2025年ビジネスPCのファーストチョイスかも。 AIフル活用の超軽量モデル「FMV Note U」レビュー

2025年1月にブランドリニューアルを行なった富士通クライアントコンピューティング(FCCL)のFMVシリーズ。刷新とともに新たにリリースされたノートPCが、若年層をメインターゲットに据えた「FMV Note C」と、AI活用に特化したCopilot+ PCの軽量ノート「FMV Note U」(以下、Note U)の2機種です。

 

この記事では、Copilot+ PC準拠のノートPCとして世界最軽量を誇るNote Uをレビューするとともに、実際にCopilot+ PCとしての使い勝手も紹介していきます。

 

Copilot+ PC準拠で14インチ世界最軽量。使いやすさが光るモバイルノート

↑FMV Note U。指3本で軽々と持てるほどの重量。日々の持ち歩きも苦にならない。

 

直近のFMVブランドの特徴のひとつに、多くの軽量ノートPCをラインナップしていることが挙げられます。現状、14インチディスプレイ搭載PCで世界最軽量の機種は同ブランドの「FMV ZERO」で、重量634gと圧巻の軽さを実現しました。同じ14インチディスプレイ採用のNote Uはそれにこそ及ばないものの、重量は1kg切りの848g。これは、Copilot+ PC準拠のノートPCとしては世界最軽量となっています。

 

実際にキッチンスケールで本体重量を測定してみると、821gとカタログ値よりもさらに軽い値となっており、指3本で軽々と持てるほどの重量でした。軽さに加え、アメリカ国防総省の調達規格である「MIL規格」準拠のテストをパスしている堅牢性の高さも魅力で、持ち運びの多いビジネスパーソンを意識した作りになっています。

 

展開してみると、まず目についたのはベゼルの細さ。特に左右のベゼル幅が小さく、通常の14型ノートよりもコンパクトな印象を受けます。

↑左右のベゼル幅は実寸で約4mm。上部のベゼルも約7mmと細め。

 

キーボードはテンキーなしで、「かな」を表記しない日本語配列を採用。一段下に下がったカーソルキーの横には「Copilotキー」が配置されています。タッチパッドは最近主流のクリック一体型ではなく、別途物理キーを搭載しているため、ドラッグ&ドロップなどがやりやすく感じて好印象でした。

↑キーボードにかな表記はないものの、しっかり日本語配列を採用。クセがなく使いやすい。

 

インターフェイスが豊富なことも特徴の一つです。左側面にはセキュリティロック、Thunderbolt 4(USB4 Gen3)Type-Cポート×2、USB 3.2 Gen1 Type-Aポート、ヘッドホン・イヤフォンジャックが並びます。

↑充電にはUSB Type-Cポートを使用する。7.5W(5V/1.5A)以上を供給可能な対応機種であれば、モバイルバッテリーからの充電も可能。

 

右側面には有線LANポート、映像出力用のHDMI端子、USB 3.2 Gen1 Type-Aポート、microSDカードスロットを用意。ビジネス用途などで求められるインターフェイスは一通り揃えているほか、microSDカードを利用できるのが特徴と言えます。

↑microSDカードスロットを用意しており、別途カードリーダーがなくともデータの読み出しや保存ができるのは便利。

 

同時期に発売された若年層向けモデルのNote Cはシンプルさを強みとしており、インターフェイスはType-Cポートが2基のみとかなり抑えられていました。スッキリとしていてデザイン的には好印象でしたが、ビジネスの現場で使用する場合はこのくらい豊富なほうが何かと安心と言えるでしょう。

 

メインのビジネスPCとして活躍できるスペック

本機種には店頭などで販売されるカタログモデルと、富士通のパソコン通販「WEB MART」のみで販売される、SSDやメモリーなどが選択可能なカスタムメイドモデルの2種類があります。

 

ここでは、カタログモデル(FMV UA-K1)の基本スペックをまとめてみました。

 

Note U スペック抜粋

CPU インテル Core Ultra 7 プロセッサー 258V
コア数/スレッド数 8コア/8スレッド
動作周波数 Pコア:最大4.8GHz、低消費電力Eコア:最大3.7GHz
NPU インテル AI Boost(最大47TOPS)
GPU インテル Arc グラフィックス 140V(CPUに内蔵)
メモリー 32GB(オンボード/増設・交換不可)LPDDR5X-8533
ストレージ 約512GB SSD(PCIe Gen4)
ディスプレイ 14.0型ワイド、1920×1200ドット、ノングレア液晶
OS Windows 11 Home 64ビット版
ネットワーク Wi-Fi 7、Bluetooth v5.4、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T
インターフェイス USB Type-C×2(Thunderbolt 4)、USB Type-A×2、HDMI、microSDカードスロット
Webカメラ フルHD Webカメラ(プライバシーシャッター付)、Windows Hello対応
バッテリー駆動時間 JEITA 3.0(動画再生時)約15.5時間、JEITA 3.0(アイドル時)約36.0時間
サイズ 308.8×209×15.8~17.3mm
重量 約848g
カラー ピクトブラック
オフィスソフト Microsoft 365 Basic + Office Home & Business 2024

 

スペック面で最初に注目したいのは、搭載CPUがインテルの「Core Ultra 7 258V」である点です。このCPUの大きな特徴は、AI系タスクの処理能力に優れるNPU(Neural Processing Unit)を内蔵していること。これにより画像認識や言語処理といったAIタスクを高速で実行できますし、本機が後述するCopilot+ PCについての要件を満たしているのも、ひとえにこの高性能なモバイル向けCPUを搭載しているがゆえです。

 

もう一つ、注目すべきポイントはバッテリー駆動時間でしょう。Core Ultraプロセッサーは省電力性にもすぐれており、本機種は動画再生時でも約15.5時間、アイドル時約36時間の長時間駆動を実現しています。まる一日ACアダプターを持ち歩かなくとも済むことで、本機の軽さを存分に活かせるのも大きな魅力ですし、1日ぐらいなら充電を忘れて外出しても何とかなります。

 

他のスペックに目を向けても、Wi-Fi 7の搭載、Office付属など、ビジネスPCに求めるものは一通り揃っている印象です。メモリーはオンボードのため増設・交換ができないものの、容量自体は32GBなので、ビジネス用途ならばほとんど問題にならないと言えるでしょう。

 

Copilot+ PCとしてもしっかり使える? Windows Insider Programでチェック

↑昨年から対応モデルがリリースされはじめたCopilot+ PC。今後増えるであろうAI系のアプリや機能をしっかり利用したい人にとっては特に注目に値する。

 

冒頭で述べたとおり、Note Uは”世界最軽量のCopilot+ PC”です。最近のモバイル系ノートPCにはこの”Copilot+ PC”に準拠したモデルが増えていますが、まだ登場からあまり時間が経っていないこともあり、そもそもこれが何かを知らない、という人も多いでしょう。ひとまずCopilot+ PCについて簡単に解説していきます。

 

まず「Copilot」とは、Microsoftが開発したAIアシスタントのことです。文章作成や画像生成など、さまざまなタスクを支援してくれる機能を揃えており、今後も徐々に機能が拡張されていく見込みです。そしてCopilot+ PCは、AI機能を最大限に活用するために設計されたWindows PCのことで、Microsoftが定める要件を満たしていれば、メーカーは「Copilot+ PC準拠モデル」として販売できます。

 

要件はいくつかありますが、代表的なものとして「40TOPS(1秒あたり40兆回の演算能力)以上のNPUを搭載すること」が挙げられます。簡単に言えば、AI系の処理が得意なNPU内蔵CPUを載せているかどうかがポイントなのです。上のスペック表にあるとおり、Note Uは最大47TOPSと要件をクリアしています。

 

「AI関連の処理が速くなるだけ?」と思われがちですが、そうではありません。そもそも、以下5つの機能は現時点でCopilot+ PCでしか実行できないものとなっており、Copilot+ PCに準拠していること自体にも意味があるわけです。

 

・フォトアプリの画像生成機能「イメージクリエーター」

・ペイントアプリの画像生成機能「コクリエーター」

・カメラ画像にエフェクトを掛けられる「Windows Studio エフェクト」

・字幕表示&翻訳機能「ライブキャプション」

・PC上で行なったあらゆる操作を記録しておき、後で検索できる機能「リコール」

 

例えば、ペイントアプリで使用できる「コクリエーター」は、大まかなラフスケッチをもとに画像を生成してくれるおもしろい機能です。コンテンツ制作などを行なっている人には大きな助けとなってくれそうですが、一般的なビジネスパーソンにとってはあまり使いどころはなさそうというのが正直なところです。

 

この5つの機能の中で、ビジネスで役に立ちそうなのは「ライブキャプション」と「リコール」でしょう。

 

Note Uならサクサク動くが、やはりプレビュー版なのがネック

・ライブキャプション

↑Note Uのメニュー画面には初期状態でライブキャプションが備わっている。

 

ライブキャプションはPCで再生中の音声を文字起こししてくれる機能です。

 

最大の特徴はアプリに依存しないことで、ブラウザーで再生中の動画やmp3のオーディオファイルなどの音声がリアルタイムでテキスト化されます。字幕機能のないニュース動画などにも字幕をつけられるなど、文字起こしの精度はかなり高いと感じました。

↑画面下部に字幕が表示されているのがわかる。

 

なお、「日本語の読み上げに日本語の字幕を付ける」ことは可能な一方で、「他言語から日本語への翻訳」機能が実装されていません。現時点では「他言語→英語」のみが対応しています。現状でも語学学習や聴覚障がい者のサポートなどに活用できますが、今後他の言語から日本語へのリアルタイム翻訳がスタートすれば、ビジネスを強力にサポートしてくれそうです。

 

・リコール

もうひとつ、ビジネスで使えそうだと感じた機能がリコールです。これは「PCで行なったあらゆる作業が自動的に記録され、あとから簡単に検索できるという」もの。ただしこのリコール、発表後はCopilot+ PCの目玉機能として話題を呼んだものの、同時にプライバシーに関する懸念が議論され、現時点でもまだ正式リリースに至っていません。

