Google Pixel 9シリーズを少しでも安く買うには? オンライン販売価格を徹底比較

人気のGoogle純正スマホ「Google Pixel」の最新作Pixel 9シリーズが、2024年8月22日に販売を開始しました(一部機種は9月上旬発売)。

 

気になるのはやはり価格ですが、各社の販売ページを見ると「下取りありで実質◯円」や「24か月で返却すれば実質◯円」などの表記が多く見られ、実際の購入金額がいまいちわかりにくくなっています。

 

そこで本記事では、結局いくらで購入できるのかを知るため、できるだけシンプルな価格比較をしてみました。

 

Pixel 9シリーズのスマホは4種類。8よりも値上げの傾向

Googleのサイトから

 

今回発売されたPixel 9シリーズは大きく、「Google Pixel 9」「Google Pixel 9 Pro」「Google Pixel 9 Pro XL」「Google Pixel 9 Pro Fold」の4機種に分けられ、さらに、それぞれで異なるメモリー(ROM)のものが販売されています。

 

価格は全体的に上がっており、Google ストアでGoogle Pixel 8とGoogle Pixel 9の価格を比較すると、前者は11万2900円(税込、以下同)で、後者は12万8900円となっており、1万6000円の差がありました。

 

販売しているのは現在のところ、Google ストアに加え、ドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアです。本記事ではこれらのオンラインショップの一括購入価格を調べるとともに、乗り換え割やポイント還元を適用した場合の価格を比較しています。

 

なお、キャリア各社が展開している、1~2年で端末を返却する「端末購入プログラム」は本記事では取り上げません。また、Google ストアで実施しているストアクレジット特典など、実施期間の短いキャンペーンや割引は除外しています。

 

Pixel 9はメモリー(ROM)によって割引額が異なる

Googleのサイトから

 

はじめに、今回発売されたPixel 9シリーズの中で、もっともベーシックな機種であるGoogle Pixel 9の価格比較をしていきます。

 

Pixel 9は、メモリー(ROM)の容量によって割引額が異なるため、128GBと256GBを別々に見ていきましょう。

 

Google Pixel 9 128GB 価格比較

販売窓口 一括購入価格 乗り換え割引&
ポイント還元適用価格
Google ストア 12万8900円
NTTドコモ 14万8060円 実質11万6060円
┗5G WELCOME割:2万2000円割引
┗dポイント還元:1万ポイント還元
au 14万4900円 12万2900円
┗au Online Shop お得割:2万2000円割引
ソフトバンク 15万1200円 実質13万1200円
┗PayPayポイント還元1等当選時 ※1:2万ポイント還元

※価格は税込
※2024年8月22日時点
※1. PayPayポイント還元は1等2万ポイント、2等1万ポイント、3等8000ポイント、4等5000ポイントのいずれか

 

まず、128GBの価格を比較します。

 

一括購入価格がもっともお得なのは、Google ストアの12万8900円です。キャリアと違い他社からの乗り換え時に適用できる割引はありませんが、割引なしでもかなり安価な水準です。

 

一方、キャリアで購入する場合、一括購入価格は高価ですが、乗り換え時に適用できる割引やポイント還元キャンペーンを適用すれば、大幅に価格を抑えることが可能です。

 

ドコモは他社からの乗り換え時、対象機種なら「5G WELCOME割」が適用され、2万2000円割引されます。128GBは対象に含まれるため、割引を受けることが可能。これに加え、Pixel 9購入&応募でdポイントが1万ポイント還元されるキャンペーンも展開しているので、実質金額は11万6060円となり、もっともお得な価格となります。

 

auにも他社からの乗り換え時に適用される割引「au Online Shop お得割」があり、2万2000円引きで購入できます。

 

ソフトバンクの割引は少々特殊です。まず、128GBの場合は他社からの乗り換え時に適用できる割引はありません。

 

一方、事前応募型のポイント還元キャンペーンが用意されており、1等2万ポイント、2等1万ポイント、3等8000ポイント、4等5000ポイントのいずれかの還元を受けられます。

 

ただし、仮に1等の2万ポイントに当選してもなお、他社より高価という結果になっているため、128GBに限ってはソフトバンクで購入するのは割高となってしまいます。

 

Google Pixel 9 256GB 価格比較

販売窓口 一括購入価格 乗り換え割引&
ポイント還元適用価格
Google ストア 14万3900円
NTTドコモ 16万7090円 実質15万7090円
┗dポイント還元:1万ポイント還元
au 16万4800円 14万2800円
┗au Online Shop お得割:2万2000円割引
ソフトバンク 16万5600円 実質12万3616円
┗オンラインショップ割:2万1984円割引
┗PayPayポイント還元1等当選時 ※1:2万ポイント還元

※価格は税込
※2024年8月22日時点
※1. PayPayポイント還元は1等2万ポイント、2等1万ポイント、3等8000ポイント、4等5000ポイントのいずれか

 

256GBの場合、お得な購入方法が大きく変わります。

 

256GBをもっとも安価に購入できるのは、ソフトバンクです。この機種はソフトバンクの乗り換え割引「オンラインショップ割」の対象であると同時に、PayPayポイント還元の対象でもあるため、仮に1等(2万ポイント)に当選すれば実質12万3616円で購入できます。

 

4等(5000ポイント)の場合でも実質価格は13万8616円となり、ほかよりも安価に購入可能です。

 

一方、128GBでは最安値だったドコモですが、256GBは「5G WELCOME割」の対象外となるので、もっとも高価という結果になりました。

 

Pixel 9 Proはソフトバンクのポイント還元が大きい

Googleのサイトから

 

上位機種であるGoogle Pixel 9 Proは、すべてのバージョンを一覧で比較していきます。

 

Google Pixel 9 Pro 価格比較

販売窓口 ROM 一括購入価格 乗り換え割引&
ポイント還元適用価格
Google ストア 128GB 15万9900円
256GB 17万4900円
512GB 19万4900円
NTTドコモ 128GB 18万5350円 実質17万5350円
┗dポイント還元:1万ポイント還元
256GB 20万2730円 実質19万2730円
┗dポイント還元:1万ポイント還元
512GB 22万5940円 実質21万5940円
┗dポイント還元:1万ポイント還元
au 128GB 17万9900円 15万7900円
┗au Online Shop お得割:2万2000円割引
256GB 19万4900円 17万2900円
┗au Online Shop お得割:2万2000円割引
512GB 21万4900円 19万2900円
┗au Online Shop お得割:2万2000円割引
ソフトバンク 128GB 18万3600円 実質13万1616円
┗オンラインショップ割:2万1984円割引
┗PayPayポイント還元1等当選時 ※1:3万ポイント還元
256GB 20万1600円 実質14万9616円
┗オンラインショップ割:2万1984円割引
┗PayPayポイント還元1等当選時 ※1:3万ポイント還元
512GB 22万6800円 実質17万4816円
┗オンラインショップ割:2万1984円割引
┗PayPayポイント還元1等当選時 ※1:3万ポイント還元

※価格は税込
※2024年8月22日時点
※1. PayPayポイント還元は1等3万ポイント、2等2万ポイント、3等8000ポイント、4等5000ポイントのいずれか

 

Pixel 9 Proで注目したいのは、ソフトバンクのPayPayポイント還元です。

 

Pixel 9よりも1等と2等のポイントが増えており、1等なら3万ポイント、2等なら2万ポイントの還元が受けられます。たとえば、128GBの場合、1等なら実質13万1616円、2等なら実質14万1616円、3等なら実質15万3616円、4等なら実質15万6616円となります。

 

上位当選の場合、かなりお得に購入できるので、必ず購入前に抽選に参加するようにしましょう。

 

Google Pixel 9 Pro XLはラインナップに違いあり

Proの大画面版であるGoogle Pixel 9 Pro XLは、128GB、256GB、512GBの3モデルを展開しています。しかし、ドコモでは256GBのみの扱いとなっていることに注意が必要です。

 

Google Pixel 9 Pro XL 価格比較

販売窓口 ROM 一括購入価格 乗り換え割引&
ポイント還元適用価格
Google ストア 128GB 17万7900円
256GB 19万2900円
512GB 21万2900円
NTTドコモ 128GB
256GB 22万7700円 実質21万7700円
┗dポイント還元:1万ポイント還元
512GB
au 128GB 19万9900円 17万7900円
┗au Online Shop お得割:2万2000円割引
256GB 21万4900円 19万2900円
┗au Online Shop お得割:2万2000円割引
512GB 23万4900円 21万2900円
┗au Online Shop お得割:2万2000円割引
ソフトバンク 128GB 20万8800円 実質15万6816円
┗オンラインショップ割:2万1984円割引
┗PayPayポイント還元1等当選時 ※1:3万ポイント還元
256GB 22万6800円 実質17万4816円
┗オンラインショップ割:2万1984円割引
┗PayPayポイント還元1等当選時 ※1:3万ポイント還元
512GB 24万8400円 実質19万6416円
┗オンラインショップ割:2万1984円割引
┗PayPayポイント還元1等当選時 ※1:3万ポイント還元

※価格は税込
※2024年8月22日時点
※1. PayPayポイント還元は1等3万ポイント、2等2万ポイント、3等8000ポイント、4等5000ポイントのいずれか

 

価格を比較すると、ドコモは割高。

 

auは乗り換え割の2万2000円を適用させた金額が、Google ストアの価格とまったく同じという結果になりました。

 

ここでも、注目なのはソフトバンクです。

 

128GBの場合、ポイント還元1等なら15万6816円、2等なら16万6816円、3等なら17万8816円、4等なら18万1816円となります。つまり、2等以上ならGoogle ストアよりもお得に購入することができます。

 

Google Pixel 9 Pro FoldはGoogle ストア一択!

Googleのサイトから

 

これまで見てきた機種は、キャリアで乗り換え割などを適用させれば、Google ストアよりも安価に購入可能な場合がありました。

 

しかし、折りたたみスマホのGoogle Pixel 9 Pro Foldに関しては少し事情が変わってきます。

 

Google Pixel 9 Pro Fold 価格比較

販売窓口 ROM 一括購入価格 乗り換え割引&
ポイント還元適用価格
Google ストア 256GB 25万7500円
512GB 27万7500円
NTTドコモ 256GB 29万4800円 実質26万4800円
┗dポイント還元:3万ポイント還元
512GB 31万7570円 実質28万7570円
┗dポイント還元:3万ポイント還元
au 256GB 28万9800円 26万7800円
┗au Online Shop お得割:2万2000円割引
512GB 30万9800円 28万7800円
┗au Online Shop お得割:2万2000円割引
ソフトバンク 256GB 30万6000円 実質25万4016円
┗オンラインショップ割:2万1984円割引
┗PayPayポイント還元1等当選時 ※1:3万ポイント還元
512GB 33万1200円 実質27万9216円
┗オンラインショップ割:2万1984円割引
┗PayPayポイント還元1等当選時 ※1:3万ポイント還元

※価格は税込
※2024年8月22日時点
※1. PayPayポイント還元は1等3万ポイント、2等2万ポイント、3等8000ポイント、4等5000ポイントのいずれか

 

ドコモでは本機種に限り、還元されるdポイントが3万ポイントに増えていますが、これを適用してもGoogle ストアより高価です。

 

auも同じで、乗り換え割を適用してもGoogle ストアより高くなっています。

 

唯一の例外は、ソフトバンクの256GBモデルを乗り換えで購入するパターン。この際、ポイント還元で1等に当選した場合に限りGoogle ストアより3500円ほど安価になりますが、2等以下ならGoogle ストアの方がお得に購入できるため確実性に欠けます。

 

Google Pixel 9 Pro Foldを購入するのなら、基本的にはGoogle ストア一択と考えてよいでしょう。

 

新規や機種変更の場合も基本はGoogle ストアがお得

ここまで解説してきたとおり、各社の乗り換え割引の値引き幅は大きく、キャリアや機種によってはGoogle ストアよりも安価に買える場合があります。

 

一方、新規契約や機種変更の場合、割引は限定的です。たとえばauでは、新規契約時にも割引を適用できますが、割引幅は乗り換え時と比較して小さくなっています。

 

auではこのほかにも、機種変更ユーザーを対象にした「Pixel 9シリーズ機種変更おトク割」という最大3万3000円引きのお得なキャンペーンを実施しており、これを適用できればかなり安価に購入可能となります。ただし、こちらは2024年9月末までの期間限定キャンペーンです。

 

こうしたキャンペーンを除けば、基本的にはGoogle ストアで購入したほうがお得と考えてよいでしょう。

 

Pixel 9シリーズは、安くても12万程度。最高級機種は25万円を超える、決して安くはないスマホです。少しでもお得に購入できるよう、最新の割引情報をチェックするようにしましょう。

「スマホ+サブスク」の必須2大サービスはどこのセット契約がお得?

スマホは生活に欠かせないものですが、定額で動画や音楽などを楽しめるサブスクもまた、必須のサービスと考えている人も多いのではないでしょうか。

 

必ず発生する支出こそ、できるだけ節約をしたいもの。そこで着目したいのが、スマホと各種サブスクをセットで契約するとお得になるサービスです。できるだけ支出を切り詰めたい物価高の今、必須サービスの見直しから節約を始めてみませんか。

 

「スマホ+サブスク」は楽天モバイルがお得度で一歩リード?

大手通信キャリアは4社とも、スマホとサブスクをセットで契約するとお得になる割引やサービスを展開しています。なかでもいま、要注目なのが楽天モバイルです。

楽天モバイルのサイトから

 

楽天モバイルは、契約者向けのサブスク関連サービスを数多くラインアップしています。まず、契約者は追加料金なしで「NBA Rakuten」や「パ・リーグSpecial」を利用できることが大きなポイント。バスケや野球ファンはこれだけでも乗り換えを検討する価値があります。

 

さらに2024年7月9日からは、新たなオプションサービス「トク得!エンタメセレクション」を開始。楽天モバイル経由で「Hulu」もしくは「DAZN」と契約すれば、それぞれの月額利用料に対して最大で20%の楽天ポイントが還元されます。

 

ほかにも、音楽のサブスク「楽天ミュージック」が月5時間まで無料で利用できる特典なども付帯するため、楽天モバイルはサブスク関連サービスの手厚さにおいて、大手通信キャリアのなかでも一歩リードと言える充実ぶりとなっています。

楽天モバイルのサイトから

 

ドコモはサブスクの料金をdポイントで最大25%還元

ドコモのサイトから

 

ドコモは、各種サブスクの月額利用料がdポイントで還元されるサービス「爆アゲセレクション」を提供しています。対象となるサブスクは「Disney+」「Netflix」「Spotify」など全7種類。どれも還元率が高く、たとえば月額料金が高額なDAZNの場合、月々764ポイントと大きな還元を受けることが可能です。

 

注意点は、対象となるプランが「eximo」と「ahamo」に限られること。格安プランの「irumo」は対象外、または還元率が低下します。

 

ドコモ「爆アゲセレクション」

サービス名 月額利用料 dポイント還元率 実質月額利用料
Disney+ 990円(スタンダードプラン) 20%(180ポイント) 810円
Netflix 1490円(スタンダードプラン) 20%(271ポイント) 1219円
Lemino 990円(Leminoプレミアム) 10%(90ポイント)※1 900円
YouTube 1280円(YouTube Premium) 20%(233ポイント) 1047円
DAZN 4200円(DAZN for docomo) 20%(764ポイント) 3436円
Spotify 980円(Standardプラン) 25%(223ポイント) 757円
Apple Arcade 900円 10%(82ポイント) 818円

※価格は税込(以下同)
※1 「DAZN for docomo」を除くほかの対象サービスと同時契約した場合は20%還元

 

auは各種サブスクとのセットプランあり

auのサイトから

 

auでは、スマホとサブスクがセットになったプランを提供しています。基本となるのは無制限プランである「使い放題MAX 5G/4G」。これに加え、各種サブスクとのセットプランが全部で5種類用意されています。

 

ここで注目してほしいのは、「個別に契約した場合との価格差」です。

 

たとえば、NetflixやDAZNに加え、電子書籍サービスのピッコマなども含まれる「使い放題MAX 5G ALL STARパック3」の場合、すべてを個別に契約した際にかかる料金と比較すると、月額7299円もお得に利用することができます。

 

スマホは無制限、サブスクもいろいろ契約するというヘビーユーザーにとって注目すべきプランと言えるでしょう。

 

auの使い放題プラン

プラン名 月額料金 含まれるサブスク
(カッコ内は通常の月額利用料金)
(使い放題MAX 5G/4G+サブスクの個別契約)-それぞれのプランの月額料金(割引適用前)
【参考】使い放題MAX 5G/4G ・7238円

・4928円(各種割引適用時)※2

使い放題MAX 5G with Amazonプライム ・8107円

・5797円(各種割引適用時)※2

・Amazon Prime(600円)

・TELASA(618円)

-349円
使い放題MAX 5G/4G Netflixパック2(P) ・8437円

・6127円(各種割引適用時)※2

・Netflix(広告つきスタンダードプラン、790円)

・Amazon Prime(600円)

・TELASA(618円)

-809円
使い放題MAX 5G/4G ドラマ・バラエティパック ・9108円

・6798円(各種割引適用時)※2

・U-NEXT(Paraviベーシックプラン ドラマ・バラエティパック専用、1017円)

・FOD PREMIUM(976円)

・TELASA(618円)

-741円
使い放題MAX 5G/4G DAZNパック ・1万208円

・7898円(各種割引適用時)※2

・DAZN(4200円) -1230円
使い放題MAX 5G ALL STARパック3 ・1万1187円

・8877円(各種割引適用時)※2

・Netflix(広告つきスタンダードプラン、790円)

・Amazon Prime(600円)

・TELASA(618円)

・YouTube Premium(1280円)

・DAZN(4200円)

・Apple Music(1080円)

・ピッコマ(700円)

・GeForce NOW Powered by au(1980円)

-7299円

※2 「auスマートバリュー」「家族割プラス(3人以上で加入時)」「au PAY カードお支払い割」適用時の価格

 

ソフトバンクはPayPayポイントで最大20%還元、対象サブスクが多い

ソフトバンクのサイトから

 

ソフトバンクにはユーザーが加入できる「ソフトバンクプレミアム」というプログラムがあり、PayPayポイントが通常よりも多く貯まるなどの各種特典を受けることができます。この特典の中に、エンタメ系サブスクの月額利用料金から最大で20%のPayPayポイントが還元される特典が用意されています。

 

大きな特徴は、対象サブスクの多さ。13種が対象で、他社では還元対象外のものも多く含まれています。

 

特におすすめなのは、ABEMAとSPOTV NOWの2つ。どちらも還元率が20%と高く、さらに双方ともドコモや楽天では還元対象外のため、これらのサブスクを利用している人は要チェックです。

 

ソフトバンクプレミアム「エンタメ特典」

サービス名 月額利用料 PayPayポイント還元率 実質月額利用料
Apple TV+ 900円 5%(41ポイント) 859円
Apple Arcade 900円 5%(41ポイント) 859円
Netflix 1490円
(スタンダードプラン)
5%(68ポイント) 1422円
U-NEXT 2189円(月額プラン、ポイント増量) 10%(199ポイント) 1990円
Hulu 1026円 10%(93ポイント) 933円
DAZN 4200円 10%(382ポイント) 3818円
ABEMA 960円 20%(175ポイント) 785円
DMM TV 550円 10%(50ポイント) 500円
バスケットLIVE 550円 10%(50ポイント) 500円
ベースボールLIVE 660円 20%(120ポイント) 540円
J SPORTSオンデマンド 2640円 10%(240ポイント) 2400円
SPOTV NOW 2000円 20%(364ポイント) 1636円
釣りビジョンVOD

for ソフトバンクプレミアム

1320円 20%(240ポイント) 1080円

 

U-NEXTユーザーは「y.u mobile」なら大幅節約に!

前述のとおり、大手通信キャリアは4社とも、サブスクに関連する特典や専用プランなどを展開しています。一方、同様のサービスを展開しているMVNOは多くありません。

 

そんななかで、要注目なのがU-NEXTとヤマダホールディングスが共同出資して設立したMVNO「y.u mobile」です。

y.u mobileのサイトから

 

y.u mobileの料金プラン

プラン名 月額料金・容量 U-NEXTの月額プラン料金込み 毎月もらえる

U-NEXTポイント

シングル 5GB:1070円
シングル U-NEXT 10GB:2970円 1200円分
シェア U-NEXT 20GB:4170円 1200円分

 

y.u mobileの料金プランは3つありますが、このうちプラン名に「U-NEXT」と入っているものは、U-NEXTの月額料金がプランに含まれています。たとえば、「シングル U-NEXT」の場合、月額2970円で10GBのデータ容量に加えて、U-NEXTの月額プランを利用することが可能です。U-NEXTを単体で契約した場合の月額利用料金は2189円なので、10GBを実質781円で利用できます。これは他社と比較してもかなり安価な水準と言えるでしょう。

 

さらに注目したいのが、毎月もらえる1200円分のU-NEXTポイントです。このポイントは電子書籍の購入や、映画館の割引クーポンへの交換などに使えますが、y.u mobileで10GB分のデータ容量と交換することも可能です。多くのデータを使う人はポイントをデータ容量交換に充てることで、データ容量20GB、さらにU-NEXTも使えて、月額2970円で利用できる破格のサービスとなります。

 

また、2人以上で使用できるプラン「シェア U-NEXT」もあり、うまく使えばさらなる節約も可能です。

 

大手通信キャリアと比較すると、スマホの通信速度や通信品質の面でどうしても劣ってしまいますが、お得度は圧倒的と言えるサービスです。すでにU-NEXTを契約している人も、これから契約を考えている人も、スマホごとの乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。

親のスマホどうするか問題。「小容量ギガ+通話し放題」でお得な選択肢は?

