ローカル環境でAIを使い倒せるPC「Dynabook R8・R7」が登場! 7月19日から発売開始

Dynabookは、AI処理専用チップ内蔵のインテル Core Ultra プロセッサーを搭載し、快適なエッジAI処理を実現するとうたうプレミアムモバイルノートPC「dynabook R8・R7」を発売します。発売日は7月19日からです。

 

 

 

記事のポイント

4月に発売した「dynabook R9」に続いて、Dynabookからインテル Core Ultra プロセッサーを搭載した製品が出ました。dynabook R7/Xであれば25万円を切る価格となり、若干手を出しやすくなってきています。

本機は、AI処理専用チップ「インテル AI Boost」(NPU)と「インテル Arc グラフィックス」(GPU)を内蔵し、CPUと融合することで生成AI、画像や動画のレタッチ、そしてワンランク上のゲームプレイなど、多様なAI処理や性能体験が可能とうたう製品。

 

また、軽量な低消費電力IGZOパネルの採用などにより、14.0型液晶搭載でありながら約899gと軽いボディになりました。さらに、使用シーンに合わせパネルのリフレッシュレートを最適化するALRR(自律的低リフレッシュレート)によって消費電力を抑えることで、約9時間(動画再生時)のバッテリー駆動を実現しています。

 

なお、本機の発売と同時に、インテル第13世代CPUに加え、データ移行の負担を軽減する「PC引越ナビ2」や、OneDrive 100GBのクラウドストレージなどの有料サービスを1年間無料で使える「Microsoft 365 Basic」を搭載した「dynabook S6」と、14.0型ホームモバイルノートPC「dynabook M7・M6」の計3機種3モデルも順次発売します。

 

また、キャンペーン期間中に対象のdynabookを購入して応募をすると「ぱらちゃん純金メダル」などの賞品が当たる「dynabook大感謝祭キャンペーン」も開始されます。

 

主なスペック

dynabook R8/X dynabook R7/X
CPU インテル Core Ultra 7 プロセッサー 155H インテル Core Ultra 5 プロセッサー 125H
ディスプレイ 14.0型ディスプレイ(1920×1200ドット、16:10比率)
ストレージ 512GB SSD 256GB SSD
メモリー 16GB
重さ 約899g

 

製品名:dynabook R8・R7

価格:dynabook R8/X  27万円前後/dynabook R7/X 24万円台前半

 

15.6型でも軽量! オールインワンな「dynabook T」とスタンダードな「dynabook C」が登場

Dynabookは5月14日、15.6型の「dynabook T」シリーズおよび「dynabook C」シリーズの新製品を7機種発表しました。発売は5月17日から順次となっています。店頭予想価格(税込)は下記のとおりです。

 

dynabook Tシリーズ

dynabook T9/X 29万円台前半

dynabook T7/X 23万円台半ば

dynabook T6/X 22万円前後

dynabook T5/X 17万円前後

 

dynabook Cシリーズ

dynabook C7/X 21万円台半ば

dynabook C6/X 19万円台前半

dynabook C5/X 14万円台後半

 

↑dynabook T9/X

 

dynabook Tシリーズは、動画もオンラインコミュニケーションも1台で楽しめるとうたう、オールインワンノートPCに位置づけられる製品です。光学ドライブ搭載の15.6型ノートPCとしては軽量な部類の重さ約1.98kgを実現。また、ディスプレイの額縁を狭くすることでボディ自体もコンパクトに仕上げています。

 

性能面ではCPUのパフォーマンスを維持する独自技術「dynabook エンパワーテクノロジー」を搭載(dynabook T9/Xとdynabook T7/Xのみ)。放熱技術と本体内部パーツを高密度に実装する技術により、CPUの性能を引き出します。

 

また使い勝手においては、抗菌キーボードを搭載したり、サブスクリプションの「Microsoft 365 Basic」を1年間無償で使えたりするほか、新たにデータ移行がより簡単にできるようになった「PC引越ナビ2」を搭載。アプリに従って作業するだけでデータを移行できるとしています。

 

上位モデルであるdynabook T9/Xのスペックは、インテル Core i7-1360P プロセッサー、1TB SSD、32GBメモリー。また光学ドライブにBlu-ray Discドライブを搭載しています。ディスプレイはフルHD解像度で、ノングレアパネルを採用。

↑dynabook C7/X

 

dynabook Cシリーズは15.6型ながらコンパクトで、家のどこでもオンラインコミュニケーションを楽しめるとする、スタンダードノートPCです。重さは約1.77kgと軽量なうえに、狭額縁ディスプレイによってボディを小さくしています。

 

CPUの性能を引き出すdynabook エンパワーテクノロジーのほか、抗菌キーボード、Microsoft 365 Basic、PC引越ナビ2といった使い勝手は同様となっています。

 

上位モデルのdynabook C7/Xは、インテル Core i7-1355U プロセッサー、512GB SSD、16GBメモリーを搭載。またディスプレイはフルHDで、ノングレアパネルを採用しています。

インテル Core UltraやCopilotキーを搭載した「AI PC」、「dynabook R9」が4月に発売

Dynabookは、インテル Core Ultra プロセッサーを搭載した店頭向けノートPCの新モデル「dynabook R9」を発表。4月下旬に発売します。店頭予想価格は29万円台半ば(税込)です。

 

dynabook R9はAI処理をエッジ側でも担う、「AI PC」と位置付けたモデル。AIを活用するシーンが増えてはいるものの、現状はクラウド側での処理が多く、通信速度の遅延やセキュリティの問題も懸念されています。そのため、エッジ側でのAI処理の必要性が求められています。dynabook R9はそうしたニーズに応えるモデルです。

 

CPUにはインテル Core Ultra 7 プロセッサー 155Hを搭載。加えて、生成AIを活用した「Copilot in Windows」機能が呼び出せる「Copilot」キーを追加しています。メモリーは32GB、ストレージは512GB SSDを採用。

 

ディスプレイは14型で、解像度は1920×1200ドット、アスペクト比は16:10となっています。また、本体サイズは約幅312.4×奥行き224.0×高さ15.9mm、重さは約1.05kgです。

 

このほか、CPUの性能を最大限に引き出す「エンパワーテクノロジー」や、MIL規格準拠の堅牢性、Web会議時などにAIが周囲の雑音を除去する「AIノイズキャンセラー」、Dolby Atmos対応のスピーカーなどを備えています。

 

インターフェイスはUSB3.2(Type-A)×2、Thunderbolt 4×2、有線LAN、HDMI出力、マイク入力/ヘッドホン出力、microSDカードスロットをそろえています。また、バッテリーは動画再生時で約11時間駆動します。

ノートPC/タブレットで使えて、耐衝撃性も高い「dynabook K2/X」が9万円台で登場

Dynabookは2月7日、個人向けの2in1ノートPC「dynabook K2/X」を発表しました。2月16日発売で、店頭予想価格は9万円台後半(税込)です。

 

dynabook K2/Xはディスプレイとキーボードを分離できるデタッチャブルタイプのノートPCで、子どもの使用を想定したモデルです。これまで同じデタッチャブルタイプの「dynabook K1/V」がラインアップしていましたが、スペックアップしたモデルが新たに追加されたことになります。

 

筐体の外周には滑りにくいうえに、耐衝撃性の高いTPUを装着。落下時の衝撃を吸収し、本体を保護してくれます。また、TPUはベージュカラーを採用しており、本体デザインのアクセントにもなっています。

 

ディスプレイは10.1型で解像度は1280×800ドット。また、キーボードを外したときの重さは約590gとなっており、コンパクトサイズで持ち運びしやすいタブレットとして扱えます。キーボードを装着した際の重さは約1.097kgと、ノートPCとしても軽量です。

 

キーボードは、キーピッチ17mm、キーストローク1.4mmを実現しているほか、キートップの印字を見やすく配置することで、視認性を高めています。加えて、キーキャップが外れにくいよう、キーの左右に突起部を設けています。

 

また、子どもが使用することを想定し、米軍の調達基準であるMIL規格に準拠した耐久テストを実施予定とのこと。

 

インターフェイスはディスプレイ部に集約し、電源のほか、マイク入力/ヘッドホン出力、USB3.2(Gen1)Type-A、USB3.2(Gen1)Type-C×2、microSDカードスロット、電源ボタン、音量ボタンを備えています。さらに、キーボード部には付属の充電式アクティブ静電ペンを収納するスロットも設けています。

 

 

 

スペックはインテル Celeron N4500 プロセッサー、8GBメモリー、256GBフラッシュメモリー、Windows 11 Pro 64ビットで、バッテリー駆動時間は動画再生時で約6.5時間です。なお、バッテリーは30分で約40%まで充電できる「お急ぎ30分チャージ」に対応しています。

バッテリー交換で長く使える。高性能と軽量も両立させたノートPC「dynabook X8/X6」

Dynabookは12月13日、ユーザー自身でバッテリーを交換できる個人向けモバイルノートPC「dynabook X8/W」「dynabook X6/W」を発表しました。発売は2024年1月19日から順次となっており、店頭予想価格はdynabook X8/Wが27万円台半ば(税込)、dynabook X6/Wが25万円台前半(税込)です。

↑dynabook X8/W

 

新機種は、Dynabookとしてはプレミアムモバイルに位置づけられる製品。これまでのプレミアムモバイルは、14型で軽量・高性能・高耐久を実現した「dynabook R」、13.3型で長時間駆動と軽量を突き詰めた「dynabook G」がラインアップされていましたが、そこに追加されました。

↑新シリーズとして追加された機種

 

↑カラーは2色展開です

 

なお、バッテリー交換式のdynabook Xシリーズは2023年7月に、法人向けが先行して販売。今回、個人向けにも拡充された形です。

 

交換できるバッテリーは着脱式を採用しており、家庭にあるドライバーでカバーのネジを外して、バッテリーを簡単に取り外せる機構となっています。モバイルノートPCの場合、多くは本体内蔵バッテリーを採用し、着脱式にするとPCの重量やコストが上がる、故障のリスクが高まるといった懸念が発生するそうですが、それらの懸念を克服しているといいます。

↑カバーを外すとバッテリーにアクセス可能。内部の基板には触れないよう設計されています

 

バッテリーの両面には金属板を入れて強度を高めたうえに、強度や絶縁性に優れたフィルムを採用しています。また、バッテリーは留め金でロックされており、これらによって落下などの衝撃で外れにくく、壊れにくい構造を実現しているとのこと。

↑壊れにくい構造による安全性とバッテリーを簡単に交換できる利便性を両立

 

バッテリー交換によって製品自体を長く使えるのはもちろん、バッテリーそのものも長時間駆動を実現。動画再生時で約10時間、アイドル時約26時間(JEITA 3.0)のバッテリー駆動が可能です。加えて、30分で約40%の充電が可能な「お急ぎ30分チャージ」や、PCの使用状況によって、100%まで充電もしくは80%まで充電に切り替えられる「Autoモード」も採用されています。たとえば充電モードを80%まで充電に切り替えることで、バッテリーの寿命を長持ちさせられます。

↑モバイルノートPCに求められる長時間駆動を実現。充電においては便利な機能も採用しています

 

