eSIM対応でより使い勝手が上がった高性能ゲーミングスマホ「ROG Phone 9シリーズ」

ASUS JAPANは、ゲーミングスマートフォンの最新モデル「ROG Phone 9シリーズ」を発表しました。発売は3月28日です。

記事のポイント

シリーズ初のeSIMに対応。ゲーミングスマホはビジネスニーズもあると言われているため、これはうれしいという人も多いはずです。おサイフケータイにも対応。それでいてスペックやAI機能も充実した、抜かりのない1台となっています。

ROG Phone 9シリーズは、従来の2つの物理SIMに加えてeSIMに対応することで、デュアルSIMデュアルVoLTEの利用が可能なゲーミングスマホ。

 

スペックはSnapdragon 8 Eliteのほか、最大24GBのメモリーと最大1TBのストレージを搭載。また内部冷却システムも前モデルから20%性能が向上し、高いパフォーマンスを発揮します。

 

6.78型のLTPO AMOLEDディスプレイは、最大185Hzのリフレッシュレートに対応。画面占有率94%の狭額縁と相まって、ゲームや動画を高い臨場感で楽しめるといいます。さらに、デュアルスピーカーとDirac Virtuoによる空間オーディオで、高音質も実現しています。

 

オンデバイスAI機能も充実し、会話をリアルタイムで文字起こしする「AI文字起こし機能」や、通話内容をリアルタイムで翻訳する「AI通話翻訳機能」などを、ネットワーク接続なしで使えます。ただし、発表時点ではベータ版となっています。言語は日本語を含む複数に対応しています。

 

シリーズは4モデルをラインナップ。ROG Phone 9(2モデル)、ROG Phone 9 Pro、ROG Phone 9 Pro Editionの3製品を用意し、ROG Phone 9はファントムブラックとストームホワイトの2色展開です。

ASUS JAPAN

ROG Phone 9 15万9800円(税込)

ROG Phone 9 Pro 18万9800円(税込)

ROG Phone 9 Pro Edition 23万9800円(税込)

PC向けゲームをごろ寝スマホで楽しみたいなら「Backbone One」がオススメ

スマホでゲームを遊べるクラウドゲームを知っていますか? 負荷の高いPC向けの本格ゲームを、月額制のサブスクリプション形式で気軽に遊べるサービスです。「Xbox Game Pass」や「GeForce NOW」が一般的でしょう。またPlayStation 5のような最新ハードでは、ゲームをスマホに転送して遊べるゲームストリーミングというサービスも登場しています。

↑今回はスマホで使えるゲームコントローラー「Backbone One」を紹介します。写真はPlayStationコラボデザインモデル

 

このクラウドゲーム、さまざまなゲームを遊べるのは良いのですが、ゲームコントローラーを用意しないといけない不便さがありました。もちろんスマホ上に仮想コントローラーを表示できるものの、操作性は専用コントローラーに及びません。仮想コントローラーは、画面のどの位置に操作エリアがあるのかを把握する必要があるため、操作が複雑になりがち。加えて画面上をタッチするので、操作するときに手で画面を隠してしまうという弱点もあります。

 

そこで家庭用ゲーム向けのコントローラーを用意することになるのですが、そうするとテーブルにスタンドを立ててそこにスマホを横置きして、コントローラーでガッツリ遊ぶような感じに。これではテレビで遊ぶのと変わらないではありませんか……。

↑スマホスタンドとコントローラーを用意して、椅子に座って正しい姿勢でリモートプレイ。これならテレビの前で遊びたいな……という気分になります

 

ごろ寝ゲームを叶える「Backbone One」

要するにごろ寝しながらまったりと、でもしっかりゲームを遊びたいわけです。その願望を叶えてくれるアイテムが登場しました。スマホ専用の外付けコントローラー「Backbone One」です。米Backboneが製造する2世代目のコントローラーで、ソースネクストが販売代理店となり国内の量販店で購入できるようになりました。

 

Backbone Oneは、スマートフォンのUSB端子と接続できる有線コントローラーです。その特徴は、伸び縮みすること。小さいスマホから大きいスマホまでカシャッと伸ばしてフィットします。端子のタイプはUSB Type-CとLightningの2種類をラインナップします。

↑スマホを挟んでいない状態

 

↑中央のバーが伸びてスマホを挟み込みます。6インチ以上の大きなスマホにもピッタリフィット

 

カラーはホワイトとブラックを展開。ホワイトはPlayStationとのコラボデザインで、DualSenseのような○×□△ボタンを備えています。ちなみにカラーによる機能の違いはありません。

 

家庭用ゲーム機と遜色ないキー配置

ボタン配置は現代的な家庭用ゲーム機のコントローラーと共通しています。ABXYボタン(○×□△ボタン)、右下のRスティック、左上のLスティック、左下の十字キー。左右の肩にR1/R2、L1/L2キーという構成。スクリーンショット撮影ボタンもあります。

↑PlayStationコラボのホワイトはキー天面が○×□△ボタンの印字。機能は通常モデルと変わりません

 

↑天面にはR1/R2、L1/L2キーを配置

 

グリップの膨らみは柔らかめで、スマホ本体の重さも加わって安定した握り心地を実現しています。重量バランスとグリップ感はNintendo Switch Liteが最も近いと感じました。語弊のある表現かもしれませんが、「スマホをNintendo Switch Liteみたいなゲームデバイスにするコントローラー」と言えます。

↑左側に3.5mmイヤホンジャック、右側に給電用のUSB Type-C端子を装備。充電しながら遊べます。さらに、スマホなしでゲーム機などに接続して有線コントローラーとしても使えます

 

自由な姿勢で楽しめるからクラウドゲームとの相性が抜群

改めて、クラウドゲームやゲームストリーミングサービスとの相性が抜群なのが、このBackbone Oneの最大の魅力です。実際に使ってみて、ゲームの楽しみ方が大きく変わったんです。

 

筆者の場合、PlayStation 5のリモートプレイ機能を使って『信長の野望 新生』をプレイしていますが、これが想像以上に快適でした。ベッドに寝転がりながら、本格的な歴史シミュレーションゲームをスマホでプレイするにあたり、最初は「画面が小さいスマホでまともに遊べるのかな?」と不安でしたが、Backbone Oneを使うと、まるでポータブルゲーム機で遊んでいるかのような感覚になり、気がつけば寝る前の数時間を費やして遊んでいました。スマホとコントローラーが一体化するので、自由な姿勢でゲームにのめり込めるのです。ごろ寝しながら、ソファに深く腰掛けながら、はたまた電車の中で立ったまま……あらゆる状況でもゲームを楽しめます。

 

もちろん、クラウドゲーム以外でもBackbone Oneは活躍します。iPhone/Android向けのゲームでも、コントローラーに対応したタイトルなら快適にプレイ可能。たとえば『アスファルト9:Legends』とか『FINAL FANTASY VIII Remastered』のようなタイトルですね。Backbone OneのWebサイトでコントローラー対応タイトルの一覧が紹介されています。

 

一部タイトルはタッチ操作もコントローラー化できる

Backbone Oneは有線コントローラーなので、基本的には端子が刺さればアプリなしで利用できますが、独自の機能を実現するためのアプリも用意されています。

 

Backbone Oneの専用アプリはゲーム用のポータルアプリになっています。PS Remote PlayやXbox Game Pass、Steam Link、Google Playのタイトルをサービス横断で検索できるうえに、アプリからゲームを起動することも可能です。

 

さらにAndroid限定で「タッチシンク」という機能も搭載しています。これは、本来コントローラーに非対応なゲームタイトルでも、Backbone Oneで扱えるようにするという機能です。タッチ操作をキー操作に置き換える専用ツールを使って置き換えられます。

 

記事執筆時点での対応タイトルは『原神』、『崩壊:スターレイル』、『PUBG Mobile』ほか2作品の計5タイトルのみ。また、スマホの機種によっても相性があり、うまく動作しない場合もあるようです。

↑タッチシンクはゲームごとに異なるボタン配置を画面上の操作で代替したもの。写真では『PUBG Mobile』のゲーム画面にタッチシンクのボタン割り当て用の画像レイヤーが重ねて表示されています

 

価格はやや高いが価値は十分ある

クラウドゲーム用のコントローラーとしてのBackbone Oneの魅力は十分ですが、正直なところ、値は張ります。1万9800円(税込)という価格設定は、単なるゲームコントローラーとしては確かに高額です。

 

この値付けは、昨今の円安事情も影響しているのかもしれません。2021年発売の初代モデルは米国での価格は99ドルで、日本発売時の価格は1万2800円(税込)でした。今回のモデルも同じ99ドルですが、為替を反映して相応に値上がりしています。

 

妥当ではあるものの、ユーザーとしてはもう少し手に取りやすい価格になればいいなと思うのが正直なところです。特にNintendo Switch Liteが2万1970円(税込)で販売されていることを考えると、多くの人にとっては躊躇してしまう価格帯かもしれません。

 

しかしながら、実際に使ってみると、その価値は十分にあるとも感じました。ハードウェアの品質は非常に高く、PCやXBox、PlayStationでしか遊べないような豪華なグラフィックのゲームを手元で、しかも快適な姿勢でプレイできるのはお値段以上に贅沢な体験でした。高性能なスマホでリッチなゲーム体験を楽しみたい人や、どうしてもコントローラーを使って遊びたいゲームがある人にはぜひオススメしたいです。

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

音楽スタジオ向け最新テクノロジー搭載! ドイツ老舗メーカーによるハイエンドゲーミングヘッドセット「MMX 300 PRO」

オーディオブレインズは、同社が国内総代理店を務める、ドイツのオーディオメーカーbeyerdynamic社の人気ゲーミングヘッドセットシリーズの第3世代「MMX 300 PRO」を、9月6日に国内発売します。市場想定価格は7万円前後。

 

同製品は、ベイヤーダイナミックの最新スタジオヘッドホンにも使用されているSTELLAR.45ドライバーを採用。前モデルと比較して、低音と高音のプロファイルが改良されています。

 

コンデンサーマイクロフォンは、明瞭な収音が可能。ドイツ製の高品質な素材を使用し、新しいヘッドバンドデザインと、音楽スタジオで酷使に耐えてきた実績のあるベロア製イヤーパッドで、長時間のゲームプレイにおいても快適に使用できるようなに作られています。

 

低インピーダンスのSTELLAR.45ドライバー(48オーム)で、PCだけでなく様々なデバイスで十分な音量を確保できます。付属のYアダプターを使用すると、様々な接続端子にも適合します。

 

同製品はドイツ国内で最高の品質基準のもと、基礎パーツから製造されています。一つずつ手作業で製造され、厳格な品質管理を受けます。ドライバーシステムは厳しい測定基準の中、生産中に何度も測定が行われます。

 

ヘッドホン
駆動タイプ ダイナミック
オペレーション形式 密閉型
着用形式 オーバーイヤー
周波数特性 5 – 40000Hz
ノミナル抵抗値 48 Ω per system
SPL @ 1mW/500Hz 96dB
T.H.D. @ 500Hz < 0.05%
ヘッドバンド圧 5.5N
ケーブル長 2.5m / 片出しストレートケーブル、脱着式、5極接続
接続形式 2 x ミニプラグ、コンボジャックアダプター
マイクロホン
駆動タイプ タイプコンデンサー(バックエレクトレット)
駆動原理 圧力勾配型
指向性 カーディオイド
パワーサプライ AB powering
サプライボルテージ 2 – 9V
電流消費 0.6mA
感度 f = 1kHz 21.6mV/Pa
周波数特性 20 – 20000Hz
最大音圧 121dB
マイク出力 unbalanced
ブーム長 約190mm
カプセル径 13mm

高速な動きのぼやけを抑える! 応答速度に優れたゲーミングモニター「27GS85Q-B」LGから発売

LGエレクトロニクス・ジャパンは、ゲーミングモニター「LG UltraGear」シリーズの新モデルとして、27インチの「27GS85Q-B」を8月下旬より順次発売します。実売予想価格は5万6800円前後。

 

「27GS85Q-B」は、LEDバックライトにナノメートルサイズの粒子を適用した Nano IPSテクノロジーを採用。微細な粒子が黄色やオレンジ色など、過剰な光波長を吸収することで正確な赤を引き出し、色の濃さと純度が大幅に向上しています。「DCI-P3」を98%(標準値)カバーし、「VESA DsisplayHDR 400」の認証も取得。高速な動きでも画面のぼやけ(モーションブラー)を感じさせない1ms(GTG)の応答速度と、180Hzの高リフレッシュレートに対応しています。

 

映像遅延を抑える「DASモード」にも対応しているほか、画面のずれ(ティアリング)やカクつき(スタッタリング)を軽減する可変リフレッシュレート(VRR)に対応。「AMD FreeSyncテクノロジー」と「NVIDIA G-SYNC Compatible」、「VESA Adaptive-Sync」の認証を受けています。

 

スタンドは110mmの高さ調整、前後-5度~15度のチルト角調整、ピボットに対応し、フレキシブルな画面の位置調整が可能。目や疲労に影響するとされるブルーライトやフリッカー(ちらつき)を抑えることもできる「ブルーライト低減モード」や、色の判別がつきづらい人でも配色を変えることで見やすくなる「色覚調整モード」も搭載しています。

 

■サイズ:W614×H468~578×D254mm(スタンドなし:614×372×51mm)
■重量:5.5kg(スタンドなし:4.3kg)

ASUSから登場した今年注目のAI PCを改めておさらい

6月上旬に台湾で開催された「COMPUTEX TAIPEI 2024」では多くの新型PCが発表されました。その中でも今年、注目を集めているのが「AI PC」です。これは昨今トレンドとなっているAI機能に特化した性能を搭載しているPCのこと。

↑COMPUTEXでASUSの発表会のワンシーン。多くのCopilot+ PCが発表された

 

たとえば「Copilot+ PC」はマイクロソフトが推進する新世代のAI PCで、AIを活用したさまざまな機能が用意されます。その機能を快適に使うために、PCには認定条件のひとつとして40TOPS以上の処理能力があるNPU(Neural network Processing Unit)の搭載が必須となっています。

 

GPU(Graphics Processing Unit)が映像処理に特化しているように、このNPUはAI処理に特化しているのが特徴。汎用的な演算を実行するCPUではなく、NPUがAIに関する演算を担当することで、より効率的にAIを活用できるというわけです。

 

45TOPSを実現するSnapdragon X Elite搭載Vivobook S 15

では一体どのような製品が登場したのか。ここでは、ASUSのノートPCを一挙に紹介していきます。

 

マイクロソフト製以外のCopilot+ PCとしていち早く登場したのが、CPUに45TOPSを実現するNPUが統合されたSnapdragon X Elite X1E-78-100採用の「Vivobook S 15」です。Windows 11 Home(Arm版)搭載ノートPCで、6月18日に日本市場でも発表されています。

↑ASUS Vivobook S 15 S5507は22万9800円(税込)から

 

ディスプレイには3K(2880×1620ドット)表示の15.6型有機ELを採用。メモリーは16GB/32GB、ストレージには1TB SSDを内蔵しています。

 

最薄部1.47cmのスリムデザインを採用しており、オールメタルながら約1.42kgと軽いのも魅力です。それでいて、バッテリー駆動時間は約18時間と高いスタミナも備えています。

 

キーボードには「Copilotキー」を搭載し、すばやくAI機能を呼び出すことが可能。AI時代を先取りするスタンダードなノートPCです。

 

現時点で最も高い性能なAMDのCPUを搭載したASUS Vivobook S 16/14

同じくVivobookシリーズでは「ASUS Vivobook S 16/14」もラインナップしています。こちらはCOMPUTEX TAIPEI 2024で発表されたAMDの新プロセッサー「AMD Ryzen AI 9 HX 370」を搭載。AMD Ryzen AI 9 HX 370は50TOPSを誇るNPUを統合しており、現段階では最も高性能なCPUです。

 

ASUS Vivobook S 16/14は16型と14型の2サイズを展開しており、16型にはテンキーも搭載されています。32GBメモリーと1TBのSSDを内蔵するなど、サイズ以外の基本的な仕様は共通です。

↑ASUS Vivobook S 16 M5606は21万9800円(税込)で販売中

 

大型ながらモバイルノートPCとして使えそうなASUS Zenbook S16

大型モバイルノートPCの本命とも言えるのが「ASUS Zenbook S16」です。プレミアムモデルらしく、ボディにはセラミックとアルミニウムを組み合わせた「セラルミナム」素材を採用。軽さと堅牢性を担保しつつ、最厚部でも1.1cmのスリムボディを実現しています。本体質量は1.5kg。また、78Whの大容量バッテリーを搭載しており、長時間駆動にも対応できます。

 

デュアルファンで強力にCPUを冷やしながらも、静音性が高いのもポイント。加えて最大2TBのSSDを搭載できます。高性能PCを持ち歩きたいというモバイル派には見逃せないモデルです。

↑ASUS Zenbook S16 UM5606は31万9800円(税込)で販売。Wi-Fi 7に対応するほか、米国軍用規格のMIL規格に準拠する堅牢性も実現している

 

独自のAIソフトを搭載したクリエイター向けのProArt

クリエイター向けの機能を備えるのが「ProArt」シリーズです。ラインナップは3モデルとなっており、16型の「ProArt P16 H7606」と13型で2in1タイプの「ProArt PX13 HN7306」はCPUにAMD Ryzen AI 9 HX 370を採用。さらに両モデルとも、外付けのグラフィックスであるNVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop GPUの搭載モデルを選べます。

 

ディスプレイは16型と13型のタッチ対応3K有機ELを搭載。またタッチパッドの左上に指先でクルクルとなぞりながら回して操作できる「ASUS DialPad」を搭載しており、レタッチソフトやペイントソフトなどをより効率的に操作できます。

 

タブレットタイプの「ProArt PZ13 HT5306」はCPUにSnapdragonを採用しています。

 

また3モデルに共通する機能として、ASUS独自のAIソフトを搭載。そのひとつ「MuzeTree」では、簡単なラフスケッチと単語による指示だけで画像の生成などができます。このほか、写真や動画の整理、シーンの検出などができるAIアプリも用意しています。

↑ASUS ProArt P16 H7606(税込32万9800円)。AIアプリによって、簡単なスケッチを元にひまわりの絵が自動生成できる

 

ゲーミングPC「TUF Gaming」「ROG Zephyrus」もCopilot+ PC対応

さらにCOMPUTEX TAIPEI 2024ではCopilot+ PC対応のゲーミングPCも登場しました。「TUF Gaming A16/A14」はCPUにAMD Ryzen AI 9 HX 370を採用し、GPUとしてNVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop GPUを搭載しています。

 

ゲーミングノートPCながらスリムボディを採用。14型の「TUF Gaming A14」は1.46kgと軽めで、持ち運びもできそうです。派手すぎないデザインなので、ビジネスシーンやカジュアルユースでも使用可能。AI性能だけでなく、GPUも必要、といったニーズにマッチしています。

↑TUF Gaming A16 FA608は9月下旬の発売がアナウンスされている。30万9800円(税込)から

 

よりハイパワーでゲームをプレイしたいユーザーには「ROG Zephyrus G16 GA605」が用意されています。搭載しているCPU、GPUはTUF Gamingと同じですが、冷却機構として「ROGインテリジェントクーリングシステム」を採用。本体背面での吸排気により、本体内部を効率よく冷却することで、ハイパフォーマンスのゲームプレイができます。

↑ROG Zephyrus G16 GA605は30万9800円(税込)からで販売中

 

インテルCPU製品は?

今回開催されたCOMPUTEX TAIPEI 2024では主に、40TOPS以上のAI処理性能を実現したQualcommのSnapdragon X Eliteと、AMDのAMD Ryzen AI 9 HX 370を搭載するPCが、Copilot+ PCとして発表されました。

 

そうなると気になるのがインテルの動向です。インテル製のCPUが40TOPSを超えるのは、コードネーム「Lunar Lake」と呼ばれる、次世代Core Ultraプロセッサーだと言われています。

 

ASUSの発表会場にはこの次世代Core Ultraプロセッサーを搭載したビジネス向けノートPC「ExpertBook P5 P5405」が展示されていました。性能などは未知数ですが、Copilot+ PCに準拠するノートPCとして秋以降の発表が予想されています。

↑Lunar Lakeを搭載したExpertBook P5 P5405。14型ディスプレイを採用する薄型ノートPCだ

 

ワークスペース&ゲーミング環境をスマートに! BenQの7-in-1 USB4 マルチハブ「GR10」

ベンキュージャパン(BenQ)は、BenQ beCreatus(ビークリータス)シリーズから、7-in-1 USB4 マルチハブ「GR10」を、7月31日より発売。実売価格は1万7900円(税込)で、現在、予約販売を行なっています。

同製品は、7つのポートを備え、スマートなワークスペースとゲーミング環境を構築できるマルチハブ。最大40Gbpsの高速データ転送が可能なUSB4や最大転送速度2.5GbpsのLANに対応しています。

PD3.0 100Wのパススルー給電にも対応し、ノートPCや周辺機器に最大100Wの給電が可能です。HDMI 2.1に対応し、4K 120Hz/8K 60Hzの高解像度・高リフレッシュレートでの映像出力による、映像体験も楽しむことができます。

また、ゲームのコントローラーやスマートフォンなどのデバイスを置くことのできるL字型のUSBコネクタや、フリップスタンドも搭載。フリップスタンドを閉じることでコンパクトになり、出張先や外出先にも容易に持ち運べてノートPCなどのハブとして作業環境を拡張することができます。

■アップストリームUSBポート:USB4 Type-Cケーブル×1(最大40Gbps、PD85W ※USB Type-C PD IN経由で100W給電を行なった場合)

■ダウンストリームUSBポート:USB Type-A×2(最大10Gbps、4.5W給電)、USB Type-C×1(最大10Gbps、7.5W給電)

■映像出力端子:HDMI2.1(最大3840×2160 60Hz。または最大3840×2160 120Hz/7,680×4,320 60Hz)

■ネットワーク:LAN(RJ-45、2.5Gbps)

■アップストリームケーブル長(USB Type-C):200mm

■フリップスタンド対応幅:最大21.5mm

■サイズ(W×D×H):約130.0×54.5×25.5mm

■本体重量:約188g

キルレが爆上がりしそう!? GRAPHTから滑り心地が良すぎるゲーミングマウスソール登場

MSYが展開するゲーミングブランドGRAPHTは、ゲーム環境を向上させるゲーマー向けアイテムのCUSTOM GAMING GEAR SERIESから「Razer Viper V3 Pro」対応のマウスソール2種を発売します。

 

今回新発売となるのは、Razer Viper V3 Pro対応の「ガラス マウスソール」と「PTFE マウスソール」。張り替えることで新品同様の滑り心地を維持できるマウスソールで、操作感やゲーム環境を自分好みにチェンジできる商品となっています。

※以下、価格はすべて税込

 

GRAPHT ガラス マウスソール 2450円

<特徴>

・氷の上に浮いているような感覚。超低摩擦で極めてスムーズな滑り出し

・素早いマウス移動が可能なハイスピードタイプ

・なめらかな滑りで操作時の静音性や操作ムラが低減

・アルミノシリケート強化ガラスとエッジのラウンド加工によるスムーズな滑走

・擦り減ることがなく、ほぼ永続的にパフォーマンスを維持

 

GRAPHT PTFE マウスソール 880円

<特徴>

・不純物濃度の基準をクリアした100%PTFE(フッ素樹脂)を使用

・自己潤滑特性に優れ、樹脂の中で最も低い摩擦係数を持つ高純度PTFEのハイスリックマウスソール

・高潤滑PTFE素材とエッジのラウンド加工によるスムーズな滑り出しとなめらかな滑走

・低摩擦係数素材による高い静音性

・なめらかな滑りにより、手首への負担やストレス、長時間使用の疲れを軽減

・ホワイトとブラックの2色展開

450gの超薄型ポータブルゲーミングPC。しかも有機EL搭載、高パフォーマンス「AYANEO AIR 1S 8840U」

ハイビームは、AYANEO社が開発した「AYANEO AIR 1S 8840U 国内正規版」を8月31日に発売します。AMD Ryzen 7 8840Uを搭載した、有機EL液晶採用5.5インチのポータブルゲーミングPCです。

 

同社公式オンラインストア、ハイビーム秋葉原本店、ハイビームAKIBA大阪日本橋 in PCワンズ店、Amazon.co.jpなどで予約を開始しています。

 

重量は約450g、最薄部約21.6mmで持ち運びに適した軽量小型設計でありつつ、パフォーマンスも高い点が特徴だそう。8コア16スレッド、最大周波数は5.1GHzです。

 

ディスプレイは、光にじみのない175°の広視野角と100000:1のコントラスト比により、鮮やかな色合いを表現するとのこと。タッチスクリーンの応答速度は液晶ディスプレイ(LCD)比で、1000分の1。残像感がなく、よりスムーズで快適なゲームプレイができると言います。

 

コントローラーにも、随所にこだわりが。デッドゾーンを100%無くすことでFPSゲームにも最適化しているほか、手の感覚に合わせたジョイスティックの感度の調節や、ジャイロスコープによるボディアシストなど、プロ仕様に匹敵する性能になっていると説明しています。

 

さらに、スマートフォンをトラックパッド、キーボード、マウスとして操作することもできるそうですよ。

↑各種ボタンやインターフェースも充実

 

10050mAhのバッテリーを搭載し、PD急速充電にも対応しているため、充電時間が短く済み、すぐにゲームを始められる点も魅力だとか。

 

カラーはポーラブラック、オーロラホワイトの2色展開で、容量も「16GB/512GB」、「32GB/2TB」から選べます。

 

価格は、16GB/512GBが13万8000円(税込)、32GB/2TB価格が16万8000円(税込)です。

 

■メーカー:AYANEO

■OS:Windows 11 Home (64bit)

■サイズ:約224×89.5×21.6mm

予約からすでに人気! シャオミからプロ仕様のMini LEDゲーミングディスプレイ登場

シャオミ・ジャパンは、「Xiaomi Mini LED ゲーミングモニター G Pro 27i」を7月25日に発売します。市場想定価格は4万9980円(税込)です。7月16日から予約販売をスタートしていましたが、予約分はすでに売り切れ。ですが、公式Xでは「調達中」とアナウンスしており、追加販売はありそうです。

 

Xiaomi Mini LED ゲーミングモニター G Pro 27iは、ゲーミングにおいてより高い視覚体験を追求するユーザーに向けた、プロレベルとうたう製品です。ディスプレイは1152ゾーンに分割され、計4608個のMini LEDを内蔵したバックライトテクノロジーを採用。同社が開発したダイナミックバックライトシステムが、コンテンツに合わせて4種類の輝度制御モードに対応します。これにより、1000nitsのピーク輝度と0.001nitsの輝度で明るさと黒を再現し、「細部まで美しく、魅力的な光と影の効果を実現する」といいます。

 

リフレッシュレートは最大180Hzで、テンポの速いゲームでもスムーズなパフォーマンスを可能にしてくれるとのこと。

↑応答速度は1ms(GTG)と高速なため、ゲーム中にありがちな「残像が残って反応がちょっと遅れた」なんてことはなさそうです

 

また、FreeSync ティアリング防止テクノロジーにより、グラフィックカードとモニターフレームレートがリアルタイムの同期を維持。ティアリングとラグを低減し、安定した操作性を実現しているそうです。

 

さらに、最大限に狭めたベゼルによる広範囲の視野や、直感で操作しやすい背面のジョイスティック、幻想的に発光するリング状のRGBライトなど、ゲーム体験を高める工夫が随所に。高さ、チルト、水平角度、縦横置きについても、各種調整が可能です。壁面やディスプレイアームの取り付けにも対応しているので、どんな姿勢でも快適に使えるとのこと。

 

そのほかTÜVの低ブルーライト認証を取得しており、低ブルーライトモードを有効にすると、モニターが短波ブルーライトを低減してくれます。少しでも目に配慮したいユーザーにはうれしいですね。

 

製品スペックは以下のとおりです。

ゲームめちゃ捗りそう、中国のゲーミングスマホREDMAGICに最新モデルが登場。7月25日から予約開始

中国深センに本社を置くスマートフォンメーカーのREDMAGIC(レッドマジック)は、高性能なSoC「Snapdragon 8 Gen 3 リーディングバージョン」を搭載したスマホ「REDMAGIC 9S Pro」を発表。7月25日から、日本公式サイトにて先行予約が開始されます。

 

記事のポイント

「ゲーミングスマホ」と呼ばれるカテゴリの製品が少ないなか、ゲームをするための機能や性能に振り切った製品。スペックに申し分はなさそうなので、「ゲーミングスマホがほしい」という人には間違いなく選択肢に上がるでしょう。

前モデル「REDMAGIC 9 Pro」で好評だったというデザインや人気カラーを継承しつつ、9S Proは現時点で最も高性能なSoCであるSnapdragon 8 Gen 3 リーディングバージョンを搭載。さらに、最大80Wの急速充電を可能とするほか、6500mAhの大容量バッテリーや冷却ファンや冷却ジェルを採用した「ICE 13.5冷却システム」を装備するなど、ゲームをするために作られたスマホと言えます。

 

モンスター級ゲーミングスマホとうたわれる理由はそれだけではありません。ゲームの世界に没入できるよう、インカメラをスクリーンの下に隠し、パンチホール・ノッチのないフルディスプレイを実現。画面占有率は93.7%にも及びます。

 

また、背面は独自の一体型ガラスを使用し、特別に設計された部品を用いてレンズを本体に完全に組み込むことで、横向きでゲームをするときでも持ちやすい仕様になっているとのこと。

 

150Wの高出力を誇る充電ドッグ「REDMAGIC DAO 150W GaN 充電ドック」も同時発売されます。

 

なお、日本での正式発売は8月5日からとなっています。先行予約販売期間中は9S Proが最大5000円オフで購入できる予約クーポンも配布されます。

 

メーカー:REDMAGIC

製品名:REDMAGIC 9S Pro

販売価格:

Sleet スリート (ブラック)12GB + 256GB:12万2800円

Frost フロスト (ホワイト)12GB + 256GB:12万2800円

Cyclone サイクロン (黒スケルトン)16GB + 512GB:15万2800円

Snowfall スノーフォール (シルバー)16GB + 512GB:15万2800円

※価格はすべて税込

高速・抜群の視認性・手頃な価格、三拍子揃ったLGのゲーミングディスプレイ7月下旬から発売

LGエレクトロニクス・ジャパンは、ゲーミングディスプレイ「LG UltraGear」シリーズの新モデルとして、31.5インチの「32GS60QC-B」と27インチの「27GS60QC-B」を、7月下旬から順次販売します。予想実売価格は32GS60QC-Bが4万6000円前後(税込)、27GS60QC-Bが4万円前後(税込)となっています。

 

この2つのモデルは、半径1mの弧となる1000Rの曲面型画面を採用しており、応答速度は1ms(GTG)、リフレッシュレートは180Hzに対応しています。フルHDの約1.7倍の情報量を表示できるWQHD(2560×1440ドット)の解像度で、FPSなどの一人称ゲームでは、遠くにいるターゲットもより見やすく表示。グラフィック重視のゲームも、より精細感のある美しい映像で楽しむことができます。

 

ユーザーの視覚に対する配慮も欠けていないのが本製品の特徴です。たとえば、画面のずれ(ティアリング)やカクつき(スタッタリング)を軽減するVRR(可変リフレッシュレート)に対応。加えて、あらゆる人がゲームを楽しめるように配慮した機能として、目の疲労に影響するとされるブルーライトやフリッカー(ちらつき)を抑える機能や、色の判別がつきづらい人でも配色を変えることで見やすくなる「色覚調整モード」を搭載しています。

単三1個で300時間。ロジクールから「このタイミングでマウスの充電切れ!?(怒)」なんて心配無用なゲーミングマウス発売

ロジクールは、ゲーミングブランド「ロジクールG」から、充電切れのストレスを軽減してくれるワイヤレスマウス「G309 ワイヤレスゲーミングマウス」と、「G515 LIGHTSPEED ワイヤレスゲーミングキーボード」を7月25日から発売します。ロジクールのオンラインストア価格は、マウスが1万2980円(税込)、キーボードが2万1890円(税込)となっています。

 

記事のポイント

使わないときには充電を……、とマメにできる人はそんなに多くはないはず。そういう人にとって単三電池1個で300時間のバッテリー持ちは魅力的でしょう。

 

G309は、単三乾電池1個で300時間以上の連続使用が可能なワイヤレスゲーミングマウスで、前モデルのG304より使用時間が50時間以上延びました。また、ロジクールのワイヤレス充電技術を使用したマウスパッド「ロジクール G POWERPLAY ワイヤレス充電システム」(別売)と一緒に使うことで、充電を気にせず使い続けることが可能になるそうです。ゲーム途中のマウスの充電切れにフラストレーションが溜まりまくっているユーザーには朗報ですね。

↑「G309 ワイヤレスゲーミングマウス」ブラック(左)、ホワイト(右)

 

高さわずか22mmの薄型ロープロファイルキー G515 は、高速タイピングが可能で手首が疲れない設計のワイヤレスゲーミングキーボードです。独自技術のLIGHTSPEED搭載で、ワイヤレスでも体感遅延もないうえに、耐久性の高いPBTキーキャップを搭載しています。

↑「G515 LIGHTSPEED ワイヤレスゲーミングキーボード」ブラック(左)、ホワイト(右)

大会協賛モデルで快適なゲームプレイを! ゲーミングPC「GALLERIA」が販売開始

サードウェーブのゲーミングPC「GALLERIA(ガレリア)」は、「STAGE:0 eSPORTS High-School Championship 2024(以下、STAGE:0)」に昨年に続き協賛。それに伴い、大会協賛モデル4機種の販売を開始しました。

 

同製品は、全国のコンピューターショップ「ドスパラ」各店舗、およびドスパラ通販サイトにて販売中。今年で6回目となる、STAGE:0で採用されているすべての競技タイトルが、快適にプレイできる性能を備えたゲーミングPCです。

 

●このアイテムのポイント

2024年のSTAGE:0は「クラッシュ・ロワイヤル」「フォートナイト」「リーグ・オブ・レジェンド」「ヴァロラント」「オーバーウォッチ 2」の5タイトルが採用されていますが、その他の人気タイトルを快適にプレイしたい人や、これからPCゲームを始める人にもおすすめのモデルとなっています。

 

■発売されるゲーミングPC

・GALLERIA RM7C-R47 STAGE:0 大会協賛モデル

(インテルCore i7-14700F / GeForce RTX 4070 / 16GB DDR5 / 500GB Gen4 NVMe SSD)24万9980円(税込)

 

・GALLERIA RM5C-R46 STAGE:0 大会協賛モデル

(インテルCore i5-14400F / GeForce RTX 4060 / 16GB DDR5 / 500GB Gen4 NVMe SSD)16万7979円(税込)

 

・GALLERIA XL7C-R45-5 STAGE:0 大会協賛モデル

(インテルCore i7-13700H / GeForce RTX 4050 Laptop GPU / 16GB / 500GB Gen4 NVMe SSD)18万9979円(税込)

 

・GALLERIA RL7C-R35-5N STAGE:0 大会協賛モデル

(インテルCore i7-13620H / GeForce RTX 3050 Laptop GPU / 16GB DDR5 / 500GB Gen4 NVMe SSD)12万9980円(税込)

おサイフケータイにも対応、さらに高性能化したASUS新スマホ「ROG Phone 8シリーズ」

ASUS JAPANは5月15日、ゲーミングスマホの最新モデル「ROG Phone 8シリーズ」を発表しました。ラインアップは「ROG Phone 8 Pro Edition」「ROG Phone 8 Pro」「ROG Phone 8」の3製品で、それぞれ希望小売価格(税込)は以下のとおりです。

 

ROG Phone 8 Pro Edition 21万9800円

ROG Phone 8 Pro 17万9800円

ROG Phone 8 15万9800円

↑ROG Phone 8

 

なお、ROG Phone 8 Pro Editionは数量限定での販売となります。

 

ROG Phone 8シリーズはゲーミングスマホらしい、高性能なスペックを採用したスマホです。SoCはQualcomm Snapdragon 8 Gen 3を、メモリーは最大で24GBを、ストレージは最大で1TBを搭載しています。また今回はシリーズとして初めておサイフケータイとQi規格によるワイヤレス充電に対応しています。

↑最高クラスのスペックを備えるROG Phone 8シリーズ

 

↑おサイフケータイ対応で電子マネーで決済が可能に

 

バッテリーは5500mAhと大容量。また有線だと65Wの急速充電に対応し、Qi規格によるワイヤレス充電では最大15Wで充電が可能です。これまでのシリーズ同様、充電の端子は本体下部と本体側面にUSB Type-Cを備え、ゲームプレイ中でも充電できるよう配慮されています。

 

ディスプレイは約6.78型で、有機ELを採用。また解像度は2400×1080ドット、リフレッシュレートは最大165Hzを実現しています。加えて、リフレッシュレートは1~120Hzの可変式を採用しており、自動で最適化されるために消費電力の削減が期待できます。

 

音質面ではデュアルスピーカーを搭載し、ステレオサウンドを実現しています。空間オーディオ技術の「Dirac Virtuo」やハイレゾにも対応。さらに、コーデックにaptX AdaptiveおよびaptX Losslessにも対応しているため、有線・無線を問わず高音質を楽しめます。

 

ゲーミングならではの機能としては、統合管理アプリ「Armoury Crate」を搭載。ゲームをバックグラウンドで実行したり、ゲーム内のテキストデータをキャプチャーしたりといった操作が可能です。

 

冷却性能もこれまで同様に力をいれており、「GameCool 8 冷却システム」を搭載しています。SoCを全方位から冷却する「360° SoC Cooling System Gen 2」によって熱効率が前モデルから22%向上。また別売りの外付けクーラーユニット「AeroActive Cooler X」を装着すればより冷却できます。

↑ROG Phone 8 Pro Edition。通常別売りの外付けクーラーユニット「AeroActive Cooler X」が付属します

 

ROG Phone 8 Pro EditionとROG Phone 8 Proにおいては、本体背面に「AniMe Vision」を搭載。カスタマイズできる341個のミニLEDで天気や時計、バッテリー残量などを表示できます。さらに、文字やアイコンなどのアニメーションも作れるとのこと。

↑ROG Phone 8 Pro。「ROG」と表示されているのがAniMe Visionによるもの

 

最近ではゲーミングスマホをビジネス用として、容量の大きいファイルを開いて外出先で閲覧するなどの使い方をするユーザーもいるそうです。ROG Phone 8シリーズはおサイフケータイに対応で、今後そうした用途で広まる可能性がありそうです。もちろんゲームユーザーにとってもいい選択肢になるでしょう。

ROG Phone 8 Pro Edition ROG Phone 8 Pro ROG Phone 8
プロセッサー Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3
メモリー 24GB 16GB
ストレージ 1TB 512GB 256GB
ディスプレイ 約6.78型有機ELディスプレイ/2400×1080ドット/最大165Hz(1~120Hzの可変リフレッシュレート対応)
アウトカメラ 広角(5000万画素)、超広角(1300万画素)、望遠(3200万画素)
インカメラ 3200万画素
インターフェイス USB 2.0(Type-C)、USB 3.1(Type-C)、nanoSIMスロット×2、マイク/ヘッドホンジャック
バッテリー容量 5500mAh
本体サイズ 高さ163.8×幅76.8×奥行き8.9mm
重さ 約225g
OS Android 14(ROG UI)
カラー ファントムブラック ファントムブラック、レベルグレー

