防総省が定めるMIL規格「MIL-STD-810H」に準拠したテストをクリアするほどの、高い堅牢性も特徴。家庭や学校などで安心して使用できるとしています。

 

このほか、Chrome OSによる高いセキュリティ機能や、通常の故障に加えて落下や水没、災害、コンピュータウイルスの侵入による故障までカバーする「ASUSのあんしん保証」サービスに対応しています。

 

主なスペックは、8GBメモリー、256GB SSDを搭載。バッテリーは約11.2時間駆動、本体サイズは幅357.6×奥行き244.16×高さ18.5mm、重量は約1.95kgとなっています。

 

インターフェイスは、HDMI出力、USB Type-C×2、USB 3.2、microSDカードリーダー、ヘッドホン出力/マイク入力をそろえています。

 

一方のCX1500は、インテル Celeron プロセッサー N3350、4GBメモリー、64GB eMMCと控えめなスペックにしたことで、購入しやすい価格帯に抑えたモデル。

↑CX1500

 

15.6型のディスプレイは180度回転するため、複数人でディスプレイを見るといった場面で便利です。解像度はWXGA(1366×768ドット)となっています。

 

また、堅牢性はCX5500と同様、「MIL-STD-810H」に準拠したテストをクリア。さらに、キーボードは防滴仕様のため、雨の日の持ち運びも安心としています。これに加えて、Chrome OSによる高いセキュリティ機能と「ASUSのあんしん保証」サービスにも対応。

 

本体サイズは幅361.3×奥行き249.9×高さ18.9mm、重量は約1.8kg。また、インターフェイスは、USB Type-C×2、USB 3.2×2、microSDカードリーダー、ヘッドホン出力/マイク入力をそろえています。

耐久性に優れたゲーミングノートPC「ASUS TUF Gamingシリーズ」から一挙6モデル登場

ASUS JAPANは6月16日、耐久性に優れたノートPCブランド「ASUS TUF Gamingシリーズ」から17.3型の「ASUS TUF Gaming F17」2モデルと15.6型の「ASUS TUF Gaming F15」4モデルを発表しました。

 

税込みの直販サイト価格はそれぞれ、ASUS TUF Gaming F17の上位モデル「FX706HM-HX073T」が21万9800円、下位モデル「FX706HE-I7R3050TBEC」が16万9800円で、ASUS TUF Gaming F15の上位モデル「FX506HM-I7R3060BEC」が18万9800円、下位モデル「FX506HM-I5R3060P」が14万9800円で、いずれも6月18日に発売します。

 

なお、ASUS TUF Gaming F15の「FX506HE-17R3050TBEC」(税込み希望小売価格16万9800円)は6月23日発売予定、「FX506HC-17R3050PRO」(税込み希望小売価格14万9800円)は6月25日発売予定となっています。

 

ASUS TUF Gamingシリーズは、米国国防総省が定めるMIL-STD-810Hに準拠したテストをクリアするほどの耐久性を備えたゲーミングノートPC。高温や低温、振動などに耐えられるため、ハードウェアの心配をすることなくゲームを楽しめるとしています。

 

ディスプレイは共通でリフレッシュレート144Hzに対応。滑らかな映像を表示できます。また、PCゲームにおいてラグや遅延などのない画面表示が可能なAdaptive-Syncに対応しており、画面のチラつきやカクつきが発生しないとしています。

 

このほか、PCの熱を排熱する冷却機能や、PCゲームにおいて敵の足音や銃声などの音のする方向がわかりやすいDTS:X Ultra機能、使いやすさを重視したキーボードなどを採用しています。

 

主なスペックは下記のとおりです。

低価格なChromebookでペイントアプリが使える、CLIP STUDIO PAINT動作確認済推奨モデルにASUSのChromebookが追加

↑ASUSの製品サイトから

 

ASUS JAPANは6月9日、セルシス製ペイントアプリ「CLIP STUDIO PAINT」の動作確認済推奨モデルに「ASUS Chromebook C223NA」を追加したと発表。Chromebook製品としては、世界初の推奨取得となるそうです。

 

CLIP STUDIO PAINT動作確認済推奨モデルは、CLIP STUDIO PAINTの機能を余すことなく利用することができ、快適かつスムーズに作業できるとしています。多数のレイヤー処理が必要になる高度な制作作業や、サイズの大きなデータの取り扱いもストレスなく実行可能とのこと。

 

ASUS Chromebook C223NAは、11.6型で重量約1kgの小型軽量なモバイルノートPCです。CPUはインテル Celeron プロセッサー N3350を、ストレージには32GB eMMCを搭載しています。また、ディスプレイの解像度はWXGA(1366×768ドット)です。価格は直販サイトで2万2320円(税込み)。実際にどれくらい活用できるのかは気になるところです。

4Kディスプレイを4台接続できる、マルチタスクがはかどる小型PCが発売

ASUS JAPANは6月1日、小型のベアボーンPC「Mini PC PN51」を発表。同日から販売を開始しています。直販サイトでの価格は4万7000円です。

 

Mini PC PN51は、CPUにAMD Ryzen 5 5500U モバイル プロセッサーを搭載し、マルチタスクに優れていながら価格を抑えたモデル。インターフェイスが豊富なのも特徴で、HDMI 2.1、DisplayPort 1.4、USB Type-C×2(Display Alt mode対応)と、外部ディスプレイへの出力だけで4基そろえています。このほか、USB 3.2×3、SDカードリーダー、有線LANを装備。なお、無線LANはWi-Fi 6に対応しています。

 

これらのインターフェイスを利用すれば、4K解像度の外部ディスプレイを最大4台接続できるうえ、DisplayPort 1.4もしくはUSB Type-C経由であれば最大60Hzの8K映像を出力できます。

 

本体サイズは幅115×奥行き115×高さ49mmで、重量は約0.7kg。約0.62L容量のコンパクトなボディに仕上がっているため、狭いスペースに設置しやすいです。また、VESAマウントを使用してディスプレイやテレビの背面に取り付けることも可能。

 

なお、メモリーとストレージおよびOSは非搭載のため、購入したユーザー自身で搭載する必要があります。メモリーはSO-DIMMスロット×2をそろえ、最大64GBまで搭載可能。ストレージはM.2スロットとSATA 6Gb/s ポートをそろえています。

世界初18GBメモリ搭載も! ハイスペックすぎるASUSのゲーミングスマホ「ROG Phone 5」の詳細

ASUSは、ゲーミングスマートフォン「ROG Phone 5」と、数量限定のハイスペックモデル「ROG Phone 5 Ultimate」を5月28日より順次発売します。本体カラーはROG Phone 5がストームホワイトとファントムブラックの2色、ROG Phone 5 Ultimateがストームホワイトのみ。

↑オンラインで新製品を発表したASUS JAPANの塩野拓也氏

 

メモリ 価格(税込) 発売日
ROG Phone 5 12GB 9万9800円 6月4日
16GB 11万4800円 5月28日
ROG Phone 5 Ultimate 18GB 14万9800円 2021年夏予定

 

ROG Phone 5は、スマホゲーム向けを快適にプレイできるよう、高い3Dグラフィック処理能力や背面タッチセンサーなどを備えたゲーミングスマートフォン。CPUチップセットには「Qualcomm Snapdragon 888 5G」を搭載。メモリーは、ROG Phone 5が12GBと16GBの2モデルをラインナップし、ROG Phone 5 Ultimateは世界初となる18GBとなります。また、本体ストレージは、ROG Phone 5が256GB、ROG Phone 5 Ultimateが512GB。OSはAndroid 11をサポートしています。

↑ヘビーなゲームアプリでもスムーズに処理できる高いスペックが特徴

 

↑ベンチマークも他を圧倒するハイスコア

 

本体中央部にCPUを配置した設計により高い熱効率を実現しています。さらに、アクセサリとして外付けクーラー「Aero Active Cooler 5」を用意し、ゲーム中のオーバーヒートを防いで処理能力の低下を抑えます。なお、ROG Phone 5 UltimateにはAero Active Cooler 5が標準同梱されます。

↑CPUチップセットを中央に配置することで排熱性を強化

 

↑アクセサリの「Aero Active Cooler 5」を使えば、CPUをしっかり冷やすことができます

 

 

ディスプレイには、6.78インチのサムスン製AMOLEDディスプレイを採用。解像度は2448×1080ドットのフルHD+。業界最高水準の144Hz/1msのリフレッシュレートを実現しているほか、タッチサンプリングレートは300Hz、タッチ入力遅延は24.3msで、タッチ操作時の高いレスポンス性能を実現しています。

↑ディスプレイはサムスン製AMOLEDを採用ぎょう

 

↑業界最高水準となる144Hzのリフレッシュレート

 

デュアルフロントステレオスピーカーを内蔵しており、本体だけでも広がりのあるサウンドを楽しむことが可能。また、前モデル「ROG Phone 3」では非搭載だった3.5mmイヤホン端子が復活し、有線イヤホン/ヘッドホンを利用できるようになりました。ESS製DACチップを内蔵しており、ハイレゾ音源の再生にも対応します。

↑デュアルフロントステレオスピーカーを内蔵。3.5mmイヤホン端子も備えています

 

本体背面にスワイプ操作などにも対応するタッチセンサーを備えるほか、本体を傾けて操作するモーションセンサーや超音波センサーなど最大18種類の操作に対応。ゲームプレイ時に操作を割り当てることで、複雑な操作も快適に行うことができます。

↑18種類の操作方法に対応

 

また、本体背面には「ROG VISION」という小さなモノクロ画面を備えており、バッテリー残量などの情報を表示できるほか、好みの画像を設定して表示させることも可能です。

↑端末状態などを表示できる「ROG VISION」を背面に搭載

 

カメラスペックは、インカメラが2400万画素、背面カメラが6400万画素の広角カメラ(メイン)、1300万画素の超広角カメラ(2nd)、500万画素のマクロカメラ(3rd)の3カメラ構成。

 

バッテリーはCPUを挟んだ両サイドに3000mAhずつ、計6000mAhの大容量バッテリーを搭載。65Wの急速充電時はわずか52分でフル充電できます。また、充電ポートは本体の下部のほか中央部にも配されており、ゲームプレイ時横向きに本体を持ったときでも充電ケーブルが邪魔になりにくい設計となっています。

↑6000mAhの大容量バッテリーを搭載

 

近年では、スマホ向けゲームアプリもPCやコンシューマ機向け顔負けの本格的なものが登場しており、スマホ端末にもより高い処理性能が求められるようになりつつあります。スマホゲームをメインにプレイしているユーザーや、スマホにより高い性能や操作性を求めるゲームファンは、ぜひASUSのゲーミングスマホROG Phone 5をチェックしてみてください。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

10万円以下で有機ELディスプレイ搭載の13.3型モバイルノートPCがASUSから発売

ASUS JAPANは5月27日、有機ELディスプレイを搭載した13.3型モバイルノートPC「ASUS ZenBook 13 OLED UX325JA」を発表。同日から販売を開始します。直販価格は9万9800円です。

 

ASUS ZenBook 13 OLED UX325JAは、液晶ディスプレイでは難しかった引き締まった黒色表現や鮮やかな画面表示が可能な有機ELディスプレイを搭載。また、DCI-P3 100%に対応するなど、忠実な色表現も実現しています。ディスプレイの解像度はフルHD(1920×1080ドット)です。

 

主なスペックは、インテル Core i5-1035G1 プロセッサー、8GBメモリー、512GB SSDで、OSはWindows 10 Home 64ビットを搭載。インターフェイスは、USB 3.2、USB Type-C×2(Thunderbolt 3対応)、HDMI、SDメモリーカードをそろえています。USB Type-Cはデータ転送や映像出力のほか、本体への給電にも対応しています。

 

本体サイズは幅304.2×奥行き203×高さ13.9~14.9mmで、重量は約1.14kg。モバイルノートPCとしては十分コンパクトなサイズと重量に仕上がっています。このほか、大型のイメージセンサー採用のWebカメラや、最長約16.2時間駆動のバッテリーなどを搭載。

 

ASUS JAPANは、プライベートからビジネスまで、幅広く使用できるとしています。また、製品の特徴を見る限り外出先でも活躍しそうなモデルと言えます。

高性能なCromebook登場、ASUSが15.6型モデルなど3機種発表

ASUS JAPANは5月21日、3モデルのChromebookを発表しました。ラインアップは、ディスプレイを360度回転できる「ASUS Chromebook Flip CM5 (CM5500)」(以下、CM5)「ASUS Chromebook Flip CM3 (CM3200)」(以下、CM3)と、ディスプレイを180度回転できる「ASUS Chromebook CX1 (CX1100)」(以下、CX1)です。

 

価格は、CM5が7万9800円、CM3が4万9800円、CX1が2万9800円となっています。

 

CM5とCM3は、利用シーンに合わせてノートパソコンスタイル、タブレットスタイル、スタンドスタイル、テントスタイルの4つのスタイルに使い分けできます。いっぽうのCX1は、ディスプレイを180度回転させてミーティング時などに相手に画面を見せながら説明といった使い方が可能です。

 

CM5のディスプレイは15.6型で、解像度は1920×1080ドット。アスペクト比は16:9となっており、大画面で作業が可能です。また、キーボードにはテンキーが搭載されています。このほか、Harman/Kardonと共同で調整したオーディオ機能や、MIL-STD-810Hに準拠した堅牢性を備えています。

 

さらに、スペック面ではASUSとしては初めてChromebookにAMD Ryzen 5 3500Cプロセッサーを搭載。このほかのスペックは、8GBメモリー、256GB SSD、約11.6時間駆動バッテリーなど。本体サイズは約幅357.6×奥行き244.16×高さ18.5mmで、重量は約1.95kgです。

 

CM3のディスプレイは12型で、アスペクト比は3:2、解像度は1366×912ドット。縦方向に長いディスプレイとなっています。主なスペックは、CPUにMediaTek MT8183を搭載するほか、4GBメモリー、64GB eMMC、約15.6時間駆動バッテリーなど。本体サイズは約幅269.2×奥行き215.8×高さ16.8mmで、重量は約1.14kgです。

 

CX1は11.6型で解像度1366×768ドットのディスプレイを搭載。また、CM5同様にMIL-STD-810Hに準拠した堅牢性を実現しています。主なスペックは、CPUにインテル Celeron プロセッサー N3350を搭載するほか、4GBメモリー、32GB eMMC、約12.5時間駆動バッテリーなど。本体サイズは約幅287.4×奥行き200.1×高さ17.5mmで、重量は約1.2kgです。

 

ASUSでは、気軽に使用するならCM3とCX1、より高い性能を求めるならCM5と、用途に合わせて選べるとしています。

なお、CM5とCM3は5月20日から販売を開始しています。CX1の販売は6月上旬予定です。

「ゲーミングアイテム」は仕事にも最強!? プロが選んだ「在宅ワークの相棒」11選

在宅勤務の快適度を左右するのは、ズバリ「装備」である。そこで注目したいのがゲーミングアイテムだ。長時間ゲームを快適に行うためにデザインされた製品が多く、在宅ワークでも活躍必至の相棒となり得るだろう。

 

選んだ人

デジタルライター

井上 晃さん

スマホやスマートウオッチ、格安SIMなど、最新モバイル事情に精通。国内外を取材し、雑誌やWebメディアを中心に記事を執筆する。

 

ギラギラ光るだけが「ゲーミング」じゃない

ヘビーゲーマーが1日のうち、オンラインゲームにアクセスする時間は数時間どころではない。軽く10時間以上をディスプレイに向き合う人も多く、快適なプレイ環境の追求は必須だ。

 

一方、1日10時間超えとはいかずとも、日々在宅ワークをディスプレイに向かってこなすビジネスパーソンも、いまや珍しくない存在だ。いまこそ、ゲーミング市場で培われたアイテム——すなわち、長時間の高負荷な運用に耐えられる製品が、快適な就労環境を実現するカギになり得る。ゲーミングPCだけでなく、マウスやヘッドセット、家具類に至るまで、ユーザビリティに配慮したハイスペックな「ゲーミングアイテム」が注目されているのだ。

 

「ゲーミングアイテム」と聞いた時に、暗い部屋でカラフルに光る製品を思い浮かべてしまう人も多いかもしれない。間違いではないが、昨今は落ち着いたデザインの製品も増えてきた。ゲーミングアイテムに抵抗感がある人でも、機能性や軽量化などを突き詰めて進化した製品をチェックすれば、新しい気づきがあるはずだ。

 

【ゲーミングPCはココが違う】 ハードな仕事もこなす高スペック

ゲーミングPCは3Dゲームなども満足に楽しめるように、優れたディスプレイや処理性能を備える傾向がある。パフォーマンスを長時間維持するための強力な排熱性能は、PCに負荷がかかりがちなクリエイティブ用途でも心強い。

 

ディスプレイ性能が違う!

