次期「Pixel 10」、廃止されていた機能がまさか復活?

Googleは、かつてPixel 4に搭載されていたある機能を次期フラッグシップ機「Pixel 10」シリーズで復活させると報じられています。

↑昔の機能が復活?(画像提供/Amanz/Unsplash)

 

未発表のAndroid製品に詳しいAndroid Authorityによると、Pixel 10シリーズでは「Ambient EQ」機能を「Adaptive tone」に名称を変えて採用する予定とのこと。この機能は、周囲の環境光に応じてディスプレイのホワイトバランス(色温度)を自動調整し、目の負担を軽減するものです。

 

これはアップル製品のTrue Toneに似た機能で、Pixel 5以降では廃止されていましたが、Pixel Tabletに限っては「Adaptive tone」として復活していました。

 

Pixel 10シリーズでは、新たに「ams TMD3743」という環境光・色センサーを搭載し、折りたたみモデルを除く全機種でこの機能が利用できる見通しです。逆に言えば、Pixel 9やPixel 8シリーズは必要なセンサーを搭載していないため、この機能は利用できないと考えられます。

 

ただし、Pixel 4ではホワイトバランスの調整精度に課題があり、Pixel Tabletでも完全とは言えませんでした。Googleがそれらの課題をどれだけ克服し、Pixel 10でより優れた性能を実現できるかに注目が集まります。

 

なお、写真の色再現や編集にこだわる場合は、「Adaptive tone」機能をオフにすることが推奨されます。色温度の自動調整により、画像の見え方に影響が出る可能性があるためです。

 

Source: Android Authority

via: Android Police

次期「Google Pixel 10 Pro」の試作機が流出! 現行モデルとそっくりだけど…

Googleの次期フラッグシップスマートフォン「Pixel 10 Pro」の初期プロトタイプとされる実機が、中国のSNSで公開されました。これにより、外観デザインや内部仕様、搭載チップに関する詳細な情報が明らかになっています。

↑現行モデルとの違いは何?(画像提供/Samuel Angor/Unsplash)

 

この情報は、未発表デバイスのリークで知られるアカウント「Mystic Leaks」が転載したもの。今回の端末は「Pixel 10 Pro」のDVT1.0(デザイン検証テスト)段階の試作機とされています。

↑今回流出した画像の一部(出典/Mystic Leaks)

 

外観はPixel 9 Proと非常によく似ていますが、いくつかの細かな変更点が確認できます。

 

  • USB-Cポートの左右にスピーカーとマイク用の対称的な切り欠きが配置されている

  • SIMカードトレイが本体左上端に移動している

  • カメラバーはやや厚くなり、カバーガラスが端まで広がっている

  • 本体はわずかに薄型化している可能性があるものの、カメラバーの出っ張りはより大きくなっている

  • 試作機識別用のロゴが背面に刻印されている

 

また、端末情報を表示するアプリ上では、開発コードネームが「Blazer」、RAMが16GB、ストレージが256GBであることも確認されています。搭載チップは「Tensor G5」で、構成はCortex-X4が1コア、Cortex-A725が5コア、Cortex-A520が2コアという8コア構成です。

 

なお、画面上には「5nm」との表示がありますが、Tensor G5はTSMCの3nmプロセス「N3E」で製造されると見られており、これは誤表示の可能性があります。

 

こうした情報を総合すると、外観上は大きな変化がない一方、内部チップの進化によって、AI処理やカメラ性能の向上が期待されるモデルとなりそうです。

 

Source: Mystic Leaks

via: 9to5Google

「Android Auto」が進化! Googleマップをメーター内に表示する新機能を追加

Googleは、Android Auto対応車種のデジタルメータークラスター(メーター内ディスプレイ)に、Googleマップのナビゲーション情報を直接表示する新機能を追加しました。

↑対応車種ではメーター内にGoogleマップのナビ情報を表示できる(画像提供/David Moffatt/Unsplash)

 

これまでAndroid AutoでGoogleマップを使用する際には、主にメインディスプレイに方向指示が表示され、音声ガイドで曲がるタイミングや警告が伝えられていました。しかし今回のアップデートにより、対応車種では運転席前のメーター内にも以下の情報が表示されるようになります。

 

  • 現在の進行方向や次の案内指示

  • 到着予想時刻、目的地までの距離、所要時間

  • レーン案内

 

この機能は、2024年にAndroid Automotive(車載OS)に追加された機能に似ていますが、Android Autoはさらに一歩進んでおり、ルート案内の詳細がメーター内に直接表示される仕様となっています。そのため、メインディスプレイへ視線を移す必要がなく、安全性の向上につながります。

 

また、音声案内をオフにしても、必要な情報をすぐに確認できる点も魅力。

 

とはいえ、この機能にはいくつかの制限があります。まず、Polestar 2などの一部車種でのみ利用可能であること、またデジタルメーターやLEDディスプレイを備えた車両が前提となっていることです。さらに、一部の表示が他の情報に重なって見えづらくなる場合がある点や、対応車種が現在のところ明確にされていない点にも注意が必要です。

 

それでも、実装されれば運転中の利便性と安全性を大きく向上させるアップデートであることは間違いありません。今後、より多くの車種が対応することに期待です。

 

Source: 9to5Google

次期「Pixel 10」シリーズ、6月27日に極秘イベントで先行発表!?

Googleはこれまで夏から秋頃にPixelスマートフォンの最新モデルを発表してきました。しかし、2025年は6月末に発表される可能性が高まっています。

↑コアなファンだけに先行発表?(画像提供/Amanz/Unsplash)

 

Android情報サイトのAndroid Policeによると、GoogleはPixelの熱心なファン(Pixel Superfans)向けに、「Pixel Penthouse」という限定イベントを6月27日に開催するとのこと。このイベントの招待状には製品名こそ書かれていないものの、「今後登場するデバイス」と記載されており、Pixel 10シリーズが発表されるのではないかと推測されています。

 

例年より2〜3か月ほど前倒しの発表となりますが、廉価モデルのPixel 9aも、前モデルのPixel 8aより1か月以上も早い3月に発表されていました。また最近では、「Pixel 10 Pro」のCM撮影現場が目撃されており、正式発表が間近に迫っていても不思議ではありません。

 

さらに、次期Android 16の正式リリースも大幅に早まり、2025年6月に予定されていることをGoogle自らが認めています。この動きもPixel 10シリーズの発表・発売に合わせるためではないかと推測されている次第です。

 

Pixel 10シリーズでは、メインチップの製造元が従来のサムスンからTSMCに切り替えられ、性能の向上や発熱の抑制、バッテリー持ちの改善などが期待されています。また、カラーバリエーションに関する情報も先日流出していました

 

このイベントは、25名限定のクローズドなもので、Pixelグッズの提供やGoogleスタッフとの交流も予定されているそう。当日、どのような発表があるのか、期待して待ちたいところです。

 

Source: Android Police

iPhoneからAndroidへのeSIM転送がラクになる!? iOS 19に新機能か

iPhoneからAndroidスマートフォンへ乗り換える際、面倒な作業の一つがeSIMの移行。しかし、この作業をワイヤレスで簡単に行えるようにする新機能が準備中のようです。Googleの最新ベータ版(Android 16 QPR1)のコード解析から明らかになりました。

↑乗り換えの手間が減りそう。

 

この情報は、Android OSに詳しいMishaal Rahman氏が報告しています。現在のAndroidデバイス同士では、Googleの「SIMマネージャー」を利用してeSIMの転送ができますが、今回の新たな文字列では、iPhoneからAndroidへのeSIM転送に対応する機能が追加されることが示されています。

 

具体的には、iOSの「iPhoneを転送またはリセット」メニューに、「Androidに転送」という新しいオプションが加わる見込み。また、ワイヤレス転送を行うには、移行元のデバイスがiOS 19を実行している必要があるとも記載されています。

 

この新機能の登場は、Appleが6月のWWDC(世界開発者会議)でiOS 19を発表すると見られているタイミングと一致。現在のGoogle SIMマネージャーでは、QRコードを使ってeSIMを移行しますが、iOSからの移行でも同様の方式が採用される可能性があります。

 

なお、AppleとGoogleがこのような機能で協力するのは極めて珍しいこと。そのため、通信キャリアからの要請が背景にあるとも考えられます。今のところ、GoogleがiPhoneへのeSIM転送機能を開発しているかどうかは確認されていませんが、両社が協力しているのであれば、今後その逆方向の転送が実現すると期待できそうです。

 

Source: Android Authority

Google、ついにPixel向けチップの製造委託先をTSMCに切り替え!

Googleが、半導体受託生産の世界最大手であるTSMCと長期契約を結び、今後のPixelスマートフォン向けメインチップの製造を委託する予定であると報じられています。

↑TSMCにスイッチ

 

台湾の電子業界誌・DigiTimesによると、Googleは2025年の「Pixel 10」シリーズ以降、独自開発のTensorチップの製造委託先をサムスンからTSMCに切り替える方針を固めたとのこと。これにより、TSMCとの協力関係は少なくとも「Pixel 14」世代まで約3~5年続くと予想されています。

 

Googleは初代Tensorチップ(Pixel 6シリーズに搭載)の投入以来、サムスンへの製造依存を続けてきました。しかし、サムスンは最新の自社製Exynosチップで歩留まり(良品率)の低さや製造の遅れが指摘されており、Googleがより信頼性の高いTSMCへの切り替えを決断したとみられています。

 

最初のTSMC製Tensorチップは、TSMCの3nmプロセス(N3E)で製造される予定。これにより、従来のサムスン製4nmプロセス製チップに比べて、バッテリー効率・発熱・性能面での大幅な改善が期待されています(それらは従来のTensorチップで批判の的になっていました)。

 

新しい「Tensor G5」チップには、Cortex-X4、Cortex-A725、Cortex-A520といった構成のCPUコアに加えて、Google独自のTPUも搭載される見通し。なかでもTPU(Tensor Processing Unit)の改善は、音声入力や写真処理など、端末内でのAI処理の強化に直結すると考えられています。

 

ただし、チップの製造プロセスが進化しても、必ずしも劇的な性能向上が保証されるわけではありません。それでも、歴代Pixelスマートフォンが抱えてきたバッテリー持ちや発熱の課題を考慮すれば、Pixel 10シリーズには、より快適に安心して1日中使えるデバイスに進化してほしいです。

 

Source: DigiTimes

via: Gizmochina

新色登場!? 次期「Pixel 10シリーズ」のカラバリが流出

次期Pixel 10シリーズは現行モデルとほぼ同じデザインになると予想される中、非折りたたみの「Pixel 10」「Pixel 10 Pro」「Pixel 10 Pro XL」のカラーバリエーションが流出しました。

↑何色が来るのか?(画像提供/Samuel Angor)

 

主にスマートフォンなどの未発表製品に関する情報で知られるMystic Leaks氏によると、Pixel 10(標準モデル)のカラバリは次の通りです。

 

  • Obsidian(ブラック)

  • Blue(ブルー)

  • Iris(パープル)

  • Limoncello(イエロー)

 

「Obsidian」は定番の黒色で、他の情報源も同じことを述べていました。「Limoncello」は従来のPorcelain(白系)に代わる明るい色に位置づけられる可能性があり、最終的な名称は変更されるかもしれません(過去にはLemongrass(レモングラス)という名前が使われたことがあります)。一方、「Iris」はPixel 9aに続く紫系の色。「Blue」は昨年はスキップされていましたが、久々の復活となりそうです。

 

Pixel 10 ProとPro XLのカラーは、次の通りです。

 

  • Obsidian(ブラック)

  • Green(グリーン)

  • Sterling(グレー)

  • Porcelain(ホワイト)

 

こちらは「Obsidian」と「Porcelain」が定番色です。「Sterling」はグレー系で、Pixel 9 ProのHazel(ヘーゼル)に近い落ち着いた色合い。「Green」はより鮮やかな色合いになることが期待されます。

 

以上をまとめると、Pixel 10標準モデルは鮮やかな色が多く、エントリーモデルらしいカラフルさ。かたやProとPro XLは例年通りの定番色や落ち着いた中間色が中心となり、プレミアム感を重視したラインナップとなるようです。特に「Limoncello」などの新色がどうなるのか、続報を待ちたいところです。

 

Source: Mystic Leaks

via: 9to5Google

もう見ちゃった? 次期「Pixel 10」のCM撮影現場の画像が流出!

Googleの次期スマートフォン「Pixel 10」のCM撮影現場が目撃され、その様子や実機画像がSNS上で拡散されています。

↑次期「Pixel 10」のCM撮影現場が目撃された

 

Xアカウントの@MarksGonePublicは、カナダ・バンクーバーで行われた「Google Pixel 10のフルスケール広告撮影」の映像をシェアしました。撮影現場には広告用のストーリーボード(絵コンテ)が堂々と掲示されており、「Pixel 10」の表記やGoogleらしいビジュアルが確認できます。

 

撮影現場で目撃されたデバイスには、カメラ部分にフラッシュと温度センサーらしき二つの円が確認されており、「Pixel 10 Pro」または「Pixel 10 Pro XL」であると推測されています。その理由は、Pixel 8 Pro以降の非折りたたみProモデル全てに温度センサーが搭載されているから

 

【Pixel 10の広告撮影の様子(@MarksGonePublic)】

 

Pixel 10シリーズのキャッチコピーは「Ask more of your phone」(スマホにもっと質問して)になる見込みです。広告内容はカメラ機能に重点を置いており、「Add me」(集合写真に後から人物を追加)といったPixelならではのAI機能をアピールする構成になっているようです。

 

絵コンテでは、電源ボタンや音量ボタン、カメラレンズ、背面の外観がはっきり描かれており、Pixel 9 Proと大きな違いは見られません。全体として外観は前モデルとほぼ同じに見えます。

 

また、実機画像では黒(Obsidian)カラーのモデルが遠目から撮影された様子が確認できます。こちらもPixel 9 Proのデザインを継承している可能性がありそう。

 

Pixel 10シリーズは、Pixel 9シリーズと同様に8月頃に発表・発売されると噂されています(参考)。発売まであと数か月とみられており、今後の続報に注目が集まりそうです。

 

Source: @MarksGonePublic (X)

via: 9to5Google

凄いコラボ! XREAL、Android XR向け次世代スマートグラス「Project Aura」を発表

AR(拡張現実)企業のXREALは、Google I/O 2025において、Googleおよびクアルコムと戦略的パートナーシップを結び、その一環として次世代スマートグラス製品「Project Aura」を発表しました。

↑かっこよく没入できそうな「Project Aura」(画像提供/XREAL)

 

このデバイスは、Android XRプラットフォームとクアルコムのSnapdragon XRチップを搭載しており、Google PlayストアのアプリやGemini AIアシスタントを利用することができます。

 

Project Auraは、Android XRとして初めて「光学シースルー(OST)型」を採用したXRデバイス。サングラスのような透明レンズ越しに現実世界を見ながら、通知やナビゲーションなどの情報を重ねて表示することができます。視野角は70度と広く、従来のスマートグラスよりも高い没入感を実現しています。

 

また、前面には三つのカメラを搭載しており、空間認識や6DoF(3次元空間における6軸動作)のトラッキング、写真や動画の撮影が可能。マイクやスピーカーも内蔵されており、ハンズフリーで操作や情報取得が行えます。

 

本体は軽量かつスリムに設計されていますが、使用するにはスマートフォンなどとの有線接続が必要。この構成により、本体のバッテリーや処理能力への負担を抑えながら、長時間の利用を実現しています。広い視野角とGeminiとの連携により、直感的で没入感のあるウェアラブル体験が可能となります。

 

Gemini AIと連携することで、音声操作やリアルタイム翻訳、通知の表示、地図情報の重ね合わせなど、AIによるサポートが受けられます。

 

さらに、Gentle MonsterやWarby Parkerといった有名アイウェアブランドとの提携により、デザイン性にも力を入れています。

 

今後の展開については、6月に開催される国際カンファレンス「Augmented World Expo(AWE)」でさらなる詳細が発表される予定です。まずは開発者向けに提供され、一般向けの発売は2025年後半から2026年初頭にかけて見込まれています。

 

なお、Googleはすでにサムスンと提携してXRヘッドセット「Project Moohan」を発表していますが、AuraもMoohanも価格は未定。コストを抑えて、広く普及しやすい価格帯になると期待したいところです。

 

Source: PR Newswire

via: Android Central, The Verge

「Google 翻訳」、iPhoneとiPadでデフォルト設定可能に

最新版の「Google 翻訳」が、iPhoneやiPadで標準の翻訳アプリとして設定できるようになりました。

↑iPhoneやiPadでGoogle 翻訳をデフォルトに設定できるようになった。

 

これまで、iPhoneやiPadではGoogle 翻訳を標準の翻訳アプリとして選ぶことはできず、内蔵された純正の翻訳アプリを使用する必要がありました。しかし今回のリリースにより、iOS 18.4またはiPadOS 18.4をインストールしたiPhoneやiPadでは、Google 翻訳を標準の翻訳アプリに設定することができます。

 

標準の翻訳アプリを変更するには、まずGoogle 翻訳アプリの最新版をインストール。その後に設定アプリを開き、アプリ→標準アプリ→翻訳を選び、アップルの翻訳アプリの代わりにGoogle 翻訳を選択します。

 

iOS 18.4およびiPadOS 18.4では、ユーザーが他社の翻訳アプリをデフォルトとして選択できる機能が追加されました。翻訳アプリだけでなく、標準のメール、メッセージ、通話、ブラウザ、パスワードアプリを変更することも可能。ヨーロッパでは、標準のナビゲーションアプリにGoogle マップを選択することもできます。

 

筆者はGoogle 翻訳を日常的に使っているので、今回の変更はありがたい限り。将来的にはChatGPTやGeminiなどのAI翻訳も、標準設定できるようになってほしいですね。

 

Source: MacRumors

「Google 翻訳」、iPhoneとiPadでデフォルト設定可能に

最新版の「Google 翻訳」が、iPhoneやiPadで標準の翻訳アプリとして設定できるようになりました。

↑iPhoneやiPadでGoogle 翻訳をデフォルトに設定できるようになった。

 

これまで、iPhoneやiPadではGoogle 翻訳を標準の翻訳アプリとして選ぶことはできず、内蔵された純正の翻訳アプリを使用する必要がありました。しかし今回のリリースにより、iOS 18.4またはiPadOS 18.4をインストールしたiPhoneやiPadでは、Google 翻訳を標準の翻訳アプリに設定することができます。

 

標準の翻訳アプリを変更するには、まずGoogle 翻訳アプリの最新版をインストール。その後に設定アプリを開き、アプリ→標準アプリ→翻訳を選び、アップルの翻訳アプリの代わりにGoogle 翻訳を選択します。

 

iOS 18.4およびiPadOS 18.4では、ユーザーが他社の翻訳アプリをデフォルトとして選択できる機能が追加されました。翻訳アプリだけでなく、標準のメール、メッセージ、通話、ブラウザ、パスワードアプリを変更することも可能。ヨーロッパでは、標準のナビゲーションアプリにGoogle マップを選択することもできます。

 

筆者はGoogle 翻訳を日常的に使っているので、今回の変更はありがたい限り。将来的にはChatGPTやGeminiなどのAI翻訳も、標準設定できるようになってほしいですね。

 

Source: MacRumors

Google、約10年ぶりにロゴを変更。生成AI時代へのシフトを象徴?

Googleは約10年ぶりに、頭文字「G」のロゴデザインをリニューアルしました。この変更は2025年5月12日に複数の海外メディアで報じられ、現在は段階的に展開されています。

↑左が旧バージョン、右が新バージョン。色の分け目がグラデーションになりました。

 

これまでの「G」ロゴは、2015年9月に導入されたものでした。当時、Googleのロゴ全体は「Product Sans」と呼ばれるモダンな書体に刷新され、それに伴って「G」も、青い背景に白い小文字の「g」から、赤・黄・緑・青の4色を使った円形アイコンに変更されていました。

 

今回の新しいロゴは、米9to5Googleが最初に発見したものです。最大の特徴は、色の表現方法が変わったこと。これまでと同様に赤・黄・緑・青の4色を使用していますが、それぞれを明確に分けるのではなく、柔らかなグラデーションで自然につながるデザインに変わっています。形状自体は以前とほぼ同じでありながら、より現代的な印象を与える仕上がりとなっています。

 

この新しい「G」ロゴは、すでにiOS版およびAndroid版のGoogleアプリに適用されています。また、Googleは生成AIサービス「Gemini」のロゴにも同様のグラデーション表現を採用しています。最近ではGoogleアシスタントをGeminiへと置き換える動きも進んでおり、今回のロゴ変更は、AI時代へのシフトを象徴する一環なのかもしれません。

 

Source:9to5Google

Google、約10年ぶりにロゴを変更。生成AI時代へのシフトを象徴?

Googleは約10年ぶりに、頭文字「G」のロゴデザインをリニューアルしました。この変更は2025年5月12日に複数の海外メディアで報じられ、現在は段階的に展開されています。

↑左が旧バージョン、右が新バージョン。色の分け目がグラデーションになりました。

 

これまでの「G」ロゴは、2015年9月に導入されたものでした。当時、Googleのロゴ全体は「Product Sans」と呼ばれるモダンな書体に刷新され、それに伴って「G」も、青い背景に白い小文字の「g」から、赤・黄・緑・青の4色を使った円形アイコンに変更されていました。

 

今回の新しいロゴは、米9to5Googleが最初に発見したものです。最大の特徴は、色の表現方法が変わったこと。これまでと同様に赤・黄・緑・青の4色を使用していますが、それぞれを明確に分けるのではなく、柔らかなグラデーションで自然につながるデザインに変わっています。形状自体は以前とほぼ同じでありながら、より現代的な印象を与える仕上がりとなっています。

 

この新しい「G」ロゴは、すでにiOS版およびAndroid版のGoogleアプリに適用されています。また、Googleは生成AIサービス「Gemini」のロゴにも同様のグラデーション表現を採用しています。最近ではGoogleアシスタントをGeminiへと置き換える動きも進んでおり、今回のロゴ変更は、AI時代へのシフトを象徴する一環なのかもしれません。

 

Source:9to5Google

Google、Pixel端末の“画面ちらつき問題”にコメント。年内に改善あるかも

Google Pixelスマートフォンのディスプレイには、有機ELパネル特有のPWM(パルス幅変調)調光方式が採用されています。ここから生じる問題について、今後Googleが改善に乗り出す可能性が明らかになりました。

↑Mike Mareen/Adobe Stockより。少なくとも次期モデル「Pixel 10」シリーズでは改善がありそうです。

 

PWM調光とは、画面の明るさを調整する際にディスプレイを高速で点滅させる技術です。目には見えませんが、PWMの周波数が低すぎると無意識レベルでちらつきを感じやすくなり、ユーザーの体質によっては頭痛や目の疲れなどの健康被害を引き起こすことが知られています。この問題は、周波数を引き上げることで起きにくくなります。

 

Pixel 9aを含むGoogleの現行モデルに関して言えば、PWMの周波数は240Hz〜480Hzと比較的低めであり、この点は以前からたびたび指摘されていました。たとえば他メーカーの「Honor 200 Pro」では3840Hz、サムスンのGalaxy S24シリーズ以降では492HzのPWMが採用されており、いずれもGoogleのPixelデバイスよりも高いと言えます。

 

このような状況のなか、Googleの担当者はAndroid Authorityの取材に対し、「社内でこの問題を認識しており、現在調査中です。年内に何らかのアップデートが期待できます」と明言しました。Googleがこの問題に対して前向きな姿勢を示したのは今回が初めてです。

 

詳細はまだ明らかではありませんが、この発言は次期「Pixel 10」シリーズでPWM周波数が改善される可能性を強く示唆しています。なお、PWMのちらつきを抑える改善はソフトウェアでもある程度対応可能ですが、効果的な解決にはハードウェアの見直しが必須です。

 

あわせて、ディスプレイのちらつきを低減する「フリッカー低減モード」や「DC調光」(発光素子に流す電流の量を連続的に調整する方式)といったアクセシビリティ機能の追加も期待されています。これらの機能は、すでにMotorola、OnePlus、Xiaomiなどのスマートフォンに導入済みです。

 

Pixel 10シリーズは2025年8月ごろの発売が見込まれており、今後数ヶ月のうちにさらなる詳細が明らかになると予想されます。

 

Source:Android Central

via:9to5Google

スマートホームとは? 3大メリットから活用方法まで専門家が徹底解説【2025年最新版】

スマートホームとは、インターネットを通じて遠隔操作できる家電や住宅設備を備えた住まいのこと。この記事では、その魅力やメリット・デメリット、必要な機器、活用事例などについて、IT・家電ジャーナリストの安蔵靖志さんに解説していただきます。

↑どうしたらスマートホームにできるの?

 

スマートホームとは

スマートホームは、BluetoothやWi-Fiなどの通信機能を使って住宅内の家電やセンサー、設備などが相互に連携し、スマホアプリや音声アシスタントを内蔵するスマートスピーカーなどを用いて家のさまざまな機能を管理・制御・自動化できる機器やサービスの総称です。

 

既存の家電を遠隔操作できるようにするスマートリモコンを使ってエアコンを外出先から操作したり、既存の玄関錠に取り付けるスマートロックによってカギなしで玄関ドアを開閉できるようにしたりと、日々の暮らしをより便利で快適にできるのが魅力です。

 

スマートホーム機器は、「単体でスマホアプリなどから操作できるスマート家電」「既存の家電や設備をスマート化(スマートホームに対応)する機器」の二つに大きく分かれます。

 

スマート家電はWi-Fi通信機能を内蔵することでインターネットに接続し、スマホアプリやスマートスピーカーなどから遠隔操作や自動化が可能。エアコンなどはスマート化が進んでいるカテゴリーの一つですが、導入するためには買い替えや新規購入が必要になります。

 

他方、既存の家電や設備をスマート化する製品にはスマートリモコンやスイッチロボットなどがあります。スマートリモコンの場合、赤外線リモコンによる操作が可能な機器や設備なら、ほぼすべてスマホアプリから操作できるようになるため、買い替えが不要。スイッチロボットを使えば、照明スイッチや給湯機器のスイッチなどを遠隔操作で押せるようになります。

 

今後は多くの機器や家電がスマートホームに対応していくと思われますが、スマートホーム化のためにわざわざ家電や設備を買い替えたくないという人には、こうした既存の物をスマート化する機器を導入するのが最も近道でしょう。

 

スマートホームの普及を加速させる「Matter」

スマートホームはアマゾンやグーグル、アップルなどの企業がそれぞれ独自企画を打ち出したことで互換性が乏しかったこともあって、普及がまだまだ進んでいない状況にあります。しかし、国際的な規格団体であるCSA(Connectivity Standards Alliance)が2022年にスマートホーム共通規格「Matter(マター)」を策定したことで共通化が進み始めました。CSAには多くのスマートホーム関連企業が参画しており、今後さらなる普及が進むと考えられます。

 

スマートホームの導入に必要な機器

↑スマートディスプレイで照明を明るくしてみよう。

 

スマートホームの導入に必要な機器を具体的に紹介していきましょう。

 

スマートリモコン

既存の家電をスマート化するだけでなく、さまざまな機器をインターネットに接続する「ハブ」の役割も担うのが、スマートリモコンです。家電を赤外線で操作する学習リモコン機能に加えて、温湿度センサーや照度センサーなどによって室内環境をセンシング(感知)できる機能を備える製品もあります。

 

また、スマートホーム機器の中には単体でインターネットに接続できず、Bluetooth通信経由でスマホと連携する製品があります。スマートリモコンはそのような機器を遠隔操作するためのハブとして機能する場合もあります。

↑SwitchBotのスマートリモコン「SwitchBot ハブ2」(直販価格9980円)。

 

スマートスピーカー/スマートディスプレイ

音声アシスタントを搭載し、声で家電や設備を操作できるようにしてくれるのがスマートスピーカーとスマートディスプレイです。

 

プラットフォームは大きくアマゾン、グーグル、アップルの3社に分かれており、アマゾンは「Amazon Alexa」アプリに対応する「Amazon Echo」シリーズ、グーグルは「Google Home」アプリに対応する「Google Nest」シリーズ、アップルは「ホーム」アプリに対応する「Home Pod」シリーズを展開しています。

↑アマゾンのスマートディスプレイ「Echo Show 8」(直販価格2万2980円)。

 

どのスマート家電もスマホアプリで機器を管理・操作できて、スマホの音声アシスタント機能を利用することで音声操作もできるため、スマートスピーカーやスマートディスプレイは必須ではありません。

 

しかし、ハンズフリーで音声操作したり、音楽やラジオを聴いたり、離れた家族との遠隔コミュニケーションや見守りに利用できたりと、スマートスピーカーやスマートディスプレイにはさまざまなメリットがあります。

 

おすすめのスマートホーム機器

各メーカーのスマートホーム機器は、そのメーカーが用意するスマートホーム管理アプリで管理および操作ができるようになっています。

 

アマゾン、グーグル、アップルのプラットフォームと連携することで、Amazon AlexaアプリやGoogle Homeアプリ、ホームアプリなどで一括管理ができるものの、メーカーごとのアプリのほうがより細かい操作が可能です。そのため、メーカーが異なる製品をバラバラに購入するよりも、どこかのブランドでまとめたほうが管理しやすくなります。

 

そのような観点から、複数のスマートホーム機器を提供している主要なメーカーを三つ紹介しましょう。

 

1: SwitchBot「SwitchBot」ブランド

スマートリモコンから各種センサー、カメラ、照明、スマートロック、スマートカーテン、ロボット掃除機など、かなり幅広い製品群を展開するスマートホーム機器の大手ブランドです。

 

2: TP-LINK「Tao」ブランド

スマートリモコンから各種センサー、カメラ、照明、スマートドアホン、ロボット掃除機まで幅広く展開するブランドです。

 

3: Aqara「Aqara」ブランド

スマートリモコンから各種センサー、カメラ、照明、スマートカーテン、スマートドアホンなどを展開するブランドです。転倒検知する高度な人感センサーなども販売しているのが特徴です。

 

これらのブランドから一つだけを選ぶ必要はありませんが、自分の用途に合わせて主軸となるブランドを決めることがおすすめです。

 

スマートホームのメリット・デメリット

↑長所は素晴らしいけど、短所はないの?

