視聴距離に合わせて最適な画質に調整! TVS REGZAがCESで新技術を披露

TVS REGZAは1月4日、米ラスベガスで開催の家電見本市「CES」に出展。新技術を搭載した4Kレグザを披露しています。

 

参考出品されているのは77V型の4K有機ELレグザおよび、75V型4K miniLED液晶レグザです。加えて、高画質映像処理エンジン「レグザエンジンZRα」に搭載された、新たなテクノロジーを複数展示しています。

↑77V型の4K有機ELレグザ

 

新しいテクノロジーは下記の4つです。

・ミリ波レーダー高画質テクノロジー
・ミリ波レーダー高音質テクノロジー
・構図推定 AI立体感復元超解像技術
・AIコンテンツ判別 ネット動画高画質化技術

 

ミリ波レーダー高画質テクノロジーは、ミリ波レーダーを使用してテレビから視聴者までの距離を検出。距離に応じて、最適な画質に自動で調整する技術です。たとえば画面の高さの1.5倍程度の近距離だとノイズを知覚しやすいため、ノイズを抑制して自然な高画質を実現します。一方で画面の高さの4倍程度の遠距離だと、映像の精細さやコントラストの知覚感度が下がりやすいため、精細感を高めてメリハリのあるチューニングを施します。

↑画面真ん中下に表示されているのが視聴位置。近くで見ているため、女性の肌のきめ細やかさが際立ちます

 

↑こちらは遠くで視聴したときの映像。女性の肌の質感は若干変化しているものの、色のメリハリが付いて華やかな印象に

 

ミリ波レーダー高音質テクノロジーは、ミリ波で視聴している角度を検出し、角度に合わせて最適な音場に自動で調整する技術です。これにより、テレビを真正面からではなく左右から見ている人が知覚しがちな音の位相のずれを正してくれるといいます。

↑ミリ波レーダー高音質テクノロジーも視聴位置を写真のように検出。左右から出る音の出力時間を調整し、視聴位置に適した音の定位を実現しています

 

構図推定 AI立体感復元超解像技術は、AIが映像の構図全体から被写体の顔や衣装を把握し、質感や精細感を向上させるというもの。これにより、背景のノイズを抑制しながら空間の奥行きを再現できるそうです。

↑こちらは構図推定 AI立体感復元超解像技術をオンにしたとき。髪の1本1本の質感が伝わってきます

 

↑こちらがオフの状態。十分にも見えますが、上の写真と比べると少し女性の立体感が薄まった印象です

 

AIコンテンツ判別 ネット動画高画質化技術は、ネット動画のコンテンツや特徴をAIが自動で判別して、最適な画質に自動調整する技術です。テレビなどの放送コンテンツの場合、メタデータが付与されており、従来はそのメタデータからコンテンツの種類を判別して、高画質処理を施していたとのこと。ネット動画のコンテンツの場合、メタデータがないものもあるため、開発にいたったとしています。

 

こうしたテクノロジーは、現時点では開発段階のもの。実際に販売されるレグザに搭載されるかどうかはわかりませんが、これまでにない高画質・高音質テクノロジーなので、期待したいところです。

2022年は「耳を塞がないイヤホン」が大ヒット! 2023年につながるポータブルオーディオ最前線をチェック

2022年もポータブルオーディオの新たな可能性に道が拓き、音楽リスニングや音声によるコミュニケーションのトレンドがいくつも生まれました。そこで、本記事では来る2023年にもつながる「ポータブルオーディオ最前線」を振り返ってみたいと思います。

 

2022年に最もヒットしたオーディオは「ながら聴きイヤホン」

まずはワイヤレスイヤホンの話題から。今年も左右独立型のいわゆる“完全ワイヤレスイヤホン”の新製品が数多く発売されました。2020年頃から、アクティブノイズキャンセリングと外音取り込み機能を搭載するモデルがずっと好調な売れ行きをキープしていますが、2022年に割って入ったのは「耳を塞がないイヤホン」でした。

 

外殻である「ハウジング」に小さな孔を設けたり、頭蓋骨を振動させて音を聴く骨伝導方式のイヤホンが登場したりと、耳を塞がないイヤホンにもさまざまな種類の製品があります。

↑ソニーのLinkBudsは2022年に発売された耳を塞がないイヤホンの代表格

 

耳を塞がないイヤホンは音楽や通話音声を聴きながら、外の環境音にも同時に注意を向けやすいことから人気を博しています。主な用途は屋外でのジョギングなどのワークアウト、オンライン会議、そしてオーディオブックを聞きながら家事をこなすといった、「ながら聴き」です。

↑外耳に挟み込むように装着するワイヤレスイヤホン「ambie sound earcuffs/AM-TW01」

 

耳を塞がないイヤホンと相性のいい新エンタメ「Sound AR」

個人的に、耳を塞がないイヤホンは、屋外を歩きながら安全に使える点で優れていると感じます。そのメリットを活かせる、新しいスタイルのエンターテインメントが2022年に大きく成長しました。ソニーが提案する「Sound AR」です。

 

街の中、屋内施設など現実世界のロケーションに「音によるイベントスポット」を重ねて、現実世界の風景の上に音のエンターテインメントや音声情報によるデジタル仮想空間を再現します。ソニーのアプリ「Locatone(ロケトーン)」と、スマホとペアリングしたイヤホン・ヘッドホンを使って、各スポットに配置された音を聞きながら、仮想世界のイベントにのめり込めるところが、Sound ARの醍醐味です。

↑街の中に張り巡らされたSound ARイベントを楽しむソニーのアプリ「Locatone」

 

LocatoneによるSound ARはさまざまなイヤホン・ヘッドホンで楽しめますが、屋外を歩きながら聞くコンテンツが多めなので、耳を塞がないイヤホンと相性が良いと感じています。ソニーが2022年春に発売した「LinkBuds」シリーズも、斬新なドーナツ型のデザインが話題を呼び、「ながら聴き」にベストなワイヤレスイヤホン。そういったイヤホンを耳に着けて、足を使い、体を動かしながら音を聞いて楽しむSound ARの新たな展開に、2023年も要注目です。

 

新AirPods ProにGoogle Pixel Buds Proのアプデで、空間オーディオに広がりが

2022年は約3年ぶりにノイズキャンセリング機能を搭載するアップルのワイヤレスイヤホン「AirPods Pro」の新世代機が発売を迎えました。ノイキャン効果が高くなり、サウンドもより力強い低音を出せるイヤホンに進化しています。細かなところでは、充電ケースに入れたまま「探す」アプリからリモートでイヤホン本体を探せる機能が秀逸だと思います。

↑3年ぶりにリニューアルされたアップルのノイキャン機能付きワイヤレスイヤホン「AirPods Pro」

 

AirPods Proといえば、ドルビーアトモスによる「空間オーディオ」の立体音楽体験と相性の良いワイヤレスイヤホンとしても注目されています。特に最新のiPhone、iPadなどアップルのデバイスと組み合わせると、顔や体の動きに対して空間オーディオの音が連動して、よりリアルな没入体験が味わえる「ダイナミックヘッドトラッキング」を利用できます。

 

空間オーディオという立体音楽体験そのものはアップルだけのものではなく、ソニーの「360 Reality Audio」もまた同じカテゴリーのエンターテインメントに分類されます。また、グーグルも2023年1月のソフトウェアアップデートにより、Pixelシリーズのスマホとワイヤレスイヤホン「Google Pixel Buds Pro」の組み合わせで、空間オーディオ体験をサポートすることを予告しています。

 

グーグルのデバイスではどんなコンテンツが、どのプラットフォームと連携して楽しめるようになるのか気になりますが、2023年は空間オーディオが大いに盛り上がりそうです。

↑グーグルのワイヤレスイヤホン「Google Pixel Buds Pro」も空間オーディオ再生対応を予告しています

 

Bluetoothオーディオの新技術「LE Audio」で注目は「Auracast」

少し立ち上がりが遅れていますが、Bluetoothオーディオの新世代技術である「LE Audio」に対応するスマホ、オーディオ製品が2023年から少しずつ出揃うことも期待されています。LE Audioはハイレゾワイヤレス再生、Bluetoothオーディオを使ったVoLTEなみの高品位な音声通話などの体験が可能。個人的には、スマホなどの1台のBluetooth機器から、同時に複数のワイヤレスイヤホン・ヘッドホンへ同じコンテンツを同期させて送り出す「Auracast(オーラキャスト)」という技術が筆者は最も気になっています。

 

LE Audioに対応するデバイス、Auracast対応のサービスが出揃うと、たとえばテーマパークに出かけて、Sound ARや空間オーディオのような音響系エンターテインメントを大勢の参加者と一緒に楽しめるようになります。音楽ライブや、映像と音を組み合わせたアート作品などにも新しい可能性が見えてきそうです。2023年は「Auracast」というキーワードにぜひ注目してください。

↑Bluetooth LE Audioに対応するイヤホン・ヘッドホンなどのオーディオ機器を身に着けた複数のユーザーが、同じオーディオコンテンツを一斉に楽しめるようになる「Auracast」に注目です

 

2023年はポータブルオーディオプレーヤーが来る!?

最後に、筆者が2022年に買って「大満足のオーディオ」をひとつ紹介しようと思います。オーディオテクニカのポータブル・アナログレコードプレーヤー「サウンドバーガー」です。

 

本体にアナログレコードをハンバーガーのように挟み込んで聴くデザインがとてもユニークな製品ですが、音はBluetooth対応のヘッドホンやスピーカーで聴ける、とても実用的な製品でもあります。アナログレコードをジャケ買いしてしまったけれど聴く機械を持っていない方には、大がかりなコンポを揃えなくていいサウンドバーガーがおすすめです。……が、残念ながら本機は世界で台数を限定して販売した製品だったので、現在は好評につき完売。2023年の再販、またはレギュラー商品化を願うばかりです。

↑レコード再生が手軽に楽しめる画期的なポータブルプレーヤー「サウンドバーガー」。Bluetoothヘッドホン・イヤホンで“アナログの音”が聴けます

 

今は音楽配信サービスが広く普及していますが、アナログレコードを持ち歩きながら聴けるサウンドバーガーが注目を浴びたことで、ポータブルオーディオプレーヤーがまた勢いを盛り返すのかもしれません。2023年も年初から、私たち音楽ファンをあっと言わせるような製品が登場することを期待しましょう。

 

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今年買ってよかったものNo.1! 照明一体プロジェクター「popIn Aladdin」が1日中活躍して超快適

今年のAmazonブラックフライデー、みなさんは何を買いましたか? 私は毎年この大セールを本当に楽しみにしておりまして、今年もあれやこれやとたくさん買いました。そんななかでも、一番の目玉は「popIn Aladdin 2 Plus (以下popIn Aladdin)」だったと思います。

 

popIn Aladdinは照明一体型のプロジェクター。プロジェクター、スピーカー、シーリングライトの3役をまかなえます。設置も簡単で、家庭用の引掛シーリングがあれば、追加工事は不要で取り付けられるんです。しかも無線LAN内蔵なので、単体でインターネットに接続して映像アプリや音楽アプリを楽しめちゃいます。

↑popIn Aladdin 2 Plus

 

Amazonでの通常価格は12万9800円(税込)と、気軽に手は出せないお値段。だからこそ、Amazonブラックフライデーでお買い得になるのを待っていました。

 

popIn Aladdinが我が家にやってきて、この原稿執筆時点で10日ほどが経ちました。私は毎日popIn Aladdinに起こされ、ラジオを流し、映像を流し、眠りについています。

 

そんな私のpopIn Aladdinがある生活をご紹介。「高いものだし……」と悩んでいる方の背中を押す気マンマンで、さあ1日スタート!

 

9:00 小川のせせらぎと小鳥のさえずりでおはようございます

おっそ! と思ったあなた、そうです。私は朝がすこぶる弱いのです。なんなら9:00でも早起きですが、最近は9:00にpopIn Aladdinが気持ちよく起こしてくれるので、なんとかベッドから出ることができています。

 

といいますのも、popIn Aladdinの基本機能「おはようタイマー」が、設定した時間に小川のせせらぎと小鳥のさえずりを流してくれるんです。毎朝スマホのけたたましい目覚まし音を耳元で鳴らしても、秒でスヌーズを入れて二度寝していた私。自然に近い音が静かに流れるだけで、こんなにもスッと起きられるのかと感動しました。

 

しかもタイマーを止めるには、popIn Aladdinのリモコンを操作するしかありません。それをベッドから離れたところに置いておくだけで、自然とベッドから出るしかなくなる……。そしてかちゃかちゃとリモコンを操作しているうちに、だんだんと頭が冴えてくる……。もうpopIn Aladdinのない朝は考えられません。

↑本体の基本操作はすべてこのリモコンなのです

 

10:00 radikoを流しながら仕事開始

popIn Aladdinにはアプリがたくさんあって、Amazonプライム・ビデオやNetflixといった映像サブスクサービスはもちろん、音楽アプリも充実しています。ラジオが好きな私は、仕事の開始時刻と合わせて、「radiko」でラジオを流し始めます。

 

popIn Aladdinのスピーカーは8W出力を2基搭載。シーリングライトと一体型だから、音楽が頭上から降ってくるのもいいところです。

↑AM10:00の我が家の風景。部屋の白壁に直接投影しています。この日はくもり空だったので比較的くっきり見えますね。ピーカンの日はもう少し薄く、見えにくくなります。この点はプロジェクターなので仕方がない

 

12:00 ランチ休憩はオリジナルアプリで風景鑑賞 

朝のタスクを一通り片づけたらちょっと休憩。この日は急に自然が恋しくなりまして、世界各地の美しい眺めを映してくれるオリジナルアプリ「美風景」を眺めながらランチに。

 

「窓モード」という窓枠をセットで映してくれる機能もあり、まるで我が家の壁が旅館から眺める絶景になったかのような気分が味わえるんです。この機能、結構気に入っています。

↑popIn Aladdinはオリジナルアプリが豊富なのもポイント。美風景のほかにも、フィットネス向きやヒーリング向き、キッズ向きのコンテンツもありますよ

 

14:00 壁時計を見ながら出かける支度

この日は昼過ぎから取材のため外出予定が。そろそろ支度をしなくちゃ~と思ったときには「壁時計」を表示しています。これだけ大きく表示されればいやでも目に入るので、タイムキーパーとして大活躍です。

↑おしゃれな時計が大画面で映されるので、この時計は四六時中つけているといっても過言ではありません

 

17:00 帰宅後はシーリングライトを点灯し、好きな明るさに

取材を終え、帰宅するとあたりはすっかり真っ暗。このころにはpopIn Aladdinのシーリングライトを点灯します。実はpopIn Aladdin、シーリングライトとしても優秀。明るさ調整と色調整を無段階でできるうえに、自分の好きな調光を4パターン保存できるんです。

↑我が家は暗めの調光ですが、ライトをつけてもこんな感じでくっきりと見えます。ちなみにシーリングライトの明るさは最大で4300lm、適用畳数は8畳までです

 

そうそう、我が家にはねこ様がいるのですが、ねこ様の遊び道具としても大活躍。YouTubeで「ねこじゃらし動画」を見せてみると、大画面で動くものにおおはしゃぎで飛びつきます。こういったものに爪をたてないねこちゃんであれば、ぜひ試してみては? めっちゃかわいいです。

↑動画と戯れるねこ様

 

21:00 就寝前のリラックスタイムは画質も音質も満足の映像鑑賞

就寝前はシーリングライトを消灯し、大画面で映像鑑賞。電気を消すとやっぱり映りが違いますね。色がくっきりと出てくれます。高音質の音声も頭上から降ってきて、まるで映画館にいるような気分を楽しんでいます。

↑試しにYouTubeの映像を再生。画質はフルHD(1920×1080ドット)。今だと4K対応がうれしいかもと思いつつ、十分な画質でしょう。明るさも900ANSIルーメンと文句なしです

※再生した動画はこちらです(https://www.youtube.com/watch?v=MLCSfwHLCwA

 

↑popIn Aladdinのサイトより。投影サイズは設置した位置から壁までの距離で決まり、約40~120インチまでとなっています。また、レンズを最大32度傾斜できるので、見やすい位置に投影画面を調整できます

 

1:00 寝つきのよさそうな音楽とともにおやすみなさい

寝るときももちろんpopIn Aladdinと一緒。毎日設定した時間になると、自動的に寝つきのよくなりそうな音楽を流してくれる「おやすみタイマー」を使っています。強制的に眠らされるって大事なんですよ、夜更かしっていつまでもできちゃいますから。

↑おやすみタイマーで寝るときの音楽を設定。眠りにつくとまた朝の9:00におはようタイマーが起動してくれます

 

使い始めて10日で生活が変わるほど大活躍

というわけで、たった10日で私の生活の中心にまで入り込んだpopIn Aladdin。実は別売りのテレビチューナーを使えばテレビも見られますし、HDMIコネクターを使えば大画面でゲームも楽しめます。おかげで私は、長年使っていたテレビを処分することを決めました。

 

昨今の物価高もあいまって、本体だけで10万円超と決して安くはない買い物。でも、これがあるだけで生活が変わるんです。2022年、私が買ってよかったものNo.1はこれだと胸を張って言えます! さあ、快適なpopIn Aladdin LIFEを!

 

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太陽光や室内光で充電できる! ケースにソーラー充電パネルを搭載した完全ワイヤレスイヤホン「urbanista PHOENIX」

エム・エス・シーは、スウェーデンのurbanista(アーバニスタ)社の完全ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン「urbanista PHOENIX(フェニックス)」を、12月22日に発売しました。税込価格は2万7500円。

 

同製品は、urbanista社と提携している、スウェーデンのEXEGER(エクセジャー)社のソーラー充電パネル「Powerfoyle」を搭載した、自動充電型の完全ワイヤレスイヤフォンです。太陽光(自然光)だけでなく室内光でも発電して、屋外・屋内を問わず充電ケースが常に蓄電され、収納されたイヤホンの充電を行います。ハイブリッドアクティブノイズキャンセリングを搭載し、イヤホンに内蔵されている2つのマイクの働きで、耳の内側と外側で発生する雑音を低減させます。外音取り込み機能に切り替えることで、周囲の音を聞きながら通話などができます。

 

マルチアクセス機能を搭載し、スマートフォンや音楽プレイヤーなど別々のBluetooth搭載機器2台と同時にペアリングして、シームレスに接続を切り替えられます。iOS/Androidで利用できる専用アプリ「Urbanista Audio」と連係することで、充電ケースの発電状況のリアルタイム確認やノイズキャンセリング切り替え設定、イコライザー機能で音質調整などが行えます。

 

カラーバリエーションは、地球上で最も日当たりの良い砂漠の風景をイメージした、Midnight Black(ミッドナイトブラック)とDesert Rose(デザートローズ)の2色をラインナップ。3サイズ(S/M/L)のカナル型イヤチップや、充電ケース専用ネックストラップも付属しています。

即戦力になる! ボーズ「Bose Smart Soundbar 600」のオススメ使い方と音質を解説

2011年の地上アナログ放送終了の頃に、リビングルームのテレビを買い換えた方は、いま再びテレビの買い換え時を迎えているはずです。10年の間にテレビはより薄くなり、高画質な4K対応の大画面モデルが主流を占めています。

 

でも相変わらず、サウンドには物足りなさを感じるテレビも少なくありません。

 

そんな中で、大画面テレビのサウンドをスマートに補強できる、スリムなサウンドバーが人気なのをご存知でしょうか。今回はボーズが新しく発売した、ドルビーアトモス再生にも対応するコンパクトモデル「Bose Smart Soundbar 600」(以下:Soundbar 600)を試してみました。ドルビーアトモス対応のテレビ、コンテンツプレーヤーと上手に組み合わせて使う方法を紹介しつつ、製品の実力をレポートしていきます。

↑立体音響技術のドルビーアトモスに対応する、コンパクトなボーズのサウンドバー「Bose Smart Soundbar 600」

 

安価ながら迫力ある音が楽しめて、設置性にも優れる

Soundbar 600はボーズの中でスタンダードモデルに位置付けられるサウンドバーです。ボーズのオンラインストアでの販売価格は7万4800円(税込)。上位モデルのBose Smart Soundbar 900よりも2万1000円ほど安価ながら、ボーズによる迫力あふれる最先端のホームシアターサウンドが楽しめます。

 

さらに、Soundbar 600はSoundbar 900に比べて、本体の横幅が約35cmも短いことから、設置性能に優れています。40インチ台の比較的コンパクトな4Kテレビとの組み合わせにもマッチするサイズ感です。

↑40〜50インチ台の4Kテレビとサイズを合わせやすいサウンドバーです

 

接続はBluetoothのほか、Wi-Fi経由でAirPlay 2によるワイヤレス音楽再生も楽しめます。iPhoneやiPadとの連携にも優れるサウンドバーとしてオススメです。

 

また、iPhone、Androidスマホに対応するモバイルアプリ「Bose Music」を使うと、サウンドバーのセットアップや操作がとても簡単。さらにアプリ内でAmazon Music、Spotify、Deezerのアカウントをリンクすると、アプリの中で音楽サービスから聴きたい曲を選べるほか、サウンドバーの音量調整やイコライザーを設定する操作もスムーズになります。

↑iPhone、iPadからAirPlay 2によるワイヤレス再生も可能。Apple Musicなど配信コンテンツのサウンドがより高音質に楽しめます

 

↑iOS/Android対応のモバイルアプリ「Bose Music」で本体設定やサウンドの調整をします

 

ドルビーアトモス再生以外も自然な立体感

Soundbar 600はコンパクトな本体に5基のスピーカーを内蔵。うち2基のスピーカーは天井に向け音を出すアップワードファイアリングスピーカーとして、高さ方向に豊かな音場の広がりをつくり出します。

 

すべて正面向きのスピーカーだけで、演算処理による高さ方向の音場を再現するサウンドバーもありますが、やはり“上向きスピーカー”を搭載するサウンドバーの方が、360度方向から包み込まれるような、リアルな体験に説得力が出ます。

↑本体天面側に上向きスピーカーユニットを搭載。リアルな音の包囲感を再現します

 

当然、元がドルビーアトモス方式で記録されているコンテンツの音を、Soundbar 600はそのまま立体的に再現できます。一方で、ドルビーアトモスに対応していないステレオや、5.1chサラウンドなどのフォーマットでつくられたコンテンツの音声からも、自然に包み込むようなリスニング感を引き出します。

 

これには、Soundbar 600に搭載されたボーズの独自技術であるTrueSpaceテクノロジーによる、空間処理が効いています。高性能なデジタル信号処理を実行することにより、スピーカーを置いていない場所から音が聞こえてくるような没入体験をつくり出せるのです。

 

Soundbar 600を使うなら、知っておきたいHDMI eARC

上向きのスピーカーや独自のテクノロジーなどで、立体感のある音を楽しめるSoundbar 600ですが、ドルビーアトモス再生の実力を引き出すために、組み合わせる機器と接続方法については購入前に確認をしておきたいところ。ポイントは「eARC(エンハンスド・オーディオ・リターン・チャンネル)」です。

 

Soundbar 600に搭載されているHDMI端子はこのeARCに対応しています。この機能のメリットは、同じeARCに対応するテレビなどのディスプレイ機器と1本のHDMIケーブル(eARC対応のもの)で接続するだけで、ドルビーアトモスやロスレスの5.1ch/7.1chのサラウンド音声をありのままのクオリティで楽しめることです。

 

Soundbar 600の商品パッケージにはeARC対応のHDMIケーブルが同梱されているので、あとはeARC対応テレビを組み合わせたいところ。

↑背面に1基のeARCに対応するHDMI端子を装備。同じeARCに対応するテレビとケーブル1本で接続すれば、さまざまなドルビーアトモス対応コンテンツが楽しめます

 

テレビによって変わる、Soundbar 600の3つの活用

テレビがドルビーアトモス対応で、HDMI eARC接続ができ、なおかつインターネットに接続して動画配信サービスを利用可能であれば、Soundbar 600の楽しみ方は広がります。テレビとサウンドバーの組み合わせだけで、例えばNetflixやAmazonプライム・ビデオなど、動画配信サービスで続々と増えているドルビーアトモス対応コンテンツの立体音響を再現できるからです。

 

インターネットに接続できない場合は、テレビにUltra HDブルーレイディスクの再生に対応するプレーヤー機器や、Apple TV 4Kなどのストリーミングプレーヤーを接続すればOK。これでコンテンツのドルビーアトモス音声が楽しめます。

 

もし、お持ちのテレビがeARC対応のHDMI端子を備えていない場合、サウンドバーとの音声接続には光デジタルケーブルを使うことになります。その際、ボーズ独自のTrueSpaceテクノロジーにより、十分に豊かなサラウンド感を楽しむことはできます。

 

ただし、ピュアなドルビーアトモス再生にはなりません。ですので、本機を購入する前に自宅のテレビの仕様は確認しておくか、テレビの買い替え時に合わせてチェックしましょう。

 

映画やスポーツ番組を鑑賞。とことんリアルな没入体験

肝心のサウンドもチェックしてみましょう。Netflixのドルビーアトモス対応コンテンツでは、豊かな音の広がり感が味わえます。自然なのにメリハリは力強く、効果音の粒立ちがとても鮮明。低音はタイトで瞬発力が高く、だぶつく感じがありません。過度な強調感がなく、アクション系の映画やアニメの作品に収録されている重低音をどっしりと鳴らします。音場の見晴らしは雑味がなくとてもクリアなので、奥行き方面の音場がリアルに広がる様子が感じられました。

 

Soundbar 600単体でも十分ですが、Bose Musicアプリの「オーディオ」のメニュー内に、セリフなどが含まれる「センターチャンネル」、高さ方向の音成分を指す「ハイトチャンネル」、低音・高音のバランスをプラス・マイナス10段階で調整できるイコライザー機能があります。

 

このイコライザーのセンターチャンネルを微調整すると、かなり自然なバランスに整うのでおすすめです。筆者は夜間にサッカーの番組をSoundbar 600で観戦。イコライザーを使ってセンターチャンネルを抑えめにして、ほかの成分のバランスを持ち上げると、解説のないリアルなスタジアム観戦に近い雰囲気が味わえました。

↑アプリのイコライザー機能を使ってサウンドの立体感、高域・低域のバランスが調整できます

 

注意したいのは、強い低音を出せるサウンドバーなので、音が床や壁に響いてしまうと音質が劣化するだけでなく、近所迷惑にもつながること。サウンドバーとテレビは頑丈な素材のラックに設置するなど、振動対策は入念に行いたいところです。

↑しっかりとした素材のラックに置くほか、天面のスピーカーユニットの音を塞がないよう上に物を置かないなど、いくつかのポイントに注意して設置するとSoundbar 600の実力がフルに発揮されます

 

合計9基のスピーカーを内蔵する、上位のプレミアムモデルSoundbar 900と比べると、スピーカーの数こそ5基ではあるものの、上位モデルに引けを取らないサウンドバーでした。ドルビーアトモス再生のリアルな立体感と、高いディティール描写を実感させてくれます。また、コンパクトなテレビとマッチすると書きましたが、55インチ以上の大きな画面のテレビと合わせても、画面の迫力に負けない没入感あふれるサウンドを楽しめます。

 

この冬休みにホームシアターのサウンドを改善する計画を立てている方には、すぐに効果を実感できる「即戦力」。オススメのサウンドバーです。

 

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Nothingの新型ワイヤレスイヤホンが登場近し? Ear (2)か、新ブランドか……

Nothingが新型ワイヤレスイヤホン「Particles by XO(仮称)」「Nothing Ear (2)」を準備している可能性を、海外テックメディアの91Mobilesが報じています。

↑91Mobilesより

 

まず上画像は、Nothingのファームウェアから発見されたものです。どうやらNothingはサブブランドとしてParticles by XOの立ち上げを用意しており、同ブランドからワイヤレスイヤホンが投入されるとのこと。イヤホン本体は落花生のような不思議な形状をしており、アクティブノイズキャンセリング(ANC)や「LHDC」コーデックに対応するようです。

 

↑91Mobilesより

 

91Mobilesは同時に、Nothingが次期ワイヤレスイヤホン「Nothing ear (2)」を準備しているとの情報も伝えています。上のリーク画像をみると、そのデザインは現行モデルの「Nothing ear (1)」とほぼ同じ。Bluetooth認証機関に製品が登録されたとの情報もあり、近日中の投入が期待されています。

 

すでにワイヤレスイヤホンを2機種投入しているNothingですが、今後もさらなるオーディオ製品を投入するのか、あるいはタブレットやスマートホーム製品などに進出するのか、今後に注目したいものです。

 

Source: 91Mobiles 1, 2

豪華視聴者プレゼントも! 7か月ぶりの「レグザチャンネル」ライブ配信……12月26日21時から

TVS REGZAは12月26日21時~22時、公式YouTubeチャンネル「レグザチャンネル」にて、7か月ぶりとなるライブ配信を行います。

 

レグザブランド統括マネージャー本村裕史さんと声優の小岩井ことりさんが、視聴者ともに、この1年の取り組みなどを振り返ります。また、意見や質問などを受け付けるアンケートも開始しています。

 

ご質問・ご意見アンケート:https://forms.gle/WtzJojuFjL9FqB6X7

 

配信では視聴者プレゼントも用意しています。4K量子ドット液晶レグザ「55Z770L」や、エレコム提供の「年末年始にタイムシフトマシンでREGZAざんまいだったとしても大丈夫!5点セット」などを抽選でプレゼント。プレゼントの内容・台数は、12月26日の配信中に確認された同時視聴者数の数によって変動します。

↑TVS REGZA提供プレゼント

 

レグザ公式Twitterアカウントエレコム公式Twitterアカウントをフォローの上、「欲しい商品名」を書いて、レグザ公式ツイートの引用ツイートを行うと応募が完了します。プレゼントは複数応募可能です(※プレゼントが重複してひとりに当たることはありません)。

↑エレコム提供「年末年始にタイムシフトマシンでREGZAざんまいだったとしても大丈夫!5点セット」

 

応募期間は、12月26日21時~2023年1月3日 23時59分まで。応募規約や詳細などは、レグザ公式Twitterアカウントをご確認ください。

色の鮮やかさが違う! プロが選んだ「価格以上のテレビ」ランキング第1位

価格は安いのに機能はスゴい、超お買い得な家電を大特集! 今回は「テレビ」カテゴリからランキング形式で紹介しよう。AV評論家・藤原陽祐さんが選んだベスト10のなかから、今回は第1位を発表!

※こちらは「GetNavi」 2022年10月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【第1位】広色域量子ドットの採用により色鮮やかな映像を描き出す

実売価格18万5130円

【4K量子ドット液晶テレビ/2022年8月発売】

東芝

4K量子ドット液晶レグザ 50Z670L

量子ドット倍速液晶パネルを搭載。量子ドットシートと直下型高輝度バックライトにより、広い色域と鮮やかな色再現を叶えた。重低音バズーカなど合計9個のスピーカーを備え、パワフルで臨場感溢れるサウンドを再現。

SPEC●チューナー:BS4K/110度CS4K×2、地デジ/BS/110度CS×3●接続端子:HDMI×4、USB×2ほか●音声最大出力:60W●サイズ/質量:W1118×H676×D211mm/19.0kg

 

↑放送中の番組の予約ランキングや前日の視聴率ランキングを表示する「レグザナビ」。オススメ番組がひと目でわかる

 

↑ハイコントラストなパネルと、新開発の直下型高輝度バックライトを搭載。広色域かつ色鮮やかな高画質を実現する

 

↑出力60Wのマルチアンプを採用し9個のスピーカーが駆動する「重低音立体音響システムZ」。Dolby Atmosに対応し、立体的で迫力あるサウンドを鳴らす

 

[ココが価格以上!] 最新技術を搭載したレグザの「Z」が身近に

「VAパネルと部分駆動LEDが力強いタッチの高コントラスト画像を実現。色彩表現も豊かで、特に赤とグリーンの鮮やかさが際立ちます。『Z』を冠したモデルとしては割安です」(藤原さん)

 

私が選びました!

AV評論家

藤原陽祐さん

新聞記者・専門誌編集者を経てフリーに。わかりやすい解説と核心を突いた評論で読者からの信頼も厚い。本誌ほか多くの媒体で活躍。

1位は驚異的な高音質! 1万円以下のおすすめイヤホンランキング

価格は安いのに機能はスゴい、超お買い得な家電を大特集! 今回は「有線イヤホン」カテゴリからランキング形式で、注目の5位から1位までを紹介しよう。物価高騰&家計圧迫時代を乗り切るために、“安物買いの銭失い”にならない、賢いチョイスをご参考アレ!!

※こちらは「GetNavi」 2022年10月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私が選びました!

GetNavi編集長

川内一史

長年オーディオ記事を担当。特にイヤホン・ヘッドホンに詳しく、公私にわたり数多くの製品を試す。

 

普段使いからビジネスまで有線×マイク付きで有利に

イマドキのイヤホンは、ビジネスでの活用が主目的のひとつ。そこで、ウェブ会議でも快適に使えるマイク付きや、通話を含めた音声の鮮明さを重視してセレクトした。持ち運び時にかさばらないのも評価基準。常にバッグに忍ばせておけば、プライベートとビジネスを問わずマルチに使いこなせる。TWS派の人でも、充電や接続の不調の心配がない有線イヤホンを1本準備しておくとスマートだ。

 

遅延のない有線イヤホンは、動画視聴やゲームプレイでも有効。すると必然的に長時間着けっぱなしが多くなるので、付属イヤーピースのバリエーションや装着感は購入前にチェックしたい。

 

それらの条件を満たすラインナップのなかでも、第1位に選出したHSE-A2000PNは出色の仕上がりだ。まず、この価格とは思えない音質の良さには驚かされる。特に低音は厚みがしっかり出ていて聴き応え抜群。通話の音声もかなりクリアで、ビジネスユースにも申し分ない。おまけに付属品も充実し、4サイズ同梱するイヤーピースは耳穴への収まりが良く、痛くなりにくい。1万円と言われても信じるレベルで総合的に大満足の逸品だ。

 

【第5位】エコー除去マイクを備えるハイレゾ対応モデル

実売価格2730円

【ダイナミック型/2020年11月発売】

フィリップス

PRO6305

12.2mmネオジウム・ドライバーを搭載し、ハイレゾ音源の再生に対応。リモコンマイクにエコーキャンセレーション機能を備え、クリアな通話を実現する。ハウジングには真空メタライズ加工を施し、高級感のある仕上がり。

 SPEC●ドライバー径:φ12.2mm●インピーダンス:16Ω●音圧感度:109dB●周波数帯域:7Hz~40kHz●質量:非公表

 

↑ノズルの形状は楕円形となっており、イヤーピースが適度に変形することで確実に耳にフィット。高い遮音性を発揮し、高解像度の音楽を存分に楽しめる

 

[ココが価格以上!] このクラスには珍しいノズル形状とドライバー径

「同価格帯では珍しい楕円形のノズルはフィット感良好で疲れにくい。ドライバーも大口径で『ハイレゾ対応』に恥じないクオリティのサウンドを楽しめます。エコー除去機能もビジネスに◎」(川内)

 

【第4位】洗練された表現力とパワフルな低音が秀逸

実売価格6370円

【ダイナミック型/2019年2月発売】

ゼンハイザー

CX 300S

通話や音楽を「インライン・スマート・リモコン」で操作が可能。繊細な表現力と力強い低音サウンドが特徴だ。写真のレッドのほか、ブラック、ホワイトのカラバリを展開。ハウジングにブランドロゴをあしらったデザインが目を引く。

SPEC●ドライバー径:非公表●インピーダンス:18Ω●音圧感度:118dB●周波数帯域:17Hz~21kHz●質量:約12g

 

↑4サイズのイヤーピースを同梱。一般的なモノよりも若干太めの楕円形ケーブルを採用し、絡まりにくい形状だ

 

[ココが価格以上!] ゼンハイザーらしいワンランク上の質感

「2位の80Sよりワンランク上の、より質感の高いサウンドを楽しめるモデル。ステップアップ機としても使いやすい性能です。4サイズから選べるイヤーピースと、レザー調のケースが付属」(川内)

 

【第3位】独自設計ドライバーが奥行きあるサウンドを再現

実売価格7980円

【ダイナミック型/2020年11月発売】

final

VR3000 for Gaming

新開発の6mm口径ダイナミックドライバーユニット「f-Core DU」を搭載。音色や方向感を高精度で再現し、ゲームやバイノーラルサウンドなどの音源に適する。ロック機構付きのイヤーフックと、5サイズのイヤーピースを同梱。

SPEC●ドライバー径:φ6mm●インピーダンス:18Ω●音圧感度:101dB●周波数帯域:非公表●質量:約20g

 

↑ケーブルを耳に掛けるタイプで、タッチノイズが伝わるのを低減できる。ケーブルの収まりが悪いときはイヤーフックで固定

 

[ココが価格以上!] 定位感が非常に高くゲームや映像鑑賞に

「廉価ではないがゲームと映像鑑賞が主用途ならハマる性能。ゲーム用に開発されただけあって定位感が高く、臨場感抜群です。フィット性は高いものの、イヤモニのような独特の装着感なので試聴を推奨」(川内)

 

【第2位】幅広い音域でバランス良く解像度の高い自然な音

実売価格2970円

【ダイナミック型/2022年4月発売】

ゼンハイザー

CX 80S

本体質量が約10gと小型軽量で、携帯性に優れるモデル。高周波数でも低周波数でも音がつぶれずにバランス良く鳴り、爽やかで自然な印象の、解像度の高いサウンドを楽しめる。イヤーピースは3サイズを用意。

SPEC●ドライバー径:非公表●インピーダンス:28Ω●音圧感度:119dB●周波数帯域:17Hz~20kHz●質量:約11g

 

↑操作スイッチを配した「インライン・スマート・リモコン」を装備。デバイスによらず手元の操作だけで、音楽の再生/停止や通話への応答などができる

 

[ココが価格以上!] 安くともゼンハイザー! 臨場感を味わえる音響

「ゼンハイザーのイヤホンが3000円以下というだけでおトク感アリ。安くてもゼンハイザーらしい音作りを踏襲し、解像度が高く、定位感もちゃんとあります。音楽鑑賞を中心に楽しみたい人向け」(川内)

 

【第1位】ピエール中野氏が監修し同価格帯では驚異的な高音質

実売価格3310円

 

【ダイナミック型/2021年1月発売】

アルペックス

Hi-Unit HSE-A2000PN

ロックバンド「凛として時雨」のピエール中野氏がプロデュースし、音質のチューニングを担当した通称「ピヤホン」の第2弾。高性能マイクを追加し、通話もこなせる。ケーブルのタッチノイズを軽減できるクリップを同梱。

SPEC●ドライバー径:φ8mm●インピーダンス:16Ω●音圧感度:92dB●周波数帯域:5Hz~40kHz●質量:約10g

 

↑ドライバーにグラフェンコート振動板を採用。低音域はバスドラムとベースサウンドの生々しさを向上させ、高音域は澄みわたったクリアな音を再現する

 

↑ロゴ刻印のオリジナルキャリングケースを付属。持ち運ぶ際に収納すれば断線を防ぎ、長く愛用することができる。イヤーピースなどが入る内ポケットを装備

 

↑「ピヤホン」シリーズは、パッケージもオリジナルデザイン。ピエール中野氏のファンにはお馴染みの「バイブスくん」をあしらう

 

[ココが価格以上!] 低音は特筆の高音質で3000円は信じがたい!

