何度もデータを繰り返し書き換え可能で、見飽きた番組も手軽に整理!! おすすめBD-RE5選

春の番組改編期といえば、様々な特番が放送されて、あれも見たいこれも見たい……といった感じに、いろいろと番組を録画することになるでしょう。そこで、「たまに見たくなるけど永久保存版というほどでもない」と思う番組に出会ったら、BD-REに保存することをおすすめします。BD-REはBD-Rと違って一度書き込んだデータも書き換え可能なので、見飽きた番組も手軽に整理できる使い勝手の良さが魅力。今回は、ネット通販で人気のBD-REをご紹介します。

 

目次

 


世界中で愛されるブランドの定番ディスク


バーベイタム くり返し録画用 BD-RE VBE130NP50SV1

50年にわたって記録メディアを世に送り出し、世界中で愛される信頼のブランドであり続けている「Verbatim(バーベイタム)」。こちらは1~2倍速記録、インクジェットプリンタ対応のホワイト・ディスクです。キズ・ホコリに強く、指紋もキレイに拭き取れる強力ハードコート仕様です。ユーザーからは「DLタイプなので長時間記録ができて重宝しています。最初高いように思いますが、1枚で複数回録再ができるので、コストパフォーマンスはよいと思います」という声も。

【詳細情報】
容量:25GB
内容:50枚入り

 


リピーターが絶賛するビクターのBD-RE


ビクター くり返し録画用 BD-RE VBE130NP25SJ1

こちらも1~2倍速記録、インクジェットプリンタ対応のBD-REです。キズ・ホコリに強く、指紋もキレイに拭き取れる強力ハードコート。レビューでは「気兼ねなく使えて、コスパ最高です」「ビクターで安価ということで購入したのですが、期待通り画質も良くスムーズに録画できます。今まで10年間で、約1000枚くらいBDを使用していますが、その中で上位になると思います。次の購入もこの商品にしようと思っています」と高く評価する声も。

【詳細情報】
容量:25GB
内容:25枚入り

 


ノンカートリッジタイプのソニーのディスク


ソニー ビデオ用ブルーレイディスク 20BNE1VJPS2

繰り返し録画が可能な2倍速対応ディスク。傷・ホコリ・汚れに強い高性能なハードコートを採用。ノンカートリッジタイプです。インクジェットプリンター対応(ワイドプリントエリア)。ユーザーからは「テレビ映画録画のダビング用に購入しました。まだ5枚の使用ですが全く正常にダビングされています。上書きも1度しましたが最初となんら変わることなく綺麗にダビングされていました。良い商品だと感じました」と品質の良さを評価する声も。

【詳細情報】
容量:25GB
内容:20枚入り

 


手描きでも美しく仕上がるレーベル仕様!


マクセル 録画用ブルーレイディスク BD-RE ひろびろ美白レーベルディスク BEV25WPE.25SP

地上デジタル180分、BSデジタル130分録画が可能。インクジェットプリンタブル(ワイド印刷)対応で、外径118mmから内径22mmまで印刷可能な「ひろびろ美白レーベル」仕様です。手描きもしやすく、美しい仕上がり。きれいに書けて、汚れにくい「書き楽(ラク)インデックス」を採用しています。また、高性能記録膜を採用し、優れた記録・再生・保持特性を実現。ハードコート層が、大切な映像を傷・ホコリ・汚れから守ります。

【詳細情報】
容量:25GB
内容:25枚入り

 


長期保存も安心のトリプルタフコートを採用!


パナソニック 録画用2倍速ブルーレイディスク片面1層25GB 20枚パック LM-BE25P20

反りに強い防湿層「ワープコート」、水分・化学物質の侵入を防ぐ保護層「ガードコート」、汚れ・指紋・傷・打痕に強いカバー層「ハードコート」による「トリプルタフコート」を採用。大切な映像を長期間保存するライブラリー用途におすすめです。レビューでも「前の製品から使っていますが問題なく使えます。とにかくエラーが少ないのが特長で以前他のディスクにダビングしたときにあった“時間が経つと中身が消える”といったこともないです。日本製というのも安心ですね」と好評です。

【詳細情報】
容量:25GB
内容:20枚入り

 

目次に戻る

何度でも見たくなる“永久保存版”の番組に! 人気のBD-R5選

春の番組改編期。この時期、テレビでは様々な特番が放送され、見たい番組が重なったり、用事があって見られなかったりで、録画の機会もいつも以上に増えることでしょう。そこで「何度でも見たい」と思う番組に出会ったら、迷わずBD-Rに保存を! BD-RはBD-REと違い、一度しか書き込みができません。しかし、BD-REよりも比較的手頃な値段で、一度書き込んだデータをうっかり上書きしてしまう心配がなく、容量いっぱいになるまでデータを書き足せます。まさに“永久保存”したい番組にピッタリ! 今回は、ネット通販で人気のBD-Rをご紹介します。

 

目次

 


世界的データストレージ技術ブランドの定番人気


バーベイタム 録画用ブルーレイ BD-R VBR130RP50V4

50年の長きにわたって世界中で愛されるデータストレージ技術ブランド「Verbatim(バーベイタム)」のBD-Rで、地デジ180分、BSデジタル130分が録画可能。ディスクはダメージに強いハードコートが施されており、キズ、ホコリ、指紋に強く、汚れが簡単に拭き取れます。レビューには「今まで1000枚は焼いてきたと思いますが、一度もエラーを起こしていません。素晴らしいクオリティと価格の安さには感動すら覚えます」と絶賛の声が。

【詳細情報】
容量:25GB
内容:50枚入り

 


優れた耐光性で紫外線の影響を受けにくいディスク


ソニー ビデオ用ブルーレイディスク 50BNR1VJPP4

インクジェット対応ワイドの4倍速対応ディスク。紫外線による記録面の劣化を抑えるため、無機系の記録材料を採用。優れた耐光性を発揮し、紫外線の影響を受けにくいディスクを実現しています。また、初めから終わりまでほとんど変動がなく平面性をキープし、安定した記録・再生を実現しているため、記録エラーが発生しにくいのが特徴です。温湿度変化に対し安定したディスク構造を追求することにより、ディスクの反りも低減させています。

【詳細情報】
容量:25GB
内容:50枚入り

 


内径22mmまで印刷可能で、デザインの幅が広がる!


マクセル 録画用ブルーレイディスク BD-R ひろびろ美白レーベルディスク BRV25WPE.50SP

4倍速記録、インクジェットプリンタブル(ワイド印刷)対応。地上デジタルは180分、BSデジタルは130分録画可能です。高性能記録膜を採用し、優れた記録・再生・保持特性を実現。ハードコート層が、大切な映像を傷・埃・汚れから守ります。外径118mmから内径22mmまで印刷可能な「ひろびろ美白レーベル」仕様です。手描きもしやすく、きれいに書けて汚れにくい「書き楽(ラク)インデックス」を採用し、美しい仕上がりに。

【詳細情報】
容量:25GB
内容:50枚入り

 


地上・BS・CSデジタル対応でフルハイビジョン映像をそのまま記録!


山善 Qriom ブルーレイディスク 50枚 BD-R50SP

地上デジタル放送、BSデジタル放送、CSデジタル放送対応。3時間のフルハイビジョン映像をしっかり録画でき、鮮やかな感動を美しく保存できます。広々ホワイトプリントレーベル採用でインクジェットプリンター対応。手描きがしやすく美しい仕上がり。さまざまなブルーレイレコーダー及びCPRM対応DVDレコーダー機器との高い互換性を追求したデジタル録画対応です。ユーザーからは「ラベル面にDVD-Rと小さく記載されているので、RかRWなのか間違わないので良いです」という声も。

【詳細情報】
容量:25GB
内容:50枚入り

 


約100万回の繰り返し再生にも耐える優れた耐久性!


パナソニック 録画用6倍速ブルーレイディスク 25GB スピンドル50枚 LM-BRS25M50S

厳しい品質管理と一貫生産による信頼の日本製ディスク。日本の気候に最適な反りに強い防湿層の「ワープコート」、汚れ・指紋・傷・打痕(だこん)に強いカバー層「ハードコート」、水分・化学物質の侵入を防ぐ防湿層「ガードコート」からなる独自の「トリプルタフコート」を採用。約100万回の繰り返し再生でもエラーレートが増加しない優れた耐久性を実現しており、レビューでは「総数400枚近くのリピーターですがエラーは全く一枚もない安心の日本製」という声も。

【詳細情報】
容量:25GB
内容:50枚入り

 

目次に戻る

伝説のレコーダー「nasne」新生バッファロー版が到着! いい意味で「ほぼ変わってない」魅力とは?

一般のHDDレコーダーでは味わえないサクサク録画がふたたび……。あの「nasne(ナスネ)」がなんと再発売。発売元がこれまでのソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)から、PC・スマホ周辺機器メーカーのバッファローに継承されたことで話題を呼ぶ製品です。

↑バッファローから発売される新型「nasne」

 

2021年3月末発売の新型「nasne」(型番:NS-N100)は、従来モデルの機能を大部分踏襲しつつ、内蔵HDD容量が2TBに倍増。さらに別売りHDDの増設は最大6TBまで対応できるようになりました。価格は2万9800円(税込)。

 

そのうえで、テレビ視聴アプリ「torne(トルネ)」の提供はSIEが継続。今回の新モデル発表にあわせ、PlayStation 5(PS5)用torneが開発されていることも明らかになりました。PS5版torneは2021年末商戦期に向け配信予定とのことで、これは従来からのnasneユーザーにとっても朗報です。

 

とにかく根強いファンの多いガジェットです

nasneは、ゲーム機などでテレビ録画が楽しめる「ネットワークレコーダー&メディアストレージ」として2012年にデビューしました。テレビ画面+リモコンを使う一般的なレコーダーとは違い、アプリを通じて操作・視聴する仕組みが特徴。特にゲーム感覚でテレビ録画を楽しめるtorneの操作感は多くのファンを生み出しました。

 

発売後も長きにわたり機能アップデートが行われ、テレビ視聴アプリはPS4、iOS、Android、Windows PCにまで対応。しかし2019年、SIEによるnasneの販売が惜しまれつつも終了しました。

 

長く愛用してきたファンからは、販売終了を嘆く声が多く聞かれましたが……これを受ける形で、翌年にバッファローによる継承プランが電撃発表。この“バッファロー版nasne”の詳細がようやく明らかになったというのが現在の状況です。

↑新モデルは、メーカーロゴが「BUFFALO」に変わっています

 

バッファロー版nasneはどこが変わったのか

新型「nasne」(NS-N100)は、本体に刻印されるメーカーロゴが「SONY」から「BUFFALO」になったのが最大の変化ですが、中身も少し変わっています。

BUFFALO製 nasne

NS-N100

SIE製 nasne

CECH-ZNR1J,CECH-ZNR2,CUHJ-15004

内蔵ストレージ容量 2TB 1TB
ストレージ拡張 外付けストレージ対応  最大容量 6TB 2TB
ポータブルHDD/SSD対応 対応 非対応
外付けストレージの
対応ファイルシステム
XFS
※本製品の搭載機能で
フォーマット可能
FAT32
筐体設計 ファン設計 静音ファン ファンレス
ファイルサーバー機能 ファイル共有方式 SMB2.0

Windows 10搭載PCのデフォルト設定で利用可能※

SMB 1.0

※Windows10 バージョン1709以降

 

まず、内蔵HDDの容量は従来モデルから倍増し2TBになりました。外付けHDDは6TBまで増設できるようになっており、これまで非対応とされていたポータブルHDD/SSDにも対応。このほか、筐体設計が静音ファン搭載タイプになったことで外観に若干の変更もみられます。

 

テレビチューナーはこれまでと変わらず、地上デジタル放送のほか、BS・110度CSデジタル放送にも対応(録画は1系統)。細かい部分では、B-CASカードが従来のクレジットカード大のものからmini B-CASタイプに変わっています。

↑B-CASカードはスマホのSIMカードに近いミニタイプに変更されました

 

録画したテレビ番組を観るアプリについては、「torne mobile」iOS版アプリの視聴画質が改善し、HD画質(720p)で再生できるように。いっぽう、今回の新型機ではPS3、PS Vita用アプリへの対応は見送られています。ここは残念ですが、世代交代のタイミングとしては致し方ないところですね。

対応アプリケーション

BUFFALO製 nasne
NS-N100
SIE製 nasne
CECH-ZNR1J, CECH-ZNR2J, CUHJ-15004
iPhone/iPad torne mobile 対応 対応
Video & TV SideView 非対応 対応
Android torne mobile 対応 対応
Video & TV SideView 非対応 対応
Windows PC PC TV Plus 対応※ 対応
PlayStation 4 torne PlayStation 4 対応 対応
PlayStation 3 torne 非対応 対応
PlayStation Vita torne PlayStation Vita 非対応 対応
PlayStation Vita TV torne PlayStation Vita TV 非対応 対応
テレビ BRAVIAから録画予約や録画した番組再生 非対応 対応

※ VAIO TV with nasneでも利用可能(VAIO TV with nasneでは、アプリを初期設定するためにSIE社製 nasneが別途必要になります)

 

いい意味で「ほとんど変わってない」安心感

今回はそんなバッファロー版「nasne」の実機を試させてもらう機会を得たので、筆者宅にさっそく設置。ひとまずは従来の「nasne」とまったく同じ手順で使い始めることができ、従来機と併用できることも確認しました。

↑torne mobileのAndroid版アプリで動作を確認。これまで使ってきたSIE版nasneと、バッファローの新型nasneの2台を併用できています

 

視聴に使うtorneアプリがとにかく優秀で、その動作は一般的なBDレコーダーとは別次元のサクサク感。ユーザーの録画人気ランキングなど機能も気がきいています。このアプリのサポートが継続し、これまでのnasneが今後も活躍できると確認できたのは一ファンとしてうれしいところ。

↑torne mobileの番組表。ここから外出先でも録画予約が入れられるほか、放送中の番組もリモート視聴が可能です

 

↑「torne」ユーザーの録画人気ランキング。ここから番組を選んでそのまま録画予約ができます

 

スマホからお手軽に、あるいはPS4+テレビの大画面でじっくりとなど、その使い分けも相変わらず便利な「nasne」。新型機の使用感を含めた詳細は、あらためてご紹介したいと思います。

 

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

 

 

バッファローの「nasne」3月末発売! PS5用「torne」も2021年末商戦期リリースか

バッファローは、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)協力のもと継承した、ネットワークレコーダー&メディアストレージ「nasne(ナスネ)」(NS-N100)を、Amazon内バッファロー公式ストア(バッファローダイレクト)にて、3月末より発売します。税込価格は2万9800円。

 

同製品は地上デジタル/衛星デジタル(BS/110度CSデジタル)チューナーを搭載し、番組の視聴や録画視聴が宅内、宅外から楽しめるネットワークレコーダー&メディアストレージ。

 

内蔵HDDを2TBに容量拡大し、外付HDD接続による容量追加は6TBまで対応。2TBの内蔵HDDと合わせて最大総容量8TBまでの構成が可能です。

 

SIEのTVアプリケーション「torne(トルネ) PlayStation 4」と「PlayStation 4(PS4)」との組み合わせで快適なレコーダーとして利用できるだけでなく、これまで通り「torne(トルネ) mobile」を利用してiPhone、iPad、Android端末でも宅内・宅外から録画番組を楽しめます。また、Windows対応機種では「PC TV Plus」を利用することで、録画番組が楽しめます。

 

iPhone/iPad向けtorne mobileの視聴画質が向上し、HD画質(720p)を実現。Android向けtorne mobileもこれまで通り対応しています。torneはSIE製のnasneとの組み合わせも可能で、最大4台が接続できます。

 

また、SIEからは2021年末商戦期に向けて「PlayStation 5(PS5)」⽤TVアプリケーション「torne」の配信が予定されており、nasneとPS5との組み合わせで、テレビ番組の録画・視聴が可能です。PS5向けtorneの配信時期や詳細は、SIEより後日発表される予定です。

長時間使っても耳が疲れにくい! “ながら聴き”に最適な骨伝導ヘッドセット

サンワサプライは、長時間装着しても耳が疲れにくいBluetooth式骨伝導ヘッドセット「400-BTSH019BK」を、直販サイトの「サンワダイレクト」で発売しました。直販価格は8980円。

↑Bluetooth式骨伝導ヘッドセット「400-BTSH019BK」

 

本製品は、耳をふさがないオープンイヤー形状の骨伝導ヘッドセット。Bluetooth接続式なので、わずらわしいケーブルがなく、装着したまま自由に動くことができます。

↑装着イメージ

 

オープンイヤー形状なので、ヘッドセットを装着したまま周囲の音や呼びかけ等を聞くことが可能。web会議やオンラインでの打ち合わせ、ClubhouseやVoicyなどの音声SNS、ウォーキングやランニングなどの運動をしながら、周囲の状況に気を配ることができます。

↑web会議やテレワークにもオススメ

 

カナル型イヤホンと違い、耳にかけるだけで使えるので長時間着用しても負担が少ないのも特徴。メガネ・マスクを着用していても干渉しにくい設計になっています。

↑メガネやマスクをつけたままでも装着できます

 

環境音用と音声用の2つのマイク(デュアルマイク)を搭載しており、通話時には周囲の雑音を低減してクリアな音声で会話が可能です。

 

本体はIPX5相当の防水仕様となっており、汗をかくスポーツ時などにも使用可能。折り畳めばコンパクトに収納できるので、持ち運びにも便利です。

↑折り畳めばコンパクトに収納できます

 

耳を塞がない骨伝導式のヘッドセットは、周囲の音に気を配りながらweb会議や音楽リスニングなどができる“ながら聴き”にオススメです。テレワークで小さいお子さんの面倒を見ながら仕事をしなければならない、BGMやラジオを聴きながら仕事したい、という方は、ぜひ使ってみてください。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

AirPodsやAirPods Proを“首掛け”にできて、使用中の落下・紛失を防ぐ! 人気のネックストラップ5選

Appleの完全ワイヤレスイヤホン「AirPods」は、完全ワイヤレス特有の「小さいので落としやすい」「なくしたら見つけにくい」……という“弱点”もあります。「だったら最初から首掛けタイプのBluetoothイヤホンを買えばいいじゃない」という声もありますが、“AirPodsがいいんだ!”という人もいるでしょう。それなら、ネックストラップを装着して完全ワイヤレスと首掛けが選べる“ハイブリッド型”にしてみては如何でしょうか。今回はAirPods/AirPods Pro専用のネックストラップの中から、おすすめ5選をご紹介します。

 

目次

 


コードが目立たない1.5mmの極細設計!


エレコム AirPods用紛失防止ストラップ P-APAPNシリーズ

使用時に快適なやわらかいシリコン素材を採用。AirPodsにぴったりフィットする設計で、簡単に着脱することができます。ストラップは使用時に目立ちにくい直径1.5mmの極細設計。帯電防止コーティングを施しているので、汚れやホコリそのものが付きにくい設計です。ユーザーからは「ホールドも良く、誤動作も無く、抜けにくく、微妙な長さもピッタリ」と好評です。

【詳細情報】
サイズ:直径…1.5mm
カラー:クリア・ブラック

 


エルゴノミクスデザインに基づいた使いやすい設計


elago AIRPODS STRAP for AirPods

エルゴノミクスデザインに基づき、ストラップの長さは45cmに設計。重量は4gととても軽く、装着感が気になりません。また、シリコン表面にはストラップが絡まりにくいコーティングを施してあります。レビューには「抜け落ちることもなく、LR確認もできるし、シリコンの太さ長さもちょうどよく、安心してAirPodsが使えています」という声も。

【詳細情報】
サイズ:450×3mm
カラー:ホワイト・ブラック・ジーンインディゴ・ナイトルミナス(夜光色)

 


夜になると光る蛍光シリコン材質を採用!


Ksizen AirPods Pro イヤホンストラップ

夜間に光ることで識別しやすい蛍光シリコン材質を採用。弾力性、柔軟性にも優れ、ねじれにくいので、カバンやポケットの中でも絡み・断線を防ぎます。IPX4で汗や水滴に強く、野外活動、ジム、フィットネストレーニング、ランニングなどの激しい運動にも適しています。ストラップホルダーの内側にマグネットが追加されているため、使わない時は首の前でしっかりと固定できたり、ブレスレットのように手首に巻いておくことができます。

【詳細情報】
サイズ:直径…6mm
カラー:グレー+イェロー・ホワイト+ピンク

 


カバンの中でも絡みにくいフラットケーブルタイプ


VSuRing AirPods Pro/2/1用イヤホン ストラップ

AirPods Pro/2/1対応。カバンやポケットの中でも絡みにくいフラットケーブルで、弾力性・柔軟性に優れているシリコン製です。また、イヤホンストラップホルダーの内側にマグネットを内蔵。使わない時は首周りや手首に巻いておけます。コードの太さは約2mmと適切な強度があり、断線しにくいのもポイント。ユーザーからは「AirPodsを付けて音楽を聴きながら寝るのですが、朝起きるとベッドの隙間とかに落ちてて拾うのに苦労してました。これを買ってからは探すのに一瞬で見つけられます」という声があがっています。

【詳細情報】
サイズ:長さ…690mm
重量:7g
カラー:ブラック・ホワイト

 


曲げくせがつかない太さ3mm


MRLab AirPods Pro/Airpods シリコン ネックストラップ

なくしたり落としたりしやすいAirPods Proにネックストラップをつけることで脱落・紛失を防ぎます。ストラップ長59mmと比較的長めの設計により、余裕をもって装着できます。太さ3mmのシリコン素材で丈夫なうえ、洗浄も簡単にでき肌にも優しく安心。曲げくせがつかないので、いつでもスッキリとしたシルエットをキープするのも嬉しいポイントです。カラーはホワイト・ブラック・ネイビー・レッドの4色。

【詳細情報】
サイズ:丸型…590mm
重量:約5.5g
カラー:ホワイト・ブラック・ネイビー・レッド

 

目次に戻る

「CP+2021」総括レポート後編:オンライン時代に奮起するカメラ周辺機器メーカーのトレンド

2021年2月25日から28日にかけて“カメラと写真映像のワールドプレミアショー”「CP+2021」が、コロナ禍の影響から初のオンラインで開催されました。オンラインではカメラやレンズの実機に触れることができないなど、大きな制約がある中での開催となり、メーカーがどのような工夫をしてくるかにも注目が集まったイベントです。本稿では、4日間に渡ったオンラインイベントの様子を前後半、2回に分けてレポート。後半となる今回は、交換レンズメーカーを含む、主だった周辺機器メーカーについて取り上げます。

 

カメラの周辺機器というと、交換レンズや三脚、フィルター、ストラップやカメラバッグ、照明機器といった撮影時に必要なものもありますが、デジタル化以降はパソコンや画像処理ソフト、プリンターなど、撮影後に必要な機器や用品の重要度が増しています。今回のCP+2021は、オンライン開催との親和性が高いこともあってか、パソコンなどの周辺機器メーカーによる出展が大きな割合を占めていました。

 

今回の出展社のなかでも動画配信などに力を入れていたメーカーに絞って、それぞれをチェックしていきます。

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

 

【周辺機器メーカー1】ケンコー・トキナー

ケンコー・トキナーは、フィルターやフィールドスコープなどを扱う「ケンコー」、三脚などを扱う「スリック」、交換レンズなどを扱う「トキナー」といった自社ブランドのほか、関連会社によるものも含め、無数の商材を扱っています。なかでも最近は、「レンズベビー」や「SAMYANG」など、交換レンズ系商品の注目度が上昇。今回の新製品ではフィルターやフィールドスコープなども登場していますが、トキナーから昨年末に発売された、2本のFUJIFILM Xマウント用レンズなどの交換レンズが最も注目を集めていたように思います。オンラインセミナーは4日間で19本と多数実施され、多くの人気写真家らが登場。周辺機器メーカーのなかでも、ユーザーが最も目を見張った出展社の1つでしょう。

↑ケンコー・トキナーの特設ページ。ケンコー・トキナーのほか、グループ会社のスリック、ケンコープロフェショナルイメージングの製品も含め、数多くの写真関連製品が紹介されていた

 

↑オンラインセミナーは、合計16名の講師による全19コマを実施。会期中の午後、ほぼ2時間おきに実施される豪華なものだった。画像は、小河俊哉さん、萩原和幸さん、桃井一至さんによる「トキナーレンズを語る」より

 

↑FUJIFILM Xマウント用単焦点交換レンズ「トキナー atx-m 33mm F1.4X」(実売価格/5万3800円)。F1.4の明るい標準レンズで、美しいボケ描写が魅力だ。このほか、FUJIFILM Xマウント用広角レンズ「atx-m 23mm F1.4 X」(実売価格/6万500円)もラインナップされている

 

【周辺機器メーカー2】サイトロンジャパン

サイトロンジャパンは、米国サイトロン社の双眼・単眼鏡などの光学機器を扱っているメーカーです。最近は、中国LAOWA(ラオワ)社の低廉でユニークな交換レンズを扱っていて、カメラファンの注目を集めています。CP+2021では、試作品を含むLAOWAの製品紹介のほか、サイトロンの双眼鏡、スカイウォッチャーやシャープスターの天体望遠鏡などを紹介。天文関連を含めて計16コマのセミナーも実施しました。

↑サイトロンジャパンの主力商品は、特設ページを見てもわかる通り双眼鏡や天体望遠鏡、ライフルスコープといった光学製品。LAOWAの交換レンズの扱いを始め、ここ数年はCP+の常連となっている

 

↑セミナーは、写真家によるLAOWA製品紹介や活用法のほか、アマチュア天文家による、天体望遠鏡の使いこなし紹介などユニークな切り口で展開された。画像は、齋藤千歳さんの「実写チャートでみるLAOWA広角レンズの特徴を紹介」より

 

【周辺機器メーカー3】シグマ

個性的かつ高性能な交換レンズを数多く登場させ、人気を集めているシグマは、ミラーレスカメラ用の小型単焦点交換レンズ「Iシリーズ」や、同社製で世界最小のフルサイズミラーレスカメラ「SIGMA fp」などを紹介。動画コンテンツでは、会期直前にシグマ代表取締役社長・山木和人さんによる新製品プレゼンテーションが行われたほか、写真家による新製品セミナーやレンズ開発者によるトークなどを実施していたのも印象に残っています。ライブ配信でのコンテンツが多く、マニアックなものから気軽に楽しめるものまで幅広いコンテンツが揃えられていました。

↑シグマの特設ページは、シンプルでスマートな構成のページだが、動画コンテンツなどは、レンズ好きに刺さるものも用意。一方で商品企画担当者のトークなどは、レンズにこだわりを持ったシグマファンから、購入を検討中のユーザーまで楽しめる内容になっていた。

 

↑いわゆるシグマファン向けのコンテンツも少なくなかったが、「28-70mm F2.8 DG DN|Contemporary」などの新製品を写真家が実際に使って、その魅力や使いこなしを語る「プロダクトセミナー」は、比較的エントリーユーザーに理解しやすい内容だった。作例写真も多く、製品の魅力がダイレクトに伝わってくる。画像は、鹿野貴司さんの「プロダクトセミナー 新製品SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN|Contemporary編」より

 

↑フルサイズミラーレスカメラ対応で小型・軽量な大口径標準ズーム「28-70mm F2.8 DG DN|Contemporary」(実売価格/9万9000円)。画面全体に高解像で歪みや収差、ゴーストなども少ない高性能レンズだ。最短撮影距離が19cm(広角端)と短く、被写体を大きく撮れるのも魅力。ソニーEマウント用、ライカLマウント用がラインナップされている

 

【周辺機器メーカー4】タムロン

タムロンは、1本で幅広い焦点距離に対応できる高倍率ズームレンズや、低廉で高性能な交換レンズのラインナップに定評のあるレンズメーカーです。CP+2021では、1月14日に発売された新製品「17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD(Model B070)」と昨年6月発売の「28-200mm F2.8-5.6 Di III RXD(A071SF)」を中心に、同社のソニーEマウントミラーレスカメラ用レンズを紹介。2月27日と28日には、写真家の別所隆弘さん、澤村洋兵さんによるセミナーも実施されました。

↑あえてソニーEマウントのミラーレスカメラ用レンズである、「Di III」シリーズ9本に焦点を当てたタムロンの特設サイト。なかでも、最新の17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD(Model B070)は注目を集めていたようだ

 

↑セミナーは2名の写真家による新製品のインプレッションであったが、単純なスペック紹介ではなく、レンズの特徴を上手くとらえた作例が用意され、各レンズの魅力はもちろん、適した撮影シーンも伝わる内容になっていた。画像は、別所隆弘さんによる28-200mm F2.8-5.6 Di III RXD(A071SF)のインプレッションより

 

↑APS-Cサイズ用に設計することで、小型ながらF2.8の大口径で高画質を成功させた「17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD(Model B070)」。最短撮影距離が広角側で0.19m、望遠側で0.39mと近接撮影に強い設計になっているのも魅力だ。実売価格/9万3500円

 

【周辺機器メーカー5】エプソン

プリンターやスキャナーのメーカーとしておなじみのエプソンでは、「PHOTOS at Home」をテーマに自宅での写真の楽しみ方を提案。スペシャルプログラムとして4本の動画を公開したほか、同社製品を紹介するだけでなく使用目的に合わせたプリンターやスキャナー選びができるように工夫されていました。

↑エプソンの特設ページ。作品プリントに最適な画質で、A3ノビやA2ノビの大きさでプリントできる「プロセレクション」シリーズだけでなく、インクをタンクに補充して使うことで、プリントのコスト低減を実現した、「エコタンク」搭載モデルなども紹介

 

↑セミナーは、鉄道写真家・中井精也さんの「伝えるためのプリントテクニック」、塙真一さんの「フィルムで楽しむデジタル暗室術!」、上田晃司さんの「プリントでもっと広がる写真の世界を体験しよう!」、『IMA』エディトリアルディレクター太田睦子さんらによる「インテリアに写真を取り入れる楽しさとコツ」の4本を配信。プリントのテクニックや楽しみ方が、わかりやすく解説されていた。画像は中井精也さんのセミナーより

 

【周辺機器メーカー6】raytrek(サードウェーブ)

サードウェーブは、BTOによるパソコン販売の大手メーカー&販売店。CP+2021では、同社のクリエイター向けBTOパソコンのシリーズである「raytrek」ブランドで出展していました。写真作品や映像作品の制作におけるraytrekのメリットについての紹介のほか、同社と写真投稿SNS「東京カメラ部」とのコラボフォトコンテストの受賞者発表を本ページで行うなど、写真関連にも力を入れている様子が伝わってくる内容でした。

↑raytrekの特設ページでは、写真家の井上浩輝さん、別所隆弘さん特別監修モデルのパソコンを紹介。2月28日には、この2名の写真家と東京カメラ部メンバーらによるライブ配信も実施された

 

↑ライブ配信では、同社製PCの魅力を紹介するだけでなく、画像処理ソフトや動画編集ソフトを使っての実演も実施。作家ならではのテクニックの解説も行われ、すぐに役立つ内容の配信であった

 

【周辺機器メーカー7】ATOMOS

ATOMOSは、ミラーレスカメラのHDMI端子などに接続して使う、外部接続の動画レコーダーを製造しているメーカーです。同社製品を使うことで動画のRAW記録などが行え、撮影後に調整しやすく高品位な映像が制作できます。映像作家には定番のレコーダーということもあってか、動画配信に力が入ったコンテンツが用意されていました。多くのカメラユーザーにはあまり馴染みのないメーカーかもしれませんが、今回のコンテンツを見て、動画撮影やレコーダーに興味を持った方も少なくないのではないかと思います。

↑ATOMOSの製品は、画像にあるような小型モニター付きのレコーダーで、記録映像の確認も行える。撮影後はパソコンなどにデータを取り込んで編集するのが基本となる。今回のコンテンツは配信が中心で、写真家や映像作家によるトークや、各カメラメーカーのエンジニア対談などが組まれ、合計10本が配信された

 

↑配信の内容は動画撮影のテクニック、レコーダーやカメラの機能などについてのトークが多く、動画撮影や編集に興味のある人には、非常に有益なコンテンツだったのではないかと思う

 

まとめ

レポートの後半はカメラ周辺機器メーカーのうち、動画配信などに力を入れていたメーカーを中心に取り上げました。特徴的な傾向としては、ミラーレスカメラ用のレンズが増えたことで、レンズ設計の自由度が高まり最短撮影距離が短く、被写体に近寄って撮れる製品の増加が挙げられます。同じくミラーレスカメラの普及によって、動画関連の製品、あるいは出展社が増えたのも大きなトレンドと言えるでしょう。

 

CP+2021は、レポート全体で今回取り上げたメーカー以外を合わせると、全部で20社/ブランドによるイベントとなりました。従来のリアルイベントに比べると参加企業は少なかったものの、参加者は5万人以上であったという速報(2021年3月4日時点)が発表されており、各社の工夫によってオンラインであってもユーザーが十分楽しめるイベントになったのだと実感しています。とはいえ、やはり新製品のカメラやレンズに触れないのは寂しく、来年こそはリアルイベントを期待したいところ。もし可能であれば、今年の経験を生かして、リアルとオンラインの両立ができれば、参加者はより楽しめるものになるのではないかと思います。

 

なお、動画配信などのコンテンツの多くは、2021年3月31日までアーカイブとしてオンラインで見ることが可能です。興味のあるコンテンツがありましたら、ぜひチェックしてみてください。

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

スピーカーにもなるワイヤレスイヤホン! 1台3役が画期的なMpow「Duolink」

MPOW JAPANは、世界初の1台で3通りのリスニングスタイルを可能にする完全ワイヤレスイヤホンとワイヤレススピーカーの三位一体化モデル「Duolink」を3月11日より予約受付開始し、3月18日に発売します。カラーはホワイトとネイビーブルーの2色で、実売予想価格は1万8480円前後。

↑Duolinkのカラーは2色

 

本製品は、完全ワイヤレスイヤホンの充電ケースにスピーカーを搭載し、ワイヤレスイヤホンだけでなく、ワイヤレススピーカーとしても使えるというもの。日本国内では2020年末にクラウドファンディングにてプレリリースされ、900%超の目標支援額達成率を記録しています。

↑充電ケースがスピーカーになっており、内部にイヤホンを収納できます

 

イヤホンを取り出した状態では完全ワイヤレスイヤホンの“ソロモード”として、イヤホンをケースに収納し左右に分かれた状態ではワイヤレスステレオスピーカーの“ステレオモード”として、イヤホンを収納しケースも左右を接着させた状態ではワイヤレススピーカーの“パーティーモード”として、3つのモードで多様なリスニングスタイルを実現します。

 

ストレスフリーな音楽体験を実現するために、イヤホンモードとスピーカーモードを音楽を止めることなくシームレスに切り替えられるかを追求。複雑な設定やアプリケーションなどを必要とせず、スピーカーでの再生時にはイヤホンを取り出すだけでイヤホンモードに、イヤホンでの再生中にはスピーカーに戻すだけでスピーカーモードに簡単に切り替えられます。イヤホン⇔スピーカーを切り替えるたびに、いちいちペアリングをし直す必要がないのは便利ですね。

↑イヤホンからスピーカーにシームレスで切り替え可能

 

イヤホンにはタッチセンサーを内蔵しており、ボリューム調整や音楽の再生停止・曲送り/戻しなどはタッチするだけで操作が可能。また、AIノイズキャンセリングを備えた通話用マイクも搭載しており、クリアな音声で通話も可能です。

 

再生時間は約6時間(イヤホン)/約6時間(スピーカー)で、スピーカー部を充電ケースとして使用した場合、イヤホンを最大7.5回満充電することができます。ケースの充電端子はUSB Type-Cを採用。BluetoothコーデックはSBCとAACをサポートしています。

↑イヤホンはスピーカーに収納すると最大で約7.5回の充電が可能

 

一人でイヤホンで聴くもよし、大人数でスピーカーで楽しむもよし、という3wayスタイルが新しいMpowの「Duolink」は、音楽の楽しみ方を広げる画期的な製品です。イヤホンとワイヤレススピーカーを2台持ちしている人は、Duolinkに集約してみてもいいですね。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

テレビの音を手軽にパワーアップ! 設置の自由度が高い2.1chスピーカーシステム

サンワサプライは、手軽に薄型テレビの音質を強化できるサウンドバーとサブウーファーのセット「400-SP094」を、直販サイト「サンワダイレクト」で発売しました。直販価格は2万1800円。

↑「400-SP094」

 

↑設置イメージ

 

本品は、低域から高域まで再生するスリムデザインのサウンドバーと、低域を増強するワイヤレス接続のサブウーファーをセットにしたもの。サウンドバーはテレビの前に置きやすい高さ45mmの薄型仕様で、赤外線リモコンの受光部の邪魔になりにくくなっています。また、サブウーファーはサウンドバーとワイヤレス通信を行うので設置の自由性が高く、テレビの横やソファの近くなど視聴環境に応じて置き場所を選べます。

↑テレビの邪魔になりにくい薄型仕様

 

サウンドバー部には高音域用ツイーター2基と中低音再生用のウーファー4基を搭載。サウンドバーは実用最大出力100W(ウーファー部/12.5W×4、ツイーター部/25W×2)、サブウーファーも実用最大出力100Wの合計200Wの高出力を実現しており、パワフルなサウンドを再生します。

↑サウンドバーには計6つのスピーカーを搭載

 

↑サブウーファーはワイヤレスなので設置の自由度が高くなっています

 

さらに、「NEWS」「MOVIE」「MUSIC」の3つのサウンドモードを選択でき、視聴するコンテンツに合わせて最適な音質に調整できます。操作は付属のリモコンのほか、サウンドバー上部のボタンで行うことも可能。

 

接続は光デジタルとAUX(ステレオミニ)に加え、別売のケーブルを用意すればHDMIや同軸デジタルにも対応。Bluetooth接続にも対応しており、スマホやタブレットの音声をワイヤレス再生することも可能です。

↑接続方法は5通りから選べます

 

自宅でネット動画やライブ映像などのコンテンツを視聴する機会が増えたいま、テレビのオーディオ部分をグレードアップするだけで、より臨場感のある体験ができるようになります。テレビの内蔵スピーカーだけで視聴している人は、手軽なオーディオシステムを導入してみてはいかがでしょうか。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

Mpowの完全ワイヤレスイヤホン「M30」に2つのバリエーションモデル登場

Mpow Japanは、エントリークラスの完全ワイヤレスイヤホン「M30」のバッテリー機能を強化した上位モデル「M30 PLUS」と、「M30」のカラーバリエーションモデル「M30 Pink」を3月4日にAmazon.co.jpと楽天市場で発売しました。実売価格はM30 PLUSが4999円、M30 Pinkが3999円。

↑Mpow「M30 Pink」(左)と「M30 PLUS」(右)

 

バッテリーを大幅強化した「M30 PLUS」

完全ワイヤレスイヤホン「M30」は約4000円という手ごろな価格ながら、左右同時伝送技術「MCSync」を採用し、途切れにくく安定した接続方式を実現。またパワフルな重低音がもたらす臨場感のあるサウンドとコストパフォーマンスの高さが人気となり、全世界で累計30万台以上の販売を記録しています。

 

今回発売された「M30 PLUS」は、M30の性能はそのままに、充電ケースのバッテリーをM30比で5倍以上となる2600mAhに大幅増加。これにより、充電ケース併用時で約100時間の再生時間を実現しています。

↑M30 PLUS

 

さらに、充電ケースにUSBケーブルをつなげば、スマートフォンなどに電力をシェアできる“モバイルバッテリー機能”も搭載。不意のバッテリー切れや充電忘れの際に役立ちます。

↑電力をシェアできるモバイルバッテリー機能を搭載

 

充電端子は最新のスマホなどにも使われているUSB Type-Cを採用。バッテリーシェア用の出力端子はUSB(タイプA)となっています。

 

「M30 Pink」は、M30に春らしい華やかなピンクカラーを取り入れたカラバリモデル。性別や年齢を問わず使えるマットで落ち着いた色彩となっています。スペックなどはM30と同じ。

↑M30 Pink

 

Bluetoothコーデックは、M30 PLUS/M30 PinkのいずれもSBCとAACをサポート。IPX7の高い防水性能を備えるほか、運動時にも耳にしっかりフィットする独自形状のフィンも付属しています。

 

コスパの高さに定評のあるMpow「M30」シリーズに、新色とバッテリー強化型の選択肢が増えたのはうれしいですね。すでにM30を所有している人も、予備用にもう1つ購入してみてもいいかもしれません。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

アンプ出力を2倍に強化したパイオニアのミニコンポ「Stellanova Limited」

パイオニアは、ハイレゾワイヤレスオーディオ「Stellanova(ステラノヴァ)」の音質にこだわったハイエンドモデル「Stellanova Limited」を、公式オンラインストアにて限定販売します。直販価格は17万8000円。

↑「Stellanova Limited」

 

Stellanovaは、iPhone・iPad・Androidスマートフォン・外付けHDDなどに保存したハイレゾ音源を、iOS/Android専用アプリケーションを使って非圧縮でワイヤレス再生が可能なオーディオシステム。USB DACアンプとワイヤレスユニットで構成されており、スピーカーやヘッドホンを接続して聴けるほか、外付けHDDに保存した楽曲をネットワーク内のPCやスマホからワイヤレスで再生することも可能です。

 

今回発売されるハイエンドモデルは、USB DACアンプのスピーカー出力アンプに高出力LSIを採用。通常モデル比2倍の出力パワーにより、インピーダンスの低いスピーカーでも余裕をもって駆動させることができます。また、低歪チップ積層セラミックコンデンサや、音声の歪みを低減するスピーカーライン用ノイズフィルターを採用することで、歪みのない高音質を実現しました。

 

ヘッドホン用出力アンプにはハイパワーICを採用し、ICの性能を最大限に発揮するヘッドホンアンプ用電源レギュレーターICも搭載。インピーダンスの低いヘッドホンでも力強い音を再生します。また、ハイエンド向け音響用アルミニウム電解コンデンサをヘッドホンアンプ電源に採用することで、低域の伸びと量感を向上させ、しなやかで力強い音楽再生を実現しています。

 

さらに、133点の部品を見直し、厳選した部品を使用することで、ハイエンドモデルならではの高音質を実現しています。

 

筐体にはアルミニウムを採用し、表面にブラックカラーのアルマイト処理を施すことで硬度や耐腐食性を向上させるとともに、ダイヤモンドカット面にダブルアルマイトによるカッパー色をあしらうことで高品位なデザインに仕上げています。

↑ブラックの筐体にカッパーのエッジがクールな印象

 

出力を強化し、コンパクトながらハイパワーな駆動力を備えたハイエンドモデルは、自宅でじっくり音楽を楽しみたい人にピッタリ。限定販売となりますので、欲しい人はお早めに!

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

「CP+2021」総括レポート前編:初のオンライン開催で見えたカメラメーカーの「ある変化」

2020年2月25日から28日にかけて、日本最大の一般向けカメラ、映像機器の見本市である「CP+2021」が、コロナ禍の影響から初のオンラインで開催されました。昨年は同様の理由から中止となってしまったイベントだけに開催を喜ぶファンの声や期待が大きかった一方で、オンラインではカメラやレンズの実機に触れることができないなど、大きな制約がある中での開催となり、出展者であるメーカーがどのような工夫をしてくるかといったことにも注目が集まっていたイベントです。

 

本稿では、4日間に渡ったオンラインイベントの様子や主要出展各社の特徴、主だった新製品、全体としてのトレンドなどについて前後編の2回に分けてリポート。前編となる今回は、CP+公式サイトと主要カメラメーカーについてです。

 

CP+公式サイトはカメラメーカー特設ページのポータル的役割に

まず、CP+2021の公式サイトでは、主催者(一般社団法人カメラ映像機器工業会・CIPA)イベントとして、会期初日に「キーノートスピーチ」「CIPAデジタルマーケット・セミナー」「上級エンジニアによるパネルディスカッション」の3つを実施。フォトアワード「ZOOMS JAPAN 2021」の受賞作品発表なども行われました。

 

主催者イベントについては、主に現在のカメラ市況の分析やトレンドについて解説するもので、業界関係者やプレス向けの色合いが濃いイベントです。とはいえ、今回はオンラインとなったことで一般の方の視聴も行いやすくなったので、来年も視聴したいと思った人もいたのではないでしょうか? また、今回のイベントでは、CP+公式サイト以外は参加メーカーのサイト上に特設ページを設ける形で行われたため、CP+公式サイトは、そのポータルとして機能していました。各社へのリンクは、参加者の目的ごとの絞り込みができるほか、SNSの情報なども確認できるようになっていて、ポータルとしての使い勝手は、初のオンラインイベントとしては悪くなかったと思います。

↑CP+2021公式サイトのトップページ。公式チャネルでは、主催者イベントのほか、出展各社の注目コンテンツをリンクしていた。また、出展社のセミナーの検索も可能

 

それでは、今回参加したカメラメーカーについて、それぞれ見て行きましょう。

 

【カメラメーカー1】OMデジタルソリューションズ(オリンパス)

オリンパスの映像事業部門が独立する形で2021年1月に誕生した新会社で、OM-Dシリーズをはじめとした、マイクロフォーサーズのミラーレスカメラなどを展開。CP+2021では、目立った新製品の発表などはなかったものの、同社のYouTubeチャンネル「OLYMPUS LIVE」を活用して、新会社の決意などを表明しました。カメラ機材や交換レンズを活用している写真家のトークや、撮影テクニックを解説するセミナーなども多数配信。既存の「OLYMPUS LIVE」のコンテンツも充実しているため、同社製品のユーザーだけでなく、これからカメラを購入しよういうユーザーにも役立つものになっていました。

 

↑配信では、写真家の山岸 伸さんと海野和男さんのプレミアムトークのほか、吉住志穂さん、佐藤岳彦さんのトークなどを実施。画面は、吉住志穂さんによる「OM-Dで撮る花写真」

 

【カメラメーカー2】キヤノン

TOKYO FMとタイアップした番組形式の映像配信、「CP+2021 ONLINE Canon Imaging Channel」を実施。ラジオ・パーソナリティーによるトークを交えつつ、写真家やタレントのトーク、製品の活用テクニックなどを配信。同社のフルサイズ・ミラーレスカメラ、EOS Rシリーズや新コンセプトカメラであるiNSPiC REC、PowerShot ZOOMなどのコンセプトやデザインワークについてのトーク、開発者による解説なども行われました。イベントに合わせた製品発表などはなかったようですが、フルサイズミラーレスのEOS R5、R6、交換レンズのRF50mm F1.8 STMなど、比較的最近発表・発売された製品の展示が多く、ユーザーの注目度も高かったのではないかと思います。ライブ配信ではリアルタイムのアンケートなども実施し、インタラクティブ性が高く参加者も十分楽しめたのではないでしょうか。

↑ライブ配信中心のコンテンツで、各プログラムの合間には、TOKYO FMのパーソナリティーらがトークを行うという本格的な番組構成。一日中見ていても飽きない工夫がされていた

 

↑プログラムは、「Catch the Technique」「Catch the Future」「Catch the Fun」「Catch the Community」の4つのカテゴリーに分けられ、さまざまなトークやセミナーが展開された。画像は、ハービー・山口さんによるトーク「モノクローム写真の魅力」より

 

【カメラメーカー3】ソニー

α7/9シリーズや各種交換レンズについてのコンテンツもありましたが、やはり2021年1月に発表されたフルサイズミラーレスカメラ「α1」、同年2月に発表されたフルサイズセンサー採用の映像制作用カメラである「FX3」、2つの注目機種に関連したコンテンツが多かった印象。この2製品を軸に写真家や映像作家による、機材紹介や使いこなしについてのセミナーやトークが数多く実施されました。今回は特に映像関連のコンテンツが多くなっている印象で、FX3などの専用機はもちろん、α7シリーズなどの動画撮影機能も含め、同社のカメラとレンズが動画撮影にも適している点や、そのための機能が理解できる内容になっていました。

↑オンライン上に同社のブースを再現することで、新製品などを体感できるように工夫されていた

 

↑セミナーやワークショップは、AとBの2ステージ構成。およそ40名のさまざまなジャンルの講師が登場し、イベントを盛り上げた。画像は山下大祐さんによる「瞬間と一時と、マルチに魅せる鉄道表現」より

 

↑ソニーの新製品「α1」。有効約5010万画素メモリー内蔵フルサイズ積層型CMOSセンサーを搭載し、約30コマ/秒の高速連写や8K 30pの動画撮影に対応するなど、現時点での“究極”とも言えるスペックのミラーレスカメラ。予想実売価格で88万円(ボディ)という超高価なモデルながら、プロだけでなく多くのハイアマチュアの注目を集めている。2021年3月19日発売予定

 

↑Cinema Line プロフェッショナルカムコーダー FX3。αシリーズミラーレスカメラと同じEマウント採用のプロ仕様ビデオカメラで、4K動画撮影対応で映像制作の現場に最適化した、豊富な機能を装備する。予想実売価格/50万4900円(ボディ)、2021年3月12日発売予定

 

【カメラメーカー4】ニコン

2020年後半に発売されたフルサイズミラーレスカメラ、NIKON Z 7II、Z IIとNIKKOR Zレンズの機能や特徴を中心に、写真家や映像作家などによるセミナーやトークを展開。Zシリーズの使い勝手の良さやレンズの写りの良さが伝わってくるコンテンツが豊富に用意されていました。今回は、写真だけでなく、映像制作の現場でZシリーズのカメラやレンズが適していることにも重点が置かれ、写真用にZシリーズを購入したユーザーにも、気軽に質の高い動画撮影を楽しんでもらおうといった方向性のコンテンツも用意。写真と動画の両方が高いレベルで楽しめるカメラとしてのZシリーズの魅力が伝わる内容になっていました。

↑オンラインステージはライブと事前収録のコンテンツを組み合わせて、4日間行われた

 

↑オンラインステージには19名の写真家や映像作家などが登場し、ニコンのカメラやレンズの魅力、現場での使いこなしなどについて解説した。画像は、動物写真家の半田菜摘さんの「Z シリーズで出会う北海道の野生動物」より

 

【カメラメーカー5】パナソニック

動画・映像制作Tipsサイト「Vook」とコラボし、ライブ配信プログラム「Creators Live! with LUMIX」を実施。2月26日は写真、27・28日は映像制作に主要テーマを分け、写真家や映像作家によるセミナーなどを配信しました。製品の紹介はもちろんですが、LUMIXを用いた写真や映像の作品制作の基本や、プロでも役立つ表現テクニックやTipsなども紹介。配信によるコンテンツは、ほとんどの内容がリアルタイム配信で、ためになる内容だけでなく適度に笑いありハプニングありの関西風味も加わって、長時間のコンテンツでも飽きずに見ていられる内容でした。

↑「Creators Live! with LUMIX」と題した、ライブ配信を実施。配信そのものは2月26日からの3日間だったが、内容が濃く、見応えのあるコンテンツが多かった

 

↑2月26日「写真を、究めよう。」、27日「動画を、はじめよう。」、28日「動画を、究めよう。」とテーマが設けられて配信された。3日中2日が動画関連となっていて、同社の動画への力の入れようが伝わる。画像は写真家・相原正明さんによるセッションより

 

【カメラメーカー6】富士フイルム

会期中のライブ配信によるコンテンツは用意されていなかったものの、発売になったばかりの新製品、FUJIFILM GFX100SをはじめとしたラージフォーマットカメラのGFXシリーズ、APS-CサイズカメラのXシリーズ、人気のインスタントカメラ“チェキ”など、製品タイプごとの動画コンテンツが用意され、特に同社の製品に興味のあるユーザーには、大変参考になる内容になっていました。また、同社の伝統ともいえるプリントサービスについても紹介され、プリントのお試しサービスも展開(2021年3月31日まで実施)。撮影からプリントまでを完結できる同社の総合力を実感できる内容になっていました。

↑FUJIFILM GFX100S、X-E4の2機種の新製品や人気のX-T4といったカメラだけでなく、プリントサービスについてのコンテンツも用意され、同社ならではの写真の楽しみ方が提案されていた

 

↑写真家によるトークなどのほか、上の画像のような開発者による対談なども実施。開発中のエピソードなども交えて、同社製カメラの使いやすさや魅力を伝えていた。画像は「X-E4 開発者トーク」より

 

↑FUJIFILM GFX100S。43.8×32.9mmの大型センサー採用で有効約1億200万画素の超高画素機ながら、約900gの軽量ボディを実現。5軸式で最大6段分の効果を持つ手ブレ補正を搭載し、超高画素で手持ち撮影が楽しめる。実売価格/76万8900円(ボディ)、2021年2月25日発売

 

↑FUJIFILM X-E4。携帯性に優れたスクエアなボディに、APS-Cサイズの有効約2610万画素センサーを搭載。ノイズが少なく高感度でも高画質に撮れるほか、4K動画撮影時も低ノイズだ。180度まで跳ね上げ可能なチルト式背面モニター採用で自撮りにも最適。画像のシルバーボディのほか、ブラックボディも用意。実売価格/10万8900円(ボディ)、2021年2月25日発売

 

【カメラメーカー7】リコー

動画配信としては、近日中の正式発表や発売が見込まれているAPS-Cサイズフラッグシップ一眼レフ「PENTAX K-3 MarkIII」や、シリーズ30周年を迎えた高級コンデジのGR、360度全天球カメラのTHETAに関連したコンテンツや写真家のセミナーが中心。このほか、ライブ配信を駆使して、PENTAX K-3 MarkIIIのオンライン・タッチ&トライ(予約制)が行われていたのは特徴的でした。また、新製品として2月25日発表の「HD PENTAX-FA31mm F1.8Limited」など3本のレンズや「J limited」と称されたPENTAX K-1markIIのカスタムモデル、開発発表が行われた「HD PENTAX-DA★16-50mm F2.8ED PLM AW」(仮称)についても紹介されていました。

↑PENTAXのKシリーズ一眼レフ、リコーGRシリーズ、THETAシリーズの3つが同社の主力機種だが、やはり今回は、貴重な一眼レフの新製品、PENTAX K-3 MarkIIIの注目度が高かったようだ

 

↑4日間に渡り、ライブ配信を含めた数多くのコンテンツを配信。特に2本のCP+公式チャネル枠は、写真家・森山大道さんが登場したり、『一眼レフに未来はあるか?』と称した挑発的な対談企画が行われたりして、同社ユーザー以外の注目も集めていた。画像は佐々木啓太さんによるセミナー「HD FA Limited 新しい3姉妹と語る写心」より

 

↑PENTAX K-3 MarkIII。同社のAPS-Cサイズ機のフラッグシップとして開発が進められているモデル。発売日や価格などは未定だが、基本性能が高いことはもちろん、操作性やファインダーの見え味などにもこだわった注目の一眼レフだ

 

 

↑左から「HD PENTAX- FA43mmF1.9 Limited」「HD PENTAX-FA31mmF1.8 Limited」「HD PENTAX-FA 77mmF1.8 Limited」。アルミ削り出しの外観やシャープな写りと美しく柔らかいボケ味を両立した写りなどが特徴の高品質な交換レンズ。カラーは画像のシルバーのほか、ブラックも用意。4mm F1.9が8万7000円、77mm F1.8が12万円、31mm F1.8が15万6000円(各メーカー希望小売価格・税別)、2021年4月下旬発売予定

 

各カメラメーカーのオンライン発表を見て…

今回のカメラメーカーの出展内容は、写真撮影だけでなく、動画撮影に力を入れたものが多かったのが特徴的でした。これは、質の高い動画撮影が可能なフルサイズミラーレスカメラが普及し始めたこと、プロを含む映像作家がフルサイズミラーレスカメラを積極的に使い始めたことなどがあると思います。特にパナソニックは、イベントを行った3日中、2日を動画向けのコンテンツとしていたのは特徴的で、内容的にも動画撮影の初心者からプロの作家まで満足のできるものになっていて、勝負をかけてきたな……という印象。今回の出展社では、リコーだけが現行のミラーレスカメラを持っていない状況ですが、同社は一眼レフの新製品を出すことで、一眼レフや同社のファンの心を掴む方向で勝負をしていて、そちらも魅力的に感じられる内容でした。

 

後編ではカメラメーカーより、さらに配信でのアプローチが気になるレンズメーカーの出展状況からトレンドを見ていきたいと思います。

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

●GetNavi web本サイトでフォトギャラリーをみる

レグザが誕生15周年! 社名を「TVS REGZA」に変更して新たなスタート

2006年に第1号モデルが登場した東芝のテレビブランド「REGZA(レグザ)」が、2021年3月で15周年を迎えました。これに合わせ、社名(商号)を東芝映像ソリューション株式会社からTVS REGZA株式会社に変更し、新たなスタートを踏み出すことを発表しました。

↑ブランド15周年記念のロゴ

 

新しい社名のTVSはTotal Visual Solutionの略。同社は2018年より東芝グループを離れ、中国の海信集団(ハイセンスグループ)の傘下に入ったあとも東芝の名称を継続していましたが、今回の社名変更により東芝およびTOSHIBAの名称が社名から完全に消えることとなります。

 

なお、ブランド名としての「東芝」や「TOSHIBA」は継続して使用されるほか、従来販売されてきたレグザ製品に関するサービス・サポート等は、TVS REGZAが継続して行うとのこと。

 

同社では、レグザ誕生15周年を記念したwebサイトをオープンし、豪華なプレゼントが当たる企画など様々な展開を予定しています。

↑15周年を記念したwebサイトもオープンします

 

テレビの進化とともに歩んできたレグザですが、15年目の節目で新たな展開を迎えたレグザブランドの今後に期待が高まります。

テレビをスマートにするボーズのサウンドバー「Bose Smart Soundbar 300」レビュー

ボーズはAmazon、GoogleのAIアシスタントを搭載するシングル筐体のサウンドバー「Bose Smart Soundbar」シリーズの展開にも力を入れています。今回は2021年初に発売された5万5000円のスタンダードモデル「Bose Smart Soundbar 300」の使い心地をレビューします。

↑AIアシスタントを搭載する、シンプルなサウンドバー「Bose Smart Soundbar 300」

 

AIアシスタントを内蔵するスマートサウンドバーの入門機

ボーズは薄型テレビやビデオプレーヤー機器に接続して、手軽に迫力あるサラウンド再生が楽しめる複数のサウンドバーを発売しています。Bose Smart Soundbarシリーズは頂点の「700」とハイエンドの「500」に続く3機種目。Wi-Fi接続機能を持たず、HDMI接続とBluetooth再生に特化した「Bose TV Speaker」も昨年、ロングランヒットモデルの「Bose Solo 5 TV sound system」に代わる後継機として発売されたばかりです。

 

新製品のBose Smart Soundbar 300(以下:Soundbar 300)は、価格順に並べるとSmart Soundbar 500とTV Speakerの中間に位置するサウンドバーです。Wi-Fi機能やAIアシスタントが搭載されていないTV Speakerとはできることの違いもかなりあります。とにかくシンプルに薄型テレビの音をリッチにできるTV Speakerの魅力を下地にして、さらに約2万2000円を足せば本格的なスマートサウンドバーが手に入るイメージになるかと思います。AirPlay 2やSpotify Connectなど、Wi-Fi機能を使って音楽配信サービスのストリーミング再生が手軽に楽しめるところも筆者がSoundbar 300をおすすめする理由です。

 

シリーズ上位モデルとの主な違いはスピーカーシステムとアンプのサイズ、自動音場補正機能「ADAPTiQ」への対応の有無などが挙げられます。40〜55インチ前後の薄型テレビと組み合わせるのであれば、Soundbar 300のサイズマッチが活かせます。本体の奥行き方向のサイズはシリーズすべての機種がほぼ10cmと、置き場所を取りません。

↑40-55インチ台の薄型テレビとマッチするサイズ感

 

↑本体の奥行きサイズは約10.3cm。ラックの置き場所を過度に取りません

 

設定はBose Musicアプリから

Soundbar 300とWi-Fiルーターとの接続など、初期セットアップは「Bose Music」アプリで行います。ホーム画面にAmazon MusicやTuneInラジオなどの音楽ソースが並び、右下に表示されるサウンドバーのアイコンをタップすると本体設定や、ボーズのスマートスピーカーとのグルーピング設定のメニューに入ります。

↑ボーズのWi-Fi接続機能を持つスマートスピーカーとのグループ再生機能も楽しめます

 

↑サウンドのバランスを調整できるイコライザー機能を搭載

 

AIアシスタントはAmazon Alexa、Googleアシスタントのどちらかを選択して、サウンドバーにビルトインされているAIアシスタントに直接話しかけて音声による操作ができます。内蔵するマイクシステムはサウンドバーで音楽や映画の音声を再生しながら、ユーザーの声を正確に聞き取れる感度の良さを特徴としています。

↑感度の良いマイクを内蔵。マイクミュートもできます

 

リアルで迫力たっぷりのサウンドが楽しめる

Soundbar 300の音を聴いてみました。Netflixの作品「攻殻機動隊 SAC_2045」からシーズン1/エピソード1の冒頭、7分前後からのカーチェイスでは広々と描かれる空間に飛び交う弾丸、ジープやタチコマが前後左右に移動するサラウンド効果音が鮮明に描写されます。ドルビーアトモスやDTS:Xのような立体音声フォーマットには対応していなくても、自然に没入できて息を吞むほどにリアルなサラウンドがBose Smart Soundbarシリーズの魅力です。

↑背面にHDMI端子を1基搭載。テレビから入力される映像配信コンテンツの音声も迫力たっぷりに再現します

 

爆音にいっそうのドスを効かせて響かせたい場合など、Bose Musicアプリから「オーディオ」のメニューを選択すると高・中・低各帯域ごとに±10段階のサウンド調整が細かくできます。むしろ夜間は低音を少し抑えて、センターチャンネルをプラスしたり、あるいは「ダイアログモード」をオンにしてセリフを聴きやすくする楽しみ方も選べます。

↑ボリュームや再生ソースの切り換え操作などは付属の専用リモコンからでも行える

 

AirPlay 2に対応しているので、iPhoneのApple Musicで選曲した楽曲もSoundbar 300でシンプルに楽しめます。ボーカルにはにじみがなくとてもクリア。バンドによる演奏にも豊かな広がりが感じられるところがサウンドバーによる音楽再生の醍醐味です。

 

Soundbar 300も対応する「Bose SimpleSync」は、「Bose Noise Cancelling Headphones 700」「QuietComfort 35シリーズ」などボーズのBluetoothワイヤレスヘッドホンにサウンドバーをペアリングして音声をシェアしながら聴ける機能です。薄型テレビにBluetooth接続によるオーディオ再生を楽しむための機能が搭載されていなかった場合、サウンドバーを介して夜間でも映画やテレビの音声をワイヤレスヘッドホンを使って好きな音量で聴くことができます。サウンドバーの音声を消さずに、ワイヤレスヘッドホンと両方で音を鳴らすこともできるので、例えばリビングに集まる家族と少し離れたキッチンで手を動かしながら一緒にテレビ番組を見るという使い方も可能です。

↑ボリュームや再生ソースの切り換え操作などは付属の専用リモコンからでも行える

 

↑Bose Musicアプリのグループ機器設定からSimpleSync対応機器としてヘッドホンをペアリングする

 

Bose MusicアプリにはほかにもSpotifyやAmazon MusicのプレイリストやTuneInラジオのお気に入りのステーションを最大6件まで登録できる「プリセット」として残して、聴きたくなったら素速く呼び出せる便利な機能があります。

↑Bose Musicアプリのプリセット機能は使わないとソン!

