自然なカラーや高いコントラストが魅力、独自技術を満載したTCLの4Kスマートテレビ「C825」シリーズなどが登場

 

TCLジャパンエレクトロニクスは、4Kチューナー搭載のAndroidテレビ4シリーズ7機種を発表。8月上旬から順次発売します。

 

独自技術やサウンドバー搭載のプレミアムモデル「C825」シリーズ

「C825」シリーズは、画質と音質にこだわったプレミアムモデルです。本シリーズの特徴は、パネルの裏側に量子ドットフィルムを搭載し、青色LEDライトをフィルムに照射してナノメートルサイズの粒子に吸収させ、波長の違う色に変更する独自の量子ドットLED技術「QLED」を採用した点。これにより、従来のTCL製4K液晶テレビに比べて、より豊かで自然に近いカラーを実現したとしています。

 

↑C825シリーズ

 

↑QLEDイメージ図

 

また、パネルの直下に数千個のミニLEDライトを搭載したうえ、そのミニLEDライトをエリアごとに制御する「ローカルディミング」技術を採用。暗部は暗く、明部は明るくと細かく調整できるため、コントラストが高まり、風景の奥行感や素材の質感をリアルに再現できます。

 

↑ローカルディミング

 

このほか、独自の120Hz倍速駆動技術「MEMC」や、フロントサウンドバーとサブウーファーを搭載。さらに、新4K衛星放送に採用されている高画質技術HLGのほか、HDR10などの高画質規格にも対応しています。

 

ラインアップは、65V型と55V型の2機種で、8月上旬から発売です。市場想定価格は65V型モデルが25万円前後(税込)、55V型モデルが20万円前後(税込)。

 

画面の明暗をくっきり分ける高画質技術搭載のハイスペックモデル「C728」シリーズ

「C728」シリーズは、ハイスペックモデルという位置付け。C825シリーズ同様、QLEDを搭載するほか、画面を1296のゾーンに分割し、それぞれのエリアの映像情報を細かく分析する「マイクロディミング」技術を採用しています。この技術により、細かい部分まで明暗をくっきり分けることができ、風景の奥行き感を再現するとのこと。

 

↑C728シリーズ

 

↑マイクロディミング

 

なお、C825シリーズとの主な違いは、ミニLEDライトおよびフロントサウンドバーとサブウーファーが非搭載となっていることです。

 

ラインアップは、9月発売予定の75V型モデルと、8月上旬発売予定の65V型モデルおよび55V型モデルの3機種を用意。市場想定価格は75V型モデルが20万円前後(税込)、65V型モデルが13万円前後(税込)、55V型モデルが11万円前後(税込)となっています。

 

このほか、広色域に対応した50V型の「P725」シリーズとフルハイビジョンの40V型「S5200」シリーズをそろえています。

 

なお、すべての機種がDolby Vision・Dolby Atmosに対応。高画質および3次元の立体音響を実現し、自宅で映画館のような視聴を体感できます。

台数限定、Pioneer DJからファッションブランド「Off-White」とコラボしたDJコントローラー「DDJ-1000-OW」が発売

 

AlphaThetaは7月16日、Pioneer DJから、ファッションブランド「Off-White」とコラボしたDJコントローラー「DDJ-1000-OW」を発売しました。販売は同社のウェブサイトのみで、国内台数限定となっています。

 

DDJ-1000-OWは、Off-Whiteの設立者であるヴァージル・アブロー氏の創作意欲と、「音楽のもたらす団結と調和」を探求するPioneer DJの意思が共鳴し、「SOUND ENGINEERING」のコンセプトの基に完成したモデル。

 

高い演奏力と可搬性を両立したDJコントローラー「DDJ-1000」を、色鮮やかな蛍光オレンジとマットホワイトでアシンメトリーに配色した見た目が特徴です。また、本体にはオリジナルロゴを印字するなど、コラボレーションならではのデザインが施されています。

 

各ジョグホイールの中央には高精細な液晶ディスプレイを搭載。再生時間やBPM、波形などの楽曲情報のほか、現在再生位置から「HOT CUE」や「LOOP」の設定ポイントまでの距離を小節単位で表示する「CUE SCOPE」など、必要な情報を手元で把握できます。

 

また、クロスフェーダーには新たに「MAGVEL FADER」を搭載。操作可能回数1000万回以上の高い耐久性と、スムースな動作による高い演奏性が可能としています。さらに、ソフトウェア処理を見直した結果、操作に対する音声出力の追従性が向上。より思い通りのスクラッチができるとのこと。

 

 

このほか、新たなエフェクトやラバー製の大型パッドなどを搭載。

 

 

なお、DDJ-1000-OWの発売に合わせ、カプセルコレクション「SOUND ENGINEERING」がOff-Whiteから発売されます。

 

↑カプセルコレクションは、7月15日からOff-Whiteの公式オンラインストアなどで販売。全6種類をそろえています

パナソニック「LUMIX GH5M2」実写レビュー! 野鳥撮影も手ごろなもんでした

パナソニックのミラーレスカメラGシリーズのハイエンドモデル、LUMIX「GH5」がMark.IIになって新登場しました。Gシリーズには静止画に強いGと動画に強いGHがありますが、LUMIX「GH5 II(DC-GH5M2)」によって静止画も動画も、これ1台でいいと思わせてくれるスペックが実現されています。

↑使用した交換レンズは標準ズームキット「LUMIX G VARIO 12-60mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.」、超広角ズーム「LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm / F2.8-4.0 ASPH.」、超望遠ズーム「M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS」の合計3本

 

しっかりしたグリップと手ブレ補正機能でブレに強い

LUMIXが採用しているマイクロフォーサーズマウントはカメラもレンズも小型軽量化できるため、特に望遠系レンズで威力を発揮します。手ブレにも強いのですが、センサーサイズがほかの規格より小さいため、フルサイズなどに比べるとやや高感度に弱いという弱点があります。

 

今回は、野鳥のオオタカを撮影。生息地は立ち入り禁止のためエリア外から超望遠レンズで撮っています。当日の天候は曇天だったため、開放絞り値の暗い超望遠レンズで高速シャッターを使うために感度を上げざるを得ませんでしたが、満足のいく作例を撮影することができました。

↑ オオタカを超望遠レンズで撮影。記事後半で作例解説します

 

「GH5 II」は大型のグリップを装備して右手を使ってほとんどの操作がおこなえます。電子ダイヤルはグリップの前後にあり、専用ボタンは5個で、その中の1つが動画撮影ボタンです。モードダイヤルには4つのカスタムモードを登録できます。左側のドライブモードダイヤルで連写、単写、6Kフォト、フォーカスセレクトを素早く切り替えられます。背面にはフォーカスモードレバー、ジョイステックなどがあり、これらは右手の親指で操作できます。

↑ホワイトバランス、ISO感度、露出補正、フォトスタイルを専用ボタンで操作。ボタンの高さや形状が微妙に違うためにEVFをのぞいたままでも違いが分かります

 

↑ドライブモードダイヤルを回して単写、連写、6Kフォトを選択します

 

↑背面の操作系も洗練されており、迷わず使えます。同じフォーマットのOLYMPUS「OM-D E-M1Mark III」よりも操作しやすいと感じました

 

動物認識により、犬、ネコ、鳥へのAF性能が向上

GH5 IIでは動物認識AF(オートフォーカス)と空間認識AFにより、イヌ科、ネコ科、鳥を認識して瞬時にピントを合わせるAF機能を搭載。これはペットの撮影に役立ちます。

 

また、カメラ任せで複数のパラメータを変更して印象的な写真が撮れるフォトスタイルに、L.クラシックネオ、シネライクD2、シネライクV2など新たに5種類が加わりました。

↑自動認識のAFモードで動物と人間の両方を同時に選択できます

 

↑シネライクV2などが加されフォトスタイルは全14種類になりました

 

スマホとの連携でライブ配信も簡単

GH5 II最大の目玉はライブ配信機能です。スマホに専用アプリ「LUMIX Sync」をインストールするだけで準備完了。アプリとカメラをペアリングして、ツールのなかからライブ配信を選択。次にどこから配信するのかを選べるのですが、YouTubeはチャンネル登録者1000人以上でないとライブ配信できないため、今回はFacebookを選択。後はカメラをWi-Fiで接続して、配信開始ボタンを押せばライブ配信が開始されます。

 

この画面にストリームのリンクが表示されるので、コピペして知人に送ったり、SNSでリンクさせれば、クリックした人がライブ配信画面に飛べるようになります。実際に試してみると、ミラーレスカメラだけあって、スマホのカメラ機能と比較して動画の画質が抜群にいいです。また、音声もなかなかのもの。これでYouTuberでなくても手軽にライブ動画配信ができますね。

 

(画像をクリックすると拡大表示されます)

 

↑Mac miniのSafariからライブ配信を表示。フルHD画面は非常にキレイです

 

フォトスタイルを使ってみよう

LUMIXのフォトスタイルは、OLYMPUSでいえばアートフィルター、富士フイルムでいうところのフィルムシミュレーションモードになります。この手の機能は、いくら数が多くても使えるエフェクトがなければ宝の持ち腐れです。効果が大げさなモードはインパクトがありますが、飽きやすいので、私は地味に効くモードが好みです。

↑L.クラシックネオで撮影したスナップ。色は薄く明るめに写るので昭和な感じがでます
LUMIX DC-GH5M2M LUMIX G VARIO 12ー60mm / F3.5-5.6 1/125sec F6.3 ISO200

 

↑L.モノクロームで撮影するとコントラストのハッキリした画像が得られました
LUMIX DC-GH5M2M LUMIX G VARIO 12ー60mm / F3.5-5.6 1/100sec F5.6 ISO400

 

↑同じ被写体をL.モノクロームSで撮るとやや明るめでフラットな感じになります
LUMIX DC-GH5M2M LUMIX G VARIO 12ー60mm / F3.5-5.6 1/100sec F5.6 ISO400

 

悪条件下でもオオタカのヒナが撮れた!

さて、目玉となるオオタカ撮影へ。オオタカ生息地に向かう途中から天候が回復したのですが、時刻は15時を回っていました。画質優先なら低感度で低速シャッターですが、相手が動いた場合はブレてしまいます。動きを止めるなら高感度で高速シャッターを切りたいところですが、そのぶん、画質は犠牲になります。

↑オオタカ生息地に近づくと雨がやんで晴れ間が見えてきました
LUMIX DC-GH5M2M LEICA DG 8ー18mm / F2.8-4.0 1/125sec F4 ISO200

 

まず、低感度、それから高感度で撮影することにして、AFは基本AF-Sを選択しました。ドライブモードは高速連写を選択。レンズは小型軽量で800mm相当が使えるOLYMPUS「M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS」を使います。LUMIXとOLYMPUSはマイクロフォーサーズマウントを採用しているため、交換レンズに互換性があります。

 

生息地に到着すると大きくなった3羽のヒナが巣からエサを食べるために地上に降りていました。これはラッキーです。陽射しもありましたが、望遠端の開放絞り値はF6.3なので、ISO800では1/60secしか切れません。フルサイズなら三脚が欠かせない撮影条件ですが、軽量なレンズと強力な手ブレ補正機能のおかげで、手持ちで撮影できました。

 

ISO800での画質は100%で見ても、羽毛のディティールがしっかり再現されています。途中でISO10000まで上げました。ややディテールは甘くなりますが、オオタカの鋭い眼光が捉えられました。ISO3200ぐらいまでなら、大伸ばしにも耐えられると思いました。

 

4K動画も手持ちでブレずに撮影できました。さすがは動画に強いLUMIX「GH5 II」です。機材の増える動画撮影にこそ、フォーサーズ機の機動性を有効活用したいですね。

 

↑オオタカのヒナの兄弟、親鳥が取ってきたエサをめぐって争っています
LUMIX DC-GH5M2M OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 1/60sec F6.3 ISO800

 

↑3羽目のヒナは木の枝に止まって我関せずを決め込みます LUMIX DC-GH5M2M OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 1/60sec F6.3 ISO800

 

↑オオタカが止まっていれば1/50secでもブレずに撮れます。動物認識AFも効いています
LUMIX DC-GH5M2M OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 1/50sec F6.3 ISO800

 

オオタカが羽ばたく動きを止めないので1/1000secまでシャッター速度を上げ、感度をISO10000まで上げています。粒子はやや粗くなりますが、迫力のある画像が撮れました。

↑ LUMIX DC-GH5M2M OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 1/1000sec F6.3 ISO10000

 

↑ 枝が前後に入り組んでいる場所では、素早くMFに切り替えて撮影しています
LUMIX DC-GH5M2M OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 1/400sec F7.1+0.33 ISO10000

 

↑ 動きが収まったので感度をISO3200まで下げました、画質はかなり良くなりました
LUMIX DC-GH5M2M OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 1/125sec F9 ISO3200

 

最後に4K動画をご覧下さい、800mm相当の手持ちで、ほぼブレが抑えられています。

 

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ソニーの「ガラス管スピーカー」に最新モデルが出た!4万円切りで買える「LSPX-S3」を体験

ソニーは、独自技術でガラス管を振動させて音を出す「グラスサウンドスピーカー」シリーズの新モデル「LSPX-S3」を8月6日に発売します。実売予想価格は3万9000円前後(税込)。

↑LSPX-S3

 

大口径ウーファーで音質が進化

グラスサウンドスピーカーは、本体の有機ガラス管を振動させて音を出し、どの位置から聴いても聴こえ方が変わりにくい独特な音場感が楽しめることが特徴。LEDライトを内蔵しており、キャンドルの灯りのようなゆらめく光で雰囲気を演出します。

↑LEDライトを内蔵しており、キャンドルのようなゆらめく灯りを演出できます

 

新モデルの「LSPX-S3」は、ウーファーユニットの口径の大型化により豊かな中低音を実現。さらに、底面に備えたパッシブラジエーターで低域を増強しています。

↑スピーカーユニットを並べたところ。左が前モデルS2のもので、右がS3。ひと回り大きくなっているのがわかります

 

↑底面にパッシブラジエーターを搭載

 

独自のスピーカー駆動技術を進化させた「アドバンスドバーティカルドライブテクノロジー」により、加振器が有機ガラス管を振動させて音を水平方向に放出。加振器を支える土台に新たに亜鉛合金を使用し、クセや歪みの少ない音質を実現しています。

↑加振器の土台に新たに亜鉛合金を採用

 

このほか、圧縮音源で失われた高音域を補完する独自の高音質化技術「DSEE」により、音楽ストリーミングサービスなどもクリアな音質で再生するほか、低音を増強させる「ベースブースター」機能も備えています。BluetoothコーデックはSBC/AAC/LDACをサポート。なお、LSPX-S3は前モデルと異なり、ハイレゾ非対応となっています。

 

雰囲気あるライティングが可能に

LSPX-S3では、前モデルのサイズ感などは踏襲しつつ、インテリアになじみやすいマットなミネラルシルバーのカラーを採用。よく使用するボタンは側面に、それ以外のボタンは底面に配置するなど、ガジェット感のないデザインとなっています。

↑ガジェット感のないシンプルなデザイン

 

↑右が前モデルのS2。並べるとサイズ感はほぼ同じ

 

ガラス管内部にあるイルミネーションLEDの明かりがキャンドルのように揺らぐ「キャンドルライトモード」は、新たに音楽との連動や3段階の強弱設定が可能に。明るさは32段階で調整できます。新搭載のタッチセンサーにより、触れるだけで明かりのオン・オフや明るさの調節も可能です。

↑キャンドルのように光るLEDライトを内蔵しています

 

本体を2台用意すればステレオ再生が可能な「ステレオペア」モードや、最大100台までBluetoothスピーカーを連動できる「パーティーコネクト」モードも用意されています。

↑パーティーコネクト時には最大8台まで、光を時間差で連動させることも可能

 

バッテリー使用時の連続再生時間は最大約8時間。充電端子はUSB Type-Cとなっています。

 

Editor’s Eye

発売前に前モデルLSPX-S2を交えて試聴させて頂いたところ、S2に比べて解像感が向上し、音の輪郭がよりハッキリくっきりしたサウンドになっていると感じました。また、低音を増強する「ベースブースター」をオンにすると、振動が空気を伝わってくるほどの重低音を感じることができます。再生する音楽のジャンルなどによって使いわけるとよいでしょう。

 

どこから聴こえるのかわからない独特な無指向性の鳴り方は健在ですが、2台並べてステレオ再生すると、空間上にステージが浮かび上がるような不思議な音場が楽しめます。

 

キャンドルライトモードは新たに音楽連動が可能となり、音に合わせて光が強くなったり弱くなったりして、より音と光のコラボレーションが楽しめるようになっています。また、最低輝度時の明るさが前モデルより暗くなり、より雰囲気のあるムードを演出できるようになっているのもポイントです。

↑前モデルS2(左)とS3(右)の最低輝度の明るさの比較。S3のほうが暗くできるので、ムードのある雰囲気を演出できます

 

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スマホやPCから自宅でも外でもテレビを見られるチューナー「LUCAステーション」がアイリスオーヤマから

 

アイリスオーヤマは、スマホやタブレット、PCなどのデバイスからテレビを視聴できるようにする、Wチューナー搭載ワイヤレステレビチューナー「LUCAステーション」を発表。7月15日に発売します。参考価格は3万580円(税込)です。

 

LUCAステーションは、自宅のアンテナケーブルと無線LANルーターに有線で接続して、専用アプリを利用することで、スマホやタブレット、PCで地上デジタル放送やBS・110度CSデジタル放送の番組を視聴できるチューナー。自宅はもちろんのこと、外出先でもテレビ番組を視聴できます。

 

 

また、手持ちの外付けHDDとLUCAステーションを接続すれば、録画の予約も可能。専用アプリの番組表から録画したい番組を選んで録画ボタンを押すだけです。さらに、Wチューナーを搭載しているため、番組を視聴中に裏番組を録画することもできます。なお、対応の外付けHDDは2TB以下となっています。

 

 

このほか、テレビを見ながらネット検索ができるながら見や、画質や字幕の設定、視聴制限の設定などが可能です。

 

対応OSはiOS 13以降/Android 9以降/Windows 8.1以降。また本体サイズは幅67×奥行き118×高さ124mm、重量は約205gです。

 

どうしても見たい番組があるのに外出しないといけない、あるいは家の好きな場所でテレビを見たいなど、あらゆるニーズに応えられそうな製品です。これは人気が出るかもしれません。

nasneのHDDを保守する3つのサービスをバッファローが発表

 

バッファローは7月14日、ネットワークレコーダー&メディアストレージ「nasne」に関するアップデートを発表。「データ復旧サービス」、故障予測サービス「みまもり合図 for nasne(ナスネ)」、「録画番組引越しサービス」に対応しました。

 

データ復旧サービスは、nasneに保存されているデータが読めない、起動しないなどの不具合が生じたときに、バッファローにnasneを預けると、保存データを復旧し、新品のnasne本体にデータを入れ直して、返却してくれるサービス。

 

nasneに接続した外付けHDDのデータ復旧にも対応しています。ただし、ソニー・インタラクティブエンタテインメント製のnasneとそれに接続したHDDのデータ復旧には対応していません。

 

nasne本体のデータ復旧のサービス料は、内部のデータにエラーや論理的故障が発生する論理障害と、物理的に機器や部品が破損している物理障害で変わるほか、軽度と中度で料金が異なります。

 

論理障害:軽度なら9万9000円(税込)/中度なら11万5500円(税込)
物理障害:軽度なら13万2000円(税込)/中度なら19万8000円(税込)

 

また、nasneに接続されている外付けHDDのデータ復旧料金は下記のとおりです。

 

論理障害:軽度なら5万9400円(税込)/中度なら7万5900円(税込)
物理障害:軽度なら9万2400円(税込)/中度なら15万8400円(税込)

 

なお、どちらもデータ復旧に失敗する場合があり、その際の価格は個別相談になります。

 

みまもり合図 for nasne(ナスネ)は、nasneに搭載されているHDDおよび外付けHDDの状態を把握し、故障予測を通知するサービスです。故障予測は、HDDの書き込み時間などを読み込むプログラムをクラウドで蓄積し、そのデータを基にしています。これにより、バックアップを取るか判断できるほか、場合によってはデータ復旧を視野に入れるなど、故障する前に対応できるとのこと。

 

なお、みまもり合図 for nasne(ナスネ)は無料で提供されます。

 

録画番組引越しサービスは、nasneが故障していない状態で、バッファローに送ることで、HDDの状態を診断したうえ、問題があれば古いHDDから新品のHDDにデータを移行し、ユーザーが使用していたnasneにHDDを搭載し直して返却してくれるサービス。

 

データ復旧サービスに近いですが、こちらはHDDだけ入れ替えて、使用中のnasneが返却されるのが特徴です。なお、こちらもソニー・インタラクティブエンタテインメント製のnasneは対応していません。また、サービス料は4万2350円(税込)です

 

バッファローは、これらのサービスを通して、長い期間かけてnasneをサービスとともに展開していくとしています。いまだ品薄が続くnasneですが、長く販売してもらえるのであれば、ユーザーとしては安心して待てるのではないでしょうか。

 

4Kレグザと連携して高画質が楽しめる! 新デザインのBDレコーダー「Tシリーズ」「Wシリーズ」

TVS REGZAは、レグザブルーレイから、トリプルチューナー搭載のBDレコーダー「DBR-T2010/T1010」とダブルチューナー搭載の「DBR-W2010/W1010」を7月23日に発売します。HDD容量はいずれも1TBと2TBの2種類を用意しています。

↑レグザブルーレイ 「Tシリーズ」「Wシリーズ」

 

本機は、筐体デザインを従来から一新し、電源ボタンを正面に配置するなど表示をさらに見やすく改善したほか、スリムなデザインを採用していることが特徴。「Wシリーズ」においてはリモコンのデザインを「Tシリーズ」と同じものに変更することで、主要10社のテレビをレグザブルーレイのリモコンひとつで操作できるようになりました。

↑新リモコン

 

このほか、レグザブルーレイならではのキーワードやカテゴリーの登録による「おまかせ録画」や、空き時間にあわせて視聴時間から再生モードを選べる時短視聴の機能、スマートフォンを使った外出先での視聴機能「スマホdeレグザ」など多彩な機能を引き続き搭載しています。

↑キーワードやカテゴリーを登録すれば自動で録画してくれる「おまかせ録画」を搭載

 

↑スマホで録画番組を視聴できる「スマホdeレグザ」

 

また、4Kテレビ「レグザ」シリーズと組み合わせることで、さらに便利に使える機能を搭載しています。レコーダー側で録画したテレビ番組をさらに臨場感あふれる高画質で楽しめる「レグザコンビネーション高画質」や「クラウドAI高画質連携」を利用できるほか、テレビ側で録画した番組を「レグザリンク」を使ってレコーダー側に保存できます。

 

その他の機能として、機器に不具合が発生した際に、その状況と対処法を確認できる「自己診断モード」を搭載。ドライブ状態、チューナー受信状態、ネット接続状態、USB機器の接続状況などを簡単にチェックでき、その対処方法を確認できます。

 

BD/DVD/CDの再生に対応しており、BD-RやDVD-Rなどへの録画も可能。なお、BS/CS 4K放送用チューナーは備えておらず、UHD BDの再生にも対応していません。

 

実売予想価格(税込)は、トリプルチューナーモデル「DBR-T2010」(内蔵HDD 2TB)が7万1500円前後、「DBR-T1010」(同1TB)が6万2700円前後。ダブルチューナーモデル「DBR-W2010」(同2TB)が6万2700円前後、「DBR-W1010」(同1TB)が5万7200円前後。

 

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ソニーのネックバンドスピーカー「SRS-NB10」は“音声”に特化したサウンドで聴きやすい

ソニーは、耳を塞がず音楽やテレビの音声を聴けるワイヤレスネックバンドスピーカー「SRS-NB10」を7月30日に発売します。カラーはチャコールグレーとホワイトの2色。実売予想価格は1万5000円前後(税込)。

↑「SRS-NB10」

 

「SRS-NB10」は、肩に乗せて使用するネックバンドタイプなので、イヤホンやヘッドホンのように耳を塞がず音楽やテレビ音声を楽しめることが特徴。テレワークをしながら音楽を聴いたり、家事をしながらテレビの音声を耳元で再生したり、様々なシーンで使用できます。

↑肩に乗せて使用するネックバンド型

 

本体には独自に開発されたフルレンジスピーカーユニットとパッシブラジエーターを搭載しており、低域から高域までバランスのとれたサウンドを再生します。また、スピーカーユニットを上向きに配置することで、ボリュームを大きくすることなく、快適な音量で音声や音楽を聴けます。

↑裏側にはパッシブラジエータを備えています

 

さらに、2つの高性能マイクと高度な音声信号処理を行う「高精度ボイスピックアップテクノロジー」により、自分の声を正確に拾ってクリアな音質で相手に届けます。スマホでのハンズフリー通話やオンライン会議などにも最適です。

 

本体には、音量ボタンや再生/通話ボタンを備えるほか、オンライン会議などで便利なマイクミュートボタンを搭載。ボタンひとつでマイクのON/OFFを切り替えられます。また、マイクOFF時は7秒間隔で小さな通知音が鳴るので、マイクのON/OFFを音だけで確認できます。

↑右側にマイクミュートボタンを搭載しています

 

軽量設計の軽快な装着感に加えて、約20時間の連続使用が可能な長時間バッテリーを搭載し、一日中快適に使用することができます。また、キッチンでも気兼ねなく使えるIPX4の防滴仕様となっています。充電端子はUSB Type-C。BluetoothコーデックはSBCとAACをサポートしています。

 

Editor’s Eye

ソニーでは、映画やゲームの音声を迫力の重低音と振動で楽しめるネックバンドスピーカー「SRS-WS1」をラインナップしていますが、WS1が臨場感のある音を楽しむ用途であるのに対し、NB10はよりカジュアルにテレビ番組の音声を聴いたり、通話やオンライン会議などで音声コミュニケーションしたりといった用途を主眼に置いており、住み分けがされています。

 

また、WS1は専用のワイヤレス送信機とセットとなっていましたが、NB10は汎用性の高いBluetooth接続なので、テレビだけでなくスマホやPCなどと組み合わせて使える点もポイント。

 

NB10の音質は、ニュース番組のアナウンサーの声やドラマのセリフを聴き取りやすくすることを第一に考えてチューニングされているのか、人間の声の音域がとても聴きやすいです。テレビの音が聴こえにくいと感じている高齢者の方にもオススメですね。その反面、低域の迫力や高域の伸びなどはあまり感じられず、映画やゲームをリッチなサウンドで楽しみたいならSRS-WS1の方がよいでしょう。

 

ウリである内蔵マイクの性能は高く、声をしっかり拾ってノイズの少ないクリアな品質で伝送してくれます。また、マイクミュート時の通知音も、会話を妨げない程度の音量で鳴るので、ずっとOFFにしていても気になりませんでした。長時間使っていても疲れにくいので、オンライン会議用に購入するのもアリですね。

 

↑SRS-WS1

 

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【7月16日22時】4Kレグザの上位機が爆安で買えるYouTube Live続報

 

TVS REGZAが、4Kレグザを大特価お値打ち価格で大放出する番組「レグザLIVE SUPER SALE」をYouTube Liveで配信します。日時は7月16日の22時~23時です。配信はこちらからご覧いただけます。

 

TVS REGZAとしては、ライブ配信で商品を売る形のライブコマースは初の取り組み。それだけに気合が入っており、相当お得な価格で4Kレグザが販売されるのではないかと予想されます。

 

なお、今回販売されるのは「リファービッシュモデル」と呼ばれる製品です。聞き慣れない人もいるかもしれませんが、リファービッシュモデルは、開梱もしくは短期間使用されたものを、メーカー工場で部品交換、外観検査、性能検査などを実施して合格した商品を指します。多少の汚れや傷がある場合もありますが、機能・性能ともに通常商品と同等のため、消費者としてはメリットの多いモデルなのです。

 

そして、ただでさえお買い得なリファービッシュモデルがTVS REGZAの初ライブコマースに登場するわけです。これはもう、爆安じゃないかと期待してもいいのではないでしょうか。

 

販売されるのは4K有機ELのハイエンドモデルと4K液晶のハイエンドモデル

番組で販売されるのは、4K有機ELのハイエンドモデル「X9400シリーズ」の65V型モデルと55V型モデルおよび、4K液晶のハイエンドモデル「Z740Xシリーズ」の65V型モデルと55V型モデルです。

 

X9400シリーズは、クラウドと連携して高画質処理を施す「クラウドAI高画質テクノロジー」対応の「レグザエンジンCloud PRO」と、映像を緻密に高精細化するうえにノイズも低減するエンジンの、2つを連携させる「ダブルレグザエンジン Cloud PRO」を搭載。これにより、アニメ・ドラマ・スポーツなど、あらゆるジャンルのコンテンツを高精細で楽しめる、4K有機ELレグザ屈指の高画質を実現させています。

 

一方のZ740Xシリーズにも、「クラウドAI高画質テクノロジー」を採用。これに加えて、4K放送や地上デジタル放送、BS/CS放送、ネット動画など、さまざまなコンテンツを高精細でリアルに描き出す、さまざまな高画質処理技術を搭載し、あらゆるコンテンツを美麗な映像で楽しめます。

 

さらに、両モデルともに、地上デジタル放送を最大6チャンネル録画して、放送済みの番組を好きなタイミングで観られる「タイムシフトマシン」機能を搭載。例えば毎シーズンごとに放送される多くのアニメ番組も、逃すことなく視聴できちゃいます。

 

番組内ではデモ映像を使用してレグザの高画質を解説

番組のナビゲーターを務めるのはTVS REGZAのレグザブランド統括マネージャーである本村 裕史さんで、ゲストには、声優の小岩井ことりさんを迎えます。GetNavi編集長の川内一史もちゃっかり出演しています。

 

↑長年レグザブランドの普及に携わってきた本村 裕史さん

 

↑「のんのんびより」宮内れんげ役でおなじみの人気声優・小岩井ことりさん

 

↑GetNavi編集長の川内一史も登場。川内は長らくオーディオ・ビジュアルを担当しており、もちろん、レグザの知識や小ネタもバッチリです

 

また番組内では、レグザの高画質な実力を、ジャンルの異なるアニメや実際のゲームタイトルを使用して紹介。アニメのジャンルごとに高画質化された映像や、ゲームを滑らかな映像で快適に楽しめる様子を披露予定です。

 

このほか、それぞれの製品の特徴紹介や、タイムシフトマシンの実演などを配信予定。さらには、本村さんのマシンガンのようなトークなどが楽しめる、見ごたえ十分の内容となっています。

 

さらに番組内では、視聴者プレゼントも用意。エレコムの3.5インチ 2TBHDD「SGD-MX020UBK」、同じくエレコムのWi-Fi 6対応ルーター「WRC-X3200GST3-B」、レグザ特製 今治バスタオルセット(レグザロゴ入り)が抽選で当たります。詳しいプレゼントの応募方法は番組内で発表されますので、チェックしてみてください。

 

なお、当日はチャットで質問も受け付けます。気になることがあればどんどんチャットで質問しましょう。

 

レグザブランド統括マネージャー・本村 裕史さんより

我々として初めての取り組み、「メーカー直販ライブコマース」でのご販売ですので関係者全員チカラが入っています。当初、従業員向け販売を目的として生産を始めたリファービッシュモデルを、皆様に台数限定お値打ち価格でご提供します。さらに、レグザのさまざまな使いこなし術や裏情報もお届け。このチャンスをお見逃しなく! ぜひご覧ください。

 

さて、配信で販売されるX9400シリーズとZ740Xシリーズの気になるお値段ですが……、こちらは配信内で発表です! 配信では、販売ストアも合わせて発表されますので、4Kテレビの購入を検討している人はぜひ7月16日の配信チェックしてみてください。

 

番組概要
番組名:レグザLIVE SUPER SALE
配信日時:2021年7月16日 22時~23時
URL:https://www.youtube.com/watch?v=FtnTvH0Rs7c
視聴方法:配信日時になったら上記の配信URLにアクセスするとご覧いただけます。視聴忘れのないよう、予約をおすすめします。

GoProの写真管理アプリ「Quik」がアップデート、ビデオのワンシーンを高画質画像で切り出すことが可能に

 

GoProが、iOS/Android向けアプリ「Quik」のVer8.8をリリース。アプリをアップデートしました。

 

Quikは、GoProはもちろんのこと、スマホやデジカメで撮影した写真やビデオも取り込んで管理できるアプリです。また、写真やビデオに加えて音楽を選ぶだけで自動編集されたビデオの作成も可能。音楽は内蔵ライブラリーのほか、手持ちの楽曲からも選べます。

 

このほか、写真の編集やSNSへの投稿などの機能も備えています。さらに、2021年内には容量無制限のクラウドバックアップ機能も追加予定です。

 

今回のアップデートでは、ビデオの画質を落とすことなく、ワンシーンを画像として保存できる機能「フレームグラブ」を追加。これにより、スマホでスクリーンショットすることなく、ビデオから高画質な画像を切り出すことができます。

 

また、Quikからスマホのカメラロールに直接アクセス可能になったほか、編集された映像と自動的にシンクする5つの新しいオリジナル楽曲の追加などのアップデートが行なわれています。

 

Quikのダウンロードは無料。ただし、無料のままだと試用版としての利用になり、すべての機能を利用するには月額200円(税込)もしくは年額1080円(税込)のサブスクリプションに登録する必要があります。

大画面4K有機ELテレビが当たる! Twitterで「EURO 2020」開催キャンペーン実施

ハイセンスは、現在開催中の欧州のサッカー大会「UEFA EURO 2020」の公式スポンサーとして、開催を記念したTwitterキャンペーンを7月1日にスタートしました。期間は7月12日までです。

 

キャンペーンは、6月にも開催したTwitterキャンペーンの第2弾にあたるもの。ハイセンスジャパン公式のTwitterアカウント「Hisense Japan (@hisense_japan)」をフォロー&リツイートすることで参加できます。賞品として、55V型の4K有機ELテレビ「55X8F」が1名に当たるほか、EURO2020オリジナルフィギュア(10名)、EURO2020オリジナルキーフォルダー(20名)が当たります。

 

↑55X8F

 

さらに、ハッシュタグ「#YourHomeYourStadlum」を付けて優勝国を当てると、55X8Fの当選確率がアップするとのこと。

 

Twitterから簡単に参加できるうえに、4K有機ELテレビが当たるかもしれないキャンペーンとなっているので、ぜひ公式アカウントをチェックしてみてください。

月額980円、タワレコの定額制音楽配信サービス「TOWER RECORDS MUSIC powered by レコチョク」が10月にスタート

タワーレコードは、レコチョクと協業して定額制の音楽配信サービス「TOWER RECORDS MUSIC powered by レコチョク」の提供を開始すると発表。10月1日からサービスを開始します。利用料金は月額980円(税込)です。

 

TOWER RECORDS MUSIC powered by レコチョクは、「NO MUSIC, NO LIFE.」をコンセプトに、CDと配信のそれぞれの分野でつちかった、両社のノウハウを活かした新たな音楽体験を提供するとうたうサービス。

 

現在NTTドコモが提供している定額制音楽配信サービス「dミュージック月額コース」を引き継いで、サービスをリニューアルした形です。これにともない、dミュージック月額コースは9月30日にサービスが終了します。なお、dミュージック月額コース利用者は手続き不要でTOWER RECORDS MUSIC powered by レコチョクに移行し、引き続きサービスを利用できます。

 

TOWER RECORDS MUSIC powered by レコチョクは、J-POPはもちろん、K-POPやアニメ、洋楽など、幅広いジャンルの最新ヒット曲から過去の名盤まで6000万曲の楽曲が聴き放題。また、10万曲のミュージックビデオやライブ映像も見放題となっています。

 

このほか、さまざまなテーマのプレイリストや、おすすめ機能、楽曲を保存してのオフライン再生、スマホやPC、タブレットで楽しめるマルチデバイスなどに対応しています。

USBハブ機能付きも! デスクまわりをすっきりさせる「ヘッドホンフック」5選

好きな音楽を聴きながら仕事をしたり、逆に周囲の音を遮断して仕事に集中したいときに使われるヘッドホン。みなさんは、使用後のヘッドホンをデスクの上に置きっ放しにしていませんか? コードを巻き付けたヘッドホンをそのまま置いておくと、デスク上のスペースを取ってしまいますよね。そこで今回は、仕事中によくヘッドホンを使う方におすすめの専用フックをご紹介します。ヘッドホン専用の置き場を用意するだけで、デスク周りが快適に使えるようになりますよ!

 

目次

 


強度抜群の接着テープだから安心して使える!


FEYCH ヘッドホンフック

デスクの底面に取り付けることで、フックにヘッドホンをぶらさげることができる、シンプルデザインのヘッドホンフックです。オーディオケーブルを収納できるコードクリップデザインなので、絡まりがちなケーブルもコンパクトに収められます。ヘッドホンだけでなく、ビジネスバッグを吊るしたいときにも最適です。荷重は3kgまで。

【詳細情報】
サイズ:10×10×3 cm
重量:81.6 g

 


外向き・内向き自由自在の360度回転式!


サンワサプライ 回転式ヘッドホンフック PDA-STN18BK

厚さ最大38mmまでの天板にしっかり固定できる、ばね式構造を採用。デスクや棚にワンタッチで簡単に設置できます。360度回転式なので机の外向きでも内向きでも使用可能。ケーブルを固定できるケーブルフックと、ヘッドバンドを傷付けないレザー調のソフトクッション付き。

【詳細情報】
サイズ:40×100×115mm
重量:99.8g

 


ハンガーとしてもスタンドとしても使える!


吉川優品 ヘッドホンスタンド/ハンガー

こちらはハンガーとスタンドの役割を兼ね備えた製品。設置位置や方向に合わせて4通りの組替えが可能なクランプ固定式のヘッドホンハンガーです。調整可能な高さの範囲は95mm。ノブを反時計回りに回してから、引き上げたり押し下げたりすることで高さを調整できます。クランプ部とホルダー部はソフトラバー加工が施されており、デスクやヘッドホンに傷をつけません。

【詳細情報】
サイズ:165×100×42mm
重量:191g

 


使わないときはコンパクトに折りたためる!


APPHOME 折りたたみ式ヘッドホンハンガー(改良バージョン)

使用しないときは簡単に折りたためるヘッドホンハンガーです。対応するヘッドバンドの厚さは最大50mm、幅は5mmまで。簡単に取り外したり、付け直すことができるネジクランプが搭載されています。デスクやテーブルを傷からしっかり守るソフトクッションを採用。

【詳細情報】
重量(発送):168g
カラー:シルバー・ブラック

 


USBポート・AUXポート付きの便利なフック


COZOO USBハブ・3.5mmAUXポート付きヘッドホンフック

こちらはUSB2.0ポートが2つ、USB3.0ポートが1つ、さらに3.5mmのジャックAUXポートが1つ付いたヘッドホンハンガーです。高品質ABS樹脂を採用したシンプルなデザインで高級感があり、人間工学に基づいた使いやすさと、洗練されたデザインを両立させています。また、マルチ充電チップが内蔵されており、過電流、過電圧、過熱またはショートから、大切な端末を保護します。デスクまわりをすっきりさせたい方にピッタリなヘッドホンフックですね。

【詳細情報】
サイズ:130×102×60mm
重量:165g

 

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ソニー新イヤホン「WF-1000XM4」の実力は? 前機種・ライバル機と比べてみた

ソニーがアクティブノイズキャンセリング機能を搭載するハイレゾ対応の完全ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM4」を発売しました。音質やノイズキャンセリングの実力を1000Xシリーズの前機種や他社の人気モデルと比べながら確かめてみたいと思います。

↑ソニーの完全ワイヤレスイヤホンのフラグシップモデル「WF-1000XM4」

 

WF-1000XM4(以下:1000XM4)はソニーのオンラインストアでは3万3000円(税込)で買うことができます。アクティブノイズキャンセリング機能を搭載する完全ワイヤレスイヤホンとして人気の高いボーズの「Bose QuietComfort Earbuds」が3万3000円(税込)、アップルの「AirPods Pro」が3万580円(税込)なので、販売価格も近いライバル機として位置付けられると思います。

 

前機種から大幅に強化されたノイズキャンセリング性能

1000XM4にはフラグシップモデルらしい多彩な機能が揃っています。最も多くの方に注目されているのは、業界最高クラスの性能をうたうアクティブノイズキャンセリング機能ではないでしょうか。

 

2019年発売のWF-1000XM3と比べても効果はかなり強力になっています。1000XM4にはソニー独自設計の高性能システムICチップ「V1」が搭載されたことで、高音域のノイズキャンセリング効果が上がっているとのこと。例えば賑やかな場所で人の話し声や甲高いBGMのような環境騒音が聞こえにくくなっています。

 

新たに開発された低反発フォームタイプの「ノイズアイソレーションイヤーピース」は、S/M/Lの3サイズをパッケージに同梱しています。このイヤーピースも高音域の遮音性能を高めることに貢献しています。

↑フィット感を高めたノイズアイソレーションイヤーピースを同梱しています

 

筆者はどちらかといえば低反発フォームよりもシリコンタイプのイヤーピースが好きなのですが、本機のノイズアイソレーションイヤーピースは着け心地も良く、音に悪影響も与えないので、これをメインとして使いたくなります。イヤホンのノズルは互換性の高い形状なので、他のイヤーピースを付け替えて装着感や音質を好みに合わせてカスタマイズができます。

 

本機のために設計された6ミリ口径のドライバーユニットは、低音域の再生能力が高められています。音楽リスニングに不要な低音域のノイズを遮断する効果が高く、例えば室内の除湿機、バスのエンジン音など持続して響き続ける機械ノイズが見事に消えます。その効果は前機種の1000XM3と比べると、特に高くなった手応えがありました。

↑右がWF-1000XM3。ノイズキャンセリング性能は大きく向上していました

 

ボーズやアップルのノイキャン搭載イヤホンと比較

単純にノイズキャンセリング効果の「強さ」を比べるなら、1000XM4の性能はボーズのQuietComfort Earbudsに肩を並べていると筆者は感じました。さらに消音機能をオンにした状態での「クリアな音の聴こえ方」も評価に加味するならば、ソニーの方に軍配が上がります。

 

アップルのAirPods Proは外音取り込みモード時の音の聴こえ方がとてもクリアなイヤホンです。ソニーの1000XM4は専用アプリ「Sony Headphones Connect」を使って、外音取り込みの強弱をマニュアルで細かく調節できる機能が特徴。イヤホンを装着しているユーザーの行動をアプリが検出して、ノイキャンと外音取り込みのバランスを自動調節する「アダプティブサウンドコントロール」機能も搭載しています。

↑左がボーズのQuietComfort Earbuds、右がAirPods Pro

 

1000XM4のアンビエントモード(外音取り込み)をオンにすると、マイクに由来するノイズっぽさが感じられないことに驚きます。音楽再生のバランスも崩れません。ただ、低反発フォームのイヤーピースによるパッシブな消音効果が高いので、AirPods Proのようにまるで開放型イヤホンで音楽を聴いているような開放感とは手応えが少し違います。1000XM4は積極的にマイクで音を「拾っている」感覚があるのです。

 

ソニーの完全ワイヤレスイヤホンで初のLDAC対応

WF-1000XM4は、ソニーの完全ワイヤレスイヤホンとして初めて、Bluetoothワイヤレスオーディオでハイレゾ再生が楽しめるソニー独自のコーデック(圧縮伝送技術)である「LDAC(エルダック)」に対応しています。つまりハイレゾ対応のイヤホンです。

 

LDACの実力を引き出すためには、Bluetoothオーディオに対応する音楽プレーヤーやDAC内蔵アンプなど送り出し側のデバイスもLDACに対応している必要があります。ちなみに、iPhoneはLDACに対応していません。

↑LDACによるワイヤレス伝送の送り出しに対応する機器に接続すると、アプリにLDACで接続されていることが表示されます。Bluetooth接続品質は「音質優先モード」を選びましょう

 

今回筆者はLDACによるBluetoothオーディオ再生に対応したGoogle Pixel 5をリファレンスにして、音楽配信サービスのmoraで購入したハイレゾ楽曲を聴きました。

 

ピアニストの山中千尋のアルバム「ローザ」から「ドナ・リー」を再生すると、ピアノやエレキギターによる流れるようなメロディーのキレ味の良さが印象に残ります。新しい6ミリ口径のダイナミック型ドライバーによるサウンドは一体感に富んでいて、高音域から低音域までつながりがとてもスムーズです。

↑LDAC対応のPixel 5に接続してハイレゾ音源を再生してみました

 

1000XM3に比べるとベースの肉付きがとても良くなっている印象で、タイトで弾力感にも富んでいて、音からパワーが感じられます。非力なワイヤレスイヤホンで聴くと、まわりに騒音の多い場所ではベースラインが埋もれて聴こえなくなりがちです。1000XM4はベーシストによる力のこもった演奏をしっかりと拾い上げるイヤホンで、ドラムスのリズムも軽やか。シンバルやハイハットの余韻の滑らかさも心地よく感じられました。

 

YOASOBIのアルバム「THE BOOK」から「群青」も聴いてみました。エネルギッシュで熱量あふれるボーカルがとても魅力的です。楽器の演奏も定位がとても明瞭で、立体的な音場が広がります。コーラスやリズムセクションの音も分離がよく、音楽の情景は見晴らしにも富んでいます。力強くグルーブするバンドの演奏にぐいぐいと引き込まれました。

 

iPhoneでハイレゾ相当の高音質再生を楽しむ方法

音楽配信サービスなどの圧縮音源をハイレゾ相当の高音質にアップコンバートして聴ける「DSEE Extreme」も1000XM4が搭載するユニークな機能のひとつ。その設定は「Sony Headphones Connect」アプリから機能をオンにするだけ。iPhone版のアプリにも搭載されています。

 

Apple Musicから、早見沙織と芹澤 優のデュエットによる楽曲「恋のロシアンルーレット」を聴いてみました。アプリでオン・オフを切り換えながら効果を聴き比べてみると、ボーカルの艶っぽさや高域の伸びやかさがDSEE Extremeの効果によって向上する手応えがあります。高さ方向に空間の見晴らしが良くなる印象です。お気に入りのボーカリストの楽曲を楽しむ際には特に有効だと思いますが、むしろハイレゾの楽曲を再生する時以外はDSEE Extremeは「常時オン」でもいいと思います。

↑ハイレゾ相当の音質にアップコンバートするDSEE Extreme。iPhoneと接続した時にも楽しめます

 

1000XM3はハイレゾ対応ではないうえ、DSEEもひとつ前の世代のアップコンバート技術を搭載しているので単純な比較はできませんが、1000XM4との比較を総括すると、新機種は「サウンドがとても濃くなっている」と感じました。ボーズのQuietComfort EarbudsやアップルのAirPods Proと比べてみても情報量の豊かさはケタ違いです。

 

筆者も今までさんざん聴きこんできた楽曲を1000XM4で再生してみたら、また違う情景が見えてきました。本機はいまある完全ワイヤレスイヤホンの中で間違いなくトップクラスの音質に到達していると思います。

 

360 Reality Audioの立体音楽体験にも対応

前機種の1000XM3と比べて、1000XM4から進化したポイントとして筆者は以下の3つに注目しました。

 

ひとつはデザインがブラッシュアップされて装着感も向上したこと。イヤホン本体の内側が外耳と接触する面積が増えて、点ではなく面でバランスよく支えるエルゴノミック・サーフェス・デザインになりました。新開発のノイズアイソレーションイヤーピースのフィット感が筆者の耳に合ったことも幸運でしたが、やはりイヤホンがコンパクトになってユニバーサルフィットを実現できたことが大きいと思います。装着した時に耳から飛び出して見えないデザインもスマートです。

↑イヤホンが耳から飛び出して見えないデザインも好感触

 

2つめは本体がIPX4相当の防滴対応になったこと。夏場はスポーツをしていなくても、イヤホンを装着している状態でふつうに汗をかくこともあるので安心できます。筆者はジョギングをするときにもイヤホンを着けて音楽を聴くことが多いので、ふだん使いとワークアウトの境界をまたいで1000XM4を使い倒せるようになることが、とてもありがたいです。

 

そして最後に、1000XM4がソニー独自の立体音楽体験「360 Reality Audio」の認定イヤホンであることにも注目したいと思います。アップルは6月から独自の音楽配信サービス「Apple Music」で、没入感あふれる「空間オーディオ」のコンテンツ配信をスタートして話題を呼んでいます。ソニーの360 Reality Audioも没入感あふれる音楽体験がスマホとイヤホンの組み合わせで楽しめる新感覚のオーディオコンテンツを実現する技術です。

 

1000XM4のようなワイヤレスイヤホンとスマホによる組み合わせの場合は、現在音楽配信サービスのDeezerが邦楽を含むバラエティ豊かな作品を提供しています。月額1470円のDeezer HiFiに契約すると「360 by Deezer」アプリから360 Reality Audio対応のコンテンツが楽しめます。

↑Deezerで360 Reality Audioの楽曲を試聴してみました

 

スマホに360 by Deezerアプリを投入すれば、有線・無線を問わず様々なヘッドホン・イヤホンで360 Reality Audio対応のコンテンツを聴くことができます。1000XM4のような“認定イヤホン・ヘッドホン”で聴くと、さらにリスニング体験の迫力がアップ。今後はAmazon Music HDなど360 Reality Audioのコンテンツが楽しめる様々な音楽配信サービスが増えてくるはずなので、今が360 Reality Audio認定イヤホンでもある1000XM4の買い時だといえます。

 

1000Xシリーズの伝統に則って、WF-1000XM4にはブラックとプラチナシルバーの2色が揃いました。あえて筆者が本機について不満に感じる点を挙げるとすれば、この機にカラバリを増やしてほしかったことですが、これを除けば本機を今すぐに買わない選択肢はないように思います。筆者が2021年の暮れに「今年のベストイヤホン」として推すべき有力モデルに早くも出会ってしまったように思います。

↑ブラックとプラチナシルバーの2色展開

 

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編集部が激推したい! 「BlueParrott M300-XT」でテレワークと趣味の不満もパーフェクトに解消された

昨今ではテレワークの機会が増え、GetNavi web編集部でもオンラインでの取材やインタビューが当たり前に。編集部のオーディオ担当・一條は、テレワークをいかに快適にするか研究していましたが、そんなときに出会ったのが、プロユースで定評のあるBlueParrott(ブルーパロット)のBluetoothヘッドセット「BlueParrott M300-XT」です。

 

BlueParrottは、ワイヤレスイヤホンEliteシリーズなどで知られる人気ブランドJabraの製品を製造販売しているGNグループのブランドのひとつで、Jabraとは姉妹ブランドにあたります。

 

音質、通話性能、接続性の高さに定評のあるJabraの姉妹ブランドだけあって、BlueParrott製品の音声品質の良さも折り紙つき。現場作業や運送業などで使われるプロユースのヘッドセットを手がけており、激しい騒音が伴う環境でも、ノイズキャンセリング技術によってクリアな通話を実現できるとして、世界中で支持されています。

 

この5月に登場した最新モデル「BlueParrott M300-XT」は、片耳タイプのBluetoothヘッドセット。筆者は発売されてから2週間以上このM300-XTを使っていますが、その通話音質のクオリティの高さに惚れ込み、いまでは仕事やプライベートに欠かせないマストなパートナーになりつつあります。

BlueParrott M300-XT

実売価格1万880円

ハンズフリーで通話しやすい片耳タイプのBluetoothヘッドセット。約80%の騒音を除去するノイズキャンセリングマイク搭載。マイク、フック部分を回転させることにより、左右どちらの耳にも装着できます。最長約14時間通話可能、最長約420時間の待ち受け時間。最大8台のデバイスまでペアリングでき、その内2台に同時接続(マルチポイント接続)できます。

→アマゾンでの購入はコチラ

 

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なぜそんなにM300-XTを気に入っているのかというと、その理由は3つあります。

 

【ポイントその1】耳を塞がないから疲れにくく、周囲の音も聞こえる

1つめは、ヘッドセットを装着していても周囲の音がしっかり聞こえること。外観を見て頂ければわかる通り、M300-XTは片耳タイプなので、装着していないほうの耳がフリーになります。また、耳を塞ぐ一般的なカナル型イヤホンと異なり、吸盤のような形のイヤージェルを耳の穴に軽く乗せるように装着するので、イヤホンを付けている側の耳もある程度周囲の音が聞こえます。

↑独特な形状のイヤージェルを耳穴に乗せるように装着します。イヤージェルは3サイズ付属

 

一般的なカナル型のワイヤレスイヤホンを付けていたころは、テレワーク中に突然背後から家族に肩を叩かれてビックリしたことが何度もあったのですが、M300-XTなら会話をしていても家族の呼びかけに気づくことができるので、突然呼ばれて驚くことがなくなりました。これ、テレワーク経験者のあるあるですよね。特に、自宅で小さいお子さんがいる場合は、常に気を配ることができるので安心です。

↑オフィスでオンライン会議に参加するときにも、周囲の音を聞けて便利

 

このイヤージェルにはもうひとつ良さがあって、耳穴に入れないので長い時間装着していても耳が疲れにくいのです。本体の重量もわずか20gなので付け心地が軽く、1日中通話したりオンライン会議するようなときも安心して使えます。

 

【ポイントその2】とにかく通話時の音質がイイ!

2つめのお気に入りポイントは、「とにかく通話品質が良い」こと。M300-XTは2つのマイクを使用する「2-マイクテクノロジー」により、周囲の雑音を約80%除去することができます。騒がしい環境で使用しても騒音に邪魔されることなく、相手とクリアな音声で通話できるのです。

↑2つのマイクで声を効率的に拾いつつ、余計なノイズを抑えてくれます

 

この「2-マイクテクノロジー」によるノイズ除去性能の高さは、自宅でテレワークしているときはもちろん、取材などで外出するときや移動中の通話で特に威力を発揮します。通話しているときに自分の音声を聞くことはできないので気づいていない人も多いのですが、屋外で通話していると、クルマの走行音や街を行き交う人の会話、駅のアナウンスなど周囲の様々な音がノイズとなって通話の妨げとなります。また、歩きながら話していると風切り音や衣服がこすれる音なども耳障りなノイズに。ひどいときは、「声が聞き取りにくいので後でかけ直してくれますか?」と言われてしまうことも。

 

そんなシーンでも、このM300-XTはバツグンの音質を保証してくれます。試しに、街中を歩きながらスマホで直接通話した音声と、M300-XTを使って通話した音声を録音してみましたが、その差は歴然。M300-XTを使うと周囲のノイズを抑えてクリアな音質で通話できることがわかります。

 

筆者の場合、1日の予定にオンライン会議や打ち合わせが3~4つ入ることもあるので、スマホを使って移動中に参加することも多いのですが、このM300-XTを使うようになってから、「ちょっと声が聞こえにくいです」と指摘されることもなくなりました。移動中の通話が多い人にぜひ試してもらいたいですね。

↑移動中にオンライン会議に参加することが多い筆者にはマストなアイテムです

 

 

【ポイントその3】スマホを持ち歩かなくても接続が切れない!

