3000円でよさげなリケーブルが買えるだと!? 2.5mm/4.4mmバランス端子も選べるKINERA「CD001」

イヤホン・ヘッドホン専門店のe☆イヤホンは、独占販売モデル「KINERA(キネラ)」ブランドのMMCX交換ケーブル「CD001」を2月10日に発売しました。ラインナップは、一般的な3.5mm端子と、2.5mmバランス端子、4.4mmバランス端子の3モデル。価格はいずれも2980円です。

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CD001シリーズは、3000円台ながらダイナミック型とBA(バランスド・アーマチュア)型のドライバーを搭載したハイブリッド型イヤホン「Bd005E」に最適な交換ケーブル。ケーブル交換による音質の変化が楽しめるほか、手軽にBd005Eをバランス化することができます。

20170502-i02 (1)↑Bd005E

 

↑使用イメージ↑使用イメージ

 

ケーブルの線材には4芯シルバーコーティングワイヤーを採用し、主に高域再生の向上が図れるとのこと。また、金メッキ真鍮製のジャックとアルミ合金を使用したMMCX対応ピンを採用し、約3000円というお手軽な価格ながら、高級感のある外観となっています。

20180213-i01 (2)↑美しい銀色の線材が特徴

 

手ごろな価格の交換ケーブルですので、初めてのリケーブルやバランス化にオススメ! 汎用性の高いMMCX端子を採用しているので、Bd005E以外のイヤホンにも使えます。

 

 

ハイレゾデビューするならコレ! 定番「AKシリーズ」の血を受け継いだエントリーDAP「ACTIVO CT10」

電車の中や街中で耳にイヤホンを挿し、音楽を楽しんでいる若者たち--ほとんどの方がスマートフォンを使ってますよね。最近ではハイレゾに対応したスマホも増えてきてはいますが、まだまだMP3などの圧縮音源を聴いている人が多いのではないでしょうか。また、データ容量の大きいハイレゾ音源は、ただでさえストレージが不足しがちなスマホに入れるのは大変ですよね。

 

そこでオススメしたいのが、”音楽好きな若者にハイレゾ音源を楽しんでほしい”という思いで開発されたDAP(デジタルオーディオプレーヤー)「ACTIVO CT10」です。これは、ハイレゾ音楽配信サイト「groovers Japan」が立ち上げたオーディオブランド「ACTIVO」の第1弾となる小型のハイレゾ対応オーディオプレーヤー。若い世代でも手に入りやすい300ドル前後の価格帯で発売予定のこの製品、お値段はお手ごろでも音質は完全に本格派。なぜなら、高級オーディオブランド「Astell & Kern」によるモジュールが搭載されているからです。

↑ACTIVO CT10。ボディカラーはクールホワイト↑ACTIVO CT10。ボディカラーはクールホワイト

 

Astell & Kern製モジュール「TERATON」を搭載

ポリカーボネート製のラウンドしたフォルム、コンパクトで軽量なボディとカジュアルな印象を受ける「CT10」ですが、その音質は本気です。実はgroovers Japanと、AK70 MKIIやSP1000といったAstell & Kernブランドを展開するIRIVERとはグループ会社。つまり、Astell & Kernで培われた技術力がCT10にも生かされているのです。

 

CT10には、Astel l& Kernが開発した「TERATON」が初めて搭載されました。これはクロックジェネレータ、ヘッドホンアンプ、ハイエンドDACを一体型モジュールにしたもので、金属でシールドされているため外来ノイズをしっかりと遮断します。Astell & Kernは今後、パソコン、スマートフォン、カーオーディオ、ホームオーディオなどのメーカーにTERATONを販売する事業展開を予定しています。

 

TERATONに使われているDACは、シーラス・ロジック製の「CS4398」。Astell & KernのAK70、およびAK70 MKIIにも搭載されているDACです。

↑Astell&Kern製モジュール「TERATON」↑Astell & Kern製モジュール「TERATON」

 

↑「Astelll&Kern AK70 MKII」は日本限定カラー「Sunshine Red」と「Marine Blue」が発売されたばかり(画像はSunshine Red。参考価格8万1880円)↑「Astell & Kern AK70 MKII」は日本限定カラー「Sunshine Red」と「Marine Blue」が発売されたばかり(画像はSunshine Red。価格8万1880円)

 

クアッドコアでサクサクの操作感

ハイレゾへの一歩を踏み出せない理由として、プレーヤーの”ごつさ”を感じる人が多いようです。しかし、CT10のサイズは幅65.2×高さ93.2×厚さ15.5mm、重さは約112gと非常にコンパクト。気軽にハイレゾ音源を持ち歩くことができます。

 

イヤホン端子は3.5mmステレオミニ端子によるアンバランス出力のみ。AK70などに搭載されている2.5mmのバランス出力は省かれています。出力レベルは8Ωの場合22mW、16Ωの場合は36mW。SN比は115dBです。側面には再生/停止を行える物理ボタンがあり、バッグやポケットの中に入れたままで操作することができます。

↑天面にはイヤホン端子と電源ボタンがある↑天面にはイヤホン端子と電源ボタンがある

 

↑右側面のダイアルでボリュームを調整する↑右側面のダイアルでボリュームを調整する

 

本体の内蔵ストレージは16GB、microSDカードは最大256GBまで利用できます。バッテリー容量は2500mAh。バッテリー持ちを検証してみたところ、ハイレゾ音源の購入、ハイレゾ楽曲の再生などを続けて行った結果、約7時間動作しました。

↑左側面には再生/停止ボタン、曲送りボタン、microSDカードスロットがある↑左側面には再生/停止ボタン、曲送りボタン、microSDカードスロットがある

 

ハイレゾ音源の対応フォーマットは、PCM 192kHz/24bit、DSD 5.6MHzまで対応しています(DSDは、PCMへリアルタイム変換して再生)。

 

ディスプレイは3.4型のWVGA。CPUは4コアでサクサク動作します。上下左右からのスワイプでメニューを引き出し、タップで決定する操作は、スマートフォンと同じ感覚で使えます。

↑再生画面。左寄りにディスプレイが配置されており、右サイドにホームボタンがある↑再生画面。左寄りにディスプレイが配置されており、右サイドにホームボタンがある

 

↑上から引き出すと、Wi-FiやBluetooth、イコライザーなどのオン/オフができる↑上から下へ画面をスワイプすると設定画面が現れ、Wi-FiやBluetooth、イコライザーなどのオン/オフができる

 

↑左から引き出すと、様々なアプローチで楽曲を再生できる。設定もここから行う↑左から右へスワイプするとメニュー画面に

 

ネットワークに繋げるとさらに便利

ワイヤレス通信はWi-FiとBluetooth接続に対応しています。Wi-Fi接続により「groovers Japan」から直接ハイレゾ音源を購入できます。音楽ストリーミングサービス「TIDAL」にも対応していますが、現在のところ国内では利用できません。

 

また、DLNA Linkにも対応しており、同じWi-Fiに接続しているデバイスと連携することができます。例えば、スマートフォンと接続すると、スマートフォンからCT10の曲を再生したり、停止したりという操作が可能。スマートフォンで別の作業をしているとき、CT10に持ち替えることなくCT10の楽曲を操作できるのです。筆者は「kinsky」アプリを使いましたが、ほかのDLNAアプリだとボリューム調整も可能かもしれません。

↑iPhoneからCT10を操作しているところ↑iPhoneからCT10を操作しているところ

 

DSD対応のポータブルヘッドホンアンプを接続すれば、OTGケーブルを利用してDSDのネイティブ再生も楽しめます。パソコンとの接続でUSB DACとして使用することも可能。

 

CT10は”若い音楽ファン向け”とされていますが、その音質には妥協がなく、Astell & Kernの音作りのノウハウが生かされたサウンドとなっています。すでにハイレゾ対応のプレーヤーをお持ちの方でも、普段持ちのプレーヤーとして購入を検討してもいいかもしれませんね。

 

そしてもちろん、これからハイレゾにトライしたい方々にもスマートフォンライクな操作感、モバイル性の高さ、確実に非ハイレゾとは違う臨場感を体感できる点がオススメです。「ポタフェス2017 WINTER」で展示されたようなカラバリの展開も期待したいところですが、現在はまだ未定とのこと。価格も含め、今後も注目のデジタルオーディオプレーヤーです。

 

コレは夜ランの味方! JBL×アンダーアーマーのLED内蔵ワイヤレスイヤホン「UA SPORT WIRELESS FLEX」

ハーマンインターナショナルは、オーディオブランド「JBL」とスポーツブランド「UNDER ARMOUR(アンダーアーマー)」がコラボした、ネックバンド型Bluetoothイヤホン「UA SPORT WIRELESS FLEX」を2月16日に発売します。カラーはグレーのみで、直販価格1万4880円(税別)です。

20180201-i02 (3)↑UA SPORT WIRELESS FLEX

 

本機は、運動中でも快適に高音質を楽しめるワイヤレススポーツイヤホン。首元に快適にフィットし、激しく動いてもケーブルのずれやノイズを気にすることなく運動に集中することができます。

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ネックバンドには、3種類の点滅モードを選択して発光させられる「RunSafe LEDライト」を搭載しており、日没後や夜間のランニングなどの運動時の安全確保に活躍します。この3種類の点滅モードはマルチファンクションボタンを押すごとにモード変更可能で、運動中にも片手で簡単に点灯させることができます。また、マルチファンクションボタンの長押しでSiriやGoogle Nowの起動も可能。運動中でも声による操作で音量調整やミュートなどの操作が可能です。

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イヤホン部には、状況や好みに応じて選べるスタビライザー付きとスタビライザーなしの2種類のイヤチップを採用。運動中でもズレを気にすることなく、快適な装着感を体感できるデザインに仕上げています。また、生活防水よりもより強い防水機能(IPX5)に対応しており、大量の汗をかいても安心して使用できます。左右のイヤホン本体にはマグネットを内蔵しており、使用しないときはくっつけておけばネックバンドを取り外さずに快適に持ち運ぶことが可能です。

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約2時間の充電で最大約12時間のワイヤレス再生が可能なため、長時間のトレーニングでもバッテリー切れを気にすることなく使えます。また、時間がないときにも便利な急速充電機能に対応しているため、約5分の充電で最大約2時間の音楽再生が可能(使用環境により異なります)。ネックバンドには音量調整、曲の操作、通話が可能なマイク付リモコンを搭載しており、運動中や移動中でも簡単に操作ができます。

 

音質・装着感が高まったJBLとアンダーアーマーの新コラボモデル「UA SPORT WIRELESS FLEX」で、スポーツ中や外出時などあらゆるシーンで快適に上質なサウンドを楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

 

【SPEC】

●Bluetooth:バージョン4.1(伝送範囲:Class 2、通信距離10m、障害物がない場合)●対応プロファイル:A2DP v1.2, AVRCP v1.4, HFP v1.6, HSP v1.2●ユニット:8.6mm径ドライバー●周波数特性:10Hz~22kHz●対応コーデック:SBC●質量:約40g(本体のみ)●連続使用時間:約12時間 ●付属品:イヤチップ(S、M、Lサイズ3サイズ付属)※Mサイズ装着済み、ソフトカバー 2種(スタビライザー付き、スタビライザー無し)、充電ケーブル、MapMyRun 1年使用クーポン

BDレコ内蔵や「オートターン」機能で指名買い多数! 個性派テレビを狙うならココ【三菱電機編】

メーカー各社の薄型テレビをハイエンドからエントリーまで一挙に紹介し、テレビの購入や買い替えをサポートする連載企画。第3回目は、杏さんとオードリー・若林さん、戸田恵子さんのCMでおなじみの三菱電機REAL(リアル)を紹介していきます。

 

三菱は“録画テレビ”で攻める

三菱電機の液晶テレビのラインナップは現在4モデル(三菱電機ストア取扱モデルを除く)。他社に比べると少な目ですが、そのぶん個性的な機能を搭載して差別化が図られています。

 

まず注目したいのが、全モデルで録画用のHDDを内蔵していること。別途、レコーダーやUSB HDDを用意しなくても、テレビだけで録画ができちゃいます。レコーダーの接続やUSB HDDの設定が苦手という方には特にオススメです。また、4K対応の「LS3」シリーズ以外は、すべてブルーレイレコーダーも内蔵。BDソフトの視聴や、HDDに録り貯めた番組のダビングまで1台で行えるという多機能ぶりです。ブラウン管時代の「テレビデオ」を思い出しますね。

20180131-i03 (5)↑テレビにBDレコーダーを内蔵

 

独自のレーザーバックライトで鮮明な色を表現

また、三菱電機の液晶テレビといえば、忘れてはならないのが業界唯一となる「レーザーバックライト」です。いまではほとんどの液晶テレビのバックライトには白色LEDが使われていますが、三菱電機の4K対応モデル「LS3」シリーズには、色純度の高い赤色レーザーとシアン色LEDを採用したバックライトが用いられています。

20180131-i03 (10)↑レーザーバックライトの概要

 

同社の最上位モデル「LS3」シリーズは、このレーザーバックライトにより、ほかには無い豊かな色彩となめらかな諧調を実現しており、最新のHDR映像においても高い輝度表現を可能にしています。

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4K液晶テレビ REAL LS3シリーズ

サイズ:65型、58型

実売価格34万2800円(58型)

 

サウンド面では、三菱が誇るスピーカーブランド「DIATONE」の名を冠したサウンドシステムを搭載しており、サイドに配置された「シリンダー型サイドスピーカー」が立体感のある音を再生します。

20180131-i03 (6)↑シリンダー型サイドスピーカー

 

内蔵HDDは2TBで、最長2160時間の録画が可能。2番組を同時に録画しながら、さらにもう1番組視聴できる「3チューナー」搭載で、特番の多い改変期や年末年始も安心です。

 

三菱だけの「オートターン」が便利

フルHD/HDモデルは、いずれもBDレコーダー/HDD(1TB)を内蔵。また、リモコンでテレビの向きを変えられる人気の「オートターン」機能も搭載しています。

↑オートターン機能↑リモコン操作でテレビの向きを変えられる「オートターン」機能

 

上位モデルの「MD9」シリーズは、カーボンナノチューブ配合のDIATONE NCVスピーカーを搭載しており、クリアなサウンドが楽しめます。

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液晶テレビ REAL MD9シリーズ

サイズ:40型(フルHD)

実売価格12万5000円

 

前面に配置された2way4スピーカー(左右にツイーター+ウーファー各1基搭載)により、迫力のサウンドをハッキリ聴き取ることができます。

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スタンダードモデルの「BHR9」「BHR8/85」シリーズは、上位モデルにも採用される映像処理エンジン「DIAMOND Engine」や、鮮明で引き締まった映像を実現する「DIAMOND Panel」を搭載。映画やライブ映像などのBDソフトも高画質で楽しめます。

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液晶テレビ REAL BHR9シリーズ

サイズ:40型(フルHD)、32型(HD)

実売価格9万5500円(40型)

 

↑↑引き締まった画質を実現する「DIAMOND Panel」を搭載

 

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液晶テレビ REAL BHR8/85シリーズ

サイズ:50型、40型(フルHD)、32型(HD)

実売価格11万6400円(50型)

 

他社の薄型テレビにはない個性的な機能を搭載した三菱電機の液晶テレビは、「ブルーレイレコーダー内蔵」や「オートターン」などの機能を指名買いする人が多いとのこと。気になる機能があれば、ぜひ店頭でチェックしてみて下さい。

 

4Kテレビ購入を考えているアナタにおくるメーカー別全モデル比較【ソニー編】

メーカー各社の薄型テレビをハイエンドからエントリーまで一挙に紹介し、テレビの購入や買い替えをサポートする連載企画。前回のパナソニックVIERA(ビエラ)に引き続き、第2回目はソニーのBRAVIA(ブラビア)を紹介していきます。

 

独自のバックライト制御技術で液晶テレビを高画質化

前回紹介したパナソニックのビエラは、有機ELテレビをフラッグシップモデルとし、その下に4K液晶テレビやフルHD/HDモデルが続くラインナップとなっていましたが、ソニーは長年開発を続けてきた液晶テレビにもアドバンテージがあるとして、有機ELテレビと液晶テレビのそれぞれにフラッグシップモデルをラインナップしています。

 

それを体現しているのが、同社の4K液晶テレビのフラッグシップ機「Z9D」シリーズに搭載されている「バックライト マスタードライブ」という技術。これは、高密度に配置されたすべてのLEDバックライトをひとつずつ完全に独立駆動させ、細かい範囲で明暗を緻密にコントロールするというもので、2016年1月のCESで発表され話題を呼びました。

↑

 

従来から、バックライトをエリアごとに区切り、細かく駆動して画質を向上させる技術は活用されてきましたが、この「バックライト マスタードライブ」はLEDひとつひとつを個別に駆動させるという、これまでの常識を超えたバックライト制御を行うもの。細かく配置されたLEDがまるで自発光パネルのように見え、有機ELテレビに肉薄する美しいグラデーションや暗部表現を実現しています。

↑↑左が従来のエリア駆動のイメージ。これをひとつずつ個別に駆動するのが「バックライト マスタードライブ」(右)

 

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4K液晶ブラビア Z9Dシリーズ

サイズ:100型(受注生産品)、75型、65型

実売価格59万8000円(65型)

 

このほか、Z9Dには「X1 Extreme」という同社の最新プロセッサーが搭載されており、なめらかな映像を作り出す「Super Bit Mapping 4K HDR」やHDR非対応の映像をHDR化する「HDRリマスター」などの映像処理を可能にしています。

20180130-i03 (19)↑ブラビアのフラッグシップ機に搭載される映像プロセッサー「X1 Extreme」

 

有機ELテレビも独自技術で差をつける

一方、有機ELテレビ「A1」シリーズにも、他社にはない独自の技術を投入しています。

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有機ELブラビア A1シリーズ

サイズ:77型、65型、55型

実売価格59万5000円(65型)

 

それが、画面を直接振動させることで音を再生する「アコースティック サーフェス」。これまでガラス管を振動板としたスピーカーシステムを開発してきた同社ならではの技術により、テレビの画面自体を振動させ、映像と音がリンクした臨場感のあるサウンドを体感できます。

20180130-i03 (3)↑画面から音を出す「アコースティック サーフェス」

 

ベゼルを極限まで薄くし、スタンドが正面から見えないようにすることで映像だけが浮かんでいるような感覚を引き起こす独特のデザインも特徴。ソニーらしい尖ったスタイルは、これまでのテレビの概念を超える斬新なものとなっています。

 

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なお、2つのフラッグシップ機はいずれ劣らぬ高画質を誇りますが、Z9Dは液晶ならではの「明るさや精細感」を生かしリビングなど明るい部屋で日常的なテレビ視聴を行うのにオススメ。A1は有機ELの特徴とされている「引き締まった黒色と暗部の豊かな階調感」を堪能できる映画鑑賞に向いています。どちらにするか迷っている方は、自分の視聴スタイルを考慮して選ぶとよいでしょう。

 

個性豊かな4K液晶テレビをラインナップ

4K液晶テレビは、Z9Dのほか高音質モデルの「X9500E」や狭額ベゼルの「X9000E」など4モデルをラインナップ。さっそく見ていきましょう。

 

「X9500E」シリーズは、サイドにツイーター+ウーファー+パッシブラジエーターのスピーカーを、スタンド部にサブウーファーを備えた高音質モデル。内蔵スピーカーだけで迫力のサウンドを再生できるため、ホームシアタースピーカーなどを利用しなくても映画やスポーツを臨場感のある音質で楽しむことができます。

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4K液晶ブラビア X9500Eシリーズ

サイズ:65型、55型

実売価格22万9800円(55型)

 

ソニーのオーディオ製品にも採用されるデジタルアンプ「S-Master HX」や、すべての音源をハイレゾ相当にアップコンバートする「DSEE HX」、ノイズのないクリアな音声に整えるデジタル音声処理技術「Clear Phase テクノロジー」など、同社ならではの高音質化技術を惜しみなく投入。高度なデジタル演算処理により、後方のサラウンドスピーカーの音までも再現するバーチャルサラウンド機能「S-Force PROフロントサラウンド」も備えています。

20180130-i03 (7)↑サイドスピーカーの分、サイズはやや大きめ

 

「X9000E」は、4K高画質プロセッサー「HDR X1」や、高コントラストな映像を実現する高輝度技術「X-tended Dynamic Range PRO」などを搭載。4Kならではの高精細で美しい映像を楽しめます。

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4K液晶ブラビア X9000Eシリーズ

サイズ:65型、55型、49型

実売価格17万9800円(55型)

 

狭額ベゼルを採用しており、映像だけが浮いているような浮遊感を演出。壁掛け設置にも対応します(別売の壁掛けユニットが必要)。

20180130-i03 (9)↑壁掛け設置にも対応

 

「X8500E」は、4K/HDR対応のスタンダードモデル。超解像エンジン「4K X-Reality PRO」や広色域を実現する「トリルミナスディスプレイ」、さらなる高画質を実現する4K高画質プロセッサー「HDR X1」により、リアリティー豊かな映像美を再現します。

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4K液晶ブラビア X8500Eシリーズ

サイズ:75型、65型、55型

実売価格14万6800円(55型)

