多才な4眼カメラ搭載スタンダードモデル! 「Galaxy A53 5G」ドコモ、au、UQモバイルで5月下旬以降販売開始

サムスン電子のモバイル製品ブランドであるGalaxyは、スタンダードモデルのスマートフォン「Galaxy A53 5G」を、NTTドコモ、au、UQ mobile向けに、5月下旬以降に販売開始します。

 

同製品は4眼カメラを搭載。精細な約6400万画素対応のメインカメラに加えて、細かなディテールも鮮明に捉える接写専用マクロカメラ、人間の視野角と同等約123度の風景をおさめる超広角カメラ、被写体との距離を把握し背景をぼかす深度測位カメラにより、幅広いシーンに対応します。光学式手振れ補正対応カメラを搭載し、うす暗い環境など手振れしやすいシチュエーションでも、ブレの少ないクリアな写真や動画を撮ることができます。

 

バッテリー容量は5000mAhで、最大2日間利用できます。25Wの急速充電にも対応。5Gに対応し、RAM6GBとROM128GBを搭載。指や顔での生体認証機能や防水・防塵機能も搭載しています。

 

屋外の直射日光下でも見やすく、鮮明な画面を実現する800nitの高輝度ディスプレイを搭載。大画面の約6.5インチで狭額縁ベゼル 「Infinity-O Display」を採用したディスプレイはリフレッシュレート120Hzに対応。環境に合わせブルーライトを自動調整する機能により、目の疲れを軽減できます。

 

前機種よりもハイパワーになったステレオスピーカーは、立体音響技術「DolbyAtmos」に対応。左右に搭載されたスピーカーから出る大音量でクリアな音質により、スピーカー使用時だけでなく、イヤホン使用時も迫力のサウンドを楽しめます。

 

パッケージには再生紙を利用し、サイドボタンとSIMカードトレイにポストコンシューマー素材を使用することで、環境に配慮しています。

 

カラーバリエーションは、やわらかな印象のパステルカラーを基調とした「オーサム ブルー」「オーサム ホワイト」「オーサム ブラック」(※ドコモ版は半角スペースなし)の3色展開です。カメラ部分までシームレスに覆われたデザインを採用し、背面に特殊な加工を施すことで、指紋の目立ちにくい、滑らかな質感に仕上げています。

「Galaxy」日本初のSIMフリーモデル登場! 「Galaxy M23 5G」4万975円

サムスン電子のモバイル製品ブランドであるGalaxyは、スマートフォン「Galaxy M23 5G」を、Amazonと、Galaxyのショーケース「Galaxy Harajuku」で、4月21日に販売開始します。カラーバリエーションはディープグリーンとライトブルーの2色で、税込価格は4万975円です。

 

同製品は、「Galaxy Z Fold2 Thom Browne Edition」「Galaxy Z Flip Thom Browne Edition」などの数量限定特別仕様モデルを除いたオープン販路モデルとしては、Galaxyブランドとして国内初のSIMフリーモデル。

 

5000万画素のメインカメラを搭載。超広角カメラは人間の視野角と同等の123度の画角撮影が可能です。マクロカメラは、約40mmの近距離にある被写体でも精細に写し出すことができます。

 

写真や動画に多様なエフェクトを施すことが可能な「ファンモード」を搭載しているほか、「スーパースローモーション」で、より迫力のある撮影が可能。「シングルテイク」を使用すれば、シャッターを一度タップするだけで、最新のAI機能により、10秒程の動画撮影から複数のベストショットを自動で抽出してくれます。

 

約6.6インチの大画面に狭額縁ベゼル「Infinity-V Display」を採用。120Hzのリフレッシュレートに対応しています。RAM6GBとROM128GB搭載に加え、5Gにも対応。バッテリー容量は5000mAhで、25Wの急速充電も可能です。

 

通話中のマイクモードでサウンドを自由にコントロールすることも可能で、周囲のノイズを軽減したり、周囲の音も拾いながら音声をクリアに届けたりと、自由なコントロールが可能です。別売りステレオヘッドセットやBluetoothスピーカーを用意すると「Dolby Atmos」が利用できます。

 

また、対象期間中に同製品を予約期間購入・応募すると、全員に「Micro SDカード(256GB)」をもれなくプレゼントする“日本上陸記念「Galaxy M23 5G」予約期間購入キャンペーン”も実施。詳細は、キャンペーンの特設サイトをご覧ください。

海外でGalaxy折りたたみスマホから「Z」が消える

韓国サムスンは海外の一部地域にて、折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold3 5G」「Galaxy Z Flip3 5G」の商品名から「Z」の文字を削除していることが確認されています。

 

現在も進行している、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻。その際にロシアは自軍の認識記号として「Z」の文字を、戦闘車両などにマーキングしています。そしてロシアへの国際的な非難が高まる中、さまざまな企業が「Z」の文字を自社の製品/ブランド名から外す動きが出ているのです。

 

今回サムスンがGalaxy Z Fold3 5G/Flip3 5GからZの文字を外したのは、リトアニア、ラトビア、エストニアの3カ国。これらのバルト三国は一時は旧ソ連に編入されていたものの、反ロシア感情が高い国々として知られています。そのような国民感情に配慮して、サムスンはまずこれらの国々にてブランド名を変更したことが推測されます。

 

サムスンはロシア向けの経済制裁として、すでにスマートフォンだけでなく全ての製品の出荷を停止しています。また同様に、韓国LGや米アップルもロシア向けの製品出荷を中止しているのです。

 

記事執筆時点(2022年4月1日)では、日本向けのサイトでは「Galaxy Z Fold3 5G」「Galaxy Z Flip3 5G」の名称は変更されていません。しかしロシアへの国際的な非難が益々高まる中、特にヨーロッパやアメリカにて、同様の製品名の変更が行われる可能性は高そうです。

 

Image: サムスン電子

Source: サムスン電子, 9to5Google

キツネのデザインがかわいいGalaxy! 「Maison Kitsune」コラボのWatch4とBuds2を限定発売

サムスン電子のモバイル製品ブランドであるGalaxyは、「Maison Kitsune(メゾン キツネ)」とコラボレーションした最新スマートウォッチ「Galaxy Watch4 Maison Kitsune Edition」と最新ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds2 Maison Kitsune Edition」を、11月20日から台数限定で発売します。

↑Galaxy Watch4 Maison Kitsune Edition

 

Maison Kitsune Aoyama、Maison Kitsune Osaka、Maison Kitsune ShinPuhKan Kyoto、Amazon、Galaxyのショーケース「Galaxy Harajuku」にて販売。11月9日からは、Maison Kitsune3店舗とAmazonで、予約の受付を開始しています。価格はGalaxy Watch4 Maison Kitsune Editionが4万8400円、Galaxy Buds2 Maison Kitsune Editionが3万217円です。

↑Galaxy Buds2 Maison Kitsune Edition

 

Maison Kitsuneは、パリと東京を拠点とし、インスピレーションあふれるユニークな「アール・ド・ヴィーヴル(フランス語で「暮らしの芸術」)」を発信し続けるライフスタイルブランド。

 

Galaxy Watch4 Maison Kitsune Editionの本体は、ムーンロックベージュの上質な色合いで、マット仕上げのロゴが刻印。Maison Kitsune仕様の文字盤と、フォックス形の切り抜きが施されたラバーストラップ、手書きロゴがプリントされているレザーストラップ(計2種)で、自分仕様のデザインにカスタムできます。

 

Galaxy Buds2 Maison Kitsune Editionは、付属のレザーケースに、フォックスヘッドのロゴを再考したデザインが施されています。右のイヤホンにはフォックスの上半身、左のイヤホンには下半身がプリントされており、サウンド体験だけでなく、ファッションアイテムとしても遊び心のあるデザインとなっています。

 

ブランドの音楽レーベル「Kitsune Musique」によって作成された特別なポッププレイリストをお楽しみいただくことが可能。Galaxy Watch4 Maison Kitsune Editionに同梱されたNFCカードや、Buds2のレザーケースをGalaxyスマートフォンにかざすと、Maison Kitsune専用テーマをダウンロードできます。

 

 

 

※Kitsuneeは、アキュートアクセント付きが正式な表記です

Google Playのアプリが使えるスマートウォッチ「Galaxy Watch4」に注目! ノイキャン搭載の「Galaxy Buds2」も

サムスン電子は、折りたたみスマホ「Galaxy Z Fold3 5G」「Galaxy Z Flip3 5G」の発表に合わせ、スマートウォッチ「Galaxy Watch4」や、完全ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds2」も発表しました。

 

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Android陣営に出戻りのスマートウォッチ「Galaxy Watch4」

Galaxy Watch4シリーズは、数世代ぶりにGoogleのAndroid系OSを搭載し、アプリの幅が広がりました。Wear OS by Google搭載となり、Google Playで公開されるスマートウォッチ向けアプリを導入できるようになっています。

↑Galaxy Watch4。auでは4G LTE版も販売されます

 

スマホの通知が見られるだけでなく、OS単体でGoogle マップのナビ機能など、Google系のアプリも使えるようになっています。音楽アプリのSpotifyなど、サードパーティーのアプリにも対応するようになり、活用の幅が広がったといえるでしょう。

↑Google Playのアプリを使えるようになりました

 

Galaxy Watch4シリーズは、標準モデルの「Galaxy Watch4」と、メカニカルウォッチ風デザインの「Galaxy Watch4 Classic」の2種類があります。前者はよりシンプルでコンパクトなモデル、後者は腕時計らしい質感の高い上位モデルとなっています。

↑上位モデルのGalaxy Watch4 Classic。回転ベゼルでダイヤル操作にも対応

 

Galaxy Watch4 Classicは、前身のGalaxy Gearシリーズからおなじみの「物理回転ベゼル」を装備。時計のベゼルを回して操作できる使い勝手は旧来モデルと変わりません。

 

スマホと同期して使えるのはもちろんのこと、時計本体でWi-Fi接続して、アプリを直接インストールすることも可能。Gmailなどのスマートウォッチ向けアプリも、Wi-Fiにさえつながればどこでも利用できます。

 

Bluetoothでイヤホンと接続して、単体で音楽再生も可能。時計本体に音楽をダウンロードしておけば、時計とイヤホンだけで音楽を聴けます。朝のランニングなど、荷物を減らしたいときに便利な使い方になりそうです。

 

新たな機能として、世界初という「体組成計測」の機能を搭載。指の状態をセンサーで読み取って、体脂肪率や骨格筋率といった、体組成計で測れる機能を測定できます。測定のためには腕時計を一度緩めて、指を当てる操作が必要になるため、常時計測できるというわけにはいきません。ただし、外出先でも計測できるので、移動が多い人の体調管理には便利そうです。

↑新たに骨格筋率などを計測可能に。持ち運べる体組成計です

 

そのほか、心拍数の計測やストレスチェック、活動量の測定といった使い方にも対応。睡眠時の計測では、睡眠中の血中酸素量計測にも新たに対応しました。なお、海外で提供されているモバイル決済機能は、日本向けの対応は未定となっています。

 

Galaxy Watch4はauでも販売。初のeSIM対応

Galaxy Watch4は、日本向けとしては初めて、4G LTE対応モデルが用意されます。auでの販売が予定されています。

↑Galaxy Watch4。心拍数測定では睡眠中の測定にも新たに対応

 

4G LTEモデルなら、スマホが手元にない状態でもモバイル通信でアプリを使えます。また、Galaxy Watch4はauの「ナンバーシェア」(スマホ契約に追加で月額350円)に対応しており、スマホの電話番号と同じ番号で通話の発着信も可能です。これにより、例えば時計とイヤホンだけを装着して外出しているときにも、スマホ宛に届いた電話を受けることができます。

 

これまで、ナンバーシェアサービスはApple Watchのみに提供されてきましたが、今回WearOSのスマートウォッチにもサービスが拡大される形となっています。

 

auでは標準モデルの「Galaxy Watch4」のみを取り扱う予定。上位モデルの取り扱いについては未定となっています。また、Galaxy Watch4シリーズの4G LTE版については、現状ではauでの販売予定のみが公表されています。家電量販店など、au以外で販売されるかについては未定となっています。

 

ファッショナブルなそら豆型イヤホン「Galaxy Buds2」

完全ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds2」も発表されました。Galaxy Budsシリーズの標準モデルで、パステル調の新カラー4色で展開します。イヤホンの形状は、多くの人の耳にフィットするような形状を模索した結果というそら豆型で、片耳の重さはわずか5.0gと軽量。最大98%のノイズを遮断できるというアクティブノイズキャンセリング(ANC)にも対応します。

↑完全ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds2」

 

イヤホンとしても高性能で、小さなボディにトゥイーターとウーファーの2wayスピーカーを搭載。外音を集める2基の指向性マイクと、通話用のマイクの合計3マイクが詰め込まれています。音楽の連続再生時間は単体で5時間(ANC使用時)、ケース併用で20時間となっています。

↑手に収まるコンパクトサイズ

 

↑小さなボディに2wayスピーカーと3つのマイクを搭載しています

 

Galaxy Budsシリーズは、最上位モデルの「Galaxy Buds Pro」と、オープン型のエントリーモデル「Galaxy Buds Live」が発売済み。新モデルを加えて3つのモデルから選べるようになりました。

 

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ドコモとauが「Galaxy Z Fold 5G/Z Flip 5G」を予約開始! 折りたたみスマホ初の防水・おサイフ対応

サムスン電子の第三世代の折りたたみスマホ「Galaxy Z Fold3 5G」と「Galaxy Z Flip3 5G」が日本向けに発表されました。

↑Galaxy Z Fold3 5GとGalaxy Z Flip3 5G

 

前作まではau独占モデルでしたが、今年はNTTドコモでも取り扱われます。両キャリアでは9月8日より購入予約の受付を開始。それぞれ10月上旬以降に発売予定としています。

 

おサイフケータイと防水に初対応

Galaxy Z Fold3 5G/Galaxy Z Flip3 5Gの両機種は、折りたたみスマホとしては初めてとなる「防水」と「おサイフケータイ」に対応。これまでのGalaxyスマホと同じように、水回りで使ったり、Suicaなど電子マネーが使えるようになっています。

 

縦折り型のGalaxy Z Fold3は、折りたたんだ状態でも縦長のスマホとして使える上に、広げるとタブレットのような大画面で使えるという変幻自在な折りたたみスマホです。

↑Galaxy Z Fold3 5G。今年はNTTドコモとauの2キャリアで販売されます

 

↑内開きのフォルダブル(折りたたみ)ディスプレイに加えて、外型にも縦長のディスプレイを装備

 

今回新たにメインディスプレイで「Sペン」に対応。これまでのGalaxy Noteシリーズのように、手書きでメモを取ったり、スケッチしたりできるようになりました。

↑折りたたみスマホ初のSペン対応。画面を傷つけない新型Sペンが開発されました

 

このSペンはGalaxy Z Foldシリーズのために新開発されたもので、ペン先が柔らかく、画面を傷つけない形状になっています。

 

メインディスプレイはサイズは6.7インチで、縦横比は比22.5:18と、正方形に近い画面比率を採用。ちょうど新書版の見開きほどの大きさで、電子書籍は見やすく表示できるでしょう。リフレッシュレート(画面書き換え数)は10Hz~120Hzの可変駆動に対応し、画面を流し見したときに残像を感じにくく、目への負担が軽減できます。