2024年7月1日、auの新プラン「スマホスタートプランベーシック 5G/4G」がスタートしました。ケータイからスマホに乗り換える人、または22歳以下でスマホを新規契約する人向けのプランで、既存のプランよりもデータ容量が大容量になったことが特徴です。

 

本記事では、auの新プランを解説するとともに、親世代に多い「ギガは小容量でいいけれど、かけ放題のオプションはつけたい」というニーズに応えるには、どのキャリアやプランが良いのかを比較検討していきます。

 

auのスマホスタートベーシック 5G/4Gは30GBの大容量が特徴

auのサイトから

 

はじめに、auが7月1日に新しく始めたスマホスタートベーシック 5G/4Gをチェックしてみましょう。

プラン名 スマホスタートプランベーシック 5G/4G
データ容量と月額料金 30GB:5203円
割引 ・auスマートバリュー:永年-550円

・家族割プラス:3人以上で永年-550円、2人で永年-220円

・au PAY カードお支払い割:永年-187円

・スマホスタート1年割:翌月から1年間-1188円

・スマホスタート1年割ベーシック(U22):翌月から1年間-550円

割引適用時 ・22歳以下:2178円(1年間のみ、2年目以降は3916円)

・23歳以上:2728円(1年間のみ、2年目以降は3916円)

通話定額オプション

(国内通話24時間無料)

・通話定額2:1980円

┗通話定額割60:-1100円

割引適用かつ通話定額オプション適用(60歳以上) 3608円(1年間のみ、2年目以降は4796円)

※価格は税込(以下同)

 

スマホスタートプランベーシック 5G/4Gは前述のとおり、ケータイからスマホに乗り換える人、または22歳以下でスマホを新規契約する人向けのプランです。本プランの大きな特徴は、月間データ容量が30GBと大容量であること。そして、22歳以下への割引が手厚くなっていることが挙げられます。各種割引を最大限に適用できれば、1年間限定で月30GBを2178円で使えるので、非常にお得なプランと言えるでしょう。

 

また、このプランには60歳以上なら通話オプション代金が1100円割引となる「通話定額割60」を適用できることも特徴。通話を多用する親世代のユーザーが使ってもお得なプランとなっています。

 

auだと小容量プランも用意

一方、月30GBという大容量プランのため、あまりデータを使用しないシニア世代は持て余してしまいます。その場合、小容量プランが選択肢にあがります。

プラン名 スマホスタートプランライト 5G/4G スマホミニプラン5G/4G
データ容量と月額料金 4GB:2453円 ・~1GB:3465円

・~2GB:4565円

・~3GB:5665円

・~4GB:6215円

割引 ・au PAY カードお支払い割:永年-187円

・スマホスタート1年割:翌月から1年間-1188円

・auスマートバリュー:永年-550円

・家族割プラス:3人以上で永年-550円、2人で永年-220円

・au PAY カードお支払い割:永年-187円

割引適用時 1078円(1年間のみ、2年目以降は2266円) ・~1GB:2178円

・~2GB:3278円

・~3GB:4378円

・~4GB:4928円

通話定額オプション(国内通話24時間無料) ・通話定額2:1980円

┗通話定額割60:-1100円

・通話定額2:1980円

┗60歳以上の通話割引:なし

割引適用かつ通話定額オプション適用(60歳以上) 1958円(1年間のみ、2年目以降は3146円) ・~1GB:4158円

・~2GB:5258円

・~3GB:6358円

・~4GB:6908円

 

auには既存の小容量プランとして、ケータイからの乗り換えおよび22歳以下の新規契約者のみが使える「スマホスタートプランライト 5G/4G」と、誰でも契約可能な「スマホミニプラン 5G/4G」の2つがあります。

 

どちらも月間データ量が4GBなので、あまりデータを使用しないシニア世代にはちょうどいいプランと言えるでしょう。

 

ただし、後者のスマホミニプラン 5G/4Gには「通話定額割60」を適用できないことに要注意。通話オプションを適用させた場合の月額料金に大きな違いが生まれます。

 

60歳以上が優遇されるプランを4つピックアップ

プライベートで音声通話を多用する人の場合、LINE通話や、楽天モバイルがリリースしている「Rakuten Link」など、インターネット回線を用いた音声通話を使って節約をしているケースが多く見られます。

 

一方、シニア世代の場合、音質の良い電話回線を用いた音声通話への支持が根強く、定額通話オプションに人気が集まっています。

 

auの場合は60歳以上に適用できる通話オプション割引がありますが、ほかのキャリアの対応状況はどうなのでしょうか? ここでは60歳以上が優遇される4つのプランをピックアップして解説します。

 

ケータイからの乗り換えなら有力な候補となるソフトバンク

ソフトバンクのサイトから

 

ソフトバンクにも、auと同様にケータイからの乗り換えや22歳以下の新規契約者が加入できる「スマホデビュープラン+ライト(4GB)」と「スマホデビュープラン+ベーシック(20GB)」の2つがラインナップしています。

 

このうち親世代のスマホプランにおすすめしたいのは、スマホデビュープラン+ライト(4GB)です。

プラン名 スマホデビュープラン+ライト
データ容量と月額料金 4GB:2266円
割引 1年おトク割:翌月から1年間-1188円
割引適用時 1078円(1年間のみ、2年目以降は2266円)
通話定額オプション(国内通話24時間無料) ・定額オプション+:1980円

┗60歳以上通話おトク割:永年-1100円

割引適用かつ通話定額オプション適用(60歳以上) 1958円(1年間のみ、2年目以降は3146円)

 

こちらは、auのスマホスタートプランライト 5G/4Gとほぼ横並びの内容と価格です。60歳以上が使える通話オプション割引も用意されており、通話定額オプションをつけた場合の料金は月額1958円で、auとまったく同じ金額となっています(2年目以降は3146円)。

 

ケータイからの乗り換えならば、auと並んで有力な選択肢となるプランといえます。

 

2年目以降もお得なワイモバイル

ワイモバイルのサイトから

 

ソフトバンクのサブブランドであるワイモバイルにも、60歳以上で通話オプションが永年1100円割引になる「60歳以上通話ずーっと割引キャンペーン」があります。

 

月間データ容量4GBの「シンプル2S」と組み合わせれば月額1958円で、au・ソフトバンクと同じ月額料金となります。しかも、auとソフトバンクは最初の1年間のみの価格で、2年目からは価格が上がりますが、ワイモバイルはずっとこの価格で使えるのでお得です。

 

また、家族で加入すれば2台目以降の料金が安くなる割引もあるので、家族で契約をまとめる場合はワイモバイルがおすすめです。

プラン名 シンプル2S
データ容量と月額料金 4GB:2365円
割引 ・おうち割光セット(A):永年-1100円

・PayPayカード割:永年-187円

・家族割引サービス:2台目以降永年-1100円

割引適用時 1078円(おうち割光セットとPayPayカード割を適用)
通話定額オプション(国内通話24時間無料) ・スーパーだれとでも定額+:1980円

┗60歳以上通話ずーっと割引キャンペーン:永年-1100円

割引適用かつ通話定額オプション適用(60歳以上) 1958円

 

月額1870円とかなりお得なUQモバイル

UQモバイルのサイトから

 

auと同系列のUQモバイルにも永年1100円割引となる「60歳以上通話割」が提供されています。

 

通話メインの高齢者におすすめしたいのは、1GB・15GBの2段階料金となっている「トクトクプラン」。自宅インターネットとのセット割引である「自宅セット割」などを適用したうえで1GB未満に抑えれば、月額990円で済ませることができます。

 

これに、60歳以上の人が「通話放題」を追加しても、月額料金は1870円とお得な価格水準になっています。

プラン名 トクトクプラン
データ容量と月額料金 ・~1GB:2277円

・~15GB:3465円

割引 ・自宅セット割:-1100円 または 家族セット割:-550円

・au PAY カードお支払い割:-187円

割引適用時 990円(~1GBで、自宅セット割とau PAY カードお支払い割適用)
通話定額オプション(国内通話24時間無料) ・通話放題:1980円

┗60歳以上通話割:永年-1100円

割引適用かつ通話定額オプション適用(60歳以上) ・~1GB:1870円

・~15GB:3058円

 

割引を適用しなくてもかなり安価なイオンモバイル

イオンモバイルのサイトから

 

MVNOであるイオンモバイルには、60歳以上を対象とした「やさしいプラン」が用意されています。1~10GBまで1GB刻みでデータ容量を選べるほか、夫婦2人で加入すれば容量をシェアすることもできるという自由度の高さが魅力です。

 

また、本記事で取り上げた他社のプランは、自宅インターネットとのセット割や家族割引などを適用できないと割高になってしまいますが、イオンモバイルの場合は割引を適用しないでも安価なことが特徴です。

 

さらに、60歳以上なら、24時間かけ放題の「イオンでんわフルかけ放題」が440円割引の1210円で利用できることもポイント。

 

1GBプランと組み合わせたときの価格は月額1848円で、今回紹介したプランの中でもっとも安い価格となっています。

プラン名 やさしいプラン
データ容量と月額料金 1GB:638円
割引 なし(夫婦2人でシェアするプランあり)
割引最大適用時 638円
通話定額オプション(国内通話24時間無料) ・イオンでんわフルかけ放題:1650円

┗契約者本人が60歳以上の場合:永年-440円

割引適用かつ通話定額オプション適用(60歳以上) 1GB:1848円

 

店舗サポート体制も要チェック

ここまで解説してきたとおり、多くの事業者が60歳以上のユーザーに対する通話割引を用意しており、小容量プランに24時間かけ放題オプションをつけても、60歳以上なら月額2000円未満に抑えることが可能です(auとソフトバンクは1年間のみ)。

 

ただし、自宅インターネットとのセット割引や家族割引を使えない場合は割高となることが多いので、各種割引を適用させなくても安価なイオンモバイルが価格面では有利といえます。

 

ほかのMVNOにも、これらと同等の金額またはより安い金額で「小容量+通話し放題」にできるプランはありますが、親が使うスマホであることを考えると、店舗における対面サポートの有無も重視すべきでしょう。

 

その点、本記事で紹介した事業者はすべて実店舗を全国各地に展開しているため、離れた場所に暮らす親も安心できる選択肢となるはずです。

ドコモも「ahamo ポイ活」で参入! 大手キャリアのポイ活・マネ活プランは本当にお得?

大手通信キャリアはそれぞれ、「ドコモ経済圏」「au経済圏」「PayPay経済圏(ソフトバンク)」、そして「楽天経済圏」と呼ばれる、ポイント経済圏を構築しています。

 

各社とも囲い込みのため、特定のスマホプランに加入するとポイント還元率などが優遇される「ポイ活・マネ活プラン」の展開を進めており、2024年4月1日にはNTTドコモも新料金プラン「ドコモポイ活プラン」の提供を開始しました。

 

本記事では、ドコモポイ活プランの概要を解説するとともに、他社のポイ活・マネ活プランもチェックしていきます。

 

ドコモは「ahamo ポイ活」が先行スタート

ドコモのサイトから

 

ドコモポイ活プランは、「ahamo ポイ活」と「eximo ポイ活」の2つがラインアップしています。このうち2024年4月にスタートしたのはahamo ポイ活です。eximo ポイ活は、2024年の夏~秋頃の開始を予定しており、詳細はまだ発表されていません。

 

ここからは、ahamo ポイ活の仕組みをチェックしていきましょう。

 

ahamo ポイ活の仕組み

月額料金 概要
ahamo 2970円 月間20GBのデータ容量+国内通話5分無料
大盛りオプション 1980円 月間80GBのデータ容量
ポイ活オプション 2200円 オプション加入でdポイントの還元率がアップ
合計 7150円

※価格は税込です(以下同)

 

ahamoは月額2970円で20GBのデータ容量が使えるワンプラン制が採用されています(国内通話5分無料も付帯)。

 

この基本プランに月額1980円で80GBのデータ容量を追加できる「大盛りオプション」と、月額2200円の「ポイ活オプション」を適用させた、合計7150円のサービスがahamo ポイ活と位置づけられています。注意したいのはポイ活オプションを付ける場合、必ず大盛りオプションも適用しなければならないという点。毎月100GBも使用しない人には不向きなサービスと言えるでしょう。

 

7150円を支払ってahamo ポイ活に加入し、さらにd払いを使って決済をすると、ポイント還元率が+3%になるという特典を受けることができます(上限4000ポイント/月)。

 

ポイ活オプション還元の仕組み

ポイント還元対象となる
支払い方法
d払い
特典内容 dポイント(期間・用途限定)
+3%還元
ポイント上限 4000ポイント

 

+3%は、他社と比較して際立って大きな還元というわけではありません。ただし、注目したいのは、サービス開始と同時に始まったキャンペーンです。上限は4000ポイント/月と変わりませんが、キャンペーン期間中は+10%還元と高水準になっています。

 

こちらのキャンペーンは当面継続が予想されるので、キャンペーン期間中に限ってahamoを契約するという使い方でも良いでしょう。

ahamoのサイトから

 

個性が異なる大手通信キャリアのポイ活・マネ活プラン

ほかの大手通信キャリアは、ドコモに先行してポイ活・マネ活プランを展開しています。ここからは各社のプラン概要を見ていきましょう。

 

特典内容の幅広さが魅力の「auマネ活プラン 5G/4G」

auのサイトから

 

auマネ活プラン 5G/4Gの概要

月額料金 7238円
(auスマートバリュー適用で1100円割引可)
データ容量 無制限
特典内容 ・最大800円相当(不課税)のau PAY残高付与

・au PAYゴールドカードで「auマネ活プラン」の料金を支払うと、12か月間のみPontaポイント20%還元

・au PAYゴールドカード+au PAY利用で最大2%還元

・au PAYゴールドカード決済で最大1.5%還元

・auじぶん銀行の円普通預金金利が最大で年0.33%(税引前)になる

・auカブコム証券のクレカ積立時、ポイント還元率が12か月間のみ合計最大3.0%になる(13か月目以降は2.0%)

 

auは、ポイ活・マネ活向けプランとして、「auマネ活プラン 5G/4G」を提供しています。このプランの大きなメリットは、特典内容の幅広さ。au PAYゴールドカード、auじぶん銀行、auカブコム証券など、au経済圏のサービスを使えば使うほどお得になる仕組みとなっています。

 

ただし、特典期間が12か月間のみなど、一部制限があることに注意が必要です。

 

なお、auマネ活プランには、自宅インターネットとのセット割引「auスマートバリュー」の適用が可能なため、セットで契約できる人は月額料金が上記の金額から1100円割引となります。

 

割引を適用できるかでお得度が変わるソフトバンクの「ペイトク」

ソフトバンクのサイトから

 

ペイトクの概要

月額料金 ・ペイトク30:7425円

・ペイトク50:8525円

・ペイトク無制限:9625円
(3プランとも各種割引適用で2497円割引可)

データ容量 30GB/50GB/無制限
特典内容 PayPay(残高/クレジット)支払時に
利用プランに応じてポイント還元率がアップ【ペイトク30】

・還元率+1%、初めてのペイトク適用から3か月間のみ+2%(月間上限1000円相当)

 

【ペイトク50】

・還元率+3%、初めてのペイトク適用から3か月間のみ+6%(月間上限2500円相当)

 

【ペイトク無制限】

・還元率+5%、初めてのペイトク適用から3か月間のみ+10%(月間上限4000円相当)

 

ソフトバンクは、プランに加入することでPayPayの支払い還元率がアップする「ペイトク」を提供しています。月間データ容量が異なる3つのプランがラインアップされており、それぞれ還元率と月間の還元上限に違いがあることが特徴です。

 

それぞれのプランを見て、まず気になるのは高額な月額料金でしょう。「ペイトク無制限」の場合、月額1万円近くと他社よりもかなり高い水準となっています。ただし、ペイトクには家族割引や自宅インターネット割引などを複数適用できるので、最大で2497円の割引を適用できます。仮にペイトク無制限に割引を最大限適用すれば月額は7128円となり、auマネ活プランとほぼ同水準になります。

 

ソフトバンクを使う場合、割引を適用できるかがお得の分かれ目であると覚えておきましょう。

 

SPUが+4倍とかなり魅力な「楽天最強プラン」

楽天モバイルのサイトから

 

楽天最強プランの概要

月額料金 最大3278円
データ容量 ・3GBまで:1078円

・3GB超20GBまで:2178円

・20GB超無制限:3278円

特典内容 SPU(スーパーポイントアッププログラム)が+4倍になる(月間獲得上限2000ポイント)

 

楽天モバイルは、auやソフトバンクのようにマネ活・ポイ活専用のプランは用意されておらず、「楽天最強プラン」のワンプランのみとなっています。

 

しかし楽天最強プランは、加入するだけで自動的にSPU(スーパーポイントアッププログラム)が+4倍になり、楽天市場での買い物がお得になります。

 

SPUは、楽天トラベル5000円以上利用で+1倍、楽天ブックス3000円以上利用で+0.5倍などが一般的。そんな中、プラン契約をするだけで+4倍になるのは非常に魅力的です。楽天経済圏でポイントを重点的に貯めたい人は、乗り換えを検討してみましょう。

 

ポイ活・マネ活プランは2つの傾向に分けられる

ここまで解説してきたとおり、大手通信キャリア4社のポイ活・マネ活プランを比較すると、各社とも特色のあるサービスを展開しています。

 

大きく分けると、

 

・ドコモとソフトバンクはd払いやPayPayなど、決済利用時の還元が手厚い

・auと楽天モバイルは、銀行や証券などのサービスを広く使うことで還元がより手厚くなる

 

という2つの傾向があると言えるでしょう。

 

月々のお金の使い方、決済方法、また家族構成などによってお得なプランが変わるので、各社の特徴を捉えたうえで自分に最適なサービスをチョイスしてください。

新NISAもお得に? 年間約5万円の還元も期待できる「auマネ活プラン」とは

ケータイキャリア各社は2023年、相次いでプランを刷新しています。魅力あるプランがそろう中、大手通信キャリアの一角であるKDDIも9月、これまでにない料金プラン「auマネ活プラン」をリリースし、注目を集めています。

 

今回は、2024年の新NISA開始を前に検討の余地がありそうな本プランを、格安SIMやスマホのお得な情報、最新ニュースを発信するメディア・モバワン編集部が解説します。

auのサイトから

 

単なる値上げ? 「使い放題MAX 5G/4G」と「auマネ活プラン」を比較

現在、auが広く展開している料金プランは「使い放題MAX 5G/4G」です。これは、月額料金7238円(税込)の使い放題プランで、データ利用量が3GB以下の月は自動的に1650円(税込)が割引される仕組みとなっています。

 

新しく始まったauマネ活プランは、使い放題MAX 5G/4Gをベースとした料金プランで、基本的なプラン内容はほぼ同等です。

使い放題MAX 5G/4G auマネ活プラン
データ容量 〜3GB 〜無制限※2 〜3GB 〜無制限※2
割引適用前 5588円 7238円 5588円 7238円
割引サービス ・auスマートバリュー
-1100円
・家族割プラス(3人以上※3
-1100円
・au PAY カードお支払い割
-110円
・auスマートバリュー
-1100円
・au PAY 残高還元特典
最大-800円※4
割引適用後 3278円 4928円 3688円※5 5338円※5
使い放題MAX 5G/4G
との金額差
+410円 +410円

※1 価格は税込表示です。
※2 テザリング・データシェア・世界データ定額は、合計30GBまで利用できます。
※3 家族が2人の場合、月額550円(税込)の割引が適用されます。
※4 auの利用料金の支払いには充当できません。
※5 実際の請求金額とは異なります。

 

双方のプランで大きく異なる点は、適用可能な割引サービスの数です。

 

上の表の通り、使い放題MAX 5G/4Gが3つの割引を適用できるのに対し、auマネ活プランは、2つの割引しか適用できません。割引後の価格を比較すると、auマネ活プランは使い放題MAX 5G/4Gより410円(税込)高くなるため、これだけだと単なる値上げのような印象を受けます。

 

銀行・証券・クレカなど、au経済圏を利用するたびお得度アップ!