パフォーマンスにおいては、dynabookではおなじみの「エンパワーテクノロジー」を採用。放熱技術と本体内部パーツを高密度に実装する技術により、CPUの性能を発揮させています。

↑冷却性能を高めてCPUのパフォーマンスを高めるエンパワーテクノロジー

 

このエンパワーテクノロジー、これまでのモデルからいくつか進化を遂げています。ひとつは内蔵ファンが従来よりも大きくなっています。また、フィンの数も従来の40枚程度から89枚と倍増しており、風量を上げることで冷却性能を向上させています。一方で、フィンの取り付け角度を調整することで、従来に比べて静音性も高めているとのこと。

↑風量を上げた新しいファン。なお左右で大きさが違うのは、同じファンで同じ回転数だと共振音が鳴ってしまうためと、なるべく大きなファンを搭載したかったからだそうです。また、ヒートパイプが外観から目立たないよう黒く塗装しています。このあたりの細やかな設計はさすがです

 

さらに、吸気口や排気口のフィン部分に溜まりやすいホコリをユーザー自身で清掃できる機構を搭載しました。なお、清掃するタイミングもメッセージで通知してくれます。

↑画像のようにPC背面の一部を外して、掃除機などでホコリを吸い取ることができます

 

上位モデルにあたるdynabook X8/Wのスペックは、インテル Core i7-1360P プロセッサー、16GBメモリー、512GB SSD(PCIe 4.0対応)、Windows 11 Home 64ビット。ディスプレイは全モデル共通で、13.3型、1920×1200ドット(WUXGA)解像度となっています。

 

インターフェイスも共通で、マイク入力/ヘッドホン出力端子、USB 3.2(Gen1) Type-A×2(1基はUSBパワーオフアンドチャージ機能付き)、Thunderbolt 4(USB 4 Type-C)×3、有線LAN(RJ45)、HDMI出力端子、microSDを装備しています。

 

本体サイズは、約幅298.8×奥行き212.0×高さ17.9~18.9mmで、重さは約937gです。

 

5in1プレミアムなdynabook VはCPUとバッテリー駆動時間が進化

Wacom製アクティブ静電ペンが付属し、5in1で使用できるプレミアムモバイルノートPC「dynabook V8/W」「dynabook V6/W」も登場しました。12月15日から順次発売で、店頭予想価格はdynabook V8/Wが28万円台半ば(税込)、dynabook V6/Wが25万円台後半(税込)です。

↑dynabook V8/W

 

新機種は、従来からバッテリー駆動時間の増加、最新の第13世代 インテル Core プロセッサーの搭載などのアップデートが図られています。

 

dynabook V8/Wの主なスペックは、インテル Core i7-1360P プロセッサー、16GBメモリー、512GB SSD(PCIe 4.0対応)、Windows 11 Home 64ビット。ディスプレイは全モデル共通で、13.3型、1920×1080ドット解像度となっています。

 

インターフェイスも共通で、マイク入力/ヘッドホン出力端子、USB 3.2(Gen1)Type-A(USBパワーオフアンドチャージ機能付き)、Thunderbolt 4(USB 4 Type-C)×2、HDMI出力端子、microSDを装備しています。

 

本体サイズは、約幅303.9×奥行き197.4×高さ17.9mmで、重さは約979g。またバッテリー駆動時間は約24時間(JEITA 2.0)です。

Dynabookから14型のプレミアムモバイルノートPCとスタンダードモデルが登場

Dynabookは11月2日、14型の「dynabook R7/W」および13.3型の「dynabook GS5/W」を発表しました。11月10日から順次発売します。店頭予想価格はdynabook R7/Wが23万円前後(税込)、dynabook GS5/Wが20万円台半ばです。

↑dynabook R7/W

 

dynabook R7/WはプレミアムモバイルノートPCに位置づけられるモデル。これまで「dynabook R9/W」「dynabook R8/W」がラインアップされていましたが、そこに追加された形です。

 

ディスプレイはアスペクト比16:10の14型を採用し、解像度は1920×1200ドット。狭額縁液晶となっているため、13.3型並みのコンパクトさを実現しています。また、バッテリーは約20時間駆動のほか、薄さ約15.9mm、約940gの軽さ、マグネシウム合金のボディなど、持ち運びに向いている仕様となっています。

 

スペックは第13世代インテル Core i5-1340Pプロセッサー、16GBメモリー、256GB SSDの構成。加えて、最新のWi-Fi 6Eに対応しています。インターフェイスはHDMI出力、USB 3.2(Type-A)×2、Thunderbolt 4×2、有線LANをそろえています。

 

dynabook GS5/Wはこれまで販売されていた「dynabook GS5/V」に置き換えるモデルで、スタンダードモバイルノートPCに位置づけられます。

↑dynabook GS5/W

 

スペックは、第13世代インテル Core i5-1334Uプロセッサー、8GBメモリー、256GB SSDを搭載。ディスプレイは13.3型で1920×1080ドットの解像度となっています。また、こちらもWi-Fi 6Eに対応。

 

インターフェイスはHDMI出力、USB 3.2(Type-A)×2、Thunderbolt 4×2、有線LANをそろえています。

 

バッテリーは約14時間駆動、重さは約956g、本体サイズは約幅306.0×奥行き210.0×高さ17.9mmです。

注目はゲームだけじゃない、東京ゲームショウ2023で見た「未発売ガジェット」を一挙紹介!

9月21日に「東京ゲームショウ2023」が開幕しました。今年は4年ぶりにリアル会場となる幕張メッセを全館利用。44の国と地域から過去最多787の企業・団体が出展する、大規模なイベントとなっています。また、オンラインではTOKYO GAME SHOW VR、公式番組、Steam特設サイトなど、充実した内容が用意されています。

 

ここでは、リアル会場で展示されていた新製品や未発売製品をいくつかピックアップしてお届けします。

 

パナソニックのネックスピーカーは最新のワイヤレスモデルと有線モデルの比較が可能

パナソニックは9月12日に発表したばかりのゲーミングネックスピーカー「SC-GNW10」を展示。ブース内には防音ブースを設け、その中で製品を体験しながらゲームを試遊できます。

↑手前に設置されているのが新製品のSC-GNW10、奥が有線モデルのSC-GN01

 

↑会場はあらゆる方向から大きい音が聞こえてくるので、防音ブースを設けてSC-GNW10の音質などをチェックできる環境を作っています

 

また、ワイヤレスのSC-GNW10と、2021年に発売された有線モデルの「SC-GN01」の比較も可能です。音質のほかに、装着感、ワイヤレスと有線の使い勝手などを試せる良い機会といえるでしょう。

 

ちなみに、体験で使われているディスプレイはすべて42V型の有機ELビエラ。ゲーミングディスプレイではありません。テレビとゲームの相性も確かめられます。

↑ブースに展示されている65V型の有機ELビエラ。試遊はできませんが、ゲーム画面を視聴することは可能で、映像美は一見の価値ありです

 

ASUSは540Hzディスプレイなど未発売製品の参考展示が多数

ASUSはゲーミングブランド「ROG」が出展しています。ブースの中央にはポータブルゲーム機「ROG Ally」の試遊が可能なほか、ゲーミングスマホの「ROG Phone 7」やゲーミングPCも試遊できます。

↑ROGブースはガジェット系のブースとしては大きめ

 

↑複数台のROG Allyが用意されています

 

さらに太っ腹なことに、国内未発売の製品も多数、先行展示されています。たとえば、リフレッシュレートが最大540Hzのディスプレイ「ROG SWIFT PRO PG248QP」や、幅115×奥行き323×高さ286.9mm、重さ約8kgのデスクトップ「ROG G22CH」など、特徴的な製品が展示。

↑540Hz駆動のディスプレイ「ROG SWIFT PRO PG248QP」。サイズは24.1型で解像度はフルHD(1920×1080ドット)です。先日、デルから500Hz駆動のディスプレイが発表されていましたが、それを上回るリフレッシュレートを実現しています

 

↑ゲーミングデスクトップとしてはかなり小型の部類に入る「ROG G22CH」。それでいてインテル Core i9-13900KF、NVIDIA GeForce RTX 4070、32GBメモリー、1TB SSDと、スペックも決しておろそかにはなっていません

 

これらの製品の国内展開は未定ですが、展示されているということは今後の展開にも期待がかかります。また、国内発売が決まっている製品も先行で展示されています。

↑9月20日に発表された、「エヴァンゲリオン」の2号機 EVA-02とアスカのコラボレーション製品も展示。写真はPCケースの「ROG Hyperion EVA-02 Edition ケース」です。10月に発売予定で、「すぐに売り切れるかも」とのこと

 

発売間近のROG Ally対抗ゲーム機も展示

ONEXPLAYERのブースでは、ROG Allyの対抗製品として注目されているテックワンのポータブルゲーム機「ONEXFLY」が展示されており、試遊も可能です。

↑7型ディスプレイを搭載した「ONEXFLY」

 

ONEXFLYは約590gの軽いボディに、AMD Ryzen 7 7840UとAMD Radeon 780Mグラフィックスを搭載。さらに32GBメモリーを搭載し、AAAタイトルでも高いFPSを保てるとする製品です。発売は10月14日からで、10月2日までにOne-Netbook公式サイトから予約すると特別価格の13万9800円~で購入できます。

 

限定50台、Dynabookとしては初めてのゲーミングノートPCが登場

インテルブースではいくつかのデスクトップPCやノートPCの中に、dynabookが展示されています。実はこの製品、dynabookとしては初のゲーミングノートPCです。参考展示ではありますが、発売も決まっており、なんと50台の限定。

↑11月に発売予定のゲーミングノートPC「dynabook RZ」

 

↑dynabookのキーボードがゲーミング仕様になっており、個人的には驚きました

 

ただ、まったく新しいモデルというわけではなく、プレミアムモバイルの「dynabook R9」をベースにした製品です。CPUやストレージこそアップグレードされていますが、ゲーミングらしく外付けのグラフィックスを搭載しているなどではないとのこと。

 

ゲーミングらしいところでいうと、5色に光るバックライトキーボードと、Xbox Game Passの1か月無料体験版。どちらかというと試作モデルに近い印象を受けます。

 

Dynabookとしてはこれを足掛かりにゲーミング市場に出たい考えがあるそうです。そこを考慮すると、50台限定ということもあり、ガジェット好き的には「かなり貴重な1台」なる可能性を秘めています。なお、価格は決まっていないそうですが、仕様などを見る限りでは30万円前後になるのではないかと予想します。

 

ヤマハのゲーミングオーディオミキサーはコラボモデルを展示

最後はヤマハブースで見かけたゲームストリーミングオーディオミキサー「ZG01」。体験できるのはすでに発売されている製品ですが、アニメ 『NieR:Automata Ver 1.1a』とコラボした「ZG01 042/ZG01 153」が参考展示されています。

↑特別コラボモデルの「ZG01 042/ZG01 153」

 

ZG01はPCやコンソールゲーム機、スマホなどに接続して、本体に付いている各ツマミを操作することによって、ヘッドホン/イヤホンから聞こえる音声を調整したり、マイクの音量を上げたりできる製品です。ボイスチャットをしながらゲームプレイ時は、チャットの音量だけを上げることができ、ゲームを楽しみたいときは音声をサラウンド再現に変換できる、といった機能が備わっています。