 

2025年3月現在、リコールは「Windows Insider Program」に参加することで正式実装前のプレビュー版を試用できます。実際にNote Uで試してみたところ、ちょっとした作業がすべて記録され、後から簡単に検索できたのは驚きでした。ビジネスで資料を作成する際などに大きく役立ってくれそうな機能だと感じます。

 

例えば、下の画面はリコールを立ち上げた際の画像です。上部のスライダーを操作することで、そのPCで行なった作業を時間軸で遡ることができます。

↑実際に記録された画面。ブラウザーやメモ帳など、アプリを横断して時系列を遡ることができる。

 

さらに、検索ボックスから該当する情報を探すことも可能です。例えば、下の画面は「Note U」というワードで検索した画面ですが、テキスト情報はもちろん、OCRで認識された「Note U」という画像の文字も検索結果に表示され、過去の情報を漏れなく表示してくれました。

↑検索には「テキストの一致」と「視覚的な一致」の2つがあり、後者は画像を認識している。

 

議論が巻き起こったとおり、設定によってはプライバシーの問題が発生する恐れも感じましたが、過去のデータ閲覧は顔認証または指紋認証が必須であることや、パスワードやクレジットカード情報は記録しない設定がデフォルトとなっていることなど、プライバシーには一定の配慮がされていると感じました。

↑プレビュー版のため、設定画面はすべて英語。記録から除外するアプリを指定できるなど、細かい設定が可能。

 

実際にNote Uでこれらの機能を試してみたところ、処理能力の不足を感じる点もなく、マシン自体は快適に動作していました。リコールに関してはプレビュー版ということで、時おり動作の安定性に不安を感じることもありましたが、正式リリースに至った際にはライブキャプションと合わせ、ビジネスシーンを一変させる可能性がある機能だと感じます。さきほど述べたとおり、そもそもCopilot+準拠のPCでなければ利用できない機能もあるので、これらの正式実装に備えるAI PCとして、Note Uを選ぶのはいい選択肢でしょう。

 

2025年のビジネスPCのファーストチョイスになりえる1台

上記で解説したライブキャプションやリコールはCopilot+ PCで使える機能ですが、Note UにはAIメイクアップアプリ「Umore」など、FMV独自のAIアプリも搭載されています。独自アプリも文書・資料の作成やオンラインミーティングなどビジネスで役立つものが多く、Copilot+ PCの機能とあわせて使えば、仕事の能率を高めてくれそうです。これらの独自アプリについては、「FMV Note C」のレビュー記事で解説しているので、こちらも参照してみてください。

 

ここまで解説してきたとおり、本機種は軽量・堅牢性・長時間駆動などに加え、AI特化のスペックなど、ビジネスノートPCとして非常に高い水準でまとめられた機種だと感じました。

 

カタログモデルの価格は実売29万3000円前後と決して安価な部類ではありませんが、AIの活用がより進むことが予想される2025年に買うPCなら、これをファーストチョイスにするのもアリと言えそうです。

「FMV NoteC」開発秘話…Z世代が本当に欲しいPCを作ったら出来た“らしくない”FMVとは?

新大学生をはじめとするZ世代向けノートPC「FMV Note C」。同製品の企画・開発を主導したのは、社長直下に組織された若者だけのプロジェクトチームでした。ブランドマネージャーを務める3人に、開発中の思いやこだわりポイントを伺いました。

↑FMV Note C ブランドマネージャーのみなさん。左から、eビジネス営業統括部 Web販売部  佐藤 快さん、クリエイティブセンター 堀 志織さん、コーポレートコミュニケーション部 奥村麻優さん

 

富士通クライアントコンピューティング
FMV Note C
実売価格19万7780円

13.3型ワイド液晶を搭載したノートPC。インターネット接続なしでもAI機能を利用できるCPU「Core Utra 5」や、最新の無線規格「Wi-Fi 7」を搭載する。拡張端子はUSB 3.2(Gen2×2)端子が2基とヘッドホン・ヘッドセット兼用端子と実にシンプル。

SPEC●OS:Windows 11 Home●CPU:インテル Core Ultra 5●メモリ:16GB●ストレージ:約256GB(SSD)●バッテリー駆動時間(JEITA3.0):約24.2時間(アイドル時)●サイズ/質量:W297×H13.9×D210㎜/約1187g

 

若い世代の「気付き」と高い技術力の融合でニーズを的確に満たす製品に

——3人の役割分担はどのようにされていたのですか?

 

奥村さん(以下敬称略) このプロジェクトに関しては、出身部門に関係なく全分野を3人で担当するという方法をとりました。もちろん、得意分野のところでは強みを活かして意見を出したことはあります。

↑「大学生の生活動線に寄り添う発想ができたのは、私たちが参加した意義だったと思います」(奥村さん)

 

堀さん(以下敬称略) 新ブランドということで、デザイナー目線では、やはりデザインを変えたかった。筐体の隙間や凹凸をなくしたいなど、やりたいことを大量にリストアップして技術部と検討を重ねたのですが、ほとんど実現したんですよ。

↑「Z世代のファーストPC、人生で初めて所有する一台として選んでほしいという思いで作りました」(堀さん)

 

奥村 私はマニュアルが本当に読まれているか気になって。そこで、冊子は添付せずQRコードからウェブで読む形式にしました。社内では賛否両論分かれましたが、なんとか実現できました。その代わり、ウェブは単なる紙のPDF化ではなく、テキストで作って閲覧性や検索性を高めました。

 

佐藤さん(以下敬称略) 僕は年齢的にもっとも大学生に近い立場から……。弊社のPCは購入時の選択肢が豊富なのですが、スマホ選びに慣れているZ世代には煩雑すぎます。そこでラインナップを大幅に絞り、「高性能」「低価格」のようにシンプルな基準で選べるようにしました。

↑「僕は一番社歴が浅いので、一番大学生目線に近づけると思っていました」(佐藤さん)

 

 従来の弊社製品はバランスやレガシー規格を大事にしていたのがご評価いただいていたところでもあり、弱点でもありました。今回はそれらを気にせず開発したので、いい意味で「うちらしくない」製品ができたと思います。

 

——Z世代向けPCに必要な要素はなんでしょうか?

 

 スマホに馴染んでいる世代なので「スマホライク」を重視しました。このとき大事なのは、単にタッチ操作できるとかキーボードが外せるとかではなく、スマホと同じ使い方ができるということなんです。たとえばスマホでは画像をフォルダ分けしないですし、ほかのアプリを使いながら動画を小画面で見られます。そこで、ファイル検索やウィンドウの最前面固定できるソフト「Float Access」を搭載しました。

 

↑マウスの左ボタン長押しで起動できる「Float Access」。「画面キャプチャ」「ウィンドウの最前面固定」「100件保存できるクリップボード」「AIファイル検索」の4機能にすばやくアクセスできる

 

佐藤 これらは実は従来のWindowsソフトでもできることですが、スマホのようにワンタッチで簡単にできることが大きなメリットだと思います。

 

奥村 意外なのは、Z世代は有線イヤホンをよく使うということ。Bluetoothだとスマホとの接続切り替えが面倒だったり、充電が切れたりするので。そこでイヤホン端子は残しました。

 

 もうひとつ、価格でふるい落とされないようにしたい、という思いがすごくあって、社としても挑戦的といえる価格付けにしました。その結果、洗練されたデザインや手厚いサポートを求める、Z世代以外の層にも受け入れていただける製品になったと思います。

↗カラバリはいずれもバイカラー(2色)構成。「Ecru beige」「Mist green」「Smoke gray」の3種類から選べる
↑キーボード。電源ボタンをキー配列内に入れたことで「キー以外の部分」が広くなり、大きなタッチパッドを装備できた

 

GetNavi20254月号に掲載された記事を再編集したものです

 

構成/ブルーラグーン 文/湯浅顕人 撮影/高原マサキ

“若年層向け”に限らない魅力。独自AIアプリに注目のモバイルノートPC「FMV Note C」レビュー

日本のPCブランドとして長年にわたり愛されてきたFMVシリーズが2025年1月、ブランドリニューアルを行うとともに、新機種を発売しました。特に注目を集めているのは、若年層をターゲットに据えたカジュアルノートPC「FMV Note C」。

 

学生でも若年層でもない筆者があえて本機種をレビューしてみたところ、どんな世代にもおすすめしたい、丁度いい一台であることがわかりました。

 

無駄を徹底的に削ぎ落としたデザインは好印象

↑本体正面。起動時のFMVロゴもリニューアル

 

手にとってまず感じたのはデザインの良さ。全体の凹凸が徹底的に削ぎ落とされていることが特徴で、上面はもちろん、底面もファンレスですっきりとした印象を受けます。

↑天面にはロゴが控えめに配置されているのみ

 

↑ファンレスですっきりとした印象の底面

 

また、インターフェースも最小限で、左側面にUSB Type-Cが2つとイヤホンジャックが1つあるのみ。どこから見てもアルミ筐体の美しさが際立ちます。

↑左側面にはType-Cとイヤホンジャック。反対側の右側面には何もなし

 

本体サイズはおよそ幅297×奥行210×高さ13.9mm。画面サイズは13.3インチで、A4用紙とほぼ同じサイズのコンパクトさを確保しています。本体重量は1187gで、極端に軽量というほどではないものの、持ち歩いても負担にならない重量に収められていると言っていいでしょう。

 

ちなみにカラーバリエーションは「エクルベージュ」「ミストグリーン」「スモークグレー」の3つです。若年層を意識していることもあってか、流行のくすみ系カラーを採用しています。今回はミストグリーンの筐体を試していますが、キートップの上品なグリーンが好印象でした。

 

シンプルなデザインにまとめようという思想は、キーボードにも反映されています。初めて見たときに一瞬「USキーボード?」と思ったのですが、よく見ると一般的なJIS配列です。ただし、「かな」がプリントされていないので、他の機種よりもすっきりとした印象を与えてくれます。また、カーソルキー横にWindows OSのAIツール「Microsoft Copilot」の起動キーである「Copilotキー」がしっかり配置されているのも注目でしょう。

↑キーボードはかな表記なしで、こちらもシンプルな印象

 

ちなみに本製品はキーボード右のカーソル部分を一段下げず、他のキーと並ぶようフラットな配置にしています。これによりスマートな見た目を獲得しているものの、やや窮屈な配置になっているとも言えるため、人によっては少々違和感や押しにくさを感じるかもしれません。同じ最新機種である「FMV Note U」は、少し筐体サイズが大きい(14インチクラス)都合もあるものの、カーソルキーまわりを一段下げて余裕を出すデザインだったので、個人的にはこちらのほうが好みでした。

 

↑同時に発表された「FMV Note U」のキーボード。右下のカーソル部分に注目

 

トレンドをおさえた入力端子とディスプレイ。光沢画面は好みが分かれる?