 

本格的なサラウンドシアターシステムに発展もできる

Soundbar 300はむやみな装飾を抑えて、薄型テレビを中心としたテレビシアターに違和感なく溶け込めるミニマリスティックなデザインも魅力的です。将来は低音をさらに強化できるサブウーファー「Bose Bass Module 500」、リアスピーカー「Bose Surround Speakers」を使って、5.5万円から始めるホームシアターを本格的なものに発展させながら長く楽しむ計画を立ててみてはいかがでしょうか。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

声優・小岩井ことりの“視覚・聴覚”を追体験! ニコニコで新番組「小岩井ことりになってみた」がスタート

動画サービス「niconico」にて、GetNaviでもおなじみの声優・小岩井ことりさんの新チャンネル「小岩井ことりになってみた」がオープンし、2月26日22時より初回配信を行います。番組の前半は誰でも視聴可能、チャンネルに入会することで全編視聴可能となります。

 

「小岩井ことりになってみた」は、ASMR・バイノーラル音声に特化した没入型番組。小岩井ことりさんが、バイノーラル・AMSR録音が出来るイヤホンマイク、そしてヘッドマウントした小型カメラにより、「聴いて」「見ている」ものをパッケージ化。リスナー自身が「小岩井ことり」になってみるというコンセプトとなっています。

↑「のんのんびより」宮内れんげ役などで知られる声優の小岩井ことりさん

 

このほか、番組ではさまざまなゲストを招き、ここでしか見られないプレミアムな体験を提供していくとのこと。

 

同チャンネルでは、月に1~2回ほど小岩井さんが出演する番組を配信予定。料金は月額550円。

 

オーディオやASMRに造詣が深い小岩井さんならではの視点を体験できる斬新なコンセプトの番組となっているので、ぜひ初回配信からお見逃しなく!

 

番組URLはコチラ:https://bit.ly/3uvgjIO

 

【小岩井ことりプロフィール】

京都府出身、2月15日生まれ。ピアレスガーベラ所属の声優。
2011年よりTVアニメやゲームなど幅広くこなす。
作詞、作曲、DTMもしていたことから、MIDI検定1級と、さらには講師資格も取得し
声優として活躍する一方、作詞作曲家として楽曲提供なども行っている。
2018年4月「Sister」の作詞作曲で作家としてメジャーデビュー。
「Sister」が収録されたCD「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! M@STER SPARKLE 08」は
オリコンアニメアルバムランキングで1位、アルバムランキングで6位を飾る。
2019年4月に全人口の2%のみが入ることの出来る高IQ団体であるMENSAの会員になったことを公表。
Twitterトレンド1位に入るなど、各メディアでも話題となる。
1ツイートで12000本以上のイヤホンを売り、自身も80機以上のイヤホン・ヘッドフォンを所有する
オーディオマニアとしても有名。
2020年4月アイデア出しから開発まで深く関わったイヤホンのクラウドファンディングで
サポーター1万人超え、支援額1億6600万円超えを達成し話題となる。
代表作としては
「のんのんびより」宮内れんげ、「七つの大罪」エレイン
「アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ」天空橋朋花、「白猫プロジェクト」フラン
「アズールレーン」涼月ほか多数。

デザインとカラーにこだわったエレコムの巻き取り式Bluetoothイヤホン「bund」がデビュー

エレコムは、コンパクトに巻き取って収納できるBluetoothイヤホン「bund(ビアンド)」を2月中旬に発売します。カラーは、スモークブラック、サックスブルー、オリーブカーキ、シェルピンク、フロストレッド、ストーンホワイトの全6色。実売予想価格は3278円。

↑bundシリーズ

 

bundは、「音をファッションとして身につける」をテーマにしたエレコムのFAST MUSICレーベルの新アイテムで、デザイン性と装着感の良さを両立させていることが特徴です。

↑イメージビジュアル

 

本体は正円と線をシンプルに組み合わせたミニマルな形状設計に、繊細なグレー調の中間色を2色組み合わせて構成されたカラーリングで、好みのファッションやスタイルに合わせて選べます。

↑繊細なトーンのくすみカラーを採用(画像はオリーブカーキ)

 

コードを筐体に巻きつけることができるため絡まりにくく、コンパクトに収納することが可能。また、筐体にコードを巻きつけることで左右のコード長さを調節して使用することができます。クリップを搭載しており、衣服のポケットや襟に留めれば快適に装着できます。

↑ケーブルを巻き取ってコンパクトに収納できます

 

本体には、音楽再生/停止、着信応答/終話やボリューム調整が行えるリモコンと、スマホ接続時にハンズフリー通話ができるマイクが付いています。リモコンのボタン操作でスマホの音声アシスタントを呼び出すことも可能です。

 

BluetoothコーデックはSBCをサポート。連続再生時間は最大約8時間で、充電時間は約2.5時間。充電端子はUSB Type-Cを採用しています。

 

日常的に身に着けるワイヤレスイヤホンは、もはやファッションアイテムのひとつ。シンプルなデザインやカラーにこだわったbundシリーズで、オシャレな雰囲気を演出してみてはいかがでしょうか。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

2021年のレグザは“美肌”! 肌を美しく見せることにこだわった4K液晶テレビ「Z740XS」

東芝映像ソリューションは、「REGZA(レグザ)」ブランドより4K液晶テレビ「Z740XS」を3月5日から順次発売します。

↑65型の「65Z740XS」

 

【ラインナップ概要】

シリーズ 形名 画面サイズ 実売予想価格(税別) 発売日
Z740XS 65Z740XS 65型 28万円前後 3月5日
55Z740XS 55型 21万円前後 3月5日
50Z740XS 50型 未定 4月

 

人の肌をより美しく再現する新技術を搭載

Z740XSは、2020年2月発売の「Z740X」の後継にあたる同社4K液晶テレビの最上位モデル。本体のデザインを刷新しているほか、新たな機能も搭載しています。Z740Xで搭載された、クラウド経由で番組情報をダウンロードして画質を自動調整する新技術「クラウドAIテクノロジー」を引き続き搭載しているほか、新たに人の肌を美しく再現する「ナチュラル美肌トーン」技術を搭載。

 

これは、色彩学や心理学に基づく記憶色に着目し、撮影環境や視聴環境の影響で不自然になった人肌を自動で補正し、立体感や肌のトーンを向上させることで、美しいと感じる肌を再現するというもの。

↑「ナチュラル美肌トーン」機能のイメージ

 

このほか、地デジ放送を4K解像度に変換して高画質で楽しめる「地デジAIビューティPRO II」や、ネット動画を高画質で再生する「ネット動画ビューティPRO II」などの高画質化機能も搭載。さらに、室内の明るさや光源の色温度の違いを測定し、自動で最適な画質に調整する「おまかせAIピクチャーII」が進化し、夜間の視聴時にはブルーライトを従来比で約40%カットします。

↑視聴環境に応じて画質を調整する「おまかせAIピクチャーII」

 

地デジ放送を最大6チャンネル分まるごと録画する「タイムシフトマシン」機能を搭載。また、BS/CS 4K放送用チューナーを2基、地デジ/BS/CS放送用チューナーを3基備えており、BS4K放送の裏番組録画や地デジ放送のダブル録画も可能です。

 

さらに、タイムシフトマシンや通常録画で録った番組をジャンルごとにサムネイル表示する「おすすめ番組」機能も搭載。ネット動画を選ぶようなUIで見たい番組を探すことができます。

↑録画番組をジャンルごとに見やすく表示する「おすすめ番組」

 

また、テレビで視聴する機会が増えているネット動画はYouTubeやNetflix、Amazonプライムビデオなど15のサービスに対応。リモコンには6つのネット動画の専用ボタンを備えており、ワンプッシュですばやくアプリを立ち上げることができます。

↑リモコンにはネット動画用ボタンを搭載

 

サウンド面では、総合音声出力80Wのマルチアンプと、「クリアダイレクト2ウェイスピーカー」および「クワッドパッシブ重低音バスーカーウーファー」で構成された「重低音バズーカオーディオシステムPRO II」を採用。

↑「重低音バズーカオーディオシステムPRO II」のイメージ

 

「高遮断クロスオーバーフィルター」で各スピーカーの音域のつながりを向上させているほか、新開発のパンチングメタルをスピーカーグリルに採用し、振動を抑制するとともに開口率を向上して、臨場感のあるクリアな音質を実現しています。

 

人の肌をより美しく再現する新機能を搭載し、さらなる高画質を追求している新・4K液晶レグザ「Z740XS」は、テレビの画質にこだわりたい人に最適なモデル。ステイホームでテレビを視聴する機会が増えているいま、買い換えるならハイエンド機種がオススメです。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

視覚障がい者が存分に『劇場版 鬼滅の刃』を体感! 「4D+音声ガイド」で変わる映画鑑賞

先日、遅ればせながら4DXで『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』を観てきました。列車の動きに合わせてシートが動いたり風が吹いたり、刀の振りに合わせて飛沫が舞ったりと、臨場感たっぷりで面白かったです。マスクをしていたのでわからなかったけど、桃の香りなどなども流れるとか。劇場設備が映像として映っているものを劇場の設備があれやこれやと補足してくれました。

 

というところでふと気づいたんです。

 

「……もしかして、これに視覚障害者向けに状況を説明してくれる「音声ガイド」をつけたら、言葉と体感で、映像をかなり把握できるのでは……?」

 

音声ガイドは、スマホのアプリで簡単に手に入ります。いくつか種類がありますが、「HELLOW! MOVIE」というサービスが『鬼滅の刃』のガイドを提供しているので、それを使って今度はMX4Dを観にいってみました。

 

 

「HELLOW! MOVIE」の使い方は簡単。まずは自宅でアプリを立ち上げ、目的の映画の音声ガイドをダウンロードしておきます。その後待機画面になるので、そのまま映画館に行きイヤホンをつけるだけ。映画の本編が始まると、自動的にガイドを始めてくれます。

↑HELLO! MOVIEは、アプリ上で音声ガイドと字幕ガイドを選択できる

 

↑対応作品を選択したら、音声ガイドを待機するだけ

 

さて私は最初、とにかく音声ガイドが新鮮でした。画面に書いてある文字は「東宝」「アニプレックス」「鬼滅の刃」などとイケボで読み上げてくれます。状況説明は、簡潔&端的です。「林の中」「走る列車、前方に山」「猪之助の鼻息」など、セリフのない瞬間を狙って淡々と補足してくれます。このタイミングはもちろん絶妙だし、音で状況がわかることは説明しないし、後に必要になることや注目するべきポイントを的確にガイドしてくれます。

 

実際に4Dと音声ガイドの組み合わせは視覚に障がいがある方にはどう感じるのか。弊社「ブラインドライターズ」のメンバーである全盲の西井一博さんにも体験してもらいました。すでに『劇場版 鬼滅』は、音声ガイドなし、通常の映画館では鑑賞済みで2回目の鑑賞となります。

 

「音声ガイドは4Dの色々な演出と連動しているようにすら感じられました。例えば、シーンが変わるところは、音や登場人物の声が変わることでガイドがなくても理解できます。しかし、鬼が列車の屋根にいることは初回に観たときはわかりませんでした。そこに4Dの演出が加わると、列車の外シーンになると風が吹き、キャラクターがどんな場面にいるのかがわかりやすくなるのです。猪之助が天井を突き破って出てくるシーンも初回は理解していませんでしたが、ガイドの音声とシートの振動によって、何が起こっているのかが具体的にわかりました」(西井さん)

 

↑風の吹き出し口は頭部周辺に搭載

 

↑ドリンクホルダー付近に、シーンに合わせて水や香りを演出する噴射口

 

場面の演出以外にも、音声ガイドは回想シーンでも役立ちます。ある回想シーンでは、「隊服の炭治郎。いつもの格好だが木箱は背負っていない」などと説明してくれるのです。これだけで少なくとも通常シーンとは少し状況が違うことがわかりますよね。普段なら見逃してしまうような細かい変化を中心に説明してくれるので、新しい発見がたくさんありました。

 

音声ガイドを通すことで、初めて知ること発見は他にもあります。刀の部位などいくつか知らない単語が出てきましたし、「東京無限と書いてあるきっぷ。無限の無の字が夢」などと説明されたり。登場人物はすべて名前で呼ばれるので、炭治郎の家族の名前を初めて全員分を認識できました。

 

「初回にガイドなしで観たときは半分くらいしかわかっていなかったなと思いました。例えばあるシーンでカラスが飛んでいることや、煉獄さんが食べているものは牛鍋弁当だということもガイドがあったから知れたんです」(西井さん)

 

戦闘シーンになると、音声ガイドのテンポが上がり、起こっていることを端的に解説しつつシートの振動が戦闘の激しさを演出します。

 

「戦闘シーンは、『金属音がすれば刀と刀で戦っているんだな』などと想像できますが、どちらが優勢かは、シーン終わりの声のトーンなどで判断します。今回は、片方が刀、片方が素手だと初めてわかりました。連打、宙返りなどの説明に合わせて、シートから風が吹いたり、シートが揺れるのもわかりやすかったです。風の強さも状況によって変わるので臨場感が増します。『手に汗握るとはこういうことか』と思いましたね。戦闘シーンでも、シートからドンッ! と背中を叩かれたりして、自分も一緒に攻撃されたような気がしました。面白かったのは、鬼の首が飛ぶときは必ず後ろから首に風が来ること。ヒヤッとしましたね」(西井さん)

 

「HELLOW! MOVIE」は字幕ガイドもあるので、聴覚障がいのある方も使用できます。文字を認識しづらいディスレクシアの方や、顔の認識が難しい方なども、ガイドを利用すると映画作品の理解が進みそうです。

 

「4Dと音声ガイドは、非常に相性のいいコラボでした。僕たちは普段、映画を『聴く』だけですが、さまざまな効果によって情景が体に伝わるし、ガイドで頭にもシーンを描くことができるので、実際に鬼滅の刃の世界に入り込んだような気がしました。もう1回観たいなと思っています。今回はMX4Dだったので、次は4DXがいいですね」(西井さん)

 

障がいの有無にかかわらず、ぜひ「4D+音声ガイド」の組み合わせはオススメです。健常者の方にはガイド音声はとても新鮮で、それだけでも楽しめます。またガイドを体験することでどんなサポートをすればよいかや、言葉の使い方や情報のピックアップの仕方など、とても参考になるでしょう。映画の新しい楽しみ方のひとつとして、ぜひ!

パナソニックの完全ワイヤレスがアップデート! LINEポイントがもらえるキャンペーンも

パナソニックは、テクニクスブランドおよびパナソニックブランドの完全ワイヤレスイヤホン3機種のファームウェアアップデートを2月25日から開始します。

 

対象となるのは、テクニクスブランドの完全ワイヤレスイヤホン「EAH-AZ70W」と、パナソニックブランドの「RZ-S50W」「RZ-S30W」の3機種。いずれもアップデートは専用アプリ経由で行います。

 

今回のアップデートにより、イヤホンのタッチセンサー操作を自分でカスタマイズできるようになるほか、小声での通話時でも会話が聞き取りやすくなるよう通話性能が改善されます。

 

【対象機種およびアップデート後の本体ファームウェア・アプリのバージョン】

■イヤホン本体
・テクニクス EAH-AZ70W:JMS1ZY 02.50
パナソニック RZ-S50W:JMS1ZY 02.50、RZ-S30W:JMS1ZX 02.00

■アプリ
テクニクス Technics Audio Connect 1.7.0
パナソニック Panasonic Audio Connect 2.7.0

 

また、同社では、2月17日より、対象商品の購入者にLINEポイントをプレゼントする「はじめよう!いい音キャンペーン」を実施します。

↑「はじめよう!いい音キャンペーン」

 

このキャンペーンは、期間中にテクニクス・パナソニックの完全ワイヤレスイヤホン対象商品を購入の上、キャンペーンサイトから応募すると、全員にLINEポイントがプレゼントされるというもの。もらえるポイントは機種によって異なり、1000~5000ポイントがプレゼントされます。

↑もらえるポイントは機種によって異なります

 

LINEポイントは、1ポイント=1円として「LINE Pay」の支払いで使えるほか、LINEのスタンプや着せ替えと交換したり、LINEギフト等の各種LINEのサービスでの支払いにも使用可能です。

 

応募方法などの詳細は同社のキャンペーンページにて確認ください。

https://panasonic.jp/headphone/campaign/2021ws_twcp.html

 

この機会に、ぜひテクニクス・パナソニックの完全ワイヤレスイヤホンをチェックしてみて下さい。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

クラウドAI連携で録った番組まで高画質化! 東芝のタイムシフトマシンレコーダー「DBR-M4010/M3010」

東芝映像ソリューションは、地デジ番組など最大7チャンネルをまるごと録画できるタイムシフトマシン機能搭載のBDレコーダー「DBR-M4010/M3010」を3月5日に発売します。実売予想価格はHDD 4TB搭載のM4010が約10万円前後、HDD 3TBのM3010が約9万円前後(いずれも税抜)。

 

タイムシフトマシン内蔵のレグザと接続すれば、最大13チャンネルの録画が可能。また、タイムシフトマシンを搭載しないレグザでも、付属リモコンを使えばタイムシフトリンクボから、「始めにジャンプ」「過去番組表」「ざんまいスマートアクセス」にアクセスし、簡単に録画した番組を再生することができます。なお、リモコンは東芝以外の主要9社(ハイセンス、ソニー、パナソニック、シャープ、LG、日立、三菱、パイオニア、フナイ)の製品にも対応しています。

 

DBR-M4010/M3010は、地上波デジタル放送7チャンネル、BS/CS放送6チャンネルのチューナーを搭載し、内蔵HDDに最大7チャンネル分の放送をまるごと録画できるBDレコーダーで、タイムシフト録画の目安は、M4010で最大15日/6チャンネル、M3010で最大11日/6チャンネルとなっています(いずれも「スマホ長時間画質」で1日最大23時間録画とした場合)。

↑録画番組を番組表のように表示する「過去番組表」

 

この製品最大の特徴は、レグザの「クラウドAI高画質テクノロジー」を活用できる連携機能を備えていること。これにより、録画番組の画質の特徴をデーターベースよりダウロードし、レコーダー内の録画番組まで高画質再生することができます。

↑レグザの「クラウドAI高画質テクノロジー」と連携して、録画番組も高画質化します

 

このほか、時間に合わせて再生コースを選べる時短機能や、スマホに録画番組を持ち出して視聴できる「スマホdeレグザ」機能も搭載。録るだけでなく、見るための機能も充実しています。

↑録画番組をスマホに持ち出せる「スマホdeレグザ」

 

このほかBD/DVD/CDの再生に対応しており、BD-RやDVD-Rなどへの録画も可能。なお、BS/CS 4K放送用チューナーは備えておらず、UHD BDの再生にも対応していません。

 

回転ディスプレイのポータブルDVDプレーヤーも

また、回転ディスプレイを備えたポータブルDVDプレーヤー「SD-P910S」も2月19日より発売されます。実売予想価格は1万6000円前後(税抜)。

↑ポータブルDVDプレーヤー「SD-P910S」

 

同機は、180度回転できるフリースタイルディスプレイを備えたポータブルDVDプレーヤーで、視聴環境に応じて好きなスタイルで視聴できます。

↑180度回転するフリースタイルディスプレイを搭載

 

ディスプレイは9型ワイドサイズで、解像度は800×480ドット。本体にステレオスピーカーを内蔵しているほか、ヘッドホン端子も備えています。

 

内蔵バッテリーで最大約6時間の使用が可能(節電モード時)。ACアダプタやカーアダプタ(12V用)も付属し、外出先でもバッテリーを気にせず視聴できます。

↑スリムリモコンも同梱

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

スポーツのために生まれた完全ワイヤレスイヤホン「JBL ENDURANCE PEAKII」

ハーマンインターナショナルは、JBLブランドの完全ワイヤレスイヤホン「JBL ENDURANCE PEAKII」を2月19日に発売します。カラーは全3色で、直販価格は1万800円。

↑「JBL ENDURANCE PEAKII」

 

↑カラーはブラック、ブルー、ホワイトの3色

 

本機は、スポーツに最適なイヤーフック付きの完全ワイヤレスイヤホン。しなやかなフック部分は、 前モデルに比べてフレキシブルに形状調整できるよう進化し、耳の形によりフィットさせることが可能に。さらに、耳から抜け落ちにくい独自構造「ツイストロック」と人間工学に基づく研究から開発した「フレックスソフト」イヤーチップにより、運動時でも高い装着安定性を実現しています。

↑激しい運動に耐える安定した装着感

 

また、IPX7相当の高い防水性能を備え、運動時の汗や雨などを気にせず使用することができます。

↑IPX7の高い防水性を備えています

 

イヤホンには10mmダイナミックドライバーを搭載しており、運動時でもJBLらしい低音が効いたサウンドで音楽が楽しめます。また、新たに左右どちらか片方のイヤホン単体でも使用可能な「Dual Connect」機能を搭載し、片方のイヤホン単体で音楽再生や通話も可能になりました。片側を充電しているときでも残りの一方だけで利用可能で、屋外でも周囲の音を確認して安全に運動をすることができます。

 

このほか、 イヤホンとフック部分のマグネットの引き合いによってイヤホン本体の電源オン/オフができる「パワーフック」機能や、直感的な操作が可能な「タッチコントロール」機能も搭載。Androidデバイスとのスムーズな接続を実現する「Google Fast Pair」にも対応しています。

 

連続再生時間は、イヤホン単体で最大約6時間。充電ケースで約24時間分の充電が可能で、合計で最大約30時間の音楽再生が可能です。BluetoothコーデックはSBC/AACをサポートしています。

 

テレワークやステイホームで運動不足になりがちないま、スポーツイヤホンをお供に屋外でスポーツして、ストレスを発散してみてはいかがでしょうか。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

オーディオブランドのこだわりが詰まったKEFの完全ワイヤレスイヤホン「Mu3」

英国のオーディオブランドKEFは、「Mu3 ノイズキャンセリング・ワイヤレス・イヤフォン」を2月4日に発売しました。実売価格は2万6400円。

↑KEF「Mu3」

 

KEFは、2021年に創立60周年を迎える老舗オーディオブランド。満を持してリリースした完全ワイヤレスイヤホン「Mu3」は、オーガニックデザインの第一人者といわれているロス・ラブグローブ氏による曲線的なデザインと、KEFのエンジニアリングチームによるチューニングが施されたアクティブ・ノイズキャンセリング機能が特徴です。

 

イヤホン部には8.2mm径のダイナミックドライバーを搭載しており、低域から高域まで豊かなサウンドを再生。人間工学に基づいた設計により、耳にしっかりフィットします。また、IPX5の防滴仕様により、スポーツ時などにも安心して使うことができます。

↑イヤホン部は耳にフィットするデザイン

 

アクティブ・ノイズキャンセリング機能は、サウンドのニュアンスとディテールを維持しつつ、外部音を遮断。さらに、周囲の音をマイクで拾う「アンビエント・モード」も備えており、イヤホンをつけたまま会話やアナウンスの確認などが可能です。

 

連続再生時間は、イヤホン単体で最大約9時間、ケース併用で最大約24時間。5分の充電で最大約1時間使用できる急速充電にも対応しています。

↑充電ケースを併用することで最大約24時間使用可能

 

KEFならではのピュアなサウンドを楽しめる完全ワイヤレスイヤホンは、音質にこだわる人にオススメです。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

ガジェット感皆無! ファッション性を追求したオーディオグラス「Fauna Audio Glass」

音楽が聴けるウェアラブルなデバイスとして注目を集めている「オーディオグラス」ですが、これまでに発売されたものはガジェット感が強く、メガネにファッション性を求めるユーザーにはあまり支持されていませんでした。しかし、そんなこだわり派にもピッタリなオーディオグラス「Fauna Audio Glass」がMakuakeに登場しました。

 

「Fauna Audio Glass」は、ガジェットではなくファッションアイテムとして使うことを考えてデザインされたスピーカー内蔵のアイウェア。メガネフレームの素材は、高級アイウェアにも使われるイタリア製のアセテートを使用。さらに、レンズにはドイツ・カールツァイス社のレンズを採用。オーディオグラスでは軽視されがちだった、メガネ本来の役割や機能もしっかりと考え設計されています。

↑「Fauna Audio Glass」

 

フレームデザインは4種類を用意。レンズはブルーライトカットレンズかUVカットレンズ(サングラス)から選択できるほか、メガネ店などで度付きレンズを入れることもできます。

 

Bluetoothに対応しており、スマホなどと接続してワイヤレスで音楽を楽しむことが可能。マイクも内蔵しているので、スマホでの通話や音声アシスタント機能も利用できます。

 

本体には小型のMEMS(マイクロエレクトロメカニカル・システム)スピーカーを内蔵。さらに、低音を再生するウーファーも備えており、外観からは想像できない豊かなサウンドを再生します。

↑概要

 

↑小型のMEMSスピーカーを搭載

 

ツルの部分はタッチセンサーになっており、軽く触れたりなぞったりするだけで様々な操作が可能です。本体はIP52の生活防水仕様。

 

充電機能付きのメガネケースが付属しており、使用しないときはケースに入れておくだけで充電が可能。音楽再生時の連続使用時間は最大約4時間。充電ケースを併用すれば最大約20時間使用できます。また、30分の充電で最大約2時間使用できる急速充電にも対応しています。

 

これまでにないスタイリッシュなデザインのオーディオグラスは、ガジェット感がなく日常使いに最適。また、イヤホンやヘッドホンの密閉間が苦手な方にもオススメです。Makuakeでは、一般販売予定価格3万6800円のところ、15%オフの3万1280円~で購入できる支援プランを展開中。数量限定なのでお早めに!

↑ガジェット感のないデザイン

 

また、東京・有楽町の「b8ta有楽町店」と「新宿伊勢丹」(2Fマクアケスペース)にてポップアップストアが展開されており、実際に手にとって試すことも可能なので、気になる方はぜひ足を運んでみてください。

↑b8ta有楽町店(展示期間2月1日~3月31日)

 

↑新宿伊勢丹2Fマクアケスペース(展示期間2月3日~3月2日)

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

4Kチューナー内蔵の50型4Kテレビが7万円! お手ごろ価格のハイセンス「A6G」シリーズ

ハイセンスジャパンは、BS/CS 4Kチューナー内蔵の4K液晶テレビ「A6G」シリーズから、50型モデル「50A6G」を2021年2月中旬に発売します。実売予想価格は7万円前後。

↑ハイセンス「50A6G」

 

なお、同シリーズのサイズ展開も予定しており、65/55/43A6Gは4月上旬、75A6Gは夏発売の予定。

 

高画質「NEOエンジンLite」を搭載

「50A6G」は、BS/CS 4Kチューナー1基と地デジ/BS/CSチューナー各2基を備えた4K液晶テレビ。映像エンジンに「NEOエンジンLite」を採用しており、コンテンツやシーンに応じた画質調整を行うことで高画質を実現。

↑映像エンジンに「NEOエンジンLite」を採用

 

画面上の複数のエリアを解析して最適な画像処理を施す「エリア別クリア復元」や、映像のエッジ部や平坦部、文字の周りなどを識別してノイズを処理する「クリアノイズ処理」などの高画質化機能も備えています。

↑エリアごとに最適な画像処理を行う「エリア別クリア復元」

 

また、「AIネット映像高画質処理」機能により、ネット配信の映像やVODコンテンツを分析し、色温度/色濃度/輝度/ダイナミックガンマ補正など最適な映像処理を行います。

↑ネット動画も高画質に再生

 

ALLM(Auto Low Latency Mode)設定をすることで、入力機器からの情報に連動してゲームに最適な「低遅延モード」と、BD/DVD再生に適した「高画質モード」を自動的に切り換えます。HDMIは2560×1440ドット/60p出力のPCゲームに対応。4K入力も可能で、対応ゲームを4K解像度で楽しめます。

↑低遅延なゲームモードを備えています

 

音声面では、スピーカーの3次元マトリックス測定と独自の音響解析理論に基づく最先端の音響最適補正技術「Eilex PRISM」を採用。Eilex PRISMのVIRフィルターによって、高精度でより明瞭度の高い臨場感あふれる高音質を実現し、音楽や映画などをアーティストが意図した通りに再生する事ができます。

↑音響最適補正技術「Eilex PRISM」を採用

 

また、電子番組表の内容に合わせて低音強調やサラウンド、イコライザーなどを自動調整する「自動音声モード」により、面倒な操作をすることなく聴きやすい音質で番組を楽しめます。

 

BS/CS 4Kチューナーを搭載した50型の4Kテレビが7万円前後はかなりお手ごろ。4Kテレビへの買い替えや買い増しを検討している方は、ぜひ検討してみてください。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

ソニー、フラッグシップミラーレス「α1」を発表! お値段80万円でも納得の理由

ソニーは1月27日、同社のフルサイズミラーレス一眼のラインナップにおいてフラッグシップにあたる新モデル「α1」を発表しました。発売は3月19日の予定で、市場想定価格は税別80万円(ボディ)。フルサイズミラーレスとしてはかなり高価なモデルですが、その驚愕のスペックを見ると思わず納得してしまうかも!?

↑ソニーα1。背面モニターは約144万ドットのチルト可動式液晶を搭載。メディアスロットは次世代記録メディアCFexpress Type AカードとSDカード両方に対応したスロットを2つ搭載している

 

有効約5010万画素の高解像と30枚/秒の高速連写を両立

α1は新開発の有効約5010万画素のフルサイズセンサーや、従来比約8倍の処理性能をもつ画像処理エンジンを搭載。この組み合わせにより、5010万画素という高解像ながら、同社のハイスピードモデル「α9」シリーズを上回るAF/AE追従最高30枚/秒のブラックアウトフリー高速連写(電子シャッター時)を実現しています。

 

従来から定評のある高速・高精度なAFもさらに進化。リアルタイム瞳AF(人物)はα9 II比で約30%検出能力が向上しているほか、動物への瞳AFでは従来の犬や猫などに加え、新たに「鳥」が追加されました。

 

電子ビューファインダーには約944万ドットの大型0.64型有機ELディスプレイを採用し、最高で240fpsでの表示にも対応。画像処理エンジンの高速処理性能も相まって、ファインダー内で被写体の動きをより滑らかに表示することが可能となり、動体撮影時も被写体を追いやすくなっています。

 

また、動画では8K30pでの高精細な動画記録に対応。温度上昇に配慮した放熱設計とすることで、8K30pで約30分の撮影を可能にしています。8K動画記録といえば昨年キヤノンが発売したフルサイズミラーレス「EOS R5」に搭載されたことで話題となりましたが、ついにソニーαも対応してきましたね。

 

そのほか、5G対応端末との連携や防塵防滴に配慮した堅牢なボディ、5.5段の光学式5軸手ブレ補正、縦位置グリップへの対応など、プロの撮影現場を想定したハイエンドな仕様になっています。

 

税別80万円でも高くない? 文句なしの総合的フラッグシップ機

冒頭で今回発表されたα1を「フラッグシップ」と紹介しましたが、実はソニーはこれまで同社のフルサイズミラーレス一眼において、フラッグシップという呼称を積極的に使用してきませんでした。というのも、高画素な「α7R」シリーズ、高感度や動画に強い「α7S」シリーズ、コスパに優れたスタンダードモデル「α7」シリーズ、高速連写など動体撮影に強い「α9」シリーズというように、それぞれ強み(特徴)をはっきりさせた複数のラインを展開しているからです。

 

そのため、どれが1番という位置づけをしてこなかったのだと思われますが、今回のα1は、動体撮影性能も画質も動画撮影機能もすべてがハイレベルで達成されており、文句なしの総合フラッグシップモデルと言えます。言い換えれば、1台に既存モデル複数台分以上のスペックが詰め込まれているということ。そう考えると、だんだんと税別80万円という価格も高くはないかな……と思えてきませんか?

 

 

 

どっちを選ぶ? final「ag」から薄型/最小最軽量の2種類の完全ワイヤレスイヤホン登場

finalは、agブランドより完全ワイヤレスイヤホン「TWS07R」および「TWS08R」を1月30日に発売します。実売価格はTWS07Rが7480円、TWS08Rが7980円。

 

「TWS07R」「TWS08R」は、手頃な価格と使いやすさを求める人向けの“Rシリーズ”の最新機種で、2019年発売の「TWS03R」の上位モデルとなります。

 

両モデルとも、イヤホンや充電ケースに、肌触りがよく皮脂や汚れが付きにくいオリジナル表面加工「粉雪塗装」仕上げを採用。また、耳垢が目立たない半透明イヤーピースや、イヤホンが磁力でカチッとケースに収まる「カチッとマグネット」設計も採用しています。

↑サラッとした手触りの「粉雪塗装」が施されています

 

薄型ケースでポケットに入れやすい07R

「TWS07R」の本体は、シャツやズボンのポケットに収納しやすい薄型ケースを採用。片手で簡単に充電ケースの開閉をおこなうことができ、ケースを開けると自動で電源がONします。BLACK、CREAM、VIOLETの3色展開で、いずれも落ち着きのあるマットカラーとなっています。

↑「TWS07R」は薄型ケースが特徴

 

↑カラーはBLACK、VIOLET、CREAMの3色

 

イヤホン部には、触れるだけで操作可能なタッチセンサーを搭載。音質はオーディオブランドfinal監修の高音質仕様で、“迫力のある重低音とクリアなボーカルを両立したサウンド”になっています。

 

連続再生時間はイヤホン単体で最大約5時間、充電ケース併用で最大約55時間。充電ケースはQi規格のワイヤレス充電に対応しており、同規格の充電器に置くだけで手軽に充電することができます。BluetoothコーデックはSBCとAACをサポート。

↑ケースはワイヤレス充電に対応

 

シリーズ最小最軽量の08R

「TWS08R」はシリーズ最小最軽量のコンパクトタイプ。BLACK、CREAM、BLUEの3色展開で、落ち着きのあるマットカラーを採用しています。

↑「TWS08R」はシリーズ最小最軽量

 

↑BLACK、BLUE、CREAMの3色

 

イヤホンはタッチセンサーによる操作が可能で、急な天候の変化でも安心な生活防水IPX4にも対応しています。さらに、イヤホン本体が耳穴の周囲のポケット部分「耳介(じかい)」にしっかりと収まる形状を採用し、finalのイヤーピース「TYPE E 完全ワイヤレス専用仕様」も標準で同梱しており、高遮音性と快適なフィッティングを実現しています。

↑耳穴周辺の耳介におさまる形状を採用

 

また、BluetoothコーデックはSBC、AACに加え、Android端末で採用されるaptXにも対応。iPhoneやAndroidなど様々な端末で高音質再生が楽しめます。

 

連続再生時間はイヤホン単体で最大約7時間、充電ケース併用で最大約28時間。

 

薄型ケース&長時間バッテリー採用の「TWS07R」と、シリーズ最小最軽量&aptX対応の「TWS08R」は、どちらもそれぞれに魅力的なモデル。どちらにしようか迷った方は、両方購入してみるというのもアリかもしれません。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

自宅のテレビを映画館に変える! JBLの三次元サウンドバー「Bar 5.0 MultiBeam」

ハーマンインターナショナルは、JBLブランドのテレビ用サウンドバー「Bar 5.0 MultiBeam」を2月5日に発売します。直販価格は3万9800円。

↑JBL「Bar 5.0 MultiBeam」

 

本機は、最大総合出力250Wのデジタルアンプと5基のスピーカー、4基のパッシブラジエーターを搭載。独自の「MultiBeam」技術の採用により、音のビームを壁に反射させることで実現した「リアルサラウンド」と、 空間の高低を仮想的に再現するDolby Atmosの「バーチャルハイト」とのハイブリッド方式により、前後左右の二次元的な平面空間に加え、 高低まで網羅した三次元的な立体空間に包まれる「イマーシブサウンド(没入感の高いサウンド)」を体感できます。

↑5基のスピーカーと4基のパッシブラジエーターを搭載

 

本体から壁までの距離を測定し自動で音の調整をする「AMC(Automatic Multibeam Calibration)」機能も搭載しているため、 設置した場所や部屋のサイズに応じて音のビームの反射を最適化。あらゆる部屋で形状や壁までの距離に影響を受けることなく最大のサウンドパフォーマンスを発揮します。

↑ビーム反射を最適化してどんな部屋でもサラウンドサウンドを楽しめます

 

本モデルのHDMI端子はVer.2.1に対応しているほか、デジタル放送やデジタルコンテンツの著作権保護技術であるHDCP(High-bandwidth Digital Content Protection)も最新の2.3に対応。ダイナミックHDRのDolby VisionとHDR10+のパススルーにも対応しており、 HDRに対応したテレビの色階調表現力を最大限に発揮させることができます。

 

またHDMI出力は、テレビの音声をHDMIケーブル1本で伝送可能なARC(オーディオリターンチャンネル)の上位機能「eARC(Enhanced ARC)」に対応します。

 

本体に2.4GHz/5GHzデュアルバンドWi-Fiを内蔵。Appleの「AirPlay2」をはじめGoogleの「Chromecast Built-in」、 Amazonの新機能「Alexa MRM(Multi-Room Music)」など、各社の提供する音楽のキャスト機能に幅広く対応しています。さらに、「Works with Hey Google」にも対応していますので、「Google Home」アプリを使って設定することで、Google音声アシスタントを使った声による操作も可能です。

↑質感の高い金属製のパンチンググリルを採用

 

このほか、Bluetoothにも対応しており、スマホやタブレットから音声データを伝送してサウンドバーで再生することも可能です。

 

自宅で映画やライブ映像を視聴する機会が増えたいま、ぜひ迫力のサラウンドサウンドでコンテンツを楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

よりアウトドア志向に進化! カラビナ&防水防塵のワイヤレススピーカー「JBL CLIP4」

ハーマンインターナショナルは、JBLブランドのBluetoothスピーカー「JBL CLIP4」を1月29日に発売します。カラーは全6色で、直販価格は6480円。

↑「JBL CLIP4」

 

↑カラーは全6色

 

「CLIP」シリーズは、JBLが展開するBluetoothスピーカーの中でも、手軽さとコンパクトなデザインを特徴とするモデル。最新版の「CLIP4」では、従来のコンパクトさは継承しつつ、より持ち運びや取り付けに長けたデザインに大幅リニューアルされています。

 

本体は持ち運びやすい楕円形のボディに、より開閉しやすくなったビルトインカラビナを搭載。日常使いはもちろん、デイパックやベルトストラップにも取り付けて、気軽に持ち運ぶことができます。

↑バッグやベルトなどに掛けることができます

 

さらに、これまでの防水機能に加え、新たに防塵機能を搭載したIP67に準拠。台所や浴室など日常生活における水回りでの使用や、砂埃などが気になるアウトドアのシーンでも安心して使用できます。ボディの底に搭載された充電端子(USB Type-C)も防水・防塵対応のため、万が一ボディが汚れてもそのまま丸洗いが可能です。

 

スピーカー部には、独自の40mm径フルレンジスピーカーユニットとパッシブラジエーターを搭載。独自開発のデジタル信号処理技術により、アンプの最大出力は前モデルより50%アップ。これにより、コンパクトな手のひらサイズながら、サイズを超えた音の広がりを実現しています。

 

対応コーデックはSBC。連続再生時間は最大約10時間、充電時間は約3時間。

 

桐生選手のサイン入りスピーカーが当たるキャンペーンも

JBLは、全国の家電量販店やネットショップなどから収集した実売データ「BCNランキング」にもとづく、1年間の累計販売数量が最も多かった企業を部門ごとに表彰する「BCN AWARD 2020」において、ワイヤレススピーカー部門の第1位を3年連続で獲得。

 

これを記念して、JBLアンバサダー・桐生祥秀(陸上短距離選手)さんのサイン入りスピーカーなどが当たるプレゼントキャンペーンを実施しています。

↑JBLアンバサダー・桐生祥秀(陸上短距離選手)さん

 

【キャンペーン概要】

●キャンペーン名:BCN AWARDワイヤレススピーカー部門3年連続No.1記念プレゼントキャンペーン
●実施期間:2021年1月26日(火)7:00~2月9日(火)23:59
●応募条件:実施期間内にJBL Japan公式Twitterアカウント(@JBL_JAPAN)をフォローし、対象のツイートをリツイート
●プレゼント内容:
・桐生選手サイン入りJBL GO3 (1名様)
・JBL GO3 (2名様)
・JBL CLIP4 (3名様)
●当選発表:2月中旬予定
●発送時期:2月中旬予定

 

より持ち運びやすくなったコンパクトなBluetoothスピーカー「CLIP4」を生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

納得の完成度! RHA初のノイキャン完全ワイヤレスイヤホン「TrueControl ANC」をレビュー

リスニング環境周辺の邪魔な環境ノイズを消してくれる、アクティブ・ノイズキャンセリング(ANC)機能を搭載する完全ワイヤレスイヤホンは、2021年にも面白い製品がまた続々と出てきそうです。今回は2020年12月末にRHAが発売した「TrueControl ANC」をピックアップしたいと思います。

↑RHAの完全ワイヤレスイヤホン「TrueControl ANC」(実売価格3万4900円)

 

RHA初のANC搭載完全ワイヤレスイヤホン

スコットランドのポータブルオーディオブランドであるRHAは今年創立10周年を迎えました。新鋭のブランドであるRHAは、10年の歴史の中でハイレゾ対応の有線プレミアムイヤホン「CL1 Ceramic」や、クールなアルミ筐体を採用した5000円を切るハイコスパイヤホン「S500 Universal」までバラエティに富んだヒットモデルを連発してきました。

 

左右独立型の完全ワイヤレスイヤホンは、2018年秋に最初のモデルである「TrueConnect」を発売しています。RHAの製品は、どれも最先端のオーディオ技術を意欲的に取り込みながらデザインにもこだわる完成度の高さが特徴です。

 

新製品のTrueControl ANCは、RHA初のANCとアンビエントモード(外音取り込み)の機能を搭載する完全ワイヤレスイヤホンです。ブランドの完全ワイヤレスイヤホンとしては2020年発売の「TrueConnect 2」に続く第3弾モデルになります。

↑左側がTrueConnect 2、右側がTrueControl ANC

 

正円形のハウジングからスティックを伸ばしたようなTrueConnectシリーズのデザインを一新したTrueControl ANCは、人間工学をベースに高い遮音性と快適な装着感を追求したカスタムイヤーモニターのような形をしています。ハウジングは密閉構造です。

↑ハウジングのデザインがカスタムイヤーモニターのようになりました

 

ノズル先端のイヤーピース(2種類・3サイズを同梱)を交換して、ユーザーの耳に最適なフィットを調整できます。片側約8.3gのイヤホンは見た目に少し大きく見えるかもしれませんが、外耳の肌にピタリと密着するのでグラつくことがなく重さを感じさせません。イヤホンが耳に触れる箇所のアタリがマイルドで、圧迫感も非常に少ないため、筆者が試した限りでは長時間身に着けても耳が痛くなることはありませんでした。この時期なのでなかなか試着してみる機会も探しづらいかもしれませんが、購入前に1度フィット感を試してみることをおすすめします。

↑同梱される2種類の素材、3つのサイズのイヤーピースによりフィット感が調節できます

 

aptX対応など機能を強化

メタル素材を贅沢に使った充電ケースは、TrueConnectシリーズから片手で開閉できるスマートなデザインを踏襲しています。サイズは少し大きくなりましたが、ワイヤレス充電にも対応したことを考えれば受け入れられる範囲。バッテリーはイヤホン単体で約5時間、ケースによる充電を足すとトータルで約20時間の連続音楽再生が楽しめます。バッテリーの残量はケースに配置したLEDランプの点灯が知らせてくれます。

↑右がTrueControl ANC、左がTrueConnect 2の充電ケース。サイズが少しだけ大きくなっています

 

↑ケースの中にも配置されたLEDランプが、イヤホンのバッテリーステータスを知らせてくれます

 

TrueControl ANCではクアルコムのBluetoothオーディオ向けSoCを採用しています。音質に定評のあるクアルコムのオーディオコーデックであるaptXに、RHAの完全ワイヤレスイヤホンとして初めて対応しました。ほかにもAAC/SBCをサポートしています。

 

左右イヤホンの側面はタッチセンサーリモコンになっています。マルチタッチと左右方向へのスワイプ操作で、音楽再生からハンズフリー通話まで大抵の使い道をカバーしています。ANCとアンビエント機能の切り替え、ペアリングしたスマホの音声アシスタントの呼び出しなども可能です。左側のイヤホンを押している間、音楽再生を止めてアンビエントモードを起動する「クイックアンビエント」機能も便利です。

↑側面がタッチセンサーリモコンになっています

 

初めてスマホアプリに対応

本体のリモコン操作のほかに、RHAのワイヤレスイヤホンとして初めてiOS/Android対応のモバイルアプリ「RHA Connect」による楽曲再生のコントロールと本体設定、およびファームウェア更新などに対応しました。

↑RHA Connectアプリによる本体設定に対応

 

アプリを開くと左右イヤホン、およびケースのバッテリー残量がパーセント数値で表示されます。メインメニューは画面の下に並ぶアイコンを選択。左から2つめのアイコンを選択するとANCとアンビエント、ANCオフのモード選択が行えます。ちなみにイヤホンのリモコンでANCとアンビエントを切り換える操作は左側パネルのダブルタップになります。

 

アプリにはTrueControl ANCの音質をカスタマイズできるイコライザーも搭載されています。プリセットはデフォルトの「中性」を含む5種類。効果はいずれも極端にかかるものではなく、もともと素性の良いイヤホンのサウンドを丁寧に色づけして、高域や低域を聞きやすくする意図が感じられるプリセットとなっています。ユーザーが設定を自由に変更してプリセットのほかに残せないのが残念ですが、今後アップデートで追加されることを期待しましょう。

↑アプリからANC、アンビエントモードの切り替えができます

 

ほかにもイヤホンの着脱に連動して音楽再生を一時停止・再開させる「装着検出」、本体リモコン操作の一部カスタマイズや日本語を含む音声ガイダンスの言語選択もアプリから行えます。

 

解像度が高く力強い、バランスのとれたサウンド

RHAのTrueControl ANCは、雑味がとても少ないクリアなサウンドが特徴。渇いた喉を潤すミネラルウォーターのように、ゆっくりと自然に音が鼓膜に染み渡っていくような心地よい感覚があります。ANCのオン・オフを切り換えてみてもチューニングにブレがないので、音楽リスニングに限らず映画鑑賞、ビデオカンファレンスなど様々な用途に腰を据えて使い込みたくなるイヤホンです。

↑TrueControl ANCのサウンドを試聴しました

 

RHAのイヤホンらしい艶やかな中高域の再現力はクラシックの弦楽三重奏を聴くとよくわかります。女性ボーカルの滑らかな質感、ジャズピアノのシルキーな質感表現もお手の物。インパクトがタイトに引き締まっていて、出足もスムーズな低音はロックやEDMのアップテンポな楽曲にフィットするだけでなく、ジャズやクラシックの落ち着いた楽曲にもしっくりときます。TrueControl ANCは特定の音楽ジャンルや音源に得手不得手が偏らない、まさしくオールラウンダーだと言えるでしょう。

 

ANCの効果はエアコンのファンノイズ、自動車のロードノイズなど低音域の持続する騒音をきれいに消し込んでくれます。人の声に対する効果は少しマイルドな印象でした。ANC機能のレベルは固定されているイヤホンなので、ざわつく人の声をもう少し抑えたい場面ではパッケージに同梱されている低反発フォームタイプの高遮音性イヤーピースに交換してみると良いでしょう。

 

アンビエント機能はアプリを使って強弱を4段階から選択できます。レベルを最大にしてもマイクの性能が良いため不快なマイクノイズが感じられません。外を歩きながら使う時には取り込みレベルを最大に設定するとアンビエント音にも注意を向けながら安全に音楽リスニングが楽しめます。

 

TrueControl ANCは価格が税込3万4900円というプレミアム価格帯に位置するモデルですが、音質や機能面でのクオリティはどれも秀逸でバランスがよく、他社の製品と明らかな差が実感できました。長く愛用できる1台であることを考えれば納得の行く買い物になると思います。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

“買い”の基準は自分を高めるモノ──動画クリエイター、大川優介

モノに精通した各界の目利きたちにオススメアイテムを訊く「GN MEISTERS(ゲットナビ マイスターズ)」。今回は、動画クリエイターとして活躍する大川優介さんにインタビュー。動画で“未来を創る”ことを目指し、起業家としても注目を集める大川さんが「買って良かった」と実感するモノとは?

※こちらは「GetNavi」 2021年1月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

僕には純粋な物欲がないんです。“買い”の基準は自分を高めるモノ

大川優介

YouTube Yusuke Okawa大川優介

趣味であるサーフィンの楽しさを伝えるために配信を開始。いまでは美しい風景やガジェットのレビュー、動画制作のTipsなど幅広い動画を手掛ける。チャンネル登録者数は約12.1万人。

 

★生産性を上げるモノをレビュー

ビデオカメラやPC、ドローンなど、動画制作をサポートするガジェットをレビュー。大川さんの買い物基準は、「自分を高めるモノ」だが、それを人に伝えることも使命としている。

 

★Vlog制作のポイントも伝授

じっくりと編集された動画だけでなく、“撮って出し”に近いVlogも多数配信。簡単な編集でも見栄えの良い動画に仕上げる撮影方法など、Vlog制作のポイントを伝授してくれる。

 

★体験を記録した動画を発信

美しい風景の映像を配信するのは、体験がないと価値は生まれないという思いから。体験を経て制作した動画は思い出として価値があり、また、視聴者の行動を起こすきっかけとなる。

 

【買って良かったモノ1】“映画クオリティ”の美しい映像を誰でも撮影できます

<デジタルビデオカメラ>

Red Digital Cinema Camera Company

RED KOMODO 6K

実売価格72万6000円(ボディ)

商業映画の撮影にも使用される同社プロモデルの色彩技術を用い、美しい映像を撮影できる6Kビデオカメラ。グローバルシャッターの採用で、動きの速い被写体を撮影しても歪みが発生しにくい。

 

■買って良かったワケ

Netflixオリジナルコンテンツの撮影に使われるカメラのうち、6〜7割がRED社製だと聞いたことがあります。映像のプロから高く評価されている同社のカメラは、クオリティに比例して価格もお高めで、スタンダードモデルでも数百万円から。10月に発売された廉価版が本機で、それでも高価ですが画質は抜群です。

 

僕が惚れ込んだのは、色の美しさ。カラーグレーディング(色味の調整)の知識がなくても、撮って出しの映像ですでに“映画級”の美しさ。質量は900gと取り回しも良いです。起動に時間がかかるなど、使い勝手の面で多少の難はありますが、手軽にシネマクオリティの映像を撮りたい人には、唯一無二の選択肢として推します。

 

【買って良かったモノ2】高温に設定できるからヒーリング効果が抜群です

<アイマスク>

BESTUR

ホットアイマスク

実売価格2390円

内蔵するヒーターで目の周辺を温めるホットアイマスク。38〜55℃の間で6段階で温度を調節でき、専用リモコンも搭載している。USB経由で給電するため、使用シーンを選ばないのもうれしい。

 

■買って良かったワケ

目を大切にケアしましょう。それが、皆さんに伝えたいメッセージのひとつです。スマホが普及して10年ほど。その間、ディスプレイを見る時間が飛躍的に増えました。積み重なった目へのダメージが、近い将来、社会問題として顕在化すると思っています。そうならないために、アイケアは大事です。数多くあるホットアイマスクからこれを選んだ理由は、設定可能温度の高さ。最高55℃まで設定でき、疲れた目をほぐしてくれる感覚になります。

 

ホットアイマスクを装着しながら、ポッドキャストで情報収集するという使い方をよくします。目を休めながら、新しい知識を得られるのは本当に魅力。生活に欠かせないアイテムとなりました。

 

【買って良かったモノ3】眠っているネコを起こすことなく消灯できるのがうれしい

<スマートLEDライト>

フィリップス

Philips Hue フルカラー スターターキット

実売価格2万800円

スマホやスマートスピーカーと連携し、ライトのオン・オフや調光などの操作が音声で行える。1600万色の色調整に対応し、集中したいときやリラックスしたいときなど気分に合わせて変更可能。

 

■買って良かったワケ

トンキニーズという種類のネコを飼っています。寝るときはいつも一緒で、僕の布団に潜り込んでくるんです。本品を導入する以前は、わざわざベッドを抜け出してライトのスイッチをオフにしていたのですが、その際、布団にいるネコが目を覚ましてしまうのに困っていました。

 

僕が最も活用しているのは音声による消灯機能。AppleのスマートスピーカーHomePodと本機を連携させて、「おやすみ」と声をかけると消えるように設定しました。ベッドから声をかけるだけなので、ネコの眠りを妨げることなく、僕も安心。生活のちょっとした変化ですが、こうして気持ちの良い睡眠を取ることで、翌日の活力につながっていると実感しています。

 

【僕のコダワリ】自己投資になると感じたら高価なモノでも躊躇せず購入

僕にはいわゆる純粋な“物欲”はないんです。基本的に、生産性を向上させたり、できなかったことができるようになったり、自分を高めてくれるモノしか買わないからです。だから、自己投資になると考えたアイテムは、高価であっても躊躇なく買うようにしています

 

【いま気になっているモノ】

    

MOMENT

スマホケース&レンズ

●写真のケースはiPhone SE用

自分のためになると感じたら即買うので、いま売られているなかで「欲しいモノ」はありません。MOMENTからiPhone 12 Pro Max用のケースと拡張レンズが出たら欲しいですね。iPhone 12 Pro Maxに搭載されていないアナモルフィックレンズとマクロレンズを装着したいです。

コスパ良すぎ! 独自のノイキャン機能を備えたAnkerの完全ワイヤレスイヤホン2種

アンカー・ジャパンは、オーディオブランド「Soundcore」から、アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能を備えた完全ワイヤレスイヤホン「Soundcore Liberty Air 2 Pro」と「Soundcore Life A2 NC」を1月20日よりAnker公式オンラインストア、Amazon.co.jp、楽天市場で発売します。実売価格はSoundcore Liberty Air 2 Proが1万2980円、Soundcore Life A2 NCが9990円。

 

なお、初回セールとして、Amazon.co.jpではSoundcore Liberty Air 2 Proが2000個限定、Soundcore Life A2 NCが1000個限定で、Amazonで使用可能な20%分のポイントが購入者に贈呈されます。

 

音質にもこだわった上位モデル

「Soundcore Liberty Air 2 Pro」は、「Soundcore Liberty Air 2」の音質や機能を進化させた上位モデル。安定感のあるスティック形状が特徴です。

↑「Soundcore Liberty Air 2 Pro」はブラックとホワイトのカラバリを用意

 

独自の「ウルトラノイズキャンセリング」を搭載しており、イヤホンの外側と内側に配置した2つのマイクで周囲の音を検知し雑音を除去することで、聴きたい音楽をクリアに届けます。また、アプリ上で現在の環境を選ぶだけで、そのシーンに最適なノイズキャンセリングを起動させることができます。

↑独自の「ウルトラノイズキャンセリング」を搭載

 

また、イヤホンをつけたまま外音を取り込んで聴ける「外音取り込み」機能も搭載。公共施設のアナウンス等の聴き逃しをなくし、会話なども行えます。

 

さらに、装着者ごとに異なる各周波数の音の聴こえ方を測定して最適な音質に調整する「Hearing Profile」に加え、ロックやポップスなど音楽ジャンルに合ったイコライザーを追加でカスタム設定できる「HearID 2.0」を採用。より自分の好みにあったサウンドを楽しめます。

↑音質をカスタマイズできる「HearID 2.0」を搭載

 

再生時間は、イヤホン単体で最大7時間/最大6時間(ANCオフ/オン時)、充電ケース併用で最大26時間/最大21時間(同)。15分間の充電で約3時間の音楽再生が可能なクイック充電にも対応しています。充電端子はUSB Type-Cを採用。BluetoothコーデックはSBC/AACをサポートしています。

 

高コスパのノイキャンモデル

「Soundcore Life A2 NC」は、Soundcore Liberty Air 2 Proと同様、イヤホンの外側と内側に配置した2つのマイクで周囲の音を検知し雑音を除去する「ウルトラノイズキャンセリング」を搭載。イヤホンをつけたまま周囲の音が聴ける「外音取り込み」機能も備えています。

↑「Soundcore Life A2 NC」はブラックのみ

 

また、イヤホンに備えられた6つのマイクが周囲の雑音を除去し、クリアな音声で通話できる「ノイズリダクション」機能も搭載しています。

↑「ノイズリダクション」によりクリアな音声で通話が可能

 

イヤホン部はIPX5相当の防水性能を備え、運動時の汗や雨などの水分に強い仕様となっています。

 

再生時間は、イヤホン単体で最大7時間/最大6時間(ANCオフ/オン時)、充電ケース併用で最大35時間/最大30時間(同)。10分間の充電で約1.5時間の音楽再生が可能なクイック充電にも対応しています。充電端子はUSB Type-Cを採用。BluetoothコーデックはSBC/AACをサポートしています。

 

高いノイズキャンセリング性能を備えながら、手に届きやすい低価格を実現した高コスパな完全ワイヤレスイヤホン2機種は、「ノイキャンイヤホンが欲しいけど、ちょっと高い……」と思っていた方にピッタリです。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

喧騒から「静かな異世界」へ! 業界最高クラスのノイズキャンセリングイヤホンは日常を変える

人混みでも周囲の騒音を低減して、音楽に集中できることで人気のノイズキャンセリングイヤホン。本記事で紹介するファーウェイの「HUAWEI FreeBuds Pro」は、業界最高クラス(※1)の「最大-40dB」(※2)ものノイズキャンセリング性能を誇る驚異的なモデルです。

※1:完全ワイヤレス型ノイズキャンセリングヘッドホン市場において。2020年10月27日時点、ファーウェイ調べ、電子情報技術産業協会(JEITA)基準に則る「総合ノイズ低減率」の値による。

※2:最大-40dBはファーウェイラボのテスト結果に基づく

↑HUAWEI FreeBuds Proの価格は2万5080円(税込)。カラーは画像のシルバーフロストの他にカーボンブラック、セラミックホワイトを用意

 

イヤホンの内側と外側に配置されたデュアルマイクによりノイズを検出し、より正確なアンチノイズ信号を生成することで、最大-40dBのノイズキャンセリング性能を実現したHUAWEI FreeBuds Pro。リアルタイムに周囲の騒音を検知して、状況に最適なノイズキャンセリングを提供する機能などその優れた消音性能は、移動中に音楽を楽しむことだけでなくテレワークでのオンライン会議から集中したいひとり作業まで多様なシーンで効果を発揮します。

 

 

さて、GetNavi webではファーウェイの魅力的な製品をもとに実力派のマンガ家たちが独自のストーリーを描く企画を実施中です!

 

【関連記事】

在宅続きで憧れの人に会えない体に…!? ゆるんだ生活を正そうと努力するスマートウォッチユーザーのお話

 

今回は、HUAWEI FreeBuds Proの機能や特徴をもとにマンガ家の「鳶田ハジメ」さんに素敵なストーリーを描いていただきました。HUAWEI FreeBuds Proの高いノイズキャンセリング性能は集中力を高めるだけでなく、「イマジネーション」を高めることにも効果があるのではないか? そんな思いで描かれた世界をご堪能ください。

 

■マンガを描いた人

マンガ家・イラストレーター

鳶田ハジメ(とびた はじめ)

まだ見ぬ風景を求めて、さまざまな土地にあるモノ・人・景色を、その精緻で温かみのある筆致で描くマンガ家。初のコミックス「ぼっち旅 ~人見知りマンガ家のときめき絶景スケッチ」(フレックスコミックス刊)発売中。Twitterアカウントはこちら

 


 

 

 

ノイズキャンセリングは外の世界から、自分ひとりの世界にこもれるというイメージがありますが、その先の自分の中にあるイメージから世界が変わっていく――イマジネーションを膨らませることの楽しさ、HUAWEI FreeBuds Proがそこへ誘っていく物語はいかがでしたでしょうか。ここからは、HUAWEI FreeBuds Proの特徴を紹介していきます。

 

 

【特徴その1】高性能かつ便利なノイズキャンセリング

 

あらためて、HUAWEI FreeBuds Pro最大の特徴は、圧倒的なノイズキャンセリング性能にあります。走行音の大きい電車や飛行機の機内などでも騒音が大きく低減されるほどです。最適化したノイズキャンセリングレベルに自動設定する「シーン別アクティブノイズキャンセリング」は、飛行機や電車内などの非常に雑音の多い場所に適した「ウルトラモード」から、雑踏や混雑したカフェなどに適した「標準モード」、職場や図書館などの静かな環境に適した「くつろぎモード」の3段階で最適な消音環境を作り出してくれます。

 

↑ドライバー内外に1つずつのマイクを搭載して、外部の騒音を検知する

 

↑3つのノイズキャンセリングモードは、「HUAWEI AI Life」アプリで任意のモードを選択することも可能。状況に応じて自分好みの環境を選べる

 

まるで自分のまわりの世界を変えるようなノイズキャンセリング、そしてその性能を快適かつ自在に操作できることこそHUAWEI FreeBuds Proが他のモデルと一線を画す理由です。

 

【特徴2】装着したまま周囲の大事な音を聴ける便利機能!