↑色域とは、人間が認識できる色から定めた色の範囲を示す規格。より広い色域をカバーしているゲーミングPCのモニターは、鮮やかな映像表示が可能となる

 

処理性能が違う!

↑機種によって差はあるが、3Dゲームを快適に遊べるように、CPU内蔵GPUに比べて単体GPUはグラフィック面での性能が高めな傾向がある

 

排熱性能が違う!

↑各パーツの発熱は、処理能力はもちろん、製品寿命にも関わる。高負荷作業を想定したゲーミングPCは、通常のPCよりも排熱性能に優れている

 

【ノートPC】 ヘビーな作業も快適!

ゲーミングノートといえば、20〜30万円台のハイエンド機を想像しがちだが、10万円台でもディスプレイ性能や冷却システムにこだわっている製品は多い。負荷のかかる作業も快適だ。

 

その1 144Hz対応の17.3型モニター搭載で滑らかな映像を大画面で楽しめる

↑SPEC●OS:Windows 10Home●CPU:インテル® CoreTM i7-10750H●メモリ:16GB●ストレージ:512GB SSD●サイズ/質量:約W397×H23.1×D260mm/約2.3kg

エムエスアイコンピュータージャパン

GF75-10SER-612JP

実売価格15万9770円

2月に発売されたばかりの17.3型ゲーミングノートPC。ディスプレイはフルHD画質でノングレア仕上げ。CPUにはインテルCore i7-10750H、GPUにはGeForce RTX 2060を搭載する。Wi-Fi 6をサポート。カラーはブラックのみ。

 

↑7本のヒートパイプと2基の冷却ファンで排熱する冷却システム「Cooler Boost 5」を搭載。CPUとGPUから発生する熱を確実に外部へ排出する

 

↑リフレッシュレートは144Hzで一般的な液晶パネルの約2倍。動きの激しいゲームでも滑らかな映像表示を実現する

 

【ここが仕事に最強】 大きな画面でゆったり作業を

17.3インチの画面は、生産性アップに大きく貢献。インターフェースにはType-CやHDMIがあるので、外部出力も行いやすい。強力な冷却システムも備えており、動画編集など高負荷な作業においても安定して動作する。

 

その2 基本機能が充実しコストパフォーマンスに優れた1台

↑SPEC●OS:Windows 10 Home●CPU:インテル(R)CoreTM i7-10750H プロセッサー●メモリ:16GB●ストレージ:256GB SSD●バッテリー駆動時間:約10.0時間●サイズ/質量:約W359.5×H22.8×D238mm/約2.03kg

マウスコンピューター

G-Tune P5

13万1780円

昨年夏に発売された15.6型モデルで、フルHDのノングレアディスプレイを搭載。CPUには第10世代Core i7のHシリーズを採用する。インターフェース類が充実しており、SDカードや盗難防止ワイヤーのセキュリティロックも備える。Wi-Fi 6をサポート。

 

↑キーピッチ19mmを確保し、隣り合ったキーを押してしまうタイプミスを減らす。テンキーも右に備えるのはゲーミングノートならではだ

 

【ここが仕事に最強】 ビジネスノート風のシックな外観が◎

ゲーミングとしての処理性能を備えつつ13万円台から入手できる手ごろさが魅力。落ち着いたデザインもビジネスシーンに馴染む。また、MiniDisplayPortとHDMI端子を背面に備えるほか、側面からSDカードや有線LANなども接続可能。

 

その3 4Kモデルを選べてクリエイティブワークにも最適

↑SPEC●OS:Windows 10Home●CPU:インテル(R) CoreTM Core i7-10750H プロセッサー●メモリ:16GB●ストレージ:1TB SSD●バッテリー駆動時間:約8.0時間●サイズ/質量:約W356×H15.9(最薄部)×D250mm/約1.86kg

Lenovo

Legion Slim 750i

22万5280円

3月下旬に発売される15.6型ゲーミングノート。薄さと軽さを追求しながら、映像編集やCG制作にも耐える高パフォーマンスを実現する。最大5.00GHzの第10世代インテルCoreを搭載。ディスプレイはクリエイター仕様の4Kモデルも選べる。

 

↑薄さ約15.9mm(最薄部)、質量約1.86kgの薄型軽量ボディに、高いパフォーマンスを凝縮。スタイリッシュなデザインで持ち運びに便利だ

 

【ここが仕事に最強】 スタイリッシュで実用性にも優れる

スタイリッシュな外観と機能性を両立。例えば、冷却性と静音性を両立するColdfront 2.0冷却システムは高いパフォーマンスを維持しつつもファンの音が静音性に優れる。また、急速充電に対応し、30分で最大50%充電が行えるのも便利だ。

 

【マウス】 高精度な操作が可能!

ゲーミングマウスは一般的なマウスより高価だが、早い動きを高精度で読み取れるのが特徴。ショートカット機能を割り当てられるボタンを多く備えた製品もある。

 

その4 手を労れる最高品質の超軽量ワイヤレスマウス

ロジクール

PRO X SUPERLIGHT ワイヤレス ゲーミングマウス

1万7820円

63g未満という超軽量なワイヤレスマウス。従来のプログレード製品から約25%の軽量化を実現した。トラッキング精度が最大25600DPIと高いうえ、底面のソールも軽やかな操作感を実現する。

 

↑底面に備えられたゼロ添加物PTFEマウスフィートが摩擦を低減。本体にUSBドングルを内蔵する

 

【ここが仕事に最強】 連日のマウス操作を快適に

軽やかな操作感に加え、手のひらに馴染む滑らかなボディ形状が、長時間マウスを操作し続ける人にピッタリ。1時間の充電で約70時間使用できるスタミナも魅力だ。背面ロゴは発光しないので、ビジネスシーンでも安心。

 

【キーボード】

その5 タッチパネルをカスタマイズできるコンパクトなキーボード

ASUS

ROG Falchion

実売価格1万7750円

有線と無線両対応のコンパクトなゲーミングキーボード。左側面にタッチパネルを搭載するのが特徴で、音量調整やアプリ切り替えのほか、ショートカットやマクロキーを登録することもできる。省スペース性と機能性を両立。

 

【ヘッドセット】 声を精細に聞き取

会話やSEが解像感高く聴こえるようチューニングされたゲーミングヘッドセットは、Web会議の音声を聞き取るのにも有効。コミュニケーションがはかどる。

 

その6 高品位コンデンサーマイクを搭載しクリアな音声を相手に届ける

beyerdynamic

MMX300 2nd Generation プロ用ゲーミングヘッドセット

実売価格3万2780円

ドイツの老舗音響機器メーカーが手がけるゲーミングヘッドセット。FPSなどのゲームジャンルに最適化されており、解像感が高い音の再現に長ける。レコーディングスタジオ品質のコンデンサーマイクを搭載し、クリアな音声を届けることが可能だ。

 

↑手元で音量を調整できるケーブル一体型のリモコンを搭載。受電やミュート操作などのコントロールも可能

 

【ここが仕事に最強】 良いマイクで音を届ける

レコーディングスタジオ品質のコンデンサーマイクを搭載。クリアに音声を伝えられ、ウェビナーの配信にも役立つ。長時間使っても快適な装着感が追求されており、立て続けの会議でも聴き疲れしにくい。

【ワイヤレスイヤホン】

その7 Bluetooth特有の遅延を解消

EPOS Japan

GTW 270 Hybrid

2万6800円

独自形状が耳にフィットして長時間快適に装着できる完全ワイヤレスイヤホン。USB Type-C対応のドングルを使用することで、Bluetooth特有の遅延を低減する。

 

【チェア】 頭まで安定させよう

ゲーミングチェアは頭まで包み込み、背部、座部もしっかりホールドするため、長時間正しい姿勢をキープできる。ヘッドレストやランバーサポートの有無を要確認だ。

 

その8 基本機能を備えたお手ごろゲーミングチェア

BEST VALUE STYLE

フルスペック ゲーミングチェア

1万2800円

オンライン専門家具ブランドであるベストバリュースタイルが提供するゲーミングチェア。1万円台前半とリーズナブルながらも、ヘッドレストや昇降調整機能、ランバーサポート、フットレストなど、ゲーミングとしての仕様を備える。

 

↑腰から背中にかけてフィットするランバーサポートを搭載。ベストポジションで身体にフィットする。取り外すことも可能だ

 

【ここが仕事に最強】 休憩時はフットレストでくつろげる

ビジネスシーンにも馴染むシンプルなデザインが魅力。体を包み込むバケットシートや、調整可能なランバーサポートのおかげで長時間でも快適な座り心地が得られる。休憩時にはフットレストでくつろぐのもOK。

 

その9 多機能チェアで床派も身体を安定させよう

サンワサプライ

ゲーミング座椅子

2万4800円

ヘッドレストを備えるハイバックの座椅子。可動式アームレスト、180度リクライニング機能、ランバーサポート付き。360度回転可能で、立ち上がる動作や物を取る動作などをスムーズに行える。

 

【デスク】 必要な機器をゆったり置ける

大型モニターなどを設置するのに十分なスペースや、安定性、周辺機器を収納できる拡張性を備えるのがポイント。自分の身体に合わせた高さ調節に対応した製品も多い。

 

その10 デュアルモニターを置けてアクセサリの収納性にも優れる

ニトリ

ゲーミングデスク

1万4900円

組み立て式のゲーミングデスク。寸法は幅118×高さ72×奥行63cmで、32インチ程度のディスプレイやデュアルモニターも設置できる。側脚のカラーリングは後付けシールなので、落ち着いた雰囲気が好みなら黒色のままでも使える。

 

↑左右に大型フックを配備。在宅ワークで使用することも多いヘッドセットなどを収納できる。また、足元も広くゲーミングチェアとの相性も抜群

 

【ここが仕事に最強】 周辺機器の収納機能に注目

ヘッドホンを掛けられるフックや、ケーブルを収納しやすい機構を備えており、周辺機器類をスッキリと整理できる。また、天板手前のエッジが僅かに面取りされていて、腕にフィットしやすいのもニクい。

【ラック】

その11 デスクの拡張だけでなく目隠しにも使える

バウヒュッテ

デスクサイドラック BHS-600SM-BK

実売価格1万2829円

国内大手ゲーミング家具ブランドのラック。耐衝撃性や排熱性に優れPC本体の収納ができるほか、簡易的な間切りとしても◎。木製のMDF天板をデスクの高さに合わせて作業スペースの拡充も可能だ。

 

プロが選んだ「新しい生活様式」が充実しすぎるデジタルガジェット5選

デジタル分野では、2021年も引き続き「テレワーク」や「衛生管理」、「ステイホームに伴う運動不足の解消」がキーワード。今回は3人の専門家が、2021年に注目を浴びそうなアイテムを紹介します。

※こちらは「GetNavi」 2021年2月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私たちが解説します!

ジャーナリスト

西田宗千佳さん

モバイル機器、PC、家電などが観測領域。各種媒体に寄稿し、テレビ番組の監修も手がける。

テクニカルライター

湯浅顕人さん

PC&AVに通じるライター。紙に記録するのが苦手で、ほとんどの作業をスマホやPC上で行っている。

家電ライター

コヤマタカヒロさん

PCからキッチン家電まで幅広い分野に精通。家電テストの空間「コヤマキッチン」を運営し、米・食味鑑定士の資格も持つ。

 

【その1】ビデオ会議が快適になる「ノイキャンPC」

高性能CPUの登場により、高度なノイズキャンセリング機能を低負荷で実現できるようになった。まだまだ続くリモートワーク態勢下で需要が増えそうだ。

ASUS

ZenBook Flip S UX371EA

実売価格17万4800円〜

2 in 1タイプのノートPC。独自のAIノイズキャンセリング機能を備え、マイクで送る音声やスピーカーから出る音声のノイズを除去する。CPUは第11世代Core i7、メモリは最大16GBと処理能力が圧倒的で、Wi-Fi 6にも対応する。

↑モニターを回転させてタブレットにも。13.3インチ4K有機ELを搭載し、薄さは13.9mmを実現した

 

【ネクストヒットの理由】

「2021年もリモートワークの推奨は続きます。タイプ音や空調ノイズを消せるビデオ会議向きPCは人気を集めるでしょう。ノイキャンに必要なAI機能を備えたCPUが登場しており、他社製品と差別化できるノイキャン対応PCが増えそうです」(西田さん)

【その2】作業効率を上げる「4Kモバイルノート」

ビデオ会議でも資料作成でも作業効率に大きく影響するのが画面の解像度。コンパクトさと広い画面を両立できる4K搭載モバイル機が注目を集めそうだ。

VAIO

VAIO SX14 VJS14390111B

実売価格33万5660円

14インチの4K液晶ノート。CPUには第10世代Core i7 1065G7を搭載し、内蔵グラフィックスでビデオ会議や動画処理もスムーズに行える。堅牢なボディに水かけにも耐える静音キーボードを装備。端子類も豊富で実用性に優れる。

 

【ネクストヒットの理由】

「リモートワークの普及で、自前のPCにも快適さを求める傾向が強まっています。ディスプレイの解像度が高いと作業領域が広くなり、効率性は大きく向上します。今後は、4Kに対応したモバイルノートがより人気を集めそうです」(コヤマさん)

 

【その3】高速処理と省電力を両立させた「Appleシリコン」

メインの処理チップが、従来のインテル製から自社設計の「Apple M1」に変更されたMacのPC。大幅なパフォーマンスアップで注目されている。

Apple

MacBook Air(M1搭載モデル)

実売価格11万5280円~

最新のmacOS「Big Sur」に対応。旧製品に対し、CPUは最大3.5倍、グラフィックスは最大5倍、機械学習は最大9倍高速化している。バッテリー駆動時間も6時間延びて最大18時間を実現。ファンレス仕様なので雑音が発生しないのも美点だ。

↑最新のAppleシリコンである「Apple M1」。開発元のアップルによれば、省電力シリコンとしては世界最速であり、内蔵型グラフィックス機能も世界最速を誇るという

 

【ネクストヒットの理由】

「M1搭載Macは低価格帯製品でも極めて処理能力が高く、不快な発熱や騒音もありません。バッテリーの持ちもよく、Mac未経験者でも要検討なレベルのハイコストパフォーマンスです」(西田さん)

 

【その4】手軽に衛生対策できる「スマホ除菌ツール」

ウイルスは物体の表面に付着後もしばらく感染力を保持することが知られている。たとえば吊り革から手にウイルスが付着し、その手からスマホにもウイルスが付着したとしよう。すると、いくら帰宅後に手洗いを厳重にしてもスマホにはウイルスが付いており、その後スマホを操作しながら食事でもすれば、再び手についたウイルスが口に運ばれて感染するということもありうるわけだ。

 

「菌の数は便器の18倍」という説もあるスマホ。1日を通して頻繁に触れるアイテムであるだけに、スマホの除菌は感染予防の重要なポイントに。手を洗うのと同じタイミングでスマホの表面のウイルスも除去することが、重要な感染予防策になるといえるだろう。

 

PHONESOAP

PHONESOAP

実売価格9800円

スマホ専用の除菌装置。スマホを中に入れるだけで除菌される。USB端子も装備しており、除菌中にスマホを充電できる。クリーニング液を利用した除菌に比べて、スマホの外装にダメージを与える可能性が少ないのもメリット。

 

アーバン通商

UV除菌ハンドライト

5980円

紫外線(UV-C)を利用したハンディ除菌器。約20秒の照射で99%の除菌が可能だ。手持ちでライトを当てるタイプなので、鍵やアクセサリーなど複雑な形状のものも除菌できる。バッテリーを内蔵しており、便座や飛行機内のテーブルなど、出先でも利用しやすい。

↑菌が付着しやすいわりに、清掃しにくい形状なのがキーボード。ハンドライト型なら簡単に除菌できる

 

携帯に便利なスプレータイプも

PanzerGlass

スマホ専用除菌スプレー Spray Twice A Day

990円(8ml)〜

スマホ、タブレット、ゲーム機などの画面に使用できる除菌スプレー。肌に優しい水分ベースのアルコールフリー仕様ながら、99.999%の菌を取り除くことができる。

 

【ネクストヒットの理由】

「コロナ禍を前提とした『Withコロナ』の生活が必要になり、感染予防の重要性が増しています。大きな感染源になりうるスマホを除菌することへの関心も、今後さらに高まるでしょう」(湯浅さん)

 

【その5】外出せずに運動不足を解消「自宅でバイクフィットネス」

ジムや公道と違い人との接触が少なく、天候や時間帯にも左右されない自宅用トレーニングバイクが進化中。感染リスクを避けつつ有酸素運動ができる!