本機種のUSB Type-Cポートは、USB 3.2(Gen2x2)規格でのデータ転送が可能です。最大伝送速度は20Gbpsということで、対応する外付けSSDなどがあれば、容量の大きなデータの頻繁なやりとりが苦にならないのはメリットと言えます。また、USB Power Deliveryによる急速充電、およびDisplayPort Alt Modeによる最大解像度4Kでの映像出力にも対応しています。

 

Type-Cポートで様々な状況に対応できる反面、Type-Aポートがひとつもないこともあり、インターフェースのシンプルさは状況によっては少し不便に感じることもあるかもしれません。仮に片方のポートで充電をしている場合、使えるポートがあと一つとなってしまうのに若干の心もとなさを感じる人もいるでしょう。幸い、バッテリー駆動時間は公称約13.6時間(JEITA 3.0)とかなり余裕があるので、上手くやりくりするか、どうしても必要な場合はUSBハブを使うといった工夫が必要になりそうです。

↑アスペクト比16:10の液晶パネルを採用。狭額縁設計により、縦方向の解像度を高めつつ筐体のコンパクトさを維持している

 

先にすこし述べた通り、本製品のディスプレイサイズはモバイルノートPCとして一般的な13.3インチです。注目すべき点は、一般的な画面比率である16:9よりやや縦に長い、アスペクト比16:10の液晶パネルを採用していることでしょう。これに伴い、画面解像度はフルHD(1920×1080ドット)より縦に広いWUXGA(1920×1200ドット)となっています。

 

縦方向の作業領域が増えることは、資料やウェブサイトの閲覧性のよさ、WordやExcelといったツールの作業性のよさに繋がります。デスクトップPCと比べてマルチディスプレー環境を構築しにくいノートPCにおいては、かなりのメリットがあると言っていいでしょう。そのため、近年は16:10のパネルを採用したノートPCが増加傾向にありますが、本製品もそのトレンドをしっかりおさえているというわけです。

 

ただし、本機種はグレア(光沢)液晶を採用しており、ノングレア(非光沢)液晶に比べて映り込みが目立ちます。持ち運びしやすいサイズ感なのでカフェや図書館などで使うことも多そうですが、照明や後ろを通る人の映り込みなどが少し気になる場合もあると思うので、この点は好みが分かれそうな印象です。

 

スペックは必要十分。注目は3つのプリインストールアプリ

本製品は複数のモデルが用意されており、CPU・メモリー・ストレージが各モデルで異なります。

 

CPUに関しては、カタログモデルおよびライト、スタンダードモデルが「Core Ultra 5 134U」を採用。ハイスペックモデルのみ上位の「Core Ultra 7 164U」を搭載します。ウェブサイトの閲覧やメール、Officeスイートを使った作業など、一般的な用途ではまったく問題ないポテンシャルを備えたCPUです。とは言え、いずれも消費電力を抑えたモバイルPC向けのモデルで、本体が静音性を重視したファンレス設計ということもあり、ゲームや動画編集など重めの作業には向いていません。

 

また、近頃のノートPCで話題に挙がりがちなトピックといえば「Copilot+ PC」ですが、本機種はその条件を満たしていないことに注意が必要でしょう。Copilot+ PCは、ローカル端末での高いAI処理性能を担保する指標のひとつ。本製品もCopilotを含むAI機能自体は使えるものの、高度な画像生成などには向いていない、ということです。

 

メインメモリはライトモデルのみ8GBで、その他3モデルはいずれも16GBを搭載します。近年は8GBだとマルチタスク時に少々心もとないので、メモリ容量に悩まされたくない方には16GB搭載の3モデルをおすすめしたいところです。ストレージはハイスペックモデルのみ容量512GB、その他3モデルは約256GBとなり、いずれもPCIe Gen4接続のSSDを採用しています。基本的には、モバイルノートPCとして必要十分なスペックを備えていると言っていいでしょう。

 

一方、そんな本機種でうまく活用していきたいのが独自のプリインストールアプリです。これらの存在が、ビジネス効率を格段にアップさせてくれると感じました。それぞれ細かく見ていきましょう。

 

・Umore

↑独自アプリのひとつ「Umore」。メイクをしているような仕上がり。設定項目が多く、男性でも使い勝手が良い

 

1つ目は、AIを活用したメイクアップアプリ「Umore」です。設定項目がかなり細かく、美肌、美白、小顔、カラコン、チークなどに加え、背景画像のぼかしにも対応しています。

 

同様の機能はzoomなどにも搭載されていますが、こちらの機能は会議アプリを問わずに適用できることが強み。男性の肌色を明るく見せることもできるので、オンラインミーティングが多い男性ビジネスパーソンにも活用してほしい機能です。

 

・Quick Capture

「Quick Capture」は、キャプチャに特化したアプリです。大きな特徴は、画面の変化を検出して自動でキャプチャをしてくれること。例えば下の動画は、Quick Capturewを起動した状態でブラウザのタブを切り替えているところですが、画面が変わるごとに自動でキャプチャをしてくれることがわかります。

 

オンライン授業の板書の保存やオンラインミーティングの資料の保存など、活用できるシーンは多そうです。

 

・Float Access

3つのプリインストールアプリの中でも、個人的に特に気に入ったのが「Float Access」です。こちらは画面上で左クリックを長押しするとメニュー画面が出現し、「画面キャプチャ」「ウィンドウの最前面固定」「クリップボード」「ファイル検索」の4つを即座に使えるようにするもの。

 

これらの機能は4つとも資料作成を強力にサポートしてくれるものですが、特に便利だと感じたのは「クリップボード」です。こちらを起動した状態で文章や画像をコピー(右クリックメニューまたはctrl+C)するだけで、クリップボードに次々と蓄積させることができます。

↑クリップボードを起動すると、画面上に空白のウィンドウが出現

 

↑画像やテキストをコピーするだけで、ウィンドウに情報が次々と蓄積されていく。資料作成時に閲覧やペーストが可能

 

筆者は原稿を書く際に使えそうだと感じましたが、論文を制作する学生や資料作成を行うビジネスパーソンなど、文書作成を行うあらゆる人に試してほしい便利な機能です。

 

オンラインミーティングや資料作成が多い人は試してみるべき

「FMV Note C」の価格は15万4100円(税込)~公式サイトを見てみると、若年層、おもに大学生に向けて強くアピールをしています。確かに持ち運びを想定したサイズ、外出先での作業でも気にならないファンレス仕様、シンプルなデザイン、オンラインミーティングや論文作成をサポートしてくれるアプリなど、大学生にうれしい機能が満載と言えます。

 

しかし、これらの機能を欲するのは若年層だけではないはず。とくに外出が多く、資料作成をする機会が多いビジネスパーソンはぜひ一度、本機の使い勝手を試してみてはいかがでしょうか。

「FMV」生産台数5000万台達成記念式典に立ち会ってわかった“島根富士通”のPCが愛されるワケ

富士通クライアントコンピューティング(以下、FCCL)は、世界最軽量 約634g(※)のノートPC「FMV Zero」など革新的なPCを次々に世に送り出しています。FCCLの子会社で、それらの国内製造を担っているのが、島根県出雲市にある「島根富士通」。年間約200万台のPCの生産能力を持つ「日本一のPC出荷台数を誇る生産拠点」です。1990年に創業を開始し、今年1月20日に累計生産台数が5000万台を突破! 2月13日に記念式典が開かれ、5000万台記念モデルがお披露目されました。

 

伝統工芸「組子細工」が美しい5000万台記念モデル

↑5000万台記念モデルは、伝統工芸「組子細工」を天板にあしらった 「FMV Note C」(非売品)

 

記念式典には、丸山島根県知事や飯塚出雲市長も登壇。両名から島根富士通の地域社会への貢献に対する感謝と、お祝いの言葉が述べられました。

↑左から出雲市長・飯塚俊之氏、島根富士通代表取締役社長・神門 明氏、FCCL代表取締役社長/CEO・大隈健史氏、島根県知事・丸山達也氏

 

5000万台記念モデルの組子細工を制作したのは、島根県雲南市の舟木木工所代表・舟木 清氏。「全技連マイスター」「現代の名工」「ものづくりマイスター」認定の名工で、2014年に「黄綬褒章」を受章されています。

↑記念モデルの組子細工を制作した名工・舟木 清氏

 

組子細工は、飛鳥時代から受け継がれる日本の伝統工芸技術。釘などを使うことなく、細い木材を組み合わせて様々な文様を作っていく繊細で美しい工芸です。今回の作品の制作期間は約2か月。細かな木のパーツがなんと5800ピースも使用されているとか! 桜など4種の木材の異なる色味を生かし、出雲にゆかりのある「ヤマタノオロチ」が右肩上がりに上昇していく模様を描いています。

 

5000万台記念モデルのもう一つのポイントが、キートップ。同社内では「島根富士通」をアルファベット頭文字で「SFJ」と呼称しており、その3文字が木製になっているんです!