 

閉じたときに使う外側のディスプレイは6.2インチで24.5:9とかなりの縦長。120Hzの高速駆動にも対応しています。なお、外側ディスプレイではSペンは使えません。外側のディスプレイでアプリなどを操作している時に端末を開くと、内側のメインディスプレイに表示が切り替わり、スムーズに使い続けられます。

 

さらに、メインディスプレイは大きい画面で使えるというだけにとどまりません。3つのアプリを同時に開ける、独自のマルチタスク機能を備えています。例えば、画面の左半分にメールアプリを開きつつ、右半分にはカレンダーと地図を上下に表示するといったように、複数のアプリを自由自在に展開できます。Windowsでいうタスクバーのような機能もあり、よく使うアプリの組み合わせを登録して、一度に開くように設定できます。

↑3つのアプリを同時に展開。講演を録音しながらメモを取り、さらに調べ物もできそう

 

マルチウインドウの呼び出しの操作はややクセがあり、使いこなすには慣れも必要です。ただし、表示の切り替えは敏捷で、3つのアプリを同時に開いても軽快に動作していました。例えば、メールや地図とカレンダーをいったり来たりしながら使うようなタスクには、このスマホを使い込んでいけばスムーズにこなせるようになりそうです。

 

また、一部のアプリでは、Galaxy Z Foldの画面の形にあわせた表示にも対応しています。例えば、Galaxy純正のメールアプリでは、画面の左半分にメッセージ一覧を表示して、右半分にトーク画面を表示するといったように、大きな画面を有効活用できます。

 

画面の形にあわせた表示は、ChoromeやGmail、YouTubeといったGoogle系のアプリや、Microsoft OfficeやOutlookなどのマイクロソフト製のアプリでも対応が進んでいます。Google Playの人気アプリのトップ100のうち、半数ほどで対応できる見込みとしています。

↑フレックスモードでYouTobeを表示すると、上画面に動画、下部にコントローラーという形に

 

背面カメラは望遠、広角、超広角の3眼を装備。ただし、背面カメラのハードウェア自体は前世代のGalaxy Z Fold2 5Gから変わっていません。

↑メインカメラは超広角、広角、望遠の3眼仕様。性能は前モデルとほぼ同等

 

フォルダブルディスプレイ側のインカメラは、Galaxyとしては初めて画面下インカメラを装備しています。使わないときはディスプレイに埋もれて目立たなくなるという仕掛けですが、実機を見るとインカメラの部分はやや粗目な表示になっており、完全に隠れているわけでもありません。

↑メインディスプレイには「ディスプレイ下インカメラ」を内蔵し、カメラを目立ちにくくしています

 

モバイル通信では、5Gのミリ波帯にも日本向けのGalaxy Z Foldシリーズとして初めて対応。5Gのミリ波帯は提供エリアが限られていますが、エリアに入れば超高速な通信ができるという特性があります。

 

なお、Galaxy Z Fold3を含め多くのAndroidスマホでは、販売キャリアの提供するネットワークに最適化されています。5Gの通信性能を最大限に生かしたいと思うなら、NTTドコモ網で使うならドコモ版を、au網で使うならau版を選ぶのをおすすめします。

 

折りたたみスマホの初代モデル「Galaxy Fold」は画期的なスマホであったものの、防水に非対応だったり、外側のディスプレイが小さいといった弱点が多く存在するモデルでもありました。今回で3世代目となるGalaxy Z Fold3は、そうした弱点を1つ1つ潰した結果、より洗練されたスマホに仕上がっています。

↑歴代Galaxy Z Foldシリーズ。折りたたみ機構の改善が進み、ディスプレイも高性能になっています

 

Galaxy Z Fold3のあえて難点を挙げるとするならば、やはり272gという重さは、片手持ちで使うには腕に負担がかかるようにも思えます。それこそ手帳のように、ビジネスバッグに入れて使うのがピッタリなスマホかもしれません。

 

また、価格も下がってはいるものの、スマホのなかではもっとも高い部類に入ります。NTTドコモの販売価格は、税込23万7600円となっています(ドコモオンラインショップでの直販価格)。au版の価格は発表時には未定。

 

なお、発売記念のキャンペーンとして、発売日までの予約・購入でSペン付きの「Flip Coverケース」と完全ワイヤレスイヤホン「ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds Pro」」がもらえるキャンペーンが実施されます。

↑合皮のケースを装着すると、まるで手帳のような見た目に

 

防水・おサイフ対応になった「Galaxy Z Flip3 5G」

Galaxy Z Flip3 5Gは、同じ折りたたみディスプレイを使いつつも、“小さなスマホ”を指向した1台です。

↑Galaxy Z Flip3 5G。コンパクトにたためるスマホです

 

スマホでWebサイトやSNSを観るには、縦長で大きな画面のほうが便利なのは間違いありません。ただし、あまり画面が長くなりすぎると、今度はポケットやカバンへの収まりが悪いという新たな問題が不便が生じてきます。

 

Galaxy Z Flipシリーズは、画面を半分にたためるようにして、縦長画面と持ち運びの良さを両立しています。ある意味、折りたたみケータイへの先祖返りともいえるかもしれません。

 

こちらも3世代目となるGalaxy Z Flip3 5Gでは、デザインを一新し、防水とおサイフケータイに対応しました。スペックも最新のハイエンドスマホとして相応しいものになっています。

↑歴代Galaxy Z Flipシリーズ。今作はやや角張った形状となりました

 

内側の折りたたみディスプレイは6.7インチで、縦横比は21.9:9と縦長寄り。Z Flipシリーズとしては初めてのリフレッシュレート120Hz対応の高速駆動ディスプレイを搭載。画面操作した時の表示がなめらかになりました。

↑120Hz駆動のなめらか表示でスマホ向けWebサイトやSNSの縦移動が快適になります

 

外側のディスプレイは通知用ですが、時計ウィジェットで華やかに飾れるようになりました。通知も複数行で表示できるため、より実用的になっています。

↑背面ディスプレイでカメラのプレビューを表示して、手をかざしてシャッターを切れます

 

使える機能は他の多くのスマホと大差ないといってしまえばそれまでですが、折りたたんだ時のたたずまいはほかのスマホにはない独特な魅力を感じます。今回、日本に投入されるカラーバリエーションはキリっとした漆黒「ファントム ブラック」と、柔和な印象の「クリーム」の2色。Galaxy純正のケースも多数投入予定で、ケース選びでもより自分らしさを主張できます。

↑カラバリは2色

 

前世代モデルと比べると角ばった形状になり、やや厚みが増していますが、ガラスと合金で覆われたボディはより高級感を増しています。おサイフケータイへの対応は、持ち運び自在なGalaxy Z Flip3の活躍の幅をさらに広げることになりそうです。

 

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グーグルとの協力で便利になったGalaxy Watch 4は打倒Apple Watchなるか

サムスン電子は11日、「Galaxy Unpacked」イベントでスマートウォッチ「Galaxy Watch 4」シリーズと、完全ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds2」を発表しました。特にGalaxy Watch 4シリーズは、グーグルとの連携により、多くのアプリに対応するなど、飛躍的な進化を遂げています。

 

なお、このイベントではフォルダブル(画面折りたたみ型)スマートフォン2機種も発表されています。詳細は下記の記事でご覧ください。

 

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おなじみのアプリが使え、グーグル系のサービスと相性がよくなったGalaxy Watch 4

発表されたスマートウォッチは、スポーツウォッチ型のスタンダードモデル「Galaxy Watch 4」と上位モデルの「Galaxy Watch 4 Classic」の2モデル展開。米国での価格は、それぞれ249.99ドルと349.99ドルとなっています。

 

↑左がGalaxy Watch 4、右がGalaxy Watch 4 Classic

 

Galaxy Watchシリーズは今回、大きな変化を遂げました。サムスン電子が独自に開発していた「Tizen OS」が、グーグル系の「Wear OS」に統合。Android向けのGoogle Playストアから、Galaxy Watch 4シリーズにアプリをインストールできるようになりました。

 

これにより、音楽配信サービスのSpotifyの曲をGalaxy Watch 4シリーズから再生したり、Gmailに届いたメールに音声で応答したりと、スマホを取り出す必要なく、操作できるようになりました。

 

また、OSの統合によって、グーグル系のサービスを本格的に活用できるのも、これまでのGalaxy Watchシリーズにはなかったメリットと言えるでしょう。具体的にはGoogle マップのナビゲーション機能や、Google Payのタッチ決済などが使えるようになります。

 

↑WearOS by Google搭載のスマートウォッチではおなじみのGoogle マップのナビゲーション機能が、Galaxy Watch 4シリーズでも使えます

 

もちろん、Galaxy Watchシリーズならではの便利な使い勝手も残されています。たとえば、ベゼルをなぞってスクロールすることで画面を切り替える「回転ベゼル」機能は、Wear OS上でも再現。上位モデルのGalaxy Watch 4 Classicでは物理的な回転ベゼルを搭載し、スタンダードモデルのGalaxy Watch 4では、タッチパネルで回転ベゼルの操作感を実現しています。

 

↑心拍数の確認画面やウィジェットの追加画面に切り替えられる回転ベゼル機能

 

また、Galaxy Watch 4シリーズはAndroidスマホやiPhoneと連携できますが、Galaxyスマホと連携すると、より快適に使えるように設計されています。たとえば、スマホで設定したホーム画面のテーマを時計の盤面(ウォッチフェイス)に反映させたり、スマホで設定したアラームを時計から鳴らしたりできます。

 

世界初の“体組成計”機能搭載

Galaxy Watch 4シリーズは、スマートウォッチとしては世界初となる機能も搭載しています。それが、生体電気インピーダンス分析(BIA)法による健康状態の分析機能です。

 

このBIA法は、体組成計などでよく使われている技術で、体に微弱な電力を流して、その伝わり方で骨格筋量や体脂肪率、体水分率などを分析します。要するに、これまで体組成計に乗って測っていたような健康に関する情報を、スマートウォッチを身に着けるだけで常に確認できるようになる、というわけです。

 

もちろん、スマートウォッチでは一般的な、歩数や活動量の計測にも対応。心拍数を測定する機能も備えています。

 

また睡眠分析では、スマホと連携した「いびき検知」機能も搭載。自分では気づきにくい睡眠中のいびきを、枕元のスマホで検知して記録し、睡眠状態と合わせて確認できます。

 

再結集でApple Watchに対抗か

数年前まで振り返ると、Galaxy Watchシリーズは、もともとグーグル系のOS「Android Wear」を採用していました。その後、サムスン電子はスマートウォッチでグーグルと袂を分かち、主導で開発したTizen OSに乗り換えました。

 

一方でAndroid Wearは、2018年に「WearOS by Google」に改称。グーグルは独自のスマートウォッチを作らず、米フォッシルやカシオ、中国OPPOなどのメーカーにOSを提供する形で製品展開を進めてきました。

 

一度違う道を選んだサムスン電子とグーグルが再びOS統合に踏み切った背景には、スマートウォッチでも大きなライバルとなっているアップルの存在があります。

 

WearOS by GoogleもTizen OSも順風満帆とは言えず、米Counterpointの調査によると、2021年第1四半期の出荷台数のOS別シェアでは、Tizen OSが2位の8.0%、WearOS by Googleが5位の3.9%にとどまっています。首位はApple Watchを擁するアップルで、同社のwatchOSのシェアは33.5%と圧倒的に高く、さらに市場シェアを広げています。

 

↑米Counterpointの調査結果から

 

つまり、スマートフォン向けOSではアップルとシェアを二分しているグーグルも、スマートウォッチを含むウェアラブルデバイスの分野では、苦戦を強いられている状況でした。一方のサムスン電子はTizen OSで善戦していたものの、Galaxyスマホとの組み合わせでシェアを拡大し続けていくことは難しいと判断し、グーグルとの提携を選んだということになるでしょう。

 

またグーグルは、フィットネス系のウェアラブルデバイス市場で大きなシェアを持つFitbitを買収し、WearOS by Googleの開発チームに組み入れています。サムスン電子がGalaxy Watchで培った開発実績と、Fitbitのヘルスケア技術、そしてグーグルが作り上げたアプリ開発者のコミュニティという3つの強みを持ち寄って、アップルに対抗しようという思惑がありそうです。

 

アクティブノイズキャンセリングに対応した豆粒型のイヤホン「Galaxy Buds2」

冒頭でも触れましたが、11日のイベントでは、完全ワイヤレスイヤホンの「Galaxy Buds2」も発表されました。Galaxy BudsはアップルのAirPodsとも違う、豆粒のような独特な形状のイヤホンです。米国での価格は149.99ドルとなっています。

 

↑Galaxy Buds2

 

カラーはOlive、Lavender、White、Graphiteの4色。充電ケースは白色で、開くと本体色に合わせたカラーが現れる“裏地に凝る”色合わせになっています。

 

↑4色のカラバリをそろえたGalaxy Buds2。ケースには「Sound by AKG」の文字が入っています

 

曲面を多用したイヤホンの形は、多くの人の耳穴にフィットし、一日中着けていても疲れにくいとしています。さらに、人それぞれに違う耳の穴の形状を分析して、個人に合わせた聴こえ具合にチューニングする機能も搭載しています。

 

↑疲れにくい形状とうたうイヤホン本体

 

また、ノイズ音を低減するアクティブノイズキャンセリング(ANC)に対応し、周囲の音を最大98%カットできるとしています。ANCのための集音マイクとして、一つのイヤホンに3基のマイクを装備したことで、この高いノイズキャンセリング性能を実現したとのこと。

 

バッテリーはANCオンで5時間の連続使用に対応。ANCオフなら7.5時間利用できます。これに加えて、バッテリー付きケースを併用すれば、最大20時間利用可能。充電は専用ケースのUSB Type-C端子から行えます。

 

このほか、Bluetooth 5.2をサポートし、アプリを用いたスマホやPCとの接続にも対応。GalaxyスマホとGalaxy Watchの組み合わせなら、接続先のスマホとスマートウォッチを自動で切り替えることも可能です。たとえばちょっとランニングをするときに、スマホは家に置いたまま、スマートウォッチとGalaxy Buds2という組み合わせで音楽を楽しめます。

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

新型縦折りスマホ「Galaxy Z Flip3 5G」登場、リフレッシュレート120Hz対応でSNSなどがより見やすい

↑Galaxy Z Flip3 5G

 

サムスン電子は8月11日、縦折りタイプのフォルダブルスマートフォン「Galaxy Z Flip3 5G」を発表しました。画面を縦折りにしてコンパクトに持ち歩けるAndroidスマホで、今回折りたたみスマホとしては初めての防水対応となりました。

 

同時に横折り型の「Galaxy Z Fold3 5G」と、スマートウォッチ「Galaxy Watch 4」、完全ワイヤレスイヤホンの「Galaxy Buds2」も発表されていますが、ここではGalaxy Z Flip3 5Gを紹介します。

 

持ち運びラクラクなコンパクトスマホ

Galaxy Z Flipシリーズは、縦長ディスプレイのスマホをコンパクトに持ち運べる、デザインにこだわったスマートフォンです。画面を半分に縦折りすると、コンパクトミラーのような形になり、小さなポケットやポーチにもすっぽりと収まります。

