一部のPixelスマホをAndroid 14に更新するとストレージがアクセス不可に! Googleは修正を約束

一部のGoogle Pixelスマートフォンにつき、ユーザーがAndroid 14にアップデートすると、内蔵ストレージにアクセスできなくなる症状が報告されていました

↑Googleは調査中

 

これにつきGoogleが、バグ修正への取り組みやデータ復旧の可能性など、より詳しい回答を発表しました。

 

Googleはまず、この問題をPixel 6およびそれ以降のモデルをAndroid 14にアップデートし、かつ複数のユーザーを設定している場合に起こることを確認したと述べています。主要ユーザー以外のプロファイルを作っているときにのみ発生する、というわけです。

 

この複数ユーザーとは、ユーザーやゲスト、制限付きプロファイル等が含まれます。ただし、主要ユーザーや仕事用プロファイルで複数のGoogleアカウントを持つことは含まれません。

 

そしてデバイスによっては、メインユーザーが内蔵ストレージにアクセスできなくなる可能性もあり。あるいは「出荷時リセット」というメッセージを表示して再起動する場合もあるとのことです。

 

後者の場合、このメッセージを受け入れると、バックアップされていないデータが失われる可能性があり、拒否すると「Pixel is starting」とのメッセージを表示して繰り返し再起動するそうです。

 

すでにGoogle Playのシステムアップデートを展開しており、他のデバイスでも同じ問題が起こるのを防ぐようにしたとのこと。この修正を適用するには、[設定]>[セキュリティとプライバシー]>[アップデート]>[Google Playシステムアップデート]を開きます。最新バージョンの日付は2023年10月1日であり、それより古ければアップデートをお勧めします。

 

また、現在ストレージにアクセスできない 人のために、「出荷時リセットを必要とせずに問題を修復し、ファイルへのアクセスを回復する」修正アップデートに取り組んでいるとのことです。

 

さらに出荷時リセットをした人を含む全てのユーザーに対して、Googleは「OTA(無線)アップデートが利用可能になるまで、端末上でセカンダリー(2人目)ユーザーを作成したり、ログインしたりすること」を避けるように警告しています。

 

このバグが起こるとインストールしたアプリやデータにアクセスできなくなる恐れがあります。複数のプロファイルを作らないよう気をつけて、Googleのさらなる対応を待ちたいところです。

 

Source:Google
via:9to5Google

Pixel 8 Proの顔認証ロック、全く似ていない兄弟の顔で突破されてしまったとの報告アリ

Googleが発売したばかりのPixel 8とPixel 8 Proの顔認証ロックは、「最高レベルのAndroid生体認証クラスに適合」したと謳われています。そのため、銀行や支払いアプリの決済で利用できるようになりました。

Image:Google

 

しかし、「かなり違って見える」兄弟の顔で、何度もロック解除できてしまったと報告されています。

 

大手掲示板Redditのユーザーは、Pixel 8 Proに顔ロックを設定してから弟に渡してみると、毎回ロック解除できたとのこと。もっとも、本人の顔でも問題なくロック解除できるそうです。

 

念のため、弟のPixel 7 Proに自分の顔を設定したところ、弟は顔を設定し直すまでロック解除できず。より安全になったはずのPixel 8 Proでは弟が銀行口座に問題なくアクセスできるのに、弟のPixel 7 Proは単に画面をロック解除さえできず、おかしいとしか言いようがない……と述べています。

 

Googleによると、Pixel 8とPixel 8 ProはAndroid生体認証の最高基準であるクラス3を満たしているとのこと。つまり、他人が顔認証ロックを解除できる可能性は極めて低いはずです。

 

このRedditユーザーによると、自分にもっと似ていると思う父の顔でも試してみたところ、解除できなかったそうです。もっとも、本人が主張しているよりも弟の顔がソックリ、あるいは一卵性双生児なのかもしれません

 

とはいえ、Pixel 8シリーズはまだ発売から日が浅いため、多くのユーザーの手に渡ってから、同じようなことが起こっているかどうか確認する必要があるでしょう。

 

Source:Reddit
via:Gizmochina

Pixel 8シリーズやAndroidスマホでもロスレスUSBオーディオ再生が可能に! Google幹部が予告

最近の音楽ストリーミングサービスでは、オリジナルの音源そのままで聴ける「ロスレスオーディオ」が普及しつつあります。すでにAmazon Music、Apple Musicなどが対応済みです。

↑Android端末にロスレスUSBオーディオ搭載!?

 

そんななか、Pixel 8およびPixel 8 Proやその他のAndroidスマートフォンでも、将来のアップデートでロスレスUSBオーディオ(USB有線接続によるロスレス再生)を追加するとGoogle幹部が述べました。

 

Mishaal Rahman氏は、Googleのエンジニアリング担当副社長Dave Burke氏が大手掲示板Redditに投稿したコメントを紹介しています。

 

それによると、ロスレスUSBオーディオはPixel 8とPixel 8 Pro、その他のAndroid端末に将来的に搭載。オーディオミキサーなどの処理を省略するため、「ビットパーフェクトな音源」を聴けると説明しています。

 

つまり一切圧縮することなく、オリジナルに近い音源をスマートフォンからUSB経由でヘッドホンやイヤホンに転送できるということ。すべての楽器が1つ1つ際立ち、ボーカルはより聞こえやすくなり、圧縮で失われていた小さな音まで聴き取りやすくなるわけです。

 

ワイヤレス接続のBluetoothは帯域が狭いため音源を非可逆圧縮(解凍時に元の状態に戻せない)するため、ロスレス再生は非常に難しくなっています。もしもロスレス音源を聞きたければ、USBの有線イヤホン等に移行する必要があるでしょう。

 

またスマホでロスレスオーディオを聴く場合、通信データの消費量も多くなるため、データ使用量の上限や通信速度の制限に気をつけた方がいいでしょう。また、ダウンロードしてオフラインで聴く場合でも、通常の音楽ファイルよりもサイズが大きく、ストレージを消費するので注意が必要です。

 

Source:Mishaal Rahman(X)
via:PhoneArena

「Pixel 8 Pro」の新機能、古いモデルでも使えるようになる可能性が浮上!

先日Googleが発売した「Pixel 8 Pro」は、最新プロセッサー「Tensor G3」を搭載し、本製品でしか使えない独占機能があると宣伝されています。しかし、その機能の一部が古いPixelスマホでも使えるようになる可能性が明らかとなりました。

↑新機能の一部は古いモデルでも使える?(画像提供/Google)

 

Pixel 8 Proの最も魅力的な新機能の1つは、カメラアプリに高度な「プロ設定」が導入されたこと。写真を撮る前にシャッタースピードやISOなど多くの設定を調整することが可能となりました。これらは、他のPixelスマホでは使えない専用機能とうたわれています

 

しかし、著名リーカーのKamila Wojciechowska氏は、Pixel 8 Proの新たなカメラ機能がPixel 7 Proでも動くビデオをシェアしました。

 

Kamila氏は最新版のGoogleカメラAPK(Android用のソフトウェアパッケージ)をいち早く入手し、新機能を強制的に有効にしたとのこと。この機能はPixel 6からPixel 7 Proまで、Google Tensorチップを搭載した全てのPixelスマホで動くようだと述べています。

 

なぜGoogleが新機能をPixel 8 Pro以外で動かないようにしたのかは不明。とはいえ、当初は一部のPixelスマホに限られていた消しゴムマジックも、後に他の機種に解放されていました。カメラアプリのプロ設定も、将来ソフトウェアアップデートにより対象スマホが広がるのかもしれません。

 

Source:Kamila Wojciechowska(X) 
via:BGR

iPhone 15 Pro MaxやGalaxy Z Fold5など「最も高いスマホ」を集めて浸水・落下テスト! 結果は……?

最新のiPhone 15 Proモデルはチタン製フレームを採用していますが、背面ガラスが割れやすくなったとの報告も相次ぎました

Image:Allstate Protection Plans

 

そんななか、米保険会社Allstate Protection PlansがiPhone 15 Pro Maxを含む最も高価なスマホを集めて、恒例の浸水&落下耐久テストを行いました。

 

同社は新型iPhoneが発売されるたび落下テストを行っており、ケースの有り無し2パターンで実施することもあります

 

今回のテスト対象となったのはiPhone 15 Pro Maxのほか、サムスンGalaxy S23 UltraやGalaxy Z Fold5、Google Pixel Fold等です。これら高級スマホの背面は、すべてガラス製です。

 

まず各スマホを水中に30分間浸してから、同じ高さと角度から落とす装置を使い、6フィート(約180cm)の高さから歩道に落下させています。

 

どのスマホもそこそこの防水性能を持っているため、水没テスト後も問題なく動いています。が、落下テストは「ガラスをコンクリートに叩きつける」という相性の悪さのためか、どれも例外なくダメージを受けました。

 

前面ディスプレイを下にしての落下テストでは、iPhone 15 Pro Maxは1回目の落下でヒビだらけになり、使いものにならなくなっています。同じことがGalaxy S23でも起こっており、特にiPhoneが弱いわけではありません。

 

そしてGalaxy Z Fold5とPixel Foldの折りたたみ画面は、フレームに傷が付いたり、画面が凹んだりしたものの、2回の落下テストに耐え抜きました。もっとも、閉じた状態での外側のディスプレイは、2台とも粉々となっています。

 

さらに背面を下にした落下テストでは、iPhone 15 Pro MaxとGalaxy S23 Ultraともヒビだらけになっています。iPhone 15 Pro Maxの本体機能は使えますが、背面カメラのうち2台が動作しなくなりました。

 

落下テストは、スマホが落ちる角度やぶつかる素材、落下スピードにより結果が変わります。Allstate Protection Plansも同じ状況になるよう調整していますが、やはり予測不能な要素が入るため、今回のテスト結果が全てではないでしょう。

 

ともあれ、iPhone 15 Pro Maxは他社スマホより特に頑丈でもなければ、特にひ弱いわけでもないようです。いずれにせよ、スマホは保護ケースを着けて使った方がよさそうです。

 

Source:Allstate Protection Plans(YouTube) 
via:MacRumors

Pixel 8シリーズの顔認証、銀行アプリやキャッシュレスでも利用可能に。新型チップにより機械学習が進化したおかげ

これまでPixelスマートフォンの顔認証機能は、画面ロック解除だけに利用でき、アプリへのログインや支払いに使うことはできませんでした。それが最新モデルPixel 8やPixel 8 Proでは、「Googleウォレットなどの銀行や支払いアプリが利用できるようになりました」とされています

Image:Google/YouTube

 

しかし、Pixel 8シリーズは以前のモデルと同じく、前面カメラが1つしかありません。つまり、顔認証ハードウェアも変わりないのですが、なぜ高性能になったのか? それをGoogleが「新しい機械学習の進歩のおかげ」と説明しています。

 

iPhoneのFace IDで銀行の決済などができたのは、3D顔認証を導入しているためです。それに対してAndroidスマートフォンは、何年も前から顔ロック解除を採用しながらも、2Dモデルを使っているため安全性に乏しく、決済などセキュリティが求められることには利用できませんでした。、

 

これにつきGoogleは、先日のイベント「Made by Google」で詳しく触れませんでした。しかし、Pixel 8シリーズを発表するサイトでは「Google Tensor G3はTitan M2セキュリティチップと連携して個人情報を保護し、Pixelを高度な攻撃に強くします。そして今、Pixel 8の顔認証ロックは最高レベルのAndroid生体認証クラスに適合」したからだと述べています。

 

では、Googleのいう「最高レベルのAndroid生体認証クラス」とは何か? Android Centralは、Android端末の生体認証セキュリティには様々な階級があり、クラス3が最も強く、クラス1が最も弱いとコメント。Pixel 8シリーズは、最強のクラス3というわけです。

 

Pixel 8シリーズのAIによる強化は、「ベストテイク」や「編集マジック」に注目が集まりがちです。ですが、日常的によく使うキャッシュレス決済などを「顔だけで完了」は快適さを飛躍的に増すことになりそうです。

 

Source:Google, Android Central
via:BGR

「Android 14」が正式リリース!「最もカスタマイズできるOS」と言われる新機能とは?

Googleは、最新モバイル向けOSとなる「Android 14」の配布をPixelスマートフォンで始めました。

↑リリースが始まった「Android 14」(画像提供/Google)

 

Android 14には、カスタマイズ可能なロック画面や進化したセキュリティ機能などが追加されています。

 

ロック画面では、異なる時計のスタイルや形状を入れ替えることが可能。AI(人工知能)を利用した壁紙ジェネレーターも登場しました。

 

セキュリティ機能としては「Passkey」のサポートが強化されており、サードパーティ製アプリへのサインインにおいて指紋を使用することができるようになります。アプリはAndroidの新しい認証マネージャーを使い、ユーザーのサインイン方法をまとめて簡素化します。

 

その他には、より優れたカメラ拡張機能や10ビットHDR画像のサポート、新しい「Health Connect」機能が追加されました。

 

Android 14は「Pixel 4a」「Pixel 5」とそれ以降のPixelスマートフォンで利用可能。Samsung(サムスン)やNothing、OnePlusなどのスマートフォンも年内に対応するでしょう。

 

海外メディアのAndroid Policeから「最もカスタマイズできるAndroid OS」と評価されており、自分のスマホでも早く使ってみたいと思います。

 

Source: Google via The Verge

「Pixel Watch 2」がデビュー!「初代の不具合を全て修正した」と海外メディアが及第点

Google(グーグル)が新型スマートウォッチ「Pixel Watch 2」を発表しました。

↑発表された「Pixel Watch 2」(画像提供/Google)

 

Pixel Watch 2はバッテリー駆動時間が大幅に向上し、「常に画面をON」にしても一日中バッテリーが持つようになりました。30分で50%までの高速充電にも対応しています。

 

本体には100%再生アルミニウムを採用し、初代モデルから10%の軽量化を実現。クラウンは以前より大きく丸みを帯びており、操作がしやすくなりました。

 

Pixel Watch 2には健康状態を測定する3つの新しいセンサーと、改良されたAI心拍数アルゴリズムが搭載されています。心拍数センサーは精度が向上し、HIIT、スピニング、ローイングなどのアクティビティだけでなく、消費カロリーやアクティブな心拍ゾーン、今日のエナジースコア、睡眠の読み取りも正確になりました。また、Fitbitアプリとの同期も引き続き可能です。

 

ほかにも、転倒検知や緊急SOSだけでなく、緊急事態の共有や安全確認といったPixelスマートフォンの予防安全機能もPixel Watch 2で利用することができます。より進化した「Wear OS 4」を搭載したこのスマートウォッチでは、GmailやGoogle カレンダーといったアプリを使うことも可能。

 

海外メディアのAndroid PoliceはPixel Watch 2について、「初代モデルの不具合をすべて修正した。画期的な新機能はないが、Pixel Watch 2に求められているのはそれではない」と一定の評価を与えています。

 

Pixel Watch 2の価格はWi-Fiモデルが5万1800円で、4G LTEモデルが5万9800円。すでに予約を開始しており、10月12日から販売が開始されます。

 

Source: Google

「Pixel 8と8 Pro」がデビュー! AI機能の進化が「最高に心地よい」が…

Google(グーグル)が、新型スマートフォン「Pixel 8」と「Pixel 8 Pro」を発表しました。

↑賛否両論(画像提供/Google)

 

Pixel 8/8 Proの特徴は、新型プロセッサ「Tensor G3」の搭載とAI(人工知能)機能の進化。例えば「ベストテイク」では、集合写真にある全員の顔をアルゴリズムが最高の表情に変えてくれます。Google フォトの「編集マジック」では被写体の位置やサイズを変更したり、背景を際立たせたりすることが可能。「音声消しゴムマジック」では、動画内の気が散る音を簡単に軽減することができます。

 

Pixel 8/8 Proは6.2インチ/6.7インチディスプレイを搭載し、画面の明るさが向上しました。Pixel 8 Proは全てのカメラがアップグレードされ、低照度環境での撮影能力が向上。マクロフォーカスの向上や、10倍光学ズームが可能です。また、本体背面には温度センサーを搭載し、食べ物などの対象物の温度を確認することができます。Pixel 8は、Pixel 7から本体サイズが小さくなっています。

 

海外メディアのAndroid PoliceはPixel 8 Proに関して、「Googleのハードウェアがこれほど心地よく感じたことはない」と評価しているものの、Pixel 8に対しては「ここ数年で最もインパクトが弱い小型フラッグシップ機」と厳しい評価を下しています。

 

Pixel 8/8 Proの本体カラーはHazel、Obsidian、Rose/Bay、Obsidian、Porcelainが登場。Pixel 8の価格は128GB/256GBモデルが11万2900円/12万2900円で、Pixel 8 Proは128GB/256GB/512GBが15万9900円/16万9900円/18万8900円。10月4日から予約が開始されており、10月12日に販売が開始されます。

 

Source: Google

Pixel Buds Pro、まもなく3つの新機能「会話検出」「聴覚ウェルネス」「クリアな通話」をアップデートで追加かも

Googleのワイヤレスイヤホン「Pixel Buds Pro」は、発売から1年以上が経ちました。まだ後継モデルは出そうにありませんが、まもなくソフトウェアアップデートにより新機能が追加されると噂されています。

↑もうすぐ新機能追加?

 

著名リーカーのKamila Wojciechowska氏によると、まもなくGoogleはPixel Buds Proに「会話検出」「聴覚ウェルネス」「クリアな通話」という、3つのアップデートを提供する予定とのことです。

 

まず「会話検出」は、人との会話を検知すると自動的に外部音取り込みモードに切り替え、音楽などの再生を一時停止するというもの。第2世代AirPods Proに備わっている「会話感知」(背景のノイズを抑えて、音量を下げる)とは少し違います。

 

続いて、「聴覚ウェルネス」機能とは、今の騒音レベルがどれぐらいかを視覚的に表示し、聴力を守るために平均どのぐらいの音量まで大丈夫かのガイドラインが確認できるとのこと。これはApple Watchの「ノイズ」アプリと似て非なるものですが、より控えめのようです。

 

最後に、Pixel Buds ProはBluetoothスーパーワイドバンドによる「クリアな通話」機能が搭載されるかもしれないとのこと。Mishaal Rahman氏は、これを通話相手の周囲のノイズを減らし、イヤホンを装着している人の耳に聞こえる相手の声を強調する機能だと説明しています。

 

本日夜の「Made by Google」イベントでは、次期スマートフォンPixel 8/Pixel 8 Proや、新型スマートウォッチPixel Watch 2が正式発表される見通しです。Pixel Buds Proのファームウェアも、それに合わせてアップデートされるのかもしれません。

 

Source:Mishaal Rahman(X)
via:The Verge

発表イベント直前で…。「Pixel 8 Pro」の前代未聞の画像が流出!

まもなく10月4日の「Made by Google」イベントで、次期フラッグシップ機のPixel 8シリーズが正式発表される見通しです。そんな中、早くもPixel 8 Proの非公式な開封画像が登場してしまいました。

↑新たな非公式画像で分かったことは?(画像提供/Google)

 

これまでPixel 8 Proの画像は公式・非公式を問わず何度もシェアされてきましたが、今回ほどさまざまな角度から見られるものは例がありません。なお、元々のVật Vờ StudioによるFacebook記事は非公開とされていますが、米9to5Googleほか複数のサイトが保存した上で再公開しています。

 

さて、今回の画像は、工場出荷状態でのPixel 8 Proを開封したもの。ざっと見たところ、パッケージの外見や中身はPixel 6やPixel 7とほぼ同じで、USB-C to USB-Cケーブルが同梱され、紙のマニュアルやクイックスイッチアダプタ(他のスマホからのデータ移行に使用)も確認できます。

 

Pixel 8 ProのエッジはPixel 7 Proよりも丸みを帯びているようですが、ついに曲面ディスプレイは廃止され、フラット画面になる模様。また、背面のカメラバーには全てのレンズが収納されており、うわさの温度センサーも搭載されています。

 

さらに、少なくともブラックのPixel 7 Proにはマット(つや消し)ガラスが使われていることも確認可能。ほかにも「Porcelain」カラーの背面も同じようにマットな質感になっているようですが、単に画像の解像度が粗いために、そう見えるだけかもしれません。

↑Vật Vờ Studioが公開した画像

 

Pixel 8およびPixel 8 Proのほぼ全スペックは、信頼性の高いリーカーKamila Wojciechowska氏がXでシェアしています。

 

両モデルともGoogleの最新チップ「Tensor G3」を搭載し、OSもセキュリティも7年間もの超長期アップデートを受けられると言われています。末永く使える名機になると期待しつつ、正式発表を楽しみに待ちたいところです。

 

Source:9to5Google

「Pixel Watch 2」の新たな画像が流出! Fitbitの機能は何が追加される?

Googleの第2世代スマートウォッチ「Pixel Watch 2」の発表が間近に迫っているなか、情報が次々と流出しています。最新のリーク画像では、Pixel Watch 2に搭載されるFitbit関連機能の改良をはっきり確認することができます。

↑Fitbitの機能が盛りだくさん?(画像提供/Evan Blass)

 

Googleは2021年にウェアラブル大手のFibitを買収。その機能の多くを初代Pixel Watchに搭載しており、後継モデルPixel Watch 2にもさらなる機能の追加がうわさされてきました

 

信頼性の高いリーカー・Evan Blass氏が公開した画像の1つは、EDAセンサーによるストレス追跡機能。EDAとは「皮膚電気活動」のことで、Fitbitデバイスにも搭載されています。

 

今回の画像では、Fitbit Sense 2でも計測できる「Body Response(身体反応)」を確認することが可能。これは1日を通じて身体がストレスにどのように反応しているかを確認できるもの。Pixel版の画面は少しスッキリしていて、一目で理解しやすそうです。

 

また、Fitbitワークアウト(運動)を管理するための新たなユーザーインターフェース(UI)も公開されました。再設計されたUIは、心拍数が「ターゲット(Target)」と共に大きく表示。Fitbitが、心拍数を高める活動を行った時間を計る機能に当たるようです。

 

これに先立ち、ランニングや屋外のサイクリングで一定のペースを守らせる「ペーストレーニング」機能もあるとのうわさもありました

 

ほかにも、Blass氏はXで「Pixel 8 Proを予約注文するとPixel Watch 2が無料でもらえる」ことや「Pixel 8標準モデルを予約注文するとPixel Buds Proが無料で付いてくる」と書いた画像を公開しています。

 

Pixel 8シリーズ単体でも前モデルより大幅な強化が予想されていますが、いっそう便利となりそうです。

 

Source:Evan Blass(X)
via:9to5Google

まだPixel 8正式発表前なのに? 早くも「Pixel 8a」らしきハンズオン写真が公開

Googleの次期フラッグシップ・スマートフォン「Pixel 8」シリーズは、10月4日夜の「Made by Google」イベントで正式発表される見通しです。Googleストアでも予告しており、新型スマートウォッチ「Pixel Watch 2」と共に公式画像も掲載しています。

↑来年5月に発表のはずが、もう?(Image:Abhishek Yadav)

 

その数か月後に廉価モデル「Pixel 8a」が登場するはずですが、早くもリーク画像がネット上で公開されています。

 

リーカーのAbhishek Yadav氏はX(Twitter)に、Pixel 8aと称する画像をシェアしています。実際に手に持ったハンズオン画像であり、Pixel 8a初の実物写真かもしれません。

 

この画像では、背面のカメラバーに楕円状の切り込みがあり、その中に2つのカメラを搭載。全体的なデザインは青のカラーを含めて、上位モデルPixel 8シリーズに似ているようです。

 

また現行モデルPixel 7aと比べて角も丸くなり、Pixel 8シリーズに近い形状となっています。もっとも背面は光沢仕上げとなっており、こちらはPixel 7aと同じ印象です。

 

そして前側のディスプレイも角が丸みを帯びていますが、ベゼルはかなり太めです。歴代のPixel aシリーズも上位モデルよりベゼルが太かったため、想定の範囲内とは言えそうです。

 

すでにPixel 8aらしきベンチマークテストの結果は、8月末に発見されていました。搭載チップはPixel 8シリーズと同じTensor G3ながら、アンダークロック版(動作クロック周波数を下げたもの)のもようです。また開発コード名「Akita」は、以前リークされたGoogleの開発ロードマップにも登場していました。

 

これまでのGoogleのスケジュール通りとすれば、Pixel 8aは2024年(5月頃)の開発者向けイベント「Google I/O」でデビューする可能性が高そうです。まだPixel 8が正式発表前ですが、Google社内では前倒しで準備が進んでいるのかもしれません。

 

Source:Abhishek Yadav(X) 
via:9to5google

Google マップ、アップル純正マップのように明るい配色をテスト中。道順が見やすくなる?