↑天板だけでなく、3つのキートップにも木材があしらわれています

 

この伝統工芸と最先端技術が融合した記念モデルは、島根富士通のショールームに展示予定とのこと。訪れた際はぜひ実物をご覧ください!

↑島根富士通のショールームには50万号機(1994年8月)をはじめ歴代の記念号機が展示されています

 

「企画・開発」と「作り手」の距離が近いから、品質が高い!

記念式典と合わせて、工場見学ツアーを実施。先日、FMVブランドリニューアルの象徴として発表されたZ世代向けノートPC「FMV Note C」もこの工場で生産されています。

↑取材時はちょうど最新機種「FMV Note C」を製造中でした

 

↑「FMV Note C」はFCCLの若い社員が中心となり、PCに求められる全ての要素をゼロから見直して設計。「GetNavi」2025年4月号(2月21日発売)では中心メンバー3名にインタビューしました。そちらもチェックを!

 

島根富士通の特長は、「品質・堅牢性の高い製品を提供」「スピーディーな対応」などたくさんあるのですが、注目は「企画・開発(FCCL)とのコミュニケーションが密に取れている」こと。両社は人材交流も活発。「設計者(FCCL)」の意図を「作り手(島根富士通)」が正確に理解し、一緒にモノを作っているからこそ、作りやすさを追求できるとか。結果として品質が向上し、コストの削減にもつながっているのです。

 

また、工場内では自動化や、人と機械の協調生産が進行中。運搬ロボットが多数走行しており、無人でエレベーターを使ってフロアを移動する様子も確認できました。

↑部材などの運搬はロボットにおまかせ

 

改善活動も活発で、生産性は日々高まっているとか。4000万台→5000万台は5年かかりましたが、「5000万台→6000万台は3年で達成したい」と神門社長は意気込みます。

 

匠の技が生きる出雲の地で、ユーザーに寄り添ったPCを生産し続けている島根富士通。6000万台を達成する日は予想より早く訪れそうです。

 

※ 約634gは約1TB SSDを選択した場合のみ(平均値のため、各製品で質量が異なる場合があります)。世界最軽量は14.0型ワイド液晶搭載ノートPCとして。2024年10月15日現在、FCCL調べ。

 

世界最軽量の約634gを実現! 富士通、黒一色のミニマルPC「FMV Zero」など新モデル発売

富士通クライアントコンピューティングは、最新の「Office Home & Business 2024」を搭載した4シリーズ9機種を発表。10月18日より提供を開始します。また、富士通ショッピングサイト「WEB MART」からは、従来の約689gから約55g軽量化して約634gを実現した世界最軽量(※1)モバイルノートパソコン「FMV Zero」など、5シリーズ8機種を10月15日より順次受注開始します。

※1:FMV Zero(WU5/J3)が、14.0型ワイド液晶搭載ノートパソコンとして世界最軽量。2024年10月15日現在、当社調べ。本体質量が約634gとなるのは、WU5/J3で1TB SSDを選択した場合の質量です

 

世界最軽量を実現した「WEB MART」限定モデル「FMV Zero」

14.0型ワイド液晶搭載のFMV Zero「WU5/J3」は、液晶パネル・バッテリー・パームレストカバー素材の軽量化に加え、ヒートパイプの短縮や各種部材の形状の見直し、さらには部品一点一点をコンマ数グラム単位で軽量化。これにより、世界最軽量の約634gを実現しました。


装置のカラーからロゴにいたるまで、全てを黒一色にまとめたミニマルなデザインも特徴。また、プリインストールアプリはセキュリティとハードウェア維持に必要なものだけを厳選したといいます。なお、本製品は、富士通ショッピングサイト「WEB MART」限定で発売します。

その他の特徴
●CPU、OS、メモリ、ストレージ、Microsoft Officeなどを用途に応じて選択可能

●NPUを搭載したIntel製CPU「Core™ Ultra プロセッサー(シリーズ 1)」を搭載し、AIを効果的に使用可能

●最大64GBの大容量メモリを選択可能

●OSにWindows 11 Proを選択可能

 

軽やかに持ち運べるタフで省電力のFMV「UHシリーズ」

14.0型ワイド液晶搭載の「UH-X/J3」では、従来モデルの約689gよりもさらに軽量化して約675gを実現し、付属のACアダプタ(約261g)と合わせても1kgを切る軽さとなっています。また、MIL規格に準拠し、過酷な環境を想定した厳しいテストをクリアしているため、堅牢性の面でも安心です。「UH90/J3」では、最大約30時間の長時間駆動を実現。モバイルバッテリーでの充電にも対応しています。

その他の特徴

●無線LAN:幅広い帯域に対応し、より高速で安定した通信が可能なWi-Fi 7に対応

●豊富な端子:有線LAN端子、HDMI出力端子、複数のUSB端子(Type-C×2、Type-A×2)、microSDカード対応

●音響:立体的で迫力のある音響体験が可能な「Dolby Atmos®︎」を搭載

 

新登場のドライブレス薄型・軽量16.0型ノート FMV「PHシリーズ」

16.0型ワイド液晶搭載モデル「PHシリーズ」は、薄さわずか19.7mm、質量約1.68kgのドライブレスでスタイリッシュなデザイン。質感の高いアルミ素材を使用したボディで、MIL規格に準拠しており、落下や衝撃に備えた堅牢性の高い設計となっています。本製品では、再生材利用率95%の「SORPLAS™」を外装カバーに採用するなど、環境に配慮した取り組みも行っています。

その他の特徴

●急速充電:約1時間の充電で約80%の急速充電が可能

●高画質カメラ:500万画素の高解像度Webカメラを搭載

●バッテリー交換:ユーザー自身でのバッテリーの交換が可能

●豊富な端子:HDMI出力端子、複数のUSB端子(Type-C×2、Type-A×2)

 

液晶サイズが16.0型に生まれ変わった FMV「AHシリーズ」

スタンダードなオールインワンノートパソコンの「AHシリーズ」では、従来の15.6型と同等の本体幅サイズながら、画面サイズは11%アップした16.0型ワイド液晶になりました。高輝度な液晶と、縦横比16:10で高解像度の1920×1200のWUXGA液晶を搭載することで、快適性がアップ。「AH53/J3」、「AH50/J3」では、生活空間との調和を考えた新しい筐体色の「ベージュゴールド」が加わり、従来の「ブライトブラック」、「ファインシルバー」の3色から好みに合わせて選べます。

その他の特徴

●大容量メモリ搭載(「AH77/J3」のみ):32GBメモリ搭載で高解像度の動画編集やゲーム実況動画配信などの高負荷のかかる作業も同時進行が可能

●静音マウス(「AH77/J3」、「AH53/J3」のみ):マウスのクリック音を静音化

●豊富な端子:HDMI出力端子、複数のUSB端子(Type-C×2、Type-A×2)、SDメモリーカード対応

世界最軽量のFMV UHシリーズにアンカーの充電器が同梱、Webで注文可能に

アンカー・ジャパンは11月1日、富士通クライアントコンピューティング(以下FCCL)のPCブランドであるFMVのモバイルノートPC「UH」シリーズに、アンカー製品の同梱を開始すると発表しました。

 

富士通ショッピングサイト「WEB MART」では2023年5月から、アンカーの製品を取り扱っていましたが、今後はWEB MARTでUHシリーズを注文時に、アンカーのUSB急速充電器とケーブルの同梱セットを選べるようになります。

 

同梱されるのはUSB充電器の「Anker PowerPort lll 3-Port 65W Pod」とUSB-Cケーブルの「Anker PowerLine Ⅲ Flow USB-C & USB-C ケーブル 1.8m」。Anker PowerPort lll 3-Port 65W PodはUSB-C2基とUSB-Aを1基備えた製品です。USB Power Deliveryに対応し、USB-Cポートを1基使⽤時は最⼤65W出⼒、2基のUSB-Cポート使⽤時は最⼤45Wと20Wで出⼒が可能。

↑Anker PowerPort lll 3-Port 65W Pod

 

Anker PowerLine Ⅲ Flow USB-C & USB-C ケーブル 1.8mは、ケーブル内部の銅線をグラフェンで覆い、外装にシリコン素材を使用した3層構造のケーブル。絡みにくく、やわらかい製品となっています。

↑Anker PowerLine Ⅲ Flow USB-C & USB-C ケーブル 1.8m

 

アンカー製品の同梱モデルは今後も追加予定としています。また、充電器やケーブル側でトラブルなどが発生した際は、アンカーのサポートに連絡することで、保証期間内であれば製品の交換などが可能です。

 

FCCL側としては、PC本体の軽さはもちろん、周辺機器もセットで軽いことを追求することで、ユーザー体験を向上していくというビジョンを持って協業に至ったといいます。PCのACアダプターの多くは通常PC本体しか充電できませんが、アンカー製品であればほかのガジェットにも活用できるので、ユーザーにとっては多くのメリットがありそうです。

↑アンカーが開催した発表会ではこんなデモも。これまでのACアダプターより軽いことをアピール

エンタメ性能とデザインを両立、FMVから液晶一体型デスクトップ「FHシリーズ」などが登場

富士通クライアントコンピューティングは6月13日、2023年夏の新モデルとして27型の一体型デスクトップ「FHシリーズ」、15.6型ノートPC「AHシリーズ」を発表しました。ラインナップと価格は以下の通りです。

↑FHシリーズ

 

ラインナップ/想定価格(税込)/発売予定日

27型 FH90/H2/30万円強/7月中旬
15.6型 AH77/H2/24万円強/6月15日
15.6型 AH53/H2/20万円強/6月15日
15.6型 AH50/H1/16万円強/7月中旬
15.6型 AH45/H1/15万円強/7月中旬

 