 

↑大型ディスプレイ搭載のスマホがメインとなった今、こうしてポケットに収まるデザインのモデルはうれしいところ

 

開いたときの画面サイズは6.7インチで、このときに使える機能は一般的なストレート型のスマホとほぼ同じ。また、アスペクト比は21.9:9とかなりの縦長です。比率で言えば「Xperia 1 III」よりも縦長になっています。WebブラウザーやSNSアプリを開いたときに、一度に多くの情報を表示できます。

 

↑ディスプレイの解像度は2640×1080ドット(フルHD+)。映像なども高精細な表示で楽しめます

 

サブ画面は華やかなうえに実用的に

Galaxy Z Flipシリーズはかつての折りたたみケータイのように「サブ画面」を搭載しています。カバーディスプレイと言われるこの画面は、前モデル「Galaxy Z Flip 5G」比で4倍の大きさの1.9インチへと刷新されました。

 

カバーディスプレイには待受画面として、さまざまなスタイルの時計を表示できます。また、スマートウォッチのGalaxy Watch 4とおそろいのデザインを選ぶことも可能です。

 

さらに、前モデルのカバーディスプレイでは、通知の文字は1行のみの表示となっていましたが、大型化したことで複数の通知が一覧可能になりました。これに加えて、縦にスクロールして過去の通知を遡って確認も可能です。

 

↑Galaxy Watch 4とおそろいの時計デザインにすると、統一感が生まれてグッとオシャレな印象に

 

↑スケジュールの表示も可能。いちいち開かなくても大事な情報はカバーディスプレイで確認できます

 

また、カバーディスプレイで音楽の再生・停止を操作したり、マナーモードなどを切り替えたりできるコントロールパネルも用意されています。

 

折りたたみディスプレイは120Hz対応でGetNavi webやTwitterを見やすい

Galaxy Z Flip3 5Gの進化点はいくつかありますが、使用感に関わるところでは、ディスプレイのリフレッシュレートが120Hz駆動に対応したことは大きな変化と言えるでしょう。ディスプレイの書き換え速度が高速になったため、たとえばアプリ上でスクロールしたときなどでも、なめらかに表示できるようになります。

 

特に、Galaxy Z Flip3 5G において120Hz駆動が威力を発揮するのは、縦長のページをひたすらスクロールするとき。たとえばGetNavi webのようなニュースサイトや、TwitterのようなSNSアプリを閲覧する際に効果を実感できるでしょう。動きがなめらかになるため、目への負担を軽減できます。

 

なお、ディスプレイは可変リフレッシュレート対応となっており、たとえば画像を表示しているときは自動でリフレッシュレートを下げて、消費電力を削減できます。つまり、使うシーンによって快適な表示と電池持ちの良いとこ取りをできるディスプレイなのです。

 

スタイリッシュなデザインはそのままにIPX8相当の防水仕様を採用

Galaxy Z Flip3 5Gは折りたたみスマホとしては初めて、防水への対応も果たしています。

 

↑IPX8相当の防水仕様で、水面で操作しても正常に動作することが確認されています

 

さらに、耐久性も向上しています。本体側面のフレームには新開発のアルミニウム合金「Armor Aluminum」を採用。落としたときに凹みが入りにくいようになっています。このほか、メインディスプレイには折り曲げ可能な極薄ガラスを採用したうえで、ひっかき傷を自己修復する画面コーティング材を新たに追加しました。

 

このように、防水対応かつより頑丈にしつつも、スタイリッシュなデザインは変わっていません。今回、折りたたんだときの形状が見直されて、ヒンジ部のスキマが減って、よりピタッと折りたためるようになっています。

 

また、画面サイズはそのままに、開いたときの横幅は72.2mmと前モデル比で1.4mm細くなりました。片手持ちで操作しやすくなっています。

 

↑片手でしっかりとホールドしやすいサイズ感に仕上がっています

 

チップセットは最新のSnapdragon 888搭載、ハイエンドクラスのスペックを実現

カメラは前モデルと同じく、背面カメラを2つ、インカメラを1つ搭載。背面カメラは超広角12メガピクセル(123度、F2.2)と広角12メガピクセル(F1.8、光学手ブレ補正対応)となっています。インカメラは10メガピクセルで、画面上部に穴を空けたような形状のパンチホール型を採用しています。

 

↑背面カメラは縦に2つ並ぶ構成

 

チップセットはSnapdragon 888(5nmプロセス、8コア)を搭載。メモリーは8GBと、2021年のスマホとしては最高クラスのスペック。内蔵ストレージは128GBまたは256GBとなっています。

 

生体認証は本体側面に指紋センサーを装備しています。また、開いたときの大きさは72.2×166.0×6.9mmで、閉じたときは72.2×86.4×17.1(ヒンジ部)~15.9mm(先端部)。重さは183gで、防水対応や耐久性を実現しつつも前モデルのGalaxy Z Flip 5Gと変わりません。バッテリー容量も3300mAhで前モデルと同じです。

 

4色の新デザイン&オンライン限定3色、日本での展開にも期待

米国向けのカラーバリエーションは、Cream、Phantom Black、Green、Lavenderの4色を展開。いずれもカバーディスプレイとカメラ部は黒色のツートンカラーで、マット調の落ち着きのある色合いとなっています。さらに、米国ではSamsung.comの限定カラーとして、White、Pink、Grayの3色もラインアップ。価格はいずれも999.99ドル~で、前モデル発売時の1449.99ドルという価格設定と比べると、大幅に安価になっています。

 

↑上から時計回りに、Phantom Black、Cream、Green、Lavenderモデル

 

↑左からWhite、Pink、GrayのSamsung.com限定カラーモデル

 

また、ファッションブランドThom Browneとのコラボレーションモデルは今回も展開予定。ブランドモチーフのトリコロールカラーをあしらったデザインモデルが発表されています。

 

日本国内での展開については、発表時点(8月11日23時現在)では明らかにされていませんが、前モデルのGalaxy Z Flip 5Gは国内ではauの独占販売となっていました。また、限定モデルのThom Browne EditionはSIMフリーモデルとしてGalaxy Harajukuや百貨店などで販売された実績もあります。今回のモデルの日本投入も十分期待できるでしょう。

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

「Galaxy Z Fold3 5G」発表。ついに防水&Sペン対応した折りたたみスマホの進化点

↑Galaxy Z Fold3 5G

 

サムスン電子は8月11日、フォルダブルタイプのスマートフォン「Galaxy Z Fold3 5G」を世界に向けて発表しました。折りたたみスマホとしては初めての防水とSペンへの対応が目玉となっています。

 

同時に縦折り型スマホ「Galaxy Z Flip3 5G」と、スマートウォッチ「Galaxy Watch 4」、完全ワイヤレスイヤホンの「Galaxy Buds2」も発表。ここでは、Galaxy Z Fold3 5Gを取り上げます。

 

折りたたみスマホとしては世界初の防水対応

Galaxy Z Fold3 5Gは、手帳のように折りたたんで持ち運べるAndroidスマホ。本体外側と内側に2つの画面があり、開くとタブレットのような大画面で、閉じても縦長スマホとして使えるという製品です。

 

そのGalaxy Z Fold3 5Gの注目点は2つ。「防水」と「Sペン」です。

 

防水仕様への対応は折りたたみスマホとしては世界初。防水規格のIPX8相当をサポートします。

 

↑水面下での使用が可能とされているIPX8相当の防水仕様に対応

 

サムスン電子によると、折りたためるディスプレイでの防水仕様に対応するのは、一般的なスマホよりもハードルが高かったといいます。開いたときはもちろん、折りたたんだときも防水仕様を実現しつつ、ヒンジ部分には耐水設計を施すなど、工夫を凝らしたことで防水に対応しています。

 

ついに実現したSペン対応

Galaxy Z Fold3 5Gのもう一つのトピックがSペンへの対応です。Galaxy Noteシリーズで人気を博してきたスタイラスが使えるようになりました。

 

Sペンは手書き感覚でスマホに書き込めるスタイラス。メモを取ったり、書類やスケジュール帳に書き込んだり、イラストを描いたりといったさまざまな使い方が可能です。

 

Sペンにはペンタブレットで長い実績を持つワコムの技術を採用。今回のGalaxy Z Fold3 5Gでは、折りたたみディスプレイに初めて対応することになります。内側に折りたためるディスプレイは、画面中央に浅い凹みがある構造ですが、ワコムはこうしたディスプレイでも滑らかに手描きできるようにチューニングを施したとしています。

 

↑Sペンの対応により、一般的なスマホより大きいディスプレイの活用の幅が広がります

 

なお、Sペンが使えるのは内側の折りたためるディスプレイのみ。外側の縦長のディスプレイはSペン非対応となっています。また、Sペンを本体に格納することはできません。

 

Galaxy Z Fold3 5Gの発売にあわせて、サムスンは2種類のSペンを用意。一つが「S Pen Pro」で、これはGalaxyシリーズ共通のSペンとなっており、タブレットのGalaxy Tabや2in1PCのGalaxy Bookでも使えます。

 

もう一つはGalaxy Z Fold3 5G専用の「S Pen Fold Edition」で、こちらはBluetooth非搭載のSペン。全長132.1mmと持ち運んで使うのに便利な小型サイズで、別売のGalaxy Z Fold3 5G専用ケースと組み合わせて、一緒に持ち歩くことが可能です。

 

メインディスプレイはインカメラが埋め込まれた仕様に

Galaxyシリーズこだわりのディスプレイも健在です。メインディスプレイは正方形よりの7.6インチ(2208×1768ドット)。閉じたときのカバーディスプレイは縦長の6.2インチ(2260×816ドット)となっています。

 

↑パネルには2020年発売の「Galaxy S20」から採用されたDynamic AMOLED 2Xを使っています

 

↑閉じたときのカバーディスプレイは縦型スリムな印象。Webページをスクロールしながら見る際に向いています

 

ディスプレイの大きさや解像度は、前モデルのGalaxy Z Fold2と同じですが、メインディスプレイ、カバーディスプレイそれぞれに変更点があります。

 

メインディスプレイでは、「ディスプレイ下インカメラ」をGalaxyスマホで初めて採用しています。ディスプレイにカメラを埋め込み、インカメラを使うときだけディスプレイの一部が透明になるという仕組みで、普段はインカメラが目立たず、ディスプレイをフル画面で使うことが可能です。

 

↑メインディスプレイの右上部分に設けられたカメラ。ディスプレイに埋め込まれており、あまり目立ちません

 

また、メインディスプレイはもちろん、カバーディスプレイも、120Hz駆動の可変リフレッシュレートに対応となりました。120Hzの威力がわかりやすいのは、WebブラウザーやSNSアプリでスクロールしたときで、残像が少ないため、目への負担を軽減できます。

 

折りたたみ形状はよりスタイリッシュに見えるようブラッシュアップ

Galaxy Z Fold3 5Gでは折りたたみ機構が見直され、紙を折ったときのようにピッタリとたためるようになっています。前モデルでは、折りたたんだときに底面がやや厚くなりましたが、Galaxy Z Fold3 5Gでは、より並行に近い形で折りたためます。

 

↑折りたたんだ状態。厚みは約16mmに抑えられています

 

折りたたんだときの横幅は67.1mmで、前モデルから0.9mmほど削減。より持ちやすい形状となっています。

 

また、本体の耐久性も高めたとしており、側面のフレームには新たに開発されたアルミニウム合金「Armor Aluminum」を採用。スマホで使われるアルミニウム素材としてはもっとも傷つきにくい素材で、落下時の傷への耐性が前モデルから10%向上したとしています。また、カバーディスプレイとカメラのレンズには米コーニングの強化ガラス「Gorilla Glass Victus」を採用。メインディスプレイには折り曲げられる極薄ガラスを使用し、ひっかき傷を自己修復するフィルムを新たに採用しています。

 

5つのカメラ搭載、メインカメラの解像度は前モデルと同じ12メガピクセル

Galaxy Z Fold3 5Gは、合計5つのカメラを搭載しています。背面のカバーディスプレイではない側に搭載されたメインカメラユニットは、超広角12メガピクセル、広角12メガピクセル、2倍望遠12メガピクセルというトリプルカメラ構成。カメラのスペックそのものは前モデルのGalaxy Z Fold2と共通です。

 

↑メインカメラは縦に3眼並ぶ構成

 

インカメラは外側のカバーディスプレイと、内側のメインディスプレイそれぞれに搭載。メインディスプレイ側は前述の通り、ディスプレイ下に埋め込まれたインカメラで、解像度は4メガピクセルと低めです。一方のカバーディスプレイ側は画面に穴を空けたようなパンチホール形状で、解像度は10メガピクセルとなっています。

 

↑カバーディスプレイ側のカメラは上部真ん中に搭載されています

 

大画面ならではの使い勝手も大幅改善、Webページの2画面並べて表示などが可能に

大画面ならではの使い勝手を向上するソフトウェア面での改善も実施されています。

 

Galaxy Z Fold3 5Gのメイン画面では、マルチタスク機能で3つのアプリを同時に起動することが可能。2つの縦長のアプリを並べて使うこともできます。

 

↑3つのアプリを同時に起動可能。アプリで調べ物をして、カレンダーを見ながら、メモを取るといった使い方もできます

 

今回、このマルチタスク表示をより便利に使える機能が実装されました。たとえば、ブラウザーで「新しいウインドウを開く」を選んだとき、これまで見ていたページと新しく開いたリンク先のページを2つ並べて表示できるようになっています。

 

また、画面右側に呼び出せる「タスクバー」はアイコンが小さくなり、Windows PCのような形状に。たとえばゲーム中にメッセージが来たとき、メッセージアプリを開いてからすぐゲームに戻るといった操作が簡単にできるようになりました。

 

このほかにも、一部のアプリではメニュー項目を小さく表示して大画面を活かせるような変更も加えられています。Galaxyの純正アプリはもちろん、Microsoft OfficeやGmail、Netflix、Spotifyなど、さまざまなアプリが大画面向けに最適化されるとしています。

 

↑Netflixは全画面表示で楽しめます

 

前モデルの主要機能は引継ぎつつも、機能・デザイン・使い勝手が追求されている

チップセットはクアルコム製のSnapdragon 888を搭載。5nmプロセスで設計された最新8コアCPUを内蔵しています。メモリーは12GBで、ストレージはUFS3.1規格で256GBまたは512GBを内蔵。バッテリー容量は4400mAhで、前モデルと比べると100mAh少なくなっています。また、5G通信をサポートします。

 

開いたときの大きさは縦67.1×横158.2×厚み6.4mmで、閉じたときは縦67.1×横158.2×16.0(ヒンジ部)~14.4mm(先端部)。重さは271gと、前モデルより11g軽くなりました。

 

オーディオではステレオスピーカーを内蔵し、サラウンド再生機能のDolby Atmosをサポートします。生体認証は本体側面に物理ボタン型の指紋センサーを装備。

 

前モデルのコンセプトや主要な機能はすべて引き継ぎつつ、新たにIPX8相当の防水とSペンへの対応が目玉となっているGalaxy Z Fold3 5G。防水対応を果たしながらも、より洗練されたデザインへと進化し、折りたたみスマホならではの使い勝手も追求されています。

 