 

シリーズで最も薄く軽いゲーミングノートPC。ASUSの「ROG Zephyrus」から新モデル

ASUS JAPANは3月6日、ゲーミングブランド「ROG」の「ROG Zephyrus」シリーズから「ROG Zephyrus G16 GU605」シリーズと、「ROG Zephyrus G14 GA403」シリーズを発表。順次販売を開始します。

 

希望小売価格(税込)は下記のとおりです。

 

■ROG Zephyrus G16 GU605

GU605MZ-U9R4080W/44万9800円

GU605MI-U9R4070W/39万9800円

GU605MI-U9R4070G/43万9800円

GU605MV-U7R4060GS/26万9800円

 

■ROG Zephyrus G14 GA403

GA403UI-R9R4070W/34万9800円

GA403UI-R9R4070G/38万4800円

GA403UV-R7R4060W/32万9800円

 

ROG Zephyrusは、ROGシリーズの中では薄型軽量とハイパフォーマンスを実現させたモデルです。今回登場した新モデルは新しいデザインを採用し、シリーズ史上で最も薄く軽い製品。両モデルともに、ボディ素材はアルミニウム合金の一枚板から削り出しており、強度や放熱性を保ちながら薄型軽量に仕上げています。

 

ROG Zephyrus G16 GU605の上位モデル「GU605MZ-U9R4080W」の本体サイズは、幅354.95×奥行き246.95×高さ14.95~17.43mm、重さは約1.95kg。また、ディスプレイサイズは16型となっており、ディスプレイは有機EL、解像度は2560×1600ドット、リフレッシュレートは240Hzに対応しています。

 

GU605MZ-U9R4080Wのスペックは、インテル Core Ultra 9 プロセッサー 185H、32GBメモリー、1TB SSD(NVMe接続)、NVIDIA GeForce RTX 4080 Laptop GPU。AAAタイトルのゲームプレイや動画編集で高いパフォーマンスを発揮するとしています。

 

冷却性能も高めており、Thermal Grizzly製の液体金属をCPUに使用しているため、従来のサーマルペーストを使用したCPUと比較して13度低い温度を実現したとのこと。さらに、GU605MZ-U9R4080Wでは、筐体内の熱を効率的に吸収するベイパーチャンバーを搭載。加えて底面部分に吸気口と排気口も備え、効果的に冷却するといいます。

 

ROG Zephyrus G14 GA403も同様に薄型軽量のボディを実現。本体サイズはすべて幅311×奥行き220×高さ15.9~16.3mmで、重さは約1.5kg。ディスプレイサイズは14型となっています。

 

ディスプレイには有機ELを採用。また、解像度は2880×1800ドットで、リフレッシュレートは120Hzに対応しています。

 

上位モデル「GA403UI-R9R4070W」のスペックは、AMD Ryzen 9 8945HS、32GBメモリー、1TB SSD(NVMe接続)、NVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop GPU。こちらも、AAAタイトルのゲームプレイや動画編集で高いパフォーマンスを発揮するとのこと。

 

冷却については、熱伝導率が高い液体金属グリスをCPUに塗布しているうえに、3本のヒートパイプによってCPUとGPUの熱を放熱。さらに、底面部分に吸気口と排気口も備えています。

シリーズで最も薄く軽いゲーミングノートPC。ASUSの「ROG Zephyrus」から新モデル

ASUS JAPANは3月6日、ゲーミングブランド「ROG」の「ROG Zephyrus」シリーズから「ROG Zephyrus G16 GU605」シリーズと、「ROG Zephyrus G14 GA403」シリーズを発表。順次販売を開始します。

 

希望小売価格(税込)は下記のとおりです。

 

■ROG Zephyrus G16 GU605

GU605MZ-U9R4080W/44万9800円

GU605MI-U9R4070W/39万9800円

GU605MI-U9R4070G/43万9800円

GU605MV-U7R4060GS/26万9800円

 

■ROG Zephyrus G14 GA403

GA403UI-R9R4070W/34万9800円

GA403UI-R9R4070G/38万4800円

GA403UV-R7R4060W/32万9800円

 

ROG Zephyrusは、ROGシリーズの中では薄型軽量とハイパフォーマンスを実現させたモデルです。今回登場した新モデルは新しいデザインを採用し、シリーズ史上で最も薄く軽い製品。両モデルともに、ボディ素材はアルミニウム合金の一枚板から削り出しており、強度や放熱性を保ちながら薄型軽量に仕上げています。

 

ROG Zephyrus G16 GU605の上位モデル「GU605MZ-U9R4080W」の本体サイズは、幅354.95×奥行き246.95×高さ14.95~17.43mm、重さは約1.95kg。また、ディスプレイサイズは16型となっており、ディスプレイは有機EL、解像度は2560×1600ドット、リフレッシュレートは240Hzに対応しています。

 

GU605MZ-U9R4080Wのスペックは、インテル Core Ultra 9 プロセッサー 185H、32GBメモリー、1TB SSD(NVMe接続)、NVIDIA GeForce RTX 4080 Laptop GPU。AAAタイトルのゲームプレイや動画編集で高いパフォーマンスを発揮するとしています。

 

冷却性能も高めており、Thermal Grizzly製の液体金属をCPUに使用しているため、従来のサーマルペーストを使用したCPUと比較して13度低い温度を実現したとのこと。さらに、GU605MZ-U9R4080Wでは、筐体内の熱を効率的に吸収するベイパーチャンバーを搭載。加えて底面部分に吸気口と排気口も備え、効果的に冷却するといいます。

 

ROG Zephyrus G14 GA403も同様に薄型軽量のボディを実現。本体サイズはすべて幅311×奥行き220×高さ15.9~16.3mmで、重さは約1.5kg。ディスプレイサイズは14型となっています。

 

ディスプレイには有機ELを採用。また、解像度は2880×1800ドットで、リフレッシュレートは120Hzに対応しています。

 

上位モデル「GA403UI-R9R4070W」のスペックは、AMD Ryzen 9 8945HS、32GBメモリー、1TB SSD(NVMe接続)、NVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop GPU。こちらも、AAAタイトルのゲームプレイや動画編集で高いパフォーマンスを発揮するとのこと。

 

冷却については、熱伝導率が高い液体金属グリスをCPUに塗布しているうえに、3本のヒートパイプによってCPUとGPUの熱を放熱。さらに、底面部分に吸気口と排気口も備えています。

デルのゲーミングPC「Alienware」からインテル Core Ultra搭載の高性能モデル登場

デル・テクノロジーズは、プレミアムゲーミングブランドの「Alienware」から、「New Alienware m16 R2 ゲーミングノートパソコン」「New Alienware x16 R2 ゲーミングノートパソコン」を3月上旬に発売します。価格は現時点で未定。

↑New Alienware m16 R2 ゲーミングノートパソコン

 

New Alienware m16 R2 ゲーミングノートパソコンは、ハイパフォーマンスを実現したとうたう製品。上位モデルにはインテル Core Ultra 9 プロセッサー 185HおよびNVIDIA GeForce RTX 4070 8GB GDDR6が搭載され、お気に入りのゲームや高負荷のタスクを操作できるとしています。

 

また、「ステルスモード」を採用しており、F2キーでRGBに光るバックライトキーボードを白のバックライトに変更可能。加えて、静音モードに切り替えることもできるため、PCゲームを楽しむのはもちろん、作業で使う場合にも適しているといいます。

 

冷却機構も新しくしており、94枚の薄型ブレードを搭載した2基のファンが、4本の銅製ヒートパイプを通して空気を循環させるほか、内部の配置設計を見直すことで前世代と比べてエアフロー効率が43%向上したそうです。

 

ディスプレイは16型で解像度は2560×1600ドット(QHD+)。リフレッシュレートは240Hzに対応しています。このほか、メモリーは最大64GB、ストレージは最大8TB SSD(NVMe接続)を選択できます。

 

New Alienware x16 R2 ゲーミングノートパソコンは、12フェーズ電圧レギュレーターを搭載し、高い出力に対応するモデル。NVIDIA GeForce RTX 4090 Laptop搭載モデルはトータルで220W出力します。また、インテル Core Ultra 9 プロセッサー 185Hを搭載することも可能で、極めて負荷の高い最新ゲームも余裕でプレイできるとのこと。

↑New Alienware x16 R2 ゲーミングノートパソコン

 

冷却機構は、6本のヒートパイプを搭載するうえに、NVIDIA GeForce RTX 4080 Laptop搭載以上の構成であれば、独自の熱伝導素材「エレメント31」とベイパーチャンバーを搭載。CPUとGPUからの熱を素早く放出できるといいます。さらに、4基のファン、エアフローを確保した底部など、ゲームのパフォーマンスを損なわないよう、冷却システムに力を入れています。

 

カスタマイズが可能な照明システム「AlienFX照明」も強化され、本体背面に100個のマイクロLEDを搭載するほか、スクロール機能とカスタマイズ可能な照明を内蔵したタッチパッドを新たに搭載しました。

 

ディスプレイは16型で解像度は2560×1600ドット(QHD+)。リフレッシュレートは240Hzに対応しています。このほか、メモリーは最大32GB、ストレージは最大4TB SSD(NVMe接続)を選択できます。

「龍が如く8」推奨パソコンをマウスが発売、14万円台から

マウスコンピューターは、ゲーミングPCブランドのG-TuneとNEXTGEARから、「龍が如く8」の推奨パソコン2機種を発売しました。

 

「龍が如く8」は、どん底から再び這い上がる男「春日一番」と人生最期の戦いに挑む男「桐生一馬」の二人の主人公が繰り広げる、シリーズ最高のドラマを描いたドラマティックRPG。1月26日に発売されたばかりの最新作です。

 

推奨パソコンはどちらもミニタワー型デスクトップで、G-Tuneブランド製品の構成は下記のとおりです。

 

モデル名:G-Tune DG-A7A7X

OS:Windows 11 Home 64ビット

CPU:AMD Ryzen 7 7700 プロセッサー

グラフィックス:Radeon RX 7700XT

メモリー:32GB(16GB×2)

ストレージ:1TB SSD(NVMe Gen4×4)

Web販売価格:25万9800円(税込)

 

また、NEXTGEARブランド製品の構成は下記のとおりです。

 

モデル名:NEXTGEAR JG-A5A60

OS:Windows 11 Home 64ビット

CPU:AMD Ryzen 5 7500F プロセッサー

グラフィックス:Radeon RX 7600

メモリー:16GB(8GB×2)

ストレージ:1TB SSD(NVMe Gen4×4)

Web販売価格:14万9800円(税込)

発売したばかりのインテル最新CPU搭載ゲーミングPCがマウスからさっそく登場

マウスコンピューターは1月9日、ゲーミングPCのブランド「G-Tune」からインテル Core プロセッサー(第14世代)を搭載したデスクトップPC「G-Tune DG シリーズ」を発売しました。

 

今回発売されたモデルに搭載されるCPUは、「Non-K」モデルと呼ばれるもので、9日に発売されたばかりの新しい製品です。オーバークロック機能が省略されたほか、CPU名の末尾にKが付いたモデルに比べて動作クロックが抑えられています。一方で、最大219W、通常で65Wと、消費電力もKが付いたモデルよりも低めに設定されています。

 

また、B760チップセット搭載のマザーボードも採用。前世代のB660チップセット搭載マザーボードからx4スロットが追加されているほか、VGA用のx16スロット、M.2 SSD 用スロット×2がPCIe Gen4に対応するなど、拡張性が向上しています。

 

G-Tune DG シリーズの製品スペック一例は下記のとおり。

 

モデル名 G-Tune DG-I7G70

OS Windows 11 Home 64ビット

CPU インテル Core i7-14700F プロセッサー(8P-cores・12E-cores/28スレッド)

グラフィックス GeForce RTX 4070

メモリー 32GB(16GB×2)

ストレージ 1TB SSD(NVMe Gen4×4)

インターフェイス DisplayPort×3、HDMI×1、USB2.0×2、USB3.0×4、USB3.2×1(Type-C)、有線LAN×1

電源 750W/AC 100V(50/60Hz)(80PLUS BRONZE)

本体サイズ 約幅189×奥行き396×高さ390mm

販売価格 25万9800円(税込)

↑24時間365日の無償電話サポートサービス(通話料は別)と、3年間の無償保証に対応。また、メールやチャット、LINEなどでのアフターサポートも受けられます

発売したばかりのインテル最新CPU搭載ゲーミングPCがマウスからさっそく登場

マウスコンピューターは1月9日、ゲーミングPCのブランド「G-Tune」からインテル Core プロセッサー(第14世代)を搭載したデスクトップPC「G-Tune DG シリーズ」を発売しました。

 

今回発売されたモデルに搭載されるCPUは、「Non-K」モデルと呼ばれるもので、9日に発売されたばかりの新しい製品です。オーバークロック機能が省略されたほか、CPU名の末尾にKが付いたモデルに比べて動作クロックが抑えられています。一方で、最大219W、通常で65Wと、消費電力もKが付いたモデルよりも低めに設定されています。

 

また、B760チップセット搭載のマザーボードも採用。前世代のB660チップセット搭載マザーボードからx4スロットが追加されているほか、VGA用のx16スロット、M.2 SSD 用スロット×2がPCIe Gen4に対応するなど、拡張性が向上しています。

 

G-Tune DG シリーズの製品スペック一例は下記のとおり。

 

モデル名 G-Tune DG-I7G70

OS Windows 11 Home 64ビット

CPU インテル Core i7-14700F プロセッサー(8P-cores・12E-cores/28スレッド)

グラフィックス GeForce RTX 4070

メモリー 32GB(16GB×2)

ストレージ 1TB SSD(NVMe Gen4×4)

インターフェイス DisplayPort×3、HDMI×1、USB2.0×2、USB3.0×4、USB3.2×1(Type-C)、有線LAN×1

電源 750W/AC 100V(50/60Hz)(80PLUS BRONZE)

本体サイズ 約幅189×奥行き396×高さ390mm

販売価格 25万9800円(税込)

↑24時間365日の無償電話サポートサービス(通話料は別)と、3年間の無償保証に対応。また、メールやチャット、LINEなどでのアフターサポートも受けられます

世界初のデュアルモード機能搭載! ASUSのゲーミングモニタ「ROG SWIFT PG32UCDP OLED」CESでお披露目か

台湾ASUSは世界初のデュアルモード機能を搭載したゲーミングモニタ「ROG SWIFT PG32UCDP OLED(以下、PG32UCDP)」を公開しました。

↑ASUSより

 

現在のゲーミングモニタは、画面解像度を抑えつつ極めて高いリフレッシュレート(240Hzや360Hz)での動作が可能です。これによりスムーズなゲームプレイが可能な一方で、ウェブサーフィンや事務作業では、より高い解像度のディスプレイが欲しくなるのも事実です。

 

PG32UCDPは世界初のデュアルモード機能として、FHD解像度/480Hzと4K解像度/240Hzの切り替えが可能。ゲームをプレイするならスムーズなFHD解像度で、ドキュメント作成なら4K解像度の広いデスクトップを利用することができます。

 

 

PG32UCDPは32インチサイズの有機ELディスプレイを搭載。DisplayPort 2.1に対応する以外は、その詳細はまだ発表されていません。年始に開催されるCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)を含め、近日中の正式発表を楽しみにしたいものです。

 

Source: ASUS / YouTube via WCCF Tech

違いはなに? ソニーのゲーミングワイヤレスイヤホン「PULSE Explore」「INZONE Buds」を同時にレビュー

PlayStationに関わるデバイスとサービスを手がけるソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)から、初めてのゲーミングオーディオ向け左右独立型ワイヤレスイヤホン「PULSE Explore」が12月6日に発売されました。

 

今回はその新製品をSIEから借り受けることができました。本記事では、ソニーが10月末に発売したゲーミングオーディオ向けの左右独立型ワイヤレスイヤホン「INZONE Buds」との違いについても整理しながら、ふたつのイヤホンを比較レポートします。

↑ソニーが同時期に発売したゲーミング用ワイヤレスイヤホン、PULSE Explore(左)とINZONE Buds(右)を比較レポートします

 

ソニーから登場した、2種類のゲーミングワイヤレスイヤホン

PULSE ExploreはソニーのPlayStationブランドを冠する「PlayStation 5対応周辺機器」として発売されるイヤホンです。一方のINZONE(インゾーン)はソニーのゲーミングギアのブランドで、設計・開発はソニーのオーディオ部門のエキスパートが手がけています。

↑PlayStation 5対応のアクセサリーとして発売されたPULSE Explore

 

↑ソニーのゲーミングブランドであるINZONEのワイヤレスイヤホン、INZONE Buds

 

ふたつのイヤホンはともに全国の家電量販店やAmazonなどのECサイトで購入できます。12月6日時点のソニーストアでの販売価格はPULSE Exploreが2万9981円(税込)、INZONE Budsが2万9700円(税込)です。カラーバリエーションはPULSE Exploreがホワイト1色ですが、INZONE Budsにはホワイトとブラックの2色が用意されています。

 

どちらも「ソニーのイヤホン」であることに変わりはないものの、製品が搭載する機能や“音づくり”に細かな違いがあります。

 

接続比較:トランスミッターの形状とBluetooth接続で違い

まず共通点として、ふたつのイヤホンは、どちらも専用のUSBトランスミッターを使ってPlayStation 5と遅延の少ないデジタル無線接続を実現しています。またBluetoothでスマホやタブレットにつないで音楽を聴いたり、イヤホンに内蔵するマイクでハンズフリー通話を楽しんだりする機能もあります。

 

ただ、USBトランスミッターはコネクターの形状がそれぞれに異なっています。PULSE ExploreはUSB-A、INZONE BudsはUSB-C。ゲーミングPCだけでなく、スマホやタブレットで使われることも想定して汎用性の高いUSB-Cのトランスミッターを選択したINZONE Budsに対して、PULSE Exploreはハイスピード伝送対応のUSB-Aを備えるPlayStation 5に仕様を最適化しているようです。

↑PULSE ExploreのUSBトランスミッター。充電不要ですが、イヤホンと別途持ち歩く必要があります

 

もうひとつ、接続まわりで異なるのは、Bluetoothオーディオの使い勝手です。PULSE ExploreはBluetoothオーディオのスタンダードな規格「Classic Audio」に対応しています。巷に広く普及するオーディオコーデックであるAAC/SBCによる接続が可能なので、iPhoneにiPadやAndroid OSを搭載するモバイルデバイスのほか、Bluetoothオーディオの機能を持つオーディオ機器やスマートテレビにも簡単に接続して楽しめます。

 

一方のINZONE BudsはBluetoothオーディオの仕様に少しクセがあるワイヤレスイヤホンです。なぜならClassic Audioには非対応で、新しい規格である「LE Audio」のみをサポートしているため。対応するオーディオコーデックもLC3限定です。

↑INZONE BudsはLE Audioに対応するスマホなどのデバイスにのみBluetooth接続ができます

 

Bluetooth接続自体は簡単です。PULSE Exploreはケースにイヤホンを装着した状態で、ケースに設けたペアリングボタンを長押しするとLEDが青色に点滅してペアリングモードになります。

 

INZONE Budsはケース背面のペアリングボタンから接続を開始します。筆者が使っているスマホの中ではGoogle Pixel 8シリーズがINZONE BudsとLE Audioで接続して使えました。

↑PULSE Exploreはケースのペアリングボタンを長押しするとBluetoothペアリングモードに切り替わります。AAC/SBCによるBluetoothオーディオに対応するさまざまなデバイスとのワイヤレスリスニングが可能

 

使い勝手比較:扱いやすいPULSE Explore、自由度の高いINZONE Buds

Bluetoothオーディオの仕様にクセがある代わりに、INZONE Budsは充電ケースに収納できる超コンパクトなUSBトランスミッターをスマホのUSB-C端子に接続するだけで、とてもシンプルに高音質・低遅延なワイヤレスオーディオが楽しめます。

 

筆者も以前に実機を試してレポートしていますが、もはやBluetoothによるワイヤレス再生が必要ないと思えるほどに、USBトランスミッターによるリスニングが快適すぎます。トランスミッターをUSB-Cコネクターに差し換えるだけで、iPhone 15 ProからMacBook Air、さらにはGoogle Pixel 8と自由自在に切り替えながら使えます。

↑INZONE BudsのUSBトランスミッター。iPhone 15シリーズやiPadのUSB-C端子に接続して使えます

 

↑INZONE BudsのUSBトランスミッターはイヤホンと一緒に充電ケースに入れてチャージができます

 

INZONE Budsはいろんなデバイスと組み合わせの自由度が高いワイヤレスイヤホンですが、豊富な機能の設定に欠かせない専用ソフトウェア「INZONE Hub」がWindows OSにしか対応してないところが課題です。

 

話を戻してPULSE Exploreには、本体の設定などに使うモバイルアプリがそもそもありません。潔い仕様です。リモコンもボタン式なので操作はすぐに覚えられるし、あまり深く考えずに使いこなせました。

 

主要機能比較:大きな違いは今や定番となった機能の有無

さらに2つのイヤホンの主な機能について、差分をチェックしてみましょう。以下、重要な機能の比較をピックアップして表を作ってみました。

 

【PULSE Explore|INZONE Buds:主な機能の比較表】

  PULSE Explore INZONE Buds
ドライバー方式 平面型 ダイナミック型
アクティブノイズキャンセリング
外音取り込み
リモコン ボタン タッチセンサー
無線低遅延伝送 PlayStation Link/トランスミッター使用時 2.4GHzワイヤレス接続/トランスミッター使用時
Bluetoothオーディオ(コーデック) ○(AAC/SBC) ○(LC3)
バッテリー 約5時間(イヤホン単体)/約15時間(ケースによる充電を含む) 約12時間(イヤホン単体)/約24時間(ケースによる充電を含む)
立体サウンド ○(360 Spatial Sound for Gaming)
専用ソフトウェア INZONE Hub
ハンズフリー通話 ○(AIノイズリジェクション)
防滴 IPX4相当
複数送信デバイスへの同時接続 ○(PlayStation Link+Bluetooth)
USBトランスミッター USB-A/充電不要/外付 USB-C/イヤホンケースで充電・収納可
PlayStation 5のUSB端子 USB-A:背面側に挿せる USB-C:正面側に挿せる

 

PULSE ExploreとINZONE Budsを使ってみて、一番大きな違いを感じたポイントは「アクティブノイズキャンセリング機能の有無」でした。

 

INZONE Budsにはソニーが1000Xシリーズのワイヤレスイヤホンの開発により培った高機能で強力なアクティブノイズキャンセリング機能が搭載されています。一方、PULSE Exploreにはノイズキャンセリングの機能そのものがありません。電車や飛行機の中など、大きめの騒音に囲まれる場所であればINZONE Budsの方がゲームサウンドにしっかりと集中できると思います。

 

外音取り込み機能についても同様です。ゲーム中に周りから話しかけられることも想定できるので、ノイズキャンセリングはともかく、PULSE Exploreには外音取り込みの機能を付けてほしかったところです。

 

サウンドの遅延比較:PlayStation 5と接続してみたところ……

ここからはサウンドの遅延速度を確かめていきましょう。PlayStation 5を用意して、プリインストールされているゲーム「ASTRO’s PLAYROOM」や「Marvel’s Spider-Man 2」「グランツーリスモ7」などのタイトルをプレイしてみました。

↑PlayStation 5でPULSE ExploreとINZONE Budsを試してみました

 

イヤホンに付属するUSBトランスミッターを、PULSE ExploreはPlayStation 5のUSB-A端子(背面側)、INZONE BudsはUSB-C端子(正面側)に装着します。PlayStation 5をラックなどに置いてしまうと背面側のUSB-A端子に手が届きにくくなるものの、見た目にはUSBトランスミッターが飛び出て見えないメリットもあります。

 

どちらのイヤホンもあらかじめ付属のUSBトランスミッターとペアリングされているので、あとは耳に装着するだけでサウンドが聴こえてきます。音声信号の遅延は、ひと言でいえば「感じない」ほど。少なくとも今回試したゲームタイトルは快適に遊べました。

↑PULSE ExploreのUSBトランスミッターはPlayStation 5の背面にあるUSB-A端子に装着します

 

↑INZONE BudsのUSBトランスミッターはPlayStation 5正面側のUSB-C端子に装着が可能

 

音質比較:異なるドライバー方式による音への効果は?

肝心ともいえる、PULSE ExploreとINZONE Budsの「音質」も比べてみました。どちらもiPhone 15 ProにUSBトランスミッターを接続して、デジタル無線接続によるサウンドを聴き比べています。楽曲はApple Musicで配信されている原田知世のアルバム「恋愛小説4〜音楽飛行」から「My Cherie Amour」を選びました。ボーカルとピアノ、ギターにベースとドラムスを中心としたアコースティック楽器によるセッションです。

↑iPhone 15 Proをリファレンスにして音質をチェックしました

 

PULSE Exploreはカスタム設計のプレーナーマグネティックドライバー、つまり平面型ドライバーを搭載するイヤホンです。ドライバーの仕様について詳細は明かされていませんが、長く平面型ドライバーを搭載するヘッドホン・イヤホンを商品化してきた米AUDEZE(オーデジー)をSIEが買収してパートナーシップを結んだことから、AUDEZEの技術が本機に搭載されている可能性もあります。

 

これを踏まえてPULSE Exploreのサウンドをチェックしてみました。平面型ドライバーは生音に近い透明感と、滑らかな“音の質感”が楽しめるところに特徴を持つ技術ですが、PULSE Exploreのサウンドは特に前者の「透明感」を強く感じました。

 

ボーカルの輪郭が明瞭に描かれ、ピアノやパーカッションの高音がキラリと光るような煌びやかな中高音域を特徴としています。低音は量感よりもスピード感重視で筋肉質。「グランツーリスモ7」をプレイすると、特にタイトに絞り込んだ低音が炸裂して楽しめました。

 

INZONE BudsはノイズキャンセリングをONにして聴きました。とても解像度が高く、音楽のディティールに肉薄できるリアリティに大満足。ダイナミックドライバーらしい活き活きとしたサウンドの躍動感を楽しめます。ボーカルとバンドの楽器の距離感を生々しくイメージできる立体的な音場の広がり感じられました。

 

ゲームサウンドは声が張り出してくるように力強く聴きやすい印象。「グランツーリスモ7」では低音だけ暴れる感じがなく、自然とゲームの世界に没入できるような、心地よく包みこむ中低音域の一体感が味わえます。

 

PULSE Exploreは課題もあるが、日常でも快適に使える

さて、PULSE Exploreはスマホやタブレットなど、モバイル端末でも快適に使えるワイヤレスイヤホンなのでしょうか? いくつかの注意点はありますが、答えは「イエス」です。

 

改めてBluetooth接続については、一般的なワイヤレスイヤホンと同じように簡単にできるので申しぶんありません。

 

また、PULSE Exploreは低遅延のロスレスオーディオを提供する新技術「PlayStation Link」を採用しています。USBトランスミッターを接続したPlayStation 5やPlayStation Portalで機能する技術です。

 

ただ、変換アダプターなどを介してUSBトランスミッターを接続したスマホでも機能するようです。iPad miniに接続してGarageBandアプリのキーボードをたたいてみましたが、操作に対して音が遅れることなく聴けます。GarageBandによる音楽創作にもPULSE Exploreは心地よく使えそうです。

↑iPad miniにPULSE Exploreを組み合わせてみました。GarageBandによるキーボード演奏もレスポンスは上々。心地よくプレイできます

 

しかし、注意点の1つとしては、USBトランスミッターのサイズがINZONE Budsのものに比べると大きめなので、変換アダプターなどを使ってスマホに接続するとゲームの操作は少しやりづらくなることです。プレイ環境はうまく整える必要があるでしょう。

↑PULSE ExploreのUSBトランスミッターをアップル純正のUSB-CーUSBアダプターを使ってiPhone 15 Proに接続

 

もう1つの注意点は、先述したとおり、PULSE Exploreにはアクティブノイズキャンセリングと外音取り込みの機能がありません。イヤーピースによるパッシブな遮音性能は十分に確保されていますが、飛行機の機内など大きな騒音に囲まれる場所では音声が聞こえづらくなるかもしれません。いろいろな環境で試しながら、PULSE Exploreからベストパフォーマンスが引き出せる場面を見つけたいところです。

 

以上を踏まえれば、日常の音楽再生やハンズフリー通話もPULSE Exploreで快適に楽しむことができました。

 

INZONE Budsと近いカテゴリの製品であり、価格もほぼ同じのため、選ぶ際に悩みそうですが、よくよく見ると違いもあり、その違いから用途も決まってくるのではないでしょうか。とはいえ、どちらの製品も完成度は高いため、年末年始に購入を検討すべきワイヤレスイヤホンとしておすすめしたいと思います。

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

コントローラーを取り外せる、レノボが持ち運べるゲーミングPC「Lenovo Legion Go」発表

レノボ・ジャパンは12月6日、ハンドヘルドタイプのゲーミングPC「Lenovo Legion Go」を発表しました。価格は13万4800円(税込)前後で、12月8日に発売します。

 

Lenovo Legion Goは、PCゲームはもちろん、コンソールゲームタイトルやスマホゲームもプレイできる製品。統合ソフト「Legion Space」からXbox、Steam、Androidなどのプラットフォームを問わず、各ゲームにアクセスできるほか、各種ゲームの設定も可能です。

↑Lenovo Legion Go

 

↑ハンドヘルドで、PCに接続して、コンソール機として、3つの用途で使えるのがコンセプト

 

ディスプレイは、マルチタッチ対応の8.8型「Lenovo PureSight Gamingディスプレイ」を搭載。WQXGA(2560×1600ドット)の解像度、144Hzのリフレッシュレート、500nitの明るさなどにより、きれいでなめらかな映像表現が可能としています。

↑ポータブルのゲーム機としてはディスプレイが大きめな8.8型を採用

 

また、プロセッサーはAMD Ryzen Z1 Extreme、メモリーは16GB、ストレージは512GB SSDを搭載したうえ、独自の冷却技術「Legion Coldfront」により、安定してゲームを楽しめるとのこと。

↑さまざまなゲームを遊べるのはAMD Ryzen Z1 Extremeを搭載しているためとのこと

 

コントローラーは人間工学に基づいたエルゴノミックデザインを採用し、快適な握り心地を実現しているといいます。またディスプレイからコントローラーを取り外し可能。ハンドヘルドモードのほか、取り外した状態で使うデタッチャブルモード、付属のコントローラードックを取り付けてマウスのように使えるFPSモードでの使用を提案しています。

↑本体右側のコントローラーには、「ホールエフェクトジョイスティック」やカーソルを動かすタッチパッドを装備

 

↑本体左側にはLegion Spaceにアクセスするボタン(コントローラー上部)などを装備しています

 

↑Nintendo Switchのような使い方ができるデタッチャブルモード

 

↑ドックにコントローラーを取り付けるFPSモード

 

↑組み合わせで使うことも可能

 

本体サイズは約298×131×40.7mmで、重さは約854g(本体+コントローラー)。バッテリーは最大約7.9時間駆動します。

 

【製品の外観フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

 

超小型なのに水冷クーラー搭載、ASUSが高性能ゲーミングPC「ROG G22CH」などを発売

ASUS JAPANは、超小型設計と高性能を両立させたゲーミングデスクトップPC「ROG G22CH」および、超高性能なゲーミングデスクトップPC「ROG Strix G16CH」の2製品を発表しました。

↑ROG G22CH

 

ROG G22CHは、10リットルサイズの小型なゲーミングデスクトップPCです。本体サイズは約幅115×奥行き323×高さ286.9mmで、狭いスペースにも設置できます。

 

コンパクトながら、水冷クーラーを搭載。加えて、CPUとGPU、電源ユニットそれぞれが発する熱を個別に処理する冷却構造を採用しており、優れた排熱を実現しているといいます。

 

ラインアップは2モデルで、上位モデル「G22CH-1390KF077W」のスペックは、第13世代インテル Core i9-13900KF プロセッサー、NVIDIA GeForce RTX 4070、1TB SSD(NVMe)、32GBメモリー、600W(80PLUS GOLD)の電源を搭載しています。希望小売価格は39万9800円(税込)で、現在販売中です。

 

ROG Strix G16CHは、カジュアルゲーマーからプロゲーマーまで、あらゆるゲーマーの期待に応えるとうたった高性能なモデル。ラインアップは1モデル展開で、スペックは第13世代インテル Core i7-13700KF プロセッサー、NVIDIA GeForce RTX 4080、2TB HDD/1TB SSD(NVMe)、32GBメモリー(最大64GB)、850W(80PLUS GOLD)の電源を搭載しています。

↑ROG Strix G16CH

 

希望小売価格は47万9800円(税込)。発売は11月24日予定となっています。

デル、「ブラックフライデー」を11月21日から開催! QUOカードPayが当たるキャンペーンも実施

デル・テクノロジーズは、11月21日から12月4日まで、「ブラックフライデー」を順次開催します。

 

ブラックフライデーセールでは、ノートPC、デスクトップ、ゲーミングPC、モニター、サーバー、ワークステーション、周辺機器などがセールの対象となる予定です。

 

また、製品購入キャンペーンも同日より順次開始します。12月25日まで、対象のXPS、Inspiron、Vostroを購入すると、抽選で1000名にQUOカードPay5000円分をプレゼント。

 

12月22日まで、対象のビジネス向けパソコンPC、OptiPlex、Latitude、Dell Precisionを購入すると、抽選で400名にQUOカードPay5000円分をプレゼント。12月11日まで、対象のゲーミングPCを購入すると、抽選で100名にQUOカードPay5000円分をプレゼントします。

 

キャンペーン期間中の2024年1月10日までにモニターを購入し、応募フォームへ登録すると、QUOカードPay、プレイステーションストアカード、Alienware有線ゲーミングマウス(AW320M)の3つから選べる賞品を、抽選で300名にプレゼントします。

 

11月22日から2024年1月15日まで、AMD Ryzen搭載ゲーミングPCを購入すると、抽選で合計100名に、購入製品により5000円~1万円分のQUOカードPayが当たります。

SteelSeriesのゲーミングギアが年内最大割引! 「SteelSeriesブラックフライデー」11月22日から

SteelSeries ApS(スティールシリーズ)は、年内最大割引となる「SteelSeriesブラックフライデー」を、SteelSeries公式ストア楽天市場店および、全国の家電量販店にて11月22日より12月1日まで開催します。

 

セール対象製品の一部と割引率については、以下のギャラリーをご覧ください。

 

【ヘッドセット、オーディオ製品】

 

【キーボード】

 

【マウス】

 

【スピーカー】

 

【マイク】

対応環境が限定的だけどすごくイイ、ソニーの完全ワイヤレス「INZONE Buds」をiPhoneで試した

ソニーがゲーミングブランドのINZONE(インゾーン)から左右独立型のゲーミングワイヤレスイヤホン「INZONE Buds(WF-G700N)」を発売しました。このイヤホン、付属のUSB-Cトランシーバーを使うと2.4GHzワイヤレスによる「超低遅延」でゲームを快適に楽しめます。

 

ルックスも「PlayStation 5」っぽくてカッコイイのですが……、対応するOSが「Windows 11/10」に限られるのが懸念点。では、USB-Cを搭載する新しいiPhone 15で使えないのでしょうか? 実機をソニーから借りて試してみました。

↑USB-Cを搭載するiPhone 15シリーズで、ソニーのゲーミングイヤホン「INZONE Buds」(税込2万9700円)を試してみました

 

ソニーから最強ゲーミングイヤホン登場の予感。ただし対応環境が限定的……

INZONE Budsは「ゲーミングイヤホン」です。一般的なワイヤレスイヤホン以上に低遅延が求められます。

 

PCやゲーミング機器と、イヤホンとの間の伝送遅延を徹底的になくすため、接続方式をBluetoothではなく2.4GHzデジタル無線を採用。左右イヤホンのほか、USB-C接続のトランスミッター(送信機)がペアになっている製品で、専用の充電器ケースに入れて一緒にチャージができます。

↑イヤホンとUSBトランシーバーを同時に充電できるケースを採用

 

また、本機はノイズキャンセリングと外音取り込みの機能を搭載します。フル充電の状態から最長11時間(ノイキャンON時)の連続使用に対応するタフネスも魅力のひとつです。

 

基本のワイヤレス接続はデジタル無線方式なのですが、実はAndroidスマホについては新しいBluetoothオーディオの技術であるLE Audio(エルイーオーディオ)に対応します。というか、INZONE Buds はLE Audioにしか対応しません。

 

LE Audioはいま私たちが当たり前のように使っているBluetoothオーディオの仕組みと少し違う技術です。そのため残念ながら「LE Audioに対応していないBluetoothオーディオ機器ではINZONE Budsが使えない」のです。

 

LE Audioじゃない方の、より広く普及する「Bluetooth Classic Audio(EDR)」の側にも低遅延伝送ができるオーディオコーデックは存在するのですが、ソニーはあえてLE Audio対応の一択に絞り込んだ格好です。

 

Pixel 8 ProでBluetooth LE Audio接続を試す

では、LE Audioで接続できるスマホはどれぐらいあるのでしょうか? 国内で発売されているスマホでは、今のところソニーのXperiaシリーズの上位モデルなど、一部のスマホに限られるのですが、先頃グーグルのPixel 8シリーズがLE Audioに対応しました。

 

筆者がPixel 8 Proで試したところ、LE Audio(LC3コーデック)でペアリングして、オーディオの入出力(リスニングと通話)がどちらも可能でした。

↑Google Pixel 8 ProにINZONE Budsのトランシーバーを接続

 

↑Pixel 8 ProはINZONE BudsとのBluetooth LE Audio接続にも対応しています

 

さらに実験してみたところ、Android 12、Android 13を入れたPixel 6 ProではINZONE BudsがBluetooth機器のリストに出てこないため、ペアリングの段階から不可でした。

 

OSをAndroid 14にアップデートしたPixel 7で試すと、INZONE Budsのペアリングはできるものの音が鳴らず、サウンドの再生ができません。INZONE BudsをBluetooth LE Audio接続で楽しめるグーグルのスマホは、今のところGoogle Pixel 8シリーズに限られそうです。

 

iPhone 15 Proと使えるのか? できたこと・できなかったこと

さて、今回のテーマは「INZONE BudsをiPhone 15で楽しむ方法」です。iPhone 15によるBluetooth接続の実験結果は「アウト」でした。iPhoneやアップルのデバイスがLE Audioに対応していないからです。Bluetooth機器のリストにイヤホンが表示されないため、ペアリングができません。

 

やはりiPhone 15の場合、INZONE Budsは2.4GHzデジタル無線接続が基本ということになります。その使い方を詳しく紹介しましょう。

 

INZONE Budsのワイヤレスイヤホンとトランシーバーは、あらかじめペアリングされています。そのため、USBトランシーバーを筆者のiPhone 15 Proに挿すだけで音楽を聴いたり、内蔵するマイクによるハンズフリー通話を楽しんだりできました。ノイキャンや外音取り込みの機能もバッチリ動きます。

↑INZONE Budsを飛行機の中などで試しました

 

本体左右のタッチセンサーリモコンも正しく動作するのですが、ひとつ不便なところがあります。INZONE Budsの豊富な機能の設定に必要な専用アプリ「INZONE Hub」がWindows OSにしか対応していないため、リモコン操作の設定をiPhoneから変更できません。何が不便かと言えば、初期設定時にはリモコンに割り当てられていない「音楽の再生と一時停止」がイヤホンから操作できないことです。

 

