Google「Pixel 7a」とNothing Ear (2)、Bluetooth認証データベースに登場! 発表準備は順調かも

ここ最近、グーグルの廉価スマートフォン「Pixel 7a」の噂話がにわかに盛り上がっています。そんななか、この新型スマホと英Nothingのワイヤレスイヤホン「Ear (2)」がBluetoothの標準化団体「Bluetooth SIG」の認証機器データベースに登場したと報じられています。

↑Nothing Ear (2)の正式発表が待ち遠しい

 

3月16日、Pixel 7aと思しきGoogleデバイスがBluetooth SIGのリストに登録されました。「Bluetooth対応製品である」ことを表記するためには同団体の認証を取得する必要があり、そのため未発表製品がデータベースから見つかることがあるわけです。

 

少し注目すべき点は、Pixel 7aがBluetooth 5.3の認証を受けていることでしょう。Pixel 7/7 ProはBluetooth 5.2であり、仕様が新しくなっているようです。とはいえ、Bluetooth 5.3での改良はわずかで、ほとんどのユーザーにはあまり影響がなさそうです。

 

かたやNothing Ear (2)は、Bluetooth 5.2をサポートしているとのこと。本製品の発表イベントが3月22日に行われることは、すでに公式に予告済みです

 

Pixel 7aとNothing Ear (2)ともに、Bluetooth SIGデータベースへの登場は、正式発表までの準備が順調に進んでいることを示す証拠といえます。Pixel 7aは6月中旬に発売され、約450~500ドルになるとの有力情報が届けられていましたが、どちらも続報を待ちたいところです。

 

Source:Bluetooth SIG(1),(2) 
via:9to5Google

XRの夢いずこへ…Google Glass EEの販売が終了

Google(グーグル)はAR(拡張現実)ヘッドセット「Google Glass Enterprise Edition(EE)」の販売を終了すると発表しました。

↑Google Glass

 

Google Glassは通常の眼鏡の縁にコンピューターとディスプレイが搭載されており、検索や翻訳、写真や動画撮影、メッセージ送信が可能です。2013年に開発者向けバージョン「Explorer Edition」が発売され、2017年には法人向けの「Enterprise Edition」が登場し、2019年には「Enterprise Edition 2」が投入されました。

 

Googleが更新したサポートページによれば、3月15日には製品の販売が終了し、9月15日まではサポートが継続されます。なお、今後はソフトウェア・アップデートは配信されません。サポート終了後も製品は通常どおりに利用できますが、「Meet on Glass」アプリは動作しなくなる可能性があります。

 

2022年10月には「Pixel」スマートフォンと組み合わせたAR機能のテストも始まっていた、Google Glass。一方でGoogleはヘッドセットにも利用できる「microLED」技術のスタートアップを買収しており、市場への再参入を期待したいものです。

 

Source: 9to5Google

次期Android 14では「スピードブースター」や「タスクキラー」を名乗るアプリは無効化? スマホの動作に悪影響を及ぼすため

Google Playストア等では、Androidスマートフォンを高速化させるとして「スピードブースター」や「タスクキラー」と名乗るアプリが人気を集めています。が、実際にはバックグラウンドのプロセス(アプリの背後で動いているプログラム)を大量に終了させるだけで、良いことよりも悪影響が多いとみられています。

↑Android 14は「タスクキラーキラー」に?

 

こうしたアプリが、次期Android 14では無効化されることが明らかとなりました。

 

「スピードブースター」等は一見すれば効果があるように思えるものの、それは長続きしないものです。また止められたプロセスが必要なものであれば、後に再起動されることになり、結果的にシステムの動作が遅くなり、バッテリーが消耗してしまうことになります。

 

Androidの取材を専門とするジャーナリストMishaal Rahman氏はブログで、Googleがこれらのアプリによりデバイスがダメージを受けることを防ぐよう動き出したと述べています。

 

次期Android 14では、アプリが自分以外のバックグラウンド・プロセスを終了できなくなっているとのこと。サードパーティ製アプリが「killBackgroundProcesses」APIを使って他のアプリのプロセスを終了しようとすると、「無効なパッケージ名が送信されました」としてエラーを返すようになるそうです。

 

つまり、「スピードブースター」や「タスクキラー」と称するアプリが、他のアプリのプロセスに手出しできなくなり、実質的に無効化されることになるわけです。

 

またGoogleは「サードパーティのアプリケーションがAndroidデバイスのメモリ、電力、熱挙動を改善することは不可能です」として、アプリ開発者に自分のアプリが「誤解を招く主張」に関するGoogle Playポリシーに沿っているかどうか、再検討するよう勧めているとのことです。

 

これまではスマホのバッテリーを節約する等をうたうアプリは禁止されてきませんでしたが、今後は取締りの対象となるのかもしれません。

 

Source:Mishaal Rahman
via:9to5Google

Googleの「Pixel 7a」と折りたたみスマホ「Pixel Fold」、どちらもお手ごろ価格かも

Googleの廉価スマートフォン「Pixel 7a」と折りたたみデバイス「Pixel Fold」は、6月中旬に発売が噂されています。それに続き、価格についての有力情報が届けられています。

Image:@Onleaks

 

今回の発信源は、有名リーカーのYogesh Brar氏によるツイートです。Brar氏はサムスンの折りたたみスマホGalaxy Z Fold4についても、発売前に正確な情報を述べていました

 

まずPixel 7aの価格は450ドル~500ドルとのこと。前モデルのPixel 6aは449ドル、上位モデルのPixel 7は599ドルであることから、妥当な設定だと思われます。

 

そしてPixel Foldは、1300ドル~1500ドルの価格帯になるそうです。昨年末に噂されていた1799ドルからは下がっていますが、それ以前のバージョン(Googleは何度か設計し直したとみられています)で目指していたという価格とはほぼ同じです。

 

(おそらく地域ごとの価格差として)200ドルの幅があるとされるのは気になりますが、いずれにせよサムスンのGalaxy Z Foldシリーズよりもお手ごろにはなりそうです。

 

またBrar氏によれば、Pixel 7aが全世界で発売されるのは第3四半期初め、つまり7月以降とのこと。上記の6月説とは食い違いますが、Googleがまず米国や一部の市場で先に発売し、その後に他の地域にも拡大する可能性はあるでしょう。

 

かたやPixel Foldは「一部の地域」で発売されるとのこと。日本も、その「一部の地域」に含まれることを期待したいところです。

 