海外向けのカラーバリエーションはPhantom Green、Phantom Black、Phantom Silverの3色。米国での価格は1799.99ドルからと、前モデルよりも200ドル安く設定されています。また、アパレルブランドのThom Browneとのコラボレーションモデルは今回も発売予定としています。

 

↑上がPhantom Black、右がPhantom Green、左がPhantom Silver

 

サムスン電子ジャパンによると、日本向けの展開は「11日23時時点で言及できることはありません」としています。前モデルのGalaxy Z Fold2はauの独占販売となり、限定モデルのThom Browne EditionはSIMフリー版として限定販売されました。今回のGalaxy Z Fold3 5Gの日本での発売にも期待したいところです。

 

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ドコモ、サムスンのオリンピック記念スマホと5G対応スマホを6月3日に発売

NTTドコモは5月31日、サムスン電子の東京2020オリンピック記念モデル「Galaxy S21 5G Olympic Games Edition SC-51B」と5G対応スマートフォン「Galaxy A52 5G SC-53B」を、6月3日に発売すると発表。なお、事前予約は現在受け付け中です。

 

Galaxy S21 5G Olympic Games Edition SC-51Bは、ハイスペックモデル「Galaxy S21 5G」をベースにした限定モデル。ボディにはファントムブルーを、サイドフレームにはゴールドカラーを採用し、背面にはオリンピックロゴが印字されています。

 

また、パッケージにもこだわっており、特別感のあるプレミアムパッケージで提供されるほか、壁紙やロックスクリーン、アプリアイコンなどがカスタマイズされたモデルです。

 

ディスプレイは、6.2型の有機EL仕様。本体サイズは約幅71×高さ152×厚さ7.9mmで、重量は約171gです。カメラは約1200万画素のメインカメラのほか、約6400万画素の望遠、約1200万画素の超広角の、トリプルカメラ構成。このほかスペックは、CPUがQualcomm Snapdragon 888、メモリーが8GB、ストレージが256GBとなっています。

 

いっぽうの、Galaxy A52 5Gはミドルレンジにあたるモデル。ディスプレイは約6.5型で、狭額縁ベゼル「Infinity-O Display」を採用しています。また、リフレッシュレートは120Hzに対応しており、動画やゲームが快適に楽しめるとしています。

 

カメラは、約6400万画素のメインカメラのほか、約1200万画素の超広角、約500万画素のマクロ、深度測定の4眼構成。このほかスペックは、CPUがQualcommのSnapdragon 750Gで、メモリーは6GB、ストレージは128GB。バッテリーは4500mAhとなっています。また、5G通信はSub-6に対応します。

 

本体サイズは約幅75×高さ160×厚さ8.4mmで、重量は約188g。このほか、防水や防塵、おサイフケータイ、指紋認証と顔認証などに対応しています。

「Galaxy S21 5G/S21 Ultra 5G」海外版インプレ! 大刷新デザインと最強カメラの実力を見る

サムスン電子が発表した2021年のフラッグシップスマホ「Galaxy S21 5G」と「Galaxy S21 Ultra 5G」。日本発売も期待できそうなこのモデルの魅力の一端を紹介します。

 

なお、Galaxy S21シリーズは5G通信に対応するスマホですが、今回は海外版をレビュー。外観やカメラ機能を中心に検証しています。

↑左がGalaxy S21 5G、右はGalaxy S21 Ultra 5G

 

【Galaxy S21 5G/S21 Ultra 5Gの外観をチェック!】※画像をタップすると拡大表示できます。一部SNSからは表示できません。

 

高倍率ズームカメラを引き立たせるデザイン

2020年のGalaxy S20シリーズでは、S20 5Gで最大30倍、S20 Ultra 5Gでなんと最大100倍というデジタルズームに対応するカメラ機能が特徴でした。今回のS21シリーズは、この性能はそのままに、デザインや基本性能を大幅にブラッシュアップしています。

 

Galaxy S21 5Gはボディデザインを大きく改良。自慢の3眼カメラを引き立たせるデザインとなりました。薄型の筐体から大きく出っ張ったカメラユニットは側面バンパーの金属と一体化し、1つの流れを作るような形状に。

 

チップセットは、発売国によってクアルコム製のSnapdragon 888 5Gか、サムスン製のExynos 2100に分かれます。どちらも最新の5nmプロセスで作られた現状最高峰のチップセットです。

↑Galaxy S21 5Gのカメラ部分

 

↑S21 5Gのサイズ感は、約6.2インチと現行機種の中でも標準的

 

↑今回触った実機のカラーは、ファントムバイオレット。高級感ある意匠に進化している

 

↑画面内指紋認証に対応

 

ディスプレイは現行で最高峰のスペックである、120Hz駆動の有機ELディスプレイを搭載。スクロールした時の表示から滑らかです。HDRに対応しているので、映画や自分で撮った映像も色鮮やかに表示できます。他のハイエンドスマホと比べても、画面枠が特に細く小さいGalaxy S21シリーズは、片手持ちで使いたい人に適したモデルでしょう。

 

Galaxy S21 Ultra 5Gはシリーズ初のSペン対応

Galaxy S21 Ultra 5Gは、Galaxy Noteシリーズの「Sペン」に対応。Galaxy Sシリーズで初めてペンによる手書き入力が可能となりました。

↑Galaxy S21 Ultra 5G。約6.8インチのディスプレイは、動画視聴はもちろん、今回初のペン入力対応にも効果を発揮するサイズ感だ

 

↑Noteシリーズで評価の高いSペンに初対応

 

Galaxy Noteシリーズとは異なり、Galaxy S21 Ultra 5Gには本体にSペンを格納する場所がありません。Sペンを使う場合は別売のペン対応ケースを利用するか、あるいは互換性のあるペンを使うと良いでしょう。ワコム製の「Wacom Oneペン」や鉛筆型の「Staedtler ノリスデジタル」などが利用できます。

 

カメラは前作と同等性能

前機種と同様に、1億画素カメラ搭載のGalaxy S21 Ultra 5G。デジタルズームで最大100倍という高性能を誇ります。

↑最大100倍デジタルズームは、いまだトップクラスの望遠性能

 

Galaxy S21シリーズのカメラ性能は、基本的には前世代のモデルをそのまま踏襲。Galaxy S21 5Gでは最大30倍のデジタルズームに対応し、Galaxy S21 Ultra 5Gは最大100倍のデジタルズームが可能です。最後に2機種の撮影作例をご覧ください。

 

【Galaxy S21 5G撮影サンプル】※画像をタップすると拡大表示できます。一部SNSからは表示できません。

 

【Galaxy S21 Ultra 5G撮影サンプル】※画像をタップすると拡大表示できます。一部SNSからは表示できません。

 

 

【記事内の写真をチェック】※画像をタップすると拡大表示できます。一部SNSからは表示できません。

撮影協力:キャットラウンジ 猫の館ME

Galaxy初の5G対応! モバイルルーター「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」4月8日発売

サムスン電子のモバイル製品ブランドであるGalaxyは、同ブランド初の5G対応モバイルルーター「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」を、4月8日から全国のau取扱店、au Online Shop、UQ WiMAX Online Shopなどで発売します。

 

同製品は、横約147mm、縦約76mm、厚さ約10.9mmとコンパクトサイズで、他社既存モデルの約2.4インチから大きくサイズアップした、約5.3インチのディスプレイを搭載し、スマホのように縦横どちらでも、使いやすい向きで使用できます。画面には期間内のデータ使用量や設置場所の電波強度がわかりやすいメーター形式で表示されるので、設置のベストポジションが一目で見極められます。

 

ボディはシンプルなホワイトにパターンデザインを施したスタイリッシュなデザインで、背面にはスタンドもついているので、自立可能です。

 

ディスプレイは、充電器に接続中に画面を常時ONにしておくように設定可能。ロック画面のカレンダーを常に表示させ、卓上に自立させることで、インテリア雑貨のように使うこともできます。

 

ダークモードで背景を白から黒に変えられ、暗いところでも目に優しく利用できます。時刻を設定すれば、自動でダークモードのON/OFFが切り替わります。

 

2020年の「ベスト5Gスマホ」はどれだ? モバイルライターが選ぶトップ5ランキング

2020年3月に商用サービスが開始された5G。新たに発売されたスマホは、ほとんどが5G対応で、まさに “5G元年” といった様相でした。でも、まだ5Gにつながるエリアは限定的。せっかく5Gスマホを買ったのに、「5G」という表示が出ず、虚しい気持ちになった人もいることでしょう。また、そんな噂を聞いて、5Gスマホへの機種変更を躊躇している人もいるかもしれませんね。

 

5Gに関してはそんな2020年でしたが、日本で発売された5Gスマホの、ほぼ全機種に触れた筆者が “初めての5Gスマホ” としてレコメンドしたい5機種を選びましたので、紹介していきましょう。一応、順位をつけましたが、それぞれ個性が異なり、価格も異なる端末なので、同率1位と言ってもいいほどです。予算に合って、惹かれるモデルがあれば、ぜひお店に行って触れてみてくださいね。

 

第5位:Galaxy Z Flip 5G

スマホの新しいトレンドとして注目される「フォルダブル」、つまり折りたためるディスプレイを搭載するモデル。海外では、複数のメーカーがリリースしていますが、日本では今のところGalaxyの独壇場。今年は、本のように開ける「Galaxy Z Fold2 5G」に加えて、縦開きの「Galaxy Z Flip」「Galaxy Z Flip 5G」も発売されました。

↑au/サムスン電子製/価格:18万5835円(かえトクプログラム適用時:11万1435円)。開くと約H167×W74×D6.9mmで、折りたたむと約H87×W74×D15.4mmになる

 

Galaxy Z Flip 5Gは、2月に発売された4GモデルのGalaxy Z Flipを5Gに対応させたもの。5Gになってもサイズ感はそのまま。コンパクトに折りたたんで持ち歩けて、使うときに開いて約6.7インチの大画面を利用できます。折りたたみ時には小さいサブディスプレイで時刻や通知を確認できます。世代によっては、ガラケーの使い勝手が返ってきたようで、懐かしく感じるかもしれません。

↑時刻や電池残量などを確認できるサブディスプレイを搭載。閉じた状態で、このサブディスプレイでプレビューを確認して撮影することも可能

 

半開きにすると、端末を置いて撮影できたり、ハンズフリーで動画を見たり、ビデオ通話ができたり、フォルダブルならではの使い勝手も考え尽くされています。使っているだけで注目され、人に自慢できること請け合いですが、ネックは価格。次の機種変更時に端末を返却する「かえトクプログラム」を利用しても10万円超え。でも、この端末は返したいくないですよね?

↑半開きにすることで卓上に置いて操作するなど、折りたたみ形状を生かした使い方が可能

 

第4位:iPhone 12 mini

秋に発売されたiPhone 12シリーズも全4機種が5Gに対応。最も注目されたのは、最も小さくて軽いiPhone 12 miniでしょう。

↑SIMフリー、NTTドコモ、au、ソフトバンク/アップル製/価格:8万2280円(SIMフリー版 64GBモデル)〜。サイズはH131.5×W64.2×D7.4mmで、重さはわずか133g

 

5.4インチの有機ELディスプレイを搭載し、重さは133g。横幅は64.2mmしかないので、片手で楽に操作できます。されど、最新のA14 Bionicチップを搭載し、パフォーマンスは他の3機種と比べて遜色なし。ゲームやマルチタスク操作はもちろん、4Kビデオの編集もサクサクと行えます。

↑5.4インチのSuper Retina XDRディスプレイを搭載。4Kビデオの再生・編集もスムーズに行える

 

上位モデルのiPhone 12 Pro/12 Pro Maxは超広角+広角+望遠のトリプルカメラを搭載していますが、12/12 miniは超広角+広角のデュアルカメラ。されど、実際に撮り比べてみたところ、画質にはさほど差はない印象。望遠がなくても、デジタルズームでも2〜3倍くらいまでなら鮮明な画質で撮れます。

↑左がiPhone 12 Pro Maxで、右がiPhone 12 mini。超広角(1200万画素)+広角(1200万画素)のデュアルカメラを搭載。デジタルズームは最大5倍

 

ボディが小さい分、バッテリー容量が少なめで、電池持ちは今ひとつ。しかし、大きく重くなりがちな5Gスマホで、このサイズを実現したことは高く評価すべきでしょう。

 

第3位:TCL 10 5G

ここ数年、世界市場でテレビの出荷台数を伸ばしている中国の大手家電メーカー・TCL。2019年から自社ブランドのスマホの製造・販売を開始しましたが、早くも2年目にして5Gスマホをリリース。SIMフリーモデルで、3万9800円という激安価格をしました。

 

6.53インチの液晶ディスプレイは、パンチホール型のインカメラを搭載することで、91%の画面占有率を実現。テレビの開発で培った「NXTVISION」という高画質化技術によって、写真や動画、ゲームをより鮮やかな画質に拡張したり、SDR動画をリマスターして、HDR並みのコントラストと色合いにアップコンバートすることが可能。

↑SIMフリー/TCLコミュニケーション製/価格:3万9800円。6.53インチの液晶ディスプレイを搭載。解像度はフルHD+(2340×1080ドット)で、自分好みの画質にカスタマイズすることも可能

 

6400万画素をメインとする4眼カメラを搭載し、超広角撮影に加え2cmまで近づけるマクロ撮影も楽しめます。AIによる被写体・シーン認識にも対応し、不自然には見えない範囲で、映える写真を撮ることが可能。さらに、4500mAhの大容量バッテリーを搭載するなど、満足度が高い仕様です。

↑背面にはクアッドカメラと指紋センサーを搭載

 

ボディが210gとやや重く、SIMを1枚しか挿せないことは残念ですが、この価格なら納得。コスパを重視する人は、TCLというメーカーを覚えておいて損はないでしょう。

↑SIMフリースマホは2枚のSIMを挿せる機種が多いが、TCL 10 5GはシングルSIM仕様。なお、microSD(最大1TB)は装着可能

 

第2位:Xperia 5 II

今年2機種の5Gスマホをリリースしたソニーモバイル。「Xperia 1 II」は約6.5インチの4Kディスプレイを搭載し、「Xperia 5 II」は約6.1インチのフルHD+ディスプレイを搭載。どちらも1220万画素のトリプルカメラを搭載しています。Xperia 1 IIの方がグレードが高く、価格も高いのですが、個人的には、Xperia 5 IIの使い勝手に強く惹かれました。

↑NTTドコモ、au、ソフトバンク/ソニーモバイルコミュニケーションズ製/価格:9万9900円(スマホおかえしプログラム適用時:6万6600円)*NTTドコモ版の場合。約6.1インチの有機ELディスプレイを搭載しつつ、ボディ幅は約68mmに抑えられているので、片手でも楽に操作できる

 

Xperiaは縦横比が21:9の「シネマワイドディスプレイ」を搭載し、大画面ながらボディ幅が細く、片手で操作しやすいことが利点。Xperia 1 II/5 IIにはデジカメライクに設定・撮影できる「Photography Pro」というアプリがプリインされていますが、とくにXperia 5 IIとの相性は◎。横向きにして構えて、側面のカメラボタンをシャッターにする操作感はデジカメそのもの。

↑デジタル一眼カメラと同じように詳細な設定ができる「Photography Pro」アプリは、横向きで使う仕様。側面のカメラボタンをシャッターにして、デジカメライクに撮影できる

