YouTubeがゲームに参入!? 「Playables」投入の噂

YouTubeがゲームサービス「Playables」を開発していることを、The Wall Street Journal(ウォールストリートジャーナル)が報じています。

↑19 STUDIO / Shutterstock.comより

 

今回の報道によれば、Playablesではデスクトップのウェブサイトやスマートフォンのアプリにて、「インスタント(即席)」なゲームがプレイできます。YouTubeはThe Wall Street Journalの取材にたいして、「我々は常に新しい機能を試している」として、詳細については言及しませんでした。

 

YouTubeを運営するGoogle(グーグル)といえば、オンラインゲームの「Stadia(スタディア)」がありましたが、こちらは2023年1月にサービスが終了しています。高品質なゲームのクラウドプレイを提供していたStadiaとは異なり、Playablesではより簡単なゲームの提供が想定されているようです。

 

動画ストリーミングサービスによるゲームサービスといえば、すでにNetflix(ネットフリックス)がゲームを配信しています。この動きにYouTubeが追随することになるのか、注目したいものです。

 

Source: The Wall Street Journal via MacRumors

Google Pixel Tablet、純正スタイラスペンやキーボード準備中? 生産性が向上しそう

先週発売されたGoogleのAndroidタブレット「Pixel Tablet」は、自社製のスタイラスやキーボードが用意されていないこともあり、様々な反響を呼んでいます。

Image:Google

 

そんななか、GoogleがPixel Tablet用の「ペン」と「キーボード」の発売準備を進めている可能性を示す手がかりが見つかりました。

 

Pixel Tabletは基本的には優れたタブレットではあるものの、Nest Hubのようなスマートスピーカー的な使い方が強調されています。他社のOne Plus PadやFire Max 11が、生産性を高める純正スタイラスやキーボードを同梱、あるいはセット販売していることとは対照的ではあります。

 

しかし、Pixel Tabletのファクトリーイメージ(工場出荷状態に戻すためのイメージファイル)から、Pixel Tablet用のキーボードとペンを準備中だと示す文字列が見つかりました。これらのアクセサリーは単に 「Keyboard for Pixel Tablet」(Pixel Tablet用キーボード)と「Pen for Pixel Tablet」(Pixel Tablet用ペン)と書かれているだけで、それ以上の詳しいことは不明です。

 

さらに「スタイラスを最大限に活用するには、最新の Android アップデートをインストールしてください」などの文字列も発見されています。つまり、近い将来に純正スタイラスが発売される可能性があるようです。

 

すでにPixel TabletはUSI 2.0タッチペンに対応しており、充電スピーカーホルダーの設置に使われているピンは、マグネット式キーボードも装着できるように思われます。

 

現時点では、これらのアクセサリーがいつ登場するのか、どれくらいの価格になるのかは不明です。もしかすると、今後はスタイラスやキーボードとPixel Tablet本体セットが発売されるのかもしれません。

 

Source:Android Authority, 9to5Google

Google、ハイエンドのノートパソコン「Chromebook X」を準備中?

Google(グーグル)が新たな高性能ノートパソコンのブランド「Chromebook X」を準備していると、海外テックサイトの9to5Googleが報じています。

↑「Chromebook X」を準備中

 

GoogleのChromebookといえば、もともとは教育機関などでの使用を想定した廉価なノートパソコンでした。しかし、最近では「ChromeOS」の発展により、さまざまな機能が追加される一方、特定アプリの要求スペックも向上しています。

 

9to5Googleによれば、Googleは以前にハイエンド向けブランドとして「Plus Chromebook」と「Premium Chromebook」を準備していたそうが、これらはChromebook Xに置き換えられたとのこと。この名称はノートパソコンの筐体にロゴマークとして表示され、特別な起動画面も用意されるそうです。

 

Chromebook Xでは、一定以上のRAM容量、ビデオ会議用の高性能なカメラ、ハイエンド仕様のディスプレイが搭載されると予想されています。また、Intel(インテル)の「第12世代Core(Brya/Nissa)」やAMDの「Zen 2+/Zen 3」といったプロセッサが搭載される模様。

 

9to5Googleによれば、Chromebook Xの製品は2023年の年末までに発売される見込みとのことです。

 

Source: 9to5Google

iOS版Chromeブラウザ、人工知能で地図や翻訳機能がより便利に

Google(グーグル)はiOS版の「Chrome」ブラウザにおける、4つの新機能の追加を発表しています。

↑Googleより

 

まず地図機能では、ウェブページ内の住所をAI(人工知能)により検出することが可能に。そして検出した住所を長押しすると、Chrome内の「ミニGoogle マップ」で表示することができるのです。Google マップのアプリへと切り替える必要がないのは、便利といえるでしょう。

 

カレンダー機能でも日付を検出することで、「Google カレンダー」のアプリへと切り替えることなく、Chromeからイベントを直接作成することができます。さらに翻訳機能でも「Google 翻訳」のアプリを立ち上げることなく、文章の長押しで翻訳が表示されるようになるのです。

 

「Google レンズ」によるカメラ機能では、画像を長押しすることで植物を識別したり、宿題の手伝いや言語の翻訳などを、リアルタイムでおこなうことができます。さらに数か月後には、カメラを使って撮影した画像や、カメラロールにある既存の画像でも、Chromeから同様の機能が利用できるようになります。

 

このように、別アプリにて提供されていたさまざまな機能が内蔵されることになるChrome。今後も、さらなる機能改善に期待したいものです。

 

Source: Google via MacRumors

Pixel 7a搭載のTensor G2チップ、上位モデルよりも熱くなりやすい? コストダウンのためかも

Googleの中価格帯スマートフォンPixel 7aは、高価なフラッグシップ機のPixel 7やPixel 7 Proと同じTensor G2チップを搭載していると公称されています。

Image:Google

が、チップの名前は同じながらも、上位モデルとは少し違っていることが明らかとなりました。

 

今年5月に登場したPixel 7aは、前モデルのPixel 6aよりも性能が優れており、バッテリー持ちも改善されています。それらが新チップTensor G2によることは間違いなさそうですが、有名リーカーが上位モデルよりも少し劣っている可能性を指摘しています。

 

Kamila Wojciechowska氏によれば、Pixel 7aに搭載されたTensor G2チップは「IPOP」というバリエーションだそうです。

 

より具体的には、上位モデル用とはパッケージング(半導体を1つにまとめて外部から保護し、端子間を接続するプロセス)技術が違うとのこと。Pixel 7とPixel 7 ProのTensor G2に使われている「FOLOP-PoP」技術よりも、「IPOP」は製造コストが低く抑えられているようです。

 

実際にTensorチップを製造しているサムスンの資料によると、IPOPチップはFOLOPよりも分厚く、大きく、熱くなりやすいとのことです。

 

ふだん使いにはほとんど問題とならないはずですが、「チップが熱くなりやすい」ことは望ましいとは言えません。特にTensorチップを搭載したPixelスマートフォンは熱くなりがちで、Googleもわざわざ公式サポートページを用意しているほどです。

 

Pixel 7aの完成度は非常に高く、先にPixel 7やPixel 7 Proを買った人は複雑な思いをしたかもしれませんが、上位モデルは「熱くなりにくい」可能性が高く、お値段に見合った価値はありそうです。

 

またTensor G2は、タブレットのPixel Tabletや折りたたみスマホPixel Foldにも搭載されています。これらデバイスが、どのバージョンのチップを使っているか不明ですが、使用したユーザーからのレビューを待ちたいところです。

 

Source:9to5Google

【西田宗千佳連載】Pixel 7aは非常にお買い得。裏にあるのはGoogleの半導体戦略

Vol.127-4

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマはGoogleが発売を発表した「Pixel 7a」。Googleはひとつのプロセッサーを複数の製品に起用するが、そこには半導体に関する戦略がある。

↑Pixel 7a

 

現在Googleが販売している「Pixelシリーズ」には明確な共通点がある。それは、使っているプロセッサーがまったく同じである、という点だ。

 

現在使っているのは「Google Tensor G2」。CPUコア数・GPUコア数も、動作クロックも、メモリー容量もまったく同じものが、Pixel 7からPixel Fold、Tabletにまで使われている。

 

GoogleのPixel向けプロセッサーである「Google Tensor」シリーズは、2021年発売の「Pixel 6」から採用されたもので、現在は第二世代。このままいけば、秋の新製品では第三世代が登場することになるだろう。

 

GoogleはAndroidに関して、サムスンとのパートナーシップを強化している。Google Tensorの開発もサムスンが担当しており、サムスンの自社プロセッサー「Exynos」をベースにしているのでは……と噂されることは多い。

 

多分それは事実だろう。だが、ExynosとGoogle Tensorはかなり考え方が異なる。Exynosは製品ごとにかなり性能が異なり、多数のバリエーションで構成されている。しかしGoogleはあえてCPU・GPUの性能を上げようとはしていない。その代わりに、プロセッサーの中に機械学習向けの機構を多めに搭載して、画像認識や音声認識、カメラの画質アップなどに使っている。さらに、スマホなどの価格ごとにプロセッサーを使い分けず、とにかく1種類のものを多数の製品に使うことでコスト効率を上げる、という戦略をとっている。

 

だからPixel 7「a」は非常にお買い得なスマホになるわけだ。ただし、性能面でほかのハイエンドに見劣りする部分があるのも否めない。

 

とはいえ、Googleとしてはそれで良いのだろう。プロセッサーの性能は重要だが、いまのスマホでは、単純に性能の魅力で差別化をするのも難しい。だからみなカメラ性能=イメージセンサーというプロセッサー以外の部分で差別化できるところに注目するのだ。そして、カメラ画質などには、Google Tensorの性能は生かしやすい。ほかのプロセッサーでできないことではないが、Googleとしては「特定のプロセッサーにターゲットを絞って開発できる」のが強みとなる。だから、Androidのおもしろそうな機能が「まずはPixelから」という話になるのだ。そのあと他社製品にも対応はできるが、優先順位がちょっと違う。

 

一方で、Googleお得意の「AIで差別化」が今後も盤石なのか……というと、けっこう難しい部分がある。Google TensorでAI処理を効率化することはできるが、それは音声や画像の処理が中心。最近話題になることの多い「ジェネレーティブAI」の高速化には役立ちづらい。現状、ジェネレーティブAIは結局クラウドにある高性能なサーバーで処理せざるを得ず、スマホやタブレットの差別化要因になっていない。

 

この辺は仕方がない部分もある。半導体の設計・開発には2年以上の長い時間が必要になる。ジェネレーティブAIの重要性が認識されてからはまだ1年くらいしか経過していない。いかに技術を先読みしたとしても、去年・今年に出るような製品に使えるプロセッサーを最適化するのは無理があるのだ。

 

だからおそらく、Googleはまだ今年・来年くらいは、いまのGoogle Tensorの延長線上で攻めるだろう。すなわち「単純性能でなく機械学習向けに改良、でもジェネレーティブAIまでは対応できない」「CPU・GPU性能でトップは狙わない」「コスパの良さを武器に、多数の製品に同じ性能のものを搭載する」という三要素だ。

 

そういう目線で見ると、今春に出た3商品の見え方も、多少違ってくるのではないだろうか。

 

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Google検索で『塊魂』が遊べるぞ!

「Google検索」で、ゲームの『塊魂(Katamari Damacy)』をモチーフにしたイースターエッグ(開発者のいたずら)が見つかっています。

↑こんな感じ

 

今回のイースターエッグの楽しみ方は、Google検索で「塊魂」(あるいは「Katamari」)と検索するだけ。そして、検索結果の右側上部にある回転するボールをクリックすると、ゲームが始まります。

 

ゲームの塊魂と同様、今回のイースターエッグではカーソルキー(あるいは指)でボールを操作することで、検索結果の文字や画像などをボールに取り込み、塊を大きくすることができます。実際のゲームと異なり、ゴールや制限時間はありません。

 

塊魂は2004年にナムコから「PlayStation 2」向けに発売されたゲームで、2023年6月にはリマスター版となる『みんな大好き塊魂アンコール+ 王様プチメモリー』が発売されました。長らく愛されてきた塊魂がブラウザ上で動作するのを見ると、技術の進歩の速さを感じずにはいられません。

 

Source: Google

ライバルとの競争が白熱!「Pixel Watch」がヘルスケア機能を強化

Google(グーグル)は、自社製スマートウォッチ「Pixel Watch」の最新アップデート「Feature Drop」をリリースしました。

↑ヘルスケア機能がパワーアップ

 

一つ目のアップデートは、睡眠中における血中酸素濃度(SpO2)の追跡機能。これにより、睡眠中の血中酸素濃度に危険な兆候があれば、通知を受けることができます。これと似た機能はApple(アップル)の「Apple Watch」やSamsung(サムスン)の「Galaxy Watch」など、他社製スマートウォッチではすでに実装されています。心拍数をモニターすることで、高心拍数や低心拍数などの異常が発生した際に通知を受け取ることができるようになりました。

 

また、ランニングやウォーキング、サイクリング中にユーザーが止まれば、Pixel Watchも自動的に一時停止することができるようになった一方、Spotifyがより使いやすくなっています。その他にも「Google Assistant」がイタリア語やポーランド語などの新しい言語に対応しました。

 

このようなアップデートに合わせて、Pixel Watch向けの新しいメタルリンクバンドも登場。ブラッシュドシルバーとマットブラックの2色のバンドは、6月16日からオンラインおよびGoogleの直営店で販売されます。

 

Source: Google

メールの作成がAIで早くなりそう! モバイル版Gmailが「Help me write」をテスト中

Googleは5月の年次開発者会議「Google I/O 2023」で、生成系AIがGmailのメール作成を手伝う「Help me write」を発表していました。この機能がAndroidおよびiOSのGmailアプリで、テストサービス「Workspace Labs」の参加者向けに広く提供されるようになりました。

↑AIの代筆がメールで広がりそう

 

モバイル版Gmailアプリでは、まず生成AIの紹介が表示されます。その後、右下に「Help me write」ボタンが表示され、タップすると入力欄が現れて、例えば「飛行機の欠航につき、全額返金を請求したい」などと指示。それから「Create」ボタンを押すと、文章が生成されるという流れです。

 

生成された文章が本文に挿入されてから、やり直し(リロードボタン)をタップすると、「Formalize」(形式張る)「Elaborate」(もっと詳しく)「Shorten」(もっと短く)などのボタンが表示されます。これらを押すと、それぞれの注文に応じて書き直すという具合です。

 

数年前からGmailでは、メールの内容を分析して適切な返信の候補を提案する「スマートリプライ」が導入されていましたが、「大丈夫です」「了解しました」「特に問題ありません」など短文が選べるだけでした。LLM(大規模言語モデル)を基礎とした生成系AIにより、ようやく人間のような文面を書けるようになりつつあるようです。

 

いまのところ英語での動作だけが確認されていますが、すでにGoogleが試験中のチャットボット「Bard」は日本語に対応しています。近い将来、AIがメールのほとんどを代筆してくれるのかもしれません。

 

Source:9to5Google

Pixel Watch 2の外観が判明? 開発コード情報も流出

Google(グーグル)の次期スマートウォッチ「Pixel Watch 2(仮称)」のコードネーム「Eos」や、その外観に関する情報が、海外テックサイトの9to5Googleにより伝えられています。

↑9to5Googleより

 

Googleは2022年10月に、初代モデルとなる「Pixel Watch」を発売。円形の文字盤や「Fitbit」によるヘルスケア機能が特徴です。またPixel Watch 2に関しては、新型プロセッサの搭載やバッテリー駆動時間の延長、そして今秋の発表が予測されているのです。

 

9to5GoogleがGoogleの検索アプリのAPK(アプリケーションパッケージ)から入手した情報によれば、Pixel Watch 2は「Eos」「Aurora」というコードネーム名で開発されているとのこと。両者の違いは、セルラー接続機能の有無となります。

 

また上画像のように、Pixel Watch 2のアニメーションも見つかっています。これを見ると、Pixel Watch 2でもPixel Watchと同じ、円形の文字盤が採用されるようです。

 

Pixel Watch 2に関してはまだわかっていないことが多いのですが、新型プロセッサや次期スマートウォッチ向けOS「Wear OS 4」の搭載による、さらなる完成度の向上に期待したいものです。

 

Source: 9to5Google

Pixel 8/8 Proのカメラ、かなり進化しそうです

Google(グーグル)の次期フラッグシップスマートフォン「Pixel 8/8 Pro」にて、メインカメラのイメージセンサーのアップグレードなどが、海外テックサイトのAndroid Authorityにより報じられています。

↑Android Authorityより

 

今回の情報によれば、Pixel 8/8 Proではメインカメラのイメージセンサーに「ISOCELL GN2」が採用されるとのこと。これは現行モデルの「Pixel 7/7 Pro」に搭載されている「ISOCELL GN1」の後継モデルとなり、センサーサイズが大きくなることで光を約35%多く取り込むことができます。

 

そして、Pixel 8 Proの超広角カメラにはソニー製の6400万画素の「IMX787」を採用。現行モデルの1200万画素から、大きなアップデートとなります。さらにPixel 8 Proでは、被写体までの距離を測定する「ToF」センサーがアップデート。「8×8 ToF VL53L8」というセンサーを搭載することで、オートフォーカスなどの性能が向上するかもしれません。一方で、期待されている体温の測定機能は搭載されないそうです。

 

さらに「シネマティックモード」でのボケのレベルの調整や、LEDフラッシュの強度の調整、撮影シーンに応じてAI(人工知能)が判断する「セグメンテーションAWB」も搭載されるとのこと。また8K解像度でのビデオ再生や、「スタッガードHDR」などの新たな撮影機能もサポートされるそうです。

 

というわけで、かなりのアップグレードが期待できそうなPixel 8/8 Proのカメラ。今年にリリースされるであろう「iPhone 15 Pro」シリーズとの、撮影画質の比較が気になるところです。

 

Source: Android Authority via 9to5Google

【西田宗千佳連載】「iPadに対して不利」そこでGoogleが取ったタブレット戦略は?

Vol.127-3

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマはGoogleが発売を発表した「Pixel 7a」。同じタイミングで登場した「Pixel Tablet」から、Googleのタブレット戦略を解説する。

↑Pixel Tablet

 

Googleのタブレット戦略は、過去から少々フラフラしている。

 

タブレットが登場した2010年代前半には自ら「Nexus 7」を軸に低価格タブレットの市場を牽引したものの、収益性の問題は大きかった。市場全体が低価格路線に動きすぎて、Google自身も利益を生めなかったのだ。

 

その後同社は、Chrome OSベースの「Chromebook」にも着目する。低価格PC的な製品やタブレットについてはChrome OSを推すようになり、Androidはスマホ向け……という棲み分けが2019年まで色濃かった。

 

それが再び変わり始めたのは2021年。Chromebookは教育市場でこそ支持されたものの、ほかではシェアを伸ばせない。低価格タブレットはAmazonや中国系企業、ハイエンドはアップルにカバーされてしまい、ハイエンド・Androidタブレットのシェアは上がらない。サムスンなど頑張っているメーカーもあるのだが、それだけではプレゼンスがなかなか上がっていない状況がある。

 

そこで昨年、Googleが打ち出したのが「タブレット市場への回帰」。Pixel Tabletの存在を早めに公開、Pixelブランドとして、改めてフルラインナップをそろえていくことを宣言したわけだ。

 

それから1年、ようやく市場に製品が出てくる。Googleの担当者によれば、狙いは「家のなかに定位置を作ること」だった。

 

タブレットは、充電中の「置き場」が意外と面倒だ。ケーブルでつないで放り出しておくのはあまり見栄えも良くない。PCやスマートフォンほど「家の中での定位置」がしっかりしていない、という指摘もよくわかる。だから、タブレットを買った人の一定数が、タブレット用スタンドを買い求めている。

 

Googleが考えたのは、充電台を兼ねた、価値のあるデバイスとセットにすることだ。Pixel Tabletはスピーカーホルダーをセットとして販売し、外せばタブレット・つければスマートディスプレイとして使える形になっている。

 

ちょっとしたアイデアだが、確かに魅力的ではあるだろう。映像を見たりちょっとしたビデオ通話をしたりするには、スマートディスプレイはとても便利なもの。家電のコントロールにも向く。一方で、定位置以外にも持ち運んで使うなら、タブレットとして取り外せた方がありがたい。

 

ただし、この製品は完全に「家庭内」に特化している。GPSなどは内蔵していないし、セルラー版の用意もない。Googleとして、「タブレットは家庭内で使われている」という調査結果をもとに開発した製品であるからだ。そうすると、ハイエンドタブレットを推すという路線とはちょっとズレもあるように感じる。だが、別な言い方をするなら、「タブレットを作るなら、なんらかのギミックがないとiPadとの競合上不利である」ということなのかもしれない。

 

では、GoogleがPixel製品を増やす理由はどこにあるのか? そのあたりは次回解説してみよう。

 

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Pixel 8のTensor G3チップ、かなりスゴイらしい…

Google(グーグル)の次期スマートフォン「Pixel 8」シリーズへの搭載が期待されている、次期プロセッサ「Tensor G3(仮称)」。その刷新内容の予測が海外にて報じられています。

↑hakanyalicn / Shutterstock.comより

 

GoogleのTensorシリーズは同社が独自開発したプロセッサで、2021年に初代モデルの「Tensor」が「Pixel 6」シリーズにてデビュー。2022年にリリースされた「Pixel 7」シリーズや、2023年に発売された「Pixel 7a」には「Tensor G2」が搭載されています。

 

Android Authorityでエディターを務めるWojciechowska氏によれば、Tensor G3ではGPUコアの構成が変更され、従来の「2+2+4」というレイアウトから、「1+4+4」というレイアウトに。このうち最も高性能なコアは、3.0GHzで駆動される「Cortex-X3」で、4基の「Cortex-A715」と4基の「Cortex-A510」が組み合わされます。

 

GPUには「Mali-G715」を採用し、レイトレーシングのサポートを追加。これにより性能の向上だけでなく、電力効率の向上も期待できます。さらに、より高速かつ効率的な「UFS 4.0」ストレージもサポートされます。また、動画の処理速度も大幅に向上するようです。また、セキュリティも高まると指摘されています。

 

なお、Tensor G3はSamsung(サムスン)の4nmプロセスで製造されるようです。Pixelシリーズの、さらなるアップグレードに期待したいものです。

 

Source: Kamila Wojciechowska / Twitter via 9to5Google

残念…Pixel 8、次期ワイヤレス充電「Qi2」に対応しないかも

Google(グーグル)からの今年の投入が期待されている「Pixel 8(仮称)」において、次期ワイヤレス充電規格「Qi2」がサポートされない可能性がでてきました。

↑Wireless Power Consortiumより

 

Qi2とは今年1月に発表されたワイヤレス充電規格で、その特徴はマグネットを利用したApple(アップル)の充電規格「MagSafe」との互換性を取り入れたことです。またPixel 8は、今年秋の投入が期待されています。

 

ワイヤレス充電の規格団体となるWireless Power Consortium(WPC)へと登録された「Google Pixel 8(GKWS6)」のデータ(スマートフォンの画像はPixel 6)からは、同スマートフォンが最大12Wでの「Qi」での充電に対応すると記載されています。これは、現行モデルの「Pixel 7/7 Pro」と変わらないスペックです。

 

一方で海外報道によれば、Appleの次期スマートフォン「iPhone 15」シリーズがQi2に対応するとも報じられています。今年のフラッグシップスマートフォンのワイヤレス充電スペックでは、iPhone 15が頭一つ抜けることになるのかもしれません。

 

Source: Wireless Power Consortium via 9to5Mac

【西田宗千佳連載】なぜGoogleはいま二つ折りスマホのPixel Tabletを出したのか?