FHシリーズは、従来エンタメ用途向けだった27型モデルと、シンプルなデザインで空間との調和を目指した23.8型モデルの、両方の良いところを兼ね備えたとするモデルです。ディスプレイは4辺狭額縁を採用したほか、スタンド周りをスッキリとさせることで、シンプルな見た目にさせています。また幅61.6cm、奥行き18.9cmのため、省スペースでも置きやすくなっています。

 

エンタメ性能では、ディスプレイの解像度を2560×1440ドットにしたほか、光の反射を抑えつつ、画面の鮮やかさも保つ高輝度低反射液晶を搭載しています。

 

音響面では、低音域を表現する3Wのボックススピーカーと、高音域をサポートする2基のツイーターを搭載。これにより、映像から直接音が聞こえるような一体感のあるサウンドを実現しているそうです。

 

このほか、地デジ/BSデジタル/110度CSデジタルの3波対応チューナーを2系統装備しています。

 

主なスペックは、インテル Core i7-1260P プロセッサー、16GBメモリー、512GB SSDで、OSはWindows 11 Home 64ビットです。

 

15.6型のAHシリーズは、従来モデルからWi-Fi 6EやDolby Atomosに対応するなど、最新の仕様にアップデートされたモデル。AH77/H2は、インテル Core i7-1260P プロセッサー、16GBメモリー、512GB SSDを搭載しています。AH53/H2は、AMD Ryzen 7 7730U モバイル・プロセッサーを搭載。AH45/H2とAH43/H2は、第11世代インテルCPUを搭載したベーシックに位置付けられるモデルです。

↑AHシリーズ

 

なお、直販モデルとして下記の製品も同時にリリースしています。

 

27型液晶一体型 WF-X/H2/価格非公開(直販モデルは以下すべて)/7月中旬発売
27型液晶一体型 WF2/H2/7月中旬発売
デスクトップ WD2/H2/6月下旬発売
デスクトップ WD1/H2/6月下旬発売
15.6型ノートPC WA3/H2/6月中旬発売
15.6型ノートPC WA3/H2/7月中旬発売
13.3型ノートPC WU3/H2/6月中旬発売

もう失敗しない! 大学生のノートPCの選び方と、春の最新モデルを紹介

春の新生活を間近にひかえ、ガジェットや家電の購入を検討している人は多いでしょう。なかでも、4月から大学生になる人は準備に追われているのではないでしょうか。

 

大学生の新生活において、ガジェットや家電の購入で真っ先に検討してほしいのは、いまや生活の必需品ともいえるPCです。一言でPCといってもさまざまありますが、家と大学を往復する生活の中で、持ち運びに適したモバイルノートPCが狙い目。しかし、製品選びに迷っている人もいるはずです。そこで、この記事では、大学生向けにモバイルノートPCの選び方と、この春登場の最新モバイルノートPCを紹介します。

 

購入において気を付けたいことと、見るべきポイント

モバイルノートPCを選ぶうえで、見ておきたいポイントは大きく分けて3つあります。

 

持ち運ぶことを考えたときの軽さ

・快適に作業するためのキーボードやディスプレイ

・複数アプリの使用や負荷のかかる作業でもサクサクこなせるスペック

 

この3つをおさえつつ、どのような用途で使うかによって、細かい部分で選び方が変わってきます。たとえば、外に持ち運ぶ機会が多そうであれば軽さを第一条件にする、あるいはさまざまなアプリを開いてマルチタスクをこなしてみたいのであれば、軽さよりも大画面やスペック優先させるなどです。

↑家でじっくり作業をするのであれば大画面を、という選び方もあります。その場合、ここでは触れませんがモバイルノートPC以外の選択肢もあるでしょう

 

なお、いま販売されているモバイルノートPCの中には低価格で購入できるモデルもありますが、数年使用することを想定した、メインPCとして購入するのであれば、ハイエンドかそれに近いモデルの方を個人的にはオススメします。低価格な製品の中には使い勝手を犠牲にしているモデルもあり、途中で不満に感じて買い直すと、結果的に高くついてしまいます。もちろん、買い替え前提だったり、サブマシンとして使ったりする場合は問題ないと思いますが、そうでないなら納得のいく1台を選びましょう。PCの買い替えサイクルは5年と言われているので、大学生活の間は十分活躍してくれます。

 

軽さは1kgを切るかどうかで判断

モバイルノートPCの要といえるのが軽さです。大学生の場合、レポートの参考資料となる書籍などと一緒に、バッグにノートPCを入れて持ち歩くことも考えられますので、なるべく軽い方がうれしいはず。

↑ノートPCに文房具、資料、人によってはヘッドホンや化粧道具などをバッグに入れると思います。であればノートPCは軽い方がいいですよね

 

最近は、13.3~14インチのモバイルノートPCに目を向けると、1kgを切るモデルもありますので、1kgを切るかどうかをひとつの目安にすると選びやすいと思います。ただ、基本的に移動時に持ち運ぶと考えるのであれば、理想はやはり1kg以下でしょう。

 

キーボードはメーカーのこだわりをチェック。ディスプレイはサイズとアスペクト比に注目

カタログやWebサイトでチェックしにくいものの、意外と使い勝手に関わってくるのがキーボードです。店頭で試しにタイピングし、押し込んだときの感触やタイピング時の音をチェックするのが一番ですが、メーカーによってはキーボードにこだわりを持っているモデルもあります。そういったモデルを事前にチェックしてから店頭で触ってみるだけでも、候補は絞れるでしょう。

↑レポートや資料作成でしっかり作業するのであればタイピングするキーボードは重要。カタログやWebサイトを見ながら、実際に触ってみるのがオススメです

 

また、製品サイトでキーボード部分の写真が見られるようであれば、極端に小さいキーがないなど、配列をチェックしておくのも手です。

 

もうひとつ、使い勝手に大きく関わってくるのはディスプレイ。まずサイズは、モバイルノートPCだと13.3~14インチが主流です。軽さとの兼ね合いはあるものの、メインPCとして使うのであれば、できる限り画面は大きい方がよいので、14インチがいいでしょう。

 

また、ディスプレイのアスペクト比は縦に長い3:2もしくは16:10と、横に長い16:9が一般的になりつつあります。3:2や16:10だと、ExcelやWebサイトでより多くの情報を表示できるので作業向きです。一方の16:9は一般的なテレビと同じ比率であり、映像コンテンツを見るのに適しているので、エンタメに向いています。縦長か横長かは生活の中で優先すべきものを定めて選ぶのをオススメします。

↑ディスプレイは作業に加えて動画や映像ストリーミングサービス視聴の快適さにつながります

 

数年使用を考えるなら、CPU、メモリー、ストレージはなるべく高性能なものを

最後はPCの基本的な性能を決める部分です。モバイルノートPC選びにおいては、CPUとメモリー、ストレージでほぼ決まります。

 

最近ではチャットアプリ、Webブラウザー、メモアプリなどと複数のアプリを使うのは当たり前。そのときに快適に動くかどうかはCPUの性能に直結します。数年間なるべく快適に使うことも含めて考えるとするなら、高性能なCPUを選びたいところ。具体的にはインテル製のCPUであればCore i5/Core i7クラスが搭載されているモデルが挙がります。

↑このように複数のアプリを開いて作業はいまや当たり前。そこでもたつくとストレスになるのでなるべく高性能なCPUが望ましいです

 

また、メモリーも多くのアプリを同時に利用する場合には特に実力を発揮します。各アプリが必要とするメモリー量が増えていることもあって、いまだと16GBの容量を搭載しておくのがいいでしょう。

 

ファイルを保存するストレージは、モバイルノートPCだとSSDが主流。いまはSATA接続とNVMe対応のPCIe接続の二択ですが、PCIe接続の方が、多くの場合、ファイルの転送速度が2倍以上高速です。販売されているモデルもPCIe接続が多いので、PCIe接続を選ぶのが無難といえます。

 

容量は512GB以上がオススメ。256GBでも当面は問題ありませんが、メインPCとして使う場合、多くのアプリをインストールするほか、データもどんどん増えていきます。数年間は容量不足に悩まないためにも、512GBの容量があると安心できます。

 

このほか、バッテリーの持ちやインターフェイスがどれだけ豊富か、オンライン会議に適した機能やセキュリティ機能といった付加機能なども、できればチェックしたいところ。ただし、使ってみないとわからない部分でもありますので、まずはこれまで見てきたポイントをさらいながら、自分に合った1台を探してみてください。

↑インターフェイスとして定着したUSB Type-Cなど、インターフェイスも可能であれば気にしてみてください

 

2023年春に登場したモバイルノートPCをチェック

ここからは、2023年に登場したばかりの最新モバイルノートPCを紹介。購入の検討・比較の参考にしてみてください。

 

富士通クライアントコンピューティング

FMV「UHシリーズ」

 

14.0型ワイド液晶搭載ノートPCとして世界最軽量の約689gを実現した「UH-X/H1」など、軽さにおいて群を抜いたモデル。それでいて、厳しい耐久性試験をクリアしたほか、スペック面で最新の第13世代CPU インテル Core i7-1355Uや16GBメモリーを搭載するなど、隙のない仕様となっています。「FCCLキーボードマイスター」が監修したこだわりのキーボードや、豊富なインターフェイスも特徴です。

 

FMV UH-X/H1の主なスペック

サイズ/重さ:約幅308.8×奥行き209×高さ15.8~17.3mm/約689g

ディスプレイ:14インチ/WUXGA解像度(1920×1200ドット)/アスペクト比16:10

CPU:第13世代CPU インテル Core i7-1355U

メモリー:16GB

ストレージ:512GB SSD

バッテリー駆動時間:約11時間(JEITA 2.0)

インターフェイス:USB 3.2(Gen2)Type-C×2、USB 3.2(Gen1)Type-A×2、HDMI出力、有線LAN、マイク入力/オーディオ出力、microSDメモリーカード

実売価格:26万3780円(税込、ヨドバシ.com)

 

Dynabook

「dynabook R8」

 