 

さらに、Xperia 1 IIにはない5 IIのアドバンテージが、120Hzの高速リフレッシュレートに対応したこと。ゲームや動画再生に有利であることはもちろん、通常の画面スクロール時にもなめらかな表情が得られます。

↑リフレッシュレート(画面の更新速度)は120Hzに設定でき、ゲームプレイ時はタッチサンプリングレート(タッチ反応の頻度)は最大240Hzにできる

 

性能と使い勝手のバランスが良く、ボディの質感などデザイン面での完成度も高い。価格がもう少し安ければ、1位にしたかったモデルです。

 

第1位:Mi 10 Lite 5G

1位に選んだのは、auからリリースされたシャオミ製の5Gスマホ「Mi 10 Lite 5G」。最大の魅力は価格です。9月に発売された当初から5Gスマホでは最安だったのですが、さらに値下げされて、12月28日現在、一括価格は3万2470円。次の機種変更時に端末を返却する「かえトクプログラム」を利用すれば、なんと実質2万5990円で購入できるんです。

↑au/シャオミ製/価格:3万2470円(かえトクプログラム適用時:2万5990円)。約6.6インチの有機ELディスプレイを搭載。しずく型ノッチに搭載されたインカメラは約1600万画素

 

ちょっと心配になるような安さですが、性能や使い勝手はお値段以上。プロセッサーはSnapdragon 765G(最大2.4GHz)で、メモリ(RAM)は6GB。ミドルクラスの最上位と言える仕様で、日常的な用途での操作感はハイエンドモデルと比べて遜色なし。約6.6インチの有機ELディスプレイを搭載し、画面内に指紋センサーを内蔵。4800万画素をメインとするクアッドカメラは4Kビデオの撮影にも対応。4160mAhの大容量バッテリーを搭載しているので、電池持ちも安心。

↑指紋センサーはディスプレイ内に搭載。画面オフの状態からでも素早くロックを解除できる

 

↑背面パネルは光沢が強めで、ハイエンドモデルに見える仕上がり。4眼カメラはメイン(広角)+超広角+マクロ+深度センサーという構成

 

強いて弱点を挙げるとしたら防水とおサイフケータイに対応していないこと。それらがなくても平気なら、買って損なしのモデルでしょう。

 

気になるモデルはありましたか? ビビッと響くモデルがなかった人は、2021年に発売されるモデルに期待しましょう。筆者は、さらに高性能で、価格的にも魅力がある5Gスマホが増えるのではないかと予測しています。

 

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冬の新作スマホで“買い”なのは? 価格帯別オススメ3選

今冬の家電市場では、例年以上に魅力的な新製品が続々と登場している。ここでは、なかでも注目を集めるジャンルを取り上げて、価格帯別にトレンドと“買い”のポイントを解説。さらに、各価格帯でプロが認めたイチオシのアイテムも紹介していく。今回取り上げるのは、スマホ。国内では5Gサービスのスタートから半年以上が経過。新型iPhoneの発売を機に、不十分だった5Gエリアの整備の加速も期待されている。今日では、中級機以上のスマホであれば5G対応は当たり前といえる。

※こちらは「GetNavi」 2021年1月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

★最新スマホ、“買い”のポイント

新型iPhoneは全機種が対応! いまや5Gは常識

「とりあえずハイエンド」はNG。コスパ抜群の中級機が狙い目

低価格帯の端末でもカメラはデュアル構成以上が望ましい

 

私たちが解説します!

フリーエディター

有馬真一さん

スマホはSIMフリーモデルを中心にチェックする。5G対応製品が想定していたよりも安かったため5Gへ移行を検討中。

モバイルライター

まきはらとよかずさん

モバイルギア全般を愛するフリーライター。スマホは国内製品だけでなく、海外向け製品の動向も日々追いかけている。

 

端末価格が高まるなか狙い目はミドルクラスに

国内では2020年3月にスタートした5G(第5世代移動通信)サービス。各キャリアがサービスエリアの整備を進めるなか、5Gに対応するスマホも続々と登場している。

 

「10月には“大本命”のiPhone 12シリーズが発表されました。新たに発表された4機種すべてが5G対応モデルとなったこと、そしてiPhone 12が予想よりも手ごろな価格だったことを機に5Gエリア整備が加速すると期待しています」(まきはら)

 

さらに各キャリアの端末展開も5G普及を後押ししていく。

 

「今日では中級機も5G対応が当たり前になり、まだ4Gでいいと考える人でも買い替え時は5Gを検討せざるを得ない状況です。5Gは使い放題プランが主流で、動画配信サービスなどを利用しやすいため、画面サイズの大きなRakuten BIGやバッテリー持ちの良いPixel 5なども人気機種になるでしょう」(有馬)

 

【《松》クラス】予算額10万円以上

各メーカーのフラッグシップ端末が揃う価格帯。5Gへの対応や高いカメラ性能は当たり前で、注目すべきは、その機種ならではの「個性」だ。新型iPhoneでは「Pro」と「Pro MAX」が10万円を超える。

 

【No.1】カメラ性能がさらに向上した5G対応の最上位モデル

Apple

iPhone 12 Pro Max

12万9580円〜

最新のA14 Bionicチップを搭載し、演算能力やカメラ性能が大きく向上した6.7インチモデル。背面カメラと並ぶ形で、照射したレーザーの反射から空間情報を高精度で計測できるLiDARスキャナを搭載。これより、ナイトモード時のポートレート撮影にも対応している。

SPEC ●OS:iOS14 ●カメラ:超広角約1200万画素、広角約1200万画素、望遠約1200万画素 ●サイズ/質量:W78.1×H160.6×D7.4mm/約226g

CPU A14 Bionic
ストレージ 128GB 256GB 512GB
質量 約226g
ディスプレイ 6.7インチ

 

↑MagSafeシステムに新対応。端末背面にマグネットを内蔵し、ケースやカードポケット、ワイヤレス充電器などを吸着できる

 

↑Proシリーズは共通で、落ち着いたトーンのカラバリ4色をラインナップ。最注目は、新色となるパシフィックブルー(写真右)だ

 

↑iPhone 12 Pro Maxの画面サイズは6.7インチ。12 Proは6.1インチで、ひと回り大きい。側面のエッジが立った新デザインも魅力

 

↑ディスプレイのカバーガラスに「セラミックシールド」を新採用。従来の4倍という耐落下性能を確保し、画面が割れにくくなった

 

<クロスレビュー!>

耐久性がアップしておりもしものときも安心

「長期間使うことを考えると、セラミックシールドの採用で、耐久性は従来機から大きく向上した点が魅力。ただ、ディスプレイがゲームで有利な高速駆動に対応しなかったのはやや残念です」(まきはら)

 

リセールバリューが高く次の買い替え時に有利

「光学2.5倍ズームに新対応しており、カメラ機能重視ならオススメ。価格は高めですが、iPhoneはリセールバリューも高いので、次の機種変時の下取りまで考慮すると、この価格も許容できます」(有馬)

 

【No.2】手書き派も納得できる高精度なペン入力がイイ!

Galaxy

Galaxy Note20 Ultra 5G

14万5728円(ドコモ)

手書き入力が可能なSペンを収納できる「Galaxy Note」シリーズの最新作。ディスプレイがリフレッシュレート120Hzの高速駆動をサポートしたことで、書き心地がさらに自然に。パワフルなCPUに大容量のメモリ&バッテリーを備えており、ゲームプレイも快適だ。

SPEC ●OS:Android 10 ●カメラ:超広角約1200万画素、広角約1億800万画素、望遠約1200万画素 ●サイズ/質量:W77.2×H164.8×D8.1mm/208g

CPU Snapdragon 865+
ストレージ 256GB
質量 208g
ディスプレイ 6.9インチ

 

↑背面カメラは1億800万画素の広角を含む3眼仕様。光学5倍ズームが可能なほか、最大50倍の超解像ズーム撮影にも対応する

 

↑イヤホン「Galaxy Buds Live」(実売価格2万2740円)も用意。ANC対応で、人間工学に基づいた装着感の良さが魅力

 

<クロスレビュー!>

処理性能が非常に高く効率重視派も満足

「パワフルな最新のオクタコアCPUを搭載するほか、メモリは12GBと大容量で、バッテリーも4500mAhと十分です。急速充電やワイヤレス充電にも対応し、とにかく高性能!」(まきはら)

 

メモにも動画視聴にもSペンが大活躍!

「スマホとしてはほぼ本機のみが対応する高精度のペン入力が何より魅力。手書きと相性の良い6.9インチの大画面は、動画視聴にも便利です。Sペンを各種リモコンとして使用できるのも◎」(有馬)

 

【No.3】映画もゲームも音楽もOK! エンタメに強い国産スマホ

ソニー

Xperia 5 2

10万9425円(au)

縦横比21:9の6.1インチ有機ELディスプレイを搭載。ディスプレイ上にノッチやパンチホールがなく、動画視聴時は映像に集中できる。リフレッシュレートは120Hzで、タッチ検出レートは240Hzと高速駆動に対応し、ゲームとの親和性も高い。オーディオ端子も装備。

SPEC ●OS:Android 10 ●カメラ:超広角約1220万画素、標準約1220万画素、望遠約1220万画素 ●サイズ/質量:W68×H158×D8.0mm/約163g

CPU Snapdragon 865
ストレージ 128GB
質量 約163g
ディスプレイ 6.1インチ

 

↑一般的な端末より縦長なデザインで、大画面と片手での持ちやすさを両立。2つのアプリを同時に使う画面分割機能との相性も良好だ

 

↑ゲーム中の動作を最適化できる「ゲームエンハンサー」に対応。動作パフォーマンスや通知表示の設定などを細かく変更可能だ

 

<クロスレビュー!>

静止画も動画も美しく撮れる高いカメラ性能

「リアルタイム瞳AFに対応するなど、超広角・標準・望遠で構成される3眼カメラに、デジタル一眼『α』シリーズで培ったノウハウを注入。ツァイスレンズを搭載する点も魅力です」(まきはら)

 

場所を選ばずエンタメを楽しみたいなら有力候補

「ハイレゾヘッドホン装着時に高音質再生できるDSEE機能に対応したほか、内蔵ステレオスピーカーも高音質で、エンタメ用途に最適。スリムで軽い点も魅力で気軽に高音質を持ち運べます」(有馬)

 

【《竹》クラス】予算額5万円〜10万円

価格性能比に優れたミドルクラス機が揃う価格帯。近年、市場全体が盛り上がりを見せており、iPhone 12やGoogle Pixel 5 などの人気製品も含まれる最注目ゾーンだ。

 

【No.1】有機ELを新採用しさらにお買い得になった王道モデル

Apple

iPhone 12

9万4380円〜

A14 Bionicチップを備え、5G通信をサポートしたほか、6.1型ディスプレイが有機ELへと変更されるなど大きく進化した新型iPhone。磁力を用いて安定したワイヤレス充電が可能なMagSafeシステムに対応した点も「Pro」と同様だ。

SPEC ●OS:iOS14 ●カメラ:超広角約1200万画素、広角約1200万画素 ●サイズ/質量:W71.5×H146.7×D7.4mm/約162g

CPU A14 Bionic
ストレージ 64GB 128GB 256GB
質量 約162g
ディスプレイ 6.1インチ

 

↑カメラは前期種同様、超広角と広角の2眼仕様。広角カメラのF値がF1.8からF1.6へ明るくなっている

 

↑「Pro」同様、エッジの立った新デザインに。筐体素材はアルミニウムを使用する。カラバリは全5色だ

 

<クロスレビュー!>

ズーム性能が不要なら格段にハイコスパ

「上位モデルの『Pro』との大きな違いはカメラ性能。iPhone 12は、望遠カメラを搭載しないため、ズーム性能では不利があります。逆に言えば、それ以外はほぼ同等。非常に高コスパな一台です」(まきはら)

 

さらに小さなminiも用意されたのが◎

「これまで不満だったディスプレイが改善されたのは魅力大。大きさとバッテリー容量以外はほぼ差がない5.4インチモデルの『mini』が登場したことで、好みに合わせて選べるのもうれしいです」(有馬)

 

【No.2】使い勝手を最重視したGoogle初の5G端末

●画像提供:Google

Google

Google Pixel 5

7万4800円〜

5Gに対応したGoogleのフラッグシップ端末。超広角と広角で構成される背面カメラは、機械学習を活用しており、シーンを問わずキレイに撮れる。IPX8の防水設計で、おサイフケータイやワイヤレス充電に対応するなど、使い勝手に優れる。

SPEC ●OS:Android 11 ●カメラ:超広角約1220万画素、広角約1600万画素 ●サイズ/質量:W70.4×H144.7×D8mm/151g

CPU Snapdragon 765G
ストレージ 128GB
質量 151g
ディスプレイ 6.0インチ

 

<クロスレビュー!>

3年のアップデートが保証されており長く使える

「Google製だけあって、3年間のOSアップデートが保証される点が魅力。5Gにも対応しており、長く安心して使えます。指紋認証対応なのも便利」(まきはら)

 

丸1日安心して持ち歩ける優れたバッテリー性能がイイ

「消費電力を抑えたミドルレンジ向けCPUを搭載。賢いバッテリー自動調整機能に対応するほか急速充電も利用可能で、高いスタミナが魅力です」(有馬)

 

【No.3】約6.9型ディスプレイにカメラを内蔵した5G対応モデル

楽天モバイル

Rakuten BIG

6万9800円

インカメラと指紋センサーを6.9インチ有機ELディスプレイに内蔵した5G端末。IP68の防塵防水に対応するほか、おサイフケータイも利用可能。背面には、超広角、広角、マクロと深度測定からなる4眼で構成されたカメラを搭載する。

SPEC ●OS:Android 10 ●カメラ:超広角約800万画素、広角約6400万画素、マクロ約200万画素 ●サイズ/質量:約W80×H174×D9mm/約227g

CPU Snapdragon 765G
ストレージ 128GB
質量 約227g
ディスプレイ 約6.9インチ

 

<クロスレビュー!>

安価に入手・運用できる大画面機として注目

「約6.9インチ有機ELを搭載しながらこの安さは破格。5Gプランも使い放題月額3278円と安価で、1年間無料キャンペーン中と、とにかく安い!」(まきはら)

 

SIMカードスロットがないeSIM専用な点には注意

「本機は、スマホ利用に必要な情報を電子的に書き込むeSIM専用設計。ほかの格安SIMに乗り替えようとしたとき選択肢が限られる点に注意を」(有馬)

 

【《梅》クラス】予算額5万円未満

このクラスは、安さを重視したエントリーモデルが中心。5Gに対応したモデルはまだごく一部のみだが、十分に実用的な4Gモデルはある程度の数が出揃っている。

 

【No.1】 AI処理を生かした高画質なカメラを楽しめる廉価機

●画像提供:Google

Google

Google Pixel 4a

4万2900円

Pixelシリーズで最廉価の5.8インチモデル。機械学習を活用して暗所でも明るくキレイに撮れるシングルカメラを備える。おサイフケータイにも対応し、発売から3年間のアップデートが保証される。5G通信や防水には非対応だ。

SPEC ●OS:Android 11 ●カメラ:標準約1220万画素 ●サイズ/質量:W69.4×H144×D8.2mm/143g

CPU Snapdragon 730G
ストレージ 128GB
質量 143 g
ディスプレイ 5.8インチ

 

