AIでサウンドを強化したJBLのBluetoothスピーカー「Flip 7」「Charge 6」

ハーマンインターナショナルは、世界最大級のオーディオブランド「JBL」より、ポータブルBluetoothスピーカー「JBL Flip 7(フリップ)」と、モバイルバッテリー機能搭載ポータブルBluetoothスピーカー「JBL Charge 6(チャージ)」を2025年4月10日(木)より順次発売します。

「JBL Flip 7(フリップ)」。

 

記事のポイント

人気のJBLブランドのBluetoothスピーカーの最新作は、AIがリアルタイムで音を調整する機能を搭載し、サウンドを強化。持ち運びに便利なストラップも搭載され、ポータビリティも強化されています。

 

「JBL Flip 7」は、片手で持ち運べるコンパクト設計ながら、室内や屋外など場所を問わず迫力のあるサウンドを楽しめるのが特徴。新たに、スピーカーの振幅をリアルタイムでAIが分析する「AI Sound Boost」によるサウンドの強化に加え、付属のストラップを付け替えることにより、持ち運びの利便性も高めています。

「JBL Flip 7」のカラバリ。

 

また、より強力なアンプ内蔵にさらなるパワフルサウンドを実現し、モバイルバッテリーとしても使用できる「Charge」シリーズから最新モデル「Charge 6」も同時に登場。シリーズとしてはじめて、デタッチャブル・ストラップを付属し、ポータビリティを高めています。

「Charge 6」のカラバリ。

 

両モデルともに、2024年発売のBluetoothスピーカー「Go 4」「Clip 5」と同様の全9色のカラーバリエーションが用意され、自分好みの1色を選ぶことができます。

 

「Flip 7」「Charge 6」共通の特徴

●スピーカーの能力をリアルタイムで最大限に引き出す「AI Sound Boost」機能搭載

●心踊る9色の豊富なカラーバリエーション

●USB-C経由でのロスレスオーディオ再生に対応(最大48kHz/24bit) ※FWアップデートにより対応

●屋内から屋外までどんなシーンでも活躍する、より強化された防水・防塵(IP68)性能

●ワイヤレスステレオモードや複数台同時再生を実現する「Auracast」に対応

●7バンド25段階に強化したイコライザー搭載の「JBL PORTABLE」アプリ対応

 

「Flip 7」の特徴

●PushLockシステムでカラビナやストラップの交換可能

●ペットボトルサイズの筐体で片手での持ち運びも車内のドリンクホルダーへの収納可能

●最大14+2時間の再生時間(「Play Time Boost」で最大2時間延長)※充電・再生時間は使用環境により異なります。

 

「Charge 6」の特徴

●最大24+4時間の再生時間(「Play Time Boost」で最大4時間延長) ※充電・再生時間は使用環境により異なります。

●取り外し可能なストラップ仕様により用途に応じて使い分けができる3ウェイスタイル

 

また、昨年の実施で好評を得た、国内最大級のスニーカーアプリ「スニーカーダンク(スニダン)」とのコラボレーションを今年も開催。抽選でレアスニーカーが当たるプレゼント企画が実施されます。本企画では、「Flip 7」「Charge 6」の心躍るカラー展開に合わせたスニーカーを9足が用意され、豊富なカラーバリエーションでファッション性の高いポータブルBluetoothスピーカーとマッチするレアスニーカーがセットで当たります。さらに、「スニダン」でも会員登録の上で応募すると、当選確率が2倍にアップします。

 

<プレゼントキャンペーン概要>

・開催期間:2025年4月3日(木)~5月31日(土)

・応募方法:春キャンペーン特設サイトから好きなスニーカーとスピーカーのセットを選んで必要事項を入力。詳しくは特設サイトの応募規約を確認ください。

・春キャンペーン特設サイト:https://jp.jbl.com/spring2025

 

JBL
ポータブルBluetoothスピーカー「JBL Flip 7」
2025年4月10日発売
直販価格:1万9800円(税込)

 

JBL
ポータブルBluetoothスピーカー「Charge 6」
2025年4月24日発売
直販価格:2万7500円(税込)

独自の音響技術で広がりのあるサウンド! アイコニックなデザインのBTスピーカー「Onyx Studio 9」

ハーマンインターナショナルは、オーディオブランド「Harman Kardon(ハーマンカードン)」から、独自の音響技術を備えたホーム用Bluetoothスピーカー「Onyx Studio 9」を2024年11月7日に発売します。カラーはクラシックブラックとライトグレーの2色をラインナップ。直販価格は2万9700円(税込)。

Harman Kardon「Onyx Studio 9」

 

記事のポイント

Harman KardonらしいシックなデザインのBluetoothスピーカー。独自の音響技術「コンスタント・サウンドフィールド」により、部屋中を包むような広がりのあるサウンドを再生します。オーディオ製品の音だけでなく、デザインにもこだわりたい方にオススメです。

 

「Onyx Studio 9」は、Harman Kardonのアイコンである「Onyx Studio」シリーズの第9世代モデル。タイムレスなサークル型をモチーフとした造型を高品位な素材で構成しており、洗練された印象を与えるBluetoothスピーカーです。

 

スピーカーは20mmツイーター×3、120mmウーファー×1の2way・3チャンネル構成を採用し、左右のスピーカーを独自のアルゴリズムで制御。スピーカーの正面にいなくても、広いサウンドステージとエネルギー感あふれるサウンドを両立します。これにより、独自開発の「コンスタント・サウンドフィールド」技術を実現し、部屋全体を包む没入感の高い音を再生します。

 

また、独自の自動音質チューニング機能を搭載しており、スピーカーの設置場所が変わっても、高いレベルで安定した上質なサウンドを実現します。

奥行わずか13㎝のスリム設計

 

さらに、Auracast対応により、Harman Kardonだけではなく他社のAuracast対応製品とのグループ再生も可能に。また、専用の「Harman Kardon ONE」アプリを使用することで、音楽やムードに合わせて音をカスタマイズしたり、Harman Kardonスピーカーの一元管理が可能になりました。

 

本体は最大8時間再生が可能な充電式バッテリー内蔵のため、コンセントが近くにない場所でも使用可能。美しいデザインと相まって、インテリアのように空間を演出します。

 

出力端子として、レコードプレーヤーなどとも接続可能なAUX入力を装備。スマホ・タブレットへの給電可能なUSB-C端子も備えます。

AUX端子と給電用のUSB-C端子を搭載

 

Harman Kardon
「Onyx Studio 9」
2024年11月7日発売
直販価格:2万9700円(税込)

レトロ好きならこれ一択! レコードもデジタル音源も聴ける多機能レコードプレイヤー

アイワマーケティングジャパンは、aiwaブランドの新製品として、BluetoothおよびPC録音に対応した多機能レコードプレイヤー「aiwa audio RPB」を7月25日に発売しました。価格は1万4800円(税込)となっています。

記事のポイント

Bluetooth対応のレコードプレーヤーの中ではお手頃な価格。また、デザインがシンプルなので置き場所を選ばなさそうなのがよいですね。

デュアルスピーカー内蔵によりLP/EPレコードを再生するのはもちろんのこと、Bluetoothスピーカーとしてスマホからデジタル音源を再生したり、レコード音源を別のBluetoothスピーカーから出力したりすることもできる本機。

 

USBポート経由でPCと接続して付属の録音ソフトウェアを使えば、レコード音源をデジタル音源に録音・変換することもでき、お気に入りだけど持ち運びはできなかった音楽をスマホに保存することだって可能! また、RCA出力端子からアンプやスピーカーに有線接続すれば、好みのサウンドで音楽を楽しめます。

 

何より、眠っている古いLP版や新しく購入したレコード音源を味わえ、スマホの楽曲を聴くときもレトロでオシャレなスピーカーとして活躍してくれる本機が1万4800円というのはうれしいですね!

 

スペック表

JBL、Bluetooth スピーカー「JBL GO 4」「JBL CLIP 5」を同時発売。スマホ直聴きの人へ向けた新型は豊富な全9色がラインナップ

ハーマンインターナショナルは、JBLの新型Bluetooth スピーカーとして「JBL GO 4」と「JBL CLIP 5」を、4月5日から順次販売を開始した。オンラインストア販売価格は、JBL GO 4が7700円、JBL CLIP 5が9900円(いずれも税込)。

↑JBL GO 4(写真手前、左からファンキーブラック、スウォッシュピンク、ウィンブルドングリーン、スクワッド)、JBL CLIP 5(写真奥、ブルー)

 

スピーカーユーザーの潜在層を狙った新たな考え方

2024年に創設78年目を迎えるJBLは、高い技術力によるサウンドパフォーマンスが世界中で高い評価を得てきた。しかし、2015年の「Apple Music」のサービス開始以降、音楽サブスクの需要は年々高まり、2023年には音楽市場においてストリーミングが全体の約3割を占める結果となった。音楽の聴き方が激変した昨今、同社は「これまでと同じことをしていても仕方がない」と、商品開発に対する考えを改めたという。

 

その根拠の追求のため、同社は「日本の音楽聴取に関する調査」を実施。調査の結果、ストリーミングで音楽を聴いている層は、15歳~49歳の男女400人のうち約40%、20代で60%以上の人が利用していることが明らかとなった。この層に対して、「どうやって音楽を聴いているのか」を質問すると、72%がワイヤレスイヤホンを使用。33%がスマートフォンの内蔵スピーカー、17%がポータブルスピーカーを使用していた。

↑2024年3月25日~26日実施「日本の音楽聴取に関する調査」より

 

スマートフォンの内蔵スピーカーを使った、いわゆる「スマホ直聴き派」は、特に20代女性に多い。イヤホンにはコストを割くのに、なぜスマホのスピーカーを使うのか? という疑問を解消するために、同社はイヤホン/スピーカーを使うシーンを分析した。その結果、スピーカーは「朝のメイク中や身支度中」「料理や掃除など、家事の最中」など、いわゆる「ながら聴き」で使用するという声が多く挙がった。

 

ハーマンインターナショナル マーケティング部 シニアマネージャー 濱田直樹氏は「音楽の楽しみ方が多様化してきていることを実感しました。イヤホンは独りで没入するとき、スピーカーはメイクや料理などの家事、キャンプなどゆったりと “ながら” での利用、と住み分けができている」と、潜在的なポータブルスピーカーユーザーがいる可能性に触れ、この結果をチャンスと捉えたことを熱弁。

 

「ポータブルスピーカーの良さを、スマホ直聴き派の人たちへアプローチする余地は十分にある。使用シーンと合わせてスピーカーを使うことを提案していきたいです」と、スピーカーユーザー拡大の可能性についても述べた。

↑ハーマンインターナショナル マーケティング部 シニアマネージャー 濱田直樹氏

 

「スマホ直聴き」派に向けた、Auracast対応の高音質Bluetooth スピーカー

こうしたさまざまなライフスタイルシーンで音楽を楽しめるスピーカーとして、今回登場したのがポータブルBluetoothスピーカーJBL  GO 4とJBL CLIP 5。全世界累計販売5500万台を超える大人気シリーズが、4年ぶりにフルモデルチェンジを果たした新モデルだ。

 

いずれも45mmフルレンジ・ドライバーを搭載。JBL GO 4の搭載ドライバーは、前モデル比16%のサイズアップを果たした。新設計のパッシブラジエーターも共に搭載されている。JBL CLIP 5については前モデル比で10%拡大された。

 

パッシブラジエーターによりサウンドも進化。前モデル比10%深みの増した低域再生が可能となった。さらに、ユニットの強化に伴い、アンプも最適化することで、前モデル比最大20%の音圧強化をも可能とした。

↑手のひらサイズのコンパクトな筐体を維持しながらも、進化したパワフルサウンドを実現した

 

機能面では、GO/CLIPシリーズ初となる専用アプリ「JBL Portable」に対応。複数の機種を一元管理できるだけでなく、サウンドイコライザーの調整や製品のリネーム、起動音のOn/Off、製品のファームウェアアップデートなど、さまざまなカスタマイズが可能になった。

 

BluetoothはLE Audio対応で、2台のスピーカーを無線で接続する「ワイヤレスステレオ再生」が可能となり、より広いサウンドステージを実現。新機能「Auracast」により、複数の対応機器と連携して同時再生をするマルチスピーカー機能も備わっている。さらに、シリーズ初となるマルチポイント接続にも対応する。

 

JBL GO 4は、最大7時間の連続再生が可能だが、「プレイタイムブースト」によりバッテリー寿命が2時間増える。JBL CLIP 5は最大12時間連続再生が、3時間延長可能。いずれもIP67等級の防水防塵対応なので、安心して屋外での使用やボディの丸洗いをすることができる。

 