お気に入りポイント3つめは、「ワイヤレス接続距離が最大100m」(※)という点。一般的なBluetoothイヤホンは、壁や障害のない環境で最大10m程度のワイヤレス接続範囲となっていますが、このM300-XTはその10倍となる最大100mまで対応しています。その結果、日常生活ではほとんどワイヤレス接続範囲の制限を気にすることなく自由に動き回ることができます。

※:接続するデバイス、使用環境により異なります

 

例えば、自宅でテレワーク中に宅配便が届き、玄関まで荷物を取りに行くとき。うっかりスマホを置き忘れたままだと、ヘッドセットの接続が切れてしまうことがありますが、M300-XTならスマホを置いたまま玄関まで行ってもまったく切れません。

 

これがもっとも活躍するのは、趣味の土いじりをしたり、大好きな自転車のメンテナンスをしているとき。作業の邪魔になりやすいスマホは自宅の中に置いておき、M300-XTを付けたまま自宅の外で作業していると、ふいに電話がかかってきても、M300-XTのBlueParrottボタンを押すだけで通話することができます。通話中にガレージに道具を取りに行ったり歩き回ったりしても問題ありません。自宅でDIYをやる人にもオススメです。

↑スマホを自宅に置いたまま、庭や屋外で通話することができます

 

また、M300-XTはIP54相当の防塵・防水性能を備えているので、不意に雨が降ってきても慌てる必要がありません。アウトドアなどでも安心して使えます。

↑本体には電源ボタンや音量調節ボタンも備えています

 

 

高音質なヘッドセットはニューノーマル時代のマストアイテム!

このように、一般的なワイヤレスイヤホンとは一線を画す通話品質の良さが特徴の「BlueParrott M300-XT」は、テレワークやオンライン会議の機会が増えたニューノーマル時代のマストアイテムといえます。

 

「テレワークでオンラインのやりとりが増えた」「通話中に『声が聞こえにくい』と言われる」「移動中の通話の音質をもっとよくしたい」などのお悩みをお持ちの方は、ぜひ試してみてください。

 

また、趣味でDIYやアウトドアを楽しむ方にも「BlueParrott M300-XT」はピッタリ。ハンズフリーで使用できるので、作業中で手が離せないときでも手軽に家族や友人と通話を楽しむことができますよ。

 

→アマゾンでの購入はコチラ

 

撮影:我妻慶一

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

NUARL発の音楽ライヴをレビュー! どんなシーンでもライヴに没入できる、NUARLノイキャンイヤホンの実力にも驚嘆!

新型コロナウイルスのまん延によって、日本のみならず世界中でエンターテイメントにまつわる活動がストップさせられた。そうした厳しい状況下で、音楽の火を絶やすまいとして、ミュージシャンたちがファンとのつながりを求めて行ったのが配信ライヴだ。

 

自宅にいながらにして、好きなミュージシャンのパフォーマンスに触れられる機会が一気に増えたことで、新しい音楽の楽しみ方が加わったと言っていい。また、スマートフォンやタブレットなどで場所を選ばずに気軽に参加できるのも配信ライヴの魅力のひとつとして挙げられ、没入して楽しむために高音質のワイヤレスイヤホンを買い求めたという人が筆者の周りにもいる。テレワークが進み、ノイズキャンセリングイヤホンの需要も高まっていることを考えると、高音質かつノイズキャンセリングというワイヤレスイヤホンのトレンドは今後も続いていきそうだ。

 

そんな中、ハイコスパで高品質な完全ワイヤレスイヤホンを多く輩出しているイヤホンブランド「NUARL」から、新たなノイズキャンセリングイヤホン「N10 Plus」が4月に発売された。

↑NUARLならではの高音質とアクティブノイズキャンセリングを搭載したハイエンドモデル。マルチポイント接続、低遅延ゲーミングモード、aptX Adaptive、Google Fast Pairなど多彩な機能性を誇る

 

価格は1万9800円(税込)と、ノイズキャンセリング機能搭載モデルとしては比較的手ごろな価格ながら、アプリと連動して消音具合をコントロールできるなど使い勝手の良さも備えるモデルだ。

 

NUARLと言えば、ミュージシャンのスペシャルライブやインタビューの配信など、特設サイトを中心に展開するオンラインプロモーション「BACK TO STAGE」を現在展開しており、自ら配信ライヴを手掛けて音を届けるきっかけを生み出している。

BACK TO STAGEの詳細はこちら

 

配信ライヴの第二弾が6月17日に行われ、ミツメ、古舘佑太郎、松本素生(GOING UNDER GROUND)が登場。それぞれ個性の異なる3組が、こんなときだからこそ音楽をダイレクトに届けたいという思いがディスプレイを通して伝わってくるパフォーマンスを披露してくれた。今回はせっかくのN10 Plusのレビューなので、NUARLが手掛けた配信ライヴを試聴しながらその実力を確かめてみたいと思う。ノイズキャンセリングの特性を感じるためにも自宅、地下鉄、カフェと環境音が異なる3つのシチュエーションで動画を鑑賞した。

 

■ライヴアーカイブ動画

 

 

 

 

シーン1:自宅でじっくりミツメの演奏を鑑賞

 

下北沢のLIVE HAUSで行われた「BACK TO STAGE ONLINE LIVE」第二弾のオープニングに登場したのはミツメ。シャムキャッツやスカートらと共に2010年代から東京インディー・シーンを盛り上げてきた5人組のインディー・ロック・バンドで、ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』の主題歌「Presence」を手がけたSTUTSをフィーチャーしたシングル「Basic」を4月にリリースして話題を呼んでいる。

 

 

センシティヴかつ変化に富んだギター・サウンドと、あいみょんのプロデュースも手がける川辺 素の甘いヴォーカルが浮遊するようなパフォーマンスが特色のミツメ。PCにディスプレイをつないでライヴを鑑賞したが、「N10 Plus」はその繊細な佇まいを正確に捉えつつ、ほかの音に隠されてしまいがちな音の細部も明るみにしていた。10mm径ダイナミック型フルレンジドライバーが鳴らす、高域の余裕のある伸びや低音を過度に強調しない適正な量感は耳にも優しく、約30分の演奏も聴き疲れせずに楽しむことができた。

 

 

淡々としているように見えて、起伏のあるメロディが心にいくつも引っかかりを残したこの日の演奏でひときわ印象に残ったのがラストの「トニック・ラブ」。哀愁を漂わせたサイケデリック・シティ・ポップとも呼べそうなサウンドの分離感が特に良く、バンドの息の合ったアンサンブルもすばらしかった。

 

【ライヴアーカイブ動画を見る】

 

【ミツメのライヴフォトを見る】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは表示できません。

 

シーン2:地下鉄の車内でノイズキャンセリングを試しつつ、古舘佑太郎の響く声を聴く

二番手に登場した古舘佑太郎のライヴは移動中の地下鉄で観た。車内の騒音を抑えるためにノイズキャンセリングモードの設定をあらかじめ用意されたスマートフォンのアプリから行なうことができる。ノイズキャンセリングモードには音質優先、バランス、ANC(アクティブ ノイズキャンセリング)優先があり、それぞれのモードで試してみた。

 

ソロでも活躍する古舘は、アコースティック・ギター一本でステージに登場。まず音質優先モードで、1曲目の「フォーピース」を鑑賞した。アコースティック・ギターのナチュラルな響きやボディを叩く音もノイズキャンセリングにありがちなこもった感じがなく、見晴らしの良い音場が広がっていく。感情がほとばしるヴォーカルもリアリティがあり、ダイレクトに飛び込んでくるようで、地下鉄の中にいることを忘れるほどの没入感に包まれていった。

 

続いてはバランスモード。より遮音性が高まり、音が少し丸くなった印象を受けた。しかし、音の明瞭感に変化はなく、高域が伸びて声のニュアンスもはっきり表現できていた。地下鉄のような騒々しい場所にはうってつけのモードと言える。

 

最後はANC優先モードを試してみた。少し音場が広がったイメージだが、音の美しさに変わりはなく、アコースティック・ギターの柔らかな音色も心地良く、最も遮音するモードでも音質がしっかりと担保されていることがわかった。耳に容赦なく入ってくる騒音を3段階で遮断し、音を再生していなくても、集中したり、心を落ち着かせたりしたいときにもノイズキャンセリングモードは使えそうだ。

 

【ライヴアーカイブ動画を見る】

 

【古舘佑太郎のライヴフォトを見る】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは表示できません。

 

シーン3:外音の入るカフェのテラスでも、しっかりと聴き込めた松本素生の名演

 

地下鉄から降りて、今度はカフェのテラスで仕事をしながら松本素生のパフォーマンスを聴いてみた。松本も弾き語りスタイルで、ギターを軽快にかき鳴らしながら歌っていく。やはり外でもノイズキャンセリングモードの実力を発揮。目にしているのはカフェの景色だが、まるでライヴハウスにいるような臨場感を創出してくれる。

 

サニーデイ・サービスの曽我部恵一がプロデュースした「望郷東京2020」で幕を開けたライヴは、実直に心を込めて歌い上げる松本の感情が静かに高ぶっていく様子をキャプチャーしており、その過程をN10 Plusはつぶさに伝えてくれる。自らのヒーローである元ザ・ブルーハーツのふたりを歌った「ヒロトとマーシー」は、今回の配信ライヴのテーマである“原点回帰”にまさにふさわしい楽曲で、ギターのストロークも思わず力が入り、疾走感が高まっていく。そんな高揚感もクリアに余すところなく届けてくれ、こちらも時間を忘れて聴き入ってしまった。

 

後半には「BACK TO STAGE」の監修を務めるサニーデイ・サービスのベーシスト、田中貴がスペシャル・ゲストとして登場。旧知の仲である田中を迎え、リスペクトするサニーデイのカヴァー「雨が降りそう」と「春の嵐」を披露。田中のドライヴ感あふれるベースの低音もアコースティック・ギターにマスキングされることなく、しっかりとした存在感を放っており、一体感のある演奏を楽しませてくれた。

 

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三者三様のライヴだったが、「N10 Plus」のどんなシチュエーションでも音楽を手軽で高品位に楽しめるポテンシャルを実感させられた。日常に戻るにはもう少しかかりそうな状況で、音楽に触れる楽しさと喜びを「N10 Plus」がもたらしてくれることだろう。

 

撮影/古溪一道(ライヴ)、中田 悟(製品)

レトロデザインがおしゃれなニコンのミラーレス一眼「ニコン Z fc」登場

ニコンイメージングジャパンは、APS-Cサイズのミラーレス一眼カメラ「ニコン Z fc」を発表しました。発売は7月下旬を予定しています。なお、7月1日の10時から予約販売を開始します。

 

ニコン Z fcは、ニコンの歴史的なカメラ「FM2」にインスパイアされたデザインを「Zシリーズ」で初めて採用したモデル。レトロな外観になっているほか、ダイヤルデザインや「Nikonロゴ」の刻印を取り入れるなど、細部にまでこだわっています。また、ボディはマグネシウム合金を採用しており、高い堅牢性を備えているのもポイントです。

 

さらに、Zシリーズとしては初のバリアングル式モニターを搭載。モニターを横方向に開くことができるので、Vlog撮影などに使用できるとしています。なお、モニターは正面に向けると自動的に自撮りモードに切り替わります。このほか、0.39型のEVFも搭載しています。

 

スペック面では、有効画素数2088万画素のCMOSセンサーと画像処理エンジン「EXPEED 6」を搭載。これにより、静止画・動画ともに細部や質感を鮮明に描写できるとしています。また、ISO感度は100-51200までをカバー。暗い場所でもクリアな撮影が可能です。

 

さらに、2020年末に登場した「ニコン Z 7II」や「ニコン Z 6II」に搭載された、人物やペットの瞳にピントを合わせる「瞳AF」「動物AF」を採用。これに加えて、広い範囲で顔や瞳をより確実に捉える「ワイドエリアAF」も採用し、画面内に複数の人物や動物がいる場合でも、狙った人の瞳やペットの瞳にピントを合わせることができます。

 

動画は4K UHD(3840×2160ドット)30pの撮影が可能。瞳AFや被写体を追い続ける「フルタイムAF」にも対応しています。

 

カメラとiOS端末およびAndroid端末を連携できるアプリ「SnapBridge」にも対応。カメラで撮影した静止画・動画をSNSで簡単に共有できるほか、カメラの最新ファームも入手できます。

 

本体サイズは約幅134.5×奥行き43.5×高さ93.5mmで、レンズやバッテリーを含めた重量は約445gです。インターフェイスはUSB Type-C、HDMI、ステレオミニジャックをそろえます。

 

なお、キットレンズは「NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR」をベースに、シルバーカラーを採用した標準ズームレンズと、単焦点レンズ「NIKKOR Z 28mm f/2.8 (SE)」が付きます。

夏休みを激写! 意外と本格的な「キッズカメラ」おすすめ4選

スマホで写真を撮っていると、「撮らせて!」と子どもが使いたがることはありませんか。とはいえ、子どもにスマホを渡して好きなように使わせてしまうのは、ちょっと心配ですよね。でも子どもの感性や、「やりたい!」という好奇心は尊重してあげたい……そこでおすすめなのが、子どもでも簡単に写真を撮れるキッズカメラです。子ども向けとはいえ、最近のキッズカメラは高画質で、防水など多彩な機能を備えた高性能なものばかり。今回は、好奇心旺盛な子どもにおすすめのキッズカメラをご紹介します。

 

目次

 


1800万画素の本格的な写りに子どもも満足!


SweetHeart 子供用デジタルカメラ 1800万画素 2.0インチIPS画面

キッズカメラながら、1800万画素、写真解像度は4896×3672、ビデオ解像度は1920×1080と高性能な製品。フラッシュライトは高輝度で反応が速く、夜間や暗い室内の写真も綺麗に撮影できます。連続撮影、ビデオ録画、顔認識機能、タイムラプス写真、自撮り機能、4倍ズームでの撮影、多種類のフレームモードとフィルターモードなどを搭載。なかでも顔認識機能では自動で笑顔を認識しシャッターを切るので小さな子どもでも簡単に使えます。

【詳細情報】
サイズ:181×99×67mm
重量:約90g
カラー:ピンク・ブルー

 


大きなディスプレイと8倍のデジタルズームで撮り応えバッチリ!


CamKing キッズカメラ 防水

通常使用だけでなく、水中でも使用できるキッズカメラです。電池ケースは水が入らないようになっており、水深3mまでの防水性を持ちます。画像形式はJPEG、ビデオ形式はAVIです。2.7インチの液晶ディスプレイと8倍のデジタルズームに加え、2秒、5秒、10秒遅れで撮れるタイマー機能、録画機能を搭載。レビューでは「おもちゃの延長線で購入しましたが、子ども用とは思えない性能に驚きました。せいぜいガラケー程度の画素数かと思っていましたが、まさかの中々の高画質です(笑)。子どもよりも親のほうが驚くと思います」と高評価を得ています。

【詳細情報】
サイズ:118×68×27mm
重量:116g
カラー:ブルー、レッド

 


インカメラ搭載で自撮りも思うまま!


DROGRACE 子供用デジタルカメラ デュアルカメラ

フロントカメラだけでなくインカメラも搭載しており、自撮り写真も動画も、思うままに撮影できるキッズカメラです。両側には、人間工学に基づいた、滑りにくく持ちやすい取っ手がついている上、角のないデザインで、小さな子どもにも安心です。5秒のタイマー撮影機能、40種類のフレームモードと7種類のフィルターモードを搭載しています。1200mAhのバッテリーを内蔵しており、USBケーブルでの充電が可能。

【詳細情報】
サイズ:150×78×28mm(レンズ除く)
重量:約160g
カラー:レッド、ピンク

 


深度30mまで防水対応!水中撮影もできるキッズカメラ


DROGRACE キッズカメラ 防水 30M IP68対応

防水ケースが付属しており、深度30mまでの防水に対応するキッズカメラです。耐水性に優れているため、水泳やシュノーケリングなどの水中撮影にも活躍します。顔認識オートフォーカス、連写機能、タイマー機能、露出補正機能、40種類のフレームモードと7種類フィルターモードを搭載。ユーザーからは「結構な高性能で子どもには十分すぎるぐらいです。アクションカメラという楽しいおもちゃができて、子どもも大満足しております」と好評。

【詳細情報】
サイズ:約50×50×20mm
重量:約50g
カラー:レッド

 

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カスタマイズの自由度が高い! JBLのワイヤレスイヤホン「LIVE PRO+ TWS」レビュー

2021年も半分が過ぎたところで、オーディオブランド各社による左右独立型完全ワイヤレスイヤホン新製品の発表・発売が佳境を迎えています。今回はJBLのアクティブ・ノイズキャンセリングと外音取り込み機能を搭載する新製品「LIVE PRO+ TWS」をレポートします。

↑JBLの完全ワイヤレスイヤホン「LIVE PRO+ TWS」

 

LIVE PRO+ TWS(以下:LIVE PRO+)は“JBL史上最高のフィット感”をうたう、スティック型デザインのワイヤレスイヤホンです。注目すべきポイントは快適な装着感、11ミリの大口径ドライバーによるパワフルなサウンド、ノイズキャンセリング機能の効果など。モバイルアプリ「JBL My Headphones」との連携により実現する多彩な機能も見逃せません。

 

JBLオンラインショップと、JBL by HARMANの公式楽天市場店限定モデルとして6月25日に発売され、実売価格は1万7800円(税込)。カラーバリエーションはホワイト/ベージュ/ブラックの3色です。

 

スティック型デザインを活かした安定感抜群の装着性

LIVE PRO+はアップルのAirPodsシリーズに代表されるスティック型デザインとした完全ワイヤレスイヤホンです。左右スティックの先端には通話専用のビームフォーミングマイクを内蔵。ハウジングの厚みが約14ミリとスリムなので、装着した状態でイヤホンが耳から飛び出ているように見えない軽やかな着こなしスタイルも魅力的です。

 

筆者はスティック型デザインのイヤホンは耳もとでとても安定するので、特に体を動かすスポーツシーンではこれを好んで使います。LIVE PRO+は本体をIPX4相当の防滴仕様 としているので汗濡れにも強く、スポーツ向きのワイヤレスイヤホンであるともいえます。

↑右はアップルのAirPods Pro。サイズ感はよく似ています

 

パッケージにはサイズ・形状が異なる5種類のシリコンイヤーピースが付属します。フィット感を調節すると音の聞こえ方のバランスも変わるので、ベストなイヤーピースは慎重に選びたいものです。専用アプリに搭載する「最適なフィット感をチェックする」という機能により、選んだイヤーピースが自分の耳と適切にフィットしているものなのかが、わずか数秒間で測定できます。

↑正しいフィット感が得られるよう、アプリに調整機能が搭載されています

 

ANC・外音取り込みのバランス調整が便利

LIVE PRO+にはアクティブノイズキャンセリング(ANC)とアンビエント機能が搭載されています。それぞれの機能をフル活用するため、専用アプリ「JBL My Headphones」をスマホにインストールしましょう。アプリはiOS/Androidに両対応。今回筆者はGoogle Pixel 5にインストールしています。

 

アプリのホーム画面では左右イヤホンと充電ケースのバッテリー残量を確認できます。LIVE PRO+のスタミナ性能については、ANC機能をオンするとイヤホン単体で約6時間の連続音楽リスニングが楽しめます。ケースによる充電を繰り返せばトータルで約24時間のリスニングに対応します。

↑JBLのワイヤレスヘッドホン・イヤホン用「My JBL Headphones」アプリ。ノイズキャンセリングの切り換え、タッチセンサーリモコンの操作方法の設定などが可能です

 

ANCとアンビエント機能の切り替えはアプリのホーム画面から行うか、または左右イヤホンのタッチセンサーリモコンで行います。リモコンの操作方法はアプリから自由に割り当てることができます。筆者はANCとアンビエントの切り替えをよく使うので、左イヤホンのシングルタップに設定しました。

 

音楽を再生しない状態でANCとアンビエント機能の効果を確認してみたところ、ANCは効果はかなり強力であると感じました。賑やかなカフェでは人の話し声がスッと消えて、機械で豆を挽く音やエアコンのノイズもバランスよく減衰します。

 

ノイズキャンセリングの強度はアプリから「日常」「トラベル」「アクティブ」の3段階を選んでスイッチできます。トラベルに切り換えると消音効果が強くなります。地下鉄や飛行機に乗るときにはトラベルモードが最適だと思います。アクティブと日常モードの強弱はさほど変わらないと感じました。むしろ屋外で歩きながら音楽を聴くときなどにはアンビエント機能を使うべきでしょう。

↑ノイズキャンセリング、アンビエント機能のパターンが選択できます

 

アンビエントサウンドには周囲の環境音を中心に取り込む「アンビエントアウェア」と、会話音声の取り込みに適した「トークスルー」の2種類がプリセットされています。どちらのモードも自然な外音取り込みのバランスを重視しているようで、マイクに由来するノイズが少なく、また音楽再生を始めると、音楽と環境音を違和感のないバランスにミックスしてくれました。

 

JBLらしい楽しく聴けるアクティブなサウンド

LIVE PRO+が対応するBluetoothオーディオのコーデックは、昨今では最も一般的なAACにSBCという構成です。Amazon Music HDからいくつかの楽曲を聴いてみました。ANCはオンで日常モードを選択しています。

↑LIVE PRO+ TWSのサウンドをAmazon Musicのコンテンツで試聴しました

 

Official髭男dismの「Pretender」では、温かみのあるボーカルの安定感が魅力的でした。ベースラインがしっかりと太く、声や楽器の音の輪郭が力強く描かれます。弾力感の豊かなリズムが体の芯を心地よく刺激します。ボーカリストのハイトーンがもっとクリアに突き抜けるイヤホンもありますが、本機の場合は中高域を柔らかくまとめあげて、音楽の心地よい一体感をより強く楽しませてくれるところに持ち味があります。JBLらしい音づくりだと思います。

 

続いて、ビル・エヴァンス・トリオのアルバム「Waltz for Debby」からタイトル曲の「Waltz for Debby/take1」を聴きました。美しく流れるピアノのメロディが徐々に熱気を帯びて、ウッドベースのタイトなリズムと心地よく溶け合います。同じJBLの兄弟機である「JBL CLUB PRO+ TWS」はドラムスのブラッシングなど、中高域の繊細な表情をクリアに引き立たせるタイプですが、こちらのLIVE PRO+の中高域はパンチが効いていて、楽しく聴けるアクティブなサウンドを楽しめるところに特徴があります。

 

LIVE PRO+のサウンドはANC、またはアンビエントサウンドの機能が「オンの状態」がベストなコンディションであるといえます。ANCとアンビエントサウンドの両方をオフにもできますが、中高域にわずかな雑味が乗る感じがしました。

 

専用アプリには音のバランスを10の帯域に分けて細かく調整できるイコライザーも備えています。ユーザーが好みのバランスに調整した設定値に名前を付けてプリセットとして残し、繰り返し使える便利な機能なので、これもまた活用しない手はありません。

↑専用アプリから任意のイコライザーを設定。保存して繰り返し使えます

 

徹底したカスタマイズが楽しめる

LIVE PRO+には、これまで数多くの完全ワイヤレスイヤホンを発売してきたJBLらしい、先進的な機能が数多く搭載されています。例えば初期ペアリング設定を済ませた後は、独自技術の「Sync」により、イヤホンをケースから取り出した瞬間にもうペアリングが完了するので、耳に装着した時点ですぐに音楽再生をスタートできます。筆者が試した限りでは、スマホとイヤホンのあいだ、左右のイヤホン間で通信が不安定になることもありませんでした。

 

タッチセンサーリモコンの感度は鋭すぎず、ちょうどよいバランスだと思います。感度のバランスは誤操作の発生にも直結する大事なポイント。リモコンについては、ANCとアンビエントサウンドのモードを切り換えたときに「現在の状態」がどちらなのか、音声で知らせてくれるガイドがあればなお便利だと思いました。

 

専用アプリのホーム画面にならぶ「スマートオーディオ&ビデオ」の中に、動画再生時の音声とのずれを解消する「ビデオモード」が搭載されています。YouTubeやその他の動画サービスを楽しむ際に、ビデオモードを選んでおけば口もとの動きに音声がピタリと合います。

↑ビデオ再生に最適な「スマートオーディオ&ビデオ」の中に搭載されている「ビデオモード」

 

LIVE PRO+はその多彩な機能を上手にカスタマイズしながら使いこなせば、AirPodsなどライバルのイヤホンを超える上質なポータブル音楽再生が楽しめる“お買い得”なワイヤレスイヤホンだと思います。

 

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ハイセンスが大画面75V型の4K液晶テレビ「75A6G」を7月に発売、手を出しやすい16万円台

ハイセンスジャパンは6月25日、BS/110度CS 4Kチューナーを内蔵した75V型の液晶テレビ「75A6G」を発表。7月上旬に発売します。市場想定価格は16万円前後(税込)です。

 

75A6Gは、基本的な映像処理に加えて、さまざなコンテンツやシーンに特化した映像処理を施す「NEOエンジンLite」を搭載。これにより高い表現力を実現しています。NEOエンジンLiteは、2021年2月に登場した50V型モデル「50A6G」にも搭載されたもので、今回さらに大型モデルに採用した形です。

 

また、ノイズを抑えながら自然で滑らかな映像にアップコンバートする「4K復元」や、ネット配信の映像やVODコンテンツを分析して色濃度/輝度/ダイナミックガンマ補正など最適な映像処理を施す「AIネット映像高画質処理」などを搭載。

 

さらに、映像においてディテールの細かいエリアは精細感を上げて、ノイズが目立ちやすいエリアはより滑らかな映像になるノイズリダクション機能「エリア別クリア復元」や、小さな文字の周りやエッジ周辺、処理範囲が広いときに出るさまざまなノイズを低減する「クリアノイズ処理」など、ノイズを抑える技術もふんだんに採用されています。

 

このほか、遅延を抑える「ゲームモード」や、スピーカーの3次元マトリックス測定と独自の音響解析理論に基づく、最先端の音響最適補正技術「Eilex PRISM」に加えて、HDR10とHLGに対応。

 

インターフェイスは、HDMI入力×3、ビデオ入力、光デジタル出力、ヘッドホン出力、USB×2、有線LANをそろえています。また、チューナー数は、BS/110度CS 4K×1、地上デジタル/BS/110度CSデジタル×2となっています。

NUARLブランド史上最高音質を目指した完全ワイヤレスイヤホン「N6 PRO2」

エム・ティ・アイは、「NUARL」ブランド史上最高音質を目指した完全ワイヤレスイヤホン「NUARL N6 Pro series 2 TRULY WIRELESS STEREO EARBUDS」(以下、N6 PRO2)を発表。7月下旬に発売します。希望小売価格は1万6500円(税込)です。

 

N6 PRO2は、左右のイヤホンで共通の3ボタンや、安全性の高いバッテリーなど、上位モデルの「NUARL N6 Pro」がそなえる基本性能はそのままに、より音質を向上させたモデル。

 

 

6mm径のダイナミック型ドライバーには、独自の単層カーボンナノチューブ複合振動板を使用した「“NUARL DRIVER”[N6]v5」を改良したものを採用。応答性と伝送率に優れたボイスコイルを組み合わせた「“NUARL DRIVER”[N6]v5X」を使用することで、よりパワフルな低音再生を可能にしています。

 

また、ドライバーを金属筐体に収納することで、有線イヤホンと同じアナログ音調に仕上げたほか、SoCを内蔵したDSPによるデジタル音調を組み合わせることで、繊細なチューニングを実現。全帯域にわたってつながりの良いサウンドを再生するとしています。

 

さらに、銀メッキ仕様の配線を採用して情報量の多い音声を再現したり、米T.B.Iの音質向上技術「HDSS」を採用することで奥行きと立体感のある自然な音の広がりを再現したりと、高音質化の技術がふんだんに盛り込まれています。

 

コーデックは、aptX Adaptiveに対応。これに対応するスマホと組み合わせて使用すれば、音源に合わせて音質や遅延を最適化します。これに加えて、独自の「ゲーミングモード」を搭載しており、aptX Adaptiveに対応していないAndroid端末やiOS端末などでも、コーデックに関わらず低遅延なワイヤレス通信が可能です。

 

バッテリーはイヤホンのみで最大約10時間の連続再生が可能なほか、充電ケースとの併用で40時間以上再生できます。

 

 

このほかスペックは、再生周波数帯域が20Hz~20kHz、防水性能がIPX4相当となっています。イヤホンのサイズは、幅26.0×奥行き20.0×高さ30.0mmで、重量は単体で約7gです。

パナソニックからCDステレオシステム「SC-PMX900」登場、CDからストリーミングまであらゆる音源を1台で再生可能

パナソニックは、CDステレオシステム「SC-PMX900」を7月30日に発売します。市場想定価格は7万6000円前後(税込)です。

 

SC-PMX900は、さまざまな音楽を高音質で楽しみたい人向けに、高音質機能を充実させたうえ、あらゆるコンテンツ再生に対応したモデルです。

 

音質は、Hi-Fiオーディオブランド「テクニクス」の設計思想を取り入れ、フルデジタルアンプ「JENO Engine」などを採用したり、音質チューニングを施したりすることで、上質なサウンドを実現。JENO Engineの採用は、ミニコンポのPMXシリーズとしては初めてとのことです。デジタル信号の揺らぎを削減し、自然ながら音の奥行きや豊かなニュアンスを表現するほか、約-20dbのノイズ低減を実現し、精度の高い信号処理により、音源に含まれる空間情報や音色を再現するとしています。

 

また、44.1kHz/16bitの音源をデジタル処理で88.2kHz/32bitに変換する高精度なリマスター処理も可能。これにより、CD音源をより高音質で楽しむことができます。

 

このほか、SC-PMX900とPCをUSB経由で接続するだけでハイレゾ音源を再生できる「USB-DAC機能」や、DSD再生、Bluetooth、iOSデバイスやMacからネットワーク経由で音源再生できる「AirPlay 2」、スマホから動画や音声をキャストできる「Chromecast built-in」に対応。あらゆる音源再生が可能です。

 

さらに、デザインにもこだわっており、高級オーディオユーザーから評価が高いとされる「アルミ製ボリュームノブ」を採用するうえ、スピーカー部には「黒光沢仕上げ」を施しています。

 

スピーカーユニットは、1本あたりウーハー×1基、ツイーター1基、スパーツイーター×1で、最大出力は60W+60Wとなっています。また、コーデックはSBC/AACに対応しています。インターフェイスは、ステレオミニ×2、USB Type-A、USB Type-B、有線LAN、ラインイン、光デジタル入力などをそなえています。

B&W初の完全ワイヤレスイヤホン「P17」「P15」登場、外出先でも高音質が楽しめるモデルを開発

ディーアンドエムホールディングスは、「Bowers & Wilkins」ブランド初の完全ワイヤレスイヤホン「PI7」「PI5」を発表。6月25日に発売します。ヨドバシ.comでの価格はP17が4万4000円(税込)、P15が2万7280円(税込)です。なお、PI7のホワイトカラーモデルは7月下旬に発売します。

 

両モデルはBowers & Wilkinsが絶対的なパフォーマンスをもたらすために、異例とも言える期間をかけて開発されたとするイヤホン。音質チューニングは、アビーロード・スタジオのモニタースピーカーとしても名高い「800 Series Diamond」を手掛けたチームが担当しており、外出中でもハイクオリティなサウンドを楽しめるとしています。

 

PI7は、完全ワイヤレスイヤホンのフラッグシップモデル。クアルコムのaptX Adaptiveに対応しており、24bit/48kHz音源のワイヤレス伝送が可能。高音質なストリーミングサービスや音楽ファイルを再生できます。

 

↑P17

 

イヤホン本体には、Bowers & Wilkins製カスタム・ドライブ・ユニットと、高域再生用のバランスド・アーマチュア・ドライバーを搭載。さらに、それぞれが専用のアンプで駆動するバイアンプ方式を採用し、深みのある正確な低音などを実現しています。

 

また、周囲の環境を自動的に測定、分析して、環境に応じて最適なノイズキャンセリング処理を実行するアダプティブ・ノイズキャンセリング機能と外音取り込み機能を搭載するほか、それぞれのイヤホンに搭載された3基のマイクによるクリアな通話を楽しめます。

 

バッテリーは4時間の連続再生に加え、充電ケースを併用すれば最大20時間再生が可能な容量を備えています。

 

一方のP15は、「True Wireless Stereo Plus」を採用し、高品質で安定した通信を実現。また、ドライバーはP17と同じBowers & Wilkins製カスタム・ドライブ・ユニットを搭載するうえ、aptXのコーデックに対応しているため、CDクオリティの音源再生が可能です。

 

↑P15

 

さらに、ノイズキャンセリング機能と外音取り込み機能も搭載するほか、高品質な通話も可能としています。

 

バッテリーは4.5時間の連続再生に加え、充電ケースを併用すれば最大24.5時間再生が可能な容量を備えています。

 

カラバリはそれぞれホワイトとチャコールを用意。デザインも共通で美しいディテールを際立たせるカラーアクセントが施されています。

7000円台でノイキャン対応かつ高音質な完全ワイヤレスイヤホン「TE-D01q」

プレシードジャパンは、「AVIOT」ブランドからエントリークラスの完全ワイヤレスイヤホン「TE-D01q」を7月下旬に発売。6月22日から予約受け付けを開始しています。直販サイトでの価格は7590円(税込)です。

 

TE-D01qは、機能、音質、デザイン性を極めながら高いコストパフォーマンスを実現したとうたうエントリーモデル。機能面では、イヤホンと耳とのフィット感を高めることでノイズを低減するパッシブノイズアイソレーションと、アクティブノイズキャンセリング技術を組み合わせたノイズキャンセリング機能を搭載。これにより、会話のような中高音域から電車や車の走行音といった低音域まで、あらゆるノイズを低減させて音楽を楽しめます。

 

また、動画視聴時やゲームプレイ時に映像に対する音の遅延を抑えることができるゲーミングモードを搭載しています。

 

音質面では、10mm径のダイナミック型ドライバーを搭載。さらに時間をかけてチューニングしたとしており、忠実な原音再生にこだわったとのこと。エントリークラスを超えた音楽性豊かで心地よい音を楽しめるそうです。

 

デザイン面では、レッドスピネル、ブラックオニキス、パールホワイト、ラピスブルー、ピンククオーツの、5色のカラバリを用意。さらに、イヤホンの片耳は直径約17mm、重量は約5.5gと小型軽量な設計に仕上げているほか、付属のイヤーウィングを使用することで、快適な装着感を実現しています。

 

バッテリーは、連続再生で最大11時間駆動するうえ、付属のバッテリーケースを使えば最大33時間の再生が可能です。このほかSBCとAACのコーデック、IPX4の防水規格などに対応しています。

Amazonプライムデーでシャープの50V型4K液晶テレビが6万5830円!

Amazon.co.jpでは、本日6月22日の23時59分まで、年に1度のセール「Amazonプライムデー」を実施しています。

 

これにともなって、シャープの50V型4K液晶テレビ「AQUOS 4T-C50BL1」の購入者向けに、2000円オフのプロモーションコードと、15%オフのクーポンが発行されています。

 

これらのクーポンを適用することで、通常販売価格は7万9800円(税込)ですが、6万5830円(税込)で購入できます。製品ページはこちら

 

4K衛星放送を楽しむための「BS4K・110度CS4Kチューナー」を2基内蔵しているため、4K放送を視聴中に、別の4K放送、地上デジタル放送、BS、CSデジタル放送を同時に裏録画することが可能です。また、Amazonプライム・ビデオやNetflix、Huluといった主要な動画配信サービスにも対応。さらに、Android TVも内蔵しているので、複数のサービスにまたがって、横断的に番組を音声検索することもできます。

 

パネルは有機ELではないものの、高機能な大型4K液晶テレビが6万円台で購入できるとは、かなりのお買い得感ではないでしょうか。テレビの買い替えを検討している人は早めの注文が吉かもしれません。

Beatsの「Beats Solo Pro Wireless」が40%オフで2万円以下、Amazonプライムデーでセール

Amazon.co.jpでは、6月22日の23時59分まで、年に1度のセール「Amazonプライムデー」を実施中。

 

これにともなって、Beatsのワイヤレスヘッドホン「Beats Solo Pro Wireless」が通常価格から40%オフの1万9751円(税込)で販売中です。製品ページはこちら

 

公式サイトでもラインアップされている現行モデルで、カラバリのブラック、アイボリー、グレイの3色ともがセールの対象となっています。

 

性能は、周囲の雑音に合わせてノイズキャンセリングの調整を行なうアクティブノイズキャンセリング機能「Pure ANC」に対応。また、Transparencyモードを使えば、音楽を聴きながら、周囲の音を取り込むこともできます。

 

連続再生時間は最大40時間で、さらに急速充電機能「Fast Fuel」に対応。およそ10分の充電で、3時間の再生が可能です。

 

本体は折りたたみ式で、開閉することで電源のオンとオフが切り替わります。

 

Beatsのヘッドホンはその音質のよさと優れた使用感から、ファンも多い製品。新品の現行モデルが1万3000円以上も値引きされるのは、Amazonプライムデーならではです。リモートワークのお供や、普段使いのヘッドホンとして、ぜひ手に入れてみてはいかがでしょう。

LGの55V型4K有機ELテレビがまさかの9万円台、Amazonプライムデーでセール中

Amazon.co.jpは6月22日の23時59分まで、年に一度のセール「Amazonプライムデー」を開催中。

 

これに合わせて、LGエレクトロニクスの55V型4K有機ELテレビ「55BXPJA」の購入者を対象に、6000円オフのクーポンと、15%オフのクーポンが配布されています。クーポン未適用時の価格は12万4470円ですが、両方を適用することで、9万9799円で購入可能。9万円台で、大型有機ELテレビが手に入ってしまうのです。

 

パネルの発色のよさには定評のある同社の製品ですが、本機は機能性にも優れています。チューナーはBS4K、110度CS4K、地上デジタル×2を搭載。外付けのHDDをUSB接続し、番組を録画することも可能です。

 

また、Amazonプライム・ビデオ、Apple TV、YouTube、Netflixなど、主要な動画配信サービスにも対応。本機単体でさまざまなサービスへアクセスできます。

 

さらに、「AIサウンド」と呼ばれる機能も搭載。視聴中の映像のジャンルをAIが分析し、「音声」「映画」「音楽」の3種類にジャンル分けしたうえで、最適なバーチャル4.0chサウンドに変換するというものです。サラウンド規格「Dolby Atmos」にも対応しているため、音にこだわりがある人、臨場感のある音で映画などを楽しみたい人にも最適です。

 

55V型の4K有機ELテレビがこの価格で手に入るチャンスは、なかなかありません。テレビの購入を検討している人は要チェックです!

ノイキャンイヤホンが約6千円! EarFun「Free Pro」はコスパだけじゃない高性能が魅力

夏はアクティブに体を動かしながら音楽を聴きたくなるシーズンです。本体を防水設計として、スポーツシーンや雨天の日の屋外でも音楽を聴きながら過ごしたい方のために、とても手軽に試せるEarFun(イヤーファン)の完全ワイヤレスイヤホン「EarFun Free 2」と「EarFun Free Pro」をご紹介します。

↑EarFunの完全ワイヤレスイヤホン「EarFun Free 2」(左)と「EarFun Free Pro」(右)をレポートします

 

高い防水性能を備えた「Free 2」と「Free Pro」

EarFun Free 2(以下:Free 2)は本体をIPX7相当の強力な防水仕様とした完全ワイヤレスイヤホンです。装着したまま音楽再生をコントロールできるタッチセンサーを左右の本体に搭載。シングルタップ操作による音量のアップ・ダウンにも対応しています。価格は4999円(税込)と大変お手ごろです。

 

EarFun Free Pro(以下:Free Pro)はコンパクトで軽量な本体にアクティブ・ノイズキャンセリング機能を搭載、IPX5相当の防水対応も果たした注目のイヤホン。耳にぴたりとフィットするデザインなので、アクティブに体を動かしながら音楽を楽しみたいシーンにも最適です。本機も5999円(税込)と大変にお手ごろです。

 

aptX対応の高音質な「Free 2」

はじめにFree 2から特徴を詳しく見ていきましょう。本機はとても高い防水性能を備えていますが、外観は日常の音楽リスニング用イヤホンとして気取らずに使えるシンプルなデザインとしています。

↑シンプルなデザインのFree 2

 

イヤホン本体だけでなく、充電ケースも約48グラムと軽くてコンパクト。Qi規格をサポートするワイヤレス充電にも対応しています。イヤホンはフル充電から最大7時間、充電ケースを併用すると最大30時間も持続するバッテリーのスタミナ性能としています。

↑ケースも軽くてコンパクト

 

クアルコムによるBluetoothオーディオの高音質コーデックであるaptX、およびiPhoneのオーディオ性能をフルに引き出せるAACをサポートしたことで、様々なスマホに接続してベストコンディションで音楽再生が楽しめるイヤホンです。

 

Free 2はAndroidスマホやiPhone、その他のポータブルオーディオプレーヤーを含む様々なBluetoothオーディオに対応する音楽再生機器との組み合わせで安定したワイヤレス伝送を実現する「Qualcomm TrueWireless Mirroring」にも対応しています。どんな場所で音楽を聴いても、音途切れやノイズの混入によるストレスがないことも特筆すべき長所です。

 

Amazon Music HDの空間オーディオを聴いてみた

aptX接続に対応するAndroidスマートフォン「Google Pixel 5」でAmazon Music HDの音楽配信サービスの楽曲を聴いてみました。ノラ・ジョーンズのライブアルバム「’Til We Meet Again」の楽曲「Don’t Know Why」では活き活きとしたボーカル、艶やかなピアノの魅力をとてもクリアに浮かび上がらせる解像度の高さを感じさせます。aptX対応を活かして繊細な音の輪郭線を描き、低音再生の反応も鋭く、歯切れのよいリズムがとても心地よく感じられます。5000円前後の同価格帯のワイヤレスイヤホンのなかでは別格といえる音楽再生の高いパフォーマンスを備えています。

↑Free 2はAmazon Music HDの楽曲も高品位に再生できるaptX対応です

 

先日アップルの音楽配信サービスApple Musicに新しく加わった「ドルビーアトモスによる空間オーディオ」はあらゆる無線・有線のヘッドホン・イヤホンで楽しむことができる立体音楽体験です。プレーヤーをiPhone 12 Pro Maxに変えて、Free 2で空間オーディオコンテンツを試しました。

↑Apple Musicで始まった「空間オーディオ」を試聴

 

ビートルズのアルバム「Abbey Road(2019 Mix)」の楽曲「Oh! Darling」はボーカルを中心に置いて、バンドの楽器がワイドに展開。コーラスにゆったりと包み込まれるような没入感が楽しめます。重心の低いベース、バスドラムのキックをズシンと腹の底に響かせるようなFree 2の音の厚みも空間オーディオにとてもよくマッチします。

 

6000円切りでノイズキャンセリング搭載の「Free Pro」

Free Proは筆者が知る最新のアクティブ・ノイズキャンセリング機能を搭載する完全ワイヤレスイヤホンのなかでも、特にサイズがコンパクトで価格がとてもユーザーフレンドリーです。

↑軽快に持ち運べるFree Pro

 

完全ワイヤレスイヤホンは耳にぴたりとフィットさせて装着状態を安定させるデザインの製品が多いため、元から耳の小さい方は実際に使ってみると耳元でイヤホンが安定しなかったり、イヤーピースによる圧迫感が窮屈で苦手という声を聞くことがあります。なるべく本体サイズの小さなイヤホンを選びたくなるかもしれませんが、実はFree Proのように、シリコン製のスタビライザーを使って外耳のくぼみに本体を固定できる完全ワイヤレスイヤホンの方が、装着後外耳にかかる負担を均等に分散できるため、長時間に渡る音楽リスニングを楽しむ場合に負担をより少なく抑えられる可能性があります。

↑シリコン製のスタビライザーにより耳にしっかりとフィットします

 

ノイキャン性能はハイレベル

Free Proのノイズキャンセリング性能をチェックしてみます。本機も左右の側面にタッチセンサーリモコンを内蔵しています。再生・一時停止は左右のダブルタップ、音量のアップ・ダウンはシングルタップで行います。

 

左側イヤホンの側面を3回続けて素速くタップすると、リスニングモードが「アクティブノイズキャンセリング/外音取り込み/ノーマル」の順に切り替わりながらループします。現在設定されているモードは音声ガイダンスにより確認できます。なお右側イヤホンのリモコンをトリプルタップすると「曲送り」になります。

↑本体側面にタッチセンサーリモコンを内蔵

 

充電ケースがコンパクトなうえ、イヤホン単体でフル充電から約7時間の連続音楽再生を楽しめるスタミナが確保されています。手荷物に入れても余計に場所を取りません。ケースの充電には汎用性の高いUSB-Cケーブルが使えるほか、Qi規格に対応するワイヤレス充電機が使えます。コロナ禍が落ち着いてきた頃には、遠方への出張や旅行に持参するイヤホンとして本機の高いポータビリティが真価を発揮すると思います。

↑Free 2とFree ProはともにQi規格によるワイヤレス充電をサポートします

 

賑やかなカフェで、音楽を再生せずにノイズキャンセリング性能を確かめてみました。イヤーピースによるパッシブな遮音効果も含めて、Free Proのノイズキャンセリングはその効果がすぐにわかるほどハイレベルだと感じました。機能をオンにすると近くで話している人の声が聞こえなくなり、さらに音楽再生を始めると店内BGMを気にすることなく深く音楽再生に入り込めます。本機を装着して電車にも乗ってみました。強めの交通ノイズに対しても高い遮音性能を確保しているので、音楽や動画再生の音声がとてもクリアに聞こえます。

 

Free ProはBluetoothのオーディオコーデックとして、iPhoneの実力をフルに引き出せるAACとSBCをサポートしています。Apple Musicの「空間オーディオ」に対応するコンテンツを再生してみると、先に聴いたFree 2よりも、Free Proはさらにタイトで量感の豊かなベースを特徴としていました。

↑Apple Musicの空間オーディオも充実の再現力

 

クリアで鮮やかな中高域の印象がとても強いFree 2に対して、音のつながりがよくスムーズな一体感で魅了するFree Pro。各モデルの持ち味が搭載する機能の違いだけでなく、サウンドの面からもしっかりと感じられるキャラクターの立ったワイヤレスイヤホンです。両方買っても損はないのでは?

 

モバイルゲーミングに違いを実感できる低遅延モード搭載

今回レポートしたEarFunのFree 2、Free ProはともにBluetoothによるワイヤレス音声伝送の遅延を抑える「低遅延モード」を搭載しています。左側イヤホンのタッチセンサーリモコンに2秒間指を添えると音声ガイダンスが鳴り、モードを切り替えたことを知らせてくれます。

↑モバイルゲーミングが快適に楽しめる低遅延モードも搭載しています

 

Google Pixel 5にそれぞれのイヤホンを接続して、簡易なキーボードによる演奏が楽しめる音楽ゲームアプリで低遅延性能を確かめてみました。低遅延モードをオフの状態からオンに切り替えると、アプリのキーボードをタップした瞬間にほぼ遅れることなく音が聞こえてきます。より画面の大きなタブレットと組み合わせれば、本物の楽器に近い演奏が楽しめてしまうかもしれません。

 

エントリー価格のワイヤレスイヤホンにもできることの限界がないことを、EarFunの製品にはユーザーに思い知らせてくれるでしょう。今後も最先端のトレンドを柔軟に取り込みながら進化を続けるブランドとしてEarFunは要チェックです。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

やっぱ有線は1本持っておきたいよね! Lightningで使える手頃な有線イヤホン

完全ワイヤレスイヤホン全盛の時代ですが、完全ワイヤレスを使っていて気になるのは、やはり遅延や、不安定なBluetooth接続。とはいえ、近年発表されているiPhoneには、イヤホンを挿せる3.5mmステレオミニジャックが搭載されていません。

 

6月16日にオウルテックが発売したステレオイヤホン「OWL-EPLT02」は、Lightningコネクタを搭載したiPhone、iPad、iPodで利用できる有線イヤホンです。価格は3580円(税込)。

↑OWL-EPLT02

 

同製品は、完全ワイヤレス使用時の、音の遅延や、人が多い場所でBluetoothの途切れが気になるといった声から生まれたイヤホン。Lightningコネクタに直接挿して利用するので、こうした問題を気にせず動画やゲームを楽しめます。また、セミオープンタイプで耳に負担がかかりにくく、長時間使っても疲れにくい構造になっています。

 

「在宅が増えた点や、動画視聴が増えているなか、安価な完全ワイヤレスでは遅延を起こしてしまい満足に動画を見られない……という声を受け、低価格帯完全ワイヤレスと同等の価格で、本体充電不要のイヤホンを作りました」(オウルテック担当者/以下同)

 

ケーブルにリモコンマイクを搭載しており、ハンズフリー通話やビデオ会議にも使用可能。周りの音が拾えるセミオープンタイプなので、在宅勤務中に使っても、家族の呼ぶ声や玄関のチャイムなどが聞こえます。

↑リモコンボタン操作一覧

 

カラバリ展開はブラック、ホワイト、ピンク、ベージュの4種類。

 

「白黒のほか、ピンクやベージュといった、ユニセックスに使える色をラインナップしました。特にピンク、ベージュは色味を出すため、何度もやり直しを繰り返して完成させました。カラバリだけでなく、Apple純正製品の意匠に引っかからないよう、イヤーピースの形状も工夫しています」

↑OWL-EPLT02(ピンク)

 

同製品はLightning直挿しで別売りのアダプタなども必要なく、充電なしですぐ使えて、遅延や途切れもない、有線イヤホンのメリットを最大限享受できるアイテムといえます。

 

音楽ゲームだけでなく、どんなゲームでも“音ズレ”は気持ち悪く感じてしまうものです。スマホゲームで“絶対負けられないとき”から“黙々と入り込みたいとき”まで、強力な相棒となってくれるでしょう!

「Apple Music」の空間オーディオに対応したBeatsの完全ワイヤレスイヤホン「Beats Studio Buds」

アップルは6月15日、「Beats by Dr. Dre」ブランドから完全ワイヤレスイヤホン「Beats Studio Buds」を発表。発売は今夏としており、価格は1万7800円(税込)です。

 

Beats Studio Budsは、音楽を聴く、映画をストリーミングする、友人と通話するといった幅広いシチュエーションにおける、優れたオーディオ再生と快適さの実現を重視して設計したとうたうモデル。2枚の振動板を採用した独自の8.2mmドライバーを搭載しており、パワフルかつバランスのとれた音響を実現したとしています。

 

また、空間オーディオに対応するため、定額制音楽配信サービス「Apple Music」に加入していれば、臨場感あふれるサウンドを楽しめるそうです。

 

さらに、アクティブノイズキャンセリングと外部音取り込みモードを搭載。アクティブノイズキャンセリングは、風切音や周囲の音を遮断しながら、クリアなサウンドを実現しています。一方の外部音取り込みモードは、イヤホンに内蔵されたマイクから取り込まれた周囲の音を聴きながら、音楽を楽しめます。

 

バッテリーは、最大8時間の連続再生が可能。また、充電ケースと合わせれば、最大24時間再生できます。なお、急速充電に対応しており、5分の充電で最大1時間の再生が可能です。

音楽ライブを見てNUARLの豪華イヤホンをもらおう! 新たな音楽配信ライブ「BACK TO STAGE」6/17(木)開催

エム・ティ・アイ株式会社は、イヤホンブランド「NUARL(ヌアール)」を通じて開催する「BACK TO STAGE ONLINE LIVE supported by NUARL」の第2弾を、2021年6月17日 (木)に配信します(19時スタート予定)。

 

本ライブは、コロナ禍の影響により大きな打撃を受けた音楽業界への貢献を目的に、ミュージシャンの「原点に迫る」プログラムをコンセプトにしています。アーティストの結成初期の楽曲演奏や、影響を受けた楽曲のカバー、オリジナルのアコースティックセットなど、このライブでしか見られないアーティストの「原点」に触れられる配信ライブです(演目は予定)。

 

ライブ視聴者限定にイヤホンプレゼントのスペシャルキャンペーン実施

本ライブ最大の特徴は、NUARLが主催ということでライブを最後まで見ると、視聴者に豪華イヤホンをプレゼントするスペシャルキャンペーンがあること!応募方法は、当日の配信ライブ内で発表とのことです。

 

【無料配信URL】NUARL YouTubeチャンネル

https://www.youtube.com/watch?v=y-9JdkT_UTg

 

 

 

イヤホンブランドが主催ということで最新ガジェットが好きな人から、各アーティストのファンも注目のスペシャルライブ、6/17(木)の配信を見逃さないようにしましょう!

 

■出演アーティスト・プロフィール

ミツメ

↑2009年、東京にて結成。4人組のバンド。2021年3月にアルバム「Ⅵ」をリリース。国内のほか、インドネシア、中国、台湾、韓国、タイ、アメリカなど海外へもツアーを行い、活動の場を広げている。オーソドックスなバンド編成ながら、各々が担当のパートにとらわれずに自由な楽曲を発表。そのときの気分でいろいろなことにチャレンジしている

 

古舘佑太郎

↑2017年、バンド「2」(ツー)を結成し、ボーカル・ギターを担当。 音楽活動の一方、NHK連続ドラマ小説「ひよっこ」に出演、映画「いちごの唄」では主演を務め、役者としても活動

 

松本素生(GOING UNDER GROUND)

↑ロックバンド「GOING UNDER GROUND」のボーカル・ギター。埼玉県桶川市出身、血液型A型。同バンドの楽曲の多くを作詞・作曲するほか、THE COLLECTORS、KinKi Kids、V6、藤井フミヤ、中村雅俊、松たか子、MEG、メロン記念日、ベイビーレイズ、amiinAなど幅広いアーティストに楽曲提供(一部作詞のみ)を行うなど、日本の音楽シーンで精力的に活動中

 

 

■ライブ配信要項

【配信日時】6/17(木)19:00スタート予定  <終了予定21:30頃>

【参加ミュージシャン】ミツメ、古舘佑太郎、松本素生(GOING UNDER GROUND)

【無料配信URL】NUARL YouTubeチャンネル

https://www.youtube.com/watch?v=y-9JdkT_UTg

意欲作が続々登場!注目の新作AV&デジタル機器10選

夏を前にして各社から新製品が続々リリース。今回は、その中でも特に注目すべきスマホ、完全ワイヤレスイヤホンから最先端ガジェットまでを一挙紹介。これまでにない意欲作が続々登場してきた!