一見すると料金が高いだけのプランに見えるauマネ活プランですが、au PAY カード・au PAY・ auじぶん銀行・auカブコム証券といった金融サービスと組み合わせることで、真価が発揮されます。

 

特にチェックしておきたいのが、以下の5つの特典です。

 

月額料金が最大20%ポイント還元される「通信料金ゴールドカード特典」

au Payの還元率が最大2%になる「au PAY決済特典」

ゴールドカード還元率が最大1.5%にアップする「au PAYカード決済特典」

銀行金利が最大で年0.3%に上がる「金利優遇特典」

投資信託のポイント還元率が高くなる「クレカ積立特典」

 

ひとつめの通信料金ゴールドカード特典は、auマネ活プランの支払い方法をau PAY ゴールドカードに設定することで、月額料金分のPontaポイント還元率が最大20%になる特典です。

auのサイトから

 

最大20%なのは12か月限定(13か月目以降は10%)であることや、au PAY ゴールドカードには年会費1万1000円(税込)が設定されていることなどの注意点はありますが、それでもなお、見逃せないポイント還元率を得られる特典といえるでしょう。

 

2つめのau PAY決済特典は、決済サービスであるau PAYの還元率が上がる特典です。

auのサイトから

 

au PAYの還元率は通常0.5%ですが、auマネ活プランに加入するとプラン特典分が0.5%追加され、合計1%の還元率となります(プラン特典分は150ポイント/月の上限あり)。さらに、au PAY ゴールドカードを使ってau PAY 残高にチャージすると、「ゴールド特典」としてもう1%アップし、最大で2%の還元率となります(ゴールド特典分は1000ポイント/月の上限あり)。

 

3つめのau PAYカード決済特典は、auマネ活プランを契約しているユーザーがau PAY ゴールドカードで決済すると、通常還元率の1%にプラン特典が0.5%追加され、最大1.5%の還元率になる特典です。ただし、プラン特典分は250ポイント/月の上限があることに注意が必要です。

auのサイトから

 

4つめのauじぶん銀行の円普通預金の金利は、通常だとメガバンクと同様に年0.001%(税引前)となっています。しかし、au マネ活プランに加入すると、金利優遇特典として0.05%(税引前)、au PAY ゴールドカード会員ならさらに0.05%(税引前)が追加されます。

auのサイトから

 

これに加え、au PAYの口座連携など、ほかのauサービスと組み合わせることで、金利は年0.3%(税引前)まで上昇し、他行と比較しても高金利なサービスに変わります。(0.3%の金利適用は平均残高1000万円まで)。これは、仮に100万円を1年間預けると、税引前で3000円、税引後でも2391円の利息を得られる金利です。通常の金利0.001%の場合は、100万円預けても約10円の利息なので、大きなお得を実感できるはずです。

 

最後のクレカ積立特典は、auカブコム証券で投資信託を購入した際のポイント還元率がアップする特典です。

auのサイトから

 

通常、投資信託をau PAYカードで積立購入した場合の還元率は1%ですが、auマネ活プランに加入すると特典として0.5%アップし、合計還元率は1.5%となります。さらに、au PAYゴールドカードとNISA口座を所有している場合は、「ゴールド&NISA特典」として還元率が1.5%アップし、最大3%という高還元率で投資信託を購入できます。

 

年間約5万円も還元! お得のカギはau PAY ゴールドカード

これまで紹介してきた通り、auマネ活プランは各種金融サービスと連携することで、大きな還元率や金利優遇を得られるプランですが、適用条件などが若干込み入っているため、実際にいくら得するのかが把握しにくいというデメリットがあります。

 

その点はauも理解していると見え、情報を入力するだけでauマネ活プラン加入時にいくら得するかがわかる、「おトク度かんたんシミュレーション」を用意しています。

auのサイトから

 

下の表は、さまざまなサービスを使用したモデルケースですが、auマネ活プラン加入時は年間2万7133円相当分、さらにau PAY ゴールドカード所有者は年間5万2203円相当分という大きな還元を得ることができています。

シミュレーションの入力内容 ・auスマホ利用料金:5580円※6
・au PAY カード支払い:5万円
・au PAY カードでのau PAY 残高チャージ:3万円
・au PAY(コード支払い/ネット支払い):3万円
・auじぶん銀行:100万円
・auカブコム証券(クレカ積立):3万3000円
シミュレーション結果 【auマネ活プラン加入時】
合計 年間2万7133円相当分おトク
【+ au PAY ゴールドカード加入・支払い時】
合計 年間5万2203円相当分おトク

※6 auスマートバリューが適用されているauマネ活プランの月額料金(税抜)です。

 

前述した通り、au PAYゴールドカードは年会費が1万1000円(税込)かかりますが、au経済圏のサービスを横断的に使うと決めてしまえば、年会費を大きく超える還元を得られるでしょう。

 

新NISAの開始で投資が盛り上がる今、少しでもお得に投資できる方法として、auマネ活プランは注目すべき選択肢です。さらに詳しい内容をモバワンの記事で詳細に解説しているので、本プランへの加入を検討している人は、ぜひアクセスしてみてください。

【西田宗千佳連載】衛星通信を進めるアップルやKDDIの狙いはなにか?

Vol.131-4

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマはKDDIとスペースXが発表した、衛星を利用したスマホの通信サービス。衛星通信は将来、ユーザーにどうやって浸透していくのかを解説する。

 

KDDI×スペースX

衛星とスマホの直接通信サービス

利用料金未定

↑スペースXが開発したスターリンクとKDDIのau通信網を活用し、auスマートフォンが衛星と直接つながる。空が見える状況であれば圏外エリアでも通信でき、山間部や島しょ部を含む日本全土にauのエリアを拡大する

 

衛星とスマートフォンをつなぐにはいくつかの方法がある。

 

最もシンプルなのは、すでにスマホが使っている周波数帯の電波を使うことだ。KDDI+スペースXのシステムにしろ、楽天モバイル+ASTスペースモバイルのシステムにしろ、導入しているのはこの形。おそらくは1.7GHz帯の周波数を使う。どのスマホも対応済みなので、ハードウェアの変更(すなわちスマホの買い替え)は不要だ。iPhoneの衛星による緊急通報も、同じくスマホがすでに搭載している2.4GHz帯の周波数を使う。

 

スマホによる衛星での通信は当面、日常的に使うものではない。そうすると、スマホ側に特別な仕組みを用意するのはナンセンスな話になる。スマホ内蔵のアンテナで衛星とスムーズな通信をするのは難しいのだが、そこはいろいろと工夫をすることで対応する。

 

アップルのように緊急通信を行なうものは、できるだけデータ量を減らして安定的に衛星を追いかける仕組みをOS側で用意する。KDDI+スペースXのサービスなどは、当面はデータ量の小さなテキストメッセージだけの対応となるが、アンテナが大きく、スマホとの通信がしやすい衛星に置き換えていくことで、徐々に「通話対応」「通信速度向上」などを実現していくことになる。

 

では、最終的に地上に基地局は不要になり、衛星で通信することになるのだろうか?

 

これはありえない。

 

スペースXはスターリンク衛星を、現在の5000機から1万2000機にまで増やす計画だし、ASTスペースモバイルに加え、OneWebやAmazonのProject Kuiperなど、多数の「低軌道通信衛星サービス」が生まれつつある。いつ空を見上げても大量の通信衛星が飛んでいて、3Gや4G並の通信速度が使える時代はすぐに来るだろう。衛星同士は光通信でつながり、より低コスト・高速度での通信が可能になっていく。

 

だがひとつの本質として、地上に基地局を建てるのは、衛星を飛ばすよりずっと低コストで効率がいいのも間違いない。都市部や住宅地では、いままで通り地上の基地局と通信することになるだろう。

 

ただ、これまでは山間部に置かれていた基地局が減っていき、島嶼部への通信はスターリンクのような衛星が受け持つ、という可能性は高い。アメリカやカナダのように広大な国土を持つ国の場合、インフラ全体のうち、地上局がカバーする範囲の割合は低くなっていくだろう。

 

だが、狭い日本はそうではない。一方、現在は通信可能エリアに入っていない、人口が少ない山間部も、衛星を使えばエリア化できる。大規模な災害に襲われ、一時的に地上の通信網が使えなくなった場合にも、衛星通信は役に立つだろう。

 

そのような形で、インフラが明確に棲み分けていくことになり、結果的に「いつでも通信が可能になる」というのが、今後のシナリオだと思われる。

 

その過程では、「緊急通報ができるスマホ」「衛星に対応した携帯電話事業者」は、十分な差別化要素であるのは間違いない。KDDIやアップルが狙っているのはそういう部分なのだ。

 

週刊GetNavi、バックナンバーはこちら

廉価版でおなじみ、サムスン「Galaxy Tab S9 FE+ 5G/FE」が日本上陸

サムスン電子ジャパンは10月12日、最新タブレット「Galaxy Tab S9 FE+ 5G」および「Galaxy Tab S9 FE」(Wi-Fi版)の国内発売を発表しました。10月4日に韓国のサムスン電子が発表した製品が、日本でも販売されます。

↑Galaxy Tab S9 FE+ 5G

 

Galaxy Tab S9 FE+ 5GはKDDIおよび沖縄セルラーでの取り扱いとなり、予約は10月12日から、販売開始は10月19日です。一方のGalaxy Tab S9 FEはGalaxy Harajukuのほか、Amazonや主要なECサイト、家電量販店で販売し、予約と発売日は同じです。

 

両モデルともに、「エンターテインメント性」「表現力豊かなクリエイティビティ」「シームレスな効率性」を特徴としており、高いパフォーマンスをうたっています。本体にSペンが付属し、メモアプリのGoodnotes、映像編集アプリのLumaFusion、イラストやマンガ制作アプリのClip Studio Paintといったツールが搭載。メモからクリエイティブ作業までこなせます。

 

また、本体はIP68の防水防塵に対応しているため、キッチンでレシピを見ながらの使用や外出先で仕事、アウトドアで動画視聴といった使い方もできます。

 

加えて、Galaxy スマートフォンと接続して、たとえばGalaxy Tab S9 FEとBluetooth接続したキーボードやマウスでスマホを操作するマルチコントロールにも対応。スマホとタブレット間でコピー&ペーストやドラッグ&ドロップも可能です。

 

スペックで共通なのはSoCとストレージで、Exynos 1380搭載でストレージは128GB。microSD対応で最大1TBまで利用できるのも同じです。

 

一方で違いはいくつかあり、そのひとつは画面サイズです。Galaxy Tab S9 FE+ 5Gは約12.4インチでGalaxy Tab S9 FEは約10.9インチとなっており、これによりサイズや重量も違います。Galaxy Tab S9 FE+ 5Gは約高さ185×幅285×厚さ6.5mm/約628gで、Galaxy Tab S9 FEは約高さ165.8×幅254.3×厚さ6.5mm/約523gです。

 

また、メモリーとバッテリー、カラバリも差があります。Galaxy Tab S9 FE+ 5Gはメモリー8GB、バッテリー容量10090mAh、カラーはグレー1色です。Galaxy Tab S9 FEはメモリー6GB、バッテリー容量8000mAh、カラーはグレー/ミント/ラベンダーの3色展開となります。

↑ミントカラーのモデル

 

↑ラベンダーカラーのモデル

 

このほか、カメラ(Galaxy Tab S9 FE+ 5Gはリア2眼/Galaxy Tab S9 FEは1眼)、Wi-Fiの規格(Wi-Fi 6E対応/Wi-Fi 6対応)などの差異があります。

 

価格は、Galaxy Tab S9 FEが6万8800円(税込)。Galaxy Tab S9シリーズと比べるとやはり一部のスペックダウンはしていますが、その分Sペンも付属することを考えるとFEシリーズらしい、コスパの良いモデルといえそうです。

【西田宗千佳連載】iPhone内蔵の「衛星緊急通報」、日本ではいつ利用可能に?

Vol.131-3

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマはKDDIとスペースXが発表した、衛星を利用したスマホの通信サービス。アップルが提供している、iPhoneからの緊急通報について解説する。

 

KDDI×スペースX

衛星とスマホの直接通信サービス

利用料金未定

↑スペースXが開発したスターリンクとKDDIのau通信網を活用し、auスマートフォンが衛星と直接つながる。空が見える状況であれば圏外エリアでも通信でき、山間部や島しょ部を含む日本全土にauのエリアを拡大する

 

携帯電話と衛星が通信する最大の利点は、地上の基地局ではカバーできないような場所でも通信が可能になる、ということだ。いわゆる「衛星携帯電話」が登山や海運などの現場で使われるのは、一般的な携帯電話サービスのエリア外で安定的に使えるからだ。

 

現在KDDI+スペースXや、楽天モバイル+ASTスペースモバイル、ソフトバンク+OneWebが展開を予定しているサービスは、普通の携帯電話を衛星と接続するもの。環境がそろえば、衛星携帯電話でしかできなかったことが、普通のスマートフォンからできるようになる。

 

ただしそれにはまだ準備の時間が必要。小さなアンテナだけが搭載された普通のスマートフォン“だけ”では、高速な通信はできない。新しい、アンテナの大きな衛星とセットで使う必要がある。

 

衛星との通信は「非日常」のものだ。前向きに捉えれば、「あまり人が行かないような場所」からの体験をシェアするために使うのだろうが、おそらくより重要度が高いのは、多くの人があまり求めていない体験、すなわち“非常時の緊急対応”に使うことだろう。圏外がなくなれば、通信が寸断された地域や山岳地帯で助けを求められる可能性が高まる。

 

衛星から緊急通報をする機能は、すでにアップルやファーウェイが自社スマートフォンに搭載している。クアルコムも「Snapdragon Satellite」の名前で技術開発を行なっているので、遠からず多くのスマホに機能が搭載されることになるだろう。

 

まだ日本では使えないが、アップルの場合、アメリカやカナダなどの広大な国土のある地域で、携帯電話網だけに頼らず緊急通報するためのものとして、日常的に利用されているという。先日起きたハワイ・マウイ島の噴火でも、救助のためにこのシステムが使われている。

 

仕組みとしては、KDDI+スペースXのものに似ている。地球を周回する低軌道衛星と通信をし、そこから緊急通報へと情報を送り、連絡を試みる。スターリンクとは使う衛星は違うものだし、将来的な高速通信も想定はしていない。あくまで「SMSなどのテキストメッセージで、最低限かつ確実な緊急通報を目指すもの」だ。

 

アップルはGlobalstarという衛星通信の会社と提携してサービスを提供するのだが、この会社はスペースXのように何千機も衛星を打ち上げているわけではなく、24機しかない。その関係で、転送できるデータ量はKDDI+スペースXよりさらに小さく、テキストメッセージに限定した使い方がなされている。

 

とはいえ、iPhoneを持ってさえいれば携帯電話事業者を問わず利用できるわけで、緊急通報としての価値は高い。今年からは自動車のロードサービスも呼べるようになった。

 

ただし、繰り返しになるが、現状この仕組みは日本では使えない。緊急通報のあり方が他国とは異なるからだ。

 

アップルのシステムは、衛星を受信してさらに緊急通報を適切な地域の機関(警察や山岳救助隊など)に送る仕組みを持っている。その運営費用はアップルが負担しており、そのため「新しいiPhoneを買ってから2年間」と、サービス期間が決まっている。

 

緊急通報を必要な機関へと引き継ぐ仕組みをそれぞれの国向けに作る必要があり、さらに、法的に「SMSなどでの緊急通報を確認し、受け付ける」仕組みも必要になる。日本ではまだその準備ができておらず、法整備も必要だ。

 

ただし、総務省はこれらの緊急通報に関しても導入の方向で検討を進めており、将来的には使えるようになるだろう。開始まで、2年も3年もかかることはなかろう、と筆者は予測している。

 

では、緊急通報の仕組みも含め、今後の“スマホと衛星”の関係はどうなるのか? 次回はその点を解説する。

 

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【西田宗千佳連載】実はシンプル。「衛星でスマホと通信」の基本を解説する

Vol.131-2

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマはKDDIとスペースXが発表した、衛星を利用したスマホの通信サービス。衛星でスマホと通信する仕組みを紐解いていく。

 

KDDI×スペースX

衛星とスマホの直接通信サービス

利用料金未定

↑スペースXが開発したスターリンクとKDDIのau通信網を活用し、auスマートフォンが衛星と直接つながる。空が見える状況であれば圏外エリアでも通信でき、山間部や島しょ部を含む日本全土にauのエリアを拡大する

 

KDDIはスペースXと組み、スターリンクの衛星と携帯電話の間で直接通信し、地上にある携帯電話基地局とつながらないような場所からも通信できるようにする。サービスの開始は2024年からなのだが、これはどのような仕組みで実現されているのだろうか?

 

衛星側の仕組みはともかく、考え方はシンプル。単純に、空に携帯電話の基地局があると考えればいいのだ。

 

山岳地帯や海の上に基地局を作るのは、技術的にもコスト的にも難題が多い。では、衛星を基地局にすればどうか? これはこれで技術的難題はもちろん山のようにあるのだが、少なくともすでに、「衛星携帯電話」や「スターリンク」はサービスを展開できているので、地上と衛星を結んでの通信自体は可能である。携帯電話から衛星につなぎ、衛星からさらに携帯電話網への接続ができれば、サービス自体は提供可能になる。

 

スターリンクを使ったサービスと衛星携帯電話の違いは、衛星の種類にある。

 

衛星携帯電話の多くは「静止衛星」を使っている。地上から見ると「常に同じ位置にあるように見える」静止衛星は、上空約3万6000kmの高さを回る。常に同じような位置にあるため、通信を安定させやすい。それでも世界じゅうをカバーするには数機の衛星が必要になるが、衛星利用のコストは抑えやすい。一方、遠いところにある衛星と通信するには巨大なアンテナが必要で、大量の人が同時に使うのも難しい。だから利用料金も高価になり、「普通の携帯電話」で使うことも難しい。

 

それに対しスターリンクは、「低軌道衛星」なので、上空約5500kmのところを飛んでいる。地球を90分から120分で一周するため、1機でカバーできるエリアは小さい。そのため、現時点でも5000機以上、最終的には1万2000機以上の衛星を飛ばし、エリアのカバーを広げるところが違う。

 

地上との距離が近くなるので静止衛星を使ったものよりも通信はしやすくなるが、それでも本来は、大きなアンテナを固定して使わないと、数十Mbpsを超える高速通信は難しい。スターリンクの基本サービスで使っているのは、一片が60cmくらいある専用アンテナ。衛星は数分で視界を横切ってしまうので、複数の衛星を利用する工夫も必要だ。

 

ではどうやって携帯電話とつなぐのか? 方法は2つある。

 

1つ目は、使うデータ量を小さなものにすること。2024年のサービス開始時、KDDIのサービスは「テキストメッセージ」に限定される。通話や一般的なインターネット利用はできない。携帯電話の小さなアンテナで確実に送受信するには、確実に通信できる容量に制限する必要があるからだ。

 

2つ目は、衛星自体の持っているアンテナを大きくすること。スターリンクは使う衛星のバージョンアップを進めており、次期衛星である「V2」がメインになると、衛星のアンテナ面積が3倍に広がり、効率的なデータ通信が可能になる。その結果として、スマートフォンとの間で「最大数Mbps」くらいの通信が可能になる……とされている。数Mbpsだと現在の4G・5Gに比べ数十分の一の速度ではあるのだが、それでも、山の中や海の上など、地上基地局まで電波が届かないところで使えるならプラスである。

 

楽天モバイルがASTスペースモバイルと組んで進めている計画でも、ASTスペースモバイルが大きなアンテナを積んだ衛星を打ち上げ、それを介して通信することになっている。

 

課題は、スターリンクV2にしろASTスペースモバイルの衛星にしろ、大量に打ち上がって実際に使えるようになるまで、まだ年単位での時間がかかる、ということだ。その性質上、地上基地局が一切不要になることはないし、日常的に衛星通信を使うこともなさそうだ。あくまで(良い場合でも悪い場合でも)“非日常のためのもの”ということができるだろう。

 

非日常のための通信という意味では、衛星を使った「緊急通報」も話題になる。これも、携帯電話と衛星をつないだエリアカバーに近いところがあるサービスではある。

 

その特質はどんなもので、KDDIや楽天モバイルの計画とどこが違うのか? そこは次回解説する。

 

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【西田宗千佳連載】KDDIが狙う「圏外をなくす」試みとは

Vol.131-1

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマはKDDIとスペースXが発表した、衛星を利用したスマホの通信サービス。“圏外”をなくすサービスへの期待と課題は何か。

 

KDDI×スペースX

衛星とスマホの直接通信サービス

利用料金未定

↑スペースXが開発したスターリンクとKDDIのau通信網を活用し、auスマートフォンが衛星と直接つながる。空が見える状況であれば圏外エリアでも通信でき、山間部や島しょ部を含む日本全土にauのエリアを拡大する

 

いまのスマホでも衛星サービスが使える

KDDIとスペースXは、携帯電話と衛星の直接通信をスタートする、と発表した。実現は2024年じゅうの予定だ。

 

キャッチフレーズは「空が見えれば、どこでもつながる」。

 

これまで、山間部や島しょ部など、基地局から遠く「圏外」表示になってしまった場所でも、空が見える=衛星が捕捉できる状況であれば通信が可能となるため、日本国内でも海外でも、KDDI(auだけでなくpovoやUQモバイルなどのサブブランドも対象)の携帯電話では「圏外」ではなくなるという。

 

具体的には、スペースXが衛星ブロードバンドサービス「スターリンク」で使用している衛星群を使う。要はスターリンクの衛星を“宇宙に浮かぶ基地局”のように使うことで、地上に基地局がないような場所でも通信が可能になる、という仕組みだ。

 

衛星との通信だが、特別な機材やアンテナは使わない。スマートフォンがすでに使っている周波数帯を使うため、KDDIは“いまのスマートフォンを買い替えることなく、そのまま利用できる”としている。

 

非常に魅力的だが、衛星を使って“現在のスマホと同じように回線を使える”というわけではない。理由は、片手で持てる携帯電話と5000km先にある衛星との通信が難しいからだ。

 

そこでまずは“テキストメッセージからスタートし、その後に通話・通信へ”と説明している。2024年じゅうに使えるようになるのはまずテキストメッセージだけ、と考えた方がいい。

 