↑ゲーム時の音声周りを調整できる機能が備わった製品です。ツマミの直感的な操作は楽器メーカーらしさを感じます

 

ブースでは、ゲームをプレイしている最中に音量をいじったり、ボイスチャットがどう聞こえるかを試したりできます。

 

なお、コラボモデルは製品の本体デザインが変更されるほか、梱包箱のデザインや専用コントロールアプリ「ZG Controller」のデザインも特別仕様になります。発売は12月末ごろを目指しているそうです。

 

リアル会場はやはり、大手のゲームメーカーが出展する新作ゲームの展示が目立ちます。今年も注目度の高い作品を試遊でき、そうしたブースは人気も高いです。ただ、会場を見て回ると発売前の製品を触ることができたり、発売されていたけど知らなかった製品を試すことができたりします。そうした製品を探してみるのもおすすめですよ。

「法人ユーザーから引き合いあった」Dynabookが交換バッテリー搭載「dynabook X83(CHANGER)」を発売

Dynabookは7月18日、プレミアムモバイルノートパソコン「dynabook X83(CHANGER)」を発表した。同製品は、薄型・軽量のモバイルノートパソコンの中でそれほど多くはない「セルフ交換バッテリー」機構を搭載。同日より受注を開始した。

 

ユーザーのニーズに応えた「セルフ交換バッテリー」機構

↑13.3型プレミアムモバイルノートパソコン「dynabook X83(CHANGER)」発表会。Dynabook 執行役員 国内PC事業本部長の渋谷正彦氏(左)と同 国内PC事業本部 事業本部長附 中村憲政氏(右)

 

新製品「dynabook X83(CHANGER)」は、ユーザーのダウンタイムの最小化とパフォーマンスの最大化をコンセプトに開発された法人向けモバイルノートパソコンだ。最大の特徴は、ユーザー自身が安心して別のバッテリーに交換できる「セルフ交換バッテリー」機構を採用したこと。

 

同社が行ったモバイルパソコンの不満点についての調査では、「バッテリー駆動時間が短い」「バッテリー交換が自分でできない」「バッテリーの消耗が激しい」などといった「バッテリー電源への不満」が26%あった。また、実際に国内の法人ユーザーからも「自分でバッテリーを変えられるモバイルノートパソコンが欲しい」という声が多くあがったことから、開発に着手したという。

↑「モバイルPC不満点」調査では、起動処理速度への不満に次いで、バッテリー電源への不満の声が第2位となっている。 2023年5月同社調べ(n=2400、全国15~69歳男女)

 

同社の執行役員 国内PC事業本部長 渋谷正彦氏は「従来のモバイルノートパソコンは、バッテリー交換時に本体をメーカーに預ける必要がありました。そのため、発送手配や代替機へのデータ移行など作業に要するダウンタイムが発生し、(手元にパソコンが戻ってくるまで)少なくとも2~3日程度かかってしまっていました」と、従来機が抱えていた課題を説明。「dynabook X83(CHANGER)」では「ユーザー自身がバッテリーを交換できるので、3分程度で作業が完了します」と、ビジネスにおけるダウンタイム削減についてアピールした。

 

セルフ交換バッテリーの構造で特にこだわったのは、交換時にユーザーが基板などの電気部分に触れることなく、簡単かつ安心してバッテリー交換が出来るという点。バッテリーカバーにある2か所のネジは家庭にある汎用的なドライバーで外せるが、カバーにはくっついた状態なのでネジの紛失を防ぐことができる。ロック機能も備わっており、バッテリーはロックを解除しないと外れない構造になっている。

↑「セルフ交換バッテリー」の構造。基板に直接触れることなくユーザー自身で簡単にバッテリー交換ができる

 

さらに、強度や絶縁性に優れた金属板などの素材を採用し、万が一強い圧力がかかった場合でもバッテリーのセルを保護する。その分、重量増加が避けられなかったが、同社の国内PC事業本部 事業本部長附 中村憲政氏は「ユーザー自らがバッテリー交換をするので、やはり安全性には代えられない。他の部分で軽量化を図るエンジニアリングを行って対応しました」と語った。

↑ 「バッテリーにはセルを保護するために金属板を両面に入れた」と安全性について語ってくれた中村氏

 

その結果、薄さ約17.7mm、軽さ約800g(※)の薄型・軽量ボディを実現。さらにアメリカ国防総省制定MIL規格(MIL-STD-810H)に準拠した10項目のテストを実施予定で、26方向、76cmの高さからの落下テストをはじめとした振動、衝撃などの耐久テストによって、安心して長く使い続けられる堅牢性を追求するという。

※ 軽量重視構成 バッテリーS、WUXGA液晶、キーストローク1.5mmを選択した場合。

 

「dynabook X83(CHANGER)」に合わせてサービスソリューションも強化される。同社の「LCM運用サービス」において、セルフ交換バッテリーに対応した「バッテリー交換サービス」を新たに提供。バッテリーの劣化度合いなど、パソコンの不調を検知し管理できる機能をポータルサイトに追加する。バッテリーは消耗分だけではなく、予備分としての発送依頼も可能なので、ここでもユーザーのダウンタイム解消が期待できる。

 

Dynabook独自のエンパワーテクノロジーによってCPUのパフォーマンスも強化

バッテリー駆動時間は約24時間を目指しており、30分の充電でバッテリーの容量を約40%充電できる急速充電機能「お急ぎ30分チャージ」を搭載。さらに、ACアダプターを使用し続けた場合などのバッテリーの劣化リスクを軽減するために、自動的に充電容量をコントロールする「オート充電モード」を採用し、バッテリーの長寿命化を実現した。

 

パフォーマンスの最大化においては、素早い起動と優れた応答性を追求。CPUは、ハイパフォーマンスと省電力性を両立したインテルの第13世代「Core i7-1370P vPro」「Core i5-1350P vPro」「Core i7-1360P」「Core i5-1340P」「Core i5-1345U vPro」「Core i5-1334U」から選択できる。CPUのパフォーマンスを安定させる同社独自のエンパワーテクノロジーも採用。小型のダブルファンとヒートパイプを取り入れるなどによって、TDP(熱設計電力)28Wという高いパフォーマンスを維持している。

↑小型ダブルファンとヒートパイプのダブル配置による放熱で、TDP28Wを実現

 

また、フィンの部分にホコリが溜まることによって放熱能力が低下し、パソコンのパフォーマンスが落ちてしまうことを防ぐために、「dynabook X83(CHANGER)」では「ダスト・クリーニング機構」を新たに採用した。これにより、ユーザ自身でネジ止めされたふたを取り外してホコリを掃除することができる。

↑「ダスト・クリーニング機構」は、フィン付近にあるふたのネジを外して簡単に掃除することができる

 

快適な使い心地のために2種類のキーボードを用意

「dynabook X83(CHANGER)」は、2種類のキーボードが用意されているところも特徴である。その違いはストロークで、標準の1.5mmとしっかりした打鍵感を感じられる2mmから、ユーザーが自分に合ったキーボードを選択することが可能だ。

 

ディスプレイは縦方向の表示が長く、Excelなどが見やすい16:10の液晶を採用。ビジネスシーンにおける対面での商談もスムーズに行える、180°開けるディスプレイ構造のほか、6GHz帯でも通信が可能なWi-Fi 6Eへの対応や、有線LANとHDMIを実装。さらに、USBを計5ポート(USB Type-A×2、USB4 Type-C×3)搭載するなど、高い操作性と接続性も実現した。

↑13.3型(16:10)ノングレア WUXGA ディスプレイ搭載。対面のミーティング時などに便利な180°オープンディスプレイ構造で、情報共有もしやすい

 

価格はオープン価格で、10万円台半ば~30万円以下になる見込み。販売目標は年間20万台を目指しており、コンシューマー向けモデルの開発も視野に入れているという「dynabook X83(CHANGER)」の今後の発表にも注目していきたい。

 

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15.6型のオールインワンノートPC「dynabook Tシリーズ」とモバイル性に優れた「dynabook Cシリーズ」登場

Dynabookは6月14日、15.6型のオールインワンノートPC「dynabook Tシリーズ」、15.6型のスタンダードノートPC「dynabook Cシリーズ」を発表しました。6月16日から順次発売します。ラインナップと価格は下記のとおりです。

↑dynabook T9/W

 

dynabook Tシリーズ

dynabook T9/W 28万円台半ば
dynabook T7/W 24万円台前半
dynabook T6/W 21万円台半ば
dynabook T5/W 16万円前後

 

dynabook Cシリーズ

dynabook C7/W 21万円台半ば
dynabook C6/W 18万円台半ば
dynabook C5/W 14万円台半ば

 

dynabook Tシリーズは、光学ドライブと大画面を兼ね備えたモデルで、dynabook Cシリーズは大画面ながら薄型・軽量とうたうモデル。また、両モデルともに最新の第13世代インテル Core プロセッサーを搭載しているうえに、独自の冷却技術とCPU高速化処理技術などを合わせた「dynabook エンパワーテクノロジー」を採用しています。これにより、CPUのパフォーマンスを最大限に引き出し、オンライン通話はもちろん、動画編集などもスムーズにこなせるといいます。

 

また、全モデル共通で「Microsoft Office Home & Business 2021」に加えて、OneDrive 100GBのクラウドストレージなどを1年間無料で使える「Microsoft 365 Basic」を搭載しています。

 

このほか、快適な打ち心地のキーボードや最新の無線LAN規格であるWi-Fi 6Eなどを採用。

 

dynabook T9/Wの主なスペックは、インテル Core i7-1360P プロセッサー、1TB SSD、32GBメモリーで、OSはWindows 11 Homeとなっています。また、バッテリー駆動時間は約11時間。

 

インターフェイスは、ブルーレイディスクドライブ、マイク入力/ヘッドホン出力、USB 3.2(Gen1)Type-A×3、USB 3.2(Gen2) Type-C、有線LAN、HDMI出力をそろえています。本体サイズは約幅361.0×奥行き244.0×高さ23.8mm、重さは約1.98kg。

 

dynabook C7/Wの主なスペックは、インテル Core i7-1355U プロセッサー、512GB SSD、16GBメモリーで、OSはWindows 11 Homeを搭載。バッテリー駆動時間は約9.5時間です。

↑dynabook C7/W

 

インターフェイスは、マイク入力/ヘッドホン出力、USB 3.2(Gen1)Type-A×2、USB 3.2(Gen2) Type-C、有線LAN、HDMI出力を装備。本体サイズは、約幅361.0×奥行き244.0×高さ19.9mm、重さは約1.77kgです。

薄型軽量、しかも頑丈な13.3型モバイルノートPC「dynabook G」が最新の第13世代インテルCPUを搭載

Dynabookは5月18日、13.3型モバイルノートPCの新モデル「dynabook G8」「dynabook G6」を発表しました。両モデルともにパールホワイトとオニキスブルーの2色展開で、店頭予想価格はdynabook G6が23万円台半ば(税込)、dynabook G8が27万円台半ば(税込)です。