スマートフォンの道案内としてお馴染みのGoogleマップですが、アップル純正マップのように明るい色合いをテストしていると米9to5Googleが報じています。

↑Google マップ

 

たとえば水の青色は前よりずっと明るくなり、少し緑も混じるようになりました。下の画像は現在/リニューアル後/アップルマップを比較したものですが、海や湖、川が目立ち、とても鮮やかに変更されています。

↑左が現行バージョン、真ん中がリニューアル後、右がアップルマップ

 

反対に、公園や森林などの自然の多いエリアには濃い緑(一部青)を使っています。道路は白からグレーになり、より道筋を把握しやすくなりました。また「道」として一貫性を持たせるためか、高速道路も黄色から濃いグレーに。こちらも、アップルの色づかいに近づいています。

 

かたやダークテーマは変更されておらず、アップルマップよりも依然として暗いままです。

↑ダークモードは、リニューアル後もアップルマップの方が見やすい?

 

他の部分では、ナビ時に最も重要な情報(次の道を右に曲がるなど)は濃い緑色を使っており、少し分かりやすくなった印象もあります。

 

1つ1つの調整は劇的ではないものの、組み合わせることで、全体的にはかなり違って見えるようです。

 

まだ全てのスマートフォンで使えるわけではなく、Androidスマホに限りロールアウト(時差のある展開)されているようです。まだテスト段階かもしれないため、全世界でローンチする前に、微調整するのかもしれません。

 

Source:9to5Google

Google「Pixel 8」シリーズ、欧州では大幅値上げ? カラーバリエーションも明らかに

Googleの次期フラッグシップ機「Pixel 8」シリーズは、10月4日午後11時(日本時間)に開催されるMade by Googleイベントで登場する見通しです。すでに予想CG画像や実物画像、スペックなどが報じられてきましたが、価格には様々な説がありました。

↑値段も気になるがカラバリも気になる

 

そんななか、EU(欧州)諸国における価格やカラーバリエーションの噂話が伝えられています。

 

海外テックメディアThe Tech Outlookは独占情報として、EUでの価格やストレージの種類、カラーバリエーションを発信しています。

 

それによれば、Pixel 8のストレージ128GB版は、23%の付加価値税込みで874ユーロ(約13万8000円)。そして256GB版は949ユーロ(約15万円)とのことです。発売当初のPixel 7は650ユーロ(約10万2000円)~であり、かなりの値上げとなります。

 

またPixel 8 Proは、最低容量の128GBストレージで1,235ユーロ、256GBで1309ユーロ512GBモデルは1,461ユーロとのこと。ちなみに、発売当時のPixel 7 Proは900ユーロ~でした。

 

これらの値上げは少し行き過ぎとも思えるので、さらなる続報を待ってから判断したほうがよさそうです。

 

一方、カラーバリエーションに関する情報は信頼できそうです。まずPixel 8はHazel、Obsidian、Rose、Mintの4色で、ProモデルはBay、Obsidian、Porcelain、Mintの4色とのことです。

 

最近Pixel 8シリーズに関しては、カメラアプリが数年ぶりに刷新され、低照度での撮影に強くなる可能性が浮上していました。新型プロセッサー「Tensor G3」搭載により画像処理も強化されそうですが、なるべく値上げは控えめになるよう祈りたいところです。

 

Source:The Tech Outlook
via:GSMArena

Googleが初公開!?「Pixel 8 Pro」の実物画像をチラ見せ

Googleの次期フラッグシップ機「Pixel 8」シリーズは、10月4日午後11時(日本時間)に開催される「Made by Google」イベントで発表されると予想されています。プロモ動画がリークされたり実機と称する画像がネット上に登場したりするなど、すでに数々の手がかりが見つかっていますが、新たに、上位モデル「Pixel 8 Pro」初の公式画像(静止画)が同社の公式サイトに登場しました。

↑新作の画像をスクープ(画像はPixel 7 Pro)

 

この画像はGoogleの「サブスクリプション&サービス」ページに掲載されましたが、記事執筆時点では削除済み。しかし、テックメディアWccftechがスクリーンショットを入手したおかげで、Pixel 8 Proと「Pixel Watch 2」の姿を確認することができます。

↑Google公式ページに一時的に掲載されていたPixel 8 Proの画像(画像提供/Wccftech)

 

一見すれば、前モデルのPixel 7 Proとソックリ。しかし、これまでの噂や流出したプロモ動画が示唆していたように、その筐体は先代よりも丸みを帯びており、カメラバーも3つのレンズを収納するため大きくなっています。

 

また、Pixel Watch 2のディスプレイはよく見えませんが、前モデルのバンドとは違っているようです。

 

Pixel 8シリーズは新型プロセッサー「Tensor G3」を搭載し、バッテリー容量や充電速度もアップすると見られています。少し値上げすることも予想されていますが、それでも十分にお買い得となりそうです。

 

Source:Wccftech

試作機?「Pixel 8a」らしきベンチマーク結果が早くも登場!

Googleは2023年秋に、次期フラッグシップ・スマートフォン「Pixel 8」および「Pixel 8 Pro」を発売すると予想されています。そんな中、その廉価モデルとなる「Pixel 8a」らしきベンチマークテストの結果が早くも登場しました。

↑Pixel 8aは前モデルを超えるのか?

 

このテスト結果は、ベンチマークアプリ「Geeknbench」の報告サイトに登場。このコードネーム “Akita “と呼ばれる試作機は、Pixel 8/8 Proに搭載される「Tensor G3」チップのアンダークロック版(動作クロック周波数を下げたもの)を採用し、最大8GBのRAMを積むようです。

 

シングルコアスコアは1218、マルチコアスコアは3175を記録。これらはTensor G2を搭載したPixel 7と同等か、わずかに下回る数値です。

 

もっとも、まだ試作段階でソフトウェアを最適化していないとすれば、製品版の発売までに上がっていく可能性もありそうです。

 

現行モデルのPixel 7aはミドルレンジ(中価格帯)ながら高性能で、最高の格安5Gスマートフォンと絶賛する声も

 

その一方で、Pixel 7aの売れ行きによっては、Pixel 8aの発売が見送られるとの噂もありました。こうして試作機らしきデータが出てきたということは、GoogleもPixel 7aの販売状況に満足しているのかもしれません。

 

Pixel 8シリーズに搭載されるTensor G3チップに関しては、より新世代のCPUコアや最新ストレージ規格への対応、GPUコアの更新など、全面的なアップグレードになるとのリーク情報もありました。さらなる続報に期待したいところです。

 

Source:Geekbench Browser
via:PhoneArena

男性の声できっぱり断るフレーズ収録「応答くん」、超絶人気になった理由に迫る!

『GetNavi』が選ぶ「2023年上半期売れたものSELECTION」。本記事では「家電編」から、男性の声で応答してくれる音声ボタン「応答くん」をピックアップ。予想を超えるヒットの秘密とは? 家電ライターの小口寛さんに注目のポイントを解説してもらいました!

 

世間の不安の声を拾い上げ予想を超えるヒットを生んだ

ライソンは独自の着眼点で数多くのアイデア家電を生み出し、ヒットを連発している気鋭の家電メーカー。「応答くん」は女性のひとり暮らしや高齢世帯などが、玄関先でドアを開けて対面することへの不安を汲み取った商品だ。「はい」「ありがとうございます」のほか、「いま、忙しいんで」「これ以上来たら警察呼びますよ」などのきっぱりと断るフレーズも収録し、迷惑なセールスへの対処にも心強い。ニッチな需要に思えるが、社会的な不安なども背景に、予想以上のヒットとなっている。

 

「白昼の押し込み強盗など、イヤな事件が立て続けに起こっている昨今、必然的に防犯・セキュリティへの意識が高まっています。本機は、女性が住んでいると知られたくないというニーズにマッチ。単体で使えるシンプルさに加えて、テレビで防犯アイテムとして紹介されたことが売れ行きを後押ししました」(小口さん、以下同)

 

ほかにも、自動検知やスマホ連携機能を搭載する、録画機能付きインターホンやセキュリティカメラなど、手軽に始められる防犯家電の裾野は広がっている。

 

「今後の防犯家電のトレンドとしては、IoTの製品にも注目。比較的安価で、ワイヤレス&バッテリー内蔵の工事が要らないアイテムが増えてきています」

 

対面が不安な女性や高齢者に代わり男性の音声で応答する

ライソン
応答くん
実売価格1980円
2022年11月発売

ボタンを押すと男性の声で応答してくれる音声ボタン。宅配便の受け取りやセールスへの対応時などにインターホン越しに使用することで、玄関先で対面することへのストレスや不安を軽減してくれる。全16種類の音声パターンを収録しており、様々なシチュエーションに対応可能。

 

↑しつこい迷惑電話にも対応可能。「ピンポーン(インターホンの音)」も収録されており、来客を理由に電話を切ることができる

 

↑壁面に設置するための専用ホルダーと両面シールが付属。インターホンの横に設置すれば、必要な時にサッと使いやすい

 

↑ボタンを押すとひろゆき氏の音声が流れる「ひろゆきの論破くん」(実売価格1980円)は4月に発売し、1万台出荷済みとこちらも売れ行き好調。録り下ろしを含む16種の音声で “論破” できる

 

【ヒットのシンソウ】

<証言者>家電ライター 小口 覺さん
ITから家電まで幅広く精通。自慢したくなる家電を指す「ドヤ家電」の名付け親でもある。

 

女性の不安や恐怖を 軽減するアイデアに拍手

「発売1週間で初回ロットの5000台が完売、半年で2万台突破と、発表時にはこんなにヒットするとは思わず。女性の不安や恐怖心を理解していなかったダメな男です……。今後のバリエーションにも期待ですね」

売れ行き:★★★★★
革新性:★★★
影響力:★★★★

 

【コレもチェック!】

自動検知機能を搭載したバッテリー駆動のドアベル

↑画像提供:Google

Google
Google Nest Doorbell
実売価格2万3900円

バッテリー式のスマートドアベル。人や荷物、クルマなどを検知して通知する。スマホからはリアルタイムの映像や録画の確認、訪問者に事前に設定したメッセージで応答することも可能。

 

↑スマホだけでなく、「Google Nest Hub」などとも連携。カメラ映像へ瞬時に切り替えて応答ができる

 

夜間でもフルカラーでしっかりと記録

TP-Link
Tapo C420S2
実売価格3万1450円

バッテリー内蔵型のワイヤレスセキュリティカメラ2台とハブのセット。AIによる検知機能や400万画素の高画質を備える。専用アプリでリアルタイム映像のチェックや管理が可能だ。

 

↑バッテリーは最大180日間持続。また、「スターライトセンサー」で夜間でもフルカラーで録画できる

Google「Pixel 8」シリーズのカメラアプリ、数年ぶりのリニューアル? 低照度での撮影にも強くなるかも

GoogleのPixelスマートフォンは、カメラアプリの使いやすさが好評を呼んできました。そのカメラアプリのUI(ユーザーインターフェース=操作画面)が、次期「Pixel 8/8 Pro」にて数年ぶりに一新されると著名リーカーが主張しています。

↑カメラの使いやすさに定評がある、Google「Pixel」シリーズ

 

信頼性の高いリーカー Kamila Wojciechowska氏によると、新アプリでは手の届きやすさを改善するため、画面の下部に操作系を置くことに重点が置かれているそうです。

 

まず設定を呼び出すボタンは、左上から左下に移ったとのこと。とはいえ、設定メニューは今までと同じく、上半分に表示されるようです。また、下から上に指をスワイプするジェスチャー操作でも呼び出せるとのことです。

 

また新UIでは、写真モードとビデオモードが完全に分離されています。現行アプリでは混在していますが(シャッターボタン内の白丸が大きければ写真、小さければ動画)、改訂版では写真と動画のアイコンで分かりやすく切り替えられるようになっています。

 

まず写真モードでは、アクションパン/長時間露光/ポートレート/フォト(普通の写真)/夜景/パノラマの6モードを確認できます。

(Image:9to5Google)

 

かたや動画モードでは、パン/ブラー/スローモーション/タイムラプスの4モードあり。ビデオ手ぶれ補正は設定メニューに移動し、標準/ロック/アクティブを選ぶことができます。

(Image:9to5Google)

 

またシャッターボタンの位置は真ん中で変わらないものの、自撮り/背面カメラの切り替えボタンが右に、最近撮った写真の確認が左となり、左右が入れ替わりました。ズームの倍率切り替えはその上に表示され、モード切替はシャッターボタンの下にあります。

 

一方、Googleは「スタッガードHDR」機能の開発に取り組んでいるそうです。これは3つの異なる露出(短、中、長)で撮影し、最終的に1つの画像に結合する技術のこと。通常のHDRと同じ効果を出しつつ、写真がぼやけるおそれを減らすものです。

 

さらに「Adaptive touch」という新機能もあるそうです。こちらはシーンに応じてフラッシュの強さを調整したり短くすることで「露出オーバーを防ぎ、低照度での撮影を改善」するそうです。

 

これまで動画と静止画、どちらを撮影しているか分かりにくく、また操作メニューが上下に分かれて指が届きにくいこともありました。新アプリでは、片手でも思った通りに操作しやすくなりそうです。

 

また前例からは、この新しいカメラアプリUIはまず最初にPixel 8シリーズに実装され、その後にPixel 6や7といった過去モデルでも利用できる可能性が高そうです。1~2年前のPixelスマホを持っている人たちも、楽しみに待ちたいところです。

 

Source:Android Authority
via:9to5Google

Google「Pixel Watch 2」の詳細なスペックが判明! やはりプロセッサーは大幅に進化のもよう

Googleの次期スマートウォッチ「Pixel Watch 2」は、おそらく今年秋に発売と予想されています。先日も米FCC(連邦通信委員会)への登録が発見され、正式発表が間近に迫っている可能性が高まっています。

↑思わぬ形で判明か

 

そんななか、Pixel Watch 2(開発コード名「Eos」)がGoogle Play Consoleの機器カタログに出現し、詳細なスペックが明らかとなりました。

 

ちなみにGoogle Play Consoleとは、アプリ開発者がGoogle Playストアで販売するアプリの提出や管理ができるツールのこと。その機器リストには対象となるデバイスが登録され、仕様の一部や、場合によっては画像が掲載されていることもあります。またGoogleの正式データベースのため、登録された情報は事実に他なりません。

 

このリストによると、Pixel Watch 2の搭載チップはクアルコム製のSnapdragon W5(Qualcomm SW5100)に変更されるようです。前モデルのExynos 9110は2018年、つまり5年前に出荷されたのに対して新チップは昨年7月に発表されたもの。プロセスルール(回路線幅)も10nmから4nmとなり、処理速度と省電力性能ともに大幅な改善が期待できそうです。

 

そして搭載RAMは2GBとのこと。この容量は、初代モデルと変わりありません。

 

さらにPixel Watch 2のOSはAndroid 13ベース、つまりWear OS 4がプリインストール。また、Wear OS 4の新機能「バックアップ(および復元)」に対応する手がかりも見つかりました。

↑正式発表前に、ほぼ全てのスペックが明らかに(Image:9to5Google)

 

Pixel Watch 2のディスプレイ仕様は前モデルと同じで、解像度384×384、画素密度は320ppiとのこと。ただし、Googleは画面パネルを中国BOE製からサムスン製に切り替えたとの噂もあり、画質は良くなるのかもしれません。

 

ほかPixel Watch 2に関しては、ボディがアルミ製になって軽くなるとの噂もありました。1回の充電でバッテリーが数日持つとの予想もあり、スポーツや旅での大活躍に期待したいところです。

 

Source:9to5Google

Google「Pixel Watch 2」、まもなく発売かも? 米FCCへの登録が発見される

Googleの次期スマートウォッチ「Pixel Watch 2」に関しては、すでに様々な噂話が届けられてきました。それに続き、米連邦通信委員会(FCC)への登録が発見され、まもなく発売される可能性が高まりました。

↑Pixel Watch 2はもうすぐ発売?

 

米国内で無線機器を販売するには、FCCの認証を受ける必要があります。そしてFCCの認証を受けてから、数か月以内に発売されることが通例となっています。

 

今回発見されたモデルは「G4TSL」、「GC3G8」、「GD2WG」の3つ。最初のモデルはWi-Fi/Bluetoothモデルで、後の2つはセルラー(4G LTE)モデルです。

 

しかし、今回のデータには以前の噂にあったUWB(超広帯域無線)への言及はどこにもありません。UWBも無線技術の一種であることから、もしも搭載されていれば登録に書かれているはず。つまり、UWBは搭載されていないようです。

 

このUWB技術は、アップルのAirTagやサムスンのGalaxy SmartTagといった忘れ物トラッカーにも搭載され、精密な位置検出を可能にしています。もしもPixel Watch 2に採用されたなら、どこかに置き忘れてもPixelスマートフォンから「左前方に1mのところ」など探しやすくなったかもしれません。

 

もう1つ興味深いのは、「メタルメッシュストラップ(バンド)」と「メタルスリムストラップ」への言及です。

 

Googleは初代Pixel Watchを発表した当時、メタルメッシュバンドを2023年春に発売予定だと述べていましたが、いまだに実現していません。また「メタルスリム」バンドという言葉は初出ですが、メタルメッシュバンドのスリム版なのか、まったく別ものなのかは不明です。

 

たとえUWBがなくても、Pixel Watch 2は非常に期待が持てそうな噂話が相次ぎました。アルミ製ボディで軽くなる、新型プロセッサー搭載により充電なしに数日もバッテリーが持つようになる、というぐあいです。次期「Apple Watch Series 9」の良きライバルとなるかもしれません。

 

Source:FCC
via:9to5Google

Google「Pixel 8 Pro」のプロモ動画がリーク。オーディオ版消しゴムマジックが追加、本体色にブルーあり?

Googleの次期フラッグシップ・スマートフォン「Pixel 8 Pro」の実機とされる画像は、7月に公開されたばかりです。

↑「消しゴムマジック」に新機能?

 

それに続き、Googleの公式プロモーションらしき動画がリークされました。新機能として音声版の「消しゴムマジック」が追加されたり、本体色にブルーが登場する可能性が浮上しています。

 

8月12日、最近作られたばかりのX(元Twitter)アカウント「EZ」が、14秒間のビデオクリップを投稿しました。今回のビデオにも、昨年のPixel 7 Proプロモ動画と同じように、左上には「G Pixel」のロゴが入っています。

 

また「オーディオマジック消しゴム(Audio Magic Eraser)は、Googleフォトの動画エディターの一部のようです。少し時間をかけて動画内の音を識別し終わると「ノイズ」、「人の声」、「音楽」のスライダーが表示。Googleフォトの他のフィルターと同じように、左右にスライダーを動かしてその音を小さくできるというものです。

 

また動画内では、「オーディオマジック消しゴムを搭載した唯一のスマートフォン」とのフレーズもあり。その後に「グーグルが設計した唯一のスマートフォン」と続きますが、これは前から使われている言葉です。

 

ここからは、Googleが「消しゴムマジック」の人気を広めようとしていることが推測できます。すでに消しゴムマジックは、静止画で人や物を消したり、「カモフラージュ」で色を変えられることが好評を呼んでいます。

 

最後に、Pixel 7aのSeaとよく似た水色のPixel 8 Pro本体も確認できます。ほか、3つのレンズをまとめて収納したカメラバーも、これまでのリーク写真と一致しています。また噂通り、カメラの右側には温度センサーも搭載されるようです。

↑やはり体温が測定できそう!(Image:EZ)

 

Pixel 8シリーズは10月に発売され、少し値上げになるとの噂話もあります。それでも、お値段以上のアップグレードとなるのかもしれません。

 

Source:EZ(X) 
via:9to5Google

モバイル版Gmailアプリ、ついに翻訳機能が使えるように! スマホで英文メールがスラスラ読めます

Googleは、Chromeブラウザで長年サポートしてきた翻訳機能を、ついにスマートフォン版のGmailにも追加しました。Android版とiOS版ともに、今後しばらく時間をかけて提供される予定です。

↑Gmail

 

この新機能は個人・法人ユーザーとも、Googleアカウントがあれば利用できます。

 

メッセージ本文の言語がアカウント設定の言語と違う異なる場合、本文の前に「翻訳先」のバナーが表示されます。これをタップするとメッセージ本文が翻訳され、再び原文を表示することも可能。また英語など特定の言語を「自動的に翻訳」するよう設定できます。

↑スマホでも英文メールをさっと翻訳!(Image:Google)

 

ちなみにiOSの言語設定は[設定]アプリを開いて[一般]>[言語と地域]から、Androidの言語設定は[設定]アプリ内の[言語と入力]から確認・変更できます。

 

もしも異なる言語が自動検出されなかった場合は、右上の3つのドットメニューをタップし、手動で翻訳することもできます。また、バナーの「×」をタップして、「Don’t translate [language] again(この言語を二度と翻訳しない)」を選ぶと、特定の言語につき翻訳を無効にすることも可能です。

 

Android版のGmail翻訳機能は8月8日から順次ロールアウトされ、iOS版は8月21日から提供される予定です。これまではPCでメールを開くか、スマホでスクリーンショットを撮ってGoogleレンズ等で翻訳する必要があったので、モバイルで英文メールなどを読むハードルが一気に下がりそうです。

 

Source:Google WorkSpace
via:9to5Google

視聴体験が良くなる? Googleが「YouTubeの動画」を要約するAI機能を実験中

米Googleは、AIを使ってYouTube動画の要約を自動生成する実験を行っていることを明らかにしました。

↑AIの要約は参考になる?

 

これまで同社は、AIをチャットボット「Bard」やモバイル版Gmailでメール作成を手伝う「Help me write」などに活用してきましたが、その幅がますます広まることになりそうです。

 

このテストは、7月31日付けのサポートページで判明。今のところ限られた本数の英語ビデオの横だけに表示され、限られた数のユーザーだけ見ることができるそうです。

 

AIによる要約はYouTubeの視聴ページや検索ページに表示され、人間のクリエイターが書いた説明を置き換えることなく、あくまで「動画の簡単な要約」を提供することを目的としています。それを読んで、視聴者が自分に合うかどうかを判断する助けになれば良いそう。

 

The Vergeの問い合わせに対して、Googleの広報担当者は「生成AIを使用してYouTube動画の要約を作成する視聴者向けの新機能をテストしています。新機能を正式にリリースする前にテストを繰り返し、視聴者とクリエイターにとって最高の体験を構築し、洗練させていきます」と述べています。

 

また、視聴者はモバイル機器で英語のVlog(日常生活の動画)やショッピング、ハウツー動画を閲覧する際に、自動生成された要約を見る可能性もあるとのこと。

 

AIによる要約がYouTubeクリエイターの動画作りに良い影響を与えるかどうかは興味深いところです。GoogleのAIチャットボットBardは日本語にも対応しているため、いずれ日本語でも動画の要約が読めるかもしれません。

 

Source:Google

via:The Verge

もうすぐPixelスマホが長文を要約してくれる? Google アシスタントに生成系AI機能が追加かも

最近ブームの生成系AIにおいて、最も分かりやすい機能の1つは「長文を箇条書きにして要約してくれること」でしょう。この要約機能が、AndroidのGoogle アシスタントでまもなく使えるかもしれません。

↑Google アシスタントに“新機能”?