 

「X8000E」は4K液晶テレビのエントリーモデル。選べる2色のフレームカラーにより、部屋の雰囲気に合わせてテレビを設置できます。超解像エンジン「4K X-Reality PRO」や「トリルミナスディスプレイ」も搭載しており、フルHD映像なども4Kにアップコンバートして視聴できます。

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4K液晶ブラビア X8000Eシリーズ

サイズ:49型、43型

実売価格11万9800円(49型)

 

サブ機として使うならフルHD/HDモデルもオススメ

リビングに置くメインテレビなら大画面で高精細な映像が楽しめる4Kモデルがオススメですが、寝室や子ども部屋用のサブ機として使うのであれば、小型のフルHD/HDでも十分。価格も手ごろです。

20180130-i03 (15)↑32型のW500E

 

「W730E」シリーズは、無線LANを内蔵し、ネット動画も試聴できるフルHDモデル(1920×1080ドット)。43型と32型の2サイズを用意しており、設置する部屋の大きさに応じてサイズを選べます。

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液晶ブラビア W730Eシリーズ

サイズ:43型、32型

実売価格6万3800円(43型)

 

HDモデル(1366×768ドット)は、32型の「W500E」と24型の「W450E」の2モデル。いずれも外付けHDDへの録画機能を備えています。

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液晶ブラビア W500E

サイズ:32型

実売価格4万6600円

 

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液晶ブラビア W450E

サイズ:24型

実売価格

 

独自の高画質・高音質化技術を多数備えるソニーのブラビアシリーズ。どの機種を購入するか迷っている方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

 

通勤時間を音楽鑑賞タイムに変える! ハイレゾ/ノイキャン対応のBluetoothヘッドホン「RP-HD600N」

パナソニックは、高音質ワイヤレス伝送に対応したBluetoothヘッドホンを2月22日より発売します。ラインナップは、ノイズキャンセル機能付きの「RP-HD600N」(実売予想価格3万3000円前後)と、ハイレゾ相当の再生が可能な「RP-HD500B」(同2万6000円前後)の2モデル(価格はいずれも税抜)。

↑↑RP-HD600N(左からブラック、オリーブグリーン、マルーンブラウン)

 

↑↑RP-HD500B(ブラックのみ)

 

RP-HD600N/HD500Bは、SBC/AAC/aptXのほか、LDACやaptX HDといった高音質コーデックに対応したBluetoothヘッドホン。対応したプレーヤーと組み合わせることで、ワイヤレスでもハイレゾ相当の高品位なサウンドを再生できます。

 

2機種の違いは、ノイズキャンセル機能の有無。上位モデルのRP-HD600Nのみノイズキャンセル機能を搭載しており、周囲の騒音状況に応じて3つのモードからノイズキャンセリング強度を選択できます。また、ヘッドホンを装着したままアナウンスや会話に対応できるよう、右側のハウジングに触れるだけで音量が低くなり、ノイズキャンセル機能もオフになる「ボイススルー機能」を搭載しています。

↑右のハウジングにタッチするだけで外の音を録りこめる「ボイススルー機能」を搭載↑右のハウジングにタッチするだけで外の音を取りこめる「ボイススルー機能」を搭載

 

ハイレゾ音源の忠実に再生するHDドライバーには、玉虫色光沢のMLF(Multi Layer Film)を採用。数百層にも積層された超多層フィルムが不要な残響を残さず、高い応答性、広帯域・高解像度再生を実現します。さらに、新開発の「制振フレーム」により不要な振動を抑え、広がりのある音場を実現しています。

↑ハイレゾ再生に対応するMLFを振動板に採用↑ハイレゾ再生に対応するMLFを振動板に採用

 

装着感を高めるために、人間工学に基づき頭や耳の位置にフィットさせる「3Dボールジョイント機構」と「3Dイヤーパッド」を採用。優れた密閉性・遮音性と、快適な着け心地を実現しています。持ち運びに便利なスイーベル&折りたたみ機構も備えています。

 

連続再生時間は、RP-HD600Nが約20時間(ノイズキャンセリングオン時)、RP-HD500Bが約35時間(いずれもSBC再生)。

 

これまでワイヤレスは有線タイプに比べて音質が劣るとされていましたが、最近では高音質なワイヤレス伝送に対応したモデルが続々登場しています。ワイヤレスの快適性を保持しながら、高音質も楽しめるパナソニックのRP-HD600N/HD500Bで、通勤・通学や移動中にハイレゾ再生を楽しんでみてはいかがですか?

 

【SPEC】(RP-HD600N/HD500B共通)
再生周波数帯域:4Hz~40kHz
インピーダンス:38Ω
出力音圧レベル:99dB
最大入力:1000mW

最新薄型テレビはここを見て選べ! メーカー別全モデル比較【パナソニック編】

2018年は、2月の冬季五輪平昌大会を皮切りに、夏にはサッカーW杯ロシア大会が開催されるなど、大型スポーツイベントが目白押し。この機会に古くなったテレビを買い替えようとお考えの方も多いのではないでしょうか。しかし、価格が下がったとはいえ、まだまだテレビは高額なアイテム。買い替え前には各社の製品を見比べながら選ぶことをオススメします。

 

そこで今回は、自分に合った1台を選ぶのに役立つよう、メーカー各社のラインナップをハイエンドからエントリーまで一挙に紹介します。第1回目はパナソニックのVIERA(ビエラ)です。

 

パナソニックは有機ELがフラッグシップ

パナソニックの薄型テレビは、大きく分けると「有機ELテレビ」と「液晶テレビ」の2ラインがあり、さらに液晶テレビは「4Kモデル」と「フルHD/HDモデル」に分かれています。実売価格から考えると、有機ELテレビが同社のハイエンドとして位置付けられており、これまで液晶テレビの最上位機種で使われていた950の型番も、2017年モデルより有機ELテレビに移されています。ちなみに、現在の液晶テレビの最上位機は850シリーズです。

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この有機ELテレビを頂点とするラインナップ構成は、有機ELテレビと液晶テレビのそれぞれにフラッグシップモデルを持つソニーBRAVIA(ブラビア)とは異なる構成ですね。

 

プラズマで培った技術を有機ELへ継承

それではビエラのラインナップを見ていきましょう。ハイエンドに位置づけられている有機ELテレビは2モデル用意されており、それぞれプレミアムモデルの「EZ1000」シリーズと、スタンダードモデルの「EZ950」シリーズとなっています。解像度はいずれも4K(3840×2160ドット)です。

 

2モデルの最も大きな違いはサウンド性能。EZ1000はサウンドバー型のアンダースピーカーが同梱されており、テクニクスによる音質調整が施された「Tuned by Technics」仕様となっています。

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4K有機ELビエラ EZ1000シリーズ

サイズ:77型(受注生産品)、65型

実売価格73万7500円(65型)

↑テクニクスのチューニングによるスピーカーを同梱↑EZ1000はテクニクスのチューニングによるアンダースピーカーを同梱

 

また、搭載する有機ELパネルは同等ながら、EZ1000のみ画面の反射を抑え深みのある黒を実現する「ブラックフィルター」や、暗部の諧調をなめらかにする「暗部階調スムーサー」を搭載。どちらのモデルを選ぶかは、このあたりの差異を考慮する必要があります。

 

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4K有機ELビエラ EZ950シリーズ

サイズ:65型、55型

実売価格44万500円(65型)

 

EZ1000/950共通の仕様としては、プラズマテレビで培われた自発光方式のチューニングを生かした新・映像エンジン「ヘキサクロマドライブ プラス」を搭載していることや、高品位なHDR映像を楽しめる国際認証「ULTRA HD PREMIUM」を取得していること、映画館の質感を再現する「THX 4Kディスプレイ規格」を取得していることが挙げられます。

↑ヘキサ↑映像エンジン「ヘキサクロマドライブ プラス」を搭載。入力映像に忠実な色彩や諧調を再現する

 

パナソニックがプラズマテレビで培ってきた技術を投入した有機ELテレビは、ハイクラスな高画質/高音質を求める方や、映画ファンにオススメです。

 

高画質映像エンジンを搭載する4K液晶テレビ

4K液晶テレビは、2018年2月下旬発売予定の「FX750」「FX600」が発表され、2017年モデルの「EX850」「EX780」を含め、全4モデルのラインナップとなっています。

 

EX850はスピーカーにこだわった高音質モデル、EX780はメタリックなフレーム&スタンドを採用したスタイリッシュモデル。FX750、FX600は、それぞれEX750、EX600の後継機で、FX750がスタンダードモデル、FX600がシンプルモデルと位置付けられています。

 

EX850は、映像と一体化した臨場感あふれるサウンド「ダイナミックサウンドシステム・ハイレゾ」を採用。3ウェイ/出力100Wの内蔵スピーカーにより、ホームシアターのような迫力の音声が楽しめます。

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4K液晶ビエラ EX850シリーズ

サイズ:60型、55型、49型

実売価格24万5800円(55型)

 

20180129-i02 (14)↑EX850の「ダイナミックサウンドシステム」

 

EX780は、リビングになじむシルバーのフレーム&スタンドが特徴。まるで画面が宙に浮いているような浮遊感を演出します。

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4K液晶ビエラ EX780シリーズ

サイズ:65型

実売価格31万6000円(65型)

 

FX750とFX600の大きな違いは3つ。FX750は地震などによりテレビが設置面から離れる力が働くとテレビ台に吸着する新開発「転倒防止スタンド」を備えているほか、上位モデルと同じく映像エンジン「ヘキサクロマドライブ」を搭載しています(FX600はカラーマネジメント回路「色忠実補正回路」を搭載)。また、チューナー数やHDMI端子、USB端子の数などもFX750のほうがFX600よりも多く備えています。

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4K液晶ビエラ FX750シリーズ

サイズ:55型、49型、43型

実売予想価格23万4740円前後(49型)

 

20180129-i02 (13)↑FX750は新開発の「転倒防止スタンド」を搭載。万が一転倒しそうになってもテレビ台に吸着して転倒を防ぎます

 

FX600は、部屋の明るさに応じて自動調節される「明るさ連動HDR」や、コントラスト感を高める「エリアコントラスト制御」などの機能を搭載。手軽に4K/HDR映像を楽しめるシンプルモデルです。

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4K液晶ビエラ FX600シリーズ

サイズ:55型、49型、43型

実売価格17万円前後(49型)

 

4Kテレビが欲しいけど、それほど予算がかけられないという方には4K液晶テレビがオススメ。外付けチューナーを利用することで、今後始まる4K本放送にも対応できるので、いま購入しても長く使えます。

 

サブ機として使いたいフルHD/HD液晶テレビ

フルHD/HD液晶テレビは、2色のカラーから選べる「ES500」と、部屋に応じて様々なサイズをラインナップする「E300」の2モデル。

 

ES500は、ダークシルバーとホワイトの2色を用意し、ひとり暮らしの部屋や子ども部屋などに置きやすい32型/24型の小さめサイズをラインナップ。解像度はいずれもHD(1366×768ドット)ですが、32型はIPSパネル、24型はVAパネルとなっています。

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液晶ビエラ ES500シリーズ

サイズ:32型、24型

実売価格5万8200円(32型)

 

E300は、19型~49型まで5サイズをラインナップし、寝室や子ども部屋など様々な部屋に応じたサイズを選べます。解像度は49型/43型がフルHD(1920×1080ドット)、32型/24型/19型がHD(1366×768ドット)。パネルは24型のみVAパネルで、それ以外はIPSパネルとなっています。

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4K液晶ビエラ E300シリーズ

サイズ:49型、43型、32型、24型、19型

実売価格7万980円(43型)

 

フルHD/HDモデルは、4Kモデルと比べて手ごろな価格となっているので、寝室や子ども部屋といったリビング以外の部屋に置くサブ機として活用してもいいでしょう。

 

各モデルの特徴や仕様をチェックして、自分の用途に合った1台を選んでみて下さい。

 

AirPodsユーザー必見! 充電ケースごとオシャレに持ち運べる専用レザーケース

ロア・インターナショナルは、高級本革を使用したSLG Design(エスエルジーデザイン)のAirPods専用ケース「Minerva Box Leather Case」を発売しました。カラーはレッド、ブルー、ブラック、タン、ブラウンの全5色。価格は5940円です。

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本製品は、イタリアで一枚一枚丁寧に作られたベジタブルタンニングレザーを使用し、AirPodsの充電ケースごと収納できるレザーケース。加工過程でできた自然なエンボスのある本革は使い込むほど光沢が増し、傷やほこりから充電ケースを守ります。

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底部には端子接続用の穴が空いており、ケースに入れたままセットアップボタンとLightningケーブルの使用が可能。こだわりのエッジ処理や、ドイツAMANN(アマン)社製のセラフィル糸を使用した耐久力の高いステッチなど、職人によるハンドメイドの技が細部まで施されています。

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毎日持ち歩くAirPodsだからこそ、おしゃれなケースに入れておきたいですよね。本革ならではの質感と鮮やかなカラーは、ほかの人と差をつけたい方にもオススメです。

なぜ売れた? 「スマスピ」と「格安4K」ヒットの背景を専門家がバッチリ解説

様々なAV機器が登場した2017年。とくに、各種家電のハブとしても大きな可能性を秘めたスマートスピーカーの国内販売が開始され、話題になりました。また、ドン・キホーテは4KテレビやノートPCの常識を覆す低価格品をリリース。ここでは、この2つのトレンドを紹介するとともに、背景を専門家が解説。2017年あんまりAV機器に縁がなかったという人も、この記事を読めば2018年のトレンドにも追いつけるはず!

 

【私が教えます!】

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AV評論家

藤原陽祐さん

新聞記者から専門誌の編集を経て独立。製品レビューやAV専門誌での評論活動などを行っています。

 

 

音声認識技術の向上でスマートスピーカーが話題に

2017年に新たに登場し、一挙に注目が高まったAV機器といえばスマートスピーカーが挙げられます。その背景についてAV評論家の藤原陽祐さんはこう語ります。

 

「技術の向上によって話し言葉による操作がスムーズになった点がまず大きいでしょう。さらに成長中の音楽配信サービスもより活用しやすくなり、ユーザーの好みやシーンにマッチした音楽を快適に楽しめるようになりました」

 

スマートスピーカーは2017年12月時点で3つのプラットフォームが国内販売されていますが、その選び方を藤原さんに聞きました。

 

「アマゾンプライム会員なら音楽配信のPrime MUSICが使えるAmazon Echo、LINEのヘビーユーザーならClova WAVEがおすすめ。複数のユーザーで使うなら最大6人のアカウントを登録できるGoogle Homeがベストです」

 

【スマートスピーカーのココが空前絶後のヒット!】

価格が手ごろで話題性も高いことからから脚光を浴びました。今後スマートスピーカーを介して連携する家電が普及すれば、照明やエアコンやテレビなどの操作を音声だけで行えるようになります。

 

スマートスピーカーって何?

AIアシスタントを搭載したスピーカーのこと。音声認識機能を持ち、端末に向かって操作内容を話しかけることで、ニュースや天気予報の読み上げ、音楽の再生、連携する家電の操作などを行えます。

20180110_bln1_02↑リビングなどに置いて、やりたいことを話しかけるだけで操作できる手軽さも魅力です

 

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Google

Google Home

実売価格1万5120円

Googleアシスタントを搭載し、Googleカレンダーでのタスク管理やGoogle Play Music上の音楽再生が可能。スピーカー部分の素材やカラーを変えることのできるオプションを用意しています。

 

20180110_bln1_04↑音楽再生はGoogle Play Musicのほか、ストリーミング配信サービスのSpotifyも利用できます

 

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Amazon.co.jp

Amazon Echo

1万1980円

クラウドベースの音声サービスに対応。Amazon Musicの曲を再生したり、対応端末の操作などが可能なスキルと呼ばれる機能を追加したりできます。本体カラーは3色から選択可能で、別売りの交換用カバーも用意。

20180110_bln1_07↑コンパクトサイズのEcho Dot(写真・5980円)のほか、上位機種のEcho Plus(1万7980円)も揃います

 

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LINE

Clova WAVE

1万4000円※

AIアシスタント「Clova」を搭載。登録した相手に音声でLINEメッセージを送信したり、受信メッセージを読み上げたりできる点が最大の特徴。ストリーミング音楽再生はLINE MUSICに対応しています。

 

※:2018年1月31日までは、キャンペーン商品として「Clova WAVE + LINE MUSIC セット」を1万2800円で販売中。Clova WAVE(本体価格1万4000円)と「LINE MUSIC」(月額960円)12か月分がセットになっています

 

20180110_bln1_08↑バッテリーを搭載しているので、電源に接続していない状態でも利用可能です

 

初回出荷分が1週間で完売した格安4Kテレビの第2

「ドン・キホーテ 4Kテレビ」

6月発売の初代製品が5万円台で買える4Kテレビとしてブレイク、10月には第2弾も発売されました。追随して低価格4Kテレビを発売するメーカーも現れており、市場を牽引しました。

 

【ドンキ4Kテレビの「ココ」が空前絶後のヒット!】

なんといっても圧倒的な安さが魅力。画質や細かい機能などスペックにはそれほどこだわらず、低予算で話題の4Kテレビを手に入れたいという層の心をしっかりとつかんでヒットしました。

 

【価格革命を起こした初代】

6月発売の初代製品が4Kテレビの常識を変えた

6月発売の初代ドンキ4Kテレビは、初回出荷分の3000台が1週間で完売。追加生産分も即完売して話題に。国産メーカーの50型は10~20万円台が中心だった4Kテレビ市場に革命を起こしました。

20180110_bln1_11↑初代には東芝製のメインボードが使用され、「ジェネリックレグザ」とも言われました

 

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ドン・キホーテ

LE-5060TS4K-BK

5万9184円

6月に発売された50型4Kテレビの後継機。前機種から大きなスペックの変更はないものの、輝度が300カンデラから350カンデラに改良されたことで、より明るい環境でもクッキリと映像を楽しめるようになりました。

 

20180110_bln1_14↑幅はスタンド部を除いて約6.6cm。国産メーカーの4Kテレビと変わらない薄さで、リビングに置いたときもすっきり見えます

 

【プロはこう見た】

初代モデルがヒットした要因は、価格の安さと話題性の高さ。今後は、デザイン性や使いやすさなど、安さにプラスしたメリットがある製品も期待したいですね。(藤原さん)

 

他のメーカーも格安4Kテレビに続々参入

ドンキに追随するメーカーも増えています。ゲオはグリーンハウス製の50型4Kテレビを発売中。全国のゲオショップ約50店舗などで購入できます。

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グリーンハウス

GH-TV50A-BK

5万3784円

 

【モバイルPCも最強コスパ!】

PCでもドンキの価格破壊が話題に

ドンキ家電の価格破壊はテレビだけではありません。これまでの常識を覆すような格安のモバイルPCも話題となりました。

 

人気の2 in1タブレットが約2万円で手に入る

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ジブン専用PC&タブレット

2万1384円

0.1型Windowsタブレットと着脱式キーボードのセット。Officeモバイルを搭載しているので資料作成などにも活用しやすい。質量はキーボードを装着した状態で1180g。バッテリー駆動時間は約6.1時間となっています。

 

ついにノートPCにも格安アイテムが登場

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MUGAストイックPC

2万1384円

14.1インチのWindows 10ノート。機能を絞り込み低価格を実現する一方でディスプレイにはこだわり、フルHD表示に対応した高精細IPSパネルを搭載しています。メモリは2GBと少なめ。ネットや動画を気軽に楽しみたいライトユーザーにおすすめです。質量約1200g。バッテリー駆動時間は約7時間。

 

「スマスピ」と「格安4K」に共通しているのは、最新のトレンドを手ごろな価格で体験できること。2018年もバリュープライスのアイテムに要注目です!