Source:Yogesh Brar(Twitter)
via:9to5Google

「ウマ娘」がパソコンで遊べる! 「Google Play Games」、まもなく日本でもオープンベータが提供開始

Googleはゲーム開発者向けバーチャルイベント「Google for Games Summit」にて、PCでモバイルゲームが遊べる「Google Play Games」 オープンベータ版の対象地域を日本や欧州にも拡大することを発表しました。

Image:9to5Google

 

本サービスはWindows 10/11を搭載したPCで、Androidゲームが遊べるというもの。プレイヤーはお気に入りのモバイルゲームを大画面で遊ぶことができる一方で、ゲーム開発者はより多くのユーザーを取り込めるメリットがあります。

 

昨年ベータテストが始まっていたものの、当初はオーストラリアや香港、韓国などに提供地域が限られていました。そして今回、ようやく日本と欧州のゲーマーがオープンβに参加できるよう準備を進めているとのこと。Googleによれば「今後数か月」の内に開始される予定です。

 

また近い将来、いくつかの人気タイトルが「Google Play Games」に追加することも発表されています。

  • Angry Birds 2
  • Disney Mirrorverse
  • Garena Free Fire
  • Ludo King
  • MapleStory M
  • Angry Birds 2
  • Uma Musume(「ウマ娘 プリティーダービー」)

 

特に日本で注目されるのは「ウマ娘」でしょう。公式アカウントも約1年前に「Google Play Gamesに向けて開発中」と予告していましたが、PCの大画面でウマ娘たちに会える日を楽しみに待ちたいところです。

 

Source:9to5Google

Pixel 7aの実機リーク、背面カメラ突起がシックでクール!

Google(グーグル)の次期廉価スマートフォン「Pixel 7a(仮称)」のハンズオンとされる画像が、ベトナム語サイトのZing Newsに投稿されています。

↑Zing Newsより

 

Pixel 7aに関してはカメラ性能や画面駆動周波数の向上、またワイヤレス充電機能の追加が噂されています。すでにGoogleの未発表スマートフォンがFCC(連邦通信委員会)のデータベースにも登録されており、5月に開催される「Google I/O」での発表も噂されています。

 

今回投稿された画像からは、Pixel 7aに「Pixel 7」に似たデザインが採用されることがわかります。一方でPixel 6aとは異なり、Pixel 7の背面突起はガラス素材ではないようです。なお画面を囲うベゼルは、Pixel 6aと変わらず太いままとなっています。そして本体にはシングルSIMスロット、充電用のUSB-Cポート、防水加工などが搭載されています。

 

さらにPixel 7aの電源を入れると、128GBのストレージと8GBのRAMを搭載していることがわかります。ディスプレイ周波数は90Hzにアップグレードされ、背面カメラは1200万画素となっているようです。

 

廉価スマートフォンとして、高い評価を受けているPixel aシリーズ。Googleが得意とするAI(人工知能)処理もあわせて、今年のPixel 7aもかなり魅力的な機種となりそうです。

 

Source: Zing News via 9to5Google

Google、Stadia技術の外部提供もやめてしまう…

Google(グーグル)のクラウドゲームサービス「Stadia」における、外部向けサービス「Immersive Stream for Games」の提供も終了していたことを、海外テックサイトの9to5Googleが報じています。

↑Ascannio / Shutterstock.comより

 

Stadiaは2019年に開始されたクラウドゲームサービスで、スマートフォンやタブレット、ブラウザから高品質なゲームがプレイできるのが特徴でした。しかしユーザーを十分に獲得することができず、2023年1月にサービスが終了しています。

 

そしてImmersive Stream for Gamesとは、GoogleがStadiaの技術を外部に提供し、他社がクラウドゲームサービスを提供するためのものです。2021年10月には米キャリアのAT&Tが同技術を利用し、契約者向けに『Batman: Arkham Asylum』というゲームを無料で提供しました。また、カプコンの『Resident Evil Village(バイオハザード ヴィレッジ)』のデモをストリーミング配信したこともあります。

 

しかしStadiaの終了とともに、Immersive Stream for Gamesの提供も終了していたことが、Google Cloud Geme担当ディレクターのJack Buser(ジャック・バッサー)氏の発言により判明しました。残念ながらユーザーを獲得できなかったStadiaですが、その技術がいつか日の目を見ることを期待したいものです。

 

Source: 9to5Google

ウェブ版Google 翻訳で「画像翻訳」が可能に。Google OneのVPNサービスも拡大

Google(グーグル)の翻訳サービス「Google 翻訳」は、ウェブ版でも画像内のテキストの翻訳が可能になりました。一方、「Google One」のVPNサービスも全会員が利用できるようになっています。

↑何でも翻訳します

 

Google 翻訳の画像内の文字の翻訳は、「Google Lens」の「AR Translate」技術を活用したもの。Google 翻訳のウェブサイトには上部に新しい「画像」タブが表示され、ここから画像をアップロードすることで画像内のテキストが認識され、翻訳することができます。インプット(原文)は113の言語で、アウトプット(訳文)は133の言語が利用可能。

 

その一方で、ストレージサービスのGoogle Oneでは、これまでオプションとしてVPNサービスが提供されていました。これは2TB以上のプランに加入している会員に限られていたのですが、Googleによれば、3月9日から数週間にわたって全てのプランでVPNサービスへのアクセスが可能になるそう。

 

その他にも、Google Oneではダークウェブで個人情報をスキャンし、データ漏洩に自分が含まれていないかどうかをチェックする「ダークウェブレポート」が追加されます。この機能は、今後数週間以内にアメリカの会員向けに提供される予定です。

 

Source: Engadget 1, 2

折りたたみ「Pixel Fold」の実機か!? ニューヨークの地下鉄で目撃される

Google(グーグル)の折りたたみスマートフォン「Pixel Fold(仮称)」とされる実機が、ニューヨークの地下鉄で目撃されたと米国メディアで報じられています。

↑スクープ!(画像提供/u/onetaketeo〔Reddit〕)

 

Pixel Foldに関しては、すでに予測レンダリング画像複数登場しており、Samsung(サムスン)の「Galaxy Z Fold」シリーズのような縦折りスマートフォンとなるようです。投入は2023年の夏が期待されており、1799ドル(約25万円※)と高額になるとの情報もあります。

※1ドル=約136.9円で換算(2023年3月9日現在)

 

今回撮影された画像はかなり見にくいのですが、本体を折りたたんだ状態でも外部ディスプレイで動画などが視聴できることが確認できます。本体の外周は金属製なのか、光を反射する素材となっている模様。さらに、画面まわりのベゼルもかなり細くなっていることがわかります。

 

Redditの投稿によれば、このPixel Foldには背面にカメラ突起が存在するとのこと。また、これはブラックカラーのようですが、以前にはより明るい色や暗い色のバリエーションの存在も報告されていました。

 

Googleの未発表スマートフォンが目撃されたのはこれが初めてではなく、過去には「Pixel 4」がロンドンで見つかったり、「Pixel 3 XL」がタクシーに置き忘れられたこともありました。このように実機が目撃されたということは、Pixel Foldの投入が確実に近づいているのかもしれません。

 

Source: u/onetaketeo / Reddit via 9to5Google

「Google I/O」は5月10日に開催決定! 噂の新デバイスがお披露目か?