さらに、INZONE Hubアプリがないと、イヤホンの本体設定だけでなく、ステレオ収録されたゲーム音声を7.1chサウンドに再現できるバーチャライザーの「360 Spatial Sound for Gaming」やイコライザー機能なども使えません。いくつかの機能が使えないことは譲るとして、イヤホンのリモコン設定を変えられる機能だけでもiPhoneユーザーに解放してもらいたいです。

 

ワイヤレス伝送は確かに超低遅延で気に入るポイント多し

ただ、リモコンの件を除けば、筆者はINZONE Budsがとても気に入りました。iPhoneユーザーにも利便性を実感できるワイヤレスイヤホンだと思います。

 

2.4GHzデジタル無線接続の低遅延性能は期待以上です。Apple Arcadeで配信されているゲームの音声が遅延なく快適なうえに、GarageBandでピアノの鍵盤をたたいてみても音が遅れずに聞こえてきます。これは感動的でした。iPad版の音楽制作アプリ「Logic Pro」を使って音楽を制作しているクリエイターの方にも、モニタリングに使える左右独立型のワイヤレスイヤホンとしてINZONE Budsがおすすめです。

↑ワイヤレスイヤホンの場合、大抵遅延が気になってしまう「デジタル楽器の演奏」も、デジタル無線接続のINZONE Budsは見事に克服しています

 

また、INZONE BudsはUSBトランシーバーを差し替えるだけで、接続先のデバイスを素早くスイッチできます。iPhoneにiPad、Mac、Pixelスマホで試しましたが、トランシーバーを差し替えて10秒前後でリスニングとハンズフリー通話がすぐに使えます。Bluetoothペアリングのように切り換え操作で時間を取られないので、すごく快適です。

↑USBトランシーバーを挿し換えるだけで、iPhoneからMac、Pixelスマホへの接続切り替えが素早く完了します

 

トランシーバーには「PS5/Mobile」と「PC」を切り換えるスライドスイッチがあります。どちら側に設定してもiPhoneで問題なく使えました。

 

イヤホンにもBluetoothモードとUSBトランシーバーモードの切り替えが存在します。左右のイヤホンを同時に約1秒長押しすると、ボイスガイドが流れてモードが切り替わります。LE Audioに対応するスマホにBluetoothで接続したいときに、機器リストにINZONE Budsが表示されない場合はモードを切り替えてみましょう。

 

ゲーミング向きのサウンドチューニング

INZONE Budsのサウンドは解像度が高く、中高音域の抜けの良さとクールな音色が印象的でした。音楽再生はボーカルの輪郭が鮮明。ゲームや映画を再生してみてもやはりダイアローグが聞きやすいと感じます。加えて効果音の粒立ちが鮮やかで、雄大な音場描写も魅力的です。

 

INZONE Budsには、ソニーの左右独立型ワイヤレスイヤホンのフラッグシップ「WF-1000XM5」と同じ、ソニーの独自開発による8.4mm「ダイナミックドライバーX」が搭載されています。それでいて、INZONE Budsの方が低音域のバランスをやや抑えめにしているように感じられます。WF-1000XM5の方が音楽の密度が高くウォームな音色。反対にINZONE Budsの方は音場の見晴らしの良さが特徴的です。

 

Amazon Music UnlimitedのUltra HD音質のコンテンツで試してみたところ、INZONE Budsはデジタル無線接続と、Androidの場合はBluetooth接続でも最大48kHz/24bitの高音質再生ができました。音楽再生を楽しむためのワイヤレスイヤホンとしても贅沢な仕様です。

↑INZONE Budsは最大48kHz/24bitの高音質ワイヤレス再生に対応しています

 

ノイズキャンセリングや外音取り込みにも1000Xシリーズの開発から得たノウハウが活きています。特に室内では周囲にいる人の話し声がよく消えるので、ゲームはもちろん映画・アニメの細かな音も明瞭に聞こえます。

 

一方、飛行機にも乗って試しましたが、低いエンジン音が持続的に聞こえるようなノイズは1000Xシリーズのイヤホンの方が強く抑え込む印象です。

 

IZNONE HubアプリがiOSに対応すれば、iPhoneでもブレイクする予感

INZONE Buds は1000Xシリーズの左右独立型ワイヤレスイヤホンに比べると本体は少し大きめですが、フィット感は安定します。筆者は最新のWF-1000XM5よりも「PS5っぽい」未来的なデザインが好みに合いました。

 

使い始めのころはiPhone 15に挿したUSBトランシーバーが、ゲームを楽しむ際などに邪魔な感じもしましたが、慣れれば気にならないサイズ感だと思います。もちろん欲を言えばもっと小型化してほしいですが。

 

それでも、USBトランシーバーをiPhoneやMac、Pixelスマホの間で挿し替えるだけですぐに使えるので、筆者はINZONE Budsを仕事用のワイヤレスイヤホンとしても1台手に入れたくなりました。iPhoneでINZONE Hubが使えないという大きな課題も残っていますが、ここはソニーにぜひIZONEシリーズの普及拡大のために避けては通れない「頑張りどころ」としてチャレンジしてもらいたいと思います。

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

グリーンが目を引くゲーミングノートPCをマウスが発売、12万円台から

マウスコンピューターは10月24日、ゲーミングPCブランドの「NEXTGEAR」から、16型のノートPC「NEXTGEAR J6」シリーズを発表しました。

↑新製品に合わせて発表会を開催。力を入れた製品のようです

 

NEXTGEARは、これまで同社が培ってきた開発力・製造力・品質はそのままに、ゲーミングに必要なスペックを搭載したうえで、高いコストパフォーマンスを実現するとうたったブランド。2023年7月に立ち上げ、これまでデスクトップPCを市場に投入しています。

 

NEXTGEAR J6シリーズは、ブランド初のノートPCです。目を引くカラーリング、16:10比率のディスプレイ、複数キーの同時押しに対応したキーボードなどが特徴としています。

 

カラーは、ノートPCとしては珍しいグリーンを採用。SNSでボディカラーについてアンケートを実施し、4種類の中からユーザーに選んでもらったところ、2位を大きく引き離して1位となったために、グリーンが選ばれたそうです。

↑NEXTGEAR J6シリーズ

 

↑カラーはエメラルドグリーンのような色合い

 

ディスプレイは、ビジネス向けのノートPCでもよく見られるようになった、16:10のアスペクト比を採用しています。これに加えて、165Hzのリフレッシュレートに対応したほか、解像度は1900×1200ドット(WUXGA)を実現しました。

↑縦方向に広いディスプレイ

 

キーボードは複数キーの同時押しが可能なnキーロールオーバーに対応。オプションなどを用意しなくても製品ひとつでよりゲームを楽しめるとしています。

↑テンキー付きのキーボード。配列に特殊なところはなさそうです

 

↑左側面にはUSB 2.0、マイク入力、ヘッドホン出力

 

↑右側面はSDカードリーダー、USB 3.0×2

 

↑背面は左からMini DisplayPort、USB 3.1(Type-C)、HDMI、有線LAN、電源をそろえています

 

製品ラインアップは上位モデルの「J6-A7G60GN-A」、中位モデルの「J6-A5G60GN-A」、下位モデルの「J6-A5G50GN-A」を用意。スペックは下記のとおりです。

モデル名 J6-A5G50GN-A J6-A5G60GN-A J6-A7G60GN-A
CPU AMD Ryzen 5 7535HS プロセッサー AMD Ryzen 7 7840HS プロセッサー
グラフィックス GeForce RTX 4050 Laptop GPU GeForce RTX 4060 Laptop GPU
メモリー 16GB(DDR5-4800) 32GB(DDR5-4800)
ストレージ 256GB SSD(NVMe接続) 500GB SSD(NVMe Gen4×4) 1TB SSD(NVMe Gen4×4)
ディスプレイ 16型、165Hz駆動、1920×1200ドット(WUXGA)
インターフェイス Mini DisplayPort、HDMI、USB 2.0、USB 3.0×2、USB 3.1(Type-C)、有線LAN、SDカードリーダー
バッテリー駆動時間 約8時間 約6時間
本体サイズ 約幅358.4×奥行き268.3×高さ26.3mm
重さ 約2.29kg

 

販売価格はJ6-A7G60GN-Aが18万9800円(税込)、J6-A5G60GN-Aが14万9800円(税込)、J6-A5G50GN-Aが12万4800円(税込)。

 

また、CPUにAMD Ryzen 7 7800X3D ゲーミング・プロセッサーを、GPUにAMD Radeon RX 7800 XTを搭載したデスクトップPC「NEXTGEAR JG-A7A8X」も同時に発表。25万4800円(税込)で販売します。

↑NEXTGEAR JG-A7A8X

 

加えて、新製品の発表を記念して、すぐにオンラインゲームを楽しめるとする、400台限定の5点セットを発売します。デスクトップPC本体、マウス、キーボード、ヘッドセット、34型の液晶ディスプレイの5点がまとまっています。液晶ディスプレイは湾曲タイプのモデルで、このセットでしか購入できないとのこと。

↑400台限定の5点セット

 

↑湾曲ディスプレイのスペックはリフレッシュレート165Hz、3440×1440ドットのUWQHD解像度、コントラスト比3000:1、応答速度0.6ms(MPRT)

 

↑キーボード、マウス、ヘッドセットはすべてロジクールの製品。キーボードは「Logicool G213r」、マウスは「Logicool G304」、ヘッドセットは「Logicool G331」です

 

AMD Ryzen 5 4500 プロセッサーとGeForce RTX 4060を搭載した「NEXTGEAR JG-A5G60(ウルトラワイド5点セット)」の価格は、16万9800円(税込)。AMD Ryzen 7 5700X プロセッサーとGeForce RTX 4060 Tiを搭載した「NEXTGEAR JG-A7G6T(ウルトラワイド5点セット)」の価格は、21万9800円(税込)です。

↑NEXTGEAR JG-A7G6T

 

手頃な価格帯のモデルをそろえたり、ノートPCに目を引くグリーンを採用したりと、NEXTGEARがターゲットとしている10~30代の若い層から注目を集めそうな新製品がそろいました。また、これからゲームを始めたい人にとっても良い選択肢になるでしょう。

↑発表会の会場には白いケースのモデルも参考展示。デザイン性がよいので、こちらも発売されたら注目を集めそうです

ソニーのINZONEから完全ワイヤレスヘッドセット「INZONE Buds」登場、「勝利に導く音質設計」を実現

ソニーは、ゲーミングデバイスブランドの「INZONE」から、完全ワイヤレスのゲーミングヘッドセット「INZONE Buds」を発表。10月27日に発売します。ソニーストアでの価格は2万9700円(税込)です。

 

INZONE Budsはこれまでソニーのオーディオ製品に搭載された独自技術をゲーム向けに最適化したほか、ノイズキャンセリング機能や高い通話性能、長時間駆動のバッテリーなどを備えた製品です。

 

ドライバーは、ソニーの完全ワイヤレスイヤホンのフラッグシップモデル「WF-1000XM5」に搭載された8.4mm径のユニット「ダイナミックドライバーX」を採用。音の定位感が優れているうえに、ゲームにおいては微細な音もとらえられるとしています。また、プロeスポーツチーム「Fnatic」と協力し、プロ選手が実際のゲームプレイ環境で製品テストをするなどによって、プレイヤーを勝利に導く音質設計を実現したそうです。

 

ソニーではおなじみの「360(サンロクマル)立体音響」の技術も採用しています。ゲーム向けに最適化された「360 Spatial Sound for Gaming」を搭載し、ゲーム本来の7.1chサウンドをいかした高い臨場感を再現できるとのこと。さらに、ノイズキャンセリング機能も搭載しており、たとえばシューティングゲームなどでわずかな音も聞き取りやすくなるといいます。

 

ゲーム機との接続は、USBトランシーバーを使用して30ms未満の遅延に抑えた2.4GHzワイヤレス接続に加え、Bluetooth オーディオ「LE Audio」での接続が可能。また、電力消費を効率化するチップセット「低消費電力プロセッサーL1」を新たに開発し、USBトランシーバーを搭載した完全ワイヤレスヘッドセットとしては業界最長クラスをうたう、約12時間のバッテリーを実現しています。なお、付属のケースで充電すると合計で24時間の使用が可能。クイック充電にも対応しており、5分の充電で約60分使用できるとしています。

 

また、ソニーは同時にワイヤレスゲーミングヘッドセット「INZONE H5」も発表しています。ハウジング上に設けたダクトで低域をコントロールして迫力のある音を実現したり、約260gの軽量などで装着性を高めたりしています。

 

INZONE H5は10月27日発売で、市場想定価格は2万5000円前後(税込)です。

「Galaxy S24 Ultra」は超優秀なゲーミングスマホに? 「Snapdragon 8 Gen 3」が前モデルよりGPU性能40%アップかも

サムスンの次期フラッグシップ機「Galaxy S24 Ultra」等に搭載されると噂の最新鋭チップ「Snapdragon 8 Gen 3」は、10月24日(現地時間)に開催される「Snapdragon Summit」での発表が予想されています。

↑「Galaxy S24 Ultra」はゲーム性能の向上に期待大!

 

このチップのGPU(グラフィック)性能が、前モデルのSnapdragon 8 Gen 2よりも約40%も上回っていると著名リーカーが主張しています。

 

数々の実績あるリーカーDigital Chat Station氏によると、ベンチマークアプリAntutuによるSnapdragon 8 Gen 3の総合スコアは200万点で、Snapdragon 8 Gen 2の160万点から25%しか伸びていないとのこと。CPU性能についてはGen 2の38万点に対して44万点であり、15.7%アップに留まっているそうです。

 

しかし、GPUテストではSnapdragon Gen 2が60万点に対して、Snapdragon 8 Gen 3は84万点を叩き出したそうです。つまり、40%の差が付いたことになります。

 

もっとも、この試作チップはLPDDR5TのRAM(メモリ)を使っているとのこと。このLPDDR5Tは非常に高速なメモリであり、製品版ではより低速なLPDDR5Xメモリが使われるとすれば、実際の性能は控えめになるかもしれません。

 

少しパフォーマンスが落ちるとしても、現在のスマホ向けチップでは抜群のGPU性能であり、『原神』などグラフィックが豪華なゲームでも大活躍するはず。Galaxy S23 Ultraも優秀なゲーミングスマホとなりましたが、Galaxy S24 Ultraも期待が持てそうです。

 

Source:Weibo
via:Wccftech

注目はゲームだけじゃない、東京ゲームショウ2023で見た「未発売ガジェット」を一挙紹介!

9月21日に「東京ゲームショウ2023」が開幕しました。今年は4年ぶりにリアル会場となる幕張メッセを全館利用。44の国と地域から過去最多787の企業・団体が出展する、大規模なイベントとなっています。また、オンラインではTOKYO GAME SHOW VR、公式番組、Steam特設サイトなど、充実した内容が用意されています。

 

ここでは、リアル会場で展示されていた新製品や未発売製品をいくつかピックアップしてお届けします。

 

パナソニックのネックスピーカーは最新のワイヤレスモデルと有線モデルの比較が可能

パナソニックは9月12日に発表したばかりのゲーミングネックスピーカー「SC-GNW10」を展示。ブース内には防音ブースを設け、その中で製品を体験しながらゲームを試遊できます。

↑手前に設置されているのが新製品のSC-GNW10、奥が有線モデルのSC-GN01

 

↑会場はあらゆる方向から大きい音が聞こえてくるので、防音ブースを設けてSC-GNW10の音質などをチェックできる環境を作っています

 

また、ワイヤレスのSC-GNW10と、2021年に発売された有線モデルの「SC-GN01」の比較も可能です。音質のほかに、装着感、ワイヤレスと有線の使い勝手などを試せる良い機会といえるでしょう。

 

ちなみに、体験で使われているディスプレイはすべて42V型の有機ELビエラ。ゲーミングディスプレイではありません。テレビとゲームの相性も確かめられます。

↑ブースに展示されている65V型の有機ELビエラ。試遊はできませんが、ゲーム画面を視聴することは可能で、映像美は一見の価値ありです

 

ASUSは540Hzディスプレイなど未発売製品の参考展示が多数

ASUSはゲーミングブランド「ROG」が出展しています。ブースの中央にはポータブルゲーム機「ROG Ally」の試遊が可能なほか、ゲーミングスマホの「ROG Phone 7」やゲーミングPCも試遊できます。

↑ROGブースはガジェット系のブースとしては大きめ

 

↑複数台のROG Allyが用意されています

 

さらに太っ腹なことに、国内未発売の製品も多数、先行展示されています。たとえば、リフレッシュレートが最大540Hzのディスプレイ「ROG SWIFT PRO PG248QP」や、幅115×奥行き323×高さ286.9mm、重さ約8kgのデスクトップ「ROG G22CH」など、特徴的な製品が展示。

↑540Hz駆動のディスプレイ「ROG SWIFT PRO PG248QP」。サイズは24.1型で解像度はフルHD(1920×1080ドット)です。先日、デルから500Hz駆動のディスプレイが発表されていましたが、それを上回るリフレッシュレートを実現しています

 

↑ゲーミングデスクトップとしてはかなり小型の部類に入る「ROG G22CH」。それでいてインテル Core i9-13900KF、NVIDIA GeForce RTX 4070、32GBメモリー、1TB SSDと、スペックも決しておろそかにはなっていません

 

これらの製品の国内展開は未定ですが、展示されているということは今後の展開にも期待がかかります。また、国内発売が決まっている製品も先行で展示されています。

↑9月20日に発表された、「エヴァンゲリオン」の2号機 EVA-02とアスカのコラボレーション製品も展示。写真はPCケースの「ROG Hyperion EVA-02 Edition ケース」です。10月に発売予定で、「すぐに売り切れるかも」とのこと

 

発売間近のROG Ally対抗ゲーム機も展示

ONEXPLAYERのブースでは、ROG Allyの対抗製品として注目されているテックワンのポータブルゲーム機「ONEXFLY」が展示されており、試遊も可能です。

↑7型ディスプレイを搭載した「ONEXFLY」

 

ONEXFLYは約590gの軽いボディに、AMD Ryzen 7 7840UとAMD Radeon 780Mグラフィックスを搭載。さらに32GBメモリーを搭載し、AAAタイトルでも高いFPSを保てるとする製品です。発売は10月14日からで、10月2日までにOne-Netbook公式サイトから予約すると特別価格の13万9800円~で購入できます。

 

限定50台、Dynabookとしては初めてのゲーミングノートPCが登場

インテルブースではいくつかのデスクトップPCやノートPCの中に、dynabookが展示されています。実はこの製品、dynabookとしては初のゲーミングノートPCです。参考展示ではありますが、発売も決まっており、なんと50台の限定。

↑11月に発売予定のゲーミングノートPC「dynabook RZ」

 

↑dynabookのキーボードがゲーミング仕様になっており、個人的には驚きました

 

ただ、まったく新しいモデルというわけではなく、プレミアムモバイルの「dynabook R9」をベースにした製品です。CPUやストレージこそアップグレードされていますが、ゲーミングらしく外付けのグラフィックスを搭載しているなどではないとのこと。

 

ゲーミングらしいところでいうと、5色に光るバックライトキーボードと、Xbox Game Passの1か月無料体験版。どちらかというと試作モデルに近い印象を受けます。

 

Dynabookとしてはこれを足掛かりにゲーミング市場に出たい考えがあるそうです。そこを考慮すると、50台限定ということもあり、ガジェット好き的には「かなり貴重な1台」なる可能性を秘めています。なお、価格は決まっていないそうですが、仕様などを見る限りでは30万円前後になるのではないかと予想します。

 

ヤマハのゲーミングオーディオミキサーはコラボモデルを展示

最後はヤマハブースで見かけたゲームストリーミングオーディオミキサー「ZG01」。体験できるのはすでに発売されている製品ですが、アニメ 『NieR:Automata Ver 1.1a』とコラボした「ZG01 042/ZG01 153」が参考展示されています。

↑特別コラボモデルの「ZG01 042/ZG01 153」

 

ZG01はPCやコンソールゲーム機、スマホなどに接続して、本体に付いている各ツマミを操作することによって、ヘッドホン/イヤホンから聞こえる音声を調整したり、マイクの音量を上げたりできる製品です。ボイスチャットをしながらゲームプレイ時は、チャットの音量だけを上げることができ、ゲームを楽しみたいときは音声をサラウンド再現に変換できる、といった機能が備わっています。

↑ゲーム時の音声周りを調整できる機能が備わった製品です。ツマミの直感的な操作は楽器メーカーらしさを感じます

 

ブースでは、ゲームをプレイしている最中に音量をいじったり、ボイスチャットがどう聞こえるかを試したりできます。

 

なお、コラボモデルは製品の本体デザインが変更されるほか、梱包箱のデザインや専用コントロールアプリ「ZG Controller」のデザインも特別仕様になります。発売は12月末ごろを目指しているそうです。

 

リアル会場はやはり、大手のゲームメーカーが出展する新作ゲームの展示が目立ちます。今年も注目度の高い作品を試遊でき、そうしたブースは人気も高いです。ただ、会場を見て回ると発売前の製品を触ることができたり、発売されていたけど知らなかった製品を試すことができたりします。そうした製品を探してみるのもおすすめですよ。

AmazonでゲーミングPCがお得に! マウスコンピューターが期間限定セール開催

マウスコンピューターは9月19日から、Amazonで「GAMING WEEK」と題したセールを開催しています。GAMING WEEKでは、お買い得なモデルを多数販売。また、ポイントアップキャンペーンも同時に開催します。

 

お買い得になっているモデルは、ゲームプレイから動画配信まで楽しめるゲーミングデスクトップ「G-Tune DGI7G6TB3SIW1AZ」や、インテリアにも合わせやすいホワイトカラーのゲーミングデスクトップ「G-Tune DGI7G70W3SJW1AZ」などです。

 

G-Tune DGI7G6TB3SIW1AZ

OS:Windows 11 Home 64ビット

CPU:インテルCore i7-13700F プロセッサー

グラフィックス:NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti

メモリー:32GB(16GB×2)

SSD:500GB(Gen4 NVMe)

販売価格:22万2509円(12%オフ)

 

G-Tune DGI7G70W3SJW1AZ

OS:Windows 11 Home 64ビット

CPU:インテルCore i7-13700F プロセッサー

グラフィックス:NVIDIA GeForce RTX 4070

メモリー:32GB(16GB×2)

SSD:1TB(Gen4 NVMe)

販売価格:28万4790円

 

このほか、ゲーミングノートPCなどもタイムセールで販売されています。セール期間は9月29日の23時59分まで。気になる人はマウスコンピューターAmazonブランドストアをチェックしてみてください。

iPhone 15にUSB-Cゲームコントローラーが続々対応。Android版Backbone Oneもそのまま使えます

iPhone 15が正式にLightningコネクタからUSB-Cに切り替わったことを受けて、周辺機器メーカー各社も本格的に対応を始めています。そんななか、Backbone社が自社のUSB-CゲームコントローラーがiPhone 15シリーズで動作確認ができたと報告しています。

Image:Backbone

 

同社のBackboneコントローラーは、iPhoneと合体して携帯ゲーム機に変身させる製品です。昨年7月にはPlayStation公式ライセンスを受けたバージョンが海外で発売され、今年5月には日本国内でも販売開始しています

 

従来のiOS用はLightningコネクタ、Android用はUSB-Cポートを備えていますが、今後は「Android用をiPhone 15全モデルで使える」というわけです。

 

なお、すでにUSB-C版を持っているユーザーは、AndroidのBackboneアプリ経由でiPhone対応アップデートが自動的に提供されるとのこと。アップデートするには、AndroidスマホをBackboneコントローラーに接続し、Backboneアプリを起動する必要があります。

 

また、今後の新規販売分については、箱から出してすぐにAndroidとiPhone 15にフル対応していると謳われています。

 

Backbone Oneは、素材や仕上げにもこだわっており、高品質なプレイが楽しめます。『Call of Duty』や『Minecraft』、『原神』などの人気タイトルにもフル対応し、ほとんどのApple Arcadeゲームも問題なく遊べます。

 

特に「Backbone One – PlayStation Edition」はDualSenseワイヤレスコントローラーと△○×□のボタン表記も同じで、PS4やPS5のゲームを実機に近い感覚でリモートプレイ可能です。

 

Backbone Oneの他にも、Rotor RiotやRazer Kishi V2、GameSir X3といったUSB-CゲームコントローラーがiPhone 15での動作を確認済みです。すでにAndroid版(USB-Cポート版)を持っている人は、流用できてオトクかもしれません。

 

Source:Backbone
via:9to5Mac

パナソニックがワイヤレスで迫力の音を楽しめるゲーミングネックスピーカー「SC-GNW10」を発表

パナソニックは9月12日、ゲーミングネックスピーカーの新モデル「SC-GNW10」を発表。11月17日から発売します。市場想定価格は3万7000円前後(税込)です。

 

パナソニックは2021年10月に、ゲーミングネックスピーカー「SC-GN01」を発売しており、販売実績が2021年で計画比2倍、2022年は計画比3倍のヒット商品になっているとのこと。

 

今回登場したSC-GNW10は、その従来製品をグレードアップさせたモデル。スピーカーユニットの大型化や、従来の有線からワイヤレスに変更など、さまざまな点で進化を遂げています。

↑SC-GN01は想定を上回る大ヒットだったそうです

 

↑SC-GNW10。手前にあるのはワイヤレス接続のための専用送信機

 

スピーカーユニットは従来34mm径を採用していましたが、新モデルに合わせて38mm口径のユニットを新たに開発しました。これにより、従来製品と比べて約2倍の音圧を実現したうえ、低音も強化されています。スピーカーは4基搭載で、首手前に2基、首の後ろに2基配置。さらに、音響分析と高性能DSPによる独自の4chサラウンド技術「TRUE M.A.G.E.S.S.」によって、立体的で奥行きのあるサラウンドを実現しています。

 

ゲーミングネックスピーカーの機能として、従来製品でも採用されていた臨場感と迫力を楽しめる「RPGモード」、正確な音の定位から足音などを聴き取りやすい「FPSモード」、シナリオに没頭しやすい「Voice」モードを引き続き搭載。さらに、新製品に合わせてリリースするオリジナルのPCアプリ「SOUNDSLAYER Engine」には、ユーザーで独自に音の設定ができる「ゲームモード」も用意されています。

↑SC-GNW10の音質面でのポイント

 

接続は、製品同梱の送信機にUSB Type-Cが搭載されており、PCやゲーム機をUSBで繋ぐ方式。送信機からスピーカーは、2.4GHz帯のワイヤレス接続です。データ通信用の低遅延無線技術を採用しているため、4chのサラウンドに加えて、マイクの2chも低遅延で送受信が可能といいます。

↑送信機はシンプルなボックスタイプ

 

なお、今回は4chのサラウンド伝送を優先させるという理由で、テレビなどと接続しやすいHDMIは非搭載となっています。あくまでPCやゲーム機で楽しんでもらうことを狙っているそうです。一方で、さらにゲーム音の低域を効かせたいニーズに応えるため、送信機に音声出力を装備し、サブウーファーなどとの接続も可能とうたっています。

 

低遅延以外でも「ストレスフリー」を製品のポイントのひとつとして位置付けており、操作性を快適にさせるため、操作ボタン類を本体右側に集約したり、装着性向上のために鎖骨と僧帽筋に当たりにくい形状を採用したりしています。

↑装着性向上のため、本体デザインに工夫を重ねたほか、ネックバンドには柔軟なエラストマー素材を採用

 

↑操作ボタンを本体右の内側に集約しています

 

また、ボイスチャットでのやり取りも想定し、マイクを首に対して左右両側に配置したほか、AIボイスプロセッサーとエコーキャンセリング技術により、本体のスピーカーから出力される音がチャット相手にほぼ聞こえないようにしたそうです。

↑ボイスチャットも快適にできるよう、さまざまな技術を取り入れています

 

立体音響に近い聴こえ方で、臨場感たっぷり

限られた時間でSC-GNW10を体験してみたところ、立体音響に近い音の出方が印象的でした。首の後ろに位置する2基のスピーカーは、その位置のとおり、背後から音が聴こえるため、首手前のスピーカーと相まって前後にゲーム音が駆け巡ります。たとえばオープンワールドのゲームだと、360度に近い形で音が聴こえるので、臨場感はたっぷり味わえるでしょう。

 

また、SC-GNW10を身に着けた人が隣にいる際は、それほど大きな音に感じないのですが、音量をそのままに自分が身に着けてみると、ヘッドホンを大音量にしたかのような音の大きさ。スピーカーユニット変更による、音圧の高さを実感できます。シナリオ重視のゲームで映像はもちろん、音でも迫力を感じたい人にも向いています。

 

それでいて、ヘッドホンのように耳を塞ぐわけではないので、横にいる人と会話できる利便性もあります。たとえば自室にこもってゲームをしていても、部屋のドアをノックする音などを聞き取ることもできそうです。

 

長時間のゲームプレイでヘッドホンを装着すると、どうしても蒸れたり耳が痛くなったりします。ゲーミングネックスピーカーはそうした装着の難点から解放されるのが第一のメリットと言えるでしょう。一方で、ヘッドホンのように大音量で迫力を楽しめるかが気になるところですが、SC-GNW10であればそのあたりも満足できそうです。

 

なお、パナソニックは新モデルのSC-GNW10と従来製品のSC-GN01を併売するとしています。

TGSでレグザのゲーミング機能をお試しできる! バンナムブースに全60台の4K液晶レグザ

TVS REGZAは、9月21日から開幕する「東京ゲームショウ2023」にて、バンダイナムコエンターテインメントブースに、4K液晶レグザ全60台を提供することを発表しました。

 

内訳は、タイムシフトマシン4K Mini LED液晶レグザ「65Z870M」(65V型)が8台、「55Z870M」(55V型)が3台、4K量子ドット液晶レグザ「43Z670L」(43V型)が49台。65V型と55V型のZ870Mシリーズはプロモーションビデオ用、43Z670Lは試遊台用です。

↑65Z870M

 

Z870Mシリーズは、高画質映像処理エンジン「レグザエンジンZR」と新開発4K Mini LED広色域量子ドット液晶パネルモジュールを搭載しています。4K/120P入力対応。接続するゲーム機器を自動で判別し、快適にゲームをプレイできるよう各種設定を変更する「オートゲームアジャスト」機能を搭載しているので、ALLMやVRRを手動で設定する必要がありません。表示遅延時間は約0.83msec。

↑55Z870M

 

43Z670Lは広色域量子ドット倍速液晶パネルを採用し、色鮮やかな高画質を楽しめます。Z870Mシリーズ同様、4K/120P入力に対応し、オートゲームアジャスト機能を搭載。表示遅延時間は約0.83msecです。

↑43Z670L

マウスコンピューターがゲーミングPCをお得に買える「ゲーミングPC祭」開催

マウスコンピューターは8月25日から、マウスコンピューターダイレクトショップとG-Tune : Garageの店舗において、「ゲーミングPC祭」を開催します。期間は9月21日まで。

 

対象店舗は、マウスコンピューターダイレクトショップが新宿・秋葉原・春日部・名古屋・大阪・福岡・仙台・ヨドバシAkibaで、G-Tune:Garageは大阪店。これらの店舗で、期間中にお買い得な製品を多数取り揃えるとしています。また、即日の持ち帰りも可能。

 

対象となる製品の一例はこちらです。

 

16型ゲーミングノートPC

モデル名:G-Tune P6-I7G60BK-A/EX

OS:Windows 11 Home 64ビット

CPU:インテル Core i7-13700H プロセッサー

グラフィックス:GeForce RTX 4060 Laptop GPU

メモリー:32GB

ストレージ:2TB SSD(NVMe接続)

パネル:16型WUXGAノングレア(1920×1200ドット)

3年センドバック修理保証標準

店頭販売価格:22万4800円(税込)

 

ゲーミングデスクトップ

モデル名:G-Tune DG-I7G6A/EX

OS:Windows 11 Home 64ビット

CPU:インテル Core i7-13700Fプロセッサー

グラフィックス:GeForce RTX 4060 Ti

メモリー:32GB

ストレージ:1TB SSD(NVMe Gen4×4対応)

ガラスサイドパネル

3年センドバック修理保証標準

店頭販売価格:24万4800円(税込)

製品選びに悩みがちな人向け。PCゲームを始めるための機材がそろったマウスの「ゲーミングデバイスセット」

マウスコンピューターは、ゲーミングPCの新ブランド「NEXTGEAR」のPCに、iiyamaのゲーミングディスプレイ、ロジクールのマウス/キーボード/ヘッドセットをセットにした「ゲーミングデバイスセット」を発売。新たにPCゲームを始めるにあたり、イチからそろえる人におすすめとする高コスパなモデルや、より楽しみたい人に向けたプレミアムなモデルを用意しています。

 

ゲーミングデバイスセットの中で上位にあたるセットの構成はこちら。

 

モデル名:NEXTGEAR JG-A7G6T(スターター5点セット)

OS:Windows 11 Home

CPU:AMD Ryzen 7 5700X プロセッサー

グラフィックス:GeForce RTX 4060Ti

メモリー:16GB(8GB×2/デュアルチャネル)

M.2 SSD:512GB(NVMe)

チップセット:AMD B550 チップセット

液晶ディスプレイ:iiyama G-MASTER GB2470HSU-5(23.8型)

マウス:Logicool G304

キーボード:Logicool G213r

ヘッドセット:Logicool G331

 

液晶ディスプレイやマウスなどの周辺機器は、自分で選んで集める楽しさはあるものの、ゲームを始めたいときには何を選んだらいいのかわからないこともあります。その点、ゲーミングデバイスセットは、購入して手元に届いたらゲームを始められる機材がそろっているので、すぐに遊び始めたい人や製品選びに悩みがちな人向けといえるでしょう。なお、NEXTGEARは公式のEC限定での販売となります。

NECPCからRyzen搭載大画面ノートPCや、第13世代インテルCPU搭載のゲーミングPC「LAVIE Direct GX」など登場

NECPCは8月1日、2023年夏の新製品としてノートPC2モデルと、直販サイト「NEC Direct」専売のデスクトップ2モデルを発表しました。ノートPCは15.6型の「LAVIE N15」と14型の「LAVIE N14」、デスクトップはゲーミングPCの「LAVIE Direct GX」と、スリムコンパクトな「LAVIE Direct DT Slim」です。

 

15.6型はRyzen搭載モデルを用意、14型はビジネス作業向きの機能を搭載

↑LAVIE N15

 

LAVIE N15はあらたにAMDのRyzen搭載モデルと、第11世代インテル Core プロセッサー搭載モデルをラインアップ。スペックは下記のとおりです。

N1575/Gシリーズ N1570/Gシリーズ N1535/Gシリーズ
ディスプレイ 15.6型IPS液晶
プロセッサー Ryzen7 7730U

(8コア、16スレッド)

Core i7-1165G7

(4コア、8スレッド)

Core i3-1115G4

(2コア、4スレッド)

グラフィックス AMD Radeon インテルIris Xe グラフィックス インテル UHD グラフィックス
メモリー 16GB 8GB
ストレージ 512GB SSD 256GB SSD
バッテリー 約13.3時間 約6.8時間 約7時間
市場想定価格 21万9780円(税込)前後 18万6780円(税込)前後 15万3780円(税込)前後

 

Ryzen搭載のN1575/Gシリーズは、最新のWi-Fi 6Eに対応。また、スリープ時でも低消費電力状態を維持して無線通信が可能なうえに、スタンバイからの復帰も速い「Modern standby」に対応しています。

 

ディスプレイの解像度はフルHD(1920×1080ドット)のほか、ベゼルは狭額縁に仕上げています。また音質はヤマハ製の「AudioEngine」を採用しており、臨場感のあるサウンドを実現。なお、15.6型ならではの装備として、N1575/GシリーズはBDXLドライブ、インテルCPU搭載の2モデルはDVDドライブを内蔵しています。

 

さらに、N1575/Gシリーズは静音キーボードや、指紋認証付きの電源スイッチなどを搭載しています。

 

LAVIE N14は2モデルを展開します。

N1475/G シリーズ N1435/G シリーズ
ディスプレイ 14型IPS液晶
プロセッサー Core i7-1255U

(Pコア2/Eコア8、12スレッド)

Core i3-1215U

(Pコア2/Eコア4、8スレッド)

グラフィックス インテルIris Xe グラフィックス インテル UHD グラフィックス
メモリー 16GB 8GB
ストレージ 512GB SSD 256 SSD
バッテリー 約13時間
市場想定価格 20万8780円(税込)前後 16万4780円(税込)前後

 

↑LAVIE N14

 

14型のディスプレイは縦に長い16:10比率のWUXGA(1920×1200ドット)解像度。また、静音キーボードを搭載するなど、PCでビジネス作業に向いている特徴を備えています。

 

さらに、両モデルともにWi-Fi 6EやModern standbyに対応。加えて上位のN1475/G シリーズは、フルHD画質のカメラや指紋認証によるWindows Helloを採用しています。

 

話題を集めたゲーミングデスクトップの2023年モデル

LAVIE Direct GXは、2022年7月に発売して注目を集めた「LAVIE GX」の新モデル。2022年モデルからCPUを最新の第13世代インテル Core プロセッサーに刷新したほか、メモリーやストレージなどの一部スペックの選択肢が広がっています。

LAVIE Direct GX
プロセッサー Core i7-13700F(16コア、24スレッド)/Core i5-13400F(10コア、16スレッド)
グラフィックス NVIDIA GeForce RTX 3060/NVIDIA GeForce GTX 1650SP
メモリー 32GB(16GB×2)/16GB(8GB×2)/8GB(8GB×1)
ストレージ
(SSDのみとSSDとHDDのハイブリッドを用意)
1TB SSD/512GB SSD/256GB SSD、1TB/512GB/256GB SSD+2TB/1TB HDD
ゲーミングセット あり(Xboxゲームコントローラー、ヘッドセット)/なし
参考価格 14万円(税込)から

 

↑LAVIE Direct GX

 

NVIDIA GeForce RTX 3060はメジャーなゲームタイトルを快適に遊べて、NVIDIA GeForce GTX 1650SPはエントリーゲーミングPCとして十分な性能としています。また、前モデル同様、ゲーミングセットを選べば、ディスプレイと組み合わせるだけで必要なものがそろうとのこと。

 

100以上のタイトルを遊べる「Xbox Game Pass Ultimate」を3か月間無料で利用できるほか、1980年代のレトロゲームを遊べる「プロジェクトEGGランチャー」で配信されている7タイトルを無料で楽しめます。プロジェクトEGGランチャーでは、会員登録なしで利用できるのが、「ルードブレイカー」「ザ・スキーム」「38万キロの虚空」、メール登録で利用できるのが、「ハイドライド」「夢幻の心臓II」「EGGY」「たぬキッズ」です。

 

なお、1年間無料でゲームに関する質問を24時間365日電話で問い合わせが可能な「LAVIE ゲーミングサポート」は付いていません。

 

↑コンパクトサイズのデスクトップ、LAVIE Direct DT Slimも登場。参考価格は13万1000円(税込)からです

ゲーミングPCの新ブランド。マウスからコスパに優れた「NEXTGEAR」登場

マウスコンピューターは、ゲーミングPCの新ブランド「NEXTGEAR」を発表。合わせて5機種の販売を開始しました。

 

