長澤まさみ出演の「ありかも、BYD!」CMをはじめ、店舗数の増加に伴い、中国の自動車メーカー「BYD(比亜迪・ビーワイディー)」が着実に知名度を上げています。そのBYDが4月15日、新たなBEV(Battery Electric Vehicle)として新型クロスオーバーSUV「SEALION 7(シーライオン 7)」の販売を開始。それを前に報道関係者向けにプロトタイプの試乗会が実施されました。今回はその試乗レポートをお届けします。
この日は確認はできませんでしたが、通信によるアップデートができるOTA(Over the Air)にも対応したことで、購入後も最新バージョンに進化させることも可能となっています。BYDでは車両内の機能操作には音声で対応できていましたが、カーナビゲーションでの目的地設定ができないことが課題となっていました。しかし、それもOTAでのアップデートで対応可能となったそうです。これは今まさに注目されている先進テクノロジー「SDV(Software Defined Vehicle)」の一環。この対応により今後の進化がますます楽しみになってきました。
ボディカラーに「コスモブラック」を追加し、窓枠とクオーターピラーのガーニッシュにグロスブラックを採用。リアにあった説明っぽい「BUILD YOUR DREAMS」から「BYD」へと変更されてもいます。インテリアは大きな変更はありません。個性的なデザインのダッシュボードやドアパネルはそのまま。しかし、ダッシュボードをはじめとして、全体の質感は極めて高いものとなっています。ボタン類の表面処理や手触り感、操作時の触感に至るまでとても質感が高いのです。
そして、バッテリーにはBYDのBEVでおなじみのリン酸鉄リチウムイオン電池を使用した「ブレードバッテリー」を採用しています。また、バッテリーユニットを車体と一体化するBYD独自のCTB(Cell to Body)技術を採用し、これが車体の剛性を高めると同時に高水準の安全性を両立いるのです。ちなみに、航続距離はシールが640km、シールAWDが575kmとしています。
そのBYDが日本市場への参入を発表したのは2022年7月。2023年1月にはミドルレンジSUVとして「ATTO 3」を、9月にはコンパクトハッチの「ドルフィン」を相次いで発売し、JAPAN MOBILITY SHOW 2023では最上位セダン「シール」が2024年春までに発売されることも発表されました。
バッテリーにはリン酸鉄リチウムイオン電池を使用した「ブレードバッテリー」を車体に組み込んでボディと一体化するCTB(Cell to Body)技術を採用。これが安全性と安定性の両立をもたらしているそうです。ちなみに電池容量は82.5kWhで、満充電時の航続距離は欧州のWLTPモードで555kmを達成しているとのことでした。
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Sanctuary reimagined. On April 20, 2022, Lincoln’s fully electric concept makes its global debut signaling what’s to come for our electric vehicles in the future. Stay tuned for more! pic.twitter.com/7gUtPHnNgw
すでにプラグインHVはGETの名前で導入済みでしたが、こちらは完全なゼロエミッションを実現。その航続距離は、最大で301kmとなっており、ほぼ同じタイミングで発売された新型日産リーフと比較すれば控えめな数値ですが、EVとしてはこちらも十分に実用的です。日本仕様は「CHA de MO」の急速充電にも対応するので、長距離のドライブ時でも不安は少ないです。
1917年に日本初となる量産乗用車の「三菱A型」を製作した三菱重工業時代を含めてではあるが、今年で100周年を迎えた三菱自動車。益子修CEOは、先に発表された2019年度までの中期計画「DRIVE FOR GROWTH」について触れ、ルノー・日産アライアンスのスケールメリットを最大限活かし、EVや自動運転などに積極投資すると改めて表明。中期計画の第1歩となるのが今年度中に日本での発売がアナウンスされている新型SUVのエクリプスクロスで、今回は初めて右ハンドルの日本仕様が出展されている。