噂の「Pixel Tablet Pro」は存在しない? スペック詳細の報告が登場

Google(グーグル)からの投入が噂されているハイエンドタブレット「Pixel Tablet Pro」について、その存在を否定するツイートをKuba Wojciechowski(クバ・ヴォイチェホフスキ)氏が発信しています。

↑「Pixel Tablet Pro」は存在していなかった…?

 

現在グーグルは、2023年に久々となるタブレット「Pixel Tablet」の投入を予定しています。一方で以前には海外テックサイトの9to5Googleが、ハイエンドモデルとなるPixel Tablet Proこと「Tangorpro」の存在について、報じたことがあります。

 

一方でWojciechowski氏によれば、グーグルは「Tangor」とTangorproの2つの製品を開発していたものの、現在はそれらの計画が統合され、Pixel Tabletとして発売されるとしています。Pixel Tabletのスペックとしては、「Tensor G2」チップや8GB RAM、256GBのストレージが搭載されるようです。さらに9to5Googleは、Pixel Tabletのディスプレイ解像度が2560 x 1600ドットとなり、本体側面に指紋認証センサーが搭載されると伝えています。

 

Pixel Tabletでは、2種類のスピーカードックが登場するという噂もあります。それらの詳細の発表も含めて、今年5月に開催される開発者会議「Google I/O」に期待したいものです。

 

Source: Kuba Wojciechowski / Twitter via 9to5Google

Google折りたたみスマホ「Pixel Fold」にも「ふせるだけでサイレントモードをオン」がありそう

米Googleは折りたたみスマートフォン「Pixel Fold」を2023年の夏~秋に発売すると噂されています。その新たな手がかりとして、一般のAndroidスマートフォンと同じ「Flip to Shhh(ふせるだけでサイレントモードをオン)」操作がある可能性が指摘されています。

↑ふせるだけでサイレントモードをオンにする

 

Androidのサイレントモードとは、スマートフォンを消音にして、バイブレーションや視覚的な通知を止めること。そして「伏せるだけでサイレントモードをオン」は、平らな場所で伏せるだけでサイレントモードになる設定です。たとえばPixelスマホであれば設定アプリ内の「Digital Wellbeingと保護者による使用制限」中にトグルスイッチ(オンオフの切り替え)が用意されています。

 

米9to5Googleは、Google Playストアで配布されるDigital Wellbeing 1.5安定版を解析して、折りたたみスマホでの「ふせるだけでサイレントモードをオン」に関する説明を見つけたとのこと。スクリーンショットには「Do Not Disturb(サイレントモード)をオンにするには、携帯電話が折りたたまれていることを確認し、平らな面に下向きに置いてください。Do Not Disturbがオンになると、微妙な振動を感じるでしょう」と書かれています。

↑9to5Googleより

 

まず折りたたむ必要があるほかは、現行のPixelスマホと同じ手順です。折りたたみ画面を開いたまま伏せれば、ディスプレイに不要な負担を掛けかねないため、先に折りたたんでおくことは理にかなっているでしょう。

 

ほか、以前Googleカメラアプリからも、折りたたみスマホならではの操作を予感させるアイコンが見つかっていました。すでにサムスンのGalaxy Z Foldシリーズを初め多くの折りたたみ端末が販売中ですが、Pixel FoldではGoogleならではの洗練された体験ができると期待したいところです。

↑このアイコンは……

 

Source:9to5Google

グーグル、AirTag風の「紛失防止タグ」を開発中?

Google(グーグル)が独自の紛失防止タグを開発していると、デベロッパーのKuba Wojciechowski(クバ・ヴォイチェホフスキ)氏が伝えています。

↑コードネーム「Grogu」が進行中

 

Apple(アップル)が販売する紛失防止タグ「AirTag」は、バッグや財布などに取り付けることで、その場所を知ったり、アラートを鳴らしたりすることができますが、「Pixel 6 Pro」や「Pixel 7 Pro」には、紛失防止タグでも活用できるワイヤレス通信方式「UWB(超広帯域通信)」が追加されていました。

 

Wojciechowski氏によれば、Googleは現在、Bluetoothの素早いペアリングを実現する機能「Fast Pair」を活用した、紛失防止タグの開発を進めているとのこと。開発はスマートホームデバイス「Nest」のチームが担当しており、「Grogu」「GR10」「Groguaudio」など複数の開発コードが存在しているようです。

 

製品の特徴として、紛失したアイテムを見つけるためのスピーカーを搭載していることが挙げられているほか、複数のカラーバリエーションが存在する模様。通信方式としては、UWBだけでなくBluetooth LEにも対応するそうです。

 

Wojciechowski氏は、この紛失防止タグは2023年5月の開発者会議「Google I/O」で発表され、今秋に新型Pixelスマートフォンと共にリリースされるかもしれないと予想。Googleからの正式発表に期待です。

 

Source: Kuba Wojciechowski / Twitter via The Verge

折りたたみPixel Foldはこんな形? 流出ケースモックを見てみましょ

Google(グーグル)からの投入が期待されている折りたたみスマートフォン「Pixel Fold(仮称)」のケースモックが流出したとして、YouTubeチャンネルのDave2Dが報告しています。

↑Dave2D / Youtubeより

 

Pixel Foldに関しては、今年の夏にも登場するとの観測が報告されています。流出したレンダリング画像をみると、本体はSamsung(サムスン)の「Galaxy Z Fold」シリーズとは異なり、若干横長に。また、最新プロセッサの「Tensor G2」を搭載するようです。

 

 

今回公開されたケースモックを見ると、まず開いた状態野での厚さが5.7mmと、かなり薄型なデバイスであることがわかります。これはSamsungの「Galaxy Z Fold4」よりも、0.6mm薄い数値です。また以前の噂通り、画面はより横長な縦横アスペクトとなっています。

 

搭載したディスプレイは、若干ベゼルが太め。ヒンジに関しては隙間がなく、閉じたときにディスプレイがよりなだらかにカーブする「水滴型ヒンジ」に相当するようです。またスピーカーが左上と右下に配置されていることから、どちらの向きでもステレオでのサウンド再生が楽しめるようです。

 

↑Dave2D / Youtubeより

 

その登場が徐々に近づいていると予測される、Pixel Fold。Pixelスマートフォンのラインナップをさらに拡大することが期待されます。

 

Source: Dave2D / YouTube via 9to5Google

「Chromecast with Google TV」の新型が開発中? ハイエンドモデルかも

米グーグルが、「Chromecast with Google TV」の新型を準備中である可能性を示す手がかりが見つかったと報じられています。

↑Chromecast

 

Chromecastシリーズは、テレビのHDMI端子に挿してさまざまなコンテンツを楽しめるようにするメディアストリーミング製品です。もともとはスマートフォンやタブレットで再生していた動画などをテレビに「キャスト」するものでしたが、2020年秋に発売された「Chromecast with Google TV」ではGoogle TVも搭載。

 

これによりテレビに接続するだけでYouTubeやNetflixなどの動画ストリーミングアプリを利用できるようになり、後に廉価モデルの「Chromecast with Google TV(HD)」も投入されています。前モデルとの違いは、主に解像度が4KからHDに抑えられたことです(RAMも2GBから1.5GBに減らされたとの分析もあり)。

 

さて米9to5Googleによると、「Google Home」アプリの最新のプレビュー版から「YTC」と呼ばれる新型Google TVデバイス向け初期の準備が見つかったとのこと。ほかのところのコードでも、以前の「YTV (Chromecast with Google TV)と「YTB (Chromecast with Google TV(HD))」 と並んでいることから、「Chromecast with Google TV」の1モデルであることは確かだそうです。

 

すでに廉価モデルは発売されていることから、現在の上位モデルに代わる、より高性能な製品をリリースする予定とも推測されます。もっとも、具体的なスペックは明らかになっていません。

 

「Chromecast with Google TV」は内蔵ストレージの容量が小さいため、複数のアプリをインストールしつつ更新することが難しくなっています。もしも次期モデルが本当に開発中であれば、ストレージを増やすほか、より高速なプロセッサーを搭載する、2つ目のUSB-Cポートを追加してさまざまなアクセサリーを接続可能にすることなどが望まれそうです。

 

Source:9to5Google

GoogleのStadiaに朗報。コントローラーがBluetooth接続に対応へ

1月18日にサービスが終了するGoogleのクラウドゲームサービス「Stadia」ですが、純正コントローラー「Stadia Controller」へのBluetooth接続機能の追加が発表されました。

↑Ascannio / Shutterstock.comより

 

2019年にサービスが開始されたStadiaですが、「期待したほどのユーザーからの支持が得られなかった」として、昨年9月にサービスの終了が発表。購入されたハードウェアやゲーム、アドオンコンテンツなどの払い戻しがおこなわれています。

 

一方でStadia Controllerは、入力レイテンシーを低減するためにWi-Fiによる接続が採用されてきました。しかしStadiaのサービス終了が迫っている今、このコントローラーへのBluetooth接続機能がユーザーから求められていたのです。

 

Googleによれば、Stadia ControllerにBluetooth接続機能を追加するには「セルフサービスツール」を利用し、詳細は今週に発表されるとのこと。Stadiaのサービス終了は残念ですが、結果として無料のコントローラーが手に入ったのは悪くない話ではないでしょうか。

 

Source: Stadia Community via 9to5Google

AndroidスマホでもiPhoneのようにeSIMをクイック転送できるようになるかも

すでにiPhoneでは、デジタルSIMの「eSIM」を以前使っていた機種から新しいモデルに転送することができます(一部キャリアのみ)。こうしたeSIMのワイヤレス転送が、将来的にAndroidスマートフォンでもできる可能性が浮上しています。

↑eSIMが転送可能になる手がかりを発見か

 

この手がかりは、米グーグルが公開した最新のAndroid 13ベータ版(Android 13 QPR2 Beta 2)から発見されたものです。本ベータ版は、Pixelスマホ用Androidベータプログラムに参加しているユーザー向けに配信されています。

 

Android OS解析でおなじみのMishaal Rahman氏によれば、最新ベータにはeSIMプロファイル転送に関する情報が含まれているそうです。すなわち古いAndroidスマホから新たなスマホにeSIMプロファイルを転送したり物理SIMカードのプロファイルをeSIMプロファイルに変換できる日が近いかもしれないとのことです。

 

ただし、デバイス間でのeSIMプロファイル転送は、eSIM仕様で定義されているとは考えられないため、どのデバイスがサポートするかは不明。少なくともPixelスマホ間では転送できるようになる、と推測されています。

 

もしもユーザーが次期「Pixel 8」を買った場合、以前のPixelスマホからeSIM、あるいは物理SIMをすばやく移行できるかもしれないわけです。

 

記事執筆時点では、グーグルがこの機能をいつリリースするのか明らかではありません。開発者情報サイトXDA Developersは、今年3月のPixel Feature Drop(3か月ごとにPixelスマホに提供される新機能)で登場するかもしれず、次期「Android」に含まれるかもしれないと指摘しています。

 

もしもこの機能が実現すれば、eSIM対応Androidスマホの乗り換えがスムーズになるはず。複数のAndroidデバイスを持つ人がeSIMを使い回す上でも、便利な機能となるのかもしれません。

 

Source:Mishaal Rahman(Twitter)
via:XDA Developers

Wear OS 3搭載スマートウォッチで、ついにスマホなしのターンバイターンナビが可能に!

米グーグルはスマートウォッチ向けOS「Wear OS 3」用Googleマップアプリに、母艦のスマートフォンなしにターンバイターン方式のナビゲーション機能が使えるようになったことを発表しました。

↑待望の機能!

 

ターンバイターンナビとは、目的地への移動中に現在地や最適なルートをユーザーに教えてくれる機能のことです。この機能は以前から待ちに待たれていましたが、ついに利用可能となりました。

 

このニュースは、Wear OSのヘルプフォーラムで今月初めに発表されたものです。LTE(4G)対応のスマートウォッチで利用できるほか、Wi-Fiモデルでも使えるとのこと。ただし、後者はWi-Fiに接続していないと機能しません。

 

ナビゲーションを利用したい場合は、Wear OSウォッチでGoogleマップアプリを開き、向かう目的地を音声等で入力すれば始められます。またスマートフォンとペアリングしている場合は、経路検索はスマホ側で開始できますが、スマホから遠ざかると直ぐにウォッチ側でルートを表示し始めるとの趣旨も付け加えられています

 

今のところ自転車、車、徒歩のナビに対応しているとのことです。他の交通手段についても、後にアップデートで追加される可能性がありそうです。

 

以前グーグルは、Wear OS向けGoogleマップアプリがオフラインでのナビにも対応することを約束していました。そちらも、近い将来に実現するのかもしれません。

 

Source:Google
via:Wccftech

Pixel 7のカメラバーが落としてないのに割れたとの報告が多数。温度差のため?

米グーグルが昨年発売したハイエンドスマートフォンPixel 7で、背面カメラレンズのカバーガラスが落としていないのに粉々に割れたとの報告が、複数のユーザーから寄せられています。

↑一体なぜ?

 

こうした報告は、海外大手掲示板Redditやグーグルのサポートフォーラム等で多くが確認できます。またTwitterでも報告事例がかなりあり、「#pixel7brokencamera」で検索すると生々しい写真を次々と見ることができます。

 

考えられる原因の1つは、たとえば寒い屋外と暖かな室内との温度差です。「暖かい場所から寒い場所に持っていくとガラスが割れる」という現象が、Pixel 7のカバーガラスに起こったのではないかというわけです。

 

グーグル公式の説明によると、最新のPixel 7シリーズは摂氏0度~35度で最適に動作し、保管はマイナス20~45度の範囲で可能とされています。

 

しかし、Pusha NFT(@timboevbo)というTwitterユーザーは、華氏61度(摂氏では約16度)の部屋から華氏28度(マイナス2度)の部屋にPixel 7を持って行くとガラスが粉々になったと述べています。

 

ほか、同じ運命をたどった別のPixel 7ユーザーの「他の人が何をしているかは知らないが、私は自分のデバイスを冷凍庫で使っているわけではない」との書き込みも確認されています。

 

では、結局のところ真の原因はどこにあるのか。あるRedditユーザーは、製造のバラツキか、あるいは素材のせいかもしれないと推測しています

 

「ガラスと(カメラバーの)アルミニウムは熱膨張率が異なる(中略)アルミニウムに近い部分(穴の外側にある)ガラスは製造のバラツキと急速な熱膨張に晒されることがある。ガラスの接着剤が硬すぎた場合(低温で剛性が上がり)ガラスが割れる原因になる可能性がある」というわけです。

 

この問題をグーグルに報告したユーザーの中には、新品に交換してもらえた人もいるようです。そして、SNSやネット上で苦情の数が着実に増えているなか、グーグルが同じように交換に応じる可能性も低くないと思われます。

 

記事執筆時点では、Pixel 6シリーズで同じ問題が起こったとの報告は確認されていません。Pixel 7シリーズとはカメラバーのデザインが異なることが関係しているとの推測もあります。

 

ともあれ、お持ちのPixel 7のカメラカバーガラスが落下していないのに割れてしまった場合は、グーグルに報告して対応を待った方がよさそうです。

 

Source:Pusha NFT(Twitter) 
via:PhoneArena

Galaxy Z Flip4とGoogle Pixel 7が次のスタンダードと言える理由とは

9月に発表されたiPhone 14シリーズはスマホ市場で話題の中心となっているが、一方で今季はAndroidモデルも豊作だ。乗り換えの有力な選択肢となる気鋭の2機種について、その独自性を深掘りする!

※こちらは「GetNavi」 2022年12月号に掲載された記事を再編集したものです

 

KEY TREND ≪スマホNEW WAVE≫

アーリーアダプターたちが数年前から注目していたフォルダブルタイプが堅実に進化し、国内の一般層に受容され始めている。UIの親しみやすさに定評があるGoogleの新作も見逃せない。

 

【Introduction】近年は外資系の参入でAndroid機種の選択肢が充実

下の表を見ると、2017年は国内シェア47.5%のAppleと、国内大手4社との合計で9割近くのシェアを占めていた。22年は、Apple(iPhone)のシェアが微減したことに加えてAndroid端末のシェアが細分化。外資系メーカーが多く参入して市場が活況を呈し、好みのデザインや求める機能に即した選択がしやすくなった。

 

2017年 ベンダー別シェア

●IDC Japan による、2017年通年の国内スマートフォン出荷台数の調査に基づき作成

 

2022年 スマホユーザーがメインで利用している端末

 

2022年 Android機種内訳

●MMD研究所による「2022年5月スマートフォンOSシェア調査」に基づき作成

 

【その1】斬新なだけでなく堅実に“使える”進化を遂げた

 

 

Galaxy

Galaxy Z Flip4

実売価格15万4000円(ドコモオンラインショップ)

 

閉じるとコンパクトなサイズ感ながら、開けば約6.7インチのディスプレイを使用できるフォルダブルスマホ。閉じたままでもカバーディスプレイでプレビューを確認しながら、クイックにセルフィー撮影ができる。背面ガラスやフレームには強度の高い素材を採用し、耐久力がアップ。

 

SPEC

ディスプレイ: 約6.7インチ(メイン)/約1.9インチ(カバー)

カメラ: 広角12MPほか1基(アウト)/広角10MP(イン)

サイズ: 約W72×H165×D69mm(展開時)

質量: 約187g

●CPU:Qualcomm(R) Snapdragon(TM)8+ Gen 1 3.18GHz/1+ 2.7GHz/3 + 2.0GHz/4●OS:Android 12●内蔵メモリ:8GB(RAM)、128GB(ROM)●バッテリー:3700mAh●生体認証:指紋/顔●防水性能:IPX8

 

↑折りたたんだ状態のヒンジ背面には「Galaxy」(グローバルモデルは「Samsung」)のロゴを刻印。高いデザイン性も魅力だ

 

↑約1.9インチのカバーディスプレイはタップまたはスワイプで操作可能。通知の確認や、メッセージの返信、電話の応答など簡単な操作は端末を閉じたまま行える

 

↑折り曲げた状態でテーブルなどにセットすれば、ハンズフリーでセルフィー撮影ができる。スタンド不要でライブ配信やビデオ通話ができる点もうれしい

 

私が断言します!

モバイルライター

井上 晃さん

スマホやスマートウオッチなど、最新モバイル事情に精通。国内外で取材し、数多くの雑誌やウェブで執筆する。

Flip4がNEXTスタンダードなワケ

[Point 1]マルチタスク向きな縦長デバイスをコンパクトに携行

[Point 2]背面やフレームなどさらに改良された耐久性

[Point 3]アフターサポートの強化で長く使えるように

「従来機同様、防水性能や開閉への耐久力は十分。背面やフレームの耐久性向上に加え、アフターサポートの強化も重要です。購入後1年は無償で保護フィルムを交換できるほか、Android OSは4世代ぶん、セキュリティアップデートは5年間サポート。“斬新なガジェット”から“堅実に5年運用できる端末”として選択肢に躍り出ました」

 

【その2】搭載チップセットが進化しAIを生かした機能が秀逸

 

Google

Google Pixel 7

実売価格8万2500円(128GB)

 

「Google Tensor G2」を新搭載し、高度な機械学習や音声認識の技術を獲得。バッテリー効率の向上やセキュリティの強化、カメラの新機能「シネマティックぼかし」などを実現した。「Pixel 6」と比較するとわずかながら小型軽量化し、ディスプレイのベゼルも狭くなっている。

 

SPEC

ディスプレイ: 6.3インチ、最大90Hz対応

カメラ: 広角50MPほか1基(背面)/10.8MP(前面)

サイズ: W73.2×H155.6×D8.7mm

質量: 197g

●ディスプレイアスペクト比:20対9●最大輝度:1400ニト●CPU:Google Tensor G2●OS:Android 13●内蔵メモリ:8GB(RAM)、128/256GB(ROM)●バッテリー:4355mAh●生体認証:指紋/顔●防塵・防水性能:IP68

 

↑バッテリー効率が改良され外出中の充電切れの心配を軽減。通常24時間以上、最長72時間の駆動が見込める

 

↑鮮明な6.3インチディスプレイは高速で応答性が高く、スムーズなゲームプレイやスクロールを実現。明るさがPixel 6より25%向上しており、晴れた日の屋外でもさらに見やすくなった

 

↑Pixel 7のカラバリはSnow、Obsidian、Lemongrassの3種類を展開。リサイクル素材から作られたアルミニウムフレームを採用し、スタイリッシュなマット仕上げを施した

 

↑Googleフォトアプリを用いるボケ補正機能を新搭載し、ぼやけた写真をAI処理で鮮明に改善。本機で撮った写真はもちろん、過去に別のカメラで撮影したブレブレの写真にも適用できる

 

↑同社初のスマートウオッチ「Pixel Watch」やTWS「Pixel Buds Pro」など、シリーズのデバイスとシームレスに連携。気に入ったGoogleアプリは、デバイスを問わずに楽しめる

 

【コレもCheck!】トリプルカメラ搭載の上位機種は望遠もマクロフォーカスも対応

 

Google

Google Pixel 7 Pro

実売価格12万4300円(128GB)

 

背面3基のカメラシステムには、専用の5倍望遠レンズと30倍超解像ズームを搭載し、離れた場所からでもくっきりとした写真の撮影を実現。マクロフォーカスでの撮影も上位モデルの特権だ。5GはSub6のほかミリ波帯もサポート。

 

SPEC

ディスプレイ: 6.7インチ、最大120Hz対応

カメラ: 望遠48MPほか2基(背面)/10.8MP(前面)

サイズ: W76.6×H162.9×D8.9mm

質量: 212g

●ディスプレイアスペクト比:19.5対9●最大輝度:1500ニト●CPU:Google Tensor G2●OS:Android 13●内蔵メモリ:12GB(RAM)、128/256/512GB(ROM)●バッテリー:5000mAh●生体認証:指紋/顔●防塵・防水性能:IP68

 

モバイルライター 井上 晃さんが断言!