こんなシンプルで最強の転倒防止対策があったか! 「どでか吸盤」でピタっと固定する4Kビエラ「FXシリーズ」

パナソニックは、大画面で4K高画質を楽しめる、倍速パネルを搭載した地上・BS・110度CSデジタルハイビジョン液晶テレビ「4Kビエラ」FX750シリーズ3機種(55V型、49V型、43V型)を2月23日に発売します。この新シリーズ、どうやら画質向上以外にもスペシャルな進化がありそう…。

 

↑写真上のTH-55FX750が実売価格28万670円、写真左のTH-49FX750が実売価格23万4740円、写真右のTH-43FX750が実売価格20万5070円。↑写真上のTH-55FX750が実売価格28万670円、写真左のTH-49FX750が実売価格23万4740円、写真右のTH-43FX750が実売価格20万5070円。

 

本シリーズは、明るいリビングでコントラスト感ある映像を様々な視聴位置から楽しむため、「4K高輝度IPSパネル」と「Wエリア制御」を搭載しています。さらに画像解析が進化した独自の高画質処理技術「ヘキサクロマドライブ」により、映像本来の「質感」「色」「コントラスト」を楽しめます。加えて、地上デジタル放送やブルーレイ、ネットコンテンツなどのあらゆる映像を4Kアップコンバートする「4Kファインリマスターエンジン」により、解像感が高く、ノイズを抑えたクオリティの高い4K映像で楽しめます。

 

↑画像解析が進化したヘキサクロマドライブ↑画像解析が進化したヘキサクロマドライブ

 

また、ヘキサクロマドライブの心臓部である3次元カラーマネジメント回路(3D-LUT)がさらに進化し、補正ポイントを従来モデル(EX750シリーズ)比の約1.6倍に増加させ、暗部の色の忠実再現性を飛躍的に向上。また「高輝度対応色補正処理」により、明部の色も鮮やかに再現します。

 

↑輝度制御により白飛びを抑えた明るさ感のある映像を実現↑輝度制御により白飛びを抑えた明るさ感のある映像を実現

 

さらにコンテンツのHDR化が進む現状をふまえ2方式のHDR規格に対応。Ultra HDブルーレイの標準規格「HDR10」、新4K8K衛星放送での採用が予定されている「HLG」に対応し、HDRならではの高コントラストの映像により高い臨場感を体感できます。また、「明るさ連動HDR」により、部屋の明るさに合わせてHDR画質を自動で適切に調整するので、明るい部屋でも暗い部屋でも適切な画質で楽しめます。

 

↑あらゆる映像を4K映像にアップコンバートする「4Kファインリマスターエンジン」↑あらゆる映像を4K映像にアップコンバートする「4Kファインリマスターエンジン」

 

画質面に加えて、FXシリーズの大きな特徴となるのが、新たに開発された地震に強く倒れにくい吸着機能付きの「転倒防止スタンド」。スタンド底面が設置面から離れる力が働くと、テレビ台にしっかり吸着し倒れにくくなるというもの。移動時は「吸着操作スイッチ」を押すと簡単に解除できます。

 

※転倒防止スタンドは、いかなる条件においても転倒・落下しないことを保証するものではありません。

 

 

↑新開発の転倒防止スタンド↑新開発の転倒防止スタンド

 

日本ではテレビを外光や照明などによる明るいリビングに設置される事が多く、またテレビおよび家具の配置により、テレビの正面以外から視聴される場合もあります。視聴環境の再考という新たなアプローチも兼ね備えた、新たな「4Kビエラ」をぜひチェックしてみてください。

ビクター設立90周年商品第2弾! ユーザーの声を反映させた“全部入り”ワイヤレスイヤホン「XE-M10BT」

JVCケンウッドは、JVCブランドよりノイズキャンセル機能を備えたBluetoothイヤホン「XE-M10BT」を2月上旬より発売します。実売予想価格は3万円前後(税抜)。

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XE-M10BTは、メタルフレームデザインのネックバンドを採用したワイヤレスイヤホン。2017年5月に発表された音場特性カスタムサービス「WiZMUSIC(ウィズミュージック)」に続く、ビクター設立90周年記念商品の第2弾と位置付けられています。

 

本機は、クラウドファンディングサービス「Makuake(マクアケ)」を利用した開発支援プロジェクトを通じてマーケティングが実施され、ユーザーの声を反映して商品化されたもの。その大きな特徴は、音楽を聴きながら周囲の音も聴ける「周囲音取り込み機能」を搭載していること。本体に内蔵されたマイクにより周囲の音を取りこみ、デジタル処理による「パワードミキシングシステム」によって再生中の音楽と周囲から取りこんだ音を高品位にミックスして聴くことができます。もちろん、マイクをオフにして音楽だけを楽しむことも可能。

↑周囲音取りこみ機能の概要↑周囲音取り込み機能の概要

 

また、ノイズキャンセル機能も備えており、周囲の騒音を低減して音楽に集中することもできます。独自のスマホ用アプリ「ライブモニター」を使えば、周囲音と音楽のバランスを細かく調整したり、不快な風切音のキャンセルを設定できるなど、周囲の音や状況に合わせた音質チューニングも可能です。

↑ライブミュージックアプリ↑ライブモニターアプリ

 

BluetoothコーデックはSBC、AAC、aptXに対応。デジタル音源化や圧縮処理により失われた音楽情報を波形補正処理により再生成する独自の高音質化技術「K2 TECHNOLOGY」により、すべての音源をハイレゾ相当(192kHz/24bit)にアップコンバートして再生するほか、各コーデックに応じた波形補正パラメーターを適応することで、どのコーデックでも高品位なサウンドが楽しめます(周囲音取りこみ機能オフ時のみ)。

 

本体デザインは、ネックバンド部に金属ワイヤーと革素材をあしらい、楽器をイメージした仕上げをハウジング部に採用。カラーはブラック鏡面仕上げの「スタジオブラック」、ギターなどをイメージさせるブラウンサンバースト仕上げの「ヴィンテージブラウン」、ブルー基調のグラデーション仕上げの「インディゴブルー」の計3色をラインナップしています。連続再生時間は最大約7時間(K2 TECHNOLOGYオン時)。

20180126-i01 (2)↑左からインディゴブルー、スタジオブラック、ヴィンテージブラウン

 

同社の技術を集結して生まれた記念モデルだけに、“全部入り”といえるほど多くの機能を搭載したワイヤレスイヤホンとなっています。通勤や通学、移動時間などに高音質で音楽を楽しみたいという方は、ぜひチェックしてみて下さい。

新ノイズキャンセル機能でクリアに録音! ビジネスシーンに最適なオリンパスのICレコーダー「Voice-Trek DM-750」

オリンパスは、騒がしい環境下でも雑音を抑えてクリアに録音できる「2マイクノイズキャンセル」を搭載したICレコーダー「Voice-Trek DM-750」を2月9日に発売します。カラーはブラックとシルバーの2色。

20180125-i01 (1)↑「Voice-Trek DM-750」(ブラック、シルバー)

 

「Voice-Trek DM-750」は、環境ノイズの多い環境でも音声のみをクリアに録音できる新機能「2マイクノイズキャンセル」を搭載。音声と環境ノイズの左右のマイクに入る入力レベル差をレコーダーが判別することで、周囲が騒がしい状況でも音声をクリアに録音できます。

↑「2マイクノイズキャンセル」機能のイメージ↑「2マイクノイズキャンセル」機能のイメージ

 

本体には高性能指向性ステレオマイクに加え、無指向性のセンターマイクを加えた3マイクシステム「TRESMIC」(トレスミック)を備え、低音域から高音域まで幅広い音域を原音に近い自然な音で録音できます。長時間録音できるMP3形式に加え、48kHz/16bitの高音質で録音できるリニアPCM形式(WAV)にも対応し、シーンに応じて自由に使いわけが可能。ビジネスシーンからプライベートまで幅広い場面で利用できます。

20180125-i01 (2)↑高音質で録音できる3マイクシステム「TRESMIC」

 

さらに、議事録の作成などに便利な機能も多数搭載。音声のない部分を自動的にスキップし、音声部分のみを再生する「声だけ再生」や、一時停止をした際に自動的に止めた箇所の3秒前から再生する「文字起こし」モードなどを利用して、音声から効率的に文書を書き起こすことができます。

 

本体内蔵のフラッシュメモリーは4GB。microSD/SDHC用のカードスロットを備え、最大32GBまでのmicroSDカードを利用して長時間録音することもできます。

 

また、PCなどの接続には、ケーブルがいらず本体内蔵のUSB端子でダイレクトに接続できるので、外出先などでも録音データの転送をすばやく行えます。

20180125-i01 (3)↑PCなどへダイレクト接続可能

 

本体をキズや衝撃から守る別売のキャリングケース「CS150」(3726円)も用意されます。

20180125-i01 (4)↑キャリングケース「CS150」を装着したところ

 

ビジネスシーンで役立つ機能を多数備えたICレコーダー「Voice-Trek DM-750」があれば、高音質で商談や打ち合わせ時の録音が可能で、議事録の書き起こしもスピーディーに行えそうですね。仕事で使えるICレコーダーをお探しの方は、ぜひチェックしてみて下さい。

 

 

自宅テレビに“挿すだけ”でAndroid TV化! 4K対応で約1万円の価格もうれしい「Air Stick 4K」

CCC AIRは、テレビのHDMI端子に挿すだけで映画や音楽を大画面で楽しめるスティック型Android TV端末「Air Stick(エアースティック)」の新モデルとして、4K・HDR の高画質に対応した「Air Stick 4K」を発表。1月18日発売で、希望小売価格は9800円です(税別)。

20180117_y-koba5 (1)↑本体(左)に加え、音声認識機能を標準装備するリモコン(右)が付属。従来のテレビ画面では煩わしかった文字入力も不要で、音声によって簡単にコンテンツの検索を行えます

 

Air Stick 4Kは、Android TV 7.0 Nougatに対応したスティック型端末です。テレビのHDMI端子に接続し、LANケーブルもしくはWi-Fiでインターネットに繋ぐだけで、様々なアプリから映画やスポーツ、音楽などを呼び出してテレビの大画面で堪能できます。

20180117_y-koba5 (4)↑TSUTAYA moiveやYouTubeをはじめ、プリインストールされた様々な動画サービスアプリなどで、コンテンツを手軽に楽しめます。 もちろん、 Google Play ストアからアプリを自由にダウンロードして利用することも可能

 

4K・HDR対応より、鮮やかで美しい 映像を実現したことに加え、サウンド面では aptX/ aptX HD をサポート。aptX / aptX HD 対応のヘッドセットやスピーカーをBluetooth接続し、ワイヤレスでも高品質のステレオサウンドを楽しめます。

 

また本機は、付属のLANポート付ACアダプタにLANケーブルを挿し、インターネットに有線で繋ぐことでWi-Fiルーターとしても利用できます(802.11b/g/n/ac、2.4/5GHz対応Wi-Fi機器を最大 8台まで接続可能)。

 

そのほか、Choromecast機能(Choromecast built-in)にも対応しており、PCやモバイル端末の Choromecast対応アプリ経由で、コンテンツをテレビにストリーミングできます。さらに、話題のGoogleHomeデバイスにも対応し、Air Stick 4KとGoogleHomeデバイスを組み合わせれば、話しかけるだけでエンタテイメントをストリーミングすることも可能です。

 

HDMI端子対応のテレビやプロジェクターに挿すだけで、映画や音楽を鑑賞できるメディア・ストリーミング・スティック「Air Stick 4K」。約1万円というお手ごろ価格ながら4K・HDRの高画質に対応しており、活躍シーンの多さから考えても十分にお買い得。「手軽にスマートテレビを導入したい」という人にぴったりなアイテムと言えるでしょう。

 

【SPEC】

CCC AIR
Air Stick 4K

●発売日:1月18日 ●希望小売価格:9800円 ●サイズ/質量:W70×H30×D11㎜/30g ●OS:Android TV 7.1.2 Nougat(Oreo へのアップデートを予定) ●チップセット;Amlogic S912J 64bit オクタコア 1.5GHz ●メモリ:2GB ●ストレージ:16GB ●Wi-Fi 接続:802.11b/g/n/ac(2.4GHz / 5GHz) ●有線LAN接続:専用のLAN ポート付ACアダプタよりの有線LAN接続 ●Bluetooth接続:Bluetooth4.1 ●Bluetooth Audio:aptX / aptX HD ●テレビ接続:HDMI 2.0(CEC Support) ●映像出力:720p/1080p/2160p 60fps(4K) ●HDR 対応:HDR-10 ●電源:Micro USB 5.0v(+/- 4%) ●付属品:Air Stick 4K 本体1個、音声認識リモコン(バッテリー充電) 1 個、LANポート付ACアダプタ 1個、HDMI延⻑アダプタ1 個

 

スポーツ向け完全ワイヤレスイヤホンの決定版! もしもの場合の保険も付いたJVC「HA‐ET900BT」

JVCケンウッドは、JVCブランドより「AE」シリーズのスポーツ向けBluetoothイヤホン「HA‐ET900BT」を2月上旬に発売します。実売予想価格は1万5000円前後(税抜)。

20180118-i01 (1)↑HA‐ET900BT(ブルー)

 

本機は、左右の筐体を結ぶケーブルをなくし、快適なリスニングを実現する同社初の完全ワイヤレスモデル。スポーツシーンでの利用も想定し、装着安定性を高める工夫や、汗に強く水洗いできる防水性を備えている点が特徴です。カラーはブルー、ブラック、レッド、イエローの4色をラインナップ。

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回転構造によりさまざまな耳の形や大きさに合わせてフィットさせることができる独自の「ピボットモーションサポート」や、装着性を高めるオーバル形状ハウジングに加え、耳の形に沿うフラットな形状で上下の揺れに強い縦型デザインによる3点支持構造を採用し、ランニングなどの激しい動きのある場合でも外れにくい安定した快適な装着性を実現しています。

 

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本体には遮音性の高い標準イヤーピースのほか、屋外使用時の安全性に配慮した低遮音性イヤーピースも同梱(各S/M/Lサイズ)。イヤホンを装着しながら周囲の音も聴き取ることができます。また、汗や雨に強く、使ったあとは水洗いも可能なIPX5相当の防水仕様を採用。いつでも清潔に保つことができます。

 

携帯性に配慮した約35gの軽量充電ケースが付属し、約9時間(本体3時間+充電ケース6時間)の長時間再生に対応。ケースは付属のクリップ付キャリングポーチに入れて、手持ちのウエストバッグのベルト等に取り付けることも可能なので、長時間の使用にも安心です。

20180118-i01 (3)↑軽量充電ケース

 

スマホと連携して、サウンドモードの変更や本体のバッテリー残量の確認が行える専用スマホアプリ「JVC Headphones Manager」(無料)も用意されます。

 

さらに、完全ワイヤレスタイプは耳から外れてしまった際に破損や紛失してしまうのが心配、というユーザーの声に応え、製品には標準で保険が付帯します。これは、東京海上日動火災保険の動産総合保険により、不測かつ突発的な事故によって製品の破損や紛失(※)が起きてしまった場合、自己負担金5000円を支払うことで、補償期間中1回に限り新品の代替品に交換してもらえるというもの。これなら安心して使うことができそうですね。

※:紛失補償対象は、片側のみ紛失した場合で、両方を紛失された場合は補償対象となりません。

 

ケーブルによる煩わしさを解消したJVCの完全ワイヤレスタイプのBluetoothイヤホン「HA‐ET900BT」を、日常のスポーツシーンに取り入れてみてはいかがでしょうか。

審査員を唸らせた名機がズラリ! 「ポタ-1グランプリ」審査員特別賞に輝いた“神エイト”を一挙紹介

昨年12月16日~17日にかけて開催された「ポタフェス2017 WINTER」において、GetNaviとe☆イヤホンのコラボによるアワード企画「ポタ-1グランプリ」の結果発表が行われました。読者投票によって選出された各部門賞のほか、審査員によって選ばれた“審査員特別賞”を含むアイテムがポタ-1ブースに展示され、来場者の注目を集めていました。

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今回は、ポタ-1グランプリで選ばれた審査員特別賞の受賞製品8アイテムを、審査員のコメント付きでご紹介します。

20171218-i01 (29)↑ポタ-1グランプリのステージでは審査員による審査員特別賞の選定理由も発表されました

 

フラッグシップの名に恥じない名機

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オーディオテクニカ/ATH-ADX5000

ADX5000は、オーディオテクニカの開放型ヘッドホンの新フラッグシップモデル。硬質樹脂成型のバッフル一体型58mm径ドライバーや、抜けのよい自然な音場を実現する「コアマウントテクノロジー(PAT.P)」を採用。六角形のメッシュが印象的な特殊ハニカムパンチングハウジングなど、デザイン性と機能性を両立したこだわりの詰まった仕様となっています。

 

審査員からは、「オーディオテクニカが長年培った技術が集結した名作。伸びやかで高い解像度のサウンドは、ほかではなかなか聴けない」、「実売26万円という価格もさることながら、細部まで作りこまれたデザインや音質に驚き」と高い評価を受けていました。

 

正統進化したハイレゾプレーヤー

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アステル&ケルン/AK70 MkII

AKシリーズのエントリーモデル「AK70」に、上位機種譲りの音質設計を取り入れてブラッシュアップされたハイレゾ対応のポータブル音楽プレーヤー。左右のチャンネルを個別のDACで処理するデュアルDAC構成に加え、アンプ部も強化されており、バランス接続時は従来の2倍近い出力を実現しています。

 

審査員からは、「一聴しただけで前モデルより音質が良くなっているとわかるほど進化している」、「最新のハイエンドモデルの開発思想や、前世代のミドルクラスの仕様を継承しており、エントリーモデルとしては破格のコストパフォーマンス」との評価が。イベント当日にはヨーロッパ限定カラーや新色のプロトタイプなども展示されたことから、「すでに持っているけど、新色も買わなきゃ」という声も聞かれました。

 

磨き上げられたノイズキャンセル機能

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ソニー/WH-1000XM2

ノイズキャンセル機能(NC)を搭載したBluetoothヘッドホン。新たに搭載された歩く・走る・止まる・乗り物に乗るなどの行動に応じてNCモードを変更する「アダプティブサウンドコントロール」や、個人の装着状態に応じてNCを調整する「NCオプティマイザー」などにより、シーンに応じて快適に音楽を楽しめます。独自の高音質コーデックLDACのほか、aptX HDにも対応し、ワイヤレスでも高音質で再生します。

 

審査員からは、「2017年はワイヤレス製品が多数登場したが、そのなかでも高い完成度の同モデルが光っていた」、「ノイズキャンセル機能だけでなく音質も向上しており、最新機能“全部入り”的なお得感がある」というコメントがありました。実際に展示ブースで試聴した来場者からも、「騒がしいイベント会場でもウソみたいに騒音が消えてビックリ」、「ソニーらしくデザインやカラーも洗練されているところが好印象」と、好評だったようです。

 

スマホの域を超えた高音質

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オンキヨー/GRANBEAT DP-CMX1

オーディオ視点で設計されたハイレゾ再生対応のSIMフリースマートフォン。独立したオーディオ基板や徹底したノイズ対策、デュアルDAC&アンプ仕様など、スマホのレベルを超えた高音質設計を採用しており、音楽や動画をハイクオリティなサウンドで楽しめます。

 

審査員のほとんどは同機種を使用しており、「音質の素晴らしさは折り紙つき。オーディオ業界の支持率No.1スマホです」との発言も飛び出しました。展示ブースで試聴した来場者からは、「前から気になっていたが、実際に音を聴くと機種変したくなってきた」、「ほかの機種にはない武骨なデザインも男心をくすぐりますね」との声が上がっていました。

 

ハイエンドブランドの音を身近にするお値打ちヘッドホン

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ULTRASONE/Signature DXP

「Signature DXP」は、DJや音楽制作の現場などでの使用に耐えるタフな仕様のプロフェッショナル向けモニターヘッドホン。50mm径のマイラードライバーやハウジング構造などは、上位モデルを踏襲。ヘッドバンドやイヤーパッドにはプロテインレザーを採用し、装着性や遮音性も高めています。

 

審査員からは「Editionシリーズなどハイエンドのイメージが強いULTRASONEですが、このSignature DXPは実売7万円前後と同ブランドのなかではかなりお手ごろ。憧れのハイエンドのサウンドが、手に届く価格で楽しめる点が画期的です」とのコメントがありました。ポタ-1ブースで実機を試聴した来場者からは、「細部までしっかりした作りで高級感がありますね」、「ブランドを知らなかったのですが、音の良さに驚きました」といったコメントが寄せられました。

 

初めての“完全ワイヤレス”におすすめの1台

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GLIDiC/SOUND Air TW-5000

1万円を切る低価格ながら、安定した装着性と高音質コーデック(AAC)に対応したハイクオリティなサウンドを実現した完全ワイヤレスタイプのBluetoothイヤホン。充電機能を備えた専用ケースから取り出すと自動的にペアリングが開始されるなど、ユーザーの使い勝手も考慮した仕様となっています。

 

審査員からは、「完全ワイヤレスイヤホンは、接続切れが起こりやすいといった問題を抱えたモデルもあるが、このSound Air TW-5000はかなり安定しているので人に勧めやすい」、「アンダー1万円という価格ながら基本は押さえているので、初めての完全ワイヤレスにぴったり」との評価が。実際に展示機を試した来場者からは、「完全ワイヤレスは“耳から落ちないか不安”というイメージがあったが、実際に装着してみるとすごい安定している。これなら通勤時に使ってみたい」、「他社の完全ワイヤレスイヤホンは、サイズが大きくて女性の耳には合わないものがあったけど、これは小型なので女性でも使いやすい」、「カラーがブラックだけじゃなくホワイトが用意されている点もうれしい」といった意見が聞かれました。

 

高いカスタマイズ性のソリッドなイヤホン

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JVC/SOLIDEGE 01 inner

JVCのハイエンドシリーズ「CLASS-S」のハイレゾ対応イヤホン「SOLIDEGE 01 inner」は、業界初となるノズルの交換により音色のカスタマイズが楽しめる「Jマウントノズル交換システム」が特徴。「チタニウム」「ブラス」「ステンレス」の3種の交換用ノズルが付属し、好みに合わせて各金属の音色の違いを楽しめるカスタマイズ性の高いイヤホンです。

 