↑カメラの高画質は上位モデル譲り。夜景モードで撮る写真は明るく低ノイズで、5万円未満の機種としては十分すぎる実力だ

 

↑純正ケースにはリサイクルプラスチックを原料とするファブリック素材を使用。洗濯機で洗うことも可能だ

 

<クロスレビュー!>

いち早く最新のOSにアップデートされる

「低価格モデルですが、Googleの純正端末なので、発売から3年間、OSなどのソフトウェアについてはいち早く最新の内容が提供されます。OSの進化を体感したい人にもオススメです」(まきはら)

 

ディスプレイやカメラなどトレンドを押さえたつくり

「安価ながら5.8インチ有機ELディスプレイを搭載するなど、トレンド機能を押さえたつくりです。ステレオミニ端子を備えており、有線イヤホンを使用できる点も地味にうれしいポイント」(有馬)

 

【No.2】シリーズ出荷台数300万台を突破した人気の4Gモデル

シャープ

AQUOS sence3

3万1680円

5.5インチIGZO液晶ディスプレイを搭載した廉価モデル。4000mAhという大容量バッテリーを装備しており、指紋認証にも対応。お風呂でも使えるIP68の防塵防水設計が採用されたほか、おサイフケータイもサポートするなど、機能が充実。

SPEC ●OS:Android 10 ●カメラ:広角約1200万画素、標準約1200万画素 ●サイズ/質量:W70×H147×D8.9mm/約167g

CPU Snapdragon 630
ストレージ 64GB
質量 約167g
ディスプレイ 5.5インチ

 

<クロスレビュー!>

後継モデルが登場してさらなる値下げに期待も

「5Gに対応した後継モデルなどが先日発表され、間もなく型落ちに。機能的にはさほど古びてはいないのに、さらなる値下がりが期待できます」(まきはら)

 

安価でも必要十分な機能は揃っているのが人気の理由

「低価格で必要十分な機能を備えるというコンセプトを体現した点が人気の理由。2年間のOSバージョンアップ保証されており、まだ現役です」(有馬)

 

【No.3】この価格で5G対応を実現した高コスパモデル

シャオミ

Mi 10 Lite 5G

4万2740円

約6.6インチ有機ELディスプレイを搭載し、5Gにも対応したハイコスパ端末。背面カメラは4眼設計で、夜間撮影から超広角撮影、マクロ撮影、ポートレート撮影と幅広く対応する。家電を操作できる赤外線リモコン機能を備える点も魅力だ。

SPEC ●OS:MIUI 11 ●カメラ:超広角約800万画素、標準約4800万画素、マクロ約200万画素 ●サイズ/質量:W75×H164×D8.7mm/約193g

CPU Snapdragon 765G
ストレージ 128GB
質量 約193g
ディスプレイ 約6.6インチ

 

<クロスレビュー!>

性能的には極上だが国内向け機能はやや不足

「この価格で5Gに対応しただけでなく、端末の処理能力やディスプレイの性能なども優れています。ただ、防水やおサイフケータイは非対応です」(まきはら)

 

世界的メーカーの実力が存分に発揮された買い得機

「世界シェア3位のシャオミとして国内キャリアでは初採用となる端末ですが、その完成度の高さは見事。コスパの高さでは他の追随を許しません」(有馬)

 

【Topic1】高価でも気になる「折りたたみスマホ」のいま!

大画面と持ち運びやすさを兼備したのが折りたたみスマホ。まだまだ高価な存在だが、日本にも特徴の異なる5G対応モデルが上陸している。

 

【No.1】

Galaxy

Galaxy Z Flip 5G

18万5835円

縦向きに折りたためてコンパクトに持ち歩ける5G対応スマホ。開くと約6.7インチのフルHD+ディスプレイが現れ、“普通のスマホ”と同様に扱える。

SPEC ●OS:Android 10 ●カメラ:超広角約1200万画素、広角約1200万画素 ●サイズ/質量:W73.6×H167.3×D7.2mm/約183g

CPU Snapdragon 865+
ストレージ 256GB
質量 約183g
ディスプレイ 約6.7インチ

 

【No.2】

Galaxy

Galaxy Z Fold2 5G

25万9980円

タブレット級に大きい約7.6インチの画面を横向きに折りたためる5G対応スマホ。背面にもディスプレイを備え、折りたたんだ状態でも操作可能だ。

SPEC ●OS:Android 10 ●カメラ:超広角約1200万画素、広角約1200万画素、望遠約1200万画素 ●サイズ/質量:W128×H159×D6.1mm/約282g

CPU  Snapdragon 865+
ストレージ 256GB
質量 約282g
ディスプレイ 約7.6インチ

 

【Topic2】急速充電に対応! USB Type-Cアダプターのすすめ

スマホの充電ケーブルは本格的にUSB Type-Cへ統一されつつある。急速充電が可能なUSB Type-C端子付きアダプターへ切り替えよう。

 

【No.1】

RAVPower

PD対応 90W 2ポートUSB-C×2 急速充電器

4844円

USB Type-Cポートが2口ついたアダプター。USBケーブルも付属する。出力90Wと余裕があるので、スマホだけでなくUSB PD対応のPCなども充電できる。

 

【No.2】

ANKER

PowerPort III 65W Pod

2990円

USB Type-Cポートは1口のみだが、筐体が小さいため、他のコンセントと干渉しにくく、場所をとらないことが最大の利点。PCの充電などにも活用できる。

 

【No.3】

ANKER

PowerPort I PD – 1 PD&4 PowerIQ

3499円

USB Type-Cポート1口に加えて、Type-Aポートも4口ついている。コンセントへの接続はコードを介するタイプのため、ほかの機器とも干渉しにくいのが◎。

au新スマホの最大勢力「Galaxy」スマホを一気にインプレ! 最新折りたたみスマホ、ペン対応スマホの出来栄えは?

KDDIは9月25日、auの新スマートフォン・新サービスを開催。Androidスマートフォン6機種を発表しました。テーマは「みんなの5G」。KDDIの髙橋 誠社長は「auが今後販売するスマートフォンは、すべて5G対応にしていく」と表明しています。

 

このレポートでは、発表された新スマホのうち、Galaxyシリーズに的を絞って使用感をお伝えします。なぜなら今回の新モデルは、6機種中4機種がGalaxyブランドというまるで「Galaxy 祭り」に見えるようなラインナップだからです。しかも、そのうち2機種は5G対応の折りたたみ(フォルダブル)スマートフォンで、日本ではau独占モデルとなっています。

 

新モデルは以下の6モデル。いずれも発表時点で価格は未公表です。これ以外にも、9月19日に先行で発売された「AQUOS zero5G Basic DX」や、発売が当初の予定から遅れた「Mi 10 Lite 5G」なども並行して販売されることになるでしょう。

 

【9月25日発表のau新モデル】
・Galaxy Z Fold2 5G(SCG05):11月上旬発売予定
・Galaxy Z Flip 5G(SCG04):11月上旬発売予定
・Galaxy Note20 Ultra 5G(SCG06):10月中旬発売予定
・Galaxy A41 5G(SCG07):11月中旬発売予定
・Xperia 5 II 5G(SOG02):10月下旬発売予定
・AQUOS Sense4 5G(SHG03):2021年春発売予定

 

 

 

今回発表された中でも注目すべきは、やはり折りたたみスマホの「Galaxy Z Fold2 5G」と「Galaxy Z Flip 5G」が揃ってau独占販売となったことでしょう。

↑左からGalaxy Note20 Ultra 5G、Galaxy Z Fold2 5G、Galaxy Z Flip 5G

 

昨年発表されたGalaxyブランドの折りたたみ第1号モデル「Galaxy Fold」以来、auでは折りたたみスマホのGalaxyをすべて国内独占で販売してきました。新しい技術を使っていることもあり、高価格になりがちな折りたたみスマホですが、auのブランドを象徴するモデルとなりつつあります。

 

今回はあわせて、Galaxy Noteシリーズの最新モデル「Galaxy Note20 Ultra 5G」もラインナップしています。3モデルとも磨りガラス調の銅色「ミスティック ブロンズ」のカラーを投入されています。

 

弱点を潰してきた「Galaxy Z Fold2 5G」

Galaxy Z Fold2 5Gは、2019年末に発売された初代折りたたみスマホGalaxy Fold直系の後継モデル。Galaxyの折りたたみブランド「Z」シリーズを冠しています。

 

2019年に発売されたGalaxy Foldは、折りたたみディスプレイを初めて採用したGalaxyでした。スマホで世界シェア1位のサムスンといえども新しい技術を使いこなすのは容易ではなく、Galaxy Foldは多くの弱点を抱えていました。

 

たとえば、折りたたみ機構の設計がもろく、砂が入りやすい、折りたためるディスプレイガラスがなく上質感に欠ける、折りたたみ時に使える画面が小さいといった点です。また日本では発売時点で5Gサービス開始前だったため、5G非対応のモデルとなっていました。

 

しかしGalaxy Z Fold2 5Gは、初代モデルにあったそんな弱点のほとんどを克服しました。

 

まず、内側の折りたたみ画面には、超薄型のカバーガラスを追加。これにより、一般的なスマホと同じような手触りになり、前モデルにあった見栄えのチープさは払拭されています。さらに、ボディもメタル素材やガラスを多用し、薄く、かっちりとした構造に仕上げています。

↑質感の高さを感じられる手触りとなった

 

Foldシリーズは外側にも小さな画面を備えており、畳んだときもフル機能のAndroidスマホとして使えるようになってます。新モデルではこの画面が大きくなり、まるでXperia 1シリーズのような縦長のスマホとして使えるようになりました。価格や性能にふさわしい質感と操作性の向上に成功したと言えるでしょう。

 

さらに、外・内の両方画面にインカメラを備え、背面カメラは3眼になるなど、機能面でも大きくステップアップしています。高速な5Gの性能を生かして、ビジネス文書の閲覧やカレンダーの管理、動画や電子書籍の閲覧など、オールマイティに対応できる一台と言えます。

↑アプリを3つ同時に開いたり、パソコンのようにポップアップ表示できる

 

↑ディスプレイ非表示時の背面

 

↑頑強になった折りたたみ機構

 

弱点らしい弱点はほぼ解消されているものの、持っていてずっしりと重みを感じるため、長時間の操作は腕が疲れるというのは避けがたい悩みとなりそうです。また、防水・防じん性能はなく、折りたたみ画面が細かな砂やホコリに弱いことは変わりません。

 

このスマホにとって、最大の“弱点”と言えるのは、製品そのものではなく、価格です。前モデルであるGalaxy Foldのauでの販売価格は24万円(税込)でした。また、Galaxy Z Fold2 5Gの米国版は2000ドル(約21万円)という価格が付けられています。au版の価格は未公表ですが、高機能なスマホとタブレットを1台にまとめたような希有なスマホなので、やはりそれなりの価格設定となることでしょう。

 

【Galaxy Z Fold2 5G 主なスペック】
●ディスプレイ(内側):約7.6インチ Dynamic AMOLED(フォルダブル有機EL、2208×1768ドット) ●ディスプレイ(外側):約6.2インチ Super AMOLED(有機EL) 2260×816ドット●チップセット:Snapdragon 865 Plus(8コア、3.0GHz/1+2.4GHz/3+1.8GHz/4)●メモリ(RAM):12GB●ストレージ(ROM):256GB●microSD:非対応●OS:Android 10●バッテリー容量:4500mAh●メインカメラ:約1200万画素(広角)、約1200万画素(超広角)、約1200万画素(広角)●インカメラ(内側):約1000万画素●インカメラ(外側):約1000万画素●5G:sub6(下り最大3.4Gbps、上り最大183Mbps)●防水・防じん:非対応●おサイフケータイ:非対応●生体認証:指紋、顔●サイズ(開いたとき):約128×159×6.1〜9.4mm●サイズ(閉じたとき):約68×159×13.8〜16.7mm●重量:約282g●カラー:ミスティック ブロンズ

 

縦折りスマホも5Gに「Galaxy Z Flip 5G」

同じ折りたたみディスプレイを、縦折りで使っているのが「Galaxy Z Flip 5G」。折りたたむとコンパクトミラーのような角形になり、広げると縦長のスマホとして使える、シンプルで使いやすい設計です。

 

新モデルの原型となったGalaxy Z Flipは、4G LTEのみ対応のモデルとして、2020年2月に発売。今回は5G対応を追加し、スペックもパワーアップしたバージョンです。

↑右が新機種「Galaxy Z Flip 5G」。左がLTE版「Galaxy Z Flip」

 

↑開いた状態。ガラケーのような置き方もできる

 

auでは4G LTE版のGalaxy Z Flipも日本で独占販売しており、その発売から半年後に5G版も追加投入する格好となりました。折りたたみスマホとしての機能は4G LTE版とほとんど変わらず、機能面での違いは5G対応の有無くらい。形状も変わりませんが、ボディのデザインは秋らしい装いになっています。auで販売するカラーはGalaxy Z Fold2 5Gと同じく「ミスティック ブロンズ」のみ。外側は磨りガラス調の仕上げで、指紋が目立ちにくい、落ち着いた質感に整えられています。

 

5G対応とともに、スペックは増強されています。チップセットは現世代で最高性能のSnapdragon 865 Plusを搭載し、メモリ(RAM)も8GBに増強。まさにハイエンドスマホと言うにふさわしい、パワフルな性能を手に入れました。

↑外面はディスプレイ部分も含め、磨りガラス調の仕上げになっている

 

4G LTE版と同じく、Galaxy Z Flip 5Gにも折りたたみの特長を生かした機能が組み込まれています。外側の小さなディスプレイは実はタッチパネルになっており、音楽をコントロールしたり、カメラを表示してセルフィー(自分撮り)を撮影したりできます。開ききらない状態で止めればスタンドなしで見やすい位置で固定できますし、その状態でカメラを起動すれば、手のひらをかざして集合写真のシャッターも切れます。

 

【Galaxy Z Flip 5G 主なスペック】
●ディスプレイ(内側):約6.7インチ Dynamic AMOLED(フォルダブル有機EL、2208×1768ドット)●ディスプレイ(外側):約1.1インチ Super AMOLED(有機EL、112×300ドット)●チップセット:Snapdragon 865 Plus(8コア、3.0GHz/1+2.4GHz/3+1.8GHz/4)●メモリ(RAM):8GB●ストレージ(ROM):256GB●microSD:非対応●OS:Android 10●バッテリー容量:3300mAh●メインカメラ:約1200万画素(広角)、約1200万画素(超広角)●インカメラ:約1200万画素(広角)、約1200万画素(超広角)●5G:sub6(下り最大3.4Gbps、上り最大183Mbps)●防水・防じん:非対応●おサイフケータイ:非対応●生体認証:指紋、顔●サイズ(開いたとき):約74×167×6.9〜7.2mm●サイズ(閉じたとき):約74×87×15.4〜17.4mm●重量:約183g●カラー:ミスティック ブロンズ

 

ペンスマホも順当進化「Galaxy Note20 Ultra 5G」

大画面でペン対応のGalaxy Noteシリーズも、新モデルが登場しました。海外では「Galaxy Note20」と「Galaxy Note20 Ultra 5G」の2モデルが展開されていますが、auが取り扱うのは少し大きな上位版「Galaxy Note20 Ultra 5G」です。