 

スマートホームのメリットとデメリットを押さえておきましょう。

 

スマートホームの主なメリットは、家の「快適性」「利便性」「安全性」を向上させることです。スマートエアコンを導入すると室内環境を快適に保つことが可能。外出先から家電を遠隔操作することで利便性がアップします。スマートロックやセキュリティカメラなどを導入することで防犯対策を強化し、安全性も高めることができます。具体的な事例については後ほど詳しく紹介します。

 

反対に、スマートホーム導入のデメリットとして挙げられるのが初期コスト。スマート家電もしくはスマート化機器を購入しなければならないうえ、アプリの導入や初期設定が必要になります。スマートホーム機器をスマートスピーカーで利用するために機能を連携させる設定なども必要になり、大きなハードルになることがあります。

 

また、BluetoothやWi-Fi通信がうまく行かなかったり、クラウドサービスに接続できなくなったりするとスマートホーム機器を使えなくなるのもリスクの一つです。

↑導入時にはコストや手間がかかるものの、メリットのほうが圧倒的に大きいようです。

 

スマートホームの活用事例

スマートホームの活用方法を快適性、利便性、安全性の三つの観点から紹介しましょう。

 

【快適性】エアコンの遠隔操作やカーテンの自動化

スマートエアコンの導入もしくはスマートリモコンを利用してエアコンをスマート化することで、快適な住環境を保つことができます。例えば、夏の暑い日に外出先から遠隔操作でエアコンの冷房をオンにすることで帰宅前に室温を下げ、涼しい自宅に帰ることができます。ペットがいる家庭の場合、センサーで室温上昇を検知したら自動的に冷房をオンにするといった使い方もできます。

 

給湯器や床暖房のスイッチにSwitchBotを取り付ければ、帰宅前にお風呂のお湯はりをしたり、部屋を暖めておいたりすることも可能です。

↑SwitchBotの「SwitchBot ボット」(直販価格4980円)。

 

カーテンレールにスマートカーテンを取り付けることでカーテンの開閉を自動化すれば、起床時刻に合わせてカーテンを開けることで日の光によって目覚めることもできます。

↑SwitchBotの「SwitchBot カーテン3」(直販価格8980円)。

 

【利便性】家事の自動化と音声操作

スマートホーム機器を導入すると、家事の自動化や、生活におけるちょっとした利便性の向上なども実現します。

 

例えば、ロボット掃除機を導入することで日々の掃除をお任せできて、帰宅前に遠隔操作で掃除機がけを指示するといった使い方があります。遠隔操作が可能なスマート洗濯機なら、ちょうど帰宅時に洗濯・乾燥が終了するように指示することで、効率的に洗濯物をたたんでしまうこともできるようになります。

↑アイロボットジャパンのロボット掃除機「Roomba 205 DustCompactor」(実勢価格4万9800円)。

 

↑遠隔操作が可能なパナソニックのドラム式洗濯乾燥機「NA-LX129DL」(実勢価格34万8000円)。

 

また、音声アシスタントを搭載するスマートスピーカーやスマートディスプレイ(ディスプレイを搭載したスマートスピーカー)を導入したり、スマホの音声アシスタント機能を利用したりすることで、声をかけるだけで家電を操作することも可能です。

 

例えば、「アレクサ、テレビを消して」「アレクサ、エアコンを消して」などとリクエストすることで、スマホやリモコンを取り出すことなく家電を操作できます。

 

安蔵さんは、給湯器のスイッチに取り付けたスイッチロボットを押す動作を「お湯はり」という命令にして保存することで、「アレクサ、お湯はり」と言うだけでお風呂のお湯はりができるように設定しているそう。「わざわざ離れた場所にある給湯器まで歩いていくことなく、お風呂のお湯はりができるのはかなり便利」と言います。

 

【安全性】防犯強化や熱中症対策

スマートホーム機器は防犯対策や見守りなど安全性向上にもつながります。例えば、屋外や室内にセキュリティカメラを設置することで侵入者や不審者対策ができる一方、スマホと連携できる「スマートドアホン」を導入することで外出先から訪問者を確認したり応対したりできるようになります。

↑Aqaraの「AqaraスマートビデオドアベルG4」(実勢価格1万3000円)。

 

玄関錠に取り付けるスマートロックを導入すれば、カギを持たずに施錠や解錠ができるようになるだけでなく、カギの閉め忘れを防ぐことで侵入者対策にもつながります。指紋認証や暗証番号認証などに対応するスマートロックであれば、子どもにカギを持たせなくて済むため、カギの紛失も未然に防げます。

 

特に一戸建ての場合、侵入者対策のための屋外カメラやスマートドアホン、施錠対策のためのスマートロックの導入がおすすめです。

 

なお、スマートエアコンの導入は家の快適性を向上させるだけではなく、熱中症対策にもつながります。暑い日でも家の中でより安全に過ごすことができるでしょう。

↑SwitchBotのスマートロック「SwitchBot ロックPro」と「SwitchBot指紋認証パッド」のセット(実勢価格2万1080円・税込)。

 

スマートホームに関するよくある質問

↑スマートホームについてもっと教えて。

 

Q: どこから導入すればいい?

A: スマートホームを導入するためには、家電をスマート化できるスマートリモコンの導入から始めましょう。Bluetooth通信機能しか持たないスマートホーム機器を遠隔操作可能にするハブにもなるため、一家に1台は必要です。スマートリモコンは赤外線で家電を操作するため、操作したい家電が設置されている部屋ごとに設置する必要があります。それに加えて、スマートロックやスマート照明など、必要な機器をそろえるといいでしょう。

↑TP-LINKのスマートリモコン「Tapo H110」(実勢価格3400円)。

 

Q: 初期費用やランニングコストはいくら?

A: 初期費用はスマートリモコンをはじめとして、必要な機器の購入費がかかります。スマートホーム機器の遠隔操作はアプリやクラウドサーバー経由で行いますが、基本的にランニングコストはかかりません。ただし、一部の製品については月額費用がかかる場合もありますので、製品を購入する際にはチェックしてみてください。

 

Q: 機器の定期的なアップデートは必要?

A: 各種スマートホーム機器はインターネット経由で遠隔操作ができるため、スマートホームアプリのID・パスワードをしっかりと管理しましょう。また、アプリを定期的にアップデートするだけでなく、アプリに促された場合はスマートホーム機器のファームウェア(本体内ソフトウェア)のアップデートも適宜実施してください。

 

Q: 音声アシスタントが誤作動する場合はある?

A: アマゾンは「アレクサ」、グーグルは「オッケーグーグル」、アップルは「ヘイ、シリ」といったように、「ウェイクワード」と呼ばれるワードで音声アシスタントを呼び出すことができます。

 

このウェイクワードは変更することも可能ですが、どうしても誤作動してしまう場合があります。何も話していないのに「今日の天気は……」などとスマートスピーカーが話し出すなんてこともたまにはあります。

 

ただし、スマートホーム機器を操作するためにはある程度の長さの言葉を話す必要があるため、機器が誤作動してしまうことはほとんどないでしょう。

 

Q: 停電時にスマートホーム機器はどうなる?

A: 停電時には電化製品が作動しないため、スマートホーム機器も使えなくなってしまいます。停電が復旧してネットワーク環境が元に戻ったら、停電前と同じように使えるようになります。

 

【まとめ】最初の一歩を踏み出そう!

これまで見てきたように、スマートリモコンを導入するだけでもスマートホーム生活をスタートできます。最初は数千円もあれば開始できるので、ぜひ快適で利便性が高く、生活の安心・安全性も高められるスマートホーム生活を始めてみてください。

 

【解説者】

安蔵 靖志 Anzo Yasushi

ITジャーナリスト・家電エバンジェリスト。一般財団法人家電製品協会認定 家電製品総合アドバイザー、スマートマスター。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。X

 

スマートホームの今とモノがわかる!「スマートホームの始め方」特集

Pixelスマホにも「ダブルタップで画面オフ」機能が追加か。競合に追随?

Google Pixelスマートフォンにまもなく「ダブルタップで画面オフ」機能が追加される可能性が、Android 16 Beta 4で確認されました。これは、サムスンやOnePlusのAndroidスマートフォンに続く動きとなります。

↑Koshiro K/Adobe Stockより。これまではダブルタップでスリープ解除だけが可能でした。

 

これまでPixelスマホでは「ダブルタップで画面オン(スリープ解除)」は可能でしたが、その逆はできませんでした。現時点では、「Double Tap Screen Off / Lock」などのサードパーティ製アプリを使う必要があります。一方、たとえばサムスンのGalaxyスマホでは、ホーム画面やロック画面の何もないスペースをダブルタップすることで画面オフが可能です。

 

Google Pixelスマホは、AIを活用した通話や撮影など独自機能が高く評価されています。その一方で、他ブランドから移行したユーザーにとっては、期待していた基本的な機能の一部が欠けていることが不満となっており、その代表例が「ダブルタップで画面オフ」機能でした。

 

Android情報サイトAndroid Authorityによると、最新のAndroid 16 Beta 4では「ロック画面をダブルタップして画面オフ」にするジェスチャーを追加する証拠が見つかったとのことです。

 

現時点ではまだ機能が有効化されておらず、設定メニューにも存在しませんが、同サイトは内部的に有効化して実際に動作している様子を動画で公開しています。サムスンなどと同様に、Pixelスマホの画面上の空白部分をダブルタップすることで画面をオフにできるようになっているようです。

 

 

この機能の正式なリリース時期は未定であり、Android 16の安定版リリースに含まれない可能性が高いものの、今後の四半期アップデートで追加されるかもしれません。

 

Source:Android Authority

GeminiとGoogleフォトの連携機能がスタート。まずは一部の国・ユーザー対象

Googleは生成AIの「Gemini」アプリとGoogleフォトの統合機能を、正式にリリースしました。この機能は以前から予告されていましたが、正式にロールアウトが開始されています。

↑Koshiro K/Adobe Stockより。日本でも提供される日を待ちたいところです。

 

この統合機能は、2つのコンポーネントから構成されています。1つは写真・動画検索機能で、バックアップした画像や動画を、以下の条件で検索できます。

 

  • Googleフォトに保存した顔グループまたは人間関係

  • 写真が撮影された場所または日付

  • 写真の内容の説明

  • Geminiモバイルアプリでの現在の会話

 

具体的には、「@Google Photos(Googleフォト)」または「my photos(私の写真)」というプロンプトを使って、次のような検索が可能です。

 

  • アレックスの写真を見つける

  • 昨年の夏の写真を表示

  • 最近の自撮り写真を表示

  • 直近の旅行の写真を表示

  • 風景の写真を見つける

 

2つめは写真に含まれる詳細情報の抽出で、Googleフォト単体の「Ask Photos」(※日本語では未提供)と同じく、写真から重要な詳細情報を抽出できます。

 

  • レナの誕生日パーティーのテーマは何だった?

  • スタンリーのホテルで何を食べた?

  • メキシコシティで食べたものは?

  • 最後の旅行で見たトップ10のものは?

  • 私の運転免許証番号は?

 

これらの検索結果で表示された画像やアルバムをタップするとGoogleフォトアプリが開き、「さらに表示」をタップすると追加の結果が表示されます。

 

なお、本機能を有効にする手順は次の通りです。

 

  1. Geminiアプリを開く

  2. 右上のプロフィールメニューをタップ

  3. 「Apps」を選択

  4. 「Media」までスクロールし、「Google Photos」を有効にする

 

この統合機能は「招待された一部のユーザーを対象に段階的に」ロールアウトされており、現時点では米国のAndroidデバイスのみで利用できます。Geminiアプリで目当ての写真がすぐに探せる便利な機能が、日本語でも提供される日を楽しみに待ちたいところです。

 

Source:Google

via:9to5Google

次期Pixel Watch 4のリーク画像公開!大容量バッテリー搭載かも

2022年にGoogleが初代「Pixel Watch」を発売して以来、歴代モデルではバッテリー持続時間の改善に注目が集まってきました。そんななか、次期「Pixel Watch 4」の新たなリーク情報が登場し、バッテリー容量が大幅に増える可能性が浮上しています。

↑Image:Onleaks/91mobiles。ウェアラブルデバイスとして、バッテリー容量が増えるのはかなり嬉しい変更です。

 

信頼性の高いリーカーOnLeaks氏の情報をもとに、インドメディア91mobilesが公開した予想レンダリング(CG)画像や仕様のリークによると、Pixel Watch 4は以下のような製品となるようです。

 

  • 前モデルのPixel Watch 3と同じく、円形デザインを維持

  • 背面デザインは初代Pixel Watchに似ている

  • ただし、背面の4つのピンがなくなり、ワイヤレス充電に対応する可能性がある(Pixel Watch 3はUSB-C充電)。

  • スピーカーの両側に2つのボタンが追加されていますが、その機能はまだ不明

  • 厚さは14.3mmとなっており、Pixel Watch 3の12.3mmよりも分厚くなっている。これは、より大きなバッテリーを搭載するためと考えられる

  • Pixel Watch 3と同じく、41mmと45mmの2つのサイズで発売される見通し

 

分厚いボディと充電ピンの省略は、Googleがバッテリー持続時間や充電に重きを置いている可能性を示しています。初代Pixel Watchでは、バッテリー持ちの短さがネックでした。仕様上は最大24時間とされていたものの、実際の使用では1日持たないと多くの報告がありました。

 

そのため、同社はPixel Watch 2と3でそれを改善する努力を重ねています。2では、ワイヤレス充電から接触式の充電ピンに切り替えたことで、一部ユーザーからは不評の声も上がりましたが、これにより高い安定性と高速な充電を実現しています。もっとも、充電ピンは時間が経つにつれて摩耗するという弱点も抱えています。

 

さらに、Wear OS 4と5では電力効率が高まり、Pixel Watchは確実に1日持つようになりましたが、サムスンのGalaxy Watch UltraやApple Watch Ultra 2など、競合スマートウォッチの数日間も持続するバッテリーには及んでいません。

 

Googleは来月、「Google I/O」を開催する予定です。その場で、Pixel Watch 4や次期Wear OS 6の詳細を明かすかもしれません。

 

 

Source:91mobiles
via:The Verge

次期Pixel Watch 4のリーク画像公開!大容量バッテリー搭載かも

2022年にGoogleが初代「Pixel Watch」を発売して以来、歴代モデルではバッテリー持続時間の改善に注目が集まってきました。そんななか、次期「Pixel Watch 4」の新たなリーク情報が登場し、バッテリー容量が大幅に増える可能性が浮上しています。

↑Image:Onleaks/91mobiles。ウェアラブルデバイスとして、バッテリー容量が増えるのはかなり嬉しい変更です。

 

信頼性の高いリーカーOnLeaks氏の情報をもとに、インドメディア91mobilesが公開した予想レンダリング(CG)画像や仕様のリークによると、Pixel Watch 4は以下のような製品となるようです。

 

  • 前モデルのPixel Watch 3と同じく、円形デザインを維持

  • 背面デザインは初代Pixel Watchに似ている

  • ただし、背面の4つのピンがなくなり、ワイヤレス充電に対応する可能性がある(Pixel Watch 3はUSB-C充電)。

  • スピーカーの両側に2つのボタンが追加されていますが、その機能はまだ不明

  • 厚さは14.3mmとなっており、Pixel Watch 3の12.3mmよりも分厚くなっている。これは、より大きなバッテリーを搭載するためと考えられる

  • Pixel Watch 3と同じく、41mmと45mmの2つのサイズで発売される見通し

 

分厚いボディと充電ピンの省略は、Googleがバッテリー持続時間や充電に重きを置いている可能性を示しています。初代Pixel Watchでは、バッテリー持ちの短さがネックでした。仕様上は最大24時間とされていたものの、実際の使用では1日持たないと多くの報告がありました。

 

そのため、同社はPixel Watch 2と3でそれを改善する努力を重ねています。2では、ワイヤレス充電から接触式の充電ピンに切り替えたことで、一部ユーザーからは不評の声も上がりましたが、これにより高い安定性と高速な充電を実現しています。もっとも、充電ピンは時間が経つにつれて摩耗するという弱点も抱えています。

 

さらに、Wear OS 4と5では電力効率が高まり、Pixel Watchは確実に1日持つようになりましたが、サムスンのGalaxy Watch UltraやApple Watch Ultra 2など、競合スマートウォッチの数日間も持続するバッテリーには及んでいません。

 

Googleは来月、「Google I/O」を開催する予定です。その場で、Pixel Watch 4や次期Wear OS 6の詳細を明かすかもしれません。

 

 

Source:91mobiles
via:The Verge

Gmailの“書いてくれるAI”が日本語に対応!対象ユーザーは?

Googleは、「文書作成サポート(Help me write)」機能が日本語と韓国語に新たに対応したことを発表しました。

↑Mojahid Mottakin/Adobe Stockより。ビジネスメールの作成が楽になるかもしれません。

 

この機能は、昨年6月から提供が始まっていました。今回の対応により、対応言語の幅がさらに広がったことになります。対象となるのはウェブ版Gmail、Android版、iOS版で、2025年4月7日から最大15日間かけて順次展開されます。

 

「文書作成サポート」は、GoogleのAI「Gemini」がメールの全文を自動で作成したり、既に書かれた文章を改善してくれる機能です。使える主な機能は以下の通りです。

 

  • 下書きの作成:自分の言葉で希望する内容を入力すると、AIがメール本文を生成
  • 返信作成:スレッド内の前後の文脈を理解し、適切な返信を提案
  • フォーマル化:文章のトーンを、より丁寧な表現に変更
  • 詳細追加:メールの内容に、さらなる説明や情報を追加。
  • 短縮:メール文を簡潔にまとめ、コンパクトに調整

 

なお、この機能は無料ユーザーやGoogle One(旧Googleドライブ)のベーシック/プレミアムプランでは利用できません。実際に利用できるのは、以下のユーザーです。

 

  • Business Starter / Standard / Plus
  • Enterprise Starter / Standard / Plus
  • Gemini Education / Education Premiumアドオン利用者
  • Google One AI プレミアムプラン加入者

 

また同時に、Googleドキュメントにおける「文書作成サポート」機能が日本語を含む4言語(イタリア語、フランス語、ドイツ語)に対応したことも発表されました。

 

すべてのユーザーが利用できるわけではありませんが、特にビジネスシーンでのメール作成に悩んでいる方にとっては助けになる機能と言えそうです。

 

Source:Google Workspace公式ブログ(1),(2)

Gmailの“書いてくれるAI”が日本語に対応!対象ユーザーは?

Googleは、「文書作成サポート(Help me write)」機能が日本語と韓国語に新たに対応したことを発表しました。

↑Mojahid Mottakin/Adobe Stockより。ビジネスメールの作成が楽になるかもしれません。

 

この機能は、昨年6月から提供が始まっていました。今回の対応により、対応言語の幅がさらに広がったことになります。対象となるのはウェブ版Gmail、Android版、iOS版で、2025年4月7日から最大15日間かけて順次展開されます。

 

「文書作成サポート」は、GoogleのAI「Gemini」がメールの全文を自動で作成したり、既に書かれた文章を改善してくれる機能です。使える主な機能は以下の通りです。

 

  • 下書きの作成:自分の言葉で希望する内容を入力すると、AIがメール本文を生成
  • 返信作成:スレッド内の前後の文脈を理解し、適切な返信を提案
  • フォーマル化:文章のトーンを、より丁寧な表現に変更
  • 詳細追加:メールの内容に、さらなる説明や情報を追加。
  • 短縮:メール文を簡潔にまとめ、コンパクトに調整

 

なお、この機能は無料ユーザーやGoogle One(旧Googleドライブ)のベーシック/プレミアムプランでは利用できません。実際に利用できるのは、以下のユーザーです。

 

  • Business Starter / Standard / Plus
  • Enterprise Starter / Standard / Plus
  • Gemini Education / Education Premiumアドオン利用者
  • Google One AI プレミアムプラン加入者

 

また同時に、Googleドキュメントにおける「文書作成サポート」機能が日本語を含む4言語(イタリア語、フランス語、ドイツ語)に対応したことも発表されました。

 

すべてのユーザーが利用できるわけではありませんが、特にビジネスシーンでのメール作成に悩んでいる方にとっては助けになる機能と言えそうです。

 

Source:Google Workspace公式ブログ(1),(2)

Google検索に突然の新機能「ポケモンずかん」が登場。151匹ゲットだぜ

Googleは最近、検索機能にポケモンのミニゲーム「ポケモンずかん」を追加しました。初代ポケモンのカントー地方に登場した151匹のポケモンを検索により「捕まえる」ことができます。

↑スマホ限定ですが、Google検索で「ポケモン」のミニゲームが楽しめます。うまく遊べない人は、ブラウザのシークレットモードをオンにしてみるといいかもしれません。

 

これは、Android版およびiOS版のWebブラウザやGoogleアプリで151匹のポケモンの名前を検索すると、右下にモンスターボールが表示されるというものです。「ポケットモンスター」ないし「ポケモン」で検索すると、基本的な遊び方のガイドが登場します。

 

 

その遊び方をまとめると、次の通りです。

  • モバイルブラウザまたはGoogleアプリでのみ利用可能
  • 151匹の初代ポケモンを名前で検索する
  • 進行状況を保存するにはGoogleアカウントにサインインする必要がある

 

捕まえたポケモンはポケモンずかんに保存され、まだ捕まえていないポケモンのヒントが表示されます。

 

また、伝説のポケモンや幻のポケモンをゲットするのに必要なマスターボールは、たくさんのポケモンをずかんに登録することで入手できます。具体的には5匹、20匹、50匹、150匹のポケモンを捕まえると1つ手に入るとのことです。さらに全151匹のポケモンを捕まえると、特別なサプライズがあるようです。

 

検索するポケモンの名前は、ポケモン公式サイトから探してみるのもいいでしょう。とはいえ、まずは自らの持てる知識を総動員したり、Googleポケモンずかんのヒントを手がかりにすると楽しめそうです。

 

Source:ポケモン公式(X)

via:9to5Google

Google Pixel 9aにバッテリーの長寿命化機能が登場!他シリーズにも展開か

Googleは、Pixelスマートフォンに新機能「バッテリーヘルスアシスタンス」を導入し、バッテリーの長期的な使用をサポートすることを明らかにしました。

↑Image:Google。バッテリーの長寿命化は端末を長く使えることに繋がります。

 

この情報は、米国向けGoogleストアのPixel 9a製品ページの脚注に記載されており、「Pixelソフトウェアがバッテリーの性能を管理し、バッテリーの劣化に合わせてバッテリーの状態を維持できるようにします」と説明されています。

 

公式サポート記事によれば、Googleは「バッテリーの最大電圧を200回の充電サイクルから始まり、1000回の充電サイクルまで段階的に調整し、バッテリーのパフォーマンスと経年劣化を安定させます」と述べています。さらに、「調整された容量に基づいてスマートフォンの充電速度も調整します」とのことです。

 

この機能について、Googleは米9to5Googleに対し、「今年後半から一部のPixel端末に展開するソフトウェア機能であり、端末の使用期間を長くすることを目的としています」と伝えています。最近のPixelスマホでは7年間のOSアップデートが提供されており、バッテリーの経年劣化に備えることが重視されているのでしょう。

 

さらに、Pixel 9aについては「Pixel 9aのバッテリーヘルスアシスタンスの設定は、ユーザーがカスタマイズすることはできません」と但し書きされています。しかし、Googleは「前に発売された端末を使っているお客様には順次提供します」との声明を出しています。

 

今年初め、GoogleはPixel 8aとそれ以降の機種について「約1000回の充電サイクルで最大80%の容量を維持できるはず」と説明していました。なお、Pixel 3a~8 Proの場合は、約800回の充電サイクルで最大80%の容量とのことです。今回の新機能は、さらにバッテリー寿命を延ばすことが期待されます。

 

バッテリーヘルス機能はまだ配信されておらず、次期Android 16で導入される予定です。すでにPixel 6a以降には80%充電制限機能が実装されていますが、これらは長期間にわたってPixelスマホを使用することに貢献するでしょう。

 

Source:9to5Google

生成AIが生活や娯楽を快適にサポート!プロがヒットを予見するデジタル製品6選

2025年に流行するモノは何か、専門家が大断言する「GetNavi NEXTトレンド」。今回は日々進化を続けるデジタル部門。「生成AIデバイス」や「XRデバイス」などを6つ紹介する。

 

【生成AIデバイス】スマホやPCなしに、身に着けて持ち歩けるデバイスが続々登場

生成AIはこれまでスマホやPCを介して利用するものが多かったが、2025年はウェアラブルなど“単体”あるいは“連携”して使えるデバイスが増加。マイクやスピーカー、カメラなどを搭載し、それらが周囲環境を把握・分析してヒトをアシストしてくれるように。

 

AIとコミュニケーションしながらユーザーをサポートしてくれる

シャープ
ウェアラブルデバイス AI SMART LINK
2025年実用化予定

 

首にかけるだけで、音声による生成AIとの自然なコミュニケーションが実現するウェアラブルデバイス。ユーザーの問いかけに対し、内蔵のマイクとカメラで周囲環境を把握して、音声で応答。利用者の生活を様々なシーンでサポートしてくれる。

↑カメラ搭載モデル(非搭載モデルもあり)。約100gの軽量首掛けタイプデザインで、ハンズフリーで長時間快適に利用できる。

 

【ヒット確定の根拠】実用化が進む生成AIは、“身に着ける”時代が到来

「スマホやPCで身近になった生成AIですが、24年には既にイヤホンやネックバンド型などウェアラブル化した生成AI活用デバイスの話題も増加。シャープがこうした機器の実用化を25年に目指すとしており、期待は募ります」(モバイルライター・井上 晃さん)

 

ラウンド中にAIが正しい打ち方などをアドバイスしてくれる

ソースネクスト
BirdieTalk(バーディ・トーク)
3万9600円

 

GPT技術を利用し、音声でアドバイスを提供する日本初のゴルフ専用デバイス。プレー中にボタンを押しながら話しかけるだけで、AIからの音声アドバイスを受けられる。ライの状況や残り距離、不調の改善法、ルールなども聞ける。

 

SPEC ●アプリ動作環境:iOS16以上、Android OS 10以上 ●充電時間:約2時間でフル充電 ●連続使用時間:約8時間 ●防水・防塵:IP55 ●サイズ/質量:W60×H33×D18mm/30g

 

↑ライの状況や不調の改善法、ルールなどをボタンを押しながら質問すると、AIが音声でアドバイス。ゴルフ理論は東京大学ゴルフ部が監修した。

 

【ヒット確定の根拠】スイングからルールまで教えてくれる専属コーチ

「ショットのたびにスマホを取り出すことなく、キャップやバイザーのひさしに着けておけば、質問したいときすぐに使えてとても手軽。テクニックだけでなく、残り距離やルールまで教えてくれるのでまさにキャディいらずです」(テクニカルライター・湯浅顕人さん)

 

<コレも注目!>GoogleのGeminiアプリがiPhoneでも使えるように!

Google
iOS版Gemini
無料

 

Googleは、AIアシスタント「Gemini」のiOSアプリを提供開始。iPhoneでもGoogle Live(日本語に対応)を使って、質問したり、Google検索やYouTube、Googleマップなどと連携し、チャットでGeminiと会話したりできる。

 

【XRデバイス】“普及版”の登場で、いよいよVRブーム本格化

上位モデルとほぼ同等の性能で、3万円以上もリーズナブル!

Meta
Meta Quest 3S
実売価格4万8400円〜

 

Quest 3と同等のMR体験が可能で、Quest 2の4.5倍の解像度とカラー性能を誇る。Snapdragon XR2 Gen 2チップセットにより、視界がさらに鮮明になり、さらに読み込み時間も短縮、パフォーマンスがよりスムーズになった。

 

SPEC ●ストレージ:128GB/256GB ●解像度:1832×1920ピクセル(片目) ●視野角:水平96度×垂直90度 ●リフレッシュレート:72/90/120Hz ●質量(ヘッドセット):514g

 

↑上位モデルQuest 3と同等のMR(複合現実)を実現。解像度とカラーはQuest 2の4.5倍で、圧倒的な没入体験ができる。

 

【ヒット確定の根拠】本格的なVR/MRヘッドセットが5万円切りで手に入る!

「高価なモデルが話題になっている一方で、本製品は5万円を切る購入しやすい価格ながらハイクオリティなXR体験ができます。『Quest 3』と性能はほとんど変わらず安価になったことで、さらに購入者が増えることでしょう」(テクニカルライター・湯浅顕人さん)

 

【固体電池ポータブル電源】安全性の高い固体電池搭載で、ポータブル電源がさらに盛り上がる

“もしも”のときに安心して使える、新時代のポータブル電源

YOSHINO
ポータブル電源 B300 SST
実売価格5万4900

 

海外の高級電気自動車にも採用されている、新世代の固体電池を使用したポータブル電源。小型軽量化に加え、高出力化を実現し、容量に対しての出力の高さも美点だ。同時にソーラーパネル(実売3万4900円〜)も発売。

 

SPEC ●容量:241Wh ●定格AC出力:300W ●充電サイクル:4000回(初期容量の80%を維持) ●充電時間:2時間(80%) ●出力端子:8ポート ●サイズ/質量:W255×H242×D156mm/4.5kg

↑容量241Wh、602Wh、1326Wh、2611Whの4種をラインナップ。2024年10月より、全国のビックカメラ・コジマにて発売中だ。

 

【ヒット確定の根拠】防災意識の高まりから多くの人に支持される

「23年秋発売ですが、24年秋からはビックカメラ・コジマなど大手家電量販店での取り扱いが開始され、認知度を高めていく段階に。安全性重視の選択肢として、防災・レジャー等で検討候補に挙がる機会も増えるでしょう」(モバイルライター・井上 晃さん)

 

【紛失防止トラッカー】手軽に貴重品紛失を回避できると注目度アップ!