「良い意味で価格に目を疑うほどの高音質。1万円でも不思議ではない仕上がりです。有線『ピヤホン』第2弾となる本モデルでは、リモコンマイクが追加されたのもうれしい」(川内)

ウェブ会議でも活躍、数千円台のオススメ「イヤホン」ランキング

価格は安いのに機能はスゴい、超お買い得な家電を大特集! 今回は「有線イヤホン」カテゴリからランキング形式で、10位から6位までを紹介しよう。物価高騰&家計圧迫時代を乗り切るために、“安物買いの銭失い”にならない、賢いチョイスをご参考アレ!!

※こちらは「GetNavi」 2022年10月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私が選びました!

GetNavi編集長

川内一史

長年オーディオ記事を担当。特にイヤホン・ヘッドホンに詳しく、公私にわたり数多くの製品を試す。

 

普段使いからビジネスまで有線×マイク付きで有利に

イマドキのイヤホンは、ビジネスでの活用が主目的のひとつ。そこで、ウェブ会議でも快適に使えるマイク付きや、通話を含めた音声の鮮明さを重視してセレクトした。持ち運び時にかさばらないのも評価基準。常にバッグに忍ばせておけば、プライベートとビジネスを問わずマルチに使いこなせる。TWS派の人でも、充電や接続の不調の心配がない有線イヤホンを1本準備しておくとスマートだ。

 

遅延のない有線イヤホンは、動画視聴やゲームプレイでも有効。すると必然的に長時間着けっぱなしが多くなるので、付属イヤーピースのバリエーションや装着感は購入前にチェックしたい。

 

【第10位】バランスの良い自然な音で気軽に使えるエントリーモデル

実売価格2990円

【ダイナミック型/2020年1月発売】

Kinera

TYR

発祥はドライバーメーカーで、ハイブリッド構成のハイエンド機も数多く手掛ける同社の、最もカジュアルなダイナミックモデル。バランスの取れた音作りで、入門機として最適な聴き疲れしにくい素直なサウンドだ。

SPEC●ドライバー径:φ6mm●インピーダンス:16Ω●音圧感度:105dB●周波数帯域:20H~20kHz●質量:約20g

 

↑レザー調のケースなどを付属。イヤーピースは、フィット感と遮音性に定評のあるfinal製3サイズを含む、全5サイズを同梱する

 

[ココが価格以上!] クセのないサウンドでジャンルを問わず聴ける

「気鋭の中華メーカーによるエントリーモデル。クセのないサウンドでどんなジャンルの音楽にも合うので、イヤホンステップアップへの入り口としてはベストです。付属の円形ケースがオシャレ」(川内)

 

【第9位】ゲーミング向けラインながらビジネスにも適した使い勝手

実売価格3160円

【ダイナミック型/2020年11月発売】

JBL

JBL Quantum 50

ゲーミングに特化した同シリーズの、マイクミュート機能付インイヤーゲーミングイヤホン。口元近くに配置されたマイクは、ゲームのマルチプレイはもちろん、ウェブ会議でも重宝する。イヤーピースは3サイズ同梱。

SPEC●ドライバー径:φ8.6mm●インピーダンス:16Ω●音圧感度:97dB●周波数帯域:20Hz~20kHz●質量:約21.5g

 

↑特許取得の「ツイストロック」構造で安定した装着感。遮音性も高く、長時間でも快適にプレイできる

 

[ココが価格以上!] スライド式のミュートなど絶妙な操作性のリモコン

「8.6mm径ドライバーを搭載し、小さい音までしっかり拾えます。リモコンの使い勝手が秀逸で、音量調整やマイクミュートはスライダー式の操作。丁度マイクが口元近くにくるのでウェブ会議も快適です」(川内)

 

【第8位】音声の明瞭度が高くウェブ会議で使いやすい

実売価格4896円

【ハイブリッド型/2021年4月発売】

intime

碧(SORA)Light with Microphone

ドライバーユニットは、10mm径の高性能ウーファーとVSTからなるハイブリッド構成。高い解像度と広い音場を叶えた。自社開発のVSTは、サ行などの無声摩擦音の聞こえを助ける効果もある。イヤーピースは4サイズが付属。

SPEC●ドライバー径:φ10mm●インピーダンス:非公表●音圧感度:102dB●周波数帯域:20Hz~40kHz●質量:非公表

 

↑シンプルな操作性の3ボタン搭載スイッチスティックを採用。スティックの中央にマイクを配し、オーディオコントロールも一括で行える

 

[ココが価格以上!] 5000円以下でハイブリッド型を採用

「この価格でハイブリッド構成のユニットはレア。聞き心地の良い低音と、透明感のある中高音を楽しめます。通話音声が明瞭でウェブ会議向き。高音が刺さらない調律も気に入りました」(川内)

 

【第7位】FPSゲーム向けに設計され空間の表現力が卓越

実売価格6280円

【ダイナミック型/2021年7月発売】

AZLA

AZEL Edition G

FPSのプロゲーマー監修のもと調整を重ねたゲーミングイヤホン。ダイナミックで迫力のある低域再生と、高音域の自然な表現や定位感を実現した。マイクには余計なサウンドが入りにくい仕様。イヤーピースは充実の6サイズを同梱する。

SPEC●ドライバー径:φ8mm●インピーダンス:24Ω●音圧感度:97dB●周波数帯域:4Hz~60kHz●質量:約19g

 

↑DAC内蔵のUSB Type-C変換ケーブルを付属。高解像度ハイレゾ音源までサポートするうえ、スマホやPCなど、様々なデバイスにつないで使用できる

 

[ココが価格以上!] 流石の定位感と音場で極上の臨場感を味わえる

「FPSゲーム向けに開発されただけあって、定位感や音場の再現が秀逸。映像鑑賞や音楽ライブ鑑賞にもピッタリです。柔らかくフィット性も高い独自イヤーピースが6サイズも付属するのはうれしい」(川内)

 

【第6位】最新のPCやスマホに使えるUSB Type-C対応

実売価格3080円

【ダイナミック型/2021年6月発売】

オーディオテクニカ

ATH-CKD3C

USB Type-C端子の専用イヤホン。D/Aコンバーターを内蔵し、幅広い機種のPCやスマホ、タブレットに直接接続してすぐに使用できる。高品質マイク付きのリモコンを採用し操作もラク。イヤーピースは4サイズ同梱する。

SPEC●ドライバー径:φ9.8mm●インピーダンス:16Ω●音圧感度:102dB●周波数帯域:5Hz~24kHz●質量:約6g(コードを除く)

 

↑9.8mmドライバーを搭載。不要な振動を抑える真鍮スタビライザーを採用し、解像度の高いクリアなサウンドを鳴らす

 

[ココが価格以上!] 人気モデル譲りの忠実な音作り

「エントリークラスの定番ATH-CKR30を受け継ぐ音響設計で、原音に忠実なサウンドが魅力。同社らしいやや長めのボディ形状で、耳穴への収まりが良好です。Lightning対応モデルも用意」(川内)

憧れの75V型大画面テレビが16万円!? プロが選んだ「お買い得テレビランキング」2~4位

価格は安いのに機能はスゴい、超お買い得な家電を大特集! 今回は「テレビ」カテゴリからランキング形式で紹介しよう。AV評論家・藤原陽祐さんが選んだベスト10のなかから、今回は第2位~第4位を発表!

※こちらは「GetNavi」 2022年10月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【第4位】究極の画と音で至上の没入感を体感できる

実売予想価格20万9000円

【4K液晶テレビ/2022年11月発売】

ソニー

4K液晶テレビ ブラビアXR XRJ-50X90K

高精度な映像分析を行う認知特性プロセッサー「XR」を搭載。人が目で見るような、自然な美しさで映像を描き出す。カメラが視聴環境の最適化などを行う「BRAVIA CAM」(別売/実売価格2万4200円)に対応。

SPEC●チューナー:BS4K/110度CS4K×3、地デジ/BS/110度CS×3●接続端子:HDMI×4、USB×2ほか●音声最大出力:20W●サイズ/質量:W1119×H715×D286mm/14.1kg

 

↑「直下型LED部分駆動」に対応。バックライトを小さなブロックに分けてコントロールすることで高コントラストを実現する

 

↑独自の「アコースティック マルチ オーディオ」を採用。4つのスピーカーを個別のアンプが制御し、リアルな視聴体験を生み出す

 

 [ココが価格以上!] 見栄えのいい同社らしい映像が楽しめる

「VAパネルと直下型LEDの組み合わせで、色濃く高コントラストな画像を描きます。「XR」はコントラスト、色再現ともにやや表現がオーバーになる傾向はありますが、見栄えのする映像はソニーらしい」(藤原さん)

 

【第3位】憧れの超大画面が16万円台で手に入る!

実売価格16万8000円

【4K液晶テレビ/2022年7月発売】

ハイセンス

75A6H

視野角の広いADSパネルを採用。部屋のどこからでも美しい映像が楽しめる。様々なコンテンツやシーンに合わせて映像処理を行う映像エンジンにより、クラスを超えた高画質を実現。

SPEC●チューナー:BS4K/110度CS4K×1、地デジ/BS/110度CS×2●接続端子:HDMI×3、USB×2ほか●音声最大出力:30W●サイズ/質量:W1677×H1036×D356mm/26.5kg

 

↑映像エンジン「NEOエンジンLite」を搭載。4Kコンテンツはもちろん、地上波も衛星放送もネット動画も滑らかな4K映像で描く

 

↑従来よりも小型のLEDを敷き詰めた直下型バックライトを採用。高輝度のLEDを素早く点滅させることで残像感を低減する

 

[ココが価格以上!] レグザの血統を受け継ぐ「75V型」がこの価格!

「『NEOエンジンLite』は、4K復元やAIネット映像高画質処理など、レグザの血統を感じさせます。輝度、色ムラが多少気になるものの映像は緻密で、滑らか。この価格で75V型の超大画面は魅力的」(藤原さん)

 

【第2位】AIが人の顔や空などを検知し映像を自動調整する

実売価格16万5020円

【4K液晶テレビ/2022年7月発売】

シャープ

AQUOS 4K液晶テレビ 4T-C50EN2

画像処理エンジン「Medalist S3」を搭載。100万以上の映像を学習したAIが、人の顔や空などを高精度で検知するとともに、番組ジャンルの情報に合わせて映像を自動調整する。

SPEC●チューナー:BS4K/110度CS4K×2、地デジ/BS/110度CS×3●接続端子:HDMI×4、USB×3ほか●音声最大出力:35W●サイズ/質量:W1126×H739×D253mm/約21.5kg

 

↑広色域技術「リッチカラーテクノロジー」を搭載。「AIオート」で開発したカラーマッピングで、色彩表現力が大きく向上する

 

↑低反射を叶える素材を表面に採用した「N-Blackパネル」。屈折率を変化させ、気になる外光や照明の映り込みを抑える

 

[ココが価格以上!] 明るく鮮明な映像でリビングに最適

「照明などの映り込みを抑えながら、引き締まった黒を表現する『N-Blackパネル』を搭載。AQUOSらしい明るくメリハリの効いた映像は、明るい視聴環境と相性が良くリビングユースにオススメです」(藤原さん)

 

私が選びました!

AV評論家

藤原陽祐さん

新聞記者・専門誌編集者を経てフリーに。わかりやすい解説と核心を突いた評論で読者からの信頼も厚い。本誌ほか多くの媒体で活躍。

 

ダイソン未発売の空気清浄ヘッドホンに新情報、科学的アプローチで高音質を実現か

ダイソンは12月8日、同社初のウェアラブルデバイスである「Dyson Zone」の、オーディオ部分の仕様を公開しました。

↑Dyson Zone

 

Dyson Zoneは、外出先でも浄化された空気と、高品質な音響システムで騒音を遮断できる、ノイズキャンセリング機能付き空気清浄ヘッドホン。2022年3月に発表されましたが、これまで詳細な仕様などは公開されてきませんでした。ですが、ここにきてヘッドホンの詳細が明らかになった形です。

 

まずバッテリーについて、オーディオ再生のみであれば最大50時間の再生が可能。空気清浄機能とオーディオ再生を合わせると約4時間再生できます。また、USB Type-C経由で100%まで3時間で充電できるとのこと。

 

騒音を遮断するとあるだけに、アクティブノイズキャンセリングも搭載。内蔵されている8個のマイクを使い、1秒間に38万4000回も周囲の音をモニタリングしているそうです。これにより、20Hzから20kHz範囲のノイズを最大38dbまで低減可能といいます。

 

通話用に2個のマイクも搭載し、通話や音声録音、音声コントロールもできます。通話時は、それぞれのマイクからの信号を組み合わせることで装着している人の後方や横からのノイズを除去するビームフォーミングにより、より明瞭でクリアな音声通話を実現しているとのこと。

 

音質面においては、ダイソンのエンジニアが音響を研究したほか、ユーザーへのトライアルで検証するなど、科学的なアプローチで作りこんでいったとしています。

 

作りこんだ部分のひとつは、音の歪みを徹底的に抑えたこと。ドライバーのほか、電子機器、構造、素材など、各部分で発生する歪みを最小限にするよう設計しているそうです。

 

ドライバーは40mm径を搭載し、再生周波数帯域は6Hz~21kHz。低音、中音、高音までの、可聴帯域全体にわたってよりクリアな音を実現したといいます。

 

加えて、科学的な指標とユーザーへのテストを基に、明瞭で繊細な音質を実現するために、周波数カーブを最適化する独自のEQ設定を採用。これによりHi-Fiなオーディオ体験が可能になったとのこと。EQは独自のスマホアプリで設定可能です。

↑アプリ画面

 

また、装着の快適性にもこだわっており、遮音性と両立させるために、従来のイヤークッションよりもあえて平たくし、耳の角度に合わせてクッションの角度を設定。最適な快適性を実現したそうです。

 

製品は2023年1月に中国で先行販売を予定しており、その後3月にアメリカ、英国、香港、シンガポールで販売予定です。日本での販売は未定。

 

これまで空気清浄の分野でリードを続けてきたダイソンなので、ヘッドホンとしてはやや落ち着いた性能になると想像しそうなところ。ところが、科学的なアプローチでオーディオ部分もしっかりと作りこまれていそうな仕様が公開されました。あとは日本での販売アナウンスを待つだけですね。

↑空気清浄の装置を付けるとこのようなイメージに

プロが「このモデルで決まり!」と語る高画質テレビって? お買い得テレビランキング5~7位

価格は安いのに機能はスゴい、超お買い得な家電を大特集! 今回は「テレビ」カテゴリからランキング形式で紹介しよう。AV評論家・藤原陽祐さんが選んだベスト10のなかから、今回は第5位~第7位を発表!

※こちらは「GetNavi」 2022年10月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【第7位】様々な視聴スタイルをサポートするタイムシフトマシンを搭載

実売価格25万3000円

【4K量子ドット液晶テレビ/2022年8月発売】

東芝

4K量子ドットレグザ 55Z770L

広色域の量子ドット液晶パネルを搭載。広色域ドットと直下型LEDバックライトにより色鮮やかな映像を描き出す。「タイムシフトマシン」を備え、放送済みの番組を好きなときに視聴可能だ。

SPEC●チューナー:BS4K/110度CS4K×2、地デジ×9、BS/110度CS×3●接続端子:HDMI×4、USB×2ほか●音声最大出力:60W●サイズ/質量:W1234×H740×D211mm/22.0kg

 

↑ネット動画を高画質化する「ネット動画ビューティZRⅡ」。コントラストや精細感を高め、低フレームレート映像も滑らかに再生する

 

↑録画番組再生中にリモコンの「シーン/出演者」ボタンを押すと、シーンリストを表示。見たいシーンだけをスピーディに見られる

 

 [ココが価格以上!] 傑出した全録機能を備え録画視聴中心なら最強

「基本性能は1位の50Z670Lと同じですが、液晶パネルは視野角の広さが持ち味のADSを採用。タイムシフトマシンを備え、視聴する番組が地デジ中心なら、断然こちらがオススメです」(藤原さん)

 

【第6位】映像が明るいうえ黒の再現性も高い

実売価格27万2800円

【4K量子ドットミニLED液晶テレビ/2022年6月発売】

LGエレクトロニクス

55QNED85JQA

ミニLEDバックライトに、量子ドットテクノロジーとナノセルカラーテクノロジーを組み合わせた4K液晶の新カテゴリー。明るく、黒の再現性がより向上し、鮮明な色の表現力も進化した。

SPEC●チューナー:BS4K/110度CS4K×1、地デジ/BS/110度CS×2●接続端子:HDMI×4、USB×2、LAN×1ほか●音声最大出力:40W●年間消費電力量:146kWh/年●サイズ/質量:W1233×H781×D257mm/19.9kg

 

↑直下型エリア駆動のミニLEDバックライト、量子ドットフィルム、ナノオーガニックフィルムで構成。明るく色鮮やかな映像を描き出す

 

↑多彩なゲーミング機能が魅力。手動設定が可能なゲームオプティマイザ、設定調整が簡単なゲームダッシュボードなどを採用する

 

 [ココが価格以上!] 液晶らしからぬ自然なトーンの上品な画調

「安定感のあるIPS液晶にミニLEDを組み込み、明るく色鮮やかな深みのある映像を実現。コントラスト感を強調しすぎず、あくまでも自然なトーンの、穏やかな画調が好印象です」(藤原さん)

 

【第5位】明るく鮮明な映像を描く新世代有機ELパネルを搭載

実売価格24万4560円

【4K有機ELテレビ/2022年7月発売】

東芝

4K有機ELレグザ 48X8900L

独自のチューニングを施した有機ELパネルと、新開発の映像処理エンジンを搭載。リビングでも明るく鮮やかで黒の引き締まった映像を楽しめる。Dolby Atmosに対応し、臨場感溢れる音場を再現。

SPEC●チューナー:BS4K/110度CS4K×2、地デジ/BS/110度CS×3●接続端子:HDMI×4、USB×2ほか●音声最大出力:72W●サイズ/質量:W1068×H658×D237mm/20.0kg

 

↑専用の有機ELパネルを搭載。独自開発の高冷却インナープレート、メタルバックカバーを採用し、輝度性能の向上を実現した

 

↑美肌技術「美肌フェイストーンZRⅡ」。人肌の立体感や質感を向上させつつ、黒ずみや白飛びなどを抑制し、自然な人肌を再現する

 

 [ココが価格以上!] 50V型以下で高画質なテレビが欲しいなら一択

「映像の質感は緻密で繊細。特に健康的で自然な人肌を再現する美肌技術が効果的です。『画面サイズが大きすぎず、かつ画質の良いテレビが欲しい』というのならこのモデルで決まり!」(藤原さん)

 

 

私が選びました!

AV評論家

藤原陽祐さん

新聞記者・専門誌編集者を経てフリーに。わかりやすい解説と核心を突いた評論で読者からの信頼も厚い。本誌ほか多くの媒体で活躍。

プロがオススメする「5万円4Kテレビ」って? お買い得テレビランキング8~10位

価格は安いのに機能はスゴい、超お買い得な家電を大特集! 今回は「テレビ」カテゴリからランキング形式で紹介しよう。AV評論家・藤原陽祐さんが選んだベスト10のなかから、今回は第8位~第10位を発表!

※こちらは「GetNavi」 2022年10月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【第10位】Android TVに対応し多彩なネット動画を堪能

実売価格5万4800円

【4K液晶テレビ/2021年6月発売】

TCL

43P615

Android TVを搭載した4Kチューナー内蔵液晶テレビ。HDRは、「HGL」をはじめ「HDR10」「Dolby Vision」の規格に対応し、これまでのテレビでは表現できなかった明るさや鮮やかな色彩、暗部のディテールを表現できる。

SPEC●チューナー:BS4K/110度CS4K×2、地デジ/BS/110度CS×2●接続端子:HDMI×2、USB×1ほか●音声最大出力:20W●サイズ/質量:W970×H624×D253mm/7.2kg

 

↑「マイクロディミング」機能を搭載。画面を1296のゾーンに分割し、映像情報を詳細に分析することで、風景の奥行き感をリアルに映し出す

 

↑サウンドシステムは、3次元のリアルな音場を実現するDolby Atmosに対応。音が周囲や頭上を移動する、包まれるような臨場感を体感できる

 

 [ココが価格以上!] HDRをほぼカバーしつつ多彩なネット動画にも対応

「4K液晶のエントリーモデルですが、Dolby Vision/HDR10/HLGなど実質的にHDRフル対応で、立体音響Dolby Atmosもサポート。Android TVにより、多くのネット動画配信も楽しめるのも魅力です」(藤原さん)

 

【第9位】約2万円の爆安価格ながら必要十分な基本機能を装備

実売価格2万800円

【ハイビジョン液晶テレビ/2022年6月発売】

MAXZEN

J32CH06

日本製の映像エンジンを搭載したハイビジョンテレビ。ハイコントラストなVAパネルにより、黒の表現に優れたメリハリの効いた映像を楽しめる。Wチューナーを備え、視聴中に裏番組録画が可能だ。

SPEC●チューナー:地デジ/BS/110度CS×1●接続端子:HDMI×2、USB×1、LAN×1ほか●音声最大出力:10W●年間消費電力:50kWh●サイズ/質量:W732×H481×D180mm/4.3kg

 

↑正面コントラストに優れるVAパネルを搭載。しっかりと黒色を表現し、明るく美しい映像を描き出す。バックライトは直下型LEDを採用

 

↑「ゲームモード」を備える。FPSやアクションゲームでもボタンを押すタイミングにタイムラグが少なく、ストレスがなくプレーできる

 

 [ココが価格以上!] 地デジやBSだけで十分な人にうってつけの一台

「パネル画素数は1366×768とフルHDに届かないが、地デジやBSの多くのチャンネルにほぼ合致。4K放送には興味がなく、とにかく安いテレビが欲しい人にオススメ」(藤原さん)

 

【第8位】最新のAI技術により自動で最適な画質に調整

実売価格26万5450円

【4K液晶テレビ/2022年7月発売】

パナソニック

4K液晶ビエラ TH-75LX800

AIがシーンに合わせて映像を自動で最適化する「オートAI」を搭載。ユーザーは設定を変更せずに、あらゆるコンテンツを最適な画質で楽しめる。多くのVODに対応し、多彩な4K動画を視聴可能だ。

SPEC●チューナー:BS4K/110度CS4K×2、地デジ/BS/110度CS×2●接続端子:HDMI×3、USB×2ほか●音声最大出力:20W●サイズ/質量:W1673×H1036×D365mm/約32.0kg

 

↑HDR規格に対応。シーンに応じてHDRトーンマッピング処理を変化させる新技術により、高輝度域でも色鮮やかな映像を実現する

 

↑サウンドシステムは10Wのフルレンジスピーカーを2基搭載。Dolby Atmosにも対応し、内蔵スピーカーだけで立体音響を楽しめる

 

 [ココが価格以上!] 上位機に迫る機能搭を備える75V型ではかなり割安!

「液晶ビエラのスタンダードモデル。『オートAI』やDolby Atmosなどに対応しつつ、機能を絞り込むことで価格を抑えています。パナソニックの75V型がこの価格はお買い得!」(藤原さん)

 

 

私が選びました!

AV評論家

藤原陽祐さん

新聞記者・専門誌編集者を経てフリーに。わかりやすい解説と核心を突いた評論で読者からの信頼も厚い。本誌ほか多くの媒体で活躍。

 

気になる1位は? 1万円前後の今買いな「完全ワイヤレスイヤホン」ランキング

価格は安いのに機能はスゴい、超お買い得な家電を大特集! 今回は「完全ワイヤレスイヤホン」カテゴリからランキング形式で、注目の5位から1位までを紹介しよう。物価高騰&家計圧迫時代を乗り切るために、“安物買いの銭失い”にならない、賢いチョイスをご参考アレ!!

※こちらは「GetNavi」 2022年10月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私が選びました!

AVライター

野村ケンジさん

ポータブルオーディオやホームオーディオなど音響機器全般に精通。的確な分析と評論に定評がある。

 

事前に使用環境を想定して最適なANC性能の検討を

完全ワイヤレスイヤホン(以下TWS)は、2万円以下の価格帯でも選択肢が豊富。使用環境を想定して必要十分なANC(※)性能の製品を選ぶのがベターだ。アプリ連携などの機能性を基準に選んでも良いだろう。

※:アクティブノイズキャンセリング。騒音と逆位相の音を発生させて打ち消す技術のこと

 

騒音の大きい環境で多用する人は、ハイブリッド式など高性能なANC搭載機がオススメ。一方、静かな環境で使用し音質にこだわる人は、音のクリアさ、歪みの少なさを重視して比較検討すると良い。

 

また、TWSに限らず好みの音響機器があるなら、同じブランドから選ぶのもアリ。老舗メーカーほど音質やサウンドキャラクターが確立されており、音色傾向の共通性から気に入る可能性が高い。例えば今回の第1位には、熱気あるボーカルの再現が秀逸なビクターブランドの製品を選出した。ワンタッチでトーク向きのモードに変更できる機能など、使い勝手良好。小型・軽量で装着感も上々と、入門機としても最適だ。

 

いざ購入する際には、「装着感」と「音」が自分の好みに合っているか、実物を手に取ってチェックすることが重要。気になるモデルがあれば、店舗に行って試聴を!

 

【第5位】3つのシーンに合わせて最適なANCを起動

実売価格9990円

 

【ハイブリッドANC/2021年8月発売】

アンカー・ジャパン

Soundcore Life P3

11mmの大口径ドライバーを搭載。「ウルトラノイズキャンセリング」機能を備え、屋外/交通機関/屋内それぞれに最適なANCを発揮する。写真のコーラルレッドのほかブラック、オフホワイト、ネイビー、ライトブルーを用意(ブラックのみ8990円)。

SPEC●ドライバー径:φ11mm●充電時間:イヤホン非公表、ケース約3時間●最大再生時間:イヤホン約7時間、ケース込み約35時間●防水:IPX5相当●イヤホン質量(合計):10.4g

 

↑ゲーミングモードを搭載。低遅延で臨場感あるサウンドを楽しめる

 

↑専用アプリでウルトラノイズキャンセリングのモード選択やイコライザー設定をカスタマイズ。睡眠モードではリラックス効果を期待できる音を再生する

 

[ココが価格以上!] 使い勝手抜群のアプリで多機能ながら1万円未満

「アプリはウルトラノイズキャンセリングのモード選択を筆頭に、イコライザーの調整やゲーミング、イヤホンを探すなどの機能が充実。再生/停止など、タッチ操作のカスタマイズもできます」(野村さん)

 

【第4位】リアルタイムでノイズを補正しこだわりの音響を満喫できる

実売価格1万5950円

【ハイブリッドANC/2022年4月発売】

JBL

JBL LIVE FREE 2

ハイブリッドANCのリアルタイム補正技術により、環境に合わせて自動でノイズを低減。アプリではANCや外音取り込みを7段階から、手動でも調整できる。カラバリはブラック、シルバー(写真)、ブルーの3色を展開する。

SPEC●ドライバー径:φ11mm●充電時間:イヤホン約2時間、ケース非公表●最大再生時間:イヤホン約7時間、ケース込み約35時間●防水:IPX5相当●イヤホン質量(合計):約9.8g

 

↑片側3基のマイクを搭載。ANCや外音取り込み機能の精度向上に加え、自然な通話を助ける「ボイスアウェア機能」を獲得した

 

[ココが価格以上!] 大口径ドライバーによるこだわりのサウンド

「11mmダイナミック型ドライバーを搭載。JBLらしい迫力の低音とクリアな高音が楽しめます。イヤホンはオーバルシェイプデザインを採用し、良好な装着感と高い遮音性を兼備」(野村さん)

 

【第3位】再生中のデバイスに切り替わるマルチポイント接続が便利

実売価格7000円

【シングルANC/2022年7月発売】

EarFun Technology

EarFun Air S

クアルコム製の高性能チップを搭載し、音が途切れにくいシームレスな接続を実現。最大30dBのノイズを低減するANC機能を備える。2台同時接続しておけば着信が入ったデバイスに自動で切り替わる、マルチポイント接続に対応。

SPEC●ドライバー径:φ10mm●充電時間:イヤホン約1時間、ケース約2時間●最大再生時間:イヤホン約6時間、ケース込み約30時間●防水:IPX5相当●イヤホン質量(合計):約9.4g

 

↑専用アプリとの連携でタッチ操作の割り当てやイコライザー設定が可能。高/中/低音域を各±10段階から調節できる

 

[ココが価格以上!] 7000円で迫力の音響と充実した機能性

「7000円ながらマルチポイント接続や低遅延モードなど、最新の便利機能が満載。音質も上々で、ディテール表現をしっかり伝えつつ、臨場感あるパワフルなサウンドを鳴らします」(野村さん)

 

【第2位】スピーカーの音響を追求し最低限の補正で自然な高音質

実売価格6980円

【ANC非搭載/2021年7月発売】

ag

COTSUBU

イヤホン片側でわずか3.5gほどのコンパクトタイプ。アングルを問わない形状で、最適な装着位置を探れる。高音域の一部のみをイコライザーで補正し、聴き疲れしにくい自然な高音質を実現。

SPEC●ドライバー径:非公表●充電時間:イヤホン約1.5時間、ケース約2時間●最大再生時間:イヤホン約5時間、ケース込み約20時間●防水:IPX4相当●イヤホン質量(合計):約7.0g

 

↑皮脂や指紋などの汚れが付きにくい独自の表面加工「粉雪塗装」を改良。表面の凹凸を感じられる質感に仕上げ、7色を展開する

 

[ココが価格以上!] 独自設計のイヤホンは小粒でも高音質

「独自デザインのイヤホンは、耳穴の小さい人や女性も含めて誰でもフィットしやすい形状。タッチ操作の精度も優秀です。ANC非搭載ですが、音の良いTWSをカジュアルに楽しみたい人にオススメ」(野村さん)

 

【第1位】ノイズや風切り音を抑制し屋外でもクリアに聞こえる

実売価格9880円

 

【シングルANC/2022年5月発売】

ビクター

HA-A30T

高水準の騒音遮断性能を有し、同社のTWSでは最小・最軽量。ワンポイントのデザインとしても秀逸なメタリックパーツが風切り音を抑制する。通話中でもANCのON/OFFや、タップによるマイクON/OFFの切り替えに対応。

SPEC●ドライバー径:φ6mm●充電時間:イヤホン約2時間、ケース約2.5時間●最大再生時間:イヤホン約9時間、ケース込み約21時間●防水:IPX4相当●イヤホン質量(合計):約8.4g

 

↑イヤホンをワンタッチして再生中の音源の音量を下げつつ、マイクから外音を取り込める。装着中とっさの会話にも対応できる

 

↑イヤホンは片側約4.2g、ケースは約28gと軽量で携帯に便利。ハウジングには“ビクター犬”のマークが刻印されている

 

↑周囲の雑音を打ち消すANC機能に加え、新形状・新素材のイヤーピースで高い遮音性を実現。耳にやさしいフィット感も魅力だ

 

[ココが価格以上!] こだわりの音響がポータブルで楽しめる

「高度な音響設計技術を誇る同社こだわりの音質をエントリープライスで楽しめるTWS。ワンタッチで音量を下げつつ外音を取り込める『タッチ&トーク』機能が便利です」(野村さん)

1万円台でも満足度高し! 今買いの「完全ワイヤレスイヤホン」ランキング

価格は安いのに機能はスゴい、超お買い得な家電を大特集! 今回は「完全ワイヤレスイヤホン」カテゴリからランキング形式で10位から6位までを紹介しよう。物価高騰&家計圧迫時代を乗り切るために、“安物買いの銭失い”にならない、賢いチョイスをご参考アレ!!

※こちらは「GetNavi」 2022年10月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私が選びました!

AVライター

野村ケンジさん

ポータブルオーディオやホームオーディオなど音響機器全般に精通。的確な分析と評論に定評がある。

 

事前に使用環境を想定して最適なANC性能の検討を

完全ワイヤレスイヤホン(以下TWS)は、2万円以下の価格帯でも選択肢が豊富。使用環境を想定して必要十分なANC(※)性能の製品を選ぶのがベターだ。アプリ連携などの機能性を基準に選んでも良いだろう。

※:アクティブノイズキャンセリング。騒音と逆位相の音を発生させて打ち消す技術のこと

 

騒音の大きい環境で多用する人は、ハイブリッド式など高性能なANC搭載機がオススメ。一方、静かな環境で使用し音質にこだわる人は、音のクリアさ、歪みの少なさを重視して比較検討すると良い。

 

また、TWSに限らず好みの音響機器があるなら、同じブランドから選ぶのもアリ。老舗メーカーほど音質やサウンドキャラクターが確立されており、音色傾向の共通性から気に入る可能性が高い。

 

いざ購入する際には、「装着感」と「音」が自分の好みに合っているか、実物を手に取ってチェックすることが重要。気になるモデルがあれば、店舗に行って試聴を!

 

【第10位】ANCとイヤホン形状による総合的な騒音除去が高水準

実売価格1万780円

【ハイブリッドANC/2021年11月発売】

GLIDiC

TW-6100

ハイブリッドANCに加え、カスタムIEMメーカー「カナルワークス」監修のイヤホン形状は遮音性が高く、騒音を除去。通話時の騒音を抑えて音声にフォーカスする「ノイズリダクション」機能も備える。IPX5の防水仕様で水洗い可能。

SPEC●ドライバー径:φ9.2mm●充電時間:イヤホン約1時間、ケース約2時間●最大再生時間●イヤホン約10時間、ケース込み:約35時間●防水:IPX5●イヤホン質量(合計):約13.0g

 

↑安定した接続により音声遅延を低減する低遅延モードを搭載。音声遅延によるデメリットが大きいゲームプレイや動画視聴などをストレスなく楽しめる

 

[ココが価格以上!] イヤホン形状が特筆! 音響はアッパーに鳴らす

「独自の『IEM形状』イヤホンを採用。格別のフィット感で使用中の脱落がほぼなく、遮音性も抜群です。音質面では、丁寧なディテール表現とメリハリの良さが両立したアッパーな印象」(野村さん)

 

【第9位】ANCと外音取り込みを排し音質で勝負する意欲作

実売価格1万4800円

【ANC非搭載/2022年7月発売】

final

ZE2000

ANCや外音取り込み機能は搭載せずに音質を追求。姉妹品の「ZE3000」を基に異なるチューニングを施し、価格を抑えた。新設計の超低歪ドライバーとイヤホン内部の機構が、細かな強弱も感じられる明瞭な音響を実現。

SPEC●ドライバー径:φ6mm●充電時間:イヤホン約1.5時間、ケース約2時間●最大再生時間:イヤホン約7時間、ケース込み約35時間●防水:IPX4相当●イヤホン質量(合計):非公表

 

↑特徴的な形状のイヤホンは、3点のみで耳に接触する設計。どんな耳穴にもフィットしやすく、圧迫感が少ない優れた装着感だ

 

[ココが価格以上!] ワイヤレスの常識を覆す上質でメリハリある音響

「自社開発のドライバーとイヤホン内部構造、サウンドメーカーとしての理念に基づく調音で、TWSとは思えない上質感を獲得。メリハリのあるサウンドはポップスやロックなどの現代音楽向きです」(野村さん)

 

【第8位】老舗メーカーのリッチな音がTWSで手軽に楽しめる

実売価格1万6500円

【ハイブリッドANC/2021年10月発売】

デノン

AH-C830NCW

老舗オーディオブランドの同社で全製品の音質チェックを行う「サウンドマスター」がチューニングを担当。楕円形の大口径ドライバーを搭載し、広範な音域で解像感の高いサウンドを再現する。音声アシスタントにも対応。

SPEC●ドライバー径:11×10mm●充電時間:イヤホン非公表、ケース約2時間●最大再生時間●イヤホン約6時間、ケース込み約24時間●防水:IPX4相当●イヤホン質量(合計):約10.6g

 

↑片側3基のマイクを搭載し、ビームフォーミング技術とエコーキャンセル技術の併用で快適な通話を実現。ANC機能面ではハイブリッド方式を採用した

 

[ココが価格以上!] 周囲音ミックス機能が自然で外出時に重宝

「周囲の音をミックスする外音取り込みは、装着していることを忘れるほど自然な印象。3Dシミュレーションやサンプルの試作を繰り返したというイヤホン形状はフィット感が格別です」(野村さん)

 

【第7位】耐久性とフィット感に優れるワークアウトのパートナー

実売価格1万4850円

【シングルANC/2022年1月発売】

Jabra

Elite 4 Active

IP57準拠の防塵防水仕様で、耐汗能力を高めたタフな一台。片側2基のマイクは独自構造のメッシュカバーで保護され、風切り音を抑えて明瞭な通話をサポートする。触覚的なボタンをタッチして外音取り込みONなどの操作が可能。

SPEC●ドライバー径:φφ6mm●充電時間:イヤホン非公表、ケース約3時間●最大再生時間:イヤホン約7時間、ケース込み約28時間●防水:IP57相当●イヤホン質量(合計):約10.0g

 

↑ハイレベルな防塵防水性能を備えワークアウトに最適。人間工学に基づいたデザインで、ウィングはないが安定したフィット感だ

 

[ココが価格以上!] 通話性能が高くワークアウト以外でも活躍

「JabraのTWSとしては入門機とも言える価格帯ですが、機能性は十分。『Spotify Tap再生』機能ではクイックに音楽を楽しめます。マイク性能にもこだわり、クリアな通話品質はビジネスで有効」(野村さん)

 

【第6位】小型化とANCの強化を実現し圧倒的な長時間再生は健在

実売価格1万1990円

【ハイブリッドANC/2022年6月発売】

AVIOT

TE-D01v

人気シリーズの最新機種。片側2基のマイクが集音するハイブリッドANCを採用し、中・高音域における低減率は従来比170%まで伸長した。独自の省電力技術により、イヤホン単体で最大約18時間という驚異的な再生時間を誇る。

 SPEC●ドライバー径:φ10mm●充電時間:イヤホン約1.5時間、ケース非公表●最大再生時間:イヤホン約18時間、ケース込み約60時間●防水:IPX4相当●イヤホン質量(合計):約12.6g

 

↑高品質通話用マイクを搭載し、通話やオンライン会議が快適に。マルチポイント対応なので、作業中の着信にもすぐにレスポンス可能

 

[ココが価格以上!] ANC機能や装着感が従来機から大幅に強化

「強化されたANCをはじめ、最新モデルならではの高機能が魅力。イヤホンが小型化し装着感は格段に向上しています。10バンドのイコライザー設定など、アプリ連携機能も便利」(野村さん)

LG初の曲がる有機ELテレビ「LG OLED Flex」はゲーミングテレビの最適解だ

LGエレクトロニクス・ジャパンは、同社初となる水平から曲面まで自由に曲率を変えられる4K有機ELテレビ「LG OLED Flex」を2023年1月18日に発売します。サイズは42インチのみ。実売予想価格は税込44万円前後。

 

↑42インチの4K有機ELテレビ「LG OLED Flex」

 

同社は2013年に世界初の曲面型有機ELテレビを発売していましたが、曲面型は没入感が得られやすい、目から画面までの距離が画面端まで均等になるので目が疲れにくい、といったメリットがある一方、正面からでないと画面が見づらい、リビングに置いて家族で見るとには不向きといった弱点があり、今ではフラットな画面の水平型が主流となっています。

 

このLG OLED Flexは、そういった曲面型のメリットを生かしつつ弱点を補うために、同社として初めて可変式の構造を採用。水平から曲率900R(半径90cmの円を描く曲線)まで20段階で曲率を調整することができます。

↑水平時

 

↑最大曲率時

 

また、あらかじめよく使う曲率を設定しておけば、リモコンのボタンを押すだけで指定の曲率を変更可能。近い距離でゲームをプレイするときは曲率を最大に、離れた場所から見たいときは水平に、とシーンや用途に応じて使い分けることができます。

↑リモコンのゲームボタンを押すことで曲率を変更できます

 

このほか、画面の高さやチルト(前後画面角度)の変更も可能で、設置場所に応じて画面を見やすい位置や角度に調節できます。

↑壁掛けテレビのような独特な構造。スタンド部分は取り外し不可

 

ゲーム用途に特化した4K有機ELテレビ

本機は4Kテレビでありながらゲーミングモニターの要素も兼ね備えており、ゲームプレイ時には自動でインターフェイスをゲーム専用モードに変更。ゲームプレイ時によく使う設定に簡単にアクセスできます。

↑ゲームプレイ時は専用インターフェイスを表示

 

また、大画面ではゲーム画面の隅々まで把握しにくいという声に応え、42インチの画面内に32インチまたは27インチ相当の画面を表示する機能も搭載。ゲーム画面とテレビ放送、テレビ放送とYouTubeなど異なるソースの2画面を並べて表示するPbP(ピクチャー・バイ・ピクチャー)機能も備えています。

 

可変リフレッシュレートに対応するVRRや、AMDのFreeSync、NVIDIAのG-SYNCにも対応。自動で低遅延モードに変更するALLMにも対応しています。

 

このほか、NVIDIAのクラウドゲームサービス「GEFORCE NOW」アプリに対応しており、キーボードやコントローラーを用意するだけでゲーム機不要で遊ぶことができます。

 

背面にはLEDライトを搭載しており、表示内容や音声に応じてライティングを変化させることが可能。本体にエコーキャンセリングマイクを内蔵しているので、ヘッドセット無しでもボイスチャットを行うことができ、長時間のゲームプレイでもストレスなく楽しめます。

↑背面にカラフルに光るLEDライトを搭載

 

4Kテレビとしても高いスペックを実現

もちろん画質や音質にもこだわった仕様で、LG 独自の映像エンジン「α9 Gen5 AI Processor 4K」と、最先端の映像アルゴリズムとの組み合わせにより、従来の有機EL テレビに比べ、高輝度、高純度な色を再現。地上波放送はもちろん、映像配信コンテンツも究極の没入感で視聴することができます。

 

4K映像の120フレーム(120Hz)表示に対応するほか、4つのHDMI入力端子はすべて4K120p入力に対応しており、どのHDMIにつなげばいいか迷うことなく接続できます。応答速度は0.1msで、レースゲームなど画面の切り替えが速いシーンでも残像感が少なく、スピード感あふれるゲーム映像が楽しめます。

↑HDMIなどの入力端子は背面のスタンド部分に搭載

 

スタンド部分にはステレオスピーカーとウーファーを搭載。さらに2chの音源を7.1.2chに変換して、臨場感のあるサウンドを楽しめます。

 

テレビ放送用チューナーは、BS 4K用が2基、地デジ/BS/CS用が3基。外付けHDDをつなげば裏番組録画も可能です。

 

実売予想価格44万円と、同サイズの4Kテレビと比較すると高額ですが、ゲーミングモニターの要素も兼ね備えた高いスペックと、LG初の可変式曲面型ディスプレイ採用という点は他にないワンアンドオンリーな魅力を備えています。テレビ視聴もゲームプレイも1台に集約したい、という方はぜひチェックしてみてください。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

機能“全部入り”の完全ワイヤレスに声優・小岩井ことりも大満足!「オーディオ テクニカ ATH-TWX9」はポタ-1グランプリ2022優勝候補!