外観面では、JBL CLIP 5がモデル名の由来でもあるカラビナ構造をブラッシュアップし、ゲート開口部分を直径16mmから23mmに拡大。「直径23mmは、100円玉よりも少し大きい口径です。例えば、浴室の物干しポールなどにも引っかけやすいなど、さまざまなライフスタイルシーンでの使い勝手向上を目指しました」(濱田氏)と、多様化する音楽の楽しみ方への配慮にも余念がない。

↑JBL CLIP 5の使用シーンイメージ。カラビナのゲート開口部を直径23mmに拡大したことで、従来モデルより幅広い使用シーンでの使用が可能になった

 

カラーバリエーションは、両モデル共にスウォッシュピンク、ウィンブルドングリーン、ファンキーブラック、ブラック、ブルー、レッド、ホワイト、スクワッド、パープルの全9色がラインナップされた。パープルは公式サイト限定販売とのこと。

↑JBL GO4のカラーバリエーション。上左から、スウォッシュピンク、ウィンブルドングリーン、ファンキーブラック、ブラック、ブルー、レッド、ホワイト、スクワッド、パープル

 

↑JBL CLIP 5のカラーバリエーション。上左から、スウォッシュピンク、ウィンブルドングリーン、ファンキーブラック、ブラック、ブルー、レッド、ホワイト、スクワッド、パープル

 

イメージキャラクター・詩羽さんも「好きな色がギュッと詰まってる!」と大絶賛

4月5日からは、春のキャンペーン「わたし、響け!」の第1弾もスタート。同キャンペーンのイメージキャラクターに起用された、水曜日のカンパネラ・詩羽さんが、JBL Go 4と共に舞い踊る新WEBCM公開のほか、東京・渋谷エリアをはじめとした全国の主要都市をJBLがジャックする野外広告を展開していく。

↑春キャンペーン「わたし、響け!」のイメージ

 

取材の場に登壇した詩羽さんは、今回の新製品についての印象を聞かれると「色の配色が印象的です。お気に入りは、自分の好きな色がギュッと詰まったスウォッシュピンク! 意識してなかったんですけど、今日の服装にも合っていて、すごく私らしい色だなって」と、WEBCMでも使用した同カラーを手にニッコリ。

↑ビビッドな装いで登場した詩羽さん。「ピンクとイエローとミントグリーンの配色がめちゃくちゃ好み!」と大絶賛

 

スピーカー初心者に向けてのメッセージでは「GO 4はすごくコンパクトで、手が小さい人でも簡単に持てちゃう。皆にとってすごく馴染みやすいものになるんじゃないかと思うので、ぜひ音楽をもっと手軽に、気軽に、スピーカーで楽しんでもらえたらなと思っています」と、製品特徴のひとつであるコンパクトさにも触れアピールした。

↑「カラフルな春をGO 4と一緒に楽しんでほしいです」、と笑顔でアピールした

 

さらに、国内最大級のスニーカーアプリ「スニーカーダンク」と初のコラボレーションキャンペーンも実施中だ。個性あふれる9色のカラーバリエーションを持つJBL GO 4とJBL CLIP 5を、ファッションのコーディネート感覚で楽しんでもらいたい、という思いからスニーカーのプロが厳選したそれぞれのカラーとマッチするレアスニーカーをセットに、各色1セットの計18名にプレゼントされる。キャンペーン期間は5月31日(金)まで。春キャンペーン特設サイトから必要項目を記入して応募する。濱田氏はこの取り組みについて「スピーカーを持っていない人にも興味を持ってもらうきっかけになれば」と、締め括った。

↑「スニーカーダンク」とのコラボレーションセットの一例。どれもファン垂涎のレアスニーカーが選ばれている

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

良質な音とド派手な光でアガる! プロが厳選したDTスピーカー3選

自室でのパソコン作業や動画鑑賞をはじめ、PCオーディオやPCゲームといったリラックスタイムに活躍するデスクトップ(DT)スピーカー。数ある機種の中から、本記事では、1680万色のイルミネーションが楽しめるDTスピーカー SteelSeries「Arena 7」、制作現場で活躍するモニタースピーカー Edifier「ED-MR4」、Bluetooth や USB-DAC を内蔵したコンパクトなアクティブスピーカー FOSTEX「PM0.3BD」の3機種を紹介しよう。

※こちらは「GetNavi」 2023年12月号に掲載された記事を再編集したものです

 

私が解説します

オーディオライター 野村ケンジさん
ハイエンドシステムから、ヘッドホン・イヤホンまで幅広い知識を持つ。テレビやラジオなどでも活躍中。

 

【その1】1680万色のイルミネーションでゲームを盛り上げる!

SteelSeries
Arena 7
実売価格4万1770円

4インチドライバーとツイーターの2ウェイスピーカーとダウンファイアリングサブウーファーによる2.1chシステム。全音域で調整が可能な独自ソフト「SONAR」により、音楽も映画もゲームも本機のみで最高のサウンドを体験できる。

 

SPEC●スピーカー構成:2.1ch●実用最大出力:非公表●周波数帯域:35Hz〜20kHz●サイズ:W104.9×H126.2×D196.1mm(※スピーカー部)

 

↑4インチドライバーとツイーターの2ウェイスピーカーとダウンファイアリングサブウーファーによる2.1chシステム。全音域で調整が可能な独自ソフト「SONAR」により、音楽も映画もゲームも本機のみで最高のサウンドを体験できる。

 

↑1680万色のRGBイルミネーションを搭載。画面上のアクションや音声に反応し、ビジュアルでゲームや音楽を盛り上げる

 

野村‘s Check

PEQを駆使して好みの音にアレンジできる

「2.1chで定位感の良い迫力サウンドを楽しめるうえに、10バンドPEQで好みの音に調整できるのもうれしい。イルミネーションでデスクを積極的に演出したい人にピッタリ!」

 

【その2】制作現場で活躍する本格派モニタースピーカー

Edifier
ED-MR4
実売価格1万7980円

楽曲・映像制作など、原音を忠実に再現したいシーンで活躍するモニタースピーカー。細かい音までバランス良く再生でき、音楽の各パートのフレーズやノイズ、ズレなどを細かくチェックし、意図した音を制作可能だ。

 

SPEC●スピーカー構成:2.0ch●実用最大出力:42W●周波数帯域:60Hz〜20kHz●サイズ:W140×H228×D170mm

 

↑前面にAUX入出力を備え、ストレスなくヘッドホンへの切り替えが行える。右側のトグルでボリュームやモード変更も可能

 

↑背面の端子部。ノイズに強く、多くの録音機器に採用されるTRSバランス端子を搭載する。RCAアンバランスやAUXも装備

 

野村‘s Check

メリハリのある表現ができリスニング用にも最適

「フォーカスの良さや定位感の確かさなど音質は本格派。一方でメリハリのある表現も得意で、リスニング用にもピッタリ。この価格でこの音が楽しめるのは、まさにお値段以上!」

 

【その3】リスニングからエンタメまで幅広く活躍するDTスピーカー

FOSTEX
PM0.3BD
実売価格3万8500円

Bluetooth や USB-DAC を内蔵したコンパクトなアクティブスピーカー。サブスク音楽や動画配信を高音質なサウンドで楽しめる。USB端子は96kHz/24bitデータまで入力可能で、デスクトップでハイレゾ音源を堪能できる。

 

SPEC●スピーカー構成:2.0ch●実用最大出力:30W●周波数帯域:100Hz〜40kHz●サイズ:W110×H212×D133mm

 

↑「MUSIC/VOICE」モードスイッチを搭載。MUSICは音楽リスニング、VOICEはナレーションなど再生音源に応じて音質切換が可能だ

 

↑デジタルとアナログの入力に対応。スマホはBluetooth、PCはUSB、オーディオはAUXなど、入力を切り替えて使用できる

 

野村‘s Check

MUSIC/VOICEモードがユニークかつ便利

「2つのチューニングモードを搭載し、音楽再生だけでなくネット配信のナレーションなど声中心のモニターにも活用できます。デジタルとアナログ入力に対応するのも美点」

PC音源をグレードアップ!プロが推す「クリプトン」のDTスピーカー2選

自室でのパソコン作業や動画鑑賞をはじめ、PCオーディオやPCゲームといったリラックスタイムに活躍するデスクトップスピーカー。手軽にサウンドをグレードアップしたいなら、小型スピーカーながらハイレゾ音源も高音質で楽しめるクリプトン「KS-11G」「KS-33G」を選んでみてはいかがだろうか。

※こちらは「GetNavi」 2023年12月号に掲載された記事を再編集したものです

 

私が解説します

オーディオライター 野村ケンジさん
ハイエンドシステムから、ヘッドホン・イヤホンまで幅広い知識を持つ。テレビやラジオなどでも活躍中。

 

パソコンのサウンドを簡単にグレードアップできる

デスクトップスピーカーは、パソコンで音楽や映画、動画配信を視聴する際はもちろん、PCゲームを迫力のサウンドでプレイしたいときなどにも活躍するアイテム。いずれもコンパクトなボディながら、ほとんどがアンプを内蔵しており、スピーカー非搭載PCとつないでも音声の出力が可能だ。

 

接続方法はBluetoothによるワイヤレス接続、USBやステレオミニ端子でのケーブル接続があり、クリプトンの2モデルのようにハイレゾ再生に対応したモデルなら、USB接続で高精細なハイレゾサウンドを堪能できる。スピーカー構成は、パソコンの左右に1台ずつ置く2.0ch、より重低音が楽しめる2.1chが一般的で、そのほか5.1chやサウンドバーなどもチョイス可能だ。

 

フルデジタル信号処理を施しハイレゾ音源も緻密に再現

クリプトン
KS-11G
実売価格6万5780円

Bluetooth受信が可能な小型アクティブスピーカー。バスレフの循環する空気量を増やすなどの音質チューニングを施し、上位モデルKS-33Gに迫るサウンドを実現した。PCMの最大192kHz/24bitまでに対応し、ハイレゾ音源も高音質で楽しめる。

 

SPEC●スピーカー構成:2.0ch●実用最大出力:70W●周波数帯域:70Hz〜20kHz●サイズ:W89.5×H176.5×D105mm

 

↑端子類はUSB(2.0)入力、アナログ(ステレオ3.5φミニジャック)入力、光デジタル入力を装備。Bluetooth受信にも対応する

 

↑Tymphany社製64mmコンケープ・メタル フルレンジ型ユニットを搭載。迫力の重低音と全域にフラットな再生特性をもたらす

 

↑コンパクトな専用リモコンが付属。手のひらサイズながら持ちやすく、ボタンもわかりやすく配置されており使い勝手は上々だ

 

野村‘s Check

コンパクトなのに豊かな音場を創出

「小型スピーカーとしては望外の空間的広がり感を持つなど、上質なサウンドを楽しめます。使い勝手に優れ、手軽にPCデスクの音環境をアップさせられるオススメモデル」

 

Upper Model

オールアルミボディ採用でよりクリアな音再生が可能

クリプトン
KS-33G
実売価格9万3280円

筐体のサイズ(※)とボディのフレーム部分にアルミの押し出しを使用しているのは「KS-11G」と共通だが、こちらはさらに両側面にアルミパネルを採用。オールアルミ採用で、余分な響きが音に乗らずよりクリアな再生ができる。

※ 幅が微妙に異なる(11G:89.5mm、33G:37mm)

 

SPEC●スピーカー構成:2.0ch●実用最大出力:70W●周波数帯域:70Hz〜20kHz●サイズ:W87×H176×D105mm

11月30日まで! イヤホンやスピーカーが「Amazonブラックフライデー」で最大50%オフ

サウザンドショアスは11月30日まで、Amazon.co.jpで開催中の「Amazonブラックフライデー」にてTribitのイヤホンやスピーカーなど12製品を、最大50%オフで販売します。

 

セールでは、Bluetoothイヤホン「FlyBuds3Sホワイト」が50%オフに。

 

Bluetoothイヤホン「FlyBudsC1」が、40%オフとなっています。

 

Bluetoothスピーカー「XSound Go」は、15%オフです。

広い場所でもパワフルな音をお届け! ソニーから大型ワイヤレスポータブルスピーカー「SRS-XV800」登場

ソニーは、大型ワイヤレスポータブルスピーカー「SRS-XV800」と、小型ワイヤレスポータブルスピーカー「SRS-XB100」を、5月19日に発売します。

↑SRS-XV800

 

SRS-XV800は、約170mm×170mmの大口径ウーファーを搭載していることに加え、振動板の面積を拡大させた同社独自の「X-Balanced Speaker Unit」をウーファーに採用。迫力のある重低音と歪みの少ないクリアな音質を楽しめます。

 

持ち出し時に便利なキャリーホイールを装着。Bluetooth接続に対応し、マイク端子やギター端子、USB端子などの外部入力端子を搭載しています。また、JIS防水保護等級IPX4相当の防滴も対応しており、連続で約25時間再生ができるバッテリーを内蔵。屋内、屋外の様々な利用シーンに対応しています。

 

SRS-XB100は、同社独自の技術を活用したスピーカーユニットを採用することで、音のパワフルさとボーカルの明瞭さが向上。低域を効果的に増強するパッシブラジエーターを搭載し、迫力のあるサウンドが楽しめます。IP67の防水・防塵性能で、約16時間再生できるバッテリーを搭載しており、屋外での使用にも便利です。

↑SRS-XB100

 

スマートフォンとBluetooth接続して、ハンズフリー通話も可能。反響音を消すことでハウリングを防ぐエコーキャンセリングを搭載しており、オンライン会議時のPCスピーカーとしても活用できます。カラーはブラック、ライトグレー、ブルー、オレンジの4色展開。

 

市場推定価格は、SRS-XV800が8万円前後、SRS-XB100が1万円前後です。

メガネ型スピーカーのHUAWEI Eyewearは音漏れしにくいし、軽いし、デザイン良いしでもはやメガネじゃん!