「探す」アプリを活用してロストバゲージ対策できる

アンカー・ジャパン
Eufy SmartTrack Card E30
実売価格4990円

 

薄さ約2.6mmのクレジットカードサイズで、財布やカードケースにスッキリと収まる紛失防止トラッカー。iPhoneやiPadなどAppleの「探す」アプリに対応し、世界中の「探す」ネットワークにより、登録した本製品の位置を確認できる。

 

SPEC ●駆動時間:最長1年間(充電1回につき) ●最大接続距離:約80m(スマホを鳴らす場合) ●音量:約85dB(1m距離の最大値) ●防水性能:IPX4 ●サイズ/質量:約W85×H54×D2.6mm/約15.4g

 

↑充電はUSB-Cケーブルに付属のマグネット式充電器を接続して行う。本体に充電式バッテリーを内蔵しており、1回の充電で最大1年間使用できる。

 

【ヒット確定の根拠】“スマホを探す”を利用したアイデアで忘れ物を撲滅

「スマートウオッチの普及で“スマホを探す”の便利さを知り、これをほかのモノにも活用できたら、と考える人が出てきました。海外旅行や外飲みの機会が増え始めており、ロストバゲージや忘れ物対策の需要も高まっています」(テクニカルライター・湯浅顕人さん)

 

モバイルライター :井上 晃さん
PCやスマホを軸に、最新ガジェットやITサービスなどを精力的に取材。多くの雑誌やウェブメディアに寄稿する。

 

テクニカルライター:湯浅 顕人さん
PCやAV製品、ガジェットなどデジタル全般をカバー。週末にはアウトドアをエンジョイするアクティブ派でもある。

 

※「GetNavi」2025月2・3月合併号に掲載された記事を再編集したものです。
この記事のリンクから商品を購⼊すると、売上の⼀部が販売プラットフォームからGetNavi webに還元されることがあります。
※価格などの表示内容は掲載時点のものです。在庫切れなどによって変更の可能性もありますので、詳細は商品ページを確認してください。
 

クアルコム、Androidスマホで8年間ソフトウェア更新を受けられる支援を開始!? その条件は

米クアルコムは、最新チップ「Snapdragon 8 Elite」を皮切りに、スマートフォン・メーカー各社が最大8年間のAndroidソフトウェアおよびセキュリティアップデートを提供できるよう支援するプログラムを発表しました。

↑Image:Qualcomm。サポート期間が延びるのは嬉しい限りです

 

この支援プログラムはGoogleとの提携により実現し、Androidデバイス製造企業がハードウェアやソフトを大きく変更することなく、8年間にわたるAndroid OSのアップデートを可能とするものです。

 

具体的には、Android Common Kernel(ACK/Googleが提供する共通のカーネル)2回のアップグレードが含まれるとのこと。これにより、デバイスの長期的なセキュリティと互換性が確保されるとのことです。

 

ただし、これらのアップデートを受けるかどうかは、最終的には各社の判断に委ねられています。 クアルコムは各社がデバイスのサポート期間を延長する際のコストを減らせると述べています。

 

この恩恵を最初に受けられるのは、Snapdragon 8 Eliteを搭載したAndroid 15が動くスマホです。さらに今後5世代のチップ、まず2025年内にSnapdragon 8および7シリーズのチップにも適用される予定です。

 

GoogleのPixel 9シリーズやサムスンのGalaxy S25シリーズは、7年間のソフトウェア更新が約束されています。GoogleのAndroidプラットフォーム担当副社長兼ゼネラルマネージャーであるSeang Chau氏は「クアルコムのAndroidデバイスの寿命を延ばす取り組みは、スマホの長寿命化に向けた重要な一歩です」と述べています。

 

この取り組みがスマホ業界に広がれば、Googleやサムスン製以外のAndroidスマホも、長期にわたりソフトウェア更新が受けられるようになり、買い替えせずに末永く使えるようになりそうです。

 

Source:Qualcomm
via:9to5Google

【西田宗千佳連載】Android XRにMeta・Appleはどう対抗するのか

Vol.146-4

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回はGoogleが発表したXRデバイス向けの技術「Android XR」。AppleやMetaが先行する分野で、Googleが目指す方向性を探る。

 

今月の注目アイテム

Samsung

Project Moohan XRヘッドセット

価格未定

↑「Android XR」対応として初のデバイスとなり、2025年に発売予定。アイトラッキング機能やハンドトラッキング機能を搭載するほか、GeminiベースのAIエージェントが実装され、自然なマルチモーダル機能を実現する。

 

空間コンピューティングOSであるAndroid XRを搭載したデバイスは、遅くとも今年の後半には登場する。最初の製品となるのは、サムスンと共同開発中の「Project Moohan」だろう。これはVision ProのGoogle版、といえるような製品。筆者もまだ実機を体験したことはないものの、Vision Proよりも軽く安価な製品を目指しているという。

 

また、Android XRは“ハードウエアパートナーを広げやすいだろう”という予想もある。スマートフォンやタブレットに多数のメーカーがあるように、Android XRの供給を受ければデバイスの開発は容易になる可能性が高いからだ。

 

では他社はどう対応するのだろうか?

 

Metaは2024年春、Meta Quest向けOSである「Horizon OS」を他社に供給する戦略を発表した。アプリストアも再構築し、Androidスマホで動いているアプリをそのまま、Meta QuestをはじめとしたHorizon OS対応機器で動かせるようにもしている。“Androidアプリがそのまま動き、複数の企業からデバイス製品が出る”という意味では、完全に競合する存在だと言える。

 

他方で、Metaのパートナー戦略は、Googleほどオープンではない。現状は、特定少数のパートナーと組んで製品バリエーションを広げる形を採っている。なぜかと言えば、XR機器はスマホやタブレットに比べ開発難易度が高く、良い製品を作るのが難しいからである。デバイスを作る時、OSだけでなく多数のノウハウが共有されなければいい製品はできない。

 

Googleとの競合があるから……という面は否めないものの、当面GoogleとMetaは「似て非なる道」を歩くことになる。

 

一方で、Appleのやり方はもう少しシンプルだ。内部では次世代製品とOSアップデートの開発が粛々と進められている。プラットフォーマーは増えても市場の変化がまだ先である以上、製品改良を続けるのが最優先課題だ。Vision Proに続く製品がいつ出るか多数の噂はあるが、どれも根拠には欠けている。はっきり言えるのは、「すぐにVision Proのプロジェクトがなくなったり、後続製品が出なくなったりはしない」ということくらいだろう。

 

どちらにしろ、動きが活発になるのは2025年後半になってからだ。おそらくは今年5月の「Google I/O」、6月に開催されるAppleの「WWDC」、9月に開催されるMetaの「Connect」という3つの開発者会議での情報公開から色々なことが一気に動き出すだろう。

 

なお、GoogleとMetaに共通しているのは、どちらもパートナーとしてQualcommが重要であるという点だ。XR機器向けのプロセッサーはほぼQualcommの独壇場。メジャーな企業でQualcommを使っていないのはAppleくらいのものだ。MetaとGoogleの競争で市場が拡大した場合、まず利益を得るのは両者以上にQualcomm……ということになる。

 

また高画質ディスプレイデバイスも必須なのだが、そこではソニーがまず支持を得ている。ただし、生産量の面で中国BOEが追いかけており、サムスンも自社デバイスで自社が開発したディスプレイデバイスを使う、と予想されている。スマホのディスプレイ競争のように、ソニー対BOE対サムスンの戦いがはじまる可能性があるので、ここにも注目しておきたいところだ。

 

週刊GetNavi、バックナンバーはこちら

次期「Pixel 9a」の新たな予想画像が登場! 背面は結構スッキリした!?

Googleは、お手ごろ価格のスマートフォン「Pixel 9a」をまもなく発売すると噂されています。すでにスペック情報などは届けられていますが、今度は細部まで分かる予想CG画像が公開されました。

↑Pixel 9aはどんな形になる?(画像はPixel 9 Pro)

 

Android情報サイトのAndroid Headlinesが公開した独占レンダリング画像は、これまでの噂を裏付けています。歴代Pixelスマホに共通していた背面のカメラバーはなくなり、幅が狭くなったデュアルカメラが確認できます。

 

同サイトはカメラが「背面と同じ高さ」と述べていますが、画像を見る限り、少しだけ突き出している模様。この二つのカメラは、48MPの広角センサーと13MPの超広角センサーが搭載される見通しです。

↑Pixel 9aの背面はかなりスッキリしていそう(画像提供/Android Headlines)

 

さらに、Pixel 9aの四つのカラーバリエーションも紹介されており、「Obsidian(黒系)」「Porcelain(白系)」「Peony(ピンク系)」「Iris(パープル系)」があると言います。

 

バッテリー容量は5100mAhとなり、Pixelスマホとしては「最大」になるそう。ちなみにPixel 9シリーズの中でも最大はPro XLモデルの5060mAhであり、それさえ上回ることになります。

 

Pixel 9aの公式発表日は3月19日、発売日は3月26日になり、米国での価格は499ドル(約7万6000円※)とのこと。この価格は、ちょうどアップルの「iPhone SE 4」と同程度となり、お手ごろ価格スマホとして熾烈な競争を繰り広げるかもしれません。

※1ドル=約152.6円で換算(2025年2月14日現在)

 

Source: Android Headlines
via: 9to5Google

次期「Pixel 9a」、Gemini Advancedは無料特典の対象にならない!?

Googleの廉価モデル「Pixel 9a」は、手ごろな価格のPixeスマートフォンとして手堅い作りになるとみられています。ストレージ容量が2種類あるうち、128GBモデルは価格が据え置きになるとの情報もありました

↑無料特典の対象外になったら少し残念

 

しかし、他のPixel 9シリーズに付いてくる無料のGemini Advanced特典はもらえないとの噂が流れています。

 

GoogleのAIはPixelスマホの大きなセールスポイントとなっており、高度なGemini Advancedは標準モデルのPixel 9では6か月、Proモデルでは1年間の無料利用が提供されます。Gemini Advancedの月額料金は2900円のため、それぞれ1万7400円(半年)、3万4800円(1年)もお得となります。

 

しかし、Android Headlinesの情報筋によると、Pixel 9a向けに提供される「無料特典」は、Fitbitプレミアムの6か月間無料、YouTubeプレミアムの3か月間無料、Google Oneストレージの3か月間無料の3つとのこと。これは現在、Pixel 8aに提供されているものと全く同じです。

 

ただし、Google Oneの特典は100GBプランであり、 Gemini Advancedも含まれていないとのこと。Gemini Advancedが使えるのは、2TBストレージが付いた「AIプレミアムプラン」のみです。

 

Pixel 8aからオマケが増えないことは、Pixel 9aの価格が据え置きになることを考えると、特に驚くことでもなさそう。とはいえ、高度なAIを使いたい人は、他のPixel 9シリーズとの価格差を考えたうえで、Pixel 9aの購入を検討したほうがよさそうです。

 

Source: Android Headlines
via: 9to5Google

【西田宗千佳連載】Android XRは「1つの環境で開発」を重視する

Vol.146-3

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回はGoogleが発表したXRデバイス向けの技術「Android XR」。AppleやMetaが先行する分野で、Googleが目指す方向性を探る。

 

今月の注目アイテム

Samsung

Project Moohan XRヘッドセット

価格未定

↑「Android XR」対応として初のデバイスとなり、2025年に発売予定。アイトラッキング機能やハンドトラッキング機能を搭載するほか、GeminiベースのAIエージェントが実装され、自然なマルチモーダル機能を実現する。

 

Googleが開発する空間コンピューティングOSである「Android XR」は、2024年12月、開発者向けに公開された。ただし、動作する機器はまだ販売されていない。最初の1つとなる製品はサムスンが開発しているが、その発売は2025年後半になる。

 

そのため、Android XRがどんなOSかを理解している人は非常に少ない。筆者もすべての情報を持っているわけではないが、開発者向けに公開されている情報と取材で得られた情報から、わかっていることをお伝えしたい。

 

Android XRは、その名の通りAndroidをベースにしている。開発の基本は同じであり、アプリについても、通常のAndroidスマホやタブレット向けに作られたものがそのまま動くようになっている。XR機器の中から見れば、Androidアプリを空間に配置して使えるような感覚である。このことは、Vision Pro用のOSである「visionOS」がiPadOSをベースにしていることと似ている。XR専用のアプリだけでなく通常のAndroidアプリが使えることで“アプリ不足”という状況を回避しやすくなる。

 

また現状、Android XR搭載製品には2つの方向性があることがわかっている。

 

ひとつは、Vision ProやMeta Quest 3のような「ビデオシースルー型XR機器」。本格的空間コンピューティングデバイスであり、サムスンが開発中である「Project Moohan」が最初の製品となる。もうひとつは「スマートグラス」。アプリを使うというよりは、屋外などで通知を受けたり、経路を確認したりするための軽量なデバイスだ。こちらはまだ具体的な機器の情報は出てきていない。

 

一般的にこれらの2つのデバイスは、別々のOSや別々の開発環境で作られている。なぜなら、用途やユーザーインターフェースが大きく違うためだ。Metaはスマートグラスとして「Orion」というスマートグラスを開発中だが、こちらはMeta Questとは別のOS・UIになることが分かっている。

 

各社の言う“用途が異なる”という意見はよく分かる。一方似たような要素を持つアプリを複数の環境に対応させるのは大変コストがかかるものだ。開発者目線でいえば、“まだ数が少なく、ビジネス価値も定まっていない市場で複数の環境向けにアプリを作る”のはかなり厳しい。

 

GoogleはAndroid XRを複数の用途にあわせたひとつの環境とし、既存のAndroidアプリから空間コンピューティング用アプリをできるだけ簡単に作れるように配慮することで、開発者の負担軽減を狙っている。同社は遅れてやってくる立場なので、開発者を引き入れる要素を特に重視している。その結果が、OSの構造や開発姿勢にも現れているわけだ。

 

一方、こうした動きに冷ややかな目を向ける人々も少なくない。GoogleはXR機器に関し、何度も参入・撤退を繰り返しているからだ。「Google Glass」(2013年)に「Project Tango」(2014年)、「Daydream」(2016年)と、複数のXR関連プラットフォームを手がけつつ、どれも早期に開発を終了している。他のサービスにしても、クラウドゲーミングの「Stadia」(2019年)なども短命で終わった。

 

新しいプラットフォームが産まれるのはいいが、じっくり長くやってくれるのか……という疑念があるわけだ。この点、Metaは黙々とビジネスに邁進しているし、Appleも「はじめたらなかなか止めない会社」という信頼がある。

 

Googleが支持を受けるには、まず「Android XRには本気で長く取り組む」という姿勢のアピールが重要だ。まあそれは、デバイスが発売される時期に向けて本格化していくのかもしれない。

 

では、Android XRに対しライバルはどう対抗するのだろうか? そしてどう違うのだろうか? その点は次回のウェブ版で解説する。

 

週刊GetNavi、バックナンバーはこちら

【西田宗千佳連載】Googleの参入でようやく役者が揃う「空間コンピューティングデバイス」

Vol.146-2

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回はGoogleが発表したXRデバイス向けの技術「Android XR」。AppleやMetaが先行する分野で、Googleが目指す方向性を探る。

 

今月の注目アイテム

Samsung

Project Moohan XRヘッドセット

価格未定

↑「Android XR」対応として初のデバイスとなり、2025年に発売予定。アイトラッキング機能やハンドトラッキング機能を搭載するほか、GeminiベースのAIエージェントが実装され、自然なマルチモーダル機能を実現する。

 

現在、いわゆるXR機器の世界はMetaによる寡占状態である。

 

調査会社IDCのデータでは、2024年第3四半期においては、市場の70.8%を「Meta Quest」シリーズが占めており、ソニー・インタラクティブエンタテインメントやAppleがそのあとに続く。

 

一方で、シェアが寡占状態になっている理由の1つは「まだ出荷量が少ない」からでもある。現状は年間数百万台規模に過ぎず、スマホには遠く及ばない。PCはもちろん、ゲーム専用機やタブレットに比べても少ない規模でしかない。

 

XR機器は長い間期待されている領域だが、ヒットには結びついておらず、参入企業数が増えない。積極展開する数社だけがなんとかビジネスをできている状況だ。ただ、トップ数社が「本気でこの領域に取り組んでいる」のは間違いない。Metaが独走しているのも、それだけ本気で技術を磨き、製品を売っているからだ。

 

そして昨年、そこにAppleが「Apple Vision Pro」で参入した。出荷量は数十万台というところではあるが、その存在が他社に大きな影響を与えているのは明白だ。Metaは2024年に入り、Meta Questシリーズ向けのOSである「Horizon OS」(2024年春より正式呼称を変更)のアップデートを加速した。機能や画質向上が続いており、2025年1月現在に搭載されている機能は、2023年秋のものとはかなり変わってきている。

 

2023年にMetaは「Meta Quest 3」を発売している。そして、AppleがVision Proを公開したのも2023年6月だ。どちらもビデオカメラの映像をXR機器内に合成し、実空間の中にCGを合成する「ビデオシースルー型Mixed Reality(MR)」を軸にした機器だ。

 

機器やOSの開発には長い時間が必要になる。だから実際には2023年から動き出していたわけではなく、2020年代に入るとすぐに「ビデオシースルーMRの時代が来る」と予見していたのだろう。その上で、Appleの参入がMetaに刺激を与え、市場が活性化しようとしている。まだ販売数量に顕著な変化が出る時期ではないが、Appleが名付けた「空間コンピューティング」の方向へと向かいはじめているのは間違いない。

 

その中で、Googleはなかなか動けずにいた。先を走る2社と競合するには、戦えるだけの基盤=プラットフォームが必要になる。そのプラットフォームこそ「Android XR」だ。Googleの中でも開発の方向性は何度か変わったものと思われる。2023年には発表されるはずだったものが、結局は2024年にようやく“開発者向けにアナウンス”された。製品の姿は2025年後半に見えてくると予想されている。

 

すなわち、今年からようやく役者が揃い、「空間コンピューティングデバイス」が競い合う時代がやってくる……ということになり、市場が動きだしそうだ。

 

では、Googleが開発しているAndroid XRはどんなものなのか? その辺は次回のウェブ版で解説する。

 

週刊GetNavi、バックナンバーはこちら

Googleの次期「Pixel 9a」、256GBモデルだけ値上げ!?

Googleは、次期廉価スマートフォン「Pixel 9a」をまもなく発売すると噂されています。その価格は前モデルPixel 8aから(米ドル建て価格で)据え置きとの予想もありましたが、一部モデルは値上げされるとの新情報が伝えられています。

↑日本の発売価格に関係するのは円安

 

Pixel 9シリーズと同じTensor G4を搭載するPixel 9aは、メインカメラが48MPになる見込み。これはPixel 8aより数値的に下がるものの、センサーのピクセルサイズが大きくなるため、画質はよくなると言われています。また、次期モデルは軽くなりつつバッテリー容量は増えるとも囁かれています。AIを駆使した「一緒に写る」など、いろいろな新機能が利用できる見通し。

 

未発表のAndroid製品に詳しいAndroid Headlinesによると、Pixel 9aの256GBモデルは599ドル(約9万3000円※)となり、Pixel 8aの256GBモデル(559ドル)から40ドル値上げされるとのこと。もっとも128GBモデルは499ドル(約7万8000円)であり、Pixel 8aの128GBモデルと同じになりそうです。

※1ドル=約155.6円で換算(2025年1月29日現在)

 

つまり、価格が高くなるのは256GBモデルだけのようですが、日本においてPixel 8aは128GBモデルしか販売されていません。その例に倣うなら、国内での価格には関係ないはずです。しかし、Pixel 7aもPixel 8aも米国価格は同じ499ドルでありながら、日本では約1万円値上げされており、今回も円安ドル高が大きく影響するかもしれません。

 

Pixel 9aは3月頃に発表されると噂されており、その日にちは刻々と迫っています。さらなる情報を待ちましょう。

 

Source: Android Headlines
via: 9to5Google

【西田宗千佳連載】Googleが新OSでMetaやAppleを猛追。「Android XR」とは何なのか

Vol.146-1

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回はGoogleが発表したXRデバイス向けの技術「Android XR」。AppleやMetaが先行する分野で、Googleが目指す方向性を探る。

 

今月の注目アイテム

Samsung

Project Moohan XRヘッドセット

価格未定

↑「Android XR」対応として初のデバイスとなり、2025年に発売予定。アイトラッキング機能やハンドトラッキング機能を搭載するほか、GeminiベースのAIエージェントが実装され、自然なマルチモーダル機能を実現する。

 

方向性は見えているが開発はまだ道半ばの状態

Googleは2024年12月、新しいプラットフォームである「Android XR」を発表した。Androidをベースとした、XRデバイスを開発するための技術である。XRとはVRやARなど、空間を活用する技術の総称だ。

 

同社はかねてより本格的なXR向け機器をサムスンとともに開発中とされていた。当初は2023年にも発表と見込まれていたが、予定からは1年以上遅れ、ようやく発表になった。

 

ただし、公開されたのはあくまでOSのみで、製品はまだ出ていない。サムスンが開発しているデバイスについて、プロトタイプデザインが公開されているが、価格や詳細スペックは未公表。市場に出てくるのは2025年になってからということになる。サムスンの製品が最初に世に出てくると予測されているが、その他にもソニーやXREAL、Lynxが対応デバイスを開発することがアナウンスされている。2024年末の段階では、OSを含めた開発環境が公開されている状況。消費者向けの発表というよりは、開発者に向けた情報公開がスタートしたという段階だ。

 

Android XRはどんな使い勝手のものになるのか? 前述のように、具体的な製品のスペックや機能、価格は未公表であり、価値を正確に判断するのは難しい状況だ。ただ、開発環境やGoogleが公開した動画などから、どんな機能を備えた機器になるのか、ある程度の方向性は見えてきている。

 

プラットフォーマーの2025年の動きに注目

コアな目標は、AppleのVision ProやMetaのMeta Questと同じような機器を作ることだ。サムスンが発売するデバイスはそのような特質の製品になる。実際、ユーザーインターフェースの画面もVision Proのものに似ている。仮想空間を使ったゲームや動画などのアプリが体験できるほか、スマホなどで使われているAndroidアプリも動作する。この辺は、他社で進むトレンドを追いかけるもの、と考えても良い。

 

同時に、サングラス型で軽量の「スマートグラス」デバイスも開発できる。ただしこちらは大規模なアプリを動かすものというよりは、移動中に必要とされる情報を表示して利用するもの……と考えた方が良いだろう。

 

Googleらしいのが、同社のAI機能である「Gemini」を活用することだ。カメラで得た外部の情報をGeminiが理解し、“目の前に何があるか”などを利用者に説明することができる。音声で対話しつつ、Geminiをアシスタントとして活用することを目指す点では、スマホでやろうとしていることに近い。しかし、スマホを掲げて使うのではなくスマートグラスの形になるなら、もっと使いやすくなる可能性が高い。

 

2025年にはApple、Meta、Googleと、大手プラットフォーマーが揃ってXR機器を出し、そのことは市場に競争を促す。実のところ、2024年の間から競争は始まっており、各社の製品に影響を与え始めている。

 

GoogleはなぜここでXR機器に取り組むのか ?他社はどう対応するのか? そうした点は次回以降で解説していく。

 

週刊GetNavi、バックナンバーはこちら

Googleの「Pixel a」シリーズ、コスト上昇で搭載チップを見直し?

Googleでは、フラッグシップ機のPixelシリーズを発売した後に廉価モデルのPixel aシリーズを投入することが通例となっています。Pixel 8シリーズとPixel 8aは同じTensor G3チップを搭載し、未発表の「Pixel 9a」もPixel 9シリーズに使われたTensor G4を採用すると予想されています

↑費用と性能をどうやって両立させるか?

 

そのパターンが続くとすれば、「Pixel 10a」を含む次期「Pixel 10」シリーズは「Tensor G5」を搭載するはず。しかし、Pixel 10aはTensor G5を搭載しないのではないかとの情報が報じられています。

 

Android Authorityが入手した資料によると、Googleが2026年に発売するスマートフォンの開発コード名は次の通り。

  • Pixel 10a:「stallion(種馬)」または「STA5」
  • Pixel 11:「cubs(子グマ)」または「4CS4」
  • Pixel 11 Pro:「grizzly(灰色熊)」または「CGY4」
  • Pixel 11 Pro XL:「kodiak(ヒグマ)」または「PKK4」
  • Pixel 11 Pro Fold:「yogi(テレビアニメに登場した熊のキャラクター)」または「9YI4」

 

Pixel 11シリーズは熊にちなんでいるようです。以前のPixel 6は鳥類、Pixel 7は猫、Pixel 8は犬、Pixel 9は爬虫類であり、Pixel 10シリーズはウマ科という具合です。

 

注目すべき問題は、Googleが完全にカスタム化されたTensor G5をミッドレンジのPixel 10aに導入するのか? あるいは、サムスン設計のTensor G4をもう1年使い続けるか? Googleはこれらの選択肢について検討しているとAndroid Authorityは述べています。

 

後者になれば、Pixel aシリーズには2年連続でTensor G4が搭載されることになります。フラッグシップ機とミッドレンジ(中価格モデル)に同じチップを使うという従来のパターンを止める理由は不明。しかし、Android AuthorityはTensor G5が大型チップとなり、コストが上昇するためだと推測しています。

 

Pixel aシリーズは「価格は安いがフラッグシップ機に近い性能」により、高いコストパフォーマンスを実現してきました。Pixel 10aにもその伝統が受け継がれることを祈るばかりです。

 

Source: Android Authority
via: 9to5Google

Galaxyスマホ、「Qi2」に2025年中に対応することが判明!

ワイヤレス充電技術の国際標準規格を策定する業界団体のワイヤレスパワーコンソーシアム(WPC)は、2025年中にサムスンのGalaxyデバイスがQi2規格に対応することを明らかにしました。GoogleもQi2規格の開発を主導するそうです。

↑Qi2がいよいよGalaxyにもやって来る

 

WPCの公式リリースによれば、2025年にはAndroidデバイスで「Qi2の加速」が起こり、より多くのスマートフォンがQi2に対応するとのこと。現在、Qi2に対応したAndroidスマートフォンは、HMD Skylineただ一つです。

 

WPCは2025年には「サムスンのGalaxyデバイスでQi2対応のAndroidデバイス」が登場すると思われると述べています。次期Galaxy S25シリーズについては、対応する純正ケースを装着すればQi2充電できるとの噂もありますが、単体で充電できるかどうかは気になるところです。

 

さらにWPCは、GoogleもQi2にコミットしており、「高出力ワイヤレス充電技術」を含むQi2.2の開発を主導しているとも述べています。これは、一部のPixelスマホで実装された高速充電を指しているようです。

 

すでにGoogleはPixelスマホにおいて、自社製の充電スタンドPixel Standと組み合わせることで、Qiの最大15Wを超える23Wでの充電を実現しています。同社がこの技術をWPCに提供したことで、他社の充電器やスマホがより高速な充電に対応することになりそうです。

 

Googleが今後のPixelスマホにQi2を採用するとの噂はまだありませんが、そうした展開になるのが極めて自然でしょう。Qi2対応となれば、高速充電が可能となるほか、磁石によりスマホと充電器の位置合わせが楽になります。

 

Galaxy S25シリーズがQi2に対応すれば、Qi2準拠のサードパーティ製充電器も発売されやすくなるうえ、Qi2対応の他社製スマホが続々と登場する好循環につながるはず。とりあえず、1月23日未明に開催されるサムスンの新製品発表イベント「Galaxy Unpacked」に注目しましょう。

 

Source: BusinessWire
via: 9to5Google

次期「Pixel 10」、MediaTek製のモデムに切り替え!? 発熱の軽減に期待

GoogleのPixelスマートフォンは、自社設計のTensorチップに切り替えた後、しばらくの間、熱くなりやすかったり、通信が不安定になったりするなど不具合が珍しくありませんでした。また、TensorチップはサムスンのExynosチップをベースとしたこともあり、最新のPixel 9シリーズも同社のモデムを使っています。

↑モデムを変えて返品を減らせるか?

 

しかし、それが2025年の「Pixel 10」シリーズではMediaTek製の新型モデムに切り替わると報じられています。

 

モデムが熱くなるのは、電力消費が高いことを意味しており、バッテリー持続時間にも影響を与えます。Google社内でもPixelスマホが返品される最大の理由は発熱にあることを認める文書が流出していました

 

未発表のAndroid製品に詳しいAndroid Authorityによると、Pixel 10のプロトタイプではMediaTek製のモデムをテストしているとのこと。一時はiPhone 16シリーズと同じクアルコム製のSnapdragon X75モデムも検討していたものの、最終的にはMediaTekを選んだようです。

 

具体的には、MediaTekの未発表モデム「T900」を採用する予定とのこと。このモデムの詳しい情報はありませんが、Googleがサムスン製モデムよりも優れていると判断したと考えるのが妥当でしょう。

 

しかし、クアルコム製より優れているかどうかは不明。同社のチップは一般的に他社より高価なため、Googleは価格面からMediaTekを選んだ可能性もありそうです。

 

いずれにせよ、Pixel 10シリーズは新型モデムチップにより、発熱が減り、バッテリー持ちもよくなると期待したいところです。

 

Source: Android Headlines

Android版「Googleドライブ」、画像を自動で高画質化する新機能を展開!