Vol.127-2

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマはGoogleが発売を発表した「Pixel 7a」。同じタイミングで「Pixel Fold」が出た背景を探る。

↑グーグルのPixel 7a。実売価格は6万2700円(税込)。昨年発売された「Pixel 7」と同じプロセッサーを搭載しながら廉価版となったモデルだ。ディスプレイは6.1型のOLEDを採用する。前モデルの廉価版Pixel 6aでは割愛されたワイヤレス充電が搭載されたり、リアカメラの性能が向上したりするなど、充実した機能が自慢だ

 

Googleは今春、「Pixel 7a」「Pixel Tablet」「Pixel Fold」と、3種の新製品を発表した。この記事が公開される頃、7aはすでに市場に出回っているが、残りの2つはこれから販売……という段階かと思う(※6月2日時点で、Pixel Tabletは6月20日ごろの発売予定で、Pixel Foldは未定)。

 

Pixel 7aを含む末尾に「a」が付くPixelは、普及型モデルとしてこの数年で恒例になったものの、Pixel Tabletについては昨年発表され、「2023年初頭には発売」とされていた。それが、少し発売時期が遅れてこのタイミングになった、という事情がある。

 

そういう意味でこれら2機種が出てくることは想定内であり、驚きはなかった。一方、ちょっと意外だったのは、二つ折りスマホであるPixel Foldが出てきたことだ。サムスンの「Galaxy Z Fold」を含め、すでに二つ折りスマホ自身は複数市場に出ている。だが、まだ高価なこともあってか、「広く普及した」というのは難しい、ちょっと微妙な状況でもある。

↑Pixel Fold

 

そんな中で、なぜGoogleはFoldを作ったのか? ヒントは次のコメントにある。

 

GoogleでAndroidとGoogle Play、そしてWear OSのプロダクトマネジメントを統括するサミール・サマット副社長は、筆者とのインタビューで次のように答えている。

 

「タブレットには大きな期待を抱いている。タブレットのおもしろいところは、消費デバイスとしてだけでなく、家庭での生産性向上デバイスとしても使えること。Androidにとって、ハイエンドタブレットの分野に大きなチャンスがあり、マルチタスクやプロダクティビティを満たす機能が求められる。近年こうした部分に注力しており、タブレットだけでなく、小型のタブレットになるハイエンド端末“フォルダブル(二つ折り)”端末にも役立っている」

 

二つ折りスマホは「スマホ」ではあるのだが、大きな画面になるがゆえに、彼らは「ハイエンドタブレットの1つ」としても捉えているわけだ。Androidは特に「12L」以降、タブレットで「横長(ランドスケープ)画面」「複数アプリ同時使用」といった機能の強化を進めている。

 

タブレット市場は、AmazonのFireタブレットのような低価格製品か、アップルのiPadか、という感じで二分されている。Androidタブレットもハイエンド製品を増やし、ニーズを取り逃がさないことが求められている訳だが、その一角として「ハイエンドスマホであり、コンパクトなタブレットでもある」二つ折りスマホが注目されている、ということなのだろう。

 

まだ日本ではレビューが行なわれていないものの、Google I/Oを取材した際、Pixel Foldの実機を体験している。横幅がGalaxy Z Foldより広く作られているのが特徴で、結果として「スマホとして使う」よりも「タブレットとして使う」方が似合っているイメージは受けた。Googleがタブレット重視であるならば、そうした印象も間違いはないのだろう。

 

ではGoogleが発売する新たな「Pixel Tablet」の狙いは何なのか? そのあたりは次回解説していこう。

 

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【西田宗千佳連載】Google「Pixel 7a」がおトクな製品になる理由とは?

Vol.127-1

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマはGoogleが発売を発表した「Pixel 7a」。昨年発売された上位版「Pixel 7」と同じプロセッサーを用いる狙いはどこにあるのか。

↑グーグルのPixel 7a。実売価格は6万2700円(税込)。昨年発売された「Pixel 7」と同じプロセッサーを搭載しながら廉価版となったモデルだ。ディスプレイは6.1型のOLEDを採用する。前モデルの廉価版Pixel 6aでは割愛されたワイヤレス充電が搭載されたり、リアカメラの性能が向上したりするなど、充実した機能が自慢だ

 

プロセッサーが同じぶん、7aはおトクなスマホ

Googleが相次いで新しいハードウェアを発表した。「Pixel 7a」「Pixel Fold」「Pixel Tablet」だ。

 

このうち7aは、すでにおなじみになった、同社製スマホの廉価版。Foldはその名の通り折りたたみ型、そしてTabletは、昨年発表済みだがようやく販売が決まった製品となる。ただし、発売時期は異なっており、本誌発売のタイミングで販売されているのは、おそらく7aだけだろう。

 

この3製品には明確な共通項がある。それは「まったく同じプロセッサーを使っている」ということだ。Googleは同社のPixelブランド製品で、独自開発のプロセッサーを使うようになっている。そして、発売年が近いと、使うプロセッサーも同じものになりやすい。

 

今回の場合、使っているのは「Tensor G2」。昨年の「Pixel 7」シリーズから採用しているものだ。Googleによれば、Pixel 7、7 Proを含め、5製品にはまったく同じTensor G2が使われている。ただし、ハイエンド製品扱いである7 ProとFoldのみ、メインメモリーが12GBと大きい。ほかの3モデルは8GBだ。

 

そうなるとおもしろい特性が見えてくる。Pixel 7と7aは“性能がほとんど変わらない”ということになるのだ。

 

もちろん、違う部分はある。

 

カメラのセンサーは種類が異なるので、画素数は似ていても画質は異なる。7にはストレージを256GBとしたモデルもあるが、7aにはない。ただ、どちらも非常に小さな差であり、7aがとてもおトクな製品であるのは間違いない。

 

あえて変えないのはプロセッサーの生産効率

こうした傾向は昨年もあった。

 

「Pixel 6a」のコストパフォーマンスが良すぎて、半年前に発売された「Pixel 6」が霞んでしまった。今年も7aのコスパは圧倒的に良い。

 

7と7a、両方を差別化して売りたいなら、プロセッサーやカメラなどに差をつければいい。だが差は小さい。Googleはあえてわかっていて“変えていない”のだ。

 

理由は複数あるが、重要なのは2つあると考えて良い。

 

ひとつ目は、「複数種類のプロセッサーを作ると効率が悪くなる」ということだ。プロセッサーは大量生産するほどコストが下がる。逆に言えば、多品種にするとコストが上がる。差別化には高性能な独自プロセッサーが必要だが、そのぶん高いものになりやすい。そのため、いろいろな製品で同じプロセッサーを使えるようにして、コストパフォーマンスを良くするわけだ。

 

その際、Appleのように数量が圧倒的に多いなら、複数の性能のプロセッサーを作る余裕も出てくる。だがGoogleはそこまでに至らないので、コスト効率を優先せざるを得ない。

 

そして2つ目の理由は“数を増やすため”だ。発売当初は若干高くとも、半年以上経過すれば価格は下がる。発売が後になる「aシリーズ」をあえておトクな製品にすることで、販売数量を増やしていける……という発想だろう。

 

Pixel FoldやPixel Tabletなどの狙いは? GoogleにとってのPixelブランドとは? そのへんは次回以降で解説する。

 

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「Pixel Watch 2」、新型プロセッサ搭載でバッテリーが超長持ち?

Google(グーグル)が2023年に投入すると噂される次期スマートウォッチ「Pixel Watch 2(仮称)」について、バッテリー駆動時間が大幅に向上すると、米メディアの9to5Googleが報じています。

↑バッテリーを強化中?

 

その情報によれば、Pixel Watch 2ではQualcomm(クアルコム)の「Snapdragon W5」シリーズが搭載されるとのこと。同シリーズには「Snapdragon W5 Gen 1」と「Snapdragon W5+ Gen 1」があり、どちらも電力効率が高い4nmプロセスで製造されていますが、どちらが使われるかは不明の様子。

 

いずれにしても、新型プロセッサの搭載により、ディスプレイの常時表示(AOD)を有効にした状態でも、1日以上利用できると言われているのです(Pixel WatchではAODをオフにして、ようやく24時間の利用が可能)。

 

また、次期スマートウォッチ向けOSとなる「Wear OS 4」にも、アプリを効率的に動作させるためのアップデートと最適化が予定されているそう。このような新型プロセッサと次期OSを組み合わせることで、Pixel Watch 2は長時間駆動を実現するようです。

 

Source: 9to5Google

Google、縦折りでお手ごろ価格の折りたたみスマホを検討中? Galaxy Z Flipシリーズ対抗かも

現在、主要な折りたたみスマートフォンはサムスンのGalaxy Z Foldシリーズのような横折り型と、Galaxy Z Flipシリーズのようなクラムシェル型(縦折り型)に分かれています。

↑Galaxy Z Flipシリーズはクラムシェル型の折りたたみスマホ

 

Google初の折りたたみスマートフォン「Pixel Fold」は横折り型ですが、もっかクラムシェル型の新モデルを検討しているとの噂が伝えられています。

 

まず1つには、リーカーのitnyang氏がGoogle社内でGalaxy Z Flipのような「Google Flip」を検討中だとツイート。ただし、現在は計画と議論に留まっているとも付け加えており、製品名がどうなるのかも不明です。

 

Galaxy Z Flipシリーズは、サムスンの折りたたみスマホのうち低価格ラインアップでもあります。つまり、「Pixel Flip」も大幅に手頃な価格になる可能性があると示唆しているようです。

 

もう1つは、Pixel Fold担当のプロダクトマネージャーであるGeorge Hwang氏がクラムシェル型に興味を示していることです。Hwang氏はPixel Fold発表のニュースリリースも手がけていました

 

先日の開発者向けイベント「Google I/O」のインタビューにて、Hwang氏は「私たちは常にさまざまなタイプのデバイス、さまざまなタイプの技術に注目しており、本当に興味深いです」とコメント。さらにPixel Foldにかなり自信を持っているとしつつ「我々は常に他のタイプのデバイスや他のタイプの技術を探求しています」とも付け加えていました。

 

折りたたみスマホの分野で、横折り以外のタイプといえばクラムシェル型でしょう。Pixel Foldは日本価格が25万円以上(税込)と高価になっていますが、安価な別タイプも期待したいところです。

 

Source:itnyang(Twitter),Tom’s Guide

Pixel 7a、過酷な耐久テストで驚くべき頑丈さを証明! 折り曲げに対する強さは上位モデル超え

Googleの最新ミッドレッジ機Pixel 7aは、ハイエンドモデルと同等の性能を備えてワイヤレス充電にも対応し、コストパフォーマンスの高さが大好評を呼んでいます。この注目の新型スマートフォンが、過酷な耐久テストを受けた結果が公開されています。

Image:JerryRigEverything

 

この耐久テストは、新型スマホの頑丈さを検証することで有名なZack Nelson氏(別名JerryRigEverything)が行ったものです。先代モデルPixel 6aもNelson氏の試練を受けて、折曲げの圧力にも耐えきるなど頑丈さが証明されていました

 

今回のテストは、まずNelson氏がカミソリでPixel 7aの画面に傷をつけるところから始まります。本製品もPixel 4a以降と同じGorilla Glass 3で保護されていますが、レベル6の硬度で簡単に傷が付き、レベル7ではさらに多くの傷が付けられています。

 

次に擦り傷テストでは、上下左右を囲む金属製フレームにも簡単に傷がつきます。ただしボリュームボタンや電源ボタンは取り外しができ、修理や交換にも困ることはなさそうです。そしてライターの炎で画面をあぶるテストでは、25秒間も耐えきることができ、炎を止めると速やかに元通りとなっています。

 

この動画の最大の見どころは、折り曲げテストでのPixel 7aの頑丈さです。左右から十分な圧力をかけても曲がらず、しっかりと踏ん張っています。さらに驚くべきは、本製品がプラスチック製のボディを採用しているということ。Nelson氏は、上位モデルPixel 7 Proの半分強の価格で2倍の剛性を実現したと称賛しています。

 

Pixel 7aは6.1インチの90Hz 有機ELディスプレイと64MPの背面カメラ+13MPの自撮りカメラを搭載。そしてプロセッサーのTensor G2は上位モデルPixel 7/7 Proと同じであり、バッテリー容量は4,385mAh(Pixel 7は4,355mAh)となっています。そこに優れた耐久性も加わり、末永く使って行けそうです。

 

Source:JerryRigEverything(YouTube) 
via:Gizmochina

あおり運転対策の新ツール?「Pixelスマートフォン」がドライブレコーダーになるかも

もはやクルマの必須アイテムになったとも言えるドライブレコーダーですが、GoogleのPixelスマートフォンでは、近日中に「Personal Safety(緊急情報)」アプリがアップデートされて、ドラレコとして使えるようになるかもしれないと海外で報じられています。

↑Googleはあおり運転対策にもなる?

 

すでにPixelスマホなど一部のAndroid端末には「緊急情報」アプリが利用でき、「安全確認」や「緊急事態の共有」、「緊急SOS」や「自動車事故検出」といった便利な機能が提供されています。

 

米9to5Googleによれば、Googleは開発中の「dogfood」ビルド(バージョン2023.04.27.532191641.8-dogfood)をPlayストア経由で一時的に配信してしまったとのこと。このバージョンには「Dashcam」(ドライブレコーダー)という新機能が含まれており、実際に有効にして運転中の動画(オプションで音声も)を記録できるそうです。

 

この機能は「緊急情報」アプリ内の「Be prepared」欄にある新たなボタン「Dashcam」から起動可能。手動で録画を開始したり、最近のビデオを再生したりすることができるそうです。Dashcamが録画している間も、Googleマップでのナビなど他の機能は完全に使用可能とされている一方、画面をロックしておくとバッテリーを節約しつつ、録画を続けることができるようです。

 

さらに重要なのは、ユーザーがあまり意識しなくても使えるように作られていること。設定時に、特定のBluetooth機器(カーステレオや車載システムなど)に接続すると自動的に録画が始まり、接続を解除すると終了するように設定できるそうです。

 

また、内蔵ストレージを節約するため、録画は保存しない限り、3日後に自動的に削除されます。録画は圧縮され、平均ファイルサイズは1分あたり30MB、最大録画時間は24時間となっています。

 

本機能の説明テキストには、Pixelスマホ限定などの記述はなかったため、他の機種で使えるかどうかはまだ不明。Pixel独占の場合、2023年6月のPixel Feature Drop(Pixelの新機能紹介)で言及されるかもしれません。

 

Source:9to5Google

要注意。Googleが2年使っていないアカウントを削除します

Google(グーグル)はアカウントに関するポリシーを更新し、少なくとも2年間使用されていないアカウントを削除すると発表しました。

↑Sundry Photography / Shutterstock.comより

 

Googleによれば、少なくとも2年間使用されていない、あるいはサインインされていない場合、アカウントとそのコンテンツを削除する場合があるとのこと。これにはGmail、Google ドキュメント、Google ドライブ、Google Meet、Google カレンダー、YouTube、Google フォトのコンテンツが含まれます。

 

Googleによるアカウントの削除は個人アカウントが対象です。2023年12月からアカウントの削除が開始されますが、そのまえに十分な告知がおこなわれます。またアカウントとそのリカバリ用のメールアドレスにたいしても、通知のメールが送信される予定です。

 

Googleはアカウントの削除を避けるために、少なくとも2年に1回のサインインを推奨しています。また、実際にサービスを利用することでも、アカウントを有効に保つことが可能です。大事なデータを保管しているGoogleのアカウントには、定期的にログインしておいたほうがよさそうです。

 

Source: Google via MacRumors

Pixelスマートフォンが過熱したりバッテリー消耗が激しい問題、Googleが速やかに対応。ソフトウェアアップデートは必要ナシ

最近Googleアプリがアップデートしたことで、一部のGoogle Pixelスマートフォンが過熱したり、バッテリーの消耗が激しくなっているとの報告が寄せられていました。

↑速やかに修正が行われた模様

 

この問題につき、Googleが修正プログラムを展開していることを明らかにしました。

 

米9to5Googleへの声明にて、同社はGoogleアプリ内の「バックエンド(サーバー等、利用するユーザーに見えない処理)の変更」が、意図せず一部のAndroid端末でバッテリーの消耗を引き起こしていることを認めました。この問題を認識してから、すぐに修正プログラムを配布したとのことです。

 

こうした症状はPixelスマホで確認されており、米Engadgetにも最近Pixel 6 Proが最近オーバーヒートしてバッテリーの消耗が激しいとの報告もあり。その人物は、原因は最新のGoogleアプリと5月初めにPixe端末に展開されたアップデートだと推測していました。

 

Googleによると、すでに修正プログラムはすべてのデバイスに展開されており、アプリやシステムのアップデートは必要ないとのこと。つまりサーバー側を修正したらしく、”すぐに “問題が解決されるはずとの趣旨が述べられています。

 

海外掲示板RedditGoogleサポートフォーラムを見るかぎり、主にPixel 6または7シリーズに大きな影響を与え、バッテリー持続時間が半分になったとの声もありました

 

ともあれ速やかにGoogleが対応したことで、また快適にPixelスマホを使えるようになりそうです。

 

Source:9to5Google

スマートウォッチが自動的にゴルフのショットやスコアを記録? 次期Wear OS 4で実現するかも

Googleの次期スマートウォッチ用OS「Wear OS 4」は5月11日のGoogle I/Oイベントで正式発表され、すでに開発者向けプレビュー版も公開済みです

↑ゴルフのショットを自動的に記録できるようになる?

 

その正式版は今年(2023年)秋にリリースされる予定ですが、改善される機能の1つにゴルフのトラッキング(記録)が含まれていることが明らかとなりました。

 

この改善は、具体的にはWear OS の「ヘルスサービス」がアップデートしたことによります。このサービスは、アプリ開発者がスマートウォッチのセンサーから得られるデータにアクセスしやすくするものです。

 

その最近の更新では、アプリがより頻繁に心拍数データを取れるようになり「ゴルフのショット数を自動的に検出する」ようになったそうです(対応するWear OS端末に限る)。

 

この機能はサムスンと共同で開発されており、さらにゴルフスイングの大きさ(ショート、パット、フル)を検出できる予定です。これにより、対応スマートウォッチでは「ゴルフコースにいる間、アプリがシームレスな自動トラッキングとスコアリングを構築できる」ようになるとのこと。つまり、ショットやスコアを手で入力しなくても済む見通しです。

 

さらにWear OS 4では、バックグラウンドで健康関連センサーにアクセスするための新たなパーミッション(許可)が導入される予定です。たとえば、ユーザーが意識してアプリを使っていない間に、「アプリがバックグラウンドで心拍数を追跡する」よう許可でき、ユーザーが自分の健康データを制御しつつ、消費電力を節約して効率よくアクセスできそうです。

 

Source:9to5Google

次期Android 14ではGoogle フォトの写真が明るくカラフルに! 新技術Ultra HDR対応により

5月11日に開催された「Google I/O 2023」では、次期Android 14に「Ultra HDR」と呼ばれる機能が追加されると明らかにされていました。

↑Google フォト

 

これにより、Google フォトの写真の色域とダイナミックレンジ(明るさの幅)の範囲がより広くなるとのこと。つまり、より明るく、よりリアルで、よりカラフルになると報じられています。

 

米メディアForbesによると、Ultra HDRはGoogleフォトでサポートされる予定だそうです。この技術は、標準的なJPEG画像に「ゲインマップ」と呼ばれる追加の情報レイヤーを追加することで機能します。

 

このゲインマップにつき特許を持つアドビの説明によると、「HDRディスプレイ用に最適化された画像は、ハイライトが明るく、シャドウがより詳細に表現されるため、臨場感が増し、よりインパクトがある」とのことです。

 

Ultra HDR技術のメリットは、後方互換性があることです。つまり、この技術に対応していないアプリは、追加情報を無視して、従来のSDR(以前から使用されている映像技術。ダイナミックレンジが狭い)方式で問題なく画像を表示できるわけです。

 

こうしたUltra HDとSDR画像の違いは、Googleの記事に掲載されている画像でよく分かります。左側がSDRの写真で、右側がより明るく鮮やかなUltra HDRの画像です。

Image:Google

 

Ultra HDRを実現するハードウェアは、最近のフラッグシップスマートフォンに搭載されています。そのため、いずれAndroid 14が正式にリリースされれば、インストールするだけですぐに新機能が追加される見通しです。

 

他のサードパーティ製アプリの場合は、Ultra HDR技術に対応するかどうかは開発者が自ら選ぶ必要がありますが、アドビが簡単に追加できるよう設計しているため、ほぼ全ての有名アプリに搭載される可能性が高いと見られています。最近のスマートフォンはカメラの進化が止まりませんが、どのアプリでも美しくて鮮明な写真が楽しめるようになりそうです。

 

Source:Forbes
via:PhoneArena

折りたたみのPixel Fold、力を入れないと180度開かないって本当?

Googleが昨日発表した折りたたみスマートフォン「Pixel Fold」について、力を加えないと本体が180度までは開ききらない設計であることが、ハンズオン会場より報告されています。

↑Michael Fisher/Twitterより

 

Pixel Foldは本体内部に7.6インチディスプレイを搭載したスマートフォンで、折りたたみスマートフォンの中でも非常に薄型な設計が特徴です。また、本体ヒンジの耐久性も高められていることがアピールされています。

 

一方でハンズオン会場を訪れたMichael Fisher氏は、「Pixel Foldは180度まで開くことはできるが、力をくわえる必要がある」と報告。力をくわえない状態では、本体は完全なフラット形状となならないようです。

 

またAndroid PoliceのWill Sattelberg記者は、Pixel Foldが開く角度が176度程度だと報告。9to5GoogleのAbner Li氏も、その角度が178度〜179度に近いものの、手に持てば違和感は感じないとも報告しています。

 

このように力をくわえないと180度開かない折りたたみスマートフォンとしは、Samsungの「Galaxy Z Fold 4」など、他社にも存在します。かなりお高いPixel Foldですから、無理せず大切に使いたいものです。

 

Source: Michael Fisher / Twitter via 9to5Google

マイナンバーカードの機能がスマホで利用可能に! 「スマホ用電子証明書搭載サービス」開始

Googleは11日、デジタル庁が提供するAndroid用マイナポータルアプリがアップデートされ、マイナンバーカードの電子証明書と同等の機能がサポートされるようになったと発表しました。

↑Image:デジタル庁

 

スマホ用の電子証明書をAndroidスマホに登録しておくことで、マイナンバーカードを持ち歩かなくとも、スマホだけで各種行政サービスがより便利に利用できるようになりました。今後はマイナポータルアプリでマイナンバーカードを毎回読み取る必要がなくなり、各種情報の閲覧や、オンライン申請なども可能となります。

 

Android用マイナポータルアプリは、Google Playストアからダウンロードできます。スマホ用電子証明書を申し込む手順は、次の通りです。

 

  1. マイナンバーカードと、マイナンバーカード用の署名用電子証明書のパスワードを用意します
  2. マイナンバーカード読み取りに対応したスマホを用意。対応する機種は、ここから確認できます
  3. お使いのスマホにマイナポータルアプリをダウンロードし、起動します
  4. スマホがスマホ用電子証明書の搭載に対応している場合のみ、申込みができる旨が表示されます
  5. 画面の指示に従い、申込みの作業を進めます

 

公開に合わせて、デジタル庁の河野太郎大臣もコメントを寄せています。それによれば、今後は各種民間サービスのオンライン申請やコンビニエンスストアでの証明書取得なども順次、可能となるそうです。

 

実物のマイナンバーカードでできる手続きすべてが可能となるわけではありませんが、それでもかなり便利となるはず。今後、ますます日本のデジタル行政が加速していくことを期待したいところです。

 

Source:Google Japan Blog,Google Play Store

Google「Pixel Tablet」正式発表。大画面で2つのアプリ、充電スピーカーホルダーで迫力のサウンド!6月20日発売

Googleは11日午前2時に開催された開発者向けイベント「Google I/O」にて、Pixelシリーズ初のタブレット製品「Pixel Tablet」を正式に発表しました。昨年5月に本体デザインだけ披露していましたが、ようやく詳細なスペックや価格、発売日も明らかになった形です。

↑Pixel Tablet

 

Pixel TabletはTensor G2チップを採用し、RAM容量は8GB、ストレージはUFS 3.1の128GBまたは256GBを搭載。ディスプレイは10.95インチの液晶画面で2560×1600ドット、輝度は500ニトとなっています。そして前面と背面カメラともに解像度は8MP、マイク3基やクアッドスピーカー、Bluetooth 5.2、超広帯域無線チップ(正確な距離測定に使用)も備えているとのこと。ちょうど数日前に、日本のAmazonサイトに掲載された情報そのままです。

 

ディスプレイには防汚コーティングが施され、USI 2.0タッチペンにも対応。また、電源ボタンには指紋センサーも内蔵されています。

 

さらに、Pixel Tablet向けに、Google Meetをはじめ50以上のGoogle アプリがPixel Tabletに最適化されているとのこと。加えて、タブレットの大きな画面とAI機能により、Pixelスマホでおなじみの消しゴムマジックやピンボケ補正などのツールで写真を編集しやすくなりました。

 

そして画面分割機能により、2つのアプリを同時に使うこともできます。たとえばGoogle フォトからGmailに写真を貼り付けながら、音声入力(通常のタイピングの約3倍の速さ)を使ってメールを書くのも楽々です。

↑画面分割機能

 

また付属の充電スピーカー ホルダーと組み合わせれば、充電しながらPixel Tablet単体の4倍の低音を出すことができ、部屋いっぱいに広がるサウンドを楽しめます。

 

さらにPixel Tabletをハブモードにすると、ハンズフリーでも使える役立つスマートディスプレイに早変わり。音楽や動画プレイヤー、デジタルフォトフレームとしても活用できます。しかもGoogle Homeアイコンをタップすれば、互換性のあるすべてのスマートホーム機器にアクセスも可能です。

 

加えてタブレットとしては初めてChromecast機能を内蔵しており、ハブモード時にスマホの動画や音楽をキャスト(転送)することも可能です。

 

Pixel Tabletの本体カラーは、日本ではPorcelain、Hazelの2色。国内価格はストレージ128GB版が7万9800円、256G版が9万2800円(どちらも税込)で、Google ストアで予約受付中です。5月11日現在、東京都には6月20日~6月21日に配達予定とされています。

Source:Google Blog,Google Store

超高級な「Pixel Fold」Googleが正式発表。折りたたみ7.6インチ画面をポケットに

Googleは開発者会議「Google I/O」にて、同社初の折りたたみスマートフォン「Pixel Fold」を発表しました。

↑Googleより

 

Pixel Foldは、本体内側に折りたたみ可能な7.6インチディスプレイを搭載。また本体外側には5.8インチディスプレイを搭載し、折りたたんだ状態でも通常のスマートフォンとして利用可能です。アプリは全画面表示だけでなく、分割スクリーンで2個のアプリを並べて表示することもできます。

 

プロセッサーには、最新の「Tensor G2」を採用。また本体背面には1080万画素超広角+4800万画素メイン+5倍光学ズームの3カメラを搭載します。これに950万画素の前面カメラ、800万画素のインナーカメラが組み合わされています。

 

本体のヒンジは耐久性を高めており、折りたたんだ状態の本体の厚みは業界最薄レベルとなっています。さらにIPX8の防水性能に対応しているほか、指紋認証や顔認証機能も利用可能。

 

このほか、内蔵ストレージは256GBで、RAM容量は12GBとなっています。バッテリーは4821mAhと、24時間以上の駆動が可能で、ワイヤレス充電に対応しています。

 

Pixel Foldの本体カラーはポーセリンとオブシディアンの2色で、国内向け価格は25万3000円(税込)。6月20日からGoogle ストアや携帯キャリアで予約を開始し、7月中旬に発売されます。実に魅力的なGoogle初の折りたたみスマートフォンですが、販売価格が購入の際のネックとなるかもしれません。

 

Source: Google ストア

Google、6万2700円のスマホ「Pixel 7a」正式発表。プロセッサーもカメラも強化、ワイヤレス充電にも対応!

