Pixel 10はケースなしでQi2充電対応?リーク画像が示す新機能

Googleはまもなく次期フラッグシップ機「Pixel 10」シリーズを正式発表する予定ですが、すでに数多くのリーク情報が出回っており、あまり秘密は残されていないようにも見えます。

↑Mike Mareen/Adobe Stockより。

そんな中、新たなGoogle公式らしき画像が流出し、専用ケースを使用せずにQi2ワイヤレス充電に対応する可能性が浮上しています。

信頼性の高いリーカーの Evan Blass氏 は、Pixel 10シリーズおよび専用アクセサリーに関する新たなレンダリング画像と詳細情報を公開しました。画像の冒頭では、Pixel 10、Pixel 10 Pro、Pixel 10 Pro Foldのデザインが再確認され、それぞれの仕様についても記載されています。

特に注目すべきなのは、ケースを装着していないPixel 10本体にQi2対応の充電器が直接吸着している画像です。これにより、Pixel 10シリーズがマグネットによる位置合わせ機能を本体に内蔵している可能性が強く示唆されています。

↑Image:Evan Blass。

仮にPixel 10シリーズがケース不要でQi2充電に対応するのであれば、他のAndroidスマートフォンに対して大きなアドバンテージになるでしょう。たとえば、サムスンのGalaxy S25シリーズは「Qi2 Ready」とされており、Qi2充電にはマグネット付きケースの使用が必須とされています

また、今回のリーク画像からは、次期スマートウォッチ「Pixel Watch 4」の新色ラインナップとして「Moonstone」「Iris」「Obsidian」カラーの存在も確認できます。

Googleは日本時間で8月21日午前3時より「Made by Google」イベントを開催し、Pixel 10シリーズなどを正式発表する予定です。

搭載予定の新型プロセッサー「Tensor G5」は大幅な性能向上が見込まれており、これまでPixelスマートフォンを使用していたユーザーにとって、乗り換えを検討したくなる内容になるかもしれません。


Source:Evan Blass(X)

via:Android Authority

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Google Pixel 10 Pro XLの全貌が判明? Proと共通カラーで登場か

Googleの次期フラッグシップ機「Pixel 10」シリーズは、あと1ヶ月足らずで正式発表される見込みです。すでにGoogle自身がPixel 10 Proの画像を公開しており、カラーバリエーションもリークされています。

↑Image:Android Headlines。

そんな中、大型モデル「Pixel 10 Pro XL」のレンダリング(CG)画像とカラーバリエーションの情報が流出したと報じられています。

これはAndroid情報サイトAndroid Headlinesが独占情報として掲載したものです。今回の画像によると、Pixel 10 Pro XLのデザインはPixel 10 Proとほぼ同じで、背面にはトリプルカメラと、その横にフラッシュおよび温度センサーが搭載されています。見た目ではPixel 10 Proとの違いがほとんど分かりません。

また、カラーバリエーションは以下の4色だとされています。

  • Obsidian(ブラック)
  • Porcelain(ホワイト/アイボリー)
  • Moonstone(スレートブルー/灰色がかった青)
  • Jade(ソフトなピスタチオグリーンにゴールドのフレーム)

これらはPixel 10 Proと同じ構成で、全体的に淡く落ち着いた色合いとなっています。なお、Pixel 9 Pro/Pro XLもRose Quartz以外は鮮やかなカラーは採用されておらず、同様の方針を踏襲するようです。

現時点で予想されているPixel 10 Proの主なスペックは次のとおりです。

  • ディスプレイ:6.8インチ(最大120Hz)/ 2992×1344ピクセル
  • プロセッサ:Tensor G5(TSMC製3〜4nmプロセス)
  • RAM:16GB
  • ストレージ:256GB / 512GB / 1TB
  • カメラ:メイン50MP / 超広角48MP / 望遠48MP(5倍光学) / フロント42MP
  • バッテリー容量:5200mAh(Pixel史上最大)

すでに製品の全体像はかなり明らかになってきていますが、Googleならではの新たなAI機能の発表にも期待したいところです。


Source: Android Headlines

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Google、発表前の「Pixel 10 Pro」動画を自ら公開!リークされすぎが原因?

Googleは、8月21日午前3時(日本時間)から開催予定の「Made by Google」イベントに先立ち、新型スマートフォン「Pixel 10 Pro」のティザー動画を正式に公開しました。

↑Image:Google

この動画はGoogleストアのホームページに掲載されており、「Google Pixel 10シリーズ 8.21新登場」と明記されています。

映像内では、「10」の数字がPixel 10 Proのカメラバーに変化する演出が盛り込まれており、さらにフラッシュの下に温度センサーが搭載されていることから、標準モデルではなく上位のProモデルであることが分かります。

今回披露されたカラーは、青みがかったグレー調で、Pixel 9 Proの「Hazel」に似た落ち着いた色合いながらも、より鮮やかな印象です。サイドレールも映っており、光沢仕上げのように見えます。

また、同ページには「8月19日午後4時(日本時間)までにメール配信にご登録いただくと、Google Pixel 10シリーズのスマートフォンが対象のキャンペーン期間中、さらにお得に購入いただける特別特典をお送りします」との記載も。プロモーションコードは、キャンペーン開始日に送付される予定です。

正式発表の1か月も前にGoogle自らPixel 10 Proの画像を公開した背景には、リーク画像の流出が相次いだことが関係しているのかもしれません。

実際、Android情報サイト「Android Headlines」では「公式レンダリング画像」として、Pixel 10の標準モデルにおける「Obsidian」「Indigo」「Frost」「Limoncello」の各カラーバリエーションが掲載されていました

↑Image:Android Headlines

Source: Google Store

via: 9to5Google

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Google、発表前の「Pixel 10 Pro」動画を自ら公開!リークされすぎが原因?