Googleは、Android版のGoogleドライブにおいて書類やレシートなどをスキャンしてPDF化する機能を提供しています。先日、同社は新たに画像を自動で高画質化する機能を展開していると発表しました。

↑便利な新機能を追加

 

同社は以前からスキャン機能を提供していますが、昨年インターフェースを再設計し、ホーム画面に小さなカメラ型アイコンを追加して利用しやすく再設計しました

 

その使い方はアイコンをタップし、書類にカメラを向けるだけ。スマホが自動的にスキャンした後、ユーザーはトリミングや回転、フィルタの適用、クリーニング(汚れや指紋などの除去)を行うことができるようになりました。

 

最新版では、画像をスキャンした後のプレビュー画面で、隅にあるキラキラアイコンをタップすると「ホワイトバランス補正、影の除去、コントラストの強調、自動シャープ化、光の改善」などを行うとGoogleは述べています。

 

レシートや文書、身分証明書に使うことができるこの機能の目標は「手動での編集を不要にすること」。ユーザーはただスキャンするだけで、きれいな仕上がりのPDFが得られるというわけです。Googleはビフォーアフターの例を公開していますが、処理後は完全にフラットになっています。

↑新機能のビフォーアフター(画像提供/Google)

 

この機能は、今後数週間のうちに「Google Workspaceの顧客、Workspaceの個人契約者、および個人Googleアカウントのユーザー」全員が利用可能になる予定とのこと。AndroidスマホのGoogleドライブユーザーであれば、誰でも使えることになります。

 

Source: Google via:9to5Google

Google、Androidスマホ向け「乗り物酔い」対策機能を準備中!

Googleが、Androidスマートフォンにおいて乗り物酔いを軽くする新機能「モーションキュー(Motion Cues)」をテストしていることが明らかになりました。

↑乗り物酔いを抑える新機能とは?

 

アップルはすでにiOS 18で、独自の「車両モーションキュー」を実装。クルマなど路上を走る車両に乗っているとき、アニメーションのドットが画面に表示して、乗り物酔いを完全に防げなくとも軽くするものです。実際、iPhoneユーザーからは好評を得ているようです。

 

Android Authorityは、APK(アプリのインストールパッケージ)を解析したところ、モーションキュー機能を発見したとのこと。そしてGoogle Play Storeベータ版(v24.29.32)で実際に同機能を起動。

 

すると、設定アプリに「Motion Cues」の項目が追加されました。これを有効にすると、画面に約14組の小さなドットが出現。ドットは車両の動きを反映して移動し、視覚と身体の感覚のズレを小さくすることで、乗り物酔いを抑える仕組みです。

↑テスト版「モーションキュー」の画面(画像提供/Android Authority)

 

この機能には、ユーザーが車内にいることを検知すると自動的に有効になるオプションもあります。そこには「運転中は自動的に有効」と表示されていますが、運転している本人が乗り物酔いするほどスマホを使っていいわけがありません。よって、Googleも同機能を調整中であり、仮のテキストを入れているだけかもしれません。ということは、実装するまでにはしばらく時間がかかる可能性があります。

 

ともあれ、Googleが準備を進めていることは間違いなさそう。いつになるか不明ですが、実装を期待して待ちたいところです。

 

Source: Android Authority
via: 9to5Google

Google、Pixel 6と7シリーズなどのOSアップデートを2年延長!

GoogleはPixel 6とPixel 7シリーズ、およびPixel FoldのAndroid OSアップデート保証を2年延長し、発売から5年までに変更しました。

↑OSアップデート期間が延長!

 

この情報は同社の公式サポートページでこっそり発表されていました。もともと、これらの機種においてOSアップデートは発売から3年、セキュリティアップデートは5年とされていました。

 

それが「5年間のOSアップデートとセキュリティアップデート」と改められています。GoogleもXの公式アカウントで、そうした方針変更を認めています。

 

最近のPixel 8とPixel 9シリーズでは7年間のアップデート保証に移行していましたが、旧機種も少しだけ長くなった格好です。また、このアップデート期間の延長には「Pixel Dropsによる新機能やアップグレード機能も含まれる場合があります」とのこと。もっとも、Pixel Tabletは従来のままです

 

今のところ、Googleアップデート方針は次のようになります。

 

  • Android OSおよびセキュリティアップデートを7年間提供: Pixel 8、Pixel 8 Pro、Pixel 8a、Pixel 9、Pixel 9 Pro、Pixel 9 Pro XL、Pixel 9 Pro Fold
  • Android OSおよびセキュリティアップデートを5年間提供: Pixel 6、Pixel 6 Pro、Pixel 6a、Pixel 7、Pixel 7 Pro、Pixel 7a、Pixel Fold
  • Android OSを3年間、セキュリティアップデートを5年間提供: Pixel Tablet

 

Source: Google
via: 9to5Google

次期「Pixel 9a」、これまでの噂を裏付ける新たな写真が流出!

Googleの次期廉価スマートフォン「Pixel 9a」の実機とされる写真が再び流出しました。

↑次期Pixel 9aの新たな画像が流出(画像はPixel 9 Pro)

 

数か月前、ベトナムの非公開FacebookグループにPixel 9aの試作機らしき画像がシェアされていました。10月には、著名リークアカウントの情報を基にした予想CG画像も公開されています。

 

いずれも、Pixel 9シリーズに見られた箱形のデザインを受け継ぎつつ、歴代Pixelスマホの特徴だった背面のカメラバーがなくなり、ほぼ平面上にカメラとフラッシュが並んでいました。

 

最近では、新たにFenibook氏が2枚の画像をXに投稿。「Google Pixel 9aが流出」と説明しています。これらの写真はカメラバーがなくなっているなど、以前の情報を裏付けています。背面にはデュアルカメラが並び、右には消灯したフラッシュがあります。

 

ディスプレイを正面から見た画像ではベゼルを確認することができ、前モデルPixel 8aと同じく太めです。また、両方の画像で左右のエッジが平らになっていることが見て取れます。

 

これまでの情報では、Pixel 9aは上位モデルPixel 9と同じくTensor G4チップを搭載し、Pixel 8aより少し大きいにもかかわらず、2g軽くなるとされています。メインカメラの解像度は64MPから48MPに下がりながらも、ピクセルサイズが大きくなるため画質はよくなるとも伝えられています。

 

また、Pixel 8aは今年5月に発売されましたが、Pixel 9aは早ければ2025年3月に発売されると複数の情報源が裏付けています。あと3か月ほどですが、追加の情報を待ちたいところです。

 

Source: Fenibook
via: 9to5Google

開発中止騒動の「Pixel Tablet 2」、すごいアップグレードになるはずだった…?

先日、Googleの次期タブレット機「Pixel Tablet 2」は開発中止になったとの噂が流れました。続報が入り、実はPixel Tablet 2は120Hzのディスプレイを搭載し、4Kディスプレイ出力に対応するなど、素晴らしいアップグレードを提供する予定だったと報じられています。

↑Pixel Tablet 2は惜しくも開発中止?

 

Pixel Tablet 2は、Pixel 9シリーズと同じTensor G4チップを搭載し、5G対応モデルもあると見られていました。未発表のAndroid製品に詳しいAndroid Authorityは、その他の仕様をいくつか明らかにしています。

 

まず、内蔵ディスプレイは120Hzの液晶パネルになるとのこと。初代Pixel Tabletは時代遅れ感の強い60Hzパネルだったため、大幅な強化となります。以前の噂では上下のベゼルが少し細くなるとも伝えられていました

 

今回の報告では、ディスプレイの明るさが約10%向上すると付け加えています。自撮りカメラにはサムスン製の「S5K3K1」というセンサーが搭載され、解像度は8MPから10MPに上がる予定だったそうです。背面カメラはオートフォーカス付きの11MPとなり、さほど優れているわけではないものの、初代モデルから十分なパワーアップになるはずでした。

 

さらに、Pixel Tablet 2は最大4KのDisplayPort出力に対応する予定だったそう。GoogleはAndroidタブレット向けに複数のウィンドウを扱ったり、まるでパソコンのように操作できたりする新機能をテスト中だけに、発売されていれば興味深い製品となったでしょう。

 

残念ながら「Pixel Tablet 2」は市販されないようですが、2027年に発売の可能性がある「Pixel Tablet 3」に期待したいですね。

 

Source: Android Authority
via: 9to5Google

開発中止騒動の「Pixel Tablet 2」、すごいアップグレードになるはずだった…?

先日、Googleの次期タブレット機「Pixel Tablet 2」は開発中止になったとの噂が流れました。続報が入り、実はPixel Tablet 2は120Hzのディスプレイを搭載し、4Kディスプレイ出力に対応するなど、素晴らしいアップグレードを提供する予定だったと報じられています。

↑Pixel Tablet 2は惜しくも開発中止?

 

Pixel Tablet 2は、Pixel 9シリーズと同じTensor G4チップを搭載し、5G対応モデルもあると見られていました。未発表のAndroid製品に詳しいAndroid Authorityは、その他の仕様をいくつか明らかにしています。

 

まず、内蔵ディスプレイは120Hzの液晶パネルになるとのこと。初代Pixel Tabletは時代遅れ感の強い60Hzパネルだったため、大幅な強化となります。以前の噂では上下のベゼルが少し細くなるとも伝えられていました

 

今回の報告では、ディスプレイの明るさが約10%向上すると付け加えています。自撮りカメラにはサムスン製の「S5K3K1」というセンサーが搭載され、解像度は8MPから10MPに上がる予定だったそうです。背面カメラはオートフォーカス付きの11MPとなり、さほど優れているわけではないものの、初代モデルから十分なパワーアップになるはずでした。

 

さらに、Pixel Tablet 2は最大4KのDisplayPort出力に対応する予定だったそう。GoogleはAndroidタブレット向けに複数のウィンドウを扱ったり、まるでパソコンのように操作できたりする新機能をテスト中だけに、発売されていれば興味深い製品となったでしょう。

 

残念ながら「Pixel Tablet 2」は市販されないようですが、2027年に発売の可能性がある「Pixel Tablet 3」に期待したいですね。

 

Source: Android Authority
via: 9to5Google

宇宙から自撮り!? 米で開発される世界初のサービスとは?

著名YouTuberのマーク・ローバー氏が、Googleと米携帯通信大手のT-Mobileと協力して人工衛星を打ち上げ、地球とユーザーの自撮り写真を合成するサービスを行うと発表しました。

↑あなたのために地球を撮る

 

ローバー氏はNASAとアップルに勤務したことがあるエンジニアで、科学技術や自作ガジェットの動画で人気を集めています。車上荒らしにキラキラした粉をまき散らす「キラキラ爆弾」世界最大の水鉄砲を作ったことで有名になりました。

 

今回ローバー氏は、Google Pixelスマートフォンに表示した自撮り画像の背景を、実際に撮影した地球を背景として使うことができる衛星を打ち上げるとのこと。要は自撮り写真を宇宙に送ると、衛星軌道からの地球を景色にした画像に合成してくれるわけです。

 

ユーザーがローバー氏に自分の住んでいる場所を伝えると、衛星がその人の住む場所の上空に来るときに撮影してくれるそう。その時刻にユーザーが外に出れば、技術的には2回撮影されると同氏は述べています。

 

衛星の両側にはカメラ2台とGoogle Pixelスマホ2台が取り付けられ、大きなソーラーパネルからバッテリーパックに電力を送るという仕組み。

 

太陽エネルギーを集め、地球を撮影し、自撮り写真を送受信するには、衛星の向きを少なくとも3方向に変える必要があります。しかし、衛星には姿勢を変えるためのプロペラやスラスターがありません。そのため衛星内部にはフライホイールがあり、必要に応じて衛星の向きを変えられるようにしています。

 

この衛星は2025年1月にスペースX社により打ち上げられ、その数か月後に自撮りの撮影を始める予定。

 

ローバー氏とT-Mobileは「無料」と宣伝していますが、そのためには条件があります。子ども向け教育プログラム「CrunchLabs」に加入するか(費用は年間25~80ドル〔約3800〜1万2000円※〕)、T-Mobileと契約するか、Googleに招待されたPixelスマホ購入者のいずれか。残念ながら日本では利用できなさそうです。

※1ドル=約150円で換算(2024年12月3日現在)

 

Source: Mark Rober (YouTube)
via: The Verge

次期「Pixel Tablet 2」、まさかの開発中止!?

先日、GoogleはPixelタブレットの第2世代モデル「Pixel Tablet 2」を開発中との噂が報じられていました。しかし新たな情報が入り、開発が中止されたと伝えられています。

↑Pixel Tablet 2を巡り情報が錯綜

 

未発表のAndroid製品に詳しいAndroid Authorityは、Pixel Tablet 2が初代に近いデザインになると以前に報じていました。画面周りのベゼルが薄くなるほか、Google純正の専用キーボード(タッチパッド付き)も準備中とされており、期待が高まっていました。

 

ところが、Android Authorityは「GoogleがPixel Tablet 2の発売計画をキャンセルした」と情報源から知らされたそうです。別のAndroid情報サイトは「Pixel Tablet 3」の開発が中止になったと報じていましたが、Android Authorityは、中止されたのはPixel Tablet 2のほうだと主張。なぜGoogleがストップしたかと言えば、「損失を出すのではないかという懸念のため」と言います。

 

Android Authorityの報告は、2027年に噂されているPixel Tablet 3の可能性を否定するものではありません。Pixel開発チームが大画面のデバイスを完全に放棄するとの噂は今のところ見当たらないと別のメディアでは指摘されています。

 

その一方、GoogleがPixelブランドの高級ノートPCを開発中との噂もありました。いずれにせよ、同社の新たな大画面Android製品は数年のうちに登場する可能性が高そうです。

 

Source: Android Authority

Androidスマホに新機能! ログイン情報の引き継ぎがiPhoneみたいにラクになる?

iPhoneを紛失したり新型に買い替えたりする場合、前の機種をバックアップしていれば、1時間後にはほとんど元のまま使うことができます。アップル純正アプリはもちろん、サードパーティ製アプリでもすぐにログインが可能です。

↑スマホを新しくしても使いやすくなる

 

そんなiPhoneと同じような機能をAndroidスマートフォンで実現する「資格情報の復元(Restore Credentials)」をGoogleが発表しました。

 

この新機能では、Android標準機能のバックアップおよび復元プロセスにより復元キー(ログイン情報)を処理し、「新しいデバイス上でシームレスにユーザーがアカウントにログインできる」とのこと。

 

Googleによると、この機能は「快適」な体験をもたらし、古いスマホで受信していた通知を新たなデバイスで受信できるそうです。

 

仕組みは一つのデバイスでログインし、クラウドにバックアップすると、新たなデバイスをセットアップする際にキーが復元されるというもの。Googleは「ユーザーによる操作は不要」と述べています。もちろん、アプリの復元キーを手動で別のデバイスに移動させる直接的なオプションも用意されています。

 

他方、開発者側でもアプリに「BackupAgent」を実装する必要があります。もっとも、それ以上は何も操作する必要はなく、アプリは保存された復元キーを新しいスマホの最初の起動時に検出するはずです。

 

iPhoneが旧機種から新機種に乗り換えやすいのは、意識しなくても大半のログイン情報が引き継がれるためでしょう。同じ仕組みがAndroidにも導入されれば、新機種を買った直後に実用することができそうです。

 

Source: Ars Technica

Google、ついに「Pixelノートパソコン」をプレミアム化!? 開発スピードはかなり速そう

ついにGoogleがPixelブランドの高級ノートパソコンの開発を進めている、と海外メディアで報じられています。

↑いざ、ハイエンド化

 

Android情報サイトのAndroid Headlinesが入手したGoogleの社内メールによると、本製品のコード名は「Snowy」で、他社のMacBook Pro、Dell XPS、Surface Laptop、Galaxy Chromebookなどのハイエンドパソコンと比べられているそうです。

 

本プロジェクトは承認済みであり、社内では専任チームを編成して取り組んでいるとのこと。そのため、開発はかなり速く進みそうです。同社がプレミアム市場をターゲットとしていることから、ハイエンドな作りになるとも予想されています。

 

今回の動きについては、別の情報サイト・Android Authorityが、このノートパソコンはAndroidを搭載する可能性が高いと述べており、GoogleがChromeОSをAndroidに統合する動きの一環のようです。

 

かつてGoogleは「Pixel」ブランドを冠した(正確には初のPixel製品)ノートパソコン「Chromebook Pixel」を発売していました。2015年には第2世代Chromebook Pixelを発売し、2017年にはPixelBook、2019年には廉価モデルPixelBook Goをリリースしています。しかし、それ以降の流れは止まっていました。

 

今回のプロジェクトがChromebook Pixelの復活なのか? さらに優れたものになるのか? そもそも本当に発売される日が来るのか? 今後の動向から目が離せません。

 

Source: Android Headlines

次期「Pixel Tablet 2」、専用キーボード付きカバーを開発中!?

Googleの第3世代「Pixel Tablet」は2027年に発売されると噂されているなか、第2世代のPixel Tabletの開発が進んでおり、そこに搭載されるカメラや専用アクセサリーの詳細が分かったと報じられています。

↑次はどんな変化を見せてくれるの?

 

未発表のAndroid製品に詳しいAndroid Authorityによると、Pixel Tablet 2の全体的なデザインは「初代のPixel Tabletとそれほど変わらない」とのこと。もっとも、上下のベゼルは薄くなる可能性があり、初代と異なるボタンやカメラ配置を試しているそうです。新しいカメラが搭載される予定とのこと。

 

搭載プロセッサーは、Pixel 9シリーズと同じTensor G4か次期Tensor G5のどちらになるのかは不明。もっとも、2024年内に発売されるとすれば、Tensor G4となる可能性が高そうです。

 

さらにPixel Tablet 2では、背面のコネクターに取り付ける折りたたみ式のタブレットスタンド付きキーボードカバーが開発中と言われています。初代モデル用には純正スタイラスやキーボードを準備中との噂もありましたが、今回の情報源によれば、どちらも「品質上の懸念」からボツになったとのこと。

 

初代Pixel Tabletはメディア消費に使いやすい一方、生産性ツールとしての便利さは限られていました。第2世代モデルに専用キーボードが作られたら、仕事や勉強にバリバリ活用できるかもしれません。

 

Source: Android Authority
via: 9to5Google

2026年の「Pixel 11」、かなり野心的なバッテリー持続時間を目指す!?

Googleが2026年に発売すると噂されるスマートフォン「Pixel 11」シリーズや、搭載チップの「Tensor G6」に関する情報が相次いで流出しています。新たな情報では、同社はPixel 11とTensor G6で36時間ものバッテリー駆動時間を目指している可能性が浮上しました。

↑課題の一つはバッテリー

 

未発表のAndroid製品に詳しいAndroid Authorityは、Tensor G6の設計/計画ドキュメントを見たとのこと。そのなかでGoogleは、Pixel 6/7ユーザーの86%未満が(1回の充電で)1日を乗り切れていないと述べているそうです。

 

さらに「バッテリー持続時間は常にコンジョイント分析(消費者が商品やサービスのどの要素を重視しているかを評価)の最上位に位置づけられています」「バッテリー持ちの長さがユーザーを引きつけ、より高い満足度で忠誠心をアップさせる」とも書かれていました。

 

注目すべきは、「ユーザーは36時間のバッテリー持ちを期待している」という記述。文脈から、おそらくGoogleがユーザー調査を行った結果でしょう。

 

Tensor G6やPixelでそんな期待に応えるのか、あるいは単に念頭に置いているだけなのかは不明。Pixel 9シリーズでは公式に「24時間以上のバッテリー駆動時間」をうたっていますが、Pixel 6~Pixel 8でも「バッテリー駆動時間は24時間以上」と宣伝していました。

 

アップルのiPhone 16 Pro Maxは、ビデオ再生で最大33時間と主張していますが、いつかPixelはそれを超えることができるのでしょうか? 注目です。

 

Source: Android Authority

via: 9to5Google

Androidのファイル共有機能「Quick Share」、スマホの初期設定中に存在をアピールへ

Googleやサムスンのスマートフォンで使えるQuick Share機能は、「Android版AirDrop」といえるものです。他のデバイスと簡単にファイルを共有できるのですが、その存在を知らないユーザーも少なくないでしょう。

↑Quick Shareって知ってる?

 

そこでGoogleは、新型Android製品の初期セットアップ中に、Quick Shareをユーザーに紹介することを義務付けたとの噂が報じられています。

 

もともとGoogleはAndroidデバイス全般で使えるファイル共有機能「Nearby Share」を展開していました。もともとQuick Shareはサムスンが開発した機能でしたが、それをNearby Shareと統合したものが、現在のQuick Shareです。

 

この機能は非常に使いやすく、ユーザーは写真や動画、ファイル、さらにはURLを近くにある他のAndroid端末やタブレット、Chromebook、さらにはWindows PCとワイヤレス経由で送受信できます。動作は素早く、定期的にアップデートされて機能が向上していますが、そもそもユーザーが「この機能を自分のスマホでも使える」と知らなければ意味がありません。

 

Android情報に詳しいAndroid Authorityによると、Google Playストアを含むGoogleモバイルサービスのOEM(Android製品を作る企業)向けの規約が更新されたとのこと。これにより、Android 15以降を搭載したすべての新製品はセットアップ時に、Quick Shareの機能と動作について説明する画面を表示するよう義務付けられたと述べています。説明のあとにユーザーは同機能を有効または無効にしたり、プライバシー設定を変更したりできるそう。

 

Pixel 9シリーズはすでにこの紹介を行っており、他社のAndroidスマホやタブレットが後に続きそうです。

 

Source: Android Authority
via: 9to5Google

Google、「Pixel Tablet 3」を2027年に発売!? 強力なチップを搭載か

Googleは2023年にPixel Tabletを発売しましたが、それ以降は後継モデルを出していません。そんななか、2027年に強力なプロセッサーを搭載した新型モデルを計画していると報じられています。

↑Pixel Tabletは仕事向けになる?

 

未発表のAndroid製品に詳しいAndroid Authorityは、Googleのチップ開発チームからリークされたという資料に基づいて、Tensor G6(2026年の「Pixel 11」シリーズに搭載が噂されるチップ)は以下のPixelデバイスに搭載される予定だと述べています。

 

  • Base ’26(おそらく「Pixel 11」標準モデル)
  • Premium ’26(「Pixel 11 Pro」モデル)
  • Fold ’26(折りたたみの「Pixel 11 Pro Fold」)
  • Entry Phone ’27(廉価モデル「Pixel 11a」)
  • Tablet Pixel ’27(新型Pixel Tablet)

 

このうち新型Pixel Tabletに搭載されるTensor G6には「タブレット専用」に二つ目のUSB-Cコントローラーが搭載されるとのこと。これにより、2台目の外付けディスプレイを接続することが可能になります。

 

今のところ、タブレット向けの追加USB-Cポートに関する具体的な情報はそれ以上ありません。もっとも、GoogleはAndroidタブレットで「複数のウィンドウを開く」新機能をテスト中であり、2027年までにはさらなる改良が期待できます。また、同社はPixel Tablet用のキーボードやスタイラスを開発中との噂もありました。

 

この第2のポートにより、Pixel Tabletは動画ストリーミングを見るといったエンタメ向けの使用よりも、仕事など生産性向上を重視するデバイスとなりそうです。

 

一方、Pixel Tabletは第1世代しか出ていないことから、2025年には次世代の「Pixel Tablet 2」が予想されています。Googleがタブレットを2年ごとに更新するとすれば、開発スケジュールを考えると、次期デバイスにはTensor G4(Pixel 9シリーズと同じ)が搭載される可能性が高いと思われます。

 

Source: Android Authority
via: 9to5Google

次期「Pixel 9a」、スペックが向上するうえ価格は据え置き!?

Googleの次期廉価スマートフォン「Pixel 9a」は、2025年3月ごろに発売される見通しです。すでに搭載カメラのリーク情報が届けられているなか、今度は価格に関する情報が報じられています。

↑現行モデルと同じ価格だとうれしい

 

未発表のAndroid製品に詳しいAndroid Headlinesによると、Pixel 9aの価格はPixel 8aと同じで、米国では499ドル(約7万7000円※)になるとのこと。ちなみに、Google公式ストアでのPixel 8aの価格は7万2600円(税込)です。

※1ドル=約153.5円で換算(2024年10月31日現在)

 

Pixel 9aはPixel 8aより2g軽い186gでありながら、画面はPixel 9 Proと同じ6.3インチ、バッテリー容量は5000mAH、寸法も154.7×73.3×8.9mmとなり、全て大型化している模様。ディスプレイはPixel 8aから引き続き、最大120Hzに対応していると言われています。

 

また、背面のメインカメラは48MP、超広角カメラは13MP、自撮りカメラは13MPになるとのこと。バッテリーは18Wの有線接続と7.5Wのワイヤレス接続で充電され、搭載RAMは8GB、内蔵ストレージはPixel 8aと同じく128GBまたは256GBです。

 

チップはPixel 9シリーズと同じくTensor G4を搭載するそう。別の情報源は、Pixel 9a向けTensor G4は少しバージョンが異なり、最新モデムチップを搭載していない(衛星通信に対応しない)と主張していました

 

Pixel 9シリーズの日本向け価格は、前モデルよりも全般的に高くなっていました。Pixel 9aの価格が8aから据え置きとなれば、人気スマホとなるかもしれません。

 

Source: Android Headlines
via: 9to5Google

Google Pixel、フラッグシップ機のカメラとAI機能を2025年以降にパワーアップへ!

Googleが2025年に発売予定の次期フラッグシップ機「Pixel 10」シリーズと、翌年に登場する見通しの「Pixel 11」シリーズにおいて、カメラ関連のハードウェアやAIによるソフトウェア機能が大幅に進化すると報じられています。

↑大幅な進化が待っている?

 

この情報は、未発表のAndroid製品に詳しいAndroid Authorityが、Googleのチップ部門からスクープしました。

 

まず、Pixel 10シリーズは、搭載チップ「Tensor G5」の強化されたTPU(機械学習とAI処理に特化したプロセッサー)を活用し、AIによる新たな写真および動画編集機能を備える予定とのこと。

 

その一つである「ビデオ生成ML(Video Generative ML)」は、「写真アプリでキャプチャ後、生成AIベースで直感的なビデオ編集をする」と伝えられています。要は、実際にビデオを理解できるAIを使い、ユーザーが簡単に編集できることを目的としているようです。

 

さらに、音声で使う写真編集ツール「Speak-to-Tweak」や、簡単なスケッチを素敵な絵に変換する「Sketch-to-Image」も検討しているそう。このうち後者は、サムスンがGalaxy AIで提供する「スケッチアシスト」に似ているかもしれません。

 

一方、Pixel 11シリーズでは、写真とビデオ撮影の両方で、次世代の望遠レンズと機械学習により、最大100倍のズームとなる可能性があるそう。もっとも、それぞれアルゴリズムが異なるため、写真とビデオでは画質に差が出るかもしれないと示唆しています。

 

さらに、消費電力を抑えた改良版の「シネマティックぼかし」や、暗い場所でも鮮明な録画ができる「ウルトラ・ローライト・ビデオ」などの機能も追加されるかもしれません。

 

Pixel 10とPixel 11シリーズともに、搭載チップは台湾TSMCの最先端3nm技術により製造されるとの噂があります。それにより処理能力や消費電力が改善され、AIを活用した新機能が大活躍すると期待したいところです。

 

Source: Android Authority

Pixelスマホ、「顔認証」の弱点を2026年に克服する!?

GoogleのPixelスマートフォンでは顔認証に通常のカメラを使っていますが、暗闇など低照度のもとでは機能しません。この弱点が2026年の「Pixel 11」シリーズで克服されるかもしれないとの噂が報じられています。

↑顔認証を改善へ

 

未発表のAndroid製品に詳しいAndroid Authorityによると、Pixel 11に搭載される「Tensor G6」チップに内蔵されるISP(画像を処理するプロセッサー)は、アンダーディスプレイのIR(赤外線)カメラシステムをサポートする予定とのこと。

 

実はPixel 4(2019年発売)の顔認証では、ドットプロジェクター(赤外線ドットを投影して顔の3Dマップを作る)、フラッドイルミネーター(赤外線を照射する)、二つのIRカメラが活用されていました。そのため、どんなに暗くてもユーザーを認識できたわけです。

 

しかし、Pixel 7では純粋に通常カメラベースとなり、IRカメラは廃止されました。さらに、Pixel 8以降は顔認証がGoogleウォレット/ペイや銀行の取引、その他アプリのサインインに使用可能となっています。これらは十分に明るい場所では機能しますが、暗い場所では認識しないことがよくあり、指紋センサーに頼らざるを得ません。

 

もしIRカメラが復活し、アンダーディスプレイ=画面の下に埋め込む方式であれば、ベゼルが太くなったりノッチ(画面上部の切り欠き)を設けたりする必要がなく、全画面デザインが保たれるはずです。

 

ライバルのアップルは、2026年の「iPhone 18 Pro」モデルでアンダーディスプレイのFace ID(顔認証)を導入すると噂されています。また、Tensor G6チップはiPhone 18 Proの「A19」チップと同じ技術で製造されるとの予想もあり、Pixel 11シリーズは大きな進化を遂げることになりそうです。

 

Source: Android Authority
via: 9to5Google

Google、AIエージェント「Jarvis」のプレビュー版を12月に公開!?