Pixel 7がNEXTスタンダードなワケ

[Point 1]次世代のGoogle Tensor G2を搭載

[Point 2]アップデートプログラムの機能追加に期待

[Point 3]Googleストアではおトクに購入できる場合も

「オンデバイスAIの活用に定評がある同社。Pixel 7では搭載チップが『G2』に進化し、レコーダーでは話者の識別、カメラでは手ブレの補正などが可能です。アップデートプログラムで定期的に新機能が追加されるのも秀逸。新しい体験を求める人にとっては刺激的な1台です。発表後には下取りキャンペーンの還元が高額と話題に」

 

●画像提供:Google

グーグル「Pixel 7a」、ついに90Hz表示対応? RAMも8GBにアップ、パワフルになりそう

米グーグルの次期廉価スマートフォン「Pixel 7a」のハンズオン動画が流出し、画面のリフレッシュレートや搭載RAM容量などの手がかりが明らかとなりました。

↑Image:SmartPrix

この動画は、もともとベトナム発(現地ではPixel aシリーズを製造)のFacebook非公開グループに公開されたものです。メンバー限定公開のはずでしたが、リークサイトSlashleaksなどに流出していました

 

ここから判明したのは、一つには大まかなデザインでした。Pixel 7やPixel 6aと似ていながらも、背面カメラバーの切り欠きや素材が違っているようで、ほぼ昨年末にリークされた予想レンダリング画像と一致しています。

 

またディスプレイは、90Hzのリフレッシュレートに対応していることも明らかに。現行モデルのPixel 6aでは60Hzまでしかサポートされていないことに不満の声も上がっていただけに、うれしい強化となりそうです。

 

しかし情報提供者のNo name氏によると、その後グーグルは流出したPixel 7aをリモートロックしてしまったとのことです。そのため電源を入れてもホーム画面は表示されず、Fastbootメニュー(デバイスが起動できないときに表示)で止まっています。

 

が、このFastbootメニューからRAMとストレージ容量に関する情報が得られました。前者はサムスン製の8GB LPDDR5 RAMであり、後者はマイクロン製の128GB UFSストレージ(UFS 3.1の可能性もあり)。また、長らく噂されていたPixel 7aの開発コード名「Lynx」も、Fastbootメニューで確認できます。

 

前モデルとなるPixel 6aは第1世代のGoogle Tensorチップ、6GBのLPDDR4x RAMを搭載。それに対してPixel 7aの噂話を総合すると、Pixel 7やPixel 7 Proと同じTensor G2チップ、より高速なLPDDR5 RAM採用ということで、よりパワフルなデバイスになりそうです。

 

ほかPixel 7aはセラミックボディを採用、ワイヤレス充電にも対応、カメラ性能が向上するといった噂話もありました。お手ごろ価格、性能はそれなりというPixel aシリーズのイメージを塗り替える、超お買い得スマホとなるのかもしれません。

 

Source:No name(Twitter)
via:Gizmochina

2022年は「耳を塞がないイヤホン」が大ヒット! 2023年につながるポータブルオーディオ最前線をチェック

2022年もポータブルオーディオの新たな可能性に道が拓き、音楽リスニングや音声によるコミュニケーションのトレンドがいくつも生まれました。そこで、本記事では来る2023年にもつながる「ポータブルオーディオ最前線」を振り返ってみたいと思います。

 

2022年に最もヒットしたオーディオは「ながら聴きイヤホン」

まずはワイヤレスイヤホンの話題から。今年も左右独立型のいわゆる“完全ワイヤレスイヤホン”の新製品が数多く発売されました。2020年頃から、アクティブノイズキャンセリングと外音取り込み機能を搭載するモデルがずっと好調な売れ行きをキープしていますが、2022年に割って入ったのは「耳を塞がないイヤホン」でした。

 

外殻である「ハウジング」に小さな孔を設けたり、頭蓋骨を振動させて音を聴く骨伝導方式のイヤホンが登場したりと、耳を塞がないイヤホンにもさまざまな種類の製品があります。

↑ソニーのLinkBudsは2022年に発売された耳を塞がないイヤホンの代表格

 

耳を塞がないイヤホンは音楽や通話音声を聴きながら、外の環境音にも同時に注意を向けやすいことから人気を博しています。主な用途は屋外でのジョギングなどのワークアウト、オンライン会議、そしてオーディオブックを聞きながら家事をこなすといった、「ながら聴き」です。

↑外耳に挟み込むように装着するワイヤレスイヤホン「ambie sound earcuffs/AM-TW01」

 

耳を塞がないイヤホンと相性のいい新エンタメ「Sound AR」

個人的に、耳を塞がないイヤホンは、屋外を歩きながら安全に使える点で優れていると感じます。そのメリットを活かせる、新しいスタイルのエンターテインメントが2022年に大きく成長しました。ソニーが提案する「Sound AR」です。

 

街の中、屋内施設など現実世界のロケーションに「音によるイベントスポット」を重ねて、現実世界の風景の上に音のエンターテインメントや音声情報によるデジタル仮想空間を再現します。ソニーのアプリ「Locatone(ロケトーン)」と、スマホとペアリングしたイヤホン・ヘッドホンを使って、各スポットに配置された音を聞きながら、仮想世界のイベントにのめり込めるところが、Sound ARの醍醐味です。

↑街の中に張り巡らされたSound ARイベントを楽しむソニーのアプリ「Locatone」

 

LocatoneによるSound ARはさまざまなイヤホン・ヘッドホンで楽しめますが、屋外を歩きながら聞くコンテンツが多めなので、耳を塞がないイヤホンと相性が良いと感じています。ソニーが2022年春に発売した「LinkBuds」シリーズも、斬新なドーナツ型のデザインが話題を呼び、「ながら聴き」にベストなワイヤレスイヤホン。そういったイヤホンを耳に着けて、足を使い、体を動かしながら音を聞いて楽しむSound ARの新たな展開に、2023年も要注目です。

 

新AirPods ProにGoogle Pixel Buds Proのアプデで、空間オーディオに広がりが

2022年は約3年ぶりにノイズキャンセリング機能を搭載するアップルのワイヤレスイヤホン「AirPods Pro」の新世代機が発売を迎えました。ノイキャン効果が高くなり、サウンドもより力強い低音を出せるイヤホンに進化しています。細かなところでは、充電ケースに入れたまま「探す」アプリからリモートでイヤホン本体を探せる機能が秀逸だと思います。

↑3年ぶりにリニューアルされたアップルのノイキャン機能付きワイヤレスイヤホン「AirPods Pro」

 

AirPods Proといえば、ドルビーアトモスによる「空間オーディオ」の立体音楽体験と相性の良いワイヤレスイヤホンとしても注目されています。特に最新のiPhone、iPadなどアップルのデバイスと組み合わせると、顔や体の動きに対して空間オーディオの音が連動して、よりリアルな没入体験が味わえる「ダイナミックヘッドトラッキング」を利用できます。

 

空間オーディオという立体音楽体験そのものはアップルだけのものではなく、ソニーの「360 Reality Audio」もまた同じカテゴリーのエンターテインメントに分類されます。また、グーグルも2023年1月のソフトウェアアップデートにより、Pixelシリーズのスマホとワイヤレスイヤホン「Google Pixel Buds Pro」の組み合わせで、空間オーディオ体験をサポートすることを予告しています。

 

グーグルのデバイスではどんなコンテンツが、どのプラットフォームと連携して楽しめるようになるのか気になりますが、2023年は空間オーディオが大いに盛り上がりそうです。

↑グーグルのワイヤレスイヤホン「Google Pixel Buds Pro」も空間オーディオ再生対応を予告しています

 

Bluetoothオーディオの新技術「LE Audio」で注目は「Auracast」

少し立ち上がりが遅れていますが、Bluetoothオーディオの新世代技術である「LE Audio」に対応するスマホ、オーディオ製品が2023年から少しずつ出揃うことも期待されています。LE Audioはハイレゾワイヤレス再生、Bluetoothオーディオを使ったVoLTEなみの高品位な音声通話などの体験が可能。個人的には、スマホなどの1台のBluetooth機器から、同時に複数のワイヤレスイヤホン・ヘッドホンへ同じコンテンツを同期させて送り出す「Auracast(オーラキャスト)」という技術が筆者は最も気になっています。

 

LE Audioに対応するデバイス、Auracast対応のサービスが出揃うと、たとえばテーマパークに出かけて、Sound ARや空間オーディオのような音響系エンターテインメントを大勢の参加者と一緒に楽しめるようになります。音楽ライブや、映像と音を組み合わせたアート作品などにも新しい可能性が見えてきそうです。2023年は「Auracast」というキーワードにぜひ注目してください。

↑Bluetooth LE Audioに対応するイヤホン・ヘッドホンなどのオーディオ機器を身に着けた複数のユーザーが、同じオーディオコンテンツを一斉に楽しめるようになる「Auracast」に注目です

 

2023年はポータブルオーディオプレーヤーが来る!?

最後に、筆者が2022年に買って「大満足のオーディオ」をひとつ紹介しようと思います。オーディオテクニカのポータブル・アナログレコードプレーヤー「サウンドバーガー」です。

 

本体にアナログレコードをハンバーガーのように挟み込んで聴くデザインがとてもユニークな製品ですが、音はBluetooth対応のヘッドホンやスピーカーで聴ける、とても実用的な製品でもあります。アナログレコードをジャケ買いしてしまったけれど聴く機械を持っていない方には、大がかりなコンポを揃えなくていいサウンドバーガーがおすすめです。……が、残念ながら本機は世界で台数を限定して販売した製品だったので、現在は好評につき完売。2023年の再販、またはレギュラー商品化を願うばかりです。

↑レコード再生が手軽に楽しめる画期的なポータブルプレーヤー「サウンドバーガー」。Bluetoothヘッドホン・イヤホンで“アナログの音”が聴けます

 

今は音楽配信サービスが広く普及していますが、アナログレコードを持ち歩きながら聴けるサウンドバーガーが注目を浴びたことで、ポータブルオーディオプレーヤーがまた勢いを盛り返すのかもしれません。2023年も年初から、私たち音楽ファンをあっと言わせるような製品が登場することを期待しましょう。

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

2022年のガジェット業界を振り返り! 来年見逃せない「ウワサ」と共に。

2022年ももう間もなく終わり! 今年のデジタル業界にもさまざまな新製品やサービスが登場しました。本記事ではグローバルで話題となったガジェット関連のトピックスと2023年以降の噂を、日々海外の最新ニュースに触れている筆者の視点で振り返ってみます。

 

本格化するGoogleの多デバイス展開

↑Googleより

 

2022年のデジタル業界で、最も多くの話題をさらったのはGoogleでしょう。同社は今年、初となるスマートウォッチ「Pixel Watch」を発表。さらに2023年には、久々となるタブレット「Pixel Tablet」の投入も予定しています。スマートフォンにくわえてスマートウォッチ、タブレットとラインナップを広める同社は、サムスンやAppleとシェアの取り合いをする準備を整えています。

 

さらに現時点では未発表ですが、Googleが2023年に折りたたみスマートフォン「Pixel Fold」を投入するという情報もあります。また、2025年には横折りスマホと縦折りスマホの2機種が登場するという噂も…。今後も、Googleのハードウェアビジネスには大いに注目する必要がありそうです。

 

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折りたたみスマホも着実に世代交代

↑サムスンより

 

今年は数多くの折りたたみスマートフォンが各社から登場しました。折りたたみスマホのカテゴリーを牽引するサムスンの「Galaxy Z Fold4」「Galaxy Z Flip4」だけでなく、モトローラシャオミOPPOからも新モデルがデビュー。どの製品もスペックが向上しただけでなく、ヒンジ構造やディスプレイ素材を進化させることで、折り目が目立たなくなるなど使い勝手が向上しています。

 

さらに2023年には、ファーウェイOnePlus、またGoogleから折りたたみスマートフォンが登場するという噂も。また、Appleが折りたたみタブレットを準備しているという情報もあります。近い将来、折りたたみスマートフォンはますます身近な存在となりそうです。

 

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MetaはVR市場を拡大できるか?

↑Metaより

 

今年、さまざまな分野で導入への試みが見られた「メタバース」。そんなメタバース業界を牽引するMetaから新たに投入されたのが、ハイエンド向けの「Meta Quest Pro」です。どちらかといえば開発者向けの製品ではありますが、より求めやすいオールインワンVRヘッドセット「PICO 4」も登場するなど、選択肢が増えるのはいいことです。

 

そして来年に向けて最も登場が期待されているのは、ソニーのPlayStation 5向けVRヘッドセット「PlayStation VR2」でしょう。こちらはゲーム機向けながら本格的なVR表示やコントローラーが付属するなど、かなり気合の入った出来になる模様。さらに、Metaから次期VRヘッドセット「Meta Quest 3」も登場予定です。また、もしAppleからもAR/VRヘッドセットが投入されれば、業界が盛り上がること間違いなしですが…はたして、どうなることやら。

 

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巻き返しなるか、Androidスマホのプロセッサー

 

↑クアルコムより

 

Androidスマートフォン業界を下支えする、クアルコムの「Snapdragon」シリーズ。今年はハイエンド向けとなる「Snapdragon 8+ Gen 1」から「Snapdragon 8 Gen 2」、ミドルレンジ向けの「Snapdragon 6 Gen 1」や「Snapdragon 782G」、そしてスマートウォッチ向けの「Snapdragon W5」など、多様なプロセッサーを投入。長らく放置されていたスマートウォッチ向けのプロセッサーを刷新されたので、Googleの「Wear OS」を搭載したスマートウォッチのさらなる新機種の投入に期待したいものです。

 

別の大きな流れとして、サムスンが独自プロセッサーの開発に乗り出したという情報も。Googleも「Pixel」スマートフォンに独自プロセッサー「Tensor」を採用していますし、今後はAndroidメーカーによるさらなるクアルコム離れが進むのかもしれません。

 

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衛星通信がさらに身近に

↑Appleより

 

2022年に何度も聞いた、「衛星通信」という言葉。ロシアによるウクライナへの侵攻でも、インフラが破壊された現地にてSpaceXの衛星インターネット「Starlink」が活躍しました。さらに、「iPhone 14」でも衛星通信による緊急通報が追加され、2023年には対象国が拡大される予定です。

 

さらに2023年には、サムスンのフラッグシップスマホ「Galaxy S23」にも衛星通信機能が搭載されるという噂も。また次期OS「Android 14」でも衛星通信が標準サポートされるという情報も伝えられており、来年はさらに多くの衛星通信対応スマートフォンが登場するのかもしれません。

 

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音声アシスタント対決は誰が勝つ? Google アシスタントかSiriか、Alexaか…

Google(グーグル)やApple(アップル)、Amazon(アマゾン)、Samsung(サムスン)の音声アシスタントの機能や精度を、著名YouTubeチャンネルのMKBHDが公開しています。

↑MKBHD / YouTubeより

 

今回の調査では、Googleの「Google アシスタント」、Appleの「Siri」、Amazonの「Alexa」、Samsungの「Bixby」を比較。ここ数年の評価では、Google アシスタントがスマートフォン向けの音声アシスタントとして最も評価されてきました。

 

 

MKBHDによれば、どの音声アシスタントも一般的な質問や天気、タイマー設定などのタスクでは、差はなかったとのこと。一方でGoogle アシスタントとBixbyは、写真を撮影したり、音声録音を開始するなど、よりアプリやハードウェアと密接した連携が可能でした。さらにGoogle アシスタントでは、自分の写真が検索できたり、Netflixでテレビ番組を再生することも可能です。

 

一方で残念な結果に終わったのは、AmazonのAlexaです。同音声アシスタントはユーザーの質問に答えるのに失敗したり、あるいはアプリとの連携も不十分でした。さらにAmazon製品の広告がランダムに表示される点も、低評価となっています。

 

というわけでGoogleにとっては嬉しい、そしてAmazonにとっては厳しい結果となった、今回の音声アシスタントの比較動画。Google アシスタントの優勢が今後も維持されるのかに、注目したいものです。

 

Source: MKBHD / YouTube via 9to5Google

モバイル版YouTubeで次々と好きな動画が観られる! 「キュー」機能がテスト中

ウェブ版のYouTubeには「キュー」機能がありますが、これがiOSやAndroid用のモバイル版でもテストされていることが明らかとなりました。

↑スマホでも「キュー」が使えるように

 

「キュー」(待ち行列)とは、まとめて観たい動画を追加できる簡易プレイリストのことです。ウェブ版では動画のサムネール右下にある「縦に3つのドット」メニューから「キューに追加」を選ぶことで利用できます。

 

有料のYouTubeプレミアム会員に加入している人は、「キュー」機能をお試しで使えます。お報せのポップアップが現れない場合は、アプリ右上にあるプロフィール画像をタップして[設定]>[新機能を試してみる]から「試してみる」ボタンを押せば有効となります。

 

この機能をオンにすると、動画のサムネール下にある3つのドットメニュー内に「キューの最後で再生(Play last in queue)が表示。それをタップすると、その動画がキューの一番下に追加されるしくみです。現在ビデオを観ていない場合は、新たなキューが作成されます。

 

そして視聴中のビデオが終了すると、キュー内にある次のビデオの再生が始まり、ストックがなくなるまで再生が続きます。ふだんYouTubeはAIが選んだビデオが自動再生されますが、その代わりにキューに放り込んだビデオが次々と再生されるわけです。

 

また、キュー内のビデオを並べ替えたり、削除したりもできます。アプリを完全に終了するか、下のバーにある「×」ボタンをタップしてプレーヤーを閉じると、キューは削除されます。ただし、その前にアプリが警告を出す場合もあり、不意打ちでキューを消すことを防いでいるようです。

 

キュー機能のテストは、1月28日まで有効とのこと。まだ動作が不安定なようですが(メニュー内に「キューで最後に再生」が表示されないなど)完成度を高めてから、無料ユーザー向けに広く展開する日が来ると期待したいところです。

 

Source:The Verge

2種類の折りたたみPixelが登場? グーグルの2025年への狙いとは…

Google(グーグル)によるPixelデバイスの2025年までのロードマップを、海外テックサイトの9to5Googleが伝えています。

↑canyalcin / Shutterstock.com

 

現時点では、ハイエンドスマートフォン「Pixel X(Xは数字)」シリーズと廉価スマートフォン「Pixel Xa」、スマートウォッチ「Pixel Watch」をランナップしているGoogle。さらに来年には、タブレット「Pixel Tablet」も投入予定です。

 

Android Authorityによれば、Googleは今後のPixelデバイスのラインナップとして、以下のような製品を予定しているそうです。

 

2023年は、Pixel 7a(Lynx)、Pixel 8と8 Pro(Shiba、Husky)、折りたたみスマートフォンのPixel Fold(Felix)、Pixel Tablet(Tangor/Pro)。Pixel 8はディスプレイが小さくなり、本体も小型化するとのこと。

 

2024年は、Pixel 8a(Akita)、Pixel 9、6.3インチPixel 9 Pro(Caiman)/6.7インチPixel 9 Pro(Komodo)、Pixel Fold(Felix)の後継機種。Pixel 8aは50ドル値上げされ、499ドル(約6万6000円)になるとのこと。

 

2025年には、小型なPixel 10、大型なPixel 10か縦折りスマートフォン、小型のPixel 10 Pro、大型のPixel 10 Pro、Pixel Foldの後継機種。

 

今回の情報が正しければ、GoogleはSamsung(サムスン)のように折りたたみスマートフォンのラインナップを拡大することになります。折りたたみスマートフォンに注力する戦略が正しいのかどうか、今後を見守る必要がありそうです。

 

Source: Android Authority via 9to5Google

次期「Pixel 8」は「スタッガードHDR」を導入か。メインカメラの画質を向上

Google(グーグル)の次期フラッグシップスマートフォン「Pixel 8(仮称)」シリーズで、メインカメラの画質が向上する可能性があると、ソフトウェア開発者のKuba Wojciechowski(クバ・ヴォイチェホフスキ)氏が述べています。

↑もっと良い写真が撮れる?(画像はPixel 6 Pro)

 

Wojciechowski氏によれば、「Google Camera Go」アプリの内部にはPixel 8シリーズのコードネームとされる「Husky」と「Shiba」が含まれていました。そして同アプリのコードに、「スタッガードHDR」という機能への言及が存在していたのです。

 

 

スタッガードHDRとは、カメラセンサーが同じピクセルを使いながら、同時に異なる露出で撮影する機能。これにより、「HDR撮影」と同じく写真のダイナミックレンジを拡大しつつ、高速かつシャープな撮影ができる可能性があるのです。

 

このような新たな撮影機能が搭載されることから、Pixel 8シリーズではカメラセンサーの刷新が期待されています。現時点で詳細は不明ですが、スタッガードHDRをサポートするSamsung(サムスン)の「ISOCELL GN2」が搭載されるかもしれません。

 

Pixelスマートフォンはこれまで、ソフトウェア的な工夫を用いることで高い撮影画質を実現してきましたが、Pixel 8では新しいセンサーが画質を向上させる可能性があります。

 

Source: Kuba Wojciechowski⚡ / Twitter via 9to5Google

え!? グーグルの「Pixel Tablet」が個人売買でもう売られてる…

グーグルが2023年の発売を予定しているタブレット「Pixel Tablet」が、Facebook Marketplaceに出品されているのが発見されました。

↑ShrimpApplePro / Twitterより

 

Pixel Tabletはグーグルにとってひさびさとなるタブレット製品で、OSにはAndroidを搭載。独自プロセッサ「Tensor」の採用も特徴です。さらに、スピーカードック「Charging Speaker Dock」も登場します。

 

↑Facebook Marketplace

 

今回出品されたのは、Pixel Tabletとスピーカードックを含むセットです。出品価格は400ドル(約5万3000円)ですが、これが実際の製品価格と同じなのかは不明です。またPixel TabletのディスプレイにはPixel Launcherのホームスクリーンや、「Pixel 7」シリーズにも採用されている「Feathers」コレクションの壁紙が確認できます。

 

システムを確認すると、搭載ストレージは256GB。バッテリー残量は70%で、16時間弱の駆動が可能だと表示されています。スピーカードックにはおそらく30Wの電源アダプタが付属し、USB-C端子の充電ポートが存在しているようです。

 

グーグルの未発売製品はなぜかオークションに出品されることがあり、今回も同じ流れといえそうです。とはいえ、Pixel Tabletでも早めのリリース時期の決定を期待したいものです。

 

Source: ShrimpApplePro / Twitter via 9to5Google

グーグル、医師の悪筆を解読できるレンズ新機能を開発中!

まだ処方箋を手書きしている医師も多く、急いで書くために患者がほとんど読めないことも珍しくありません。この理解しがたい文書を解読する技術に、米グーグルが取り組んでいることが発表されました。

↑何と書いてあるのかわからない!

 

これはインドで開催されたイベントで発表されたもので、画像認識技術「Googleレンズ」の新機能という位置づけです。グーグルによれば、薬剤師の協力のもと、医師の筆跡を解読する方法を検討中とのことです。

 

 

この機能が実現されれば、ユーザーは処方箋の写真(Googleレンズで直接撮影、ないし後に写真ライブラリから取り込み)を使い、メモに書かれた薬を解読できる見通しです。イベントでは、グーグル幹部がGoogleレンズで処方箋を撮影すると、薬がハイライト表示されることを実演していました。

 

↑まるで暗号のようなメモも…

 

もっとも、グーグルは声明で「手書きの医療文書を電子化する際、薬剤師などの人間を補助する技術として機能するが、この技術によるアウトプットだけで判断できない」と述べています。

 

つまり薬剤師が処方箋を読み解くための助けになるものの、Googleレンズが検出した結果を鵜呑みにはしないで下さい、という意図のようです。

 

なおグーグル広報は、この機能がまだ一般公開されるかどうか決まっておらず、あくまで「研究用プロトタイプ」に過ぎないとコメントしています。

 

今回のイベントでもう1つ興味深いことは、インドには世界で最も多くのGoogleレンズユーザーがいると明かされたことでしょう。約14億人(2021年時点)もの人口を抱えるインドはハイテク大手各社にとって重要な市場であり、いずれは中国以上の激戦区となるのかもしれません。

 

Source:TechCrunch

Androidの「デバイスを探す」でもオフラインのスマホが探せるように?グーグルが開発中かも

今のところグーグルが提供するAndroid向け「デバイスを探す」アプリは、Googleアカウントにサインインしたスマートフォンのみを探すことができます。

↑アプリ「デバイスを探す」

 

これがアップルの「探す」ネットワークのように、ネット接続がなくても紛失や盗難にあったAndroid端末を探せるようになる可能性が浮上しています。

 

アップルの「探す」アプリは、世界中にある数億台のアップル製品により構成された「探す」ネットワークを通じて、インターネット接続がない紛失・盗難デバイスを探索することができます。それと同じように、世界中のAndroid端末により「探す」ネットワークを作る開発が進んでいるとの手がかりが、昨年6月頃に見つかっていました

 

米Android Policeは、2022年12月のGoogleシステム変更履歴の中に「プライバシーを重視した新しいフレームワークを使用して、Android デバイスの直近の位置情報に関するレポートの暗号化に対応しました」との記述を発見しました。ここから、「デバイスを探す」機能が近日中にアップグレードされる可能性が浮かび上がったかっこうです。

 

この記述は、まもなく全てのAndroid端末向けに展開される「デバイスを探す」ネットワークを示唆する可能性があるとのこと。それにより紛失や盗難に遭ったオフラインのAndroid端末を追跡できるかもしれない、というわけです。

 

端末の情報は暗号化されるため、その持ち主のみが位置を知ることができる。また、紛失したり盗難されたWear OS端末を見つけるにも役立つと推測されています。

 

全世界には30億台以上ものアクティブなAndroid端末があるため(2021年5月時点)Google版の「デバイスを探す」ネットワークはアップル以上に広い地域をカバーできる可能性もあります。

 

まだ「デバイスを探す」のアップグレードについて公式の発表はなく、この機能がいつ展開されるのか不明です。もっとも、実現すればAndroidユーザーにとって大きな出来事でもあり、いずれGoogleから全世界に向けてアナウンスがあるのかもしれません。

 

Source:Google

via:Android Police

YouTube、悪質コメントが続くと一時アクセス禁止に。迷惑なスパムの取り締まりも強化

YouTubeは13日(米現地時間)、悪質なコメントやスパムの取り締まりを強化していくと発表しました。複数の悪質なコメントを投稿したユーザーは最大24時間アクセス禁止されるなど、厳しい措置がとられる見通しです。

↑スパム対策強化中

 

まずひとつには、スパムボット(自動化プログラム)の自動検出を全面的に強化すること。YouTube公式には「スパムを特定し、除去するための自動検出システムと機械学習モデルを改善する」と述べていますが、具体的に何をどう変更していくかは明らかにされていません。さらに、ライブ配信時のチャットでのボット検出機能も改善するとのことです。

 

ちなみにライブ配信中に性的なアイコン画像を使ったスパムボットが登場し、コメントを連続投稿した結果、チャンネルのアカウントが凍結される事態が多発したこともあります。YouTube公式にもスパムを悪用する行為を見かけた場合は、通報するよう呼びかけていました。

 

最も注目すべきは、YouTubeのガイドラインに違反するとしてコメントが削除された場合、ユーザー本人に警告するようになることです。さらに、複数の悪質コメントを投稿し続けた場合は、最大24時間アクセス禁止にするという段階を踏んでいます。今のところ、この警告は英語のコメントだけで機能し、「今後数か月」でより多くの言語に対応する予定です。

 

こうしたコメントやライブチャットでのスパムや悪質コメントを減らすことは、今後も続けて行っていくとのことです。YouTuberの方々も、嫌がらせをされたり実際の被害があった場合は、すぐにYouTube公式に連絡を取った方がよさそうです。

 

Source:Google
via:9to5google

Chromeブラウザーでパスワードなしにログインできる「パスキー」、ついに提供スタート!