Googleは、8月21日午前3時(日本時間)から開催予定の「Made by Google」イベントに先立ち、新型スマートフォン「Pixel 10 Pro」のティザー動画を正式に公開しました。

↑Image:Google

この動画はGoogleストアのホームページに掲載されており、「Google Pixel 10シリーズ 8.21新登場」と明記されています。

映像内では、「10」の数字がPixel 10 Proのカメラバーに変化する演出が盛り込まれており、さらにフラッシュの下に温度センサーが搭載されていることから、標準モデルではなく上位のProモデルであることが分かります。

今回披露されたカラーは、青みがかったグレー調で、Pixel 9 Proの「Hazel」に似た落ち着いた色合いながらも、より鮮やかな印象です。サイドレールも映っており、光沢仕上げのように見えます。

また、同ページには「8月19日午後4時(日本時間)までにメール配信にご登録いただくと、Google Pixel 10シリーズのスマートフォンが対象のキャンペーン期間中、さらにお得に購入いただける特別特典をお送りします」との記載も。プロモーションコードは、キャンペーン開始日に送付される予定です。

正式発表の1か月も前にGoogle自らPixel 10 Proの画像を公開した背景には、リーク画像の流出が相次いだことが関係しているのかもしれません。

実際、Android情報サイト「Android Headlines」では「公式レンダリング画像」として、Pixel 10の標準モデルにおける「Obsidian」「Indigo」「Frost」「Limoncello」の各カラーバリエーションが掲載されていました

↑Image:Android Headlines

Source: Google Store

via: 9to5Google

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次期Pixel 10 Pro Fold、カバー画面拡大&バッテリー強化で実用性アップか

Googleの次期折りたたみスマートフォン「Pixel 10 Pro Fold」の主な仕様がリークされました。

↑Koshiro K/Adobe Stockより。

未発表のAndroid製品に詳しいメディア「Android Headlines」は、Pixel 10 Pro Foldの「公式仕様」とされる情報を報じています。同サイトは、Pixel 9aの予想レンダリング画像や4色展開など、過去にもGoogleの未発表デバイスに関して高い精度の情報を発信してきた実績があります。

今回のリーク情報によると、Pixel 10 Pro Foldの仕様は以下の通りです。

  • カバー(外側)ディスプレイ:6.4インチ(前モデルの6.3インチから拡大)/最大輝度3000ニト(約10%向上)/ベゼルとヒンジが縮小
  • インナー(内側の折りたたみ)ディスプレイ:8インチ(前モデルと同等)
  • プロセッサ:Google Tensor G5(3nmプロセス)
  • メモリ:16GB RAM
  • ストレージ:256GB/512GB/1TB(1TBモデルは新たに追加)
  • カメラ構成:メイン48MP/超広角10.5MP/望遠10.8MP(5倍光学ズーム)/自撮りカメラ10MP ×2(カバー・インナー両方)※全て前モデルと同仕様
  • バッテリー:5015mAh(前モデル比7%増)
  • 充電:23W有線充電、15Wワイヤレス充電(Qi2対応)
  • 耐久性:IP68等級(防塵・防水対応。折りたたみスマホとしては初)

このなかで注目すべきポイントは、カバーディスプレイが大型化かつ高輝度化された点、1TBストレージモデルが新たに追加された点、バッテリー容量の増加、そしてワイヤレス充電速度の向上などです。なお、「折りたたみスマホ初のIP68防水・防塵対応」であることについても、同じくAndroid Headlinesが以前に報じていました

前モデルからの堅実なアップデートと評価するか、あるいはやや地味なマイナーチェンジと見るかは、ユーザーの視点によって異なるかもしれません。


Source: Android Headlines

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Pixel 10シリーズ欧州価格がリーク!前世代から据え置き濃厚

Google Pixel 10シリーズの登場が迫るなか、全モデルについてPixel 9シリーズから価格変更がないとの噂が報じられています。

↑Mike Mareen/Adobe Stockより。

信頼性の高いリーカーであるRoland Quandt氏は、Bluesky上でPixel 10シリーズ各モデルの欧州価格をシェアしています。

それによると、エントリーモデルのPixel 10(128GB)は899ユーロ、256GBモデルは999ユーロとなる見込みです。一方、Pixel 10 Proは128GBモデルが1099ユーロ、最上位の1TBモデルは1589ユーロとされています。

また、Pixel 10 Pro XLは256GBモデルが1299ユーロ、Pixel 10 Pro Foldは256GBモデルが1899ユーロとなっており、すべてのモデルでPixel 9シリーズの欧州価格と同額になるようです。

今年4月には別の情報源から「Pixel 10 Pro XLは値上げ、Pixel 10 Pro Foldは値下げ」との予測もありましたが、今回Quandt氏がリークした価格を見るかぎり、その可能性は低いのかもしれません。

さらに、廉価な新型ワイヤレスイヤホン「Pixel Buds 2a」の欧州価格は149ユーロとなり、前モデルのPixel Buds A-Seriesよりも50ユーロの値上げとなる見込みです。

なお、この欧州価格がそのまま日本国内でも反映されるかどうかは不透明です。最近の円安傾向もあり、価格設定に影響を及ぼす可能性があります。

Pixel 10シリーズの正式発表イベントは8月20日に開催されると噂されており、今後1ヶ月ほどの間に、さらなるリーク情報が明らかになるかもしれません。


Source: Roland Quandt (Bluesky)

via: Android Police

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Pixel 10シリーズのカラバリと内蔵ストレージの噂。一部モデルは容量固定?