 

HUAWEI FreeBuds Proには、イヤホンを装着したまま周囲の音を聴ける「外部音取り込みモード」に加え、車内アナウンスや人の声を中心に聞き取りやすくする「音声取り込みモード」が搭載されています。

↑2つの機能ともにアプリ上でコントロールでき、さらに「音声取り込みモード」はイヤホン本体をピンチ&長押しすることでモードのオン・オフが可能

 

この機能によって乗車中に駅を乗り過ごすこともなくなり、音楽を流しながらも人からの呼びかけに対応できたりとイヤホンを着けているから生まれかねない懸念を払拭できます。マンガ作中でもイメージの世界に浸りながらも、きちんと現実の駅で降りて目的地に向かえていますね。

 

【特徴3】耳にジャストフィットする高い装着感

 

イヤホンの設計には前後の音響空洞をつなぐコネクテッドデザインを採用。耳の内側と外側の空気圧のバランスをとり、通気性を確保して不快感を低減し、長時間快適に着用できます。また、柔らかいシリコン製のイヤーチップは3つのサイズがあり、最適なサイズ感を選べます。アプリで「イヤーチップ適合度テスト機能」を使って、耳にフィットする最も適したサイズを探せるのも便利なポイントです。

 

↑アプリ上でイヤーチップがきちんと安定しているかをチェックできる。うまく適合していなければ、他のサイズへ変更しよう

 

【特徴4】使い勝手に配慮した操作機能&ロングバッテリー

スマホを取り出すことなくHUAWEI FreeBuds Pro本体をジェスチャー操作することで、音楽の再生/停止だけでなくスマホへの着信など細かな対応ができるのも特徴です。イヤホン本体のピンチ、長押し、スワイプなどのシンプルな操作で各種操作を行えます。

↑楽曲操作、電話の応答、モードの切り替えなどに対応。アプリ上でジェスチャーと操作を振り分けられる

 

また、完全ワイヤレスイヤホンで重要視されるバッテリー性能でもHUAWEI FreeBuds Proは、高い実力を誇ります。連続再生時間は、ノイズキャンセリングオフ時にイヤホン単体で7時間、ケース使用で30時間。ノイズキャンセリングオン時はイヤホン単体で4.5時間、ケース使用で20時間(※3)となっています。ケースはワイヤレス充電に対応しており、ファーウェイのワイヤレス給電に対応したスマートフォンと組み合わせればワイヤレスで充電することも可能です。

※3:データは、音量を50%に設定し、AACモードを有効にした場合のファーウェイラボのテスト結果に基づきます。

 

↑ケースとワイヤレス給電対応スマホを接触するだけで充電できる

 

このほか、スマホやパソコン、タブレット、スマートウォッチなどに同時に2台まで接続できる「デュアルデバイス同時接続」にも対応。例えば、スマートフォンで音楽を聴きながら仕事をしているときに、イヤホンの再設定を行うことなくそのままPCのオンライン会議に切り替えることができます。操作、バッテリー、機能の3点においても便利な最新機能を搭載していることで、音楽を楽しむ、作業に集中する以外の幅広いシーンに対応できるのです。

 

注目度の高い完全ワイヤレス型のノイズキャンセリングイヤホンの中でも、HUAWEI FreeBuds Proが突出したスペックを持つことが伝わったかと思います。もし万全な性能のモデルが欲しい時には検討の一台にすべき製品です。ただ、それ以上に本記事のマンガで描かれているように、高い消音性能で便利というだけではない新たな世界を見れる楽しみが本製品にはあると思います。特に、まだノイズキャンセリングを未体験の人にこそ、そんな世界を味わえるデバイスとして興味を持ってもらえたら幸いです。

 

 

【マンガをもう一度読む】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは表示できません。

RHA初のノイキャンモデル! 音質にもこだわった完全ワイヤレスイヤホン「TrueControl ANC」

英国のオーディオブランドRHAから、初のアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能を搭載した完全ワイヤレスイヤホン「TrueControl ANC」が発売されました。実売価格は3万4900円。

↑RHA「TrueControl ANC」

 

「TrueControl ANC」は、周囲の騒音を低減する最先端のANC技術を搭載した完全ワイヤレスイヤホン。耳にしっかりフィットするノイズアイソレーション設計の相乗効果により、高いノイズキャンセリング性能を実現しています。

↑優れたフィット感により遮音性を高めています

 

また、仕事中や外出中などに便利なアンビエントモード(外音取り込み機能)も搭載。仕事中の会話や電車内のアナウンスを聞く時でも、イヤホンを外さずにワンタッチで外音を聴くことができます。外音の音量は調整可能。

 

音にこだわるRHAらしく、高性能6mm径ダイナミックドライバーの能力を最大限引き出す内部設計とサウンドチューニング技術により、ANCを常時ONにしても自然なHi-Fiサウンドで音楽を奏でます。イヤホン部はスポーツ時の汗にも耐えるIPX4相当の生活防水仕様。対応コーデックはSBC/AAC/aptX。

↑高性能6mm径ダイナミックドライバーを搭載

 

デュアルマイク搭載による「Qualcomm cVc」の採用により、通話時の環境ノイズも低減。接続デバイスのスマート音声操作(Siri、Googleアシスタント)にも対応します。

 

このほか、Qi規格のワイヤレス充電や急速充電にも対応。再生時間はイヤホンのみで約5時間、充電ケース併用で約15時間(いずれもANCオン時)。充電端子はUSB Type-Cを採用しています。

↑ワイヤレス充電にも対応

 

「TrueControl ANC」は、ノイズキャンセリング機能だけでなく、音質にもこだわりたい人に最適な完全ワイヤレスイヤホンとなっています。周囲の騒音を抑えて音楽に没入したい方は、ぜひチェックしてみて下さい。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

ボーズの“スマート耳栓”が進化! 「Sleepbuds II」の睡眠以外の活用術レビュー

アメリカのオーディオブランド・ボーズが発売した耳に装着して使うウェアラブルデバイス「Bose Sleepbuds II」は不眠・寝不足の悩みを抱える方々を支援する超小型ハイテクイヤープラグ(耳栓)です。ユーザーでもある筆者が、眠る時だけでなく起きているあいだも含めてSleepbuds IIを1日中使い倒す方法を紹介していきましょう。

↑ボーズのスマートイヤープラグ「Bose Sleepbuds II」

 

睡眠品質向上のために開発されたSleepbudsシリーズ

Bose Sleepbudsシリーズは2018年に誕生した初代機「Bose noise-masking sleepbuds」に始まりました。オーディオメーカーのボーズが「イヤホンにそっくりなのに、音楽が聴けないスマートデバイス」を発売したことも話題を呼びました。初代機の製品概要については筆者が本サイトに体験レポートを寄せていますので合わせてご覧ください。

イヤホンなのに音楽が聴けない? ボーズが睡眠用イヤホン「Bose sleepbus」を発表

 

Bose Sleepbudsシリーズは睡眠の品質改善を支援するスマート耳栓です。耳に装着すると、眠りの妨げになる「いびき」や「ざわめく人の声」「交通騒音」など様々なノイズを相殺して聞こえなくするマスキングサウンドが再生されます。アクティブノイズキャンセリング機能ほどバッテリーを消費せずに、またリラックスできる音楽を聴きながら眠るよりも自然な入眠効果が得られるように、それぞれのマスキングサウンドにはボーズ独自の「科学」が注入されています。

↑一般的なワイヤレスイヤホンよりもサイズはコンパクト

 

↑スタビライザーと一体になった柔らかいイヤーチップを採用しています

 

初代モデルから改善されたポイントとは?

2020年に発売された新製品のBose Sleepbuds IIは初代機から販売価格を据え置き、シンプルな操作性をキープしながら使い勝手を大きく改善しています。

 

初代機と同様、iPhoneまたはAndroidスマホにBluetoothでペアリングして「Bose Sleep」アプリからマスキングサウンドを選択したり、アラームなど各種機能の設定を行います。

↑スマホとペアリングして「Bose Sleep」アプリから設定操作等を行います

 

新機種のデザインは初代機から大きく変わっていませんが、イヤープラグ本体のサイズが少し大きくなったことで筆者の場合は装着時のフィット感が向上しました。ハウジングの側面に特殊な摩擦防止コーティングが付いたので、マクラなど寝具とこすれて発生する不快な音も減りました。充電ケースがmicroUSBから汎用性の高いUSB Type-Cに端子を変更したことでチャージの手間も軽減されています。

↑左が最新機種。右が初代機の充電ケース。サイズは変わっていませんが、色がシルバーから少し赤みを帯びたカッパーに変更されました

 

↑左が新製品、右が初代機。耳にしっかりとフィットするデザインに変更されています

 

音を発生させる源のドライバーをブラッシュアップしたことで、Sleepbuds IIはサウンドによりメリハリが加わりました。ただ、いったん眠ってしまえば音質自体が気になる製品ではないところが音楽再生用のワイヤレスイヤホンとは違います。筆者は初代機の繊細なサウンドも、うとうとするのにちょうど良い塩梅で好みに合っていました。

↑内部の構造図。よりクリアな音が出せるドライバーに変更されています

 

気になる騒音の種類に合わせて選べるマスキングサウンドは、本稿を執筆している2021年1月時点で専用アプリの「サウンドライブラリ」に40種類を揃えています。初代機からバリエーションが一段と増えました。今後もアップデートにより追加を予定しているそうです。

↑約40種類の音源が選べます。今後新しい音源もソフトウェアアップデートにより追加予定

 

Bose Sleepアプリには本体を装着した状態で指定時刻に目覚ましアラームを鳴らせる機能や、スマホを起動してからアプリを立ち上げなくても、Sleepbuds IIを充電ケースから取り出してすぐに現在選択中のサウンドを再開する「Phone-Freeモード」が選択できます。

 

専用アプリでサウンドを試聴してから、選んだファイルをイヤホン側に転送します。音源ファイルのサイズはとても小さいのですが、初代機は転送処理にすごく時間がかかりました。Sleepbuds IIでは約1〜2分でファイル転送が完了します。転送したファイルはアプリの「マイサウンド」に、本体に内蔵するストレージの空き容量が許す限り追加可能。試聴しながら周囲のノイズを効果的に消せる最適なサウンドを選んで就寝します。

↑ファイルの転送にかかる時間が初代機よりもかなり短くなっています

 

Sleepbudsシリーズは入眠環境のノイズを解消することを目的としたデバイスなので、特に睡眠状態のトラッキングやスコア付けはしません。Sleepbudsシリーズを使うことによる睡眠品質への影響を調べるのであれば、別途スリープトラッキング機能を備えるガジェットやアプリを併用することをおすすめします。

 

安定感が増し就寝中も外れにくい

Sleepbuds IIの本来の使い方である入眠サポートは、初代機が既に高いレベルに到達していた音の聞こえ方、快適な装着感を引き継いでいます。外耳のくぼみに引っ掛けるスタビライザーを一体にした柔らかいシリコン製イヤーチップも、形状を見直したことから耳に装着した時の安定感が増しました。朝起きた時に本体が外れていることも少なくなったので、目覚ましアラームの設定が無駄になりません。

↑Sleepbuds IIは装着したまま眠れるサイズ感を実現しています

 

アプリには多彩なマスキングサウンドが収録されています。飛行機のジェットや風力発電機のタービン、雨音や滝の音など「ノイズを消すためのノイズ」も効果的だと思いますが、筆者は自然をテーマにした落ち着けるヒーリングサウンドの方をよく使っています。

 

スマート耳栓として目覚めている時間に使ってみた

Bose Sleepbudsシリーズはスマートな耳栓であるという原点に立ち返れば、“眠りたい時”以外にもユーザーの役に立つ場面が色々あります。

↑屋外でBose Sleepbuds IIを使ってみました

 

Sleepbuds IIではドライバーが強化されたことによりマスキングサウンドの力強さと明瞭度がアップしており、その効果は目覚めているあいだにも発揮されます。屋外でSleepbuds IIを装着してマスキングサウンドを再生してみたところ、ざわつく人の声や機械の動作音など様々なノイズが自然に消えました。ワイヤレス・ノイズキャンセリングイヤホンに近い使い方ができます。

 

とはいえ音楽再生用のイヤホンではないため、ノイズを消した状態で好きな音楽を聴くことはできません。けれどもその代わりにアプリからマスキングサウンドを再生する時間を決めれば、あとは本体のバッテリーが続く限り“かけっぱなし”にできます。マスキングサウンドはループ再生を続けるので、楽曲が途切れたら次に聴きたい曲を探して再生する手間がかかりません。音楽再生のように歌詞やメロディに集中を奪われることもないので、目の前の作業により深く没頭できる効果はSleepbudsシリーズの方が高いといえるかもしれません。

↑アプリからマスキングサウンドの再生時間を決めれば、バッテリー残量が許す限りループ再生ができます

 

コンパクトな本体はイヤーチップとともに耳にぴたりと密着するので、非常に高いパッシブな遮音効果が得られます。おかげでマスキングサウンドのボリュームを必要以上に大きくしなくてもよいので、長時間使い続けても耳に過度な負担がかかりません。マスキングサウンドにも疲れてきたら、再生を止めてもイヤーチップが環境ノイズを高レベルにブロックしてくれます。

 

ペアリングしているスマホに着信があると、Sleepbuds IIが音を鳴らして知らせてくれる機能もあります。電話の取り逃しが防げるので、一人での在宅・リモートワークも安心です。読書や模型を作ったり、集中を必要とする趣味を楽しむ時にも心置きなくSleepbuds IIが使えます。

↑ペアリングしたスマホに届いた着信を音で知らせてくれる機能もあります

 

本体は防滴仕様なので、汗や水滴への耐性も備えています。リラグゼーションサウンドを再生しながら室内トレーニング、ストレッチやヨガを楽しむ際にも最適でした。ただし、スポーツ用途を想定した耐久性は持たせていないので、取り扱いには十分注意が必要です。筆者は本機を歩きながら使ってみましたが、本体とイヤーチップが耳の肌に触れてこすれる音も少しするので、そこは割り切って使う必要があると感じました。

 

ボーズのSleepbuds IIは、ビジネスパーソンの睡眠ライフだけでなく在宅・リモートワークもサポートしてくれる強力なスマート耳栓です。製品のネーミングにとらわれることなく、自由にかつ積極的に色んな使い方をしてみると本機の真の価値が掘り起こせると思います。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

リモートワークで出番が減ったプロジェクター、どうしていますか? 保管や持ち運びには「プロジェクターケース」が便利!

プレゼンや会議などで使用されるプロジェクター。最近は在宅勤務に切り替わり、社内で使う機会も減ったことで、気づかぬうちにホコリがかぶっていたりしていませんか? こんなときこそ、「プロジェクターケース」にしまっておきましょう。プロジェクターケースがあると、本体だけでなく周辺機器もまとめて収納できるため、小物を紛失する心配もなく、保管時も安心。また、出張や営業などで使う機会が出てきた場合、持ち運びも便利です。今回は、大容量タイプや小型向けのものなど、人気のプロジェクターケースをご紹介します。

 

目次

 


4層構造で大切なプロジェクターをしっかり保護!


RATOM エプソン対応プロジェクターケース

プロジェクター本体だけでなく、付属品の電源ケーブルやHDMIケーブル、説明書、タブレットや12インチのノートPC(メーカーによっては13インチも対応可能)、A4書類も同時に収納することができる大容量タイプです。落下や衝撃からプロジェクターを守るクッション生地、急な雨や液体こぼしでも安心の防水シート、外側からのキズやダメージを防ぐ防キズ生地、内側にはプロジェクターへのスリ傷を防止するソフト素材の4層構造です。手持ちはもちろん、出張や営業でも役立つキャリーケースへの取付ベルトがついているので、キャリーケースに取り付けて持ち運ぶことや、ショルダータイプとしても使えます。

【詳細情報】
サイズ(内寸):320×120×270mm
重量:558g

 


大きく開くからプロジェクターが出し入れしやすい!


Luxja プロジェクターバッグ

5つのポケットがあり、HDMIケーブル、AVケーブル、リモコンなどを収納することができます。厚めのクッション材と固定用ゴムバンドで大切なプロジェクターを保護。大きく開くタイプで、プロジェクターの取り出しにも便利です。エプソンEB-S05/EB-W05/EB-W41/EH-TW650や、その他メーカーのプロジェクターに対応しています。クッション材付きの持ち手と取り外し可能なショルダーストラップが付いて、持ち運びに便利。

【詳細情報】
サイズ(外寸):349×267×114mm
重量:640g
カラー:グレー・黒・紫

 


市販のキャリーカートへの取り付けもできる!


サンワサプライ BAG-PRO4

プロジェクターだけでなく、15.6型ワイドまでのノートPC、ACアダプタ、ケーブル、リモコン、説明書などが収納可能。仕切りは移動でき、すべて取り外すことができます。上面と底面には衝撃吸収に優れた低反発ウレタンを内蔵。ブロック状や波型のクッション付きで、機器が動かないようにすき間を埋めることができます。また、キャリーサポーター付きで、市販のキャリーカートへの取り付けが可能。底面には固定ベルトも装備しています。ショルダーベルト付き。400×200×320mmまでのプロジェクターに対応します。

【詳細情報】
サイズ(外寸):490×275×355mm
重量:2350g

 


頻繁に持ち運ぶ小型プロジェクターを低反発ウレタンで保護!


サンワサプライ BAG-PRO2N

390×180×280mmまでの小型プロジェクター、15.6型ワイドまでのノートPCが収納できるバッグです。ACアダプタ、ケーブル、リモコン、説明書なども収納でき、仕切り取り外し可能。衝撃吸収に優れた低反発ウレタンを内蔵しており、プロジェクターを保護します。隙間を埋められるブロック状や波型のクッション、ショルダーベルト付きです。ユーザーからは「丈夫そうで、プロジェクターとDVDプレーヤーとスピーカーと延長コードが入りました。サイドポケットにもコード類がまだ入ります。いい仕事しています」という声も。

【詳細情報】
サイズ(外寸):480×255×315mm
重量:2100g

 


耐水性に優れた素材で急な悪天候でも安心!


Teshony プロジェクター収納バッグ ソフトキャリングケース

手提げだけでなく、付属のショルダーベルトで肩掛けも可能な2WAYタイプです。持ち手には手に馴染みやすいハンドルパーツが付いています。バッグの表面素材は、耐水性に優れ、傷や汚れがつきにくい生地を使用。書類やアダプタ、ケーブル、リモコン、説明書なども収納できます。レビューでも「プロジェクターとDVDプレーヤーが同時に収納できるので助かっています。また付属品の接続コード、電源コードもポケットに入るので大変便利です」と好評です。

【詳細情報】
サイズ:295×270×110mm
重量:431g

 

目次に戻る

なんと2490円~! シャオミの“格安”完全ワイヤレスイヤホンを使ってみた!

コスパの高いスマートフォンで世界的に人気を集めるシャオミ(Xiaomi)が、昨年8月31日に完全ワイヤレスイヤホン2機種の日本発売を発表しました。当初は「近日発売」と予告されていたのですが、近日はそんなに近くはなく、年が明けて1月6日にようやく正式な発売日が発表されました。

 

通話のノイズキャンセリング機能を備えた「Mi完全ワイヤレスイヤホン2 Basic」(3990円)は1月8日発売。さらに安い「Mi完全ワイヤレス小型イヤホンBasic 2」(2490円)は2月以降に発売される予定です。

 

どちらも価格面だけ見るとかなりの安さですが、音質はどうなのか? スマホと同じように、お値段以上の性能を備えているのか? 発売に先駆けて使ってみました。

↑auの5Gスマホ「Mi 10 Lite 5G」とペアリングして検証を行った。Androidスマホだけでなく、iPhoneともペアリングして使える

 

タッチ操作がしやすい「Mi完全ワイヤレスイヤホン2 Basic」

「Mi完全ワイヤレスイヤホン2 Basic」は音楽好きな人だけでなく、ビジネスで使いたい人にも向けて開発されたモデル。デュアルマイクのノイズキャンセリング機能を搭載し、片方のマイクでバックグラウンドノイズをフィルタリングしつつ、もう片方のマイクでユーザーの声を拾う仕組みです。

↑「Mi完全ワイヤレスイヤホン2 Basic」

 

音質面では、14.2mmのダイナミックドライバーを搭載し、SBC/AACコーデックに対応。フル充電から連続5時間利用でき、充電用ケースからは3回充電できるので、合計20時間の使用を見込めます。充電端子はUSB Type-Cを採用しています。

↑充電ケースに入れると3回ほど充電可能

 

形状は、アップルのAirPodsと同じ「オープン型」で、タッチセンサーやマイクを搭載する棒の部分がAirPodsよりも太くて大きく、かなり目立ちます。AirPodsは “うどんイヤホン” と揶揄されましたが、こちらは “極太うどん” という印象です。

↑左がAirPods(初代モデル)、右がMi完全ワイヤレスイヤホン2 Basic

 

反面、タッチセンサーが操作しやすいのが利点。音楽を一時停止・再生したり、ハンズフリーで電話に応答したりといった操作をスムーズに行えます。片方を取り外すと、自動的に音楽が一時停止するので、仕事で使うにも便利だと感じました。ただし、イヤホンのタッチ操作で音量調整やスキップはできません。スマホのGoogleアシスタントを有効にしていれば、音声で操作することはできます。

↑イヤホンの背面にセカンドマイクとタッチセンサーを搭載。メインマイクはイヤホン下部に搭載

 

気になる音質は、やや厚みに欠けて、高音域ではややシャカシャカしました。自然に外音が取り込めるようになっているのか、音量は控えめで耳にやさしい印象。ちょうどいいと感じる人がいる一方、物足りなく感じる人もいるかもしれません。個人的には、バラードのボーカル曲やイージーリスニング、エコーを用いた楽曲などを聴くにの適しているように思いました。通話音声も、すごくクリアというわけではないのですが、及第点といえるでしょう。

↑装着するとかなり目立つ。フィット感には個人差が出そうで、運動時には向かない印象

 

装着感がいい「Mi完全ワイヤレス小型イヤホンBasic 2」

2490円の「Mi完全ワイヤレス小型イヤホンBasic 2」は、コンパクトな「カナル型」。人間工学に基づいて設計された形状で、安定して装着できることが特徴です。

↑「Mi完全ワイヤレス小型イヤホンBasic 2」

 

イヤホンの側面がカチッと押せる物理ボタンになっていて、音楽の再生・停止、着信した電話への応答、Googleアシスタントの起動などを行えます。

↑イヤホンに物理ボタンを搭載

 

フル充電から連続4時間利用でき、充電ケースと併用で合計12時間の使用を見込めます。こちらは充電端子にmicro USBを採用。充電ケーブルが同梱されていないので、注意が必要です。

↑充電ケースもコンパクト

 

片耳が約4.1gと軽いこともあり、装着感は良好。3サイズのイヤーチップが付属しているので、おそらく、ほとんどの人の耳にフィットするはず。筆者はジョギング時に使っても、位置がずれたり、落ちそうになることなく、非常に心地よいフィット感でした。

↑イヤーチップはS・M・Lの3サイズが用意されている

 

この価格なので音質には期待していなかったのですが、意外とよく、いい意味で予想を裏切られました。低音がよく響き、音量も大きくできます。若干まろやかさに欠けて、尖った印象の音質ですが、ボーカルがクリアに聞こえて、ポップスを聴くには十分。音質よりも価格を重視する人は十分満足できるはず。正直なところ、このイヤホンよりも高くて音質が悪いイヤホンは結構ありますからね。

↑耳にしっかりと収まり、装着感は◎

 

初めてのワイヤレスイヤホンとして適しているのは?

2モデルを使い比べた結果、初めての完全ワイヤレスイヤホンとしてオススメしたいのは「Mi完全ワイヤレス小型イヤホンBasic 2」。Bluetooth 5.0に対応し、お値段以上の音質で聴けて、片耳モードにも対応。電話の通話音声もクリアでした。まずこのモデルを試して、物足りなく感じるようなら、より高性能な上位モデルに買い替えるのもアリでしょう。

 

「Mi完全ワイヤレスイヤホン2 Basic」は、音楽を聴きながら仕事をして、そのまま通話もこなしたいという人にオススメ。外音を取り込めるので、周囲の音にも配慮できます。電池持ちがいいので、出張に持っていくにもよいでしょう。ただし、音楽をメインで楽しみたい人は不満を感じるかもしれません。

 

いずれにしろ、どちらのモデルもコスパがすごいことは事実。今年もシャオミがリリースする製品は要チェックですよ!

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

「8K有機EL」に「骨伝導」--2021年のAVトレンドをプロが徹底予測

ここ数年のオーディオビジュアル分野のトレンドは、「4Kテレビ」や「完全ワイヤレスイヤホン」などが占めていましたが、2021年は最先端の技術から生まれたアイテムが続々登場すると見られています。今回は2人の専門家が、2021年に注目を浴びそうなアイテムを紹介します。

※こちらは「GetNavi」 2021年2月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私たちが解説します!

AV評論家

藤原陽祐さん

新聞記者、専門誌編集者を経てフリーに転身。わかりやすい解説と核心を突いた評論で本誌をはじめ多媒体で人気を博す。

ジャーナリスト

西田宗千佳さん

モバイル機器、PC、家電などが観測領域。各種媒体に寄稿し、テレビ番組の監修も手がける。

 

【その1】手の届く「8K有機ELテレビ」

これまで8K有機ELテレビは88V型と77V型しかなかった。2021年に65V型が登場し量産されれば、1インチ=1万円を実現する可能性が高い。

LGエレクトロニクス

OLED 88ZXPJA

実売価格346万5000円

8Kチューナーを内蔵した88V型の8K有機ELテレビ。AIにより、2Kや4Kの映像も8K水準の画質に補正する。残像の少ない1msの応答速度で、ゲーミング用途にも最適。リモコンなしで操作が可能なハンズフリー音声認識も便利だ。

 

【ネクストヒットの理由】

「70V型以上では、4K有機ELは8K液晶に押され気味。そこで期待されるのが、65V型8K有機ELモデルの投入です。パネルの供給能力が上がってコストが下がり、『1インチ1万円』を実現すれば、国内メーカーの参入も期待できます」(藤原さん)

 

【その2】店頭デモ用などで普及「3Dディスプレイ」

専用メガネやゴーグルなしで立体映像が見られる3Dディスプレイが登場。3Dモデルの試作確認だけでなく、店頭ディスプレイとしても活躍しそうだ。

ソニー

ELF-SR1

実売価格55万円

専用メガネやゴーグルを使わずに立体映像が見られるディスプレイ。前面に装備した視線認識センサーで瞳の位置を検出し、視点に合った映像を描く。コンテンツ制作を行えるソフトも無償で提供されている。

↑015.6インチの4Kパネル。45度で設置し、30〜75㎝離れて視聴する。合計5.5Wのスピーカーも3基装備

 

↑独自のアルゴリズムで、左右の目の位置に連動した映像をリアルタイムに生成。上下左右前後に顔を動かしても、それに追随した立体映像が描かれる

 

【ネクストヒットの理由】

「iPhoneも測距センサーを搭載し、立体データを簡単に作成できるようになりました。2021年は個人用にヒットというよりは、店頭デモや展示などの用途で見かける機会が増えるでしょう」(西田さん)

 

【その3】耳をふさがない「骨伝導デバイス」

骨伝導とは、音を鼓膜で聴くのではなく、頭蓋骨に密着させて振動を伝えることで聴く方式のこと。耳穴を塞がないので、周囲の音を遮断することがない。外出先ではアナウンスやアラートを聞き取りやすく、自宅で音楽を聴いている際も同居人の声や物音に気づきやすい。また、長時間装着しても疲れにくいというメリットもある。

 

弱点は、その構造上、音漏れが大きくなりがちなこと。とはいえ、自宅やスポーツ時の利用ならさほど問題にならず使いやすい。

 

Boco

PEACE TW-1

実売価格2万1780円

完全ワイヤレス型骨伝導イヤホン。耳を挟む構造で落ちにくく、音漏れも従来比で50%低減した。IPX7等級の防水性能を備え、外出時も使いやすい。クレードル併用で約12時間再生が可能。ハンズフリー通話機能にも対応する。

 

Cheero

TouchBone CHE-628

実売価格6570円

Bluetooth5.0に対応した耳掛け式骨伝導イヤホン。ハンズフリー通話はノイズキャンセリング機能も装備。側面の操作ボタンで、再生・曲送り・音量などを操作できる。1.5時間の充電で約5〜6時間の再生が可能。AACにも対応する。

 

↑あらゆる方向からの噴流水に耐えるIPX5等級の防水機能を装備。フィットネス中の汗や雨などを気にせずに使用できる

 

【ネクストヒットの理由】

「耳に負担のかからない骨伝導式は、これまではスポーツ向けの需要が中心でしたが、ビデオ会議などの長時間利用する用途にも適しています。弱点の音漏れも自宅なら気になりません」(西田さん)

 

【その4】家中好きな場所で楽しめる「ワイヤレススマートテレビ」

アンテナケーブルも電源ケーブルも接続不要で、放送も録画番組も動画ネット配信も視聴可能なテレビ。長引くおうち時間をより楽しくしてくれる。

パナソニック

プライベート・ビエラ UN-19FB10

実売価格4万3380円

チューナーとモニターが別体の19V型液晶テレビ。バッテリーを内蔵し、チューナー部をアンテナに接続すればワイヤレスで放送を視聴できる。レコーダーなどHDMI入力機器の利用や配信動画の視聴も可能だ。

↑スタンドを畳むと薄さ52.2㎜となり、わずかな隙間にも収納できる。収納時の奥行きは462㎜で、高さも346㎜とかなりコンパクトだ

 

↑アンテナ線やUSB HDDなどはチューナー部に接続する

 

【ネクストヒットの理由】

「ケーブル接続不要なテレビは、デザイン的にもこれまでのテレビの枠を超えた斬新な提案が可能になります。いっそチューナーを排した、VOD視聴専用テレビができれば面白いですね」(藤原さん)

 

【その5】話題のPS5やるなら「ゲーミングテレビ」

次世代ゲーム機PS5やXbox Series Xが対応している4K解像度での倍速(120Hz)駆動。それを生かすには、4K/120Hz対応のテレビが必要だ。

LGエレクトロニクス

55NANO91JNA

実売価格10万3150円

4K/120Hzに対応した55V型の液晶テレビ。ゲーム向けのHDRプロファイルに準拠し、ゲーム画面の白飛びや黒つぶれを防げる。ゲーム機からの入力信号を高速処理して遅延を低減するため、精密さが要求されるゲームも快適にプレイできる。

 

【ネクストヒットの理由】

「PS5やXbox SeriesXが対応している『4K/120Hz』をサポートしたテレビはまだほとんどありません。2021年は、これらの性能を最大限に生かせるテレビの需要が高まると予想されます」(西田さん)

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

水中撮影、Vlog、オンライン会議、360度撮影――それ全部「Insta360 ONE X2」1台にまとめられるかも!?

360度カメラ業界を牽引するInsta360。なかでも根強い人気を誇るInsta360 ONEシリーズに、待望の新製品「Insta360 ONE X2」(以下、ONE X2)が登場した。2020年早々に登場した「Insta360 ONE R」はモジュールでレンズ交換が可能なアクションカムであったが、ONE X2はその名の通りONE Xを正当進化させた後継機種となっている。

↑Insta360 ONE X2。実売価格は税込5万5000円。Insta360.com公式ストアや家電量販店、オンラインショップで購入できる

 

ユニークな円形タッチスクリーンで操作性が向上

ONE Xと大きさはほとんど同じであるが、パッと見ですぐに気づくのが円形のタッチスクリーンが搭載されたこと。これにより画面で画角を確認しながら撮影できるだけでなく、ONE Rと同様の操作感でモードや設定などの変更が可能となっている。

↑円形のタッチスクリーンを新たに採用

 

バッテリー容量は1630mAhで、かなり大きくなった。連続撮影時間は5.7K/30fpsで80分。内蔵充電型ではないのでバッテリー交換ができることも嬉しい。またマイクが前後左右に4つ搭載され、360度の空間音声記録にも対応となった。

 

さらにIPX8の防水性能で、本体のみで水深10mまでの撮影が可能。オプションの潜水ケースを使えば水深45mまで使用できる。アプリでAquaVisionを有効にすれば水中のシーンもより鮮やかに自動調節してくれる。

↑IPX8の防水性能を備えている

 

360度撮影は静止画6080×3040ピクセル、動画は5.7K/30fpsのINSV形式。スマホやパソコンの専用アプリでスティッチ処理して全天周データに変換して使用する。

↑360度写真

 

<レビュー動画01/360度撮影>※画面を上下左右に動かすことで360度表示できます

※0秒~ドライブ
※38秒~嵐山渓谷で撮影
※1分47秒~水中撮影
※2分50秒~ススキのトンネル
※3分11秒~飛び石

 

360度撮影だけじゃない! Vlogに便利な新モード

と、ここまではいわゆる360度カメラとしての使い方の話であったが、ONE X2では新たにアクションカムのように使える「ステディカムモード」が追加された。

 

前後の魚眼レンズの片面のみ使用し、タッチスクリーンで見たままをそのまま記録できるいわゆるVlogモードのようなものだ。記録フォーマットは最高2560×1440/50fps, 30fpsのMP4形式なので、撮ったそのままのデータを動画編集ソフトなどで使用できる(360度動画は独自のINSV形式)。

 

定評のある手振れ補正「FlowState」もさらに進化し、水平維持機能も搭載。スタビライザー要らずでとてもスムーズな撮影ができる。画角は超広角/広角/リニアの3つを切替可能。

<レビュー動画02/ステディカムモード>

※0秒~ステディカムモードで撮影開始
※30秒~アウトカメラに切り替え
※1分18秒~自撮り棒から手持ち撮影へ
※3分37秒~感想まとめ

 

新搭載の機能「InstaPano」では、全天周ではない、スマホのパノラマ撮影のような画角をシャッターひとつで撮影できる。自分自身が映り込みたくないような場面で有効だろう。

↑InstaPanoで撮影した写真

 

スマホの専用アプリには様々なテンプレートが用意されており、手順に沿って撮影/編集するだけで特殊効果を作成できる。また、ひとつの360度映像からふたつの視野で同時に記録できるマルチビューも作成可能。カメラひとつで二画面撮影ができ、レポートやVlogなどに重宝する。

<レビュー動画03/いろいろな特殊効果>

※0秒~いろいろな撮影/特殊効果
※40秒~2画面撮影の活用例

 

そのほか、360度ウェブカメラとライブ配信にも対応。オンライン会議などで広角分割画面ビューが利用できるほか、FacebookやYouTube、RTMPで360度のライブ配信も可能。これ一台でいろんな用途に対応できるといった印象だ。

 

ワンランク上の動画投稿を! ジャンル別・2020年にGoodだった「Vlogガジェット」11選

2020年は自分の時間が増えて何か新しいことを始めたという方も多かったのではないでしょうか。そんななか、ひとつのブームとも言えるのがVlog(Video Blog)などの動画投稿です。僕の周囲でも新たに動画投稿をするようになったという方がたくさんいました。

 

はじめはスマホのカメラでサッと撮って出しをしてみても、面白くなってくると編集や撮影機材にもこだわりたくなってきますよね。ということで、2020年に実際に試したVlogアイテムのなかから、個人的に良いなと感じたモノを製品ジャンル別に振り返っていきたいと思います。

 

【その1~2】コンパクトデジカメ/ミラーレスカメラ編

まずはスマホカメラからのステップアップとして注目したいカメラから。

↑ソニーのコンパクトデジカメ「VLOGCAM ZV-1」。2020年6月発売で、記事執筆時点での実売価格は9万9900円

 

Vlogブームの先陣を切って登場したのがソニーのコンデジ「VLOGCAM ZV-1」です。とにかくオートフォーカスが高速で優秀。なかでも特筆すべきなのが「商品レビュー用設定」が搭載されたこと。従来のオートフォーカスはとにかく人物の顔を中心に認識していたのですが、「商品レビュー用設定」の状態でカメラの前に商品をかざすと顔より手前にある商品に瞬時にフォーカスが切り替わるんです。これは撮影も編集も非常に楽です。オートフォーカスでの撮影が中心になるのであれば、間違いなくオススメです。

↑パナソニックのミラーレス一眼カメラ「LUMIX G100」。2020年8月発売で、記事執筆時点での実売価格は標準ズームレンズを同梱したKキットが11万1100円、標準ズームレンズに加えてトライポッドグリップを同梱したVキットが11万6600円

 

僕が個人的に購入したのは、パナソニックの「LUMIX G100」。ZV-1と人気を二分する形になりましたが、こちらはミラーレス一眼カメラなのでレンズ交換ができます。僕が重視したのはマニュアル設定での撮影のしやすさ。オートフォーカスでの撮影は簡単ですが、ついつい映像が単調になりやすいのが難点です。自分の意図した映像をキッチリ撮影するには、マニュアル操作が大切になってきます。見せたい箇所にフォーカスを固定するというだけでなく、動画にリズムを与えるためにズームで画角を変えているんです。さらに本体内蔵マイクが優秀なのも重要なポイント。狙った音をしっかり収録できます。また録画中であることがわかりやすかったり、各種ファンクションボタンをカスタムできたりと、非常に使いやすくなりました。こういったところから、お手軽なVlogというよりも、キッチリとした商品レビューや作品づくりなどを目的とする方にオススメです。

 

【その3~5】電動ジンバル編

先ほど紹介したカメラはコンパクトでVlog向きなのは間違いないのですが、手ブレ補正が気になってしまいました。そこで導入したのが電動ジンバル「Zhiyun Crane M2」です。発売されたのは2019年の8月なのですが、これがZV-1やG100と相性抜群でした。

↑Zhiyun Crane M2(右)とLUMIX G100(左)。Zhiyun Crane M2の記事執筆時点での実売価格は3万3000円

 

移動しながらの撮影が段違いにスムーズになりますし、クレーンやドリーを使って撮影したような効果も表現できます。しかもモーター強度を三段階に調整できるので、小型カメラだけでなく、スマホやアクションカムなどでも使えてしまうのです。映像のアクセントとしてもいろんな使い道が考えられますね。ただ、一眼カメラ用途と比べると非常にコンパクトなシステムではあるのですが、ちょっとお手軽とは言い難いですよね。

 

同様の効果をもう少し手軽に得たいのであれば、スマホ用の電動ジンバルがオススメです。最近は本当にいろんなメーカーが参入してきて、価格もだいぶお求めやすくなってきました。

↑2020年8月発売のスマートフォン用電動ジンバル「DJI OM4」。記事執筆時点の実売価格は1万6500円

 

そのなかでも、2020年に一番話題になったのは「DJI OM4」ではないでしょうか。世代を重ねてきただけあってジンバル性能はとても優秀。スマホをマグネットでパッと装着できるというのが斬新でした。慣れの問題なのか、個人的にはこの機構が逆に使いづらく感じてしまいましたが……。

↑スマートフォン用電動ジンバル「Hohem iSteady X」。記事執筆時点での実売価格は7990円

 

個人的に使ってみて気に入ったのが「Hohem iSteady X」です。聞き慣れないメーカーかもしれませんが、思わぬ伏兵の登場といった印象でした。アームをコンパクトに折り畳める仕様は最近の主流となっていますが、小型軽量でアームもロックできて持ち運びが便利。ジンバル性能も他社製品と比べて遜色なく、とにかく安いのでコストパフォーマンスが抜群です。狙った被写体を自動追従するオブジェクトトラッキング機能や、映像を回転撮影するインセプションモードなども搭載。スマホでの動画撮影が別次元に進化しますよ。

 

【その6】小型ジンバルカメラ編

そして、2020年にちょっとしたブームとなったのが小型ジンバルカメラ。2018年末に登場した「DJI OSMO Pocket」は今でも根強い人気で、テレビなどでも頻繁に使用シーンを目にするようになりました。そのブームに乗って2020年に相次いで登場したのが「FIMI PALM」や「Feiyu Pocket」で、OSMO Pocketの弱点をカバーしつつリーズナブルになりました。

↑3軸ジンバルを搭載した小型カメラ「DJI Pocket 2」。2020年10月発売で、記事執筆時点での実売価格は標準版が4万9500円、Creatorコンボが6万4900円

 

しかしDJIにだってそんなユーザーの声はちゃんと届いています! 満を持して登場したのが「DJI Pocket 2」。ライバルたちのさらに上を行く性能アップや、多彩なアクセサリー類で使い勝手が格段に向上しました。価格帯としては少し高めではあるものの、使ってみると画質の違いは一目瞭然。一番の不満点であった画角の狭さが解消されたことに加え、オートフォーカスも優秀になり、ピンボケ映像が間違いなく激減するでしょう。小型ジンバルカメラを初めて購入するという方であれば、アクセサリー類がセットになっている「Creatorコンボ」がオススメです。

 

【その7~8】アクションカメラ編

忘れてならないのがアクションカメラのジャンル。やっぱりアクションカメラでも自撮りしたいという需要は多く、2019年には前面にも液晶画面の付いた「DJI OSMO Action」が登場し、人気を博しました。

↑レンズ(モジュール)交換が可能な独自機構を採用したアクションカメラ「Insta360 ONE R」。記事執筆時点での実売価格は4K版(4K広角モジュールが付属)が3万9600円、ツイン版(360度モジュール+4K広角モジュールが付属)が5万4000円、1インチ版(1インチ広角モジュールが付属)が6万1900円

 

そこへいきなり登場したのが、360度カメラで大きなシェアを持っているInsta360シリーズの「Insta360 ONE R」です。最大の特徴はアクションカメラでありながら、モジュールでレンズ交換ができるということ。4K撮影が可能な標準的なレンズモジュール以外に、より高画質な1インチセンサーモジュール、さらに表裏2つの魚眼レンズで360度撮影ができるモジュールもラインナップ。カメラ本体となるコアにはタッチ液晶モニターがあり、カメラモジュールをひっくり返すことで自撮りにも対応できます。ただ、モジュール交換式という発想は新しかったのですが、この付け替え作業にちょっと手間がかかるのが難点でした。

↑2020年9月発売のアクションカメラ「GoPro HERO9 Black」。記事執筆時点での量販店での実売価格はHERO9単体で6万3800円だが、GoPro.comでは期間限定でよりお得に購入できるセールを開催中

 

そしてついに真打ち登場! 待望の前面液晶を搭載した「GoPro HERO9 Black」が2020年9月に発売となりました。これでライブビューで画角を確認しながら確実に自撮りができ、Vlog用途にもかなり使いやすくなりました。しかも静止画/動画ともに解像度アップ。画質の良さは頭一つ抜きん出ている印象です。さらに新たに搭載された「リニア+水平維持」モードが非常に強力で、カメラが多少斜めになってしまっても記録映像は常に水平を維持してくれます。ジンバル要らずのスムーズな映像をカメラ単体で撮影できるんです。これだけでも驚きなのに、アクセサリー「Max レンズモジュラー」を使用すると360度どんな角度でも常に水平を維持してくれるんです。

 

アクションカメラを何か1台買うとなればGoPro HERO 9が間違いないのですが、やっぱりちょっと高価なので気軽には購入できないかもしれません。そんな方は低価格ながら前面液晶も搭載している「AKASO Brave 7LE」も悪くない選択でしょう。

 

【その9~11】360度カメラ編

最後にご紹介するのが360度撮影などができるVRカメラのジャンル。ここにもVlog用途を意識した製品が登場しています。

↑2019年12月発売の360度カメラ「KANDAO Qoocam 8K」。記事執筆時点での実売価格は5万2000円

 

2019年末に登場した「KANDAO Qoocam 8K」は、コンシューマー機としては初となる8K全天周カメラ。2.4インチのタッチスクリーンが搭載され、ライブビュー撮影や各種設定変更が可能。360度撮影だけでなくVlog用途も意識した構成となっており、2つの魚眼レンズを切り替えて撮影したり、外部マイクなどを装着できるようになっています。

↑2020年11月発売の360度カメラ「Insta360 ONE X2」。記事執筆時点での実売価格は5万5000円

 

そしてライバルInsta360シリーズから「Insta360 ONE X2」が登場! 解像度は旧機種と同じ5.7Kのままですが、Qoocam 8Kよりも軽量コンパクトで10m防水。より一層使えるシーンが増えました。両機種とも手ブレ補正が非常に優秀なので、歩きながらの撮影でも安定して使用できます。使ってみた印象は、Qoocam 8KはVlogにも使える360度カメラ、Insta360 ONE X2は360度アクションカメラといった感じです。

↑2020年10月に発売された、スリムなペン型360度カメラ「IQUI」。記事執筆時点での実売価格は3万2780円

 

もっと手軽に360度映像を楽しみたいのであればVECNOSの「IQUI」も面白いでしょう。簡単な操作で面白い映像が作り出せるのですが、これはVlogというよりもSNSのショート動画向けという感じですね。

 

以上、2020年に試したVlogに使えそうなガジェットをご紹介しました。もっと「これがオススメ!」と絞って紹介することも考えたのですが、Vlogといっても用途は人それぞれなのでジャンル別にまとめてみました。これからVlogをはじめてみようという方の参考になれば嬉しいです。

2020年のカメラ業界を総括:今年を彩った15の注目モデルがすべてわかります。

2020年は、外出の自粛で撮影機会が減ったり、CP+をはじめとするカメラ・写真関連イベントが中止・延期されたりといったこともあり、カメラ・写真業界には非常に厳しい1年になってしまった。とはいえ、各メーカーの企業努力もあって、フルサイズミラーレスカメラを中心に新製品の登場が続いている。本稿では、2020年に登場した国内メーカー製カメラの傾向や特徴、さらにはメーカー自体の動向などについて振り返りつつ、2021年のカメラ市場がどういった方向に進むのかについて考察してみようと思う。

 

フルサイズミラーレスカメラ編:ラインナップ拡充で各社の特徴が鮮明に

まず、近年注目されることの多いフルサイズミラーレスカメラをチェックしてみよう。

 

ソニーが先行しつつ、2018年にニコンとキヤノン、2019年にはパナソニックやシグマなどが市場参入した製品カテゴリであるが、2020年はニコンから3機種、ソニー、キヤノンから2機種、パナソニックから1機種の計8機種が登場。本体価格20万円以下のモデルも増え、ハイエンドからエントリーまで、より多くの機種から選べる状況になった。なかでも、エントリー~ミドルクラスとなる、ニコン「Z 5」、ソニー「α7C」、パナソニック「LUMIX S5」の3機種は特に注目度が高く、各社の特徴が出ている印象だ。

 

まず、ニコン「Z 5」は、同社のフルサイズのエントリークラスといえるモデルで、ボディの実売価格を20万円以下に抑えつつ、上位機種であるZ 6同等といえる、有効2432万画素のセンサーや約369万ドットのEVF(電子ビューファインダー)などを装備。連写速度はZ 6の最高約12コマ/に対して、最高約4.5コマ/秒となっているものの、入手性が高く比較的安価なSDカードのダブルスロット(Z 6はXQD/CFexpressのシングルスロット)となっており、超高速連写が必要なければ、かなりお買い得なモデルだ。

↑ニコン「Z 5」。2020年8月28日発売で、ボディの実売価格は18万2600円

 

このほか、ニコンはZ 6/Z 7の後継機となる2モデルを発売。11月6日に「Z 6II」、12月11日に「Z 7II」が登場した。こちらは、画素数こそ従来モデル同等だが、連写速度がZ 6IIが最高約14コマ/秒、Z 7IIが最高約10コマ/秒と高速化され、メモリーカードスロットにXQD/CFexpressとSDカードのデュアルスロットが採用されるなど、大幅なブラッシュアップが図られている。

↑ニコン「Z 6II」。2020年11月6日発売で、ボディの実売価格は26万8400円

 

↑ニコン「Z 7II」。2020年12月11日発売で、ボディの実売価格は39万8200円

 

次にソニー「α7C」は、従来のAPS-Cサイズ機同等のスクエアで小型なボディにフルサイズセンサーを搭載したモデル。光学式ボディ内手ブレ補正機構採用のフルサイズセンサー搭載デジタル一眼カメラとしては世界最小・最軽量(2020年9月時点)というだけあって、質量が約509g(バッテリー、メモリーカード含む)と軽量だ。これは、例えば同社のフルサイズ機であるα7 IIIと比べると約141g軽く、APS-Cサイズ機であるα6600と比べても約6gの増加に留まっている。それでいて画素数は有効約2420万画素、連写は最高約10コマ/秒など、α7 IIIと同等のスペックを誇る。EVFの倍率が約0.59倍とやや低めな点はボディサイズとのトレードオフになっているものの、高画質なフルサイズ機で軽快に撮りたいユーザーには、今のところベストな1台だろう。

↑ソニー「α7C」。2020年10月23日発売で、ボディの実売価格は22万9900円

 

ソニーはこのほかに、新開発の裏面照射型有効約1210万画素フルサイズCMOSセンサーの採用などにより、常用ISO102400の高感度や4K120pの動画撮影を可能にした「α7S III」も登場し、さらなるラインナップの拡充が図られた。

↑ソニー「α7S III」。2020年10月9日発売で、ボディの実売価格は44万9900円

 

パナソニック「LUMIX S5」は、堅牢性が高く防塵・防滴性能にも優れたボディを採用しながら、小型軽量化を図ったミドルクラス機。画素数は有効約2420万画素で最高約7コマ/秒の連写性能を持ち、常用感度も最高ISO51200と高めだ。ボディは、約714g(バッテリー、メモリーカード含む)と同社のLUMIX S1(約1017g・バッテリー、メモリーカード含む)に比べて300g以上軽量でサイズも一回り小型だ。そのぶん、S1にあったボディ上面の撮影情報表示液晶などは省かれいるが、程良く小型化された印象で操作性にも優れ、エントリーユーザーからハイアマチュアまで満足できるミドルクラスらしい1台だ。

↑パナソニック「LUMIX S5」。2020年9月25日発売で、ボディの実売価格は27万5000円

 

このほか、2018年から19年にかけて2機種のエントリー~ミドルクラス機を登場させたキヤノンは、2020年に2機種のハイクラス機を投入した。そのうちの1台は、画素数が有効約2010万画素で約20コマ/秒(電子シャッター使用時。メカシャッター使用時は約12コマ/秒)の高速連写が可能な「EOS R6」。本機は高感度性能にも優れ、常用ISO102400を実現している。この高速連写と超高感度を駆使すれば、プロスポーツなどの動きが極めて速い被写体であっても、ブレなく一瞬を狙うことができるはずだ。また、ボディ内とレンズ内の手ブレ補正機能を協調制御することで、世界最高となる、シャッター速度にして8段分の効果を持つ手ブレ補正機能を搭載。低速シャッター時の手持ち撮影が容易になっているのも魅力だ。

↑キヤノン「EOS R6」。2020年8月27日発売で、ボディの実売価格は33万5500円

 

そして、もう1台の「EOS R5」は、画素数が有効約4500万画素の超高画素モデルでありながら、常用ISO51200の超高感度撮影が可能。しかも、EOS R6同様に約20コマ/秒の高速連写(電子シャッター使用時。メカシャッター使用時は約12コマ/秒)やシャッター速度にして約8段分の手ブレ補正に対応しているので、高精細な風景撮影から動きの速いスポーツ撮影まで幅広く対応できる1台になっている。しかも、本機は8K/30pの動画撮影に対応しているので、ミラーレスカメラで超高精細な8K動画撮影も楽しみたいというユーザーには、現状唯一の選択肢といえる。

↑キヤノン「EOS R5」。2020年7月10日発売で、ボディの実売価格は50万6000円

 

すでにラインナップが揃っているソニー以外の各社は、ラインナップの拡充を急いでいる状況だが、そうしたなかでもメーカーによって方向性が少しずつ違ってきている。そのため、特にミドルクラスのモデルを選ぶ際は、必要な機能や性能が何なのかを見極める必要がありそうだ。

 

フルサイズ以外のミラーレスカメラ編:10万円以下のエントリーモデルに注目

フルサイズ以外のミラーレスカメラに関しては、2020年に7機種ほどが登場しているが、このうち注目したいのが、ボディ価格が10万円を切り、レンズキットでも10万円前後で購入できるエントリーモデルにあたる機種。メーカーごとに方向性が違っているのが興味深い。

 

オリンパス「OM-D E-M10 Mark IV」は、ボディ内5軸手ブレ補正を搭載。しかも、電子式シャッターを活用することで1/16000秒~60秒(メカシャッター使用時は1/4000秒~60秒)のシャッター速度が使用でき、連写も最高約15コマ/秒で撮影可能など、エントリーモデルとしては、基本スペックが高めなのが魅力だ。ただし、センサーが4/3型ということもあり、常用感度はISO6400まで。ボディはしっかりとしたグリップが採用され、安定して構えられるほか、前後2つのダイヤルが装備されていて、設定変更などの操作も素早く快適に行える、使いやすさを重視したモデルといえる。

↑オリンパス「OM-D E-M10 Mark IV」。2020年9月18日発売で、ボディの実売価格は8万9120円

 

キヤノン「EOS Kiss M2」は、387g(ブラック・バッテリー、メモリーカード含む)の小型・軽量ボディに「デュアルピクセルCMOS AF」(像面位相差AF)対応のAPS-Cサイズ有効約2410万画素CMOSセンサーを搭載。従来モデルよりも瞳AFの検出性能が向上し、静止画だけでなく動画撮影時にも機能するようになっている。タッチ操作対応のバリアングル液晶モニター、最高約10コマ/秒(ワンショットAF時。サーボAF時は約7.4コマ/秒)の連写性能など、基本性能もエントリーモデルとしては必要十分以上。それでいて価格はレンズキットで10万円前後という、ハイコスパモデルだ。

↑キヤノン「 EOS Kiss M2」。2020年11月27日発売で、ボディの実売価格は8万4700円

 

パナソニック「LUMIX G100」は、価格帯だけを見ると、エントリークラスの4/3型センサー採用機だが、実際はVlog(ビデオブログ)動画撮影に特化したモデルとなっている。小型・軽量で5軸ハイブリッド手ブレ補正やバリアングルモニターなどを備え、音声記録にもこだわっているなど、高画質・高音質な動画撮影が行える。写真(静止画)撮影に関しては、シャッターが電子式のみとなっている、ボディ内手ブレ補正が電子式のため写真撮影時にはレンズ内手ブレ補正のみが機能する、といった制約はあるが、有効約2030万画素のセンサー採用で、画質的には他機種と遜色のない写真撮影が可能だ。

↑パナソニック「LUMIX G100」。2020年8月20日発売で、実売価格は標準ズームレンズキットで11万1100円(記事執筆時点でボディ単体の販売はない)

 

APS-Cサイズやマイクロフォーサーズのエントリークラス機は、小型なだけでなく機能も重視したモデルが増えている。その一方でミラーレスカメラで高画質な動画を撮りたいといったニーズも高まっており、動画撮影機能も単に4K動画が撮れるといった性能面だけでなく、いかに簡単にきれいに高音質で撮れるかに注力したモデルも登場してきた。なかでもパナソニックのLUMIX G100は、Vlog撮影に特化した製品で、比較的低価格なミラーレスカメラの新たな方向性の1つを示した製品といえるだろう。

 

一眼レフ編:新製品は減少傾向も注目機が登場

一眼レフカメラは、ミラーレスカメラの普及などにより、一時期よりも新製品の数が減少気味。だが、2020年は東京オリンピック/パラリンピックが予定されていたこともあり、キヤノン「EOS-1D X Mark III」、ニコン「D6」の2台のプロ機が登場。このほか、キヤノンからエントリー機の「EOS Kiss X10i」、ニコンからフルサイズ機の「D780」、リコーから「PENTAX K-1 MarkII Silver Edition」がリリースされた。ここでは、一般ユーザーの注目度が高いと思われる、EOS Kiss X10i、D780の2機種をチェックしてみよう。

 

キヤノン「EOS Kiss X10i」は、同社のエントリークラス一眼レフとしては、AFや連写性能などを強化した高性能モデルだ。光学ファインダー使用時に45点のAF測距点を駆使したきめ細かいピント合わせが行え、顔認識機能にも対応。また、背面モニターを使ったライブビュー撮影時には、画面の約88%×約100%という広範囲で正確かつ高速なAFが行え、瞳AFも可能だ。連写は最高約7コマ/秒(ファインダー撮影時)とエントリークラスとしては高速で、連続撮影可能枚数もRAW+JPEGラージ/ファインでも約35枚(最高連写で連続5秒間程度)撮れるので、運動会やペットの撮影など、動きのあるシーンでも一瞬を逃さず撮影できる。

↑キヤノン「EOS Kiss X10i」。2020年6月25日発売で、ボディの実売価格は11万5500円

 

ニコン「D780」は、同社としては2014年9月発売のD750以来、5年4か月ぶりに登場したミドルクラスのフルサイズ一眼レフだ。画素数は有効2450万画素で光学式ファインダー使用時は180KピクセルのRGBセンサー&51点のAF測距点を生かしたシーン認識や被写体の追尾が可能。ライブビュー撮影時は、同社の一眼レフとしては初となる像面位相差AFが搭載され、273点の測距点で素早いAFが行える。常用感度も最高でISO51200となり、常用感度ISO12800までだったD750から4倍(2段分)の高感度化が図られているのも魅力だ。

↑ニコン「D780」。2020年1月24日発売で、ボディの実売価格は27万5000円

 

一眼レフカメラは、交換レンズが豊富にありユーザーも多いことから、ミラーレスカメラが普及してきた現在でも買い替えなどの需要が少なからずある。加えて、エントリーユーザーも含め、被写体がクリアに見える光学式ファインダーを好む人も少なくない。新製品の数としては多くはないが、さらなる高性能化、高機能化も進んでおり、その魅力は衰えてはいない。

 

コンパクトデジカメ編:機能特化型モデルに活路か

コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)は、ここ数年、高価格帯の高級コンデジが中心となっていたが、2020年に発売された高級コンデジは富士フイルムの「FUJIFILM X100V」のみであり、国内メーカー製のコンデジ全体を見ても数機種にとどまっている。そうしたなかで特徴的だったのが、ソニー「VLOGCAM ZV-1」とキヤノン「PowerShot ZOOM」の2機種であった。

 

ソニー「VLOGCAM ZV-1」は、製品名にもなっているようにVlog(ビデオブログ)で使用するのに最適化されたカメラだ。基本性能は、有効約2010万画素1型センサー採用で、レンズは24~70mm相当F1.8-2.8。常用ISO感度が125-12800とコンデジとしては高感度に強く、同社の高級コンデジであるRX100シリーズにも負けない、高い性能を持つ。RX100シリーズとの大きな違いとして、本機はEVFを持たない点が挙げられるが、その一方で自撮りが行いやすいバリアングルモニターを採用(RX100シリーズはチルト式を採用)。Vlogに適した設定や機能呼び出しボタンを配置するなど、操作性もVlog撮影に最適化されている。集音効率の高いマイクも内蔵しており、内蔵マイク用のウインドスクリーンが付属しているので強い風が吹いている状況でもクリアな音声が収録できる。ミニ三脚としても機能するシューティンググリップが付属するキット(実売価格11万3900円)も用意されている。

↑ソニー「VLOGCAM ZV-1」。2020年6月19日発売で、実売価格は9万9900円

 

キヤノン「PowerShot ZOOM」は、同社がクラウドファウンディングサイトで購入者を募り、予定数の1000台を即日で達成したという製品。そのコンセプトは“撮れる望遠鏡”だ。100mm相当/400mm相当と、デジタルズーム使用で800mm相当の焦点距離が選べる、単眼鏡の形態をしたデジカメで、望遠鏡のように対象を見ながら写真を撮ることができる。カメラとしての基本性能は撮像素子が有効約1210万画素1/3型CMOSセンサー(総画素数約2110万画素1/2.3型センサーの中央部分を使用)でレンズは100mm相当がF5.6、400mm相当がF6.3の固定絞りとなっていて、約236万ドットと高精細なEVFを備えているので、EVFを覗くことで望遠鏡としても機能する。AFが搭載されているのはもちろん、光学式手ブレ補正や約10コマ/秒の高速連写機能が搭載され、質量が約145g(メモリーカード含む)と軽量なので、スポーツ観戦や野鳥観察などに気軽に持ち出せて、撮影も楽しめる。双眼鏡やフィールドスコープ、高倍率ズームデジカメなど、多くの機材を持ち出すことなく、より気軽に望遠撮影が楽しめるという点で価値ある1台だ。

↑キヤノン「PowerShot ZOOM」。クラウドファンディングを経て2020年12月10日に一般販売を開始。実売価格は3万5750円

 

コンデジは、以前に比べると新製品の数や種類が減ってきたようにも感じるが、動画や望遠撮影に特化するなど、スマホやレンズ交換式カメラでは対応しきれないジャンルに注目し、魅力を高めている製品が増えている。キヤノンのようにクラウドファウンディングを活用して市場調査や資金調達を行うといった方法は、これまで捉えきれていなかったニッチな市場を活性化でき、ユーザーにとってもメリットの多い手法として今後も期待できそうだ。

 

2020年の総括と今後の展望:メーカー・ユーザー双方に厳しい1年だったが、新たな需要も

2020年は例年と異なり、春以降、新型コロナウイルス感染症の影響が拡大。CP+2020など、数多くの写真・カメラ関連のイベントが延期や中止になった。加えて、非常事態宣言が発令されたことで外出することも難しい状況が続き、多くの人がカメラを買ったり、写真を撮ったりする機会を失った。こうしたことは、カメラのユーザーサイドから見ても残念なことではあるが、当然ながらメーカーサイドにも深刻な影響があったと思われ、実際、ほとんどのメーカーのカメラ部門は赤字となってしまった。なかでも、売り上げや営業益に占めるカメラ部門のウエイトが大きいニコンは、500億円程度の最終損益になるのではないかといわれている。

 

このほか、必ずしも新型コロナウイルス感染症の影響とはいえないが、オリンパスはカメラ部門を日本産業パートナーズに譲渡し、新会社を設立。パナソニックは、2021年にこれまでの社内カンパニー制から持ち株会社制に移行し、カメラ関連は「スマートライフネットワーク事業」の事業会社に継承されるという。ソニーも2021年4月から持ち株会社制に移行し、カメラ関連事業は、同月に設立のソニーエレクトロニクス株式会社の運営下に入る。こうした事業再編自体は、企業にとってメリットも多いが、まさに再編のタイミングで事業が赤字化したり、収益が大幅に悪化したりしてしまうのは、緊急事態下とはいえダメージが大きいはずだ。

 

ただ、新型コロナの影響でユーザーが自宅にいる時間が増えたことで、自宅や身近な場所で動画や写真を撮るのに向いたパナソニックLUMIX G100やソニーVLOGCAM ZV-1などが注目を集め、Vlogを始める人も増えている。また、オンラインでのミーティングや飲み会などを行う機会が増えた結果、高性能なカメラのきれいな映像をオンラインで活用したい、持っているカメラをWebカメラとして使いたいといった要望が増え、ミラーレスカメラをUSBなどでパソコンに接続してオンラインで使用できるようにするソフトウェアが各社から無償提供された。厳しい状況下であっても、迅速に対応してくれたメーカーの姿勢は、多くのユーザーの支持を集めたに違いない。

 

前述の通り、新型コロナウイルス感染症はメーカーの経営状態に深刻な影響を与えているので、メーカーによっては2021年から数年程度は、新製品の登場頻度が多少鈍る可能性も否定できない。ただ、カメラ本体はミラーレスカメラも含めて、ある程度成熟した製品だ。ファームウェアのメジャーバージョンアップを行うなどしながら製品のライフサイクルをできるだけ伸ばし、その一方でアクセサリーや交換レンズに注力するなど、規模が小さめでも利益を出せる、ユーザーにとっては多少高くても長く安心して使える製品が増えてくれたらと思う。

ゲーミングチェアからスマートウォッチまで! だいせんせいが選んだ「2020年のベストプロダクト」TOP5

2020年を振り返り、今年個人的にヒットしたアイテムをGetNavi webの著者の方々に挙げて頂きました。今回は、“だいせんせい”こと工藤寛顕さんのベストプロダクトを5つ紹介します。工藤さんは、オーディオはもちろん、ゲーミングからデジタルガジェットまで様々なジャンルに造詣が深いため、幅広いアイテムを選んで下さいました。

 

【その1】 まさかのプレゼントなゲーミングチェア

noblechairs

EPIC

実売価格4万9800円

もともとデスクやチェアといった作業環境にあまり頓着がなく、適当に選んだものを使っていました。
しかし、今年1月に参加した格闘ゲームイベント『EVO Japan 2020』の会場にて、何気なく応募したプレゼントキャンペーンにまさかの当選!  期せずしてゲーミングチェアデビューとなりました。

 

正直「いい椅子って何が違うんだろう……」なんて思っておりましたが、1度腰掛けてみるとその差は歴然。座面から背もたれにかけてのフィット感や、リクライニングなどの可動域の自由さなど、様々な要素に「なるほど、これは良い椅子だ」と感心してしまいました。

 

ポータブルオーディオに関心の無い人が数万円のイヤホンを買わないように、僕もまた数万円の椅子には関心が無かったのですが、やはりこういう世界は1度触れてみてこそ魅力が実感できるもの。ついついほかの身の回りの環境なども買い替えたくなってしまいます……(笑)。

 

何より、今年の夏から自宅で仕事をしているので、この椅子があって本当に助かっております。デスクワークはもちろん、当然ながらゲームが快適に遊べるのも、ゲーマーとしては嬉しいところですね。

 

【その2】 憧れのEIZOのモニター

EIZO

FlexScan EV2760

実売価格6万8830円

今年からフリーランスになり、先述の通り自宅が職場となりました。作業環境を整えていくなかで、1番気合を入れて選んだのがEIZOのモニターかもしれません。というのも、僕は学生の頃からEIZOのモニターに憧れており、「もし自宅で仕事をするようになったらEIZOを買う」と決めておりました。そんななか訪れたフリーランスへの転身。買うならいましかない! と、半ば自分に言い聞かせるように購入いたしました。

 

27インチのモニターは僕の小さなデスク上でいっぱいいっぱいなのですが、おかげで作業領域が広く、動画編集などが快適に行えます。鮮やかで正確な色味と視野角の広さも素晴らしく、長年の憧れもあって惚れ惚れとしてしまいます。

 

動画編集や写真編集などの業務上でも非常に役に立っておりますし、趣味で映画やゲームなどを楽しむ時にも重宝しています。基本的にはMacと接続していますが、時には家庭用ゲーム機の画面を映して楽しむことも。あらゆる機器のグラフィックが日々向上していくなか、いいモニターを1台持っておくと、バッチリ活躍してくれるはずです。

 

【その3】 コスパのよいAPS-Cサイズのマクロレンズ

ソニー

SEL30M35

実売価格2万5410円

ポータブルオーディオを専門に扱う仕事柄、小さな製品を綺麗に撮影しなければならない、という場面が増えてきました。しかし手元にはマクロ撮影用のレンズがなく、何か手ごろなものはないか……と思って選んだのがこちらのレンズ。

 

使用しているカメラがフルサイズの「α7 III」なので多少クロップはされてしまうものの、web中心の用途としては十分。何より、同じソニーのフルサイズのマクロレンズと比べても半額以下で購入できるというコストパフォーマンスのよさに惹かれました。

 

もともと趣味でカメラを使っていたものの、ズームレンズやポートレート用の単焦点レンズしか持っていなかったのですが、このレンズのおかげでグッと寄った写真が撮れるように。また、レンズ自体が非常にコンパクト&軽量なため、持ち運びもラクラク。ちょっとした撮影なら、これだけを持って外出することもあるくらいです。

 

【その4】 祝・「ポタ-1GP 2020」グランプリ受賞!