約20.5時間と長時間のバッテリーを搭載。加えて、30分の充電でバッテリー駆動時間の約40%を充電できる「お急ぎ30分チャージ」に対応し、外出先でも安心して使えます。また、目の負担を軽減する「Low blue light液晶」の搭載、ボディの素材にマグネシウム合金を採用することで軽さと堅牢性を両立、高いスペックなどを備え、総合力の高い1台です。

 

dynabook R8の主なスペック

サイズ/重さ:約幅312.4×奥行き224.0×高さ15.9mm/約940g

ディスプレイ:14インチ/WUXGA解像度(1920×1200ドット)/アスペクト比16:10

CPU:第13世代CPU インテル Core i7-1360P

メモリー:16GB

ストレージ:512GB SSD

バッテリー駆動時間:約20.5時間(JEITA 2.0)

インターフェイス:USB Type-C(Thunderbolt 4)×2、USB 3.2(Gen1)Type-A×2、HDMI出力、有線LAN、マイク入力/オーディオ出力、microSDメモリーカード

実売価格:27万4780円(税込、ヨドバシ.com)

 

NECパーソナルコンピュータ

「LAVIE NEXTREME Carbon」

 

オンラインコミュニケーションをより快適にする機能の追加で、場所に依存しない使いやすさを追求したモデル。オンライン会議で顔の印象をアップするアプリ「YouCam 10」や、周囲の雑音を抑えて相手に自分の声を聞こえやすくするビームフォーミング機能などを搭載しています。もちろん、薄型軽量、高いパフォーマンスなど、モバイルノートPCに求められる性能も持ち合わせています。

 

LAVIE NEXTREME Carbon XC750/FAシリーズの主なスペック

サイズ/重さ:約幅313×奥行き218×高さ17.5mm/約887g

ディスプレイ:14インチ/WUXGA解像度(1920×1200ドット)/アスペクト比16:10

CPU:第12世代CPU インテル Core i7-1255U

メモリー:16GB

ストレージ:512GB SSD

バッテリー駆動時間:約24時間(JEITA 2.0)

インターフェイス:USB Type-C(Thunderbolt 4)×2、USB 3.2(Gen1)Type-A、HDMI出力、マイク入力/オーディオ出力、microSDメモリーカード

実売価格:27万4780円(税込、ヨドバシ.com)

 

なお、ここではこの春に登場したモバイルノートPCを紹介していますが、2022年発売のモデルまで範囲を広げると、ほかにも選択肢はありますので、気になる人はチェックしてみてください。

 

春はお得に買えるキャンペーンも必見

この時期は新生活に合わせて各メーカーでキャンペーンを実施していることがあります。そうしたキャンペーンをチェックして、最新モデルをお得に購入するのがオススメですので、気になるモデルは公式サイトなどを確認してみてください。

 

たとえば、今回紹介したFMVのUHシリーズは、購入してキャンペーンに応募するともれなく8000円がキャッシュバックされます。また、学生限定かつ抽選で4000人にManhattan Portageのコラボバッグがプレゼントされるキャンペーンも実施中。ほかのメーカーでもこうしたキャンペーンを実施している場合があるので、見逃さないようにしましょう。

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

わずか約689g! FCCLが本気で作った世界最軽量の14型モバイルPC「FMV UH-X」

富士通クライアントコンピューティング(FCCL)は、14.0型にサイズアップした世界最軽量モバイルノートPC FMV「UHシリーズ」など4シリーズ8機種を、1月27日から順次発売します。

↑FCCL FMVの23年春モデルが勢ぞろい

 

フラッグシップモデルとなるFMV「UHシリーズ」は、働き方が多様化し、リモートワークやワーケーションなどのさまざまな場所で仕事をする現代のビジネスパーソンに向け、“いつでも、どこでも”使える1台であることをアピール。USB-A×2やUSB-C×2、HDMI、有線LANポート、microSDカードスロットなど豊富な端子を備え、これ1台でどこでも仕事ができます。

↑UH-Xは世界最軽量となる約689gの軽さを実現

 

従来の13.3型ワイド筐体とほぼ変わらない筐体サイズに、新たにアスペクト比16:10の14.0型ワイド液晶(解像度1920×1200ピクセル)を搭載。これにより、表示領域が17%増加し、資料やWebサイトなどの視認性が向上しています。

↑画面サイズは17%大きくなっているのに重量は9%増に抑えています

 

また、オンライン会議の際などに周囲のノイズを消してスムーズな会話をサポートする「AIノイズキャンセリング」機能を搭載するほか、自動で肌質や顔色を補正し、バーチャルメイクを施すAIメイクアップアプリ「Umore(ユーモア)」も搭載します。

 

ラインナップは、14.0型サイズのモバイルノートPCとしては世界最軽量となる約689gの軽さを実現した「UH-X/H1」と、長時間使用できる大容量バッテリー搭載モデル「UH90/H1」、直販サイト「WEB MART」専用のカスタムメイドモデルを用意します。

↑UHシリーズのスペックの違い

 

UH-X/H1は、最新の第13世代インテル Core i7-1355U プロセッサーと、LPDDR5-6400メモリー16GBを搭載し、基本性能を強化。OSにはWindows 11 Proを搭載しています。

↑世界最軽量モデル「UH-X/H1」

 

UH90/H1は、約848g(ピクトブラック)・約858g(シルバーホワイト・新色フロストグレー)の軽量ボディに、12コアの最新第13世代インテル Core i7-1360P プロセッサーと、LPDDR5-6400メモリー16GBを搭載。CPU性能を最大限発揮できるように、コンパクトボディにファンを2基搭載し、最大TDP(熱設計電力)28Wでの動作と静音性を実現しました。

↑UH90/H1は新色フロストグレーを新たに追加。カジュアルなシーンにも合いそうなカラーです

 

そのほか、23年春の新モデルとして大画面17.3型ワイド液晶を搭載した「NHシリーズ」、スタンダードな15.6型ワイド液晶搭載の「AHシリーズ」、家ナカモバイルとして提案する「MHシリーズ」などもラインナップします。

↑デザインにこだわったCHシリーズには新色クラウドブルーを追加

 

購入者向けのキャンペーンも

また、学生や新社会人の新生活を応援するキャンペーンとして、2023年1月27日から対象のFMVパソコン購入者向けにキャッシュバックやプレゼント企画を実施します。概要は以下の通り。

↑新製品の発売に合わせて購入者向けのキャンペーンも実施

 

「FMVキャッシュバック大感謝祭」

対象商品を購入し、キャンペーンに申し込んだ全員に最大8000円をキャッシュバック(FMVパソコン 8000円/台、電子ペーパーQUADERNO 2000円/台)。

 

キャンペーン期間
購入期間:2023年1月27日~5月14日まで
申込期間:2023年1月27日~6月15日まで

 

学生限定「Manhattan Portage 新生活応援キャンペーン」

対象の最新FMVモバイルパソコンを購入してキャンペーンに応募すると、抽選で4000名に「Manhattan Portage」とFMVコラボバッグをプレゼント。

 

キャンペーン期間
購入期間:2023年1月27日~3月31日まで
申込期間:
第1弾/2023年1月27日~2月28日までに申し込み→3月末ごろお届け
第2弾/2023年3月1日~4月10日までに申し込み→ 4月中旬ごろお届け
(第1弾、第2弾とも各2000名にプレゼント)

※学生限定…高校生、大学生、専門校生限定のため学生証など在学が確認できる書類が必要です

 

キャンペーンの詳細情報、対象機種、注意事項、お申込みの流れは公式サイトの特設ページをご確認ください(1月27日11時公開予定)。

 

若い世代にも使ってもらえるPCを

発表会にはFCCLの大隈健史代表取締役社長と、TikTokで180万人のフォロワーを持つ現役大学生クリエイターの修一朗さんが登壇。

↑FCCLの大隈健史代表取締役社長

 

↑TikTokクリエイターの修一朗さん

 

普段からスマホやタブレットなどで動画編集などを行っているという修一朗さんは、「久しぶりにキーボードをしっかり使って、あまりの使いやすさに感激した」とコメント。それについて大隈社長は、「FMVは社内にキーボードマイスターという専任者がおり、そこでOKが出ないと商品化できないほどキーボードにこだわっている。そこが伝わってうれしい」と返答していました。

↑修一朗さんは自作の資料を使ってFMVの良いところをプレゼンしてくれました

 

また、修一朗さんからの要望として、「僕らの世代は画面にタッチして操作するのに慣れているので、ついノートPCの画面を触ってしまう。タッチ操作に対応した製品が増えると若い人でも使いやすいかも」と、デジタルネイティブ世代らしい意見を挙げると、大隈社長は「タッチ対応モデルはラインナップしているものの、すべてが対応しているわけではないので、ぜひ参考にしたい」と真剣な表情で答えていました。

 

若い世代のパソコン離れが叫ばれていますが、同社では大学生の声をヒアリングしたり、実際の学生生活での使われ方を参考にしたりしているということで、現役大学生でもある修一朗さんの意見も今後の開発に生かされそうです。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

女性ライターの悩みを解決、ノートPC選びに困ったらFMVのCHがイイかも

ライター業という性質上、毎日パソコンと向き合い仕事をしている私。ちょっとした空き時間でもカフェなどで仕事ができるよう、出かけるときもたいていバッグの中にはノートパソコンが入っています。

 

そんなに毎日持ち歩いているものなのに、ノートパソコンのデザイン、特にカラーはなんで無骨なものが多いのでしょう。シルバーやブラック、グレー……。持っていてもう少しテンションが上がる製品はないものか……。

 

そんなときにGetNavi web編集部さんから「FMVの新しいノートパソコンを使ってみませんか?」とお声がけいただきました。今回は、富士通クライアントコンピューティングのFMVから、11月15日に登場した「CHシリーズ」をレビューします。

 

見た目がかわいくてテンションあがる! でも使い勝手もしっかり

CHシリーズが届いて最初に思ったのは「かわいい……」の一言。今回お借りしたのは「ベージュゴールド」というカラーのモデルです。その名の通り、落ち着いたゴールドが特徴なのですが、光の当たり方によってはピンクゴールドっぽく見えたり、シャンパンゴールドのように見えたり。ノートパソコンとしては今まであまり見なかった色で、自分の中でのテンション爆上げです!