Googleの次期フラッグシップ機「Pixel 10」シリーズについては、すでにさまざまなリーク情報が報じられています。今回新たに、本体のカラーバリエーションと内蔵ストレージに関する噂が伝えられました。

↑Mike Mareen/Adobe Stockより。

Android関連のニュースサイトDroidLifeによると、Pixel 10シリーズの販売代理店データを確認したとして、以下のようなカラーバリエーションが用意されているとのことです。

  • Pixel 10:Obsidian(黒)/Frost(白)/Indigo(青)/Lemongrass(黄緑)
  • Pixel 10 Pro / Pixel 10 Pro XL:Obsidian(黒)/Porcelain(白)/Moonstone(灰)/Jade(緑)
  • Pixel 10 Pro Fold:Moonstone(灰)/Jade(緑)

また、それぞれのモデルに用意されるストレージ容量は以下の通りとされています。

  • Pixel 10:128GB / 256GB
  • Pixel 10 Pro:128GB / 256GB / 512GB / 1TB
  • Pixel 10 Pro XL:256GB / 512GB / 1TB
  • Pixel 10 Pro Fold:256GB / 512GB / 1TB

一部のモデルでは、特定のカラーにのみ特定のストレージ構成が組み合わされる可能性があるようです。たとえば、JadeカラーのPixel 10 Pro / XLは256GBモデルのみに限定され、JadeのPixel 10 Pro Foldには1TBモデルが用意されず、PorcelainやMoonstoneカラーのPixel 10 Pro XLは1TBが選べないという具合です。

Pixel 10シリーズは、2025年8月から10月にかけての発表および発売が予想されています。もしも自分の好みのカラーと希望するストレージ容量の組み合わせが存在しない場合は、購入時に少し悩むかもしれません。

Source:Droidlife
via:Android Authority

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Pixel 10プロトタイプが中国サイトに登場!望遠レンズ搭載を裏付けか

Googleがあと数ヶ月でフラッグシップ機「Pixel 10」シリーズを発表・発売すると噂されるなか、その標準モデルのプロトタイプとされるデバイスが中国のオークションサイトに登場しました。

↑Image:goofish。

中国の大手中古品フリマサービス「閑魚(goofish)」にて、「Pixel 10のプロトタイプ基板(マザーボード)」が出品され、実機とされる写真2枚とTensor G5ブランドの基板写真が公開されています。この基板は、量産前の最終段階であるEVT(Engineering Validation Testing)ユニットから入手したものと説明されています。

そのうちの1枚は、ディスプレイが点灯しているPixel 10プロトタイプ本体の写真です。ただし、そこには「Liquid Detection Indicator(水濡れ検出インジケーター)」の表示や、EVTモデルのはずなのに「DVT(Design Validation Test)」といった記載があるなど、不自然な点も見られます。

それでも、筐体デザインやプロトタイプらしい刻印などから、本物のPixel 10プロトタイプである可能性は高いとみられています。

今回のリークで特に注目されているのは、Pixel 10標準モデルに望遠レンズが追加されるという以前からの噂を裏付けている点です。一方で、メインカメラや超広角カメラの画素数がダウンする可能性も指摘されています

↑Image:goofish。

Pixel 10標準モデルは、全体としては控えめな進化にとどまるとみられていますが、それでも望遠レンズの追加が強い差別化要素となるか、今後の動向が注目されます。

Source: goofish

via: 9to5Google

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「Google Pixel 9a」は「iPhone 16e」のライバルになるのか? モバイルライターも太鼓判を押すコスパモデル

Googleから登場した新スマホ「Pixel 9a」は、iPhone 16eのライバルとなるのか? 専門家が使い倒してリアルにレビュー。今読んでも遅くない、むしろ今だからこそ押さえておきたい情報をお届けする。

 

【私が試しました!】

モバイルライター・井上 晃

スマートフォンやタブレット、スマートウオッチを軸に新製品やサービスを取材。雑誌やウェブメディアに寄稿する。

 

 

AIスマホの乱世を勝ち抜くコスパモデルNo.1候補はコレ!

Google
Google Pixel 9a
7万9900円~(Google ストア販売価格)

「Pixel A」シリーズの新モデル。6.3インチで、昨年夏発売の「Pixel 9」同様Tensor G4チップを搭載する。フラットなデザインに刷新されたほか、IP68の防水防じん性能など、耐久性も兼ね備えた。Googleストアのほか、NTTドコモ、au、ソフトバンクでも販売される。

↑望遠カメラは非搭載だが、デジタルズームで最大8倍まで可能。ある程度のズームならばAIの補助によってディティールも保たれやすい。

 

↑上位「Pixel 9」シリーズ限定だった「一緒に写る」機能が、Pixel 9aでも使えるのはうれしいポイント。実用性が高く十分に楽しめる。

 