アップル

AirPods Pro

実売価格3万580円

 

コンピュータはMac、スマホはiPhone、タブレットはiPad、手首にはApple Watch、テレビの横にはApple TV……と、(信者というわけではないものの)アップル製品を揃えてきた僕ですが、唯一所持していない製品が「AirPods」でした。

 

もちろんAirPodsも素晴らしい製品ではあるものの、やはりそこはオーディオライターという職業柄、ほかの魅力的な製品にも大量に触れているため、なかなか手を出す機会がなく……。

 

しかし、多くのメーカーが専用イヤーピースを発売したことや、アップデートで機能が追加されたこともあり、「これは試さねば!」というガジェット好き魂に火が点いて購入。優れた音質だけでなく、独自のフィッティングやiOSとの相性のよさも手伝って、気がつけば毎日使用するようになりました。今年はバタバタしていたこともあり、プライベートで新たにオーディオ製品を買う機会があまり無かったなか、文句なしのベストバイのひとつです。ポタ-1グランプリ受賞も納得!

 

【その5】 ついに買い替えたApple Watch

アップル

Apple Watch Series 6

実売価格4万7080円~

 

アップル続きで申し訳ありませんが(笑)、最後に紹介するのは「Apple Watch Series 6」です。実は今年、2015年から使い続けてきた初代Apple Watchがついに壊れてしまいました。周りからも「え、初代モデル!?」と驚かれるなか、「絶対に壊れるまで使ってやる」という思いを胸に頑張ってきましたが、いよいよ世代交代の時がやってきたというわけです。本当にお疲れさま……。

 

というわけでやってきた5年ぶりの最新モデルはスムーズ&サクサクと動作し、僕はさながら老人の如く「技術の進歩は凄いねえ」と感嘆するばかり。ガジェット好きはコロコロと手持ちの製品を買い替えていくものだから、意外とこういった感動を忘れがちなのかもしれませんね。

 

具体的には、同じサイズ感ながら38mm→40mmにサイズアップした画面の視認性の高さや、常時表示の利便性、バッテリーライフの向上、デジタルクラウンやサイドボタンのクリック感などなど。ある種当たり前な部分がブラッシュアップされるだけで、こうも印象が変わるものかと驚きました。こちらも壊れるまで使っていきたいと思います。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

アップル、ソニー、ボーズ。AVライターが選んだ「2020年のベストプロダクト」TOP3

2020年は私にとって何もかもがイレギュラーでした。2月に渡航を予定していたバルセロナへの取材を取りやめて以後、予定していた海外取材がバタバタとキャンセルになり、結局その後は1回も海外に出かけていません。毎年海外の展示会で見たり、触れたりした新製品やサービスをGetNavi webでレポートできることが私の楽しみでもあるので残念です。2021年はまた国内外のオーディオ・ビジュアルやデジタルガジェットの最新情報を色々ご紹介したいと考えています。

 

生活環境は大きく変わったものの、2020年も気持ちを明るくしてくれる魅力的な製品が数多く発売されました。私が特に満足したオーディオ・ビジュアル系の製品3点を振り返ってみたいと思います。

 

【その1】 ボーズらしい強力なノイキャン機能が魅力

ボーズが久しぶりに発売した、QuietComfortのシリーズネームを冠した左右独立型の完全ワイヤレスイヤホン「Bose QuietComfort Earbuds」は、しっかりと効く強力なアクティブ・ノイズキャンセリング機能がお気に入り。発売後も外出する時の定番イヤホンとしてバッグにほぼ入れっぱなしにして持ち歩いています。

ボーズ

Bose QuietComfort Earbuds

実売価格3万3000円

 

本体や充電ケースがやや大きいよねという声もあるようですが、筆者は装着バランスがとても安定するのであまり気になりません。ひとつ不満に感じていたイヤホンのリモコンからスマホで再生中の音楽のボリュームが変えられなかった点も12月のソフトウェアアップデートで解消されたので満足。

↑独特な形状のシリコン製イヤーピースのフィット感にも満足です

 

アクティブ・ノイズキャンセリング機能を搭載するワイヤレスイヤホンは、大きな騒音に囲まれる飛行機に乗って使ってみると力不足に感じてしまう製品が多かったので、空の旅には仕方なくノイキャン・ヘッドホンを手荷物に入れていました。QuietComfort Earbudsがあれば旅行の荷物がだいぶコンパクトにできそう。次に試せる日が待ち遠しいです。

 

【その2】 iPhone連携が便利すぎるスマートスピーカー

11月にアップルが発売したHomePod miniが、いまのところ私のスマートスピーカーの決定版です。

アップル

HomePod mini

実売価格1万1880円

 

サウンドが好みに合ったこともその理由のひとつですが、コンパクトで場所を取らないサイズ感と、iPhoneで再生中のサウンドをHomePod miniにデバイスを近づけるだけで素速く転送できるHandoff機能が便利すぎます。

 

使い方を紹介します。iPhone(iOS 13.2以降)の「設定」アプリを開いてから「一般」に入り、「AirPlayとHandoff」の「HomePodに転送」と「Handoff」をオンにして、iPhoneのWi-Fi/Bluetoothがオンなっていることを確認してから、端末をHomePod miniに近づけると、あらゆるアプリで再生中のオーディオ(動画系アプリも)がスマートスピーカーから聞こえてきます。

↑iPhoneで再生中の楽曲をHomePod miniにワンタッチで転送できるHandoff機能

 

聴きたい曲を音声操作でSiriにお願いすることもできるのですが、海外インターネットラジオのステーション選局を声による操作で成功させるのは至難の業。iPhoneで選択してからHomePod miniに転送する聴き方が確実です。HomePod miniを購入してから、スマートスピーカーは仕事机の手元近くに置いて使うスタイルが私のスタンダードになりました。

↑仕事机の手元近くにスマートスピーカーを置いて使うようになりました

 

【その3】 5G時代のスタンダードスマホ

ソニーは2020年に5G対応のXperiaプレミアムモデルを2機種発売しました。コンパクトな5Gスマホはアップルやシャープも発売していますが、6.1型の大きな画面サイズをキープしたまま本体をスリムにした「Xperia 5 II」は動画やゲームが楽しみやすく好感が持てました。このサイズ感は5G時代のオーディオ・ビジュアルエンターテインメントを最も快適に楽しめるスマホとして、スタンダードになりそうな気がしています。6.5型/4K対応の「Xperia 1 II」も良いんですけどね。

ソニー

Xperia 5 II

実売価格9万9000円(docomo online shop)

 

オーディオは3.5mmアナログイヤホンジャックが復活したので、わが家のハイレゾ対応イヤホンを直結して音楽再生が楽しめるのもうれしいところ。モバイルゲームのサウンドも操作とのタイムラグが発生しないので快適です。

↑3.5mmアナログイヤホンジャックが復活しました

 

ソニーは独自の立体音楽体験の技術「360 Reality Audio」を、海外ではAmazon MusicやTIDAL、Deezerにnugs.netをはじめとする音楽配信サービスと組んで、Xperiaをはじめとするスマホと一般的なヘッドホン・イヤホンによる組み合わせで楽しめるサービスも始めています。日本でも近くXperiaで360 Reality Audioのコンテンツが楽しめるようにぜひなってほしいものです。

 

2021年もまたオーディオ・ビジュアルの革新的な製品とサービスをこの場でご紹介したいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

徹底レビュー! ゲオの4K対応テレビ&完全ワイヤレスイヤホンはズバリ“買い”だ!

GEO(ゲオ)といえば、レンタルビデオやゲームソフトを取り扱う全国チェーンというイメージがありますが、最近では中古のスマートフォンやデジタルデバイスの販売にも力を入れています。そんなゲオでいま最も注目したいのが、オリジナルのデジタル家電製品です。

 

そのラインナップは、4K対応の大画面テレビから、トレンドの完全ワイヤレスイヤホン、テレワークやリモートワークに便利なスマホスタンドまで多岐に渡ります。いずれも公式オンラインストア(4K対応テレビのみ2021年1月11日まで送料無料キャンペーン中)で購入できるほか、一部の製品はゲオの店頭でも取り扱っています。

 

果たしてゲオオリジナルのアイテムは“買い”なのか、GetNaviでおなじみの2人の専門家にゲオのデジタル家電製品をチェックして頂きました。

 

3万円台の4K対応テレビの実力をチェック!

まずは、50型の大画面でなんと税込3万9800円(※)という衝撃価格の4K/HDR対応の液晶テレビ「GH-TV50CGE-BK」から。こちらをチェックするのは、AV評論家の鳥居一豊さんです。

※:税込3万9800円の価格と公式オンラインストアでの送料無料キャンペーンは2021年1月11日までの期間限定。2021年1月12日以降は変更になる場合があります
↑ゲオが販売する4K/HDR対応の50型液晶テレビ「GH-TV50CGE-BK」

 

 

【プロがチェック】

AV評論家

鳥居一豊さん

オーディオ、ビジュアルの両面に精通し、機器の使い勝手には強いこだわりを持つ。実はかなりのアニメ好きでもあり、高性能AV機器を駆使して、日々”2次元”を満喫している。

 

リビングに置きたい明るい大画面

テレビにおいて最も気になるのは、やっぱり“画質”。3万円台の4K対応テレビとはいえ、安かろう悪かろうではガッカリしてしまいます。GH-TV50CGE-BKはテレビの心臓部ともいえる集積回路部分に日本製LSIを搭載しているので、ノイズが少なく色再現性にも優れているのが特徴です。また、HDR対応により、ハイコントラストでなめらかな階調表現も得意。上下左右各178度の広い視野角により、角度による色やコントラストの変化を抑えています。

 

「画質は4K画質(3840×2160ドット)のUHD BDと、フルHD解像度(1920×1080ドット)のBDを再生してチェックしました。視聴していてまず感じたのが、液晶テレビらしい明るく鮮やかな画質だということ。また、VAパネルながら視野角も広いので、リビングなどの明るい部屋に置いて見るのに向いているでしょう」(鳥居さん)

↑プロの厳しい目で画質をチェックします

 

「映像モードを『映画プロ』に設定して2本の映画作品を視聴しましたが、感心したのは色味がとても自然なところですね。機種によっては色鮮やかさを強調するために、例えば草原の色が人工芝のようになってしまうこともあるのですが、このテレビはそのようなことがなく、全体的にナチュラルな色味で安心して視聴できました。暗部の階調などはもう少し頑張って欲しいところではありますが、この価格でここまで安定した画質なら満足できるでしょう。普段のテレビ番組視聴などカジュアルなシーンで使うには十分ですね」(鳥居さん)

↑画質の満足度は十分なレベルと高評価

 

「また、フルHD解像度のアニメ作品を再生したところ、解像感がしっかりしており、破綻のない画質で楽しめました。超解像処理のような4K高画質化機能は備えていませんが、そう思えないほど綺麗です。これなら地デジ放送のような4K未満の映像なども、十分楽しめると思います。4K60p(毎秒60コマ)までの映像が再生可能なので、動きのあるスポーツ中継などもなめらかな映像で見ることができますよ」(鳥居さん)

 

ディスプレイは狭額縁の「ベゼルレスフレーム」を採用。画面が大きく見えるので、より迫力のある映像を体感することができます。

↑額縁が目立たないベゼルレスフレームを採用

 

 

高品質なサウンドに驚き!

続いて、画質と並んで重要な要素である“音質”についてチェックしましょう。薄型テレビはデザインの都合上、スピーカーが前向きに設置されていない場合が多く、機種によっては人の声などが聞き取りにくいものもあります。GH-TV50CGE-BKの音質はどうなのでしょうか?

 

「今回とても驚いたのがサウンド。一般的な薄型テレビと同じように下向きに取り付けられたスピーカーながらサウンドがとてもしっかりしていて、映画のセリフも聞き取りやすかったです。大型テレビはサウンドバーが欲しくなることも多いのですが、ガツンとした低音やサラウンド感を求めるのでなければ、内蔵スピーカーだけでも十分満足できるのではないでしょうか」(鳥居さん)

↑内蔵スピーカーだけでも人の声が聞き取りやすい音質にチューニングされています

 

「ヘッドホン接続用のステレオミニ出力端子のほか、光デジタル音声出力端子も備えているので、外付けのスピーカーやAVアンプなどを接続すれば、大迫力のサウンドを楽しむこともできます。自宅で映画やライブ映像を満喫したいなら、サウンドバーやスピーカーを追加するとよいでしょう」(鳥居さん)

 

 

新4K衛星放送やネット動画は非対応

GH-TV50CGE-BKは地デジ/BS/CSチューナーを2基搭載しており、別売のUSB HDDを接続すれば裏番組録画も可能となっています。また、4K対応のHDMI端子を3つ備えており、4Kレコーダーやゲーム機、ケーブルテレビやネット動画などのSTB(セットトップボックス)を接続すれば、4K解像度の美しい映像を楽しむことができます。

 

「新4K衛星放送を見ることはできませんが、テレビは地デジやBS/CSが見られればいいと考えている方ならそれほど問題ないでしょう。4K対応のHDMIを備えているので、もし将来的に新4K衛星放送を見たいと思ったら、外付けの4Kチューナーや4Kチューナー内蔵レコーダーを用意すれば簡単に視聴できるようになります。また、最近はケーブルテレビなどでも新4K衛星放送を見ることができるので、そういったサービスを利用するのもいいですね」(鳥居さん)

↑背面には4K対応のHDMI入力端子×3のほか、録画用のUSB端子や光デジタル音声出力端子など豊富に備えています

 

「最近はNetflixやAmazonプライムビデオなどのネット動画機能を備えている機種も多いのですが、こちらはネット動画機能を搭載しておりません。ただし、別途Fire TVやGoogle Chromecastなどのデバイスを用意すれば手軽にネット動画を再生できますので、必要に応じて購入すればよいでしょう。すでにそれらのデバイスをお持ちの方なら、そのまま使えますよ」(鳥居さん)

 

大画面の4K画質を手軽に堪能したい人にオススメ

ここまで実際にテレビを使用しながら、プロの目線で画質やサウンド、使い勝手をチェックして頂きましたが、ゲオの4K/HDR対応テレビ「GH-TV50CGE-BK」の印象はいかがですか?

↑視聴を終えて、そのクオリティに満足したという鳥居さん

 

「リビング用の大画面テレビが欲しい人や、家族みんなでテレビを見るファミリー世帯にオススメですね。液晶らしい明るい画面と広い視野角で、リビングに置いて家族みんなでテレビを見る、という用途にピッタリです。また、古いテレビからの買い替えにも最適。新4K衛星放送やネット動画機能などが省かれているぶん低価格になっていますので、その点を割り切れればお買い得といえます。テレビを買い換えたいけどなるべく出費は抑えたい、そんな方にオススメです」(鳥居さん)

 

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

 

税込2999円の完全ワイヤレスイヤホンの実力をチェック!

続いては、トレンドアイテムである“完全ワイヤレスイヤホン”を、オーディオライターの工藤寛顕さんがチェックします。この「GRFD-SWE300T4」は、4色のカラーバリエーションを揃えながら、税込2999円という驚きのプライスとなっています。

↑ゲオが販売する完全ワイヤレスイヤホン「GRFD-SWE300T4」(カラー:ブラック)

 

 

【プロがチェック】

オーディオライター

工藤寛顕さん

元オーディオ専門店員という経験を生かし、主にポータブルオーディオを中心とした製品レビューや、著名人へのインタビュー記事を得意とする。web動画の制作・出演も手がける。

 

軽くコンパクトなサイズで持ち運びがラク!

こちらのGRFD-SWE300T4は、一度ペアリングしてしまえば、以降は自動的に接続してくれる「自動ペアリング機能」を搭載。左右のイヤホンが別々に接続されるので、ノイズを抑えて通信が途切れにくいのが特徴です。イヤホン部分にボタン式センサーを備えており、スマホなどを取り出さなくても、再生/一時停止や曲送り/曲戻し、音声アシスタントの起動などの操作が可能。IPX4の防水規格に準拠しており、汗や雨などに強くスポーツ時にも安心して使用できます。

↑カラーはブラック、ホワイト、ネイビーブルー、レッドの4色をラインナップ

 

「パッケージから取り出して最初に感じたのは、ケース・イヤホンともにコンパクトにまとまっていて、とても軽量なこと。ケースが約29.75g、イヤホン本体が片側約4.85gと極めて軽く、手のひらに収まってしまうほどのサイズ感。胸ポケットや小さなカバンなどにも楽々収納できるポータビリティは魅力的ですね。ケース・イヤホンともプラスチック製ですが、造り自体はしっかりとしており、価格を考えれば十分な仕上がりだと思います。イヤホン本体は凹凸が少なくつるっとした形状で、フィッティングも良好」(工藤さん)

↑手のひらにおさまってしまうほどのコンパクトさ

 

↑耳にすっきり収まるコンパクトなサイズで、耳の小さな人にもオススメ

 

 

「超低遅延モード」が優秀!

GRFD-SWE300T4は、6mm径のダイナミックドライバーを搭載し、DSPによる迫力のあるサウンドが特徴。さらに、一般的なBluetoothコーデックであるSBCに加え、Apple製品などに採用されている高音質コーデックのAACにも対応しています。気になる音質はどうなのでしょうか?

 

「音質は、低域の量感をしっかりと確保しつつ、安っぽいドンシャリ感を感じさせない確かな迫力を感じさせてくれます。打ち込み系の曲を再生してみると、パワフルかつタイトに響くキックに耳が行きがちですが、その後ろにあるスネアやギターなども粒立ちがよく、ボーカルもグッと近くで存在感が感じられました。細かいところをつつけば高級機には敵わないかもしれませんが、率直に“なかなかいいな”と感じられる音質に仕上がってます」(工藤さん)

 

また、GRFD-SWE300T4には工藤さんイチオシの「65ms超低遅延モード」(1000ms(ミリセカンド)=1秒)という機能が備わっています。これは、スマホなどで再生した音声信号をワイヤレス伝送する際に生じる映像と音のズレを、通常モードの約4分の1、”0.065秒”しかズレなくするもの。接続コーデックに関わらず適用することができるため、再生環境に依存せず、ゲームや動画などのコンテンツを、音ズレを抑えながら楽しめます。

 

「実際に試してみましたが、動画再生時のリップシンクやゲームプレイ時のタップ音など通常モードだと気になる音ズレも、超低遅延モードにするとかなり違和感のないレベルに抑えられていると感じました。リズムゲームなどのシビアな判定が求められるものでは厳しいかもしれませんが、動画やアクションゲームなどを楽しむ分にはほとんど問題ないでしょう。音質は通常モードと比べるとわずかに低下しているように感じられたものの、極端に音が悪くなるようなことはなかったので、コンテンツに応じて切り替えるとよいでしょう」(工藤さん)

 

完全ワイヤレスイヤホンを選ぶ際に重要なのは、連続再生時間ですが、GRFD-SWE300T4はイヤホン単体で約4.5時間の再生が可能。毎日の通勤・通学だけでなく、ちょっとした遠出の際もバッテリー切れの心配なく使えます。さらに、充電ケースに収納すれば、最大4回までフル充電ができます。

 

初めての人にオススメしたい高コスパイヤホン

ここまで工藤さんにGRFD-SWE300T4を試して頂きましたが、その印象はどうだったのでしょうか。

 

「性能だけ見ると『悪くない仕上がりだ』という印象の完全ワイヤレスイヤホンですが、これが税込2999円というコストパフォーマンスの良さを踏まえると、その意味はまったく異なってきますね。この価格帯で超低遅延モードのような機能が備わっているのも驚き。これほどの製品がこの価格で購入できるというのは、とてもコストパフォーマンスが高いと思います。この価格なら紛失してしまっても落ち込まないので、『完全ワイヤレスイヤホンは耳から落としてなくしてしまいそうで……』と購入を躊躇していた方や、初めて完全ワイヤレスイヤホンを購入する方にも、文句なしでオススメできますね」(工藤さん)

 

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

 

結論:ゲオのオリジナル家電は“買い”!!

今回は2人のプロにゲオのオリジナル家電製品をチェックしてもらいましたが、いずれも「価格からは想像できない高いクオリティ」との評価となりました。シンプルながらも機能が充実し、無駄をそぎ落としたデザインと使い勝手の良さも兼ね備えたゲオのオリジナル家電は、今後のラインナップ拡充が楽しみな出来栄えです。

 

この冬、“おうち時間”を充実させるべくテレビの買い換えを検討している方や、お子さんへのプレゼントに完全ワイヤレスイヤホンをプレゼントしようと考えている方は、ぜひゲオのオリジナル家電製品をチェックしてみて下さい!

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

 

価格帯別にオススメをピックアップ!「4Kテレビ」今冬の優良モデル3選

今冬の家電市場では、例年以上に魅力的な新製品が続々と登場している。ここでは、なかでも注目を集める7大ジャンルを取り上げて、価格帯別にトレンドと“買い”のポイントを解説。さらに、各価格帯でプロが認めたイチオシのアイテムも紹介していく。今回取り上げるのは、4Kテレビ。今冬の4Kテレビは、東京五輪に向けて発売された各社の自信作がズラリと揃う。なかでも55V型クラスは価格帯が10万円以下から25万円以上まで幅広く、選択肢が多い。そのなかで特に優れたモデルを識者がセレクトした。

※こちらは「GetNavi」 2021年1月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

★最新4Kテレビ、“買い”のポイント

4Kチューナーを2基内蔵し、4K放送番組の裏録に対応する

多くのネット動画配信サービスで4Kコンテンツを視聴できる

最新HDR方式をサポートし、より高画質な映像を楽しめる

 

私たちが解説します!

AV評論家

藤原陽祐さん

新聞記者、専門誌編集者を経てフリーに転身。わかりやすい解説と核心を突いた評論で本誌をはじめ多媒体で人気を博す。

GetNavi編集長

川内一史

長年オーディオ・ビジュアル記事を担当。テレビ放送だけでなくネット動画の視聴も多く、アプリへの対応も重視する。

 

長期に渡り愛用するなら各社の旗艦モデルが狙い目

例年、テレビの冬モデルはボーナス期に合わせて各社が自信作を投入してくる。コロナ禍とはいえ、今季も4Kテレビ市場は十分に活気づいているようだ。

 

「2020年は、コロナ禍の影響で予定されていた東京五輪が延期に。しかし、各社は大会に照準を合わせて、入門機から上位モデルまで渾身の逸品を準備してきました。そのため、今季は例年以上の豊作と言えます」(藤原)

 

多士済々の4Kテレビだが、ベストの一台を選ぶにはどこに着目すれば良いのだろうか。

 

「かつて“高嶺の花”だった高画質な有機ELテレビの価格がこなれてきました。『松』クラスは各社の旗艦モデルとなるため音質や機能性も最高峰で、長く使えます。ミドルクラス以下の液晶を狙うなら、ネット機能の充実度は重視したい。対応するVODの数はもちろん、音声検索の精度も、ストレスなく使うためには大事です」(川内)

 

【《松》クラス】予算額25万円以上

各社4K有機ELのハイエンドモデルが並ぶ価格帯。いずれも、独自構造のディスプレイや高画質エンジンをだけでなく、高音質なスピーカーシステムなどを搭載し、高品位な“画”と“音”を存分に楽しめる。

 

【No.1】独自の有機ELディスプレイを採用し圧倒的な映像美を実現

パナソニック

ビエラ TH-55HZ2000

実売価格36万4820円

自社設計・組立の「Dynamic ハイコントラスト 有機ELディスプレイ」を搭載したハイエンドモデル。高級オーディオを手掛ける同社のテクニクスチームがチューニングしたテレビ一体型のイネーブルドスピーカーを備え、映画館のような立体音響を再現する。

SPEC ●画面サイズラインナップ:65V/55V型 ●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ/BS/110度CS×3 ●接続端子:HDMI×4、USB×3ほか ●サイズ/質量:W1225×H789×D350mm/約34kg

4Kチューナー 2基
4K VOD 6サービス
HDRフォーマット 4方式(※)
音声最大出力 140W

※:静止画フォーマットを除く

 

↑特別素材の放熱プレートと貼付けシートを独自の構造で組み合わせたディスプレイを搭載。発光性能が高められている

 

↑上向きのイネーブルドスピーカーを採用。立体音響技術「ドルビーアトモス」との組み合わせで、臨場感あふれる音場を体感できる

 

↑底面に吸盤を備えるスタンドを採用。吸着をオンにすると、テレビ台との間が真空状態になり固定され、転倒を防止する

 

↑スイーベル(首振り)機能を搭載。左右それぞれ15度まで回転可能なので、テレビ背面の掃除もスムーズに行える

 

<クロスレビュー!>

映像の総合的な表現力はライバル機を圧倒

「ダイナミックレンジの広さが圧巻で、各部分の情報が浮き上がり、全体の階調描写が豊か。黒のなかのディテール描写が意欲的でハイライトの色付きも絶妙です。総合的な表現力は随一」(藤原)

 

映画館クオリティの迫力サウンドを堪能

「テクニクスが手掛けたオーディオシステムの品質がスゴい。厚みのあるサウンドに加えて、音の出ている位置がはっきりとわかるので臨場感が段違い。まさにシアタークオリティです!」(川内)

 

【No.2】ネイティブ4Kはもちろん地デジ放送も高画質で楽しめる

東芝

レグザ 55X9400

実売価格30万8000円

全録機能「タイムシフトマシン」を搭載した有機EL旗艦モデル。独自開発の高画質エンジンにより、4K映像だけでなく、地デジ放送やネット動画などを美しく描く。最大出力142Wのパワーアンプを採用したオーディオシステムによる迫力の音声も魅力。

SPEC ●画面サイズラインナップ:77V/65V/55V/48V型 ●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ×9、BS/110度CS×3 ●接続端子:HDMI×7ほか ●サイズ/質量:W1234×H738×D279mm/32.5kg

4Kチューナー 2基
4K VOD 5サービス
HDRフォーマット 4方式
音声最大出力 142W

 

↑高放熱インナープレートを挿入した、自社設計のレグザ専用有機ELパネルを搭載。明るく抜けの良い映像を実現した

 

↑番組レコメンドサービス「みるコレ」を採用。AI学習により、ユーザー好みの録画番組や放送予定の番組を勧めてくれる

 

<クロスレビュー!>

4Kアップコンが秀逸でスポーツ中継は大迫力

「地デジやBSの4Kアップコンバートでも、ネイティブ4Kに迫る精細感あふれる映像を描きます。スポーツ中継は全体にフォーカスが合い、輪郭が細く鮮度が高い。実際に観客席にいるようです」(藤原)

 

未知の番組と出会える「みるコレ」機能が魅力

「『みるコレ』はまだ見ぬコンテンツとの出会いがあり、テレビフリークにオススメの機能。『タイムシフトマシン』による全録機能は唯一無二の魅力ですが、地デジ番組のみ対応なのは少々残念」(川内)

 

【No.3】映像とサウンドが一体となった新しい視聴体験を与えてくれる

●写真は65V型

ソニー

ブラビア KJ-55A8H

実売価格26万4000円

パネル自体を振動させて音を出す独自の技術「アコースティック サーフェス オーディオ」を採用。倍速駆動対応の有機ELパネルと高画質プロセッサーにより、あらゆるコンテンツを美しく鮮明な映像で描写する。画と音の一体感を楽しめる一台だ。

SPEC ●画面サイズラインナップ:65V/55V型 ●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ/BS/110度CS×2 ●接続端子:HDMI×4、USB×3ほか ●サイズ/質量:W1227×H733×D326mm/18.6kg

4Kチューナー 2基
4K VOD 6サービス
HDRフォーマット 3方式
音声最大出力 30W

 

↑超解像エンジン「4K X-Reality Pro」を搭載。地デジ放送やネット動画などあらゆるコンテンツを高精細に描き直す

 

↑背面の左右にアクチュエーターとサブウーファーを配置した独自の音響技術を採用。映像と音の一体感を存分に楽しめる

 

<クロスレビュー!>

“化粧”の上手さはソニーならでは

「黒を引き締めて白を伸ばすという、ハイコントラストな画作り。色も細部までしっかりと乗せています。色調の歪みは少なく、ノイズも少なめ。やや“厚化粧”ですが、映える映像です」(藤原)

 

Android TV採用でネット利用が快適

「OSにはAndroid TVを採用し、ネット動画の視聴が快適。Googleアシスタントによるリモコンの音声検索は精度が高く、豊富なコンテンツをストレスなく楽しめるのがうれしいですね」(川内)

 

【《竹》クラス】予算額15万円〜25万円

有機ELのエントリークラスと液晶のハイエンドクラスが入り交じる価格帯。画質なら有機ELに分があるが、充実した機能や装備を求めるなら液晶がオススメだ。

 

【No.1】斜めから見ても高画質で楽しめる

ソニー

ブラビアKJ-55X9500H

実売価格22万円

部分駆動のバックライトを採用した液晶パネルや高画質プロセッサーなどを搭載し、画質をブラッシュアップ。広視野角技術「X-Wide Angle」により、斜めからの視聴でも正面と同レベルの高画質を楽しめる。

SPEC ●画面サイズラインナップ:75V/65V/55V/49V型 ●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ/BS/110度CS×2 ●接続端子:HDMI×4ほか ●サイズ/質量:W1230×H779×D310mm/18.1kg

4Kチューナー 2基
4K VOD 6サービス
HDRフォーマット 3方式
音声最大出力 30W

 

↑処理能力の高い高画質プロセッサー「X1 Ultimate」を搭載。高精細、滑らかな色表現、HDR相当の高コントラストを実現した

 

↑背面上部にツィーター、下部にフルレンジスピーカーを搭載。映像と音の一体感を高め、豊かな臨場感を楽しめる

 

<クロスレビュー!>

視野角が広いことでストレスを感じない

「斜めからの視聴でも、コントラスト感、色調ともに変化は少なく、ストレスを感じません。コントラスト感は多少犠牲になる印象ですが、視野角が広がるメリットのほうが勝ります」(藤原)

 

速い動きのスポーツもストレスなく視聴できる

「倍速駆動と独自のバックライト制御で、動きの速い映像の描写に強い。サッカーやバスケットボールなどの球技も、チラつきの少ない滑らかな画質で楽しめて、ゲームに集中できます」(川内)

 

【No.2】臨場感あふれる画質と音質を実現

パナソニック

ビエラTH-55HX950

実売価格20万6910円

独自の高輝度ディスプレイを搭載し、明るく色鮮やかな映像を描写する液晶最上位モデル。イネーブルドスピーカーの採用とドルビーアトモス対応により、天井に反射した音に包み込まれるような立体音響が楽しめる。

SPEC ●画面サイズラインナップ: 65V/55V型 ●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ/BS/110度CS×3 ●接続端子:HDMI×4、USB×3ほか ●サイズ/質量:W1231×H766×D350mm/約28.5kg

4Kチューナー 2基
4K VOD 6サービス
HDRフォーマット 4方式
音声最大出力 60W

 

<クロスレビュー!>

高コントラスト・高輝度の映像が魅力

「高効率LEDバックライトなどで放熱構造を強化。同時に光学シートの最適化により、高コントラスト化、高輝度化を実現しています」(藤原)

 

使い勝手に配慮された細やかな設計がうれしい

「イネーブルドスピーカーがもたらすサウンドの臨場感はクラス随一。転倒防止スタンドの採用など、ビエラらしい使い勝手の良さも光ります」(川内)

 

【No.3】コンテンツに合わせてAIが画質を最適化

LGエレクトロニクス

OLED 55CXPJA

実売価格20万4240円

どんな映像も4Kレベルに変換するAIプロセッサー搭載の有機ELテレビ。コンテンツに合わせて最適な映像処理がなされ、地デジ放送もネット動画も美しい映像が楽しめる。音質もジャンルに合わせて最適化。

SPEC ●画面サイズラインナップ: 77V/65V/55V/48V型 ●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ/BS/110度CS×3 ●接続端子:HDMI×4、USB×3ほか ●サイズ/質量:W1228×H738×D251mm/23kg

4Kチューナー 2基
4K VOD 4サービス
HDRフォーマット 3方式
音声最大出力 40W

 

<クロスレビュー!>

グラデ−ションも滑らかに描き切る

「有機ELディスプレイでは滑らかなグラデーションの表現が難しいもの。しかし、本機はきめ細かなタッチで階調の推移を緻密に描写します」(藤原)

 

見たいコンテンツに音声ですぐアクセスできる

「高品位な画質の有機ELテレビが約20万円で買えるというだけで魅力的! 音声操作も快適で、見たいコンテンツにすぐアクセスできます」(川内)

 

【《梅》クラス】予算額10万円〜15万円

液晶のスタンダード〜ミドルクラスが連なる価格帯。上位機の高画質・高音質性能は省かれることもあるが、必要十分の機能を備え、大画面4Kデビューにピッタリだ。

 

【No.1】 8K開発で培った高画質技術を応用

シャープ

AQUOS 4T-C55CL1

実売価格14万3000円

新開発の4K高画質エンジンを搭載。高精細で色鮮やか、メリハリのある美しい映像が楽しめる。独自の高効率LEDバックライトシステムを採用。消費電力を抑えながら画面輝度を高め、明るくクリアな映像を実現した。

SPEC ●画面サイズラインナップ:55V/50V/43V/40V型 ●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ/BS/110度CS×3 ●接続端子:HDMI×4ほか ●サイズ/質量:W1240×H806×D290mm/27.0kg

4Kチューナー 2基
4K VOD 5サービス
HDRフォーマット 3方式
音声最大出力 20W

 

↑同社8Kテレビの高画質技術を応用した4K画像処理エンジン「Medalist S1」を搭載。高精細で色鮮やかな映像を表現する

 

↑音声を前方に導く構造と、スピーカーネットをなくした前面開口の機構を採用。抜けの良い高レベルのサウンドが楽しめる

 

<クロスレビュー!>

地デジ放送もネット動画も鮮やかな4K画質で楽しめる

「エントリークラスのモデルにも、同社8K映像技術で培った画質処理エンジンを搭載。地デジ放送もネット動画も高精細な4K解像度で楽しめます。鮮やかな映像が好みの人にオススメの一台」(藤原)

 

ドラマやニュースの声が聞き取りやすい音質

「聞き取りやすいサウンドは、このクラスではトップレベル。特にドラマやニュース番組などのセリフが明瞭です。OSにAndroid TVを採用するため、音声で気軽に操作できるのもうれしい」(川内)

 

【No.2】あらゆるネット動画を最適な画質で表現する

東芝

レグザ55M540X

実売価格13万1390円

「レグザエンジンCloud」を搭載した液晶レグザのミドルクラス。様々なフォーマットが混在するネット動画を自動調整し、高画質に表現する。AIが視聴傾向から番組を勧めてくれる「みるコレ」も便利。

SPEC ●画面サイズラインナップ:75V/65V/55V/50V/43V型 ●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ/BS/110度CS×3 ●接続端子:HDMI×4ほか ●サイズ/質量:W1230×H750×D207mm/15.5kg

4Kチューナー 2基
4K VOD 6サービス
HDRフォーマット 2方式
音声最大出力 20W

 

<クロスレビュー!>

クセのないプレーンな画作りが好印象

「輪郭が細くすっきりとして、抜けの良い描写が特徴。コントラスト感よりも映像の精細感やキレ味を重視したプレーンなタッチの画作りです」(藤原)

 

映像マニアも納得の高画質技術がユニーク

「クラウドとの連携でAIが高画質処理を行う技術はユニーク。アニメなら監督や制作会社などの情報を基に処理されるなどマニアックな仕様です」(川内)

 

【No.3】ネット動画から4K放送まで色鮮やかな映像で楽しめる

ソニー

ブラビア KJ-55X8000H

実売価格14万3000円

高画質プロセッサー「HDR X1」を搭載。地デジ放送やネット動画など、あらゆる映像を高精細で色鮮やかな4K画質で楽しめる。Android TVに対応し、豊富なネット動画をサクサク快適に視聴可能だ。

SPEC ●画面サイズラインナップ:75V/65V/55V/49V/43V型 ●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ/BS/110度CS×2 ●接続端子:HDMI×4ほか ●サイズ/質量:W1243×H782×D340mm/16.8kg

4Kチューナー 2基
4K VOD 6サービス
HDRフォーマット 3方式
音声最大出力 20W

 

<クロスレビュー!>

視野角が広くて明るく家族で楽しめる画質

「視野角が広く明るく抜けの良い映像が特徴。LEDバックライトは部分駆動ではありません。明るいリビングで家族と一緒に楽しめます」(藤原)

 

ドルビーアトモス対応で臨場感のあるサウンド

「立体音響技術『ドルビーアトモス』に対応。2基の内蔵スピーカーは下向き配置ながら、臨場感のあるクリアなサウンドを満喫できます」(川内)

 

【Topic1】有機ELテレビは「48V型」がアツい!

有機ELの高画質を手ごろなサイズで楽しみたい! そんな要望に応えて、各社から“ちょうど良い”48V型モデルがリリースされている。

 

【No.1】

東芝

レグザ 48X8400

実売価格23万1000円

 

【No.2】

シャープ

4T-C48CQ1

実売価格25万3000円

 

【No.3】

ソニー

ブラビア KJ-48A9S

実売価格25万3000円

 

パーソナルなスペースでも高画質で楽しめる

リビングだけでなくパーソナルなスペースでも高画質で楽しみたいという要望が増え、ソニー、シャープ、東芝などが48V型の有機ELテレビをリリースしている。液晶に比べるとまだ高価だが、市場での評判も上々で、今後さらにニーズが高まり、選択肢が増えそうだ。

 

【Topic2】イマドキのレコーダーは用途で選ぶ

外付けHDDへの番組録画が一般化しているが、機能は専用レコーダーに及ばない。ここで最新レコーダー2台の注目ポイントをチェックした!

 

【No.1】

パナソニック

おうちクラウドディーガ4Kチューナー内蔵モデルDMR-4CT401

実売価格14万4810円

 

【No.2】

東芝

タイムシフトマシンハードディスク D-M210

実売価格5万9400円

 

全録派はタイムシフトマシン、4K派はディーガがオススメ

東芝は、BDドライブ非搭載のHDDレコーダーを発売。最大6チャンネルの地デジ/BS/CS放送番組を約1週間ぶん全録できる。パナソニックはBDドライブ搭載で、新4K衛星放送(またはHD放送)3番組を同時録画可能。全録派は前者、4K派は後者がオススメだ。

 

●スペックにある「サイズ/質量」はいずれもスタンド含む数値

2020年最も支持を集めたポータブルオーディオは?「ポタ-1グランプリ 2020」結果を12月21日20時からの「ポタ-1 TV」で発表! #ポタ1TV

12月21日20時から配信の「ポタ-1 TV Powered by GetNavi」にて、ついに「ポタ-1グランプリ 2020」の結果が発表されます!

 

 

そもそも「ポタ-1グランプリ」って?

「ポタ-1グランプリ」とは、本誌(GetNavi)が主催する、その年に発売されたポータブルオーディオの年間王者を、一般投票によって決定するアワード。2017年にスタートし、今年2020年で4回目。今年は25部門102製品がノミネートしています。

 

歴代総合グランプリは、ソニー「ウォークマン NW-A40シリーズ」(2017年)、ソニー「WH-1000XM3」(2018年)、ソニー「WF-1000XM3」(2019年)と、ソニーの3連覇が目立っていますが、2020年は一体どうなるのでしょうか!? 各部門のグランプリと総合グランプリが、いよいよ明日の生放送「ポタ-1 TV」で発表です!

 

「ポタ-1 TV Powered by GetNavi」とは?

声優の小岩井ことりさんと、フリーライターの「だいせんせい」こと工藤寛顕さんの2人がMCを務める、ポータブルオーディオ専門のYouTubeチャンネル。

 

月に一度、約1時間の生放送を配信しているほか、だいせんせいさんが注目製品の魅力を語ったり、質問に答えたりする“深イイ動画”も好評配信中です!

 

↓チャンネル登録はコチラから↓

https://www.youtube.com/channel/UCwEYnisDL_hNCsC2WMgk0cw

 

第4回「ポタ-1 TV」生放送の見どころはズバリ!

今回の生放送は、2020年最後の配信を飾るにふさわしく、「ポタ-1グランプリ2020」の結果が発表! 果たしてどの製品が、ポータブルオーディオの年間王者に輝くのか!?

 

そして今回はスペシャルゲストとして、「凛として時雨」のドラマー・“ピ様”ことピエール中野さんが出演! MCの2人も交えた“オーディオマニア”3人が、2020年のオーディオ界を、濃ゆ~いトークで振り返ります!

 

さらに、番組内で豪華プレゼントが当たるキャンペーンをも発表! 放送中のどこかでお知らせする“キーワード”とハッシュタグ「#ポタ1TV」をつけて、Twitterから応募してください。詳しくは配信と、YouTubeの概要欄をご覧ください。

【2020年クリスマスセール】新進気鋭の中華製カメラ周辺機器が最大50%オフ!

2020年もいよいよクリスマスシーズンに突入しようとしています。クリスマスといえばやはり大切な人へ贈るプレゼントですが、そこで見逃せないのがクリスマスセール。GetNavi webでは、大切な人に対してはもちろん、1年を頑張った自分に対しても贈りたい、そんなギフトの情報をお届けしていきます。

 

高コスパのカメラ関連製品がさらに安いPergearのクリスマスセール

撮影がさらに楽しくなる機材を、リーズナブルな価格で提供するPergearのオンラインショップでは、販売価格が最大50%オフとなるクリスマスセールを行っています。

カメラレンズでは、Pergearはもちろんのこと、コアなファンが多い7artisans、オートフォーカスで人気急上昇中のViltroxを中心にセール品を取り揃えています。さらに人気のジンバルブランド zhiyun及びhohemの製品も特別価格で登場します。期間中、セール品は毎日追加されますので、お見逃しなく!

■Pergear クリスマスセール期間

2020年12月10日(木)から12月25日(金)

 

■主要な取り扱いブランド

・ Pergear

高品質ながらリーズナブルな価格帯で豊富な撮影機材を取り揃え、欧米を中心に世界中にファンが広がっているブランドです。より多くの人に自分に合ったものを自在に組み合わせて撮影の楽しさを追求してほしいという願いが込められています。

・7artisans

7artisansは、中国のシリコンバレーともいわれる深圳の光学メーカーです。カメラ愛好者の要望に応え、個性的なレンズを製作・開発しています。

・Viltrox

カメラのアクセサリーを開発する新進気鋭の中国メーカー。近年はレンズの開発にも参入し、注目を集めています。

プロがじっくり検証! バズりモノ実力診断、AV6選

SNSやテレビ番組などで話題となっているAV機器を、評論家やライター、GetNavi編集部員がじっくりと試用。使ってみてわかったホントのトコロを、じっくりこってりとレビューします!!

※こちらの記事は「GetNavi」 2020年11月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【No.1】8K液晶で培った技術で細部まで見通しの良い映像が存分に楽しめる!(藤原)

<4K有機ELテレビ>

シャープ

4T-C55CQ1

実売価格28万6000円

「シャープの有機ELテレビが欲しい」というAQUOSファンからの要望に応えて登場し、話題に。新開発の4K処理エンジンを搭載するとともに、8K開発で培った画像処理技術を生かすことで、高精細で色鮮やかな映像を表示する。

SPEC ●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×2、地デジ/BS/110度CS×3 ●接続端子:HDMI入力×4、USB×2ほか ●サイズ/質量:W1228×H771×D290mm/約28.0kg

AV評論家

藤原陽祐さん

新聞記者・専門誌編集者を経て独立。核心を突いた評論とわかりやすい解説で読者から支持されている。

 

長年液晶を牽引してきたシャープが放つ有機EL

本機は“液晶のシャープ”が初めて手がけた有機ELテレビだ。長年、液晶市場を牽引してきた同社だが、ファンからの要望に応えるとともに、8K・4K液晶に“4K有機EL”を追加してさらにユーザー層を広げたいというメーカー側の思惑もあり製品化が実現。液晶モデルと差別化を図るべく、あえてAQUOSの冠は省かれた。メリハリが効いた、明るく見通しの良い映像は、多くの高画質愛好家から好評を博している。

 

パネル自体は他の国内メーカー同様、LGディスプレイ製を採用。映像エンジンは完全オリジナルの「Medalist S1」で、これは4K液晶にも採用されているが、元々有機ELとの組み合わせを想定して開発されたものだ。映像の見え方に大きく影響する中間輝度の制御や、黒からローライトの階調性の設定など、有機ELの持ち味を積極的に引き出すための工夫が数多く投入されている。

 

有機ELパネルの輝度性能を最大限に引き出す独自制御技術「Sparkling Drive」をはじめ、様々な映像を臨場感豊かに再現する「4K Master アップコンバートプロ」、音声の聞き取りやすさと広がり感を高める「FRONT OPEN SOUND SYSTEM PLUS」などにより高画質・高音質を堪能できた。シャープの新たなる挑戦を感じられるモデルといえよう。

 

★新開発の映像エンジンを搭載し、あらゆる4Kコンテンツを最適化

新開発の画像エンジン「Medalist S1」を搭載。「Sparkling Drive」技術により、暗いシーンではピークが際立ち、明るい画柄では明部・暗部の階調を飛ばすことなくディテールを丁寧に描き出す。

 

★8Kテレビ開発で培ったアップコン技術を応用

8Kアップコンバート技術を4K用にアレンジした「4K Masterアップコンバートプロ」を搭載。解像度や映像レベルを判別して最適な高精細処理を行い、様々な映像コンテンツを臨場感豊かに再現する。

 

★65Wの余裕の音声出力で臨場感あふれる高音質を実現

サウンドシステムは、7基のスピーカーユニットを総合出力65Wのアンプで駆動する「FRONT OPEN SOUND SYSTEM PLUS」を採用。引き締まったメリハリのある音で、声の明瞭度も高い。

 

【診断結果】

 

【No.2】持ち歩きやすいコンパクトサイズながら全方位的にサウンドを響かせる!(山本)

<ワイヤレススピーカー>

バルミューダ

バルミューダ ザ・スピーカー

実売価格3万5200円

上向きに設置した77mmスピーカーを搭載。独自ドライブユニットで音を拡散させて、立体的なサウンドを実現した。LEDが楽曲に合わせて輝くのも魅力。予約開始時から注文が殺到し、同社史上最多の予約数を記録した。

SPEC ●アンプ部最大出力:8W ●連続再生時間:約7時間 ●充電時間:約2.5時間 ●接続端子:3.5mmステレオミニ入力×1 ●サイズ/質量:φ105×H188mm/約1.0kg

オーディオライター

山本 敦さん

本誌をはじめ雑誌やウェブでオーディオ記事を多数執筆する。新製品や新技術に精通し、試した製品の数は数知れず。

 

落ち着いた場面からパーティまで広範囲で活躍

初見では、斬新なLEDランタンで話題を呼んだバルミューダらしいレトロなデザインに魅力を感じた。本機のLEDも輝き方に雰囲気があり、好感が持てる。光自体が思っていた以上に明るく、照明器具としても活用できる。

 

バッテリーを内蔵し、フルチャージから約7時間ワイヤレスで使えるのも美点。片手で持てるので、手軽に庭などへ持ち出せる。ただ、屋外用途を考えると防水・防滴に非対応なのはやや残念だ。

 

サウンド面においては、特定の帯域に偏らないナチュラルなバランスなのでBGMとして光と音楽を一緒に楽しむのに最適。いま流行の「家キャン」で使ってみるのもアリだろう。音の広がり感は、サラウンド対応の製品と違って自然な雰囲気に感じられる。出力がそれなりにあるので、華やかなLEDライトとともに、パーティ用としても活躍するはずだ。

 

ライトのモードを「Beat」にするとロック・ポップス系の楽曲に合った。光を長く見つめているとややうるさく感じるので、落ち着きたいなら「Ambient」や「Candle」に変えて女性ジャズボーカルを聴くとなお良い。

 

ちなみに、スマホにはBluetooth接続可能で、シンプルなワイヤレススピーカーとして使いやすい。デジタル製品に不慣れな人へのプレゼントにも◎だ。

 

★コンパクトかつバッテリー内蔵でどこにでも持ち歩きやすい

本体にバッテリーを内蔵しているので、フルチャージから約7時間ポータブルで使える。サイズもコンパクトで持ちやすく、パーティやBBQなど屋内外のイベントにも手軽に持って行きやすい。

 

★ナチュラルバランスなサウンドで落ち着いて楽しめる!

独自のドライブユニットによる音声は360度全方位に広がるので、置き場所にかかわらず同じように音楽を楽しめる。音色をゆったりと味わえるナチュラルバランスなサウンドも美点だ。

 

★LEDの輝き方は雰囲気があって心地良い!

LEDの光り方は抑揚の効いた「Ambient」(左)、落ち着いた光の「Candle」(中央)、最もダイナミックに輝く「Beat」(右)の3モードからセレクト可能。真空管を思わせる雰囲気のある輝きが美しい。

 

【診断結果】

 

【No.3】設置したら生活が一変! 楽しみが一気に増える魔法のランプ(湯浅)

<3 in 1 シーリングライト>

ポップイン

popIn Aladdin 2

実売価格9万9800円

ホームプロジェクター市場のシェア約4割を獲得したプロジェクター&スピーカー内蔵シーリングライト「popIn Aladdin」の最新型。新たにフルHD画質に対応しており、動画配信サービスの視聴やアプリの使用ができる。

SPEC ●投写方式:単板DLP ●明るさ:700lm ●上下可動域:0〜32度 ●台形補正:水平40度/垂直40度 ●スピーカー出力:8W+8W ●サイズ/質量:W476×H145×D476mm/4.9kg

テクニカルライター

湯浅顕人さん

PC&AVのライター。プロジェクターは20年近く愛用しており、趣味のアウトドアでも使っている。

 

設置面積は実質ゼロで照明・映像・音楽の3役

本機の設置は、天井の引っ掛けシーリングに取り付けるだけ。20分ほどで完了した。筆者の部屋は投写位置が近距離かつ斜めだったが、歪みなく大画面に表示できた。

 

映像はかなり明るく、白壁への投写でも満足の画質。晴れの日の室内でも、内容を確認できる程度には映る。夜は、部屋を真っ暗にせず普通に行動できる程度の明るさでも、楽しく観られるレベルの明るい映像を視聴することができた。

 

Android搭載で、動画配信サービスのアプリなどが用意されているのはユニーク。ただし、Google Playには対応せず、独自のアプリ配信サービスを利用するのだが、用意されているアプリがかなり少ない。これは今後増えていくことに期待したい。

 

HDMI入力はないものの、対応するテレビやレコーダーなら映像をWi-Fi経由で再生可能だ。

 

また、大きな魅力なのは、Bluetoothスピーカーとしても使えること。つまり天井スピーカーにもなるということで、カフェなどの店内のように、部屋中にまんべんなく広がる音を楽しめた。

 

設置面積が実質ゼロで、部屋に巨大な画面が登場するのはやはりスゴい。好きな写真を眺めたり、時計や目覚ましとしても使えたりできるほか、照明の色合いも変えられる。生活の様々なシーンに色々な楽しみをもたらしてくれる、本機はまさに「魔法のランプ」だ。

 

★Bluetooth対応だから天井スピーカーでカフェ気分

スマホやAVアンプなどの音声を天井から流せる。プロジェクター部分だけをオフにすることも可能なので、YouTubeや各種VODサービスなどで音声だけ流したい場合にも便利だ。

 

★動画配信サイトのほか子ども向けコンテンツも

YouTube、Amazon Prime Video、Netflix、Paravi、Abema TV、U-NEXT、DAZNなど、主要なVODに対応。絵本や実物で見られる動物図鑑など、子ども向けコンテンツも豊富だ。

 

★近距離の斜めからでも大画面で投写できる

設置した場所は、壁からは1.4mしか離せず、しかも画面の中央から左に60cmもズレている。それでもこの大画面。スペック上は約1.5m離れれば80インチ以上での映写が可能になる。

 

【診断結果】

 

【No.4】最高峰のノイキャン性能とかゆい所に手の届く利便性を兼ね備えた隙のないモデル(野村)

<ワイヤレスヘッドホン>

ソニー

WH-1000XM4

実売価格4万4000円

前モデルで初採用した「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1」をBluetoothオーディオSoCと新たに連係。新アルゴリズムを採用し、ノイキャン性能がさらに向上した。価格比較サイトなどでジャンル内売上が上位に。

SPEC ●ドライバー型式:密閉ダイナミック型 ●再生周波数帯域:4Hz〜40kHz ●インピーダンス:40Ω ●連続再生時間:最大30時間(NCオン時)●質量:約254g

オーディオライター

野村ケンジさん

市場に流通するほとんどのヘッドホン・イヤホンを視聴済み。的確な分析と評論には定評がある。

 

どこでも音楽を楽しめるノイキャン&多機能を実現

ノイキャンワイヤレスヘッドホンのランドマーク的存在といえるシリーズが進化。実際に試してみると、その優等生っぷりに感心した。従来モデルでも世界最高クラスの高精度なアクティブノイキャン機能を持っていたが、本製品では毎秒700回もの頻度でセンシングを行うことで、リアルタイムでノイキャンを最適化。いつでも理想的なノイキャン効果を発揮してくれる。さらに、専用スマホアプリを利用することで、アプリがスマホのセンサーから得た情報を受けて、そのときの行動や場所に合わせてノイキャンの強さや外音取り込みモードのオン/オフなどを自動で切り替える機能まで備える。

 

ユーザーが声を発するだけで一時停止/外音取り込みモードに切り替える「スピーク・トゥ・チャット」は、ユーザー本人の声にしか反応しないので、街なかで他人の声で作動することを防げる。また、ヘッドホンを外すと自動で音楽が停止するセンサーを新搭載。停止を忘れて外したヘッドホンから音楽が流れ続けることもない。

 

イヤホンほどではないが、スイーベル&折り畳み構造とケーブルや本体をまとめて収納できる付属ケースによる携帯性の高さも◎。

 

肝心の音質は、LDACコーデック対応によって、Androidスマホならハイレゾクラスの高音質が楽しめるのがイイ。室内では有線で最高の音を楽しめる。

 

★頭から外すだけで自動停止! 電源自動オフの設定も可能

本体を外すと自動的に音楽を一時停止してくれるセンサーを新搭載。屋外利用時の環境エチケットにも役立つ。電源の自動オフも設定できるので、バッテリーのムダ使いを予防可能だ。

 

★外出時の普段使いではワイヤレスで室内では有線でと使い分け

LDACコーデックの採用によりワイヤレスでもハイレゾ級のサウンドを聴かせてくれるが、室内では付属のヘッドホンケーブルによる有線利用がオススメ。ワイヤレスでは実現できない高音質を楽しめる。

 

★持ち運びに便利なセミハードケース

高機能でありながらもコンパクトに折りたためるポータビリティの高さも魅力のひとつ。付属のセミハードケースに本体や付属ケーブル類をまとめられるので、バッグのなかにすっきり収まる。

 

【診断結果】

 

【No.5】ボーズシアターが3万円の衝撃! 開封して2分で使い始められる手軽な操作性も魅力(川内)

<シアターバー>

ボーズ

Bose TV Speaker

実売価格3万3000円

高さ5cm強のコンパクトサイズながら、フルレンジドライバーを2基搭載。豊かなサウンドを楽しめる。スマホやPCなどとBluetooth接続してオーディオスピーカーとしても使える。家電量販店やオーディオ専門店で爆売れ中。

SPEC ●入力端子:HDMI(ARC対応)×1、光デジタル×1、3.5mmステレオミニ×1ほか ●光デジタルケーブル長:1.5m ●サイズ/質量:W594×H56×D102mm/2.0kg

GetNavi編集長

川内一史

AV担当歴は約8年。ボーズの現行製品はほぼ試聴済みで、現在はサングラスのBose Frames Altoを愛用中。

 

シンプル仕様ながらテレビの音がグレードアップ

ボーズのテレビ用シアタースピーカーといえば、ド定番の鉄板アイテム。これが3万円ちょっとで手に入るのは衝撃的で、正直ちょっと訝しみながら試してみた。

 

ワンボディのバースピーカーで、付属の光デジタルケーブル1本でテレビと接続するシンプル仕様。「ホームシアターシステムって接続や設定がめんどくさそう……」と敬遠する人が多いなか、本機はマジで開封して2分で音が出るほど手軽だ。本体にはHDMIや3.5mmステレオミニ端子も備えており、ケーブルを用意すればこれらで接続することもできる。

 

肝心の音質をチェック。ボーズならではのイキイキとした大迫力サウンド、とまではいかないが、確実にテレビの音をグレードアップさせる。我が家のテレビは前向きスピーカー搭載の音質重視モデルだが、それでも歴然とした違いがあった。リモコンのボタンひとつで、低音を強調したり、人の声を聞き取りやすくしたりと、音質をチューニングできるのも良い。

 

テレビを視聴しないときは、スマホなどの音楽をワイヤレス再生可能。リモコンのBluetoothボタンを押すだけでペアリングの準備ができ、デバイスとの接続は快速。ポータブルタイプのスピーカーとは一線を画す、余裕のあるサウンドを手軽に楽しめた。“必要十二分”の性能を備える、コスパ最強シアターとして推したい。

 

★初期設定などは必要なくケーブルをつなげば音が出る

光デジタルのほか、HDMIや3.5mmステレオミニ端子を装備。付属のケーブル一本でテレビと接続したら、初期設定をする必要なく音が出る。バッテリーは非内蔵で、電源はACのみだ。

 

★リモコンのボタンワンタッチで各種の便利機能を使いこなせる

リモコンは小型でシンプルな設計。テレビ←→Bluetoothの切り替えや、低音を強化する「BASS」、視聴中の番組を分析して人の声を強調する「ダイアログモード」などをワンタッチで設定できる。

 

★スマホやPC内の音楽も手軽に高音質で再生できる

Bluetooth機能を搭載し、スマホなどの音楽をワイヤレス再生可能。テレビを視聴しないときでも、明瞭かつパワフルな余裕のあるサウンドを、手軽に楽しめるのはうれしい。

 

【診断結果】

 

【No.6】音声認識がとにかく優秀でテレビを使う機会が急増!(Masuo)

<セットトップボックス>

Amazon.com

Fire TV Cube

実売価格1万4980円

テレビに接続すればAmazon Prime VideoやYouTube、Netflixなど多彩な動画コンテンツを手軽に視聴可能。Alexa対応リモコンが付属し、音声でも操作が行える。Masuoさんによる紹介動画は13万回再生を超える人気っぷり。

SPEC ●接続端子:HDMI出力×1、MicroUSB×1ほか ●対応規格:Dolby Vision、HDR、HDR10+ほか ●ストレージ:16GB ●サイズ/質量:W86.1×H86.1×D76.9mm/465g

動画クリエイター

Masuoさん

どんなものでも率直かつ楽しくレビューする。MasuoTVは、チャンネル登録者数約118万人を誇る。

 

話しかけるだけでできることがたくさん!

以前から「Fire TV Stick」を使っていて十分便利だと思っていたものの、本製品を使ってみると便利過ぎて驚いた。

 

特に、Amazon Alexaによる音声操作への対応は一番の魅力。声による操作で音楽をかけたり、YouTubeやNetflixが見られたりと、予想以上にできることが多い。「アレクサ」と本体に呼びかけるだけで使用できるので、朝サクッと天気予報を確認したり、その日が何の日か聞いてみたりすることも。認識精度が優秀なので、ちょっとしたことでもついつい使ってしまう。

 

また、これまで部屋のテレビは飾り程度の使用頻度だったが、豊富なコンテンツを楽しめる本製品を使い始めてから利用する機会が格段に増えた。コロナ以前、友人が遊びに来た際などは、MVを流してパーティをして盛り上がった。一緒に遊んだ友人のなかには、音声認識の精度に感動して本製品を買った人もいるほどだ。

 

あえて言えば、使い込むうちに、もっと動画を楽しみたくなり、より大きなテレビやモニターが欲しくなるのが難点(笑)。あと、長時間使っていると、まれにフリーズすることも。その際は一旦電源を抜いて、再起動している。

 

音声操作が主で使う機会は少なかったが、付属のリモコンはシンプルで入力時の反応速度も超速だ。

 

★どこから話しかけても認識する精度の高さに脱帽!

Alexaは付属のリモコンのマイクボタンを押してから話しかけるか本体に「アレクサ」と話すだけで利用可能。本体に8個の内蔵マイクを内蔵しているので、どの方向から話しかけても音声を認識する。

 

★シンプルな設計のリモコンで反応速度も抜群!

付属のリモコンでは基本的な動画操作に加えて、テレビ本体のオンオフなどのコントロールも可能。シンプルな設計かつ、ボタンや音声操作の反応速度もスピーディなので、快適に使用できる。

 

★多彩なコンテンツが揃っていて飽きることがない!

Amazon Prime VideoやYoutube、TVerなど多彩なコンテンツに対応。最新のアプリを随時追加することも可能だ。ストレージはFire TV Stickの倍となる16GBなので、思う存分アプリを楽しめる。

 

【診断結果】

【プレゼントが当たる】オーディオ好きから評価の高いNUARL「N10 Pro」と「N6 mini」はどっちが買い?プロがガチ討論

2020年は、昨年に引き続き完全ワイヤレスイヤホンがポータブルオーディオ市場のトレンドを牽引し、各メーカーからたくさんのモデルが登場しました。なかでも、GetNavi web編集部のイチオシは、オーディオファンから支持されているNUARL(ヌアール)から登場した2つの完全ワイヤレスイヤホン「N10 Pro」と「N6 mini」の2機種。いずれも魅力的な機能を備えた2モデルですが、どちらのほうが“買い”なのでしょうか。今回は、その2モデルをプライベートでも愛用しているという2人の専門家に、それぞれのモデルの良さをアピールしてもらいました。

↑オーディオライターの山本 敦さんとe☆イヤホンの“たにみく”さんが、それぞれの推しモデルをアピールします

 

記事の最後にはプレゼントのお知らせもありますので、どうぞお楽しみに!