今年5月に開催された「Google I/O 2024」において、Googleは独自開発AIの「Gemini」とChromeブラウザが連携すると予告していました。この取り組みは「Project Jarvis」と呼ばれ、まもなくプレビュー版が公開されるとの噂が報じられています。

↑新しいAI機能に期待

 

ニュースメディアのThe Informationによると、Googleは「ウェブブラウザの操作を交代して、研究資料の収集や商品の購入、航空券の予約などのタスクを行う人工知能を開発している」とのこと。

 

プロジェクト名は、映画『アイアンマン』のJ.A.R.V.I.S.にちなんで名付けられたそうです。Chromeブラウザ上で動き、企業向けというより消費者向けの機能として、「ウェブベースの日常的な作業を自動化」すると言われています。もっとも、モバイル用なのかデスクトップ用なのかは明らかにされていません。

 

コマンドを指示されると、Jarvisは「コンピュータの画面に表示されているものを頻繁にスクリーンショットで撮影し、その画像を理解してから、ボタンをクリックしたりテキストフィールドに入力したりするなどのアクションを起こす」という仕組みとのこと。

 

もっとも、今のところJarvisは「各アクションを起こす前に数秒間考える必要があるため、動作が比較的遅い」と言います。そのため、まだオンデバイス(端末内で処理する)で動作しておらず、クラウドサーバーを必要とする可能性が高いそう。

 

JarvisはGemini 2.0(次世代のマルチモーダルAIモデル。テキストや画像、音声などを同時に処理できる)を搭載していると言われており、「早ければ12月」にもプレビューされるかもしれないとのことです。

 

Jarvisが実用化すれば、例えば、オンラインストアで靴を買ったもののサイズが合わない場合、「受信箱を検索して領収書を探す」「メールから注文番号を確認する」「返品フォームに記入する」などの作業を肩代わりしてくれるとうたわれています

 

まずは英語がサポートされ、日本語はしばらく後になりそうですが、楽しみに待ちたいところです。

 

Source: The Information
via: 9to5Google

次期「Pixel 9a」、メインカメラが48MPに下がっても心配ご無用な理由とは?

Googleの次期廉価版スマートフォン「Pixel 9a」のメインカメラが現行のPixel 8aから変更され、解像度が64MPから48MPになるとの噂が報じられています。

↑Pixel 9aの予想CG画像(画像提供/Onleaks/Android Headlines)

 

Pixel 7aとPixel 8aはどちらも64MPのメインカメラを搭載しており、Pixel 6a以前の12MPを上回っていました。両モデルともソニー製のイメージセンサー「IMX787」であると思われますが、Pixel 9aでは変更が加えられるようです。

 

未発表のAndroid製品に詳しいAndroid Headlinesによると、Pixel 9aのメインカメラは48MPのセンサーに移行し、一見すれば格下げのようです。しかし「メガピクセルサイズが大きい」ため、見栄えのよい写真が撮れるはずだと主張しています。おそらく撮像素子が大きくなり、取り込める光の量が増えるためでしょう。

 

最新の折りたたみ機のPixel 9 Pro Foldもメインカメラは48MPであり、それと同じものだとすれば、Pixel 9aのカメラも目立って劣化することはないと思われます。

 

また、Pixel 9aには13MPの自撮りカメラが搭載され、上位機種のPixel 9シリーズと同じ「一緒に写る(Add Me)」も利用できると言われています。これは集合写真を撮ったとき、撮影者を後から撮影し、2枚の写真を合成する機能です。

 

Pixel 9aの発売は2025年の早い時期、おそらく3月頃になると予想されています。期待の大きい製品だけに、さらなる追加情報を待ちたいところです。

 

Source: Androido Headlines
via: 9to5Google

「Android 15」、Pixel向けに配信開始! 主な新機能は…

Googleは、自社のPixelデバイス向けに最新のAndroid 15の配信を始めました。先月、Android 15は正式に公開されていたものの、実際のAndroidデバイスでようやく利用できるようになります。

↑配信が始まったAndroid 15(画像提供/Google)

 

主な新機能の一つは、スマートフォンを他人に使わせるときに、特定のアプリを保存して非表示にできる「プライベートスペース」。GoogleはSNSや出会い系、銀行アプリなどを例として挙げています。

 

プライベートスペースに保存したアプリは、最近使用したアプリや通知、設定には表示されません。アクセスするには、顔や指紋などの認証を追加で行う必要があります。

 

また、折りたたみスマホやタブレットでは、タスクバーを固定したり解除できたりするようになります。これにより、アプリへのアクセス方法を柔軟に変更し、素早く利用できるようになります。また、頻繁に並べて使う(折りたたみスマホの2画面や、タブレットの左右など)二つのアプリがある場合、その組み合わせを設定し、一つのアイコンをタップするだけで同時に起動できます。

 

さらに、Android 15には盗難検出ロックやオフラインデバイスロック、リモートロック機能が追加されます。AIが急なひったくりなどを検知してスマホをロックしたり、泥棒が持ち主の追跡を避けるためにオフラインにしようとした場合にロックしたり、盗まれたスマホを遠隔でロックできたりします。

 

この盗難防止機能は、GoogleによればAndroid 10以降の「ほとんどの」デバイスに搭載される予定であり、すでに一部のユーザーには提供しているとのことです。

 

Source: Google
via: The Verge

次期「Galaxy S25」標準モデル、MediaTek製チップ搭載を裏付ける新情報が浮上!

サムスンは、次期フラグシップ機「Galaxy S25」の標準モデルに、価格を抑えるためにMediaTek製の「Dimensity」チップを採用するとのリーク情報が何度か伝えられてきました。それらは単なる噂でしたが、今度はGoogleがうっかりその噂は本当であると裏付けてしまった可能性が浮上しています。

↑Googleは多分知っている…

 

GoogleのAlphaChip(AI研究部門であるDeepMindが開発した、チップ設計を支援するためのAI技術)ページでは、この技術がどれほどチップ設計を高速化・最適化したかを説明しています。実際、AlphaChipはGoogleやMediaTekのチップ設計に導入済みです。

 

その後、Googleは「例えば、世界トップクラスのチップ設計企業であるMediaTekは、AlphaChip技術を拡張して、電力、性能、チップ面積を改善しながら、サムスンの携帯電話で使われている Dimensity Flagship 5Gのような最先端チップの開発を加速しています」と述べています。

 

すでにサムスンは最新タブレット「Galaxy Tab S10」シリーズにDimensity 9300+を搭載しており、両社が協力することは不思議ではありません。しかし、今のところMediaTekチップを搭載したサムスン製スマートフォンは一つもなく、Googleがうっかり口を滑らせた可能性があります。

 

実際、このことを各種メディアが指摘した後、Googleは一部記述を修正し、サムスンへの言及はなくなっています。そのため、ますます「つい口を滑らせてしまった」という印象を強めています。

 

Dimensity 9400チップは、クアルコムの次期チップ「Snapdragon 8 Gen 4」の性能をあらゆる面で上回りつつ、価格は20%安いとの噂もあります。Galaxy S25には価格を抑えつつ、高性能であることを期待できるかもしれません。

 

Source: Wayback Machine
via: Wccftech

Google、Android向けの新たな「盗難防止機能」をついに展開!

Googleは、Android 10以上のデバイスを対象に3つの新たな盗難防止機能の展開を始めました。今年5月に予告していたものが、ようやく実現しました。

↑セキュリティ性能アップ(画像提供/Google)

 

この新機能を有効にするには、Androidスマートフォンの「設定」アプリで「盗難保護」(Theft protection)を検索するか、Googleサービスページ内の「すべてのサービス」>「ユーザーとデバイスの安全性」を確認します(「デバイスを探す」と「不明なトラッキングアラート」の間に追加)。

 

これら3機能のうち2つはAIによる自動検出と動作であり、残り1つはユーザーが手動で行うもの。以下にそれぞれの機能を簡単に紹介します。

 

盗難検出ロック

ロックが解除された状態でスマホを使用しているとき、Android端末のセンサーやWi-Fiなどにより「誰かがいきなり、スマホを持ち去った」かどうかをAIが判断します。

 

これを検出すると、端末の画面が自動的にロックされ、泥棒が個人データにアクセスするのを防ぎます。要は「使用中にひったくられたとき、すぐにロックを掛けてくれる」機能です。

 

オフラインデバイスロック

スマホを盗んだ泥棒が、持ち主が「デバイスを探す」により位置追跡することを妨害するため、オフラインにしようとした場合にAIがロックを掛けます。何度も不自然にロック解除に失敗した場合でも発動します。

 

Googleは二つの条件を挙げています。

  • ロックが解除されている間、端末はアクティブに使われる必要があります
  • 画面は1日に最大2回までロック可能

 

リモートロック

別の端末から、盗まれた端末をロックする機能。ユーザーはandroid.com/lock にアクセスしたうえで、指定の番号に電話をかけます。さらに自分の電話番号(設定時に確認済み)を確認し、セキュリティ・チャレンジを行うだけです。

 

ちなみに、同様の盗難防止機能はiOS 17.3以降でも実装されています。AndroidとiPhoneともに、泥棒やひったくり対策はますます強固となっていきそうです。

 

Source: 9to5Google

次期「Pixel 9a」の予想画像が登場! 二つの注目点とは?

Googleの次期廉価スマートフォン「Pixel 9a」の予想CG画像やカラーバリエーションに関する情報が流出しました。

↑Pixel 9aの予想CG画像(画像提供/Onleaks/Android Headlines)

 

Android未発表製品に詳しいAndroid Headlinesは、著名リークアカウントのOnleaksが提供した情報に基づき、「5Kレンダリング画像」を公開しています。

 

まず、この高精細なCG画像で注目されるのは、前モデルのPixel 8aにあった背面カメラバーがなくなっていること。2021年のPixel 6シリーズ以来、Googleスマホには背中側の左から右までを覆うように「カメラパーツを全て収めたバー」があることが共通していました。

 

それがPixel 9aで廃止されるかもしれません。カメラが平らに並び、その横にフラッシュが配置されるという、一般的なスマホのデザインに近づいているようです。

 

もう一つ注目すべき点は、ディスプレイ周りのベゼルが分厚いこと。Pixel 9シリーズは全機種とも薄くなっていたため、かなり目立つ印象です。

 

さらに、Android Headlinesはカラバリをスクープ。Pixel 9aは4色で展開されると言います。そのうち、 PorcelainとObsidianはPixel 8aから引き継ぎつつ、AloeとBayが「Peony」と「Iris」に入れ替わるとのこと。PeonyはPixel 9の同名カラーと似ている一方、Irisは青紫となるそうです。

 

Pixel 9aの寸法は154×73×8.5mmであり、Pixel 8aと比べて「少し背が高く、幅が広く、やや薄く」なる見通しです。また、バッテリー容量は小さくなる可能性があるとのこと。

 

Pixel 8aは今年5月に発表されたため、Pixel 9aも2025年の同じ時期にリリースされることが予想されます。Pixel 9シリーズと同じくTensor G4チップ搭載とも噂されており、十分に価格が安くなれば、お買い得のスマホとなりそうです。

 

Source: Android Headlines(1),(2)

Google、「Wear OS 5」へのアップデートをPixel Watchの旧モデルに展開!

今月初めにGoogleの最新スマートウォッチ「Pixel Watch 3」が発売されたのに続き、初代Pixel WatchとPixel Watch 2にWear OS 5の大型アップデートが展開されています。2024年のセキュリティ・アップデートとともに提供される格好です。

↑アップデートして

 

初代Pixel Watchは2025年10月まで、Pixel Watch 2は2026年10月までソフトウェア更新が約束されています。それぞれWear OS 3.5およびWear OS 4.0から、一気にメジャーアップデートとなります。

 

その展開は通信プロバイダや端末ごとにタイミングが異なるものの、今後1週間以内に入手できると思われます。ソフトウェア更新の方法はこちらを参照のこと

 

最新のWear OS 5では、「多くのバグ修正、パフォーマンスの改善」のほか、以下のように複数の新機能が追加されます。

 

  • メディア出力スイッチャー: どのデバイスでメディアを再生するかを選べる。また、現在再生中のコンテンツに関する情報を表示
  • ゴールの進捗: 歩数などの目標を達成するのに便利
  • 新たなUIの「グリッドビューアプリランチャー」やボイスレコーダーアプリ「Recorder」

 

Wear OS 5へのアップデート後は、Pixel Watchのビルド番号は「AW2A.240903.005.A2」へ、Pixel Watch 2は「AW2A.240903.005.A1」に更新されます。新機能のおかげで旧モデルもますます使いやすくなりそうです。

 

Source: Google
via: 9to5Google

約1100万台のAndroidデバイスがマルウェアに感染か。サイバーセキュリティ企業が警告

サイバーセキュリティ企業のカスペルスキーは、少なくとも1100万台のAndroidデバイスが危険なマルウェアに感染した可能性があると警告しています。

↑悪質なアプリに気をつけて

 

同社のブログによると、2019年に初めて発見されたローダ型マルウェア「Necro」が復活し、Google Playストアで配信されているアプリを通じて広まっているとのこと。ローダ型とは、デバイスに感染してから外部のサーバーに接続し、他のマルウェアをダウンロードして実行するタイプを指します。

 

Necroもアドウェアやサブスクリプション詐欺、感染したデバイスを踏み台とするものまで、さまざまな悪質な追加ペイロード(マルウェア)を呼び込むとのこと。

 

カスペルスキーは、Spotifyの改造版アプリや写真編集のWuta Camera、ウェブブラウザのMax Browserや通信アプリのWhatsApp、マインクラフトのMODなどでNecroの痕跡が見つかったと報告しています。

 

特に多かったのはWuta Cameraであり、約1000万回もダウンロードされていました。バージョン6.3.2.148で感染し、6.3.7.138以降では含まれていないため、古いバージョンを使っている人はすぐにアップデートする必要があるでしょう。

 

次に多かったのはMax Browserであり、約100万回ダウンロードされていたとのこと。こちらはバージョン1.2.0で感染し、カスペルスキーがGoogleに通報したため、Playストアから削除されています。ただし、サードパーティのアプリストアではまだ配布されているため、ダウンロードしないよう気をつけたいところです。

 

たとえPlayストアで配布されている正規のアプリでも、マルウェアに汚染している可能性はあります。BleepingComputerは、今回の件ではまさにそれが起こり、悪意ある広告ソフトウェア開発キット(SDK)を通じてNecroがインストールされたと指摘しています

 

Source: Kaspersky
via: Tom’s Guide

コンテンツ探しが楽に! Googleの新しいストリーミングデバイス「Google TV Streamer」

Googleは、Chromecast with Google TVの後継機種となる「Google TV Streamer」を発表。Chromecastの機能を備え、Google HomeとMatterのスマートホームハブとしても機能する本製品は、9月24日から発売します。価格は1万6000円(税込)です。

 

記事のポイント

サブスクコンテンツのどれを観ようかあれこれ迷っているうちに、時間が経ってしまったなんてことはよくあること。そんなあるあるを解決してくれそうなデバイスです。スマートハブにもなるので、ほかのGoogle製品と連携させると生活がより便利になるでしょう。なお、Google TV Streamerの登場によりChromecastの生産が終了します。

 

本機はNetflix、Disney+、Apple TVなどに対応するストリーミングデバイス。視聴したいコンテンツを簡単に見つけられるよう、Google AIとユーザーの好みに基づいて、すべてのサブスクリプションのコンテンツから候補を選別、1か所に整理して利用できます。また、Google TVのGemini機能により、コンテンツの概要、レビュー、シーズンごとの内容を確認できるようになり、個人の「次何みよう」に役立ってくれます。

 

本機は32GB のストレージ、改良されたプロセッサーなどを備えており、前世代のChromecastよりもアプリの読み込み時間が短縮され、ナビゲーションがスムーズになっているとのこと。

 

スマートハブとしては、Matterの接続をサポートし、鍵やモーションセンサーなどのスマートホームデバイスを素早く安全に接続できる技術「Threadボーダールーター」を内蔵。たとえばGoogle Home パネルと同期すれば、ソファから立ち上がることなくカメラを確認したり、照明や温度を調整したり、ブラインドを閉めたり、Google Nest Doorbellに応答したりといった操作も可能になります。

 

テレビの後ろに隠すのではなく、テレビの前に設置するデザインにしたという本機。ぜひ目立つ場所に置いてセンスの良さを見せたいですね。

 

Google「Google TV Streamer」
1万6000円(税込)

Pixel 9シリーズの中で充電速度が最も遅いのはどれ? 意外な事実が判明

Googleの第2世代折りたたみスマートフォン・Pixel 9 Pro Foldは、あらゆる面で前モデルPixel Foldより大幅に改善されています。しかし、充電速度についてはPixel 9シリーズのなかで最も遅いことが明らかとなりました。

↑充電が一番遅いのは…

 

Pixel 9 Pro XLの有線充電は、公式には最大37Wであるとうたわれており、ここ数年で最も強化されています。Pixel 9とPixel 9 Proも有線で27W充電が可能となり、過去モデルより速くなりました。

 

しかし、Pixel 9 Pro Foldはかなり遅いことをGoogleが認めました。米9to5Googleは、有線での最大充電速度は21Wに限られると確認したとのこと。これはGoogle純正の45W USB-C急速充電器を使った場合ですが、さまざまなサイトが行った検証結果と一致しています。

 

つまり、Pixel 9 Pro FoldはPixel 9シリーズの中で最も高価であるにもかかわらず、最も充電速度が遅い機種ということになります。もっとも、バッテリー容量は4650mAhであり、Pixel 9やPixel 9 Proの4700mAhより小さいことから、あまり問題ないかもしれません。

 

また、Pixel 9 Pro FoldのみGoogle製のPixel Stand充電器と互換性がなく、ワイヤレス充電の最大速度はわずか7.5Wにとどまります。Pixel 9 Proは最大21W、Pixel Pro XLは最大37Wであり、大きく差が付けられています。

 

ワイヤレス充電を愛用しているPixel 9 Pro Foldユーザーは、充電に時間がかかることを覚えておき、小まめに充電したほうがいいかもしれません。

 

Source: 9to5Google

Android Auto版「Googleマップ」、タッチ画面に「経由地を追加」ボタンを新設!

Googleは、カーナビアプリ「Android Auto」のGoogleマップを改良し続けており、先日も事故などを報告できるレポート機能を使いやすくしていました。それに続き、タッチ画面に「経由地を追加」ボタンを新たに設けたことが明らかとなりました。

↑「Add stop」が追加されている(画像提供/9to5Google)

 

最新のアップデート後のAndroid Auto版Googleマップでは、新たな目的地を選ぶと、目立つ形で「Add stop(経由地)」ボタンが表示されるようになりました。

 

これはスペインのテック系メディアHipertextualがベータ版のバージョン12.9で発見したものですが、その後に正式版でも利用できることが確認されています。いつ追加されたのかは正確には不明ですが、かなり最近のことのようです。

 

Android Autoで経由地点を追加する機能は、以前から音声コマンドで利用できましたが、さほど使いやすくはありません。また、タッチ画面でも利用できなくはなかったものの、クルマからAndroidスマホを外してルートを設定し、再接続するほうがずっと楽でした。

 

この新たなボタンは、ナビゲーションが実際に始まる前に表示されるため分かりやすく、非常に素早く簡単に設定できます。効率的なルート設定がしやすくなり、ドライブのストレスが減ることになりそうです。

 

Source: Hipertextual
via: 9to5Google

Google Pixel 9シリーズを少しでも安く買うには? オンライン販売価格を徹底比較

人気のGoogle純正スマホ「Google Pixel」の最新作Pixel 9シリーズが、2024年8月22日に販売を開始しました(一部機種は9月上旬発売)。

 

気になるのはやはり価格ですが、各社の販売ページを見ると「下取りありで実質◯円」や「24か月で返却すれば実質◯円」などの表記が多く見られ、実際の購入金額がいまいちわかりにくくなっています。

 

そこで本記事では、結局いくらで購入できるのかを知るため、できるだけシンプルな価格比較をしてみました。

 

Pixel 9シリーズのスマホは4種類。8よりも値上げの傾向

Googleのサイトから

 

今回発売されたPixel 9シリーズは大きく、「Google Pixel 9」「Google Pixel 9 Pro」「Google Pixel 9 Pro XL」「Google Pixel 9 Pro Fold」の4機種に分けられ、さらに、それぞれで異なるメモリー(ROM)のものが販売されています。

 

価格は全体的に上がっており、Google ストアでGoogle Pixel 8とGoogle Pixel 9の価格を比較すると、前者は11万2900円(税込、以下同)で、後者は12万8900円となっており、1万6000円の差がありました。

 

販売しているのは現在のところ、Google ストアに加え、ドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアです。本記事ではこれらのオンラインショップの一括購入価格を調べるとともに、乗り換え割やポイント還元を適用した場合の価格を比較しています。

 

なお、キャリア各社が展開している、1~2年で端末を返却する「端末購入プログラム」は本記事では取り上げません。また、Google ストアで実施しているストアクレジット特典など、実施期間の短いキャンペーンや割引は除外しています。

 

Pixel 9はメモリー(ROM)によって割引額が異なる

Googleのサイトから

 

はじめに、今回発売されたPixel 9シリーズの中で、もっともベーシックな機種であるGoogle Pixel 9の価格比較をしていきます。

 

Pixel 9は、メモリー(ROM)の容量によって割引額が異なるため、128GBと256GBを別々に見ていきましょう。

 

Google Pixel 9 128GB 価格比較

販売窓口 一括購入価格 乗り換え割引&
ポイント還元適用価格
Google ストア 12万8900円
NTTドコモ 14万8060円 実質11万6060円
┗5G WELCOME割:2万2000円割引
┗dポイント還元:1万ポイント還元
au 14万4900円 12万2900円
┗au Online Shop お得割:2万2000円割引
ソフトバンク 15万1200円 実質13万1200円
┗PayPayポイント還元1等当選時 ※1:2万ポイント還元

※価格は税込
※2024年8月22日時点
※1. PayPayポイント還元は1等2万ポイント、2等1万ポイント、3等8000ポイント、4等5000ポイントのいずれか

 

まず、128GBの価格を比較します。

 

一括購入価格がもっともお得なのは、Google ストアの12万8900円です。キャリアと違い他社からの乗り換え時に適用できる割引はありませんが、割引なしでもかなり安価な水準です。

 

一方、キャリアで購入する場合、一括購入価格は高価ですが、乗り換え時に適用できる割引やポイント還元キャンペーンを適用すれば、大幅に価格を抑えることが可能です。

 

ドコモは他社からの乗り換え時、対象機種なら「5G WELCOME割」が適用され、2万2000円割引されます。128GBは対象に含まれるため、割引を受けることが可能。これに加え、Pixel 9購入&応募でdポイントが1万ポイント還元されるキャンペーンも展開しているので、実質金額は11万6060円となり、もっともお得な価格となります。

 

auにも他社からの乗り換え時に適用される割引「au Online Shop お得割」があり、2万2000円引きで購入できます。

 

ソフトバンクの割引は少々特殊です。まず、128GBの場合は他社からの乗り換え時に適用できる割引はありません。

 

一方、事前応募型のポイント還元キャンペーンが用意されており、1等2万ポイント、2等1万ポイント、3等8000ポイント、4等5000ポイントのいずれかの還元を受けられます。

 

ただし、仮に1等の2万ポイントに当選してもなお、他社より高価という結果になっているため、128GBに限ってはソフトバンクで購入するのは割高となってしまいます。

 

Google Pixel 9 256GB 価格比較

販売窓口 一括購入価格 乗り換え割引&
ポイント還元適用価格
Google ストア 14万3900円
NTTドコモ 16万7090円 実質15万7090円
┗dポイント還元:1万ポイント還元
au 16万4800円 14万2800円
┗au Online Shop お得割:2万2000円割引
ソフトバンク 16万5600円 実質12万3616円
┗オンラインショップ割:2万1984円割引
┗PayPayポイント還元1等当選時 ※1:2万ポイント還元

※価格は税込
※2024年8月22日時点
※1. PayPayポイント還元は1等2万ポイント、2等1万ポイント、3等8000ポイント、4等5000ポイントのいずれか

 

256GBの場合、お得な購入方法が大きく変わります。

 

256GBをもっとも安価に購入できるのは、ソフトバンクです。この機種はソフトバンクの乗り換え割引「オンラインショップ割」の対象であると同時に、PayPayポイント還元の対象でもあるため、仮に1等(2万ポイント)に当選すれば実質12万3616円で購入できます。

 

4等(5000ポイント)の場合でも実質価格は13万8616円となり、ほかよりも安価に購入可能です。

 

一方、128GBでは最安値だったドコモですが、256GBは「5G WELCOME割」の対象外となるので、もっとも高価という結果になりました。

 

Pixel 9 Proはソフトバンクのポイント還元が大きい

Googleのサイトから

 

上位機種であるGoogle Pixel 9 Proは、すべてのバージョンを一覧で比較していきます。

 

Google Pixel 9 Pro 価格比較

販売窓口 ROM 一括購入価格 乗り換え割引&
ポイント還元適用価格
Google ストア 128GB 15万9900円
256GB 17万4900円
512GB 19万4900円
NTTドコモ 128GB 18万5350円 実質17万5350円
┗dポイント還元:1万ポイント還元
256GB 20万2730円 実質19万2730円
┗dポイント還元:1万ポイント還元
512GB 22万5940円 実質21万5940円
┗dポイント還元:1万ポイント還元
au 128GB 17万9900円 15万7900円
┗au Online Shop お得割:2万2000円割引
256GB 19万4900円 17万2900円
┗au Online Shop お得割:2万2000円割引
512GB 21万4900円 19万2900円
┗au Online Shop お得割:2万2000円割引
ソフトバンク 128GB 18万3600円 実質13万1616円
┗オンラインショップ割:2万1984円割引
┗PayPayポイント還元1等当選時 ※1:3万ポイント還元
256GB 20万1600円 実質14万9616円
┗オンラインショップ割:2万1984円割引
┗PayPayポイント還元1等当選時 ※1:3万ポイント還元
512GB 22万6800円 実質17万4816円
┗オンラインショップ割:2万1984円割引
┗PayPayポイント還元1等当選時 ※1:3万ポイント還元

※価格は税込
※2024年8月22日時点
※1. PayPayポイント還元は1等3万ポイント、2等2万ポイント、3等8000ポイント、4等5000ポイントのいずれか

 

Pixel 9 Proで注目したいのは、ソフトバンクのPayPayポイント還元です。

 

Pixel 9よりも1等と2等のポイントが増えており、1等なら3万ポイント、2等なら2万ポイントの還元が受けられます。たとえば、128GBの場合、1等なら実質13万1616円、2等なら実質14万1616円、3等なら実質15万3616円、4等なら実質15万6616円となります。

 

上位当選の場合、かなりお得に購入できるので、必ず購入前に抽選に参加するようにしましょう。

 

Google Pixel 9 Pro XLはラインナップに違いあり

Proの大画面版であるGoogle Pixel 9 Pro XLは、128GB、256GB、512GBの3モデルを展開しています。しかし、ドコモでは256GBのみの扱いとなっていることに注意が必要です。

 

Google Pixel 9 Pro XL 価格比較

販売窓口 ROM 一括購入価格 乗り換え割引&
ポイント還元適用価格
Google ストア 128GB 17万7900円
256GB 19万2900円
512GB 21万2900円
NTTドコモ 128GB
256GB 22万7700円 実質21万7700円
┗dポイント還元:1万ポイント還元
512GB
au 128GB 19万9900円 17万7900円
┗au Online Shop お得割:2万2000円割引
256GB 21万4900円 19万2900円
┗au Online Shop お得割:2万2000円割引
512GB 23万4900円 21万2900円
┗au Online Shop お得割:2万2000円割引
ソフトバンク 128GB 20万8800円 実質15万6816円
┗オンラインショップ割:2万1984円割引
┗PayPayポイント還元1等当選時 ※1:3万ポイント還元
256GB 22万6800円 実質17万4816円
┗オンラインショップ割:2万1984円割引
┗PayPayポイント還元1等当選時 ※1:3万ポイント還元
512GB 24万8400円 実質19万6416円
┗オンラインショップ割:2万1984円割引
┗PayPayポイント還元1等当選時 ※1:3万ポイント還元

※価格は税込
※2024年8月22日時点
※1. PayPayポイント還元は1等3万ポイント、2等2万ポイント、3等8000ポイント、4等5000ポイントのいずれか

 

価格を比較すると、ドコモは割高。

 

auは乗り換え割の2万2000円を適用させた金額が、Google ストアの価格とまったく同じという結果になりました。

 

ここでも、注目なのはソフトバンクです。

 

128GBの場合、ポイント還元1等なら15万6816円、2等なら16万6816円、3等なら17万8816円、4等なら18万1816円となります。つまり、2等以上ならGoogle ストアよりもお得に購入することができます。

 

Google Pixel 9 Pro FoldはGoogle ストア一択!