 

Noteシリーズの特徴は大画面とペン入力。ディスプレイは6.9インチと大きく、高解像度。縦横比19:9と縦長です。近年の大型スマホは画面のフチを丸めた形状が増えていますが、Note20 Ultraは角の切り立った長方形型で、画面端の要素を余さず表示可能です。今回あらたに、120Hz駆動に対応し、スクロール表示が滑らかになりました。

 

特長のペン入力ではGalaxy Notesアプリの進化によって、手書き入力した内容をテキスト化することができるようになっています。テキスト入力は日本語や英語の交ぜ書きにも対応しており、普段使いのメモとしても柔軟に活用できるでしょう。

↑手書き文字をテキスト化できる

 

さらにペン入力の使い道が広がっています。デジタルイラスト制作アプリの「CLIP STUDIO PAINT」とコラボし、AndroidスマホではGalaxy限定で提供されています。Galaxyユーザーなら6か月間、無料で利用可能です。

 

スペックはUltraという名を冠するのにふさわしく、すべての性能が最高峰。 チップセットはSnapdragon 865 Plusを搭載し、RAMは12GBを搭載。5Gでは高速なミリ波帯も対応しています。また背面カメラは3眼仕様でメインカメラは1億画素センサーを搭載。50倍のスペースズームも対応します。

↑カラーはミスティック ブロンズ、ミスティック ブラックの2色

 

↑3眼カメラの構成は、約1億800万画素(広角)、約1200万画素(超広角)、約1200万画素(望遠)となる

 

↑50倍の「スペースズーム」が利用できる

 

また、折りたたみの2機種とは異なり、Galaxy Note20 Ultra 5Gは防水・防じんに対応。日本向け仕様として、おサイフケータイも搭載します。折りたたみの斬新さは求めない人で、大きいスマホが好みなら、このスマホが最適です。カラーはミスティック ブロンズの他に、光沢のあるミスティック ブラックもラインナップします。

 

【Galaxy Note20 Ultra 5G 主なスペック】
●ディスプレイ:約6.9インチ Dynamic AMOLED(有機EL、120Hz駆動対応、3088×1440ドット)●チップセット:Snapdragon 865 Plus(8コア、3.0GHz/1+2.4GHz/3+1.8GHz/4)●メモリ(RAM):12GB●ストレージ(ROM):256GB●microSD:最大1TB●OS:Android 10●バッテリー容量:4500mAh●メインカメラ:約1億800万画素(広角)、約1200万画素(超広角)、約1200万画素(望遠)●インカメラ:約1000万画素(広角)●5G:sub6、ミリ波(下り最大4.1Gbps、上り最大481Mbps)●防水・防じん: IPX5/IPX8、IP6X相当●おサイフケータイ:対応●生体認証:指紋、顔●サイズ:約77×165×8.1〜10.8mm●重量:約208g●カラー:ミスティック ブロンズ、ミスティック ブラック

 

大画面のミドルレンジ「Galaxy A51 5G」

「今後のスマホは全て5G対応」と宣言したauにとって、5Gでもお手頃なスマホのラインナップはより重要になっていきます。Galaxy A51 5Gは、その一翼を担うミドルレンジスマホです。

 

一番分かりやすい特長は、大画面なこと。6.5インチの狭額縁ディスプレイを備え、上部に小さなパンチホール型インカメラを備えています。バッテリーはGalaxy Note20 5Gと同じ4500mAhの大容量。それでも厚さは9mm前後に抑えられています。

 

カメラは4眼仕様で、Galaxyスマホが得意とする超広角に加え、マクロ撮影での性能を強化。チップセットは中上位クラスのSnapdragon 765Gを搭載し、RAMも6GBとミドルレンジにしては多めです。さらに防水・防じんやおサイフケータイも対応します。

↑カラーはプリズム ブリックス ホワイト、プリズム ブリックス ブラックの2色

 

↑4眼カメラの構成は、約4800万画素(広角)、約1200万画素(超広角)、約500万画素(マクロ)、約500万画素(深度測位用)

 

デザインテイストはZシリーズやNote20とは異なりますが、光沢感のある樹脂製のフィルムを使用し、光の当たり具合によって玉虫色に輝く様子を楽しめます。ミドルレンジのAシリーズとはいえ、必要十分な性能はしっかり確保されています。「薄くて、軽くて、大画面でハイスペック」を求める人には、このスマホがしっかり応えてくれるでしょう。

 

【Galaxy A51 5G 主なスペック】
●ディスプレイ:約6.5インチ Super AMOLED(有機EL、2400×1080ドット)●チップセット:Snapdragon 765G(8コア、2.4GHz/1+2.2GHz/1+1.8GHz/6)●メモリ(RAM):6GB●ストレージ(ROM):128GB●microSD:最大1TB●OS:Android 10●バッテリー容量:4500mAh●メインカメラ:約4800万画素(広角)、約1200万画素(超広角)、約500万画素(マクロ)、約500万画素(深度測位用)●インカメラ:約3200万画素●5G:sub6(下り最大2.1Gbps、上り最大183Mbps)●防水・防じん: ○(IPX5/IPX8、IP6X相当)●おサイフケータイ:対応●生体認証:指紋、顔●サイズ:約74×159×8.8〜9.3mm●重量:約189g●カラー:プリズム ブリックス ホワイト、プリズム ブリックス ブラック

 

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ズーム自慢の「5Gスマホ」を撮り比べ! Galaxy S20 Ultra、OPPO Find X2 Pro、HUAWEI P40 Proの高倍率ズームを試す

ここ数年、スマートフォンのカメラ機能が著しい進化を遂げています。上位モデルには超広角レンズの搭載が当たり前になり、最近では「高倍率ズーム」で競争が過熱しています。

 

この記事では最近登場したスマホの中から、高倍率ズームが売りの5Gスマホ3機種…「Galazy S20 Ultra 5G」「OPPO Find X2 Pro 5G」「HUAWEI P40 Pro 5G」で撮り比べて、その実力を確かめました。

 

スマホの望遠カメラでは、さまざまな技術を重ね合わせて薄型ボディの中で高倍率ズームを実現しています。なかでも50倍以上の高倍率ズームを実現したスマホのほとんどが採用しているのが、ペリスコープ(潜望鏡)構造と呼ばれるレンズ構造。カメラの世界では「屈曲光学系」と呼ばれる技術で、プリズム素材で光の通り道を制御して、長いレンズを厚みを持たせずに組み込むものです。

 

今回比較した3モデルはいずれもペリスコープ構造の望遠レンズを搭載しています。ほかにも、多眼カメラの映像を組み合わせたり、拡大したときの荒さをAIによる画像処理で補ったりと、各社さまざまな工夫をこらしていることにも注目です。

 

ズーム自慢の5Gスマホその1「Galaxy S20 Ultra 5G」

Galaxyシリーズの2020年フラッグシップモデル。S20シリーズが3モデルあるなかでも最も高性能な1台で、カメラでは最大倍率100倍の「スペースズーム」を売りにしています。

↑Galaxy S20 Ultra 5G。au Online Shopでの価格は16万5980円(税込)

 

↑カラーはコスミック ブラックの一色のみ

 

日本ではauが7月3日に店舗限定で販売を開始。海外発表後の評判をうけて急遽追加で日本向け投入が決まったという経緯があり、日本向けのカスタマイズは少なめ。おサイフケータイには非対応となっています。カメラなど基本機能で“最高”を求める人向けの1台です。

 

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ズーム自慢の5Gスマホその2「OPPO Find X2 Pro 5G」

ここ数年、SIMフリー市場で存在感を見せてきたOPPOのフラッグシップモデル。

↑OPPO Find X2 Pro 5G。au Online Shopでの価格は9万2040円(税込)

 

↑カラーはオレンジとブラックの2色

 

HDR対応の6.7インチ大画面に、チップセットも最新・最上位のSnapdragon 865を搭載するなどハイスペック。基本性能は他社のハイエンドモデルに引けを取りません。

 

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ズーム自慢の5Gスマホその3「HUAWEI P40 Pro 5G」

HUAWEI P40 Pro 5GはファーウェイPシリーズの2020年フラッグシップモデル。日本では5G対応のSIMフリースマホとして、6月に発売されています。カメラは最大50倍ズームに対応し、動画撮影性能においても強化されています。

↑HUAWEI P40 Pro 5G。メーカー想定価格は11万9680円(税込)

 

↑カラーはシルバーフロスト、ブラックの2色を用意

 

基本性能も申し分ありませんが、HUAWEI P40 Pro 5Gには大きな弱点があります。それは「Google Play」などGoogleのアプリ群が使えないこと。その代わり、独自のアプリストア「HUAWEI AppGallery」を搭載していますが、品揃えはまだまだ発展途上な状況です。

 

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Galaxy S20 Ultra 5Gのカメラ性能をチェック!

Galaxy S20 Ultra 5Gの背面カメラはクアッドカメラ(4眼)仕様。要となる広角レンズは1億800万画素(108MP)の高解像度センサーを搭載。加えて1200万画素の超広角120度レンズと4800万画素の望遠レンズ、さらに深度計測用カメラ(ToFセンサー)を搭載します。

↑ズーム性能では、光学0.5倍(焦点距離13mm)、1倍(26mm)、10倍(103mm)のステップズームに対応。さらにデジタルズーム併用で、最大100倍(2600mm相当)を実現する(焦点距離は35mm判換算)

 

なお、撮影情報を示すEXIF上では、10倍以上のズームは焦点距離103mmと記録されます。ここから、10倍以上は高解像度センサーから得られた写真をクロップ(切り出し)していることが推察されます。

↑Galaxy S20 Ultra 5GのカメラUI

 

高倍率ズームを使う上で、使い勝手がもっとも良かったのが本機でした。ズーム時は倍率を変えられるメジャーが表示されるほか、0.5倍、1倍、2倍、4倍、10倍、30倍、100倍と切りの良い倍率に一発で切り替えられるボタンが表示されます。さらに20倍以上に拡大するとスコープ表示が追加され、視野の中でどこを拡大しているのかがわかりやすく示されます。

 

焦点距離2600mmというと、もはや裸眼では認識できない世界を写し取れるほどのズーム性能。ただし、10倍以上は画質の低下がはげしく、100倍ともなると抽象画のようなぼんやりとした画になってしまいます。実用性を考えると、SNSでシェアするような用途でも30倍ズームくらいが限界に思えます。

 

【Galaxy S20 Ultra 5Gのズーム作例】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

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動画はフルHD画質で最大20倍ズームに対応。ズーム時には写している方向の音だけを拾う集音機能が働くため、ある程度の倍率なら音も自然な動画が撮影できます。またGalaxy S20 Ultraは2020年前半のスマホとしては珍しく、8K動画撮影もサポートしているのがポイント。8K撮影時は最大6倍のズームが可能です。

 

↑Galaxy S20 Ultraの動画ズーム性能を試す

 

↑Galaxy S20 Ultra 5Gですずめを撮影

 

OPPO Find X2 Pro 5Gのカメラ性能をチェック!

背面カメラのトリプルカメラには、中心となる広角レンズは4800万画素と超広角に4800万画素のセンサーを搭載。この2つのレンズのセンサーはソニー製です。ペリスコープレンズの望遠は1300万画素となっています。

↑OPPOは各レンズの焦点距離を公開していないが、超広角は35mm判換算で16mm相当、広角レンズ(1倍)は約25mm、望遠レンズは約123mmで光学5倍相当。ただし実際に望遠レンズに切り替わるのは、ズーム倍率を10倍以上に切り替えた時。 望遠レンズは10倍(250mm相当)から最大倍率の60倍(1500mm相当)の高倍率領域を受け持っている

 

↑OPPO Find X2 Pro 5GのカメラUI

 

望遠レンズは焦点距離が長めに設定されているため、近くにあるものを大きくズームして撮ろうとすると焦点が合いません。高倍率ズームは風景などで使うものと割り切るべきでしょう。

 

ズーム時には広角、1倍、2倍、5倍、10倍のショートカットボタンが表示されます。ボタン部分を横にスライドするとダイヤルのような表示に切り替わり、高倍率までスムーズに切り替えて撮影できます。ズーム時のスコープ表示はないため、高倍率ズームの検証時はどこに狙いを定めているもの見失うこともありました。

 

【OPPO Find X2 Pro 5Gのズーム作例】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

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動画は最大30倍ズーム対応と、今回試した3モデルの中でももっとも高倍率です。動画撮影時もダイヤル型の倍率切り替え表示によってスムーズなズーム操作が可能です。

 

↑OPPO Find X2 Pro 5Gの動画ズーム性能を試す

 


↑OPPO Find X2 Pro 5Gですずめを撮影

 

HUAWEI P40 Pro 5Gのカメラ性能をチェック!

HUAWEI P40 Pro 5Gもクアッドカメラを搭載。広角メイン、超広角、望遠に深度カメラ(ToFセンサー)という構成はGalaxy S20 Ultra 5Gと同じですが、HUAWEI P40 Pro 5Gでは超広角レンズ側のセンサーもスマホとしては大型・高解像度になっています。

↑背面カメラはメインの広角レンズが5000万画素で27mm相当、超広角レンズが18mm、5倍望遠レンズが1200万画素で125mm相当

 

撮影時の表示では27mmを「1倍」として扱っており、「5倍」は135mmに相当。最大ズームは50倍で1350mm相当となります。広角から望遠レンズへの切り替えは8.5倍(約230mm)近辺で実行されます。

 

P40 Proの超広角カメラは“シネマ級の動画性能”を謳っており、スマホとしては大型かつ4000万画素と高解像度なセンサーを搭載しています。高解像度センサーに対応する超広角レンズを薄く設計するのは困難なため、他社のハイエンドスマホと比べると超広角の画角は狭くなっています。

↑HUAWEI P40 Pro 5GのカメラUI

 

ズーム時は1倍、5倍、10倍にワンタッチで飛べるボタンを表示。拡大するとさらに高倍率で撮るための操作バーが出現し、スムーズにズームできます。3モデルの中では指を広げて拡大する「ピンチアウト」の操作が一番しやすく、1回の動作で大きくズームできます。20倍以上での撮影時はGalaxy S20 Ultra 5Gと同様にスコープ表示が追加されます。

 

【HUAWEI P40 Pro 5Gのズーム作例】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

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動画撮影ではフルHD画質で最大15倍ズームに対応。ズーム時も破綻しない画作りとなっています。動画を撮りながら超広角に切り替えた際、色味を調整している様子も確認できます。


↑HUAWEI P40 Pro 5Gの動画ズーム性能を試す

 


↑HUAWEI P40 Pro 5Gですずめを撮影

 

スマホズームの性能向上は著しいが、未だ発展途上

スマホのカメラはここ10数年で飛躍的な性能向上を続けてきました。薄型のボディで高倍率ズームを撮れるようにする試みはその最先端で、コンデジや一眼カメラならではの魅力に真っ向勝負を挑むものでもあります。

 

ただし、その現状は未だに発展途上と言えます。今回試した3機種とも、およそ10倍ズーム程度まではしっかりとした画像が撮影できます。デジタルズームの領域に入っていくと画像の劣化が目に見えて進むため、SNSで使うにしても、許容範囲は30倍くらいになりそうです。ちゃんとしたズーム写真を撮りたいなら、光学ズーム対応のコンデジとスマホを併用した方が実用的です。

 

一方で、スマホのカメラは従来のデジタルカメラとは違うのは、ソフトウェアによる画像処理により力を入れているところ。たとえば、画像処理AIで撮影物を判別し、被写体にあわせて適切な高解像化処理を施す機能があります。特に遠くにある看板の文字のような、形状がわかりやすいものではこの処理が有効に働きます。

 

こうしたスマホならではのアプローチが進んでいけば、いずれはコンデジの光学ズームに負けない高倍率ズームスマホも登場することでしょう。

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

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なんとキズを自己修復! クールなデザインで機能的なスマホケース4選

現在ではさまざまな種類が販売されている「スマホケース」。長い間同じケースを使っていると、「新しいモノに買い替えようかな」と悩んでしまうこともありますよね。そこで今回はクールなデザインで機能的なスマホケース4選をご紹介。頑丈で壊れにくいケースやインパクト抜群のイラストなど、イチ押し商品をピックアップしているのでこの機会に買い替えてみては?