※こちらは「GetNavi」 2021年7月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私がチェックしました!】

テクニカルライター

湯浅顕人さん

オーディオからガジェット、アウトドアツールまで精通。アクティブにアイテムを活用する。

 

【その1】カメラもオーディオも極めた5Gフラッグシップスマホ

Androidスマホ

ソニー

Xperia 1 III

価格未定

6月中旬以降発売

世界初の可変式望遠レンズを含むトリプルカメラを搭載した旗艦機。新構造のスピーカーは最大音圧が向上し、映画や音楽を高い臨場感で再現する。21:9の4Kディスプレイは120Hz駆動&最大240Hzのタッチ検出に対応しており、ゲームも快適だ。

SPEC ●ディスプレイ:6.5インチ有機EL●CPU:Snapdragon 888●RAM/ROM:12GB/256GB●防塵/防水:IPX5/IPX8/IP6X●バッテリー:4500mAh●サイズ/質量:W71×H165×D8.2mm/188g

 

↑3.5mmステレオ端子を搭載するほか、最大音圧が40%向上したステレオスピーカーも装備。立体音響技術「360 Reality Audio」にも対応する

 

↑カメラアプリはシャッタースピードやISO感度などを設定可能な「Photography Pro」に一本化。設定の簡単な「BASIC」モードも備えている

 

【プロのインプレ!】広角から望遠まで撮影意図を反映できるカメラ性能がスゴい

「特筆すべきは広角16mmから望遠105mmまでカバーするカメラまわりの豪華さ。素早く正確なAFや低照度撮影の美しさ、さらに多機能な撮影アプリを備え、その性能は群を抜きます」(湯浅さん)

 

↑最下段に屈曲光学系を採用した望遠レンズを搭載。焦点距離を70mmと105mmの2段階で切り替えられる本格仕様だ

 

【その2】首元の熱を吸収する「着るエアコン」が進化!

ウェアラブルサーモデバイス

ソニー

Reon Pocket 2

実売価格1万4850円

ステンレススチール製の金属部を首筋に当てて冷やしたり温めたりできるデバイス。熱を吸収する電子部品「ペルチェ素子」を利用しており、この第2世代では従来比最大2倍の吸熱性能を実現した。新たに耐水・耐汗構造となり、モバイルバッテリーに接続したまま使える。

SPEC ●充電時間:約2.5時間●電池持続時間:COOL/約4時間(レベル1)~約1.5時間(レベル4)、WARM/約4時間(レベル1)~約2時間(レベル4)●使用温度範囲:5℃~40℃●サイズ/質量:W54×H20×D16mm/92g

 

↑別売のネックバンド(実売価格1480円)も用意。冷温部が首元にしっかり密着するフィット性の高い素材で、15gと軽い

 

↑専用アプリでは冷たさ・温かさのレベルをそれぞれ4段階から選ぶことが可能。冷温部の温度チェックや電源操作もできる

 

【プロのインプレ!】性能アップに加え対応ウエアが増えてさらに使いやすく

「冷感素材ではなく、実際に熱を吸収して体表面温度を下げてくれるのが魅力。従来は専用肌着と併せて使う必要がありましたが、ネックバンドが登場したことで使いやすさがアップ。さらに、アパレルメーカーからも対応ウエアが続々登場中です」(湯浅さん)

 

↑対応Tシャツは、セレクトショップ「エストネーション」などで販売中。いずれも首元に本製品の格納ポケットを備え、自然に装着できる

 

【その3】マグネットでiPhoneに固定できる新機軸バッテリー

モバイルバッテリー

Anker

PowerCore Magnetic 5000

実売価格3990円

容量5000mAhのモバイルバッテリー。最新iPhoneで採用されたMagSafeに対応しており、本体をしっかり固定して充電できる。USB Type-C端子を経由して各種機器への高速給電も可能。バッテリー本体の充電もUSB Type-Cケーブルで行う。

SPEC ●容量:5000mAh●USB Type-C入力:5V/2.2A(最大11W)●USB Type-C出力:5V/2A(最大10W)●ワイヤレス出力:5W●サイズ/質量:W93×H63×D16mm/133g

 

↑マグネット式ワイヤレス充電は、iPhone 12シリーズが対応。iPhone 12へは約3時間で最大95%まで充電可能だ(Anker調べ)

 

↑ケースがMagSafe対応なら、装着した状態でもそのままワイヤレス充電可能。いちいちケースを取り外す必要がない

 

【プロのインプレ!】薄型バッテリーで装着しながらでも端末を操作しやすい

「薄さ16mmのスリム仕様で、マグネット式ワイヤレス充電をしたままでもiPhoneを保持しやすいのがうれしい。ワイヤレス充電時に気になる、温度管理や過充電保護、異物検知といった安全機能をしっかりと備えた点は、さすがのAnker製品です」(湯浅さん)

 

↑ワイヤレス充電しつつiPhoneを使えるのが◎。強力なマグネットと滑り止めに加え、握りやすい形状のため片手でも安定して操作できる

 

【その4】後方カメラで追突事故もしっかり記録する

ドライブレコーダー

パイオニア

VREC-DH300D

実売価格2万5980円

前後2つのカメラと3.0型モニターからなるドライブレコーダー。衝撃検知時の録画は別フォルダに保存され、GPSで録画時の位置も記録してくれる。高感度な「STARVIS」搭載のCMOSセンサーで、暗い場所でも鮮明に撮影可能だ。

SPEC ●画素数:約370万(本体)、約200万(リア)●画角:水平112度、垂直60度(本体)/水平105度、垂直55度(リア)●サイズ/質量:W90.5×H101.9×D36mm/125g(本体)

 

↑操作メニューの画面位置は、側面の操作ボタンと連携している。大画面とあいまって、夜間でも操作しやすい

 

【プロのインプレ!】「記録の死角」を大幅に減らせる!

「車両事故で多くの割合を占める追突事故では、ドラレコがあっても後方カメラがないと意味がありません。本機は後方カメラもF1.8の明るいレンズと高感度イメージセンサーを搭載しているので安心できます」(湯浅さん)

 

↑高感度録画機能「ナイトサイト」に対応。スモークのリアガラス越しでも明るく撮れる

 

【その5】デザインを妥協したくない人に最適な健康管理トラッカー

スマートウオッチ

Fitbit

Fitbit Luxe

実売価格1万7990円

心拍数や体温、睡眠状態といった身体情報や、ウォーキングやサイクリングなどの運動量を記録できるスマートウオッチ。アプリと組み合わせ、健康状態の分析も可能。ガイドに従って行うリラックスできる呼吸セッションも用意する。

SPEC ●ディスプレイ:カラー有機EL●計測項目:呼吸数、安静時心拍数、心拍変動ほか●バッテリー持続時間:5日間●耐水性能:50m●サイズ/質量:W17.5×H36.3×D10.2mm/26.2g

 

↑ジュエリーのような輝きを持つ本体。金属射出成形デザインと金属気化技術で実現した

 

↑心拍数表示。有機ELディスプレイにより、明るい屋外でもしっかりと視認できる

 

【プロのインプレ!】男女も場面も問わずにいつでも身に着けていられる

「身体や活動の記録をとるトラッカーは、できれば24時間身に着けていたいもの。高品位なデザインのFitbit Luxeは、フォーマルでもカジュアルでもマッチ。シリコンベルトも装着感が良く、自宅でもずっと着けていられます」(湯浅さん)

 

↑スタイリッシュな外観で、様々なファッションに合わせられる。写真はブラック/グラファイトだ

 

【その6】一台置くだけで立体的な音響空間を創出

ワイヤレススピーカー

ソニー

SRS-RA5000

実売価格6万6000円

7基のユニットを搭載したワイヤレススピーカー。「360 Reality Audio」対応の配信サイトで対応コンテンツを再生すると、周囲360度と上方向から音が聴こえ、部屋のどこにいても音に包まれる感覚を味わえる。

SPEC ●スピーカー口径:約4mm(上向き)×3、約46mm(ミッド)×3、約70mm(サブウーファー)×1●方式:密閉型(上向き、ミッド)、バスレフ型(サブウーファー)●サイズ/質量:W235×H329×D225mm/4900g

 

↑入力切り替えボタン。Wi-Fi(音楽配信サイト)、Bluetooth、有線(ステレオミニ端子)の各接続を切り替えられる

 

↑スマホから本体設定や配信サイトの選択が可能。Amazon Music HDに「360 Reality Audio」対応の音源がある

 

【プロのインプレ!】多数のスピーカーやケーブルを使わずに立体音響を楽しめる

「周囲に多数のスピーカーを設置しなくても、一台置くだけで立体音響が楽しめるのは便利。映画などを6.1chサラウンドで視聴するような使い方はできませんが、2chの音源でも音場を広げてくれる『Immersive AE』機能を備えており、臨場感は十分優れています」(湯浅さん)

 

↑設置例。上方と水平方向に設置されたスピーカーが、反響も利用して立体音響を実現。部屋の形状に合わせて設定を最適化する機能もあり

 

【その7】左右が自動認識で切り替わり手探りでもサッと装着!

ワイヤレスイヤホン

EARIN

A-3

2万7800円

左右独立のワイヤレスイヤホン。耳にフィットするデザインで、長時間の装着でも快適。IP52の防塵・防水に対応する。充電はケースに装着して行い、USB Type-Cとワイヤレス充電を利用できる。4つのマイクでノイズレス通話も可能だ。

SPEC ●再生周波数帯域:20Hz〜20kHz●ドライバー型式:ダイナミック型●充電時間:1.5時間●最大再生時間:5時間●本体質量:3.5g(片方)

 

↑イヤーチップのないオープンタイプのため、非常にコンパクト。それでいてドライバーは14.3mmと大口径で、迫力のあるサウンドを楽しめる

 

↑耳にフィットするデザイン。左右ともにタッチセンサーを装備し、ダブルタップや長押しによって再生・停止などの操作が可能

 

【プロのインプレ!】左右自動認識で着脱が頻繁でもストレスフリー!

「2つのユニットに左右の区別がなく、装着すると配置が自動認識されて左右が割り当てられます。装着時にいちいち左右を確認しなくて済むのは本当に便利で、レジでの会計時などちょっとイヤホンを外すときなどで快適さを実感します」(湯浅さん)

 

↑バッテリーを内蔵したケース。充電時も左右を区別せずに収納できる。本体とケースを併用すると、3時間の充電で最大30時間の使用が可能だ

 

【その8】フォーマルとアクティブを2種類のストラップで使い分け

スマートウオッチ

OPPO

OPPO Band Style

実売価格4480円

心拍数や運動量などを記録するデバイス。ストラップはフォーマルな場にも合うスタイルタイプと、ワークアウト時などに使えるスポーツタイプの2種類が付属する。スマホと連携し、通知の確認や曲再生の操作なども可能。

SPEC ●ディスプレイ:1.1インチ有機EL(126×294ドット)●防水:5気圧●サイズ/質量:W40.4×H17.6mm(ストラップ幅11.45mm)/10.3g

 

↑文字盤の切り替えが可能。初期設定の5種類のほか、スマホアプリ経由で40種類以上を選択できる

 

↑スタイルストラップは付けたままで充電できる。最長12日間の使用が可能

 

【プロのインプレ!】この価格で“全部入り”に近い機能の充実ぶり

「基本的な機能に加え、新型コロナ対策で話題の血中酸素レベル測定や、サイクリングや水泳など12種類のスポーツモード、カメラコントロールなど機能が満載。どんな服装にもマッチする洒落たデザインも魅力です」(湯浅さん)

 

↑専用アプリ「HeyTap Health」。取得したデータの履歴を表示・分析できるほか、本体の設定も可能

 

【その9】暑く蒸れがちなマスク内の空気を循環させる

マスク取り付け型ファン

ライフオンプロダクツ

PRISMATE マスクエアーファン

1760円

マスクに取り付け、内部の空気を循環させるファン。本体には抗菌加工が施され、抗菌率99.9%を実現する。連続動作の通常運転モードと、間引き運転のリズムモードの2通りを備え、ダブルクリック方式の電源で誤作動を防止できる。

SPEC ●充電時間:5時間●連続使用可能時間:3.5時間(リズムモード使用時)●バッテリー容量:250mAh●消費電力:0.5W●サイズ/質量:W35×H18×D73mm/22g

 

↑装着例。本体はマスク内に隠れ、外から見えるのはクリップ部だけなので、目立ちにくくスマートだ

 

【プロのインプレ!】これからの季節少しでもマスクを快適に使いたい!

「本機を使えば、暑い夏でもマスクの着用が楽になります。マスク一体型ではないので、好みのマスクと組み合わせて使えるのが魅力的です。なお黒系のマスクを使いたい人には、オフィシャルストア限定でダークグレーも用意されています」(湯浅さん)

 

↑体表温度の違い(メーカー調べ)。ファン使用中は、未使用時に比べてマスク内の温度が大幅に下がっている

 

【その10】スマホの画面で耳の中が見えるハイテク耳かき

耳かき

ライフサイド

MieRu

実売価格7580円

先端に超小型レンズを装備した耳かき。耳穴内の映像をスマホでリアルタイム表示可能。先端のイヤースプーンは付け替え可能で、大人用・子ども用・360度環状が2本ずつ付属する。自動温度制御や鼓膜接近アラームなど、安全性にも配慮。

SPEC ●解像度:500万ピクセル●計測精度:0.02cm●フル充電時間:1.5時間●フル充電使用時間:約90分●サイズ/質量:W150×H30×D20mm/32g

 

↑先端部。耳穴内を明るく照らすLEDやCMOSレンズ、AIチップなどの超小型パーツが配置されている

 

↑スタイリッシュな収納ケースが付属。イヤースプーンも一緒に収納しておくことができ、紛失しにくい

 

【プロのインプレ!】耳穴の様子が詳細にわかって興味深い

「注意深さを必要とする耳掃除。本機は耳穴内とイヤースプーンの先端部分を360度のパノラマ映像で確認できます。3種類のイヤースプーンが2本ずつ付属しているため、家族でイヤースプーンを使い分けることも可能です」(湯浅さん)

 

↑スマホの「Time siso」アプリ。リアルタイム表示のほか、静止画や動画での記録も行える

大画面4K液晶テレビが当たる! ハイセンスが「EURO2020」開催キャンペーン実施

ハイセンスは、6月に開幕する欧州のサッカー大会「UEFA EURO 2020」の公式スポンサーとして、開催を記念したTwitterキャンペーンを6月11日にスタートしました。

 

「UEFA EURO 2020」は、ヨーロッパ各国の代表チームによって争われるサッカーの大会で、今回で16回目の開催となります。もともとは2020年に開催される予定でしたが、新型コロナウイルス感染症がヨーロッパで深刻に広がったため、2021年に延期となっていました。

 

今回のキャンペーンでは、ハイセンスジャパン公式のTwitterアカウント「Hisense Japan (@hisense_japan)」をフォロー&リツイートすることで参加可能。さらに、#YourHomeYourStadlumをつけてクイズに答えると、当選確率がアップします。

 

プレゼントは、ハイセンスの75型4K液晶テレビ「75A6G」が1名に当たるほか、オリジナルサッカーボール(30名)やキーフォルダー(50名)も用意されています。

↑75型の4K液晶テレビ「75A6G」

 

Twitterから気軽に参加できるプレゼントキャンペーンとなっていますので、ぜひ同社の公式アカウントをチェックしてみて下さい。

耳をふさがないイヤホンに完全ワイヤレスモデル登場、アクセサリー感覚で使える

ambieは6月10日、耳をふさがないイヤホン「ambie sound earcuffs」の新モデルとして、完全ワイヤレスイヤホン「TW-01」を発表。今夏に発売としています。なお、6月10日から予約受け付けを開始しており、価格は1万5000円(税込み)です。

 

ambieは耳をふさがないイヤホンを2017年に発売。リモートワークが定着した最近では、「オンライン会議での耳ストレスが減った」「家族と同じ空間にいても好きな音楽を楽しむことができる」など、ユーザーから高い評価を得ているとしています。

 

TW-01は耳をふさがないで使える完全ワイヤレスイヤホン。イヤーカフのようなデザインになっており、アクセサリー感覚で耳に装着して使うことができます。また、国内の完全ワイヤレスオープンイヤー型イヤホンとしては最小・最軽量をうたう、本体サイズ20.9×27.9×14.1mm、重量片耳4.2gを実現しています。

 

このほかスペックは、コーデックはSBC/AACに対応、最大連続再生時間は約6時間、防水性能はIPX5等級となっています。なお、カラバリはブラックとホワイトの2色展開です。

18時間再生で日中充電いらず、AVIOTからノイズキャンセリング対応完全ワイヤレスイヤホン「TE-D01t」登場

プレシードジャパンは6月10日、「AVIOT」ブランドからノイズキャンセリング機能搭載の完全ワイヤレスイヤホン「TE-D01t」を発表。6月30日に発売します。価格は1万890円(税込み)で、6月10日の10時から予約受け付けを開始しています。

 

TE-D01tは、イヤホン本体にエルゴノミクスデザインを採用し、物理的にノイズの遮断を実現したうえ、左右に2基ずつのノイズキャンセリング向けマイクを搭載。これにより、最大50dBのノイズを低減させることができるとしています。

 

ドライバーは10mm径のダイナミック型を搭載し、楽曲が忠実かつ心地良く響くよう設計したとのこと。なお、コーデックはSBC/AACに対応しています。

 

バッテリーは、イヤホン単体で最大18時間の連続再生が可能。さらに、充電ケースと合わせれば、最大60時間再生することができます。これに加えて、充電ケースは15分で約3時間音楽を再生できる容量まで充電できる、急速充電に対応しています。

 

このほか、イヤホンに搭載されたマイクによる通話、IPX4規格の防水などに対応。また、専用スマホアプリ「AVIOT SOUND ME」でイコライザー設定やノイズキャンセリング設定などをカスタマイズできます。なお、カラバリはNavy/Black/White/Redの4色をそろえています。

6000円台でゲーム内の足音を聞き取れるゲーミング向けイヤホンがロジクールから発売

ロジクールは6月8日、ゲーミングブランド「ASTRO Gaming」から、密閉型のゲーミング用イヤホン「ASTRO A03 インイヤーモニター」を発売。価格は6050円(税込み)です。

 

ASTRO Gamingは、デザイン性と高性能を両立させたヘッドセットやアンプなどを提供しているブランド。ASTRO A03 インイヤーモニターは、ブランド初のゲーミングイヤホンという位置付けで発売します。

 

イヤホンには、低音用と中高音用のダイナミックドライバーを搭載。2基のドライバーにより、ゲーム内の足音などの詳細を聞き取ることができ、没入感をより高められるとしています。また、ゲーム用にチューニングされたオーディオシステム「ASTRO Audio V2」を採用。これにより、明瞭な高音、クリアな中音、引き締まった歪みのない低音を、バランスの取れた解像度で再生可能とのこと。

 

イヤホンのボディにはアルミニウムを使用しており、強度を高めているほか、絡まりにくい構造のフラットケーブルを採用。バッグやポケットの中に乱雑に入れても、すぐにイヤホンをほどいてゲームを始められるとしています。なお、ケーブルのリモコン部にはマイクを搭載し、ボイスチャットなども楽しめます。

 

このほか、SMLの3種類のイヤーチップが付属。自分の耳に合わせてフィット感を変えることができます。

進化したソニーの完全ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM4」はここがすごい

ソニーは、完全ワイヤレスイヤホンのハイエンドモデル「WF-1000XM4」を6月25日に発売します。カラーはブラックとプラチナシルバーの2色。実売予想価格は3万3000円前後です。

↑WF-1000XM4(ブラック)

 

↑WF-1000XM4(プラチナシルバー)

 

WF-1000XM4は、「WF-1000X」シリーズの4代目となるモデル。2019年に発売された前モデル「WF-1000XM3」と比較すると、デザインから中身までフルリニューアルされています。

 

まず目を惹くのが、充電ケースおよびイヤホンのサイズが大幅に小さくなったこと。充電ケースはバッテリーを小型化したことで前モデル比で約40%コンパクトに。イヤホンも約10%小さくなっています。ケースが自立できるようになったのも地味にうれしいポイントです。

↑左が前モデルWF-1000XM3の充電ケース。約40%コンパクトに

 

↑上から見るとこんな感じ。M4はケースが自立します

 

また、イヤホンのデザインもこれまでのWF-1000X~1000XM3まで3代続いたデザインから大きく変わり、丸みのあるデザインになっています。これにより、装着時に正面から見たときの耳からの出っ張りを抑え、よりスマートに装着できるとのこと。

↑WF-1000XM4のイヤホン

 

↑手前が前モデルM3のイヤホン。形状が大きく変わっているのがわかります

 

従来デザインでは、耳に接触する3点で支える「エルゴノミック・トライホールド・ストラクチャー」という構造を採用していましたが、1000XM4では接触面積を増やして面で支える「エルゴノミック・サーフェス・デザイン」を新たに採用しています。

 

さすがソニーのハイエンドと唸るノイキャン&音質

WF-1000Xシリーズといえば、ソニーが誇るノイズキャンセリング機能が特徴ですが、1000XM4ではもちろんその効果が強化されています。新たに「統合プロセッサーV1」を採用したことで、より高速なノイズ処理が可能となり、特に高音域でのノイキャン性能が向上しているとのこと。

 

↑統合プロセッサーV1

 

この「統合プロセッサーV1」は音声信号の処理やBluetooth信号の処理も行っており、より省電力で安定したワイヤレス接続の実現にも寄与しています。

 

また、1000XM4の大きなトピックとして、同社の完全ワイヤレスイヤホンとしては初めて、高音質ワイヤレスコーデック「LDAC」に対応しました。これにより、ハイレゾ音源などの高品質な音源データをハイレゾ相当のクオリティで楽しむことができます。

 

また、MP3などの圧縮音源もハイレゾ相当に補完する独自の高音質化技術「DSEE Extreme」も備えているので、音楽ストリーミングサービスやネット動画の音なども高音質で楽しめます。

 

Editor’s Eye

発売前に前モデルWF-1000XM3と並べてその性能を試させて頂いたところ、ノイズキャンセリング性能が大きく進化していることが実感できました。ノイズ環境として、「飛行機の機内」と「カフェのような賑やかな場所」の騒音を再現した空間で試しましたが、特にカフェ環境では人の声や食器のカチャカチャ鳴る音がかなり抑えられていると感じました。

また、イヤーピースが新たにフォームタイプのものに変わったことで、パッシブな遮音性が高まっていることもノイキャン効果の向上に寄与しています。ノイキャン完全ワイヤレスの決定版といっても過言ではない高い消音性能でしょう。

音質についても、LDAC接続時には情報量の多さが感じられ、ハイレゾ音源を再生すると「ああ、ハイレゾの音だ」と一聴してわかるほどの違いを感じることができました。いまではワイヤレス製品がコモディティ化して、低価格のモデルでもかなり音質がこなれてきましたが、それらとは一線を画す音のよさで、さすがソニーのハイエンドモデルだな、と納得のいく音質に仕上がっています。

完全ワイヤレスイヤホンでも音にこだわりたい、という方にぜひ試して頂きたいですね。

 

需要の高いマイク機能も強化

また、近年ではオンライン会議などの需要の増加に伴い、ワイヤレスイヤホンのマイク機能を利用することが増えていますが、WF-1000XM4では、4つのマイクとセンサーを駆使した「高精度ボイスピックアップテクノロジー」により、自分の発した声をしっかり拾ってクリアな通話を実現しています。

 

さらに、先行するワイヤレスヘッドホンWH-1000XM4で搭載された「スピーク・トゥ・チャット」機能も備わっており、自分の声を判別して自動で音楽を一時停止し外音取り込みモードに変えるので、イヤホンをつけたまま自然な会話が可能です。

 

連続再生時間はイヤホンのみで最大約8時間、充電ケース併用で最大約24時間。急速充電に対応し、約5分の充電で約60分使用できます。充電端子はUSB Type-C。Qi規格のワイヤレス充電にも対応しています(充電ケースのみ)。BluetoothコーデックはSBC/AAC/LDACをサポート。

 

パッケージは環境に配慮し、竹、さとうきび、市場で回収したリサイクル紙を由来とするソニー独自開発のオリジナルブレンドマテリアルを使用。ソニーから発売するヘッドホンのパッケージとして初めてプラスチックを全廃した包装を実現しています。

↑プラスチックフリーのパッケージを採用

 

ソニーらしい先進の機能性と、LDAC対応による高音質なサウンドを兼ね備えた、まさにハイエンドな完全ワイヤレスイヤホンは、2021年の注目モデルになること間違いなし! ぜひソニーストアやお近くの店頭で試してみて下さい。

 

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上質なデザインで思わず手に取りたくなるミラーレス一眼「OLYMPUS PEN E-P7」

OMデジタルソリューションズは6月9日、マイクロフォーサーズシステム規格のミラーレス一眼カメラ「OLYMPUS PEN E-P7」を発表。6月25日に発売します。ヨドバシ.comでの価格は、ボディが9万3500円(税込み)、レンズキットが10万7800円(税込み)です。

 

OLYMPUS PEN E-P7は、2021年1月に事業を開始したOMデジタルソリューションズが初めて市場に投入するカメラです。OLYMPUS PENシリーズの特徴であるシンプルかつ上質なデザインを追求。フロントとリアのダイヤルにはアルミ削り出しのパーツを採用するなど、細部のディテールまで作り込まれています。

 

また、ボディの重量は337g、標準ズームレンズと組み合わせても430gと軽量に仕上がっています。

 

イメージセンサーは、有効画素数約2030万画素のLive MOS センサーを搭載するほか、高速処理が可能な画像処理エンジン「TruePic VIII」も採用。さらに、ボディー内5軸手ぶれ補正を搭載しており、とっさに構えてシャッターを切るようなストリートスナップといった撮影でもぶれない高画質を楽しめるとしています。

 

また、12の彩度と、シェーディングやハイライト&シャドウを細かく調整できる「カラープロファイルコントロール」や、モノクロ写真に欠かせないカラーフィルター効果や粒状フィルム効果などを設定できる「モノクロプロファイルコントロール」を搭載。これにより、クリエイティブな写真表現を楽しめるとのこと。なお、ボディー前面には、カメラを構えたままでプロファイルコントロールに切り替えられる専用のスイッチを備えています。

高音質なストリーミングサービス「Amazon Music HD」が追加料金なしで利用可能に

アマゾンジャパンは6月9日、定額制音楽配信サービス「Amazon Music Unlimited」の加入者を対象に、高音質な音楽ストリーミングサービス「Amazon Music HD」を追加料金なしで提供すると発表しました。

 

Amazon Music HDは、7500万以上の楽曲を16bit/44.1kHzの、CDと同等品質で再生が可能なストリーミングサービス。また、700万以上の楽曲は24bit/192kHzの、CDよりも高解像度でストリーミング再生が可能です。

 

これまでAmazon Music HDを利用する場合、Amazon Music Unlimitedの「個人プラン」(税込みで月額980円、プライム会員であれば税込みで月額780円)「ファミリープラン」(税込みで月額1480円)に加入しているユーザーは、月額1000円(税込み)の追加料金が必要でした。

 

しかし、今後はAmazon Music Unlimitedの「個人プラン」「ファミリープラン」の新規および既存の加入者は、追加料金なしで簡単にAmazon Music HDにアップグレードできます。なお、1台のAmazon Echo端末またはFire TVデバイスで利用できる月額380円(税込み)の「ワンデバイスプラン」と月額480円の「学生プラン」は対象外となります。

 

アップルが5月に定額制音楽配信サービス「Apple Music」でロスレスオーディオに対応すると発表がありましたが、今回のアマゾンジャパンの発表は、それに追随した形です。ほかのストリーミングサービスも続くのかに注目したいところですね。

今回もコスパが高い、JPRiDEからワンランク上の完全ワイヤレスイヤホンなど2機種

エムピートレーディングは6月4日、オーディオブランド「JPRiDE」から、完全ワイヤレスイヤホン「Premium TWS-520 MK2」と「TWS-335」を発売しました。価格はPremium TWS-520 MK2が5980円(Amazonでの価格、税込み)、TWS-335が3500円前後(市場想定価格、税込み)です。

 

JPRiDEは、ハイブランドの音質とクオリティを低価格で実現し、コストパフォーマンスの高さからECサイトなどで人気を集めるオーディオブランド。今回発売したPremium TWS-520 MK2は、ベストセラーモデル「TWS-520」をベースに開発された第二世代モデルにあたります。いっぽうのTWS-335は、コストパフォーマンスを追求したエントリーモデルです。

 

Premium TWS-520 MK2は、独自で開発した6mm径のダイナミック型ドライバーや、不要な振動を抑える高剛性ハウジングを採用し、重厚な重低音と透明感の高い中高音を実現したモデルです。また、コーデックはAAC/aptX/SBCに対応。ワンランク上のクオリティを求めるユーザーのためにラインアップした、オーディオ品質のサウンドを楽しめるモデルとしています。

 

さらに、左右のイヤホンにノイズリダクション用のマイクを2基ずつ搭載。近距離で検出した音声を分析してノイズを減衰させ、通話相手にクリアで聞き取りやすい音声を伝える「ENCノイズリダクション」機能を採用しています。

 

本体サイズは幅20×奥行き24×高さ37mmで、重量はイヤホン片方につき約4g。充電ポートはUSB Type-Cを採用し、最大再生時間はイヤホン単体で6時間、付属の充電ケースを合わせると最大25時間となっています。

 

TWS-335は、JPRiDEの中ではコンパクト設計のモデル。本体サイズは幅18×奥行き12×高さ23mmで、重量はイヤホン片方につき約4.5gを実現しています。

 

また、周囲の電波状況や左右のイヤホンのバッテリー残量などを考慮し、左右のイヤホンが自動で親機に切り替わる「マスター・スレーブ動的スイッチ」を搭載。接続が安定しやすくなったり、再生時間が向上したりするうえ、左右のイヤホンどちらでも単独で使用可能になります。このほか、通話用のノイズキャンセリング機能も搭載しています。

 

ドライバーは7mm径のダイナミック型で、対応コーデックはAAC/SBC。充電ポートはUSB Type-Cを採用し、最大再生時間はイヤホン単体で5時間、付属の充電ケースを合わせると最大20時間となっています。

高級モデルが期間限定15%オフ、Jabraのノイズキャンセリング完全ワイヤレスイヤホン「Jabra Elite 85t」がお得に

GNオーディオジャパンは6月3日、アクティブノイズキャンセリング機能付き完全ワイヤレスイヤホン「Jabra Elite 85t」の価格を期間限定で約15%オフにすると発表。期間は6月3日~6月16日の間で、Amazon、e☆イヤホン、エディオン、Joshin、ビックカメラグループ、ヨドバシカメラ、Jabra オンラインストアで販売されているJabra Elite 85tが対象です。

 

Jabra Elite 85tは、ブランド史上最高のアクティブノイズキャンセリング機能を搭載したとうたうモデル。左右のイヤホンに2基ずつのマイクを搭載し、周囲の雑音はもちろん、体の内部から発生するノイズまで効率的に除去するとしています。また、アクティブノイズキャンセリング専用チップを搭載しており、高精度なノイズキャンセリングを実現するうえ、ノイズキャンセル強度の調整も可能とのこと。

 

また、左右のイヤホンに3基ずつの通話用マイクを搭載しており、クリアな通話が可能です。

 

音質面では、イヤホンに12mmのドライバーを搭載。パワフルな音と迫力のある低音を再生し、豊かな音の広がりを再現するとしています。

 

このほか主なスペックは、周波数帯域が20Hz~20kHz、対応コーデックがSBC/AAC、Bluetoothが5.1に対応で、バッテリーはアクティブノイズキャンセリング機能をオンにした状態でイヤホン単体だと約5.5時間、充電ケースの内蔵バッテリーも合わせると最長25時間の再生が可能です。

 

なお、充電はUSB Type-C経由となるほか、Qi規格のワイヤレス充電に対応。USB Type-Cは最長3時間で満充電なるうえ、急速充電にも対応しており、15分の充電で最長60分使用できます。いっぽうのワイヤレス充電は、最長3時間半で満充電となります。

 

イヤホンのサイズは幅19×長さ23.1×高さ16.2mmで、重量は各イヤホン7gです。

 

Jabra オンラインストアでは2万9480円のところ、2万4860円で販売中。高級モデルがお得に買えるチャンスです。

デザイン性とパワフルなサウンドを両立、JBLの完全ワイヤレスイヤホンが公式楽天市場店で限定発売

ハーマンインターナショナルは6月1日、「JBL」ブランドから完全ワイヤレスイヤホンの最新エントリーモデル「JBL TUNE125TWS」を、JBL公式楽天市場店で限定発売しました。価格は通常9800円ですが、現在8820円で販売しています。

 

JBL TUNE125TWSは、ミニマルなデザインとパワフルなJBLサウンドに加えてファッション性を兼ね備えたエントリーモデル「TUNE」シリーズの最新イヤホン。2019年に発売された「TUNE120TWS」の後継機にあたり、5.8mmのダイナミック型ドライバーを引き継ぎながら、機能面でアップデートしています。

 

まず、Bluetoothのバージョンが5.0に対応し、従来モデルよりも安定したワイヤレス接続を実現。また、再生時間は約2倍に向上し、イヤホン本体は約2時間の充電で最大約8時間のワイヤレス再生が可能になったほか、充電ケースにイヤホンを収納すれば最大24時間分の充電ができるようになりました。これにより、イヤホン本体と充電ケースのバッテリーを合計すると、最大約32時間の音楽再生が可能です。

 

さらに、左右どちらかのイヤホン単体でも使用できる「Dual Connect」機能を搭載。左のイヤホンを充電している間に、右のイヤホンで音楽を楽しんだり、オンライン会議で片方のイヤホンだけ使用したりできます。

 

このほか、イヤホン本体を入れた状態の充電ケースを開いてAndroid端末に近づけると、端末画面に通知が現れ、その通知をタップすると本体と端末とのペアリングが完了する「Google Fast Pair」に対応。簡単にペアリングが可能です。

 

主なスペックは、周波数特性が20Hz~20kHz、対応コーデックがSBC/AACで、重量はイヤホン本体が左右各6.5g、充電ケースが約60g。充電ケースのポートはUSB Type-Cを採用しています。

 

なお、カラバリはブラック、ホワイト、ピンクの3色展開。エントリーモデルらしく、カジュアルなデザインに仕上がっています。

高音質イヤホンが約6千円! 新興モバイルブランド「SOUNDPEATS」のガジェットが優秀すぎた

左右独立型の完全ワイヤレスイヤホンが、いまでは音楽リスニングやビデオ会議等ハンズフリー通話を快適にこなすための必携アイテムとして広く普及しています。今年も完全ワイヤレスイヤホンを取り巻く最新のテクノロジーや新鋭のブランドに注目が集まっていますが、今回は勢いに乗るブランドのなかから、6月にアンダー1万円の強力な新製品を発売するSOUNDPEATS(サウンドピーツ)をピックアップ。同社の新しいスマートウォッチの最新モデルと組み合わせれば、スポーツシーンなどでも便利に使えます。

↑SOUNDPEATSが6月に発売する新しい完全ワイヤレスイヤホン2機種とスマートウォッチをレビューします

 

人気を拡大するブランドSOUNDPEATSとは

2013年に設立されたSOUNDPEATSは、2015年から日本に本格上陸したオーディオブランドです。現在はアメリカと日本を中心に、世界の20を越える国と地域で商品を展開しています。当初はAmazon等のオンラインショップで足場を固めてから、万全を期す形で日本の家電量販店にも販路を拡大してきました。充実のサウンドと機能を手頃な価格帯で実現したコストパフォーマンスの高さもSOUNDPEATSの製品が共通の強みとしています。

 

本稿では6月21日にSOUNDPEATSが発売する2つの完全ワイヤレスイヤホンにスポットを当てたいと思います。発売前の最終開発機を入手して、音質や機能の出来映えを入念にテストしています。

 

約4.2グラムの超軽量完全ワイヤレスイヤホン「Mini」

最初に紹介するモデルは「Mini」。片側のイヤホンが約4.2グラムという、ライバルの製品と比べてもトップクラスの軽さと特徴としていて、また充電ケースもコンパクトで可搬性にも優れる完全ワイヤレスイヤホンです。実売価格は4280円。

↑軽量&コンパクトな完全ワイヤレスイヤホン「Mini」

 

↑充電ケースもコンパクト

 

イヤホンはIPX5相当の防水設計なので、体を動かしながら音楽を聴きたいスポーツシーンにも最適。イヤホンが内蔵するバッテリーはフル充電から約8時間の音楽再生に対応するので、長時間に及ぶマラソン、ランニングやウォーキングの際に音楽を聴きたい場面でも活躍します。

↑片側イヤホンの質量は約4.2グラム

 

SOUNDPEATSの完全ワイヤレスイヤホンは、どの製品もケースからイヤホンを取り出すとすぐにペアリングモードに切り替わります。スマホのBluetooth機器設定から「SOUNDPEATS Mini」をタップして選択するだけで接続設定が完了し、すぐに音楽再生やハンズフリー通話が楽しめます。完全ワイヤレスイヤホンを初めて使う方も安心ですね。

 

サウンドはまさしく“小さな巨人”。体の芯までズンと響くようなパワフルでスピード感にも富む低音、鮮やかでエネルギッシュなボーカルを特徴としています。Perfumeのようなエレクトロポップ系の音楽にとてもよくハマるイヤホンだと筆者は感じました。

↑iPhone 12 Pro Maxで「Mini」を試聴

 

Miniが搭載するBluetoothオーディオのチップにはあらゆるスマホ、ポータブルオーディオプレーヤーとの安定したワイヤレス接続を実現する「MCSync」という技術が採用されています。音途切れやノイズの発生をとことん抑える技術により、どんな場所でも快適でストレスのない音楽再生が楽しめます。

 

本体左右の側面はタッチセンサー方式のリモコンになっており、ペアリングしたスマホやタブレットによる音楽再生とハンズフリー通話の遠隔操作が素速く正確にこなせます。ハンズフリー通話時には、AIの機械学習によるデータをベースに周囲の騒音を選り分けて、ユーザーの声だけを相手へクリアに届ける「Vocplus」という機能が活躍します。Miniはビジネスシーンも含む日常生活のあらゆるシーンにフィットする、小さくて高機能な完全ワイヤレスイヤホンの決定版といえるでしょう。

 

デュアルBAドライバー搭載の「Sonic Pro」

続いて紹介する「Sonic Pro」は音質を徹底追求したSOUNDPEATSのハイクラスモデルです。昨年11月に発売した「Sonic」からサウンドの中核を担うドライバーを変更して、さらに充電ケースにはQi対応のワイヤレスチャージ機能を付けています。税込価格はSonic Proが6080円、Sonicが4980円。音質に関してはSonicの充実ぶりも負けていないので、筆者はふたつのモデルを“兄弟機”として位置付けるべきと考えています。

↑高音質モデルの「Sonic Pro」

 

↑ケースがワイヤレス充電にも対応しました

 

Sonic Proには2基のBA型ドライバー、Sonicには6ミリ口径のダイナミック型ドライバーが搭載されています。どちらのイヤホンもハウジングは密閉型。アクティブ・ノイズキャンセリング機能は搭載していませんが、付属するイヤーチップと外耳にぴたりと沿うハウジングのデザインによる高い遮音効果が得られます。

 

フル充電からの連続音楽再生は、選択するBluetoothのオーディオコーデックにもよりますが、イヤホン単体で約15時間が目安になります。在宅リモートワーク中、ビデオ会議の通話用にこのイヤホンを選んで、いくつかの長時間に渡るミーティングを連続でこなしたとしてもバッテリー切れの心配がなさそうです。

 

イヤホン本体は本機もIPX5相当の防水対応。雨の日の屋外やスポーツシーンでも気兼ねなく使えます。サイドパネルのリモコンはボタン式ですが、室内ランニングやダンスなど体を動かしながら音楽を聴く時には、タッチセンサーよりもボタン式のリモコンは操作ミスが抑えられるので良いという声もよく聞きます。

 

高音質コーデックaptX Adaptiveの音を聴いた

Sonic ProとSonicには、米クアルコムの新しいBluetoothオーディオチップが採用されています。また高音質・低伝送遅延を特徴とするクアルコムの最新BluetoothオーディオコーデックのaptX Adaptiveにも対応しています。

 

aptX AdaptiveコーデックによるBluetooth音声の送り出しに対応するソニーの最新スマホ「Xperia 10 III」に接続して、Sonic ProとSonicの音質を聴き比べてみました。

↑aptX Adaptiveによる接続に対応するXperia 10 IIIで「Sonic Pro」を試聴

 

↑Sonic ProとSonicを比較試聴してみました

 

5人組のアカペラグループ「ペンタトニックス」による、オフィシャル髭男dism「Pretender」のカバーを試聴すると、Sonic Proはとても艶やかでクリアなボーカルが際立ちます。ビートボックスのリズムも切れ味抜群。5人の声のニュアンスを丁寧に描き分けながら、広々とした音場を描きます。

 

6ミリのダイナミック型ドライバーを搭載するSonicのサウンドは心地よい一体感を持ち味としており、ふっくらとした柔らかなハーモニーに包まれる魅力があります。厚みのある中低域がスムーズに立ち上がり、ボーカルに独特の温かみが感じられました。

 

欲張ってSonic ProとSonicを両方手に入れても合計価格は1万2000円以下。それぞれ音質が違うイヤホンを、その日の気分で贅沢に使い分ける楽しみ方もアリだと思います。

 

Sonic Pro、SonicともにBluetoothオーディオの伝送遅延をさらに低く抑える「ゲームモード」を搭載しています。本体の電源を投入後、左側のリモコンボタンをトリプルクリックするとゲームモードのオン・オフが切り替わります。

 

その効果をXperia 10 IIIで試してみました。aptX Adaptiveのコーデック自体が元もとBluetoothオーディオの低遅延を実現しているので、ゲームモードと相まってタッチパネルによる入力操作がモタつくことがなく、とても快適な操作性が得られます。例えばピアノのキーボードを叩きながら音楽を演奏するゲームも、鍵盤をタッチしたとたんに音がほぼ遅れることなく聞こえてくるので、気持ちよく演奏が楽しめました。とても実用性の高い機能だと思います。

 

Sonicシリーズもやはり様々な種類のスマホ、ポータブルオーディオプレーヤーとの安定したワイヤレス接続を「Qualcomm TrueWireless Mirroring」という技術によって実現しています。同じクアルコムのチップを搭載するスマホだけでなく、iPhoneで音楽を聴く時にもSonicシリーズなら快適なリスニング体験が得られます。

 

アンダー5000円のスマートウォッチ「Watch Pro 1」

5月末には税込価格が4680円という、驚くほど手頃な価格のスマートウォッチ「Watch Pro 1」がSOUNDPEATSから発売されました。

↑手頃な価格を実現したスマートウォッチ「Watch Pro 1」

 

IP68相当の防塵・防滴仕様とした本体には1.28インチの正円型TFT液晶ディスプレイを搭載。タッチ操作に対応する鮮やかなカラー表示のディスプレイとしながら、同時に省電力設計を実現しています。一度のフル充電からすべての機能を有効にした状態で約7日間、通常使用では約10日間の連続駆動に対応しているので、スマートウォッチの泣き所といわれている「毎日の充電」は不要です。

 

独自OSのプラットフォームをベースに、プリセットされたアクティビティや心拍、睡眠サイクルのモニタリング機能や歩数計など多彩な機能が使えます。iPhoneやAndroidスマホに「SOUNDPEATS SPORTS」アプリを導入すると、スマホに届いたメッセージ、LINEやTwitterの通知もウォッチの画面で素速く確認できます。

↑心拍数のモニタリングにも対応

 

↑ほかにも多彩な機能を搭載しています

 

シリコンベルトを合わせたウォッチ本体が約53グラムと軽いので、体を動かすスポーツシーンでも軽快に身に着けられます。ペアリングしたスマホによる音楽再生を、Watch Pro 1を使って手元からコントロールできるので、SOUNDPEATSのイヤホン、スマートウォッチ、スマホアプリ「SOUNDPEATS SPORTS」の“3点セット”を揃えればトレーニング中の音楽リスニング環境がかなり充実します。

 

SONDPEATSの製品は同一カテゴリー・同クラスの製品に並べると驚くほどに価格が手頃なことから、最初はそのコストパフォーマンスの高さにばかり目が行きがちです。でも実際に製品を使ってみると、最先端にある機能を搭載しただけでなく、フィット感や操作性を含めて一流の製品に負けない高品位なモデルが勢揃いしていることがよくわかると思います。真面目に、丁寧に作られたSOUNDPEATSの製品をぜひショップ等で手に取って確かめてほしいと思います。

 

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5年近く愛用しているBoseのQC35、まだまだ現役、買い替え予定もない満足感【愛用品コラム61】

本連載ではGetNavi web編集長・山田佑樹が日々の生活で愛用している品々を紹介していきます。

 

【#愛用品  61:Bose「QuietComfort 35」】

●起

もう5年近く使っている、Boseのワイヤレスノイキャンヘッドホンだ。初代モデルである。その名機っぷりは多くの人が語っているので深くは触れないが、5年間使い続けても買い換える予定がないほど。あとは、5年間ヘビーに使ってもまだ、ガタはきてないし、バッテリーもヘタってないし、接続性も悪くない。耐久性も一級品だ。

 

●承

ノイキャンデバイスは、内向きのデバイスだと思っていた。音を打ち消して、自分の世界に集中するための装置。だが先日、漫画家の鳶田ハジメ先生に、完全ワイヤレスのノイキャンイヤホンをテーマにした漫画を描いてもらったとき、その考えが変わった。いつもある音が欠けることで、逆に外界を見る視線が変わるーー内向きであると同時に、外向きのデバイスである。

 

●転

単にノイキャンしたいだけならイヤホンのほうが、かさばらないし今風なのは承知である。そのうえでQC35を推したいのは、シルバーカラーが好きなのだ(というかBose製品全般のシルバーカラーが好きだ)。品のある落ち着いた色合い。パーツによって濃さに変化を持たせて調和の取れた色。できるなら、歳をとったらこんなシルバーヘアーを身にまといたい。

 

●結

外向きの話をしたので、少しだけコーディネートの話。QC35はその意味でも優秀だ。迷ったときは頭、QC35のシルバー、足、ニューバランスのグレーでコーデすれば何も考えずにまとまるし、ブラックのように重すぎることもない。耳も足もノイズがなく、軽やかな生活を「選べる」のは快適だ。

 

GetNavi web編集長・山田佑樹の「愛用品コラム」はInstagramでも展開中。週3回公開しています。

人の声から、ベストアンサーをつくる──利用者の声を徹底的に商品づくりに反映する「Anker」に迫る

手ごろな価格で性能十分な家電を多数手がける“バリューブランド”のルーツや、製品開発にかける想い、アプローチ方法についてインタビューを行う企画。今回は、Ankerのヒット商品を紹介しながら、同社の成長の経緯とモノ作りの哲学に迫る!

※こちらの記事は「GetNavi」 2021年6月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

社名:アンカー・ジャパン

創業:2013年

本拠地:東京都千代田区

ヒット家電第1号:Anker Astro M3

元Googleエンジニアのスティーブン・ヤンが2011年に創業。2013年に日本法人を設立。初期はスマホ周辺機器で知られたが、現在はオーディオ製品やIoT家電なども手掛け、「Empowering Smarter Lives」をスローガンに成長を続ける。

 

【今回ピックアップする製品】

Android TVを搭載し単体で使える小型プロジェクター

Anker

Nebula Capsule II

実売価格5万9800円

Android TV 9.0を搭載し、バッテリーを内蔵したプロジェクター。720pのHD解像度&最大100インチで映像を投影できる。単体でもスマホと連携しても使えるほか、HDMI入力も備えてゲーム機も接続可能だ。

SPEC●投影解像度:1280×720ドット●輝度:200ANSIルーメン●動画再生時間:約3時間(Wi-Fi利用時は約2.5時間)●サイズ/質量:約φ80×H150mm/約740g

 

↑OSにAndroid TV 9.0を採用。NetflixやAmazon Prime VideoなどのSVODサービスにも対応し、本機単体で楽しめる。Chromecastに対応しているのも便利

 

↑充電はUSB PD対応のUSB Type-C端子から行う。ACアダプターも付属し、フル充電まで約2.5時間と短時間で済む。モバイルバッテリーからの充電も可能だ

 

↑Android TVでは動画や音楽の配信からゲームまで3000種類以上のアプリが揃う。Bluetooth接続でコントローラーを繋げば、単体でゲームも楽しめる

 

【開発ストーリー】スマホづくりで得た知見を応用して開発

Nebulaシリーズの特徴は高画質&高音質で小型のボディにAndroid TVを搭載し、生活に違和感なく溶け込む点にある。これを実現したのは、元々はスマホを手掛けていた開発者たち。スマホづくりで得た知見を生かし、持ち運びにくい大きさや満足できない音質といった従来のプロジェクターの弱点を解消することを目指した。

 

↑左右各10Wの高出力スピーカーを内蔵したNebula Mars II Pro。輝度は500ANSIルーメンで、最大150インチで投影できる

 

↑バッテリーで約3時間駆動するNebula Vega Portable。フルHD表示対応でHDR 10もサポートするなど、高画質が魅力

 

【この人に聞きました】

アンカー・ジャパン マーケティング本部 コーポレート・コミュニケーション統括

瀧口智香子さん

PR会社、LCC広報を経て、2017年に入社。Ankerグループの急成長をコミュニケーション分野から支える。

 

高コスパと厚いサポートの両立を目指して創業

Ankerグループの創業者であるスティーブン・ヤンさんは、検索エンジンの上級エンジニアとしてGoogleに勤務していた。ある日、ノートPCの交換用バッテリーを買おうとしたとき、信頼は置けるが価格の高い純正品と、価格は安いが品質やサポートが劣るノーブランド品の2つの選択肢しかないことに疑問を持った。「なぜ、手の届きやすい価格と、優れた機能性・品質・サポートを兼ね備えた製品がないのだろう?」——そんな、いちユーザーとしての疑問がAnkerグループの出発点だという。創業から2年後、2013年には早くも日本法人のアンカー・ジャパンが誕生する。日本における成功のトリガーは、やはり、現在も同社の代名詞的存在であるモバイルバッテリーだった。

 

「Amazonのモバイルバッテリーカテゴリで安定的に1位を獲得していたAnker Astro M3という製品がありました。13000mAhという大容量で3000円台という手ごろな価格設定が評価されていたんですが、当時は中国のメーカーで価格が安い点から漠然としたマイナスイメージを抱く方もおりました。そこでアンカー・ジャパンでは、Amazonのレビューはもちろん、個人ブログやメディアのレビュー記事まで目を通し、お客様が何を不安、不満に思っているかを徹底的に把握したんです。それから、信頼の醸成に向けてサポート体制を整えたり、お客様の声に基づいて製品の改善を図ったりという地道な工夫を重ねました。その結果、徐々に『アンカー・ジャパンは中国のメーカーだがサポートがしっかりしていて安心できる』と認識していただけました」(瀧口さん)

 

【Anker Astro M3】

↑2口のUSB端子を備えた13000mAhのモバイルバッテリー。電池残量を示すLEDライトに加え、懐中電灯代わりになるライトも装備する

 

こうして同社は、順調に発展を遂げていく。同社が日本市場をいかに大切にしているかは製品づくりからもうかがえる。

 

「Ankerグループの製品は基本的にグローバルで共通ですが、日本市場はアメリカに比べ、大容量のモバイルバッテリーであってもコンパクトさが求められる傾向があります。2016年に発売したAnker PowerCore 10000は、そんな日本市場の独自性を本社の開発チームに説明し、日本市場で“勝つ”ために開発した初めての製品です。こうして生まれた本製品はクレジットカードより小さな筐体で10000mAhの大容量を実現し、発売初日に2500個以上を売り上げるという記録を達成。現在までに、累計100万個以上という売上実績を誇るベストセラーモデルになりました」(瀧口さん)

 

【Anker PowerCore 10000】

↑卵3つぶんほどの約180gという軽さを誇るモバイルバッテリー。容量は10000mAh。独自の急速充電技術「PowerIQ」にも対応している

 

事業が多様化しても変わらない顧客主義

当初はチャージング関連製品が中心だったAnkerグループだが、その後はオーディオ製品やロボット掃除機、スマートプロジェクターといった、スマホと高度に連携する製品へと事業展開を広げていく。同社がどの分野でも共通して実践しているのは「ソフトウェア的発想のものづくり」だ。

 

「お客様の声に基づいたスピーディな製品の開発・改善を徹底しています。弊社へのお問い合わせは電話とメールを併せて一日に700件超。Amazonレビューも加えると日本だけでも年間で数十万件の声が寄せられます。こうしたご意見やご要望を、どのメーカーよりも精緻に、迅速に分析し、製品改善や開発に生かして、最短で製品を市場に出していくことをAnkerグループでは大事にしているんです。弊社ではカスタマーサポート部門だけでなく、開発・品質管理部門やマーケティング&セールス部門もお客様の声をチェックしており、Amazonレビューの★の数を共通の製品評価指標としています。創業時から変わらず徹底しているのは『人の声から、ベストアンサーをつくる』という姿勢なんです」(瀧口さん)

 

【Eufy RoboVac G10 Hybrid】

↑吸引による掃除だけでなく硬い床の水拭きにも対応したロボット掃除機。スマホアプリから掃除の開始・終了や掃除スケジュールの設定も可能だ

 

【バリューブランドの真髄】顧客の声を求めて直営店を積極展開中!