Googleは11日午前2時から開催した開発者向けイベント「Google I/O」にて、新型ミッドレンジスマートフォン「Pixel 7a」を正式発表しました。

Image:Google

 

搭載プロセッサーはTensor G2、RAM容量は8GB、画面サイズは6.1インチで90Hz表示にも対応。これらは前モデルPixel 6aのTensor G1チップやRAM 6GB、ディスプレイの最大60Hz表示を上回るものです。ただし内蔵ストレージはUFS 3.1規格で、基本容量が128GBであることはPixel 6aと同じとなっています。

 

注目すべきは、カメラ性能の向上でしょう。メインカメラは64MPで、超広角カメラが13MPであり、Pixel 6a(それぞれ12.2MP/12MP)よりも目覚ましく改善されています。

 

またバッテリー容量は4385mAh。有線充電はPixel 6aの18Wから20Wに増強されつつ、ついにワイヤレス充電に対応しました。これは、ミッドレンジのPixel aシリーズとして初めてのことです。

 

そしてPixel 7aには全く新しいミッドフレーム・アーキテクチャが採用され「これまでで最も耐久性の高いaシリーズ」だと謳われています。さらにサステナビリティへの継続的な取り組みを支援するため、アルミニウム製の筐体は100%リサイクル素材で作られているそうです。

 

本体カラーはSea(ブルー)、Charcoal(黒)、Snow(白)、Coral(赤)の4色。米国での価格は499ドル、日本での価格は6万2700円(税込)。Googleストアで注文すると、東京都には5月12日~5月15日に配達予定とされています。

Source:Google Blog,Google Store

Pixel Watchの後継モデルは「Pixel Watch 2」? まもなく「Google I/O 2023」で発表されるかも

GoogleはスマートウォッチPixel Watchの後継モデルを準備中であり、次期ハイエンドスマートフォン「Pixel 8」や「Pixel 8 Pro」と同時発売すると噂されています。現行モデルがスマートウォッチ世界市場で、Apple Watchに次ぐ第2位(2022年第4四半期)と売上げ好調なことからも、納得できる展開です。

↑後継モデルは「Google I/O 2023」で正式発表か

 

その後継モデルの製品名が「Pixel Watch 2」になると、有名リーカーが主張しています。

 

実績あるリーカーのEvan Blass氏はTwitterで、「Pixel Watch 2」の名前を書いたシンプルな画像をシェアしました。Blass氏はアカウントを非公開としているためフォロワー以外は確認できませんが、テックメディアWccftechがスクリーンショットを掲載しています。

Image:Evan Blass/Wccftech

 

初代Pixel Watchは、昨年5月の開発者会議「Google I/O 2022」でPixel 7やPixel 7 Proと共にチラ見せで予告され、10月に正式発表されていました。今年もそのパターンが繰り返されるとすれば、まもなく5月11日午前2時~(日本時間)に開催される「Google I/O 2023」にて、Pixel 8やPixel 8 Proと一緒に姿を見せてもおかしくないでしょう。

 

現時点では、Pixel Watch 2についての詳しい情報は確認されていません。もっとも、前Pixel Watchの搭載チップが2018年発売のGalaxy Watchと同じExynos 9110だったことから、より新しいチップが採用されても不思議ではないはず。ほか画面周りの太いベゼルも、細くなるのかもしれません。

 

Google I/O 2023では、他にもPixel初の折りたたみデバイス「Pixel Fold」やミッドレンジスマホ「Pixel 7a」、タブレット端末「Pixel Tablet」(予告済み)や忘れ物トラッカーなど新製品が続々と登場する見通しです。あと数時間後となりますが、楽しみに待ちたいところです。

 

Source:Wccftech

Pixel Watch 2、Pixel 8/8 Proと一緒に今年デビューの噂

Google(グーグル)の次期スマートウォッチ「Pixel Watch 2(仮称)」が、次期スマートフォン「Pixel 8/8 Pro」とともに今年後半に投入されることを、海外テックサイトの9to5Goolgeが報じています。

↑Yasin Hasan / Shutterstock.comより

 

初代Pixel Watchは「Pixel 7/Pixel 7 Pro」と共に、2022年10月に発表されました。その特徴は、フィットネス/ヘルスケアブランド「Fitbit」の管理機能を搭載していること。また従来のWearOS搭載スマートウォッチと比較して、十分な性能と駆動時間を実現しています。

 

現時点ではPixel Watch 2の詳細は明かされていないものの、9to5Goolgeは同スマートウォッチに、Qualcomm(クアルコム)のスマートウォッチ向けプロセッサ「Snapdragon W5+ Gen 1」が搭載される可能性を示唆しています。これにより、駆動時間のさならる延長が期待されます。

 

フィットネス関連では、皮膚温度センサーや、継続的皮膚電気活動(cEDA)センサーによるストレストラッキング、そして夜間の皮膚温度や酸素飽和度の計測機能が搭載されるかもしれません。ドーム型の本体デザインは大きく変わらないものの、ディスプレイのベゼルが細くなり、ストラップの使い回しも可能になるだろうとしています。

 

さらにソフトウェア面では、ユーザーインターフェイスに「Material You」が搭載され、背景色がアプリなどに反映される「Dynamic Color」が導入されるとも伝えています。

 

グーグル初のスマートウォッチことPixel Watchは、市場からはおおむね高評価で受け入れられました。同社が次期スマートウォッチに、どのような改良をくわえてくるのかに注目です。

 

Source: 9to5Google

Googleが折りたたみスマホ「Pixel Fold」を初披露!

Google(グーグル)は同社初となる折りたたみスマートフォン「Pixel Fold」の外観を初公開しました。製品の詳細は、5月10日から開催される開発者会議「Google I/O」にて公開されます。

↑Googleより

 

これまでも何度もその存在が噂されてきた、Pixel Fold。Googleがその存在を認めたのは、今回が初めてとなります。

 

 

公開されたイメージを見ると、Pixel Foldの背面にはトリプルカメラが搭載されており、また金属光沢のあるヒンジやフレームが採用されています。端末の本体はカメラ突起を含めてもかなり薄く、また外部にはおそらく常時点灯ディスプレイが搭載されています。

 

現時点では、Pixel Foldの発売日は「まもなく(Coming soon)」としか案内されていません。同スマートフォンの販売には規制当局の認可を受ける必要がありますが、連邦通信委員会(FCC)の認可を先週に取得したことも確認されています。

 

Samsung(サムスン)やMotorola(モトローラ)、Xiaomi(シャオミ)、Huawei(ファーウェイ)など、さまざまなメーカーがすでに参入している折りたたみスマートフォン。GoogleのPixel Foldが既存の折りたたみスマートフォンと、どのような差別化を図るのかに注目です。

 

Source: Google via 9to5Google

Google「Pixel Tablet」がAmazonに一時出現! 価格は7万9800円(税込)~で6月20日発売?

Google Pixelシリーズ初のタブレット端末「Pixel Tablet」は、5月11日午前2時から開催される開発者向けイベント「Google I/O」にて発売日が発表される見通しです。そんななか、日本のAmazonサイトに一時的に製品ページが掲載され、詳細な情報が明らかとなりました。

Image:Google

 

アマゾン・ジャパンは、わずかな間だけPixel Tabletの主要なスペックを掲載し、予約受付を開始していました。このページは削除済みではありますが、海外掲示板Redditにはスクリーンショットが掲載され、Internet Archiveにもアーカイブが残っています

 

それによれば、Pixel FoldのカラーバリエーションはPorcelain(ベージュの背面に白いベゼル)とHazel(グリーン/ブラック)の2つ。ストレージ容量は128GBと256GBの2種類あり、128GB版の価格は7万9,800円(税込)で6月20日に発売予定とのことです。

↑スクリーンショット

 

搭載プロセッサーはTensor G2で、RAMは8GB(LPDDR5)、10.95インチの液晶画面で2560×1600、輝度500ニト。そして前面と背面カメラともに解像度は8MP、マイク3基やクアッドスピーカー、Bluetooth 5.2、超広帯域無線チップ(正確な距離測定に使用)も備えているそうです。

 

またディスプレイは防汚コーティングも施され、USI 2.0 タッチペンに対応とのこと。内蔵バッテリーは27Whで最大12時間の動画ストリーミングが可能、同梱の充電スピーカーホルダーまたはUSB-C充電器(別売り)で充電できると説明されています。

 

8万円弱は少しお高めな印象もありますが、充電ドック同梱であれば値頃感がありそうです。今後はアップルのiPadと、タブレット市場で競争を繰り広げるのかもしれません。

 

Source:Reddit ,Internet Archive
via: 9to5Google

置き配盗難・強盗リスクを下げるための「防犯家電」、2つのキーワードと8つの製品

全国で強盗・窃盗事件が相次ぎ、セキュリティ家電へのニーズが急拡大。スマホ連携や自動追尾など、必要十分な機能にはどんなものがあるのか? 本記事では、家電ライターの近藤克己さんが選ぶ「防犯」分野からヒットが見込めそうなアイテムをキーワードとともにご紹介しよう!

※こちらは「GetNavi」 2023年5月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

私が選びました!

家電ライター
近藤克己さん

 

防犯意識の高まりに応えるギア&サービスが登場

いまセキュリティ家電市場がにわかに活気を帯びている。

 

「最近、世間を騒がせている強盗事件が引き金となり、消費者の目が一気に防犯へ向きました。これまで他人事と捉えていた人たちも明日は我が身と考えるように。手に入れやすく設置しやすいセキュリティ商品の発売が今年は相次ぐものと思われます」(家電ライター 近藤克己さん、以下同)

 

空き巣などの犯罪被害対策として近藤さんが提案するのは、犯罪者の行動傾向に即した最新のセキュリティ家電やサービスの導入だ。

 

「犯罪者は録画されるのをイヤがるため、カメラを設置することで宅配を装った強盗や空き巣、訪問販売詐欺、特殊詐欺(オレオレ詐欺)を未然に防げます。また犯罪者は下見をする傾向にあり、過去の録画データが重要。月額で一定期間の録画データを残せるGoogleやAmazonのサブスクサービスへのニーズも今後ますます高まるでしょう」

 

【キーワードその1 録画機能付きインターホン】

来客や置き配の荷物、そして犯罪を見逃さないためには、即通知&自動で録画するインターホンの利用がマスト。インターネット接続不要で使える集合住宅用モデルなども揃う。

 

玄関モニターにもなるディスプレイ搭載スピーカー

Google
Google Nest Hub 第2世代
1万1000円

「Google Nest Doorbell」と連携でき、玄関モニターとして活用可能。ドアベルが押されると、カメラが捉えた訪問者の映像へと瞬時に切り替わる。「話す」「無視」「クイック応答」を適した状態に応じて選べるのもうれしい。

SPEC●ディスプレイ:7インチ●画素数:1024×600ピクセル●センサー:Motion Sense用のSoli、アンビエントEQ光、温度●電源:15W電源アダプター●サイズ/質量:約W177.4×H120.4×D69.5mm/約558g

 

↑NetflixやYouTubeなどの動画視聴ほか、高音質のスピーカーで音楽も楽しめる。身体の動きと音で睡眠分析も

 

↑ハンズフリーで、音楽や動画の再生、音量調節などができる。手の動きを検知するクイックジェスチャーも採用

 

置き配や訪問者を自動検知し通知する次世代インターホン

Google
Google Nest Doorbell
2万3900円

バッテリー駆動のドアベル。カメラを内蔵し、人やクルマ、置き配の荷物、動物の存在などを検知して通知する。外出中でもスマホからの対応や事前に設定したメッセージで応答ができ、3時間前までの映像も遡れる。

SPEC●画角:対角145度●画素数:960×1280ピクセル●センサー:PIR(モーション / 近接)、磁力計●耐水仕様:IP54●電源:充電式リチウムイオン●サイズ/質量:約W46×H160×D24.1mm/約206g

 

↑アスペクト比3:4の、縦長な画角を採用。訪問者の全身像や地面に置かれた荷物までしっかり捉えた映像を確認できる

 

↑HDR動画で記録するほか、高出力の赤外線LEDによるナイトビジョン機能を搭載。昼夜問わずくっきりとした映像が撮れる

 

のぞき穴のみだったドア前をモニタリング

パナソニック
モニター付きドアカメラ VS-HC400
オープン価格

ドアに掛けて簡単に設置できるワイヤレスカメラ。事前に登録したチャイム音に反応して映像をモニターに表示し、約10秒間の映像を最大50件録画できる。ドア前の様子を確認しにくい集合住宅での利用にオススメだ。

SPEC●画角:左右約100度、上下約53度●画素数:CMOS100万●耐水仕様:IPX3●電源:単3形電池4本●サイズ/質量(カメラユニット):約W103×H38×D44mm/約240g

 

↑インターネットに接続すれば、外出先からでもスマホで応対可能。スマホは最大4台まで登録できる

 

↑玄関ドアに掛けて、付属の六角レンチで固定すれば設置完了。モニター親機とペアリング済みなので、初期設定要らずだ

 

【キーワードその2 スマホ連携防犯カメラ】

ズームやナイトモードに対応し、くっきりとした映像で24時間監視できる高画質のスマホ連携モデルが狙い目。データを長期保存できるサブスクサービスも別途用意され、確かな機能とカスタム性の高さでセキュリティに死角なし!

 

自動追尾&ズーム機能を備えた2K撮影対応の高画質カメラ

arlo
Arlo Pro 4スポットライト
ワイヤレスセキュリティカメラ
実売価格2万7882円〜

広視野角での2K HDR撮影に対応し、鮮明な映像で玄関先の様子を映し出すワイヤレスカメラ。動く物体を自動追尾しズームする機能を備え、被写体を大きく捉える。侵入者を検知すると警報音を鳴らす機能も搭載。

SPEC●解像度:2560×1440●センサー:シングルモーション検知器●ズーム:12倍●画角:対角160度●電源:充電式バッテリー / ACアダプター●サイズ:約W52×H78.4×D89mm

 

↑人物、荷物、乗り物、動物を検知して自動録画。映像は30日間クラウドに保存され、スマホの専用アプリでいつでも見られる

 

↑設置場所を選ばないバッテリー式を採用。最短2.9時間でフル充電でき、一度の充電で約6か月間の連続使用が可能だ

 

設置の柔軟性に優れいつでもつながる安心を提供

Amazon
Ring スティックアップカム バッテリーモデル
1万1980円

テーブルなど平らな場所に置いたり、駐車スペースの壁面に取り付けたりと屋内外問わず設置可能。赤外線とモーションセンサーで映像内の動きを感知するとスマホの専用アプリに通知され、出先から確認できる。

SPEC●解像度:1080p HD●センサー:赤外線ほか●画角:対角130度、水平110度、垂直57度●電源:充電式バッテリー / ACアダプター●サイズ/質量:約W60×H97×D60mm/約195g

 

↑iOSやAndroidのほか、Alexa搭載のAmazon端末にも対応。音声コマンドでカメラのリアルタイム映像を見ることができる

 

↑スマホ専用の「Ringアプリ」を使えば、外からライブ映像やバッテリー残量の確認が可能。また各種設定も遠隔で行える

 

検知したいエリアを設定できるマグネット式のカメラ

Google
Google Nest Cam バッテリー式
2万3900円

マグネット式のスマートカメラ。HDRとナイトビジョン機能によって、明るい場所や暗闇でも鮮明な映像が撮れる。急な来客でもカメラを介して会話でき、スマホでライブ映像の確認中にも拡大して細部を見られる。

SPEC●解像度:最大1080p●センサー:モーション●ズーム:6倍●画角:対角130度●電源:充電式バッテリー / ACアダプター●サイズ/質量:約W83×φ83mm/約398g

 

↑別売りのスタンド(3900円)を取り付ければ、棚など屋内にも簡単に設置できる。幅広い住宅に対応するのがうれしい

 

↑被写体の動きを検知したい範囲を事前に細かく設定可能。人やクルマの往来が多い部分を避ければ、不要な通知を減らせる

 

コレもCheck!

失くし物の在り処を地図と音声で知らせる紛失防止タグ

Apple
AirTag
4780円(1個)

財布やカギなどの持ち物、クルマ、バイク、自転車に仕込んでおくことで、紛失時にiCloudの「探す」アプリから地図上で所在を確認できるスマートトラッカー。小型スピーカーを内蔵しており、アプリから遠隔で音を鳴らして場所を特定できる。

 

ドアに貼り付けるだけでオートロックに変えられる!

SwitchBot
SwitchBotロック
1万1980円

備え付けのカギをスマート化できるデバイス。スマホやApple Watchのほか、Alexaなどの音声コントロールに対応し、カギを取り出さなくても施錠・解錠できる。自動施錠をオンにすれば閉め忘れ防止に。鍵を出す手間もゼロ。

 

 

【ヒットアナリティクス】

先進技術:5
顧客ニーズ:5
市場の将来性:5
独自性:4
コスパ:4

工事不要で後付けできる手軽さで普及は必至!

インターホンや防犯カメラの設置・取り替えは、初期設定や取り付けが簡単なバッテリータイプのモデルであれば、工事不要で導入が簡単。年初から続く連日のニュース報道で防犯設備を見直す家庭が増え、録画機能付きインターホンの販売数は大きな伸びを見せるだろう。

Pixel 7a、純正ケースがリーク。ブルー含め全3色に?

Google(グーグル)の次期ミドルレンジスマートフォン「Pixel 7a」の純正ケースとされる画像が、ドイツ語テックサイトのWinFutureにリークされています。

↑画像はWinFutureより

 

Pixel 7aでは「Tensor G2」プロセッサの搭載や90Hz駆動ディスプレイ、大容量RAMの搭載など、かなりのスペックアップが期待されています。また合わせてブラックやグリーン、クリーム、オレンジ、パープルといった5色のカラーラインナップの登場も期待されています。

 

今回WinFutureに投稿された画像では、ブラック、ホワイト、ブルーの3色のPixel 7a向け純正ケースを確認することができます。ボタン類はメタリックではなくマットな仕上げとなっており、ケースは電源ボタンや音量ボタンに合わせたカラーリングです。

 

現行モデルの「Pixel 6a」では透明な純正ケースが販売されていますが、Pixel 7aではより高品質なケースが登場するようです。一方で、背面のカメラバーがケースを装着しても飛び出す点は、評価が分かれるかもしれません。

 

現時点では、Pixel 7a向けの純正ケースの価格は判明していません。おそらく「Pixel 7/7 Pro」向け純正ケースの3,999円と似たような価格になると予測されています。性能が大幅に向上するPixel 7aでは、そのアクセサリも高品質なものとなるようです。

 

Source: WinFuture via 9to5Google

ワンタイムコード、バックアップ対応に! アプリ「Google Authenticator」で機種変更の移行も不要

Googleは、2要素認証アプリ「Google Authenticator」に、ワンタイムコードをGoogleアカウントに安全にバックアップ(クラウドに保存)する機能を追加したことを発表しました。これからは端末を失くした場合もログインできなくなる恐れが減り、機種変更したときの移行作業も不要となります。

google-authenticator
↑画像はGoogleより

 

これまでGoogle Authenticatorのワンタイムコードはすべて端末内に保存されていたため、端末を紛失したり盗難に遭ったりした場合は、2要素認証を設定したサービスにログインできませんでした。Googleも、そうした苦情が「長年にわたってユーザーから寄せられてきた大きなフィードバックの1つ」だったと認めています。

 

今回ワンタイムコードがクラウド上に保存できるようになったことで、その心配がなくなります。またGoogleいわく「ユーザーはロックアウト(アカウントから締め出されること)からの保護が強化され、利便性とセキュリティが向上する」とのこと。

 

つまりiPhoneやAndroidスマホなど複数の端末でワンタイムコードを同期できる上に、新しいデバイスからGoogleアカウントにアクセスするとアラート表示されるなど、怪しいアクセスからも自動的に保護されるというわけです。

 

クラウド保存を有効にするには、Google Authenticatorアプリを最新版にアップデートすること。そしてGoogleアカウントにサインインすると、いつも使っている端末であればワンタイムコードが自動的にバックアップされ、新たな端末であればデータが同期されるようになります。

 

2要素認証アプリは、金融・決済やショッピングなどお金の関わるアプリを保護するために欠かせませんが、一方ではスマホを失うと何もできず復旧も難しいことがネックでした。今後は、より便利かつ安全に使っていけそうです。

 

Source:Google
via:MacRumors

Google、巨大キャンパスの建設を保留。大規模な解雇や在宅勤務により「オフィスが要らなくなっている」ため

米Googleは米カリフォルニア州サンノゼ市に巨大なキャンパス(社屋)を建設する「ダウンタウン・ウェスト」計画を進めてきましたが、景気減速のため、保留になる可能性があると報じられています。

↑Google

 

米CNBCの情報筋によると、Googleは最初の解体段階(都市再開発のため、元の建築物の解体が必要)を終えた段階で、施設の建設を中止したそうです。同社は今年初めに約1万2000人の解雇を発表していましたが、その一環としてキャンパス開発チームも「解体」し、いつ再開するのか請負業者にも知らせないまま、建設を凍結したそうです。

 

Google広報は米Engadgetに声明を出し、オフィスの建設にビジネスやハイブリッドワーカー、地域社会の「将来のニーズ」を反映させたいと述べています。またサンノゼ社屋の建設を「どのように進めるのが最善か」をまだ決めていないものの、長期的な開発に「コミット」しているとも付け加えられています。

 

このサンノゼ市は、巨大IT企業が集まるシリコンバレーの端に位置する都市です。Googleは現地との交渉と設計に数年をかけており、1万5000戸もの住宅や2億ドルのコミュニティ支援(移転した企業への補助金など)、キャンパスの半分以上を公共の用途に充てるなどを約束して、2021年に認可を獲得しました。

 

もともと建設は今年後半から本格的に始まり、10年~30年かかるとの予想でした。有名な企業が移転したり名所がなくなることに反対する声もありましたが、サンノゼ市としては経済効果を重視しており、ギャビン・ニューサム知事は、この認可が新型コロナ禍からの回復に大きな役割を果たすとアピールしていました。

 

2017年以降Googleは従業員を約20%を増やしていましたが、最近は上述のように大規模なリストラを断行しています。それと合わせて、従業員が一部の時間を在宅勤務にできるハイブリッドワーク戦略を採用しているため、以前ほど物理的なオフィスは必要なくなっているわけです。

 

もちろんダウンタウン・ウェスト計画が消滅したわけではありませんが、Googleがやって来ることで雇用や経済活動をもたらすと期待していたサンノゼ市やカリフォルニア州は困った状態に置かれることになりそうです。

 

Source:CNBC
via:Engadget

Pixel Foldの実機動画がついに流出、ベゼルは太めに?