 

“推し”の好きなところをプレゼン合戦

今回対決するのは、「N10 Pro」を愛用するオーディオライターの山本 敦さんと、「N6 mini」を愛用しているe☆イヤホンの“たにみく”さん。どちらも自分の“推し”のほうが買いだと譲らないので、まずはお互いのお気に入りのポイントを解説してもらいました。

↑互いに自分の推しモデルが買いだと譲らない2人

 

まずは「N10 Pro」を推す山本さんが、その推しポイントをプレゼンします。

 

 

山本:「N10 Pro」の1番のウリは、なんといってもNUARL初のアクティブノイズキャンセリング機能(ANC)を搭載していること。イヤホン外側のノイズを消す「フィードフォワード」方式と、内側のノイズを消す「フィードバック」方式を併用した「デュアルデジタルANC」で、消音性能が高いのに変な圧迫感もなく使いやすいんです! 初めてのANCでここまで完成度高く作りこむのはさすが!

↑重厚感のあるデザインの「N10 Pro」

 

山本:さらに音質は、10mm径のNUARL DRIVERを金属筐体に内蔵した「イヤホンモジュール」を搭載したことにより、NUARLらしい伸びやかなサウンドにパワーが加わった感じで、ロックやダンスミュージックなど熱量のある音楽を聴くのにピッタリ。 さすが音質の高さに定評のあるNUARLのフラッグシップ機! という安心感があり、音質にこだわりがある人も満足できる音になっています。

↑付属のイヤーフックが安定した装着感をもたらしてくれます

 

山本:もうひとつ、見逃せないポイントは「使いやすさ」。N10 Proはイヤホン左右それぞれに物理ボタンを2つずつ備えているので、操作ミスがなく、うっかり触って変な操作をしてしまうこともありません。さらに、専用のスマホアプリ「N10 Connect」と連携すれば、ANCの強さを調整したりEQで音質をカスタマイズしたりと、様々な設定や機能が利用可能。全体的に、使いやすさにこだわったUI設計になっているなと感じます。

↑左右のイヤホンにそれぞれ2つの物理ボタンを装備

 

↑ノイズキャンセリングモードは「音質優先/バランス/ANC優先」から選択可能

 

 

続いて「N6 mini」を推す“たにみく”さんのプレゼンです。

 

 

たにみく:N6 miniのどこが1番いいかと聞かれたら、まず「とにかく小さい」ところを挙げますね。兄弟機種のN6/N6 Proに比べて本当に小さくなって、NUARLの完全ワイヤレスイヤホンのなかでも最小サイズなんです! だから装着していて疲れないし、耳から変にはみ出ることもナシ。耳の小さな人にもオススメです。

↑イヤホンが小さく、耳へのおさまりもグッド

 

たにみく:ケースもめっちゃコンパクトなので、小さいバッグを持つことが多い女子には本当に助かるんです。やっぱりイヤホンって毎日持ち歩くものだから、バッグやポケットにスッとおさまってほしいんですよね。

↑ケースも非常にコンパクト

 

たにみく:あと、これだけは言っておきたいのが、約1万円のお手ごろ価格なのに“高見え”すること。ケースがアルミなので質感がとっても良くて、同価格帯の製品にありがちなチープ感が一切ないんです。それにN10 Proはカラーが黒1色だけしかないけど、N6 miniは12月11日に発売される新色のカッパーも含めて全3色もラインナップしているので、好きな色を選ぶ楽しさもあります。私はシャンパンゴールドを使っているんですけど、淡い色使いがかわいくて一目ぼれしちゃいました。

↑N6 miniは3色のカラバリが用意されています(左からブラック、カッパー、シャンパンゴールド)

 

新色のカッパーは、ケースを見るとシャンパンゴールドに近い感じかなと思いきや、イヤホンはフェイスプレートがダークグレーになっていて、男性が使っていても違和感ないデザインになっています。

↑新色のカッパーは、イヤホンのフェイスプレートがダークグレーになっています

 

たにみく:最後の推しポイントは、やっぱり音質の良さ。音のバランスがよくて、基本的には万人受けするサウンドなんですが、個人的には解像度が高いので歌モノにオススメだと思います。J-POPやアニソンなんかも楽しく聴けちゃいます。

 

 

まだまだ続く推しの好きなところアピール

ここまで互いの推しモデルのアピールをしてきた2人ですが、相手のプレゼンを聞いて心境に変化はあったのでしょうか? それぞれ相手のモデルについてどう思ったか聞いてみましょう。

↑プレゼンを終え、意見を交換する2人

 

山本:N6 miniもなかなかやりますね。特に、そのコンパクトさは、最近テレワークで1日中イヤホンを着けていることが多いので、長時間装着しても耳が疲れにくそうでいいなと思いました。

 

たにみく:そうなんですよ~がっつり音楽を聴くならN10 Proの音のよさやノイキャン機能は魅力的なんですけど、わたしにとってはイヤホンって日常的に使うものなので、N6 miniのカジュアルさがすごいお気に入りです。

 

山本:N10 ProとN6 miniを聴き比べたとき、1番違いを感じたのが“音の広がり”ですね。N10 ProはHDSSという音響技術が採用されているので、空間の広がりを感じられる音になっています。このHDSSという技術は、イヤホンの内部に設置された音響モジュールが筐体内部の圧力を一定に保ち、定常波や内部反響の影響を抑えるものなんですが、音にこだわるならやっぱりN10 Proを推したい。

 

たにみく:むむっ、N6 miniの推しポイントはまだあるんですよ。イヤホン部分はIPX7の高い防水性能を備えているので、イヤホンを丸ごと水洗いできちゃうんです。ここはN10 Proには真似できないですよね! 汗をかいたり長時間装着しても、洗っちゃえばいいので楽チンです。こういう時期だから、イヤホンも常に清潔に保ちたいですし。

(編集部注:N10 ProはIPX4の生活防水で水洗いは不可)

 

山本:そうきたか。清潔でいえば、N10 Proにはシリコン製の「Block Ear+」とフォームタイプの「Magic Ear+for TWE」の2種類の抗菌イヤーピースが付属しています。これは 材料に抗菌剤を配合しているので、抗菌剤を表面に塗布しているものに比べて拭いたり洗ったりしても抗菌効果が低下せず、抗菌効果が長持ちするんです。2種類のイヤーピースは、装着感も音質の変化具合も異なるので、自分の好みに合ったものを選べるもいいでしょ。

(注:N6 miniはシリコン製の抗菌イヤーピース「Block Ear+」のみ付属)
↑シリコン製の「Block Ear+」(左)とフォームタイプの「Magic Ear+for TWE」(右)はいずれも抗菌仕様

 

たにみく:操作性も結構違いますよね。N10 Proはボタン操作だけど、N6 miniは軽く触れるだけで操作できるタッチセンサーを装備しています。例えば手に荷物を持っているときなんかは、ササッと触れるだけでOKなタッチ操作のほうが便利。それにこれからの季節だと、タッチ対応の手袋なら着けたままでも操作できるのもいいんです。

 

山本:そこは好みもあるかな。僕は物理ボタンのほうが確実に操作できて好き。

 

たにみく:やばい、このままだと永遠に平行線だ(笑)

 

なかなかお互いの意見を譲らない2人ですが、読者のみなさんはどちらの機種が“買い”だと感じたでしょうか? 今回は、Twitterでどちらのモデルが“買い”だと思ったかを募集し、より多くの意見が集まったほうを“買い”モデルとして認定したいと思います。結果は後日、こちらの記事に追記する形で発表いたします。

NUARL N10 Pro

実売価格2万1450円

NUARL初のアクティブノイズキャンセリング機能(ANC)を搭載したフラッグシップモデル。独自の「NUARL DRIVER [N10]」を金属筐体に収納しモジュール化することで、有線イヤホンと同様のアナログ音調が可能に。連続再生時間は、イヤホン単体で最大7時間(ANC OFF時)/最大5時間(ANC ON時)。充電ケースと併用すると最大30時間使用可能。Bluetoothコーデックは、SBC/AAC/aptXをサポート。IPX4相当の防水性能を備えています。

【ライター山本のN10 Proイチオシポイント】

・金属モジュールに内蔵した10mm径の[N10]ドライバーによる高品位なサウンド
・デュアルデジタルANC機能搭載。外音取り込みやイコライザー切り替えも可能
・専用アプリ「N10 Connect」でEQなど様々な仕様をカスタマイズ
・HDSSの効果による音の広がり感
・2種類の抗菌イヤーピースを同梱

 

NUARL N6 mini

実売価格1万890円

完全ワイヤレスイヤホン「N6」シリーズの音質を受け継ぎながら、さらに小型化・低価格化を実現したモデル。6mm径ダイナミック型フルレンジドライバー「NUARL DRIVER」[N6]v3を搭載。IPX7の防水性を備え、雨や汗で汚れても水洗いが可能です。連続再生はイヤホン単体で最大8時間、ケースとの組み合わせで最大32時間。Bluetoothコーデックは、SBC/AAC/aptXをサポート。

【たにみくのN6 miniイチオシポイント】

・万人受けする高解像度サウンド+外音取り込み機能も◎
・イヤホンもケースも超コンパクトサイズ
・丸洗いもできるIPX7相当の防水性能
・タッチセンサー内蔵で触れるだけで簡単操作
・質感の高いアルミ製ケースと3色のカラバリ

 

“買い”モデルに認定された機種に意見を寄せて頂いた方のなかから抽選で1名に、そのモデルをプレゼントします! ぜひTwitterでハッシュタグ「#NUARLガチ対決」とつけてつぶやいてください!

 

【「NUARLガチ対決」プレゼントの詳細】

応募要項:Twitterでハッシュタグ「#NUARLガチ対決」をつけた上で、「N10 Pro」か「N6 mini」どちらが欲しいかつぶやいて下さい。投票数の多かったモデルに投票して頂いた方のなかから抽選で1名に、投票頂いたモデルをプレゼントいたします。

応募締め切り:2020年12月18日(金)23時59分のつぶやきまで有効

プレゼントの発送:2020年12月下旬予定

※当選者にはTwitterのDMでご連絡いたしますので、DMを受け取れるように設定ください

(こちらのプレゼントキャンペーンにはどなたでも何度でも応募できます)

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

 

フツーのTVが「スマートTV」になる感覚! 「Chromecast with Google TV」は7600円の価値あり

Googleの「Chromecast」が「Chromecast with Google TV」に進化しました。と聞いても、どういうことなのかがわからない人も多いことでしょう。筆者もその1人でした。

 

Chromecastは、スマホやタブレットなどで視聴できるコンテンツをテレビの大画面で楽しめるストリーミングデバイス。たとえば、スマホで見ているYouTubeの動画を、画面に表示されるアイコンをタッチするだけで、テレビ出力に切り替えることができます。初代モデルが日本で発売されたのは2014年ですから、すでに使っている人も多いことと思います。

 

11月25日に新たに発売されたChromecast with Google TVは、従来のChromecastの機能はそのままに、「Google TV」と「Googleアシスタント」が追加されたもの。価格は7600円(Netfixの6か月分のメンバーシップとセットで1万1200円)。Chromecastのどこが進化したのか? Gooole TVでは何が楽しめるのか? さっそく使ってみました。

↑進化した「Chromecast with Google TV」のリモコン

 

従来のChromecastと同じように設定可能

新たに発売されたChromecast with Google TVは、従来のChromecastとほぼ同じ手順で設定可能。ChromecastをテレビのHDMIポートに差し込んで、テレビの電源をオンにし、テレビ入力をChromecastが接続されているHDMIに切り替えます。続いて、スマホにインストールした「Google Home」アプリを起動。あとは、画面の案内に従って設定を進めるだけです。

↑Chromecast with Google TVの内容物一式。写真はSnow(白)だが、カラバリは、ほかにSunrise(淡いサーモンピンク)とSky(水色)から選べる

 

↑手のひらサイズの本体に付属のケーブルを挿して電源につなぐ

 

↑片方はテレビのHDMIポートに挿し込む。これでデバイスの準備は完了

 

筆者は従来のChromecastを使っていたので、それを新しいChromecastに差し替えました。すでに「Google Home」アプリは使っていたので、新しいデバイスとしてChromecast with Google TVを追加するだけで設定完了です。

↑すでに「Google Home」アプリを使っている場合は、「デバイスのセットアップ」→「新しいデバイス」で設定に進める。初めての場合は、「Google Home」アプリをインストールした後、テレビ画面に表示されるQRコードを読み取ると設定に進める。使用するサービスも選択可能

 

従来モデルとの大きな違いは、新しいChromecastはリモコンで操作できること。リモコンとテレビのペアリングが必要でしたが、テレビのメーカーを選んで、音量ボタンや電源ボタンが反応するパターンを選択するだけで、スムーズに設定できました。メーカーを選択する画面では、筆者が知らないメーカーの名前が多数表示されたので、おそらく世界中のテレビメーカーにもれなく対応していると思われます。

↑設定の最後に、テレビに表示されるガイドを見ながら、リモコンで音量を調整したり、電源をオン・オフしたりできることを確認する

 

リモコンの使い勝手は?

Chromecast with Google TVの「Google TV」は、簡単にいえばスマートテレビのプラットフォーム。新しいChromecastを取り付けたテレビの電源をオンにすると、Android TVのようなホーム画面が表示されます。映像コンテンツやアプリのメニュー画面で、アップルの「Apple TV」やAmazonの「Fire TV」と同じように使えるといってもいいでしょう。

↑Google TVのホーム画面。ユーザーの視聴・検索履歴などに基づいて、おすすめのコンテンツが優先表示される

 

リモコンにはナビゲーションキーがあり、それでテレビの画面に表示される項目を選択・決定できるほか、「YouTube」と「Neflix」は、それぞれワンタッチで起動できる専用ボタンがあります。さらに、「Googleアシスタント」ボタンを押すと、視聴したいコンテンツを声で検索することも可能。ちなみに、「OK Google」「ねぇ Google」などと話しかけて、ハンズフリーでGoogleアシスタントを起動することはできません。ボタンを押しているあいだのみ、リモコンのマイクが音声を聞き取る仕組みです。

↑リモコンはちょうど手のひらに収まるほどの大きさ。右側面に音量ボタンを備えている

 

↑動画の再生中もリモコンボタンを押せば、音声アシスタント機能を呼び出せます

 

ただし、Googleアシスタント搭載のスマートスピーカーやスマートディスプレイを持っている場合は、従来モデルと同じように声でChromecastを起動できます。筆者は新しいChromecastのデバイス名を「テレビ」にしていますが、スマートスピーカーに「ねぇ、Google テレビで○○のビデオを再生して」などと話して、テレビの電源を自動でオンにして、「YouTube」を起動することもできます。

 

その場合、従来のChromecastでは、ユーザーの音声コマンドを認識したあと、Chromecastが選んだコンテンツが自動で再生されましたが、新しいChromecastではテレビ画面に候補が表示されて、それをリモコンで選ぶ仕組みです。従来は、目的のコンテンツが再生されるまで、何度も話す必要がありましたが、その手間がなくなったといっていいでしょう。

 

もちろん、従来通り、スマホやタブレットからのキャスト操作も可能。Chromecast対応アプリでキャストのアイコンをタップするだけで、テレビ出力に切り替えることができます。

↑スマホの画面でコンテンツを選択してから、テレビにキャストすることも可能

 

4K/HDRの高画質にも対応

新しいChromecastの解像度は最大4K(60fps)で、HDRにも対応しています。動画形式はドルビービジョン、HDR10、HDR10+、音声形式はドルビーデジタル、ドルビーデジタルプラス、ドルビーアトモス(パススルー)に対応。しかし、残念ながら、筆者の家のテレビはフルHD(1920×1080)の庶民的なモデルなので、画質と音質の向上を確かめることはできませんでした。

 

なお、これまで使っていた第3世代のChromecastの解像度はフルHD(1920×1080)なので、筆者の環境では従来モデルで十分なはずなのですが、新しいChromecastのほうが「YouTube」視聴時の画質が安定しています。おそらく処理性能やWi-Fiの受信感度などが向上しているのではないかと思われます。

 

テレビ向けアプリも追加できる

Chromecast with Google TVは、主に映像コンテンツを楽しめる設計になっていますが、大画面で楽しみたいアプリを追加することも可能。OSは「Android TV OS」なので、Android TVで楽しめるアプリをダウンロードして追加できます。

 

追加できるアプリは、ゲームやカラオケ、フィットネスなど、バラエティに富んでいます。しかし、ゲームの中にはAndroid TV対応のゲームパッドが必要なものがあったり、日本向けのコンテンツが乏しかったり、有料の会員登録が必要だったりと、Google Playストアのように無料で楽しめるコンテンツが充実しているわけではありません。ですが、従来のChromecastとは違って、アプリで用途を広げられることも「with Google TV」の魅力といっていいでしょう。

↑Android TV向けのアプリをインストールすることも可能。ただし、日本のユーザーにはメリットが少ないアプリも多い

 

従来のChromecastを持っていても買う価値はあるのか?

Chromecast with Google TVの価格は7600円。販売が継続されるChromecast(第3世代)は5072円なので、“with Google TV” によって2500円ほど高くなります。

 

筆者が1週間ほど使った率直な感想としては、いま使っているChromecastをChromecast with Google TVに買い替えることで、自宅のフツーのテレビがスマートテレビに進化したように思えるので、2500円ほど高いものの乗り換える価値は十分あると思います。メディア向けの説明会で聞いたところ、Google TVの最大の利点は検索とレコメンド機能にあるとのこと。長く使うほどに、自分の嗜好に合ったコンテンツが続々と勧められて、Google TVを視聴する頻度も高くなるのだそうです。また、Google Nest Audioなどのスマートスピーカーを持っている場合は、グループを作って、同時に再生することもできます。

 

すでにアマゾンの「Fire TV Stick」やアップル「Apple TV」などのデバイスを持っている人なら、新たにChromecast with Google TVを購入するメリットは少ないかもしれませんが、まだテレビでネットストリーミングを試したことのない人には、ぜひ使ってみてほしい端末といえます。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

集中したいときに! 異次元の遮音性が体感できるオーダーメイド耳栓「ラズライト」

イヤホン・ヘッドホン専門店のe☆イヤホンは、自社開発の「e☆イヤホン・ラボ」の新製品として、オーダーメイド耳栓「ラズライト」の注文受付を11月26日より開始します。

↑オーダーメイド耳栓「ラズライト」

 

ラズライトは、ユーザーの耳型を元に作成するハードタイプのアクリル製オーダーメイド耳栓。ひとりひとりの耳穴のかたちに合わせて作ることから、抜群のフィット感と遮音性が得られ、仕事や学習などに集中したい時にも適しています。

↑3サイズをラインナップ

 

同社が手がけるオーダーメイドイヤーピース「eA-R(エアラ)」の製造ノウハウと、補聴器などに用いるイヤーモールド(イヤーピース部分)作成のための最新技術を応用することで、自然で快適な着け心地を実現しています。

 

製品ラインナップは大きさ別に、外耳道をふさぐ「ラズライト40」(1万3800円/ペア)、外耳道のひと回り外側の耳甲介腔までをふさぐ「ラズライト80」(1万5800円/ペア)、カスタムIEMと同じように耳甲介艇までをカバーする「ラズライト100」(1万7800円/ペア)の3モデルを展開。納期は3週間~1ヵ月程度の見込み。

↑小さく目立ちにくい「ラズライト40」(1万3800円/ペア)

 

 

↑耳穴のひと回り外側まで塞ぐ「ラズライト80」(1万5800円/ペア)

 

↑カスタムIEMと同じように耳をしっかり塞ぐ「ラズライト100」(1万7800円/ペア)

 

カラーは、クリア、スモーク、ブルー、レッド、イエロー、グリーン、シアン、ピンク、オレンジ、パープルの10種類をラインナップ。追加料金なく左右で別のカラーを選べます。さらに、オプションとしてグリッター2色(ゴールド/シルバー、片耳550円)や、首かけ用のケーブル(2000円)なども用意されています。

↑カラーは10種類をラインナップ

 

↑首かけ用ケーブルも用意されています

 

ラズライトのオーダーには、別途、耳型(インプレッション)の作成が必要。e☆イヤホン秋葉原店、梅田EST店では、併設の補聴器店「リスニングラボ」で耳型を作成することもできます(作成料5500円/ペア)。ラズライトのオーダーは全国のe☆イヤホン各店舗(秋葉原店、名古屋大須店、梅田EST店、大阪日本橋本店)とWeb本店で行うことも可能です。

 

一人ひとり違う耳穴の形にぴったり合ったカスタム耳栓は、従来の耳栓とはまったく異なる高い遮音性と快適な装着感が得られます。仕事や勉強に集中したいときなど、ぜひ活用してみてください。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

YouTuberららまろが愛用オーディオ機器をたっぷり語る!

モノに精通した各界の目利きたちにオススメアイテムを訊く「GN MEISTERS(ゲットナビ マイスターズ)」。今回は、ポータブルオーディオの動画レビューが人気の、ららまろさんにインタビューを実施。いま愛用しているオーディオ機器のなかから、特に気に入っている3製品についてたっぷりと語ってもらった。

※こちらの記事は「GetNavi」 2020年10月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

YouTube ららまろ ちゃんねる

イヤホン・ヘッドホンや、デジタルガジェット系のレビュー動画を中心に投稿。チャンネル開設からまだ4年半ほどだが、登録者数は約4万3400人に到達。視聴者は10~20代の若い世代が中心だ。

 

★注目カテゴリのランキングを発表

「ノイズキャンセリング対応の完全ワイヤレスイヤホン」など、注目度の高いカテゴリでベストバイランキングを発表する動画が人気。購入を検討中の人には参考になること間違いナシ!

 

★忌憚のないレビューで信頼度◎

イヤホンを中心に、話題の新製品をいち早く試用してこってりとレビュー。良いことだけでなく、悪いと感じたことは隠さず正直にレビューするスタイルで、視聴者からの信頼を獲得している。

 

★変わり種アイテムも試してみる!

100円ショップで売られている激安オーディオ機器など、ちょっと変わり種のアイテムもとにかく試してみる! レビューを見れば、意外と侮れない実力ということに気づかされるかも!?

 

★デジタルガジェットも守備範囲

動画でレビューするのはオーディオ機器が中心だが、それのみにあらず。ポータブルプロジェクターや2 in 1ノートPCなど、ららまろさんの守備範囲はデジタルガジェット全般に及ぶ。

 

【使って良かったモノ01】音質やデザインだけでなく、使い勝手も超一流でした

完全ワイヤレスイヤホン

ゼンハイザー

MOMENTUM True Wireless 2

実売価格3万9930円

アクティブノイズキャンセリング機能を新搭載した第2世代。あらゆるジャンルの音楽で原音を忠実に再現し、バランスが取れた美しいハーモニーを奏でる。連続再生はイヤホンのみで最大7時間。

 

使って良かったワケ

ゼンハイザーならではの音質やデザインが注目されている製品ですが、実際に試してみると、その使い勝手の良さに驚くはず。

 

発売から何度もアップデートされていて、そのたびに機能が改善されています。例えば、ペアリングした複数のデバイスから、接続する機器をアプリで選べるのがストレスフリー。PCでのリモート会議に使ったあと、スマホに接続して外出、がシームレスで行えます。

 

当初はノイズキャンセリングをオンにするとこもった音質になってしまっていたのですが、それもアップデートで改善されました。

 

完全ワイヤレスとしてはかなり高価ですが、買って間違いない逸品。“安物買いの銭失い”するくらいなら、絶対にコレを選ぶべきです!

 

【使って良かったモノ02】体験したことのない感動の着け心地を味わえました

イヤーピース

AZLA

SednaEarfit XELASTEC

実売価格2980円(全6サイズ中3サイズが各1ペア)

高品質な熱可塑性エラストマー素材を採用した交換用イヤーピース。人の体温で軟化し、吸い付くような極上のフィット感を実現する。独特のストレート形状により、イヤホンのポテンシャルを引き出す。

 

使って良かったワケ

一般的にイヤーピースはシリコン製が多いのですが、本製品は熱で柔らかくなる素材を使っているのがポイント。これにより、どんな形状の耳穴にもピッタリとフィットし、快適な密着感を得られます。これまでにはない感動の着け心地を味わえました。

 

耳穴を密閉することで、低音の質感が高くなったり、音の輪郭がくっきりと明瞭になったりという音質面のメリットもあります。

 

視聴者の方からも、これまで「耳が痛くなる」とか「フィットするものがない」というお悩みが数多く寄せられていました。耳の形は一人ひとり違うのでなかなか良いアドバイスをしてあげられなかったのですが、ようやくオススメできる製品が出てきてうれしいです。

 

【使って良かったモノ03】高級DAPでストリーミングを聴いたら圧巻の音でした

携帯音楽プレーヤー

アステル&ケルン

A&ultima SP1000M

実売価格24万9980円

旭化成エレクトロニクスの高性能DAC「AK4497EQ」をデュアル搭載。PCM384kHz/32bit、DSD11.2MHzのハイレゾ再生に対応する。USB Type-Cをサポートし、急速充電や高速データ転送も可能だ。

 

使って良かったワケ

セールで購入しましたが、それでも20万円以上もした高価なプレーヤー。ハイスペックなハイレゾ音源もネイティブ再生できる高性能モデルですが、私は本機で主に「サブスクリプションサービス」を楽しんでいます。

 

意外と知らない人が多いのですが、アステル&ケルンの携帯音楽プレーヤーは「Open APP Service」機能を使ってSpotifyやAmazon Musicなどのストリーミングサービスの音楽を聴けます。「そんな使い方はもったいない」と思う人もいるかもしれませんが、スマホで聴くのとは音質が段違い。使い勝手も上々なので、手放せなくなりました。ちなみに私は音楽サービスだけでなくYouTubeの動画も本機で楽しんでいます。

 

【ららまろのこだわり】オーディオの専門用語は噛み砕いて具体的に説明

動画の視聴者は若い世代の方が多いので、あまり高価すぎる製品は避けます。コスパの高さに加えて、そのアイテムにしかない機能や特徴をしっかりわかってもらえるようなレビューを心がけています。専門用語をできるだけ噛み砕いて具体的に説明するのもポイントです。

 

【いま気になっているモノ】

ゼンハイザー

HD 820

実売価格24万2230円

新型コロナウイルス感染拡大の影響であまり外出できない生活が続いているので、自宅でより良い音をじっくりと楽しめるアイテムも欲しいと思うようになりました。このHD 820は試聴したことがありますが、とにかく空間表現が豊か。密閉型なので音漏れしないのも魅力です。

2Wayバスレフの本格仕様でリアルな音質! JBL初のゲーミングスピーカー「JBL Quantum DUO」

ハーマンインターナショナルは、オーディオブランドJBLより、独自のゲーミング用音響技術とカラフルなライティング機能を搭載したゲーミングスピーカー「JBL Quantum DUO」を11月27日に発売します。直販サイトでの販売価格は1万6800円(税抜)。

↑「JBL Quantum DUO」

 

「JBL Quantum DUO」は、JBLのゲーミング用オーディオデバイス「JBL Quantum」シリーズ初となるゲーミングスピーカー。63mm径ウーファーと19mm径ツイーター、低音を強化するバスレフポートを装備した2Wayタイプで、L/Rの2台1セットとなっています。

↑背面にはバスレフポートを搭載

 

同社がこれまで手がけたゲーミングヘッドホンなどで培ったゲーミング用音響技術「JBL Quantum SOUND シグネチャ」を採用しており、ゲーム内のかすかな足音から爆発による轟音までリアルに再現します。

↑ゲーム内の音をリアルに再現します

 

また、Dolby Audio対応で、ステレオ音声だけでなく5.1chのマルチチャンネルソースにも対応。マルチチャンネルでデコードした音声信号は、JBL独自のバーチャルサラウンド技術で左右のスピーカーへ割り振られ、高精度の立体音響を実現します。

 

さらに、気分を盛り上げるカラフルなRGBライティング機能を搭載。本体側面に加え、前面のウーファー部分と操作部を光らせることができ、点灯だけでなくウェーブやフローといった、3種類のパターンでサウンドと同期させて明滅させることも可能。ライティングカラーは、プリセットされた13種類から選択でき、明るさも4段階に設定可能です。

↑カラフルに光るRGBライティング機能を搭載。本体のボタンで操作できます

 

接続はUSBによるデジタル接続のほか、3.5mmステレオミニ端子によるアナログ入力にも対応。パソコンだけでなく、家庭用ゲーム機などと組み合わせて使用することもできます。

 

Bluetooth機能も搭載しており、スマホやタブレットなどから音楽を伝送して、音楽用スピーカーとして利用することも可能です。

 

ゲーミングヘッドホンやイヤホンの装着感が苦手な方や、長時間のプレーで耳への負担が気になる方は、ぜひゲーミング用スピーカーを試してみてはいかがでしょうか。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

ロジクール「Gシリーズ」のヘッドセットはなぜいい? ゲーマー2人でガチコメント

ゲームにおいて、音は大切な要素のひとつ。快適かつ臨場感たっぷりにプレイするために、ヘッドセットを使用することはゲーマーにとってすでに当たり前になりつつある。なかでもロジクールのGシリーズは、ワイヤレスで快適に楽しめると評判だ。

 

【ロジクール Gシリーズの公式サイトはこちら!】

 

【私たちがレビューしました!】

ゲームライター・岡安 学さん
eスポーツ業界を中心に活動。著書に「最新eスポーツの教科書」(秀和システム刊)など。自身もゲーマー。

GetNavi web編集長・山田佑樹
雑食系のコアゲーマー。ボイスチャットも頻繁に行うため、高性能なヘッドセットを常に探し求めている。

 

独自のワイヤレス技術により遅延を気にせずプレイできる

eスポーツの盛り上がりに伴い、オンラインゲームをプレイする人が増えている。ライターの岡安 学さんは、「より快適にゲームを楽しむなら、ゲーミングヘッドセットはマストアイテム」と語る。

 

「いま流行中のFPSをプレイする際は、敵の位置を把握するために高性能のヘッドセットが必須。サラウンド非対応のゲームでも、ヘッドセットを使えば十分に効果があり、敵の位置がわかります。もちろん、他のプレーヤーとボイスチャットを行うときも必要です」

 

なかでも、ロジクールの最新技術が搭載されたGシリーズは、ワイヤレスでもストレスなくプレイできると、業界でも評判だ。

 

「専用の無線通信システムにより、遅延は一般ユーザーにはわからないほどに抑えられています。Gシリーズは軽量で装着感に優れ、ゲーミングデバイスらしいデザインも魅力。この性能としては価格もリーズナブルです」(岡安さん)

 

超軽量&ワイヤレス仕様で長時間のプレイでも快適!

ロジクール

G733

実売価格1万9250円

同社ワイヤレスヘッドセットで最軽量の278gで、長時間プレイしても快適。独自のワイヤレス技術LIGHTSPEEDが、低遅延と安定した接続を実現した。クリアかつ正確に音を再現できるサラウンド技術を備えるのも魅力だ。

SPEC ●ドライバー径:40mm ●インピーダンス:39Ω(パッシブ)、5kΩ(アクティブ)●マイク:着脱式6mm径ノイズキャンセリングマイク ●サイズ:W190×H180×D88mm ●Wi-Fi接続:対応 ●再生周波数帯域:20Hz〜20kHz ●バッテリー駆動時間:最大29時間 ●質量:278g

 

↑イヤーカップは形状記憶素材で、ヘッドバンドにはリバーシブルのサスペンションバンドを使用。頭を振ってもズレにくい

 

【color variation】

 

↑ホワイト、ライラック、ブルーはロジクールオンラインストアの限定発売

【G733カラーVer.の販売サイトはこちら!】

 

【CROSS REVIEW】

明瞭かつ音域が広くゲームの迫力を増幅
「サウンドは明瞭で音域も広く、ゲームの迫力を増幅。指向性の高いマイクは声を拾いやすいです。ゲーミングらしいカラバリやイルミのカスタム機能も魅力!」(岡安)

使用感はスポーツギア! ストレスなくプレイできる
「伸縮性に優れるヘッドバンドはまさにスポーツギアといった使用感で、ストレスフリー。ワイヤレス機の課題である遅延も、まったく気になりませんでした」(山田)

 

【OTHER CHOICE】

eスポーツ選手の協力により開発された完全プロ仕様モデル

 

PRO X Wireless

実売価格2万4970円

トップeスポーツ選手の協力を得て開発されたPROシリーズのワイヤレスモデル。長時間使用を想定した装着感や耐久性に加えて、ゲームのサウンドやチームメイトの声をクリアかつ正確に表現するオーディオ性能を備える。

SPEC ●ドライバー径:50mm ●インピーダンス:32Ω ●マイク:着脱式6mm径ノイズキャンセリングマイク ●サイズ:W94×H195×D138mm ●Wi-Fi接続:対応 ●バッテリー駆動時間:最大20時間 ●再生周波数帯域:20Hz〜20kHz ●質量:370g

 

↑上質なレザー調イヤーパッドが適度な側圧を実現。ヘッドバンドは高耐久性スチール素材を採用する。マイクは着脱式

 

【CROSS REVIEW】

高性能ドライバーにより細かい音も正確に表現
「50mm径ドライバーが低音から高音までクリアに再現。FPSでは敵の足音や弾丸の発射位置などの細かい音も正確に把握できるため、優位に立てます」(岡安)

プレイヤー間での会話が円滑に行える!
「G733にも搭載されている『Blue Vo!CE』で、声のノイズ低減やカスタマイズが可能。プレイヤー間でクリアな伝達ができるのもeスポーツ用ならではです」(山田)

 

【コレもCHECK!】

コンソールゲームを極めるならASTROで決まり!

最新のPS5をはじめとするコンソールでプレイするなら「ASTRO Gaming」がオススメ。ヘッドセットに加えて、ゲームやボイスチャット体験をより楽しいものにするアクセサリも展開中だ。

 

充電機能付きスタンドでゲームやマイクのサウンドを手軽に調整

A50 Wireless + BASE STATION

実売価格3万2340円

40mm径ドライバーによる迫力のサウンドを楽しめるヘッドセットと、ミックス機能を備えた充電スタンドBASE STATIONのセット。ゲーム音とマイク音を手軽にミックスでき、仲間との連携や配信などを快適に行える。

SPEC●ドライバー径:40mm●インピーダンス:48Ω●サイズ(ヘッドセット):W88.4×H222.5×D185.0mm●サイズ/質量(BASE STATION):W145.4×H36.4×D121.4mm/305g ●Wi-Fi接続:対応 ●バッテリー駆動時間:15時間 ●再生周波数帯域:20Hz〜20kHz ●質量:370g(ヘッドセット部)

 

↑柔らかい軽量素材とクロス製のイヤークッションを採用。密着感がありながらも耳が痛くなりにくい着け心地を実現した

 

【CROSS REVIEW】

厚みのあるサウンドで迫力ある音場が魅力
「ゲーミングらしい厚みのあるサウンドで、迫力ある音場を実現。ワイヤレス送信機能も持つBASE STATIONは、プレイしないときの収納場所としても便利です」(岡安)

鮮明かつ繊細な定位感でゲームへの没入感が高い
「BASE STATIONはDolbyサラウンドサウンドに対応。鮮明かつ繊細な定位を実現し、没入感を高めてくれます。マイク位置を微調整できるのもうれしい」(山田)

 

【ASTROシリーズ公式サイトはこちら!】

 

撮影/高原マサキ(TK.c) 

低遅延モードでスマホゲームにも最適! 防水対応のスポーツ向け完全ワイヤレス「N6 sports」

エム・ティ・アイは、同社のオーディオブランド「NUARL(ヌアール)」から、低遅延な「ゲーミングモード」を搭載した完全ワイヤレスイヤホン「NUARL N6 Sports WATERPROOF TRULY WIRELESS STEREO EARBUDS」(N6 Sports)を11月27日に発売します。カラーはクラシックブルーとウォームグレイの2色で、実売価格は1万1000円(税抜)。

↑「N6 Sports」(クラシックブルー)

 

「N6 Sports」は、IPX7防水のスポーツモデル「NT110」の高い防水性能を受け継ぎながら、N6シリーズに採用されている独自の“NUARL DRIVER”[N6]v3に専用のサウンドチューニングを加えて搭載。PEEK素材の表面にTPEとチタンを蒸着した3層被膜構造のPTT振動板を使用した独自のドライバーにより、音楽のビートと内包感を重視したサウンドを再生します。

↑NT110の高い防水性を継承したスポーツモデル(画像はウォームグレイ)

 

内蔵するSoCには、新たにクアルコムの「QCC3040」を採用することで、ハイブリッド外音取り込み機能や左右独立通信、aptX adaptiveに対応するなど多彩な新機能が追加されています。

 

さらに、スマホゲームをプレイするときなどに最適な低遅延の「ゲーミングモード」も搭載。ワイヤレスでも音声のズレを気にせずゲームで遊ぶことができます。

↑音の遅延を抑える「ゲーミングモード」を搭載

 

イヤホンは構造防水によるIPX7の高い防水性を備え、汚れても水洗いが可能。耳に自然にフィットするイヤーループは柔らかいソフトタイプのシリコン製で、長時間使用時の耳への負担も軽減します。

 

また、高い遮音性の抗菌イヤーピース「Block Ear+」4サイズ(S/MS/M/L)に加え、溝により隙間を作って周囲の音を聴きやすくした低遮音性の抗菌イヤーピース「Track Ear+」3サイズ(S/M/L)を同梱。使用シーンや用途に応じて使い分けることができます。

↑低遮音性の抗菌イヤーピース「Track Ear+」

 

この低遮音性抗菌イヤーピース「Track Ear+」は、11月27日より単品販売も開始されます。S/M/Lの各ペアセットで実売価格は1200円(税抜)。対応モデルはNUARL NTシリーズおよびNシリーズとなります。

 

最新機能と高い防水性を兼ね備えたスポーツモデルは、運動時のお供に最適です。テレワークやステイホームで運動不足を感じている方は、ぜひチェックしてみて下さい。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

“まるで魔法のような静かさ”と絶賛! ノイキャン完全ワイヤレス「PaMu Quiet」徹底レビュー

ポータブルオーディオ市場のなかでも急速にシェアを伸ばしている「完全ワイヤレスイヤホン」ですが、2020年は“ノイズキャンセリング機能”がトレンドとなり、同機能を搭載した多くの製品が発売されました。そんななか、ノイズキャンセリングイヤホンの決定版となりそうな、強力なノイズキャンセリング機能を備えたモデルがMakuakeに登場しました。

 

この「PaMu Quiet」は、オーディオ専門メーカーPadmateが開発したノイズキャンセリング機能付きの完全ワイヤレスイヤホン。同社は、米国のクラウドファンディング「INDIEGOGO」において、なんと通算12億円以上も支援を集めた実績を持ち、そのプロダクトは世界中で支持されています。

↑Padmate「PaMu Quiet」

 

今回、日本でも一般発売を前にMakuakeにおいて支援を募集しており、支援者にはいち早くPaMu Quietが届けられます。さらに、一般発売時の価格が1万8480円のところ、Makuakeでは1万3966円~とお得に購入できるチャンス。レビューを読んで気になった方は、ぜひお早めに申し込みましょう!

 

まるで魔法のように雑音が消える!?

さて、GetNavi web編集部では、PaMu Quietの発売を前に、実機をお借りして実際に使用させて頂くことができました。オーディオ製品担当の編集部・一條は、これまで様々なイヤホン・ヘッドホンを使ってきたそうですが、今回このPaMu Quietを最初に使ってみたときの驚きを、「まるで魔法みたい!」と表現しています。

↑「PaMu Quiet」を使ったときの驚きを語るGetNavi web編集部のオーディオ担当・一條

 

「初めて試したのはいつも乗っている地下鉄の中ですが、PaMu Quietを耳に挿した途端に地下鉄車両のゴオーーっという走行音がスッと消えたんです。目を閉じると雑音が消えて、自分の部屋に瞬間移動したような感じ。それがまるで魔法みたいで、その消音性能の高さに驚きました」(一條)

 

一條が思わず驚いた消音性能の高さの秘密は、PaMu Quietのチップ構成にあります。PaMu Quietは、ノイズキャンセリング機能が使用可能なクアルコム製の最新SoC「QCC5124」を採用していますが、それをBluetoothオーディオ専用に使い、別途ノイズキャンセリング専用チップとしてAMS製の「AS3460」を搭載しているのです。

↑2つのチップを贅沢に使った構成により高いノイズキャンセリング性能を実現

 

つまり、単体でノイズキャンセル機能も使える処理能力の高さを持つ「QCC5124」をワイヤレス通信のオーディオ処理のみに使い、ノイズキャンセリング処理は「AS3460」で行うという贅沢な構成となっているのです。

 

さらに、通話用とは別にイヤホンの内側と外側に集音用マイクを搭載し、両側からノイズを感知して打ち消すハイブリッド方式を採用。ノイズキャンセリング専用チップとハイブリッド方式の組み合わせにより、業界最高クラスとなる“-40dBの消音性能”を実現しているのです。

 

「ノイズキャンセリング専用チップを別に搭載していることにより、ノイズキャンセリング機能をオン/オフと切り替えても音質に影響が出にくいところもポイントですね。ほかのノイキャンイヤホンだと、ノイズキャンセリング機能のオン/オフを切り替えると音質まで変わっちゃうことが多いのですが、PaMu Quietは切り替えてもほとんど音が変わらず、ずっと自然なサウンドで音楽が楽しめます」(一條)

 

もちろん、PaMu Quietは音質にもこだわった設計となっています。イヤホンの音質を左右するドライバーは、大口径の10mm径ダイナミックドライバーを採用。その振動板には軽量で強度の高いPEN(ポリエチレンナフタレート)に加え、ドーム部には高音域の再現性に優れたチタン素材を採用しています。

↑ドライバーユニットのイメージ

 

また、イヤホンは人間工学に基づいて設計され、耳に軽く収めるだけでしっかりフィット。イヤホンにはベント(通気孔)が備えられており、内部の空気圧を適切に調整することで耳への負担を軽減します。

↑人間工学に基づいた形状のイヤホン

 

「PaMu Quietを使っていて感じるのは、装着感がとても自然なこと。カナル型のイヤホンは、機種によっては密閉性が高すぎて、付けていると水中にいるときのような閉塞感を感じるものもあるのですが、PaMu Quietはそのような閉塞感がありません。また、ノイズキャンセリング機能を備えたイヤホンの場合、機能をオンにすると鼓膜に少し圧迫感を感じる場合がありますが、PaMu Quietはノイズキャンセリング機能が働いているときも、そういう圧迫感をほとんど感じません。これは他社のノイキャンイヤホンを使ったことがある人にもぜひ体験してほしいですね」(一條)

↑装着感が自然で、密閉感や圧迫感も感じられないとのこと

 

イヤホンは片側わずか5.1gという軽量設計で、長い時間装着しても耳に負担をかけません。また、IPX4相当の防滴性能を備えているので、汗をかきやすい運動時にも安心して使うことができます。

 

懐中時計のようなデザインにこだわりのギミックも

こだわりを感じるのは、音質やノイズキャンセリング機能だけではありません。PaMu Quietは、デザインにもオリジナリティあふれる意匠をこらしています。

 

充電ケースは懐中時計をモチーフにしたユニークなデザインを採用。リューズのようなボタンを押すとカチッと音が鳴りケースが開く、という仕掛けで、まるで秘密道具やスパイ道具を使っているような気分になれます。イヤホンをケースから取り出す動作も、このギミックが特別なものにしてくれます。

 

なお、今回お借りしたものは発売前のものということで、実際の製品とは若干使用が異なるとのこと。発売時にはケースのロゴ部分にメタルをあしらったデザインになるそうです。

↑懐中時計のような充電ケース(写真は発売前のもののため、一部使用が異なります)

 

↑発売版にはケースのロゴ部分にメタルがあしらわれます

 

また、アクセントとなるメタリックなオーナメントの部分には、30個のLEDライトが半円上に配置されており、バッテリー残量に応じて点灯します。満充電の状態では半円すべてが点灯しますが、バッテリーが減っていくとLEDが半円が徐々に欠けていきます。このLEDライトは、星の動きをイメージしているとのこと。

↑充電ケースはワイヤレス充電にも対応。充電時などにLEDライトが点灯します(写真はワイヤレス充電器に置いて充電しているところ)

 

ケースの表面はレザー調で、高級感を演出。長めのストラップが付属しているので、使わないときはケースを首から掛けておくことも可能。さらに、Makuakeではオプションとして専用レザーストラップや、レザーストラップが同梱されるセットなどが用意されています。より本格的な雰囲気を味わうなら、ぜひレザーストラップもゲットしましょう!

↑ストラップとポーチが同梱されます

 

↑充電ケースにストラップをつければ首から掛けたりすることも可能に

 

充電ケースは付属のUSB Type-Cをつないで充電できるほか、Qi規格対応のワイヤレス充電器を使えば置くだけで充電可能。連続使用時間はイヤホン単体で最大約4時間、充電ケース併用で最大約12時間となっています。

 

自然に聞こえる外音取り込み機能にも注目

さて、オーディオ担当の編集部・一條に、PaMu Quietを使っていてほかに気に入ったところがあるか聞いてみましょう。

 

「最初に驚いたのはノイズキャンセリングの性能の高さですが、もうひとつ、外音取り込みモードにもびっくりしました。PaMu Quietにはタッチセンサーが備わっていて、右側のイヤホンを長押しするとノイズキャンセリングモードと外音取り込みモードを切り替えられるのですが、外音取り込みモード時の取り込んだ音声がめちゃくちゃ自然で、まるでイヤホンを耳から外したかのようにナチュラルに周囲の音が聞こえるんです」(一條)

 

でも、外音取り込み機能は、従来のノイキャンイヤホンにも搭載されていたもの。そんなに違うものでしょうか?

 

「ノイキャン機能を備えたイヤホンは外音取り込み機能も備えている場合が多いのですが、これまではいかにも“マイクで音を拾いました”というような不自然な音質のものがほとんどでした。機種によっては音の距離感がなくなり、遠くの人の声も近くの人の声も同じように聞こえたり。だから、これまでは日常的に外音取り込み機能は使うことはあまりなかったのですが、PaMu Quietは取り込む音がすごく自然で、外音を取り込みながら音楽を再生していても違和感がないんです。外音取り込みモードにしておくことで、音楽を聴いていても電車のアナウンスに気づくことができるので、降りなきゃいけない駅で降りそびれる、なんてこともなくなりましたね」(一條)

 

PaMu QuietにはAndroid/iOS用アプリが用意されており、アプリから様々な設定が可能。例えば、ノイズキャンセリング機能の切り替えは、デフォルトだと「ノイズキャンセリングモード」⇔「外音取り込みモード」ですが、アプリ上からは「ノイズキャンセリングON」「ノイズキャンセリングOFF」「外音取り込みモード」の3つから選択可能。このほか、イヤホンタッチ時の操作も自由にカスタマイズできます。将来的には、イヤホンのアップデートもアプリから行えるようになるので、PaMu Quietユーザーなら絶対ダウンロードしておきたいところ。

↑専用アプリを使えば様々な操作や設定が可能

 

「ノイキャンオン/オフと外音取り込みの3つのモードを使い分けることで、いろいろなシーンでPaMu Quietを活用しています。例えば、通勤電車の中では雑音を極力カットしたいので“ノイズキャンセリングオン”、オフィスや自宅など比較的静かな環境では“ノイズキャンセリングオフ”、移動中に電車のアナウンスを聞き逃したくないときは“外音取り込みモード”、という感じです。どのモードでも音質が変わらないから、周囲の状況に合わせてガンガン切り替えられるのがいいんですよ。とても気に入ったので、個人的に購入しようかと思ってます。いまならお得に買えますし」(一條)

 

このように、編集部のオーディオ担当・一條もすっかり気に入ったというPadmate「PaMu Quiet」がひと足早くお得な価格で手に入るのは11月29日まで! 異次元のノイズキャンセリング性能を備えた完全ワイヤレスイヤホンが気になった方は、いますぐ下記のリンクからMakuakeのプロジェクトページをチェックしてみて下さい!

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

ニューノーマル時代のライブ視聴には“感じる”クッション型スピーカーが必要だ!【Makuake×GetNavi】

斬新なアイデアや機能を備えるモノは、人の心を躍らせる──新しいモノやサービスが誕生し続けるMakuakeとGetNaviのコラボで「新しいモノづくりプロジェクト」が始動!

 

【Makuakeとは?】

「生まれるべきものが生まれ 広がるべきものが広がり 残るべきものが残る世界の実現」をビジョンに掲げる、新しいモノや体験の応援購入サービス。2013年のサービススタート以来、累計1万件以上のプロジェクトが誕生し、数千万円を超えるプロジェクトも多数。

 

本取り組みでは、MakuakeとGetNaviチームが厳選した注目プロダクトをピックアップ。読者のみなさんとプロジェクト実行者をつなぐ橋渡し役を担います! また本記事では、新しいモノ・サービス大好きなGetNavi編集部の担当者が惚れ込んだポイントや、プロジェクト実行者による解説を交えて紹介。気になった製品はMakuakeで、ぜひ応援購入をお願いします!

 

【エントリーNo.02】“震動”により没入感MAXのもちもちクッション型スピーカー

マグクルーズ

マグニチュードサウンド

https://www.makuake.com/project/magnitude_sound/

再生中の低音と連動して“震動”を生み出すことで臨場感を高めるスピーカー。映画や音楽ライブ、ゲームなどを楽しむ際に気分を盛り上げる。音量や震動を調整できるリモコンも付属。低反発素材のクッションは、触り心地抜群だ。

SPEC ●電源:AC ●最大出力:24W ●再生周波数帯域:60Hz〜18kHz ●最大音圧:90dB サイズ:W425×H210×D130mm ●質量:1480g

※変更されることもあり

 

配信イベントが増えるいま、ニューノーマルのアイテムに

映画館やライブ会場での体験には、なぜ価値があるのか。理由のひとつは「低音」。音圧の振動が身体を揺らし、「聞く」だけでなく、「感じられる」のが醍醐味だ。

 

そんな“震動”を自宅で手軽に体験できるのが、マグニチュードサウンド。コンテンツを再生すると、低音と連動してスピーカーが震動を発生させる。クッション型の本機に身体を密着させれば震動をひしひしと感じられ、映画館やライブ会場にいるような、コンテンツの世界に入り込む感覚を味わえるのだ。スピーカーユニットが近くにあるため、小音量で楽しめるのもうれしい。

 

「目指したのは究極の臨場感。映画やゲーム、ライブなどのコンテンツを、スマホでどこでも気軽に楽しめるいま、その魅力を最大限に届けたいと考えました」(プロジェクトオーナーのマグクルーズ)

 

配信イベントが増えるいま、本機がエンタメ体験の「ニューノーマル」となるかもしれない。

 

【ココが新しい!】

1.リラックスしながら音の世界に没頭できる

クッションの素材には、低反発ウレタンフォームを採用。身体の形にぴったりフィットし、リラックス効果が抜群だ。首元や頭、腰などに当てて、快適に音を満喫できる。

 

2.音量や震動の度合いはリモコンで操作できる

スピーカーに頭を預けながらでも操作できるリモコンが付属。音だけでなく、震動の強さも調整可能だ。コンテンツの種類によって音量と震動を調整すると、より没入できる。

 

3.ミニクッションとして家中どこでも持ち運べる

モノトーンの落ち着いたデザインは、どんなインテリアにもすんなり馴染む。軽量コンパクトな設計で持ち運びが簡単なので、好きな場所で迫力の音を楽しめるのがうれしい。

 

【GetNavi編集長・川内一史もマグニチュードサウンドに太鼓判!!】

GetNavi編集長

川内一史

Amazon Prime VideoやYouTubeを利用して、映画や音楽を楽しむ。自宅ではヘッドホンよりスピーカー派。

 

「クッションだからこそ震動を最大限に感じられる 「クッション」にしたことで震動を最大限に感じられるという、画期的なアイデアが光ります。しかも、モチモチの感触でめちゃ気持ち良い! 一度使ったらもう手放せなくなりますよ」(川内)

 

■「新しいモノづくりプロジェクト」 エントリー大募集中!■

本企画にエントリーする実行者を大募集中! エントリーにあたっての相談や質問も気軽にお寄せください。本誌スタッフとMakuakeのキュレーターが企画を審査したうえで、プロジェクトの実現へ向けてサポートします。

エントリーはこちらへ! → ■getnavi@one-publishing.co.jp

 

■Makuake特集ページができました■

GetNavi webではこれまでに紹介・取材したMakuakeプロジェクトの製品やサービスを一覧できる、特集 Makuakeで見つけた「良いものたち」を立ち上げました。応援購入サービスだとプロジェクトが終わったら「記事の賞味期限終わりでしょ?」と思うかもしれませんが、プロジェクトのプロダクトを使ったレビューや、担当者に開発の裏話を聞いた記事など様々な記事を配信しています! ので、ぜひご注目ください。
https://getnavi.jp/features/makuake/

 

【Makuake公式サイトはコチラ!】

業界最高クラスの消音性能! ファーウェイの完全ワイヤレス「HUAWEI FreeBuds Pro」

ファーウェイ・ジャパンは、業界最高クラスのノイズキャンセリング性能を備えた完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds Pro」を11月20日に発売します。カラーはカーボンブラック、シルバーフロスト、セラミックホワイトの3色。実売予想価格は2万2800円(税抜)。

↑「HUAWEI FreeBuds Pro」

 

「HUAWEI FreeBuds Pro」は、FreeBudsシリーズの最上位モデル。イヤホンの内側と外側に配置されたデュアルマイクによりノイズを検出し、より正確なアンチノイズ信号を生成することで、業界最高クラスとなる最大-40dBのノイズキャンセリング性能を実現しています。

↑業界最高クラスのノイズキャンセリング性能を実現

 

また、新たな機能として、リアルタイムで周囲の状況を認識し、最適化したノイズキャンセリングレベルに自動設定する「シーン別アクティブノイズキャンセリング」を搭載。機内や列車などの非常に雑音の多い場所に適した「ウルトラモード」、雑踏や混雑したカフェなどに適した「標準モード」、職場や図書館などの静かな環境に適した「くつろぎモード」に自動で切り替えてくれます。

↑周囲の状況を検知して自動調整する「シーン別アクティブノイズキャンセリング」機能を新たに搭載

 

さらに、イヤホンを装着したまま周囲の音を聴ける「外部音取り込みモード」に加え、周囲の音は低減しながら人の声だけを際立たせる「音声取り込みモード」も搭載しました。

 

このほか、スマートフォンやパソコン、タブレット、スマートウォッチなどに同時に2つまで接続できる「デュアルデバイス同時接続」にも対応。例えば、スマートフォンで音楽を聴きながら仕事をしているときに、イヤホンの再設定を行うことなくそのままPCのオンライン会議に切り替えることができます。

 

音質面では11mm径の大口径ダイナミックドライバーを採用し、迫力のサウンドを実現。リアルタイムでイコライザーを最適化してくれるので、低音領域も解像度高く表現します。

↑大口径の11mm径ダイナミックドライバーを採用

 

ハンズフリー通話やオンライン会議でも使いやすいよう、マイクの音質も改善。3マイクシステムと骨伝導センサーを搭載し、相手にはっきりとした声を届けます。また、従来のFreeBudsシリーズよりさらに進化した「デュアル風ノイズ低減構造」を採用し、歩いているときや走っているときでも風ノイズを低減してくれるので、クリアな通話が可能です。

 

連続再生時間は、ノイズキャンセリングオフ時にイヤホン単体で7時間、ケース使用で30時間。ノイズキャンセリングオン時はイヤホン単体で4.5時間、ケース使用で20時間となっています。ケースはワイヤレス充電に対応しており、ファーウェイのワイヤレス給電に対応したスマートフォンと組み合わせればおすそわけ受電も可能です。

↑充電ケースはワイヤレス充電にも対応

 

さらに進化したノイズキャンセリング機能を備えた「HUAWEI FreeBuds Pro」は、テレワーク使用にも最適。仕事用のワイヤレスイヤホンをお探しの方も、ぜひチェックしてみて下さい。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

スマートスピーカー×ワイヤレス充電器のベルキン「SOUNDFORM ELITE Hi-Fiスマートスピーカー」を使ってみた

今年1月に行われた世界最大級の電子機器の見本市「CES」でスマホ関連アイテムを取材していた筆者が、「これ、いいなぁ〜日本でも発売してほしいなぁ〜」と思っていた製品が10月に発売されました。それがベルキンの「SOUNDFORM ELITE Hi-Fiスマートスピーカー」。フランスの高級オーディオメーカー・Devialet(デビアレ)の音響技術を採用したほかGoogleアシスタントにも対応し、スマホの充電もできるという製品です。

↑ベルキンの「SOUNDFORM ELITE Hi-Fiスマートスピーカー+ワイヤレス充電器」。実売価格は4万2550円(税別)

 

普段からスマートスピーカーとワイヤレスチャージャーを使っている筆者にとっては、それらが1つにまとまり、音質もグ〜ンとグレードアップするであろう画期的な製品。ということで今回、ベルキンさんに実機をお借りして、さっそく使ってみました。

 

場所を選ばす設置でき、スマホも充電できる

本体は丸く、サイズはH168.5×W162×D162mmと小さからず大きからずというサイズ感なので、場所を選ばすに設置でき、楽に動かせます。上部がワイヤレス充電のクレードルになっていて、スマホを縦向きにして設置可能。筆者はGoogle Pixel 5とiPhone 11 Proを充電しましたが、おそらくQi対応のスマホなら、どの機種でも充電できると思います。

↑同梱品一式。本体のほかにはACアダプターと簡単な説明書が入っているのみ

 

↑高さはペットボトルよりも500mlのペットボトルよりも低く、かなりコンパクト。重さは1.25kg

 

背面下部にACアダプターの挿し込み口があり、出っ張りが気にならないようにピタッと挿せるようにデザインされています。エンクロージャーは温かみのあるファブリック調。カラバリはブラックとホワイトの2色から選べますが、筆者はブラックを借りました。

↑ACアダプターは本体にピタリと挿し込めて、デザインを損なわない

 

↑ホワイトのエンクロージャーは淡いグレー

電源をオンにしたら、スマホにインストールした「Google Home」アプリを用いて設定を行います。筆者はすでにGoogle HomeやChromecastなどを使っていたので、新しいデバイスとしてSOUNDFORM ELITEを追加するだけで、あっという間に設定できました。初めての場合も、画面の案内に従って設定すれば自宅のWi-Fiにつなげられて、「OK Google」などと話すだけで操作できるようになります。

↑画面に表示される手順に従うと、あっという間に設定完了

 

このスピーカーは、スマホとBluetoothで接続して、スマホの音声をダイレクトに出力できることもセールスポイント。つまり、スマートスピーカーだけでなく、フツーのBluetoothスピーカーとしても使えるわけです。

↑上部にタッチセンサーがあり、ここをタッチして音量を調整したり、マイクをミュートしたりもできる。左のBluetoothボタンを押すとスマホとペアリングできる

 

低音が心地よく響き、迫力あるサウンドが部屋に広がる

スピーカーは35mmのフルレンジドライバーと、70mmのウーファードライバーを2基搭載。オリジナル音源を忠実に再現する「Speaker Active Matching(SAM)」というDevialet独自のテクノロジーも搭載されています。

 

気になる音質ですが、期待していた以上に迫力がありました。ボリュームをかなり大きくでき、一般家庭でフルボリュームにするのは禁物。絶対に近所迷惑になってしまいます。住環境にもよりますが、マンションなどの集合住宅では50%くらいで十分満足がいく音量を得られるのではないかと。筆者は賃貸マンション暮らしで、リビングとベッドルームが繋がった約20畳(40平方メートル以上あるかな)の部屋で使いましたが、音が部屋全体に広がり、振動が壁に反響して、音楽に包まれるような臨場感を味わえました。

↑音は前方と左右に響くようだが、丸い形状ということもあり、全方位に広がるように感じる

 

筆者はオーディオに詳しいわけではないので、音質を表現するのは難しいのですが、音量に関係なく、奥行き感のあるサウンドが聴こえて、よく響く感じ。とくに低音が心地よく響き、楽器の音が生演奏を聴いているかのように聴こえ、ボーカルもクリアに聴こえました。Wi-Fi経由、Bluetooth経由のどちらも音質は同等です。

↑Wi-Fi経由でスマートスピーカーとして音楽を聴く場合は、「Google Home」アプリのイコライザー機能で好みの音質に調整できる

 

「YouTube Music」や「Spotify」で、J-POP、K-POP、クラシックなど、いろいろ聴いてみましたが、とりわけ高音質を実感したのが、Googleアシスタントのアラーム音。これまで使っていたスマートスピーカーで毎朝聴いていた音だけに、音質が大きく向上したことを実感できました。

 

スマートスピーカーとして使い勝手も申し分なし

音楽を聴きながらスマホを充電できることも、このスピーカーの利点。画面が見えるように置けるので、「YouTube」を見つつ、スピーカーから音声を流すといった使い方も可能。スピーカーの振動でスマホがカタカタと動くかと思いきや、その心配は無用。全く動きません。これはDevialet社独自の「Push-Push」というデュアルウーファー構造によって振動が除去されるため。スマホを載せた状態でも、迫力のある低音を響かせることができます。

↑「YouTube」でミュージックビデオを見ながら、音声を高音質で楽しむのもオススメ

 

声で操作するスマートスピーカーとしての使い勝手は、Google純正モデルと同等といっていいでしょう。「Google Home」アプリで設定でき、声を聞き分ける「Voice Match」にも対応。ほかのスマートスピーカーやスマートディスプレイとグループ化して使うこともできます。

 

内蔵マイクの性能も良さげです。スマートスピーカーは音量を大きくしていると、大きな声で話さないと反応してくれないことがありますが、このスピーカーは、少し離れた場所から普通の声量で「OK Google」と話しても、しっかり聞き取ってくれて、続く指令を聞き取るべく、ボリュームが絞られます。

 

約4万円でデビアレが買えると思えば高くはない!?