ファーウェイ・ジャパンは5月26日、日本向けの新商品を一挙9製品発表しました。ひときわ注目を集めたのはメガネ型スピーカー「HUAWEI Eyewear」です。日本のアイウェアブランド「OWNDAYS(オンデーズ)」とのコラボレーションモデルも発表されました。

↑OWNDAYS×HUAWEI Eyewear。“どこからどうみてもメガネ”なスピーカーです

 

スマホやパソコンからの音が聴こえるメガネ

HUAWEI Eyewearは“オーディオグラス”と呼ばれるタイプの製品。メガネのテンプル(つる)にスピーカーを内蔵し、ワイヤレスイヤホンと同様にスマホやパソコン、ゲーム機にBluetoothで接続、耳元で音を鳴らします。長時間装着しても疲れにくいうえに、周囲の音も聞こえるという特徴があります。

 

HUAWEI Eyewearの価格は3万2780円(税込)で、5月26日より量販店やAmazon.co.jpなどで順次販売されます。

 

フレームの色はブラックで、形状はボストン型のフルリム、 ウェリントン型のハーフリム、フルリム(Amazon限定)と3種類をラインナップしています。

↑上からウェリントン型のフルリム、ウェリントン型のハーフリム、ボストン型のフルリム

 

見た目はテンプルの縦幅がちょっと太めですが、「スピーカーがついています」と言われなければまったく気づかないようなスタイリッシュさ。重さも約37g~39g(形状によって変わります)と軽いため、普段からメガネをかけ慣れている人なら、長時間かけ続けても苦にならないでしょう。

 

スピーカーは耳の穴よりやや後方にあり、頭に直接響かせるような、立体感のある聴こえ方です。また、ノイズキャンセリング機能(ANC)も備えており、雑踏の中でもしっかりと音楽を楽しめます。

 

操作はテンプルをタップしたり、なぞったりして行います。トントンッとダブルタップで音楽の再生や停止、スーッとスワイプ操作で音量の調整といった具合です。操作方法はスマホアプリから設定・確認できます。

↑側面のテンプルをなぞって操作します

 

↑OWNDAYS×HUAWEI Eyewearと専用アプリの操作画面

 

セミオープンタイプのスピーカーということで、音漏れするかは気になるところでしょう。実機で試してみた感触は「よほど静かな場所で、大音量で聴かなければ、音漏れに気づくのは難しい」というものでした。

 

スマホ側のボリューム表示で80%以上の音量まで上げて、静かな場所で装着者に近い距離なら、シャリシャリとした音漏れに気づくかもしれません。ただし、そのときの装着者本人は、頭が痛くなるくらい大音量で音楽が鳴り響いています。

 

ファーウェイは2021年にメガネ型スピーカー「HUAWEI X GENTLE MONSTER Eyewear II」を発売しており、HUAWEI Eyewearは実質的な後継製品となっています。

 

筆者を含め、メガネをかける人にとってうれしい進化点は「度入りのレンズが入れやすくなった」ことでしょう。メガネ屋に持ち込んで度入りレンズを制作してもらいやすいように、レンズ部分が外れるようになっています。

 

また、新たに通話時の雑音カット(ノイズキャンセリング)にも対応。ノイズキャンセリングはメガネ本体側で処理するため、パソコンでのZoom会議などのシーンでも使えます。テレワークなどを意識した作りと言えるでしょう。

 

バッテリー持ちは音楽再生で約6時間、通話で約4時間半。10分間の充電で約80分の音楽再生が可能としています。メガネのテンプルの先に充電端子があり、付属の充電アダプターでUSB Type-Cケーブルに接続する方式です。

 

「OWNDAYS×HUAWEI Eyewear」はサングラス化も可能

OWNDAYSとコラボした「OWNDAYS×HUAWEI Eyewear」の基本的な機能は、HUAWEI Eyewearと共通で、レンズ部分はOWNDAYSオリジナルのデザインとなっています。

↑OWNDAYS×HUAWEI Eyewearのラインナップ

 

フレームはブラックとグレーの2色で、スクエアとウェリントンの2種類をラインナップ。通常版のHUAWEI Eyewearとはやや形状が異なっています。

 

価格はHUAWEI Eyewearと同じ3万2780円(税込)ですが、度入りレンズ込みの価格となっており、HUAWEI Eyewearよりもお得です。レンズは超薄型までが無料で選択可能。オプション料金を支払えばブルーライトをカットするPCレンズや遠近両用レンズ、曇り止めコーティング付きレンズも選べます。

↑度入りレンズで購入可能

 

コラボモデルでは、専用のアクセサリー「SNAP LENS」(別売・税込1500円)も用意。メガネの上からマグネットで取り付ければ、一瞬にしてサングラスに早変わりします。例えばクルマの運転のときだけサングラスにするといった使い方も手軽にできます。

↑ペタっと装着してサングラスになるSNAP LENSは、「OWNDAYS×HUAWEI Eyewear」だけのオプションです

 

「音量や音のクオリティは従来の他社製品をはるかに上」

なお、HUAWEI Eyewearはファーウェイのお膝元、中国をはじめ、世界各地で販売されていますが、今回のコラボモデルであるOWNDAYS×HUAWEI Eyewearは、当面は日本市場限定で販売されます。

 

オンデーズの田中修治社長はコラボモデルについて「言われなければスピーカー搭載と気づかないほどに軽量化されており、音量や音のクオリティは従来の他社製品をはるかに上回っている。ファーウェイが開発中の試作機を見て感銘を受け、共同開発を決断した」とコラボの経緯を説明。「どういった形状だと使いやすいのかなど、メガネ屋としてのノウハウを提供した」(田中氏)といいます。

↑ファーウェイ・ジャパンの楊涛氏(左、ファーウェイ デバイス 日本・韓国リージョン プレジデント)と、オンデーズの田中修治社長

 

ガンガン響くBluetoothスピーカーも投入

オーディオ関連の製品としては、Bluetoothスピーカー「HUAWEI Sound Joy」も発表されました。フランスのオーディオメーカーDevialet(デビアレ)の音響監修を受けた製品で、360度全方位に鳴り響く筒型スピーカーです。価格は1万4800円(税込)で、本日5月26日の発売です。

↑HUAWEI Sound Joy

 

大音量でガンガン鳴らせるタイプのスピーカーで、屋外でも使いやすいIP67相当の防塵・防水仕様。バッテリーは8800mAhと大容量で、最大26時間の長時間再生が可能です。ポータブルスピーカーとしては大きく、重めで、サイズは約73×73×202mm、重さは約680gとなっています。カラーはオブシディアンブラックとスプルースグリーンの2色をラインナップします。

↑大口径スピーカーに大容量バッテリーを搭載でずっしり重め

 

↑デビアレの特徴というPush-Push式のパッシブラジエーターを上下に搭載。低音を鳴らすとガンガン振動します

 

スピーカーユニットは20Wフルレンジドライバーと10Wツイーター、パッシブラジエーター2基という構成。大音量で鳴らすと筒の先端にあるパッシブラジエーターが勢いよく振動しているのが見て取れます。筒の円周にはカラフルに光るライトを配置し、音楽とあわせてムードを演出します。

 

また、スピーカーを2台用意すると、ステレオ再生が可能に。本体を“振る”という簡単な操作で2つのスピーカーをペアリングできます。

↑2台のスピーカーを振ってペアリング

 

ヘルスケア分野も3つの新製品

スマホと組み合わせて使うヘルスケア製品のジャンルでは、スマート体組成計「HUAWEI Scale 3 Pro」、スマートウォッチ「HUAWEI WATCH FIT 2」、スマートバンド「HUAWEI Band 7」の3製品が発表されました。3製品はいずれも、iPhone/Android向けアプリ「HUAWEI Health」アプリと連携して、心拍数や歩数、体重などを記録します。

 

スマート体組成計のHUAWEI Scale 3 Proは、6月9日発売で価格は1万780円(税込)。足と手の両方を使って全身のデータを測定します。測定結果は体重、BMIや骨格筋量、体内水分率、基礎代謝量、心拍数などの10項目以上に対応。乗った人を自動識別する機能も備えており、家族で共有しやすいようになっています。

↑HUAWEI Scale 3 Pro

 

↑足と手の両方を使って測定します

 

スマートウォッチのHUAWEI WATCH FIT 2はシリコンバンドタイプが2万680円(税込)、レザーバンドタイプが2万3980円(税込)。計5色展開となっています。

 

有機ELディスプレイは画面サイズ1.74インチに大型化。またBluetooth通話機能を新たに搭載し、スマホをカバンに入れたままで、時計から着信に応答できます。さらにAndroidスマホから音楽データを転送して、時計本体で再生する機能も追加されました。

↑HUAWEI WATCH FIT 2

 

↑シリコンバンド3色、レザーバンド2色のラインナップ

 

ヘルスケア機能は24時間の心拍数計測や睡眠モニタリング、活動量や位置情報を組み合わせた各種ワークアウトの計測に対応。電池が持続するのが特徴で、1日200回画面を表示して毎週30分運動するという“一般的な使用条件”なら10日間、画面表示500回に運動60分の“ヘビーな使用条件”なら7日間は継ぎ足し充電なしで使えます。

 

スマートバンドのHUAWEI Band 7は8580円(税込)と、より手に取りやすい価格のウェアラブル製品です。1万円以下の製品としては珍しく、心拍数や血中酸素、ストレスレベルなどの常時測定に対応しており、身体の不調を検知した際のアラート表示も可能。電池持ちは通常使用で約14日間、ヘビーユースで約10日間とされています。

↑HUAWEI Band 7

 

↑カラーは4色展開

 

このほかにもファーウェイはE Inkディスプレイ搭載のタブレット端末「HUAWEI MatePad Paper」やWindows PC「HUAWEI MateBook」シリーズ、メッシュWi-Fiルーターを発表しています。次回の記事では、とりわけユニークなHUAWEI MatePad Paperを中心に紹介します。

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

夏のアウトドアに持ち出したくなる「マーシャルサウンド」! 新型無線スピーカー「Willen」は防塵防水にも対応!