東急スポーツオアシス

WEBGYM BIKE

16万8000円(バイク)

連続使用時間の制限がなく、高負荷でも騒音のないトレーニングバイク。サドルやハンドル調整の自由度が高く、体型にぴったり合わせられる。情報表示用の液晶モニターを備えるほか、タブレットホルダーも装備。

↑「WEBGYM LIVE」アプリ。ジムのトレーニングプログラムに参加できる(会員登録が必要。月額1950円)

 

【ネクストヒットの理由】

「『ジムに行くのが怖い』『外で走るのは天候や時間帯に左右される』といった問題を解決できるのがトレーニングバイク。ジムを休会して浮いた費用は、バイクの購入代金に充てられます」(湯浅さん)

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

在宅ワーク需要で売れ行き好調! 価格帯別「ノートPC」オススメ3選

今冬の家電市場では、例年以上に魅力的な新製品が続々と登場している。ここでは、なかでも注目を集めるジャンルを取り上げて、価格帯別にトレンドと“買い”のポイントを解説。さらに、各価格帯でプロが認めたイチオシのアイテムも紹介していく。今回取り上げるのは、在宅ワーク需要で売れ行きが伸びたノートPC。世界最軽量を更新したモバイルノートやコスパに優れるAMD Ryzen搭載ゲーミングノートなど、魅力的な製品が続々と登場しており、いまが買い替えのチャンスだ。

※こちらは「GetNavi」 2021年1月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

最新ノートPC、 “買い”のポイント

・描画性能が大幅に向上した第11世代Core i搭載機が狙い目

低価格でもSSD搭載は当たり前で、1TBモデルも買い得

コストパフォーマンスに優れたAMD Ryzenは依然、魅力大

 

私たちが解説します!

フリーエディター

有馬真一さん

ノートPC選びの際はモバイル性を重視。Chromebookを本格導入したことで、スマホとの連携をいろいろと試行錯誤中。

ITライター

石井英男さん

ITライター歴28年。ノートPCやSTEM教育などに関する記事が得意。最近は、AIや量子コンピューターに興味がある。

 

最新CPUが出揃ったいまが買い替えのチャンス

販売好調が報じられるノートPCだが、今年の冬はCPUに注目したい。インテルからは第11世代Core iが、AMDからは第3世代Ryzen Mobileが相次いで登場。どちらも前モデルに比べて性能が大きく向上した。SSDも大容量化が進み、15万円以上の製品なら512GBや1TBが標準になってきた。

 

「CPUの性能が格段に上がったので、お使いのノートPCの性能に不満があるのなら、買い替えのチャンスです」(石井)

 

また、ミドルクラス帯でもインターフェイスや無線LAN機能が進化しており、高速なThunderbolt 4やWi-Fi6をサポートした製品が増加中。

 

「Wi-Fi6では、通信速度や電波利用効率が向上し、セキュリティも強化されています。Wi-Fi6対応ルーターと一緒に買い替えると、動画サイトなどの利用も快適です」(有馬)

 

【《松》クラス】予算額15万円以上

ミドルハイクラスに手が届く価格帯。今季はグラフィック性能の高いインテルの第11世代Core iプロセッサーが登場しており、多少価格が上がったとしてもこれを搭載したモデルを狙いたい。

 

【No.1】世界最軽量を大幅更新した約634gのモバイルノート

富士通クライアントコンピューティング

LIFEBOOK UH-X/E3

実売価格21万9780円

13.3型液晶搭載ノートPCとして世界最軽量の約634gを実現。ベゼルの狭額縁化によって、筐体の横幅や奥行きも小さくなり、世界最小クラスとなっている。CPUに第11世代Core i7-1165 G7を搭載するほか、SSD容量も1TBと大きく、PCとしての基本性能も高い。

SPEC ●OS:Windows 10 Pro ●バッテリー駆動時間:約11時間 ●I/Oポート:USB Type-A×2、USB Type-C×2、HDMI×1、ヘッドホンジャック ●サイズ/質量:W307×H15.5×D197mm/約634g

CPU Core i7-1165G7
メモリ 8GB
ストレージ SSD約1TB
ディスプレイ 13.3型

 

↑軽いだけでなく、堅牢性も高い。76cm落下試験や約35kgfの一点加圧試験、約200kgfの全面加圧試験をクリアしている

 

↑天板にはマグネシウム合金に代わってカーボンファイバーを採用。各部品も見直し、従来の698gから50g以上軽量化した

 

↑最軽量機はブラックのみだが、シリーズでは3色のカラバリを用意。直販モデルはメモリやストレージも選択できる

 

<クロスレビュー!>

指紋認証を採用してコロナ時代に適合

「サインインに、顔認証ではなく指紋認証を採用。いまの時代、外出先で認証する際にマスクを外さずに済むのがうれしいです。内蔵マイクがノイズキャンセリング機能付きなのも高評価」(有馬)

 

やっぱり軽さは正義! 女性にもオススメ

「軽さ634gは驚異的なうえ、ボディも頑丈なので気軽に持ち歩けます。4基のUSB端子やHDMI端子も備えるなど、拡張性の高さも魅力です。とにかく軽いので女性にもオススメできます!」(石井)

 

■Other Model

富士通クライアントコンピューティング

LIFEBOOK UH90/E3

実売価格20万9800円

第11世代Core i7-1165G7と8GBメモリ、512GB SSDを搭載。大型バッテリーを採用し、約834gの軽さで約22.5時間駆動を実現した。Office Home and Business 2019も付属しており、お買い得なモデルだ。

SPEC ●OS:Windows 10 Home ●バッテリー駆動時間:約22.5時間 ●サイズ/質量:W307×H15.5×D197mm/約834g(カラーにより異なる)

 

【No.2】フルHDよりも縦に広いWUXGA液晶が便利

デル

New XPS 13 プラチナ

22万3278円

第11世代Core i7-1165G7を搭載し、高いグラフィック性能を誇る13.4型機。フルHDよりも縦に120ドット広い1920×1200ドットのWUXGA液晶を採用。SSDも512GBと大容量だ。最新のThunderbolt 4対応ポートを2基装備するなど、拡張性も十分。

SPEC ●OS:Windows 10 Home ●バッテリー駆動時間:約11時間 ●I/Oポート:USB Type-C×2ほか ●サイズ/質量:W295.7×H14.8×D198.7mm/1200g

CPU Corei7-1165G7
メモリ 16GB
ストレージ SSD約512G
ディスプレイ 13.4型

 

↑キーボードはバックライト付きで、暗所でも使いやすい。なお、写真のキーボードは英語配列だが、実際は日本語配列となる

 

↑アルミ合金をCNC機械加工によって削り出したシャーシを採用している。軽さと頑丈さを両立しており、見た目も美しい

 

<クロスレビュー!>

キーボードが打ちやすくタッチパッドも大きめ

「キーボードの打鍵感がしっかりとあるため、強く叩きがちな人にオススメです。タッチパッドが大きめで使いやすく、出先にマウスを持ち歩きたくないという人でも快適に操作できます」(有馬)

 

絶妙な画面サイズで作業の効率もアップ

「縦横比16:10のディスプレイは縦方向の情報量が多くて扱いやすいです。PCでスマホの通知などを受け取れる『Dell Mobile Connect』も便利。顔認証と指紋認証に両対応する点も魅力です」(石井)

 

【No.3】4K液晶をはじめ、プロ級のスペックで動画編集も快適!

MSI

Prestige-15-A11SCS-064JP

26万4800円

第11世代Core i7-1185G7と64GBメモリ、1TB SSDを搭載した、ハイスペックなクリエイター向けノートPC。GPUにGeForce GTX 1650 Tiを装備し、3D描画性能も高い。ディスプレイは15.6型の4K液晶で、Adobe RGBに対応しており、広い色域を誇る。

SPEC ●OS:Windows 10 Pro ●バッテリー駆動時間:約16時間 ●I/Oポート:USB Type-A×2、USB Type-C×2、HDMI×1、ヘッドホンジャック ●サイズ/質量:W356.8×H16.9×D233.7mm/1690g

CPU Corei7-1185G7
メモリ 64GB
ストレージ SSD約1TB
ディスプレイ 15.6型

 

↑Thunderbolt 4端子を2基装備。USB Type-Cとしても利用できる。USB Type-Aも2基備えており、拡張性は十分だ

 

↑超高精細な4K液晶を搭載する。Adobe RGB対応で色鮮やかな表示が可能。ノングレア仕様なので、目が疲れにくい

 

<クロスレビュー!>

このスペックでこの価格は非常にハイコスパ!

「本格的ゲーミングノートと比べるとリフレッシュレートが高くないので、動きの激しいゲームは不得意。それでも、これだけハイスペックでこの価格を実現しているのは驚くほどおトク!」(有馬)

 

クリエイターだけでなくゲーマーにもオススメ

「ディスプレイ性能もグラフィック性能も高く、写真や動画を編集したり、イラストを描いたりするクリエイターに最適です。本格的3Dゲームも十分楽しめるため、ゲーマーにもオススメ」(石井)

 

【《竹》クラス】予算額8万円〜15万円

売れ筋モデルが集まる価格帯。CPUは4コア以上で、メモリは8GB程度、SSD容量も128GB〜256GBが主流だ。ビジネス用途は、このクラスなら十分こなせる。

 

【No.1】タッチ操作にも対応する縦横比3:2の液晶が魅力

マイクロソフト

Surface LapTop Go

8万4480円〜

12.4型の縦長3:2液晶を装備したノートPC。最低構成では、第10世代Core i5-1035G1と4GBメモリ、64GB eMMCを搭載する。メモリを8GB、ストレージを128GBにした、より快適な上位構成では10万2800円だ。

SPEC ●OS:Windows 10 Home ●バッテリー駆動時間:約13時間 ●I/Oポート:USB Type-A×1、USB Type-C×1、ヘッドホンジャック ●サイズ/質量:W278.18×H15.69×D205.67mm/1110g

CPU Core i5プロセッサー1035G1
メモリ 4GB
ストレージ eMMC64GB
ディスプレイ 12.4型

 

↑最廉価モデルはプラチナのみだが、上位モデルではサンドストーンやアイスブルーなどのカラバリを選べる

 

↑電源ボタンに指紋認証機能を搭載している。屋外に、万が一置き忘れた場合でもセキュリティを確保できる

 

<クロスレビュー!>

キーボードが使いやすく在宅ワークにピッタリ

「日本語切り替えのオンオフに独自の工夫が施された使いやすいキーボードと高品位な筐体で、在宅ワークに適しています。年間6984円の追加料金でOffice 365を利用できるのもうれしい」(有馬)

 

使いやすい液晶に価格以上の価値アリ

「高解像度で広く使える液晶をこの価格で搭載するのは非常に魅力的です。最廉価モデルは、メモリが4GBと少ないので、2万円ほど高くなりますが、ひとつ上のモデルをオススメします」(石井)

 

【No.2】 8コアのRyzen搭載で仕事にも趣味にも活躍

ASUS

Vivo Book Flip 14 TM420IA

実売価格12万9800円

Ryzen 7 4700Uを搭載した2 in 1タイプの14型ノート。液晶部が360度回転して、タブレットのようにも使え、別売のASUS Penも利用できる。メモリは8GB、SSDは512GBと余裕があり、様々な用途に対応できる一台だ。

SPEC ●OS:Windows 10 Home ●バッテリー駆動時間:約10.6時間 ●I/Oポート: USB Type-A×2、USB Type-C×1、HDMI×1、ヘッドホンジャック ●サイズ/質量:W324×H18.2×D220mm/1550g

CPU Ryzen 7 4700U
メモリ 8GB
ストレージ SSD 512GB
ディスプレイ 14.0型

 

<クロスレビュー!>

上のクラスに匹敵するハイスペックが魅力

「メモリもSSDも大容量で、価格以上のパフォーマンスを発揮してくれます。質量約1.55kgは持ち歩くにはやや重めですが、ホームモバイル用途なら問題ナシ」(有馬)

 

Officeが付属し指紋認証にも対応

「最新のRyzen搭載で性能は十分。Office Home and Business 2019が付属するほか、指紋認証にも対応しているので、仕事用にも向きます」(石井)

 

【No.3】コスパの高いビジネスモバイル

レノボ

ThinkPad X13 Gen 1(AMD)

10万1838円

Ryzen 3 PRO 4450Uを搭載したビジネス向け13.3型モバイルノート。メモリは8GB、SSDは128GBと基本性能が高い。質量は約1.28kgと軽く、Wi-Fi 6もサポートする。Ryzen 5 PRO搭載の上位機種は指紋認証搭載。

SPEC ●OS:Windows 10 Pro ●バッテリー駆動時間:約13.9時間 ●I/Oポート: USB Type-A×2、USB Type-C×2、HDMI×2、ヘッドホンジャック ●サイズ/質量:W311.9×H16.9×D217.2mm/約1280g

CPU Ryzen 3 PRO 4450U
メモリ 8GB
ストレージ SSD 128GB
ディスプレイ 13.3型

 

<クロスレビュー!>

液晶の解像度がやや低めな点に注意

「カスタム可能ですが、この構成では液晶解像度が1366×768とやや低め。フルHDを選ぶと+1万1000円となりますが、検討しましょう」(有馬)

 

仕事用に持ち歩くPCとしてオススメ

「質実剛健なつくりで、信頼性の高い一台です。セキュリティ機能が充実しており、出張などに持ち歩くノートPCとしてオススメできます」(石井)

 

【《梅》クラス】予算額8万円未満

いわゆるエントリークラスの製品が主流の価格帯。昨今は、8GBメモリ&256GB SSDを搭載する製品も増えており、十分快適だ。サブのマシンとしてもオススメ。

 

【No.1】8GBメモリと256GB SSD搭載でサクサク動く!