NEXTGEARは、これまで同社が培ってきた開発・製造・品質はそのままに、ゲーミングに必要なスペックを搭載したうえで、高いコストパフォーマンスを実現するとうたったブランド。具体的には、AMDのフォームファクターを採用するといいます。また、製品開発に際して、PCケースのデザインやロゴに関して同社のTwitter上でユーザーアンケートを実施。約9000人に参加してもらい、その声をもとに製品化を進めたそうです。

 

アンケートをもとに、PCケースのフロントには大きなクロスをかたどるようなデザインを採用しています。また、クロスの真ん中にはブランドカラーのマゼンタでNEXTGEARのエンブレムをあしらっています。クロスまわりはメッシュ加工になっており、裏側にケースファンを取り付けることで、冷却性能も向上。

 

冷却については、フロントパネル側に最大3基、リアに1基、トップに2基のケースファンを取り付けられます。また、フロントからリアに向けてエアフローが直線上に流れる構造を採用しているため、効率よく冷却できるといいます。加えて、トップには240mmの水冷ラジエーターも搭載可能です。

 

なお、すべてのモデルに標準でガラスサイドパネルを採用。LEDケースファンを取り付けるなどにより、PC内部を光らせて楽しめます。

 

CPUは、Zen 2世代 AMD Ryzen 5 プロセッサーおよび、Zen 3世代 AMD Ryzen 7 プロセッサー搭載モデルを選べます。たとえばコスパに優れると人気の「Ryzen 5 4500 デスクトップ・プロセッサー」や、高いパフォーマンスを求めるユーザーに向いている「Ryzen 7 5700X デスクトップ・プロセッサー」を搭載したモデルを用意しています。

 

今回販売した中で、Ryzen 7 5700X デスクトップ・プロセッサーを搭載したモデルの構成は下記のとおりです。

 

製品名:NEXTGEAR JG-A7G60

OS:Windows 11 Home 64ビット

CPU:AMD Ryzen 7 5700Xプロセッサー

グラフィックス:GeForce RTX 4060

メモリー:16GB (8GB×2/デュアルチャネル)

ストレージ:1TB  SSD(NVMe接続)

チップセット:AMD B550 チップセット

サイズ:約幅220×奥行き424×高さ410

販売価格:15万9800円(税込)

 

製品は公式ECサイトのみで販売しています。

ASUSがさらに性能と冷却機能を強化したゲーミングスマホ「ROG Phone 7」シリーズ発売

ASUS JAPANは7月21日に、ハイスペックなSIMフリーゲーミングスマホ「ROG Phone 7 Ultimate」「ROG Phone 7」を発売しました。

 

両モデルともに、最新のSoCであるQualcomm Snapdragon 8 Gen 2を搭載。性能の高さはもちろんのこと、省電力性も従来から上がっているため、ゲームをより快適に楽しめます。また、リアルタイムレイトレーシングに対応しているため、レイトレーシング機能に対応したゲームでは、今までよりもリアルなグラフィックを見ることができます。

 

メモリーもLPDDR5Xを搭載。ROG Phone 6で採用していたLPDDR5メモリーよりも約33%高速になっています。加えて、ストレージもUFS 4.0対応のものを搭載しているため、ゲームを軽快に動作できます。

 

バッテリーは大容量の6000mAh。LTE通信時で最長約17.9時間の連続駆動時間を実現しています。また、65Wの急速充電に対応しており、約44分でバッテリーを100%まで充電できるといいます。

 

冷却機能も前モデルから強化。メインプロセッサーの表面には、熱伝導率が高い窒化ホウ素を使用した熱伝導グリスを塗布し、熱を素早く放熱部分に移動させるうえに、熱処理性能を向上させた新設計のベイパーチャンバーと、大型化と形状の見直しで熱処理性能が向上したグラファイトシートが、強力に放熱するとしています。

 

ディスプレイは、6.78型ワイドAMOLEDを搭載。さらに、165Hzのリフレッシュレートと1msの応答速度を実現しており、画面の動きが速いゲームでも、なめらかな動きとハッキリとした表示が可能です。

 

このほか、ゲーム機のLRボタンのように使える超音波ボタンの「AirTrigger」や、スマホを傾けて操作できるモーションコントロール機能などを備えています。

 

ROG Phone 7とROG Phone 7 Ultimateの主な違いは、メモリー/ストレージ、本体カラー、背面など。ROG Phone 7はメモリー16GB+ストレージ512GBのモデルとメモリー12GB+ストレージ 256GBのモデルがあり、ROG Phone 7 Ultimateはメモリー16GB+ストレージ512GBモデル一択。カラーはROG Phone 7がストームホワイトとファントムブラックの2色で、ROG Phone 7 Ultimateがストームホワイト1色です。

 

背面は、ROG Phone 7だと背面の上半分に内部が透けて見えるようなツートンカラーのパネルを採用。加えて、光るライトバーの「Auraグロー」と、ROGマークが光る「Auraライト」を搭載しています。一方のROG Phone 7 Ultimateは、背面に電動開閉機構の「AeroActive Portal」を搭載しています。これは、付属の外付け冷却機構「AeroActive Cooler 7」を装着した際、AeroActive Portalが自動で開いてより強力に冷却する仕組みです。さらに、充電時や着信時などにアニメーションを表示する2.0型OLEDディスプレイの「ROG Vision」も搭載しています。

↑AeroActive Cooler 7装着時のROG Phone 7 Ultimate

 

ROG Phone 7 Ultimateの価格は17万9800円(税込)で、ROG Phone 7は12万9800円(税込)からです。

【西田宗千佳連載】「大ヒットしなくても良い」? ソニーが「Project Q」を作る理由とは

Vol.128-4

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマはASUSから発売された小型ゲーミングPC「ROG Ally」。ニッチながら市場を構築している中、もうひとつの市場である「リモートプレイ関連機器」にも目を向けていく。

 

ゲームをいろいろな場所で遊ぶには、「ゲームやPC自体をいろいろな場所に持ち運ぶ」以外にもやりようがある。そのひとつが、俗に「リモートプレイ」と呼ばれるやり方だ。PCやゲーム機本体でプレイした映像と音をネット経由で別の機器に送り、操作は逆に、遠隔地にある機器からゲームを実行している本体に送る。

 

PlayStationでは3以降「リモートプレイ」として実装され、現在のPlayStation 5でも使われている。Xboxでも同様に「Xbox リモートプレイ機能」があり、利用可能だ。PCの場合、Steamに「Steam Remote Play(Steam Link)」という同様の機能がある。

 

これらは、家庭内LANや外出先のネットワークを経由してゲームをプレイするものなので、動作に遅延などがあることが課題とされてきた。現在もその問題が100%解消されたわけではないものの、Wi-Fiの技術が進化したこと、光回線や5Gなどが普及したことなどから、以前に比べるとプレイの質が高くなっている。

 

なによりもメリットは、「本体ほど性能が高い機器を求めない」こと。スマホでもプレイできるが、それはスマホ側がゲームを動かしているのではなく、あくまで映像を表示しているからでもある。

 

結果として、小型ゲーミングPCのような高価な機器を買わなくても、手持ちのスマホやPCでゲームが遊べる場所が増えることになる。ただ、コントローラーを使ったプレイの快適さを求め、「リモートプレイ用のコントローラー」などの製品も登場している。ニッチだが、利用者が増えてくればそれも無視できない量、ということなのだ。

 

そういう意味で驚きのニュースもあった。ソニー・インタラクティブエンタテインメントが、年内にリモートプレイ専用端末「Project Q」を発売すると発表したことだ。

 

リモートプレイ端末は携帯ゲーム機そのものではない。その機器だけを買ってもゲームができるわけではないので、専用機器を作っても、ゲーム機ほどたくさん売れることはないだろう。そんなニッチな端末をわざわざ作って勝算はあるのだろうか……? と考えるゲーム業界関係者は少なくない。

 

筆者も「大ヒットはしない」と考える。だが、ソニーは「それでも良い」と思っているのではないか。前述のように、リモートプレイを使う人の数はじわじわ増えている。大画面で快適に遊べるものを作れば、「リモートプレイ専用コントローラー」よりは売れるかもしれない。そんなニッチな需要を埋めに行くだけでも、もはやビジネスとしてはバカにできない数量になりつつあるのかもしれない。

 

小型ゲーミングPCがニッチだと思われながらも市場を構築してきたように、リモートプレイ関連機器も、同じようにじわじわと市場価値を上げてきている、と考えると、いまのさまざまな現象の辻褄が合うのである。

 

週刊GetNavi、バックナンバーはこちら

「滑らかな映像を楽しみたい」「ゲーム配信したい」人向けのゲーミングPC「G-Tune E6」発売

マウスコンピューターは、ゲーミングPCブランドのG-Tuneから16型ノートPC「G-Tune E6」を発売しました。価格は27万9800円(税込)です。

 

G-Tune E6は、高精細なうえに滑らかな映像表示でゲームをプレイしたい人や、ゲーム配信をするストリーマー向けとするモデル。ディスプレイの解像度は2560×1600(WQXGA)ドットで、リフレッシュレートは240Hzに対応しています。

 

また、スペックはAMD Ryzen 7 7840HS プロセッサー、GeForce RTX 4070 Laptop GPU、32GBメモリー、1TB SSD(NVMe接続)。プロセッサーに搭載されるAMD Ryzen AI テクノロジーによって、自動フレーミングや音声ノイズ除去などの生放送やゲーム配信をサポートする機能を、スムーズに処理します。

 

本体サイズは約幅357.8×奥行き266×高さ22.8mmで、重さは約2.19kg。ノートPCとはいえ、それなりの重量があるので自宅に据え置きで使うのがよさそうです。

ソニーのブラビアでFF16を体験、驚いちゃうくらい映像美がすごい!

ソニーでゲームといえば真っ先に思い浮かぶのはPlayStationでしょう。しかし、これだけゲームが盛り上がりを見せている中で、家庭用コンソール機だけに注力しているわけではもちろんなく、ほかのカテゴリでも力を入れています。そのひとつがテレビです。

 

今回、ソニーがブラビアのゲーミング機能にフォーカスした体験会を実施。その様子をレポートしていきます。

↑大画面の有機ELブラビアでFF16を体験

 

高画質なブラビアでゲームを楽しむ新機能を公開

ブラビアといえば、高画質/高音質に力を入れてきたブランドです。2023年の主なラインナップは、赤・緑・青がそれぞれ独立して発色する「QD-OLED」パネル搭載のフラッグシップモデル「A95K」シリーズを含めた4K有機ELテレビ3シリーズ、miniLEDバックライト搭載の「X95L」を含む4K液晶テレビ6シリーズとなっています。

 

なかでも、4K有機ELテレビ3シリーズと、液晶テレビの上位モデルX95L、「X90L」、「X85L」の3シリーズには、独自のプロセッサー「XR」を搭載。人が映像を見るときに注視するポイントを検出し、カラーやコントラストといったさまざまな要素を個別にではなく、横断的に分析・処理することで、人の目が感じる自然な美しさを表現してくれます。このXR搭載ブラビアは、特に高画質なシリーズといえるでしょう。

 

こうして培ってきた高画質をゲームでも楽しめるように、ソニーは2023年に新機能として「ゲームメニュー」をリリースしました。利用できる機能に若干の差はあるものの、2022~2023年に登場したブラビアにこのゲームメニューを対応させています。

 

ゲームメニューの機能は、表示画面のサイズを変更できる「画面サイズ調整」、FPSなどで的を狙いやすくする「クロスヘア/クロスヘアタイプ」、画面を明るくしてゲーム内の暗所を見やすくする「ブラックイコライザー」、映像の乱れを低減する「残像低減」の4つ。このうち画面サイズ調整はまだ非対応で、今後のソフトウェアアップデートで利用可能になる予定です。

↑ブラビアのリモコン操作で、画面下部に表示されるゲームメニューの設定を変更できます

 

それぞれの機能を利用できるシリーズは下記のとおり。

画面サイズ調整 クロスヘア/クロスヘアタイプ ブラックイコライザー 残像低減
4K有機ELテレビ A95K、A90K、A80K、A80L A95K、A90K、A80K、A80L A80L A95K、A90K、A80K、A80L
4K液晶テレビ X95L、X90L、X85L、X80L、X75WL、X95K、X90K、X85K、X80K、X80WK X95L、X90L、X85L、X80L、X75WL、X95K、X90K、X85K、X80K、X80WK X95L、X90L、X85L、X80L、X75WL X95L、X90L、X85L、X80L、X75WL、X95K、X90K、X85K、X80K、X80WK

 

体験会ではブラックイコライザーをメインに試用しました。

 

ぱっと見の明るさがわかる液晶、息をのむ映像美を楽しめる有機EL

体験会に用意されたブラビアは、4K液晶の最上位であるX95Lと4K有機ELのA95K。また試用ゲームタイトルは『FINAL FANTASY XVI』(FF16)です。スクウェア・エニックスはブラビアのうち、4K有機ELのA95K/A80L、4K液晶のX95L、X90L、X90Kシリーズを「公認画質」に定めています。FF16を楽しむうえで、最適な画質を有しているというお墨付きを与えているわけです。

↑85V型のX95L
↑77V型のA95K

 

公認するだけあって、どちらのブラビアも文句なしの画質でした。以下、体験した編集長・山田のコメントを交えながらレポートしていきます。

 

X95Lを見たときに、すぐにわかるのは明るさです。薄暗いレンガ造りの中を進むシーンでは、薄暗さを表現しつつも見えづらくなることはなく、ゲームプレイに支障をきたさない明るさを保っています。このあたりは、miniLEDバックライトによる恩恵を受けているものと感じられます。

↑X95Lで見たときの、城の中を移動している最中の画面。明かりが少ないため本来であればもっと暗く、見えにくいはずですが、全体的に明るく表示されているので、画面の奥の方まで見通せます

 

一方のA95Kは、夜の漆黒の闇と、そこで揺らめく炎や魔法のまばゆい輝きを体感できます。その両方を同時に表現し切るパフォーマンスを備えているので、特にストーリーを展開するムービーシーンは、まさに息をのむ映像美として画面に没入できます。

↑A95Kで見たときの、夜の屋外のムービーシーン。炎で明るく照らされた場所と、建物周辺の影や月明かりによるレンガの色表現が見事に描き分けられています

 

↑A95Kで見たときの、夜の屋外で戦闘しているシーン。写真だと見えにくいかもしれませんが、左奥の松明の間に木製の扉があり、そのあたりが黒く潰れることなく表現されているのが特徴的です

 

編集長・山田のレポ

4K液晶→4K有機ELの順番で矢継ぎ早に視聴したのだが、最初、液晶だと気づかなかったぐらい高コントラスト。あとで有機ELの画面を観てようやく、「さっきのって液晶でした?」となったのは驚き。

 

また、新製品のブラビアの多くのモデルがFF16公認画質ということで、ゲームをするときの画質は圧巻。古いレンガや木の経年劣化した感じ、鎧の鈍い金属の質感、人物の髪1本1本にわたる微細な表現などが余すことなく描かれていると感じた。

 

画面全体の明るさを持ち上げるブラックイコライザー

続いて、ブラックイコライザーをオンにしたときのゲーム画面を視聴してみました。

 

先に述べたように、液晶テレビのX95Lはそもそも画面が明るく、体験会中、ゲーム画面で暗くて見えにくいシーンはありません。それでもブラックイコライザーをオンにすると、画面の明るさが持ち上がることがはっきりとわかりました。

 

ブラックイコライザーは、画面の暗い場所を明るくするものではなく、画面全体を明るくします。そのため、明かりのない暗所では視認性が上がり、特に効果を感じられます。ただ、気になる点でいうとノイズです。これはテレビによるものなのか、ゲームによるものなのかははっきりしませんが、暗いところが明るくなると画面のノイズが目立つ場面がありました。ですので、ゲームの映像を楽しみたいときは、あえて暗いままにしておくなど、要所で切り替えて使うのがよさそうです。

 

【ブラックイコライザーが効いた画面をまとめてチェック】(画像をタップすると閲覧できます)

 

 

クリエイター向けながら、ゲーム用途で注目集まるモニターヘッドホン

体験会では、5月に発売されたクリエイター向けのモニターヘッドホン「MDR-MV1」も用意されていました。発売後、立体的な空間表現による音の定位のよさが、「敵の足音がわかりやすそう」「音の方向性がわかる」などの理由からゲーム用途で注目を集めているそうです。また、長時間使用にも適した装着性も、長い時間ゲームを楽しむ人にとってはうれしいところ。実際にゲーム用に購入する人もいるといいます。

↑MDR-MV1は主に、音響エンジニアやクリエイターが音楽制作する際に活躍するヘッドホン

 

そこで、普段からゲームを楽しむ山田が体験してみました。

 

編集長・山田のレポ

体験してみてわかったのは、音を「演出」するのではなく「情報」として捉えるのに適したヘッドホンだということ。ゲーマーからの草の根で評価が広がっていっていると聞いたが、それも納得できる、素直でシンプルな音が聞こえてくる。ひとつひとつの音が独立して聞こえてくるため、たとえばシューターゲームで銃声の位置なども把握できそうに感じた。

 

ソニーだとゲーミングブラントとして、INZONEのヘッドホンもあるが、こちらは「しっかり演出が施された、わかりやすい音」。音の鳴りがさすがで、たとえばレーシングゲームのエンジン音やエキゾースト音が耳いっぱい、頭いっぱいに広がり、高揚感が断然アップする。どちらを選ぶべきかはゲームジャンルや、どのように作品を楽しみたいかによるだろう。

 

画質や音質で、普段接しているコンテンツの印象が変わるのはよくあること。普段何気なく遊んでいるゲームでも、ブラビアで楽しむか別で楽しむかで体験としては変わってくるでしょう。とはいえ、ゲームを楽しむのに高価なブラビアは……、と踏みとどまる人も多いはず。そうした人の背中を押す機能が、今回のゲーミング機能といえそうです。

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

 

©2023 Sony Interactive Entertainment LLC. God of War is a registered trademark of Sony Interactive Entertainment LLC and related companies in the U.S. and other countries.

【西田宗千佳連載】ROG AllyやSteam Deckなどの小型ゲーミングPCは、「大人」のために生まれた

Vol.128-3

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマはASUSから発売された小型ゲーミングPC「ROG Ally」。ニッチではあるが売れそうなこのジャンルの製品は、どのようなニーズを満たすのか。

↑ASUS ROG Ally。実売価格10万9800円。W280×H21.22~32.43×D111.38mm、質量は約608gと携帯性に優れたゲーミングPCだ。CPUにAMD Ryzen Z1 Extreme プロセッサーを搭載し、7.0型のワイドTFT液晶ディスプレイを採用している。さらに、ゲーミングPCらしくグラフィックスにはAMD Radeon(最大8.6TFlops)を搭載。

 

小型ゲーミングPCの主な用途はもちろんゲームだ。

 

PC用ゲームの普及・一般化により、「机の前に座っていないときにもゲームを楽しみたい、消費したい」というニーズがあるから売れる製品ではある。高性能なので一般的なモバイルPCとしても十分以上に使えるが、キーボードやマウスなどを準備してカフェなどで使うことを考えると、さすがに少し煩雑かと思う。

 

むしろ、デスクトップPCのようにディスプレイをつけて「据置的」に使うのが良いかもしれない。筆者もときどきそんな使い方をしているが、けっこう快適だ。

 

小型ゲーミングPCは10万円から15万円程度が中心価格帯となる。Steam Deckも含めるともう少し安価になるが、どちらにしても、ゲーマーではない多くの人々が考える「携帯ゲーム機」の価格帯とはかなり異なるものだ。従来の携帯型ゲーム機とは、購入層も利用層も異なる。

 

従来、携帯型ゲーム機は、利用者の年齢層が比較的低めの製品だった。それは「ゲームの受容層」が比較的低年齢で、ボリュームゾーンがハイティーンくらいまで……という事情も関係していたように思う。そうした市場に強い任天堂が主要なプラットフォーマーである、ということも大きく関係している。

 

家庭でテレビの前に子どもが張りつき、ゲーム機が悪者になる時代があった。だが携帯型ゲーム機の登場でそうした姿は減り、さらに、子ども同士がゲーム機を持ち寄ってプレイする、というスタイルも広がっていった。そうした使い方は子どもたちのライフスタイルに合っており、今後もニーズがなくなることはない。

 

一方で、ゲームの市場は拡大し、特に欧米市場を中心に、ゲームプレイの年齢層は拡大している。いわゆる「大人」がたくさんゲームをしているわけだが、そこでは「テレビの取り合い」や「屋外でのプレイ」は重視されない。日本の都市部のように電車通勤が多い地域はまた別として、ゲーム機の主軸が携帯型でなければならない、という事情は薄い。

 

ただそれでも、「家の中でどこでも遊びたい」「出張や旅行のときにも楽しみたい」というニーズは多い。特にPCゲームで、買うだけで遊ばない「積みゲー」が増加すると、その消費などの目的から、「ガチなゲーミングPCほどの画質は実現できなくても、どこでもプレイしたい」というニーズが高まってきたのは間違いない。

 

そうしたニッチなニーズの積み上げとして、今日の小型ゲーミングPCの市場は存在している。すべての製品を低価格にする必要がないのも、まだニッチであるが故だ。

 

一方で、そこに少し変化も生まれてきた。ゲーミングPCそのものではないが、特別なデバイスを用意することで対抗する流れがあるのだ。

 

その辺については次回解説する。

 

週刊GetNavi、バックナンバーはこちら

Razer、完全ワイヤレスイヤホンの上位モデルを発売。超低遅延接続でゲーマーのストレス解消を狙う

Razerは6月30日、完全ワイヤレスイヤホンの新モデルとして「Hammerhead Pro HyperSpeed」および有線イヤホン「Moray」、新シリーズのマウス「Cobra Pro」「Cobra」を発表した。いずれの製品も6月30日より予約を開始している。

 

PC、PS5、Nintendo Switchなどのあらゆる機器に対応した上位モデルのワイヤレスイヤホン

同社はこれまでに、完全ワイヤレスイヤホン「Hammerhead Pro HyperSpeed for PlayStation」「Hammerhead Pro HyperSpeed for Xbox」をラインアップしていたが、今回発表された「Hammerhead Pro HyperSpeed」はその上位モデルとなる。従来機同様、音響などのクオリティをチェックするTHX認証を新製品でも取得。周波数特性や歪み、遮音性などさまざまな観点での厳しいテストをクリアしており、高い音質と、高再現度の音響体験が可能だ。

 

新製品は、あらゆるデバイスに対応した接続方式をアピールしており、同梱されるUSB Type-C接続のドングルを使用すればPC、PlayStation 5、Nintendo Switchなど、幅広いプラットフォームで利用できる。また、Bluetooth 5.3に対応し、PCとスマートフォンへの同時接続も可能。さらにゲームをプレイする際など、集中したい時に着信があっても自動で着信拒否ができる「Do Not Disturb」モードを搭載している。

↑ゲームプレイ時の着信を自動拒否する「Do Not Disturb」モード概要

 

また、同社の独自技術である「Razer HyperSpeed Wireless」により、40ms以下の超低遅延接続を実現。Bluetooth接続時でも60msと、競合他社に比べて優れていることをアピールしている。この機能により、スマートフォンなどでもストレスなくゲームプレイを楽しむことができる。

 

さらに、同社の完全ワイヤレスイヤホンでは初となるQiワイヤレス充電に対応しており、わずらわしいケーブルの抜き差しなくストレスフリーで使用することができる。ケースによる充電込みで30時間バッテリーが持続、ケース内で15分本体を充電した場合には80分の音楽再生(ANCオフ/ライティングオフ時)が可能だ。

↑「Hammerhead Pro HyperSpeed」は、同社初となるQiワイヤレス充電対応

 

アクティブノイズキャンセリングは10段階調整が可能なので、屋外を移動する際などは強度を弱めて使用することで、シーンに合わせた安全性も確保できる。さらにゲーミングデバイスを展開する同社ならではのこだわりとして、「Razer Chroma RGB」対応で、イヤホン本体のロゴ部分がゲーミングカラーに発光するなど、存在感を演出する仕組みも搭載されている。発売日は7月7日予定で、価格は3万3000円(税込)。

 

ゲーマーや配信向けにチューニングされた耳かけイヤホン

同日には、ゲームや配信向けにチューニングされた耳かけタイプの有線イヤホン「Moray」も発表された。こちらもTHX認証を取得しており、映画音響の専門家によりチューニングされた再現度の高いクリアなサウンドと、ハイブリッドデュアルドライバーによる優れた音響設計、また最大36dBのノイズを遮断する優れた遮音性を誇る。

 

マイクは付属していないが、同社製品の配信ユーザー向けに設計されたスタンドマイク「Razer Seiren」シリーズを併用することで、歪みのない安定したトーンの声を提供することができるとのこと。

 

さらに、自分の耳に合ったサイズを選べるシリコン製イヤーチップ3種とフォームタイプイヤーチップ3種、外出先へ持ち運べるキャリケース、カラビナなど豊富なアクセサリが付属しているのも本製品の特徴だ。こちらも発売予定は7月を予定しており、価格は2万1980円(税込)。

↑耳のサイズに合わせて付け替えられるイヤーチップなど、豊富なアクセサリも魅力だ

 

なお、いずれのイヤホンもエルゴノミクス設計で、長時間使用するゲーマーや配信者でも疲れにくい、自然なつけ心地にもこだわっている。

 

3種類の接続が可能。充電切れの心配もなくゲームプレイができるマウス

ゲーミングマウス「Cobra Pro」は、人気の前モデル「Viper Mini」のコンパクトなサイズ感はそのままに、最先端のテクノロジーを搭載した新モデル。解像度の正確性が99.8%と正確なセンサーは、厚さ4mm以上のガラス上でも優れたトラッキング性能を発揮する。また、第3世代オプティカルマウススイッチ搭載で、意図しないダブルクリックでバウンス遅延などを抑え、9000万クリック以上にも耐えられる長寿命も実現している。

 

コンパクトなボディながら、10通りのカスタマイズ可能なコントロール、最大5つのオンボードメモリープロファイル、ホールとアンダーグロー合わせて計11か所の豊富なライティングにも対応している。

 

↑「Cobra Pro」は、「Mouse Dock Pro」(別売)に置くだけでワイヤレス充電が可能

 

接続方法に関しても多岐に渡っており、HyperSpeed Wireless、Bluetooth、有線のUSB Type-Cに対応。充電を忘れてしまった場合でも、充電しながらプレイすることが可能だ。ワイヤレスマウスとキーボードをひとつのドングルに接続できる機能「HyperSpeedマルチドングル」により、USBポートをひとつ解放することもできる。また、別売りの「Mouse Dock Pro」を使用すれば、ドックに置くだけでワイヤレス充電もできる。

 

「Cobra」は「Cobra Pro」と同じ形状で有線接続に対応したモデル。スイッチタイプはCobra Pro同様、第3世代オプティカルマウススイッチを搭載しているが、センサーに関しては同ProがFocus Pro 30K オプティカルセンサーを使用しているのに対し、8500DPIオプティカルセンサーと制限がある。「Cobra Pro」は7月18日発売予定で2万1980円(税込)、「Cobra」は7月7日発売予定で6490円(税込)。

 

同社のリージョナルセールスマネージャー 丸山涼太氏は「エントリーモデルとしてはリーズナブルなCobraを購入して、2個目のマウス購入時には是非Cobra Proを選んでいただきたい」と語った。

↑Razerのリージョナルセールスマネージャー 丸山涼太氏

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

【西田宗千佳連載】「Steam Deckは例外」小型ゲーミングPCの意外な戦略に迫る

Vol.128-2

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマはASUSから発売された小型ゲーミングPC「ROG Ally」。ValveのSteam Deckも含めて、小型ゲーミングPCのビジネスモデルを紐解いていく。

↑ROG Allyのライバルと言われているSteam Deck

 

ASUSの「ROG Ally」のような小型ゲーミングPCは、現在、新製品の投入が活発に続けられている。もちろん「売れているから」なのだが、そこにはいくつかの背景がある。

 

ひとつは、開発難易度が下がったこと。PC向けのプロセッサー、特にAMD製の内蔵GPU性能が上がっていることで、ゲーム向けPCを作る場合にも、外付けGPUを前提とした構成をせずに済むようになっている。AMD自体、そうしたニッチ市場にはかなり積極的だ。

 

ディスプレイ解像度を4K・WQHDと上げていくと厳しくなるが、モバイル機器では2K程度までがほとんどであり、ゲームとのバランスも悪くない。バッテリー動作時間を長くしようとするとまだ難しいが、「自宅の中で数時間プレイ」を満たすなら、そう難しくはない。あとは各社のノウハウの世界だ。

 

もうひとつは「生産ロット数の少なさ」だ。

 

製品は品切れになったら再生産されるもの、と我々は思っている。しかし実際には、最初から生産数は決まっていて、少数生産・多品種を矢継ぎ早にリリースして切り替えていく、というやり方もある。

 

これは予測も踏まえた話ではあるが、ごく少数のモデルを除き、多くの小型ゲーミングPCは、似た設計でプロセッサーやデザインのバリエーションを増やし、小ロットで高速にビジネスを回すやり方を選んでいるのだろう。1ロットで何十万台も生産することはなく、こまめにパーツ調達と生産を繰り返しながらバリエーションを広げ、市場での存在感を高めているのではないか。

 

ここでいう「少数の例外」とは、ValveのSteam Deckのこと。多く生産して長く売り、そのかわり価格を抑えるという作り方であり、PCというよりハイエンドスマホやゲーム機に近い。AMDから独自のプロセッサー(といってもカスタマイズ品に近い)を調達し、年単位で同じ製品を再生産しつつ売る、というやり方はゲーム機に近く、異例なやり方である。

 

同じ小型ゲーミングPCでも、ほかの製品は比較的高付加価値狙いで、必ずしも安くはない。特に、Steam Deckとの価格差は大きい。無理に安価にするより「ゲームに必要なスペックをコンパクトにまとめる」ものが多く、一般的なノートPCに比べ、メモリーやストレージの容量が大きめになっているのも特徴だ。別の言い方をすれば「懐に余裕があるゲーマー」向け、とも言える。

 

もちろん、そんななかでもコストパフォーマンスの良い製品が人気になるのは必然。ROG Allyは発売以降急速に人気が高まり、本記事を執筆している6月末現在、ほぼ品切れの状態にある。AMDの新プロセッサー「Ryzen Z1」を優先的かつ先行搭載したゆえのコスパの良さだが、これは、相当の数量をAMDに対してコミットした結果だと推察できる。

 

そういう意味では、ほかの小型ゲーミングPCよりはSteam Deckに少しだけ近い存在、という見方もできるだろう。

 

では、こうした機器は「携帯ゲーム機」市場とはどう違うのだろうか? この点は次回解説する。

 

週刊GetNavi、バックナンバーはこちら

【西田宗千佳連載】ASUS ROG Allyなどの「小型ゲーミングPC」はメジャーになれるか

Vol.128-1

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマはASUSから発売された小型ゲーミングPC「ROG Ally」。高性能ゲーミングPCとは異なる方向性を見出す同社の狙いは何か。

↑ASUS ROG Ally。実売価格10万9800円。W280×H21.22~32.43×D111.38mm、質量は約608gと携帯性に優れたゲーミングPCだ。CPUにAMD Ryzen Z1 Extreme プロセッサーを搭載し、7.0型のワイドTFT液晶ディスプレイを採用している。さらに、ゲーミングPCらしくグラフィックスにはAMD Radeon(最大8.6TFlops)を搭載

 

まだニッチな存在だが売れる可能性はアリ

ASUSは6月中旬に、小型ゲーミングPC「ROG Ally」を発売した。7型ディスプレイの左右にコントローラーをつけた、携帯ゲーム機的なデザインの製品だ。

 

この種の機器は数年前からいくつか出ていた。なかでも目立ったのは、Valveの「Steam Deck」だろう。Linuxベースの独自OSを使い、「PC向けのゲームをさまざまな場所で遊ぶ」ことを想定した機器である。ベースはどちらもAMD製のPSoCで、PCと同じくx86系アーキテクチャである。

 

こうしたゲーム機が出てくる背景にあるのは、“PCゲームのプレイヤーが増えたこと”と“ディスプレイ解像度が低ければ、外付けGPUでなくてもそれなりにゲームを遊べる性能になってきた”ことにある。

 

とはいえ、一般的な携帯ゲーム機に比べればかなり大きい。Nintendo Switchも過去の携帯ゲーム機に比べればかなり大柄だが、PCベースのゲーム機はそれよりもっと大きい。現状はあきらかにニッチな存在で、“そこまで大量に売れはしないだろう”という見方をする業界関係者が多かった。

 

だが、ASUSのような大手が価格的にもかなり手ごろな製品を出してきたことで、少し見方も変化してきたところがある。たしかにニッチな市場ではあるのだが、思ったよりも売れるのでは……という考え方だ。

 

デスクの前に縛られず多様化するプレイ環境

ゲーミングPCは高性能だ。だが、そのほとんどがデスクトップ型であり、ノート型でも大柄なモノが多い。ゲームをプレイしたい時間は増えているものの、ゲーミングPCがある机の前にいる時間は限られている。リビングやベッドでゲームの続きをしたいときもあるだろう。

 

高性能なゲーミングPCに比べて安価な価格で手に入るなら、小型なモノを買ってもいい、と考えている人が一定数いて、新しい機器として耳目を集められるなら勝算アリ、と見ているわけだ。ただどちらにしても、「日本向け」のような狭い市場では成立しづらく、“全世界に同じものを売る”前提で開発しないと厳しい世界ではある。

 

この種の小型ゲーミングPCは、別にゲームだけに使えるわけではない。外付けキーボードを使えば仕事などにも使える。メモリーやストレージが大きめで、ビジネス用のノートPCより動作速度が速くなる傾向もあるので、そのあたりを考えて買ってみる、というのもアリだとは思う。筆者も先日TECHONEの「ONE XPLAYER2」を購入したが、“高性能なWindowsタブレット”としても重宝している。

 

ゲームをするシーンを広げるという意味では、ゲーミングPC以外でも興味深い動きはある。

 

ゲーム機やゲーミングPCで動くゲームを、家庭内LAN経由でスマホなどの上で動かす「リモートプレイ」のニーズも上がっている。スマホと組み合わせて使うコントローラーも増えてきたし、ソニーは秋に「プロジェクトQ」というリモートプレイ専用デバイスも発売する。

 

こうした動きを支えているものは何か? 小さな機器でのゲームプレイ体験はどうなっているのか? そうした部分については、次回以降で解説していく。

 

週刊GetNavi、バックナンバーはこちら

『ストリートファイター6』推奨PCがG-Tuneから発売、22万円から

マウスコンピューターは6月29日、ゲーミングPCブランドのG-Tuneから、カプコンの『ストリートファイター6』推奨PCを発売しました。ラインナップはコンパクトなデスクトップ「G-Tune PG-I7G60」、高性能なデスクトップ「G-Tune DG-I7G70」、16型ノートPCの「G-Tune P6-I7G60BK-A」の3機種です。

 

推奨PCは、推奨スペックを満たすのはもちろん、勝敗を左右する遅延を防ぐうえに、きれいなグラフィックスで迫力あるプレイが可能な機種として、動作を検証した製品。ストリートファイターシリーズ最新作『ストリートファイター6』を存分に楽しめるPCです。

 

G-Tune PG-I7G60は、本体サイズ約幅178×奥行き395×高さ285mmのコンパクトな筐体にミドルレンジクラスのCPUに加え、RTX 3060を搭載したモデルです。主なスペックは下記のとおり。

 

OS:Windows 11 Home 64ビット
CPU:インテルCore i7-13700F プロセッサー
グラフィックス:NVIDIA GeForce RTX 3060
メモリー:16GB(8GB×2)
M.2 SSD:512GB(NVMe)
Web販売価格:22万4800円(税込)

↑G-Tune PG-I7G60

 

G-Tune DG-I7G70は、グラフィックスにRTX 4070を搭載したモデル。CPUの性能も相まって、ゲームから動画編集や実況配信までマルチに対応可能としています。主なスペックは下記のとおり。

 

OS:Windows 11 Home 64ビット
CPU:インテルCore i7-13700F プロセッサー
グラフィックス:NVIDIA GeForce RTX 4070
メモリー:32GB(16GB×2)
M.2 SSD:1TB(NVMe)
Web販売価格:25万9800円(税込)

↑G-Tune DG-I7G70

 

G-Tune P6-I7G60BK-Aは、リフレッシュレートが165Hz対応で、WUXGA解像度(1920×1200ドット)の16型ディスプレイを搭載。スペックもデスクトップ並みの構成となっています。主なスペックは下記のとおり。

 

OS:Windows 11 Home 64ビット
CPU:インテルCore i7-13700H プロセッサー
グラフィックス:NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPU
メモリー:32GB(16GB×2)
M.2 SSD:1TB(NVMe)
液晶パネル:16型液晶パネル(ノングレア/165Hz対応)
Web販売価格:22万9900円(税込)

↑G-Tune P6-I7G60BK-A

1msのIPSパネル搭載! 美しさ×速さの「LG UltraGear」シリーズから「27GR75Q-B」が新たに登場

LG エレクトロニクス・ジャパンは、ゲーミングモニター「LG UltraGear」シリーズの新モデルとして、27インチの「27GR75Q-B」を、6月上旬より順次発売します。予想実売価格は4万4000円(税込)。

 

同製品は、自然な色合いで発色鮮やかなIPSパネルを採用し、解像度はWQHD(2560×1440)で、極限まで細くデザインされた薄型フレームが特徴。リフレッシュレート165Hz、高速な動きでも画面のぼやけ(モーションブラー)を感じさせない1ms(GTG)の応答速度で、遅延を最小限に抑える「DASモード」も搭載しています。HDRに対応し、一般的な色域であるsRGBを99%(標準値)カバーします。

 

ゲーミング機能では、画面のズレ(ティアリング)や、カクつき(スタッタリング)を抑える「AMD FreeSync Premium テクノロジー」と、「NVIDIA G-SYNC Compatible」に両対応。HDMIでもVRR(可変リフレッシュレート)が可能です。FPSなど、暗いシーンの闇に潜む、本来見えないターゲットを映し出す「ブラックスタビライザー」、画面の中心にマークを表示する「クロスヘア」など、ゲームを優位に進めるための機能も搭載。

 

モニタースタンドは110mmの高さ調整、前後-5~15 ゚のチルト角度調整、ピボットに対応。目や疲労に影響するとされるブルーライトやフリッカー(ちらつき)を抑える機能も搭載しています。

ASUSの小型ゲーミングデバイス「ROG Ally」発売前チェック! 普通のゲーミングノートPCと比べてどうなの?