米グーグルは、Chromeブラウザーがパスワード不要な新たな認証システム「パスキー」に対応したことを発表しました。

↑Image:Apple

 

10月にChrome Canary(試験運用版)でサポートされたことに続き、一般公開の安定版「Chrome Stable for Mac M108」で利用可能になったとのことです。

 

パスキーとは「パスワードやそのほかのフィッシング可能な認証要素に代わる、より安全性の高い認証手段」と謳われる技術です。iPhoneやAndroidスマートフォンで、Webサイトでの認証やログインができます。

 

Androidスマホでパスキーを作る手順は、わずか2ステップ。(1)アカウント情報を確認、(2)指紋や顔認証などで本人確認するだけです。

 

またログインも簡単で、(1)サインインしたいアカウントを選択、(2)要求されたら指紋や顔で認証、で済みます。パスキーはGoogleパスワードマネージャが管理し、自動的にクラウドにバックアップされるため、もしもスマホを紛失しても利用不可になることはありません。

 

iOSとAndroid版Chromeの新バージョンでは、パスキーに対応したサイトでは、生体認証(顔認証や指紋認証)を使って本人確認ができます。またデスクトップPCなどを使っている場合は、近くにあるiPhoneやAndroidスマートフォンで画面上に表示されたQRコードをスキャンしてログインできるようになるそうです。

↑Image:Google

 

こうしてログインする際、パスキーはパスワードとは違い、安全に生成された(パスキーではない)コードのみがサイトとやり取りされ、漏洩する可能性はないとのことです。

 

すでに1PasswordやPayPal、マイクロソフトやeBayなど、多くの企業やアプリがパスキーに対応済み、あるいは今後のサポートを発表しています。新たなアカウントを作るたびにパスワードを考えるのに頭を悩ませる苦労から、もうすぐ解放されるのかもしれません。

 

Source:Chromium Blog

via:MacRumors

外出先でも安心。Chromeにバッテリー/メモリ消費の節約モードが登場

グーグルはブラウザ「Chrome」に、メモリやバッテリー消費を低減する機能を導入したと案内しています。

↑グーグルより

 

メモリ節約モードでは、デスクトップ向けChromeのメモリ使用量を最大30%削減することができます。同モードでは、使用していない開いているタブのメモリを解放。これにより、アクティブなタブをよりスムーズに使用できるそうです。一方で非アクティブなタブは、再読み込みがおこなわれます。

 

一方でバッテリー節約モードは、デバイスのバッテリーレベルが20%に低下したときに動作します。そしてChromeのバックグラウンドのアクティビティと、ビデオやアニメーションを含むタブの視覚効果を制限し、デバイスがより長く動作するのです。

 

これらの機能はデスクトップ向けChromeの「ビルド:m108」としてすでに配布が始まっており、今後数週間のうちにすべてのユーザーに提供されます。また特定のサイトではバッテリー/メモリ節約モードをオフにすることも可能です。

 

今後は外出先にて、デバイスのバッテリー残量が少ない場合でもよりChromeを安心して使うことができそうです。

 

Source: グーグル via Engadget

Pixel 7 Proのカメラアプリがアップデート、自動マクロ設定を変更しやすくなりました

Pixel 7 Proのカメラアプリがアップデートされ、「マクロ・フォーカス」設定が追加されました。新たなバージョンは8.7.250であり、自動マクロ撮影に関する設定が変更しやすくなっています。

↑Pixel 7 Pro

 

マクロ撮影とは、被写体に近づいてアップで撮影すること。Pixel 7 Proでは、通常レンズからウルトラワイドレンズに切り替えて、最短3cmからのマクロ撮影が可能です。

 

初期状態では、ある程度近づくとマクロ撮影に切り替わる「自動マクロ」が有効になっています。マクロ撮影モードに切り替わると、黄色いお花アイコンが登場。この花をタッチすると、マクロ撮影モードが解除されます。

 

この自動マクロ機能は、旧バージョンでも「カメラ設定」内にあるトグルスイッチをオフにすると無効にできます。もっとも、このトグルはメニューの深い部分(カメラアプリ左上の設定(歯車ボタン)>その他の設定内)にあり、直感的に分かりにくい感がありました。

 

さて新バージョンでは、カメラ設定からトグルが削除され、代わりにファインダーを下にさっとスワイプすると切り替えスイッチが出現。もしくは左上の設定ボタンをタップすると表示されるドロップダウンメニュー内に現れるようになり、自動マクロ設定が変更しやすくなりました。

↑Image:9to5Google

 

自動マクロは便利そうなようで、不意にカメラが切り替わるために画角や画質が変わってしまい戸惑うとの人も出ていました。マクロ撮影よりも少し離れてズーム機能を使った方がきれいな写真を撮りやすいとの声もあり、基本的には自動マクロはオフにした方がいいかもしれません。

 

Source: 9to5Google

折りたたみPixelはお手頃サイズ? 新予測レンダリング画像が登場

グーグルからの投入が期待される折りたたみスマートフォン「Pixel Fold(あるいはPixel Notepad)」の新たな予測レンダリング画像とサイズ情報を、著名リークアカウントの@OnLeaksが投稿しています。

↑@OnLeaksより

 

Pixel Foldに関しては以前にも予測レンダリング画像が登場しており、サムスンの折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold」シリーズにも似た、内外にディスプレイを搭載した横折りタイプの端末になることが予測されています。また、最新プロセッサ「Tensor G2」の搭載を示唆するベンチマークスコアも登場しています。

 

今回投稿された予測レンダリング画像は基本的には以前のものと変わらず、内外のデュアルディスプレイや飛び出したカメラ突起が確認できます。内部ディスプレイは7.69インチで外部ディスプレイは5.79インチ、右側下端にはUSB-Cポートが1つあり、上部(ミリ波アンテナの横)と下部には5つの小さな穴が存在します。

 

そしてPixel Foldの本体サイズは、158.7×139.7×5.7mm(背面カメラ部分は8.3mm)で、折りたたみ時の厚さは最大で14mmになるようです。このサイズ情報が正しければ、Pixel Foldはサムスンの「Galaxy Z Fold4」と、OPPOの折りたたみスマートフォン「Find N」との中間程度の大きさになるようです。

 

じょじょに明らかになりつつある、Pixel Foldの姿。ラインナップが増えつつある折りたたみスマートフォン業界を、さらに盛り上げる存在になることを期待したいものです。

 

Source: Howtosolve via 9to5Google

ググった検索結果を簡単に絞り込む! 新機能「トピック」が米国で展開

Googleは、検索結果を簡単に絞り込める新機能の「トピック」を追加していくと米国で発表しました。今後数日にわたり、米国のユーザーを対象として、iOSおよびAndroidのGoogleアプリ、およびモバイル版ウェブで展開される予定です。

↑検索がますます便利になりそう

 

トピックは、検索バーの下にスクロールできるリスト形式で表示されるもの。例えば、夕食のアイディア(dinner ideas)を検索した場合、検索バーの下に「簡単」「ヘルシー」「ベジタリアン」「高タンパク」などの追加おすすめキーワードが英語で提示されます。

 

これまでも画像や動画、ショッピングなど、メディアの種類による「フィルター」は存在していました。新たなインターフェースでは、このフィルターとトピックが横並びになり、どちらでも絞り込めるようになります。

↑関連用語が表示される(画像提供/Google)

 

これらのボタンをタップすると、改めて検索をやり直さずに、検索結果を絞り込むことが可能。もっと具体的な情報を知りたければ、一度にいくつものトピックを追加することもできます。

 

Google検索に慣れた人がキーワードを次々と追加して、本当に役立つ情報を絞り込むのはよくあること。しかし、トピックを使えば、自分で追加キーワードを考えなくて済みます。

 

もっとも、テックメディアのThe Vergeが実際に使ってみたところ、まだ改良の余地はあるようです。1つには、夕食の検索に「簡単」、「安い」、「南部」の順番でトピックを追加したところ、最後に追加した「南部」を削除しないと「安い」を削除できなかったとのこと。

 

また、トピックのキーワードもまだ完ぺきではありません。例えば、「バケーション」で検索すると、「荷物」「夏」「家族」「安い」などは役立つものの、最初に「バンド」(おそらくオーストラリアのインディーズバンド)が提案され、この用語はほとんどの人に使いものにならないと指摘されています。

 

これらトピックは、Google側でユーザーの検索とウェブ上のコンテンツを分析した結果に基づき、自動的に表示されているそう。もしも希望のトピックがない場合は、「すべてのフィルター」から手動で選ぶこともできます。

 

トピックがうまく機能するようになれば、ユーザーは素早く必要な情報にたどり着けたり、さまざまな検索結果を手軽に見比べたりすることもできるはず。日本語での展開も、楽しみに待ちたいところです。

 

Source:Google and The Verge

折りたたみPixelスマホも「Tensor G2」搭載? ベンチマーク結果が流出か

グーグルからの投入が噂されている折りたたみスマートフォン「Pixel Fold(あるいはPixel Notepad)」のものとされるベンチマーク結果が、Geekbenchのサイトに掲載されています。

↑Front Page Techより

 

Pixel Foldについては先日、内外にディスプレイを搭載した横折りタイプの予測レンダリング画像が登場。また、1799ドル(約25万円)と高額な製品になるとの情報もあります。さらに本体側面への指紋認証センサーの搭載や、2023年3月のリリースの予測なども報告されています。

 

今回掲載されたデータによれば、Pixel Foldはコードネーム「Felix」として開発されているようです。プロセッサには「Pixel 7」シリーズと同じ最新の「Tensor G2」を採用し、12GBと十分な容量のメモリーを搭載すると記載されています。

 

OSには最新のAndroid 13を搭載する一方で、ディスプレイの仕様やバッテリー容量などは公開されていません。なお、Geekbenchに掲載するデータは改ざんが可能なため、今回のデータが本物のPixel Foldのものだと断言することはできません。

 

徐々にその姿が見えてきた、Pixel Fold。グーグルは2023年にタブレット製品「Pixel Tablet」の投入も予定しており、グーグルはさらにその製品ラインナップを拡大しようとしているのかもしれません。

 

Source: Geekbench via WccfTech

Pixelスマホの録音アプリが「誰がしゃべったか」のラベル付けに対応! ただし日本語は未対応かも

米グーグルのAndroid向け「レコーダー」アプリがアップデートされ、複数の人の声を聞き分けてラベル付けができるようになりました。10月の新製品発表イベント「Made by Google」で予告していた新機能が実現したかっこうです。

↑「レコーダー」アプリでラベル付けが可能に。ただし日本語は…

 

最新版のバージョン4.2では、録音時に話している人を自動的に検出してラベルを付ける「スピーカーラベル(Speaker Label)」機能が追加されました。ただし、利用できるのはグーグル純正のPixelスマートフォンに限られます。

 

公式の説明によれば「音声モデル(人が話す特徴)は、文字起こしのスピーカーラベル付けが完了するまで一時的にデバイス上に保存され、その後削除されます(通常は数分以内)。話者テキストラベルは、あなたの文字起こしに保存され、あなたの手で更新できます」とのことです。

 

つまりグーグルが音声モデルのデータを吸い上げることはなく、また文字起こしにある「誰がしゃべったか」のラベルはユーザーが書き換えできるわけです。

 

スピーカーラベルは「Speaker 1」「Speaker 2」と仮の名前が付けられ、録音中でもそれぞれの話者の名前を変更できるとのこと。もっとも「デバイスが熱くなりすぎている」場合は、スピーカーラベルは機能しないと付け加えられています。

 

実際にインストールして起動した画面は、次の通り。文字起こしの右下に新たなボタンが追加されており、素早くオン/オフを切り替えられます。発言した人はリアルタイムで特定され、話す人が切り替わるたびに自動的に改行が入ります。

↑Image:9to5Google

 

ミーティングの議事録を取ったり、インタビューの仕事をする人にとっては素晴らしい機能でしょう。ただし、今のところ英語ではしっかりラベルが付くものの、日本語には反応していない模様。多くの人が待望していた新機能だけに、少しでも早く多くの言語に対応するよう期待したいところです。

 

Source:9to5Google

ようやく!? GmailとカレンダーのWear OS向けアプリが開発中の噂

グーグルが自社のスマートウォッチプラットフォーム「Wear OS」向けに、Gmailとカレンダーアプリを開発しているとの情報を、海外テックサイトの9to5Googleが伝えています。

↑BATKA / Shutterstock.com

 

Wear OSを搭載したスマートウォッチでは、今でもメールやカレンダーを確認することは可能です。しかしGmailは通知機能として実装されており、一度表示が消えてしまうと受信トレイを閲覧できません。またカレンダー機能は「Agenda」アプリによって提供されていますが、3日分の予定しか表示されず、また新しいイベントの作成は「Googleアシスタント」を利用する必要があります。

 

9to5Googleが調査したところによると、Wear OS向けのGmailとカレンダーアプリでは新しいメールやイベントの作成ができるかどうかは確認されていませんが、「フル機能」が提供されるとのこと。また、これらのテストはグーグルのスマートウォッチ「Pixel Watch」にておこなわれています。

 

さらにGmailやカレンダーだけでなく、タスク管理アプリ「Google Keep」もWear OS向けに開発されています。こちらではメインのノートフィードを参照したり、リストを含む新規タスクを作成したりできます。また、最近導入された「Google Contacts」も開発がすすめられているとのこと。

 

Wear OSにてGmailやカレンダーなどの基本機能に弱点があるのは意外ですが、そのような問題ももうすぐ解決されることになりそうです。

 

Source: 9to5Google

Pixel 7aも新デザインに移行? 高コスパが期待できる予測画像が登場

グーグルの次期廉価スマートフォン「Pixel 7a」の予測レンダリング画像を、著名リークアカウントの@OnLeaksが投稿しています。

↑SmartPrixより

 

これまでの噂では、Pixel 7aではカメラ性能の向上やワイヤレス充電への対応が指摘されていました。さらに、画面リフレッシュレートが90Hzに向上するとの情報も登場しています。

 

今回投稿された画像からは、Pixel 7aの背面のカメラバー(カメラ突起)のデザインが、「Pixel 7」シリーズと統一されていることがわかります。カメラバーはガラス素材でないことはわかりますが、これが金属なのかプラスチックなのかは、現時点では不明です。

 

Pixel 7aの本体カラーはホワイトとダークグレーの2色。本体サイズは高さ152.4 x 幅72.9 x 厚み9.0mm(カメラ突起は10.1mm)で、Pixel 6aよりもわずかに(高さ0.2mm x 幅1.1mm x 厚み0.1mm)大きくなるようです。

 

というわけで、外観的にはPixel 7シリーズとほぼ変わらないであろう、Pixel 7a。さらに噂どおりにカメラやディスプレイの性能向上、ワイヤレス充電機能が追加されれば、非常に「お買い得」な廉価スマートフォンとなるのかもしれません。

 

Source: Smartprix via 9to5Google

Google Pixel Watchは使い勝手の完成度が高い! Apple WatchやFitbitとの違いは?

グーグルが最新のWear OS 3.5を搭載する「Google Pixel Watch」(以下、Pixel Watch)を発売してから約1か月が経ちました。今回は、Apple Watchユーザーの目線にも立ちながら、グーグル初の純正スマートウォッチをチェックしてみたいと思います。

↑Wear OS 3.5を搭載するグーグル初のスマートウォッチ「Google Pixel Watch」

 

軽くて装着感は快適

Pixel Watchは直径41mmの正円形ステンレスケースに、有機ELタッチディスプレイを搭載するスマートウォッチです。参考までにApple Watch Series 8の45mmモデルを並べてみました。Pixel Watchとデザインは異なりますが、りゅうずやサイドボタンの配置、着脱できるバンドなど使い勝手に関わる仕様には多くの共通点があります。

 

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質量36gの本体はとても軽く、装着感はかなり軽快。睡眠トラッキングもあまり負担を感じることはないと思います。

 

電池持ちは24時間だけど、たまに消耗が早い?

共通点は多いとしましたが、Apple Watchを長く使っている筆者から見て、Pixel Watchはふたつの点で使い勝手の違いを感じました。ひとつはバッテリーのスタミナで、もうひとつはワークアウトの記録です。

 

グーグルはPixel Watchが最大24時間のバッテリー持ちを確保したと伝えています。Apple Watch Series 8は通常使用の場合で最大18時間なので、バッテリーはPixel Watchの優位点といえそうです。実際の印象としては、平均すると朝起きてから、夜寝る前に充電するまでバッテリーは持ちます。

 

ただ、ときどき思いのほか早く消耗することも。バッテリーに負荷をかける使い方をしているとすれば、GPSも活用するエクササイズによる使用ですが、家にほぼ1日中こもって原稿を書いている日に、気が付けばバッテリーが早く減っているときもあります。こうしたバッテリーが早く消耗するときの条件はまだ特定できていません。

 

ひとつ言えることは「常に画面をON」にする機能を有効にするとバッテリーの減りは明らかに早くなります。ウォッチの設定から「電池」を選択して「バッテリーセーバー」をオンにすると、「常に画面をON」と「傾けて画面をON」にする機能を簡単に無効化できるので、対策は可能でしょう。

↑バッテリーセーバーをオンにすると、ディスプレイが消費する電力を抑えられ、フル充電からより長く使えるようになります

 

Pixel Watchはワークアウトを自動で記録してくれる

もうひとつの違いであるワークアウトの記録について、Apple WatchではwatchOS 5以降から、ウォッチがワークアウトを記録するかどうかユーザーに確認してくれる通知機能を搭載しています。ランニング/ウォーキング/サイクリングなど全9種類のワークアウトに対応。ワークアウトの終了通知もアラートしてくれるので、記録ミスを回避できる頼もしい機能です。正確なワークアウト記録ができると健康増進のモチベーションも持続するでしょう。

 

一方のPixel Watchにも一部のワークアウト(ウォーキング/ランニング/野外サイクリングなど)を一定時間実践した場合、これを自動認識して開始から終了までの成果をFitbitアプリに記録できる機能があります。ワークアウトしているつもりのないウォーキングも記録されますが、全体に自動検出・記録の精度は高いと思います。

 

なお、アクティビティや睡眠に関する時系列のデータをチェックするためにはFitbitアカウントを作って、Pixel Watchアプリからログインする必要があります。

↑パソコンのブラウザーからFitbitアカウントにログイン。Pixel Watchのエクササイズ自動認識を有効化します

 

Apple Watchとの違いは、ワークアウトの開始と終了を通知する機能がないことです。定期的に250歩以上のウォーキングをリマインドする「運動促進通知」の機能はありますが、同じ通知でも意味合いは少し異なります。

 

Pixel Watchは心拍数の測定と記録も常時バックグラウンドで行います。つまり、ワークアウトや心拍をユーザーに意識させず、自動で記録するわけです。ワークアウトの通知をしてくれるApple Watchに対して、自動記録するPixel Watchのコンセプトは好き嫌いがわかれるところかもしれません。

↑Pixel Watchの心拍測定は常時バックグラウンドで計測を続けています

 

↑Fitbitアプリのワークアウト記録。消費カロリーのほか、脂肪燃焼などにつながる運動時間を示すゾーンタイムの計算が緻密です。また、運動していないとリマインドを通知してくれる設定も可能

 

Fitbitアプリとの連携が便利、特に睡眠トラッカーは優秀

Pixel Watchは睡眠トラッカーとしても便利なデバイスです。冒頭でお伝えしたように、眠りながら使うことに負担が少なく、装着感が心地よいことに加え、Fitbitアプリも優秀に感じます。

 

Pixel WatchからFitbitアプリにログインすると、アプリから睡眠ステージや睡眠スコアの詳細なデータを見られるので、睡眠の質にも意識を高めることができます。現在はグーグル傘下のパートナーであるFitbitは、ブランドの誕生後から約14年の間に睡眠に関連する多くのノウハウを蓄積してきました。データの精度は世界の著名な学術機関や企業がリファレンスとして参照するほど、高い信頼を得ているといいます。このノウハウが、Pixel Watchとアプリによって見られる詳細なデータにつながっているわけです。

↑睡眠トラッキングは眠りの深さを計測。スコアも付けてくれます

 

ただし、Fitbitの最新スマートウォッチ「Sense 2」や「Versa 4」であれば、1か月間に渡ってデバイスが記録した睡眠データを元に、ユーザーの「睡眠プロフィール」を生成できますが、Pixel Watchではこの機能が使えないので注意が必要です。

 

Pixel Watchは通信や決済で有利、Fitbitはヘルスケア系が強い

では、Pixel WatchとFitbitの最新スマートウォッチで悩む場合、どちらを選ぶべきなのでしょうか。まず、FitbitのスマートウォッチはiPhoneとの組み合わせに対応しています。血中に取り込まれた酸素のレベルを測定する血中酸素ウェルネス、不規則な心拍の通知などをしてくれるヘルスケア系、あるいは睡眠トラッキングの機能もFitbitのデバイスがより充実しています。

 

一方で、LTE通信にFitbitのデバイスは対応していません。加えて、独自のFitbit Payによるタッチ決済には対応していますが、使えるデビットカードやサービスがまだ限られています。

 

その点、Google Payに対応するPixel Watchの方がもう少し融通が利きます。ただ、Pixel WatchのSuicaがスマホのモバイルSuicaよりも使い勝手に制約がある(定期券・Suica グリーン券・おトクなきっぷは非対応。JRE POINTからのチャージは不可など)点には気をつけたいところです。

↑Suicaによるタッチ決済にも対応しています

 

ヘルスケア機能に特化したFitbitと、LTE通信や決済に利点があるPixel Watch。スマートウォッチで優先すべきポイントを考慮したうえで、この違いを把握して選ぶと失敗がなさそうです。

 

手軽に試せる完成度の高いスマートウォッチ

Pixel WatchはKDDIとソフトバンクが4G LTE対応モデルを取り扱っています。4G LTE+Bluetooth/Wi-Fiモデルの価格は4万7800円(税込)。参考までにApple Watch Series 8の41mm/Wi-Fi+Cellularモデルは7万4800円(税込)です。

 

Wi-Fi/Bluetoothのモデルであれば3万9800円(税込)から買えるので、Android 8.0以上を搭載するAndroidスマホをお持ちの方は気軽に試せるでしょう。

 

たとえば、BluetoothイヤホンをペアリングしてYouTube Musicアプリで音楽コンテンツを聴いたり、サムスンがWear OS向けに提供するブラウザーアプリを使ってYouTubeをPixel Watchで再生しながら、ラジオのように音声を聴いたりして楽しめます。

↑Wi-Fiモデルの場合は、YouTube Musicの楽曲をウォッチに転送してオフライン再生が楽しめます

 

LTEに対応していると、さらに使い勝手の幅は広がります。Pixel Watchは日本語入力に対応するソフトウェアキーボードを搭載。メッセージやメール系アプリの本文を正確にタイピングできるので、LTE対応モデルであればスマホを持たず近所に外出しても、不意を突く連絡に応答ができて便利です。

 