充実したAI機能の楽しさと、長く使える安心性を両立

Pixelの廉価モデルである「Aシリーズ」は、昨年発売されたPixel 8aからOSアップデートが7年間に延長されたことで、一括購入からの長期使用もしやすい端末となった。そんななか、今年4月16日に発売された最新モデル「Pixel 9a」は、デザインがガラッと変わり、老若男女が親しみやすいフラットな雰囲気に刷新されている。間違いなく、今年のミッドレンジ市場の主力端末となるだろう。

 

背面には4800万画素のメインカメラと1300万画素の超広角カメラを搭載。Aシリーズ初のマクロフォーカスに対応したほか、撮影者を交換して集合写真を合成できる「一緒に写る」機能など、AIを使った実用的な撮影機能も充実を図ってきた。

 

【イチオシPOINT】カメラ周りがスッキリして保護ケースも選びやすそう

「なんといっても、Pixel 9aでは従来のPixel Aシリーズや上位モデルでお馴染みだった“カメラバー”がなくなっています。デザインが洗練されたので、保護ケース選びもより楽しくなりそう。デザインの好みでPixelを避けていた人は再注目してほしいですね」(井上)

↑新モデルの「Pixel 9a」(右)と私用「Pixel 8a」(左)とを比較。新製品のデザインのほうがクセがなく、万人受けしそうに見える。

 

※「GetNavi」2025月6月号に掲載された記事を再編集したものです

Pixel、最新アップデートでバッテリー持ちが悪化!? 海外でトラブル相次ぐ

Google Pixelの最新アップデートにより、バッテリーの消耗が激しくなったという報告が複数のユーザーから寄せられています。

↑アップデート後にバッテリートラブルが相次いでいる(画像はPixel 9 Pro)。

 

Googleは5月7日に月例アップデートの配信を開始しました。このアップデートでは、マイクやBluetoothのペアリング不具合の修正、セキュリティの脆弱性対応など、軽微な変更が行われただけでした。

 

しかし、配信直後から多くのPixelユーザーがGoogleのサポートフォーラム大手掲示板redditに次々と「バッテリーの持ちが悪くなった」と投稿。電池の持ちが急激に悪化していることや、端末が異常に熱を持つといった問題が報告されています。

 

この問題は2021年発売のPixel 6から最新のPixel 9世代まで、すべてのPixelデバイスに影響を及ぼしている模様。

 

アップデート直後のバッテリー問題は、単なる一時的な挙動や主観的な印象である可能性もありますが、今回に関しては報告件数が非常に多いため、軽視できない状況となっています。

 

Googleのアップデートによるバッテリー関連のトラブルは今回が初めてではありません。今年初めには、「Pixel 4aバッテリーパフォーマンスプログラム」において、充電速度が半減し、実質的にバッテリー容量が44%も削減されたという報告がありました

 

バッテリーの持続時間や端末の発熱は、スマートフォンの日常的な使いやすさに直結する重要な要素です。今後、Googleがこの問題に対して何らかの対応を発表する可能性もあり、続報を注視したいところです。

 

Source9to5Google

Pixel、最新アップデートでバッテリー持ちが悪化!? 海外でトラブル相次ぐ

Google Pixelの最新アップデートにより、バッテリーの消耗が激しくなったという報告が複数のユーザーから寄せられています。

↑アップデート後にバッテリートラブルが相次いでいる(画像はPixel 9 Pro)。

 

Googleは5月7日に月例アップデートの配信を開始しました。このアップデートでは、マイクやBluetoothのペアリング不具合の修正、セキュリティの脆弱性対応など、軽微な変更が行われただけでした。

 

しかし、配信直後から多くのPixelユーザーがGoogleのサポートフォーラム大手掲示板redditに次々と「バッテリーの持ちが悪くなった」と投稿。電池の持ちが急激に悪化していることや、端末が異常に熱を持つといった問題が報告されています。

 

この問題は2021年発売のPixel 6から最新のPixel 9世代まで、すべてのPixelデバイスに影響を及ぼしている模様。

 

アップデート直後のバッテリー問題は、単なる一時的な挙動や主観的な印象である可能性もありますが、今回に関しては報告件数が非常に多いため、軽視できない状況となっています。

 

Googleのアップデートによるバッテリー関連のトラブルは今回が初めてではありません。今年初めには、「Pixel 4aバッテリーパフォーマンスプログラム」において、充電速度が半減し、実質的にバッテリー容量が44%も削減されたという報告がありました

 

バッテリーの持続時間や端末の発熱は、スマートフォンの日常的な使いやすさに直結する重要な要素です。今後、Googleがこの問題に対して何らかの対応を発表する可能性もあり、続報を注視したいところです。

 

Source9to5Google

Google AIスマホ「Pixel 9a」実機レビュー。デザイン一新で”長く使える”1台に

グーグル純正スマートフォン最新世代のPixel 9ファミリーに、新モデル「Google Pixel 9a」が登場しました。ユーザーの興味を引く最大の特徴は、やはり7万9900円とシリーズ内で最も手頃な価格ではないでしょうか。コスパに優れ、”長く使える”1台になりそうな最新AIスマホの魅力をお伝えします。

↑Android 15搭載スマートフォン「Google Pixel 9a」が発売を迎えました。ストレージ128GBモデルが7万9900円(税込)という手頃な価格も魅力的です。

 

デザイン一新でカメラ周りがスッキリ。画面はより大きく

グーグルはここ数年、秋にPixelシリーズの上位モデルを発売して、その翌年に手頃な価格のPixel aシリーズを投入するサイクルを続けています。2024年のPixel 9シリーズは、そのサイクルを少し前倒しにして、まだ残暑が厳しかった8月下旬に発売となりました。それに伴ってか、aシリーズの最新モデルであるPixel 9aも、2024年の「Pixel 8a」よりも約1か月早く登場しています。