ECサイトでの販売が中心だったころから利用者の声を商品改善に生かしてきた同社は、近年リアル店舗の展開に注力している。これは店頭での客の反応や動向など、既存の販路では得づらい情報を集めて生かす目的も。さらに、ドコモが展開するレンタルサービス「kikito」にも参加するなど、顧客とのタッチポイントの多様化を加速させている。

 

↑直営店は、100製品以上を取り扱うAnker Storeが9店舗、人気商品に厳選したAnker Store Selectが22店舗(※)。急速に拡大中だ。2021年4月1日、直営店事業を運営する子会社としてアンカー・ストア株式会社を発足した
※:4月24日時点

パナソニックがLUMIX Gのフラッグシップモデル「GH6」を開発、ワンランク上の映像作品に応えるモデルを年内に投入

パナソニックは5月26日、「LUMIX G」シリーズのフラッグシップモデル「GH6」を開発したと発表しました。2021年内に製品化し、グローバル市場に導入予定とのこと。

 

パナソニックによると、動画配信の需要が高まる中、より高画質でさまざまな表現手法を用いた、ワンランク上の映像作品を追求するプロの映像クリエイターが増加し、ユーザーの創意工夫に応える自由度の高いカメラが求められているとしています。

 

このようなニーズに応えるべく、映像表現の自由度をさらに高める、マイクロフォーサーズのミラーレス一眼カメラ「GH6」を開発。高速読み出しを実現するマイクロフォーサーズ・イメージセンサーと画像処理エンジンのヴィーナスエンジンを新たに開発し、卓越した映像表現を可能にしたとのこと。

 

Cinema4K 60p 10 bitの動画記録に対応するほか、4K 120p 10 bitのハイフレームレート記録やバリアブルフレームレート記録にも対応。動きのあるスポーツシーンやアクションシーンの撮影に最適としています。また、推奨動作温度内において動画記録時間が無制限となっています。

パナソニックからスマホと連携してライブ配信がしやすい「LUMIX DC-GH5M2」が登場

パナソニックは5月26日、マイクロフォーサーズミラーレス一眼カメラ「LUMIX DC-GH5M2」を発表。6月25日発売で、市場想定価格はボディのみの「DC-GH5M2」が19万4000円、標準ズームレンズ付属のレンズキット「DC-GH5M2M」が21万9000円です。

 

LUMIX DC-GH5M2は、マイクロフォーサーズのハイエンドモデル「GHシリーズ」の最新機種。一眼カメラとしての基本性能の進化はもちろん、ライブ配信や動画撮影に注力した機種になっているとのこと。

 

イメージセンサーには、有効画素数約2033万画素のLive MOSセンサーを搭載。ローパスフィルターレス設計によりリアルな解像力を実現したほか、センサーの表面にAR(Anti Reflection)コーティング処理を施し、フレアを抑制しています。

 

画像処理には最新のヴィーナスエンジンを採用。さらに、最新のAFアルゴリズムを採用した「リアルタイム認識AF」を搭載し、一般的な「顔・瞳認識」に加え、後ろ向きの人物の頭部をとらえる「頭部認識」、遠く小さな被写体全体をとらえる「人体認識」に対応しています。

 

また、LUMIXとしては初となる無線ライブ配信機能を搭載。スマートフォンとLUMIX DC-GH5M2を専用アプリ「LUMIX Sync」経由で接続すれば、手軽にYouTubeやFacebookなどでライブ配信を楽しめるとしています。これに加えて、LUMIX Sync上でカメラの接続先をWi-Fiルーターなどに指定すると、スマホの通信データを使わずに配信が可能です。

 

配信時に気になるバッテリーは、従来モデル「DC-GH5」付属のバッテリーよりも容量が約18%増加した、大容量の「DMW-BLK22」が付属。さらに、USB Power Deliveryに対応しており、本体を充電しながら撮影できます。

動画は、Cinema4K 60p 10 bitやCinema4K 30p 4:2:2 10 bit記録やV-Log L撮影に対応。このほか、動画記録中の赤枠表示や、撮影中に完成形をイメージできるフレーム表示などのアシスト機能も搭載しています。

Android TV搭載! 新エンジンで生まれ変わったレグザ「X8900K」「Z670K」

TVS REGZAは、Android TVを搭載した4K有機ELテレビ「X8900K」と4K液晶テレビ「Z670K」の2機種を6月下旬に発売します。

 

レグザブランドの4Kテレビでは、これまでLinuxベースのオリジナルOSを採用していましたが、今回の2モデルはGoogleが提供するAndroid TVを採用。これによりネット動画アプリなどを後から追加することが可能になるほか、操作時のレスポンス性を向上しています。なお、今後すべてのレグザがAndroid OSになるかは未定で、同社では「選択肢のひとつとしてAndroid TV搭載モデルを用意した」と説明しています。

 

初の低反射パネルを採用した4K有機EL「X8900K」

今回発表された2機種は、いずれも新映像エンジン「レグザエンジンZR I」を搭載。高画質とハイパフォーマンスを両立しており、同社では「映像エンジンとしては約5年ぶりのフルモデルチェンジ」としています。

↑フルモデルチェンジを果たした新エンジン「レグザエンジンZR I」

 

4K有機ELテレビ「X8900K」は、従来の光沢のあるクリアパネルを刷新し、レグザ初となる「低反射有機ELパネル」を採用。これにより映り込みを抑制して、明るいリビングなどでも見やすい高画質を実現しています。また、65/55型モデルには自社開発の高放熱インナーパネルを搭載しています。

↑4K有機EL「X8900K」シリーズ

 

↑X8900Kのパネル構造

 

高画質化技術として、画面上の人の肌を検知し、立体感や質感を向上させる「ナチュラル美肌トーン」技術を搭載。地デジ放送のノイズを抑制する「地デジAIビューティZR I」や、ネット動画の画質を補正する「ネット動画ビューティZR I」、周囲の明るさや色温度などをリアルタイム検出して画質を調整する「おまかせAIピクチャーZR I」なども搭載しています。

↑「ナチュラル美肌トーン」機能のイメージ

 

音質面では、ダブルのフルレンジスピーカー、ツイーター、ダブルパッシブラジエーターを密閉型スピーカーボックスに配置し、実用最大出力72Wのマルチアンプで駆動する「重低音立体音響システムXP」を搭載。立体音響技術「Dolby Atmos」に対応しており、立体的で迫力あるサウンドを楽しむことができます。

↑立体感のあるサウンドが楽しめる「重低音立体音響システムXP」

 

また、ゲームプレイ時にゲーム機の出力に合わせて自動的に最適なモードに設定する「オートゲームアジャスト」機能を搭載。有機ELレグザとしては最も低遅延な0.83msを実現しているほか、アップデートにより4K120p入力にも対応します(2021年秋のアップデートにて対応予定)。

 

搭載チューナー数はBS/CS 4K放送用が2基、地デジ/BS/CS用が各3基。なお、タイムシフトマシン録画機能は備えていないものの、別売のタイムシフトマシンHDDを接続すれば、テレビのリモコンで操作ができるタイムシフトリンクボタンを備えています。

 

HDMI端子は4ポート装備しており、内HDMI1/2がHDMI 2.1に対応。光デジタル音声出力やHDD接続用のUSBポートなども備えています。

 

【ラインナップ概要】

シリーズ 形名 画面サイズ 実売予想価格(税別) 発売日
X8900K 65X8900K 65型 44万円前後 6月下旬
55X8900K 55型 28万6000円前後 6月下旬
48X8900K 50型 23万1000円前後 6月下旬

 

倍速パネルと直下型LEDバックライトの「Z670K」

4K液晶テレビ「Z670K」は、新開発の「高コントラスト倍速液晶パネル」と「スリム直下型高輝度LEDバックライト」を搭載。レグザ専用チューニングにより、明るくなめらかな映像を再現します。

↑4K液晶「Z670K」シリーズ

 

↑Z670Kのパネル構造

 

X8900Kと同様、新映像エンジン「レグザエンジンZR I」を搭載しており、「ナチュラル美肌トーン」技術や「地デジAIビューティZR I」「ネット動画ビューティZR I」「おまかせAIピクチャーZR I」などの高画質化機能により、テレビ放送もネット動画もノイズの少ないクリアな映像で楽しめます。

↑地デジ放送のノイズを抑えてクリアな画質を実現する「「地デジAIビューティZR I」のイメージ

 

音質面では、フルレンジスピーカーとツイーターを内蔵した2Wayバスレフボックススピーカーに加え、重低音バズーカとトップツイーター×4の合計9個のスピーカーで構成される「重低音立体音響システムZP」を搭載。立体音響技術「Dolby Atmos」にも対応しています。

↑トップツイーターを備え、より立体感のあるサウンドを再生する「重低音立体音響システムZP」

 

搭載チューナー数はBS/CS 4K放送用が2基、地デジ/BS/CS用が各3基。タイムシフトマシン録画機能は非搭載。HDMI端子は4ポート装備しており、内HDMI 1/2がHDMI 2.1に対応。光デジタル音声出力やHDD接続用のUSBポートなども備えています。

↑テレビ台は左右水平15度に角度をつけることが可能

 

【ラインナップ概要】

シリーズ 形名 画面サイズ 実売予想価格(税別) 発売日
Z670K 65Z670K 65型 27万5000円前後 6月下旬
55Z670K 55型 20万9000円前後 6月下旬
50Z670K 50型 18万7000円前後 6月下旬
43Z670K 43型 16万5000円前後 6月下旬

 

Android TV搭載により、ネット動画視聴やゲーム機との親和性に重点を置いた印象のレグザX8900KとZ670Kですが、タイムシフトマシン録画や「クラウドAIテクノロジー」を搭載したハイエンドモデルとどちらを選ぶのか悩ましいところ。4K120pにこだわるなら、新モデル2機種がオススメです。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

一眼をウェブカメラにして自分だけの「コクピット」を愉しむ【愛用品コラム57】

本連載ではGetNavi web編集長・山田佑樹が日々の生活で愛用している品々を紹介していきます。

 

【#愛用品 57パナソニックLUMIX G100】

●起

在宅勤務時代になって、PCスタンドを導入したり、外付けでキーボードやマイクを付けたり、様々なアイテムをアップデートしてきたが、一番テンションが上がったのが、ウェブカメラに一眼を使う、である。

 

アラフォーを高画質で映して誰得だし、会議でもほとんどは資料投影だし、配線もごちゃつくし。なんだけど、ウキウキしてしまうのである。

 

●承

ウェブカメラにこだわる俺カッケー、一眼ならではのボケをウェブ会議に使うオーバースペックはドヤァ、コミュニケーションのギャップを高画質が埋めてくれるんですキリッなど、この胸の高鳴りを読み解く要素を挙げることはできるのだが、結局は、色々なデバイスを組み合わせて「自分専用コクピット」を作りたいに行き着く。

 

そして、そのラストピースが一眼のウェブカメラ化なのである。

 

●転

パナソニックのG100はVlogカメラとして人気の製品だ。ミラーレス一眼だから小型軽量。夫婦互いの会議タイミングに応じて、自宅内を転々とすることが多い我が家において、僕専用コクピットは持ち運びできる「ゲル(移動式住居)的」であることが理想だ。G100はそれに見事に合致しているし、今後配信もやりたい自分にとって最適。ゲル一眼。

 

●結

なぜ、一眼のウェブカメラ化がラストピースなのか。まず見た目。色々なものを並べてコクピットしたときに、四角くて薄い背の低いものが乱立して、高さと形状が味気ないのだ。次に、変形要素。コクピットにおいて形を変えることは大事だ。

 

バリアングルで横に広げたり、レンズ交換したり。最後に「眼」である。コクピットといえば何かをモニターするのが定番だ。G100にはこれらの欲望を満たし、遊牧できる機動力がある。パオ一眼。

 

GetNavi web編集長・山田佑樹の「愛用品コラム」はInstagramでも展開中。週3回公開しています。

プロ大満足! 四拍子も揃った最新プロジェクター、ビューソニックの「M2」は大画面生活に最高でした!

新緑の季節を迎え、これから夏に向けて様々な催しが行われていくはずですが、昨年から続く新型コロナウイルス感染症の影響で、今年も思うように外出できない日々が続いています。そんな中、今年の夏こそは「おうち時間」を充実させよう、自宅で映画やスポーツを大画面で楽しもう、と思っている人も多いはず。

 

そんな中でいま注目を集めているのが、「プロジェクター」。スマホやタブレットなどで観ていた動画配信サービスを大画面で楽しめるだけでなく、家の中を自由自在に持ち運べるコンパクトで軽量なプロジェクターは、テレビ離れが進んでいると言われる若い世代からも熱い視線を浴びているデジタルデバイスです。

 

そこで今回は、ViewSonic(ビューソニック)が今年2月に発売したスタイリッシュなデザインが魅力の最新モデル「M2」をご紹介、最新プロジェクターの“いま”に迫っていきたいと思います。

 

【今回紹介する製品】

ビューソニック

Full-HD スマートポータブルLEDプロジェクター

M2

オープン価格

今年2月に発売された最新LEDプロジェクター。1080p(1920×1080)のフルHD解像度で、Harman Kardon(R) スピーカーや縦横台形補正機能、また独自のCinemaSuperColor+テクノロジーなどを搭載。外形寸法は224×224×51mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは約1.32kgという軽量コンパクトボディ。

 

【ビューソニック「M2」を写真で紹介!(画像をタップすると閲覧できます)】

 

 

ビューソニックは画質にこだわったアメリカの映像機器メーカー

ビューソニックは創立から30周年を迎えたアメリカの映像機器メーカー。誕生から今日までPC用の液晶ディスプレイ、プロフェッショナル向けの大型モニターからホームシアター用途のプロジェクターまで幅広いカテゴリーの製品を展開しており、日本市場への本格進出は2015年から。映像の画質、操作性と設置性にも富むコストパフォーマンスの高いプロジェクター製品群を多数揃えて勢いに乗る、いま注目のメーカーです。

 

そのビューソニックから発売されたプロジェクターの最新モデル「M2」は、音質にもこだわるスピーカーシステム、Wi-Fi機能とアプリを追加できるスマートOSまで一体化したオールインワンスタイルのスマートプロジェクターで、オープンプライスですが実売価格の見込みは79,800円前後。このあと多彩な機能と画質・音質について詳しく触れていきますが、先に結論を言ってしまうと、大変にコスパがよく満足度の高いホームプロジェクターでした。

 

ポータブルプロジェクターを選ぶ際の「3つのポイント」

ビューソニック「M2」と価格が近く、ポータブルタイプのプロジェクターとしてコンセプトや使い勝手も似ている製品は数多くありますが、手に入れるべき製品を比較検討する際には、主に「3つのポイント」に目を向けてほしいと思っています。

 

まず、ひとつ目のポイントは、本体のサイズ感。大きさだけでなく、家族が皆、使いたい時に家の中を自由自在に持ち運び、視聴が終わったらすぐ片付けられる「手軽さ」も大事です。

 

2つ目は、明るさの性能。「映像」は解像度や色合いもさることながら、昼夜を問わず広い時間帯で使えるように、明るさの性能に優れているほうが望ましいです。

 

最後のポイントは、様々なコンテンツ再生機器とつなげる「接続拡張性」が確保されていること。パソコンに手軽に接続できれば、仕事のプレゼンテーションなどビジネスシーンでも使うことができ、満足度アップにつながります。

 

【サイズ感・設置性】かんたん手軽で柔軟性高!「置くだけで大画面」を実現できる

今回、筆者はビューソニック「M2」を実際に自宅で体験してみました。

 

M2は本体の縦・横サイズが約22cm、高さは約5cmで質量が1.32kgと、ノートパソコンなみに軽いポータブルプロジェクターです。寝室や仕事部屋にM2を持ち込んで、壁面に映像を投写しながらドラマやゲームを大画面で観ることが、とても簡単にできます。

 

↑スリムでスタイリッシュなビューソニックの「M2」

 

テーブルの空きスペースやカウンターチェアーの上にM2をポンと置けるスペースさえあれば、そこからのセッティング調整もシンプルかつ柔軟。M2には本体の底面から引き出して、映像の投写角度を自由に調整できるスタンドがあり、少し低いテーブルに置いた状態でも壁面に動画が映せます。

 

↑底面のスタンドを使って投写角度が自由に変更できます

 

映像を投写するスクリーンや壁面に対して、プロジェクターを真正面に置けない場合も考えられますが、M2には投写面に対して斜めの位置にプロジェクターを置いて映した動画をきれいな長方形の画面に整えるためのタテ・ヨコ方向台形歪み、四隅の位置調整機能があります。縦の台形補正とフォーカス合わせはプロジェクターの置き場所を変えるたびに自動で行う機能も搭載しているので、便利です。

 

↑スクリーン面に対して正面向きにプロジェクターを置けなくても歪み補正機能により調整可能

 

↑プロジェクターの置き方を工夫すれば映像を天井に映すこともできます

 

レンズは単焦点仕様なのでズームイン・アウトの機能は装備していません。ただ、投写面とプロジェクターの距離を近づけたり、離してみるだけで画面サイズの調整ができるので不自由はないと思います。例えば約1.09mの投写距離を確保すれば40インチ、約1.63mで60インチ、約2.18mで80インチ、約2.72mで100インチといった具合に、一般的な住宅で確保できる投写距離でも十分大きな画面で見られます。

 

M2は本体にバッテリーを内蔵していません。パッケージに同梱されている電源ケーブルを使って壁コンセントから給電する方法を主として、ほかにも背面のUSB Type-C端子を使う手があります。ここに最大出力45W以上のUSB PD(Power Delivery)に対応するポータブルバッテリーを接続すれば、電源の確保が難しいベランダや庭・テラスなどの場所に立ち上げ式のスクリーンを貼ってシアター環境を作ることが可能で、今後、新型コロナウイルス感染症の影響が収まってきた時には、M2を屋外に持ち出してキャンプやピクニック、家族や友人と楽しむバーベキューパーティーの席でポータブルシアターを楽しむなど、幅広く活用できると思います。

 

↑モバイルバッテリーによる給電にも対応

 

↑パッケージにはキャリーバッグが付属。これで外出先に持ち運ぶのことも可能です

 

【明るさ・画質】ナチュラルで疲れにくい映像美

続いて、ビューソニックM2の画質を深く掘り下げます。本機は0.33型フルHD対応DMDチップセットを投写デバイスとするDLP(R) プロジェクターです。映像はきめ細かく、シームレスな一体感あふれる心地よさが特徴的でした。ノイズによるちらつきもなく安定感に富んでいます。

 

LEDランプの明るさは最大1,200ルーメン。映像メニューから明るさを「フル」または「エコ」から選べる仕様としており、昼間でも遮光カーテンを閉めて視聴環境を少し暗くするだけで快適なシアター鑑賞が楽しめます。ポータブルプロジェクターの中にはランプのパワー不足により、明るい環境下では映像がはっきりと見られないものもありますが、M2の映像には十分な明るさがありました。

 

↑明るい部屋でも十分に鮮明な映像が楽しめます

 

M2の映像はRec.709のカラープロファイルの約125%をカバーする高い色再現性能を特徴にうたっています。むやみに色を派手にギラつかせることをせず、落ち着いた色合いときめ細かな階調感を再現できているプロジェクターだと感じました。人物の肌色には穏やかな透明感が反映され、青い空、植物の緑、赤い花など原色の再現も違和感がなく丁寧にカラーバランスを整えています。長い時間視聴しても疲れを感じにくいナチュラルな映像が魅力的です。

 

↑風景など投影して、リラックスタイムを楽しむことも

 

シリアスな展開の映画や、暗いホールで収録された音楽ライブなど、映像の暗部をもう少し深く沈み込ませたいシーンもありましたが、コンテンツに応じて「カラーモード」の選択を切り換えてみると良い結果が得られました。ユーザーの好みに合う画質設定は2件までプリセットとして保存できるので、明るさや色合いの数値を丁寧に追い込めば期待通りの映像に整います。

 

【拡張性】スマホからビデオプレーヤーまで様々な機器に接続できる

ポータブルプロジェクターの実力を計るうえで大切な指標のひとつになる「接続拡張性」についても、M2の優秀さには目を見張るものがありました。

 

本体の背面にずらりと並ぶ端子がバラエティに富んでいます。HDMI 2.0端子はChromecast with Google TVやFire TV StickなどHDMI接続に対応するメディアストリーミングデバイスをつないで、NetflixやAmazonプライム・ビデオのコンテンツを楽しむ用途に最適です。もちろん音楽ライブや子ども向けのコンテンツを収録したDVDやBlu-rayなどのパッケージメディアも、それぞれの再生に対応するプレーヤー機器をHDMIケーブルでM2につないで楽しむことができます。

 

↑スマホからコンテンツをWi-Fi経由でキャスト再生

 

↑パソコンにつないでプレゼンテーションの画面を大画面に映せます

 

プロジェクターの底面に配置した端子に専用のドングルを装着すると、Wi-Fi機能が使えるようになります。家庭のWi-Fiルーターを経由して、スマホやタブレットからM2にワイヤレスでYouTube動画などをキャストしながら再生できるので、筆者が最近ハマっているApple Arcadeのゲームも、iPhoneの画面をそのままプロジェクターにミラーリングすれば迫力あふれる大画面で遊べました。iPhoneにBluetoothゲームコントローラーを接続すれば操作も快適。力強いサウンドもWi-Fiを介してスマホからM2に送られます。

 

↑USBメモリーのようなドングルを装着してWi-Fi接続機能を利用

 

M2にはデジタルカメラで撮影した写真や動画が読み込めるUSB端子とmicroSDカードスロットがあり、それぞれのメディアに保存したファイルをプロジェクターから直接読み込める手軽さも、特筆すべきポイントです。

 

↑背面端子がとても充実しています

 

さらにM2は、Androidベースのスマートプラットフォームを搭載していて、プリインストールされているアプリマーケットサービス「Aptoide TV」からAbemaTVアプリをインストールしてテレビ番組を見たり、TuneInラジオアプリを追加すれば世界のラジオ番組やポッドキャストも楽しめ、コンテンツの幅が広がります。

 

↑アプリを追加してAbemaTVも楽しめました

 

【音質】声が聞こえやすくなるクリアなサウンド

ビューソニックのM2は音質にもとことんこだわり抜いたharman/kardon(R) 製スピーカーを搭載しており、人の「声」がとてもクリアに聞きやすいバランスにチューニングされているので、映画にドラマ、アニメなど家族揃って楽しめるコンテンツの再生時に高い効果がありました。

 

↑harman/kardon(R) の高音質スピーカーを搭載

 

ただ一方、スリムでコンパクトなプロジェクターに内蔵できるスピーカーユニットのサイズには限界もあるため、視聴するコンテンツによっては音の厚みがもう少しほしくなることも考えられます。例えば音楽ライブ系のコンテンツを再生する場合など、低音域の肉付けをしたい時にはひとつ「オーディオイコライザー」を使う方法があります。

 

ホームメニューの「設定」から「詳細設定」に入ると「オーディオモード」が選べ、さらに「ユーザー」モードを選択すると「オーディオイコライザー」が立ち上がるので、好みのバランスに音合わせをしてもよいでしょう。ユーザー設定値は1件をプリセットとして登録できます。

 

↑本体のフロント側から音が聞こえてきます

 

↑オーディオモードの設定からイコライザー調整も可能

 

また、「設定」の「基本設定」メニューから「Bluetooth設定」に入ると、M2で再生しているコンテンツの音をBluetoothオーディオ機器に飛ばして楽しむこともできます。あるいは本体背面に搭載するアナログオーディオ出力を使って、手持ちのPC用スピーカーやサウンドバーにM2をつないで音の迫力を足すことも可能。これらの外部オーディオ機器を活用できる拡張性も含めて、ビューソニックはM2のオーディオパフォーマンスを徹底追求したポータブルプロジェクターであると言えそうです。

 

【まとめ】誰もが使いやすいポータブルプロジェクターの決定版

筆者は、M2のユーザーインターフェースの出来映えがとても良かったことにも満足しました。

 

本体に付属する専用リモコンのレスポンスも良好ですが、iOS/Android対応の純正モバイルアプリ「vCastSender」を使うと、あたかもプロジェクターで投写している映像を指でタッチしながら操作しているような感覚で、スマホのタッチパネルによる直感的なメニュー操作が可能になります。コンテンツ検索の文字入力などもかなり楽になるので、ぜひ試してほしいです。

 

↑直感的なリモコン操作を実現したvCastSenderアプリ

 

冒頭に「3つのポイント」として触れたポータブルプロジェクターを選ぶ際に重視したいポイントのどれを取っても、ビューソニックのM2はベストインクラスの製品としておすすめできます。価格だけを見れば似た使い方ができる、より安価なポータブルプロジェクターも販売されていますが、長く使い込むほどにM2の細部にまで気を配った使いやすさと安定感が身に染みて実感されるはずです。

 

一例として、駆動時に本体内部にこもる熱を逃がすための空冷ファンから聞こえるノイズが、同クラスのポータブルプロジェクターと比べて静かなことを挙げておきたいと思います。シリアスな映画やドラマを見ている時に、プロジェクターが発するノイズが大きすぎると没入感が得られません。最後に大事なポイントとして付け加えておきます。

 

観たいコンテンツをいつでも・どこでも楽しめるポータブルプロジェクターによる大画面エンターテインメントには、4Kテレビとはひと味違う「感動」が味わえる良さがあります。またプロジェクターは壁やスクリーンに動画や写真を映し出して見るデバイスなので、テレビやパソコンのように目にダメージを与えるブルーライトが発生しません。家族の目に優しいシアター環境を実現できることも大きな特徴です。さらにM2は、メタリックとマットブラック仕上げのスタイリッシュなデザインも大きな魅力。

 

↑おしゃれな部屋にもスッと馴染むスタイリッシュなデザイン。部屋のインテリアにこだわりたい人にもおすすめできます

 

きっとビューソニック「M2」は、“大画面のある生活”の素晴らしさを実感させてくれるに違いありません。

 

撮影/我妻慶一

 

4K/120kHz対応機種も! テレビでネット動画やゲームするならLGの2021年モデルが狙い目

LGエレクトロニクス・ジャパンは、4K有機ELテレビ「OLED G1」シリーズを初めとする2021年の新モデル9シリーズを5月下旬より発売します。

↑4K有機ELテレビ「OLED G1」

 

コロナ禍でテレビの視聴時間が増加

同社によれば、2020年は世界的な新型コロナウイルス感染拡大の影響でテレビを視聴する時間が増え、平均的な視聴時間は約20%増加したとのこと。さらに、テレビでネット動画配信サービスを視聴するニーズも増えていることから、新モデルではweb OS 6.0を採用し、動画アプリの起動時間を一般的なスマートテレビの約半分に短縮。スピーディーな動作でネット動画が楽しめます。

 

また、一部の機種ではHDMI2.1をサポートしており、eARC、VRR(可変リフレッシュレート)、ALLM(自動低遅延モード)などの機能を利用可能。最新のゲーム機で4K/120kHzのゲームプレイが楽しめます(対応機種のみ)。

 

次世代パネルで進化した有機ELテレビ「OLED G1」

4K有機ELテレビは、全3シリーズ10モデルをラインナップ。色の再現性と明るさがさらに向上した次世代有機ELパネル「LG OLED evo」を採用した「OLED G1」シリーズを筆頭に、ディンプルスピーカー搭載の「OLED C1」、スタンダードモデル「OLED A1」を展開します。

↑有機ELテレビのラインナップ

 

フラッグシップ機の「OLED G1」は、次世代パネル「OLED evo」を採用。新しい発光素材を採用して赤・緑・青の波長を改善するとともに、新レイヤーを付加することで、色の再現性と明るさがさらに向上しています。

↑「OLED G1」

 

また、テレビの心臓部ともいえる映像エンジンに人工知能を統合させた、第4世代のAI対応映像エンジン「α9 Gen4 AI Processor 4K」(※OLED A1シリーズは「α7 Gen4 AI Processor 4K」搭載)。AIが視聴している映像のジャンル(シネマ・スポーツ・アニメーション・スタンダード)やシーン(夜景・街並み・自然・スタンダード)を認識し、それぞれのシーンに合う画質設定を自動で適用します。

 

さらに、映像だけでなく音質もそれぞれのジャンル(ドラマ・スポーツ・映画・ニュース・音楽)に合わせたサウンドに自動調整し、ステレオ音声も臨場感あふれるバーチャル5.1.2chサウンドに変換します。

 

このほか、「Dolby Vision IQ」や「Dolby Atmos」といった規格にも対応しており、映画館の迫力を自宅で体験することが可能です。

↑ディンプルスピーカー搭載の「OLED C1」

 

【ラインナップ詳細】

シリーズ 品番 画面 実売予想価格 発売日
OLED G1 OLED 65G1PJA 65型 48万円前後 5月下旬
OLED 55G1PJA 55型 35万円前後
OLED C1 OLED 83C1PJA 83型 110万円前後 6月中旬
OLED 77C1PJA 77型 66万円前後 5月下旬
OLED 65C1PJA 65型 43万円前後
OLED 55C1PJA 55型 29万円前後
OLED 48C1PJA 48型 25万円前後
OLED A1 OLED 77A1PJA 77型 62万円前後 7月上旬
OLED 55A1PJA 55型 25万円前後 6月中旬
OLED 48A1PJA 48型 22万円前後 7月上旬

 

MiniLEDバックライト採用のQNEDシリーズに注目

液晶テレビは、8Kモデルと4Kモデル計6シリーズ18モデルをラインナップ。なかでも注目は、「MiniLEDバックライト」と「量子ドットナノセルカラーテクノロジー」を組み合わせた「LG QNED MiniLED」を搭載する8K液晶「QNED99」シリーズと、4K液晶「QNED90」シリーズです。

↑液晶テレビのラインナップ

 

「LG QNED MiniLED」は、極小サイズのLEDバックライトにより高精細で高輝度な画質を実現する「MiniLEDバックライト」と、豊かで正確な色の表現を可能にする「量子ドットナノセルカラーテクノロジー」の組み合わせにより、より明るくコントラストの高い映像を表現する新技術。同社の液晶テレビの技術を結集させたフラッグシップとなります。

↑4K液晶「QNED90」

 

↑8K液晶「QNED99」

 

また、映像エンジンには、有機ELモデルと同様、第4世代のAI対応映像エンジンを採用。視聴するコンテンツのジャンルやシーンをAIが判別し、自動で画質や音質を調整してくれます。

 

このほか、1nmという極小粒子を超精密に敷きつめた「NanoCell Display」を搭載した「LG NanoCell」シリーズや、スタンダードな機能を備えた「LG UHD TV」の「UP8000」シリーズもラインナップ。86インチから43インチまでの豊富なサイズを揃えています。

↑「LG NanoCell」シリーズの「NANO90」

 

【ラインナップ詳細】

シリーズ 品番 画面 実売予想価格 発売日
QNED99 86QNED99JPA 86型 121万円前後 8月
QNED90 86QNED90JPA 86型 72万円前後
75QNED90JPA 75型 55万円前後 6月中旬
65QNED90JPA 65型 44万円前後 9月
NANO90 86NANO90JPA 86型 50万円前後 5月下旬
75NANO90JPA 75型 35万円前後
65NANO90JPA 65型 27万円前後
55NANO90JPA 55型 21万円前後
NANO85 50NANO85JPA 50型 17万円前後
NANO76 75NANO76JPA 75型 26万円前後
65NANO76JPA 65型 19万円前後 6月中旬
55NANO76JPA 55型 16万円前後 7月上旬
50NANO76JPA 50型 14万円前後 5月下旬
43NANO76JPA 43型 13万円前後
UP8000 65UP8000PJA 65型 18万円前後 5月下旬
55UP8000PJA 55型 15万円前後
50UP8000PJA 50型 14万円前後
43UP8000PJA 43型 11万円前後

 

有機ELから8K/4K液晶、さらに豊富なサイズラインナップをそろえた2021年のLGのテレビは、ネット動画やゲームにも対応した死角のない仕上がりとなっています。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

 

Apple Musicがロスレスオーディオに対応、6月から追加料金なしで利用可能に

アップルは5月17日、定額制音楽配信サービス「Apple Music」において、ロスレスオーディオやDolby Atmosによる空間オーディオに対応すると発表しました。Apple Musicに加入しているユーザーであれば、6月から追加料金なしで利用が可能になります。

 

ロスレスオーディオは、7500万曲以上が対応。フォーマットはALAC(Apple Lossless Audio Codec)を採用しており、アップルのデバイスでは16bit/44.1kHzから最大24bit/48kHzまで再生可能です。さらに、最大24bit/192kHzのハイレゾ音源も提供されます。

 

なお、ロスレスオーディオは、Apple Musicの「設定」→「ミュージック」→「オーディオの質」をオンにすると利用できるようになります。

 

また、5月17日からはDolby Atmosによる空間オーディオに対応。アップルのH1チップまたはW1チップを搭載した「AirPods」とBeatsのヘッドホンに加え、最新バージョンの「iPhone」「iPad」「Mac」の内蔵スピーカーでDolby Atmos対応の楽曲を再生できます。

 

Dolby Atmos対応のアルバムには、詳細ページにバッジが表示され、簡単に見つけられるようになっているほか、今後も対応楽曲を追加していくとのことです。

世界初180度パノラマ4K対応オンライン会議カメラに、新たに「会議室用」と「個人用」が登場

デンマーク・コペンハーゲン発ヘッドセットブランド「Jabra(ジャブラ)」を展開するGN Audio A/S社の日本法人・GNオーディオジャパンは、180度パノラマ4K対応オンライン会議カメラ「Jabra PanaCast」の新しいラインナップとして、会議室での使用を想定したインテリジェントビデオバー「PanaCast 50」を6月15日に、インテリジェントパーソナルカメラ「PanaCast 20」を8月1日に発売します。税抜価格はPanaCast 50が14万5000円、PanaCast 20が3万5000円。

 

PanaCast 50は、AIベースのビデオおよびオーディオストリームと、Jabra独自のAIアルゴリズムの両方を使用して、会議中の動きに応じてフレームを自動的に調整するバーチャルディレクター機能により、会議の“ディレクター”の役割を担います。

↑PanaCast 50

 

高精度なマルチカメラアレイに搭載された3台の13メガピクセルカメラにより、180度パノラマ4Kで部屋全体が見渡せて、高度なアルゴリズムを使用したビデオストリームのライブスティッチングをリアルタイムに正確に行います。端に位置するユーザーまで常に完璧なフレームで表示する「インテリジェントズーム」機能も搭載しています。

 

2つのビデオストリームを同時に配信することができ、会議参加者に焦点を当てながら、ホワイトボードなどの室内の特定の関心領域に焦点を当てることが可能。デバイスに内蔵されているホワイトボード共有機能で、ホワイトボードの内容をリアルタイムに取り込むこともできます。

 

また、会議室にいる全員をカウントし、匿名の人数メタデータをリアルタイムの数値情報として提供。ネットワークインターフェースを介して長期的な分析データをIT管理者に提供し、ミーティングスペースの利用についてデータに基づいた意思決定を行なうことが可能です。

 

8つのビームフォーミングマイクを搭載し、音声を正確に検出しノイズを除去するアルゴリズムを備えています。ゼロバイブレーションにセットされた2つの50mmウーファーと2つの20mmトゥイーターの合計4つのパワフルなJabra独自設計のスピーカーからの高品位音声で、自然な会話を実現します。

 

PanaCast 20は、コンパクトで持ち運びや使用が簡単で、場所を問わず働く人も、高品質で安全なビデオ通話をすることができます。すべての機能がデバイス本体内で行なわれ、セキュリティ侵害のリスクを大幅に軽減。レンズカバーも内蔵されているので、誤ってカメラを「オン」にしたままにすることもなく、プライバシーが守られ、安心感の高いモデルです。

↑PanaCast 20

 

4K Ultra HDビデオ、HDRビデオに加え、パーソナライズされたインテリジェントズームにより、あらゆる環境で常にメインユーザーを適切にフレームに収めることができます。自動照明補正機能も搭載しており、時間帯や周囲の状況に関わらず、可能な限り映像が最適化されます。

最強コスパ「AV」ベストバイ6選

上位モデルや人気商品と同等の機能を持つのに、価格がはるかに安い……そんな最強コスパ「AV」アイテムをピックアップ。どれほどおトクかを示す「コスパ指数」を添えて紹介する。

※こちらは「GetNavi」 2021年6月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【コスパ指数とは?】

取り上げたハイコスパ製品の価格で、同程度の機能・性能を持つ主要な製品の一般的な価格を割り、パーセントで表示したもの。この値が大きいほど、コスパに優れたアイテムということを示している。

 

【No.1】多彩な装着方法に対応しいつでも動画を残せる!

アクションカメラ

Insta360

Insta360 GO 2

実売価格3万6300円

高度な手ブレ補正機能で、激しく動いても滑らかさと水平を保ってくれるアクションカメラ。スマホからの操作や撮影した動画の編集・加工も可能で、複数の動画をAIが編集してくれる「FlashCut 2.0」に対応する。本体のみで4m防水を実現。

SPEC ●動画解像度:最大2560×1440@50fps ●ISO感度:100〜3200 ●焦点距離:11.24mm相当 ●絞り:F2.2 ●使用可能メモリ容量:28GB ●サイズ/質量:W52.9×H23.6×D20.7mm/26.5g

 

↑バッテリー内蔵の充電ケース。装着したままでも撮影でき、駆動時間が単体時の最大30分から最大150分に伸びる

 

↑充電ケースには操作ボタンと表示パネルを装備。スマホを使わなくても基本的な設定の変更ができるのが便利だ

 

↑充電ケースには角度調整できるミニスタンド脚のほか、三脚穴も装備。充電はUSB Type-C端子から行う

 

↑服の内側に磁気ペンダントを提げておくと、本体内の磁石により装着可能。ハンズフリーでの撮影が手軽にできる

 

↑バイザーやヘッドバンドに装着して撮影できる簡易クリップも付属する。充電ケースは、自撮りの際のグリップとしても役立つ

 

《ベストバイのワケ!》撮影の自由度が高くスマホアプリも秀逸

撮影用ハンドルとしても使える三脚内蔵ケースや、服に装着できる磁気ペンダントなど、他製品にない充実のアクセサリーが同梱。スマホアプリも多機能で使いやすく、他社の上位モデルと比べても遜色ない。

 

↑編集アプリが秀逸。撮影したクリップをAIが関知して自動的に編集を行う。編集後はSNSでシェアできる

 

【コスパ指数】176%

相場価格6万3800円

 

【No.2】「電子耳栓」にもなるテレワークの強い味方

ヘッドホン

ag

WHP01K

実売価格9800円

周囲の騒音を分析して打ち消すアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能を搭載。ANCによる音質劣化はイコライザーで補正する。同メーカーのオーディオブランド「final」の技術が生かされた高音質サウンドが特徴だ。

SPEC ●再生周波数帯域:20Hz〜20kHz ●対応コーデック:SBC、AAC、aptX、aptX LL ●連続音楽再生時間:25時間(ANC起動時)●充電時間:2.5時間 ●充電端子:USB Type-C

 

↑ハウジング部が上下左右に回転。低反発イヤーパッドによって頭部にぴったりフィットして音漏れも防いでくれる

 

↑有線端子も装備。ヘッドホンのバッテリーが切れても、スマホやプレーヤーにケーブル接続すれば使用できる

 

↑折りたたみ機構を採用。ドライバーユニット部が内側に折り込まれて破損しにくくなる。専用ポーチも付属

 

《ベストバイのワケ!》騒音の多い家庭内でも仕事に集中できる

ハイブリッド方式の採用で高級機並みの精密なノイズキャンセルを実現。音楽再生時以外にも利用可能で、テレワーク中の通話やリモート会議、さらには「耳栓」としても使える点が便利だ。

 

↑ANC用のマイク。ノイズを集音・分析するセンサーを、ハウジングの外側だけでなく内側にも搭載した

 

【コスパ指数】153%

相場価格1万5000円

 

【No.3】仕事やスポーツにも使える美形モデル

完全ワイヤレスイヤホン

オーディオテクニカ

ATH-SQ1TW

実売価格8600円

音楽再生中も周囲の音をマイクで取り込む機能で、外出中も安心して使用できる完全ワイヤレスイヤホン。イヤホン単体では最大約6.5時間、充電ケースとの組み合わせで最大約19.5時間もの使用が可能。ハンズフリー通話も行える。

SPEC ●形式:ダイナミック型 ●ドライバー:φ5.8mm ●出力音圧レベル:100dB/mW ●再生周波数帯域:20〜20kHz ●通信方式:Bluetooth 5.0 ●質量:約5.2g(片側)

 

↑ツートンカラーを含む、豊富なカラバリを用意。マスタード、ピンクブラウン、ネイビーレッドなど6色から選べる

 

↑イヤーピースは、XS/S/M/Lの4サイズが付属。耳穴に合わせて選択することで、音漏れや騒音の混入を防げる

 

↑IPX4の防水性能を装備。水の飛沫に対して保護され、汗ばんだ手で着脱や操作をしたい場合でも安心だ

 

《ベストバイのワケ!》耳を圧迫しないタッチ操作が快適

完全ワイヤレスヘッドホンの多くはユニットからの操作が可能だが、ボタン式の場合は押すたびに耳穴に押し込まれる感覚があってやや不快に感じる。本機はタッチ対応なので快適に操作できる。

 

↑タッチ操作に対応。再生/停止/曲送り/曲戻し/音量といった操作を、パネルに触れるだけで行える

 

【コスパ指数】140%

相場価格1万2000円

 

【No.4】放送もネット動画も美しく映像処理

液晶テレビ

東芝

レグザ 43C350X

実売価格7万3670円

高度な映像処理機能を備え、放送もネット動画も美しく描写する4K液晶テレビ。バスレフ型フルレンジスピーカーを搭載し、低音から高音までバランスの良い音声を再現する。視聴履歴から番組をオススメするAI機能も便利だ。

SPEC ●チューナー:BS4K/110度CS4K×1、地デジ×2、BS/110度CS×2 ●HDR対応:HDR10/HLG HDR ●接続端子:HDMI×3ほか ●サイズ/質量:W961×H595×D200mm/7.5kg(スタンド含む)

 

↑別売のHDDに録画可能。「話題の番組」などの指定したテーマや、視聴履歴からAIが抽出したよく見る番組などを自動録画してくれる

 

《ベストバイのワケ!》高度な映像処理技術でネット動画も美しく

VODサービスなどの動画は、精細感やコントラストが劣るものも多い。本機は独自のネット動画高画質処理技術「ネット動画ビューティLE」を搭載し、ネット動画も美しく視聴することができる。

 

↑処理効果のイメージ。色が鮮やかになり、明るいところは明るく、暗いところはしっかり暗く描写される

 

【コスパ指数】149%

相場価格11万円

 

【No.5】手ブレに強くて操作も明快、初心者も使いやすい入門機

ミラーレス一眼

OMデジタルソリューションズ

OLYMPUS OM-D E-M10 Mark III EZダブルズームキット

実売価格5万6800円

5軸手ブレ補正機構を内蔵したミラーレス一眼と標準&望遠ズームのセット。約236万ドット表示の有機ELファインダーを備えており、本格的な撮影を楽しめる。直感的な操作が可能なタッチパネル液晶モニターを搭載。

SPEC ●撮像素子:有効1605万画素4/3型Live MOS●モニター:3.0型 ●付属レンズ:(標準)14〜42mmF3.5-5.6、(望遠)40〜150mmF4.0-5.6 ●サイズ/質量(ボディ):W121.5×H
83.6×D49.5mm/約410g

 

↑スマホとWi-Fi接続が可能。撮影した写真をその場でスマホに転送し、SNSなどを介してシェアすることができる

 

《ベストバイのワケ!》スマホのように操作できるタッチパネルを搭載

モニターはタッチ操作に対応しており、本体の設定や撮影設定を直感的に素早く行える。画面内の被写体をタッチするだけで、スマホ感覚でスピーディにピントを合わせて撮影できる機能が便利。

 

↑最適な撮影設定が簡単にできる「シーンモード」の選択。タッチパネルなので直感的に素早く設定できる

 

【コスパ指数】185%

相場価格10万5000円

 

【No.6】コンパクトながら高音質! 防水仕様で使う場所も選ばない

Bluetoothスピーカー

Anker

Soundcore 3

実売価格5990円

Bluetooth 5で接続するワイヤレススピーカー。2つの8Wドライバーで迫力のサウンドを再現する。最大2台をペアリング登録可能。独自の連携規格「PartyCast」により、対応するスピーカーを一度に100台まで鳴らせる。

SPEC ●音声実用最大出力:16W(8W×2)●連続再生可能時間:最大24時間 ●充電端子:USB Type-C ●通信規格:Bluetooth 5 ●防水規格:IPX7 ●サイズ/質量:W174×H57×D59mm/約500g

 

↑水深1mに30分間沈めても使用できるIPX7の防水仕様。浴室やキッチンでも安心して使うことができる

 

↑スマホの「Soundcore」アプリに対応。音域ごとに強さを変えるイコライザーで好みの音に調整できる

 

《ベストバイのワケ!》価格以上の音質を誇るヒットシリーズが進化

Soundcoreシリーズは、気軽に購入できる価格でありながら、高級スピーカーにも劣らないパワフルかつ高精細なサウンドが魅力。本機は新型ドライバーの採用や低音の強化などでさらに音質が向上している。

 

↑軽量ながら強度があるチタニウムドライバーを採用。大音量でも音の歪みを抑えたクリアな高音を実現した

 

【コスパ指数】167%

相場価格1万円

ソニーの「360 Reality Audio」はこれまでのサラウンド技術と何が違うのか? 開発者に聞いた

ソニーが推し進める「360 Reality Audio(サンロクマル リアリティ オーディオ)」(以下360 RA)は、対応するスピーカーやプレーヤー機器などのハードウェア、音楽配信サービスのアプリを組み合わせて立体的な音楽再生が楽しめる同社独自のエンターテインメントです。今回は春にソニーが発売した360 RA対応の新しいワイヤレススピーカーの試聴体験レポートとともにその魅力を紹介します。

 

ついに360 Reality Audio対応のワイヤレススピーカーが登場

360 RAは2019年に欧米からサービスが開始されました。ホームシアターやモバイル向けの立体音響技術としてはドルビー・アトモスやDTS:Xなども広く普及しつつありますが、ソニーの360 RAはユーザーの足もと方向を含む360度全天球に広がる仮想音響空間の中に、最大24個の音源を「オブジェクト」として配置してリアルな音楽体験が生み出せるところに大きな違いがあります。

 

筆者が本稿を執筆している2021年5月中旬時点で、日本国内で360 RAによる音楽体験に触れられる環境を整理してみます。

 

Wi-Fi接続のワイヤレススピーカーにはソニーが発売した「SRS-RA5000」「SRS-RA3000」の2機種以外にも、アマゾンのAlexaを搭載する「Amazon Echo Studio」があります。筆者が把握する限りでは海外にもまだ360 RA対応のワイヤレススピーカーは出ていませんが、HiFiオーディオブランドの米McIntosh(マッキントッシュ)が発売しているマルチチャンネル対応のAVプリアンプ「MX123」がファームウェア更新により初の360 RA対応ハイエンドアンプとして名を連ねたようです。

↑360 Reality Audioの技術に対応した最新のワイヤレススピーカー「SRS-RA5000」(左側)、「SRS-RA3000」(右側)をレポートします

 

スマホとヘッドホンによるポータブル再生にも対応

スマホで360 RAを楽しむ場合、音楽配信サービスのモバイルアプリが360 RA対応コンテンツの再生に対応する必要があります。アプリ(=音楽配信サービス)とコンテンツが360 RA対応であれば、スマホやタブレットの場合は一般的なヘッドホン・イヤホンにつないで立体音楽体験が得られます。

 

日本国内で360 RA再生が楽しめる楽曲は洋楽・邦楽を含めて約4000曲に上ります。現在、国内では「Sony ArtistConnection」のほか「Deezer」「nugs.net」のアプリが360 RA対応であり、それぞれに専用の楽曲を配信しています。Amazon Music HDの場合は360 RAコンテンツを楽しめる環境がまだスピーカー再生に限定されているため、モバイル対応はもう少し待つ必要があります。

 

モバイル環境の360 RA体験はANC(アクティブ・ノイズ・キャンセリング)搭載ワイヤレスヘッドホン「WH-1000XM4」など一部ソニーが発売するヘッドホン・イヤホンで聴くといっそうリアルな立体感が楽しめます。その理由は「Sony | Headphones Connect」アプリから、ユーザー個人の耳に適した音場を再現する「個人最適化」技術が使えるからです。

↑ソニーのWH-1000XM4など360 Reality Audio認定ヘッドホンを使うとさらにリアルな立体音楽体験が楽しめます

 

スマホでアプリを立ち上げてから、インカメラでユーザーの耳写真を撮影し、その画像情報を元にクラウド上で個人の耳の形状に最適化したプロファイルをすばやく生成します。このデータをSony ArtistConnectionをはじめとするアプリと連動させることによって、それぞれの360 RAコンテンツの再現性が高まるという仕組みです。この個人最適化が利用できる「360 RA認定ヘッドホン・イヤホン」は、これからソニー以外のメーカーにも広がっていくようです。

 

360 RA対応スピーカーを聴いてきた

今回はソニーの試聴室を訪問して、新製品のSRS-RA5000とSRS-RA3000を試聴してきました。Amazon Music HDで配信されている360 Reality Audio対応作品を聴いています。

↑上位モデルのSRS-RA5000

 

Doul(ダウル)の楽曲「Howl」はスタイリッシュなビートを効かせたダンスミュージックですが、初めて360 RAの楽曲を聴く方は、きっと足もとから分厚い低音に包み込まれるような斬新なリスニング感に驚くと思います。ボーカルやギターの音像はとても力強く、中高音域が天井の方向へ伸びやかに広がります。

 

リスナーの360度全天球に広がる音場の中を、「音のオブジェクト」として配置された音源が縦横無尽に動き回る効果が楽しめるところも360 RAの技術的な特徴のひとつ。Little Glee Monsterのライブ収録の楽曲「好きだ。-5th Celebration Tour 2019-」では、ステージで演奏するアーティストの歌声の臨場感だけでなく、会場いっぱいに広がる歓声が作り出すライブの空気感までもが鮮やかに蘇りました。

↑Amazon Music HDで配信されている360 RA対応楽曲を試聴しました

 

大編成のオーケストラによる演奏と360 RAの相性も抜群に良いと感じました。豊かなスケール感と小音量で演奏される弦楽器の繊細な音色のコントラスト感に引きつけられます。

 

ハイレゾ作品が耳の肥えたオーディオファンをも魅了するリアリティを持つのに対し、360 RAは「360度全天球に広がる音場感」が誰にでもわかりやすいのが特徴といえるでしょう。一般にも広く新鮮な音楽体験として受け入れられる、豊かな可能性を持つ技術だと感じました。

 

ステレオ音源で立体再生が楽しめる機能も搭載

スピーカーに注目すると、上位モデルのSRS-RA5000は音場の広がりが豊かなだけでなく、空間を埋め尽くす音のつながりもきめ細かく再現できる特徴を備えていました。スタンダードモデルのSRS-RA3000もまたクリアで見晴らしのよい音場感が魅力的です。中高域の切れ味はRA5000よりもRA3000の方がシャープで煌びやかな印象。より大きな筐体に数多くのスピーカーユニットを内蔵するRA5000は低音の滑らかさ、立ち上がる瞬間の力強いインパクトと粘っこさが一枚上手だと思います。

↑スタンダードモデルのSRS-RA3000

 

どちらのスピーカーにもソニー独自のアルゴリズムにより、2chのコンテンツを擬似的に立体化して360 RAふうの臨場感が楽しめる「Immersive Audio Enhancement」という機能があります。本体のボタン押し操作、またはMusic Centerアプリから機能をオンにすると鮮やかな音の広がり感が楽しめます。

↑Immersive Audio Enhancementの機能を使うとステレオ制作の音源が立体的なサウンドで楽しめるようになります

 

ワイヤレスオーディオ再生のコンテンツに限らず、スピーカーが搭載するステレオミニ音声入力にテレビをつなげば、歌番組にスポーツ中継、紀行ものなどテレビ番組のサウンドにも豊かな没入感が加わります。

 

360 RA開発チームに技術の特徴を聞いてみた

スピーカー製品の音響設計を担当する関 英木氏は、今回ソニーとして初めて360 Reality Audioに対応するスピーカーを開発した際の苦労を次のように振り返ります。

↑スピーカーの音響設計を担当する関氏

 

「ステレオ再生のスピーカーと音場の再現技術等がまったく異なるため、開発者としても技術の概念を正しく理解したうえで、音楽クリエイターが意図する体験を正しく引き出すことに腐心してきました。SRS-RAシリーズはワンボックス筐体のスピーカーシステムなので、マルチチャンネルスピーカー環境をリファレンスとしている制作スタジオのサウンドを、ホームリスニング環境で再現できることも容易ではありません。様々な課題を乗り越えながら、時間をかけてこれがソニーの360 RAスピーカーであると胸を張れる製品をつくってきました」(関氏)

 

360 RA対応の楽曲を制作するための汎用コンテンツプロダクションツール「360 Reality Audio Creative Suite」も、いよいよこの春にリリースされました。ソニーがアメリカのソフトウェアメーカーであるVirtual Sonics社と共同で開発したツールは、メジャーどころといわれるDigital Audio Workstation(DAW)に追加可能なプラグインとして提供されます。クリエイターは日ごろ使い慣れているDAWソフトを使って360 RA対応の楽曲制作が可能になると、ソニーで360 RAのプロジェクトリーダーを担当する岡崎真治氏がメリットを説いています。

↑360 RAのプロジェクトリーダー岡崎氏

 

360 RA対応の楽曲制作については、クリエイターが自由な発想をベースに取り組めるように、特別なガイドラインはもうけていないそう。ただ、一方でクリエイターがコンテンツを制作する際の手引きを提供する手間は惜しまないと岡崎氏は語っています。ソニーからTIPSのような形でノウハウを提供しつつ、クリエイターから寄せられるフィードバックに素速く対応できる環境を整えることにも注力しているそうです。

 

様々なハードウェアに広がる360 RA体験

360 RAのコンテンツ制作は、音楽配信サービスが先行導入された欧米のスタジオやアーティストの側で先にノウハウが蓄積されてきました。日本国内でもまたソニー・ミュージックスタジオ、ソニーPCLスタジオ、山麓丸(サンロクマル)スタジオが次々に360 RAのコンテンツ制作をサポートする環境を導入しています。今後は360 RA対応の新作楽曲から、大滝詠一の名盤「A LONG VACATION」のように、過去にリリースされたコンテンツがますます充実することも期待できそうです。

 

ソニーの岡崎氏は「360 RAは当初オーディオ機器で再生する音楽コンテンツを中心に拡大しますが、近く動画付きの音楽ビデオにも広げていきたい」と意気込みを語っています。

 

ライセンスビジネス担当の澤志聡彦氏は、今後も360 RA対応のエコシステムをホームオーディオ、スマホを含むポータブルオーディオから、車載エンターテインメントにも広げていきたいとしています。

↑取材に答えていただいたソニー株式会社 ホームエンターテインメント&サウンドプロダクツ事業本部の岡崎氏、関氏。右側がライセンスビジネス推進室の澤志聡彦氏

 

2020年にソニーが発表したコンセプトカー「VISION-S」にはクルマの中で360 Reality Audioを体験できるシステムが組み込まれ話題を呼びました。現在自動車メーカーとの共同開発にむけた取り組みも動き始めているそうです。

↑ソニーのコンセプトカー「VISION-S」にも360 RA再生機能が搭載されています

 

↑車内で楽しむ立体音楽体験も圧巻

 

ハイレゾやサラウンドに続く、豊かな音楽体験の新技術としてソニーの360 Reality Audioにはこれからも引き続き注目したいと思います。

 

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耳を塞がないから安心! ヘルメットをスピーカーに変える新感覚デバイス「addSound」

スクーターやバイクに乗るときはスマホの画面を見たり、ナビを操作することができません。でも、ヘルメット越しでもナビ音声が聴けたり、通話ができたりしたら便利ですよね。そんなバイク乗りの夢をかなえるデバイスが発売されました。

 

ヘルメット用オーディオデバイス「addSound」は、エキサイター(振動型スピーカー)によりヘルメットを振動させて音を出す新発想のアイテム。本体に内蔵する2つのキサイターによりヘルメットを振動させ、イヤホンをつけなくてもスマートフォンなどからBluetooth伝送した音声や音楽を聴くことができます。

↑「addSound」(オフホワイト)/オープンプライス(直販価格2万9700円)

 

↑ヘルメットを振動させて音を出します

 

耳を塞がないので安全性が高く、ヘルメット内部の配線も不要。簡単に取り外しができるので、複数のヘルメットに取り付けプレートを装着しておけば、その日の気分でヘルメットを変えて使用することも可能です。

 

スマホとワイヤレス接続すれば、音楽再生やストリーミングアプリで音楽を聴くことができるほか、ナビアプリの音声案内を利用することも可能。音楽の再生/一時停止は、グラブをしたままヘルメットをポンと軽くタップするだけで操作できます。

 

別売のマイクを接続すれば、運転中のハンズフリー通話や音声アシスタント機能を使った操作も可能。仲間とツーリングをする際など、無線機で会話するような感覚で通話することができます。

↑別売のマイクを装着すれば通話や音声アシスタント機能を利用可能

 

本体は防水性を備えており、雨天時の使用もOK。連続使用時間は最大約18時間(無風状態40km/h走行時。速度・風速によりバッテリー消耗速度が変化します)。充電時間は約2時間。本体カラーはオフホワイトとマットブラックの2色展開となります。

↑カラーはオフホワイトとマットブラックの2色

 

手持ちのヘルメットをワイヤレススピーカーに変えてしまう新感覚のデバイス「addSound」は、現在第二期予約販売を5月末まで受付中。気になった方は、急いで公式サイトをチェックしてみてください。

 

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イヤホン大きすぎて耳痛くなるーーという人にオススメなGLIDiC史上最小の完全ワイヤレス「Sound Air TW-4000」

モバイルシーンでの使いやすさに定評のあるオーディオブランドGLIDiC(グライディック)が、同ブランド史上最小サイズの完全ワイヤレスイヤホン「Sound Air TW-4000」をMakuakeにて先行販売を開始しました。Makuakeでの販売価格は8600円。先行購入特典として、ケースのデコレーションができるオリジナルスキンシール(3種6枚)がプレゼントされます。

↑ブランド史上最小サイズのSound Air TW-4000

 

「Sound Air TW-4000」は、より小ささを追求したGLIDiC史上最小サイズの完全ワイヤレスイヤホン。カスタムイヤホンメーカー「カナルワークス」監修のイヤホン形状は、耳元でキラッと輝くリング状のアクセントを採用。フィット感とデザイン性を両立させています。

↑カラーはベビーピンクとミルキーホワイトの2色を展開

 

↑サイズの比較

 

また、より好みのフィット感を選べるように、これまでのサイズ(XS/S/M/L)のイヤーピースに加え、XXSサイズのオリジナルイヤーピースを付属。耳の小さな人や女性でもしっかりフィットさせることができます。

↑5サイズのイヤーピースが付属

 

上位モデルと同様、自然に周囲の音を取り込む「外音取り込み機能」や、スマートフォンのアプリで左右それぞれのイヤホンの音を鳴らしてイヤホンを探す「Tile(タイル)」機能を搭載。雨や水に強いIPX4の防水性も備えています(イヤホン部のみ)。

↑スマホからイヤホンを探せるTile機能を備えています

 

Bluetoothのコーデックは、SBC/AAC/aptXをサポートしており、iOS端末でもAndroid端末でも高音質なワイヤレス再生が楽しめます。連続再生時間はイヤホンのみで約6時間、充電ケース併用で約16時間。約10分の充電で約1.5時間の使用が可能な急速充電にも対応しています。

 

Sound Air TW-4000の先行販売の募集期間は5月19日まで。オリジナルスキンシールによるデコレーションに興味がある方やいち早く試してみたい方は、ぜひMakuakeのプロジェクトに申し込んでみて下さい。

 

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風呂入りながら会議もできちゃう時代には「防水ビエラ」で心に余裕が生まれる【愛用品コラム46】

本連載ではGetNavi web編集長・山田佑樹が日々の生活で愛用している品々を紹介していきます。

 

【#愛用品 46: パナソニック プライベート・ビエラ「UN-15N10」】

●起

ビジネスパーソンにとって、最後の楽園として君臨していたのは、「電車」と「風呂」だと思う。電車の移動中は電話に出なくていいし、メールも見るぐらいでいい。それが近年、メッセンジャーがバンバン届いて返信しなくてはいけないし、昨年からはマイクオフだったら会議にまで出れるようになってしまった。風呂もまた同じで、正直、ビデオオフ&ミュートにしていれば、湯船につかりながら会議に出れるようになってしまった。

 

●承

「会議イン風呂」は結構上級者だと思うが、楽園を失った我々はどうしたらよいか。そこで、文明の利器返しである。風呂の時間ぐらい仕事のことを忘れたいなら、テレビを持ち込むしかない。仕事をブロックするために、風呂にエンタメを持ち込むのだ。まったく根本的な解決になっていないが。

 

●転

となれば、鉄板のお風呂テレビ、防水ビエラである。私は本を読む派なのでもっぱら妻と娘が使っているが、とても楽しそうだ。なかなか出てこない。浴室乾燥機を回したいから早くあがって欲しいなぁと思っていると、「洗濯物、干しておくよ!」である。心に余裕が生まれている。

 

●結

防水ビエラには10V型と15V型の2種類がある。どちらにしようかと迷うときは下記の考え方がいいと思う。「風呂で観るメイン」なら15V型。「キッチンで聴くメイン」なら10V型。キッチンで調理中でも、仕事が思考に染み込んでしまう人にもオススメしたい。

 

GetNavi web編集長・山田佑樹の「愛用品コラム」はInstagramでも展開中。週3回公開しています。

ウェブ会議でイライラしない! リビングワーカーのためのプロが選んだ「カメラ&ヘッドセット」

新たな仕事様式が定着し、テレワークを継続する企業が増えている。「一時的に」とリビングで仕事をしていた人も多いだろうが、その作業環境を見直すべきタイミングが来たのだ。今回は「ウェブ会議の映像や音が低クオリティでイヤ」と悩んでいる方にオススメしたいアイテムをご紹介。

※こちらは「GetNavi」 2021年5月号に掲載された記事を再編集したものです

 

★お悩み解決人

テクニカルライター

湯浅顕人さん

AV機器とPCを中心に、デジタル全般に精通するテックライター。自宅仕事歴も長い。

【お悩み】ウェブ会議の映像や音が低クオリティでイヤ

ビデオ会議が頻繁になるに伴い、自分のカメラ品質が気になるケースが増えました。とはいえ、ノートPC内蔵のウェブカメラとマイクでは、その画質、音質を改善するのも限界があります。手軽に解決するにはやはり専用機器を導入するのがオススメ!