SOUNDFORM ELITEはスマートスピーカーとしては、やや高めですが、Devialet社と共同開発したモデルであることが大きなポイント。筆者はDevialetのワイヤレススピーカーを使ったことはありませんが、主力モデルの「PHANTOM」シリーズの価格を調べると、20〜40万円くらいするんですね。その音響技術を採用したスピーカーが約4万円で手に入れられると考えると、むしろ安いと言えなくもありません。Googleアシスタント対応のスマートスピーカーを使っていて、音質に物足りなさを感じている人は検討してみる価値はあるでしょう。

 

ワイヤレス充電は、いわばオマケのような機能ですが、個人的にはものすごく気に入りました。スピーカーに載せるだけで充電できる手軽さは手放せなくなること請け合い。しかも、スマホが再生中の楽曲を表示するディスプレイの役割も果たすわけです。この仕様を考えた人に敬意を表したいです。

↑ワイヤレス充電は最大10W。ケーブルでの充電に比べると時間はかかる

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

 

アンダーアーマー×JBLコラボ! 30%小さくなった完全ワイヤレス「UA TRUE WIRELESS STREAK」

ハーマンインターナショナルは、米国のオーディオブランド「JBL」より、スポーツブランド「UNDER ARMOUR(アンダーアーマー)」とコラボした完全ワイヤレスイヤホン「UA TRUE WIRELESS STREAK」を11月27日に発売します。カラーはブラック、ホワイト、レッドの3色。直販サイトでの実売価格は1万4800円(税抜)。

↑「UA TRUE WIRELESS STREAK」(ブラック)

 

「UA TRUE WIRELESS STREAK」は、より高い装着感と快適性を実現するためにコンパクトに設計された完全ワイヤレスイヤホン。アンダーアーマーとのコラボレーションモデルならではのスポーツ時における優位性は保ちつつ、よりファッショナブルに利用できるデザインとなっています。

↑スポーツ時の使用に最適

 

すでに発売している同シリーズの「UA TRUE WIRELESS FLASH X」よりイヤホン本体のサイズを約30%小さく設計し、イヤーチップ、ウイング付きエンハンサーも、通常よりワンサイズ小さいXS、そしてS、Mサイズを同梱。激しい動きを伴う際にも、女性や耳の小さい人でもズレや落下を気にすることなく、安心して使用できます。

↑従来より約30%小さくなったコンパクトサイズ

 

コンパクトなデザインながら運動時に役立つ機能を多数搭載。汗や水濡れが気になる場所での使用も安心なIPX7の防水性能のほか、必要な時に瞬時に周囲の環境音を取り込むことができる「アンビエントアウェア」機能、イヤホンを取り外すことなく会話できる「トークスルー」機能を備えています。

 

さらに、Androidデバイスとのスムーズな接続を実現する「Google Fast Pair」や、本体片側ずつ単体使用が可能な「Dual Connect」、充電ケースを開けただけで2度目以降のペアリングが可能な「Sync」機能にも対応しています。

 

イヤホン本体は、約2時間の充電で最大約6時間のワイヤレス音楽再生が可能。さらに、充電ケースにイヤホンを収納すれば最大約12時間分の充電ができ、合計で最大約18時間の音楽再生が可能です。BluetoothコーデックはSBCとAACをサポート。

 

また、特典として、アンダーアーマーが提供するランニングアプリ「Map My Run」のプレミアムメンバーシップを1年間無料で利用できるクーポンを同梱。同アプリを使えばランニングをトラッキングして、マップに記録できるほか、ランニングルートの検索やお気に入りのルートを保存、共有なども可能です。

↑ホワイトとレッドも用意

 

スポーツに便利なコンパクトサイズの完全ワイヤレスイヤホンは、初めてワイヤレスイヤホンを使う人にもオススメ。運動のお供に使ってみてはいかがでしょうか。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

ビクタースタジオが音を監修! ビクター初の完全ワイヤレスイヤホン「HA‐FX100T」

JVCケンウッドは、ビクターブランドより、ブランド初の完全ワイヤレスイヤホン「HA‐FX100T」を11月中旬に発売します。実売予想価格は1万5000円前後(税抜)。

↑「HA‐FX100T」

 

本機は、グループ会社であるJVCケンウッド・ビクターエンタテインメントが運営する「ビクタースタジオ」のエンジニアが音質を監修。これまで同社が培ってきた音響設計技術に、音楽制作現場に携わるスタジオエンジニアの知見を加えることで「プロが認めた音」に仕上げるとともに、「Tuned by VICTOR STUDIO」のロゴを付与し、そのこだわりを表現しています。

 

イヤホンは片側で約4.5gの小型・軽量ボディでありながら、ドライバーユニットの背面に音響のための空間をしっかりと確保しており、心地よいゆとりのある低音とワイドレンジな音を実現しています。

↑イヤホンにはビクターブランドの象徴である「犬のマーク」を刻印

 

イヤホンにはタッチセンサーを内蔵しており、軽く触れるだけで操作できる「タッチコントロール」を採用。ボリューム調整や楽曲の操作のほか、マイクで外音を取り込み会話をしやすくする「タッチ&トーク」機能も利用できます。

 

また、ワイヤレスイヤホンのテレワーク需要が伸びていることを受け、リモート会議や電話での通話時(HFP、HSP接続時)に、声の帯域が聞き取りやすくなるように自動で音質が切り替わる「はっきり音声」機能を搭載。さらに、クアルコム cVcノイズキャンセルテクノロジーと高性能MEMSマイクの採用により、ノイズを抑えたクリアなハンズフリー通話が可能です。

↑装着イメージ

 

このほか、左右独立伝送により音切れに強く、低遅延を実現するクアルコム TrueWireless Stereo Plusに対応。左右のイヤホンを、どちらか片方だけで使うこともできます。Bluetoothコーデックは、SBC/AAC/aptXをサポート。

 

イヤホン部は雨や水しぶきに強いIPX4相当の生活防水仕様。連続再生時間はイヤホン単体で最大約8時間、充電ケース併用で最大約28時間。約10分の充電で最大約1時間使用できるクイック充電にも対応しています。

 

付属のイヤーピースには、内壁に設けたディンプルが音質劣化の原因となるイヤーピース内の反射音を拡散させて音のにごりを抑制する「スパイラルドットイヤーピース」を採用。耳に最適にフィットする大きさを選べる5つのサイズ(S、MS、M、ML、L)が付属します。

↑スパイラルドットイヤーピースが付属しています

 

また、テレワークなどの長時間装着にも最適な軽い着け心地の交換用イヤーピース「EP-FX11」も11月中旬より発売。こちらは、独自の音質向上技術「スパイラルドット」に加え、耳への圧迫感を抑える新形状と、柔らかく伸びのあるシリコン素材を採用したもの。愛称を「スパイラルドットSF(ストレスフリー)」とし、高音質と装着感のよさを訴求します。サイズは5サイズ(S/MS/M/ML/L)で、実売想定価格は1400円前後(税抜)。

↑軽い付け心地の「スパイラルドットSF(ストレスフリー)」

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

耳をいたわる「リスニングケア」搭載! ヤマハの完全ワイヤレスイヤホン「TW-E3B」

ヤマハは、独自の音質補正機能「リスニングケア」を搭載した完全ワイヤレスイヤホン「TW-E3B」を11月28日に発売します。カラーは全6色で、実売予想価格は1万円前後(税抜)。

↑「TW-E3B」

 

本機は、同社の完全ワイヤレスイヤホンのエントリーモデル「TW-E3A」の後継機種。従来より小型化(体積比25%減)を果たし、カラーバリエーションを全6色(ブラック、グレー、スモーキーピンク、バイオレット/ラベンダー、スモーキーブルー、スモーキーグリーン)に拡充しています。

↑カラーは全6色

 

また、耳に触れる部分に滑りにくい塗装を施すことで小さな耳にもしっかりフィットし、長時間のリスニングでも疲れにくい快適な装着性を実現。操作ボタンの構造を見直すことにより、操作性の向上も図っています。

 

ヤマハ独自の「リスニングケア」機能は、音量を小さくすると低域と高域が聴こえにくくなる、周囲の環境音によって聴こえ方が変わるといった音の違いに着目し、音量毎に最適なバランスになるように各帯域の音を補正するというもの。これにより音量アップによる耳への負担を抑えながら、自然で聞きやすい音を再現します。

↑独自の音質補正機能「リスニングケア」を搭載

 

イヤホンにはクアルコム製SoC「QCC3026」を採用。さらに、左右独立通信テクノロジー「TrueWireless Stereo Plus」をサポートしており、途切れにくく低遅延なワイヤレス通信を実現しています(※)。BluetoothコーデックはSBC/AAC/aptXに対応。

※:送信側がTrueWireless Stereo Plusに対応している必要があります
↑左右のイヤホンが独立して通信を行う「TrueWireless Stereo Plus」をサポート

 

スマートフォン専用アプリ「Headphones Controller」を使えば、リスニングケアやオートパワーオフの設定、バッテリー残量の確認などが可能。連続再生時間はイヤホン単体で最大約6時間、充電ケース併用で最大約24時間。充電ケースには4連LEDインジケーターを搭載しており、視覚的にバッテリー残量を確認することができます。

 

コンパクトなボディ&豊富なカラバリと、独自の音質補正機能を備えた完全ワイヤレスイヤホン「TW-E3B」は、1万円前後というお手ごろな価格もうれしいですね。手軽に使えるワイヤレスイヤホンをお探しの方は、ぜひチェックしてみて下さい。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

ボタン1つで最適な画質・音質に! 自動調整機能が楽チンなアイリスオーヤマの4Kテレビ

アイリスオーヤマは、テレビ向けブランド「LUCAシリーズ」より、番組に合わせて最適な画質と音質に自動調整する「AIオート機能」搭載の4K液晶テレビを11月25日に発売します。

↑アイリスオーヤマ「AIオート機能4Kチューナー内蔵液晶テレビ」

 

ラインナップは75型/65型/55型/50型/43型の5サイズで、75型以外のモデルには独自の技術による音声操作リモコンが付属します。実売価格は、75型が32万8000円、65型が17万8000円、55型/が12万9800円、50型が9万9800円、43型が9万4800円(いずれも税抜)。

 

2つの自動調整機能でいつでも最適な画質・音質に

新モデルでは、ドラマやスポーツ、ニュースなど、テレビ番組の内容に応じて画質や音質を自動調整する「AIオート」機能と、映像や音声を強調させて見やすく・聞き取りやすくする「はっきり」機能の2つの調整機能を搭載。いずれもリモコンからワンボタンでオン/オフを切り替えることができます。

↑リモコンのボタンを押すだけで簡単に切り替え可能

 

「AIオート」は、放送波に含まれるテレビ番組のジャンルを検知し、AIデータベースにもとづいてセッティングされた7つの設定から最適なものを自動で選定。番組ごとに最適な画質、音質に自動で調整してくれます。

↑左がAIオートオフ、右がAIオートオン(イメージ)

 

例えば、「スポーツ」では背景や選手の動きをよりクリアに、音は観衆の声が良く聞こえるように表現。「映画」ではフィルム感を感じさせる温かい色合いに調整し、セリフも聞き取りやすくしてくれます。

 

「はっきり」機能は、テレビの画像が見にくかったり音声が聞き取りにくいとき、リモコンのボタンを押すだけで、映像と音質を自動調整してくれるもの。明るくはっきりしたコントラストと色の表現で人の表情やシーンを分かりやすく再現し、ニュースやドラマなどのセリフやコメントを明瞭に聞き取りやすく変化させます。目や耳の衰えを感じる高齢者の方にも最適な機能です。

↑「はっきり」機能はコントラストや明るさを強調して、見やすい画質に調整します

 

好評の音声操作リモコンが付属

このほか、75型以外のモデルには2019年モデルで好評だった独自の音声操作リモコンが付属。ウェイクアップワードのあとに予め設定された28種類の操作ワードを音声操作リモコンに向かって発話するだけで、電源のオン・オフやチャンネル変更、音量の調整などを手軽に操作できます。

↑音声操作リモコン

 

操作ワードは定型なので、一般的なスマートスピーカーなどのAI音声アシスタント機能よりも認識性能が高く、すばやく反応することが特徴です。

 

チューナーは新4K放送用が2基、地デジ/BS/CS放送用は3基搭載しており、別売のUSB HDDを接続すれば4K放送の裏番組録画や、地デジ放送の2番組同時録画も可能。

 

パネルの解像度は4K(3840×2160ドット)で、バックライトはLED直下型。倍速表示は非対応。ネット動画機能も搭載していません。HDRはHDR10およびHLGに対応しています。

 

同社では、アイリスオーヤマならではの工夫を凝らした家電を「なるほど家電」とネーミングしていますが、こちらのテレビも他社にはない使いやすい機能を多数備えており、思わず“なるほど”とうなってしまいそう。見やすさ・聞き取りやすさ・使いやすさにこだわった4Kテレビをお探しの方は、ぜひホームセンターなどの店頭でチェックしてみて下さい。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

手ブレ・傾きが意識から消えていく―― 「GoPro HERO9 Black」を使ってわかった“ジンバル要らず”の実力

アクションカムの代名詞とも言うべきGoProシリーズだが、昨今のVlogブームから乗り遅れていた機能がある。自撮り用の前面液晶画面だ。以前から要望が多かった機能ではあるが、HERO8では「ディスプレイモジュラー」という形でアクセサリーでの対応となった。

 

そのディスプレイモジュラーを待ち望んでいたユーザーも多かったと思うが、今年新たに登場したのが「GoPro HERO9 Black」だ。パッと見でわかる最大の特徴は、ライブビューやステータス表示が可能な1.4インチカラー LCDの前面スクリーンが搭載されたこと。これによりGoProで自撮りが容易になるだけでなく、その他にもVlogを意識した新機能が盛り込まれている。

↑GoPro HERO9 Blackでは、ライブビュー表示も可能な1.4インチカラー LCDの前面スクリーンを採用

 

表示をカスタムできる前面スクリーンを搭載

本体寸法は71.8×50.8×33.6mmで重量は158g。HERO8よりも少し大きく重くなった。これはバッテリーの大容量化と前面カラースクリーン搭載によるところが大きいだろう。なので従来のアクセサリー類では使えないものなども出てくるので注意が必要だ。

 

前面スクリーンは画面中央部分をクロップして映し出す「フルスクリーン」と、画面全体を表示してくれる「実際の画面」を選ぶことができる。また非表示にしてバッテリー消費を抑えたり、従来通りのステータス表示も可能だ。個人的にはフレームのバランスを気にしたいので「実際の画面」にして使っていたが、被写体を常に中心に置いておきたい場合や自撮りで表情を気にしたい方はクロップした「フルスクリーン」画面で表示するとよいだろう。

↑前面画面表示はカスタマイズ可能

 

静止画/動画ともに基本の画質性能が向上

では基本性能を確認していこう。

 

まずは画質の違いについて。写真の解像度がHERO8の12メガピクセルから20メガピクセル(5184 × 3888px)へとかなり向上した。

↑動画のイメージの強いGoProだが、HERO9 Blackでは静止画の画質も大幅に向上

 

画角は狭角、リニア、広角の三段階で変更可能。広角とリニアではズームもできるので、スマホとはまた違った感じの写真撮影を楽しめる。

↑画角比較

 

動画もより高解像度な5K@30fpsでの撮影が可能となった。動画の画角は狭角、リニア、広角、さらにSuperViewの四段階に変更可能。従来から定評のある手ブレ補正機能もHyperSmooth 3.0となり、よりスムーズで安定した映像を記録できる。HyperSmoothをオフにすればリニアと広角ではズームも可能。

 

カメラ単体で機能する「水平維持」が非常に強力

そして新たに搭載された「リニア+水平維持」モードが非常に強力。従来は撮影後にGoProアプリでの処理が必要だった水平維持が、カメラ単体で撮影できるようになった。これによりカメラが多少斜めになってしまっても記録映像は常に水平を維持してくれるので、ジンバル要らずのスムーズな映像をカメラ単体で撮影できる。

↑水平維持機能を本体内で適用できるのが非常に便利

 

これが思った以上に快適だった。斜面や階段などの足場の悪い場所でも手ブレを気にせずに足元に注意して移動撮影できるし、車載映像もコーナーでの傾きや路面の凹凸に関係なくとてもスムーズに撮影できた。

<レビュー動画01/手ブレ補正や水平維持機能>

※0秒~手持ちでの手ブレ補正、音について
※34秒~自撮り、光線状態の違いによる描写(逆光/順光/日陰)
※1分30秒~画角の違い
※1分48秒~水平維持機能

 

「Max レンズモジュラー」でさらにパワーアップ!

さらに新登場のアクセサリー「Max レンズモジュラー」を使用すると、Max HyperSmoothによるさらに強力な手ブレ補正と水平維持機能で、360度どんな角度でも常に水平を維持してくれる。これは同社の360度カメラ「GoPro MAX」のHEROモード(※360度撮影ではなく、通常のHEROシリーズと同様の画角で撮影できるモード)の水平維持機能がそのまま使えるようなイメージだ。自撮り棒などで上下に動かすだけで、無理なく簡単にクレーンショットも可能となる。

↑新登場のアクセサリー「Max レンズモジュラー」。直販価格は1万1900円

 

<レビュー動画02/Max レンズモジュラー>

※0秒~Max レンズモジュラーの装着・設定
※20秒~強力な水平維持機能
※52秒~クレーンショット
※1分1秒~Max SuperView

 

だったらGoPro MAXでもよいのでは? と思う方もいるかもしれない。しかしGoPro MAXはあくまでも360度撮影の機能を重視しており、HEROモードでは1440p@60fpsまでしか撮影できず、ハイスピード撮影にも対応していない。全天周撮影できる利点は大きいが、アクションカメラとして考えるとちょっと物足りなくなってくるのだ。

 

撮影時間を設定できる新機能も追加

そしてもうひとつ新たに加わったのが「スケジュールキャプチャー/デュレーションキャプチャー」機能。これにより撮影開始時刻や録画を停止するまでの時間を設定できるようになった。

 

撮影開始後に放置しておいても設定した時間に停止してくれるし、朝日が昇るタイムラプスもその時間に起床せずに自動的に撮影できる。これらもまたVlog用途として活用できるのではないだろうか。

 

その他の撮影機能は概ねHERO8から引き継がれており、スローモーションやタイムラプスなどの撮影も可能。単なるアクションカメラとしてではなく、日常の記録や旅の思い出などもより印象的に表現できるだろう。

<レビュー動画03/スローモーション&タイムラプス>

 

【まとめ】自撮り含めたVlog用途でもかなり便利に使えるようになった

実際に使用してみると、やはり前面スクリーンがあるのは自撮り撮影にとても便利だ。従来は「広角で撮影しておけば画角には入っているだろう」といった使い方になってしまい、映像としてはちょっとルーズな感じが否めなかった…。

 

そこに追加された「リニア+水平維持」機能で自撮りでも表情をハッキリ撮影できるし、何より余計なことに気を取られることなく移動時の足元や障害物に気を配れるし、ナレーションにも集中できるなど利点は多い。要望の多かったVlog用途でもかなり便利に使えるようになった印象である。

 

GoPro.comでは現在期間限定の価格となっており、HERO9単体で4万8800円、ハンドグリップなどが付属する「HERO9バンドル」パッケージで5万4800円。ただし、クラウドストレージの利用や交換補償などの特典が得られる「GoProサブスクリプション」に登録すると「HERO9バンドル」パッケージは4万3800円で購入できる(※1年間の登録が必要/1年間で6000円)。GoProを頻繁に使用する人にとっては、同時にサブスクリプションに登録して購入することを検討してもよいだろう。

鬼滅の刃コラボの完全ワイヤレスイヤホンが予約開始! 炭治郎などのキャラをイメージしたデザイン採用

オンキヨーは、TVアニメ「鬼滅の刃」とコラボレーションした完全ワイヤレスイヤホンを、ECサイト「ONKYO DIRECT」で予約販売します。予約期間は2020年11月10日15:00から2021年1月8日15:00まで。製品の発送は2021年3月初旬~3月中旬にかけて順次発送予定。価格は1万5000円(税込・送料込)。

 

本コラボレーションモデルは、作品に登場する「竈門炭治郎」「竈門禰豆子(※)」「我妻善逸」「嘴平伊之助」の4人のキャラクターをデザインしたもの。

※竈門禰豆子の「禰」は「ネ+爾」が正しい表記となります。

 

左右のハウジングプレートと本体充電ケースには、4キャラクターそれぞれをイメージしたアイコンをプリント加工しています。また、付属のオリジナルクリアカバーケースも同様に、4キャラクターそれぞれの服装や刀をイメージした模様デザインをプリント加工し、本体充電ケースに装着して双方の印刷部分が組み合わさることで、作品の世界観を表現しています。

↑キャラごとに異なるデザイン

 

パッケージもモデル毎のオリジナルデザインで、蓋裏面にキャラクタービジュアルを使用し、本体カラーリングと共に作品の世界観を表現しています。

 

イヤホンはBluetooth Ver.4.2に準拠し、コーデックはSBCとAACをサポート。再生時間はイヤホン単体で最大約3時間、充電ケースは約2回分の充電が可能です。ケースの充電端子はUSB Type-Cを採用。XS~Lサイズの4サイズのシリコンイヤーピースと充電ケーブルを同梱しています。

 

「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」は、公開4週目で興行収入200億円を突破。社会現象にまでなっている作品のコラボモデルだけに、注目度は抜群! なお、秋葉原の「ONKYO BASE」では、11月中旬より本コラボレーションモデルの展示・試聴の実施を予定しているとのこと。実物を確認したい方は、秋葉原に足を運んでみて下さい。

液晶テレビから完全ワイヤレスイヤホンまで、プロが選んだ【コスパ最強AV機器】12選──安くても高画質&高音質は当たり前!

「高性能なAV機器=高価なモノ」というイメージはすでに過去の話。技術の進歩や生産体制の増強などにより、いまでは安くても高画質&高音質は当たり前に。上位機に迫るクオリティの製品が続々と登場している!

※こちらの記事は「GetNavi」 2020年10月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

7万円台半ばの価格ながら上位機に迫る画質を実現

43V型液晶テレビは、ほど良いサイズと手ごろな価格で4K入門機に最適。10年ほど前の37V型と同等のスペースに設置でき、ほとんどが10万円以下で入手可能と、極めて身近な存在となっている。国内外を問わず多くのメーカーからリリースされているなかで、最注目はハイセンスの43U7Fだ。

 

内蔵するチューナーは1基のみながら、ネット動画アプリを搭載し、4K VODも楽しめる。独自OSの「VIDAA」は使い勝手も申し分なく、多彩な4K映像を手軽に堪能できるのがウリだ。

 

画質においても、東芝と共同開発された映像エンジンを搭載し、地デジから4K放送まで滑らかかつ高精細に表現する。また、最小遅延約0.83msという高レスポンスな「ゲームモード」を備え、操作がシビアな格闘ゲームやリズムゲームも快適にプレイ可能だ。

 

上位機に迫る機能や画質性能を持ちながら、実売価格は7万円台とリーズナブル。個室やワンルームでの使用にオススメしたい1台だ。

 

【No.01】東芝との共同開発による高画質エンジンを搭載

4K液晶テレビ

ハイセンス

43U7F

実売価格7万6780円

東芝との共同開発による映像処理回路を搭載。階調表現と微小信号の再現性が向上し、地デジから4Kネット動画まで、様々なコンテンツを美しく描き出す。音響最適補強技術「Eilex PRISM」による臨場感あふれる高音質も魅力。

SPEC●画面サイズ:65V/55V/50V/43V型●チューナー:BS 4K/110度CS 4K×1、地デジ/BS/110度CS×3●サイズ/質量:W959×H615×D194mm/9.1kg

 

↑最小遅延約0.83msの「ゲームモード」を搭載。入力レスポンスが重要な格闘ゲームやリズムゲームも快適にプレイ可能だ

 

↑「ワイドビューアングル」設定を備え、VA方式のパネルながら広視野角を実現。斜めから見てもクリアな映像が楽しめる

 

■ココが傑作!! 優れたアップコンバート機能で地デジも4Kクオリティに!

AV評論家

藤原陽祐さん

「新映像処理回路『NEOエンジン2020』が秀逸。2K/4K変換処理でも輪郭が太くならず、ノイズも丁寧に抑えられています。地デジを中心に楽しむなら超お買い得でしょう!」

 

↑映像処理回路「NEOエンジン 2020」。信号の処理精度を向上させて高画質化を実現する

 

【No.02】有機ELならコレが傑作! 部屋のどこに置いても最適な明るさで楽しめる!

LGエレクトロニクス

OLED 55BXPJA

実売価格18万8080円

「Dolby Vision IQ」が、周囲の明るさに合わせて画面の輝度を自動調整。どんな環境の部屋でも美麗な映像を楽しめる。また、「Dolby Atmos」により映像のなかに佇んでいるような臨場感溢れる音場を再現。

 

↑PCやテレビのリフレッシュレートを同期。ズレやカクつきを抑え、スピード感のあるゲーム映像が楽しめる

 

【No.03】国内メーカー製ならコレが傑作! 映像エンジンとクラウドが連携しベストな高画質処理を行う

東芝

レグザ 50M540X

実売価格11万円

内蔵する映像エンジンがクラウドと連携して高画質処理を行う「クラウドAI高画質テクノロジー」を採用。4K放送や地デジだけでなく、多様な画質が混在するネット配信サービスの映像を最適化する機能も備える。

 

↑ジャンルやコンテンツの画質特性をクラウドから取得。視聴中のコンテンツを解析し、適切な高画質処理を行う

 

【No.04】シンプルなスピーカーがテレビの音をグレードアップ!

シアターバー

ボーズ

Bose TV Speaker

実売価格3万3000円

高さわずか5cm強と置き場所を選ばないコンパクトサイズながら、フルレンジドライバーを2基搭載し、豊かなサウンドを楽しめる。Bluetooth機能も備えており、スマホやPCなどと無線接続してオーディオスピーカーとしても楽しめる。

SPEC●入力端子:HDMI(ARC対応)×1、光デジタル×1、3.5mmステレオミニ×1ほか●光デジタルケーブル長:1.5m●サイズ/質量:W594×H56×D102mm/2.0kg

 

↑専用リモコンが付属。豊かな低音を楽しめる「BASS」(右中央)、人の声を強調する「ダイアログモード」(右下)ボタンも備える

 

↑本体中央に2つのフルレンジドライバーとツィーターを搭載。クリアなセリフと、広がりのある贅沢なサウンドを奏でる

 

■ココが傑作!! セットアップやアプリも不要! ケーブル1本ですぐスタート

AVライター

山本 敦さん

「テレビにHDMIケーブルを接続するだけで使えるシンプルさが魅力。面倒なセットアップや専用アプリも必要ありません。これで3万3000円は革命レベルにお手ごろです!」

 

↑背面の端子部はシンプルで、AV初心者もセッティングしやすい。ケーブル接続でサブウーファーの追加も可能だ

 

【No.05】100インチのスクリーン付きで手軽に大画面へ没頭できる!

プロジェクター

QKK

AK-81

実売価格8980円

PCやBD/DVDプレーヤー、セットトップボックスなどを接続して、動画やゲーム画面を映し出す液晶プロジェクター。100インチの専用スクリーンが付帯しているので、手軽に様々なコンテンツを大画面で堪能できる。

SPEC(本体)●入力端子: HDMI×1、USB×2ほか●投影ランプ:LED●スピーカー:2W×2●投影距離:1~5m●サイズ/質量:W200×H80×D150mm/911g(本体)

 

↑専用のリモコンやAVケーブル、HDMIケーブルも同梱。追加でケーブルを買う必要がなく便利だ

 

■ココが傑作!! 入力端子の豊富さなど価格以上の装備が充実

テクニカルライター

湯浅顕人さん

「スクリーンを別途購入しなくていい、という手軽さのほか、入力端子の多彩さ、スピーカー内蔵など、必要十分な装備です。操作ボタンを豊富に備えるのも便利」

 

↑入力はHDMI、USB、AV、microSD、VGAなどに対応。多様な機器が接続できる

 

【No.06】テレビのHDMI端子に挿して多彩なネット動画を楽しめる

セットトップボックス

アマゾン

Fire TV Stick 4K

実売価格6980円

テレビのHDMI端子に挿してネットに接続するだけで、YouTubeやAmazon Prime Video、Netflixなど多様なネット動画サービスを利用できるデバイス(一部有料会員登録が必要)。4K映像にも対応し、臨場感あふれる映像を満喫できる。

SPEC●接続端子:HDMI出力×1、MicroUSB(電源用)×1●Bluetooth:4.2/5.0 BLE●ストレージ:8GB●サイズ/質量:W99×H30×D14mm/53.6g

 

↑Amazon Prime Videoなどで配信している「4K Ultra HDコンテンツ」に対応。臨場感たっぷりの映像を楽しめる

 

■ココが傑作!! 邪魔にならない小型ボディと高精度な音声操作がイイ!

GetNavi編集長

川内一史

「端末がコンパクトなので、テレビ周りにスペースがなくても設置可能。リモコンは音声アシスタント『Amazon Alexa』に対応しており、音声検索を高い精度で行えるのも魅力です!」

 

↑Alexaの操作は付属のリモコンに話しかけるだけ。スポーツの結果なども調べてくれる

 

【No.07】ゲームプレイだけでなくビデオ会議にも使える!

ヘッドセット

ロジクール

G331

実売価格5390円

50mm径ドライバーを備え、ゲーム内の小さな音も正確に再現する。跳ね上げ式の6mmマイクを装備し、クリアではっきりとした音声を入力可能だ。モバイル機器やゲーム機などの接続にも対応するなど、汎用性が高い。

SPEC●ドライバー径:50mm●周波数特性:20Hz~20kHz●インピーダンス:39Ω(パッシブ)、5kΩ(アクティブ)●ケーブル長:2m●質量:259g(ケーブル除く)

 

↑イヤーカップとヘッドバンドに軽量な合成皮革を採用。柔らかな肌当たりで、長時間の通話やゲームでも疲れにくい

 

↑大口径の50mm径オーディオドライバーを搭載。ゲームのサウンドやビデオ通話時の相手の音声をしっかりと再現できる

 

■ココが傑作!! マイク+ヘッドホンでビデオ会議も快適に

テクニカルライター

湯浅顕人さん

「マイク+ヘッドホンにすると、エコーやハウリングが発生せず快適にビデオ会議ができます。マイクを跳ね上げると即座に音声をミュートにできるのも安心です」

 

↑マイクの跳ね上げは口元のマイクブームをワンタッチ。ON/OFFがひと目でわかる

 

【No.08】IPX7相当の防水性能で屋外でもキッチンでも大活躍

Bluetoothスピーカー

JBL

FLIP 5

実売価格1万860円

IPX7相当の防水性能を備え、キャンプなどのアウトドアシーンに加え、キッチンや浴室など屋内の水場でも安心して使用できる。新開発の楕円形ドライバーを搭載し、より豊かな低音と、はっきりとした中高音の再生を実現。

SPEC●実用最大出力:20W●防水性能:IPX7●連続再生時間:約12時間●充電時間:約2.5時間●サイズ/質量:W181×H74×D69mm/約0.54kg

 

↑楕円スピーカードライバーと大口径コーンにより、迫力あるサウンドを実現。コンパクトながら抜群の低音を楽しめる

 

↑500mlペットボトル用ホルダーにスッポリ。耐久性のあるファブリック素材とラバーで、不意の落下にも耐える

 

■ココが傑作!! 複数の同型機種を揃えればパーティブースト再生も!

AVライター

山本 敦さん

「防水設計や長時間バッテリー、重低音再生など、機能のバランスが良い定番モデル。友人同士で同型モデルを揃えれば、パーティブースト再生も楽しめますよ」

 

↑カラバリはホワイトやレッドほか6種類と豊富。2台あればステレオ再生も楽しめる

 

【No.09】内向きのスピーカーによりストレスフリーで音に包まれる

Bluetoothスピーカー

サンワダイレクト

ウェアラブルスピーカー400-SP085

実売価格5980円

耳に音がダイレクトに届くよう設計された内向きのスピーカーを搭載、音漏れを気にすることなく、包み込まれるような感覚を楽しめる。首の後ろに当たる部分は柔らかいシリコン素材を使用し、長時間着けていても疲れにくい。

SPEC●実用最大出力:3W●防水・防塵性能:IPX5●連続再生時間:約10時間●充電時間:最大約3時間●サイズ/質量:W220×H66×D208mm/175g

 

↑MP3ファイルの再生に対応。本体に楽曲の入ったmicroSDカードを挿せば、単体で音楽プレーヤーとして使える

 

↑水滴や汗に耐性があるIPX5防水性能を備える。キッチンでの洗い物や運動中でも故障の心配なく安心して使用可能だ

 

■ココが傑作!! 家事をしながらでもしっかり音が聴こえる

テクニカルライター

湯浅顕人さん

「洗い物や掃除機がけなど、騒音のあるシーンでの使用にピッタリ。耳を塞がないので、家人からの呼びかけも聞こえます。柔らかいので着脱もスムーズです」

 

↑耳のそばで音が鳴るため、小さな音量でも十分楽しめる。内向きのため音漏れを抑えられる

 

【No.10】final監修の高音質モデル

完全ワイヤレスイヤホン

ag

TWS03R

実売価格5980円

日本のオーディオブランド・finalが音質を全面監修。Bluetoothイヤホン特有の聴き疲れしやすい音域を抑えた自然なサウンドのため、完全ワイヤレス初心者でもなじみやすい。万一紛失したときは片耳だけを購入できるのもうれしい。

SPEC●対応コーデック:SBC、AAC●連続再生時間:最大5時間●充電時間:1.5時間●再生周波数帯域:20Hz~20kHz

 

 

↑充電ケース併用で最大17時間再生可能。ケースはマット仕上げで皮脂や指紋が付きにくく、汚れが気にならない

 

↑イヤーピースは4サイズ。SSサイズ(右端)には装着感に定評があるfinalのイヤーピースTYPE Eを採用する

 

■ココが傑作!! 完全ワイヤレスでは珍しい和風カラバリが豊富に揃う

AVライター

山本 敦さん

「finalならではのファインチューニングにより、有線モデルに負けないほどのクリアなサウンドを実現しています。完全ワイヤレスでは珍しい和風のカラバリが豊富に揃っているのも特徴的で、女性にもオススメできます」

 

↑カラバリはブラックやブルーほか全6種と豊富にラインナップ。いずれも落ち着いた色合いで、上品な印象だ

 

【No.11】LINEなどのメッセージ通知を音声化して明瞭に読み上げる!

完全ワイヤレスイヤホン

ネイン

Zeeny Lights

実売価格4400円

LINEやInstagramなどのメッセージを受信したときや、ニュースが更新されたときなどにスマホへ届いた通知を音声化して読み上げる。音声はHOYA社の音声合成エンジンを採用しており、明瞭で聴き心地のいい音声で伝えてくれる。

SPEC●実用最大出力:非公開●防水性能:なし●連続再生時間:最大8時間●充電時間:約1時間●再生周波数帯域:20Hz~20kHz●質量:約5g(片耳)

 

↑上位モデルZeeny Lights HD(実売価格6600円)も用意。高音質技術を導入し、輪郭がはっきりした低音再生を実現する

 

↑コンパクトな充電ケースが付属。Qi対応なので、互換性のある充電器(別売)を利用すれば、ワイヤレス充電が可能になる

 

■ココが傑作!! 静電センサーを搭載し軽くタッチするだけでスムーズに操作できる

テクニカルライター

湯浅顕人さん

「スマホに表示される通知ならほとんど読み上げてもらえるので、SNSのメッセージや路線情報など、幅広く対応できます。操作がボタンではなく静電センサーなので、スマホのように軽くタッチするだけで操作できて快適」

 

↑タッチセンサーを搭載し、装着時の操作で「イヤホンが耳に押し込まれる感覚」がない。装着時も非常に快適だ

 

【No.12】プロミュージシャンによるチューニングモデルが1000円台!

有線イヤホン

Hi-Unit

HSE-A1000PN

実売価格1700円

「凛として時雨」のドラマー・ピエール中野氏がチューニングを施したモデル。低音域は聴き疲れしない量感でありながら力強く、高音域は耳に刺さる要素を抑え、スッキリと仕上げられている。オリジナルのキャリングケースが付属。

SPEC●実用最大出力:5mW●再生周波数帯:50Hz~20kHz●インピーダンス:16Ω●接続端子:直径3.5mmステレオミニ●質量:約14.5g

 

↑シリコン製イヤーピースは4サイズが付属。ベースモデルのHSE-A1000にはないLサイズも同梱する

 

↑付属のキャリングケースはイヤホンが絡まることなく収納可能。ケーブルに負担がかかりやすい断線を防げる

 

↑ピエール中野氏直筆キャラ「バイブスくん」のパッケージや名前の入ったケースが付属。ファン垂涎のアイテムだ

 

■ココが傑作!! 聴き疲れしない音質ながら輪郭は繊細で価格以上!

テクニカルライター

湯浅顕人さん

「ポータブルオーディオ好きのピエール中野さんが監修しただけあって、価格以上の音質。聴き疲れしないサウンドながら、輪郭は精細で、力強い低音とビビッドな高音が印象的です」

 

↑ピエール中野氏は制作現場である中国の工場も訪問。試作機を試聴して、綿密な音質チューニングを行った

 

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

木ならではの豊かな音が手軽に聴ける! ウッドコーン初の一体型オーディオ「EX‐D6」

JVCケンウッドは、ビクターブランドより、振動板に“木”を採用した独自の「ウッドコーンスピーカー」のオーディオシステム「EX‐D6」を12月上旬に発売します。実売予想価格は6万円前後(税抜)。

↑ビクター「EX‐D6」

 

この「EX-D6」は、同社のウッドコーンオーディオとしては初となる一体型モデル。CD/ラジオ(AM/FM/ワイドFM)/Bluetooth/USBに対応しており、搭載しているウッドコーンスピーカーで木ならではの自然なサウンドが、これ1台で楽しめます。

↑CDやラジオなど様々なコンテンツを1台で楽しめます

 

ドライバーには、木から作られた8.5cmのフルレンジユニットを採用。ウッドコーンならではの艶のある美しい中高域と豊かな低域再生を実現しています。 また、ユニット磁気回路の後部にウッドブロックを装着し、装着位置の最適化によりダクトから生じる不要な高域成分を制御して、クリアなサウンドを再生します。実用最大出力は20W+20W(4Ω)。

↑木を使った「ウッドコーンスピーカー」を搭載

 

Bluetoothは、SBC/AAC/aptXに加え、ハイレゾ相当の音を伝送できるaptX HD、遅延の少ないaptX LL(LowLatency)もサポート。スマホなどから音楽データをワイヤレスで送信して再生可能です。

 

また、Bluetooth送信機能も搭載しており、本機で再生したCDやラジオの音声を、Bluetoothヘッドホン/イヤホンなどに送信して楽しむこともできます。

 

USBメモリに保存したFLAC/WAVファイル(最大192kHz/24bit) などのハイレゾ音源や、MP3/WMAなどの圧縮音源の再生にも対応。また、音楽CDやラジオ放送、外部入力のMP3録音も可能です。

↑使用イメージ

 

新型感染症の流行により、ステイホームやリモートワークなどで自宅で過ごす時間が増えたいま、どうせならいい音質で音楽を聴きたい、とホームオーディオの需要も伸びているとのこと。巣ごもり時間のお供に、1台で様々なコンテンツが楽しめるウッドコーンの一体型システムオーディオを導入してみてはいかがでしょうか?

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

いまならさらに10%オフ! 3999円の完全ワイヤレスイヤホン Mpow「M30」

Mpow Japanは、エントリークラスの完全ワイヤレスイヤホン「M30」を11月6日よりAmazon.co.jpと楽天市場で発売しました。実売価格は3999円。発売を記念し、10%オフの3599円で購入できるクーポンも配布しています。

↑「M30」

 

「M30」は、インターナショナルモデルとして欧米諸国で先行してリリースされたもの。低価格ながら、USB Type-C採用やタッチセンサーによる操作など充実した機能が特徴です。

 

左右それぞれのイヤホンが独立して音声信号を伝送する「MCSync」に対応。駅や人混みなどでも、安定したワイヤレス接続を実現します。また、周囲の音を聴きながらイヤホンを使いたいときに、片側のイヤホンのみでも使用できる「モノモード」にも対応しています。

↑装着イメージ

 

イヤホン部にはタッチセンサーを備え、軽く触れるだけで様々な操作が可能。トリプルタッチでSiriやGoogle Assistantといった音声アシスタントも起動できます。

 

耳へのフィット感を高める独自形状のフィンを同梱しており、スポーツ時の激しい動きにも対応。イヤーピースとフィンは各3サイズ用意されています。イヤホン部はIPX7相当の高い防水性能を備えており、汗をかいたあとに丸ごと水洗いも可能です。

↑フィット感を高めるフィンを着けることができます

 

↑イヤーピースとフィンは各3サイズ同梱

 

BluetoothコーデックはSBCとAACをサポート。連続再生時間はイヤホン単体で最大約5時間、ケース併用で最大25時間。充電ポートはUSB Type-Cを採用しています。

 

初めて完全ワイヤレスイヤホンを使う人にも最適なエントリークラスの「M30」は、いまなら10%オフで購入可能。なお、クーポン対象期間内においても想定販売数量に達し次第、前倒しで終了となる場合があるそうなので、気になった方はお早めに!

 

【10%オフクーポンの詳細】

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

 

【この記事を読んだ方はこちらもオススメ】

約1万円でノイキャン搭載の完全ワイヤレスイヤホン! MPOW「X3 ANC」を聴いてみた

約1万円で音質にも大満足! 「Google Nest Audio」を使ってみた

Googleが10月15日に、新しいスマートスピーカー「Google Nest Audio」を発売しました。機種名に「Audio」と付けられているように、音響性能に注力した製品で、従来の「Google Home」よりも75%音量が大きく、低音が50%強くなっていることがセールスポイント。価格は1万1550円です。

↑Googleの最新スマートスピーカー「Google Nest Audio」。価格は1万1550円ですが、2台購入するごとに2500円割引されます

 

初代の「Google Home」から使っていて、現在はディスプレイ付きの「Google Nest Hub」を使っている筆者が、「Google Nest Audio」を使ってみました。

↑左が従来のGoogle Home。Google Nest Audioはひと回り大きく、重さは約1.2kg

 

置き場所を選ばないサイズ感

Google Nest Audioは、75mmウーファーと19mmツイーターを搭載し、音質を大幅に向上させたことがセールスポイント。サイズは高さ175×幅124×奥行き78mm。従来のGoogle Homeよりもかなり大きいかと思いきや、ひと回り大きい程度で、置き場所は選ばず気軽に動かせるサイズ感です。

↑Google Nest Audioの内容物一式。充電器と簡単な説明書だけというシンプルなパッケージ

 

カラバリはChalk、Charcoalの2色から選べますが、筆者が借りたのはCharcoal。エンクロージャーの70%はリサイクルプラスチック素材が使われていますが、表面は手触り感のいいファブリック素材で、部屋のどこに置いても変に目立つことなく、すんなりと馴染みそうです。

↑Chalk(画像提供:Google)

 

↑Charcoal(画像提供:Google)

 

本体前面の上部にタッチセンサーが搭載されていて、中央をタッチすると再生・一時停止、右をタッチすると音量を上げて、左をタッチすると音量を下げられます。もちろん「OK Google 音楽を止めて」「音量を下げて」などと声で操作できますが、スピーカーの近くにいる場合は、タッチで素早く操作可能。これは、従来のGoogle Homeと同じです。

↑フロント面の上部にタッチセンサーを搭載

 

背面には、マイクをミュートできるスイッチを備えています。音声操作を使わないならスイッチをオフにしておいてもよいでしょう。

↑背面にマイクをミュートできるスイッチがあります

 

↑付属の電源ケーブルで常時電源につないで使う仕様

 

低音から高音まで豊かな音質で再生。イコライザー機能も使える

筆者は、Googleのスマホ「Pixel 5」でGoogle Nest Audioの初期設定を行いました。すでにGoogleのスマートスピーカーを使っているので、「Google Home」アプリでデバイスを追加するだけであっという間に完了。初めて使う場合でも、スマホに「Google Home」アプリをインストールし、画面の案内に従って操作するだけで設定できます。

↑セットアップはアプリの指示に従って簡単に行えます

 

筆者は「YouTube Music」の有料会員なので、「YouTube Music」の楽曲が優先して再生されるように設定しています。

 

気になる音質ですが、Official髭男dism、あいみょんなどの最近のJ-POP、BLACKPINK、TWICEなどのK-POP、さらに、リラックスしたい時に聴くクラシック楽曲などを聴いてみました。

 

Google HomeやGoogle Nest Hubよりも音量を大きくできるので、低音の迫力が増したように感じます。従来のGoogle Homeは、音量を大きくすると音の厚みに欠ける印象がありましたが、Google Nest Audioは、音量の大小に関係なく、音に厚みが感じられました。音質には好みがありますし、どの程度の音質に満足できるかは人によって差があるでしょうが、このサイズで、この価格なら十分と思える人が多いのではないでしょうか。

↑低音と高音の強弱を調整できるイコライザー機能もあり、「Google Home」アプリで好みの音質に調整可能

 

筆者のように、すでにGoogle Homeなど既存のスピーカーを持っている人は少なくないでしょう。Google Nest Audioを買ったからといって、従来のスピーカーがお役御免になるわけではありません。「Google Home」アプリには、複数のスピーカーをグループ化して、同時に再生できる機能があります。2台で再生して、より迫力のあるサウンドを楽しんだり、あえて1台をオフにして、音量を控えめにしたりと、臨機応変にスピーカーをコントロールできるようになります。

↑「Google Home」アプリで、複数のデバイスをグループに設定することができるます

 

筆者は、Google Nest AudioとGoogle Nest Hubを使っていますが、再生する楽曲の情報はGoogle Nest Hubのディスプレイで確認でき、Google Nest Audioの音量も調整できるので、非常に重宝しています。

↑Google Nest Hubで2台のデバイスの音量を調整できるのが便利

 

↑スマホで選曲してから、スピーカー(Google Nest Audio)かディスプレイ(Google Nest Hub)を選んでキャストして再生することも可能。グループ(リビングルーム)を選択すると、両方のデバイスで再生されます

 

「OK Google」のレスポンスも良好

いまさらいうまでもないことですが、Google Nest Audioは「Googleアシスタント」機能を備えたスマートスピーカー。「OK Google」や「ねぇ、Google」と話しかけて、さまざまな情報を調べることができます。

 

Google Nest Audioは音量を大きくできることもあり、音声の聞き取り性能が気になっていたのですが、そこは心配無用でした。3つのマイクを搭載し、聞き取り感度も向上しているようで、「OK Google」と聞き取ると、瞬時に音楽の再生音が小さくなり、続いて話す指令をしっかり聞き取ってくれます。従来のGoogle Homeでは音楽再生中は、やや大きめの声で話さないと聞き取ってくれないことがあったのですが、Google Nest Audioは、普通の話し声でも聞き取ってくれます。

 

筆者はGoogle Nest Audioでニュースを聞くことも多いのですが、ニュースやラジオアプリ「radiko」の音質も従来モデルよりも向上し、さほど音量を上げていなくても、少し離れて場所でも、音声が聞き取りやすくなりました。

 

Google Nest Audioは、YouTube MusicやSpotify、AWAなどのサブスクの音楽サービスを高音質で楽しみたい人はもちろん、いま使っているGoogle Homeの音質や呼びかけの反応に物足りなさを感じている人も、試してみる価値があると思いますよ。

↑Google Nest Hubなど、すでにGoogleアシスタントデバイスを持っている人の2台目としてもオススメ

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

 

【この記事を読んだ方はこちらもオススメ】

話しかけて操作できる! IoT時代のマストアイテム「スマートスピーカー」4選

今は「オンライン帰省」で我慢! 遠方に住む親といつでも“会える”「テレトーク」ギア

オーディオテクニカ初! 目的に応じて選べる「ネックバンド式ワイヤレススピーカー」

オーディオテクニカは、同社初となるネックバンド式のワイヤレススピーカー「AT-NSP700TV」と「AT-NSP300BT」の2機種を11月13日に発売します。実売予想価格はAT-NSP700TVが1万7000円前後、AT-NSP300BTが1万円前後(いずれも税抜)。

↑「AT-NSP700TV」の装着イメージ

 

テレビの音声をしっかり聴き取れる「はっきり音」機能搭載

「AT-NSP700TV」は、テレビの音声をワイヤレスで楽しめるように、テレビに接続するBluetooth送信機がセットになったもの。テレビの音声が聴きやすくなる独自のデジタル音声処理技術「はっきり音」機能を搭載しており、人の声(中高域)の周波数を強調することで、ニュースやドラマなどのセリフもしっかり聞き取れます。

↑「AT-NSP700TV」

 

↑Bluetooth送信機がセットになっています

 

また、音が直接耳へ届きやすいようにスピーカーの位置が調整されており、首に掛けるだけで自然なサウンドが楽しめます。ワイヤレスなので、Bluetooth電波の届く範囲であれば、家じゅうどこでもテレビの音声を聴くことも可能。家事などをしながらの“ながら聴き”も行えます。

 

本体は首や肩にストレスなくフィットするシリコン素材を採用。軽量ボディで、長時間でも快適に使うことができます。また、置くだけ充電に対応しており、送信機の上に置くだけで自動的に充電を開始します。連続再生時間は最大約13時間。接続が切れると10分後に自動的に電源を切る「スピーカー自動電源オフ」機能も備えています。

↑送信機に置くだけで充電可能

 

子どもの学習に最適な聴覚保護仕様

「AT-NSP300BT」は、オンライン授業やタブレットなどの電子機器を使ったリスニング学習などに最適なワイヤレススピーカー。フリーサイズのネックバンドを採用しており、子どもはもちろん、家族みんなで使うことができます。

↑「AT-NSP300BT」

 

↑子どもの学習に最適

 

左右に配置されたスピーカーユニットは、首からかけるだけで耳の方向に向くよう調整されており、小さな音量でもクリアな音で聴くことができます。また、2つのパッシブラジエーターを搭載したサウンドバイブレーションテクノロジーにより、小さなボディながら豊かな音場を再現。小さい子どもでも安心して使えるように、聴覚を保護するための仕様として音量が常に85dB以下になるよう設計されています。

↑首からかけるだけでクリアな音を耳元に届けます

 

素材には首や肩にフィットしやすいエラストマーを採用。重さも約75gと軽量なため、自然な着け心地でリスニングに集中することができます。

 

本体にはmicroSDカードスロットを備えており、好きな音楽や音声データを入れたmicroSDカードを準備すれば、スピーカー本体だけで音楽再生可能(MP3ファイルのみ対応)。PCやタブレット、スマートフォンと接続することなくリスニング、繰り返し聴くなどの反復学習に利用することができます。

 

連続再生時間は最大約13時間。Bluetoothコーデックは、aptX/aptX Low Latencyもサポートしています。

 

オーディオテクニカならではの音響テクノロジーにより、首から掛けるだけでクリアな音声を聴けるネックバンド式のワイヤレススピーカーは、目的や用途に合わせて選べるのがうれしいですね。子どもや高齢の方へのプレゼントにも最適なので、家族や親しい方への贈り物を探している方は、ぜひチェックしてみて下さい。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

 

【この記事を読んだ方はこちらもオススメ】

やっぱり老舗は“上質さ”がひと味違う! ノイキャン機能付き完全ワイヤレス「ATH-ANC300TW」レビュー

3者3様の個性が光る! オーディオテクニカが完全ワイヤレスイヤホン3モデルを発表

ネット動画も録画番組もサクサク探せる! 東芝の4K液晶テレビ「レグザ C350X」

東芝映像ソリューションは、「REGZA(レグザ)」ブランドより、大画面でネット動画が楽しめるシンプル4K液晶テレビ「C350X」シリーズ3機種を11月13日から発売します。

↑4Kレグザ C350Xシリーズ

 

ラインナップは、55型「55C350X」、50型「50C350X」、43型「43C350X」の3機種で、実売予想価格は55型が10万円前後、50型が9万円前後、43型が8万円前後(いずれも税抜)。

 

「C350Xシリーズ」は、新開発映像処理エンジン「レグザエンジンPower Drive」を採用した4K液晶テレビ。高度なダイナミックガンマ制御で高コントラストな高画質と、36色軸カラーイメージコントロールにより自然な色合いを再現するとともに、高速グラフィック処理を実現。操作のレスポンスを高め、テレビの操作や動画配信サービスのメニュー選択などを軽快に行えるので、見たいコンテンツをストレスなく探して再生できます。

↑55C350X

 

↑新開発映像処理エンジン「レグザエンジンPower Drive」

 

ネット動画配信サービスは、国内の主要な13サービスに対応。リモコンには動画配信サービスにすぐにアクセスできる6つのダイレクトボタンを配置しており、ボタンを押すだけで見たいネット動画を起動できます。

 

【対応動画配信サービス】

Netflix、Amazon Prime Video、YouTube、dTV、ABEMA、Hulu、TSUTAYA TV、DMM.com、U-NEXT、DAZN 、Paravi、スカパー!オンデマンド、Rakuten TV

 

また、高画質化技術「ネット動画ビューティLE」により、ネット動画を高コントラストでノイズの少ない高画質映像として再生します。

↑高画質化技術「ネット動画ビューティLE」

 

さらに、ゲームをストレスなくプレイできるよう、約0.83msの表示遅延時間を実現した「瞬速ゲームモード」を搭載。ゲーム映像を色彩豊かに美しく再現しながらも表示にかかる遅延時間を低減します。

↑表示遅延を低減する「瞬速ゲームモード」を搭載

 

搭載するチューナーは、BS/CS 4K放送用が1基、地デジ/BS/CS用が2基。地デジ/BS/CSの裏番組録画も可能です。さらに、録画した番組をジャンルやタレントごとにサムネイル付きで表示する「おすすめ録画リスト」にも対応。ネット動画を視聴するように、テレビの録画番組を探して再生できます。

↑録画した番組をわかりやすく表示する「おすすめ録画リスト」

 

別売のタイムシフトマシン機能搭載機器と接続すれば、まるでタイムシフトマシンを内蔵しているテレビのように、レグザのリモコン1つで「始めにジャンプ」や「過去番組表」など便利なタイムシフトマシンの機能を利用することも可能です。

 

サウンド面では、バスレフ型フルレンジスピーカーとデジタルサウンドプロセッサーを備え、低音から高音までバランスの良い迫力のあるサウンドを再現可能。自然な音像定位と臨場感を演出します。

 

C350Xシリーズに合わせて、たっぷりテレビ番組を録画できるレグザ純正の6TBのHDD「THD-600D3」(実売予想価格5万円前後/税抜)も発売されます。

↑レグザ純正の6TB HDD「THD-600D3」

 

ネット動画視聴もテレビ録画もたっぷり楽しめるシンプルな4K液晶テレビ「C350X」シリーズは、大画面で手軽に映像コンテンツを楽しみたい方にピッタリ。古いテレビからの買い替えを検討されている方は、ぜひ店頭で確認してみてください。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

 

【この記事を読んだ方はこちらもオススメ】

ネット動画やゲームに最適! テレビの可能性を広げる東芝の液晶テレビ「レグザ V34」シリーズ

テレビ番組6ch分を1週間まるごと録れる! タイムシフトマシンHDD「D-M210」登場

ダイソーで買うべきオーディオはコレ! 500円から揃う「Bluetoothスピーカー」を試した

有線イヤホンが100円、片耳タイプのワイヤレスイヤホンが300円から買えるという、驚異の安さを誇るダイソーのオーディオアイテムですが、その実力はどうなのでしょうか?

 

これまで同社の300円の高音質イヤホンや500円の有線ヘッドホンを試してきましたが、価格なりのモノもあれば、ちょっとハズレかなというモノもあり、宝探しのように“当たり”を探す楽しさに目覚めてきました。ぜひ過去の記事もチェックしてみて下さい。

「ダイソー」のオーディオは使えるのか? 500円のヘッドホンを買って聴いてみた

ダイソーで300円の「高音質イヤホン」は“買い”か!? 100円イヤホンと比べてみた

 

今回は、ダイソーで販売されているBluetoothスピーカー2種類を購入して使ってみました。

↑左が防滴タイプの「SR9001」、右が「SR9910」

 

価格の割には質感は上々

最初に試したのは、500円(税抜)で販売されているコンパクトなBluetoothスピーカー「SR9910」。Bluetoothだけでなく、microSDカードやUSBメモリに保存した音楽ファイル(MP3のみ)も再生できてしまうというもの。

↑税抜500円という破格の値段

 

本体は手に収まるサイズのコンパクトなサイズ。前面にはサランネットもついており、質感は500円としてはなかなかのものです。本体向かって右側には布テープのループがついているので、フックにひっかけたり、カラビナに取り付けて持ち運ぶことも可能。

↑しっかり作られており、おもちゃっぽさはない

 

本体上部に操作ボタンが備わっており、「M」がBluetooth/microSDカード/USBメモリ再生を切り替えるモード切替ボタン、「+」「-」はそれぞれ短く押すと曲送り/曲戻し、長押しでボリュームアップ/ダウン、「>」は再生/一時停止となります。直感的にわかりやすく、ボタン式なので操作性も良好。誰でも簡単に扱える点は高評価ですね。

↑ボタンは直感的に操作しやすいデザイン

 

背面には電源ON/OFFのスライドスイッチと、充電用のmicroUSBポート、USBメモリ用端子、micro SDカードスロットが配置されています。カバーはついていないので、水濡れやほこりには注意が必要。

↑背面は端子がむき出しなので注意

 

そして底面には2か所にゴムが貼られています。地味ですが、これにより置いたときにすべりにくく、音を出しても本体のビビリを抑えてくれるなど、なかなかいい働きをしてくれています。低価格なのに、細かいところに気を配っているのはすばらしいですね。

↑底面にはゴムが貼られていてすべりにくく、ビビリも抑えてくれます

 

ざっと本体を見てみると、なかなかいい仕上がりになっていると感じました。なお、本体カラーは黒、グレー、紺の3色があるようです。今回はグレーを選びました。

 

続いてスペックを確認しておきましょう。通信規格はBluetooth 5.0で、作動範囲は10mまで。スピーカー出力は3W、再生周波数帯域は20Hz~18kHz、SN比は65dB。内蔵バッテリーは500mAhで、再生時間は約2.5時間(最高音量時)、充電時間は約3.5時間。充電用USBケーブルが同梱されています。

↑外箱の側面にスペックが明記されています

 

再生時間より充電時間のほうが長いのは……という感じですが、安いので仕方ありません。最新のBluetooth 5.0に対応しているのはすばらしいですね。そして、スピーカー出力を見る限り、出力はモノラルのようです。

 

低音弱めだがそこそこ聴ける音質

さっそく音を聴いてみましょう。今回はiPhone 11を使いBluetooth接続で音楽を再生してみました。

 

電源スイッチを入れると、大きめの音量で効果音が鳴り、英語のアナウンスで「Bluetoothモード」と教えてくれます。この状態で、iPhone側のBluetooth接続設定から「SR9910」を選択すると、ピンポーンと音がなり鳴り、接続が成功したことを教えてくれます。電源ONとともに自動的にBluetooth接続モードになってくれるのは便利です。

 

音楽を再生してみると、低音の迫力はまったく感じられないものの中域がしっかり出ており、ボーカル曲を聴くと、思いのほか聴ける音になっていると思いました。ガツンとした低音が欲しい、という人でなければ、そこそこ満足できる水準なのではないでしょうか。

 

また、声が聞き取りやすいので、ネットラジオやドラマ・映画などのネット動画のお供にするのもアリです。コーデックの表記はどこにもないので、おそらく標準的なSBCのみですが、動画を見ていても音が映像とズレると感じることもあまりなく、普通に視聴できました。スマホやタブレットなどでネット動画を見る人は、そのためだけに買ってもいいと思います。

 

スピーカーがモノラルなので、どうしても広がりや奥行きの表現が苦手であること、また低音がかなり弱く軽い音になってしまうことが弱点ではありますが、そこさえ目をつぶれるなら、結構使えるスピーカーだと思います。価格が安く、気軽に使えるという意味で、1個持っておいても損はない商品といえるでしょう。

 

防滴仕様で水まわりで使える

次に、防滴タイプの「SR9001」を見ていきましょう。こちらは、IPX4相当の耐水性能を持ち、水しぶきがかかっても大丈夫、というもの。シャワールームやキッチンまわりなど、日常生活の水を使うシーンでの使用を想定しています。本体カラーは黒、白、ピンクの3色があるようですが、今回は白を購入しました。

↑こちらは税抜600円

 

注意したいのは、完全防水仕様ではないので、水に沈めたり、シャワーなどで連続して水をかけることに耐えられるわけではないということ。あくまで「水しぶきがかかっても大丈夫」というレベルの耐水性能です。また、使用中に濡れてしまった場合は、早めに水気をふき取って風通しのいいところで乾かしたほうがいいでしょう。

 

本体は、肉まんのようなフォルムで、底面に大きな吸盤が備わっています。これにより、タイルなどの平らな面に吸着させて設置できるので、置き場所がないところでも便利に使えます。

↑肉まんのような丸みのあるフォルムが特徴

 

↑底面に本体と同じサイズの吸盤がついています

 

上部にはボタンが配置されており、電源ON/OFFや再生/一時停止などの操作が可能。曲送り/曲戻しボタンは、長押しすることでボリューム調整もできます。また、スマホなどにワイヤレス接続しているときに着信があった場合、受話ボタンを押せばハンズフリー通話も可能です。キッチンなどで使っていて、手が濡れてスマホを触りたくないときなどは便利ですね。

 

背面には充電用端子があるのですが、これがやっかいなことにピン状の独自端子となっていて、付属の充電ケーブルでしか充電できません。充電ケーブルをなくすと充電できなくなってしまうので、注意しましょう。また、端子部には水の浸入を防ぐキャップがついていますが、外れやすく心もとないので、ここから水が入らないように細心の注意を払いましょう。

↑充電端子はほかでは見かけない形状

 

↑付属の充電ケーブルをなくすと充電できなくなりそうなので注意

 

スペックを見ると、通信規格はBluetooth 5.0で、使用距離は約10mまで。300mAhのバッテリーを内蔵しており、使用時間は2~3時間。充電時間は3時間となっています。

↑こちらも外箱の側面にスペックが表示されています

 

クリアで聴きやすい音

音を聴いてみると、先ほどの「SR9910」の音に似ていますが、高域がよりクリアで聴きやすい音質になっています。低音の迫力はないものの、BGMを流すくらいなら十分な音質ではないでしょうか。スピーカーが下向きになっているので音の指向性がなく、どこに置いてもあまり聴こえ方が変わらないのもいいですね。

 

実際にシャワー中に使ってみましたが、中高域が前に出るのでシャワーの音にかき消されにくく、ボリュームをしぼっても音楽を楽しむことができました。

 

こちらもコーデックは非公表ですが、SBCのみの対応と見られます。音の遅延などはそれほど感じられず、動画を見る程度なら音のズレも気になりません。お風呂にスマホやタブレットを持ち込んでネット動画などを見たり、キッチンで洗い物をしながら音楽を聴いたりするなら、このスピーカーを使うとよりクリアな音声で視聴できそうです。

 

以上、ダイソーから発売されている2つのBluetoothスピーカーを紹介しましたが、どちらも価格の割には十分使える“買い”な商品だと思います。低音が弱いのと、バッテリー再生時間が短いのが弱点ではありますが、この価格なら仕方ないと割り切って使えます。お手ごろなワイヤレススピーカーが欲しいという方は、一度試してみてください。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

 

【この記事を読んだ方はこちらもオススメ】

「ダイソー」のオーディオは使えるのか? 500円のヘッドホンを買って聴いてみた

ダイソーで300円の「高音質イヤホン」は“買い”か!? 100円イヤホンと比べてみた

ボーズのサングラス型スピーカーが進化! 音が良くなった「Bose Frames」をレビュー

ボーズのサングラス型ウェアラブルスピーカー「Bose Frames」に音が良くなった新しい2モデルが11月5日に発売されます。ファッショナブルな「Bose Frames Soprano」と初のスポーツタイプ「Bose Frames Tempo」をひと足早くレポートします。

↑ボーズのサングラス型ウェアラブルスピーカー「Bose Frames」の新製品、「Bose Frames Soprano」(左)と「Bose Frames Tempo」(右)

 

サングラス型ウェアラブルスピーカーはどう使う?