↑dynabook G8のオニキスブルーモデル

 

dynabook Gシリーズは、同社のラインナップでプレミアムモバイルノートPCに位置づけられるモデル。薄型軽量なうえに堅牢性も備えたシリーズです。

 

新モデルはCPUに最新の第13世代インテル Core プロセッサーを搭載。加えて、最新のWi-Fi規格であるWi-Fi 6Eに対応しています。それでいて、従来から備えていた薄型軽量、高い堅牢性を引き継いでいます。

 

上位モデルであるdynabook G8の主なスペックは下記のとおりです。

第13世代インテル Core i7-1360P プロセッサー
512GB SSD
16GBメモリー
13.3型ディスプレイ(解像度はフルHD、IGZOパネル採用)

 

本体サイズは約幅306.0×奥行き210.0×高さ17.9mmで、重さは約875g(オニキスブルー)。また、バッテリー駆動時間は約24時間を実現しています。

↑dynabook G6のパールホワイトモデル。上位モデルとはスペック違いで、インテル Core i5-1340P プロセッサー、256GB SSD、8GBメモリーとなっています

 

堅牢性については、アメリカ国防総省が定めるMIL規格に準拠した9項目のテストをクリア。日常生活のトラブルを想定した耐久性を確保しているそうです。

 

さらに、新たにMicrosoftのサブスクリプションサービス「Microsoft 365 Basic」を搭載しました。OneDrive上で容量100GB分利用できるほか、広告のないOutlookメールアドレスの利用、チャットやコールバックサービスによるサポートを受けることができます。dynabook Gシリーズでは、アクティベーション後1年間無料で使用でき、継続して利用する場合は、ユーザー自身でMicrosoft 365 Basicを購入する形となります。その際の料金は月額229円もしくは年額2244円です。

↑同日に10.1型のディスプレイが外れるデタッチャブルタイプのノートPC「dynabook K1」も登場。家庭学習向けノートPCの新モデルです

もう失敗しない! 大学生のノートPCの選び方と、春の最新モデルを紹介

春の新生活を間近にひかえ、ガジェットや家電の購入を検討している人は多いでしょう。なかでも、4月から大学生になる人は準備に追われているのではないでしょうか。

 

大学生の新生活において、ガジェットや家電の購入で真っ先に検討してほしいのは、いまや生活の必需品ともいえるPCです。一言でPCといってもさまざまありますが、家と大学を往復する生活の中で、持ち運びに適したモバイルノートPCが狙い目。しかし、製品選びに迷っている人もいるはずです。そこで、この記事では、大学生向けにモバイルノートPCの選び方と、この春登場の最新モバイルノートPCを紹介します。

 

購入において気を付けたいことと、見るべきポイント

モバイルノートPCを選ぶうえで、見ておきたいポイントは大きく分けて3つあります。

 

持ち運ぶことを考えたときの軽さ

・快適に作業するためのキーボードやディスプレイ

・複数アプリの使用や負荷のかかる作業でもサクサクこなせるスペック

 

この3つをおさえつつ、どのような用途で使うかによって、細かい部分で選び方が変わってきます。たとえば、外に持ち運ぶ機会が多そうであれば軽さを第一条件にする、あるいはさまざまなアプリを開いてマルチタスクをこなしてみたいのであれば、軽さよりも大画面やスペック優先させるなどです。

↑家でじっくり作業をするのであれば大画面を、という選び方もあります。その場合、ここでは触れませんがモバイルノートPC以外の選択肢もあるでしょう

 

なお、いま販売されているモバイルノートPCの中には低価格で購入できるモデルもありますが、数年使用することを想定した、メインPCとして購入するのであれば、ハイエンドかそれに近いモデルの方を個人的にはオススメします。低価格な製品の中には使い勝手を犠牲にしているモデルもあり、途中で不満に感じて買い直すと、結果的に高くついてしまいます。もちろん、買い替え前提だったり、サブマシンとして使ったりする場合は問題ないと思いますが、そうでないなら納得のいく1台を選びましょう。PCの買い替えサイクルは5年と言われているので、大学生活の間は十分活躍してくれます。

 

軽さは1kgを切るかどうかで判断

モバイルノートPCの要といえるのが軽さです。大学生の場合、レポートの参考資料となる書籍などと一緒に、バッグにノートPCを入れて持ち歩くことも考えられますので、なるべく軽い方がうれしいはず。

↑ノートPCに文房具、資料、人によってはヘッドホンや化粧道具などをバッグに入れると思います。であればノートPCは軽い方がいいですよね

 

最近は、13.3~14インチのモバイルノートPCに目を向けると、1kgを切るモデルもありますので、1kgを切るかどうかをひとつの目安にすると選びやすいと思います。ただ、基本的に移動時に持ち運ぶと考えるのであれば、理想はやはり1kg以下でしょう。

 

キーボードはメーカーのこだわりをチェック。ディスプレイはサイズとアスペクト比に注目

カタログやWebサイトでチェックしにくいものの、意外と使い勝手に関わってくるのがキーボードです。店頭で試しにタイピングし、押し込んだときの感触やタイピング時の音をチェックするのが一番ですが、メーカーによってはキーボードにこだわりを持っているモデルもあります。そういったモデルを事前にチェックしてから店頭で触ってみるだけでも、候補は絞れるでしょう。

↑レポートや資料作成でしっかり作業するのであればタイピングするキーボードは重要。カタログやWebサイトを見ながら、実際に触ってみるのがオススメです

 

また、製品サイトでキーボード部分の写真が見られるようであれば、極端に小さいキーがないなど、配列をチェックしておくのも手です。

 

もうひとつ、使い勝手に大きく関わってくるのはディスプレイ。まずサイズは、モバイルノートPCだと13.3~14インチが主流です。軽さとの兼ね合いはあるものの、メインPCとして使うのであれば、できる限り画面は大きい方がよいので、14インチがいいでしょう。

 

また、ディスプレイのアスペクト比は縦に長い3:2もしくは16:10と、横に長い16:9が一般的になりつつあります。3:2や16:10だと、ExcelやWebサイトでより多くの情報を表示できるので作業向きです。一方の16:9は一般的なテレビと同じ比率であり、映像コンテンツを見るのに適しているので、エンタメに向いています。縦長か横長かは生活の中で優先すべきものを定めて選ぶのをオススメします。

↑ディスプレイは作業に加えて動画や映像ストリーミングサービス視聴の快適さにつながります

 

数年使用を考えるなら、CPU、メモリー、ストレージはなるべく高性能なものを

最後はPCの基本的な性能を決める部分です。モバイルノートPC選びにおいては、CPUとメモリー、ストレージでほぼ決まります。

 

最近ではチャットアプリ、Webブラウザー、メモアプリなどと複数のアプリを使うのは当たり前。そのときに快適に動くかどうかはCPUの性能に直結します。数年間なるべく快適に使うことも含めて考えるとするなら、高性能なCPUを選びたいところ。具体的にはインテル製のCPUであればCore i5/Core i7クラスが搭載されているモデルが挙がります。

↑このように複数のアプリを開いて作業はいまや当たり前。そこでもたつくとストレスになるのでなるべく高性能なCPUが望ましいです

 

また、メモリーも多くのアプリを同時に利用する場合には特に実力を発揮します。各アプリが必要とするメモリー量が増えていることもあって、いまだと16GBの容量を搭載しておくのがいいでしょう。

 

ファイルを保存するストレージは、モバイルノートPCだとSSDが主流。いまはSATA接続とNVMe対応のPCIe接続の二択ですが、PCIe接続の方が、多くの場合、ファイルの転送速度が2倍以上高速です。販売されているモデルもPCIe接続が多いので、PCIe接続を選ぶのが無難といえます。

 

容量は512GB以上がオススメ。256GBでも当面は問題ありませんが、メインPCとして使う場合、多くのアプリをインストールするほか、データもどんどん増えていきます。数年間は容量不足に悩まないためにも、512GBの容量があると安心できます。

 

このほか、バッテリーの持ちやインターフェイスがどれだけ豊富か、オンライン会議に適した機能やセキュリティ機能といった付加機能なども、できればチェックしたいところ。ただし、使ってみないとわからない部分でもありますので、まずはこれまで見てきたポイントをさらいながら、自分に合った1台を探してみてください。

↑インターフェイスとして定着したUSB Type-Cなど、インターフェイスも可能であれば気にしてみてください

 

2023年春に登場したモバイルノートPCをチェック

ここからは、2023年に登場したばかりの最新モバイルノートPCを紹介。購入の検討・比較の参考にしてみてください。

 

富士通クライアントコンピューティング

FMV「UHシリーズ」

 

14.0型ワイド液晶搭載ノートPCとして世界最軽量の約689gを実現した「UH-X/H1」など、軽さにおいて群を抜いたモデル。それでいて、厳しい耐久性試験をクリアしたほか、スペック面で最新の第13世代CPU インテル Core i7-1355Uや16GBメモリーを搭載するなど、隙のない仕様となっています。「FCCLキーボードマイスター」が監修したこだわりのキーボードや、豊富なインターフェイスも特徴です。

 

FMV UH-X/H1の主なスペック

サイズ/重さ:約幅308.8×奥行き209×高さ15.8~17.3mm/約689g

ディスプレイ:14インチ/WUXGA解像度(1920×1200ドット)/アスペクト比16:10

CPU:第13世代CPU インテル Core i7-1355U

メモリー:16GB

ストレージ:512GB SSD

バッテリー駆動時間:約11時間(JEITA 2.0)

インターフェイス:USB 3.2(Gen2)Type-C×2、USB 3.2(Gen1)Type-A×2、HDMI出力、有線LAN、マイク入力/オーディオ出力、microSDメモリーカード

実売価格:26万3780円(税込、ヨドバシ.com)

 

Dynabook

「dynabook R8」

 

約20.5時間と長時間のバッテリーを搭載。加えて、30分の充電でバッテリー駆動時間の約40%を充電できる「お急ぎ30分チャージ」に対応し、外出先でも安心して使えます。また、目の負担を軽減する「Low blue light液晶」の搭載、ボディの素材にマグネシウム合金を採用することで軽さと堅牢性を両立、高いスペックなどを備え、総合力の高い1台です。

 

dynabook R8の主なスペック

サイズ/重さ:約幅312.4×奥行き224.0×高さ15.9mm/約940g

ディスプレイ:14インチ/WUXGA解像度(1920×1200ドット)/アスペクト比16:10

CPU:第13世代CPU インテル Core i7-1360P

メモリー:16GB

ストレージ:512GB SSD

バッテリー駆動時間:約20.5時間(JEITA 2.0)

インターフェイス:USB Type-C(Thunderbolt 4)×2、USB 3.2(Gen1)Type-A×2、HDMI出力、有線LAN、マイク入力/オーディオ出力、microSDメモリーカード

実売価格:27万4780円(税込、ヨドバシ.com)

 

NECパーソナルコンピュータ

「LAVIE NEXTREME Carbon」

 

オンラインコミュニケーションをより快適にする機能の追加で、場所に依存しない使いやすさを追求したモデル。オンライン会議で顔の印象をアップするアプリ「YouCam 10」や、周囲の雑音を抑えて相手に自分の声を聞こえやすくするビームフォーミング機能などを搭載しています。もちろん、薄型軽量、高いパフォーマンスなど、モバイルノートPCに求められる性能も持ち合わせています。