審査員からは「ノズル交換システムに加え、リケーブル対応や、本体が360度回転する『ファインアジャスト機構』により、通常装着のほか耳かけ装着にも対応するなど、自由度の高い設計が魅力」、「木製パーツをふんだんに使った豊かな響きが特徴の『WOOD 01 inner』とは対照的に、メタルの硬質な響きを生かしたシャープでソリッドな音に仕上がっており、音の好みに応じて選択肢が広がるのがうれしい」と評価されました。

 

iPhoneのために生まれた画期的なイヤホン

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パイオニア/RAYZ Plus

「RAYZ Plus」は、Lightning接続によるiPhoneとの親和性の高さに加え、iPhoneから給電するためバッテリーを搭載せずともノイズキャンセル機能が利用できる点や、従来のLightning端子イヤホンの弱点でもあった充電しながらの使用も克服した世界初の「チャージングポート」などの画期的な機能が評価されました。また、低消費電力の第2世代のLightning Audio技術により、iPhoneのバッテリー消費を抑えながら長時間利用できる点にも注目。まさに、iPhoneユーザーのためのイヤホンといえるアイテムとなっています。

 

ブースで実機を試聴した方からは、「イヤホン端子がなくなるのが嫌で機種変をためらっていましたが、これならiPhone 7や8でも問題なく使えますね」、「バッテリーがないので充電の手間が省けるのがいい」、「iPhoneでノイズキャンセル機能が手軽に使えるのが魅力」との声が上がっていました。

 

いずれも審査員を唸らせたハイクオリティな製品ばかりですので、サウンドにこだわったオーディオ製品を購入したいと考えている方は、ぜひ参照してみて下さい。

業界初の4K高画質×タフネス仕様! JVC“Everio R”から4Kビデオカメラ「GZ-RY980」登場

JVCケンウッドは、アウトドア撮影に最適な4つの保護性能「QUAD PROOF(クワッド・プルーフ)」を備えたJVC「Everio R」シリーズより、4Kビデオカメラ「GZ-RY980」など3機種を2月中旬に発売します。

 

ラインナップは、4K映像を撮影できる「GZ-RY980」(実売予想価格10万円前後)、Wi-Fi機能を備えたフルHDモデル「GZ‐RX680」(同7万円前後)、スタンダードな「GZ-R480」(同6万円前後)の3機種。

20180116-i03 (2)↑GZ‐RX680(サックスブルー、マットブラック、ブラッドオレンジ)

 

4K画質と4つの保護性能を両立

GZ-RY980は、業界初となる4K撮影と「防水」「防塵」「耐衝撃」「耐低温」の4つの保護性能を両立した高画質モデル。JIS防水保護等級8級(IPX8)相当/6級(IPX6)相当の防水性能と、JIS防塵保護等級5級(IP5X)相当の防塵性能に加え、1.5メートルの耐衝撃性能と-10℃の耐低温性能を実現。防水性能は水深5mで1時間の撮影を実現するとともに、浅瀬でのシュノーケリングなどを想定し、新たに水深1mで4時間の撮影(※)にも対応。野外での撮影で汚れた際は、本体を流水で洗うことも可能です。

※:水深1mで間欠的に4時間の浸水をさせる(「30分の浸水と15分の休憩」を4時間にわたり繰り返す)耐水試験に合格

20180116-i03 (1)↑GZ-RY980(ディープオーシャンブルー)

 

4K解像度に対応するため、新開発の「JVC 4K GTレンズ」と、新画像処理エンジン「FALCONBRID 4K」を搭載。4K動画は最大約70MbpsのQuickTime(.MOV)記録方式を採用。音声は高音質リニアPCMで記録し、高画質・高音質で録画することができます。4K動画から、約800万画素の静止画ファイルを切り出すことも可能で、動きのあるシーンでもベストショットを撮影できます。また、風景の移り変わりなどを録画し、編集不要ですぐに再生して楽しめる「4Kタイムラプス撮影」にも対応。

 

フルHDモードでは、パワードアクティブモード搭載の電子式手ぶれ補正を利用できるほか、独自の高音質化技術「K2 TECHNOLOGY」による高品位な音声記録も可能。クアッドプルーフを生かした水際でのスローモーション撮影も行えます。

 

ダブルSDカードスロットを搭載し、片方のカードの容量がいっぱいになったら自動的にもう一方のカードに切り替わり撮影できる連続記録に対応。SDカード2枚で、最大約28時間(※)の長時間4K記録が可能です。また、2枚のカードに同じ映像を記録する同時記録(HDモードのみ対応)にも対応し、撮ってすぐにその場で家族や友人などとデータの受け渡しも行えます。

※:SDXCカード512GB×2枚使用時

 

ズームは、光学10倍、ダイナミック18倍(HDモード)、デジタル200倍の高倍率ズームが可能。大容量バッテリーを搭載し、4Kモードで連続撮影約4.5時間、HDモードで連続撮影約5.5時間を実現。市販のモバイルバッテリーからの充電にも対応するほか、本機の内蔵バッテリーからスマホへの給電も可能です。

 

フルHDモデルもパワーアップ

GZ‐RX680/R480の2モデルは、フルHD解像度に対応。従来モデルよりも防水性能が強化され、水中での撮影可能時間がより長くなっています。さらに、明るい環境下での視認性を向上させる「反射低減液晶モニター」を採用し、まぶしい日差しの下でもストレスなく撮影が可能。大容量バッテリーを内蔵し、最長約4.5時間の長時間撮影が行えます。

20180116-i03 (3)↑GZ‐R480(ネイビーブルー、シャインホワイト、シトロンイエロー)

 

また、GZ‐RX680はWi-Fi機能を備え、スマホと連携して撮影した動画の転送やSNSでの共有が手軽に行えます。スマホ専用アプリ「Everio sync. 4」を使って、スマホからビデオカメラの録画開始/停止、ズームなどの操作も可能。スマホのGPSを活用して、位置情報の記録も行えます。

 

スキーやスノボといったウィンタースポーツはもちろん、春の行楽や夏の水辺でのアクティビティでも活躍してくれるタフネス仕様のビデオカメラですので、アウトドアを楽しまれる方はぜひチェックしてみて下さい。

Wカセットデッキで高速ダビングもできちゃう! カラオケ機能搭載のCDラジカセ「TY-CDW99」

東芝エルイートレーディングは、カセットテープの高速ダビングが可能なWカセットデッキ搭載のCDラジオカセットレコーダー「TY-CDW99」を1月中旬から発売します。実売予想価格は1万8000円前後(税抜)。

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本機は、2つのカセットデッキを備えたCDラジカセ。CDからカセットテープへの録音のほか、カセット同士の高速ダビングも可能。また、AMラジオ放送を高音質で楽しめるワイドFMにも対応しています。

 

さらに、巻き戻しや早送りの操作でもカセットテープの終端になるとボタンが解除される「フルオートストップ機構」や、ハイポジションテープを適正な音質で再生する「テープセレクト」など新たに7つの機能を搭載。従来モデル比でより使いやすくなっています。

【7つの新機能】
1.カセットテープが終わるとボタン操作が解除される「フルオートストップ機構」
2.ハイポジションテープを適正な音質で再生す る「テープセレクト」
3.CDを途中で停止して電源を切った場合でも、停止した続きから再生できる「レジューム再生」
4.動作状態が一目で分かる「LEDランプ」
5.ボタン一押しでラジオ放送局が登録できる「お好み選局」が、AM/ワイドFM/それぞれ4局から5局に
6.高出力アンプ搭載でステレオ出力「3W+3W」へ向上
7.リモコンの置き場に困らない「リモコンホルダー」

 

このほか、音楽の歌声を小さくしてカラオケが楽しめる「ボーカルダウン」や、低音が強調される「音質切り替え」といった機能を搭載。外部マイクを接続できる「マイク入力端子」や、音楽プレーヤーなどを接続できる「外部入力端子」も備えています。

 

電源はAC電源のほか、別売のアルカリ単2乾電池×6本を使って再生することも可能。再生時間はCD再生時約10時間、テープ再生時約9時間、ラジオ再生時約12時間。操作に便利なリモコンも付属します。

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自宅に昔作ったカセットテープが眠っているという方は、この機会にWカセットデッキを備えたCDラジカセを購入してみてはいかがですか?

【CES 2018】防水・フルデジタル・AIアシスタント機能――2018年もワイヤレスオーディオの進化が止まらない!

アメリカのラスベガスで世界最大のエレクトロニクスショー「CES」が開催されました。アメリカでは以前からスポーツ・フィットネスへの意識が高いことから、ポータブルオーディオのワイヤレス化にはファンの関心も高く、人気に火が付いてからは一気に商品が充実してきたように感じます。特に左右独立の完全ワイヤレスイヤホンは、エレクトロニクスのショーが開催されているからでしょうか。街中に「AirPods」を身に着けている人があふれていました。今回はCESで見つけたワイヤレスモデルを中心としたイヤホン系新製品を振り返ってみたいと思います。

20180115-i01 (18)↑活況を呈したアイリバーのブース

 

ソニーの完全ワイヤレスイヤホン“第2弾”は防滴&ノイキャン

完全ワイヤレスイヤホンの注目株筆頭はソニーが発表した「WF-SP700N」です。WF-1000Xに続く第2弾はスポーツモデル。本体がIPX4相当の防滴・防汗仕様でデジタルノイズキャンセリング機能付の完全ワイヤレスイヤホンは世界初。価格は179ドル(約2万円)で、春頃にアメリカで発売。日本導入も予定されています。カラバリはパステル調の4色。

↑ソニーのGoogleアシスタントにも対応する完全ワイヤレスイヤホン「WF-SP700N」↑ソニーのGoogleアシスタントにも対応する完全ワイヤレスイヤホン「WF-SP700N」

 

↑↑コンパクトな充電機能付ケースに収納↑コンパクトな充電機能付ケースに収納

 

↑装着するとこんな感じのスタイルになる。頭を激しく振ってもイヤホンが耳から落ちない↑装着するとこんな感じのスタイルになる。頭を激しく振ってもイヤホンが耳から落ちない

 

デジタルノイキャンの機能を逆手にとって、マイクで周囲の音をモニタリングできる「アンビエントモード=外音取り込み」の機能はWF-1000Xと同様に「ボイス」と「ノーマル」を選択可能。スマホアプリ「Sony Headphones Connect」でどちらかに設定して、本体左側のボタンをクリックしてオン・オフを切り替えます。外音取り込みとイコライザー機能など、好みの値を設定しておいて、アプリから即座に設定値のオン・オフを切り替えられる「Quick Sound Settings」機能が追加されました。

↑アプリSony Headphones Connectでボタンの機能切替など設定できる↑アプリSony Headphones Connectでボタンの機能切替など設定できる

 

音質を会場でチェックしてみました。CESの会場はかなり賑やか、というかうるさいぐらいなので、本機のノイキャン機能とイヤーピースによるパッシブな消音効果の合わせ技がかなり高いことが確認できました。サウンドは低域に厚みがあって、音楽の輪郭線をしっかりと太く描くタイプで、身体を激しく動かすスポーツシーンに勢いを与えてくれそうな元気めな仕上がりでした。身に着けて頭を激しく振ってみてもイヤホンが簡単に外れてしまうことはありません。フィット感はWF-1000Xよりも優れていると感じました。オーディオコーデックの仕様はWF-1000Xと同じAAC/SBC対応で、アップスケーリング機能のDSEE HXは非搭載となっています。

 

本機のほかに、左右のイヤホンが有線ケーブルでつながる、いわゆる普通のワイヤレスイヤホン「WI-SP600N」やハウジングが半密閉タイプの「WI-SP500」もラインナップに加わります。このうちSP700NとSP600Nは、発売後に予定するソフトウェアアップデートでGoogleアシスタントが一発で呼び出せる連携機能が追加されます。左側ハウジングのボタンがGoogleアシスタントの起動ボタンになり、「OK Google」を発声しなくてもいいので、より気軽にボイスアシスタントと会話ができるかも。

 

オーディオテクニカから世界初のフルデジタルイヤホン

オーディオテクニカは2016年に発売したデジタルヘッドホン「ATH-DSR9BT」「ATH-DSR7BT」に続いて、今度はワイヤレスイヤホンタイプの“フルデジタルイヤホン”に要注目です。アメリカで発売される「ATH-DSR5BT」は価格が399ドル。「ピュア・デジタル・ドライブ」テクノロジーを搭載したフルデジタル伝送対応機です。

↑オーディオテクニカのフルデジタルイヤホン「ATH-DSR5BT」↑オーディオテクニカのフルデジタルイヤホン「ATH-DSR5BT」

 

BluetoothのオーディオコーデックはaptX HDに対応。アルミニウムのハウジングに9.8mmと8.8mmのダイナミック型ドライバーを乗せてプッシュプル駆動で動かします。小さな筐体なのにタイトで力強いサウンドを生み出せる秘密がここにあります。会場で実機の音も聴いてみましたが、非常にクリアで透明感あふれる中高域に、芯の力強さが光る低域とのコンビネーションがほかのワイヤレスイヤホンにない異彩を放っています。これはぜひ日本でも販売して欲しい!

↑ネックバンドに設けられたLEDランプの点灯で接続中コーデックの状態が判別できる↑ネックバンドに設けられたLEDランプの点灯で接続中コーデックの状態が判別できる

 

パイオニアとJVCから初の完全ワイヤレスイヤホン

パイオニアはブランド初の完全ワイヤレスイヤホン「SE-C8TW」を展示していました。アメリカでの価格は99.99ドル。日本で発売されたら1.1万円前後になるのでしょうか。お手頃価格が魅力的な完全ワイヤレスイヤホンになりそうです。6mm口径のダイナミック型ドライバーを搭載。コーデックはAAC/SBCに対応します。

↑パイオニアの完全ワイヤレスイヤホン「SE-C8TW」。お手頃価格も魅力的↑パイオニアの完全ワイヤレスイヤホン「SE-C8TW」。お手頃価格も魅力的

 

JVCも初の完全ワイヤレスイヤホンを発表しました。「HA-ET90BT」はスポーツタイプでIPX5相当の防滴仕様。イヤーピースの先端が360度曲がって耳穴にフィットする「ピボット・モーション・フィット」によって、身体を激しく動かしてもピタリとフィットします。カラバリはビビッド系の4色。万が一イヤホンが見つからない時に、スマホアプリに搭載した「Find」機能でイヤホンのアラーム音を鳴らしてLEDを点滅させて探せる機能も用意しています。アメリカでの販売価格は149.95ドル。

↑JVCの完全ワイヤレスイヤホン「HA-ET90BT」↑JVCの完全ワイヤレスイヤホン「HA-ET90BT」

 

↑4色のカラバリが揃う↑4色のカラバリが揃う

 

JBLのスポーツイヤホンがさらに充実

JBLからはワイヤレスイヤホンの新製品が一気に登場しますが、なかでもスポーツタイプの新シリーズ“Endurance”に加わるMP3音楽プレーヤー搭載の「JBL Endurance DIVE」に要注目です。ワイヤレスイヤホンの本体に音楽プレーヤー機能まで搭載している製品は便利なのに意外に数が多くありません。でもジョギングの時などはスマホやプレーヤーを別途持って走らなくてよいので、あるととても便利なんですよね。本体は防水仕様でリモコンはタッチセンサー式。イヤーハンガータイプのイヤホンは、装着する時にイヤホンと接触している箇所を離す時に自動で電源がオンになり、使い終わって装着し直せば電源がオフになります。連続音楽再生は8時間。高速チャージにも対応しています。

↑JBLのスポーツイヤホンの新シリーズ「Endurance」から、MP3プレーヤー機能を内蔵する「JBL Endurance DIVE」↑JBLのスポーツイヤホンの新シリーズ「Endurance」から、MP3プレーヤー機能を内蔵する「JBL Endurance DIVE」

 

↑イヤーフックを接触しているケーブルから外すと電源がオンになる↑イヤーフックを接触しているケーブルから外すと電源がオンになる

 

もうひとつのネックバンドタイプで心拍センサーを乗せた「JBL REFLECT FIT」も楽しみな新製品。女性のアスリートも身に着けた時にしっかりとしたフィット感が得られるように、ネックバンドのフィットを少しタイトめに、本体も小さめにデザインしています。首元でぶらつく煩わしさがないので、どちらかといえばスポーツシーンで使いづらかったネックバンドタイプのワイヤレスイヤホンに革命を起こすかも。

↑ネックバンドを小さくコンパクトにした「JBL REFLECT FIT」↑ネックバンドを小さくコンパクトにした「JBL REFLECT FIT」

 

ゼンハイザーからお手頃価格のBTイヤホン

ゼンハイザーは99.95ドルのシンプルなワイヤレスイヤホン「CX 6.00 BT」を発表しました。昨年発売された「MOMENTUM Free」のように、イヤーピースは小さめにして、両側のケーブルにコントローラーとマイク、バッテリーボックスを設けて装着時の負荷を分散させたライトウェイトデザインが特徴です。低遅延性能が特徴のaptX LLのコーデックをサポートしているので、動画再生も快適に楽しめそう。

↑ゼンハイザーのワイヤレスイヤホンのエントリーモデル「CX 6.00 BT」↑ゼンハイザーのワイヤレスイヤホンのエントリーモデル「CX 6.00 BT」

 

LGもGoogleアシスタント搭載イヤホンを発表

LGエレクトロニクスはGoogleアシスタントを搭載する「LG TONE Platinum SE/HBS-1110」を出展していました。ネックバンドタイプのワイヤレスイヤホンで、BA型とダイナミック型のハイブリッド方式のイヤホンです。連続音楽再生時間は10時間。本体のボタンをクリックしてGoogleアシスタントを起動。ブースではスマホ「LG V30」のグーグル翻訳機能と連携した日本語から英語へのリアルタイム翻訳機能が体験できました。

↑Googleアシスタント機能を搭載した「LG TONE Platinum SE」↑Googleアシスタント機能を搭載した「LG TONE Platinum SE」

 

K-POPのSMエンターテインメントがアイリバーと新ブランド「Astell&ASPR」を立ち上げ

K-POPを中心とした良作コンテンツを多数手がけてきた音楽レーベルのSMエンターテインメントが、Astell&Kernを展開するアイリバーとタッグを組んで新しい音楽ブランド「Astell&ASPR(アステル・アンド・アスパイア)」を立ち上げました。CESの会場で、日本でもポータブルオーディオファンには“馴染みの顔”であるアイリバー社のCEO、ジェームス・リー氏に新しいブランドで今後どんなことに挑戦していくのか訊ねてみました。

↑CESでデビューしたSMエンターテインメントとアイリバーがタッグを組んだブランド「Astell&ASPR」↑CESでデビューしたSMエンターテインメントとアイリバーがタッグを組んだブランド「Astell&ASPR」

 

↑アイリバーのジェームス・リー社長↑アイリバーのジェームス・リー社長

 

「これまでオーディオはハードやソフトの技術革新を土台に発展してきました。コンテンツのスペシャリストであるSMエンターテインメントと組むことによって、アートや音楽の“世界観”からインスパイアされたオーディオであったり、音楽を楽しむためのコンテンツプレーヤーをアイリバーのテクノロジーをベースに形にしていきたいと考えています。SMエンターテインメントに所属する人気アーティストとのコラボモデルは一つの企画として構想しています。あるいは先日ACTIVOというブランドに搭載されたAstell&Kernのテラトンというオーディオ向けのシステムモジュールを活用することで、Astell&ASPRオリジナルの音楽プレーヤーもスピード感を活かした開発ができそうです」(ジェームス社長)

 

タッグを組むSMエンターテインメントはAstell&ASPRブランドからアパレル、アクセサリーなどのファッションアイテムをプロデュースしながら、様々な角度から音楽を盛り上げていくそうです。ブランドをお披露目する機会となったCESの会場にはAstell&KernのKANNやポタアンのXB10、イヤホンのMichelleをベースにしたオリジナルカラーリングのプロトタイプが並んでいました。これから本格始動後にどんな製品やサービスが誕生するのか楽しみです。

↑XB10とMichelleのAstell&ASPRオリジナルモデルのイメージ↑XB10とMichelleのAstell&ASPRオリジナルモデルのイメージ

 

シュアからUSB Type-C・96/24のDAC内蔵デジタルケーブル

SHURE(シュア)は昨年のCESで発表した、SEシリーズなどMMCXタイプのイヤホンと互換性のあるLightningデジタルケーブル「RMCE-LTG」に続いて、今年はUSB Type-Cの端子を乗せた新製品「RMCE-USB」を発売します。米シュアのマット・エングストロム氏は「最近はサムスンやソニーのフラグシップスマホなど、特にハイレゾ対応の上位クラスのモデルにUSB Type-C端子からのオーディオ出力に対応するスマホが増えてきました。MacBook ProなどUSB Type-Cを搭載するノートPCにつないで、96kHz/24bit対応の内蔵DACで軽快にハイレゾ再生を楽しめるのも本機の魅力になると思います。」と語っていました。本機のほかにも、4月に開催される“ヘッドフォン祭り”には大型の新製品も持って、お馴染みのシーン・サリバン氏とふたりで東京に駆けつけてくれるそうです。