当面は緊急時の通信での使用が基本

スペースXは現行のスターリンク衛星の後継となる「スターリンク V2」の開発と打ち上げを準備している。だがV2は新型の大型ロケット「スターシップ」の運用開始が前提。それには早くとも数年が必要と見られている。

 

そのため当面は、現在なら「圏外」になるような場所からのテキストメッセージ送受信、という使い方が基本になるだろう。船で旅行中や山間部で遭難したときなどの利用が想定されており、毎日使うようなことはないと思われる。普段は地上の基地局と通信を行なう、という状況が変わるわけではない。

 

緊急時に圏外でもスマホからメッセージを送れるようにするという機能は、2022年秋にアップルが発売した「iPhone 14シリーズ」から搭載されており、アメリカやカナダなどで使われている。本記事を執筆している9月第一週の段階だと日本では使えないが、今後サービス対象地域となる可能性は十分にある。

 

また、衛星を使った緊急メッセージの送信については、クアルコムも規格化を進めている。これらが実現すれば、KDDI+スペースXの組み合わせのうち“緊急対策”については、携帯電話事業者を問わず実現できる可能性が高い。

 

また楽天モバイルはASTスペースモバイルと組んで、KDDI+スペースXと同じような衛星利用サービスを準備中だ。ただ、スペースXの知名度やサービス展開に押され、KDDIの先行を許してしまった印象が否めない。

 

これらのサービスはどう違うのか? 幅広く使えるのはいつになるのか? そのあたりは次回以降で解説していく。

 

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夏休み向け! KDDIが環境問題を親子で学べる体験イベント「Trim the EARTH~めぐる、学ぶ、世界のカーボンニュートラル~」開催

KDDIは地球環境について親子で学べる体験イベント「Trim the EARTH~めぐる、学ぶ、世界のカーボンニュートラル~」を実施します。会場は東京・銀座のコンセプト店「GINZA 456 Created by KDDI」。開催期間は7月28日~10月上旬まで。auユーザー以外の人も、無料で参加できます。

↑夏休みのお出かけにピッタリそうな体験イベントが開催

 

地球温暖化の進行を抑えるために、温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」の実現は喫緊の課題になっています。日本政府は2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにする目標(ネットゼロ)を掲げています。多くの企業もネットゼロの実現に向けて取り組んでおり、KDDIでは2030年度までのネットゼロ実現を目標としています。

 

イベントでは、地球の未来を守るために重要なカーボンニュートラルについて、子どもも楽しめる体験展示で学べます。展示会場には2つのフロアがあり、30分ほどですべての展示を見ることができます。

 

プロジェクションマッピングで自然環境に配慮した生活を体験できるフロア

地下1階の展示では、部屋一面に映し出されたプロジェクションマッピング映像によって、海や森、街を旅しながら、自然環境に配慮した生活を学べるようになっています。

↑地下フロアでは、プロジェクションマッピングを駆使した、“遊べる”展示が楽しめます

 

展示はインタラクティブな内容で、小さな子どもでも身体を動かして楽しめます。たとえば壁に映し出されたドローンに触ると、体験者に合わせて付いてくるような動きをします。

↑壁や床に映し出されている物に触ると映像が変化する仕掛けです

 

また、ARも取り入れており、映像を楽しみながら学びのきっかけを得られるようになっています。たとえば、森の中の木材にグラスをかざすと木材のCO2削減効果について解説するパネルが現れます。

 

【地下1階展示スペースのフォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

 

カーボンニュートラルやKDDIの取り組みがわかる1階

1階の展示は、カーボンニュートラルについてより具体的に学べるようになっています。

 

展示スペースの壁一面に張り出された、大きな木を模したボードでは世界がどのようにカーボンニュートラル達成に取り組んでいるかを伝えています。どんぐりの形をしたパネルをめくって、カーボンニュートラル達成のために世界が取り組んでいることや、心がけるべきことを知ることができます。小学校高学年から中学生の自由研究の調べ物のきっかけになるような内容で、大人にとっても最新の環境問題への取り組みを学べるようになっています。

 

【1階展示スペースのフォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

 

また、手作業で解体された携帯電話や、次世代の太陽光電池、竹で作られた代替プラスチック製品など、環境に配慮した製品の実物展示もあります。デジタル掲示板もあり、会場に来た人が環境への取り組みを書き残すことができます。

 

【KDDIの取り組みをフォトギャラリーでチェック】(画像をタップすると閲覧できます)

 

小さな子どもも触って楽しめる内容があり、大人も最新の環境問題について知るきっかけになる展示もあるGINZA 456の体験イベント。夏休みに銀座へお出かけするついでに寄ってみてはいかがでしょうか。

↑学習に使える「夏休みの自由研究シート」が無料で配布されます

 

↑アンケートに答えると植物の種をもらえます

 

「Trim the EARTH~めぐる、学ぶ、世界のカーボンニュートラル~」

会場:GINZA 456 Created by KDDI(東京都中央区銀座4-5-6)

実施期間:2023年7月28日~10月上旬(予定)

時間:10時30分~20時

入場料:無料

予約:不要

↑イベント会場はKDDIが運営する「GINZA 456」。銀座4丁目交差点のすぐ近く、山野楽器 銀座本店ビルに所在します

通信障害や災害時に活躍! au、ソフトバンク、ドコモで提供の「副回線サービス」ってなに?

2022年7月、大規模な通信障害により、auおよびUQモバイルの回線が最大86時間もつながらない事故が発生。物流や金融をはじめ、日本経済に与えたダメージは決して小さくなく、改めて通信の重要性に気づいた人も多いのではないでしょうか。

 

もし、そんなときに「副回線サービス」に加入していれば、連絡が取れないという状況は回避できたはず。では、副回線サービスとは一体どういうものなのか? 格安SIMやスマホのお得な情報、最新ニュースを発信するメディア・モバワン編集部が解説します。

↑ドコモのサイト(https://www.docomo.ne.jp/service/hukukaisen/)から

 

メイン回線がつながらないときに、ほかの回線を利用

結論から言いますと、副回線サービスは普段メインとして利用している主回線が利用できない場合に、ほかのキャリアの回線を利用するサービスのこと。つまり、普段はドコモ回線をメインに使いながらも、通信障害が発生したときは、au回線に切り替えるといったことです。

 

副回線サービスは、現在ドコモ(ドコモ回線のahamo含む)、au(au回線のUQモバイル含む)、ソフトバンクの3社が提供し、それらのキャリアを利用している人が対象のサービスとなっています。しかし、auのオンライン専用プランであるpovo、ソフトバンクのサブブランドであるワイモバイルとオンライン専用プランのLINEMOは対象外となっているため、注意が必要です。

 

では、3社を利用していれば、自由に副回線を選べるかというとそうではなく、au&UQモバイル利用者は、ソフトバンク回線(4Gエリア)を利用可能。ドコモ&ahamoとソフトバンク利用者は、au回線(4Gエリア)が利用可能となっています。

 

ちなみに副回線サービスは1回線につき、1回線まで申し込みが可能。また、契約事務手数料は基本無料ですが、au&UQモバイルはサービス解約後1年以内の再加入時は3850円(税込)が発生するため注意してください。

 

データ容量は個人で月額429円。SIMカードの種類には注意が必要

月額料金については、下記図の通り、3社で同一です。しかし、個人契約・法人契約によって月額料金が異なります。

 

副回線サービス 月額料金

個人契約 法人契約
月額料金※1 429円 550円 ※2
国内通話料 22円/30秒
国内SMS 3.3円(税込)/全角70文字

※1 価格は税込表示です。

※2 UQモバイルの法人向けプランを利用の方は429円(税込)で利用可能です。

 

利用できるデータ容量と通信速度も個人・法人契約によって異なります。業務で使う法人の場合は多めに設定されており、最大1GB。ビジネス観点から、もしものことを考えると企業単位で加入していくこともおすすめです。個人で利用する場合は、あくまで「もしものときのサブ」として考えておくのがいいでしょう。

 

副回線サービス データ容量

個人契約 法人契約
データ容量 500MB 1GB
通信速度 最大300kbps 最大1Mbps
通信制限時の速度 最大128kbp

 

また、各キャリアで対象料金プランが決まっていますが、auであれば音声通話に対応した料金プランなど、基本的にはベーシックプランなら利用可能。詳細は副回線サービス契約時に、各キャリアの公式サイトで確認するようにしてください。

 

細かい設定になりますが、SIMカードについては、au&UQモバイルは、SIMカードとeSIMから選択することができます。ただし、個人契約・法人契約で選択できるSIMタイプが異なります。

 

au/UQモバイル 利用可能なSIMタイプ

SIMタイプ
個人契約 SIMカード/eSIM
法人契約 eSIM ※3

※3 UQモバイルの法人向けプランを利用の方はSIMカードも利用可能です。

 

利用中の機種にもよりますが、個人契約の場合は、SIMカード or eSIMからの選択が可能。法人契約の場合、auはeSIMのみ、UQモバイルはSIMカード or eSIMのどちらも利用可能です。なお、ドコモ&ahamo、ソフトバンクでは、個人契約・法人契約問わずeSIMのみの提供となっています。

 

また、副回線サービスを利用している端末から機種変更する場合、eSIMまたはSIMカードの再発行が必要となる場合があります。

 

さらに、eSIMのプロファイルは再発行できないため、機種変更や故障などが原因で副回線を利用できなくなってしまった場合、サービスが自動的に解約されてしまう点に注意が必要です。もうひとつ、eSIMのみの提供となるため、当然ながらeSIMに対応した機種を所有していることが必須となります。

 

万が一の備えとして検討しておきたい副回線サービス

申し込み手順については、各キャリアの公式サイトに従うのがスムーズです。また、副回線サービスに関するよくある質問や具体的な手続き方法は、モバワンの記事でも説明しています。

 

通信障害はもとより、昨今懸念される災害を想定したとき、誰とも通信ができないという危機的状況は回避しておきたいものです。万が一に備えて、副回線サービスの利用を検討してみるのをおすすめします。

ChatGPTとMicrosoft 365 Copilotが話題、3月注目のデジタルネタを3本に厳選!

スマホやモバイル関連の注目ニュースをピックアップしてお届け。3月のトピックは、

 

・賢いAI「ChatGPT」が話題集める、マイクロソフトが怒濤の製品展開

・auがメタバースに本腰、ソフトバンクも対抗

・ホリエモンの携帯回線「ホリエモバイル」提供開始

 

の3本です。

 

ChatGPTの強化版登場、マイクロソフトもチャットAIで怒濤の発表

2月から3月にかけて、OpenAI社が開発するチャットAI「ChatGPT」が大きな話題を集めています。ChatGPTは、“コンピューターに話しかけると、もっともらしい返事が返ってくる”というサービスです。

↑ChatGPTはAIがチャット形式で質問に答えてくれるWebサービスです

 

特筆すべきはその高機能さで、インターネット上のサイトからさまざまな分野の情報を学習しており、多少専門的な内容の質問をしても、すらすらと結果を返してきます。3月15日に発表された新バージョン「GPT-4」で駆動するChatGPTは、米国の司法試験の合格ラインに到達するとのこと。また、GPT-4は限定的な「マルチモーダルエンジン」となっており、テキストでの入出力だけでなく、画像で入力して文章で返答できるように改善されています。

 

ChatGPTはトライアルサービスとしてOpenAIのWebサイト上で、無料で試せるようになっており、月20ドルの有料プランに加入すると、GPT-4ベースのChatGPTも試用できます。

 

OpenAIの独占パートナーとして100億ドル以上を投資しているマイクロソフトは、2月から3月の半ばにかけて、同社製品の多くにAI機能を搭載する方針を示しています。チャットAIについては、検索エンジンの「Bing」やWebブラウザーの「Edge」に実装されていますが、今後はさらにOffice 365など多くの人が使うサービスに順次展開される予定です。

↑GPT-4をベースとした「新しいBing」は、スマホ向けのEdgeやSkypeへの搭載も発表されました

 

Office 365向けのAIチャット機能「Microsoft 365 Copilot」は、3月16日(米国時間)に発表。Copilot(副操縦士)という名前から想像できるように、オフィスワーク中の操作を手伝ってくれるチャットAI機能となっています。現在は限られたユーザーでテストされており、順次拡大する見込みです。

 

Microsoft 365 Copilotのイメージ動画

 

たとえば、Wordでは企画案やメールの文面なども、さまざまな文書を出力できるようになっています。発表時のプレゼンテーションでは「娘の卒業祝いのスピーチを作成して」と指示すると、それらしい体裁のスピーチ原稿が一瞬にして出力されるというデモンストレーションが披露されました。

 

また、文書の体裁を整えることもできます。たとえばOneDriveに保存されている写真をちりばめた、PowerPointのプレゼンテーション用スライドを自動で作成といったことも可能です。

↑ExcelにおけるMicrosoft 365 Copilot。チャット欄に問いかけるだけで、表から必要な情報を取得できます

 

 

ChatGPTが注目を集めて以来、日々新しい発表が続いている生成AIの世界ですが、競合となる言語モデルの開発では、グーグルが挙げられます。3月15日にはGmailやGoogle Workspace向けに、チャットAIを活用した文章案作成・編集機能を発表。このほか、Metaや中国の百度なども開発に名乗りを挙げています。競争はこれから本格化していくことでしょう。

 

【関連リンク】

ChatGPT

ChatGPTの概要(OpenAI)

新しいBing

3月15日:Google、Google Workspaceに生成AIを導入

3月16日:マイクロソフト、AIによる文章編集機能、Microsoft 365 Copilotを発表

3月22日:マイクロソフト、新しいBingのチャット機能をモバイル版のSkypeとEdgeに拡大

 

KDDI、「αU」でメタバースに本腰

KDDIは3月7日、新たなメタバースサービス「αU(アルファユー)」を発表しました。αUは、スマホで参加できる仮想空間サービスです。

 

αUには、オンラインゲームやSNSのように交流ができる場所や、3Dのライブ映像が楽しめるコンテンツが用意されており、すべてスマホで利用できるようになっています。各サービスは3月以降、順次提供されます。

↑KDDIが発表した、メタバース関連ブランドのαU

 

αUのメイン会場といえるのが、「渋谷」や「大阪」といった実在都市を再現した仮想空間です。最大20人までのユーザーが集まって、会話やチャットをできるようになっています。会話の遅延を抑えて、その場にいるように話せるとのこと。

↑大阪をモチーフとしたαUメタバースの仮想空間

 

エンタメ体験では、夏以降に順次コンテンツを提供します。3D空間内でライブを楽しめるコンテンツのほか、YouTubeの映像技術を取り入れており、スマホ上で動くコンテンツとしては滑らかな映像表現が特徴。「BE:FIRST」や「水曜日のカンパネラ」などの人気アーティストが手掛けるライブコンテンツが提供される予定です。

↑αUライブはYouTubeの映像配信技術を取り入れた、なめらかな3D表示が特徴

 

アイテム販売ではメタバース空間内の自室に飾れるアイテムや服装が販売されるほか、NFTアートも取り扱われます。デジタル絵画や3Dフィギュアを特典としたNFTで、αUメタバースの自室に飾れるうえに、不要になったらNFTマーケットで二次流通(転売)することも可能となっています。

 

実在の都市空間との連動要素として、オンラインショッピング体験も提供されます。これは、実際の都市空間に存在するお店の人とビデオ通話をつないで交流できるという体験で、メタバース空間でお店の雰囲気を味わいつつ、ビデオ通話で品物を確かめたり、より具体的な説明を聞いたりできるという内容です。ファッションブランドやauショップなど、全国各地の店舗とつなぐサービスを展開する予定としています。

↑αUのバーチャルショッピング体験。メタバース空間でお店の雰囲気を楽しみつつ、実店舗と動画をつないでショッピングできます。夏以降に提供開始予定

 

αUブランドでは、“メタバース”という言葉から連想される機能の多くをサービスとして取り入れていますが、一方で各サービス間の連携は薄く、その点がこれからの課題となりそうです。たとえば、メタバース空間でのアイテムに使われる“通貨”は、現時点ではアイテムを購入できるゲーム内通貨のような位置づけにとどまっており、ライブコンテンツを購入したり、実空間のアイテムを購入したりすることはできません。

 

また、仮想空間の完成度もまちまちで、既存のオンラインゲームなどと比べても操作性が良くないと感じる部分もありました。ソフトウェアとしての作り込みの弱さと、スマホの処理能力が不足という、両方の要素で開発の余地がありそうです。

 

KDDIはメタバースにおいて「オープンイノベーション」を掲げ、積極的に外部の企業と連携して開発を進めていく方針を示しています。メタバース間での連携も呼びかけており、たとえば1つのアバターで複数のメタバースにログインできるようにしたり、あるメタバースで購入したデジタルアイテムをほかのメタバースでも使えるようにしたりといった構想が含まれています。

 

メタバース関連では、NTTドコモが子会社のNTTコノキューを設立し、仮想空間プラットフォームの「NTT Door」を運営しています。KDDIではこうした携帯キャリア系のメタバースサービスも含めて、他社サービスとの連携を打診していく方針です。

 

【関連リンク】

αU(アルファユー)

KDDI、メタバース・Web3サービス「αU」始動

 

ソフトバンクは“2.5Dメタバース”に進出

KDDIの発表に合わせるかのように、ソフトバンクも3月7日にメタバースサービスを発表しました。ソフトバンクは、韓国NAVER系の「ZEP」と「ZEPETO」という2つのメタバース空間でサービスを提供。両メタバースに出店したい企業や自治体への支援も展開するとしています。

 

このうちZEPは、韓国で2022年に開発されたメタバースで、日本での展開がほぼ初の海外進出となるサービスです。メタバースとは言っても、2Dの箱庭ゲームのような見た目で、メタバース空間内で近くにいる人と音声チャットをしたり、ビデオ通話をつないだりする機能を備えています。

↑ソフトバンクがメタバース進出の足場にしたのは、韓国初のメタバースサービスであるZEP

 

ZEPの特徴は手軽さです。スマホのブラウザー上で動作するため、アプリをインストールする手間がありません。仮想空間を制作する側としても、3Dのメタバースよりも手間がかからずに空間を制作できます。たとえば、地域の観光スポットを紹介する空間を制作してポスターにQRコードを貼っておくといった活用法も期待できるでしょう。

 

できることは既存のアバター交流型SNSと変わりませんが、スマホでのメタバース体験に限界がある時点では、より賢いアプローチかもしれません。

 

【関連リンク】

ソフトバンク、なにわ男子の世界観満載のメタバース空間「なにわ男子HOUSE」をオープン

 

ホリエモンの携帯回線「ホリエモバイル」が発表

エックスモバイル(X-mobile)は3月16日、起業家の堀江貴文氏がプロデュースする格安SIM「HORIE MOBILE(ホリエモバイル)」の提供を開始しました。NTTドコモ網のMVNOで月20GBのデータ容量と、5分かけ放題がついて料金は月額3030円と、大手キャリアのオンラインプランに近い水準です

↑堀江貴文氏がプロデュースするHORIE MOBILE

 

このプランだけの特徴として、堀江貴文氏が配信するコンテンツが無料で提供されます。メールマガジン「デイリーホリエニュース」や、音声配信サービスの「Voicy」や「ZATSUDAN」での視聴権などが付帯されるほか、堀江氏が展開するパン屋「小麦の奴隷」で毎月1個カレーパンがもらえるクーポン券も配布されます。さらに、堀江氏による限定イベントも実施する方針としています。すべてのコンテンツを利用するなら総額1万円程度かかるため、堀江氏に興味がある人にはうれしい特典といえそうです。

 

また、携帯電話会社のポイントプログラムのようなサービスも提供されます。月額利用者にイーサリアムベースの独自トークン(暗号資産)を付与する仕組みで、トークンは料金からの割引に充てられるほか、ほかの契約者に再販売することも可能としています。サービス開始当初から保有している人ほど有利な仕組みとするとしていることから、こちらも開始当初に契約するホリエモンファンほどうれしい特典といえるでしょう。

 

サービス内容だけ見ればホリエモンファン向けの携帯サービスという印象も受けますが、ホリエモバイルでは「LCCモバイル」と銘打って、幅広いユーザーにアピールしていく方針です。

↑エックスモバイルの木野将徳社長(左)と堀江貴文氏

 

一方で、ホリエモバイルでは、大手キャリアからの乗り換えるユーザーもターゲットとしています。日本でのMVNOの利用比率は携帯ユーザーのうち13.4%(2022年9月時点、総務省)となっていますが、堀江氏は「対象となる(潜在的なユーザー)はもっと多いと思う。ホリエモバイルで初めて、ドコモやauなどとは違う販売方法があるのを知った人もいるのではないか。そうした人にも広げていきたい」と語っています。

 

エックスモバイルはMVNOとしては珍しく、100店舗以上の取り扱い店舗網を有しています。特に地方や離島部では、地元の有力な商店にX-mobileを扱ってもらう形で店舗展開を拡大しています。実店舗でスムーズに契約できるようにすることで、大手キャリアのオンライン専用プランは難しいと考えている人にも訴求していくといいます。

 

【関連リンク】

エックスモバイル、「HORIE MOBILE」をリリース

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

動画配信サービス再編に検索AIの続々登場、2月注目のニュースまとめ

毎月起こったガジェット・サービス系ニュースの中から注目の情報をピックアップ。今回は国内の動画配信サービス終了や、マイクロソフト/Googleが続々とリリースした検索AIなどを取り上げます。

 