 

今年Googleは生成系AI技術をベースに、新たなサービスや既存アプリ・機能の改良を発表しました。その1つがチャット型AI「Bard」やノートブック向けAI「NotebookLM」であり、モバイル版GmailにもAIがメール作成を手伝う「Help me write」が提供中です

 

その一方、すでに自動要約はGoogle ドキュメントに搭載されており、長い文書を要点に分解してくれるもの。この便利な機能がAndroidスマートフォン向けに準備中であることが、最新Googleアプリのベータ版(バージョン14.29)の解析から明らかになりました。

 

具体的にはGoogle アシスタントが、Chromeブラウザでウェブ閲覧中に呼び出されたとき「要約」を提案。また「Summarize this(これを要約して)」と言って、直接頼むこともできるそうです。

 

が、今のところ要約を頼んでも、アシスタントはエラーを返すだけ。まだ、実際に動作する機能は備わっていないようです。

 

また、要約機能がGoogleのPixelスマホ専用になるかどうかも、まだ分かっていません。以前もGoogleは、Pixel製品だけで使えるアシスタント独占機能を強調していただけに、こちらも「Google製品に限る」となる可能性もありそうです。

 

もしも要約機能が正式リリースされれば、Google アシスタントに最新の生成系AIが統合された最初の例となり、日常生活の中でも大活躍するのかもしれません。

 

Source:9to5Google

ファイル共有が超手軽に! GoogleがWindows向け「Nearby Share」を正式リリース

Google(グーグル)は、無線データ共有機能「Nearby Share」をWindows向けに正式リリースしました。

↑かなり便利そうなWindows向け「Nearby Share」(画像提供/Google)

 

Nearby Shareとは、Androidスマートフォン同士やChromebookに画像や動画、URL、テキストなどを送信できる機能。Apple(アップル)の「AirDrop」と同じ機能です。Googleは2023年3月から、Windows向けにNearby Shareのベータテストを開始していました。

 

今回、正式にリリースされたWindows向けのNearby Shareは、ベータテストからより安定度を高めて投入されました。ファイル転送の残り時間が表示されるので、動画やフォルダ全体などの大容量ファイルを送信する際に役立つでしょう。また、画像のプレビューも表示されるようになりました。

 

Googleによれば、将来的には一部のWindows PCにNearby Shareがプリインストールされるとのこと。すでにHP(ヒューレット・パッカード)が提携メーカーとして発表されており、今後Nearby Shareにも新機能が追加される予定です。

 

Windows向けのNearby Shareアプリは、64ビット版のWindows 10かそれ以降のバージョンで利用可能。BluetoothとWi-Fi/有線LANを有効にしておき、両方のデバイスが5メートル以内に置かれている必要があります。WindowsとAndroidスマートフォンの両方を使うユーザーにとっては、かなり便利なツールとなりそうです。

 

Source: Google via 9to5Google

Pixel Foldにヒップホップ誕生50周年記念モデルが登場

Google(グーグル)の折りたたみスマートフォン「Pixel Fold」にて、ヒップホップ50周年を祝う限定モデル「Hip Hop 50 Pixel Fold」が登場しました。

↑Courtney Hill / Twitterより

 

Pixel Foldは2023年5月に発表された折りたたみスマートフォンで、内側に7.6インチ、外側に5.8インチディスプレイを搭載。内側の折りたたみディスプレイではアプリを全画面、あるいは分割して表示することができます。

 

 

今回のHip Hop 50 Pixel Foldはオプシディアンカラーの本体に、側面とカメラ突起にメタリックのアクセントを追加。カメラ突起には、ヒップホップ50周年のエンブレムがほどこされています。

 

400台が限定生産されるHip Hop 50 Pixel Foldは、残念ながら一般販売はされません。そのかわりTwitter(ツイッター)の「#GiftFromGoogle」プログラムとして、ヒップホップカルチャーにインスパイアされた写真を投稿した人の中から選ばれた人に、このスマートフォンを配布しています。

 

#GiftFromGoogleのプログラムは7月18日まで応募が可能で、受賞者は同月24日に発表されます。ヒップホップ文化とガジェットをこよなく愛する方は、応募してみてもいいかもしれません。

 

Source: Courtney Hill / Twitter via 9to5Google

iPhone 15だけじゃない? Pixel 8も高くなるかも…

Google(グーグル)からの投入が期待されるハイエンドスマートフォン「Pixel 8」について、本体価格が上昇することを、リークアカウントのYogesh Brar氏が報告しています。

↑Driod Lifeより

 

Pixel 8についてはすでに実機とされる画像がリークされており、背面カメラバッテリー容量のスペックアップが期待されています。一方で、Apple(アップル)の次期ハイエンドスマートフォン「iPhone 15 Pro Max」に関しても、値上げを指摘する報道が登場していました。

 

 

Brar氏によれば、Pixel 8のベースモデルはストレージが128GBで、649ドル(約9万1000円)から販売されるとのこと。これは、「Pixel 6」や「Pixel 7」のベースモデルの599ドル(約8万4000円)から、若干の値上げとなります。

 

このような値上げは他のPixelスマートフォンでもおこなわれており、「Pixel 7a」でも前モデル「Pixel 6a」から50ドル(約7000円)の値上げが実施されました。このことを考えれば、Pixel 8シリーズの値上げもしかたないのかもしれません。

 

Brar氏はその他にも、Pixel 8における「Tensor G3」プロセッサや小型化した6.17インチディスプレイの搭載、新しいメインカメラセンサーの採用などを伝えています。若干の値上げがあったとしても、それに見合う価値のあるスマートフォンに仕上がっていてほしいものです。

 

Source: Yogesh Brar / Twitter via 9to5Google

Pixel Fold、本体を薄くするためアルミニウム素材を使用。そのため曲がりやすい?

先週、Google初の折りたたみスマートフォンPixel Foldの頑丈さを検証する動画が、YouTubeチャンネルのJerryRigEverythingにて公開されました

↑ヒンジ部分はステンレススチールで補強していたが…(Image:JerryRigEverything/YouTube)

 

このビデオでは内側と外側のディスプレイに爪やカギなどで傷を付ける、熱を加える、ヒンジがホコリに耐えられるかどうかを試しています。そして最後に「本来の方向と反対側に折り曲げる」テストをしたところ、デバイスが真っ二つに折れる結果となりました。

 

なぜ、こんなことになったのか? 耐久テストを行ったザック・ネルソン氏がPixel Foldを分解し、原因を分析しています。

 

Pixel Foldが簡単に壊れてしまった理由の1つは、フレームに使った素材に関係しているようです。一般的にスマートフォンの筐体にはステンレススチールが使われますが、Googleはできる限り薄くするためにアルミニウムを採用(公式にも認めています)。それにより、ステンレスよりも曲げやすくなっていると分析されています。

 

また今回の動画では、Pixel Foldの防水加工が、サムスンがGalaxy Z Fold 4に採用しているものとは違うことも指摘されています。

 

Galaxy Z Fold 4の防水にはゴム製の充填材が使われているのに対して、Pixel Foldは時間が経つともろく、ひび割れやすくなる可能性ある硬質プラスチック素材を使っているとのこと。いったんヒビが入ると、防水レベルは急激に落ちてしまいます。そのためネルソン氏は、サムスンの防水加工の方が長持ちするため優れているとコメントしています。

 

さらに内側のディスプレイを分解すると、折り目を補強するためのステンレススチール製スラット(薄板)が発見されました。これが、Googleが公式に謳う「折りたたみスマートフォンの中で際立って耐久性の高いヒンジ」を支える仕組みの1つとなっているようです。

 

Pixel Foldの外側のカバーディスプレイは背が低くて幅が広く、しかも本体が薄いため、Galaxy Z Fold4よりも使いやすいとの声もあります。が、もしもPixel Foldを購入する場合は、頑丈なケースも合わせて買うとよさそうです。

 

Source:JerryRigEverything(YouTube) 
via:PhoneArena

「Pixel Fold」の耐久性は本当に最強? テストしたら意外な結果が…

Google(グーグル)の折りたたみスマートフォン「Pixel Fold」の耐久テストをYouTubeチャンネルのJerryRigEverythingが行い、その結果を投稿しました。

↑こうやって折ろうとすると…(画像提供/JerryRigEverything・YouTube)

 

Pixel Foldは折りたたみ可能な7.6インチディスプレイを内側に搭載しています。本体のヒンジは耐久度が高く、折りたたんだ状態の厚みは業界最薄レベルとうたっていました。

 

では、実際にはどうなのか? JerryRigEverythingは今回、Pixel Foldの内側と外側のディスプレイをテスト。「どれだけ傷に強いか?」『熱を加えるとどうなるか?」「ヒンジがほこりに耐えられるか?」などを検証しましたが、特に大きな弱点は見つかりませんでした。

 

しかし、内側のディスプレイを外側に折り曲げると、スマホのフレームがアンテナ部分で折れ、ディスプレイが故障し、最終的にはデバイスがグニャグニャに曲がって壊れてしまったのです。Samsung(サムスン)や他社の折りたたみスマートフォンと比較すると、これは弱いと言わざるを得ません。

 

もちろん、動画のように折りたたみスマホを反対側に無理やり曲げる人はほとんどいないでしょう。絶対に真似などしないでほしいのですが、「Pixel Foldは変なふうに折り曲げると壊れてしまうことがある」と頭に入れておくと良いかもしれません。

 

Source: JerryRigEverything / YouTube

カメラでか! Pixel 8 Proの実機画像がリーク

Google(グーグル)からの年内の投入が期待されているハイエンドスマートフォン「Pixel 8 Pro」の実機とされる画像が、海外SNSのRedditに投稿されています。

↑Driod Lifeより

 

Pixel 8シリーズにおけるカメラスペックの向上は以前にも報告されており、Android Authorityによればメインセンサーに「ISOCELL GN2」が採用され、センサーサイズが大型化するとのこと。また、バッテリー容量や充電速度の向上も伝えられています。

 

今回投稿された画像からは、Pixel 8 Proの背面カメラ突起のデザインが「Pixel 7 Pro」から変更されていることがわかります。Pixel 8 Proでは3カメラが一体的に配置されており、また中央のメインカメラも大型化しているように見えます。このようなカメラ部分の大型化により、LEDフラッシュとマイクは縦方向に並べて配置されています。

 

背面に貼り付けられたステッカーからは、次期プロセッサ「Tensor G3」のコードネームとなる「Zuma」という表記が見つかります。また、12GBのサムスン製LPDDR5 RAMと128GBのSK Hynix製ストレージが搭載されているようです。

 

このように、カメラ機能とそのデザインが大きく刷新されそうな、Pixel 8シリーズ。GoogleのAI(人工知能)を組み合わせた、さらなる撮影画質や機能の向上に期待したいものです。

 

Source: Droid Life via 9to5Google

Android Auto、電気自動車向けにさらに進化か

Google(グーグル)の車載向けシステム「Android Auto」にて、電気自動車(EV)向けサポートの改善に向けた準備がすすんでいることを、海外テックサイトのSmartDroid.deが報告しています。

↑SmartDroid.de

 

Android Autoとは、手持ちのスマートフォンを車載システムに接続することで、使い慣れたAndroidアプリでナビゲーションや音楽再生、音声通話、そしてGoogle アシスタントなどが利用できるソフトウェアです。スマートフォンと車種によっては、ワイヤレス接続を利用することもできます。

 

Android Autoのベータ版となるバージョン9.9のAPK(アプリケーションパッケージ)から発見された情報によれば、設定メニューの「EV設定」というセクションから、自分の車種を電気自動車として設定することが可能になります。

 

さらに、車両に搭載された充電コネクターの種類も選択することができます。これには「J1772」「CCS」「Type 2」「CHAdeMO」が含まれている一方で、Teslaの「NACS」が存在していません。これに関しては、後日のアップデートで追加される可能性があります。

 

それ以外にも、電気自動車のバッテリーメータに関する文字列も見つかっています。Android Autoのバージョン9.9では、これらのEVに関する便利機能の正式リリースに期待したいものです。

 

Source: SmartDroid.de via 9to5Google

GoogleのチャットボットBard、「iOSの方がAndroidより好き」と答える!

iPhoneとAndroidは全世界で接戦を繰り広げており、ユーザーの間でもどちらが優れているのか?という話が盛り上がります。iPhoneアプリがAndroidアプリよりも優れていると感じる、いやAndroidの方が58%も使いやすいとの調査結果もあり、決着が付く見通しはありません。

↑Android vs. iOS

 

が、GoogleのチャットボットBardが「iOSの方がAndroidより好き」と答えたことが注目を集めています。

 

これはTwitterユーザーが発見し、米AppleInsiderが確認したものです。Bardは「iOSとAndroidのどちらが好き?」と尋ねられると、それぞれの長所や短所を箇条書きしつつも、「私はiOSが好きです」と答えています。

 

生みの親であるGoogleが開発しているAndroidではなく、アップルのiOSをなぜか選んでしまったBard。おそらく理由は単純で、アップルのフォーラムなどiPhoneびいきのサイトを見つけて、その回答や箇条書きのリストを引用してしまったようです。

↑GoogleのBardはiOSが好き?

 

ほかChatGPTやBing Chatに同じ質問をすると、どちらも「自分はAI言語モデルなので好みはありません」との趣旨を答えます。Bardも同じく大規模言語モデルのはずですが、「好み」を持ってしまったのは興味深いところです。

 

記事執筆時点では、すでにGoogleが修正したらしく、「私は単なる言語モデルなので、それについてはお役に立てません」と味気ない答えが返ってきます。

 

しかし、日本語で「iOSとAndroidのどちらが好き?」と訊いてみると、どちらも優れていて長所と短所があると前置きしつつ「iOSは、Androidよりも使いやすく、より安全性が高く、より直感的なユーザーインターフェイスを備えています」と思い切った回答をしてもらえました。

↑iOSとAndroidは一長一短アリ。みんな違って、みんないい!

その一方で「AndroidはiOSよりもカスタマイズ性が高く、より多くの機能とオプションを提供しています」とも述べており、一応は公平を心がけているようです。

 

iOSとAndroidのどちらが優れているかは、最終的には個人のニーズと好みにより異なるものでしょう。AIに決めてもらうのではなく、ユーザー一人ひとりが自分に合ったスマホOSを選びたいところです。

 

Source:AppleInsider

Pixel 8はバッテリー容量と充電速度がアップするかも

Google(グーグル)の次期ハイエンドスマートフォン「Pixel 8/8 Pro」にて、バッテリー容量が増え充電速度が向上することを、海外テックサイトのAndroid Authorityが報じています。

↑OnLeaks / MySmartPrice

 

Pixel 8/8 Proに関しては、カメラ画質の向上が報じられています。また、USB-C経由でのディスプレイ出力も可能なようです。製品は、今年の秋の投入が期待されています。

 

報道によれば、Pixel 8/8 Proのバッテリー容量は4485mAh/4950mAhで、これはPixel 7/7 Proの4270mAh/4950mAhからそれぞれスペックアップしています。また充電速度も24W/27Wで、前モデルの20W/23Wからそれぞれ向上するそうです。

 

またその他にも、Pixel 8/8 Proの搭載プロセッサ「Tensor G3」について、「Wi-Fi 7」をサポートすることが伝えられています。一方で、次世代ワイヤレス充電規格「Qi2」には対応していないようです。なにはともあれ、バッテリー容量が増えてより長時間使えるようになることは、ありがたいと言えるでしょう。

 

Source: Android Authority

無念…Googleのスマートグラス「Iris」がキャンセルの報道

Google(グーグル)がスマートグラスの開発計画「Iris」の計画を中止していたことが、Business Insiderにより報じられています。

↑Golden Dayz / Shutterstock.comより

 

Irisに関しては以前にも、Googleが「ARヘッドセット」として2024年の発売を予定していることが、海外メディアのThe Vergeによって報じられていました。

 

Business Insiderによれば、Irisの計画のキャンセルは今年始めに決定されたとのこと。同プロジェクトは、実際に自社製品としての販売が予定されていたそうです。そして残念ながら、現在Google社内にはスマートグラスの開発計画は存在しないそうです。

 

内部関係者によれば、Googleの首脳陣はIrisの計画を度々変更し、最終的にはレイオフ(解雇)や配置転換、そしてAR/VRプロジェクトを指揮していたClay Bavor(クレイ・ベイバー)氏の退社により、プロジェクトが終了したそうです。

 

Googleは2013年2月にスマートグラス「Google Glass」を発表したものの、結局これが一般向けに販売されることはありませんでした。一方で2020年にはスマートグラスを開発しているNorthを買収し、2022年半ばにはAR製品のプロトタイプのテストを開始するなど、スマートグラスの投入への期待が高まっていたのです。

 

一方で今回の情報をリークしたGoogle社員によれば、Irisは将来復活する可能性がある、とのこと。Apple(アップル)の「Vision Pro」の登場で盛り上がるXR業界、新たなチャレンジャーの参加に期待したいものです。

 

Source: Business Insider via 9to5Google

ウデに自信がある人向け。Pixel Foldの折りたたみ画面も自己修理可能に

Google(グーグル)が折りたたみスマートフォン「Pixel Fold」向けに、ディスプレイを含む自己修理プログラムを提供することが、海外メディアの9to5Googleにより報じられています。

↑Googleより

 

Googleは2022年4月に修理業者のiFixitと提携し、自己修理プログラムとその修理部品の提供を開始しました。すでに「Pixel 6a」や過去のPixelスマートフォンにおける、ディスプレイやバッテリーが販売されています。

 

9to5GoogleがGoogleに取材したところ、Pixel Foldでもこのような修理プログラムが提供されるとのこと。このように公式の修理プログラムが提供される折りたたみスマートフォンは、Pixel Foldが初のケースとなります。なお、修理方法としては店頭、および郵送でのオプションも用意される予定です。

 

折りたたみディスプレイの自己修理と聞くと、なかなか難しそうですが、Googleの自己修理プログラムでは修理マニュアルも提供されます。ガジェット修理に関してウデに自信がある方は、挑戦してみてもいいかもしれません。

 

Source: 9to5Google

Pixel 8はUSB-C画面出力が可能? 画面スペックの詳細も

Google(グーグル)からの年内の投入が期待されているハイエンドスマートフォン「Pixel 8」について、USB-C経由の画面出力機能やスペックの詳細を、海外テックサイトのAndroid Authorityが報じています。

↑Gabo_Arts / Shutterstock.comより

 

まずUSB-C経由のディスプレイ出力機能ですが、これまでのPixelスマートフォンでは、同様の機能を利用することができませんでした。しかしPixel 8ではUSB-C経由のDisplayPort出力を利用することで、ディスプレイ出力が可能になるというのです。またこれには、外部ディスプレイをパソコンのようにして利用する機能が含まれているのかもしれません。

 

その他にもAndroid Authorityは、Pixel 8のディスプレイサイズが6.17インチで、「Pixel 7」の6.31インチから若干小型化することを伝えています。また大画面モデルの「Pixel 8 Pro」では、画面サイズは変わらないものの解像度が低下し、またベゼルが1mm狭くなるようです。さらに両スマートフォンとも、より明るい表示が可能だと伝えられています。

 

このように、こまかな改良やスペックアップが予定されているであろうPixel 8。しかしその最大の進化は、やはり次期プロセッサ「Tensor 3」となるのかもしれません。

 

Source: Android Authority 1, 2

YouTubeがゲームに参入!? 「Playables」投入の噂

YouTubeがゲームサービス「Playables」を開発していることを、The Wall Street Journal(ウォールストリートジャーナル)が報じています。

↑19 STUDIO / Shutterstock.comより

 

今回の報道によれば、Playablesではデスクトップのウェブサイトやスマートフォンのアプリにて、「インスタント(即席)」なゲームがプレイできます。YouTubeはThe Wall Street Journalの取材にたいして、「我々は常に新しい機能を試している」として、詳細については言及しませんでした。

 

YouTubeを運営するGoogle(グーグル)といえば、オンラインゲームの「Stadia(スタディア)」がありましたが、こちらは2023年1月にサービスが終了しています。高品質なゲームのクラウドプレイを提供していたStadiaとは異なり、Playablesではより簡単なゲームの提供が想定されているようです。

 

動画ストリーミングサービスによるゲームサービスといえば、すでにNetflix(ネットフリックス)がゲームを配信しています。この動きにYouTubeが追随することになるのか、注目したいものです。

 

Source: The Wall Street Journal via MacRumors

Google Pixel Tablet、純正スタイラスペンやキーボード準備中? 生産性が向上しそう

先週発売されたGoogleのAndroidタブレット「Pixel Tablet」は、自社製のスタイラスやキーボードが用意されていないこともあり、様々な反響を呼んでいます。

Image:Google

 

そんななか、GoogleがPixel Tablet用の「ペン」と「キーボード」の発売準備を進めている可能性を示す手がかりが見つかりました。

 

Pixel Tabletは基本的には優れたタブレットではあるものの、Nest Hubのようなスマートスピーカー的な使い方が強調されています。他社のOne Plus PadやFire Max 11が、生産性を高める純正スタイラスやキーボードを同梱、あるいはセット販売していることとは対照的ではあります。

 

しかし、Pixel Tabletのファクトリーイメージ(工場出荷状態に戻すためのイメージファイル)から、Pixel Tablet用のキーボードとペンを準備中だと示す文字列が見つかりました。これらのアクセサリーは単に 「Keyboard for Pixel Tablet」(Pixel Tablet用キーボード)と「Pen for Pixel Tablet」(Pixel Tablet用ペン)と書かれているだけで、それ以上の詳しいことは不明です。

 

さらに「スタイラスを最大限に活用するには、最新の Android アップデートをインストールしてください」などの文字列も発見されています。つまり、近い将来に純正スタイラスが発売される可能性があるようです。

 

すでにPixel TabletはUSI 2.0タッチペンに対応しており、充電スピーカーホルダーの設置に使われているピンは、マグネット式キーボードも装着できるように思われます。

 

現時点では、これらのアクセサリーがいつ登場するのか、どれくらいの価格になるのかは不明です。もしかすると、今後はスタイラスやキーボードとPixel Tablet本体セットが発売されるのかもしれません。

 

Source:Android Authority, 9to5Google

Google、ハイエンドのノートパソコン「Chromebook X」を準備中?

Google(グーグル)が新たな高性能ノートパソコンのブランド「Chromebook X」を準備していると、海外テックサイトの9to5Googleが報じています。

↑「Chromebook X」を準備中

 

GoogleのChromebookといえば、もともとは教育機関などでの使用を想定した廉価なノートパソコンでした。しかし、最近では「ChromeOS」の発展により、さまざまな機能が追加される一方、特定アプリの要求スペックも向上しています。

 

9to5Googleによれば、Googleは以前にハイエンド向けブランドとして「Plus Chromebook」と「Premium Chromebook」を準備していたそうが、これらはChromebook Xに置き換えられたとのこと。この名称はノートパソコンの筐体にロゴマークとして表示され、特別な起動画面も用意されるそうです。

 

Chromebook Xでは、一定以上のRAM容量、ビデオ会議用の高性能なカメラ、ハイエンド仕様のディスプレイが搭載されると予想されています。また、Intel(インテル)の「第12世代Core(Brya/Nissa)」やAMDの「Zen 2+/Zen 3」といったプロセッサが搭載される模様。

 

9to5Googleによれば、Chromebook Xの製品は2023年の年末までに発売される見込みとのことです。

 

Source: 9to5Google

iOS版Chromeブラウザ、人工知能で地図や翻訳機能がより便利に

Google(グーグル)はiOS版の「Chrome」ブラウザにおける、4つの新機能の追加を発表しています。

↑Googleより

 

まず地図機能では、ウェブページ内の住所をAI(人工知能)により検出することが可能に。そして検出した住所を長押しすると、Chrome内の「ミニGoogle マップ」で表示することができるのです。Google マップのアプリへと切り替える必要がないのは、便利といえるでしょう。

 

カレンダー機能でも日付を検出することで、「Google カレンダー」のアプリへと切り替えることなく、Chromeからイベントを直接作成することができます。さらに翻訳機能でも「Google 翻訳」のアプリを立ち上げることなく、文章の長押しで翻訳が表示されるようになるのです。

 

「Google レンズ」によるカメラ機能では、画像を長押しすることで植物を識別したり、宿題の手伝いや言語の翻訳などを、リアルタイムでおこなうことができます。さらに数か月後には、カメラを使って撮影した画像や、カメラロールにある既存の画像でも、Chromeから同様の機能が利用できるようになります。

 

このように、別アプリにて提供されていたさまざまな機能が内蔵されることになるChrome。今後も、さらなる機能改善に期待したいものです。

 

Source: Google via MacRumors

Pixel 7a搭載のTensor G2チップ、上位モデルよりも熱くなりやすい? コストダウンのためかも

Googleの中価格帯スマートフォンPixel 7aは、高価なフラッグシップ機のPixel 7やPixel 7 Proと同じTensor G2チップを搭載していると公称されています。

Image:Google

が、チップの名前は同じながらも、上位モデルとは少し違っていることが明らかとなりました。

 

今年5月に登場したPixel 7aは、前モデルのPixel 6aよりも性能が優れており、バッテリー持ちも改善されています。それらが新チップTensor G2によることは間違いなさそうですが、有名リーカーが上位モデルよりも少し劣っている可能性を指摘しています。

 

Kamila Wojciechowska氏によれば、Pixel 7aに搭載されたTensor G2チップは「IPOP」というバリエーションだそうです。

 

より具体的には、上位モデル用とはパッケージング(半導体を1つにまとめて外部から保護し、端子間を接続するプロセス)技術が違うとのこと。Pixel 7とPixel 7 ProのTensor G2に使われている「FOLOP-PoP」技術よりも、「IPOP」は製造コストが低く抑えられているようです。

 

実際にTensorチップを製造しているサムスンの資料によると、IPOPチップはFOLOPよりも分厚く、大きく、熱くなりやすいとのことです。

 

ふだん使いにはほとんど問題とならないはずですが、「チップが熱くなりやすい」ことは望ましいとは言えません。特にTensorチップを搭載したPixelスマートフォンは熱くなりがちで、Googleもわざわざ公式サポートページを用意しているほどです。

 