今秋オーディオテクニカが満を持してリリースしたATH-TWX9は、同社の完全ワイヤレスイヤホン最上位モデル。伝統あるオーディオメーカーらしい上質な音と、快適なリスニングをもたらす多機能を両立した“全部入り”イヤホンだ。

 

【今回紹介する製品】

数多くの機能を備えつつ 音質もこだわり抜かれた
まさにフラッグシップ!(小岩井)
オーディオテクニカ ATH-TWX9

 

完全ワイヤレスイヤホン
2万5000〜3万5000円
GetNavi注目モデル

エントリーNo.32
オーディオテクニカ
ATH-TWX9

実売価格3万3000円

妥協のない音質と、ノイズキャンセリング効果の体感レベルを高めることのバランスを追求した新開発ドライバーを採用。伸びやかで粒立ちの良い音を堪能できる。左右に各2基の小型MEMSマイクを搭載し、高精度のNCを実現する。

SPEC●ドライバー:φ5.8㎜ダイナミック型●使用可能時間:最大約6.0時間(イヤホン)、最大約18.5時間(充電ケース併用時)●質量:約5.4g(イヤホン片側)、約55.9g(充電ケース)

 

小岩井ことり…声優だけでなく、歌手、DAWを駆使しての楽曲制作、クラブDJ、メタルバンド、VTuberなど多岐にわたるジャンルで活躍中。ヘッドホン・イヤホンは大好物で、100点以上を所有する。ピアレスガーベラ所属。

 

ATH-TWX9が優勝する9の理由

まさに“全部入り”のフラッグシップモデルATH-TWX9の魅力を、小岩井さんがじっくりと使って体感。 サウンドから使い勝手に至るまで、本機が「優勝」たりうる理由を細かく解説していく!

 

<理由1>

不自然な強調感が一切ない “本物”を感じさせるサウンド

「一聴して音響メーカーさんならではのチューニングと感じられる“本物”らしいサウンド。特定の帯域を強調しすぎることがなくナチュラルでありつつも、華やかな音を楽しめました」(小岩井)

 

↑専用のφ5.8㎜ダイナミックドライバーを新設計。伸びやかな高域や、粒立ちの良い繊細な音を楽しめる

 

↑エッジマウント方式を採用した振動板は3層マルチレイヤー仕様。キレが良く、量感のある音を実現した

 

<理由2

シンプルながら高級感がある 大人に相応しい上質デザイン

「シンプルながら高級感がある、大人のためのイヤホン。ケースもイヤホンもコンパクトですが、表面にしっとりとした塗装が施されているため扱いやすいのもポイントです」(小岩井)

↑イヤホン、ケースともに黒くマットな表面加工。ブロンズの差し色も相まって質感の高いデザインだ

 

↑ケースは片手にすっぽりと収まるサイズ。イヤホンも小さいものの手に馴染み、落下させる不安が小さい

 

<理由3>

耳の内外で支えるような 唯一無二の安心な装着感

「耳穴に当たるイヤピース部だけでなく、外側の耳介に当たるハウジング部でも支えるような装着感は唯一無二! ほかのスティック型イヤホンにないフィット性で安心感を得られました」(小岩井)

↑スティック部がすっぽりと耳に収まってフィットするため、脱落の不安を感じさせない。見た目もスマートだ

 

↑装着感を左右するイヤピースにもこだわった。導管の長さが異なる3種類を4サイズ、計12種類が付属する

 

<理由4>

2種類のノイキャン機能を備え いつでも最適な設定に

「ユーザーに合わせてカスタムされる『パーソナライズ』と、周囲の騒音環境を計測して最適化する『オプティマイズ』という2種のノイキャンシステムを搭載。あらゆるシーンに対応してくれます」(小岩井)

↑装着時にロングタッチすると「オプティマイズ〜」が起動。環境に合わせてノイキャンレベルを最適化する

 

↑2基のマイクで環境ノイズを集音。独自開発のノイズフィルター設計を通して高精度のノイキャンを実現する

 

<理由5

高性能マイクとノイキャンの 組み合わせにより通話も快適!

「マイクメーカーでもある同社だけに通話も快適。ノイキャンとの相性も良好です。自分の発した声を聴けるサイドトーン機能も秀逸で、雑踏のなかでも落ち着いて話せました」(小岩井)

↑自分が発した声を集音して聴けるサイドトーン。閉塞感がなくなり、必要以上に大きな声を出すこともなくなる

 

<理由6

2つのデバイスと同時接続して 用途に応じて切り替えられる

「2つの機器に同時接続して、すぐに切り替えられるマルチポイント機能が便利。PCで作業しているときスマホに着信が入ったらすぐ対応、といったシームレスな使い方ができます」(小岩井)

↑リモートワークではノートPCとスマホを駆使して作業することが多い。両方に接続しておけばストレスフリーだ

 

<理由7

専用アプリ 「Connect」で 細かい設定が可能

「専用アプリの使い勝手が良好。タッチ操作のカスタムや、キーアサインの変更などを行えるので、やり込みたくなります。ヒアスルーレベルや左右の音量を細かく設定できるのもイイ!」(小岩井)

↑ビジュアルを前面に出したUIを採用し、初めてのユーザーも直感的に操作できる。デバイスの切り替えなども容易だ

 

<理由8

深紫外線LEDを照射して ケース内で イヤホンを除菌

「ケースにイヤホンを収納すると、深紫外線LEDが照射されて細菌やウイルスを除去できる機能は安心感があります。衛生面への意識が高まっているこのご時世にもピッタリですね」(小岩井)

 

↑ケース内にはミラー加工が施され、イヤピースが除菌される設計になっている

 

<理由9

充電ケースは “置くだけ”でOKの ワイヤレス充電に対応

「Qi規格のワイヤレス充電に対応し、Qi充電器にケースを“置くだけ”でチャージできます。『除菌』もそうですが、こういった先進機能を搭載するのはさすがフラッグシップですね」(小岩井)

↑Qi規格対応の充電器(別売)に置くだけで手軽にチャージ。もちろん付属のUSB Type-Cケーブルでも充電できる

【このノミネートモデルもチェック!】

完全ワイヤレス イヤホン
1万〜1万5000円

エントリーNo.13
ATH-CKS30TW

実売価格1万2980円

キレのある重低音を楽しめる「SO LID BASS」の最新モデル。ブルーグレー、ブラック、ピンクベージュ、ホワイトの4色で展開する。「この小ささでこの迫力を出せるに驚き! 重低音好きの女性は多いので人気が出そうです」(小岩井)

 

骨伝導ヘッドホン

エントリーNo.48
ATH-CC500BT

実売価格1万7600円

世界初の「軟骨伝導」ヘッドホン。耳をふさぐことなく“ながら聴き”を楽しめる。オンライン会議での使用にもピッタリ。「従来の骨伝導ヘッドホンとは一線を画すサウンドクオリティ。音響メーカーとしてのプライドを感じました」(小岩井)

撮影/福永仲秋(ANZ) ヘアメイク/Hitomi Haga

人気メーカーのイヤホンなど年始来最安値多数!【Amazonブラックフライデー2022情報】オーディオ関連アイテム編

Amazon.co.jpにて11月25日から開催中の「Amazonブラックフライデー」。GetNavi webでは、2022年Amazonブラックフライデーから、気になるセール情報をピックアップ。このページは、イヤホンやヘッドホンなど注目のオーディオ関連アイテムを紹介します。

 

SHURE(シュア) SE215 SPE-A 高遮音性イヤホン -有線イヤホン-」「Audio Technica(オーディオテクニカ) ATH-E70 -有線イヤホン-」「Jabra Elite 7 Pro -完全ワイヤレスイヤホン-」「【Amazon.co.jp限定】ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 3 -完全ワイヤレスイヤホン-」「HUAWEI FreeBuds Pro2 -完全ワイヤレスイヤホン-」「Victor(ビクター)HA-FW1000T -完全ワイヤレスイヤホン-」といった、人気メーカーのイヤホンが、年始来最安値に!

 

ヘッドホンは、日本ではAmazon.co.jp限定のワイヤレスヘッドホン「Bose QuietComfort 45 スペシャルエディション」がお買い得に。ワイヤレスヘッドホン「Audio Technica(オーディオテクニカ) ATH-M20xBT」も、年始来最安値です。

 

ワイヤレスオーディオでは、2022年10月発売の新製品「【Amazon.co.jp限定】JBL FLIP ESSENTIAL2」と、2020年モデルの重低音スピーカー「ソニー SRS-XB33」が、年始来最安値となっています。

 

サウンドバーでは、Dolby Atmos対応「JBL BAR 5.0 MultiBeam」が年始来最安値となっており、人気の「Bose Smart Soundbar 700」も、セール価格で登場です。

 

ポータブルオーディオ「ソニー ウォークマン 64GB ZXシリーズ NW-ZX507 ブラック/シルバー」が年始来最安値。ウォークマンは初のセール参加となります。

 

マイクは「SHURE シュア 単一指向性ダイナミック型マイクロホン SM7B」が年始来最安値です。また、USBアダプターとケーブル、マイクケーブル、卓上スタンド付属の高音質マイク「マランツプロ USBコンデンサーマイク M4U」も、ブラックフライデーセール対象です。

 

ゲームのボイチャや配信に特化したミキサー「ヤマハ ゲーム/配信用オーディオミキサー&ヘッドセット ZG01 PACK」も、年始来最安値で登場。

 

Alesis 電子ピアノ Recital Pro」「Alesis 電子ピアノ Recital Black」といった、楽器もブラックフライデーセールの対象となっています。

レグザのテレビ+レコーダーセットはセール初登場!【Amazonブラックフライデー2022情報】家電編その3

Amazon.co.jpにて11月25日から開催中の「Amazonブラックフライデー」。GetNavi webでは、2022年Amazonブラックフライデーから、気になるセール情報をピックアップ。このページは、注目のテレビ4点を紹介します。

 

2022年に大きく伸びているメーカー、TCLの大人気モデル「TCL 50型 液晶テレビ 50P618【Amazon.co.jp限定】」が、年始来最安値でブラックフライデーに登場します。

 

この1年で特に人気が高まっているという「レグザ」。ブラックフライデーでは「東芝 65型 液晶テレビ レグザ 65Z570K」が年始来最安値となっています。さらに、レコーダーセットの「65Z570K+DBR-4KZ200」は、セール初登場です。

 

LG「48型 有機ELテレビ OLED48A2PJA」「55型 有機ELテレビ OLED55A2PJA」が、年始来最安値に。憧れの有機ELテレビが一線を越えた価格で入手できるチャンスです。

Razerのゲーミングマウスが発売以降最安値!【Amazonブラックフライデー2022情報】カメラ・他PCアクセサリ編

Amazon.co.jpにて11月25日から開催中の「Amazonブラックフライデー」。GetNavi webでは、2022年Amazonブラックフライデーから、気になるセール情報をピックアップ。このページは、カメラやPCアクセサリの注目アイテム6点を紹介します。

 

まず、大人気の定番モデル「ロジクール トラックボール ワイヤレスマウス M575S ブラック」がセール特価となっています。

 

USBポート5個付きで、場所を取らない多機能電源タップ「エレコム 電源タップ タワー型 延長コード 12個口」も、ブラックフライデー特価です。

 

溢れる臨場感と高い没入感で人気のハンドルコントローラー「ロジクールG ハンドルコントローラー G923d ブラック」もセールの対象です。

 

鮮やかなRGBライティングが特徴で、セットアップも簡単なコンデンサーマイク「HyperX QuadCast S スタンドアロンマイク ブラック」も、ブラックフライデーセールでお得に。

 

そして「Razer Basilisk Ultimate ゲーミングマウス 充電スタンド付」が、発売以降最安値の特別価格です。

 

フルサイズセンサーを小型・軽量ボディに凝縮し、高画質と機動性を両立した「ソニー ミラーレス一眼 α7 II ボディ ILCE-7M2」も、セール価格です。

オーディオテクニカ創業60周年記念! 復刻版「サウンドバーガー」が7000台の限定販売

オーディオテクニカは、40年前に発売されたポータブルレコードプレーヤーの復刻版「サウンドバーガー(Sound Burger):AT-SB2022」を限定7000台で発売すると発表しました。

↑1980年代らしいデザイン(画像提供/オーディオテクニカ)

 

創業60周年記念として復刻されるサウンドバーガーは、1980年代らしい赤くてレトロなデザインが特徴。片手で持ち運べるサイズながら、アクティブスピーカーやヘッドホンと付属のオーディオケーブルで接続することで、レコードの再生が可能です。再生速度は33/45回転に対応する、ベルトドライブ方式。特別なアームと交換可能な針を採用しています。

 

サウンドバーガーの性能は現代風にリファインされており、Bluetoothによる楽曲の転送や、USB Type-Cによる充電が可能。フル充電では約12時間の再生に対応しています。また、本体にはシリアルナンバーと60周年ロゴのレーザー刻印、越前和紙によるスリーブがほどこされています。

 

サウンドバーガーは11月7日からオーディオテクニカのオンラインストアで注文を受け付ける予定で、希望小売価格は2万3800円。販売は日本のテクノロジーが世界を席巻していた80年代を思い起こさせるレトロなレコードプレーヤーは、あっという間に売り切れるかもしれません。

 

Source: オーディオテクニカ

「Dolby Atmos」対応! ボーズ独自のテクノロジーも搭載した、コンパクトなサウンドバー「Bose Smart Soundbar 600」

ボーズは、同社独自のTrueSpaceテクノロジーを搭載し、Dolby Atmosに対応する、小型でスタイリッシュなサウンドバー「Bose Smart Soundbar 600」を発売しました。税込価格は7万4800円。

 

同製品は、高さ5.6cm、奥行き10.4cm、長さ69.5cmで、ブラックで統一された、マットなボディとラップアラウンドのメタルグリルが目を引くデザインです。

 

Dolby Atmosコンテンツでは、正確にチューニングされたデジタル信号処理(DSP)と同製品の5基のトランスデューサーが連携し、実際にはスピーカーが配置されていない場所からもサウンドを響かせます。

 

また、Dolby Atmos以外のコンテンツでも、5基のトランスデューサーをサポートするBose TrueSpaceテクノロジーが、ステレオや5.1などの信号もインテリジェントに分析・リミキシングして、Dolby Atmos対応のコンテンツのような、拡がりのあるサウンドを効果的に展開します。

 

Wi-Fi、BluetoothならびにChromecast built-inに対応し、様々な方法でコンテンツをストリーミングすることができます。対応するGoogleデバイスでWorks With Googleアシスタントの機能を使用したり、内蔵のAmazon Alexaで音声操作が可能。Bose Voice4VideoテクノロジーがAlexaの音声コントロール機能を拡張し、声だけでテレビの電源をオンにしたり、入力やチャンネルを切り替えるたりすることができます。

 

Bose SimpleSyncテクノロジーで、ボーズのスマートスピーカーやサウンドバーと連携させて、マルチルームオーディオシステムとしても使用できます。オプションのベースモジュールやリアスピーカーと組み合わせれば、ホームシアター環境を一層アップグレードすることも可能です。

小型軽量ボディーに高い耐候性能を搭載! 多彩な撮影機能を搭載した「OM SYSTEM OM-5」

OMデジタルソリューションズは、「マイクロフォーサーズシステム規格」準拠のミラーレス一眼カメラ「OM SYSTEM OM-5」を、11月に発売します。

 

実売価格(ボディー)は税込16万2800円。カラーバリエーションはシルバーとブラックの2種類です。12月には「M.ZUIKO DIGITAL」レンズがセットになった「OM-5 14-150mm IIレンズキット」「OM-5 12-45mm F4.0 PRO レンズキット」も発売予定です。実売価格は税込19万5800円。

 

同製品は、5軸手ぶれ補正を搭載し、最大6.5段、対応レンズとの組み合わせによる「5軸シンクロ手ぶれ補正」により、最大7.5段の補正効果が得られます。M.ZUIKO DIGITALレンズとの組み合わせでコンパクトなカメラシステムとなり、強力な手振れ補正と合わせて、三脚が使えない場所でスローシャッターでの撮影を可能にします。「有効画素数2037万画素 Live MOSセンサー」や高性能の画像処理エンジン「TruePic IX」(トゥルーピック ナイン)の搭載により、自然な階調表現と高感度時であってもノイズの少ない高画質な撮影が可能です。サイズは幅125.3mm×高さ85.2mm×奥行49.7mm、重量366g(本体のみ)と、小型軽量ボディも特徴です。

↑「5軸シンクロ手ぶれ補正」イメージ

 

各部にシーリングを施し、フラッグシップモデルの「OM SYSTEM OM-1」と同等の防塵・防滴保護等級IP53、-10℃の耐低温性能を備えています。突然の降雨、降雪や、水しぶきのかかるような過酷な条件下でも、撮影が可能です。レンズ交換時のイメージセンサー部へのゴミ・ホコリの付着によるトラブルを大幅に軽減するSSWF(スーパーソニックウェーブフィルター)を搭載し、屋外でも安心してレンズ交換を行なえます。

↑シーリングイメージ

 

コンピュテーショナル フォトグラフィは、従来特殊な機材やPCによる画像合成などで行なっていた写真表現をカメラ内で行なう機能です。同製品は、「ハイレゾショット」「ライブND」「プロキャプチャー」「深度合成」「ライブコンポジット」「デジタルシフト」など、様々なコンピュテーショナル フォトグラフィ機能を備えています。

 

ボディー内5軸手ぶれ補正は動画撮影にも対応し、動画専用の電子手ぶれ補正を組み合わせることで、手持ちでも安定した4K動画が時間制限なく撮影可能です。新たに縦位置動画にも対応し、カメラを縦位置にして撮影した場合、縦位置の動画ファイルとして保存でき、縦位置動画も編集ソフトを介さずに作成できます。ハイレゾ対応のリニアPCMレコーダー「LS-P5」を接続すると、動画撮影時の音声を高音質で記録でき、スレートトーン発信機能によって動画編集時の音声データ同期もできます。

新開発AIプロセッシングユニット搭載! 被写体認識AF性能と高解像を備えた、ソニー「α7R V」

ソニーは、α7Rシリーズの第5世代モデルとなる、フルサイズミラーレス一眼カメラ「α7R V」を、11月25日に発売。予約販売の受付を11月1日10時に開始します。市場推定価格は税込56万円前後です。

 

同製品は。AIプロセッシングユニットによるディープラーニング技術や処理能力が向上したことにより、「リアルタイム認識AF」で、より高精度かつ多種類の被写体を認識します。人物撮影時には、複雑な姿勢であったり、顔が隠れていたりしたとしても、最新の姿勢推定技術を用いて被写体を精度高く捉え、追尾することが可能。「α7R IV」と比較して、人物の瞳の認識精度が約60%向上しています。認識できる被写体は、従来の人物、動物のほか、新たに鳥や昆虫、車や列車、飛行機も認識可能になりました。α7R IVより広い約79%(静止画撮影時)のエリアに、最大693点の像面位相差点を高密度に配置し、高精度なAFが可能です。

 

画質面では、35mmフルサイズ裏面照射型CMOSイメージセンサーと、従来比最大約8倍の高速処理が可能な最新の画像処理エンジンBIONZ XR(ビオンズ エックスアール)を組み合わせることで、有効約6100万画素の解像性能を最大限に引き出し、被写体を細部まで高精細に描写します。また、高解像性能を引き出す8段ボディ内手ブレ補正機能も搭載しています。

 

動画性能は、高精細8K(7680×4320)24p撮影に対応するほか、4K60pや4:2:2 10bit記録などの性能を有し、高精細動画を撮影できます。

 

従来のチルト液晶モニターとバリアングル液晶モニターの利便性を兼ね備えた、新開発の4軸マルチアングル液晶モニターを搭載し、縦位置でも横位置でも角度を自由に調整できます。解像度約944万ドットの電子ビューファインダーによる高い視認性や、CFexpresspress TypeAメモリーカードに対応するデュアルスロットを搭載し、ストレスのない高解像撮影が可能です。

スマホで撮った「チェキ」をARでデコれる! スマホプリンター「INSTAX SQUARE Link」

富士フイルムは、スマホの画像をスクエアフォーマットのチェキフィルムに出力できるスマホプリンター“チェキ”「INSTAX SQUARE Link」を、11月17日に発売します。

 

「INSTAX Link」シリーズは、専用アプリからBluetoothでスマホの画像をチェキフィルムにプリントできるスマホプリンター。今回発売となるSQUARE Linkは、AR(拡張現実)エフェクトでチェキプリントを彩る機能やメッセージ付きチェキプリントを楽しめる機能を搭載した、シリーズ最新モデルです。

 

「AR Print」は、専用アプリを用いて、同製品で出力したチェキプリントをARエフェクトで彩る新機能。ARエフェクトを重ねたチェキプリントを表示したり、その表示画面を動画や静止画として保存し、SNSで簡単に共有できます。

 

新たに搭載される「INSTAX Connect」は、専用アプリで、スマホの画像にチャットのメッセージを重ね合わせてプリントできる機能。メッセージ付きで送ったスマホの画像に、相手からの返信メッセージもあわせてプリントすることで、そのときの気持ちを写真で共有することが可能になります。

 

本体のカラーバリエーションは、アッシュホワイトとミッドナイトグリーンの2色展開。本体カラーに合わせた専用ハードケースと、スクエアフィルム用アルバムも同時発売します。価格はいずれもオープン。

装着したくてウズウズする!「Nothing Ear (stick)」、10月29日から国内で先行限定発売

英Nothingは新型ワイヤレスイヤホン「Nothing Ear (stick)」を国内外にて正式に発表しました。

↑蝶のように舞い、蜂のように刺す?(画像提供/Nothing)

 

Ear (stick)はハーフインイヤー型のデザインを採用。イヤホン重量が4.4gと軽量なこともあり、「羽のように軽い感覚」での装着が可能です。またリップスティックにインスパイアされた、コンパクトな円筒形のケースも特徴となっています。

 

イヤホン本体には12.6mmのカスタムドライバーを採用し、耳の形にあわせて低音の量を補完する「Bass Lock Technology」による、本格的なサウンドを実現。さらに3個のマイクでクリアな通話を実現する「Clear Voice Technology」も搭載しています。音楽などの再生時間はイヤホン本体で7時間、ケース込みで最大29時間です。

 

Nothingのスマートフォン「Phone (1)」に接続すると、自動で低ラグ(遅延)モードに移行。Androidスマートフォンとは「Fast Pair」で簡単に接続できます。また、イヤーパッドを押すことで楽曲や音量の調整ができる「プレスコントロール」も導入されました。

 

Nothing Ear (stick)の国内価格は1万6800円で、11月10日に日本で全国発売され、10月29日からNothing.tech、Kith Tokyo、二子玉川 蔦屋家電で数量限定で先行販売される予定。仕事中や勉強中などに気軽に装着できるスマートフォンとして、Nothing Ear (stick)は活躍してくれそうです!

 

Source: Nothing

コンパクトかつ良コスパ! Razerの新サウンドバー「Razer Leviathan V2 X」……ハイブリッドゲーミングヘッドセットの新色も追加

Razerは、「Razer Leviathan V2 X(レイザー リヴァイアサン ブイツー エックス)」と、「Razer Barracuda(レイザー バラクーダ)」の新色「Mercury(マーキュリー)」「Quartz(クウォーツ)」を、10月28日に販売開始します。

 

Razer Leviathan V2 Xは、Razerのサウンドバー「Leviathan」シリーズの、コンパクト&高コスパが特徴の新モデル。横幅約40cmで、モニター下にスッキリと収まるコンパクトサイズながら、2つのフルレンジドライバーとパッシブラジエーターを搭載。USB-Cでの給電とオーディオ入力に対応し、最大音量は90dBです。税込価格は1万7600円。

 

Razer Barracudaは、低遅延の2.4GHz、Bluetooth 5.2、有線の3タイプの接続に対応したハイブリッドなゲーミングヘッドセット。今回は新たに、ホワイトのMercuryとピンクのQuartzが加わります。税込価格はいずれも2万8600円。

1万円のAmazonギフトカードが当たる!みんなで選ぶNo.1ポータブルオーディオ「ポタ-1グランプリ2022」

読者からの一般投票によりポータブルオーディオ機器の年間王者を決定する「ポタ-1グランプリ」は、今年で6回目を迎えます。イヤホンやヘッドホン、スピーカーなど、2022年に人気を集めたアイテムのなかから、13部門69モデルがノミネートされました。

総合グランプリ連覇を狙うソニーからは、新機軸の完全ワイヤレスイヤホンなど注目製品がたっぷり。さらに、AppleのAirPods Proに新モデルが登場したほか、ボーズやオーディオテクニカといった人気ブランドの製品も豊作。例年以上に群雄割拠のラインナップとなりました。

 

↑ノミネート製品の紹介は、本日発売のGetNavi 12月号に掲載されています

 

投票の結果は、12月下旬にYouTubeで生配信される「ポタ-1 TV」で発表されます。

 

また、投票していただいた方から抽選で5名にAmazonギフトカード1万円ぶんを差し上げますので、奮ってご応募ください。Twitterのアカウントがあればどなたでも手軽に応募できます。今年はどの製品がグランプリに選ばれるのか、それを決めるのは皆さまの1票です!

 

↑「ポタ-1グランプリ2021」の結果発表も「ポタ-1 TV」で生配信された。今年もMCを務めるのは声優の小岩井ことりさんと、ライターのだいせんせいこと工藤寛顕さんの2人。豪華ゲストも登場するかも?

 

【投票はこちらをクリック】

https://forms.gle/7dGz9tXP1fT3EJKC6

投票期間は10月24日(月)10:00~11月30日(水)23:59

新技術を採用した次世代高画質テレビ「新有機EL」VS「ミニLED」いま買うならどっち?

2022年の新作テレビは、革新的な技術を投入したモデルが大豊作で、市場はにわかに活気づいています。今回は2人の専門家にパワープッシュする「新有機EL」「ミニLED」を聞きました!

※こちらは「GetNavi」 2022年9月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

モノ知りインフルエンサー

テクニカルライター

湯浅顕人さん

本誌AV機器のテスターとしておなじみ。AV以外にもPC・ガジェットやアウトドアなど幅広いジャンルに精通。

デジタル・メディア評論家

麻倉怜士さん

執筆活動のほか、大学講師を務めるなど多方面で活躍。本誌でも「麻倉怜士のデジタル進化論」を連載中。

 

実力比較表

↑それぞれのメリットとデメリットは解消されつつあり、画質・機能はほぼ互角といえる。設置性はより薄い有機EL、寿命は画面の焼き付きの少ない液晶に軍配が上がる

 

その1【ミニLED】明るく高コントラストな映像が楽しめる

今季は「液晶」「有機EL」ともに”新しいパネル”を採用したモデルが登場して話題になっています。液晶においては、極小のLEDを敷き詰めたバックライトを使った「ミニLED」です。

 

「有機ELのように、黒い部分を“白浮き”なく黒く表現できるコントラストの高さ、そして液晶テレビの“白い部分(明るい部分)の再現性”が見事です」(湯浅さん)

【ミニLED液晶テレビ】

2022年秋発売予定

東芝

4K液晶レグザ55Z870L

実売価格30万8000円

同社で初めて「Mini LED広色域量子ドット液晶パネル」を搭載。多数のLEDを緻密に配置することで従来比約2倍の高輝度化を実現するとともに、純度の高い色再現が可能に。最大70Wのマルチアンプで合計7つのスピーカーを駆動し、臨場感溢れる音が楽しめます。

SPEC●チューナー:BS4K/110度CS4K×2、地デジ×9、BS/110度CS×3●接続端子:HDMI×4、USB×4ほか●音声最大出力:70W●サイズ/質量:W1233×H742×D313mm/21.5kg(スタンド含む)

 

↑「重低音立体音響システムZP」を搭載。重低音バズーカほか7つのスピーカーを70Wのアンプで駆動し、迫力の音に

 

↑新開発の「Mini LED広色域量子ドット液晶パネル」のイメージ。広色域量子ドットの採用により、人の目の色域の広さに迫る純度の高い色再現が可能になりました

 

↑どんなコンテンツも高精細に描く「レグザエンジンZRⅡ」を搭載。フレームレートの低いネット動画も高画質処理を施すことで滑らかに再生できます

 

液晶の明るさと有機ELの黒再現を両立させたい人に

バックライトに従来の液晶テレビのLEDよりもはるかに小さい「ミニLED」を採用。きめ細かな光量の調整が可能になり、黒の再現(コントラスト比)を高められます。液晶の明るさはそのままに、有機ELに迫る黒再現も楽しみたい人にオススメです。

 

ヒットアナリティックス:低コストで生産でき今後の低価格化に期待

いずれのメーカーも“第1世代”であり、最先端の技術で独自性も高い。また、VODの普及で高画質な4K映像が増え、高画質テレビの需要は高まっています。まだ量産体制ができておらず高価ですが、比較的低コストで生産が可能なので、今後の低価格化に期待できます。

 

その2【新有機EL】純度の高い発色と広視野角が魅力

有機ELは量子ドット技術を搭載した「QD-OLED」に注目。

 

「格段に発色が良く、明部の色抜けも少なく、視野角が広いなどの長所があります。国内でこのパネルを使ったのは現在ソニーだけですが、今後他社もハイエンド機に採用してくるでしょう」(麻倉さん)

【新有機ELテレビ】

2022年7月発売

ソニー

ブラビア4K有機ELテレビXRJ-55A95K

実売価格47万3000円

RGB(赤・緑・青)が独立して発色する新しい有機ELパネル「QD-OLED」を搭載。認知特性プロセッサー「XR」による映像信号処理技術との組み合わせにより、明るく自然で鮮やかな色彩表現を実現しました。パネルを振動させて音を出す独自の音響技術を採用し、画と音がシンクロします。

SPEC●チューナー:BS4K/110度CS4K×3、地デジ/BS/110度CS×3●接続端子:HDMI×4ほか●音声最大出力:60W●サイズ/質量:W1225×H728×D280mm(※)/31.0kg(スタンド含む)
※:フロントポジション設置の場合

 

↑認知特性プロセッサーの画質処理と、高純度の発色が可能なパネルにより色再現領域を拡大。自然で色鮮やかな色彩表現を実現

 

↑QD-OLEDパネルの採用により、従来の有機ELを上回る広い視野角を実現。壁掛け設置などで斜めから見ても明るく色鮮やかな映像を楽しめます

 

↑快適な視聴をサポートする「ブラビアカム」が付属。自動画音質調整やビデオチャット、ジェスチャーコントロールなど多彩な機能を備えます

 

有機ELに明るさとさらなる高画質を求める人に

これまで有機ELパネルはどこのメーカーも「白色OLED」一択でしたが、新有機EL(QD-OLED)が誕生し今季から選択肢に加わりました。QD-OLEDは明部の色再現に優れ、視野角がより広いのが特徴。究極の有機EL画質を堪能したい人は要注目です。

 

ヒットアナリティックス:国内はソニーのみだが他社の参入が待たれる

これまでとは異なる有機ELパネルで先進性は抜群。画質コンシャスなユーザーからは支持されるはずです。現状国内で製品化しているのはソニー1社でまだ高価ですが、将来的に他メーカーも参入すれば価格も下がり、高画質テレビのカテゴリーとして確立されるでしょう。

専門家がパワープッシュする、ソニーの新有機ELパネル「QD-OLED」搭載の最新テレビ

2022年の新作テレビは、革新的な技術を投入したモデルが大豊作で、市場はにわかに活気づいています。今回は大注目の「新有機EL」について、専門家に聞きました!

※こちらは「GetNavi」 2022年9月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

モノ知りインフルエンサー

デジタル・メディア評論家

麻倉怜士さん

執筆活動のほか、大学講師を務めるなど多方面で活躍。本誌でも「麻倉怜士のデジタル進化論」を連載中。

 

【新有機EL】純度の高い発色と広視野角が魅力

有機ELは量子ドット技術を搭載した「QD-OLED」に注目。

 

「格段に発色が良く、明部の色抜けも少なく、視野角が広いなどの長所があります。国内でこのパネルを使ったのは現在ソニーだけですが、今後他社もハイエンド機に採用してくるでしょう」(麻倉さん)

【新有機ELテレビ】

2022年7月発売

ソニー

ブラビア4K有機ELテレビXRJ-55A95K

実売価格47万3000円

RGB(赤・緑・青)が独立して発色する新しい有機ELパネル「QD-OLED」を搭載。認知特性プロセッサー「XR」による映像信号処理技術との組み合わせにより、明るく自然で鮮やかな色彩表現を実現しました。パネルを振動させて音を出す独自の音響技術を採用し、画と音がシンクロします。

SPEC●チューナー:BS4K/110度CS4K×3、地デジ/BS/110度CS×3●接続端子:HDMI×4ほか●音声最大出力:60W●サイズ/質量:W1225×H728×D280mm(※)/31.0kg(スタンド含む)
※:フロントポジション設置の場合

 

↑認知特性プロセッサーの画質処理と、高純度の発色が可能なパネルにより色再現領域を拡大。自然で色鮮やかな色彩表現を実現

 

↑QD-OLEDパネルの採用により、従来の有機ELを上回る広い視野角を実現。壁掛け設置などで斜めから見ても明るく色鮮やかな映像を楽しめます

 

↑快適な視聴をサポートする「ブラビアカム」が付属。自動画音質調整やビデオチャット、ジェスチャーコントロールなど多彩な機能を備えます

 

有機ELに明るさとさらなる高画質を求める人に

これまで有機ELパネルはどこのメーカーも「白色OLED」一択でしたが、新有機EL(QD-OLED)が誕生し今季から選択肢に加わりました。QD-OLEDは明部の色再現に優れ、視野角がより広いのが特徴。究極の有機EL画質を堪能したい人は要注目です。

 

ヒットアナリティックス:国内はソニーのみだが他社の参入が待たれる

これまでとは異なる有機ELパネルで先進性は抜群。画質コンシャスなユーザーからは支持されるはずです。現状国内で製品化しているのはソニー1社でまだ高価ですが、将来的に他メーカーも参入すれば価格も下がり、高画質テレビのカテゴリーとして確立されるでしょう。

専門家がパワープッシュする、レグザの「ミニLED」テレビ

2022年の新作テレビは、革新的な技術を投入したモデルが大豊作で、市場はにわかに活気づいています。今回は専門家にパワープッシュする「ミニLED」を聞きました!