Bose Framesシリーズは2019年秋に日本上陸しました。当時本誌では最初のモデルとなる「Bose Frames Alto」をレポートしました。

↑2019年に発売されたBose Frames Alto。クリアタイプの度付きレンズに交換しています

 

今年追加されるBose Frames Sopranoは大型レンズのキャッツアイ・デザイン、Bose Frames Tempoは顔にピタリとフィットするスポーツタイプ・防滴仕様のサングラス。どちらも価格は3万3000円です。

↑キャッツアイ・デザインのBose Frames Soprano

 

↑初のスポーツタイプ・Bose Frames Tempo

 

Bose Framesはサングラス型のBluetoothスピーカーです。レンズに動画やスマホからの通知を表示する映像系の機能はありません。スマホに接続して、音楽再生やラジオ、映画にハンズフリー通話の音声を聴くためのデバイスとして捉えるのが正解です。米国ではよりリアルな音による没入感が楽しめる独自のオーディオコンテンツ「Bose AR」も提供されていましたが、現在はそのサービスを終了しています。

 

世の中にはヘッドホンやイヤホンもあるのに、なぜスピーカー付きサングラスが必要なの? と思われるかもしれません。Bose Framesにはパワフルなスピーカーが内蔵されており、独自の設計機構により耳にサウンドをダイレクトに届けてくれます。そのためサウンドはかなり聴きやすく、また耳を塞がずに音を聴くことができるため、周囲の環境音を聴きながら仕事や家事をしたり、屋外を散歩してみると、独特なリスニング体験の魅力が実感を伴ってきます。

 

スピーカーの開口部は少しサイズが厚めのテンプル(つる)の、耳に近いところに内蔵されています。ユーザーが音を聴きやすい構造になってはいるものの、やはりイヤホンのように耳に栓をして聴くタイプのオーディオではないため音漏れはします。静かなカフェ、混み合う公共交通機関の中で使う場合は周囲に音漏れによる迷惑をかけないように細心の注意を払う必要があるでしょう。

 

スピーカーのサイズが拡大。音質がグンと良くなった!

新しいBose Framesはテンプルのスピーカーキャビネットのサイズが大きくなりました。また音の出口となるスピーカー開口部のレイアウトとデザインに見直しをかけたことで、よりクリアでエネルギッシュなサウンドが直接耳に届く手応えが感じられます。

↑左がAlto、右がTempo。スピーカーキャビネットのサイズが大きくなってパワフルなサウンドが再現できるようになっています

 

↑Tempoのテンプル。側面をスワイプすると音量のアップダウン操作になります

 

ペアリングや本体設定を行うためのアプリが「Bose Music」になりました。Bose Frames Tempoにペアリングするとバッテリーの残量などがトップページに表示されます。ボーカルが艶っぽく、低音のリズムがしっかりと体の芯にまで伝わってくる、スポーツシーンでのリスニングに最適なサウンドです。

↑Bose Musicアプリでスマホとのペアリングや設定操作が行えます

 

↑TempoとSopranoのそれぞれが個性的なサウンドになっています

 

Bose Frames SopranoのサウンドはTempoに比べるとフラットバランスで、人の声がナチュラルに再現されます。日常の生活シーンでBGMやラジオを聴く用途にも向いている“疲れにくい”チューニングです。

 

フレームのデザイン、装着感が好みに合わない場合は難しいかもしれませんが、筆者はBose Frames Altoをビデオ会議にもよく使っています。本体にはマイクも内蔵されているため、ハンズフリー通話にも使えるからです。サングラスで仕事のミーティングに参加すると相手に不快感を与えるかもしれないので、レンズを度付きのクリアタイプに交換した経緯については後ほど説明します。

 

Tempo/Sopranoは機能面でも進化している

Bose Frames Sopranoは2019年モデルのAlto/Rondoをベースにサウンドの強化を図り、フレームに光沢感を持たせた男女兼用できるスタイリッシュなデザインに仕上がっています。

 

内蔵するバッテリーの連続駆動時間は最大5.5時間。Bose Frames Altoの最大3.5時間よりも伸びています。充電には専用のカスタム4ピンケーブルが必要です。

↑Sopranoはカスタム4ピンケーブルで充電

 

本体にはタッチセンサーリモコンとモーションセンサーが内蔵されています。右のテンプルを前後にスワイプすると音量のアップダウン、ダブルタップでスマートフォンの音声アシスタントを起動します。また本体を外して逆さに向けて置くと電源がオフになります。

↑本体を外して逆さに置くと電源が自動的にオフになります

 

Bose Frames Altoは右側のテンプルに搭載されているマルチファンクションボタンを長押しして、本体を身に着けた状態で顔を左に向けると音量ダウン、右に向けると音量アップになるジェスチャーコントロールをソフトウェアアップデートにより追加しています。こちらは使ってみると意外に便利です。ボーズの製品、他社のヘッドホン・イヤホンもこれを搭載すれば歓迎されそうな気がします。

 

機能面で強化されたポイントはBose Frames Tempoの方により多くあります。

 

タッチセンサーリモコンやモーションセンサーによる機能はSopranoと同様ですが、Tempoは本体がIPX4相当の防滴対応です。スピーカーの開口部には音響機器用のメッシュ素材を使用して、水や異物が入るのを防ぎます。SopranoとAlto/RondoはIPX2相当の生活防水対応。

 

Tempoは空気力学を考慮してデザインされた流れるようなフォルムが特徴。空気抵抗を防ぎます。フレームの素材を軽量ナイロンとして、さらに3サイズのシリコン製ノーズパッドが着脱交換できるので、体を激しく動かしてもフィット感がブレません。ノーズパッドはぜひSopranoにも採用してほしかった機能です。

↑3サイズのシリコン製ノーズパッドが同梱されています

 

そしてTempoはUSB-Cポートを搭載しているので、本体を充電する際にAndroidスマホなどに多く採用されているUSB-Cケーブルと同じアクセサリーが使えます。ケーブルはバリスティックナイロン製の専用キャリングケースに入れて持ち歩けるので、アウトドアスポーツにも最適です。

↑TempoはUSB-Cケーブルで充電ができます

 

↑左がSoprano、右がTempoのケース

 

度付きのクリアレンズに交換する方法。サングラスのレンズにもオプションあり

筆者は昨年、Bose Frames Altoを入手してからずっと使っています。欧米の方に比べると、日本人に“サングラス”はあまり馴染みのないアイウェアでしょう。少なくとも筆者は夏場の日射しが強い時間帯に外を歩く時や、たまにクルマを運転するときに使う程度。ところがBose Framesの心地よいサウンドと、耳を塞がずに音楽やラジオが聴ける便利さを体験してしまうと、できれば四六時中身に着けていたくなってきました。

 

自宅とはいえ、常時サングラスを着けていると家族に嫌がられてしまいます。そして何より筆者はコンタクトレンズが苦手なので、度付きのクリアレンズを作りたいと思って大手の眼鏡店に相談して交換レンズをつくってもらいました。顛末については本誌で詳しくレポートしているので参考にしてみてください。

 

眼鏡店のJINS(ジンズ)では、現在もいくつかの店舗でBose Frames Alto/Rondoのレンズ交換の依頼を受けているようです。新しいBose Frames Soprano/Tempoも携えて相談に訪れてみましたが、製品の発売前だったこともあってレンズは製作できないという回答でした。

 

これはあくまで筆者の個人的な手応えですが、レンズのタイプ、フレームの形状と厚みが比較的近いSopranoは発売後に受け付けてくれる可能性もありそうです。ただ、スポーツタイプのTempoはレンズの湾曲がかなり強いため製作そのものが難しく、またレンズを固定する上側リムの溝の幅が決まっているため、厚みのある度付きレンズは装着できない可能性が高いと思います。本機についてはコンタクトレンズを付けてから、スポーツシーン等で音楽を楽しむ用途に向いているサングラスです。

↑Soprano、Tempoともにボーズ純正の交換レンズのオプションによるカスタマイズが楽しめます

 

ボーズからは2つの新製品に対応する交換レンズ(度なし)も発売されています。Bose Frames Sopranoは購入時にブラックの偏光レンズが装着されていますが、ミラード ローズゴールド(偏光)/パープルフェード(非偏光)の2タイプを交換レンズとして揃えています。素材は破損や傷に強いプレミアムプラスチックです。

↑Sopranoの交換レンズ、ミラード ローズゴールドとパープルフェード

 

↑パープルフェードのレンズに交換

 

Bose Frames Tempoには購入時にミラード ブラックレンズが装着されています。交換レンズは偏光タイプの3種類、トレイルブルー/ロードオレンジ/トワイライトイエロー。可視光線透過率(レンズの明るさ)がそれぞれに異なっています。

↑Tempoの交換レンズ。トレイルブルー/ロードオレンジ

 

↑ロードオレンジのレンズに交換

 

レンズの交換はユーザーが自分でもできますが、最初は少し戸惑うかもしれません。各交換レンズのオンライン取扱説明書を見ながら挑戦するとよいでしょう。

↑レンズに同梱されている取扱説明書に着脱方法が詳しく記載されています

 

サングラスは苦手という方にも試してほしい。テレワークにもおすすめ

ふだんサングラスをする習慣がないという方も、メガネ型のヘッドホン・イヤホンのようなオーディオ機器として、ぜひ一度Bose Framesシリーズを試してみることをおすすめします。ヘッドホンやイヤホンとはまたひと味違う、自分の周りだけを音楽が包み込むような新鮮なリスニング体験が味わえるからです。

↑スポーツ観戦にでかけて、ラジオ中継を聴きながら試合を楽しむ用途にもBose Framesが好相性です

 

クリアレンズへの交換が可能なタイプの製品はビジネスシーンでも、ビデオ会議に明瞭な音声を聴いて・伝えるための“テレワーク用アクセサリー”として活躍してくれることでしょう。ボーズには眼鏡店とのコラボも広げつつ、Bose Framesシリーズをますます充実させてもらいたいと思います。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

 

【この記事を読んだ方はこちらもオススメ】

オーディオ業界に新風を巻き起こすか! ボーズのサングラス型スピーカー「Bose Frames」超濃厚レビュー

ボーズ伝家の宝刀「QuietComfort」の完全ワイヤレスイヤホン誕生! スポーツモデルとまとめてレビュー

テレビ番組6ch分を1週間まるごと録れる! タイムシフトマシンHDD「D-M210」登場

東芝映像ソリューションは、最大6チャンネルを約1週間分まるごと録画できるタイムシフトマシン機能搭載のHDDレコーダー「D-M210」を11月20日に発売します。実売予想価格は5万4000円前後(税抜)。

↑「D-M210」

 

本機は、2TBのHDDを内蔵し、地上デジタル放送、BS・110度CSデジタル放送のなかから最大6チャンネル分の番組を録画できるHDDレコーダー。ディスクドライブは搭載しておらず、テレビ番組の録画と再生だけに特化した設計となっています。なお、新4K放送には非対応。

 

別途、USB HDDを増設して録画時間を増やすことも可能。最大6TBまでのUSB HDDに対応し、同時接続は最大4台まで、登録は最大8台まで可能です。

 

搭載しているタイムシフトマシン機能により、番組録画予約などの手間を省き、録画した番組を番組表形式で表示する「過去番組表」で直感的に見たい番組を探すことができます。

↑「過去番組表」から録画した番組を探して再生できます

 

タイムシフトマシン機能非搭載のレグザに本機を接続すれば、テレビリモコンの「タイムシフトリンク」ボタンを押すだけでタイムシフトマシン機能を使用可能。

 

また、タイムシフトマシン機能を搭載したレグザと接続すれば、地上デジタル放送、BS・110度CSデジタル放送が、合計最大12チャンネルまでまるごと録画できるように。その際、テレビ側とハードディスク側の過去番組表はひとつに統合され表示されるので、見たい番組を簡単に探すことができます。

↑タイムシフトマシン機能を備えたレグザに接続すれば最大12チャンネルまで録画可能

 

もちろん、レグザ以外のテレビでもタイムシフトマシン機能を利用可能です。

 

このほか、隙間時間で効率よく録画番組を視聴できる「らく見/らく早見/飛ばし見」機能や、スマートフォンで録画番組を視聴できる「スマホdeレグザ」などにも対応。さまざまなテレビ視聴スタイルを提供します。

↑時短再生機能も利用可能

 

↑スマートフォンで録画番組を視聴できる「スマホdeレグザ」にも対応

 

レグザ独自のタイムシフトマシン機能が手軽に利用できるHDDレコーダーは、録画予約の手間を減らして、見たかった番組を見逃すこともなくしてくれます。録画を忘れて悔しい思いをしたことがある方は、自宅のテレビに導入してみてはいかがでしょうか。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

 

【この記事を読んだ方はこちらもオススメ】

ネット動画やゲームに最適! テレビの可能性を広げる東芝の液晶テレビ「レグザ V34」シリーズ

テレビ新製品の季節。レグザは史上最高画質を実現した4K有機EL「X9400」が映像エンジンからして凄い

スマホゲームに最適! 没入感を高めるゲーミングイヤホン「JBL Quantum 50」

ハーマンインターナショナルは、オーディオブランドJBLのゲーミング用オーディオライン「JBL Quantum(クオンタム)」シリーズより、有線ゲーミングイヤホン「JBL Quantum 50」を11月13日に発売します。直販価格は2880円(税抜)。

↑有線ゲーミングイヤホン「JBL Quantum 50」

 

「JBL Quantum 50」は、ゲームプレイ用に設計されたインイヤータイプの有線イヤホン。ヘッドセットの耳や顔周りへの圧迫感が苦手な人でも使用でき、スマホやタブレットなどのモバイル環境でのゲームプレイにも最適です。

↑モバイル環境でのゲームにも最適

 

ドライバーには、ゲーミング用音響技術「JBL Quantum SOUND シグネチャ」を搭載した8.6mmダイナミック型ドライバーを採用。ゲーム中に重要となる微細な音までもらさず再現し、没入感を高めます。

↑イヤホン部

 

一般的なモバイル用イヤホンとは異なり、マイクとコントローラーを別に装備していることが特徴。マイクはコントローラーよりも口元に近いところに設置されているため、音声チャット時に声を拾いやすくしてくれます。また、チャットボイスをしっかりピックアップするボイスフォーカスマイクを採用しているため、よりクリアな音質でボイスチャットを行うことが可能です。

↑マイクとコントローラーを別に装備しています

 

コントローラーには、音声マイクをミュートする際に必要なマイクオン/ミュートスライダーを装備しているほか、音量調整のスライダーにより、デバイス側を操作することなくボリューム調整が可能。音楽リスニング時のトラック操作や着信時の受話もできるマルチファンクションボタンも備えています。

 

人間工学に基づいたイヤーチップとエンハンサー、スポーツイヤホンのノウハウを活かした特許技術のツイストロック構造により、長時間の着用でも快適な装着感を得られると同時に、プレーにも集中することができます。

 

手軽に装着できるイヤホンタイプは、スマホでゲームをプレイする機会が多い人はもちろん、ヘッドセットの装着感や重さが苦手という方にもオススメ! ゲームの世界に没入したい方は、ぜひお試しあれ。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

 

【この記事を読んだ方はこちらもオススメ】

どこでもゲームに集中できる! 没入感を追及したfinalのゲーミングイヤホン「VR3000」

「ツムツム」でも現役最強スペックのゲーミングスマホは生きる? 「ROG Phone 3」でいろいろなゲームをしてみました!

豪華景品が当たる! みんなで選ぶNo.1ポータブルオーディオ「ポタ-1グランプリ 2020」

読者からの一般投票によりポータブルオーディオ機器の年間王者を決定する「ポタ-1グランプリ」が今年も開催されます。ヘッドホンやイヤホンなど2020年に人気を集めたポータブルオーディオ機器から、25部門102モデルをノミネート。今回は、新しい音の聴き方として注目の「骨伝導ヘッドホン」部門が加わり、さらに幅広いジャンルのアイテムが出揃いました。

↑ノミネート製品の紹介は本日発売のGetNavi 12月号にも掲載しています

 

投票の結果は、12月24日に発売される「GetNavi 2月号」で発表するほか、12月に開催予定のオンラインイベントでも発表します! ご投票頂いた方には、抽選で豪華賞品が当たるプレゼントも用意していますので、奮ってご応募下さい!

 

投票期間は10月24日10時~11月30日23時59分まで。応募はTwitterのアカウントをお持ちであれば、どなたでも手軽に応募可能。当選された方にはDM(ダイレクトメール)でお知らせ致します。

 

2019年の第3回の総合グランプリに輝いたのは、ソニーの完全ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM3」でした。今年はどの製品がグランプリに選ばれるのか、選ぶのはみなさまの1票です!

↑2019年はソニー「WF-1000XM3」がグランプリを受賞

 

【投票は下記のURLをクリック】

https://forms.gle/UmPFhWB9172rrLyc8

どこでもゲームに集中できる! 没入感を追及したfinalのゲーミングイヤホン「VR3000」

SNEXT(エスネクスト)は、finalブランドAシリーズの有線イヤホン「A3000」「A4000」と、ゲームやASMRに最適な「VR3000 for Gaming」、VRヘッドセット「Oculus Quest」に対応した「VR1000」の4機種を10月28日より順次発売します。

 

フラッグシップの音を追求したAシリーズ

A3000/A4000は、フラッグシップモデル「A8000」の開発で生まれた、“トランスペアレントな音”を追求したシリーズ。ドライバーの部品すべてを新設計し、高精度6mm径ダイナミックドライバーユニット「f-Core DU」(エフコアDU)を搭載しています。

↑A4000

 

↑A3000

 

ハウジングのドライバーフロント部には、一般的なアルミニウムよりも磁力の影響を受けにくく比重の大きい真鍮を使用。振動板の時間応答性能を高めるために、ボイスコイルは30μの超極細CCAW(銅クラッドアルミ線)を採用し、最小限の接着剤で組み立てることで可動部を徹底的に軽量化しています。

 

また、リケーブルも可能な2ピンコネクター採用。オリジナルのOFCケーブルが付属しています。

↑リケーブルに対応

 

音質面では、「A3000がゆったりとしたサウンドのなかに一音一音が輪郭を持って浮かび上がるように定位し、ギターの細かいタッチやボーカルの繊細なビブラートも聴き分けることができるサウンド。
A4000は、一音一音が極めてクリアなため、ボーカルや各楽器を手にとるように聴き分けることができ、また音の立ち上がりが良いので、リズムを明瞭に聴き取ることができる高揚感のあるサウンド」と説明されています。

 

各モデルのカラーは、A3000が特殊マット塗装を施したマットブラック、A4000が同塗装のダークブルー。ケーブルタッチノイズを解消するイヤーフック(ロック機構付き)が付属します。

↑耳掛け装着がしやすくなるイヤーフックが付属

 

いずれも10月28日発売予定で、実売想定価格はA3000が1万2800円、A4000が1万5800円。

 

没入感を追及した「VRシリーズ」

VRシリーズは、2chステレオ方式で制作された音源とバイノーラル技術で制作された音源の違いの研究から生まれた新たなシリーズ。2019年8月の発売以降およそ10万台が出荷されたヒットモデル「E500」をベースに、ゲームやASMR音源などのコンテンツに集中し、没入することを目的としたサウンドを追求しています。

↑VRシリーズはゲームやASMR音源への没入感を追及したシリーズ

 

「VR3000」は、A3000/A4000と同様、新開発ドライバー「f-Core DU」を搭載しており、従来よりも精度の高い再現が可能。ゲームやVRの音響空間イメージを、制作者の意図通りに再生することができます。

↑VR3000

 

ボイスチャットなどにも対応すべく、ケーブル部にはマイク付きコントローラーを搭載。ケーブルタッチノイズを解消するイヤーフック(ロック機構付き)も付属します。

 

発売は2020年11月下旬で、実売想定価格は7980円。

 

「VR1000」は、「Oculus Questに対応したE500を販売して欲しい」という声に応えて開発されたもの。3.5mm×2 Outputに対応したOculus Quest専用モデルとなっています。

↑VR1000

 

↑Oculus Quest専用モデルとなっています

 

こちらは直販ECサイト「SNEXT DIRECT SHOP」および直営店「final STORE」限定で10月28日から販売され、実売想定価格は3980円。

 

新開発のドライバーユニットを搭載した新モデルは、いずれも魅力的な仕様となっています。音楽をよい音で楽しみたい方はA3000かA4000を、ゲームやVRでの没入感を求める方はVRシリーズがオススメです。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

 

【この記事を読んだ方はこちらもオススメ】

完全ワイヤレスイヤホンに“音質重視”の動き――SNEXT「ag」が高音質な理由を解き明かす

耳元でささやく声に癒されるーー小岩井ことりがASMRレーベル「kotoneiro」始動

GetNaviの連載「やりすぎ!? ことリズム」でおなじみの声優・小岩井ことりさんが、10月20日20時より生配信を行い、自身がプロデュースするASMRレーベル「kotoneiro」(ことねいろ)を設立し、ASMR音源の配信を開始することを発表しました。

 

↑生配信には声優の愛美さん(左)も出演

 

ASMRとは、ささやき声や耳かきの音など聴くだけで心地よいと感じる音、もしくはゾワゾワっとする音のこと。動画サイトなどでは生活のなかの様々な音がASMR音源として紹介されており、近年人気を集めています。

 

今回、小岩井さんが立ち上げたレーベルでは、オーディオ好きな小岩井さんの意向により、mp3(256kbps)音源、CDクオリティの44.1kHz/16bit WAV音源、ハイレゾクオリティの96kHz/24bit FLAC音源の3種類を同梱販売。再生環境に応じて適切な音質で聴くことができます。

↑ASMR音源の録音時の様子

 

レーベル第1弾作品として、職業ASMR「おしごとねいろ」を10月20日よりDLsiteにて配信。小岩井さんが声を担当する家庭教師・奥池未鈴(おくいけみりん)と、声優の愛美さんが担当する美容師・和澄あかり(わずみあかり)の2作品をラインナップしています。各キャラのイラストを手がけるのは、イラストレーターの月神るなさん。

↑小岩井さんが声を担当する家庭教師・奥池未鈴のイラスト

 

↑愛美さんが声を担当する美容師・和澄あかりのイラスト

 

小岩井さんによれば、「家庭教師という職業を選んだのは、昔からやってみたいという憧れがあったから。距離や体温も伝わるような音で、聴くだけでドキドキしちゃうような内容になっています」とのこと。

 

また、愛美さんは、「こっこちゃん(編集部注:小岩井さんの愛称)から美容師役でご指名を頂き、すぐに引き受けました。ちょうど今年からYouTube配信を始めたばかりでASMRにも興味を持っていたのですが、自分で録るのは大変で。その点、こっこちゃんはASMRの達人と知っていたので安心してやれました。わたし自身も美容室でシャンプーしてもらうのが好きなので、そういう雰囲気を感じて頂けるように頑張っています」とコメント。

 

レーベル立ち上げを記念して、DLsiteでは10/26までの1週間限定で、各タイトルが20%オフ(1980円→1584円)になるキャンペーンを実施。さらにDLsite新規登録で、300円オフと50%オフクーポンがプレゼントされるとのこと。

 

また、来月には第2弾となる新作のリリースも決定。出演者は声優の藤井ゆきよさんで、ペットのトリマーの役を演じます。これについて小岩井さんは、「ゆきよさんのSNSを見ていると、飼っている猫の『はちお』くんがよく出てくるので、ASMR音源を聴いてゆきよさんのペットになった気分が体験できるといいな~ということでトリマーに決めました」とコメントしています。

 

生配信では、kotoneiroの公式Twitterアカウントをフォローしてリツイートした人のなかから抽選で、小岩井さんと愛美さんの直筆サインと、ASMR音源の録音にも使われたというfinalのVR/ゲーム音源専用イヤホン「VR3000」が各1名に当たるプレゼントキャンペーンも告知されました。

↑kotoneiroの公式サイトおよびTwitter

 

取材にあたりサンプル音源を聴かせて頂いたところ、小岩井さん演じる奥池未鈴が耳元でささやく感じがとてもリアル。会話の合間には呼吸する息遣いまで感じられて、目を閉じると隣にいるような気になります。ASMRに興味がある方は、小岩井さんのプロデュースによるkotoneiroを、ぜひチェックしてみてください!

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

 

【この記事を読んだ方はこちらもオススメ】

クラウドファンディングで1.6億円を集めた2wayイヤホン「KPro01」が一般発売! 杉田智和ボイス追加も

新たな「X」は小さな実力派! 強力手ブレ補正搭載を搭載した「FUJIFILM X-S10」登場

富士フイルムは10月15日、ミラーレスカメラ「Xシリーズ」の新モデルとして、小型軽量ボディに本格的な撮影機能を搭載した「FUJIFILM X-S10」(以下、X-S10)を発表。発売は11月19日で、直販サイトでの価格(税込)はボディ単体が13万2000円、XC15-45mm F3.5-5.6レンズキットが14万3000円、XF18-55mm F2.8-4レンズキットが18万7000円、ダブルズームレンズキット(XC15-45mm F3.5-5.6+XC50-230mm F4.5-6.7)が16万5000円となっています。

↑FUJIFILM X-S10。カラーはブラックのみ

 

コンパクトボディに強力な手ブレ補正機能を搭載

X-S10は465g(バッテリー、メモリーカードを含む)の小型軽量ボディに、最大6.0段分の効果が得られる新開発のボディ内5軸手ブレ補正機能を備えるミラーレスデジタルカメラ。加えて、Xシリーズのフラッグシップモデル「FUJIFILM X-T4」で採用されている、裏面照射型2610万画素「X-Trans CMOS 4」センサーと高速画像処理エンジン「X-Processor 4」を搭載し、最短約0.02秒の高速・高精度AFが可能となっています。

 

また、ホールド性に優れた大型グリップやバリアングル式の液晶モニター、C1~C4のカスタムポジションを備えたモードダイアルなど、小型ボディながら操作性も良好。4K/30p動画記録やフルHD/240Pのハイスピード動画撮影に対応するなど、高い動画撮影性能も備えています。

 

センサー&画像処理エンジンがフラッグシップ機と同等ということで、描写性能は折り紙付き。そのうえで小型軽量ボディを実現したX-S10は取り回しもよく、さまざまなシーンで手軽かつ快適な撮影が楽しめるでしょう。

ニコン、完成度を高めた王道フルサイズミラーレス「Z 7II」「Z 6II」を発表! 「いったん様子見」勢も今度は買い!?

ニコンは10月14日、フルサイズミラーレスカメラの新モデル「Z 7II」「Z 6II」の2モデルを発表。発売はZ 7IIが2020年12月、Z 6IIが11月6日の予定で、ニコンダイレクトでの価格(ボディ単体/税込)はZ 7IIが39万8200円、Z 6IIが26万8400円となっています。

↑Z 7II。大きさは約134×100.5×69.5mm、重さは約705g(バッテリーおよびメモリーカードを含む)

 

↑Z 6II。大きさは約134×100.5×69.5mm、重さは約705g(バッテリーおよびメモリーカードを含む)

 

ユーザーの声を反映して完成度を高めた王道フルサイズミラーレスカメラ

ニコンは2018年秋に初代「Z 7」「Z 6」でフルサイズミラーレス市場に参戦しました。Z 7は有効4575万画素センサー搭載の高画素モデル、Z 6は有効2450万画素センサー搭載のスタンダードモデルで、今回発表された2代目モデルでもこのセンサーは継承されています。

↑Z 7II/Z 6IIは画像処理エンジンを2つ搭載した「デュアル EXPEED 6」を採用

 

一方で、Z 7II/Z 6II共通の進化点として、画像処理エンジンを2つ搭載することにより基本性能が大きく向上しています。例えば、AF/AE追従での連続撮影速度の高速化(Z 7:約9コマ/秒→Z 7II:約10コマ/秒、Z 6:約12コマ/秒→Z6 II:約14コマ/秒)や、連続撮影可能コマ数の増加(Z 7:約23コマ→Z 7II:約77コマ、Z 6:約35コマ→Z6 II:約124コマ ※ロスレス圧縮RAW(L)時/12bit時)を実現。あわせて従来から“自然な見え”で好評の電子ビューファインダーもコマ間のライブビューの表示フレーム数が増加して連続撮影中の画面表示が滑らかになっているので、動く被写体をより正確に捉えることができます。

 

加えて、AF性能も進化しており、暗所での撮影で活躍する低輝度性能が向上したほか(Z 7II:-3EV、Z 6II:-4.5EV)、「瞳AF」「動物AF」は動きのある被写体の撮影で安定したピント合わせができる「ワイドエリアAF」にも対応。進化した連写性能とあわせ、より動体撮影に強くなっています。

 

また、新モデルでは、ユーザーの声を受けて初代モデルからさまざまな点で仕様や操作性が改善されているのも特徴です。大きなところでは、本機のターゲット層であるプロ/ハイアマチュア層から特に要望が多かったと思われるダブルスロットの採用や縦位置パワーバッテリーグリップへの対応、長時間の撮影などでも安心なUSB給電への対応などが挙げられます。

↑Z 7II/Z 6IIはCFexpress(Type B)/XQDカードスロットと、SDカード(UHS-II対応)スロットのダブルスロットを採用。初代モデルはCFexpress / XQD対応のシングルスロットだった

 

両機とも搭載するセンサー自体は初代モデルと同じものの、総合的な使い勝手のブラッシュアップや動体撮影性能の向上により、「撮れる画」や「対応できるシーン」は大幅に増えたといえます。初代モデル登場時はいったん様子見をしていた人も多いと思いますが、弱点をつぶして完成度を高めたZ 7II/Z 6IIであれば食指が動くのではないでしょうか。

エントリー向け人気ミラーレスカメラがブラッシュアップ! キヤノン「EOS Kiss M2」登場

キヤノンは10月14日、小型・軽量なミラーレスカメラとして人気のエントリーモデル「EOS Kiss M」(2018年3月発売)の後継機として、「EOS Kiss M2」を発表。発売は2020年11月下旬予定で、キヤノンオンラインショップでの価格(税別)は、ボディ単体が7万7000円、EF-M15-45 IS STM レンズキットが9万2000円、ダブルレンズキットが10万8000円、ダブルズームキットが11万5000円となっています。

↑キヤノン「EOS Kiss M2」。カラーはブラックとホワイトの2種類

 

基本性能は踏襲。でもしっかりブラッシュアップ

EOS Kiss M2は、有効約2410万画素のAPS-Cサイズセンサーを搭載した小型・軽量のミラーレスカメラ。キヤノンの「EOS R5」など、最近では先端技術を搭載するフルサイズミラーレスが話題になることも多いですが、エントリーユーザーにとっては持ち運びやすくてコスパにも優れたAPS-C機は狙い目といえます。

 

2018年に発売された初代「EOS Kiss M」も大きさ約116.3(幅)×88.1(高さ)×58.7(奥行)mm、重さ約387g(バッテリー、メモリーカードを含む ※ブラックの場合)というコンパクトボディと、総合的な使い勝手・機能のバランスのよさで人気となりました。EOS Kiss M2は、その初代モデルとほぼ同じサイズ感と重さ。加えて、搭載するセンサーや映像エンジン、背面モニター、電子ビューファインダー、最高約10コマ/秒の高速連写(AF固定時)といった基本性能も継承しています。

 

一方で、AF性能や動画撮影機能、操作性などが進化。特に実用上の恩恵が大きいと思われるのがAFで、被写体の瞳を検出してフォーカスを合わせる「瞳検出」の精度が向上し、動く被写体を撮る際に使用するサーボAF時でも瞳検出が機能するようになりました。動画では、昨今増えている縦位置動画の需要にあわせ、「縦位置情報の付加」機能を搭載し、カメラを縦位置で撮影した動画でもスマホやPCで自動的に縦位置で再生できるようになりました。

↑キヤノンのレンズ交換式カメラでは初となる「タップで被写体選択」の機能を搭載。EVF内に表示されている顔/瞳を対象としたAFフレームの位置を、液晶モニターをタップすることで簡単に切り替えられるようになった

 

今回の新モデルは、全体としては前モデルの基本性能を踏襲しつつ、使い勝手を改善させたという位置づけ。目を見張る新機能や驚きの進化などはなく、パッとスペック表を見比べただけでは地味な印象を受けるかもしれません。

 

しかし言い換えれば、それだけ初代モデルの完成度が高かったということ。すでに初代モデルをもっている方が買い替える意義は薄いかもしれませんが、もともと完成度の高かったエントリー向け人気モデルの使い勝手がさらに向上したと考えると、新たにミラーレスカメラの購入を検討している人にとっては魅力的な選択肢となるでしょう。

クラウドファンディングで1.6億円を集めた2wayイヤホン「KPro01」が一般発売! 杉田智和ボイス追加も

オウルテックは、10月14日にオンライン上で「秋の製品展示会」を開催しました。紹介するジャンルごとに3部構成で行われ、第1部ではスマホ関連のデジタルガジェットやアクセサリー、第2部ではアウトドア関連製品、第3部ではオーディオ製品の新製品が登場しました。本記事では、GetNavi webでもおなじみのオーディオ評論家・野村ケンジさんも登壇した第3部の模様を振り返っていきます。

↑登壇したオウルテックの安藤さん(左)とオーディオ評論家の野村さん(右)。安藤さんの髪型が第1部と違う……!?

 

同社企画部の安藤省吾さんによれば、現在のワイヤレスイヤホンのトレンドは、「1万円以下のロープライスモデルの増加」「1.5~2万円のハイコスパモデルの登場」「小型化または大容量バッテリーを搭載するモデルへの二極化」の3点。オウルテックもこのトレンドに沿った新製品を作っています。そのなかで同社がコンセプトとしているのが「とにかく楽しい」アイテムであること。コスパが良いだけでなく、各製品にそれぞれの面白さが詰まっているのが同社の製品の特徴です。

 

オーディオマニアとして有名な声優・小岩井ことりさんは、同社のイヤホンを「ジェネリックイヤホン」と表現しているそう。これまで高価だった高性能イヤホンを、ジェネリック薬品のように手に取りやすい価格で提供していることからこのネーミングを思いついたそうです。それを聞いた野村さんも「安い、というよりハイコスパのイメージが強いですね」と同社の製品のクオリティに太鼓判を押しています。

 

最初に登場した製品は、今夏に発売されたばかりの完全ワイヤレスイヤホン「SAMU-SE04S」(実売価格1万4800円)。SAMU-SE04の後継機となるこのイヤホンは、特殊な二重構造を採用したDual-Layered Carbon Driverに加え、同価格帯のライバル製品より高スペックのチップセットを装備し、従来品よりも高品質なサウンドを届けられるようになったそう。

 

また、前モデルのユーザーの声をもとに、シリコンイヤーチップを柔・硬2タイプ、低反発素材のイヤーチップを1タイプ、合計3種類のイヤーチップを計10個付属しています。音だけでなく、装着感の面からも、音の楽しみを拡げてくれるアイテムといえそう。本品について野村さんは、実際に使用させてもらった感想として「(現行品である)SAMU-SE04を持っている人も買い替えて欲しいくらい良い」と述べており、着実な進化を感じたようです。

↑SAMU-SE04Sでは、カラバリが増えて4色に。こちらはピンク

 

次に、安藤さんが「野村さん、お待たせしました!」と取り出したのが、「SAMU-SE05」(7180円)です。同社のSamuシリーズのなかでもエントリーモデルにあたる本品は、フィット感に焦点を置いて開発されています。小さな女性の耳でも圧迫することなく装着しやすい形状になっており、発表会でモデルを務めたオウルテックレディの武田美憂さんは「このイヤホンを耳に入れると周囲の音が聞き取れないくらい、しっかりフィットする」と語っていました。野村さんは「歩くときにつけていると危険かもしれませんね」と注意を喚起しつつ、「発売をずっと待っていた、音楽に集中できるイヤホン」と評価しています。

↑SAMU-SE05を装着した武田さん。青く点灯しているのはペアリングモードのLEDランプです(ペアリング後には消灯します)

 

↑ケースは、パカッとフルオープンできる特殊な形状。バンドが付いているのでカラビナに吊り下げることができます

 

未発表の新製品も登場

ここから先は、これから発売を予定している未発表の新製品となります。「BTTW-C01」(予定価格4180円)は、小型サイズのかわいらしい完全ワイヤレスイヤホン。日本語のシステム音声を搭載し、その声は声優の小岩井ことりさんが担当しているとのこと! 再び装着モデルを担当した武田さんによると「(SAMU-SE05と比べて)どちらも付けやすいんですが、女性受けはこちら(BTTW-C01)だと思います」とのこと。小ささが目を引く本品ですが、最大15時間(ケース内充電をしながら、5時間×3回)のロングスタミナで、ちょっとした水濡れならへっちゃらのIPX5の防水性能も持っています。小さいからといって侮れない、しかも安いという製品です。

 

となると音が気になるところですが、野村さんは「いい意味でちゃんとしている、音楽が音楽らしく聴こえる」語っており、十分満足な様子。発売は11月になるとのことですが、待ち遠しい限りです。

↑BTTW-C01は、見ての通りの小ささが特徴

 

↑パッケージももちろん小型で、上下ともに平面の形状。カラバリは3色です

 

続いて、首掛け式のワイヤレスイヤホンも登場しました。完全ワイヤレスイヤホンがトレンドとなっている現在ですが、野村さんによれば「脱落時に地面に落とすことがない、左右で音の時間差が生じにくい」といった点で、こちらの形状にも大きなメリットがあるとのこと。今回紹介された「SAMU-SEBT01」(予定価格4378円)は、ダイミック2基のデュアルドライバ―を搭載しています。

 

本品の音について、野村さんは「4桁後半の価格で売られていてもおかしくない音」と高評価。イコライザーの設定を変更できるボタンを搭載するほか、16~20時間の連続再生時間を誇る本品は、先に紹介された完全ワイヤレスイヤホンとは異なる、また別の魅力を持ったアイテムといえます。発売開始は2021年春の予定です。

↑SAMU-SEBT01を首にかけた野村さん。「スポーツ時に使う人などで、こちらのネックバンド式を好む方も多いですよね」と語りました

 

↑イコライザー調整ボタンは大型で押しやすくなっています

あのKPro01がついに一般発売! 杉田智和の音声追加も

最後に登場したのが、クラウドファンディングMakuakeでオーディオカテゴリ1位、「Makuake Of The Year 2020 GOLD」を4000プロジェクトのなかからから受賞したという目玉アイテム「KPro01」。声優の小岩井ことりさんを中心として同社が開発した、世界初の、有線&完全ワイヤレスの2way仕様のイヤホンです。

↑Makuakeのプロジェクトページ。1万人を超える支援を集めました

 

クラウドファンディングで集めた金額は1.6億円を越え、特に最後の5日間で1億円を集めるという急加速を見せました。その支援者は半数が20代で、男性が97%。野村さんは「20代が高額イヤホンを買うのは珍しい」と驚きを隠さず、安藤さんも「オウルテックのファン層は40~50代だったので、オウルテックのことを広く知ってもらえた。(開発開始の契機になったイベント)ポタフェスに参加していてよかったと、本当に思います」と、うれしそう。

↑Makuakeでの支援金額のグラフ。スタート時に加え、最後の5日間で大きく伸びているのが分かります。安藤さんによると「(クラウドファンディングのストレッチゴールで)システム音声を担当する声優が5名追加されたのが大きかったのでは」とのこと

 

このKPro01はすでにMakuakeでの支援募集を終了していましたが、ユーザーからの期待に応え、2021年春に一般発売されることが決定! 開発リーダーの小岩井ことりさんからも、一般発売決定を祝う動画コメントが寄せられました。

↑発表会にメッセージを寄せた小岩井ことりさん。「クラウドファンディングで一からみんなで作ったイヤホンを、多くの人に届けられるということで、とても嬉しく思います」と喜びのコメント

 

なお一般発売時には、本体・ケース・シルバーケーブルのほか、クラウドファンディング時には用意されていなかった充電クレードルが標準で付属することもアナウンスされました。なお、充電クレードルは単品での発売もされるそうです。

↑追加で開発された充電クレードル

 

さらに今回はサプライズもありました。本品のシステム音声を担当すると発表されていた小岩井さんを含む女性声優6名の面々に、杉田智和さんが追加で加わることが発表されました。杉田さんといえばアニメ「銀魂」の坂田銀時役をはじめとして、多数のアニメ・ゲームなどに出演する大人気声優。実は、本品のクラウドファンディングのページに杉田さんがこっそりコメントを寄せていたそうで、これが本人によるものだと確認されたことから今回のボイス起用につながったそうです。

 

筆者としてはやはりKPro01が気になりますが、そのほかにも精鋭のラインナップを揃えるオウルテックの新製品の展開から目が離せません。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

 

【この記事を読んだ方はこちらもオススメ】

iPhone 12にぴったりなアクセサリーが多数! オウルテックが秋の新作を発表

コレもうアウトドアブランドでしょ! オウルテックのオンライン展示会が豊作

ボーズ伝家の宝刀「QuietComfort」の完全ワイヤレスイヤホン誕生! スポーツモデルとまとめてレビュー

ボーズから完全ワイヤレスイヤホンの新製品「Bose QuietComfort Earbuds」と「Bose Sport Earbuds」が2モデル同時に発売されました。ボーズの十八番である“アクティブ・ノイズキャンセリング”機能を搭載するQCシリーズのノイキャン性能も含めてハンズオンレビューを報告します。

 

コンパクトな筐体に先進技術がぎっしり

ボーズの完全ワイヤレスイヤホンは、2017年発売の「Bose SoundSport Free wireless headphones」以来の新製品です。ボーズは“どう見てもイヤホン”な製品も伝統的に「headphones」と名付けてきましたが、今回はついに「Earbuds」というネーミングになりました。

 

本体はイヤホンとしてSoundSport Freeよりもコンパクトに引き締まりました。QuietComfort Earbuds(以下:QC Earbuds)はスタビライザー付きのStayHear Maxイヤーチップが装着されていると少し大きく見えるかもしれませんが、筐体を口元に向かって少し湾曲させて、顎のラインにピタリと沿うスマートなデザインとしています。左右の耳に装着した状態で、イヤホンが飛び出て見えないように気を配ったデザインには好感が持てます。

↑左がSoundSport Free、中央、右が新製品のQuietComfort Earbuds、Sport Earbuds。ケースのサイズ感は大きく変わりました

 

↑同じく左がSoundSport Free。デザインが異なるため側面からのサイズ比較は大差がないように見えます

 

↑左のSoundSport Freeはノズルの先端から側面パネルまでの長さが新製品よりもあるため、装着感や見栄えがだいぶ変わってくると思います

 

Sport Earbudsはノイズキャンセリング機能を搭載していませんが、そのぶん本体がさらにライトウェイトでコンパクトです。いよいよスポーツイヤホン感がしっかりと感じられます。

 

QC Earbudsはケースが少し大きめですが、Qi規格によるワイヤレス充電ができることを踏まえればなんとか持ちやすいサイズに収めたと思います。バッテリーの持続パフォーマンスはQC Earbudsが本体最大6時間、充電ケースでさらに12時間をプラス。Sport Earbudsは本体最大5時間、充電ケースでさらに10時間がプラスされます。

↑Bose QuietComfort Earbudsのイヤホンとケース

 

↑専用のStayHear Maxイヤーチップを装着して使います

 

Sport Earbudsは2万4200円、QC Earbudsは3万3000円という価格になります。それぞれスポーツタイプ、アクティブ・ノイズキャンセリング機能搭載タイプの完全ワイヤレスイヤホンとしてはプレミアムクラスの価格帯に位置付けられると思います。

 

ノイズキャンセリングの性能は「とても強力」

先にQC Earbudsのインプレッションから報告します。筆者は「QuietComfort3」から、あいだにいくつかの抜けはありますがボーズのノイズキャンセリングヘッドホンを長年愛用してきました。QuietComfortの名を冠するイヤホンのノイズキャンセリング性能が一番気になるところでした。

 

効果をひとことで表せば「とても強力」だと思います。ノイズキャンセリングの強度はAndroid/iOS対応の「Bose Music」アプリで、「0=ヒアスルー」も加えて“11段階”から選べます。最強レベルの「10」を選ぶと地下鉄のレール音、バスのロードノイズやまわりの人の話し声がすうっと聞こえなくなります。

↑Bose Musicアプリからヒアスルーも含む11段階でノイズキャンセリングのレベル調節ができます

 

↑ノイズキャンセリングの効果を3つプリセットとして保存。お気に入りとしてタッチセンサーリモコンから呼び出せます

 

一度自宅で本機を装着したまま掃除機をかけた時に吸引音がほぼ聞こえなくなって度肝を抜かれました。あいにく飛行機の中では試せていませんが、音楽をかけていなくてもノイズキャンセリング効果を有効にできるので、機内で仮眠したい時などにも重宝しそうです。

 

アプリでノイズキャンセリングの効果を段階的に変えていっても鼓膜を突くような不快なプレッシャーやノイズ感が感じられません。本機を2週間ほど試用しましたが、消音効果により音楽リスニングに違和感を感じることはありません。

 

ヒアスルー機能は、外音を取り込む量がソニーのWF-1000XM3やパナソニックのRZ-S50W、そしてアップルのAirPods Proなどの製品に比べるとやや“控えめ”かもしれません。

 

Bose Musicアプリによる設定、本体リモコンの操作もシンプル

サウンドはやや中低域の存在感が厚めではありますが、ビートに瞬発力と軽やかさがあり、ロックやEDMはアップテンポな曲を軽快に響かせる筋力があります。深く沈む低音をしっかりと鳴らし切るパワーのあるイヤホンです。

↑QC EarbudsのサウンドをiPhone 11 Proにペアリングして試聴しました

 

ボーカルは肉付きが良く輪郭の描き込みも力強く立体感が豊かです。とても温かみが感じられるサウンドなので、お気に入りのボーカリストの歌唱にゆっくりと耳を傾けたい時に最適なイヤホンでしょう。

 

Bose Musicアプリはユーザーインターフェースがとても簡潔にデザインされています。音楽再生やハンズフリー通話は本体側面のタッチセンサーから行います。右側面をダブルタップすると音楽の再生と一時停止、左側をダブルタップすると、アプリであらかじめ登録した好みのノイズキャンセリングレベルを3件まで登録して、使う場面によって切り換えることができます。

 

左側の長押しで「ショートカット」として「バッテリー残量の音声確認」かまたは再生中楽曲の「トラック送り」が操作できます。ソフトウェアアップデートなどによって機能を追加してもらえる余地がもしあれば、イヤホンからボリュームのアップダウンとトラック戻しもできるようになるとありがたいと思います。

 

しっかりとしたノイキャン効果を求める人に最適

QC Earbudsはアクティブ・ノイズキャンセリング機能の効果がとても明快に感じられる完全ワイヤレスイヤホンです。ガッツリとメリハリを効かせたノイズキャンセリング機能をイヤホンに期待したいという人にオススメ。音質はややウォームでインパクトが強めに感じられるかもしれませんが、長く音楽を聴いても疲れにくいほどの情報量もしっかりと感じられます。動画やゲームコンテンツの音声を楽しむイヤホンとしても最適だと思います。

 

StayHear Maxは耳に挿入するノズルとハウジングの先端を包み込むように装着して、魚のヒレのようなフィンを一体成形している本機専用のイヤーチップです。他のイヤーチップとの互換性がないので、イヤーチップで好みの音質にカスタマイズして楽しむことはできませんが、S/M/Lサイズのイヤーチップにより装着感のアレンジができます。

↑3種類のサイズのイヤーチップでフィット感を調節できます

 

イヤホン本体はIPX4相当の防滴仕様です。StayHear Maxイヤーチップによるフィットを調整できれば耳元にピタリと固定されます。スポーツシーンでも大変使いやすいワイヤレスイヤホンだと感じました。

 

エネルギッシュなサウンドのSports Earbuds

Sports Earbudsはアクティブ・ノイズキャンセリング機能がないため、Bose Musicアプリのメニューもシンプル。完全ワイヤレスイヤホンは初めてという方でもすぐに馴染めると思います。イヤホンに内蔵するセンサーが着脱動作に合わせて、再生中の楽曲の自動再生・一時停止を切り換える「装着検出」は、QC EarbudsとSports Earbudsの両方が搭載している便利機能です。

↑さらにコンパクトなSports Earbuds

 

↑ワイヤレス充電には非対応ですが、プラス10時間のバッテリーを供給できる専用ケース

 

サウンドはやはり輪郭がややボールドに描かれる傾向にありそうですが、スポーツやアクティビティのシーンで体を動かしながら音楽を聴く場面では、ぐいっと体に染みこんでくるようなエネルギッシュなサウンドが心地よく感じられました。ボーカルの肉付きがとても良く聴きやすいです。

 

Sports Earbudsはスポーツイヤホンなんだからということで、本体の防滴仕様はQC EarbudsのIPX4相当を超えてきてほしかったところですが、そこをあえて無理しないのがボーズらしい気もします。サイドパネルはタッチセンサー方式のリモコンになっていて、感度のバランスが鋭すぎず鈍くなく、ちょうど良いです。

 

そしてトリプルブラックのモデルをレビューしておきながら恐縮ですが、筆者は明るいカラバリのバルティックブルー/グレースホワイトの方も身に着けていて元気があふれてきそうな良い色だと思います。

↑3色のカラバリが揃っています

 

QC Earbudsはボーズらしくノイズキャンセリング機能にメリハリを効かせて、厚みのあるサウンドを聴かせてくれるキャラクターの立った完全ワイヤレスイヤホンです。スポーツシーンでも使いやすい防滴仕様なので、今後かなり人気が出そうです。もしも体を動かすときにはより小さくて軽いイヤホンの方がいいという方は、店頭などでSports Earbudsを試着してから、どちらを選ぶべきかじっくりと吟味してください。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

 

【この記事を読んだ方はこちらもオススメ】

ついにボーズから“ノイキャン機能”付き完全ワイヤレスイヤホン「Bose QuietComfort Earbuds」登場

生活に自然と溶け込む“ペン型ボディ”! 新コンセプトの360度カメラ「IQUI(イクイ)」発売

リコーは長年デジタルカメラ事業を続けており、高級コンパクトカメラ「GR」や一眼レフの「ペンタックス」、360度の全天球カメラ「THETA(シータ)」など、独自性の高い数多くのカメラを世に送り出してきました。そのリコーから飛び出したスタートアップが「ベクノス」です。世界初の民生用360度全天球カメラ「THETA」のプロジェクトリーダーを務めた生方秀直氏がCEOとなって2019年8月に立ち上げた企業で、全天球カメラや特殊カメラの製造・販売などを目的としています。

 

設立以来、どういった製品が登場してくるのか期待していたところ、ついに2020年10月15日に同社第1号の製品として超スリムなペン型の全天球カメラ「IQUI(イクイ)」が発売となりました。本稿では、事前に開催された製品発表会の様子を交えつつ、製品の詳細などについて解説します。

↑ベクノス株式会社として第一弾の製品となった全天球カメラ「IQUI(イクイ)」。約60gと軽量で、スリムなペン型のボディを採用。極めてシンプルなデザインで、さりげなく手に持って気軽に撮影できそうだ。本体価格は2万9800円(税別)

 

世界一美しく生活のなかに溶け込む全天球カメラを目指した

今回の新製品発表会では、ベクノス初の製品ということもあり、同社の生方CEOに加えて、親会社であるリコーの社長執行役員、山下良則氏が登壇しました。

↑ベクノス「IQUI(イクイ)」を手にする、株式会社リコー 社長執行役員の山下良則氏(右)とベクノス株式会社 CEOの生方秀直氏。IQUIは初期段階では日・米・中・独・英・仏で販売。「先行して本機を楽しめる6か国の皆さんは、本当に幸運に恵まれたと思います」(山下氏)と自信を見せる

 

まず最初に、山下氏がベクノス誕生の経緯などについて解説。それによると、現在のリコーの取り組みとして、従来からのコア事業(1)のほかに、社長直属で社内で新規事業を育てること(2)と、新事業の種子をカーブアウトさせ、オープンに出資者や協力者などを募りつつ社外でこれまでにない方法やスピードで事業化すること(3)の、いわば“一国三制度”での事業強化を実行しているとのこと。このうち、(3)の最初の事例が「ベクノス」であるとし、その期待の大きさについて語られました。

 

次に生方氏による新製品発表が行われました。今回の新製品開発にあたっては、最初の製品ということもあり、全天球カメラの価値をゼロから定義し直して再創造すること、加えて新しい価値の生み出し方をゼロから考えて構築することの2つのミッションがあったといいます。しかも、本機は2020年3月に開発意向表明が行われていたのですが、その時点ではエンジニアリングサンプルの状態だったそうです。そこから約半年という短期間で量産立ち上げに移行する必要があった一方で、コロナ禍により中国にある製品工場とのやりとりをフルリモートで行う必要があったことに触れ、まさに新しい時代に応じた、ものづくりスタートアップの1つのプロトタイプを構築できたのではないかと語りました。

 

製品については、名称を「IQUI(イクイ)」とし、世界一美しくて生活のなかに(ハードウェアとユーザー体験が)溶け込む全天球カメラを目指したといいます。詳細は後述しますが、コンパクトなペン型をベースに光学系を突き詰め、結果として4基のカメラを使うことでそのコンセプトを実現。操作部は電源ボタン、シャッターボタン、モード変更ボタンの3つにとどめ、あえてブランド名なども記さずに極めてシンプルなデザインにこだわっています。

 

スマホアプリについては、8月に先行して提供が開始された「IQUISPIN(イクイスピン)」に対応。アプリでは、モーションを付加するなどした写真をショートビデオ(MP4)に書き出すことで汎用性の高い映像にでき、操作もテンプレートを選んで書き出すだけ。これにより、そのままSNSなどにアップして共有することが可能になっています。ちなみに、IQUISPIN自体は、THETAを含む他社製の全天球カメラでも使用可能。

↑全天球カメラ用スマホアプリの「IQUISPIN」は、THETAを含むほとんどの全天球カメラで使用可能。これには、同社の「全天球写真の楽しみを広く、多くのお客様にお届けしたい」という思いが込められているという。ただし、バージョンアップ後のフル機能を使うにはIQUIが必要

 

全長139mm、最大径19.7mm、質量約60gのペン型360度カメラ

では、「IQUI」の基本スペックを改めてチェックしてみましょう。

 

カメラは、本体上部側面に3基、天面に1基の計4基を装備。各カメラで撮れた画像をつなぎ合わせて360度の全天周の映像が撮れるようになっています。各カメラの画素数は非公表ですが、出力解像度はつなぎ合わせた状態で静止画なら5760×2880ピクセル(約1659万画素)、動画なら3840×1920/30fps(4K)なので、民生用全天周カメラとしては標準的な記録画素数といえます。

↑最も太いレンズ部(本体上部)の最大径が19.7mmとなり、グリップ部の径は16mm。指先で負担なく持てる太さだ。ボディカラーはゴールドのみ

 

↑本体下部に接点が配され、ここに付属のUSBコネクターを装着することでUSB経由での充電などが可能になる。USBコネクターは、同じく付属の簡易スタンドを装着すると本体を立てて置くことができる

 

↑別売アクセサリーとしては、バッテリーチャージャーケース「BCC-1」が用意される。シンプルなデザインのケースだが、フタを開けるとIQUI本体がポップアップし、取り出しやすいように工夫されている

 

メモリーカードスロットは非搭載ですが、14.4GBのフラッシュメモリーが内蔵され、静止画なら最大約1500枚、動画なら合計記録時間で約30分の記録が可能(ただし、1回の記録時間は最大30秒まで)。電源は内蔵式充電池で、静止画なら約100枚、動画なら合計約30分程度の持ちということなので、連続して次々撮影するといった用途ではなく、気軽にスナップ撮影するような使い方に向くカメラといえそうです。そのぶん、小型・軽量になっていて、大きさは全長139mm、最大径19.7mm、質量は約60gとどんな場所にでも気兼ねなく持って行けるカメラに仕上がっているのが何よりの魅力といえるでしょう。

 

操作は、本体のボタンを使って行えるほか、本機に装備されたWi-Fi、Bluetooth機能を介して、前述のスマホ用アプリ「IQUISPIN(イクイスピン)」で撮影や詳細設定を行うことが可能。本アプリを使うことで、撮影した写真に動きを付ける「モーション」やハートマークやシャボン玉、花火の3D素材を付加する「エフェクト」、色調を変化させる12種類の「フィルター」などの付加機能も適用できます。

↑IQUISPINでの操作画面。アプリから写真と動画の撮影モード変更が行え、シャッターを切ることも可能だ

 

エフェクトについては、以下の公式PVをご覧いただくとイメージしやすいでしょう。

 

カメラを4基搭載することで画質を犠牲にせず小型化

実際にIQUI本体を見てみると、何よりその細さに驚かされます。民生用の360度全天周カメラの多くは、180度以上の範囲が写せる円周魚眼カメラを2基使用して360度の全天周を実現していることもあり、カメラ部が大きくなりがちです。なかにはカメラ部が小さめな製品もありますが、画質がイマイチといったケースが少なくありません。

 

その点本機は、カメラを4基(側面3基、上面1期)にすることで小型化に成功。各カメラの具体的な画角などは公表されていませんが、計算上カメラ1基あたり120度強の角度をカバーできれば360度を写せるので、レンズも画質を犠牲にせずに小型化しやすく、本体のスリム化に貢献しているのだと思われます。

↑カメラ(レンズ)は、本体側面に3基(上の写真)、上面に1基(下の写真)を装備。計4基にすることで、最大径19.7mmでも360度の円周撮影が可能。ちなみにレンズの明るさはF2.5

 

また、本体の操作部が前述のとおり電源ボタンとシャッターボタン、動画/静止画のモードボタンだけとなっていて、USB端子すら装備しないという割り切った仕様になっているのも驚きです。これにより、ペンのようなシンプルで滑らかな造形になっており、誰でも簡単・手軽に撮れるのが本体を見ただけでわかる秀逸なデザインだと感じます。

↑本体グリップ部に電源ボタンとシャッターボタン(上の写真)、静止画と動画の撮影モードボタン(下の写真)を配置。本体には、この3つのボタン以外の操作部はない

 

「THETA」との違いは?