当然、YouTube MusicやYouTubeのコンテンツは事前に転送することなく楽しめるので、利便性の高さを感じられます。

 

iPhoneユーザーにも魅力的なPixel Watchになってほしい

課題があるとすれば、Pixel WatchがiPhoneとの組み合わせでは使えないこと。Apple WatchもAndroidスマホに対応していないので「おあいこ」なのですが、後発のPixel WatchがApple Watchに対抗してシェアを伸ばすために、今後は「iPhoneでも使えるPixel Watch」になることが不可欠です。

↑Pixel Watchの使用にはAndroid 8.0以上のデバイスが必要。iPhoneでも使えるようになることが今後のとても重要な課題になると思います

 

もうひとつ、Pixel Watchをフォーマルな装いにも合わせやすいエレガントかつ親しみやすいデザインにまとめたところはさすがグーグルですが、腕時計としての存在感はやや物足りなく感じるところもあります。高級腕時計メーカーであるタグ・ホイヤーやモンブランなどが、グーグルのWear OSを採用するハイエンドスマートウォッチを既に発売しているので、このあたりとうまく組み合わせられるといいのかもしれません。

 

さらにPixel Watchシリーズに活路があるとすれば、やはりFitbitとのコラボレーションによる便利なヘルスケア・フィットネス機能が使えるところだと筆者は考えます。カジュアルに楽しめるスポーツ系のPixel Watchが充実してくれば、Apple Watchにとって強力なライバルになりそうです。

 

いずれにせよ、Pixel Watchの初代機が好調に立ち上がり、今後もシリーズとして継続するのであれば、さまざまなバリエーション展開にも期待できると思います。

 

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Material Youをデスクトップでも。Chromeブラウザに実験機能が搭載

グーグルのデスクトップ向けChromeブラウザの開発者向けバージョンにて、「Material You」風のカラーテーマを試せる実験機能が実装されています。

↑The Vergeより

 

Material Youとは2021年にリリースされた「Android 12」にて採用されたカラーテーマで、壁紙の色をOSのインターフェイスに反映させることにより、一体感のある外観を実現しています。

 

Chromeの開発者向けビルドこと「Canary」の最新バージョン(110.0.5418.0)に搭載された今回の機能では、デスクトップの壁紙の色をアドレスバーやツールバー、新しいタブのウィンドウに反映することができます。これまでもChromeのカラーを手動変更することは可能でしたが、この機能ではその手間を省くことが可能です。

 

機能はデフォルトでは有効になっておらず、Chromeのフラグ「chrome://flags/#customize-chrome-color-extraction」を有効にする必要があります。またMac、Windows、Linux、およびChromeOSとFuchsia OSのChromeにて利用可能です。

 

今回の機能が一般向けのChromeにいつ頃展開されるのかは不明ですが、見た目にもなかなかおしゃれな機能ではないでしょうか。

 

Source: The Verge

折りたたみスマホ「Pixel Fold」外観判明!? 約25万円とお高いかも…

グーグルからの発表が期待されている折りたたみスマートフォン「Pixel Fold(あるいはPixel Notepad)」の予測レンダリング画像を、YouTubeチャンネルのFront Page Techが掲載しています。

↑Front Page Techより

 

Pixel Foldに関してはこれまでいくつも噂が登場していますが、最新の情報によれば本体側面には指紋認証センサーが搭載されるようです。また、製品のリリースは2023年の3月など早い時期が予測されています。

↑Front Page Techより

 

今回Front Page Techが掲載した画像では、Pixel Foldが若干幅広な画面(本体)アスペクトを採用していることがわかります。これはサムスンの折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold」シリーズよりも、OPPOの「Find N」に近いものです。

 

本体外側のカバーディスプレイには950万画素のアンダーディスプレイカメラが内蔵され、背面には大きなメインカメラの突起が存在。本体内側では、ベゼル部分に950万画素カメラを内蔵。側面にはロックボタンに指紋認証センサーが内蔵されます。また、本体カラーはホワイトとブラックの2色となります。

 

最後にFront Page Techは、Pixel Foldの価格は1799ドル(約25万円)で2023年5月に発売されるとの情報を伝えています。同時期にはグーグルの開発者イベント「Google I/O」の開催が期待されており、イベント発表の内容が大いに注目されることとなりそうです。

 

Source: Front Page Tech / YouTube via 9to5Google

Pixel 7aは優れたカメラ性能でリフレッシュレートは90Hz対応? 望遠レンズはないかも

米グーグルの次期廉価スマートフォン「Pixel 7a」の噂がにわかに活発となっていますが、現行モデルのPixel 6aよりもカメラ性能や画面のリフレッシュレートが向上する噂が報じられています。

↑Image:Google

 

今回の噂の発信源は、開発者のKuba Wojciechowski氏です。これまでもWojciechowski氏はグーグルが開発中の謎のデバイス、コード名「Lynx」を追っており、先日もワイヤレス充電対応などの手がかりを見つけていました。そして「Lynx」の正体はPixel 7aだと、米9to5Googleが主張しているしだいです。

 

さてWojciechowski氏がカメラドライバー周りの深掘り分析をしたところ、Pixel 7/7 Proのカメラが「Pixel 22 Premium」に対して、Lynxは「Pixel 22 Mid-range」と呼ばれていることがわかったそうです。つまりLynxのカメラ性能はミッドレンジにすぎず、プレミアムなPixel 7/7 Proより下だと仄めかされています。

 

また最新の調査では、これまで見つかっていた「Samsung GN1(1/1.3インチ、5000万画素)」センサーが削除されているとのこと。Wojciechowski氏は、GN1センサーは新たなセンサーが用意されるまでテストに使われていたに過ぎない、と推測しています。

 

今のところLynxに載っているイメージセンサーは、「l10_wide(IMX787)」と「l10_UW(IMX712)」の2つ。つまり、Pixel 7aの背面には広角と超広角のデュアルカメラが搭載されるようです。

 

先日、Wojciechowski氏はIMX787が望遠センサーに使われると述べていましたが、最新の調査では望遠レンズの記載がなくなっているそうです。そこから、IMX787が古い(非望遠の)IMX363に置き換えられ、7aはミッドレンジ機としては優れたカメラ品質となるはずだ、との趣旨が付け加えられています。

 

ちなみにIMX363は、Pixel 3シリーズからPixel 6aまで、4世代(4年間)にわたって採用され続けてきたイメージセンサーです。ようやく、安価なPixel aシリーズのカメラもテコ入れされるようです。

 

また液晶パネルはSamsungから調達し、(最大)リフレッシュレートは90Hzになるとのこと。もっともPixel 6aも90Hz表示が可能ながらも60Hzに制限されていることが判明しており、もしかしたらPixel 7aでも同様の制限が課されるのかもしれません。

 

Source:Kuba Wojciechowski(Twitter) 
via:PhoneArena

Pixelスマホを「SIMカードを挿すだけ」でロック解除できる特大バグ発見! 11月のアップデートで解決します

米グーグルは11月初め、月例のAndroidおよびPixelスマートフォン向けセキュリティアップデートを配信開始しました。その中に、Pixelスマホのロックをパスコードや生体認証なしに解除できるバグの修正が含まれていることが明らかとなりました。

↑早急にアップデートを

 

このバグ(CVE-2022-20465)は、セキュリティ研究者のDavid Schutz氏が発見したもの。自らのブログで「物理的にアクセスできる攻撃者は、ロック画面の保護(指紋、パスコードなど)を回避して、ユーザーのデバイスに完全にアクセスできる」と述べています。つまり、実際にPixelスマホを手に取れるハッカーは容易く実行できてしまうわけです。

 

そのやり方は、ざっと次の通りです。

  1. PIN(暗証番号)でロックされたSIMカードをPixelスマホに入れる
  2. PIN入力を3回間違える
  3. PUK(PINロック解除)コードを入力し、新しいPINコードを入力する
  4. Pixelスマホは完全にロック解除される

つまりハッカーは自分のPINロックされたSIMカードを持っていき、被害者のデバイスのSIMを交換し、上記の手順を行うだけ。条件を満たしたSIMカードがあれば、特別なスキルがなくてもPixelスマホを乗っ取れます。

 

今年半ば、Schutz氏はこのバグをグーグル(正確にはAndroidのバグ報奨金プログラム)に報告したものの、実際にグーグルが解決に動いたのは9月のことでした。その報酬として、7万ドルの報奨金が支払われたそうです。

 

11月のセキュリティ更新は、Pixel 4a以降で利用できます。要するに「PUKコードが分かっているSIMカードを持っていれば、ただSIMを交換するだけでPixelスマホが完全にロック解除できる」という特大の不具合のため、該当する製品をお持ちの方は速やかにアップデートをお勧めします。

 

Source:David Schutz,Google
via:9to5Google

 

※Schutzのuは、ウムラウト付きが正式な表記です

Pixel 6aが自分で直せる! 純正パーツをiFixitが発売開始

修理業者のiFixitは、グーグルの廉価スマートフォン「Pixel 6a」の純正修理部品の販売を開始しました。

↑iFixitより

 

アメリカで盛り上がる「消費者が電子機器を修理できる権利」にあわせ、今年4月に発表されていたグーグルとiFixitの提携。すでにiFixitからは、「Pixel 2」から「Pixel 6」までのディスプレイやバッテリー、リアカメラなどの部品購入が可能です。

 

今回iFixitから発売されたのは、iFixtのディスプレイやバッテリー、リアカメラなどの部品。例えばディスプレイは99.99ドル(約1万5000円)、バッテリーは39.99ドル(約5,900円)、背面広角カメラは56.99ドル(約8,400円)となっています。

 

iFixitによる純正パーツの販売では、修理用の工具や画像付きの詳細な説明書も付属します。製品の修理には電子機器の取り扱いに関する経験が必要となりますが、腕に覚えがある方は、自力でのPixel 6aの修理に挑戦してみるのも良さそうです。

 

Source: iFixit via 9to5Google

YouTube ShortsがスマートTVでより見やすくなりました

グーグルはショート動画プラットフォーム「YouTube Shorts」をスマートTVなどの大画面でより見やすくするための展開を開始しました。

↑グーグルより

 

YouTube ShortsとはYouTubeに2021年に導入された機能で、最大60秒の縦長動画を投稿することができます。現在勢力を拡大している縦動画プラットフォームの「TikTok」やInstagramの「Reels(リール)」への対抗機能、ともいうことができます。

 

新たに導入された動画プレイヤーでは、スマートフォンでYouTube Shortsを見たときと同じように、スマートTV向けアプリのインターフェイスが最適化されたのが特徴です。動画の横には、クリエイターや楽曲の情報、高評価や低評価ボタンなどを表示。これらの情報は、リモコンの右ボタンをクリックすることで現れます。

 

YouTube Shorts動画は、YouTubeアプリのトップページにある新しいShortsのタブ、あるいはクリエイターのチャンネルページからアクセスすることができます。また今後は、より多くのコミュニティ機能を導入していく予定だとしています。

 

新動画プレイヤーは2019年以降に発売されたスマートテレビや新型ゲーム機、またはストリーミングデバイス向けに、グローバルに展開が始まっています。今後はスマートフォンだけでなく、リビングのテレビでもショート動画を楽しむ時代がくるのかもしれません。

 

Source: グーグル via TechCrunch

グーグル、Pixel Watchが24時間バッテリー持ちする使用条件を詳しく説明。280回時刻を見ても大丈夫!

グーグル初のスマートウォッチ「Pixel Watch」はバッテリーが最大24時間持つと謳われていますが、発売直後はどのような使用条件かは明かされていませんでした。「生産開始前のハードウェアとソフトウェアを使用したテストに基づく目安の最大値です」とぼやかされていたのです。

↑Image:Google

 

ようやくグーグルが、どんな使い方をした場合に24時間バッテリーが持つのか、その条件を公開しました。

 

具体的には「Google Pixel Watch の充電とバッテリー駆動時間の向上」の記事が更新され、24 時間のバッテリー駆動時間が算出されるのは以下の使用状況のもとだと述べられています。

 

  • 240 件の通知受信
  • 280 回の時刻確認
  • LTE 接続時の 5 分間の通話
  • ダウンロードした YouTube の音楽を再生しながら 45 分間のワークアウト(LTE 接続および GPS 使用)
  • Bluetooth を介してスマートフォンに接続した状態で 50 分間のナビ(Google マップ)
  • デフォルトの設定(「常に表示状態のディスプレイ」がオフなど)で構成されたスマートウォッチ

 

このうち注目すべきは、「常に表示状態のディスプレイ」つまり常時ディスプレイがオフにならないAOD(常時表示)設定をオフにする「など」と言及されている点でしょう。もっとも米9to5Googleによれば、AODを有効にした状態でもバッテリーが24時間以上も持ったそうです。

 

ちなみにApple Watch Series 8などは、以前から「1日のバッテリー駆動時間は、18時間の間に90回の時刻チェック、90回の通知、45分間のアプリ使用……」と使用条件をオープンにしていました

 

ともあれ通知240件や280回の時刻確認(1時間に約12回チェック)しても24時間も持つなら、通勤通学や日帰り旅行ぐらいでは電池切れの心配はないはず。PixelスマートフォンやAndroid端末の良きお供にできそうです。

 

Source:Google Pixel Watchヘルプ
via:9to5Google

来年のPixel 7aではカメラ性能向上やワイヤレス充電に期待!?

グーグルの次期廉価スマートフォン「Pixel 7a(仮称)」において、カメラ性能の向上やワイヤレス充電機能の追加が予定されていることを、海外テックサイトの9to5Googleが伝えています。

↑Mr.Mikla / Shutterstock.comより

 

Pixelのaシリーズはグーグルの廉価スマートフォンで、今年には最新モデル「Pixel 6a」が登場。独自プロセッサー「Tensor」を搭載するなどコストパフォーマンスの高さは相変わらずでしたが、残念ながらワイヤレス充電機能は搭載されず。また、背面には1220万画素メイン+1200万画素超広角、前面には800万画素カメラを搭載しています。

 

9to5Googleによれば、Pixel 7aは「Lynx」というコードネームで開発されています。そして同スマートフォンは、「P9222」というワイヤレス充電用のチップを搭載。これは5Wでの速度の充電しかできないことから、イヤホンの充電ケースのようなものに最適な仕様だとも指摘されています。

 

さらにPixel 7aのカメラには、「Pixel 6」シリーズに搭載されたイメージセンサー「Samsung GN1(1/1.3インチ、5000万画素)」が搭載されます。これに、望遠用の「ソニーIMX787(1/1.3インチ、6400万画素)」、超広角用の「ソニーIMX712(1300万画素)」の2つのセンサーが組み合わされるとしています。メインカメラの性能向上だけでなく、望遠カメラの搭載も注目ポイントとなりそうです。

 

というわけで、現行モデルから大きなアップグレードが期待できそうなPixel 7a。最近は大幅な円安が話題ですが、コストパフォーマンスの高さはそのまま続いてほしいものです。

 

Source: 9to5Google

PebbleがPixel 7でも使える! グーグルがアプリをバージョンアップ

米グーグルがスマートウォッチ「Pebble」向けのサポートを、最新の「Pixel 7」に追加しました。

↑oatjo / Shutterstock.com

 

Pebbleは2012年にクラウドファンディングによって登場したスマートウォッチで、電子ペーパーの搭載による長時間駆動が特徴でした。その後にブランドはFitbit(現在はグーグル傘下)に売却され、公式のiOS/Android向けサポートは終了。現在はユーザーコミュニティによるアプリ「Rebble」として、APK(アプリケーションパッケージ)の配布を継続しています。

 

しかし先日発売されたグーグルのスマートフォン「Pixel 7」シリーズでは32ビットアプリが動作せず、Rebbleが利用できなくなっていました。この事態を解決すべく、グーグルはPebbleの最新バージョンとなる「4.4.3」を配布。これによってPixel 7の64ビット環境で利用できるようになっただけでなく、「Caller IDの信頼性の向上」「不要な通知の非表示」も実現しています。

 

最新バージョンのRebbleのダウンロードは、こちらの公式サイトから可能です。クラウドファンディングブームの火付け役ともなったPebbleには、サポートが切れた現在でも今後もまだまだ活躍してほしいものです。

 

Source: Rebble via 9to5Google

Pixel 7/Proは初の64ビットアプリ専用Androidスマホ! 実行速度がアップ、バックグラウンドのアプリも落ちにくいらしい

米グーグルのスマートフォン「Pixel 7」と「Pixel 7 Pro」は新しめの64ビットアプリしか動かないのでは? と囁かれていましたが、同社がそれは事実だと正式に認めました。

↑Pixel 7シリーズ

 

これはAndroidアプリ開発者向けブログで明かされたことです。「Pixel 7は64ビットアプリのみサポートする初のAndroidスマホです」と題されて、そのメリットが詳しく説明されています。

 

64ビットアプリの長所は「32ビットアプリでは利用できない特別なレジスタや命令にアクセスできるため、より速く動作する 」ということ。最新のプロセッサーでは64ビットコードを実行すると、最大25%も性能が上がるそうです。

 

では32ビットアプリ対応を止めると、どんな良いことがあるのか? グーグルによれば、32ビットアプリを実行してないときも使っていたRAMを最大150MBも節約できるとのこと。この結果、バックグラウンドのアプリが強制終了することが少なくなると述べられています。バックグラウンドのアプリはRAM上に保持されているため、RAM不足になると「落ちる」(再び呼び出すと、ゼロから起動する)ことになりますが、そうしたストレスが減るわけです。

 

またセキュリティ面では、アドレス空間が広がるためにASLR(メモリー上の実行コードやデータの配置をランダム化する)などの防御が効果的となり、ハッカーがデバイスを乗っ取る危険を減らせると述べられています。このほかアプリ開発者向けには、より便利なツールを使えるともアピールされています。

 

最後に64ビット専用端末では、CTSテスト(Androidの互換性テスト)にかかる時間を半減でき、各ベンダーはより速く簡単にデバイスを更新できるとのこと。つまり各社のAndroid端末が、アップデートしやすくなるわけです。

 

すでにPixel 7/Proでは、「フラッピーバード」など古い32ビットアプリが動かないとの声が上がっていました。グーグルとしてはそれには目をつぶり、新しい64ビットアプリの動作が軽くなることや、メモリーを節約してアプリが落ちにくくなるメリットを優先するようです。

 

しかし一方で、グーグルはAndroid GoやAndroid TV、Wear OSでの32ビットサポートを継続するとしています。またGoogle Playストアでも「32ビット専用デバイスに32ビットアプリを提供し続けます」ともあり、古めのAndroidスマホで32ビットアプリを新規、あるいは再ダウンロードする上で何の問題もないようです。

 

Source:Android Developers Blog
via:9to5Google

Pixel Watch、常時表示で焼き付きが発生? グーグルは「残像です」と回答

米グーグル初のスマートウォッチ「Pixel Watch」は、PixelスマートフォンやAndroid端末との連携もしやすく、健康管理機能も好評を集めています。しかし、一部ユーザーからは「焼き付き」(長時間表示され続けた画像が、画面表示を切り替えてもそのまま残る)が起こっているとの報告が寄せられている状況です。

↑Image:Google

 

これに対してグーグルが「単なる残像です」と回答したことが明らかとなりました。

 

この苦情は、米9to5Googleや大手掲示板Redditのユーザーらが指摘していることです。その原因と思われているのが、常に画面をオフにしない常時表示(Alwasy on Display=AOD)機能です。

 

まず9to5Googleによれば、1日12時間、5日にわたりAODをオンにして使っていたところ「焼き付き」が出たそうです。たしかに画面に色ムラや、何かの写り込みが確認できるようです。

↑Image:9to5Google

 

そしてAODをオフにすると30分ほどで消えるものの、文字盤を表示するとまた戻ってくるとのこと。もっとも、他のPixel Watchでは同じような使い方と設定をしても現れていないそうで、全ての個体に問題があるわけではないようです。

 

またRedditユーザーのSea-Tax165氏は、購入してから1日も経っていないのに焼き付きらしき現象が起きているとのこと。こちらは、上記の画像よりハッキリと確認できます。

↑Image:Reddit/Sea-Tax165

 

しかしグーグルいわく、Pixel Watchでは永久的な画面の焼きつきは発生しておらず、一時的な「残像」が起きているだけだそうです。また「焼き付きの前ぶれでもない」と断言しており、画面に表示された時間が長いほど消えにくいが、時間が経てば消えると述べられています。

 

またPixel Watchはドットの明るさを1分ごとに変えるソフトウェアの仕組みにより、残像が起こる可能性を低く抑えているとのこと。そのため、大多数のユーザーは経験しないはずだそうです。さらに「AODをオフにしたり、寝るときに就寝モードを使って一晩中ディスプレイを切っておくこともできる」として、“残像”が気になる人はそうするように勧めているようです。

 

もっともApple Watchも常時表示を搭載するまでに、足かけ5世代(Series 5)も掛かりました。その点Pixel Watchは初代から実装しているだけに、長い目で見守りたいところです。

 

Source:9to5Google,Reddit

YouTubeが操作性を強化。新ダークテーマやアンビエントモードを追加

米グーグルは動画配信サービス「YouTube」にて、新しいデザインや機能の導入を発表しました。

↑グーグルより

 

「アンビエントモード」では、アプリの背景色が映像にあわせて変化します。これにより視聴者はよりコンテンツに引き込まれる、と説明しています。アンビエントモードはウェブとモバイルのダークテーマで利用可能です。

 

ダークテーマもアップデートされ、より暗い色になりました。これにより、スクリーン上の色彩がより鮮やかになっています。このアップデートはウェブ、モバイル、スマートテレビで利用可能です。また、ビデオプレイリストも同じ色調になりました。

 

動画説明のYouTubeリンクはボタンに変更され、「いいね!」「シェア」「ダウンロード」などは邪魔にならない形へと変更されました。一方で、購読ボタンはより目立つようになっています。

 

iOS/Androidスマートフォンでは、動画のピンチ操作によるズームと正確なシークが、すべてのユーザーに展開されます。「再生位置の細かい調整」ではシーク中に上にドラッグまたはスワイプすると、ビデオプレーヤーにサムネイルが一覧表示されるようになります。プレーヤーの任意の場所を長押ししてシークしたり、2本指でダブルタップしてチャプターをスキップしたりといったシーク機能が追加されます。さらに、ビデオで頻繁に再生される場所を示すグラフも追加されています。

 

これらの新機能は今後数週間をかけて、すべてのユーザーに徐々に適用される予定です。最近はTikTokなど新たなライバルが登場する動画配信サービス分野ですが、YouTubeの地道な使い勝手の改善はユーザーにとっても歓迎されるものとなるでしょう。

 

Source: グーグル via 9to5Google

プロが教える「Google Pixel 7」の2つの魅力。iPhone 14を含めた検討で注意すべき点とは?