Pixel 7aの完成度は非常に高く、先にPixel 7やPixel 7 Proを買った人は複雑な思いをしたかもしれませんが、上位モデルは「熱くなりにくい」可能性が高く、お値段に見合った価値はありそうです。

 

またTensor G2は、タブレットのPixel Tabletや折りたたみスマホPixel Foldにも搭載されています。これらデバイスが、どのバージョンのチップを使っているか不明ですが、使用したユーザーからのレビューを待ちたいところです。

 

Source:9to5Google

【西田宗千佳連載】Pixel 7aは非常にお買い得。裏にあるのはGoogleの半導体戦略

Vol.127-4

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマはGoogleが発売を発表した「Pixel 7a」。Googleはひとつのプロセッサーを複数の製品に起用するが、そこには半導体に関する戦略がある。

↑Pixel 7a

 

現在Googleが販売している「Pixelシリーズ」には明確な共通点がある。それは、使っているプロセッサーがまったく同じである、という点だ。

 

現在使っているのは「Google Tensor G2」。CPUコア数・GPUコア数も、動作クロックも、メモリー容量もまったく同じものが、Pixel 7からPixel Fold、Tabletにまで使われている。

 

GoogleのPixel向けプロセッサーである「Google Tensor」シリーズは、2021年発売の「Pixel 6」から採用されたもので、現在は第二世代。このままいけば、秋の新製品では第三世代が登場することになるだろう。

 

GoogleはAndroidに関して、サムスンとのパートナーシップを強化している。Google Tensorの開発もサムスンが担当しており、サムスンの自社プロセッサー「Exynos」をベースにしているのでは……と噂されることは多い。

 

多分それは事実だろう。だが、ExynosとGoogle Tensorはかなり考え方が異なる。Exynosは製品ごとにかなり性能が異なり、多数のバリエーションで構成されている。しかしGoogleはあえてCPU・GPUの性能を上げようとはしていない。その代わりに、プロセッサーの中に機械学習向けの機構を多めに搭載して、画像認識や音声認識、カメラの画質アップなどに使っている。さらに、スマホなどの価格ごとにプロセッサーを使い分けず、とにかく1種類のものを多数の製品に使うことでコスト効率を上げる、という戦略をとっている。

 

だからPixel 7「a」は非常にお買い得なスマホになるわけだ。ただし、性能面でほかのハイエンドに見劣りする部分があるのも否めない。

 

とはいえ、Googleとしてはそれで良いのだろう。プロセッサーの性能は重要だが、いまのスマホでは、単純に性能の魅力で差別化をするのも難しい。だからみなカメラ性能=イメージセンサーというプロセッサー以外の部分で差別化できるところに注目するのだ。そして、カメラ画質などには、Google Tensorの性能は生かしやすい。ほかのプロセッサーでできないことではないが、Googleとしては「特定のプロセッサーにターゲットを絞って開発できる」のが強みとなる。だから、Androidのおもしろそうな機能が「まずはPixelから」という話になるのだ。そのあと他社製品にも対応はできるが、優先順位がちょっと違う。

 

一方で、Googleお得意の「AIで差別化」が今後も盤石なのか……というと、けっこう難しい部分がある。Google TensorでAI処理を効率化することはできるが、それは音声や画像の処理が中心。最近話題になることの多い「ジェネレーティブAI」の高速化には役立ちづらい。現状、ジェネレーティブAIは結局クラウドにある高性能なサーバーで処理せざるを得ず、スマホやタブレットの差別化要因になっていない。

 

この辺は仕方がない部分もある。半導体の設計・開発には2年以上の長い時間が必要になる。ジェネレーティブAIの重要性が認識されてからはまだ1年くらいしか経過していない。いかに技術を先読みしたとしても、去年・今年に出るような製品に使えるプロセッサーを最適化するのは無理があるのだ。

 

だからおそらく、Googleはまだ今年・来年くらいは、いまのGoogle Tensorの延長線上で攻めるだろう。すなわち「単純性能でなく機械学習向けに改良、でもジェネレーティブAIまでは対応できない」「CPU・GPU性能でトップは狙わない」「コスパの良さを武器に、多数の製品に同じ性能のものを搭載する」という三要素だ。

 

そういう目線で見ると、今春に出た3商品の見え方も、多少違ってくるのではないだろうか。

 

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Google検索で『塊魂』が遊べるぞ!

「Google検索」で、ゲームの『塊魂(Katamari Damacy)』をモチーフにしたイースターエッグ(開発者のいたずら)が見つかっています。

↑こんな感じ

 

今回のイースターエッグの楽しみ方は、Google検索で「塊魂」(あるいは「Katamari」)と検索するだけ。そして、検索結果の右側上部にある回転するボールをクリックすると、ゲームが始まります。

 

ゲームの塊魂と同様、今回のイースターエッグではカーソルキー(あるいは指)でボールを操作することで、検索結果の文字や画像などをボールに取り込み、塊を大きくすることができます。実際のゲームと異なり、ゴールや制限時間はありません。

 

塊魂は2004年にナムコから「PlayStation 2」向けに発売されたゲームで、2023年6月にはリマスター版となる『みんな大好き塊魂アンコール+ 王様プチメモリー』が発売されました。長らく愛されてきた塊魂がブラウザ上で動作するのを見ると、技術の進歩の速さを感じずにはいられません。

 

Source: Google

ライバルとの競争が白熱!「Pixel Watch」がヘルスケア機能を強化

Google(グーグル)は、自社製スマートウォッチ「Pixel Watch」の最新アップデート「Feature Drop」をリリースしました。

↑ヘルスケア機能がパワーアップ

 

一つ目のアップデートは、睡眠中における血中酸素濃度(SpO2)の追跡機能。これにより、睡眠中の血中酸素濃度に危険な兆候があれば、通知を受けることができます。これと似た機能はApple(アップル)の「Apple Watch」やSamsung(サムスン)の「Galaxy Watch」など、他社製スマートウォッチではすでに実装されています。心拍数をモニターすることで、高心拍数や低心拍数などの異常が発生した際に通知を受け取ることができるようになりました。

 

また、ランニングやウォーキング、サイクリング中にユーザーが止まれば、Pixel Watchも自動的に一時停止することができるようになった一方、Spotifyがより使いやすくなっています。その他にも「Google Assistant」がイタリア語やポーランド語などの新しい言語に対応しました。

 

このようなアップデートに合わせて、Pixel Watch向けの新しいメタルリンクバンドも登場。ブラッシュドシルバーとマットブラックの2色のバンドは、6月16日からオンラインおよびGoogleの直営店で販売されます。

 

Source: Google

メールの作成がAIで早くなりそう! モバイル版Gmailが「Help me write」をテスト中

Googleは5月の年次開発者会議「Google I/O 2023」で、生成系AIがGmailのメール作成を手伝う「Help me write」を発表していました。この機能がAndroidおよびiOSのGmailアプリで、テストサービス「Workspace Labs」の参加者向けに広く提供されるようになりました。

↑AIの代筆がメールで広がりそう

 

モバイル版Gmailアプリでは、まず生成AIの紹介が表示されます。その後、右下に「Help me write」ボタンが表示され、タップすると入力欄が現れて、例えば「飛行機の欠航につき、全額返金を請求したい」などと指示。それから「Create」ボタンを押すと、文章が生成されるという流れです。

 

生成された文章が本文に挿入されてから、やり直し(リロードボタン)をタップすると、「Formalize」(形式張る)「Elaborate」(もっと詳しく)「Shorten」(もっと短く)などのボタンが表示されます。これらを押すと、それぞれの注文に応じて書き直すという具合です。

 

数年前からGmailでは、メールの内容を分析して適切な返信の候補を提案する「スマートリプライ」が導入されていましたが、「大丈夫です」「了解しました」「特に問題ありません」など短文が選べるだけでした。LLM(大規模言語モデル)を基礎とした生成系AIにより、ようやく人間のような文面を書けるようになりつつあるようです。

 

いまのところ英語での動作だけが確認されていますが、すでにGoogleが試験中のチャットボット「Bard」は日本語に対応しています。近い将来、AIがメールのほとんどを代筆してくれるのかもしれません。

 

Source:9to5Google

Pixel Watch 2の外観が判明? 開発コード情報も流出

Google(グーグル)の次期スマートウォッチ「Pixel Watch 2(仮称)」のコードネーム「Eos」や、その外観に関する情報が、海外テックサイトの9to5Googleにより伝えられています。

↑9to5Googleより

 

Googleは2022年10月に、初代モデルとなる「Pixel Watch」を発売。円形の文字盤や「Fitbit」によるヘルスケア機能が特徴です。またPixel Watch 2に関しては、新型プロセッサの搭載やバッテリー駆動時間の延長、そして今秋の発表が予測されているのです。

 

9to5GoogleがGoogleの検索アプリのAPK(アプリケーションパッケージ)から入手した情報によれば、Pixel Watch 2は「Eos」「Aurora」というコードネーム名で開発されているとのこと。両者の違いは、セルラー接続機能の有無となります。

 

また上画像のように、Pixel Watch 2のアニメーションも見つかっています。これを見ると、Pixel Watch 2でもPixel Watchと同じ、円形の文字盤が採用されるようです。

 

Pixel Watch 2に関してはまだわかっていないことが多いのですが、新型プロセッサや次期スマートウォッチ向けOS「Wear OS 4」の搭載による、さらなる完成度の向上に期待したいものです。

 

Source: 9to5Google

Pixel 8/8 Proのカメラ、かなり進化しそうです

Google(グーグル)の次期フラッグシップスマートフォン「Pixel 8/8 Pro」にて、メインカメラのイメージセンサーのアップグレードなどが、海外テックサイトのAndroid Authorityにより報じられています。

↑Android Authorityより

 

今回の情報によれば、Pixel 8/8 Proではメインカメラのイメージセンサーに「ISOCELL GN2」が採用されるとのこと。これは現行モデルの「Pixel 7/7 Pro」に搭載されている「ISOCELL GN1」の後継モデルとなり、センサーサイズが大きくなることで光を約35%多く取り込むことができます。

 

そして、Pixel 8 Proの超広角カメラにはソニー製の6400万画素の「IMX787」を採用。現行モデルの1200万画素から、大きなアップデートとなります。さらにPixel 8 Proでは、被写体までの距離を測定する「ToF」センサーがアップデート。「8×8 ToF VL53L8」というセンサーを搭載することで、オートフォーカスなどの性能が向上するかもしれません。一方で、期待されている体温の測定機能は搭載されないそうです。

 

さらに「シネマティックモード」でのボケのレベルの調整や、LEDフラッシュの強度の調整、撮影シーンに応じてAI(人工知能)が判断する「セグメンテーションAWB」も搭載されるとのこと。また8K解像度でのビデオ再生や、「スタッガードHDR」などの新たな撮影機能もサポートされるそうです。

 

というわけで、かなりのアップグレードが期待できそうなPixel 8/8 Proのカメラ。今年にリリースされるであろう「iPhone 15 Pro」シリーズとの、撮影画質の比較が気になるところです。

 

Source: Android Authority via 9to5Google

【西田宗千佳連載】「iPadに対して不利」そこでGoogleが取ったタブレット戦略は?

Vol.127-3

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマはGoogleが発売を発表した「Pixel 7a」。同じタイミングで登場した「Pixel Tablet」から、Googleのタブレット戦略を解説する。

↑Pixel Tablet

 

Googleのタブレット戦略は、過去から少々フラフラしている。

 

タブレットが登場した2010年代前半には自ら「Nexus 7」を軸に低価格タブレットの市場を牽引したものの、収益性の問題は大きかった。市場全体が低価格路線に動きすぎて、Google自身も利益を生めなかったのだ。

 

その後同社は、Chrome OSベースの「Chromebook」にも着目する。低価格PC的な製品やタブレットについてはChrome OSを推すようになり、Androidはスマホ向け……という棲み分けが2019年まで色濃かった。

 

それが再び変わり始めたのは2021年。Chromebookは教育市場でこそ支持されたものの、ほかではシェアを伸ばせない。低価格タブレットはAmazonや中国系企業、ハイエンドはアップルにカバーされてしまい、ハイエンド・Androidタブレットのシェアは上がらない。サムスンなど頑張っているメーカーもあるのだが、それだけではプレゼンスがなかなか上がっていない状況がある。

 

そこで昨年、Googleが打ち出したのが「タブレット市場への回帰」。Pixel Tabletの存在を早めに公開、Pixelブランドとして、改めてフルラインナップをそろえていくことを宣言したわけだ。

 

それから1年、ようやく市場に製品が出てくる。Googleの担当者によれば、狙いは「家のなかに定位置を作ること」だった。

 

タブレットは、充電中の「置き場」が意外と面倒だ。ケーブルでつないで放り出しておくのはあまり見栄えも良くない。PCやスマートフォンほど「家の中での定位置」がしっかりしていない、という指摘もよくわかる。だから、タブレットを買った人の一定数が、タブレット用スタンドを買い求めている。

 

Googleが考えたのは、充電台を兼ねた、価値のあるデバイスとセットにすることだ。Pixel Tabletはスピーカーホルダーをセットとして販売し、外せばタブレット・つければスマートディスプレイとして使える形になっている。

 

ちょっとしたアイデアだが、確かに魅力的ではあるだろう。映像を見たりちょっとしたビデオ通話をしたりするには、スマートディスプレイはとても便利なもの。家電のコントロールにも向く。一方で、定位置以外にも持ち運んで使うなら、タブレットとして取り外せた方がありがたい。

 

ただし、この製品は完全に「家庭内」に特化している。GPSなどは内蔵していないし、セルラー版の用意もない。Googleとして、「タブレットは家庭内で使われている」という調査結果をもとに開発した製品であるからだ。そうすると、ハイエンドタブレットを推すという路線とはちょっとズレもあるように感じる。だが、別な言い方をするなら、「タブレットを作るなら、なんらかのギミックがないとiPadとの競合上不利である」ということなのかもしれない。

 

では、GoogleがPixel製品を増やす理由はどこにあるのか? そのあたりは次回解説してみよう。

 

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Pixel 8のTensor G3チップ、かなりスゴイらしい…

Google(グーグル)の次期スマートフォン「Pixel 8」シリーズへの搭載が期待されている、次期プロセッサ「Tensor G3(仮称)」。その刷新内容の予測が海外にて報じられています。

↑hakanyalicn / Shutterstock.comより

 

GoogleのTensorシリーズは同社が独自開発したプロセッサで、2021年に初代モデルの「Tensor」が「Pixel 6」シリーズにてデビュー。2022年にリリースされた「Pixel 7」シリーズや、2023年に発売された「Pixel 7a」には「Tensor G2」が搭載されています。

 

Android Authorityでエディターを務めるWojciechowska氏によれば、Tensor G3ではGPUコアの構成が変更され、従来の「2+2+4」というレイアウトから、「1+4+4」というレイアウトに。このうち最も高性能なコアは、3.0GHzで駆動される「Cortex-X3」で、4基の「Cortex-A715」と4基の「Cortex-A510」が組み合わされます。

 

GPUには「Mali-G715」を採用し、レイトレーシングのサポートを追加。これにより性能の向上だけでなく、電力効率の向上も期待できます。さらに、より高速かつ効率的な「UFS 4.0」ストレージもサポートされます。また、動画の処理速度も大幅に向上するようです。また、セキュリティも高まると指摘されています。

 

なお、Tensor G3はSamsung(サムスン)の4nmプロセスで製造されるようです。Pixelシリーズの、さらなるアップグレードに期待したいものです。

 

Source: Kamila Wojciechowska / Twitter via 9to5Google

残念…Pixel 8、次期ワイヤレス充電「Qi2」に対応しないかも

Google(グーグル)からの今年の投入が期待されている「Pixel 8(仮称)」において、次期ワイヤレス充電規格「Qi2」がサポートされない可能性がでてきました。

↑Wireless Power Consortiumより

 

Qi2とは今年1月に発表されたワイヤレス充電規格で、その特徴はマグネットを利用したApple(アップル)の充電規格「MagSafe」との互換性を取り入れたことです。またPixel 8は、今年秋の投入が期待されています。

 

ワイヤレス充電の規格団体となるWireless Power Consortium(WPC)へと登録された「Google Pixel 8(GKWS6)」のデータ(スマートフォンの画像はPixel 6)からは、同スマートフォンが最大12Wでの「Qi」での充電に対応すると記載されています。これは、現行モデルの「Pixel 7/7 Pro」と変わらないスペックです。

 

一方で海外報道によれば、Appleの次期スマートフォン「iPhone 15」シリーズがQi2に対応するとも報じられています。今年のフラッグシップスマートフォンのワイヤレス充電スペックでは、iPhone 15が頭一つ抜けることになるのかもしれません。

 

Source: Wireless Power Consortium via 9to5Mac

【西田宗千佳連載】なぜGoogleはいま二つ折りスマホのPixel Tabletを出したのか?

Vol.127-2

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマはGoogleが発売を発表した「Pixel 7a」。同じタイミングで「Pixel Fold」が出た背景を探る。

↑グーグルのPixel 7a。実売価格は6万2700円(税込)。昨年発売された「Pixel 7」と同じプロセッサーを搭載しながら廉価版となったモデルだ。ディスプレイは6.1型のOLEDを採用する。前モデルの廉価版Pixel 6aでは割愛されたワイヤレス充電が搭載されたり、リアカメラの性能が向上したりするなど、充実した機能が自慢だ

 

Googleは今春、「Pixel 7a」「Pixel Tablet」「Pixel Fold」と、3種の新製品を発表した。この記事が公開される頃、7aはすでに市場に出回っているが、残りの2つはこれから販売……という段階かと思う(※6月2日時点で、Pixel Tabletは6月20日ごろの発売予定で、Pixel Foldは未定)。

 

Pixel 7aを含む末尾に「a」が付くPixelは、普及型モデルとしてこの数年で恒例になったものの、Pixel Tabletについては昨年発表され、「2023年初頭には発売」とされていた。それが、少し発売時期が遅れてこのタイミングになった、という事情がある。

 

そういう意味でこれら2機種が出てくることは想定内であり、驚きはなかった。一方、ちょっと意外だったのは、二つ折りスマホであるPixel Foldが出てきたことだ。サムスンの「Galaxy Z Fold」を含め、すでに二つ折りスマホ自身は複数市場に出ている。だが、まだ高価なこともあってか、「広く普及した」というのは難しい、ちょっと微妙な状況でもある。

↑Pixel Fold

 

そんな中で、なぜGoogleはFoldを作ったのか? ヒントは次のコメントにある。

 

GoogleでAndroidとGoogle Play、そしてWear OSのプロダクトマネジメントを統括するサミール・サマット副社長は、筆者とのインタビューで次のように答えている。

 

「タブレットには大きな期待を抱いている。タブレットのおもしろいところは、消費デバイスとしてだけでなく、家庭での生産性向上デバイスとしても使えること。Androidにとって、ハイエンドタブレットの分野に大きなチャンスがあり、マルチタスクやプロダクティビティを満たす機能が求められる。近年こうした部分に注力しており、タブレットだけでなく、小型のタブレットになるハイエンド端末“フォルダブル(二つ折り)”端末にも役立っている」

 

二つ折りスマホは「スマホ」ではあるのだが、大きな画面になるがゆえに、彼らは「ハイエンドタブレットの1つ」としても捉えているわけだ。Androidは特に「12L」以降、タブレットで「横長(ランドスケープ)画面」「複数アプリ同時使用」といった機能の強化を進めている。

 

タブレット市場は、AmazonのFireタブレットのような低価格製品か、アップルのiPadか、という感じで二分されている。Androidタブレットもハイエンド製品を増やし、ニーズを取り逃がさないことが求められている訳だが、その一角として「ハイエンドスマホであり、コンパクトなタブレットでもある」二つ折りスマホが注目されている、ということなのだろう。

 

まだ日本ではレビューが行なわれていないものの、Google I/Oを取材した際、Pixel Foldの実機を体験している。横幅がGalaxy Z Foldより広く作られているのが特徴で、結果として「スマホとして使う」よりも「タブレットとして使う」方が似合っているイメージは受けた。Googleがタブレット重視であるならば、そうした印象も間違いはないのだろう。

 

ではGoogleが発売する新たな「Pixel Tablet」の狙いは何なのか? そのあたりは次回解説していこう。

 

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【西田宗千佳連載】Google「Pixel 7a」がおトクな製品になる理由とは?

Vol.127-1

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマはGoogleが発売を発表した「Pixel 7a」。昨年発売された上位版「Pixel 7」と同じプロセッサーを用いる狙いはどこにあるのか。

↑グーグルのPixel 7a。実売価格は6万2700円(税込)。昨年発売された「Pixel 7」と同じプロセッサーを搭載しながら廉価版となったモデルだ。ディスプレイは6.1型のOLEDを採用する。前モデルの廉価版Pixel 6aでは割愛されたワイヤレス充電が搭載されたり、リアカメラの性能が向上したりするなど、充実した機能が自慢だ

 

プロセッサーが同じぶん、7aはおトクなスマホ

Googleが相次いで新しいハードウェアを発表した。「Pixel 7a」「Pixel Fold」「Pixel Tablet」だ。

 

このうち7aは、すでにおなじみになった、同社製スマホの廉価版。Foldはその名の通り折りたたみ型、そしてTabletは、昨年発表済みだがようやく販売が決まった製品となる。ただし、発売時期は異なっており、本誌発売のタイミングで販売されているのは、おそらく7aだけだろう。

 

この3製品には明確な共通項がある。それは「まったく同じプロセッサーを使っている」ということだ。Googleは同社のPixelブランド製品で、独自開発のプロセッサーを使うようになっている。そして、発売年が近いと、使うプロセッサーも同じものになりやすい。

 

今回の場合、使っているのは「Tensor G2」。昨年の「Pixel 7」シリーズから採用しているものだ。Googleによれば、Pixel 7、7 Proを含め、5製品にはまったく同じTensor G2が使われている。ただし、ハイエンド製品扱いである7 ProとFoldのみ、メインメモリーが12GBと大きい。ほかの3モデルは8GBだ。

 

そうなるとおもしろい特性が見えてくる。Pixel 7と7aは“性能がほとんど変わらない”ということになるのだ。

 

もちろん、違う部分はある。

 

カメラのセンサーは種類が異なるので、画素数は似ていても画質は異なる。7にはストレージを256GBとしたモデルもあるが、7aにはない。ただ、どちらも非常に小さな差であり、7aがとてもおトクな製品であるのは間違いない。

 

あえて変えないのはプロセッサーの生産効率

こうした傾向は昨年もあった。

 

「Pixel 6a」のコストパフォーマンスが良すぎて、半年前に発売された「Pixel 6」が霞んでしまった。今年も7aのコスパは圧倒的に良い。

 

7と7a、両方を差別化して売りたいなら、プロセッサーやカメラなどに差をつければいい。だが差は小さい。Googleはあえてわかっていて“変えていない”のだ。

 

理由は複数あるが、重要なのは2つあると考えて良い。

 

ひとつ目は、「複数種類のプロセッサーを作ると効率が悪くなる」ということだ。プロセッサーは大量生産するほどコストが下がる。逆に言えば、多品種にするとコストが上がる。差別化には高性能な独自プロセッサーが必要だが、そのぶん高いものになりやすい。そのため、いろいろな製品で同じプロセッサーを使えるようにして、コストパフォーマンスを良くするわけだ。

 

その際、Appleのように数量が圧倒的に多いなら、複数の性能のプロセッサーを作る余裕も出てくる。だがGoogleはそこまでに至らないので、コスト効率を優先せざるを得ない。

 

そして2つ目の理由は“数を増やすため”だ。発売当初は若干高くとも、半年以上経過すれば価格は下がる。発売が後になる「aシリーズ」をあえておトクな製品にすることで、販売数量を増やしていける……という発想だろう。

 

Pixel FoldやPixel Tabletなどの狙いは? GoogleにとってのPixelブランドとは? そのへんは次回以降で解説する。

 

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「Pixel Watch 2」、新型プロセッサ搭載でバッテリーが超長持ち?

Google(グーグル)が2023年に投入すると噂される次期スマートウォッチ「Pixel Watch 2(仮称)」について、バッテリー駆動時間が大幅に向上すると、米メディアの9to5Googleが報じています。

↑バッテリーを強化中?