マーシャルブランドは、超小型のワイヤレススピーカー「Willen」を国内外にて発表しました。

 

↑マーシャルより

 

ヘッドホンやスピーカーなど、さまざまなオーディオ製品をラインナップしているマーシャルブランド。同ブランドの小型ワイヤレススピーカーとしては、これまで直方型の「Emberton」などがラインナップされていました。

 

今回発表されたWillenはEmbertonよりもさらに小型なワイヤレススピーカーで、本体サイズは101.6 x 100.5 x 40.4mmと、まさに手のひらサイズ。重量も310gと軽量で、IP67の防塵・防水性能を達成しています。さらに本体背面にはストラップが配され、さまざまな場所に設置することができます。

 

本体には2インチ/10Wのダイナミックドライバーを内蔵し、温かみのあるマーシャルらしい音楽再生を実現。またマイクを内蔵したことで、スマートフォンと連携させての電話通話も可能です。フル充電状態では15時間以上の再生ができ、「Stack Mode」では複数のWillenを連携させることが可能です。

 

さらに、「Emberton」も新モデルの「Emberton II」へとリニューアル。バッテリー駆動時間が20時間から30時間以上へと増強されています。こちらでも、Stack Modeによる連携が可能です。

 

Willenの国内向けの価格は1万6980円で、Emberton IIの価格は2万7800円。Emberton IIはすでに販売を開始しており、Willenは販売を告知するためのメールアドレスの登録が可能です。両モデルとも、これからの夏のアウトドアシーズンにて大いに活躍してくれそうなワイヤレススピーカーとなりそうです。

 

Source: マーシャル

これからの季節にピッタリ! プールや海でも活躍しそうな、ボーズのポータブルBluetoothスピーカー「SoundLink Flex」

ボーズは、SoundLink Bluetoothスピーカーシリーズより、「Bose SoundLink Flex Bluetooth speaker」を発売しました。税込価格は1万9800円。

 

同製品は、独自のBose PositionIQテクノロジーを搭載し、置き方に応じてスピーカーの向きを自動検知。スピーカーを立てても、ストラップを使ってぶら下げても、上向きに置いても、自動で最適化されたサウンドを再生します。

 

IP67に準拠した防水・防塵性能を備えています。ソフトシリコンの背面とパウダーコーティングのスチールグリルは、落下や衝撃、腐食、紫外線に強く、厳重に密封された音響コンポーネントは、水、ほこり、ちりなどの侵入を防ぎます。本体は様々な場所に取り付けられるユーティリティループ付きで、誤って水面に落としても浮かび上がってきます。

 

最大12時間の連続再生が可能な充電式リチウムイオンバッテリーを搭載。充電はUSB-Cを使用し、充電ポートはユーティリティループの反対側に配置されているので、再生を中断することなく、どんな置き方でも充電が可能です。

 

サイズはW20.14×H9.04×D5.23cm、重さ約580gで、カラーは、ブラック、ホワイトスモーク、ストーンブルーの3色。

 

セットアップはBluetoothペアリングで簡単に行うことができ、最大8台のデバイスが記憶され、スムーズに接続を切り替えられます。「Bose Connect」アプリでは、本体の操作、設定のカスタマイズ、最新のソフトウェアのダウンロードなどができます。本体のボタンでは、電源オン/オフ、音量調節、Bluetooth接続、再生、一時停止、スキップなどの操作が可能。内蔵のマイクを使用して、スマートフォンの音声アシスタントへのアクセスや、通話もできます。

 

2台ペアリング、または1台を「Bose SimpleSync」に対応する同社Bluetoothスピーカーとペアリングすれば、左右の音声チャンネルを2台のスピーカーに振り分けて再生する「ステレオモード」や、2台のスピーカーから同じサウンドを同時再生する「パーティモード」で使用できます。Bose SimpleSyncに対応しており、同社のスマートスピーカーやサウンドバーに連携可能です。デバイスに接続した状態で、音声アシスタントにスマートスピーカーでの音楽再生を指示すると、同製品とスマートスピーカーの両方で同時に再生されます。

ソニーの「ガラス管スピーカー」に最新モデルが出た!4万円切りで買える「LSPX-S3」を体験

ソニーは、独自技術でガラス管を振動させて音を出す「グラスサウンドスピーカー」シリーズの新モデル「LSPX-S3」を8月6日に発売します。実売予想価格は3万9000円前後(税込)。

↑LSPX-S3

 

大口径ウーファーで音質が進化

グラスサウンドスピーカーは、本体の有機ガラス管を振動させて音を出し、どの位置から聴いても聴こえ方が変わりにくい独特な音場感が楽しめることが特徴。LEDライトを内蔵しており、キャンドルの灯りのようなゆらめく光で雰囲気を演出します。

↑LEDライトを内蔵しており、キャンドルのようなゆらめく灯りを演出できます

 

新モデルの「LSPX-S3」は、ウーファーユニットの口径の大型化により豊かな中低音を実現。さらに、底面に備えたパッシブラジエーターで低域を増強しています。

↑スピーカーユニットを並べたところ。左が前モデルS2のもので、右がS3。ひと回り大きくなっているのがわかります

 

↑底面にパッシブラジエーターを搭載

 

独自のスピーカー駆動技術を進化させた「アドバンスドバーティカルドライブテクノロジー」により、加振器が有機ガラス管を振動させて音を水平方向に放出。加振器を支える土台に新たに亜鉛合金を使用し、クセや歪みの少ない音質を実現しています。

↑加振器の土台に新たに亜鉛合金を採用

 

このほか、圧縮音源で失われた高音域を補完する独自の高音質化技術「DSEE」により、音楽ストリーミングサービスなどもクリアな音質で再生するほか、低音を増強させる「ベースブースター」機能も備えています。BluetoothコーデックはSBC/AAC/LDACをサポート。なお、LSPX-S3は前モデルと異なり、ハイレゾ非対応となっています。

 

雰囲気あるライティングが可能に

LSPX-S3では、前モデルのサイズ感などは踏襲しつつ、インテリアになじみやすいマットなミネラルシルバーのカラーを採用。よく使用するボタンは側面に、それ以外のボタンは底面に配置するなど、ガジェット感のないデザインとなっています。

↑ガジェット感のないシンプルなデザイン

 

↑右が前モデルのS2。並べるとサイズ感はほぼ同じ

 

ガラス管内部にあるイルミネーションLEDの明かりがキャンドルのように揺らぐ「キャンドルライトモード」は、新たに音楽との連動や3段階の強弱設定が可能に。明るさは32段階で調整できます。新搭載のタッチセンサーにより、触れるだけで明かりのオン・オフや明るさの調節も可能です。

↑キャンドルのように光るLEDライトを内蔵しています

 

本体を2台用意すればステレオ再生が可能な「ステレオペア」モードや、最大100台までBluetoothスピーカーを連動できる「パーティーコネクト」モードも用意されています。

↑パーティーコネクト時には最大8台まで、光を時間差で連動させることも可能

 

バッテリー使用時の連続再生時間は最大約8時間。充電端子はUSB Type-Cとなっています。

 

Editor’s Eye

発売前に前モデルLSPX-S2を交えて試聴させて頂いたところ、S2に比べて解像感が向上し、音の輪郭がよりハッキリくっきりしたサウンドになっていると感じました。また、低音を増強する「ベースブースター」をオンにすると、振動が空気を伝わってくるほどの重低音を感じることができます。再生する音楽のジャンルなどによって使いわけるとよいでしょう。

 

どこから聴こえるのかわからない独特な無指向性の鳴り方は健在ですが、2台並べてステレオ再生すると、空間上にステージが浮かび上がるような不思議な音場が楽しめます。

 

キャンドルライトモードは新たに音楽連動が可能となり、音に合わせて光が強くなったり弱くなったりして、より音と光のコラボレーションが楽しめるようになっています。また、最低輝度時の明るさが前モデルより暗くなり、より雰囲気のあるムードを演出できるようになっているのもポイントです。

↑前モデルS2(左)とS3(右)の最低輝度の明るさの比較。S3のほうが暗くできるので、ムードのある雰囲気を演出できます

 

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75周年限定モデルも出る! JBL春の新製品を一挙レポート

ハーマンインターナショナルは、JBLブランドの2021年春の新製品を集めたメディア向けの新製品体験会を開催しました。同ブランドの注目の新製品や、今年創立75周年を迎えるアニバーサリーイヤーに登場する限定アイテムの情報などをまとめてお届けします。

 

外に持ち出したくなるパワフルサウンドの「CHARGE 5」

まず注目は、いまやJBLブランドを代表するアイテムのひとつとなったBluetoothスピーカーの最新モデル「JBL CHARGE 5」。同社のBluetoothスピーカーは、国内の家電量販店などから収集した実売データに基づく「BCNランキング」で、ワイヤレススピーカー部門の第1位を3年連続受賞しています。

↑JBL CHARGE 5(ブルー)

 

この「JBL CHARGE 5」は、大容量バッテリーを搭載し、スマホなどの充電も可能なCHARGEシリーズの最新モデル。独自開発の大口径楕円型ウーファーと、 エッジと重量を増幅したデュアル・パッシブラジエーター搭載に加え、新たに20mm径ツイーターを搭載した2ウェイ・スピーカー構成にアップデートされ、よりクリアな高域の再生が可能となりました。

↑新たにツイーターを搭載し、2ウェイ・スピーカー構成に進化

 

また、水のかかりやすい場所でも使える防水仕様に加え、新たに防塵にも対応したIP67仕様に進化。浜辺やキャンプ場など砂埃が気になる場所でも安心して使えます。

 

さらに、JBLのロゴデザインも従来のオレンジを基調としたものから、大きめのロゴが主張する「ボールドデザイン」に変更されています。本体カラーはブラック、 レッド、 グレー、 ブルー、 スクワッドの全5色。5月21日発売予定で、JBLオンラインストアでの直販価格は1万6280円です。

↑右の前モデル「CHARGE 4」と並べるとデザインの違いが一目瞭然。大きめのロゴが主張するボールドデザインとなっています

 

↑カラバリは5色

 

Editor’s Eye

音を試聴させて頂いたところ、まず感じたのは「このサイズでこんな迫力の音が出るんだ!」ということ。片手で持てるサイズ感からは想像つかないほど元気でダイナミックなサウンドが再生されます。音量もかなり大きいレベルまで出せるので、野外でもこれ1台で十分。

また、このモデルでは新たにツイーターが追加され2ウェイ・スピーカー構成にグレードアップしていますが、ボーカル曲を聴くとその効果が実感できます。重低音がしっかり出るのに歌声が埋もれず前に出てくるので、ポップスなどにピッタリ。

つい外に持ち出したくなるポータブルスピーカーといえそうです。

 

↑すでに発売されている「JBL GO 3」(左)と「JBL CLIP 4」(右)にも新色スクワッドが追加されます。こちらは今夏発売予定とのこと

 

新世代ホーン搭載の「HDIシリーズ」

老舗オーディオブランドならではのオーセンティックなスピーカーに、新シリーズ「HDI Series」が追加されました。

↑グレイ・オークのリアルウッド仕上げが目を惹く「HDIシリーズ」

 

「HDI Series」は、HDIホーンによる優れた空間表現とバッフルをユニット幅いっぱいに狭めたスリムなキャビネット、 コーナーの無いラウンドシェイプを特徴とする新シリーズ。ラインナップは、強力ウーファー3基を搭載したフロア型モデル「HDI-3800」「HDI-3600」と、シングルウーファーのコンパクトなブックシェルフ型モデル「HDI-1600」の3モデルです。

↑ラインナップは3モデル

 

いずれも、JBLプロフェッショナルが開発したスタジオモニターに採用されているD2コンプレッションドライバー技術から派生した新開発ドライバー「2410H-2」を中高音域用ユニットとして搭載。Xウェーブガイド・ホーン技術を用いた新世代のHDIホーンとの組み合わせにより、鮮明で立体的な音像イメージを作り上げます。

 

また、 低音域用ユニットには、 振動板に「軽量高剛性アルミ・マトリックスコーン」を採用した低歪・高出力ウーファーを採用。最上位モデル「HDI-3800」には200mm径ウーファー「JW200AL-12」、 「HDI-3600」には165mm径ウーファー「JW165AL-12」をそれぞれ3基搭載しています。最上部のウーファー1基と下2基のウーファーをスタガー接続することで、 中音域の定位の明瞭化とトリプルウーファーによる重低音再生の両立を可能にしています。

 

いずれも2021年初夏発売予定で、実売予想価格は「HDI-3800」が27万5000円/1本、「HDI-3600」が19万8000円/1本、「HDI-1600」が11万円/1本。

 

75周年を盛り上げる限定モデルが登場

JBLは1946年に創立され、今年で75周年を迎えます。それを記念した限定モデル2機種が今夏に登場します。また、ブランドアンバサダーとしてアーティストのCrystal Kay(クリスタル ケイ)さんを迎えることも決定しました。

↑JBL創立75周年のアニバーサリーイヤーに新アンバサダーとしてCrystal Kayさんを起用

 

記念モデルは、既発売のスピーカー「L100 CLASSIC」をベースに開発された「L100 CLASSIC 75」と、1960年代に発売されたプリメインアンプ「SA600」のレトロなデザインをモチーフにしつつ、中身は最新の技術でアップデートされた「SA750」の2つ。いずれも限定モデルとなっており、「L100 CLASSIC 75」は全世界で750セットの台数限定となります。2021年初夏より予約を受け付け、価格は「L100 CLASSIC 75」が70万円前後、「SA750」が40万円前後となります。

↑数量限定発売となる記念モデル「L100 CLASSIC 75」

 

↑サランネットを外したところ

 

新アンバサダーとなるCrystal Kayさんを招いたシークレットライブ(atビルボードライブ東京)も開催されます。詳しくはJBLのTwitter公式アカウントをチェックしてください。

 

このほか、会場には発売未定の参考製品として、ハイブリッド式アクティブノイズキャンセリング技術搭載のスティック型完全ワイヤレスイヤホン「JBL LIVE PRO+ TWS」が展示されていました。こちらは既発売の完全ワイヤレスイヤホン「JBL CLUB PRO+ TWS」をベースに、スティック形状を採用したもの。基本的な機能は同じなので、好みの形状によって選べるとのこと。JBLオンラインストア限定で発売される予定です。

↑参考展示された「JBL LIVE PRO+ TWS」。オンラインストア限定発売になる予定

 