Google(グーグル)の折りたたみスマートフォン「Pixel Fold(仮称)」のものとされる実機動画を、開発者のKuba Wojciechowski氏が投稿しています。

↑Kuba Wojciechowski :3 / Twitterより

 

Pixel Foldに関しては予測レンダリングも複数登場しており、横折りタイプのスマートフォンになることが予測されています。本体価格は1700ドル(約23万円)となり、Google I/Oが開催される5月10日に発表されるとの情報も登場しています。

 

 

今回投稿された動画は、1か月前に撮影したとのこと。動画からはSamsung(サムスン)の「Galaxy Z Fold」シリーズに比べてやや幅広なディスプレイや、それを囲う太めのベゼルなどが確認できます。

 

これまでの報道によれば、Pixel Foldは5.8インチの外部ディスプレイと7.6インチの折りたたみ式内部ディスプレイを搭載。折りたたみスマートフォンの中でも「最も耐久性のあるヒンジ」を採用し、「Extreme Battery Saver」モードでは最大72時間の使用が可能だと伝えられています。

 

すでに多数のメーカーから製品が投入されている折りたたみスマートフォンですが、GoogleのPixel Foldがどのような差別化をアピールできるのかが注目されます。

 

Source: Kuba Wojciechowski :3 / Twitter via Engadget

Google「Pixel 7a」、aシリーズとして初めて顔ロック解除できるかも!

Googleのミッドレンジ・スマートフォン「Pixel 7a」がまもなく発表・発売されると噂されるなか、これまで上位モデル限定だった顔認証システムが搭載される可能性が浮上しています。

↑写真は「Pixel 6a」

 

有名リーカーのSnoopyTech氏は、Pixel 7aらしきスマートフォンとともに「Face&Fingerprint Unlock」、つまり指紋認証と顔認証を設定する画面の写真をツイートしています。つまり、廉価なaシリーズ端末でも初めて顔によるロック解除が使える、と匂わせているようです。

 

顔認証はPixel 7とPixel 7 Proで利用できますが、最近のiPhoneのFace IDとは違い、それほどセキュリティが堅牢ではありません。確かに様々な角度から撮影して顔モデルを作成していますが、Face IDのTrueDepthカメラのように顔を立体的に捉えていないためです。

 

そのため、単に画面のロックを解除できるだけで、アプリのログインや支払いには利用できません。Googleも公式に、代わりに指紋認証や安全なパスワード等を使うよう勧めています。おそらく、Pixel 7aで顔認証が実現したとしても、同じような仕様になると思われます。

 

ほかPixel 7aは、上位モデルPixel 7シリーズと同じTensor G2チップ搭載、RAMは前モデルの6GBから8GBに増量、最大リフレッシュレート90Hz、ワイヤレス充電にも対応してカメラ性能も向上するなど、大幅なアップグレードになると予想されています

 

が、これらパワーアップと引き換えに、Pixel 7aは現行のPixel 6aよりも高い499ドル(449ドルから50ドル値上げ)になるかもしれません。もっとも、Pixel 6aも値下げして販売が続くとの噂話もあります。

 

Pixel 7aは、現地時間5月10日の開発者会議「Google I/O 2023」にて発表されると見られています。ほか、同時に折りたたみスマホ「Pixel Fold」も発表され、Pixel初のタブレット「Pixel Tablet」の発売日も明かされる可能性が高く、当日を楽しみに待ちたいところです。

 

Source:SnoopyTech(Twitter)
via:Tom’s Guide

Google「Pixel Tablet」がミラノのイベントに出現! 噂の新色もアリ

Googleのデザイン向けサービス「Google Design」は、世界最大規模のインテリアとデザインの祭典「ミラノデザインウィーク」に出展しています。この場に、Pixelシリーズ初のタブレット「Pixel Tablet」が置かれていることが目撃されました。

Image:Google

 

GoogleはすでにPixel Tabletのカラーバリエーションを2つ公開しており、1つはグリーンの背面ケースと黒のベゼル、もう1つは白のベゼルとベージュ/ホワイトの背面ケースを備えたものです。それぞれ「Hazel」(Pixel 7 Proに前例あり)や「Porcelain」と呼ばれることになりそうです。

Image:Instagram

 

先週、カラバリはあと2つ増えるとの噂がありましたが、現場から届けられたInstagram動画には、それらが写り込んでいたようです。その1つはピンク、あるいは珊瑚色のようでもあります。

Image:Instagram

 

それ以外に4色目があると予想されますが、動画では見当たりません。それぞれ複数の製品が近い色ごとに分けて配置され、黄色が集まったコーナーがあることから、黄色の可能性があります。

Image:Instagram

 

一方、Pixel Tabletの下端がハッキリと写っていますが、そこには先日の噂にあったようなプライバシースイッチはないようです。もっとも、米9to5Googleは最終モデルに近いレンダリング画像でこのスイッチを確認したと述べており、出展されたものも試作機にすぎないとも推測されます。

 

ほか、同じテーブルにはPixel Watch用のメタルリンクバンド も確認できます。メタルメッシュバンドとともに「春」に発売が予告されていたことから、正式な発売はもうすぐかもしれません。

 

Source:Instagram
via:9to5Google

Google「Pixel Tablet」の価格が判明? ストレージ容量は128GB/256GBの2種類かも

GoogleはPixelシリーズ初のタブレット「Pixel Tablet」の詳しい仕様や発売日を、現地時間5月10日に開催される年次開発者会議「Google I/O」にて発表するとみられています。それが残り数週間に迫るなか、価格についての噂話が届けられています。

Image:Google

 

すでにPixel Tabletの全ぼうは、しだいに明らかになっています。数日前には搭載RAMが8GBであることや、4つのカラーバリエーションがあること。それに続いて、充電スピーカードック単品の価格も流出していました

 

今回の新たな情報は、ドイツのテックサイトWinFutureのRoland Quandt氏が伝えていることです。それによれば、ストレージ容量は128 GBと256GBの2種類あるとのこと。これはPixelスマートフォンとも一致しており、アップルのiPad(非Proモデル)よりも多めの最低容量となります。

 

さらに注目すべきは、「価格設定は600~650ユーロのようだ」と述べられていることでしょう。これを4月21日現在の為替レートで換算すれば、657ドル~711ドルとなります。ちなみにPixel 7のEUでの価格は649ユーロで、米国では599ドルで販売されています。

 

ただし、Googleは国や地域ごとに戦略的に価格を設定しているようであり、海外の価格が為替レートのまま日本の価格に反映されるわけではありません。

 

たとえば、昨年のPixel 6aは米国価格が449ドルですが、日本向け価格は5万3,900円(税込)であり、当時の1ドル=137円~139円と比べてかなり安く抑えられていました。今回も同じ方針だとすれば、国内価格は8万円~8万5,000円程度になりそうです。

 

もっとも、充電スピーカードックの米国向け価格が129ドルとのAmazon発の情報もありました。Pixel Tabletの性能をフルに発揮するには、このドックを組み合わせる必要があるため、価格を上乗せして考えるのがいいかもしれません。

 

Source:Roland Quandt(Twitter) 
via:9to5Google

Googleの廉価スマホ「Pixel 7a」、5月11日から約6万7000円で発売か?

Google(グーグル)の次期廉価スマートフォン「Pixel 7a(仮称)」が5月11日に499ドル(約6万7300円※)で発売される、と海外テックサイトの9to5Googleが報じています。

※1ドル=約134.7円で換算(2023年4月20日現在)

↑Pixel 7aの価格は全モデルより少し高いかも(画像提供/9to5Google)

 

2023年に投入されることが期待されているPixel 7aは、現行モデル「Pixel 7/7 Pro」と類似したデザインを採用し、カメラやディスプレー性能が向上すると見られています。また、多様なカラーバリエーションの登場もありそう。

 

9to5Googleの情報が正しければ、Pixel 7aは2022年に発売された「Pixel 6a」から50ドル(約6700円)値上がりすることになります。その要因は、先述のカメラやディスプレー性能の向上、そしてワイヤレス充電への対応と考えられます。この値上がりが、日本での販売価格にどのように反映されるのかが気になるところ。

 

また、Googleは開発者会議「Google I/O」を5月10日から開催するので、5月11日にPixel 7aが発売されるというスケジュールは十分あり得ると思われます。

 

廉価かつ十分な性能で人気を博してきた、Pixel aシリーズ。2023年のPixel 7aでは、Pxiel 7/7 Proからどのような先進の機能が引き継がれるのかに注目です。

 

Source: 9to5Google

「Google Pixel Fold」は開発者会議での発表が濃厚! 予想価格は20万円越え

Google(グーグル)からの投入が噂される折りたたみスマートフォン「Pixel Fold」の発表と発売時期、価格情報が海外で報じられています。

↑デビューが近づく「Google Pixel Fold」(画像提供/9to5Google)

 

著名リークアカウントのJon Prosser(ジョン・プロッサー)氏によれば、Pixel Foldは、5月10日から開催される開発者会議「Google I/O」で発表され、同日から予約を開始。6月27日から販売を開始する予定だと伝えています。また、携帯キャリアでの予約は5月30日から始まるようです。

 

一方、米メディアのCNBCは、Pixel Foldは1700ドル(約23万円※)で発売されると報道。内部には7.6インチディスプレイ、外部には5.8インチディスプレイを搭載し、製品の重さは10オンス(約280g)になり、防水仕様となるそう。さらに、ヒンジには「折りたたみスマートフォンとして最も耐久性のあるもの」が採用されるとしています。バッテリーは通常使用で24時間、低消費電力モードなら最大72時間持続するとのこと。

※1ドル=約134.7円で換算(2023年4月20日現在)

 

いよいよその発表や発売が近づいているPixel Fold。折りたたみスマートフォン市場にはSamsung(サムスン)の「Galaxy Z」シリーズやMotorola(モトローラ)の「Motolora Razr」シリーズなど多数のライバルが存在しますが、Pixel Foldがどのようにして差別化を図るのかに注目が集まります。

 

Source: Jon Prosser / Twitter, CNBC via 9to5Google

「Pixel Tablet」の充電スピーカードックがAmazonに出現! 名前が変わった?

Google(グーグル)が「Pixel Tablet」向けに投入を予定している充電スピーカードック「Charging Speaker Dock」の米国向け価格が129ドル(約1万7400円※)になる、と海外テックサイトの9to5Googleが報じています。

※1ドル=約134.7円で換算(2023年4月20日現在)

↑Amazonに現れた「Standalone Charging Dock」(画像提供/9to5Google)

 

Pixel Tabletは2022年に発表されたタブレットで、OSにAndroidを採用し、独自プロセッサ「Tensor」も搭載。また、Charging Speaker Dockと組み合わせることで、スマートディスプレーとして使うこともできます。

 

今回の情報は、Amazonに掲載されたCharging Speaker Dockの商品情報から判明。製品色は「ヘーゼル」と記載されており、既にわかっている「チョーク」以外のカラーラインナップがあることが想定されます。一方で、商品名が「Standalone Charging Dock(Charging Speaker Dockではなく)」と記載されている点には注意が必要です。

 

製品説明によれば、「あなたのタブレットを充電し、24時間いつでも準備ができる(使える)ようにします。ドッキングとアンドッキングも簡単です」とのこと。製品サイズは6.65 x 3.71 x 2.77インチ(約17 x 9.4 x 7センチ)とされています。

 

Amazonへの出品によれば、Charging Speaker Dockは、開発者会議「Google I/O」が開催される5月10日に発売されるとのこと。Pixel Tabletの発売日や価格に関する情報がいよいよ明らかになるのかもしれません。

 

Source: 9to5Google

Google「Pixel Tablet」RAM 8GB搭載で4色のカラバリ、6月に発売の可能性高し!

Googleは昨年2つのイベントで、Pixelシリーズ初のタブレット「Pixel Tablet」を予告してきましたが、まだ詳しい仕様などは不明のままです。そんななか、新たに搭載RAMの容量やカラーバリエーションなどの追加情報が届けられています。

Image:Google ((5) Google Keynote (Google I/O ‘22) – YouTube 1:51:42)

 

すでにGoogle公式にPixel Tabletのカラバリは2色が公開されており、1つはグリーンの背面ケースと黒のベゼル、もう1つは白のベゼルとベージュ/ホワイトの背面ケースを備えたものです。

 

そして米9to5Googleの情報筋によれば、さらに2色、合計4色のカラーバリエーションが用意されているそうです。具体的にどういう色になるのかは、説明されていません。

 

またPixel Tabletの本体はアルミニウム製で、磁器のようなナノセラミック加工を施したものになるそうです。Googleは以前「ソフトマットな外観と質感」を実現すると説明していたことがあります。

 

そしてスペックについては、Tensor G2チップとAndroid 13を搭載し、RAMは8GB搭載されるとのことです。以前も開発者でリーカーのKuba Wojciechowsk氏は、「少なくとも1つのモデルには」8GB RAMが搭載されると述べていました

 

そして9to5Googleの情報筋によれば、ストレージ容量は2種類あり、両方のモデルには充電スピーカードックが付属するそうです。先日、プライバシースイッチ付きの写真が公開されていましたが、これはマイクとカメラ用だと確認できたそうです。

 

現地時間5月10日に開催される開発者会議「Google I/O」の直後には、ミッドレンジ・スマートフォン「Pixel 7a」が発売されるとの噂もあります。しかし、Pixel Tabletの発売は5月内にはなく、6月の可能性が高いとの情報も入っているとのことです。

 

Source:9to5Google

【西田宗千佳連載】Google Bardは意外と地味、マイクロソフトとの戦いは「ビジネスツール」で本格化か

Vol.125-4

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマはマイクロソフトが発表した検索エンジン「Bing」の進化。ライバルとなるGoogle Bardの性質や、今後マイクロソフトとGoogleはどこで戦うかを解説する。

↑Googleが発表したチャット型AIのBard

 

Googleの開発した「Bard」は、同社の大規模言語モデル「LaMDA」をベースにしている。ただし、マイクロソフトがOpenAIの「GPT-4」を大胆に検索技術へと導入したのに対し、Googleのアプローチは違う。それは、本連載で解説したように、“検索に対しての責任”を重く鑑みてのものだ。

 

だからBardは、あくまで検索サービスではなく、「ジェネレーティブAIを生活の助けとするためのサポート」、それも、試験的な存在と位置付けられている。

 

機能としては、ChatGPTを少し検索寄りにしたような印象だ。聞いてみた内容の回答には複数の「ドラフト」が用意され、利用者が適切と思う答えを選びやすくなっている。またドラフトによっては、答えの根拠となったWebサイトのリンクも表示される。

 

さらに「Google it」というボタンがあるのもユニークだ。要は、あくまでAIの回答は「検索結果」ではないので、関連する情報をネット検索したければこのボタンを押してくださいね……ということなのだ。

 

回答の質や内容が、ChatGPTやBingのネット検索とどう違うのか、どちらが上なのかを評価するのは難しい。回答にキャラクター性が薄いような気もするが、それは筆者の英語読解力によるものかもしれず、なんとも言えない。

 

ただひとつだけ言えるのは、Webサービスとして見たときのデザインや作りが、Bardの方が簡素である、ということだ。言葉を選ばずに言えば“試作品”っぽい。マイクロソフトはBingやその他、OpenAIの技術を使ったサービスについて、デザイン面でもかなり凝った、いかにも「いまどきのサービスっぽい」体裁を整えている。それに比べると、Googleのものはいかにも簡素だ。

 

これは突貫工事による影響なのか、それとも、“まだ試験中である”ことを示すためにわざと選ばれたデザインなのか。そこはなんとも断言できないが、“マイクロソフトと違う”ことだけは間違いない。

 

この記事が掲載される頃には、Bardも日本語対応し、機能追加やデザイン変更も進んでいるかもしれない。だが、Googleはまだ「検索への導入」に慎重な部分があり、ジェネレーティブAIは別のところから全面展開を考えているのだろう、と筆者は認識している。

 

その領域とは「ツール」だ。GmailやGoogle ドキュメントが含まれる「Google Workspace」に、同社はジェネレーティブAIを組み込む。そうやって、面倒な作業をチャットでAIに指示するやり方から、AIの価値を一般に広げていく作戦なのだ。

 

とはいえ、マイクロソフトもまったく同じ戦略を持っており、こちらも「Microsoft 365 Copilot」として展開する。実装時期・サービス開始時期はどちらも未公表だが、近いうちに、両社が直接対決することは避けられない。そのときが“第二ラウンド”になりそうだ。

 

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Pixel Tabletにプライバシースイッチが追加? Pixel 8の画面サイズも判明か

Pixel TabletはGoogle(グーグル)にとって久々となるタブレット製品で、OSには「Android」を搭載。独自開発プロセッサ「Tensor」の採用も特徴です。また今年は、次期スマートフォン「Pixel 8/8 Pro」の登場も期待されています。

↑9to5Googleより

 

リークアカウントのSnoopy Techが投稿した画像では、背面から見て左側の上端に、プライバシースイッチらしきものが追加されています。これは、Googleが以前に公開していた画像では確認できなかったものです。また本体下部右端には、ケースやキーボードなどのアクセサリを接続するためと思われる、2つの長い突起があります。

 

Pixel Tabletはスマートディスプレイとしても利用できるので、プライバシーの保護が重要。そのような意味で、カメラやマイクをワンタッチでオフにできるプライバシースイッチが搭載されるのかもしれません。

 

一方でディスプレイアナリストのRoss Young氏は、Pixel 8に6.16インチディスプレイが搭載されると報告しています。これは、現行モデルの「Pixel 7」の6.32インチから、わずかに小さくなっています。一方で「Pixel 8 Pro」には「Pixel 7 Pro」と同じ、6.7インチディスプレイが搭載されるようです。

↑9to5Googleより

 

じょじょに詳細が判明してきた、Pixel Tablet。5月10日に開催される「Google I/O」での、正式なリリースを期待したいものです。

 

Source: SnoopyTech / Twitter via 9to5Google 1, 2

Google Playストアで「Wear OS用ゲーム」が探しやすくなった!

2022年9月、Googleはモバイル版のPlayストアに、Wear OSやテレビ、Automotive(自動車向け)アプリを見つけやすくするために「他のデバイス」タブを追加しました。それから数か月が経ち、スマートウォッチ向けのWear OS用ゲームアプリがさらに探しやすくなっています。

↑これでゲームをもっとして!

 

現在、モバイル版Playストアの下にある「ゲーム」をタップし、「おすすめ」と「ランキング」の後ろにある「他のデバイス」に移動すると、そこには「時計」カテゴリーが追加されています。もともとGoogleは「テレビ」カテゴリーしか表示していませんでしたが、スマートウォッチの扱いが良くなったようです。

 

いまのところ、ゲームの「時計」カテゴリーには2つのキュレーション(お勧めのまとめ)があります。1つは「ウォッチゲームでくつろぐ(時間を忘れて)」で、もう1つは「外出中にゲームに挑戦」。20数本のタイトルが並んでいます。

 

この中から好きなゲームアプリを選び、自分のスマートウォッチにインストールできます。小さなディスプレイではゲームをしやすいとは言えませんが、スマートフォンが手元にないときや取り出しにくい状況では、時間をつぶすにはもってこいでしょう。

 

ここ最近、GoogleはWear OS向けのカテゴリーを充実させており、「ウォッチフェイス特集」などのお勧めも行っています。以前よりもコレクションの幅や種類はグッと増えているようで、どこにでも自然に持ち歩けるスマートウォッチだけに、さまざまな状況で賢く使っていきたいところです。

 

Source:9to5Google

【西田宗千佳連載】AI導入はビジネスと倫理に課題、Googleが持つ勝者ゆえのジレンマ

Vol.125-3

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマはマイクロソフトが発表した検索エンジン「Bing」の進化。ライバルとなるGoogleの動向を解説する。

↑Googleが発表したチャット型AIのBard

 

マイクロソフトがOpenAIとのコラボレーションによって「ジェネレーティブAIの時代」を切り開こうとしている。当然Googleは、そこに対抗していかなければいけない存在だ。

 

Googleは以前から、独自に大規模なAI開発を行なってきた。その中でまず重視していたのが「画像認識」だ。「Google レンズ」を使うと、外国語で書かれた標識を翻訳したり、写真に写っている花がどんな種類のものなのかを教えてくれたり、といったことができる。

 

スマートフォンの普及により、我々は常にカメラを持ち歩くようになった。文字入力は重要なことだが、面倒であるのは変わりない。だから、もっと別の手段から検索を可能にし、利便性を高めようとしていたわけだ。

 

このように、文字だけでなく画像や音声など、多彩な情報を扱うことを「マルチモーダル」と呼ぶ。Googleは特にマルチモーダルな情報の活用に積極的であり、それと大規模言語モデルを使ったAIを組み合わせて、「言語の壁や画像と文字の壁などを取り払い、質問に答えられるサービス」の開発を目指していた。

 

ただその過程では、大規模言語モデルを使ったチャットAIの危険性にも気づいていた。完全な技術ではないため、間違った答えを出す可能性も高い、ということだ。

 

どうやらGoogleは、そこで躊躇したようだ。

 

ネット検索で大きなシェアをもつGoogleには相応の責任がある。本来検索結果は、そのまま鵜呑みにできないものだ。AIが作り出す回答も同様である。

 

しかし、人はラクをしたいと思うもの。多くのシーンで、ネット検索が出した答えをそのまま信じてしまう。過去、医療情報などで大きな問題が起きたため、Googleは「検索結果の信頼性」に多大なエネルギーを投じ、品質改善にも努めている。そこに不完全なジェネレーティブAIを無理に導入するのは、ここまでの労力を無にしかねない。

 

また、ネット検索がAIベースになり、検索結果を生み出すことになった記事でなく、「検索結果をまとめたAIの文章」を読んで満足してしまうと、ネットに存在する数多くのWebメディアへの広告収入を奪う結果にもなりかねない。

 

すなわちGoogleにとって、検索にジェネレーティブAIを組み込むことは、ビジネスと倫理の両面で課題があったわけだ。

 

一方でマイクロソフトは、ネット検索では明確に「チャレンジャー側」だ。巨大なライバルであるGoogleと戦うには、多少強引でも新しい武器を使って有利な立場を得る必要がある。この差が、現在のGoogleとマイクロソフトの立ち位置を決めている。

 

AIへの注目は大きいものの、「一般の人々が検索の仕方を変えるには、長い時間がかかる」との指摘もあり、マイクロソフトの目論見がすんなり成功すると言い難い部分もある。

 

とはいえ、Googleも、ChatGPTに対抗する大規模言語モデルを使ったサービスである「Bard」を発表し、3月21日より、アメリカ・イギリスを対象に、登録ユーザーに向けて提供を開始した。

 

では、Bardはどんな特質を備えたものになり、どうマイクロソフトに対抗していくのか? その辺は次回解説する。

 

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YouTube Premium、より高画質な「1080p Premium」やキュー機能など5つの特典を追加!