 

その情報によれば、Pixel Watch 2ではQualcomm(クアルコム)の「Snapdragon W5」シリーズが搭載されるとのこと。同シリーズには「Snapdragon W5 Gen 1」と「Snapdragon W5+ Gen 1」があり、どちらも電力効率が高い4nmプロセスで製造されていますが、どちらが使われるかは不明の様子。

 

いずれにしても、新型プロセッサの搭載により、ディスプレイの常時表示(AOD)を有効にした状態でも、1日以上利用できると言われているのです(Pixel WatchではAODをオフにして、ようやく24時間の利用が可能)。

 

また、次期スマートウォッチ向けOSとなる「Wear OS 4」にも、アプリを効率的に動作させるためのアップデートと最適化が予定されているそう。このような新型プロセッサと次期OSを組み合わせることで、Pixel Watch 2は長時間駆動を実現するようです。

 

Source: 9to5Google

Google、縦折りでお手ごろ価格の折りたたみスマホを検討中? Galaxy Z Flipシリーズ対抗かも

現在、主要な折りたたみスマートフォンはサムスンのGalaxy Z Foldシリーズのような横折り型と、Galaxy Z Flipシリーズのようなクラムシェル型(縦折り型)に分かれています。

↑Galaxy Z Flipシリーズはクラムシェル型の折りたたみスマホ

 

Google初の折りたたみスマートフォン「Pixel Fold」は横折り型ですが、もっかクラムシェル型の新モデルを検討しているとの噂が伝えられています。

 

まず1つには、リーカーのitnyang氏がGoogle社内でGalaxy Z Flipのような「Google Flip」を検討中だとツイート。ただし、現在は計画と議論に留まっているとも付け加えており、製品名がどうなるのかも不明です。

 

Galaxy Z Flipシリーズは、サムスンの折りたたみスマホのうち低価格ラインアップでもあります。つまり、「Pixel Flip」も大幅に手頃な価格になる可能性があると示唆しているようです。

 

もう1つは、Pixel Fold担当のプロダクトマネージャーであるGeorge Hwang氏がクラムシェル型に興味を示していることです。Hwang氏はPixel Fold発表のニュースリリースも手がけていました

 

先日の開発者向けイベント「Google I/O」のインタビューにて、Hwang氏は「私たちは常にさまざまなタイプのデバイス、さまざまなタイプの技術に注目しており、本当に興味深いです」とコメント。さらにPixel Foldにかなり自信を持っているとしつつ「我々は常に他のタイプのデバイスや他のタイプの技術を探求しています」とも付け加えていました。

 

折りたたみスマホの分野で、横折り以外のタイプといえばクラムシェル型でしょう。Pixel Foldは日本価格が25万円以上(税込)と高価になっていますが、安価な別タイプも期待したいところです。

 

Source:itnyang(Twitter),Tom’s Guide

Pixel 7a、過酷な耐久テストで驚くべき頑丈さを証明! 折り曲げに対する強さは上位モデル超え

Googleの最新ミッドレッジ機Pixel 7aは、ハイエンドモデルと同等の性能を備えてワイヤレス充電にも対応し、コストパフォーマンスの高さが大好評を呼んでいます。この注目の新型スマートフォンが、過酷な耐久テストを受けた結果が公開されています。

Image:JerryRigEverything

 

この耐久テストは、新型スマホの頑丈さを検証することで有名なZack Nelson氏(別名JerryRigEverything)が行ったものです。先代モデルPixel 6aもNelson氏の試練を受けて、折曲げの圧力にも耐えきるなど頑丈さが証明されていました

 

今回のテストは、まずNelson氏がカミソリでPixel 7aの画面に傷をつけるところから始まります。本製品もPixel 4a以降と同じGorilla Glass 3で保護されていますが、レベル6の硬度で簡単に傷が付き、レベル7ではさらに多くの傷が付けられています。

 

次に擦り傷テストでは、上下左右を囲む金属製フレームにも簡単に傷がつきます。ただしボリュームボタンや電源ボタンは取り外しができ、修理や交換にも困ることはなさそうです。そしてライターの炎で画面をあぶるテストでは、25秒間も耐えきることができ、炎を止めると速やかに元通りとなっています。

 

この動画の最大の見どころは、折り曲げテストでのPixel 7aの頑丈さです。左右から十分な圧力をかけても曲がらず、しっかりと踏ん張っています。さらに驚くべきは、本製品がプラスチック製のボディを採用しているということ。Nelson氏は、上位モデルPixel 7 Proの半分強の価格で2倍の剛性を実現したと称賛しています。

 

Pixel 7aは6.1インチの90Hz 有機ELディスプレイと64MPの背面カメラ+13MPの自撮りカメラを搭載。そしてプロセッサーのTensor G2は上位モデルPixel 7/7 Proと同じであり、バッテリー容量は4,385mAh(Pixel 7は4,355mAh)となっています。そこに優れた耐久性も加わり、末永く使って行けそうです。

 

Source:JerryRigEverything(YouTube) 
via:Gizmochina

あおり運転対策の新ツール?「Pixelスマートフォン」がドライブレコーダーになるかも

もはやクルマの必須アイテムになったとも言えるドライブレコーダーですが、GoogleのPixelスマートフォンでは、近日中に「Personal Safety(緊急情報)」アプリがアップデートされて、ドラレコとして使えるようになるかもしれないと海外で報じられています。

↑Googleはあおり運転対策にもなる?

 

すでにPixelスマホなど一部のAndroid端末には「緊急情報」アプリが利用でき、「安全確認」や「緊急事態の共有」、「緊急SOS」や「自動車事故検出」といった便利な機能が提供されています。

 

米9to5Googleによれば、Googleは開発中の「dogfood」ビルド(バージョン2023.04.27.532191641.8-dogfood)をPlayストア経由で一時的に配信してしまったとのこと。このバージョンには「Dashcam」(ドライブレコーダー)という新機能が含まれており、実際に有効にして運転中の動画(オプションで音声も)を記録できるそうです。

 

この機能は「緊急情報」アプリ内の「Be prepared」欄にある新たなボタン「Dashcam」から起動可能。手動で録画を開始したり、最近のビデオを再生したりすることができるそうです。Dashcamが録画している間も、Googleマップでのナビなど他の機能は完全に使用可能とされている一方、画面をロックしておくとバッテリーを節約しつつ、録画を続けることができるようです。

 

さらに重要なのは、ユーザーがあまり意識しなくても使えるように作られていること。設定時に、特定のBluetooth機器(カーステレオや車載システムなど)に接続すると自動的に録画が始まり、接続を解除すると終了するように設定できるそうです。

 

また、内蔵ストレージを節約するため、録画は保存しない限り、3日後に自動的に削除されます。録画は圧縮され、平均ファイルサイズは1分あたり30MB、最大録画時間は24時間となっています。

 

本機能の説明テキストには、Pixelスマホ限定などの記述はなかったため、他の機種で使えるかどうかはまだ不明。Pixel独占の場合、2023年6月のPixel Feature Drop(Pixelの新機能紹介)で言及されるかもしれません。

 

Source:9to5Google

要注意。Googleが2年使っていないアカウントを削除します

Google(グーグル)はアカウントに関するポリシーを更新し、少なくとも2年間使用されていないアカウントを削除すると発表しました。

↑Sundry Photography / Shutterstock.comより

 

Googleによれば、少なくとも2年間使用されていない、あるいはサインインされていない場合、アカウントとそのコンテンツを削除する場合があるとのこと。これにはGmail、Google ドキュメント、Google ドライブ、Google Meet、Google カレンダー、YouTube、Google フォトのコンテンツが含まれます。

 

Googleによるアカウントの削除は個人アカウントが対象です。2023年12月からアカウントの削除が開始されますが、そのまえに十分な告知がおこなわれます。またアカウントとそのリカバリ用のメールアドレスにたいしても、通知のメールが送信される予定です。

 

Googleはアカウントの削除を避けるために、少なくとも2年に1回のサインインを推奨しています。また、実際にサービスを利用することでも、アカウントを有効に保つことが可能です。大事なデータを保管しているGoogleのアカウントには、定期的にログインしておいたほうがよさそうです。

 

Source: Google via MacRumors

Pixelスマートフォンが過熱したりバッテリー消耗が激しい問題、Googleが速やかに対応。ソフトウェアアップデートは必要ナシ

最近Googleアプリがアップデートしたことで、一部のGoogle Pixelスマートフォンが過熱したり、バッテリーの消耗が激しくなっているとの報告が寄せられていました。

↑速やかに修正が行われた模様

 

この問題につき、Googleが修正プログラムを展開していることを明らかにしました。

 

米9to5Googleへの声明にて、同社はGoogleアプリ内の「バックエンド(サーバー等、利用するユーザーに見えない処理)の変更」が、意図せず一部のAndroid端末でバッテリーの消耗を引き起こしていることを認めました。この問題を認識してから、すぐに修正プログラムを配布したとのことです。

 

こうした症状はPixelスマホで確認されており、米Engadgetにも最近Pixel 6 Proが最近オーバーヒートしてバッテリーの消耗が激しいとの報告もあり。その人物は、原因は最新のGoogleアプリと5月初めにPixe端末に展開されたアップデートだと推測していました。

 

Googleによると、すでに修正プログラムはすべてのデバイスに展開されており、アプリやシステムのアップデートは必要ないとのこと。つまりサーバー側を修正したらしく、”すぐに “問題が解決されるはずとの趣旨が述べられています。

 

海外掲示板RedditGoogleサポートフォーラムを見るかぎり、主にPixel 6または7シリーズに大きな影響を与え、バッテリー持続時間が半分になったとの声もありました

 

ともあれ速やかにGoogleが対応したことで、また快適にPixelスマホを使えるようになりそうです。

 

Source:9to5Google

スマートウォッチが自動的にゴルフのショットやスコアを記録? 次期Wear OS 4で実現するかも

Googleの次期スマートウォッチ用OS「Wear OS 4」は5月11日のGoogle I/Oイベントで正式発表され、すでに開発者向けプレビュー版も公開済みです

↑ゴルフのショットを自動的に記録できるようになる?

 

その正式版は今年(2023年)秋にリリースされる予定ですが、改善される機能の1つにゴルフのトラッキング(記録)が含まれていることが明らかとなりました。

 

この改善は、具体的にはWear OS の「ヘルスサービス」がアップデートしたことによります。このサービスは、アプリ開発者がスマートウォッチのセンサーから得られるデータにアクセスしやすくするものです。

 

その最近の更新では、アプリがより頻繁に心拍数データを取れるようになり「ゴルフのショット数を自動的に検出する」ようになったそうです(対応するWear OS端末に限る)。

 

この機能はサムスンと共同で開発されており、さらにゴルフスイングの大きさ(ショート、パット、フル)を検出できる予定です。これにより、対応スマートウォッチでは「ゴルフコースにいる間、アプリがシームレスな自動トラッキングとスコアリングを構築できる」ようになるとのこと。つまり、ショットやスコアを手で入力しなくても済む見通しです。

 

さらにWear OS 4では、バックグラウンドで健康関連センサーにアクセスするための新たなパーミッション(許可)が導入される予定です。たとえば、ユーザーが意識してアプリを使っていない間に、「アプリがバックグラウンドで心拍数を追跡する」よう許可でき、ユーザーが自分の健康データを制御しつつ、消費電力を節約して効率よくアクセスできそうです。

 

Source:9to5Google

次期Android 14ではGoogle フォトの写真が明るくカラフルに! 新技術Ultra HDR対応により

5月11日に開催された「Google I/O 2023」では、次期Android 14に「Ultra HDR」と呼ばれる機能が追加されると明らかにされていました。

↑Google フォト

 

これにより、Google フォトの写真の色域とダイナミックレンジ(明るさの幅)の範囲がより広くなるとのこと。つまり、より明るく、よりリアルで、よりカラフルになると報じられています。

 

米メディアForbesによると、Ultra HDRはGoogleフォトでサポートされる予定だそうです。この技術は、標準的なJPEG画像に「ゲインマップ」と呼ばれる追加の情報レイヤーを追加することで機能します。

 

このゲインマップにつき特許を持つアドビの説明によると、「HDRディスプレイ用に最適化された画像は、ハイライトが明るく、シャドウがより詳細に表現されるため、臨場感が増し、よりインパクトがある」とのことです。

 

Ultra HDR技術のメリットは、後方互換性があることです。つまり、この技術に対応していないアプリは、追加情報を無視して、従来のSDR(以前から使用されている映像技術。ダイナミックレンジが狭い)方式で問題なく画像を表示できるわけです。

 

こうしたUltra HDとSDR画像の違いは、Googleの記事に掲載されている画像でよく分かります。左側がSDRの写真で、右側がより明るく鮮やかなUltra HDRの画像です。

Image:Google

 

Ultra HDRを実現するハードウェアは、最近のフラッグシップスマートフォンに搭載されています。そのため、いずれAndroid 14が正式にリリースされれば、インストールするだけですぐに新機能が追加される見通しです。

 

他のサードパーティ製アプリの場合は、Ultra HDR技術に対応するかどうかは開発者が自ら選ぶ必要がありますが、アドビが簡単に追加できるよう設計しているため、ほぼ全ての有名アプリに搭載される可能性が高いと見られています。最近のスマートフォンはカメラの進化が止まりませんが、どのアプリでも美しくて鮮明な写真が楽しめるようになりそうです。

 

Source:Forbes
via:PhoneArena

折りたたみのPixel Fold、力を入れないと180度開かないって本当?

Googleが昨日発表した折りたたみスマートフォン「Pixel Fold」について、力を加えないと本体が180度までは開ききらない設計であることが、ハンズオン会場より報告されています。

↑Michael Fisher/Twitterより

 

Pixel Foldは本体内部に7.6インチディスプレイを搭載したスマートフォンで、折りたたみスマートフォンの中でも非常に薄型な設計が特徴です。また、本体ヒンジの耐久性も高められていることがアピールされています。

 

一方でハンズオン会場を訪れたMichael Fisher氏は、「Pixel Foldは180度まで開くことはできるが、力をくわえる必要がある」と報告。力をくわえない状態では、本体は完全なフラット形状となならないようです。

 

またAndroid PoliceのWill Sattelberg記者は、Pixel Foldが開く角度が176度程度だと報告。9to5GoogleのAbner Li氏も、その角度が178度〜179度に近いものの、手に持てば違和感は感じないとも報告しています。

 

このように力をくわえないと180度開かない折りたたみスマートフォンとしは、Samsungの「Galaxy Z Fold 4」など、他社にも存在します。かなりお高いPixel Foldですから、無理せず大切に使いたいものです。

 

Source: Michael Fisher / Twitter via 9to5Google

マイナンバーカードの機能がスマホで利用可能に! 「スマホ用電子証明書搭載サービス」開始

Googleは11日、デジタル庁が提供するAndroid用マイナポータルアプリがアップデートされ、マイナンバーカードの電子証明書と同等の機能がサポートされるようになったと発表しました。

↑Image:デジタル庁

 

スマホ用の電子証明書をAndroidスマホに登録しておくことで、マイナンバーカードを持ち歩かなくとも、スマホだけで各種行政サービスがより便利に利用できるようになりました。今後はマイナポータルアプリでマイナンバーカードを毎回読み取る必要がなくなり、各種情報の閲覧や、オンライン申請なども可能となります。

 

Android用マイナポータルアプリは、Google Playストアからダウンロードできます。スマホ用電子証明書を申し込む手順は、次の通りです。

 

  1. マイナンバーカードと、マイナンバーカード用の署名用電子証明書のパスワードを用意します
  2. マイナンバーカード読み取りに対応したスマホを用意。対応する機種は、ここから確認できます
  3. お使いのスマホにマイナポータルアプリをダウンロードし、起動します
  4. スマホがスマホ用電子証明書の搭載に対応している場合のみ、申込みができる旨が表示されます
  5. 画面の指示に従い、申込みの作業を進めます

 

公開に合わせて、デジタル庁の河野太郎大臣もコメントを寄せています。それによれば、今後は各種民間サービスのオンライン申請やコンビニエンスストアでの証明書取得なども順次、可能となるそうです。

 

実物のマイナンバーカードでできる手続きすべてが可能となるわけではありませんが、それでもかなり便利となるはず。今後、ますます日本のデジタル行政が加速していくことを期待したいところです。

 

Source:Google Japan Blog,Google Play Store

Google「Pixel Tablet」正式発表。大画面で2つのアプリ、充電スピーカーホルダーで迫力のサウンド!6月20日発売

Googleは11日午前2時に開催された開発者向けイベント「Google I/O」にて、Pixelシリーズ初のタブレット製品「Pixel Tablet」を正式に発表しました。昨年5月に本体デザインだけ披露していましたが、ようやく詳細なスペックや価格、発売日も明らかになった形です。

↑Pixel Tablet

 

Pixel TabletはTensor G2チップを採用し、RAM容量は8GB、ストレージはUFS 3.1の128GBまたは256GBを搭載。ディスプレイは10.95インチの液晶画面で2560×1600ドット、輝度は500ニトとなっています。そして前面と背面カメラともに解像度は8MP、マイク3基やクアッドスピーカー、Bluetooth 5.2、超広帯域無線チップ(正確な距離測定に使用)も備えているとのこと。ちょうど数日前に、日本のAmazonサイトに掲載された情報そのままです。

 

ディスプレイには防汚コーティングが施され、USI 2.0タッチペンにも対応。また、電源ボタンには指紋センサーも内蔵されています。

 

さらに、Pixel Tablet向けに、Google Meetをはじめ50以上のGoogle アプリがPixel Tabletに最適化されているとのこと。加えて、タブレットの大きな画面とAI機能により、Pixelスマホでおなじみの消しゴムマジックやピンボケ補正などのツールで写真を編集しやすくなりました。

 

そして画面分割機能により、2つのアプリを同時に使うこともできます。たとえばGoogle フォトからGmailに写真を貼り付けながら、音声入力(通常のタイピングの約3倍の速さ)を使ってメールを書くのも楽々です。

↑画面分割機能

 

また付属の充電スピーカー ホルダーと組み合わせれば、充電しながらPixel Tablet単体の4倍の低音を出すことができ、部屋いっぱいに広がるサウンドを楽しめます。

 

さらにPixel Tabletをハブモードにすると、ハンズフリーでも使える役立つスマートディスプレイに早変わり。音楽や動画プレイヤー、デジタルフォトフレームとしても活用できます。しかもGoogle Homeアイコンをタップすれば、互換性のあるすべてのスマートホーム機器にアクセスも可能です。

 

加えてタブレットとしては初めてChromecast機能を内蔵しており、ハブモード時にスマホの動画や音楽をキャスト(転送)することも可能です。

 

Pixel Tabletの本体カラーは、日本ではPorcelain、Hazelの2色。国内価格はストレージ128GB版が7万9800円、256G版が9万2800円(どちらも税込)で、Google ストアで予約受付中です。5月11日現在、東京都には6月20日~6月21日に配達予定とされています。

Source:Google Blog,Google Store

超高級な「Pixel Fold」Googleが正式発表。折りたたみ7.6インチ画面をポケットに

Googleは開発者会議「Google I/O」にて、同社初の折りたたみスマートフォン「Pixel Fold」を発表しました。

↑Googleより

 

Pixel Foldは、本体内側に折りたたみ可能な7.6インチディスプレイを搭載。また本体外側には5.8インチディスプレイを搭載し、折りたたんだ状態でも通常のスマートフォンとして利用可能です。アプリは全画面表示だけでなく、分割スクリーンで2個のアプリを並べて表示することもできます。

 

プロセッサーには、最新の「Tensor G2」を採用。また本体背面には1080万画素超広角+4800万画素メイン+5倍光学ズームの3カメラを搭載します。これに950万画素の前面カメラ、800万画素のインナーカメラが組み合わされています。

 

本体のヒンジは耐久性を高めており、折りたたんだ状態の本体の厚みは業界最薄レベルとなっています。さらにIPX8の防水性能に対応しているほか、指紋認証や顔認証機能も利用可能。

 

このほか、内蔵ストレージは256GBで、RAM容量は12GBとなっています。バッテリーは4821mAhと、24時間以上の駆動が可能で、ワイヤレス充電に対応しています。

 

Pixel Foldの本体カラーはポーセリンとオブシディアンの2色で、国内向け価格は25万3000円(税込)。6月20日からGoogle ストアや携帯キャリアで予約を開始し、7月中旬に発売されます。実に魅力的なGoogle初の折りたたみスマートフォンですが、販売価格が購入の際のネックとなるかもしれません。

 

Source: Google ストア

Google、6万2700円のスマホ「Pixel 7a」正式発表。プロセッサーもカメラも強化、ワイヤレス充電にも対応!

Googleは11日午前2時から開催した開発者向けイベント「Google I/O」にて、新型ミッドレンジスマートフォン「Pixel 7a」を正式発表しました。

Image:Google

 

搭載プロセッサーはTensor G2、RAM容量は8GB、画面サイズは6.1インチで90Hz表示にも対応。これらは前モデルPixel 6aのTensor G1チップやRAM 6GB、ディスプレイの最大60Hz表示を上回るものです。ただし内蔵ストレージはUFS 3.1規格で、基本容量が128GBであることはPixel 6aと同じとなっています。

 

注目すべきは、カメラ性能の向上でしょう。メインカメラは64MPで、超広角カメラが13MPであり、Pixel 6a(それぞれ12.2MP/12MP)よりも目覚ましく改善されています。

 

またバッテリー容量は4385mAh。有線充電はPixel 6aの18Wから20Wに増強されつつ、ついにワイヤレス充電に対応しました。これは、ミッドレンジのPixel aシリーズとして初めてのことです。

 

そしてPixel 7aには全く新しいミッドフレーム・アーキテクチャが採用され「これまでで最も耐久性の高いaシリーズ」だと謳われています。さらにサステナビリティへの継続的な取り組みを支援するため、アルミニウム製の筐体は100%リサイクル素材で作られているそうです。

 

本体カラーはSea(ブルー)、Charcoal(黒)、Snow(白)、Coral(赤)の4色。米国での価格は499ドル、日本での価格は6万2700円(税込)。Googleストアで注文すると、東京都には5月12日~5月15日に配達予定とされています。

Source:Google Blog,Google Store

Pixel Watchの後継モデルは「Pixel Watch 2」? まもなく「Google I/O 2023」で発表されるかも

GoogleはスマートウォッチPixel Watchの後継モデルを準備中であり、次期ハイエンドスマートフォン「Pixel 8」や「Pixel 8 Pro」と同時発売すると噂されています。現行モデルがスマートウォッチ世界市場で、Apple Watchに次ぐ第2位(2022年第4四半期)と売上げ好調なことからも、納得できる展開です。

↑後継モデルは「Google I/O 2023」で正式発表か

 

その後継モデルの製品名が「Pixel Watch 2」になると、有名リーカーが主張しています。

 

実績あるリーカーのEvan Blass氏はTwitterで、「Pixel Watch 2」の名前を書いたシンプルな画像をシェアしました。Blass氏はアカウントを非公開としているためフォロワー以外は確認できませんが、テックメディアWccftechがスクリーンショットを掲載しています。

Image:Evan Blass/Wccftech

 

初代Pixel Watchは、昨年5月の開発者会議「Google I/O 2022」でPixel 7やPixel 7 Proと共にチラ見せで予告され、10月に正式発表されていました。今年もそのパターンが繰り返されるとすれば、まもなく5月11日午前2時~(日本時間)に開催される「Google I/O 2023」にて、Pixel 8やPixel 8 Proと一緒に姿を見せてもおかしくないでしょう。

 

現時点では、Pixel Watch 2についての詳しい情報は確認されていません。もっとも、前Pixel Watchの搭載チップが2018年発売のGalaxy Watchと同じExynos 9110だったことから、より新しいチップが採用されても不思議ではないはず。ほか画面周りの太いベゼルも、細くなるのかもしれません。

 

Google I/O 2023では、他にもPixel初の折りたたみデバイス「Pixel Fold」やミッドレンジスマホ「Pixel 7a」、タブレット端末「Pixel Tablet」(予告済み)や忘れ物トラッカーなど新製品が続々と登場する見通しです。あと数時間後となりますが、楽しみに待ちたいところです。

 

Source:Wccftech

Pixel Watch 2、Pixel 8/8 Proと一緒に今年デビューの噂

Google(グーグル)の次期スマートウォッチ「Pixel Watch 2(仮称)」が、次期スマートフォン「Pixel 8/8 Pro」とともに今年後半に投入されることを、海外テックサイトの9to5Goolgeが報じています。

↑Yasin Hasan / Shutterstock.comより

 

初代Pixel Watchは「Pixel 7/Pixel 7 Pro」と共に、2022年10月に発表されました。その特徴は、フィットネス/ヘルスケアブランド「Fitbit」の管理機能を搭載していること。また従来のWearOS搭載スマートウォッチと比較して、十分な性能と駆動時間を実現しています。

 

現時点ではPixel Watch 2の詳細は明かされていないものの、9to5Goolgeは同スマートウォッチに、Qualcomm(クアルコム)のスマートウォッチ向けプロセッサ「Snapdragon W5+ Gen 1」が搭載される可能性を示唆しています。これにより、駆動時間のさならる延長が期待されます。

 

フィットネス関連では、皮膚温度センサーや、継続的皮膚電気活動(cEDA)センサーによるストレストラッキング、そして夜間の皮膚温度や酸素飽和度の計測機能が搭載されるかもしれません。ドーム型の本体デザインは大きく変わらないものの、ディスプレイのベゼルが細くなり、ストラップの使い回しも可能になるだろうとしています。

 

さらにソフトウェア面では、ユーザーインターフェイスに「Material You」が搭載され、背景色がアプリなどに反映される「Dynamic Color」が導入されるとも伝えています。

 

グーグル初のスマートウォッチことPixel Watchは、市場からはおおむね高評価で受け入れられました。同社が次期スマートウォッチに、どのような改良をくわえてくるのかに注目です。

 

Source: 9to5Google

Googleが折りたたみスマホ「Pixel Fold」を初披露!