今回紹介した以外にも、ゲーミング向けブランドJBL Quantumと、プロゲーミングチームFAV gamingとのスポンサーシップ継続なども報告され、ポータブルオーディオからハイエンド、ゲーミングまで全方向で攻めるJBLの勢いを感じる内容となっていました。

 

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よりアウトドア志向に進化! カラビナ&防水防塵のワイヤレススピーカー「JBL CLIP4」

ハーマンインターナショナルは、JBLブランドのBluetoothスピーカー「JBL CLIP4」を1月29日に発売します。カラーは全6色で、直販価格は6480円。

↑「JBL CLIP4」

 

↑カラーは全6色

 

「CLIP」シリーズは、JBLが展開するBluetoothスピーカーの中でも、手軽さとコンパクトなデザインを特徴とするモデル。最新版の「CLIP4」では、従来のコンパクトさは継承しつつ、より持ち運びや取り付けに長けたデザインに大幅リニューアルされています。

 

本体は持ち運びやすい楕円形のボディに、より開閉しやすくなったビルトインカラビナを搭載。日常使いはもちろん、デイパックやベルトストラップにも取り付けて、気軽に持ち運ぶことができます。

↑バッグやベルトなどに掛けることができます

 

さらに、これまでの防水機能に加え、新たに防塵機能を搭載したIP67に準拠。台所や浴室など日常生活における水回りでの使用や、砂埃などが気になるアウトドアのシーンでも安心して使用できます。ボディの底に搭載された充電端子(USB Type-C)も防水・防塵対応のため、万が一ボディが汚れてもそのまま丸洗いが可能です。

 

スピーカー部には、独自の40mm径フルレンジスピーカーユニットとパッシブラジエーターを搭載。独自開発のデジタル信号処理技術により、アンプの最大出力は前モデルより50%アップ。これにより、コンパクトな手のひらサイズながら、サイズを超えた音の広がりを実現しています。

 

対応コーデックはSBC。連続再生時間は最大約10時間、充電時間は約3時間。

 

桐生選手のサイン入りスピーカーが当たるキャンペーンも

JBLは、全国の家電量販店やネットショップなどから収集した実売データ「BCNランキング」にもとづく、1年間の累計販売数量が最も多かった企業を部門ごとに表彰する「BCN AWARD 2020」において、ワイヤレススピーカー部門の第1位を3年連続で獲得。

 

これを記念して、JBLアンバサダー・桐生祥秀(陸上短距離選手)さんのサイン入りスピーカーなどが当たるプレゼントキャンペーンを実施しています。

↑JBLアンバサダー・桐生祥秀(陸上短距離選手)さん

 

【キャンペーン概要】

●キャンペーン名:BCN AWARDワイヤレススピーカー部門3年連続No.1記念プレゼントキャンペーン
●実施期間:2021年1月26日(火)7:00~2月9日(火)23:59
●応募条件:実施期間内にJBL Japan公式Twitterアカウント(@JBL_JAPAN)をフォローし、対象のツイートをリツイート
●プレゼント内容:
・桐生選手サイン入りJBL GO3 (1名様)
・JBL GO3 (2名様)
・JBL CLIP4 (3名様)
●当選発表:2月中旬予定
●発送時期:2月中旬予定

 

より持ち運びやすくなったコンパクトなBluetoothスピーカー「CLIP4」を生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

ダイソーで買うべきオーディオはコレ! 500円から揃う「Bluetoothスピーカー」を試した

有線イヤホンが100円、片耳タイプのワイヤレスイヤホンが300円から買えるという、驚異の安さを誇るダイソーのオーディオアイテムですが、その実力はどうなのでしょうか?

 

これまで同社の300円の高音質イヤホンや500円の有線ヘッドホンを試してきましたが、価格なりのモノもあれば、ちょっとハズレかなというモノもあり、宝探しのように“当たり”を探す楽しさに目覚めてきました。ぜひ過去の記事もチェックしてみて下さい。

「ダイソー」のオーディオは使えるのか? 500円のヘッドホンを買って聴いてみた

ダイソーで300円の「高音質イヤホン」は“買い”か!? 100円イヤホンと比べてみた

 

今回は、ダイソーで販売されているBluetoothスピーカー2種類を購入して使ってみました。

↑左が防滴タイプの「SR9001」、右が「SR9910」

 

価格の割には質感は上々

最初に試したのは、500円(税抜)で販売されているコンパクトなBluetoothスピーカー「SR9910」。Bluetoothだけでなく、microSDカードやUSBメモリに保存した音楽ファイル(MP3のみ)も再生できてしまうというもの。

↑税抜500円という破格の値段

 

本体は手に収まるサイズのコンパクトなサイズ。前面にはサランネットもついており、質感は500円としてはなかなかのものです。本体向かって右側には布テープのループがついているので、フックにひっかけたり、カラビナに取り付けて持ち運ぶことも可能。

↑しっかり作られており、おもちゃっぽさはない

 

本体上部に操作ボタンが備わっており、「M」がBluetooth/microSDカード/USBメモリ再生を切り替えるモード切替ボタン、「+」「-」はそれぞれ短く押すと曲送り/曲戻し、長押しでボリュームアップ/ダウン、「>」は再生/一時停止となります。直感的にわかりやすく、ボタン式なので操作性も良好。誰でも簡単に扱える点は高評価ですね。

↑ボタンは直感的に操作しやすいデザイン

 

背面には電源ON/OFFのスライドスイッチと、充電用のmicroUSBポート、USBメモリ用端子、micro SDカードスロットが配置されています。カバーはついていないので、水濡れやほこりには注意が必要。

↑背面は端子がむき出しなので注意

 

そして底面には2か所にゴムが貼られています。地味ですが、これにより置いたときにすべりにくく、音を出しても本体のビビリを抑えてくれるなど、なかなかいい働きをしてくれています。低価格なのに、細かいところに気を配っているのはすばらしいですね。

↑底面にはゴムが貼られていてすべりにくく、ビビリも抑えてくれます

 

ざっと本体を見てみると、なかなかいい仕上がりになっていると感じました。なお、本体カラーは黒、グレー、紺の3色があるようです。今回はグレーを選びました。

 

続いてスペックを確認しておきましょう。通信規格はBluetooth 5.0で、作動範囲は10mまで。スピーカー出力は3W、再生周波数帯域は20Hz~18kHz、SN比は65dB。内蔵バッテリーは500mAhで、再生時間は約2.5時間(最高音量時)、充電時間は約3.5時間。充電用USBケーブルが同梱されています。

↑外箱の側面にスペックが明記されています

 

再生時間より充電時間のほうが長いのは……という感じですが、安いので仕方ありません。最新のBluetooth 5.0に対応しているのはすばらしいですね。そして、スピーカー出力を見る限り、出力はモノラルのようです。

 

低音弱めだがそこそこ聴ける音質

さっそく音を聴いてみましょう。今回はiPhone 11を使いBluetooth接続で音楽を再生してみました。

 

電源スイッチを入れると、大きめの音量で効果音が鳴り、英語のアナウンスで「Bluetoothモード」と教えてくれます。この状態で、iPhone側のBluetooth接続設定から「SR9910」を選択すると、ピンポーンと音がなり鳴り、接続が成功したことを教えてくれます。電源ONとともに自動的にBluetooth接続モードになってくれるのは便利です。

 

音楽を再生してみると、低音の迫力はまったく感じられないものの中域がしっかり出ており、ボーカル曲を聴くと、思いのほか聴ける音になっていると思いました。ガツンとした低音が欲しい、という人でなければ、そこそこ満足できる水準なのではないでしょうか。

 

また、声が聞き取りやすいので、ネットラジオやドラマ・映画などのネット動画のお供にするのもアリです。コーデックの表記はどこにもないので、おそらく標準的なSBCのみですが、動画を見ていても音が映像とズレると感じることもあまりなく、普通に視聴できました。スマホやタブレットなどでネット動画を見る人は、そのためだけに買ってもいいと思います。

 

スピーカーがモノラルなので、どうしても広がりや奥行きの表現が苦手であること、また低音がかなり弱く軽い音になってしまうことが弱点ではありますが、そこさえ目をつぶれるなら、結構使えるスピーカーだと思います。価格が安く、気軽に使えるという意味で、1個持っておいても損はない商品といえるでしょう。

 

防滴仕様で水まわりで使える

次に、防滴タイプの「SR9001」を見ていきましょう。こちらは、IPX4相当の耐水性能を持ち、水しぶきがかかっても大丈夫、というもの。シャワールームやキッチンまわりなど、日常生活の水を使うシーンでの使用を想定しています。本体カラーは黒、白、ピンクの3色があるようですが、今回は白を購入しました。

↑こちらは税抜600円

 

注意したいのは、完全防水仕様ではないので、水に沈めたり、シャワーなどで連続して水をかけることに耐えられるわけではないということ。あくまで「水しぶきがかかっても大丈夫」というレベルの耐水性能です。また、使用中に濡れてしまった場合は、早めに水気をふき取って風通しのいいところで乾かしたほうがいいでしょう。

 

本体は、肉まんのようなフォルムで、底面に大きな吸盤が備わっています。これにより、タイルなどの平らな面に吸着させて設置できるので、置き場所がないところでも便利に使えます。

↑肉まんのような丸みのあるフォルムが特徴

 

↑底面に本体と同じサイズの吸盤がついています

 

上部にはボタンが配置されており、電源ON/OFFや再生/一時停止などの操作が可能。曲送り/曲戻しボタンは、長押しすることでボリューム調整もできます。また、スマホなどにワイヤレス接続しているときに着信があった場合、受話ボタンを押せばハンズフリー通話も可能です。キッチンなどで使っていて、手が濡れてスマホを触りたくないときなどは便利ですね。

 

背面には充電用端子があるのですが、これがやっかいなことにピン状の独自端子となっていて、付属の充電ケーブルでしか充電できません。充電ケーブルをなくすと充電できなくなってしまうので、注意しましょう。また、端子部には水の浸入を防ぐキャップがついていますが、外れやすく心もとないので、ここから水が入らないように細心の注意を払いましょう。

↑充電端子はほかでは見かけない形状

 

↑付属の充電ケーブルをなくすと充電できなくなりそうなので注意

 

スペックを見ると、通信規格はBluetooth 5.0で、使用距離は約10mまで。300mAhのバッテリーを内蔵しており、使用時間は2~3時間。充電時間は3時間となっています。

↑こちらも外箱の側面にスペックが表示されています

 

クリアで聴きやすい音

音を聴いてみると、先ほどの「SR9910」の音に似ていますが、高域がよりクリアで聴きやすい音質になっています。低音の迫力はないものの、BGMを流すくらいなら十分な音質ではないでしょうか。スピーカーが下向きになっているので音の指向性がなく、どこに置いてもあまり聴こえ方が変わらないのもいいですね。

 

実際にシャワー中に使ってみましたが、中高域が前に出るのでシャワーの音にかき消されにくく、ボリュームをしぼっても音楽を楽しむことができました。

 

こちらもコーデックは非公表ですが、SBCのみの対応と見られます。音の遅延などはそれほど感じられず、動画を見る程度なら音のズレも気になりません。お風呂にスマホやタブレットを持ち込んでネット動画などを見たり、キッチンで洗い物をしながら音楽を聴いたりするなら、このスピーカーを使うとよりクリアな音声で視聴できそうです。

 

以上、ダイソーから発売されている2つのBluetoothスピーカーを紹介しましたが、どちらも価格の割には十分使える“買い”な商品だと思います。低音が弱いのと、バッテリー再生時間が短いのが弱点ではありますが、この価格なら仕方ないと割り切って使えます。お手ごろなワイヤレススピーカーが欲しいという方は、一度試してみてください。

 

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SF好きにはたまらない! クラファンで注目の球体ロボット型スピーカー「Gravastar」

ちょっと変わった面白いプロダクトが集まっているクラウドファンディング市場では、多くの注目を集めて一般販売までこぎつけたアイテムが日々登場しています。今回は、短期間で多額の支援金を集めたロボット型ワイヤレススピーカーを紹介します。

 

近未来感あふれる球体ロボット型スピーカー「Gravastar」(グラバスター)は、クラウドファンディングに登場するやSNSなどで拡散され、わずか4日間で1000万円の資金を調達。最終的に3000万円超の支援金を集めた話題のワイヤレススピーカーです。

↑球体ロボット型スピーカー「Gravastar」

 

この球体のデザインは、一般的な箱型スピーカーと比べてより均一に音を反響させることが可能で、サウンド面でも意味がある形体なのだとか。

↑スピーカー部分が青く光るなど、こだわりの設計

 

Bluetoothによるワイヤレス接続で最大約20時間の使用が可能で、2台用意すればステレオ再生させることもできます。今回は2台セットで10%オフになるプランも用意されているとのこと。より臨場感のあるサウンドを楽しみたければ、2台セットで購入してもよいでしょう。

 

また、今回は前モデルから仕様が変更され、1.スピーカーの内部構造を改善、2.高音質オーディオケーブルを導入、3.出力を15Wから20Wにアップ、という3つの改善が施されています。

 

さらに、ひとつひとつ手作業で外部塗装が施されたウェザリング加工バージョンも加えられ、よりプロダクトの世界観が強調されています。

 

【画像ギャラリー】(クリックすると拡大されます)

 

販売を行うクラウドファンディングサイト「きびだんご」では、7月20日~8月20日23:59まで、「日本正規輸入決定キャンペーン」を期間限定で開催中。価格は、キャンペーン期間限定で2万7200円~、2個セットは最大10%となります(予約販売)。

 

【価格(税・送料込)】
・Gravastar G1(パールホワイト):2万7200円
・Gravastar G1(メタルグレー):2万7200円
・Gravastar War Damaged(ウェザリングイエロー):4万400円
・Gravastar War Damaged(ウェザリングレッド):4万400円
・Gravastar G1 2個セット:4万8960円
・Gravastar War Damaged 2個セット:7万2720円

 

ロボット好きやSFファンなら絶対気に入りそうな球体ロボット型ワイヤレススピーカーを、ぜひチェックしてみて下さい!