 

《解消!その1》カメラを見直せば格段に高画質に!

一般的なノートPCの内蔵カメラはイマイチ

この1年で、ビデオ会議の機会は一気に増加した。今後は、ノートPCの内蔵カメラのクオリティも差別化ポイントになると思われるが、現段階ではまだそこに注力した機種はわずか。クオリティを重視するなら、専用機器を用いるほかない。画質に関してはミラーレスカメラを用いたり、光を工夫したりといった改善策もある。

 

【No.1】ビデオ会議も動画配信も格段に高画質に仕上がる

【ウェブカメラ】

ロジクール

C922N PRO STREAM WEBCAM

実売価格9660円

1080p(30fps)や720p(60fps)といった高画質な動画を撮影できるウェブカメラ。オートフォーカスと明るさ補正機能を備え、照明に合わせて自動で調整を行う。

SPEC ●最大解像度:1080p ●視野角:78度 ●内蔵マイク:ステレオ ●ケーブル長:1.5m ●サイズ/質量:W95×H29×D24mm/約162g

 

■内蔵カメラ

 

■外付けカメラ

 

★ミラーレスカメラをウェブカメラ代わりに

コロナ禍でのトレンドとして、ミラーレスカメラをウェブカメラ化するアプリをカメラメーカーが次々と無償で提供した。現在は、主だったメーカーのカメラならウェブカメラとして使える。

富士フィルム

FUJIFILM X Webcam

無料

富士フイルムから公式に配布されているウェブカメラ化アプリ。同社の一眼であるXシリーズの多くが対応している。

 

★窓際なら照明を活用しよう

ウェブカメラは明暗差に弱く、窓との位置関係が画質に大きく影響する。窓を背負う逆光となる場面では、特に顔が暗く沈みやすい。こうした場合は、リングライトなどを用いれば表情まで写せる。

 

サンワサプライ

200-DG020

2980円

 

■ライトOFF

↑葉の一部や花の一部が黒くつぶれてしまっており、外付けカメラでも本来の色を写し取れない

 

■ライトON

↑上の写真とライト以外は同条件で撮影したが、しっかりと緑色や黄色を写し取ることができた

 

《解消!その2》音のトラブルはヘッドセットで手軽に解消

音のトラブルは、ノートPC側の問題であることがほとんど。PCの内蔵スピーカーは価格帯によって性能の振れ幅が大きく、内蔵マイクは指向性の設定が甘いものが多い。これらを外付けに変えれば、トラブルの多くを解消できるはずだ。また、ノイズが気になる場合は、設置場所などを変えると良い。

 

【マイク】

サンワサプライ

MM-MCU03BK

実売価格2530円

単一指向性で、PCから発生するノイズ音の影響を受けにくいマイク。手元にMUTEボタンを備えており、押下するだけで発言時以外の音を切ることができる。

SPEC ●形式:コンデンサータイプ ●マイク有効周波数帯域:70Hz〜15kHz ●集音範囲:最大約1〜2m/130度 ●サイズ/質量:W60×H140×D65mm/100g

 

【ヘッドセット】

EPOS

EPOS PC 8 USB

実売価格4950円

ビデオ会議に適したマイク一体型ヘッドセット。USB接続に対応する。マイクはパッシブノイズキャンセリング機能に対応し、クリアな会話を実現した。

SPEC ●再生周波数帯域:42Hz〜17kHz ●マイク有効周波数帯域 :90Hz〜15kHz ●マイク指向性:単一指向性●ケーブル長:2m ●質量:84g

 

【Column】キータッチ音が気になる人は、ノイズキャンセリングアプリを

ビデオ会議中もキーボード入力をよく行う人は、キータッチ音などのノイズに配慮すべき。そこで役立つのが、ノイズキャンセリングアプリの「Krisp」だ。ワンクリックで、PCからのノイズをカットする。

 

ブイキューブ

Krisp

無料(アプリ内課金あり)

自分が発するノイズだけではなく、ほかの参加者から伝わるノイズまでカットしてくれるアプリ。議事録作成時などに役立つ。

デスクトップPCからニンテンドースイッチまで、Bluetooth非対応デバイスを「対応」に変える! Bluetoothレシーバー5選

ある日、PCからイヤホンで作業用BGMを聴きながら作業しようとしたときに、気付いたのです。手元にはスマホで使うためのBluetoothイヤホンしかないのに、普段家で使っているデスクトップPCはBluetooth非対応……。

これは実際に編集部員に起こった出来事ですが、このように、一部デスクトップPCのようなBluetooth非対応デバイスでも、Bluetooth接続できるのが、「Bluetoothレシーバー」です。Bluetoothレシーバーのなかには、逆のパターンとして、有線ヘッドホンや有線イヤホンなどのAV機器を、スマホなどのBluetooth対応デバイスに接続するタイプもあります。そこで今回は、人気のBluetoothレシーバーをご紹介します。

 

目次

 


最大12時間の長時間再生ができるAnkerのレシーバー


Anker Soundsync Bluetoothレシーバー

Bluetooth 5を採用し、Bluetooth 4.2の約2倍となるデータ送信スピードと安定した接続性能(最大約9m)を実現。クルマのAUX端子に接続すれば、音楽再生やハンズフリー通話ができるようになります。受信ボタンを押すだけで、素早く着信に応答。同時に最大2台のBluetooth機器と接続できます。最大12時間の長時間再生が可能。ユーザーからも「Bluetoothのないコンパクトオーディオに音を飛ばして聞き流したいくらいだったら十分な音質。こりゃ便利。しかも接続ケーブルの長いのと短いのが入っていて、使い分けできるようになっているのも心憎い。もちろんUSBケーブルもあるので即充電できる」と好評です。

【詳細情報】
サイズ:約50×29×10mm
重量:約12.2g

 


状況を判断して自動で電源が切れる省電力設計!


AUKEY Bluetoothレシーバー BR-C1

Bluetooth機能を持ってないホームスピーカーやカーステレオで、スマホで保存した音楽がワイヤレスに楽しめます。省電力のため、ペアリングが切断されると、10分程度で電源が自動的に切れます。通信距離は約10m。通信距離外に移動するとペアリングが途切れてスタンバイモードになり、2分以内に通信距離内に戻ると、相手側の機器と自動的に再接続します。FMトランスミッターなどFM電波を使用した機器と比べて、電波の不安定による音切れや周波数の混線などのトラブルがなく、安定した音を聴くことができます。

【詳細情報】
サイズ:55×55×17.4mm
重量:50g

 


音楽再生中でも通話の声がクリアに伝わる高感度無指向性マイクを内蔵


FiiO μBTR FIO-MBTR

プレミアムグレードのBluetoothチップとして定評のあるクアルコム製「CSR8645」を手ごろな価格帯で採用した、コストパフォーマンスに優れた製品。音楽再生を止めることなく通話相手に音声をクリアに伝えられる高感度無指向性マイクを内蔵しています。Bluetooth 4.1に対応するほか、ワイヤレスで高音質を実現するaptX、SBC、AACの各種フォーマットをサポートし、最大10mの長距離伝送を可能としています。120mAhのバッテリーを内蔵し、9時間連続での音楽再生ができます。USB Type-Cコネクターを搭載し、モバイルバッテリーを使って充電することができます。最大2台までペアリングすることが可能。小型でクリップも付いているので、シャツなどに本機を留めて使えます。

【詳細情報】
サイズ:55×19×9.1mm
重量:12.5g
カラー:ブラック、ホワイト

 


スペックとコスパに優れた人気のモデルがアップグレード!


TaoTronics ワイヤレストランスミッター TT-BA09 Pro

スペックの高さとコストパフォーマンスの良さで人気の、TaoTronicsのトランスミッター「TT-BA09」をさらに進化させたアップグレードモデル。Bluetooth、SPDIF、AUXの3種の入出力に対応し、スマートフォンからBluetoothで受信した音声信号をAUX出力でスピーカーに接続して音楽を楽しんだり、テレビからSPDIF接続で受信した音声信号をBluetoothでワイヤレスイヤホンなどに接続して映画や動画を楽しんだりと、音楽や動画を様々なスタイルで楽しむことが可能。ニンテンドースイッチにも使えます。本体内に大型バッテリーを搭載しており、電源がない外出先でも単体で使用が可能で、最大24時間連続で使えます。また電源入力はUSB Type-Cポートを搭載しており、電力が不足してきた際にはモバイルバッテリーからの充電も可能です。

【詳細情報】
サイズ:約60×60×19mm
重量:約44g

 


受信機だけでなく送信機としても使える2WAYタイプ


JPRiDE JPT1 Bluetooth トランスミッター & レシーバー

これ一台で、送信機としても受信機としても使えます。送信・受信モードの切り替えもスイッチひとつで簡単。レシーバーモード時には最大で12時間(トランスミッター時は約13時間)使えます。AAC、aptX LL、aptXコーデックに対応、極限まで遅延を抑えます。レビューには「iPod classicで使用。classicは修理や容量を増やしながら、この10年大事に使っているが、時代の流れゆえ、Bluetoothが使えないのが難点になった。それがこの無駄なく小さなトランスミッターで、より快適に使えるようになった」という声も。

【詳細情報】
サイズ:43.8×43.8×12.4mm
重量:約18g

 

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5万円以下でオン・オフ使えるプロジェクター。LG「PH510PG」で在宅生活が変わる4つのメリット

「持ち運べる大画面」を実現するポータブルプロジェクターに5万円前後の価格帯の製品が増えてきました。今回はLGエレクトロニクスから発売されたバッテリー内蔵ポータブルプロジェクター、LG CineBeam(シネビーム)シリーズの新製品「PH510PG」(税込価格:4万4880円)をレビューします。

↑LGエレクトロニクスのバッテリー内蔵ポータブルプロジェクターLG CineBeam「PH510PG」

 

【PH510PGの細部を写真で見る】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは表示できません。

 

「軽さ」だけじゃないポータブルプロジェクターの評価基準

一般コンシューマ向けのプロジェクターには、大きく分けて家庭で映画やテレビ、ゲームなどの動画を大きな画面で楽しむために画質を重視したホームシアター用に分類される製品と、PCに接続して資料のプレゼンテーションなどに使うことを目的したビジネス用の製品があります。

 

ポータブルプロジェクター、またはモバイルプロジェクターとして呼ばれるコンパクトで持ち運びにも優れる製品の多くは、主にビジネス用プロジェクターから派生しているものです。現在は宅内の部屋を移動しながら大画面シアターを楽しむ「家ナカ需要」も伸びてきたことから、ホームシアター用としても使える画質であることを売り文句に掲げる製品が増えています。

 

ポータブルプロジェクターを評価する際に重視すべきポイントは、言うまでもなく可搬性の高さですが、ホームシアターにも使うのであれば画質やその他の機能性とのバランスにも目を向ける必要があります。

 

機能面では、Android TVに代表されるスマートOSを搭載するポータブルプロジェクターが最近は特に増えつつあります。パソコンやビデオプレーヤーを別途用意しなくても、プロジェクター単体でNetflixやAmazonプライム・ビデオをストリーミングしながら見られる手軽さを特徴としています。LG CineBeamシリーズのラインナップにも「HF80LS」のように、LG独自のwebOSを搭載するポータブルプロジェクターがあります。

↑WebOSを搭載するスマートプロジェクター「HF80LS」

 

LG CineBeamシリーズはスタイリッシュなデザインも特徴。4Kホームシアターを楽しむための本格派モデルは精悍なブラック、機能性に優れるビジネスモデルは清潔感のあるホワイトを基調にしたモデルがラインナップされています。

 

今回、筆者は新製品のPH510PGを自宅で試す機会を得ました。シアター鑑賞やオンラインカンファレンスに使ってみてわかった、LG CineBeamシリーズの新しいポータブルプロジェクターの「4つの魅力」をお伝えします。

 

B6サイズのバッテリー内蔵ポータブルプロジェクター、4つの魅力

1.小さくて軽いこと

ひとつはやはり期待していた通りに「小さくて軽いこと」です。縦横サイズはB6サイズの手帳と同じぐらい、厚みは約48mmです。フル充電から約2.5時間の連続駆動を実現するバッテリーを内蔵しながら、質量は約650gに抑えています。本体を保護できるソフトケースも付属されていますが、一般的なノートPCよりも軽いので、ビジネスバッグに入れて持ち歩くことも苦になりません。

↑本体のタテヨコサイズはB6判の手帳とほぼ同サイズ

 

↑プロジェクターがきれいに収納できるソフトケースが付属します

 

↑本体を軽く、小さくするために給電用ACアダプター付きの電源ケーブルがやや重くなっています。屋外に持ち運ぶ際には内蔵バッテリーをフルに充電してから出かけたいところ

 

もちろん、家の中での持ち運びも自由自在です。白い壁や天井のフリースペースに映像を投写すれば大画面スクリーンに早変わり。プロジェクターのレンズから幕面まで、約3.2mの投写距離が確保できれば最大100インチの画面サイズを実現できます。

 

2.自動台形補正機能

もうひとつは、設置方法の自由度を高めてくれる垂直方向の「自動台形補正機能」が付いていることです。低めのテーブルに本機を置いて、少し角度を付けた状態で壁に映像を投写しても画面の台形歪みを自動的に直してくれます。ただし水平方向には手動による歪み補正にも対応していないため、プロジェクターは常に幕面の真正面に置く必要あり。

↑宅内の様々な場所に持ち歩いて動画視聴が楽しめます

 

↑縦方向の台形補正機能を搭載。自動・手動による補正に対応しています

 

3.映像入力端子の豊富さ

コンパクトなプロジェクターでありながら、「映像入力端子が豊富に揃っていること」も魅力のひとつです。ノートPCやBlu-ray/DVDプレーヤーをHDMIケーブルで接続してVODやディスクコンテンツが見られるだけでなく、USBメモリーに保存した動画や音楽、オフィスドキュメントやPDF、画像ファイルの再生が手軽にできます。

 

ビジネスパーソンに重宝されるRGB映像入力端子は、これを採用するノートPCとつなぐために確保されています。PH510PGがビジネス用途も強く意識したポータブルプロジェクターであることがわかるでしょう。

↑コンパクトサイズながら豊富な入出力端子を装備

 

↑Thunderbolt/HDMI変換端子を間に介することでMacのディスプレイもCineBeamを使って大きな画面に映せます

 

5.ワイヤレス接続

最後に「PCやLGのスマホとのワイヤレス接続が簡単にできること」があります。Windows 10以降のMiracastに対応するパソコン、またはAndroid 4.0以降を搭載するLG製スマートフォンは「SCREEN SHARE」というワイヤレス画面共有機能が使用可能。デバイスの画面がそのままプロジェクターにミラーリングできるので、PCに貯めた写真の閲覧、モバイルゲームなどあらゆるコンテンツが楽しめます。特にビジネスシーンでのプレゼンテーション用途に活躍しそうです。

 

ちなみにLG最新の“2画面対応スマホ”である「LG VELVET L-52A」はAndroid 10を搭載していますが、LG同士の組み合わせにもなるため、とてもスムーズにSCREEN SHARE機能が使えます。外出先ではスマホで見ていた映画を、帰宅後に大きな画面でプロジェクターを使って続きから視聴するなどの活用が可能です。

 

PH510PGにはスピーカーが内蔵されているので、別途サウンドを聴くための外付けスピーカーの用意は不要です。反対に音に迫力を加えたい場合はBluetoothスピーカーをペアリングして鳴らす手もあります。

↑LGのスマホやノートPCとのワイヤレス接続に便利な「SCREEN SHARE」機能に対応

 

↑LG VELVETの画面がそのままプロジェクターを使って投写できます

 

実力を十分に引き出す環境作りも大切

PH510PGを使って少し気になった点についても触れておこうと思います。

 

ひとつは明るい部屋では映像がやや見づらくなるところです。やはりコンパクト機はパワフルな大型ランプを積めないため如何ともしがたいと思います。とはいえランプの明るさは550ルーメンと、このサイズのポータブルプロジェクターとしては平均的なレベルです。昼間は部屋の遮光カーテンを閉めたり、夜間は照明を少し落とせば映像がくっきりと見やすくなるので試してみてください。

↑映像の明るさ、色合いなどの設定をメニューからある程度カスタマイズできます

 

もうひとつ、長時間動作を続けた場合に冷却ファンのノイズが人によっては少し気になってくるかもしれません。特に映画やドラマを楽しむ場合はプロジェクターから少し距離を置いて座るか、またはワイヤレススピーカーを導入して、プロジェクターよりも手前に置きながら音を再生するとファンノイズの煩わしさから少し解放されます。見るコンテンツに応じて3.5mmヘッドホン出力を活用する方法も良いでしょう。

 

多彩なLG CineBeamシリーズのラインナップ

以上の特徴を踏まえれば、LG CineBeamシリーズのPH510PGは宅内のリビングルームや子ども部屋など、場所を変えて持ち運びながらホームシアターを楽しんだり、在宅ワーク時にはPCにつないで“大型サブディスプレイ”としてオンラインカンファレンスなどの用途にも役立つオールラウンダーです。画質と機能性、バッテリーのスタミナなどポータブルプロジェクターに必要なパフォーマンスをバランス良く満たしながら、想定売価が5万円前後で購入できるのであれば購入を検討する価値が十分にありそうです。

 

PH510PGはコンパクトで可搬性にも優れるプロジェクターですが、フロント投写タイプのモデルなので、幕面に映像を結ぶために最短投写距離は79cm以上確保する必要があります。住環境の関係で幕面からプロジェクターを置く場所までの距離が取りづらい場合、7cmで40インチの大画面が投写できる「PH55HG」のような“短焦点プロジェクター”も選択肢に入ってくるでしょう。

 

あるいは“天吊り設置”も含めてプロジェクターの置き場所を固定できる環境があって、より本格的なホームシアターをつくってみたい方には4色LED光源を採用して、明るさやコントラスト、色再現を高めた4K/HDR対応のモデル「HU70LS」がおすすめできます。在宅時間が増えているであろうこの機に、LG CineBeamシリーズの多彩なラインナップに注目してみるとさまざまな発見と収穫が得られると思います。

 

構成/内山慎太郎

録画生活がスマホ一台で完結。「nasne」があればテレビはいらない説は本当か?

自宅のネット環境に接続することで、スマホやタブレットからテレビ視聴&録画が楽しめる“ネットワークレコーダー&メディアストレージ”こと「nasne」(ナスネ)。今回はこの大人気レコーダーの活用法を、みんなが持っている「スマホだけ」にあえて絞ってレビューしてみました。

 

2012年の登場から現在まで根強いファンを多く持つnasne。2019年には当時のメーカーだったソニー・インタラクティブエンタテインメントからの生産が終了するものの、以後PC・スマホ周辺機器メーカーのバッファローが販売継承を発表。今年3月には性能アップした新モデルがとうとう発売され、以後、品切れが続出する人気となっています。

↑3月に発売されたバッファロー「nasne」(NS-N100)のパッケージ

 

そんなnasneの何がすごいのかが気になっている方のために、本製品の人気の秘密を再検証しつつ、便利な機能の数々をあらためてレビューします。

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると一覧を閲覧できます。一部SNSからは表示できません。

 

実は「スマホしか持ってない人でも使える」HDDレコーダー

nasneは、スマホ、タブレット、PC、ゲーム機など、好みの端末で録画・視聴が楽しめるレコーダー。この春発売された最新型では本体に地上デジタル&BS/110度CSデジタルチューナーと2TBのHDDを内蔵し、(おおざっぱに言えば)録画したテレビ番組をネット経由で各機器に配信することができます。

 

いわゆるブルーレイ搭載HDDレコーダーも最近はスマホ対応のものが主流ですが、それらとの差別化に成功したポイントが、超快速な録画&視聴アプリ「torne(トルネ)」。かゆいところに手が届く機能の数々、そして他の追随を許さないレスポンスの速さが人気の秘訣となりました。

↑iOS/Android対応のアプリ「torne mobile(トルネモバイル)」

 

最新モデルは2万9800円(税込)で、ブルーレイ搭載の一般的なレコーダーよりも価格は安め。一方、本体の形・サイズ感はPCの外付けHDDにかなり近く、場所をとらずに設置することができます。

↑本体サイズは約44.5×135×187mm(幅×高さ×奥行き/最大突起部含む)

 

また細かいところでは、液晶テレビ+外付けHDDの録画機能では対応しないことが多い圧縮録画(3倍モード録画)に対応しているのもポイント。これでHDD容量をかなり節約できます。

↑画質圧縮なしのDRモード、容量を節約できる3倍モードのいずれかで録画が可能

 

上記を筆頭にnasneの良いところは山ほどあるのですが、実は最大のメリットかもしれないのが「テレビを持っていなくても使える」という点。ここでいうテレビとは、いわゆる液晶テレビ・大型テレビなどのことです。

↑nasne本体の背面。テレビと接続するHDMIなどの映像出力端子がないところに注目

 

nasneは一般的なレコーダーと異なり、実はテレビと直接つないで使う製品ではありません。もし家にテレビがなくても、ネット環境とスマホがあれば初期設定含むあらゆる操作ができるようになっています。

 

このことは、何かと家電が必要になる新生活シーズンに特にメリットが大きいと思います。「とりあえず身軽にテレビを観たい」、あるいは「これからテレビ環境を揃えたいけど、録画機やテレビラックなど揃えることを考えると気が重い」というような人も注目に値するのではないでしょうか。

 

外出先で録画中の「追っかけ視聴」も。便利すぎ注意!?

ここからは、新型nasneの実機レビューとともに便利な使い方を見ていきます。今回は記事執筆のため約2週間、torne mobileをインストールしたスマホ+nasneだけの組み合わせだけでテレビ録画を満喫。これにより細かい部分の良さもいろいろと再確認することができました。

 

・接続と準備

まずはnasne本体の設置について。接続まわりで一点注意したいのが、無線LANには対応していないこと。(おそらく、常に安定した通信速度を出すための仕様として)LANケーブルで有線接続することになるので、必然的にルーターなどの近くに置くことになるでしょう。

↑筆者宅に設置した際のケーブル接続。上からLANケーブル、アンテナ出力ケーブル、アンテナ入力ケーブル、電源ケーブルの4本をつないでいます

 

↑スマホと同一のネットワーク上にnasneを接続すると、torne mobileの設定画面上に表示され初期設定ができるように

 

↑torne mobileは基本無料のアプリですが、テレビ番組の視聴・再生を有効にするにはアプリ内課金が必要に(Androidの場合は500円)

 

・とりあえずテレビをつけてみる

スマホにtorne mobileをインストールしたら、まずは現在放送されているテレビ番組を観てみます。最初の立ち上げには5秒~10秒ぐらい待ちますが、映像のストリーミングが始まれば以降はストレスなく楽しめる印象。

↑テレビ視聴中は、画面をタップすることで画面下部に小さい番組表を表示。視聴したまま番組を選んで選局ができます

 

torne mobileでは外出先からのリモート視聴もできるので、例えば「移動中だけどリアルタイムで観たい番組に間に合わない!」とか、臨時ニュースが観たいといった状況に重宝します。録画予約している番組を、放送中に始めから観る「追っかけ視聴」もOK! この機能は便利すぎるゆえに、外出中のデータ通信量に注意しながら使いたいところです。

 

・予約もスマホで

番組の録画予約もスマホから行うことができます。情報量が多いテレビ番組表はtonre mobileならではのキビキビした動作の強みが光るところで、時間帯・日付の移動や拡大・縮小などもかなりスムーズ。

↑番組表は、スマホの向きに合わせて縦表示・横表示が可能。ピンチイン・アウトで表示範囲や文字サイズも自在に変更可

 

この、なじみのある番組表も使いやすいですが……もう1つ便利なのが番組のランキング機能。ユーザーの間で録画予約が多い番組をサッとリストアップしてくれます。特に新番組シーズンは第1話の録り逃しが多くなりがちなので、ときどきここをチェックして予約を入れる習慣をつけると◎。もちろん、予約は外出先のスマホからでも入れられます。

 

↑録画予約のランキング。上位がアニメ番組の独占状態になっていることが多いですが、画面を横にフリックすると「アニメ以外」の一覧にワンタッチで切り替えられるあたり、気がきいてます

 

・録画番組の再生

今度は録画した番組を再生してみましょう。CMなどを検出する自動チャプターが有効なので、チャプタースキップも使いながら楽しめます。また、スマホ上でも「早見再生」ができるというのは意外と知られていないかもしれないポイント。1.5倍速に変更&音も聴きながら時短再生できます。

 

さらにイチオシはシーンサーチの機能。一定間隔(30秒、1分などで即切り替え可能)ごとのサムネイルをずらっと表示し、そこからシーンを選んでワンタップで再生できます。これは特番やワイドショーなど、長時間の番組から観たいシーンを探したいときに超便利。サムネイル表示のレスポンスも、「ネットワーク経由で観てるのにこんな速いの!?」と思わず感動するところです。

↑再生中に画面右下をタップすると、下部に場面ごとのサムネイルを一覧表示。長時間の番組でも目当てのシーンをすばやく探せます

 

↑録画番組のリスト表示。同じ番組名のタイトルが自動的にグループ化されていきます

 

・ダウンロード持ち出しもできる

外出時や移動中もしょっちゅう録画番組を観たいという場合は、事前にスマホにダウンロードしておくことで通信料の節約になります。torne mobileでは、これを可能にする「Wi-Fi書き出し」を別途オプション機能として用意。アプリ内課金(Anrdoidの場合は840円)で有効にできるので、自分の使い方に応じて検討してみてください。

↑録画リストから番組名の長押し(ロングタップ)メニューから「ビデオの書き出し」を選ぶとWi-Fi経由でスマホにダウンロードできます。持ち出し用のデータはあらかじめ作成されており、30分番組も1~2分程度で快適にダウンロード可能

 

容量を増やしたり、将来的に別のデバイスからも見たくなったりしたときには

nasne購入を詳しく検討すると気になってくる「本体の拡張性」などについても補足していきます。まず、2021年の新モデルでは2TBとなったnasneのHDD容量について。実はレコーダーとしてはシンプルにこれだけでも十分ぐらいですが、容量に余裕がほしい場合はUSB端子で増設ができます。今回の新モデルでは、増設できるHDD容量が最大6TBまでとなり、計8TBで録画できるようになりました。

 

↑nasneと同じバッファロー製の6TB HDDを増設。今回のためにUSB HDDの価格を久々に調べましたが、6TBの製品も1万円台前半から買えるという安さに衝撃を受けました

 

ということで今回は実際に6TB HDDを増設、8TB体制を試してみたところ、もうここまでやると「容量の心配は一切いらない」感が心強い。地デジはもちろん、はりきってBSやCSの番組も普段以上に録りまくってみたのですが、今回のテスト期間で残量が90%を切ることはとうとうありませんでした。レコーダーの録画番組を何時間もかけて削除して、一生懸命「空き容量を作っている」人をたまに見かけますが……8TBの半端ない安心感、そういう人たちにぜひ味わってほしい。

 

↑torne mobileに表示されるHDD残量表示。8TB体制にしたnasne(写真では「nasne2」)の容量は圧倒的で、数週間試した程度では絶対にいっぱいにならない頼もしさがあります

 

次に、これは本製品の弱点でもあるので隠さず書いておきたいところですが……、nasne単体で2番組以上の同時録画はできません。一般的なレコーダーは2番組、3番組の同時録画が当たり前になっているので、ここは心もとないと感じる人もいるでしょう。

 

その代わり(とまではいかないものの)、nasneはアプリ上で複数台を同時に使うことができ、2台目を設置するとダブル録画のレコーダー感覚で使えるようになります。このため、将来的には外付けHDDの増設ではなくnasneをもう一台買ってしまうという手もあり。torne mobileでは最大4台の同時使用が可能です。

 

↑複数台のnasneを使えば、同じ時間帯でも2つ以上の録画予約がOKに。どのnasneを録画に使うかは基本自動で、任意に選ぶこともできます

 

もうひとつは、「大画面でも観たくなったとき」の話。ここまで「スマホだけでテレビが観られる」点を軸にnasneを紹介してきましたが、大画面テレビでもnasneが使いたくなったらどうすればいいのか。この場合は、プレイステーション4+torneアプリを使って観るのがおすすめ。なお次世代機のプレイステーション5では現状未対応も、今冬(2021年末商戦期を予定)にPS5用torneアプリが提供される予定です。

 

↑無償提供されているPS4用torneアプリ。ゲームのコントローラーを使ってtorne mobileとほぼ同じ操作性で楽しめます

 

大きな画面に関する話題でいえば、Windows PC用のアプリ「PC TV Plus」も。こちらはtorneとは異なる便利さでnasneを活用することができ、BDドライブの付いたPCとPC TV Plusがあれば、LAN経由でブルーレイディスクへの書き出しも可能。「どうしてもディスクに残したい」という録画番組が出てきた場合の選択肢としても知っておくといいでしょう。実は筆者もこれに何度も助けられています。

↑Windows PC向けテレビ録画・視聴アプリ「PC TV Plus」(税込3300円)

 

nasneが、そしてレコーダーがない生活は考えられない

スマホ+nasneだけのテレビ生活というのも案外捨てたものではないですが、さすがに毎日長時間となると、「テレビを観ながらスマホを触れない」というのがストレスになるかも。このため、普段使いのスマホ以外にiPadなど大きめなタブレット、あるいはPCが併用できると、今回紹介した使い方もかなり快適になるでしょう。

 

Amazonプライム・ビデオやNetflixをはじめとするサブスク動画サービスが日常になった中、今さらnasneのようなレコーダーの価値って?と疑問に感じている人もいるかもしれません。確かにテレビドラマやアニメはそれで済むことがほとんどになりましたが、「サブスクではあまり観られない」または「TVerなどの見逃し配信だと1週間でだいたい消えてしまう」というバラエティやドキュメンタリー、歌番組の多くは「やっぱり録画しておいてよかった」と感じるところです。

 

nasneで使える外出先からのリモート視聴のように、たくさんの視聴者と同じ時間にリアルタイムで楽しめる機能もまだまだ楽しいので、個人的にはやっぱりこういうレコーダーは今後も進化を続けてほしいと思います。

↑「リアタイ視聴」の楽しさという点では、テレビ放送時に流れたネットの実況コメントを録画番組にも反映・表示できた「ニコニコ実況」連携機能が忘れられません。torneならではの最高の機能の一つだったのですが、残念ながら昨年に終了してしまい……nasne復活後の次のステップとして今後の再開を心待ちにしています

 

 

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好きなアシスタント音声が選べるイヤホンって新鮮!ネイン「Zeeny ANC」をレビュー

今年の春もまた個性的なワイヤレスイヤホンが続々と発表・発売されています。今回は音声アシスタントを人気VTuberやタレント、アニメキャラクターの声にカスタマイズして楽しめる「Zeenyボイスストア」を立ち上げた日本のメーカー、Nain(ネイン)の左右独立型・完全ワイヤレスイヤホン「Zeeny ANC」を紹介します。

↑完全ワイヤレスイヤホン「Zeeny ANC」(実売価格1万9800円)

 

アプリを使って好みの音声アシスタントが選べる

現在発売されている大抵のワイヤレスイヤホン・ヘッドホンは、ペアリングしたスマホによる音楽再生やハンズフリー通話の遠隔操作に対応するリモコン機能を内蔵しています。タッチパネル、またはボタンのどちらでリモコン操作を行うかは機器により様々ですが、多くの機器が操作結果を単純なビープ音、または音声ガイドで知らせてくれます。

 

後者の音声ガイドを搭載するワイヤレスイヤホンのなかでは、特に日本メーカーの製品に人気のアニメキャラクターなど声優を起用した録り下ろしのボイスガイドを載せているものがあります。お気に入りのキャラクターや声優の声がリモコン操作の結果だけでなく、スマホに届いた通知も読み上げてくれると「音楽を聴くこと」以外の楽しみが増えて、ワイヤレスイヤホンを肌身離さずに装着していたくなるものです。

 

今年の3月にリリースされたネインの「Zeenyアシスタント」は、ユーザーが好きな声のキャラクターを選べるバーチャルパーソナルアシスタントというコンセプトを掲げたiOS/Android対応のモバイルアプリです。

↑ボイスアシスタントの「声」をカスタマイズして楽しめ「Zeenyアシスタント」アプリ

 

アプリで設定したキャラクターの声が、時報/カレンダーの予定/天気/スマホのバッテリー残量を知らせてくれます。Zeeny ANCなどネインが発売するワイヤレスイヤホンをスマホにペアリングしている時には、Zeenyアシスタントの音声通知がイヤホンから聞こえてきます。

 

VTuber・アニメキャラ・タレントのボイスが勢揃い

このZeenyアシスタントアプリの追加サービスとして、新しいキャラクターの音声アシスタントが購入できる「Zeenyボイスストア」がこの春からスタートしました。

↑Zeenyボイスアシスタントのサービスがスタート。複数のキャラクターの声を購入してボイスアシスタントを入れ替えながら楽しめます

 

↑Zeenyボイスストアではサンプルボイスを確かめてから気に入ったボイスを購入できます

 

Zeenyアシスタントではメインとサブ、2種類のアシスタントが設定できます。メインの方はアプリの画面を開いた状態で、右下に表示されるアイコンをタップするたびに現在時刻や次の予定などを合成音声で知らせてくれる「オンデマンドアシスタント」です。

↑右下のアイコンをタップするとメインアシスタントが、背景画像のサブアシスタントをタップするとそれぞれの声が通知など情報を話し始めます

 

サブアシスタントはアプリのメイン画面の中央に表示され、時報やスケジュールを決まったタイミングで知らせてくれる「定時アシスタント」です。アプリの画面からキャラクターをタップすると再生されるオリジナルボイスも含めて、ひとつのキャラクターにつきおよそ40種類のボイスを収録しているそうです。

 

Zeenyボイスストアから購入できるアシスタントの音声は、5月上旬時点では490円、または980円のアイテムが並んでいます。イヤホンもZeeny ANCをベースにしたコラボモデルが発売されるDJ KOOのアシスタントボイスもインパクト大!メインとサブの両方に設定ができます。

↑メインとサブの両方のアシスタントに設定できるDJ KOOのボイスも登場

 

アニメ「秘密結社 鷹の爪」からは“総統”と“吉田くん”、“レオナルド博士”のキャラクターボイスもそろい踏み。筆者は東京ヤクルトスワローズのファンなので、スタジアムDJのパトリック・ユウの声が選べるZeenyアシスタントに大いに親近感がわいてきました。今後もストアには人気のアニメキャラクターやVTuberの新しいボイスが続々と追加されるそうです。

 

様々な機能を追加しながら成長を続けるZeenyアシスタント

ネインの代表取締役兼CEOである山本健太郎氏は、新たにストア機能を追加したZeenyアシスタントを今後も大きなプラットフォームに育てたいと意気込みを語ってくれました。

↑Zeenyアシスタントの展望を語ってくれたネインの山本健太郎氏

 

昨年から続く新型コロナウィルス感染症による影響を避けるため、自宅などリモートワーク環境で仕事に打ち込む人々が増えています。ワイヤレスイヤホンもリモートワーク環境下でビデオ会議等のハンズフリー通話を快適にこなすために欠かせないツールになりました。Zeenyアシスタントは1時間おきに声で時報を知らせてくれるので、一人で在宅ワークを続けていると乱れがちになる仕事のペースを取り戻すのにも最適。ネインの山本氏もZeenyアシスタントの体験価値をぜひ多くのビジネスパーソンに伝えたいと呼びかけています。

 

Zeeny ANCは自然なノイキャン効果・サウンドバランスが特徴

今回はネインの最新完全ワイヤレスイヤホン「Zeeny ANC」を借りて、Zeenyの音声アシスタント機能を試しました。ネインの山本氏が「開発時にとりわけ注力した」というアクティブ・ノイズキャンセリング機能の効果はとても高く、しかも音楽再生のバランスを崩さない自然な消音感を特徴としています。地下鉄の甲高いブレーキ音から、バスや自動車の低いエンジン音まで様々な種類のノイズが自然に消える感覚は見事。Zeenyアシスタントアプリでは外音取り込み機能のレベルを10段階から細かく選択できます。

 

タッチセンサーリモコンを内蔵する左右側面のマルチファンクションボタンをタップすると、音楽再生やハンズフリー通話のリモコン操作ができます。3回タップはノイズキャンセリングモードと外音取り込みの切り換え操作になります。

↑Zeenyアシスタントアプリから外音取り込みのレベルを10段階まで細かく調整できます

 

なお、左側イヤホンのマルチファンクションボタンを長押しするとiPhoneはSiri、AndroidスマホはGoogleアシスタントが立ち上がり、音声によるコマンド操作を受け付けます。こちらの音声アシスタントの仕様については各サービスに依存しています。

 

ふだん使いからビジネスシーンにも活躍するイヤホン

Zeeny ANCのサウンドもスムーズで聴き疲れしないバランスに仕上がっていると思います。声の再現力がリアリティにも富んでいるため、その効果はハンズフリー通話にてきめんに表れます。弾力感のある低音、粒立ちのよい中高音域は様々なジャンルの音楽再生にも素直にフィットします。aptX再生にも対応しているので、より本格的なワイヤレス音楽再生を楽しみたい時にも本機が良いパートナーになってくれるでしょう。

 

バッテリーはフル充電から約10時間の連続再生に対応している所も見逃せません。長時間に渡るビデオ会議の間にイヤホンのバッテリーが切れて慌てふためく心配もなくなるからです。また本体はIPX4等級の防滴対応なので、在宅ワークの合間にスポーツで汗を流したい時にもZeeny ANCをそのまま持ち出せます。

↑イヤホン単体で約10時間の連続再生が可能。Zeeny ANCはスタミナも十分なイヤホンです

 

Zeeny ANCはエンターテインメントからビジネスまで1台でユーザーの生活をワイドにサポートしてくれる賢いパーソナルアシスタントです。お気に入りのボイスをインストールすれば、リモートワークの疲れも癒やしてくれる離れがたいパートナーになってくれるでしょう。

 

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ニコンの見る「映像とカメラの未来」(後編)ーーニコンの「変わるべきところ」と「変わらずにいるべきところ」

一般社団法人カメラ映像機器工業会(CIPA)によると、2020年のデジタルカメラ年間累計出荷台数は世界全体で888万6292台、金額では4201億3770万6000円。前年比で見ると台数で58.5%(前年:1521万6957台)、金額では71.6%(前年:5871億4300万2000円)と、カメラ市場の縮小傾向が続いています。

 

去る3月に、カメラ市場を支えるメーカー・ニコンの2021年3月度における連結決算予想をもとにしたニュースが報じられました。市場全体と同じく、コロナ禍の影響を色濃く受けたその内容に多くのニコンユーザーが、驚きの声を上げたのは記憶に新しいのではないでしょうか。

 

GetNavi webでは、話題の渦中にあるニコンに今後の戦略についてのインタビューを敢行。前編では、新開発モデル「Z 9」に始まる、製品戦略から昨今のユーザーとの接点について伺いました。

 

【関連記事】

ニコンが見据える「映像とカメラの未来」(前編)ーー新たなユーザーに提供したいカメラ体験とは?

 

後編では、メーカー目線で見たコロナ禍の実態から、「センセーショナルな報道」を受けて、今考えている思いについて伺いました。インタビューに答えて頂いたのはニコンから、映像事業部 UX企画部長 大石啓二さん、ニコン イメージング ジャパンから、執行役員 マーケティング本部長 若尾郁之さんです。

↑株式会社ニコン 映像事業部 UX企画部長 大石啓二さん(写真右)、株式会社ニコン イメージング ジャパン 執行役員 マーケティング本部長 若尾郁之さん(写真左)

 

コロナ禍でカメラ市場に起きたこと

――コロナ禍では、イベントの中止や旅行の自粛だけでなく、製造の現場にも影響が出ているという報道もありました。ニコンのカメラ製造において、どんな影響がありましたか?

 

若尾「量販店で実施していた店内セミナーなども以前のような形ではできない状況が続いています。またニコンの製品は、“触ってもらえれば良さがわかる”と言われたりもしますが、グリップ感などをなかなか試してもらえないというところが、残念です」

 

大石「私を含む商品企画のメンバーも、現場の声を積極的にお伺いする機会が減ったのは事実ですね。国内外を問わず販売店の方々と直接お会いして率直なご要望を伺うなどの機会を作っておりましたが、これが原則できなくなってしまったのは痛手と感じています。オンラインでは伝わり辛いニュアンスもあると思います。そのほかプライベートでもこれまでは訪れた量販店の店頭にて、購入を迷っているお客様と販売スタッフの方の会話が耳に入ってくると、その中から色々なヒントを頂けたりすることもあったりしたのですが…」

 

――実際の販売にも、大きな影響があったのでしょうか?

 

大石「緊急事態宣言の発令があった昨年の春先は、売上の落ち込みは確かにありました。それは、他社様でも近い状況だったのではないかと想定しています。先行きが見えない中で、カメラのような高額商品の購入意識が下がったのはやむを得ないですが、一方でそのような状況下でもSNSなどを通した自己表現のニーズはコロナ禍以前と変わらず、その結果としてカメラの販売は数か月のうちに盛り返し、直近では対前年比でほぼ同レベルにまで回復しております。その背景には、 “自分の表現を広げていきたい”という想いを持ったお客様が、自粛生活の中でも発信に注力した背景があると分析しています」

 

「また、世界各地でマイクロレンズが大きく売り上げを伸ばしたのも特徴的な出来事でした。外出が制限される環境下で、室内で撮影を楽しみたいニーズの増加を強く感じられました。ニコンでも家の中で撮影を楽しむためのコンテンツを作ったり、アメリカでは(現在は終了しておりますが)オンライン講座『Nikon School』の無償化を行うなど、お客様に学び、表現する機会を継続して提供し、大変好評をいただきました。お客様がこれらコンテンツを有効活用して、状況が平穏に戻りましたら、いつでも撮影を楽しんで頂けるような機会を整えています」

 

若尾「日本でも海外同様に、マイクロレンズが売れる傾向は見えました。コロナ禍だから撮影をやめるということではなく、その中でもできる表現を促せるように、ニコンでは室内撮影に関するコンテンツの発信を行いました」

 

――コロナ以降、リモート会議などで使われるWebカメラのニーズも新しく生まれ、カメラや撮影の可能性がより広がったようにも感じます。

 

大石「CP+2021オンラインで開催した技術者パネルディスカッションでは、ニコンの登壇者がPC内蔵のカメラではなく、Zマウントシステムのカメラと『Webcam Utility』で参加したところ、“ニコンだけ画質良くない?”と話題になったんです(笑)そういった細かなところでもお客様にニコンのシステムで何ができるのか?を認識してもらえることは大変ありがたいと思っています。」

 

「CP+2021」で感じた、オンラインへの確かな手応え

 

――イベントの自粛によって、2021年のCP+はオンラインで開催されました。ニコンとしては、この点をどう評価していますか?

 

若尾「ニコンイメージングジャパンとしては、今年のCP+には非常に手応えを感じています。2017年と2018年に“ニコンファンミーティング”を開催するなど、お客様との接点をリアルな場で作ってきました。しかし、コロナ禍でイベントを大々的にやることはできず悩んでいたので、CP+で学んで得たことはとても大きかったです」

↑ニコンファンミーティング2018の様子

 

――従来は写真家中心だった展示内容が、今年はネットやSNSと親和性の高いYouTuberや、旅行撮影が得意なプロトラベラーなどを講師に迎えたプログラムになっていましたが、その転換への反響はいかがでしたか?

 

若尾「これまでCP+に足を運んでいたお客様は、従来型のイベントを欲していたのだろうとは思います。しかし、これまでのCP+のコンテンツラインナップからすると、だいぶバラエティに富んだものにできたはず。お客様が多彩な撮影体験を求める傾向にあるので、そこにアプローチしないといけない。そこがうまく合致できたのかなと思います」

 

「CP+では、YouTubeのチャットとコメント欄をオープンにして、コミュニケーションできるよう試みました。今まで取り組んでいなかったことですが、登壇者と視聴者の一体感を生むことができたと思います。オンラインならではのコミュニケーションの可能性を強く感じられましたね。また、コロナが終息したとしてもオフラインだけに戻るとは思えませんので、今後も動画コンテンツは増やしていきたいと思っています。直近の課題は、オフラインのCP+で行っていた機材のタッチ&トライをどう補完して、商品の良さをアピールしていくか、ですね」

 

――CP+以外にも、オンラインを活用した試みは増えているのでしょうか?

 

若尾「写真教室の『ニコンカレッジ』では、オフラインだけだった講座をオンラインでも開始しました。ニコンカレッジの講師が、新宿のニコンプラザからセミナーをライブ配信したりといった、学びのタイミングを外さない取り組みも始まりました。また、NICO STOP(ニコストップ)というウェブマガジンを定期的に公開しています。オンラインを活用することで、常にユーザーのみなさまと写真との接点を絶やさないよう意識しています」

 

――ニコンのサイトでは、若き感性のクリエイターによる作品とインタビューが読める「Zcreators」など、従来のモノだけでないコト訴求を意識した発信が目立っていますね。

 

若尾「Zcreatorsは、実際にZシリーズを使っていただいている若い写真家が、どういう気持ちで写真を撮っているのか、自分の写真に対しての向き合い方をまとめたものです。モノの側面だけでなく、コトの側面、学びの側面と、いろいろな形で発信するように意識して、あらゆる事象が写真につながるような発信を続けています」

 

――先ほども話にあがりましたが、機材のタッチ&トライが難しい現状について、何か考えている施策はありますか?

 

若尾「カメラを試用したい人が、欲しいカメラを借りて試してから購入できる施策として「airClosetMall(エアクロモール)」でのサービスを2020年の秋から開始しました。自分の好きな場所で撮って試したいという要望に応えたもので、Z 6II、Z 6、Z 5、Z 50と一部NIKKOR Z レンズの貸し出しを行っています」

 

センセーショナルな報道を受けて――新たに見据える「変わるべきこと」「変わらずにいるべきこと」

――3月に「ニコンがカメラ事業から撤退」というセンセーショナルな情報が駆け巡りました。大石さん、若尾さんは、その記事から何を感じましたか?

 

大石「記事の内容もさることながら、それを受けての市場の反応、リアクションの大きさに、改めてこれだけ多くのお客様にご心配をいただいているということを実感しました。記事の内容を受けて“ニコン大丈夫か”“俺が買いに走るわ”という声もウェブ上で拝見しました。我々も日々しっかりと商品企画を行いながら皆様により感動を与える製品をお届けできるよう臨んでいます。改めてこういった声を発信いただいたみなさんの期待に、しっかりと応えていくことが我々の使命、という会話を社内でも多くのメンバーと交わしておりました」

 

若尾「ニコンというブランドには、企業そのものに想いを寄せ、応援してくれるファンの皆様がいるのだと改めて実感しました。先ほどお話したファンミーティングに集まっていただいた方々は、元々ニコンに思い入れを強く持っていただいていましたが、今回はさらに新たな若いユーザーの方までも、愚直にモノ作りをしてきた我々を応援してくれたことにもの凄く感動しています。だからこそ、やはりきちんと応えていかなくてはいけない、と責任を強く感じています」

 

――今回の報道に対する反応を見ていると、ニコンのユーザーには、ニコンに変わってほしくない層と、大きく変わってほしいと思っている層に分かれていると感じました。それぞれ、どういった点がそのような思いを生んでいると思いますか?

