睡魔に勝つなら、このウェアラブルを使え!! クラウドファンディング史上最高傑作の1つ「AYO」

これまでGetNavi webでは画期的なアイデアで話題を呼ぶクラウドファンディングのプロダクトをたくさん紹介してきました。しかし最終的なプロダクトをちゃんと届けて、さらにその後も継続的に人気商品となった物となると数は一気に少なくなります。

 

2015年にIndiegogoで見事に4000万円以上の開発資金を集めたデバイス「AYO」はそんな数少ない人気プロダクトの1つです。

 

人工の「太陽光」で体内時計をリセット

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本製品は、「太陽からの自然なブルーライト(青色光線)を模した光」を目に当てることで朝、太陽を浴びたときのように身体にエネルギーを与えてくれるというもの。最長で20分ほど使用することで内因性光感受性網膜神経節細胞(ipRGC)が刺激され、概日リズムを修正してくれる仕組みになっています。

 

仕事中に眠気に襲われたときにエナジードリンクや昼寝の代わりに使用したり、時差ボケをリセットするために使ったりすることができるようです。

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海外メディアにも「光のセラピーを提供するAYOのグラスは人生を変えてくれるかも」「“太陽を着る”ことで睡眠を改善し、エネルギーをチャージしてくれるアイウェアデバイス」と取り上げられ、現在はIndiegogo Marketで1つ約3万3500円で販売されています(海外発送は発送料別)。

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仕事で忙殺されたときに私も1日に4杯も5杯もコーヒーを飲んでしまい、夜眠れなくなってしまうことがあります。エナジードリンクには砂糖がたくさん含まれているし、職場ではそうそう簡単に昼寝はできません。なので、このデバイスは確かにありがたいですよね。これをオフィスで付けるのはちょっと勇気がいるかもしれませんが、逆になんだかスゴイ集中しているように見えるかもしれません。

 

AYOの光は太陽の光を模した仕組みになっており、有害な紫外線や赤外線を含まないため安全であると説明されています。臨床試験を通過し科学的に照明された光セラピーに基づいたテクノロジーを使っており、分析のためのセッションは1万回以上に及ぶとのこと。アメリカ連邦通信委員会やEUのCEマーク(安全認証)にも準拠しているそうです。

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専用のアプリを使って自分の睡眠・起床サイクル、エネルギーブーストのタイミング、時差ボケなどをプログラムに入力することで、AYOを使う最適なタイミングを知らせてくれるそう。

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私も日中デスクに向かって作業をすることが多いのですが、どうしても昼ごはんを食べた後に眠気に襲われて、14時や15時の生産性が低下してしまいます。17時くらいになってやっとエンジンがかかってきた……というタイミングで終業という情けない生産性パターンを繰り返しています。AYOでこの問題を解決できるかもと考えると真剣に購入を考えてしまいます。

Indiegogoには「素晴らしいプロダクト! 待ったかいがあった!」というコメントも多く書き込まれており、実用性は多くの場面で認められているようです。AYOの人気はどんどん広まっており、なんとKLMオランダ航空が機上販売を開始したとのこと。確かに出張で時差ボケを常に抱えているような人たちにとっては非常に有り難いですよね。

 

スマートグラスも今後トレンドになりそうですし、睡眠やメディテーションをガイドするためのアイウェアもこれまで紹介してきました。頭まわりに装着するデバイスの進化は留まる所を知りません。