デル

New Inspiron 15 3000 スタンダード

6万7078円

Ryzen 3250Uと8GBメモリ、256GB SSDを搭載したスタンダードノート。15.6型液晶はフルHD仕様で、コストパフォーマンスが高い。キーボードにはテンキーを備える。Officeソフトは+2万円で追加可能だ。

SPEC ●OS:Windows 10 Home ●バッテリー駆動時間:約9時間 ●I/Oポート: USB Type-A×3、HDMI×1、ヘッドホンジャック ●サイズ/質量:約W363×H19.9×D256mm/2275g

CPU Ryzen 3 3250U Mobile
メモリ 8GB
ストレージ SSD 256GB
ディスプレイ 15.6型

 

↑左右が狭額縁設計のフルHD液晶を搭載し、筐体サイズもコンパクトに。液晶はノングレア仕様で、映り込みも少ない

 

↑USB Type-A端子を左に2基、右に1基の合計3基搭載する。HDMI端子や有線LANも備えており、ビジネス用途にも向く

 

<クロスレビュー!>

拡張性の高さが地味にありがたい

「トレンドのUSB Type-C端子を採用していないのは残念ですが、それ以外は文句ナシの拡張性。SDカードリーダーも備えているので、カメラで撮影した写真などのデータ管理用にも◎」(有馬)

 

まさにスタンダードといえるノートPC

「CPU、メモリ、ストレージのバランスが取れたスペックで、ネットサーフィンや文書作成といった一般的な作業には十分な性能です。子どもが初めて使うノートPCとしても良いですね」(石井)

 

【No.2】高いセキュリティで安心して使える

HP

HP ProBook 450 G7

7万8980円

Core i5-10210Uに8GBメモリ、500GB HDDを搭載。高強度なアルミニウム製ボディを採用しており、ヒンジが180度開くため、対面の相手と画面を共有しやすい。世界初の自己修復BIOSなど、セキュリティ機能も充実。

SPEC ●OS:Windows 10 Home ●バッテリー駆動時間:最大約13.5時間 ●I/Oポート: USB Type-C×1ほか ●サイズ/質量:W364.9×H19×D256.9mm/2000g

CPU Corei5-10210U
メモリ 8GB
ストレージ HDD 500GB
ディスプレイ 15.6型

 

<クロスレビュー!>

大容量のHDD採用もアクセス速度は遅め

「ストレージが500GB HDDとなっており、保管できるデータ量が多いのは◎。ただし、SSDと比べると動作が緩慢になりがちなので注意を」(有馬)

 

米軍調達基準をクリアした頑丈ボディが魅力

「2万時間に及ぶ品質テストと米軍調達基準をクリアしたタフさが魅力です。トラブルがあっては困るビジネスで使うノートとしてオススメ」(石井)

 

【No.3】こんなに安くて良いの!? と驚く充実のスペック

レノボ

IdeaPad C340

7万700円

CPUに第10世代のCore i5-10210Uを採用。メモリは8GB、ストレージは512GB SSDと充実したスペックが魅力の14型ノート。360度反転可能な液晶は、フルHD仕様でマルチタッチ操作にも対応している。

SPEC ●Windows 10 Home ●バッテリー駆動時間:約13.3時間 ●I/Oポート: USB Type-C×1ほか ●サイズ/質量:W328×H17.9×D229mm/1650g

CPU Corei5-10210U
メモリ 8GB
ストレージ SSD512GB
ディスプレイ 15.6型

 

<クロスレビュー!>

ペン入力にも対応するのがイイ

「タッチ操作にも対応し、別売のLenovo アクティブペンを使ってタブレット的に使えます。筆圧も4096段階で感知する、本格的な仕様です」(有馬)

 

早いもの勝ちの超お買い得価格

「本来は14万円で販売されていた製品で、この価格なら即買いレベルです。指紋認証にも対応するなど、どこをとってもお買い得に感じます」(石井)

 

【Topic1】タブレットとしても使える2 in 1がイイ

2 in 1 PCは、一台でノートPCとしてもタブレットとしても使えるのが魅力。キーボードを重視するならコンバーチブルタイプがオススメだ。

 

【No.1】

レノボ

ThinkPad X1 Fold

32万7426円

折りたためる13.3型の有機ELディスプレイを備えた斬新な2 in 1。ノートPCのようなスタイルで下半分にキーボードを表示して使えるほか、縦に持って本を読むように使うこともできる。

 

【No.2】

マイクロソフト

Surface Pro 7

10万9780円

12.3型ディスプレイを備えた人気のタブレット型2 in 1。別売でカバーにもなるキーボードや専用ペンが用意されており、これらを組み合わせることで、ノートPCライクに使用可能だ。

 

【No.3】

デル

New XPS 13 2-in-1プレミアム

19万2478円

最新の第11世代Core i5-1135G7を搭載した、コンバーチブルタイプの13.4型2 in 1。フルHDを超えた高解像度な液晶を搭載し、複数ウィンドウを同時に開いても見やすい。質量は約1.3kg。

 

【Topic2】PS5にだって負けないゲーミングノートPCが手ごろに

最新ゲームを高画質で快適にプレイできる、高性能CPUとGPUを搭載したゲーミングノートも値下がりが進行中。特にGPU性能が重要だ。

 

【No.1】

ASUS

TUF Gaming A15 FA506IH

12万8800円

6コア仕様のRyzen 5 4600HとGeForce GTX 1650を搭載した高性能ゲーミングPC。この価格で144Hz駆動に対応した液晶を搭載していることがうれしい。特にFPSゲーマーにオススメだ。

 

【No.2】

マウスコンピューター

G-Tune P5

13万1780円

6コアのCore i7-10750HとGeForce GTX 1650を搭載する低価格モデル。ボディがスリムで、質量も約2020gとゲーミングノートPCとしては軽い。屋内の色々な場所で遊びたい人に向いている。

 

【No.3】

HP

Pavilion Gaming 15

10万9890円

Core i5-10300HとGeForce GTX 1650を搭載する。メモリが16GBと豊富で、ストレージに256GB SSD+1TB HDDというハイブリッド構成を採用する点も魅力。入門機としてオススメ。

ホームシアターにもなる美しすぎる2in1デバイス、ASUS ZenBook Flip S UX371EAを使ってみた

筆者はノートPCを3台使っています。メインで使っているMacBook Proと、ゲーミングスペックのWindowsデスクトップ、タブレットとしても使えるSurfaceという構成です。3台もあればさすがに不便をすることはないのですが「1台にまとめたいな」と思わされることも少なくありません。

 

そんな筆者がこのたびレビューしたのが、13.3インチ4K有機ELディスプレイ搭載の2in1デバイス、「ASUS ZenBook Flip S UX371EA」。コンパクトなボディに高い基礎性能を備えた、ハイエンドな一台です。

 

【製品の細部を写真で見る】※写真をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

 

4K有機ELを搭載した、“持ち運べるホームシアター”

本機の第一印象は、その美しさ。厚さ13.9mm、薄いベゼル、アルミニウムを磨き上げたデザインのボディには「スマート」という言葉が最高に似合います。厚みが均一なので、バッグに入れたときなどにかさばらない点も嬉しいですね。

↑佇まいはとてもスタイリッシュ。銅色のエッジがおしゃれです

 

画面を開けば、今度は4K有機ELディスプレイの美しさを体感できます。有機ELディスプレイは、表示できる色域が液晶に比べて広く、より鮮やかな映像を表示するので、同サイズのノートパソコンとしては、最上級の映像をユーザーに届けます。その鮮やかさがどれくらいのものかというと、デフォルトのデスクトップ画面でも、液晶画面との差が十分に分かるほどです。本機の色域は、映画館の映像品質と同等とされるDCI-P3の色域にまで対応。映像の品質が、ホームシアターレベルなんです。

↑デスクトップを見ただけでも、鮮やかさを感じます

 

さらに、高音質で知られるオーディオメーカーのハーマンカードンと協力して製造したスピーカーを内蔵し、音のクオリティも他のノートPC内蔵のスピーカーを寄せ付けません。筆者の体感では、音の響きが強く感じられ、低音はしっかり、高音もクリアに聞こえました。

 

そして、本機の大きな特徴として、画面が360度回転することが挙げられます。下の写真のように画面を自立させれば、。パソコンとしてではなく小型シアターとして使えるわけです。これは、まさに「持ち運べるホームシアター」ですね。

↑こんな感じで自立します

 

ビジネスユースも十分なパフォーマンス

ここまでホームシアターとしての要素ばかりを強調してきましたが、本機はビジネス用途でもノンストレスで使えます。使用感としては、先日レビューを掲載した、ASUS ZenBook 13 UX325EAにかなり近いです。

↑UX325EA。外見は本機にかなり似ています

 

というのも、画面・本体のサイズについて、この両機種はほぼ一緒であり、CPUにインテルのCoreシリーズ11世代となるi7-1165G7、メモリを最大16GB搭載するという基礎スペックも同一です。UX325EAの記事にも書いたように、ビジネス向けのノートPCとしてはハイエンドにあたるスペックで、エクセルで複雑な関数を入力してもフリーズを起こすことがないなど、オフィスユースではノンストレスと言ってよいでしょう。起動・顔認証が25秒程度で終わる快適さも好印象です。

 

搭載している入出力端子も、Thunderbolt 4に対応したUSB Type-Cを2つとHDMI、USB 3.2(Type-A/Gen1)を搭載していて、UX325EAとほぼ同一。違いは、UX325EAには搭載されているmicroSDのカードリーダーが本機には付いていないという点ですが、これが障壁となるユーザーはそれほど多くはないでしょう。また、本機のバッテリーの持ちは13.4時間で、UX325EAより1時間短いですが、許容範囲と言える差に収まっています。

↑本機のアクセサリ。左から、充電器、USBイーサネットアダプター、USB Type-C-ステレオミニプラグアダプタ

 

一方、本機は、UX325EAにはない特徴も持ち合わせています。まずはディスプレイがタッチパネルになっていて、ペンの使用にも対応している点。手書きのメモとしても使えますし、ペイントソフトを使えば、絵を描くことも可能です。

↑こんな感じに、文字も書けます

 

加えて、UX325EAでは最大512GBとなっていたSSDの容量が、本機では最大1TBまで拡大しています。これなら、大容量の動画データを保存しても、そう簡単に満タンになってしまうことはありません。

 

グラフィック性能はUX325EAと同じくオンボードでGPUを搭載しないため、ゲーム用途には残念ながら適しません。「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」をテストしてみましたが、グラフィックを軽量品質にしても動作は重かったです。

↑グラフィックを軽量品質にしても、ベンチマークテストの結果は「重い」でした

 

ディスプレイが綺麗なだけに、美麗なグラフィックを楽しめるゲームをしてみたくなりますが、その点は仕方ありません。

 

キーボードの配列とグレア液晶による目の疲れやすさには注意

最後に、本機を購入する際の注意事項をお伝えします。まずは、キーボードの配列です。

 

UX325EAと同じなのですが、本機のキーボード配列はやや特殊で、バックスペースやエンターキーが右から2番目の列に配置されています。この配列に慣れていないと、小指でバックスペースを押そうとしてホームキーを、エンターキーを押そうとしてページアップキーを誤射してしまうことがあります。筆者は慣れればなんとかなりましたが、最初のうちはやや使いにくいように思います。気になる場合は、店頭などで試し打ちしてみるべきでしょう。

 

なお、打鍵感は押しごたえがしっかりしていながらもぬるっと沈む感覚があり、叩きやすい部類だと思います。

↑本機のキーボード、右側の配列。エンターとバックスペースの位置に注目

 

2点目の注意として、本機のディスプレイが光沢のあるグレア仕様だということが挙げられます。これは、本機の大きなウリである映像がより美しく見えるという点ではメリットをもたらしますが、写り込みが多く、目の疲労を招きがちです。また、指紋が目立ちやすい欠点もあります。

↑本機の画面は、かなり光沢が強い印象。写真に撮ると背景が写り込みます

 

本機には、ブルーライト軽減モードが搭載されているので、目の疲れへの配慮はされていますが、グレアディスプレイに慣れていない場合は、自分の目で見て確認しておきましょう。

 

家での時間もビジネスも、これ1台でワンランクアップ

本機は、家での時間・ビジネスの両面を、1台でワンランクアップさせてくれます。

 

ホームシアターになるノートPCという点に斬新さがありますし、ポータブル性も高く、ビジネス用途でも不満はゼロ。ゲームや動画編集など、グラフィック性能を求められる作業さえしなければ、どんなニーズにも応えてくれます。個人的には、ストレージ容量が最大1TBあるというのがポイント。これだけの容量があれば、PCを1台にまとめても困ることがなさそうで、安心感があります。

 

価格は税別21万8000円と決して安くはありませんが、十分にその価値を感じさせてくれる一台です。

 

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スペック至上主義者が考えを改めた、薄型軽量ノートPC「ASUS ZenBook 13 UX325EA」レビュー

いきなりですが、筆者は、薄型ノートパソコン恐怖症でした。なぜかというと、いくら軽くて小さくても性能的に満足できない、そんな過去の経験が尾を引いていたからです。それゆえここ10年ほど、筆者はノートパソコンを選ぶ際に厚みや重さには目をつぶってきました。重くても性能を重視してきたのです。そんな僕が、ASUSの最新ビシネスノートを試用させてもらいました。11月末に発売された、「ASUS ZenBook 13 UX325EA」シリーズの最上位機種「ASUS ZenBook 13 UX325EA-EG124TS」です。

↑ASUS ZenBook 13 UX325EAの価格は、税別15万8910円

 

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画面を開くまで、13.3インチと思わせない小ささ

UX325EAシリーズは軽量に特化しており、その重さは1.15kg。筆者はこれまでノートPCの重さや厚みをあまり重視してこなかったぶん、その驚嘆は一層強くなりました。どれくらい驚いたかというと、本機の箱が家に届きそれを手に取った瞬間、箱を開けてすらいないのに「これは軽いぞ!」と思わされたくらいです。

 

また、本機のサイズ感を語るうえで、ベゼルの薄さは特筆せずにはいられません。筆者は普段、13インチの2017年製MacBookを愛用していますが「これと同じサイズなの……?」と、あまりのスタイリッシュさに一瞬戸惑ったほどです。本機の佇まいは、PCを開いて画面と向かい合うまで、13.3インチと感じさせません。加えて本機は13.9mmと非常に薄く、例えるなら200ページほどの文庫本と同じくらいです。

↑本機のベゼル部分。左側に写っているのは、顔認証にも使われるカメラです

 

端子はThunderbolt 4に対応したUSB Type-Cを2つとHDMIを左側に、USB 3.2(Type-A/Gen1)とmicroSDのカードスロットを右側に、それぞれ搭載しています。これだけあれば、ビジネス用途で困ることはないと思われます。

↑本機左側側面。写っているジャックは、左側からHDMI、USB Type-C×2

 

↑本機左側側面。写っているジャックは、左側から、HDMI、USB Type-C×2

 

このUSB Type-Cジャックは、本機の充電にも用いられます。その充電速度が爆速で、50分足らずで60%にも到達するほど。電池のもちも十分で、100%充電してあれば14.4時間も持つため、短時間の外出なら充電器を持ち歩く必要がありません。多くの客先に出向くビジネスマンには、この特徴だけでもおすすめするに足るPCに仕上がっています。

 