米Googleは、開発者会議「Google I/O」を5月10日(米現地時間)に開催することを発表しました。

↑2023年は久々に(限定的な)リアル開催

 

コロナ禍により、2020年にGoogle I/Oは開催されず、翌年には一部の従業員を前にして小さな会場でライブプレゼンテーションが行われ、2022年には少数の開発者を招いて開催されていました。

 

しかし、2023年は「限定的に会場に観客を入れて開催」とのことです。

 

2023年版は、カリフォルニア州マウンテンビューのショアライン・アンフィシアターでスンダー・ピチャイCEOが主催する基調講演で幕開けするそう。その後、開発者向けに「100以上のオンデマンド技術セッション」が予定されています。

 

すなわち基調講演はライブで行われ、イベント終了後にオンデマンドでいつでも視聴可能。ほかの全てのセッションも、自分が見たいときに見られるわけです。これら動画は全ての人に対応できるように、さまざまな言語で提供される見通しです。

 

今回のGoogle I/Oでは次期Android 14が徹底的に詳しく説明されるほか、AI関連の発表も少なからずあるはず。また、ハードウェアの新製品としては、噂の「Pixel 7a」が発表されたり、タブレット端末Pixel Tabletの発売日が明かされたり、折りたたみデバイス「Pixel Fold」がお披露目されたりするのかもしれません。

 

Source:Sundar Pichai(Twitter)
via:9to5Google

Google Play、ユーザーのスマホで上手く動かないアプリを事前に警告! 無駄なダウンロードを避けられます

Google Playストアで評判が高いアプリやゲームをダウンロードしてみれば、実際にはほとんど動かない体験をした人は少なくないはず。そうした事態を避けるため、Googleが事前に警告する新機能を導入していることが明らかとなりました。

↑Google Play

 

TwitterユーザーのMishaal Rahman氏は、一部ユーザーがGoogle Playに「同様のデバイスからの最近のデータでは、このアプリがあなたのデバイスで動かないかもしれないようです」と警告されていると画像付きでツイートしています。

 

最も古い報告は昨年10月からで、数か月にわたって静かに展開されていたようです。

 

この警告は、ユーザーが持っているスマートフォンとよく似たデバイスからデータを得ているとされており、「同じような環境では、問題の再現性がある」ということで信ぴょう性が高そうです。Googleは、ハードウェアの各種情報をスキャンしているのかもしれません。

 

この新機能は、Google Playがアプリやゲームの技術的なクォリティを高める計画の一環のようです。昨年11月、あるアプリが特定のスマートフォンにつき8%以上のクラッシュを起こした場合は、同じスマホを持つユーザーに警告を表示することがあると予告されていました

 

またアプリ開発者にとっては「このスマホでは動かない可能性が高い」と世間に晒されるため、バグを修正する動機付けにもなると思われます。

 

つまりユーザーが失望するのを防ぐとともに、特定のスマホについての問題を開発者が知ることができる、一石二鳥となるはず。Google Playストアの信頼性もアップするため、広く展開が望まれそうです。

 

Source:Mishaal Rahman(Twitter) 
via:PhoneArena

Pixelの消しゴムマジック、過去Pixelやサムスンのスマホでも使えます

グーグルの画像編集機能「消しゴムマジック」が、過去のPixelスマートフォンやサムスン製のスマートフォンでも利用できるようになったことを、海外テックサイトの9to5Googleが伝えています。

↑グーグルから

 

消しゴムマジックは写真に写り込んだ不要なものを消したり、色を変更したりできる機能です。グーグルのスマートフォン「Pixel 6/6 Pro」でデビューし、その後「Pixel 6a」や「Pixel 7」シリーズでも利用可能に。さらに先日には、iOS版の「Google フォト」アプリと「Google One」のサブスクリプションの組み合わせでも利用できるようになりました。

 

そして現在、Google フォトアプリのバージョン6.25を搭載した「Pixel 2 XL」と「Pixel 4」でも、消しゴムマジックが利用できるようになりました。なおグーグルは以前に、「初代Pixel」から「Pixel 5a」までのスマートフォンでも消しゴムマジックが利用できるようになると伝えています。

 

さらにGoogle フォトアプリとGoogle Oneのサブスクリプション加入で、iPhoneやiPadだけでなくサムスンのスマートフォンでも、消しゴムマジックが利用できるようになっています。

 

グーグルのAI(人工知能)技術を活用した、消しゴムマジック機能。今後のPixelスマートフォンにどのような新機能が搭載されるのか、実に楽しみです。

 

Source: 9to5Google

来年のAndroidのコードネームは美味しい「バニラアイスクリーム」に?