 

また、持ち運びの多い私にうれしい、約998gの軽量設計。とても軽く、バックパックはもちろん、肩掛けのトートバッグなどでもラクラク持ち運べるのはGoodポイントです。

 

さらに、満員電車での圧迫や机からの落下を想定した堅牢性試験をクリアしているといいます。ちょっとラフに扱ってもへっちゃら。かわいいのに丈夫なところに意外性を感じます。

↑インターフェイスは左側にHDMI、Thunderbolt対応のUSB Type-C、イヤホンジャック

 

↑右側にThunderbolt対応のUSB Type-Cがもう一つと、USB 3.2が付いています

 

インターフェイスも十分。プレゼンなどで、出先で画面をディスプレイやプロジェクターなどへ映し出すことが多いのですが、HDMIケーブルを変換アダプターなしで接続できるのはありがたいですね。

 

また、Thunderbolt対応USB Type-Cも搭載されていて、対応のディスプレイがあればケーブル1本で外部表示できるので、自宅での作業時にはケーブルがごちゃつかず、デスクがすっきりとまとまりそうです。

 

【キーボード周辺のフォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

 

カラーのかわいさに目が行きますが、インターフェイスやキーボード、指紋センサーなど、使い勝手もしっかり作りこまれていて、単にかわいいだけのパソコンではないことがわかります。これなら、普段デザイン性を気にして無骨なパソコンを選びたくないという人でも手に取りやすく、かつ使いやすいのではないかと感じました。

 

「寝坊した! オンラインミーティングまであと5分!」でも安心な新機機能「Umore

デザインと使い勝手の良さはおわかりいただけたと思うのですが、ここで私イチオシの機能をおひとつ紹介させてください。

 

私はとことん朝が弱く、目覚ましをかけなければ昼過ぎまで寝ていることもしばしばあります。何回かやっちゃったことがあるんですよね、「やばい! あと5分でオンラインミーティング!」。

 

ですが、FMV CHシリーズなら、ギリギリまで寝ていても大丈夫。それを叶えるのが、FMV独自のAIメイクアップアプリ「Umore(ユーモア)」です。Umoreは、AIが顔を認識し、肌質や顔色を補正。自然なバーチャルメイクもしてくれて、しかも一度設定しておけばいつでも同じメイクアップをしてくれるという機能です。

↑Umoreの効果のイメージ(FMVのサイトより)

 

実践してみようということで、恥を忍んで「寝起きのライター顔」をお見せします。

↑本当のリアル寝起きに撮影してみました。どう見ても寝起きですね……。髪の毛だけやっとのことでなでつけたものの、これでオンラインMTGに出るのはちょっとだけはばかられる気が。いつもはこれに伊達メガネをかけて出席しています。おはずかしい

 

↑そしてこれがUmoreを使用してみた私。上のbefore直後に撮ったのですが、これなら全然大丈夫! ミーティングにも出られます。お肌のアラを滑らかにしてもらい、瞳も心なしか大きく、そしてリップも塗ってもらっています。まるで「おうちにいるときのナチュラルメイク」のよう……

 

うれしいのが、ZoomやGoogle Meet、Microsoft Teamsなど、複数のミーティングアプリを横断してもこの設定が続くこと。いつでも自分の顔はナチュラルメイクが保たれるわけです。なんて安心設計なんだ……。

 

使い方もカンタン。Umoreを起動して、画面下の設定でメイクのスタイルやメイク効果を決めるだけです。これはイイ機能だ……と感じました。

 

持っていてうれしくなる、使ってみて楽しくなるモバイルノート

FMV CHシリーズは、デザイン性の高さで所有欲が満たされ、ついついカフェで自慢したくなっちゃうような仕上がり。そしてUmoreのおかげで寝起きのミーティングだってキレイな自分でいられちゃう。パソコンとしての使い勝手も上々です。

 

私の悩みをとことんクリアしてくれる1台に仕上がっていました。詳しいスペックなどは公式サイトなどをご覧ください。「自分らしいカラーに合った1台」を探しているなら、FMV CHシリーズをチェックしてみてはいかがでしょうか。

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

11年ぶりの「LOOX」はどうやってできた?世界最薄・最軽量の2in1パソコン「FMV LOOX」開発秘話

3月29日、富士通クライアントコンピューティング(以下、FCCL)は、13.3インチ有機ELディスプレイを搭載した2in1ノートパソコン「FMV LOOX」を発表しました。富士通のPC・40周年企画の第3弾でもあるこの製品は、13インチのWindowsタブレットとしては世界最薄・最軽量の599g(※)。USB-C接続でほかのWindows PCのファイル共有・直接操作を可能にする「クリエイティブコネクト」などの画期的機能を複数搭載した、インパクトの強いモデルです。

 

※:13.3型ワイドのWindowsタブレットとして /W-LANモデル タブレット使用時

 

ラスベガスで毎年開催される電子機器の見本市・CESで「CES Innovation Awards 2022」を受賞。本機の革新性は、国際的に高い評価を受けています。そんな画期的モデルはどのようにして生まれたのか。開発陣に取材しました。

↑FMV LOOX(直販価格18万1280円~)

 

クリエイターのニーズに応えるべく、”世界最先端”が結集

本品の開発コンセプトは、「想像を超える軽さと、創造できる賢さ」です。そのコンセプト通り、599gという軽さ、7.2mmという薄さは、世界最軽量かつ最薄。外出時にPCを持ち運んでいることを忘れさせるような携帯性を実現しています。

 

「賢さ」の面では、クリエイティブなユーザーからのニーズに応える機構を多く盛り込みました。まず、ペンタブレットのトップメーカー・ワコムの次世代ペン技術「Wacom Linear Pen(ワコム リニアペン)」に対応。描画ポイントが見えやすいとがった形状のペン先、ペンの傾きによる座標ズレ抑制機能などを採用したこのペンは、タブレットでの手書き体験をかつてないレベルに高めています。さらに、手書きのテキストを高精度で文字認識できるメモ用アプリケーション「Wacom Notes」をプリインストールしており、ノートとしての使い勝手も追求しました。

↑Wacom Linear Pen

 

USB-Cケーブル接続でほかのWindows端末と画面をシェアしながら、ファイルを直接操作できる「クリエイティブコネクト」機能は、FCCL製でないPCとも接続できるという点で革新性が高いポイントです。FMV LOOXをペンタブレットとして使い、メインPC上にあるイラストを編集するといった、かつてのタブレットPCではできなかった用途に対応。「軽さ」「賢さ」の両面に世界最先端の技術・機能を詰め込んだ本機は、イラストレーターはもちろん、幅広いクリエイターの相棒として活躍できる一台に仕上がっています。

 

ボトムアップで作られた「ヒーローになる端末」

本機の開発を統括したFCCLの小中陽介さんによれば「今回の開発は、ボトムアップで行われた」といいます。これは、タブレットPCというジャンルにおいて珍しいことだそうです。

 

「タブレットPCはすでにたくさんの製品が世に出ているので、ビジネス的に考えると難しい商材です。そのため、通常であれば他社の製品や市場の動向を見ながら、慎重に開発を進めることになります。ですが今回は、『既存の枠にとらわれない、全く新しい製品を作ろう』という声が社内で出てきまして、その熱意を商品化するという形で開発を始めました。その過程では、『ヒーローになる端末を作ろう』という想いから、『ヒーロータブ』という愛称も生まれました」(小中さん)

 

↑プロダクトマネジメント本部 小中陽介さん。開発全体を統括。開発時の苦労話を笑いながら話していたのが印象的でした

 

そんなボトムアップの声が社内で出てきたのが、2021年の1月ごろ。着想から1年強で製品の発表にこぎつけたことになります。1年以上という開発期間について「長い」と思われる読者もいらっしゃるかもしれませんが、エンジニアにとっては厳しいものだったそうです。

 

「通常、このようなデバイスの開発には、11か月程度の期間を要します。製品の構想ができてからすぐに開発を始める必要があり、スケジュールはハードになりました。FCCLでは、商品化の可否を決める『企画判定会議』、開発サイドで製品のコスト・性能面のバランスを見極める『開発審議会』という2つの会議をクリアしなければ商品化ができないのですが、このうちの開発審議会が大きな難所になりました」(小中さん)

 

世界最薄・最軽量を叶えたエンジニアの執念

なぜ、開発審議会が難航したのか。それは、「新しいものを作りたい」という同社エンジニアの執念によるものでした。

 

「クリエイティブなユーザーに『これなら新しいものを創造できそう』と思わせられるようなデバイスを作ろうとしていたのですが、開発審議会に上がってきた初期の案は、案外”普通”なものでした。既存の枠組みにとらわれないというこだわりが企画の出発点でしたから、もっと軽くしたい、ベゼルを小さくしたい、デザインを洗練させたい……といったふうに、何度も案が跳ね返されたんです。その過程で、当初は7.28mm厚で開発していた本体も、7.20mm厚と、さらに薄型化されました」(小中さん)

↑プロダクトマネジメント本部 第一開発センター 内田哲也さん。FMV LOOXの装置開発を担当。開発審議会では、本機を「新しい」ものにするため、多くの厳しい意見を出し続けたといいます。取材では、苦笑いを浮かべながらその苦労を語ってくれました

 

本機のコンセプトのひとつである「想像できる軽さ」。それを実現するための構造開発を担当したのが青木伸次さんです。

 

「小型化にあたっては、ただサイズを小さくするだけでなく、内部の熱をどう逃すのかが課題でした。また熱が一部に集中してしまうと、機械の寿命が短くなってしまうので、熱の均質化も行う必要がありました」(青木さん)