携帯ゲーム機市場が活況を呈しています。昨年にSteam Deckが発売されたことや、先日SIEがPS5の携帯機を発表したのは記憶に新しいところですが、今回はASUSが6月に発売する「ROG Ally」を取り上げます。

 

本機は、OSにWindows 11を搭載した、携帯ゲーム機型のPCともいえる製品。PCゲームだけでなくAndroidゲームも遊べる汎用性の高さが特徴です。本稿では、そのレビューをお送りします。

 

プレイできるタイトルの多さが最大の特徴

まずは本機の概要から紹介しましょう。最大の特徴は、なんといってもOSがWindows 11であることです。おかげでSteam、Xbox Games Pass、Epic Games、GOGなど、多様なゲームプラットフォームに対応します。Amazonアプリストアを使えばAndroid向けのタイトルもダウンロードしてプレイできるので、あらゆるゲームを楽しめる携帯ゲーム機といえるでしょう。この点は、これまでの携帯ゲーム機にはなかった特徴です。

↑ROG Ally。デスクトップ画面が表示されており、Windows 11を搭載している証拠です

 

ラインナップは2モデルあり、上位モデルのプロセッサーにはAMD Ryzen Z1 Extremeを搭載し、メモリーはLPDDR5-6400 16GB。ゲーミングPCと比べるとスペックは限定的ながら、多くのゲームを快適に動作させるスペックを備えています。

 

ディスプレイは7インチで、タッチパネルに対応します。解像度はフルHDですが、画面が小さいため、表示される映像はかなり高精細。Steam Deckも7インチのディスプレイを搭載していますが、本機の重さは約608gとSteam Deckの約669gより軽く、全体のサイズも一回り小さくなっています。

 

バッテリーの駆動時間は、ASUSの発表では、ヘビーゲームなら最長約2時間、クラウドゲームなどのカジュアルなタイトルでは最長約6.8時間となっています。また、30分で50%まで充電できる、急速充電にも対応しています。

↑本機の専用充電器。充電の際はこれを用いないと、本来の充電速度が発揮されないので注意

 

ソフトウェアの面では、異なるプラットフォームのゲームを一元管理できる「Armoury Crate SE」がプリインストールされているのが特徴。ゲームのタイトルを登録しておけば、複数のプラットフォームにまたがって、ここから起動できるので便利です。また、Armoury Crate SEからは、コントローラーの設定などもできます。

↑Armoury Crate SEのゲームライブラリ。この画面は、ボタンひとつで起動します

 

↑Armoury Crate SEからは、ボタンのファンクション設定などのあらゆる設定を簡単にできます

 

操作性は良いが発熱が気になる

さて今回は本機を使って、アクションMMO「War Thunder」で、空戦プレイしてみました。率直な感想は「操作性自体は一般的なコントローラーと変わらないが、スティックの感度は敏感」です。

↑右スティック。外周にはLEDが内蔵されています

 

本機には正面側に2本のスティックとABXYの各ボタン、方向ボタンがあり、加えて画面の左右にはArmoury Crate SE起動用など4つのボタンが配されています。また左右に2個ずつのトリガー、裏側にも2つのボタンがあります。一般的なコントローラーと比べるとボタンの数はやや多いような印象も受けますが、多いぶんには困りませんし、その割り当てはArmoury Crate SEから設定できますから便利な要素です。ただ、スティックの感度がデフォルトの設定ではかなり敏感に感じられました。プレイに大きな影響をもたらすので、ボタンの割り当ても含めて設定が必須と思われます。

↑ボタン割り当ての設定画面

 

War Thunderプレイ時のグラフィックはmediumに設定しましたが、本作の動作のうえでは問題は感じませんでした。また、FF15のベンチマークでは、フルHDの標準品質で「普通」との判定。ベンチマーク中のグラフィックを確認したところ、カクカクして見えるところはなかったので、おおかたのゲームはある程度快適に遊べそうです。

↑ベンチマークの結果画面。ちなみに軽量品質にしてみたら、スコアこそ2.5倍くらいに上がりましたが、判定は変わらず普通でした。快適性を高めたいなら軽量設定のほうがよいかも

 

操作や動作の快適性は良好ですが、ひとつ気になるのが発熱です。小さなボディに、ゲームに堪えるだけのハイスペックを組み込んでいるわけですから仕方のないことですが、膝の上に置いてプレイすると「熱いな」と思う程度には発熱します。これを考慮すると、椅子に座って卓上で使ったり、ベッドで寝転びながらのゲームプレイしたりがベストなように感じます。なお、発熱の割に冷却音は静かです。一般的なゲーミングノートPCと比較した場合、静音性は本機に軍配が上がります。

↑本機の背面。排熱口がありますが、ここ以外からも熱を感じます

 

また、Steam Deckより軽く小さいとはいえ、608gという重さは無視できるものではありませんでした。どのくらい重いかというと、肘を浮かせてプレイすると明らかに肩が凝りそう。椅子のアームレストや机を活用して、肘を置きながらプレイできる環境が必要なように思います。

 

7インチの画面を搭載しているだけあり、本体サイズも幅280.0×奥行き111.38×高さ21.22~32.43mmと、小さいとはいえないので、これを家の外で使うかといわれたら、人によって意見が分かれそうです。多くのゲームのプレイにはインターネット環境が必要になりますし、家の中でどこでもゲームをプレイできるマシン、程度に考えておいた方が無難なようにも感じました。とはいえゲーミングノートPCに比べて持ち運びやすいのは事実なので、友人宅にデバイスを持ち寄って、複数人でゲームを楽しむというようなシーンでは、有用なものになりそうです。

 

画面は綺麗で音も良い

本機の評価ポイントとして挙げておきたいのは、画面の美しさと音の良さです。解像度はフルHDですが、画面サイズが7インチであるぶん、20インチ以上のゲーミングディスプレイと比べるとピクセルがギュッと凝縮されている印象で、美しく見えます。リフレッシュレートも120Hzあるので、ゲーミングディスプレイとしてみても、十分な性能です。

↑FF15ベンチマーク中の一コマ。画面はかなり高精細に見えます。古い例えですが、PSPを初めて見たときの感動に似ているかも

 

また、音圧がしっかりしていて、普段木製のPCスピーカーを使用している筆者にとっても、かなり優れた音に聞こえました。有線・無線のヘッドフォンの接続も可能ですが、特段のこだわりがない限り、別途用意しなくても良いように思います。携帯機ではありますが、画面の美しさや音質といったハードウェアの基礎性能は、ゲーミングノートPCに迫るものといってよさそうです。

 

【SPEC】

CPU:AMD Ryzen Z1 Extreme

メインメモリ:LPDDR5-6400 16GB

グラフィックス:AMD Radeon グラフィックス(最大8.6TFlops FP32)

ストレージ:SSD 512GB(PCI Express 4.0×4)

サイズ:W280.0 × H21.22〜32.43 × D111.38mm

質量:約608g

税込価格:10万9800円

 

※AMD Ryzen Z1搭載のモデルも2023年夏に発売予定(税込価格8万9800円)

ゲームの残像が大幅減! NVIDIAの「G-SYNC ULMB 2」がすごい

NVIDIAはゲームの残像(モーションブラー)を最小限に抑える新機能「G-Sync ULMB 2」を発表しました。

↑NVIDIA GeForce / YouTube

 

NVIDIAは2015年に、モーションブラーを軽減する技術「ULMB」を発表。これはモニターのバックライトを制御(バックライトのストロボ発光)することで、画面の遷移をよりくっきりさせる技術です。しかし、画面の明るさが下がるなどの問題点がありました。

 

一方でG-SYNC ULMB 2では、従来のULMBと比較して約2倍の明るさを実現。さらに、クロストーク(ときどき現れるストロボや二重像)がほとんどなくなったとしています。そして、360Hz駆動のモニターでも1440Hz駆動相当のモーションブラーが少ない描写が可能だとしているのです。

 

 

G-SYNC ULMB 2は対応する1440p、360HzのG-SYNC対応モニター向けに、無料アップデートにて提供されます。現在はAcerの「Predator XB273U」とASUSの「ROG Swift PG27AQN」でしか利用できませんが、「ROG Swift Pro PG248QP」とAOCの「AGON AG276QSG G-Sync Monitor」が対応モニターとして近日中に販売される予定です。

 

まだまだ利用できる環境の少ないG-SYNC ULMB 2ですが、ゲームプレイをさらに快適にしてくれる技術となりそうです。

 

Source: NVIDIA GeForce / YouTube

Steam Deck対抗ゲーム機「ROG Ally」が日本でも発売、8万9800円から!

ASUS JAPANは5月29日、ポータブルゲーム機「ROG Ally」を発表しました。ラインナップは、AMD Ryzen Z1 Extreme プロセッサー搭載の上位モデル「RC71L-Z1E512」と、AMD Ryzen Z1 プロセッサー搭載の下位モデル「RC71L-Z1512」の2モデルで、発売は上位モデルが6月14日、希望小売価格は10万9800円(税込)。下位モデルは2023年夏以降の発売で、希望小売価格は8万9800円(税込)です。

 

ROG Allyは先行するSteam Deckに対抗するゲーム機として注目を集めていた製品。米国では6月13日からの発売が決まっていましたが、今回日本でも発売されることが明らかになった形です。

 

7型のタッチ対応ディスプレイ(解像度は1980×1080ドット)搭載で、重さは約608g、本体サイズは約幅280.0×奥行き111.38×高さ21.22~32.43mmとコンパクトなのが特徴。家の中はもちろん、好きな場所に持ち運んでゲームを楽しめます。

 

ポータブルゲーム機とはなっていますが、OSにはWindows 11を搭載しているため、PCとしても使用可能。また、Xbox Games Pass、Steam、Epic Gamesなどの幅広いプラットフォームに対応しているところもポイントです。さらに、Amazon アプリストア経由でAndroidゲームをダウンロードすることもできます。

↑ROG Ally。本体にコントローラーが付いている、小型ゲーム機らしいデザインですが、Windows PCとしても使えます

 

幅広いプラットフォームのゲームを管理する機能も備えており、独自ソフトの「Armoury Crate SE」を起動させればダウンロードしたゲームの一覧表示が可能。タッチやコントローラー操作で簡単に起動できます。また、Armoury Crate SEではコントローラーの設定などもできます。

 

バッテリー駆動時間は約10.2時間ですが、ASUSによるとグラフィック負荷の高いタイトルであれば最長約2時間、クラウドゲームなどの軽いタイトルであれば約6.8時間遊べるとしています。加えて、USB PDの急速充電に対応しているため、約30分で50%までバッテリーを充電できるそうです。

 

上位モデルのスペックは、AMD Ryzen Z1 Extreme プロセッサー、AMD Radeon グラフィックス、16GBメモリー、512GB SSD。ASUSは「他社製のコンソールゲーム機に匹敵する性能を備えている」としています。下位モデルはCPUとグラフィックス違いで、ほかのスペックは共通です。

 

リフレッシュレートは120Hzに対応。さらに最大輝度は500nitを実現しており、滑らかな表示かつ明るい画面でゲームを楽しめそうです。

 

なお、Xbox Games Passプラットフォームのゲームを3か月間無料でプレイできる、「Xbox Games Pass Ultimateの3か月間無料利用権」が付属。これからゲームを始めたい人にとってはうれしいところでしょう。

 

SIEからもポータブルゲーム機の情報が出るなど、超小型のUMPC市場が少しずつ盛り上がっているなかで、ROG Allyはどこまで浸透するのかに注目です。

持ち運びやすく、外出先でのゲームプレイにピッタリ! 14型ゲーミングノート「G-Tune E4」

マウスコンピューターは、ゲーミングPCブランド「G-Tune」(ジーチューン)より、ゲーミングノートPC「G-Tune E4」を発売しました。

 

同製品はG-Tuneブランド初となる、14型のモバイルゲーミングノートPC。重量約1.80kg、約12時間のバッテリー駆動が可能です。グラフィックスには最新のGeForce RTX 4060 Laptop GPUを搭載しており、前世代のGeForce RTX 3060 Laptop GPUを搭載した製品と比較して、3Dグラフィックス性能が約16%アップしています。

 

リフレッシュレート144Hz対応の液晶パネルを採用し、性能向上した3Dグラフィックス性能を活かした、高いフレームレートでのゲームプレイが可能です。

 

外部出力にはHDMI対応ポートと、Thunderbolt 4ポートを設けています。HDMI接続による4K解像度対応のTVや大型液晶ディスプレイに出力したゲームプレイや、Thunderbolt 4ポートにハイエンド外付けキャプチャーカードを接続し、家庭用ゲーム機の映像を低遅延で取り込むことができるので、PCタイトル以外のゲーム実況や、プレイ動画の録画、編集、配信なども可能となります。

 

そのほか、インテル Core i7-12650Hプロセッサー、16GBメモリ、500GB NVMe Gen4×4 SSDを搭載。税込価格は19万9800円です。

10万円以下のSteam Deck対抗携帯ゲーミングPC「ROG Ally」登場! 米国で6月13日に発売

ASUSは、携帯ゲーミングPC「ROG Ally」を米国で6月13日に発売すると発表し、予約受付をスタートしました。標準モデルは599.9ドル、上位モデルの価格は699.9ドル(約9万4000円)であり、人気のSteam Deck最上位構成(内蔵ストレージ512GB版)よりも50ドル高いだけです。

↑Image:ASUS

 

もともとRog Allyが予告されたのは、今年4月1日のこと。エイプリルフールの日だけに初めはジョークかと思われましたが、その後に改めて「5月11日(現地時間)に仕様や販売店、価格を発表します!」とツイートしたことから本当だとわかりました。

 

Rog Allyは2モデルをラインアップし、どちらも解像度が1920×1080、輝度500ニト、最大120Hz駆動の7インチ画面を搭載。重さも同じ約608gで、Steam Deckの約670gより軽くなっています。

 

そして上位モデルはAMD Z1 Extremeチップ、RAMは16GB(高速なLPDDR5)、512GBのSSDを内蔵。公式発表ではZ1 Extremeは最大8.6TFLOPS(処理速度の目安となる単位)のグラフィック性能がうたわれています。これはSteam Deckの最大1.6TFLOPSを大きく超えており、PlayStation 5の10.28TFLOPSに近づいています。

 

かたや標準モデルに搭載されたZ1チップも、公称では最大2.8TFLOPSとされ、数値の上ではSteam Deckを55%も上回っています。いずれもSteam Deckでは重めだったPCゲームでも、ビジュアル品質の設定をあまり下げずに実行できるようです。

 

このほか、ASUSの外付けGPUボックス「ROG XG Mobile」と接続できる専用コネクターも備えています。これさえあれば大作ゲームも軽々と動かせるはずですが、XG Mobileは安くても10万円以上はする上に、接続すると持ち歩きもできなくなるので、「お金に余裕があって家でもガッツリ遊びたい」人向けかもしれません。

 

すでに米国では大手量販店のBest Buyが、予約受付を開始しています。ただし米国およびカナダの人たちだけが注文可能です。ほかの国や地域での展開は不明ですが、日本でも発売されることを期待したいところです。

 

Source:ROG Ally

via:Polygon

Steam Deck対抗の携帯ゲーミングPC「ROG Ally」、PS5並のグラフィック性能で10万円以下になるかも

ASUSは現地時間5月11日に、携帯ゲーミングPC「ROG Ally」の発売日やスペックの詳細を発表する予定です。搭載されるチップはAMDの「Ryzen Z1」および「Ryzen Z1 Extreme」であり、どちらも人気のSteam Deckよりもパワフルなことが明らかになっています

Image:ASUS

その上位モデルが、米国での価格は699.99ドル(約9万3000円)になることが複数の情報源からリークされています。

 

このモデルはAMD Z1 Extremeチップ、RAMは16GB、512GBのSSDを搭載しているとのこと。ちなみにSteam Deck最上位の512GBモデルは649ドルであり、それより51ドル高いだけです。

 

今回の情報は、まず信頼性の高いリーカーのRoland Quandt氏がテックメディアThe Vergeに告げたこと。さらに米大手量販店Best Buyからというスクリーンショットや、有名リーカーSnoopyTech氏のツイートも一致しています。

 

またThe Vergeは、ROG AllyはZ1版とZ1 Extreme版の両方が発売されると確認しています。つまりZ1Extreme搭載モデルが699.99ドルとすれば、Z1モデルはさらに安いと思われます。

 

Rog Allyは 280mm×113mm×39mmといった寸法や、解像度が1920×1080、輝度500ニト、リフレッシュレート120Hzの7インチ画面と判明しています。そして重さは約608gで、Steam Deckの約670gより軽くなっています。

 

AMD公式には、Z1 Extremeは最大8.6TFLOPS(処理速度の目安となる単位)のグラフィック性能が謳われています。これはSteam Deckの最大1.6TFLOPSを大きく超えており、PS5の10.28TFLOPSに近づくもの。そして下位チップのZ1も最大2.8TFLOPSであり、数字の上ではSteam Deckを55%も上回っています。

 

すでにSteam Deckの性能を超える携帯ゲーミングPCは各社から発売されていますが、どれも10万円台後半~となっており、かなり高価です。もしも今回のリークが本当であれば、Steam Deckの強力なライバルとなりそうです。

 

Source:The Verge

マウス、若年層からゲームで妥協したくない人向けまで幅広い層に対応のゲーミングノートPCなどを発売

マウスコンピューターは4月20日、記者向けの説明会を開催。発売して間もない製品から今後登場する新製品までを披露しました。

 

今回、披露・展示されたのは、ゲーミングブランドの「G-Tune」とクリエイターブランドの「DAIV」がメインで、多くがノートPCでした。とはいえ、コンシューマー向けブランド「mouse」や、それぞれのブランドのデスクトップPCも夏頃から新製品の投入を予告。今回紹介するモデル以外も登場するものと思われます。

 

3モデルで幅広いニーズを網羅したG-Tune

G-Tuneの新製品として展示されていたのは3モデル。ハイエンドに位置する「G-Tune H6-I9G80BK-A」、スタンダードの「G-Tune P6-I7G60BK-A」、エントリーの「G-Tune E4-I7G60DB-B」が登場します。

↑G-Tune H6-I9G80BK-A

 

G-Tune H6-I9G80BK-Aは、インテル Core i9 13900HX プロセッサーと最新GPUのGeForce RTX 4080 Laptopを搭載。従来のハイエンドモデルでは、グラフィックスに物足りなさを感じる声があったそうですが、その声に応えた仕様です。特に負荷の高いゲームタイトルや、今後登場するグラフィック重視のゲームを、より快適に楽しみたい人向けとなっています。

 

そのほかのスペックは、32GBメモリー(DDR5-4800)、1TB SSD(PCIe Gen4)で、ディスプレイは16型(2560×1600ドット、240Hz駆動)を採用しています。なお、ゲームプレイで発生するCPUの熱を抑えるために、着脱できる水冷BOXも用意。BTOで選択できます。

 

価格は43万9800円(税込)。ただし、BTOによって選択するスペックを変更すると価格も変わります(以下のモデルも同様)。発売は4月20日です。

 

G-Tune P6-I7G60BK-Aは、ゲームプレイ/配信/録画などさまざまな用途で使用したいけど、予算は抑えたい人向けのモデル。BTOで選べるCPUとGPUのバリエーションを3パターン展開しており、予算に合わせて購入できます。

↑G-Tune P6-I7G60BK-A

 

展示されていたモデルのスペックは、インテル Core i7 13700H プロセッサー、GeForce RTX 4060 Laptop、32GBメモリー(DDR4-3200)、1TB SSD(PCIe Gen4)。ディスプレイは16型(1920×1200ドット)で、リフレッシュレートが165Hzに対応しています。

 

価格は24万9800円(税込)で、発売は4月24日。なお、CPUやGPUなどのグレードを落とせば、16万9800円(税込)から購入も可能です。

 

G-Tune E4-I7G60DB-Bは、モバイルノートPCでもゲームを楽しみたいニーズに応えた製品です。薄型軽量のハイスペックモデルであれば、DAIVブランドでも用意していますが、GPUにGeForce RTX 4060 Laptopを搭載するほか、ディスプレイのリフレッシュレートを144Hzに対応させるなど、ゲーミングノートPCらしい仕様となっています。一方で、価格を抑えるために第12世代インテル Core プロセッサーを搭載したそうです。

↑G-Tune E4-I7G60DB-B

 

ターゲットとしては、持ち運んでの使用やノートPCでゲームを楽しみたい若年層、高いグラフィック性能が必要な作業をしたいけど予算を抑えたい理工学部系の学生などとしています。

 

主なスペックは、インテル Core i7 12650H プロセッサー、32GBメモリー(DDR5-4800)、1TB SSD(PCIe Gen4)で、ディスプレイは14型(1920×1080ドット)。重さは約1.8kgです。

 

価格は20万9800円(税込)で、発売は5月17日です。

 

VRのデモなどに使用できるモデルと、画像編集に向いたモデルのDAIV

DAIVのノートPCで展示されていたのは2モデル。ハイエンドにあたる「DAIV N6-I9G90BK-A」とスタンダードの「DAIV S4-I7G60CB-B」です。

 

DAIV N6-I9G90BK-Aはデスクトップ向けのCPUと、ノートPC向けのGPUとしては最上位のGeForce RTX 4090 Laptopを搭載したモデル。高性能でありながら、可搬性もあるため、たとえばVRアプリの開発はもちろん、VRアプリのデモで使用なども想定しているそうです。

↑DAIV N6-I9G90BK-A。BTOで水冷BOXを選択できます

 

主なスペックはインテル Core i9 13900HX プロセッサー、64GBメモリー(DDR5-4800)、1TB SSD(PCIe Gen4)で、ディスプレイは16型(2560×1600ドット)を採用しています。

 

価格は54万9800円(税込)で、4月20日から発売しています。

 

DAIV S4-I7G60CB-Bは、マルチコア性能に優れたインテル Core i7 13700H プロセッサーを搭載したモデル。加えて、sRGB100%に対応したうえ、カラーキャリブレーションもされた液晶を搭載しているため、画像編集用途に向いています。

↑DAIV S4-I7G60CB-B

 

主なスペックはGeForce RTX 4060 Laptop、32GBメモリー(DDR5-4800)、1TB SSD(PCIe Gen4)。なお、バッテリー駆動で約13.5時間使用できるほか、重さが約1.78kgなので、持ち運んで現場でクリエイティブ作業といったこともできそうです。

 

価格は24万9800円(税込)で、発売は4月20日です。

↑会場ではほかにも開発中の製品や参考展示の製品が並んでいました。こちらはPCゲーマーに人気の、ホワイトカラーのPCケース。G-Tuneのミニタワーモデルで購入できるようになるとのこと

なお、マウスコンピューターはパソコン事業が今年で創業30周年をむかえます。これに合わせて、4月11日からこれまで1年だった無償保証を3年にするほか、送料を無料にしています。なにかと値上がりを続けている中で、手に取りやすくしている試みはうれしいところです。

↑マウスコンピューター創業30周年特設ページから

ゲーミングPCをクリエイティブ用途にも拡大するHPの新ノートPC「OMEN Transcend 16」

日本HPは、ゲームユーザーのタイプに合わせたゲーミングノートPC6機種と、ゲーミングディスプレイ6機種を発表しました。

↑日本HPの2023春の新モデル

 

同社とNewzooのグローバル調査によれば、PCでゲームを楽しむユーザーのうち62%がPCをゲーム以外の用途にも使用しており、42%のユーザーがゲーム実況動画の視聴やゲーマー同士のコミュニケーションにも活用し、84%のユーザーが友人などとの交流のためにゲームをプレイしていると回答。

↑HPとNewzooによるゲーミングPCの調査結果

 

これらの調査結果をもとに、同社では「クロスオーバー」「クリエイト」「ソーシャル」の3つをキーワードに設定。PCゲーマーを、数ある趣味のひとつとしてPCゲームをプレイする「カジュアル層」、最も注力する趣味がPCゲームである「エンスージアスト層」、PCゲームをプレイしつつ動画配信や動画編集などのクリエイティブな活動も行なう「クロスオーバー層」の3つに分類し、それぞれの層に必要なスペックを備えたモデルを展開します。

 

このうちクロスオーバー層向けとして、薄型軽量のゲーミングノートPC「OMEN Transcend 16」を新たに発売します。

↑OMEN Transcend 16(国内モデルはセラミックホワイトのみ)

 

同機種は、最新ゲームタイトルを高画質かつ高フレームレートでプレイできるパワーを持ちながら、場所を問わず動画の編集や3Dレンダリングなどクリエイティブ系のアプリケーションも実行できるスピードや携帯性も備えたハイブリッドなモデル。最上位モデルは最大輝度1180nitのmini-LEDディスプレイを採用し、日中の屋外でも高い視認性を保ちます。また、リフレッシュレートは240Hz、応答速度は5msを実現し、競技性の高いゲームでも実力を発揮します。

↑mini-LEDディスプレイ採用で非常に画面が明るい

 

本体はOMENのノートPC初となるマグネシウム系アルミニウム合金を採用し、重量約2.17kg、薄さ19.9mmのコンパクトサイズを実現。さらに、97Whrのバッテリーにより、場所を選ばずゲーム、配信、動画編集が可能です。

 

ヘビーゲーマーであるエンスージアスト層向けの「OMEN 16」は、最上位モデルで第13世代インテル Core i7-13700HX プロセッサーとNVIDIA GeForce RTX 4080 Laptopを搭載。すべてのモデルでQHD(2560×1440ドット)解像度でリフレッシュレート240Hzのディスプレイを採用しています。

↑画像はOMEN 17

 

「OMEN Transcend 16」と「OMEN 16」の最上位モデルには、「HyperX Cloud II Core Wirelessゲーミングヘッドセット」が付属。PC本体に通信用のUSBレシーバーのモジュールが内蔵されているため、ヘッドセットの電源を入れるだけでペアリングすることができます。

↑最上位モデルに付属する「HyperX Cloud II Core Wirelessゲーミングヘッドセット」

 

ライトゲーマーであるカジュアル層向けの「Victus 16」は、ゲームだけでなく動画視聴やソーシャルコミュニケーションなど幅広い用途でパフォーマンスを発揮するモデル。これまで上位のOMENシリーズのみに実装されていた冷却システム「OMENTempest Cooling Technology」を初めて採用し、効率のよい冷却機能を実現します。

↑カジュアル層向けのVictus 16

 

このほか、プロセッサーとグラフィックスをリフレッシュした「OMEN 17」と「Victus 15(インテル)」をラインナップに追加。価格と販売開始日は下記のとおりです。

製品名 HP 希望販売価格(税込) 販売開始日
OMEN Transcend 16 31万6800円~ 5月以降順次
OMEN 16 27万2800円~ 5月以降順次
Victus 16(インテル) 20万6800円~ 5月以降順次
Victus 16(AMD) 17万5780円~ 5月以降順次
OMEN 17 48万4000円~ 5月以降順次
Victus 15 (インテル) 17万9300円~ 5月以降順次

 

高リフレッシュレートのディスプレイも

合わせて、OMENブランドのゲーミングディスプレイ6機種も発表されました。4Kモデルの「OMEN 27k」は4K対応のHDMI 2.1ポートを備え、次世代ゲーム専用機を接続すれば4K高画質でゲームプレイが可能(4K対応タイトルのみ)。HDMI 2.0ポートとDisplayPortも1つずつ備えており、合計3台までPCやゲーム専用機を接続できます。

↑4K解像度の27インチディスプレイ「OMEN 27k」

 

また、OMENシリーズで初めてKVMスイッチを内蔵し、ひとつのマウス、キーボード、ディスプレイをPCやゲーム専用機など複数のデバイスを切り替えて利用可能。

 

「OMEN 24」「OMEN 27q」「OMEN 32q」「OMEN 34c」は最大165Hzで、「OMEN 27qs」は最大240Hzのリフレッシュレートに対応。「OMEN 27qs」「OMEN 27k」「OMEN 34c」の3機種はスピーカーを内蔵しています。

 

価格と販売開始日は下記のとおりです。

製品名 HP 希望販売価格(税込) 販売開始日
OMEN 24 165Hz FHD ゲーミングディスプレイ 2万6400円 4月13日
OMEN 27q 165Hz QHD ゲーミングディスプレイ 4万4000円 4月13日
OMEN 27qs 240Hz QHD ゲーミングディスプレイ 8万1400円 4月13日
OMEN 27k 144Hz 4K ゲーミングディスプレイ 9万7900円 5月以降
OMEN 32q 165Hz QHD ゲーミングディスプレイ 5万9400円 4月13日
OMEN 34c 165Hz WQHDカーブドゲーミングディスプレイ 7万400円 4月13日

 

このほか、日本HPのゲーミングPCブランド「OMEN」が、プロeスポーツチーム「DetonatioN FocusMe」とスポンサー契約を結んだことも発表されました。これを記念して、コラボモデルが抽選で当たるキャンペーンなども実施される予定です。

↑プロeスポーツチーム「DetonatioN FocusMe」とスポンサー契約を締結。ユニフォームにOMENのロゴが入る

 

コロナ禍での需要の高まりのあと停滞感のあるコンシューマーPC市場ですが、ゲーミングPCだけは伸長し続けているだけに各社ともラインナップの拡充に力を入れています。日本HPは、クリエイティブなユーザーのためのゲーミングPCという新しい切り口のモデルを提案し、新たなユーザー層の開拓を狙っているようです。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

「ゲーマーにとって最強のイヤホン」登場、高級な完全ワイヤレスモデル「ロジクール G FITS」

ロジクールは4月6日、完全ワイヤレスイヤホン「ロジクール G FITS」を発表しました。4月27日に発売します。

 

ロジクールとしては新しいラインの製品。また、オンラインストア価格で3万5750円(税込)なので、完全ワイヤレスイヤホンとしてハイエンドに位置づけられるモデルです。

 

ロジクールによると、初心者から本格的にゲームにのめり込む人、さらにはストリーマーと、イヤホンを使いたいゲーマーは多いものの、あらゆるレンジで悩みがあるとしています。一方で、独自の調査によって、ゲームプレイにおける完全ワイヤレスイヤホンのニーズが高いこともわかっているそうです。

 

ロジクール G FITSは、そうした「イヤホンを探しているゲーマーのすべてのニーズを満たせる最強の製品」とのこと。主な特徴は3つで、独自技術によるカスタムフィット、高音質、豊富な接続方式です。

↑ロジクール G FITSのブラック

 

ロジクール G FITSには、特許取得の「LIGHTFORM」を採用。開封後、耳に装着してから、独自のスマホアプリの指示に従うことで、イヤホンをユーザーの耳にフィットさせる技術です。開封時のイヤーチップはシリコンのように柔らかいですが、耳に装着してアプリ操作を進めるとイヤーチップが発熱。しばらくして耳の型にイヤーチップが固まり、カスタムイヤホンのようなフィット感を実現しています。

 

これにより、イヤホンがずれたり落ちたりしないのはもちろん、長時間の装着でも痛くなりづらいうえに、高い遮音性によるパッシブノイズキャンセルや、没入感のある音楽体験も可能になるとのこと。

 

なお、イヤーチップは一度耳の型に固まると、再度変形などは不可。万が一フィットに失敗した場合はカスタマーサポートで相談を受け付けるとしています。また、フィットしているかどうかはスマホアプリで確認できるほか、こちらもカスタマーサポートで相談可能です。

↑フィッティングは基本的にアプリの指示に従うのがベター。また、フィッティング時に耳の奥に入れすぎず、ほどよい位置で固定すると、より耳に合いやすいそうです。ちなみに、フィット時の発熱はまったく熱くなく、ほんのり温かいと感じる程度です

 

音質ではインイヤーモニターでおなじみのUltimate Earsが培った技術を搭載。また、10mmのドライバーを搭載するほか、周波数帯域は20Hz~20kHz、インピーダンスは16Ωとなっており、ゲームはもちろん、普段使いのイヤホンとしても楽しめるとしています。

 

加えて、専用アプリでイコライザー設定が可能。自分で細かに音質を調整できるのはもちろん、「FPS」「MOBA/RPG」などのゲームのジャンルごとに分かれたプリセットがあるので、簡単に音質を変更できます。さらに、プリセットをもとに自分で音質を調整、その設定を新たなプリセットとして保存もできます。

 

接続は主にBluetoothと2.4GHzのUSBワイヤレスの2つ。ただ、Bluetoothは音楽を聴くなどの普段使いと、スマホでゲームをするときなどに低遅延を実現する「ゲームモード Bluetooth」を用意しています。

 

本体サイズは35×22.8×24.5mm、重さは片耳で7.2g。バッテリーはBluetooth接続時の充電ケース込みで最大22時間駆動します。

↑こちらはホワイトカラーのモデル
↑本体と付属品

レノボ、最新CPU&GPU搭載ゲーミングPC4機種を発売! 新ゲーミングPCブランド「Lenovo LOQ」も今夏登場予定

レノボ・ジャパンは、ゲーミングPC「Lenovo Legion Pro 7i(レノボ レギオン プロ セブンアイ)」「Lenovo Legion Pro 5i(レノボ レギオン プロ ファイブアイ)」「Lenovo Legion Tower 7i(レノボ レギオン タワー セブンアイ)」を発売。「Lenovo Legion Pro 5(レノボ レギオン プロ ファイブ)」を近日中に発売します。

↑Lenovo Legion Pro 7i

 

Lenovo Legion Pro 7iは、リサイクル素材を活用したスマートなアルミニウムボディが特徴です。CPUにはインテル Core i9-13900HX プロセッサー、GPUにはNVIDIA GeForce RTX 4080 Laptop GPUを採用。左右の側面と背面に配した排気口から熱を効率的に排出し、CPUとGPUのパフォーマンスを最大限まで引き出します。16.0型ディスプレイは、リフレッシュレート240Hz、WQXGA(2560×1600)液晶を採用したナローベゼル設計です。Legion TrueStrikeキーボードを搭載。RGBライティングで、高揚感と没入感を高めます税込価格は49万円~。

↑Lenovo Legion Pro 7i

 

Lenovo Legion Pro 5シリーズは、最新のCPU、GPUを搭載した16.0型ゲーミングノートPC。WQXGA(2560×1600)液晶に、リフレッシュレート240Hzのディスプレイを搭載。GPUにはNVIDIA GeForce RTX 4070が搭載可能です。サーマルデザインが進化し、Legion TrueStrikeキーボードを備えています。税込価格はLenovo Legion Pro 5iが31万円~、Lenovo Legion Pro 5が30万円~です。

↑Lenovo Legion Pro 5シリーズ

 

Lenovo Legion Tower 7iは、第13世代インテル Core i7 プロセッサー、NVIDIA GeForce RTX 4080、水冷クーラーを搭載したゲーミングタワーPCです。約34Lの筐体に、様々なインターフェースと拡張スロットを備えています。独自の3Dパターンを施したフロントパネルと、強化ガラス製サイドパネルを採用。LEDライティングによる演出で、ゲームのモチベーションを高められます。税込価格は61万円~。

↑Lenovo Legion Tower 7i

 

また、同社はゲーミングPCの新ブランド「Lenovo LOQ」を発表。Lenovo LOQは、エントリーゲーマー向けの「IdeaPad Gaming」、「IdeaCentre Gaming」に置き換わるゲーミングPCブランド。Legionで培ってきた設計思想を盛り込み、PCゲーミングの入り口となる製品展開を予定しています。ブランド名の「LOQ」は、「Lock On」などゲーマーに親しみがある響きを持ち、「Lock」という語から、ゲーマー同士の絆やつながり、コミュニティを強固につなぎとめるといった意図を込め、LenovoやLegionを強く想起させ、ゲーミングブランドとしての一貫性を感じさせる名称、ロゴにしたとのこと。製品は夏ごろに発売予定です。

ASUSがゲーミングノートPCを一挙に10製品発表! 最新ゲームもeスポーツも快適なモデル続々

ASUS JAPANは3月13日、2023年の新モデルとしてゲーミングノートPC10製品を発表。同日から順次販売を開始します。ラインナップは下記のとおりです。

 

・ROG Strix SCAR 17
・ROG Strix G17
・ROG Zephyrus Duo 16
・ROG Zephyrus G14
・ROG Flow Z13
・ROG Flow X13
・ASUS TUF Gaming F15/ASUS TUF Gaming A15
・ASUS TUF Advantage Edition A16
・ROG XG Mobile

 

全モデル共通で、ゲームを楽しむための一定以上の性能を備えたとしており、CPUには高クロックのモデルを、メモリーは最低で16GB以上を、SSDには高速な転送速度のPCI Express 4.0 x4対応製品を搭載しています。

 

また、グラフィックスはほとんどのモデルでNVIDIA GeForce RTX 40シリーズ Laptop GPUを搭載。最新タイトルもeスポーツタイトルも快適に動作します。

 

さらに、立体音響技術のDolby Atmosに対応したオーディオ機能を採用し、本体の内蔵スピーカーやステレオヘッドセットでバーチャルサラウンドを体感できます。ゲーム内では音の方向性がよりわかりやすくなるほか、臨場感のあるサウンドも楽しめるとのこと。

 

このほか、通常の故障に加えて、落下や水没による故障、災害による損傷、ウイルスによる故障にまで対応する「ASUSのあんしん保証」を利用できます。

 

ゲームはもちろん、録画や配信もこなせるROG Strix SCAR 17

ここからは新モデルをいくつかピックアップして紹介します。

 

ハイエンドにあたるROG Strix SCAR 17は、最高のゲーム環境を求めている人や、eスポーツを始めてみたい人に向けた、性能の高さにこだわったというモデルです。CPUは5.4GHzの高クロックで駆動するAMD Ryzen 9 7945HXを搭載。ゲームを快適に楽しめるのはもちろんのこと、16コア32スレッドで動作するため、ゲームをプレイしながら録画や配信などもできます。メモリーは32GB、SSDは1TBを搭載し、ゲームの起動や読み込みも軽快とのこと。

↑ROG Strix SCAR 17

 

また、GPUは最上位のGeForce RTX 4090 Laptop GPUを採用。デスクトップに匹敵するゲーミング性能を備えています。

 

ディスプレイは17.3インチで、解像度は2560×1440ドット、リフレッシュレートは240Hz。加えてディスプレイ周囲のベゼルを細くし、画面占有率85%を実現しています。これにより、高い没入感が得られ、よりゲームに集中できるとのこと。

 

希望小売価格は54万9800円(税込)。発売は5月以降を予定しています。

 

2つのディスプレイを搭載するROG Zephyrus Duo 16

ROG Zephyrus Duo 16は、16インチのディスプレイに加えて、キーボード奥に14インチのセカンドディスプレイを搭載したモデル。たとえばメインディスプレイでゲームや作業をしながら、セカンドディスプレイにはチャットや資料を表示するといった使い方が可能です。

↑ROG Zephyrus Duo 16

 

セカンドディスプレイは使用時に、本体から手前に向けてせり上がる機構を採用。セカンドディスプレイと本体の間に大きなすき間ができ、そのすき間を大型の通気口にしているため、一般的なゲーミングノートPCにはないエアフローを実現しています。これにより、本体にこもりがちな熱がとどまることなく、低い温度を保てるとのこと。

 

もちろん、スペックも抜かりはなく、高負荷のゲームを楽しめる構成となっています。スペックは以下のとおりです。

 

CPU:AMD Ryzen 9 7945HX
メモリー:32GB
ストレージ:2TB SSD
グラフィックス:GeForce RTX 4090 Laptop GPU
ディスプレイ:メイン/16インチのミニLEDディスプレイ( 2560×1600ドット、240Hz)、セカンド/14インチタッチ対応ディスプレイ(3840×1100ドット、60Hz)

 

希望小売価格は65万9000円(税込)で、3月13日に発売します。

 

そのほかのモデルは下記をご覧ください。

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

Steam Deck、他のローカルネットワーク内PCからゲーム転送が可能に! すばやくゲームが遊べます

人気のPCゲームプラットフォームSteamで、ゲームをインストール済みのPCから携帯ゲーミングPC「Steam Deck」に、ローカルネットワーク内でコピーできるようになりました。ゲームをインターネット上から再ダウンロードする必要がなくなり、インストールやアップデートが高速化できそうです。

↑Steam Deck

 

この機能は、先週リリースされたSteam Deckのベータ版アップデートに同梱されたもの。もちろん、Windows PCも対象となります。

 

まず、Steam DeckとPC上のSteamクライアントの両方で、Steamのベータ版を有効にする必要があります。その後、Steam Deckにインストールしたいゲームを選ぶと、Steamはローカルネットワーク内のPCにそのゲームがインストール済みかどうか自動的にチェック。見つかった場合、SteamはPCからゲームの転送を開始します。