米Googleは現地時間4月10日、YouTubeの有料会員サービス「YouTube Premium」に新たな特典を追加すると発表しました。これまでの広告なし視聴やバックグラウンド再生(ピクチャ・イン・ピクチャ)やダウンロードしてのオフライン視聴に加えて、高画質での視聴などが可能となります。

↑YouTube Premiumに新たな特典が!

 

今回の目玉機能は、iOS版アプリでより高画質な「1080p Premium」が利用できることです。これは通常の「1080p」よりも高いビットレートで再生できるというもの。一般的にビットレートが高くなると、画質はよりクリアになる傾向があります。

 

この新機能は、今後数週間のうちに提供が始まり、ウェブ版でもテスト開始予定です。

 

また、すでにAndroidユーザーは「Google Meet」を通じてYouTube動画を一緒に見ることができますが、同じことがiOSのFaceTimeでも利用できるようになります。iOS 15.1で発表されたSharePlayに対応する形であり、こちらも今後数週間のうちに提供される見通しです。

 

さらにスマートフォンやタブレットのPremiumユーザーは、動画をキュー(待ち行列)に入れる機能を利用できるようになりました。これは昨年末にテストされたもので、以前からウェブ版では利用できました。

 

ほかスマホやタブレットで途中まで見た動画の続きを他のデバイスで見たり(Android、iOS、Webで利用可能)、Wi-Fiで接続中におすすめの動画を自動ダウンロードしてオフライン視聴できるようにする「スマートダウンロード」も追加されました。YouTubeのヘビーユーザーには、どれも便利に使える機能となりそうです。

 

Source:YouTube
via:9to5Google

爽やかなブルーのPixel 7a、詳細なデザインが判明?

Google(グーグル)の次期ミドルレンジスマートフォン「Pixel 7a」の、端末カラーがブルー系のGoogle公式らしき画像を、海外テックサイトのMySmartPriceが投稿しています。

↑MySmartPriceより

 

Pixel 7aはすでにさまざまな事前情報が報じられており、カメラ性能や画面周波数の向上ワイヤレス充電機能の追加が噂されています。カラーバリエーションに関しては、ブラックやグリーン、クリーム、オレンジ、パープルの投入が報告されていました。

 

MySmartPriceが投稿した画像からは、Pixel 7aのデザインがPixel 6aとかなり似ていることが確認できます。ただし背面のカメラバーの位置が若干下がり、カメラモジュールがマットな金属製のバーになるなど、「Pixel 7/7 Pro」と共通するデザインが採用されているようです。

 

Pixel 7aのカラーリングに関しては、今回はブルーやブラック、ホワイトのバリエーションの画像が投稿されています。また興味深いことに、フレームもカラーバリエーションにあわせて色合いを変えているようです。

 

5月に開催される開発者向け会議「Google I/O」での発表が期待されている、Pixel 7a。Pixel 7/7 Proゆずりの「Tensor G2」プロセッサによるパワフルな性能と、廉価な価格での投入に期待したいものです。

 

Source: MySmartPrice via 9to5Google

Androidスマホ、電源切れていても探せる? Googleが新機能開発中か

2022年末、Googleがネット接続がなくともAndroidスマートフォンを追跡する機能を開発している可能性が浮上していました。それに続き、同社は電源が切れたAndroidスマートフォンを見つけられる機能の開発に取り組んでいると、有名リーカーが主張しています。

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↑ネット接続がなくとも電源が切れていても、Androidスマートフォンを見つけられるように?

 

開発者でリーカーのKuba Wojciechowski氏によると、この機能はPixelスマートフォンでは「Pixel Power-off Finder」(パワーオフのPixelを探す)と呼ばれるそうです。

 

Kuba氏いわく、GoogleはAndroid端末から構成される巨大ネットワークの構築に取り組んでおり、UWB(超広帯域無線)サポートや、Google独自の紛失防止タグ「Grogu」も含まれるとのこと。このGroguは、今年初めにも開発中との噂が伝えられていました

 

今回の情報は、Googleが早期アクセスプログラムに登録している企業にシェアしたAndroid 14の初期ソースコードから得られたようです。

 

そこには「hardware.google.bluetooth.power_off_finder」と呼ばれる新しいハードウェア抽象化レイヤー(HAL)定義が。コメントによれば、事前に計算されたFinger Network Keys(デバイス固有のキー)がBluetoothチップに送信され、スマートフォン本体がオフの状態でもオンに保たれるそうです。

 

要するに、スマートフォンの電源が切れていてもBluetoothチップが動作を続けており、近くにある他のAndroidデバイスから検出できるわけです。このしくみは、iPhoneの「探す」ネットワークと非常によく似ています。

 

ただし、この機能にはBluetoothチップを常に動作させるためのハードウェアが必要です。そのためPixel 7やPixel 7 Proといった現行モデルが対応しているかどうかは不明ですが、今後の「Pxel 7a」や「Pixel 8」ではサポートされる可能性が高そうです。

 

Source:91mobiles

Googleの経費削減がすごい。社用PCはMacBook→Chromebookに? 事務用品も減少か

Googleは2023年1月に全世界で1万2,000人を解雇すると発表し、Google日本法人の社員に届いた「退職パッケージ」(退職勧告)が話題になっていました。その一方で、残った社員に対しても経費削減が進められており、支給されるノートPCが安価なChromebookに変化したと報じられています。

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↑経費削減を推し進めるGoogle

 

米CNBCの報道によると、GoogleはノートPCやデスクトップPC、ディスプレイの更新を一時停止するとともに「デバイスの交換頻度を変更している」とのこと。つまり古くなった機材の買い換えを、先延ばしにしている模様です。

 

またエンジニア以外のGoogle社員には標準でChromebookが提供されるように。それ以前は(より高価な)MacBookが支給されることもあったそうです。もっとも目的は経費削減ばかりではなく、ChromeOSに統一することによるセキュリティ対策も兼ねていると伝えられています。

 

さらにCloudTopと呼ばれる仮想ワークステーション(LinuxまたはWindowsで利用可能)が「標準のデスクトップ」として提供されているとのこと。つまり、安い端末からネットワーク経由でサーバーに繋ぎ、サーバー側でソフトウェアを動かしデータを処理する「シンクライアント」を使っているようです。

 

ほか、オフィス勤務が週5日間から3日間のリモートワークを交えたハイブリッドにシフトしたため、社内サービスも減少。たとえば月曜日と金曜日はカフェを休みとし、十分に使われていない一部の施設も閉鎖する可能性があるとのこと。さらにホッチキスやテープといった消耗品も減らしてると報じられています。

 

Google広報は「会社としてスピードと効率の改善を通じて節約を続けるという目標を設定しています」との声明を発表。その一環として「業界をリードする特典や福利厚生、アメニティを提供し続ける」としつつ、「実用的な変更を加えています」と述べています。

 

イーロン・マスク氏がTwitterを買収した後、高価なエスプレッソマシンなど社内の備品をオークションに出品していたことが注目を集めていました。ハイテク大手にも逆風が吹いているなか、どの企業でも経費の削減が急がれているのかもしれません。

 

Source:CNBC
via:9to5Google

折りたたみ機「Pixel Fold」発売スタンバイ? Google Keepのメモが大画面で2つ並べられるように

GoogleはPixelシリーズ初の折りたたみスマートフォン「Pixel Fold」を準備中と噂されるなか、自社製アプリを大画面や折りたたみデバイスで使いやすくするアップデートを続けています。その1つがメモ帳アプリ「Google Keep」であり、昨年秋には画面の左側でメモの一覧を表示し、右側でメモの内容を編集できるようになりました

↑Google Keep

 

それに続き、まもなくAndroidタブレットと折りたたみデバイスのGoogle Keepで、2つのメモを並べて表示して編集できるようになります。

 

Google Keepで2つのメモを開く(マルチインスタンス)には、まず左側のリストで編集したいメモを長押し。そして「新しいウィンドウで開く」を選ぶと、右側のウィンドウにメモが表示されます。続いて左半分で別のメモを開くと、同時に両方のメモを表示・編集できます。

↑使用イメージ

 

Googleによれば、2つのウィンドウを並べて開くことで、メモをより深く理解できるとのこと。これまでAndroid端末では1枚ずつしかメモを確認できませんでしたが、2つのメモを見比べたり、互いにコピー&ペーストができれば、理解も深まって作業の効率も高まりそうです。

 

その一方で、Android版Google Sheets(Microsoft 365のエクセルに相当)とSlides(同パワーポイントに相当)は、マウスがフルサポートされます。前者では選択されていない行や列のサイズを変更できるほか、クリック、ドラッグ、ホバーも可能です。すでに昨年、Google Docsアプリには実装済みであり、それに続くものです。

↑Google Sheets

 

これらの新機能は、今後数週間かけて展開される予定です。折りたたみスマホPixel Foldは6月中旬に発売が噂されていますが、その頃には使いやすいアプリが揃っていることになりそうです。

 

Source:Google
via:9to5Google

Google「Pixel 7a」、カラバリが5色も? ストレージ256GBオプションもありかも

米Googleの次期ミドルレンジ(中価格帯)スマートフォン「Pixel 7a」は、現地時間5月10日に開催される開発者向けイベント「I/O」にて発表されると見られています。

↑Image:SmartPrix

 

本製品が、Pixelスマホとしては初めて5種類のカラーバリエーションが用意されるとともに、前モデルPixel 6aの2倍となる256GBものストレージオプションもあると、有名リーカーが主張しています。

 

TwitterユーザーのParas Guglani氏は、Pixel 7aには5色のカラバリがあり、256GBストレージも選べるとツイート。そのカラーはDinuguan Black(ブラック)、Crispy Kale(グリーン)、Mayo Cream(クリーム色)、Tide Orange(オレンジ)、Vibrant Ube(紫色)とのことです。

 

このParas Guglani氏は、Android関連の情報を提供することで有名な人物です。以前もワイヤレスイヤホン「Nothing Ear(2)」の画像を正式発表前にシェアしたほか、Galaxy S23 Ultraのコード名やモデル番号をリークしていました

 

ほかPixel 7aはPixel 7やPixel 7 Proと同じTensor G2チップ搭載、RAM容量は8GB、カメラ性能も向上してワイヤレス充電にも対応、画面は90Hz表示も可能との噂もありました。全般的に、現行モデルのPixel 6aよりも大幅なアップグレードになると予想されています

 

すでに実機らしき画像も流出しているとともに、プロトタイプがeBayに出品されていたこともありました。またPixel 7の価格はお手ごろになるとの噂もあり、正式発表を楽しみに待ちたいところです。

 

Source:Paras Guglani(Twitter)
via:Gizmochina

統一規格Matterの登場で普及する?「スマートホーム」の基礎知識と導入のしかた

2017年に「Amazon Alexa」や「Google Home」などが登場し「スマートホーム元年」とさかんに言われたものの、いまだ家庭に普及したとは言えないのが実情。ところが、2022年にアマゾンやグーグル、アップルなどが参画するスマートホーム統一規格が登場したことで、状況はかわってきています。家電エバンジェリストとして活動し、スマートホームにくわしい安蔵靖志さんに解説していただきました。

 

「スマートハウス」とは違う!? 「スマートホーム」とは何か

「スマートホーム」という言葉をご存じでしょうか? 「創エネ」「蓄エネ」「省エネ」を組み合わせた「スマートハウス」と混同されがちですが、スマートホームというのは家の中にある家電や設備などを自動化できるようにするものです。2017年に米アマゾンが「Amazon Alexa」、米グーグルが「Google Home(Google Nest)」という音声アシスタントを引っさげて日本に進出しましたが、これらを搭載するスマートスピーカーやスマートディスプレイ(画面付きスマートスピーカー)と連携することで音声による操作が可能だというのもスマートホームの大きな特徴になっています。

 

いよいよスマートホームが身近になる?

筆者はいよいよ2023年が、本当の「スマートホーム元年」になるのではないかと予想しています。これまではAmazon、Google、Appleなどが独自にスマートホーム規格を提供していたのですが、それらを横断する統一規格「Matter(マター)」が2022年に策定され、Matterに対応するスマートホーム機器が登場し始めたからです。

 

「スマートホーム機器」とはスマートフォンと連携できる家電のこと

スマートホーム機器とは、スマートフォンアプリを使って操作や状態の可視化などができる「スマート家電」や、既存の家電や設備などをスマート家電のように使えるようにする機器、人や物の動き、温度・湿度・照度を検知できるセンサー、セキュリティカメラや、ドアロックをスマート化する「スマートロック」などのセキュリティ機器を総称したものです。

 

まずはこの構成する要素を詳しく確認していきましょう。

 

・通信機能を内蔵し、単体でスマホと連携する「スマート家電」

スマート家電というのはBluetoothやWi-Fi(無線LAN)などの通信機能を内蔵し、別途アクセサリーなどを追加しなくても単体でスマホアプリやスマートスピーカーなどと連携できる家電のことです。スマホアプリで遠隔操作ができる「ロボット掃除機」や、室内環境の可視化や遠隔操作ができる「エアコン」や「空気清浄機」などが挙げられます。そのほか、ドラム式洗濯乾燥機や冷蔵庫、オーブンレンジ、電気調理鍋、LEDシーリングライトなど、スマート家電は続々と増えています。

 

・既存の家電や設備などを “スマート化” する「スマート化サポート機器」

将来的にはすべての家電や設備がスマート化、もしくはインテリジェント化するのは間違いないですが、現状ではスマート化していない家電や設備がほとんどです。そこで活躍するのが「スマート化サポート機器」です。

 

スマート化をサポートする機器の代表として挙げられるのが「スマート家電リモコン」です。スマート家電リモコンはいわゆる「学習リモコン」の一種で、照明やテレビ、エアコンなどの機器を、スマホアプリやスマートスピーカーから赤外線を通じて操作できるようにするというものです。赤外線リモコンの操作を学習できるため、赤外線リモコンが付属する家電や設備なら基本的にどれでも操作できるようになるのが大きな特徴です。

 

そのほか、給湯機のお湯はりスイッチや壁スイッチなどの物理スイッチを押したり引いたりできる「スイッチロボット」や、カーテンの開閉をスマート化できる「スマートカーテン」などもあります。

 

・人や物の動き、温度・湿度・照度を検知できる「センサー」

人やペット、物などの動きを検知する「人感センサー」や、ドアや窓の開閉を検知する「ドア・窓開閉センサー」、温度や湿度、照度など室内環境の変化を検知できるセンサーなど、各種センサーもスマートホームを構成する上で重要な要素です。

 

これらを利用することで家族の出入りや人・ペットの動きを検知して別のスマートホーム機器と連携したり、室内環境の変化に応じてスマホアプリにお知らせしたりと、さまざまな連携操作が可能になります。

 

・セキュリティカメラやスマートロックなどの「セキュリティ機器」

スマートホーム機器にはもちろんセキュリティ機器もあります。屋内外の人や物、ペットなどの動きを撮影できるセキュリティカメラのほか、ドアロックに取り付けてスマート化できるスマートロックなども家のセキュリティを向上させる上で重要な機器です。そのほか、前出のドア・窓開閉センサーなどもセキュリティ向上に活用できます。

 

スマートホームのメリットは? 操作性・快適性・安全性の向上

スマートホームのメリットとして挙げられるのが以下の3つです。

 

・家電や設備の状態の可視化と操作性の向上
・家電や設備の遠隔操作や自動化による快適性の向上
・セキュリティ強化による安全性の向上

 

一つひとつ見ていきましょう。

 

・家電や設備の状態がわかる、操作しやすくなる!

普段生活をしていて、生活環境(家電や設備)の状態を知りたいというシーンがいくつかあります。例えば春や秋の暖かい日に、自宅で留守番しているペットが暑い思いをしていないかとか、出かけた後にドアロックをしっかり閉めたかどうか確認したい、といったシーンです。

 

例えば温度・湿度センサーを搭載するスマート家電リモコンを使うと、設置した部屋の室温や湿度を外出先からチェックするだけでなく、エアコンをオンにすることも可能になります。スマートロックを導入すると、ロックの開閉をスマホアプリで行えるだけでなく、ロックの開閉状況を出先から確認し、必要に応じてロックをかけることもできます。コンセントに挿した機器を遠隔操作できるようにする「スマートプラグ」の一部には、接続した機器が使っている電力を可視化できる製品もあります。

 

スマートホーム機器を導入すると、家電や設備の状態を可視化できるだけでなく、さらにそれらの家電や設備を遠隔操作できるようになります。

 

・家電や設備の遠隔操作や自動化で快適に使える!

先ほども紹介しましたが、ペットを飼っている家庭の場合、夏はエアコンを付けっぱなしにするのが当然だと思います。しかし春や秋の場合、エアコンを付けておいた方がいいのか不要なのかが分からないという日も多いことでしょう。しかし前出の温度・湿度センサー付きスマート家電リモコンを導入すると室内環境を可視化できるので、エアコンを無駄に付ける必要がなくなります。例えば室温が30℃を超えたらお知らせする、もしくはエアコンを自動的にオンにするといった設定を行えば、ペットを危険な目に遭わせる心配もありません。利便性の向上や省エネにつながるだけでなく、快適性も向上するというわけです。

 

帰宅直前に遠隔操作でエアコンをオンにしておけば、涼しくて(もしくは暖かくて)快適な部屋に帰宅することができ、一瞬たりとも不快な思いをしなくて済みます。

 

外出中だけではありません。起床した直後にリビングのエアコンを付けておけば、起きて着替えた直後から快適な環境で過ごせます。リビングにいながらにして、寝る前のベッドルームの室温を整えておくといった使い方もできます。

 

・セキュリティが強化され安全性が高まる!

スマートホームの導入メリットとして一般的に注目されやすいのが、セキュリティカメラやスマートロックなどの導入による安全性の向上です。

 

最近は防水性能を備えるバッテリータイプのセキュリティカメラもあり、室内だけでなく屋外にも配線なしで設置できるようになっています。センサーにより人や物の動きを検知して自動的に録画する機能なども備えているため、低コストで気軽にセキュリティを強化できます。

 

また、スマートロックを導入すればドアロックの状態確認や遠隔操作が可能になります。スマート家電リモコンなどを通じて照明を遠隔操作して在宅を装うことで、出張や旅行などの長期外出時の空き巣被害を防ぐといった使い方も可能です。

 

どこから取り入れるのがベスト? スマートホーム機器の導入アイデア 3

では、スマートホーム機器はどこから導入するのが一番いいのでしょうか? 各家庭におけるニーズによって異なりますが、いくつかのパターンで紹介しましょう。

 

1.家電を自動化して便利に活用したいなら……「スマート家電リモコン」から

スマートホームのメリットをもっとも実感しやすいのは、なんといっても「スマート家電リモコン」でしょう。インターネット環境やWi-Fi(無線LAN)環境さえあれば、数千円の追加でさまざまな家電が遠隔操作できるようになります。赤外線が届く範囲の家電を操作できるため、部屋ごとに設置する必要はあるものの、エアコンを買い替えずにスマート化できるのが最大のメリットではないでしょうか。ペットを飼っている家庭ならより安心・安全な室内環境にできますし、一人暮らしで帰宅前に室内を快適な環境に整えておくというのにも便利です。

いわゆる学習リモコンをスマート化したものなので、エアコンや照明などのオン・オフ状態が分かるわけではありません。しかし温度センサーや照度センサーを搭載したものであれば、エアコンや照明の状態を推測することができます。エアコンや照明の消し忘れを確認して遠隔操作でオフにするといった活用方法もありますので、一家に少なくとも1台あると省エネにもつながります。

 

【おすすめ製品】

SwitchBot「SwitchBotハブ2」

温度・湿度・照度センサーを搭載し、遠隔操作でエアコンを付けたり、温度・湿度・照度センサーを条件にした自動化機能も備えるスマート家電リモコンです。家族がエアコンをリモコンで操作した際の赤外線を検知してエアコンの状態を把握し、外出先からでもエアコンの状態を把握できる機能を備えています。スマートホーム統一規格「Matter」に対応し、Google・Amazonのスマートスピーカーやスマートディスプレイのほか、アップル「iPhone」シリーズの「ホーム」アプリなどから機器の状態を把握したり操作したりできます。

 

2.離れた家族を見守りたいなら……「スマートディスプレイ」から

離れて住む高齢の親を見守りたい、もしくはコミュニケーションを取りたいというニーズには、音声アシスタントを内蔵し、液晶ディスプレイとカメラを搭載する「スマートディスプレイ」がおすすめです。

 

普段は日時やスケジュール、家族写真を表示するフォトフレームのように使えるのですが、スマートフォンやスマートディスプレイから呼びかけることでビデオ通話をしたり、室内の様子を映像で確認するセキュリティカメラとして使ったりできます。セキュリティカメラ機能はオフにすることもできるので、家族でもプライバシーはしっかり守れます。

 

スマートディスプレイは声をかけるだけで音楽や動画を再生できますし、音声アシスタントにニュースや天気予報を聞くといった活用法もあります。こちらも一家に1台あると便利な機器です。

 

【おすすめ製品】

アマゾン「Echo Show 10」

左右約350度回転できる10インチディスプレイを搭載するスマートディスプレイです。カメラで人の顔を認識することで、常に真正面に顔をとらえながらビデオ通話をしたり、スマホアプリでディスプレイを回転させることで室内全体を見渡せるセキュリティカメラとしても使えます。

 

3.防犯対策をしたいなら……「スマートロック」から

防犯対策にはセンサーライトやセキュリティカメラなどさまざまなものがありますが、警察庁の調べによると侵入窃盗の4割から5割は「無締まり」つまり無施錠となっています(警察庁「令和3年の刑法犯に関する統計資料」によると「無締まり」が約53.1%)。窓のこれは無施錠も含まれているのですが、玄関ドアの無施錠を防いでセキュリティを強化できるのが「スマートロック」です。スマートロックは両面テープを使ってサムターンに貼り付けることで、玄関ドアをスマホアプリなどで施錠・解錠できるようにする機器です。スマホを持たない子供がいる家庭の場合、リモコンキーなどを使ってスマホなしでも施錠・解錠ができるモデルがおすすめです。

 

【おすすめ製品】

SwitchBot「SwitchBotスマートロック+指紋認証パッド」

さきほど紹介したスマート家電リモコンと同じメーカーなので、同じスマホアプリを使って施錠・解錠ができるスマートロックです。別売りの「指紋認証パッド」を玄関の外側に装着することで、ボタン1つで施錠、指紋(100個まで登録可能)やパスコード、別売りのNFC(近距離無線通信)カードキーを使った解錠ができるようになります。スマホを持たないお子さんがいる家庭にもぴったりの組み合わせです。

 

スマートホーム機器を導入することで家の中の利便性や快適性、安全性を向上できます。いきなりすべてを導入する必要はなく、自分の興味のある機器から導入することが可能です。一度体験したら元には戻れないくらい便利で快適だと思いますので、ぜひ自分の興味のある範囲から導入してみてください。

 

プロフィール

Techジャーナリスト・家電エバンジェリスト / 安蔵靖志

一般財団法人家電製品協会認定 家電製品総合アドバイザー、スマートマスター。AllAbout デジタル・家電ガイド。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。
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提供元:心地よい暮らしをサポートするウェブマガジン「@Living」

キャッシュレス社会の新ツール!「Googleウォレット」ついに日本でも展開へ

米Googleは、2022年7月から世界中に展開していた「Googleウォレット」を、ようやく日本にも導入すると発表しました。従来の「Google Pay アプリ」が「Googleウォレット アプリ」にアップデートされ、今後数週間かけて順次公開される予定です。

↑ついに日本にも登場

 

Googleウォレットとは、ざっくり言えば「財布の中身をデジタル化」したもの。Google Payの支払い機能を引き継ぎつつ、デビットカードやクレジットカード、搭乗券やイベントチケット、ワクチン接種証明書や運転免許証(対応地域は限られる)などを登録できます。

 

使い方は簡単で、すでに電子マネーや交通系ICカード (SuicaやPASMO) 、クレジットカードやデビットカードを Google Payに保存している場合は、Googleウォレットにも自動的に引き継がれます。新しいカードを追加したい場合は、Googleウォレット アプリの画面右下にある [+ウォレットに追加] をタップして、必要な情報を入力するだけ。

 

また、日本航空をはじめ世界各国の航空会社にも対応しており、数回タップするだけでデジタル搭乗券をウォレットに追加できます。航空会社のサイトで航空券を購入して「Googleウォレットに追加」ボタンをタップすると、そのデジタル版がウォレットに表示されます。

↑デジタル財布の中身(画像提供/Google)

 

さらに、Google Pixel WatchやFitbit Versa 4およびSense 2などのスマートウォッチも、Googleウォレットに対応。各種の支払い手段やポイントカードなどを一括して管理でき、タッチ決済にも使えるGoogleウォレットはキャッシュレス社会で便利な存在になりそうです。

 

Source:Google

生成系AIを導入したAndroid版Gmailアプリ、こんな感じです。「書くのを手伝って」ボタンで下書きを作成!