※こちらは「GetNavi」 2022年9月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

モノ知りインフルエンサー

テクニカルライター

湯浅顕人さん

本誌AV機器のテスターとしておなじみ。AV以外にもPC・ガジェットやアウトドアなど幅広いジャンルに精通。

 

【ミニLED】明るく高コントラストな映像が楽しめる

今季は「液晶」「有機EL」ともに”新しいパネル”を採用したモデルが登場して話題になっています。液晶においては、極小のLEDを敷き詰めたバックライトを使った「ミニLED」です。

 

「有機ELのように、黒い部分を“白浮き”なく黒く表現できるコントラストの高さ、そして液晶テレビの“白い部分(明るい部分)の再現性”が見事です」(湯浅さん)

【ミニLED液晶テレビ】

2022年秋発売予定

東芝

4K液晶レグザ55Z870L

実売価格30万8000円

同社で初めて「Mini LED広色域量子ドット液晶パネル」を搭載。多数のLEDを緻密に配置することで従来比約2倍の高輝度化を実現するとともに、純度の高い色再現が可能に。最大70Wのマルチアンプで合計7つのスピーカーを駆動し、臨場感溢れる音が楽しめます。

SPEC●チューナー:BS4K/110度CS4K×2、地デジ×9、BS/110度CS×3●接続端子:HDMI×4、USB×4ほか●音声最大出力:70W●サイズ/質量:W1233×H742×D313mm/21.5kg(スタンド含む)

 

↑「重低音立体音響システムZP」を搭載。重低音バズーカほか7つのスピーカーを70Wのアンプで駆動し、迫力の音に

 

↑新開発の「Mini LED広色域量子ドット液晶パネル」のイメージ。広色域量子ドットの採用により、人の目の色域の広さに迫る純度の高い色再現が可能になりました

 

↑どんなコンテンツも高精細に描く「レグザエンジンZRⅡ」を搭載。フレームレートの低いネット動画も高画質処理を施すことで滑らかに再生できます

 

液晶の明るさと有機ELの黒再現を両立させたい人に

バックライトに従来の液晶テレビのLEDよりもはるかに小さい「ミニLED」を採用。きめ細かな光量の調整が可能になり、黒の再現(コントラスト比)を高められます。液晶の明るさはそのままに、有機ELに迫る黒再現も楽しみたい人にオススメです。

 

ヒットアナリティックス:低コストで生産でき今後の低価格化に期待

いずれのメーカーも“第1世代”であり、最先端の技術で独自性も高い。また、VODの普及で高画質な4K映像が増え、高画質テレビの需要は高まっています。まだ量産体制ができておらず高価ですが、比較的低コストで生産が可能なので、今後の低価格化に期待できます。

超広角単焦点のボケ! ソニー「VLOGCAM ZV-1F」がショート動画撮影に便利そう

ソニーは広い画角と大きなボケが特徴のVlogカメラ「VLOGCAM ZV-1F」を発表しました。

↑ソニーより

 

VLOGCAM ZV-1Fは自撮りに適した、超広角20mm(35mm版換算)開放F値2.0の単焦点レンズと、2010万画素のメモリー一体型1.0型積層型CMOSイメージセンサー「Exmor RS」を搭載。広い画角と美しいボケを実現しています。背面ディスプレイはフリップ式で、自撮りも簡単。さらに、話し手の声をクリアに録音する指向性3カプセルマイクを搭載しています。

 

本体は幅105.5mm×高さ60mm×奥行46.4mmで、重さ約256gとコンパクトサイズ。ディスプレイのタッチ操作にも対応しています。また切り替えボタンで、スローモーションやクイックモーションの撮影が可能。動画撮影でも、セルフタイマー機能が利用できます。

 

動画と静止画のそれぞれに、肌の色と顔の明るさを最適化する機能を搭載。また、美肌効果も3段階の調整が可能です。またお気に入りのシーンやクリップに印をつけるショットマーク機能では、そこを中心に15秒、30秒、60秒だけを切り出してスマートフォンに転送することも可能です。

 

VLOGCAM ZV-1Fは10月19日から予約を開始し、28日から販売を開始。価格はオープンで、店頭予測価格は8万3000円前後となっています。単焦点カメラと聞くとすこし使い方が難しそうですが、むしろスナップ撮影では画角選びに迷わずに、気軽に撮影が楽しめそうです。

 

Source: ソニー

パナソニックの大発明! 「ウォールフィットテレビ」が日本のリビングを変える

パナソニックは、かんたんに壁掛け設置ができる“ウォールフィットテレビ”「LW1」シリーズを11月18日に発売します。

↑ウォールフィットテレビ「LW1」シリーズ

 

ラインナップは、専用チューナーに2TBの録画用HDDを内蔵する「TH-55LW1L」と、チューナーのみの「TH-55LW1L」(別売のUSB HDDで録画可能)の2機種。実売予想価格はTH-55LW1Lが税込37万円前後、TH-55LW1Lが税込33万円前後。

↑専用チューナーの内蔵HDDの有無で2機種を用意。左がHDD無しのTH-55LW1L、右がHDD内蔵のTH-55LW1用チューナー

 

また、これに合わせて発売中の「どこでもディーガ」や「レイアウトフリーテレビ」を含めた商品群を「くらしスタイルシリーズ」と称し、「テレビの場所が自由になると、くらしはもっと自由になる」をコンセプトに住空間とテレビの新しい関係を提案。レイアウトフリーテレビ(TH-43LF1)にUSB HDD別売モデル「TH-43LF1L」(実売予想価格17万円前後)も追加ラインナップします。

 

生活空間になじむ薄型フラットな壁掛けテレビ

ウォールフィットテレビ「LW1」シリーズは、壁にぴったりくっつけることができ、生活空間になじむフラットなデザインが特徴。55型の4K有機ELテレビと専用のワイヤレスチューナーがセットになっており、チューナーからテレビ映像を無線伝送することで、テレビ部分が電源ケーブルのみのシンプルなスタイルになっています。

↑専用チューナーからワイヤレスでテレビ映像を伝送するので、テレビ側は電源ケーブルのみ

 

↑壁にフィットする薄くフラットなデザイン

 

これは、従来のテレビがアンテナ線やレコーダー等の機器のケーブルが届く範囲でしか設置できず、「テレビの位置によって家具のレイアウトが制限されることに不満がある」という声や「デザインがインテリアになじまない」という声を受けて開発されたもの。

 

部屋の中のアンテナ線端子の位置に左右されず設置でき、テレビ台も不要なため、設置の自由度が高く床面積を圧迫しないというメリットがあります。

 

従来の壁掛けテレビと異なり、壁から画面まで約3.5cmというフラットなスタイルで、まるで絵画や窓のように住空間になじむ設計となっており、専用の金具と取り付け用の設置用紙を使って誰でも簡単に壁に取り付けることができます。専用金具は一般的な住宅に多く使用されている石膏ボードの壁に、細いピンのみで簡単に固定することができ、ピンの跡も目立ちにくくなっています。

↑一般的な壁掛けテレビ(下)との比較。壁からのせり出しがなく、絵の額縁のように壁に馴染む。また専用金具に掛けるだけなので、横からみたときに従来方式のような重厚感がなく手軽に設置できる

 

別売のスタンドを使えば、従来のように据え置き設置も可能。住環境やライフスタイルの変化に応じて設置方法を使い分けることも可能です。

 

テレビ部は4K有機ELパネルを採用し、画面を振動させて音を出すアクチュエーターを搭載した「画面振動スピーカー」を採用。厚みが出やすい従来のスピーカーボックスを排除し、奥行わずか約3.1cmという薄型化を実現。また、ディスプレイ設計のノウハウを生かし、テレビの重量も従来比で40%軽量化しています。

 

独自の4K無線伝送技術により、地デジ放送や4K放送もワイヤレスでチューナーからテレビに送信することが可能。TH-55LW1のチューナーは2TBのHDDを内蔵しており、地デジも4K放送もたっぷり録画することができます。また、2番組同時録画にも対応(4K放送の2番組同時録画は不可)。YouTubeやNetflix、Amazonプライムビデオ、TVerなどの各種ネット動画も再生できます。

 

生活空間におけるテレビの存在感の大きさをやわらげるような新感覚のスタイルは、テレビの概念を大きく変えてしまうようなインパクトがあります。スペースやインテリアとのマッチングの関係でテレビの設置を諦めていた方も、これなら置ける!と感じる人が多いのではないでしょうか?

↑発表会ではインテリアコーディネーターのMAKOさんと、インテリアスタイリストの窪川勝也さんを招いたトークセッションも開催されました

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

 

Nothing Ear (stick)詳細が10月26日発表へ。ハーフインイヤー型とは…?

英Nothingは新型ワイヤレスイヤホン「Ear (stick)」の価格や製品仕様などの詳細を、日本時間10月26日23時に発表すると明かしました。

↑Nothingより

 

Ear (stick)は円筒形の本体ケースが特徴のワイヤレスイヤホンで、Nothingの初のワイヤレスイヤホン「ear (1)」の後継モデルに相当します。

 

Nothingによれば、Ear (stick)ではハーフインイヤー型のワイヤレスイヤホンになる、とのこと。その詳細は不明ですが、開放型イヤホンと密閉型イヤホンの中間のような形状になるのかもしれません。これにより、「羽のように軽く、人間工学に基づいたデザインで、耳の形にフィットします」とうたっています。

 

充電ケースのデザインは、「クラシックなコスメにインスパイアされた」とのこと。これにより、ポケットへと収納しやすいことをアピールしています。

 

ear (1)やスマートフォン「phone (1)」など、魅力的な製品をつぎつぎと投入するNothing。Ear (stick)では本体デザインだけでなく、音質や本体機能の刷新にも期待したいものです。

 

Source: Nothing

スマホ音源を高音質にする「あえて有線」アイテムが再燃中! NEXTトレンド予測【家電・デジタル編】

Withコロナがすっかり定着し、新しいライフスタイルやムーブメントが生まれてゆくなか、2022年の下半期はどうなっていく……? これから売れるモノ、流行るコトを各ジャンルのプロたちに断言してもらった。今回は超小型DACアンプ、Astell&Kernの「AK HC2」をご紹介!!

※こちらは「GetNavi」 2022年9月号に掲載された記事を再編集したものです。

【超小型DACアンプ】 スマホで手軽にハイレゾ音質を実現

私が紹介します!

AVライター

野村ケンジさん

ヘッドホンからホームシアターまでオーディオ系に精通。専門誌やWeb媒体でレビュー記事を多数執筆している。

デジタルオーディオプレイヤーのノウハウを生かした音質重視のドングル型DAC(野村)

【ポータブルUSB-DACケーブル】

2022年6月発売

Astell&Kern

AK HC2

実売価格2万9980円

スマホやPCで手軽にハイレゾの高音質再生が楽しめるUSB-DACケーブル。デュアルDAC構成を採用し、S/N比が高くクリアで安定した音質を獲得した。4.4mm5極バランス出力端子を備え、高出力かつノイズフリーなサウンドを実現。

 

↑接続した再生機器からの電力を利用。手持ちのデバイスで手軽に超高音質なサウンドを楽しめる。Lightning変換アダプターも付属

 

ヒットアナリティクス

小型で使い勝手良く高音質・低遅延を実現

ストリーミングサービスが人気の昨今、ヘッドホン出力のないスマホから直接良好なサウンドを楽しめるアイテムが再燃中。小型でも高音質・低遅延という有線の優位性を発揮し、完全ワイヤレスイヤホンの対抗馬として注目だ。迫力の音響は映画鑑賞にも十分使える。

 

クリエイティブのハイエンドゲーミングサウンドバーに下位モデルが仲間入り! サウンドバー体験会も実施

Creative Technology Ltdの日本法人クリエイティブメディアは、「Sound Blaster Katana V2X」を10月上旬に発売します。実売価格は4万2799円。

 

同製品は、2021年9月に発売したゲーミングサウンドバー「Sound Blaster Katana V2」の下位モデル。

 

上位モデルのSound Blaster Katana V2が採用する、トリプル アンプ/5ドライバー デザインや、HDMI ARCや光デジタル、USBやBluetoothなどの接続性、Dolby AudioやUSB マルチチャンネル再生などのサラウンド、Super X-Fi ヘッドホン ホログラフィやRGBライディング、Sound BlasterのAcoustic Engineによるオーディオ エフェクト、PCやスマホ用Creativeアプリでの操作性など、基本性能はそのままに、5.25インチ ドライバー搭載の小型化されたサブウーファーを採用し、スピーカー出力を総合90W/ピーク出力180Wとしています。

 

また、同製品やその他同社の製品を試聴できる「Creative サウンドバー体験会」を、東京都千代田区の「クリエイティブメディア 秋葉原オフィス内 デモルーム」で毎週木曜日と金曜日の13時~18時に開催中。詳細は同社公式サイトの当該ページをご覧ください。

Makuakeで目標金額325%達成! ヘッドセット不要で立体的なサウンドを楽しめるゲーミングスピーカー「GP3」

LGエレクトロニクス・ジャパンは、7月に応援購入サービス「Makuake」で先行販売を行い、目標金額を325%達成したゲーミングスピーカー「GP3」を、10月中旬に全国の販売店で本格展開します。

 

同製品は、同社が展開するゲーミングブランド「LG UltraGear」モデルとして、独自技術を多数盛り込み、ユーザーにヘッドセットを使わないゲーム環境を提案するゲーミングスピーカーです。

 

同ブランドのスピーカーでは、GP3は第2弾となり、第1弾の「GP9」は、プロ用オーディオ機器と同等の設計・仕様と高品質DACを搭載したハイエンドモデルでしたが、GP3はGP9のメイン機能はそのままに、設計やインターフェイスをゲーマー向けに再構築。ヘッドセット不要の開放感と、3Dサラウンドの没入感で、自宅に快適なゲーム空間を作り出します。また、ゲームに限らず、映画や音楽など、自宅でのエンターテインメント全般を迫力のサウンドとともに楽しめます。

 

より“音”に集中するため、ハイクオリティなサウンドのヘッドセットを使用している人も多いなか、「イヤホンを付けっぱなしにしていて大切な電話に気がつかなかった」「ヘッドセットで締め付けられて耳や頭が痛い」「首や肩が疲れる」などの悩みも少なくありません。GP3はこのような悩みから解放し、独自開発の3Dゲーミングサウンドで、ジャンルに応じた立体音響を提供。HRTF(頭部伝達関数)に基づき、まるでその場にいるような立体的な音響効果を味わえます。

Nothing Ear (stick)の詳細デザイン判明? イヤホン本体も刷新か

英Nothingの次期ワイヤレスイヤホン「Ear (stick)」のプレス向け公式画像らしきイメージを、リークアカウントのKuba Wojciechowski氏が公開しています。

↑Kuba Wojciechowski/Twitterより

 

Ear (stick)はNothingにとって2モデル目となるワイヤレスイヤホンで、筒状のスリムな本体ケースが特徴です。また装着感のなさがアピールされていることから、イヤホン本体にもなんらかの変更がくわえられていることが想定されます。

 

 

今回リークされた画像からは、Ear (stick)の詳細なデザインが確認できます。イヤホン本体のデザインは初代モデル「Ear (1)」とほぼ変わらないものの、後ろ側のメッシュがシンプルなホール(穴)になるなど、なんらかの設計変更がくわえられているようです。また、イヤピースの向きや形状ももしかしたら変わっているかもしれません。

 

年内には仕様や価格が発表される予定の、Ear (stick)。個人的にはEar (1)の装着感に若干満足していなかったので、ぜひその点の改良に期待したいものです。

 

Source: Kuba Wojciechowski/Twitter

クリアな音質でオンライン会議も快適に! ビジネスシーンでも活躍する「ゲーミングヘッドセット」

ゲーミングデバイスはハイスペックなパーツを用いて高いパフォーマンスを追求したゲーム向けのPC周辺機器。近年、オンライン会議や資料作成などの仕事使いにも有利であると注目度が高まっている。今回はビジネスシーンでも活躍するゲーミングヘッドセットを紹介!

※こちらは「GetNavi」2022年9月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

クリアな音質はオンライン会議にも◎

【ヘッドセット】

JBL

Quantum ONE

実売価格2万7220円

ハイレゾ認定のゲーミングワイヤレスヘッドセット。周囲の音が聞こえるトークスルー機能を備える。自分の声が相手に明瞭に届く「エコーキャンセリング」は、ボイスチャットのほかオンライン会議にも最適。

SPEC●ドライバー:φ50mm●最大入力:20mW●感度:95dB●再生周波数帯域:20Hz~40kHz●ケーブル長:1.2m●サイズ/質量:W270×H105mm/369g

 

↑左側に操作ボタンを配置。音量やマイクミュート、ANC、トークスルーの調節ができる

 

↑独自のヘッドトラッキング機能を搭載。顔を左右に振っても音が適切な方向から聞こえる

 

【Other Choice】遅延を最小限に抑えて映像と音声がズレない

【ヘッドセット】

オーディオテクニカ

ATH-G1WL

実売価格2万7510円

低遅延で電波干渉にも強い2.4GHz帯を採用したワイヤレスヘッドセット。φ45mmの大口径ドライバーは、ゲーム内のわずかな物音を拾うだけでなくオンライン会議も快適にする。

 

私が解説します!

テクニカルライター

湯浅顕人さん

PC&AVのライター。オープンワールド系のFPSが好きで、収入の多くをグラボにつぎ込んでいる。

カズがW杯の優勝国を大胆予想! ハイセンスの公式アンバサダー就任イベントで

家電メーカーのハイセンスは、サッカー「FIFA ワールドカップ カタール2022」の公式スポンサーとして、アンバサダーにプロサッカー選手の三浦知良さんを起用したプロジェクトの詳細を発表しました。

 

これは「ハイセンスがFIFAワールドカップを面白くするプロジェクト」として、三浦選手とともにFIFAワールドカップ カタール2022を盛り上げていくことを目的としたもの。

↑プロジェクトのイメージビジュアル

 

三浦選手をアンバサダーに向かえ、ハイセンスの公式YouTubeチャンネルで毎週動画を公開していくほか、三浦選手が日本代表の初戦を現地レポートする様子なども公開。また、Twitterを活用したプレゼントキャンペーンも合わせて実施されます。

↑豪華プレゼントが合計315名に当たるTwitterキャンペーンも実施。詳しくはハイセンスの公式サイトで公開しています

 

ハイセンスジャパンの李文麗社長は、「ハイセンスは2016年からスポーツマーケティングに力を入れており、過去のFIFAワールドカップでは世界各地でパブリックビューなどのイベントを実施してきた。今回はアンバサダーに三浦選手を起用して、一緒に大会を盛り上げていきたい」と述べていました。

↑ハイセンスジャパンの李文麗社長

 

発表会の会場では、三浦選手を迎えたトークセッションを開催。今回の大会はカタールで開催されるということで、93年にカタールで行われたアジア地区最終予選での「ドーハの悲劇」に関する質問もなされました。

↑アンバサダーに就任した三浦知良選手

 

三浦選手は今大会について、「29年ぶりのカタールで、日本サッカーの進化を見られると思うとドキドキする。日本はグループEで激戦が予想されているが、実際どうなるかは誰にも予想できない。特に、ドイツとスペインは世界のトップチームなのでいい試合をしてほしい。日本ならではのアジリティ(敏しょう性)を生かして、狭いスペースを突破して攻めるような攻撃的なスタイルを見たい」と、日本代表の勝利へ期待を寄せていました。

 

ちなみに、三浦選手による優勝国予想は、ズバリ「ブラジル」とのこと。注目している選手については、ブラジルのネイマール選手と日本代表の鎌田大地選手を挙げています。

 

「ネイマール選手は今大会でのブラジル代表引退を宣言しているので、ブラジル代表として優勝を果たしてバロンドール(世界年間最優秀選手)を取ってほしいと思っている。鎌田選手は現在ドイツで活躍しているが、この前の日本代表のアメリカ戦を見ていて、自分がチームの幹となって引っ張っていくという気持ちを感じた。点も取れる、アシストもできるというオールラウンドで活躍できる選手なので期待している」(三浦選手)

↑三浦選手の優勝国予想は「ブラジル」とのこと

 

日ごろからサッカーの試合をテレビでよく見ているという三浦選手は、「スタジアムで見るよりもテレビで見るほうが好き。解説してくれてわかりやすいし、自宅だとラクな姿勢で観戦できる」とのこと。ハイセンスの4K液晶テレビ「U9H」については、「画面がきれいでとても見やすい。早くこの大画面で観戦したい」と述べていました。

↑ハイセンスの4K液晶テレビ「U9H」でサッカーの映像を楽しむ三浦選手

 

↑左からハイセンスのブランドマネージャーの家倉宏太郎氏、李文麗社長、三浦知良選手、磯辺浩孝副社長

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

カズがW杯の優勝国を大胆予想! ハイセンスの公式アンバサダー就任イベントで

家電メーカーのハイセンスは、サッカー「FIFA ワールドカップ カタール2022」の公式スポンサーとして、アンバサダーにプロサッカー選手の三浦知良さんを起用したプロジェクトの詳細を発表しました。

 

これは「ハイセンスがFIFAワールドカップを面白くするプロジェクト」として、三浦選手とともにFIFAワールドカップ カタール2022を盛り上げていくことを目的としたもの。

↑プロジェクトのイメージビジュアル

 

三浦選手をアンバサダーに向かえ、ハイセンスの公式YouTubeチャンネルで毎週動画を公開していくほか、三浦選手が日本代表の初戦を現地レポートする様子なども公開。また、Twitterを活用したプレゼントキャンペーンも合わせて実施されます。

↑豪華プレゼントが合計315名に当たるTwitterキャンペーンも実施。詳しくはハイセンスの公式サイトで公開しています

 

ハイセンスジャパンの李文麗社長は、「ハイセンスは2016年からスポーツマーケティングに力を入れており、過去のFIFAワールドカップでは世界各地でパブリックビューなどのイベントを実施してきた。今回はアンバサダーに三浦選手を起用して、一緒に大会を盛り上げていきたい」と述べていました。

↑ハイセンスジャパンの李文麗社長

 

発表会の会場では、三浦選手を迎えたトークセッションを開催。今回の大会はカタールで開催されるということで、93年にカタールで行われたアジア地区最終予選での「ドーハの悲劇」に関する質問もなされました。

↑アンバサダーに就任した三浦知良選手

 

三浦選手は今大会について、「29年ぶりのカタールで、日本サッカーの進化を見られると思うとドキドキする。日本はグループEで激戦が予想されているが、実際どうなるかは誰にも予想できない。特に、ドイツとスペインは世界のトップチームなのでいい試合をしてほしい。日本ならではのアジリティ(敏しょう性)を生かして、狭いスペースを突破して攻めるような攻撃的なスタイルを見たい」と、日本代表の勝利へ期待を寄せていました。

 

ちなみに、三浦選手による優勝国予想は、ズバリ「ブラジル」とのこと。注目している選手については、ブラジルのネイマール選手と日本代表の鎌田大地選手を挙げています。

 

「ネイマール選手は今大会でのブラジル代表引退を宣言しているので、ブラジル代表として優勝を果たしてバロンドール(世界年間最優秀選手)を取ってほしいと思っている。鎌田選手は現在ドイツで活躍しているが、この前の日本代表のアメリカ戦を見ていて、自分がチームの幹となって引っ張っていくという気持ちを感じた。点も取れる、アシストもできるというオールラウンドで活躍できる選手なので期待している」(三浦選手)

↑三浦選手の優勝国予想は「ブラジル」とのこと

 

日ごろからサッカーの試合をテレビでよく見ているという三浦選手は、「スタジアムで見るよりもテレビで見るほうが好き。解説してくれてわかりやすいし、自宅だとラクな姿勢で観戦できる」とのこと。ハイセンスの4K液晶テレビ「U9H」については、「画面がきれいでとても見やすい。早くこの大画面で観戦したい」と述べていました。

↑ハイセンスの4K液晶テレビ「U9H」でサッカーの映像を楽しむ三浦選手

 

↑左からハイセンスのブランドマネージャーの家倉宏太郎氏、李文麗社長、三浦知良選手、磯辺浩孝副社長

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

「外音取り込み」搭載の「ながら聴きNCイヤホン」に注目! NEXTトレンド予測【家電・デジタル編】

Withコロナがすっかり定着し、新しいライフスタイルやムーブメントが生まれてゆくなか、2022年の下半期はどうなっていく……? これから売れるモノ、流行るコトを各ジャンルのプロたちに断言してもらった。今回は、完全ワイヤレスイヤホンのソニー「LinkBuds S」をご紹介!!

※こちらは「GetNavi」 2022年9月号に掲載された記事を再編集したものです。

【ながら聴きNCイヤホン】 着けっぱなしでもNCと外音取り込みを切り替え

私が紹介します!

カーITジャーナリスト

会田 肇さん

自動車雑誌の編集を経てフリーに。カーナビやドライブレコーダーのほか、先端の自動運転技術なども詳しい。

流行りの外音取り込みとNC高音質の没入感を両得(会田)

【完全ワイヤレスイヤホン】

2022年6月発売

ソニー

LinkBuds S

実売価格2万4200円

高性能NC機能を備えるハイレゾ対応のワイヤレスイヤホン。「アンビエントサウンド(外音取り込み)モード」を搭載し、音楽と周囲の音の聞こえを両立する。片方あたり質量約4.8gの小型軽量設計で常時装着も快適。

 

 

↑スマホの加速度センサーを利用してユーザーの行動を判別。あらかじめ設定すれば、NCと外音取り込みが自動で切り替わる

 

ヒットアナリティクス

音漏れ低減や高音質に加え外音取り込みで価値を創出

NC対応ワイヤレスイヤホンがヒットするなかで、外音取り込み能力に注目が集まっている。本機は外音取り込みレベルを20段階から調整可能。“没入”と“ながら聴き”を両立する新しいスタイルを提案した、象徴的なモデルと言えるだろう。

 

全6色のパステルカラーで、どれにしようか迷っちゃう! 撫で回したくなるほどかわいい完全ワイヤレスイヤホン

「ガジェットは“かわいらしさ”重視!」という、かわいいものに囲まれて暮らしたいあなたに選んでもらいたい! そんなイヤホンがあるんです。

 

それがこの、オウルテックから発売された、パステルカラーの完全ワイヤレスイヤホン「OWL-BTTW02」シリーズ!

 

税込価格は5180円。カラーバリエーションは、ラテグレージュ、シェルピンク、ピスタチオ、ペールアイリス、パウダーブルー、ホワイトの6色。イヤホン本体も充電クレードルもコンパクトで軽く、丸みを帯びたフォルムは、思わず撫で回したくなりますよね。

 

…しかし、このカラバリ、どこかで見たことあると思いませんか?

 

「MOTTERUのカラーシリーズのオーディオカテゴリーをオウルテックから発売しました。オーディオカテゴリーはリスクが高い為、実績のあるオウルテックで担当することになりました。人気のMOTTERUカラーですので、既に発売しているMOTTERU製品とも相性抜群ですよ」(オウルテック担当者)

 

なんと! MOTTERUで展開中のパステルカラーシリーズが、オウルテックにも登場したのです。これまでモバイルバッテリーUSBケーブルデスクマットスマホスタンドなど、様々なアイテムを明るくかわいいカラバリで展開していましたが、今回イヤホンが追加されたことで、さらに“かわいいガジェット”が身の回りに増えます。

 

すべて同じ色で揃えて統一感を出すのもシンプルに美しいですが、逆に、それぞれ別の色のパステルカラーで揃えて、より華やか&カラフルにするのもアリでしょう!

タイパ至上派のためのTWSイヤホン。ケンウッド「KH-BIZ70T」のこだわりがすごすぎる

KENWOODブランドから発売された「KH-BIZ70T」は、ノイズキャンセリング機能などの最新機能を豊富に備えたTWS(完全ワイヤレス)イヤホン。2022年5月に発売されており、実売価格は税込1万6500円前後となっています。

↑「KH-BIZ70T-B」(ブラック)と「KH-BIZ70T-W」(ホワイト)の2色をラインナップ

 

これだけ聞くとよくあるワイヤレスイヤホンなのですが、本製品は「ビジネス」用途で使える機能がとにかくスゴい。ケンウッドブランドだから音ももちろん、スゴい。今回はこのKH-BIZ70Tの「お仕事能力」と「音質」について、GetNavi web編集部のオーディオ担当である一條が実際に使用してレビューします!

 

 

【本体概要】豊富な機能とこだわりの設計

ケンウッドのKH-BIZ70Tは、ビジネスシーンを意識した製品となっており、コロナ禍以降に増えたオンライン会議やリモートワークで便利に使える機能が充実しているのが特徴。下記に代表的な機能を並べてみましたが、すべて書ききれないほどたくさんの機能を備えています。

【KH-BIZ70Tに搭載されている機能】(一部を抜粋)

・音楽や仕事に集中できるアクティブ・ノイズキャンセリング機能

・Bluetoothのマルチポイント接続に対応。2台の機器に同時接続が可能

・2つの高性能MEMSマイク+ノイズリダクション処理でクリアな通話

・動画視聴に最適な低遅延モードを搭載

・IPX4相当の生活防水対応

・左右どちらでも片耳使用が可能

 

KH-BIZ70Tは左右のイヤホンと充電ケースがセットになっており、充電ケーブルや3サイズのイヤーピースが同梱されています(Mサイズは最初からイヤホンに装着)。

 

イヤホン本体は片耳4.6gと小型軽量で、遮音性を高めるため、ノズルが長めのカナル型デザインを採用しているのが特徴です。イヤホン部分にはプッシュ式ボタンとタッチセンサーが備わっており、すべての操作を耳元で行うことができます。

↑左右のイヤホンにプッシュ式ボタン(赤印)とタッチセンサー(黄印)を備えています

 

このプッシュ式ボタンとタッチセンサーはそれぞれ別の操作が割り振られており、慣れると非常に快適に操作できるようになります。特に、プッシュ式ボタンには「クイックアンビエント機能」(外音取り込み)や「マイクミュート機能」がワンプッシュで使えるように割り振られているので、電車のなかでアナウンスを聴きたいときや会議でマイクをオフにしたいときなど、とっさに使えて便利。

【音楽再生時】

【通話時】

 

イヤホンの背面部分や充電ケースの上蓋には、ある世代以上の人ならグッとくること間違いなしのケンウッドのブランドロゴがプリントされています。おそらくビジネスシーンで使うことも考慮して控えめにあしらっているのでしょうが、個人的にはこのかっこいいロゴがもっと目立つようにデザインにしてもいいかなと感じました。

↑充電ケースにもブランドロゴをプリント

 

また、充電ケースの底面にはすべり止めが付いているので、デスクなどに置いたとき、不意に落下するのを防いでくれます。新幹線の座席に備わっている可動式テーブルなど、せまい場所に置くときも安心ですね。

↑イヤホン充電ケースでは珍しいすべり止め付き。細かいところまで配慮されている

 

なお、連続使用時間はイヤホン単体で7/9時間(ノイキャンON/OFF時)で、充電ケース併用で最大16/21時間(同)となっています。イヤホンは左右どちらも片耳だけ使うこともできるので、右を使ってバッテリーが切れそうになったら左に変える、というように使えばほぼ1日中利用することもできちゃいます。

 

 

【音質】オーディオブランドならではの豊かなサウンドに感動

続いてチェックしたいのは音質。ビジネス向けに特化したワイヤレスイヤホンは、通話時の音声品質を優先するあまり、音楽再生時の音質がおざなりになっているモデルも多いのですが、老舗オーディオブランドのケンウッドが作るイヤホンが、音質を大事にしないはずがありません。

 

筆者はオーディオ担当という仕事柄、これまでたくさんの完全ワイヤレスイヤホンを使ってきましたが、初めてKH-BIZ70Tで音楽を聴いたとき、思わず「お!」と声が出てしまいました。中高域が伸びやかで音に透明感があり、キリッとした辛口のお酒のような清涼感のあるサウンドです。低域もしっかり感じられますが、いわゆる“ドンシャリ”のような刺激的なサウンドではなく、あくまで調和の取れた品のよい仕上がり。全体的にメリハリがあって、「久しぶりに音楽を楽しく聴けるイヤホンに出会った!」というのが第一印象でした。

 

特筆すべきはボーカルの存在感で、特に女性ボーカルが絶品! クリアなのに高音が刺さらず、繊細な声のニュアンスをキチンと表現してくれます。この清涼感のある爽やかサウンドは、なかなか他社のモデルにはない個性だと思います。

 

なぜこんな楽しい音のイヤホンを作ることができたのか、KH-BIZ70Tの開発秘話をお聞きすべく、JVCケンウッドで商品企画を担当した大西崇文さんにいくつか質問をしてみました。

↑JVCケンウッドで商品企画を担当されている大西崇文さん

 

【開発背景】ケンウッドの「原音再生」思想を音作りに反映

――今回「KH-BIZ70T」を使ってみて、まず驚いたのは“音がイイ!”というところでした。やはりケンウッドブランドということで、音作りにはこだわったのでしょうか?

大西さん:ケンウッドは元々、高級オーディオに引けをとらない音を鳴らす単品コンポを作ってきたブランドで、音の味付けをせず音源に記録された音をそのまま再生する「原音再生」をモットーとしています。その思想も踏まえて、KH-BIZ70Tの企画当初から「どの帯域も強調しすぎないバランスの取れたサウンド」を目指して開発を進めました。

 

バランスの取れたサウンドとひと口で言っても、どの帯域も均一に鳴らすのではなく、低音はアタック感が感じられ、中高域は明瞭で音の輪郭がわかるようにチューニングしています。目の前のステージからボーカルや演奏の音が一列に並んで聴こえるような、存在感のある音をイメージしています。

 

――個人的には、人の声が一歩前に出てくるような鳴り方で、J-POPやアニソン、アイドルソングなどのボーカル曲がとても楽しく聴ける印象を受けました。

大西さん:音のチューニングはボーカル曲を中心に行ったので、そういう印象を持っていただけたのかもしれません。声が演奏に埋もれず、かといって前に出すぎないように、何度もチューニングを重ねているんですよ。

 

――もうひとつ、おっ!と思ったのはKH-BIZ70Tのイヤホンが、最近の完全ワイヤレスイヤホンのなかではかなりノズルが長い形状であるということ。近年のトレンドとして、イヤホンのノズルが短く、パッと耳穴に乗せるスタイルのものが増えていますが、あえてノズルを長くしたのは何か理由があるのでしょうか?

大西さん:理由は2つありまして、ノズルが長い形状の方が耳穴にしっかり挿入でき、密閉感を高めて物理的な遮音性を得やすいということ。また、イヤホン内に空間を作ることで音質的にもメリットがあるということです。

↑ノズルが長めなカナル型デザイン

 

大西さん:KH-BIZ70Tは、周囲の騒音と逆位相の音を鳴らして消音するアクティブ・ノイズキャンセリング機能を備えていますが、それに加え物理的な遮音性(パッシブ・ノイズキャンセリング)を高めることで、より強力なノイズキャンセリング性能を実現しています。開発時にも、防音室で複数パターンのノイズを鳴らして試験を行っていますので、ノイキャン性能には満足して頂けると思います。

 

パッシブの遮音性を高めるためにはイヤホンをしっかり装着してもらうことが重要です。より良い音質で楽しんでいただきたいので、ぜひ付属のイヤーピースを付け替えながらご自分の耳に合ったサイズを試していただきたいですね。

↑L、M、Sの3サイズのイヤーピースが同梱されています(Mは最初から装着)

 

――もうひとつ気になったのは、「ノーマル」「クリア」「ベース」の3つのサウンドモードを備えていることですが、こちらの違いを教えてください。

大西さん:ベースは低音がモリモリ出るというわけではなく、より楽器のベースラインを感じたいときに使っていただきたいモードです。一方、クリアは自然で明瞭な声になるよう、特に女性ボーカルの曲を聴くときのイメージでチューニングしました。聴く音楽のジャンルや好みに応じて使い分けていただければと思いますが、私自身は常にベースモードで使っています。なお、サウンドモードは音楽再生時に適用されるもので、通話時には自動で通話に適した設定に変更されます。

 

大西さんのお話から感じたことは「オーディオブランドならではのこだわりが製品開発にしっかり反映されている」ということでした。ここまで音質にこだわっているイヤホンはそうそう無いはず。ワイヤレスイヤホンに音質なんて求めていない、という人にもぜひ使ってみてほしいと思います。

 

 

【使用シーン】コスパならぬタイパのよい“お仕事イヤホン”

KH-BIZ70Tは、製品名からも分かるようにビジネスシーンでの使用も考えられたモデルです。イヤホンに内蔵された2つの高性能MEMSマイクが話者の声を的確に拾い、ノイズリダクション機能で周囲の雑音を抑えてクリアな音声で通話やオンライン会議が行えます。

↑屋外でもノイズを抑えたクリアな音で通話できます

 

もちろん、アクティブ・ノイズキャンセリング機能を搭載しているので、オフィスや外出先でも周囲の音を気にすることなく会話に集中できます。

 

しかし、仕事で使っているうちに一番便利に感じたのは、「とにかく何をやるにも工数が少なくすばやく行える」ということ。最近は、コストパフォーマンスならぬタイムパフォーマンス(かけた時間に対する効果)、通称「タイパ」がビジネスパーソンのあいだで認識されてきていますが、KH-BIZ70Tはこのタイパが非常に優れたツールなのです。

 

オンライン会議中は、自分の発言時以外にはマイクをオフにしている人が多いでしょう。通常ならばPCの画面上に表示されるマイクボタンをオン/オフする必要がありますが、頻繁に切り替えているとだんだん操作が面倒になってきます。

 

そんなとき、KH-BIZ70Tを使っていれば、耳元のプッシュ式ボタンを1回押すだけでマイクをオフにする「マイクミュート機能」が便利。オン/オフは音声でアナウンスしてくれるので、ボタンを押してオンになったのかオフになったのか確認することもできます。わざわざマウスやタッチパッドを操作して画面上でマイクオフにせずとも、イヤホンのボタンをワンプッシュするだけでOKというのはタイパがいいと思いませんか?