 

大石「カタログスペックに表れる基本性能に加え、ニコンでは長くカメラを作り続けてきた経験から、お客様がカメラを手にしたときに伝わる『感覚性能』とでも言うべき、使う際の心地よさにもこだわりを持った企画、開発を行っています。基本性能は、もちろん大切なのですが、触ってわかる信頼感や安心感は一朝一夕には生み出せません。そうしたツールとしての完成度は、これまでニコンのカメラを使って頂いているお客様に向けても変えてはいけない部分と考えています。一方でお客様がカメラに求めるニーズは時代とともに日々変わっていて、自撮り動画をより簡単に撮影したいというニーズをはじめ、動画と静止画を問わず様々なニーズがあり、それぞれの用途に応じて使いやすい機材が求められているのではないかと考えています。従来のような上位機種の機能を下位機種に展開していくモノ作りではカバーしきれないこれらのニーズに応えるために、各商品をどのような特徴を持たせ仕上げていくかが私たちの命題です」

 

若尾「耐久性への信頼、グリップ感、性能そのものに対する安心感などは、これからも維持していかなくてはいけません。では、変えなくてはいけないところとはどこなのか? “ストレスフリーなカメラ”という評価についてのお話をしましたが、被写体や撮影シーンによっては、ストレスに感じることも出てくるわけです。そういう部分をユーザーの声から吸収して変えていきながら、本当の意味での“ストレスフリーなカメラ”を作り続けていくというのが、大事であると感じています」

 

大石「私も実は入社以前は、ニコンは何となく頑固な会社というイメージがありました。しかしニコンの中の人になってみると、答えはYesでありNoでもある、両方の側面をもった面白い会社だったというのが正直なところです。例えば現在一眼カメラ動画が世の中で当たり前になり、動画と静止画がシームレスになっておりますが、その起点として当社は世界初となる動画撮影機能を搭載したデジタル一眼レフ『ニコン D90(2008年発売)』を発売しました。また、私が商品企画を担当しましたD5500では新素材を用い、これまでにない大幅なボディの薄型化を実現するなど、実はニコンは初めてに挑戦するチャレンジングな企業なんです。さまざまな試みを継続的に行っている会社なので、お客様からの声を傾け、守るべき歴史は守りながらもニーズを反映したモノ作りを行うメーカーなのです」

 

――とは言え、変わってほしくないという声もそれなりにある中で、どういう舵取りをしていくかは難しいところですよね。今ある良きところを保ちながら、新しいユーザーを取り込むにはどういった施策が必要だと考えていますか?

 

大石「そうですね、例えば我々は市場をこれまでのようなエントリー、ミドル、ハイアマチュアといったリテラシーの軸だけでなく、お客様が映像表現に何を求めているかという『ニーズ軸』でも見ています。例えば、ニコンのお客様は機材に対する信頼性、愛着を重視される方と、そのカメラで撮影した画像を楽しむ方の両者がおり、 “カメラ趣味層”と“表現趣味層”という2つの大きな軸が存在すると捉えています。“カメラ趣味層”の人にとっては、撮影体験も価値ですが、機材そのものや性能も価値なのです。逆に、『撮れること』に重きを置いている新たな世代の“表現趣味層”の方々に対して、そのニーズに応える感動体験を、カメラシステムを通じて提供することで、ぜひニコンのファンになっていただきたいと思っています」

 

――最後に、これまでのニコンユーザー、そしてこれから新しくニコンユーザーになり得る方々に向けてメッセージをお願いします。

 

大石「開発発表しましたZ 9をはじめ、既にニコンファンであるお客様、そしてこれから映像表現を一眼カメラで楽しみたいと考えているお客様の双方に、感動と驚きを感じていただける商品を企画することに、我々は引き続き全力を注いでいます。ボディ、レンズをはじめ、Zマウントシステムとして皆様のニーズに応える商品をクラス問わず、これからもしっかりと出していきますので、ぜひ楽しみにお待ちください」

 

若尾「Z 9の反応を見ると、ニコンに期待して頂いていることを改めて感じます。その期待に応えられるだけのアウトプットを、出し続けていきますのでご期待ください」

 

本取材を通して、ニコンが現在のユーザーに対する考え、ビジョンに触れることができました。取材を行ったのちに、一眼レフカメラの国内製造終了の報せが出たのも記憶に新しいかと思います。本記事ではボリュームを考えあえて控えましたが、数年前からタイの工場に製造のメインとなっている旨もキャッチ。続く報道に不安がよぎったファンユーザーにこそ、本記事を通してこれからのニコンに期待を抱いてほしいと思います。

 

撮影/中田 悟

ニコンの見る「映像とカメラの未来」(前編)ーー新たなユーザーに提供したいカメラ体験とは?

一般社団法人カメラ映像機器工業会(CIPA)によると、2020年のデジタルカメラ年間累計出荷台数は世界全体で888万6292台、金額では4201億3770万6000円。前年比で見ると台数で58.5%(前年:1521万6957台)、金額では71.6%(前年:5871億4300万2000円)と、カメラ市場の縮小傾向が続いています。

 

去る3月に、カメラ市場を支えるメーカー・ニコンの2021年3月度における連結決算予想をもとにしたニュースが報じられました。市場全体と同じく、コロナ禍の影響を色濃く受けたその内容に多くのニコンユーザーが、驚きの声を上げたのは記憶に新しいのではないでしょうか。コロナ禍における生活様式の変化、また動画・映像コンテンツの普及を受けて加速するスマホでの撮影ニーズ…。カメラメーカーにおいて、この流れははたして逆風なのか、それとも新たな変革期を迎える前触れなのか?

 

そんな中、新たなミラーレスカメラのフラッグシップモデル「ニコン Z 9」の開発進行を発表したニコン。このたびGetNavi webでは、「Z 9」の開発発表を皮切りに、ニコンが今のカメラ市場にどういう戦略を持って立ち向かおうとしているのか、その真意を取材することに。ニコンからは、映像事業部 UX企画部長 大石啓二さん、ニコン イメージング ジャパンからは、執行役員 マーケティング本部長 若尾郁之さんにお話を伺いました。

↑株式会社ニコン 映像事業部 UX企画部長 大石啓二さん

 

↑株式会社ニコン イメージング ジャパン 執行役員 マーケティング本部長 若尾郁之さん

 

一桁機の最高を目指す「ニコン Z 9」

――ニコンのミラーレスカメラは、「Z 7II」をはじめ、「Z 7」「Z 6II」「Z 6」「Z 5」による5機種のフルサイズ(FXフォーマット)機と、「Z 50」のAPS-Cサイズ(DXフォーマット)機をラインナップしています。開発発表された「Z 9」も、「一桁機」となりますが、どういった位置付けの製品になっていくのでしょうか?

 

大石「”9″は一桁で最大の数字となりますが、これを冠したZ 9はZマウントシステムにおいてのフラッグシップ機、つまり最高機種の位置づけとなるモデルです。世の中で求められている映像体験は大きく変わってきており、お客様が撮りたい表現の幅も併せて広がってきています。プロやアマチュアの方を問わず、その映像表現というゴールに向けて静止画と動画を区別せず、シームレスに撮影できる製品となっています」

 

↑3月に開発発表された「ニコン Z 9」。ニコンのフルサイズミラーレスカメラの中で、静止画・動画ともに過去最高の性能を発揮することを目指すモデルとされている

 

――ということは、Z 9は動画撮影でも静止画撮影でも使いやすいカメラになるということでしょうか?

 

大石「はい。Z 9では、最新のセンサーとエンジンを搭載し、高画質な静止画が撮影できるだけでなく、ニコンで初めて8K動画記録に対応するなど動画撮影機能も進化しています。静止画、動画を問わずプロの方々にもその性能を満足してお使い頂けるモデルとして企画しています」

 

インフルエンサーが評価する Zマウントシステムのポイントは「高い光学性能」

 

――ミラーレスカメラシステムである「Zマウントシステム」において、特にユーザーからの評価を受けているのはどういった点でしょうか?

 

大石「多くの方に評価を頂いているのは光学性能の高さですね。Zマウントシステムは大口径マウントを採用することで最高の光学性能を実現し、使って頂ける皆様に感動的な撮影体験を提供することを目指しております。実際に市場からも徐々に「Zレンズに外れなし」というコメントも頂戴しており、そのコンセプトを理解頂いていることは、当社で製品に関わったメンバーも大変嬉しく感じています」

 

――ユーザーと接する機会の多い若尾さんとしては、いかがですか?

 

若尾「インフルエンサーやYouTuberの方と、ニコンの機材についてお話している時にいただく声は、“NIKKOR Z レンズの質の良さ”です。一言でレンズの質というと抽象的に聞こえますけれど、使い勝手やボケ具合、アウトプットされた画像の色合いなどを、総合的に高く評価していただいていると感じます」

 

「また、SNSなどユーザー同士がコミュニケーションする場では、光を取り込む部分であるレンズ構成も含めて、いろいろな形で高く評価いただいている様子を見ています。その一方で、インフルエンサーの方からは、SNSのオープンな場でもハッキリと厳しい意見をいただくことも。一方的に“良いです”と言わない点が、フォロワーからすると第三者的な視点を持った説得力になっているんでしょうね」

 

↑初のオンライン開催となった、国内最大のカメラ機器展示会「CP+2021」では、ニコンブースでより若い世代の写真家・クリエイターを起用していたのが印象的だった

 

Z 7II 、Z 6IIが意味するもの

――ミラーレスカメラのZ 7II 、Z 6IIについても質問させてください。なぜ新しい機種ではなくて、第2世代のカメラにしたのでしょうか?

 

大石「Z 7、Z 6発売の際には、皆様にお求め頂いたカメラを長きに渡り満足感をもってお使いいただけるよう、継続的なファームアップで機能向上を図っていくことをお伝えしました。これまでに瞳AFへの対応をはじめこれを実践してきておりますが、一方で縦位置撮影に対応するバッテリーグリップやカードスロットの増設などハードウェア面についても市場より多くのご要望を頂いておりました。これらに対応し、また新たに手にされた方が、よりストレスフリーに撮影を楽しんでいただけるよう第2世代のZ 7II、Z 6IIを発売することに至りました」

 

↑2020年12月に発売されたフルサイズミラーレスカメラ「ニコン Z 7II」。有効4575万画素の裏面照射型ニコンFXフォーマットCMOSセンサーを搭載する

 

若尾「 Z 7II 、Z 6IIは、“ストレスフリーのカメラ”であるとよく言っていただいています。お客様がストレスなく撮影に集中できるカメラに仕上げられたのも、初代機の欠点を早く解決したいという企画・設計の強い意志があってこそなのです」

 

――やはり、ユーザーに対する思いとそれなりの覚悟があったのですね。

 

大石「市場からの声を形にする上で、全く新しい機種をイチから作るか、Z 7、 Z 6をベースとして機能強化を図ったモデルを作るかについては、社内でも相当議論を行いましたね。Z  7、Z 6発売後、画作りや一眼レフカメラと共通性を持った操作感など基本性能について高く評価を頂いていたため、これをベースとして市場より望まれるハード面のブラッシュアップを行い、より早く皆様の要望に応えることを優先してZ 7、Z 6をベースとしたZ 7IIとZ 6IIの発売を決めました」

 

――葛藤の末の発売だったわけですね。ユーザーからの意見もさまざまあったようで…。

 

大石「Z 7II、Z 6IIを発表した当初は、“これが最初のカメラでよかったんじゃないか”という厳しいご意見も頂きました。もちろん今回の決断で、そういった反応を頂くことは予想していましたが、お客様の撮影シーンによってはZ7、Z 6ではなくこの機種で、よりストレスフリーな撮影を楽しんで頂くために、まずはこれに対応した商品を出すことが重要だと考えました」

 

――ユーザーの不満を少しでも早く解消したい。その思いを実現したのがZ 7II 、Z 6IIだったということなんですね。

 

映像表現を体感した新しいユーザーの受け皿になりたい

――スマートフォンのカメラ性能が進化した昨今では、撮影はスマートフォンで十分と考える人は少なくありません。しかし同時に、より感度の高いユーザーの中には改めてちゃんとしたカメラが欲しいという思いを持っている人も増えていると感じます。メーカー側から、「ユーザーが育ってきた」と感じるような場面はありますか?

 

大石「ここ数年で急速な撮影ニーズの変化を感じています。これまでは、より高い画素数、より高いコマ速を…といったスペック面の進化が重視されてきました。一方で最近では機材性能もさることながら、静止画・動画を問わず“このシーンをこういう風に撮りたい”という皆さんが頭の中で描いた自分のイメージを、しっかり表現として具現化できる…そのような思い通りの自己表現ができる機材が求められていると感じています。」

 

若尾「現場で感じているのは、以前はメーカー発信の情報を受け取る方が多かったのですが、最近はインフルエンサーからの情報を取りに行って、YouTubeを見て自分で学ぶような、情報に対して能動的な若い世代の存在を感じています。インフルエンサーが使っている機材を見本にする傾向も強まっていて、Zシリーズの広がりにもそういう側面がありました。カメラを買う際の意思決定が、従来と違って来ているのかなと思いますね」

 

確かに、クチコミやインフルエンサーの発信する情報を購入の参考にする人は少なくありません。これに続けて大石さんは、

 

大石「インフルエンサーの人たちも、もともと機材の始まりはスマートフォンからという方が多いと思います。自己表現をしていく中で、他のお客様の作品に対する差別化のためにカメラを買い替える、という人が少なくないんです。フォロワーの人たちは、その過程を見てきています。“あの機材があるからこうした表現ができるんだ”というインプットがあるので、“いつかは同じ機材を買って、そういう世界を体験したい”という想いが芽生えていくのでしょう」

 

ソフトウェア「NX Studio」が目指すものとは

大石「ニコンは、新しい映像表現を求めるお客様の次のステップをサポートしていきたいと考えています。これからもハイアマチュア層の方々は我々にとっても大切なお客様ですが、一方で新しくカメラを購入されたお客様が気軽に画作りに挑戦でき、また自分が思い描いたイメージを、撮影後にしっかりと再現できる機会を提供したいと考えています。」

 

――3月に投入されたソフトウェア「NX Studio」も、その一歩なのでしょうか?

 

大石「『NX Studio』は、閲覧ソフトの『ViewNX-i』と編集ソフトである『Capture NX-D』を統合したソフトです。カメラで撮影した後さらに、楽しみながら思い通りの作品に仕上げていく体験をして頂きたくて今回このソフトを開発しました。2つの別のソフトを1つにしたというだけではなく、UIをもっとわかりやすくしてほしい、処理速度をもっと速くしてほしいといった、これまでのお客様の声を反映し、開発陣と細かいところまで議論して改良を行いました。おかげさまで、発表後お使いいただいた方からは良い反応を頂いており我々も安堵しています。今後も色々なご要望、ご意見を頂く機会があろうかと思っていますが、それに応えられるよう継続的にバージョンアップを図っていきます」

 

NX StudioはWin/Mac両対応のアプリ

 

 

↑「NX Studio」の画面イメージ

 

若尾「『NX Studio』をユーザーとして使っていますが、使いやすく感じています。無償でダウンロードできるので、撮影後の工程を楽しむという意味では、ハードルが低く設計されていますね。ひと昔前は、撮って出しのままで映像を楽しむということが多かったですが、現在はインスタの投稿などを見ると、非常に独特な表現をしている作品も多いです。そういった投稿を見て、“こういう表現を自分もしてみたい”というニーズが生まれているのだと思います」

 

――手間をかけてでも、いいものを作りたいユーザーが結構多いみたいですからね。

 

大石「『ViewNX-i』と『Capture NX-D』の統合を考えた当初、従来からこのソフトをお使い頂いている方に対し、より使い勝手を向上したものを提供したいという想いがありました。加えて初めてこういったソフトを使う方々にも、ぜひ画像を編集する楽しみを味わって頂きたいと考えました。今まで撮ったままの画像、もしくはスマホアプリ等で簡単なレタッチで編集を行い画像共有されていた方に、一眼カメラならではの高画質な画像をもとに、自分の思い通りの表現を簡単に実現できる、という体験価値をぜひ体験してほしいです」

 

ニコンとしては、撮るだけで終わらない。撮影後の楽しみを提案していくことで、ユーザー層を広げていこうということのようです。前編である本稿では、近年の製品に対する考え方、今後のユーザーとの取り組みを伺いました。後編では、コロナ禍による影響の実態、そして記事冒頭でも述べた件の業績に対する報道について、お話を伺っていきます。

 

 

撮影/中田 悟

超高コスパの噂はリアルか? 「realme」のワイヤレスイヤホン3種の良い/悪い

アジアを中心に急成長を遂げているスマートデバイスブランド「realme(リアルミー)」が日本上陸し、第1弾として5アイテムがリリースされました。まず、4月15日にワイヤレスイヤホン「realme Buds Q」「realme Buds Air Pro」と、スマートウォッチ「realme Watch S」が発売。5月以降にワイヤレスイヤホン「realme Buds Wireless Pro」とモバイルバッテリー「realme 20000mAh Power Bank 2」が発売される予定です。これらの製品のうち、ワイヤレスイヤホン3機種をいち早く使ってみる機会を得ました。

 

realmeは「同じ価格帯で最も競争力のある製品」をめざし、すでにローンチしている国・地域では、若い世代に熱く支持されているようです。ワイヤレスイヤホンは多くのメーカーが競合するレッドオーシャン。本当にコスパは高いのか? まだ日本では無名のブランドながら「欲しい!」と思うほどの魅力はあるのか? じっくり使ってみました。

 

初めてのワイヤレスイヤホンに最適な「realme Buds Q」

realme Buds Qは3モデルのなかでは最も安い3480円。「ワイヤレスを、かっこよく」をコンセプトに、世界的に著名なジョゼ・レヴィ氏がデザインを手掛けています。川辺の小石をモチーフにしたという充電ケースは、手のひらにスッポリと収まるほどのコンパクトさ。

↑充電ケースはシンプルなデザイン。カラバリはブラックとホワイトを用意

 

↑充電用のUSBケーブルと2サイズの交換用イヤーチップを同梱。説明書には日本語表記はナシ

 

ケースが約28.2gで、イヤホンを収めても約35.4g。非常に軽く、手にしたときにイヤホンが入ってないのでは? と思うほど。プラスチックで、ややチープな質感で、そこは “お値段なり” という印象。充電用のUSB端子は、最近主流のType-Cではなく、減少傾向にあるmicroUSBです。そこも、ちょっと残念なポイントです。

↑左右それぞれのイヤホンにrealmeの「R」ロゴがデザインされていて、そこがタッチセンサーになっている

 

イヤホンはカナル型で、片耳が約3.6g。イヤーチップは3サイズから自分の耳にフィットするものに付け替えられます。装着感は非常によく、軽いので長時間の使用にも適しています。

↑カナル型で、片耳がわずか約3.6g

 

↑耳の穴をピタッと塞ぐように装着でき、ランニング時にも安定感があった

 

筆者はAndroid(OPPO Find X2 Pro)とiPhone 11 Proとペアリングして、音質をチェックしました。Androidは「YouTube Music」、iPhoneは「Apple Music」で音楽を聴き、どちらもNetflixで映画の音声も聴いてみました。

↑OPPO Find X2 Pro(左)とiPhone 11 Pro(右)とペアリングして、音楽や動画の音声を聴いてみた

 

プレスリリースでは10mmのダイナミックドライバーを搭載していることが強調されていましたが、音質はそんなにダイナミックではありません。ボリュームが小さいと不明瞭な音があり、ボリュームを大きくしても、さほど厚みがなく、ズンズンとして心地よい響きは得られません。高音域は細くなり、若干シャカシャカするのも気になりました。好きな音楽を大きめの音量で聴いてテンションを上げたいという人は物足りなく感じるかもしれません。

 

しかし、Netflixで映画やアニメを観ると、BGMとセリフがバランスよく聴こえて、3000円台でこの音質なら十分! と思ったのも事実。音楽を聴くよりも、動画配信サービスの音声を聴いたり、ビデオ通話に使ったりするのに向いているかもしれません。

 

電池持続はケース利用で最大20時間。ノイズキャンセリングは非搭載。上位のBuds Air Proには装着を検知する機能があり、片耳を外すと自動で一時停止しますが、このBuds Qは装着検知には非対応。最大の利点は、なんといっても3480円という価格でしょう。できるだけコストを抑えたい人や、子どもに使わせる初めてのワイヤレスイヤホンとしても良さそうです。

 

ノイズキャンセリング搭載の「realme Buds Air Pro」

realme Buds Air Proは1万3800円。realme Buds Qの約4倍のお値段ですが、最大35dBのノイズキャンセリング機能を備えています。10mmのダイナミックドライバーを搭載し、充電ケース使用で最大25時間再生できます。

↑realme Buds Air Proの同梱品。交換用イヤーチップは3サイズで、合計4サイズから選べる

 

丸い充電ケースは光沢仕上げで、ツルツルとして気持ちいい触り心地。多くのメーカーが採用するベーシックなデザインではありますが、ハイグレードの製品という印象で、いいですね。

↑充電ケースはラウンドフォルムで光沢仕上げ。重さは約39g。カラバリはブラックとホワイトから選べる

 

充電端子はUSB Type-C。側面にBluetoothのペアリングボタンも備えています。なお、Androidのスマホでは、一度ペアリングするとGoogleアカウントに紐づけるように導かれて、ほかのデバイスでも簡単に接続できるようになりました。ただし、機種やOSのバージョンによっては挙動が異なるかもしれません。

↑Androidスマホの場合、このような画面が出て「接続」に導かれる。また、バッテリー残量が減った場合も、画面に表示された

 

イヤホンはカナル型で、軸は短くはないが気になるほどの長さでもなく、アップルのAirPods Proの軸を少し長くした感じ。重さは片耳約5gで、装着時の安定性も良好。軽い運動では外れる心配はなさそうですが、マスクを外したり、シャツを着替えたりする際には多少の注意は必要です。

↑左がrealme Buds Air Proで、右がAirPods Pro。realme Buds Air Proのほうが軸が少し長い

 

↑イヤーチップは4サイズから選べるので、自分の耳にぴったりフィットする

 

軸の上部にタッチセンサーが搭載されていて、ダブルタップで一時停止・再生、トリプルタップで次の曲にスキップ。2秒ほど長押しするとノイズキャンセリングモードとトランスペアレンシー(外音取り込み)モードを切り替えられます。左右どちらをタップしても操作でき、左右を同時に長押しするとゲームモードに切り替わります。電話の着信時はタップで応答でき、ダブルタップで着信拒否または通話を終了できます。

 

音質はrealme Buds Qに比べると “段違い” といっていいほど良く、音に厚みがあり、それぞれの楽器の音が明瞭に聴こえます。J-POPやK-POPはボーカルもクリアに聴こえて、コーラス部分が立体的に再生されます。

 

ノイズキャンセリングの効果も、はっきりと実感できるレベル。とくにiPhoneで聴いたときに、強く効果を感じられました。ゲームモードは、おそらく低遅延になるかと思われますが、筆者が試した範囲では、その効果をさほど実感できませんでした。

 

realme Buds Air Proは音楽を聴くにも、映画を観るにも、通話時にも有効に使える印象。1万3800円なら、かなりコスパは高いといえるでしょう。個人的には、もう一声安いといいのになぁ……と思ったのが本音です。

 

「realme Buds Wireless Pro」も音質は上々

5月以降発売予定のrealme Buds Wireless Proは、左右のイヤホンがつながったネックバンド型のワイヤレスイヤホン。13.6mmのダイナミックドライバーを搭載し、ハイレゾ相当の音質もワイヤレス再生できるLDACコーデックにも対応しています。最大35dBのノイズキャンセリング機能も利用可能。realmeのブランドカラーである黒と黄色でデザインされ、スタイリッシュな印象で、若者だけでなく幅広い世代にフィットしそうです。価格は9980円。

↑色はイエローのみ。交換用イヤーチップは2サイズを同梱

 

左右のイヤホンは使わないときはマグネットで密着する仕組みで、それによってオフになり、離すとオンになります。

↑使わないときは左右のイヤホンがマグネットでくっつく仕様

 

↑装着感はきわめて良好

右側にリモコンを備えていて、カチッと押せる物理ボタンで操作できることが利点。「+」「-」で音量を調整でき、その間の「○」(マルチファンクションキー)を1回押すと一時停止・再生、2回押すとスキップ、3回押すと頭に戻せます。電話を着信した際は1回押すと応答でき、長押しで着信拒否または通話を終了できます。また、マルチファンクションキーの長押しで音声アシスタントを起動可能。AndroidではGoogleアシスタント、iPhoneではSiriが起動することを確認しました。

↑リモコン部に2つの物理ボタンを搭載。音量キーとマルチファンクションキーは一体化。右の長い線が記されたキーでノイズキャンセリングのオンオフが可能

 

ノイズリダクションボタンは独立していて、押してノイズキャンセリングモードとトランスペアレンシー(外音取り込み)モードを切り替え可能。また、長押しするとゲーミングモードに切り替えられます。

 

音質は、低音がしっかりと響き、高音もクリアに聴こえます。ノイズキャンリングモードにすると音に厚みは出るものの、音質に雑味が混じり、再生する楽曲によっては音の透明感が薄れるように感じました。個人的にはゲーミングモードの音質が好みです。ノイズキャンセリングの効果というより、はっきりと音質が変わる3つの再生モードから選択できることが1番のメリットに思えました。

 

アプリは日本語非対応なので注意が必要

筆者が使って唯一気になったのは、「realme Link」というアプリが一部日本語に対応していなかったこと。同梱のユーザーガイド(説明書)には、Android端末と接続させて使う場合、「realme Link」というアプリをインストールすると、細かい設定ができたりするようなことが書かれているのですが、利用にはアカウント登録が必要で、そこが日本語に対応しておらず、日本のユーザーには使いにくいように感じました。realmeの日本法人に確認したところ「現在、日本語対応できるようにシステム改修に取り組んでいる」とのこと。

 

とはいえ、ワイヤレスイヤホンの設定・操作に複雑なことはないので、アプリを使わなくても困ることはなさそうです。realmeは日本に上陸したばかりのブランドですから、まだ使っている人が少なく “レア度” は抜群。コスパを重視し、なおかつ人と違うものを使いたい人は選択肢に加えるといいでしょう。

 

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あの音ズレを改善! 低遅延モードを備えたゲーミング向け完全ワイヤレス「NSMO TWS」レビュー

これまでゲーム用に使うイヤホンやヘッドホンといえば、音の遅延のない有線タイプが主流でした。しかし、技術の進化により、ワイヤレスでも遅延を抑えた製品が続々登場しています。

 

Makuakeで支援プロジェクトを開始したADV.(エーディーブイ)の「NSMO TWS」は、ワイヤレス接続の音の遅延を抑える「ゲームモード」を搭載したゲーミング向け完全ワイヤレスイヤホン。音ズレを防いで、スマホやタブレットでゲームをプレイする際の違和感を減らします。

↑NSMO TWS

 

通常、Bluetooth接続時は、一般的なSBCコーデックで220ms(約0.22秒)、iOS端末で採用されているAACコーデックで120ms(約0.12秒)、Android端末で採用されるaptXコーデックで70ms(約0.07秒)の遅延が発生すると言われています。このわずかな音ズレが、動画を見ているときのセリフと唇の動きのズレ、ゲームアプリをプレイしている際の音とタップ操作のタイミングのズレとなり、違和感を持つ原因になります。

 

しかし、NSMO TWSはコーデックに依存しない低遅延化技術により、SBC/AAC接続時に47ms(約0.047秒)を実現(ゲームモード時)。iPhoneでもAndroidスマホでも、音ズレを気にせずワイヤレスイヤホンを使うことができます。

 

イヤホンはダイナミックドライバー2基を搭載したデュアルドライバー仕様を採用。2つのドライバーで迫力のサウンドを再生します。

↑6mmのダイナミックドライバー2基を備えたデュアル構成

 

また、一般的な円形のシリコンイヤーピースに加え、耳へのフィット感と音質を追及したWide-Exit-Bore(WEB)設計の楕円形イヤーピース「Eartune Fidelity U」を同梱。自分の耳に合った形状とサイズを選ぶことができます。

↑Wide-Exit-Bore(WEB)設計を採用した楕円形のイヤーピース

 

連続再生時間は、イヤホン単体で最大約5時間、充電ケース併用で最大約25時間。15分の充電で最大約85分再生できる急速充電にも対応しています。充電端子はUSB Type-Cを採用。置くだけで充電可能なワイヤレス充電にも対応しています(ワイヤレス充電器は付属しません)。

↑ワイヤレス充電にも対応(充電器は付属しません)

 

Makuakeでは、一般販売予定価格8910円から割引される早割プランのほか、イヤーピース「Eartune Fidelity U」や有線タイプのゲーミングイヤホン「NSMO 3D」「NSMO Jr」などをセットにしたお得なプランも用意されています。

 

【レビュー】低音のブ厚さに驚き! 低遅延モードも効果アリ

さっそくサンプルとしてお借りしたNSMO TWSを試聴させて頂きました。充電ケースはよくあるシンプルな黒のプラスチックケースですが、フタを開けるとイヤホンのR側が赤くなっています。どっちがLかRか迷わないのがいいですね。

↑NSMO TWSのサンプル品をお借りして試聴しました

 

↑シンプルな黒の充電ケースに収納されています。赤い方がR側です

 

イヤホンは内側が透明になったスケルトン仕様で、内部の2つのドライバーがよくわかります。形状はポートがななめを向いており、しっかり耳に刺さるようなデザインとなっています。

↑内側がスケルトン仕様に。中のドライバーも見えます

 

デフォルトでは独自の楕円形のイヤーピース「Eartune Fidelity U」のMサイズが装着されています。このほか、同イヤーピースのS/Lサイズと、一般的な円形のイヤーピース3サイズ(S/M/L)の計6ペアを同梱します。

↑2種類、計6サイズのイヤーピースを同梱

 

筆者の耳には楕円形イヤーピースが合っていたようで、イヤホンをつけると耳穴がピタッと塞がり、遮音性がかなり高いように感じました。

 

音楽を再生してみたところ、真っ先に感じたのは「低音が厚い!」ということ。デュアルドライバーの効果か、耳穴をしっかり塞ぐ「Eartune Fidelity U」イヤーピースの効果かはわかりませんが、とにかく低音がズンズンというレベルではなく、ブオーンと鳴り響く感じ。聴きなれた曲も、これってこんな音だったっけ? と思えるほどの違いを感じます。

 

それでいて低音強めなイヤホンにありがちな中高域が埋もれてしまう感じもなく、ボーカルや楽器の音などもしっかり聞こえます。音の傾向としてはドンシャリで、派手めなサウンドといえるでしょう。ゲーミング向けではありますが、音楽も楽しく聴けると思います。

 

続いて試したのは、低遅延がウリのゲームモード。こちらはL側のイヤホンを軽く3回タッチするとON/OFFを切り替えることができます。「ゲームモードオン」などとアナウンスしてくれないので、いまどっちのモードなのか分かりにくいのですが、よく聴くとONにするときはピロロ~↑と音程が上がり、OFFにするときはピロロ~↓と音程が下がっていきますので、それで判断しましょう。

 

まずゲームモードをON/OFF切り替えながらYouTubeの動画を見てみましたが、リップシンクはどちらもややズレていて、その差はあまりよくわかりません。続いて、ガラスの障害物を割りながら進んでいくスマホゲーム「Smash Hit」を体験してみたところ、ゲームモードOFFでは明らかに音が遅れて聞こえると感じましたが、ゲームモードをONにするとその違和感が少し解消されました。完全に音ズレが解消されるわけではありませんが、操作と音の聞こえるタイミングのズレによる違和感は多少改善されます。

 

ワイヤレス特有の音ズレの悩みを完全に解消できるものではないものの、多少の効果は感じられますので、ゲームや動画の音ズレに悩んでいる方は一度試してみるとよいのではないでしょうか。

 

また、デュアルドライバーによるブ厚い低音もほかにはない特徴だと思いますので、低音好きな方にもオススメです。

 

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会社員兼YouTuberの注目クリエイターが自腹買いして良かったもの3選+α

モノに精通した各界の目利きたちにオススメアイテムを訊く「GN MEISTERS(ゲットナビ マイスターズ)」。今回は、注目のYouTuber、Shun Koyamaさんにインタビュー。平日は外資系企業でPRとして働くかたわら、こだわりのライフスタイルやファッションをテーマにした動画を配信する彼が「買って良かったモノ」とは?

※こちらは「GetNavi」 2021年5月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

「トレンドや価格に関係なく、それを手にしたときに気分がアガることが重要」

アラサー男子のお洒落ライフを発信する会社員兼YouTuber

動画クリエイター

Shun Koyamaさん

ファッションやメンズグルーミング、ひとり暮らしのルーティンなど、ライフスタイルにまつわる情報を発信。特にインテリアをテーマにした動画は女性ファンも多い。チャンネル登録者数は約3万人。

 

Shun Koyamaさんってどんな人?01】ルームツアー動画がバズった!

YouTubeではライフスタイルとファッションを2大テーマに動画を配信。昨年5月に公開された8帖1Kの自宅を紹介するルームツアーが話題となり、一躍人気YouTuberの仲間入りを果たした。

 

Shun Koyamaさんってどんな人?02】次代を担うYouTuberに選出

昨年、次世代のYouTuberを支援するプログラム「YouTube NextUp」のファイナリストに選出された。「28歳会社員、3つの苦手なモノ・コトに挑む」と題した卒業課題の動画が構成賞に。

 

Shun Koyamaさんってどんな人?03】インスタの世界観をYouTubeでも表現

フォロワー数約1.4万人のInstagramアカウントでは、休日のカフェ巡りなど日常の風景を切り取った美しい写真が多数。その美的感覚を動画に落とし込んだYouTubeが男女ともに人気だ。

 

【使って良かったモノ1】スマホ用3軸ジンバル

Hohem

iSteady X

実売価格7999円

質量259gの超軽量スマホ用ジンバル。強化されたDCブラシレスモーターと独自のアンチシェイクアルゴリズムシステムにより、安定した撮影が可能だ。手のひらサイズに折りたためるコンパクト設計も特徴。

 

Vlog撮影はスマホとこのジンバルさえあればOK

昨年4月にYouTube配信を始めてから、しばらくはスタビライザー機能が付いてない手持ちの三脚を使っていたのですが、さすがに手ブレが気になってきて……。でもそのときはまだ収益化して間もないころで、大きな投資もできないということもあり、ちょうど良い価格帯のものを探した結果、この商品に辿り着きました。

 

Vlogは、撮りたいと思ったときにすぐに撮れることが肝心だと思っています。その点、このジンバルは折りたたむとポケットに入るくらいコンパクトになって、常に持ち歩けるのが魅力的。いまはコレとスマホがあれば、ほとんどの撮影は事足りていますね。三脚としても使えるので、日常を記録する感覚で気軽に映像や写真を撮りたい人にもオススメです。

 

【使って良かったモノ2】テーブル

HAY

TRAY TABLE COFFEE SIDE TABLE BLACK

3万5200円(受注輸入品)

デンマーク発の人気インテリアプロダクトブランド、ヘイのスチール製テーブル。その名の通り、トレイ型のテーブルトップが特徴で、取り外すとそのまま飲み物の持ち運びなどにも使えるのがユニークだ。

 

さりげなくヒネりを効かせたデザインにひと目惚れ

大学を卒業して、大阪で初めてひとり暮らしをスタートさせたときに購入しました。もうかれこれ5年くらいリビングテーブルとして愛用しています。インテリアには学生のころから興味があって、Pinterestで気になる家具をよくチェックしていたんです。なかでもコレはひと目惚れで、「社会人になったら絶対に買う!!」と心に決めていました。

 

もともと北欧系のシンプルなインテリアが好みなんですが、とは言え、ほっこりしすぎた雰囲気のものはあまり好みじゃなくて……。その点、これはスチール製のテーブルトップがトレイ状になっていて、さりげなくひとヒネり効いたデザインが気に入っています。サイズも大きすぎず小さすぎずで、ひとり暮らしにはちょうど良いんですよ。

 

【使って良かったモノ3】Bluetoothスピーカー

ハーマンカードン

ONYX MINI

実売価格1万7468円(生産終了につき流通在庫のみ)

シンプルなデザインの円形ボディに45mm径フルレンジスピーカーとパッシブラジエーターを搭載したワイヤレススピーカー。リチウムイオン電池を内蔵し、最大約10時間の連続再生が楽しめる。

 

インテリアに馴染むミニマルなデザインがお気に入り

オーディオ機器に特別詳しいわけではない自分が、スピーカーについて語るのはなんだかおこがましい気もしますが(笑)。このスピーカーとの出会いもたまたまで、コレのひと回り大きいモデルを洋服屋さんで何度か見かけたことがあって。気になって検索してみて、ハーマンカードンというメーカーの存在を知りました。

 

数あるワイヤレススピーカーのなかからコレに決めた理由は、手ごろな価格で音の良いものが欲しかったのと、あとはやっぱり見た目ですね。ミニマルなデザインは部屋の雰囲気を損なわず、サイズ的にも置き場所を選ばないので、とても使いやすいです。ちなみに最近は「VanJess」というR&B系の姉妹デュオや、K-POPをよく聴いています。

 

【Shunのコダワリ】衝動買いはほとんどしない!! 所有する価値をしっかり吟味

「インテリアやファッションに限らず、どんなジャンルのアイテムでもモノ選びの基準としているのが、それを使う自分の姿を想像したときに“気分がアガる”かどうか。衝動買いはほとんどせず、本当に所有する価値のあるモノなのかを慎重に検討します」

 

【いま気になっているモノ】

ソニー

VLOGCAM ZV-1G

実売価格11万1430円

今後は企画の内容に応じて映像のクオリティにもこだわっていきたいと思っていて、いま導入を検討しているのが、このカメラです。背景のボケ具合をワンタッチで切り替えられるなどVlogに特化した機能を多数搭載していて、表現の幅が広がりそうだな、と。

 

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会社員兼YouTuberの注目クリエイターが自腹買いして良かったもの3選+α

モノに精通した各界の目利きたちにオススメアイテムを訊く「GN MEISTERS(ゲットナビ マイスターズ)」。今回は、注目のYouTuber、Shun Koyamaさんにインタビュー。平日は外資系企業でPRとして働くかたわら、こだわりのライフスタイルやファッションをテーマにした動画を配信する彼が「買って良かったモノ」とは?

※こちらは「GetNavi」 2021年5月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

「トレンドや価格に関係なく、それを手にしたときに気分がアガることが重要」

アラサー男子のお洒落ライフを発信する会社員兼YouTuber

動画クリエイター

Shun Koyamaさん

ファッションやメンズグルーミング、ひとり暮らしのルーティンなど、ライフスタイルにまつわる情報を発信。特にインテリアをテーマにした動画は女性ファンも多い。チャンネル登録者数は約3万人。

 

Shun Koyamaさんってどんな人?01】ルームツアー動画がバズった!

YouTubeではライフスタイルとファッションを2大テーマに動画を配信。昨年5月に公開された8帖1Kの自宅を紹介するルームツアーが話題となり、一躍人気YouTuberの仲間入りを果たした。

 

Shun Koyamaさんってどんな人?02】次代を担うYouTuberに選出

昨年、次世代のYouTuberを支援するプログラム「YouTube NextUp」のファイナリストに選出された。「28歳会社員、3つの苦手なモノ・コトに挑む」と題した卒業課題の動画が構成賞に。

 

Shun Koyamaさんってどんな人?03】インスタの世界観をYouTubeでも表現

フォロワー数約1.4万人のInstagramアカウントでは、休日のカフェ巡りなど日常の風景を切り取った美しい写真が多数。その美的感覚を動画に落とし込んだYouTubeが男女ともに人気だ。

 

【使って良かったモノ1】スマホ用3軸ジンバル

Hohem

iSteady X

実売価格7999円

質量259gの超軽量スマホ用ジンバル。強化されたDCブラシレスモーターと独自のアンチシェイクアルゴリズムシステムにより、安定した撮影が可能だ。手のひらサイズに折りたためるコンパクト設計も特徴。

 

Vlog撮影はスマホとこのジンバルさえあればOK

昨年4月にYouTube配信を始めてから、しばらくはスタビライザー機能が付いてない手持ちの三脚を使っていたのですが、さすがに手ブレが気になってきて……。でもそのときはまだ収益化して間もないころで、大きな投資もできないということもあり、ちょうど良い価格帯のものを探した結果、この商品に辿り着きました。

 

Vlogは、撮りたいと思ったときにすぐに撮れることが肝心だと思っています。その点、このジンバルは折りたたむとポケットに入るくらいコンパクトになって、常に持ち歩けるのが魅力的。いまはコレとスマホがあれば、ほとんどの撮影は事足りていますね。三脚としても使えるので、日常を記録する感覚で気軽に映像や写真を撮りたい人にもオススメです。

 

【使って良かったモノ2】テーブル

HAY

TRAY TABLE COFFEE SIDE TABLE BLACK

3万5200円(受注輸入品)

デンマーク発の人気インテリアプロダクトブランド、ヘイのスチール製テーブル。その名の通り、トレイ型のテーブルトップが特徴で、取り外すとそのまま飲み物の持ち運びなどにも使えるのがユニークだ。

 

さりげなくヒネりを効かせたデザインにひと目惚れ

大学を卒業して、大阪で初めてひとり暮らしをスタートさせたときに購入しました。もうかれこれ5年くらいリビングテーブルとして愛用しています。インテリアには学生のころから興味があって、Pinterestで気になる家具をよくチェックしていたんです。なかでもコレはひと目惚れで、「社会人になったら絶対に買う!!」と心に決めていました。

 

もともと北欧系のシンプルなインテリアが好みなんですが、とは言え、ほっこりしすぎた雰囲気のものはあまり好みじゃなくて……。その点、これはスチール製のテーブルトップがトレイ状になっていて、さりげなくひとヒネり効いたデザインが気に入っています。サイズも大きすぎず小さすぎずで、ひとり暮らしにはちょうど良いんですよ。

 

【使って良かったモノ3】Bluetoothスピーカー

ハーマンカードン

ONYX MINI

実売価格1万7468円(生産終了につき流通在庫のみ)

シンプルなデザインの円形ボディに45mm径フルレンジスピーカーとパッシブラジエーターを搭載したワイヤレススピーカー。リチウムイオン電池を内蔵し、最大約10時間の連続再生が楽しめる。

 

インテリアに馴染むミニマルなデザインがお気に入り

オーディオ機器に特別詳しいわけではない自分が、スピーカーについて語るのはなんだかおこがましい気もしますが(笑)。このスピーカーとの出会いもたまたまで、コレのひと回り大きいモデルを洋服屋さんで何度か見かけたことがあって。気になって検索してみて、ハーマンカードンというメーカーの存在を知りました。

 

数あるワイヤレススピーカーのなかからコレに決めた理由は、手ごろな価格で音の良いものが欲しかったのと、あとはやっぱり見た目ですね。ミニマルなデザインは部屋の雰囲気を損なわず、サイズ的にも置き場所を選ばないので、とても使いやすいです。ちなみに最近は「VanJess」というR&B系の姉妹デュオや、K-POPをよく聴いています。

 

【Shunのコダワリ】衝動買いはほとんどしない!! 所有する価値をしっかり吟味

「インテリアやファッションに限らず、どんなジャンルのアイテムでもモノ選びの基準としているのが、それを使う自分の姿を想像したときに“気分がアガる”かどうか。衝動買いはほとんどせず、本当に所有する価値のあるモノなのかを慎重に検討します」

 

【いま気になっているモノ】

ソニー

VLOGCAM ZV-1G

実売価格11万1430円

今後は企画の内容に応じて映像のクオリティにもこだわっていきたいと思っていて、いま導入を検討しているのが、このカメラです。背景のボケ具合をワンタッチで切り替えられるなどVlogに特化した機能を多数搭載していて、表現の幅が広がりそうだな、と。

 

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75周年限定モデルも出る! JBL春の新製品を一挙レポート

ハーマンインターナショナルは、JBLブランドの2021年春の新製品を集めたメディア向けの新製品体験会を開催しました。同ブランドの注目の新製品や、今年創立75周年を迎えるアニバーサリーイヤーに登場する限定アイテムの情報などをまとめてお届けします。

 

外に持ち出したくなるパワフルサウンドの「CHARGE 5」

まず注目は、いまやJBLブランドを代表するアイテムのひとつとなったBluetoothスピーカーの最新モデル「JBL CHARGE 5」。同社のBluetoothスピーカーは、国内の家電量販店などから収集した実売データに基づく「BCNランキング」で、ワイヤレススピーカー部門の第1位を3年連続受賞しています。

↑JBL CHARGE 5(ブルー)

 

この「JBL CHARGE 5」は、大容量バッテリーを搭載し、スマホなどの充電も可能なCHARGEシリーズの最新モデル。独自開発の大口径楕円型ウーファーと、 エッジと重量を増幅したデュアル・パッシブラジエーター搭載に加え、新たに20mm径ツイーターを搭載した2ウェイ・スピーカー構成にアップデートされ、よりクリアな高域の再生が可能となりました。

↑新たにツイーターを搭載し、2ウェイ・スピーカー構成に進化

 

また、水のかかりやすい場所でも使える防水仕様に加え、新たに防塵にも対応したIP67仕様に進化。浜辺やキャンプ場など砂埃が気になる場所でも安心して使えます。

 

さらに、JBLのロゴデザインも従来のオレンジを基調としたものから、大きめのロゴが主張する「ボールドデザイン」に変更されています。本体カラーはブラック、 レッド、 グレー、 ブルー、 スクワッドの全5色。5月21日発売予定で、JBLオンラインストアでの直販価格は1万6280円です。

↑右の前モデル「CHARGE 4」と並べるとデザインの違いが一目瞭然。大きめのロゴが主張するボールドデザインとなっています

 

↑カラバリは5色

 

Editor’s Eye

音を試聴させて頂いたところ、まず感じたのは「このサイズでこんな迫力の音が出るんだ!」ということ。片手で持てるサイズ感からは想像つかないほど元気でダイナミックなサウンドが再生されます。音量もかなり大きいレベルまで出せるので、野外でもこれ1台で十分。

また、このモデルでは新たにツイーターが追加され2ウェイ・スピーカー構成にグレードアップしていますが、ボーカル曲を聴くとその効果が実感できます。重低音がしっかり出るのに歌声が埋もれず前に出てくるので、ポップスなどにピッタリ。

つい外に持ち出したくなるポータブルスピーカーといえそうです。

 

↑すでに発売されている「JBL GO 3」(左)と「JBL CLIP 4」(右)にも新色スクワッドが追加されます。こちらは今夏発売予定とのこと

 

新世代ホーン搭載の「HDIシリーズ」

老舗オーディオブランドならではのオーセンティックなスピーカーに、新シリーズ「HDI Series」が追加されました。

↑グレイ・オークのリアルウッド仕上げが目を惹く「HDIシリーズ」

 

「HDI Series」は、HDIホーンによる優れた空間表現とバッフルをユニット幅いっぱいに狭めたスリムなキャビネット、 コーナーの無いラウンドシェイプを特徴とする新シリーズ。ラインナップは、強力ウーファー3基を搭載したフロア型モデル「HDI-3800」「HDI-3600」と、シングルウーファーのコンパクトなブックシェルフ型モデル「HDI-1600」の3モデルです。

↑ラインナップは3モデル

 

いずれも、JBLプロフェッショナルが開発したスタジオモニターに採用されているD2コンプレッションドライバー技術から派生した新開発ドライバー「2410H-2」を中高音域用ユニットとして搭載。Xウェーブガイド・ホーン技術を用いた新世代のHDIホーンとの組み合わせにより、鮮明で立体的な音像イメージを作り上げます。

 

また、 低音域用ユニットには、 振動板に「軽量高剛性アルミ・マトリックスコーン」を採用した低歪・高出力ウーファーを採用。最上位モデル「HDI-3800」には200mm径ウーファー「JW200AL-12」、 「HDI-3600」には165mm径ウーファー「JW165AL-12」をそれぞれ3基搭載しています。最上部のウーファー1基と下2基のウーファーをスタガー接続することで、 中音域の定位の明瞭化とトリプルウーファーによる重低音再生の両立を可能にしています。

 

いずれも2021年初夏発売予定で、実売予想価格は「HDI-3800」が27万5000円/1本、「HDI-3600」が19万8000円/1本、「HDI-1600」が11万円/1本。

 

75周年を盛り上げる限定モデルが登場

JBLは1946年に創立され、今年で75周年を迎えます。それを記念した限定モデル2機種が今夏に登場します。また、ブランドアンバサダーとしてアーティストのCrystal Kay(クリスタル ケイ)さんを迎えることも決定しました。

↑JBL創立75周年のアニバーサリーイヤーに新アンバサダーとしてCrystal Kayさんを起用

 

記念モデルは、既発売のスピーカー「L100 CLASSIC」をベースに開発された「L100 CLASSIC 75」と、1960年代に発売されたプリメインアンプ「SA600」のレトロなデザインをモチーフにしつつ、中身は最新の技術でアップデートされた「SA750」の2つ。いずれも限定モデルとなっており、「L100 CLASSIC 75」は全世界で750セットの台数限定となります。2021年初夏より予約を受け付け、価格は「L100 CLASSIC 75」が70万円前後、「SA750」が40万円前後となります。

↑数量限定発売となる記念モデル「L100 CLASSIC 75」

 

↑サランネットを外したところ

 

新アンバサダーとなるCrystal Kayさんを招いたシークレットライブ(atビルボードライブ東京)も開催されます。詳しくはJBLのTwitter公式アカウントをチェックしてください。

 

このほか、会場には発売未定の参考製品として、ハイブリッド式アクティブノイズキャンセリング技術搭載のスティック型完全ワイヤレスイヤホン「JBL LIVE PRO+ TWS」が展示されていました。こちらは既発売の完全ワイヤレスイヤホン「JBL CLUB PRO+ TWS」をベースに、スティック形状を採用したもの。基本的な機能は同じなので、好みの形状によって選べるとのこと。JBLオンラインストア限定で発売される予定です。

↑参考展示された「JBL LIVE PRO+ TWS」。オンラインストア限定発売になる予定

 

今回紹介した以外にも、ゲーミング向けブランドJBL Quantumと、プロゲーミングチームFAV gamingとのスポンサーシップ継続なども報告され、ポータブルオーディオからハイエンド、ゲーミングまで全方向で攻めるJBLの勢いを感じる内容となっていました。

 

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クラシックデザインがむしろ新しい! “チェキ”新モデル「instax mini 40」が登場

富士フイルムは、インスタントカメラ「instax(インスタックス)」シリーズの新たなラインナップとして、カードサイズのミニフィルムに対応した「instax mini 40」(以下mini 40)を、4月21日に発売します。

 

同製品は、撮ったその場ですぐにプリントして楽しめるinstaxシリーズの新しいエントリーモデル。トレンドに左右されず、多様なファッションや撮影シーンなど、どんなスタイルにも合わせやすいクラシックなカメラデザインが特徴です。

 

シンプルながらも存在感のあるクラシックデザインを追求。カメラ表面は、手になじむ上質な質感に加え、ブラックを基調としたボディカラーと、シルバーフレームをデザインのアクセントとしており、洗練されたボディデザインに仕上がっています。

 

2020年5月に発売された「instax mini 11」で好評だった「オート露光機能」も搭載され、シャッターボタンを押すだけで、撮影シーンに合わせて最適なシャッタースピードやフラッシュ光量を自動調整し、晴天の屋外など明るい場所から屋内の暗い場所まで、さまざまなシーンできれいな写真が撮影できます。電源を入れた後、レンズ先端部を一段引き出すだけで「セルフィ―モード」に切り替わり、セルフィー撮影や接写も可能です。

 

また、ブラックフレームに入ったオレンジ色の文字がアクセントになり、クラシックな雰囲気を高めるミニフィルム「CONTACT SHEET(コンタクトシート)」も、同日に発売。同製品は写真フィルムで撮影した画像を確認するため、撮影画像を印画紙にプリントした「コンタクトシート」をモチーフにデザインしたミニフィルムです。

 

そのほか、ステッチをあしらったブラックカラーのショルダーストラップ付きカメラケースも同時発売。mini 40の質感やシルバーフレームと、一体感を持たせることにこだわったデザインとなっています。

「PENTAX STATEMENT」を小型筐体に凝縮した、こだわりのフラッグシップデジタル一眼レフカメラ「PENTAX K-3 Mark III」

リコー、リコーイメージングは、APS-Cサイズのデジタル一眼レフカメラのフラッグシップモデルとなる「PENTAX K-3 Mark III」を、4月23日に発売します。予想実売価格は27万9800円(税込)。

↑PENTAX K-3 Mark III ボディキット(Black)

 

オリジナル仕様のほか、限定モデル「PENTAX K-3 Mark III Black Premium Kit」「PENTAX K-3 Mark III Silver Premium Kit」も、全世界各1000台限定で発売します。こちらの予想実売価格は31万9800円(税込)となっています。

↑PENTAX K-3 Mark III Silver Premium Kit

 

同製品は、「写真が好きだからカメラを造る。」「対話するように撮れるカメラを理想とする。」「撮影プロセスまで愉しめるカメラにこだわる。」「数値では測りきれない領域まで挑む。」「ユーザーの『写真体験』を資産とする。」という「PENTAX STATEMENT」を体現する製品として、一眼レフカメラの本質的な価値にこだわり、撮影のプロセスまで楽しめる機能・性能を備えたカメラとして開発。

 

クラス最高レベルの光学ファインダーをはじめ、イメージセンサー、画像処理エンジン、アクセラレーターユニットなどの基本デバイスも一新し、高画質画像の追求とともに、最高ISO感度160万という超高感度性能も実現。新開発のミラー駆動システムや位相差AFシステムを採用し、各種基本性能を向上させながら、APS-Cフォーマットならではの高い機動力を備えた小型堅牢設計が特長です。

 

発売に合わせ「PENTAX K-3 Mark III」刻印ロゴ入りペンタプリズムやロゴ入りオリジナルメタルホットシューカバーのプレゼントキャンペーンも展開。4月11日まで、東京・大阪のリコーイメージングスクエアで実際に同製品を手に取ることができるタッチ&トライイベントも開催中です。キャンペーンやイベントについての詳細は、下記「関連リンク」の当該ページをご覧ください。

↑K-3 Mark IIIロゴ入りメタルホットシューカバー

ネット動画をテレビで観るなら「Chromecast」「Amazon Fire TV」「Apple TV」のどれを選ぶべき?