グーグルが2024年にリリースする「Android OS」のコードネームが「V(Vanilla Ice Cream:バニラアイスクリーム)」になるとの情報を、海外テックサイトの9to5Googleが伝えています。

↑New Africa/Shutterstock.comより

 

Android OSではこれまで一貫して、スイーツの名称のコードネームがつけられてきました。最新のAndroid 13は「T(Tiramisu:ティラミス)」でしたし、今年の「Android 14」は「U(Upside Down Cake:アップサイドダウンケーキ)」になることが以前に報じられています。

 

今回開発者のMishaal Rahman氏が報告したところによると、2024年のAndroid 15は「V」のコードネームで開発がすすめられており、これはVanilla Ice Creamとのこと。Android OSのテストフレームワークのコード変更から確認されたものです。

 

なお、Androidのバージョン名からどのような変更が予定されているのかどうかを推測することはできません。一方でAndroid 14ことUpside Down Cakeのプレビューは1か月前から公開が始まっており、今後はさらなる詳細が明かされることになりそうです。

 

Source: 9to5Google

Google、Pixel Buds A-Seriesに新色「スカイブルー」追加? 「Pixel 7a」と同時発表かも

グーグルの次期廉価版スマートフォン「Pixel 7a」の発表が、間近に迫っているとの予想が相次いでいます。そんななか、グーグルがPixel 7aに合わせて、ワイヤレスイヤホン「Pixel Buds A-Series」と「Pixel Buds Pro」に新色モデルを準備中との噂が伝えられています。

↑Image:Wojciechowski

 

2021年に発売されたPixel Buds A-Seriesのカラーバリエーションは、今のところ3つです。まずグーグル製品の定番「Cleary White」と、同時発表のPixel 5aを引き立たせる「Dark Olive」。3色目の「Charcoal」はPixel 7シリーズ発売に合わせて、2022年末に追加されていました。

 

Android関連の有名リーカーKuba Wojciechowski氏は、Pixel Buds A-Seriesの新色「sky blue」が登場すると画像付きでツイートしています。

 

これまでのカラバリと同じく、バッテリーケースは白いまま、フタの内側とイヤホンが新色になるようです。またPixel Buds Proにも、「同様の」新色が提供される予定とのことです。

 

これら新色は、Pixel 7aにも(近い色の)「Arctic Blue」のカラバリがあると予想されるため、そちらに合わせている可能性が高いそうです。この噂が正しければ、Pixel 4a(2020年発売)の追加色「Barely Blue」以来のことになります。

 

Wojciechowski氏は、これらが年次開発者会議「Google I/O」にて「新しいPixel」とともに発表される可能性が高いと述べています。Google I/Oは毎年5月頃に開催されていますが、あと2か月の内にリーク情報が次々と出てくるかもしれません。

 

Source:Kuba Wojciechowski(Twitter)
via:9to5Google

最新版「Chrome」でMacBookのバッテリーが長持ち! YouTubeを18時間も見れる

米Googleは、Chromeブラウザーの最新版においてMacBookのバッテリーを消耗しにくくする改良を行っていると発表しました。

↑バッテリーが従来より長持ち

 

最近、全ユーザーに展開され始めたバージョン110は、Appleシリコン(M1/M2チップなど独自開発プロセッサー)を搭載した最近のMacだけでなく、より古いインテル製チップ搭載モデルでもパフォーマンスが向上するとのこと。

 

Googleが行ったテストでは、M2搭載MacBook Pro(macOS Ventura)でYouTube動画を18時間見たり、ウェブサイトを17時間閲覧できたりしたそうです。しかし、インテル版MacBookに関するデータは明かされていません。

 

ちょうどChromeの新機能「メモリセーバー」と「省エネモード」の展開が2023年2月に始まったばかりですが、Googleはこれらの機能強化を使えば、上記のテストよりも30分長く動作できたと主張しており、併用すればバッテリーがより一層長持ちしそうです。

 

なぜ、macOSで消費電力が節約できるようになったのか? Googleは開発チームが「iframe」(ページ内にHTMLページを読み込む要素)に変更を加えたからだと説明。また、ブラウザが不必要にユーザーインターフェースを書き直すことを止めさせ、CPUへのアクセスがより効率的になるようにタイマーを調整したとも語っています。

 

お使いのChromeのバージョンは、右上の3点ボタンをクリックして「ヘルプ」>「Google Chromeについて」から確認できます。すでにアップデートが来ている場合は「更新」が表示されており、それをクリックすると良いでしょう。

 

Source:TechCrunch

ついにPixel Watchが「転倒検出機能」を展開! 激しい転倒と激しい運動の区別可能

米Googleは2月28日(現地時間)、スマートウォッチ「Pixel Watch」の転倒検出機能を展開することを発表しました。発売時から約束していた機能であり、ようやく実現することになります。

↑誤作動は起きにくい?(画像提供/Google)

 

公式サイトによると、Pixel Watchは激しい転倒と、スキーなどを含む激しい身体活動を区別できるとのこと。最近、新型Apple Watchなどがスキー場で誤作動が相次いだとの報道を意識しているのかもしれません。

 

この転倒検出機能は、激しく転倒してから約30秒間動きがない場合に作動します。その後、振動やアラーム音、画面上に通知をしてユーザーの反応を確認。問題がなければ「I’m OK」をタップして通知を解除、助けを求めたい場合は「I fell & need help」を押すと緊急番号に連絡できます。

 

それでも反応がないとき、Pixel Watchはアラームは約1分間鳴らし続け、最後の数秒間はより大きく鳴らします。応答がない場合、自動的に緊急番号に電話をかけ、助けを求める自動メッセージが流れるとのこと。

 

ただし緊急通報するには、Pixel Watch Wi-Fi版であればスマホの圏内にあり、Bluetoothで接続されている必要があります。かたやLTE版では、スマホが近くになくても緊急サービスを呼び出すために、有効なLTE接続が必要です。

 

Source:Google
via:9to5Google

Chromeブラウザー、「どこでもダブルクリック」でタブが閉じられるように? Googleが開発中と明らかに

Googleがデスクトップ用のChromeブラウザーにて、マウスで素早くタブが閉じられる新たなジェスチャー操作を開発中だと報じられています。

↑Google Chrome

 

現在Chromeブラウザーでは、不要なタブを閉じる方法はいくつかあります。まず、タブの右上にある「×」をタップすること。ほかキーボードであれば、CTRL+Wを押しても閉じることができます。

 

Chromeでは多くのタブを開いておくと、大量のRAMや電力などリソースを消費することになります。そのためGoogleは先日、自動的に使っていないタブのRAMを解放する新機能「メモリセーバー」や「省エネモード」を追加していました。今回の素早くタブを閉じられるジェスチャーも、その一環と思われます。

 

さてAndroid Policeによると、共同管理ツールChromium Gerritの中に、Googleがマウスを使ったショートカットの開発に取り組んでいる手がかりが見つかったとのことです。タブのどこであれ、ダブルクリックすれば閉じられる、というものです。

 

この機能がいつ提供されるかは不明ですが、Chromeのヘビーユーザーにとっては有り難いショートカット操作になるはず。たとえば数十のタブを開いているときでも小さな「×」ボタンを正確に、連続してクリックする必要がなくなるわけです。

 