 

さらに便利なのが、2台の機器と同時にBluetooth接続できる「マルチポイント機能」です。これは、PCやスマホなど同時に2台までの機器とワイヤレス接続でき、シームレスに接続先を切り替えられるというもの。例えば、PCでオンライン会議中にスマホに電話がかかってきたとき、イヤホンをワンタッチすれば自動でイヤホンがスマホにつながり、そのまま通話することができます。通話が終わって電話を切れば、また自動でPCの音声につないでくれます。

↑マルチポイント機能を利用すればシームレスに2台の機器を切り替えられます

 

これと同じことをマルチポイント非対応のイヤホンでやろうとすると、とんでもなく手間がかかってしまいます。試しに、マルチポイントを利用した場合と、マルチポイントを利用せず個別にペアリングした場合で、PC→スマホと音声の接続先を切り替えてみると、マルチポイント有りの場合はわずか1秒。ほとんどシームレスにPCからスマホに接続を切り替えられます。一方、マルチポイント無しの場合は、いったんPC側でBluetooth接続を切ってスマホとペアリングしてるあいだに25秒もかかってしまいました。マルチポイント機能を備えたKH-BIZ70Tが、いかに時間を節約してすばやく仕事をこなせるかお分かり頂けるのではないでしょうか。

 

ほかにも、KH-BIZ70Tは専用アプリを使う必要がなく、ノイキャンのON/OFFやサウンドモードの変更、動画再生にピッタリな低遅延モードの切り替えなど、多彩な機能もすべて耳元の操作だけで行えてしまいます。いちいちスマホを取り出す必要がないのもタイパ的に優れていますね。

 

オーディオブランドならではの音質へのこだわり、ビジネスツールとして効率的に使える“タイパ”のよさ、そして最新機能全部入りとも言える多彩な機能の数々は、仕事もプライベートも充実させたい人に最適な完全ワイヤレスイヤホンといえます。音質や機能性が気になった方は、ぜひ店頭で試してみてください。

 

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

Nothing Ear (stick)、本体/ケースはこんなクールなデザインです

英Nothingの次期ワイヤレスイヤホン「Ear (stick)」の実機を利用する様子が、デザイナーのErrolson Hughの公式Instagramで公開されています。

↑Instagramより

 

Ear (stick)はNothingにとって2モデル目となるワイヤレスイヤホンで、スケルトンデザインの細長いケースが特徴です。また、イヤホン本体も「装着しているのを忘れてしまうような軽さ」だとアピールしています。

 

 

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Errolson Hugh(@erlsn.acr)がシェアした投稿

 

今回の動画では、Ear (stick)をのイヤホン本体をどのようにしてケースから取り出すのかがわかります。ケースを回転せて蓋を開けるシステムは、なかなかクールです。

 

一方でイヤホン本体のデザインは、「Ear (1)」からあまり変わらないようにも見えます。もしかすると、イヤチップなどに変更が施され、装着感が向上しているのかもしれません。

 

Ear (stick)のデザインや仕様、価格は年内に発表される予定です。前モデルは高品質さとコストパフォーマンスの高さを両立させたことで人気となりましたが、新モデルでもお求めやすい価格での登場を期待したいものです。

 

Source: Errolson Hugh/Instagram

Nothingの新イヤホン「Ear (stick)」、装着感すらNothing…

英Nothingは、次期ワイヤレスイヤホン「Ear (stick)」のケースデザインを公開しました。

↑Nothingより

 

スケルトンデザインを各所に取り入れたワイヤレスイヤホン「Ear (1)」やスマートフォン「phone (1)」により、デジタルガジェット業界で着々と勢力を拡大しているNothing。また以前より、ケース形状(イヤホン自体も?)を変更した次期ワイヤレスイヤホンの投入を計画していることも報じられていました。

 

現地時間9月20日に公開されたEar (stick)は、その細長いコンパクトなケース形状が特徴となっています。また、ケースの一部にはレッドのワンポイントがアクセントとして配されています。このデザインは、コスメにインスパイアされたものだそう。

 

Nothingによれば、Ear (stick)は「装着しているのを忘れてしまうような軽さ」「耳にフィットし、装着感を感じさせない」が特徴だとしています。現時点では詳細はわかりませんが、イヤホン本体のデザインにもなんらかの変更が加えられているのかもしれません。

 

Ear (Stick)のデザインや仕様、価格は年内に発表される予定です。米アップルや韓国サムスンなどプレーヤーが固定化されて久しいデジタルガジェット業界に、新たな風を吹き込む存在となってほしいものです。

 

Source: Nothing

レグザが「FIFAワールドカップ カタール2022」の日本戦観戦ツアーが当たる応援キャンペーン実施

TVS REGZAは、サッカーワールドカップの日本×スペイン戦の観戦ツアーが当たる「FIFAワールドカップ カタール2022 応援キャンペーン」を9月22日より実施します。

 

このキャンペーンでは、日本×スペイン戦の観戦ツアーが当たるA賞と、豪華応援グッズが当たるB賞を用意。それぞれの賞の応募方法に従って、LINEもしくはTwitterを使って応募できます。

 

A賞の「日本×スペイン戦観戦ツアー」は、2022年12月2日にカタールで開催される日本×スペイン戦の観戦ツアーへ参加できるというもの。賞品には、現地までの往復航空券やホテルの宿泊費用、観戦チケットが含まれています。

 

応募方法は、レグザLINE公式アカウントを友達追加し、メッセージから画面をタップしてキャンペーンに応募するだけ。応募期間は2022年9月22日~2022年10月20日23時59分まで。当選人数は6組12名となっています。

 

B賞は、自宅でワールドカップが楽しめる豪華応援グッズとして、アディダスの公式試合球レプリカ「アル・リフラ」(20名)、ビーズクッション「Yogibo Double Premium」(5名)、「Yogibo Max」(15名)、JBLのサウンドバー「Bar 5.0 MultiBeam」(10名)など、6アイテムを計75名にプレゼント。

 

応募方法は、レグザ公式Twitterアカウントをフォローし、キャンペーン対象ツイートを引用リツイートし、ハッシュタグ「#W杯見るならレグザ」をつけたうえで、欲しいグッズの番号を記載して応募できます。応募期間は2022年9月22日~2022年10月20日23時59分まで。

 

応募にあたっての諸注意事項などは、レグザの公式キャンペーンサイトで確認できます。

レグザキャンペーンサイト:https://www.regza.com/2022fifa

 

 

縦動画もサクッと撮れる!「DJI Osmo Action 3」が新発売

中国のDJIが新型アクションカメラ「Osmo Action 3」を発表しました。

↑これを持って外に出よう!(画像提供/DJI)

 

Osmo Action 3はタフネスな本体設計により、アウトドア・アクティビティやスポーツなどの撮影で力を発揮するアクションカメラ。本モデルでは横向きだけでなく縦向き撮影に対応したマウントシステムを内蔵しており、気軽に縦向き動画の撮影が楽しめます。また、マウントのクイックリリースシステムも進化しました。

 

本体には1/1.17インチセンサーを搭載し、4K/120fpsでの動画撮影に対応。撮影画角は155度で、複数の電子式映像ブレ補正(EIS)を搭載し、なめらかな動画撮影を実現しています。また、熱管理システムの進化により、バッテリー残量がゼロになるまで4K/60fpsでの撮影が可能。Hi-Fiライブ配信では、最大1080p/30fpsに対応し、配信中の録画の一時停止ができます。さらに、UAC/UVCのウェブカメラとして、ビデオ会議やライブ配信にも利用可能。

 

他にも、前後のディスプレイはどちらもタッチ操作に対応している一方、風ノイズを低減しながらステレオ録音もできます。バッテリーは最大160分間の録画が可能な、1770mAhの「エクストリームバッテリー」に。−20度の低温に対応し、急速充電では50分でフルチャージします。

 

Osmo Actionの価格は、カメラ単体の標準コンボが4万7300円(以下すてべ税込)、バッテリーや保護フレームなどが付属するアドベンチャーコンボが6万6000円で、9月15日から予約注文が開始されています。

 

ライバルのGoProからも新型アクションカメラ「GoPro HERO11 Black」が発表されましたが、Osmo Action 3はより縦動画に特化したアクションカメラとして、活用することができそうです。

 

Source: DJI

新センサー搭載で多彩な映像表現が可能に! 「GoPro HERO11 Black」3機種が登場

アクションカム「GoPro」シリーズより、新モデル「GoPro HERO11 Black」と、クリエイター向けに長時間撮影を可能にした「GoPro HERO11 Black CREATOR EDITION」、コンパクトフォルムの「GoPro HERO11 Black MINI」の3機種が登場します。

↑GoPro HERO11 Black CREATOR EDITION(左)とGoPro HERO11 Black(右)

 

直販サイトGoPro.comでの販売価格はGoPro HERO11 Blackが7万2000円(GoProサブスクリプションと同時購入時6万2000円)、CREATOR EDITIONが10万1000円(同8万9000円)、MINIが5万8000円(同4万8000円)。発売はGoPro HERO11 BlackおよびCREATOR EDITIONが9月14日、MINIのみ10月25日となります。

 

3機種の基本スペックは共通

「GoPro HERO11 Black」シリーズ3機種は、いずれも基本的なスペックは共通。CREATOR EDITIONは、GoPro HERO11 Blackに長時間撮影を可能にする大容量バッテリー内蔵のグリップと、LEDライト、指向性マイクがセットになったもの。動画制作を行うクリエイター向けと位置づけられています。

↑GoPro HERO11 Black CREATOR EDITION

 

一方、MINIは以前に発売されたGoPro HERO Sessionに近いコンパクトなサイズが特徴。液晶画面のないワンボタン操作のシンプルな撮影スタイルで、設置時に邪魔になりにくく、よりタフな環境でも撮影できます。本体底部と背面にマウントを備えており、設置の自由度が高い点も見逃せません。スタンダードなGoPro HERO11 Blackの違いとして、写真撮影不可(動画撮影のみ)、バッテリーの取り外し不可、GPSを内蔵しない、などが挙げられます。

↑GoPro HERO11 Black MINI

 

↑底部と背面にマウントを備えている

 

センサーが進化。広い画角で撮れる「HyperView」も

GoPro HERO11 Blackシリーズの特徴として、より大きくなった1/1.9インチセンサーを搭載しており、アスペクト比8:7で撮影。その後、4:3や16:9などフォーマットに応じて好みのサイズに切り出すことができます。また、新しいデジタルレンズ「HyperView」で臨場感のある映像を撮影可能。10bitカラーにも対応し、10億色を超える豊かな色彩で映像を記録できます。

↑GoPro HERO11 Black

 

↑背面にも液晶ディスプレイを搭載

 

進化した手ブレ防止機能「HyperSmooth 5.0」により、どんな環境でもブレのないなめらかな映像を撮影可能。さらに、HyperSmooth AutoBoostに設定すれば、視野角とブレ補正の効果を最大化することができます。

 

夜間撮影機能もパワーアップしており、タイムラプス撮影に3つのプリセットを追加。天体撮影に適した「スタートレイル」、ライトや花火などで文字や絵を描ける「ライトペインティング」、自動車の灯りで印象的な映像が撮れる「ライトトレイル」が利用できます。

 

アップロード、ハイライト映像制作まで自動

スマホアプリ「Quik」も進化しており、GoProで撮影した映像をクラウドへ自動アップロードし、自動でハイライトビデオを制作して送信してくれる機能を搭載。また、クラウド上での編集も可能で、高スペックの端末がなくても簡単に映像編集が行えます。

 

GoProサブスクリプションを利用すれば、オリジナル画質で容量無制限にクラウドにバックアップできるほか、破損したカメラの補償やカメラおよびアクセサリーの割引も利用できます。

 

大きな進化を遂げたGoPro HERO11 Blackシリーズは、一般ユーザーからプロユースまで幅広いニーズに応えるアクションカムと言えそうです。

 

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進化したノイキャンで圧倒的な静寂感! オーディオテクニカの完全ワイヤレスイヤホン「ATH-TWX9」

オーディオテクニカは、ノイズキャンセリング機能を搭載した完全ワイヤレスイヤホンのフラッグシップモデル「ATH-TWX9」を9月3日に発売しました。実売価格は3万3000円(税込)。

↑オーディオテクニカ「ATH-TWX9」

 

シーンに応じて最適化する進化したノイズキャンセリング機能

ATH-TWX9は、左右のイヤホンに2基ずつ搭載された小型マイクが周囲の環境音を測定し、不要な雑音を打ち消す「ハイブリッドデジタルノイズキャンセリング」技術を採用。環境に応じて選べる5種のプリセットモードを備えるほか、環境に適した消音レベルを自動設定する「オプティマイズ・ノイズキャンセリングシステム」も搭載します。

↑左右のイヤホンに各2基のマイクを備えた「ハイブリッドデジタルノイズキャンセリング」を採用

 

また、一人ひとり異なるイヤホン装着時の密閉感を測定し、個人に最適なノイズキャンセリングフィルターを適応する「パーソナライズ・ノイズキャンセリングシステム」も利用可能。装着者の耳穴の形や使用シーンに合わせてより最適なノイズキャンセリング処理を行うことで、消音性能を高めています。

 

音にこだわった自社設計の新開発ドライバー搭載

イヤホンには、自社設計した新開発の5.8mm高解像ドライバーを採用。硬質素材と軟質素材を重ねあわせた「3層マルチレイヤー振動板」をエッジマウント方式で固定することで、振動板の駆動面積を極限まで広げることで、サイズを超えたエネルギッシュな音を再生します。

↑導管の長さが異なる3種のイヤーピースを各4サイズ同梱

また、付属のイヤホンピースは、異なる硬度のシリコンによるハイブリッド構造の新開発「コンフォートフィットイヤピース」を採用。導管の長さが異なる「Short」「Standard」「Long」の3種×各4サイズの計12種を同梱しており、装着感や音質の好みに合わせて自由にカスタマイズすることができます。

 

 

ビジネスシーンでも活用できる高品質な通話音声

テレワークやリモート会議など、ビジネスの場でもワイヤレスイヤホンが活用される昨今の状況を踏まえ、ATH-TWX9はハンズフリー通話時の音声も高品質化。2つのマイクを使って話者の口元へ指向性を持たせたビームフォーミングマイク技術により、雑音の多い環境でも話者の声だけを的確に拾うことができます。また、音楽再生中と同様に、通話中でもノイズキャンセリング機能/ヒアスルー機能/OFFを自動で切り替えるアンビエンスコントロール機能も搭載。

↑2つのマイクで声を集中的に拾うビームフォーミング技術

 

このほか、自分の声をイヤホンを通して聴くことで話しやすくなるサイドトーン機能や、自分の発する声がこもらずに話せるオクルージョンキャンセリング搭載も備えています。

 

ハイレゾ音質にも対応。深紫外線除菌でいつでも清潔

イヤホンはBluetooth ver.5.2に準拠しており、コーデックはSBC/AAC/aptXに対応するほか、最大96kHz/24bitのハイレゾ音源も伝送可能なaptX Adaptive audioもサポートしており、Snapdragon Soundに対応したスマートフォンなどと組み合わせることで高品質なワイヤレスサウンドが楽しめます。

 

また、ソニーの360立体音響技術「360 Reality Audio」認定イヤホンとなっており、同規格に対応した音楽ストリーミングサービスで、立体感のあるサウンドを再現します。さらに、音と映像のズレを抑えゲームや動画視聴に最適な低遅延モードも搭載。Amazon Alexaアプリにも対応しており、音声操作や読み上げ機能を利用できます。

 

連続再生時間はイヤホンのみで最大6時間、充電ケース併用で最大18.5時間。充電時間はイヤホンが約2.5時間、充電ケースが約3.5時間(USB充電時)、約5時間(ワイヤレス充電時)。イヤホンを充電ケースに収納すると、細菌やウイルスを除菌する深紫外線LEDが照射されイヤピースの表面除菌を行い、いつでも清潔に使用できます(充電ケースのふたを閉めたあと照射開始される安全設計)。

↑深紫外線による除菌システムを備えた充電ケース

 

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NHKプラスがご当地ニュースの地域拡大! 新たに11放送局のニュースが視聴可能に

NHKは、スマホ・PC・テレビ向けに展開する番組配信サービス「NHKプラス」において、視聴可能なニュース番組の地域を10月3日より拡大します。

 

NHKプラスは、2020年春よりサービス開始されたNHK地上波番組のネット同時配信/見逃し配信サービス。放送中のNHK総合テレビおよびEテレの番組をリアルタイムで視聴できるほか、放送後1週間までの見逃し視聴も可能です。2022年4月1日より一部のAndroid TV搭載テレビや外付けデバイスにも対応し、テレビの大画面でも見逃し配信が楽しめるようになりました。

↑NHKプラスのアイコン (C)NHK

 

NHKプラスではドラマや情報番組、全国のニュースのほか、「ご当地プラス」として、札幌、仙台、東京、大阪、名古屋、広島、松山、福岡の8つの放送局の地域ニュース番組を配信していますが、新たに関東甲信越の長野、新潟、甲府、前橋、水戸、宇都宮の6つの放送局と、関西の京都、神戸、和歌山、奈良、大津の5つの放送局の午後6時台のニュース番組が追加されます。

↑11放送局の夕方の地域ニュースがNHKプラスで視聴可能に (C)NHK

 

これにより、遠く離れた地元の地域ニュースや、旅行で訪れたい地域の季節の情報などを全国どこからでも視聴できるようになります。来春以降、さらに対象地域を拡大する予定ということで、全国47都道府県の地域ニュースがNHKプラスで見られるようになる日も近いかもしれません。

AV評論家によるおすすめイヤホン&ヘッドホン8選と、推し活もながら聴きでも“いい音”で音楽を聴くべき理由

この30年でオーディオを取り巻く環境は激変しました。リビングにサラウンドシステムやオーディオセットがあったのは、一世代前のこと。今はもっぱら自宅にいても、音楽はiPhoneなどスマートフォンで再生し、耳にはイヤホンやヘッドホンをつけて楽しむ時代です。

 

では、いまどんな“オーディオ”がトレンドになっているのでしょうか? AV機器評論家の折原一也さんに近年のブームと傾向、おすすめアイテムを解説していただきました。

 

音質の違いはハッキリわかる!
“いい音”っていったい何?

スマホで音楽を聴くことが主流になって以来、よく使われてきたのが、iPhoneに付属していた有線イヤホンです。それが今では付属しなくなったことに加え、iPodをはじめとする携帯型音楽プレイヤーが続々と姿を消したことで、新たにイヤホンやヘッドホンを購入する、という流れが急速に普及したといいます。

 

「現在、さまざまなイヤホンやヘッドホンが開発されていますが、音質の違いがハッキリしてくるのは1万円くらいのものから。iPhoneに付属していたイヤホンと聴き比べると、誰にでも明らかな違いがわかります。
品質の良いイヤホンやヘッドホンは、歌声も細かい音まで聴き取ることができ、低音もしっかり響きます。メインの歌だけでなくさまざまな楽器の音、コーラスなど、緻密に作られている音楽をくっきりとした音で聴くことができるのです。ファンに届けたいと思って作った楽曲を、最大限よい形で受け取ることができるので、“推し”のこだわりにも触れられるかもしれません。なるべくいい音質で聴くことをおすすめしたいです」(AV機器評論家・折原一也さん、以下同)

 

昭和から令和まで一挙解説!
音楽を取り巻く歴史はどう変わったか?

そもそも音楽を個人的に楽しむようになったのは昭和初期。ラジオ放送が始まり、レコードやラジカセが普及していきました。そこから1980年代までは、「音楽は家で聴くもの」として楽しまれてきたのです。

 

ところが、1979年にソニーからウォークマンが登場したことで、「音楽を外で聴く」という歴史が新たにスタートします。

 

「カセットはCDになりMDになりと形を変えましたが、それでも当時は、家で音楽を聴くことがメインでした。オーディオセットを自宅に置くことがステータスになっていたり、中高生はCDコンポを誕生日にねだったりしていたんです」

その主従関係が変わったきっかけは、やはり2001年に登場したiPodの存在。ポータブルオーディオという概念が急速に進み、iPhoneが新登場します。

 

「このころから外で音楽を聞く人が増え、それにともなって自宅で音楽を聴くときにもポータブルオーディオを使う人が増えてきました。音楽プレイヤーもさまざまありましたが、スマホの一人勝ちで、現在でも音楽再生デバイスはスマホが主役です。また、はじめはCDを取り込んでスマホで再生する、という方法をとっていましたが、そのうちCDを買わずとも音楽をダウンロードできるようになりましたよね。ただ、ダウンロード販売にはそれなりにお金がかかり、そこまでは普及しませんでした。スマホで音楽を聴くという用途では、YouTubeで音楽を再生する方がメジャーでしたね」

 

2015年からはApple Music、Spotify、Amazon musicなどのストリーミングサービスが開始。ダウンロードよりも手軽で安く、さまざまな楽曲を楽しめる月額制の音楽配信サービスは、瞬く間に広がりました。

 

「2017年に登場したiPhone7にイヤホンジャックがなくなり、それが基になってワイヤレスイヤホンの普及が進みました。有線のものは安価なので今でも中高生が使っていますが、今は新たに販売されるイヤホンの8割がたがワイヤレスになっています」

 

ある世代以上の人にとっては、家にいてもイヤホンをして音楽を聴くということに驚くかもしれませんが、騒音の問題などもあり、今はかなりの割合の人が、家でもスマホ+イヤホンで音楽を楽しんでいるのです。

 

折原さん推薦のワイヤレスイヤホン 3

1.ノイズキャンセリングと外音取り込みを切り替えられる

ソニー「LinkBuds S」2万4000円+税

「外部の騒音をカットしてくれるノイズキャンセル機能が搭載されているだけでなく、外の音を取り込んでながら聴きもできるよう、アンビエントサウンド(外音取り込み)モードが搭載されているのが大きな特徴です。電車移動のときなどにはノイズキャンセルに、在宅ワークなどではながら聴きに切り替えられるので、かなり使い勝手のよい製品です」

 

2.ハイエンドオーディオブランドによるエントリーモデル

Final「ZE3000」1万4364円+税

「Finalは20万円ほどするイヤホンを製品化しているなど、かなりハイエンドなオーディオブランドです。超高級ながらも、音楽マニアにウケがいい良質なイヤホンを作る会社の、エントリーモデルがこちらです。やさしい音がするのですが、これは有線イヤホンと同等の音質を出すために、内部のスピーカーを自社設計しているからとのこと。音質にこだわりたい方におすすめです」

 

3.ビギナーにおすすめの高コスパモデル

JVC「HT-A5T」3900円+税

「上記2つよりもかなり価格を抑え、4000円ほどで購入できるイヤホンです。ワイヤレスイヤホンを初めて買う方や中高生におすすめです。また、電車移動しているときに片耳だけなくしてしまう方が多く、遺失物でイヤホンが届くのが本当に多いと聞いています。片耳だけでは使えませんから、なくす心配のある方もこのくらいの価格のものを使ってみるのがいいでしょう。安価な中でも信頼できる音質で、コストパフォーマンスが高いですよ」

 

「しっかり聴き」VS「ながら聴き」
コロナ禍で「ながら聴き」に軍配があがる

イヤホンのトレンドはコロナ禍においても変化がありました。それは“ながら聴き”するためのイヤホンの売れ行きがよくなった、というところだそう。

 

「イヤホンには、しっかり耳を塞いで音楽を聴くタイプのものの他に、耳の穴を塞がず骨を通して音楽を聴く骨伝導のように、外の音を聞きながら音楽も聴けるタイプのものがあります。骨伝導イヤホンは5年以上前からありますが、ランニングをしたり自転車に乗ったりする人に向けた商品という認知が高く、すべてのユーザーが対象というわけではなかったんです。しかしここ3年で、外の音を拾いながら音楽も聴きたいという方が増えたんですね。それはコロナ禍になって在宅ワークが進んだことにあります。音楽を聴きながら作業しつつ、家族の呼びかけやインターフォンは聞き取りたい、というときや、オンライン会議の声を聴きながら別のことをしたい、というふうに、ながら聴きが求められる場面が増えたのです」

 

折原さん推薦の「ながら聴き」イヤホン 3

1.耳へのストレスがかからない骨伝導タイプ

Shokz「OpenMove」1万800円+税

「骨伝導タイプで耳の穴を塞がず、ながら聴きにうってつけの製品です。従来のイヤホンと比べると、骨を介して聴覚に伝わるという性質上、音質のよさは限られてきますが、骨伝導でもこれほどの音質なら充分。長時間つけていても耳へのストレスがかからないので、作業しながら聴いていたいという方にもぴったりです」

 

2.世界初、物理的な“穴”から周囲の音を取り込む

ソニー「LinkBuds」2万1000円+税

「骨伝導ではなく、イヤホンそのものに穴があいているという世界初の構造のイヤホンです。穴を通して外の音が聞こえるように設計されていて、かなり軽量でコンパクト。ソニーの完全ワイヤレスイヤホン史上最小で最軽量です。ながら聴きとしては音質もいいですよ」

 

3.耳を解放するメガネ型イヤホン

ファーウェイ「HUAWEI Eyewear(ウェリントン型フルリム)」2万9800円+税

「ファーウェイは大手通信機器メーカーです。メガネ型でテンプルの部分から音が鳴る製品で、軽く、つけ心地も楽だと思います。テレワークが長くなったり、イヤホンをずっとつけていて耳が痛くなったりしたときに、このHUAWEI Eyewearに切り替えるのもありですよね」

 

在宅なら歓迎!?
コロナ禍で人気再燃するヘッドホン

もともと日本では、存在感があって街なかで目立つヘッドホンの需要が少なかったそう。帽子をかぶりにくい、ヘアスタイルが制限されるなどの理由もあったでしょう。そこへ、リモートワークが進み、ヘッドホン需要も高まってきているようです。電車の中ではつけられなくても、在宅時には使いたいと感じる人が増えたことや、ゲームに使うヘッドホンも人気です。

 

1.ワイヤレスかつノイズキャンセルつき、高音質と三拍子揃ったヒット作

ソニー「WH-1000XM5」4万5000円+税

「日本のメーカー初のヒット商品で、ワイヤレスかつノイズキャンセルつき、高音質と三拍子揃ったアイテムです。イヤホンよりももちろんかさばりますが、自宅でも外でもじっくり音楽を聴く目的で指名買いする方も増えており、一台あるといいなと思える商品です」

 

2.ボイスチャットもできるマイク付きのヘッドホン

Corsair「HS65 SURROUND」1万2000円前後(実売価格・編集部調べ)

「こちらは有線で、ブームマイクがついているタイプのヘッドホンです。対戦相手や仲間とボイスチャットしながら進むPCゲームの流行で、このタイプが売れ行きを伸ばしています。オンライン会議など、話す必要のある場面でも使うことができるので、遊びにも仕事にも使えて一石二鳥でもあります。ここ1〜2年で急速に伸び、若い女性にもユーザーが増えています」

 

自分の世界を大切にしたいときに、あるいは心地よく仕事をするために、音楽はもう暮らしの一部になっていると言えるでしょう。日頃のストレス解消にも、よい音質でリラックスできるような鑑賞タイムを過ごせたらいいですね。

 

【プロフィール】

AVライター / 折原一也

1979年生まれ。PC系出版社の編集職を経て、オーディオ・ビジュアルライター/AV評論家として専門誌、Web、雑誌などで取材・執筆。国内、海外イベント取材によるトレンド解説はもちろん、実機取材による高画質・高音質の評価も行う。2009年よりオーディオビジュアルアワード「VGP」審査員も務めている。

AirPodsに負けてたまるか! ボーズが「QuietComfort Earbuds II」を発表

米アップルの「AirPods Pro(第2世代)」が盛り上がる中、米ボーズも負けじと新型ワイヤレスイヤホン「QuietComfort Earbuds II」を国内外にて発表しました。

↑Appleイベントの直前に発表された「QuietComfort Earbuds II」(画像提供/ボーズ)

 

2020年に初代モデルが登場した「QuietComfort Earbuds」シリーズ。初代モデルはノイズキャンセリング機能だけでなく、外部音の取り込みや、装着感を高める「StayHear Maxチップ」を採用したことが大きな特徴でした。

 

QuietComfort Earbuds IIでは、イヤホンが耳の形に合わせて自動チューニングを行う「CustomTune」機能を搭載。製品には9種類のイヤーチップとスタビリティバンドが付属し、フィット感を高めています。また、スワイプとタップで、楽曲の操作や音量の調整が可能。

 

本体には2個のマイクを左右それぞれに搭載し、クリアで自然な通話を実現しました。連続再生時間はイヤホン本体は最大6時間、ケースを含めると最大24時間。またIPX4の防水性能も達成しています。

 

QuietComfort Earbuds IIのカラーリングはブラックとホワイトの2色で、国内向け価格は3万6300円。Amazon.co.jpでは11月10日の発売が予定されています。

 

Source: Bose via The Verge

テレビの色域を劇的に向上させる「量子ドット」とは? レグザが技術説明会を実施

TVS REGZAは、広色域量子ドットを採用した4K液晶テレビ「Z770L」シリーズが8月31日に発売されるのに合わせ、「広色域量子ドット」技術に関するメディア向け説明会を開催しました。

↑左がREGZA 75Z770L、右が75Z875L

 

Z770L/Z670Lシリーズは、4K液晶レグザのフラッグシップモデルとなるMini LEDバックライト搭載の「Z875L/Z870L」に次ぐハイエンドモデル。Z875L/Z870Lと同様に広色域量子ドットを採用し、従来の4K液晶レグザを超える色鮮やかな映像を再現できることが特徴です。

↑広色域量子ドットにより色鮮やかな映像を実現

 

今回の説明会では、この「広色域量子ドット」がどのように鮮やかな色を再現するのかについて、より詳細な技術説明がなされました。

 

今年のテレビのトレンドは“色”

従来の液晶テレビでは、バックライトに白色LEDライトを採用したものが主流でした。この白色LEDは、青いLEDライトにカラーフィルターを装着し、光の色を白く調整したもの。この白色LEDライトの光がRGBフィルターを通ることで、様々な色を再現するという仕組みです。

 

一方、広色域量子ドット搭載モデルでは、青色LEDライトにカラーフィルターを装着せず、青色の光をそのまま広色域量子ドットシートに照射。シートのなかに配された量子ドットが青色の光を赤や緑の光に変換することで、これまでよりもRGBの色純度の高い光を作り出し、RGBカラーフィルターを通ったときにより広色域な色を再現できるというものです。

↑広色域量子ドット液晶パネルの概要

 

↑従来の白色LEDよりも広い色域を再現できるのが特徴

 

発表会では、白色LEDバックライトを搭載した4K液晶レグザ「M550L」シリーズとZ770Lが並べて展示されていましたが、特に赤や緑の発色の鮮やかさで違いを感じることができました。広色域量子ドットを採用したパネルは、地デジやBS放送の標準規格であるBT.709の色域を超えた色域を表示できるため、放送に際し失われた色域を復元してあげることで、テレビ放送なども従来より色鮮やかな画質で楽しめるとのこと。

↑左が従来の白色LEDを採用しているM550L、右が広色域量子ドットを採用したZ770L

 

同社では、テレビの高画質の3大要素を「きめ細やかさ(精細感)」「コントラスト」「自然な色」と定義しており、「きめ細やかさ」は4K化で、「コントラスト」は有機ELパネルやMini LEDバックライトの採用でそれぞれ大幅に向上してきており、3番目の要素である「自然な色」を実現するのが広色域量子ドット技術であるとしています。

 

また、8月31日に発売されるZ770Lシリーズについて、レグザブランド統括マネージャーの本村裕史氏は「2022年の液晶レグザは、Mini LEDバックライトを搭載したZ875L/Z870Lという超ハイエンドなモデルができたため、Z770Lがミドルクラスと紹介されることがある。しかし、2021年の4K液晶レグザのハイエンドはZ740XSという機種で、Z770Lはその後継にあたるモデル。つまりZ770Lは4K液晶レグザのハイエンドモデルなのです」と説明。

 

その上で、「Zシリーズの名称は、レグザのなかでも最先端のスペックと機能性を兼ね備えた機種に付けられてきたものだが、そういう意味ではZ770Lシリーズは2022年のレグザのラインナップで最もZシリーズらしい機種といえる」と述べていました。

 

「より鮮やかな色」の表現を可能にした広色域量子ドット搭載のレグザのZ770LおよびZ670Lシリーズは、2022年の4K液晶テレビの最注目モデルといえそうです。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

 

 

動画は特筆すべき仕上がりに、ソニーの「α7 Ⅳ」はコスパ高い

各ジャンルの有識者たちに“栄誉ある”金字塔的アイテムを聞き込み。最新のテクノロジーを結集したベストバイをドドンと紹介していく!!

 

トレンドのデジタルガジェットを、各ジャンルに精通するプロがレコメンド。新商品のなかでも、後世に残る“傑作”の数々を紹介する。いま何を買うべきか、迷った際の指針にしてほしい! 今回はソニーの「α7 Ⅳ」だ。

※こちらは「GetNavi」 2022年4月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

上位モデル譲りの処理能力を備え使い勝手も抜群

【デジタル一眼カメラ】

ソニー

α7 Ⅳ

実売価格32万8900円(ボディ)

新開発の約3300万画素センサーと画像処理エンジンを搭載したミラーレス一眼。上位機譲りの処理能力を備え、階調表現や色再現度などの画質が進化したほか、AF精度も向上した。5.5段ぶんの5軸手ブレ補正に対応。

 

SPEC●撮像素子:約3300万画素 35mm判フルサイズ●レンズマウント:ソニーEマウント●ディスプレイ:3.0型103万6800ドット(バリアングル式)●撮影設定登録:9モード(本体)●サイズ/質量:W131.3×H96.4×D79.8mm/約658g

 

私が激推しします!

フォトグラファー

永山昌克 さん

ポートレートや商品撮影を得意とする写真家。雑誌やウェブでカメラやガジェットのレビュー記事の執筆も行う。

 

プロカメラマンとして活躍する永山さんは、本機が価格以上の実力を秘めていると語る。

 

「小型軽量かつ高画素を実現する優秀なモデルで、ソニーのほかのカメラと比べると、コスパの高さが光ります。画像処理エンジンは上位機種にも搭載されている最新世代のものを採用するとともに、高画質機能も多数搭載。人気のルック『S-Cinetone』も受け継いでいて、動画撮影時は特筆すべきキレイな仕上がりに。同社の30万円前後のラインナップでは初めて4K60pの動画撮影に対応し、フルサイズのHDMI端子を採用した点も大きなポイントです」

 

ほかにも進化点は数多くある。

 

「露出補正ダイヤルが改良されてカスタマイズ可能に。動画と静止画の切り替えスイッチが新設されたのも便利ですね。静止画モードと動画モード、それぞれの設定値が個別に記憶できるようになり、1台2役で使えるようになったのはうれしいです。また、同社のカメラはアクセサリーも充実。ソニーEマウントを採用しており、交換レンズが豊富という優位性も忘れてはなりません。大容量データを記録する用途を想定するなら、『CFexpress』カードがマストバイ。防塵・防滴性など、タフさの面でも恩恵は大きいですね」

 

↑「クリエイティブルック」は10モードから選べ、彩度やシャドウなどさらに細かい調整も。設定を保存しておけば、容易に思い通りの写真や動画が撮れる

 

↑フルサイズながら小型・軽量のハイブリッド機として快適な操作性を実現。ダイヤルを回して静止画、動画、S&Qモードの切り替えが行える

 

↑最上位機種でも採用する最新の画像処理エンジンを搭載。AFや画質調整などのリアルタイム処理を一括で行い、遅延時間が短縮された

 

大容量データを素早く書き込むならCFexpressカードが最適!

ソニー

CFexpress Type A メモリーカード CEA-Gシリーズ

実売価格2万6400円(80GB)

連続撮影した写真や高ビットレート動画など、大容量データの書き込みに適したメモリーカード。落下強度7.5m、IP57の防塵防水性能を備えるなど、厳しい環境での撮影にも耐えうるタフさを誇る。

↑連写した静止画や4K動画などの大容量データをPCへ転送するのに最適。読み出し速度は最大で約800MB/sだ

無限の音楽再生でトレーニングが弾む!「ソーラー充電ヘッドホン」がアディダスから新登場

独アディダスは、ソーラー充電機能を搭載したヘッドホン「RPT-02 SOL」の販売を海外で開始しました。

↑運動やトレーニングのお供に(画像提供/アディダス)

 

RPT-02 SOLは、リサイクルプラスチック製のヘッドバンド部分に、Exegerのソーラー発電機能「Powerfoyle」を搭載したヘッドホン。太陽光や屋内光によって十分な発電ができていれば、理論上は無限の音楽再生が可能です。

 

以前にもソーラー発電機能を搭載したガジェットはいくつも開発されていましたが、その発電には一定以上の強さの明かりが必要でした。その点、Powerfoyleはさまざまな強さの光でも、発電が可能なのが特徴となっています。

 

また、RPT-02 SOLは、本体の内臓バッテリーだけでも80時間の音楽再生が可能。つまり、真っ黒な部屋でもヘッドホンを使うことができるのです。

 

ヘッドホン本体にはIPX4の防水仕様、内臓マイク、充電用のUSB-Cポートを搭載。また、楽曲操作や音量を変更するためのコントロールボタンも搭載されています。

 

RPT-02 SOLの価格は229ドル(約3万1000円※)で、8月23日からオンラインストアにて販売。ついついヘッドホンの充電を忘れがちなあなたにとって、魅力的な製品となりそうですが、それだけでなく、運動やトレーニングも楽しくなりそうですね。

※1ドル=約135円で換算(2022年8月18日現在)

 

Source: アディダス via The Verge

待望の4K追加! ドンキの「チューナーレステレビ」に、4Kモデルと小型モデルが登場

ドン・キホーテは、同社オリジナルブランド「情熱価格」より、「AndroidTV機能搭載 4K チューナーレス スマートTV」(43v型、50v型)と、小型サイズのフルハイビジョンモデル「AndroidTV機能搭載 フルHD チューナーレス スマートTV」(24v型、32v型)を8月19日に発売します。

 

前モデル「AndroidTV機能搭載チューナーレス スマートTV」は2021年12月に発売し、約1か月で初回生産分6000台がほぼ完売。その後の販売台数は累計で15000台以上となっています。「サイズ展開を幅広く」や「もっと高画質のモデルを発売してほしい」など、利用者からの要望も多かったことから、より高画質な4Kモデルの43v型と50v型、サイズ展開の幅を広げるフルハイビジョンモデルの24v型と32v型の発売に至ったとのことです。

 

同製品はあえてチューナーを外して、Android OSを搭載したインターネットでの動画視聴に特化。様々な接続環境を搭載し、インターネットでの動画視聴以外にも、家庭用ゲーム機を接続してゲームを楽しむことや、DVD・ブルーレイプレイヤーに接続して映画の鑑賞、ノートPCを接続してデュアルモニターとして活用も可能です。

 

税込価格は、4Kモデルの43v型が3万8280円、50v型が4万3780円、フルハイビジョンモデルの24v型が2万1780円、32v型が2万7280円。

“動画派”には必要十分! Android TV搭載「チューナーレステレビ」

早いもので、2022年ももう下半期!! そこで、上半期に売れたモノ・話題になったコトを総ざらい! 今回は「デジタル・AV」カテゴリの“売れたモノSELECTION”から、を紹介。

※こちらは「GetNavi」2022年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

チューナーレステレビ

Android TV搭載で“動画派”には必要十分

【チューナーレステレビ】

2021年12月発売

ドン・キホーテ

AndroidTV機能搭載チューナーレススマートテレビ

2万1780円(24型)、3万2780円(42型)

チューナーを非搭載とし、低価格を実現したスマートテレビ。Chromecast機能を使えば、スマホ画面をミラーリング表示して大画面で楽しめる。ノートPCのデュアルモニターとして活用することもできる。

 

↑地上波放送は見られないが、Android OSを搭載し充実のネットコンテンツを満喫できる。HDMI端子を3基備え、接続端子も十分

 

↑NetflixやYouTube、Amazon Prime Videoなどの人気サービスにはリモコンから素早くアクセス。音声操作にも対応

 

私が解説します

テクニカルライター

湯浅顕人さん

本誌AV記事などのテスターとしておなじみ。AV以外にもPCやガジェット、アウトドアなど幅広い知識を持つ。

 

チューナーレステレビの人気について湯浅さんは語る。
「ドンキのテレビは、放送を視聴するためのチューナーを外し、ネット動画視聴に特化。Android TVを搭載したスマートテレビなので、ネットに接続するだけで動画配信や動画共有サービスが楽しめます。チューナー非搭載とはいえ、42V型のフルHDテレビが3万円台前半なら、売れるのは当然。さらに、NHK受信料の支払い義務が発生しないのも大きなポイントです」(湯浅さん)

とはいえ“テレビ”である以上、放送を見たい気持ちも湧いてくる。
「リアルタイムにこだわらなければ、テレビ視聴アプリを利用して番組は見られます。しかも、TVerなどの見逃し配信なら無料です。近年、テレビ番組をリアルタイムで視聴しない人が増えていますが、そういったスタイルのほうが便利だと思う人にはぜひオススメします」(湯浅さん)

また、スマート化の波はプロジェクターにも押し寄せている。
「Android(OSやTV)搭載のプロジェクターも人気です。前出の“放送をリアルタイム視聴しない層”のなかにはテレビを常時置かなくていいと考えている人が一定数います。そういう層が、“たまには大画面で見たい”とプロジェクターを購入しているのでしょう」(湯浅さん)

 

【ヒットの裏付け】若者から支持を集め、初回生産6000台が1か月でほぼ完売

昨今では、自宅では動画配信サービスが視聴できれば十分という若年層も多い。20~40代を中心に人気で、初回生産ぶんの6000台は1か月でほぼ完売。5月までの累計で1万台以上を売り上げている。

 

 

コレもAndroid対応!

