2025年現在、飛行機でドイツまで行くためには、直行便でも12〜13時間かかります。筆者はウィーンを経由してベルリンまで移動したので、トータルで18時間近くかかりました。その間はPixel 10 Pro XLに保存したNetflixの動画を見まくったり、Pixel純正レコーダーアプリに記録した音声を聞き直したりするなど、仕事にも使い倒しています。
↑Pixel 10 Pro XL(画像左)はSIMカードスロットを上部に移動して、下部に2つスピーカーの音の出口を設けています。Pixel 9(画像右)の頃は側面にスピーカーを配置していました。
Pixel 10 Pro XLに難点があるとすれば、やはり他のPixel 10シリーズのモデルよりも本体が重いことです。質量は232g。手に持つとずっしりとした重みを感じます。ここまでの重さになると、画面の大きさや先進性を優先して、10月9日に発売される折りたたみモデル「Google Pixel 10 Pro Fold」を選んでも良さそうな気がしてきます。
↑10月9日に発売を控えるPixel 10 Pro Fold。内側のSuper Actua Flex ディスプレイは開くと約8インチの大画面になります。
旅行に役立つPixelの新しい2つのAIカメラ機能
観光のようなシーンでは、Pixel 10 Pro XLが新しく搭載する2つのAI系カメラ機能が特に楽しめました。
プロセッサーはSnapdragon W5 Gen 1を引き続き採用(Pixel Watch 2から3年連続)
新しいコプロセッサーを搭載予定で、特にAI関連機能の強化に期待
ディスプレイの明るさは最大3000ニト(従来は2000ニト)まで向上する見込み
ベゼルがさらに狭くなることで、本体サイズはそのままに画面が広くなる可能性
なお、Googleは「Made by Google 2025」イベントを日本時間の8月21日午前3時から開催すると予告しています。このイベントでPixel Watch 4やPixel 10シリーズの発表と予約受付が始まり、発売はその1週間後の8月28日になると見られています。登場まで約1ヶ月、楽しみに待ちたいところです。
Pixel 10 Pro / Pixel 10 Pro XL:Obsidian(黒)/Porcelain(白)/Moonstone(灰)/Jade(緑)
Pixel 10 Pro Fold:Moonstone(灰)/Jade(緑)
また、それぞれのモデルに用意されるストレージ容量は以下の通りとされています。
Pixel 10:128GB / 256GB
Pixel 10 Pro:128GB / 256GB / 512GB / 1TB
Pixel 10 Pro XL:256GB / 512GB / 1TB
Pixel 10 Pro Fold:256GB / 512GB / 1TB
一部のモデルでは、特定のカラーにのみ特定のストレージ構成が組み合わされる可能性があるようです。たとえば、JadeカラーのPixel 10 Pro / XLは256GBモデルのみに限定され、JadeのPixel 10 Pro Foldには1TBモデルが用意されず、PorcelainやMoonstoneカラーのPixel 10 Pro XLは1TBが選べないという具合です。
さらに、「Pixel 10 Pro Fold」は、折りたたみスマホとして初めてIP68等級(完全防塵・水深1メートルで30分の耐水)に対応する見通し。これまでの折りたたみスマホは、主にIP48(1mm以上の固形物に対する防護)やIPX8(防水のみ)にとどまっており、完全な防塵性能を持つ製品は存在しませんでした。
このPixel 10 Pro FoldがIP68等級に対応することは、これまで折りたたみスマホの弱点とされていた「ホコリの侵入」を克服する、大きな進化と言えるでしょう。
Google Pixel 10 Pro Foldは、他のPixel 10シリーズとともに8月20日に発表され、8月28日に発売されると見られています。手に馴染みやすく、さまざまな環境でも安心して使える折りたたみスマホに期待が高まります。
Pixelsnap Charger with Stand: 充電器とスタンドが一体化したアクセサリー
Pixelsnap Ring Stand: スマートフォンを立てかけることができるリング型スタンド
さらに調査を進めた結果、貿易データベースでワイヤレス充電器(コード名「STN4」)の存在が確認されたとのこと。この充電器は黒と白の2種類があり、Qi 2.2とMagnetic Power Profile(MPP)に対応しています。また、最大60Wのワイヤレス充電が可能なチップ(ConvenientPower CPS4041)が搭載されることも判明しました。
撮影現場で目撃されたデバイスには、カメラ部分にフラッシュと温度センサーらしき二つの円が確認されており、「Pixel 10 Pro」または「Pixel 10 Pro XL」であると推測されています。その理由は、Pixel 8 Pro以降の非折りたたみProモデル全てに温度センサーが搭載されているから。
【Pixel 10の広告撮影の様子(@MarksGonePublic)】
Just out for a walk…
stumbled onto a full-on commercial shoot for the Google Pixel 10
They had a macro probe lens, a Panavision rig, and 20+ crew members…
to film someone holding a phone
If the Pixel camera’s so good, why not just use it? #BTS#Vancouverpic.twitter.com/muDluZfK75
これまでPixelスマホでは「ダブルタップで画面オン(スリープ解除)」は可能でしたが、その逆はできませんでした。現時点では、「Double Tap Screen Off / Lock」などのサードパーティ製アプリを使う必要があります。一方、たとえばサムスンのGalaxyスマホでは、ホーム画面やロック画面の何もないスペースをダブルタップすることで画面オフが可能です。
Google Pixelスマホは、AIを活用した通話や撮影など独自機能が高く評価されています。その一方で、他ブランドから移行したユーザーにとっては、期待していた基本的な機能の一部が欠けていることが不満となっており、その代表例が「ダブルタップで画面オフ」機能でした。
And ICYMI, #PixelFold along with #Pixel6 and #Pixel7 generation users will now get two additional years of OS updates! This extended support will total five years starting from when the device first became available on the Google Store in the US: https://t.co/Y50A92TiqC
Googleは、Chromecast with Google TVの後継機種となる「Google TV Streamer」を発表。Chromecastの機能を備え、Google HomeとMatterのスマートホームハブとしても機能する本製品は、9月24日から発売します。価格は1万6000円(税込)です。
記事のポイント
サブスクコンテンツのどれを観ようかあれこれ迷っているうちに、時間が経ってしまったなんてことはよくあること。そんなあるあるを解決してくれそうなデバイスです。スマートハブにもなるので、ほかのGoogle製品と連携させると生活がより便利になるでしょう。なお、Google TV Streamerの登場によりChromecastの生産が終了します。
スマートハブとしては、Matterの接続をサポートし、鍵やモーションセンサーなどのスマートホームデバイスを素早く安全に接続できる技術「Threadボーダールーター」を内蔵。たとえばGoogle Home パネルと同期すれば、ソファから立ち上がることなくカメラを確認したり、照明や温度を調整したり、ブラインドを閉めたり、Google Nest Doorbellに応答したりといった操作も可能になります。