Googleが自社で設計する最新のGoogle Tensor G2チップを搭載した新しいスマートフォン「Google Pixel 7」シリーズを発売しました。今回は、国内で特に人気の高いスマホの最新モデル「iPhone 14」シリーズとの違いについても触れながら、Pixel 7シリーズの特徴を解説したいと思います。

↑Googleの新スマートフォン「Google Pixel 7」(左)と「Google Pixel 7 Pro」(右)

 

上位モデルGoogle Pixel 7 Proはカメラ機能が充実

筆者はふだん、スマホはiPhoneとGoogle Pixelの2台持ちで使っています。Googleが2021年秋に発売したGoogle Pixel 6シリーズも1年間メインのAndroidスマホにしてきました。そのなかで、最新のGoogle Pixel 7シリーズは大きく2つの点でGoogle Pixel 6シリーズよりも魅力的であると感じます。

 

ひとつはカメラと写真まわりのAI技術を活かした新機能がさらに充実したことです。そしてもうひとつは顔認証への対応。それぞれの使い勝手を紹介します。

 

まず、Google Pixel 7シリーズには6.3インチのGoogle Pixel 7と、6.7インチのGoogle Pixel 7 Proがあります。カメラ機能を重視するのであれば、名前にProが付く上位モデルを買うべきでしょう。なぜならProのトリプルレンズカメラは機能が充実しているからです。

↑トリプルレンズカメラを搭載するGoogle Pixel 7 Pro。高精細なズーム撮影、マクロ撮影が楽しめます

 

一例として、Google Pixel 7 Proの望遠カメラには、4800万画素クアッドベイヤー配列のセンサーが搭載されています。光学ズームは最大5倍。光学ズーム撮影による写真・動画の精細感も充実していますが、最大30倍のデジタルズームにも要注目です。ズームの倍率で比べるとiPhone 14 Proシリーズの約2倍。望遠カメラ性能に力を入れていることがうかがえます。

 

また、Google Pixel 7 Proではズーム撮影時に、高画素のセンサーでキャプチャーした画像データを“切り抜き”処理しているうえに、ソフトウェアによる超解像処理も施しています。この切り抜きと超解像処理により、遠くの被写体も高精細な写真に記録できるわけです。

 

さらに、ズーム撮影時には被写体をスムーズにフレーム内に納められるよう、画面の左上に少しズームを引いたガイド画面が表示。インターフェースも気が利いています。

↑この距離から最大30倍の高精細なデジタルズーム撮影が可能

 

↑ズーム撮影時には被写体を捉えやすいよう、画面の左上にガイドが表示されます

 

AIテクノロジーを活かした「ボケ補正」機能が楽しい

Google Pixel 7シリーズだけに搭載される「ボケ補正」もGoogleらしいAIの技術を活かした楽しい新機能です。Android標準の「フォト」アプリに読み込んだ写真データの“ピンボケ”やノイズをソフトウェア処理によって補正します。つまり、ほかのデジカメやスマホで撮影した写真データも読み込めば補正可能なわけです。

 

フォトアプリで補正したい写真を開き、「ツール」から「ボケ補正」を選択します。補正レベルは0〜100まで1ステップごとに強弱の微調整が可能。100まで上げてしまうと被写体周辺のノイズまで目立ってしまう場合があるので、適切なレベルを丁寧に探りながら修正するといいでしょう。

 

筆者も過去に撮影した決定的瞬間を捉えた写真が少しピンボケしていたので、Google Pixel 7で直してみました。鮮鋭度が向上したことがわかるでしょうか。

↑左が補正前、右が補正後の写真。犬の舌や床の模様の精細感がアップしています

 

ボケ補正は、過去に家族や友だちと撮った大切な記念写真、旅行のスナップなど、できる限りピンボケを直したいときに役立ちます。ただ、いくらGoogleのAI技術が優れていたとしても元のピンボケやノイズの多さによっては補正しきれない場合もままあります。

 

Google Pixel 7シリーズを買ったとしても、急いでカメラのシャッターをきる前に必ずピントや露出を合わせるクセを付けるべきでしょう。

 

このほかにも写真によるクリエイティビティを高めてくれる写真に写りこんだ人や物を消す「消しゴムマジック」や、長時間露光撮影が可能な「モーションモード」はGoogle Pixel 6シリーズから受け継がれています。ビデオはHDR撮影や、背景のボケ味を加える「シネマティックぼかし」にも新たに対応しました。

 

顔認証と指紋認証にダブル対応

Google Pixel 7シリーズのもうひとつ魅力的なところは顔認証と指紋認証によるダブルの画面ロック解除に対応したことです。

 

フロントカメラによる顔認証は、Google Pixel 7シリーズがスリープ状態から解除されていれば、フロントカメラに顔を向けるだけで瞬時にロックを解除します。

↑顔認証機能を有効にすると、ロック解除時にフロントカメラを注目するようにガイドが表示されます

 

iPhoneのようにマスクを着けたままでの顔認証には対応しませんが、Google Pixel 6シリーズも搭載するディスプレイ埋め込みタイプの指紋認証センサーを併用できるので問題なし。アレルギー持ちの筆者は、これから冬・春と屋外でマスクを着けて過ごすことも多くあるので、Google Pixel 7シリーズの新しい仕様を歓迎しています。

 

1年前に発売のモデルでも、Google Pixelシリーズ内で買い替えはあり

ひとつ前のモデルにあたる、Google Pixel 6 Proからの買い換えはアリなのでしょうか。

 

先述した通りGoogle Pixel 7 Proのカメラは進化していますが、Google Pixel 6 Proの方もデジタル超解像ズームでいえば20倍対応です。

 

また、夜景モードによる暗い場所での撮影は、Google Pixel 7シリーズの方がシャッターをきってからの処理速度が最大2倍に向上していますが、撮れる写真に圧倒的な出来映えの差はないように感じます。これはGoogle Pixel 6 Proに搭載の初代Google Tensorチップの完成度が十分に高いことの証左でもあります。

 

結論を言えば、Google Pixel 6 Proからの買い換えは無理にしなくても良いと筆者は思います。

↑左がGoogle Pixel 6 Pro、右がGoogle Pixel 7 Pro。サイズやデザインはあまり大きく変わっていません

 

一方、2021年夏に発売されたGoogle Pixel 5a (5G)よりも前の世代のGoogle Pixelシリーズについては、この機会にGoogle Pixel 7シリーズに買い換えることを検討して良いと思います。

 

たとえば、Google Tensorチップが載っていないGoogle Pixelシリーズでも、特徴的な機能としておなじみの「レコーダー」アプリによる音声文字起こしは使えます。またFeature Drop(Google Pixelシリーズ向けのソフトウェアアップデート)による新機能や改善された機能の提供は数か月ごとに実施されるので、古いモデルでも物足りなさは感じないかもしれません。

 

ただ、AIを活用するカメラや音声を含む言語処理の機能は今後もますます進化を続けます。Googleは年内に、Google Pixelシリーズだけが搭載する「レコーダー」アプリに“話者認識”をしながらテキストを文字に起こせる機能を追加することを明らかにしています。

 

現在のレコーダーアプリの機能については、Google TensorチップありなしのGoogle Pixelシリーズの間で使い勝手に大きな違いはないと感じましたが、今後はAI関連の機能が高度化すれば、最新のGoogle Tensor G2チップを搭載するGoogle Pixel 7シリーズの方がより快適に感じられるかもしれません。

↑左がGoogle Pixel 7、右が2020年に発売されたGoogle Pixel 4a(5G)。デザインで見ても、古いモデルの方がやや味気ないので、今こそGoogle Pixel 7シリーズに買い換えるべきかもしれません

 

Phone 14シリーズ含めて購入を検討する際の注意点

アップルの最新スマホであるiPhone 14シリーズを含めて、購入を検討するなら注意点はどこにあるでしょうか。

 

Google Pixel 7とGoogle Pixel 7 Pro、それぞれのライバルがiPhone 14、iPhone 14 Proであると仮定した場合、まずGoogle Pixel 7シリーズの強みは価格がひと回りほど手頃なことです。

 

GoogleストアではGoogle Pixel 7が8万2500円(税込)から、Google Pixel 7 Proが12万4300円(税込)からという価格で販売されています。iPhone 14シリーズは同じ128GBのストレージを選択した場合でも、iPhone 14が11万9800円(税込)から、iPhone 14 Proは14万9800円(税込)からと、それぞれPixelシリーズと比べた場合に価格差は小さくありません。

 

ただ、Google Pixel 7シリーズの弱点は、4つの機種が揃うiPhone 14シリーズに対して、2種類の機種しか揃っていないところにあります。特に、リッチなカメラ機能を搭載した「Google Pixel 7 Proの小さいモデル」があれば欲しかったという声もあると思います。

↑左が6.7インチのGoogle Pixel 7 Pro、右が6.1インチのiPhone 14 Pro。Google Pixel 7シリーズには「小さいプロ」がないことが弱点と言えるかもしれません

 

また、MacユーザーにとってはAirDropによるワイヤレスでの簡単ファイル転送など、iPhoneの方が連携に優れていたり、Apple WatchがAndroidスマホと組み合わせて使えなかったりするなど、考慮したい点があるでしょう。そのあたりは、少し高価でもより便利なAppleデバイスによるエコシステムの活用を優先したくなります。

 

iPhoneからGoogle Pixelへの乗り換えは、各プラットフォーム独自の機能やサービスごと「お引っ越し」ができるかを含めて慎重に検討する必要がありそうです。

 

個性派揃いのAndroidに対するGoogle Pixelシリーズの価値とは

他社のAndroidスマホからGoogle Pixel 7シリーズに買い換える選択は有効なのでしょうか。

 

Androidスマホの場合、メーカーによるコンセプトの違いや、端末ごとに特徴的な機能、対応するサービスが異なっている場合が多くあります。たとえばGoogle Pixelシリーズに比べると、ソニーのXperiaシリーズは動画や音楽をよりハイクオリティに楽しめるスマホです。

 

また、シャープのAQUOS R7は搭載するライカ監修のカメラによって、撮影できる写真にはPixelシリーズとはひと味違う魅力があります。

 

一方、「レコーダー」アプリによる音声の自動文字起こしができることや、Google アシスタントによる音声操作が素早くこなせることなど、Google Pixelシリーズの「強み」も数多くあります。

 

ほかのAndroidスマホからの乗り換えを検討する際には、Google Pixelシリーズの機能やサービスが自分の期待にどれほどマッチするのか、あるいは今愛用しているスマホの機能を手放せるのかなどが熟考のポイントになりそうです。

↑Google Pixelシリーズだけに搭載されている「レコーダー」アプリ。音声の自動文字起こし機能が秀逸で、ビジネスシーンにも活躍する場所が多々あります

 

キャンペーンも利用するとお買い得

Google Pixel 7シリーズはハイレベルな機能と価格のバランスがとても良いスマホです。上質な外観の仕上げと、レベルの高いカメラまわりの機能で、特にProモデルはフラグシップモデルの貫禄が感じられます。

 

国内の大手通信キャリアではKDDIとソフトバンクの2社がGoogle Pixel 7シリーズを取り扱っています。また、筆者が本稿を執筆している10月18日時点、グーグルストアではGoogle Pixel 7シリーズを購入する際、対象となるスマホを下取りに出すと最大5万円がキャッシュバックされるキャンペーンを2022年11月17日午後23時59分まで実施しています。こうしたお得なキャンペーンなどを利用して、体験してみるとよくわかるGoogle Pixelシリーズの魅力に多くの方が触れてほしいです。

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

グーグルのスマートスピーカーにも独自OS「Fuchsia」がやってくる?

米グーグルがNestスマートスピーカーへと独自OS「Fuchsia(フクシア)」を展開するとの見通しを、海外テックサイトの9to5Googleが伝えています。

↑Vantage_DS/Shutterstock.com

 

FuchsiaはZircon(ジルコン)とよばれるカーネル(OSの中核部分のこと)を採用したOSで、組み込みシステムからスマートフォン、コンピューターまで幅広いデバイスでの動作を想定しています。またすでに、スマートディスプレイ「Nest Hub」シリーズに向けた展開が始まっています。

 

9to5Googleによれば、グーグルはNestシリーズの新型スマートスピーカー「Clover(コードネーム)」を開発しており、これが2023年に発売される可能性が高いとのこと。同製品には「Amlogic A113L」という下位製品向けのチップが搭載されることから、これは「第3世代Nest Mini」に相当することが予測されています。

 

そして先述のAmlogicの開発者チームが、Cloverに向けたFuchsiaコードを提供しているのです。このことから、2023年にはグーグルからFuchsiaを搭載したスマートスピーカーの投入が期待されているのです。またAmlogicは「Buckeye」と呼ばれるスマートスピーカー向けにもFuchsiaのコードを提供していますが、これがグーグルのスマートスピーカーなのかどうかは不明です。

 

じわりじわりと勢力を広げる、グーグルのFuchsia。来年にはさらに多くの製品で、Fuchsiaの存在を目にすることになるのかもしれません。

 

Source: 9to5Google

Material Youも使えます! Android 13(Go Edition)はアプデやカスタマイズ機能が進化

米グーグルは廉価スマートフォン向けのモバイルOS「Android 13(Go Edition)」を正式発表しました。

↑グーグルより

 

「Android 13」は今年リリースされた最新モバイルOSで、プライバシーやセキュリティ、UIの最適化、インターフェイスの調色機能「Material You」の搭載が特徴です。一方でAndroid(Go Edition)は、低性能な端末や低速な通信環境でも利用できるように最適化されています。

 

グーグルによれば、Android 13(Go Edition)は信頼性、ユーザビリティ、カスタマイズに焦点があてられています。具体的にはGoogle Playのシステムアップデートを導入し、Androidのメジャーリリースとは別に、重要なソフトウェアアップデートを定期的に受け取ることができるようになりました。

 

自分に適したコンテンツをより簡単に見つけられるように、ホーム画面から右にスワイプして、記事やその他のコンテンツのリストを見ることができる「発見(Discover)」機能が登場。さらにAndroid 12から採用されたMaterial YouがGo editionにも導入され、スマートフォンの壁紙と配色をカスタマイズできるようになっています。その他にも通知許可やアプリ言語設定など、Android 13の主要な機能も提供されます。

 

Android 13(Go Edition)を搭載したスマートフォンは、2023年に発売される予定です。日本ではあまり縁のないGo editionのスマートフォンですが、新興国では広く活用されることが期待されます。

 

Source: グーグル via 9to5Google

Pixel Watchの分解動画が早速登場。分解難易度はかなり高そう?

米グーグルが販売を開始したスマートウォッチ「Pixel Watch」について、修理業者のiFixitが分解レポート動画を公開しています。

↑iFixit/YouTubeより

 

Pixel Watchはグーグルが初めて投入するスマートウォッチで、円形の文字盤や「Fitbit」ゆずりのヘルスケア/フィットネス機能が特徴です。製品には「Bluetooth / Wi-Fi」モデルだけでなく「4G LTE + Bluetooth / Wi-Fi」モデルも用意され、スマートウォッチ単体での活用も可能です。

 

 

iFixitのレポートによれば、Pixel Watchの分解には文字盤の背面の接着剤を溶かすため、加熱することから始まります。ディスプレイの交換には、バッテリーやバイブレーターの取り外しが必要です。その次にスピーカーや光学センサー、深度センサー、そしてマザーボードの取り外しが可能になります。

 

iFixitはPixel Watchの内部構造について、「興味深いパズルだった」と評価。背面ケースと異なりボタンは交換不可能なことや、小型化のレベルを考えると、Pixel Watchでは純正部品の修理プログラムが提供されないだろうとの見方を伝えているのです。

 

スマートフォンよりさらに小型なスマートウォッチでは、一般的により分解や修理の難易度が上がります。Pixel Watchはグーグルによる初のスマートフォンでありながら、なかなかその設計は完成されている印象です。

 

Source: iFixit/YouTube via 9to5Google

グーグルのPixel宣伝チーム、アップルCEOにiPhoneからツイートしてしまう

ときどき競合他社がアップルをツイッターで揶揄うことがありますが、それをグーグルのPixelスマートフォン宣伝チームがiPhoneでやってしまったことが話題を呼んでいます。

 

ことの発端は、アップルのティム・クックCEOの「可能性は無限大」というツイートでした。

 

そこに付けられた「#TakeNote」というハッシュタグは、元々は米プロバスケットボールリーグNBAのチーム「ユタ・ジャズ」が使ってきたものです。それを同社がキャンペーンに利用したことで(後ろにカスタム絵文字が付いた「ハッシュフラッグ」 )批判を集めていました。

 

グーグルのPixel宣伝チームもその騒ぎに便乗し、「#TakeNote」を付けてクック氏宛てにツイート。「Team Pixel」に参加する方が「お気に入りのチームに近づく」ことができる……とつぶやいたところ、その下に「Twitter for iPhone」つまりiPhoneから投稿したと表示されてしまいました。

 

つまり「Pixelスマホを宣伝するつもりが、しかもアップルCEOをイジるツイートをiPhoneから投稿」したわけです。

 

このツイートはすぐに削除され、同じ内容のツイートを再投稿。2回目のツイートには「Twitter for Web」とあり、iPhoneあるいはPCのウェブブラウザから送られたようです。

 

かつてサムスンもGalaxy Note9のディスプレイをiPhoneから宣伝したり、ファーウェイ公式での新年のお祝いをiPhoneからつぶやいた社員が降格&減給処分を受けたこともありました。Androidスマートフォンメーカーの社員も、iPhoneが大好きなようです。

 

Source:Ian Zelbo(Twitter)
via:9to5Mac

Pixel Tabletと折りたたみPixel、側面指紋認証を搭載?

米グーグルの新型タブレット「Pixel Tablet」と、今後のが噂されている折りたたみスマートフォン「Pixel Notepad / Pixel Fold(仮称)」について、本体側面に指紋認証センサーが搭載されるとの情報を、海外テックサイトの9to5Googleが伝えています。

↑グーグルより

 

Pixel Notepadはこれまで何度もその投入が噂されてきたデバイスで、現在は2023年3月の製品発売が報じられています。一方でPixel Tabletはすでに2023年の発売が正式発表されており、ドッキングステーションを利用した新たな使い方ができるタブレットになるとアピールされています。

 

9to5Googleによれば、Android OSのコードに「X-aligned」「Y-aligned」と呼ばれる、本体上部/側面の指紋認証機能を意味する文字列が発見されました。これは、「folded」「unfolded」という2つのデバイスに対応することから、Pixel TabletとPixel Notepadにおける同機能のサポートが予測されているのです。

 

また、Pixel Notepadの内側のディスプレイ解像度は1840×2208ドットに、そして外側のディスプレイの解像度は1080×2100ドットになることも伝えられています。一方で、Pixel Tabletのディスプレイ解像度は2560×1600ドットとなるようです。

 

折りたたみスマートフォンの側面に指紋認証センサーを搭載すれば、折りたたみ時/展開時のどちらでもセンサーが使えるという利点があります。またPixel Tabletでは、電源ボタンに指紋認証センサーが搭載されることが予測されます。

 

現在Pixelスマートフォンに採用されているディスプレイ指紋認証機能はあまり評判が良くなく、「Pixel 7」では顔認証機能が復活しました。一方で「枯れた技術」でもある本体側面の指紋認証機能なら、安定した動作が期待できそうです。

 

Source: 9to5Google

Pixel Watch、普通の時計ベルトも装着できるみたい

米グーグルのスマートウォッチ「Pixel Watch」にて、同スマートウォッチ向けではない一般的な時計ベルト(バンド)を装着することができると、海外メディアのThe Vergeが報じています。

↑The Vergeより

 

Pixel Watchでは特殊なバンドのマウント機構を採用しており、公式には専用設計のバンドしか装着できないと説明されています。同社は20種類以上のバンドを用意しており、来春にはメタルバンドも発売予定です。

 

しかしThe VergeのDan Seifert記者の報告によれば、ストラップピンツールを用いることで、20mmサイズの市販のバンドを装着することができる、とのこと。同記者は実際に、韓国サムスンのスマートウォッチ向けのバンドをPixel Watchに装着した画像も掲載しています。

 

ただし注意したいのは、このような市販のバンドを装着した場合、Pixel Watchやバンドにどのような負荷、あるいはダメージが発生するのかがわからない点です。もし市販のバンドをPixel Watchに装着する場合、完全に自己責任のもとでの使い方となることは、理解しておく必要があるでしょう。

 

Source: The Verge via 9to5Google

Pixel 7/Pro、初の64ビット専用Androidスマホに? 「フラッピーバード」など古いアプリが動かず

アップルがiPhoneで32ビットアプリのサポートを終了したのは数年前のこと(iOS 11)でしたが、米グーグルが新発売したPixel 7とPixel 7 Proは64ビットアプリのみに対応する初のAndroidスマートフォンとなるようです。

↑Image:Google

 

ツイッターユーザーのMishaal Rahman氏は、Pixel 7シリーズが初の64ビット専用Androidスマートフォンである可能性をつぶやきました。そのため、古い32ビットアプリである「フラッピーバード」はインストールできなかったそうです。

 

さらにRahman氏はシェルで「フラッピーバード」をサイドロード(Google Playストアなど公式の手段を経由しないインストール)できず、エラーメッセージが出たと報告しています 。他に複数のユーザーが新型Pixelスマホで特定のアプリをサイドロードできないと確認し、それらは32ビットアプリだと分かっています。

 

しかし、Pixel 7シリーズ搭載のAndroidは、64ビット専用バージョンではなさそうです。なぜなら、32ビットアプリをインストールしようとすると、「アプリがお使いのスマートフォンと互換性がないため、インストールされません」というメッセージが表示されるため、あえて(動く可能性があるのに)ブロックしていると思われるからです。

 

とはいえ、グーグルは長年にわたりAndroidアプリの64ビット化に努力を注いできたため、特にユーザーが不便な思いをすることはなさそうです。Google Playストアも2019年8月以降、すべてのアプリに64ビット対応を義務付け、64ビット対応のない32ビットアプリは配信が停止されています。

 

Pixelシリーズ初のタブレット「Pixel Tablet」も、64ビット専用のAndroid 13を搭載すると噂されています。これからAndroidデバイスを使う人や、最近のアプリを利用する人には何の問題もありませんが、古い32ビットゲームアプリを遊びたい人は、昔のAndroidスマホを手放さない方がよさそうです。

 

Source:Mishaal Rahman(Twitter)
via:Gizmochina

Pixel 7の無料Google One VPN機能、12月から提供開始へ

米グーグルは新型スマートフォン「Pixel 7」シリーズ向けの無料VPN機能を12月より提供することを、サポート文章にて明かしています。

↑グーグルより

 

今月に正式発表されたPixel 7/Pixel 7 Proは、新型プロセッサ「Tensor G2」の搭載が特徴。これにより、人工知能を活用したスマート機能がさらに強化されています。また、「Google One」におけるVPN機能が無料で提供されることも予告されていました。

 

更新されたグーグルのサポートドキュメントにて明かされた、Pixel 7でのGoogle OneによるVPN機能の提供スケジュール。なお日本語版のドキュメントには同様の記述はまだ追加されていませんが、英語版のドキュメントには「インドとシンガポールのPixel 7およびPixel 7 Proは、VPN by Google Oneの対象外です」と記載されていることから、日本はその対象地域であることが予測されます。

 

なお、Google OneのVPN機能は月額1,300円/年額1万3000円の「2TB」プランにて提供されています。Pixel 7ではこのVPN機能が無料で利用できますが、他のGoogle One機能は有料にてプランに加入する必要があります。

 

Google Oneのアプリを利用することで、簡単にインターネット通信のセキュリティを向上させられるVPN機能。将来のPixelスマートフォンを含め、さまざまなデバイスでの展開が予測されます。

 

Source: グーグル via 9to5Google

グーグル、Pixel Watchが付属のワイヤレス充電器以外では充電できないと確認。Pixelスマホからの逆充電もダメ

米グーグル初のスマートウォッチ「Pixel Watch」を充電できる機器についてさまざまな説が飛びかいましたが、グーグルが公式に「付属のワイヤレス充電器以外は充電できない」ことを確認しました。

↑Image:Nils Ahrensmeier/Twitter

 

公式のヘルプサイトには「Google Pixel Watchは、付属のGoogle Pixel Watch磁気充電ケーブルを使用した場合のみ充電可能です」と書かれています。また「Pixelスマホから逆ワイヤレス充電はサポートされていません」とも明記されています。

 

しかしフライングで入手した人たちから、Pixel 7 Proからのワイヤレス逆充電や、Belkin製のドックでWatch上に「充電中」のアニメーションが表示されたとの報告が相次いでいました。が、結局は動作が安定せず、まともに充電できないという結果に終わっていた次第です。

 

これについてグーグルは米9to5Googleへの声明で、Pixel WatchはQiワイヤレス充電器やPixelスマホからの逆ワイヤレス充電はサポートしていないと確認しています。一見して充電できるように見える場合も、「一貫して安定した強力な充電を提供することを保証するものではありません」とのこと。

 

また「場合によっては、充電中にデバイスが放電する可能性があります」と注意を呼びかけつつ、Pixel Watchは付属のワイヤレス充電器のみで充電をサポートしています、と再確認しています。

 

もしかすると将来のソフトウェア・アップデートにより「PixelスマホからPixel Watchの逆充電」も可能になるかもしれません(サムスン製品は実現済み)。ともあれ、当面は旅先にも付属のワイヤレス充電器を持ち歩く他はなさそうです。

Source:9to5Google

GeForce NOWもbox Cloud Gamingも対応! クラウドゲーム向けChromebookが3機種登場

米グーグルは台湾エイサーやASUS、中国レノボと提携し、クラウドゲームに特化したChromebookを3機種発表しました。

↑グーグルより

 

今回発表されたエイサーの「Chromebook 516 GE」、ASUSの「Chromebook Vibe CX55 Flip」、レノボの「Ideapad Gaming Chromebook」は、120Hz駆動の高解像度ディスプレイ、アンチゴースト機能付きのRGBゲーミングキーボード(一部モデル)、Wi-Fi 6/6Eへの対応や強化されたオーディオ機能などが特徴です。また、専用ゲーム機レベルの85ms以下の入力レイテンシーが保証されています。

 

クラウドゲームサービスとしては、NVIDIAの「GeForce NOW」の「RTX 3080」プランに対応。最大1600p解像度や120fpsでのゲームプレイ、レイトレーシング機能をオンにしてのプレイが可能です。さらにWebアプリとして「Xbox Cloud Gaming(ベータ版)」、そして米アマゾンの「Luna」にも対応しています。また、画面にはゲームに簡単にアクセスできる「Everything」ボタンも用意されています。

 

さらに「Works With Chromebook」プログラムとしてエイサーやCorsair、HyperX、レノボ、SteelSeriesなどの周辺機器メーカーと提携し、マウスやヘッドセット、コントローラの動作が確認されています。

 

Chromebook 516 GEは649.99ドル(約9万5000円)、ASUSのChromebook Vibe CX55 Flipは699.99ドル(約10万円)、Ideapad Gaming Chromebookは399.99ドル(約5万9000円)にて、10月から海外にて販売が開始されます。クラウド技術によって(それほど)高価でないノートパソコンでも高品質なゲームが遊べるようになったのは、実に喜ばしいですね。

 

Source: グーグル

Pixel 7の頭脳「Tensor G2」、5nmプロセスで製造か

米グーグルが先日発表したスマートフォン「Pixel 7」シリーズに搭載されているプロセッサー「Tensor G2」が5nmプロセスで製造されているとの情報を、海外テックサイトのAndroid Authorityが報じています。

↑グーグルより

 

Tensor G2は「Pixel 6」シリーズに搭載されていた「Tensor」の後継プロセッサーで、パフォーマンスの向上や消費電力の効率化、機械学習機能の強化が施されています。これによって、「シネマティックぼかし」やワンタップでのピンぼけ写真の補正、高速な「Google アシスタント」などが利用できるようになりました。

 

Android Authorityによれば、Tensor G2は韓国サムスンの5nmプロセスを利用。一部で噂されていた、台湾TSMCやサムスンの最新の4nmプロセスの利用を否定しています。サムスンには「5LPE」とより新しい「5LPP」という2種類の5nmプロセスがありますが、このうちどちらがTensor G2に利用されているのかは不明です。

 

Tensor G2では20%の電力効率の向上、60%の機械学習処理性能の向上をうたっていますが、肝心の「Cortex-X1」コアはわずか50Hzしかスピードアップしていません。このことからも、4nmではなく5nmのプロセスの採用が予測されていました。

 

というわけで製造プロセスというスペックでは、残念ながら最先端ではない模様のTensor G2。しかしPixelシリーズはグーグルによる機械学習を活用した付加機能が特徴なので、グーグルとしても最先端のスペックはそこまで重視していないのかもしれません。

 

Source: Android Authority

Pixel 6シリーズでもPixel 7新機能の一部が使えるようになる! グーグルが予告

10月6日に米グーグルが発表した「Pixel 7」と「Pixel 7 Pro」には、過去のモデルにはなかった新機能が搭載されると謳われています。しかし、これまでグーグルが初めは最新モデル専用と紹介した機能を、後にソフトウェア更新により古いPixelスマホにも追加してきました。

↑Pixel 6シリーズでも使用可能になるという「クリアコーリング」とは?