 

価格は内蔵ストレージ128GBのモデルが7万9900円(税込)~。2024年5月発売のPixel 8aと比べれば7300円値上がりしていますが、最先端のTensor G4チップとAI機能を載せてカメラも強化しているため、使ってみると納得感はあります。iPhone 16ファミリーの中で最も手頃なモデルに位置付けられるiPhone 16eが9万9800円(税込)~で販売されていることもあり、なおさらPixel 9aの価格がフレンドリーに感じられます。

 

Pixel 9aは、前世代のPixel 8aからデザインが一新されました。アルミニウム製のサイドフレームはシャープで精悍なイメージで、Pixel 9ファミリーの上位モデルと統一感を持たせています。ディスプレイは従来の6.1インチから、6.3インチまで大きくなっています。本体もサイズアップしているものの、フレームのエッジを立たせたデザインなのでしっかりと手でホールドできるのは好印象です。もっとも、筆者はPixel 8aの緩やかにラウンドしたサイドフレームのデザインもPixelらしくて好きだったので、少し寂しさもあります。

↑側面フレームをシャープなデザインに変更。カメラユニットの出っ張りも最小限に抑えています。

 

背面のカメラ部分もデザインが大きく変わりました。Pixel 6シリーズから継続してきた、レンズを守るために採用された横一文字のカメラバンプが取り除かれて、カメラユニットだけが広い背面パネルの左上に浮き島のように配置されています。グーグルは“水滴”をイメージしたのだと、デザインのコンセプトを説明しています。

 

カメラユニットはこれまでより張り出しが少ないので、背面側を下にしてテーブルの上などにフラットに置くことができます。一方で、従来のデザインのようにカメラバンプに指を引っかけて持てないので、これまでのPixelシリーズに慣れている人は少し注意する必要があるかもしれません。筆者も背面がフラットなPixel 9aのデザインに慣れるまで少し時間がかかりました。

↑左が24年発売のPixel 6a、中央がPixel 9。右側のPixel 9aはとてもシンプルなデザインです。

 

新色はパープル系の「アイリス」です。鮮やかなピンク系の「ピオニー」に比べると、アイリスは落ち着いた色合いなので大人も選びやすいと思います。定番のホワイト系、ブラック系を加えた全4色展開です。

 

本体はIP68相当の防塵・防水対応。キズが付きにくいCorning Gorilla Glass 3を採用するフロントカバーガラスも含めて、耐久性は十分に確保しているとグーグルは説明しています。ケースなしで使ってもいいですが、傷などが気になるならシリコン製の専用カバーを利用するといいでしょう。

 

多彩なカメラ機能。aシリーズ初のマクロ撮影対応

今回はPixel 9aの実機を1週間ほど試したのですが、全体にハードウェアとしての完成度がとても高いことに驚きました。

 

グーグルの生成AI「Gemini」に関連するAIツールは、上位モデルのPixel 9とほぼ同等のものがスムーズに使えます。カメラは厳密に言えばスペックがPixel 9から若干劣るものの、同じデュアルレンズカメラで日常を写真・動画でクリッピングする用途にはまったく力不足を感じません。

↑広角・超広角カメラを組み合わせたデュアルレンズカメラを搭載。

 

デュアルレンズカメラは48メガピクセルの広角カメラと、13メガピクセルの超広角カメラという構成。広角カメラは光学ズーム撮影が1倍まで。望遠撮影が最大8倍のデジタルズームに対応する仕様はPixel 8aから変わっていません。望遠ズーム撮影をよく使う方で、画質にもこだわるならば上位のPixel 9やPixel 9 Proを選ぶべきでしょう。

↑被写体に近付くと自動でマクロ撮影に切り替わります。カメラアプリの左上にはマクロモードであることを知らせる花のアイコンが表示されます。

 

また、aシリーズのスマホとして初めてマクロ撮影の機能が搭載されているのも注目です。被写体に近付くと画面に花のアイコンが表示され、自動でマクロ撮影モードに切り替わります。植物や料理にクローズアップして“画ヂカラ”のある写真やビデオを撮りたいときに有用です。

 

Pixel 9aのカメラは、Pixel 9のカメラよりもイメージセンサーのサイズが小型で、レンズの絞り値もわずかながら低めです。特に超広角カメラはやや実力差が開いていますが、Pixel 9aでも、スマホで写真やビデオを楽しく撮る用途には十分なレベルだと思います。集合写真を撮る際、撮影者を交代しながら自然な写真合成をしてグループ写真が記録できる「一緒に写る」のほか、複数のグループ写真からみんなのいい表情が選べる「ベストテイク」など、Pixelシリーズの特徴であるAIフォトツールはPixel 9aも上位モデルを継承しています。7万9900円のAIスマホでここまで色々できるのであれば大満足です。

 

動作は速く安定感も高い

6.3インチのディスプレイはOLEDで、HDR(ハイダイナミックレンジ)の映像コンテンツを明るく色鮮やかに表示します。HDRコンテンツの最大輝度表示が1800nits、屋外の明るい場所などでは2700nitsまで明るくできるので、写真や動画の表示がとても見やすくて好印象でした。本体のディスプレイ設定からリフレッシュレート(画面の書き換え頻度)を最大120Hzまで、コンテンツに応じて可変させるスムーズディスプレイ機能もあります。Webページのスクロールや、電子書籍のページ送りの際に文字がチラつきにくくなるので快適です。