Googleのサイトから

 

これまで見てきた機種は、キャリアで乗り換え割などを適用させれば、Google ストアよりも安価に購入可能な場合がありました。

 

しかし、折りたたみスマホのGoogle Pixel 9 Pro Foldに関しては少し事情が変わってきます。

 

Google Pixel 9 Pro Fold 価格比較

販売窓口 ROM 一括購入価格 乗り換え割引&
ポイント還元適用価格
Google ストア 256GB 25万7500円
512GB 27万7500円
NTTドコモ 256GB 29万4800円 実質26万4800円
┗dポイント還元:3万ポイント還元
512GB 31万7570円 実質28万7570円
┗dポイント還元:3万ポイント還元
au 256GB 28万9800円 26万7800円
┗au Online Shop お得割:2万2000円割引
512GB 30万9800円 28万7800円
┗au Online Shop お得割:2万2000円割引
ソフトバンク 256GB 30万6000円 実質25万4016円
┗オンラインショップ割:2万1984円割引
┗PayPayポイント還元1等当選時 ※1:3万ポイント還元
512GB 33万1200円 実質27万9216円
┗オンラインショップ割:2万1984円割引
┗PayPayポイント還元1等当選時 ※1:3万ポイント還元

※価格は税込
※2024年8月22日時点
※1. PayPayポイント還元は1等3万ポイント、2等2万ポイント、3等8000ポイント、4等5000ポイントのいずれか

 

ドコモでは本機種に限り、還元されるdポイントが3万ポイントに増えていますが、これを適用してもGoogle ストアより高価です。

 

auも同じで、乗り換え割を適用してもGoogle ストアより高くなっています。

 

唯一の例外は、ソフトバンクの256GBモデルを乗り換えで購入するパターン。この際、ポイント還元で1等に当選した場合に限りGoogle ストアより3500円ほど安価になりますが、2等以下ならGoogle ストアの方がお得に購入できるため確実性に欠けます。

 

Google Pixel 9 Pro Foldを購入するのなら、基本的にはGoogle ストア一択と考えてよいでしょう。

 

新規や機種変更の場合も基本はGoogle ストアがお得

ここまで解説してきたとおり、各社の乗り換え割引の値引き幅は大きく、キャリアや機種によってはGoogle ストアよりも安価に買える場合があります。

 

一方、新規契約や機種変更の場合、割引は限定的です。たとえばauでは、新規契約時にも割引を適用できますが、割引幅は乗り換え時と比較して小さくなっています。

 

auではこのほかにも、機種変更ユーザーを対象にした「Pixel 9シリーズ機種変更おトク割」という最大3万3000円引きのお得なキャンペーンを実施しており、これを適用できればかなり安価に購入可能となります。ただし、こちらは2024年9月末までの期間限定キャンペーンです。

 

こうしたキャンペーンを除けば、基本的にはGoogle ストアで購入したほうがお得と考えてよいでしょう。

 

Pixel 9シリーズは、安くても12万程度。最高級機種は25万円を超える、決して安くはないスマホです。少しでもお得に購入できるよう、最新の割引情報をチェックするようにしましょう。

「Pixel 9 Pro Fold」はどれほど頑丈? 過酷な耐久性テストの結果は…

Googleの最新折りたたみスマートフォン「Pixel 9 Pro Fold」の耐久性テストが行われ、どれだけ頑丈なのかが検証されました。

↑どこまで耐えた?(画像提供/JerryRigEverything/YouTube)

 

テック系YouTubeチャンネルのJerryRigEverythingを主催するザック・ネルソン氏は、おなじみの拷問のような耐久性テストをPixel 9 Pro Foldに実施。同氏は、前モデルのPixel Foldが発売されたときも同様の検証を行っています

 

まず、外側のGorilla Glass Victus 2保護ガラスは「(モース硬度)レベル6で傷がつき、レベル7で溝が深くなる」とのこと。モース硬度とは鉱物の硬さを評価する尺度であり、カッターナイフやハサミは5.5前後といわれています。

 

一方、内側の折りたたみ画面を保護するUltra Thin Glassはレベル2で傷がつき、爪でも傷がついています。

 

Pixel 9 Pro Foldのカバー素材は、ヒンジ(折りたたみの軸)の表面も含めて「航空宇宙グレードの高強度アルミニウム合金」で作られており、ヒンジ内部は 「多層合金スチール」とうたわれています。

 

しかし、本製品はIPX8(防水機能のみ)、つまり防塵機能がないため、土や砂にさらされるとヒンジがガリガリと音を立てています。

 

さて、今回の目玉となる折り曲げテストは、閉じた状態では問題がありませんでした。しかし、開いてから背面側に折り曲げると、左右の背面パネルが合わさってヒンジに覆いかぶさっているものの「全く抵抗がないように」折れていきます。

 

さらに力を加えると、内蔵されたアンテナやディスプレイがケースから飛び出してしまいました。一方、ヒンジは初代と同じく無事であり、他の部分が壊滅的となっています。

 

サムスンの最新折りたたみスマホのGalaxy Z Fold6は同じようなテストに耐え、最終的にはここまでひどい壊れ方はしていません。

 

一般的に折りたたみスマホは非常に高価であり、故障してしまうと金銭的にもダメージが大きくなります。すでに6世代も重ねているサムスンは、そこに重きを置いて改良しているのかもしれません。

 

Source: JerryRigEverything(YouTube) 
via: 9to5Google

Google、Androidタブレットで「複数のウィンドウを開く」新機能をテスト中!

最近のiPadは、画面の中に複数のウィンドウを開ける「ステージマネージャ」を利用できます。これと同様の新機能を、GoogleがAndroidタブレット向けにテストしていることが明らかとなりました。

↑テスト中のデスクトップ・ウィンドウィング(画像提供/Google)

 

Googleは新機能「デスクトップ・ウィンドウィング(Desktop Windowing)」をテスト中とのこと。現在、Androidタブレットのアプリは基本的にフルスクリーンで開かれます。しかし、この新機能によってアプリのサイズを変更し、画面上に自由に並べられるようになり、複数のタスクをこなすことが簡単になります。

 

この新機能は、開発者向けプレビューとして提供されており、対応したアプリは複数のウィンドウを同時に開くこともできます。

 

新たなモードが有効になると、アプリは位置を変えたり、最大化したり、閉じるボタン付きのウィンドウで表示されたりするようになります。また、画面の下にはタスクバーが表示され、実行中のアプリが確認できます。

 

こうした機能は、すでにサムスンが何年も前から「DeX」として提供しています。タブレットのほか一部のサムスン製スマートフォンでも画面のなかで複数のウィンドウを開くことが可能。

 

今のところ、この新機能は開発者プレビュー版のAndroid 15 QPR1 Beta 2 for Pixel Tabletsのみで利用できます。この機能がいつAndroidタブレット全般に展開されるのか、Google Pixel 9 Pro Foldにも搭載されるのかは不明。もし利用可能となれば、生産性が上がりそうです。

 

Source: Android Developers Blog
via: The Verge

Google Playストア、1年間でアプリが大幅に減少! その数なんと…

Googleは8月末から、AndroidアプリストアのPlayストアから「低品質」のアプリを一掃すると予告していました。実はこの新ポリシーが実行される前の6月時点で、利用できるアプリの数が170万本以下となり、前年同時期より約100万本も減っていたことが明らかとなりました。

↑低品質なアプリを一掃

 

今年7月、同社は「スパムと最低限の機能に関するポリシー」を更新し、テキストのみのアプリや壁紙1枚を提供するだけのアプリ、何もしないか機能しないように設計されたアプリなど「機能やコンテンツが制限された」アプリは許可しないと警告していました。

 

それ以前からPlayストアには「応答しない、インストールできない、クラッシュする、または何らかの形で異常な動作をする、壊れたアプリ」を禁止するとのルールがありました。かつて、iOSのApp Storeとどちらがより多くのアプリを配信するかを競い合った頃から一転して、アプリの質を向上させるとともに、悪質なアプリを減らすことに重きが置かれているわけです。

 

調査会社Statistaが発表したレポートによると、2024年6月時点でPlayストアで入手できるアプリは170万本弱であり、前年比で100万本も減少し、ピーク時期の300万本から大幅に減っているとのことです。

↑Google Playストアのアプリの数(2017年3月〜2024年6月)(画像提供/Statista)

 

ただし、Androidユーザーが注意すべきは、GoogleがPlayストアから怪しげなアプリを削除したからといって、すでにスマホにインストール済みの場合は、自ら手動で消す必要があるということ。

 

かつてGoogleの審査基準が緩かった頃に入れたアプリの中には、迷惑広告や別のアプリへの「なりすまし」も含まれていました。そうした有害アプリも自動でアンインストールする新機能が必要になるかもしれません。

 

Source: Statista
via: PhoneArena

6.3インチの“片手持ちAIスマホ”「Google Pixel 9 Pro」発売! カメラ性能はiPhone15 Proと比べてどう?

先日はGetNavi webで、グーグルの生成AI「Gemini(ジェミニ)」が購入後すぐに楽しめる6.8インチのAIスマホ「Google Pixel 9 Pro XL」をレポートしました。続いて9月4日には、片手持ち操作も快適にこなせる“AIスマホ”「Google Pixel 9 Pro」が発売を迎えたということで、今回はこのGoogle Pixel 9 Proのレポートをお届けします。ほかのPixel 9シリーズとの違いに加え、サイズが近いアップルの「iPhone 15 Pro」とカメラの使い勝手を比較してみました。

↑片手で持ちながら操作しやすい6.3インチの「Google Pixel 9 Pro」をレポートします

 

Pixel 9 Proは大小2サイズ展開。違いは?どちらを選ぶ?

まず上位機種であるPixel 9 ProとPixel 9 Pro XLの比較から見ていきましょう。

 

主な違いは本体サイズ、それから価格です。価格に関しては、Pixel 9 Proが15万9900円(税込)から、Pixel 9 Pro XLが17万7900円(税込)からで、Pixel 9 Proの方が1万8000円安価です。サイズは6.3インチでコンパクトな9 Proと、それよりはやや大きい6.8インチの9 Pro XL、という住み分けがされています。

 

その他の性能面はほぼ同等なので、お財布の状況や画面サイズの好みに合わせて選べばよいでしょう。

↑右が6.3インチのPixel 9 Pro、左が6.8インチのPixel 9 Pro XL。画面(=本体)のサイズと価格以外に違いはありません

 

ディスプレイはどちらもグーグルが品質にも太鼓判を押す「Super Actua ディスプレイ」です。有機ELパネルの比較的新しい制御技術であるLTPO(低温多結晶酸化物)方式を採用したことで、性能が高くパネルが消費する電力を低く抑えられるメリットを備えています。

 

ちなみに下位モデルであるPixel 9の「Actua ディスプレイ」は制御方式が異なるのですが、端末としてのバッテリー駆動時間はPixel 9シリーズの全モデルで一律「24時間以上」とされています。長期間使い込んでみないと差は表れにくいと思いますが、筆者が昨年から使っているGoogle Pixel 8とGoogle Pixel 8 Proはバッテリーの持ちに大きな差を感じないので、そこまで気にする必要はないかもしれません。

↑Pixel 9 Proシリーズは、他の対応する機器にワイヤレス充電による“おすそわけ”ができるバッテリーシェアを搭載しています

 

また、Pixel 9 ProとPixel 9 Pro XLはカメラのスペックが同一となっています。たとえばiPhoneの場合、iPhone 15 Proシリーズでは“Max”の方が望遠カメラが最大5倍光学ズーム対応なのに対して、15 Proは最大3倍というように、カメラやストレージの仕様に違いがありましたから、ここはメリットと言えるでしょう。従来のGoogle PixelはProが欲しければ大判のスマホを持つ覚悟が必要でしたが、6.3インチのコンパクト機が登場したことで、「コンパクトで高性能なPixel」を期待するユーザーの需要を満たすことができそうです。筆者も6.1〜6.3インチ前後のスマホの方が好きなので、Pixel 9 Proに好感を持ちました。

 

カラバリは同じ4色展開。筆者の手もとにある実機は9 Proがホワイト系の「Porcelain」、9 Pro XLがピンク系の「Rose Quartz」です。

 

Pixel 9 ProとPixel 9、お得なのはどっち?

続いてGoogle Pixel 9 Proと、下位モデルであるGoogle Pixel 9の違いについて触れていきます。

 

端末のサイズはまったく一緒と言ってよいでしょう。ディスプレイのサイズは同じ6.3インチです。ディスプレイの解像度と画素密度は若干Proの方が高く、輝度もHDR通常値・ピーク値ともにProが上です。とはいえ、Pixel 9もHDR表示時の最大輝度が1800nitsまで確保されているので、十分に高い視認性が確保されています。

↑ディスプレイのサイズは同じ6.3インチ。左側はPixel 9 Proで、右側がPixel 9です。画面輝度のスペックに違いはあるものの、どちらも明るい屋外でクッキリと冴えわたる映像が見られます

 

搭載するカメラユニットの数は、Pixel 9 Proが望遠カメラを含むトリプル仕様で、Pixel 9は広角と超広角カメラを載せたダブル仕様です。背面のカメラバーにはProが温度センサーを搭載しているので見分けがつきますが、全体に形状はよく似ています。

 

外装の仕上げは大きく異なっています。Pixel 9 Proは光沢感を強調したサイドフレームにつや消しの背面ガラス。Pixel 9は光沢のある背面パネルにつや消し処理を施したサイドフレームと、対称的なデザインになっています。ちなみにProとPro XLは同じ仕上げです。

↑背面のガラスパネルは、右側のPixel 9が光沢、左側のPixel 9 Proがつや消し処理となっています

 

↑サイドフレームは右側のPixel 9がマットなつや消し、左側のPixel 9 Proが光沢加工です

 

RAM(メインメモリ)とストレージの仕様も少し異なりますが、メインチップは同じグーグル純正の「Tensor G4」です。Pixel 9 Pro XLのレポートでも詳しく触れたGeminiのサービスですが、実際に2機種で試してみると、ふつうに使いこなすぶんには処理速度の差などは感じられません。ストレージ容量に関しては、Pixel 9は最大256GBですが、Pixel 9 ProとPixel 9 Pro XLは最大512GBまで選べます。

 

カメラの違いは先ほど少し触れましたが、Pixel 9 Proシリーズが搭載する望遠カメラは、やはり何かと便利です。光学5倍ズーム、デジタルズームは最大30倍。30倍デジタルズームを使って撮影した写真は、フォトアプリの編集ツールから「ズーム画質向上」を使うと被写体の輪郭線などディティールが引き立ち、粗さが改善されます。

↑右側がPixel 9 Proで撮影したデジタル30倍ズームの写真。左側のPixel 9はデジタルズームの限界が8倍止まりです

 

↑Pixel 9 Proシリーズが搭載する「ズーム画質向上」。左側が元の写真。ズーム画質向上をかけると右側写真のように輪郭線がパリッとします

 

ほかにも動画ブースト(明るさ改善)や8Kビデオ、プロ設定など、Pixel 9 Proにしかないカメラの機能も沢山ありますが、筆者は旅行の時に風景写真を撮る機会が多いので、やはりProシリーズの望遠カメラを重視します。Pixel 9シリーズのスタート価格は12万8900円(税込)なので、Pixel 9 Proよりも3万1000円ほど安価ですが、自分が必要とするカメラ機能の有無はしっかりと吟味して選ぶのがおすすめです。

 

Pixel 9 ProとiPhone 15 Pro、カメラなどの違いは?

簡単ではありますが、最後にアップルのiPhone 15 ProとGoogle Pixel 9 Proの比較もしてみます。なお、2024年9月10日時点のiPhone 15 Proの販売価格は15万9800円(税込)から。Pixel 9 Proの15万9900円(税込)とほぼ同額です。

 

iPhone 15 Proは画面サイズが6.1インチなので、6.3インチのGoogle Pixel 9 Proより本体が少し小ぶりで、タテ・ヨコ幅ともにPixel 9 Proの方がやや大きめです。厚さは0.25mmしか変わらないので、手に持ってみてもほぼわかりません。

↑右側がGoogle Pixel 9 Pro、左側はiPhone 15 Pro。画面サイズのぶん、本体もPixelの方がやや大きめです

 

この2機種はカメラのコンセプトが異なるので、機能も大きく違います。今回はその詳細に踏み込むことはしませんが、日常の使い勝手で差を実感するポイントはやはり「望遠カメラ」かもしれません。

 

iPhone 15 Proは光学3倍、デジタル15倍ズームです。光学5倍、デジタル30倍ズームに対応するGoogle Pixel 9 Proの方が遠くの被写体に寄れるので便利です。デジタルズーム撮影時の安定感も、Pixel 9 Proの方が少し勝っている手応えがありました。さらにPixel 9 Proの「ズーム画質向上」を使うとピシッとフォーカスを合わせたズーム写真が手軽に撮れると思います。

↑左側がGoogle Pixel 9 Pro、右側がiPhone 15 Proの最大デジタルズームで撮った写真。Pixelの方が被写体により近付ける手応えがあります

 

Pixel 9シリーズの目玉機能であるGeminiは、Gemini Liveなど一部機能がまだ日本語に対応していませんが、チャットや画像生成などはPixel 9シリーズの発売時点から色々使えます。かたやアップル独自の生成AIプラットフォームであるApple Intelligenceは、今のところ米国など英語圏から、英語のみに対応する形でのスタートしか見えていません。この秋から“AIスマホ”をフル活用したい方は、グーグルの上位サービスである「Gemini Advanced」が6か月間無料で試せるプランが付いてくるGoogle Pixel 9 Proを選ぶのがベストな選択になるかもしれません。

Googleフォト、日常会話で写真を探せる「Ask Photos」の早期アクセスを米で開始!

Googleは、Googleフォトの新機能「Ask Photos」の早期アクセスを開始しました。同社のAI「Gemini」を活用し、自然言語でやり取りすることで、目当ての写真を探せるというものです。

↑写真が探しやすくなる(画像提供/Google)

 

これまでGoogleフォトでは人やペットの名前、地名などで検索することができました。新機能は、日常的な言葉を使うことで、保存した画像や動画をより精密に検索し、より関連性の高い結果を表示できるというものです。

 

この新機能で使える検索の文言は大まかに次の通り。

  • 私が訪れた国立公園のベストショットは?
  • 昨年どこでキャンプをしたかな?
  • チケットの有効期限はいつまで?
  • 旅行で見た最高のものは何だった?
  • (地名)のホテルで何を食べた?
  • タイの市場で何を食べた?
  • 誕生日パーティーの写真で一番よいのはどれだろう?

 

Ask ‌Photos‌は、写真の文脈やテーマを理解し、質問に寄り添った結果を出せます。例えば、「誕生日パーティーの写真」であれば、会話のやり取りで「こうした背景」や「バースデーケーキにこういう装飾がある」とヒントや詳細を付け加えることで、絞り込みもできるわけです。

 

Googleは、Googleフォトに保存された個人データが広告には使われないとしつつ、品質改善のため一部のクエリ(会話のやり取り)を人間が確認することがあると述べています。もっともプライバシー保護のため、データはGoogleアカウントに紐付けされることはないそう。

 

9月初旬の時点では、米国の一部iOSおよびAndroidユーザーに早期アクセスが提供されています。旅行中に何十枚も撮った写真のベストショットを探したり、思い出の場所の写真にすぐアクセスしたり、いろいろ役に立ちそうなので、日本でも提供を望みたいところです。

 

Source: Google
via: MacRumors

「Pixel Watch 3」、ソフトウェアアプデは3年間保証。Pixelスマホより短い理由は…

Googleの最新スマートフォン「Pixel 9」シリーズは、ソフトウェアアップデートが発売から7年間受けられることが保証されています。しかし、スマートウォッチの「Pixel Watch 3」は発売から3年間に限られることが明らかとなりました。

↑3年間は短すぎる?

 

公式サポートページによれば、Pixel Watch 3のソフトウェアアップデートの提供保証期限は「2027年10月」または「米国のGoogleストアでの販売開始から最低3年間」提供とのこと。この文言は、初代Pixel WatchやPixel Watch 2から変更されていません。

 

注目すべきは、Pixel Watch 3が前モデルより1か月早く発売されるにもかかわらず、期限が同じ「10月」に設定されている点。それに対してPixel 9シリーズは、Pixel 9 ProとPixel 9 Pro Foldは9月4日に発売されるものの、アップデート保証期限が「2031年8月」とされ、1か月短くなっています。

 

Pixelスマホと違い、Pixel Watchでは「バージョンのアップデート保証」と「セキュリティアップデート保証」を区別していません。「ソフトウェア アップデートの提供保証期限」の一つがあるだけです。

 

Pixel Watch 3には、Wear OS 5がインストール済みで出荷されます。前Pixel Watch 2も同じチップセットを搭載しているため、やはり同じバージョンのWear OSが提供されることになりそう。また、Googleは新型モデルのアプリ機能を古いモデルに追加することにも前向きなため、そちらに期待できそうです。

 

一見すれば、ソフトウェアアップデートが3年にとどまるのは短いようにも思えます。それでも、一般的にスマートウォッチはバッテリー寿命が2~3年でもあり、その頃がちょうど買い替えどきかもしれません。

 

Source: Google
via: 9to5Google

Googleの「かこって検索」機能、流れている曲やQRコードにも対応!

GoogleのAI機能「かこって検索」は、Pixelスマートフォンだけでなくサムスン製品にも広まり、最近ではGalaxyの廉価モデルにも対応しています。画面上で丸く指で囲った物をすぐに調べられる便利さが好評ですが、流れている曲の検索やQRコードの読み取りといった新機能が展開中だと報じられています。

↑もっと便利に

 

海外大手掲示板のRedditユーザーは、Galaxy S23シリーズに曲の検索機能が追加されているといち早く報告していました。その後、米9to5Googleも新機能が使えることを確認しています。

 

本機能が展開されたデバイスでは、検索バーと翻訳ボタンの間に音符アイコンが登場。これをタップすると「スマートフォンからソーシャルメディアで再生されている曲と、近くのスピーカーから再生されている音楽」が検索できるとのこと。前者の場合はスマホのマイクから聞き取っているため、ヘッドホンで再生しているときは使えません。

 

また、QRコードとバーコード読み取り機能は、Android OSの分析で知られるMishaal Rahman氏が報告しています。もともと6月下旬にAndroidベータ版から手がかりが見つかっていましたが、現在では複数のユーザーに展開中のようです。

 

すでに流れている曲の検索もQRコードの読み取りも別のアプリで可能です。しかし、これらがすべて「かこって検索」に統合されると、ますますその利便性は高まりそうです。

 

Source: 9to5Google

Googleのカーナビアプリ「Android Auto」、「Gemini Live」搭載にばく進!

Googleが、カーナビアプリ「Android Auto」向けに、AIチャットボット「Gemini Live」ほか複数の新機能の追加に取り組んでいると報じられています。

↑Gemini Liveがナビゲーターになる?

 

その一つは、Android Autoから直接カーラジオを操作できる機能。7月にはAndroid Auto 12.7から「お気に入り」のラジオ局を追加・削除できることを示す手がかりが見つかっていました。それに続き、最新のAndroid Auto 12.8ベータ版では「Car Local Media」への言及が見つかっています。

 

これまでAndroid Autoからはスマートフォン内に保存したメディアやストリーミングの操作はできましたが、カーナビ内部に保存したファイルなどにはアクセスできませんでした。これからは操作可能な範囲が拡大される可能性があります。実際、ラジオとローカルメディアの再生用に二つの新規アイコンも追加されているようです。

 

一方、Android情報サイトのAndroid Policeは、GoogleがAndroid AutoでのGemini Live対応の準備を進めていることを示す文字列などを見つけました。

 

そこでは、Geminiに関連する「ktt_live」という用語と「会話の開始」への言及があったとのこと。追加アセットのなかには、Geminiで使われている星マークも含まれています。ただし、これらはまだ実装されていないとのこと。

 

このKitt_liveは以前、Google社内でGemini Live開発にて使われていたものです。Gemini Liveは今月初め、Pixel 9シリーズに搭載されてデビュー。ユーザーはソフトウェアキーボードのほか音声入力が可能であり、生成AIチャットボットと自然な会話が楽しめます。

 

Googleがこれらの新機能をいつ展開するのかは不明ですが、長らくAndroid Autoの音声アシスタントとなっている「Googleアシスタント」があまり好評でないことを考えると、開発を急いでいるのかもしれません。

 

Source: 9to5Google and Android Police

「Pixel 9 Pro XL」は頑丈で修理しやすい! その理由が明らかに

Googleは最新フラッグシップ機「Pixel 9 Pro XL」において、前モデルからあらゆる面で設計を見直したと強調していました。そこで、実際に修理業者が分解した結果、耐久性と修理しやすさが改善したと報告されています。

↑分解されるPixel 9 Pro XL(画像提供/iFixit/YouTube)

 

ハイテク製品の分解で知られる修理業者のiFixitは、早速Pixel 9 Pro XLをバラしています。まず、Pixel 6~8までは、内部に手を入れるためには画面を取り外す必要がありました。しかし、Pixel 9 Pro XLでは前面(ディスプレイ)と背面それぞれを別々に取り外せる「デュアルエントリー」設計になっていることが明らかになりました。

 

そのため、バッテリーを交換する場合、背面のガラスパネルを取り外すだけで作業を行えます。それでも、iFixitは画面側を外す際、部品を壊さずにやり遂げることに少し苦労している模様。

 

同じく「ギザギザのスライド式プルタブ」を引っ張ってバッテリーを取り外すのは難しく、前モデルから改善はされていません。

 

その一方、デュアルエントリー設計に伴い、画面が取り付けられる中央プレートが導入され、他の部品は反対側に配置されています。このプレートには、画面とバッテリー用のヒートシンクで覆われた大きな穴が真ん中に開いており、構造的な剛性を高めているのが確認できます。実際、本製品は「Pixel 8の2倍の耐久性」があるとGoogleは宣伝していました。

 

注目すべきは、USB-CポートがSIMスロットとともに独立したドーターボード(独立したプリント基板)上に置かれていること。これらが故障した場合でも、マザーボードに直付けでないため、簡単に交換できるわけです。

 

今回の動画は冷却用のベーパーチャンバーに触れていませんが、実際に冷却システムが優秀であることは証明済み。来年の「Pixel 10」シリーズではプロセッサーの性能が大幅に向上すると予想されており、非常に優秀なスマホになると期待できそうです。

 

Source: iFixit(YouTube)
via: 9to5Google

Pixel 9シリーズが新機能を追加!「アダプティブ・タッチ」とは?

Googleは先日、新製品発表イベント「Made by Google」において新型スマートフォン「Pixel 9」シリーズをお披露目しました。最近では、その場では言及しなかった新機能として「アダプティブ・タッチ(Adaptive Touch)」が追加されたことが明らかとなりました。

↑濡れた指でも操作できる

 

Android情報サイトのAndroid Authorityによれば、Pixel 9シリーズの設定アプリ>「ディスプレイ」>「タッチ感度」の下にアダプティブ・タッチが追加されたとのこと。このオプションには「タッチ感度が環境や操作、画面保護シートに合わせて自動的に調整されます」との説明があります。

 

このアダプティブ・タッチ機能は、3月にAndroid Authorityが手がかりを見つけたと報告していたもの。当時はどのような環境や行動に合わせて調整するのかが不明でしたが、Pixel 9シリーズの実物で検証したところ、その一つが濡れた指(濡れた画面)であると確認できたと報告しています。

 

本機能を搭載したPixel 9と非搭載のPixel 8 Proを比較したところ、前者では濡れた指でスクロールしても、普通に操作ができています。しかし、Pixel 8 Proで同じことをすると一時的に反応しなかったり、画面を拡大する症状が起きたりしています。

 

すでにPixel 8シリーズでも「画面保護シート モード」があり、有効にすると単純にタッチ感度が上がります。新たなアダプティブ・タッチ機能は、画面保護シートだけでなく、より多くの状況でタッチ感度を自動調整できるようになった模様です。

 

外出時にディスプレイが雨で濡れたり、洗い物をした手でスマホを触ったりするのはありがちなこと。この新機能のおかげで、Pixel 9シリーズの操作に余分なストレスを感じなくて済むかもしれません。

 

Source: Android Authority

「Pixel 9 Pro XL」、ゲームの動作が旧モデルより遅い!? 冷却システムは優秀だが…

GoogleはPixel 9シリーズ搭載チップを「ベンチマークで勝つために作っていない」と説明していました。ただの数値に意味はなく、ユーザー体験を高めることが狙いというわけです。

↑処理速度より過熱防止を優先?(画像提供/Google/YouTube)

 

しかし、そのユーザー体験の一つであるゲームでは、Pixel 9 Pro XL(Tensor G4搭載)は最新の他社製スマートフォンに遅れを取るばかりか、2年前のPixel 7 Pro(Tensor G2搭載)より処理が遅いというテスト結果が報告されています。

 

テック系YouTuberのDame Tech氏は、豪華なグラフィックで知られるゲーム『原神』を幅広いスマホやタブレットで動かし、それぞれの平均フレームレートやチップのピーク温度を公表しています。この数値が高ければ高いほどスマホが高速に処理し、快適にプレイできることを意味しています。

 

Pixel 9 Pro XLは720pの解像度、さまざまなビジュアル設定を最大に設定した状態で、平均フレームレート39.2を記録しました。Galaxy S24 Ultra搭載のSnapdragon 8 Gen 3はTensor G4より31%速く、iPhone 15 Pro MaxのA17 Proは51%も上回ることになります。そこまでは予想通りですが、Pixel 7 Proに搭載されているTensor G2(45.3fps)よりも遅いことが驚きです。

 

その一方、Pixel 9 Pro XLのピーク温度は37度に留まり、Pixel 7 Proを含む他のスマホよりも低くなっています。Googleが新たに搭載したベイパーチャンバーなどの冷却システムは正常に動いており、サーマルスロットリング(高温による破損を防ぐため、動作クロック数を下げるシステム)は起きていないようです。

 

これらを総合すると、GoogleはTensor G4の過熱を防ぐために、わざと電力リミッターをかけて動作を遅くしているのかもしれません。

 

もっとも、将来的に原神はPixel 9シリーズに最適化したアップデートを行い、さらに性能が向上する可能性もあります。ベイパーチャンバーがしっかりと機能し、チップが過熱していないことが確認できたのは朗報といえそうです。

 

Source: Dame Tech(X)
via: Wccftech

「Chrome」の同期、Android版とデスクトップ版でもよりシンプルに!