Image:Valve

 

なお、本機能は同じネットワーク上にあるPCでも使うことができ、あるPCでインストール済みのSteamゲームを、他の家庭内PCに転送することも可能です。

 

Steam公式サポートページでは、その仕組みが詳しく説明されています。もしも転送中にデバイスの接続が切れたり、コンテンツがなくなった場合、代わりにインターネット上のSteamサーバーからゲームの残りをダウンロードするとのことです。

 

また、Steam Deck(またはPC)がどのPCからダウンロードするかも細かく設定できます。初期設定では「自分のデバイスのみ」とされ、同じSteamアカウントでログインしているPCからしか転送できません。が、友人や家族のPCからゲームを転送したい場合は「友人のみ」や「任意のユーザー」に設定もできます。

 

ほんのわずかな変更ではありますが、ゲームが大容量の場合は、より素早くSteam Deckや他のPCでも遊びやすくなるはず。ネット回線への負荷も減って、ウェブサーフィンも軽くなるかもしれません。

 

Source:Valve

PCゲーマーデビューにピッタリ! PCやディスプレイ、マウス、キーボード、ヘッドセットがセットになった「ゲーミングデバイスセット」発売中

マウスコンピュータ―は、G-TuneのゲーミングPC、iiyamaのゲーミングディスプレイ、Logicoolのマウス・キーボード・ヘッドセットがセットになった「ゲーミングデバイスセット」を販売開始しました。

 

現在発売中のセットモデルは、「G-Tune HM-B-AL-WA」「G-Tune HN-Z-AL-WA」「G-Tune EN-Z-3060Ti-G-AL-WA」「G-Tune HN-Z-3070Ti-G-AL-WA」の4種類。

 

G-Tune HM-B-AL-WAは、ゲーム実況や動画編集などにも対応するゲーミングPCをはじめ、ゲーミングディスプレイ・マウス・キーボード・ヘッドセットを付属したセットモデルです。税込価格は19万9800円。

 

G-Tune HN-Z-AL-WAは、FPSタイトルなどのプレイにおすすめな高性能ゲーミングPCをはじめ、ゲーミングディスプレイ・マウス・キーボード・ヘッドセットを付属したセットモデル。税込価格は24万9800円です。

 

G-Tune EN-Z-3060Ti-G-AL-WAは、幅広いジャンルのゲームを楽しみたいミドルゲーマーにおすすめのゲーミングPCをはじめ、ゲーミングディスプレイ・マウス・キーボード・ヘッドセットを付属したセットモデルです。税込価格は24万9800円。

 

G-Tune HN-Z-3070Ti-G-AL-WAは、最高のゲーム環境で楽しみたいゲーマーにおすすめのゲーミングPCをはじめ、ゲーミングディスプレイ・マウス・キーボード・ヘッドセットを付属したセットモデルで、税込価格は27万9800円です。

GIGABYTEが2023年新作ノートPC発表。ゲーマー&クリエイター向けの個性的マシンが揃う

パソコン・周辺機器メーカーのGIGABYTEは、最新のグラフィックボードGeForce RTX 40シリーズを搭載した、2023年新作ノートパソコンの発表会を開催しました。発表会では、ゲーマー向けのAORUS、ライトゲーマー向けのGIGABYTE、クリエイター向けのAEROの各ブランドから新製品が登場。本稿では製品の概要をレポートします。

 

AORUSからは、インテル第13世代CPU搭載モデルが多くラインナップ

AORUSのゲーミングPCは、ハイエンドモデルを中心とした5シリーズが登場しました。そのフラッグシップとなるのが、インテルの第13世代CPU・HXシリーズを搭載したAORUS 17X/15Xです。

↑フラグシップモデルのコンセプトは「最強重装」

 

特に17.3インチ、QHD画質、リフレッシュレート240Hzのディスプレイを備えた17Xは、CPUにCore i9-13950HX、GPUにGeForce RTX 4090 Laptopを搭載した超ハイエンド機。スペックは次の通りです。

  • CPU:Core i9-13950HX
  • GPU:GeForce RTX 4090 Laptop
  • メモリー:32GB(DDR5、5600MHz、最大64GB)
  • ストレージ:1TB M.2 PCle Gen4 SSD×2(空きスロットなし)
  • ディスプレイ:17.3インチQHD IPS液晶 リフレッシュレート240Hz(アスペクト比16:9)
↑AORUS 17X。タッチパッドには、AORUSのイメージである鳥の頭部があしらわれています

 

↑17X、15Xの背面下辺には、LEDを内蔵

 

15.6インチの15Xには、スペックが異なる2つのモデルが用意されています。両モデルで共通しているのは、GPUやストレージ、ディスプレイの解像度。一方で、CPU、メモリーの転送速度などが異なっています。それぞれのスペックは下記をご覧ください。(左が高スペックモデル)

  • CPU:Core i9-13900HX/Core i7-13700HX
  • GPU:GeForce RTX 4070 Laptop(2モデル共通)
  • メモリー:16GB(DDR5、5600MHz、最大64GB)/16GB(DDR5、4800MHz、最大64GB)
  • ストレージ:1TB M.2 PCle Gen4 SSD×1(空きスロット:M.2  PCle Gen4×1)(2モデル共通)
  • ディスプレイ:15.6インチQHD IPS液晶 リフレッシュレート240Hz/165Hz(ともにアスペクト比16:9)
↑AORUS 15X。17Xがそのまま小さくなったような外見です

 

普及機となるのがAORUS 17H、17、15の各シリーズ。17Hは1モデル、17は2モデル、15は5モデルをラインナップします。17Hは、CPUにCore i7-13700Hを搭載。17および15は、Core i7-13700H搭載モデルと、Core i5-12500H搭載モデルがあります。

↑AORUS 15。今回発売されたAORUSシリーズの製品のなかで、唯一のテンキーレス

 

AORUS新モデルのスペック比較は、下掲の画像を参照してください。

↑各機のディスプレイの比較。なお「VF」は、2023年モデルであることを意味しています

 

↑CPUの比較

 

↑GPUの比較

 

ライトユーザー向けとなるのが、GIGABYTEブランドのG5シリーズ。こちらは、Core i5-12500H、GeForce RTX 4050/4060搭載モデルの発売が発表されています。

↑GIGABYTE G5。今回はモックアップのみの展示でした

 

クリエイター向けのAEROは有機ELディスプレイを搭載

今回の発表会で、筆者が特に気に入ったのが、AEROの新モデル。クリエイター向けとして開発されているこのシリーズは、色精度にこだわった有機ELディスプレイを装備しています。高スペックと薄さ・軽さを追求したデザイン性も特徴です。

 

プロフェッショナル向けの16インチモデルは、異なるスペックの2台をラインナップ。下記にスペックをまとめています。(左が高スペックモデル)

  • CPU:Core i9-13900H/Core i7-13700H
  • GPU:GeForce RTX 4070 Laptop(2モデル共通)
  • メモリー:32GB(DDR5、4800MHz、最大64GB)/16GB(DDR5、4800MHz、最大64GB)
  • ストレージ:1TB M.2 PCle Gen4 SSD×1(空きスロット:M.2  NVMe 専用スロット×1)(2モデル共通)
  • ディスプレイ:16.0インチ4K有機ELパネル(アスペクト比16:10)(2モデル共通)
  • サイズ/質量:34.5×25.5×1.8〜2.2cm/2.1kg(2モデル共通)
↑16インチモデル。大型ではありますが、キーボードはテンキーレス

 

↑左側面にはmicroSDカードスロットを装備。SDカードにしなかった理由は「本体のサイズや重さを抑えるため」だそうです

 

↑右側面には、Thunderbolt 4ポートが2つ並んでいます

 

↑背面には、HDMIポートが。コードをスッキリさせながら、マルチディスプレイ環境ができそうです。2つのThunderbolt 4とあわせて、3画面に出力することも可能

 

↑16インチモデルの外部インターフェイス

 

一方、ミドルハイの14インチモデルも用意されています。16インチモデルと比べてスペックこそ劣りますが、500g以上軽くなっているのは魅力です。

  • CPU:Core i7-13700H
  • GPU:GeForce RTX 4050 Laptop
  • メモリー:16GB(LPDDR5、アップグレード不可)
  • ストレージ:1TB M.2 PCle Gen4 SSD×1(空きスロットなし)
  • ディスプレイ:14.0インチQHD有機ELパネル(アスペクト比16:10)
  • サイズ/質量:31.1×22.08×1.7cm/1.49kg
↑14インチモデルのインターフェイス。16インチモデルとほぼ一緒

 

本シリーズのポイントは、GPUを積んだハイスペックノートでありながら、薄くて軽いという点。特に14インチモデルはかなり軽く感じられます。持ち運びのできるGPU搭載ノートが欲しいという方には、選択肢になりうる一台です。

 

AORUS 17X&17Hはすでに発売。他機種も順次発売予定

内覧会で展示された製品のうち、AORUS 17Xおよび17Hはすでに販売が始まっており、税込の参考価格はそれぞれ66万円/36万800円です。そのほかのモデルについては近日中に順次発売されるとのことで、参考価格についても後日発表となっています。

武骨なデザインにグッとクる! 最新NVIDIA GeForce RTX 40シリーズLaptop GPU搭載、堅牢性に優れた「ASUS TUF Gaming F15シリーズ」

ASUS JAPANは、ゲーミングノートPC「ASUS TUF Gaming F15シリーズ」の新製品を発表。4月より順次販売を開始します。

 

今回発売となるのは、15.6型のディスプレイを搭載した「ASUS TUF Gaming F15 FX507ZV4」と「ASUS TUF Gaming F15 FX507ZU4」の2モデル。筐体カラーは、ASUS TUF Gaming F15 FX507ZV4がメカグレー、ASUS TUF Gaming F15 FX507ZU4がイエガーグレーで、モデルによって異なります。

↑ASUS TUF Gaming F15 FX507ZV4(メカグレー)

 

TUFロゴの位置もモデルにより異なり、イエガーグレーのTUFロゴは大きなレーザー彫刻のデザインで、メカグレーは天板にエンボス加工されたTUFロゴが表示されています。タッチパッドの隅にも小さくTUFマークを配し、キーボード手前のパームレスト部分にもスタイリッシュな英文の文章を入れることで特別感を演出。通常は見えない本体の裏面に、ワンポイントとしてオレンジ色のゴム足を搭載しています。

↑ASUS TUF Gaming F15 FX507ZU4(イエガーグレー)

 

CPUはどちらもインテル Core i7-12700H プロセッサー。グラフィックス機能(GPU)は、第3世代RTコアと第4世代Tensorコアを新搭載し、DLSS 3などの最新機能も利用可能なNVIDIA GeForce RTX 40シリーズLaptop GPUを搭載。ASUS TUF Gaming F15 FX507ZV4はNVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPU、ASUS TUF Gaming F15 FX507ZU4はNVIDIA GeForce RTX 4050 Laptop GPUを、それぞれ搭載しています。

 

高温・低温や振動などへの耐性も高く、米国国防総省が定める軍事規格のMIL規格 (MIL-STD-810H) に準拠したテストをクリアしており、高い堅牢性を備えています。

 

ともにリフレッシュレートが144Hzの高速駆動フルHDディスプレイを搭載しているほか、GPUの画面出力とディスプレイの表示タイミングを同期させるG-Syncにも対応しています。
キーボードはテンキー付きのRGBイルミネートキーボードで、音量調節やマイクのオンオフなどを行える4つのショートカットキーを搭載しています。ゲームでの使用頻度が高いWASDキーには、スモークがかかったスケルトンキーを使用し、ゲーミングノートPCらしさを演出。大型タイプのタッチパッドも搭載しています。

 

本体内部の冷却は、84ブレード構成の静音大風量ファンである、独自のArc Flow Fansを使用して、本体の側面に設けた4つの巨大な通気孔から強力に熱を排出することで、内部に熱がこもるのを防ぎます。低温時には自動でファンを停止する機能も搭載しており、低負荷時などには無音で使用することができます。最大TGP(消費電力)が140WのGPUまで冷却できるので、ハードウェアの性能を大きく引き出すことができます。

 

同時発表のゲーミングノートPC「ROG Strix G18」「ROG Strix G16」同様、GPUの信号を直接出力するMUXスイッチによるグラフィックス性能の向上や、立体音響技術Dolby Atmos対応オーディオ機能を搭載しています。

 

税込価格はASUS TUF Gaming F15 FX507ZV4が21万9800円、ASUS TUF Gaming F15 FX507ZU4が18万9800円です。

ゲーマーに求められるあらゆる要素をバランス良く凝縮! ゲーム好きの“やりたいこと”を叶えるゲーミングノートPC「ROG Strix G18/G16」発表……ASUS

ASUS JAPANは、ゲーミングノートPC「ROG Strix G18」と「ROG Strix G16」を発表。3月より順次販売開始予定です。

↑ROG Strix G18

 

ROG Strix G18は18型ディスプレイを搭載、ROG Strix G16は16型ディスプレイを搭載しており、スペックの違いで複数のモデルを用意。税込価格は、ROG Strix G18が33万9800円~、ROG Strix G16が24万9800円~です。

↑ROG Strix G16(エクリプスグレー)

 

全モデルに最新世代のNVIDIA GeForce RTX 40シリーズ Laptop GPUを搭載。高い効率のNVIDIA Ada Lovelace アーキテクチャの採用により、従来のNVIDIA GeForce RTX 30シリーズLaptop GPUよりもグラフィックス性能が大きく向上し、より綺麗なグラフィックスでゲームを楽しめます。

↑ROG Strix G16(ボルトグリーン)

 

高性能コアと高効率コア、得意な処理が異なる2種類のプロセッサー(以下、CPU)コアを内蔵する第13世代インテル Core プロセッサーを全モデルに搭載。ゲームだけでなく、ゲームプレイ中の音声チャットや動画配信を行なったり、プレイを録画したり、外付けディスプレイを接続し、そちらにゲームについての情報を表示したままでも、ゲームを快適にプレイすることができます。

 

すべてのモデルに高速なDDR5-4800メモリを搭載。ストレージもすべてのモデルがPCI Express 4.0×4の高速なインターフェースで接続しています。これにより、ゲームの起動やゲーム内でのデータの読み込みなど、あらゆる処理が高速に行えます。

 

通常のノートPCでは、GPUの信号はCPUを経由して出力されていますが、ROG Strix GシリーズではMUXスイッチという機能を搭載することで、CPUを経由させずにGPUから直接出力。これにより、CPUを経由する際の遅延をなくすことができ、同スペックの他のノートPCよりも、ワンランク上のグラフィックス性能を発揮します。

 

全モデルにゲーム用の高速駆動液晶を搭載。240Hz駆動のモデルと165Hz駆動のモデルがあり、どちらも一般的な60Hzディスプレイ搭載のノートPCと比較して、なめらかな表示が可能です。

 

画面解像度が2560×1600ドットのモデルと、1920×1200ドットの2種類のモデルがあり、どちらも一般的なディスプレイ(アスペクト比16:9)よりも、縦に表示領域が広いアスペクト比16:10のディスプレイを搭載しています。

 

ディスプレイを囲むフレーム(ベゼル)の割合は、ROG Strix G16ではディスプレイ全体の約10%、ROG Strix G18では約11%に抑えています。

 

すべてのモデルで、GPUの画面出力とディスプレイの表示タイミングを同期させることができるNVIDIA G-SYNCに対応しており、ゲーム画面がチラつくことやカクつくことがなく、綺麗な画面でゲームを楽しむことができます。

 

また、一部のモデルには、「ROG Nebula Display」を搭載。500nitの輝度と1200:1のコントラスト比によって鮮やかな画面が表示でき、HDR規格のDolby Visionに対応することで、Dolby Vision対応動画や対応ゲームを、従来よりもリアルな画面で体験できます。ROG Nebula DisplayはDCI-P3 100%の広色域に対応し、PANTONEとTÜV Rheinlandの認証も取得しています。

 

本体の冷却は全モデルとも、本体内部の熱源に直接外気を導くエアフロー設計と、CPU用とGPU用の2つのファンに加えてGPUの熱移動を助ける3つ目のファンを合わせた、複合的な冷却技術であるTri-Fan技術を採用。放熱部には、広い放熱面積を持つPulsarヒートシンクを搭載し、強力に放熱を行ないます。CPUとGPUの熱伝導グリスには、液体金属グリスの中でも極めて高い熱伝導率の、Thermal Grizzly社製のConductonaut Extremeを使用。

 

立体音響技術のDolby Atmosに対応したオーディオ機能を全モデルに搭載しており、本体の2つのスピーカーまたはステレオヘッドセットなどでバーチャルサラウンドを体験可能です。オーディオジャックでの音声出力はHi-Resにも対応しており、音の情報量をたくさん持つハイレゾ音源を使用したハイレゾオーディオを楽しめます。

 

ノートPC用キーボードの多くは、カーソルキーに他のキーよりも小さなキーを採用していますが、今回発表された全モデルでは、カーソルキーに他のキーと同じサイズのキーを搭載することで、ゲームでの操作性を向上。ゲーム中に音量調節やマイクのミュートなどを行うことができる5つのホットキーも搭載しています。モデルにより、4ゾーンRGBイルミネートキーボードまたはオールキーRGBイルミネートキーボードを搭載していることで、ゲーミングノートPCらしさを演出することができます。タッチパッドも操作性を考慮した大型のものを搭載しています。

 

インターフェースはThunderbolt 4とUSB 3.2 Gen 2の2種類のType-Cポートを1つずつ搭載しており、どちらも画面出力にも対応しています。画面出力の専用端子としては、HDMI 2.1を1つ搭載。マウスやゲームコントローラーの接続に便利なUSB 3.2 Gen 2 Type-Aポートを2ポート搭載し、無線LAN接続ではゲームプレイに不安があるというゲーマーのために、有線LANも搭載。

 

全モデルで、本体前面下部と側面の前寄り下部に、ライン状に光るライトバーを搭載しています。好みの色や光り方に設定することもできます。

PCゲームの初心者が気軽に楽しめる、最新ゲーミングノートPC「ASUS TUF Gamingシリーズ」発売

ASUS JAPANは2月8日、ゲーミングノートPC「ASUS TUF Gamingシリーズ」の新製品を発表。ラインナップは17.3インチの「ASUS TUF Gaming F17 FX707ZC4」と、15.6インチの「ASUS TUF Gaming F15 FX507ZC4」をそろえています。希望小売価格はASUS TUF Gaming F17 FX707ZC4が19万9800円(税込)、ASUS TUF Gaming F15 FX507ZC4が15万9800円(税込)です。

↑ASUS TUF Gaming F17 FX707ZC4

 

ASUS TUF Gamingシリーズは、これからゲーミングノートPCの購入を検討している人や、気楽にゲームを楽しみたい人向けのモデル。スペックはコストパフォーマンスの高さを重視し、PCゲームの初心者が気軽に楽しめる構成を採用したといいいます。それぞれのスペックは下記のとおりです。

 

【ASUS TUF Gaming F17 FX707ZC4】
CPU:インテル Core i7-12700H プロセッサー
メモリー:16GB(DDR4-3200)
ストレージ:512GB SSD
グラフィックス:NVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop
ディスプレイ:17.3インチ(1920×1080ドット/144Hz)

 

【ASUS TUF Gaming F15 FX507ZC4】
CPU:インテル Core i5-12500H プロセッサー
メモリー:16GB(DDR4-3200)
ストレージ:512GB SSD
グラフィックス:NVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop
ディスプレイ:15.6インチ(1920×1080ドット/144Hz)

 

↑ASUS TUF Gaming F15 FX507ZC4

 

両モデルともに、外部グラフィックスからディスプレイに画面出力できる「MUXスイッチ」を搭載。画面出力の際にCPU内蔵のグラフィックスに経由させないことで、ゲームプレイ時のパフォーマンスを向上させています。

 

また、立体音響技術の「Dolby Atmos」に対応したオーディオ機能を備え、本体のスピーカーもしくは接続したステレオヘッドホンで立体的なサラウンドを体験できます。

 

さらに、本体には独自の静音大風量ファン「Arc Flow Fans」を内蔵。本体の側面などに設けた複数の通気口から熱を排出できるため、本体内部に熱がこもりにくいといいます。

 

発売は、ASUS TUF Gaming F17 FX707ZC4が3月上旬、ASUS TUF Gaming F15 FX507ZC4が2月8日から。ゲームを楽しむPCだとどうしても高価になりがちですが、ASUS TUF Gamingシリーズは手を出しやすい価格に抑えられています。PCゲームを始めようか検討している人はチェックしてみるといいかもしれません。

最高峰ゲーミングノートPCはどれだけ快適? ASUSの最新「ROG Strix SCAR 18 G834」でテストしてみた

ASUS JAPANは、ハイエンドゲーミングノートPCの新製品「ROG Strix SCAR 18 G834/16 G634」を発表しました。今回はそのうち、最もハイスペックなROG Strix SCAR 18 G834(NVIDIA GeForce RTX 4090 Laptop搭載モデル)を試用する機会をいただきましたので、使用感・速さのほどをレポートしていきます。

↑ROG Strix SCAR 18 G834

 

現時点で最高クラスのスペックを実現したゲーミングノートPC

具体的なレビューに入る前に、スペック面を中心に、ROG Strix SCAR 18 G834の概要を紹介しましょう。

 

本機のCPUは、第13世代インテル Core i9-13980HX プロセッサー。GPUには、GeForce RTX 4090 Laptopを搭載しています。CPU、GPUは執筆時点で発売されているノートPCのなかで最高峰のモデルであり、メモリーも32GB(DDR5-4800)と、大容量かつ高速です。これを見ただけで、ASUS製ノートPCのなかではもちろん、国内で販売されているノートPCのなかでもハイスペックと断言できるモデルになっています。

↑18インチの画面は、ノートパソコンとしては最大級。持ち運びには適しませんが、迫力は十分です

 

ディスプレイは、アスペクト比16:10の18インチで、オーソドックスな16:9のものと比較するとやや縦長。解像度はWQXGA(2560×1600ドット)、リフレッシュレートは240Hzです。ゲーミングディスプレイの場合、解像度はまだまだ1920×1080ドットのフルHDが多く、リフレッシュレートも144Hz程度が一般的ですが、本機のスペックはそれを大きく上回っています。

↑本体左側面には、Thunderbolt 4、USB 3.2(Type-C)、HDMI、ヘッドホンジャック、有線LANを装備。反対側には、USB 3.2(Type-A)が2基あります

 

また特徴的な点として、容量2TBのSSDがRAID 0に対応していることが挙げられます(ROG Strix SCAR 18 G834のGeForce RTX 4090 Laptop搭載モデルのみ)。RAIDとは、複数のストレージを1台のSSDとして認識させ、読み書きの速度を向上させる技術のこと。これにより、ゲームのローディング時間短縮はもちろん、映像制作などのクリエイティブユースの快適性も向上します。RAID 0に対応したノートPCはレアなので、特筆に値するポイントです。

↑本体の背面。外周部や背後のロゴにはLEDが内蔵されています

 

高負荷なFF15ベンチマークでパフォーマンスをチェック

そんな本機の性能を、高負荷とされるゲーム「FINAL FANTASY XV(以下FF XV)」のベンチマークソフトで測定してみました。なお、本機のパフォーマンスは、プリインストールされているアプリケーション「Armoury Crate」から、CPU、GPUともに個別で設定できます。多くの設定の組み合わせがあるため、今回はそのうち3通りのパターンで検証しました。

↑「Armoury Crate」のウインドウ。CPUのパフォーマンス設定は左下(Windows、サイレント~と並んでいる部分)、GPUのそれは右中央(Ultimate、スタンダード~と並んでいる部分)に表示されています。CPUの設定を変えると、動作周波数が瞬時に切り替わります

 

1.WQHD画質なら、スタンダード設定でも「非常に快適」

まず試したのが、標準設定ともいえる、CPU:パフォーマンス、GPU:スタンダードの組み合わせ。CPU、GPUともに、2番目に高い設定です。ベンチマークソフトの測定条件は、画質を2560×1440ドットのWQHD画質として、グラフィックを高品質としました。

↑ベンチマークの結果画面。スコア12000以上を出すと、「非常に快適」と判定されます

 

その結果は、最高評価の「非常に快適」。FF XVは高負荷なゲームとして知られているため、「本機はパフォーマンスを最高まで高めずとも、WQHD画質であればどのようなゲームにも十二分な快適性をもたらす」といってよいでしょう。スペックがスペックだけに当然ではありますが。

 

ちなみに動作中のファンの騒音は、体感レベルでは「思ったより静か」。「キュィーン」という高回転音ではなく「サーッ」といった感じの排気音が主で、音が気にならないといえば嘘にはなりますが、想定よりは小さなものでした。

↑ベンチマークテスト中のCPU、GPUの状況や排気音の大きさなどをモニタリング。パフォーマンスを最大化せずともGPU使用率はほぼ100%になりますが、周波数にはまだ余裕があります

 

2.パフォーマンス最高の設定にしたら、さらに数値が向上

続いて、CPU、GPUをそれぞれ最高のパフォーマンスを発揮する設定にして測定しました。測定条件は先ほどと変わらず、画質はWQHD、グラフィックは高品質です。

↑当然ながら、さらなるハイスコアを叩き出してくれました

 

スコアは14071と、先ほどと比べ、1300ほど高いものになりました。ただしベンチマーク中の映像を見てその違いを体感できるかといわれれば、正直微妙というのが筆者の感想。スタンダード設定の時点ですでにかなりヌルヌル動いていたので、2つの画面を並べてみないとわからないレベルでしょう。

↑CPUやGPUの使用率は上とほぼ変わりませんが、動作周波数が高くなっていることがわかります。ファンの動作音は先ほどよりも大きくなり、モニタリング画面の表示によれば、約9dBAの違いがありました。また、発熱は先ほどとほぼ変わらず。筆者がテストした限りでは、CPU、GPUともに、80度を超えることはあまりありませんでした

 

3.4K画質でも快適

続いて、ベンチマークソフトの設定を4K画質にしてテストしました。もちろん、CPU、GPUは最高設定。そもそも本機のディスプレイがWQXGA画質なので、4Kでゲームをプレイすることはあまりないと思われますが、興味本位での測定です。

↑結果は「快適」で上から3番目の評価。「とても快適」となる9000以上に迫る数値でした

 

ちなみに、1で紹介したCPU:パフォーマンス、GPU:スタンダードの設定で4K画質のベンチマークテストをしてみたところ、こちらはスコア7791の「快適」。マシンの負荷を最大化せずとも、4K画質でのゲームプレイに耐えられる点は、さすがというしかありません。

 

キーボード配列がかなり独特で好みが分かれそう

最高のスペックで、ゲームはもちろんクリエイティブユースなど、あらゆるシーンに対応可能な本機ですが、好みが分かれそうなポイントもあります。キーボードの配列です。

↑本機のキーボード配列

 

一見すると、テンキー付きの標準的なキーボードですが、1か所だけ特徴的な部分があります。それが、Enterキーの下にあるShiftキー。本機のShiftキーは一般的なキーボードと比べて半分程度のサイズで、しかもEnterキーの直下ではなく、左斜め下に配置されています。Enterキーの直下にあるのは方向キーの「↑」なので、Shiftキーをタップしようとして「↑」を押してしまうことが少なくありません。筆者が本機で文章を打ってみたときは、このShiftキーの位置には小さくない違和感を覚えました。

↑Enterキーの下を拡大。Shiftキーが小さく、また左隣のキーとの間隔が狭くなっていることがわかります

 

多くのゲームで使うキーは、キーボードの左側部分に集中しているため、ゲーミングにおいてこのキー配列が問題になることは少ないと思われます。しかし、そのほかの用途で使うとなると話が変わることも多いでしょう。それ以外のキーはキーピッチ(キーの間隔)が比較的広めにとられているおかげかタイピングしやすいということもあって、このShiftキーの違和感が際立ちます。

↑キーボードの上部はスケルトン仕様になっていて、内蔵LEDとあわせて、ゲーミングPCらしい雰囲気を醸し出しています

 

モンスターマシンを使いこなせるかはユーザー次第

現時点で最高峰のスペックを備えた本機。そのぶん価格は高く(レビューモデルの価格は税込59万9800円)、操作性の面でもユーザーを選ぶ部分はありますが、無限の可能性を秘めているのは間違いありません。

 

ゲーミングにしても、あるいはそれ以外の用途でも、ユーザーがそのポテンシャルを引き出すような使い方をすれば確実に応えてくれるこのマシン。問題はその使い方を見つけ出せるかどうかでしょう。

 

一方で、このようなハイスペック機を触っていると、1人のPCユーザーとして、ロマンのようなものを感じます。これほどの高性能を使いこなすことは難しいですが、そのスペックのなかには果てしない夢が詰まっています。

AMDの最新CPU&GPU搭載! タフ仕様ゲーミングノートPC「ASUS TUF Gaming A16 Advantage Edition」

ASUS JAPANは、16型のゲーミングノートPC「ASUS TUF Gaming A16 Advantage Edition」を発売しました。税込価格は19万9800円。

 

同製品は、プロセッサー(CPU)とグラフィックボード(GPU)に、1月に発表された、最新のAMD Ryzen 7 7735HS 8コア/16スレッド・プロセッサーと、AMD Radeon RX 7600S モバイル・グラフィックスを搭載。

 

CPUとGPUの間で負荷に応じた使用電力の配分を行える、AMD SmartShiftテクノロジーに対応。CPUとGPUで使用電力と熱をうまく融通して双方の性能を最も引き出せる状態にコントロールできるので、AMD CPUだけを搭載した製品や、AMD GPUだけを搭載した製品と比べて、CPUとGPUのトータルでの処理性能が大幅に向上しています。

 

通常のノートPCではGPUの信号はCPU経由して出力されていますが、同製品はAMD Smart Access Graphics テクノロジーという機能を搭載し、CPUを経由させずにGPUから直接出力することで、CPUを経由する際のロスをなくしています。これにより、同じスペックの他のノートPCよりもワンランク上のグラフィックス性能を発揮できるとしています。

 

メモリにはDDR5-4800メモリを搭載し、ストレージにはPCI Express 4.0×4接続のSSDを搭載。

 

アメリカの軍事物資調達規格であるMIL規格(MIL-STD 810H)の基準をクリアしており、高温や低温や衝撃や振動などに強く、高い堅牢性を備えています。

 

ディスプレイには、1秒間に165回の画面書き換えを行う165Hz駆動の高速駆動ディスプレイを搭載。一般的な60Hzディスプレイ搭載のノートPCと比べて、なめらかな表示が可能。解像度が1920×1200ドットの16:10ディスプレイを搭載し、一般的な16:9ディスプレイと比較し、画面の表示領域が縦長になっています。

 

“ゲーミングノートPC”らしく見えるデザインを採用せず、シンプルで落ち着いたデザインを採用。天板の隅とタッチパッドの隅に小さく入っているTUFのロゴと、本体の裏面に搭載しているワンポイントのオレンジ色のゴム足が特徴的なデザインです。

 

本体内部の冷却は、CPUとGPUの熱を素早く移動して分散させる5本のヒートパイプと、84ブレード構成の静音大風量ファンである同社独自のArc Flow Fans、本体の底面に設けた4つの巨大な通気孔で行います。

 

 

キーボードは、テンキー付きのイルミネートキーボードを搭載。音量調節やマイクのオンオフなどを行える4つのショートカットキーを搭載しているので、音量調節なども簡単に行えます。大型タイプのタッチパッドも搭載しています。

 

立体音響技術のDolby Atmosに対応したオーディオ機能を搭載しており、Dolby Atmosのバーチャルサラウンド機能を使用することで、本体のスピーカーやステレオヘッドホンだけで立体的なサラウンドを楽しめます。

 

 

USB3.2(Type-C/Gen2)×2、USB3.2(Type-A/Gen1)×2、HDMI2.1×1、1000BASE-T対応のLANポート×1、マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1を搭載しています。Type-Cの2ポートとも外部ディスプレイへの画面出力と高速なデータ転送に対応し、うち1つのType-Cポートでは5V/3Aまで電力供給(出力)が可能です。

まるで装着しないヘッドホン、SteelSeriesから出た業界初の5.1chサラウンドスピーカーを体感

デンマークに本社を置くゲーミング機器メーカー・SteelSeriesは、同社初のゲーミングスピーカーとなるArenaシリーズ3モデルを発表しました。ゲーミングスピーカーとしては初とうたう5.1chサラウンドに対応した最上位モデルArena 9を筆頭に、いずれの製品もユニークで、ゲーミングスピーカーと名乗るだけの個性にあふれています。

 

その発表会も一風変わったもので、なんとDJパーティと同時開催。独創的な製品と発表会の模様を取材しました。

 

大型サブウーファーを備える上位機種と、小型ながらパワフルな音を鳴らすエントリーモデル

今回発表された新製品は、Arena 9、Arena 7、Arena 3の3台。そのうちArena 9とArena 7は大型のサブウーファーを装備しています。

 

最上位のArena 9は業界初の5.1chサラウンドに対応した一台。高音域と中音域を再生する2wayスピーカー4基、人の声に特化したセンターチャネルスピーカー1基、大型の6.5インチダウンファイアリングサブウーファー1基という構成です。

 

メーカーによると、人の声に特化したスピーカーを中央に配置した背景には、「ボイスチャットの音がクリアに聞こえるようにしたかった」という、ゲーミングスピーカーならではの配慮があったといいます。また、4基ある2wayスピーカーの背面や脚部の外周にはLEDが内蔵されており、そのLEDをコントロールするためのOLEDコントロールポッドが付属します。

↑Arena 9。左端がサブウーファー、画面の下にあるのがセンターチャネルスピーカーです。なおスペースの関係で、写真には2wayスピーカーが2基しか写り込んでいませんが、さらに2基・合計4基の2wayスピーカーが付属します

 

Arena 7は、2wayスピーカー2基、サブウーファー1基という構成。スピーカーそのものはArena 9と同様ですが、2.1chサラウンドにダウングレードされています。また、OLEDコントロールポッドが付属しないので、2wayスピーカーの背面LEDは、PCから専用ソフトを介して操作します。

↑Arena 7は、Arena 9から2wayスピーカー2基とセンターチャネルスピーカー、OLEDコントロールポッドを省略した構成。スピーカー自体は同じものを使っているので、サラウンド感こそ劣るものの、音の質はほとんど変わりません

 

今回発表された3機種のなかで、唯一サブウーファーを伴わないのが、エントリーモデルであるArena 3。構成は4インチフルレンジスピーカー2基となっています。サブウーファーこそありませんが、一般的なPCスピーカーと比べて大きな4インチのドライバーを搭載しており、スピーカーのサイズに似合わないパワフルな音を鳴らします。

↑Arena 3。スピーカーのサイズが小さいため、上位モデルと比べて設置がしやすいという強みがあります。なお、スピーカー背面のLEDは内蔵されていません

 

いずれのモデルも、有線接続のほか、Bluetooth 4.2による無線接続に対応しています。有線と無線を切り替えて使えるので、スマホやタブレットから音楽を流すことも可能です。

 

ヘッドホンの開発で培ったアルゴリズムを活かした”装着しないヘッドホン”

SteelSeriesはこれまで、多くのゲーミングヘッドホンを世に送り出してきましたが、スピーカーを発売したのは今回が初となります。その狙いについて、同社のジャパンカントリーマネージャー・石井靖人さんは「ゲーミングヘッドホンで培ったノウハウを活かした新しいスピーカーを開発することで、esportsの可能性をより広げたい」と語ります。

↑プレゼンテーションをする石井さん。同社は、マウス、キーボード、ヘッドホンなど、さまざまなジャンルのゲーミングデバイスを発売していますが、いずれの製品も「業界初」にこだわって開発に取り組んできたといいます

 

実際にこれらの製品は、同社がこれまで開発してきたヘッドホンと同様のアルゴリズムを搭載しています。また、音声を自由にコントロールできるイコライザーソフト・SONARと連携するのも、ヘッドホンと同様です。

 

このソフトを使うと、どの音域を強化するかパラメーターで自由に指定できるので、ユーザー自身の手で好みの音を作れます。また数多くのデフォルト設定が用意されており、「APEX Legends」のような有名なタイトルには、最適な音域設定があらかじめインストールされています。

↑SONARの操作画面。有名ゲームタイトルに向けた最適な設定が、あらかじめインストールされています。すでに多くの設定が用意されていますが、ソフトのバージョンアップにより、そのバリエーションは今後さらに増えていくそうです

 

現地で試聴してみたところ、パラメーター設定によって音の聞こえ方は大きく異なりますが、上位モデルになればなるほど、ヘッドホンで音を聞いているようなサラウンド感が強まります。特にArena 9では、スピーカーでありながら、音がどの方向から聞こえているのか感じとれるほどでした。”装着しないヘッドホン”と形容したくなるほどの音の響きです。

 

ただし、本シリーズには1つだけ欠点があります。それが指向性の狭さです。これらの製品は、PCの前に座ってゲームを楽しんでいるシーンを念頭に設計されています。そのため、PCから離れたり、立って音を聞くと、音が明らかに変わってしまうのです。各スピーカーをユーザーの方向に向け、1点に収束させてこそ、極上のサラウンド感を味わえます。

 

新製品発表会と併催したDJパーティは、「esports×culture」の実験

SteelSeriesは2023年のテーマとして、ゲームと別領域の文化を融合させることを掲げています。その第一弾として、今回の発表会は渋谷のカフェを貸し切り、DJパーティと併催する形で実施されました。

↑発表会会場にDJが出現。少なくとも、筆者にとっては初めての体験でした

 

製品開発だけでなく、発表会の形式でも”新しさ”を模索している同社。その姿勢には、メーカーとしてのこだわりが存分に感じられました。発表会では「今回のDJパーティは第一弾であり、今後はほかのジャンルとの融合も試していきたい」といった意欲も示されています。ゲーミングシーンをリードする新たな試みから、今後も目が離せません。

 

【製品の参考価格】

Arena 9:8万270円
Arena 7:4万3970円
Arena 3:1万9990円

【発売日】

3月10日

ゲーム音と通話音を同時に聴けるアナログミキサー付き! 長時間プレイでも疲れにくいゲーミングヘッドセットを発売……エレコム

エレコムは、ゲーミングヘッドセット「HS-GM04MSTBK」を発売しました。実売価格は税込4780円。

 

同製品は、直径3.5mm 4極ミニプラグ仕様で両耳オーバーヘッドタイプのゲーミングヘッドセットに、ケーブル一体型のアナログミキサーが付属。

 

アナログミキサーを使用することで、ゲーム音とスマートフォンの通話音を同時にヘッドセットから聴くことができます。

 

ヘッドセットは直径40mmの高音質ダイナミックドライバーを搭載。ヘッドセットのケーブル長は約1mです。

 

アナログミキサーを使用せず、直径3.5mm 4極ミニプラグ対応のゲーム機などに接続し、一般的なヘッドセットとしても使用できます。

 

厚手でやわらかい大型のイヤーパッドを採用し、安定した装着感で長時間プレイでも疲れにくい設計です。

 

周囲の雑音を拾いにくいノイズ低減マイクを搭載するほか、ヘッドセットにはボリュームの調整やマイクのオン/オフが手元で操作できるコントローラーを装備しています。

2022年のPCは低迷、だけどゲーミングやモバイルは期待が持てるかも?