 

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もうワイヤレスでいいんじゃない? と思える驚異の高音質BTスピーカー オラソニック「IA-BT7」

イヤホン、ヘッドホンはアウトドアで音楽を聴くために欠かせないアイテムですが、家の中ならやっぱりスピーカー再生が一番快適です。名機と呼ばれるコンパクトなデスクトップオーディオの数々を商品化してきた日本のブランド、オラソニックが発売したクリアな音質と温かみのある木製キャビネットのスタイリッシュなBluetoothスピーカー「IA-BT7」を紹介したいと思います。

↑オラソニック「IA-BT7」

 

木製キャビネットを採用する本格派スピーカー

小型・軽量、かつデザインにも凝ったBluetoothスピーカーはいま国内外の色々なブランドから発売されていますが、本体のキャビネットに「木=ウッド」を使って、細かなところまで音質に気を配りながら設計した製品は数多くはありません。IA-BT7はオイルド加工のウォルナットと、光沢感が美しいピアノフィニッシュのシルクホワイトの2色が揃うウッドキャビネットを外観の特徴としています。フロントパネルにアルミニウムをコンビにしたレトロなデザインが、リビングのインテリアに違和感なく馴染みます。こちらの2色以外にもウッドやカラーのバリエーションが現在検討されているそうです。

↑カラーはウォルナット(左)と、ピアノフィニッシュのシルクホワイト(右)の2色

 

本体にバッテリーは内蔵しておらず、AC電源ケーブルにつないでリスニングルームに固定して使う据え置きタイプのワイヤレススピーカーです。ハンズフリー通話機能も搭載していませんが、代わりに音質や音楽再生に関わる機能を徹底的にこだわりぬきました。NFCに対応するAndroidスマホやポータブルオーディオプレーヤーと簡単にワンタッチでペアリングができます。

 

スピーカーユニットは正面に向かって左右に2基の5.7cmコーン型フルレンジと、中央には大口径11cmのウーファーを搭載。さらにコンパクトなボディのスピーカーで迫力ある重低音が鳴らせるようにパッシブラジエーターも内蔵しています。ユニット別に搭載するデジタルアンプの最大出力は10W+10W+20W。サイズを超えた迫力あふれるサウンドを鳴らしきる秘密がここにあります。

↑重低音再生を強化するため背面にパッシブラジエーターを搭載

 

LDACやaptX HDなど高音質コーデックに対応

ワイヤレススピーカーとしての特徴はBluetoothの高音質コーデックに幅広く対応していること。コーデックとはBluetooth対応のワイヤレスオーディオ機器の送受信機のあいだで信号を伝送する際の圧縮技術であり、音質にも影響を与えます。ソニーが開発した「LDAC」は最大96kHz/24bitというハイレゾ相当の音楽ソースをBluetoothの技術をベースに伝送できる高音質なコーデックです。ソニーのワイヤレスオーディオ製品が多くこの技術に対応していますが、オラソニックのようにソニー以外のメーカーが音質にこだわるBluetoothオーディオ製品に採用しはじめています。

 

「aptX HD」は米クアルコムが独自に開発するaptXというコーデックの進化系で、最大48kHz/24bitまでのハイレゾに相当する豊富な情報量をBluetoothオーディオの仕組みで伝送できるところが特徴。IA-BT7はaptX HDとaptXの両方をサポートしています。このほかにもiPhone/iPadによる音楽再生の実力をフルに引き出す「AAC」、そして最もベーシックな「SBC」まで、IA-BT7は現在主流のBluetoothオーディオコーデックを全方位にカバーしています。

 

Bluetooth入力、ならびに本体の背面に設けた1系統のアナログ音声入力からのオーディオ信号はすべて自動的に96kHz/24bit変換して再生、つまり“ハイレゾ相当”のクオリティにアップコンバートする機能が本機に備わっています。スマホによる音楽再生のクオリティに確かな違いが感じられはずです。

 

ちなみ本機が搭載するアナログ音声入力端子は「AI/AUDIO IN」と名付けられています。そこにはアマゾンのEchoシリーズなど、AIアシスタントを搭載するスマートスピーカーの一部が搭載するアナログ音声出力に接続して使って欲しいというメッセージが込められています。筆者も自宅で使っているアマゾンのEcho DotをステレオミニプラグケーブルでIA-BT7に接続してみたところ、Echoに音声コマンドでAmazon Music Unlimitedから聴きたい曲をリクエストして、Echo Dotよりも数段パワフルな音楽リスニングが楽しめてとても快適でした。

↑アナログ音声入力は「AI/AUDIO IN」と表示

 

↑アマゾンのEchoシリーズを接続するとまるでオラソニックのスピーカーにAIアシスタントが搭載されているような感覚で楽しめる

 

サイズからは想像できない力強いサウンド

音楽制作のスタジオでは、出来たての音源の仕上がり具合をプロ用のモニタースピーカーだけでなく、ユーザーの手元により近い環境を想定してコンシューマー向けのスピーカーでチェックすることがよくあります。ミュージシャンの意図に近い音楽再生を家庭で手軽に再現できるスピーカーを目指したオラソニックの開発者は、プロのレコーディングエンジニアと一緒にIA-BT7のサウンドをチューニングしています。IA-BT7の音質を確かめてみると、バランスに偏りがなくニュートラルで、スピーカーに由来する不自然な色付けも感じられませんでした。スピーカーのサイズから想像もできないほど力強くインパクトのある音が体に染み渡ってきます。音像の鮮やかなイメージとワイドな音場感は、デスクトップなどスピーカーに近づいてニアフィールドで聴くスタイルの方がよりリアリティを感じられると思いますが、音量の調整も幅が効くので、リビングなど広い部屋に置いてBGMリスニング用のスピーカーとしても十分に使えると思います。

 

IA-BT7は様々なBluetoothのオーディオコーデックに対応していますが、スピーカーの側にコーデックを切り替える機能は付いていないため、スマホやポータブルオーディオプレーヤーなど送り出し側の機器で設定する必要があります。最近はAndroid 8.0を搭載したスマホなど、マルチオーディオコーデック対応とその切り替え出力ができる音楽プレーヤー機器も増えつつあります。筆者も今回ソニーのAndroidスマートフォン、Xperia XZ1を使って様々なコーデックによる音質の違いを聴き比べてみました。

↑LDAC/aptX HD/AACなど高音質コーデックで出力できるスマホ、Xperia XZ1で音質をチェックした

 

その差は同じくマルチコーデックに対応するヘッドホンやイヤホンよりも、スピーカーで聴いた方が明快に表れるようです。音のつながりがよく、きめ細かなテクスチャーを特徴とするLDACはクラシックのオーケストラやジャズの女性ボーカルに良く合いました。クリアで見晴らしの良いaptX HDのサウンドはEDMや洋楽ロック、J-POPにピタリとはまって、立体的なステージを描きます。AACの濃厚で力強いボーカルも聴き応えがあります。最近よく聴いているお気に入りの楽曲を、もう一度このスピーカーで復習してみたくなるような音質です。パソコンとのBluetooth接続も簡単にできるので、音楽だけでなく動画コンテンツを再生するときにも“いい音”の大切さを実感させてくれるスピーカーです。

 

もうワイヤレスでいいんじゃない? と思える驚異の高音質BTスピーカー オラソニック「IA-BT7」

イヤホン、ヘッドホンはアウトドアで音楽を聴くために欠かせないアイテムですが、家の中ならやっぱりスピーカー再生が一番快適です。名機と呼ばれるコンパクトなデスクトップオーディオの数々を商品化してきた日本のブランド、オラソニックが発売したクリアな音質と温かみのある木製キャビネットのスタイリッシュなBluetoothスピーカー「IA-BT7」を紹介したいと思います。

↑オラソニック「IA-BT7」

 

木製キャビネットを採用する本格派スピーカー

小型・軽量、かつデザインにも凝ったBluetoothスピーカーはいま国内外の色々なブランドから発売されていますが、本体のキャビネットに「木=ウッド」を使って、細かなところまで音質に気を配りながら設計した製品は数多くはありません。IA-BT7はオイルド加工のウォルナットと、光沢感が美しいピアノフィニッシュのシルクホワイトの2色が揃うウッドキャビネットを外観の特徴としています。フロントパネルにアルミニウムをコンビにしたレトロなデザインが、リビングのインテリアに違和感なく馴染みます。こちらの2色以外にもウッドやカラーのバリエーションが現在検討されているそうです。

↑カラーはウォルナット(左)と、ピアノフィニッシュのシルクホワイト(右)の2色

 

本体にバッテリーは内蔵しておらず、AC電源ケーブルにつないでリスニングルームに固定して使う据え置きタイプのワイヤレススピーカーです。ハンズフリー通話機能も搭載していませんが、代わりに音質や音楽再生に関わる機能を徹底的にこだわりぬきました。NFCに対応するAndroidスマホやポータブルオーディオプレーヤーと簡単にワンタッチでペアリングができます。

 

スピーカーユニットは正面に向かって左右に2基の5.7cmコーン型フルレンジと、中央には大口径11cmのウーファーを搭載。さらにコンパクトなボディのスピーカーで迫力ある重低音が鳴らせるようにパッシブラジエーターも内蔵しています。ユニット別に搭載するデジタルアンプの最大出力は10W+10W+20W。サイズを超えた迫力あふれるサウンドを鳴らしきる秘密がここにあります。

↑重低音再生を強化するため背面にパッシブラジエーターを搭載

 

LDACやaptX HDなど高音質コーデックに対応

ワイヤレススピーカーとしての特徴はBluetoothの高音質コーデックに幅広く対応していること。コーデックとはBluetooth対応のワイヤレスオーディオ機器の送受信機のあいだで信号を伝送する際の圧縮技術であり、音質にも影響を与えます。ソニーが開発した「LDAC」は最大96kHz/24bitというハイレゾ相当の音楽ソースをBluetoothの技術をベースに伝送できる高音質なコーデックです。ソニーのワイヤレスオーディオ製品が多くこの技術に対応していますが、オラソニックのようにソニー以外のメーカーが音質にこだわるBluetoothオーディオ製品に採用しはじめています。

 

「aptX HD」は米クアルコムが独自に開発するaptXというコーデックの進化系で、最大48kHz/24bitまでのハイレゾに相当する豊富な情報量をBluetoothオーディオの仕組みで伝送できるところが特徴。IA-BT7はaptX HDとaptXの両方をサポートしています。このほかにもiPhone/iPadによる音楽再生の実力をフルに引き出す「AAC」、そして最もベーシックな「SBC」まで、IA-BT7は現在主流のBluetoothオーディオコーデックを全方位にカバーしています。

 

Bluetooth入力、ならびに本体の背面に設けた1系統のアナログ音声入力からのオーディオ信号はすべて自動的に96kHz/24bit変換して再生、つまり“ハイレゾ相当”のクオリティにアップコンバートする機能が本機に備わっています。スマホによる音楽再生のクオリティに確かな違いが感じられはずです。

 

ちなみ本機が搭載するアナログ音声入力端子は「AI/AUDIO IN」と名付けられています。そこにはアマゾンのEchoシリーズなど、AIアシスタントを搭載するスマートスピーカーの一部が搭載するアナログ音声出力に接続して使って欲しいというメッセージが込められています。筆者も自宅で使っているアマゾンのEcho DotをステレオミニプラグケーブルでIA-BT7に接続してみたところ、Echoに音声コマンドでAmazon Music Unlimitedから聴きたい曲をリクエストして、Echo Dotよりも数段パワフルな音楽リスニングが楽しめてとても快適でした。

↑アナログ音声入力は「AI/AUDIO IN」と表示

 