ベクノスはリコーの子会社ということで、リコーの全天周カメラ、「THETA」との違いが気になる人も少なくないと思います。

 

まず何より、大きさや重さの違いは大きいでしょう。例えば、THETAのスタンダードモデルである「THETA SC2」は、大きさがW45.2×H130.6×D22.9mmで約104gとなっています。全長はTHETA SC2のほうがわずかに短いのですが、IQUIは円筒形で最大径19.7mmなので感覚的には半分以下の大きさ。しかも、60gと軽量なので持ち歩きがさらに容易です。

 

一方で動画の撮影時間を見ると、THETA SC2では1回あたり最大3分まで撮れ、30秒までのIQUIとは大きな差があります。バッテリーもTHETA SC2のほうが余裕があり、静止画で約260枚、動画で約60分撮れるようになっています。このほか、本体にUSB2.0端子や三脚穴が用意されているといった違いもあります。

 

そのため、本格的な全天周写真や比較的長めの全天周動画撮影を楽しみたいならリコーのTHETAシリーズ、全天周でのスナップ写真や動画クリップ撮影などをより手軽に行いたいならIQUIといったように、使い方の方向性にも違いがあるといえます。

↑リコー THETAシリーズのスタンダートモデル「THETA SC2」。同シリーズとしては軽量なモデルだが、本体下部に有機ELディスプレイを装備し、設定モードなどが確認できるようになっているなど操作性にも優れている。静止画は約1400万画素で動画は4K撮影に対応。ボディカラーが4色と豊富なのも魅力。発売/2019年12月13日、実売価格3万5540円(税込)

 

新会社ベクノスの製品第一弾である「IQUI」は、親会社であるリコーの「THETA」シリーズはもちろん、他社も含めた既存の全天周カメラとは異なる着眼点で小型・軽量化を実現。ライトユーザー層に向けた、使いやすくデザイン性にも優れたカメラに仕上がっています。

 

しかも、全天周カメラ用アプリ「IQUISPIN」を併用することで、ソーシャルメディアやショートメッセージなどでの共有も容易となるなど、スマホで撮った写真や動画同様、あるいは、それ以上の楽しみ方ができるように工夫されているのも魅力といえます。3万円前後という低価格を実現しているため、これまでとは少し違った写真や動画を撮ってみたいという人や、360度の写真や動画に興味はあるけれど敷居が高く感じていた人など、エントリーユーザー全般におすすめできる一台といえます。

3者3様の個性が光る! オーディオテクニカが完全ワイヤレスイヤホン3モデルを発表

オーディオテクニカは、多様化するニーズに応えるため、コンセプトの異なる完全ワイヤレスイヤホン3モデルを10月16日から順次発売します。

 

ラインナップは、音質重視のユーザーに向けた高音質モデル「ATH-CKR70TW」、見た目にもこだわりたいユーザー向けのファッショナブルな「ATH-SQ1TW」、ハードなスポーツシーンでも使える防水・防浸・防塵モデル「ATH-SPORT5TW」の計3モデル。

↑高音質モデル「ATH-CKR70TW」

 

ノイキャン機能搭載の高音質モデル

「ATH-CKR70TW」は、音本来の豊かさを追求した「Sound Reality Series」の完全ワイヤレスイヤホン。専用設計ドライバーと強磁力マグネットに加え、振動板のセンタードームには高域特性を向上させるDLC(Diamond Like Carbon)コーティングを施し、小さな筐体でも豊かな音場と鮮明な中高域を再生します。

↑「ATH-CKR70TW」(ブラック)

 

↑「ATH-CKR70TW」(ベージュゴールド)

 

騒がしい環境でもノイズを抑えて音楽に没入できる「アクティブノイズキャンセリング機能」を備えるほか、イヤホンを装着したまま周囲の音を聞ける「クイックヒアスルー」と「ヒアスルー」の2種類の外音取り込み機能を搭載。使用するシーンに応じて自由に使い分けることができます。

 

また、昨今ではイヤホンが通話やチャットなどのコミュニケーションツールとして使われることが増えていることを受けて、通話性能も大幅に向上。イヤホンの筐体内に小型の高性能MEMSマイクを2基内蔵し、話者の口元に指向性を持たせるビームフォーミング技術により、クリアな音声で通話することができます。さらに、イヤホンを着けた状態でも普段に近い感覚で通話できる「サイドトーン機能」も搭載するほか、マイクをオフにできるミュートボタンも備えています。

↑マイクを2基内蔵し、クリアな音声で通話可能

 

Fast Pair機能に対応しており、同機能に対応したAndroid端末とペアリングする際は、ワンタッチでペアリングを行うことが可能。イヤホン部は雨や水しぶきに耐えるIPX4相当の防滴仕様となっています。

 

連続再生時間はイヤホン単体で約7時間、充電ケース併用で最大約20時間。約15分の充電で約100分使用できるクイック充電にも対応しています。Bluetoothコーデックは、SBC/AAC/aptXをサポートしています。

 

実売予想価格は2万円前後(税抜)で、11月13日発売予定。

 

カラバリ豊富なファッショナブルモデル

「ATH-SQ1TW」は、コンパクトなスクエアデザインと、全6色の豊富なカラバリが特徴。各カラーとも、充電ケーブルからイヤーピースまで細部までにこだわったカラーコーデで、服を選ぶような感覚でお気に入りのカラーを選べます。

↑6色のカラバリを揃えた「ATH-SQ1TW」

 

↑スクエアデザインが特徴

 

ドライバーには迫力のあるサウンドを再生する専用設計の5.8mm径ドライバーを採用。また、音と映像のズレを抑える「低遅延モード」を備え、動画やゲームもしっかり楽しめます。

 

このほか、音楽を聴きながら周囲の音を確認できる「ヒアスルー機能」や、自然な通話をサポートする「サイドトーン機能」を搭載。再生/一時停止などもイヤホンに触れるだけで行えるタッチセンサー機能も備えています。

↑イヤホンを装着しながら周囲の音が聞ける「ヒアスルー機能」を搭載

 

イヤホン部は雨や水しぶきに耐えるIPX4相当の防滴仕様となっています。

 

連続再生時間はイヤホン単体で約6.5時間、充電ケース併用で最大約19.5時間。約15分の充電で約60分使用できるクイック充電にも対応しています。

 

実売予想価格は9000円前後(税抜)で、10月16日発売予定。

 

スポーツシーンに最適なタフモデル

「ATH-SPORT5TW」は、様々なスポーツシーンでの使用を想定し、IP55/IP57相当で水洗いも可能な防水・防浸性と、砂ぼこりなどのタフな環境でも使える防塵性を備えたスポーツ向けの完全ワイヤレスイヤホン。

↑「ATH-SPORT5TW」(ブラック)

 

ドライバーにはコンパクトな5.8mm径ドライバーを採用し、しっかり低音を感じられるサウンドにチューニング。運動中でも楽曲のビートを確認しやすく、ペースを保ちやすくしてくれます。さらに、スタイル別に選べる2種類の専用プリセットイコライザーを搭載しており、運動の種類やその日の気分に応じて音質を変更できます。

 

装着性を高めるために、Freebit監修による4サイズ(XS/S/M/L)のイヤーフィンと、同じく4サイズのシリコン製イヤーピースを同梱。16パターンの組み合わせにより、より細かく耳へのフィット感を調整することができます。

↑イヤーフィンが装着感を高め、激しい運動でもズレにくく、イヤホンの落下を防ぎます

 

デザインは、手袋を着けたままでも扱いやすい「ステップエッジ形状」を採用。カラーは、シックなブラックと、スポーツウェアに合わせやすいグレーイエローの2色を用意しています。

↑スポーツウェアに映える「グレーイエロー」も用意

 

連続再生時間はイヤホン単体で約12時間、充電ケース併用で最大約36時間。約15分の充電で約90分使用できるクイック充電にも対応しています。Bluetoothコーデックは、SBC/AACをサポートしています。

 

実売予想価格は1万5000円前後(税抜)で、11月13日発売予定。

 

3者3様の個性を備えたオーディオテクニカの完全ワイヤレスイヤホンは、使用用途や好みに応じてぴったりなモデルを選ぶことができます。音質にこだわる方は「ATH-CKR70TW」を、デザインやカラーにこだわる方は「ATH-SQ1TW」を、スポーツ用のワイヤレスイヤホンが欲しい方は「ATH-SPORT5TW」を選んでみてはいかがでしょうか。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

 

【この記事を読んだ方はこちらもオススメ】

ワイヤレス化の勢い続く――オーディオテクニカ新製品発表会から見える市場トレンド

旅行・出張が多い人にオススメ! 自然なノイキャン効果が魅力の「ATH-ANC900BT」どっぷりレビュー

完全ワイヤレスイヤホンが1980円! ドンキ情熱価格から片耳イヤホン登場

ドン・キホーテは、プライベートブランド「情熱価格」より、「完全ワイヤレス片耳イヤホン」を全国のドン・キホーテ系列店舗(一部店舗を除く)で10月9日より順次発売します。カラーはブラック、ホワイト、レッドの3色をラインナップ。価格は1980円(税抜)。

↑ドン・キホーテ 情熱価格の「完全ワイヤレス片耳イヤホン」

 

本製品は、左右どちらの耳でも装着することができる“片耳”タイプのワイヤレスイヤホン。付属の充電ケースでイヤホンを充電・収納保管できるほか、イヤホン本体は汗や飛沫などに強い防水規格IPX4(生活防水)に対応しているため、ジョギングなどのスポーツシーンをはじめ、移動中やテレワーク中など、日常生活のさまざまなシーンで利用できます。

 

イヤホンにはタッチセンサーを内蔵しており、触れるだけで操作が可能。マイクを備えているので、スマホ接続でのハンズフリー通話にも対応しています。

 

連続再生時間は、イヤホン単体での音楽再生時が約9時間、通話時が約6.5時間。充電ケース併用時で最大約27時間(音楽再生時)。BluetoothコーデックはSBCをサポートしています。

 

片耳タイプのワイヤレスイヤホンは、イヤホンを装着しながら周囲の音にも気を配ることができるので、自宅でのテレワークのお供に最適。仕事用にお手ごろなワイヤレスイヤホンをお探しの方は、ぜひドン・キホーテのオリジナルワイヤレスイヤホンを試してみて下さい。

 

【この記事を読んだ方はこちらもオススメ】

テレワークや在宅勤務に最適! 通話しながら会話もできる片耳イヤホン「MM-BTMH52BK」

「nasne」2021年春に復活! バッファローが継承、SIE協力

バッファローは、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)協力のもと、ネットワークレコーダー&メディアストレージ「nasne(ナスネ)」を、2021年春に発売します。

 

同製品はSIEが2012年に発売。本体を家庭内ネットワークに接続することで、専用アプリケーション「torne(トルネ)」を使って、地上デジタル放送や衛星デジタル(BS/110度CSデジタル)放送のテレビ番組視聴や録画が可能。同製品を通じて、プレイステーション4や、スマートフォン・タブレットなどで放送中の番組や録画した番組を楽しめます。また、外出先でもタブレットやスマートフォンなどのモバイル機器から、家庭内にあるnasneにアクセスし、テレビ番組の録画予約が可能。(現在はTVアプリケーション「torne」のサービスが継続中)

 

2019年に販売終了となりましたが、今も同製品の販売継続を求めるユーザーの声が多かったことから、デジタル家電の周辺機器メーカーであるバッファローが、無線LANなどのネットワーク製品やNASの開発を手掛けてきた知見を活かして、SIE協力のもと、nasneの継承にいたったとのこと。

 

nasne“復活”は嬉しいニュースですね。PS5にも対応するのでしょうか!? 今後の続報にも期待しましょう。

Bluetoothでもイコライザーが使える! ソニーのストリーミングウォークマンがアップデート

ソニーは、Android OS搭載のウォークマン「NW-ZX500シリーズ」と「NW-A100シリーズ」のソフトウェアアップデートを10月1日より開始しました。このアップデートにより、ソニーの最新のアップスケーリング機能「DSEE Ultimate」が使用可能となるほか、Bluetooth接続時にも一部の音質設定が有効となります。

↑ストリーミングウォークマン「NW-ZX500シリーズ」と「NW-A100シリーズ」

 

【2020年10月1日のアップデート内容】

・DSEE Ultimateに対応(W.ミュージック使用時)

・Bluetooth出力時に音質設定が有効に

・セキュリティ更新(設定メニューのセキュリティパッチレベルが2020年9月になります)

・その他の機能向上

 

これまでの「DSEE HX」では、AI技術によって楽曲のサンプリング周波数拡張処理を行っていましたが、「DSEE Ultimate」ではサンプリング周波数に加えてビット深度の拡張処理にも対応。高音域の表現力や微細な音の再現性が向上しています。

↑DSEE Ultimateの効果のイメージ。従来は横軸(サンプリング周波数)のみのアップスケーリングでしたが、縦軸(ビット深度)にも効果が拡大しています

 

DSEE Ultimateが有効となるのは、有線イヤホン/ヘッドホンを接続し、音楽再生アプリ「W.ミュージック」を使って再生したときのみ(※)。それ以外のアプリで再生した場合は、これまで同様DSEE HXが適用されます。

※設定画面の表記はDSEE HXとなりますが、実際にはDSEE Ultimateが機能します

 

また、これまで有線接続時にしか有効にならなかった音質設定のうち、「ClearAudio+」(NW-A100シリーズのみ)「イコライザー」「ダイナミックノーマライザー」が、Bluetooth接続時も有効となります。さらに、Bluetooth接続時のボリュームステップが従来の16段階から32段階に増え、より細かく音量を調整できるようになりました。

 

このほか、W.ミュージックの検索機能に「アルバム検索」と「アーティスト検索」が追加されています。

 

Bluetooth接続時にイコライザーが有効になったのは、ワイヤレス派にはうれしい機能改善といえそうですね。該当機種をお持ちの方は、ぜひアップデートを行ってみて下さい。

 

【この記事を読んだ方はこちらもオススメ】

待望の神機能キターー! ソニーのAndroid搭載ウォークマンがハイレゾストリーミングに対応

ソニーのAndroidウォークマンがあの“弱点”を克服! アップデートで「自動電源オフ」機能追加

北欧デザインがキュート! NOKIAの完全ワイヤレスイヤホン「E3500」

ガラケー全盛時代に、北欧らしい洒落たデザインと高い機能性でファンも多かったフィンランドの通信機器メーカーNOKIAの完全ワイヤレスイヤホンが日本に上陸します。

 

クラウドファンディングサイトGREEN FUNDINGでは、NOKIAの完全ワイヤレスイヤホン「NOKIA E3500」の先行販売を開始しました。

↑NOKIA E3500

 

E3500は、美しい流線型フォルムと、ポップなカラーが特徴の完全ワイヤレスイヤホン。イヤホンにタッチセンサーを備えており、軽く触れるだけで様々な操作が可能。スマホを取り出さずとも曲送り/曲戻しやボリューム調整、着信時の通話などが行えます。

↑タッチ操作に対応

 

外音取り込みモード(アンビエントモード)も搭載しており、イヤホンをつけたまま周囲の音を聞くことも可能。電車内のアナウンスなども聞き逃すことがありません。

 

また、イヤホン部はIPX5相当の防水性能を備えており、雨や汗にも強い仕様となっています。スポーツ時の使用も安心ですね。

↑IPX5相当の防水仕様

 

連続再生時間はイヤホン単体で最大約7時間、充電ケース併用で最大約25時間となります。BluetoothコーデックはSBC/aptXをサポート。aptXをサポートする端末と組み合わせることで、遅延の少ない高音質なサウンドを楽しむことができます。

 

カラーは、真っ暗なフィンランドの夜をイメージした「ランプブラック」、北欧の美しい雪景色を彷彿とさせる「スノーホワイト」、北欧の街にあふれる陶器やテキスタイルのブルーをイメージした「スカンジナビアンブルー」の3色をラインナップしています。

↑ランプブラック

 

↑スノーホワイト

 

↑スカンジナビアンブルー

 

GREEN FUNDINGでは、一般発売予定価格7980円の28%オフとなる5680円で購入できる超早割プランなどを用意しています。

 

耳元を明るく彩るオシャレなワイヤレスイヤホンが欲しいとお考えの方は、ぜひ早めに支援の申し込みをしてみて下さい。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

 

【この記事を読んだ方はこちらもオススメ】

携帯会社からインフラ会社へ NokiaはAmazonを支えるパートナーになるのか?

ネット動画を大画面で! FUNAIの4K Androidテレビが「Amazon Prime Video」に対応

船井電機は、2020年発売のFUNAIブランドの4K Androidテレビにおいて、 オンライン動画配信サービス「Amazon Prime Video」が視聴できるようソフトウェア更新を10月1日より実施します。

 

対象機種は、フラグシップモデル7030シリーズなど2020年発売モデル4シリーズ10機種。また、これに合わせ、対象機種の購入キャンペーンも同日よりスタートします。

↑フラッグシップモデル「FE-65U7030」

 

【対象機種】
・7030シリーズ (FE-65U7030/FE-55U7030)
・6030シリーズ (FE-65U6030/FE-55U6030)
・5030シリーズ (F L-65U5030/FL-55U5030/FL-49U5030)
・3330シリーズ (F L-55U3330/FL-50U3330/FL-43U3330)

 

今回のアップデートにより、インターネットに接続したテレビだけでAmazon Prime Videoの視聴が可能となります(視聴には別途Amazon Primeの会員登録が必要)。

 

また、ヤマダグループ各店・ヤマダウェブコムで対象機種を購入した人を対象に、Amazonプライムギフトコード(3か月分)をプレゼントするキャンペーンも実施。実施期間は2020年10月1日~11月30日まで(応募者が1万人に達した場合は早期終了することがあります)。

 

テレビの買い替えを検討されている方は、Amazon Prime Videoが楽しめるようになったフナイの4K Androidテレビをチェックしてみてはいかがでしょうか。

 

【この記事を読んだ方はこちらもオススメ】

4Kテレビの買い時はいま! FUNAIから「4Kダブルチューナー搭載」モデル登場

ピエール中野が語る“イヤホンの魅力”とは? 「#ピヤホンで聴こう」制作秘話を聞いた

数々のオーディオアイテムとのコラボやサウンド監修で注目を集めているアーティストのピエール中野さんが、独自に選曲したコンピレーションCD「#ピヤホンで聴こう」を12月16日にリリースします。その初回生産限定盤には、なんとピエール中野さんが監修したイヤホンが同梱されるとのことで、大きな話題を呼びました。

 

今回は、GetNaviでもおなじみ“だいせんせい”こと工藤寛顕さんが、ピエール中野さんに「#ピヤホンで聴こう」の制作秘話や裏話についてたっぷり聞いたインタビューをお届けします。

↑ピエール中野さん

 

――このたび「#ピヤホンで聴こう」というコンピレーションCDが発表されました。そもそも「ピヤホン」というコラボイヤホンがあって、それのさらに発展形となる企画なわけですよね。昨年7月に初代ピヤホン(TE-BD21f-pnk)が発売され、今年3月には「有線ピヤホン(HSE-1000PN)」も登場しました。今回のコンピレーションCDには、そんな有線ピヤホンが付属する限定盤もあるとか。

 

ピエール中野さん(以下、敬称略):限定カラーの有線ピヤホンです。発売日がクリスマスに近いので、どんな色があるかなと考えた時に、いままでにも「赤を作って欲しい」という要望が結構あったので、今回は赤にしてみました。ゴールドとの組み合わせもうまくいきましたね。

↑「#ピヤホンで聴こう」の初回限定盤に同梱される「HSE-A1000PN」の限定カラー「リミテッドレッド」

 

――たしかに言われてみれば、クリスマスらしい印象も受けます。良い組み合わせですね。

 

ピエール中野:まあ、SNSでは「アイアンマン」とか「ウルトラマン」とか「アンパンマン」とか、色々言われているんですけど(笑)。

 

――「ピヤホンで聴くCD」は、どのようなきっかけで生まれたのでしょうか?

 

ピエール中野:単純に「今まで無かった」というのが大きいですね。「ヒット曲集めました」みたいなコンピCDはいっぱいあったけど、「イヤホンで聴くと楽しめる」というものは、聞いたことないじゃないですか。

 

もともとは、Twitter上で「この曲をピヤホンで聴くとスゴい」というツイートを見かけることが多くて。みんなが発信しやすくするためのハッシュタグが「#ピヤホンで聴こう」でした。それに対して「じゃあ、ピエール中野は何を提案するのか?」というところをパッケージで提案できたら面白いな、というのがスタートです。

 

――「#ピヤホンで聴こう」の収録楽曲は、どのような意図のセレクトになっているのでしょうか?

 

ピエール中野:良い音のパッケージさえ作れば、どんな再生環境でも良い音で聴けるというのが理想だと思うので、なんなら、裏テーマとしては「ピヤホンじゃなくてもいい」というのもあります。イヤホンの特性、性能をわかりやすく感じられるような曲をセレクトしています。

 

――収録曲はどのように選んでいったのでしょうか?

 

ピエール中野:自分がイヤホンで聴いていて「良いな」と思った楽曲を、最初に数百曲くらいプレイリストに入れてから、どんどん絞っていくという方法を取りました。並べていくにつれて、「僕はストリングスの音が好きなんだな」とか、「打ち込みの曲はイヤホン映えするな」とか、新しい発見もありましたね。……選ぶ作業は、想像以上に大変でしたけど(笑)。

↑収録曲は9月7日から毎日1曲ずつ自身のSNSで明かしていく形式で、全15曲が収録されることが発表されています

 

――収録曲を見てみると、ジャンルが偏らずにバランス良く収録されていますね。

 

ピエール中野:1曲1曲、丁寧に説明できるくらいの理由を持ってセレクトしています。あとは、単純に「自分が好きな曲」というのも大きなポイントです。僕自身の思い入れがあり、イヤホン映えする楽曲が揃っています。また、曲順もすべて考えて収録しています。DJをやっていることもあって、曲を再生する順番で印象が変わるというのも把握しているので。

 

――今まであまりオーディオに関心がなかった方が、わかりやすく注目して聴けるポイントはありますか?

 

ピエール中野:わかりやすいのはパン(左右の音の振り方)でしょうか。ZOCの楽曲はその辺りを意識して1曲目に持ってきています。グワッと音を左右に振ったりとか、複数のメンバーの歌声がどこから聴こえるかとか。イヤホンだとハッキリ分かるので、ぜひ注目してみてほしいです。

 

――幅広いアーティストの楽曲が収録されているということもあり、色々な界隈のファンが盛り上がりそうですね。

 

ピエール中野:そうですね! 極端な話、このCDを買わなくても、サブスクとかでプレイリストに登録してもらえれば同じ曲を聴くことができるので。色々な人に聴いていただきたいです。

 

――言っちゃっていいんですか、そんなこと(笑)。

 

ピエール中野:いいんです(笑)。それに、いざ聴いてみたら、CDも欲しくなると思いますから。このアルバムがCDだとどのようにパッケージされているのか、という部分にも興味を持っていただきたいですね。ライナーノーツなども付属しておりますし。

 

――CDという媒体を改めて認識してもらうきっかけにもなりそうです。

 

ピエール中野:それもあります。「CDで聴く」という体験に改めて触れてみてほしい、という思いはありますね。

 

――様々な取り組みをされてきたピエール中野さんですが、今後の展望はありますか?

 

ピエール中野:「まだ届いていない人に届けたい」という気持ちが一番強いですね。こんなに楽しい世界があるのに、知られていないというのがもったいないので。

 

引き続き、オーディオ関連の開発にも力を入れていけたらと思っています。技術の進化とともにアップデートしていくことも多いので、ひとつひとつを丁寧に発信していきたいです。

 

――最後にGetNavi webの読者へメッセージをお願いします。

 

ピエール中野:「迷ったら、買う」。

 

――良い言葉ですね(笑)。

 

ピエール中野:買ってみなきゃ、使ってみなきゃわからない部分もたくさんあります。まずは触れてみて、その良さを体感してみてほしいですね。

 

――ありがとうございました!

 

インタビュー後には、新進気鋭のオーディオブランドAVIOTとのコラボレーションイヤホン第3弾「TE-BD21j-pnk」が2020年12月に発売予定となることも発表され、ますます活躍の場を広げているピエール中野さん。

 

ピヤホン未体験の方の初めての一歩として、また音楽好きな友人や家族、恋人へのプレゼントとしても最適なコンピレーションCD「#ピヤホンで聴こう」を、ぜひチェックしてみて下さい。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

 

【この記事を読んだ方はこちらもオススメ】

ピエール中野が自ら選曲! イヤホン同梱のコンピCD「#ピヤホンで聴こう」が12月リリース

凛として時雨・ピエール中野が全面監修! 音とデザインにこだわった完全ワイヤレスイヤホンAVIOT「TE-D01d-pnk」

業界初! 4K放送の3番組同時録画ができるBDレコーダー「ディーガ DMR-4T」

パナソニックは、ブルーレイディスク(BD)レコーダー「DIGA(ディーガ)」より、4Kチューナー搭載モデル3機種7モデルを10月16日に発売します。

 

ラインナップは4Kチューナー搭載数によって分かれており、3チューナー搭載の「DMR-4T」シリーズが3モデル、2チューナー搭載の「DMR-4W」シリーズが2モデル、1チューナー搭載の「DMR-4S」シリーズが2モデル。このうち、DMR-4Sシリーズのみ、インテリアになじむホワイトカラーの筐体を採用しています。

↑3チューナー搭載の「DMR-4T401」(4TB)

 

↑DMR-4Sシリーズはコンパクトなホワイトボディを採用

 

業界初の4K放送3番組同時録画を実現

4Kチューナー3基搭載の「DMR-4T」シリーズは、業界初の4K放送3番組同時録画に対応したモデル。来年3月より始まるWOWOWの4K放送を見据え、4K放送においても同時間帯に複数の番組を録画したいという需要に応えます。

↑4Kチューナー3基搭載の「DMR-4T」シリーズ

 

4Kチューナー2基搭載の「DMR-4W」シリーズは、4K放送の2番組同時録画に対応。

 

いずれもUHD BD/BD/DVDの再生に対応。4K長時間録画モードにも対応し、高精細な新4K衛星放送の番組を4K解像度のままBDに残せます。

 

また、録画番組の視聴だけでなく、ディーガにためた写真・動画や音楽をスマートフォンで楽しめる「おうちクラウド機能」も搭載。AIによる機械学習を活用した画像解析アルゴリズムを使って、取り込んだ写真・動画を自動で分類し、家族の思い出を自動でおまかせアルバムとして作成します。分類された写真や動画を1分間のダイジェスト再生で手軽に振り返ることも可能です。

 

独自の4K対応エンジン「4Kリアルクロマプロセッサ」を搭載しており、UHD BDやネット動画サービスの4Kコンテンツなどを高画質化処理することで、自然な質感と立体感のある高品質な映像に再現します。

 

ラインナップは、「DMR-4T」シリーズが、内蔵HDD 4TBの「DMR-4T401」(実売予想価格14万円前後)、3TBの「DMR-4T301」(同12万5000円前後)、2TBの「DMR-4T201」(同11万円前後)の3モデル。

 

「DMR-4W」シリーズは、内蔵HDD 2TBの「DMR-4W201」(同9万5000円前後)、1TBの「DMR-4W101」(同8万5000円前後)の2モデル(ずべて税抜)。

 

スマホ連携強化でテレビレスな使い方にも対応

4Kシングルチューナーの「DMR-4S」シリーズは、スマートフォンとの連携を強化していることが特徴。Bluetooth機能を備え、手持ちのスマホから初期設定が行える「スマホで設置設定」に対応しています。これにより、テレビに接続しなくても使い始めることができるので、テレビを所有していない若い世代などでも、手軽にテレビ番組を録画し、スマホやタブレットなどで視聴することができます。

↑4Kシングルチューナーの「DMR-4S」シリーズ

 

また、帰宅するとスマホが自動でレコーダーを検出し、持ち出し予約した録画番組の転送や、スマホで撮った写真の一括保存などが自動的に行える「ただいま転送」機能も利用できます。

 

このほか、従来のペットカメラ連携機能に加え、新たに日本動物高度医療センターが開発したペットの活動量計「プラスサイクル」との連携も可能に。プラスサイクルのデータをディーガが自動で取得するので、手間なく活動量データを保存できます。

↑ペットの活動データを、ペットカメラの映像と合わせて確認できます

 

チューナー数は、4K放送および地デジ/BS/CS兼用が1基、地デジ/BS/CS専用が2基。4K放送をたっぷり録画できる4K長時間録画モードにも対応しています。

 

ラインナップは、内蔵HDD 2TBの「DMR-4S201」(実売予想価格9万円前後)と、1TBの「DMR-4S101」(同8万円前後)の2モデル(いずれも税抜)。

 

WOWOW 4Kの放送開始や東京オリンピックなどの大型イベントも控える2021年に向けて、4K対応モデルの拡充を果たしたディーガの最新ラインナップは、4K放送をたっぷり録画したい方はもちろん、4K放送の受信環境をまだ導入していない人にも最適。レコーダーの買い替えを検討されている方は、ぜひ4Kディーガをチェックしてみて下さい。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

 

【この記事を読んだ方はこちらもオススメ】

業界初! 4K放送も全自動録画できるパナソニックの全自動ディーガ「DMR-4X1000」

今度のビエラはサウンドもスゴイ! スピーカーにもこだわったパナソニックの4K有機ELテレビ「HZ2000」

パナソニックは、4Kダブルチューナー搭載の4K有機ELテレビ「ビエラ HZ2000」を10月16日に発売します。ラインナップは65型と55型の2サイズで、実売予想価格は65型が49万円前後、55型が35万円前後(いずれも税抜)。

↑65HZ2000

 

HZ2000シリーズは、同社の4K有機ELテレビの新フラッグシップモデル。前モデルGZ2000シリーズと同様、自社設計・組立の「Dynamicハイコントラスト有機ELディスプレイ」を搭載しており、明るいシーンでの色/階調表現を大幅に高めると同時に、有機ELが得意とする暗いシーンでの色/階調表現を独自の調整工程でより高いレベルに引き上げ、明部から暗部まで、より高いコントラスト性能を実現しています。

↑自社設計・組立の「Dynamicハイコントラスト有機ELディスプレイ」を搭載

 

また、独自のパネル制御技術「Dot Contrast パネルコントローラー Pro」の改良により、明部と暗部の階調表現がより豊かに進化。さらに「AI HDRリマスター」の進化により、新4K衛星放送のさらなる高画質化を実現し、より豊かな階調で映像を楽しめます。

↑「AI HDRリマスター」により、地デジも4K放送も明るく高コントラストに再現します

 

音質面では迫力の立体音響を実現するため、テレビ背面上部に上向きに配置した「イネーブルドスピーカー」を含む計15スピーカー/最大出力140Wのスピーカーシステムを搭載。これを、立体音響技術「Dolby Atmos」に対応した音声処理回路で駆動することで、上下左右から音に包み込まれる迫力の立体音響を楽しめます。

↑上向きに搭載したイネーブルドスピーカーなど計140Wの高出力で、迫力のサラウンドサウンドを実現

 

さらに、リモコンに搭載したマイクを用いて視聴環境に最適な音質補正を自動で行う「Space Tune Auto機能」を新たに搭載。イネーブルドスピーカーをはじめとする各スピーカーの性能をより発揮することで、さらに広い音場や音の定位感を実現しています。

↑「Space Tune Auto機能」を使えば、個々の環境に応じた最適なサウンドを簡単に設定できます

 

このほか、4K有機ELテレビ「HZ1800」や「HZ1000」に搭載して好評を得た吸着機能付きの「転倒防止スタンド」をフラッグシップモデルに初めて採用。地震などの揺れや子どもの接触などでの不意の転倒を防ぎます。

↑当初よりかなりスマートな外観になった「転倒防止スタンド」

 

↑スタンドの裏側には吸盤が備わっており、これが吸着することで転倒を防止します

 

また、左右に計30度動かせるスイーベル(首ふり)機能も搭載し、視聴する位置に応じて画面の向きを手動で調整できます。

 

搭載するチューナー数は、BS/CS 4K用が2基、地デジ/BS/CS用が各3基。別売のUSB HDDをつなげば録画も可能で、4K放送の裏番組録画にも対応しています。

 

各社のネット動画配信サービスにも対応しており、Netflixを快適に楽しめるテレビとして「Netflix推奨テレビ」の認証も取得。さらに、Netflix作品専用の「Netflix画質モード」も備えています。

 

さらなる高画質・高音質を追求したパナソニックの新フラッグシップ機は、自宅で大迫力の映画やライブなどのコンテンツを楽しみたい方に最適なモデル。ステイホームにより在宅時間が増えたいま、おうち時間を快適にするために、最新の4K有機ELテレビを導入してみるのもいいかもしれませんね。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

 

【この記事を読んだ方はこちらもオススメ】

4K放送を明るく再現! 転倒防止スタンドも備えたパナソニックの4K液晶ビエラ「HX850」

これ1台で「録る・見る・残す」が全部できちゃう! パナソニックのBDレコーダー内蔵の4K液晶ビエラ「GR770」

どっちを選ぶか迷ってしまう! 着実な進化を遂げたGLIDiC「Sound Air TW-7100/5100」

SB C&Sのモバイル向けオーディオブランド「GLIDiC」(グライディック)から、日常生活でより使いやすくなるよう改善が加えられた完全ワイヤレスイヤホン2機種が発表されました。発売は10月23日を予定しており、SoftBank SELECTIONオンラインショップでは予約受付を開始しています。

 

ブランド設立5周年を機にさらに進化

GLIDiCは2016年のブランド設立から、2020年10月で5周年を迎えるモバイル用途に特化したオーディオブランド。モバイル技術の進化やトレンドの変化に合わせて、これまで様々な機能を備えたモデルを発表してきました。

 

今回発表されたのは、従来モデル「Sound Air TW-5000s」の後継機種となる「Sound Air TW-5100」と、ハイエンドモデル「Sound Air TW-7000」の後継となる「Sound Air TW-7100」の2機種。

↑2機種を同時発表

 

いずれもバッテリー性能を向上させているほか、IPX4準拠の生活防水機能を新たに備え、外音取り込み機能や通話時の音質が改善されています。

 

また、同ブランドとしては初となる探し物トラッカー機能「Tile」を両機種に搭載。万が一イヤホンを紛失してしまっても、スマホアプリから音を鳴らしたり、最後にBluetooth通信した場所を地図上で確認することができます。

 

さらに、「Tileコミュニティー」を使えば、Bluetooth接続範囲外でも他のTileユーザーがイヤホンの電波を検知し、匿名でイヤホンの位置情報をアプリで知らせてくれることも可能です。

 

装着感にこだわりぬいた「Sound Air TW-7100」

ハイエンドモデル「Sound Air TW-7100」は、前モデルTW-7000と同様に、カスタムイヤホンメーカーであるカナルワークス監修の形状を踏襲。まるでプロ仕様のIEMイヤホンのように耳にしっかりフィットして、快適な装着感と高い遮音性を実現しています。

↑「Sound Air TW-7100」(アーバンブラック)

 

また、イヤーピースにもこだわっており、ベーシックタイプとコンフォートタイプの2種類のオリジナルイヤーピースを同梱。耳の形や好みによって使い分けができ、より快適なフィット感を追求しています。

 

機能だけでなくデザインにもこだわっており、ケースには高級感のあるアルミニウム素材を用いることで、持ったときの手触りの良さや重厚感を演出しています。

 

BluetoothコーデックはSBC/AACに加え、新たにaptXもサポート。左右のイヤホンが個別にプレーヤーと通信して安定性を向上させる「True Wireless Stereo Plus(TWS Plus)」にも対応しています。

 

再生時間はイヤホンのみで約12時間、充電ケースとの併用で最大約30時間。さらに、わずか10分間の充電で最大約3時間使用可能な「Fast Charge(急速充電)」機能も備えています。充電ケースの端子はUSB Type-Cを採用。

 

本体カラーはアーバンブラックとシャンパンゴールドの2色で、直販サイトでの販売価格は1万4900円。

↑シャンパンゴールドも用意

 

カジュアルに使える「Sound Air TW-5100」

「Sound Air TW-5100」は、手軽に最新のワイヤレス機能が使えるカジュアルモデル。前モデルTW-5000sのニュートラルなデザインはそのままに、カナルワークス監修によりノズルの角度や形状などを見直し、より快適な装着性を実現しています。

↑「Sound Air TW-5100」(ブラック)

 

また、音楽などを聴いている状態でも周囲の音を認識することができる「外音取り込み機能(Multi-communication Mode)」の音質を改善し、より自然な音を実現。イヤホンを装着したまま会話も可能です。

 

Bluetoothコーデックは、TW-7100と同様、SBC/AAC/aptXをサポート。TWS Plusにも対応しています。

 

再生時間はイヤホンのみで約8時間、充電ケースとの併用で最大約28時間。さらに、わずか10分間の充電で最大約2時間使用可能な「Fast Charge(急速充電)」機能も備えています。充電ケースの端子はUSB Type-Cを採用。

 

本体カラーはブラック、ホワイト、ライトブルーの3色で、直販サイトでの販売価格は9790円。

↑ホワイトとライトブルーも用意

 

従来モデルから使い勝手や機能性を大幅に向上させた新モデル2機種は、いずれも劣らぬ高機能ぶりが魅力。音質や装着感にこだわりを求める方はTW-7100を、カジュアルに使いたい方はTW-5100を選ぶとよいでしょう。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

 

【この記事を読んだ方はこちらもオススメ】

“ラン用イヤホン”選びに悩むランナーが出会った最適解はGLIDiC「Sound Air SPT-7000」

あの“不安”も心配ご無用! 新次元フィットの完全ワイヤレスイヤホン GLIDiC「Sound Air TW-7000」

“気軽なフルサイズ一眼カメラ”需要に応える驚きのサイズ感! ソニーの新型ミラーレスカメラ「α7C」

ソニーは2020年9月15日、フルサイズCMOSイメージセンサーを搭載した光学式ボディ内手ブレ補正機構内蔵のデジタル一眼カメラとして世界最小・最軽量を実現した新型フルサイズミラーレスカメラ「α7C」を発表。発売は10月23日の予定で、参考価格(税込)はボディ22万9000円、同時発表の新標準ズームレンズ「FE 28-60mm F4-5.6」とのレンズキットが26万2900円となっています。

↑カラーはシルバーとブラックの2種類。ちなみに、同シリーズにおいてカラバリの登場は初となる

 

人気α7シリーズにまさかの新ライン登場

ソニーのフルサイズミラーレスカメラ「α7」シリーズには、高解像の「α7R」、高感度に強い「α7S」、スタンダードモデルの「α7」という3つのラインが存在しています。現在、α7Rは第4世代の「α7R IV」(2019年9月発売)、α7Sは「α7S III」(2020年10月発売予定)、無印α7は「α7 III」(2018年3月発売)となっており、順番的に次に登場するのはスタンダードモデルの第4世代「α7 IV」かと思われていました。

 

そうした大方の予想を裏切り、小型・軽量を追求した新ラインとして登場したのが今回の「α7C」です。同社のAPS-Cセンサー搭載ミラーレス一眼カメラ「α6600」とほぼ同等のサイズ感と質量を実現(α7Cのサイズ:約124.0×71.1×59.7mm、重さ:約509g ※バッテリー、メモリーカード含む)。それでいて、長時間の撮影でも安心して使えるスタミナ性能を備えています(静止画撮影可能枚数:ファインダー使用時は約680枚、液晶モニター使用時は約740枚)。

 

また、リアルタイムトラッキングやリアルタイム瞳AFといったソニー自慢のAIを活用した高性能AFや、最高約10コマのAF/AE追従高速連写、5.0段の光学式5軸ボディ内手ブレ補正など機能性も十分。動画性能にも優れ、AFの精度の高さやカスタマイズ性、フルサイズ機としては小型・軽量であること、自撮りも可能なバリアングルモニターを採用していることなどから、Vlog撮影での活躍も期待されます。

↑別売のショットガンマイクロホン「ECM-B1M」やシューティンググリップ「GP-VPT2BT」と組み合わせた場合の使用イメージ

 

時代は“コンパクトなフルサイズ機”を求めている

コンパクトなフルサイズミラーレスカメラというと、2019年10月発売の「SIGMA fp」を思い浮かべる方も多いでしょう。新製品発表の際、それまでのフルサイズカメラの常識を覆す小型軽量ボディが大きな話題となった製品です。実際、ボディ単体での大きさ・重さを比較すると、SIGMA fpのほうがコンパクトです。

<参考>

α7C・・・サイズ:約124.0×71.1×59.7mm、約124.0×71.1×53.5mm、重さ:約509g(グリップからモニターまで)

SIGMA fp・・・サイズ:112.6×69.9×45.3mm、重さ:422g

※重さはバッテリー、メモリーカード含む

 

ただし、SIGMA fpはα7Cには搭載されているファインダーやボディ内手ブレ補正が省かれており、モニターも固定式。握りやすくするためのグリップもありません。省けるものは可能な限り省き、必要に応じて外付けのアクセサリーなどで補っていくスタイルです。そうしたカスタマイズ性を楽しむカメラともいえます。

 

一方のα7Cは、一般的な撮影シーンで必要となる仕様はほぼ全部入りといっていい構成。加えて、キットレンズになっている「FE 28-60mm F4-5.6」もズームレンズとしてはコンパクトなので、トータルで考えて非常に機動力に優れたシステムとなっています。これからフルサイズデビュー、あるいは一眼デビューを考えている人にとって、フルサイズの描写性能と持ち歩きやすさを両立した本機は魅力的な選択肢となるでしょう。

 

今年は他メーカーからもコスパや小型化を意識した新モデルがいくつか発表されており、エントリー層向けの選択肢が充実してきました。今回、市場をリードするソニーからα7Cが登場したことで、「フルサイズミラーレスカメラ」というカテゴリがますます広がっていきそうです。

 

 

多機能なANC入り完全ワイヤレスイヤホンが出た! プロが認めるNUARL「N10 Pro」のすごさを徹底解剖

いま数多くある完全ワイヤレスイヤホンのなかで、日本のブランドであるNUARL(ヌアール)が発売した新製品「N10 Pro」には音質と優れたアクティブ・ノイズキャンセリング効果のほかにも、スマホアプリと連携する多彩な機能が揃っています。今回はN10 Proの実力を隅々までチェックしてみたいと思います。

 

NUARL初のANC搭載完全ワイヤレスイヤホン誕生

NUARLは2016年11月に誕生したイヤホンブランドです。音質にこだわり抜いたコストパフォーマンスの高いワイヤレスイヤホンが評判を呼び、2018年にはブランド初の完全ワイヤレスイヤホン「NT01」が誕生。高品位なサウンドがイヤホンに精通するマニアから熱烈な音楽ファンまで幅広い人々の琴線に触れました。

 

N10 ProはNUARL初のアクティブ・ノイズキャンセリングと外音取り込み機能を搭載する完全ワイヤレスイヤホンです。本機の高音質へのこだわりを深く知るためには以下のポイントに注目しましょう。

↑NUARLの完全ワイヤレスイヤホンのフラグシップモデルでもある「N10 Pro」

 

自社で開発した大口径10mmのダイナミック型ドライバーユニット「N10」です。剛性と弾力性に富む樹脂素材PEEKをベースに、その表面にTPE(エラストマー素材)とチタンを皮膜蒸着した独自の「PTT多層皮膜振動板」が鋭い切れ味としなやかさを併せ持つサウンドを鳴らします。

 

クアルコムのBluetoothオーディオ向けシステムICチップ「QCC5124」を組み込んだ効果は、スマホなど音楽プレーヤー機器と安定した接続・通信ができること以外に音質にも現れます。ICチップに統合されているDSP(デジタル信号処理専用のプロセッサ)の高性能を活かしてチューニングを丁寧に仕上げて、NUARLのフラグシップモデルらしいきめ細かなサウンドに仕上げています。

↑充電ケースに装着。ケースのデザインもスタイリッシュです

 

NUARLの上位イヤホンが受け継いできた、アメリカのTBI Audio Systemsが基礎技術を確立した「HDSS」テクノロジーがN10 Proにも搭載されました。この技術により、耳にイヤーピースを装着して使うカナル型イヤホンのサウンドがすっきりとクリアになり、広い音場が開けます。カナル型イヤホンが苦手という方にもこの見晴らしの良いN10 Proのサウンドを試して欲しいと思います。

 

専用アプリで様々なカスタマイズが可能

アクティブ・ノイズキャンセリング機能はクアルコムのQCC5124に組み込まれている技術をフルに活用しています。イヤホンの外側・内側に配置したマイクを使うハイブリッド方式のノイズキャンセリングは、フィードフォワード/フィードバック両側のノイズキャンセリング処理をデジタル制御として、リスニング環境周囲の雑音だけをきれいに消去します。

 

N10 Proをスマホにペアリングして使ってみました。アクティブ・ノイズキャンセリング機能をオンにすると急に耳に圧がかかって窮屈に感じられるイヤホンも多いのですが、NUARLのN10 Proはすっと自然に周囲のノイズが聞こえなくなるような効果がとても心地よく感じられました。バスの走行音やエアコンのファンなど継続して響く低音域のノイズから、雑踏に集まる人の話し声、カフェで近くに座っている人の会話まで、音楽リスニングの妨げにもなる様々な環境音をフラットに消してくれます。

 

後にも触れるN10 Pro専用のスマホアプリからは、ノイズキャンセリングモードを「音質優先/バランス/ANC優先」の3段階から選択可能。音質優先にすると音楽のボディがよりしっかりとして、多くの騒音に囲まれる通勤・通学の電車やバス、地下鉄の中でも明瞭に音楽が聞こえてきます。映画の効果音やダイアローグも肉付きが良くなります。エンターテインメント系のコンテンツに限らず、移動中に英会話のレッスン、ニュース動画を視聴する際にも「音質優先」モードがおすすめ。

↑ノイズキャンセリングモードは「音質優先/バランス/ANC優先」から効果を選択可能

 

音楽再生を止めて、長距離移動の電車や飛行機の中で眠りたい時には「ANC優先」にすると、消音レベルの強度が少しアップします。オフィスを離れて、テレワーク環境で静かに集中して書類を作成したい場面など、耳栓としてイヤホンを活用したい時に「ANC優先」モードを上手に使いこなしましょう。「バランス」モードは音声の聞こえ方と、周囲のノイズを押さえ込むバランスがちょうど良いモードです。ビデオ通話の際に有効だと思います。

 

ノズルの先端に着脱できるイヤーピースはフィット感が異なるシリコン製の「Block Ear+」とフォームタイプの「Magic Ear+for TWE」の2種類を同梱しています。どちらも抗菌仕様のイヤーピースなので安心して使用できますね。パッシブな消音効果は等しく高いレベルにありますが、フォームタイプのイヤーピースは低音域の弾力感が引き締まり、シリコンタイプのイヤーピースは中高域の抜け感が引き立つ特徴がそれぞれに感じられました。楽曲に合わせて付け替えながら音質の変化も楽しむのもいいでしょう。

↑シリコン製の「Block Ear+」とフォームタイプの「Magic Ear+for TWE」から装着感や好みの音質でイヤーピースを交換できます

 

NUARLのイヤホンは音質だけでなく、むやみな装飾を廃したファッション性の高いデザインがユーザーを魅了してきました。N10 ProもBATTLES DESIGNの百崎彰紘氏をプロダクトデザイナーに迎えて、フラグシップモデルらしい上質な華やかさを持ったデザインとしています。サイドパネルに配置されたブランドロゴの後ろ側には音の波紋のようなレリーフが施されています。イヤホンを傾けた時に光の反射で模様が浮かび上がってくる様子がとても神秘的です。

 

充電ケースの柔らかな丸みを持たせたデザインも手に馴染みやすく、重さや大きさを感じさせることなくバッグからスムーズに出し入れできます。イヤホン単体での音楽再生時間の目安は、アクティブ・ノイズキャンセリング機能をオンにして、iPhoneにペアリングしてAACコーデックで聴く場合が約5時間。ケースによる充電を繰り返しながら使えば、約30時間の音楽再生が楽しめます。

 

 

イコライザーによる音質のカスタマイズも自由自在

NUARLオリジナルのiOS/Android対応モバイルアプリ「N10 Connect」から、イヤホンの様々な操作・設定、ファームウェアのアップデートなどが行えます。

 

アプリを起動すると画面にはイヤホンのバッテリー残量がパーセント表示されます。音量レベルはLOW/MID/HIGHの3段階から切り換えられますが、あらかじめLOW/MIDに設定すると最大音量が絞られ、耳へのダメージが軽減できます。

 

スマホなどBluetoothに対応する音楽プレーヤー機器との接続する場合、オーディオコーデックはaptX/AAC/SBCの3種類から選べます。アプリからコーデックを切り換えて音質の違いを楽しんだり、万が一バッテリーの残量が気になる場合は駆動時消費電力が少ないAAC/SBCを選択してもよいでしょう。

↑ペアリングする機器に合わせてオーディオコーデックはaptX/AAC/SBCが選択可能

 

アプリのイコライザー機能を使えば、サウンドのカスタマイズもできます。デフォルト設定は「標準」ですが、ボーカルや楽器のメロディの滑らかさが引き立つ「ソフト」と、演奏全体のトーンが落ち着く「フラット」の2種類から、聴きたい音楽のジャンルやその時の気分に合わせたリスニング感の調整も楽しめます。

↑3段階のイコライザー切り替えを設けています

 

万一イヤホンが手元に見つからない場合は、アプリのマップ上でイヤホンとスマホを最後に接続した場所が表示される頼もしい「Find Earbuds」機能も便利。

 

ペアリングしているスマホの音楽再生、ハンズフリー通話は左右イヤホン本体の側面と下側に配置されているメイン・サブボタンからリモコン操作ができます。タッチセンサーリモコンは便利な反面、イヤホンを着脱する際にリモコンパネルに触れてしまい誤操作が発生することもよくあります。左右に2つずつのボタンで必要な操作を網羅するN10 Proののリモコンは理にかなっています。

 

サブボタンは1回押すごとにビープ音が鳴って、ノイズキャンセリングと外音取り込み、それぞれのオフの切り換えがループします。ビープ音が鳴る回数で現在のモードがわかります。

↑本体側面のサブボタンでリスニングモードを切り換えます

 

音楽再生はメインボタンによるシングル/ダブル/トリプルクリック、長押しの操作になりますが、一番覚えやすいパターンをスマホアプリから選んで割り当てられるので安心です。

↑音楽再生・ハンズフリーに関わるボタン操作はアプリから設定を変更できます

 

 

屋外で音楽を聴く時には外音取り込みを上手く使おう

外音取り込みをオンにするとノイズキャンセリングはオフに切り替わります。外音取り込みは音楽を再生しながら外の音が取り込める「標準」をデフォルトとして、ボタン操作でオンにした時にスマホアプリから再生中音楽のボリュームを下げるか、または音楽を一時停止するかの3つの設定を決めておくことができます。

 

本体のマイクを使った外音取り込み機能も、マイクに由来するノイズのないクリアな音質が魅力的です。イヤホンを装着したまま環境音が自然に聞こえてくるので、街を歩きながら、ジムで体を動かしながら音楽を楽しむ時にはオンにしたいところ。

↑外音取り込み時の音楽再生モードを選ぶことができます

 

またコロナ禍の影響により、最近は在宅ワークの時間が長くなっているという方も増えていると思います。ビデオ会議の音声に集中するため、ヘッドホンやイヤホンを使っていると、生活音が聞こえなくなって不便に感じられるもの。N10 Proのように精度の高い外音取り込み機能を搭載するイヤホンなら、例えば子どもの泣き声にも即座に反応したり、自宅に一人でいる時にドアベルが鳴った場合も応答ができるので、頼もしく感じられるでしょう。

 

 

N10 Proのサウンドを聴いてみた

aptX再生に対応するスマホ「Google Pixel 4a」でN10 Proの音楽再生をチェックしました。

↑N10 ProのサウンドをGoogle Pixel 4aに接続して聴いてみました

 

筆者がこれまでに聴いてきたNUARLの「N6 Pro」「N6」「NT01A」に代表される完全ワイヤレスイヤホンの上位モデルは、いずれも解像度がとても高くクールで煌びやかな音の印象がありました。N10 Proも先行するプレミアムイヤホンと同じく、原音をむやみに色づけしないニュートラルなバランス感覚と、目の覚めるような解像度の高さを備えながら、加えて中低域の力強さと、みずみずしい張りのある弾力感を得ていっそうの進化を遂げていました。

 

低音の打ち込みが鋭く、音像定位がとても鮮明です。ロックやEDMの楽曲はリズムセクションの安定感が抜群。クリアで粒立ちの良い中高音域が豊かな空間の広がりを作り出します。アクティブ・ノイズキャンセリング機能による「静寂の透明感」が心地よい緊張感を作りだし、音楽の色鮮やかさを引き立てます。ボーカルは声の表情が繊細に移り変わる様子が立体的に浮かび上がってくるように感じられるほどリアル。従来のNUARLのイヤホンは、ボーカルのキリッとしたクールな艶っぽさが魅力的でしたが、N10 Proはより温かみのある人肌の心地よさが伝わってくるようなボーカルに感じられました。J-POPやジャズのボーカル系の楽曲にも相性がとてもよいイヤホンだと思います。

 

さらにHDSSテクノロジーのおかげで、とても広々とした音場感を描き出せるイヤホンなので、例えば大編成のクラシックのオーケストラ、ジャズのビッグバンドの演奏も雄大なスケールを感じさせてくれることでしょう。どんなジャンルの音楽を聴いてもワクワクとさせてくれるイヤホンです。

 

マイク性能も良好。ビデオ通話にも活用したいイヤホン

ビデオ通話にイヤホンを使っていると、通話の相手に「声が聞き取りにくい」と指摘されたことはありませんか? 通信回線の不具合が原因の場合もままありますが、あるいは使っているイヤホン・ヘッドホンのマイクの性能にも問題があるのかもしれません。N10 ProにはクアルコムのcVcノイズキャンセル技術が搭載されているので、イヤホンに内蔵するツイン仕様のマイクで集音したサウンドから、ノイズ成分を除去して話者の声を整えて通話相手に伝えることができます。これからのイヤホンは「音質」を語る際、マイクによる集音性能にもぜひ注目しながら、ビジネスツールとしても徹底活用できるよいイヤホンを選びたいものです。

 

NUARLでは万一、完全ワイヤレスイヤホンの片側をなくしてしまった場合にも、購入から1年以内であれば紛失した側のイヤホンを安価に購入できる有償の「片側紛失保証」をユーザーサービスとして設けています。「完全ワイヤレスイヤホンは紛失してしまわないか心配」とお考えの方も、このサービスがあれば安心ですね。

 

もう完全ワイヤレスイヤホンはお気に入りの1台を持っているという方から、そろそろ入門機からワンランク上のイヤホンにステップアップを図りたいという方にも、アクティブ・ノイズキャンセリング機能付きイヤホンの魅力をすべて揃えるNUARL N10 Proをおすすめしたいと思います。

 

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

 

【この記事を読んだ方はこちらもオススメ】

こだわりのチューニング×ノイキャンに注目! NUARLからANC搭載の完全ワイヤレス「N10 Pro」登場

コンパクトなのにパワフル! NUARL N6シリーズの“弟分”「N6 mini」8月発売

CDラジカセ初のBluetooth送信機能を搭載! ハイレゾ再生にも対応する東芝Aurex「TY-AK2」

1970~80年代にかけて人気を集めた東芝のオーディオブランド「Aurex(オーレックス)」が、2016年に復活を遂げたのはオーディオファンのあいだで話題を呼びました。

 

そのAurexから、Bluetooth送受信機能を備えたCDラジカセのハイエンドモデル「TY-AK2」が9月下旬に発売されます。実売予想価格は2万9000円前後(税抜)。

↑「TY-AK2」

 

「TY-AK2」は、カセットテープ、CD、SD、USB、AM/FMラジオの再生が可能な一体型オーディオシステム。さらに、スマホなどの音源をワイヤレスで伝送して再生するBluetooth受信機能に加え、CDラジカセとしては初めて、本機で再生したカセットやラジオなどの音声をワイヤレスでBluetoothイヤホン/ヘッドホンに送信して聴けるBluetooth送信機能も搭載しています。

 

これにより、電波の届きにくい室内でラジオを聴く場合、受信レベルの良い窓際に「TY-AK2」を置いてBluetooth送信すると、室内の好きな場所で雑音の少ないクリアな音のラジオ放送を楽しむことも可能となります。

↑上部にボタン類を装備

 

また、MP3などの圧縮音源の圧縮過程で失われたデータを補完することで、音質をハイレゾ音源相当の周波数帯域と高解像度音源に変換する「アップコンバート機能」も搭載。CD、カセットテープ、ラジオ、外部入力音源の変換も可能になり、現在の音源にとどまらず、過去の音楽も最新の音質でよみがえります。

 

内蔵しているスピーカーは、40kHz以上の高域が再生可能なソフトドームツイーターと、高性能なウーファーによるバスレフ型スピーカーシステムを採用。最適にチューニングされた大出力40Wのデジタルアンプとの組み合わせで、豊かな低域から高域までハイレゾの魅力を繊細、鮮明に描写します。

↑ハイレゾ対応の2way2スピーカーシステムを採用

 

マイク入力端子を備えているので、カラオケなどにも利用可能。また、カセットやラジオの音声をUSBメモリやSDカードに録音することもできます。

 

1台で様々なメディアを再生できる一体型オーディオシステムは、これまでに集めたCDやカセットテープをまだまだ聴きたいと考えている方にオススメです。また、CDラジカセに慣れ親しんだ高齢者へのプレゼントにも最適ですね。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

 

【この記事を読んだ方はこちらもオススメ】

新生Aurex第2弾はカセットテープの音声もハイレゾ化してしまうCDラジカセ「TY-AK1」

Technicsに続け! 東芝からオーディオブランド“Aurex”が25年ぶりに復活!

耳をいたわって最適な音を再生! ヤマハのワイヤレスNCイヤホン「EP-E70A」

ヤマハは、「Empower Lifestyleシリーズ」から、ノイズキャンセリング機能を備えたBluetoothイヤホン「EP-E70A」を、9月30日に発売します。カラーはブラックとホワイトの2色を用意し、実売予想価格は2万9800円前後。

↑「EP-E70A」(ブラック)

 

「EP-E70A」は、高純度な音楽再生とノイズ除去を両立した「アドバンスドANC(アクティブ・ノイズ・キャンセリング)」機能搭載のネックバンド型ワイヤレスイヤホン。インマイクで拾った音を音楽信号とノイズ成分にわけ、ノイズ成分だけにキャンセリング処理を施すことにより、音楽信号の劣化を防ぎ本来の音楽表現を保つ高精度なノイズキャンセリングを実現しています。

↑音楽とノイズを分けて処理することで高音質を実現

 

また、音量に合わせて音のバランスを最適に補正するヤマハ独自の「リスニングケア」をさらに進化させた「リスニングケア(アドバンスド)」を搭載。音量だけでなく再生しているコンテンツの録音レベルに合わせて、リアルタイム(1msecごと)に音量を算出し音のバランスを調整します。

 

さらに、本体に搭載されたインマイクで実際に耳に届く背景雑音を取り込み、背景雑音と信号の比率を解析しコンテンツの音量をインテリジェントに制御し最適化します。背景雑音が多いときにはコンテンツ音量を少し上げて音楽を聴きやすくし、信号/雑音の差分が十分なときには自動でコンテンツ音量を下げてくれます。これらによりボリュームアップによる耳への負担を抑えながら、つねに最適な音質で音楽を楽しむことができます。

↑ヤマハ独自の「リスニングケア(アドバンスド)」機能により、最適な音量をキープして耳をいたわります

 

これに加え、個人ごとに異なる耳の形状や装着状態に合わせてリアルタイムに音を最適化する「リスニングオプティマイザー」機能を併用することにより、どんな状況でも常に理想的な音で音楽を聴くことができます。

 

イヤホン部分は、各機能の性能をフルに引き出すための音響設計をおこなった内部構造をベースに、アーティストの表現を余すことなく伝えきる“True Sound”を体現するアコースティックチューニングを施しています。タイトで厚みのある低域と芯のある中域、明瞭感に優れた高域再生を追求することにより、ボーカルや楽器などの細かなニュアンスや質感まで正確に表現します。

 

スマートフォン専用アプリ「Headphones Controller」を使えば、「リスニングケア(アドバンスド)」や「リスニングオプティマイザー」などの操作や、バッテリー残量の確認などを手軽に行うことが可能。Siri、Google Assistantといったボイスアシスタント機能の起動にも対応しています。

↑スマホアプリで様々な操作や設定が可能

 

Bluetoothコーデックは、SBC/AACとaptX Adaptiveをサポート。連続再生時間は約18時間で、10分の充電で約1.5時間使用できる急速充電にも対応しています。付属のケーブルを使って有線イヤホンとして使うことも可能。

↑ホワイトモデルもラインナップされます

 

楽器や音楽制作なども行っているヤマハならではのテクノロジーが凝縮されたハイエンドなワイヤレスイヤホンは、これまでのイヤホンの音質や機能に満足できなかった人も納得できそうな仕上がりに。耳の健康が気になり始めた方は、ぜひ試してみてください。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

 

【この記事を読んだ方はこちらもオススメ】

ヤマハがついに本気を出した! 耳に優しい音を再生するワイヤレスイヤホンを一気に5機種発表

外音取り込みがより自然に! テクニクス&パナソニックの完全ワイヤレスイヤホンがアップデート

パナソニックは、テクニクスブランドおよびパナソニックブランドの完全ワイヤレスイヤホン3機種のファームウェアアップデートを10月6日より開始します。

 

対象となるのは、テクニクスブランドの完全ワイヤレスイヤホン「EAH-AZ70W」と、パナソニックブランドの「RZ-S50W」「RZ-S30W」の3機種。いずれもアップデートは専用アプリ経由で行います。

 

今回のアップデートにより、周囲の音を確認できる外音取り込み(アンビエント)機能を利用する際の周波数特性を改善し、より自然な音質で取り込みできるようになります。

 

また、イヤホンとアプリの初回接続時に、イヤホンを正しく装着できるようイヤホンの装着方法やイヤーピースのサイズの案内などを表示するようになりました。

 

さらに、今後は最新のファームウェアがある場合に、アプリ上に更新内容が確認できるサイトへのリンクを表示させるようになり、アップデートの際の進捗状況を数値とバー表示で表示するように改善されます。

 

アップデート後のファームウェアのバージョンは、EAH-AZ70WおよびRZ-S50Wが「JMS1ZS 01.80」、RZ-S30Wが「JMS1ZR 01.31」となります。

 

該当機種をお使いのユーザーは、外音取り込み機能の音質改善を含んだ今回のファームウェアアップデートをお忘れなく。

 

【この記事を読んだ方はこちらもオススメ】

「テクニクス&パナソニック」初の完全ワイヤレスイヤホンの実力をプロがチェック!!

業界最高レベルの消音性能! 「テクニクス&パナソニック」初の完全ワイヤレスイヤホン3モデルを聴いた

世界で唯一の“低音振動”がパワーアップ! スカルキャンディの震えるヘッドホン「Crusher Evo」

Skullcandy(スカルキャンディ)から、振動機能を備えた“クラッシャーシリーズ”のBluetoothヘッドホン「Crusher Evo」が10月上旬に発売されます。カラーはTRUE BLACKとCHILL GREYの2色。価格は2万3800円。

↑「Crusher Evo」(CHILL GREY)

 

同社のクラッシャーシリーズは、世界で唯一、低音に連動し実際に振動する特許技術「センサリーベース機能」を搭載するヘッドホン。最新モデル「Crusher Evo」では、ドライバーを刷新した事により、さらに重厚な重低音と臨場感を表現できるようになりました。イヤーカップに搭載された無段階スライダーを調整することで振動の強さを調節できるので、幅広いジャンルの音楽を臨場感たっぷりに楽しむことができます。

↑こちらは「TRUE BLACK」

 

 

また、これまで上位機種のみに搭載されていたAUDIODOのパーソナルサウンド機能を採用し、アプリでの簡単な作業で個人の聴覚に合わせた世界に1つのオンリーワンサウンドを体験することができます。

↑個人の聴覚に合わせて音を調節するパーソナルサウンド機能を搭載

 

さらに、「音楽」「映画」「ポッドキャスト」の3つのイコライザーモードを搭載しており、コンテンツに合わせた音質を調整可能。「映画モード」はクリアな会話と迫力のあるサウンドを、「ポッドキャストモード」は会話を重視したセッティングになっています。

 

そのほか、忘れ物防止アプリ「Tile」を内蔵しており、ヘッドホンを紛失した際に、最後にBluetooth接続が切れたおおよその場所を追跡できたり、ヘッドホンからアラーム音を出して音で捜索することも可能です。

↑折りたたみも可能

 

ヘッドホンの振動により、ライブ会場や映画館にいるような感覚でサウンドを楽しめるクラッシャーシリーズを、この機会に試してみてはいかがでしょうか。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

 

【この記事を読んだ方はこちらもオススメ】

振動+ノイキャン+パーソナライズの全部入り! スカルキャンディ「Crusher ANC」を聴いた

ついにボーズから“ノイキャン機能”付き完全ワイヤレスイヤホン「Bose QuietComfort Earbuds」登場

独自の技術でオーディオ市場をリードするボーズから、待望のノイズキャンセリング機能搭載モデルを含む完全ワイヤレスイヤホン2機種が登場します。いずれも9月24日より予約受付を開始し、10月15日より販売されます。

 

独自の技術を結集したノイキャン完全ワイヤレス

ボーズならではの高いノイズキャンセリング機能を備えた「Bose QuietComfort Earbuds」は、同社がQuietComfortシリーズの20年以上の歴史で培ってきた独自技術を結集させた完全ワイヤレスイヤホン。

↑「Bose QuietComfort Earbuds」(トリプルブラック)

 

↑ケースに収納したところ(ソープストーン)

 

イヤホンに内蔵された複数のマイクで周囲のノイズを検出し、わずか1/1000秒のうちに逆位相の音を送り出すことで、様々なノイズを一瞬のうちに消音。どんな騒がしい環境でも、静寂の空間に変えることができます。

↑電車の中など様々なシーンの騒音を強力に消音します

 

また、ノイズキャンセリング機能はボタン1つで11段階に調節でき、まるでイヤホンをつけていないかのように周囲の音を聴くことができる「トランスペアレンシー」から、コンテンツや会話の細部まで聞こえるようにする「フルノイズキャンセリング」まで好みに応じて設定できます。

↑アプリからも設定が可能

 

さらに、新たに開発されたStayHear Maxチップが、不要なノイズを物理的に低減してノイズキャンセリング効果を高めるとともに、しっかりとした装着感を実現しています。

 

音質面では、特定の周波数のみが際立つことなく、原音に限りなく忠実な再現性を実現。どんなボリュームで再生しても、深みのあるパワフルなサウンドを楽しむことができます。

 

カラーは、マット仕上げにメタリックとグロス加工のアクセントを加えた、トリプルブラックとソープストーンの2色を用意。連続再生時間は、イヤホンのみで最大約6時間、充電ケースで最大約12時間ぶんの充電が可能で、合計18時間の使用が可能となっています。価格は3万円(税別)。

 

スポーツに最適化された「Bose Sport Earbuds

Bose Sport Earbuds」は、エクササイズやスポーツに最適な完全ワイヤレスイヤホンとして一から設計されたモデル。新たに開発されたStayHear Maxチップによりイヤホンが耳にぴったりフィットし、イヤーフックなどを追加しなくても耳から外れたりズレ落ちたりすることなく安定した装着感を実現しています。

↑「Bose Sport Earbuds」(バルティックブルー)

 

↑ケースに収納したところ(グレイシャーホワイト)

 

また、従来モデルの約半分というコンパクトなサイズながら、高効率ドライバーや独自のポートデザイン、音量を最適に調整するイコライザーを使用したまったく新しい音響システムにより、優れたオーディオ品質を実現します。

 

本体には、触れるだけで操作できるタッチパネルを採用。汗や水に強いIPX4準拠の防滴・防汗仕様となっています。

↑運動時の汗に強い防滴・防汗仕様

 

カラーは、トリプルブラック、バルティックブルー、グレイシャーホワイトの3色を用意。連続再生時間は、イヤホンのみで最大約5時間、充電ケースで最大約10時間ぶんの充電が可能で、合計15時間の使用が可能となっています。価格は2万2000円(税別)。

↑カラーは3色をラインナップ

 

どちらのモデルも、ボーズらしい独自の技術や機能を備えたものとなっており、群雄割拠の完全ワイヤレスイヤホン市場のなかで飛び抜けることができるのか、注目が集まりそうです。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

 

【この記事を読んだ方はこちらもオススメ】

QCを買うべきか、この新しいノイキャンを買うべきか?Bose「Noise Cancelling Headphones 700」ガッツリレビュー

家じゅうどこでも音楽を持ち運べる! ボーズの新スマートスピーカー「Bose Portable Home Speaker」