持ち運びやすいサイズでネット動画もゲームも投影可能

【モバイルプロジェクター】

2019年6月発売

アンカー・ジャパン

Nebula Capsule II

実売価格6万7160円

500mℓ缶よりコンパクトなモバイルプロジェクター。Android TV 9.0を搭載し、HD解像度で最大100インチの映像を投影できる。単体でスマホと連携が行えるほか、HDMIケーブルでレコーダーやゲーム機と接続可能。

 

↑独自のオートフォーカス機能を採用。様々な場所へ持ち運んで使用しても、面倒な調整不要ですぐに高精細な映像を楽しめる

 

正当に進化した最新型はファミリーに最適

【ホームプロジェクター】

2022年6月発売

popIn

popIn Aladdin 2 Plus

実売価格10万9800円

シーリングライトとスピーカーが一体の3in1プロジェクターの最新モデル。ワイヤレスHDMIアダプター(別売)によって、手持ちのゲーム機や映像機器、PCの画面も投影できるのが特徴。より好みに合ったコンテンツを大画面で楽しめる。

 

↑Android 9.0を搭載し、さらに同社オリジナルの動画配信サービスやアプリも提供。子どもから大人まで、豊富なコンテンツを楽しめる

高齢者の家族に好評! テレビの音量を上げずに“聞こえやすく”する「ミライスピーカー」

早いもので、2022年ももう下半期!! そこで、上半期に売れたモノ・話題になったコトを総ざらい! 今回は「デジタル・AV」カテゴリの“売れたモノSELECTION”から、テレビ用スピーカー「ミライスピーカー」を紹介。

※こちらは「GetNavi」2022年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

ミライスピーカー

音量そのままで聞こえやすく高齢者の家族に好評

【テレビ用スピーカー】

2020年5月発売

サウンドファン

ミライスピーカー・ホーム

実売価格2万9700円

テレビの音量は上げずに、音の伝え方を変換することで聞こえ方を改善するスピーカー。空間全体に音が広がる設計で、部屋のどこでもくっきりと聞こえる。サイズはW86×H143×D212mmと小型でテレビ台などに設置しやすい。

 

↑AC給電とテレビから本体イヤホンジャックへの端子接続のみで準備OK。機械の操作が苦手な人でも使いやすい

 

↑特許取得の「曲面サウンド」技術を採用。年配者には聞こえづらい高音域も、特殊な音波で広範囲に届けられる

 

【ヒットの裏付け】在宅時間増も影響し販売2年目で昨対4倍

在宅時間の増加もあり、発売1年目の販売台数1万台強から2年目は5万台強まで伸長。家族のテレビ音量に悩まされている人からの需要が多いほか、PCに接続して使う人も。

新開発ドライバーで残響や低域も鮮明! final「ZE3000」

早いもので、2022年ももう下半期!! そこで、上半期に売れたモノ・話題になったコトを総ざらい! 今回は「デジタル・AV」カテゴリの“売れたモノSELECTION”から、ワイヤレスイヤホン「ZE3000」を紹介。

※こちらは「GetNavi」2022年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

ZE3000

独自開発の音質設計で残響や低域も鮮明

【ワイヤレスイヤホン】

2021年12月発売

final

ZE3000

実売価格1万5800円

新開発ドライバーの搭載により超低歪サウンドを実現。一音一音が埋もれず明瞭に聞き分けやすく、残響音までクリーンに拾える。IPX4の生活防水や、再生/停止と通話/終話のタッチ操作など、機能面も充実。

 

↑有線イヤホン設計のノウハウを生かした特徴的な形状。耳に接触するのは3点のみで圧迫感がなく、誰でもフィットしやすい

 

↑抜群の遮音性が好評の、ソフトな着け心地に仕上げたイヤーピース「TYPE E 完全ワイヤレス専用仕様」を同梱。SS/S/M/L/LLの5サイズを揃える

 

【ヒットの裏付け】発売3か月時点で年間予想の3倍を販売

独自機構を実装し、従来の完全ワイヤレスイヤホンでは難しかった、低域の調整や自然なボーカルの聴こえを実現。発売3か月で年間販売予想の300%を達成している。

臨場感抜群の音響でゲーマーも満足! パナソニック「ゲーミングネックスピーカー」

早いもので、2022年ももう下半期!! そこで、上半期に売れたモノ・話題になったコトを総ざらい! 今回は「デジタル・AV」カテゴリの“売れたモノSELECTION”から、ネックスピーカー「ネックスピーカーシステム SC-GN01」を紹介。

※こちらは「GetNavi」2022年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

ゲーミングネックスピーカー

臨場感抜群の音響でゲーマーも納得

【ネックスピーカー】

2021年10月発売

パナソニック

ネックスピーカーシステム SC-GN01

実売価格1万9260円

人気ゲーム「FF XIV」のサウンドチームの協力で実現した4chネックスピーカー。RPG/FPS/ボイス強調と、3モードを切り替えられる。シリコンゴム製のパッドを採用し、質量約244gと軽量で、長時間プレイでも快適。

 

↑ボイスが届きやすい「エコーキャンセルマイク」を搭載。ゲームサウンドの干渉を抑え、快適なボイスチャットを叶える

 

↑側面に配したボタンでサウンドモードの変更やミュートの操作ができる。ゲームを中断せずに切り替えられて便利

 

【ヒットの裏付け】革新的な音響設計にゲーマーからの予約殺到

4基のスピーカー設計が革新的な「FF XIV」推奨モデルとして話題に。昨年10月の発売時には予約が殺到し、年明けの配送となる人が続出した。

高速連写と高画質を両立! 多様なシーンに対応するキヤノン「EOS R3」

早いもので、2022年ももう下半期!! そこで、上半期に売れたモノ・話題になったコトを総ざらい! 今回は「デジタル・AV」カテゴリの“売れたモノSELECTION”から、ミラーレス一眼「EOS R3」を紹介。

※こちらは「GetNavi」2022年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

EOS R3

高速連写と高画質を両立し多様なシーンに対応する

【ミラーレス一眼】

2021年11月発売

キヤノン

EOS R3

実売価格74万8000円(ボディ)

フルサイズ裏面照射積層型CMOSセンサーと、映像エンジン「DIGIC X」を新搭載。電子シャッター撮影時には、AF/AE 追従で最高30コマ/秒の高速連写と高画質を両立した。高速性能を拡充し、プロやハイアマチュアのニーズに応える。

 

↑電子シャッターが約30コマ/秒を実現。従来のミラーレス機では難しかった、スポーツなどの素早い動きが撮影可能に

 

↑ブラックアウトフリーな電子ビューファインダーを搭載。表示パネルはシームレスな応答性を誇る約576万ドット有機ELだ

 

【ヒットの裏付け】現在は緩和されたが納品半年待ちが続いた

2300台/月を生産(※)しているが、国内をはじめ世界各国から注文が殺到。発売から約6か月間は半年待ちとなっていた。「視線入力」など直感的な操作性がプロ・アマ問わず支持される。
※:発売時から最需要期にかけての平均値

ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds2 Pro」の音質への拘りがとことん過ぎる。

韓国サムスンはイベント「Galaxy Unpacked」にて、新型ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds2 Pro」を発表しました。

 

↑サムスンより

 

新しいコンパクトデザインを採用したGalaxy Buds2 Proは「Hi-Fi 24bit Audio」に対応することで、ハイダイナミックレンジと高い解像度を提供。またサムスンの新しいコーデックにより、高音質なサウンドを途切れなく転送することができます。さらに新しい2軸の2ウェイスピーカーも、再生音質を高めています。

 

イヤホン本体は15%小さくなり、フィットネス向けに回転せず外れにくい本体形状を実現。アクティブノイズキャンセリング(ANC)に対応することで、周囲の雑音をシャットアウトできます。また、指一本でタブレットからスマートフォンへと、シームレスに接続を切り替えることが可能。「Auto Switch」機能により、テレビから電話などへと簡単に再生デバイスを接続し直すこともできます。

 

SmartThingsの検索機能では、なくしたGalaxy Buds2 Proを検索することが可能です。Galaxy Buds2 Proはグラファイト、ホワイト、ボラパープルの3色が登場。8月10日から予約が開始され、同月26日から一部の国で販売されます。海外向け価格は229ドル(約3万円)と案内されていますが、現時点では日本向けの発売日や価格は案内されていません。

 

Source: サムスン

多彩な撮影エフェクトを搭載! クラシックな風合いも美しい「ハイブリッドチェキ」

早いもので、2022年ももう下半期!! そこで、上半期に売れたモノ・話題になったコトを総ざらい! 今回は「デジタル・AV」カテゴリの“売れたモノSELECTION”から、インスタントカメラ「instax mini Evo」を紹介。

※こちらは「GetNavi」2022年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

ハイブリッドチェキ

多彩な撮影エフェクトとクラシックな風合いを兼備

【インスタントカメラ】

2021年12月発売

富士フイルム

instax mini Evo

実売価格2万5800円

レバーを引くとその場でプリントされるチェキ。各10種類のレンズ/フィルムエフェクトの組み合わせで、100通りの写真表現ができる。アプリ連携でスマホの写真データを共有し、チェキプリントすることも可能。

 

↑背面に3.0インチのTFTカラー液晶モニターを搭載。画面を見ながら撮影して、選択中のエフェクトもひと目で確認できる

 

↑エフェクト選択はダイヤル式を採用。操作音までこだわったアナログな操作感で、“作品を創る”楽しさを味わえる

 

【ヒットの裏付け】デザインが好評で計画の2倍以上を販売

世界三大デザイン賞から「iFデザイン賞」「レッドドット・デザイン賞」を受賞した、高級感あるクラシックなカメラデザインが好評。2021年度は国内で計画の2倍以上を販売した。

 

Nothingから新イヤホンが次々と!? ear (1) Stick/ear (2)の噂が浮上

英Nothingが次期ワイヤレスイヤホン「Nothing ear (1) Stick/Nothing ear (2):どちらも仮称」に関する情報を、リークアカウントのMukul Sharma氏が報告しています。

↑Mukul Sharma/Twitter

 

先日には新型スマートフォン「Nothing Phone(1)」を日本でも発売するなど、破竹の勢いでビジネスを拡大するNothing。同社は2021年にスケルトンデザインを採用した高コスパワイヤレスイヤホン「Nothing ear (1)」を発売しましたが、すでにケースデザインを縦長に変更した「Nothing ear (1) Stick」のリーク画像も出回っています。

 

Sharma氏によれば、Nothingはすでにヨーロッパとアジア地域にてNothing ear (1) Stick/ear (2)の内部テストを開始している、とのこと。さらに、デジタル製品の認証サイトにも「Nothing B155」「Nothing B157」という2モデルが登録されており、どちらも5Wでの充電が可能だとしています。

 

 

またNothingは公式YouTubeで公開した動画にて、わずか1フレームではありますが、ワイヤレスイヤホンらしきプロダクトをチラ見せしています。このことからも、Nothing ear (1) StickやNothing ear (2)の登場がそう遠くないことを示唆しています。

 

Nothing ear (1)は廉価かつアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能を搭載したことで、ヒット製品となりました。次期モデルのNothing ear (2)ではどのようなイノベーションが待っているのか、実に楽しみです。

 

Source: Mukul Sharma/Twitter via 91Mobiles

Galaxy Buds 2 Proは強力な「インテリジェント・アクティブノイキャン」を搭載?

韓国サムスンの次期ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds 2 Pro」に、「インテリジェント・アクティブノイズキャンセリング(ANC)」機能が搭載されることを、ドイツ語テックサイトのWinFutureが報じています。

↑WinFutureより

 

サムスンは8月10日にイベントを開催し、次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold4」「Galaxy Z Flip4」や次期スマートウォッチ「Galaxy Watch5」シリーズ、そしてGalaxy Buds 2 Proを発表すると期待されています。以前のリーク情報によれば、Galaxy Buds 2 Proのデザインは現行モデル「Galaxy Buds Pro」とほぼかわらず、バッテリー容量が若干増加するようです。

 

WinFutureは今回、Galaxy Buds 2 Proの公式らしき画像を掲載。それによると、ゼニス・グレーやボラ・パープのカラーリングが存在するようです。内部には10mmのスピーカードライバーを搭載し、満充電で最大8時間、ケースを含めて最大29時間の使用が可能。IPX7の防水機能も備えるとしています。

 

そして注目のインテリジェント・アクティブノイズキャンセリングでは、「とても大きなアンビエント(環境)ノイズも消去できる」としており、かなりの性能となる模様。また、周辺音の取り込み機能も引き続き搭載されるとしています。

 

WinFutureによれば、Galaxy Buds 2 Proの価格は229ユーロ(約3万1000円)になるとのこと。さらに強力に進化するノイズキャンセリング機能を、米アップルの「AirPods Pro」のそれと比較してみたいものです。

 

Source: WinFuture via Android Authoriry

Pixel Buds Proは進化する。イコライザー機能は秋に追加へ

米グーグルが販売を開始したワイヤレスイヤホン「Pixel Buds Pro」にて、秋にもフル5バンドのEQ(イコライザー)機能が追加されることを、海外テックメディアの9to5Googleが伝えています。

↑グーグルより

 

Pixel Buds Proは今年5月に開催されたGoogle I/Oにて発表されたワイヤレスイヤホンで、Pixel Budsシリーズとして初めてアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能に対応したのが特徴です。またGoogleアシスタントを活用したテキストメッセージへの返信や、リアルタイム翻訳が可能です。

 

もともと製品発表時から、フル機能のSバンドEQとボリュームEQの搭載がうたわれていたPixel Buds Pro。グーグルのワイヤレスイヤホンではこれまでEQがサポートされていなかったので、今後はユーザーによる柔軟な音質調整が可能になると期待されます。

 

さらに9to5Googleによれば、Pixel Buds Proには将来のアップデートにより空間オーディオ(Spatial Audio)が追加されるとも伝えられています。音源が自分を取り囲んでいるような体験ができる空間オーディオは、音楽/動画ストリーミングサービスでも採用が広まっており、こちらも実現が楽しみです。

 

一方でPixel Buds Proでは、これまでPixel Budsシリーズに搭載されていた「アダプティブサウンド」「アテンションアラート」「バスブースト」が削除されています。アダプティブサウンドに関しては、ノイズキャンセリング機能でそれを代用できるとの判断があったようです。

 

グーグルはワイヤレスイヤホンに関して、「さらなる体験の向上」に取り組んでいるとも伝えています。上の削除された機能も、いずれ復活することがあるのかもしれません。

 

Source: 9to5Google

軽量で耳をふさがないワイヤレスイヤホン「LinkBuds」大ヒットの秘密

早いもので、2022年ももう折り返し!!ここでは、上半期に売れたモノ・話題になったコトを大きく「家電・デジタル」「レジャー・乗り物」「日用品」「フード」「エンタメ」にカテゴリ分けして総ざらいしていこう。……さて、アナタは全部ご存知ですか!?

※こちらは「GetNavi」 2022年8月号に掲載された記事を再編集したものです。

LinkBuds

 

軽量で着けていることを忘れる耳をふさがないワイヤレスイヤホン

「ドライバーに穴の空いたイヤホン」という、他に類を見ないコンセプトの「LinkBuds」が売れている。装着したままでも周囲の音を聞くために「耳穴をふさがない」という斬新な解決法をとったLinkBudsとはどんな製品なのか。開発者にインタビューした。

 

ソニー

LinkBuds

実売価格2万810円

ドライバーの中央に穴が空いており、耳穴をふさがず装着できる完全ワイヤレスイヤホン。周囲の騒音に合わせて自動的に音量を調整する機能を搭載する。マイクを内蔵し、通話や音声アシスタント機能も使用できる。

SPEC●型式:開放ダイナミック型●ドライバー径:φ12mm●対応コーデック:SBC、AAC●伝送帯域:20Hz~20kHz●連続再生時間:最大5.5時間●防滴性能:IPX4相当●質量:約4.1g(片耳)

 

↑耳穴の周囲と軟骨部で支えることで装着感が安定。本体だけでなく周囲の皮膚をタップすることでも再生やスキップなどの操作できる

 

外音が自然に聞こえつつ音楽や通話は高音質

イヤホンのトレンド機能に「外音取り込み」がある。イヤホンを装着した状態でも、クルマのエンジン音や呼びかけなどに気付ける機能だ。LinkBudsは、そのための手法の一つとして「穴の空いたリング型」を採用している。

実際に装着してみると、周囲の音が“裸耳”のようにクリアに聞こえる。耳穴がふさがれていないため、長時間装着しても耳の中が蒸れるということはない。この特徴により、一日中耳に着けっぱなしにしておいて音楽を聴きたいときは再生し、そのまま外出して人と会話したり買い物したりする、という使い方ができるのだ。

人と話したり鳥の鳴き声を聞いたりといった「リアル」と、音楽配信やゲームという「オンライン」を、シームレスに繋げてくれる。それがLinkBudsの「リンク」が意味するところだ。

珍しいリング型の振動板ということで音質面が気になるところだが、実際に聴いてみるとその心配は杞憂だった。どっしり、と表現して良いくらい厚みのある音。通話においても、環境ノイズが分離されるので、自分の声をクリアに相手に届けることができる。

屋内でも屋外でも、まるでスピーカーのように「音楽」と「外の音」を両方クリアに聴ける。これは新しいリスニング体験だ。

 

【ヒットの裏付け】 若年層を中心に「ながら聴き」需要が急増

ソニーが実施したアンケートによると、音楽配信の利用動機として「ながら聴き」が高い割合を占めていた。「ながら聴き」では外音取り込み性能が重要であり、長時間使用するので快適な装着感も求められる。それらを両立したこともヒットの大きな要因だろう。

 

企画担当&設計担当者に直撃

“ながら聴き”で2つの世界をリンク

LinkBudsは「ながら聴き」需要を受けて開発された。そのきっかけや、外音取り込みのために「ドライバーに穴を空ける」という手法を選択した理由など、気になるポイントを聞いた。

 

この人に聞きました

ソニー株式会社モバイル商品設計部

鎌田 浄さん

ソニー株式会社にエンジニアとして入社。ウォークマンSシリーズ/Wシリーズの電気設計を経て、LinkBudsのプロジェクトリーダーを担当。

ソニー株式会社モバイル商品企画部

辻 万葉さん

ソニー株式会社に商品企画として入社。携わった主な製品はウォークマンAシリーズやノイズキャンセリングイヤホンWF-1000XM4など。

 

高音質と外音取り込みの両立に苦労した

──音楽再生中も「外音を聞きたい」という需要に気付いたきっかけを教えてください。

 

 スマホや音楽配信サービスの普及で、音楽を「真正面から集中して聴く」のではなく「何かをしながら音楽をかけっぱなしで聴く」という「ながら聴き」の需要が増えていることに気付きました。そのために、従来の「外音を遮断する」とは真逆である「音楽を聴きつつ外音も聞こえるようにする」というアプローチの製品を開発することにしました。

 

──マイクでの取り込みや骨伝導もあるなかで、なぜリング型に?

 

 より自然な外音を取り込むためです。リング型なら聞こえる外音は元の音そのものですから。

 

鎌田 骨伝導にしなかったのは高音質化のためでもありました。このサイズですが、ソニー製品らしい高音質を実現しています。

 

──リング型のドライバーというのはこれまでに類を見ない構造ですが、開発に苦労はありましたか?

 

鎌田 一般的に、音を出すための振動板は面積が広いほど音質的には有利。LinkBudsは元々コンパクトなのに穴でさらに面積が削られてしまいます。試作を繰り返して、穴の大きさと音質のバランスを取りました。振動板の構造やイコライジングにも、高音質化のための工夫を凝らしています。

 

──着け心地もかなり良いのですが、これは長時間装着を意識して追求したのでしょうか。

 

鎌田 そのとおりです。実際に多数の耳のサンプルを取り、なるべく多くの人の耳にフィットするよう研究を重ねました。本体のサイズやデザイン、フィッティングサポーターの形状を調整して、落ちにくさと快適性を両立しています。

 

 朝から夜まで着けっぱなしで生活することを想定している製品なので、バッテリー性能にもこだわり、連続待受時間は11時間と長めに確保しています。

 

──LinkBudsの今後の展開を教えてください。

 

 音楽配信サービスやARゲームなどを提供するパートナー企業と連携し、LinkBudsならではの新しい音体験を広げていく予定です。

 

↑充電ケース(上)とイヤホン(下)の構造。ソニーの完全ワイヤレス史上最小最軽量の筐体と高性能を両立させるため、ほとんどの部品をゼロから開発した

 

↑最大の特徴であるリング型ドライバーユニット。振動板の面積が制限される条件下で、音質と外音取り込みのバランスを追求した

 

↑本体を耳に固定するためのフィッティングサポーターが付属。XSからXLまで5種類が付属し、様々な大きさや形の耳に対応する

 

1日中つけっぱなしでもラクに過ごせる耳をふさがないイヤホンが続々!

 

【その1】 アクセサリーのようなデザインと装着感がユニーク

Ambie

サウンドイヤカフ AM-TW01

実売価格1万5000円

イヤーカフのように「耳輪」(耳の周辺部)の後部を挟んで装着し、耳穴をふさがないイヤホン。操作ボタンは専用アプリで機能を割り当てられる。通話も可能で、周囲の雑音を低減するCVC8.0に対応。

SPEC●対応コーデック:SBC、AAC、aptX、aptX Adaptive●防水性能:IPX5●連続再生時間:約6時間●サイズ/質量:W20.9×H27.9×D14.1mm/4.2g(片耳)

 

【その2】 頬骨を振動させる骨伝導方式で耳をふさがない

Shokz

OpenRun

実売価格1万7880円

スピーカー部を耳の付け根部分に密着させることで、頬骨を通して音を伝達させる「骨伝導方式」を採用する。ネックバンド部は装着感の高いチタニウム製。10分の急速充電で1.5時間の再生が可能だ。

SPEC●対応コーデック:SBC●防塵防水性能:IP67●充電時間:1.5時間●連続時間:8時間●再生周波数帯域:20Hz~20kHz●音圧感度:105±3dB●質量:26g

グーグル最新イヤホン「Pixel Buds Pro」が発売前に到着? ノイキャンもマルチポイントも良好らしい

米グーグルの最新ワイヤレスイヤホン「Pixel Buds Pro」は7月28日に発売予定ですが、すでに入手した人が廉価モデル「Pixel Buds A-Series」との比較をレビューしています。

↑Image:u/Linkakox

 

Redditユーザーの「u/Linkakox」氏は、なぜかPixel Buds Proが手元に届いたことを明らかにしました。フランスの小売業者Fnac.comに21日に発注したところ、お店がまだ予約期間中であることを忘れて発送してしまったようです。

 

まず使ってみた印象では、(当然ながら)A-Seriesよりも音質が良く、またサイズも少し大きいそうです。ただ、装着してみると、A-Seriesほど「安定感がない」とも表現されています。

 

アクティブノイズキャンセリング(ANC、外部の音を電子的に消す)は良好で、複数機器に繋げるマルチポイントも機能しているようです。これについて、グーグルはまるでAirPodsのように、スマートフォンやノートPCの間で自動的に切り替える「Fast Pair」を案内していました。

 

マルチポイント設定はAndroid OS本体からも変更できるほか、Windowsパソコンでもマルチポイントが使えるようです。要はマルチポイントはBluetooth機能として実現されており、グーグルの「Fast Pair」はソフトウェアによる切り替えに過ぎないわけです。

 

さて、見かけについて。ProモデルはA-Seriesよりもずっと丸く見えるほか、これまでのグーグル製品イヤホンに付きものだったフィン(耳の内側で固定する部位)もありません。加えてケースは以前よりも幅広く、分厚いようです。

↑Image:u/Linkakox

 

また別の画像では、予備のイヤーチップが入った小さな筒が写っています。しかしながら、外箱の中にはUSB-Cケーブルさえ入っておらず、充電器はユーザーが自前で用意してやる必要があります。もっともPixel Buds Proは、Pixel 6などと同じワイヤレス充電器が使えます。

 

さらにソフトウェア面では、従来の「Pixel Buds」コンパニオンアプリが使えるものの、ANCなどProモデル専用機能のすべてがサポートされているわけではありません。しかし、「イヤホンを2秒押し続ける」タッチ操作により、ANCモードとTransparency(外部音取り込み)モードが切り替えられるとのことです。

 

Pixel Buds Proは28日、最新スマートフォン「Pixel 6a」と同時発売される予定です。グーグルが開発した6コアのカスタムオーディオチップを搭載し、最大31時間もバッテリーが持つと謳われています。

 

日本での価格は税込で2万3800円ですが、米国価格は199ドル、つまり約2万7000円(7月25日現在)。かなりお得な価格設定ですが、Pixel 6aを買う人はPixel Buds A-Seriesが1台もらえる(在庫がなくなりしだい終了)ので悩ましいかもしれません。

Source:Reddit
via:9to5Google

JBL Quantum ONE&TWSがゲーミングヘッドセットの領域を超えて暮らしを豊かにする! “絶対良音”の向こう側へ

JBLが贈るゲーミングデバイスシリーズ「Quantum」が止まらない。オーディオブランド由来のサウンドクオリティと、 ゲーミングデバイスならではのユーザビリティを両立したアイテムの数々は、シーンを越えて私たちの暮らしを豊かにする!

 

【今回紹介する製品】

JBL
Quantum ONE

実売価格2万7280円

ドライバー径 50mm/アクティブNC搭載/7.1ch サラウンド (PC接続設定時)/ゲームチャットバランスダイヤル搭載

JBL
Quantum TWS

実売価格1万9800円

2.4GHzワイヤレス低遅延接続/Bluetooth同時接続/ハイブリッドNC搭載/7.1chサラウンド(PC接続設定時)

 

私がレビューします

GetNavi web編集長

山田佑樹

デジタルからアナログまで様々なガジェットをライフスタイルに取り入れる。ゲームは趣味のひとつ。

音質はJBLクオリティで 性能は本格ゲーミング機器

 

とにかく驚いた。それがQuantumシリーズを試した感想だ。何がスゴいって、ゲーミングうんぬんの前に、音質が“オーディオ”なのである。例えば定番ゲーム「フォートナイト」では、現実の人気楽曲を使ったジェスチャーがあるが、その音質が段違いに良い。勝つための音はもちろん、音が奏でられている感覚を味わえるのだ。

 

では、銃声や足音といったゲームに必要な音はどうかというと、より素晴らしい。特に最上位機の「ONE」は、一般的なゲーミングヘッドセットではわかりづらい「高低」の音も正確に伝えてくれる。

 

ゲームにエンタメにビジネスに、様々なシーンにハマるQuantumシリーズは、大人が嗜むデバイスの最適解だと断言できる。

 

最高の臨場感を堪能できるフラッグシップモデル

JBL
Quantum ONE

実売価格2万7280円

ドライバー径 50mm/アクティブNC搭載/7.1ch サラウンド (PC接続設定時)/ゲームチャットバランスダイヤル搭載

ヘッドトラッキング機能のほか、サラウンド技術「JBL QuantumSPHERE 360™」、50mm径ハイレゾドライバーなど、同社の音響技術を結集させたフラッグシップモデル。人間工学に基づいたデザインで、長時間の使用でも快適だ。

SPEC●再生周波数帯域:20Hz~40kHz●インピーダンス:32Ω●音圧感度:95dB●オーディオケーブル長:1.2m(着脱可能)●USBケーブル長:2.7m●質量:約369g

 

Gaming

「左右」だけでなく「高低」の再現も正確

音の方向を誤差30度以下の正確さで捕捉できる。しかも左右だけでなく高低方向もわかるのが驚異的。FPSをはじめ、音の位置が重要な作品で勝利へと導く。

音でマシンの状態まで把握できる

風切り音や、敵車を抜いたり抜かれたりする際の走行音が脳内に響き渡る。自車の挙動を音で把握する点でも効果を発揮するので、より良いタイムを狙える。

 

LifeStyle

ライブ映像の鑑賞にうってつけ

独自技術「JBL QuantumSPHERE 360™」が臨場感のある音を再現。映像鑑賞では、頭を振っても音が正面から鳴る体験は衝撃だ。

 

驚異の低遅延再生を実現したシリーズ初の完全ワイヤレス

JBL
Quantum TWS

実売価格1万9800円

2.4GHz ワイヤレス 低遅延接続/Bluetooth同時接続/ハイブリッドNC搭載/7.1ch サラウンド(PC接続設定時)

周囲の環境に合わせて最適化するノイズキャンセリングや外音取り込み機能を搭載。独自技術「JBL QuantumSURROUND™」が叶える没入感は抜群だ。スマホアプリとPC接続時のソフトで多彩な設定やカスタマイズに対応する。

SPEC●対応コーデック:SBC、AAC●充電ケース併用再生時間:最大約24時間(ANCオフ時)●充電時間:約2時間●充電ケースサイズ/質量:約W75×H25×D40mm/約42.4g●イヤホン質量:約5.5g(左右とも)

ケースに収納できるUSB Type-Cドングルを介して低遅延再生が可能。Bluetoothとの同時接続にも対応する

 

Gaming

遅延が抑えられプレイするジャンルを選ばない

ラグがほぼなく、リズムゲームなどの遅延がシビアな作品でも十分遊べる。FPSなども同様で、有線でプレイしているのと変わらないゲーム体験が可能だ。

 

LifeStyle

移動中の「エンタメ」を拡張

高精度のノイキャンに加えて外音取り込み機能も搭載。ゲームに良し、音楽鑑賞にも良しで、移動中のエンタメの幅が広がる。

クリアな音はウェブ会議にも◎

左右に計6個のマイクを搭載し、クリアな声でウェブ会議が可能。落ち着いたデザインで、ビジネスシーンで悪目立ちしない。

 

≪ヘッドセット以外の機器も充実!≫

[USBコンデンサーマイク]

JBL
Quantum Stream

実売価格1万1000円

高感度かつ96kHzの高サンプリングレートにより、声を大きくクリアにキャプチャできる。本体天面のタップでミュートのオン/オフが可能だ。

[ゲーミングスピーカー]

JBL
Quantum Duo

実売価格1万9800円(ペア)

ソフトドームツイーターと63mm径ウーファーを搭載する、本格的な2Way構成。かすかな足音から爆発の轟音まで忠実に再生する。

スマホもタブレットも簡単切り替え。Pixel Buds Proの「Fast Pair」ってなんだ?

米グーグルは新型ワイヤレスイヤホン「Pixel Buds Pro」の販売開始にあわせ、マルチポイントによるペアリング機能「Fast Pair」の展開を案内しています。

↑グーグルより

 

Bluetoothを利用したワイヤレスイヤホンでは複数機器へと同時に接続できるものが増えていますが、オーディオソースの切り替えにはユーザーが操作する必要があるなど、まだまだ便利とはいえません。一方で米アップルの「AirPods」シリーズでは、新しくサウンド再生をおこなったデバイスに自動で切り替える機能が搭載されるなど、より利便性が高くなっています。

 

Fast Pairは、AirPodsのサウンド切り替え機能をPixel Buds Proなどでも実現したものです。グーグルによれば、「ノートパソコン、タブレット、テレビ、Android や iOSスマートフォンにて、直前にペア設定したBluetoothデバイス接続先を自動的に切り替えることができます」とのこと。つまり、ユーザーが明示的にオーディオ再生デバイスを切り替える必要がなくなるのです。

 

Fast Pairでのサウンドの切り替えについては、その種類によって切り替えが実施されるかどうかが判断されます。例えば通知音では切り替えはおこなわれませんが、電話の着信では再生デバイスの切り替えが実施されるのです。また切り替えの際に通知が表示され、その通知をタップすることで元のサウンドの再生を続けることもできます。

 

Fast PairはまずPixel Buds Proにて利用が開始されますが、今後数週間でソニーやJBLの一部イヤホンも対応するとうたわれています。iPhoneでお馴染みだった便利なサウンド切り替えが幅広いデバイスで利用できるようになるのは、ありがたいの一言でしょう。

 

Source: グーグル via 9to5Google

明るいリビングでも色鮮やか、シャープ8K液晶テレビがオススメ

各ジャンルの有識者たちに“栄誉ある”金字塔的アイテムを聞き込み。最新のテクノロジーを結集したベストバイをドドンと紹介していく!!

 

トレンドのデジタルガジェットを、各ジャンルに精通するプロがレコメンド。新商品のなかでも、後世に残る“傑作”の数々を紹介する。いま何を買うべきか、迷った際の指針にしてほしい! 今回はシャープの8K/4K液晶テレビ「AQUOS XLED 8T-C75DX1」だ。

※こちらは「GetNavi」 2022年4月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

リアリティ溢れる8K映像を75V型の超大画面で堪能

【8K/4Kテレビ】

シャープ

AQUOS XLED 8T-C75DX1

実売価格80万円

バックライトに小型のLED(mini LED)を採用した8K/4K液晶テレビ。エリアごとの明暗をきめ細かく制御する「アクティブmini LED駆動」と量子ドットによる光波長変換技術により、輝度やコントラスト、色域が飛躍的にアップした。

 

SPEC●チューナー:8K×1、4K×2、地デジ/BS/110度CS×3●接続端子:HDMI×4、USB×2ほか●サイズ/質量:W1655×H1009×D310mm/約45.0kg(スタンド含む)

 

私が激推しします!

AV評論家

藤原陽祐さん

新聞記者・専門誌編集を経てフリーに転身。わかりやすい解説と核心を突いた論評で多媒体で活躍する。

 

有機EL機の台頭が著しい大型テレビ市場だが、シャープが新技術を投入した大型液晶シリーズを発売した。同モデルについて、藤原さんはこう語る。

 

「mini LED次世代ディスプレイ技術を用いた8K対応モデルです。正面のコントラストに優れるVA液晶で、mini LEDバックライトと量子ドット技術の組み合わせで、より明るく、鮮やかな再現性を実現。とにかく明るく、黒も適度に締まるので、日差しが差し込むような明るいリビングでも、色鮮やかで高コントラストの映像が楽しめます。サイズは65V/75V/85V型と超大型のラインナップですが、オススメは等身大の8K映像の醍醐味が体験できる75V型。現状8K放送はNHKのBS8Kのみですが、YouTubeなどのネット配信で良質な8Kコンテンツが増えつつあります。4Kを凌駕するリアリティに富んだ映像を堪能できますよ」

↑低反射広視野角の「N-Wideパネル」を採用。照明などの映り込みを抑える

 

↑「アクティブmini LED駆動」を採用。高コントラスト・高輝度・広色域を実現した

GN編集長のイチオシ! ソニーが作った最強の“ながら聴き”イヤホン「LinkBuds」

普段、様々な製品をチェックしているGetNavi編集部員が、実際に使ってみて新生活に役立つであろうモノや、いま狙っているアイテムを紹介。春から環境が変わる人も、そうでない人も必見だ!

※こちらは「GetNavi」 2022年5月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

長時間使ってもストレスフリー! 最強の“ながら聴き”イヤホン

ソニー

LinkBuds

実売価格2万4200円

ソニー史上最小で最軽量の完全ワイヤレスイヤホン。独自開発した振動板の中心部が開放されているリング型ドライバーユニットを採用し、耳をふさがないので圧迫感がない。さらに片耳4.1gの軽量を実現し、ストレスフリーに長時間使用できる。

 

↑ケース併用で最長17.5時間使用可能なバッテリー性能。防滴性能も搭載しており、雨や汗を気にせず楽しめる

 

GetNavi編集長

川内一史

オーディオ担当歴は約9年。複数のイヤホンを持ち歩き、用途に応じて使い分けている。最近の趣味はウォーキング

昨年、オンライン会議用に骨伝導イヤホンを買いました。期待以上に声を聞き取りやすく、マイクの性能も上々。何より耳をふさがないのが快適で満足しています。強いて難点を挙げるなら、長時間使うとこめかみがこそばゆくなること。また、音質は改善されているものの、まだ骨伝導は「音を楽しむ」レベルにありません。

 

そんなプチ不満を解消する製品を探していた矢先、衝撃作が登場! 早速手に入れた知人に試させてもらいました。まずリング状の開放型ドライバーが、ガジェット好きにはたまらん! ピアスのような極小ハウジングが耳にフィットし、ヘッドセット型の骨伝導イヤホンと比べても快適でした。穴が空いているため、周囲の音は普通に聞こえます。音質も、想像以上。開放型にしたことでスカスカな音になりそうですが、さすがはソニー。“音を楽しめる”クオリティです。

 

オンライン会議では未使用ですが、AIによるボイスピックアップテクノロジーで、声をしっかり相手に届けてくれるとのこと。ビジネス用途にも配慮されています。

 

2台のデバイスと同時接続できるマルチポイント機能に非対応なのは惜しいですが、現時点では最強の“ながら聴きイヤホン”でしょう。密閉型イヤホンを長時間着けると耳が痛くなる人や、骨伝導が合わない人にオススメ。私も買います!

 

<これもオススメ!>

アピックス

むしざんまい AMZ-450

実売価格8800円

水を入れつまみを回すだけで、本格的な蒸し料理が楽しめる専用調理器。抗菌性・調湿性に優れている本格的な竹製せいろを採用。

 

小籠包を手作りして無限に食べまくりたい

「我が家は点心大好きファミリー。これで小籠包とか自作できたら素敵やん。身体にやさしそうな蒸し料理のレシピが多数用意されているのもイイ」(川内)

 

Anker

535 Portable Power Station (PowerHouse 512Wh)

実売価格4万8900円

長寿命バッテリーを搭載したポータブル電源。持ち運べるサイズで、最大9つの機器に合計716Wの出力で同時に充電/給電することができる。

 

シティ派父子が快適にキャンプを過ごすために

「3歳になる子どもと一緒にキャンプへ行きたい。ただし、世田谷育ちの父子だから不便はノーサンキュー。容量たっぷりの本機があれば安心」(川内)

275万円のプロジェクター「DLA-V90R」は極上の画づくりがすごい

各ジャンルの有識者たちに“栄誉ある”金字塔的アイテムを聞き込み。最新のテクノロジーを結集したベストバイをドドンと紹介していく!!

 

トレンドのデジタルガジェットを、各ジャンルに精通するプロがレコメンド。新商品のなかでも、後世に残る“傑作”の数々を紹介する。いま何を買うべきか、迷った際の指針にしてほしい! 今回はビクターの「D-ILAプロジェクターDLA-V90R」だ。

※こちらは「GetNavi」 2022年4月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

最高クオリティの映像で感動の光を体感できる

【レーザープロジェクター】

ビクター

D-ILAプロジェクターDLA-V90R

実売価格275万円

世界で初めて8K60p入力に対応。最新のLSIを搭載し、8Kの情報量を入力から液晶パネル(D-ILAデバイス)まで瞬時に処理して8K信号を正しく表示できる。4K120p入力にも対応し、最新ゲーム機もサポート。

 

SPEC●表示デバイス:0.69型4K「D-ILA」×3●明るさ:3000lm●コントラスト比:10万:1●投写サイズ:60〜300型●HDMI端子:2●サイズ/質量:W500×H234×D528mm/25.3kg

 

私が激推しします!

デジタル・メディア評論家

麻倉怜士さん

雑誌や書籍の執筆のほか、大学講師を務めるなど多方面で活躍する。「麻倉怜士のデジタル進化論」を連載中。

 

画質には厳しい目を持つ麻倉さんは、プロジェクターにこそ大画面テレビでは味わえないスペシャルな魅力があるという。

 

「直視型のテレビの本質は“情報性”。ディスプレイから押し出された高精細な情報を持った光がこちらに向かってきます。一方、光源から照射された光をスクリーンに反射させるプロジェクターは“感動性”を体感できる。目だけでなく、全身で感動の光を感じることができます。そのなかでもDLA-V90Rの映像は別格。技術的な完成度はもちろんのこと、画づくりも極上のレベルにあります。HDMI2.1の採用により、8K60p/4K120p信号の再生が可能になったことをはじめ、独自のレーザー光源技術『BLU-Escent』の搭載や、HDRの最新規格『HDR10+』への対応など、最新の映像技術が集結。現在得られる最高のクオリティの映像を存分に楽しめます

↑上下左右4方向へのシフトを実現した新開発「8K/e-shiftXテクノロジー」を搭載。画素を0.5画素シフトすることで解像度を倍増化する

 

↑フルアルミ鏡筒を採用した16群18枚のガラスレンズを搭載。100mmの大口径に加え、EDレンズも5枚使用する

ニコンが一眼レフカメラ開発から撤退と報道、本当のところは?