一方、ステレオミニプラグには対応しておらず、付属品としてUSB Type-Cとステレオミニプラグのアダプタが同梱されています。なお本機はBluetooth 5.0に対応しているので、ミニプラグで接続せずとも、ワイヤレスで音楽を楽しむことが可能です。

↑本機の付属品。左から、充電器、USBイーサネットアダプター、USB Type-C-ステレオミニプラグアダプタ

 

スペックは、オフィス用途ならストレスゼロ

ここまでで、本機が小さく軽いことはわかりました。しかし私としては大切なのはやはりスペックです。今回筆者が使わせてもらったUX325EA-EG124TSは、CPUにIntelのCoreシリーズ11世代となるi7-1165G7、メモリは16GBが搭載されています。

↑本機に貼られている、Core i7のシール。なお、その横にはIntel Iris Xe グラフィックスのシールがありますが、これは本機のグラフィックス機能がCPU内蔵で作動していることを表しています

 

これは、一般的なオフィスPCとしてなら「ハイエンド」といって問題ないレベルです。どれくらい高性能かというと、CPUはゲーミングPCにも搭載されるレベルのもの。メモリも8GB搭載のオフィスPCが多いなか、本機はしっかり16GB装備しています。実際、ネットサーフィン程度では全く問題にならないし、4K動画を再生してみてもカクつくことは全くありませんでした。

 

また起動も爆速で、起動ボタンを押してから顔認証を経てデスクトップが表示されるに至るまで、筆者の実測で25秒程度。顔認証には5秒もかからないので、「あれ、本当に認証してるの?」と思わされるほどです。ちなみに、顔認証しているところの画面を写真に撮ろうと思いましたが、あまりの早さで認証されてしまったため、それは叶いませんでした。

 

オフィス向けPCとしてはなかなかのハイエンド構成となっている本機ですが、グラフィックボードを搭載しているわけではないのでハイスペックなゲーム用途をメインにするのは流石に厳しいものがあります。「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」でスコアを測定してみましたが、グラフィックスを軽量品質にしても「動作困難」と出てしまいました。FINAL FANTASY XVは要求スペックが高いタイトルなので仕方ないですが、グラフィックボードを要するレベルのPCゲームをするのであれば、素直にグラフィックボードを搭載したゲーミングPCを用意するべきでしょう。なお、ベンチマークテスト中、外側まで伝わるほどの発熱は感じられず、ファンはフル稼働していましたが、その動作音はかなり静かでした。

↑ベンチマークの結果画面。動作困難と表示されています

 

キーボード配列がやや特殊なので買う際は要注意

さて、サイズとスペックのバランスでは高い完成度を誇る本機ですが、購入にあたってひとつ注意点があります。それは、キーボードの配列です。これは実物を見ていただいた方が早いので、下の画像をご覧ください。キーボード右側のキー配列に注目します。

 

これの何が問題かというと、エンターキー・バックスペースキーの位置。通常、多くのキーボードにおいて、エンターキーは最も右端の中央に置かれています。しかし本機のキーボードでは、エンターキーの左側にHomeボタンやページアップ・ダウンといったキーがあるため、エンターキーを小指で押そうとしたとき、右端にあるページアップ・ダウンのボタンをつい誤射してしまいます。また、バックスペースキーもエンターキーの直上なので、これも誤ってホームキーを押してしまうことがありました。

 

慣れればなんとかなりそうですが、やや特殊なキーボード配列なので、本機を買おうと考えているのであればできれば一度、店頭などでタイピング感を試したほうが良いのかもしれません。なお、タイピング音はオフィス向けとあってかなり静か。一方でその打鍵感はなめらかながらもしっかりしたものがあり、配列にさえ慣れてしまえばタイプそのものはしやすいように感じました。

 

オフィス用PCのストレスからサヨナラしたいなら

総評すると、持ち運びに特化した高性能オフィスPCとして、高い完成度を誇っているといえます。キーボードの配列が気になりますが、逆にいえば、短所はそれくらいしか思いつきません。性能的な懸念から軽量のノートPCを敬遠してきた筆者としても、軽さと性能の両立を目的にPCを選ぶなら十分満足しうる一台でした。特に持ち運びやすさに優れているので、外出の多い営業マンには適していそうです。

 

既存のオフィスPCの性能に不満を持っているなら、本機は持ち運びもできる優秀な乗り換え先として、十分な候補となってくれるでしょう。

 

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ZenFone 7 Proなら「スマホ二台持ち」スタイルが捗る! 妥協なしの「Pro」な性能・価値をレビュー

ZenFone 7シリーズの上位版「ZenFone 7 Pro」をレビューします。SIMフリースマホの雄、ASUSのフラッグシップモデルで、独特のフリップカメラ機構が目を引く一台。3眼カメラになって性能が強化されたうえ、初の5G対応を含め、カメラ以外でもトップレベルの仕様を詰め込んでいます。

 

自撮りも最強なフリップカメラ

↑ZenFone 7 Proの価格は、直販価格で10万9780円(税込)

 

ZenFone 7 Proを語るなら、まずカメラからはじめるべきでしょう。ZenFone 6のユニークな「フリップカメラ」を引き継ぎ、3眼カメラにグレードアップしています。フリップカメラは、回転するカメラユニットによって外側カメラがインカメラを兼ねるという機構です。

↑180度可動する仕様のフリップカメラ

 

フリップカメラは背面にあるため、風景などを撮るときの操作感は他のスマホと変わりません。3眼カメラは広角、超広角、望遠というザ・王道な構成。具体的には以下のような内容です。

 

・広角 6400万画素 ソニー製IMX586、F値1.8、光学式手ブレ補正

・超広角 1200万画素 ソニー製IMX363 F値

・望遠 800万画素 光学式手ブレ補正

・デュアルLEDフラッシュ

 

このうち、光学式手ブレ補正についてはZenFone 7 “Pro”だけの仕様。カメラ自体の写りには変化はありませんが、特に暗所撮影や動画などでブレにくくなる効果が期待できます。

↑フリップカメラの挙動

 

フリップ式のカメラは、カメラ起動中に音量ボタンで自由に回転でき、本体背面の位置から180度まで好きな角度に動かせます。加えて、指定した角度で止めるためのショートカットボタンもカメラアプリ上に用意されています。回転できるカメラはたとえば、小物に寄って撮ったり、ローアングルでの撮影に便利。小さい子どもやペットを目線の位置で捉える時にも使えそうです。

↑フリップカメラの撮影モード表示

 

さらにユニークな撮影機能として「オートパノラマ」を搭載しています。これは自動でカメラを180度まで回転しながらパノラマ撮影する機能で、ダイナミックな風景とその場の自分を同時に記録できるというこのスマホならではの機能です。

↑背面カメラが180度回転してインカメラにもなります

 

動画は最大8K/30FPSでの撮影が可能。4K/60FPS撮影もサポートします。さらに、動く被写体を選んでフォーカスを当て続けるモーショントラッキングといった撮影モードも備えています。

 

これらの撮影機能は、フリップカメラを180度展開することで、インカメラでもまったく同じように利用できます。ZenFone 7 Proはスマホカメラのレビューサイト「DXO Mark」で「世界で最強ランクの自分撮りカメラ」と認められていますが、これを否定する余地はないでしょう。特に動画撮影の性能が高いため、スマホでYouTubeで配信する人やZoom通話を多用する人などには適しています。

 

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ハイパフォーマンスでSNSも映像鑑賞も快適

フリップカメラがとにかく目を引きますが、ZenFone 7 Proは現世代で最高峰の性能を備えています。チップセットはクアルコム製のSnapdragon 865 Plus、メモリは8GB(LPDDR5)、ストレージ容量は256GB(UFS 3.1)。メモリもストレージも最新の規格を採用しており、Windows搭載のモバイルノートにも負けず劣らずのスペックです。5GやWi-Fi 6もしっかりサポートしています。

↑iPhone 12(左)よりも大画面。上部のノッチがなくすっきりしたデザインです

 

6.67型の有機ELディスプレイを搭載し、解像度は2400×1080ドット。構造上、専用のインカメラが存在しないため、ノッチ(切り欠き)の無いすっきりとした見た目です。DCI-P3カバー率110%という色再現性の高いディスプレイで、HDR 10動画も鮮やかに再生可能。内蔵ステレオスピーカーも迫力のあるサウンドを鳴らします。まるで映画館のように、というと陳腐な表現になりますが、スマホの画面としては最高クラスに迫力のある動画が楽しめます。

↑画面はディスプレイいっぱいに表示され、サイズ感以上の情報量と見やすさを得られる

 

さらにディスプレイは90Hzのハイリフレッシュレートに対応しています。ハイリフレッシュレートは、PCゲームではお馴染みの、画面を高速に書き換える仕様ですが、スマホではスクロール操作の滑らかさにその良さが生かされます。目で追っても疲れづらい、滑らかな表示になります。Snapdragon 865 Plusの処理性能の高さもあり、WebブラウジングからSNSまですべてが快適。ただ、気になるのは重さ。230g近くあるため、たとえば、長時間手持ちで映画を観ると腕への負担がそれなりにかかります。

 

尖った機能を持つスマホだけに、デザインもエッジが効いています。ガラス貼りのツヤツヤした背面に、不敵に輝くASUSロゴ。ゲーミングスマホに通じる独特の格好良さを感じます。厚みがあるものの、背面のフチにかけて湾曲する形状になっており、手への収まりは悪くはありません。ただし、上部に重心があり、背面ガラスが滑りやすいため、ケースなしで片手持ちするのは落としてしまわないかヒヤヒヤします。

 

ゲーミングスマホ譲りのアシスト機能

ZenFone 7 Proのパフォーマンスと大画面なら、3Dゲームも快適に遊べます。さらに遊びやすくする機能「Game Genie」も搭載しています。ゲーミングスマホ「ROG Phone」を展開しているASUSならではの、本格的なゲーム支援機能です。

↑Game Genie

 

Game GenieはAndroidスマホではポピュラーな機能になりつつある、ゲーム中に表示できるランチャーアプリです。通知の一括オフやスクリーンキャプチャー、録画は当たり前に備えています。さらに、ライブ配信機能まで搭載。プレイ中のプレイヤーの顔をインカメラで写しながら、ゲーム画面を配信することまでできてしまいます。

 

筆者が気に入ったのは、ゲームプレイ中のフレームレートとCPU温度をリアルタイム表示できること。負荷の高いゲームをプレイ中にどのようなシーンでフレームレートが落ちているのか、CPUの状態はどうかを的確に把握できます。

↑プレイ中の様子もライブ配信可能

 

トップクラスの性能を備えているだけに、負荷の高いゲームでも良好なパフォーマンスで動作します。筆者は3Dアクションゲーム『原神』の最高画質設定(60fps・画質カスタム)で試してみましたが、1時間ほどのプレイでもコマ落ちを感じることなく快適に遊べました。ただし、続けて遊んでいるとCPU温度が60度近くになることがあり、手で持っても熱さを感じます。よりゲームプレイに特化したスマホが欲しいなら「ROG Phone」を選んだ方が良さそうです。

 

5Gだけじゃない。デュアルバンドでWi-Fiも快適

ZenFone 7 ProはZenFoneシリーズで初めて5Gに対応するスマホです。ただし、5Gは大手キャリアでも始まったばかりのサービスでエリアも限られているため、実際には4Gで使うという人が多いでしょう。また、5Gを使う場合は、デュアルSIM(2回線の同時利用)ができないという点もネックになります。

↑デュアルSIM対応ですが、5Gの利用時は1回線のみ

 

一方で、ZenFone 7 ProにはWi-Fiでも快適に使える機能が備わっています。デュアルバンドWi-Fiとして、2つのWi-Fi周波数帯を同時に利用して通信が可能です。筆者は自宅のLinksys製Wi-Fiルーターで試したところ、自宅の端にありほかのスマホではWi-Fiが届きづらい場所でも安定して通信が可能でした。

↑デュアルバンドWi-Fiで安定通信

 

スペックには妥協しない人、2台持ちユーザーなら選ぶ価値あり

ZenFone 7 Proは、カメラはとにかく良質のものを用意し、それ以外のスペックもほとんど妥協無く、最上位のものを揃えたというSIMフリースマホです。その点を踏まえれば、直販価格で10万9780円(税込)という価格も割安にすら思えます。また、AmazonなどのセールやMVNO回線とのセット購入割引を活用すれば、さらにお得に購入することもできるでしょう。

 

気の利いたことに、ZenFone 7 Proには2種類のケースが同梱されています。1つはカーボン風の「Active Case」で、薄く軽い作りながら、背面をしっかりと守ってくれます。このケースには、フリップカメラを物理的にロックするスイッチもあります。もう1つのケースはよくあるクリアケースで、シリコンではなくプラスチック製のカチッとした作りのもの。また、付属の電源アダプターは、30Wの急速充電に対応。USB Type-C充電に対応していれば、ノートパソコンでも充電できる仕様です。付属品もお得感のある構成です。

↑Active Case

 

↑フリップカメラの誤作動を防ぐ物理スイッチ付き

 

実用面では防水・おサイフケータイへの非対応と、重さがネックになります。特に重さは、買うときは気にならなくても長期間使ってくるとかならず気になるため、購入の際にはどう使うかよく考慮した方が良いでしょう。たとえば小型スマホと組み合わせた二台持ちで、Zenfone 7 Proではカメラと動画、ゲームを中心に使うなら、その性能を存分に発揮できそうです。

 

下位モデルZenFone 7との金額差が1万円ほどあるのも悩みどころですが、「とにかくすべての性能が高いSIMフリースマホがほしい」という人なら迷わずこれを選ぶべきでしょう。

 

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「ZenFone 7」の税別8万5800円は高いのか? 安いのか? 自在なアングルで撮影できる「フリップカメラ」を中心に使ってみた!