↑最大輝度は2700nits。屋外の晴天下でも高い視認性を確保しています。

 

ちなみに画面と本体が大きくなったぶん、Pixel 8aよりも本体は重いのかと思ったら、実際には3〜4gほど軽くなっています。本体の横幅がPixel 8aの72.7mmから0.6mmほどPixel 9aの方が広くなっていますが、ホールド感はほぼ変わらない手応えでした。

 

スマホの頭脳であるSoC(チップセット)には、グーグルが独自に設計した「Tensor G4」を搭載しました。ベンチマーク計測アプリの「Geekbench 6」で複数回計測すると、CPUはシングルコアとマルチコアの平均得点でわずかにPixel 9の方が上回り、GPUのスコアはPixel 9aがむしろ少しリードする結果になりました。グーグルはPixel 9と同じTensor G4チップを搭載していると説明していますが、同じSoCでも本体設計に合わせたチューニングがされているため、スコアは多少変わってくるものです。とは言え、Pixel 9と9aに関してはほとんど変わらないパフォーマンスを発揮できると言っていいでしょう。

 

グーグルの生成AIモデルであるImagen 3をベースにした新しい純正画像生成アプリ「Pixel スタジオ」で、同じテキストプロンプトを打ち込んで画像を生成してみたところ、よく似た雰囲気の違う画像を生成してくれました。イメージが出力される速度はほぼ同じです。AIツールだけでなく、その他機能やサービスの使い勝手についてもPixel 9aに目立つ違いはありません。

↑グーグル純正の画像生成AIモデルをベースに誕生した「Pixel スタジオ」アプリ。テキストプロンプトやプリセットされたスタイルからオリジナルの画像が生成できます。左がPixel 9、右がPixel 9a。

 

長く使えるタフなAIスマホ

Pixel 9aには発売から7年の間、Android OSのバージョンアップ、Pixel Dropによる新機能のアップデート追加、セキュリティアップデートが保証されています。グーグルにはSoCなどハードウェアの性能差もソフトウェアの最適化でカバーしながら、最新のAI機能をPixelシリーズの過去モデルのスマホにも提供してきた実績があります。Pixel 9aは購入後も長く使えるAIスマホとしても要注目の新製品です。

 

さらに、内蔵バッテリーはこれまでに発売されたPixel aシリーズで最高容量の5100mAhで、連続駆動時間をPixel 8aから約25%前後も伸ばしました。通話・データ通信と待受、その他機能の使用などを合わせたグーグル独自のテストでは30時間以上のバッテリー持ちを達成しています。ふたつの意味で“長く使えるAIスマホ”としても、7.9万円から購入できるGoogle Pixel 9aはおすすめの1台です。

 

Google Pixel、GPU性能が爆上がりする最新Androidアップデートが登場!

最新のAndroidアップデートにより、Google PixelシリーズのGPU性能が大幅に向上したと報告されています。特に、定番ベンチマークアプリ「Geekbench 6」におけるスコアが飛躍的に改善されたとのことです。

↑Mike Mareen/Adobe Stockより。過去のPixelシリーズも含め、ドライバの更新でパフォーマンスが向上するとのことです。

 

この情報は、RedditのGoogle Pixelコミュニティに集まるユーザーからの報告に基づいています。特に、Google独自開発のTensorチップを搭載したデバイスにおいて、VulkanグラフィックスAPIを使用したGPUベンチマークスコアの向上が顕著です。各機種ごとの、具体的なアップ率は次の通りです。

 

•Pixel 7a:62%
•Pixel 8:31%
•Pixel 9:32%

 

これらの数値は、高負荷なグラフィックス処理を必要とするゲーム等で、よりスムーズな動作が期待できることを示しています。

 

この性能向上の主な要因として、Googleが新しいGPUドライバを提供したことが挙げられます。実際、Android Authorityが確認したところ、Tensor搭載PixelスマホのMali GPUドライバのバージョンが段階的に新しくなっていました。具体的には、Tensor G4搭載Pixelの場合、Android 15では「r47p0」、Android 15 QPR2では「r51p0」、Android 16(ベータ3)では「r52p0」と更新されています。

 

これらのドライバ更新により、機械学習やコンピュータビジョン(デジタル画像や動画から情報を取得・解釈する技術)の性能向上が期待されます。ただし、日常的なタスクでの体感的な変化については、各アプリがVulkan APIを利用しているか、または大幅に改善された機能に依存しているかによるため、さらなる検証が必要でしょう。

Source:Reddit

ちょっとガッカリ? 次期「Pixel 10」シリーズの搭載チップ、Pixel 9とほぼ同等か

Googleは次期「Pixel 10」シリーズに搭載する「Tensor G5」チップをゼロから設計し、従来の「Tensor G4」から大幅に進化させると噂されていました。しかし、実際にはG4と製造元が変わるだけで、中身は同じチップだと著名リーカーが主張しています。

↑Mike Mareen/Adobe Stockより。基本的なパフォーマンスは大きく向上しない可能性が出てきました。

 

リークアカウント@chunvn8888は、「G5は基本的にTSMC製造版のG4」だと述べています。同アカウントは、サムスンのOne UIアップデートやGalaxy AI機能、GoogleのPixelシリーズについて精度の高い情報を提供してきた実績があります。

 