2022年のPCおよび周辺機器の動向はどうだったのか、本記事で振り返っていきます。ですが、その前にここ数年の状況からおさらいしていきましょう。

 

コロナ禍によって急速に普及したリモートワークやオンライン授業の影響が大きく、個人でも久しぶりに家のPCを買い替える、もしくは、新たに購入するといった動きがみられました。

 

具体的にどんな動きがあったのか、JEITAが公開しているPC出荷台数の動きから、簡単に追ってみましょう。

 

出荷台数が大きく動いたのが、2020年後半~2021年前半です。リモートワークなどへの本格対応のため需要が膨らみ、前年の2倍以上もの出荷台数となった月があったほどです。しかし2021年後半は、買い替えや新規購入が落ち着いたこと、半導体不足による影響で供給が不安定だったことなどが重なり、急激に失速。月間の出荷台数も60万台前後で推移するようになりました。

↑JEITAが公開している「パーソナルコンピュータ国内出荷実績」をグラフ化したもの。調査対象は、Apple、NECパーソナルコンピュータ、セイコーエプソン、Dynabook、パナソニック、FCCL、ユニットコム、レノボ

 

では、2022年はどうかといえば、グラフを見てわかる通り、PCの出荷台数は微減しているものの、大きな動きはありません。

 

ライト層まで認知されるゲーミングPC市場に注目と期待がかかる

そんな中で、台数としてはまだ多くないものの、市場として注目され、伸びてきているのがゲーミングPC市場です。以前から、コアなゲーマーやeスポーツに興味がある人たちから注目されていましたが、それがライト層、一般層にまで認知されるようになってきました。

 

従来は、大型タイトルといえば家庭用ゲーム機というのが当たり前でしたが、今はPC版もほぼ同時にリリースされることが珍しくありません。また、「Steam」や「Epic Games」、「Ubisoft」といったPCゲームをダウンロード販売するオンラインストアで、日本向けタイトルが充実してきたことも大きく影響しているでしょう。とくに過去のビッグタイトルが安価に楽しめるとあって、ライト層にとって魅力的なものとなっています。

 

認知度の高まりやタイトル側の背景を受けてか、メーカーもゲーミングPC市場に力を入れています。その一例として、2022年の夏にNECパーソナルコンピュータが、「LAVIE GX」シリーズでゲーミングPC市場に参入したことが挙げられます。

↑ゲーミングPC市場への再参入は、24年ぶりというNECパーソナルコンピュータ

 

ターゲットを、これからPCゲームを始めたい人向けとしていて、ライト層を狙った製品となっているあたり、これからのPCゲームの広がりに期待していることの現れといえるでしょう。

 

また、ポータブルゲーム機タイプのゲーミングPCが高性能化してきているのも、最近の傾向です。とくに注目されているのは、Steamを運営するValveが発売した「Steam Deck」。海外では2月から発売されていましたが、日本でも12月から予約販売が開始されました。

↑両手でホールドして遊べる、ポータブルゲーミングPCの「Steam Deck」。こうしたデバイスの選択肢が広がることで、PCでゲーミングを楽しむ層がさらに増えるかもしれません

 

再び小型化? ノートPCのトレンドが変化の兆し

ノートPCを大きく分類すると、据え置きのメインPCとして使える15.6型以上の大型モデル、コスパに優れた14~15型モデル、1kg前後のモバイルPCとなる13.3~14型モデルなどが、その代表となります。

 

この中でもこれから大きな変化が起こりそうなのが、1kg前後のモバイルPC。コロナ禍でリモートワークが当たり前になると、あまり外にノートPCを持ち出さなくなり、モバイルPCの出番が少なくなってきました。しかし最近はリモートだけでなく、直接対面しての仕事も少しずつ復活してきています。

 

こういった変化に合わせ、より持ち出しやすいモバイルPCとして、さらにコンパクトなモデルが登場。そのひとつが、12.4型のレッツノートSRシリーズです。

↑レッツノートSRシリーズ。12.4型とコンパクトなだけでなく、画面比も3:2で縦に広くなっているのが特徴です

 

モバイルPCといえば、以前は10.1~12.5型あたりが主流でした。その後、使いやすさ重視で大型化していった経緯がありますが、今度は持ち出しやすさを重視し、再び小型化していく可能性があります。

 

もうひとつノートPCのトレンドとして注目しているのは、画面の縦横比の変化です。多くのノートPCは今でも16:9ですが、以前からマイクロソフトのSurfaceシリーズで3:2の画面が採用されているなど、ビジネスモバイル分野では、縦方向に解像度が高い画面が好まれる傾向にあります。

↑今年11月に発売された、2in1 PCの「Surface Pro 9」。13型で2880×1920ドット(3:2)の画面を採用しています。Excelなどの縦に広がるドキュメントのほか、SNSをチェックするにも16:9より便利です

 

ここ数年で少しずつ数が増えてきていることもあり、そろそろビジネスモバイル以外でも3:2液晶のノートPCが増えるかもしれませんね。

 

ディスプレイや通信機器などは細分化しておもしろい

周辺機器の分野では、ディスプレイにユニークな製品が登場。画面が広いほど作業効率が上がることから、2台並べて使うデュアルディスプレイの利用者も増えています。それなら、最初から2台分の表示ができればいいのでは……と考えたような製品が登場しました。

↑LGエレクトロニクスの「28MQ780-B」は画面比16:18、解像度は2560×2880ドットというディスプレイ。WQHD解像度ディスプレイを縦に2台並べたものと同じです

 

16:9を前提にしたソフトも多くあるだけに、これに合わせやすい画面比にしてあるというのがおもしろいところです。

 

また、Twitterの表示に最適だという小型の縦長ディスプレイが複数登場しています。

↑サンコーのツイ廃しか勝たん!「TL縦長ディスプレイ」

 

↑玄人志向のTwitterのタイムライン表示に最適な縦長ディスプレイ「KURO-MONI/8.8」

 

もちろんTwitter専用というわけではなく、縦長、もしくは横長のサブディスプレイとして使えるので、ソフトのツール類置き場、PCのステータス表示用といった用途でも活躍してくれます。こういった、ちょっと変わった製品が登場すると、ワクワクしますね。

 

通信機器では、従来の2.4GHzと5GHzに加え、さらに6GHz帯が利用可能な「Wi-Fi 6E」対応ルーターが登場しました。まだ対応機器はそこまで多くありませんが、ノートPCやスマホを中心に対応機器が増加中。来年には、広く普及していきそうです。

↑NECプラットフォームズのWi-Fi 6E対応ルーター「Aterm WX11000T12」。従来だと混雑する2.4GHzや5GHzではなく、空いている6GHzが使えるようになれば、通信がより快適になります

 

もうひとつ、USBを電源とする機器のコネクターがType-Cへ移行してきたのも、地味ですがここ数年の変化。これに合わせ、Type-C出力をもつPD対応電源も増えてきました。とくに昨年からは高出力品の小型化が顕著で、Anker Nano IIシリーズに驚かされた人も多いでしょう。

 

今年はこういった小型のUSB電源が多数登場し、低価格化。サプライ製品を扱う国内メーカーからも発売され、選択肢が増えました。

↑エレコムのGaN採用小型電源「ACDC-PD2245BK」。45Wと高出力ながら、約69gと軽量です

 

なお、Amazonのマーケットプレイスなどでは海外輸入品などが多く販売されており、さらに低価格な製品もあります。ただし、安全基準の怪しい製品もあるので、その点は気を付けたいところです。

 

最後に、個人的な意見……というか感想です。

 

2022年は、コロナ禍における特需といってもいいほどの反動で、PCの販売台数は低迷したままでした。しかし、こうして動向を振り返ってみると、モバイルPCの新しい動きや、PCゲーミング関連には期待が持てます。これらが大きな動きとなるにはまだ時間がかかると思いますが、2023年はモバイルPCを中心に需要が少しずつ戻り、今年よりPC市場全体が回復し、新製品が多数登場することに期待したいです。

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

最新プロセッサーやグラフィックスカードを搭載! HPのゲーミングPC「OMEN 45L Desktop」

日本HPは、ゲーミングPC「OMEN 45L Desktop」に、最新の第13世代インテル Core i9-13900KプロセッサーやNVIDIA GeForce RTX 40シリーズを搭載した上位モデルを追加します。

 

今回発売となる「OMEN 45L Desktop ハイパフォーマンスモデル」「OMEN 45L Desktop エクストリームモデル」は、特許取得済の冷却システム「OMEN Cryo チェンバー(オーメンクライオチェンバー)」内の水冷クーラーを従来の24mmから360mmに、電源ユニットを従来の800Wから1200Wに強化。ゲームプレイだけでなく、スムーズで高画質なライブ配信や、動画制作などの高負荷の用途にも最適です。

 

最新のAV1コーデックをサポートすることで、同じビットレートで配信した場合にH.264よりも高画質配信を行うことができます。また、デュアルエンコーダーにより、動画の書き出し時間を最大2倍高速化できます。

 

2023年1月に販売開始を予定しており、税込価格はハイパフォーマンスモデルが59万4000円、エクストリームモデルが74万8000円です。

AMDの最新CPU Ryzen 9 7900X搭載! マウスコンピューター「G-Tune XP-A」リニューアル発売

マウスコンピューターは、ゲーミングPCブランド「G-Tune(ジーチューン)」から、AMDのチップセットとCPUを搭載したモデル「G-Tune XP-A」を最新世代にリニューアルし、発売を開始しました。税込価格は67万4800円から。

 

同製品は、最新Zen 4アーキテクチャを採用したCPU「Ryzen 9 7900Xプロセッサー」を搭載。Zen 3アーキテクチャと比較して1クロックあたりの命令実行数の向上や、動作クロックが向上したCPUです。「Ryzen 9 7900Xプロセッサー」は12コア、24スレッド、最大5.6GHzのブースト・クロック、76MBのキャッシュを備えることで、従来製品と比較してCPUパフォーマンスが約35%向上しています。

 

マザーボードには最新のAMD X670チップセットを採用。高速メモリ規格であるDDR5メモリをデュアルチャネル/クアッドチャネルで搭載可能となり、データ転送速度が3200MT/sから4800MT/sに150%向上し、Ryzen 9 7900Xプロセッサーの性能を引き出すことが可能です。

 

グラフィックスにはNVIDIAの最上位グラフィックス「NVIDIA GeForce RTX 4090」を搭載。グラフィックス処理性能は前世代「NVIDIA GeForce RTX 3090」と比較して約1.9倍と向上しています。

空冷ファン、ゲームボタン、背面が光る…「ゲーミングスマホ」の進化が止まらない

高度なバトルゲームも快適にプレイできるゲーミングパソコンは、派手に点滅するライトや大型のファンを搭載するなど、一般的なパソコンには見られない外観が大きな特徴です。しかしゲーミングパソコンはゲーム用途だけではなく動画編集など映像を処理する能力にも優れており、ゲーマー以外にも利用者が広がっています。実はパソコンのこの進化と同じ動きがスマートフォンの世界にもやってきています。「ゲーミングスマートフォン」と総称されるゲームプレイに特化したスマートフォンは、各メーカーのフラッグシップモデルとは異なるラインの製品でありながらも、ハイパフォーマンスな性能と相まって人気を集めつつあります。

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

 

スペック重視ならゲーミングスマホを選ぼう

ゲーミングスマートフォンの特徴はゲーミングパソコン同様、基本スペックがかなり高めです。最新のチップセット・CPUを搭載するのはもちろんのこと、メモリやストレージも大容量。たとえばメモリ搭載量が18GB、ストレージが1TBなど、普及型のパソコンを大きく凌駕する性能のモデルもあるほどです。スマートフォンのチップセットは半年おきにマイナーアップグレード、1年おきにメジャーアップデートをする関係から、ゲーミングスマートフォンもほぼ半年おきにモデルチェンジが行われています。

↑ゲーミングスマホの代表的なモデル、ASUSの「ROG Phone」シリーズ

 

しかしゲーミングスマートフォンの魅力はスペックだけではありません。外観もゲーミングパソコン同様、派手なライトやファンが回転するなど目立つものが多いのです。最近のゲーミングスマートフォンは本体を冷やすための空冷ファンを外付けできるものも多く、ポータブルゲーム機には見られない合体ギミックが楽しめるものも増えています。日本でも販売中のASUS「ROG Phone 6 Pro」のクーラー「AeroActive Cooler 6」はゲームボタンも備えた本格的なもの。装着した姿はもはやスマートフォンには見えないでしょう。

↑背面にAeroActive Cooler 6を取り付けたROG Phone 6 Pro

 

ゲーミングスマートフォンにとって冷却機能はCPUやメモリ、バッテリー性能と並んで重要な性能となります。空気で強制的に冷やす機構としては、日本でもゲーミングスマートフォンを展開しているNubiaのREDMAGICシリーズが本体に空冷ファンを内蔵。しかも背面を透明にしてファンの部分はRGBカラーで光るLEDライトでライトアップ。背面の写真を見ると、何やらカラフルに光っている部分がありますね。ここにファンが入っています。

↑NubiaのREDMAGIC 7。背面の七色に光る部分に注目

 

スマートフォンの背面にくるくる回るファンが入っているなんて、普通のスマートフォンでは考えられません。なにせファンのための空気の取り入れ口と排出口が必要になりますから、防水機能が無くなってしまうわけです。しかしゲーミングスマートフォンはゲームを快適にプレイすることが求められます。防水性能を犠牲にしてでも本体を冷やす性能が重要視されるわけです。

↑超小型の回転ファンが入っている。スマホの内部に扇風機を当てて冷やしているようなものだ

 

iPhoneにも対応、外付けファンで本体を冷やせ

ASUSのROG Phone 6 Proも海外では派生モデルとして「ROG Phone 6D Ultimate」が登場。先ほどの写真にある外付けの空冷ファンを取り付けできますが、ファンを回すとスマートフォンの本体側の空気取り入れ孔が開き、そこから直接スマートフォン内部に空気を送り込みます。これも防水機能など完全に無視した「極限まで冷やせるスマホ」を目指した機能と言えるでしょう。ファンのON/OFFに応じてスマホ背面の小さな孔が閉じたり開いたりするさまを見るのも面白いものです。

↑スマホの中に直接冷気を送り込むROG Phone 6D Ultimate

 

スマートフォンを冷やすだなんてマニアックな話が続きますが、Nubiaの外付け空冷ファンはデュアルファン仕上げで2つのファンが回転します。なお、これらのファンはスマートフォンとの接触面にはペルチェ素子を採用。接地面を10度以下に冷やして冷却効果を高めています。しかしこんな製品が出てくるとは、そのうちファンが3つ、あるいは4つといった巨大な外付けファンが登場するのも時間の問題でしょう。

↑冷却効果を高めるデュアルファンクーラー

 

なおiPhoneでも高度なゲームをプレイすると本体がかなり加熱しますが、ゲーミングスマートフォンの一部の空冷クーラーはiPhoneへ装着できるものもあります。またiPhone 12以降のMagSafeに対応した製品もあり、マグネットで手軽に貼り付けできる製品もあります。ただしファンを回すために別途USBケーブルは必要です。日本でも手に入る製品としてはBlack Sharkが「Magnetic Cooler」を販売しています。

↑iPhoneが凍るまで冷えそうなイメージ。Black Sharkの「Magnetic Cooler」

 

ゲームパッドを合体させればゲーム機以上の操作性

ゲーミングスマートフォンというからにはゲームの操作性も重要になります。ほとんどのゲーミングスマートフォンは本体を横向きに持つことを考えた設計になっており、側面の両端にはタッチ式や機械式のゲームボタンを備えています。画面タッチだけではなく、本体を握って左右の人差し指で高速な動作をコントロールできるのです。

↑本体側面にゲーム専用ボタンを備えるBlack Shark 4 Pro

 

また本体左右に取り付けるゲーム用パッドを用意しているモデルも多くあります。サイズはかなり大きくなるものの、高速動作が可能なハイスペックなゲーミングスマートフォンでゲームをするなら必須のアクセサリと言えるでしょう。

↑ROG Phone 6にゲームパッドを取り付けてみた

 

この横向きスタイルで使う設計をつきつめたゲーミングスマートフォンがレノボの「Legion」シリーズです。初代と2世代目のモデルは本体の側面からポップアップ式のフロントカメラが飛び出します。つまり横向きに持ってゲームをプレイしながら、自分の顔を写してライブ配信も行うことができるというわけです。こんな位置にフロントカメラを搭載したスマートフォンは後にも先にもレノボしか出していません。

↑レノボの「Legion 2 Pro」。フロントカメラが側面から飛び出す

 

このように普通のスマートフォンとは異なる外観やデザイン、特徴を持ったゲーミングスマートフォン。各メーカーがどんなシリーズを出しているかまとめておきます。

 

・シャオミ:Redmi Kシリーズ
・Black Shark:Black Sharkシリーズ
・OPPO:Kシリーズ
・vivo:iQOOシリーズ
・realme:GT Neoシリーズ
・Nubia:REDMAGICシリーズ
・ASUS:ROG Phoneシリーズ
・レノボ:Legionシリーズ

 

このうち日本ではROG Phone、Black Shark、REDMAGICが発売されています。どのゲーミングスマートフォンも期待を裏切らないパフォーマンスを提供してくれるでしょう。この各社の中でASUSはゲーミングパソコン「ROG」とスマートフォンを両方展開しており、どちらもメジャーな存在になっています。ROG Phone 6 Proは背面に小型ディスプレイを搭載してゲーム状態やロゴを表示できるなど、あらゆるスマートフォンの中でも唯一無二の機能も搭載しています。ゲーミングスマートフォンは価格ではなくパフォーマンスで選びたい製品だけに、もしも興味がわいたら価格ではなく性能をじっくり見比べることをお勧めします。

↑ROG Phone 6 Proは背面に小型ディスプレイを搭載している

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

ゲーマーの夢叶う。半密閉型ドーム「Orb X」Cooler Masterから登場

PC周辺機器メーカーのクーラーマスターは、半密閉型のゲーミングドーム「Orb X」を海外発表しました。

↑クーラーマスターより

 

Orb Xは利用者をABS樹脂のシェルで覆うことで外界から隔離し、ゲームに集中するためのデバイス。内部には本革製のリクライニングチェアを内蔵し、ヘッドレストやランバーサポート、レッグレストの調整が可能です。

 

↑クーラーマスターより

 

ドームに設置されたディスプレイは、電動アームにより自動で目の高さにまで下がります。ディスプレイは34インチモニターを1台、あるいは27インチモニターを3台搭載することが可能。サラウンドシステムも内蔵されており、高級ヘッドフォンのようなリアルなサウンドが楽しめるそうです。

 

ドームには、PCやゲーム機を収納できる隠しコンパートメントが存在。デスクではワイヤレス充電が可能で、USB-A端子とUSB-C端子も多数用意されています。さらにゲーミングデバイスらしく、ドームにはRGB照明が搭載されています。

 

現時点では、Orb Xの価格や発売日は発表されていません。他社製品を参考にすればかなりお高くなりそうなゲーミングドームのOrb Xですが、最高のゲームプレイ環境を実現するためには必要な出費なのもしれません。

 

Source: Engadget

人気の携帯ゲーミングPC「Steam Deck」、12月17日から国内出荷を開始!

Valve社は人気の携帯ゲーミングPC「Steam Deck」を、国内で12月17日から出荷開始すると発表しました。日本で同社のVRヘッドセットやゲームグッズなどを扱う、Komodo社が正規代理店となっています。

↑いよいよ12月17日から出荷!

 

Steam DeckはPCゲームプラットフォーム「Steam」専用の携帯ゲーミングPCです。PS5/Xbox Series Xと同じアーキテクチャを持つAMD製APUを搭載し、最新AAAゲーム(大作タイトル)のほとんどを快適に遊べます。本体にはアナログスティック2本と十字キー、LRトリガーや左右にタッチパッド、背面に四つのボタンが備わっており、外付けディスプレイやマウス・キーボードと繋いでデスクトップPCのようにも利用できます。

 

米国で発表されたのが、2021年7月のこと。今年8月に日本や台湾、韓国や香港でも予約が始まり、ようやく発送が間近に迫りました。

 

予約の手順は、まずKomodo公式サイトで希望のモデルを選び、前金の1000円(正規の価格から差し引かれます)を支払ってメールアドレスや住所などを登録。その後、在庫が確保されしだいメールで通知され、その後72時間以内の購入が可能となります。

 

どうやら予約した順番で通知メールが発送されている様子で、すでに予約番号7000番台の人はメールを受け取ったとの報告をSNSでは見かけます。2万より数字の大きい方は、しばらく気長に待った方がよさそうです。

 

また期間限定で、12月17日までの注文確定により送料が無料に。逆にいえば確定できなかった(予約可能のメールが来なかった)人は送料がかかることになります。

 

また、Steam Deckのゲーミング環境に拡張性を追加する「ドッキングステーション」も予約が開始されました。外出先ではSteam Deck単体で遊び、家に帰れば大画面テレビに繋げてワイヤレスコントローラーでプレイする、Nintendo Switchのような運用ができそうです。

 

Source:Komodo

人気のゲーミングマウスなどが最安値、Razer Black Friday開催

Razerは11月25日から、全国の家電量販店、PCショップ、オンラインショップなどで「Razer Black Friday」を開催します。

 

Razer Black Fridayでは、合計47製品が登場。人気のエルゴノミックゲーミングマウス「Razer Basilisk Ultimate」やパワフルなサウンドが魅力のサウンドバー「Razer Leviathan」、FPSに最適なプロ仕様のワイヤレスヘッドセット「Razer BlackShark V2 Pro」などが、過去最安値で販売されます。

↑Razer Basilisk Ultimate。最大20,000 DPIと超低遅延接続「Razer HyperSpeed Wireless」対応で、スムーズな操作が可能です。価格は9980円(税込み)

 

↑Razer Leviathan。2つのフルレンジドライバーと、サブウーファーで30W出力のパワフルなサウンドバーです。価格は1万9800円(税込み)

 

期間は12月1日までです。年末年始にPCゲームを楽しみたい、あるいはガジェットを買い替えたいと思っていた人はチェックしてみるといいかもしれません。

コンパクトかつ良コスパ! Razerの新サウンドバー「Razer Leviathan V2 X」……ハイブリッドゲーミングヘッドセットの新色も追加

Razerは、「Razer Leviathan V2 X(レイザー リヴァイアサン ブイツー エックス)」と、「Razer Barracuda(レイザー バラクーダ)」の新色「Mercury(マーキュリー)」「Quartz(クウォーツ)」を、10月28日に販売開始します。

 

Razer Leviathan V2 Xは、Razerのサウンドバー「Leviathan」シリーズの、コンパクト&高コスパが特徴の新モデル。横幅約40cmで、モニター下にスッキリと収まるコンパクトサイズながら、2つのフルレンジドライバーとパッシブラジエーターを搭載。USB-Cでの給電とオーディオ入力に対応し、最大音量は90dBです。税込価格は1万7600円。

 

Razer Barracudaは、低遅延の2.4GHz、Bluetooth 5.2、有線の3タイプの接続に対応したハイブリッドなゲーミングヘッドセット。今回は新たに、ホワイトのMercuryとピンクのQuartzが加わります。税込価格はいずれも2万8600円。

31.5インチの大画面! 解像度WQHD、リフレッシュレート165Hzのゲーミングモニター2モデルがLGから発売

LGエレクトロニクス・ジャパンは、ゲーミングモニター「LG UltraGear」シリーズの新モデル「32GP750-B」「32GN650-B」を、10月28日から順次発売します。予想実売価格(税込)は32GP750-Bが5万5000円前後、32GN650-Bが4万7000円前後。

↑32GP750-B(左)、32GN650-B(右)

 

今回発売となる2モデルは、31.5インチの大画面で、WQHD(2560×1440)解像度、リフレッシュレート165Hzに対応。一瞬の差が勝敗をわけるFPSなどのシューティング系ゲームをはじめ、美しいグラフィックのRPGやMMO、画面を見渡しリアルタイムに戦略を練るRTSなど、様々なジャンルのゲームに適しています。

↑32GN650-B

 

2モデルともに、遅延を最小限に抑える「DASモード」や、暗い場所に潜むターゲットを見つけやすくする「ブラックスタビライザー」、画面の中心にマークを表示する「クロスヘア」など、ゲームを優位に進めるための機能も搭載。スタンドは110mmの高さ調整と20度のチルト角調整、ピボットにも対応し、フレキシブルな画面の位置調整が可能で、ちらつきを抑えた「フリッカーセーフ」も搭載。長時間の使用でも、快適な姿勢と目に配慮した画面でゲームを楽しめます。

 

32GP750-Bは、自然な色合いで発色鮮やかなIPSパネルを採用し、高速な動きでも画面のぼやけを感じさせない、1ms(GTG)の応答速度で、没入感あふれる映像体験や、時間軸のリアリティを楽しむことができます。HDR映像を鮮やかかつ繊細に表現する「DisplayHDR 400」対応の高輝度と、sRGB 99%(標準値)の色域により美しい色彩を映し出し、表示色は約10.7億色に対応。画面のズレやカクつきを抑えるAMD FreeSync Premiumテクノロジーや、NVIDIA G-SYNC Compatibleにも対応し、HDMIでもVRR(可変リフレッシュレート)が可能です。

↑32GP750-B

31.5インチの大画面と1000Rの湾曲率で圧倒的な没入感! MSIのゲーミングモニター「G322CQP」

エムエスアイコンピュータージャパンは、コストパフォーマンスを重視したゲーミングモニターブランド「G」シリーズより、ゲーミングモニター「G322CQP」を、10月25日に発売します。税込価格は4万8200円前後。

 

同製品は、肉眼とほぼ同じ1000Rの湾曲率でユーザーの視界を覆うことで、ゲームプレイ時の集中力を高めやすくなり、31.5インチサイズの大画面で高い没入感を得られるとしています。

 

WQHD(2560×1440)解像度、最大リフレッシュレート170Hz(オーバークロック設定)、応答速度1msで、残像間の少ない映像でゲームを楽しむことができます。

 

そのほか、同期機能としてFreesync Premium、暗いシーンでも視認性を上げるナイトビジョン、リアルで臨場感のある映像を楽しめるHDR、長時間の使用でも目の疲れを軽減するアンチフリッカー、ブルーライトカット機能を搭載しています。

半透明のパームレストも美しく輝く! 超高速光学式スイッチ搭載ゲーミングキーボード「Vulcan II Max」

SB C&Sは、VOYETRA TURTLE BEACH, INCが展開する、ドイツ発のゲーミングデバイスブランドROCCAT(ロキャット)の「Vulcan(ヴァルカン)シリーズ」最新作、高速のTITAN II(チタンツー)光学式スイッチを搭載したゲーミングキーボード「Vulcan II Max(ヴァルカンツーマックス)」を、10月21日に発売します。

 

同製品は、ROCCAT独自のTITAN II光学式メカニカルスイッチ(リニアレッド)により、滑らかで高速なアクチュエーションを可能にしています。クリック寿命は1億回で、耐久性にも優れています。

 

24個のマルチ機能スマートキーは、二次機能が有効になると独自の専用LEDが点灯。ゲームモードでEasy-Shift[+]ボタンデュプリケーター技術にアクセスすることで二次的機能を追加し、様々なオプションをプログラムできます。

 

キーボードには、脱着可能な半透明のシリコン製パームレストが付属し。パームレストを取り付ければ、ROCCATのAIMO RGBによるライティングをより美しく演出できます。AIMOイルミネーションは、他のAIMO対応製品と同期することが可能です。

 

カラーバリエーションはブラックとホワイトの2種類で、日本語配列と英語配列を選ぶことができます。税込価格はいずれも2万6980円。

TGS2022(東京ゲームショウ)を「eスポーツ」視点で総括! これからはゲーミングPCがメインプラットフォームに?

去る9月15日~18日に開催された東京ゲームショウ2022(TGS2022)。久々のリアル開催となった今回、残念ながら近年の定番でもあった競技大会「e-Sports X(イースポーツクロス)」の開催はなく、TGS主催のeスポーツイベントは行われませんでした。しかし、会場内には「eスポーツコーナー」が用意され、eスポーツに関係するブースが数多く出展。これまではeスポーツを前面に押し出しているブースは少なかったのですが、コーナー化するほど、eスポーツを中心に展開しているブースが増えたと言えます。eスポーツコーナー以外にもeスポーツ関連の商品を取り扱ったブースが各所に点在しており、TGS会場を見渡すとどこでもeスポーツ関連ブースが目に入るような状態です。

 

コーナーが出来るほどに成長を続けるゲーミングPC市場

最も数が多かったのはゲーミングPC、PC周辺機器メーカーや販売メーカーのブース。今回のTGSでは、PC関連メーカーの勢いからここ数年の変化を大きく感じられました。

 

↑「全国高校eスポーツ選手権」や「STAGE:0」など、学生のeスポーツ活動をバックアップしているサードウェーブのPCブランド「GALLERIA」が初出展。ゲーミングPCを展開していた

 

↑PCからマザーボード、グラフィックボードなどのパーツも手掛けるMSIのブースでは、同社のゲーミングPCが一挙に試せるようになっていた

 

さらに、DXRacerやイトーキなど、ゲーミングチェアを販売するメーカーのブースも当然、出展していました。ニトリもゲーミングチェアを展開していたのが印象的です。

 

↑ゲーミングチェアのトップランナー、DXRacerのブース

 

↑実は数年前からゲーミングチェアを展開しているイトーキ

 

↑新たにゲーミングデバイスに参入したニトリのゲーミングチェア

 

プレイ環境や競技サポート製品の展示も充実していた

変わり種としては、「ゲーミングマンション」を謳ったブースも登場。音楽制作向けの防音賃貸マンション「ミュージション」を展開するリブランマインドが提案するもので、防音と高速インターネットを提供するマンションになっています。夜中でも大声で配信しても問題無く、マンションにありがちな一棟でひとつの回線になることで、部屋ごとに高速通信が見込めなくなるようなことも、専用回線を引くことで解決しています。

 

ヤマハミュージックジャパンとブースでは、部屋を別途借りるのではなく自宅にゲーミング用の防音室を導入したい人の為の防音室「アビテックス」を展示。ヤマハミュージックジャパンは、前述のリブランマインドの「ミュージション」の開発にも参画していて、出展ブースではそれをゲーム実況に転換。

 

梱包資材メーカーの川上産業も防音・静音ルームを展示。いわゆるプチプチと呼ばれる緩衝材を応用した防音室で、プチプチが緩衝材としてだけでなく、保温、防寒にすぐれ、音の吸収もすることをアピールしていました。

 

↑ゲーミングマンションを展開するリブランマインドのブース

 

物販コーナーにブースを展開していたカンロは、ゲーミンググミを発売していました。ゲーミングチーム「忍ism Gaming」と共同開発したグミで、ゲームをプレイする時の集中力を高め、それを持続させる効果があるとのことです。

 

ブドウ糖が主成分となっているので、プロ棋士が対局中に糖分を補給し脳を活性化させるのと基本的に一緒です。以前、東京ビッグサイトで開催していた「eスポーツビジネスEXPO」でも、他メーカーがゲーミンググミを発売しており、eスポーツに関わる企業・製品の幅が広がっていることを実感できます。既存の技術や商品を、ゲーミングやゲーム実況などの利点にスポットを当てて、本来の商品の使用目的とは違った展開を行う。ここ数年でそういった商機は増えました。

 

今後、eスポーツのメインプラットフォームはゲーミングPCとなる?

今回のTGSでは、ソニー・インタラクティブエンタテインメントはPlaystation関連の出展はしておらず(インディーゲームコーナーでの出展はあり)、TGS開始以来、初めてコンシューマプラットフォーマーの出展がありませんでした。その変わり、VRのMETA QUEST2や携帯ゲーミングPCのSTEAM DECKのブースが出展されるなど、既存のプラットフォームに捉われない存在に注目が集まりました。広く言えば、METAのデバイスはゲーミングPCと接続して遊ぶので、コンシューマプラットフォームに代わりゲーミングPCが今回のメインであったとも言えます。

 

そもそもゲーミングデバイスの多くは、ゲーミングPCの周辺機器です。ゲーミングキーボードやゲーミングマウス、ゲーミングヘッドセットやゲーミングモニターなど、コンシューマ機で遊んでいるプレイヤーにはあまり縁がないものですが、PCユーザーにとってはどれも必須となっています。冒頭で触れたゲーミングPC関連メーカーの展示が増えたことも鑑みると、ここ数年でゲーミングPCの認知度が高まったと改めて実感しました。

 

↑META QUEST2が体験できたMETA QUESTのブース

 

↑ゲーミングマウスやキーボードを販売するエレコムブース

 

↑ゲーミングモニターでお馴染みのBenQブース

 

↑新しいヘッドセットのラインナップを展示していたSteelseriesブース

 

昨今のゲーム、特にオンラインゲームは様々なハードでリリースされ、ハードを超えた対戦、協力プレイができるクロスプレイが主流となっています。ただ、コンシューマ機とゲーミングPCがマッチングすると、それだけでゲーミングPCユーザーの方が有利になると言われるなど、ゲーミングPCを選ぶ意味が出てきています。特にプロゲーマーやハイアマチュアなど、ハイエンドプレイヤーにとって、ゲームのプレイ環境は死活問題となるので、ゲーミングPCとその周辺機器であるゲーミングデバイスを揃える傾向にあると言えます。

 

とは言え、ゲーミングPCやその周辺機器はコンシューマ機に比べ高価であり、簡単に手が出せないのも事実。実際、コンシューマ機でも10数万円のゲーミングPCと同等の性能を持つPlayStation 5が高いと言われる昨今、それ以上の価格のゲーミングPCを購入するのはさすがに覚悟が必要でしょう。そういった意味では今回のTGSは、さまざまなゲーミングPCやゲーミングデバイスを直に触れる機会であったわけです。

 

総じて今回のTGSはゲーミングPC、それに付随する周辺機器、eスポーツ関連が大きく躍進したと感じました。TGSに来場する人たちは、コアユーザーでアーリーアダプターであるので、まだまだ一般的にゲーミングPCなどが浸透するには時間がかかると思われますが、今後の主流となっていく可能性は十分にあるのではないでしょうか。

長時間作業で疲れにくい上に仮眠もできちゃう! ビジネスシーンでも活躍する「ゲーミングチェア」

ゲーミングデバイスはハイスペックなパーツを用いて高いパフォーマンスを追求したゲーム向けのPC周辺機器。近年、オンライン会議や資料作成などの仕事使いにも有利であると注目度が高まっている。今回はビジネスシーンでも活躍するゲーミングチェアを紹介!

※こちらは「GetNavi」2022年9月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

長時間の作業で疲れにくくゆったりと仮眠もできる

【チェア】

サンワサプライ

150-SNCL016

1万6800円(サンワダイレクト限定販売)

リクライニングとロッキングを搭載。バケットシートや脱着式ヘッドレスト、ランバー(腰椎)サポートなどで身体を支え、長時間座っていても疲れにくい。光沢感のあるPUレザーを採用。

 

↑多段階のリクライニング機構を搭載。頭まで乗せられるハイバックな背もたれは約150度まで倒すことができ、ゆったりと仮眠を取れる

 

↑ヒジ掛けの高さは7段階で調節可能。机面に当たらないように調整することで、イスをより机の奥まで入れることができ、疲れにくい姿勢がとれる

 

私が解説します!

テクニカルライター

湯浅顕人さん

PC&AVのライター。オープンワールド系のFPSが好きで、収入の多くをグラボにつぎ込んでいる。

GeForce NOWもbox Cloud Gamingも対応! クラウドゲーム向けChromebookが3機種登場

米グーグルは台湾エイサーやASUS、中国レノボと提携し、クラウドゲームに特化したChromebookを3機種発表しました。

↑グーグルより

 

今回発表されたエイサーの「Chromebook 516 GE」、ASUSの「Chromebook Vibe CX55 Flip」、レノボの「Ideapad Gaming Chromebook」は、120Hz駆動の高解像度ディスプレイ、アンチゴースト機能付きのRGBゲーミングキーボード(一部モデル)、Wi-Fi 6/6Eへの対応や強化されたオーディオ機能などが特徴です。また、専用ゲーム機レベルの85ms以下の入力レイテンシーが保証されています。

 

クラウドゲームサービスとしては、NVIDIAの「GeForce NOW」の「RTX 3080」プランに対応。最大1600p解像度や120fpsでのゲームプレイ、レイトレーシング機能をオンにしてのプレイが可能です。さらにWebアプリとして「Xbox Cloud Gaming(ベータ版)」、そして米アマゾンの「Luna」にも対応しています。また、画面にはゲームに簡単にアクセスできる「Everything」ボタンも用意されています。

 

さらに「Works With Chromebook」プログラムとしてエイサーやCorsair、HyperX、レノボ、SteelSeriesなどの周辺機器メーカーと提携し、マウスやヘッドセット、コントローラの動作が確認されています。

 

Chromebook 516 GEは649.99ドル(約9万5000円)、ASUSのChromebook Vibe CX55 Flipは699.99ドル(約10万円)、Ideapad Gaming Chromebookは399.99ドル(約5万9000円)にて、10月から海外にて販売が開始されます。クラウド技術によって(それほど)高価でないノートパソコンでも高品質なゲームが遊べるようになったのは、実に喜ばしいですね。

 

Source: グーグル

Steam Deckのような遊びやすい新型VRヘッドセット開発中? Valveの求人情報から可能性が浮上

ここ最近は携帯ゲーミングPC「Steam Deck」が絶好調のValve社ですが、新たにVRヘッドセットを開発している可能性が浮上しています。

↑Valveに新たな噂が

 

この情報は今月10日(現地時間)、VR関連アナリストのBrad Lynch氏(@SadlyItsBradley)が発見し、Twitterで報告したことが基になっています。

 

Lynch氏が見つけたValveの求人情報によると、ワシントン本社で「ソフトウェアエンジニア – コンピュータビジョン」の役職を募集しているとのこと。さらに「Valveでは、VR体験の限界を押し広げています」と書かれており、VR方面への野望がはっきりと示されています。

 

さらに求人情報では「VRの次のステップ」に到達するのを助ける人材を探していると書かれています。同社のPCゲームプラットフォームSteamは、HTC VIVEなど複数のVRデバイスに対応していることから、「その次」となるハードウェア新製品を開発する意図が透けて見えるようです。

 

ソフトウェアエンジニアの求人では、特に「カメラパススルー、環境分析、アイトラッキング、ハンドトラッキング」のカテゴリで実績ある開発者が募集されています。これらは同社のValve Indexヘッドセットになかった要素もあり、やはり次のステップに進もうとしている可能性がうかがえます。

 

Valveが新型VRヘッドセットを開発している手がかりが発見されたのは、今回が初めてではありません。今年初めにもUSPTO(米特許商標庁)により、ValveのVRヘッドセットのデザインに関する特許出願が公開されていました

 

また昨年9月にも、テックメディアArsTechnicaが、同社がコードネーム「Deckard」という新型VRヘッドセットを開発していると主張したことがあります。

 

Steam Deckを購入した人たちの評価は非常に高く、また先日の東京ゲームショウ2022でもSteam Deckブースは大いに盛り上がっていました。ゲームを知り尽くしたValveだけに、快適なプレイ体験が楽しめるゲーミングVRヘッドセットが実現するのかもしれません。

 

Source:Valve
via:Gamesradar

操作説明でのPC画面録画や、録画機能のないオンライン会議で役立つ! ビジネスシーンでも活躍する「ゲームキャプチャー」

ゲーミングデバイスはハイスペックなパーツを用いて高いパフォーマンスを追求したゲーム向けのPC周辺機器。近年、オンライン会議や資料作成などの仕事使いにも有利であると注目度が高まっている。今回はビジネスシーンでも活躍するゲームキャプチャーを紹介!