動画配信サービスの普及によって、テレビでネット動画を見るためのセットトップボックス(STB)を使う人が増えています。最近は、HDMI入力端子に直接挿せるスティック型端末が増えて、「ストリーミングメディアデバイス」や「ストリーミングメディアプレーヤー」などと呼ばれることも。この記事では、ボックス型もスティック型もまとめて「ストリーミングメディアデバイス」と呼ぶことにします。

 

そのストリーミングメディアデバイスですが、Amazonの「Fire TV」、Googleの「Chromecast」、Appleの「Apple TV」が主流。どの製品を選んでも、「Netflix」「Amazonプライム・ビデオ」「Hulu」など、人気の動画配信サービスは観られます。遊べるタイトルには差があるものの、ゲームが楽しめるのもポイント。

 

今年の2月から、Fire TVとChromecastもアップルの動画配信サービス「Apple TV」(注:Appleはデバイスにもサービスにも「Apple TV」という名称を使っています)に対応しました。つまり、ふだんiPhoneで「Apple TV」を観ている人は、同社の「Apple TV」ではなく、他社のデバイスを選んでも「Apple TV」を観られるようになったわけです。

 

各社のデバイスは、スペックが異なる複数のモデルを用意。主な違いはビデオ解像度ですが、それ以外にも違いはあります。購入に際して、チェックすべき違いをまとめてみました。

 

Fire TV Stickの2モデルはほぼ共通の機能

まず、AmazonのFire TVシリーズですが、現在は「Fire TV Stick(第3世代)」「Fire TV Stick 4K」「Fire TV Cube」の3モデルが販売されています。スペックの違いは下記の通り。

Fire TV Stick(第3世代) Fire TV Stick 4K Fire TV Cube
価格 4980円 6980円 1万4980円
最大解像度 フルHD(1080p/60fps) 4K(2160p/60fps) 4K(2160p/60fps)
HDR規格 HDR10、HDR10+、HLG HDR10、HDR10+、HLG、Dolby Vision HDR10、HDR10+、HLG、Dolby Vision
Dolby Atmos
プロセッサ クアッドコア(1.7GHz) クアッドコア(1.7GHz) ヘキサコア(最大2.2GHz)
メモリ(RAM) 1GB 1.5GB 2GB
ストレージ 8GB 8GB 16GB
音声リモコン
ハンズフリー操作 × ×
スマート家電を操作 × ×
内蔵スピーカー × ×
本体サイズ 86×30×13mm 99×30×14mm 86.1×86.1×76.9mm
重量 32.0g 53.6g 465g

Fire TV Stick(第3世代)とFire TV Stick 4Kは、どちらもスティック型です。両モデルは、解像度を除けばほとんど差はありません。4Kのテレビを持っている人や近いうちに買う予定がある人はFire TV Stick 4Kを選ぶべきですが、テレビがフルHDならFire TV Stick(第3世代)を選んだほうがお得です。なお、Fire TV Stick(第3世代)は2020年9月に発売されたモデルで、それ以前のモデルはHDRおよびDolby Atmosには対応していません。メルカリなどで買う場合は注意しましょう。

 

↑Fire TV Stick(第3世代)

 

↑Fire TV Stick 4K

 

Amazonはボックス型の上位モデル「Fire TV Cube」も販売しています。4K対応で、ストリーミングメディアプレーヤーとしての性能はFire TV Stick 4Kと同等。加えて、「Amazon Echo」のように、スマートスピーカーとしても使えます。価格は高めですが、1台2役の便利なデバイスです。

↑Fire TV Cube

 

テレビが4K非対応でも “with Google TV” を選ぶのが得策

Googleは、スマートフォンまたはスマートスピーカーから操作してテレビでコンテンツを再生できるChromecastを販売しています。シンプルな操作性で人気があるデバイスですが、昨年、このChromecastが大きな進化を遂げました。「Google TV」という機能が追加されたのです。

↑Chromecast(第3世代)

 

Google TVは、Googleのスマートテレビ向けOS「Android TV」と同じプラットフォーム。最新の「Chromecast with Google TV」をテレビに挿してインターネットに接続させれば、ネット動画非対応のテレビをスマートテレビのように使えるわけです。従来のChromecastとは異なり、付属のリモコンだけで操作が完結するようになりました。

 

Googleのストリーミングメディアデバイスは、2021年4月現在、フルHDの「Chromecast(第3世代)」と、4K対応のChromecast with Google TVの2択です。

↑Chromecast with Google TV

 

Chromecast(第3世代) Chromecast with Google TV
価格 5072円 7600円
最大解像度 フルHD(1080p/60fps) 4K(2160p/60fps)
HDR規格 × Dolby Vision、HDR10、HDR10+
Dolby Atmos ×
音声リモコン ×
Google TV ×
スマート家電を操作 ×
本体サイズ 162×51.8×13.8mm 162×61×12.5mm
重量 40g 55g

 

両モデルは解像度やHDR対応のほかに、機能においても大きな違いがあります。Chromecastは、スマホで見たいコンテンツを表示させて、テレビにキャスト(切り替える)する使い方が主流です。一方、Chromecast with Google TVでもキャスト操作はできますが、スマホが手元になくても、リモコンで操作が完結します。また、Google TVに対応しているため、テレビ画面に最適化されたインターフェイスで、アプリをダウンロードして楽しめるのもポイント。

 

両モデルの価格差は2528円。自宅のテレビが4Kに対応していなかったとしても、Chromecast with Google TVを選ぶのが得策でしょう。ただし、コストを優先するなら、Chromecast(第3世代)を選ぶのもアリ。「Googleフォト」に保存した写真や動画をテレビの大画面にキャスト、といった操作はChromecastでも同じようにできます。

 

Apple TVは「テレビの解像度」で選べばOK!

Appleの動画配信サービス「Apple TV」だけでなく、「Apple Music」「iCloud写真」などのサービスを利用している人には、「Apple TV」が便利でしょう。Apple TVは、高性能チップと大容量ストレージを備えているなど高性能ですが、他社のデバイスよりも割高になるので注意。

↑Apple TV HD(第4世代)

 

2021年4月現在、アップルが販売しているApple TVは2モデル。解像度がフルHDまでの「Apple TV HD(第4世代)」と、4K対応の「Apple TV 4K」です。両モデルの主な違いをまとめてみました。

↑Apple TV 4K

 

Apple TV HD(第4世代) Apple TV 4K
価格 32GB:1万7380円 32GB:2万1780円
64GB:2万3980円
最大解像度 フルHD(1080p/60fps) 4K(2160p/60fps)
HDR規格 × HDR 10、Dolby Vision
Dolby Atmos ×
プロセッサ A8チップ A10X Fusionチップ
音声リモコン
本体サイズ 35×98×98mm 35×98×98mm
重量 425g 425g

 

2モデルの違いはシンプル。解像度とHDR、Dolby Atmosへの対応の有無。チップの違いは、そのまま処理速度の違いと捉えていいでしょう。テレビが4K非対応で、性能よりも価格を重視するならApple TV HD(第4世代)、テレビが4K対応ならApple TV 4Kを選ぶべきです。

 

なお、アップルは2017年9月にApple TV 4Kを発売して以来、新モデルを発表していません。そろそろ発表されるのでは? と噂されている最中です。Apple TVの購入を考えている人は、ちょっと様子を見たほうがいいかもしれませんね。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

ここ1年のカメラロールがキャプチャーとメシばかりの人に贈りたい「3Dフィルムカメラ」の価値【愛用品コラム16】

本連載ではGetNavi web編集長・山田佑樹が日々の生活で愛用している品々を紹介していきます。

【#愛用品 16:ルタワジャパン「RETO3D」】

●起

ここ1年のカメラロールを振り返ると、ウェブサイトの画面キャプチャーと、ご飯の写真ばかりだ。カメラロールの中身は、その人の活動記録とリンクすると思っているので、生活が単調であり、起伏がない。これもコロナの影響だ。

 

●承

とはいえ、まだまだ無駄な外出できない、無駄な外食できない、旅やエンタメもオンラインを検討。被写体のバリエーションを増やすのは、まだ少し先になりそう。だから、いつもの被写体でも違ってみえるものをーーというので、導入したのが「RETO3D」だ。

 

●転

「RETO3D」は三眼のレンズを持ったフィルムカメラだ。撮った写真のデータをアプリに取り込んで合成すると、動きが出る! ムービーのような動きではなく、ある瞬間を3方向から見たときの瞬間が1つ(のデータ)に凝縮されているといった形。

 

●結

この3D感も楽しいのだけど、それ以上に良かったのが、身の回りにあるモノやいる人にカメラを向けるようになったこと。「レンズを向ける=まなざしを向ける」ということは、その人に興味を持つことにつながる。

 

そういった意味では、スマホのカメラではなくデジタルカメラを持つこと、定期的に一眼やミラーレスを買い換えることは、日々の連続で失いがちな、新しい視点を与えてくれることだと思う。

 

GetNavi web編集長・山田佑樹の「愛用品コラム」はInstagramでも展開中。週3回公開しています。

ソニーの4K有機ELブラビアを自腹買いして感じた「デカい家電」が生活に与える影響【愛用品コラム14】

本連載ではGetNavi web編集長・山田佑樹が日々の生活で愛用している品々を紹介していきます。

【#愛用品 14:ソニー ブラビア「A8H」】

 

●起

昨年11月に6年使ったブラビアがうんともすんとも言わなくなってしまった。6年で壊れちゃうのは早いかもと思ったが、早朝は娘がYouTubeを、夕方から夜は妻が地上波を、深夜から明け方は僕がFortniteに使っていたから、ぶっちゃけ日中以外はフル稼働。そして、2020年は日中もほぼ点けっぱなしだったから、正直24時間稼働。ブラックファミリーである。

 

●承

PlayStation 5を買うことを前提に、120Hzで駆動して、有機ELが良いとなると、選択肢はあまりなくて、新しいモデルもブラビアにした。 Netflix の契約が4K対応の一番いいやつになり、垂れ流し用YouTubeも4K画質ばかり。オンラインライブももちろん、テレビで。最近はAlexaを導入して音声操作に。ちなみに55型だと画面デカすぎるから、 PS4/PS5でFPSやTPSをやるときはモニターでプレイ。

 

●転

そこで改めて思うのは、デカい家電のパワー。映像との触れ合い方が変わったし、家庭内IoT化も一層進んだ。大物の家電やデジタル機器がいいなと思うのは、買い換えるだけで停滞していた生活が一気に進みだす感覚。わかりやすく生活の質が上がるし、生活に新しい工夫をしてみようという、クリエイションが動きだす。いや、高いんだけどね。もちろん、小さいモノでも想像力は刺激されるんだけどね。でも、大きさっていうのは大事かなと思っている。

 

●結

ブラビアに話を戻すと、音はレビューや口コミにある通り、もう少し頑張ってほしいなというときがあるので、バースピーカーを導入したいと思っている。バッファローからnasneも出るし。こうしてモノがどんどん増えていくのだけど、好きなモノに囲まれて過ごす生活はとても居心地がいい。

 

GetNavi web編集長・山田佑樹の「愛用品コラム」はInstagramでも展開中。

 

プロ写真家が教える“標準ズーム”で実践できる「とっておきの桜の撮り方」

桜満開の季節がやってきました。今年のお花見は密を避け座り込まず、歩きながら桜を撮って自宅の大画面TVで撮影した桜を愛でながら家族団らん、または1人酒を楽しんでみてはいかがでしょう。

 

今回は写真家の小平尚典氏に、標準ズームレンズでカッコよく桜を撮る方法を教えて頂きます。桜を撮る記事では、大口径レンズのボケを生かすのがありがちな方法ですが、なるべくカメラキットの標準ズームでも撮れる方法を選びました。

 

五角形を意識した構図を考える

「桜の花を撮るポイントは、花の形が五角形であることを意識すること。五角形の中にある五芒星は、平安時代から陰陽道で魔除けの護符として知られていました。日本人に親しみやすい形ですね。この形が集まって桜を作っています」と小平さん。そんなに近寄らないので意識していなかったが、言われてみれば桜の花は五角形、1970年の大阪万博のシンボルマークも五角形で桜でした。

↑桜の花が五角形であることを意識して構図を考えるといいそうです

 

↑花の形とその集合も五角形を意識した構図で撮ってみました
FUJIFILM X-E3 XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ 1/180sec F5.0 +0.67で撮影

 

露出はMが基本になる

「カメラのセッティングですが、露出モードはM(マニュアル)がオススメです。ミラーレスは液晶ファインダーを見ながら桜の明るさを確認できるので、自分で絞りを調整しましょう。空や背景でなく花の明るさを基準すればイメージ通りの画像になります」(小平さん)

 

小平さんのようなプロカメラマンは普段からマニュアルモードを使われていますが、自分の判断に自信を持てない場合はどうすればいいのでしょうか。

 

「その場合はオートブラケティング機能を使いましょう。自分が設定した絞り値より、アンダーとオーバーのコマを自動的に撮影してくれる機能です。設定の仕方は機種によって異なるので説明書を参照してください」(小平さん)

 

X-E3の場合は撮影設定のAEブラケティング設定から、コマ数とステップ数、補正の順番を指定できます。小平さんの設定は3コマ、1/3ステップで撮影順番はゼロ、+、−の順でした。撮影時はドライブモードでAEブラケティングを選択します。これでシャッターを1度押せば、指定された枚数で露出の異なるカットが連写されます。

↑X-E3のオートブラケティング設定画面、左がコマ数で右が明るさの段階を示します

 

↑オートブラケティング撮影では、まず設定した露出で1枚目が撮れます
FUJIFILM X-H1 XF100-400mmF4.5-5.6 1/500sec F5.0 ISO200で撮影

 

↑ 2枚目に1/3明るめの画像が記録されます
FUJIFILM X-H1 XF100-400mmF4.5-5.6 1/400sec F5.0 ISO200で撮影

 

↑ 3枚目は1/3暗めの画像が記録されます
FUJIFILM X-H1 XF100-400mmF4.5-5.6 1/640sec F5.0 ISO200で撮影

 

逆光で撮ろう

これで明るさに関しての問題は解決しましたね。次に気になるのはどの方向から桜を撮るかです。小平さんのオススメは逆光だそう。

 

「逆光で撮影するとまず嫌な影が出来ません。そして太陽光線がムラなく花に当たり、透過光の効果で花びらが明るく透けて見えます」(小平さん)

 

記念写真では、背景が明るく、人物が暗くなるため逆光を避けます。しかし、今回の撮影はマニュアルモードが前提で、明るさは自由に調整できるため問題ありません。逆光と言っても直接太陽が画面に入るとゴーストやフレアーが出やすいので、最初は太陽を画面に入れない構図から試してみるとよいでしょう。

↑左がピンク色の桜で、右が白い桜、太陽光が花びらの裏側から当たっています
FUJIFILM X-E3 XF10-24mmF4 R OIS 1/900sec F5.6 +0.33 ISO200で撮影

 

↑上級編で太陽を画面に入れました。絞り込んで光芒をクッキリさせました
FUJIFILM X-E3 XF10-24mmF4 R OIS 1/80sec F22 +0.67 ISO200で撮影

 

曇りの日は背景を黒くする

青空が背景なら白い桜が鮮やかなコントラストで映えますが、曇り空だと白と白が被ってしまいますね。このようなときはどう撮ればいいのでしょうか。

 

「曇り空や背景のヌケが悪いときは、桜の白が引き立つように黒い背景を探します。露出を切りつめてアンダー気味にしてもいいですね。それが無理な時は枝を入れるだけでも黒が入って画面が引き締まります」(小平さん)

 

↑桜の背景に松の木を持ってきて空を隠して黒くしています
FUJIFILM X-E3 XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ 1/320sec F5.6 +0.33 ISO200で撮影

 

↑露出を切りつめると桜の花だけが浮き上がってきました
FUJIFILM X-H1 XF16-55mmF2.8 R LM 1/500sec F5.0 ISO200

 

↑背景は白っぽい空ですが、右側に桜の枝を入れることで白と黒を対比させています
FUJIFILM X-H1 XF100-400mmF4.5-5.6 1/500sec F4.7 ISO200で撮影

 

空を青くするベストの方法は?

最後に桜の背景に欠かせない、空を青くする方法について検証してみました。1番カンタンなのはカメラのピクチャーモードをビビッドなどの鮮やか系にすることです。空だけでなく桜の花の色も鮮やかになります。カメラが自動的に補正してくれるので、何もしなくていい反面、補正が効きすぎてわざとらしい発色になる恐れもあります。

 

露出をややアンダーにすると青空の色に深みが出ますが、やりすぎると肝心の桜の色が冴えなくなります。最後にPL(偏光)フィルターを使う方法があります。これは太陽光線の不要な反射をカットするフィルターで、青空の色を濃くする効果も期待できます。

 

フィルター枠を回転させて、液晶ファインダーで効果を確認しつつ最大に効いた所で撮影してみましょう。夏に使うと効果抜群なのですが、今回は春だったせいか思ったほど効果はありませんでした。今回の比較撮影では、桜の色に影響を与えない、ピクチャーモードの変更、またはPLフィルターの使用が効果的でした。

↑左からノーマル、1/3絞りアンダー、ビビッドモード、PLフィルター使用

 

↑PLフィルターで水面の反射を抑えました、こちらは効果抜群ですね

 

手軽な標準ズームレンズでも、光の向きや構図などにこだわれば美しい桜を撮ることができます。この週末は、密にならないように桜の撮り歩きなどしてみてはいかがでしょうか。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

360度カメラ「THETA」に容量UPのハイエンドモデル登場!「RICOH THETA Z1 51GB」4月下旬発売

リコー、リコーイメージングは、ワンショットで360度の静止画や動画を撮影できる360度カメラ「RICOH THETA(リコー シータ)」の最上位機種として、内蔵ストレージを拡張した「RICOH THETA Z1 51GB」を、4月下旬に発売します。実売価格は13万2800円(税込)。

 

同製品は、2019年5月に発売した最上位機種「RICOH THETA Z1」の内蔵ストレージを拡張したモデル。基本性能はそのままに、保存可能な容量を従来機種の19GBから51GBへと大幅に増強しています。RAW+で約900枚、JPEGで約6350枚の撮影データを、本体ストレージに保存可能です。

 

前身機の特長は引き継ぎ、コンパクトなボディに1.0型の裏面照射型CMOSイメージセンサーを搭載。有効画素数約2000万画素のユニットを2基搭載し、静止画の出力画素で約2300万画素に相当する高精細な360度の静止画を撮影できます。

 

動画撮影時には回転3軸補正による強力な手ぶれ補正機能により、4K、30fps相当の、滑らかで臨場感あふれる360度の動画撮影が可能。“絞り優先”など多彩な撮影モードに対応し、屋外や暗所など撮影シーンを選ばずに高品質な映像が撮影できます。

 

本体には0.93型有機EL情報パネルとFn(ファンクション)ボタンを搭載し、電池残量、撮影モード、撮影残り枚数、F値やISO感度値などの各種情報が一目で確認できます。

 

撮影データはJPEGだけでなく、RAW(DNG形式)での保存に対応しているので、一般的なデジタル一眼レフカメラなどと同様の、本格的な画像編集が可能です。Androidベースのシステムを採用し、ファームウェアアップデートによる基本性能の向上だけではなく、リコー純正や一般開発者がリリースした、プラグインの追加インストールによる多様な機能拡張も利用できます。

何度もデータを繰り返し書き換え可能で、見飽きた番組も手軽に整理!! おすすめBD-RE5選

春の番組改編期といえば、様々な特番が放送されて、あれも見たいこれも見たい……といった感じに、いろいろと番組を録画することになるでしょう。そこで、「たまに見たくなるけど永久保存版というほどでもない」と思う番組に出会ったら、BD-REに保存することをおすすめします。BD-REはBD-Rと違って一度書き込んだデータも書き換え可能なので、見飽きた番組も手軽に整理できる使い勝手の良さが魅力。今回は、ネット通販で人気のBD-REをご紹介します。

 

目次

 


世界中で愛されるブランドの定番ディスク


バーベイタム くり返し録画用 BD-RE VBE130NP50SV1

50年にわたって記録メディアを世に送り出し、世界中で愛される信頼のブランドであり続けている「Verbatim(バーベイタム)」。こちらは1~2倍速記録、インクジェットプリンタ対応のホワイト・ディスクです。キズ・ホコリに強く、指紋もキレイに拭き取れる強力ハードコート仕様です。ユーザーからは「DLタイプなので長時間記録ができて重宝しています。最初高いように思いますが、1枚で複数回録再ができるので、コストパフォーマンスはよいと思います」という声も。

【詳細情報】
容量:25GB
内容:50枚入り

 


リピーターが絶賛するビクターのBD-RE


ビクター くり返し録画用 BD-RE VBE130NP25SJ1

こちらも1~2倍速記録、インクジェットプリンタ対応のBD-REです。キズ・ホコリに強く、指紋もキレイに拭き取れる強力ハードコート。レビューでは「気兼ねなく使えて、コスパ最高です」「ビクターで安価ということで購入したのですが、期待通り画質も良くスムーズに録画できます。今まで10年間で、約1000枚くらいBDを使用していますが、その中で上位になると思います。次の購入もこの商品にしようと思っています」と高く評価する声も。

【詳細情報】
容量:25GB
内容:25枚入り

 


ノンカートリッジタイプのソニーのディスク


ソニー ビデオ用ブルーレイディスク 20BNE1VJPS2

繰り返し録画が可能な2倍速対応ディスク。傷・ホコリ・汚れに強い高性能なハードコートを採用。ノンカートリッジタイプです。インクジェットプリンター対応(ワイドプリントエリア)。ユーザーからは「テレビ映画録画のダビング用に購入しました。まだ5枚の使用ですが全く正常にダビングされています。上書きも1度しましたが最初となんら変わることなく綺麗にダビングされていました。良い商品だと感じました」と品質の良さを評価する声も。

【詳細情報】
容量:25GB
内容:20枚入り

 


手描きでも美しく仕上がるレーベル仕様!


マクセル 録画用ブルーレイディスク BD-RE ひろびろ美白レーベルディスク BEV25WPE.25SP

地上デジタル180分、BSデジタル130分録画が可能。インクジェットプリンタブル(ワイド印刷)対応で、外径118mmから内径22mmまで印刷可能な「ひろびろ美白レーベル」仕様です。手描きもしやすく、美しい仕上がり。きれいに書けて、汚れにくい「書き楽(ラク)インデックス」を採用しています。また、高性能記録膜を採用し、優れた記録・再生・保持特性を実現。ハードコート層が、大切な映像を傷・ホコリ・汚れから守ります。

【詳細情報】
容量:25GB
内容:25枚入り

 


長期保存も安心のトリプルタフコートを採用!


パナソニック 録画用2倍速ブルーレイディスク片面1層25GB 20枚パック LM-BE25P20

反りに強い防湿層「ワープコート」、水分・化学物質の侵入を防ぐ保護層「ガードコート」、汚れ・指紋・傷・打痕に強いカバー層「ハードコート」による「トリプルタフコート」を採用。大切な映像を長期間保存するライブラリー用途におすすめです。レビューでも「前の製品から使っていますが問題なく使えます。とにかくエラーが少ないのが特長で以前他のディスクにダビングしたときにあった“時間が経つと中身が消える”といったこともないです。日本製というのも安心ですね」と好評です。

【詳細情報】
容量:25GB
内容:20枚入り

 

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何度でも見たくなる“永久保存版”の番組に! 人気のBD-R5選

春の番組改編期。この時期、テレビでは様々な特番が放送され、見たい番組が重なったり、用事があって見られなかったりで、録画の機会もいつも以上に増えることでしょう。そこで「何度でも見たい」と思う番組に出会ったら、迷わずBD-Rに保存を! BD-RはBD-REと違い、一度しか書き込みができません。しかし、BD-REよりも比較的手頃な値段で、一度書き込んだデータをうっかり上書きしてしまう心配がなく、容量いっぱいになるまでデータを書き足せます。まさに“永久保存”したい番組にピッタリ! 今回は、ネット通販で人気のBD-Rをご紹介します。

 

目次

 


世界的データストレージ技術ブランドの定番人気


バーベイタム 録画用ブルーレイ BD-R VBR130RP50V4

50年の長きにわたって世界中で愛されるデータストレージ技術ブランド「Verbatim(バーベイタム)」のBD-Rで、地デジ180分、BSデジタル130分が録画可能。ディスクはダメージに強いハードコートが施されており、キズ、ホコリ、指紋に強く、汚れが簡単に拭き取れます。レビューには「今まで1000枚は焼いてきたと思いますが、一度もエラーを起こしていません。素晴らしいクオリティと価格の安さには感動すら覚えます」と絶賛の声が。

【詳細情報】
容量:25GB
内容:50枚入り

 


優れた耐光性で紫外線の影響を受けにくいディスク


ソニー ビデオ用ブルーレイディスク 50BNR1VJPP4

インクジェット対応ワイドの4倍速対応ディスク。紫外線による記録面の劣化を抑えるため、無機系の記録材料を採用。優れた耐光性を発揮し、紫外線の影響を受けにくいディスクを実現しています。また、初めから終わりまでほとんど変動がなく平面性をキープし、安定した記録・再生を実現しているため、記録エラーが発生しにくいのが特徴です。温湿度変化に対し安定したディスク構造を追求することにより、ディスクの反りも低減させています。

【詳細情報】
容量:25GB
内容:50枚入り

 


内径22mmまで印刷可能で、デザインの幅が広がる!


マクセル 録画用ブルーレイディスク BD-R ひろびろ美白レーベルディスク BRV25WPE.50SP

4倍速記録、インクジェットプリンタブル(ワイド印刷)対応。地上デジタルは180分、BSデジタルは130分録画可能です。高性能記録膜を採用し、優れた記録・再生・保持特性を実現。ハードコート層が、大切な映像を傷・埃・汚れから守ります。外径118mmから内径22mmまで印刷可能な「ひろびろ美白レーベル」仕様です。手描きもしやすく、きれいに書けて汚れにくい「書き楽(ラク)インデックス」を採用し、美しい仕上がりに。

【詳細情報】
容量:25GB
内容:50枚入り

 


地上・BS・CSデジタル対応でフルハイビジョン映像をそのまま記録!


山善 Qriom ブルーレイディスク 50枚 BD-R50SP

地上デジタル放送、BSデジタル放送、CSデジタル放送対応。3時間のフルハイビジョン映像をしっかり録画でき、鮮やかな感動を美しく保存できます。広々ホワイトプリントレーベル採用でインクジェットプリンター対応。手描きがしやすく美しい仕上がり。さまざまなブルーレイレコーダー及びCPRM対応DVDレコーダー機器との高い互換性を追求したデジタル録画対応です。ユーザーからは「ラベル面にDVD-Rと小さく記載されているので、RかRWなのか間違わないので良いです」という声も。

【詳細情報】
容量:25GB
内容:50枚入り

 


約100万回の繰り返し再生にも耐える優れた耐久性!


パナソニック 録画用6倍速ブルーレイディスク 25GB スピンドル50枚 LM-BRS25M50S

厳しい品質管理と一貫生産による信頼の日本製ディスク。日本の気候に最適な反りに強い防湿層の「ワープコート」、汚れ・指紋・傷・打痕(だこん)に強いカバー層「ハードコート」、水分・化学物質の侵入を防ぐ防湿層「ガードコート」からなる独自の「トリプルタフコート」を採用。約100万回の繰り返し再生でもエラーレートが増加しない優れた耐久性を実現しており、レビューでは「総数400枚近くのリピーターですがエラーは全く一枚もない安心の日本製」という声も。

【詳細情報】
容量:25GB
内容:50枚入り

 

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伝説のレコーダー「nasne」新生バッファロー版が到着! いい意味で「ほぼ変わってない」魅力とは?

一般のHDDレコーダーでは味わえないサクサク録画がふたたび……。あの「nasne(ナスネ)」がなんと再発売。発売元がこれまでのソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)から、PC・スマホ周辺機器メーカーのバッファローに継承されたことで話題を呼ぶ製品です。

↑バッファローから発売される新型「nasne」

 

2021年3月末発売の新型「nasne」(型番:NS-N100)は、従来モデルの機能を大部分踏襲しつつ、内蔵HDD容量が2TBに倍増。さらに別売りHDDの増設は最大6TBまで対応できるようになりました。価格は2万9800円(税込)。

 

そのうえで、テレビ視聴アプリ「torne(トルネ)」の提供はSIEが継続。今回の新モデル発表にあわせ、PlayStation 5(PS5)用torneが開発されていることも明らかになりました。PS5版torneは2021年末商戦期に向け配信予定とのことで、これは従来からのnasneユーザーにとっても朗報です。

 

とにかく根強いファンの多いガジェットです

nasneは、ゲーム機などでテレビ録画が楽しめる「ネットワークレコーダー&メディアストレージ」として2012年にデビューしました。テレビ画面+リモコンを使う一般的なレコーダーとは違い、アプリを通じて操作・視聴する仕組みが特徴。特にゲーム感覚でテレビ録画を楽しめるtorneの操作感は多くのファンを生み出しました。

 

発売後も長きにわたり機能アップデートが行われ、テレビ視聴アプリはPS4、iOS、Android、Windows PCにまで対応。しかし2019年、SIEによるnasneの販売が惜しまれつつも終了しました。

 

長く愛用してきたファンからは、販売終了を嘆く声が多く聞かれましたが……これを受ける形で、翌年にバッファローによる継承プランが電撃発表。この“バッファロー版nasne”の詳細がようやく明らかになったというのが現在の状況です。

↑新モデルは、メーカーロゴが「BUFFALO」に変わっています

 

バッファロー版nasneはどこが変わったのか

新型「nasne」(NS-N100)は、本体に刻印されるメーカーロゴが「SONY」から「BUFFALO」になったのが最大の変化ですが、中身も少し変わっています。

BUFFALO製 nasne

NS-N100

SIE製 nasne

CECH-ZNR1J,CECH-ZNR2,CUHJ-15004

内蔵ストレージ容量 2TB 1TB
ストレージ拡張 外付けストレージ対応  最大容量 6TB 2TB
ポータブルHDD/SSD対応 対応 非対応
外付けストレージの
対応ファイルシステム
XFS
※本製品の搭載機能で
フォーマット可能
FAT32
筐体設計 ファン設計 静音ファン ファンレス
ファイルサーバー機能 ファイル共有方式 SMB2.0

Windows 10搭載PCのデフォルト設定で利用可能※

SMB 1.0

※Windows10 バージョン1709以降

 

まず、内蔵HDDの容量は従来モデルから倍増し2TBになりました。外付けHDDは6TBまで増設できるようになっており、これまで非対応とされていたポータブルHDD/SSDにも対応。このほか、筐体設計が静音ファン搭載タイプになったことで外観に若干の変更もみられます。

 

テレビチューナーはこれまでと変わらず、地上デジタル放送のほか、BS・110度CSデジタル放送にも対応(録画は1系統)。細かい部分では、B-CASカードが従来のクレジットカード大のものからmini B-CASタイプに変わっています。

↑B-CASカードはスマホのSIMカードに近いミニタイプに変更されました

 

録画したテレビ番組を観るアプリについては、「torne mobile」iOS版アプリの視聴画質が改善し、HD画質(720p)で再生できるように。いっぽう、今回の新型機ではPS3、PS Vita用アプリへの対応は見送られています。ここは残念ですが、世代交代のタイミングとしては致し方ないところですね。

対応アプリケーション

BUFFALO製 nasne
NS-N100
SIE製 nasne
CECH-ZNR1J, CECH-ZNR2J, CUHJ-15004
iPhone/iPad torne mobile 対応 対応
Video & TV SideView 非対応 対応
Android torne mobile 対応 対応
Video & TV SideView 非対応 対応
Windows PC PC TV Plus 対応※ 対応
PlayStation 4 torne PlayStation 4 対応 対応
PlayStation 3 torne 非対応 対応
PlayStation Vita torne PlayStation Vita 非対応 対応
PlayStation Vita TV torne PlayStation Vita TV 非対応 対応
テレビ BRAVIAから録画予約や録画した番組再生 非対応 対応

※ VAIO TV with nasneでも利用可能(VAIO TV with nasneでは、アプリを初期設定するためにSIE社製 nasneが別途必要になります)

 

いい意味で「ほとんど変わってない」安心感

今回はそんなバッファロー版「nasne」の実機を試させてもらう機会を得たので、筆者宅にさっそく設置。ひとまずは従来の「nasne」とまったく同じ手順で使い始めることができ、従来機と併用できることも確認しました。

↑torne mobileのAndroid版アプリで動作を確認。これまで使ってきたSIE版nasneと、バッファローの新型nasneの2台を併用できています

 

視聴に使うtorneアプリがとにかく優秀で、その動作は一般的なBDレコーダーとは別次元のサクサク感。ユーザーの録画人気ランキングなど機能も気がきいています。このアプリのサポートが継続し、これまでのnasneが今後も活躍できると確認できたのは一ファンとしてうれしいところ。

↑torne mobileの番組表。ここから外出先でも録画予約が入れられるほか、放送中の番組もリモート視聴が可能です

 

↑「torne」ユーザーの録画人気ランキング。ここから番組を選んでそのまま録画予約ができます

 

スマホからお手軽に、あるいはPS4+テレビの大画面でじっくりとなど、その使い分けも相変わらず便利な「nasne」。新型機の使用感を含めた詳細は、あらためてご紹介したいと思います。

 

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

 

 

バッファローの「nasne」3月末発売! PS5用「torne」も2021年末商戦期リリースか

バッファローは、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)協力のもと継承した、ネットワークレコーダー&メディアストレージ「nasne(ナスネ)」(NS-N100)を、Amazon内バッファロー公式ストア(バッファローダイレクト)にて、3月末より発売します。税込価格は2万9800円。

 

同製品は地上デジタル/衛星デジタル(BS/110度CSデジタル)チューナーを搭載し、番組の視聴や録画視聴が宅内、宅外から楽しめるネットワークレコーダー&メディアストレージ。

 

内蔵HDDを2TBに容量拡大し、外付HDD接続による容量追加は6TBまで対応。2TBの内蔵HDDと合わせて最大総容量8TBまでの構成が可能です。

 

SIEのTVアプリケーション「torne(トルネ) PlayStation 4」と「PlayStation 4(PS4)」との組み合わせで快適なレコーダーとして利用できるだけでなく、これまで通り「torne(トルネ) mobile」を利用してiPhone、iPad、Android端末でも宅内・宅外から録画番組を楽しめます。また、Windows対応機種では「PC TV Plus」を利用することで、録画番組が楽しめます。

 

iPhone/iPad向けtorne mobileの視聴画質が向上し、HD画質(720p)を実現。Android向けtorne mobileもこれまで通り対応しています。torneはSIE製のnasneとの組み合わせも可能で、最大4台が接続できます。

 

また、SIEからは2021年末商戦期に向けて「PlayStation 5(PS5)」⽤TVアプリケーション「torne」の配信が予定されており、nasneとPS5との組み合わせで、テレビ番組の録画・視聴が可能です。PS5向けtorneの配信時期や詳細は、SIEより後日発表される予定です。

長時間使っても耳が疲れにくい! “ながら聴き”に最適な骨伝導ヘッドセット

サンワサプライは、長時間装着しても耳が疲れにくいBluetooth式骨伝導ヘッドセット「400-BTSH019BK」を、直販サイトの「サンワダイレクト」で発売しました。直販価格は8980円。

↑Bluetooth式骨伝導ヘッドセット「400-BTSH019BK」

 

本製品は、耳をふさがないオープンイヤー形状の骨伝導ヘッドセット。Bluetooth接続式なので、わずらわしいケーブルがなく、装着したまま自由に動くことができます。

↑装着イメージ

 

オープンイヤー形状なので、ヘッドセットを装着したまま周囲の音や呼びかけ等を聞くことが可能。web会議やオンラインでの打ち合わせ、ClubhouseやVoicyなどの音声SNS、ウォーキングやランニングなどの運動をしながら、周囲の状況に気を配ることができます。

↑web会議やテレワークにもオススメ

 

カナル型イヤホンと違い、耳にかけるだけで使えるので長時間着用しても負担が少ないのも特徴。メガネ・マスクを着用していても干渉しにくい設計になっています。

↑メガネやマスクをつけたままでも装着できます

 

環境音用と音声用の2つのマイク(デュアルマイク)を搭載しており、通話時には周囲の雑音を低減してクリアな音声で会話が可能です。

 

本体はIPX5相当の防水仕様となっており、汗をかくスポーツ時などにも使用可能。折り畳めばコンパクトに収納できるので、持ち運びにも便利です。

↑折り畳めばコンパクトに収納できます

 

耳を塞がない骨伝導式のヘッドセットは、周囲の音に気を配りながらweb会議や音楽リスニングなどができる“ながら聴き”にオススメです。テレワークで小さいお子さんの面倒を見ながら仕事をしなければならない、BGMやラジオを聴きながら仕事したい、という方は、ぜひ使ってみてください。

 

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AirPodsやAirPods Proを“首掛け”にできて、使用中の落下・紛失を防ぐ! 人気のネックストラップ5選

Appleの完全ワイヤレスイヤホン「AirPods」は、完全ワイヤレス特有の「小さいので落としやすい」「なくしたら見つけにくい」……という“弱点”もあります。「だったら最初から首掛けタイプのBluetoothイヤホンを買えばいいじゃない」という声もありますが、“AirPodsがいいんだ!”という人もいるでしょう。それなら、ネックストラップを装着して完全ワイヤレスと首掛けが選べる“ハイブリッド型”にしてみては如何でしょうか。今回はAirPods/AirPods Pro専用のネックストラップの中から、おすすめ5選をご紹介します。

 

目次

 


コードが目立たない1.5mmの極細設計!


エレコム AirPods用紛失防止ストラップ P-APAPNシリーズ

使用時に快適なやわらかいシリコン素材を採用。AirPodsにぴったりフィットする設計で、簡単に着脱することができます。ストラップは使用時に目立ちにくい直径1.5mmの極細設計。帯電防止コーティングを施しているので、汚れやホコリそのものが付きにくい設計です。ユーザーからは「ホールドも良く、誤動作も無く、抜けにくく、微妙な長さもピッタリ」と好評です。

【詳細情報】
サイズ:直径…1.5mm
カラー:クリア・ブラック

 


エルゴノミクスデザインに基づいた使いやすい設計


elago AIRPODS STRAP for AirPods

エルゴノミクスデザインに基づき、ストラップの長さは45cmに設計。重量は4gととても軽く、装着感が気になりません。また、シリコン表面にはストラップが絡まりにくいコーティングを施してあります。レビューには「抜け落ちることもなく、LR確認もできるし、シリコンの太さ長さもちょうどよく、安心してAirPodsが使えています」という声も。

【詳細情報】
サイズ:450×3mm
カラー:ホワイト・ブラック・ジーンインディゴ・ナイトルミナス(夜光色)

 


夜になると光る蛍光シリコン材質を採用!


Ksizen AirPods Pro イヤホンストラップ

夜間に光ることで識別しやすい蛍光シリコン材質を採用。弾力性、柔軟性にも優れ、ねじれにくいので、カバンやポケットの中でも絡み・断線を防ぎます。IPX4で汗や水滴に強く、野外活動、ジム、フィットネストレーニング、ランニングなどの激しい運動にも適しています。ストラップホルダーの内側にマグネットが追加されているため、使わない時は首の前でしっかりと固定できたり、ブレスレットのように手首に巻いておくことができます。

【詳細情報】
サイズ:直径…6mm
カラー:グレー+イェロー・ホワイト+ピンク

 


カバンの中でも絡みにくいフラットケーブルタイプ


VSuRing AirPods Pro/2/1用イヤホン ストラップ

AirPods Pro/2/1対応。カバンやポケットの中でも絡みにくいフラットケーブルで、弾力性・柔軟性に優れているシリコン製です。また、イヤホンストラップホルダーの内側にマグネットを内蔵。使わない時は首周りや手首に巻いておけます。コードの太さは約2mmと適切な強度があり、断線しにくいのもポイント。ユーザーからは「AirPodsを付けて音楽を聴きながら寝るのですが、朝起きるとベッドの隙間とかに落ちてて拾うのに苦労してました。これを買ってからは探すのに一瞬で見つけられます」という声があがっています。

【詳細情報】
サイズ:長さ…690mm
重量:7g
カラー:ブラック・ホワイト

 


曲げくせがつかない太さ3mm


MRLab AirPods Pro/Airpods シリコン ネックストラップ

なくしたり落としたりしやすいAirPods Proにネックストラップをつけることで脱落・紛失を防ぎます。ストラップ長59mmと比較的長めの設計により、余裕をもって装着できます。太さ3mmのシリコン素材で丈夫なうえ、洗浄も簡単にでき肌にも優しく安心。曲げくせがつかないので、いつでもスッキリとしたシルエットをキープするのも嬉しいポイントです。カラーはホワイト・ブラック・ネイビー・レッドの4色。

【詳細情報】
サイズ:丸型…590mm
重量:約5.5g
カラー:ホワイト・ブラック・ネイビー・レッド

 

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「CP+2021」総括レポート後編:オンライン時代に奮起するカメラ周辺機器メーカーのトレンド

2021年2月25日から28日にかけて“カメラと写真映像のワールドプレミアショー”「CP+2021」が、コロナ禍の影響から初のオンラインで開催されました。オンラインではカメラやレンズの実機に触れることができないなど、大きな制約がある中での開催となり、メーカーがどのような工夫をしてくるかにも注目が集まったイベントです。本稿では、4日間に渡ったオンラインイベントの様子を前後半、2回に分けてレポート。後半となる今回は、交換レンズメーカーを含む、主だった周辺機器メーカーについて取り上げます。

 

カメラの周辺機器というと、交換レンズや三脚、フィルター、ストラップやカメラバッグ、照明機器といった撮影時に必要なものもありますが、デジタル化以降はパソコンや画像処理ソフト、プリンターなど、撮影後に必要な機器や用品の重要度が増しています。今回のCP+2021は、オンライン開催との親和性が高いこともあってか、パソコンなどの周辺機器メーカーによる出展が大きな割合を占めていました。

 

今回の出展社のなかでも動画配信などに力を入れていたメーカーに絞って、それぞれをチェックしていきます。

 

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【周辺機器メーカー1】ケンコー・トキナー

ケンコー・トキナーは、フィルターやフィールドスコープなどを扱う「ケンコー」、三脚などを扱う「スリック」、交換レンズなどを扱う「トキナー」といった自社ブランドのほか、関連会社によるものも含め、無数の商材を扱っています。なかでも最近は、「レンズベビー」や「SAMYANG」など、交換レンズ系商品の注目度が上昇。今回の新製品ではフィルターやフィールドスコープなども登場していますが、トキナーから昨年末に発売された、2本のFUJIFILM Xマウント用レンズなどの交換レンズが最も注目を集めていたように思います。オンラインセミナーは4日間で19本と多数実施され、多くの人気写真家らが登場。周辺機器メーカーのなかでも、ユーザーが最も目を見張った出展社の1つでしょう。

↑ケンコー・トキナーの特設ページ。ケンコー・トキナーのほか、グループ会社のスリック、ケンコープロフェショナルイメージングの製品も含め、数多くの写真関連製品が紹介されていた

 

↑オンラインセミナーは、合計16名の講師による全19コマを実施。会期中の午後、ほぼ2時間おきに実施される豪華なものだった。画像は、小河俊哉さん、萩原和幸さん、桃井一至さんによる「トキナーレンズを語る」より

 

↑FUJIFILM Xマウント用単焦点交換レンズ「トキナー atx-m 33mm F1.4X」(実売価格/5万3800円)。F1.4の明るい標準レンズで、美しいボケ描写が魅力だ。このほか、FUJIFILM Xマウント用広角レンズ「atx-m 23mm F1.4 X」(実売価格/6万500円)もラインナップされている

 

【周辺機器メーカー2】サイトロンジャパン

サイトロンジャパンは、米国サイトロン社の双眼・単眼鏡などの光学機器を扱っているメーカーです。最近は、中国LAOWA(ラオワ)社の低廉でユニークな交換レンズを扱っていて、カメラファンの注目を集めています。CP+2021では、試作品を含むLAOWAの製品紹介のほか、サイトロンの双眼鏡、スカイウォッチャーやシャープスターの天体望遠鏡などを紹介。天文関連を含めて計16コマのセミナーも実施しました。

↑サイトロンジャパンの主力商品は、特設ページを見てもわかる通り双眼鏡や天体望遠鏡、ライフルスコープといった光学製品。LAOWAの交換レンズの扱いを始め、ここ数年はCP+の常連となっている

 

↑セミナーは、写真家によるLAOWA製品紹介や活用法のほか、アマチュア天文家による、天体望遠鏡の使いこなし紹介などユニークな切り口で展開された。画像は、齋藤千歳さんの「実写チャートでみるLAOWA広角レンズの特徴を紹介」より

 

【周辺機器メーカー3】シグマ

個性的かつ高性能な交換レンズを数多く登場させ、人気を集めているシグマは、ミラーレスカメラ用の小型単焦点交換レンズ「Iシリーズ」や、同社製で世界最小のフルサイズミラーレスカメラ「SIGMA fp」などを紹介。動画コンテンツでは、会期直前にシグマ代表取締役社長・山木和人さんによる新製品プレゼンテーションが行われたほか、写真家による新製品セミナーやレンズ開発者によるトークなどを実施していたのも印象に残っています。ライブ配信でのコンテンツが多く、マニアックなものから気軽に楽しめるものまで幅広いコンテンツが揃えられていました。

↑シグマの特設ページは、シンプルでスマートな構成のページだが、動画コンテンツなどは、レンズ好きに刺さるものも用意。一方で商品企画担当者のトークなどは、レンズにこだわりを持ったシグマファンから、購入を検討中のユーザーまで楽しめる内容になっていた。

 

↑いわゆるシグマファン向けのコンテンツも少なくなかったが、「28-70mm F2.8 DG DN|Contemporary」などの新製品を写真家が実際に使って、その魅力や使いこなしを語る「プロダクトセミナー」は、比較的エントリーユーザーに理解しやすい内容だった。作例写真も多く、製品の魅力がダイレクトに伝わってくる。画像は、鹿野貴司さんの「プロダクトセミナー 新製品SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN|Contemporary編」より

 

↑フルサイズミラーレスカメラ対応で小型・軽量な大口径標準ズーム「28-70mm F2.8 DG DN|Contemporary」(実売価格/9万9000円)。画面全体に高解像で歪みや収差、ゴーストなども少ない高性能レンズだ。最短撮影距離が19cm(広角端)と短く、被写体を大きく撮れるのも魅力。ソニーEマウント用、ライカLマウント用がラインナップされている

 

【周辺機器メーカー4】タムロン

タムロンは、1本で幅広い焦点距離に対応できる高倍率ズームレンズや、低廉で高性能な交換レンズのラインナップに定評のあるレンズメーカーです。CP+2021では、1月14日に発売された新製品「17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD(Model B070)」と昨年6月発売の「28-200mm F2.8-5.6 Di III RXD(A071SF)」を中心に、同社のソニーEマウントミラーレスカメラ用レンズを紹介。2月27日と28日には、写真家の別所隆弘さん、澤村洋兵さんによるセミナーも実施されました。

↑あえてソニーEマウントのミラーレスカメラ用レンズである、「Di III」シリーズ9本に焦点を当てたタムロンの特設サイト。なかでも、最新の17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD(Model B070)は注目を集めていたようだ

 

↑セミナーは2名の写真家による新製品のインプレッションであったが、単純なスペック紹介ではなく、レンズの特徴を上手くとらえた作例が用意され、各レンズの魅力はもちろん、適した撮影シーンも伝わる内容になっていた。画像は、別所隆弘さんによる28-200mm F2.8-5.6 Di III RXD(A071SF)のインプレッションより

 

↑APS-Cサイズ用に設計することで、小型ながらF2.8の大口径で高画質を成功させた「17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD(Model B070)」。最短撮影距離が広角側で0.19m、望遠側で0.39mと近接撮影に強い設計になっているのも魅力だ。実売価格/9万3500円

 

【周辺機器メーカー5】エプソン

プリンターやスキャナーのメーカーとしておなじみのエプソンでは、「PHOTOS at Home」をテーマに自宅での写真の楽しみ方を提案。スペシャルプログラムとして4本の動画を公開したほか、同社製品を紹介するだけでなく使用目的に合わせたプリンターやスキャナー選びができるように工夫されていました。

↑エプソンの特設ページ。作品プリントに最適な画質で、A3ノビやA2ノビの大きさでプリントできる「プロセレクション」シリーズだけでなく、インクをタンクに補充して使うことで、プリントのコスト低減を実現した、「エコタンク」搭載モデルなども紹介

 

↑セミナーは、鉄道写真家・中井精也さんの「伝えるためのプリントテクニック」、塙真一さんの「フィルムで楽しむデジタル暗室術!」、上田晃司さんの「プリントでもっと広がる写真の世界を体験しよう!」、『IMA』エディトリアルディレクター太田睦子さんらによる「インテリアに写真を取り入れる楽しさとコツ」の4本を配信。プリントのテクニックや楽しみ方が、わかりやすく解説されていた。画像は中井精也さんのセミナーより

 

【周辺機器メーカー6】raytrek(サードウェーブ)

サードウェーブは、BTOによるパソコン販売の大手メーカー&販売店。CP+2021では、同社のクリエイター向けBTOパソコンのシリーズである「raytrek」ブランドで出展していました。写真作品や映像作品の制作におけるraytrekのメリットについての紹介のほか、同社と写真投稿SNS「東京カメラ部」とのコラボフォトコンテストの受賞者発表を本ページで行うなど、写真関連にも力を入れている様子が伝わってくる内容でした。

↑raytrekの特設ページでは、写真家の井上浩輝さん、別所隆弘さん特別監修モデルのパソコンを紹介。2月28日には、この2名の写真家と東京カメラ部メンバーらによるライブ配信も実施された

 

↑ライブ配信では、同社製PCの魅力を紹介するだけでなく、画像処理ソフトや動画編集ソフトを使っての実演も実施。作家ならではのテクニックの解説も行われ、すぐに役立つ内容の配信であった

 

【周辺機器メーカー7】ATOMOS

ATOMOSは、ミラーレスカメラのHDMI端子などに接続して使う、外部接続の動画レコーダーを製造しているメーカーです。同社製品を使うことで動画のRAW記録などが行え、撮影後に調整しやすく高品位な映像が制作できます。映像作家には定番のレコーダーということもあってか、動画配信に力が入ったコンテンツが用意されていました。多くのカメラユーザーにはあまり馴染みのないメーカーかもしれませんが、今回のコンテンツを見て、動画撮影やレコーダーに興味を持った方も少なくないのではないかと思います。

↑ATOMOSの製品は、画像にあるような小型モニター付きのレコーダーで、記録映像の確認も行える。撮影後はパソコンなどにデータを取り込んで編集するのが基本となる。今回のコンテンツは配信が中心で、写真家や映像作家によるトークや、各カメラメーカーのエンジニア対談などが組まれ、合計10本が配信された

 

↑配信の内容は動画撮影のテクニック、レコーダーやカメラの機能などについてのトークが多く、動画撮影や編集に興味のある人には、非常に有益なコンテンツだったのではないかと思う

 

まとめ

レポートの後半はカメラ周辺機器メーカーのうち、動画配信などに力を入れていたメーカーを中心に取り上げました。特徴的な傾向としては、ミラーレスカメラ用のレンズが増えたことで、レンズ設計の自由度が高まり最短撮影距離が短く、被写体に近寄って撮れる製品の増加が挙げられます。同じくミラーレスカメラの普及によって、動画関連の製品、あるいは出展社が増えたのも大きなトレンドと言えるでしょう。

 

CP+2021は、レポート全体で今回取り上げたメーカー以外を合わせると、全部で20社/ブランドによるイベントとなりました。従来のリアルイベントに比べると参加企業は少なかったものの、参加者は5万人以上であったという速報(2021年3月4日時点)が発表されており、各社の工夫によってオンラインであってもユーザーが十分楽しめるイベントになったのだと実感しています。とはいえ、やはり新製品のカメラやレンズに触れないのは寂しく、来年こそはリアルイベントを期待したいところ。もし可能であれば、今年の経験を生かして、リアルとオンラインの両立ができれば、参加者はより楽しめるものになるのではないかと思います。

 

なお、動画配信などのコンテンツの多くは、2021年3月31日までアーカイブとしてオンラインで見ることが可能です。興味のあるコンテンツがありましたら、ぜひチェックしてみてください。

 

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スピーカーにもなるワイヤレスイヤホン! 1台3役が画期的なMpow「Duolink」

MPOW JAPANは、世界初の1台で3通りのリスニングスタイルを可能にする完全ワイヤレスイヤホンとワイヤレススピーカーの三位一体化モデル「Duolink」を3月11日より予約受付開始し、3月18日に発売します。カラーはホワイトとネイビーブルーの2色で、実売予想価格は1万8480円前後。

↑Duolinkのカラーは2色

 

本製品は、完全ワイヤレスイヤホンの充電ケースにスピーカーを搭載し、ワイヤレスイヤホンだけでなく、ワイヤレススピーカーとしても使えるというもの。日本国内では2020年末にクラウドファンディングにてプレリリースされ、900%超の目標支援額達成率を記録しています。

↑充電ケースがスピーカーになっており、内部にイヤホンを収納できます

 

イヤホンを取り出した状態では完全ワイヤレスイヤホンの“ソロモード”として、イヤホンをケースに収納し左右に分かれた状態ではワイヤレスステレオスピーカーの“ステレオモード”として、イヤホンを収納しケースも左右を接着させた状態ではワイヤレススピーカーの“パーティーモード”として、3つのモードで多様なリスニングスタイルを実現します。

 

ストレスフリーな音楽体験を実現するために、イヤホンモードとスピーカーモードを音楽を止めることなくシームレスに切り替えられるかを追求。複雑な設定やアプリケーションなどを必要とせず、スピーカーでの再生時にはイヤホンを取り出すだけでイヤホンモードに、イヤホンでの再生中にはスピーカーに戻すだけでスピーカーモードに簡単に切り替えられます。イヤホン⇔スピーカーを切り替えるたびに、いちいちペアリングをし直す必要がないのは便利ですね。

↑イヤホンからスピーカーにシームレスで切り替え可能

 

イヤホンにはタッチセンサーを内蔵しており、ボリューム調整や音楽の再生停止・曲送り/戻しなどはタッチするだけで操作が可能。また、AIノイズキャンセリングを備えた通話用マイクも搭載しており、クリアな音声で通話も可能です。

 

再生時間は約6時間(イヤホン)/約6時間(スピーカー)で、スピーカー部を充電ケースとして使用した場合、イヤホンを最大7.5回満充電することができます。ケースの充電端子はUSB Type-Cを採用。BluetoothコーデックはSBCとAACをサポートしています。

↑イヤホンはスピーカーに収納すると最大で約7.5回の充電が可能

 

一人でイヤホンで聴くもよし、大人数でスピーカーで楽しむもよし、という3wayスタイルが新しいMpowの「Duolink」は、音楽の楽しみ方を広げる画期的な製品です。イヤホンとワイヤレススピーカーを2台持ちしている人は、Duolinkに集約してみてもいいですね。

 

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テレビの音を手軽にパワーアップ! 設置の自由度が高い2.1chスピーカーシステム

サンワサプライは、手軽に薄型テレビの音質を強化できるサウンドバーとサブウーファーのセット「400-SP094」を、直販サイト「サンワダイレクト」で発売しました。直販価格は2万1800円。

↑「400-SP094」

 

↑設置イメージ

 

本品は、低域から高域まで再生するスリムデザインのサウンドバーと、低域を増強するワイヤレス接続のサブウーファーをセットにしたもの。サウンドバーはテレビの前に置きやすい高さ45mmの薄型仕様で、赤外線リモコンの受光部の邪魔になりにくくなっています。また、サブウーファーはサウンドバーとワイヤレス通信を行うので設置の自由性が高く、テレビの横やソファの近くなど視聴環境に応じて置き場所を選べます。

↑テレビの邪魔になりにくい薄型仕様

 

サウンドバー部には高音域用ツイーター2基と中低音再生用のウーファー4基を搭載。サウンドバーは実用最大出力100W(ウーファー部/12.5W×4、ツイーター部/25W×2)、サブウーファーも実用最大出力100Wの合計200Wの高出力を実現しており、パワフルなサウンドを再生します。

↑サウンドバーには計6つのスピーカーを搭載

 

↑サブウーファーはワイヤレスなので設置の自由度が高くなっています

 

さらに、「NEWS」「MOVIE」「MUSIC」の3つのサウンドモードを選択でき、視聴するコンテンツに合わせて最適な音質に調整できます。操作は付属のリモコンのほか、サウンドバー上部のボタンで行うことも可能。

 

接続は光デジタルとAUX(ステレオミニ)に加え、別売のケーブルを用意すればHDMIや同軸デジタルにも対応。Bluetooth接続にも対応しており、スマホやタブレットの音声をワイヤレス再生することも可能です。

↑接続方法は5通りから選べます

 

自宅でネット動画やライブ映像などのコンテンツを視聴する機会が増えたいま、テレビのオーディオ部分をグレードアップするだけで、より臨場感のある体験ができるようになります。テレビの内蔵スピーカーだけで視聴している人は、手軽なオーディオシステムを導入してみてはいかがでしょうか。

 

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Mpowの完全ワイヤレスイヤホン「M30」に2つのバリエーションモデル登場

Mpow Japanは、エントリークラスの完全ワイヤレスイヤホン「M30」のバッテリー機能を強化した上位モデル「M30 PLUS」と、「M30」のカラーバリエーションモデル「M30 Pink」を3月4日にAmazon.co.jpと楽天市場で発売しました。実売価格はM30 PLUSが4999円、M30 Pinkが3999円。

↑Mpow「M30 Pink」(左)と「M30 PLUS」(右)

 

バッテリーを大幅強化した「M30 PLUS」

完全ワイヤレスイヤホン「M30」は約4000円という手ごろな価格ながら、左右同時伝送技術「MCSync」を採用し、途切れにくく安定した接続方式を実現。またパワフルな重低音がもたらす臨場感のあるサウンドとコストパフォーマンスの高さが人気となり、全世界で累計30万台以上の販売を記録しています。

 

今回発売された「M30 PLUS」は、M30の性能はそのままに、充電ケースのバッテリーをM30比で5倍以上となる2600mAhに大幅増加。これにより、充電ケース併用時で約100時間の再生時間を実現しています。

↑M30 PLUS

 

さらに、充電ケースにUSBケーブルをつなげば、スマートフォンなどに電力をシェアできる“モバイルバッテリー機能”も搭載。不意のバッテリー切れや充電忘れの際に役立ちます。

↑電力をシェアできるモバイルバッテリー機能を搭載

 

充電端子は最新のスマホなどにも使われているUSB Type-Cを採用。バッテリーシェア用の出力端子はUSB(タイプA)となっています。

 

「M30 Pink」は、M30に春らしい華やかなピンクカラーを取り入れたカラバリモデル。性別や年齢を問わず使えるマットで落ち着いた色彩となっています。スペックなどはM30と同じ。

↑M30 Pink

 

Bluetoothコーデックは、M30 PLUS/M30 PinkのいずれもSBCとAACをサポート。IPX7の高い防水性能を備えるほか、運動時にも耳にしっかりフィットする独自形状のフィンも付属しています。

 

コスパの高さに定評のあるMpow「M30」シリーズに、新色とバッテリー強化型の選択肢が増えたのはうれしいですね。すでにM30を所有している人も、予備用にもう1つ購入してみてもいいかもしれません。

 

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アンプ出力を2倍に強化したパイオニアのミニコンポ「Stellanova Limited」

パイオニアは、ハイレゾワイヤレスオーディオ「Stellanova(ステラノヴァ)」の音質にこだわったハイエンドモデル「Stellanova Limited」を、公式オンラインストアにて限定販売します。直販価格は17万8000円。

↑「Stellanova Limited」

 

Stellanovaは、iPhone・iPad・Androidスマートフォン・外付けHDDなどに保存したハイレゾ音源を、iOS/Android専用アプリケーションを使って非圧縮でワイヤレス再生が可能なオーディオシステム。USB DACアンプとワイヤレスユニットで構成されており、スピーカーやヘッドホンを接続して聴けるほか、外付けHDDに保存した楽曲をネットワーク内のPCやスマホからワイヤレスで再生することも可能です。

 

今回発売されるハイエンドモデルは、USB DACアンプのスピーカー出力アンプに高出力LSIを採用。通常モデル比2倍の出力パワーにより、インピーダンスの低いスピーカーでも余裕をもって駆動させることができます。また、低歪チップ積層セラミックコンデンサや、音声の歪みを低減するスピーカーライン用ノイズフィルターを採用することで、歪みのない高音質を実現しました。

 

ヘッドホン用出力アンプにはハイパワーICを採用し、ICの性能を最大限に発揮するヘッドホンアンプ用電源レギュレーターICも搭載。インピーダンスの低いヘッドホンでも力強い音を再生します。また、ハイエンド向け音響用アルミニウム電解コンデンサをヘッドホンアンプ電源に採用することで、低域の伸びと量感を向上させ、しなやかで力強い音楽再生を実現しています。

 

さらに、133点の部品を見直し、厳選した部品を使用することで、ハイエンドモデルならではの高音質を実現しています。

 

筐体にはアルミニウムを採用し、表面にブラックカラーのアルマイト処理を施すことで硬度や耐腐食性を向上させるとともに、ダイヤモンドカット面にダブルアルマイトによるカッパー色をあしらうことで高品位なデザインに仕上げています。

↑ブラックの筐体にカッパーのエッジがクールな印象

 

出力を強化し、コンパクトながらハイパワーな駆動力を備えたハイエンドモデルは、自宅でじっくり音楽を楽しみたい人にピッタリ。限定販売となりますので、欲しい人はお早めに!