Google(グーグル)は同社初となる折りたたみスマートフォン「Pixel Fold」の外観を初公開しました。製品の詳細は、5月10日から開催される開発者会議「Google I/O」にて公開されます。

↑Googleより

 

これまでも何度もその存在が噂されてきた、Pixel Fold。Googleがその存在を認めたのは、今回が初めてとなります。

 

 

公開されたイメージを見ると、Pixel Foldの背面にはトリプルカメラが搭載されており、また金属光沢のあるヒンジやフレームが採用されています。端末の本体はカメラ突起を含めてもかなり薄く、また外部にはおそらく常時点灯ディスプレイが搭載されています。

 

現時点では、Pixel Foldの発売日は「まもなく(Coming soon)」としか案内されていません。同スマートフォンの販売には規制当局の認可を受ける必要がありますが、連邦通信委員会(FCC)の認可を先週に取得したことも確認されています。

 

Samsung(サムスン)やMotorola(モトローラ)、Xiaomi(シャオミ)、Huawei(ファーウェイ)など、さまざまなメーカーがすでに参入している折りたたみスマートフォン。GoogleのPixel Foldが既存の折りたたみスマートフォンと、どのような差別化を図るのかに注目です。

 

Source: Google via 9to5Google

Google「Pixel Tablet」がAmazonに一時出現! 価格は7万9800円(税込)~で6月20日発売?

Google Pixelシリーズ初のタブレット端末「Pixel Tablet」は、5月11日午前2時から開催される開発者向けイベント「Google I/O」にて発売日が発表される見通しです。そんななか、日本のAmazonサイトに一時的に製品ページが掲載され、詳細な情報が明らかとなりました。

Image:Google

 

アマゾン・ジャパンは、わずかな間だけPixel Tabletの主要なスペックを掲載し、予約受付を開始していました。このページは削除済みではありますが、海外掲示板Redditにはスクリーンショットが掲載され、Internet Archiveにもアーカイブが残っています

 

それによれば、Pixel FoldのカラーバリエーションはPorcelain(ベージュの背面に白いベゼル)とHazel(グリーン/ブラック)の2つ。ストレージ容量は128GBと256GBの2種類あり、128GB版の価格は7万9,800円(税込)で6月20日に発売予定とのことです。

↑スクリーンショット

 

搭載プロセッサーはTensor G2で、RAMは8GB(LPDDR5)、10.95インチの液晶画面で2560×1600、輝度500ニト。そして前面と背面カメラともに解像度は8MP、マイク3基やクアッドスピーカー、Bluetooth 5.2、超広帯域無線チップ(正確な距離測定に使用)も備えているそうです。

 

またディスプレイは防汚コーティングも施され、USI 2.0 タッチペンに対応とのこと。内蔵バッテリーは27Whで最大12時間の動画ストリーミングが可能、同梱の充電スピーカーホルダーまたはUSB-C充電器(別売り)で充電できると説明されています。

 

8万円弱は少しお高めな印象もありますが、充電ドック同梱であれば値頃感がありそうです。今後はアップルのiPadと、タブレット市場で競争を繰り広げるのかもしれません。

 

Source:Reddit ,Internet Archive
via: 9to5Google

置き配盗難・強盗リスクを下げるための「防犯家電」、2つのキーワードと8つの製品

全国で強盗・窃盗事件が相次ぎ、セキュリティ家電へのニーズが急拡大。スマホ連携や自動追尾など、必要十分な機能にはどんなものがあるのか? 本記事では、家電ライターの近藤克己さんが選ぶ「防犯」分野からヒットが見込めそうなアイテムをキーワードとともにご紹介しよう!

※こちらは「GetNavi」 2023年5月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私が選びました!

家電ライター
近藤克己さん

 

防犯意識の高まりに応えるギア&サービスが登場

いまセキュリティ家電市場がにわかに活気を帯びている。

 

「最近、世間を騒がせている強盗事件が引き金となり、消費者の目が一気に防犯へ向きました。これまで他人事と捉えていた人たちも明日は我が身と考えるように。手に入れやすく設置しやすいセキュリティ商品の発売が今年は相次ぐものと思われます」(家電ライター 近藤克己さん、以下同)

 

空き巣などの犯罪被害対策として近藤さんが提案するのは、犯罪者の行動傾向に即した最新のセキュリティ家電やサービスの導入だ。

 

「犯罪者は録画されるのをイヤがるため、カメラを設置することで宅配を装った強盗や空き巣、訪問販売詐欺、特殊詐欺(オレオレ詐欺)を未然に防げます。また犯罪者は下見をする傾向にあり、過去の録画データが重要。月額で一定期間の録画データを残せるGoogleやAmazonのサブスクサービスへのニーズも今後ますます高まるでしょう」

 

【キーワードその1 録画機能付きインターホン】

来客や置き配の荷物、そして犯罪を見逃さないためには、即通知&自動で録画するインターホンの利用がマスト。インターネット接続不要で使える集合住宅用モデルなども揃う。

 

玄関モニターにもなるディスプレイ搭載スピーカー

Google
Google Nest Hub 第2世代
1万1000円

「Google Nest Doorbell」と連携でき、玄関モニターとして活用可能。ドアベルが押されると、カメラが捉えた訪問者の映像へと瞬時に切り替わる。「話す」「無視」「クイック応答」を適した状態に応じて選べるのもうれしい。

SPEC●ディスプレイ:7インチ●画素数:1024×600ピクセル●センサー:Motion Sense用のSoli、アンビエントEQ光、温度●電源:15W電源アダプター●サイズ/質量:約W177.4×H120.4×D69.5mm/約558g

 

↑NetflixやYouTubeなどの動画視聴ほか、高音質のスピーカーで音楽も楽しめる。身体の動きと音で睡眠分析も

 

↑ハンズフリーで、音楽や動画の再生、音量調節などができる。手の動きを検知するクイックジェスチャーも採用

 

置き配や訪問者を自動検知し通知する次世代インターホン

Google
Google Nest Doorbell
2万3900円

バッテリー駆動のドアベル。カメラを内蔵し、人やクルマ、置き配の荷物、動物の存在などを検知して通知する。外出中でもスマホからの対応や事前に設定したメッセージで応答ができ、3時間前までの映像も遡れる。

SPEC●画角:対角145度●画素数:960×1280ピクセル●センサー:PIR(モーション / 近接)、磁力計●耐水仕様:IP54●電源:充電式リチウムイオン●サイズ/質量:約W46×H160×D24.1mm/約206g

 

↑アスペクト比3:4の、縦長な画角を採用。訪問者の全身像や地面に置かれた荷物までしっかり捉えた映像を確認できる

 

↑HDR動画で記録するほか、高出力の赤外線LEDによるナイトビジョン機能を搭載。昼夜問わずくっきりとした映像が撮れる

 

のぞき穴のみだったドア前をモニタリング

パナソニック
モニター付きドアカメラ VS-HC400
オープン価格

ドアに掛けて簡単に設置できるワイヤレスカメラ。事前に登録したチャイム音に反応して映像をモニターに表示し、約10秒間の映像を最大50件録画できる。ドア前の様子を確認しにくい集合住宅での利用にオススメだ。

SPEC●画角:左右約100度、上下約53度●画素数:CMOS100万●耐水仕様:IPX3●電源:単3形電池4本●サイズ/質量(カメラユニット):約W103×H38×D44mm/約240g

 

↑インターネットに接続すれば、外出先からでもスマホで応対可能。スマホは最大4台まで登録できる

 

↑玄関ドアに掛けて、付属の六角レンチで固定すれば設置完了。モニター親機とペアリング済みなので、初期設定要らずだ

 

【キーワードその2 スマホ連携防犯カメラ】

ズームやナイトモードに対応し、くっきりとした映像で24時間監視できる高画質のスマホ連携モデルが狙い目。データを長期保存できるサブスクサービスも別途用意され、確かな機能とカスタム性の高さでセキュリティに死角なし!

 

自動追尾&ズーム機能を備えた2K撮影対応の高画質カメラ

arlo
Arlo Pro 4スポットライト
ワイヤレスセキュリティカメラ
実売価格2万7882円〜

広視野角での2K HDR撮影に対応し、鮮明な映像で玄関先の様子を映し出すワイヤレスカメラ。動く物体を自動追尾しズームする機能を備え、被写体を大きく捉える。侵入者を検知すると警報音を鳴らす機能も搭載。

SPEC●解像度:2560×1440●センサー:シングルモーション検知器●ズーム:12倍●画角:対角160度●電源:充電式バッテリー / ACアダプター●サイズ:約W52×H78.4×D89mm

 

↑人物、荷物、乗り物、動物を検知して自動録画。映像は30日間クラウドに保存され、スマホの専用アプリでいつでも見られる

 

↑設置場所を選ばないバッテリー式を採用。最短2.9時間でフル充電でき、一度の充電で約6か月間の連続使用が可能だ

 

設置の柔軟性に優れいつでもつながる安心を提供

Amazon
Ring スティックアップカム バッテリーモデル
1万1980円

テーブルなど平らな場所に置いたり、駐車スペースの壁面に取り付けたりと屋内外問わず設置可能。赤外線とモーションセンサーで映像内の動きを感知するとスマホの専用アプリに通知され、出先から確認できる。

SPEC●解像度:1080p HD●センサー:赤外線ほか●画角:対角130度、水平110度、垂直57度●電源:充電式バッテリー / ACアダプター●サイズ/質量:約W60×H97×D60mm/約195g

 

↑iOSやAndroidのほか、Alexa搭載のAmazon端末にも対応。音声コマンドでカメラのリアルタイム映像を見ることができる

 

↑スマホ専用の「Ringアプリ」を使えば、外からライブ映像やバッテリー残量の確認が可能。また各種設定も遠隔で行える

 

検知したいエリアを設定できるマグネット式のカメラ

Google
Google Nest Cam バッテリー式
2万3900円

マグネット式のスマートカメラ。HDRとナイトビジョン機能によって、明るい場所や暗闇でも鮮明な映像が撮れる。急な来客でもカメラを介して会話でき、スマホでライブ映像の確認中にも拡大して細部を見られる。

SPEC●解像度:最大1080p●センサー:モーション●ズーム:6倍●画角:対角130度●電源:充電式バッテリー / ACアダプター●サイズ/質量:約W83×φ83mm/約398g

 

↑別売りのスタンド(3900円)を取り付ければ、棚など屋内にも簡単に設置できる。幅広い住宅に対応するのがうれしい

 

↑被写体の動きを検知したい範囲を事前に細かく設定可能。人やクルマの往来が多い部分を避ければ、不要な通知を減らせる

 

コレもCheck!

失くし物の在り処を地図と音声で知らせる紛失防止タグ

Apple
AirTag
4780円(1個)

財布やカギなどの持ち物、クルマ、バイク、自転車に仕込んでおくことで、紛失時にiCloudの「探す」アプリから地図上で所在を確認できるスマートトラッカー。小型スピーカーを内蔵しており、アプリから遠隔で音を鳴らして場所を特定できる。

 

ドアに貼り付けるだけでオートロックに変えられる!

SwitchBot
SwitchBotロック
1万1980円

備え付けのカギをスマート化できるデバイス。スマホやApple Watchのほか、Alexaなどの音声コントロールに対応し、カギを取り出さなくても施錠・解錠できる。自動施錠をオンにすれば閉め忘れ防止に。鍵を出す手間もゼロ。

 

 

【ヒットアナリティクス】

先進技術:5
顧客ニーズ:5
市場の将来性:5
独自性:4
コスパ:4

工事不要で後付けできる手軽さで普及は必至!

インターホンや防犯カメラの設置・取り替えは、初期設定や取り付けが簡単なバッテリータイプのモデルであれば、工事不要で導入が簡単。年初から続く連日のニュース報道で防犯設備を見直す家庭が増え、録画機能付きインターホンの販売数は大きな伸びを見せるだろう。

Pixel 7a、純正ケースがリーク。ブルー含め全3色に?

Google(グーグル)の次期ミドルレンジスマートフォン「Pixel 7a」の純正ケースとされる画像が、ドイツ語テックサイトのWinFutureにリークされています。

↑画像はWinFutureより

 

Pixel 7aでは「Tensor G2」プロセッサの搭載や90Hz駆動ディスプレイ、大容量RAMの搭載など、かなりのスペックアップが期待されています。また合わせてブラックやグリーン、クリーム、オレンジ、パープルといった5色のカラーラインナップの登場も期待されています。

 

今回WinFutureに投稿された画像では、ブラック、ホワイト、ブルーの3色のPixel 7a向け純正ケースを確認することができます。ボタン類はメタリックではなくマットな仕上げとなっており、ケースは電源ボタンや音量ボタンに合わせたカラーリングです。

 

現行モデルの「Pixel 6a」では透明な純正ケースが販売されていますが、Pixel 7aではより高品質なケースが登場するようです。一方で、背面のカメラバーがケースを装着しても飛び出す点は、評価が分かれるかもしれません。

 

現時点では、Pixel 7a向けの純正ケースの価格は判明していません。おそらく「Pixel 7/7 Pro」向け純正ケースの3,999円と似たような価格になると予測されています。性能が大幅に向上するPixel 7aでは、そのアクセサリも高品質なものとなるようです。

 

Source: WinFuture via 9to5Google

ワンタイムコード、バックアップ対応に! アプリ「Google Authenticator」で機種変更の移行も不要

Googleは、2要素認証アプリ「Google Authenticator」に、ワンタイムコードをGoogleアカウントに安全にバックアップ(クラウドに保存)する機能を追加したことを発表しました。これからは端末を失くした場合もログインできなくなる恐れが減り、機種変更したときの移行作業も不要となります。

google-authenticator
↑画像はGoogleより

 

これまでGoogle Authenticatorのワンタイムコードはすべて端末内に保存されていたため、端末を紛失したり盗難に遭ったりした場合は、2要素認証を設定したサービスにログインできませんでした。Googleも、そうした苦情が「長年にわたってユーザーから寄せられてきた大きなフィードバックの1つ」だったと認めています。

 

今回ワンタイムコードがクラウド上に保存できるようになったことで、その心配がなくなります。またGoogleいわく「ユーザーはロックアウト(アカウントから締め出されること)からの保護が強化され、利便性とセキュリティが向上する」とのこと。

 

つまりiPhoneやAndroidスマホなど複数の端末でワンタイムコードを同期できる上に、新しいデバイスからGoogleアカウントにアクセスするとアラート表示されるなど、怪しいアクセスからも自動的に保護されるというわけです。

 

クラウド保存を有効にするには、Google Authenticatorアプリを最新版にアップデートすること。そしてGoogleアカウントにサインインすると、いつも使っている端末であればワンタイムコードが自動的にバックアップされ、新たな端末であればデータが同期されるようになります。

 

2要素認証アプリは、金融・決済やショッピングなどお金の関わるアプリを保護するために欠かせませんが、一方ではスマホを失うと何もできず復旧も難しいことがネックでした。今後は、より便利かつ安全に使っていけそうです。

 

Source:Google
via:MacRumors

Google、巨大キャンパスの建設を保留。大規模な解雇や在宅勤務により「オフィスが要らなくなっている」ため

米Googleは米カリフォルニア州サンノゼ市に巨大なキャンパス(社屋)を建設する「ダウンタウン・ウェスト」計画を進めてきましたが、景気減速のため、保留になる可能性があると報じられています。

↑Google

 

米CNBCの情報筋によると、Googleは最初の解体段階(都市再開発のため、元の建築物の解体が必要)を終えた段階で、施設の建設を中止したそうです。同社は今年初めに約1万2000人の解雇を発表していましたが、その一環としてキャンパス開発チームも「解体」し、いつ再開するのか請負業者にも知らせないまま、建設を凍結したそうです。

 

Google広報は米Engadgetに声明を出し、オフィスの建設にビジネスやハイブリッドワーカー、地域社会の「将来のニーズ」を反映させたいと述べています。またサンノゼ社屋の建設を「どのように進めるのが最善か」をまだ決めていないものの、長期的な開発に「コミット」しているとも付け加えられています。

 

このサンノゼ市は、巨大IT企業が集まるシリコンバレーの端に位置する都市です。Googleは現地との交渉と設計に数年をかけており、1万5000戸もの住宅や2億ドルのコミュニティ支援(移転した企業への補助金など)、キャンパスの半分以上を公共の用途に充てるなどを約束して、2021年に認可を獲得しました。

 

もともと建設は今年後半から本格的に始まり、10年~30年かかるとの予想でした。有名な企業が移転したり名所がなくなることに反対する声もありましたが、サンノゼ市としては経済効果を重視しており、ギャビン・ニューサム知事は、この認可が新型コロナ禍からの回復に大きな役割を果たすとアピールしていました。

 

2017年以降Googleは従業員を約20%を増やしていましたが、最近は上述のように大規模なリストラを断行しています。それと合わせて、従業員が一部の時間を在宅勤務にできるハイブリッドワーク戦略を採用しているため、以前ほど物理的なオフィスは必要なくなっているわけです。

 

もちろんダウンタウン・ウェスト計画が消滅したわけではありませんが、Googleがやって来ることで雇用や経済活動をもたらすと期待していたサンノゼ市やカリフォルニア州は困った状態に置かれることになりそうです。

 

Source:CNBC
via:Engadget

Pixel Foldの実機動画がついに流出、ベゼルは太めに?

Google(グーグル)の折りたたみスマートフォン「Pixel Fold(仮称)」のものとされる実機動画を、開発者のKuba Wojciechowski氏が投稿しています。

↑Kuba Wojciechowski :3 / Twitterより

 

Pixel Foldに関しては予測レンダリングも複数登場しており、横折りタイプのスマートフォンになることが予測されています。本体価格は1700ドル(約23万円)となり、Google I/Oが開催される5月10日に発表されるとの情報も登場しています。

 

 

今回投稿された動画は、1か月前に撮影したとのこと。動画からはSamsung(サムスン)の「Galaxy Z Fold」シリーズに比べてやや幅広なディスプレイや、それを囲う太めのベゼルなどが確認できます。

 

これまでの報道によれば、Pixel Foldは5.8インチの外部ディスプレイと7.6インチの折りたたみ式内部ディスプレイを搭載。折りたたみスマートフォンの中でも「最も耐久性のあるヒンジ」を採用し、「Extreme Battery Saver」モードでは最大72時間の使用が可能だと伝えられています。

 

すでに多数のメーカーから製品が投入されている折りたたみスマートフォンですが、GoogleのPixel Foldがどのような差別化をアピールできるのかが注目されます。

 

Source: Kuba Wojciechowski :3 / Twitter via Engadget

Google「Pixel 7a」、aシリーズとして初めて顔ロック解除できるかも!

Googleのミッドレンジ・スマートフォン「Pixel 7a」がまもなく発表・発売されると噂されるなか、これまで上位モデル限定だった顔認証システムが搭載される可能性が浮上しています。

↑写真は「Pixel 6a」

 

有名リーカーのSnoopyTech氏は、Pixel 7aらしきスマートフォンとともに「Face&Fingerprint Unlock」、つまり指紋認証と顔認証を設定する画面の写真をツイートしています。つまり、廉価なaシリーズ端末でも初めて顔によるロック解除が使える、と匂わせているようです。

 

顔認証はPixel 7とPixel 7 Proで利用できますが、最近のiPhoneのFace IDとは違い、それほどセキュリティが堅牢ではありません。確かに様々な角度から撮影して顔モデルを作成していますが、Face IDのTrueDepthカメラのように顔を立体的に捉えていないためです。

 

そのため、単に画面のロックを解除できるだけで、アプリのログインや支払いには利用できません。Googleも公式に、代わりに指紋認証や安全なパスワード等を使うよう勧めています。おそらく、Pixel 7aで顔認証が実現したとしても、同じような仕様になると思われます。

 

ほかPixel 7aは、上位モデルPixel 7シリーズと同じTensor G2チップ搭載、RAMは前モデルの6GBから8GBに増量、最大リフレッシュレート90Hz、ワイヤレス充電にも対応してカメラ性能も向上するなど、大幅なアップグレードになると予想されています

 

が、これらパワーアップと引き換えに、Pixel 7aは現行のPixel 6aよりも高い499ドル(449ドルから50ドル値上げ)になるかもしれません。もっとも、Pixel 6aも値下げして販売が続くとの噂話もあります。

 

Pixel 7aは、現地時間5月10日の開発者会議「Google I/O 2023」にて発表されると見られています。ほか、同時に折りたたみスマホ「Pixel Fold」も発表され、Pixel初のタブレット「Pixel Tablet」の発売日も明かされる可能性が高く、当日を楽しみに待ちたいところです。

 

Source:SnoopyTech(Twitter)
via:Tom’s Guide

Google「Pixel Tablet」がミラノのイベントに出現! 噂の新色もアリ

Googleのデザイン向けサービス「Google Design」は、世界最大規模のインテリアとデザインの祭典「ミラノデザインウィーク」に出展しています。この場に、Pixelシリーズ初のタブレット「Pixel Tablet」が置かれていることが目撃されました。

Image:Google

 

GoogleはすでにPixel Tabletのカラーバリエーションを2つ公開しており、1つはグリーンの背面ケースと黒のベゼル、もう1つは白のベゼルとベージュ/ホワイトの背面ケースを備えたものです。それぞれ「Hazel」(Pixel 7 Proに前例あり)や「Porcelain」と呼ばれることになりそうです。

Image:Instagram

 

先週、カラバリはあと2つ増えるとの噂がありましたが、現場から届けられたInstagram動画には、それらが写り込んでいたようです。その1つはピンク、あるいは珊瑚色のようでもあります。

Image:Instagram

 

それ以外に4色目があると予想されますが、動画では見当たりません。それぞれ複数の製品が近い色ごとに分けて配置され、黄色が集まったコーナーがあることから、黄色の可能性があります。

Image:Instagram

 

一方、Pixel Tabletの下端がハッキリと写っていますが、そこには先日の噂にあったようなプライバシースイッチはないようです。もっとも、米9to5Googleは最終モデルに近いレンダリング画像でこのスイッチを確認したと述べており、出展されたものも試作機にすぎないとも推測されます。

 

ほか、同じテーブルにはPixel Watch用のメタルリンクバンド も確認できます。メタルメッシュバンドとともに「春」に発売が予告されていたことから、正式な発売はもうすぐかもしれません。

 

Source:Instagram
via:9to5Google

Google「Pixel Tablet」の価格が判明? ストレージ容量は128GB/256GBの2種類かも

GoogleはPixelシリーズ初のタブレット「Pixel Tablet」の詳しい仕様や発売日を、現地時間5月10日に開催される年次開発者会議「Google I/O」にて発表するとみられています。それが残り数週間に迫るなか、価格についての噂話が届けられています。

Image:Google

 

すでにPixel Tabletの全ぼうは、しだいに明らかになっています。数日前には搭載RAMが8GBであることや、4つのカラーバリエーションがあること。それに続いて、充電スピーカードック単品の価格も流出していました

 

今回の新たな情報は、ドイツのテックサイトWinFutureのRoland Quandt氏が伝えていることです。それによれば、ストレージ容量は128 GBと256GBの2種類あるとのこと。これはPixelスマートフォンとも一致しており、アップルのiPad(非Proモデル)よりも多めの最低容量となります。

 

さらに注目すべきは、「価格設定は600~650ユーロのようだ」と述べられていることでしょう。これを4月21日現在の為替レートで換算すれば、657ドル~711ドルとなります。ちなみにPixel 7のEUでの価格は649ユーロで、米国では599ドルで販売されています。

 

ただし、Googleは国や地域ごとに戦略的に価格を設定しているようであり、海外の価格が為替レートのまま日本の価格に反映されるわけではありません。

 

たとえば、昨年のPixel 6aは米国価格が449ドルですが、日本向け価格は5万3,900円(税込)であり、当時の1ドル=137円~139円と比べてかなり安く抑えられていました。今回も同じ方針だとすれば、国内価格は8万円~8万5,000円程度になりそうです。

 

もっとも、充電スピーカードックの米国向け価格が129ドルとのAmazon発の情報もありました。Pixel Tabletの性能をフルに発揮するには、このドックを組み合わせる必要があるため、価格を上乗せして考えるのがいいかもしれません。

 

Source:Roland Quandt(Twitter) 
via:9to5Google

Googleの廉価スマホ「Pixel 7a」、5月11日から約6万7000円で発売か?