 

その前例通り、去年のPixel 6シリーズでもPixel 7が持つ新機能の一部が、しばらく待てば利用できると予告されています。

 

海外スマートフォン情報サイトPhoneArenaによると、グーグルはTensorチップを搭載した全てのPixelスマホ(つまりPixel 6とPixel 7の全モデル)で「クリアコーリング」が使えるようになると述べているそうです。

 

クリアコーリングとは、電話で通話しているとき、機械学習により背後のノイズを抑えて、相手の声を聴き取りやすくするもの。また出たくない着信があれば「silence」(静かに)といえばミュートできる機能も、Pixel 6シリーズで利用できる予定です。これはPixelスマホでアラームやタイマーを「ストップ」や「スヌーズ」と言って止められるのと同じ、音声アシスタントの強化となります。

 

また、写真や動画で肌の色をリアルに再現する「リアルトーン」の改善も含まれるとのこと。さらに「ガイドフレーム(Guided Frame)」もPixel 6シリーズに提供されると予告されています。

 

このガイドフレームは、目の不自由な人が自撮りをするときに、声でスマホの適切な位置を案内してくれる機能です。「スマホを右と上に動かしてください」と言ってガイドしたり、ユーザーが準備しやすいようカウントダウンタイマーが搭載される予定です。

 

ほかPixel 7シリーズで実現する顔認証がPixel 6 Proで使える予定があるか問い合わせたところ、グーグルは「現時点では共有できる情報はない」と回答したそうです。完全に否定されたわけでもなく、続報を待ちたいところです。

 

これらは12月の「Pixel Feature Drop」(グーグルが3か月ごとに提供している機能アップデートプログラム)で、Pixel 6シリーズに配信される予定です。Pixel 7モデルの目玉機能となった「ワンタップでピンボケ補正」が使えないのが残念ですが、それでも大いにパワーアップすることになりそうです。

 

Source:PhoneArena

Pixel Watch、実は一部のFibtit機能が使えない? ソフトウェア・アップデート待ちかも

米Google初のスマートウォッチ「Pixel Watch」では、同社が数十億ドルで買収したFitbitの様々な健康管理やフィットネス機能が統合されたことが強調されています。「Help by Google.Health by Fitbit」とキャッチフレーズに謳われているほどです。

↑Image:Google

 

しかし公式サイトを確認すると、一部のFitbit機能がサポートされていないことが明らかにされています。

 

実はGoogleストアにはPixel WatchとFitbit製品を比較するページが用意されています

↑Image:Google

 

それによるとPixel Watchに欠けているFitbit機能は、まず主要ともいえる「エクササイズの自動認識」です。本機能は心拍数測定などの各種センサーを使い、高運動のアクティビティを自動的に検知して記録するしくみ。ウォーキングやランニングなどを始めれば、何の操作もせずに追跡してくれるのです。

 

が、この機能はPixel Watchでは「ナシ」とされています。またFitbit Sense 2やFitbit Versa 4では可能な「水泳のストローク数記録」もサポートされていません。

 

とはいえ、不思議なことに別のページでは「エクササイズの自動認識(Automatic exercise tracking)」を備えていると書かれています。この件につき、米9to5Googleはグーグルに連絡を取っているとのことです。

 

再びFitbit製品との比較ページに戻ると、Pixel Watchは「不規則な心拍リズムの検知」にも対応してないことが確認できます。なお日本向けページでは心電図アプリもないように見えますが、米国向けページでは書かれているため、単に「日本で医療機器としての認可を取ってない」ためと思われます。

 

ほかPixel WatchにないFitbit機能としては、ストレスの通知やガイド付き呼吸セッション、サイレントアラームとスマートアラーム、血中酸素ウェルネスのモニタリング、それに「睡眠プロフィール」等です。

 

これらが欠けたままなのか、それともソフトウェア・アップデートにより後で追加されるのか。どちらかは不明ですが、グーグルがユーザーの「Fitbit並みの豊富な健康・フィットネス機能を使いたい」という願いに応えるよう期待したいところです。

 

Source:9to5Google

Pixel Watchは3年間のアプデ保証。メタルバンドの詳細も判明

米グーグルから国内外にて正式発表されたスマートウォッチ「Pixel Watch」にて、最低3年間のアップデートに関する記述が見つかっています。また、来春発売予定の「メタル バンド」の詳細も判明しました。

↑Redditより

 

グーグルは近年スマートフォンのロングアップデート保証をすすめており、先日に正式発表された「Pixel 7」シリーズでは、5年間のセキュリティアップデートと5年間の機能アップデート(Feature Drop)が保証されています。

 

グーグルのサポートドキュメントをみると、Pixel Watchでは搭載された「Wear OS」のアップデートが「2025年10月まで」継続される、と記述されています。またこれには、セキュリティアップデートや機能アップデートが含まれます。

 

一方でPixel Watchのアップデート頻度については、「定期的に行われる」とだけ記述されており、Pixelスマートフォンのように毎月配布されるのかどうかは不明です。

 

そして海外掲示板のRedditに投稿された情報によれば、Pixel Watchのメタル バンドに関しては、「Metal Links Band」が199ドル(約2万9000円)、「Metal Mesh」が129ドル(約1万9000円)にて投入されるとのこと。またそれぞれに「ブラッシュドシルバー」「マットブラックステンレススチール」、「シャンパンゴールド」「マットブラック」「ポリッシュドシルバー」のカラーリングが用意され、耐汗・耐水性がないことも説明されています。

 

メーカーが長期間のアップデートを保証してくれると、消費者としても安心して製品を購入できるというもの。Pixel Watchの長期アップデート保証は、歓迎されるものとなりそうです。

 

Source: グーグル, Reddit via 9to5Google 1, 2

Pixel 7/7 Pro、睡眠中にいびきをかいた時間や咳の回数をチェックできる!

米グーグルは6日深夜に新型スマートフォン「Pixel 7」と「Pixel 7 Pro」を正式発表しました。その場ではセキュリティの確かさや音声アシスタント、カメラ機能の進化に焦点が当てられていましたが、実は新たな健康管理機能として「睡眠中の咳といびきの検出」が明らかにされていました。

↑一体どのくらい、いびきをかいているのか?

 

「毎日の睡眠」のまとめ画面では、次のように睡眠中にいびきをかいた時間や咳の回数が表示されるそうです。

↑Image:Google

昨夜の基調講演では、「Digital Wellbeing(デバイスの利用習慣を確認し、心身の健康を保つためのツール)はあなたの許可を得て、夜間の咳やいびきの音を分析することで、睡眠の質を理解できます。処理はローカルのPixel 7上で行われます」と説明されていました。つまりユーザーに無断で咳やいびきを記録や分析をしたり、そのデータをグーグルが回収することはないと約束されたわけです。

 

以前アプリ研究者のMishaal Rahman氏は、この機能の設定画面を見つけたとしてシェアしていました。たしかにPixel 7のマイクを使って音を聞き取ること(ユーザーの同意が必要)、集めたデータは記録されず、グーグルを含めて誰にも共有されることはないと書かれています。

 

Googleのサポートページによると、時計アプリの「Bedtime(おやすみ時間)」から本機能を有効にして、データを確認できるそうです。ほか「設定」>「Digital Wellbeingと保護者による使用制限」内に「咳といびきのアクティビティを表示」があるとのことです。

 

この機能がPixel 7や7 Proで最初から使えるのか、それとも後日アップデートにより追加されるのかは不明です。寝ている間のいびきや咳は、何らかの兆しを示している可能性もあり、そのチェック機能は健康の維持に役立てられるかもしれません。

 

Source:TechCrunch

Pixel 7/7 Proの新チップ「Tensor G2」は機械学習が60%も高速に! 「ワンタップでピンボケ補正」も実現

米グーグルは最新スマートフォン「Pixel 7」と「Pixel 7 Pro」に搭載するプロセッサーとして、「Google Tensor G2」チップを正式に発表しました。このチップについてはさまざまな噂が飛びかっていましたが、ようやく実力の程が明かされた格好です。

↑Image:Google

 

この「Tensor G2」は、先代のPixel 6シリーズに搭載された「Tensor」チップに続く、グーグルの独自開発プロセッサー。グーグルいわく、まず先代のPixel(Tensor)よりも電力効率が20%向上したとのことです。

 

初代Tensorチップの評判が芳しくなかった点の1つは、バッテリー持ちが良くなかったことにあります。たとえばiPhone 13 Pro Maxが1回の充電で2日と20時間も持ったのに対して、Pixel 6 Proは1日と17時間とのテスト結果もありました

 

これを改善するためにグーグルも電力効率の改善に力を入れたそうで、その結果バッテリー持続時間が延びたとうたっています。

 

一方で、Tensorシリーズの強みは、グーグルのお家芸である「機械学習」と「人工知能」。そのためTPU(Tensor Processing Unit)も強化されており、Tensor G2は機械学習の処理が60%も高速化されたそうです。

 

そうしたTensor G2の処理能力と機械学習能力がアップしたことで、Pixel 7と7 Proは「シネマティックぼかし」やワンタップでピンボケ写真を補正(ほかの機器で撮影した写真でも可能)、肌の色の微妙な違いを美しく正確に再現する「リアルトーン」などの機能が利用できるわけです。このほか、Google アシスタントによる文字入力も2.5倍も速くなったとのことです。

 

もう1つの核となるのは、セキュリティチップ「Titan M2」の搭載。機密性の高い個人情報を保護する「Protected Computing」をはじめ何重ものセキュリティを備えており、これまで以上にユーザーの安全を守ることができそうです。

 

Source:Made by Google(YouTube) , Google

スマートディスプレイにもなる? 2023年登場のPixel Tabletの姿が見えてきた

米グーグルは2023年に発売予定のタブレット「Pixel Tablet」の一部詳細を発表しました。

↑グーグルより

 

今回発表された中での特徴は、「Charging Speaker Dock」と呼ばれる充電スピーカードックが用意されること。これにより、スマートディスプレイとしてハンズフリーでGoogle アシスタントを呼び出せるほか、動画再生、Google フォトのスライドショーなどを表示することが可能です。さらにOSには、フル機能のAndroid OSを搭載しています。

↑グーグルより

 

本体には「ナノセラミックコーティング」を採用し、プレミアムな質感を実現。これと100%リサイクルされたアルミニウム素材のボディを組み合わせています。

 

また、プロセッサーには最新の「Tensor G2」チップを搭載し、優れた機械学習、音声、画像処理を提供します。これは、ビデオ通話や写真編集、Google アシスタント機能の拡張にも利用されます。さらに明るいディスプレイの搭載や、スタイラスへの対応も特徴です。

 

とはいえ、本体スペックや価格、詳細な機能を含め、まだまだわからない点の多いPixel Tablet。米アップルの「iPad」シリーズに押され気味なAndroidタブレット業界に、新風が吹き込まれることを期待したいものです。

 

Source: 9to5Google

グーグル、Pixel 7とPixel 7 Proを正式発表! 8万2500円からで顔認証あり、Proは超解像ズーム30倍を実現

米グーグルは10月6日の新製品発表イベント「Made by Google ’22」で、新型スマートフォン「Pixel 7」および「Pixel 7 Pro」を正式に発表しました。

↑Image:Google

 

Pixel 7の価格は8万2500円から、Pixel 7 Proは12万4300円から(ともに税込)で、すでに予約購入が可能となっています。記事執筆時点での配送予定は、どちらも10月中旬頃です。

 

Pixel 7とPixel 7 Proともに、新たなプロセッサー「Google Tensor G2」チップを搭載。前世代のGoogle Tensorチップよりもパフォーマンスの向上や消費電力の効率化、機械学習の強化が施されているそうです。

 

これにより、長時間バッテリー駆動を実現。消費電力などを抑えつつ、グーグルの機械学習モデルを実行することで、高速とバッテリー持ちのよさを両立しているようです。

 

また新たなセキュリティチップ「Titan M2」を搭載。これまで以上の、徹底したセキュリティを実現しているとうたっています。

 

さらにTensor G2の高度な画像処理装置とグーグルの最先端の計算写真学により、写真の画質とカメラ撮影時の処理速度が向上。静止画でも高い効果を発揮するほか、動画撮影もきわめて精彩になるといいます。被写体に焦点を合わせたまま背景をぼかす「シネマティックぼかし」などのエフェクトも利用できます。

 

そしてProモデルについては、望遠レンズが先代(Pixel 6 Pro)の光学4倍ズームから5倍へと強化されています。デジタル処理を組み合わせた超解像ズームも20倍から30倍となり、離れた場所でも高画質な写真を撮影できます。さらに緻密なディティールを捉えられる「マクロフォーカス」もProモデル限定です。

 

ほかディスプレイの解像度や背面カメラの解像度は先代と変わっておらず、リークされた資料は本物だったようです。外見上の変化は、Pixelシリーズの象徴といえる「カメラバー」が以前の「金属製の枠+ガラスカバー」から「本体フレームと一体化した金属」になったことでしょう。

 

普段使いするスマートフォンにとって大事なロック解除については、指紋認証のほか「顔認証」が明記されています。先代のPixel 6とPixel 6 Proではついに実現しなかったので、悲願の機能と言えそうです。

 

Pixel 7のカラーはLemongrassとSnow、Obsidianの3色、Pixel 7 ProはHazelとSnowとObsidianの3色から選べます。なお、内蔵ストレージはPixel 7が128GBか256GBの2種類、Pixel 7 Proは128GB/256GB/512GBの3種類から選択可能です。

 

両モデルとも日本価格はPixel 6や6 Proよりも値上がりしていますが、為替レートは1ドル138円(Proモデルの米国価格は899ドル)ほどで、実は思いやりある設定といえます。この1年ほどの進化を実感できるお値段としては、リーズナブルかもしれません。

 

Source:Google

Pixel WatchはFitbit機能で健康に! 3万9800円から国内予約開始

米グーグルはイベント「Made by Google ’22」にて、同社初となるスマートウォッチ製品「Pixel Watch」の詳細を発表しました!

↑グーグルより

 

Pixel Watchの最大の特徴は、グーグルが2021年に買収したヘルスケアブランド「Fitbit」の機能を活用していること。正確な心拍数測定機能のほか、夜間の睡眠ステージと健康指標の記録、転倒検出(今冬リリース予定とのこと)と緊急SOSの発信などを利用できます。また、より詳細な分析とガイダンス、独自のワークアウトが提供される「Fitbit Premium」を、6か月追加料金無しで利用することも可能です。

 

もちろん、「Google マップ」や「Google Pay」「Google アシスタント」「Gmail」「Google カレンダー」「YouTube Music」など、グーグル製サービスをフル搭載。さらに「YouTube Music Premium」が3か月無料で利用できます。

 

また、4G LTEモデルなら、スマートフォンなしでも外出先でさまざまな機能が利用できます。加えて、Pixelスマートウォッチやイヤホンとのシームレスな連携機能も特徴です。

 

Pixel Watchの本体ケースはプレミアム ステンレス スチール製で、見た目は高級感があるもの。ケースカラーは「Champagne Gold」「Matte Black」「Polished Silver」の3色。国内向け価格は「4G LTE + Bluetooth/Wi-Fi」モデルが4万7800円(税込み)、「Bluetooth/Wi-Fi」モデルが3万9800円(税込み)で、すでに予約を開始しています。製品には「アクティブ バンド」が付属しますが、「ストレッチ バンド」「ウーブン バンド」「クラフト レザーバンド」など20種類以上のバンドを別途購入することも可能です。また、「メタル バンド」も来春に発売されます。

 

Fitbitを含めたグーグル製サービスをフル活用できる、Pixel Watch。スマートウォッチ分野で台風の目となることができるのか、ぜひ注目したいものです。

 

Source: Google Play Store

もう!? Pixel Watchのアンボックス画像が事前流出

10月6日に正式発表予定の米グーグルのスマートウォッチ「Pixel Watch」について、発売前にも関わらずアンボックス(開封)画像が公開されています。

↑Redditより

 

Pixel Watchはグーグルが初めて市場に投入するスマートウォッチで、円形の文字盤や物理的な竜頭(リュウズ)の搭載が特徴です。すでにその外箱の画像も流出しており、Fitbit機能の搭載「Fast Pair」による他のグーグル製品との連携機能が特徴となると予測されています。

 

今回の流出画像からは、Pixel Watchのベゼル周りのデザインがよく確認できます。文字盤は縁に向かってカーブしており、その下に金属素材のケースを合体させた、2トーンデザインとなっています。

 

製品の外箱はかなり分厚く、バンドを本体に装着した状態で出荷されるようです。また、USB-C接続のマグネットチャージャーが付属。スモールサイズのバンドは手首周り130~175mmに、そしてラージサイズのバンドは手首周り165~210mmにフィットすると記載されています。そしてOSのバージョンは「Wear OS 3.5」と記載され、箱の片面には「Wear OS by Google」と「Hey Google」の印刷も確認できます。

 

いよいよ発表が間近に迫ったPixel Watchですが、Fitbit機能やGoogle アシスタント、Fast Pairへの対応など、グーグルの便利なサービスをあれこれと搭載したスマートウォッチとなるようです。

 

Source: Reddit via 9to5Google

Stadiaが『デス・ストランディング』独占続編をキャンセルしていた?