日本経済新聞は7月12日、ニコンが一眼レフカメラの開発から撤退したと発表しました。一方で、ニコンはこの報道を「憶測にもとづくもので、当社が発表したものではない」とコメントしています。

↑SAVIKUTTY VARGHESE/Shutterstock.com

 

ニコンは1959年に一眼レフカメラ「ニコンF」を発表し、フィルムカメラビジネスに参入しました。その後に一眼レフカメラがデジタルへと移行し、また本体内部にレフ板のない「ミラーレスカメラ」のラインナップが増えている現在も、ニコンは一眼レフカメラの販売を続けています。

 

今回の報道で気になるのは、ニコンが日本経済新聞の報道を完全に否定しているわけではない点です。ニコンは「デジタル一眼レフカメラの生産、販売、サポートは継続しており、ご愛用のお客様には引き続きご安心してご利用頂ければと思います」と伝えており、一眼レフカメラの開発が継続しているかどうかについては言及していません。

 

また日本経済新聞は、これまでも「あえて」業界筋の未発表情報を報じ、その後にメーカーが「当社が発表したものではない」と否定。しかしその後、メーカーから報道どおりの公式発表がなされることもありました。

 

現在デジタルカメラ業界はミラーレスカメラへの移行という大きな流れのなかにあり、そんな状況でニコンが一眼レフカメラの開発を中止したとしても、なんら不思議ではありません。一眼レフカメラに愛着がある方にはなんとも寂しさを感じさせる報道ですが、スマートフォンの急速な高画質化という時流の中で、カメラメーカーも必死に生き残り策を模索していることが予測されます。

 

Source: ニコン日本経済新聞

ハイセンスの4K液晶テレビが44%オフで4万円台、プライムデーで安い

Amazonでは、7月13日の23時59分まで、年に1度の大型セール「プライムデー」を実施中。ハイセンスの43V型4K液晶テレビ「43U7FG」が、通常価格から44%オフの4万5800円(税込み)で販売されています。

 

有機ELテレビも台頭しはじめていますが、液晶テレビはなんといってもそのお手頃な価格が魅力ですよね。43V型で4万円台となれば、コストパフォーマンスはかなり高いレベルと言えます。

 

また、インターネット接続機能を備え、単体でNetflixやhulu、YouTubeも視聴できます。リビングに、自室に、寝室にと、どこにでもなじみやすいサイズ感なので、2台目のテレビとしてもおすすめです。

プライムデーでボーズの売れ筋ヘッドホンが脅威の40%オフ!

Amazonでは、7月13日の23時59分まで、年に1度の大型セール「プライムデー」を実施中。人気オーディオメーカー・ボーズのワイヤレスヘッドホン「Bose SoundLink around-ear wireless headphones II」が、なんと40%オフの1万5840円(税込み)で販売中です。

 

ボーズらしい洗練されたスタイルと高い音質、最大15時間の連続使用時間が魅力の、密閉型オーバーイヤーヘッドホンです。

 

発売からしばらく経っているモデルではありますが、軽量、高音質、頑丈と3拍子そろった使用感で、いまだに支持を集めているロングセラーモデル。通常販売価格でも、ボーズのヘッドホンとしては買いやすい価格の製品ですが、1万円台となれば、より手が出やすいはずです。

 

ボーズならではのサウンドを、お手頃価格で楽しめるこのチャンス、必見です!

3Dメガネなどの豪華特典も! 「XGIMI」のスマートプロジェクターが「プライムデー」で最大25%オフ

XGIMIは、Amazonで開催される「プライムデー」にて、スマートプロジェクターブランド「XGIMI(エクスジミー)」各製品最大25%のセールを実施します。

 

今回のセール対象商品は、アウトドアシーンでも活用できるモバイルプロジェクター「Halo+」(税込9万3406円、15%オフ)、家でも映画館のような映像が楽しめる4Kホームプロジェクター「HORIZON Pro」(税込16万8206円、15%オフ)や、全世界での売り上げが100万台を突破した「XGIMI Elfin」(税込6万8160円、20%オフ)など全7モデルです。

 

対象製品の購入者を対象に、もれなくHDMIケーブルをプレゼントするほか、3Dメガネや専用収納ケースなどの特典も用意しています(3Dメガネは数量限定)。

↑3Dメガネ

駅で電話も不快にさせない、通話性能抜群のテクニクス「EAH-AZ60」

各ジャンルの有識者たちに“栄誉ある”金字塔的アイテムを聞き込み。最新のテクノロジーを結集したベストバイをドドンと紹介していく!!

 

トレンドのデジタルガジェットを、各ジャンルに精通するプロがレコメンド。新商品のなかでも、後世に残る“傑作”の数々を紹介する。いま何を買うべきか、迷った際の指針にしてほしい! 今回はテクニクスの完全ワイヤレスイヤホン「EAH-AZ60」だ。

※こちらは「GetNavi」 2022年4月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

卓越した音声通話技術によりオンライン会議にも最適

【完全ワイヤレスイヤホン】

テクニクス

EAH-AZ60

実売価格2万8000円

独自の音響構造により臨場感溢れるリアルな高音質を実現。ハイレゾ相当の音声伝送が可能なLDACに対応し、ワイヤレスながらハイレゾ音質を楽しめる。また、自分の声だけをクリアに相手に伝える通話音声処理により快適に通話できる。

 

SPEC●ドライバー:φ8mm密閉ダイナミック型●対応コーデック:LDAC、SBC、AAC●連続再生時間:約7.5時間(NCオフ時)●充電時間:約2時間(本体)/約2.5時間(充電ケース)●防水性能:IPX4●質量:約7g(片耳)

 

私が激推しします!

本誌編集長

川内一史

長年オーディオ記事を担当。特にイヤホン・ヘッドホンに詳しく、数多くの新製品を日々チェックしている。

 

AV機器の記事を担当する本誌編集長の川内は、完全ワイヤレスイヤホンをパワープッシュ。

 

「私の激推しはテクニクスのEAH-AZ60。このモデル最大のウリは、卓越した通話性能です。左右合計8つのマイクと独自の『JustMyVoice』プロセッサーにより、周囲のノイズと発話者の声を拾い上げて自動で解析。最適な処理をすることで、クリアな声をしっかり届けられます。駅のホームにいる際に電話がかかってきたり、カフェからビデオ会議に参加したりしたときなども、相手に不快な思いをさせずに済みます。また、マルチポイントに対応しており、例えばスマホとノートPCに同時接続が可能。移動中などはスマホで音楽を聴いていても、すぐにデバイスを切り替えてオンライン会議に参加することができ、文字通りマルチに使えます。イマドキのワイヤレスイヤホンは、オーディオ用だけでなくビジネス用としてもシームレスに使えることが重要なポイントになりますが、その点もバッチリです」

 

肝心の音質面も抜かりはない。

 

「オーディオ性能も価格以上に高いですね。特に低音の表現が豊かで、解像感もバツグン。ノイズキャンセリングの精度も高いので、どこでも音楽の世界に浸れます」

 

↑ビームフォーミングや音声解析などの技術を組み合わせた「JustMyVoice」テクノロジーを搭載。通話音声をはっきりと伝達できる

 

↑片耳4つ(合計8つ)のマイクを搭載。音声解析を1秒間に1万5000回以上行い、発話者の声だけを高精度に検出する

 

↑アプリ「Technics Audio Connect」のUIを一新。ノイズキャンセリングなど機能別に分類され、目的の機能を選びやすくなった

 

身近になった開放型ヘッドホンスピーカーライクな音を味わえる!

オーディオテクニカ

ATH-HL7BT

実売価格1万9800円

オーディオビギナーにはハードルが高かった開放型ヘッドホンが、ワイヤレス化&リーズナブルな価格設定によって身近な存在に。開放型ならではの自然な音の鳴りや余韻が手軽に楽しめる。

↑オーバーヘッドながら220gと軽量。2層構造のイヤーパッドにより、最適な音響空間と高い装着性を実現した

ASUS、ワイヤレスでも有線でも利用できる「ROG Centra Pro」を新発表!

台湾のASUSは、新型ワイヤレスイヤホン「ROG Centra Pro」を海外向けに発表しました。ワイヤレスだけでなく有線接続もできることが特徴の製品です。

↑ワイヤレス時の「ROG Centra Pro」(画像提供/ASUS)

 

ゲーミングギアとして「ROG」シリーズを展開するASUSは、2022年4月にブランド初となる完全ワイヤレスイヤホン「ROG CETRA TRUE WIRELESS」を日本でも発売しました。同ワイヤレスイヤホンは、ANC(アクティブノイズキャンセリング)機能やゲームモードを搭載しています。

 

ROG Centra Proの特徴となる有線接続機能では、DAC「ESS 9280 Quad」を搭載したUSB-Cオーディオケーブルを使用。これにより、高品質かつ低遅延でサウンドを再生することができます。ワイヤレス接続では「AptX Lossless」コーデックや96khz/24ビットオーディオが利用可能。

 

ASUSによれば、ROG Centra Proと新型ゲーミングスマートフォン「ROG Phone 6/6 Pro」を組み合わせた場合、ワイヤレス接続では45ms、有線接続ではそれ以上の低遅延でサウンド再生ができるとのこと。

↑有線時の「ROG Centra Pro」(画像提供/ASUS)

 

本体には10mmの大型ドライバーを採用し、音質を底上げ。マイクには、AI(人工知能)によるノイズキャンセリング機能を搭載しています。駆動時間はワイヤレス充電ケース込みの場合、28時間の使用が可能であるうえ、急速充電にも対応。本体はIPX4の防水仕様となっています。

 

現時点では、ROG Centra Proの発売日や価格は発表されていません。前モデルからゲーム向けの性能をさらに向上させた同イヤホンの日本市場への投入が楽しみですね。

 

Source: ASUS via 9to5Google

AirPods Maxのダサいケースにさよなら? 将来デザインが変わるかも

ワイヤレスヘッドホン「AirPods Max」のケースに関する特許を米アップルが米特許商標庁(USPTO)に出願していたことが、海外テックサイトのPatently Appleの報道により判明しました。

↑Hadrian/Shutterstock.com

 

2020年に登場したAirPods Maxはその高音質な設計と、AirPodsシリーズと共通のスマートな接続機能、そしてアップルらしいモダンなデザインが特徴です。しかし付属するキャリングケース「スマートケース」はAirPods Maxの一部しか保護することができず、その外観にも賛否の声が寄せられていました。

↑USPTOより

 

一方でアップルが出願した特許では、AirPods Maxの全体を覆うデザインのケースを確認することができます。これなら持ち運び時にヘッドホンが傷つくこともありませんし、また外観もよりスッキリした印象です。さらにケースの開閉には、磁気を利用するアイディアも記述されています。

 

AirPods Maxの正式発表前には、アップルのヘッドホンはヘッドバンドが交換可能で、操作用のタッチパッドを搭載し、左右どちらの向きでも利用できると報じられていました。このような機能を盛り込んだ「次期AirPods Max(通称:AirPods Max 2)」に、今回のようなデザインのケースが付属する可能性もあります。

 

最近は「次期AirPods Pro(通称:AirPods Pro 2)」のアップデートに関する噂が数多く登場していますが、次期AirPods Maxやその付属ケースの進化にも期待したいものです。

 

Source: Patently Apple via 9to5Mac

 

Vlog撮影に最適! Zシリーズ最小・最軽量……ニコン「Z 30」

ニコンイメージングジャパンは、「ニコン Z マウント」を採用したAPS-Cサイズ/DXフォーマットミラーレスカメラ「ニコン Z 30」を、8月5日に発売予定。現在、予約販売を受け付けています。市場想定価格は税込9万7900円(ボディ)。

 

 

同製品は、2018年9月発売「ニコン Z 7」に採用した画像処理エンジン「EXPEED 6」と、2021年7月発売「ニコン Z fc」に採用したイメージセンサーを搭載。常用感度ISO100~51200に対応し、シーンを問わず高品質な映像が撮影できます。動画撮影時も、人や犬、猫の瞳を検出する「瞳AF」「動物AF」を搭載しており、動画・静止画を問わず、動きのある被写体の瞳をより確実に捉えられます。被写体の動きや構図の変化に応じてピントを合わせ続ける「AF-F(フルタイムAF)」も搭載。

 

すべてのNIKKOR Z レンズを使うことができ、DXフォーマット/FXフォーマット問わず、Vlog撮影に最適な広角レンズや、ボケを活かせる単焦点レンズ、一本で幅広い撮影を楽しめるズームレンズなど、撮影目的に合わせてあらゆる表現が楽しめます。

 

「ニコン Z シリーズ」で最小・最軽量となるボディーに加え、視認性をより高めた、大きい動画撮影ボタンや、ウィンドマフを装着しやすい大型マイク、撮影中であることがひと目でわかる「RECランプ」などの搭載や、動画最長記録時間125分対応など、Vlogなどの動画撮影に最適化。

 

タッチパネルを採用したバリアングル式液晶モニターにより、スマートフォンと同様の感覚でタッチ操作ができ、撮影操作や設定変更、画像再生時のピンチイン、ピンチアウトなども可能。写っている状況を確認しながらの自撮りだけでなく、被写体を真上から撮影する真俯瞰撮影や、足元などからの低位置撮影もできます。

 

また、ボディとレンズを組み合わせたキットも同時発売。市場想定価格は、NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR付き「Z 30 16-50 VR レンズキット」が税込11万9900円、NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR、NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR付き「Z 30 ダブルズームキット」が税込15万700円。

持ち運び特化? Nothing「ear (1) STICK」がphone (1)と同時発表されるかも!

英Nothingの次期ワイヤレスイヤホン「ear (1) STICK(仮称)」のものとされる画像を、リークアカウントのMukul Sharma氏が投稿しています。

↑Mukul Shrma/Twitterから

 

Nothingといえば、2021年に初プロダクトとなる「ear (1)」を国内外で発売し、そのフレッシュなデザインと高いコストパフォーマンスで話題となりました。また製品には、スケルトンデザインかつほぼ正方形の充電ケースが付属していたのです。

 

今回投稿されたear (1) STICKの画像を見ると、その充電ケースはより長方形となっています。ポケットにスマートフォンと一緒に収納する際は、かなり取り回しやすい形状です。なおイヤホン本体のデザインは、現行モデルのear (1)にドット模様がくわえられる以外は、ほぼ変わらないようです。

 

ear (1)はイヤホン本体にイヤピースを搭載していましたが、ear (1) STICKでも同じようにイヤピースが搭載されているかは、今回の画像からは確認できません。もしかすると、米アップルの「AirPods Pro」にたいする「AirPods」のように、ear (1) STICKがイヤピースを省略した廉価版となる可能性も、ないわけではありません。

 

今回のツイートでは、ear (1) STICKはNothingのスマートフォン「phone (1)」と同時発表されると伝えています。phone (1)は日本時間7月13日0時に発表予定となっており、今回のear (1) STICKもイベントを大いに盛り上げてくれることになりそうです。

 

Source: Mukul Shrma/Twitter via 9to5Google

ソニーがPCゲーミングに参入! 新ブランド「INZONE」から液晶モニターとヘッドホンを発売

ソニーがPCゲーミング向けオーディオ・ビジュアルデバイスのブランド「INZONE(インゾーン)」を立ち上げます。新しく登場するのは4K/HDR対応の「INZONE M9」など液晶モニター2機種と、360 Reality Audioによる立体ゲーミング体験を実現する「INZONE H9」など無線・有線のブームマイク付きヘッドセット3機種です。新製品の特徴を紹介します。

↑INZONEブランドから発売される4K/HDR対応の液晶ゲーミングモニター「INZONE M9」

 

ソニーのゲーミング機器といえばPlayStationシリーズがあまりにも有名ですが、なぜソニーは新しいブランドのINZONEを立ち上げるのでしょうか。

 

INZONEはeスポーツの人気の高まりを受けて、ソニーが「PCゲーミング」の領域に狙いを定めて殴り込みをかける新シリーズです。INZONEが掲げるコンセプトは「没入」と「勝利」。

 

ソニー本社のオーディオ・ビジュアル製品の開発チームが築いてきた「高画質・高音質」のための先端技術を、ゲーミングデバイスに活かして、ライバルのゲーミングブランドに差を付けることがソニーの狙いです。

 

ブラビアの高画質技術を投入した27型モニター

INZONEから発売されるゲーミングモニターは2機種。画質を重視する4K/HDR対応のフラグシップモデルが「INZONE M9」。240Hz対応の高リフレッシュレート対応による“滑らか表示”により、ユーザーを勝利に導くハイエンドモデルが「INZONE M3」です。

↑240Hz対応のフルHDモデル「INZONE M3」

 

どちらのモデルも、映像の明暗表現力に富むHDR(ハイダイナミックレンジ)グラフィックスに対応する27インチのIPS液晶を採用。1ミリ秒の高速応答性能を備えています。

 

2つのモデルから先にM9が7月8日に発売されます。オープン価格ですが、市場想定売価は15万4000円前後。ゲーミングモニターのなかでは価格もハイエンドなモデルです。

 

M3も年内に発売を予定しています。価格は明らかにされていませんが、本機もまたプレミアム価格帯に位置付けられるゲーミングモニターになりそうです。

 

ソニーが敢えて高価格帯の製品を揃えた背景には、テレビのブラビアの開発により培ってきた独自の高画質化技術と、PCゲーミングを快適に楽しめるように細部までこだわったデザイン・機能性により、プレミアムなゲーミング体験をユーザーに届けたいという思いがあるからです。

 

INZONE M9を視聴。映像の暗部・明部をつぶさない高画質

INZONE M9の映像を視聴することができましたので、そのレポートをお届けします。上位のM9は特に液晶のバックライトを直下型LEDとして、細かくエリアに分けて明滅をコントロールすることでコントラスト再現性能を高めています。通常のモニターであれば黒つぶれしてしまう暗部のエリアも階調豊かに描かれるので、暗闇に潜む敵、障害物となるオブジェクトの形がはっきりとわかります。

 

設定メニューからアクセスできるブラックイコライザーにより、自然なコントラストのバランスを保ちながら映像の明暗を変えることができます。イコライザーを調整すると暗所の視認性が高まり、暗闇にいる敵の動きがはっきりと見えるようになります。映像の明部の白飛びを抑えることもできるので、炎の向こうから迫り来る弾丸がいち早く確認できます。

 

INZONEのモニターがあれば、勝利という確かな成果が残せそうです。この体験価値の差がユーザーに伝われば、INZONEのスタートダッシュと他社製品の差別化は上手く運ぶだろうと筆者も思います。

 

設定メニューからアクセスできるブラックイコライザーにより、自然なコントラストのバランスを保ちながら映像の明暗を変えることができます。イコライザーを調整すると暗所の視認性が高まり、暗闇にいる敵の動きがはっきりと見えるようになります。映像の明部の白飛びを抑えることもできるので、炎の向こうから迫り来る弾丸にいち早く反応できます。INZONEのモニターがあれば、勝利という確かな成果が残せそうです。

 

数々の機能が充実。設置性も高い

INZONEのモニター本体はホワイトを基調に、ブラックをコンビにしたツートーンカラーとしています。どことなくPlayStation 5のデザインに近い雰囲気です。本体背面のスリットにはLEDが内蔵されていて、INZONEのテーマカラーである「パープル」のほか、様々な色に点灯します。

↑「INZONE M9」の背面。上側スリットに光るLEDライトが搭載されています

 

くさび形の専用スタンドは足もとにワイヤレスキーボードを様々な角度で滑り込ませることができるように、前側スペースを広く確保したユニークなデザインです。ディスプレイ部は高さと角度調整に対応しています。

↑独自形状のスタンド。高さと画面の角度調整が可能です

 

↑スタンドはワイヤレスキーボードなどが置きやすいデザインとしています

 

HDMI2.1端子は2基、USBもType-C/B/Aの各種を揃えています。複数のPCをINZONEのモニターにつないで、1組のキーボードとマウスで操作できるように「オートKVMスイッチ」の機能も搭載しました。この機能を利用するためにはモニターとPCとの間をUSB-C/USB-Bでつなぐ必要があります。モニターにはステレオスピーカーを内蔵していますが、夜間のゲーミングも気兼ねなく楽しめるようにヘッドホン出力も付いています。

↑多彩な入出力端子が揃っています

 

ソニーの立体音響技術に対応するヘッドセット

INZONEのヘッドセットは3機種です。発売は7月8日から。モデルの内訳は下記の通りです。

↑INZONEブランドのゲーミングヘッドセット

 

・INZONE H9/オープン(想定売価3万6000円前後):ワイヤレス/ノイズキャンセリング付き
・INZONE H7/オープン(想定売価2万9000円前後):ノイズキャンセリング付き
・INZONE H3/オープン(想定売価1万2000円前後):有線

 

↑INZONE H9の装着イメージ。ブームマイクは本体に固定されています

 

すべてのモデルがホワイトを基調に、ブラックを合わせたツートンカラーです。高音質なボイスチャット音声をピックアップするブームマイクは本体に固定しています。

 

ワイヤレスモデルは2.4GHz帯のデジタル無線対応。専用のドングルをPC、またはPlayStationに接続して使います。INZONE H3は3.5mmステレオミニプラグと、USB接続に変換できるアダプターが付属します。

↑PC/PS5に接続して使うINZONE Hシリーズのワイヤレス通信用ドングル

 

Windows PC用のソフトウェア「360 Spatial Sound for Gaming」を使うと、サラウンド音声を収録するゲームサウンドを最大7.1chまで実力を引き出して、INZONEのヘッドホンで再現します。

↑「360 Spatial Sound for Gaming」により詳細なサウンドプロファイルが作成できます

 

元がサラウンド音声により制作されているゲームサウンドも、通常はヘッドホンで再生する場合に2チャンネルに圧縮されてしまいます。ソニーのソフトを使うと、ソニー独自の360立体音響技術によりゲーム本来の立体サウンドを復元。最大7.1chまで仮想立体化処理を施します。

 

ユーザーの耳を撮影した画像をスマホで撮り、モバイルアプリの「360 Spatial Sound Personalizer」でサーバーにアップ。PCソフトウェアのINZONE Hubによる「個人最適化」を行えば、立体音響のサウンドがよりリアルに聞こえるようになります。

 

全方位の聴覚が研ぎ澄まされる! 最上位H9の音を聴いた

筆者はH9によるデモンストレーションを体験しました。個人最適化を行っていない状態でも、ゲーム効果音の正確な音像、音の移動感がとても鮮明です。オーディオヘッドホンの「スムーズなつながりの良さ」「あたたかみ」とはまたひと味違い、ゲームに没入すること、あるいは勝負に「勝つ」ことに徹底した精度重視のチューニングに振った、ゲーミングヘッドセットならではといえるリスニング体験に圧倒されました。

 

細やかな音の再現力は、ソニーのオーディオヘッドホンにも採用され実績を上げてきた40ミリ後継ダイナミック型ドライバーによるもの。ハウジングに空気の通り道となるダクトを付けて、タフでインパクトの鮮やかさに富んだ低音を再現します。

↑最上位のINZONE H9はANC/外音取り込み機能を搭載しています

 

筆者が試したH9は、オーディオヘッドホンのWH-1000XM5にも採用されている合成皮革の「ソフトフィットレザー」を採用しています。さらっとした肌触りに、独特なモチッとした柔らかさ。長時間身に着けていても負担が少ないように側圧も低く抑えています。自然なノイキャン効果と、外音取り込み機能も使えるので、どうせなら奮発して最上位のH9を手に入れたいところです。

 

ブームマイクが外れないので、街歩き用のオーディオヘッドホンとしても使えないところが残念ですが、Bluetooth接続(AAC/SBC)に対応しているので、スマホやタブレットのゲームを楽しんだり、PCによるオンライン会議にも活用できると思います。ゲーム以外にも色々な用途につぶしが効くヘッドセットなので「高価だけどお買い得」といえそうです。

 

PS5とも便利に連携

なお、INZONEの上位デバイスには「Perfect for PlayStation 5」のコンセプトをうたう連携機能があります。

 

モニターは上位のM9が、PS5をHDMI接続した状態でHDR映像の画質・色彩を自動で最適化する「オートHDRトーンマッピング」のほか、PS5でゲームと映画、それぞれのコンテンツを再生した時にモードを自動で切り換える「コンテンツ連動画質モード」に対応します。

 

ヘッドセットはH9/H7がともに、PS5に接続した時に画面上に音量/バッテリー残量/マイクミュートのステータスを表示する機能を使えます。PS5接続時には、ヘッドセット側のボタン操作でゲームとボイスチャットの「音量配分」を振り分けられます。また360 Reality Audioとベースを共有するPS5独自の立体音響体験「Tempest 3D Audio Tech」に最適化されたゲームのサウンドを、H9/H7は臨場感たっぷりに再現します。

 

体験イベントを見逃すな

PCゲーミング向けのディスプレイやヘッドセットはオンラインで勢いよく購入してしまう方も多いと思います。INZONEの製品はいずれも「画質」「音質」の出来映えが突出しているところが“ソニーらしさ”であり、他社製品とひと味違う特徴です。映像と音のクオリティが上がると、ゲームの「没入感」と「勝利に導かれる可能性」が一気に上がるはず。INZONEの製品はぜひ一度、実物を体験してみることを強くおすすめします。

 

ソニーでは今後、家電ショップの店頭展示や様々なゲームイベントに出展してINZONEの製品の魅力を多くのゲームファンに伝える場所をつくるそうです。

 

直近では6月29日から、ソニーストア大阪で体験イベントが開催される予定。M9と各ヘッドセットが発売を迎える7月8日には、東京銀座のソニーストアでスペシャルイベントも実施されます。当イベントにはバイオハザードシリーズのプロデューサーである川田将央氏によるトークセッションや、INZONEの製品を体験できる機会が設けられます。足を運ぶ価値は大アリです。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

“統一感”で出す個性! オウルテックの人気AirPodsケースに「AirPods第3世代」バージョン登場

iPhoneケースとAirPodsケース、同じデザインだったら、その“統一感”が逆に“個性”として際立ちそう。

 

そんなiPhoneとAirPodsを“おそろコーデ”にできるAirPodsケースに、AirPods(第3世代)対応モデルが、新たに仲間入りしました!

 

オウルテック「OWL-CVAPP01S」は、同社でのiPhoneケースでロングセラーデザインとなっている、縦バイカラー手帳型ケースと同デザインのAirPodsケース。親しみやすいファブリック素材に、アクセントとなるPUレザーを採用したデザインが特徴。カラー展開はグレー×ブラックとネイビー×ブラックの2色で、税込価格は2380円です。

 

カジュアルな雰囲気の中に溶け込むブラックPUレザーで高級感をプラスした、シンプルながらも飽きがこないデザインで、大切なAirPodsをキズや衝撃から守ります。カラビナ付きで持ち運びも便利なのが嬉しいポイント。

 

上蓋部分はセパレートになっており、大切なAirPodsを隙間なく保護することができます。また、上蓋にはあらかじめ両面テープが貼り付けてあるので、しっかりと固定できます。

 

「AirPodsをケースに収納したままで、ケーブルでの充電やワイヤレス充電、どちらにも対応しています。LEDランプ部分に穴が開いているため、充電状況の確認も可能です」(オウルテック担当者)

 

「あ、iPhoneとAirPodsのケースおそろにしてる人だ!」と、相手に与えるインパクトは抜群。アクセサリーからさりげなく、個性を出してみませんか?

USBドングルを挿すだけ! 無線ゲーミングヘッドセット「Arctis 7P+ Wireless」でゲームがもっと快適に

オンラインゲームで仲間と音声チャットをする時に、つい欲しくなるのが「ゲーミングヘッドセット」。大音量で音を鳴らしても周囲の迷惑にならないし、マイクが最初から付属しているのも便利ですよね。

 

ゲームプレイに便利な機能を備えたワイヤレスタイプのヘッドセット「Arctis 7P+ Wireless」が、ゲーミング周辺機器ブランドのSteelseriesから発売されました。USB-Cドングルを利用した、柔軟な接続機能が特徴の製品となっています。

↑SteelseriesのArctis 7P+ Wireless

 

Arctis 7P+ Wirelessはゲーミングヘッドセットということで、ボイスチャットの音声をクリアに届けるべく、本格的なノイズキャンセリングマイクが本体に収納されています。手で引き出したり、しまったりできるこの機構は、なんだか少年心をくすぐりますね。

↑マイクは本体収納式

 

付属するUSB-Cドングルをパソコンやスマートフォン、さらには「PlayStation 5」や「Nintendo Switch」に接続するだけで、すぐにワイヤレス通信での利用が開始できます。ペアリング操作が必要ない点も、ポイント高し。

↑USB-Cドングル

 

本体には40mmのネオディミウムドライバーを搭載。イヤークッションが柔らかく、長時間使っても疲れません。満充電状態では30時間の使用が可能で、USB-Cポートからの15分の急速充電でも3時間のプレイができます。

 

イヤーカップには、マイクのオン/オフ、ボリュームダイヤル、オーディオ入力、ヘッドホンシェア入力、USB-C入力、マイクボリューム、電源ボタンが搭載されています。ボリュームとマイクのダイヤルは、直感的な操作ができて便利。一方でマイクのミュートボタンはちょっと場所がわかりづらく、試用期間中はあまり使いませんでした。

 

【ディテール画像(クリックすると拡大表示します)】

 

さて、Arctis 7P+ Wirelessを実際に視聴してみましょう。音の傾向は「シャキシャキ、はっきり」した傾向だと感じました。ゲーム中のさまざまな効果音を聞き分けるのには、最適な音響設定かと思いました。また、マイクをとおして聞いた自分の声も、ノートパソコンの内蔵マイクと比べるとずっとクリアです。

 

通常の動画や音楽視聴では、無理に低音や高音を持ち上げていないことにより、聞き疲れがしないサウンドだと感じました。長時間の動画や音楽視聴でも、本体のやわらかなクッションのおかげで実に快適です。

↑長時間のリスニングでも快適

 

ワイヤレスヘッドホンにも関わらず、音の遅延がかなり小さいのも好印象。完全にゼロというわけではありませんが、ゲームの効果音や動画の音声で違和感を感じることはありませんでした。電波の接続性もよく、壁を2枚へだてた別の部屋に行かない限り、音声が途絶えることはありませんでした。

↑本格ヘッドセットとしておすすめ

 

Arctis 7P+ WirelessのAmazon.co.jpでの販売価格は、2万3880円。USB-Cドングルを利用すれば接続先を選ばない利便性と、ゲーム向けにチューニングされた本格的な再生/通話機能が印象的なワイヤレスヘッドセットという印象です。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

この夏、海にも山にも連れて行きたいワイヤレスポータブルスピーカー! ソニーから3機種同時発売

ソニーは、Bluetooth対応ワイヤレスポータブルスピーカーのXシリーズとして、「SRS-XE300」「SRS-XE200」「SRS-XG300」の3機種を、7月8日に発売します。

↑SRS-XE300(左からブラック、ライトグレー、ブルー)

 

今回発売される3機種とも、高音質かつ大音圧の音楽再生が可能な、同社独自の「X-Balanced Speaker Unit(エックスバランスドスピーカーユニット)」を搭載。スピーカー自体のサイズはコンパクトなまま振動板の面積を拡大したことで、音圧やボーカルの明瞭さが向上。歪みの少ないクリアな音質を楽しめます。低域を効果的に増強するパッシブラジエーターも搭載しています。

↑SRS-XG300(左からブラック、ライトグレー)

 

SRS-XE300とSRS-XE200は、同社の新技術「Line-Shape Diffuser」により、コンパクトな本体ながら、広いリスニングエリアを作り出すことが可能。本体を縦置きすることで効果を最大限発揮できますが、横置きでのステレオ再生も可能です。

↑Line-Shape Diffuser

 

また、SRS-XE300はトゥイーターを搭載した「2Way Speaker System」により、明瞭度の高いボーカルや豊かな低音を再生可能。トゥイーターとウーファーが独立したバイアンプの構成により、低域と高域の分担を明確にすることで、幅広いジャンルに適したサウンドを再生します。

↑2Way Speaker System

 

3機種いずれもポータビリティ性に優れ、コンパクトで軽量な本体により、屋外などに気軽に持ち運び、複数人などで音楽を楽しめます。SRS-XE200は持ち運びに便利なストラップが付属。SRS-XG300は格納式ハンドルを装備しており、持ち運ぶ際はハンドルを出して掴むことができ、家の中などではハンドルを格納することでインテリアにも馴染みます。

↑SRS-XE200(左からブラック、ライトグレー、ブルー、オレンジ)

 

IP67の防水・防塵に対応するほか、SRS-XE300とSRS-XE200は防錆性能も備えており、プールなどの水回りのほか、海辺やキャンプなどのアウトドアシーンでも音楽を楽しめます。再生時間は、SRS-XE300が連続最大約24時間、SRS-XE200が連続最大約16時間、SRS-XG300が連続最大約25時間。いずれの機種も10分の充電で約70分の再生が可能な、急速充電にも対応します。また、SRS-XE300とSRS-XE200には、新機能「外音ノイズセンシング」を搭載。周囲のノイズにより聞こえにくくなる低音を自動的にカットし、音質の変化は最小限に抑えながらバッテリーを長持ちさせることができ、屋外などで電力を節約したいときに便利です。

↑SRS-XG300のハンドル

 

市場推定価格(税込)は、SRS-XE300が2万4000円前後、SRS-XE200が1万8000円前後、SRS-XG300が3万4000円前後。

 

「広色域量子ドット」で色鮮やか! 4K液晶レグザ「Z770L」など5機種を発表

TVS REGZAは、2022年夏モデルとして、広色域量子ドットを採用した4K液晶テレビ「Z770L/Z670L」シリーズや4K有機ELテレビ「X8900L」など、5モデルを7月1日より順次発売します。

 

いずれも新開発の映像エンジン「レグザエンジンZR II」を搭載し、「地デジAIビューティZR II」「ネット動画ビューティZR II」「美肌フェイストーンZR II」などの高画質化技術を備えています。

↑新開発の「レグザエンジンZR II」

 

広色域量子ドット採用で色鮮やかに再現

4K液晶レグザ「Z770L」および「Z670L」は、先行して発売されたMini LED液晶バックライト搭載の液晶レグザ最上位モデル「Z875L/Z870L」と同様に、色彩を鮮やかに再現する「広色域量子ドット」を採用していることが特徴。バックライトはMini LEDではありませんが、広色域量子ドット用の青色LEDを使用しており、従来よりも濁りのない鮮やかな色彩を表現します。

2モデルの違いは、独自の録画機能「タイムシフトマシン」搭載の有無。Z770Lはタイムシフトマシン搭載、Z670Lは非搭載となっており、タイムシフトマシン以外のスペックは共通となります。

 

サイズは、Z770Lが75型、65型、55型の3サイズ。Z670Lが50型、43型の2サイズ展開。

 

パネルは倍速対応の4K液晶パネルを採用しており、直下型の高輝度LEDバックライトを搭載。エリアコントロール技術により、高コントラストな映像を実現しています(Z670L 43型のみエリアコントロール非対応)。

 

9個のスピーカー(75型のみ11個)で迫力のあるサウンドを再生する「重低音立体音響システムZ」を搭載しており、Dolby Atmosにも対応。リモコンの内蔵マイクで最適な音質設定を行える「オーディオキャリブレーション」機能も搭載しています。

 

HDMI 2.1に対応しており、ゲーム機などの4K120p入力やVRR(可変リフレッシュレート)などにも対応しているほか、自動でゲームプレイに最適な設定にする「オートゲームアジャスト」機能も備えています。

 

また、75型以外のモデルは画面の向きを変えられる回転スタンドを採用。10個のネット動画ダイレクトアクセスボタンと2個のMy.choiceボタンを備えた新レグザリモコンを同梱しています。

↑新レグザリモコン

 

新世代有機ELパネルでより高画質に

4K有機ELレグザ「X8900L」は、新世代のレグザ専用高輝度有機ELパネルを採用。先行する最上位モデル「X9900L」との大きな違いは、映像エンジンが「レグザエンジンZR II」となるほか、サウンドシステムやタイムシフトマシン非搭載など。サイズは、65型、55型、48型の3サイズ。

X9900Lと同様に、高冷却インナープレートを採用しており、有機ELならではの引き締まった黒を再現します。

 

また、6個のスピーカーで立体感のあるサウンドを再生する「重低音立体音響サウンドシステムXP」を搭載。Dolby Atmosやオーディオキャリブレーション機能にも対応しています。

 

Z770L/Z670L同様、画面の向きを変えられる回転スタンドを備えているほか、新レグザリモコンを同梱しています。

 

上位機種と同じ映像エンジンを搭載

「Z570L」は、4K倍速パネルを搭載した液晶レグザのミドルクラスモデル。こちらは広色域量子ドット非搭載となっています。

バックライトは直下型LEDを採用しており、明るくなめらかな映像を実現。タイムシフトマシン機能は備えていないものの、おすすめの番組を自動で録画してくれる「おまかせ録画」機能に対応しています(録画にはUSBハードディスクが必要)。

 

サイズは65型、55型、50型、43型の4サイズをラインナップします。

 

「M550L」は、直下型LEDバックライトを搭載した4Kレグザのエントリーモデル。上位機種と同様、最新の「レグザエンジンZR II」を搭載しており、様々な高画質化機能を備えています。

サイズは75型と65型の2サイズをラインナップしています。

 

先行して発売された最上位モデル「X9900L」および「Z875L/Z870L」を筆頭に、新たに5モデルがラインナップ加わり、合計8モデルで展開される2022年のレグザ。機能やスペックの違いにより、より好みや用途に応じて最適な機種が選びやすくなっています。

ノイキャンが進化? FreeBuds Pro 2の進化が見えてきた

中国ファーウェイの次期ワイヤレスイヤホン「FreeBuds Pro 2」のものとされる画像やスペック情報を、ドイツ語テックサイトのWinFutureが公開しています。

↑WinFutureより

 

近年はイヤホンのラインナップを強化している、ファーウェイ。現行モデルとなるハイエンドイヤホン「HUAWEI FreeBuds Pro」では、最大-40dBのアクティブノイズキャンセリング(ANC)性能や外音取り込みモード、2デバイスへの同時接続など、先進的な機能が搭載されています。

 

↑WinFutureより

 

WinFutureに掲載されたFreeBuds Pro 2の画像をみると、その外見は初代FreeBuds Proからほぼ変わっていません。本体カラーとしては、ブルーシルバー、セラミックホワイト、フロストシルバーの3色が用意されるようです。

 

ANC性能は最大47dBへと進化し、3段階の調整が可能。内部には2基のオーディオドライバーが搭載され、周波数帯域は14~48,000Hzに。さらにHi-Res Audioに対応し、音量、位置、音を同時に調整して最適な再生を実現する「Triple Adaptive Equalizer」も搭載されると伝えられています。

 

バッテリー駆動時間はANC有効だと最大4時間で、無効だと最大6時間半。充電ケースを利用すれば、最大30時間の再生が可能です。また、IP54の防塵・防水機能に対応しています。

 

というわけで今回の情報が正しければ、ANCを含めて多くの基本機能が進化しそうなFreeBuds Pro 2。米アップルの「AirPods Pro」やその後継モデルと、どのように差別化を図るのかにも注目したいものです。

 

Source: WinFuture via XDA Developers

最新オーディオをじっくり試聴できる! 第1回「ノムケンLabアカデミー」が26日に秋葉原で開催

オーディオ・ビジュアルライターの野村ケンジ氏が主催する最新オーディオの試聴&トークイベント「ノムケンLabアカデミー #01」が、6月26日(日)に秋葉原・1/3rd life 秋葉原にて開催されます。

↑オーディオ・ビジュアルライターの野村ケンジさん

 

このイベントは、同氏がテレビやラジオ番組、YouTubeチャンネル、コミュニティサイトを横断して展開するクロスメディア企画「ノムケンLab!」のリアルイベントとして実施されるもの。2021年にプレイベントが開催され、今回正式に第1回として実施されることとなりました。

 

イベントでは、「欲しいと思っているものをゆったりじっくり試聴」「ミュージシャンやライターが本音の本音でトーク」という2つのテーマを掲げ、人数を限定したポータブルオーディオ製品の試聴と、ミュージシャンのトークセッションを織り交ぜたプログラムとなっています。

 

試聴コーナーでは、これから発売される新製品のほかにも、コロナ禍の影響で試聴する機会が少なかった既発売の製品も展示。いずれも試聴の時間や人数制限を設けているので、誰でも聴きたい製品をじっくり聴くことができます。出展メーカーや展示製品の詳細は後述を参照ください。

 

また、トークイベントにはTECHNOBOYS PULPCRAFT GREEN-FUNDのフジムラトヲル、石川智久、Task have funの今岡今日花、AVライターの高橋 敦、音元出版の平野勇樹取締役が出演。全5回にわけて実施され、いずれも見学自由で参加することができます。

 

なお、イベントの入場は無料ですが、別途1ドリンク500円~の購入が必要。会場では入場時に消毒や体温測定を行い、マスクの着用も要請されています。

↑会場となる1/3rd life 秋葉原

 

タイムスケジュール

6月26日(日)11時〜18時:各出展ブース試聴タイム(各社最短15分以上を確保)

 

トークセッションA(11時30分~12時10分)

VGPの裏側見せます!? VGP 2022 Summer審査会を終えて
ゲスト:平野勇樹取締役(音元出版)、高橋敦(ライター) 進行:野村ケンジ

 

トークセッションB(12時30分~13時10分)

ライターがオススメする、アニソンに相性ピッタリのオーディオ製品組み合わせ
ゲスト:高橋敦 進行:野村ケンジ

 

トークセッションC( 14時~14時40分)

白岡今日花(Task have fun)トークイベント
ゲスト:白岡今日花(Task have fun)

 

トークセッションD(15時~15時30分)

TECHNOBOYS アナログレコード試聴会
ゲスト:フジムラトヲル、石川智久

 

トークセッションE(15時40分~16時10分)

石川智久ソロアルバム アナログレコード試聴会
ゲスト:石川智久

 

イベント出展ブランド/出展製品(出展社名50音順)

コペックジャパン

Cayin:N8ii(DAP)、MT-35MK2 PLUS Bluetooth edition(真空管プリメイン)

 

サイラス

HYLA:Hallowellii(仮称 / 日本国内初出品 / 2022年内発売予定)、arborea(仮称 / 日本国内初出品 / 2022年内発売予定)

PW AUDIO:First time(2022年夏頃発売予定)
Oriolus:Szalayi(2022年夏頃発売予定)

 

スタックス

STAX:SR-X9000、SR-009S、SRM-700S 、SRM-T8000

 

須山歯研

FitEar:FitEar Silver(ユニバーサルIEM 新モデル)ほか

 

CHIKYU-SEKAI

水月雨:VARIATIONS、ILLUMINATION、MOONRIVER2
Softears:CERBERUS、RS10、RSV、Volume
CHIKYU-SEKAI:16/COSMOS、NOVA Cyg、NOVA Aql
その他の製品:TANCHJIM ECHO、Questyle M15

 

トップウイングサイバーサウンドグループ

iFi audio: ZEN Air DAC、ZEN Air Blue、ZEN Air CAN、ZEN Air Phono(発売予定)
M2TECH:Young MkIV、Joplin MkIII
Tien Audio:Tien TT3+Viroa 10inch

 

HIFIMAN JAPAN

HIFIMAN:EF400、HE-R9(2022年発売予定)、Edition XS、RE2000(2022年発売予定)

 

ブリスオーディオ

brise Audio:リケーブル製品ほか

 

MUSIN

iBasso Audio:DX320(6/29発売予定DAP)、AMP13(6 / 29発売予定アンプカード)ほか
Shanling:M7(6/24発売DAP)、UA3(DACアダプタ)ほか

 

ピクセル

Acoustune:HS2000MX SHO-笙-、HS1790TI(新製品)、HS1750CU(新製品)
MADOO:MADOO Typ711

 

特設コーナー出展ブランド

アンダンテラルゴ:SuperTMD(接点安定剤 新モデル)
NF Audio(ゲート):NA2+、NE4 Evolution(イヤホン)
Sleeper(ADVSOUND):Sleeper TWS(未発表)、Sleeper Loop
YAXI:ゼンハイザーHD800 / STAX L700MMK2用イヤーパッド(初披露)
オトモノ(CAMPFIREコミュニティ):イヤホン等の製作を予定する新コミュニティ。開設に向けての初お目見え

 

イベント使用機器

JBL:IRX108BT-Y3 (PAスピーカー)
テクニクス:SL-1200MK7 (アナログレコードプレーヤー)
Cambridge Audio:DUO(フォノイコライザー)

 

イベントの追加情報や内容の変更は野村ケンジさんのTwitter(@nomurakenji)をチェック!