また間違ってタブを閉じてしまった場合でも、SHIFTキーを押しながらダブルクリックすれば、再び開くこともできるそうです。

 

Chromeはつい多くのタブを開きがちであり、多くのRAMやバッテリーを積まないノートPCであれば動作が重くなり、残りバッテリーが減る事態もよくあります。この新機能が、早めに登場することが待たれるところです。

 

Source:Chromium Gerrit
via:Android Police

Pixelの「消しゴムマジック」がiOS版Google フォトでも使えるように

「Google フォト」のiOS版アプリにおいて、「消しゴムマジック」機能が「Google One」加入者向けに提供されています。

↑Googleより

 

消しゴムマジックは「Pixel 6」以降のスマートフォンで利用可能な画像編集機能で、写真の中の意図しない人物や物の写り込みを簡単に除去することができます。またGoogle Oneでは、ストレージ容量の追加を含めたさまざまなパッケージが提供されます。

 

そして今後はiPhoneやiPadでも、Google Oneに加入していればGoogle フォトで消しゴムマジックが利用できるようになります。またGoogle フォトには新しいHDRビデオエフェクトや、専用のコラージュスタイルが追加されています。

 

さらにGoogle Oneの会員向けに、写真のプリント注文の送料が無料となります。これらの機能はすでに展開が始まっており、今後数週間ですべてのGoogle Oneメンバーに提供される予定です。Googleの便利な消しゴムマジック機能、iPhoneやiPadでもぜひ活用してみたいものです。

 

Source: MacRumors

動画配信サービス再編に検索AIの続々登場、2月注目のニュースまとめ

毎月起こったガジェット・サービス系ニュースの中から注目の情報をピックアップ。今回は国内の動画配信サービス終了や、マイクロソフト/Googleが続々とリリースした検索AIなどを取り上げます。

 

国内動画配信に異変、「GYAO!終了」と「U-NEXTのParavi統合」

LINEとヤフー(Yahoo! JAPAN)を運営するZホールディングス(以下ZHD)は、無料の動画配信サービス「GYAO!」を、3月31日をもって終了すると発表しました。同時にZHDは、TVerとの提携も発表しています。

 

ZHDは傘下のLINEとヤフーの合併も2023年度中に完了する見込みで、GYAO!の終了は合併にともなう事業再編の一環としてとらえることができます。

↑GYAO!のサービス終了のお知らせ

 

一方、2月17日には動画見放題サービスを運営するU-NEXTが、放送局系の動画配信サービスParaviの事業を統合すると発表しました。映画や海外ドラマに強いU-NEXTが、TBSやテレビ東京のオリジナル番組を豊富に揃えるParaviを統合することで、ラインナップの強化につながるとしています。U-NEXTはParaviのサービス統合により、有料の動画配信サービスとしては国内事業で最大になる見込みです。

↑U-NextのWebサイト

 

U-NEXTへのParaviのサービス移管は7月をメドに実施予定。サービス移管後は、U-NEXTの月額会員がParavi提供の動画コンテンツも見放題となります。また、ParaviのサービスはU-NEXTの運営の元、継続して提供されます。

 

ちなみに、GYAO!は元を辿ると2005年にUSENグループが立ち上げた「GyaO」をYahoo! JAPANが買収し、Yahoo!動画と統合したサービス。会員登録不要・無料を掲げ、テレビ局の公式コンテンツを多く配信し、国内の無料動画配信サービスとして確かな地位を築いてきました。

 

一方のU-NEXTは2007年に同じくUSENが立ち上げた有料の映像配信サービス「GyaO NEXT」が独立する形で発足。スマホでの動画配信が普及する流れに乗って成長を続け、2017年にはUSENを吸収合併するに至っています。

 

もともとは同じUSENから出発したGYAO!とU-NEXTですが、前者はサービス終了、後者は競合の取り込みと、明暗が分かれる結果となりました。

 

ZHDはLINE VOOMに注力

GYAO!を運営していたZHDは、今後どのように動画市場に挑んでいくのでしょうか。ZHDは決算説明会にて、LINEのショート動画サービス「LINE VOOM」の開発に注力する方針を示しました。

↑ZHDは、GYAO!の終了後、LINE VOOMを強化していく方針を示しています

 

GYAO!と関連事業の再編により、ZHDは年間30億円の運営コスト削減を実現。動画配信サイトの運営ノウハウを持つスタッフや、制作体制はLINE VOOMに集中投下して、サービスの成長を目指します。

 

ショート動画市場では、TikTokを筆頭に、YouTube ショート、InstagramのリールなどSNS大手がひしめいています。これらのライバルにどう挑んでいくのか。ZHDの慎ジュンホGCPOは「VOOMの強みはLINEのユーザー基盤の大きさ。10代~20代だけでなく、幅広い年齢層への利用者の拡大が見込める。また、身近なLINEアプリからアクセスできるため、これまで動画を制作したことがない人も参入しやすいという側面もある」と説明。「クリエイターの参入を促し、コンテンツを強化したい」と方針を示しています。

 

マイクロソフトとGoogleが新しい検索AIを相次ぎ発表

マイクロソフトは2月8日、検索エンジン「Bing」に対話型AIの技術を組み込んだ新バージョンを発表しました。新しいBingには、マイクロソフトが出資するOpenAI社の対話型AIプラットフォーム「ChatGPT」の技術が活用されています。

↑マイクロソフトのサティア・ナデラCEOは、チャット機能を搭載した「新しいBing」を発表しました

 

従来の検索エンジンは検索結果のWebサイトを一覧表示にして応答するのに対して、新しいBingでは検索結果の内容を要約して、流ちょうな話し言葉で応答します。

 

さらに、「90年代を舞台にしたディストピア小説を書いて」と小説のアイデアを出してもらったり、「人参と玉ねぎを使った煮込み料理のレシピを提案して」と話して調理法を聞いたりと、創作の補助に用いることも可能です。

 

マイクロソフトはBing検索以外にもOpenAI社の対話型AIの技術を導入していく方針を示しています。Webブラウザーの「Microsoft Edge」には、Webサイトの要点をチャットで質問して、その要点を教えてくれる要約機能や、ブログの記事などを簡単に作成する作成補助機能が追加されます。

↑新しいBingと会話している画面。Web 検索で情報を集めて要点をまとめて表示するという使い方ができます

 