Google(グーグル)の次期廉価スマートフォン「Pixel 7a(仮称)」が5月11日に499ドル(約6万7300円※)で発売される、と海外テックサイトの9to5Googleが報じています。

※1ドル=約134.7円で換算(2023年4月20日現在)

↑Pixel 7aの価格は全モデルより少し高いかも(画像提供/9to5Google)

 

2023年に投入されることが期待されているPixel 7aは、現行モデル「Pixel 7/7 Pro」と類似したデザインを採用し、カメラやディスプレー性能が向上すると見られています。また、多様なカラーバリエーションの登場もありそう。

 

9to5Googleの情報が正しければ、Pixel 7aは2022年に発売された「Pixel 6a」から50ドル(約6700円)値上がりすることになります。その要因は、先述のカメラやディスプレー性能の向上、そしてワイヤレス充電への対応と考えられます。この値上がりが、日本での販売価格にどのように反映されるのかが気になるところ。

 

また、Googleは開発者会議「Google I/O」を5月10日から開催するので、5月11日にPixel 7aが発売されるというスケジュールは十分あり得ると思われます。

 

廉価かつ十分な性能で人気を博してきた、Pixel aシリーズ。2023年のPixel 7aでは、Pxiel 7/7 Proからどのような先進の機能が引き継がれるのかに注目です。

 

Source: 9to5Google

「Google Pixel Fold」は開発者会議での発表が濃厚! 予想価格は20万円越え

Google(グーグル)からの投入が噂される折りたたみスマートフォン「Pixel Fold」の発表と発売時期、価格情報が海外で報じられています。

↑デビューが近づく「Google Pixel Fold」(画像提供/9to5Google)

 

著名リークアカウントのJon Prosser(ジョン・プロッサー)氏によれば、Pixel Foldは、5月10日から開催される開発者会議「Google I/O」で発表され、同日から予約を開始。6月27日から販売を開始する予定だと伝えています。また、携帯キャリアでの予約は5月30日から始まるようです。

 

一方、米メディアのCNBCは、Pixel Foldは1700ドル(約23万円※)で発売されると報道。内部には7.6インチディスプレイ、外部には5.8インチディスプレイを搭載し、製品の重さは10オンス(約280g)になり、防水仕様となるそう。さらに、ヒンジには「折りたたみスマートフォンとして最も耐久性のあるもの」が採用されるとしています。バッテリーは通常使用で24時間、低消費電力モードなら最大72時間持続するとのこと。

※1ドル=約134.7円で換算(2023年4月20日現在)

 

いよいよその発表や発売が近づいているPixel Fold。折りたたみスマートフォン市場にはSamsung(サムスン)の「Galaxy Z」シリーズやMotorola(モトローラ)の「Motolora Razr」シリーズなど多数のライバルが存在しますが、Pixel Foldがどのようにして差別化を図るのかに注目が集まります。

 

Source: Jon Prosser / Twitter, CNBC via 9to5Google

「Pixel Tablet」の充電スピーカードックがAmazonに出現! 名前が変わった?

Google(グーグル)が「Pixel Tablet」向けに投入を予定している充電スピーカードック「Charging Speaker Dock」の米国向け価格が129ドル(約1万7400円※)になる、と海外テックサイトの9to5Googleが報じています。

※1ドル=約134.7円で換算(2023年4月20日現在)

↑Amazonに現れた「Standalone Charging Dock」(画像提供/9to5Google)

 

Pixel Tabletは2022年に発表されたタブレットで、OSにAndroidを採用し、独自プロセッサ「Tensor」も搭載。また、Charging Speaker Dockと組み合わせることで、スマートディスプレーとして使うこともできます。

 

今回の情報は、Amazonに掲載されたCharging Speaker Dockの商品情報から判明。製品色は「ヘーゼル」と記載されており、既にわかっている「チョーク」以外のカラーラインナップがあることが想定されます。一方で、商品名が「Standalone Charging Dock(Charging Speaker Dockではなく)」と記載されている点には注意が必要です。

 

製品説明によれば、「あなたのタブレットを充電し、24時間いつでも準備ができる(使える)ようにします。ドッキングとアンドッキングも簡単です」とのこと。製品サイズは6.65 x 3.71 x 2.77インチ(約17 x 9.4 x 7センチ)とされています。

 

Amazonへの出品によれば、Charging Speaker Dockは、開発者会議「Google I/O」が開催される5月10日に発売されるとのこと。Pixel Tabletの発売日や価格に関する情報がいよいよ明らかになるのかもしれません。

 

Source: 9to5Google

Google「Pixel Tablet」RAM 8GB搭載で4色のカラバリ、6月に発売の可能性高し!

Googleは昨年2つのイベントで、Pixelシリーズ初のタブレット「Pixel Tablet」を予告してきましたが、まだ詳しい仕様などは不明のままです。そんななか、新たに搭載RAMの容量やカラーバリエーションなどの追加情報が届けられています。

Image:Google ((5) Google Keynote (Google I/O ‘22) – YouTube 1:51:42)

 

すでにGoogle公式にPixel Tabletのカラバリは2色が公開されており、1つはグリーンの背面ケースと黒のベゼル、もう1つは白のベゼルとベージュ/ホワイトの背面ケースを備えたものです。

 

そして米9to5Googleの情報筋によれば、さらに2色、合計4色のカラーバリエーションが用意されているそうです。具体的にどういう色になるのかは、説明されていません。

 

またPixel Tabletの本体はアルミニウム製で、磁器のようなナノセラミック加工を施したものになるそうです。Googleは以前「ソフトマットな外観と質感」を実現すると説明していたことがあります。

 

そしてスペックについては、Tensor G2チップとAndroid 13を搭載し、RAMは8GB搭載されるとのことです。以前も開発者でリーカーのKuba Wojciechowsk氏は、「少なくとも1つのモデルには」8GB RAMが搭載されると述べていました

 

そして9to5Googleの情報筋によれば、ストレージ容量は2種類あり、両方のモデルには充電スピーカードックが付属するそうです。先日、プライバシースイッチ付きの写真が公開されていましたが、これはマイクとカメラ用だと確認できたそうです。

 

現地時間5月10日に開催される開発者会議「Google I/O」の直後には、ミッドレンジ・スマートフォン「Pixel 7a」が発売されるとの噂もあります。しかし、Pixel Tabletの発売は5月内にはなく、6月の可能性が高いとの情報も入っているとのことです。

 

Source:9to5Google

【西田宗千佳連載】Google Bardは意外と地味、マイクロソフトとの戦いは「ビジネスツール」で本格化か

Vol.125-4

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマはマイクロソフトが発表した検索エンジン「Bing」の進化。ライバルとなるGoogle Bardの性質や、今後マイクロソフトとGoogleはどこで戦うかを解説する。

↑Googleが発表したチャット型AIのBard

 

Googleの開発した「Bard」は、同社の大規模言語モデル「LaMDA」をベースにしている。ただし、マイクロソフトがOpenAIの「GPT-4」を大胆に検索技術へと導入したのに対し、Googleのアプローチは違う。それは、本連載で解説したように、“検索に対しての責任”を重く鑑みてのものだ。

 

だからBardは、あくまで検索サービスではなく、「ジェネレーティブAIを生活の助けとするためのサポート」、それも、試験的な存在と位置付けられている。

 

機能としては、ChatGPTを少し検索寄りにしたような印象だ。聞いてみた内容の回答には複数の「ドラフト」が用意され、利用者が適切と思う答えを選びやすくなっている。またドラフトによっては、答えの根拠となったWebサイトのリンクも表示される。

 

さらに「Google it」というボタンがあるのもユニークだ。要は、あくまでAIの回答は「検索結果」ではないので、関連する情報をネット検索したければこのボタンを押してくださいね……ということなのだ。

 

回答の質や内容が、ChatGPTやBingのネット検索とどう違うのか、どちらが上なのかを評価するのは難しい。回答にキャラクター性が薄いような気もするが、それは筆者の英語読解力によるものかもしれず、なんとも言えない。

 

ただひとつだけ言えるのは、Webサービスとして見たときのデザインや作りが、Bardの方が簡素である、ということだ。言葉を選ばずに言えば“試作品”っぽい。マイクロソフトはBingやその他、OpenAIの技術を使ったサービスについて、デザイン面でもかなり凝った、いかにも「いまどきのサービスっぽい」体裁を整えている。それに比べると、Googleのものはいかにも簡素だ。

 

これは突貫工事による影響なのか、それとも、“まだ試験中である”ことを示すためにわざと選ばれたデザインなのか。そこはなんとも断言できないが、“マイクロソフトと違う”ことだけは間違いない。

 

この記事が掲載される頃には、Bardも日本語対応し、機能追加やデザイン変更も進んでいるかもしれない。だが、Googleはまだ「検索への導入」に慎重な部分があり、ジェネレーティブAIは別のところから全面展開を考えているのだろう、と筆者は認識している。

 

その領域とは「ツール」だ。GmailやGoogle ドキュメントが含まれる「Google Workspace」に、同社はジェネレーティブAIを組み込む。そうやって、面倒な作業をチャットでAIに指示するやり方から、AIの価値を一般に広げていく作戦なのだ。

 

とはいえ、マイクロソフトもまったく同じ戦略を持っており、こちらも「Microsoft 365 Copilot」として展開する。実装時期・サービス開始時期はどちらも未公表だが、近いうちに、両社が直接対決することは避けられない。そのときが“第二ラウンド”になりそうだ。

 

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Pixel Tabletにプライバシースイッチが追加? Pixel 8の画面サイズも判明か

Pixel TabletはGoogle(グーグル)にとって久々となるタブレット製品で、OSには「Android」を搭載。独自開発プロセッサ「Tensor」の採用も特徴です。また今年は、次期スマートフォン「Pixel 8/8 Pro」の登場も期待されています。

↑9to5Googleより

 

リークアカウントのSnoopy Techが投稿した画像では、背面から見て左側の上端に、プライバシースイッチらしきものが追加されています。これは、Googleが以前に公開していた画像では確認できなかったものです。また本体下部右端には、ケースやキーボードなどのアクセサリを接続するためと思われる、2つの長い突起があります。

 

Pixel Tabletはスマートディスプレイとしても利用できるので、プライバシーの保護が重要。そのような意味で、カメラやマイクをワンタッチでオフにできるプライバシースイッチが搭載されるのかもしれません。

 

一方でディスプレイアナリストのRoss Young氏は、Pixel 8に6.16インチディスプレイが搭載されると報告しています。これは、現行モデルの「Pixel 7」の6.32インチから、わずかに小さくなっています。一方で「Pixel 8 Pro」には「Pixel 7 Pro」と同じ、6.7インチディスプレイが搭載されるようです。

↑9to5Googleより

 

じょじょに詳細が判明してきた、Pixel Tablet。5月10日に開催される「Google I/O」での、正式なリリースを期待したいものです。

 

Source: SnoopyTech / Twitter via 9to5Google 1, 2

Google Playストアで「Wear OS用ゲーム」が探しやすくなった!

2022年9月、Googleはモバイル版のPlayストアに、Wear OSやテレビ、Automotive(自動車向け)アプリを見つけやすくするために「他のデバイス」タブを追加しました。それから数か月が経ち、スマートウォッチ向けのWear OS用ゲームアプリがさらに探しやすくなっています。

↑これでゲームをもっとして!

 

現在、モバイル版Playストアの下にある「ゲーム」をタップし、「おすすめ」と「ランキング」の後ろにある「他のデバイス」に移動すると、そこには「時計」カテゴリーが追加されています。もともとGoogleは「テレビ」カテゴリーしか表示していませんでしたが、スマートウォッチの扱いが良くなったようです。

 

いまのところ、ゲームの「時計」カテゴリーには2つのキュレーション(お勧めのまとめ)があります。1つは「ウォッチゲームでくつろぐ(時間を忘れて)」で、もう1つは「外出中にゲームに挑戦」。20数本のタイトルが並んでいます。

 

この中から好きなゲームアプリを選び、自分のスマートウォッチにインストールできます。小さなディスプレイではゲームをしやすいとは言えませんが、スマートフォンが手元にないときや取り出しにくい状況では、時間をつぶすにはもってこいでしょう。

 

ここ最近、GoogleはWear OS向けのカテゴリーを充実させており、「ウォッチフェイス特集」などのお勧めも行っています。以前よりもコレクションの幅や種類はグッと増えているようで、どこにでも自然に持ち歩けるスマートウォッチだけに、さまざまな状況で賢く使っていきたいところです。

 

Source:9to5Google

【西田宗千佳連載】AI導入はビジネスと倫理に課題、Googleが持つ勝者ゆえのジレンマ

Vol.125-3

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマはマイクロソフトが発表した検索エンジン「Bing」の進化。ライバルとなるGoogleの動向を解説する。

↑Googleが発表したチャット型AIのBard

 

マイクロソフトがOpenAIとのコラボレーションによって「ジェネレーティブAIの時代」を切り開こうとしている。当然Googleは、そこに対抗していかなければいけない存在だ。

 

Googleは以前から、独自に大規模なAI開発を行なってきた。その中でまず重視していたのが「画像認識」だ。「Google レンズ」を使うと、外国語で書かれた標識を翻訳したり、写真に写っている花がどんな種類のものなのかを教えてくれたり、といったことができる。

 

スマートフォンの普及により、我々は常にカメラを持ち歩くようになった。文字入力は重要なことだが、面倒であるのは変わりない。だから、もっと別の手段から検索を可能にし、利便性を高めようとしていたわけだ。

 

このように、文字だけでなく画像や音声など、多彩な情報を扱うことを「マルチモーダル」と呼ぶ。Googleは特にマルチモーダルな情報の活用に積極的であり、それと大規模言語モデルを使ったAIを組み合わせて、「言語の壁や画像と文字の壁などを取り払い、質問に答えられるサービス」の開発を目指していた。

 

ただその過程では、大規模言語モデルを使ったチャットAIの危険性にも気づいていた。完全な技術ではないため、間違った答えを出す可能性も高い、ということだ。

 

どうやらGoogleは、そこで躊躇したようだ。

 

ネット検索で大きなシェアをもつGoogleには相応の責任がある。本来検索結果は、そのまま鵜呑みにできないものだ。AIが作り出す回答も同様である。

 

しかし、人はラクをしたいと思うもの。多くのシーンで、ネット検索が出した答えをそのまま信じてしまう。過去、医療情報などで大きな問題が起きたため、Googleは「検索結果の信頼性」に多大なエネルギーを投じ、品質改善にも努めている。そこに不完全なジェネレーティブAIを無理に導入するのは、ここまでの労力を無にしかねない。

 

また、ネット検索がAIベースになり、検索結果を生み出すことになった記事でなく、「検索結果をまとめたAIの文章」を読んで満足してしまうと、ネットに存在する数多くのWebメディアへの広告収入を奪う結果にもなりかねない。

 

すなわちGoogleにとって、検索にジェネレーティブAIを組み込むことは、ビジネスと倫理の両面で課題があったわけだ。

 

一方でマイクロソフトは、ネット検索では明確に「チャレンジャー側」だ。巨大なライバルであるGoogleと戦うには、多少強引でも新しい武器を使って有利な立場を得る必要がある。この差が、現在のGoogleとマイクロソフトの立ち位置を決めている。

 

AIへの注目は大きいものの、「一般の人々が検索の仕方を変えるには、長い時間がかかる」との指摘もあり、マイクロソフトの目論見がすんなり成功すると言い難い部分もある。

 

とはいえ、Googleも、ChatGPTに対抗する大規模言語モデルを使ったサービスである「Bard」を発表し、3月21日より、アメリカ・イギリスを対象に、登録ユーザーに向けて提供を開始した。

 

では、Bardはどんな特質を備えたものになり、どうマイクロソフトに対抗していくのか? その辺は次回解説する。

 

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YouTube Premium、より高画質な「1080p Premium」やキュー機能など5つの特典を追加!

米Googleは現地時間4月10日、YouTubeの有料会員サービス「YouTube Premium」に新たな特典を追加すると発表しました。これまでの広告なし視聴やバックグラウンド再生(ピクチャ・イン・ピクチャ)やダウンロードしてのオフライン視聴に加えて、高画質での視聴などが可能となります。

↑YouTube Premiumに新たな特典が!

 

今回の目玉機能は、iOS版アプリでより高画質な「1080p Premium」が利用できることです。これは通常の「1080p」よりも高いビットレートで再生できるというもの。一般的にビットレートが高くなると、画質はよりクリアになる傾向があります。

 

この新機能は、今後数週間のうちに提供が始まり、ウェブ版でもテスト開始予定です。

 

また、すでにAndroidユーザーは「Google Meet」を通じてYouTube動画を一緒に見ることができますが、同じことがiOSのFaceTimeでも利用できるようになります。iOS 15.1で発表されたSharePlayに対応する形であり、こちらも今後数週間のうちに提供される見通しです。

 

さらにスマートフォンやタブレットのPremiumユーザーは、動画をキュー(待ち行列)に入れる機能を利用できるようになりました。これは昨年末にテストされたもので、以前からウェブ版では利用できました。

 

ほかスマホやタブレットで途中まで見た動画の続きを他のデバイスで見たり(Android、iOS、Webで利用可能)、Wi-Fiで接続中におすすめの動画を自動ダウンロードしてオフライン視聴できるようにする「スマートダウンロード」も追加されました。YouTubeのヘビーユーザーには、どれも便利に使える機能となりそうです。

 

Source:YouTube
via:9to5Google

爽やかなブルーのPixel 7a、詳細なデザインが判明?

Google(グーグル)の次期ミドルレンジスマートフォン「Pixel 7a」の、端末カラーがブルー系のGoogle公式らしき画像を、海外テックサイトのMySmartPriceが投稿しています。

↑MySmartPriceより

 

Pixel 7aはすでにさまざまな事前情報が報じられており、カメラ性能や画面周波数の向上ワイヤレス充電機能の追加が噂されています。カラーバリエーションに関しては、ブラックやグリーン、クリーム、オレンジ、パープルの投入が報告されていました。

 

MySmartPriceが投稿した画像からは、Pixel 7aのデザインがPixel 6aとかなり似ていることが確認できます。ただし背面のカメラバーの位置が若干下がり、カメラモジュールがマットな金属製のバーになるなど、「Pixel 7/7 Pro」と共通するデザインが採用されているようです。

 

Pixel 7aのカラーリングに関しては、今回はブルーやブラック、ホワイトのバリエーションの画像が投稿されています。また興味深いことに、フレームもカラーバリエーションにあわせて色合いを変えているようです。

 

5月に開催される開発者向け会議「Google I/O」での発表が期待されている、Pixel 7a。Pixel 7/7 Proゆずりの「Tensor G2」プロセッサによるパワフルな性能と、廉価な価格での投入に期待したいものです。

 

Source: MySmartPrice via 9to5Google

Androidスマホ、電源切れていても探せる? Googleが新機能開発中か

2022年末、Googleがネット接続がなくともAndroidスマートフォンを追跡する機能を開発している可能性が浮上していました。それに続き、同社は電源が切れたAndroidスマートフォンを見つけられる機能の開発に取り組んでいると、有名リーカーが主張しています。

google-find-device
↑ネット接続がなくとも電源が切れていても、Androidスマートフォンを見つけられるように?

 

開発者でリーカーのKuba Wojciechowski氏によると、この機能はPixelスマートフォンでは「Pixel Power-off Finder」(パワーオフのPixelを探す)と呼ばれるそうです。

 

Kuba氏いわく、GoogleはAndroid端末から構成される巨大ネットワークの構築に取り組んでおり、UWB(超広帯域無線)サポートや、Google独自の紛失防止タグ「Grogu」も含まれるとのこと。このGroguは、今年初めにも開発中との噂が伝えられていました

 

今回の情報は、Googleが早期アクセスプログラムに登録している企業にシェアしたAndroid 14の初期ソースコードから得られたようです。

 

そこには「hardware.google.bluetooth.power_off_finder」と呼ばれる新しいハードウェア抽象化レイヤー(HAL)定義が。コメントによれば、事前に計算されたFinger Network Keys(デバイス固有のキー)がBluetoothチップに送信され、スマートフォン本体がオフの状態でもオンに保たれるそうです。

 

要するに、スマートフォンの電源が切れていてもBluetoothチップが動作を続けており、近くにある他のAndroidデバイスから検出できるわけです。このしくみは、iPhoneの「探す」ネットワークと非常によく似ています。

 

ただし、この機能にはBluetoothチップを常に動作させるためのハードウェアが必要です。そのためPixel 7やPixel 7 Proといった現行モデルが対応しているかどうかは不明ですが、今後の「Pxel 7a」や「Pixel 8」ではサポートされる可能性が高そうです。

 

Source:91mobiles

Googleの経費削減がすごい。社用PCはMacBook→Chromebookに? 事務用品も減少か

Googleは2023年1月に全世界で1万2,000人を解雇すると発表し、Google日本法人の社員に届いた「退職パッケージ」(退職勧告)が話題になっていました。その一方で、残った社員に対しても経費削減が進められており、支給されるノートPCが安価なChromebookに変化したと報じられています。

chromebook-photo
↑経費削減を推し進めるGoogle

 

米CNBCの報道によると、GoogleはノートPCやデスクトップPC、ディスプレイの更新を一時停止するとともに「デバイスの交換頻度を変更している」とのこと。つまり古くなった機材の買い換えを、先延ばしにしている模様です。

 

またエンジニア以外のGoogle社員には標準でChromebookが提供されるように。それ以前は(より高価な)MacBookが支給されることもあったそうです。もっとも目的は経費削減ばかりではなく、ChromeOSに統一することによるセキュリティ対策も兼ねていると伝えられています。

 

さらにCloudTopと呼ばれる仮想ワークステーション(LinuxまたはWindowsで利用可能)が「標準のデスクトップ」として提供されているとのこと。つまり、安い端末からネットワーク経由でサーバーに繋ぎ、サーバー側でソフトウェアを動かしデータを処理する「シンクライアント」を使っているようです。

 

ほか、オフィス勤務が週5日間から3日間のリモートワークを交えたハイブリッドにシフトしたため、社内サービスも減少。たとえば月曜日と金曜日はカフェを休みとし、十分に使われていない一部の施設も閉鎖する可能性があるとのこと。さらにホッチキスやテープといった消耗品も減らしてると報じられています。

 

Google広報は「会社としてスピードと効率の改善を通じて節約を続けるという目標を設定しています」との声明を発表。その一環として「業界をリードする特典や福利厚生、アメニティを提供し続ける」としつつ、「実用的な変更を加えています」と述べています。

 

イーロン・マスク氏がTwitterを買収した後、高価なエスプレッソマシンなど社内の備品をオークションに出品していたことが注目を集めていました。ハイテク大手にも逆風が吹いているなか、どの企業でも経費の削減が急がれているのかもしれません。

 

Source:CNBC
via:9to5Google

折りたたみ機「Pixel Fold」発売スタンバイ? Google Keepのメモが大画面で2つ並べられるように

GoogleはPixelシリーズ初の折りたたみスマートフォン「Pixel Fold」を準備中と噂されるなか、自社製アプリを大画面や折りたたみデバイスで使いやすくするアップデートを続けています。その1つがメモ帳アプリ「Google Keep」であり、昨年秋には画面の左側でメモの一覧を表示し、右側でメモの内容を編集できるようになりました

↑Google Keep

 

それに続き、まもなくAndroidタブレットと折りたたみデバイスのGoogle Keepで、2つのメモを並べて表示して編集できるようになります。

 

Google Keepで2つのメモを開く(マルチインスタンス)には、まず左側のリストで編集したいメモを長押し。そして「新しいウィンドウで開く」を選ぶと、右側のウィンドウにメモが表示されます。続いて左半分で別のメモを開くと、同時に両方のメモを表示・編集できます。

↑使用イメージ

 

Googleによれば、2つのウィンドウを並べて開くことで、メモをより深く理解できるとのこと。これまでAndroid端末では1枚ずつしかメモを確認できませんでしたが、2つのメモを見比べたり、互いにコピー&ペーストができれば、理解も深まって作業の効率も高まりそうです。

 

その一方で、Android版Google Sheets(Microsoft 365のエクセルに相当)とSlides(同パワーポイントに相当)は、マウスがフルサポートされます。前者では選択されていない行や列のサイズを変更できるほか、クリック、ドラッグ、ホバーも可能です。すでに昨年、Google Docsアプリには実装済みであり、それに続くものです。

↑Google Sheets

 

これらの新機能は、今後数週間かけて展開される予定です。折りたたみスマホPixel Foldは6月中旬に発売が噂されていますが、その頃には使いやすいアプリが揃っていることになりそうです。

 

Source:Google
via:9to5Google

Google「Pixel 7a」、カラバリが5色も? ストレージ256GBオプションもありかも

米Googleの次期ミドルレンジ(中価格帯)スマートフォン「Pixel 7a」は、現地時間5月10日に開催される開発者向けイベント「I/O」にて発表されると見られています。

↑Image:SmartPrix

 

本製品が、Pixelスマホとしては初めて5種類のカラーバリエーションが用意されるとともに、前モデルPixel 6aの2倍となる256GBものストレージオプションもあると、有名リーカーが主張しています。

 

TwitterユーザーのParas Guglani氏は、Pixel 7aには5色のカラバリがあり、256GBストレージも選べるとツイート。そのカラーはDinuguan Black(ブラック)、Crispy Kale(グリーン)、Mayo Cream(クリーム色)、Tide Orange(オレンジ)、Vibrant Ube(紫色)とのことです。

 

このParas Guglani氏は、Android関連の情報を提供することで有名な人物です。以前もワイヤレスイヤホン「Nothing Ear(2)」の画像を正式発表前にシェアしたほか、Galaxy S23 Ultraのコード名やモデル番号をリークしていました

 

ほかPixel 7aはPixel 7やPixel 7 Proと同じTensor G2チップ搭載、RAM容量は8GB、カメラ性能も向上してワイヤレス充電にも対応、画面は90Hz表示も可能との噂もありました。全般的に、現行モデルのPixel 6aよりも大幅なアップグレードになると予想されています

 

すでに実機らしき画像も流出しているとともに、プロトタイプがeBayに出品されていたこともありました。またPixel 7の価格はお手ごろになるとの噂もあり、正式発表を楽しみに待ちたいところです。

 

Source:Paras Guglani(Twitter)
via:Gizmochina

統一規格Matterの登場で普及する?「スマートホーム」の基礎知識と導入のしかた

2017年に「Amazon Alexa」や「Google Home」などが登場し「スマートホーム元年」とさかんに言われたものの、いまだ家庭に普及したとは言えないのが実情。ところが、2022年にアマゾンやグーグル、アップルなどが参画するスマートホーム統一規格が登場したことで、状況はかわってきています。家電エバンジェリストとして活動し、スマートホームにくわしい安蔵靖志さんに解説していただきました。

 

「スマートハウス」とは違う!? 「スマートホーム」とは何か

「スマートホーム」という言葉をご存じでしょうか? 「創エネ」「蓄エネ」「省エネ」を組み合わせた「スマートハウス」と混同されがちですが、スマートホームというのは家の中にある家電や設備などを自動化できるようにするものです。2017年に米アマゾンが「Amazon Alexa」、米グーグルが「Google Home(Google Nest)」という音声アシスタントを引っさげて日本に進出しましたが、これらを搭載するスマートスピーカーやスマートディスプレイ(画面付きスマートスピーカー)と連携することで音声による操作が可能だというのもスマートホームの大きな特徴になっています。

 

いよいよスマートホームが身近になる?