コジマプロダクションから2019年にリリースされた、インディーズビデオゲーム『デス・ストランディング(DEATH STRANDING)』。こちらの続編の計画を米グーグルのクラウドゲームサービス「Stadia」がキャンセルしていたことを、海外テックサイトの9to5Googleが報じています。

↑デス・ストランディング

 

グーグルのStadiaといえば、つい先日にサービスを2023年1月18日に終了することが発表されたばかり。一方でコジマプロダクションの小島秀夫監督は以前にはStadiaとクラウドネイティブなゲーム開発に取り組んでいることが報じられましたが、Stadiaの独自ゲーム開発スタジオが閉鎖されたため、現在は米マイクロソフトのXbox Game Studiosと提携が発表されています。

 

9to5Googleによれば、2021年にStadiaの専用スタジオが閉鎖される前に、デス・ストランディングの続編を独占提供する計画があったそう。しかしソロゲームの要素が強いデス・ストランディングにたいしてグーグルは「もはやソロ体験ゲームの市場はない」と考え、すでに開発の初期段階に入り、2020年半ばに最初のモックアップが公開された直後にもかかわらず、プロジェクトを完全に中止したというのです。

 

というわけで、残念ながら幻に終わってしまったデス・ストランディングのStadiaにおける独占続編計画。しかし小島プロダクションは先述のマイクロソフトとの提携も含め活発にゲーム開発をすすめており、今後のゲームリリースに期待したいものです。

 

Source: 9to5Google

Google Pixel 7、去年のPixel 6と同じ価格に? アマゾンが立て続けにフライング掲載

米グーグルの最新スマートフォン「Pixel 7」シリーズは、10月6日の「Made by Google」イベントで正式発表される見通しです。まだ価格は公式には明らかにされていませんが、米国やヨーロッパのアマゾンが“半公式リーク”といえそうな情報を漏らしたと報じられています。

↑Twitterに投稿されたAmazonスクリーンショットの一部

 

まず米国のアマゾンはPixel 7の製品ページを、価格と合わせて載せてしまったことが発見されています。このページは一晩で消されており、現在は見ることができません。

 

これに先立ち米量販店チェーンTarget内からのリークもあり、やはりPixel 7は599ドル、Pixel 7 Proは899ドルとの画像が公開されていました。もっとも、アマゾンは仮に適当な数値で空欄を埋めたプレースホルダーを載せたかもしれず、Target情報が本当だと確認されたわけでもなく、「可能性が高まった」に過ぎません。

 

しかし、さらにヨーロッパのアマゾン(スペイン向けサイト)でも、Pixel 7が649ユーロという情報が載っていたとのこと。この額は、昨年のPixel 6発売当時と同じ値段です。

 

三度目の正直ともいいますが、3つもリークが相次げば、単なる偶然である可能性は限りなく低いはず。つまりPixel 7とPixel 7 Proとも、Pixel 6やPixel 6 Proからお値段が据え置きになる見通しが強まりました。

 

どちらも先代からあまりスペックが変わらず、プロセッサーが最新の「Tensor G2」チップに載せ替えられるだけと見られています 。とはいえ、Pixelシリーズの強みは「お値段の割に高性能、グーグルの最新AI技術も使える」ことにあり、お買い得にはなりそうです。

 

Source:Jose Morales Ros(Twitter)
via:9to5Google

グーグルのStadiaが終了するって…日本上陸もしないまま

米グーグルはクラウドゲームサービス「Stadia」を2023年1月18日に終了すると発表しました。

↑Ascannio/Shutterstock.com

 

Stadiaは2019年に開始されたクラウドゲームサービスで、ユーザーは手持ちのスマートフォンやタブレット、さらにはChromeブラウザから、最大4K解像度/60fpsの高品質なゲームを楽しむことができます。一方で同社による独自のゲームスタジオが閉鎖されるなど、サービスの終了を予測させる動きも以前からありました。

 

グーグルによれば、Stadiaが終了する理由は「我々が期待したほどユーザーからの指示が得られなかった」としています。やはり、Stadiaのサービスは思ったよりも人気がなかったようです。

 

グーグルによれば、Google Storeで購入されたハードウェアや、Stadia Storeで購入されたゲーム、アドオンコンテンツはすべて払い戻しされます。また2023年1月18日までは、ゲームライブラリにアクセスし、プレイすることが可能です。

 

なお、Stadiaは結局日本ではサービスが提供されることはありませんでした。嵐のように現れては去っていったStadia、今後のクラウドゲームサービス業界への影響が気になります。

 

Source: Google via 9to5Google

「AR翻訳」がイメージに溶け込んでいる!「Googleレンズ」の進歩はここまで来た

米Googleは検索関連イベント「Search 2022」で、「Googleレンズ」のマルチ検索の対象言語が増えることや、AR翻訳がよりスムーズに表示されるようになることを発表しました。

↑機械翻訳もどんどん進化(画像提供/Google)

 

Googleレンズとは、写真や画像から関連する情報を得られる検索機能の1つ。Googleによれば、9月末現在で月に80億回も利用されており、2021年の月30億回から大きく増えているそうです。

 

またマルチ検索とは、写真や画像にテキスト入力のキーワードを追加して検索できるもの。例えば、オレンジ色のドレスを撮影してから、そこに「グリーン」と付け加えて、同じデザインでグリーンのものを探せるという具合です。

 

このマルチ検索は、2022年4月から英語圏でベータ版が展開されていましたが、今後数か月の間に70か国以上の言語に対応する予定とのこと。日本語も含まれることは確実と思われます。

 

さらに、マルチ検索の応用である「近くの場所(near me)」は、米国で2022年秋以降に提供される見通し。こちらは料理や服などをマルチ検索してから、それらが扱われている近くの店などを教えてくれる便利な機能です。

 

一方、Googleレンズの「AR翻訳」も進化する予定。この新機能は写真や画像の中にある外国語のテキストを自動的に認識し、映像に重ねる形で翻訳を表示してくれるものです。これまでは「文字の上に文字」を重ねていましたが、翻訳テキストが元のテキストを完全に置き換える形になるそう。これについてGoogleは「翻訳文がオリジナル画像の一部であるかのように表示されます。テキストがコンテクスト(背景)になるのです!」とツイートで説明しています。

 

この機能には、Pixelスマートフォンで写り込んだものを簡単に消せる「消しゴムマジック」と同じ技術を使っているそうです。スクリーンショット画像とライブ撮影上で、100ミリ秒で動作するとのこと。この新機能は2022年中に登場すると見られています。

 

Source:Google (Twitter) 
via:9to5Google

Pixel 7 Proのスペック、先代モデルとあまり変わらず? 充電スピードは上がるかも

米グーグルは10月6日の「Made by Google」イベントで、次期スマートフォン「Pixel 7」および「Pixel 7 Pro」の正式発表を予告しています。そのうちPixel 7 Proにつき、有名リーカーが詳しいスペック予想を発信しています。

↑Image:Google

 

次期Pixel 7 Proのスペック表らしきものをツイートしているのは、リーカーのYogesh Brar氏です。最近もBrar氏はGalaxy Z Fold4やGalaxy Z Flip4、さらにはNothing phone(1)などの情報を正式発表前につぶやき、実際にほぼ的中させていました。

 

今回シェアされた情報が正しければ、Pixel 7 Proはグーグル独自開発の次期プロセッサー「Tensor G2」を除き、Pixel 6 Proとあまり変わらないようです。

 

まず6.7インチQHD+ AMOLED LTPOディスプレイ、RAMは12GB、内蔵ストレージは128/256GBの2種類、バッテリー容量の5000mAhもほぼ同じです。ただし30Wの高速充電ができることは、Pixel 6 Proの最大23Wを上回っている模様です。

 

またPixel 7 Proの内蔵カメラは50MPのメインカメラ、12MPの超広角カメラ、48MP望遠カメラとのこと。さらに前面カメラは11MPとされており、これらはすべてPixel 6 Proとほとんど同じ数値となっています。

 

以上をまとめると、ほぼ大半のハードウェアは先代モデルと同じ、プロセッサーを載せ替えて充電速度が上がっただけ。Pixel 7 Proというよりは「Pixel 6.5 Pro」という印象があります。

 

とはいえ、価格も去年と同じぐらいになる(北米では899ドル程度)になるとの噂もあります。Tensor G2チップは機械学習機能が大幅に向上すると見られており、グーグル得意のAI技術が楽しみであれば、十分に魅力的な製品となりそうです。

Source:Yogesh Brar(Twitter)
via:Wccftech

Fitbitユーザー、Google アカウントへの移行が2025年までに必須に

米フィットビットは公式サポートページにて、2025年までにFitbit製品のユーザーは「Google アカウント」への移行が必須となると発表しました。

↑Faiz Zaki/Shutterstock.comより

 

2021年にグーグルによる買収が完了した、フィットビット。Fitbitの製品ページでは「Fitbit by Google」のブランド名の表記が始まるなど、グーグルへの統合がちゃくちゃくとすすめられています。

 

Fitbitの説明によると、2023年からFitbitのデバイスや機能の「一部の利用」にGoogleアカウントが必要となり、2025年までにすべてのFitbitアカウントがGoogle アカウントに移行される、とのこと。また2023年からは、Fitbit製品の新しいアカウント作成にもGoogle アカウントが必要となります。

 

一方でユーザーデータの取り扱いがどうなるのかが気になりますが、フィットビットによれば「ユーザーがGoogleアカウントに登録または移行した後も、Fitbitユーザーのヘルス&ウェルネスデータはGoogle Adsのデータから分離され、使用されることはありません」とのこと。Google アカウントへの移行は便利ではあるものの、同社ブランドの存在感はますます小さなものとなりそうです。

 

Source: Fitbit via The Verge

Fitbitがキーワード? Pixel Watchの外箱画像がリーク

米グーグルからの近日のリリースが期待されている新型スマートウォッチ「Pixel Watch」のパッケージとされる画像が、海外掲示板のRedditに掲載されています。

↑Redditから

 

Pixel Watchは円形の文字盤が特徴のスマートウォッチで、すでにそのデザインやカラーラインナップなどの情報が公開されています。またフィットネスブランドのFitbitは、グーグルによる買収が2021年に完了しています。

 

今回Redditに投稿された画像は、ブラックカラーのPixel Watchのもののようです。外箱の形状は正方形に近く、米アップルの「Apple Watch」や韓国サムスンの「Galaxy Watch」の細長い外箱とはデザインが異なります。また、時計のバンドはユーザーが自分で取り付ける方式のようです。

 

箱の右下には、「with fitbit」の表記が存在。このことから、Pixel WatchはFitbitゆずりの豊富なヘルスケア/フィットネス機能を搭載していることが想定されます。また、また、箱の中にはマグネットコネクター付きの充電ケーブルとUSB-Cケーブルも入っています。

 

このように外箱の画像が流出したということは、Pixel Watchは10月6日のリリースと同時に発売されるのかもしれません。近年ますます重視されるようになってきたヘルスケア機能が、Pixel Watchにどのように取り込まれるのかに注目したいものです。

 

Source: Reddit via 9to5Google

Google フォトの写真が勝手に壊れる→修正されました

米グーグルの画像・動画ストレージサービス「Google フォト」にて、「保存した画像の表示がおかしい」という報告が、海外にて寄せられました。なお、この不具合は、すでにグーグルによって修正されています。

↑Google Photos Help

 

上の画像はGoogle Photos Helpにユーザーから投稿されたものですが、画像の左上の芝生の表示がおかしくなっていることがわかります。同様の不具合の報告は、海外掲示板のRedditにも投稿されていました。

 

このような現象は、何年も前にアップロードした古い写真にて確認されていました。またウェブ版からiOS版、Android版と、環境を選ばず問題が起きていました。

 

これにたいして、グーグルは「私たちはこの問題を認識しており、修正プログラムを配布しています。元の写真は、影響を受けません」との声明を発表。問題が解決されたというユーザーの声も伝えられており、現在は混乱がおさまりつつあるようです。

 

「自分の写真が壊れた!」と聞くとかなり慌ててしまいそうですが、まずは慌てずに問題解決が反映されることを待ちたいものです。

 

Source: Google Photos Help via 9to5Google

Pixel 7の価格は昨年と同等? しかし円安の影響が気になる…

米グーグルの新型スマートフォン「Pixel 7」の価格情報を、海外メディアのAndroid Policeを立ち上げたArtem Russakovskii氏が伝えています。

↑グーグルより

 

今年5月に発表され、10月6日には予約が開始される米グーグルの新型スマートフォン「Pixel 7」シリーズ。すでにその本体や純正ケースのカラーリングなども公開されていますが、価格やモデル情報はまだ発表されていません。

 

 

Russakovskii氏によれば、Pixel 7のアメリカ向けの価格は599ドルからになる、とのこと。また大画面モデルの「Pixel 7 Pro」は899ドルからだとしています。この価格は、昨年発売された「Pixel 6」「Pixe 6 Pro」のものと変わりません。

 

また米小売店のTargetでは、Pixel 7シリーズに100ドル(Pixel 7 Proでは200ドル)のギフトカードが付属すると指摘しています。ただし、同様のキャンペーンが日本で行われるかどうかは不明です。

 

というわけで、円安の影響を除けば昨年と同じような価格で投入されるであろう、Pixel 7シリーズ。新型プロセッサ「Tensor G2」により、どれだけスマート機能が拡張されるのかに期待したいものです。

 

Source: Artem Russakovskii via 9to5Google

Pixel Tabletの画面サイズは約11インチ、ストレージは128GBと256GBの2種類になる?

米グーグルは5月に新型タブレット「Pixel Tablet(仮)」の本体デザインを発表したものの、その後に正式な続報はありません。とはいえ、GPSやセルラー機能を備えていないことや、第1世代Tensorチップを搭載するなどの噂が相次いで届けられていました

↑グーグルより

 

それに続いて、同製品がEVT(エンジニアリング検証テスト)段階に入り、約11インチの画面となり、内蔵ストレージは128GBと256GBの2種類が用意されるとの観測が伝えられています。

 

今回の情報は、開発者のKuba Wojciechowski氏が、インドメディアの91mobilesに提供したものです。最近Wojciechowski氏は、次期スマートフォンPixel 7やChromecast HDなどの噂話をさかんに発信していました。

 

さてWojciechowski氏によると、GoogleはEVTと規制機関の認証を得るために、何台かのPixelタブレットをインドに出荷したそうです。本製品にはストレージ128GB版と256GB版の2種類があり、10.95インチのディスプレイを備え、Wi-Fi 6に対応するとのことです。

 

またPixel Tablet専用のGoogle純正スタイラス(USI 2.0規格)があるとも報告されていますが、こちらは既にUSIの認証データベースから見つかっており、目新しい情報ではありません。

 

最近、グーグルは「画面をドックから取り外せる次期Nest Hub」を開発中との噂もありました。それと上記の、GPSやセルラー機能も備えず、近接センサーや気圧計もないというPixel Tabletの仕様を合わせて考えると、あくまでPixel Tabletは「新型Nest Hubの上半分」であり、Wi-Fi接続しながら家庭内で使うことが想定されているのかもしれません。

 

Source:91mobiles

Pixel Watchの詳細、だんだんわかってきました

米グーグルより10月6日にも予約が開始される、新型スマートフォン「Pixel Watch」。こちらについてさらに詳細な情報を、グーグルが公開しています。

↑グーグルより

 

すでにリーク情報により、カラーラインナップや価格情報なども伝えられているPixel Watch。その外観は円形の文字盤を採用した、おしゃれなものとなるようです。また、他のグーグル製デバイスとのスマートな連携機能も特徴となっています。

 

 

今回の動画からは、Pixel Watchに強化ガラス「ゴリラガラス(Gorilla Glass)」が採用されていることが明かされています。またその背面には、「心拍センサー(Heart Rate Sensor)」や「ステンレスケース(Stainless Steel Case)」などの文字も確認でできます。

 

現在ではまだ詳細はわかっていないものの、事前情報によればPixel Watchは米アップルの「Apple Watch」に近い価格の、ハイエンド向けモデルとして登場するようです。グーグル初のスマートウォッチとなるPixel Watchは、その価格を消費者に納得させられるだけの魅力的な製品となるのでしょうか?

 

Source: Made by Google/YouTube via 9to5Google

Google初のスマートウオッチ「Google Pixel Watch」は何ができる? NEXTトレンド予測【家電・デジタル編】

Withコロナがすっかり定着し、新しいライフスタイルやムーブメントが生まれてゆくなか、2022年の下半期はどうなっていく……? これから売れるモノ、流行るコトを各ジャンルのプロたちに断言してもらった。今回は、Google初のスマートウオッチ「Google Pixel Watch」をご紹介!!

※こちらは「GetNavi」 2022年9月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【Pixel Watch】 「Pixel」シリーズと連携できるGoogle初のスマートウオッチ

私が紹介します!

編集部

上岡 篤

デジタル全般に明るい本誌のデジタル・クルマ担当。最近ではもっぱらミニ四駆漬けの日々を送る。

調和の取れたデザインが上質で国内での使い勝手にも期待(上岡)

【スマートウオッチ】

2022年秋発売予定

Google

Google Pixel Watch

実売予想価格3万2000円前後

日本を含め発売される地域は未発表だが、全世界が注目する同社初のスマートウオッチ。健康管理機能ではFitbitの技術を採用する。シリーズのスマホ・イヤホンとペアリングすると、デバイスをまたいで音楽や動画の操作、紛失時の位置探知が可能。

 

↑心拍計や睡眠をトラッキング。ほかにもFitbit Charge 5で採用されている皮膚電気活動など、最先端のセンサーが搭載されそうだ

 

↑免許証や各種チケットなどと紐付けできる新決済機能「Google Wallet」を搭載。国内でのローンチにも期待だ

 

ヒットアナリティクス

待望のGoogle純正は手に取りやすい価格だと◎

Google初の純正スマートウオッチとして、Android ユーザーには朗報。時計らしい丸形ケースと触覚的なリューズも好印象だ。Fitbitの機能性を備えるのでフィットネスなど幅広い使い方に期待。あとは価格次第で、3万円台前半なら大ヒット確実だが……。

●7月6日時点の公開情報に基づく

 

時間の無駄? YouTubeの「低評価/興味なし」ほぼ機能しないとの報告

米グーグルが運営する動画配信サービス「YouTube」にて、「低評価」「興味なし」の操作がほぼ機能していないことを、ソフトウェア開発会社のモジラ(Mozilla)が報告しています。

↑PixieMe/Shutterstock.comより

 

YouTubeの動画下部に設置されている「低評価」ボタンや、動画一覧から選択できる「興味なし」ボタン。しかしこれらを選択しても、相変わらず嫌いなおすすめ動画が表示され続ける現象は、多くの人が体験しているのではないでしょうか。また昨年11月からは、低評価ボタンの数字カウントが削除されています。

 

モジラは今回、2万人による調査を実施。するとやはりというべきか、低評価や興味なし、そして「チャンネルのおすすめを止める」「視聴履歴から削除」の操作をしても、類似したおすすめ動画の半分以上が表示されてしまうそうなのです。

 

さらにRegretsReporter財団との共同テストでは、5億本以上のおすすめ動画のデータを収集。すると、「低評価」「興味なし」のボタン操作は、関連するおすすめ動画のわずか12パーセント/11パーセントを阻止できるにすぎないとしています。

 

YouTubeだけでなく、多くのSNSプラットフォームで体験する「低評価」「興味なし」が機能しないという問題。新しい動画でユーザーをプラットフォームに滞在させ続けたいのはわかりますが、嫌いなおすすめ動画の表示はできればやめてほしいものです。

 

Source: Mozilla via The Verge

フワちゃんもCM登場! Pixel 7は10月6日に予約開始

米グーグルは新型スマートフォン「Pixel 7」シリーズを現地時間10月6日から予約開始すると、公式YouTube動画にて明かしました。動画には、日本のお笑いタレント「フワちゃん」も登場しています。

↑グーグルより

 

 

Pixel 7は今年5月に一部情報が公開されたスマートフォンで、現行モデル「Pixel 6」シリーズ譲りのデザインと、新型プロセッサ「Tensor G2」の搭載が特徴。またグーグルは10月6日にPixel関連のイベントを予定しており、その場でリリースに関する詳細が発表されると期待されています。

 

今回のCMでは、モザイクがかかったスマートフォンを手にした複数の人物が登場。「3つのカメラ」と発言するなど、これは明らかにPixel 7シリーズ(特に、Pixel 7 Pro)を意識したものです。そして画面下部では小さな文字で、10月6日の予約開始がアピールされています。

 

さらに動画の最後では、「時計もあるの!?」とのセリフがあります。このことから、同日にはスマートウォッチ「Pixel Watch」の詳細発表、あるいは予約開始がおこなわれる可能性が高そうです。

 

日本ではPixel 7シリーズにあわせたポテトチップスの応募が開始されるなど、いよいよその登場が近づいています。イベントではスペックの向上だけでなはい、なんらかのサプライズの登場にも期待したいものです。

 

Source: グーグル/YouTube via 9to5Google

Pixel 7に搭載のTensor G2、機械学習性能などが大幅向上か

米グーグルの次期スマートフォン「Pixel 7 Pro」に搭載されるプロセッサー「Tensor G2」の詳細やベンチマーク結果を、リークアカウントのKuba Wojciechowski氏が伝えています。

↑グーグルより

 

Pixel 7シリーズは今秋の投入が予定されているスマートフォンで、次期独自プロセッサー「Tensor G2」の搭載が特徴です。グーグルは同プロセッサーについて、写真や動画、セキュリティ、音声認識に関する機能が強化されると説明していますが、その詳細については明かしていません。

 

Wojciechowski氏によれば、Tensor G2は2基のCortex-X1コア、2基のCortex-A76コア、4基のCortex-A55コアを搭載。これは「初代Tensor」と変わりませんが、動作クロックが向上しています。また4nmプロセスを利用することで、ベンチマークスコアは約10%向上しています。

 

GPUはMali-G78からMali-G710へとアップグレード。これにより性能が20%、電力効率が20%向上し、さらに機械学習でも性能が35%向上すると予測しています。なお、Pixel 7 ProはPixel 6 Proと同じく12GBのRAMを搭載するようです。

 

今回の情報が正しければ、Pixel 7のTensor G2はPixel 6の初代Tensorから、順当なアップグレードモデルとなりそうです。あとは、グーグルがこの性能向上をどのようなスマート機能へと活用するのかを、楽しみにしたいものです。

 

Source: kuba Wojciechowski/Twitter via 9to5Google

Googleのメッシュルーター「Nest Wifi Pro」はWi-Fi 6E対応も、お高くなりそう

米グーグルの次期メッシュルーター「Nest Wifi Pro」の名称やスペック情報、価格などが、米量販店のB&Hの商品ページに掲載されていました。

↑Nest Wifi

 

グーグルが次期メッシュルーターを準備していることは、以前にも報じられていました。新製品は最新の通信規格「Wi-Fi 6E」に対応し、10月6日のイベントで正式発表されることが予測されています。

 

B&Hに掲載された情報によると、Nest Wifi ProはやはりWi-Fi 6Eに対応するとのこと。これにより通信速度の向上だけでなく、ほかのワイヤレス通信との混線がしにくくなるはずです。

 

そして本体価格は199ドル(約2万8000円)とのこと。これは「初代Nest Wifi」の169ドル、2世代目の99.99ドルと比較し、さらに値上がりすることになります。一方で、「Google アシスタント」へと対応するかどうかは不明です。

 

Nest Wifi Proは2個セットが299.99ドル、3個セットが399.99ドル。本体カラーはSnow(白)、Linen(薄茶)、Fog(薄青)、Lemongrass(薄黄・緑)の4色となるようです。

 

B&Hのページによれば、Nest Wifi Proの販売時期は「Coming soon(まもなく)」とのこと。イベントでの発表を含め、次期メッシュルーターの登場に期待したいものです。

 

Source: 9to5Google

Pixel Watchは約5万円から? カラバリも判明か

米グーグルから今秋の投入が予定されている、スマートウォッチ「Pixel Watch」。こちらの価格とカラーリングに関する情報を、海外テックサイトの9to5Googleが伝えています。

↑グーグルより

 

おさらいすると、Pixel Watchはグーグルが初めて自社ブランドとして販売する、スマートウォッチです。すでにデザインや搭載OS「Wear OS」などの情報が公開されており、ほかのPixel製品とのスマートな連携が特徴となっています。一方で、詳細なスペックや発売日、価格情報は発表されていません。

 

9to5Googleが小売店から入手した情報によれば、Pixel WatchはWi-Fi/Bluetoothモデルが349.99ドル(約5万円)で販売されるとのこと。なお同サイトは以前に、Pixel WatchのLTEモデルは399.99ドル(約5万7000円)になると伝えていました。

 

そして本体カラーは、Wi-Fi/Bluetoothモデルがブラック/オブシディアン、シルバー/チョーク、ゴールド/ヘイゼルで、LTEモデルはブラック/オブシディアン、シルバー/チャコール、ゴールド/ヘイゼルになるとしています。

 

349.99ドルからという価格設定は米アップルの「Apple Watch Series 8」より少し安く、韓国サムスンの「Galaxy Watch5(279ドルから)」よりは、お高いものとなっています。グーグル初のスマートウォッチだけに、その価格に見合う価値のある製品として登場することを期待したいものです。

 

Source: 9to5Google

廉価なChromecast HDの外観と価格、全部わかったかも

米グーグルの廉価版次期ストリーミングデバイス「Chromecast HD(仮称)」について、公式らしきマーケティング画像や価格情報が海外にて伝えられています。

↑WinFutureより

 

4K解像度での映像出力に対応せず(1080p解像度/60Hzのみ)安価に投入されると噂されているChromecast HD。グーグルは10月6日にイベント開催を予定しており、そのタイミングでの発表が期待されています。

 

ドイツ語テックサイトのWinFutureが掲載した画像からは、Chromecast HDが現行モデルの「Chromecast with Google HD」と、非常に似たデザインになることを示唆しています。製品にはUSB-C to USB-Aケーブルや充電器、Voiceリモコンが同梱され、カラーはスノー(Snow)一色のみとなるようです。

 

テレビに接続した時には「Android 12」をベースとしたインターフェイスが表示され、スマートドアベル「Nest Doorbell」のライブ映像の再生も可能なようです。

 

一方でツイッターアカウントのSnoopyTechは、ChromecastHDが40カナダドル(約4,300円)にて投入されると報告しています。これは以前に報じられたChromecast HDの投入価格をさらに下回るもので、やはりかなり廉価な価格設定が予定されているようです。

 

もうまもなくのリリースが予測されている、Chromecast HD。日本市場をふくめ、よりお求めやすい新製品の登場に期待したいものです。

 

Source: WinFutureSnoopyTech/Twitter via 9to5Google

廉価なChromecast HDの外観と価格、全部わかったかも

米グーグルの廉価版次期ストリーミングデバイス「Chromecast HD(仮称)」について、公式らしきマーケティング画像や価格情報が海外にて伝えられています。

↑WinFutureより

 

4K解像度での映像出力に対応せず(1080p解像度/60Hzのみ)安価に投入されると噂されているChromecast HD。グーグルは10月6日にイベント開催を予定しており、そのタイミングでの発表が期待されています。

 

ドイツ語テックサイトのWinFutureが掲載した画像からは、Chromecast HDが現行モデルの「Chromecast with Google HD」と、非常に似たデザインになることを示唆しています。製品にはUSB-C to USB-Aケーブルや充電器、Voiceリモコンが同梱され、カラーはスノー(Snow)一色のみとなるようです。

 

テレビに接続した時には「Android 12」をベースとしたインターフェイスが表示され、スマートドアベル「Nest Doorbell」のライブ映像の再生も可能なようです。