先週GoogleはGmailなどのビジネスアプリケーション「Google Workspace」などに生成系AIの機能を導入すると発表し、今週には会話型AIサービス「Bard」の早期アクセス登録受付を始めるなど、積極的にAIへの取り組みを打ち出しています。

↑Gmail

 

それを裏付けるように、Android版のGmail最新版(バージョン2023.03.05.515729449)ではメール作成画面で「書くのを手伝って」とAIに手伝ってもらえるボタンが表示されることが分かりました。

 

米9to5Googleによると、最新版Gmailではキラキラした杖のアイコン(Help me write)が表示されるとのこと。これをタップするとテキスト入力ボックスが開き、Gmailに何を書くか指示を与えることができます。そのプロンプト(指示)が短すぎる場合、Gmailは 「プレビューを作成するためもっと書いてください」と要求。そうして書き終えたら「作成」をタップすると、メール本文を書いてもらえるという流れです。

Image:9to5Google

 

もう1つ、「メッセージをリライトして(Refine my message)」機能も追加されています。こちらは、すでにメール本文に何か書いてある場合、ボタンをタップすると、AIが文章を書き直したり、分かりやすくするというもの。

 

そうして出来た文章をそのまま使ったり、「別のものを見る(View another)」で丸ごと作り直させることもできます。また生成されたテキストに対して、「いいね!」や「よくないね!」を付けることも可能です。

 

GmailとGoogleドキュメントは、生成系AIが導入される最初のWorkspaceアプリとなり、Googleはこれらを「信頼できるテスター」向けに年内、順次展開する予定です。一般ユーザーも広く利用できるようになる日を、心待ちにしたいところです。

 

Source:9to5Google

Googleの対話型AI「Bard」、英米で一足先に実験開始

Google(グーグル)は対話型AIサービス「Bard」の早期アクセスを開始しました。

↑お試し大歓迎でも、あくまで実験(画像提供/Google)

 

Bardは大規模言語モデル「LaMDA(Language Model for Dialogue Applications)」をベースとして構築されており、ユーザーからの質問に会話のような自然な文章で回答することができます。「Google 検索」との連携も特徴の一つですね。

 

今回、開始されたBardの早期アクセスでは、質問への回答、アイデアやアウトラインの作成、複雑なトピックの簡略化などを利用することができます。一方でGoogleは「Bardは常に正しいとは限らない」とユーザーに注意しており、ユーザーは回答から3つの異なるバリエーションを選択することができます。

 

Bardの早期アクセスは英国と米国でのみ開始されており、日本は含まれていません。現在はウェイティングリストに登録することで、一般ユーザーが早期アクセスできるようになっていますが、Googleは今後もBardを改良していくことで、より多くの言語、そしてより正確な回答ができるようにする予定です。

 

Open AIの「ChatGPT」やMicrosoft(マイクロソフト)の「Bing」のように、ますます活躍の場が広がる対話型AI。私たちの日常生活に現れる日も少しずつ近づいているようです。

 

Source: Google via 9to5Google

恐怖……Pixelスマホで加工したスクショが復元される問題。現在は修正済み

グーグルは、Pixelスマートフォン向けの2023年3月のセキュリティアップデート「Android 13 QPR2」で、スクリーンショットツール「Markup」の脆弱性を修正しました。

↑ymgerman / Shutterstock.com

 

これまでMarkupでは、撮影したスクリーンショットをトリミング/塗りつぶしした画像が、他人によって元に戻すことが可能な不具合がありました。例えばクレジットカードの番号を塗りつぶしてSNSにアップロードしたはずなのに、それが他人によって復元されてしまう……という問題があったのです。

 

この問題は、Discordなど一部のアプリで発生することが報告されています。一方で複数のSNSサービスでは画像のアップロード時に画像を加工するので、同様の問題の発生は報告されていません。

 

Markupに関する修正は現在、Pixel 4aからPixel 7までのスマートフォンに配信されています。切り取った/隠したはずの画像が復元されてしまう重大な今回の不具合、早めに修正を適用したいものです。

 

Source: 9to5Google

Pixel 6/6 Proでも夜景モードが高速化!すばやくキレイに夜間撮影ができるように

昨年Googleは、最新スマートフォンPixel 7およびPixel 7 Proで「より高速な夜景モード」を実現したと発表していました。この機能がカメラアプリの更新により、Pixel 6やPixel 6 Proでも利用できるようになります。

↑Pixel 6 Pro

 

高速な夜景モードについてGoogleは「より鮮明な美しい低照度画像を通常の露出時間の半分で生成できるようになりました」とアピールしていました。また、機械学習の追加トレーニングにより、夜景モードを含む低照度環境でのリアルトーン機能も改善されたとうたっています。

 

こうした夜景モード撮影の高速化が、Google Cameraアプリのバージョン8.8でPixel 6およびPixel 6 Proにもやって来ます。2023年最初のFeature Drop(Pixelスマートフォンなどの機能アップデート) の一環というかたちです。

 

最新版のカメラアプリにアップデートした後、「夜景モード」タブに切り替えると、右下に円が表示。これをタップすると、2秒~最大6秒まで時間を調節できます。つまり、夜間撮影をスピーディにするか、それとも露出時間を長く取って画質を向上させるかを選べるわけです。

 

ほか今月のFeature Dropでは、写真の不要なものを消去できる「消しゴムマジック」が過去Pixelスマホでも利用可能になったほか、Pixel Watchに転倒検出機能が追加されています

 

Google Camera 8.8は、Playストア経由でロールアウト(時間をかけた展開)されています。Pixel 6やPixel 6 Proユーザーは、夜景モードの高速化を楽しみに待ちたいところです。

 

Source:9to5Google

Pixel 8で利用可能? Google フォトで動画の手ブレ修正機能がテスト中

Google(グーグル)が「Google フォト」向けに動画の手ブレ修正機能「Video Unblur」を準備していることを、海外テックサイトの9to5Googleが伝えています。

↑9to5Googleより

 

Googleは「Pixel 7」のリリースと一緒に、「Tensor」プロセッサの機械学習機能を利用した「写真の手ブレ修正機能(Photo Unblur)」をリリースしました。同機能は、Pixel 7限定でGoogle フォト経由で利用できます。

 

9to5GoogleがGoogle フォトのアプリを解析したところ、動画の手ブレ修正機能ことVideo Unblurを強制的に有効にすることに成功しました。ただし現時点では、実際に動画に修正を加えることはできません。このことから、Video UnblurがPixel 8シリーズ限定の機能になることが予測されているのです。

 

Googleは以前、Google フォトにてHDRエフェクトをまず写真向けにリリースし、その後に動画向けにも有効にしました。動画の手ブレ修正機能も、同様の経過をたどるのかもしれません。

 

その他にも、Google フォトでは動画に適用できるエフェクトを準備していることが判明しています。これらは「オーバーレイ」タブに表示され、「アフタースクール/白黒/クロマチック/フォワード/グラッシー/ゴールデン/モアレ/マルチプル/ポラロイド/レインボーレイ/リフレクト/RGB パルス/スーパーエイト/VHS」といったエフェクトが存在するようです。

 

Source: 9to5Google

Pixel 7aのプロトタイプ、eBayに出品されてる…

Google(グーグル)からの近日の投入が期待されている廉価スマートフォン「Pixel 7a」のプロトタイプとされるスマートフォンが、海外オークションサイトのeBayに出品されているのが発見されました。

↑eBayより

 

Pixel 7aに関しては以前にも実機がリークされており、背面カメラ突起の素材の変更などが確認されています。またBluetooth関連の認証機関「Bluetooth SIG」への登録も確認されており、5月のGoogle I/Oでの発表6月の発売が期待されているのです。

 

今回のPixel 7aのプロトタイプは、2550ドル(約34万円)で出品されていたものです。製品はブラックカラーで、裏面にはラインパターンとシンボルが刻印されています。またプロトタイプの証明でもある、インジケーターが存在することも伝えられています。

 

底面にはUSB-Cポートがあり、スピーカーとマイクのための2個のピル型のホールが存在します。OSは起動しませんが、開発途上(EVT1.0)である「Fastboot Mode」の画面が表示されており、8GB RAMと128GBの内蔵ストレージを搭載していることがわかります。

 

というわけで、いよいよその投入が近づいているPixel 7a。現行モデルの「Pixel 6a」と同じく、コストパフォーマンスに優れた魅力的な製品として登場してほしいものです。

 

Source: eBay via 9to5Google

Google「Pixel 7a」とNothing Ear (2)、Bluetooth認証データベースに登場! 発表準備は順調かも

ここ最近、グーグルの廉価スマートフォン「Pixel 7a」の噂話がにわかに盛り上がっています。そんななか、この新型スマホと英Nothingのワイヤレスイヤホン「Ear (2)」がBluetoothの標準化団体「Bluetooth SIG」の認証機器データベースに登場したと報じられています。

↑Nothing Ear (2)の正式発表が待ち遠しい

 

3月16日、Pixel 7aと思しきGoogleデバイスがBluetooth SIGのリストに登録されました。「Bluetooth対応製品である」ことを表記するためには同団体の認証を取得する必要があり、そのため未発表製品がデータベースから見つかることがあるわけです。

 

少し注目すべき点は、Pixel 7aがBluetooth 5.3の認証を受けていることでしょう。Pixel 7/7 ProはBluetooth 5.2であり、仕様が新しくなっているようです。とはいえ、Bluetooth 5.3での改良はわずかで、ほとんどのユーザーにはあまり影響がなさそうです。

 

かたやNothing Ear (2)は、Bluetooth 5.2をサポートしているとのこと。本製品の発表イベントが3月22日に行われることは、すでに公式に予告済みです

 

Pixel 7aとNothing Ear (2)ともに、Bluetooth SIGデータベースへの登場は、正式発表までの準備が順調に進んでいることを示す証拠といえます。Pixel 7aは6月中旬に発売され、約450~500ドルになるとの有力情報が届けられていましたが、どちらも続報を待ちたいところです。

 

Source:Bluetooth SIG(1),(2) 
via:9to5Google

XRの夢いずこへ…Google Glass EEの販売が終了

Google(グーグル)はAR(拡張現実)ヘッドセット「Google Glass Enterprise Edition(EE)」の販売を終了すると発表しました。

↑Google Glass

 

Google Glassは通常の眼鏡の縁にコンピューターとディスプレイが搭載されており、検索や翻訳、写真や動画撮影、メッセージ送信が可能です。2013年に開発者向けバージョン「Explorer Edition」が発売され、2017年には法人向けの「Enterprise Edition」が登場し、2019年には「Enterprise Edition 2」が投入されました。

 

Googleが更新したサポートページによれば、3月15日には製品の販売が終了し、9月15日まではサポートが継続されます。なお、今後はソフトウェア・アップデートは配信されません。サポート終了後も製品は通常どおりに利用できますが、「Meet on Glass」アプリは動作しなくなる可能性があります。

 

2022年10月には「Pixel」スマートフォンと組み合わせたAR機能のテストも始まっていた、Google Glass。一方でGoogleはヘッドセットにも利用できる「microLED」技術のスタートアップを買収しており、市場への再参入を期待したいものです。

 

Source: 9to5Google

次期Android 14では「スピードブースター」や「タスクキラー」を名乗るアプリは無効化? スマホの動作に悪影響を及ぼすため

Google Playストア等では、Androidスマートフォンを高速化させるとして「スピードブースター」や「タスクキラー」と名乗るアプリが人気を集めています。が、実際にはバックグラウンドのプロセス(アプリの背後で動いているプログラム)を大量に終了させるだけで、良いことよりも悪影響が多いとみられています。

↑Android 14は「タスクキラーキラー」に?

 

こうしたアプリが、次期Android 14では無効化されることが明らかとなりました。

 

「スピードブースター」等は一見すれば効果があるように思えるものの、それは長続きしないものです。また止められたプロセスが必要なものであれば、後に再起動されることになり、結果的にシステムの動作が遅くなり、バッテリーが消耗してしまうことになります。

 

Androidの取材を専門とするジャーナリストMishaal Rahman氏はブログで、Googleがこれらのアプリによりデバイスがダメージを受けることを防ぐよう動き出したと述べています。

 

次期Android 14では、アプリが自分以外のバックグラウンド・プロセスを終了できなくなっているとのこと。サードパーティ製アプリが「killBackgroundProcesses」APIを使って他のアプリのプロセスを終了しようとすると、「無効なパッケージ名が送信されました」としてエラーを返すようになるそうです。

 

つまり、「スピードブースター」や「タスクキラー」と称するアプリが、他のアプリのプロセスに手出しできなくなり、実質的に無効化されることになるわけです。

 

またGoogleは「サードパーティのアプリケーションがAndroidデバイスのメモリ、電力、熱挙動を改善することは不可能です」として、アプリ開発者に自分のアプリが「誤解を招く主張」に関するGoogle Playポリシーに沿っているかどうか、再検討するよう勧めているとのことです。

 

これまではスマホのバッテリーを節約する等をうたうアプリは禁止されてきませんでしたが、今後は取締りの対象となるのかもしれません。

 

Source:Mishaal Rahman
via:9to5Google

Googleの「Pixel 7a」と折りたたみスマホ「Pixel Fold」、どちらもお手ごろ価格かも

Googleの廉価スマートフォン「Pixel 7a」と折りたたみデバイス「Pixel Fold」は、6月中旬に発売が噂されています。それに続き、価格についての有力情報が届けられています。

Image:@Onleaks

 

今回の発信源は、有名リーカーのYogesh Brar氏によるツイートです。Brar氏はサムスンの折りたたみスマホGalaxy Z Fold4についても、発売前に正確な情報を述べていました

 

まずPixel 7aの価格は450ドル~500ドルとのこと。前モデルのPixel 6aは449ドル、上位モデルのPixel 7は599ドルであることから、妥当な設定だと思われます。

 

そしてPixel Foldは、1300ドル~1500ドルの価格帯になるそうです。昨年末に噂されていた1799ドルからは下がっていますが、それ以前のバージョン(Googleは何度か設計し直したとみられています)で目指していたという価格とはほぼ同じです。

 

(おそらく地域ごとの価格差として)200ドルの幅があるとされるのは気になりますが、いずれにせよサムスンのGalaxy Z Foldシリーズよりもお手ごろにはなりそうです。

 

またBrar氏によれば、Pixel 7aが全世界で発売されるのは第3四半期初め、つまり7月以降とのこと。上記の6月説とは食い違いますが、Googleがまず米国や一部の市場で先に発売し、その後に他の地域にも拡大する可能性はあるでしょう。

 

かたやPixel Foldは「一部の地域」で発売されるとのこと。日本も、その「一部の地域」に含まれることを期待したいところです。

 

Source:Yogesh Brar(Twitter)
via:9to5Google

「ウマ娘」がパソコンで遊べる! 「Google Play Games」、まもなく日本でもオープンベータが提供開始

Googleはゲーム開発者向けバーチャルイベント「Google for Games Summit」にて、PCでモバイルゲームが遊べる「Google Play Games」 オープンベータ版の対象地域を日本や欧州にも拡大することを発表しました。

Image:9to5Google

 

本サービスはWindows 10/11を搭載したPCで、Androidゲームが遊べるというもの。プレイヤーはお気に入りのモバイルゲームを大画面で遊ぶことができる一方で、ゲーム開発者はより多くのユーザーを取り込めるメリットがあります。

 

昨年ベータテストが始まっていたものの、当初はオーストラリアや香港、韓国などに提供地域が限られていました。そして今回、ようやく日本と欧州のゲーマーがオープンβに参加できるよう準備を進めているとのこと。Googleによれば「今後数か月」の内に開始される予定です。

 

また近い将来、いくつかの人気タイトルが「Google Play Games」に追加することも発表されています。

  • Angry Birds 2
  • Disney Mirrorverse
  • Garena Free Fire
  • Ludo King
  • MapleStory M
  • Angry Birds 2
  • Uma Musume(「ウマ娘 プリティーダービー」)

 

特に日本で注目されるのは「ウマ娘」でしょう。公式アカウントも約1年前に「Google Play Gamesに向けて開発中」と予告していましたが、PCの大画面でウマ娘たちに会える日を楽しみに待ちたいところです。

 

Source:9to5Google

Pixel 7aの実機リーク、背面カメラ突起がシックでクール!

Google(グーグル)の次期廉価スマートフォン「Pixel 7a(仮称)」のハンズオンとされる画像が、ベトナム語サイトのZing Newsに投稿されています。

↑Zing Newsより

 

Pixel 7aに関してはカメラ性能や画面駆動周波数の向上、またワイヤレス充電機能の追加が噂されています。すでにGoogleの未発表スマートフォンがFCC(連邦通信委員会)のデータベースにも登録されており、5月に開催される「Google I/O」での発表も噂されています。

 

今回投稿された画像からは、Pixel 7aに「Pixel 7」に似たデザインが採用されることがわかります。一方でPixel 6aとは異なり、Pixel 7の背面突起はガラス素材ではないようです。なお画面を囲うベゼルは、Pixel 6aと変わらず太いままとなっています。そして本体にはシングルSIMスロット、充電用のUSB-Cポート、防水加工などが搭載されています。

 

さらにPixel 7aの電源を入れると、128GBのストレージと8GBのRAMを搭載していることがわかります。ディスプレイ周波数は90Hzにアップグレードされ、背面カメラは1200万画素となっているようです。

 

廉価スマートフォンとして、高い評価を受けているPixel aシリーズ。Googleが得意とするAI(人工知能)処理もあわせて、今年のPixel 7aもかなり魅力的な機種となりそうです。

 

Source: Zing News via 9to5Google

Google、Stadia技術の外部提供もやめてしまう…

Google(グーグル)のクラウドゲームサービス「Stadia」における、外部向けサービス「Immersive Stream for Games」の提供も終了していたことを、海外テックサイトの9to5Googleが報じています。

↑Ascannio / Shutterstock.comより

 

Stadiaは2019年に開始されたクラウドゲームサービスで、スマートフォンやタブレット、ブラウザから高品質なゲームがプレイできるのが特徴でした。しかしユーザーを十分に獲得することができず、2023年1月にサービスが終了しています。

 

そしてImmersive Stream for Gamesとは、GoogleがStadiaの技術を外部に提供し、他社がクラウドゲームサービスを提供するためのものです。2021年10月には米キャリアのAT&Tが同技術を利用し、契約者向けに『Batman: Arkham Asylum』というゲームを無料で提供しました。また、カプコンの『Resident Evil Village(バイオハザード ヴィレッジ)』のデモをストリーミング配信したこともあります。

 

しかしStadiaの終了とともに、Immersive Stream for Gamesの提供も終了していたことが、Google Cloud Geme担当ディレクターのJack Buser(ジャック・バッサー)氏の発言により判明しました。残念ながらユーザーを獲得できなかったStadiaですが、その技術がいつか日の目を見ることを期待したいものです。

 

Source: 9to5Google

ウェブ版Google 翻訳で「画像翻訳」が可能に。Google OneのVPNサービスも拡大

Google(グーグル)の翻訳サービス「Google 翻訳」は、ウェブ版でも画像内のテキストの翻訳が可能になりました。一方、「Google One」のVPNサービスも全会員が利用できるようになっています。

↑何でも翻訳します

 

Google 翻訳の画像内の文字の翻訳は、「Google Lens」の「AR Translate」技術を活用したもの。Google 翻訳のウェブサイトには上部に新しい「画像」タブが表示され、ここから画像をアップロードすることで画像内のテキストが認識され、翻訳することができます。インプット(原文)は113の言語で、アウトプット(訳文)は133の言語が利用可能。

 

その一方で、ストレージサービスのGoogle Oneでは、これまでオプションとしてVPNサービスが提供されていました。これは2TB以上のプランに加入している会員に限られていたのですが、Googleによれば、3月9日から数週間にわたって全てのプランでVPNサービスへのアクセスが可能になるそう。

 

その他にも、Google Oneではダークウェブで個人情報をスキャンし、データ漏洩に自分が含まれていないかどうかをチェックする「ダークウェブレポート」が追加されます。この機能は、今後数週間以内にアメリカの会員向けに提供される予定です。

 

Source: Engadget 1, 2

折りたたみ「Pixel Fold」の実機か!? ニューヨークの地下鉄で目撃される

Google(グーグル)の折りたたみスマートフォン「Pixel Fold(仮称)」とされる実機が、ニューヨークの地下鉄で目撃されたと米国メディアで報じられています。

↑スクープ!(画像提供/u/onetaketeo〔Reddit〕)

 

Pixel Foldに関しては、すでに予測レンダリング画像複数登場しており、Samsung(サムスン)の「Galaxy Z Fold」シリーズのような縦折りスマートフォンとなるようです。投入は2023年の夏が期待されており、1799ドル(約25万円※)と高額になるとの情報もあります。

※1ドル=約136.9円で換算(2023年3月9日現在)

 

今回撮影された画像はかなり見にくいのですが、本体を折りたたんだ状態でも外部ディスプレイで動画などが視聴できることが確認できます。本体の外周は金属製なのか、光を反射する素材となっている模様。さらに、画面まわりのベゼルもかなり細くなっていることがわかります。

 

Redditの投稿によれば、このPixel Foldには背面にカメラ突起が存在するとのこと。また、これはブラックカラーのようですが、以前にはより明るい色や暗い色のバリエーションの存在も報告されていました。

 

Googleの未発表スマートフォンが目撃されたのはこれが初めてではなく、過去には「Pixel 4」がロンドンで見つかったり、「Pixel 3 XL」がタクシーに置き忘れられたこともありました。このように実機が目撃されたということは、Pixel Foldの投入が確実に近づいているのかもしれません。

 

Source: u/onetaketeo / Reddit via 9to5Google

「Google I/O」は5月10日に開催決定! 噂の新デバイスがお披露目か?