国内動画配信に異変、「GYAO!終了」と「U-NEXTのParavi統合」

LINEとヤフー(Yahoo! JAPAN)を運営するZホールディングス(以下ZHD)は、無料の動画配信サービス「GYAO!」を、3月31日をもって終了すると発表しました。同時にZHDは、TVerとの提携も発表しています。

 

ZHDは傘下のLINEとヤフーの合併も2023年度中に完了する見込みで、GYAO!の終了は合併にともなう事業再編の一環としてとらえることができます。

↑GYAO!のサービス終了のお知らせ

 

一方、2月17日には動画見放題サービスを運営するU-NEXTが、放送局系の動画配信サービスParaviの事業を統合すると発表しました。映画や海外ドラマに強いU-NEXTが、TBSやテレビ東京のオリジナル番組を豊富に揃えるParaviを統合することで、ラインナップの強化につながるとしています。U-NEXTはParaviのサービス統合により、有料の動画配信サービスとしては国内事業で最大になる見込みです。

↑U-NextのWebサイト

 

U-NEXTへのParaviのサービス移管は7月をメドに実施予定。サービス移管後は、U-NEXTの月額会員がParavi提供の動画コンテンツも見放題となります。また、ParaviのサービスはU-NEXTの運営の元、継続して提供されます。

 

ちなみに、GYAO!は元を辿ると2005年にUSENグループが立ち上げた「GyaO」をYahoo! JAPANが買収し、Yahoo!動画と統合したサービス。会員登録不要・無料を掲げ、テレビ局の公式コンテンツを多く配信し、国内の無料動画配信サービスとして確かな地位を築いてきました。

 

一方のU-NEXTは2007年に同じくUSENが立ち上げた有料の映像配信サービス「GyaO NEXT」が独立する形で発足。スマホでの動画配信が普及する流れに乗って成長を続け、2017年にはUSENを吸収合併するに至っています。

 

もともとは同じUSENから出発したGYAO!とU-NEXTですが、前者はサービス終了、後者は競合の取り込みと、明暗が分かれる結果となりました。

 

ZHDはLINE VOOMに注力

GYAO!を運営していたZHDは、今後どのように動画市場に挑んでいくのでしょうか。ZHDは決算説明会にて、LINEのショート動画サービス「LINE VOOM」の開発に注力する方針を示しました。

↑ZHDは、GYAO!の終了後、LINE VOOMを強化していく方針を示しています

 

GYAO!と関連事業の再編により、ZHDは年間30億円の運営コスト削減を実現。動画配信サイトの運営ノウハウを持つスタッフや、制作体制はLINE VOOMに集中投下して、サービスの成長を目指します。

 

ショート動画市場では、TikTokを筆頭に、YouTube ショート、InstagramのリールなどSNS大手がひしめいています。これらのライバルにどう挑んでいくのか。ZHDの慎ジュンホGCPOは「VOOMの強みはLINEのユーザー基盤の大きさ。10代~20代だけでなく、幅広い年齢層への利用者の拡大が見込める。また、身近なLINEアプリからアクセスできるため、これまで動画を制作したことがない人も参入しやすいという側面もある」と説明。「クリエイターの参入を促し、コンテンツを強化したい」と方針を示しています。

 

マイクロソフトとGoogleが新しい検索AIを相次ぎ発表

マイクロソフトは2月8日、検索エンジン「Bing」に対話型AIの技術を組み込んだ新バージョンを発表しました。新しいBingには、マイクロソフトが出資するOpenAI社の対話型AIプラットフォーム「ChatGPT」の技術が活用されています。

↑マイクロソフトのサティア・ナデラCEOは、チャット機能を搭載した「新しいBing」を発表しました

 

従来の検索エンジンは検索結果のWebサイトを一覧表示にして応答するのに対して、新しいBingでは検索結果の内容を要約して、流ちょうな話し言葉で応答します。

 

さらに、「90年代を舞台にしたディストピア小説を書いて」と小説のアイデアを出してもらったり、「人参と玉ねぎを使った煮込み料理のレシピを提案して」と話して調理法を聞いたりと、創作の補助に用いることも可能です。

 

マイクロソフトはBing検索以外にもOpenAI社の対話型AIの技術を導入していく方針を示しています。Webブラウザーの「Microsoft Edge」には、Webサイトの要点をチャットで質問して、その要点を教えてくれる要約機能や、ブログの記事などを簡単に作成する作成補助機能が追加されます。

↑新しいBingと会話している画面。Web 検索で情報を集めて要点をまとめて表示するという使い方ができます

 

新しいBingはベータ版が公開されており、Windows 11ではWebブラウザー「Microsoft Edge」で試すことができます。また、スマートフォン向けのアプリ「Bing」では、先行ベータテストを実施しており、Microsoft アカウントを登録した人向けに、順次サービスを提供しています。

 

一方で、検索エンジンの雄であるGoogleは2月6日、対話型AIに基づく検索システム「Google Bard」を発表しました。現在は限られたベータテスター向けに提供されていますが、近いうちにGoogle 検索に実装されるとしています。Google 公式ブログ「The Keyword」では、多数の情報ソースから得られる情報を要約して検索結果に表示する新機能が紹介されています。

↑Googleも新検索アルゴリズム「Google Bard」を発表しています。Webサイトの要点をまとめて短い文章で提示する機能を備えています

 

災害・通信障害時の備えに「デュアルSIM」サービス化の動き

2022年夏に発生したKDDIの大規模な通信障害をきっかけに、キャリア3社が連携して新サービスを提供する構想が立ち上がっています。auを運営するKDDIと、ソフトバンクの両社は、お互いの回線を副回線として提供する有料オプション「デュアルSIMサービス」の提供を発表しました(KDDIソフトバンク)。

↑1台のスマホで2つのSIMを使う「デュアルSIM」。KDDIとソフトバンクは、お互いの回線を災害時・通信障害時用のバックアップ回線として提供することを発表しました

 

3キャリアにデュアルSIMサービスを提案したというKDDIの髙橋誠社長によると、たとえば、auショップでソフトバンク回線を追加するといった「保険サービスのようなオプションサービス」の形態で提供されるといいます。月額料金は数百円程度で、サブ回線の通信を使う際には使った量に応じて利用料が発生する形としています。

 

KDDIとソフトバンクは3月下旬以降にデュアルSIMサービスを提供すると発表しています。NTTドコモは正式な発表をしていないものの、NTTの島田社長はKDDIとソフトバンクの両社と協議中であると明かし、「そんなに遅れることなく展開できると思っている」とコメントしています。

 

地球環境に配慮したスマホ「arrows N」発売

NTTドコモは、サステナビリティ(持続可能性)に配慮して作られたスマートフォン「arrows N F-51C」を2月10日に発売しました。製造は、日本のスマホメーカーFCNT(旧富士通モバイル)が担当します。

↑NTTドコモが2月10日に発売した、“エシカルなスマホ”ことarrows N F-51C

 

arrows N F-51Cは、スマホの外装やフレームで使われる素材のうち約67%に再生素材を採用。リサイクルされたペットボトルや、クルマのヘッドライトカバー、CDなどがスマホの筐体の過半数を占める部分に使われています。

↑電気電子部品を除いた部分の約67%にリサイクル素材が使用されています

 

スマホを使っている内にヘタってしまう電池については、バッテリーの負荷を抑えて充電する技術を導入し、4年後の電池劣化を抑えています。OSのアップデート対応もarrowsとしては初めて4年間に延長し、長く使えるエコなスマホへと仕上げています。

 

「長く使える」と言われると、4年後もしっかり動くのかが気になるところですが、SoCは2022年の多くのスタンダードモデルが搭載する「Snapdragon 695 5G」で、性能としてはやや控えめです。一方で、価格は9万9780円(税込、ドコモオンラインショップ)と、同クラスの性能を持つスマホの中ではかなり割高な設定となっています。

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

3D描写がより滑らかになり、ゲームを快適にプレイできる! 「AQUOS sense6」が進化した「AQUOS sense6s」<SHG07>、auとUQで発売

シャープは、「AQUOS sense6」のスタイリッシュなデザインと1週間の電池持ちはそのままに、「Snapdragon 695 5G mobile platform」を搭載した「AQUOS sense6s」を、KDDIと沖縄セルラー電話の「au」「UQ mobile」から発売します。税込価格は4万470円で、カラーバリエーションは、ライトカッパー、シルバー、ブラックの3色。

 

同製品は、Snapdragon 695 5G mobile platformを搭載することで、CPU性能が約12%、GPU性能が約35%向上。3Dグラフィックスの描写が、より滑らかになりました。

 

AQUOS sense6同様、IGZO OLEDディスプレイ採用、容量4570mAhのバッテリーを搭載し、薄さは約7.9mm。指紋センサーの画面内配置による狭額縁化や、手当たりが良く持ちやすい側面・背面形状の、スタイリッシュなデザインが特徴です。ディスプレイの省エネ性能と大容量バッテリーの組み合わせにより、フル充電からの使用で1週間の電池持ちも可能。「インテリジェントチャージ」機能も搭載しており、電池残量が90%に達すると充電を停止し、端末への直接給電に切り替えて、電池への負荷を低減。使用開始3年後も電池容量を90%以上維持できるとしています。

 

アウトカメラには標準、広角、望遠の3つのカメラを搭載。標準カメラは約4800万画素のセンサーと、F値1.8のレンズを採用しています。画質エンジン「ProPix3」との組み合わせで、細部まで自然な表現の写真撮影が可能です。

多才な4眼カメラ搭載スタンダードモデル! 「Galaxy A53 5G」ドコモ、au、UQモバイルで5月下旬以降販売開始

サムスン電子のモバイル製品ブランドであるGalaxyは、スタンダードモデルのスマートフォン「Galaxy A53 5G」を、NTTドコモ、au、UQ mobile向けに、5月下旬以降に販売開始します。

 

同製品は4眼カメラを搭載。精細な約6400万画素対応のメインカメラに加えて、細かなディテールも鮮明に捉える接写専用マクロカメラ、人間の視野角と同等約123度の風景をおさめる超広角カメラ、被写体との距離を把握し背景をぼかす深度測位カメラにより、幅広いシーンに対応します。光学式手振れ補正対応カメラを搭載し、うす暗い環境など手振れしやすいシチュエーションでも、ブレの少ないクリアな写真や動画を撮ることができます。

 

バッテリー容量は5000mAhで、最大2日間利用できます。25Wの急速充電にも対応。5Gに対応し、RAM6GBとROM128GBを搭載。指や顔での生体認証機能や防水・防塵機能も搭載しています。

 

屋外の直射日光下でも見やすく、鮮明な画面を実現する800nitの高輝度ディスプレイを搭載。大画面の約6.5インチで狭額縁ベゼル 「Infinity-O Display」を採用したディスプレイはリフレッシュレート120Hzに対応。環境に合わせブルーライトを自動調整する機能により、目の疲れを軽減できます。

 

前機種よりもハイパワーになったステレオスピーカーは、立体音響技術「DolbyAtmos」に対応。左右に搭載されたスピーカーから出る大音量でクリアな音質により、スピーカー使用時だけでなく、イヤホン使用時も迫力のサウンドを楽しめます。

 

パッケージには再生紙を利用し、サイドボタンとSIMカードトレイにポストコンシューマー素材を使用することで、環境に配慮しています。

 

カラーバリエーションは、やわらかな印象のパステルカラーを基調とした「オーサム ブルー」「オーサム ホワイト」「オーサム ブラック」(※ドコモ版は半角スペースなし)の3色展開です。カメラ部分までシームレスに覆われたデザインを採用し、背面に特殊な加工を施すことで、指紋の目立ちにくい、滑らかな質感に仕上げています。

月3000円に値上げする「DAZN」を月1100円で楽しめる! auのデータ使い放題プランに“DAZNパック”が登場

KDDI、沖縄セルラーは2月下旬以降、スポーツ専門の動画配信サービス「DAZN」がセットになったデータ使い放題の料金プラン「使い放題MAX 5G/4G DAZNパック」を提供開始します。

 

同プランは、「使い放題MAX 5G/4G」に1100円の追加料金で、様々なスポーツのライブ中継、見逃しやハイライト、特集番組などを配信する、通常は月額3000円のDAZNがおトクに楽しめます。1月26日からは、auからDAZNへ加入するともれなく100Pontaポイント、さらに抽選で2000Pontaポイントをプレゼントするキャンペーンを実施中です。

↑月額料金

 

DAZN Pontaポイントプレゼントキャンペーンは、キャンペーンサイトからエントリーし、auからDAZN(DAZN、使い放題MAX 5G/4G DAZNパック、「使い放題MAX 5G ALL STARパック」が対象)に初回加入してDAZNの初期設定を完了すると、適用されます。キャンペーンは3月31日まで。

KDDI、auとUQ mobileの契約解除料廃止を発表!

KDDI、沖縄セルラーは、2022年3月31日をもってauとUQ mobileの契約解除料を廃止することを発表しました。また、アップグレードプログラムEXなど、旧端末購入プログラムの特典をau解約後も利用できるよう、提供条件を改定します。

 

au、UQ mobileとも、契約期間を定めた割引サービス/料金プランの契約解除料を廃止。対象の割引サービス/料金プランに加入中の利用者は、引き続き同じ基本料金で利用できます。

↑契約期間を定めた割引サービス/料金プラン

 

auは、契約解除料の廃止に伴い、au STARの2年契約更新ギフト券プレゼントを、2022年3月プレゼント分をもって終了(ギフト券は付与月を含め6か月間利用可能)。2年契約Nの新規受付も終了します。2年契約N未加入の利用者は、au PAY カードお支払い割を適用することで、2年契約N適用時と同じ基本料金で利用できます。2022年4月1日以降にau PAY カードお支払い割対象となるプランは、以下の図の通りです。

↑2022年4月1日以降、au PAY カードお支払い割の対象となるプラン

 

UQ mobileは、契約解除料の廃止にあわせて、長期利用割引とスマトク割を廃止し、対象料金プランの基本料金を割引適用後の金額に改定します。

 

端末購入プログラムの改定では、2019年9月に新規受付終了したアップグレードプログラムEX/EX(a)、アップグレードプログラム(タブレット)、アップグレードプログラム(ジュニア)にて、au契約継続の条件を廃止。au解約後も同社所定の条件を満たすことで、分割支払金残額相当分の支払いが不要となる特典を利用できます。なお、2019年10月以降に提供開始したアップグレードプログラムDX、アップグレードプログラムNX、かえトクプログラム、スマホトクするプログラムでは、従来からau契約の有無に関わらず特典を利用できます。

キャリアを変えてもメアドはそのまま! ドコモとauが“メール持ち運び”発表

NTTドコモと、KDDI及び沖縄セルラーは、他の通信事業者に移行後もメールアドレスを継続して利用できるサービス「ドコモメール持ち運び」「auメール持ち運び」を、それぞれ発表しました。

 

ドコモメール持ち運びは12月16日よりサービス開始。同サービスにより、料金プランを「ahamo」へ変更した場合でも、「ドコモメール」のサービスとメールアドレスを継続して利用できます。

 

利用料金は1メールアドレスあたり月額330円で、ドコモショップ店頭や、My docomo、ahamoのWebサイトにて受け付けています。

↑主な提供条件

 

auメール持ち運びは、auを解約後31日以内に同サービスに申し込むことで、UQ mobileやpovo、他通信事業者に移行後もauのメールアドレス 「@au.com」「@ezweb.ne.jp」を継続して利用可能。迷惑メールフィルターなどの機能も利用できます。

 

au契約中と同様に、Androidは「auメールアプリ」(サービス開始に合わせて順次配信される対応バージョン「Ver.07.00」以降にアップデートが必要)から、iPhoneは標準のメールアプリから利用可能です。

 

申し込みにはau回線契約にもとづき発行されたau IDが必要で、au公式サイトの、同サービス専用ページから申し込めます。

 

月額料金は330円。提供開始は12月20日です。

 

両サービスとも、詳細については、各公式サイトの案内をご覧ください。

au Payマーケットでお得に買い物ができる「au Black Friday」開催! スマパス会員は要チェック

映像・音楽・書籍・ライブなどのエンタメサービスが、どの携帯キャリアでも楽しめる「auスマートパスプレミアム」では、会員限定で特典がゲットできる「au Black Friday」を、11月17日より開始します。

 

内容は、抽選でau PAYマーケットで使える合計1700万Pontaポイントをプレゼントする「スマプレジャンボ」。au PAYマーケットでの買い物時に購入額の5%をPontaポイントとして還元する「スマプレポイント還元」。そして、同マーケットにてケンタッキーフライドチキンの「デジタルKFCカード500円分」を実質400円で購入できるクーポンを配布する「ケンタッキーのデジタルKFCカードで使える400円OFFクーポンプレゼント」の3つのキャンペーンとなっています。どのキャンペーンも、auスマートパスプレミアム会員限定で、Black Friday特設ページからエントリーする流れです。

 

それぞれの期間は以下の通りです。

「スマプレジャンボ」:11月17日から12月6日

「スマプレポイント還元」:11月17日から11月22日

「ケンタッキーのデジタルKFCカードで使える400円OFFクーポンプレゼント」:11月17日から12月4日

30歳以下ならさらにおトク! 31歳以上でもおトク。au「つなぐ応援プログラム」

KDDI、沖縄セルラーは、「つなぐ応援プログラム」を開始しました。

 

同プログラム第1弾として、30歳以下の利用者向けにデータ使い放題プランを6か月間月々3938円割引する「au応援割(U30)」と「Amazonプライム」1年ついてくる特典、31歳以上の利用者も動画・音楽配信などエンターテインメントサービスとのセットプランを6か月間月々最大1100円割引する「au応援割(エンタメ)」、スマホを初めて使う22歳以下の利用者向けに「スマホスタートプラン(フラット)5G/4G」の月間データ容量を1年間増量する「U22データ増量キャンペーン」の提供をスタート。

 

au応援割(U30)は、30歳以下の利用者を対象に、適用条件を満たした月の翌月から6か月間、対象料金プランの月額料金を3938円割り引きます。例えば「使い放題MAX 5G/4G」に加入している場合、「家族割プラス(3人以上)」「auスマートバリュー」「au PAY カードお支払い割」をあわせて適用すると、6か月間月額990円で利用できます。また、「使い放題MAX 5G/4G」に加入していると、「Amazonプライム」1年ついてくる特典の対象になります。

↑割引の適用例(使い放題MAX 5G/4Gの場合)

 

au応援割(エンタメ)は、年齢制限なく、適用条件を満たした月の翌月から6か月間、対象料金プランの月額料金を1100円(「使い放題MAX 5G with Amazonプライム」の場合770円)割り引きます。例として、「Netflix(ベーシックプラン)」「Amazonプライム」「TELASA」がセットの「使い放題MAX 5G/4G Netflixパック(P)」加入の場合、「家族割プラス(3人以上)」「auスマートバリュー」「au PAY カードお支払い割」をあわせて適用すると、6か月間「使い放題MAX 5G/4G」と同額の月額4928円で利用できます。受付期間は12月31日まで。

↑割引の適用例(使い放題MAX 5G/4G Netflixパック(P)の場合)

 

その他各種プログラムの詳細、対象料金プランや適用条件などは、au公式サイトの当該ページをご確認ください。

auから月990円の新プラン、月3GBのデータ通信と1回5分以内の国内通話かけ放題がセットの「スマホスタートプラン」

↑auのWebサイトから

 

KDDIと沖縄セルラーは、1回5分以内の国内通話かけ放題と、月間3GBのデータ通信をセットにした「スマホスタートプラン(フラット)5G」および「スマホスタートプラン(フラット)4G」を8月6日から提供開始します。本プランの対象となるのは、現在auケータイや他社ケータイを利用中で、auスマホへの機種変更や乗り換えをする人と、15歳以下でauスマホに新規契約する人です。

 

スマホスタートプラン(フラット)5Gとスマホスタートプラン(フラット)4Gの、1回5分以内の国内通話かけ放題では、通話時間が5分を超えた場合、22円(税込)/30秒の通話料がかかります。また、月間3GBのデータ通信を超えると、最大128kbpsの速度制限がかかるとしています。

 

月額料金はどちらも通常2288円(税込)ですが、「スマホスタート1年割」と「au PAY カードお支払い割」を適用した場合、申し込み翌月から1年間は月額990円(税込)で、2年目以降は月額2178円(税込)で利用できます。

 

さらに、本プランに加入したユーザー向けに、月1100円(税込)で国内通話がかけ放題になるオプション「通話定額(スマホスタート)」も合わせて提供されます。

 

申し込みはauショップ、au Style、KDDI直営店、au取扱店、My au、お客さまセンターなどで受け付けます。

 

月間のデータ容量が3GBであることや、割引適用で月額990円(税込)にしたことなどは、ソフトバンクが先に発表していた「LINEMO」の「ミニプラン」に近い印象です。ただし、ミニプランはLINEをデータ通信としてカウントしない「LINEギガフリー」が付くなど、違いもあります。

 

ケータイからスマホへの乗り換えを検討している人や15歳以下の人は、これらの違いをチェックしながら選ぶといいでしょう。

タフネスケータイ「G’zOne」20周年記念モデル「G’zOne TYPE-XX」が4G LTEケータイとして登場

 

KDDIと沖縄セルラーは8月2日、耐久性に優れたG’zOneシリーズの20周年記念モデル「G’zOne TYPE-XX」と、シンプルなデザインの「GRATINA KYF42」を、4G LTEケータイとして発売すると発表。G’zOne TYPE-XXは11月以降の発売で価格は未定、GRATINA KYF42は8月13日発売で価格は3万3000円(税込)です。どちらのモデルも8月3日から予約受け付けを開始します。

 

G’zOneシリーズは2000年2月に販売を開始し、雨の中でも使用できる耐水性能や、日常でのハードなシーンでも安心して使える耐衝撃性能という、当時の携帯電話にはなかった「タフネスケータイ」という領域を開拓したモデルです。今回、G’zOne20周年を記念して、カシオ計算機の歴代G’zOneデザインチームが商品デザインを担当。初代G’zOneをオマージュした円形の10キーや背面バックロックなど、細部までこだわっています。

 

また、アメリカ国防総省が制定したMIL規格19項目に準拠した耐久性能を実現しているうえ、高さ1.8mから鉄板・コンクリートに26方向から落下させるメーカー独自の試験をクリア。

 

さらに。4つのセンサーを搭載し、天気や気圧、温度などを確認できるほか、簡易ライトやホイッスル音、FMラジオが聴けるなどの機能を搭載しています。

 

一方のGRATINA KYF42は、見やすいうえに押しやすいキーデザインを採用し、今まで通りの快適な使い心地を実現したとする折りたたみ式のケータイ。

 

 

電話番号だけで写真や動画を送れる「+メッセージ」を利用できるほか、日常で安心して使える防水・防塵・耐衝撃性能をそなえています。また、アルコール除菌シートや泡ハンドソープでのお手入れが可能なため、端末の清潔さを維持できます。

 

このほか、着信に気づきやすい「でかバイブ」や、同じ相手から10分以内に2回以上の不在着信が続くと段階的に着信音を大きくする「ステップアップ着信」など、電話の着信を逃さない機能を搭載しています。

格安SIMでスマホ料金がもっと安くなる!