ASUS JAPANが10月23日、5G対応のSIMフリースマートフォン「ZenFone 7」シリーズを発売しました。前後に向きを変えられるフリップ式のトリプルカメラを搭載したハイエンドモデルで、無印の「ZenFone 7」(8万5800円・税別)と、上位版の「ZenFone 7 Pro」(9万9800円・税別)の2モデルが用意されています。

↑ZenFone 7、ZenFone 7 Proのどちらもデザインは共通。カラバリはオーロラブラックとパステルホワイトの2色から選べる

 

ZenFone 7と7 Proの違いは3つ

両モデルのデザインは共通で、見ただけでは違いはわかりません。まずは、両モデルの差分を抑えておきましょう。

 

・ZenFone 7のCPUはSnapdragon 865(最大2.84GHz)だが、ZenFone 7 Proは、さらに処理速度が速いSnapdragon 865 Plus(最大3.1GHz)を搭載。

・ZenFone 7の内部ストレージは128GBだが、ZenFone 7 Proは256GB。ちなみに、どちらもmicroSD(最大2TB)を装着してストレージを拡張できる。

・カメラの基本スペックは共通だが、ZenFone 7 Proは広角+超広角+望遠のトリプルカメラのうち、広角と望遠が光学式手ブレ補正に対応。

 

以上です。違いは、この3つだけです。実は、バッテリー持続時間が微妙に異なるのですが、バッテリー容量はどちらも5000mAhなので、電池持ちは同等と捉えるべきでしょう。

 

どちらを選ぶべきかは、そんなに難しくはありません。どちらも現行機種ではトップクラスのハイエンドモデルなので、相当なヘヴィーユーザーでなければ、ZenFone 7で十分に満足できるはずです。撮影画質を重視し、光学式手ブレ補正が欠かせないという人はZenFone 7 Proを検討するべきでしょう。

 

自称 “標準的ユーザー” の筆者は、ZenFone 7をいち早く使ってみる機会を得ました。気になるフリップカメラの使い勝手を中心に、本音でレビューさせていただきたいと思います。

 

自分撮りしなくても役立ちそうなフリップカメラ

ZenFone 7の最大の特徴はフリップカメラ。前モデルのZenFone 6は2眼(広角+超広角)でしたが、ZenFone 7は広角(6400万画素)+超広角(1200万画素)+望遠(800万画素)の3眼カメラへと進化しています。

↑左から超広角、広角(メイン)、望遠の順に並ぶ

 

↑回転式のフリップカメラ。各レンズは横並びになっている

 

↑フリップカメラを回転させた様子

 

メインの広角カメラにはF値1.8の明るいレンズを採用し、撮像センサーにはソニー製の「IMX686」という最新のセンサーを採用。超広角カメラは115度の視野角を撮影でき、マクロ撮影にも使用。望遠カメラは光学3倍ズーム、デジタル12倍ズーム撮影に対応しています。

 

実際にいろいろな被写体を撮影してみたところ、薄暗い状況でも明るく撮影でき、ナチュラルな色で撮影される印象。AIによる被写体・シーン認識に対応していますが、過度に鮮やかになったりすることなく、適切な補正が得られるように感じました。

↑超広角で撮影した。明るくシャープな画質で撮れる

 

↑メイン(広角)で撮影した。レンズが変わっても同じような明るさで撮れるのは利点

 

↑望遠(光学3倍ズーム)で撮影。レンガの模様まで鮮明に写った

 

↑花壇の花を撮影。後方がナチュラルにボケる

 

↑屋内で料理も撮影。美味しそうな色合いで撮れた

 

↑夜景もきらびやかに撮れる

 

たとえ回転させずとも、画質には満足できそうなカメラですが、くるりと180度回転させて自分撮りにも使えることが大きなメリット。あいにく筆者はセルフィーを楽しむ趣味は持っていませんが、超広角カメラで自撮りができるので、旅先で家族や友人と一緒に写したりするときに重宝するように思いました。

↑115度の視野角を撮影できる超広角カメラでは、手持ちでもここまで広く写せる

 

フリップカメラのメリットを存分に生かせるのがオートパノラマ撮影。一般的に、パノラマ写真はスマホをゆっくり水平に動かして撮影しますが、ZenFone 7なら、自分で動く必要はありません。カメラが自動的に向きを変えて撮影し、自然なパノラマ写真が合成される仕組みです。

↑カメラを自分で動かす必要がないので、繋ぎ目が気にならないパノラマ写真が合成される。自分も写ってしまうが、不要であれば「ギャラリー」の編集機能でトリミングできる

 

フリップカメラをしばらく使ってから感じたのは、どんなアングルの写真も無理のない姿勢で撮れるメリット。レンズの向きを自在に変えられるので、例えば、高いところにある被写体にズームアップする場合も、スマホを上向きに構える必要はなし。楽な姿勢でスマホを手にして撮影できます。例えば、料理を見下ろすようなアングルで撮影したり、植物をローアングルで捉えてみたりというときも、レンズの向きを変えることで、スマホや自分自身が陰になるのを避けられるメリットも感じられました。

↑レンズの向きを変えることで、無理のない姿勢で撮影可能

 

↑自在に角度を変えられるほか、お気に入りのアングルを最大3つまで登録しておける

 

ビデオ撮影中にカメラを動かすこともできます。カメラを外向きに撮影し、自分のほうに向けて、撮影レポートを話すといったことも可能。最近、人気を集めているVlog(Video Blog)をしている人は、効率よく撮影できて、編集の手間が軽減されるかもしれません。

↑動画は8K(30fps)での撮影に対応。フルHD、4Kは60fpsで撮影することも可能

 

↑ZenFone 7には光学式手ブレ補正機能は付いていないので、デジタルでの手ブレ補正は可能

 

撮った動画を編集できる機能も充実しています。本格的なビデオを撮る気はなくても、「Instagram」の「ストーリーズ」や「TikTok」など、気軽にショートムービーを共有して楽しみたい人も満足できそうです。

↑「ギャラリー」で多彩な編集機能があり、スマホだけで個性的なオリジナルビデオを編集できる

 

ノッチすらない大画面ディスプレイも魅力

フリップカメラを採用しているため、ZenFone 7のディスプレイにはノッチもパンチホールもありません。6.67インチの有機ELディスプレイは、すべてをスクリーンとして使えることが利点。

↑6.67インチの有機ELディスプレイは、四方のベゼルが細く、約92%の画面占有率を実現している

 

解像度はフルHD+(2400×1080ドット)で、HDR10+にも対応。明るく、メリハリが感じられる画質で、動画を楽しみたい人にも適している印象。リフレッシュレートは最大90Hzなので、素早いタッチ操作が求められるゲームを楽しみたい人にもおすすめ。ですが、唯一気になったのはボディの重さ。性能の高さに加えて、5000mAhの大容量バッテリーを搭載しているので、重さは約235gもあります。

↑デフォルトでも鮮やかな色で表示されるが、好みの色調に変更することも可能

 

↑リフレッシュレートは自動、90Hz、60Hzのいずれかに設定可能

 

スマホとしては最重量級の重さで、今まで軽いスマホを使っていた人は、手にずっしりと感じられる重さに慣れるまでに時間がかかるかもしれません。

 

5G対応&デュアルSIMがアドバンテージ

本体の右側に音量ボタンと電源ボタンを搭載。電源ボタンは指紋センサーを兼ねていて、さらに、2回押して「Googleアシスタント」を起動するなどのショートカットを設定可能。なお、フリップカメラによる顔認証にも対応していますが、画面を点灯させるたびにカメラが立ちがって自分のほうに向くのは、最初は楽しく感じられても、使っているうちにじれったく感じられるかもしれません。底部にはUSB Type-Cポートを搭載し、3.5mm穴のイヤホンジャックは搭載されていません。

↑右側面に音量ボタンと電源ボタンを搭載。電源ボタンは指紋センサーを内蔵し、さらによく使う機能の呼び出しなどを設定できる「スマートキー」となっている

 

↑「スマートキー」で呼び出す機能はユーザーがカスタマイズ可能

 

↑底部にUSB Type-Cポートを搭載。マイクとスピーカーも搭載されている

 

長く使い続けていくうえでメリットとなりそうなのが、5G対応と、DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)に対応していること。まだ、5Gのエリアは狭く、5Gサービスを提供しているMVNOも少ないですが、これから1〜2年の間に5Gが急速に普及していくのは確実。まずは4GのSIMで利用して、エリアが広がってから5Gにアップグレードするのが現実的でしょう。

↑左側面のSIMスロットには2枚のSIMと1枚のmicroSDを装着できる

 

↑5Gを使わない場合はオフにして、電池消耗をセーブできる

 

SIMスロットには2枚のSIMと1枚のmicroSD(最大2TB)を装着でき、5G回線と既存の4G/3G回線を同時に利用することができます。つまり、通常は4G回線を利用して、5Gの高速通信を利用できる場所でのみ5Gを使うといったことも可能。キャリアが販売する5Gスマホは、たとえSIMロックを解除しても、SIMは1枚しか挿せません。これはZenFone 7の大きなメリットと言っていいでしょう。

 

8万5800円(税別)は決して高くはない!?

ZenFoneと言えば、2014年に発売された「ZenFone 5」以降、格安スマホの代表格として人気を集めていますが、ここ数年は性能を向上させて、ハイエンドモデルにシフトしています。

 

今回発売されたZenFone 7シリーズは、基本性能もカメラもディスプレイも、現行機種ではトップクラスのスペックを実現し、ZenFone史上の最強モデルと言って差し支えないでしょう。「ZenFoneなのに8〜9万円台なの?」と思う人は、ぜひ店頭などで触れてみることをおすすめします。逆に「これで10万円以下なの?」と驚くかもしれませんよ。

↑ZenFone 7の内容物一式。スマホケースは2つ同梱されている

 

 

 

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「ツムツム」でも現役最強スペックのゲーミングスマホは生きる? 「ROG Phone 3」でいろいろなゲームをしてみました!

ASUS JAPANが9月26日に「ROG Phone 3」を発売しました。ゲームに特化したスマホの第3弾モデルで、現行機種では最強と呼べるパワフルなスペックが注目を集めています。

 

↑ROG Phone 3はRAMの容量違いの2モデルを用意。16GBモデルが12万9800円(税別)、12GBモデルが11万9800円(税別)

 

まず、ざっくりと紹介すると、ROG Phone 3のプロセッサーはSnapdragon 865 Plus(最大3.1GHz)。現行機種向けでは最高グレードのチップです。メモリ(RAM)が異なる2モデルが用意され、16GBモデルが12万9800円(税別)、12GBモデルが11万9800円(税別)。筆者が借りたのは16GBモデルですが、12GBでも十分すぎる容量ですよね。ストレージ(ROM)は512GBで、バッテリー容量は、なんと6000mAh。6.59インチの大画面ディスプレイは144Hz駆動で、タッチサンプリングレートは270Hz。トリプルカメラも搭載。さらに、5Gにも対応しています。

 

もはやフツーの人にはオーバースペックとも思える超ハイスペックモデルですが、誰でもハイスペックの恩恵を受けられるのか? 「ツムツム」や「ポケモンGO」など、お馴染みのゲームでもスコアは上がるのか? ゲーマーではないが、スマホは結構ヘヴィに使う筆者が1週間ほど使ってみました。

 

どんなゲームも簡単に感じられる!?

ROG Phone 3を買ったら、まず試してみたいのがゲームですよね。そこで、筆者がほかの機種でプレイしたことがある、いくつかのゲームをROG Phone 3で試してみました。

 

ゲームアプリをインストールすると、アプリをダイレクトに起動する以外に、「Armoury Crate」というプラットフォームからも起動できるようになります。「Armoury Crate」では、パフォーマンスモードやリフレッシュレートを変更したり、プレイ中の着信拒否も設定したりできるなど、ゲームを快適に楽しむためのカスタマイズが行えます。また、ROG Phone 3のポテンシャルを生かせるゲームを探してダウンロードできるようにもなっています。

↑インストールしたゲームは「Armoury Crate」から起動できる

 

↑ゲームごとの細かい設定が可能

 

↑高リフレッシュレートで遊べるゲームを検索できるが、まだ日本ではダウンロードできないタイトルも

 

筆者が最初に入れてみたのは「LINE ディズニー ツムツム」。画面をなぞってプレイするゲームですが、タッチレスポンスが速いので、非常に滑らかに、心地よくプレイできました。普段使っているアカウントとは異なるアカウントを作成してプレイしたので、ゲームの初期段階しか試していませんが、上級に進むと求められるテクニックにおいても有利ではないかと思えました。

↑「ツムツム」も「Armoury Crate」から起動でき、ユーザー任意の設定が可能

 

次に、「Pokemon GO」を試してみました。機種によってはGPSの測位が遅れたり、ずれたり、モンスターボールを投げるときにタイムラグが生じたりしがちですが、ROG Phone 3ではストレスフリー。快適にプレイできました。とは言え、「Pokemon GO」はそもそもスピーディーな操作はさほど必要ではありません。使用感としては、一般的なハイエンドスマホと同等という印象です。ただし、6000mAhの大容量バッテリーを搭載しているので、電池残量を気にせずに楽しめることはアドバンテージと言えるでしょう。

↑「Pokemon GO」の使い勝手は、他社のハイエンドスマホと同等だが、電池残量を気にせずに遊べるのは魅力

 

「フリックテニス 3D」というテニスゲームも試してみました。筆者が今までに使ったスマホよりも圧倒的にプレイしやすく、高スコアを狙えるように思えました。タップ&フリックのサーブやレシーブが直感的に行えて、画面が大きいので臨場感もアップしました。ROG Phone 3は、特に横向きで両手でプレイするゲームに適しているように感じます。

↑テニスゲームはワイド画面でスムーズにプレイでき、没入できた。同じように「卓球チャンピオン」という卓球ゲームもプレイしやすかった

 

「アスファルト9」は、普段はそんなにプレイすることはないのですが、ゲームの操作感を比較するために、よく使うゲームです。さすがに、レースゲームはゲーミングフォンとの相性が抜群にいいですね。スマホではなく、ゲーム専用機でプレイしているような臨場感を味わえました。ほかのスマホでプレイするときよりも高スコアが出て、自分がうまくなったように思えました。

↑いくつか試した中では、レースゲームが一番楽しくプレイできた。ROG Phone 3を買ったらハマるような気がする

 

ROG Phone 3は、積極的にゲームを楽しみたい人だけでなく、暇つぶし程度にゲームをする人や、流行っているゲームは試してみたいという人も満足できそうです。スマホのゲームってこんなに楽しかったか! とハマるきっかけになるかもしれません。

 

サブスクの映画を楽しみたい人にも最適!

ゲームを快適に楽しむために設計されたハードウェアは、ほかの用途にも役立ちます。

 

6.59インチの有機ELディスプレイは、動画を見るには最適。筆者は普段、YouTubeやNetflixを見る際、スマホからテレビにキャストして観ることが多いのですが、ROG Phone 3の画面では、十分に没入感を味わえました。大容量バッテリーのおかげで、電池残量を気にせずに済みますし、内蔵スピーカーの音質が良く、音量もかなり大きくできるので、自宅ではイヤホンなしで楽しめます。

↑6.59インチの大画面スクリーンは動画視聴に最適

 

↑解像度はフルHD+(2340×1080ドット)。メリハリのある画質が得られ、ウェブの小さな文字も見やすい

 

↑リフレッシュレートは4段階または自動から選べる

 

↑画面内に指紋センサーを搭載。認識速度もスピーディーだった

 

ROG Phone 3には「AeroActive Cooler 3」という冷却用アダプターも付属しています。ファンによって放熱できるほか、下部にUSBコネクトとイヤホンジャックを備え、充電しながら、音声を聴きながら、ゲームがしやすくなっています。写真を撮り忘れたのですが、このAeroActive Cooler 3にはキックスタンドが付いていて、卓上にスマホを立てて、動画を観るときにも役立ちました。

↑付属のAeroActive Cooler 3は、このように本体に取り付けられる

 

↑AeroActive Cooler 3の下部にUSB Type-Cポートと3.5mmのイヤホンジャックがある。本体にある接続口を使うと、ゲームがしづらくなるが、ここにケーブルを挿すことで、プレイの邪魔にならない仕組み

 

ボディの右側面の上下、つまり横向きにした状態での右上と左上には、触れた強さを感知するセンサーが内蔵されていて、「AirTrigger 3」という機能が実装されています。ゲームの操作に生かせる機能ですが、よく使う機能をワンタッチで起動するショーカットを割り当てることもできます。

↑AirTrigger 3は、対応するゲームの操作に使える

 

↑「短く握る」「長く握る」それぞれによく使う機能などを割り当てることが可能

 

↑例えば、ギュッと握るだけでGoogleアシスタントを起動したりできる

 

↑ASUSのZenFoneでお馴染みのジェスチャー機能も備えている

 

トリプルカメラの撮影画質も満足できる水準

アウトカメラは、メイン(6400万画素)+広角(1300万画素)+マクロ(500万画素)という3眼構成。屋外では明るく自然な色で撮れて、望遠カメラは搭載していないものの、デジタルズームを使っても、さほど画質劣化は目立ちませんでした。夜景もきれいに撮れて、「マクロ」モードもピントが合わせやすく使いやすい印象。動画の画質や音質も満足できるレベル。フロントカメラも2400万画素なので、自分撮りも高画質で楽しめます。

↑ゲーム関連機能にばかり注目が集まりがちだが、トリプルカメラも高性能。メインカメラにはソニーの「IMX686」という新しいセンサーを採用している

 

↑広角で撮影した作例

 

↑標準(メイン)で撮影した作例

 

↑夜景を撮影した作例。明るくなりすぎず、ナチュラルな色調で撮影できた

 

↑マクロモードは、花を撮影するときなどに重宝

 

5Gに対応しているので、長期的に使いたい人も安心

試用期間中に試せなかったのは「5G」。まだ、5Gのサービスエリアが限定的で、5G対応の格安SIMも少ない状況ですが、これから2年くらいの間に急速に普及するであろうことを考えると、ハイスペックモデルは5Gに対応していると安心です。ちなみに、Wi-Fiは最新のWi-Fi 6にも対応していますが、筆者がまだ対応ルーターを導入していないこともあり、実際に試すことはできませんでした。

↑2枚のSIMを挿して同時に待ち受けができるDSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)に対応。5G(Sub6)にも対応しているので、長く使い続けたい人にも安心

 

ROG Phone 3はハイスペックモデルの中でも頭ひとつ抜き出る仕様なので、価格は11万9800円(税別)〜とそれなりですが、パッケージからこだわっています。開封して初めて起動したときには結構驚くかもしれません。うまく説明できなくて恐縮ですが、チュートリアル的な画面で、ほかのスマホでは見られない画面アクションなどが見られる趣向になっています。

↑ROG Phone 3の同梱品一式。スマホケースは熱がこもらない仕様になっている。SIMピンの形状もオリジナル

 

ゲーミングフォンは派手で尖ったデザインが多いのですが、ROG Phone 3は黒を基調に、わりとシンプルですっきりとした印象。派手さよりも高級感を強調したデザインと言えるでしょう。背面のライトは「Aura RGB ライトニング」と呼び、光り方はカスタマイズできます。

↑背面のライトは色や点滅の仕方をカスタマイズできる。ゲームプレイ時以外にも光る

 

スペックと使い勝手をチェックしていくと、10万円超えは当たり前。金額に見合った満足度が得られそうなモデルなんですよね。スマホのスペックをリードしていくであろうゲーミングスマホ。ゲームがメインではないヘヴィユーザーも要チェックですよ!