米Googleは、開発者会議「Google I/O」を5月10日(米現地時間)に開催することを発表しました。

↑2023年は久々に(限定的な)リアル開催

 

コロナ禍により、2020年にGoogle I/Oは開催されず、翌年には一部の従業員を前にして小さな会場でライブプレゼンテーションが行われ、2022年には少数の開発者を招いて開催されていました。

 

しかし、2023年は「限定的に会場に観客を入れて開催」とのことです。

 

2023年版は、カリフォルニア州マウンテンビューのショアライン・アンフィシアターでスンダー・ピチャイCEOが主催する基調講演で幕開けするそう。その後、開発者向けに「100以上のオンデマンド技術セッション」が予定されています。

 

すなわち基調講演はライブで行われ、イベント終了後にオンデマンドでいつでも視聴可能。ほかの全てのセッションも、自分が見たいときに見られるわけです。これら動画は全ての人に対応できるように、さまざまな言語で提供される見通しです。

 

今回のGoogle I/Oでは次期Android 14が徹底的に詳しく説明されるほか、AI関連の発表も少なからずあるはず。また、ハードウェアの新製品としては、噂の「Pixel 7a」が発表されたり、タブレット端末Pixel Tabletの発売日が明かされたり、折りたたみデバイス「Pixel Fold」がお披露目されたりするのかもしれません。

 

Source:Sundar Pichai(Twitter)
via:9to5Google

Google Play、ユーザーのスマホで上手く動かないアプリを事前に警告! 無駄なダウンロードを避けられます

Google Playストアで評判が高いアプリやゲームをダウンロードしてみれば、実際にはほとんど動かない体験をした人は少なくないはず。そうした事態を避けるため、Googleが事前に警告する新機能を導入していることが明らかとなりました。

↑Google Play

 

TwitterユーザーのMishaal Rahman氏は、一部ユーザーがGoogle Playに「同様のデバイスからの最近のデータでは、このアプリがあなたのデバイスで動かないかもしれないようです」と警告されていると画像付きでツイートしています。

 

最も古い報告は昨年10月からで、数か月にわたって静かに展開されていたようです。

 

この警告は、ユーザーが持っているスマートフォンとよく似たデバイスからデータを得ているとされており、「同じような環境では、問題の再現性がある」ということで信ぴょう性が高そうです。Googleは、ハードウェアの各種情報をスキャンしているのかもしれません。

 

この新機能は、Google Playがアプリやゲームの技術的なクォリティを高める計画の一環のようです。昨年11月、あるアプリが特定のスマートフォンにつき8%以上のクラッシュを起こした場合は、同じスマホを持つユーザーに警告を表示することがあると予告されていました

 

またアプリ開発者にとっては「このスマホでは動かない可能性が高い」と世間に晒されるため、バグを修正する動機付けにもなると思われます。

 

つまりユーザーが失望するのを防ぐとともに、特定のスマホについての問題を開発者が知ることができる、一石二鳥となるはず。Google Playストアの信頼性もアップするため、広く展開が望まれそうです。

 

Source:Mishaal Rahman(Twitter) 
via:PhoneArena

Pixelの消しゴムマジック、過去Pixelやサムスンのスマホでも使えます

グーグルの画像編集機能「消しゴムマジック」が、過去のPixelスマートフォンやサムスン製のスマートフォンでも利用できるようになったことを、海外テックサイトの9to5Googleが伝えています。

↑グーグルから

 

消しゴムマジックは写真に写り込んだ不要なものを消したり、色を変更したりできる機能です。グーグルのスマートフォン「Pixel 6/6 Pro」でデビューし、その後「Pixel 6a」や「Pixel 7」シリーズでも利用可能に。さらに先日には、iOS版の「Google フォト」アプリと「Google One」のサブスクリプションの組み合わせでも利用できるようになりました。

 

そして現在、Google フォトアプリのバージョン6.25を搭載した「Pixel 2 XL」と「Pixel 4」でも、消しゴムマジックが利用できるようになりました。なおグーグルは以前に、「初代Pixel」から「Pixel 5a」までのスマートフォンでも消しゴムマジックが利用できるようになると伝えています。

 

さらにGoogle フォトアプリとGoogle Oneのサブスクリプション加入で、iPhoneやiPadだけでなくサムスンのスマートフォンでも、消しゴムマジックが利用できるようになっています。

 

グーグルのAI(人工知能)技術を活用した、消しゴムマジック機能。今後のPixelスマートフォンにどのような新機能が搭載されるのか、実に楽しみです。

 

Source: 9to5Google

来年のAndroidのコードネームは美味しい「バニラアイスクリーム」に?

グーグルが2024年にリリースする「Android OS」のコードネームが「V(Vanilla Ice Cream:バニラアイスクリーム)」になるとの情報を、海外テックサイトの9to5Googleが伝えています。

↑New Africa/Shutterstock.comより

 

Android OSではこれまで一貫して、スイーツの名称のコードネームがつけられてきました。最新のAndroid 13は「T(Tiramisu:ティラミス)」でしたし、今年の「Android 14」は「U(Upside Down Cake:アップサイドダウンケーキ)」になることが以前に報じられています。

 

今回開発者のMishaal Rahman氏が報告したところによると、2024年のAndroid 15は「V」のコードネームで開発がすすめられており、これはVanilla Ice Creamとのこと。Android OSのテストフレームワークのコード変更から確認されたものです。

 

なお、Androidのバージョン名からどのような変更が予定されているのかどうかを推測することはできません。一方でAndroid 14ことUpside Down Cakeのプレビューは1か月前から公開が始まっており、今後はさらなる詳細が明かされることになりそうです。

 

Source: 9to5Google

Google、Pixel Buds A-Seriesに新色「スカイブルー」追加? 「Pixel 7a」と同時発表かも

グーグルの次期廉価版スマートフォン「Pixel 7a」の発表が、間近に迫っているとの予想が相次いでいます。そんななか、グーグルがPixel 7aに合わせて、ワイヤレスイヤホン「Pixel Buds A-Series」と「Pixel Buds Pro」に新色モデルを準備中との噂が伝えられています。

↑Image:Wojciechowski

 

2021年に発売されたPixel Buds A-Seriesのカラーバリエーションは、今のところ3つです。まずグーグル製品の定番「Cleary White」と、同時発表のPixel 5aを引き立たせる「Dark Olive」。3色目の「Charcoal」はPixel 7シリーズ発売に合わせて、2022年末に追加されていました。

 

Android関連の有名リーカーKuba Wojciechowski氏は、Pixel Buds A-Seriesの新色「sky blue」が登場すると画像付きでツイートしています。

 

これまでのカラバリと同じく、バッテリーケースは白いまま、フタの内側とイヤホンが新色になるようです。またPixel Buds Proにも、「同様の」新色が提供される予定とのことです。

 

これら新色は、Pixel 7aにも(近い色の)「Arctic Blue」のカラバリがあると予想されるため、そちらに合わせている可能性が高いそうです。この噂が正しければ、Pixel 4a(2020年発売)の追加色「Barely Blue」以来のことになります。

 

Wojciechowski氏は、これらが年次開発者会議「Google I/O」にて「新しいPixel」とともに発表される可能性が高いと述べています。Google I/Oは毎年5月頃に開催されていますが、あと2か月の内にリーク情報が次々と出てくるかもしれません。

 

Source:Kuba Wojciechowski(Twitter)
via:9to5Google

最新版「Chrome」でMacBookのバッテリーが長持ち! YouTubeを18時間も見れる

米Googleは、Chromeブラウザーの最新版においてMacBookのバッテリーを消耗しにくくする改良を行っていると発表しました。

↑バッテリーが従来より長持ち

 

最近、全ユーザーに展開され始めたバージョン110は、Appleシリコン(M1/M2チップなど独自開発プロセッサー)を搭載した最近のMacだけでなく、より古いインテル製チップ搭載モデルでもパフォーマンスが向上するとのこと。

 

Googleが行ったテストでは、M2搭載MacBook Pro(macOS Ventura)でYouTube動画を18時間見たり、ウェブサイトを17時間閲覧できたりしたそうです。しかし、インテル版MacBookに関するデータは明かされていません。

 

ちょうどChromeの新機能「メモリセーバー」と「省エネモード」の展開が2023年2月に始まったばかりですが、Googleはこれらの機能強化を使えば、上記のテストよりも30分長く動作できたと主張しており、併用すればバッテリーがより一層長持ちしそうです。

 

なぜ、macOSで消費電力が節約できるようになったのか? Googleは開発チームが「iframe」(ページ内にHTMLページを読み込む要素)に変更を加えたからだと説明。また、ブラウザが不必要にユーザーインターフェースを書き直すことを止めさせ、CPUへのアクセスがより効率的になるようにタイマーを調整したとも語っています。

 

お使いのChromeのバージョンは、右上の3点ボタンをクリックして「ヘルプ」>「Google Chromeについて」から確認できます。すでにアップデートが来ている場合は「更新」が表示されており、それをクリックすると良いでしょう。

 

Source:TechCrunch

ついにPixel Watchが「転倒検出機能」を展開! 激しい転倒と激しい運動の区別可能

米Googleは2月28日(現地時間)、スマートウォッチ「Pixel Watch」の転倒検出機能を展開することを発表しました。発売時から約束していた機能であり、ようやく実現することになります。

↑誤作動は起きにくい?(画像提供/Google)

 

公式サイトによると、Pixel Watchは激しい転倒と、スキーなどを含む激しい身体活動を区別できるとのこと。最近、新型Apple Watchなどがスキー場で誤作動が相次いだとの報道を意識しているのかもしれません。

 

この転倒検出機能は、激しく転倒してから約30秒間動きがない場合に作動します。その後、振動やアラーム音、画面上に通知をしてユーザーの反応を確認。問題がなければ「I’m OK」をタップして通知を解除、助けを求めたい場合は「I fell & need help」を押すと緊急番号に連絡できます。

 

それでも反応がないとき、Pixel Watchはアラームは約1分間鳴らし続け、最後の数秒間はより大きく鳴らします。応答がない場合、自動的に緊急番号に電話をかけ、助けを求める自動メッセージが流れるとのこと。

 

ただし緊急通報するには、Pixel Watch Wi-Fi版であればスマホの圏内にあり、Bluetoothで接続されている必要があります。かたやLTE版では、スマホが近くになくても緊急サービスを呼び出すために、有効なLTE接続が必要です。

 

Source:Google
via:9to5Google

Chromeブラウザー、「どこでもダブルクリック」でタブが閉じられるように? Googleが開発中と明らかに

Googleがデスクトップ用のChromeブラウザーにて、マウスで素早くタブが閉じられる新たなジェスチャー操作を開発中だと報じられています。

↑Google Chrome

 

現在Chromeブラウザーでは、不要なタブを閉じる方法はいくつかあります。まず、タブの右上にある「×」をタップすること。ほかキーボードであれば、CTRL+Wを押しても閉じることができます。

 

Chromeでは多くのタブを開いておくと、大量のRAMや電力などリソースを消費することになります。そのためGoogleは先日、自動的に使っていないタブのRAMを解放する新機能「メモリセーバー」や「省エネモード」を追加していました。今回の素早くタブを閉じられるジェスチャーも、その一環と思われます。

 

さてAndroid Policeによると、共同管理ツールChromium Gerritの中に、Googleがマウスを使ったショートカットの開発に取り組んでいる手がかりが見つかったとのことです。タブのどこであれ、ダブルクリックすれば閉じられる、というものです。

 

この機能がいつ提供されるかは不明ですが、Chromeのヘビーユーザーにとっては有り難いショートカット操作になるはず。たとえば数十のタブを開いているときでも小さな「×」ボタンを正確に、連続してクリックする必要がなくなるわけです。

 

また間違ってタブを閉じてしまった場合でも、SHIFTキーを押しながらダブルクリックすれば、再び開くこともできるそうです。

 

Chromeはつい多くのタブを開きがちであり、多くのRAMやバッテリーを積まないノートPCであれば動作が重くなり、残りバッテリーが減る事態もよくあります。この新機能が、早めに登場することが待たれるところです。

 

Source:Chromium Gerrit
via:Android Police

Pixelの「消しゴムマジック」がiOS版Google フォトでも使えるように

「Google フォト」のiOS版アプリにおいて、「消しゴムマジック」機能が「Google One」加入者向けに提供されています。

↑Googleより

 

消しゴムマジックは「Pixel 6」以降のスマートフォンで利用可能な画像編集機能で、写真の中の意図しない人物や物の写り込みを簡単に除去することができます。またGoogle Oneでは、ストレージ容量の追加を含めたさまざまなパッケージが提供されます。

 

そして今後はiPhoneやiPadでも、Google Oneに加入していればGoogle フォトで消しゴムマジックが利用できるようになります。またGoogle フォトには新しいHDRビデオエフェクトや、専用のコラージュスタイルが追加されています。

 

さらにGoogle Oneの会員向けに、写真のプリント注文の送料が無料となります。これらの機能はすでに展開が始まっており、今後数週間ですべてのGoogle Oneメンバーに提供される予定です。Googleの便利な消しゴムマジック機能、iPhoneやiPadでもぜひ活用してみたいものです。

 

Source: MacRumors

動画配信サービス再編に検索AIの続々登場、2月注目のニュースまとめ

毎月起こったガジェット・サービス系ニュースの中から注目の情報をピックアップ。今回は国内の動画配信サービス終了や、マイクロソフト/Googleが続々とリリースした検索AIなどを取り上げます。

 

国内動画配信に異変、「GYAO!終了」と「U-NEXTのParavi統合」

LINEとヤフー(Yahoo! JAPAN)を運営するZホールディングス(以下ZHD)は、無料の動画配信サービス「GYAO!」を、3月31日をもって終了すると発表しました。同時にZHDは、TVerとの提携も発表しています。

 

ZHDは傘下のLINEとヤフーの合併も2023年度中に完了する見込みで、GYAO!の終了は合併にともなう事業再編の一環としてとらえることができます。

↑GYAO!のサービス終了のお知らせ

 

一方、2月17日には動画見放題サービスを運営するU-NEXTが、放送局系の動画配信サービスParaviの事業を統合すると発表しました。映画や海外ドラマに強いU-NEXTが、TBSやテレビ東京のオリジナル番組を豊富に揃えるParaviを統合することで、ラインナップの強化につながるとしています。U-NEXTはParaviのサービス統合により、有料の動画配信サービスとしては国内事業で最大になる見込みです。

↑U-NextのWebサイト

 

U-NEXTへのParaviのサービス移管は7月をメドに実施予定。サービス移管後は、U-NEXTの月額会員がParavi提供の動画コンテンツも見放題となります。また、ParaviのサービスはU-NEXTの運営の元、継続して提供されます。

 

ちなみに、GYAO!は元を辿ると2005年にUSENグループが立ち上げた「GyaO」をYahoo! JAPANが買収し、Yahoo!動画と統合したサービス。会員登録不要・無料を掲げ、テレビ局の公式コンテンツを多く配信し、国内の無料動画配信サービスとして確かな地位を築いてきました。

 

一方のU-NEXTは2007年に同じくUSENが立ち上げた有料の映像配信サービス「GyaO NEXT」が独立する形で発足。スマホでの動画配信が普及する流れに乗って成長を続け、2017年にはUSENを吸収合併するに至っています。

 

もともとは同じUSENから出発したGYAO!とU-NEXTですが、前者はサービス終了、後者は競合の取り込みと、明暗が分かれる結果となりました。

 

ZHDはLINE VOOMに注力

GYAO!を運営していたZHDは、今後どのように動画市場に挑んでいくのでしょうか。ZHDは決算説明会にて、LINEのショート動画サービス「LINE VOOM」の開発に注力する方針を示しました。

↑ZHDは、GYAO!の終了後、LINE VOOMを強化していく方針を示しています

 

GYAO!と関連事業の再編により、ZHDは年間30億円の運営コスト削減を実現。動画配信サイトの運営ノウハウを持つスタッフや、制作体制はLINE VOOMに集中投下して、サービスの成長を目指します。

 

ショート動画市場では、TikTokを筆頭に、YouTube ショート、InstagramのリールなどSNS大手がひしめいています。これらのライバルにどう挑んでいくのか。ZHDの慎ジュンホGCPOは「VOOMの強みはLINEのユーザー基盤の大きさ。10代~20代だけでなく、幅広い年齢層への利用者の拡大が見込める。また、身近なLINEアプリからアクセスできるため、これまで動画を制作したことがない人も参入しやすいという側面もある」と説明。「クリエイターの参入を促し、コンテンツを強化したい」と方針を示しています。

 

マイクロソフトとGoogleが新しい検索AIを相次ぎ発表

マイクロソフトは2月8日、検索エンジン「Bing」に対話型AIの技術を組み込んだ新バージョンを発表しました。新しいBingには、マイクロソフトが出資するOpenAI社の対話型AIプラットフォーム「ChatGPT」の技術が活用されています。

↑マイクロソフトのサティア・ナデラCEOは、チャット機能を搭載した「新しいBing」を発表しました

 

従来の検索エンジンは検索結果のWebサイトを一覧表示にして応答するのに対して、新しいBingでは検索結果の内容を要約して、流ちょうな話し言葉で応答します。

 

さらに、「90年代を舞台にしたディストピア小説を書いて」と小説のアイデアを出してもらったり、「人参と玉ねぎを使った煮込み料理のレシピを提案して」と話して調理法を聞いたりと、創作の補助に用いることも可能です。

 

マイクロソフトはBing検索以外にもOpenAI社の対話型AIの技術を導入していく方針を示しています。Webブラウザーの「Microsoft Edge」には、Webサイトの要点をチャットで質問して、その要点を教えてくれる要約機能や、ブログの記事などを簡単に作成する作成補助機能が追加されます。

↑新しいBingと会話している画面。Web 検索で情報を集めて要点をまとめて表示するという使い方ができます

 

新しいBingはベータ版が公開されており、Windows 11ではWebブラウザー「Microsoft Edge」で試すことができます。また、スマートフォン向けのアプリ「Bing」では、先行ベータテストを実施しており、Microsoft アカウントを登録した人向けに、順次サービスを提供しています。

 

一方で、検索エンジンの雄であるGoogleは2月6日、対話型AIに基づく検索システム「Google Bard」を発表しました。現在は限られたベータテスター向けに提供されていますが、近いうちにGoogle 検索に実装されるとしています。Google 公式ブログ「The Keyword」では、多数の情報ソースから得られる情報を要約して検索結果に表示する新機能が紹介されています。

↑Googleも新検索アルゴリズム「Google Bard」を発表しています。Webサイトの要点をまとめて短い文章で提示する機能を備えています

 

災害・通信障害時の備えに「デュアルSIM」サービス化の動き

2022年夏に発生したKDDIの大規模な通信障害をきっかけに、キャリア3社が連携して新サービスを提供する構想が立ち上がっています。auを運営するKDDIと、ソフトバンクの両社は、お互いの回線を副回線として提供する有料オプション「デュアルSIMサービス」の提供を発表しました(KDDIソフトバンク)。

↑1台のスマホで2つのSIMを使う「デュアルSIM」。KDDIとソフトバンクは、お互いの回線を災害時・通信障害時用のバックアップ回線として提供することを発表しました

 

3キャリアにデュアルSIMサービスを提案したというKDDIの髙橋誠社長によると、たとえば、auショップでソフトバンク回線を追加するといった「保険サービスのようなオプションサービス」の形態で提供されるといいます。月額料金は数百円程度で、サブ回線の通信を使う際には使った量に応じて利用料が発生する形としています。

 

KDDIとソフトバンクは3月下旬以降にデュアルSIMサービスを提供すると発表しています。NTTドコモは正式な発表をしていないものの、NTTの島田社長はKDDIとソフトバンクの両社と協議中であると明かし、「そんなに遅れることなく展開できると思っている」とコメントしています。

 

地球環境に配慮したスマホ「arrows N」発売

NTTドコモは、サステナビリティ(持続可能性)に配慮して作られたスマートフォン「arrows N F-51C」を2月10日に発売しました。製造は、日本のスマホメーカーFCNT(旧富士通モバイル)が担当します。

↑NTTドコモが2月10日に発売した、“エシカルなスマホ”ことarrows N F-51C

 

arrows N F-51Cは、スマホの外装やフレームで使われる素材のうち約67%に再生素材を採用。リサイクルされたペットボトルや、クルマのヘッドライトカバー、CDなどがスマホの筐体の過半数を占める部分に使われています。

↑電気電子部品を除いた部分の約67%にリサイクル素材が使用されています

 

スマホを使っている内にヘタってしまう電池については、バッテリーの負荷を抑えて充電する技術を導入し、4年後の電池劣化を抑えています。OSのアップデート対応もarrowsとしては初めて4年間に延長し、長く使えるエコなスマホへと仕上げています。

 

「長く使える」と言われると、4年後もしっかり動くのかが気になるところですが、SoCは2022年の多くのスタンダードモデルが搭載する「Snapdragon 695 5G」で、性能としてはやや控えめです。一方で、価格は9万9780円(税込、ドコモオンラインショップ)と、同クラスの性能を持つスマホの中ではかなり割高な設定となっています。

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

YouTube Musicでスマートなラジオ局を作ってみよう!

Google(グーグル)の音楽ストリーミングサービス「YouTube Music」にて、独自のラジオ局が作れる機能「Create a radio」がiOS/Android向けにリリースされました。

↑Postmodern Studio / Shutterstock.comより

 

YouTube Musicではこれまでも、独自のラジオ局を作成することが可能でした。手順としては特定の曲を選択することで、ラジオを通常のプレイリストとして保存することができたのです。

 

今回のCreate a radioでは、「アーティストや一般的な音楽の好みなどを組み合わせて、ユーザーが新しい曲の発見を望んでいるか、チルソングを探しているかにより、ゼロからラジオ局を作成できます」と案内しています。なお同機能は、昨年末からテストされているのが見つかっていました。

 

具体的な使い方としては、YouTube Musicのホームフィードから「ラジオを作成する」のカードを選択します。好みのアーティストは最大30人まで選択可能で、その後に「アーティストが登場する頻度」「選曲」、そして「馴染みのある曲」「ブレンド」「新しい曲」を選択します。また、ポピュラーやニューリリースなどのフィルターを組み合わせることも可能です。

 

Create a radioで作成したラジオ局は、常に更新されます。好みの局から新曲まで幅広く見つけられる同ラジオ局の機能は、なかなか便利に利用できそうです。

 

Source: 9to5Google

モバイル版「Google Meet」で360度バーチャル背景が提供開始!スマホを動かすと風景が変わります

Googleはビデオ通話/会議アプリ「Google Meet」のモバイル版につき、360度バーチャル背景の提供を開始しました。本機能は先月発表されていましたが、現在ではiOSとAndroid版アプリの両方に展開されています。

↑Google Meet

 

この360度バーチャル背景は、スマートフォンやタブレットの位置に合わせて背景が変化するというもの。つまりスマホを左右に動かせば、背景もそれに応じて動き、様々な風景が表示されます。下のアニメーションGIFをご覧いただければ、どのように動作するか分かるでしょう。

 

Googleによると、デバイス内蔵のジャイロスコープ(角速度センサー)を使って「ダイナミックな体験」を実現しているとのこと。そのため、ジャイロスコープ内蔵のモバイル機器に限られているようです。バーチャル背景としてはビーチや寺院など、「いくつか」が用意されていると述べられています。

 

追加料金は不要で、Google Workspaceユーザーと個人ユーザーともに利用できます。ただし、Googleが公開したアニメGIFを見るかぎり、背景が小刻みに動くため、人によっては気が散ったり、思わぬ反応が起こる可能性もありそうです。会議の他の参加者にも、問題がないか確認を取ったほうがいいかもしれません。

 

Source:Google
via:The Verge

折りたたみPixelはOPPO「Find N2」より重くなる? 大容量バッテリーを搭載するかも

Google(グーグル)からの投入が期待されている折りたたみスマートフォン「Pixel Fold(仮称)」の本体サイズやバッテリー容量に関する情報を、海外テックサイトの9to5Googleが報じています。

↑@OnLeaksより

 

Pixel Foldに関しては予測レンダリング画像複数登場するなど、今夏の投入への期待が高まっています。また本体外側には外部ディスプレイが搭載されず、1799ドル(約24万円)にてリリースされるとの情報もあります。

 

今回の9to5Googleの情報によれば、Pixel Foldは高さ140mmと、OPPOの折りたたみスマートフォン「Find N2」とほぼ同サイズになるとのこと。一方で、Pixel Foldの幅は7mmほどFind N2より大きくなるようです。そして本体重量は263gと、Find N2の237gよりもかなり重くなると伝えています。

 

さらにPixel Foldのバッテリー容量は5,000mAh未満と、他社の折りたたみスマートフォンよりも大容量なものとなるようです。もしこれが正しければ、Pixel Foldは大画面かつ長時間駆動バッテリーを特徴とする折りたたみスマートフォンとなりそうです。

 

Source: 9to5Google

Chromeの新機能「メモリセーバー」と「省エネモード」が広く展開中!メモリとバッテリーを節約できます

米Googleが12月に発表したChromeブラウザーの新機能「メモリセーバー(Memory Saver)」と「省エネモード(Energy Saver)」が、現在はすでに広く展開されています。MacやWindowsおよびChromebookで利用できます。

↑Google Chrome

 

昨年末に発表された時点では、実際には利用できず、「今後数週間かけてWindows、macOS、ChromeOSでグローバルに展開していく予定」とされていました。ようやく、一般ユーザーでも広く使えるようになりました。

↑Chrome「設定」

もしもお手元の環境で表示されていない場合は、次の手順で有効にできます。Chromeの再起動後は、設定(右上の3つの点から)>パフォーマンスからアクセス可能です。

 

  • アドレスバーに「chrome://flags/」と入力してアクセス
  • 「Enable the battery saver mode feature in the settings」を「Enabled」に設定
  • 「Enable the high efficiency mode feature in the settings」を「Enabled」に設定
  • Chromeを再起動

 

まずメモリセーバーは、自動的にアクティブでないタブのメモリを解放して、他のページやアプリに多くのRAMを割り当てられます。非アクティブなページもタブとして残り続け、そのページをアクティブにするとすぐに再読み込みされます。

 

Googleによれば、メモリセーバーによりメモリを最大40%節約できるとのこと。「家族のビデオを編集したりゲームをしたり、他の集中的な(処理の重い)アプリを実行しているとき」特に便利だとされています。

 

このメモリセーバーで問題が起こった場合、またはタブの再読込を待ちたくないページに関しては「常にアクティブにするサイト」を追加できます。

 

次に省エネモードは、バックグラウンドのアクティビティと視覚効果を制限してバッテリーの電力を節約するというもの。具体的にはアニメーションやスムーズなスクロール、動画のフレームレート減少などが起こります。

 

これを有効にすると、ゲームやビデオのパフォーマンスに影響が出るかもしれません。オン/オフの他に、「バッテリー残量が20%以下の場合にのみオンにする」あるいは「パソコンが電源に接続されていないときにオンにする」のどちらかを選ぶことができます。

 

Source:9to5Google

Pixel WatchやPixel 7など、Google新製品の特徴を改めておさらい!