筆者はいよいよ2023年が、本当の「スマートホーム元年」になるのではないかと予想しています。これまではAmazon、Google、Appleなどが独自にスマートホーム規格を提供していたのですが、それらを横断する統一規格「Matter(マター)」が2022年に策定され、Matterに対応するスマートホーム機器が登場し始めたからです。

 

「スマートホーム機器」とはスマートフォンと連携できる家電のこと

スマートホーム機器とは、スマートフォンアプリを使って操作や状態の可視化などができる「スマート家電」や、既存の家電や設備などをスマート家電のように使えるようにする機器、人や物の動き、温度・湿度・照度を検知できるセンサー、セキュリティカメラや、ドアロックをスマート化する「スマートロック」などのセキュリティ機器を総称したものです。

 

まずはこの構成する要素を詳しく確認していきましょう。

 

・通信機能を内蔵し、単体でスマホと連携する「スマート家電」

スマート家電というのはBluetoothやWi-Fi(無線LAN)などの通信機能を内蔵し、別途アクセサリーなどを追加しなくても単体でスマホアプリやスマートスピーカーなどと連携できる家電のことです。スマホアプリで遠隔操作ができる「ロボット掃除機」や、室内環境の可視化や遠隔操作ができる「エアコン」や「空気清浄機」などが挙げられます。そのほか、ドラム式洗濯乾燥機や冷蔵庫、オーブンレンジ、電気調理鍋、LEDシーリングライトなど、スマート家電は続々と増えています。

 

・既存の家電や設備などを “スマート化” する「スマート化サポート機器」

将来的にはすべての家電や設備がスマート化、もしくはインテリジェント化するのは間違いないですが、現状ではスマート化していない家電や設備がほとんどです。そこで活躍するのが「スマート化サポート機器」です。

 

スマート化をサポートする機器の代表として挙げられるのが「スマート家電リモコン」です。スマート家電リモコンはいわゆる「学習リモコン」の一種で、照明やテレビ、エアコンなどの機器を、スマホアプリやスマートスピーカーから赤外線を通じて操作できるようにするというものです。赤外線リモコンの操作を学習できるため、赤外線リモコンが付属する家電や設備なら基本的にどれでも操作できるようになるのが大きな特徴です。

 

そのほか、給湯機のお湯はりスイッチや壁スイッチなどの物理スイッチを押したり引いたりできる「スイッチロボット」や、カーテンの開閉をスマート化できる「スマートカーテン」などもあります。

 

・人や物の動き、温度・湿度・照度を検知できる「センサー」

人やペット、物などの動きを検知する「人感センサー」や、ドアや窓の開閉を検知する「ドア・窓開閉センサー」、温度や湿度、照度など室内環境の変化を検知できるセンサーなど、各種センサーもスマートホームを構成する上で重要な要素です。

 

これらを利用することで家族の出入りや人・ペットの動きを検知して別のスマートホーム機器と連携したり、室内環境の変化に応じてスマホアプリにお知らせしたりと、さまざまな連携操作が可能になります。

 

・セキュリティカメラやスマートロックなどの「セキュリティ機器」

スマートホーム機器にはもちろんセキュリティ機器もあります。屋内外の人や物、ペットなどの動きを撮影できるセキュリティカメラのほか、ドアロックに取り付けてスマート化できるスマートロックなども家のセキュリティを向上させる上で重要な機器です。そのほか、前出のドア・窓開閉センサーなどもセキュリティ向上に活用できます。

 

スマートホームのメリットは? 操作性・快適性・安全性の向上

スマートホームのメリットとして挙げられるのが以下の3つです。

 

・家電や設備の状態の可視化と操作性の向上
・家電や設備の遠隔操作や自動化による快適性の向上
・セキュリティ強化による安全性の向上

 

一つひとつ見ていきましょう。

 

・家電や設備の状態がわかる、操作しやすくなる!

普段生活をしていて、生活環境(家電や設備)の状態を知りたいというシーンがいくつかあります。例えば春や秋の暖かい日に、自宅で留守番しているペットが暑い思いをしていないかとか、出かけた後にドアロックをしっかり閉めたかどうか確認したい、といったシーンです。

 

例えば温度・湿度センサーを搭載するスマート家電リモコンを使うと、設置した部屋の室温や湿度を外出先からチェックするだけでなく、エアコンをオンにすることも可能になります。スマートロックを導入すると、ロックの開閉をスマホアプリで行えるだけでなく、ロックの開閉状況を出先から確認し、必要に応じてロックをかけることもできます。コンセントに挿した機器を遠隔操作できるようにする「スマートプラグ」の一部には、接続した機器が使っている電力を可視化できる製品もあります。

 

スマートホーム機器を導入すると、家電や設備の状態を可視化できるだけでなく、さらにそれらの家電や設備を遠隔操作できるようになります。

 

・家電や設備の遠隔操作や自動化で快適に使える!

先ほども紹介しましたが、ペットを飼っている家庭の場合、夏はエアコンを付けっぱなしにするのが当然だと思います。しかし春や秋の場合、エアコンを付けておいた方がいいのか不要なのかが分からないという日も多いことでしょう。しかし前出の温度・湿度センサー付きスマート家電リモコンを導入すると室内環境を可視化できるので、エアコンを無駄に付ける必要がなくなります。例えば室温が30℃を超えたらお知らせする、もしくはエアコンを自動的にオンにするといった設定を行えば、ペットを危険な目に遭わせる心配もありません。利便性の向上や省エネにつながるだけでなく、快適性も向上するというわけです。

 

帰宅直前に遠隔操作でエアコンをオンにしておけば、涼しくて(もしくは暖かくて)快適な部屋に帰宅することができ、一瞬たりとも不快な思いをしなくて済みます。

 

外出中だけではありません。起床した直後にリビングのエアコンを付けておけば、起きて着替えた直後から快適な環境で過ごせます。リビングにいながらにして、寝る前のベッドルームの室温を整えておくといった使い方もできます。

 

・セキュリティが強化され安全性が高まる!

スマートホームの導入メリットとして一般的に注目されやすいのが、セキュリティカメラやスマートロックなどの導入による安全性の向上です。

 

最近は防水性能を備えるバッテリータイプのセキュリティカメラもあり、室内だけでなく屋外にも配線なしで設置できるようになっています。センサーにより人や物の動きを検知して自動的に録画する機能なども備えているため、低コストで気軽にセキュリティを強化できます。

 

また、スマートロックを導入すればドアロックの状態確認や遠隔操作が可能になります。スマート家電リモコンなどを通じて照明を遠隔操作して在宅を装うことで、出張や旅行などの長期外出時の空き巣被害を防ぐといった使い方も可能です。

 

どこから取り入れるのがベスト? スマートホーム機器の導入アイデア 3

では、スマートホーム機器はどこから導入するのが一番いいのでしょうか? 各家庭におけるニーズによって異なりますが、いくつかのパターンで紹介しましょう。

 

1.家電を自動化して便利に活用したいなら……「スマート家電リモコン」から

スマートホームのメリットをもっとも実感しやすいのは、なんといっても「スマート家電リモコン」でしょう。インターネット環境やWi-Fi(無線LAN)環境さえあれば、数千円の追加でさまざまな家電が遠隔操作できるようになります。赤外線が届く範囲の家電を操作できるため、部屋ごとに設置する必要はあるものの、エアコンを買い替えずにスマート化できるのが最大のメリットではないでしょうか。ペットを飼っている家庭ならより安心・安全な室内環境にできますし、一人暮らしで帰宅前に室内を快適な環境に整えておくというのにも便利です。

いわゆる学習リモコンをスマート化したものなので、エアコンや照明などのオン・オフ状態が分かるわけではありません。しかし温度センサーや照度センサーを搭載したものであれば、エアコンや照明の状態を推測することができます。エアコンや照明の消し忘れを確認して遠隔操作でオフにするといった活用方法もありますので、一家に少なくとも1台あると省エネにもつながります。

 

【おすすめ製品】

SwitchBot「SwitchBotハブ2」

温度・湿度・照度センサーを搭載し、遠隔操作でエアコンを付けたり、温度・湿度・照度センサーを条件にした自動化機能も備えるスマート家電リモコンです。家族がエアコンをリモコンで操作した際の赤外線を検知してエアコンの状態を把握し、外出先からでもエアコンの状態を把握できる機能を備えています。スマートホーム統一規格「Matter」に対応し、Google・Amazonのスマートスピーカーやスマートディスプレイのほか、アップル「iPhone」シリーズの「ホーム」アプリなどから機器の状態を把握したり操作したりできます。

 

2.離れた家族を見守りたいなら……「スマートディスプレイ」から

離れて住む高齢の親を見守りたい、もしくはコミュニケーションを取りたいというニーズには、音声アシスタントを内蔵し、液晶ディスプレイとカメラを搭載する「スマートディスプレイ」がおすすめです。

 

普段は日時やスケジュール、家族写真を表示するフォトフレームのように使えるのですが、スマートフォンやスマートディスプレイから呼びかけることでビデオ通話をしたり、室内の様子を映像で確認するセキュリティカメラとして使ったりできます。セキュリティカメラ機能はオフにすることもできるので、家族でもプライバシーはしっかり守れます。

 

スマートディスプレイは声をかけるだけで音楽や動画を再生できますし、音声アシスタントにニュースや天気予報を聞くといった活用法もあります。こちらも一家に1台あると便利な機器です。

 

【おすすめ製品】

アマゾン「Echo Show 10」

左右約350度回転できる10インチディスプレイを搭載するスマートディスプレイです。カメラで人の顔を認識することで、常に真正面に顔をとらえながらビデオ通話をしたり、スマホアプリでディスプレイを回転させることで室内全体を見渡せるセキュリティカメラとしても使えます。

 

3.防犯対策をしたいなら……「スマートロック」から

防犯対策にはセンサーライトやセキュリティカメラなどさまざまなものがありますが、警察庁の調べによると侵入窃盗の4割から5割は「無締まり」つまり無施錠となっています(警察庁「令和3年の刑法犯に関する統計資料」によると「無締まり」が約53.1%)。窓のこれは無施錠も含まれているのですが、玄関ドアの無施錠を防いでセキュリティを強化できるのが「スマートロック」です。スマートロックは両面テープを使ってサムターンに貼り付けることで、玄関ドアをスマホアプリなどで施錠・解錠できるようにする機器です。スマホを持たない子供がいる家庭の場合、リモコンキーなどを使ってスマホなしでも施錠・解錠ができるモデルがおすすめです。

 

【おすすめ製品】

SwitchBot「SwitchBotスマートロック+指紋認証パッド」

さきほど紹介したスマート家電リモコンと同じメーカーなので、同じスマホアプリを使って施錠・解錠ができるスマートロックです。別売りの「指紋認証パッド」を玄関の外側に装着することで、ボタン1つで施錠、指紋(100個まで登録可能)やパスコード、別売りのNFC(近距離無線通信)カードキーを使った解錠ができるようになります。スマホを持たないお子さんがいる家庭にもぴったりの組み合わせです。

 

スマートホーム機器を導入することで家の中の利便性や快適性、安全性を向上できます。いきなりすべてを導入する必要はなく、自分の興味のある機器から導入することが可能です。一度体験したら元には戻れないくらい便利で快適だと思いますので、ぜひ自分の興味のある範囲から導入してみてください。

 

プロフィール

Techジャーナリスト・家電エバンジェリスト / 安蔵靖志

一般財団法人家電製品協会認定 家電製品総合アドバイザー、スマートマスター。AllAbout デジタル・家電ガイド。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。
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提供元:心地よい暮らしをサポートするウェブマガジン「@Living」

キャッシュレス社会の新ツール!「Googleウォレット」ついに日本でも展開へ

米Googleは、2022年7月から世界中に展開していた「Googleウォレット」を、ようやく日本にも導入すると発表しました。従来の「Google Pay アプリ」が「Googleウォレット アプリ」にアップデートされ、今後数週間かけて順次公開される予定です。

↑ついに日本にも登場

 

Googleウォレットとは、ざっくり言えば「財布の中身をデジタル化」したもの。Google Payの支払い機能を引き継ぎつつ、デビットカードやクレジットカード、搭乗券やイベントチケット、ワクチン接種証明書や運転免許証(対応地域は限られる)などを登録できます。

 

使い方は簡単で、すでに電子マネーや交通系ICカード (SuicaやPASMO) 、クレジットカードやデビットカードを Google Payに保存している場合は、Googleウォレットにも自動的に引き継がれます。新しいカードを追加したい場合は、Googleウォレット アプリの画面右下にある [+ウォレットに追加] をタップして、必要な情報を入力するだけ。

 

また、日本航空をはじめ世界各国の航空会社にも対応しており、数回タップするだけでデジタル搭乗券をウォレットに追加できます。航空会社のサイトで航空券を購入して「Googleウォレットに追加」ボタンをタップすると、そのデジタル版がウォレットに表示されます。

↑デジタル財布の中身(画像提供/Google)

 

さらに、Google Pixel WatchやFitbit Versa 4およびSense 2などのスマートウォッチも、Googleウォレットに対応。各種の支払い手段やポイントカードなどを一括して管理でき、タッチ決済にも使えるGoogleウォレットはキャッシュレス社会で便利な存在になりそうです。

 

Source:Google

生成系AIを導入したAndroid版Gmailアプリ、こんな感じです。「書くのを手伝って」ボタンで下書きを作成!

先週GoogleはGmailなどのビジネスアプリケーション「Google Workspace」などに生成系AIの機能を導入すると発表し、今週には会話型AIサービス「Bard」の早期アクセス登録受付を始めるなど、積極的にAIへの取り組みを打ち出しています。

↑Gmail

 

それを裏付けるように、Android版のGmail最新版(バージョン2023.03.05.515729449)ではメール作成画面で「書くのを手伝って」とAIに手伝ってもらえるボタンが表示されることが分かりました。

 

米9to5Googleによると、最新版Gmailではキラキラした杖のアイコン(Help me write)が表示されるとのこと。これをタップするとテキスト入力ボックスが開き、Gmailに何を書くか指示を与えることができます。そのプロンプト(指示)が短すぎる場合、Gmailは 「プレビューを作成するためもっと書いてください」と要求。そうして書き終えたら「作成」をタップすると、メール本文を書いてもらえるという流れです。

Image:9to5Google

 

もう1つ、「メッセージをリライトして(Refine my message)」機能も追加されています。こちらは、すでにメール本文に何か書いてある場合、ボタンをタップすると、AIが文章を書き直したり、分かりやすくするというもの。

 

そうして出来た文章をそのまま使ったり、「別のものを見る(View another)」で丸ごと作り直させることもできます。また生成されたテキストに対して、「いいね!」や「よくないね!」を付けることも可能です。

 

GmailとGoogleドキュメントは、生成系AIが導入される最初のWorkspaceアプリとなり、Googleはこれらを「信頼できるテスター」向けに年内、順次展開する予定です。一般ユーザーも広く利用できるようになる日を、心待ちにしたいところです。

 

Source:9to5Google

Googleの対話型AI「Bard」、英米で一足先に実験開始

Google(グーグル)は対話型AIサービス「Bard」の早期アクセスを開始しました。

↑お試し大歓迎でも、あくまで実験(画像提供/Google)

 

Bardは大規模言語モデル「LaMDA(Language Model for Dialogue Applications)」をベースとして構築されており、ユーザーからの質問に会話のような自然な文章で回答することができます。「Google 検索」との連携も特徴の一つですね。

 

今回、開始されたBardの早期アクセスでは、質問への回答、アイデアやアウトラインの作成、複雑なトピックの簡略化などを利用することができます。一方でGoogleは「Bardは常に正しいとは限らない」とユーザーに注意しており、ユーザーは回答から3つの異なるバリエーションを選択することができます。

 

Bardの早期アクセスは英国と米国でのみ開始されており、日本は含まれていません。現在はウェイティングリストに登録することで、一般ユーザーが早期アクセスできるようになっていますが、Googleは今後もBardを改良していくことで、より多くの言語、そしてより正確な回答ができるようにする予定です。

 

Open AIの「ChatGPT」やMicrosoft(マイクロソフト)の「Bing」のように、ますます活躍の場が広がる対話型AI。私たちの日常生活に現れる日も少しずつ近づいているようです。

 

Source: Google via 9to5Google

恐怖……Pixelスマホで加工したスクショが復元される問題。現在は修正済み

グーグルは、Pixelスマートフォン向けの2023年3月のセキュリティアップデート「Android 13 QPR2」で、スクリーンショットツール「Markup」の脆弱性を修正しました。

↑ymgerman / Shutterstock.com

 

これまでMarkupでは、撮影したスクリーンショットをトリミング/塗りつぶしした画像が、他人によって元に戻すことが可能な不具合がありました。例えばクレジットカードの番号を塗りつぶしてSNSにアップロードしたはずなのに、それが他人によって復元されてしまう……という問題があったのです。

 

この問題は、Discordなど一部のアプリで発生することが報告されています。一方で複数のSNSサービスでは画像のアップロード時に画像を加工するので、同様の問題の発生は報告されていません。

 

Markupに関する修正は現在、Pixel 4aからPixel 7までのスマートフォンに配信されています。切り取った/隠したはずの画像が復元されてしまう重大な今回の不具合、早めに修正を適用したいものです。

 

Source: 9to5Google

Pixel 6/6 Proでも夜景モードが高速化!すばやくキレイに夜間撮影ができるように

昨年Googleは、最新スマートフォンPixel 7およびPixel 7 Proで「より高速な夜景モード」を実現したと発表していました。この機能がカメラアプリの更新により、Pixel 6やPixel 6 Proでも利用できるようになります。

↑Pixel 6 Pro

 

高速な夜景モードについてGoogleは「より鮮明な美しい低照度画像を通常の露出時間の半分で生成できるようになりました」とアピールしていました。また、機械学習の追加トレーニングにより、夜景モードを含む低照度環境でのリアルトーン機能も改善されたとうたっています。

 

こうした夜景モード撮影の高速化が、Google Cameraアプリのバージョン8.8でPixel 6およびPixel 6 Proにもやって来ます。2023年最初のFeature Drop(Pixelスマートフォンなどの機能アップデート) の一環というかたちです。

 

最新版のカメラアプリにアップデートした後、「夜景モード」タブに切り替えると、右下に円が表示。これをタップすると、2秒~最大6秒まで時間を調節できます。つまり、夜間撮影をスピーディにするか、それとも露出時間を長く取って画質を向上させるかを選べるわけです。

 

ほか今月のFeature Dropでは、写真の不要なものを消去できる「消しゴムマジック」が過去Pixelスマホでも利用可能になったほか、Pixel Watchに転倒検出機能が追加されています

 

Google Camera 8.8は、Playストア経由でロールアウト(時間をかけた展開)されています。Pixel 6やPixel 6 Proユーザーは、夜景モードの高速化を楽しみに待ちたいところです。

 

Source:9to5Google

Pixel 8で利用可能? Google フォトで動画の手ブレ修正機能がテスト中

Google(グーグル)が「Google フォト」向けに動画の手ブレ修正機能「Video Unblur」を準備していることを、海外テックサイトの9to5Googleが伝えています。

↑9to5Googleより

 

Googleは「Pixel 7」のリリースと一緒に、「Tensor」プロセッサの機械学習機能を利用した「写真の手ブレ修正機能(Photo Unblur)」をリリースしました。同機能は、Pixel 7限定でGoogle フォト経由で利用できます。

 

9to5GoogleがGoogle フォトのアプリを解析したところ、動画の手ブレ修正機能ことVideo Unblurを強制的に有効にすることに成功しました。ただし現時点では、実際に動画に修正を加えることはできません。このことから、Video UnblurがPixel 8シリーズ限定の機能になることが予測されているのです。

 

Googleは以前、Google フォトにてHDRエフェクトをまず写真向けにリリースし、その後に動画向けにも有効にしました。動画の手ブレ修正機能も、同様の経過をたどるのかもしれません。

 

その他にも、Google フォトでは動画に適用できるエフェクトを準備していることが判明しています。これらは「オーバーレイ」タブに表示され、「アフタースクール/白黒/クロマチック/フォワード/グラッシー/ゴールデン/モアレ/マルチプル/ポラロイド/レインボーレイ/リフレクト/RGB パルス/スーパーエイト/VHS」といったエフェクトが存在するようです。

 

Source: 9to5Google

Pixel 7aのプロトタイプ、eBayに出品されてる…

Google(グーグル)からの近日の投入が期待されている廉価スマートフォン「Pixel 7a」のプロトタイプとされるスマートフォンが、海外オークションサイトのeBayに出品されているのが発見されました。

↑eBayより

 

Pixel 7aに関しては以前にも実機がリークされており、背面カメラ突起の素材の変更などが確認されています。またBluetooth関連の認証機関「Bluetooth SIG」への登録も確認されており、5月のGoogle I/Oでの発表6月の発売が期待されているのです。

 

今回のPixel 7aのプロトタイプは、2550ドル(約34万円)で出品されていたものです。製品はブラックカラーで、裏面にはラインパターンとシンボルが刻印されています。またプロトタイプの証明でもある、インジケーターが存在することも伝えられています。

 

底面にはUSB-Cポートがあり、スピーカーとマイクのための2個のピル型のホールが存在します。OSは起動しませんが、開発途上(EVT1.0)である「Fastboot Mode」の画面が表示されており、8GB RAMと128GBの内蔵ストレージを搭載していることがわかります。

 

というわけで、いよいよその投入が近づいているPixel 7a。現行モデルの「Pixel 6a」と同じく、コストパフォーマンスに優れた魅力的な製品として登場してほしいものです。

 

Source: eBay via 9to5Google