 

 

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「薄く軽く」に個性を加える! 「ASUS ZenBook 14」ほか多彩なニーズに対応する新モバイルノートPC登場

ASUSから様々なタスクやクリエイティブな作業をどこでもこなせるパワフルなノートPC「ASUS ZenBook 14」、ファッショナブルな4カラーを採用した「ASUS VivoBook S15」、360度回転するヒンジによって自由なスタイルで使える「ASUS VivoBook Flip 14」のモバイルノート3機種が発表されました。3機種ともにスペックや機能を妥協しないラインでの「薄く軽く」を実現していますが、それぞれ用途の違った個性が際立っていることに注目してほしいです。

 

ASUS ZenBook 14は、シャーシと天板にダイヤモンドカットを施した軽量アルミニウム合金を採用し、1.25kgの軽量を実現したモデル。約14.3mmの薄いボディに、14インチサイズに超狭額を実現したディスプレイは、画面占有率90%でサイズ感以上の見やすさ、没入感を与えてくれます。アメリカ国防総省MIL規格「MIL-STD 810G」認証で、ミリタリーグレードの耐久性を誇るのも特徴です。バッテリー性能にも優れており、最大21時間の連続使用が可能。さらに、急速充電機能も備えていて、49分以内で60%まで充電がされます。

 

 

↑天板には、ZenBookの象徴である同心円サークルが非対称で施されており、落ち着きのある洗練された外観に仕上がっている

 

↑薄さ14.3mmのボディ側面には、データ転送、映像出力、本機への給電をサポートするUSB 3.1 Type-C/Gen2ポートを2つ搭載しているほか、フルサイズのHDMI 2.0ポート、USB 3.0ポート、microSDカードリーダーを搭載

 

↑キーに備えられた0.15mmの皿状のくぼみと1.4mmのキートラベルによって、タイピングの精度が向上し、デスクトップPCのキーボードを使用したときのような快適さを再現する

 

 

なめらかなメタリックデザインが目を引く「ASUS VivoBook S15」は、鮮やかな独特の4カラーをラインナップ。

 

↑左からインディーブラック、ガイアグリーン、ドリーミーホワイト、リゾルトレッドの4色

 

狭額ベゼルディスプレイに、16.1mmの薄型筐体などラフに携帯しつつしっかりと作業しやすく仕上げた一台。AMD Ryzen 7 4700Uモバイルプロセッサー、16GB RAM、最大1TB SSDストレージなどパワフルに使いこなせるだけのスペックを揃えているのも特徴です。

 

↑超狭縁ディスプレイは、最大86%の画面占有率を実現

 

 

360度回転するディスプレイを搭載した「ASUS VivoBook Flip 14」 は、プレゼン中の画面共有やプライベートでの動画鑑賞などあらゆるシーンに対応するモデル。ボディシャーシとフタがアルミ合金製で圧倒的剛性を獲得しました。特徴的な360度回転ディスプレイも、2万回以上の開閉サイクルでテストされているため安心の耐久性能を誇ります。

 

↑使用条件に応じてディスプレイを任意の位置に回転させることができる、独自の360度エルゴリフトヒンジ設計

 

質を求めたモバイルノート、感度の高い人々向けのデザインコンシャスなモデル、自在なスタイルで扱えるポータブルモデルのどれもが個性的かつ質の高い一台です。ぜひ購入検討してみてください。

新ZenBook Proはタッチパッド内蔵で新次元のPCへ! ASUSの新PC群をチェック!

ASUS JAPANは、2018年夏秋モデルのPC新モデルを6月22日より順次発売します。新モデルは「ASUS」「ROG」の両ブランドをあわせて全17製品33モデルのラインナップ。なかでもASUSブランドのフラッグシップモデル「ZenBook Pro 15 UX580」は、タッチパッドに画面を備えた「ScreenPad」を初めて搭載します。

 

ScreenPadは、一般的なタッチパッドのように操作できるのはもちろん、専用のミニアプリを起動できます。また、サブディスプレイとして、ブラウザーの画面や動画などを表示できます。

 

↑ZenBook Pro 15 UX580。7月中旬発売。想定実売価格はCore i9搭載の「UX580GE」が37万7784円、Core i7搭載の「UX580GD」は26万9784円

 

ミニアプリには、ランチャーや音楽再生、カレンダー、テンキーなどを用意。スマートフォンのホーム画面からアプリを表示するときのように、タッチパッドから登録したソフトウェアを起動できます。

 

PC内の音楽やSpotifyを再生する音楽プレイヤーも搭載。YouTubeを再生する機能も備え、メインのディスプレイで書類を書きながら、音楽や動画を再生するといった使い方もできます。

 

↑スマートフォンのホーム画面のようにアプリを起動できるランチャー

 

↑音楽プレイヤーアプリ

 

テンキーはタッチパッド全体に大きく表示可能。Microsoft Officeとの連携機能も用意し、アプリに応じたツールが自動で起動します。例えば、Excelでは数字を入力できるテンキーが表示され、PowerPointではプレゼンテーションモードへの切り替えなどのショートカットボタンが現れます。

 

↑テンキーを表示

 

↑Excelの起動中は、数字入力やセルの色設定などのショートカットを表示

 

ScreenPadは、5.5インチのフルHDとスマートフォンと同じくらいの小さなディスプレイですが、サブディスプレイとしても利用できます。もちろん、サブディスプレイの表示中もタッチパッドのスクロールやマルチタッチでの操作も可能です。また、タッチパッドのミニアプリが必要ないときは、画面表示をオフにすることもできます。

 

なお、ScreenPadは今後、開発者向けのSDK(開発キット)が公開される予定で、オリジナルアプリを開発して配布できるようになります。

 

↑タッチパッドの表示は専用キーで切り替えられる

 

↑仕事をするふりして動画やSNSをチェックする使い方も……?

 

ZenBook Pro 15シリーズは、タッチパッド以外もフラッグシップモデルにふさわしいスペックを備えています。ディスプレイは15.6型で、ScreenPadに加えて、4台までの外部モニターを接続可能。別売りのスタイラスペンを用意すればペン操作にも対応します。

 

↑夜明け前をイメージしたカラー「ディープダイブブルー」

 

「ZenBook Pro 15 UX580GE」は、4K液晶を装備する最上位構成。CPUに第8世代のCore i9-8950Kプロセッサーを搭載し、単体GPUのNVIDIA GeForce GTX 1050 Tiを装備。メモリーは16GB、ストレージは1TBのSSDとゲーミングPCにも匹敵するハイスペック構成となっています。一方で、重さは約2.01kgに抑え、厚さも18.9mmと、薄く仕上げられています。

 

「ZenBook Pro 15 UX580GD」は、ScreenPadや4K液晶ディスプレイなどを備えつつ、CPUをCore i7-8750Hに、GPUをGeForce GTX 1050に、SSDを512GBにそれぞれグレードダウンし、価格を抑えたモデルです。

 

タッチパッドを搭載しないモデル「ZenBook Pro 15 UX550GD」もラインナップ。第8世代Corei7プロセッサーやGeForce GTX 1050などは搭載しつつ、「UX580GD」からScreenPadを省略。ディスプレイもフルHD解像度に抑えて、実売希望価格は21万5784円に。低価格に重さも約1.86kgと軽量化しています。

そのほか、ASUSの夏秋モデルでは、ラインナップが一新。薄型軽量が特徴の「ZenBook S」やディスプレイを回転させてタブレットのように使える「ZenBook Flip S」などは、CPUが第8世代Coreプロセッサーに更新されるなど、スペックの強化が図られています。

 

↑薄型軽量の「ZenBook S UX391UA-8550」。13.3型ディスプレイにCore i7 8550Uを搭載。価格は24万8184円
↑ディスプレイを回転させてタブレットのように使える「ZenBook Flip 14」も登場。CPUはCore i5-8250Uで、GPUとしてGeForce MX150を装備。価格は14万184円

 

そのほか、OSにWindows 10 Sを搭載して4万円切りの低価格を実現した「VivoBook Flip」など、低価格ノート「VivoBook」シリーズの新製品も登場。モニター一体型の「Zen AiO」シリーズの新製品も発表されています。

 

↑3万9744円のWindows 10 S搭載ノート「VivoBook Flip」。タブレットのように変形する機構も装備

 

↑モニター一体型の「Zen AiO ZN242GDK-I58300H」、価格は15万984円

 

ゲーミングブランドの「ROG(Republic of Gamers)」からは、ゲーミングノートながら普段使いも意識した薄型ノート「ROG ZEOHYRUS M GM501GS」が発表されました。ROG ZEOHYRUS Mは、第8世代のCorei7プロセッサーやGPUのGeForce GTX 1050などを装備。「GPUモード」を切り替えられるのが特徴で、普段使いでは内蔵GPUメインで省電力に動作させつつ、ゲームプレイ時はGeForce GTX 1050をフル稼働してパフォーマンスを確保できます。天板を開いて給気口を展開する、独特な冷却機構も搭載しています。

 

↑スタイリッシュなデザインに高性能を詰め込んだ「ROG ZEOHYRUS M」。価格は31万2984円

 

ROGブランドでは、そのほか、オーバークロック対応のタワー型デスクトップPC「ROG STRIX GL12」など、計3製品8モデルが発表されています。

 

多くのモデルが発表されたASUSの夏秋モデルですが、やはり注目はScreenPad搭載の「ZenBook Pro 15 UX580」でしょう。スマートフォンサイズのディスプレイをタッチパッドに置くという斬新なアイデアですが、使い方次第で他にはない快適さが得られそうです。

ゲーミングモニター選びのポイントは!? プロが教える初心者にオススメなPCモニター4選

海外だけでなく国内でも盛り上がりを見せ始めているe-Sports市場。前回紹介したゲーミングPCに引き続き、今回はゲーミングモニターをライターの岡安 学さんにセレクトして頂きました。

↑岡安 学さん

 

ゲーミングモニターは“速度”が命

「ゲーミングPCよりもある意味重要なのが、ゲーミングモニターです。応答速度が重要なゲームにとって、遅延が大きかったりリフレッシュレートが低かったりするモニターはストレスに直結します」と語る岡安さん。

 

「ゲーミングモニターを選ぶ上で重要なポイントは、1.応答速度2.リフレッシュレート3.画面サイズの3点です。応答速度はPCから出力したゲーム映像が画面に表示されるまでの速度。これが短いほど、時間のロスが少なく速く反応できるわけです。リフレッシュレートは1秒間に何回画面を書き換えられるかの数値。この数値が高いと残像感がなく、解像感が高く感じられます。またサイズですが、通常モニターはテレビを含め、大型サイズが推奨されますが、あまり大きすぎると、画面の情報を一気に見られなくなってしまい、視線が大きく動き、ゲームをするにはロスになることもあります。なので、近距離でも視野に入れやすい24インチくらいがオススメです。またテレビでは広視野角のIPSパネルが重用されていますが、応答速度が最優先のゲーミングモニターではTNパネルの方がベストです」(岡安さん)

 

初心者にオススメのゲーミングモニターはコレ

1.お手ごろ価格のエントリーモデル

ASUS
VG245H

実売価格2万2840円

VG245Hは24型フルHD液晶モニター。応答速度は1msでリフレッシュレートは75Hzと、フルHD60fpsのゲームであれば問題なく使えます。画面ちらつきを防ぐフリッカーフリー技術も搭載しており、画面が見やすく、疲れにくい仕様。手頃な価格ということもあり、初めてのゲーミングモニターとしては最適です。

 

2.高機能なハイスペック機

Acer
XF250Qbmidprx

実売価格4万2984円

XF250は24.5型フルHD液晶モニター。1msの応答速度と240Hzのリフレッシュレートで、動き速いのゲームにも対応したハイスペック機。その分、価格も高めですが、240Hzのリフレッシュレートのモデルのなかでは比較的お手ごろ。ディスプレイ回転機能のほか、専用メガネが必要となりますが3Dの表示もできます。2画面表示ができるPiP/PBPやブルーライトカット機能も搭載。

 

3.バランスの取れたスタンダードモデル

アイ・オー・データ機器
GigaCrysta EX-LDGC241HTB

実売価格3万55円

ゲーミングモニターの基本となる1msと144Hzのリフレッシュレートはしっかりと押さえた24型のフルHDモニター。HDMI端子が3つ用意されており、ゲーミングPC以外にもコンソールゲーム機やHDDレコーダーなどの同時接続をすることもできます。フリッカーレスやブルーライトを低減させるブルーリダクションも搭載。

 

4.ゲームに合わせた画面調整が可能

iiyama
GB2488HSU-B3

実売価格3万7560円

1ms、144Hzの24型フルHDゲーミングモニター。HDMI RGBレンジ調節や黒レベル調整で、暗い場所の色つぶれなどを軽減します。オリジナルのi-Style Color機能により、スポーツゲームやシューティングゲーム、シミュレーションゲームなどゲームの種類に合わせた画面調整を選択可能。ゲーム以外にも標準やテキストなどのモードも用意されています。モニターが90度回転するので、縦シューティングもフルサイズで楽しめます。

 

エントリー機からハイスペック機まで幅広いモデルを選んで頂きましたが、ぜひお手持ちのゲーミングPCと組み合わせてe-Sportsを楽しんで下さい!

e-Sportsブーム到来! これからPCゲーム始める人にオススメなゲーミングPC4選

ゲームがスポーツのように競技化され、プロゲーマーが活躍する「eスポーツ」が近年話題となっています。海外ではすでに大規模な大会も開かれており、日本国内でも団体が立ち上がるなど、今後ますます盛り上がりを見せると予想されています。