これまでのTensorチップは、サムスンが設計したExynosチップをベースにしており、製造もサムスンが担当していました。しかし、iPhoneのAシリーズチップや、サムスンがハイエンド製品に採用しているクアルコムのSnapdragonチップほど高性能ではありませんでした。

 

Tensor G5では、Googleが自社設計を行い、世界最大の半導体ファウンドリ(受託製造企業)であるTSMCが製造を担当すると考えられています。そのため、大幅なパフォーマンス向上とバッテリー寿命の改善が期待されていました。しかし、今回のリーク情報が正しければ、Tensor G5チップは製造元が変わるだけで、基本的な性能はG4と変わらない可能性があります。

 

それでも、プロセスノードがTensor G3とG4の製造に使われた4nmノードから、TSMCの第3世代3nmノード「N3P」に移行すれば、それだけで性能と電力効率の向上が見込めるでしょう。一般的に、回路線幅が小さくなるほどチップの性能と効率はアップする傾向があるからです。

 

一方で@chunvn8888によると、G5チップは引き続きUFS 3.1ストレージを採用するとのことです。競合他社のハイエンド製品はすでに高速なUFS 4.1へ移行しているため、この点では時代遅れとなる可能性があります。

 

実際、Tensor G5を搭載したPixel 10標準モデルのベンチマーク結果が公開されましたが、Pixel 9よりもスコアが低いという結果が出ています。発売までは数ヶ月あるため、今後の調整によって改善される可能性もありますが、現時点では不安が残る状況です。

 

最近、Pixel 10シリーズの予想CG画像が公開され、標準モデルにも望遠レンズが搭載される可能性が浮上しています。今後の続報に注目したいところです。

 

Source: @chunvn8888 (X) 
via: PhoneArena

6.3インチの“片手持ちAIスマホ”「Google Pixel 9 Pro」発売! カメラ性能はiPhone15 Proと比べてどう?

先日はGetNavi webで、グーグルの生成AI「Gemini(ジェミニ)」が購入後すぐに楽しめる6.8インチのAIスマホ「Google Pixel 9 Pro XL」をレポートしました。続いて9月4日には、片手持ち操作も快適にこなせる“AIスマホ”「Google Pixel 9 Pro」が発売を迎えたということで、今回はこのGoogle Pixel 9 Proのレポートをお届けします。ほかのPixel 9シリーズとの違いに加え、サイズが近いアップルの「iPhone 15 Pro」とカメラの使い勝手を比較してみました。

↑片手で持ちながら操作しやすい6.3インチの「Google Pixel 9 Pro」をレポートします

 

Pixel 9 Proは大小2サイズ展開。違いは?どちらを選ぶ?

まず上位機種であるPixel 9 ProとPixel 9 Pro XLの比較から見ていきましょう。

 

主な違いは本体サイズ、それから価格です。価格に関しては、Pixel 9 Proが15万9900円(税込)から、Pixel 9 Pro XLが17万7900円(税込)からで、Pixel 9 Proの方が1万8000円安価です。サイズは6.3インチでコンパクトな9 Proと、それよりはやや大きい6.8インチの9 Pro XL、という住み分けがされています。

 

その他の性能面はほぼ同等なので、お財布の状況や画面サイズの好みに合わせて選べばよいでしょう。

↑右が6.3インチのPixel 9 Pro、左が6.8インチのPixel 9 Pro XL。画面(=本体)のサイズと価格以外に違いはありません

 

ディスプレイはどちらもグーグルが品質にも太鼓判を押す「Super Actua ディスプレイ」です。有機ELパネルの比較的新しい制御技術であるLTPO(低温多結晶酸化物)方式を採用したことで、性能が高くパネルが消費する電力を低く抑えられるメリットを備えています。

 

ちなみに下位モデルであるPixel 9の「Actua ディスプレイ」は制御方式が異なるのですが、端末としてのバッテリー駆動時間はPixel 9シリーズの全モデルで一律「24時間以上」とされています。長期間使い込んでみないと差は表れにくいと思いますが、筆者が昨年から使っているGoogle Pixel 8とGoogle Pixel 8 Proはバッテリーの持ちに大きな差を感じないので、そこまで気にする必要はないかもしれません。

↑Pixel 9 Proシリーズは、他の対応する機器にワイヤレス充電による“おすそわけ”ができるバッテリーシェアを搭載しています

 

また、Pixel 9 ProとPixel 9 Pro XLはカメラのスペックが同一となっています。たとえばiPhoneの場合、iPhone 15 Proシリーズでは“Max”の方が望遠カメラが最大5倍光学ズーム対応なのに対して、15 Proは最大3倍というように、カメラやストレージの仕様に違いがありましたから、ここはメリットと言えるでしょう。従来のGoogle PixelはProが欲しければ大判のスマホを持つ覚悟が必要でしたが、6.3インチのコンパクト機が登場したことで、「コンパクトで高性能なPixel」を期待するユーザーの需要を満たすことができそうです。筆者も6.1〜6.3インチ前後のスマホの方が好きなので、Pixel 9 Proに好感を持ちました。

 

カラバリは同じ4色展開。筆者の手もとにある実機は9 Proがホワイト系の「Porcelain」、9 Pro XLがピンク系の「Rose Quartz」です。

 

Pixel 9 ProとPixel 9、お得なのはどっち?