新しく登場してきたオンライン専用プランは確かにお得だが、モバイル通信をあまり利用していない人ならば20GBも使い切れずに持て余してしまうだろう。そうした人は、格安SIMなどを利用すれば、より安価に回線を維持できる。

※こちらは「GetNavi」 2021年3月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

そのまま割高でいるか、少しでも安い選択肢を探すか

「月7GB」というのが、かつて標準的な通信量の目安だった。しかし、20GBや無制限のプランが台頭するいま、10GB未満のプランはすでに節約のための選択肢になりつつある。5G化などを踏まえれば、こうした流れは必然だ。

 

一方、新型コロナウイルスの感染予防策などにより、一部業種ではテレワークが推進されており、外出頻度が減っている。通信プランが大容量化するトレンドはあるものの、Wi-Fiの活用などで通信量が抑えられている人ならば、より安価な通信プランで、維持費を低減する選択も合理的だ。

 

具体的な候補には、大手キャリアの段階定額制プランや、サブブランドの月10GB前後のプランなどが挙がる。ただし、これらは新参のオンライン専門プランと比べるとお得感が少ない。そこで検討したいのが、サブブランドの小容量プランやMVNOが提供する1〜3GBプランだ。大体1100〜1500円で運用ができ、例えばBIGLOBEモバイルの場合、月1GBで1160円になる。

 

また、日本通信のようにMNOのオンライン専門プランの対抗策となる通信プランも選択肢として登場してきている点にも注目。今春は、20GB前後を2000円弱で利用できる格安SIMプランがさらに増える可能性もありそうだ。

 

月1〜10GBで済むならもっと安くなる 格安SIMも検討すべき価格帯

MVNOが提供する格安SIMの通信プランならば、月に1〜3GBだけを使えるという小容量プランを選択可能。外ではほぼ通信しないが、電話番号を維持したいという場合に検討したい。

 

 

【2月24日追記】発表後に変更があったため一部修正

 

【コレも要チェック! MVNOの格安個性派プラン】

個性派の格安SIMならユニークな運用も可能

MVNOが提供する格安SIMのプランには、珍しい仕組みを採用する通信プランやオプションが用意されていることもある。想定用途に合致さえすれば、より安価な運用に繋がる場合もあるだろう。見逃さずにチェックしておきたい。

 

[その1]経済的にタブレットを運用したいならコレ!

IIJmio

従量制プラン

月額480円(1GB)、月額700円(2GB、以降1GBごとに+200円)

IIJmioの従量制プランはデータSIM専用なら月額480円〜で運用可能。音声通話機能付きのプランだと、1GB未満の運用なら1180円〜となるが、キャンペーン中につき、6か月間は480円〜だ。

 

[その2]YouTube好きにオススメの裏ワザ

BIGLOBEモバイル

エンタメフリーオプション

月額2080円(3GB+エンタメフリー)

3GB以上の通信プランを選択している場合に、月480円のオプションを追加すると、合計2080円〜で、対象サービスの通信量がカウントされなくなる。対象にはYouTubeの動画視聴も含まれる。

 

[その3]特定ゲームのみ通信が無制限に

LinksMate

カウントフリーオプション

月額1620円(3GB+ゲームフリー)

LinksMateが提供するゲームカウントフリーオプションでは、特定のゲームアプリの通信量がカウントフリー対象になる。モバイル通信下で対象ゲームを遊ぶ時間が長いなら狙い目だ。

 

★小中容量プラン、向いているのはこんな人

在宅時間が多めでWi-Fiを使いやすい人

自宅のWi-Fi環境下で過ごすことが多い人向きで、外出時に、モバイル通信を多少利用するくらいなら、月1〜3GBも使えれば十分だ。プランを変更することで維持費を削減できる。

 

 

●本特集の情報は1月15日時点のものです

5Gを見据えた新時代の容量プランをチェック!

今春提供の新プランでは、NTTドコモとソフトバンクの大容量プランも通信量無制限に変更された。すでに無制限だったauも値下げを決行。5Gを見据えた新時代のプラン内容をチェックしよう。

※こちらは「GetNavi」 2021年3月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

5G時代の本格化を前に、容量無制限プランが揃う

MNOにおける通信プラン大容量化の流れで、無制限化の先陣を切ったのは、19年春に登場したauの「データMAXプラン」である。一方で、NTTドコモやソフトバンクは、当時から超大容量なプランこそ提供していたが、標準で無制限という仕様にはしていなかった。

 

しかし、3月からはソフトバンクが「メリハリ無制限」として、4月からはNTTドコモが「5Gギガホ プレミア」として、超大容量プランに置き換わる無制限プランの提供を開始する。文字どおり通信量の上限が撤廃されたほか、総務省から「複雑な料金体系」にメスが入ったおかげで、基本料金の経時変化もほぼなくなり、ユーザーにとってもわかりやすく魅力的な仕様になっている。このトレンドを追い、従来から通信量無制限プランを提供してきたauも、該当プランを「使い放題MAX」へと改めたうえで、料金体系をシンプルに変えて3月から提供。ほか2社に足並みを揃えてきた印象だ。

 

なお、楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT V」については、無制限ではあるものの、楽天回線エリアから外れると上限5GBという縛りがある点に注意したい。月額料金が2980円と安く、1年間無料のキャンペーンも魅力的だが、実質的には他キャリアのプランと同列では語りづらい。

 

5G端末も出揃った今年こそが本格的なスタートに。エリアと価格の両面で競争激化!

安価なオンライン専用プランが登場した一方で、大手キャリア主力プランは通信量上限のない使い放題が常識に。5Gエリアの拡充も進んでおり、いよいよ本格活用の年になる。

 

 

 

 

 

【料金×エリア×将来性で見る5Gオススメ度】

私が解説します

モバイルライター

井上 晃さん

スマホやスマートウオッチなど、最新モバイル事情に広く精通。雑誌やウェブを中心に記事を寄稿する。

【NTTドコモ】オススメ度★★★★

企業との積極的な連携は将来的に成果が出そう

目先のエリア展開は遅くとも、「なんちゃって」ではない5Gの展開に関しては、期待感が大きい。企業とのコラボレーションも含め、積極的に5G技術の展開を図っており、関連サービスの充実やB2B展開にも注目だ。

 

↑公式サイトでの21年夏時点のエリア拡充予想。ピンク部分が5Gエリアで、かなり広がっている

 

【au】オススメ度★★★☆

端末を5Gで一本化しエリア展開にも本気

新規で取り扱うスマホを5G対応モデルのみに絞るなど、本格的に5Gに注力する姿勢が見られる。ソフトバンクとのインフラ連携をしていることもあり、基地局数もこれから順調に伸びていくと思われる。

 

↑公式サイトでは、地図上で5Gのミリ波およびSub-6対応のスポットを確認できるのが面白い

 

【ソフトバンク】オススメ度★★★

市場の動きを見つつ着実に5G化を図るか

エリア展開のスピード感は、インフラで連携するauとほぼ同じと思われる。4G/5Gプランが実質共通であるなど、ユーザーが5Gへと移行する際のハードルを低く見せている部分も上手い。堅実な進化に期待できる。

 

↑公式サイトで現時点と今後対応予定の5Gエリアが確認可能。大まかな面での表示が特徴的だ

 

【楽天モバイル】オススメ度★★

4Gと5Gを並行して整備中だがまだ途上

新参のMNOとして、4Gの自社回線エリアもまだカバー率が低いのが課題。5G着手のスタートは、他社と一緒とはいえ、ベースに差があることは否めない。料金の安さも鑑みながら長期的な目で見守るのが賢明だろう。

 

↑公式サイトでは、5G対応スポットの地図表示がない。エリアが箇条書きで記されるのみだ

 

<無制限でもテザリングには注意が必要>

テザリング上限が気になる人はサブ回線導入も検討を

 

楽天モバイル

Rakuten WiFi Pocket

実質価格0円

auとソフトバンクは無制限プランでもテザリング時に上限が存在する。気になる人はモバイルルーター導入がオススメ。本機は、通信プランとセットで、実質無料となるキャンペーン中。連続駆動時間は10時間だ。

 

★使い放題プラン、向いているのはこんな人

外で動画を長く見る人や家にWi-Fiがない場合に◎

Wi-Fi環境がない人や、通勤通学時に長時間ストリーミング動画を視聴する場合は無制限プランが狙い目だ。PCなどを日常的にテザリングする場合は、設けられた上限に注意しよう。

 

 

●本特集の情報は1月15日時点のものです

3大通信キャリアのオンライン専用プランを大解剖!

NTTドコモとau、ソフトバンクの3キャリアが発表した月額2500〜3000円で月20GBを使えるオンライン専用の通信プランが大いに話題になっている。3月からの提供開始を前に、その概要について確認しておきたい。

※こちらは「GetNavi」 2021年3月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

20GB・2980円が新時代の標準になるか

オンライン専用プランに関して先陣を切ったのが、NTTドコモだ。同社は20年12月3日に新プランの「ahamo(アハモ)」を発表。21年3月に提供を開始する。同プランは月額2980円で月20GBが利用でき、通信量を使い切ったあとも最大1Mbpsで通信可能など、これまでにないコスパの高さが目を引く。一方で、申し込みやサポートなどは基本的にオンライン限定。キャリアメールが使えないなど、ユーザーが注意すべき点は多い。

 

ソフトバンクは、20年12月22日に、「SoftBank on LINE」なるブランドコンセプト名とプラン概要を発表し、21年3月に提供予定とした。MVNOの「LINEモバイル」を前身とするサブブランドで、正式なブランド名は決定次第公表される。なお、ソフトバンクは21年3月にLINEモバイルの100%子会社化と吸収合併の検討も進める。この新ブランド提供に伴い、LINEモバイルは新規受付終了が協議されている。

 

21年1月にはauも「Povo(ポヴォ)」を発表。こちらも提供は3月予定。他社より基本料が500円安いほか、200円で1日通信し放題になるような「トッピング」という仕組みを用意する点にも注目。パートナーシップを結んだCircles Asia社との連携を生かした形となっている。

 

手続きや各種サポートはオンラインに限定。対面サポート省略で値下げを実現

オンライン専用プランでは、原則として店舗サポートが用意されない。手続きがオンラインに限定される反面、そのぶん低価格で利用できる。

 

 

 

 

<オンライン限定プランのギモンに答えます>

【Q1】契約手続きはどうやる?

A1:ウェブサイトやアプリから申し込もう

オンライン専用プランは、店頭からの新規申し込み手続きができない。申し込みは基本的に専用サイトやアプリなどから行う。例えば、ahamoでは契約者は20歳以上という条件があり、20歳未満の場合には保護者が契約を行う必要がある。

 

↑ソフトバンクは、LINEからの契約申し込みや契約内容の確認変更などの手続きが可能。また、サポートにもLINEのチャットが使われる予定だ

 

【Q2】故障した場合はどうする?

A2:一部の緊急対応は例外的に電話窓口対応なども予定

オンラインチャットによる手続きが原則。ドコモの場合、端末故障時や紛失・盗難時などの緊急対応については専用電話窓口でのサポートが受けられる場合もあるという。au、ソフトバンクは緊急時の電話窓口対応の有無について現状、明言していない。

 

↑有事の際でも、キャリアショップに駆け込めるわけではない点に注意。もしものときのためにスマホ以外の通信手段を確保しておきたい

 

【Q3】海外ローミングは使える?

A3:ahamoでは利用できるとされる

ahamoでは、アメリカやヨーロッパ諸国など海外82の国・地域で、追加料金がかからず月20GBまでモバイル通信を利用できるとされている。一方、auのpovoやSoftBank on LINEは、海外ローミングの利用可否についていまのところ未公表。

 

【Q4】家族割は適用される?

A4:基本は非適用だが、ahamoは頭数としてカウントされる

オンライン専用プランはどれも家族割が適用されない。ただし、ahamoは料金の割引こそされないものの、家族割に含まれる回線としてはカウントされる。家族が「ギガホ」などを契約している場合、恩恵を受けられる。

 

↑ドコモの家族割は2回線なら500円引き、3回線以上なら1000円引きとなる。家族ひとりがahamoに乗り換えても、ほかの家族の割引には影響がない

 

【Q5】料金はずっと一定?

A5:基本料金はずっと一定でわかりやすい

ahamoとSoftBank on LINEは月額基本料は2980円で、povoは2480円。これらは数か月間限定の割引などが設けられていないため、1年後はいくらになるのかなどの計算は不要だ。ただし、無料時間ぶんを超過した通話料などは別途発生する。

 

【Q6】5Gも使用できる?

A6:4Gだけでなく、5Gも使えるとの説明あり

サービス提供開始前ゆえに、実際に利用した際の通信速度については不明だが、ahamo、SoftBank on LINEについては当初から4G/5G回線を利用できると説明されている。povoも夏から5Gに対応予定。

 

【オンライン専用プラン 向いているのはこんな人】

契約などの各種手続きを自力で調べて進められる

ブラウザやアプリからの手続きを抵抗なく行えるような、ある程度のITリテラシーを持つ人向き。また、キャリアメールがないので、フリーメールなどをすでに活用していると移行が楽だ。

 

 

●本特集の情報は1月15日時点のものです

“スマホ料金”を見直すために知っておきたいケータイ基礎知識ガイド

3月にスマホの料金プランが大きく動く。NTTドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアがオンライン専用の20GB・3000円弱のプランを展開。さらにメインブランドの主力プランも通信量上限を撤廃しつつ、既存の通信プランより価格を下げてきた。つまり、今春は、通信料金を見直す絶好のタイミング。ここで注目のスマホ料金トレンドについてじっくり学んでいこう。

※こちらは「GetNavi」 2021年3月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【私が解説します】

モバイルライター

井上 晃さん

スマホやスマートウオッチなど、最新モバイル事情に広く精通。雑誌やウェブに記事を寄稿。

 

政府の値下げ圧力により、料金プランは大激変!

2020年、総務省や現政権は大手3社の寡占状態を憂い、料金値下げとプラン簡略化を促す圧力をかけた。その是非はともかく、結果的にそれはスマホの料金プランに大きな変化を起こすこととなった。12月にNTTドコモが新プランを発表したのを皮切りに、ソフトバンク、auも新時代を見据えた料金体系を提案。こうしたプランが、21年3月に提供開始を迎える。詳細情報が明らかになっていない部分もわずかに残るが、現時点で最旬情報のキャッチアップは必須だ。

 

注目のトレンドは3つある。1つ目は、キャリアショップなどで取り扱われないオンライン専用の割安プランが登場したこと。2つ目は、大手キャリアの主力プランが、従前の超大容量から無制限へと進化しつつ料金体系が簡略化されたこと。そして3つ目は、こうした変化を受けて格安SIM市場も対抗策を出しつつあるということだ。

 

ユーザー的には選択肢こそ膨大だが、各プランの内容はわかりやすくなっている。今春こそ、自分の使用スタイルに合わせた料金プラン見直しに臨む絶好の時期だろう。

 

知っておくべき “いま”のケータイ基礎知識

スマホ料金の説明には、専門用語がつきもの。まずは、モバイルの最新トレンドを理解するために最低限必要な重要キーワードについて解説する。知らないものがないかチェックしておこう。また、料金プランの大激変についても紹介する。

 

[MNOとサブブランド]

最大手の事業者が提供する通信サービス

KDDIのように自社で通信設備を備える事業者を「MNO(エムエヌオー)」という。同社が展開するメインの通信サービスは「au」だ。一方「UQモバイル」もKDDIが提供する通信サービスだが、auとは別物である。こうした通信サービスを「サブブランド」と呼ぶ。新設の「ahamo」や「povo」はあくまで“プラン”扱いだが「SoftBank on LINE」は“サブブランド”として説明されるなど、その関係はやや複雑だ。

↑「ahamo」「povo」「SoftBank on LINE」ら新プランは、メインブランドのサービスから切り離されている。サブブランド的なプランだ

 

[MNP]

電話番号を変えずに通信会社を変える仕組み

契約中の電話番号を維持したまま、他の事業者が提供する通信サービスに移行できる仕組みを「MNP(番号ポータビリティ)」という。従来、MNPを行う場合には手数料が発生したが、昨今はこれが撤廃されつつある。

 

[5G]

日本では2020年から開始された次世代通信技術

「第5世代移動通信システム」の略称で、4G/LTEと比べて、より高速、低遅延、同時多接続な通信が利用できるのが特徴。5G対応の端末と通信プランを組み合わせることで利用可能だが、5Gに対応したエリアは限定的だ。

 

[eSIM]

スマホにSIMカードがあらかじめ内蔵されている

「SIM(シム)」とは、電話番号などの情報が記載された小さいICカードで、端末にセットして使う。一方「eSIM(Embedded SIM)」は端末に組み込まれたSIMのこと。完全オンラインの手順で通信プランを開通するのに必要となる。

 

[MVNO]

格安SIMを運営する通信事業者のこと

MNOが所有する通信回線網の一部を借りて、通信プランを提供する事業者を「MVNO(仮想移動体通信事業者)」と呼ぶ。一般に「格安SIM」や「格安スマホ」という言葉は、MVNOが提供する通信プランを利用したものを指す場合が多い。

 

★主なMVNO

日本通信SIM(【NTTドコモ】)

老舗MVNOの日本通信が提供する格安SIMブランド。MNOのオンライン専用プランへの対抗策を早くも展開。

 

BIGLOBEモバイル(【NTTドコモ】【au】)

KDDIの子会社であるビッグローブがMVNOとして提供する格安SIM。充実したオプション展開が特徴的だ。

 

IIJmio(【NTTドコモ】【au】)

インターネットイニシアティブが展開する。新技術を精力的に導入し、「eSIM」対応プランもいち早く取り入れた。

 

mineo(【NTTドコモ】【au】【ソフトバンク】)

オプテージ(旧ケイ・オプティコム)が展開。3社回線を選べる貴重な格安SIMだ。コミュニティにも注力する。

 

LINEモバイル(【NTTドコモ】【au】【ソフトバンク】)

ソフトバンクとLINEの合弁会社が展開するMVNO。同サービスを前身としてSoftBank on LINEが立ち上がる。

 

イオンモバイル(【NTTドコモ】【au】)

イオンリテールが2016年から運営。プラン数が豊富で、データ容量を複数枚のSIMで分け合えるシェアプランも用意。

 

[SIMロック]

格安SIMやeSIMプランを使うなら気をつけたい制限

MNOが提供するスマホには、他社のSIMカードを不正に利用できないよう「SIMロック」という制限がかけられている。制限は一定条件を満たすと外せて、これを「SIMロック解除」と呼ぶ。最初から制限のない端末は「SIMフリー」と呼ぶ。

 

[対応周波数]

端末流用で注意すべきはSIMロックだけじゃない

通信事業者は、総務省から利用できる電波の周波数帯を割り当てられており、MNOごとに利用できる周波数帯は異なる。スマホによって対応できる周波数が違うので、MNPの際に、端末の使い回しができるかどうかの確認が必要だ。

 

↑4G LTEの対応バンド一覧。楽天もMNOではあるが、割り当てられた周波数帯には差がある。◎と〇に対応していれば、おおむね問題なく使用可能となる

 

 

●本特集の情報は1月15日時点のものです

「povo on au」、かけ放題抜きでキャリア3社最安を実現! サービスをトッピングできる新発想のプラン内容を解説

KDDIは1月13日、新料金ブランドに関する発表会をオンラインで開催。月20GB・2480円の「povo on au」を発表しました。

 

昨年12月にドコモが「ahamo」、ソフトバンクが「Softbank on LINE」を発表していますが、ついにKDDIもその流れに続いたかたち。3社のなかでは最安の価格、そして「トッピング」という大きな特徴を持っています。

 

月20GB・2480円の新プランの魅力は“トッピング”?