新しいBingはベータ版が公開されており、Windows 11ではWebブラウザー「Microsoft Edge」で試すことができます。また、スマートフォン向けのアプリ「Bing」では、先行ベータテストを実施しており、Microsoft アカウントを登録した人向けに、順次サービスを提供しています。

 

一方で、検索エンジンの雄であるGoogleは2月6日、対話型AIに基づく検索システム「Google Bard」を発表しました。現在は限られたベータテスター向けに提供されていますが、近いうちにGoogle 検索に実装されるとしています。Google 公式ブログ「The Keyword」では、多数の情報ソースから得られる情報を要約して検索結果に表示する新機能が紹介されています。

↑Googleも新検索アルゴリズム「Google Bard」を発表しています。Webサイトの要点をまとめて短い文章で提示する機能を備えています

 

災害・通信障害時の備えに「デュアルSIM」サービス化の動き

2022年夏に発生したKDDIの大規模な通信障害をきっかけに、キャリア3社が連携して新サービスを提供する構想が立ち上がっています。auを運営するKDDIと、ソフトバンクの両社は、お互いの回線を副回線として提供する有料オプション「デュアルSIMサービス」の提供を発表しました(KDDIソフトバンク)。

↑1台のスマホで2つのSIMを使う「デュアルSIM」。KDDIとソフトバンクは、お互いの回線を災害時・通信障害時用のバックアップ回線として提供することを発表しました

 

3キャリアにデュアルSIMサービスを提案したというKDDIの髙橋誠社長によると、たとえば、auショップでソフトバンク回線を追加するといった「保険サービスのようなオプションサービス」の形態で提供されるといいます。月額料金は数百円程度で、サブ回線の通信を使う際には使った量に応じて利用料が発生する形としています。

 

KDDIとソフトバンクは3月下旬以降にデュアルSIMサービスを提供すると発表しています。NTTドコモは正式な発表をしていないものの、NTTの島田社長はKDDIとソフトバンクの両社と協議中であると明かし、「そんなに遅れることなく展開できると思っている」とコメントしています。

 

地球環境に配慮したスマホ「arrows N」発売

NTTドコモは、サステナビリティ(持続可能性)に配慮して作られたスマートフォン「arrows N F-51C」を2月10日に発売しました。製造は、日本のスマホメーカーFCNT(旧富士通モバイル)が担当します。

↑NTTドコモが2月10日に発売した、“エシカルなスマホ”ことarrows N F-51C

 

arrows N F-51Cは、スマホの外装やフレームで使われる素材のうち約67%に再生素材を採用。リサイクルされたペットボトルや、クルマのヘッドライトカバー、CDなどがスマホの筐体の過半数を占める部分に使われています。

↑電気電子部品を除いた部分の約67%にリサイクル素材が使用されています

 

スマホを使っている内にヘタってしまう電池については、バッテリーの負荷を抑えて充電する技術を導入し、4年後の電池劣化を抑えています。OSのアップデート対応もarrowsとしては初めて4年間に延長し、長く使えるエコなスマホへと仕上げています。

 

「長く使える」と言われると、4年後もしっかり動くのかが気になるところですが、SoCは2022年の多くのスタンダードモデルが搭載する「Snapdragon 695 5G」で、性能としてはやや控えめです。一方で、価格は9万9780円(税込、ドコモオンラインショップ)と、同クラスの性能を持つスマホの中ではかなり割高な設定となっています。

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

YouTube Musicでスマートなラジオ局を作ってみよう!

Google(グーグル)の音楽ストリーミングサービス「YouTube Music」にて、独自のラジオ局が作れる機能「Create a radio」がiOS/Android向けにリリースされました。

↑Postmodern Studio / Shutterstock.comより

 

YouTube Musicではこれまでも、独自のラジオ局を作成することが可能でした。手順としては特定の曲を選択することで、ラジオを通常のプレイリストとして保存することができたのです。

 

今回のCreate a radioでは、「アーティストや一般的な音楽の好みなどを組み合わせて、ユーザーが新しい曲の発見を望んでいるか、チルソングを探しているかにより、ゼロからラジオ局を作成できます」と案内しています。なお同機能は、昨年末からテストされているのが見つかっていました。

 

具体的な使い方としては、YouTube Musicのホームフィードから「ラジオを作成する」のカードを選択します。好みのアーティストは最大30人まで選択可能で、その後に「アーティストが登場する頻度」「選曲」、そして「馴染みのある曲」「ブレンド」「新しい曲」を選択します。また、ポピュラーやニューリリースなどのフィルターを組み合わせることも可能です。

 

Create a radioで作成したラジオ局は、常に更新されます。好みの局から新曲まで幅広く見つけられる同ラジオ局の機能は、なかなか便利に利用できそうです。

 

Source: 9to5Google

モバイル版「Google Meet」で360度バーチャル背景が提供開始!スマホを動かすと風景が変わります

Googleはビデオ通話/会議アプリ「Google Meet」のモバイル版につき、360度バーチャル背景の提供を開始しました。本機能は先月発表されていましたが、現在ではiOSとAndroid版アプリの両方に展開されています。

↑Google Meet

 

この360度バーチャル背景は、スマートフォンやタブレットの位置に合わせて背景が変化するというもの。つまりスマホを左右に動かせば、背景もそれに応じて動き、様々な風景が表示されます。下のアニメーションGIFをご覧いただければ、どのように動作するか分かるでしょう。

 

Googleによると、デバイス内蔵のジャイロスコープ(角速度センサー)を使って「ダイナミックな体験」を実現しているとのこと。そのため、ジャイロスコープ内蔵のモバイル機器に限られているようです。バーチャル背景としてはビーチや寺院など、「いくつか」が用意されていると述べられています。

 

追加料金は不要で、Google Workspaceユーザーと個人ユーザーともに利用できます。ただし、Googleが公開したアニメGIFを見るかぎり、背景が小刻みに動くため、人によっては気が散ったり、思わぬ反応が起こる可能性もありそうです。会議の他の参加者にも、問題がないか確認を取ったほうがいいかもしれません。

 

Source:Google
via:The Verge

折りたたみPixelはOPPO「Find N2」より重くなる? 大容量バッテリーを搭載するかも

Google(グーグル)からの投入が期待されている折りたたみスマートフォン「Pixel Fold(仮称)」の本体サイズやバッテリー容量に関する情報を、海外テックサイトの9to5Googleが報じています。

↑@OnLeaksより

 