↑シュアのUSB Type-C端子を搭載するデジタルケーブル「RMCE-USB↑シュアのUSB Type-C端子を搭載するデジタルケーブル「RMCE-USB」

 

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オーデジーの平面型イヤホンに北米限定のライトモデル

アメリカのオーディオブランドAudeze(オーデジー)は、昨年発売した平面型イヤホンのフラグシップモデル「LCDi4」に加え、今度は北米だけで、販売チャンネルも自社Webサイトとアマゾンに限定して展開する「LCD-LX」を出展していました。ホワイトにブルーのアクセントをコンビにした鮮やかな色合いを特徴としています。「ベースの実力はiSINE10相当。Lightning接続のCIPHERケーブルは別売オプションで展開する」(スタッフ談)という、とにかく平面型イヤホンの魅力を多くのポータブルオーディオファンが手軽に楽しめるように低価格化を徹底した入門機ということです。

↑オーデジーの平面型イヤホンのエントリーモデル「LCD-LX」はアメリカで販売チャンネルも限定して発売される↑オーデジーの平面型イヤホンのエントリーモデル「LCD-LX」はアメリカで販売チャンネルも限定して発売される

 

先にレポートした【ハイエンド編】と合わせて、今年もCESのポータブルオーディオが活況を呈していたことを十分にお伝えできたでしょうか。今回ご報告した新製品が日本に上陸する日が今からとても楽しみです。

 

【CES 2018】10万円超は当たり前! 人気オーディオメーカーの最高級モデルが続々登場

アメリカのラスベガスでは、世界最大のエレクトロニクスショー「CES」が開催されています。今年のイベントはAIアシスタントの話題で持ちきりですが、ポータブルオーディオも負けていません。ゼンハイザーやAKGのフラグシップモデルなど、ハイエンド系の注目製品を一気にご紹介していきましょう。

 

ゼンハイザー 密閉型のフラグシップモデル「HD 820」

2009年に発売されたゼンハイザーのフラグシップヘッドホン「HD 800」は、いまは珍しくなくなった10万円を超える“高級ヘッドホン”の先駆者であり、レジェンド的なモデル。2016年には本機のエンハンスモデルである「HD 800 S」が発売され、2018年には本機のドライバーユニットをベースにした、密閉型フラグシップモデルの「HD 820」が登場します。アメリカの販売価格は2399.95ドル(約26万円)になります。アメリカでの発売時期は初夏ぐらいになる見込みです。

↑ゼンハイザーの密閉型フラグシップヘッドホン「HD 820」↑ゼンハイザーの密閉型フラグシップヘッドホン「HD 820」

 

HD 800 Sのサウンドをそのまま密閉型にしたというヘッドホンは、ハウジングに強化ガラスをカーブさせたカバーを採用。イヤーカップ内部の音の響きをコントロールしています。ブースで実機を試聴してみたところ、高解像で力強く開放的なサウンドを楽しむことができました。聴感上のバランスがフラットでありながら、すべての帯域の音が鮮やかに聴こえてきます。ゼンハイザーの担当者によれば、音質はまだ最終段階まで仕上がっていないとのこと。発売される頃にはどんなスゴい音が聴けるのでしょうか。とても楽しみです。

↑内側に向かって緩やかにカーブしたガラスカバーを採用している↑内側に向かって緩やかにカーブしたガラスカバーを採用している

 

AKGから最上位Nシリーズのフラグシップイヤホン「N5005」

AKGが現在展開するラインナップの中でも最上位ラインのNシリーズに、トップエンドのイヤホン「N5005」が発表されました。アメリカでの販売価格は999.95ドル。ハーマンインターナショナルの担当者に日本国内での展開を尋ねたところ、発売時期は3月頃、価格は10万円前後で検討しているそうです。なお本機が発売された後も、現在のフラグシップである「K3003」は販売を継続します。

↑AKGのフラグシップイヤホン「K5005」↑AKGのフラグシップイヤホン「K5005」

 

9.2mmのダイナミック型とクアッドBA型という4ウェイ・5ドライバー構成。5つもドライバーが入っているのにハウジングがとても小さく、ふだんはN30を愛用している筆者が身に着けてみても違和感を感じないほど装着感は良好でした。ブラッククロームの仕上げもスタイリッシュ。

 

サウンドは現在最上位の「N40」の華やかな中高域の雰囲気をそのままに、透明度の高い中低域を厚み、クオリティともに一段とリッチにしたような感覚です。ボーカルの鮮明な定位と立体感に圧倒されました。

↑持参したAK70 MkIIでN5005のサウンドをチェックした↑持参したAK70 MkIIでN5005のサウンドをチェックした

 

試聴の機会が限られていたので、N40やN30にも搭載されているアコースティックチューニングフィルターは「リファレンスサウンド」で聴いていますが、フィルターはN40よりもさらに1種類多い「Bass Boost/Reference Sound/Semi-High Boost/High Boost」の4種類を同梱しています。

↑ノズルの先端に取り付けるフィルターは4種類を同梱↑ノズルの先端に取り付けるフィルターは4種類を同梱

 

3.5mmアンバランス端子のほか、2.5mmバランス端子のリケーブルを同梱。本体側はMMCX。本機をワイヤレスイヤホンとしても楽しめるようにBluetooth対応のドングルケーブルも付いてきます。ワイヤレス再生は最長8時間対応。キャリングケースや多種イヤーチップも同梱されてきます。豊富な同梱品と音楽再生の実力を考えれば、プレミアムグレードのイヤホンのなかではかなりコストパフォーマンスの高さが感じられるイヤホンです。

↑2.5mmバランスイヤホンケーブルとBluetoothリスニング用のケーブルが付属する↑2.5mmバランスイヤホンケーブルとBluetoothリスニング用のケーブルが付属する

 

ユーザーに合わせてカスタマイズできるベイヤーのテスラヘッドホン

ベイヤーダイナミックは独自の高磁力テスラドライバーを搭載したハイレゾヘッドホン「AMIRON HOME」のワイヤレスバージョン、「AMIRON WIRELESS」の試作機をCESに展示しました。ベイヤーダイナミックの担当者は「まだコンセプト段階の製品なので価格や発売時期は未定」と語っていましたが、かなり最終製品に近いレベルまで作り込まれていました。

↑ベイヤーダイナミックの「AMIRON WIRELESS」↑ベイヤーダイナミックの「AMIRON WIRELESS」

 

ワイヤレスオーディオのコーデックはハイレゾグレードのaptX HDや、低遅延なaptX LL、iOSデバイスとの組み合わせに最適なAACをサポートしています。同担当者によれば「ピュアオーディオのリスニングだけでなく、様々なホームエンターテインメントをこれ1本で楽しめるようにしたかった」ため、様々なコーデックに対応したのだといいます。なおケーブルによる有線リスニングはハイレゾ対応です。

 

会場でiPhoneにワイヤレスでつなぎ、つないでラテンジャズの楽曲を聴くことができました。抜けが良く立体的な空間、シャープな音像の再現力に、さすがテスラドライバーならではの余裕が感じられます。右側のイヤーカップがタッチセンサーリモコンになっていて、音楽再生やハンズフリー通話のコントロールも快適。日本で発売されたテスラドライバー搭載ヘッドホン「AVENTHO WIRELESS」も対応しているスマホアプリ「MIY(Make it yours)」を使って、ヘッドホンによる音の聴こえ方をユーザーの聴覚に合わせてパーソナライズすることも可能です。

↑イヤーカップの外側がタッチセンサーリモコンになっている↑イヤーカップの外側がタッチセンサーリモコンになっている

 

B&Oのノイキャン+ワイヤレスヘッドホンがアップデート

北欧デンマークのオーディオブランド、B&Oのヘッドホンのフラグシップモデルが最新モデルにアップデートされました。なお、ブランドの名前もB&O PLAYから、ホームオーディオ製品と徐々に統一しながら元のルーツである「B&O」へ切り替わるそうです。

 

現行のフラグシップモデルからアラウンドイヤーの「H9」は「H9i」に、オンイヤーの「H8」が「H8i」に生まれ変わります。「i」のアルファベットには「individual(個性)」などの意味が込められているそうです。本体色はブラックとナチュラルの2種類。H9iが499ドル(約5万5000円)、H8iが399ドル(約4万4000円)になります。日本での発売も来月頃に実現しそうです。

↑B&OのH9i↑B&OのH9i

 

↑オンイヤータイプのH8i↑オンイヤータイプのH8i

 

デザインはディティールをブラッシュアップして、イヤーカップをスリムに、ハウジングの外形を少しだけ大きくしています。イヤーカップの内側の容積にゆとりを持たせて密閉性も高めました。

 

H8に搭載されていたタッチパネルコントローラーはH8iではボタンタイプのリモコンに変更され、機能をオンにすると一時的に再生中の音楽をストップして外の音を取り込む「トランスペアレンシーモード」が追加されています。

 

H9iは前機種と同じようにタッチパネルコントローラーを設けています。充電式のバッテリーパックを着脱できるようにしています。またイヤーパッドも着脱交換ができるので、経年劣化にも強く、長く愛用できるヘッドホンです。

 

本体にはノイキャン用に2つ、クリアなハンズフリー通話用に2つのマイクを乗せています。CESの会場で試聴してみたところ、ノイズキャンセリング機能は周囲に大きな音で鳴っている音楽も聞こえなくなるほどの効果。サウンドはH8/H9のナチュラルバランスから、やや中低域の力強さを加えてメリハリの効いた音に仕上げているようでした。

 

ヘッドホンのほかにも、現在国内でも販売好調の完全ワイヤレスイヤホン「E8」の限定カラーバリエーションモデルが展示されていました。価格や発売時期は未定ですが、アパレルやインテリア系のショップなど通常とは異なる販路で展開されるそうです。オールブラック、オールホワイトの艶やかな色合いが物欲を刺激します。

↑E8のオールブラック↑E8のオールブラック

 

↑こちらはオールホワイト↑こちらはオールホワイト

 

ほかにもJBLからは、最上位シリーズの「EVEREST」にGoogleアシスタントを搭載するワイヤレスヘッドホンとイヤホンが発売されます。ラインナップはヘッドホンがアラウンドイヤーの「JBL EVEREST 710GA」とオンイヤーの「JBL EVEREST 310GA」。イヤホンが「JBL EVEREST 110GA」になります。ヘッドホンは右側イヤーカップの表側にセンサーが内蔵されていて、手を触れた状態で音声コマンドを入力すると答えを返してくれます。

↑JBLがGoogleアシスタント搭載ヘッドホンとイヤホンを3機種発売↑JBLがGoogleアシスタント搭載ヘッドホンとイヤホンを3機種発売

 

JBLのほかにもソニーが発売中のヘッドホン・イヤホン「1000X」シリーズがソフトウェアのアップデートによってGoogleアシスタント機能を内蔵することも発表されています。今年は同様にAIアシスタント対応のポータブルオーディオが一気に増えそうです。

↑ソニーも現行のWM-1000XM2、WI-1000X、WF-1000XがGoogleアシスタント対応になる↑ソニーも現行のWM-1000XM2、WI-1000X、WF-1000XがGoogleアシスタント対応になる

 

挿すだけで音質を改善するUSBに真空ボトルスピーカーなど注目製品が目白押しだった「ポタフェス2017 WINTER」振り返り

昨年12月16~17日にかけて東京・秋葉原で開催された「ポタフェス2017 WINTER」。すでにアワードイベント「ポタ-1グランプリ」の模様をお伝えしていますが、今回はポタフェス会場で見つけた気になるアイテムピックアップして紹介します。

20171218-i01 (17)

 

ウワサのUSBコンディショナーなど注目アイテムはコチラ

1Fの通り側で目立っていたのは、もはやポタフェスの名物? ともいえる巨大ヘッドホンのアーチでお馴染みのオーディオテクニカブース。今年大躍進だったBluetooth対応のヘッドホンやイヤホンが並んでいました。オーディオテクニカはほかにもケーブルや超高級ヘッドホンなど、他のフロアでも展示しており、各所で注目を集めていました。

↑1Fのオーディオテクニカブース。Bluetooth対応のヘッドホンとイヤホンの試聴可能↑1Fのオーディオテクニカブース。Bluetooth対応のヘッドホンとイヤホンの試聴可能

 

次はクラリオンのフルデジタルサウンドヘッドホン「ZH700FF」です。デジタルアンプなどでデジタルアナログ変換された音をヘッドホンで再生するのではなく、ヘッドホンそのものでデジタルアナログ変換をします。デジタル音源をドライバーまでデジタル伝送することにより、高密度でクリアなサウンドを実現するとのこと。今回のポタフェスではゲットナビでもお馴染みのAVライターの野村ケンジ氏、アニソンプロデューサーの佐藤純之介氏、ガルパンなど数々のアニメ作品で音響監督を務めた岩浪美和氏、e☆イヤホンのヘッドホン王子こと岡田卓也氏によるサウンドチューニングによる視聴も楽しめました。ZH700FFはメーカーが用意されたチューニングで販売されていますが、今後は4人のチューニングの設定に調整するサービスなども計画しているようです。

↑同じ製品でも、チューニングする人によって、聴こえかたが違ってきます↑同じ製品でも、チューニングする人によって、聴こえ方が違ってきます

 

続いては、魔法瓶でおなじみサーモスブース。恥ずかしながら、筆者はサーモスが音響機器を作っていることを知りませんでした。注目アイテムは、円筒形のデスクトップスピーカー「MSA-380S」です。フォルムからわかるように、同社の主力製品ステンレスボトルの技術を使っています。真空二重構造により、剛性を持ちながら軽量なボディで、音質の向上にも一役買っているとのこと。

↑参考出品のMSA-380Sのハイレゾ対応モデル↑参考出品のMSA-380Sのハイレゾ対応モデル

 

パナソニックブースでは、噂のUSBパワーコンディショナー「SH-UPX01」が展示されておりました。これは、USB端子を通じて接続した機器のノイズを低減するというオーディオアクセサリー。いろいろな意味で話題となっていましたが、実物を見るのは初めて。しかも、実際に試聴もできるということで、寒いなかポタフェスに来てよかったと思いました。まあ、常人並、もしくは加齢によりそれ以下であろう私の耳では、音がよくなったような、変わらないようなって印象でしたが、それでもなんとなくノイズ感が減った気がしました。

↑SH-UPX01。一般的なUSBメモリーよりも厚みがありちょっと大きい感じです。重さも結構ずっしりでした。音に関しては是非とも体験すべきかと↑SH-UPX01。一般的なUSBメモリーよりも厚みがありちょっと大きい感じです。重さも結構ずっしりでした。音に関してはぜひ体験すべきかと

 

アニメコラボや新ブランドのDAPが登場

続いてコラボものをふたつ。まずはオンキヨーと「映画 中二病でも恋がしたい! -Take On Me-」とのコラボレーションとなるBluetoothインナーイヤーヘッドホン「E200BT」です。小鳥遊六花がE200BTを装着した描き下ろしイラストの入ったパッケージとオリジナルイヤホンポーチがついており、ファンにオススメのアイテムとなっています。

↑E200BT「映画 中二病でも恋がしたい! -Take On Me-」バージョン↑E200BT「映画 中二病でも恋がしたい! -Take On Me-」バージョン

 

もうひとつはパイオニアと「ガールズ&パンツァー 最終章」とのコラボ。ベースとなっているのはハイレゾ対応で、バランスコードが付属したヘッドホン「SE-MHR5」。ステンレス製のハウジングにレーザー彫刻が施されています。オリジナルパッケージ、ヘッドホンポーチ、描き下ろしタペストリー、アクリル製ヘッドホンスタンドが付いています。

 

↑ハウジング部は、高出力レーザーによる深彫りで加工。ヘッドホンは意外と置き場に困るのでヘッドホンスタンドは重宝しそう↑ハウジング部は、高出力レーザーによる深彫りで加工。ヘッドホンは意外と置き場に困るのでヘッドホンスタンドは重宝しそう

 

ほかにはハイレゾ音源配信サイト「groovers」から新ブランド「ACTIVO」が立ち上がり、デジタルオーディオプレイヤー「CT10」が発表されています。無骨なデザインが多いDAPにおいて、丸みのあるラウンドフォルムが印象に残ります。

↑Grooversの音響機器ブランドACTIVOからリリースされた小型軽量のDAP↑Grooversの音響機器ブランドACTIVOからリリースされた小型軽量のDAP「CT10」

 

ソニーは普及価格帯から超高級モデルまで豊富なラインナップで展示。Bluetoothに強いBoseも多くのBluetooth対応モデルを展示していました。

↑ソニーの超高級モデル群。ヘッドホンアンプが約25万、ヘッドホンが約20万、ウォークマンが約30万。総額75万↑ソニーの超高級モデル群。ヘッドホンアンプが約25万、ヘッドホンが約20万、ウォークマンが約30万。総額75万円なり

 

Boseの「SoundSport Free wireless headphones」は、はやりの完全ワイヤレスイヤホン。このタイプにしてはかなり大型ですが、耳から落ちないような機構になっているとのこと。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA↑SoundSport Free wireless headphones

 

そのほかの注目アイテムをザッと紹介していきましょう。「サンダープラグス」はライブなどの大音響から耳を守りつつ、通常の会話もできる耳栓。子どもの耳を守るヘッドホンもあります。

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ヘッドホンの延長コードのように見えるこちらは、なんとハイレゾ対応のDAC。NextDriveの「SPECTRA」は、PCなどにUSB接続してハイレゾ音楽を楽しめます。

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11月のヘッドフォン祭にも参考出展されていたAstell&Kernの据え置き型ヘッドホンアンプ「ACRO L1000」は、スピーカー出力端子やXLR balanced jack、2.5mm、3.5mm、6.3mmの端子など、豊富な出力端子を搭載しています。

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レザー使いがシャレオツなKlipschのネックバンド型Bluetoothイヤホン「Xシリーズ」は音楽を聴くだけでなく、アクセサリーとして身に付けるのもありかも。

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このように、ポタフェスでは普段なかなかお目にかかれないレアなアイテムや、尖ったコンセプトの製品を実際に試聴できるので、ポータブルオーディオに興味がある方は、ぜひ今夏に開催される次回のポタフェスへ足を運んでみて下さい。

 

もう外国語の勉強はいらない!? LINEのNAVERが「リアルタイム翻訳機能」を備えたAIイヤホンを発表

米国・ラスベガスでは現地時間1月8日から、毎年開催される大規模なエレクトロニクスショー「CES」が開幕されています。CESには全世界からあらゆるエレクトロニクスが集結し、今後のトレンドとなる技術や製品にいち早く触れることができます。今回は、開催前日の7日に行われたプレイベントで、注目のAIアシスタントを搭載した面白い完全ワイヤレスイヤホンの新製品を見つけたので、早速レポートしたいと思います。

 

複数のAIアシスタントに対応したマルチAIイヤホン

CES Unveiledと呼ばれるプレイベントに出展したJabraは、日本国内でも発売されている完全ワイヤレスイヤホン「Jabra Elite Sport」に続くラインナップを広げてきました。今度の新しいモデル「Jabra Elite 65t」はアマゾンのAlexa、グーグルのGoogleアシスタント、そしてアップルのSiriにマルチ対応した“AIイヤホン”です。本体に4つの高精度マイクを内蔵して、音声による操作でAmazon Music Unlimitedの音楽ストリーミングを再生したり、天気やWeb情報の検索ができるようになるそうです。

↑Jabraが発売するAlexa/Googleアシスタント/Siriに対応する完全ワイヤレスイヤホン「Jabra Elite 65t」↑Jabraが発売するAlexa/Googleアシスタント/Siriに対応する完全ワイヤレスイヤホン「Jabra Elite 65t」

 

↑3つのAIアシスタントに対応するとパッケージにも魅力をうたっている↑4つのAIアシスタントに対応するとパッケージでもうたっている

 

心拍センサーを省略したことで、価格がよりリーズナブルになっています。防水性能を高めた「Jabra Elite 65t Active」が189ドル、通常版の65tが169ドル。本体単体で5時間の連続音楽再生を楽しむことができて、充電器兼用のケースを合わせて使えば最長15時間も連続して音楽リスニングを楽しむことができます。左右イヤホンの間は安定した接続性能を実現するNFMIをJabra Elite Sportと同様に採用しました。

↑IP65相当の防滴・防塵性能を実現した「Jabra Elite 65t Active」↑IP65相当の防滴・防塵性能を実現した「Jabra Elite 65t Active」

 

↑左右の本体に合わせて4基のマイクを乗せて音声コマンドを正確に認識する↑左右の本体に合わせて4基のマイクを乗せて音声コマンドを正確に認識する

 

アメリカでの発売時期は1月。日本でも3月の導入を予定しているそうなので期待したいですね。

 

LINEのNAVERからは翻訳機能を搭載したAIイヤホンが登場

もうひとつのAIイヤホンは、韓国のNAVERが出展した「MARS」。こちらは日本でも発売されているスマートスピーカー「WAVE」「Clova Friends」が採用するAIアシスタント「Clova」の搭載を予定しています。

↑NAVERが完全ワイヤレスイヤホン「MARS」を発表↑NAVERが完全ワイヤレスイヤホン「MARS」を発表

 