 

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「CP+2021」総括レポート前編:初のオンライン開催で見えたカメラメーカーの「ある変化」

2020年2月25日から28日にかけて、日本最大の一般向けカメラ、映像機器の見本市である「CP+2021」が、コロナ禍の影響から初のオンラインで開催されました。昨年は同様の理由から中止となってしまったイベントだけに開催を喜ぶファンの声や期待が大きかった一方で、オンラインではカメラやレンズの実機に触れることができないなど、大きな制約がある中での開催となり、出展者であるメーカーがどのような工夫をしてくるかといったことにも注目が集まっていたイベントです。

 

本稿では、4日間に渡ったオンラインイベントの様子や主要出展各社の特徴、主だった新製品、全体としてのトレンドなどについて前後編の2回に分けてリポート。前編となる今回は、CP+公式サイトと主要カメラメーカーについてです。

 

CP+公式サイトはカメラメーカー特設ページのポータル的役割に

まず、CP+2021の公式サイトでは、主催者(一般社団法人カメラ映像機器工業会・CIPA)イベントとして、会期初日に「キーノートスピーチ」「CIPAデジタルマーケット・セミナー」「上級エンジニアによるパネルディスカッション」の3つを実施。フォトアワード「ZOOMS JAPAN 2021」の受賞作品発表なども行われました。

 

主催者イベントについては、主に現在のカメラ市況の分析やトレンドについて解説するもので、業界関係者やプレス向けの色合いが濃いイベントです。とはいえ、今回はオンラインとなったことで一般の方の視聴も行いやすくなったので、来年も視聴したいと思った人もいたのではないでしょうか? また、今回のイベントでは、CP+公式サイト以外は参加メーカーのサイト上に特設ページを設ける形で行われたため、CP+公式サイトは、そのポータルとして機能していました。各社へのリンクは、参加者の目的ごとの絞り込みができるほか、SNSの情報なども確認できるようになっていて、ポータルとしての使い勝手は、初のオンラインイベントとしては悪くなかったと思います。

↑CP+2021公式サイトのトップページ。公式チャネルでは、主催者イベントのほか、出展各社の注目コンテンツをリンクしていた。また、出展社のセミナーの検索も可能

 

それでは、今回参加したカメラメーカーについて、それぞれ見て行きましょう。

 

【カメラメーカー1】OMデジタルソリューションズ(オリンパス)

オリンパスの映像事業部門が独立する形で2021年1月に誕生した新会社で、OM-Dシリーズをはじめとした、マイクロフォーサーズのミラーレスカメラなどを展開。CP+2021では、目立った新製品の発表などはなかったものの、同社のYouTubeチャンネル「OLYMPUS LIVE」を活用して、新会社の決意などを表明しました。カメラ機材や交換レンズを活用している写真家のトークや、撮影テクニックを解説するセミナーなども多数配信。既存の「OLYMPUS LIVE」のコンテンツも充実しているため、同社製品のユーザーだけでなく、これからカメラを購入しよういうユーザーにも役立つものになっていました。

 

↑配信では、写真家の山岸 伸さんと海野和男さんのプレミアムトークのほか、吉住志穂さん、佐藤岳彦さんのトークなどを実施。画面は、吉住志穂さんによる「OM-Dで撮る花写真」

 

【カメラメーカー2】キヤノン

TOKYO FMとタイアップした番組形式の映像配信、「CP+2021 ONLINE Canon Imaging Channel」を実施。ラジオ・パーソナリティーによるトークを交えつつ、写真家やタレントのトーク、製品の活用テクニックなどを配信。同社のフルサイズ・ミラーレスカメラ、EOS Rシリーズや新コンセプトカメラであるiNSPiC REC、PowerShot ZOOMなどのコンセプトやデザインワークについてのトーク、開発者による解説なども行われました。イベントに合わせた製品発表などはなかったようですが、フルサイズミラーレスのEOS R5、R6、交換レンズのRF50mm F1.8 STMなど、比較的最近発表・発売された製品の展示が多く、ユーザーの注目度も高かったのではないかと思います。ライブ配信ではリアルタイムのアンケートなども実施し、インタラクティブ性が高く参加者も十分楽しめたのではないでしょうか。

↑ライブ配信中心のコンテンツで、各プログラムの合間には、TOKYO FMのパーソナリティーらがトークを行うという本格的な番組構成。一日中見ていても飽きない工夫がされていた

 

↑プログラムは、「Catch the Technique」「Catch the Future」「Catch the Fun」「Catch the Community」の4つのカテゴリーに分けられ、さまざまなトークやセミナーが展開された。画像は、ハービー・山口さんによるトーク「モノクローム写真の魅力」より

 

【カメラメーカー3】ソニー

α7/9シリーズや各種交換レンズについてのコンテンツもありましたが、やはり2021年1月に発表されたフルサイズミラーレスカメラ「α1」、同年2月に発表されたフルサイズセンサー採用の映像制作用カメラである「FX3」、2つの注目機種に関連したコンテンツが多かった印象。この2製品を軸に写真家や映像作家による、機材紹介や使いこなしについてのセミナーやトークが数多く実施されました。今回は特に映像関連のコンテンツが多くなっている印象で、FX3などの専用機はもちろん、α7シリーズなどの動画撮影機能も含め、同社のカメラとレンズが動画撮影にも適している点や、そのための機能が理解できる内容になっていました。

↑オンライン上に同社のブースを再現することで、新製品などを体感できるように工夫されていた

 

↑セミナーやワークショップは、AとBの2ステージ構成。およそ40名のさまざまなジャンルの講師が登場し、イベントを盛り上げた。画像は山下大祐さんによる「瞬間と一時と、マルチに魅せる鉄道表現」より

 

↑ソニーの新製品「α1」。有効約5010万画素メモリー内蔵フルサイズ積層型CMOSセンサーを搭載し、約30コマ/秒の高速連写や8K 30pの動画撮影に対応するなど、現時点での“究極”とも言えるスペックのミラーレスカメラ。予想実売価格で88万円(ボディ)という超高価なモデルながら、プロだけでなく多くのハイアマチュアの注目を集めている。2021年3月19日発売予定

 

↑Cinema Line プロフェッショナルカムコーダー FX3。αシリーズミラーレスカメラと同じEマウント採用のプロ仕様ビデオカメラで、4K動画撮影対応で映像制作の現場に最適化した、豊富な機能を装備する。予想実売価格/50万4900円(ボディ)、2021年3月12日発売予定

 

【カメラメーカー4】ニコン

2020年後半に発売されたフルサイズミラーレスカメラ、NIKON Z 7II、Z IIとNIKKOR Zレンズの機能や特徴を中心に、写真家や映像作家などによるセミナーやトークを展開。Zシリーズの使い勝手の良さやレンズの写りの良さが伝わってくるコンテンツが豊富に用意されていました。今回は、写真だけでなく、映像制作の現場でZシリーズのカメラやレンズが適していることにも重点が置かれ、写真用にZシリーズを購入したユーザーにも、気軽に質の高い動画撮影を楽しんでもらおうといった方向性のコンテンツも用意。写真と動画の両方が高いレベルで楽しめるカメラとしてのZシリーズの魅力が伝わる内容になっていました。

↑オンラインステージはライブと事前収録のコンテンツを組み合わせて、4日間行われた

 

↑オンラインステージには19名の写真家や映像作家などが登場し、ニコンのカメラやレンズの魅力、現場での使いこなしなどについて解説した。画像は、動物写真家の半田菜摘さんの「Z シリーズで出会う北海道の野生動物」より

 

【カメラメーカー5】パナソニック

動画・映像制作Tipsサイト「Vook」とコラボし、ライブ配信プログラム「Creators Live! with LUMIX」を実施。2月26日は写真、27・28日は映像制作に主要テーマを分け、写真家や映像作家によるセミナーなどを配信しました。製品の紹介はもちろんですが、LUMIXを用いた写真や映像の作品制作の基本や、プロでも役立つ表現テクニックやTipsなども紹介。配信によるコンテンツは、ほとんどの内容がリアルタイム配信で、ためになる内容だけでなく適度に笑いありハプニングありの関西風味も加わって、長時間のコンテンツでも飽きずに見ていられる内容でした。

↑「Creators Live! with LUMIX」と題した、ライブ配信を実施。配信そのものは2月26日からの3日間だったが、内容が濃く、見応えのあるコンテンツが多かった

 

↑2月26日「写真を、究めよう。」、27日「動画を、はじめよう。」、28日「動画を、究めよう。」とテーマが設けられて配信された。3日中2日が動画関連となっていて、同社の動画への力の入れようが伝わる。画像は写真家・相原正明さんによるセッションより

 

【カメラメーカー6】富士フイルム

会期中のライブ配信によるコンテンツは用意されていなかったものの、発売になったばかりの新製品、FUJIFILM GFX100SをはじめとしたラージフォーマットカメラのGFXシリーズ、APS-CサイズカメラのXシリーズ、人気のインスタントカメラ“チェキ”など、製品タイプごとの動画コンテンツが用意され、特に同社の製品に興味のあるユーザーには、大変参考になる内容になっていました。また、同社の伝統ともいえるプリントサービスについても紹介され、プリントのお試しサービスも展開(2021年3月31日まで実施)。撮影からプリントまでを完結できる同社の総合力を実感できる内容になっていました。

↑FUJIFILM GFX100S、X-E4の2機種の新製品や人気のX-T4といったカメラだけでなく、プリントサービスについてのコンテンツも用意され、同社ならではの写真の楽しみ方が提案されていた

 

↑写真家によるトークなどのほか、上の画像のような開発者による対談なども実施。開発中のエピソードなども交えて、同社製カメラの使いやすさや魅力を伝えていた。画像は「X-E4 開発者トーク」より

 

↑FUJIFILM GFX100S。43.8×32.9mmの大型センサー採用で有効約1億200万画素の超高画素機ながら、約900gの軽量ボディを実現。5軸式で最大6段分の効果を持つ手ブレ補正を搭載し、超高画素で手持ち撮影が楽しめる。実売価格/76万8900円(ボディ)、2021年2月25日発売

 

↑FUJIFILM X-E4。携帯性に優れたスクエアなボディに、APS-Cサイズの有効約2610万画素センサーを搭載。ノイズが少なく高感度でも高画質に撮れるほか、4K動画撮影時も低ノイズだ。180度まで跳ね上げ可能なチルト式背面モニター採用で自撮りにも最適。画像のシルバーボディのほか、ブラックボディも用意。実売価格/10万8900円(ボディ)、2021年2月25日発売

 

【カメラメーカー7】リコー

動画配信としては、近日中の正式発表や発売が見込まれているAPS-Cサイズフラッグシップ一眼レフ「PENTAX K-3 MarkIII」や、シリーズ30周年を迎えた高級コンデジのGR、360度全天球カメラのTHETAに関連したコンテンツや写真家のセミナーが中心。このほか、ライブ配信を駆使して、PENTAX K-3 MarkIIIのオンライン・タッチ&トライ(予約制)が行われていたのは特徴的でした。また、新製品として2月25日発表の「HD PENTAX-FA31mm F1.8Limited」など3本のレンズや「J limited」と称されたPENTAX K-1markIIのカスタムモデル、開発発表が行われた「HD PENTAX-DA★16-50mm F2.8ED PLM AW」(仮称)についても紹介されていました。

↑PENTAXのKシリーズ一眼レフ、リコーGRシリーズ、THETAシリーズの3つが同社の主力機種だが、やはり今回は、貴重な一眼レフの新製品、PENTAX K-3 MarkIIIの注目度が高かったようだ

 

↑4日間に渡り、ライブ配信を含めた数多くのコンテンツを配信。特に2本のCP+公式チャネル枠は、写真家・森山大道さんが登場したり、『一眼レフに未来はあるか?』と称した挑発的な対談企画が行われたりして、同社ユーザー以外の注目も集めていた。画像は佐々木啓太さんによるセミナー「HD FA Limited 新しい3姉妹と語る写心」より

 

↑PENTAX K-3 MarkIII。同社のAPS-Cサイズ機のフラッグシップとして開発が進められているモデル。発売日や価格などは未定だが、基本性能が高いことはもちろん、操作性やファインダーの見え味などにもこだわった注目の一眼レフだ

 

 

↑左から「HD PENTAX- FA43mmF1.9 Limited」「HD PENTAX-FA31mmF1.8 Limited」「HD PENTAX-FA 77mmF1.8 Limited」。アルミ削り出しの外観やシャープな写りと美しく柔らかいボケ味を両立した写りなどが特徴の高品質な交換レンズ。カラーは画像のシルバーのほか、ブラックも用意。4mm F1.9が8万7000円、77mm F1.8が12万円、31mm F1.8が15万6000円(各メーカー希望小売価格・税別)、2021年4月下旬発売予定

 

各カメラメーカーのオンライン発表を見て…

今回のカメラメーカーの出展内容は、写真撮影だけでなく、動画撮影に力を入れたものが多かったのが特徴的でした。これは、質の高い動画撮影が可能なフルサイズミラーレスカメラが普及し始めたこと、プロを含む映像作家がフルサイズミラーレスカメラを積極的に使い始めたことなどがあると思います。特にパナソニックは、イベントを行った3日中、2日を動画向けのコンテンツとしていたのは特徴的で、内容的にも動画撮影の初心者からプロの作家まで満足のできるものになっていて、勝負をかけてきたな……という印象。今回の出展社では、リコーだけが現行のミラーレスカメラを持っていない状況ですが、同社は一眼レフの新製品を出すことで、一眼レフや同社のファンの心を掴む方向で勝負をしていて、そちらも魅力的に感じられる内容でした。

 

後編ではカメラメーカーより、さらに配信でのアプローチが気になるレンズメーカーの出展状況からトレンドを見ていきたいと思います。

 

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レグザが誕生15周年! 社名を「TVS REGZA」に変更して新たなスタート

2006年に第1号モデルが登場した東芝のテレビブランド「REGZA(レグザ)」が、2021年3月で15周年を迎えました。これに合わせ、社名(商号)を東芝映像ソリューション株式会社からTVS REGZA株式会社に変更し、新たなスタートを踏み出すことを発表しました。

↑ブランド15周年記念のロゴ

 

新しい社名のTVSはTotal Visual Solutionの略。同社は2018年より東芝グループを離れ、中国の海信集団(ハイセンスグループ)の傘下に入ったあとも東芝の名称を継続していましたが、今回の社名変更により東芝およびTOSHIBAの名称が社名から完全に消えることとなります。

 

なお、ブランド名としての「東芝」や「TOSHIBA」は継続して使用されるほか、従来販売されてきたレグザ製品に関するサービス・サポート等は、TVS REGZAが継続して行うとのこと。

 

同社では、レグザ誕生15周年を記念したwebサイトをオープンし、豪華なプレゼントが当たる企画など様々な展開を予定しています。

↑15周年を記念したwebサイトもオープンします

 

テレビの進化とともに歩んできたレグザですが、15年目の節目で新たな展開を迎えたレグザブランドの今後に期待が高まります。

テレビをスマートにするボーズのサウンドバー「Bose Smart Soundbar 300」レビュー

ボーズはAmazon、GoogleのAIアシスタントを搭載するシングル筐体のサウンドバー「Bose Smart Soundbar」シリーズの展開にも力を入れています。今回は2021年初に発売された5万5000円のスタンダードモデル「Bose Smart Soundbar 300」の使い心地をレビューします。

↑AIアシスタントを搭載する、シンプルなサウンドバー「Bose Smart Soundbar 300」

 

AIアシスタントを内蔵するスマートサウンドバーの入門機

ボーズは薄型テレビやビデオプレーヤー機器に接続して、手軽に迫力あるサラウンド再生が楽しめる複数のサウンドバーを発売しています。Bose Smart Soundbarシリーズは頂点の「700」とハイエンドの「500」に続く3機種目。Wi-Fi接続機能を持たず、HDMI接続とBluetooth再生に特化した「Bose TV Speaker」も昨年、ロングランヒットモデルの「Bose Solo 5 TV sound system」に代わる後継機として発売されたばかりです。

 

新製品のBose Smart Soundbar 300(以下:Soundbar 300)は、価格順に並べるとSmart Soundbar 500とTV Speakerの中間に位置するサウンドバーです。Wi-Fi機能やAIアシスタントが搭載されていないTV Speakerとはできることの違いもかなりあります。とにかくシンプルに薄型テレビの音をリッチにできるTV Speakerの魅力を下地にして、さらに約2万2000円を足せば本格的なスマートサウンドバーが手に入るイメージになるかと思います。AirPlay 2やSpotify Connectなど、Wi-Fi機能を使って音楽配信サービスのストリーミング再生が手軽に楽しめるところも筆者がSoundbar 300をおすすめする理由です。

 

シリーズ上位モデルとの主な違いはスピーカーシステムとアンプのサイズ、自動音場補正機能「ADAPTiQ」への対応の有無などが挙げられます。40〜55インチ前後の薄型テレビと組み合わせるのであれば、Soundbar 300のサイズマッチが活かせます。本体の奥行き方向のサイズはシリーズすべての機種がほぼ10cmと、置き場所を取りません。

↑40-55インチ台の薄型テレビとマッチするサイズ感

 

↑本体の奥行きサイズは約10.3cm。ラックの置き場所を過度に取りません

 

設定はBose Musicアプリから

Soundbar 300とWi-Fiルーターとの接続など、初期セットアップは「Bose Music」アプリで行います。ホーム画面にAmazon MusicやTuneInラジオなどの音楽ソースが並び、右下に表示されるサウンドバーのアイコンをタップすると本体設定や、ボーズのスマートスピーカーとのグルーピング設定のメニューに入ります。

↑ボーズのWi-Fi接続機能を持つスマートスピーカーとのグループ再生機能も楽しめます

 

↑サウンドのバランスを調整できるイコライザー機能を搭載

 

AIアシスタントはAmazon Alexa、Googleアシスタントのどちらかを選択して、サウンドバーにビルトインされているAIアシスタントに直接話しかけて音声による操作ができます。内蔵するマイクシステムはサウンドバーで音楽や映画の音声を再生しながら、ユーザーの声を正確に聞き取れる感度の良さを特徴としています。

↑感度の良いマイクを内蔵。マイクミュートもできます

 

リアルで迫力たっぷりのサウンドが楽しめる

Soundbar 300の音を聴いてみました。Netflixの作品「攻殻機動隊 SAC_2045」からシーズン1/エピソード1の冒頭、7分前後からのカーチェイスでは広々と描かれる空間に飛び交う弾丸、ジープやタチコマが前後左右に移動するサラウンド効果音が鮮明に描写されます。ドルビーアトモスやDTS:Xのような立体音声フォーマットには対応していなくても、自然に没入できて息を吞むほどにリアルなサラウンドがBose Smart Soundbarシリーズの魅力です。

↑背面にHDMI端子を1基搭載。テレビから入力される映像配信コンテンツの音声も迫力たっぷりに再現します

 

爆音にいっそうのドスを効かせて響かせたい場合など、Bose Musicアプリから「オーディオ」のメニューを選択すると高・中・低各帯域ごとに±10段階のサウンド調整が細かくできます。むしろ夜間は低音を少し抑えて、センターチャンネルをプラスしたり、あるいは「ダイアログモード」をオンにしてセリフを聴きやすくする楽しみ方も選べます。

↑ボリュームや再生ソースの切り換え操作などは付属の専用リモコンからでも行える

 

AirPlay 2に対応しているので、iPhoneのApple Musicで選曲した楽曲もSoundbar 300でシンプルに楽しめます。ボーカルにはにじみがなくとてもクリア。バンドによる演奏にも豊かな広がりが感じられるところがサウンドバーによる音楽再生の醍醐味です。

 

Soundbar 300も対応する「Bose SimpleSync」は、「Bose Noise Cancelling Headphones 700」「QuietComfort 35シリーズ」などボーズのBluetoothワイヤレスヘッドホンにサウンドバーをペアリングして音声をシェアしながら聴ける機能です。薄型テレビにBluetooth接続によるオーディオ再生を楽しむための機能が搭載されていなかった場合、サウンドバーを介して夜間でも映画やテレビの音声をワイヤレスヘッドホンを使って好きな音量で聴くことができます。サウンドバーの音声を消さずに、ワイヤレスヘッドホンと両方で音を鳴らすこともできるので、例えばリビングに集まる家族と少し離れたキッチンで手を動かしながら一緒にテレビ番組を見るという使い方も可能です。

↑ボリュームや再生ソースの切り換え操作などは付属の専用リモコンからでも行える

 

↑Bose Musicアプリのグループ機器設定からSimpleSync対応機器としてヘッドホンをペアリングする

 

Bose MusicアプリにはほかにもSpotifyやAmazon MusicのプレイリストやTuneInラジオのお気に入りのステーションを最大6件まで登録できる「プリセット」として残して、聴きたくなったら素速く呼び出せる便利な機能があります。

↑Bose Musicアプリのプリセット機能は使わないとソン!

 

本格的なサラウンドシアターシステムに発展もできる

Soundbar 300はむやみな装飾を抑えて、薄型テレビを中心としたテレビシアターに違和感なく溶け込めるミニマリスティックなデザインも魅力的です。将来は低音をさらに強化できるサブウーファー「Bose Bass Module 500」、リアスピーカー「Bose Surround Speakers」を使って、5.5万円から始めるホームシアターを本格的なものに発展させながら長く楽しむ計画を立ててみてはいかがでしょうか。

 

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声優・小岩井ことりの“視覚・聴覚”を追体験! ニコニコで新番組「小岩井ことりになってみた」がスタート

動画サービス「niconico」にて、GetNaviでもおなじみの声優・小岩井ことりさんの新チャンネル「小岩井ことりになってみた」がオープンし、2月26日22時より初回配信を行います。番組の前半は誰でも視聴可能、チャンネルに入会することで全編視聴可能となります。

 

「小岩井ことりになってみた」は、ASMR・バイノーラル音声に特化した没入型番組。小岩井ことりさんが、バイノーラル・AMSR録音が出来るイヤホンマイク、そしてヘッドマウントした小型カメラにより、「聴いて」「見ている」ものをパッケージ化。リスナー自身が「小岩井ことり」になってみるというコンセプトとなっています。

↑「のんのんびより」宮内れんげ役などで知られる声優の小岩井ことりさん

 

このほか、番組ではさまざまなゲストを招き、ここでしか見られないプレミアムな体験を提供していくとのこと。

 

同チャンネルでは、月に1~2回ほど小岩井さんが出演する番組を配信予定。料金は月額550円。

 

オーディオやASMRに造詣が深い小岩井さんならではの視点を体験できる斬新なコンセプトの番組となっているので、ぜひ初回配信からお見逃しなく!

 

番組URLはコチラ:https://bit.ly/3uvgjIO

 

【小岩井ことりプロフィール】

京都府出身、2月15日生まれ。ピアレスガーベラ所属の声優。
2011年よりTVアニメやゲームなど幅広くこなす。
作詞、作曲、DTMもしていたことから、MIDI検定1級と、さらには講師資格も取得し
声優として活躍する一方、作詞作曲家として楽曲提供なども行っている。
2018年4月「Sister」の作詞作曲で作家としてメジャーデビュー。
「Sister」が収録されたCD「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! M@STER SPARKLE 08」は
オリコンアニメアルバムランキングで1位、アルバムランキングで6位を飾る。
2019年4月に全人口の2%のみが入ることの出来る高IQ団体であるMENSAの会員になったことを公表。
Twitterトレンド1位に入るなど、各メディアでも話題となる。
1ツイートで12000本以上のイヤホンを売り、自身も80機以上のイヤホン・ヘッドフォンを所有する
オーディオマニアとしても有名。
2020年4月アイデア出しから開発まで深く関わったイヤホンのクラウドファンディングで
サポーター1万人超え、支援額1億6600万円超えを達成し話題となる。
代表作としては
「のんのんびより」宮内れんげ、「七つの大罪」エレイン
「アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ」天空橋朋花、「白猫プロジェクト」フラン
「アズールレーン」涼月ほか多数。

デザインとカラーにこだわったエレコムの巻き取り式Bluetoothイヤホン「bund」がデビュー

エレコムは、コンパクトに巻き取って収納できるBluetoothイヤホン「bund(ビアンド)」を2月中旬に発売します。カラーは、スモークブラック、サックスブルー、オリーブカーキ、シェルピンク、フロストレッド、ストーンホワイトの全6色。実売予想価格は3278円。

↑bundシリーズ

 

bundは、「音をファッションとして身につける」をテーマにしたエレコムのFAST MUSICレーベルの新アイテムで、デザイン性と装着感の良さを両立させていることが特徴です。

↑イメージビジュアル

 

本体は正円と線をシンプルに組み合わせたミニマルな形状設計に、繊細なグレー調の中間色を2色組み合わせて構成されたカラーリングで、好みのファッションやスタイルに合わせて選べます。

↑繊細なトーンのくすみカラーを採用(画像はオリーブカーキ)

 

コードを筐体に巻きつけることができるため絡まりにくく、コンパクトに収納することが可能。また、筐体にコードを巻きつけることで左右のコード長さを調節して使用することができます。クリップを搭載しており、衣服のポケットや襟に留めれば快適に装着できます。

↑ケーブルを巻き取ってコンパクトに収納できます

 

本体には、音楽再生/停止、着信応答/終話やボリューム調整が行えるリモコンと、スマホ接続時にハンズフリー通話ができるマイクが付いています。リモコンのボタン操作でスマホの音声アシスタントを呼び出すことも可能です。

 

BluetoothコーデックはSBCをサポート。連続再生時間は最大約8時間で、充電時間は約2.5時間。充電端子はUSB Type-Cを採用しています。

 

日常的に身に着けるワイヤレスイヤホンは、もはやファッションアイテムのひとつ。シンプルなデザインやカラーにこだわったbundシリーズで、オシャレな雰囲気を演出してみてはいかがでしょうか。

 

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2021年のレグザは“美肌”! 肌を美しく見せることにこだわった4K液晶テレビ「Z740XS」

東芝映像ソリューションは、「REGZA(レグザ)」ブランドより4K液晶テレビ「Z740XS」を3月5日から順次発売します。

↑65型の「65Z740XS」

 

【ラインナップ概要】

シリーズ 形名 画面サイズ 実売予想価格(税別) 発売日
Z740XS 65Z740XS 65型 28万円前後 3月5日
55Z740XS 55型 21万円前後 3月5日
50Z740XS 50型 未定 4月

 

人の肌をより美しく再現する新技術を搭載

Z740XSは、2020年2月発売の「Z740X」の後継にあたる同社4K液晶テレビの最上位モデル。本体のデザインを刷新しているほか、新たな機能も搭載しています。Z740Xで搭載された、クラウド経由で番組情報をダウンロードして画質を自動調整する新技術「クラウドAIテクノロジー」を引き続き搭載しているほか、新たに人の肌を美しく再現する「ナチュラル美肌トーン」技術を搭載。

 

これは、色彩学や心理学に基づく記憶色に着目し、撮影環境や視聴環境の影響で不自然になった人肌を自動で補正し、立体感や肌のトーンを向上させることで、美しいと感じる肌を再現するというもの。

↑「ナチュラル美肌トーン」機能のイメージ

 

このほか、地デジ放送を4K解像度に変換して高画質で楽しめる「地デジAIビューティPRO II」や、ネット動画を高画質で再生する「ネット動画ビューティPRO II」などの高画質化機能も搭載。さらに、室内の明るさや光源の色温度の違いを測定し、自動で最適な画質に調整する「おまかせAIピクチャーII」が進化し、夜間の視聴時にはブルーライトを従来比で約40%カットします。

↑視聴環境に応じて画質を調整する「おまかせAIピクチャーII」

 

地デジ放送を最大6チャンネル分まるごと録画する「タイムシフトマシン」機能を搭載。また、BS/CS 4K放送用チューナーを2基、地デジ/BS/CS放送用チューナーを3基備えており、BS4K放送の裏番組録画や地デジ放送のダブル録画も可能です。

 

さらに、タイムシフトマシンや通常録画で録った番組をジャンルごとにサムネイル表示する「おすすめ番組」機能も搭載。ネット動画を選ぶようなUIで見たい番組を探すことができます。

↑録画番組をジャンルごとに見やすく表示する「おすすめ番組」

 

また、テレビで視聴する機会が増えているネット動画はYouTubeやNetflix、Amazonプライムビデオなど15のサービスに対応。リモコンには6つのネット動画の専用ボタンを備えており、ワンプッシュですばやくアプリを立ち上げることができます。

↑リモコンにはネット動画用ボタンを搭載

 

サウンド面では、総合音声出力80Wのマルチアンプと、「クリアダイレクト2ウェイスピーカー」および「クワッドパッシブ重低音バスーカーウーファー」で構成された「重低音バズーカオーディオシステムPRO II」を採用。

↑「重低音バズーカオーディオシステムPRO II」のイメージ

 

「高遮断クロスオーバーフィルター」で各スピーカーの音域のつながりを向上させているほか、新開発のパンチングメタルをスピーカーグリルに採用し、振動を抑制するとともに開口率を向上して、臨場感のあるクリアな音質を実現しています。

 

人の肌をより美しく再現する新機能を搭載し、さらなる高画質を追求している新・4K液晶レグザ「Z740XS」は、テレビの画質にこだわりたい人に最適なモデル。ステイホームでテレビを視聴する機会が増えているいま、買い換えるならハイエンド機種がオススメです。

 

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視覚障がい者が存分に『劇場版 鬼滅の刃』を体感! 「4D+音声ガイド」で変わる映画鑑賞

先日、遅ればせながら4DXで『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』を観てきました。列車の動きに合わせてシートが動いたり風が吹いたり、刀の振りに合わせて飛沫が舞ったりと、臨場感たっぷりで面白かったです。マスクをしていたのでわからなかったけど、桃の香りなどなども流れるとか。劇場設備が映像として映っているものを劇場の設備があれやこれやと補足してくれました。

 

というところでふと気づいたんです。

 

「……もしかして、これに視覚障害者向けに状況を説明してくれる「音声ガイド」をつけたら、言葉と体感で、映像をかなり把握できるのでは……?」

 

音声ガイドは、スマホのアプリで簡単に手に入ります。いくつか種類がありますが、「HELLOW! MOVIE」というサービスが『鬼滅の刃』のガイドを提供しているので、それを使って今度はMX4Dを観にいってみました。

 

 

「HELLOW! MOVIE」の使い方は簡単。まずは自宅でアプリを立ち上げ、目的の映画の音声ガイドをダウンロードしておきます。その後待機画面になるので、そのまま映画館に行きイヤホンをつけるだけ。映画の本編が始まると、自動的にガイドを始めてくれます。

↑HELLO! MOVIEは、アプリ上で音声ガイドと字幕ガイドを選択できる

 

↑対応作品を選択したら、音声ガイドを待機するだけ

 

さて私は最初、とにかく音声ガイドが新鮮でした。画面に書いてある文字は「東宝」「アニプレックス」「鬼滅の刃」などとイケボで読み上げてくれます。状況説明は、簡潔&端的です。「林の中」「走る列車、前方に山」「猪之助の鼻息」など、セリフのない瞬間を狙って淡々と補足してくれます。このタイミングはもちろん絶妙だし、音で状況がわかることは説明しないし、後に必要になることや注目するべきポイントを的確にガイドしてくれます。

 

実際に4Dと音声ガイドの組み合わせは視覚に障がいがある方にはどう感じるのか。弊社「ブラインドライターズ」のメンバーである全盲の西井一博さんにも体験してもらいました。すでに『劇場版 鬼滅』は、音声ガイドなし、通常の映画館では鑑賞済みで2回目の鑑賞となります。

 

「音声ガイドは4Dの色々な演出と連動しているようにすら感じられました。例えば、シーンが変わるところは、音や登場人物の声が変わることでガイドがなくても理解できます。しかし、鬼が列車の屋根にいることは初回に観たときはわかりませんでした。そこに4Dの演出が加わると、列車の外シーンになると風が吹き、キャラクターがどんな場面にいるのかがわかりやすくなるのです。猪之助が天井を突き破って出てくるシーンも初回は理解していませんでしたが、ガイドの音声とシートの振動によって、何が起こっているのかが具体的にわかりました」(西井さん)

 

↑風の吹き出し口は頭部周辺に搭載

 

↑ドリンクホルダー付近に、シーンに合わせて水や香りを演出する噴射口

 

場面の演出以外にも、音声ガイドは回想シーンでも役立ちます。ある回想シーンでは、「隊服の炭治郎。いつもの格好だが木箱は背負っていない」などと説明してくれるのです。これだけで少なくとも通常シーンとは少し状況が違うことがわかりますよね。普段なら見逃してしまうような細かい変化を中心に説明してくれるので、新しい発見がたくさんありました。

 

音声ガイドを通すことで、初めて知ること発見は他にもあります。刀の部位などいくつか知らない単語が出てきましたし、「東京無限と書いてあるきっぷ。無限の無の字が夢」などと説明されたり。登場人物はすべて名前で呼ばれるので、炭治郎の家族の名前を初めて全員分を認識できました。

 

「初回にガイドなしで観たときは半分くらいしかわかっていなかったなと思いました。例えばあるシーンでカラスが飛んでいることや、煉獄さんが食べているものは牛鍋弁当だということもガイドがあったから知れたんです」(西井さん)

 

戦闘シーンになると、音声ガイドのテンポが上がり、起こっていることを端的に解説しつつシートの振動が戦闘の激しさを演出します。

 

「戦闘シーンは、『金属音がすれば刀と刀で戦っているんだな』などと想像できますが、どちらが優勢かは、シーン終わりの声のトーンなどで判断します。今回は、片方が刀、片方が素手だと初めてわかりました。連打、宙返りなどの説明に合わせて、シートから風が吹いたり、シートが揺れるのもわかりやすかったです。風の強さも状況によって変わるので臨場感が増します。『手に汗握るとはこういうことか』と思いましたね。戦闘シーンでも、シートからドンッ! と背中を叩かれたりして、自分も一緒に攻撃されたような気がしました。面白かったのは、鬼の首が飛ぶときは必ず後ろから首に風が来ること。ヒヤッとしましたね」(西井さん)

 

「HELLOW! MOVIE」は字幕ガイドもあるので、聴覚障がいのある方も使用できます。文字を認識しづらいディスレクシアの方や、顔の認識が難しい方なども、ガイドを利用すると映画作品の理解が進みそうです。

 

「4Dと音声ガイドは、非常に相性のいいコラボでした。僕たちは普段、映画を『聴く』だけですが、さまざまな効果によって情景が体に伝わるし、ガイドで頭にもシーンを描くことができるので、実際に鬼滅の刃の世界に入り込んだような気がしました。もう1回観たいなと思っています。今回はMX4Dだったので、次は4DXがいいですね」(西井さん)

 

障がいの有無にかかわらず、ぜひ「4D+音声ガイド」の組み合わせはオススメです。健常者の方にはガイド音声はとても新鮮で、それだけでも楽しめます。またガイドを体験することでどんなサポートをすればよいかや、言葉の使い方や情報のピックアップの仕方など、とても参考になるでしょう。映画の新しい楽しみ方のひとつとして、ぜひ!

パナソニックの完全ワイヤレスがアップデート! LINEポイントがもらえるキャンペーンも

パナソニックは、テクニクスブランドおよびパナソニックブランドの完全ワイヤレスイヤホン3機種のファームウェアアップデートを2月25日から開始します。

 

対象となるのは、テクニクスブランドの完全ワイヤレスイヤホン「EAH-AZ70W」と、パナソニックブランドの「RZ-S50W」「RZ-S30W」の3機種。いずれもアップデートは専用アプリ経由で行います。

 

今回のアップデートにより、イヤホンのタッチセンサー操作を自分でカスタマイズできるようになるほか、小声での通話時でも会話が聞き取りやすくなるよう通話性能が改善されます。

 

【対象機種およびアップデート後の本体ファームウェア・アプリのバージョン】

■イヤホン本体
・テクニクス EAH-AZ70W:JMS1ZY 02.50
パナソニック RZ-S50W:JMS1ZY 02.50、RZ-S30W:JMS1ZX 02.00

■アプリ
テクニクス Technics Audio Connect 1.7.0
パナソニック Panasonic Audio Connect 2.7.0

 

また、同社では、2月17日より、対象商品の購入者にLINEポイントをプレゼントする「はじめよう!いい音キャンペーン」を実施します。

↑「はじめよう!いい音キャンペーン」

 

このキャンペーンは、期間中にテクニクス・パナソニックの完全ワイヤレスイヤホン対象商品を購入の上、キャンペーンサイトから応募すると、全員にLINEポイントがプレゼントされるというもの。もらえるポイントは機種によって異なり、1000~5000ポイントがプレゼントされます。

↑もらえるポイントは機種によって異なります

 

LINEポイントは、1ポイント=1円として「LINE Pay」の支払いで使えるほか、LINEのスタンプや着せ替えと交換したり、LINEギフト等の各種LINEのサービスでの支払いにも使用可能です。

 

応募方法などの詳細は同社のキャンペーンページにて確認ください。

https://panasonic.jp/headphone/campaign/2021ws_twcp.html

 

この機会に、ぜひテクニクス・パナソニックの完全ワイヤレスイヤホンをチェックしてみて下さい。

 

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クラウドAI連携で録った番組まで高画質化! 東芝のタイムシフトマシンレコーダー「DBR-M4010/M3010」

東芝映像ソリューションは、地デジ番組など最大7チャンネルをまるごと録画できるタイムシフトマシン機能搭載のBDレコーダー「DBR-M4010/M3010」を3月5日に発売します。実売予想価格はHDD 4TB搭載のM4010が約10万円前後、HDD 3TBのM3010が約9万円前後(いずれも税抜)。

 

タイムシフトマシン内蔵のレグザと接続すれば、最大13チャンネルの録画が可能。また、タイムシフトマシンを搭載しないレグザでも、付属リモコンを使えばタイムシフトリンクボから、「始めにジャンプ」「過去番組表」「ざんまいスマートアクセス」にアクセスし、簡単に録画した番組を再生することができます。なお、リモコンは東芝以外の主要9社(ハイセンス、ソニー、パナソニック、シャープ、LG、日立、三菱、パイオニア、フナイ)の製品にも対応しています。

 

DBR-M4010/M3010は、地上波デジタル放送7チャンネル、BS/CS放送6チャンネルのチューナーを搭載し、内蔵HDDに最大7チャンネル分の放送をまるごと録画できるBDレコーダーで、タイムシフト録画の目安は、M4010で最大15日/6チャンネル、M3010で最大11日/6チャンネルとなっています(いずれも「スマホ長時間画質」で1日最大23時間録画とした場合)。

↑録画番組を番組表のように表示する「過去番組表」

 

この製品最大の特徴は、レグザの「クラウドAI高画質テクノロジー」を活用できる連携機能を備えていること。これにより、録画番組の画質の特徴をデーターベースよりダウロードし、レコーダー内の録画番組まで高画質再生することができます。

↑レグザの「クラウドAI高画質テクノロジー」と連携して、録画番組も高画質化します

 

このほか、時間に合わせて再生コースを選べる時短機能や、スマホに録画番組を持ち出して視聴できる「スマホdeレグザ」機能も搭載。録るだけでなく、見るための機能も充実しています。

↑録画番組をスマホに持ち出せる「スマホdeレグザ」

 

このほかBD/DVD/CDの再生に対応しており、BD-RやDVD-Rなどへの録画も可能。なお、BS/CS 4K放送用チューナーは備えておらず、UHD BDの再生にも対応していません。

 

回転ディスプレイのポータブルDVDプレーヤーも

また、回転ディスプレイを備えたポータブルDVDプレーヤー「SD-P910S」も2月19日より発売されます。実売予想価格は1万6000円前後(税抜)。

↑ポータブルDVDプレーヤー「SD-P910S」

 

同機は、180度回転できるフリースタイルディスプレイを備えたポータブルDVDプレーヤーで、視聴環境に応じて好きなスタイルで視聴できます。

↑180度回転するフリースタイルディスプレイを搭載

 

ディスプレイは9型ワイドサイズで、解像度は800×480ドット。本体にステレオスピーカーを内蔵しているほか、ヘッドホン端子も備えています。

 

内蔵バッテリーで最大約6時間の使用が可能(節電モード時)。ACアダプタやカーアダプタ(12V用)も付属し、外出先でもバッテリーを気にせず視聴できます。

↑スリムリモコンも同梱

 

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スポーツのために生まれた完全ワイヤレスイヤホン「JBL ENDURANCE PEAKII」

ハーマンインターナショナルは、JBLブランドの完全ワイヤレスイヤホン「JBL ENDURANCE PEAKII」を2月19日に発売します。カラーは全3色で、直販価格は1万800円。

↑「JBL ENDURANCE PEAKII」

 

↑カラーはブラック、ブルー、ホワイトの3色

 

本機は、スポーツに最適なイヤーフック付きの完全ワイヤレスイヤホン。しなやかなフック部分は、 前モデルに比べてフレキシブルに形状調整できるよう進化し、耳の形によりフィットさせることが可能に。さらに、耳から抜け落ちにくい独自構造「ツイストロック」と人間工学に基づく研究から開発した「フレックスソフト」イヤーチップにより、運動時でも高い装着安定性を実現しています。

↑激しい運動に耐える安定した装着感

 

また、IPX7相当の高い防水性能を備え、運動時の汗や雨などを気にせず使用することができます。

↑IPX7の高い防水性を備えています

 

イヤホンには10mmダイナミックドライバーを搭載しており、運動時でもJBLらしい低音が効いたサウンドで音楽が楽しめます。また、新たに左右どちらか片方のイヤホン単体でも使用可能な「Dual Connect」機能を搭載し、片方のイヤホン単体で音楽再生や通話も可能になりました。片側を充電しているときでも残りの一方だけで利用可能で、屋外でも周囲の音を確認して安全に運動をすることができます。

 

このほか、 イヤホンとフック部分のマグネットの引き合いによってイヤホン本体の電源オン/オフができる「パワーフック」機能や、直感的な操作が可能な「タッチコントロール」機能も搭載。Androidデバイスとのスムーズな接続を実現する「Google Fast Pair」にも対応しています。

 

連続再生時間は、イヤホン単体で最大約6時間。充電ケースで約24時間分の充電が可能で、合計で最大約30時間の音楽再生が可能です。BluetoothコーデックはSBC/AACをサポートしています。

 

テレワークやステイホームで運動不足になりがちないま、スポーツイヤホンをお供に屋外でスポーツして、ストレスを発散してみてはいかがでしょうか。

 

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オーディオブランドのこだわりが詰まったKEFの完全ワイヤレスイヤホン「Mu3」

英国のオーディオブランドKEFは、「Mu3 ノイズキャンセリング・ワイヤレス・イヤフォン」を2月4日に発売しました。実売価格は2万6400円。

↑KEF「Mu3」

 

KEFは、2021年に創立60周年を迎える老舗オーディオブランド。満を持してリリースした完全ワイヤレスイヤホン「Mu3」は、オーガニックデザインの第一人者といわれているロス・ラブグローブ氏による曲線的なデザインと、KEFのエンジニアリングチームによるチューニングが施されたアクティブ・ノイズキャンセリング機能が特徴です。

 

イヤホン部には8.2mm径のダイナミックドライバーを搭載しており、低域から高域まで豊かなサウンドを再生。人間工学に基づいた設計により、耳にしっかりフィットします。また、IPX5の防滴仕様により、スポーツ時などにも安心して使うことができます。

↑イヤホン部は耳にフィットするデザイン

 

アクティブ・ノイズキャンセリング機能は、サウンドのニュアンスとディテールを維持しつつ、外部音を遮断。さらに、周囲の音をマイクで拾う「アンビエント・モード」も備えており、イヤホンをつけたまま会話やアナウンスの確認などが可能です。

 

連続再生時間は、イヤホン単体で最大約9時間、ケース併用で最大約24時間。5分の充電で最大約1時間使用できる急速充電にも対応しています。

↑充電ケースを併用することで最大約24時間使用可能

 

KEFならではのピュアなサウンドを楽しめる完全ワイヤレスイヤホンは、音質にこだわる人にオススメです。

 

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ガジェット感皆無! ファッション性を追求したオーディオグラス「Fauna Audio Glass」

音楽が聴けるウェアラブルなデバイスとして注目を集めている「オーディオグラス」ですが、これまでに発売されたものはガジェット感が強く、メガネにファッション性を求めるユーザーにはあまり支持されていませんでした。しかし、そんなこだわり派にもピッタリなオーディオグラス「Fauna Audio Glass」がMakuakeに登場しました。

 

「Fauna Audio Glass」は、ガジェットではなくファッションアイテムとして使うことを考えてデザインされたスピーカー内蔵のアイウェア。メガネフレームの素材は、高級アイウェアにも使われるイタリア製のアセテートを使用。さらに、レンズにはドイツ・カールツァイス社のレンズを採用。オーディオグラスでは軽視されがちだった、メガネ本来の役割や機能もしっかりと考え設計されています。

↑「Fauna Audio Glass」

 

フレームデザインは4種類を用意。レンズはブルーライトカットレンズかUVカットレンズ(サングラス)から選択できるほか、メガネ店などで度付きレンズを入れることもできます。

 

Bluetoothに対応しており、スマホなどと接続してワイヤレスで音楽を楽しむことが可能。マイクも内蔵しているので、スマホでの通話や音声アシスタント機能も利用できます。

 

本体には小型のMEMS(マイクロエレクトロメカニカル・システム)スピーカーを内蔵。さらに、低音を再生するウーファーも備えており、外観からは想像できない豊かなサウンドを再生します。

↑概要

 

↑小型のMEMSスピーカーを搭載

 

ツルの部分はタッチセンサーになっており、軽く触れたりなぞったりするだけで様々な操作が可能です。本体はIP52の生活防水仕様。

 

充電機能付きのメガネケースが付属しており、使用しないときはケースに入れておくだけで充電が可能。音楽再生時の連続使用時間は最大約4時間。充電ケースを併用すれば最大約20時間使用できます。また、30分の充電で最大約2時間使用できる急速充電にも対応しています。

 

これまでにないスタイリッシュなデザインのオーディオグラスは、ガジェット感がなく日常使いに最適。また、イヤホンやヘッドホンの密閉間が苦手な方にもオススメです。Makuakeでは、一般販売予定価格3万6800円のところ、15%オフの3万1280円~で購入できる支援プランを展開中。数量限定なのでお早めに!

↑ガジェット感のないデザイン

 

また、東京・有楽町の「b8ta有楽町店」と「新宿伊勢丹」(2Fマクアケスペース)にてポップアップストアが展開されており、実際に手にとって試すことも可能なので、気になる方はぜひ足を運んでみてください。

↑b8ta有楽町店(展示期間2月1日~3月31日)

 

↑新宿伊勢丹2Fマクアケスペース(展示期間2月3日~3月2日)

 

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