Pixel Foldに関しては予測レンダリング画像複数登場するなど、今夏の投入への期待が高まっています。また本体外側には外部ディスプレイが搭載されず、1799ドル(約24万円)にてリリースされるとの情報もあります。

 

今回の9to5Googleの情報によれば、Pixel Foldは高さ140mmと、OPPOの折りたたみスマートフォン「Find N2」とほぼ同サイズになるとのこと。一方で、Pixel Foldの幅は7mmほどFind N2より大きくなるようです。そして本体重量は263gと、Find N2の237gよりもかなり重くなると伝えています。

 

さらにPixel Foldのバッテリー容量は5,000mAh未満と、他社の折りたたみスマートフォンよりも大容量なものとなるようです。もしこれが正しければ、Pixel Foldは大画面かつ長時間駆動バッテリーを特徴とする折りたたみスマートフォンとなりそうです。

 

Source: 9to5Google

Chromeの新機能「メモリセーバー」と「省エネモード」が広く展開中!メモリとバッテリーを節約できます

米Googleが12月に発表したChromeブラウザーの新機能「メモリセーバー(Memory Saver)」と「省エネモード(Energy Saver)」が、現在はすでに広く展開されています。MacやWindowsおよびChromebookで利用できます。

↑Google Chrome

 

昨年末に発表された時点では、実際には利用できず、「今後数週間かけてWindows、macOS、ChromeOSでグローバルに展開していく予定」とされていました。ようやく、一般ユーザーでも広く使えるようになりました。

↑Chrome「設定」

もしもお手元の環境で表示されていない場合は、次の手順で有効にできます。Chromeの再起動後は、設定(右上の3つの点から)>パフォーマンスからアクセス可能です。

 

  • アドレスバーに「chrome://flags/」と入力してアクセス
  • 「Enable the battery saver mode feature in the settings」を「Enabled」に設定
  • 「Enable the high efficiency mode feature in the settings」を「Enabled」に設定
  • Chromeを再起動

 

まずメモリセーバーは、自動的にアクティブでないタブのメモリを解放して、他のページやアプリに多くのRAMを割り当てられます。非アクティブなページもタブとして残り続け、そのページをアクティブにするとすぐに再読み込みされます。

 

Googleによれば、メモリセーバーによりメモリを最大40%節約できるとのこと。「家族のビデオを編集したりゲームをしたり、他の集中的な(処理の重い)アプリを実行しているとき」特に便利だとされています。

 

このメモリセーバーで問題が起こった場合、またはタブの再読込を待ちたくないページに関しては「常にアクティブにするサイト」を追加できます。

 

次に省エネモードは、バックグラウンドのアクティビティと視覚効果を制限してバッテリーの電力を節約するというもの。具体的にはアニメーションやスムーズなスクロール、動画のフレームレート減少などが起こります。

 

これを有効にすると、ゲームやビデオのパフォーマンスに影響が出るかもしれません。オン/オフの他に、「バッテリー残量が20%以下の場合にのみオンにする」あるいは「パソコンが電源に接続されていないときにオンにする」のどちらかを選ぶことができます。

 

Source:9to5Google

Pixel WatchやPixel 7など、Google新製品の特徴を改めておさらい!

Google製スマホ「Pixel」シリーズの新製品が10月に発売開始。同時に発売された待望の同社製スマートウオッチ「Pixel Watch」も物欲をかき立てるアイテムだ。

※こちらは「GetNavi」 2022年12月号に掲載された記事を再編集したものです

 

【その1】高精度な活動量計を備えた“Google純正”スマートウオッチ

 

Google

Pixel Watch

3万9800円〜

 

Google製の「WearOS 3.5」を搭載し、対応アプリやウオッチフェイスを追加導入できる。画面タッチのほかリュウズでも操作可能。水深50mまでの防水性能を備え、バンドは大小2種類が付属する。

 

SPEC●ケース径:41mm●対応アプリ:Gmail、Googleカレンダー、Googleマップなど●対応スマホバージョン:Android8.0以上●バッテリー稼働:最大24時間●質量:36g(バンド除く)

↑別売のバンドは20種類以上を用意(メタルバンドは来春発売予定)。服装や用途に合わせて選べる

 

↑人気の活動量計「Fitbit」の機能を搭載。40種類以上のエクササイズを記録でき、睡眠分析や転倒検出(※)も可能

※:リリース予定

 

↑メールの確認や返信が可能。LTE版ならスマホを携帯していなくても通話などのネットワーク利用ができる

 

↑非接触ICを搭載し、Google Payを利用可能。スマホを出さなくても自動改札の通過や店舗での決済に使える

 

【その2】新世代の高速チップで高度な画像処理が可能

 

Google

Pixel 7

8万2500円〜

 

最新のGoogle製チップ「Tensor G2」を採用。写真や動画の画像処理がスムーズになったほか、音声認識の精度やセキュリティ、バッテリー駆動時間なども向上した。非接触ICによる決済(おサイフケータイ)や顔認証・指紋認証の機能を搭載し、防塵防水性能はIP68。

 

【その3】デジカメに迫る撮影機能と高精細な大画面を搭載

 

Google

Pixel 7 Pro

12万4300円〜

 

最新チップや防塵防水といったPixel 7の機能に加え、望遠レンズや接写用のマクロフォーカス機能を装備。広角も画角125.8度とPixel 7よりワイドだ。5G通信規格はSub6に加えて高速なミリ波にも対応する。内蔵ストレージは128/256/512GGBの3種類をラインナップ。

↑同社のイヤホン「Google Pixel Buds」などと連携可能。簡単ペアリングやメッセージの読み上げができる

 

■ボケている写真もGoogleフォトで鮮明に変化!