 

eスポーツでは、アーケードゲーム機や家庭用据え置き型ゲーム機、スマホゲームなど様々なゲームが使われますが、主流はPCゲーム。とくに高性能なグラフィックボードを搭載した「ゲーミングPC」が一般的に使用されます。そこで今回は、これからPCゲームを始める方にオススメなゲーミングPCを、eスポーツに詳しいライターの岡安 学さんにセレクトして頂きました。

↑岡安 学さん

 

選ぶポイントは「どのゲームタイトルをやりたいか」

岡安さんいわく、「ゲーミングPCを購入するときに重要なのが、どのゲームタイトルで遊ぶかということ」とのこと。「例えば『マインクラフト』のようなゲームであれば、それほどのスペックは必要ありません。いま人気のサバイバルゲーム『PUBG』など、高い処理性能が要求されるゲームを遊ぶには、快適に遊べるだけのスペックが必要となります」(岡安さん)

↑PUBG

 

また、どれくらいのスペックが必要なのかについては、「CPUはゲームによりますが、インテルであればCore i 3かCore i 5で十分。GPUは『PUBG』でもGTX 1060まであれば十分で、それ以下でも動かすことはできます。『ストリートファイターV』や『フォートナイト』であればGTX 670くらいでもOKです。メモリは8GBあれば問題ないかと。最初の1台として購入するなら、そこまで高スペックなものを選ばず、遊んでいるうちに不満を感じたら買い換える、くらいの気持ちで検討してもよいでしょう」(岡安さん)

 

初心者にオススメのゲーミングPCはコレ

1.AMD Ryzen搭載モデル

パソコン工房
LEVEL-M0B3-R72-RNJ

直販価格11万2980円(基本構成/税別)

CPUはAMDの「Ryzen 7 2700」を使用。8コア16スレッドとCore i7並の性能です。GPUは「GTX 1060」と基本的にはどのゲームでも快適に遊べます。税込で13万円を切るので、ミドルクラスの価格で、それより一段階上の性能を持っている印象。通常のゲームだけでなく、4KのゲームやVRも十分に楽しめますよ。

●OS:Windows 10 Home(64bit) ●CPU:AMD Ryzen 7 2700/AMD B350 ●GPU:GeForce GTX 1060 (3GB) ●メモリ:8GB ●ストレージ:HDD 1TB  ●インターフェイス:USB 3.1×2(背面)、USB 3.0×6(側面2、背面4)、イーサーネット (RJ-45) ポート、HDMI、VGA、DVI-D、DVDマルチドライブ ●電源:500W ●サイズ:W190×H356×D410mm

 

2.小型モデルをお探しならコレ

ASUS
ROG GR8 II(GR8 II-T085Z)

直販価格16万1784円

大型なボディの多いゲーミングPCにおいては、比較的小型なモデル。しかしながらCPUはCore i5、GPUは「GTX 1060」を搭載しており、ゲームをするには十分なスペックです。縦置きした時の上部に向かって先細りとなっているのデザインも特徴的です。

●OS:Windows 10 Home(64bit) ●CPU:インテル Core i5-7400 ●GPU:GeForce GTX 1060 (3GB) ●メモリ:8GB ●ストレージ:SSD 128GB、HDD 1TB  ●インターフェイス:HDMI 2.0×2、DisplayPort 1.4 with G-Sync×1
、USB 3.1 type C ×1、USB 3.1 type A×1、USB 3.0×4(正面×2、背面×2)  ●サイズ:W88×H281.3×D299mm

 

3.GTX 1060搭載で10万切る高コスパ機

マウスコンピュータ G-TUNE
NEXTGEAR-MICRO im600SA1

直販価格9万9800円(基本構成/税別)

GPUにGTX 1060を搭載したモデルとしては、最安値となるゲーミングPCです。その分、いろいろ省いているので、光学ドライブやカードリーダなどはBTOオプションで設置する必要があり、その場合は価格もアップします。ただ、ゲームマシンとして特化するのであれば、そのあたりは無くても問題ありません。

●OS:Windows 10 Home(64bit) ●CPU:インテル Core i5-8400 ●GPU:GeForce GTX 1060 (3GB) ●メモリ:8GB ●ストレージ:HDD 1TB  ●インターフェイス:DisplayPort ×3、DVI-D×1、USB 3.1 ×4、USB 3.0×1、USB 2.0×4 ●電源:500W ●サイズ:W196×H417×D430mm

 

4.最初の1台にオススメなGTX 1050 Ti搭載モデル

レノボ
Legion Y520 Tower Core i5

直販価格9万9684円

GPUはGTX 1050 Tiです。プレイするゲームによっては、GTX 1060と差を感じてしまいますが、最初の1台として考えれば十分でもあります。ストレージは1TBのHDDと128GBのSSDを搭載。基本的にゲーム専用機として使うのであれば、SSDによる高速起動の恩恵を得られるので快適です。

●OS:Windows 10 Home(64bit) ●CPU:インテル Core i5-8400 ●GPU:GeForce GTX 1050 Ti (4GB) ●メモリ:8GB ●ストレージ:SSD 128GB、HDD 1TB  ●インターフェイス:DisplayPort ×1、DVI-D×1、、HDMI×1、USB 3.0 ×6、USB 2.0×2 ●電源:450W ●サイズ:W182×H402×D468mm

 

次回はゲーミングPCと組み合わせたいPCディスプレイを紹介します。お楽しみに!

PCだってオシャレに使いたい! コンパクト&スタイリッシュな「液晶一体型PC」4選

自宅で使えるデスクトップPCが欲しいけど、黒い箱のようなタワー型は邪魔になるし部屋の雰囲気に合わない……とお悩みの方にオススメなのが、液晶ディスプレイとPCが一体化した「液晶一体型PC」。ディスプレイの背面にPCパーツを搭載したデザインにより、サイズがコンパクトで設置場所も省スペースで済むのが特徴。従来のデスクトップPCのイメージを覆すスタイリッシュなデザインの機種も増えています。

↑液晶一体型PCは奥行きが短く省スペースで置けるのが特徴(写真はNEC LAVIE DA370/HA)

 

そこで今回は、インテリアにこだわる方にもオススメな一体型PCを4モデル紹介します。

 

1.スタイリッシュなメタルデザインの一体型PC

日本HP
22-b200jp
実売価格10万4220円

●OS:Windows 10 Home(64bit) ●CPU:インテル Core i3-7100U(2.40GHz)/インテル HD Graphics 620 ●メモリ:8GB ●ストレージ:HDD 1TB ●ディスプレイ:21.5型フルHD(1920×1080ドット) ●インターフェイス:USB 3.0×2、USB 2.0×2、イーサーネット (RJ-45) ポート、HDMI、SDカードスロット、ヘッドホン出力/マイク入力コンボ、DVDマルチドライブ ●サイズ/重量:W540×H402×D187mm/4.8kg

省スペースで使える奥行18.7cmの液晶画面一体型PC。ディスプレイ下部のスピーカーおよび本体スタンド部分は金属加工のデザインを施しており、高級感と安定感のあるデザインに仕上げています。ディスプレイは広視野角なIPSパネルの非光沢パネルを採用。フルHD解像度で細部まで解像度の高い映像が楽しめます。電源コネクタやUSBポートなどの端子類はすべて背面に備えており、デスク周りをスッキリ見せることが可能です。

 

2.テレビも楽しめる大画面モデル

NEC
LAVIE DA370/HA
実売価格10万2800円

●OS:Windows 10 Home(64bit) ●CPU:インテル Celeron プロセッサー 3865U(1.80GHz)/インテル HD Graphics 610 ●メモリ:4GB ●ストレージ:HDD 1TB ●ディスプレイ:23.8型フルHD(1920×1080ドット) ●インターフェイス:USB 3.0×3、USB 2.0×2、イーサーネット (RJ-45) ポート、HDMI、SDカードスロット、ヘッドホン出力/マイク入力コンボ、DVDマルチドライブ、アンテナ入力端子、miniB-CASカードスロット ●サイズ/重量:W546×H391×D190mm/8.6kg

大画面23.8型のフルHD液晶ディスプレイを備えた一体型PC。地デジ/BS/CSチューナー(1基)を搭載しており、アンテナ線をつないでテレビの視聴が可能。テレビを見ながらネットをチェックしたり、SNS投稿をしたりと複数の作業もラクラク行えます。ワイヤレスのキーボードとマウスが付属。キーボードは本体下に収納できるので、デスクを広々と使えます。

 

3.浮遊感のある映像が楽しめる4辺狭額フレームディスプレイ

富士通
FMV ESPRIMO FH70/B3
実売価格15万284円

●OS:Windows 10 Home(64bit) ●CPU:インテル Core i7-7700HQ プロセッサー(2.80GHz)/インテル HD Graphics 630 ●メモリ:4GB ●ストレージ:HDD 1TB ●ディスプレイ:23.8型フルHD(1920×1080ドット) ●インターフェイス:USB Type-C×1、USB 3.0×4、イーサーネット (RJ-45) ポート、HDMI、SDカードスロット、ヘッドホン出力/マイク入力コンボ、DVDマルチドライブ ●サイズ/重量:W558×H370×D167mm/6.5kg

空間になじむ4辺狭額フレームの23.8型フルHDディスプレイを搭載。映像が空間に浮かんでいるような感覚を楽しめます。CPUには第7世代 インテルクアッドコアCPUを採用し、重い画像の処理などもサクサク行うことが可能。ビジネスでもプライベートでもパワフルに使えます。パイオニア製のスピーカーを内蔵し、オーディオ補正にはWaves社MaxxAudioを採用。192kHz/24bitのハイレゾ音源も再生可能です。

 

4.映像も音質も高品質なエンタメPC

 

ASUS
Vivo AiO V241ICUK(I37100U)
実売価格7万2200円

●OS:Windows 10 Home(64bit) ●CPU:インテル Core i3-7100U(2.40GHz)/インテル HD Graphics 620 ●メモリ:4GB ●ストレージ:HDD 500GB ●ディスプレイ:23.8型フルHD(1920×1080ドット) ●インターフェイス:USB 3.0×4、USB 2.0×1、イーサーネット (RJ-45) ポート、HDMI、ヘッドホン出力/マイク入力コンボ ●サイズ/重量:W540×H409×D165mm/5.1kg

7mm幅の狭額ベゼルの23.8型フルHDディスプレイを搭載した一体型PC。独自のSplendid機能やASUS Tru2Lifeテクノロジーにより、クリアで精細な画質を実現しています。従来モデル比2.7倍の容積になったバスレフ型スピーカーには、独自のSonicMasterテクノロジーを組み合わせ豊かな低音が楽しめます。ミュージックモードや映画モードなど5つのサウンドモードを選択できる「AudioWizard」機能も搭載。

 

インテリアにこだわる人にオススメな部屋をスッキリ見せてくれる一体型PCを、ぜひチェックしてみて下さい。

ZenFone 5が日本にもカムバック! AIづくしの機能群で使い勝手は新たな領域に?

ASUS JAPANは、SIMフリースマホ「ZenFone」シリーズの新モデルを発表しました。フラッグシップモデルの「ZenFone 5」をはじめとした3モデルが5月18日から順次発売されます。

 

↑ZenFone 5。実売価格5万7020円。カラーはシャイニーブラックとスペースシルバーの2色

 

ZenFone 5という名を聞けば、2014年に発売されたスマートフォンを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。2014年版は画面サイズが5インチだったことからその名がつけられていましたが、今回の2018年版ZenFone 5は「ZenFone 3」→「ZenFone 4」に続くモデルということで、その名がつけられています。4年の時を経て大きく進歩したZenFone 5シリーズを紹介します。

 

ボディサイズはほぼ変わらず大画面化

ZenFone 5は、上部に切り欠きがあるフルHD+ディスプレイを採用し、上部のギリギリまでディスプレイが占める超狭額縁デザインへと進化。前世代のZenFone 4から大きさはほとんど変わらず、画面サイズは5.5インチから6.2インチへと大型化しています。

 

今回、ポイントとなるのがAIを売りにした機能を多数搭載していること。カメラや充電、着信音量の調整などの機能で、AIが取り入れられており、スマートフォンがユーザーの操作や周囲の環境を判断し、様々な設定を最適に動作させるとしています。

 

例えば、ディスプレイの明るさやカラーは「AI Display」機能が動作し、どのような環境でもディスプレイがクリアに見えるよう調節されます。「AI着信音」によって騒音の多い環境下では着信音が大きく、静かな部屋では音量を小さくといったように自動調整されます。

 

↑AIを使ったコミュニケーション機能「ZeniMoji」。表情や目線の動きをカメラが読み取り、マスコットキャラクター「禅太郎」を喋らせられる

 

「AIデュアルレンズカメラ」と名付けられたカメラは、撮りたいものに応じて標準画角(1200万画素)と広角120度(800万画素)の2つのカメラを切り替えながら使えます。被写体を判別する機能「AIシーン分析」があり、人やペット、風景など、16のシーンに応じて撮影モードが自動で切り替わります。

 

↑被写体を認識して最適な撮影モードを自動で選択

 

チップセットは1.8GHz駆動でオクタコアCPUのSnapdragon 636を搭載し、メモリは6GB。ストレージは64GBです。SIMカードはNTTドコモ、au、ワイモバイル(ソフトバンク)の3キャリアに対応し、2枚刺しが可能。両方のSIMカードで、高音質なVoLTEでの通話を待受できます(LTEの同時利用は不可)。

キャリアスマホの上級機に並ぶスペックの「ZenFone 5Z」

同時発表された「ZenFone 5Z」は、見た目こそZenFone 5 と共通だが、中身はキャリアスマホのハイクラス並みにグレードアップさせた上位機種。

 

↑ZenFone 5Z。6月下旬発売、実売価格7万5380円。カラーはシャイニーブラックとスペースシルバーの2色

 

チップセットはSnapdragonシリーズの最上位モデル「Snapdragon 845」を(2.8GHz駆動・オクタコア)を搭載。ストレージも128GBにアップしています。

 

ZenFone 5Zだけの機能として、「AIブースト」という機能も備えています。使っている状況に応じてスマホの動作を最適化することで、パフォーマンスを最大15%程度向上するとのことです。

 

 

両面デュアルカメラの「ZenFone 5Q」

「ZenFone 5Q」は、他の2機種よりややグレードを落としたモデル。しかし、他の2機種には無い特長を備えています。

 

↑ZenFone 5Q。実売価格4万2980円。カラーはルージュレッド、ムーンライトホワイト、ミッドナイトブラックの3色

 

他のラインナップにない特徴とは、「クアッドレンズカメラ」と銘打った、前面と背面の両方に搭載されたデュアルカメラのことです。インカメラでも広角カメラに切り替えて、周りの風景も写しこんだセルフィーを手軽に撮影できるという、なかなか使い勝手の良さそうな新機能。

 

↑メインカメラと広角カメラを切り替えながら撮影できる。ZenFone 5Qはインカメラもデュアルカメラ仕様に

 

6インチのHD+ディスプレイを備え、チップセットはオクタコアCPUのSnapdragon 630(2.2GHz駆動)とミドルクラスには十分な性能を持っています。メモリは4GB、ストレージは64GB。NTTドコモ、au、ワイモバイル(ソフトバンク)の3キャリアをサポート。ZenFone 5などが対応する”AI”を冠した各機能には対応しません。

 

バランスの取れたスペックでどんな注文にもそつなく応えそうなZenFone 5、キャリアスマホに比肩する高性能を誇る5Z、両面デュアルカメラという新機軸を盛り込んだZenFone 5Q。それぞれに見どころのあるシリーズですので、予算と使い方にあわせて検討してみてください。