「クラス最高のサウンド」を約束! ゼンハイザーが「MOMENTUM 4 Wireless」をチラ見せ

独ゼンハイザーは、次期ワイヤレスヘッドホン「MOMENTUM 4 Wireless」の外観とスペックに関する情報を一部公開しました。

↑情報が一部公開された「MOMENTUM 4 Wireless」(画像提供/ゼンハイザー)

 

同社のMOMENTUM Wirelessシリーズは、高い音質とノイズキャンセリング機能の搭載により、市場でも高い評価を得るワイヤレスヘッドホン。現行モデルの「MOMENTUM 3 Wireless」では、外音取り込みモードやアプリによる調整機能を備えています。

 

そんなゼンハイザーは6月15日に、MOMENTUM 4 Wirelessのヘッドバンドとイヤーカップの一部情報を公開。画像を見ると、MOMENTUM 3 Wirelessで象徴的だった金属素材がプラスチップ素材に変わり、イヤーカップの回転機構が採用されているようです。これによって装着感やユーザビリティは向上しそうですが、デザインの高級感がどうなるのかが気になるところ。

 

公式情報によれば、MOMENTUM 4 Wirelessでは「クラス最高のサウンド、高度なアダプティブノイズキャンセリング機能と優れた快適性」を提供するとのこと。本体には42mmトランスデューサーシステムを採用し、スピーカーに角度をつけることで前方から耳元に向かって音を流し、ダイナミックかつ透明度の高いサウンドを実現したとされています。

 

本体には新たに軽量設計が取り入れられた一方、クッション性の高いイヤーパッドを採用したことで優れた装着感を実現。また、ユーザーの好みに合わせた複数のカスタマイズが可能です。高度なボイスピックアップ機能により、通話や音声アシスタントへのアクセスを最適化。60時間という長時間のバッテリー駆動時間も魅力です。

 

MOMENTUM 4 Wirelessは2022年8月から全世界にて発売される予定。ワイヤレスヘッドホンといえば、最近ソニーも新モデル「WH-1000XM5」を投入していますが、MOMENTUM 4 Wirelessは強力なライバルとなりそうです。

 

Source: ゼンハイザー

ソニー「BRAVIA XR」全8シリーズ28機種を発表! 新パネル「QD-OLED」採用の有機ELテレビなど

ソニーは、「BRAVIA XR(ブラビア エックスアール)」に、新パネル採用の有機ELテレビや、Mini LEDバックライト搭載の液晶テレビなど、全8シリーズ28機種の4K有機EL・液晶テレビを、新たに発売します。

 

BRAVIA XRは、映像と音の信号処理をつかさどる認知特性プロセッサー「XR」により、自然で美しい映像や立体的で臨場感のある音など、没入感のある視聴体験を楽しめます。Google TV機能やスマートフォンとの連携機能のほか、ゲームや映画に最適な画質モードを搭載しています。液晶テレビでは85V型や75V型の大画面の機種、有機ELテレビではコンパクトな42V型が新たに追加となります。

↑認知特性プロセッサー「XR」

 

4K有機ELテレビ「A95K」シリーズは、RGB(赤・緑・青)がそれぞれ独立して発色する新たな有機ELパネル「QD-OLED」を採用。認知特性プロセッサー「XR」による映像信号処理技術と新パネルを掛け合わせ、より明るく、自然で鮮やかな色彩を表現しています。7月発売予定で、65V型、55V型の2種類。市場推定価格は税込47万3000円前後から。

 

4K液晶テレビ「X95K」シリーズは、液晶パネルのバックライトにMini LEDを搭載。従来よりも小さく数が多いLED光源を、認知特性プロセッサー「XR」に搭載した、同社独自のLED制御技術で精密に制御し、高コントラストな映像を楽しめます。8~9月発売予定。85V型、75V型、65Vの3種類で、市場想定価格は税込52万8000円前後から。

 

発売する28機種はすべて、新開発のBRAVIA CAM(ブラビアカム)に対応。同製品は画面の上部に装着するカメラで、テレビを見る人の位置を認識することで画面の明るさや音声の左右のバランスなどを自動調整し、視聴環境にあわせて映像と音声を最適化します。音量調整や電源オフなどが可能なジェスチャーコントロール機能や、遠方の家族や友人とテレビ画面を通して会話ができるビデオチャット機能なども対応予定です。市場推定価格は2万4000円で、8月に発売を予定しています。

↑ブラビアカム

 

A95Kシリーズ、「A80K」シリーズ(65V型、55V型)、「A90K」シリーズは、同社が独自に開発した再生プラスチックSORPLAS(ソープラス)を背面カバーに採用し、バージンプラスチックの使用量を約60%削減しています。梱包サイズを約15%、梱包材を含む製品の総重量を約10%削減していますることで、1パレットに搭載可能な台数が約1.4倍になり、製品輸送によるパレット単位でのCO2排出量を約19%削減します。A80Kシリーズは65V型、55V型のほか、77V型を合わせた3種類。いずれも8月発売予定で、市場想定価格は税込37万4000円前後から。A90Kシリーズは8月発売予定で、48V型と42V型の2種類を用意しています。市場推定価格は税込30万8000円前後から。

イヤホンみたいなスピーカー「Oladance Wearable Stereo」は“耳をふさがない”系の決定打になるか?

音楽再生やハンズフリー通話と同時に周囲の環境音も聴ける、“耳をふさがないイヤホン”がいま注目されています。元ボーズのエンジニアが設立した海外のスタートアップ、Oladance(オーラダンス)がとてもユニークな“耳をふさがないスピーカー”を発表しました。どんな製品なのか、発売前に入手した実機をレポートします。

 

Makuakeでのクラウドファンディングが始まる

今回筆者がピックアップするのは「Oladance Wearable Stereo」という製品です。左右独立型の完全ワイヤレスイヤホンのようなデザインですが、「耳をふさがずに使える」ことや「とてもパワフルなサウンドが楽しめる」ところが特徴です。

↑イヤーハンガースタイルの開放型ワイヤレスイヤホン「Oladance Wearable Stereo」

 

本機は海外に拠点を置くクラウドファンディングのプラットフォーム、Kickstarter(キックスターター)で2021年秋にお披露目されました。約5000万円の開発資金を調達した後に製品をローンチしています。

 

6月7日から、日本のMakuakeでOladance Wearable Stereoのクラウドファンディングがスタートし、日本上陸を目指します。使用感を報告する前に、まずは本機のプロフィールから紹介したいと思います。

 

スピーカー再生のような臨場感が楽しめる

オーラダンスは、アメリカの人気オーディオブランドであるボーズで活躍した経験豊かなエンジニアたちが集まって2019年に香港で設立したブランドです。Webサイトに開設するオンラインコミュニティ上でファンと交流を深めながら、先進的であり、なおかつ多くの人々に求められるプロダクトを作ることが同社のモットーであるといいます。

 

Oladance Wearable Stereoは「オープン型イヤホン」に属する製品です。その特徴は一般的なオープン型イヤホンと比べることで際立ってきます。

 

ハウジングやシェルなどと呼ばれる本体の外殻部分に空気の通り道となる小さな穴を設けた「オープン型(開放型)」構造のイヤホンは、クリアで抜け味の良いサウンドを特長としています。反面、密閉型構造のイヤホンに比べて音もれが発生しやすいという弱点も抱えています。

 

開放型イヤホンの強みを活かして、さらに弱点を克服するために多くのオーディオブランドが最先端の技術を各社の製品に投入してきました。“耳をふさがないイヤホン”として最近話題を呼んだ製品には、例えばソニーの「LinkBuds」があります。穴のあいた本体に大口径12ミリのリング型ドライバーを内蔵してパワフルなサウンドが鳴らせるイヤホンです。コンパクトなイヤホン本体を耳に挿入して使うため、音もれも少なく抑えることができます。

↑ソニーの“穴あきイヤホン”として注目を集める「LinkBuds」

 

もうひとつの“耳をふさがないイヤホン”の代表格はShokz(ショックス:旧AfterShokz)の骨伝導技術を使ったワイヤレスイヤホンです。一般的なイヤホンの場合、空気の振動を介して鼓膜から聴覚神経に音を伝えます。骨伝導技術の場合、頭蓋骨の微細な振動を聴覚神経に伝えて音を再現するところに特徴があります。Shokzのイヤホンは耳穴に挿入せず、振動素子を内蔵する本体をこめかみ辺りの位置に装着して音を聴く独特のスタイルを採用しています。外部に音漏れを防ぐ独自の技術を組み合わせることにより、完全に耳をふさがないスタイルとしながら、明瞭なサウンドが楽しめます。

 

他とはひと味違うリスニング感

例に挙げたふたつの“耳をふさがないイヤホン”は、装着して音楽を再生しながら環境音にも注意が向けられるため、ハンズフリー通話も安全にこなせます。本体にマイクを内蔵しているので、ビデオ会議用のコミュニケーションツールとしても広く普及しています。

 

一方でふたつの製品に限らず、いま人気の“耳をふさがないイヤホン”は完全なオープン型スタイルなので、騒がしい屋外では密閉型のイヤホンに比べて低音が聴きづらく感じられる場合があります。骨伝導技術を採用するイヤホンについては、試してみたけれど“振動”が苦手という声も聞こえてきます。

 

Oladance Wearable Stereoは16.5ミリ口径という、イヤホンの中でも異例といえる超大型のダイナミック型ドライバーを内蔵したことで、重低音再生を充実させて、全体にバランスの良いサウンドを追求しています。

 

耳をふさがない装着スタイルとした点もユニークです。Oladance Wearable Stereoは強靱でしなやかなチタンワイヤーフレームでつながる2ピース構成の本体を、耳に掛けて装着するイヤーハンガースタイルとしています。耳の手前に大口径16.5ミリのドライバーを内蔵する本体を装着して、本格的なスピーカー再生を楽しむように、迫力あふれるサウンドをガンガン鳴らせます。

 

「ながら聴き」を楽しみ尽くす

Oladance Wearable Stereoはスマホやタブレット、PCなどにBluetoothで接続して使うワイヤレスオーディオ製品です。オーディオコーデックはAAC/SBCに対応しています。

↑Google Pixel 6 Proに接続して音楽再生をチェックしました

 

サウンドは力強く、柔軟性に富んでいます。ほかの“耳をふさがないイヤホン”に比べると量感が充実していて、低音域から中高音域までつながりがとてもスムーズなところも特徴的です。音楽再生、ハンズフリー通話のどちらを試してみても「人の声」の再現がとても滑らかに感じられます。質感がきめ細かく温かみもあるので、長時間聴いていても疲れにくいと思います。

 

本機はオープン型のワイヤレスイヤホンですが、パンチの効いたサウンドは賑やかな屋外で使ってみても環境音にかき消されることなく明瞭に聞こえてきます。音の出口となるノズルがユーザーの耳へダイレクトに音を届けるデザインとしているため、本機からの音もれはかなり防ぐことはできるものの、やはり構造上「ゼロ」にはできません。周囲に人がいるカフェや通勤電車では音量設定に注意しながら使いたいところです。またスポーツジムやカフェなどで使うと、本機で聴いているコンテンツの音と店内BGMが混ざり合って聞こえてしまいます。

↑大口径16.5ミリのドライバーが力強く鳴らすサウンドが、イヤーピースを使わないメッシュ状のノズルから出力されます

 

↑本体の外殻に空気の通り道となるダクトを配置。スムーズで切れ味に富んだサウンドを再現します

 

屋外でのウォーキングやオフィスワーク、家事のあいだに音楽を「ながら聴き」したり、自宅でのオンライン会議にOladance Wearable Stereoはその真価をいかんなく発揮してくれるでしょう。なお本機の通話マイクにはオーラダンスが特許を取得するEnvironmental Noise Cancellingというアルゴリズムとの組み合わせにより、ユーザーの通話音声を環境音から切り分けながらピックアップする技術が連動します。賑やかな場所にいても、話し声がグンと近づいてくるように感じられる立体的な通話音声を会話の相手に伝えられます。

 

意外なほど安定する耳もとの装着感

本体は一般的な完全ワイヤレスイヤホンよりも大きく見えるかもしれませんが、耳掛けスタイルを採用していることやイヤーピースを使わないことから、身に着けていることを忘れてしまいそうになるほど装着感は軽快でした。イヤーハンガーを耳に沿わせるようぴたりと身に着ければ、ジョギングなどで体を少し激しく動かしても落ちる心配がなく、耳元でイヤホンがぴたりと安定します。本体はIPX4相当の防滴対応です。

↑装着イメージ。耳もとでピタリと安定するので、ワークアウトにも最適です。

 

ドライバーを搭載する前方側の本体側面に、音楽再生やハンズフリー通話のコントロールができるタッチセンサーリモコンが内蔵されています。マルチタップ、長押しに上下スライドにより幅広い操作をカバーします。タッチコントロールの操作方法はiOS/Android対応のモバイルアプリからカスタマイズも可能です。

 

Oladance Wearable Stereoの本体には片側160mAhの大容量バッテリーが内蔵されています。Oladanceが特許を取得する低消費電力アルゴリズムとの掛け合わせにより、イヤホン単体でフル充電から約16時間の連続駆動を実現。バッテリーを内蔵していない充電専用のケースがパッケージに同梱されています。別途オプションとして販売されるバッテリー内蔵の「Oladance Charging Case」を揃えれば、イヤホンと充電ケースのバッテリーにより最大94.4時間も使用できます。オンライン会議の直前や最中にワイヤレスイヤホンのバッテリーが切れて途方に暮れる心配から解放されそうですね。

↑充電機能の付いたOladance Charging Case

 

Oladance Wearable Stereoはとても肉厚で力強いサウンドが再現できる、“耳をふさがない小さなスピーカー”です。開放型イヤホンのサウンドに力不足を感じていたり、骨伝導イヤホンが苦手な方には最良の選択肢といえるでしょう。Makuakeで始まったクラウドファンディングをぜひチェックしてみてください。

 

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小さなサブウーファー「Sonos Sub Mini」が登場間近か?

米Sonosのコンパクトサブウーファー「Sonos Sub Mini(仮称)」の本体デザインの一部が、FCC(連邦通信委員会)への提出書類により判明したと、海外テックサイトのThe Vergeが伝えています。

↑The Vergeによる予測画像

 

パソコンやスマートフォンとの連携機能を充実させた、Sonosのスマートスピーカー。同社のコンパクトスピーカーとしては、バッテリーを搭載したポータブルタイプの「Sonos Roam」と、コンパクトなサウンドバー「Sonos Beam」などが存在します。

 

今回FCCに登録されたSonos Sub Miniのデータによれば、Sonos Sub Miniの本体は円筒形のデザインとなるようです。また先述のBeamと同じく、ブラックとホワイトのカラーバリエーションがあるとのこと。

↑FCCより

 

現時点では、Sonos Sub Miniの価格は不明です。しかしこのサブウーファーが先述のSonos Beamと同時にテストされていることから、その価格はSonos Beamの5万9800円に近いものとなることが予測されます。

 

最後にSonos Sub Miniの発売時期ですが、今年夏の発売が予測されるとしています。Sonosのラインナップには廉価なサブウーファーが存在しないことから、先述のSonos Beamとの連携も含め、Sonos Sub Miniの登場は廉価なホームシアターシステムを構築したいユーザーにとって、歓迎されるものとなりそうです。

 

Source: FCC via The Verge

プロが教える「いまが狙い目の4Kテレビ」はコレだ!ゲームやるならレグザ「X8900K」

例年春先に各メーカーが新製品を発表するテレビは、現行モデルの大幅なディスカウントが始まるいまの時期が買いどきだ。高画質で機能も“全部入り”の有機ELフラッグシップ機を、いまこそ狙いたい。

※こちらは「GetNavi」 2022年3月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

2022年 テレビ選びの3か条

1.価格がこなれてきた有機ELモデルが狙い目

少し前までは“高嶺の花”だった有機ELテレビだが、いまでは価格がこなれて55V型で20〜30万円ほどに。液晶よりは高価だが、圧倒的なコントラストや色再現性を誇る有機ELは魅力が大きい。

 

2.高画質映像を引き立てる音響システムにも注目

「薄型テレビ=音が悪い」は、もはや過去の話。フラッグシップである有機ELテレビは、各社が独自技術で音質を磨き上げている。コンテンツの世界に没入できる立体音響のクオリティをチェックしたい。

 

3.ネット機能の充実度と操作性は重視すべし

いまやテレビでネット動画を視聴するのは当たり前の習慣となった。対応するVODサービスの充実度だけでなく、リモコンでの操作性やUIの見やすさ、コンテンツのレコメンド機能の精度も重視すべきだ。

 

私が選出しました

本誌編集長

川内一史

テレビ担当歴は9年以上。有機ELテレビ購入の決意を固めているが、2歳の息子が転倒させないかという点を心配している。

 

低反射パネルで見やすさを追求したハイコスパモデル

東芝

レグザ 55X8900K

実売価格20万8880円

 

4Kチューナー:2基搭載
HDMI端子:4基搭載
音声実用最大出力:合計72W
年間消費電力量:155kWh

独自の低反射有機ELパネルを採用し、引き締まった黒と高いコントラストを実現。映り込みを抑え、明るいリビングでも鮮明な映像を楽しめる。「有機EL瞬速ゲームモード」では約0.83ミリ秒の超低遅延で快適にプレイ可能だ。

SPEC●画面サイズラインナップ:65V/55V/48V型●チューナー:4K×2、地デジ/BS/110度CS×3●OS:Android TV●サイズ/質量:W1226×H753×D229mm/19.5kg(スタンド含む)

 

↑低反射のハーフグレアパネルを採用したことで、明るいリビングでも映り込みを抑えられ、快適に視聴可能。ゲームプレイ時の没入感も高めている

 

↑総合最大出力72Wのマルチアンプが6基のスピーカーを駆動する「重低音立体音響システムXP」を搭載。伸びやかでクリアな高域とパワフルな低域を実現する

 

↑リモコン上部に備えられたボタン群から、各種VODサービスへワンタッチでアクセス可能。中央下部にあるGoogleアシスタントを押せば音声操作にも対応する

 

【IMPRESSION】画質を含めた基本性能は約20万円と思えないレベル

「現行の有機ELテレビで唯一ハーフグレアパネルを採用し、映り込みのストレスなし。Netflix非対応は残念ですが、ネット動画のレコメンド機能は秀逸です。コスパの高さは圧倒的!」(川内)

 

ソニーを超えるのはソニーだ! 進化したノイキャンヘッドホン「WH-1000XM5」を試した

約2年ぶりにアップデートを遂げた、ソニーのワイヤレスヘッドホン“1000Xシリーズ”の最新モデル「WH-1000XM5」をレポートします。史上最強を更新したノイキャン性能、新開発のドライバーによるハイレゾ再生の実力とは!?

↑ソニーのアクティブノイズキャンセリング機能を搭載するワイヤレスヘッドホンのフラグシップ「WH-1000XM5」

 

最新機種のWH-1000XM5はここに注目!

春以降から街に、旅に出かけられる機会が少しずつ増えました。電車やバス、飛行機など乗り物による移動を選ぶ際には、周囲の騒音をシャットアウトしながら音楽や映画、ゲームなどコンテンツの音に集中できるノイズキャンセリングヘッドホンを備えたいところです。

 

ソニーの1000Xシリーズはその消音性能、ハイレゾ再生にも対応する高音質が2016年の誕生以来、国内から海外まで多くのファンを魅了してきました。

↑ソニーの最新オーディオ技術を満載するWH-1000XM5

 

最新第5世代となるWH-1000XM5は、以下4つの特徴がポイントになります。2020年9月発売の第4世代機からのアップデートにも要注目です。

1.新たに専用設計したハイレゾ対応30ミリドライバー
2.シリーズ史上最強を更新したノイキャン性能
3.大胆な変貌を遂げたデザイン
4.AIにより高音質化した通話性能

 

新開発のドライバーで音はどう変わった?

それでは最初のテーマである「サウンド」からチェックしていきましょう。

 

WH-1000XM5には30ミリ口径の新開発ダイナミック型ドライバーが搭載されました。本機まで、1000Xシリーズはずっと40ミリ口径のドライバーが採用されてきました。口径サイズを小さくしながら、低音から高音までスムーズにつながるサウンドが新しいドライバーの特徴であるとソニーは説明しています。

 

ハイレゾオーディプレーヤー、ウォークマンの上位機種に使われている高音質な部品や“はんだ”なども投入されています。また基板のレイアウトを最適化したことにより、音の明瞭度が上がりました。主に音の広がりや定位感の向上にも貢献しています。

 

WH-1000XM5もまた、ソニーのハイレゾワイヤレス再生を実現するBluetoothオーディオ技術「LDAC」に対応します。LDAC接続が可能な「Xperia 1 IV」と組み合わせてハイレゾ音源を聴いてみました。

↑LDACに対応するスマートフォン、Xperia 1 IVと組み合わせて試聴しました

 

ボーカル、ピアノにギターなど楽器のメロディが映えます。中音域の肉付きがとてもよく、声や楽器の音色、輪郭線、質感などが鮮やかに感じられます。高音域は雑味がなく透明。爽やかな余韻が楽しめます。アップテンポなジャズはドラムスのハイハットやシンバルが刻むリズムの粒立ちがとてもよく、軽やかな印象です。

 

そして低音は重心が低く、鋭く深く沈み込みます。演奏の足もとがしっかりと安定しているので、音場の立体感もまた鮮烈です。大編成のオーケストラやジャズバンドの楽曲を聴くと、奥行きの深い音場の広がりに圧倒されました。

 

新設計のドライバーは口径が10ミリほど小さくなりましたが、パワーや解像感の不足は一切なく、それどころか緻密な情報の描き込みとダイナミックな鳴りっぷりの良さが、第4世代機を超えてまた極まりました。

 

フラグシップの1000Xシリーズにふさわしい、Hi-Fi志向のプレミアムサウンドです。音質の魅力だけでも、WH-1000XM4からの買い換えも含めて、いまノイズキャンセリングヘッドホンを買うなら新しいWH-1000XM5を選ぶ価値があると思います。

↑長時間リスニングにも適した快適な装着感を実現したイヤーパッド

 

1000Xシリーズ史上最強のノイキャン性能

続いてノイズキャンセリング機能をチェックします。とかくノイズキャンセリングヘッドホンやイヤホンはその消音性能の「強度」に注目が集まりがちです。飛行機の中など、騒々しい場所で自分が腰を落ち着けてコンテンツを楽しみたい時には、周囲の雑音が完璧に消えてくれた方が良いかもしれません。

 

ただ、ポータブルオーディオ機器であるワイヤレスヘッドホンは街を歩きながら使うことも多々あります。ソニーの1000Xシリーズは適度に強力な騒音性能と、必要なシーンでは周囲の環境音もクリアに、コンテンツの音と違和感なくミックスしながら聴ける「外音取り込み」の性能との“バランス”を重視してきました。

 

新機種のWH-1000XM5はソニーが独自に開発したSoCである「V1」から、ノイズキャンセリング専用の処理回路「QN1」を切り分けて両方を搭載。より賢く、きめ細かなノイズキャンセリング処理ができるようになりました。

↑統合プロセッサー「V1」と、アクティブノイズキャンセリング機能に特化したプロセッサー「QN1」

 

ヘッドホンに搭載するマイクはマーク4の計4つから、マーク5では計8つに増えています。集音性能が高くなっただけでなく、それぞれのマイク信号をふたつのプロセッサーが賢く処理することにより、ヘッドホンの装着ズレや気圧の変化など、条件の変化を常に検知して最適化する「オートNCオプティマイザー」を新設しています。

 

WH-1000XM2から搭載された「アダプティブサウンドコントロール」も継承しています。ペアリングしているスマホのセンサー情報を頼りに、ヘッドホンを装着するユーザーが止まっている時/歩行している時/走っている時/電車に乗っている時を自動判別してノイズキャンセリングと外音取り込みのレベルを自動で切り換えます。

↑Sony Headphones Connectアプリから「アダプティブサウンドコントロール」を設定

 

新型ドライバーがより充実した低音を鳴らせるようになったため、音楽再生は従来よりも低いボリュームで、音の聴こえ方に厚みが感じられるかもしれません。

 

屋外でWH-1000XM5のノイキャンと外音取り込みを試しました。専用アプリ「Sony Headphones Connect」から、本体左側の「NC/AMB」ボタンで機能を切り替える設定が選べます。

↑本体側面の「NC/AMB」ボタンからノイキャンと外音取り込み機能を切り替えます

 

消音性能を屋外のカフェで試しました。ノイキャンオンの状態では、人の話し声やざわつきがグンと強力に抑えられます。音楽などコンテンツを再生してしまえば、ほぼ人の声は聞こえなくなるといっていいでしょう。誰かに話しかけられたときには、右側イヤーカップを手のひらで覆うようなジェスチャー操作で一時的に外音取り込みをオンにする「クイックアテンションモード」が便利です。周囲の環境音は、例えばコーヒー豆をひくグラインダーのノイズが、音楽を一時停止している状態でもほぼ完全に聞こえなくなりました。これは驚きでした。

 

コンテンツを聴きながらも周りの音に気を配りたい時には、アンビエントサウンド(外音取り込み機能)をオンにします。マイクの“ノイズっぽさ”が乗らない、クリアな外音取り込みのチューニングはさすがソニーです。ノイキャンと外音取り込み、どちらの機能をオンにしてもサウンドに心地よく集中できました。

 

筆者の場合、自宅で仕事をする家族もオンライン会議をしています。互いに仕事に集中したい場面で、相手の通話音声に邪魔されないようにノイズキャンセリングヘッドホンを身に着けていることもあります。ソニーの1000Xシリーズが各自用に1台ずつあると大変に心強いです。

 

大きく変わった本体とケースのデザイン

WH-1000XM5は、シリーズ初代のMDR-1000Xからデザインを大胆に変えています。

↑曲線を活かした柔らかなデザインになった本体

 

スライダーは無段階にサイズ調整ができるようになり、可動部のがたつきを抑えたサイレントジョイントによりスムーズなハンドリング性能を実現しています。外観も滑らかな曲線を活かしたシルエットに生まれ変わりました。側面タッチセンサー、ボタンなどの配置はマーク4からほぼ変わらないので、従来機種から買い換える方も操作はすぐに馴染めると思います。

↑がたつきを抑えたサイレントジョイントを採用するヒンジ

 

ヘッドバンドやイヤーパッドには通常の合成皮革よりも柔らかく、汗濡れにも強いソフトフィットレザーが採用されました。筆者の場合、メガネをかけたままヘッドホンを装着しても、イヤーパッドが耳のまわりに優しく馴染んでくれたので、フィット感はかなり安定していると思います。質量はマーク4から4g軽くなっており、約250gとなります。

 

筆者がWH-1000XM5のデザインについて一点馴染めないのは、従来機種まで採用されてきたスイーベル+折りたたみ構造が省かれてしまったことです。専用ケースにコンパクトに収納できることもマーク4までの魅力でしたが、マーク5が変形できるのはフラットな形状までです。ケースも頑張って薄型化しているのですが、縦横サイズが大きくなっているのでバッグの中の空きスペースを結構占めてしまいます。手荷物をコンパクトにしたい空の旅には、新機種の発売後も引き続き併売されるマーク4の方が向いているかもしれません。

↑変形機構がスイーベルのみになったヘッドホン。ケースも少しマーク4より大きくなっています

 

↑ケースの中にケーブルを収納するポケットがあります

 

AIのチカラで通話時のノイズも消す

WH-1000XM5は本体内蔵のマイクによるハンズフリー通話の音声品質にもこだわっています。口もとを狙って正確に集音できるビームフォーミングマイクを搭載。約5億サンプルを超えるデータによる機械学習を重ねてきたというAIにより、ユーザーの声とそれ以外の環境ノイズを分離するフィルターがとても成熟しています。

 

家族にマーク5を装着してもらい、テレビの真横や車通りの多い道からハンズフリー通話を試したところ、家族の声だけがはっきりと聞こえて、背景で鳴っているはずの音が聞こえなくなります。

 

「本当はこんなに騒音がある場所でしゃべっているんだよ」と、通話相手にWH-1000XM5の高性能を自慢することができない、おくゆかしい機能です。オンライン会議などビジネスシーンで本機を使えば、「いつも声がはっきり聞こえる人」としてあなたのイメージアップにつながることは間違いありません。

 

音質とノイキャン性能に確かな成長を感じる

ほかにもバッテリー性能はマーク4と比べて、ノイズキャンセリングオフ時の最大駆動時間が伸びていたり、急速充電はUSB PDに対応したことで、約3分間チャージすると最大3時間分のバッテリーが満たせるクイック充電機能が加わりました。

 

2022年5月末時点、オンラインのソニーストアではマーク5が4万9500円(税込)、マーク4が4万1800円(税込)で販売されています。性能的には既に完成度の高いマーク4を、音質やノイキャン機能の出来映えでさらに超えてきた最新のマーク5には7700円の価格差を超える価値があると筆者は思います。とはいえ新製品の購入を検討する際にはデザインや装着感、ケースを含む持ち運びやすさなども大事な決め手になります。ショップに展示されている実機を体験しながら、ぜひ比べてみてください。

 

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ヘイ、Sonos! 独自音声アシスタントがスピーカー向けに配布開始

米Sonosはアメリカにて、独自音声アシスタント「Sonos Voice Control」を一部スピーカー向けに配布を開始しました。

↑Vantage_DS / Shutterstock.comより

 

Sonos Voice Controlは今年5月に発表された音声アシスタントで、「ヘイ、Sonos(Hey Sonos)」と呼びかけることで楽曲のコントロールが可能です。音声ファイルの処理はデバイス上で行われるため、応答速度やプライバシーが向上。アメリカでは6月から、フランスでは今年後半からの配布が予定されていました。

 

今回Sonos Voice Controlの配布が開始されたのは、マイク内蔵のすべてのスピーカーです。機能の設定には、iOSかAndroidのアプリを利用します。

 

Sonos Voice Controlの設定後には、Apple Music、Amazon Music、Pandora、Deezer、Sonos Radioなどさまざまなサービスを音声で操作することができます。具体的にはアーティストやアルバム、楽曲、プレイリストの再生、音量の調整、楽曲の一時停止や再生、スキップが可能。また、今聞いている楽曲を教えてもらうこともできます。

 

Sonos Voice Controlの音声には、『ブレイキング・バッド』『ベター・コール・ソウル』にも出演した俳優のジャンカルロ・エスポジート氏を採用。今後はさらに、音声の種類を増やすことも発表されています。残念ながら日本でのリリース時期はまだ発表されていませんが、今後のグローバルでの展開を期待したいものです。

 

Source: Engadget

小型&軽量パワーズームレンズなど、3本が同時発売! α Eマウントレンズ

ソニーは、α(Alpha) Eマウントレンズとして、小型で軽量の超広角パワーズームのGレンズ「E PZ 10-20mm F4 G」、大口径広角単焦点のGレンズ「E 15mm F1.4 G」、超広角単焦点レンズ「E 11mm F1.8」の、計3本のAPS-C対応レンズを6月26日に発売します。市場推定価格(税込)は、E PZ 10-20mm F4 Gが10万円前後、E 15mm F1.4 Gが10万円前後、E 11 mm F1.8が7万円前後。

↑超広角パワーズームGレンズ「E PZ 10-20mm F4 G」

↑広角単焦点 Gレンズ「E 15mm F1.4 G」

↑超広角単焦点レンズ「E 11 mm F1.8」

 

E PZ 10-20mm F4 Gは、最大径69.8mm×長さ55mm、フィルター径φ62mm、質量約178gの、小型かつ軽量な超広角パワーズームGレンズ。開放F値4の明るさで焦点距離10-20mm(35mm判換算で15-30mm相当)のズーム全域をカバーします。パワーズーム機構を搭載しており、幅広いズーム速度の静粛なコントロールが可能です。ズーム時のレンズの全長が変わらないインナーズーム構造でレンズの重心変動が少なく、ジンバル使用時などでも、安定して撮影できます。動画撮影に求められる低速から高速までのズーム速度に対応し、静粛なズーミングとあわせて、様々な映像表現ができます。

 

E 15mm F1.4 Gは、焦点距離15mm(35mm判換算で22.5mm相当)の大口径広角単焦点Gレンズ。非球面レンズなどの採用により、Gレンズならではの高い解像性能と美しいぼけ描写が可能。開放F値1.4の明るい大口径ながら、小型軽量設計で取り回しの良いレンズです。動画撮影時の画角変動(フォーカスブリージング)を大幅に抑制し、映像に残る画角の変動や揺れを最小限に留めます。

 

E 11mm F1.8は、焦点距離11mm(35mm判換算で16.5mm相当)、開放F値1.8の超広角単焦点レンズ。最新の光学設計により、高解像と自然なぼけ描写が可能。小型軽量設計により持ち運びやすく、手持ちで長時間の撮影を行うVlogなどの自撮り撮影にも適しています。

新開発イメージセンサー&高速画像処理エンジン搭載! 富士フイルム「Xシリーズ」フラッグシップミラーレス「X-H2S」

富士フイルムは、「Xシリーズ」の最新モデルとして、ミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM X-H2S」を7月14日に発売します。価格はオープン。

 

同製品は、現行機搭載「X-Trans CMOS 4」と比較し、約4倍の信号読み出し速度の裏面照射積層型約2616万画素「X-Trans CMOS 5 HS」センサー(APS-Cサイズ)と、現行機搭載「X-Processor 4」と比較し約2倍の処理速度の高速画像処理エンジン「X-Processor 5」など、新開発のデバイスを採用したフラッグシップモデル。

↑「X-Trans CMOS 5 HS」センサー

 

最速40コマ/秒のブラックアウトフリー高速連写やAIによる被写体検出などが可能な高性能AFを搭載。6.2K/30Pや4K/120Pの動画撮影に対応し、高精細な映像も記録できます。ProRes 422 HQ・ProRes 422・ProRes 422 LTの、3つのApple ProResコーデックに新たに対応。高剛性ボディに5軸・最大7.0段のボディ内手ブレ補正機構や、CFexpress Type Bカード対応のデュアルスロットを含む豊富なインターフェースを採用しています。

↑高速画像処理エンジン「X-Processor 5」