20180109-i01 (6)↑丸みのあるデザイン

 

イヤホンとして音楽を聴くことは勿論できるのですが、本機がウリに掲げているのは「リアルタイム外国語翻訳」の機能です。左のイヤホンでユーザーの声をピックアップして、右のイヤホンを会話の相手に着けてもらうと指定した言語に素速く翻訳された音声が伝わるという夢のような機能を実装する予定です。ノズルにマイクユニットを乗せて、ユーザーが話した声を正確にピックアップする「InnerMicテクノロジー」を搭載しています。

↑見た目には普通の完全ワイヤレスイヤホンだが、リアルタイム処理ができる外国語翻訳機能を搭載した。アプリには翻訳の履歴が表示される↑見た目には普通の完全ワイヤレスイヤホンだが、リアルタイム処理ができる外国語翻訳機能を搭載した。アプリには翻訳の履歴が表示される

 

デモンストレーションでは英語から日本語へのリアルタイム翻訳も披露していました。「Hello>こんにちは」程度の短い単語によるデモだったので、長文はできるようになるのでしょうか? とスタッフに訊ねたところ、発売時には問題なくできるようになりますという力強い答えが返ってきました。

 

発売時期は今のところ今年の第三四半期(=秋以降)が見込まれているそうです。Clovaに対応するということは韓国だけでなく、日本も発売地域に含まれていることを示唆しているのでしょう。正式発表に期待です。NAVERのスタッフはアメリカやヨーロッパなど、LINEやClovaがメジャーでない地域にはAlexaやGoogleアシスタントで同様のことを実現できるAIイヤホンを発売したいとコメントしていました。

 

12月には日本でもボーズがGoogleアシスタントを内蔵する「QuietComfort 35 II」を発売し、ドイツのヒアラブル製品のスタートアップであるBragiが商品化したAlexa搭載の完全ワイヤレスイヤホン「The Dash Pro」も上陸しました。AIアシスタントを搭載するエレクトロニクス機器といえばいまのところスマートスピーカーが真っ先に思い浮かびますが、本来カレンダーの予定を確かめたり、自分だけが好きなアーティストの曲などプライベートな情報は他人に知られることなく扱いたいものです。音が外に漏れないイヤホンとAIアシスタントの相性は本来スピーカーよりも良さそうにも思います。今年は色んな家電機器が「AI対応」を競い合うようになるのか楽しみです。

 

注目4製品を比較!「完全ワイヤレスイヤホン」の音質と使い勝手

左右のユニットが独立した耳栓型の完全ワイヤレスイヤホンは、国内外の大手オーディオメーカーからも続々と新製品が登場しています。注目のモデルを、音質と使い勝手についての5項目で徹底比較しました。

 

【レビューした人】

テクニカルライター 湯浅顕人さん

PC&AVのライター。主にジムでのトレーニング用にワイヤレスイヤホンを愛用している。

 

オーディオメーカー参入で音質が向上した

オーディオメーカーが続々と市場に参入し、完全ワイヤレスイヤホンの音質が向上しています。なかでも、テクニカルライターの湯浅顕人さんが絶賛するのが、ボーズのSound Sport Freeです。

 

「重厚感のある低音が迫力を持って鳴る一方で、中高音もひとつひとつの音がしっかりと聴こえます。音の輪郭もクッキリしており、ボーカルの息遣いや演奏の細かな音も感じられました」

 

使い勝手では、ソニーのWF-1000Xが頭ひとつぶんリード。

 

「独自開発された細長い形状のシリコン製イヤピースは、耳孔を内側から圧迫される感覚がありません。ノイキャン機能も秀逸で、音楽に没入できます」(湯浅さん)

 

【その1】

イコライザーによりバランスの取れたサウンドに!

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ボーズ

SoundSport Free wireless headphones

実売価格2万9160円

音量に合わせてバランスの取れたサウンドに最適化するイコライザーを搭載。オープンポートに撥水性のあるメッシュ素材を採用することで、内部への水の浸入を防ぎ、汗や雨を気にせず使えます。ミッドナイトブルー(写真)とブラック、ブライトオレンジの3色展開。

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イヤホンを耳軟骨で支える設計の「StayHear+ Sport」チップを採用。軽量かつ外れにくい独自の構造です。

 

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右イヤホンに操作ボタンを搭載。再生・停止や電話の応答、音声アシスタントの起動などが可能です。

 

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ケースのフル充電で本体を2回ぶん充電でき、本体と合計で15時間再生。急速充電にも対応します。

 

【レビュー】音質は言うことないが操作性と装着性がネック

「スポーツ時のリスニング専用として使うにはもったいないくらいの高音質。ユニットが耳からはみ出すため操作時にグラつく点と、イヤチップやイヤピースが固めで耳が痛くなりやすい点が気になりました」(湯浅さん)

 

【その2】

ノイキャン時も周囲の音を取り込めて安全面に配慮

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ソニー

WF-1000X

実売価格2万3690円

ノイキャンに加えて、周囲の音を確認できる「アンビエントサウンド(外音取り込み)モード」を搭載。アプリを使えば、ユーザーの動きに合わせて自動でモードを切り替える「アダプティブサウンドコントロール」も利用できます。

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シャンパンゴールド(写真)とブラックの2色展開。イヤーピースは装着感の良いシリコン素材を採用しています。

 

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左右それぞれのイヤホンに操作ボタンを備えます。ノイキャン/外音取り込みなどを切り替え可能。

 

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充電ケースにNFCが搭載されています。対応するスマホならワンタッチでBluetooth接続可能です。

 

【レビュー】クリアな音質で、ノイキャン時の音も及第点

「全体的にクリアでスッキリした音。ノイキャンを使うと少しだけ解像感が落ちますが、騒音の中で聴くよりは断然良いですね。操作性も高く、シリコン製のイヤピースは装着感が快適でした」(湯浅さん)

 

【その3】

1PX5防水仕様でスポーツ時の使用も安心

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JBL

JBL FREE

実売価格1万5140円

JBL初の完全ワイヤレスイヤホン。IPX5相当の防水仕様で、スポーツ中に汗をかきながらのリスニングでも安心です。本体ロゴ部分がボタンとなっており、再生やスキップなどの操作を行えます。

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ホワイトとブラックの2色。人間工学に基づいた設計で、アクティブに動いても耳にフィットします。

 

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本体とケースフル充電で最大約24時間再生。充電約15分で最大約1時間再生できる急速充電にも対応します。

 

【レビュー】スピーカーのような広がりのある音が特徴

「ケースは大きいものの、そのぶんバッテリーの容量が大きく、急速充電に対応するのは便利。左右ユニットのボタンが押しやすく、操作方法も良好です。スピーカーで聴くような広がりのある音も特徴」(湯浅さん)

 

【その4】

独自のドライバーがクリアで力強い音を鳴らす

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エレコム

LBT-TWS01

実売価格9080円

φ6.0mmの外磁型ダイナミックドライバー「マイクロETEMドライバー」を採用。力強く、クリアな音質を実現します。振動板には6.0ミクロンのPETフィルムを用い、高レスポンスでイキイキとした音に。

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3サイズのイヤピースおよび耳の軟骨でイヤホンを支えるイヤーアームが付属します。

 

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充電ケースは小さく持ち運びやすい形状。蓋を閉めた状態でもイヤホンの充電LEDを確認可能です。

 

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イヤホンの操作ボタンは左右両方に同じ機能を搭載。空いている手で素早く操作できるので便利です。

 

【レビュー】コンパクトな充電ケースは持ち歩きに便利

「充電ケースは小さくて持ち歩きやすく、バッテリー残量が4段階のLEDでわかるのも便利です。左右両方のイヤホンにボタンを備え、どちらからも同じ操作ができる点も使いやすいです。音質はいまひとつ」(湯浅さん)

 

 

【ネックバンド型も注目】

ネックバンド型イヤホンは、快適な装着感と高いスタミナ性能を実現。気軽な普段使いからスポーツ時まで幅広く活用できます。

 

【その1】

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RHA

MA750 Wireless

実売価格2万1490円

特殊メタル構造の本体はIPX4相当の防滴防汗仕様。高音質コーデックのaptX、AACに対応します。NFC搭載で、スマホとのペアリングもスムーズです。

 

【その2】

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ゼンハイザー

MOMENTUM Free

実売価格2万5920円

同社史上最小サイズのイヤホン。鮮明かつ広がりのあるサウンドを実現。スマホやPCなど2つのデバイスを同時に接続できるのも特徴です。

 

【その3】

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クリプシュ

R5 Neckband

実売価格1万4900円

新開発の5㎜径ダイナミックドライバーを搭載。ネックバンドは本革製で、ハンドステッチが施された高級感のあるデザインを採用します。

 

【その4】

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シュア

SE215 Wireless

実売価格1万9850円

温かみのある高解像度サウンドを再現するダイナミック型MicroDriverを搭載。ケーブルのイヤホン側にワイヤーを内蔵し、耳かけ時に最適な角度を保てます。

 

【その5】

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JVC

HA-FX99XBT

実売価格2万6870円

独自技術「K2 TECHNOLOGY」でハイレゾに相当する高音質を実現。高磁力ネオジウムドライバーユニットが、クリアな重低音を奏でます。

テレビを買うなら“音”も大事なポイント! 国内主要7モデルを徹底比較「音質」編

年末年始のセールシーズンは割引額の大きい大型家電が狙い目。なかでもイチオシは「テレビ」。2011年の地デジ移行に合わせてテレビを買い替えた方は、そろそろ次の買い替えを検討する時期に入ったのではないでしょうか? 今回は、前回に引き続き国内主要メーカー6モデルと、話題のジェネリックテレビ1モデルの計7モデルを実際に用意し、スピーカーの位置や音質をチェックしました。

 

【比較機種】

20171227-i02 (4)

ソニー「BRAVIA KJ-49X8000E」 (49型/4K)

実売価格:12万9730円(2017年12月26日時点)

地デジやネット動画も4Kにアップコンバートして高精細な画質で楽しめるソニーの4Kテレビのエントリーモデル。「Android TV機能」を搭載し、見たい番組もネット動画も音声検索でラクラク検索可能。本体カラーはブラックとウォームシルバーの2色を用意し、お部屋のインテリアに合わせて選べます。

 

20171227-i02 (2)

パナソニック「VIERA TH-49EX850」 (49型/4K)

実売価格20万8200円(2017年12月26日時点)

テクニクスのチューニングによるハイレゾ再生対応のスピーカーを備えた高画質&高音質な4Kテレビ。独自の「ヘキサクロマドライブ」により、画面の諧調を保ちながら色を忠実に再現します。高輝度な映像を表現するHDR映像にも対応。

 

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シャープ「AQUOS LC-45US45」 (45型/4K)

実売価格13万1000円(2017年12月26日時点)

引き締まった黒を実現する低反射「N-Blackパネル」を搭載した4Kテレビ。独自の高効率LEDバックライトシステムにより、消費電力を抑えたまま画面輝度を高める「リッチブライトネス」機能を搭載。画面角度を水平方向に左右計約30度調節できるスイーベルスタンドにより、視聴場所に応じて自由に向きを調整できます。

 

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東芝「REGZA 50M510X」 (50型/4K)

実売価格10万7400円(2017年12月26日時点)

小さな音も聴き取りやすいフロントスピーカー搭載の4Kテレビ。独自の「レグザエンジンbeauty」により、地デジなどの映像をクリアに再生し、肌の色も美しく再現します。すばやい操作が求められるゲームプレイ時にクイックレスポンスを発揮する「ゲームモード」を搭載。レグザサーバーと連携して、リモコン1つで過去の番組をシームレスに探せる「タイムシフトリンク機能」も備えます。

 

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LGエレクトロニクス「49UJ6500」 (49型/4K)

実売価格9万1638円(2017年12月26日時点)

日常のテレビ視聴をワンランク上にしてくれる4Kテレビ。独自の「Color Master Engine」により、カラー、コントラスト、精細度を補正して高画質化。地デジなどの一般的な映像もHDR効果を与えて表現できる「HDR Effect」機能を搭載し、ハイコントラストな映像を楽しめます。

 

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三菱電機「REAL LCD-A40BHR9」 (40型/フルHD)

実売価格9万5880円(2017年12月26日時点)

ブルーレイレコーダーを内蔵したフルHDパネル搭載の個性派テレビ。大容量1TBのHDDを内蔵し、HDDからDVD/BDへのダビングも簡単。これ1台で番組録画やDVD/BD視聴が楽しめます。DIATONEの高音質技術と前面スピーカーにより、ニュースやドラマなどの音声もハッキリ聴きやすく再生可能。

 

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maxzen「J50SK03」 (50型/フルHD)

実売価格5万2800円(2017年12月26日時点)

必要最低限の機能にしぼり、低価格を実現したフルHD解像度のジェネリックテレビ。直下型LEDバックライトと国内メーカーの映像チップを搭載し、高品位な映像を再現。従来モデルからスピーカーの位置が前面に変更になり、より聴き取りやすく臨場感のあるサウンドが楽しめます。

 

スピーカーをチェック

液晶テレビの薄型化・狭額縁化が進むにつれ、スピーカーをどのように配置するかが問題になってきました。どうしても面積・容積を必要とするスピーカーは、テレビの薄型化のハードルのひとつだったのです。

 

以前よく見られたのは、スピーカーをテレビの下辺部分に配置し、下向きに音を出すというもの。これなら正面から見るとスピーカーが目立たず、スッキリとした印象に仕上げることができます。しかし、下向きに音を放出するため「音量を上げてもテレビの音が聴きとりにくい」といった問題や「ブラウン管テレビに比べて音が貧弱」といった問題が出てきました。そのため、バータイプやテレビを上に乗せるボックスタイプのテレビ用スピーカーなどが人気になったことも。

 

最近では、薄型テレビの音質を改善するため、さまざまな工夫を凝らしたモデルが登場しています。ひとつは、「音が聴きとりにくい」といった問題を解決するため、スピーカーを正面に向けて配置したもの。スピーカーを正面に向けることで音が耳に届きやすくなるので、音量を上げなくても人の声などが聴きとりやすくなります。今回紹介したなかでは、東芝「REGZA 50M510X」や三菱電機「REAL LCD-A40BHR9」、maxzen「J50SK03」がこのタイプ。

20171230-i02(2)↑三菱電機「REAL LCD-A40BHR9」などはスピーカーが正面を向いたタイプ

 

また、シャープ「AQUOS LC-45US45」は、音を前方向に導くリフレクター構造と前面開口の「フロントオープンサウンドシステム」により、前面スピーカーに近いサウンドになっています。さらに、オンキヨーと共同で開発したサブウーファー搭載の2.1chスピーカーにより、迫力のあるサウンドも楽しめます。

20170905_suzuki_3↑「フロントオープンサウンドシステム」

 

ふたつめは、パナソニック「VIERA TH-49EX850」のように、テレビの両サイドにスピーカーを搭載して音質を強化したもの。このタイプは、通常の液晶テレビに比べて横方向にサイズが大きくなるというデメリットがありますが、その分、外部スピーカーが不要なほど高品位なサウンドが楽しめます。

20171230-i02(3)↑画面の両サイドにスピーカーを搭載

 

パナソニック「VIERA TH-49EX850」は、本体サイドにミッドレンジスピーカーとハイレゾ対応ツイーターのスピーカーユニット、本体下部にダブルウーハー、クアッド・パッシブラジエーターを搭載した「ダイナミックサウンドシステム」を採用。背面のウーファーボックスの音を前面に放出する独自の音導管構造により、テレビの内蔵スピーカーとは思えないほどのサウンドを再生します。

↑背面にはウーハーシステムの重低音を前方へ導く音導管を装備↑背面にはウーハーシステムの重低音を前方へ導く音導管を装備

 

今回は紹介していませんが、ソニー「BRAVIA X9500E」シリーズも同様なサイドスピーカー搭載モデルとなっています。

 

実際の音を聴いてチェック

実際に各モデルで映画を再生して、音質をチェックしてみました。HDMIケーブルでBDレコーダーと接続し、BDソフト「スパイダーマン:ホームカミング」を再生しています。

20171227-i02(9)

 

まず、最も迫力のあるサウンドだと感じたのはパナソニック「VIERA TH-49EX850」でした。音にサラウンド感があり、サブウーファーと音導管による重低音がほかのモデルとは段違いの迫力。映画を見るのにピッタリのモデルです。

 

次いで良かったのが、シャープ「AQUOS LC-45US45」、東芝「REGZA 50M510X」の2機種。どちらも音がクリアで聴きとりやすく、低音の迫力も十分に感じられました。どちらもオンキヨーと共同開発したスピーカーシステムを採用しているので、納得の音質です。

 

ソニー「BRAVIA KJ-49X8000E」とLGエレクトロニクス「49UJ6500」は、低音の迫力は感じられましたがセリフがやや聴きとりにくい印象。三菱電機「REAL LCD-A40BHR9」とmaxzen「J50SK03」は、聴きやすいサウンドですが、映画を見るにはややメリハリに欠けるように思えました。

 

日常生活でニュースやバラエティ番組を見る分にはどのモデルも音質は気になりませんが、ドラマや映画をよく見るなら音質重視モデルを選びたいところです。

 

次回はデザインや操作性をチェックします。お楽しみに!

 

【2018年のトレンド予想】人気の「完全ワイヤレスイヤホン」がさらに進化する!

アップルが2016年末に発売した「AirPods」がヒットしたおかげで、今年本格的に立ち上がった「完全ワイヤレスイヤホン」という新たなカテゴリーの認知が一般の音楽ファンにも広く知れ渡ったのではないでしょうか。スマホなど音楽プレーヤーとの接続がワイヤレスになるだけでなく、左右のイヤホンをつなぐケーブルからも解放されることで、音楽にひとり包まれる心地よさが一段と高まります。体を激しく動かすスポーツシーンで音楽を聴くときにもオススメの完全ワイヤレスイヤホン。2017年のヒットモデルを振り返りながら2018年の展開を勝手に予想してみたいと思います。

 

メジャーブランドが完全ワイヤレスイヤホンに参戦

完全ワイヤレスイヤホンは身に着けるときに体との接点が耳のまわりにしかなくなってしまうので、“落としやすい・なくしやすい”と心配されることも多くあります。プレーヤー機器との間だけでなく、左右イヤホンのワイヤレス接続を安定させるための作り込みもメーカーにとっては大事なポイントになります。音楽の連続リスニング時間を伸ばすためのバッテリー周辺の技術も同様です。

 

そのため2016年の後半ごろから徐々に製品が出そろってきた完全ワイヤレスイヤホンのブームになかなか火が付かない感じもありました。一体いつが商品の「買い時」なのか、やきもきさせられたという方も多いと思います。2017年も後半を迎えて、いよいよお馴染みのメーカーから待望の完全ワイヤレスイヤホンが登場しました。

 

ソニーの「WF-1000X」はプレミアムクラスの名門「1000Xシリーズ」に名を連ねる、デジタルノイズキャンセリング機能を搭載する完全ワイヤレスイヤホンです。高性能な内蔵マイクを活かして、音楽を聴きながら周辺の環境音も同時に取り込める「アンビエントサウンドモード」にもソニーならではの先進技術が活きています。ペアリングしたスマホの加速度センサー、および専用アプリと連携しながら、ユーザーが止まっている/歩いている/走っている/乗り物に乗っている状態を自動解析。ノイズキャンセリングと外音取り込みのモードを自動で切り替えるインテリジェントな機能を搭載しました。アプリでサウンドエフェクトを好みに合わせてカスタマイズすることもできます。

↑ソニー「WF-1000X」はオーディオグレードのデジタルノイズキャンセリング機能を搭載。スマホ連携も特徴としている↑ソニー「WF-1000X」はオーディオグレードのデジタルノイズキャンセリング機能を搭載。スマホ連携も特徴としている

 

ノイズキャンセリングやスマホ連動機能を優先したためか、1000Xシリーズの代名詞とも言える、スタンダードクオリティの音源をハイレゾ相当の高音質にアップコンバートしてくれるDSEE HXが非搭載だったり、BluetoothのオーディオコーデックはLDACへの対応が見送られたりもしていますが、それらを差し引いてもバランスの良いサウンドで色んなジャンルの音楽を心地よく聴かせてくれる完成度の高さはさすがソニーの完全ワイヤレスイヤホンです。先日基幹ソフトウェアのアップデートによって、発売当初からの課題とされていた音切れが抑えられて使用感も安定したようです。

 

「SoundSport Free wireless hedphones」はボーズが満を持して発売した完全ワイヤレスイヤホンです。今年筆者が試した製品の中でもワイヤレス接続の安定感はトップクラスです。中低域の輪郭をしっかりとボールドに描くので、アウトドアでの音楽再生がとても明瞭なところが大きな特徴です。ビートの打ち込みが鋭く深く、ボーカルの鮮やかさも際立っているので、スポーツシーンで気分を高めたい時などに最適です。普段の街歩き、通勤や旅行など乗り物での移動中に鮮やかなサウンドのメリットが活きてくると思います。

↑ボーズ「SoundSport Free wireless hedphones」は接続性や装着感に抜群の安定感を誇る↑ボーズ「SoundSport Free wireless hedphones」は接続性や装着感に抜群の安定感を誇る

