サムスンの次期スマートウォッチ向けソフトウェア「One UI 8 Watch」に関する情報がリークされ、新たな健康機能やGoogle Geminiの統合などが明らかとなりました。

この情報は、X(旧Twitter)のユーザー@DevOfIpos氏がOne UI 8 Watchのファームウェアを発見し、一部のアップデート内容を公開したことが発端です。さらに、Android AuthorityがAPK(Androidアプリのインストール用ファイル)を解析し、ファイル内のコードから新機能を推測しました。
今回判明した新機能は、以下の通りです。
ユーザーインターフェースの改善
-
サムスン製アプリの新しいカラフルなアイコンが導入
-
スマートフォン向け「One UI 7」と一致するデザインスタイル
-
新アプリ「ショートカット」が追加され、ホーム画面からアプリへ素早くアクセス可能
Google Geminiの統合
-
Googleアシスタントの代わりにGeminiを搭載
-
「Geminiアクション」機能により、カレンダーイベントの移動やメールの要約が可能
-
従来のアシスタント機能を拡張する形で実装される見通し
※GeminiがWear OS 6の標準アシスタントとなる可能性を示唆
新たな健康機能「抗酸化指数」の追加
-
時計の裏側のセンサーに親指を押し当てることで非侵襲的(注射針などを使わない)に測定
-
測定結果はスマートフォンで確認可能
-
「フィットネス」「ウェルネス」目的に限定され、医療診断や治療には使用できないと明記
「抗酸化指数」は、体内の抗酸化能力を示す指標であり、主に体内のベータカロテン濃度を測定して算出します。数値が高いほど、動脈硬化や糖尿病のリスクが軽減され、老化の進行が遅いとされています。
サムスンは今年後半、「Galaxy Watch 8」シリーズと同時にOne UI 8 Watchをリリースする予定と見られています。また、同社の新型折りたたみスマートフォンも7月に発表されると予想されており、これらが同時発表される可能性もあります。
Source: @DevOfIpos (X), Android Authority
via: 9to5Google