「povo on au」は、月額2480円で20GBの容量を使えるオンライン専用のプラン。複雑な割引はなく、基本料金はずっと変わりません。申し込みやサポートがオンラインのみであることや、内容のシンプルさは「ahamo」や「SoftBank on LINE」と同じですが、2社よりも500円安く、3社のなかでは最安となりました。3月より提供を開始する予定です(5Gは今夏を予定)。

↑新プランは「povo on au」

 

キャリアメールの提供はなし。音声通話は30秒につき20円がかかります。通話料金に関して、KDDIの髙橋社長は「ユーザーの約6割は月間通話時間が10分未満であり、インターネット通話を利用している方が多い」ことから5分以内の通話かけ放題などは設けていないと説明しました。

 

povoの最大の特徴は、プランにさまざまなサービスを追加できる「トッピング」。と聞くと、これまでのオプション(かけ放題、SNSフリーなど)と変わらないように思えますが、povoのトッピングは日ごとや週ごとにオプションを付けたり外したりできます。

↑20GB・2480円のプランにサービスを追加できる

 

第1弾として提供されるのが、<5分以内のかけ放題>と<24時間データ使い放題>の2つ。たとえば、「Netflixでドラマを全話いっき見したい」「オンライン授業を受けたあとリモート飲み会がある」という日は、<24時間データ使い放題>をトッピング。次の日にはトッピングを外しておく、という使い方ができます。

↑トッピング例

 

↑必要なときだけオプションを追加できる

 

今後は<SNS使い放題>や<特定のドラマシリーズが見放題>などなど、ユーザーの生活シーンに合ったトッピングをどんどん提供していきたいとしていました。トッピングの選択肢が増えれば、ユーザーのカスタマイズできる幅も広がりそうです。

↑トッピングはアプリから自由に付けたり外したりできるとのこと

 

従来の使い放題プラン、UQモバイルのプランも見直し

従来の使い放題プラン「データMAX」も見直されました。新しい「使い放題MAX」は4G・5G共通で月額6580円で利用可能。月のデータ使用量が3GB以下の場合は、自動で1500円が割引されます。

↑新しいデータ使い放題プラン

 

現行プランと比較すると4Gは約1000円、5Gは約2000円安くなりました。また「auスマートバリュー」や「家族割プラス」を適用すると、最大2100円が割引されます。提供は3月開始予定です。

↑現行プランとの比較

 

↑各割引を適用した場合の価格

 

小容量のプランを担うのはUQモバイル。新しく「くりこしプラン」が発表されました。容量ごとに、S(3GB)/M(15GB)/L(25GB)と3種類が用意されています。

↑くりこしプランS/M/L

 

3種類用意されているのは従来と同じですが、3つとも500円安くなっています。また、上位2つのプランではデータ容量も5GB増えており、さらにお得。家族割などはないものの、シンプルなわかりやすく、余った容量を繰り越せるため、1人でも利用しやすいプランとなりました。2月1日より提供を開始します。

↑現行プランよりもお得に使えるようになる

 

またau、povo、UQ間での変更手数料は0円となっています。

↑3ブランド間の移行に手数料はかからない

格安スマホの機能、スペックを〇×判定! エクスぺリア/ファーウェイ/アクオスの評価は?

価格が安い、安すぎてちょっと心配になってしまうくらいの格安アイテムを、プロ・専門家が徹底的にチェック! 独自機能やおすすめポイントなど、良いところも悪いところも含めて惜しみなくレビューをお伝えしていきます。

 

格安スマホのバリエーションは続々と増えていますが、どれを選べばいいかわからず、結局はショップで目に入ったものに決めてしまいがちです。ここでは、格安ながら使い勝手抜群のスマホをキャリア別にガイド。自分にとってどのスマホが一番合っているか、しっかりと見極めましょう。

 

 

【○・×判定した人】

ITライター 酒井麻里子さん

IT関連の雑誌や書籍の編集・執筆に携わっています。仕事柄、様々なデジタル端末に触れる機会が多いです。

 

【その1】格安でもカメラや音にこだわるならコレ!

ドコモ

ソニーモバイル

Xperia XZ2 Compact SO-05K

実質価格1万5552

Xperiaシリーズ初の18:9ディスプレイを採用した5型モデル。対応するイヤホンを使えば、ハイレゾ音源の楽曲をクリアな音質で再生することも可能です。4K HDR動画を撮影できるカメラ機能も搭載されています。SPEC●OS:Android 8.0●ストレージ:64GB●ディスプレイ:約5.0インチ(1080×2160ドット)●サイズ/質量:W65×H135×D12.1㎜/168g

 

【Check!】

使い勝手:〇

防水・防塵対応なので安心

「毎日持ち歩くものなので、防水・防塵仕様はやはり安心感があります。しっかりとおサイフケータイにも対応している点も便利」

 

カメラ性能:〇

高画素ならではの精細感!

「1920万画素の高画素カメラで明るく高コントラストな写真が撮れます。コンパクトサイズで端末をホールドしやすい点もグッド」

 

持ちやすさ:△

コンパクトだが重さが難点

「背面の曲線が手にフィットするので持ちやすく、片手操作にも適したコンパクトさが魅力。ただし、少々重いのがネック」

 

総評

「4K HDR動画の撮影に対応するなどカメラにこだわる人には魅力的な端末です。コンデジと同レベルの美しい写真画質も楽しめます」

 

 

【その2】約5.8インチの大画面ながら軽量&コンパクト

 

au

ファーウェイ

HUAWEI P20 lite  HWV32

実質価格1万6200

フルHD+の高精細ディスプレイを搭載。フレームが細く、端末サイズいっぱいに写真や動画を表示できます。カラバリとして、光沢のある深い青色の独特なカラー「クラインブルー」もラインナップします。SPEC●OS:Android 8.0●ストレージ:64GB●ディスプレイ:5.84インチ(2280×1080ドット)●サイズ/質量:W71.2×H148.6×D7.4㎜(最厚部約8.6㎜)/145g

 

【Check!】

カメラ性能:〇

デュアルカメラを搭載!

「1600万画素と200万画素の2つのカメラを搭載。撮影した写真は彩度がやや低めな傾向がありますが、落ち着いた雰囲気で好感」

 

使い勝手:△

急速充電対応がうれしい

「急速充電モード対応なので、出かける直前に充電したい場合に便利です。防水・防塵&おサイフケータイ非対応は残念」

 

持ちやすさ:〇

長時間操作でも疲れない

「画面サイズの割りにコンパクトで持ちやすいのが◎。軽長時間片手で持って操作しても疲れない軽さも高評価です」

 

総評

「カメラやディスプレイの性能が高めなので、スマホで写真を撮る機会が多い人も満足できます。端末の軽さやスリムさにも魅力を感じました」

 

 

 

【その3】2つのカメラを搭載した軽量&薄型のシンプル端末

ソフトバンク

ファーウェイ

HUAWEI nova lite 2

実売価格1万6320

5.7インチで143gという軽さが特徴。ダブルレンズカメラを搭載し、カメラに手のひらを向けるだけで簡単にセルフィーを撮影できるセルフタイマー機能にも対応します。急速充電に対応したACアダプターも付属。SPEC●OS:Android 8.0●ストレージ:32GB●ディスプレイ:5.7インチ(2160×1080ドット)●バッテリー容量:3000mAh●サイズ/質量:W72×H150×D7.5㎜/143g

 

【Check!】

カメラ性能:△

2つのレンズを搭載

「1300万画素と200万画素のダブルレンズカメラを搭載。解像度でやや劣りますが、撮影した写真は落ち着いた色合いで◎」

 

使い勝手:×

マルチスクリーンは便利

「防水・防塵、おサイフケータイは非対応。ただ、画面を分割して2つのアプリを同時に使えるマルチスクリーンは便利です」

 

持ちやすさ:〇

軽さ&薄さは文句ナシ!

「この軽さと薄さは十分に魅力的。指紋認証用のセンサーが背面に設置されている点は、好みが分かれるところかもしれません」

 

総評

「機能はそれほど多くないですが、価格の安さは魅力大。通話やLINE、カメラなどの利用がメインのライトユーザーであれば十分満足できそう」

 

 

【その4】鮮やかな発色が魅力の独自開発ディスプレイを搭載

SIMフリー

シャープ

AQUOS sense plus

実売価格3万2510

5.5インチフルHD+ディスプレイには、実物に近い発色を実現する、シャープ独自のIGZO液晶を採用。動きのある被写体もしっかり捉えて撮影できる「ハイスピードAF」機能も搭載されています。SPEC●OS:Android 8.0●ストレージ:32GB●ディスプレイ:5.5インチ(2160×1080ドット)●サイズ/質量:W151×H71×D8.9㎜/157g

 

【Check!】

カメラ性能:〇

インカメラも高画質!

「1640万画素のカメラを搭載。発色が鮮やかな万人受けする写真が撮れます。インカメラが800万画素と高画質な点もイイですね」

 

使い勝手:〇

おサイフケータイにも対応

「防水・防塵仕様で、おサイフケータイにも対応。スマホを持ち上げると自動で画面がオンになるBright Keepという機能も便利です」

 

持ちやすさ:△

厚さと重さがやや気になる

「本体は少し厚め&重め。指紋認証のセンサーが前面下部に設置されているので、そのぶん額縁も広くなっています」

 

総評

「防水・防塵やおサイフケータイ、周囲からの画面ののぞき見をブロックできるモードなど、日常で役立つ機能が満載。コスパがとても良好です」

 

 

【SIMフリースマホはMVNO選びも重要】

楽天モバイルの格安SIMなら楽天会員割引もアリ!

SIMフリーの格安スマホを使うなら、どのMVNOを利用するかも重要。昨年、SIMカード型シェア1位を獲得した楽天モバイルは、楽天会員向けの割引も用意されているので、よりおトクに利用できます。

 

[格安SIM]

楽天モバイル

NTTドコモの通信網を利用したMVNO。SIMフリー端末の購入とセットでの契約のほか、SIMカードのみを契約して、自分で別に購入した端末を使うことも可能です。

 

●楽天会員が新規3年契約した場合の2年間の月額基本料金

スーパーホーダイプランS(2GB):1480円/月

スーパーホーダイプランM(6GB):2480円/月

スーパーホーダイプランL(14GB):4480円/月

スーパーホーダイプランLL(24GB):5480円/月

→AQUOS  sense plusを購入した場合:端末料金 1476円×24回

 

【check】

料金:〇

「通話のできるプランは1480円から用意されています。キャリアから乗り換えれば通信費トータルの削減も期待できます」

 

途中解約:△

「最低利用期間は1〜3年から選択。契約期間が長いほど料金は安くなりますが、途中での乗り換えができなくなるのが難点」

 

割引制度:〇

「楽天会員割引や長期割引のほか、楽天会員ランクが『ダイヤモンド』のユーザーを対象とした割引も用意。ポイントも貯まります」

 

総評

「長く利用する予定で年単位での縛りが気にならないならおトク感あり。2回線目のスマホは料金が3か月間0円になる割引制度もあって、家族で使う場合などに重宝します」

 

 

 

auの夏スマホは「デュアルカメラ」がトレンドに! そのなかでもプロが驚いた一機は?

auは5月14日、2018年夏モデルを発表しました。スマホの新機種としては、6モデルが登場。注目したいのは、デュアルカメラを搭載する機種の多さです。各メーカーのアプローチの違いに着目しながら、概要を追ってみましょう。

 

↑auの2018年夏モデル。AQUOS senseは新色が登場。かんたんケータイは本記事では割愛

ソニーモバイルは暗所撮影に注力、インカメラで3Dモデリングが可能に

ソニーモバイルの「Xperia XZ2」シリーズは、デザインを大幅に刷新。上位モデルの「Xperia XZ2 Premium」は、背面にデュアルカメラを搭載し、超暗所撮影を可能にしました。ちなみに、イヤホンジャックが廃止されたことには留意が必要。

 

↑Xperia XZ2 Premium SOV38(8月中旬以降発売予定)。サイズは5.8型で、幅はやや広めの80mm(暫定値)カメラの構成は1920万画素(カラー)+1320万画素(モノクロ)となっており、ISO51200での静止画撮影、ISO12800での動画撮影を実現する

 

↑Xperia XZ2 SOV37(5月下旬以降発売予定)。サイズは5.7型で、Premiumよりも縦長でコンパクト。セルフィーでの3D撮影や、フルHDでのスーパースローモーション撮影にも対応した

 

シャープは動画専用カメラを搭載、静止画もAIが同時に撮影

また、新たに2眼カメラを搭載したシャープの「AQUOS R2」も、2眼カメラを搭載。2つのカメラのうち、片方が動画専用カメラになっているのが特徴です。動画撮影中に、自動で静止画を捉える「AIライブシャッター」機能がユニークです。

 

↑AQUOS R2 SHV42(6月上旬以降発売予定)。サイズは6.0型。2260万画素の標準カメラと、1630万画素の動画専用カメラを備える

 

GalaxyはF値1.5の超明るいレンズを採用、スーパースローもサポート

Galaxy S9/S9+のメインカメラには、F値を1.5と2.4で機械的に切り替えるレンズを採用。暗いシーンでは、F値1.5で明るく撮影でき、明るいシーンではF値2.4に自動で切り替わる仕組みとなっています。そのほか、ステレオスピーカーになったこともポイント。

 

↑Galaxy S9+ SCV39(5月18日発売予定)。サイズは6.2型で縦長。1220万画素の広角カメラと1220万画素の望遠カメラを搭載する。960fpsのスーパースローモーション撮影も新たにサポート

 

↑Galaxy S9 SCV38(5月18日発売予定)。サイズは5.8型で縦長。S9+のメインカメラと同じ1220万画素の広角カメラを搭載する

 

ファーウェイはデュアルレンズ搭載の高コスパモデルを投入

ファーウェイからは、「HUAWEI P20 lite」が登場しました。デュアルカメラを活用し、被写体の背景をぼかせる「ポートレート」撮影が可能。撮影後に焦点位置やぼけ具合を調整できる「ワイドアパーチャー」にも対応します。

 

↑HUAWEI P20 lite HWV32(6月上旬以降発売予定)。5.8型の高コスパなミッドレンジモデルだ。カメラは1600万画素のメインカメラと約200万画素のサブカメラを搭載。インカメラの美顔撮影もユニーク

 

昨年はiPhoneやGalaxyを筆頭に、デュアルカメラ化が進んだキャリアスマホ。今夏モデルからは、ソニーやシャープのフラグシップも、ついにデュアルカメラ搭載スマホとなりました。それぞれ個性的な機能を搭載し、「使ってみたい!」と思える楽しさがありますね。

 

例えば、Xperia XZ2 Premiumは、暗所でも明るく”動画が撮れる”というアプローチに。会場では、実機のカメラを使ったデモが設置されていましたが、非常に明るい映り具合に驚きました。同機の発売は8月中旬以降とのこと。秋からはSNS上に夜景動画が増えるかもしれませんね。

 

とは言え、やはりフラッグシップ機は「お値段」も気になるところ。派手な最新機能・性能にこだわらずコストパフォーマンスを優先させるなら、ミッドレンジの「HUAWEI P20 lite」や、新色ノーブルレッドが登場した「AQUOS sense」なども、忘れずにチェックしておきましょう。

【最新スマホ5機種・プロ評価】キャリア系Androidスマホはハイスペックの個性派が狙い目

基本的な性能は横並びになりつつあるキャリアのハイエンドモデル。しかし、唯一無二の独自機能を備える機種が増えてきて、それがiPhoneとの差別化にもなっています。使う人によっては、ぐ〜んと満足度が高まりそうな “ハイスペック+α” の個性派スマホを紹介します。

※実質価格は、新規契約もしくは機種変更時の端末価格から、月々サポート(NTTドコモ)やアップグレードプログラムEX(au)の割引分を引いたものです

 

【解説する人】

ITライター 井上 晃さん

スマホやスマートウォッチに精通するライター。海外に出向いて最新トレンドを取材することも。

 

【採点項目】

操作性:本体のサイズ感は適正か? ホーム画面は迷わずスムーズに操作できるか? を評価しました。

パフォーマンス:「Antutu Benchmark」というアプリでパフォーマンスをテスト。実際の使用感も加味しました。

カメラ:背面カメラのスペックと画質を評価。使える独自機能がある場合は加点要素としました。

独自機能:その機種ならではの独自機能の役立ち度をチェック。レア度と汎用性を重視して評価しました。

 

個性派の筆頭は「M」と「Note8」

日本ではiPhone Xも好調で、iPhoneはますますユーザーの裾野を広げています。しかし、スマホの使い方は人それぞれ。自分なりの満足度を追求するなら、必要十分なスペックを備えつつ、さらに “一芸” も備えた個性派モデルも検討したいところ。最注目は2画面スマホ・M。

 

「1画面を2分割するマルチウィンドウでは満足できなかった人に最適な1台です」(井上さん)

 

ほかにもペンで操作できるGalaxy Note8は、実はアナログ派も重宝するといいます。

 

「ちょっとしたメモを書くために手帳を手放せない人でも、Note8があれば、手帳を持ち歩く必要はなくなるかも」(井上さん)

 

 

【その1】2つのディスプレイを自在に使い分けられる

NTTドコモ/ZTE

M Z-01K

実質価格 4万2768円

2面ディスプレイを搭載し、2つのアプリを同時に利用したり、画面を連結させて大きな画面でウェブや動画を見たりできることがメリット。「dマガジン」など電子雑誌の閲覧にも最適です。【最大2.2GHzクアッドコア】【4GB RAM/64GB ROM】【5.2インチ/1920×1080 ×2】【リアカメラ2030万画素】

 

操作性:★×5

フツーのスマホとしての使い勝手も上々

折りたたみ時の横幅を約72㎜に抑え、一般的なスマホと同じ感覚で操作できる。2画面ゆえの厚さや重さはありますが、使い勝手は良いです。

 

パフォーマンス:★×4

ハイエンドらしい処理能力を有する

CPUはSnapdragon 821で、RAMは4GB。ベンチマークのスコアは、ライバルより少し劣りましたが、実用上の差はあまりありません。

 

カメラ:★×4

20メガピクセルカメラは自撮りがラク

折りたたみ構造を生かし、約2030万画素カメラを1基搭載。高画質セルフィーを撮れるのは◎。ただし、使いこなすには慣れが必要です。

 

独自機能:★×5

2画面をフレキシブルに使い分け可能

目的・用途に合わせて、2つの画面を使い分けられるのが最大の魅力。「大画面」「2画面」「ミラー」「通常」の4モードを利用可能です。

 

【ここが個性派】タブレットのようにも使える

スマホの画面ではウェブや地図が見づらいという人には、2画面を連結する大画面モードが最適。このほか、2人で向き合って同じ画面を見ることもできます。

↑約6.8インチの大画面で地図やウェブ、動画を見ることができます

 

↑半開きにして立てて、2つの画面で同じ動画を再生することも可能です

 

 

【その2】便利な「Sペン」がさまざまな場面で活躍!

 

NTTドコモ・au/サムスン電子製

Galaxy Note8

実質価格 7万6464円(NTTドコモ)

大画面とペンで操作できることが特徴のハイエンドモデル。録音しながらメモを書いたり、撮った写真に説明を入れたりと、使い方は人それぞれ。デュアルカメラも備えています。【最大2.35GHz オクタコア】【6GB RAM/64GB ROM】【6.3インチ/2960×1440】【リアカメラ1220万画素+1220万画素】

 

操作性:★×5

安定したホールド感で快適に操作可能

大画面ですが、画面比率は18.5:9で縦に長い。横幅は約75㎜で、ホールド感は良好。画面を分割するマルチウィンドウ機能も使いやすいです。

 

パフォーマンス:★×5

アプリの切り替えも圧倒的にスピーディ

今回紹介した5機種のなかで最高スコアを記録。6GBメモリの恩恵で、マルチタスクなど負荷の大きい作業もキビキビとこなせます。

 

カメラ:★×5

広角+望遠のデュアルカメラが◎

デュアルカメラは広角+望遠の組み合わせです。広角カメラはF1.7のレンズで、光を効率よく取り込む「デュアルピクセルセンサー」を採用。

 

独自機能:★×5

Sペンがスマホの用途を広げてくれる

本体から抜き出せるSペンを装備。とっさにメモを書いたり、写真を切り抜いたり、動くメッセージを送ったり、多彩に使用できます。

 

【ここが個性派】Sペンで翻訳することも可能!