これまでデスクトップやAndroid用のChromeでは、自分のアカウントにログインしたうえで、設定メニューからChrome同期を有効にしないと、保存したブックマークやパスワードを利用できませんでした。しかし、このようなChrome同期の切り替えが、まもなく不要になるとGoogleが発表しました。

↑ブラウザ体験を向上

 

Chrome同期をシンプルにする変更は、すでにiOS版では昨年11月から導入していました。ようやくデスクトップ版やAndroid版Chromeも、それに続くかっこうです。

 

Googleは2009年にChrome同期を初めてリリースし、異なるデバイスでも自分のアカウントでログインすれば、同じブックマークやパスワードなどを利用できるようにしました。その後に他のクラウドサービスやモバイルアプリも普及し、単にサインインするだけで自分のデータにアクセスでき、サインアウトすればプライバシーが守れる習慣が根づいています。

 

そうした技術と規範の進化を踏まえて、Googleはユーザーの期待に応えて同期モデルの変革を続けているとのこと。その結果「カスタマイズされたブラウジング体験」のためにログインするうえでの選択肢を提供したと述べています。

 

新たなログイン方法では、保存したパスワードを複数のデバイス間で使うことが可能。ただし、履歴や開いているタブをGoogleアカウントに保存したい場合は、従来通りChrome同期を有効にする必要があるとのことです。

 

この変更がデスクトップとAndroid版にいつ展開されるのかに関して、Googleは「今後のアップデートをお待ちください」と述べています。

 

Chrome同期を有効にするには、まずブラウザ右上の3点メニューをタップし、設定を探し、同期スイッチをオンにするという手間がかかります。これが省けることで、Chromeブラウザの利用がいっそう快適となりそうです。

 

Source: Chromium Blog
via: The Verge

AIスマホの本命キタ! 最新「Google Pixel 9」シリーズ速報レビュー

グーグルが、独自設計の「Tensor G4」チップとAndroid OSを載せた純正スマホ「Google Pixel 9」シリーズ4製品を発表しました。その中から、8月22日に先行発売する6.8インチの「Google Pixel 9 Pro XL」と6.3インチの「Google Pixel 9」を速報でレビュー。ここでは、AIを活用した機能周りを中心に見ていきます。

↑左が6.8インチのGoogle Pixel 9 Pro XL、右が6.3インチのGoogle Pixel 9

 

グーグルの生成AI「Gemini」と一体感を深めたPixel

Pixel 9シリーズは、折りたたみの「Google Pixel 9 Pro Fold」を含む4つのモデルをラインアップ。そのすべてが発売時点から独自の生成AIモデル「Gemini(ジェミニ)」を搭載します。グーグルのデジタルアシスタントといえば「Google アシスタント」が広く知られていますが、GeminiはGoogle アシスタントと違い、音声やテキストによってユーザーと流ちょうに、深いコミュニケーションをとれる生成AIです。なお、ユーザーが「OK グーグル」と話しかけたときに、GeminiとGoogle アシスタントのどちらを起動させるかは本体の設定から選べます。

 

Geminiは、Pixel本体の側面にある電源ボタンを長押しして立ち上げることもできます。立ち上げると、画面の下にテキスト入力するプロンプトに加え、キーボード/マイク/カメラを切り替えるアイコンが表示。Geminiに教えてほしいことをテキストベースで質問したり、Pixelのカメラで撮った被写体について「この食材を使った料理のレシピ」や「この商品はどこで買える」のかを聞けたりします。

↑電源ボタンの長押し操作でGeminiが起動します。長押し操作のアクションや、起動するデジタルアシスタントはスマホの設定から変更できます

 

PC版のGemini、またはAndroidのモバイルアプリ、iPhoneのGoogle アプリに統合されているGeminiを使ったことがあれば操作感はほぼ一緒です。違いは電源ボタンで素早く立ち上がるうえに、スマホのカメラも駆使できるところ。ここに純正スマホのPixel 9シリーズでGeminiを使うメリットを感じました。

↑Pixel 9のカメラで撮影した被写体についてすぐ調べてもらえるところに、スマホとGeminiの相性の良さを実感しました

 

GmailやGoogle マップと連携するGemini。英会話に役立つライブチャット機能も

Geminiを設定する際にはユーザーのGoogle アカウントを登録するのですが、これによってグーグルの各種サービスとの連携性が高まります。Geminiのプロンプトにテキストをタイピングして検索する際、冒頭に「@」を入力するところから始めてみてください。GmailやGoogle ドキュメント、Google ドライブ、Google マップ、YouTubeなどを指定してから連携検索が可能です。

 

たとえば「@Gmail ヨドバシ.comから7月に届いていた請求書の金額をまとめて」とお願いすると、メールを素早く選り分けて金額を教えてくれます。「@ Google マップ 新宿から六本木一丁目まで自動車で移動したい」と伝えると、最短のルートを調べてからGoogle マップに誘導してくれます。日ごろからグーグルのアプリやサービスを多用している方は、Gemini連携がとても便利に感じられるはずです。

↑Google マップと連携するGemini。現在地点から目的の場所まで移動する方法をすぐに調べてくれます

 

Pixel 9シリーズには「Gemini Live」という、Geminiと自然な会話でライブチャットを楽しめる機能もあります。ただし発売当初はGeminiアプリの言語環境を「英語」に設定して、ユーザーが英語でGeminiに話しかける必要があります。日本語入力にはまだ対応していません。

↑ライブチャット機能の「Gemini Live」は英語による入力のみに対応しています。AIらしくない、かなりスムーズな音声会話をできるところが大きな魅力。日本語対応が待ち遠しい機能です

 

試してみたところ、Geminiは英語の文法や単語の発音があまりキレイではなくても、話者の意図を汲んで応答してくれます。Geminiから返ってくる答えがAIとは思えないほどに流麗なので、英会話が半人前な筆者には聞き取ることが難しいほどでした。

 

さらに、Geminiアプリの「Gemini App Activity」には、ユーザーがGeminiと交わした会話をテキストで振り返られるように、簡単な文字起こしのデータが一定期間保存されます。Geminiと話して、テキストで復習すれば「英語会話の壁打ち先生」のように活用できるでしょう。アプリの言語を英語にさえすれば、Gemini Liveは無料で試せるのでおすすめです。

↑Gemini Liveで話した内容はアプリの設定メニューの中にある「Gemini App Activity」からテキストで確認できます

 

撮影機能も進化し、グループ撮影には人物を後から追加する「一緒に写る」が便利

カメラのAI機能周りもチェックしてみましょう。写真に写り込んでほしくない被写体を後から消せる「消しゴムマジック」や、グループフォトに写る全員の顔をイケてる笑顔に差し替えられる「ベストテイク」のような、スマホのカメラで撮影した写真・動画のAI編集機能がPixel 9ではさらに拡充されました。

 

カメラアプリに搭載する「一緒に写る」は、スマホを他人に預けてシャッターを切ってもらうことなく、最大3人までのグループフォトを撮影・加工できる機能です。最初に2名が写る写真を撮り、プレビューされる写真を見ながら残りの1名をフレームに入れて2回目のシャッターを切ると、3名が一緒に写るグループフォトができあがります。

 

たとえば、大自然の中で自分たちのほかに誰もいない場合、グループ自撮りに役に立ちそうです。周囲に人がいたとしても、海外旅行の際に見ず知らずの他人にスマホを渡すと、盗まれるリスクもあります。一緒に写るを使いこなせれば、そうしたリスクもなく安心です。

 

また、一緒に写るの本来的な使い方ではありませんが、同じ人物を2回撮ってコラージュもできます。なお、一緒に写れる被写体は「人間」でなければならず、ぬいぐるみや花などでは使えません。

 

Android標準のGoogle フォトアプリには「イマジネーション」という、写真の一部をGeminiが生成した画像と差し替えられる、クリエイティブな新機能も追加されています。たとえば背景のイメージをGeminiに伝えて作ってもらい、その背景を任意の画像に差し込むといったことができます。

 

Pixel 9シリーズの発売時点では、イマジネーションのプロンプトが英語入力にしか対応していませんが、簡単な単語を並べるだけでも楽しめます。

↑「一緒に写る」で撮った写真に「イマジネーション」で背景を加工してみました

 

Google フォトのAI編集機能にはほかにも、写真の背景を引き延ばせる「オートフレーム」があります。被写体に寄りすぎて窮屈に見える写真にゆったりとスペースを作ったり、タテに構えて撮った写真をヨコ向きに近い印象に作り替えたりしてくれます。被写体にもよりますが、自然の風景などであれば比較的違和感のない画像を生成・拡大してくれます。

↑背景の画像を引き延ばせる「オートフレーム」。被写体にもよりますが、違和感の少ない画像を生成してくれます

 

ビジネスにも使いやすいPixel 9がAIスマホの本命

筆者はサムスンが発売した、独自の生成AIソリューション「Galaxy AI」を載せたGalaxy Z Fold6Galaxy S24もレビューしています。特にフォルダブルスマホであるGalaxy Z Fold6は、Galaxyシリーズ専用のSペンで描いたラフな絵を、Galaxy AIが雰囲気のあるイラストに仕上げてくれる「AIスケッチ」のような独自機能が魅力的でした。

↑Sペンを使ったクリエイティブな生成AI活用ができるサムスンのGalaxyシリーズ

 

Galaxy AIも賢さではグーグルのGeminiに大きく引けを取らないと思います。ですが、GeminiをGmailやGoogle ドライブなどと連携させられるため、たとえばビジネスシーンにも活きる使い方ができそうですし、これからも機能が拡大する可能性を感じます。そうしたことを踏まえると、Google Pixel 9シリーズが次に来るAIスマホの本命だと思います。

 

「AIスマホができること」にいち早く触れて、今後より深く知るためには、いまからなるべく早くPixel 9シリーズを手に入れるべきかもしれません。

 

なお、Pixel 9 Proシリーズであればハードウェアスペックが高く、そのうえより賢い「Gemini 1.5 Pro」をベースにしたGemini Advancedが利用できる「Google One AI プレミアム プラン」の、無料体験も6か月付いてきます。

↑Google Pixel 9 Proシリーズは高性能なトリプルレンズカメラを搭載。Pixel 9シリーズよりもカメラとして表現の幅が豊かなスマホです

 

大画面のGoogle Pixel 9 Pro XLは17万7900円(税込)。大画面スマホにこだわりがなければ、9月発売予定の6.3インチ「Google Pixel 9 Pro」の方が1.8万円ほど安い(税込15万9900円)のでおすすめです。それよりもさらに3.1万円安くなるPixel 9(税込12万8900円)も良いAIスマホですよ。

 

Google ストアでは発売から2024年9月2日まで、Pixel 9シリーズの販売価格を大幅に割り引くキャンペーンも実施しているので、購入を考えているのであれば要チェックです。

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

Google、Pixel 9搭載チップを擁護。「ベンチマークで勝つために作っていない」

Googleは今年のフラッグシップ機「Pixel 9」シリーズにおいて、全モデルに新型チップ「Tensor G4」を採用しました。しかし、流出したベンチマーク結果では、やはり競合他社のスマホよりも遅れを取っていることが明らかとなっています

↑ベンチマークで勝つことがすべてではない(画像提供/Google/YouTube)

 

そんななか、Google幹部がTensor G4はベンチマークで良いスコアを出すためではなく、実際のユーザー体験に合わせて設計していると述べています。

 

インドのビジネス新聞Financial Expressの取材に対して、GoogleのPixel製品管理チームの主要メンバーであるSoniya Jobanputra氏は、チップ設計では「速度や偉業」を目的としてないとコメント。さらに「特定のベンチマークを打ち負かすためではなく、実用性を高めるために設計しています」と述べています。

 

要は、Pixel 9シリーズを日常的に操作する際、直接的な便利さをもたらすように作っているということ。

 

その一つが「アプリを開くときの問題点」の解消とのこと。アプリを素早く起動したり、複数のアプリを開いているときに切り替えやすくしたりというわけです。

 

もう一つが、AIとの緊密な統合。Tensor G4はマルチモーダル化、つまりテキストや画像、音声を理解して処理できるGemini Nanoにも最適化されたと言います。実際「Made by Google」イベントでは、Pixel 9シリーズは過去機種よりオンデバイスAI(クラウドと通信せず、端末内で処理)性能が3倍となり、毎秒45トークンを処理できると説明していました。

 

この取材の中で、Jobanputra氏はゲームの性能について触れていません。ゲームこそが従来のベンチマークと最も密接な関連があり、その結果が良くなるほど快適に遊べるものです。

 

来年の「Pixel 10」シリーズに搭載される「Tensor G5」チップは、iPhone 15 ProのA17 Proと同じ高度な技術により製造されると噂されています。その結果、処理速度が上がり、電力効率も高まる=バッテリー持ちもよくなると期待できます。

 

もっとも、Pixel 9シリーズも最高のAI体験ができることは確かであり、あと1年待つか、今すぐに買うかは悩ましいところです。

 

Source: Financial Express
via: Wccftech

Googleストアから消えた初代「Pixel Fold」、復活の可能性は?

Googleは最新の折りたたみスマートフォン「Pixel 9 Pro Fold」を発売した直後に、公式ストアで初代折りたたみ機Pixel Foldの販売を終了しました。しかし、まもなく販売を再開する予定だと伝えられています。

↑また会える?

 

先日の「Made by Google」イベント終了後、Googleストアの「スマートフォン」ページからPixel 7やPixel 7 Proが消されました。しかし、実は「機種の比較」のリンク先では両モデルとも販売していることが確認できます(記事執筆時点では「在庫なし」のため購入不可)。その一方、Pixel Foldはストアのどこにもありません。

 

そこで、Android CentralがGoogleに連絡を取ったところ、Pixel 9 Pro Foldが「利用可能」になった後(おそらく9月上旬に予約が終了して発売された後)、オンラインストアに戻ってくると回答されたそうです。

 

ただし、元々の価格より値引きされるかどうかには言及していません。Pixel 8やPixel 8 Proも値引きされていないことを考えると、見通しは不透明と言えそうです。

 

これまでPixelシリーズが公式ストアから完全に消されてから、数週間後に復活したという例はなかったはず。実際にPixel Foldが復活した際に、Googleがどのように説明し、価格をどのように設定するのか、非常に興味深いところです。

 

Source: Android Central
via: 9to5Google

次期「Pixel 10」シリーズ、チップの製造技術が変わる!? 性能が大幅に向上する可能性も

Googleはフラッグシップ・スマートフォン「Pixel 9」シリーズとともに最新チップ「Tensor G4」を正式発表しました。その性能は前Tensor G3とほとんど変わらないとのベンチマーク結果が登場していますが、新たな情報によれば、次期「Pixel 10」シリーズに採用される「Tensor G5」チップはアップルのA17 Proと同じ高度な製造技術が使われると言われています。

↑次期モデルまで待つほうが賢明?

 

これまでGoogleのTensorチップは、サムスンが製造を担当していました。今年のTensor G4チップもサムスン製であり、4nmプロセス技術で作られています。ここでいう「○nm」とは回路線幅のことであり、一般的に小さくなるほど性能が向上し、消費電力が小さくなる傾向があります。

 

しかし、次のTensor G5チップはTSMC製造となり、すでに設計図も引き渡しているとの噂がありました。さらに同社の第2世代3nmプロセス、つまりiPhone 15 Pro搭載のA17 Proと同じ技術を使うとの観測も報じられています

 

台湾メディア工商時報の最新記事は、そうした噂を裏付けつつ、先進パッケージング技術「InFO-POP」を使うと報じています。パッケージングとは製造した半導体チップを保護しつつ、外部の回路と接続する工程のことであり、InFO-POPは薄型化と省電力を実現するものです。

 

このInFO-POP技術もアップルのA17 Proに使われており、SoCの小型化や発熱の低下を期待できます。それにより他のパーツを搭載する貴重なスペースを確保しやすくなり、さらなる多機能の実現につながります。

 

これらの情報が正しければ、Tensor G5はG4からパフォーマンスと電力効率ともに、大幅に改善される可能性が高くなります。Pixel 9シリーズは円安寄りの為替レートで国内価格が設定されているため、来年のPixel 10シリーズを待つのもいいかもしれません。

 

Source: 工商時報
via: Wccftech

Pixel 9シリーズ、ついに超音波式指紋センサーを搭載! 前モデルより50%スピードアップ

ついにGoogleの最新スマートフォン「Pixel 9」シリーズが登場しました。新型プロセッサー「Tensor G4」もさることながら、ついに超音波式指紋センサーを採用したことが注目を集めています。

↑精度や認識速度が向上!

 

これまでPixelシリーズは、数世代にわたりディスプレイ内蔵の光学式指紋センサーを搭載してきました。明るい光を当てて写真を撮ることで機能する方式ですが、認識も遅く、精度も低く、指が濡れていたり汚れていると読み取りにくいなど数々の問題を抱えていました。

 

しかし、Pixel 9シリーズは超音波式に切り替わることが判明しました。Google自らがその事実を公表しつつ、前モデルより50%高速になったと述べています。ただしPixel 9 Pro Foldのみは、画面内ではなく側面に指紋センサーがあるため例外となっています。

 

さらにクアルコムは、Pixel 9シリーズが自社の「3D Sonic Gen 2」 センサーを使っているとの声明を出しています。

 

これはサムスンがGalaxy S24 Ultraなど主力デバイスに採用しているのと同じ指紋センサーです。第2世代の製品でもあり、指紋読み取り面積は8×8mm。第1世代の4×9mmより77%大きくなったことで、指を置きやすくなるとともに、1.7倍の生体データを取得できるようになり、読み取り速度も50%アップしています

 

Googleがどのバージョンを使っているのかは明らかではありませんが、前モデルよりも快適に反応し、誤動作が減ることは間違いないでしょう。

 

Source:Qualcomm(X)
via:9to5Google

今年は3モデル展開だぞ! AI性能もさらに向上したGoogle Pixel 9シリーズがついに登場

Googleの新しいスマートフォン「Google Pixel 9」「Google Pixel 9 Pro」「Google Pixel 9 Pro XL」が8月14日から予約販売を開始。

記事のポイント

今回のPixelシリーズは3サイズ展開が注目でしょう。大型の6.8インチを楽しめるGoogle Pixel 9 Pro XLにするか、コンパクトで手に取りやすい価格のGoogle Pixel 9にするかなど、選ぶ楽しみができそうです。もちろん性能アップも見どころで、特にTensor G4搭載によって、Gemini Nanoでどんなことができるのかも期待したいところ。

Google Pixel 9は、カメラバーが進化し、カメラを前面中央に配置した新しいデザインを採用。手に心地よくフィットし、Google Pixel 8と比較して2倍の耐久性を実現しています。

 

 

Proモデルからは2つの異なるサイズが登場。Google Pixel 9 Proは6.3インチ、Google Pixel 9 Pro XLは 6.8インチのディスプレイを搭載しています。ディスプレイのサイズと充電速度を除けば、仕様と機能はすべて同じです。

 

どちらも「Super Actuaディスプレイ」と、新しい42MP前面カメラを搭載し、暗い場所でもより鮮明で明るい写真を撮影することができます。

 

また本体はシルクのようなマット加工のガラス仕上げの背面と、ポリッシュ加工のメタル側面を備え、高級感を演出しているとのこと。

Google Pixel 9は、6.3インチの「Actuaディスプレイ」を搭載し、Google Pixel 8よりも35% 明るくなりました。

 

カメラに関しては、Proモデルと同じメインカメラと超広角カメラを搭載。超広角レンズは、Google Pixel 8の12MPから48MPへ大幅に進化しています。一方、前面カメラにはオートフォーカスが搭載され、より鮮明な自撮り写真を撮影できるようになりました。

 

さらに、Google Pixel 8と比較して、画面をオンにした状態でアクティブに使用した場合のバッテリー寿命が約20% 長くなりました。

 

Google Pixel 9シリーズには新しいカスタムSoC「Tensor G4」を搭載。Google DeepMindと共同で設計したこのチップは、最先端のAIモデルを実行するように最適化されているといいます。スマホ上でテキスト、画像、音声を理解できるようにするマルチモダリティを備えた「Gemini Nano」を実行する初のプロセッサーでもあります。

 

シリーズ全体のメモリーもアップグレード。Google Pixel 9には12GB、Google Pixel 9 ProとGoogle Pixel 9 Pro XLには16GBを搭載しています。

 

またAIはカメラ機能にも利用され、たとえば「一緒に写る」機能を使えば、三脚を用意したり、周囲の人に撮影をお願いしたりすることなく、その場にいる全員がそろった写真を生成できます。さらに、暗い場所でも詳細を捉えた写真を撮影できるよう、パノラマもアップデート。これにより、暗い場所でも高品質のパノラマが撮影できるようになりました。

 

編集マジックの「オートフレーム」を使用すると、古い写真も新しい写真も、フレームや構図を自動調整。加えて、編集マジックの「イマジネーション」では、「写真に写っている野原に花を追加する」など、写真上で見たいものを入力して、アイデアを形にできます。

 

Google Pixel 9 ProとGoogle Pixel 9 Pro XLでは「動画ブースト」も利用可能。ビデオ夜景モードの処理速度が2倍になり、さらに48MP/5倍望遠レンズを使用して、超解像ズーム動画で最大20倍の高解像度ズーム動画を録画することもできます。

 

Google ストア 販売価格(税込)

Google Pixel 9 128GB:12万8900円
Google Pixel 9 256GB:14万3900円
Google Pixel 9 Pro 128GB:15万9900円
Google Pixel 9 Pro 256GB:17万4900円
Google Pixel 9 Pro 512GB:19万4900円
Google Pixel 9 Pro XL 128GB:17万7900円
Google Pixel 9 Pro XL 256GB:19万2900円
Google Pixel 9 Pro XL 512GB:21万2900円

フラッグシップスマートウォッチ「Google Pixel Watch 3」が登場、健康管理とランニング機能が強化

Googleのフラッグシップスマートウォッチの最新作「Google Pixel Watch 3」の予約販売が開始。新しい45mmモデルを含む2つのサイズがそろい、充実したフィットネスとリカバリー機能などを実現しています。

 

 

ラインアップは41mmモデルおよび45mmモデル。どちらの文字盤も、ピーク輝度が2000ニトと前モデルの2倍の明るさを実現した、新しい「Actuaディスプレイ」を搭載しています。これにより晴れた日の屋外でも画面を確認することができます。また60Hzから1Hzまでリフレッシュレートが可変するため電力効率が向上し、応答性も向上。映画館などの暗い環境では、目立たないように自動的にディスプレイの明るさが調整されます。

 

本体はベゼルが小さくなり、Actuaディスプレイのサイズが大型化しています。45mmモデルの画面は「Google Pixel Watch 2」より40% 、41mmモデルは10%大きくなりました。

 

ディスプレイは常時表示にも対応し、加えて1日中使えるバッテリー駆動時間を実現。新しく改良された「バッテリー セーバー モード」により、健康とフィットネスの記録機能や安全機能に影響を与えることなく、両方のサイズでバッテリー駆動時間が最大36時間となっています。

 

さらに、45mmモデルには従来よりも35%大きなバッテリーが搭載されたほか、41mmモデルでは充電が20%速くなり、充電時間が最大15分短縮されます。

 

またGoogle Pixel Watch 3は「今日のエナジー」「有酸素運動負荷」「目標負荷」の3つの新しいツールを導入。

 

今日のエナジーは、これまで以上に身体の回復状態に連動し、改良されたアルゴリズムが安静時心拍数、心拍変動(HRV)、最近の睡眠など、身体の主要な回復生体指標を追跡、分析します。これにより、毎日のトレーニングに取り組むための身体の準備がどの程度整っているかを、より包括的に把握することができます。

 

有酸素運動負荷は、1日を通して有酸素運動中に心臓がどの程度激しく働いているかを記録。また、時間の経過に伴う傾向を記録してトレーニングの過不足、フィットネスの維持または向上を把握するのにも役立ちます。

 

目標負荷は、毎朝届くパーソナライズされた目標値。この機能は最近の有酸素運動負荷と今日のエナジースコアを考慮してすべてを結び付け、回復のバランスを取りながらフィットネス向上に向けたガイドを提供します。

 

Google Pixel Watch 3には、ランナー向けの新しい機能も搭載。ランニング中は触覚フィードバックと音声ガイダンスにより、ペースが遅れているときや、心拍数の目標値を超えているときなど、インターバルを変更するタイミングなどを把握できます。このリアルタイムガイダンスは、継続的なサンプリング、機械学習による心拍数トラッキングによって提供されるとのこと。

 

ランニング後には、フォームの分析もサポート。新しい高度なモーションセンシングと機械学習を組み合わせ、歩行のリズム、歩幅と高さ、地面との接触時間を総合的に分析するフォーム 記録を強化したといいます。Fitbitアプリの新しいランニングダッシュボードでは、時間の経過とともにペース、フォーム、走行距離がどのように改善されているかを確認できます。

 

Google Pixel Watch 3ではGoogleとPixelシリーズ間で連携も可能。たとえば、リモコンが見つからないときに、Google Pixel Watch 3がリモコンとして機能し、「Google TV Streamer」に接続されたスマートデバイスの一時停止、音量調節、チャンネル変更などができます。トレーニング中に玄関のドアベルに応答しなければならない場合、ライブカメラフィードを開いて、玄関先への置き配をお願いすることも可能です。

 

またGoogle Pixel Watch 3に搭載された新しいPixelレコーダー アプリを使えば、外出先で音声メモを取り、検索して書き起こし、スマホのPixelに自動同期させることができます。

 

カラバリは41mmモデルには、クラシックなマットブラックのObsidian、ポリッシュシルバーのPorcelain、シャンパンゴールドのHazelのほか、新色のRose Quartzを用意。45mmモデルにはObsidianとPorcelainに加え、新色のマットなHazel AluminumケースとマッチするHazelバンドが登場します。

 

ウォッチは、シーンに合わせて、レザーバンド、メタルバンド、ウーブンバンドなど、さまざまな色とプレミアム素材のバンドでスタイリングが可能。

 

Google ストア 販売価格(税込)

41mmのBluetooth/Wi-Fiモデル:5万2800円
41mmのLTEモデル:6万9800円
45mmのBluetooth/Wi-Fiモデル:5万9800円
45mmのLTEモデル:7万6800円

完全ワイヤレスイヤホン「Google Pixel Buds Pro 2」登場、Geminiと会話が可能に!