 

シンプルなビジュアルなのに機能性抜群!

出典画像:「AndMesh」公式サイトより出典画像:「AndMesh」公式サイトより

AndMesh
iPhone Xケース Mesh Case

硬すぎず・柔らかすぎず・ベタつかない新素材の「エラストマー」を採用した「iPhone Xケース Mesh Case」。握った時に心地よい「ラウンド構造」や、米軍MIL規格準拠のドロップテストをクリアした「耐衝撃性&保護性」が備わっています。デザインはシンプルですが、見た目からは想像できないほどの頑丈さと使い心地は必見。

 

<注目ポイント>

・硬すぎず・柔らかすぎず・ベタつかない新素材「エラストマー」

・米軍MIL規格準拠のドロップテストをクリアした「耐衝撃性&保護性」

・握った時に心地よい「ラウンド構造」

「iPhone X」に搭載されている“Qi充電”にも対応しています。ケースを装着したままワイヤレス充電ができるので、充電器のコードが邪魔になる心配がありません。ケースカラーは、「ブラック」「グレー」「ネイビー」「レッド」の計4色とバリエーションが豊富です。ケースをつけるとiPhone側面のボタンが隠れてしまいますが、軽く押せば反応する設計になっているのでご安心を。

 

大人気シリーズの「STAR WARS」を描いた「基板アート」

出典画像:「PCB ART moeco」公式サイトより出典画像:「PCB ART moeco」公式サイトより

PCB ART moeco
FLASH DEATH STAR 基板アート iPhone Xケース 黒

世界中で大人気の映画「STAR WARS」に出てくる“デス・スター”が描かれた「FLASH DEATH STAR」。ケース裏面には「基板アート」が施されており、インパクトがあるデザインが特徴的です。スーパーレーザー部に埋め込まれた「LED」は赤色に発光。他にない作り込まれたビジュアルの同商品をお見逃しなく!

 

<注目ポイント>

・インパクト絶大の「基板アート」

・ ケースが割れにくい「TPU素材」を採用

・ スーパーレーザー部に埋め込まれた「赤色LED」

ケースにはTPU(熱可塑性ポリウレタン)素材を採用。TPUとは、しなやかな弾力性と硬質プラスチックのような強靭さを持った高分子化合物です。「脱着しやすい」「ケースが割れにくい」などさまざまなメリットがあり、デザイン性だけでなく機能性も充実しているのが魅力的。

 

世界中から人気を集める南カリフォルニア発「耐衝撃ケース」

出典画像:「プリンストン」公式サイトより出典画像:「プリンストン」公式サイトより

URBAN ARMOR GEAR
UAG Galaxy Note8用ケース

南カリフォルニア発URBAN ARMOR GEAR社の耐衝撃ケース、Galaxy Note8用ケースが登場しました。独自の耐衝撃設計が、あらゆる方向からの衝撃を緩和。危険が多い自然の中でも安心してスマートフォンを操作できるので、アウトドア好きの人は必見のアイテムです。

 

<注目ポイント>

・アメリカが定めた試験法規格をクリアした高い「耐衝撃性」

・アウトドアにぴったりの機能が満載

・特徴がそれぞれ違う3タイプのケース

同商品は、それぞれ特徴が違う3タイプのケースを用意。高い耐衝撃性と軽量デザインを実現した「Monarch Case」や、快適な操作性の「Plasma Case」、透明ボディを採用した「PLYO Case」があります。どれも高い耐衝撃性を備えており、アメリカ国防総省が定めた試験法規格をクリア。世界中から愛されている「UAG」の最新版を試してみましょう。

 

iPhoneのビジュアルを活かすスマホケース

出典画像:「My Case Shop」公式サイトより出典画像:「My Case Shop」公式サイトより

Just Mobile
iPhone X TENC

美しいフォルムが特徴の「iPhone X TENC」。ケースに“耐衝撃性弾性素材”を使用しており、細かな傷がつきにくい「自己修復機能」を実現しています。ケースは、iPhoneの見た目を損なわないように高透明度の素材を採用。スリムでコンパクトなデザインなので、iPhoneの色やロゴなども隠れる心配がありません。

 

<注目ポイント>

・細かい傷を目立たなくする「自己修復機能」搭載

・iPhoneの外見を損なわない高透明度のケース

・保護性・防塵性が高いデザイン

ケースの背面には「ポリカーボネート」、フレーム部分は「TPU」をとり入れているので着脱がラクチン。また保護性・防塵性が高い設計になっており、スマホが壊れる原因を漏れなく解消しています。シンプルなデザインが好きな人にはぴったりのアイテムなので、ぜひチェックしてみて。

早速、Galaxyの最新モデル「S9/S9+」をレビュー! 新機軸カメラ&新認証機能の使い勝手は?

サムスン電子は2月25日(現地時間)、スペイン・バルセロナで開催される見本市「MWC(モバイル・ワールド・コングレス)」に先立ち、「Galaxy S」シリーズの新モデル、Galaxy S9/S9+を発表しました。グローバル向けには、3月16日から出荷される予定です。

 

同機はF値1.5となるレンズを採用し、夜景撮影に強くなるなど、カメラ機能を強化。オーディオも、新たにドルビーサウンドにも対応するなど、従来機より進化を遂げています。また、アクセサリーとしては、「DeX Station」の後継に当たる「DeX Pad(デックスパッド)」も発表されました。日本国内での取り扱いについては、まだ不明ですが、一足先にその詳細について確認しておきましょう。

 

【デザイン】従来機を踏襲しつつ若干変わった部分も

Galaxy S9/S9+のディスプレイ面については、基本的に従来モデル(Galaxy S8/S8+)のデザインが踏襲されていますが、細かい改良も加えられています。5.8インチまたは6.2インチの縦長な有機ELディスプレイ(インフィニティディスプレイ)を搭載するのは従来機通り。インカメラ部分にある一部センサーが目立たなくなり、よりシンプルな外観になっています。同社はこれを「Deep-Black Screen」と表現。

 

↑「Galaxy S9」(左)と「Galaxy S9+」(右)のディスプレイ面。比率は縦18.5:横9となる。解像度は1440x2960ピクセルで、HDRコンテンツにも対応する↑「Galaxy S9」(左)と「Galaxy S9+」(右)のディスプレイ面。比率は縦18.5:横9となる。解像度は1440×2960ピクセルで、HDRコンテンツにも対応する

 

↑同じくS9/S9+の背面。後者にはカメラが2つ付いている↑同じくS9/S9+の背面。後者にはカメラが2つ付いている

 

一方、背面のデザインは指紋センサーなどの配置が変わりました。従来はカメラの横に位置しましたが、本機ではカメラの下へと移っています。また、S9+では、背面にデュアルカメラを搭載しました。2つのカメラは縦に並びます。

 

↑S8(日本販売モデル、左)とS9の背面カメラ周辺を比較↑S8(日本販売モデル、左)とS9の背面カメラ周辺を比較

 

【スペック】スペックはほぼ前機種を継承

スペックについて、OSにはAndroid 8.0を搭載。CPUは販売国によって異なりますが、Exynos 9801(2.0GHz+1.9GHz、オクタコア)または、Snapdragon 845(2.6GHz+1.7GHz、オクタコア)の2種類から選択されます。RAMはS9が4GB、S9+が6GBを搭載。ROMは両機とも64GBが標準となり、外部メモリとして最大400GBのmicroSDカードをサポートします。

 

↑カラーバリエーションはS9/S9+共に、右から「Midnight Black」「Lilac Purple」「Titanium Grey」「Coral Blue」の4種類。写真はS9+↑カラーバリエーションはS9/S9+共に、右から「Midnight Black」「Lilac Purple」「Titanium Grey」「Coral Blue」の4種類。写真はS9+

 

そのほか、バッテリーはS9が3000mAh、S9+が3500mAhを搭載。IP68相当の防水防塵性能も備えます。サイズ/質量は、S9がW68.7xH147.7xD8.5mm/163g、S9+がW73.8xH158.1xD8.5mm/189gとなります。
 

【カメラ01】背面カメラはF値1.5の明るいレンズを搭載

背面カメラの構成は、S9が1200万画素・F値1.5のメインカメラを搭載。S9+が1200万画素・F値1.5のメインカメラと、1200万画素・F値2.4のサブカメラを搭載します。

 

さらに、両機で共通するF値1.5のメインカメラでは、機械的な「絞り」の機能が備わっており、F値が1.5と2.4で調整される仕組みになっています。

 

↑S9+の背面カメラ。上のレンズには、よく見ると絞りらしき機構が……↑S9+の背面カメラ。上のレンズには、よく見ると絞りらしき機構が……

 

こうした明るいレンズにより、より夜景を鮮明に捉えることができるようになりました。また、明るい環境下では、F値を2.4に調整することで、不要な光の取り込みを制限し、ノイズを抑えられるとのこと。

 

【カメラ02】新機能にスーパースローモーション撮影を採用

機能としては、スーパースローモーション撮影を新たにサポート。機能自体はさほど珍しくありませんが、被写体の動きを検知して自動で有効になることや、35種類のプリインストールされたBGMを当てはめられること、そして「ムーブ」「リバース」「スウィング」という3種類の動きを選択して、GIFファイルに変換できることなどがユニークです。

 

↑960fpsのスーパースローモーションにも対応。写真はBGMを選択する画面↑960fpsのスーパースローモーションにも対応。写真はBGMを選択する画面

 

なお、スーパースローモーションで撮影した画像は、ロック画面の壁紙にも設定できます。

 

そのほか、「Bixby Vision」という同社のAIを活用したカメラ機能では、新たに画面内のテキストのリアルタイム翻訳に対応。また、食事のカロリーを表示する機能も紹介されました。

 

↑プレゼンテーション時のスライドより。Bixby Visionでカロリー計算している画面例↑プレゼンテーション時のスライドより。Bixby Visionでカロリー計算している画面例

 

【カメラ03】インカメラは顔認証と虹彩認証を合わせたセキュリティシステムに対応

インカメラは800万画素・F値1.7となります。AFをサポートし、リアルタイムの背景ボカシ撮影も可能です。新機能としては、「AR Emoji」が搭載されます。どことなくiPhone Xの「アニ文字」を意識した機能ですね。

 

↑AR Emojiでアバターを作成してみた。アバターが妙にリアルだ。えっ、コレ似てるのか? 似てないのか? 自分だと分からん↑AR Emojiでアバターを作成してみた。アバターが妙にリアルだ。えっ、コレ似てるのか? 似てないのか? 自分だと分からん

 

同機能では、自身の顔をアバターとして登録し、それを元に54種類のスタンプを作成できます。

 

↑メッセージアプリで顔のアイコンをタップすると、作成したスタンプを選択して送信できる↑メッセージアプリで顔のアイコンをタップすると、作成したスタンプを選択して送信できる

 

また、セキュリティに関しては、顔認証と虹彩認証を組み合わせた「Intelligent Scan」機能を新搭載。同機能では、周囲の光量や、マスク装着の有無など、シーンによって顔認証と虹彩認証の比率を調整。セキュリティを担保しつつ、より利便性の高い認証を実現しています。

 

↑赤外線センサーとRGBセンサーを連携し、認証を行う仕組み↑赤外線センサーとRGBセンサーを連携し、認証を行う仕組み

 

【オリジナル機能】「App Pair」をホーム画面に設置できるようになった

昨年の「Galaxy Note8」の発表時に搭載された「App Pair」機能は、Androidの2つのアプリを同じ画面上に表示できる機能を有効活用できるというものでした。エッジスクリーンに表示されるアイコンにあらかじめ2つのアプリを指定しておくことで、地図と音楽再生、メッセージとYouTubeのように、決まったセットでマルチタスク画面を起動可能。縦長画面を活かせる重要な機能です。

 

今回発表された内容によると、この「App Pair」のアイコンがエッジスクリーンだけでなく、ホーム画面上にも設置できるようになります。

 

↑ホーム画面上にあるApp Pairのアイコンをタップするとアプリが2画面同時に起動する。作製方法は、マルチタスク画面で境界をタップし、五角形に+のアイコンをタップというもの↑ホーム画面上にあるApp Pairのアイコンをタップするとアプリが2画面同時に起動する。作製方法は、マルチタスク画面で境界をタップし、五角形に+のアイコンをタップというもの

 

↑2アプリを同時に起動した画面↑2アプリを同時に起動した画面

 

【オーディオ性能】Dolby Atmosをサポートしスピーカー音量が1.4倍に

スピーカーの音量は従来機と比較して、約1.4倍になりました。チューニングはAKGが行い、新たに「Dolby Atmos」に対応。対応の音源を再生する場合に、より臨場感のあるサラウンドを体験できます。

 

↑ステレオサウンドが楽しめる。さらにDolby Atomos対応音源では、映画館の音響のように、音の動く方向がわかる。鳥が飛んでいく方向や、車の走る向きなどが伝わりやすい↑ステレオサウンドが楽しめる。さらにDolby Atomos対応音源では、映画館の音響のように、音の動く方向がわかる。鳥が飛んでいく方向や、車の走る向きなどが伝わりやすい

 

DeX StationはよりコンパクトなDeX Padに進化

Galaxy S8/S8+/Note8では、「DeX Station」という専用のドッグに装着することで、ディスプレイ上にパソコン風の画面を表示できました。

 

今回そのDeX Stationの後継に相当する「DeX Pad」が発表されました。従来はドッグに設置した端末を直接操作することはありませんでしたが、DeX Padに装着したGalaxyはタッチパッドとして活用できます。また、構造上イヤホンジャックにケーブルを繋げたままでも、ドッグに装着できるようになりました。

 

↑今回発表された「DeX Pad」。より薄くなり、デザインが一新された。純正のカバーをそうちゃくしたままGalaxyを設置できる↑今回発表された「DeX Pad」。より薄くなり、デザインが一新された。純正のカバーをそうちゃくしたままGalaxyを設置できる

 

最後に、繰り返しとなりますが、Galaxy S9/S9+の日本発売については現時点では未定。とは言え、2018年の夏モデルに登場すれば、主要なモデルの一つになるのは間違いありません。DeX Padの国内販売があるのかどうかも含め、今後の動向に注目です。