↑アマゾンのEchoシリーズを接続するとまるでオラソニックのスピーカーにAIアシスタントが搭載されているような感覚で楽しめる

 

サイズからは想像できない力強いサウンド

音楽制作のスタジオでは、出来たての音源の仕上がり具合をプロ用のモニタースピーカーだけでなく、ユーザーの手元により近い環境を想定してコンシューマー向けのスピーカーでチェックすることがよくあります。ミュージシャンの意図に近い音楽再生を家庭で手軽に再現できるスピーカーを目指したオラソニックの開発者は、プロのレコーディングエンジニアと一緒にIA-BT7のサウンドをチューニングしています。IA-BT7の音質を確かめてみると、バランスに偏りがなくニュートラルで、スピーカーに由来する不自然な色付けも感じられませんでした。スピーカーのサイズから想像もできないほど力強くインパクトのある音が体に染み渡ってきます。音像の鮮やかなイメージとワイドな音場感は、デスクトップなどスピーカーに近づいてニアフィールドで聴くスタイルの方がよりリアリティを感じられると思いますが、音量の調整も幅が効くので、リビングなど広い部屋に置いてBGMリスニング用のスピーカーとしても十分に使えると思います。

 

IA-BT7は様々なBluetoothのオーディオコーデックに対応していますが、スピーカーの側にコーデックを切り替える機能は付いていないため、スマホやポータブルオーディオプレーヤーなど送り出し側の機器で設定する必要があります。最近はAndroid 8.0を搭載したスマホなど、マルチオーディオコーデック対応とその切り替え出力ができる音楽プレーヤー機器も増えつつあります。筆者も今回ソニーのAndroidスマートフォン、Xperia XZ1を使って様々なコーデックによる音質の違いを聴き比べてみました。

↑LDAC/aptX HD/AACなど高音質コーデックで出力できるスマホ、Xperia XZ1で音質をチェックした

 

その差は同じくマルチコーデックに対応するヘッドホンやイヤホンよりも、スピーカーで聴いた方が明快に表れるようです。音のつながりがよく、きめ細かなテクスチャーを特徴とするLDACはクラシックのオーケストラやジャズの女性ボーカルに良く合いました。クリアで見晴らしの良いaptX HDのサウンドはEDMや洋楽ロック、J-POPにピタリとはまって、立体的なステージを描きます。AACの濃厚で力強いボーカルも聴き応えがあります。最近よく聴いているお気に入りの楽曲を、もう一度このスピーカーで復習してみたくなるような音質です。パソコンとのBluetooth接続も簡単にできるので、音楽だけでなく動画コンテンツを再生するときにも“いい音”の大切さを実感させてくれるスピーカーです。

 

プールやシャワーのお供に! 夏に活躍する防水ワイヤレススピーカー「JBL CLIP 3」

ハーマンインターナショナルは、JBLブランドの防水対応ポータブルBluetoothスピーカー「JBL CLIP 3」を6月22日に発売します。カラーはブラック、ブルー、レッドの3色。公式通販サイトでの直販価格は5880円(税抜)。

 

JBL CLIP 3は、JBLのポータブルスピーカーのなかでも手軽さとコンパクトさが特徴の「JBL CLIP」シリーズの最新モデル。本体と一体化したビルトインカラビナの剛性を強化し、浴室やシャワーフックなどに簡単に掛けられるほか、デイパックやベルトストラップなどにも取り付けやすくなっています。また、バッテリーが強化され、連続ワイヤレス再生約10時間を実現。より長い時間音楽を楽しめるようになりました。防水性能は前モデル(JBL CLIP 2)と同様、万一の水没にも耐えられるIPX7相当となっています。

 

 

本体には40mm径フルレンジスピーカーを採用し、背面にパッシブラジエーターを搭載。小型ながらパワフルなサウンドを再生します。さらに、スマホでのハンズフリー通話時にクリアな音質で会話できる「エコーキャンセリング機能」も搭載しています。

 

水に強い防水性能IPX7相当の小型Bluetoothスピーカーは、これからの季節に活躍するアイテム。アウトドアだけでなく、入浴時やキッチンなどでも便利に使えるので、ぜひチェックしてみて下さい。

 

夏のレジャーに持っていきたい! 防水仕様になった小型BTスピーカー「JBL GO 2」

ハーマンインターナショナルは、JBLブランドから防水対応のBluetoothスピーカー「JBL GO 2」を5月25日に発売します。カラーは販売店モデルとして6色(ブラック、ブルー、レッド、グレー、オレンジ、グリーン)、HARMAN直販限定モデルとして追加で6色(ネイビー、シャンパン、シナモン、シアン、イエロー、ミント)の合計12色展開で、価格は3880円(税別)。

 

JBL GO 2は、JBLが展開するポータブルスピーカーのなかでも手軽さとコンパクトさから人気の「JBL GO」シリーズの最新モデル。「JBL GO」の性能を継承しつつ、万一の水没にも安心なIPX7防水対応となり、キッチンや浴室などの日常使いから、海辺やプールサイド、アウトドアなどにもぴったりなポータブルスピーカーに進化しました。

 

本体は手のひらサイズで184gの最軽量コンパクト設計ながら、JBL独自の40mm径フルレンジスピーカー(1基)とパッシブラジエーターを装備し、サイズを超えた広がりと奥行きがある高音質を実現。約2.5時間の充電で最大約5時間の連続再生が可能です。

↑JBL GO 2(オレンジ)

 

また、エコーキャンセリング機能を搭載したハンズフリー通話機能に対応し、スマホをBluetooth接続することで、音楽再生中の着信応答は通話ボタンひとつで簡単にハンズフリー通話に切り替えられます。クリアな音質のスピーカーホンにより、通話や電話会議も快適に使えます。

 

SNS映えする小物としても活躍しそうな、全12カラーを揃えた防水性能を搭載したBluetoothスピーカー。持ち運びにも便利なポータブルスピーカー「JBL GO 2」で、 ワンランク上のアウトドアシーンを楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

【SPEC】
●サイズ/質量:W86×H71.2×D31.6mm/184g ●対応コーデック:SBC ●最大出力:3W ●ユニット:40mm径フルレンジスピーカー×1 ●周波数特性:180Hz~20kHz ●電池:リチウムイオン充電池 <充電:約2.5時間、再生:約5時間> ●付属品:充電用USBケーブル

ワイヤレスも高音質時代へ! 新生オラソニックから高音質Bluetoothスピーカー「IA-BT7」登場

インターアクションは、Olasonic(オラソニック)ブランドのハイレゾ対応Bluetoothスピーカー「IA-BT7」を6月8日に発売します。カラーはウォルナットとシルクホワイトの2色で、実売予想価格は3万円前後。

↑IA-BT7(ウォルナット)

 

オラソニックは、2010年に発売された卵型のUSBスピーカー「TW-S7」をはじめ、CDジャケットサイズのオーディオシステム「NANOCOMPO」シリーズなどでヒットを飛ばしたオーディオブランド。2017年10月に東和電子からインターアクションに事業移管され、新生オラソニックの第一弾となる製品が「IA-BT7」となります。

 

IA-BT7は、世界最高音質のBluetoothスピーカーをめざし、SOZOデザインの技術協力のもと開発されました。ワイヤレス再生の肝となる自社開発のBluetoothモジュールにはクアルコム製CSR8675を採用し、ワイヤレスでもハイレゾ相当の音質で伝送できる「aptX HD」(24bit/48kHz)、「LDAC」(24bit/96kHz)の2つの高音質コーデックに対応。そのほか、SBC、AAC、aptXといったコーデックもサポートしています。

↑基板の設計なども自社で行っている

 

本体は、Bluetoothスピーカーとしては異例となる木製キャビネットを使用。リアルウッドならではの豊かな響きが楽しめます。カラーは、木目が美しいウォルナットと、四重にピアノ塗装を重ねたシルクホワイトの2色をラインナップしており、インテリアになじむ高いデザイン性も特徴です。

 

↑木製キャビネットを採用

 

スピーカーは、左右に57mm径のフルレンジユニット、中央に大口径110mm径のサブウーファー、背面に低音を強化するパッシブラジエーターを搭載。さらに、スピーカー同士の相互干渉のないバイアンプ構成により、コンパクトなサイズからは想像もできないほど臨場感のあるサウンドを再生します。

↑実際のスピーカーユニット

 

↑背面にはパッシブラジエーターを備える

 

また、Bluetooth入力のほか、ステレオミニ接続によるアナログ入力端子も搭載。すべての入力音源をレートコンバーターにて波形成形するとともに、24bit/96kHzまでアップコンバートして再生します。これにより、ケーブル接続したAIスピーカーやその他のオーディオ機器などの音源もハイレゾ相当の高音質で楽しむことが可能です。本体はAC電源駆動でバッテリーは備えておらず、屋内での据え置き使用を想定しています。

 

最終的な音質のチューニングは、安室奈美恵や福山雅治、今井美樹など数多くのトップアーティストのレコーディングに携わるミキサーズラボが担当。レコーディングスタジオの空気感を感じられるマスタークオリティのサウンドに調整されています。

 

【SPEC】

●対応コーデック:SBC、AAC、aptX、aptX HD、LDAC ●最大出力:10W×2(高音用)+20W(低音用) ●サイズ/重量:W275×H144×D65mm/2.2kg ●付属品:AC電源アダプター、AC電源ケーブル

 

コンパクトボディからは想像できない豊かな響き

新製品発表会では、初めにインターアクションの代表取締役副社長 木地伸雄さんが登壇。スマホやデジタルカメラのイメージセンサー向け光学精密機器市場において国内外で高いシェアを誇る同社が、オラソニックブランドを受け継いでオーディオ製品市場に参入したことについて説明しました。同社では、IA-BT7のような高音質デバイスとAI、AR/VRのような最新技術を融合させ、高音質な仮想現実技術の創出を目指すとしています。

↑インターアクションの木地伸雄 代表取締役副社長

 

また、音質の最終的なチューニングを行ったミキサーズラボの内沼映二会長や、技術協力を行ったSOZOデザインの山本喜則CEOも来賓として招かれており、開発時のエピソードを披露しました。

↑左からインターアクションの木地伸雄 代表取締役副社長、SOZOデザインの山本喜則CEO、ミキサーズラボの内沼映二 会長

 

会見途中では実機によるデモンストレーションも行われましたが、コンパクトなサイズからは想像できないほど豊かでクリアなサウンドが響き、広い会場にもかかわらず、その空間を十分に満たす高音質な音色に思わず参加者からは驚きの声が。大音量で再生しても音が割れることなく、大口径サブウーファーが繰り出す低音がしっかり感じられました。

 

同社のオラソニック事業部 マーケティング部長を務める清水潤一さんによれば、今後IA-BT7用のインシュレーターなどのアクセサリー展開も検討中ということで、オーディオファンの期待に応えるワイヤレススピーカーの今後の展開に期待が膨らみます。

スマホをナビやドライブレコーダーとして使える! JBLの車載用Bluetoothスピーカー「JBL SMARTBASE」

ハーマンインターナショナルは、JBLブランドからクルマ用Bluetoothスピーカー「JBL SMARTBASE」を4月13日に発売します。カラーはブラックのみで、価格は通常モデルが1万4880円、ワイヤレス充電Qi対応モデルは1万9880円(いずれも税別)。

「JBL SMARTBASE」は、独自の27mm径フルレンジスピーカーを2基搭載し、サイズを超えた広がりと奥行きがある高音質サウンドを楽しめる車載用Bluetoothスピーカー。デザインは、スマホでADAS(運転支援システム)や簡易ドライブレコーダー、運転ナビなどのアプリを使用する際に適した仕様となっており、スマホ用車載ホルダーとしても使用可能。また、スマホをダッシュボードにしっかりと固定できる粘着式フラップ部分やスマホのカメラ位置も考慮してデザインされています。

 

本機底面には、ダッシュボードにぴったりと取り付けができる粘着&吸盤構造と取り付けた後も角度調節ができる機構を搭載しており、簡単に設置できます。 裏面には電力供給専用のUSBポートを搭載しているので、手持ちの充電用ケーブルを接続すればスマホを充電しながらアプリを使用することも可能。スマホを置くだけで充電が可能なQi規格ワイヤレス充電対応のモデルもラインナップしており、本機にQi対応スマホを設置すれば、わずらわしいケーブルなしでスマホの充電ができます。使わないときはたたんでコンパクトにすれば、運転の邪魔になりません。

そのほか、独自のノイズキャンセル技術により、走行中や風の音などの悪条件下でも、ノイズを最小限に抑え、クリアで高性能なハンズフリー通話が可能。乗車中に操作しやすいよう、再生や音量調整などの操作系ボタンは大きくデザインされています。また、Bluetooth接続経由でAppleのSiriやGoogle Nowにも対応しているため、音声での操作や検索、ナビゲーションなどの利用が可能。加えて、日本限定仕様として自宅でも使用できるようACアダプタを同梱しているので、クルマだけでなく、デスクに設置しスマホの充電やBluetoothスピーカーとして使うことができます。