 

LAVIE NEXTREME Carbon XC750/FAシリーズの主なスペック

サイズ/重さ:約幅313×奥行き218×高さ17.5mm/約887g

ディスプレイ:14インチ/WUXGA解像度(1920×1200ドット)/アスペクト比16:10

CPU:第12世代CPU インテル Core i7-1255U

メモリー:16GB

ストレージ:512GB SSD

バッテリー駆動時間:約24時間(JEITA 2.0)

インターフェイス:USB Type-C(Thunderbolt 4)×2、USB 3.2(Gen1)Type-A、HDMI出力、マイク入力/オーディオ出力、microSDメモリーカード

実売価格:27万4780円(税込、ヨドバシ.com)

 

なお、ここではこの春に登場したモバイルノートPCを紹介していますが、2022年発売のモデルまで範囲を広げると、ほかにも選択肢はありますので、気になる人はチェックしてみてください。

 

春はお得に買えるキャンペーンも必見

この時期は新生活に合わせて各メーカーでキャンペーンを実施していることがあります。そうしたキャンペーンをチェックして、最新モデルをお得に購入するのがオススメですので、気になるモデルは公式サイトなどを確認してみてください。

 

たとえば、今回紹介したFMVのUHシリーズは、購入してキャンペーンに応募するともれなく8000円がキャッシュバックされます。また、学生限定かつ抽選で4000人にManhattan Portageのコラボバッグがプレゼントされるキャンペーンも実施中。ほかのメーカーでもこうしたキャンペーンを実施している場合があるので、見逃さないようにしましょう。

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

総合力が高いdynabook R9/dynabook R8登場、第13世代インテルCPU搭載でさらに性能アップ

Dynabookは2月10日、14インチのプレミアムモバイルノートPC「dynabook R9」「dynabook R8」を発表。2月17日から発売します。店頭予想価格はdynabook R9が30万円台後半、dynabook R8が27万円台半ばとなっています。

↑dynabook R9

 

両モデルともに軽さ、速さ、強さ、操作性を兼ね備えており、モバイルノートPCとして総合力の高さが特徴です。

 

前モデルからのアップデートは主にCPUで、最新の第13世代インテル Core プロセッサーを搭載。動画編集などの負荷の大きい作業や、マルチタスクを快適にこなせる性能を実現しています。また、最新のWi-Fi 6Eにも対応しており、おなじく対応のWi-Fiルーターに接続すれば安定した通信が可能です。

 

本体は13.3インチ並みのサイズ感に抑えつつ、dynabook R9は約1.05kg、dynabook R8は約940gと軽量に仕上げています。加えて、米軍の調達基準であるMIL規格に準拠した耐久テストをクリア。堅牢性も備えています。

↑dynabook R8

 

14インチのディスプレイは16:10比率で、解像度は1920×1200ドット。液晶は高輝度、高色純度、広視野角のLED液晶を採用しており、前モデルから変更はありません。一方で、ブルーライトの低減において、新たにドイツの第三者認証機関であるテュフ・ラインランドが定めた安全指標である「Eyesafe 2.0認証」を取得しています。

 

使い勝手の面では、Web会議時に使用できる「AIカメラエフェクター」機能を強化。これまでも、カメラの映像からAI が人を識別し、背景フィルターをかけたり、明るさを補正してカメラ映りを改善したりすることで、オンライン会議に適した映像にしてくれましたが、今回からPC内にある画像を背景画像に選択できるようになりました。

 

上位モデルであるdynabook R9のスペックは、第13世代インテル Core i7 1360P プロセッサー、32GBメモリー、512GB SSD。またバッテリーは約24時間駆動となっています。インターフェイスはHDMI、USB 3.2 Gen1(Type-A)×2、Thunderbolt 4×2、有線LANをそろえています。

様々なスタイルで活躍できる“5 in 1”ノートPC! Wi-Fi 6E対応「dynabook V8・V6」

Dynabookは、は、第12世代インテルCPUと、インテル Evo プラットフォームを搭載した13.3型5 in 1プレミアムPenノートPC「dynabook V8・V6」を、11月18日から順次発売します。市場想定価格は「V8」が27万円台半ば、「V6」が24万円台前半です。

↑dynabook V6

 

同製品は、小型ダブルファン冷却システムを搭載するなど、同社が長年にわたり蓄積してきたノートPCの冷却・放熱技術や筐体設計技術、高速化処理技術を駆使した独自の「dynabookのエンパワーテクノロジー」を適用することで、CPUのハイパワーを持続させ、実力を最大限に引き出し、高パフォーマンスを可能にしています。最新Windows 11(Windows 11 2022 Update)を新たに搭載し、最新OSとの組み合わせで高パフォーマンスが発揮できるよう、ファームウェアやハードウェアとのすり合わせを行い、最適化しています。

↑dynabook V8

 

筐体カラーは様々な場所やシーンになじむ「ダークブルー」を採用。生活様式の変化に合わせて、多様な使い方に対応し、「Pen スタイル」「Monitor スタイル」「Note PC スタイル」「Tablet スタイル」「Flat スタイル」の、5つのスタイルで活用できます。筆圧感知レベル4096のWacom製アクティブ静電ペンを付属しており、手書き入力によるメモのほか、筆圧を変えて線の太さや濃淡を微妙に表現したりといった、繊細な描画などの作業も可能です。

↑dynabook V6

 

最新の無線LAN規格「Wi-Fi 6E」に対応しており、従来の5GHz帯、2.4GHz帯に加え、新たに解放された帯域である、6GHz帯の周波数が使えることで、電波干渉や混雑や遅延が少なく、より安定した高速通信が行えます。通信環境に合わせて6GHz帯と5GHz帯、2.4GHz帯を交互に組み合わせた通信が行えるため、映像や音声がより途切れにくく、快適な通信が可能です。

↑dynabook V8

抗菌ボディ採用! 家でもカフェでもキャンパスでもオフィスでも快適に使える「dynabook S6」「dynabook M7・M6」新発売

Dynabookは、モバイルノートPC「dynabook S6」「dynabook M7・M6」を、8月19日より順次発売します。

↑dynabook S6

 

dynabook S6は、フットプリントを従来商品の約86%まで縮小し、さらにコンパクトで軽量化を実現した13.3型スタンダードモバイルノートPC。実売予想価格は税込17万5780円です。

 

dynabook M7・M6は、画面の見やすさや拡張性の高さをコンパクトボディに凝縮しながら、従来製品より小さく持ち運びやすくなった14.0型ホームモバイルノートPC。実売予想価格はM7が税込19万7780円、M6が税込15万3780円です。

↑dynabook M7・M6

 

いずれも最新の第12世代 インテル CPUを搭載し、CPUのハイパワーを高次元で安定的に持続させる「dynabook エンパワーテクノロジー」を適用させることで、負荷のかかる作業も快適に行うことができます。キーボードをはじめ、PC本体(電源ボタン、ゴム突起部、カメラシャッター、dynabookロゴ、定格銘板を除く)に抗菌加工を施した抗菌ボディを採用しており、清潔・快適なPC利用状態を保つことが可能です。

独自技術「エンパワーテクノロジー」でよりパワフルに! 「dynabook G」シリーズに「G8・G6」が新登場

Dynabookは、13.3型プレミアムモバイルノートPC「dynabook G」シリーズの新製品「dynabook G8・G6」(オニキスブルー/パールホワイト)2機種4モデルを、新たに発売しました。市場想定価格は「G8」が24万円台前半、「G6」が20万円台後半。

 

同製品は、約17.9mmの薄さ、質量約875g~の薄型・軽量ボディでありがなら、約24時間の長時間バッテリー駆動が可能です。わずか30分の充電でバッテリー駆動時間の約40%を充電できる「お急ぎ30分チャージ」機能も搭載。アメリカ国防総省制定MIL規格(MIL-STD-810G)に準拠した9項目の過酷な耐久テスト(落下、粉塵、高度、高温、低温、温度変化、振動、衝撃、太陽光照射)をクリアした堅牢性も備えています。

 

ハイブリッド・アーキテクチャにより12コア(Pコアが4コア+Eコアが8コア)を効率的に活用することで省電力性とパフォーマンスが向上したインテル 第12世代 CoreのPシリーズを採用。OSのバックグラウンドタスクはEコアで処理し、ゲームなどのハードなタスクはPコアで処理できるので、高いパフォーマンスを発揮することが可能です。また、dynabookが長年にわたり蓄積してきたノートPCの冷却・放熱技術や筐体設計技術などを駆使した「dynabook エンパワーテクノロジー」によりCPUのハイパワーをプロセッサー・ベース電力28Wで持続させることができ、様々な作業を快適に行えます。

Dynabookからインテル最新CPU搭載のプレミアムな14型「dynabook R」などが登場

↑dynabook R9

 

Dynabookは3月18日、14型のプレミアムモバイルノートPC「dynabook R」シリーズ、13.3型プレミアムモバイルノートPC「dynabook G9」、15.6型プレミアムスタンダードノートPC「dynabook T9」を発表しました。それぞれの店頭予想価格(税込)と発売日は下記のとおりです。

 

dynabook R9/29万円台前半/3月24日から順次発売
dynabook R8/25万円台前半/3月24日から順次発売
dynabook R6/22万円前後/3月24日から順次発売
dynabook G9/26万円台半ば/3月24日から順次発売
dynabook T9/27万円台半ば/3月24日から順次発売

 

今回発表の新モデルはすべて、1月に発表された最新CPU「第12世代インテル Core プロセッサー」を採用。パフォーマンスとモバイル性能を両立する「Pシリーズ」のCPUを搭載しています。

 

ハイスペックな証「インテル Evo プラットフォーム」に準拠した14型モバイルノートPC

「dynabook R9」は、同シリーズの中では最も性能が高いモデル。インテルが定めたノートPCのスペック要件を満たした「インテル Evo プラットフォーム」認証を取得しています。そのスペックは、インテル Core i7-1260P プロセッサー、32GBメモリー(LPDDR5)、512GB SSD、Windows 11 Home 64ビットとなっています。

 

本体は、約幅312.4×奥行き224.0×高さ15.9mmの13.3型サイズ。それでいて、ディスプレイは14型を採用しています。また、ディスプレイ解像度はWUXGA(1920×1200ドット)、アスペクト比は16:10を実現。さらにディスプレイ部は180度まで開閉できます。

 

インターフェイスは、USB 3.2×2、Thunderbolt 4(USB Type-C)×2、有線LAN、HDMI出力、マイク入力/ヘッドホン出力、microSDカードスロットをそなえています。このほか、重量は約1.05kg、バッテリーは約24時間駆動などとなっています。

 

dynabook R8とdynabook R6は一部スペック、重量、バッテリー駆動時間が異なります。dynabook R8のスペックは、インテル Core i7-1260P プロセッサー、16GBメモリー(LPDDR5)、512GB SSD、Windows 11 Home 64ビット。一方のdynabook R6は、インテル Core i5-1240P プロセッサー、8GBメモリー(LPDDR5)、256GB SSD、Windows 11 Home 64ビットです。

↑こちらはdynabook R8。見た目はdynabook R6も同じです

 