続いてGoogle Pixel 9 Proと、下位モデルであるGoogle Pixel 9の違いについて触れていきます。

 

端末のサイズはまったく一緒と言ってよいでしょう。ディスプレイのサイズは同じ6.3インチです。ディスプレイの解像度と画素密度は若干Proの方が高く、輝度もHDR通常値・ピーク値ともにProが上です。とはいえ、Pixel 9もHDR表示時の最大輝度が1800nitsまで確保されているので、十分に高い視認性が確保されています。

↑ディスプレイのサイズは同じ6.3インチ。左側はPixel 9 Proで、右側がPixel 9です。画面輝度のスペックに違いはあるものの、どちらも明るい屋外でクッキリと冴えわたる映像が見られます

 

搭載するカメラユニットの数は、Pixel 9 Proが望遠カメラを含むトリプル仕様で、Pixel 9は広角と超広角カメラを載せたダブル仕様です。背面のカメラバーにはProが温度センサーを搭載しているので見分けがつきますが、全体に形状はよく似ています。

 

外装の仕上げは大きく異なっています。Pixel 9 Proは光沢感を強調したサイドフレームにつや消しの背面ガラス。Pixel 9は光沢のある背面パネルにつや消し処理を施したサイドフレームと、対称的なデザインになっています。ちなみにProとPro XLは同じ仕上げです。

↑背面のガラスパネルは、右側のPixel 9が光沢、左側のPixel 9 Proがつや消し処理となっています

 

↑サイドフレームは右側のPixel 9がマットなつや消し、左側のPixel 9 Proが光沢加工です

 

RAM(メインメモリ)とストレージの仕様も少し異なりますが、メインチップは同じグーグル純正の「Tensor G4」です。Pixel 9 Pro XLのレポートでも詳しく触れたGeminiのサービスですが、実際に2機種で試してみると、ふつうに使いこなすぶんには処理速度の差などは感じられません。ストレージ容量に関しては、Pixel 9は最大256GBですが、Pixel 9 ProとPixel 9 Pro XLは最大512GBまで選べます。

 

カメラの違いは先ほど少し触れましたが、Pixel 9 Proシリーズが搭載する望遠カメラは、やはり何かと便利です。光学5倍ズーム、デジタルズームは最大30倍。30倍デジタルズームを使って撮影した写真は、フォトアプリの編集ツールから「ズーム画質向上」を使うと被写体の輪郭線などディティールが引き立ち、粗さが改善されます。

↑右側がPixel 9 Proで撮影したデジタル30倍ズームの写真。左側のPixel 9はデジタルズームの限界が8倍止まりです

 

↑Pixel 9 Proシリーズが搭載する「ズーム画質向上」。左側が元の写真。ズーム画質向上をかけると右側写真のように輪郭線がパリッとします

 

ほかにも動画ブースト(明るさ改善)や8Kビデオ、プロ設定など、Pixel 9 Proにしかないカメラの機能も沢山ありますが、筆者は旅行の時に風景写真を撮る機会が多いので、やはりProシリーズの望遠カメラを重視します。Pixel 9シリーズのスタート価格は12万8900円(税込)なので、Pixel 9 Proよりも3万1000円ほど安価ですが、自分が必要とするカメラ機能の有無はしっかりと吟味して選ぶのがおすすめです。

 

Pixel 9 ProとiPhone 15 Pro、カメラなどの違いは?

簡単ではありますが、最後にアップルのiPhone 15 ProとGoogle Pixel 9 Proの比較もしてみます。なお、2024年9月10日時点のiPhone 15 Proの販売価格は15万9800円(税込)から。Pixel 9 Proの15万9900円(税込)とほぼ同額です。

 

iPhone 15 Proは画面サイズが6.1インチなので、6.3インチのGoogle Pixel 9 Proより本体が少し小ぶりで、タテ・ヨコ幅ともにPixel 9 Proの方がやや大きめです。厚さは0.25mmしか変わらないので、手に持ってみてもほぼわかりません。

↑右側がGoogle Pixel 9 Pro、左側はiPhone 15 Pro。画面サイズのぶん、本体もPixelの方がやや大きめです

 

この2機種はカメラのコンセプトが異なるので、機能も大きく違います。今回はその詳細に踏み込むことはしませんが、日常の使い勝手で差を実感するポイントはやはり「望遠カメラ」かもしれません。

 

iPhone 15 Proは光学3倍、デジタル15倍ズームです。光学5倍、デジタル30倍ズームに対応するGoogle Pixel 9 Proの方が遠くの被写体に寄れるので便利です。デジタルズーム撮影時の安定感も、Pixel 9 Proの方が少し勝っている手応えがありました。さらにPixel 9 Proの「ズーム画質向上」を使うとピシッとフォーカスを合わせたズーム写真が手軽に撮れると思います。

↑左側がGoogle Pixel 9 Pro、右側がiPhone 15 Proの最大デジタルズームで撮った写真。Pixelの方が被写体により近付ける手応えがあります

 

Pixel 9シリーズの目玉機能であるGeminiは、Gemini Liveなど一部機能がまだ日本語に対応していませんが、チャットや画像生成などはPixel 9シリーズの発売時点から色々使えます。かたやアップル独自の生成AIプラットフォームであるApple Intelligenceは、今のところ米国など英語圏から、英語のみに対応する形でのスタートしか見えていません。この秋から“AIスマホ”をフル活用したい方は、グーグルの上位サービスである「Gemini Advanced」が6か月間無料で試せるプランが付いてくるGoogle Pixel 9 Proを選ぶのがベストな選択になるかもしれません。