 

スポーツシーンでは耳のくぼみに引っかけるスタビライザー付の専用イヤーチップ「StayHear+ Sport」が、抜群に安定する装着感を実現します。イヤホン本体のサイズがやや大きめに感じられるかもしれませんが、専用イヤーチップのおかげでジョギングやダンスで体を激しく動かしながらでもイヤホンが耳から落ちる心配がありません。イヤホン単体でのバッテリー駆動が約5時間と長めなので、ジムで長時間トレーニングしながら音楽を聴きたい時にも安心できます。

 

AIアシスタント機能にも要注目

ブランドが誕生してから有線・無線のイヤホン、ヘッドホンのラインナップを着実に広げてきたB&O PLAYも、ファン待望の完全ワイヤレスイヤホン「Beoplay E8」を発売しました。タッチセンサー方式のリモコンや、左右イヤホンの接続性能を一段と高めるNFMI(近距離磁気誘導)を採用したり、他社製品の先を行く色んなイノベーションを詰め込んだ新製品は発売以来大人気のようです。B&O PLAYらしい、機能美を徹底的に追求したミニマルでスタイリッシュなプロダクトデザインも多くのファンを惹きつけるファクターです。

↑B&O PLAY「Beoplay E8」。スタイリッシュなデザインに最先端のオーディオ技術を詰め込んだ↑B&O PLAY「Beoplay E8」。スタイリッシュなデザインに最先端のオーディオ技術を詰め込んだ

 

イヤホンどうしの接続を安定させることを優先したため、Bluetoothのオーディオコーデックは比較的スタンダードなAACとSBCまでをサポートしています。音質はB&O PLAYのイヤホンらしく、どんな音楽も心地よく聴かせるフラットなバランスでディティールの再現力にも富んでいます。専用のスマホアプリに搭載されているイコライザー機能でサウンドのバランスがカスタマイズできるので、例えば「地下鉄で音楽を聴くときには低音をちょっと盛ってみる」なんてアレンジも自由自在です。

 

そして「AI」や「スマートスピーカー」が話題になった2017年の締めくくりにふさわしい、AIアシスタントを搭載する完全ワイヤレスイヤホンも登場しました。ドイツの“ヒアラブル”プロダクトのベンチャーであるブラギの「The Dash PRO」です。本機にはスマートスピーカーで話題をよぶアマゾンのAIアシスタント「Alexa」が搭載されています。スマホを経由してネットワークにつなぐと、Amazon Music Unlimitedのアーカイブから聴きたい楽曲を声で検索して再生できます。

↑アマゾンAlexaを搭載したブラギの「The Dash PRO」↑アマゾンAlexaを搭載したブラギの「The Dash PRO」

 

音楽再生やハンズフリー通話は左右本体のサイドパネルに搭載したタッチセンサーリモコンだけでなく、ジャイロ・加速度センサーを内蔵したことで、イヤホンを身に着けた状態で頭を縦横に振るジェスチャーリモコンでも操作が可能。本体はIPX7相当の防水仕様で、4GBの内蔵メモリーに音楽ファイルを保存してスタンドアロンで再生ができるので、スポーツシーンでは“スマホレス”で音楽リスニングを楽しむこともできます。来年は本機のようにAIアシスタントを本体に内蔵するイヤホン・ヘッドホンが続々と誕生するのでしょうか。期待が膨らんできます。

 

2018年の完全ワイヤレスイヤホンはこうなる!?

2017年はソニーやボーズなどビッグネームが参戦してきたことで、完全ワイヤレスイヤホンがぽっと出のガジェットではなく、今後は立派なポータブルオーディオのカテゴリーとして成長して行く期待感を皆さんは感じているのではないでしょうか。来年も目が離せなくなりそうな、完全ワイヤレスイヤホンのトレンドを勝手に予想してみたいと思います。

 

まず気になるのは、まだ完全ワイヤレスイヤホンを発売していない各社の動向。オーディオテクニカにゼンハイザー、シュアやBeats by Dr.Dreなど、完全ワイヤレスイヤホンがもうラインナップにあってもおかしくない有名ブランドから、いつ待望の新製品が発表されるのかとても気になるところです。とくにアップルのAirPodsと同じW1チップを搭載するワイヤレスヘッドホン・イヤホンを発売済みのBeatsが、完全ワイヤレスイヤホンでもひと暴れしてくれたら面白くなりそうですね。

 

来年登場する確実性が比較的高いトピックスがいくつかあります。ひとつは「アップルのAirPodsがワイヤレス充電に対応」することです。iPhone XやiPhone 8シリーズ、Apple Watchを同時に充電できるアップルのワイヤレス充電パッド「AirPower」を使ってチャージできるようになるみたいですが、AirPodsそのものがアップデートされるのか、あるいはワイヤレス充電対応のケースだけがリニューアルされるのかなど詳しいことはまだわかっていません。AirPowerの詳報とともに期待しながら待ちましょう。

↑アップル純正のワイヤレス充電パッド「AirPower」でAirPodsの次期モデルはチャージができるようになりそうだ↑アップル純正のワイヤレス充電パッド「AirPower」でAirPodsの次期モデルはチャージができるようになりそうだ

 

もうひとつはソニーモバイルがオープン型の完全ワイヤレスイヤホンを開発していることと、本機にLINEのAIアシスタントとの連携機能が搭載されそうということです。すでにMWC2017やIFA2017でプロトタイプの「Xperia Open-Ear Concept」がお披露目されているので、その姿をご存知の方もいるのでは。オープン型としている理由はオーディオリスニング用途よりも、音楽を聴きながらでも周囲の音を聴けるコミュニケーションデバイスとしての用途を主に想定して開発されているからです。ほかにもXperiaシリーズらしいなあと、私たちをうならせてくれるような仕掛けが用意されているのか、とても気になります。

↑ソニーモバイルが開発中のオープン型完全ワイヤレスイヤホン↑ソニーモバイルが開発中のオープン型完全ワイヤレスイヤホン

 

↑ソニーモバイルが開発中のオープン型完全ワイヤレスイヤホン。音楽を聴きながら周囲の音に注意を向けられる↑音楽を聴きながら周囲の音に注意を向けられる

 

そして、もう少しの未来に完全ワイヤレスイヤホンが一段と進化するための新しい技術の足音もきこえてきました。Bluetoothオーディオの高音質コーデック「aptX」を開発するクアルコムが、来年以降に完全ワイヤレスイヤホンの音質を“ハイレゾ相当”に高めて、しかも接続性能やバッテリーライフを格段に向上させる技術を用意しているようです。その詳細は1月にアメリカのラスベガスで開催されるエレクトロニクスショー「CES」で明らかにされるのだとか。ますますいい音で便利な完全ワイヤレスイヤホンの登場に、モバイル端末向けのSoC開発で名を馳せてきたクアルコムがどうやって一石を投じるのでしょうか。とにかく2018年もポータブルオーディオがますます熱く盛り上がることは間違いなさそうです。

 

【2018年のトレンド予想】人気の「完全ワイヤレスイヤホン」がさらに進化する!

アップルが2016年末に発売した「AirPods」がヒットしたおかげで、今年本格的に立ち上がった「完全ワイヤレスイヤホン」という新たなカテゴリーの認知が一般の音楽ファンにも広く知れ渡ったのではないでしょうか。スマホなど音楽プレーヤーとの接続がワイヤレスになるだけでなく、左右のイヤホンをつなぐケーブルからも解放されることで、音楽にひとり包まれる心地よさが一段と高まります。体を激しく動かすスポーツシーンで音楽を聴くときにもオススメの完全ワイヤレスイヤホン。2017年のヒットモデルを振り返りながら2018年の展開を勝手に予想してみたいと思います。

 

メジャーブランドが完全ワイヤレスイヤホンに参戦

完全ワイヤレスイヤホンは身に着けるときに体との接点が耳のまわりにしかなくなってしまうので、“落としやすい・なくしやすい”と心配されることも多くあります。プレーヤー機器との間だけでなく、左右イヤホンのワイヤレス接続を安定させるための作り込みもメーカーにとっては大事なポイントになります。音楽の連続リスニング時間を伸ばすためのバッテリー周辺の技術も同様です。

 

そのため2016年の後半ごろから徐々に製品が出そろってきた完全ワイヤレスイヤホンのブームになかなか火が付かない感じもありました。一体いつが商品の「買い時」なのか、やきもきさせられたという方も多いと思います。2017年も後半を迎えて、いよいよお馴染みのメーカーから待望の完全ワイヤレスイヤホンが登場しました。

 

ソニーの「WF-1000X」はプレミアムクラスの名門「1000Xシリーズ」に名を連ねる、デジタルノイズキャンセリング機能を搭載する完全ワイヤレスイヤホンです。高性能な内蔵マイクを活かして、音楽を聴きながら周辺の環境音も同時に取り込める「アンビエントサウンドモード」にもソニーならではの先進技術が活きています。ペアリングしたスマホの加速度センサー、および専用アプリと連携しながら、ユーザーが止まっている/歩いている/走っている/乗り物に乗っている状態を自動解析。ノイズキャンセリングと外音取り込みのモードを自動で切り替えるインテリジェントな機能を搭載しました。アプリでサウンドエフェクトを好みに合わせてカスタマイズすることもできます。

↑ソニー「WF-1000X」はオーディオグレードのデジタルノイズキャンセリング機能を搭載。スマホ連携も特徴としている↑ソニー「WF-1000X」はオーディオグレードのデジタルノイズキャンセリング機能を搭載。スマホ連携も特徴としている

 

ノイズキャンセリングやスマホ連動機能を優先したためか、1000Xシリーズの代名詞とも言える、スタンダードクオリティの音源をハイレゾ相当の高音質にアップコンバートしてくれるDSEE HXが非搭載だったり、BluetoothのオーディオコーデックはLDACへの対応が見送られたりもしていますが、それらを差し引いてもバランスの良いサウンドで色んなジャンルの音楽を心地よく聴かせてくれる完成度の高さはさすがソニーの完全ワイヤレスイヤホンです。先日基幹ソフトウェアのアップデートによって、発売当初からの課題とされていた音切れが抑えられて使用感も安定したようです。

 

「SoundSport Free wireless hedphones」はボーズが満を持して発売した完全ワイヤレスイヤホンです。今年筆者が試した製品の中でもワイヤレス接続の安定感はトップクラスです。中低域の輪郭をしっかりとボールドに描くので、アウトドアでの音楽再生がとても明瞭なところが大きな特徴です。ビートの打ち込みが鋭く深く、ボーカルの鮮やかさも際立っているので、スポーツシーンで気分を高めたい時などに最適です。普段の街歩き、通勤や旅行など乗り物での移動中に鮮やかなサウンドのメリットが活きてくると思います。

↑ボーズ「SoundSport Free wireless hedphones」は接続性や装着感に抜群の安定感を誇る↑ボーズ「SoundSport Free wireless hedphones」は接続性や装着感に抜群の安定感を誇る

 

スポーツシーンでは耳のくぼみに引っかけるスタビライザー付の専用イヤーチップ「StayHear+ Sport」が、抜群に安定する装着感を実現します。イヤホン本体のサイズがやや大きめに感じられるかもしれませんが、専用イヤーチップのおかげでジョギングやダンスで体を激しく動かしながらでもイヤホンが耳から落ちる心配がありません。イヤホン単体でのバッテリー駆動が約5時間と長めなので、ジムで長時間トレーニングしながら音楽を聴きたい時にも安心できます。

 

AIアシスタント機能にも要注目

ブランドが誕生してから有線・無線のイヤホン、ヘッドホンのラインナップを着実に広げてきたB&O PLAYも、ファン待望の完全ワイヤレスイヤホン「Beoplay E8」を発売しました。タッチセンサー方式のリモコンや、左右イヤホンの接続性能を一段と高めるNFMI(近距離磁気誘導)を採用したり、他社製品の先を行く色んなイノベーションを詰め込んだ新製品は発売以来大人気のようです。B&O PLAYらしい、機能美を徹底的に追求したミニマルでスタイリッシュなプロダクトデザインも多くのファンを惹きつけるファクターです。

↑B&O PLAY「Beoplay E8」。スタイリッシュなデザインに最先端のオーディオ技術を詰め込んだ↑B&O PLAY「Beoplay E8」。スタイリッシュなデザインに最先端のオーディオ技術を詰め込んだ

 

イヤホンどうしの接続を安定させることを優先したため、Bluetoothのオーディオコーデックは比較的スタンダードなAACとSBCまでをサポートしています。音質はB&O PLAYのイヤホンらしく、どんな音楽も心地よく聴かせるフラットなバランスでディティールの再現力にも富んでいます。専用のスマホアプリに搭載されているイコライザー機能でサウンドのバランスがカスタマイズできるので、例えば「地下鉄で音楽を聴くときには低音をちょっと盛ってみる」なんてアレンジも自由自在です。

 

そして「AI」や「スマートスピーカー」が話題になった2017年の締めくくりにふさわしい、AIアシスタントを搭載する完全ワイヤレスイヤホンも登場しました。ドイツの“ヒアラブル”プロダクトのベンチャーであるブラギの「The Dash PRO」です。本機にはスマートスピーカーで話題をよぶアマゾンのAIアシスタント「Alexa」が搭載されています。スマホを経由してネットワークにつなぐと、Amazon Music Unlimitedのアーカイブから聴きたい楽曲を声で検索して再生できます。

↑アマゾンAlexaを搭載したブラギの「The Dash PRO」↑アマゾンAlexaを搭載したブラギの「The Dash PRO」

 

音楽再生やハンズフリー通話は左右本体のサイドパネルに搭載したタッチセンサーリモコンだけでなく、ジャイロ・加速度センサーを内蔵したことで、イヤホンを身に着けた状態で頭を縦横に振るジェスチャーリモコンでも操作が可能。本体はIPX7相当の防水仕様で、4GBの内蔵メモリーに音楽ファイルを保存してスタンドアロンで再生ができるので、スポーツシーンでは“スマホレス”で音楽リスニングを楽しむこともできます。来年は本機のようにAIアシスタントを本体に内蔵するイヤホン・ヘッドホンが続々と誕生するのでしょうか。期待が膨らんできます。

 

2018年の完全ワイヤレスイヤホンはこうなる!?

2017年はソニーやボーズなどビッグネームが参戦してきたことで、完全ワイヤレスイヤホンがぽっと出のガジェットではなく、今後は立派なポータブルオーディオのカテゴリーとして成長して行く期待感を皆さんは感じているのではないでしょうか。来年も目が離せなくなりそうな、完全ワイヤレスイヤホンのトレンドを勝手に予想してみたいと思います。

 

まず気になるのは、まだ完全ワイヤレスイヤホンを発売していない各社の動向。オーディオテクニカにゼンハイザー、シュアやBeats by Dr.Dreなど、完全ワイヤレスイヤホンがもうラインナップにあってもおかしくない有名ブランドから、いつ待望の新製品が発表されるのかとても気になるところです。とくにアップルのAirPodsと同じW1チップを搭載するワイヤレスヘッドホン・イヤホンを発売済みのBeatsが、完全ワイヤレスイヤホンでもひと暴れしてくれたら面白くなりそうですね。

 

来年登場する確実性が比較的高いトピックスがいくつかあります。ひとつは「アップルのAirPodsがワイヤレス充電に対応」することです。iPhone XやiPhone 8シリーズ、Apple Watchを同時に充電できるアップルのワイヤレス充電パッド「AirPower」を使ってチャージできるようになるみたいですが、AirPodsそのものがアップデートされるのか、あるいはワイヤレス充電対応のケースだけがリニューアルされるのかなど詳しいことはまだわかっていません。AirPowerの詳報とともに期待しながら待ちましょう。

↑アップル純正のワイヤレス充電パッド「AirPower」でAirPodsの次期モデルはチャージができるようになりそうだ↑アップル純正のワイヤレス充電パッド「AirPower」でAirPodsの次期モデルはチャージができるようになりそうだ

 

もうひとつはソニーモバイルがオープン型の完全ワイヤレスイヤホンを開発していることと、本機にLINEのAIアシスタントとの連携機能が搭載されそうということです。すでにMWC2017やIFA2017でプロトタイプの「Xperia Open-Ear Concept」がお披露目されているので、その姿をご存知の方もいるのでは。オープン型としている理由はオーディオリスニング用途よりも、音楽を聴きながらでも周囲の音を聴けるコミュニケーションデバイスとしての用途を主に想定して開発されているからです。ほかにもXperiaシリーズらしいなあと、私たちをうならせてくれるような仕掛けが用意されているのか、とても気になります。

↑ソニーモバイルが開発中のオープン型完全ワイヤレスイヤホン↑ソニーモバイルが開発中のオープン型完全ワイヤレスイヤホン

 

↑ソニーモバイルが開発中のオープン型完全ワイヤレスイヤホン。音楽を聴きながら周囲の音に注意を向けられる↑音楽を聴きながら周囲の音に注意を向けられる

 

そして、もう少しの未来に完全ワイヤレスイヤホンが一段と進化するための新しい技術の足音もきこえてきました。Bluetoothオーディオの高音質コーデック「aptX」を開発するクアルコムが、来年以降に完全ワイヤレスイヤホンの音質を“ハイレゾ相当”に高めて、しかも接続性能やバッテリーライフを格段に向上させる技術を用意しているようです。その詳細は1月にアメリカのラスベガスで開催されるエレクトロニクスショー「CES」で明らかにされるのだとか。ますますいい音で便利な完全ワイヤレスイヤホンの登場に、モバイル端末向けのSoC開発で名を馳せてきたクアルコムがどうやって一石を投じるのでしょうか。とにかく2018年もポータブルオーディオがますます熱く盛り上がることは間違いなさそうです。

 

いま液晶テレビを買うならココに注目! 国内主要7モデルを徹底比較「画質」編

年末年始のセールシーズンは割引額の大きい大型家電が狙い目。なかでもイチオシは「テレビ」。2011年の地デジ移行に合わせてテレビを買い替えた方は、そろそろ次の買い替えを検討する時期に入ったのではないでしょうか? この数年のあいだにテレビの主流は4Kモデルに変化してきましたが、まだまだフルHDモデルで十分な場合もあります。そこで今回は、国内主要メーカー6モデルと、話題のジェネリックテレビ1モデルの計7モデルを実際に用意し、画質や使い勝手をチェックしました。

 

テレビの買い替えを検討されている方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

 

【比較機種】

20171227-i02 (4)

ソニー「BRAVIA KJ-49X8000E」 (49型/4K)

実売価格:12万9730円(2017年12月26日時点)

地デジやネット動画も4Kにアップコンバートして高精細な画質で楽しめるソニーの4Kテレビのエントリーモデル。「Android TV機能」を搭載し、見たい番組もネット動画も音声検索でラクラク検索可能。本体カラーはブラックとウォームシルバーの2色を用意し、お部屋のインテリアに合わせて選べます。

 

20171227-i02 (2)

パナソニック「VIERA TH-49EX850」 (49型/4K)

実売価格20万8200円(2017年12月26日時点)

テクニクスのチューニングによるハイレゾ再生対応のスピーカーを備えた高画質&高音質な4Kテレビ。独自の「ヘキサクロマドライブ」により、画面の諧調を保ちながら色を忠実に再現します。高輝度な映像を表現するHDR映像にも対応。

 

20171227-i02 (5)

シャープ「AQUOS LC-45US45」 (45型/4K)

実売価格13万1000円(2017年12月26日時点)

引き締まった黒を実現する低反射「N-Blackパネル」を搭載した4Kテレビ。独自の高効率LEDバックライトシステムにより、消費電力を抑えたまま画面輝度を高める「リッチブライトネス」機能を搭載。画面角度を水平方向に左右計約30度調節できるスイーベルスタンドにより、視聴場所に応じて自由に向きを調整できます。

 

20171227-i02 (6)

東芝「REGZA 50M510X」 (50型/4K)

実売価格10万7400円(2017年12月26日時点)

小さな音も聴き取りやすいフロントスピーカー搭載の4Kテレビ。独自の「レグザエンジンbeauty」により、地デジなどの映像をクリアに再生し、肌の色も美しく再現します。すばやい操作が求められるゲームプレイ時にクイックレスポンスを発揮する「ゲームモード」を搭載。レグザサーバーと連携して、リモコン1つで過去の番組をシームレスに探せる「タイムシフトリンク機能」も備えます。

 

20171227-i02 (1)

LGエレクトロニクス「49UJ6500」 (49型/4K)

実売価格9万1638円(2017年12月26日時点)

日常のテレビ視聴をワンランク上にしてくれる4Kテレビ。独自の「Color Master Engine」により、カラー、コントラスト、精細度を補正して高画質化。地デジなどの一般的な映像もHDR効果を与えて表現できる「HDR Effect」機能を搭載し、ハイコントラストな映像を楽しめます。

 

20171227-i02 (8)

三菱電機「REAL LCD-A40BHR9」 (40型/フルHD)

実売価格9万5880円(2017年12月26日時点)

ブルーレイレコーダーを内蔵したフルHDパネル搭載の個性派テレビ。大容量1TBのHDDを内蔵し、HDDからDVD/BDへのダビングも簡単。これ1台で番組録画やDVD/BD視聴が楽しめます。DIATONEの高音質技術と前面スピーカーにより、ニュースやドラマなどの音声もハッキリ聴きやすく再生可能。

 

20171227-i02 (7)

maxzen「J50SK03」 (50型/フルHD)

実売価格5万2800円(2017年12月26日時点)

必要最低限の機能にしぼり、低価格を実現したフルHD解像度のジェネリックテレビ。直下型LEDバックライトと国内メーカーの映像チップを搭載し、高品位な映像を再現。従来モデルからスピーカーの位置が前面に変更になり、より聴き取りやすく臨場感のあるサウンドが楽しめます。

 

いま買うなら4K? フルHD?