重量はdynabook R8/dynabook R6ともに約940g、バッテリー駆動時間は約20.5時間です。

 

ハイスペックな性能の13.3型モバイルノートPC

dynabook G9は、省電力なIGZO液晶を搭載したモデル。ディスプレイの解像度はフルHD(1920×1080ドット)、アスペクト比は16:9となっています。

↑dynabook G9

 

スペックは、インテル Core i7-1260P プロセッサー、32GBメモリー(LPDDR5)、512GB SSD、Windows 11 Home 64ビットを搭載。また、インターフェイスはUSB 3.1、Thunderbolt 4(USB Type-C)×2、有線LAN、HDMI出力、マイク入力/ヘッドホン出力、microSDカードスロットをそなえています。

 

本体サイズは、約幅306.0×奥行き210.0×高さ17.9mmで、重量は約875g。このほか、バッテリー駆動時間は約24時間を実現しています。

 

ブルーレイディスクドライブ搭載の15.6型スタンダードノートPC

dynabook T9は、光学ドライブにブルーレイディスクドライブを搭載したモデル。ディスプレイの解像度はフルHD(1920×1080ドット)、アスペクト比は16:9となっており、映画などを十分に楽しめます。

↑dynabook T9

 

スペックはインテル Core i7-1260P プロセッサー、32GBメモリー(DDR4)、1TB SSD、Windows 11 Home 64ビットを搭載。また、インターフェイスはUSB 3.1(Gen1)×3、USB 3.2(Gen2、Type-C)、HDMI出力、有線LAN、マイク入力/ヘッドホン出力をそなえています。

 

本体サイズは約幅361.0×奥行き244.0×高さ23.8mm、重量は約1.98kgです。

 

ハイブリッドワークを想定して開発された14型ノートPC「dynabook RJ74/KU」

Dynabookは1月26日、法人向けの14型プレミアムモバイルノートPC「dynabook RJ74/KU」を発表しました。発売は今春を予定しています。

 

dynabook RJ74/KUは、オフィス・在宅を問わずどこでも仕事するハイブリッドワークが今後不可欠になると想定し、開発されたモバイルノートPC。軽量、処理速度の速さ、マグネシウム合金による筐体の強さなどを兼ね備えたモデルとなっています。

 

本体サイズは13.3型の従来モデル「dynabook R63/M」と同等のフットプリントながら、14型ディスプレイを搭載。加えて本体の厚さを15.9mmに、重量を約1kg以下に抑えています。Dynabookとしては、14型ディスプレイで薄型軽量は初の開発とのこと。

 

ディスプレイはWUXGA解像度(1920×1200ドット)のほか、縦幅が広い16:10液晶を採用しています。

 

また、持ち運びすることを考慮し、バッテリーは大容量の48.7Wh搭載。さらに、30分で約40%充電できる「お急ぎ30分チャージ」にも対応しています。

 

スペックは最上位構成で、インテル Core i7-1270P プロセッサー(インテル vPro プラットフォーム)、16GBメモリー、256GBもしくは512GB SSDで、OSはWindows 11 ProもしくはWindows 10 Proのダウングレード版を選択できます。また、CPUのTDP(熱設計電力)を最大28Wに増加させ、処理性能を大幅に強化させる「dynabookエンパワーテクノロジー」に対応しています。

 

このほか、オンライン会議時にユーザーの顔位置を検出し、常に画面正面にユーザーが映るよう調整する「AIカメラエフェクター」や、キーボードのタイプ音や周囲のノイズを除去する「AIノイズキャンセラー」といったオンライン会議向け機能も搭載しています。

 

インターフェイスはHDMI出力、USB 3.2(Gen1)Type-A×2、Thunderbolt 4(USB Type-C)×2、有線LANをそろえています。

DynabookからWindows 11と最新オフィスソフト搭載のノートPC11機種登場

Dynabookは1月20日、個人向けのノートPC11機種を発表しました。1月21日から順次発売します。ラインナップは下記のとおりです。

 

13.3型フラッグシップモデル「dynabook V8/U」「dynabook V6/U」
13.3型プレミアムモバイルノートPC「dynabook G8/U」「dynabook G6/U」
13.3型スタンダードモバイルノートPC「dynabook GS5/U」
15.6型スタンダードノートPC「dynabook X6/U」「dynabook X5/U」
15.6型ベーシックノートPC「dynabook Y6/U」
14.0型ホームモバイルノートPC「dynabook M7/U」「dynabook M6/U」
10.1型2in1デタッチャブルPC「dynabook K1/U」

 

dynabook V8/Uとdynabook V6/Uは、キーボード部が360度回転。一般的なノートPCスタイルやタブレットスタイルのほか、本体をテントのように立ててディスプレイを際立たせるモニタースタイル、付属のアクティブ静電ペンで操作するペンスタイル、ディスプレイを180度に倒して周囲の人にも画面を見やすくするフラットスタイルと、5つのスタイルで使用できます。

 

また、インテルが定める高性能なPCの基準をクリアしたモデルに与えられる「インテル Evo プラットフォーム」に準拠。さらに、CPUのTDP(熱設計電力)を最大28Wに増加させ、処理性能を大幅に強化させる「dynabookエンパワーテクノロジー」に対応しています。

 

店頭予想価格はdynabook V8/Uが税込24万円台後半、dynabook V6/Uが税込21万円台半ばです。

↑dynabook V8/U

 

モデル dynabook V8/U dynabook V6/U
OS Windows 11 Home 64ビット
CPU インテル Core i7-1195G7 プロセッサー インテル Core i5-1155G7 プロセッサー
ディスプレイ タッチパネル付き13.3型フルHD(1920×1080ドット)TFTカラー LED液晶(IGZO・ノングレア)
メモリー 16GB 8GB
ストレージ 512GB SSD 256GB SSD
無線通信 Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)対応、Bluetooth Ver.5.2準拠
Webカメラ 前面:有効画素数約92万画素(Webカメラシャッター付き)/背面:約800万画素
サウンド harman/kardon ステレオスピーカー(Dolby Atmos対応)
インターフェイス HDMI出力、USB 3.1(Gen1)Type-A、 Thunderbolt 4(USB Type-C)×2
バッテリー駆動時間 約24時間
重量 約979g
本体サイズ 約303.9×197.4×17.9mm
オフィスソフト Microsoft Office Home and Business 2021

 

dynabook G8/Uとdynabook G6/Uは上位モデル同様、dynabookエンパワーテクノロジーに対応。また、省電力性に優れたシャープのIGZO液晶を搭載しています。店頭予想価格はdynabook G8/Uが税込22万円台半ば、dynabook G6/Uが税込19万円台前半です。

↑dynabook G8/U

 

モデル dynabook G8/U dynabook G6/U
OS Windows 11 Home 64ビット
CPU インテル Core i7-1195G7 プロセッサー インテル Core i5-1155G7 プロセッサー
ディスプレイ 13.3型フルHD(1920×1080ドット)TFTカラー LED液晶(IGZO・ノングレア)
メモリー 16GB 8GB
ストレージ 512GB SSD 256GB SSD
無線通信 Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)対応、Bluetooth Ver.5.2準拠
Webカメラ 有効画素数約92万画素(Webカメラシャッター付き)
インターフェイス HDMI出力、USB 3.1(Gen1)Type-A×2、 Thunderbolt 4(USB Type-C)×2、有線LAN
バッテリー駆動時間 約24時間
重量 約888g~
本体サイズ 約306.0×210.0×17.9mm
オフィスソフト Microsoft Office Home and Business 2021

 

dynabook GS5/Uは、dynabookのスタンダードモバイルノートPCの新ラインナップに位置付けられるモデル。こちらも上位モデル同様、dynabookエンパワーテクノロジーに対応し、ハイパフォーマンスが期待できます。店頭予想価格は税込17万円台半ばです。

↑dynabook GS5/U

 

モデル dynabook GS5/U
OS Windows 11 Home 64ビット
CPU インテル Core i5-1155G7 プロセッサー
ディスプレイ 13.3型フルHD(1920×1080ドット)TFTカラー LED液晶(ノングレア)
メモリー 8GB
ストレージ 256GB SSD
無線通信 Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)対応、Bluetooth Ver.5.2準拠
Webカメラ 有効画素数約92万画素(Webカメラシャッター付き)
インターフェイス HDMI出力、USB 3.1(Gen1)Type-A×2、 Thunderbolt 4(USB Type-C)×2、有線LAN
バッテリー駆動時間 約14時間
重量 約978g
本体サイズ 約306.0×210.0×17.9mm
オフィスソフト Microsoft Office Home and Business 2021

 

dynabook X6/Uとdynabook X5/Uは、DVDスーパーマルチドライブ搭載のモデル。ディスプレイが15.6型のため、DVD視聴が快適なほか、オンライン会議にも向いているとしています。店頭予想価格はdynabook X6/Uが税込16万円台半ば、dynabook X5/Uが税込14万円台前半です。

↑dynabook X6/U

 

モデル dynabook X6/U dynabook X5/U
OS Windows 11 Home 64ビット
CPU インテル Core i5-1155G7 プロセッサー インテル Core i3-1115G4 プロセッサー
ディスプレイ 15.6型ワイド(16:9)フルHD(1920×1080ドット)TFTカラーLED液晶(ノングレア)
メモリー 8GB
ストレージ 256GB SSD
無線通信 Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)対応、Bluetooth Ver.5.2準拠
Webカメラ 有効画素数約92万画素
インターフェイス HDMI出力、USB 3.1(Gen1)Type-A×3、 USB 4 Type-C、有線LAN、DVDスーパーマルチドライブ
バッテリー駆動時間 約7.5時間
重量 約2.4kg
本体サイズ 約379.0×258.0×23.7mm
オフィスソフト Microsoft Office Home and Business 2021

 

このほか、dynabook Y6/U、dynabook M7/U、dynabook M6/U、dynabook K1/Uはそれぞれ前モデルからOSが変更され、Windows 11を搭載しています。店頭予想価格はdynabook Y6/Uが税込12万円台後半、dynabook M7/Uが税込19万円台前半、dynabook M6/Uが税込14万円台後半、dynabook K1/Uが税込7万円台前半です。

↑dynabook Y6/U

 

モデル dynabook Y6/U
OS Windows 11 Home 64ビット
CPU インテル Core i3-10110U プロセッサー
ディスプレイ 15.6型ワイドHD(1366×768ドット)TFTカラーLED液晶(ノングレア)
メモリー 8GB
ストレージ 256GB SSD
無線通信 IEEE802.11a/b/g/n/ac対応+Bluetooth Ver5.1準拠
Webカメラ 有効画素数約92万画素
インターフェイス HDMI出力、USB 3.1(Gen1)Type-A×2、 USB 3.1(Gen1)Type-C、有線LAN
バッテリー駆動時間 約12時間
重量 約1.8kg
本体サイズ 約362.5×240.5×19.7mm
オフィスソフト Microsoft Office Home and Business 2021
↑dynabook M7/U

 