※こちらは「GetNavi」2022年9月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

PCナシでも操作画面を動画で記録&実況可能

【キャプチャー】

アバーメディア

Live Gamer Portable 2 PLUS

実売価格2万7860円

ゲーム機やPCにHDMI接続して、プレイ映像のネット配信や動画ファイルへの録画ができる機器。操作説明のためにPC画面を録画したり、録画機能のないオンライン会議を記録したりといった応用も。

SPEC●エンコード方式:ハードウェア●最大入出力解像度:3840×2160@60fps●最大録画解像度:1920×1080@60fps●サイズ/質量:W147×H57×D47mm/185.5g

 

↑microSD/microSDHC/microSDXCに記録可能。最大容量は128GBで、exFAT形式なら長時間録画にも対応する

 

↑音声入力端子は2つ。自分のヘッドセットからの音声と、ゲーム機からのボイスチャットの音声をミックスして録画できる

 

私が解説します!

テクニカルライター

湯浅顕人さん

PC&AVのライター。オープンワールド系のFPSが好きで、収入の多くをグラボにつぎ込んでいる。

全面マウスパッドでマウスを広範囲にストレスなく動かせる! ビジネスシーンでも活躍する「ゲーミングデスク」

ゲーミングデバイスはハイスペックなパーツを用いて高いパフォーマンスを追求したゲーム向けのPC周辺機器。近年、オンライン会議や資料作成などの仕事使いにも有利であると注目度が高まっている。今回はビジネスシーンでも活躍するゲーミングデスクを紹介!

※こちらは「GetNavi」2022年9月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

効率良い作業のために考え抜かれたPCデスク

【デスク】

サンワサプライ

100-DESKG003

2万4800円(サンワダイレクト限定販売)

天板のサイズはW1400×D660mm。表面は全面マウスパッドで、マウスを広範囲にストレスなく動かせる。モニターアームのクランプも取り付け可能。手前にドリンクホルダーが付属する。

 

↑ヘッドホンホルダーを装備。ヘッドホンやヘッドセットを掛けておけば、オンライン会議時にも素早く取り出せる

 

↑テーブルタップを設置できる、背面のタップトレイ。ケーブルを受けるスリットもあり、スッキリと配線可能

 

私が解説します!

テクニカルライター

湯浅顕人さん

PC&AVのライター。オープンワールド系のFPSが好きで、収入の多くをグラボにつぎ込んでいる。

クリエイティブのハイエンドゲーミングサウンドバーに下位モデルが仲間入り! サウンドバー体験会も実施

Creative Technology Ltdの日本法人クリエイティブメディアは、「Sound Blaster Katana V2X」を10月上旬に発売します。実売価格は4万2799円。

 

同製品は、2021年9月に発売したゲーミングサウンドバー「Sound Blaster Katana V2」の下位モデル。

 

上位モデルのSound Blaster Katana V2が採用する、トリプル アンプ/5ドライバー デザインや、HDMI ARCや光デジタル、USBやBluetoothなどの接続性、Dolby AudioやUSB マルチチャンネル再生などのサラウンド、Super X-Fi ヘッドホン ホログラフィやRGBライディング、Sound BlasterのAcoustic Engineによるオーディオ エフェクト、PCやスマホ用Creativeアプリでの操作性など、基本性能はそのままに、5.25インチ ドライバー搭載の小型化されたサブウーファーを採用し、スピーカー出力を総合90W/ピーク出力180Wとしています。

 

また、同製品やその他同社の製品を試聴できる「Creative サウンドバー体験会」を、東京都千代田区の「クリエイティブメディア 秋葉原オフィス内 デモルーム」で毎週木曜日と金曜日の13時~18時に開催中。詳細は同社公式サイトの当該ページをご覧ください。

高速タイピングもしっかり受け止める! ビジネスシーンでも活躍する「ゲーミングキーボード」

ゲーミングデバイスはハイスペックなパーツを用いて高いパフォーマンスを追求したゲーム向けのPC周辺機器。近年、オンライン会議や資料作成などの仕事使いにも有利であると注目度が高まっている。今回はビジネスシーンでも活躍するゲーミングキーボードを紹介!

※こちらは「GetNavi」2022年9月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

高速で激しい打鍵もガッチリ受け止める

【キーボード】

HyperX

Alloy Origins Core

実売価格1万3310円

露出したLEDがカラフルに光る。テンキーレスでマウスの可動域も広々。ページ内を高速移動する「HOME/End」「PgUp/PgDn」キーが独立しており、ドキュメントなどの閲覧も快適だ。

SPEC●レイアウト:日本語●キーロールオーバー:Nキーボード●タイプ:メカニカル●作動力:45g●動作寿命:8000万回●サイズ/質量:W360.0×H34.5×D132.5mm/900g

 

↑キーボードの傾斜角は3段階に変更可能。ユーザーの打鍵ポジションに合わせ、疲労感が少ないよう調整できる

 

↑キースイッチにはメカニカルキーボードとしては打鍵音が小さい「赤軸」を採用。滑らかな打鍵感も実現した

 

私が解説します!

テクニカルライター

湯浅顕人さん

PC&AVのライター。オープンワールド系のFPSが好きで、収入の多くをグラボにつぎ込んでいる。

MSIから9万円以下のゲーミングノート! Amazon限定発売「GF63-10SC-854JP」

エムエスアイコンピュータージャパンは、税込価格9万円以下のリーズナブルなエントリーモデルのゲーミングノートPC「GF63-10SC-854JP」を、10月20日からAmazon限定で発売します。

 

同製品は、薄さ21.7mm、軽さ1.86kgの薄型・軽量デザインで持ち運びやすい、英語キーボードを採用したゲーミングノートPCです。

 

6コア12スレッドタイプのCPU「Core i5-10500H」を採用することで、マルチタスク処理に強いCPU性能と高いコストパフォーマンスを可能としています。GPUに「GeForce GTX 1650 Max-Q デザイン」を搭載し、オンラインゲームを快適にプレイできるだけでなく、クリエイティブ系ソフトを高速処理できるグラフィックス処理性能を提供します。

 

本体価格は8万9800円前後(税込)。

Makuakeで目標金額325%達成! ヘッドセット不要で立体的なサウンドを楽しめるゲーミングスピーカー「GP3」

LGエレクトロニクス・ジャパンは、7月に応援購入サービス「Makuake」で先行販売を行い、目標金額を325%達成したゲーミングスピーカー「GP3」を、10月中旬に全国の販売店で本格展開します。

 

同製品は、同社が展開するゲーミングブランド「LG UltraGear」モデルとして、独自技術を多数盛り込み、ユーザーにヘッドセットを使わないゲーム環境を提案するゲーミングスピーカーです。

 

同ブランドのスピーカーでは、GP3は第2弾となり、第1弾の「GP9」は、プロ用オーディオ機器と同等の設計・仕様と高品質DACを搭載したハイエンドモデルでしたが、GP3はGP9のメイン機能はそのままに、設計やインターフェイスをゲーマー向けに再構築。ヘッドセット不要の開放感と、3Dサラウンドの没入感で、自宅に快適なゲーム空間を作り出します。また、ゲームに限らず、映画や音楽など、自宅でのエンターテインメント全般を迫力のサウンドとともに楽しめます。

 

より“音”に集中するため、ハイクオリティなサウンドのヘッドセットを使用している人も多いなか、「イヤホンを付けっぱなしにしていて大切な電話に気がつかなかった」「ヘッドセットで締め付けられて耳や頭が痛い」「首や肩が疲れる」などの悩みも少なくありません。GP3はこのような悩みから解放し、独自開発の3Dゲーミングサウンドで、ジャンルに応じた立体音響を提供。HRTF(頭部伝達関数)に基づき、まるでその場にいるような立体的な音響効果を味わえます。

ダンロップがeスポーツに参入! 第一弾はエイムを向上させる「アームサポーター」

住友ゴム工業は、「ダンロップ」スポーツ事業の新規事業としてeスポーツ市場に参入。第一弾製品として、eスポーツに特化した、プレイパフォーマンスを向上させるアームサポーター「ダンロップ ゲーミング マッスル アームサポーター」を、Amazon.co.jpで10月26日に販売します。税込価格は4400円。

 

同製品は、着用することで、マウス操作を行う前腕部とマウスパッドとの滑りを滑らかにします。製品本体に低摩擦素材を採用することで、前腕部とマウスパッドの接触面の摩擦抵抗を軽減させ、マウスの操作性を高めています。これにより、特にFPSやTPS2など、シューティング系ゲームのエイム(照準合わせ)動作のパフォーマンスを向上させています。

 

また、着用により前腕部とマウスパッドとの摩擦による皮膚のこすれや外傷を防ぎます。腕全体を適度に圧迫することで、筋肉の無駄な動きや振動を抑え、パフォーマンス向上をサポートします。

 

同社はeスポーツプレーヤーの動作分析を行い、前腕だけではなく、手のひらの掌底(しょうてい)部分もマウスパッドに接触していることに着目。前腕から手首、掌底までを広く一体で覆うラッパ形状を採用(特許出願中)。ラッパ形状によりマウスパッドとのさらなる摩擦軽減で、パフォーマンスを向上させます。

 

手首を絞り掌底まで広く一体で覆うラッパ形状の場合、長時間のプレーの最中に掌底部の布地が手首付近にズレ落ちやすくなることから、ズレ落ち防止のため、マウス操作に干渉しない小指に引っ掛ける、非常にソフトなフックを搭載しています(特許出願中)。

 

上腕部裏面には、ゴルフグローブの手のひら部に滑り止めとして使用しているナノ繊維素材を搭載し、ズレ落ちを防ぎます。

 

製品開発段階ではeスポーツプレイヤーにヒアリングを行い、「長時間のプレイにおいて湿気や発汗によりマウスの滑り度合いが変化し、エイムの感覚が狂うことがある」という声から、吸汗速乾素材を採用しています。

 

右手専用で、サイズは男女兼用の、S-MサイズとM-Lサイズの2サイズを用意しています。

クリアな音質でオンライン会議も快適に! ビジネスシーンでも活躍する「ゲーミングヘッドセット」

ゲーミングデバイスはハイスペックなパーツを用いて高いパフォーマンスを追求したゲーム向けのPC周辺機器。近年、オンライン会議や資料作成などの仕事使いにも有利であると注目度が高まっている。今回はビジネスシーンでも活躍するゲーミングヘッドセットを紹介!

※こちらは「GetNavi」2022年9月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

クリアな音質はオンライン会議にも◎

【ヘッドセット】

JBL

Quantum ONE

実売価格2万7220円

ハイレゾ認定のゲーミングワイヤレスヘッドセット。周囲の音が聞こえるトークスルー機能を備える。自分の声が相手に明瞭に届く「エコーキャンセリング」は、ボイスチャットのほかオンライン会議にも最適。

SPEC●ドライバー:φ50mm●最大入力:20mW●感度:95dB●再生周波数帯域:20Hz~40kHz●ケーブル長:1.2m●サイズ/質量:W270×H105mm/369g

 

↑左側に操作ボタンを配置。音量やマイクミュート、ANC、トークスルーの調節ができる

 

↑独自のヘッドトラッキング機能を搭載。顔を左右に振っても音が適切な方向から聞こえる

 

【Other Choice】遅延を最小限に抑えて映像と音声がズレない

【ヘッドセット】

オーディオテクニカ

ATH-G1WL

実売価格2万7510円

低遅延で電波干渉にも強い2.4GHz帯を採用したワイヤレスヘッドセット。φ45mmの大口径ドライバーは、ゲーム内のわずかな物音を拾うだけでなくオンライン会議も快適にする。

 

私が解説します!

テクニカルライター

湯浅顕人さん

PC&AVのライター。オープンワールド系のFPSが好きで、収入の多くをグラボにつぎ込んでいる。

横長画面を生かした見やすい資料表示でオンライン会議がはかどる! ビジネスシーンでも活躍する「ゲーミングモニター」

ゲーミングデバイスはハイスペックなパーツを用いて高いパフォーマンスを追求したゲーム向けのPC周辺機器。近年、オンライン会議や資料作成などの仕事使いにも有利であると注目度が高まっている。今回はビジネスシーンでも活躍するゲーミングモニターを紹介!

※こちらは「GetNavi」2022年9月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

横に長い画面で資料を並べての作業も楽々

【モニター】

LGエレクトロニクス

34WQ650-W

実売価格4万1830円

IPSパネルのワイドモニター。ゲームで有利となる映像のちらつきやカクつきを抑える機能や、表示のタイムラグを最小限に抑える機能を備える。横長画面は資料を表示しながらのオンライン会議にも便利。

SPEC●画面サイズ:34インチ●アスペクト比:21:9●最大解像度:2560×1080●リフレッシュレート:100Hz●応答速度:5ms(GTG)●サイズ/質量:W817×H568×D260mm/7.9kg(スタンド含む)

 

↑暗い部分を自動認識して明るくする「ブラックスタビライザー」機能。明暗差の激しい映像を鑑賞する際にも役立つ

 

↑必要十分な端子を装備。HDMI入力、DisplayPort入力、USB Type-C入力、ヘッドホン出力などを搭載する

 

【Other Choice】ついにPCに参入したソニーのゲーミングブランド

【モニター】

ソニー

INZONE M9

実売価格15万4000円

同社初PCゲーミング向けラインの27インチ4Kモニター。最大リフレッシュレート144Hz、応答速度1ms(GTG)で、動きの速いゲームも滑らかに表示できる。DisplayHDR600規格にも対応。

 

私が解説します!

テクニカルライター

湯浅顕人さん

PC&AVのライター。オープンワールド系のFPSが好きで、収入の多くをグラボにつぎ込んでいる。

性能や冷却の強化に独自機能で、ゲームを存分に楽しめるスマホ「ROG Phone 6」シリーズ

ASUS JAPANは9月30日、ゲーミングブランド「ROG」から、6.78型のSIMフリースマホ「ROG Phone 6 Pro」および「ROG Phone 6」を発表。10月7日に発売します。希望小売価格は、ROG Phone 6 Proが16万9800円(税込み)、ROG Phone 6が12万9800円(税込み)からとなっています。

↑ROG Phone 6 Pro

 

どちらもゲーミングスマホならではの高性能を追求したモデル。プロセッサーには、最新かつハイエンドなクアルコムの「Snapdragon 8+ Gen 1」を搭載し、ROGブランドのスマホの中で最高性能を実現しています。

 

また、スマホとしては大容量のメモリーとストレージも特徴で、ROG Phone 6 Proは18GBメモリーと512GBのストレージを搭載。ROG Phone 6は12GBメモリー/256GBストレージモデルと、16GBメモリー/512GBストレージのモデルをそろえています。

↑ROG Phone 6

 

これらのスペックにより、多くのスマホでは負荷が重いと感じるようなゲームも快適に遊べるほか、ゲームと複数のアプリを切り替えて楽しむといった際にもパフォーマンスを発揮するといいます。

 

さらに、こうしたゲームを楽しむ際などに発生する熱によって、性能が低下することを防ぐ冷却機構も強化。プロセッサーの熱を移動させるベイパーチャンバーを前モデルのROG Phone 5より30%大型化したうえに、熱を広範囲に拡散するグラファイトシートを85%大型化し、プロセッサーの高い性能を引き出すとしています。

 

ディスプレイは有機ELを採用しており、解像度は2448×1080ドット、リフレッシュレートは165Hz、応答速度は1ms。FPSやTPS、格闘ゲームなど、動きの速いゲームも相手の動きなどがハッキリかつなめらかに見えるとのこと。また、動画視聴時もブレや残像感の少ない映像を楽しめるそうです。

 

ゲーミングスマホならではの機能としては、本体を横向きに持ったときに上部左右の端に来る、超音波のタッチセンサー「AirTrigger 6」を搭載しています。タップやスワイプに反応し、ゲーム内のタッチ操作などを割り当てることで、ゲーム機のような操作性を実現。

 

また、スマホ本体を上下左右に動かして操作する「モーションコントロール機能」や、ゲーム中に変更したい設定や情報にアクセスできるアシストツール「Game Genie」などを搭載しています。

↑左のROG Phone 6 Proは設定したアニメーションやテキストを表示できる2.0型OLEDディスプレイを搭載。右のROG Phone 6は、異なる色や光り方を設定できるドットマトリクスLEDを搭載しています

 

このほかスペックは下記のとおりです。

製品名 ROG Phone 6 Pro ROG Phone 6
プロセッサー Snapdragon 8+ Gen 1
メモリー LPDDR5 18GB LPDDR5 16GB LPDDR5 12GB
ストレージ 512GB 256GB
ディスプレイ 6.78型ワイド有機ELディスプレイ、2448×1080ドット、165Hz
カメラ 背面:5000万画素広角カメラ/1300万画素超広角カメラ/500万画素マクロカメラ
前面:1200万画素
バッテリー容量 6000mAh
OS Android 12(ROG UI)
サイズ 高さ173×幅77×奥行き10.4mm
重量 239g
付属品 USB ACアダプターセット、SIMイジェクトピン、Aero Case、ROG ARカード、ユーザーマニュアル、製品保証書

 

また、アメリカンコミック『バットマン』とROG Phone 6のコラボスペシャルエディション製品「ROG Phone 6 BATMAN Edition」も同時に発表。指紋認証やUIにBatarangを採用したり、『バットマン』のテーマパックがプリインストールされたりと、特別仕様のモデルとなっています。スペックは、12GBメモリー/256GBストレージモデルと同じです。

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

 

さらに、ROG Phone 6シリーズ専用のアクセサリーも登場。外付けの冷却ユニットや、ゲームコントローラーなどが発表されました。

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

17.3インチの大画面ゲーミングノートPC! リフレッシュレート144Hz対応「G-Tune P7」

マウスコンピューターのゲーミングPCブランド「G-Tune(ジーチューン)」は、17.3型液晶パネルを搭載し、リフレッシュレート144Hzに対応した「G-Tune P7」シリーズを発売しました。税込価格は22万9900円。

 

同製品は、最新の第12世代 インテル Core i5-12500H プロセッサーを搭載。CPUパフォーマンスでは、第11世代のインテル Core i5-11400H プロセッサーからシングルコアで約16%、マルチコアで約44%性能が向上しています。

 

標準の15.6型よりもさらに画面が大きな17.3型液晶を搭載し、1秒間に画面が144回書き換わるリフレッシュレート144Hz対応の液晶パネルを採用。ミドルレンジクラスのNVIDIA GeForce RTX 3050Ti Laptop GPUを搭載しており、リアルタイムレイトレーシングやDLSS 2.0など、上位グラフィックスが持つ映像処理の機能に対応します。

 

3次元情報を持った音声再生が可能な音響技術「Dolby Atmos」に対応したゲームなどのコンテンツでは、立体的で臨場感あふれるサウンドが体験できます。「Dolby Atmos for Headphones」機能によって、Dolby Atmos対応コンテンツの立体音響を、普段使っているヘッドホンやイヤホンで楽しむことが可能です。

ゲーマー増加でトレンドに変化? 東京ゲームショウに見る、ゲーミングデバイスの今

東京ゲームショウ2022が開催。年に一度のゲームの祭典は、SNSなどで大きな話題になった。3年ぶりに千葉県の幕張メッセでリアル開催されたことが、注目された要因のひとつだろう。

 

会場では、発売前のタイトルの試遊を楽しめることが大きな見どころになるが、展示会全体を見渡すと多くのゲーミングデバイスも並んでいる。そこでこの記事では、東京ゲームショウ2022で見たゲーミングデバイスから、今のトレンドをお届けしたい。

 

PC:コロナ禍で、カジュアルスペックなモデルが売れ筋に

会場には複数のPCメーカーが出展していたが、どのメーカー担当者も口をそろえていたのが「コロナ禍で、ゲーマーのすそ野が確実に広がった」ということだ。家で過ごす時間が増えたことにより、カジュアルにゲームをプレイする層が増えているのは間違いない。

 

あるPCメーカーの担当者によれば、ライトゲーマー向けのカジュアルスペック、具体的にはGeForce RTX 3060程度のGPUを搭載したモデルが売れ筋だという。一方、コロナ禍が長引いていることで、ライトゲーマーからコアゲーマーに移行する層も一定数現れているとのこと。ハイエンドモデルにも着実に需要が伸びているそうだ。

↑展示されていたPCはハイスペックモデルが多かった。東京ゲームショウは、ハイエンドモデルの快適さを体感できる機会でもある

 

カジュアルスペックなモデルであればデスクトップだけでなく、近年はゲーミングノートPCも数多く登場している。なかにはハイスペックに匹敵するモデルも見られる。従来、ゲーミングPCといえばデスクトップだったが、今回の展示会でさまざまなメーカー担当者に状況を聞くと「ノートPCもデスクトップも両輪で回している。どちらか一方に注力しているわけではない」という声が多かった。ノートPCとデスクトップ、各メーカーによってどちらに強みがあるかは異なるものの、市場全体としては一方に需要が偏っているというわけではなさそうだ。

↑デスクトップを用いて、ゲーミングルームを構成したような展示もあった。コアなゲーマーなら一度は夢見る、ゲームとともに暮らせる環境だ

 

スペックを追求すればするほどデスクトップのほうが有利になる。しかし、ノートPCには場所を選ばず使えるという強みを持っている。自宅内であれば好きな場所に持ち運んでゲームをプレイする楽しみ方もあるだろう。

 

また、コロナ禍でリモートワークが普及し、仕事とプライベートの垣根があいまいになったことによって、プライベートPCで仕事もこなす層も増えている。ゲーミングノートはスペックが高いゆえに、仕事で使用してもまったく問題ない。ゲーミングノートを1台所有して、趣味に仕事にと使う人もいるのだろう。

 

ディスプレイ:ハイスペック化が進み、リフレッシュレートは360Hzに到達。ゲーミングプロジェクターも

ハイスペックなものが増えているのがディスプレイ。ゲーミングディスプレイといえば、高いリフレッシュレートが求められるが、この数字が大きく上がってきているのだ。従来なら144Hzもあれば十分なスペックであったが、今回の会場では360Hz駆動のディスプレイの展示も見られた。また、4K/160Hzといったように、画質を上げながら高リフレッシュレートを維持したモデルも出展されている。

↑参考出展されていたアイ・オー・データ機器のゲーミングディスプレイ「GigaCrysta」シリーズの、4K/160Hz対応モデル。担当者によると「各社がハイエンドモデルをラインナップしているので、対抗できるように開発している」とのこと

 

また、ゲーミングプロジェクターも登場している。BenQのブースでは、スクリーンに投影された大画面でゲームを試遊できるようになっていた。最高峰の機種では、4K映像を240Hzのリフレッシュレートで映し出すという。

↑ゲーミングプロジェクターを使えば、まるでホームシアターのような環境でゲームを楽しめる

 

キーボード:静音性を求めるニーズ大

ゲーミングキーボードには、コロナ禍によるニーズの変容が大きく見られた。ゲーミングキーボードで採用されることの多いメカニカル式には、機種によって、静音性に優れるもの、打鍵感が強くタイピング音も大きいもの、その中間など、さまざまな種類がある。そのなかでも、コロナ禍で需要を拡大したのが、静音性に優れたモデルだ。

↑会場にはさまざまなゲーミングキーボードが並んでいたが、反応性・低遅延などのゲーミング向けの機能に加え、静音性をうたうものが多かった

 

人気の理由は、コロナ禍でオンラインのコミュニケーションが増えたことにある。打鍵音の大きいキーボードを使っていると、マイクがタイピング音を拾ってしまうことがあり、オンラインで会話しながらのゲームプレイ時にノイズになってしまう。

 

また先ほど述べたように、仕事とプライベートの垣根があいまいになった結果、ゲーミングキーボードを仕事で使うケースも増えている。当然、Web会議時にタイピング音が大きいと差し障りがあるため、静音性は必要な要素なのだ。

↑静音性といえば外せないのが、静電容量無接点方式のキーボード。会場で展示されていた「Real Force」シリーズは、ゲーミングモデルを大きく展開しているわけではないが、その打鍵感には特別のなものがある

 

マウス:軽量化を追求した“網目”モデルなど、尖りが目立つ

マウスは、強いコンセプトに基づいた、尖った製品が多いように感じられた。たとえば、本体を極端に軽量化するため、網目状のボディを採用したFPS用のモデルだ。FPSの重要な要素として狙いを定める「エイム」があるが、メーカー担当者によれば「軽いマウスのほうが、カーソルを瞬時に、正確に停止する動作がしやすい」のだという。

↑メッシュ仕様になっているマウス。手汗が落ちても大丈夫なように、内部の半導体は防水仕様になっている

 

ゲーミングチェア:デザイン、機能性ともに多様化が進む

「疲れにくいイス」として、ゲーマー以外の幅広いユーザーにも普及が進んでいるゲーミングチェア。プロ野球のベンチにも導入されるなど、多彩なシーンでの利用が見られている。

 

東京ゲームショウ2022でも、多数のゲーミングチェアが展示されていたが、全体的に多様化が進んでいる印象だ。デザインに凝ったもの、背面・座面をメッシュにして長時間座ったときの通気性を改善させたもの、本革を使用して高級感を演出するものなど、さまざまな製品が登場している。これも、ゲーミングチェアそのものが普及し、市場が熟成してきている証だろう。

↑家具メーカーのニトリもゲーミングチェアに参入している。写真は同社の日本代表モデル

 

↑背面・座面がメッシュになったゲーミングチェア

 

スマホ:ゲーミングスマホ・特別エディションが登場

最後にPC周辺とは少し離れるが、スマホを見ていこう。スマホは、ゲーム専用というよりも、普段使いの性質が強い。しかし、ゲーミングスマホのカテゴリも存在する。そのなかで特徴的なのが、本体内部に冷却液を流して端末の発熱を抑える、“液冷ゲーミングスマホ”・Black Sharkだろう。タッチの強さによって複数のコマンドを使い分けられるトリガーボタンを設置するなど、「ゲーム専用」といえる機能を多数搭載した同ブランドのスマホは、「ゲームができるスマホ」ではなく、「ゲームのためのスマホ」なのだ。

↑Black Sharkのブースでは、最新モデルのBlack Shark 5 Proが展示されていた

 

また、ソニーも、専用ゲーミングギアが付属した「Xperia 1 Ⅳ Gaming Edition」を展示していた。10月14日に発売するというこの商品に付属するゲーミングギアは、冷却ファンとマルチポートを備え、ハイパフォーマンスなゲームのプレイや、配信を快適にする機構を搭載しているという。開発は、プロのeスポーツプレイヤーとともに行ったそうだ。

↑Xperia 1 Ⅳ Gaming Edition。動作状況を示すデモ展示があった

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

ゲームプレイもゲーム配信も存分に楽しめる! “ゲーム”に特化した「Xperia 1 IV Gaming Edition」発表……「Xperia 1 IV(SIMフリーモデル)」も

ソニーは、「Xperia 1 IV Gaming Edition」「Xperia 1 IV(SIMフリーモデル)」を発表しました。

 

Xperia 1 IV Gaming Editionは、ゲームプレイヤーとゲーム配信者向けの様々な機能を実装したXperia 1 IV。

 

ゲームプレイヤー向けには、ゲーム用に作られたγチューニングで、暗いシーンを意図的に明るく表示し、隠れている敵や障害物の視認性を高める「L-γ レイザー」、帯域ごとの音量調整で、勝つために必要な特定の音を際立たせる「オーディオイコライザー」、ヘッドセットの形状に特化したマイクチューニングで雑音を除去する、ボイスチャットマイクの最適化などを搭載しています。

↑L-γ レイザー

 

ゲーム配信者向けには、最大120fpsのなめらかな映像で記録する「120Hz ハイフレームレート録画」や、ボタンを押した約30秒前から録画される「RT レコード」機能などを搭載。また、「ゲームエンハンサー」から簡単にゲームプレイのライブ配信が可能で、視聴者のコメントをオーバーレイで表示することができるほか、配信時の画面レイアウトも簡易的にカスタマイズ可能です。

 

Xperia 1 IV Gaming Editionの発売は10月14日、市場想定価格は19万円前後です。

 

Xperia 1 IV(SIMフリーモデル)は、ブラック、アイスホワイト、パープルのカラーバリエーションで、RAMが16GB、ROMが512GBと、現在各キャリアで発売中の「通信事業者モデル」(RAM12GB/ROM256GB)よりも増えているのが特徴です。

 

環境に配慮した新パッケージを採用し、竹やさとうきび、市場で回収したリサイクル紙を由来とする、同社独自開発のオリジナルブレンドマテリアルを使用しています。

 

Xperia 1 IV(SIMフリーモデル)の発売は9月16日、市場想定価格は17万5000円前後です。

独自の冷却システムでゲームを快適に! LAN接続も可能なゲーミングギア「Xperia Stream for Xperia 1 IV」

ソニーは、Xperia 1 IVに装着して使用するゲーミングギア「Xperia Stream for Xperia 1 IV」を発表しました。

 

同製品は、「Total cooling system」を搭載し、独自構造による気流でスマートフォン両面の効果的な冷却が可能。背面の一部をペルチェで冷やす方式よりもフレームレートが落ちにくく、パフォーマンスの持続性にも優れています。また、新UIの「ゲームエンハンサー」により、熱の状況に応じた効率的なファン制御が可能です。

 

デザインは、eスポーツチーム「SCARZ」が監修を行い、FPSゲームプレイヤーによって分かれる、4本指、5本指での持ち方をどちらも想定した、長時間プレイしても持ちやすい形状を考案。ギアの着脱はカバー型の簡単な構造で設計しているので、普段はスマートフォンとして、使いながら、ゲームをするときだけギアを装着することができます。通信影響も考慮し、無線インターネット通信のパフォーマンスが下がることがないかを、確認しながら設計されています。

 

3.5mmオーディオジャック、HDMIポート、LANポート、充電用USBポートの、4つのポートを搭載。HDMIポートはFHD 120Hz出力。LAN接続により、大会さながらの安定接続で、快適にゲームプレイが可能です。

 

発売は10月14日、市場想定価格は2万4000円前後です。

ライトゲーマーが導入すべき、おすすめゲーミングデバイスは? 買う際のコツも解説

コロナ禍を通して家で過ごす時間が長くなったことを契機に、ゲームをプレイするようになったライトゲーマーが増えています。この記事では、そんなライトゲーマーに向け、プレイ環境を整えるために投資すべきゲーミングデバイスを紹介します。多彩なゲーミングデバイスが発売されている昨今、何から買って良いのか迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

 

FPSやMMOプレイヤーには必需品の「ゲーミングキーボード」

PCでゲームをプレイするなら、まず手を出したいのがゲーミングキーボードでしょう。キーが光るなど特徴的なデザインに目が行きがちですが、多数のキーの同時押しに対応していたり、独自のショートカットボタンを搭載していたりと、通常のキーボードにはない機能を備えています。キーボード操作が多いFPSやMMOといったジャンルのゲームプレイヤーにとっては、必需品ともいえるアイテムです。

↑一瞬の入力の速さで差が出るようなゲームの場合、自分に合ったキーボードは必須

 

キーボードは大まかに、キーボード内部の仕組みが異なる3つの方式があり、それぞれ異なった特徴があります。ローコストで小さな力でも押下しやすいメンブレン式、機械らしさを感じさせる独特の打鍵感が特徴のメカニカル式、押下時にほとんど音が鳴らない静音性とヌルッと沈む打鍵感がたまらない静電容量無接点方式です。

 

このうち、多くのゲーミングキーボードで採用されているのがメカニカル式。メカニカル式キーボードには、赤軸・青軸・茶軸・黒軸などと、キーの下に内蔵されている「軸」の種類が複数あり、色ごとに異なる特徴を持っています。たとえば、赤軸を採用したキーボードは打鍵音が静かで軽めのキータッチが可能、一方で青軸は強い打鍵感があり、キーを押した際の抵抗が強いといった違いがあります。

 

メカニカル式キーボードは製品のラインナップが豊富なうえ、上記のような特徴の違いがあるため、量販店のキーボード売り場をタッチして回っているだけでも楽しくなります。実際に製品を見て、試し打ちしながら、自分の肌に合うものを買うのが良いでしょう。

 

ちなみに、筆者の個人的なおすすめは赤軸です。打鍵感が軽いため長時間タイピングを続けていても疲労をあまり感じず、ゲームはもちろん仕事用にも使い回しやすいのがその理由。また、打鍵感のクセがほかの軸に比べて少ないので、ゲーミングキーボードを初めて使う人には扱いやすい軸だと考えています。

↑このようにキーキャップを外すと赤軸が見えるのが、いわゆる赤軸キーボード。写真はCFD販売から発売された「GG-K/92-01WIRED-RED」のリリースから

 

映画鑑賞などにも使える「オーディオ機器」

昨今のゲームは、迫力ある音をウリにするタイトルが多くなりました。それゆえ、オーディオ機器の品質を上げるのも良いゲーム環境を整えるのに必要な要素といえます。手っ取り早いところだと、ヘッドホンを使って耳元で音を鳴らすのが、ゲームの迫力を楽しむのにはうってつけですが、それ以外にも選択肢があります。

 

まずは、外付けのスピーカー。たとえば低音用のサブウーファーを搭載した機種では、部屋全体に凄みのある音を響かせてくれます。デスク上の場所を取ること、隣室への音漏れの懸念があることは欠点ですが、ヘッドホンと違って耳を塞ぐことがないので、ユーザーの疲れを招きにくいのも利点です。その利点を買って、筆者も2.1chサラウンドのPC用外付けスピーカーを長年愛用しています。

↑ディスプレイの左右に設置することが多い、外付けのスピーカー

 

近年種類が多いサウンドバーも、音の質を上げるという意味では有用で、スピーカーの代わりになりうるアイテム。こちらは細長い棒状のため設置がしやすく、配線が増えないのが利点です。普段、テレビ画面でゲームをプレイしている人は、映画やドラマ視聴時に使えるのもポイントでしょう。

↑テレビの音質向上のために設置することが多いサウンドバーですが、ゲーム音の迫力を増すためにも使えます

 

このほか、最近ではゲーミングネックスピーカーもあります。これは耳の疲れや隣室への音漏れを抑えながらも、耳に近い場所で迫力ある音を鳴らします。ゲームを取り巻くオーディオ環境はかなり充実していますし、音響環境の改善はゲームプレイ以外の、映画鑑賞などのシーンでも力を発揮するので、力を入れたいところです。

 

 

「ゲーミングディスプレイ」は目へのやさしさを重視したい

PCゲーマーはもちろん、PlayStation 5のようなコンソール機でも活躍するのがゲーミングディスプレイ。製品を選ぶ際、まず気になるのがリフレッシュレートでしょう。リフレッシュレートが高いディスプレイは残像が残りにくく、FPSでは移動する敵への狙いが定めやすくなるなど、ゲームプレイの快適性をアップさせてくれます。

↑ゲームを楽しむうえで欠かせないのがディスプレイ

 

しかし、ゲーミングディスプレイのスペック面で、あえて筆者が気にしたいのは目への負担に配慮した機能をどの程度搭載しているかです。

 

というのも、リフレッシュレートが100Hz(1秒間に100回画面が切り替わる)を超えてくると、体感レベルで差を感じることは人によって困難です。おまけに、それだけ高速のリフレッシュレートを実現するには、ゲーミングPCあるいはゲーム機側が高フレームレートでの出力に対応している必要があり、高価なGPUなどが求められます。つまり、100Hz以上の高リフレッシュレート環境を作り出すにはある程度の投資が必要な一方、ライトゲーマーにとってはそこまでする体感上のメリットがあまりないのです。

 

一方で、長い間画面を見ていると、確実にプレイヤーの目は疲れてきます。だからこそ、ゲーミングディスプレイのブルーライト抑制やフリッカーフリー(画面のちらつきを抑える機能)は重要といえます。近年は多くのディスプレイでこれらの機能が搭載されていますが、第三者認証を取得しているなど、機能の信頼性がより高いものを選ぶのが良いでしょう。

 

また、ゲーミングディスプレイのトレンドとしては、没入感を高める湾曲モデルや、アスペクト比21:9の超横長モデルの存在が挙げられます。これらのディスプレイは、プレイヤーの目の前を画面で埋め尽くしてくれるため、ゲーム世界への没入感はこのうえありません。特殊な画面形状ゆえに価格は安くありませんが、ゲームの世界に深く入り込みたい人は、量販店の店頭などで一度体感してほしいアイテムです。

↑こちらは湾曲タイプのディスプレイ。視界の端まで画面が表示されるような体験が可能です

 

マルチプレイには「ヘッドセット」や「マイク」が必須。マイクは単一指向性のものを

仲間との連携を楽しめるゲームのマルチプレイには、ボイスチャットのためのヘッドセットやマイクが必須です。

 

ヘッドフォンとマイクが一体になっているヘッドセットは、基本的には装着感の良し悪しで選ぶのが良いでしょう。長時間つけるものですし、それがプレイヤーの疲れを増やしているようでは困ります。装着感の好みには個人差が大きいため、量販店などで実際に装着して選ぶことをおすすめします。

↑友人たちとボイスチャットをしながらゲームを楽しむのであればヘッドセットを導入したいところ

 

ヘッドセットを使わないユーザーならマイクを使うことになりますが、この場合は必ず単一指向性のものを選びましょう。単一指向性マイクは一方向の音だけを拾うため、周囲のノイズが入りにくいという特徴があります。キーボードの打鍵音や、スピーカーの音を多く拾ってしまうようだと、ボイスチャットを繋いでマルチプレイを楽しんでいる仲間のプレイヤーに迷惑をかけてしまいます。マイクには、単一指向性のほか、全指向性、双指向性といったものがありますが、ゲームプレイの場合は確認してから買うようにしましょう。

↑マイクを使って、より自分の声を聞こえやすくするのも手

 

ゲームプレイ=座りっぱなし。「ゲーミングチェア」への投資は費用対効果◎

当然のことですが、ゲームプレイ中、プレイヤーはずっと座りっぱなしです。すると、長く座っていても疲れない、高品質なイスを導入するメリットは大きくなります。そこで必要なのが、ゲーミングチェアです。近年非常に人気の高いアイテムであり、クッション性が高いもの、フットレストもついて仮眠までできるものなど、多彩なモデルが発売されています。さらにはゲーミング座椅子まで登場しており、座り心地を求めるゲーマーの多さを表しているといえます。

↑座り心地の悪いイスを使い続けると、腰痛などの原因にもなります。体の負担を減らすためにもゲーミングチェアは検討した方がよいでしょう

 

ゲーミングチェアは安価ではないものがほとんどですが、リモートワークなどゲーム以外の時間の座り心地も改善してくれるので、費用対効果は低くありません。ヘビーなゲーマーでなくとも、家で座っている時間が長い人にはおすすめできるアイテムです。

 

購入前に、店頭で肌に合うか試してみよう

ゲーム人気の向上とともに、ゲーミングデバイスの選択肢は大きく広がりました。そのなかで、全体についていえることは、量販店などで実際に商品を見てから選んでほしいということです。ゲーミングデバイスは視覚、聴覚、触覚といった、人間の感覚に関わるアイテムが多いため、人による好みの差が多く発生します。また、安くない買い物も多いので、買ってから後悔しないためにも、購入の前に一度体感してみたほうがいいでしょう。

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。