Google製スマホ「Pixel」シリーズの新製品が10月に発売開始。同時に発売された待望の同社製スマートウオッチ「Pixel Watch」も物欲をかき立てるアイテムだ。

※こちらは「GetNavi」 2022年12月号に掲載された記事を再編集したものです

 

【その1】高精度な活動量計を備えた“Google純正”スマートウオッチ

 

Google

Pixel Watch

3万9800円〜

 

Google製の「WearOS 3.5」を搭載し、対応アプリやウオッチフェイスを追加導入できる。画面タッチのほかリュウズでも操作可能。水深50mまでの防水性能を備え、バンドは大小2種類が付属する。

 

SPEC●ケース径:41mm●対応アプリ:Gmail、Googleカレンダー、Googleマップなど●対応スマホバージョン:Android8.0以上●バッテリー稼働:最大24時間●質量:36g(バンド除く)

↑別売のバンドは20種類以上を用意(メタルバンドは来春発売予定)。服装や用途に合わせて選べる

 

↑人気の活動量計「Fitbit」の機能を搭載。40種類以上のエクササイズを記録でき、睡眠分析や転倒検出(※)も可能

※:リリース予定

 

↑メールの確認や返信が可能。LTE版ならスマホを携帯していなくても通話などのネットワーク利用ができる

 

↑非接触ICを搭載し、Google Payを利用可能。スマホを出さなくても自動改札の通過や店舗での決済に使える

 

【その2】新世代の高速チップで高度な画像処理が可能

 

Google

Pixel 7

8万2500円〜

 

最新のGoogle製チップ「Tensor G2」を採用。写真や動画の画像処理がスムーズになったほか、音声認識の精度やセキュリティ、バッテリー駆動時間なども向上した。非接触ICによる決済(おサイフケータイ)や顔認証・指紋認証の機能を搭載し、防塵防水性能はIP68。

 

【その3】デジカメに迫る撮影機能と高精細な大画面を搭載

 

Google

Pixel 7 Pro

12万4300円〜

 

最新チップや防塵防水といったPixel 7の機能に加え、望遠レンズや接写用のマクロフォーカス機能を装備。広角も画角125.8度とPixel 7よりワイドだ。5G通信規格はSub6に加えて高速なミリ波にも対応する。内蔵ストレージは128/256/512GGBの3種類をラインナップ。

↑同社のイヤホン「Google Pixel Buds」などと連携可能。簡単ペアリングやメッセージの読み上げができる

 

■ボケている写真もGoogleフォトで鮮明に変化!

 

写真と動画のピンボケやノイズをワンタップで修正可能。ほかのカメラで撮った写真にも適用できる。

 

■低照度下でもブレなく鮮やかに撮影できる

 

f2.2の明るいレンズと、光学式+電子式の高度な手ブレ補正機能を装備。暗い場所でもブレやノイズの少ない鮮やかな写真を撮ることができる。

 

■Google Pixel 7 スペック比較表

動画処理がより速く? Googleがサーバー向けチップを開発中か

Google(グーグル)がサーバー向けの動画処理カスタムチップを開発していることを、海外テックサイトのThe Informationが報じています。

↑Sundry Photography / Shutterstock.com

 

Googleはすでに、スマートフォン/タブレットむけのプロセッサ「Tensor」や、動画処理プロセッサ「Argos」を開発し、市場や自社サーバー向けに投入しています。

 

The Informationによれば、現在Googleは「ARM」アーキテクチャをベースとした5nmプロセスで製造されるカスタムチップを開発しています。そのうち「Maple」はチップメーカーのMarvell Technologyの既存の設計をベースとしたもの、そして「Cypress」はGoogleのイスラエルチームが開発したものだとされています。

 

Googleは以前、『複数の機能が同じチップ上に、あるいは1つのパッケージ内の複数のチップに載る「SoC(System on Chip)に注力する』と述べていたことがあります。また関係者によれば、GoogleはIntel(インテル)やAMDのサーバーチップに匹敵する性能のチップを開発しようとしているようです。

 

報道によればMapleは設計が完了し、試作されたばかりだとされています。またCypressは第2四半期(4月~6月)に、同じく試作がおこなわれる見込みです。そしてカスタムチップの量産は2024年後半、データセンターへの展開は早ければ2025年になると予想されているのです。Googleのサーバー向け動画処理といえばYouTubeがありますが、その性能向上に期待したいものです。

 

Source: The Information via 9to5Google

Android Autoのワイヤレス接続機能が日本にもやってきた!

車載システム「Android Auto」のワイヤレス接続機能が日本地域にも拡大されたことが、Google(グーグル)の公式ブログにて明かされています。

↑Roman Vyshnikov / Shutterstock.comより

 

Android Autoとは2014年にリリースされた車載アプリケーションで、スマートフォンをダッシュボードに接続することで、カーナビゲーションシステムとして利用できます。また他国ではスマートフォンをワイヤレス接続できるようになったり、あるいはスマートフォンでもAndroid Autoが利用できるようになっています。

 

そして今回、このAndroid Autoのワイヤレス接続機能が日本へと拡大されました。ワイヤレス接続機能は日本とロシアをのぞく国で数年前からすでにサポートが開始されており、ロシアも2020年後半に対応が拡大されたことから、日本が主要国では最後の参加となりました。

 

なぜAndroid Autoのワイヤレス接続機能が日本で長らくサポートされていなかったのかは、公式ページでは明かされていません。日本では屋外でのWi-Fi 5.2GHz帯の使用が以前は禁止されており、2022年末にその法律が改正されたことから、それが影響しているのかもしれません。

 

今後、日本で販売されるクルマでもAndroid Autoのワイヤレス接続をサポートするために、独自のアップデートおこなわれる可能性があります。それでも、日本でも便利な機能が解禁されたのは嬉しい進歩といえるでしょう。

 

Source: Google via 9to5Google

指やスタイラスでPDFに注釈が書き込める! Android版「Google ドライブ」がアップデート

米Googleはタブレット端末「Pixel Tablet」を発売予定であり、自社アプリをタブレットに最適化する動きを進めています。そんななか、Android版「Google ドライブ」アプリにスタイラスや指を使ってPDFに注釈を書き込める機能が追加されました。

↑指やスタイラスでPDFに“書き込める”ように

 

先週末、Google Workspaceチームは公式ブログで新規アップデートを発表。そのなかでAndroid版Google ドライブに「フリーハンドのPDF注釈」がサポートされたと述べています。

 

具体的なやり方は、次の通りです。

  1. Android端末で、「Google ドライブ」アプリを開きます
  2. 注釈を付けたいPDFをプレビューモードで開きます
  3. 右下にある、注釈ボタン(ペンのマーク)をタップします
  4. ツールバーが開き、複数の注釈ツールが表示されます。スタイラスや指を使って、注釈ツールを選ぶことができます

 

ペンや蛍光ペンなど、様々な筆の太さや色も用意されています。また消しゴム(1行単位)やUndo(取り消し)/Redo(やり直し)機能もあり、注釈を消さずに表示/非表示の切り替えも可能。ツールバーは、タップ&ホールドして他の場所に移すこともできます。

 

注釈を付け終えたら、それを元のPDFに保存するか、別の新規ファイルに保存することもできます。後者の場合、元のファイルは変更されないままです。

 

もっとも、いくつかのAndroidデバイス(Pixelスマホやサムスン製タブレット含む)を確認したところ、まだアップデートは反映されていない模様です。

 

この新機能はスタイラスを使うタブレットをますます便利にする一方で、スマホでもいざという時(PDF書類にサインするなど)に活躍しそうです。公式発表では「15営業日以内にロールアウト(時差のある展開)」とあり、手元のAndroidデバイスにやって来ることを楽しみにしたいところです。

 

Source:Google Workspace
via:9to5Google

英語学習に最適? Google 翻訳で複数候補が表示されます

Google(グーグル)は翻訳サービス「Google 翻訳」のアップグレードとして、より多くの翻訳候補が表示されるようになると発表しています。

↑Googleより

 

Google 翻訳ではこれまで、翻訳候補としてシンプルに1単語のみが表示されていました。しかし現在のGoogle 翻訳で例えば「novel」と検索すると、名詞の候補として「小説」「ノベル」「新奇」、形容詞として「新た」「目新しい」「奇抜」など、さまざまな候補が表示されるようになっています。

 

さらにGoogle 翻訳ではAI(人工知能)を利用することで、より文脈に沿った翻訳オプションが提供されます。これにより、「bass」が夕食の「スズキ(bass)」なのか、あるいはジャズセッションの「ベース(bass)」なのかを、意図に応じて正しい言い回し、現地の慣用句、適切な単語を使用して翻訳することができるのです。

 

Google 翻訳の新たなAI翻訳は英語、フランス語、ドイツ語、日本語、スペイン語などの言語で、今月から利用できるようになります。またすでにAndroid向けアプリで導入されているジェスチャー機能も、iOS向けアプリに導入される予定です。

 

 

英語を含めた言語の学習では、いかに語彙(語意)を増やし、単語にも複数の意味があることを把握するのが大事。そういった語学学習でも、Google 翻訳はさらに活用することができそうです。

 

Source: Google via Engadget

Google マップ、iPhone 14 Proの「Dynamic Island」で行き先案内が可能に

Google(グーグル)は地図サービス「Google マップ」のアップデートの一環として、「iPhone 14 Pro」シリーズのパンチホール部分「Dynamic Island(ダイナミック・アイランド)」を利用した道案内機能の追加を案内しています。

↑Googleより

 

iPhone 14 ProシリーズのDynamic Islandは、これまでのiPhoneに搭載されていた「ノッチ」の代わりに、画面上に独立した形で配置されています。そしてこの場所には、通知などをアニメーション「Live Activities(ライブアクティビティ)」として表示できるのです。

 

Google マップのアップデートではアプリがライブアクティビティに対応し、ターンバイターンの道案内が利用できるようになります。これによりユーザーはiPhoneのロックを解除しなくても、Google マップの自動車、自転車、徒歩、公共交通機関による道案内と到着予測時間をリアルタイムで確認できるのです。

 

なお、Apple(アップル)純正の地図アプリはすでにライブアクティビティに対応しています。ロック状態でも地図案内が確認できるGoogle マップのライブアクティビティ機能は、かなり便利に利用できそうな予感です。

 

Source: Google via MacRumors

Google、ChromeのBlinkエンジンをiOSで動作させる取り組みを開始

ウェブブラウザ「Chrome」にて利用されているGoogle(グーグル)の独自エンジン「Blink」を、iOS上にて動作させる取り組みが始まったことを、海外テックサイトの9to5Googleが伝えています。

↑BigTunaOnline / Shutterstock.com

 

グーグルはデスクトップ版やAndroid版のChromeにて、自社開発のエンジンことBlinkを使用しています。しかしiOS版ではApple(アップル)の要求により、「Safari」ブラウザと同じエンジン「WebKit」を使用しているのです。

 

The Registerが発見した新しいプロジェクトでは、GoogleのチームがChrome/Chromium(開発版)のBlinkエンジンを、iOSに移植する取り組みを始めたことが判明しています。ただし現時点ではBlinkを搭載したiOS版Chromeがリリースされる予定はなく、開発者向けの縮小されたアプリケーション「content_shell」に移植されることになりそうです。

 

グーグルは今回の取り組みについて、「これはiOSでのパフォーマンスを理解するために、オープンソースプロジェクトの一環として開発している実験的なプロトタイプです。ユーザーに提供されることはなく、私たちはAppleのポリシーを遵守していきます」との声明を発表しています。

 

というわけで、Blinkエンジンを利用したChromeブラウザのiOSへの投入はまだまだ難しそうな様相です。この点、いずれAppleによる規制が緩和されることを願いたいものです。

 

Source: The Register via 9to5Google

ChatGPT対抗! Googleが対話型AI「Bard」を発表

Google(グーグル)はチャット型AI(人工知能)「Bard」の開発を発表しました。

↑Googleより

 

チャット型AIとは、ユーザーと自然な形で会話ができるチャットボットのこと。質問に対して回答したり、小説やプログラミングのコードを記述することもできます。先日には、人気のチャットAI「ChatGPT」に有料プランが登場したことでも話題となりました。

 

Googleによれば、Bard(鳥のBirdではなく、吟遊詩人の意味)は「実験的な会話型AIサービス」として機能します。技術的には、Googleが2年間にわたり開発してきた大規模言語モデル「Language Model for Dialogue Applications (LaMDA)」プラットフォームの上に構築されています。

 

Bardはまず、LaMDAの軽量版として一部の開発者向けにリリースされ、徐々に展開が拡大されます。選ばれた開発者は来月、LaMDA上で動作する商用API「Generative Language API」が試用できる予定です。

 

Bardのさらなる詳細は、現地時間水曜日にパリで開催されるイベント「Google Presents」で発表されます。はたして、ChatGPTよりも自然で正確な会話ができるチャットAIに仕上がっているのかに注目です。

 

Source: Google via Engadget

Android 14ではスマホがPCのウェブカムになる?

Google(グーグル)の次期モバイル向けOS「Android 14」にて、スマートフォンをパソコンのウェブカメラとして使える機能が搭載される可能性を、開発者のMishaal Rahman氏が報告しています。

↑Tayfun Mehmed / Shutterstock.com

 

スマートフォンをパソコンのウェブカメラとして利用する機能については、Apple(アップル)が「Continuity Camera(コンティニュイティ・カメラ)」を提供しています。これにより、iPhoneの高画質なカメラを使用してMacでのビデオ会議が可能となります。

 

Rahman氏が発見したコードによれば、Googleが開発を進めている「DeviceAsWebcam」という機能では、Androidスマートフォンをパソコンのウェブカメラとして利用できます。AppleのContinuity Cameraとは異なり、DeviceAsWebcamでは「USBビデオクラス」(UVC)といった標準的なパソコンとの接続方法を採用しているのも特徴です。

 

現時点では、どのAndroidスマートフォンでAndroid 14のウェブカメラ機能が利用できるようになるのかは不明です。リモートワークの普及によりますます一般的になったウェブカメラによるビデオ会議が、さらに便利になることを期待したいものです。

 

Source: Mishaal Rahman / Twitter via 9to5Google

Googleの人工知能、どんなジャンルの曲もテキストから生成可能に

Googleは、文章による説明であらゆるジャンルの音楽を生成できるシステム「MusicLM」の研究を発表しました。

↑maxuser / Shutterstock.com

 

MusicLMは初の音楽生成ができる人工知能というわけではありません。Googleは以前に「AudioLM」を、そしてOpenAIは「Jukebox」を開発していました。しかしMusicLMは28万時間の楽曲で人工知能をトレーニングしたことで、より自然で本格的な楽曲の生成が可能になっています。

 

また、MusicLMではジャンルや楽器の組み合わせだけでなく、より抽象的な指示での楽曲の出力が可能です。たとえば、ダンスミュージックとレゲエのハイブリッドで、「驚きと畏怖の感覚」を呼び起こすような「宇宙的で別世界」のような曲、といった指示もできます。

 

さらに鼻歌や口笛、絵画の描写からメロディーを作ったり、ストーリーモードではいくつかの説明をつなぎ合わせて、DJセットやサウンドトラックを作ったりすることができます。なお人間が作成した楽曲とは異なり、ボーカルが理解できないことがあるほか、おかしな繰り返しをすることもあるようです。

 

MusicLMはGoogle AI生成ツールと同様、著作権上の懸念から一般には非公開。まだまだ完成形というわけではないようですが、いずれ人工知能により生成された楽曲が当たり前になる日がくるのかもしれません。

 

Source: Google via Engadget

閲覧履歴などが見られにくい、Android版Chromeでシークレットタブに指紋などの生体認証ロックが可能に

米Googleは、Android版Chromeでもシークレットモードにしたタブに、指紋などの生体認証によるロックを掛けられる新機能を展開していると発表しました。

↑Android版Chromeのシークレットモード

 

この機能は、iOS版では1年以上前から実装されていたもの。実はAndroid版でも2022年秋から利用はできましたが、あくまで「chrome://flags」からフラグを有効にすると使えるテスト機能という位置づけでした。ようやく、正式な機能となったわけです。

 

シークレットモードでは、閲覧履歴やCookie、サイトのデータやフォームの入力情報がデバイス内に保存されません。が、閲覧履歴が消されるのは、あくまでタブを閉じたときです。もしもタブを開いたまま、ほかのアプリに切り替えた状態で第三者にスマホを渡した場合は、どんなサイトを閲覧していたかを知られる恐れがあります。

 

が、この新機能をオンにしておくと、ほかのアプリからChromeに戻った場合は、シークレットタブを見るときは生体認証が求められることになります。ほかのタブは、特にロックが掛けられず普通に見ることができます。

 

この機能が有効になったChromeでは、右上にある3つのドットのメニューをタップ。そして[設定]>[プライバシーとセキュリティ]内に「Chromeを終了するときにシークレットタブをロックする」の項目が追加されています。

 

もっともシークレットモードであれ、閲覧履歴などがアクセス先のWebサーバーなどには残り続けるはず。完全に匿名になれるわけではないことを意識しつつ、賢く使っていきたいところです。

 

Source:Google
via:The Verge

YouTubeで新たに「最も古い動画」が出現。偽物か?

Googleの動画投稿プラットフォーム「YouTube」で、投稿日が最も古いとされる動画が新たに確認されました。

↑AngieYeoh / Shutterstock.comより

 

これまでYouTubeで最も古い動画は、YouTube共同創業者のJawed Karim氏によって2005年4月23日にサンディエゴ動物園の象の前から投稿された「Me at the zoo」でした。しかし先週木曜日に、2005年4月5日に投稿されたと表示されている「Welcome to YouTube!!!」という動画が出現したのです。

 

今回発見された動画はとてもシンプルで、静止画としてYouTubeのロゴに創業者となるChad Hurley、Steve Chen、Jawed Karimの名前が表示され、BGMにはVan Halenの名曲「Jump」が流れます。一見、YouTubeが投稿したテスト動画のようです。

 

一方で疑わしい点としては、「このプレミア公開ではチャットは無効です」と、YouTube設立時には存在しなかった機能が表示されていることがあるのです。また動画の投稿者のennは、動画が投稿されたよりも後の2005年9月に、YouTubeにアカウントを作成しています。

 

今回の騒動に関して、YouTubeの広報は「Me at the zoo」が最も古い動画だと確認し、投稿日の表示に関するバグの修正を表明しています。ennというアカウントがどのような手法で「最も古い動画」を新たに投稿したのか、実に気になるところです。

 

Source: YouTube via The Verge

噂の「Pixel Tablet Pro」は存在しない? スペック詳細の報告が登場

Google(グーグル)からの投入が噂されているハイエンドタブレット「Pixel Tablet Pro」について、その存在を否定するツイートをKuba Wojciechowski(クバ・ヴォイチェホフスキ)氏が発信しています。

↑「Pixel Tablet Pro」は存在していなかった…?

 

現在グーグルは、2023年に久々となるタブレット「Pixel Tablet」の投入を予定しています。一方で以前には海外テックサイトの9to5Googleが、ハイエンドモデルとなるPixel Tablet Proこと「Tangorpro」の存在について、報じたことがあります。

 

一方でWojciechowski氏によれば、グーグルは「Tangor」とTangorproの2つの製品を開発していたものの、現在はそれらの計画が統合され、Pixel Tabletとして発売されるとしています。Pixel Tabletのスペックとしては、「Tensor G2」チップや8GB RAM、256GBのストレージが搭載されるようです。さらに9to5Googleは、Pixel Tabletのディスプレイ解像度が2560 x 1600ドットとなり、本体側面に指紋認証センサーが搭載されると伝えています。

 

Pixel Tabletでは、2種類のスピーカードックが登場するという噂もあります。それらの詳細の発表も含めて、今年5月に開催される開発者会議「Google I/O」に期待したいものです。

 

Source: Kuba Wojciechowski / Twitter via 9to5Google

Google折りたたみスマホ「Pixel Fold」にも「ふせるだけでサイレントモードをオン」がありそう

米Googleは折りたたみスマートフォン「Pixel Fold」を2023年の夏~秋に発売すると噂されています。その新たな手がかりとして、一般のAndroidスマートフォンと同じ「Flip to Shhh(ふせるだけでサイレントモードをオン)」操作がある可能性が指摘されています。

↑ふせるだけでサイレントモードをオンにする

 

Androidのサイレントモードとは、スマートフォンを消音にして、バイブレーションや視覚的な通知を止めること。そして「伏せるだけでサイレントモードをオン」は、平らな場所で伏せるだけでサイレントモードになる設定です。たとえばPixelスマホであれば設定アプリ内の「Digital Wellbeingと保護者による使用制限」中にトグルスイッチ(オンオフの切り替え)が用意されています。

 

米9to5Googleは、Google Playストアで配布されるDigital Wellbeing 1.5安定版を解析して、折りたたみスマホでの「ふせるだけでサイレントモードをオン」に関する説明を見つけたとのこと。スクリーンショットには「Do Not Disturb(サイレントモード)をオンにするには、携帯電話が折りたたまれていることを確認し、平らな面に下向きに置いてください。Do Not Disturbがオンになると、微妙な振動を感じるでしょう」と書かれています。

↑9to5Googleより

 

まず折りたたむ必要があるほかは、現行のPixelスマホと同じ手順です。折りたたみ画面を開いたまま伏せれば、ディスプレイに不要な負担を掛けかねないため、先に折りたたんでおくことは理にかなっているでしょう。

 

ほか、以前Googleカメラアプリからも、折りたたみスマホならではの操作を予感させるアイコンが見つかっていました。すでにサムスンのGalaxy Z Foldシリーズを初め多くの折りたたみ端末が販売中ですが、Pixel FoldではGoogleならではの洗練された体験ができると期待したいところです。

↑このアイコンは……

 

Source:9to5Google