液晶テレビを購入するときに最も気になるのは、やはり「画質」。今回視聴した7モデルのうち、4K解像度モデルは5モデル、フルHD解像度モデルは2モデルとなっています。

 

これからテレビを購入する際、最初に決めなければいけないのは、「4Kテレビにするか、フルHDテレビにするか?」ということでしょう。現行モデルのなかでも、特に50型以上の大画面モデルはほとんどが4K解像度なので、大型テレビを購入するなら4Kテレビ以外にほぼ選択肢はありません。しかし、50型未満のテレビにはまだフルHDモデルも多く、どちらにすべきか迷う人も多いはず。

20171227-i02 (10)

 

現在、地上波デジタル放送の解像度はHD解像度(1440×1080ドット)、BSデジタルやブルーレイソフトはフルHD解像度(1920×1080ドット)となっています。テレビ番組やBDソフトなどを視聴するのがほとんどであれば、フルHD解像度のテレビでも十分に思えます。しかし、2018年12月1日以降には衛星放送による4K/8Kの本放送が開始予定となっていますので、もうすぐ始まる4K/8K放送のために4Kテレビを購入しておくというのもアリでしょう。現行の4Kテレビにこれから発売されるであろうチューナーを接続すれば、すぐに4K/8K本放送が視聴できるようになります。

 

新しいテレビを長く使いたい、リビングなどに設置するメインのテレビとして使いたい、と考えているなら4Kテレビがオススメ。一方、ひとり暮らしなどで数年後にはテレビを買い替えるかもしれないと考えている方や、寝室や子ども部屋などに置くサブテレビとして使いたいなら、価格が手ごろなフルHDテレビを選んでもいいでしょう。

 

4Kテレビはどれを選んでも失敗なし。ジェネリックTVは価格なり

今回、画質をチェックするためにテレビにBDレコーダーを接続し、地デジ放送を録画したものとBDソフト「スパイダーマン:ホームカミング」をそれぞれ再生しました。いずれもテレビの映像モードは、地デジ「標準」、BDソフト「シネマ」に設定しています。

20171227-i02(9)

 

地デジは高解像度処理技術で差がつく

HD解像度の地デジ放送は通常、4Kテレビに映し出す際にアップコンバートされます。HD解像度の映像をそのまま4Kテレビに出力すると、画面の4分の1程度しか映像が表示されません。これを画面いっぱいに映し出すためにアップコンバートが必要になるのですが、そのまま拡大しただけでは画質の荒い映像になってしまいます。そこで各社は映像処理エンジンや超解像処理技術など独自の技術を用いて、映像をなるべくなめらかに再生するように工夫しています。

 

各社の4Kテレビで地デジを見てみると、いずれも日常で視聴するのに不満のない画質でしたが、特に自然に4Kアップコンバート処理が施されていると感じたのは東芝「REGZA 50M510X」でした。肌の質感を美しく再現する「美肌リアライザー」や、ノイズを低減する「地デジノイズクリア高精細化技術」といった高画質化技術がしっかり効いて、破綻のないなめらかな映像に仕上げています。

 

フルHD解像度の三菱電機「REAL LCD-A40BHR9」はやや地味め、maxzen「J50SK03」はやや派手めな絵作りと対照的ですが、地デジはどちらも違和感なく見ることができました。

 

映画を見るならソニーやシャープがオススメ

続いてBDソフト「スパイダーマン:ホームカミング」を視聴。明るい日中の屋外シーンや、動きのあるアクションシーン、黒の表現が難しい夜のシーンなどを再生して、それぞれのテレビの画質をチェックしました。映像モードは「シネマ」に設定しています。

 

7機種のなかで最も映画が美しく見えたのはソニー「BRAVIA KJ-49X8000E」でした。地デジに比べて色味や明るさの表現が抑えられ、グッと引き締まった映画ならではの映像が楽しめます。シャープ「AQUOS LC-45US45」も、コントラスト感がやや弱いものの、フィルムのような落ち着いた映像が好印象でした。

 

一方、パナソニックや東芝の場合、超解像処理や倍速補完処理が効きすぎているのか、CGとそうでないところの境目が際立ってしまい、映画というより高精細なテレビドラマのように見えてしまった場面もありました。映画を見る際は、シネマモードに設定するだけでなく、超解像処理や倍速補完処理を弱めに調整したほうがよいでしょう。

 

LGエレクトロニクス「49UJ6500」は、動きのある場面でややスムーズさに欠けるところがありましたが、映像自体は鮮明で上手く描写できていると感じました。

 

フルHD画質の2機種は、三菱電機「REAL LCD-A40BHR9」が地味ながら破綻のない描写なのに対し、maxzen「J50SK03」はカメラが大きくパンする(カメラを固定したまま水平に動かすこと)場面で、画面がガクガクとコマ送りのようになってしまうことがありました。このあたりの映像処理性能は、価格なりと割り切る必要がありそうです。

 

【まとめ】

地デジを見るなら4Kテレビはどれを選んでも十分な画質。なかでも東芝「REGZA 50M510X」は自然な解像感が際立つ

映画を見るならソニー「BRAVIA KJ-49X8000E」とシャープ「AQUOS LC-45US45」がオススメ

低価格なジェネリックテレビは、画質面では価格なりなところも

 

次回は画質と並んで重要なサウンドのチェックを行います。お楽しみに!

 

 

初めて買うなら音がいい方を選んでみては? JBLブランド初のスマートスピーカー「JBL LINK」で始める近未来的生活

今年、AmazonやLINE、Googleなど各社から相次いで発売されたスマートスピーカーは、IoT(Internet of Things)の素晴らしさを手軽に体験できる注目アイテム。でも、なぜこれほどまでに注目されているのでしょうか? その秘密は、近い将来、わたしたちの生活を大きく変えるかもしれない革新的な“UI”にあります。

 

従来、PCのキーボード・マウス操作やスマホのタッチ操作のように、デジタル製品のUIは「手」を使うものがほとんどでした。しかし、スマートスピーカーは音声で操作することを前提としたUIを採用しています。

gn160608-09↑PCやスマホなどは手で操作するUIを採用してきました

 

未来を舞台にした小説や漫画などで、登場人物が家のなかの壁や天井にむかって話しかけて、朝食を作らせたり出かける際に着る洋服の用意をさせたりしているシーンを見たことはありませんか? SFファンタジーの世界のなかの夢の技術だったものが、いよいよ現実になりつつあるのです。それを最も身近に体験できるデバイスとして登場したのが、スマートスピーカーというわけ。

 

今回、そんな最先端のテクノロジーを体験すべく、JBLから登場したスマートスピーカー「JBL LINK 10」をお借りして、その使い勝手を体験してみました。

 

音声アシスタント機能が生活を変える

JBL LINKシリーズは、Googleが開発するAIアシスタント機能「Googleアシスタント」を搭載したJBLブランド初のスマートスピーカー。バッテリーを内蔵し、連続5時間の再生ができる「JBL LINK 10」と、より大容量のバッテリーを搭載し連続10時間再生が可能な「JBL LINK 20」の2種類をラインナップしています。実売価格は、LINK 10が1万5000円前後、LINK 20が2万0000円前後(いずれも税抜)。カラーはどちらもブラックとホワイトの2色を用意しています。

↑JBL LINK 10。片手に収まるサイズ↑JBL LINK 10。片手に収まるサイズ

 

↑上部には操作ボタンを備えるものの、音声操作だけでほぼ事足ります↑上部には操作ボタンを備えるものの、音声操作だけでほぼ事足ります

 

本機に向かって、「OK、Google」という掛け声とともに話しかけると、質問に対する回答を対話形式で答えてくれるほか、天気情報、料理のレシピ、交通チェックなどの情報も音声で教えてくれます。Google Homeアプリでは、スマートスピーカーで何ができるのか、どういう風に言えばいいのか確認することも可能。初めて使う方でも迷わずに使えます。

↑↑Google Homeアプリでできることを確認可能

 

朝出かける前にチェックしておきたい天気情報を知るために、あなたはどのデバイスを使いますか? テレビをつければ画面上部にお天気マークが表示されていたり、30分に1回くらいは天気予報のコーナーが放送されたりしますね。スマホの検索欄に“今日の天気”と入力して調べる人や、天気予報アプリを利用する人もいるでしょう。

 

でも、スマートスピーカーならもっと簡単に天気情報を調べることができます。例えば、現在地の天気が知りたいときは、OK、Googleのあとに「今日の天気は?」と聞くだけ。もしこのあと大阪に出張する予定があるなら、「今日の大阪の天気は?」と聞いてみましょう。Googleアシスタントが音声で今日の天気や気温を教えてくれます。

 

忙しい朝は、朝食を食べながら着替えたり、持ち物の準備をしたり、1日のスケジュールを確認したり、色々なことを同時に行うことが多く、いくつ手があっても足りません。そんなとき、スマートスピーカーに聞くだけで知りたい情報を教えてくれるのはとても便利です。

 

JBLならではの高音質で音楽を楽しめる

スマートスピーカーでできることはそれだけではありません。JBL LINKはGoogle Play MusicやSpotifyなどの音楽ストリーミングサービスと連携させることができるので、「Spotifyで最新のヒット曲を流して」などと話しかけるだけで、簡単に音楽を楽しむことができます。Googleが発売しているスマートスピーカー「Google Home」でも音楽再生はできますが、音質の面ではやはりオーディオブランドJBLならではの高品位なサウンドに軍配が上がります。

↑音楽を↑音楽を再生したり停止したり、ボリュームを変えたりするのもすべて音声で操作できます

 

JBL LINKは本体に2つのフルレンジスピーカー(LINK 10は45mm径、LINK 20は50mm径)を搭載しているので、1台で360度に広がるワイドなサウンドを再生することができます。その音質は、ひきしまった低音とクリアな中高音が弾むような、イキイキとしたJBLらしさのあるもの。ロックやジャズ、ポップスなどを楽しく聴かせてきくれます。

 

再生や停止、音量調節などもすべて音声操作で行えます。大きな音で音楽を再生していても、「OK、Google」と言えば音量をミュートしてくれるので、音声コマンドが音楽にかき消されてしまうこともありません。

 

本体はIPX7準拠の防水仕様なので、水しぶきのかかる水周りやバスルームなどでも気兼ねなく使うことが可能。バッテリーを内蔵しているので、外に持ち出してアウトドアで使うこともできます(Wi-Fiのない場所では使える機能が制限されます)。

↑底面にはゴム素材を使っているので、水に濡れた場所でもすべりにくくなっています↑底面にはゴム素材を使っているので、水に濡れた場所でもすべりにくくなっています

 

本体がWi-Fiで直接通信を行うので、一般的なBluetoothスピーカーのように音楽再生中にスマホに着信があっても再生が止まることはありません。もちろん、屋外などではBluetoothスピーカーとして使うことも可能です。

 

スマートスピーカーでは、このほかにもIoT家電の操作なども行えますが、そのためには対応モデルを揃えねばならず、その利便性を享受するにはもうしばらく時間がかかりそう。当面は情報検索と音楽再生が主な使い道になりそうです。

 

それならば、初めてのスマートスピーカーには、ハイクオリティなサウンドが楽しめるオーディオブランドの製品を選ぶのがベストチョイス。最新の音声アシスタント機能を高品位なサウンドで体験してみたい方は、ぜひJBL LINKシリーズをチェックしてみて下さい。

10か月経っても他機を圧倒する高音質! オンキヨー「グランビート」の注目すべき進化機能を総ざらい

以前にGetNavi webの企画でハイレゾ対応スマホのクロスレビューに参加させてもらった際に、高音質がウリのスマホ5モデルを聴き比べしました。揃ったスマホの数を多いと捉えるか否かは意見が分かれる所かもしれませんが、試聴した5モデルのほかにも、いま日本国内で販売されているハイエンドクラスのスマホは軒並みハイレゾ対応になっています。

 

ハイレゾスマホのクロスレビューはコチラ

“高音質スマホ”で最も音がいいのはどれだ!? 人気の5機種を一挙試聴

 

半年前のクロスレビューで見事1位に選ばれたオンキヨーの“グランビート”「DP-CMX1」は、発売から10か月近く経過した現在でも、ほかのモデルを圧倒する別格の高音質を誇るモデルとして人気となっています。スマホとしてはほかに類を見ない「バランス出力」への対応や多彩なファイル形式の音楽再生対応など、その実力の詳細は過去にレポートしていますので合わせてご覧ください。

↑↑オンキヨーのグランビート「DP-CMX1」

 

グランビートの詳細レビューはコチラ

すべての音楽好きに捧げる前代未聞の高音質設計! オンキヨーのハイレゾスマホ「グランビート」がスゴい5つのポイント

 

知られていない3つの進化ポイント

さて、そのグランビートが発売されてからまもなく1年が経とうとしていますが、本機は相変わらず高音質スマホの頂点に君臨し続けているといえます。それどころか快適に音楽再生を楽しむための機能アップデートや、ほかの製品やアプリとの連携が充実して、ますます進化を遂げています。これからハイレゾ対応のスマホや音楽プレーヤーの導入を検討している方はぜひ、グランビートが進化したポイントを押さえて選択肢に加えてほしいと思います。

 

その1:ハイレゾ対応のハード&ソフト情報に一発でアクセスできる「おすすめApp」

グランビートにはe-onkyo musicのストアで発売された新譜や、音楽プレーヤーアプリのレコメンドなど役立つ情報を集められる専用アプリ「おすすめApp」がプリインストールされています。もしかするとグランビートを長く使っているのに、このアプリに気づいていなかったという方もいるのではないでしょうか。

↑プリインされている「おすすめApp」のホーム画面。e-onkyo musicのアップデートなどがすばやくチェックできる↑プリインされている「おすすめApp」のホーム画面。e-onkyo musicのアップデートなどがすばやくチェックできる

 

アプリを開くと、トップにはe-onkyo musicが扱う新譜や人気アルバム・シングルのトップ10を表示、ユーザーの好みに合わせて音楽ジャンルごとに情報をセレクトして集めることができます。気になるタイトルのアイコンをタップするとe-onkyo musicから直接購入できるカゴに飛びます。

↑ランキングデータは興味のあるジャンルを絞って表示することも可能↑ランキングデータは興味のあるジャンルを絞って表示することも可能

 

少し脇道にそれてしまいますが、e-onkyo musicのストアで販売されている音楽タイトルはスマホでダイレクトに買うことができます。グランビートを活用すれば、わざわざPCにつないでファイルをドラッグ&ドロップで転送といった面倒な作業も必要ありません。グランビートの「Music」アプリにはダウンローダーの機能もあり、e-onkyo musicで購入した作品を制限回数に応じて端末に直接ダウンロードできるので試してみてください。

↑e-onkyo musicで購入した音源はグランビート単体でダウンロードして楽しめる。Wi-Fi接続がおすすめ↑e-onkyo musicで購入した音源はグランビート単体でダウンロードして楽しめる。Wi-Fi接続がおすすめ

 

話題をおすすめAppに戻しましょう。アップデートによって、オンキヨー、パイオニアブランドのオーディオ製品が購入できるオンラインストア「ONKYO DIRECT」へのリンクも追加されました。さらにe-onkyo musicとONKYO DIRECTのアップデート情報へのリンクは、おすすめAppの「ウィジェット」にしてグランビートのホーム画面に常駐させることができます。ホーム画面の空きスペースを長押しして表示される「ウィジェット」を選択してみて下さい。おすすめAppのウィジェットがふたつ並んでいるので、すぐに見つけられるでしょう。

↑e-onkyo musicとONKYO DIRECTはウィジェットにしてホーム画面に貼り付けておくと便利↑e-onkyo musicとONKYO DIRECTはウィジェットにしてホーム画面に貼り付けておくと便利

 

その2:アイ・オー・データ機器の「CDレコ」と連携。パソコンなしで音楽CDを取り込める

アイ・オー・データ機器の“CDレコ”シリーズは、PCレスで手軽に音楽CDをスマホやタブレットに取り込めるCDレコーダー(ドライブ)です。Android/iOSに対応する「CDレコ」アプリをスマホに入れて、Wi-FiでCDレコの本体に接続すれば、60分の音楽CDをAndroidスマホの場合は約5分で素速く取り込めます。10月末にグランビートをはじめ、オンキヨー「DP-X1」「DP-X1A」、パイオニア「XDP-300R」「XDP-100R」の各機種がGoogle PlayストアからCDレコアプリをインストールして、音楽CDが取り込めるようになりました。

↑アイ・オー・データ機器の「CDレコ」で眠りかけていたCDの音源が手軽にグランビートへリッピングできる↑アイ・オー・データ機器の「CDレコ」で眠りかけていたCDの音源が手軽にグランビートへリッピングできる

 

今回CDレコシリーズのWi-Fi対応モデル「CDRI-W24AI2」を借りて、グランビートでCDの取り込みに挑戦してみました。CDレコのドライブには電源を供給するためのACアダプターが必要ですが、スマホとの接続はWi-Fi経由になるのでケーブルは不要。CDレコアプリのガイダンスに従って、CDレコの本体を宅内のWi-Fiルーターにつなぎます。あとはドライブに取り込みたいCDディスクをセットして、アプリのメニューから「CDを取り込む」を選択。アルバム情報はグレースノートの音楽データベースから自動参照されます。

 

CDレコアプリにはプレーヤー機能も内蔵されているので、取り込んだ楽曲を選択してすぐにリスニングが楽しめます。グランビートの端末に保存されている音楽ファイルもアルバム/楽曲リストに表示され、CDレコアプリで聴いたり、プレイリストの作成も可能です。

 

CDレコで取り込んだ音楽ファイルは、もちろんグランビートにプリインされているMusicアプリからも再生できます。Musicアプリならグランビートのハイレゾアップサンプリングやデジタルフィルターなどの機能も効かせることができます。しばらく聴いていなかったCDをグランビートに取り込んで再生してみると新しい発見も得られるはずです。

↑リッピングしたCD音源はグランビートのアップサンプリングやフィルター機能を活用しながら、さらにいい音で楽しめる↑リッピングしたCD音源はグランビートのアップサンプリングやフィルター機能を活用しながら、さらにいい音で楽しめる

 

その3:音声読み上げアプリ「Notification App」が便利

オンキヨーがAndroidスマホ向けに開発した「Notification App」が11月6日から配信を開始しました。こちらのアプリをオンキヨーグループと一緒に開発したネインは、LINEやメールなどスマホに届いた通知を音声で読み上げてくれる「APlay」アプリと、対応するワイヤレスイヤホンを展開する日本の“ヒアラブル”技術を得意とするベンチャーです。

↑オンキヨーグループとネインが共同開発したスマホ向け通知アプリ「Notification App」↑オンキヨーグループとネインが共同開発したスマホ向け通知アプリ「Notification App」

 

Notification Appはグランビートとパイオニアのブランドから発売されているイヤホン「E7wireless」、ヘッドホン「SE-MS7BT」など本稿執筆時点では全部で6つのモデルに対応しています。グランビートにアプリをインストールして、設定画面からメール、SNS、ニュース、カレンダーなど届いた通知を読み上げてほしいアプリを選びます。現在の時刻を一定間隔で知らせてくれる時報機能もあります。

↑パイオニアのワイヤレスヘッドホン「SE-MS7BT」など、「Notification App」が活用できるヘッドホン・イヤホンが決まっている↑パイオニアのワイヤレスヘッドホン「SE-MS7BT」など、「Notification App」が活用できるヘッドホン・イヤホンが決まっている

 

例えば満員電車の中で手が離せないときにも通知を見逃すことがなくなるし、歩きスマホの防止にもなるでしょう。スマホとしてのグランビートの可能性をさらに広げてくれるよきコラボレーションです。オーディオプレーヤーとして、グランビートで再生している音楽に集中したい場合はNotification Appの通知や時報機能をミュートすることもできるので安心ですね。

 

グランビートはオーディオプレーヤーとしての基幹システムを安定させるため、Android OSのアップデートにはあえて対応していません。そのぶんMusicやおすすめAppなどプリインされているアプリが進化して、連携できるサービスや機器も増えていくことで常にフレッシュな環境で音楽リスニングを満喫できる最強のハイレゾ対応スマホです。

 

高音質が楽しめるだけでなく、アップデートにより機能面での進化を続けるグランビート。この年末年始にスマホの買い替えや機種変更を検討されている方は、ぜひ選択肢のひとつとして考えてみてはいかがでしょうか。