プロダクトマネジメント本部 第一開発センター 青木伸次さん。小型化にあたっての苦労を語ってくれた青木さん。語り口は冷静でしたが、開発への熱意がこもっていました

 

試行錯誤の結果、本機には、ヒートシンク、ヒートパイプ、さらには高い熱伝導率を誇るグラファイトのフィルムが内蔵されました。この3つが組み合わせることで、ファンレスであることをものともしない、高い放熱性、熱の均一化を実現しています。

 

↑青木さんが腐心して開発したFMV LOOXの内部。青木さん曰く「軽くしたかったので、実はスカスカになっています」

 

「クリエイティブに使ってほしい」という想いが結晶した、多彩な機能

FMV LOOXは、独自の機能を複数搭載しています。その際たるものが、外部連携機能「クリエイティブコネクト」(上写真)とワコムの新技術「Wacom Linear Pen」です。これらの機能は、本機が初搭載。Wacom Linear Penに至っては、ワコム製のペンタブレットにすら未だ搭載されていない最新の技術。PCである本機は、世界最新鋭のペンタブレットでもあるのです。

↑外部連携の技術開発を担当したコンシューマ事業本部 日浅好則さん。「ユーザーがFMV LOOXをクリエイティブに使えるように、連携できる外部端末を少しでも増やしたい」という考えから、発表ギリギリまで調整を行いました

 

また、スピーカー、キーボードなどにもこだわりが詰まっています。たとえば、ボディの背面に搭載された4つのスピーカーは、本体の小ささを感じさせない力強い音を鳴らします。しっとり、上品に響くその音は、小型スピーカーの音にありがちなシャリシャリ感とは無縁です。

 

キーの中央が凹んだ形状になっているキーボードは、携帯性は維持しつつも堅牢な作り。叩いてみるとしっかりした反発があり、打鍵感にはいい意味で2in1デバイスらしさがありません。小中さんが「ユーザーが創造性を発揮する前に、疲れてしまってはいけない」と語るように、使用者のクリエイティビティを最大限引き出すための操作性を追求した結果生まれた、オリジナルのキーボードです。

 

11年ぶりに復活した「LOOX」の名が意味するもの

あらゆるこだわりが詰まった、今回のFMV LOOX。この製品名にも特別な意味があります。LOOXは「Look at “X”-perience」の略。このXは「変化、無限の可能性、体験」といった意味であり、本機が「未来の変革をみすえた革命的なデバイス」であることを表しています。

 

そして、「LOOX」という名の端末が発売されるのは今回が初めてではありません。実は同社、これまでにも同一の名称を冠した端末を発売しています。とはいえ、LOOXの名に聞きなじみのない読者もいるでしょう。それもそのはず、”新たなLOOX”が世に出るのは、実に11年ぶりのことなのです。

 

“直近のLOOX”は、2011年に発売された携帯電話「LOOX F-07C」。Windows 7搭載の携帯電話という新規性がウリのF-07Cは、発表当時、大きな注目を集めました。またそれ以前には、背広の内ポケットに入るサイズの超小型PC「LOOX U」も発売しています。LOOXの名は、超小型PCのラインナップで使われてきた名称です。

 

長らく封印されてきた名称が復活した要因は、本機に対する全幅の自信。そもそもFCCLにとって、LOOXの名称は軽々しく使えるものではありません。LOOXの示すところが「未来の変革をみすえた革命的なデバイス」である以上、それに相応しい製品でない限り、命名できないのです。

 

「LOOXは、FCCLが『これは革命的だ!』と自負する端末が生まれたときにつける名前なんです。かつてのLOOXも、企画当初からその名で売り出そうと決めていたことはありませんでした。今回も、企画の後半段階になってこの商品名にするという意見が出たことが、名付けのきっかけになっています。この商品名は、”かつてないほどクリエイティブに使えるタブレットができた”という、会社としての自信の証です」(小中さん)

 

FMV LOOXの発売は、6月中旬と発表されています。その時期までまだ間がありますが、この夏、本機がもたらす革新に期待が高まります。

 

撮影/高原マサキ(TK.c/1枚目写真と人物)

世界最軽量モバイルPC「UH-X」と「QUADERNO(クアデルノ)」で仕事環境が激変! 新しい働き方をレポート

第11世代のインテル(R) Core(TM) i7-1165G7 プロセッサーを搭載し、世界最軽量の約634g(※)という軽さを実現した新「UH-X」が登場した。本機は、目に優しく、バッテリー性能に優れた電子ペーパー「クアデルノ」と一緒に持ち歩いても、その重さは1㎏以下。このコンビネーションが仕事を変える!

※:13.3型ワイド液晶搭載ノートPCとして世界最軽量。2020年9月1日時点、富士通クライアントコンピューティング調べ

 

世界最軽量ボディにパワフルCPUを搭載

富士通クライアントコンピューティング

FMV「LIFEBOOK UH-X/E3」

実売予想価格22万円前後

狭ベゼル化や、フットプリントの縮小、部材の見直しなどを実施することで、約634gという世界最軽量ボディを実現したモバイルノート。グラフィック性能が大幅に向上した第11世代Core i7プロセッサーを搭載する。

SPEC●OS:Windows10 Pro●CPU:インテル(R) Core(TM) i7-1165G7 プロセッサー●メモリ:8GB●ストレージ:約1TB SSD●バッテリー駆動時間:約11時間●サイズ/質量:約W307×H15.5×D197mm /約634g

★商品の詳細はコチラ!

 

↑天板には新たにカーボン素材を採用。発表時は世界最軽量だった前機種の約698gから約64gという大幅な軽量化を実現している

 

↑キーピッチ約19mmのフルサイズで、ストロークも約1.5mmと十分な深さを確保したキーボード。独立配置のカーソルキーも快適だ

 

↑USB Type-C端子とUSBType-A端子は各2基を搭載。端子類はキーボードの両脇に、左右に分けてバランス良く配置されている

 

↑ディスプレイ上部の狭いベゼル幅にウェブカメラを搭載。しかも、物理的なシャッターを備えており、突然のテレビ会議でも安心だ

 

膨大な資料を手軽に持ち歩き、直感的に書き込みできる!

 

富士通クライアントコンピューティング

QUADERNO(クアデルノ)

実売価格3万9800円(A5)、5万9800円(A4)

紙のような書き味を実現した薄さ約5.9mmの電子ペーパー。A5サイズで約251g、A4サイズで約350gという軽さを誇る。1回の充電で最長約3週間の利用が可能(※)で、内蔵メモリに約1万ファイルのPDFを保管できる(ファイルあたり約1MBとした場合)。

SPEC●ディスプレイ:10.3型1404×1872ドット(A5)、13.3型1650×2200ドット(A4)●内蔵メモリ:約16GB●対応無線LAN:IEEE 802.11a/b/g/n/ac●充電時間:約5.5時間●サイズ/質量:約W174.2×H243.5×D5.9mm/約251g(A5)、約W224×H302.6×D5.9mm/約350g(A4)

※:Wi-Fi機能およびBluetooth(R)機能オフの状態で、PDFドキュメントを1日60分間/30ページを閲覧し、閲覧中にペンによる書き込みを計1分間行った場合(使用時以外、本体はスリープモードに入れる)

★商品の詳細はコチラ!

 

↑ペン先にフェルトを使用した書き味の秀逸な専用ペン。消しゴムボタンとハイライトボタンを備え、手元で機能を切り替えられる

 

↑書き手の癖に合わせてペン先の位置を調整可能で、 違和感なく線を引ける。バックライトのないディスプレイなので目も疲れにくい

 

<QUADERNO×新UH-Xは「だから」働き方改革に強い!>

資料にペンで直接、直感的に書込める!

在宅勤務時は、なるべくペーパーレスで済ませたいもの。そんなとき、PDFに直接書き込めるクアデルノがあれば、印刷やスキャンといった手間ナシで、PC単体ではやりにくいチェック作業やコメント付けなどを快適に行える。

 

↑クアデルノは16階調グレースケールだが、 データ上は「青/赤」または「黒/赤」の2色のペンの色を使用できる。太さなども選択可能だ

 

PCとの連携性に優れ、オールデジタル化も容易

PC用アプリ「Digital Paper PC App」を用いることで、UH-Xとクアデルノの連携性は格段に向上する。初期設定を済ませれば、PC内のフォルダとクアデルノの同期が可能で、データのやり取りも一瞬。スマホ用アプリも用意されている。

 

↑アプリを使って、クアデルノと同期したいPC内のフォルダを指定。するとフォルダ内のPDFを、クアデルノで自由に読み書き可能

 

大量の資料を収納可能でフリーアドレスに強い!

クアデルノの利点は「書く」ことだけではない。16GBのメモリを内蔵しており、PDF化した紙資料を大量に保管し、持ち歩けるのも大きなメリットだ。フリーアドレスのオフィスでも資料確認時などに重宝する。

 

↑クアデルノ上ではファイルをサムネイル表示やリスト表示などで管理可能。検索にも対応しており、大量のファイルも扱いやすい

 

【開発チームに聞く「新UH-Xのココを見て」】

「軽さ」の価値がますます高く

働き方改革により、PCを持ち運ぶ機会が増加。昨今では、PCを使うシーンも多様化し、軽さの価値はますます上がっていると考えています。新UH-Xでは、天板にカーボンを採用したほか、筐体サイズを縮小。さらにユニット類や基板類などのぜい肉をそぎ落とし、世界最軽量の更新を実現しました。また、新UH-Xではキーボードの打鍵時の自然な打ち抜き感や「押した感」、Enterキーの静音性などもさらに進化しています。

 

↑新UH-Xでは、ディスプレイまわりを狭額縁化。筐体サイズを低減することで、さらなる軽量化を果たした

 

 

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★「QUADERNO(クアデルノ)」の詳細はコチラ!

 

撮影/高原マサキ(TK.c) イラスト/勝間田しげる