Google Pixelシリーズの最新イヤホン「Google Pixel Buds Pro 2」が8月14日から予約注文が可能になりました。Google ストアでの発売は9月26日から開始します。Googleストア販売価格(税込)は3万6800円。カラーは Porcelain、Hazel、Peony、Wintergreenの4色をラインアップしています。

記事のポイント

イヤホンに、グーグルのチップ「Tensor A1」が搭載されたところが注目点です。スマホ向けのチップとは違うため、性能に差があると思われますが、イヤホンを通してGoogleのAIであるGeminiとコミュニケーションを取れるのは新しい体験になるでしょう。

Google Pixel Buds Pro 2は、4500万もの耳の形のスキャン分析と、実際の装着テストに基づき、最も快適で安定感のあるイヤホンとうたう製品。新しい固定用アーチを回して調整することで、イヤホンが外れにくくなり、快適な装着感が得られるとのこと。さらに、付属する4サイズのイヤーチップにより、耳へのフィット感を向上させることができます。

 

Googleの独自チップ「Tensor A1」の搭載により、「Silent Seal 2.0」を使用したアクティブノイズキャンセリング機能を採用。従来の2倍のノイズをキャンセルできます。さらにマルチパス処理に対応しており、アクティブノイズキャンセリングと音楽再生用でそれぞれパスを分けることで、高音質と優れたノイズキャンセリング性能を両立させています。

 

また、アクティブノイズキャンセリングを有効にした状態でも、最大8時間の連続再生が可能で、ケースを併用すれば最大30時間の再生時間を実現し、1日中使用することができます。急速充電が必要な場合は、ケースに戻して15分間充電すると、バッテリー寿命が最大3時間延長されます。

 

Tensor A1によってGeminiの活用にも対応。音声技術を使用してGeminiと長時間の会話を可能にするモバイル会話エクスペリエンスやGeminiライブチャットが可能です。たとえばスマホからGeminiライブチャットを立ち上げたら、スマホをロックしてポケットにしまい、あとはGeminiと自由に会話するだけといった操作ができるようになります。

 

さらに新しい「デバイスを探す」機能を使えば、いつでもイヤホンを見つけることができます。ケースに追加されたスピーカーにより、充電中のイヤホンも探すことも可能です。

 

このほか、騒がしい場所でも通話できるクリア音声通話、イヤホンを装着したままの会話、ヘッドトラッキング付き空間オーディオなどに対応しています。

折りたたみスマホ「Google Pixel 9 Pro Fold」登場、薄さとGoogle史上最大のディスプレイを実現

Googleの新しい折りたたみ式スマートフォン、「Google Pixel 9 Pro Fold」が8月14日から予約販売を開始。カラーはPorcelainとObsidianの2色で展開します。

記事のポイント

見どころは開いたときの薄さと大画面。Pixel Foldは7.6インチディスプレイ+外側に5.8インチディスプレイでしたが、Google Pixel 9 Pro Foldは8インチの「Super Actua Flex インナー ディスプレイ」と6.3インチの「Actua アウター ディスプレイ」を搭載し、画面サイズが大型化しています。気になるのはこの大画面で、AI処理を使ってどんなことができるのかでしょう。特に競合となりうるサムスンの「Galaxy Z Fold6」とできることは何が違うのか、などが今後の注目点になりそうです。

Google Pixel 9 Pro Foldは、これまでで最も薄いとうたう折りたたみ式スマートフォンであり、モバイルデバイス史上最大とするインナーディスプレイを搭載。流体摩擦ヒンジにより、本体を平らに開くことができるほか、大きくて明るい「Super Actua Flexディスプレイ」を備えています。

 

2023年に登場した「Google Pixel Fold」よりも80% 明るいディスプレイにより、明るい場所でも画面をくっきりと見ることができます。また、傷に強い Corning Gorilla Glass Victus 2を採用し、最大1.5mの水中に30分間浸しても耐えられるIPX8等級の防水性能を実現しています。

 

チップには最新の「Tensor G4 チップ」を採用。またデバイス上のAIと連携し、ペアリングしたアプリを分割画面で簡単に操作してマルチタスクを実行したり、写真をドラッグ&ドロップしたり、Google Meetをデュアル スクリーンで使用して、通話相手に自分の顔や見ているものを共有したりできます。

 

カメラは3眼構成で、超広角カメラはマクロフォーカスが可能になったほか、折りたたんだ状態でも開いた状態でも両方の前面カメラで顔認証ができるようになりました。加えて編集マジック、ベストテイク、動画ブースト、プロコントロールなどの機能も利用できます。

 

Google ストア 販売価格(税込)

Google Pixel 9 Pro Fold 256GB:25万7500 円
Google Pixel 9 Pro Fold ケース:7920 円

Galaxy S24 Ultra、AI機能がPixel 8 Proより最大8倍も高速! チップ性能の差が反映されているかも

サムスンの最上位スマートフォン「Galaxy S24 Ultra」は、少し前までGoogleの最上位スマホだった「Pixel 8 Pro」と比べた際に、要約やリアルタイム翻訳、画像編集などのAI機能が大幅に速いとの検証結果が報告されています。

↑Galaxy S24 Ultra

 

ハイテク製品の技術テストやアドバイスを行う企業Signal65は、2つのデバイスの性能をAIベンチマークツールでテストした報告書を公開しています。それによれば、Galaxy S24 Ultraは全てのベンチマークでPixel 8 Proを上回り、一部のシナリオでは3倍以上、最大8倍ものパフォーマンスを記録しているとのこと。

 

興味深いことに、Galaxy S24 Ultraは写真に写り込んだものを消す処理も高速です。この機能はGoogleがかなり以前から取り組んできたものですが、後から登場したGalaxy AIが追い抜いたようです。

 

またモノを消すプロセス、つまりオプションから「除去」を選び、オブジェクトの周りをなぞり、最終的な結果が得られるまでの時間は、GIMPなど一部デスクトップ画像編集アプリよりも短くなっています。「PCよりもスマホで作業する方が速い」というわけです。

 

注目すべきは、今回のテストのほとんどがオンデバイスAI(クラウドサーバーと通信せず、端末内で完結する)を対象にしていることです。Galaxy S24 Ultraに搭載されたSnapdragon 8 Gen 3チップがGoogleのTensorチップよりもはるかに高性能であることが、そのまま反映されています。

 

特にSnapdragon 8 Gen 3のうち、AIと機械学習を処理するNPU(ニューラルプロセッシングユニット)は高速です。最新のPixel 9 Proに搭載されたTensor G4の性能は未知数ですが、大きく進化していると期待したいところです。

 

Source:Signal65
via:Sammobile

Pixel 9 Pro XLの価格が判明? 正式発表前にすべてのスペックが分かったかも

Googleの次期スマートフォンPixel 9シリーズは、まもなく「Made by Google」イベントにて正式発表される見通しです。その直前に、非折りたたみで最大サイズである「Pixel 9 Pro XL」のスペックや価格がリークされました。

Image:@MysteryLupin

 

リークアカウント@MysteryLupinは、Pixel 9 Pro XLの実物写真とともに、各種スペック等をシェアしています。

 

それによれば、Pixel 9 Pro XLはTensor G4チップ、16GBのRAM、ピーク輝度が3000ニトに達する6.8インチディスプレイ、Gorilla Glass Victus 2(画面保護ガラス)、42MPの自撮りカメラ、50MPのメインカメラ、超広角と望遠カメラは48MPとのこと。

 

これらは、別の著名リーカーが伝えた情報とも一致しています。ただし画面のピーク輝度については、以前に噂のあった2050ニトよりも高くなっています。

 

今回のリークで最も注目すべきは、128GB版の米国価格が1099ドルと伝えている点です。発売当初のPixel 8 Proは999ドルだったので、画面が大きくなって100ドルの差額ということになります。

 

ほか、Pixel 9 Pro XLの1TBストレージ版にも言及しています。これが本当であれば、歴代Pixelシリーズの中でも最大容量となります。

 

別の投稿で、@MysterLupinは新たなAI機能について説明しています。そこにはAI画像ジェネレーターの「Pixel Studio」や、写真の中のオブジェクトを別ものに「変形」できる「Reimagine」等が含まれるとのこと。

 

さらに新たな「天気アプリ」にも触れつつ、前にもリークされた「Pixel Screenshots」に再び言及。「自然言語を使ってスクリーンショットを検索できる」機能だと説明しています。

 

ほぼPixel 9シリーズの情報は発表前に丸わかりとなった印象がありますが、ここ最近は為替レートの変動が激しいため、それが日本での価格にどう影響するのか興味深いところです。

 

Source:@MysteryLupin
via:9to5Google

Gemini搭載!「Google TV Streamer」が9月24日に発売へ

米Googleは、テレビのHDMI端子に挿して、さまざまなエンターテイメントを体験できる新製品「Google TV Streamer」を発表しました。日本でも9月24日に発売予定であり、価格は1万6000円(税込)。Googleストアおよび家電量販店などで購入できます。

↑Google TV Streamer(画像提供/Google)

 

なお、これまでのChromecast製品は生産終了となり、販売は在庫限りとなります

 

Google TV Streamerは、以前からの噂通り小さなドングル型ではなく、セットトップボックス型となります。これまでのChromecast with Google TVと同じくNetflixやDisney+、Apple TV+などのストリーミングアプリを使えるとともに、Google HomeとMatterのスマートハブとしても機能します。

 

新たなハードには32GBのストレージ、前モデルより22%高速なプロセッサー、2倍のRAMが搭載されています。これによりアプリの読み込み時間が短くなり、操作もスムーズになったとのこと。また従来通り、Dolby Vision と Dolby Atmosにも対応し、4K HDR表示も可能です。

 

HDMI 2.1a、Wi-Fi 5、ギガビットイーサネット、Bluetooth 5.1も備えています。特にイーサネット、つまり有線ケーブルでインターネットに接続できるため、高速かつ安定した通信が期待できるでしょう。

 

付属のリモコンは前モデルと似ていますが、少し改良されています。音量ボタンが側面から正面になり、新たにカスタマイズ可能なボタンも追加され、お気に入りのアプリを開いたり、HDMI入力を切り替えたりすることもできます。

↑Google TV Streamerのリモコン(画像提供/Google)

 

Google TV Streamer本体の背面にはリモコン発見ボタンが搭載されており、リモコンがソファーの裏に隠れていても、音を鳴らして見つけ出すことができます。さらに「OK Google、リモコンを探して」と音声で指示することも可能。

 

ソフトウェア面では、Googleが自社開発するAIのGeminiにより、コンテンツの概要、レビュー、シーズン後との内容を確認できるようになり、次に楽しみたいコンテンツを簡単に見つけられます。

 

Googleのストリーミング製品はAmazonのFire TVシリーズと機能が似ているものの、Google PlayストアのAndroidアプリを使えたり、複数のサービスを横断してコンテンツを見つけられたり、便利な面がいろいろあります。9月の発売を楽しみに待ちたいところです。

 

Source: Google
via: The Verge, 9to5Google

アップルとグーグルの「検索エンジン」契約は独禁法違反! 米連邦裁判所が判決

アップルのデバイスに搭載されている「Safari」ブラウザでは、長らくグーグルの検索エンジンが標準設定されてきました。しかしこの取引について、米国の連邦裁判所が独占禁止法に違反するとの判決を下したのです。

↑どうする?

 

アップルとグーグルの検索エンジンに関する報道はこれまでも何度も登場しており、2023年には「年間180億〜200億ドル(約2兆6000億円〜2兆9000億円)」が支払われていると報じられました。これはグーグルが検索エンジンから得た収益の36%に相当しているようです。

 

連邦裁判所の判断によれば、グーグルがスマートフォンメーカーに代金を支払って検索エンジンの標準設定にしてもらうことは、検索エンジンの独占を維持し、他の検索エンジンの競争を阻害し、グーグルの有意な立場を強化するうえで「大きな効果がある」とのこと。

 

裁判所はグーグルの反競争的行為に対処するための措置を決定する必要があり、差し止め命令が出される可能性もあるそう。グーグルは海外メディアのMacRumorsに対して「私たちは控訴する予定です」と伝えています。

 

これまで当たり前だった、Safariブラウザでのグーグル検索。しかし近い将来、他の選択肢がよりわかりやす形で提供されることになるかもしれません。

 

Source: Bloomberg via MacRumors

次期「Pixel Watch 3」の新たな動画が流出! 充電方式がわかった

Googleは8月14日深夜2時~の「Made by Google」で、新型スマートウォッチ「Pixel Watch 3」を正式発表する見通しです。その新たな公式CM動画が流出し、ハードウェアの特徴や新たなフィットネス機能が追加されること、充電器が前モデルと同じであることが確認できます。

↑流出したCM動画の1シーン(画像提供/Android Headlines)

 

すでにPixel Watch 3に関する基本情報は、数々のリークや公的機関の認証データから明らかになっています。画面周りのベゼルが薄くなったり、大きなサイズの45mmモデルが加わったり、Fitbitのランニング機能が強化されたり……。

 

Android Headlinesが新たに公開した動画は、これら全てを一つにまとめてコンパクトに紹介したもの。さほど新情報はありませんが、ベゼルが薄くなっていること、41mmと45mmのサイズの違い、広くなった表示スペースをアプリがどのように活用しているかが見てとれます。

 

45mmモデルは筐体が大きくなった分、バッテリー持続時間が長くなっているはずですが、そこには言及していません。その一方、ディスプレイがより明るくなったことはアピールしています。

 

また、ビデオでは背面に四つのピン用端子があり、Pixel Watch 2やFitbit製品と同じ充電方式が採用されていることが伺えます。初代Pixel WatchからPixel Watch 2に移行する際、充電方式が変更されて一部ユーザーが戸惑っていたため、前モデルとの一貫性は歓迎されそうです。

 

さらにランニング中の「リアルタイムのアドバイス」や地面との接触時間、ストライド(歩幅)の長さ表示などが詳しく紹介されています。

 

Pixel Watch 3の米国での価格は、前モデルと同じ349ドル(約5万円※)~と噂されています。ここ数週間、為替レートの動きが激しくなっていますが、日本向け価格は急激に進んだ円高の反映を望みたいところです。

※1ドル=約145.4円で換算(2024年8月6日現在)

 

Source: Android Headlines
via: 9to5Google

発売前の「Pixel 9 Pro Fold」、台湾のスタバで目撃される!

Googleの次期折りたたみスマートフォン「Pixel 9 Pro Fold」は、一部画像がチラ見せされたり、公式プロモーション資料と称するものが流出したりしています

↑台湾のスタバで目撃されたPixel 9 Pro Fold(画像提供/Android Authority)

 

8月14日の「Made by Google」イベントでの正式発表が迫るなか、台湾のスターバックスでPixel 9 Pro FoldをGoogle純正ケースに入れて使っている人が目撃されました。

 

米メディアのAndroid Authorityは、とあるFacebook非公開グループから写真を入手したそう。そこにはPixel 9 Pro Foldが背面から写っており、広げた状態でスタンドに立てかけて使われています。これまでのリーク情報にあったように、2列に並んだ背面カメラ、カバー(外側)デイスプレイの丸みを帯びた角、薄くなった筐体が確認できます。

 

しかし、以前の予想CG画像と実物とでは印象が大きく違っています。例えば、背面カメラのバンプ(収納している盛り上がり部分)は驚くほどスリムに見え、カバーディスプレイの角もかなり丸まっているようです。

 

今回の写真で目新しいのは、Google公式のPixel 9 Pro Fold用ケースでしょう。以前の公式アクセサリーにもあった「G」ロゴがあり、折りたたみを邪魔することなく、180度開いているように見えます。

 

すでにPixel 9 Pro/Pro XL用の公式ケース画像も流出しており、同じように「G」ロゴが入ったデザインが確認されています。

 

まだ公式発表イベントまで日にちがありますが、今後も実物を目撃したという写真が続々と登場するかもしれません。

 

Source: Android Authority
via: 9to5Google

次期「Pixel Watch 3」の価格情報が流出! 競争相手を考慮?

グーグルの次期スマートウォッチ「Pixel Watch 3」は、シリーズ史上初めて大小の2サイズ(従来と同じ41mmと大きな45mm)が登場すると予想されています。最近では、それらの米国での価格に関するリーク情報が伝えられています。

↑価格設定は妥当?

 

Android Headlinesの情報筋によると、41mmのWiFiモデルは349ドル(約5万円※)、LTEモデルは449ドル(約6万5000円)とのこと。WiFiのみバージョンは前Pixel Watch 2と同じ価格ですが、LTEモデルは50ドル跳ね上がった格好です。

※1ドル=約144.7円で換算(2024年8月6日現在)

 

一方、新たな45mmサイズは、Wi-Fiモデルが399ドル(約5万8000円)、LTEモデルが499ドル(約7万2000円)とのこと。価格が重なってユーザーの混乱を招かないように、LTEモデルを高めに設定したのかもしれません。

 

ちなみにApple Watch Series 9 41mmはGPS(WiFiのみ)モデルが399ドル、Cellularモデルが499ドルです。グーグルもWi-Fiモデルと通信回線モデルの価格差を、アップルに揃えた可能性がありそうです。

 

先月初め、Pixel Watch 3は両モデルとも明るいディスプレイが搭載されるとの噂がありました。また、公式プロモーション資料と称する画像もリークされており、41mmモデルはPixel Watch 2より充電速度が20%速くなると書かれていました。

 

また、10月まで発売されないものを含めて、全部で10種類のバンドが準備されるとのリーク情報もあります。明るく広くて見やすい画面や、スタイリッシュなバンドを期待して待ちたいところです。

 

Source: Android Headlines

発表が近づく「Pixel 9」シリーズの公式資料が流出!? 主要スペックがばれた…

Googleの次期スマートフォン「Pixel 9」シリーズは、8月14日深夜の「Made by Google」で正式発表される予定です。しかし、そのイベントを前にして、すでに多くの噂話やリーク情報が伝えられてきました。

↑全貌がほぼ明らかになってしまった!(画像提供/Google)

 

そんな状況のなか、Google公式プロモーション資料と称するものがネット上に公開され、デザインやスペックに関する多くの手がかりが得られます。

 

この情報は著名リークアカウントのOnleaks(Steve Hemmerstoffer氏)が、インドメディアの91mobilesに提供しました。

 

まず、画面については、標準モデルのPixel 9には6.3インチのActuaディスプレイ、Pixel 9 Proには6.3インチ、Pixel 9 Pro XLには6.8インチの Super Actuaディスプレイがそれぞれ搭載されると言われています。

 

折りたたみ機のPixel 9 Pro Fold には、6.3インチのActuaディスプレイ(外側のカバー画面)と8インチのSuper Actua Flexディスプレイ(折りたたみ画面)が搭載されるとのこと。

 

次に、背面カメラについては、Pixel 9には50MPのメイン(広角)カメラと48MPの超広角カメラが搭載されます。Pixel 9 Pro/Pro XLは50MPのメインカメラ、48MPの超広角、48MPの望遠カメラを装備。Pixel 9 Pro Foldはメインカメラが48MP、超広角が10.5MP、望遠カメラが48MPになるとのことです。

 

かたや自撮りカメラの解像度は、Pixel 9は10.5MP、Pixel 9 Pro/Pro XLには42MP、Pixel 9 Pro Foldには10MPが搭載されると言います。

 

プロセッサーは、Pixel 9シリーズの4モデル全てが、同じTensor G4チップセットを採用するとのこと。RAM容量はPixel 9が12GB、Pixel 9 Pro/Pro XLおよびPro Fold6には16GBを搭載。最新チップと大容量RAMの組み合わせにより、全機種とも生成AI機能がサクサク動きそうです。

 

目玉機能は、やっぱりGoogleが独自開発した「Gemini AI」。新機能としては、近くで火災や洪水が発生した場合に警告する「緊急SOS」や、スクリーンショットを検索できる「Pixel Screenshots」などがあると書かれています。ほかにも、電話を録音して文字起こしできるとのリーク情報もありました。

 

今のところ、価格についての情報はほとんどありません。前モデルより確実に高性能となっているだけに値上げは避けられなさそうですが、小幅に抑えるよう祈りたいところです。

 

Source: 91mobiles
via: Wccftech

次期「Pixel 9」シリーズ、AIが電話を録音して要約する新機能を搭載!?

Googleの次期スマートフォン「Pixel 9」シリーズには、集合写真に後から自分(写真を撮っていた人)を付け足す「Add Me」や、過去のスクリーンショットを検索できるなど、さまざまなAI機能が新たに加わると予想されています。

↑AIも会話を聞いています(画像提供/Google)

 

そうした新機能として、電話の録音や再設計されたパノラマ撮影があるとの噂が報じられています。

 

Androidアプリ開発者のDylan Roussel氏は、Pixel 9シリーズには、AIによる「Call Notes」(通話録音と文字起こし)機能があるとXに投稿しました。Roussel氏は未発表のAndroid製品に詳しく、Nothing Phone (2a)についても正式発表前に正確な情報をリークした実績があります

 

アップルの次期iOS 18の電話アプリにも、音声の録音や書き起こし、要約機能が追加されます。公式リリースでは、英語(米国や英国など)やスペイン語、フランス語のほか、日本語にも対応すると予告しています

 

すでにPixelスマホもレコーダーアプリに書き起こしや要約機能(Pixel 8以降)を備えています。このCall Notes機能も、おそらくGoogle製電話アプリに搭載されると思われます。

 

その一方、Pixel 9シリーズには「再設計されたパノラマモード」が搭載されるとのこと。GoogleはPixel 8シリーズで360度写真を撮影できる「Photo Sphere」モードを削除しましたが、それを上回る使いやすさを期待したいところです。

 

Source: Dylan Roussel(X)
via: 9to5Google

次期「Pixel 9」、全カラバリの画像がついに登場!?

Googleは8月14日深夜2時からの「Made by Google」イベントで、次期スマートフォンPixel 9シリーズを正式発表する予定です。すでに多くのリーク情報が届けられているなか、標準モデルPixel 9の四つのカラーバリエーションがネット上に公開されました。

↑次の色展開は…

 

Android Headlinesは独占リークとして、「Porcelain(ポーセリン)」、「Obsidian(オブシディアン)、「Rose(ローズ)」、「Green(グリーン)」のPixel 9標準モデル画像を掲載。一部の色の名前は違っていますが、以前リークされた情報と概ね一致しています。

 

色の名前は最終的なものではない可能性がありそう。なぜなら、次期ワイヤレスイヤホン「Pixel Buds Pro 2」のリークされた名称と異なっているからです。もしGoogleが呼び方を統一するのであれば、「ローズ」は「ラズベリー」に、「グリーン」は「モヒート」になるかもしれません。

 

ほかに注目すべきは、Pixel 9標準モデルの側面・金属部分がサテン(つや消しのマット)仕上げ、背面ガラスが光沢仕上げになっていること。先日リークされたPixel 9 Proモデル画像では、側面が光沢仕上げ、背面がマット仕上げに見えたことと対照的と言えます。

 

以下はそれぞれのカラバリと本体の画像です。

 

ポーセリン

画像提供/Android Headlines

 

オブシディアン

画像提供/Android Headlines

 

ローズ

画像提供/Android Headlines

 

グリーン

画像提供/Android Headlines

 

数週間前にも「ローズ」らしきピンクのPixel 9写真が登場していましたが、そちらのほうが鮮やかな色に見えました。ともあれ、実物を手に取れる日を期待して待ちたいところです。

 

Source: Android Headlines
via: 9to5Google

次期「Pixel 9」シリーズ、かつてない写真編集機能を仕込み中!?

Googleの次期スマートフォン「Pixel 9」シリーズで注目されている新要素の一つは、同社が得意とするAI機能です。新たに流出した情報によれば、AIを使った、かつてない写真機能「Add Me」が搭載される可能性があるようです。

↑写真の機能がパワーアップ(画像提供/Google)

 

Android Headlinesは、著名リークアカウントのOnleaks(Steve H.McFly氏)から提供されたとして、公式プロモーションと称する動画を公開しました。その動画は「YouTube利用規約への違反」があったとして削除済みですが、スクリーンショットは複数のサイトが保存・再公開しています。

 

その中には、次期Pixel 9シリーズに搭載される新AI機能が実際に動く様子が紹介されていました。例えば、冷蔵庫の中味の写真からレシピを提案するGeminiや、撮影したスクリーンショットから情報を検索できる「Pixel Screenshots」などが含まれています。

 

最後に紹介された新機能が、これまで噂のなかった「Add Me」。ザックリ言えば、集合写真に写っていない人を後から追加できるというものです。

 

そのやり方は、まずほとんどのメンバーが写っている写真を撮り、その後にPixelスマホを他の人に渡し、同じ場所で2枚目の写真を撮ってもらう。それを合成して、元々の写真にもう一人を加えるものと推測されます。

↑Add Me機能の様子(画像提供/Android Headlines/Onleaks)

 

プロモ動画によれば、前の写真に写ったメンバーを2回目の撮影で重ね合わせ、その後にAIが違和感のないようにつなぎ合わせる模様。

 

この仕組みは、Pixel 8シリーズに搭載された「ベストテイク」と似ています。そちらは、集合写真を続けて何枚か撮っておき、一人ずつ最も好きな表情を選んで合成するという機能でした

 

注目すべきは、この新機能が「近日公開」と但し書きされていることです。つまり、発売直後には利用できず、後日のアップデートで追加される可能性を示しています。また「すべてのカメラ、アプリ、モードで利用できるわけではない」ともあり、使える場面も限られているようです。

 

歴代Pixelシリーズはカメラの性能にも定評があり、そこにGoogleのAI機能が加われば、非常に強力となるはず。8月14日深夜2時の「Made by Google」イベントでの正式発表を楽しみに待ちたいところです。

 

Source: Android Headlines
via: 9to5Google

Chromecast後継モデル「Google TV Streamer」、まもなく発売?

Googleの「Chromecast with Google TV(4K)」は、テレビのHDMI端子に挿して、さまざまなアプリやコンテンツが楽しめるデバイスです。最近、その後継モデルの公式画像らしきものが公開されました。従来のドングル型(他の機器に差し込む小型ハードウェア)ではなく、セットトップボックス型の「Google TV Streamer」になる模様です。

↑Google TV Streamer(画像提供/9to5Google)

 

米9to5Googleは、長方形の角が丸まったセットトップ(テレビの上に置く)/テーブルトップ(テーブルの上に置く)型のデザインを掲載しています。他社のセットトップボックスより幅が広いものの、機能的な意味があるのかどうかは不明。

 

背面からは2本のケーブル(おそらく電源とHDMI)が突き出ています。本体の背が低いため、テレビの下に置くこともできそう。

 

リモコンは従来型と似ているものの、縦長となっています。方向パッドの下には、1列目に戻るボタンとホームボタンがあり、2列目には音声入力ボタンが確認できます。もっとも、音声入力のアイコンは「Googleアシスタント」ではなくなり、一般的なマイクが使われているようです。

 

さらに音量ボタンは右の側面から表面に移され、ミュートボタンも追加されています。YouTubeとNetflix専用ボタン、電源のほか「Magic」(ショートカット割り当て)ボタンも確認できます。

↑リモコン(画像提供/9to5Google)

 

Chromecastの基本的な機能はアマゾンのFire TV Stickと同じながらも、複数の動画配信サービスから目当ての動画を横断して検索できたりと、痒いところに手が届きやすい設計です。

 

今回のリーク情報が本当であれば、「Chromecast」の名前はなくなり、「Google TV」だけが残るようです。ともあれ、Googleからの正式発表を待ちたいところです。

 

Source: 9to5Google

次期「Pixel 9」と「Pro XL」の新たな画像が登場! ピンクは確定っぽいが…

Googleが次期スマートフォン「Pixel 9」シリーズを正式発表するイベント「Made by Google」が、およそ3週間後に迫っています。そんななか、標準モデル「Pixel 9」と大型のProモデル「Pixel 9 Pro XL」のGoogle公式らしきCG画像がネット上に登場しました。

↑注目のカラーと仕上げは?(画像提供/Google)

 

リーカーのSudhanshu Ambhore氏は、Pixel 9とPixel 9 Pro XLと称するレンダリング(CG)画像をXでシェアしました。後者については、Pixel 9 ProとPixel 9 Pro XLのデザインがほぼ同じであることから、確かにPro XLだと裏付ける手がかりはありませんが、かなり大きな印象があります。

 

これらは先週、Googleが公式サイトに掲載した画像と完全に一致。Pixel 9はピンクのカラバリが、Pixel 9 Pro XLは噂にあった「Porcelain」カラーが写っているようです。

 

以前のリーク動画ではPixel 9の背面パネルは光沢仕上げに、Pixel 9 Pro XLはマット仕上げとなっていたはずでしたが、今回はどちらも同じ仕上げに見えます。

 

また先月、アルジェリアで撮影されたハンズオン動画では、Pixel 9は鮮やかなピンク色でしたが、今回の画像では少し暗くて落ち着いた感じです。こうした違いは、見る角度やライティングによるものかもしれません。

 

Pixel 9 Pro XLについては、RAM 16GBやストレージ256GBを搭載していると示すリーク画像も登場しています。Googleの最新AI「Gemini」も快適に動くことになりそうです。

 

Source: Sudhanshu Ambhore(X) 
via: 9to5Google

Google、Gemini搭載の「AIメガネ」を共同開発? まさかのパートナーが浮上

米Googleは、自社でXR(仮想現実〔VR〕と拡張現実〔AR〕などを総合したもの)ヘッドセットを作りたいわけではなく、他社のハードウェア製品にソフトウェアを提供する方針とみられています。例えば、同社はサムスンとXRヘッドセットを共同開発するとされています。

↑Googleが目を付けるのは…

 

最近では、生成AI「Gemini」を搭載したスマートグラスにおいて、Metaと協力関係にある企業・EssilorLuxotticaとの提携を模索していると報じられています。

 

The Vergeによると、最近GoogleはEssilorLuxotticaに 「将来のスマートグラスにGemini AIアシスタントを搭載する」ことを打診したそうです。

 

すでにEssilorLuxotticaはMetaとRay-Banスマートグラスを共同開発しています。ちょうど先週、Metaが同社の株式約5%を取得する交渉をしていると明らかになったことから、それをけん制する動きかもしれません。

 

もっとも、Google側からそれ以上の情報は得られず、Metaの出資により交渉が流れた可能性もあるそう。EssilorLuxotticaはオークリーとも提携しているほか、LensCraftersやSunglass Hutといったメガネ関連の小売りチェーンを所有しており、Googleがどのブランドを念頭に置いているのかは不明です。

 

スマートグラスの仕様については、おそらくGoogleはディスプレイを搭載する準備ができていないため(画面搭載型の「Project Iris」は開発中止)、Gemini機能のためのマイクやスピーカー、カメラだけになる見通しです。

 

「カメラとマイクで集めた情報を分析し、スピーカーを通じて音声で説明」というのは、同社が開発者向けイベントGoogle I/O 2024で紹介した次世代AIアシスタント「Project Astra」そのもの。この構成であれば、写真やビデオを撮影したり音楽を聴いたりすることもできて、非常に魅力的な製品となりそうです。

 

Source: The Verge
via: 9to5Google

Google、Android向けの「低品質」なアプリを8月末から排除へ

Googleは8月31日から、AndroidアプリストアのPlay Storeから「低品質」のアプリを排除することを発表しました。Play Storeの最低品質要件を引き上げ、期待に応えられないアプリは許可しない方針です。

↑品質管理をもっと徹底

 

同社は「スパムと最低限の機能に関するポリシー」を更新し、テキストのみのアプリや壁紙1枚を提供するだけのアプリ、何もしないか機能しないように設計されたアプリなど「機能やコンテンツが制限された」アプリは許可しないと述べています。

 

これらの削除基準は、すでにあった「以前から応答しない、インストールできない、クラッシュする、または何らかの形で異常な動作をする、壊れたアプリを禁止する」方針に加わる格好です。すでに事実上動かないアプリは排除されていましたが、ようやく中味のないアプリも対象となるわけです。

 

Googleは「アプリがPlayカタログの引き上げられた基準を満たし、質の高い機能性によりユーザーを引き付けることができるようにする」ために要件を追加したと述べています。

 

以前から同社は、Playストアで配信しているアプリをよりよく管理するために努力してきました。例えば、2023年に申請されたアプリのうち228万ものアプリを、ポリシーに違反し、ユーザーのセキュリティを危険に晒すとして却下しています。

 

また、深刻なポリシー違反を繰り返し、詐欺やマルウェアにまつわる懸念があるとして、同年33万3000の「悪質な」Google Playアカウントを禁止したとも報告。Play Storeが安全な場所になるよう、Googleの健闘を祈りたいところです。

 

Source: Google
via: The Verge