Sペンのペン先はわずか0.7㎜で、4096段階もの筆圧を検知。ただ文字を書けるだけでなく、ペン先をかざした部分を拡大したり、翻訳したりもできます。

↑Sペンで大きく書いた文字を、罫線上にきれいに並べて記録できる機能もあります

 

↑外国語のサイトを見ている際、Sペンをかざした部分を素早く翻訳できます

 

【その3】先進的なカメラ機能とデザインが魅力 

NTTドコモ・au・ソフトバンク

 ソニーモバイルコミュニケーションズ製

 Xperia XZ1

 実質価格 3万1104円(NTTドコモ)

シャッターを押した直前の画像も記録される「先読み撮影」など、先進的なカメラ機能を搭載。ディスプレイ画質の美しさや音楽再生機能の充実度にも定評があります。 【最大2.45GHz オクタコア】【4GB RAM/64GB ROM】【5.2インチ/1920×1080】【リアカメラ1920万画素】

 

操作性:★×5

美しいデザインとスマートな操作性を両立

画面の大きさと持ちやすさを両立するちょうどいいサイズ感。側面の電源ボタン兼指紋センサーも使いやすいです。

 

パフォーマンス:★×5

キビキビと動作して快適に操作できる

 Snapdragon 835という高性能CPUを採用しており、ベンチマークテストの結果も最高クラスでした。

 

カメラ:★×5

高画質はもちろん、遊べる機能も搭載

メモリ一体型の「Motion Eye」カメラシステムを搭載。先読み撮影やスーパースローモーション撮影が可能です。

 

独自機能:★×4

人の顔や立体物を3Dで撮影できる

「3Dクリエーター」に対応し、人物の顔をスキャンして3Dデータを作成・活用できます。用途の広がりに期待。

 

【ここが個性派】

作った3D画像はARで遊べる

「3Dクリエーター」で作成した3D画像は、「ARエフェクト」として撮影時に表示したり、オリジナルフィギュアを注文したりできます。

 

↑自分自身の3Dアバターを作成して、AR世界で遊べるのがユニーク

 

【その4】アウトドアで安心して使えるタフネス仕様

 

au/京セラ製

TORQUE G03

実質価格 3万9960円

米国国防総省が定める耐久試験19項目と、京セラ独自の耐海水・耐荷重試験をクリアした頑強モデル。昨夏からロングヒットを続け、3月に新色レッドが追加されました。【2GHzオクタコア】【3GB RAM/32GB ROM】【4.6インチ/1280×720】【リアカメラ1300万画素+200万画素】

 

操作性:★×3

濡れた指先でもタッチ操作が可能

本体サイズのわりに画面が小さく、視認性はやや悪い。濡れた手や、手袋をしていてもタッチ操作できるのは◎。

 

パフォーマンス:★×3

ミドルクラスとして標準的な動作性

スコアは振るいませんが、基本的な操作はサクサクとこなせます。動画編集など、負荷が大きい用途には不向き。

 

独自機能:★×5

ダイレクトボタンの設定が自由自在

左側面にダイレクトボタンを搭載。よく使うアプリをワンタッチで起動したり、簡易ライトを点灯したりできます。

 

カメラ:★×4

“アクションカメラ”としても使える

1300万画素カメラと200万画素の広角カメラを搭載。ランニング等の活動データを画像に重ねて記録できます。

 

【ここが個性派】アウトドアで役立つアプリが◎

 電子コンパスや日の出・日の入り時間がわかるアプリを標準搭載。気圧、潮の満ち引き、スキー場の積雪情報なども素早く調べられます。

 

↑気圧や高度がわかる「Barometer」アプリもプリインストール

 

 

【その5】トレンド機能が全部入りの欲張りモデル

 

au・ソフトバンク/HTC製

HTC U11

実質価格 4万3200円(au)

F1.7のレンズと高感度センサーを搭載したカメラ、ノイズキャンセリング付きイヤホンなど、先進装備が満載のハイエンドスマホ。握って操作する独自機能も魅力です。【最大2.45GHz オクタコア】【4GB RAM/64GB ROM】【5.5インチ/2560×1440】【リアカメラ1200万画素】

 

操作性:★×4

持ちやすさは△でもアプリが秀逸

感圧センサーの採用ゆえか、約5.5型で幅76㎜と、少し大きめです。ただ、独自のホームアプリの使い勝手は◎。

 

 

パフォーマンス:★×4

ゲームや動画視聴も快適に楽しめる

昨年夏発売モデルですが、性能は依然トップクラス。スコアでわずかにトップに劣りましたが、十分優秀です。

 

カメラ:★×5

シンプルな操作性でキレイに撮れる

一般的なスマホのカメラよりも画素が大きい撮像センサーを搭載。画質の良さは海外の評価機関のお墨付きです。

 

独自機能:★×4

よく使うアプリを握るだけで素早く起動

両側面の下部に感圧センサーを搭載。握るだけで様々なアプリを起動できる「エッジ・センス」は便利です。

 

【ここが個性派】楽しく活用できる「エッジセンス」

「エッジセンス」の初期設定では背面カメラが起動します。Googleアシスタントを素早く起動できるように設定するのもオススメ。

↑握るだけでカメラが起動し、もう1度握るとシャッターが切れます

 

 

1000円以上食べるとおすし2皿分無料に!? スシローとauのコラボキャンペーンが話題

「スシロー」が、「auスマートパスプレミアム会員」限定でおすし2皿が無料になるキャンペーンを実施。ネット上では「久しぶりにスシロー食べに行くか」「スマホと企業のコラボ熱すぎでしょ」と話題になっている。

出典画像:「スシロー」公式サイトより出典画像:「スシロー」公式サイトより

 

会計が1000円以上の人は2皿分無料に!

2月1日から3月29日までの期間限定で、毎週木曜日に開催される今回のキャンペーン。「びん長まぐろ」や「寒ぶり」など108円のおすしが2皿分無料になるとあって、「いつもはもったいなくてやらないけど、これなら好きなネタを2回頼める!」「自分ではなかなか頼まないネタも挑戦してみようかな」など期待の声が続出した。

 

ただし、注意しておきたいのが「お会計金額が1000円以上の人でないとクーポンを使用できない」という点。2皿だけ食べてタダで帰ることはできず、1000円以上のお会計から216円分の割引が適応されるといったシステムになっている。

 

これに対しネット上では、「無料になるキャンペーンよりも行列はできなさそうだしちょうどいいかも」「auもスシローも客もみんなwinwinだからいいね」と好評の様子。また、実際に行った人からは「1人で行って10皿食べるのはキツイけど、友達と何人かで行って割り勘で安くなるから得だった」「スシロー行くためにauユーザーを募って食べてきたよ」など、数々の反響が巻き起こった。みんなで行くとワイワイ楽しめそうなので、auユーザーの人はこの機会に家族や友人を誘って足を運んでみては?

 

スマホ×企業のキャンペーンが熱い!?

最近ではスマホと企業のコラボキャンペーンが盛り上がりを見せており、吉野家とソフトバンクは牛丼の並盛が1杯タダになるキャンペーンを実施中。さらに学生だと2杯無料になるという大盤振る舞いのキャンペーンだが、開催日には行列ができ、一部の店舗では吉野家周辺の道路が混雑してしまうといった事態も発生した。

出典画像:「ソフトバンク」公式サイトより出典画像:「ソフトバンク」公式サイトより

 

ネット上では「吉野家のキャンペーンにあやかろうと思ったけど近くの店舗はどこも行列で入れない」「あまりの混雑で吉野家をとうとう諦めてしまった…」といった吉野家難民も続出。吉野家は予想以上の反響にお詫びを告げるとともに、車での来店を控えるよう呼びかけたり無料引換券を配布するなどの対処を発表している。

 

ほかにもソフトバンクとサーティワンは3月からレギュラーシングルコーンを1個貰えるキャンペーンを開催するなど、スマホ×企業のキャンペーンは続々と実施予定。次はどんな商品がお得になるか、使用中キャリアのキャンペーン情報をこまめにチェックしておこう。

出典画像:「ソフトバンク」公式サイトより出典画像:「ソフトバンク」公式サイトより

山田孝之も惚れ込んだ? 赤裸々な私生活を歌い上げるガールズバンド「yonige」に注目!

日々新しいスターが生まれて大活躍を繰り広げているが、次は一体誰がメディアを騒がすことになるのだろうか。この記事では、次にキそうなブレイク間近の有名人を紹介! 今回紹介するのは、ガールズバンドの「yonige」。

 

赤裸々な私生活を歌い10代女子のハートを掴む?

出典画像:yonige公式Twitterより出典画像:yonige公式Twitterより

 

“毒のある歌詞”が話題を呼んでいるガールズバンドyonige。ボーカル兼ギター担当の牛丸ありさと、ベース担当のごっきんの2人組で構成されており、2017年9月に1stアルバムがリリースされてメジャーデビューを果たした。

 

「歌詞がキレイじゃない」「心に突き刺さる」「誰にも言えない感情を歌ってくれる」と10代女子を中心にファンが続出中だが、牛丸曰く歌詞には“あるこだわり”があるそう。2017年10月に放送された「ZIP!」でyonigeが特集された際、牛丸は自身の実体験をもとに歌詞を書いていると明かしている。

 

そのリアルな歌詞で特に話題になったのが、2015年8月にリリースされたミニアルバム「Coming Spring」に収録されている「アボカド」という曲。同曲は牛丸の別れた彼氏とのケンカをそのまま歌にしているそうで、詩の中には「君に投げつけたアボカド」「君に潰されたアボカド」という言葉が登場する。牛丸は実際にケンカの最中、冷蔵庫からアボカドを取り出して彼氏に投げつけ、翌日そのアボカドが牛丸のカバンの上ですり潰されていたという衝撃エピソードを披露した。ちなみにごっきんは当時の牛丸について「別れた瞬間めっちゃ荒れ狂ってた」と振り返っていた。

 

牛丸はまだyonigeが結成される前、Twitterで俳優の山田孝之に「わたしがバンドで売れたらライブに来てくれますか?」と送ったことがあり、山田は「売れてなくても行きますよ。ちゃんとかっこいいんだろうな?」とリプライしている過去が。そして実際に山田はyonigeのライブに訪れ、yonigeの公式Twitterには山田との写真が載せられている。


そんな山田も現在ではyonigeの魅力に首ったけらしく、山田はyonigeの楽曲をもとにショートフィルム「点」を企画するほど惚れ込んでいるのだとか。

 

2018年1月1日に放送が開始されたauの新CM「笑おう」篇では、CMソングを担当。ネット上では「auのCMソングとかスゴい! ここから一気に有名になりそう」「火の玉ストレートな歌詞がホントに好き」「SHISHAMOみたいにブレイクしていくかもね」「若手ロックバンドってここのところ大分増えてきたけどyonigeがキャラ強くておススメだよ」という声が溢れている。

 

独特の世界観で着実にファンを増やしているyonige。2018年のさらなる飛躍に注目していきたい。

 

プロフィール
名称:yonige(ヨニゲ)
Vocal兼Guitar:牛丸ありさ
Bass:ごっきん

【今日は三太郎の日】au「三太郎の日」ミスド復活に「久々に本気出しやがって…」と歓喜の声!!

毎月3日、13日、23日に訪れる「三太郎の日」の12月特典が発表され、「12月はミスド三昧じゃあああああ!」「久々に本気出しやがって…」と歓喜の声が上がっている。

出典画像:au公式サイトより出典画像:au公式サイトより

 

「三太郎の日」ミスド復活で歓喜するauユーザー!

「三太郎の日」とは、毎月“3”のつく日にauユーザーがトクするプレゼントを用意する特別なサービス。12月は「au STAR会員」を対象に3日、13日、23日の最大3回「ミスタードーナツ」の電子ギフトチケット216円分がプレゼントされる(「auスマートパスプレミアム会員」なら324円分)。

 

この太っ腹ぶりにauユーザーは「今度の三太郎の日はミスドか…! 胸が熱くなるな!」「ポンデリング貰いに行く」「三太郎の日とミスドの組み合わせ見るだけで発狂する病気を患ってしまった」「早く三太郎の日きて。ミスド食べたい」「またミスドのドーナツ貰えるのか! auユーザーで良かった!」と大興奮。

 

さらに、数量限定で「三太郎の日ドーナツ」(216円)が発売されることも発表され、「限定のドーナツかわいい!」「限定ドーナツめっちゃ気になるわ」「限定のドーナツ食べたすぎる! 朝から並んで食べようかな?」といった声も上がっている。

出典画像:au公式サイトより出典画像:au公式サイトより

 

「三太郎の日」特典はショボくなっていた!?

第1弾開催となった7月には“マクドナルドのダブルチーズバーガー”(320円相当)、8月には“ミスドのドーナツ”(280円分)と太っ腹なサービスを続けてきた「三太郎の日」。しかし、ファミリーマートとコラボした9月は“ファミマの天然水555ml”(100円)と“ファミリーマートコレクションフルーツミックス500ml”(100円)が、有料の「auスマートパスプレミアム会員」向けの特典となり、「有料会員でファミマ水か」「なんか急にショボくなったような…」などの声が上がっていた。

 

翌10月は“ダイソーの商品の中から好きな商品が1つもらえる”特典、11月は“au公式の総合ショッピングモールサイト「Wowma!」の電子クーポン”が特典となり、「ダイソーで108円の商品1つ貰えるとか斬新過ぎ」「三太郎の日、どんどんしょぼくなってく…」「ここ最近の三太郎の日がしょぼいって言ってる人多くて笑う。がんばれau」との声が続出。

 

そんな中、起死回生の一手となったミスドコラボの12月特典。「三太郎の日」当日は混雑が予想されるので、限定ドーナツが食べたいなら早めにミスドへ向かった方がいいかもしれない。

月額490円で現実的な「IoT生活」をauが実現する! 「au HOME」、スマートホーム実践化に向けて新アイテムを投入

KDDIは去る11月21日、「au HOME発表会 with au 2017 冬モデル」を開催。同社のホームIoT事業で展開する新たなデバイスを発表しました。同発表会では、冬モデルとなるスマホの2機種もお披露目されていますが、本記事ではau HOME関連の発表に絞って解説したいと思います。

 

au HOMEに追加された機器は2種類

au HOMEは同社が7月からスタートしたサービス。「誰でも手軽に始められるホームIoT」を目指したといい、月額490円(税抜)で利用できます。

 

20171127_ashida002↑「au HOME」イメージ

 

今回の発表では、同サービスに使用できる「au HOMEデバイス」として、新たに「赤外線リモコン」と「スマートプラグ」がラインナップに加わりました。前者では、外出先から自宅のエアコン、照明、テレビなどのオン・オフ操作が可能。後者は、コンセントとプラグの間に挟んで設置することで、利用電力を把握できるというものです。

20171127_ashida003↑赤外線リモコン 01

 

20171127_ashida004↑スマートプラグ 01

 

会場では、KDDI株式会社執行役員常務 商品・CS統括本部長 山本泰英さんが登壇。同氏は「スマホは人と人とのコミュニケーションをつないできた。これからは人と家とを繋ぐ。それをスマホにさせてみたい。あなたの行動を家に教える。通信の方向を双方向にする。通信会社がホームIoTをやる意義」と述べました。

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20171127_ashida006↑ゲストとして登壇した後藤真希さん。au HOMEについて「エアコンとの連携は絶対使いたい。ネットワークカメラで犬の様子を見たりできるのは良い。家族にもおすすめしたい」とコメント

 

 

Google Homeとの連携をサポート

外出時の遠隔操作のほかに、在宅時に音声コマンドで操作することも可能。「Google Home」および「Google Home Mini」と連携できるので、「OK Google、エアコンをつけて」などと呼び掛けて操作できます。なお、今後、「歌パス」「ビデオパス」との連携も強化していく予定とのこと。

20171127_ashida007↑Google Home。各サービスとの連携も今後楽しみだ

 

 

操作しなくても家が自動で反応するように

赤外線のリモコンと連携することで、外出先から照明、テレビ、エアコンをコントロールできるのは先述の通り。ここに加えて、2018年の春以降には、スマホから得た情報を元に家が反応する仕組みを検討しています。

20171127_ashida008↑2018年春以降に提供予定の機能

 

例えば、最寄り駅に到着したことが分かると、自宅の照明やエアコンがオンになる。「開閉センサー」で外出を検知した際に、自宅の家電の電源がオフになる、といったもの。事前に設定するシナリオによって活用法は変わってきます。なお、山本氏曰く、「個人情報の許諾は必ずとることになる」とのことでした。

 

 

au HOMEアプリから消耗品の購入提案を

「au HOME」アプリにも機能が追加されます。登録した家電の取り扱い説明書にアクセスできるようになるほか、最新家電との電気料金比較や買い替え提案機能を搭載します。また、「Wowma!」と連携して消耗品の購入をレコメンドする仕組みを整える予定。

20171127_ashida009↑2018年初頭より提供予定。

 

 

「auひかり」利用者以外もau HOMEを利用可能に

これまではau HOMEを利用するには、auひかりでインターネット回線を契約している必要がありました。しかし、新たに「無線通信アダプタ(A)」が登場したことで、au ひかり以外のインターネットサービスを利用しており、かつauを利用中の人ならば、au HOMEにチャレンジできるようになります。

20171127_ashida010↑無線通信アダプタ(A)

 

つまり、Wi-Fi環境が整っている場合には、IoTゲートウェイを新たに設置する必要はなく、「無線通信アダプタ(A)」を接続すれば良いということ。一方、Wi-Fi環境が整っていない場合には、「Qua station」を設置することになります。

 

いよいよ現実味を帯びてきたスマートホームで暮らす近未来的な生活。まだ、機能が限られていることはありますが、まずは試してみることに価値があるかも知れません。au ひかりの契約者以外も、気軽に挑戦できるようになったので、少しずつ間口は広くなっています。

渋谷がeスポーツの中心地に!? ロンブー田村 淳がスマホゲーム「ハチャメチャスタージャム」をアピール

海外では盛り上がりを見せているものの、日本ではいまいち浸透していない“eスポーツ”という言葉。eスポーツとは、スポーツ競技のようにゲームを個人/団体でプレイして競うもので、将来的にはオリンピック競技になる可能性もあると言われています。そのeスポーツを盛り上げるべく、東京・渋谷区が開催する「Dive Diversity Summit Shibuya(DDSS)」サテライトプログラムの一環として、日本eスポーツ協会主催のイベントが実施されました。

 

イベント前には、スマホゲームアプリ「ハチャメチャスタージャム」のリリース発表が行われ、芸人のX-GUN 西尾季隆さんや、同アプリのスペシャルサポーターを務めるロンドンブーツ1号2号の田村 淳さん、渋谷区観光協会の金山淳吾理事長、日本eスポーツ協会の筧誠一郎事務局長、アプリを開発したTeam STARJAMの枝廣 憲エグゼクティブプロデューサーが登壇しました。

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「ハチャメチャスタージャム」は、1対1で戦う3Dアクションゲーム。12人の個別の能力を持ったキャラクターをひとり選んでバトルします。1試合99秒のあいだに、相手の体力をゼロにするか、より減らした方の勝利。すでにauゲームにてリリースされており、日本eスポーツ協会公式イベントで採用されている初のモバイルゲームです。

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操作は、画面をタップしたりフリックしたりと簡単で、誰でもすぐに遊べるわかりやすさが特徴。現在はauのAndroidユーザー限定でしか遊べないのが残念なところですが、事前登録のウェブサイトがオープンしているので、近日中にはほかのキャリアやiOSデバイスでも遊べるようになるでしょう。

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今回、渋谷区がeスポーツのイベントを開催したのは、同区の国際都市化実現や新たな観光事業としてeスポーツを活用することが目的にあります。渋谷区観光協会は、国内外の観光客が渋谷を訪れハチ公像とスクランブル交差点を見たあとにどこに行けばいいかわからないという状況を脱却し、渋谷を様々なエンターテイメント体験ができる場所にしたいと考えているとのこと。

↑渋谷区観光協会理事長や日本eスポーツ協会事務局長、Team STARJAMの枝廣憲エグゼクティブプロデューサーによるトークセッションが行われました↑渋谷区観光協会理事長や日本eスポーツ協会事務局長、Team STARJAMの枝廣憲エグゼクティブプロデューサーによるトークセッションが行われました

 

スペシャルサポーターの田村 淳さんは、「eスポーツの選手には1億円稼ぐプレイヤーもいます。世界では子どもの憧れの職業のひとつにもなっています。このゲームがきっかけでeスポーツを認知してもらいたい」と語っていました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA↑スペシャルサポーターの田村 淳さん

 

トークセッションのあとには、西尾さんと田村さんのエキジビジョンマッチも行われました。大学受験のためゲームをあまりやっていなかったという田村さんに対して、ゲームをやりこんできた西尾さんが圧勝。対戦の楽しさだけでなく、人前でプレイする楽しさもアピールしていました。

↑西尾さんと淳さんによるエキジビジョンマッチ。近距離戦を得意とする田村さんのキャラクターがなかなか近づけず、西尾さんの圧勝↑西尾さんと淳さんによるエキジビジョンマッチ。近距離戦を得意とする田村さんのキャラクターがなかなか近づけず、西尾さんの圧勝に

 

発表会のあとには、一般から抽選で選ばれた約100名が参加するゲーム大会も開催。発表会のイベントでありながら、優勝賞金は100万円と、本格的なeスポーツ大会並の賞金が用意されていました。高額賞金は単純にモチベーションが上がるうえ、プロスポーツとして選手を生業にできるようになるので、今後も続けて欲しいところです。

↑約100人が参加。はじめてプレイする人も多く居て、誰もが100万円を獲得できるチャンス↑約100人が参加。はじめてプレイする人も多く居て、誰もが100万円を獲得できるチャンス

 

↑画面をタップするだけの簡単操作で、すぐに楽しめていました↑画面をタップするだけの簡単操作で、すぐに楽しめていました

 

eスポーツは、2022年のアジア大会でメダル種目になることが決まっており、オリンピックでも採用が検討されています。若者文化の発信地である渋谷区もeスポーツに力を入れており、日本においてもeスポーツが浸透する日はそう遠くないかもしれません。