 

一方でツイッターアカウントのSnoopyTechは、ChromecastHDが40カナダドル(約4,300円)にて投入されると報告しています。これは以前に報じられたChromecast HDの投入価格をさらに下回るもので、やはりかなり廉価な価格設定が予定されているようです。

 

もうまもなくのリリースが予測されている、Chromecast HD。日本市場をふくめ、よりお求めやすい新製品の登場に期待したいものです。

 

Source: WinFutureSnoopyTech/Twitter via 9to5Google

Stadia、1440p解像度をユーザーが選べるように

米グーグルのクラウドゲームサービス「Stadia」にて、「Stadia Pro」会員向けに1440p解像度でのゲームプレイの明示的な設定が可能となっています。

↑Ascannio/Shutterstock.com

 

Stadiaでは2020年から1440p解像度でのゲームプレイが提供されていましたが、1080pより大きく4Kより小さい解像度のモニターを使いつつ、設定解像度を4Kに設定した場合にのみ作動するという、かなりわかりにくく限定されたものでした。

 

ツイッターユーザーのStefan Dehnert ステファン氏など一部のプレーヤー向けに配信が開始された今回の新設定では、ユーザーが明示的に1440p解像度を選択することができます。またこの設定では、ゲームプレイ1時間あたり14.4GBのデータを消費するようです。

 

現時点では1440p解像度の設定はデスクトップアプリでのみ確認されており、AndroidやGoogle TV、Chromecastなどのその他のプラットフォームで、1440p解像度がいつ利用できるようになるのかは不明です。

 

設定の導入が報じられてから導入まで、かなり時間がかかったStadiaの1440P解像度設定。最近はあまり目立った展開がないStadiaですが、「どんなデバイスでも高品質なゲームを」という目標にむかって、突き進んでほしいものです。

 

Source: Stefan Dehnert ステファン/Twitter via 9to5Google

Google フォトの「思い出」が強化。「コラージュエディター」も登場

米グーグルは画像ストレージサービス「Google フォト」の「思い出(Memories)」を刷新し、「コラージュエディター」などの新機能を追加しました。

↑グーグルより

 

Google フォトにより、過去のハイライトを自動で生成してくれる思い出。これまで思い出は非公開でしたが、Android向けアプリにて、友達や家族と思い出を共有することができるようになっています。この共有オプションは、iOS版アプリとウェブバーションにも近日中に導入される予定です。

 

思い出では、より多くの動画が表示されるように。長い動画は自動で切り出されたり、ズーム効果も導入されます。さらに10月からは、インストゥルメンタル楽曲も追加されます。

 

写真を3Dで表現する「シネマティックフォト」も進化し、複数の静止画と音楽を利用した「シネマティックメモリーズ」に。こちらの機能は近日中に導入予定です。また画面の左右タップや上下スワイプにも、新たな機能が加えられています。「スタイル」では、思い出に自動でグラフィックが追加されます。

 

コラージュフィルターでは画像とデザインを選び、レイアウトを変更できます。またコントラストや明るさを調整したり、フィルターを追加したり、その他の変更を加えることも可能です。PixelスマートフォンやGoogle Oneのメンバーは、ポートレートライトやHDRオプションなどが利用できます。

 

このように、機能が大幅に強化されたGoogle フォトの思い出。他人との共有も可能になったことで、将来的には画像共有サービスのような使い方もできるようになるのかもしれません。

 

Source: Engadget

Pixel 7のストレージ容量が判明? Pixel 6同様に512GBモデルはアメリカ市場のみか

米グーグルの新型スマートフォン「Pixel 7」シリーズの、ヨーロッパ向けのストレージ容量が判明したと、ドイツ語テックサイトのWinFutureが報じています。

↑グーグルより

 

今年5月にデザインやプロセッサなど一部情報が公開された、Pixel 7シリーズ。一方で発売日や価格、モデル情報は現時点では明かされておらず、10月6日のイベントでの詳細発表が待たれています。

 

WinFutureが掲載したヨーロッパ市場向けの情報によると、Pixel 7/7 Proでは全モデルにて、128GB/256GBの2モデルが投入されるとのこと。これは、昨年にヨーロッパ向けに投入されたPixel 6/Pixel 6 Proと同じストレージ容量です。

 

一方で、昨年のアメリカ市場向けのPixel 6 Proでは、512GBモデルが登場していました。しかし現時点では、Pixel 7/7 Proにて512GBモデルがグローバルに展開されるかどうかは不明となっています。

 

WinFutureはその他にも、Pixel 7/7 Proは10月6日のイベントから2週間以内に出荷されるとも報告しています。グーグルはこれまで製品発表と出荷を同タイミングでおこなってきましたが、Pixel 7/7 Proの出荷時期は10月上旬となりそうです。

 

本体カラーリングを味に反映したポテトチップが日本にてプレゼントされるなど、登場に向けてじょじょに盛り上がるPixel 7/7 Pro。個人的には、昨今の円安の影響がどこまで出るのかが不安でもあります。

 

Source: 9to5Google

Chromecast HDのスペック判明? システムのアップデートに期待

米グーグルの次期ストリーミングデバイス「Chromecast HD」について、その詳細なスペック情報を開発者のKuba Wojciechowski氏が伝えています。

↑tecnoblogより

 

4K解像度出力に非対応の廉価モデルとしての投入が噂されている、Chromecast HD。以前には、現行モデルの「Chromecast with Google TV」から4割ほど廉価になるとの情報も伝えられました。さらに上画像のように、Chromecast with Google TVに酷似したデザインになることも示唆されています。

 

Wojciechowski氏によれば、Chromecast HDはチップセットに「Amlogic S805X2」を採用するとのこと。Amlogic S805X2は「AV1」コーデックに新たに対応していますが、Chromecast with Google TVよりはダウングレードされたチップセットです。

 

さらにRAM容量は1.5GBとなり、こちらもChromecast with Google TVの2GBからやはり容量が減っているようです。またOSには「Android 12」をベースとした「Google TV 12」を搭載するとのこと。なお、Chromecast with Google TVは「Android 10を採用していました。

 

またChromecast HDではシステムのアップデート方法が改善され、必要なストレージ容量が削減されていることも伝えられています。

 

というわけでスペックは下がるものの、OSを含めて新しいシステムが採用されるであろうChromecast HD。消費者としては、使い勝手の向上に期待したいものです。

 

Source: Kuba Wojciechowski/Twitter via 9to5Google

Tensor搭載のPixelbook、ひっそりキャンセルされていた?

米グーグルが開発をすすめていたとされる未発表ノートパソコン「次期Pixelbook」がキャンセルされたことを、海外テックサイトのThe Vergeが報じています。

↑NYCStock/Shutterstock.com

 

Pixelbookはグーグルが2017年に発売したノートパソコンで、OSとしては「Chrome OS」を採用。販売価格は1000ドル(約14万円)と、Chromebookとしては珍しい高級モデルでした。後継モデルとして2019年に「Pixelbook Go」が登場した一方で、2023年にはAndroid OS搭載のタブレット「Pixel Tablet」が投入される予定です。

 

The Vergeによれば、グーグルは次期Pixelbookへと独自プロセッサ「Tensor」を搭載する予定だったとのこと。開発はすでにかなりの段階まですすんでいたものの、「チームの異動とコストカット」のために、計画がキャンセルされたと伝えられています。

 

先日には、グーグルがハイエンドモデルのタブレット「Pixel Tablet Pro」を開発していると報じられたこともあります。独自プロセッサと独自OSをもつグーグルが、ノートパソコンビジネスへと復帰する可能性は十分にありそうです。

 

Source: The Verge via 9to5Google

Pixel 7シリーズのカラーリングが判明。背面カメラにも違いアリ

米グーグルの新型スマートフォン「Pixel 7/7 Pro」の全カラーラインナップが、公式に公開されました。

↑グーグルより

 

今年5月に製品の概要が発表され、10月のイベントでは詳細の発表が期待されている、Pixel 7シリーズ。すでに本体デザインも公開されており、大体のカラーリングも判明しています。また搭載プロセッサーの正式名称が「Tensor G2」になることも、最近発表されました。

 

今回の情報によれば、Pixel 7には「オブシディアン(Obsidian)」「レモングラス(Lemongrass)」「スノー(Snow)」の3色が存在します。これらの3モデルでは、カメラバーがマット仕上げとなっています。

 

↑グーグルより

 

そしてPixel 7 Proでは、「オブシディアン(Obsidian)」「ヘーゼル(Hazel)」「スノー(Snow)」をラインアップ。こちらは、カメラバーが艶あり加工されています。

 

このように、そのデザインから搭載プロセッサーまでがすでに公開されているPixel 7シリーズ。イベントでは、価格や発売日、詳細な機能などの発表を期待したいものです。

 

Source: 9to5Google

廉価版Chromecast with Google TV、デザインはほぼ変わらず?

米グーグルの廉価版ストリーミングデバイス「Chromecast with Google TV HD(仮称)」のものとされる画像が、海外テックサイトのtecnoblogに掲載されています。

↑tecnoblogより

 

Chromecast with Google TV HDについては、以前からもその登場が噂されてきました。FCC登録によれば、同デバイスは4K解像度出力ではなく、1080p/60Hzでのビデオストリーミングに対応。さらにヨーロッパでの価格は40ユーロ(約5700円)となり、既存モデルの70ユーロ(約9900円)からかなりお安くなるようです。

 

今回tecnoblogが掲載した画像をみると、その外観は現行モデルの「Chromecast with Google TV」にそっくりであることがわかります。一方で内部スペックとしては2GB RAMとAmlogicのS805X2チップを搭載し、「AV1」コーデックに対応するようです。また、Chromecast with Google TVと同じリモコンも搭載されます。

 

グーグルは10月6日にイベントを開催し、Pixelデバイスの詳細や新たなNestデバイスを発表する予定です。そのイベントの一部として、今回のChromecast with Google TV HDがリリースされることになるのかもしれません。

 

Source: tecnoblog via 9to5Google

Pixel Tabletに「Pro」モデルが準備中? カメラ性能などが違うかも

米グーグルが未発表タブレット「Pixel Tablet Pro(仮称)」を開発しているとの情報を、海外テックサイトの9to5Googleが伝えています。

↑グーグルから

 

今年5月にひさびさとなるタブレット「Pixel Tablet(仮称)」を投入すると発表したグーグル。同タブレットには、独自開発のプロセッサー「Tensor」が搭載されることも、すでに明かされています。

 

なお事前情報によれば、Pixel Tabletはプロセッサーやカメラスペックを抑えた、廉価版的な位置づけの製品となるようです。また据え置きのドックに設置することで、スマートディスプレイのような使い方もできると想定されています。

 

一方で9to5Googleによれば、Android 13のベータ版からは「tangorpro」と呼ばれる未確認のPixelデバイスが発見されたとのこと。以前にPixel Tabletは「tangor」のコードネームとして開発されていたことから、tangorproはそのProバージョンであることが推測されます。またそれ以外にも、tangorをt6に短縮したと思われる「t6pro」というコードネームも見つかっています。

 

最近グーグルはProモデルのデバイスを増やしており、今秋に投入されるPixel 7 Proだけでなく、ワイヤレスイヤホンの「Pixel Buds Pro」なども存在します。現時点ではPixel Tablet Proの詳細はわかっていませんが、9to5GoogleによればどうやらPixel Tablet Proは背面カメラのスペックが異なる模様。また、最新プロセッサー「Tensor G2」が搭載される可能性もあります。

 

グーグルは、10月6日にPixel関連のイベントを開催します。その場にて、もしかすると今回のPixel Tablet Proや、「折りたたみPixel(Pixel NotePad)」などが発表されるのかもしれません。

 

Source: 9to5Google

AndroidのNearby Share、自分のデバイスへの共有が可能に

米グーグルは公式ブログにて、ファイル共有機能「Nearby Share」の拡張を発表しました。

↑グーグルより

 

Nearby Shareとは2020年にAndroid OSに導入された機能で、自分の近くにあるデバイスにワイヤレス通信にてファイルやアプリを共有することができます。米アップルの「AirDrop」の、Android版ともいえそうです。

 

グーグルによれば今後数週間のうちに、自分が所有するデバイス間でもNearby Shareを使ってファイルが転送できるようになります。つまりこれまでは、Nearby Shareでは他人のアカウントのデバイスにしか、ファイルを転送できなかったのです。

 

使い方としては、GoogleアカウントにログインしているAndroid端末を共有メニューから選択することで、端末間ですばやくファイル共有できます。一度登録すれば、画面がオフの状態でもファイル転送を受け付けることができます。

 

グーグルはその他にも、Google ワークスペースアプリの外観の刷新や、Google Driveウィジェットの刷新、Gboardでのメッセージの絵文字化、絵文字キッチンのアップデート、Google Meetの新しい共有機能や大グループ通話の追加、アクセシビリティーツールの強化を発表しています。

 

AirDropと比較するとまだまだ影が薄い印象もあるNearby Shareですが、今回のアップデートでさらに利便性が高まることで、より多くのユーザーに周知されてほしいものです。

 

Source: グーグル

Pixel Tabletにはドックが存在? スマートディスプレイ的に使えるかも

米グーグルが来年の販売を予定しているタブレット「Pixel Tablet(仮称)」とそのドックらしき部品のアニメーションが、「Android 13」のベータ版から見つかっています。

↑9to5Googleより

 

Pixel TabletはAndroid OSを搭載したタブレットで、独自プロセッサ「Tensor」を搭載。これにより、人工知能を活用したさまざまな機能を搭載し、グーグル製品とのスマートな連携も特徴となっています。さらに事前情報では、Pixel Tabletはスマートディスプレイ「Nest Hub」の一部として利用できるという報告も存在します。

 

今回見つかったアニメーションからは、Pixel Tabletをドックに接続したり、外したりする様子が確認できます。タブレットをドックに装着すると充電ロゴが画面上に表示され、その後にGoogleアシスタントのロゴが、音楽、ビデオ、アラーム、写真などのアイコンと共に表示されるようです。

 

さらにNest HubやChromecastと同じように、ロックを解除しなくてもスマホからPixel Tabletに、音楽やビデオをキャストできるようになっています。また時計の文字盤、アートワーク、Google フォトライブラリの画像など、ドッキング中の表示をカスタマイズすることができるようです。

 

これらの情報からは、Pixel Tabletは単純なタブレットとしてだけでなく、Nest Hubのようなスマートホーム製品としても十分活用できることがわかります。Pixel Tabletを自宅に迎え入れることで、どれだけ生活が便利になるのかを期待したいものです。

 

Source: 9to5Google

Pixel 6 Proが3万円引き! Google ストアが3日間のセール開催

米グーグルはGoogle ストアにて、3日間の創立記念セールを開催しています。

↑グーグルより

 

今回のキャンペーンでは、Pixel 6 Proが定価から3万1620円引きの8万4980円に。ワイヤレスイヤホン「Pixel Buds A-Series」は920円引きの1万980円で販売されます。さらに「Pixel Buds Pro」購入で、先着限定で『宇宙兄弟』トートバックをプレゼント。Pixelスマートフォン購入で、「povo 2.0」新規契約時に使えるキャンペーンコード・データ追加 3GB(30日間)もプレゼントされます。

 

その他には、スマートスピーカー「Nest Mini(第2世代)」が2,570円引きの3,480円に。スマートディスプレイ「Nest Hub」も5,520円引きの5,480円で販売されます。さらに、「Chromecast with Google TV」は2,620円引きの4,980円となります。また、各種Nest製品も値引きされています。

 

Google ストアのセールでは、「Pixel 6」「Pixel 6a」「Pixel 6 Pro」を購入すると、限定デザインのケースがプレゼントされます。さらに、Google ストアで商品を購入すると、限定ステッカーセットが入手可能です。

 

本日からは米アップルの「iPhone 14」や「AirPods Pro(第2世代)」の予約も開始されますが、セール中のグーグル製品とどちらを購入すればいいのか、迷ってしまいそうです。

 

Source: グーグル

4K非対応の廉価版「Chromecast」がまもなく登場? 4割ほど安くなるかも

米グーグルの次期ストリーミングデバイス「廉価版Chromecast 」について、その登場が間近であり、価格も従来モデルから4割ほど安くなるとの情報を、ドイツ語テックサイトのWinFutureが伝えています。

↑Chromecast with Google TV:nodi.jpg/Shutterstock.comより

 

テレビのHDMIポートに差し込むことで、アプリ経由でさまざまな動画や音楽ストリーミングサービスを利用できるChromecast with Google TV。今年6月には、廉価版Chromecastと思われるデバイス「G454V」がFCC(連邦通信委員会)に登録されたことも伝えられています。

 

FCCへの登録によれば、廉価版Chromecastの製品名は「Chromecast with Google TV HD 」となり、1080p解像度/60Hzのビデオストリーミングに対応する模様。一方で、4K解像度でのストリーミングは利用できないようです。

 

WinFutureによれば、廉価版Chromecastはすでに小売店にて販売の準備がすすめられており、10月6日のPixelイベントよりも前に発売される可能性も予測されています。さらにヨーロッパでの価格は40ユーロ(約5700円)となり、既存モデルの70ユーロ(約9900円)からかなりお安くなるようです。

 

スペックが下がるものの、廉価に登場しそうな次期Chromecastデバイス。発表が噂される「次期Nest Wifi」や「次期Nest Doorbell」などと共に、リリースに期待したいものです。

 

Source: WinFuture via 9to5Google

Pixel 7や7 Pro、Pixel Watchがついに正式発表! グーグルが10月6日に新製品イベント開催へ

米グーグルは、新製品発表イベント「Made by Google」を10月6日午後11時(日本時間)に開催することを発表しました。すでに5月の開発者イベント「Google I/O 2022」で予告していた次期スマートフォンPixel 7と7 Pro、そして同社初のスマートウォッチPixel Watchの機能や価格、発売時期などが明らかにされる見通しです。

↑Image:Google

 

このイベントは米ニューヨークにて、会場に報道関係者を入れた対面式で行われます。また全世界にライブ中継され、GoogleStore.com/eventsまたはMade by GoogleのYouTubeチャンネルで家にいながら楽しむことができます。

 

当日は上記のスマートフォンやスマートウォッチのほか、Nestの最新スマートホーム製品も発表される予定です。またティザー動画では、なぜか発売済みのワイヤレスイヤホンPixel Buds Proも紹介されています。

 

すでにPixel 7/7 Proのハードウエアについては、これまで何度も試作機らしきものが流出しているほか、8月には実際に手に取ったハンズオン動画や、小売用パッケージ(つまり試作機ではなく製品版)の開封動画さえも公開されています。

 

とはいえ、Pixelシリーズの真価はAIに支えられた豊富なソフトウェア機能にかかっており、以前の「リアルタイム文字起こし機能」などを超えるサプライズがあるか注目したいところです。

 

かたやPixel Watchに関しては、グーグル純正のWear OS 3(サムスンのGalaxy Watch 5に搭載されたWear OS 3はカスタム版)がどのようなものか分かるはず。

 

また、今回は「It’s all coming together this fall(すべてが、この秋に1つに集まる)」としてグーグル製品のエコシステムが強調されているだけに、PixelスマホやNest製品との連携も見逃せないでしょう。

 

Source:Google

Tensor G2がPixel 7に搭載へ。顔認証などセキュリティ強化に期待

米グーグルは10月のPixelイベントの開催とともに、次期スマートフォン「Pixel 7」シリーズに「Tensor G2」プロセッサを搭載することを明かしました。

↑グーグルより

 

今年5月のPixel 7シリーズの発表段階では、「次世代Tensor」としか案内されていなかったTensor G2。なお同プロセッサでは、写真や動画、セキュリティ、音声認識に関する機能が強化されるとうたわれています。

 

今回明らかになったのはTensor G2の名称のみで、その詳細は明かされていません。初代Tensorは韓国サムスンとの協力により、同社のスマートフォン向けプロセッサ「Exynos」を発展させたものでした。Tensor G2でも、同様のアプローチが採用されるのかどうかが気になります。

 

またこれまでのグーグルの先例を参考にすると、Tensor G2は次期廉価スマートフォン「Pixel 7a」や、投入が噂される折りたたみスマートフォン「Pixel NotePad(Pixel Fold)」への搭載も期待できます。

 

さらに、Pixel 7シリーズでは「Pixel 6」シリーズにて実現しなかった顔認証機能が、Tensor G2にて搭載されることになるかもしれません。グーグルの独自プロセッサがどこまで進化することになるのか、イベントでの詳細発表を楽しみにしたいものです。

 

Source: 9to5Google

このまま発売? Pixel 7 Proのアンボックス動画が登場

米グーグルの新型スマートフォン「Pixel 7 Pro」のアンボックス(開封)動画が、海外にて投稿されています。

↑Gadgetefull BD/Facebook

 

Pixel 7は今年5月に発表されたスマートフォンで、「Pixel 6」シリーズとほぼ同一デザインを採用。また次期プロセッサ「Tensor 2(仮称)」の搭載や、他のグーグルデバイスとの連携も特徴です。また先日には、スマートフォン単品のハンズオン動画も登場していました。

 

バングラデシュの小売業者となるGadgetfull BDが公開した動画では、Pixel 7 Proの小売用パッケージを確認することができます。箱のデザインは「Pixel 6」シリーズと基本的に同じで、中にはQuick Switch AdapterとUSB-Cケーブルが同梱され、一方で充電器は同梱されていません。

 

また動画に登場するPixel 7 Proは、「Pixel 6 Pro」と比較してディスプレイ端のカーブがより緩やかになっていることがわかります。

 

現時点では、Pixel 7シリーズの発売日はまだ発表されていません。しかしそのパッケージや本体の外観は、サプライズの少ないものとなりそうです。

 

Source: Gadgetfull BD/Facebook via 9to5Google

ChromeOS、Androidゲームをキーボード/マウスでプレイできます

米グーグルのChromeOSの次期バーションとなる「ChromeOS 105」では、タッチ対応のAndroidゲームをキーボード/マウスで操作できるようになります。

↑グーグルより

 

ChromeOS 105の「ゲームコントロール(Game Controls)」機能では、キーボードやマウス操作からタップ操作やタッチアンドドラッグなどのイベントを、シミュレートすることができます。

 

画面上にはボタンと仮想ジョイスティック、コントローラーのアイコンが表示されます。そして設定メニューからは、機能のオン/オフやキーマッピングの編集、オーバーレイの無効化が可能です。

 

なお、メニューの移動やゲーム内のダイアログ操作には、マウスが必要です。また、一部のゲームに存在する特殊なウィンドウ操作やリサイズの動作には対応していないとしています。

 

また今後、グーグルはGoogle Playのすべてのゲームにたいし、ゲームコントロールへの対応を追加する予定です。またマウスやゲームパッドのサポート、より多くのタッチ操作への対応も予定されています。

 

今後もますます盛り上がることが期待される、ChromeOSでのAndroidゲームプレイ。これらが使い慣れたキーボードやマウスで操作できるようになるのは、ありがたい限りです。

 

Source: 9to5Google

噂の折りたたみPixelスマホ、2023年に発売予定?

米グーグルの折りたたみスマートフォン「Pixel NotePad(あるいはPixel Fold)」が2023年に投入されるとの情報を、ニューヨーク・タイムズが報じています。

 

これまでも何度かその存在が報じられてきた、Pixel NotePad。一方で開発は順調ではないようで、以前には2022年第4四半期(10月〜12月)の発表が先送りされた、との報道も伝えられています。

 

今回の報道によれば、グーグルは現在のスマートフォン製造拠点の一部を、中国からベトナムへと移行する予定とのこと。そして、2023年にはハイエンドスマートフォンの半分をベトナムにて生産することを目指しているそうです。これが正しければ、来年の「Pixel 8」は中国産とベトナム産の両方が存在することになります。

 

一方でPixel NotePadに関しては、引き続き中国にて生産されるとのこと。これには、折りたたみディスプレイやヒンジなどの複雑な部品の製造を中国でおこなう必要があるからだとしています。

 

韓国サムスンの「Galaxy Z Fold4」や中国OPPOの「Find N」ように、横折りタイプになるとも噂されているPixel NotePad。同製品が高級路線を取るのか、あるいはコスパに優れたモデルとして登場するのかにも、注目したいものです。

 

Source: The New York Times via Android Police