モデル dynabook M7/U dynabook M6/U
OS Windows 11 Home 64ビット
CPU インテル Core i7-1165G7 プロセッサー インテル Core i3-1115G4 プロセッサー
ディスプレイ 14.0型フルHD(1920×1080ドット)TFTカラーLED液晶(ノングレア)
メモリー 8GB
ストレージ 512GB SSD 256GB SSD
無線通信 Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)対応、Bluetooth Ver.5.2準拠
Webカメラ 有効画素数約92万画素(Webカメラシャッター付き)
インターフェイス HDMI出力、USB 3.1(Gen1)Type-A×2、 Thunderbolt 4(USB Type-C)×2、有線LAN
バッテリー駆動時間 約15時間
重量 約1470g~
本体サイズ 約323.6×220.6×19.9mm
オフィスソフト Microsoft Office Home and Business 2021
↑dynabook K1/U

 

モデル dynabook K1/U
OS Windows 11 Pro 64ビット
CPU インテル Celeron プロセッサー N4020
ディスプレイ タッチパネル付き10.1型WXGA(1280×800ドット)TFTカラーLED液晶
メモリー 4GB
ストレージ 128GB フラッシュメモリー
無線通信 IEEE802.11ac/a/b/g/n対応+Bluetooth Ver.5.1準拠
Webカメラ 前面:約200万画素、背面:約500万画素
インターフェイス タブレット:USB 3.1(Gen1)Type-C、キーボード:USB 2.0 Type-A×2
バッテリー駆動時間 約16時間
重量 タブレット:約610g、キーボード接続時:約1.18kg
本体サイズ キーボード接続時:約249.0×186.7×18.7mm
オフィスソフト Microsoft Office Home and Business 2021

 

9機種15モデルを発売! Dynabook「Windows 11」搭載ノートPC

Dynabookは、「Windows 11」を搭載した9機種15モデルを新たに製品化し、11月5日から順次発売します。

 

今回新たに発売されるモデルはすべて、最新OSのWindows 11 Homeと最新アプリケーションOffice Home & Business 2021を搭載。第11世代インテル CPUを搭載し、CPUのパフォーマンスをTDP(熱設計電力)最大28W(Tシリーズは24W)で動作させる「dynabookエンパワーテクノロジー」の採用により、TDP15Wで「エンパワーテクノロジー」を搭載していないモデルと比較し、約1.7倍の処理能力を発揮。複数のアプリを立ち上げながらの作業も快適に行えます。

 

また、オンライン会議に便利な新機能として、マイクのオン/オフをキー操作(Fnキー+Aキーを同時に押す)だけで素早く切り替えられる「ワンタッチマイクミュート」機能も搭載。オンライン会議時にクリック操作をせずに切り替えることが可能です。基本操作からインターネットへの接続方法、映像や音楽の楽しみ方まで、PCの画面上ですぐに確認できる「パソコンで見るマニュアル」に新たに「Windows 11操作ガイド」を用意。Windows 11の操作に困っても安心です。

 

「dynabook T8・T7」は、光学ドライブを搭載しブルーレイ映像を16.1型の大画面で楽しめるプレミアムスタンダードノートPC。抗菌キーボード、顔認証センサー、約92万画素Webカメラ、Thunderbolt 4対応 USB4 Type-C コネクタ(T7はUSB4 Type-C コネクタ)搭載。無線LAN規格「Wi-Fi 6」にも対応。リアリティや臨場感を生み出す高音質「2way 4speakers」を搭載しています。実売予想価格はT8が24万1780円、T7が22万5280円。

 

「dynabook T6」は、高性能オールインワンの15.6型スタンダードノートPC。初めてのPCや子どもの家庭学習用PCとしても最適です。抗菌キーボード、約92万画素Webカメラ搭載。実売予想価格は19万5580円です。

 

「dynabook C8・C7・C6」は、コンパクトで家庭内の移動や外出時の持ち運びもスムーズな、15.6型ニュースタンダードノートPC。映り込みの少ないノングレア採用の15.6型 フルHD 広視野角液晶搭載の大画面ボディでありながら、薄さ約19.9mm、軽さ約1.84kg~1.94kgの軽量で、家の中の楽しみたい場所で快適に使えます。C7には高速起動と大容量保存を両立するデュアルストレージ(256GB SSD+1TB HDD)搭載。約200万画素のWebカメラ(C6は約92万画素)、顔認証センサー(C6を除く)、抗菌キーボード、Wi-Fi 6、約10時間の長時間バッテリー駆動、急速充電機能「お急ぎ30分チャージ」を搭載。実売予想価格はC8が20万8780円、C7が19万2280円、C6が17万280円です。

 

「dynabook F8・F6」は、利用シーンに合わせ5つのスタイルで使える15.6型5 in 1 プレミアムPenノートPC。Windows 11に最適なペンやタッチで快適な操作が可能。約12.5~13.0時間の長時間バッテリー駆動とお急ぎ30分チャージを搭載。顔認証センサー、Wi-Fi 6、プライバシーを守るWebカメラシャッター付きの約92万画素Webカメラ搭載。実売予想価格はF8が20万3280円、F6が17万5780円です。

 

「dynabook S6」は、オフィスやキャンパスへ気軽に持ち歩きできる13.3型スタンダードモバイルノートPC。薄さ約19.9mm、軽さ1.279kgのスリム&コンパクトボディと、MIL規格準拠の耐久テストをクリアした堅牢性が特長。約10.5時間の長時間バッテリー駆動、お急ぎ30分チャージ、顔認証センサー、指紋センサー、Wi-Fi 6搭載。実売予想価格は164,780円です。

 

T8・T7・T6・C8・C7・C6は、周囲からのノイズを抑え、自分の声も相手の声も聞き取りやすくする「AIノイズキャンセラー」機能を搭載。人の声や環境ノイズなどの約5億のデータを学習したAIによって、ミーティングアプリを使用中に、人の声と環境ノイズを識別し、環境ノイズ成分を除去。音量の大きな音や突発的に発生したノイズを除去して、自分の声をクリアに届けられ、相手の音声も環境ノイズ成分を除去し、声を聞き取りやすくします。

 

F8・F6・S6は、過酷なテストであるアメリカ国防総省MIL規格に準拠したテストをクリア。底面や天面など26方向からの落下テストを含めた複数のテストを実施しています。

Windows 11搭載、5 in 1で使えるプレミアムノートPC「dynabook V4/U」などが登場

Dynabookは10月5日、Windows 11搭載なうえに5 in 1で使える13.3型プレミアムノートPC「dynabook V4/U」と、同じくWindows 11搭載の13.3型スタンダードモバイルノートPC「dynabook GS4/U」を発表しました。発売はどちらも11月上旬を予定しており、店頭予想価格はdynabook V4/Uが19万円台後半、dynabook GS4/Uが16万円台前後となっています。

 

dynabook V4/Uは、5つのスタイルで使えるとするノートPC。キーボード部を底面にするモニタースタイル、ディスプレイを360度回転させるタブレットスタイル、一般的なノートPCスタイル、ディスプレイを180度倒して使うフラットスタイル、付属の「Wacom製アクティブ静電ペン」を使用するペンスタイルで活用できるといいます。

↑dynabook V4/U

 

またスペックは、CPUがインテル Core i3-1115G4 プロセッサー、256GB SSD、8GBメモリーを搭載。加えて、バッテリーは約24時間駆動なほか、ディスプレイ解像度は1920×1080ドット(フルHD)となっています。

 

このほか、外部インターフェイスはHDMI出力、USB 3.1、USB Type-C(Thunderbolt 4対応)×2をそろえています。

 

本体サイズは約303.9×197.4×17.9mm、重さは約979gです。

 

一方のdynabook GS4/Uは、軽量かつコンパクトなボディと、堅牢性を両立させたとうたうモデル。本体サイズは約306.0×210.0×17.9mm、重量は約978gとなっているほか、米国国防総省が制定するMIL規格に準拠した耐久テストをクリアしています。

↑dynabook GS4/U

 

また、ディスプレイは180度まで倒すことが可能。対面での商談や打ち合わせでも活躍するとしています。なお、ディスプレイ解像度は1920×1080ドット(フルHD)です。

 

スペックは、CPUがインテル Core i3-1115G4 プロセッサー、256GB SSD、8GBメモリーを搭載。バッテリーは約14時間駆動となっています。

 

このほか、外部インターフェイスはUSB 3.1×2、USB Type-C(Thunderbolt 4対応)×2、有線LAN、HDMI出力を備えています。

Dynabook社の「かんたんテレワーク スターターパック」は本当に導入が「かんたん」だった

ここ数年、多くの企業では、もはやビジネスシーンに欠かせなくなりつつあるクラウドサービスを背景に、デジタルトランスフォーメーション(DX)が進み、時間や場所を問わないワークスタイルが注目されてきた。

 

そこへ、新型コロナウイルス感染症の拡大、いわゆるコロナ禍が後押しするカタチで、テレワーク環境の導入が急激に進んだ。急場を凌ぐため“間に合わせ”環境で済まさざるを得なかった企業も多いだろう。

 

そこで検討したいのが“テレワーク環境の刷新”だ。コロナ禍が後押しするカタチで急激に進んだテレワークだが、もはや“ニューノーマル”と言われ、今後、テレワークを利用できることが一般的になる見通しだ。それだけに、きちんとしたテレワーク環境を用意して、遠隔勤務だけではなく、業務の効率アップにも活用したい。

 

ここでは、テレワーク環境に関する課題をまとめて解決できるDynabook社が提供するソリューション『かんたんテレワーク スターターパック』に注目。その実力をチェックしていこう。

↑クラウド環境の初期構築やパソコンのキッティング作業、ヘルプデスクなどをサブスクリプションで提供するDynabook社の『かんたんテレワーク スターターパック』

 

同社はノートパソコン『dynabook』シリーズを開発しているパソコンメーカーで、企業向けのソリューション構築やサポートなども豊富に実績を持っている。そのDynabook社が、これまで積み重ねてきたノウハウを注ぎ込み、環境構築の“簡単さ”にこだわったのが『かんたんテレワーク スターターパック』だ。

 

マイクロソフトのクラウド『Microsoft Azure』をベースにテレワーク環境を構築するサービスで、クラウド環境の初期構築やパソコンの初期設定、運用後のサポートにまで対応。Officeアプリケーションや『Microsoft Teams』など、ビジネスシーンで役立つツールも利用可能で、テレワーク環境に必要な要素が用意されている。

↑クラウド環境の初期構築やパソコンのテレワーク向け設定など、IT管理者の負担軽減できるのが特徴

 

↑パソコンを導入する際のキッティング作業をDynabook社が担当。IT管理者の負担を大幅に軽減して、スムーズにテレワーク環境を整備できる

 

↑今年4月に提供しているサービスの内容を強化。従来は新規のパソコンをセットで販売されていたが、既存のパソコンでも利用可能になった

 

 

なお『かんたんテレワーク スターターパック』には、同社の提供する働き方可視化サービス『Job Canvas』も含まれている。『Job Canvas』は、スタッフが利用しているパソコンの稼働データを自動的に取得して、数値やグラフで確認ができることが特徴。テレワーク環境では、スタッフの状況を把握するのが難しくなるが『Job Canvas』を利用することで、パソコンやアプリの利用状況を手軽に把握でき、業務の効率化が図れる。環境の構築だけではなく、運用面もカバーしている点は、IT管理者にとってメリットといえるだろう。