 

ADASやドライブレコーダーアプリの使用に適したオンダッシュBluetoothスピーカー「JBL SMARTBASE」で、安全かつ快適なドライブを楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

この可愛さ……全種類揃えたい! ディズニーツムツムスピーカーに「ドナルド」と「デイジー」が仲間入り

Hamee(ハミィ)は、手のひらサイズのワイヤレススピーカー「Bluetooth4.2 ディズニー ツムツム スピーカー」に、新たに「ドナルドダック」と「デイジーダック」の2種類のデザインを追加して販売開始しました。価格はそれぞれ4968円。

20171206-i02 (2)

 

本製品は、「ディズニーツムツム」デザインを採用した小型ワイヤレススピーカー。従来の「ミッキーマウス」、「ミニーマウス」に加え、新たに「ドナルドダック」と「デイジーダック」がラインナップに加わりました。

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ゲームからそのまま飛び出してきたような丸みのあるフォルムが特徴で、Bluetooth4.2を搭載しており、最大接続距離は約10m。電源を入れるとほっぺが光るキュートなデザインになっています。

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iPhoneやスマホでBluetoothに接続し、ワイヤレスで音楽が楽しめるほか、3.5mmAUXケーブル(約45cm)を付属しているので、スピーカー機能のない機器にも有線接続ができます。スマホ接続時にはハンズリー通話も可能。また、スピーカーを2台同時接続すると自動でステレオ再生になるため、臨場感のあるサウンドが楽しめます。

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SNS映えしちゃいそうなキュートなデザインは、眺めるだけでも幸せな気分になれちゃいそう。新キャラが加わったディズニーツムツムデザインのスピーカーは、価格も手ごろなのでプレゼントにも最適ですね。

 

【SPEC】
●サイズ:約W50×H60×D90mm●接続方法:Bluetooth4.2●使用電池:内蔵リチウムポリマー電池●充電時間:約2.5時間●インピーダンス:4Ω●再生周波数帯域:90Hz~20kHz●音圧感度:80dB●連続音楽再生:約4時間●連続通話時間:約6時間●接続可能範囲:約10m●同時接続可能スピーカー台数:2台●付属品:スピーカー本体、microUSBケーブル(約25cm)、3.5mmAUXケーブル(約45cm)

360度に広がる新感覚サウンド! オウルテックのワイヤレススピーカー「SUOONO」の臨場感がすごい!

スマートフォンの普及とともに、Bluetoothを活用したワイヤレスオーディオの売り上げが伸びています。ワイヤレスイヤホンやヘッドホン、ワイヤレススピーカーといったワイヤレスオーディオは、これまで必要だった様々なケーブルから解放され、とにかく自由で快適に使えることがポイント。一度その開放感を味わってしまえば、もう有線接続には戻れない、という声も聞かれます。

 

例えば、これまでのオーディオ用のスピーカーは、再生機やアンプなどの機器とケーブルで接続しなければならず、置き場所を決めてスピーカーの向きを調整し、その前に座って聴くのが一般的でした。ワイヤレススピーカーは、スマホなどの再生機と無線接続できるので、置き場所を選ばず好きな場所に自由に設置することができます。そのため、家の中の様々な場所で音楽を聴いたり、外に持ち運んで使ったりすることも容易に行えます。

 

しかし、ほとんどのワイヤレススピーカーは、その設計上、一定の方向にしか音を出せないため、スピーカーがリスナーの方向を向くよう気をつかわなければなりません。また、聴く位置が変われば聴こえ方も変わってきますので、置き場所もある程度制限されてしまいます。

 

そんな問題を解決し、どこに置いても、部屋のどの場所でも快適に音楽が聴ける夢のようなピーカーが、クラウドファンディングプラットフォームのMakuakeに登場しました。それが、オウルテックが手がける360度ワイヤレススピーカー「SUOONO(スオーーノ)」です。

20171110-i05 (1)↑SUOONO(スオーーノ)

 

スオーーノの特徴は、円柱状の本体に4つのスピーカーユニットを内蔵しており、同時に4方向に音を出せること。これにより本体の周囲360度に音を広げることができ、スピーカーの向きを気にせず自由に設置できます。

20171110-i05 (5)

 

20171110-i05 (8)↑一般的なスピーカーとの比較

 

また、スオーーノを2台用意すれば、それぞれに左右のチャンネルを割り振って、よりステレオ感の高いサウンドを楽しむことも可能。専用のアプリなどを使わず、本体だけでステレオ接続の設定が行えるので、面倒な接続設定も不要です。しかも、一度設定してしまえば、次回から電源を入れるだけで自動的に接続してくれるので、毎回設定する手間もかかりません。もちろん、2台を別々に利用してもOK。普段はリビングやベッドルームで別々に使い、ステレオで音楽を楽しみたいときは2台揃えて使う、というような利用もできます。

 

ふんわり広がる独特のサウンド

今回、このSUOONOを2台を用意して、スマホとBluetoothでワイヤレス接続し、そのサウンドを体感してみました。2台でステレオ再生する場合、まず両方の電源をオンにした上で、Lチャンネル(音声の左チャンネル)にしたい方の天面の「∞」ボタンを押します。反応音が鳴れば設定OK。あとはスマホからBluetoothのペアリング設定を行えば準備は完了です。

20171110-i05 (3)

 

ペアリングされた状態でスマホの音楽を再生すると、2台からそれぞれL/Rチャンネルの音声が流れます。このとき、2台を離して置くと、よりステレオ感のあるサウンドが楽しめますので、置き場所に余裕があるなら、なるべく左右のスピーカーを離してみることをオススメします。

 

音質は、人の声が聴き取りやすい中域重視の「カマボコ型」という印象。ボーカル曲にマッチするサウンドで、小型のボディながら低音もちゃんと感じられます。

20171110-i05 (7)

 

360度に音を出す設計のため、空間にふんわり広がるような独特な音場で、ライブ音源などを再生すると一般的なステレオスピーカーよりも臨場感のあるサウンドが楽しめました。もちろん、スピーカーの前に陣取らなくても、部屋中どこでも広がりの音が楽しめますので、例えば家事などで動き回りながら音楽を聴くのにもいいでしょう。

 

内蔵バッテリーで約10時間の再生が可能ですが、充電は1台ずつ個別に行わなければならないため、同時に充電するためにはUSB-ACアダプターを2つ用意せねばならず、その点がやや面倒に感じました。USBポートを2つ備えたACアダプターやモバイルバッテリーなどを用意しておくと楽に充電できそうです。

 

背面には3.5mmステレオミニの入力端子を備えているので、テレビのようにBluetooth機能を備えていない機器でも利用することができます。サイズはW122×H61.5×D122mm、質量は412g。充電用のマイクロUSBケーブルとオーディオケーブルが付属します。

20171110-i05 (4)

 

予価は1台1万2800円ですが、Makuakeでは先行価格として20%オフなどの割引コースを設けています。Makuakeではすでに目標金額の100万円を大きく超える支援額が集まっており、注目の高さがうかがい知れます。支援者の募集期間は2017年12月20日ごろまで。いま申し込めば2018年1月中に製品が届けられるとのことですので、新感覚の360度サウンドをいち早く体験してみたい方はMakuakeのサイトをチェックしてみて下さい。

 

Makuake SUOONOプロジェクトのページ https://www.makuake.com/project/cep01/

スリムになって持ち運び楽々! 迫力サウンドのBluetoothスピーカー「Envaya」シリーズ登場

デノンは、ポータブルBluetoothスピーカー「Envaya(エンバヤ)シリーズ」より、ポータビリティを高めた3モデルを2017年11月下旬に発売します。ラインナップは、ハイパワーな「Envaya」(DSB250BT)、持ち運びやすさと迫力のサウンドを兼ね備えた「Envaya Mini」(DSB150BT)、シリーズ最小最軽量の「Envaya Pocket」(DSB50BT)の3モデル。実売予想価格は、Envayaが2万2000円前後、Envaya Miniが1万7000円前後、Envaya Pocketが1万2000円前後。

↑左からEnvaya↑左からEnvaya、Envaya Mini、Envaya Pocket(ブラック/グレー)

 

新しいEnvayaシリーズは、従来の2モデルからEnvaya Pocketを加えた3モデルにラインナップを拡張。オーディオブランドならではのノウハウと技術によって、繊細さと力強さを両立したサウンドをさらに磨き上げています。

Man drinking tea and reading book in living room

 

いずれのモデルも2基のフルレンジドライバーと大型パッシブラジエーターを搭載しており、迫力のサウンドを再生。また、これらのドライバーを高効率のクラスDアンプで駆動することにより、ボディサイズを超えたパワフルなサウンドを実現しています。さらに、音量に合わせて音響特性を最適化する先進のDSPテクノロジーにより、インドアでもアウトドアも明瞭で広がりのあるサウンドを楽しめます。

↑Envaya(ブラック)↑Envaya(ブラック)

 

Bluetoothコーデックは、SBC/AAC/aptX(Low Latency)に対応。スマホ接続時にハンズフリー通話が可能なほか、SiriやGoogle Nowなどの音声アシスタント機能も利用できます。また、同一機を2台揃えると、各機にL/Rチャンネルを割り振ってステレオ再生が楽しめる「Envaya Link」にも対応。

render of modern computer workplace setup

 

3モデルとも鞄に収納しやすいスリムシェイプを採用することでポータビリティもアップ。水周りやアウトドアでの使用にも耐えるよう、IP67相当の防塵・防水性能も備えています。カラーはブラックとブラック/グレー(ストライプ)の2色。グリルには落ち着いた表情のファブリック仕上げを採用しています。

Light bulb sinking in water

 

【SPEC比較】

20171108-i02 (7)

 

従来よりもスリムになって、より持ち運びに適したサイズに進化したデノンのEnvayaシリーズを、ぜひチェックしてみて下さい。

 

こんなスピーカー見たことない! 自由に着せ替えできる「KOTORI 501」

フォステクス カンパニーは、ヘッドホンブランド「KOTORI」より、空間に合わせてスピーカーグリルを着せ替えできるワイヤレススピーカー「KOTORI 501」を直販サイトのKOTORIオンラインショップ で販売開始しました。価格は1万5000円。

20171101-i04 (1)

 

今回発売した「KOTORI 501」は、ブランド初となるワイヤレススピーカー。「Sound to Life」をテーマに「インテリアの中に溶け込む」「空間を演出する」「部屋をスタイリングする」といった、単に音を聴くためだけではない美しさと音質を兼ね備えた「たのしいほうの、スピーカー。」としています。

 

スピーカー本体はホワイト、ピンク、ブラウン、ブラックの4色、スピーカーを覆うスピーカーグリルはピンク、緑、グレーなど10色で展開し、好みに合わせて組み合わせられることが特徴。スピーカーグリルはマグネット仕様で簡単に着せ替えることができ、リビングや寝室、キッチンなど部屋に合わせてスタイリングできます。

20171101-i04 (2)↑スピーカー本体(ホワイト)

 

また、スピーカーグリルは音質を損なわないよう、音質評価し厳選したインテリア性の高いウール素材を採用。

↑10色をラインナップ↑10色をラインナップ

 

上質で豊かな低音を表現するため、自社開発アクチュエーター(振動子)を内部底面に配置しています。アクチュエーターがスピーカーを置いたテーブルやサイドボードを振動させ、小型スピーカーシステムでは表現が難しかった、上質で空間を満たす低音を実現します。また、音響技術「cear」の再生技術「cear Field」を採用し、スイートスポットでのスピーカーサイズを超えた拡がり感溢れるサウンドステージと360度どの場所から聴いても違和感の無い高品位な音場空間を提供します。

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ライフスタイルの変化に合わせてグリルの着せ替えが楽しめる「KOTORI 501」。色を替えるだけで雰囲気も変わりますよね。部屋のインテリアにもなるワイヤレススピーカー、ぜひチェックしてみてください。

 

【SPEC】
サイズ/質量:W206×H91×D75mm/約600g
使用スピーカー:フルレンジ直径40mm×2、アクチュエーター直径47mm×1
周波数帯域:60Hz-20kHz
実用最大出力:2.0W+2.0W+1.7W(アクチュエーター)
通信方式:Bluetooth標準規格ver.3.0
見通し距離:約10m
対応コーデック :SBC
外部入力:ステレオミニジャック(AUX入力端子)
電源:リチウムイオンバッテリー(2800mAh)
消費電力(AC電源使用時):約12W(内蔵充電池充電中)
電池持続時間(Bluetooth接続時):約10時間
付属品:ウール製グリル、マイクロUSBケーブル