↑パソコンの稼動データを自動的に取得しており、一覧表示が可能。メンバーの勤務状況が把握できる。なお、『Microsoft Teams』と連携しており、状況を見ながら指示を出すことも可能だ

 

↑スタッフが利用したアプリケーションを使用時間でランキング表示。「メール対応に時間を割いている」「ブラウザーの使用時間が多い」など、スタッフの作業状況を分析できる

 

既存のパソコンでテレワーク環境の切り替えを体験

テレワーク環境はもちろん、スタッフの作業状況を可視化できるサービスも備え、テレワークに最適なソリューションに見える『かんたんテレワーク スターターパック』だが、気になるのは“導入が本当に簡単なのか?”という点だ。そこで『かんたんテレワーク スターターパック』でテレワーク環境を構築し、パソコンの設定が完了するまでを実際に体験をしてみた。

 

なお、今回は既存のパソコンを同サービスで構築したテレワーク環境に参加させるケースを試している。

 

まずは『かんたんテレワーク スターターパック』の紹介サイトにある“申し込み”または“製品の導入検討・購入に関するご相談・お問い合わせはこちら”をクリックして、必要事項を入力し、同サービスを申し込む。すると、数日後に申込書がメールで届く。

↑こちらがメールで届いた『かんたんテレワーク スターターパック』の利用申込書。必要な事項を記入してDynabook社に返送。記入した申込書をスキャンしたPDFデータをメールで送付する

 

申込書を送付すると、申し込まれた内容に合わせて、Dynabook社側で『Microsoft Azure』の初期構築を行なう。初期構築が完了すると、いよいよパソコンの設定を変更して、テレワーク環境の切り替える作業に移る。

↑「dynaTeams かんたんテレワーク 参加ツール」ファイルをダウンロードしてインストール。パソコンに保存したデータのバックアップとアカウント設定の変更を開始する

 

↑「dynaTeams かんたんテレワーク 参加ツール」の起動画面。3つのステップでパソコン内のデータをOneDriveにバックアップする

 

↑バックアップするデータを選択。必要なファイル形式にチェックを入れ、バックアップ対象のフォルダーを選ぶ。なお、選択したデータに加えて、Outlookのメールデータやアカウント設定などもバックアップされる

 

↑新しく設定されたMicrosoft アカウントにサインインして、データのバックアップを開始。OneDriveに、さきほど指定したデータをアップロードする

 

↑データのアップロードが完了したら、次はAzure Active Directoryへ参加するためのアカウントを設定する

 

↑「Windowsの設定」にある「アカウント」項目で「職場または学校にアクセスする」項目を選び、「接続」からデータのバックアップ時に使用したアカウントと同じIDを登録すれば作業が完了

 

ここまでの手順で、テレワーク環境を移行するための準備が終わった。あとは、新しいテレワーク環境を利用するための設定作業となる。

↑「dynaTeams かんたんテレワーク 参加ツール」を起動して、まずは『Outlook』のメールデータやアカウント設定などを復元

 

↑『Outlook』の復元が終わったら、あとはOneDriveアプリのアカウント設定をするだけ。アプリを起動してサインインしたら、データの同期作業が終われば、移行作業が完了する。

 

これで、いままで使用していたパソコンのテレワーク環境の切り替えが完了した。ユーザー側の作業は、OneDriveにサインインする際にIDやパスワードを入力し、バックアップするデータを選択するだけ。あとは新しく割り当てられたMicrosoft365のアカウントでWindowsにサインインするだけ。じつに簡単にテレワーク環境の切り替えができてしまった。これならば、いちいちIT管理者がパソコンを設定しなくても、テレワーク環境を利用できるだろう。

 

 

テレワークで使いたいモデルはコレ!

テレワーク環境を整えたところで、気になるのが作業に利用するパソコンだ。せっかく環境を整備しても、その環境を活かせるパソコンを使わなければ効果が半減してしまう。

 

注目したいのは2点。まずは、パフォーマンスだ。テレワークが中心になると、複数のアプリを同時に利用する機会か多くなる。特にCPUの性能にはこだわりたい。

 

また、ディスプレイも注目しておきたいポイントだ。画面が大きければ、情報が視認しやすくなる。会社と自宅とを1台でまかなう場合には、コンパクトながらも、なるべく画面サイズが大きいモデルを選びたい。その2点をカバーしたモデルが、同社の働き方改革推進モデル『dynabook MJ54/HS』だ。

↑14型クラスのモバイル機『dynabook MJ54/HS』。購入時に仕様をカスタマイズ可能で、指紋センサーや顔認証センサーを追加してセキュリティ面を強化できるなど、ビジネスシーンに役立つメニューをそろっている

 

CPUには、第11世代インテルCore iシリーズを採用。同CPUは“同じCPUでもパフォーマンスが変わる”という特徴があり、『dynabook MJ54/HS』では、ノートパソコン向けCPUの最大出力(TDP28W)で駆動。しかも、同社が独自に開発した放熱技術“エンパワーテクノロジー”により、そのパフォーマンスを安定して発揮できる。

 

加えて、ディスプレイには、一般的なモバイルパソコンより、ひと回り大きい14型を搭載。オンラインミーティングに参加しながら、書類を編集したり、ブラウザーを操作したり、複数のウインドウを展開し、効率よく作業を進められる。しかも、本製品では狭額縁設計を取り入れ、フットプリントは13.3型モデルと同等のサイズを実現。十分な携帯性も確保している。

 

また“メモリースロット”が用意され、ユーザーが手軽にメモリーを増設できる点もおもしろい特徴だ。いちいちメーカーにメンテナンスを依頼しなくても、メモリー容量を増やしてパソコンのパフォーマンスをアップできる。

 

パフォーマンスと使いやすさを兼ね備え、ニューノーマル時代に最適な1台といえるだろう。

 

パソコンの性能を極限まで引き出す独自の放熱技術

Dynabook社では、高いTDP設定を実現しながらも、CPUの性能を安定して引き出せる放熱技術“エンパワーテクノロジー”を導入。熱流体解析を駆使して、筐体内部のエアフローを可視化し、モデルに合わせて最適化された冷却システムを実現しており、同じCPUを搭載したパソコンでも、より高性能なパソコンに仕上げている。

 

なお、Dynabook社でも“働き方改革推進モデル”として、2つのモデルを用意している。タブレットパソコンとしても利用できる『dynabook V83/HS』と、最長約24時間の長時間駆動を実現する『dynabook G83/HS』だ。

 

『dynabook V83/HS』は、ディスプレイ部分がリングノートのように回転する構造で、タブレットスタイルでも利用可能。インテル Evo プラットフォーム(以下、Evo プラットフォーム)の認定されており、長時間駆動や急速充電、Wi-Fi 6対応など、モバイルパソコンの快適さに求められる仕様を満たし“実用的な使いやすさ”を証明している。

 

↑13.3型クラスのモバイルモデル『dynabook V83/HS』。“エンパワーテクノロジー”を搭載したパワフル仕様で、テレワーク環境でも快適に作業ができる

 

一方の『dynabook G83/HS』は、パフォーマンスと低消費電力を両立している点が特徴。CPUに第11世代インテルCore i7/i5/i3を採用したことに加えて“エンパワーテクノロジー”を備え、パワフルな性能を誇りつつも、最長約24時間の長時間駆動を実現。通信機能では、LTE(4G)対応のモデルも用意されており、外出先からでも快適なインターネットアクセスが行える。

 

↑13.3型クラスのモバイルPC『dynabook G83/HS』。最軽量のモデルは約888gで、モバイルワークにも問題なく対応できる

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

どこでも映像編集の効率とクオリティを生み出す、Dynabookの「8K映像編集PCシステム」

Dynabookは、YouTubeなどに掲載する動画を作るクリエイターに向けて、ポータビリティとパフォーマンスの高さを両立させた「8K映像編集PCシステム」を投入し、受注を法人向けに開始しました。市場価格は40万円台後半から。

 

8K編集が自宅やオフィスでも行える上に、4K対応モバイルノートでいつでもクリエイティブな作業を最大化できる今までにないシステムです。

 

 

8K映像編集PCシステムは、ノートPCで培った高密度実装技術や高画質化技術を駆使しThunderbolt 3で接続したデスクトップ用の高速グラフィック機能を制御することで、8K動画の取り込み、編集、書き出しが可能となるシステムです。これにより、ノートPCと外付けGPU BOXによるポータブルな編集システムながらも、8Kコンテンツの録画機能を有するスマートフォンやビデオカメラなどで撮影した映像を快適に高速で処理できるほか、必要に応じて、本システムを持ち運び、外出先の現場での作業なども可能とします。

 

システム構成は、Dynabookの高密度実装技術を駆使した、軽量・薄型モバイルノートPC「dynabook Z95」と、外付けGPU BOXにより構成されます。さらに、NVIDIAと親和性の高い、Adobe Premiere Proソフトをオプションとして購入可能です。PCは4K対応モバイルノートのため、単体としても場所を選ばず気軽に持ち運ぶことができ、Thunderbolt 3で外付けGPU BOXとつなぐことで、8K映像編集の高速化が手軽に可能となります。

 

↑基本構成に加えて、すでに8K対応のテレビやモニター機器を持っていれば、NVIDIA Quadro RTX 4000搭載GPU BOXと接続して8K出力まで可能

 

dynabook Z95は15.6型大画面ながら約1.425kgの軽量スリムボディで持ち運びが可能。撮影したその場で大画面上での確認や、移動中にカット編集などを行うことができます。オフィスや自宅ではパワフルなNVIDIA Quadro RTX 4000搭載GPU BOXとつなぐと、グラフィック性能を必要とする高度な編集や8K映像のエンコード処理が可能。

 

また、フルHDの4倍にあたる3840×2160ドットの高精細4Kディスプレイを搭載。シャープ製IGZOを採用し、高輝度・高色純度・広色域かつ低消費電力を実現します。細部まで繊細に描写し、奥行きのある色鮮やかな映像を映し出します。さらに、表示領域も広いので、動画編集作業もスムーズです。

 

GPU BOXは約4kgで、急ぎのシーンではスタジオなどに持ち運んで作業することもできます。高画質な動画コンテンツを大量に制作することを求められる中、移動中はノートPCで作業し、事務所に戻れば、パワフルなGPU BOXにつなぐなど、新しいコンセプトで自由な利便性を実現。いつでもどこでも作業できるノートPCなら、8K映像編集のワークフローを大幅に向上させます。

 

 

↑GPU BOXには持ち運び用のハンドルも搭載

 

外付けGPU BOXは「Turing GPU アーキテクチャ」と次世代の超高速「GDDR6 メモリ」を採用したハイエンドグラフィックカードであるNVIDIA Quadro RTX 4000を搭載し、超高解像度の8K映像の編集が可能。レンダリングの処理時間が短縮され、効率的に作業が行えます。

 

本格的な動画編集の機会が多い人には、利便性の高いシステムとなっています。なお、Dynabookによると8K映像編集向けのNVIDIA Quadro RTX 4000の他に、4K映像編集やゲーム向けのGeForceモデルなど、ラインアップの拡充を今後も計画しているとのことです。