 

写真と動画のピンボケやノイズをワンタップで修正可能。ほかのカメラで撮った写真にも適用できる。

 

■低照度下でもブレなく鮮やかに撮影できる

 

f2.2の明るいレンズと、光学式+電子式の高度な手ブレ補正機能を装備。暗い場所でもブレやノイズの少ない鮮やかな写真を撮ることができる。

 

■Google Pixel 7 スペック比較表

動画処理がより速く? Googleがサーバー向けチップを開発中か

Google(グーグル)がサーバー向けの動画処理カスタムチップを開発していることを、海外テックサイトのThe Informationが報じています。

↑Sundry Photography / Shutterstock.com

 

Googleはすでに、スマートフォン/タブレットむけのプロセッサ「Tensor」や、動画処理プロセッサ「Argos」を開発し、市場や自社サーバー向けに投入しています。

 

The Informationによれば、現在Googleは「ARM」アーキテクチャをベースとした5nmプロセスで製造されるカスタムチップを開発しています。そのうち「Maple」はチップメーカーのMarvell Technologyの既存の設計をベースとしたもの、そして「Cypress」はGoogleのイスラエルチームが開発したものだとされています。

 

Googleは以前、『複数の機能が同じチップ上に、あるいは1つのパッケージ内の複数のチップに載る「SoC(System on Chip)に注力する』と述べていたことがあります。また関係者によれば、GoogleはIntel(インテル)やAMDのサーバーチップに匹敵する性能のチップを開発しようとしているようです。

 

報道によればMapleは設計が完了し、試作されたばかりだとされています。またCypressは第2四半期(4月~6月)に、同じく試作がおこなわれる見込みです。そしてカスタムチップの量産は2024年後半、データセンターへの展開は早ければ2025年になると予想されているのです。Googleのサーバー向け動画処理といえばYouTubeがありますが、その性能向上に期待したいものです。

 

Source: The Information via 9to5Google

Android Autoのワイヤレス接続機能が日本にもやってきた!

車載システム「Android Auto」のワイヤレス接続機能が日本地域にも拡大されたことが、Google(グーグル)の公式ブログにて明かされています。

↑Roman Vyshnikov / Shutterstock.comより

 

Android Autoとは2014年にリリースされた車載アプリケーションで、スマートフォンをダッシュボードに接続することで、カーナビゲーションシステムとして利用できます。また他国ではスマートフォンをワイヤレス接続できるようになったり、あるいはスマートフォンでもAndroid Autoが利用できるようになっています。

 

そして今回、このAndroid Autoのワイヤレス接続機能が日本へと拡大されました。ワイヤレス接続機能は日本とロシアをのぞく国で数年前からすでにサポートが開始されており、ロシアも2020年後半に対応が拡大されたことから、日本が主要国では最後の参加となりました。

 

なぜAndroid Autoのワイヤレス接続機能が日本で長らくサポートされていなかったのかは、公式ページでは明かされていません。日本では屋外でのWi-Fi 5.2GHz帯の使用が以前は禁止されており、2022年末にその法律が改正されたことから、それが影響しているのかもしれません。

 

今後、日本で販売されるクルマでもAndroid Autoのワイヤレス接続をサポートするために、独自のアップデートおこなわれる可能性があります。それでも、日本でも便利な機能が解禁されたのは嬉しい進歩といえるでしょう。

 

Source: Google via 9to5Google

指やスタイラスでPDFに注釈が書き込める! Android版「Google ドライブ」がアップデート

米Googleはタブレット端末「Pixel Tablet」を発売予定であり、自社アプリをタブレットに最適化する動きを進めています。そんななか、Android版「Google ドライブ」アプリにスタイラスや指を使ってPDFに注釈を書き込める機能が追加されました。

↑指やスタイラスでPDFに“書き込める”ように

 

先週末、Google Workspaceチームは公式ブログで新規アップデートを発表。そのなかでAndroid版Google ドライブに「フリーハンドのPDF注釈」がサポートされたと述べています。

 

具体的なやり方は、次の通りです。

  1. Android端末で、「Google ドライブ」アプリを開きます
  2. 注釈を付けたいPDFをプレビューモードで開きます
  3. 右下にある、注釈ボタン(ペンのマーク)をタップします
  4. ツールバーが開き、複数の注釈ツールが表示されます。スタイラスや指を使って、注釈ツールを選ぶことができます

 

ペンや蛍光ペンなど、様々な筆の太さや色も用意されています。また消しゴム(1行単位)やUndo(取り消し)/Redo(やり直し)機能もあり、注釈を消さずに表示/非表示の切り替えも可能。ツールバーは、タップ&ホールドして他の場所に移すこともできます。

 

注釈を付け終えたら、それを元のPDFに保存するか、別の新規ファイルに保存することもできます。後者の場合、元のファイルは変更されないままです。

 

もっとも、いくつかのAndroidデバイス(Pixelスマホやサムスン製タブレット含む)を確認したところ、まだアップデートは反映されていない模様です。

 

この新機能はスタイラスを使うタブレットをますます便利にする一方で、スマホでもいざという時(PDF書類にサインするなど)に活躍しそうです。公式発表では「15営業日以内にロールアウト(時差のある展開)」とあり、手元のAndroidデバイスにやって来ることを楽しみにしたいところです。

 

Source:Google Workspace
via:9to5Google

英語学習に最適? Google 翻訳で複数候補が表示されます

Google(グーグル)は翻訳サービス「Google 翻訳」のアップグレードとして、より多くの翻訳候補が表示されるようになると発表しています。

↑Googleより

 

Google 翻訳ではこれまで、翻訳候補としてシンプルに1単語のみが表示されていました。しかし現在のGoogle 翻訳で例えば「novel」と検索すると、名詞の候補として「小説」「ノベル」「新奇」、形容詞として「新た」「目新しい」「奇抜」など、さまざまな候補が表示されるようになっています。

 

さらにGoogle 翻訳ではAI(人工知能)を利用することで、より文脈に沿った翻訳オプションが提供されます。これにより、「bass」が夕食の「スズキ(bass)」なのか、あるいはジャズセッションの「ベース(bass)」なのかを、意図に応じて正しい言い回し、現地の慣用句、適切な単語を使用して翻訳することができるのです。

 

Google 翻訳の新たなAI翻訳は英語、フランス語、ドイツ語、日本語、スペイン語などの言語で、今月から利用できるようになります。またすでにAndroid向けアプリで導入されているジェスチャー機能も、iOS向けアプリに導入される予定です。

 

 

英語を含めた言語の学習では、いかに語彙(語意)を増やし、単語にも複数の意味があることを把握するのが大事。そういった語学学習でも、Google 翻訳はさらに活用することができそうです。

 

Source: Google via Engadget

Google マップ、iPhone 14 Proの「Dynamic Island」で行き先案内が可能に

Google(グーグル)は地図サービス「Google マップ」のアップデートの一環として、「iPhone 14 Pro」シリーズのパンチホール部分「Dynamic Island(ダイナミック・アイランド)」を利用した道案内機能の追加を案内しています。

↑Googleより

 

iPhone 14 ProシリーズのDynamic Islandは、これまでのiPhoneに搭載されていた「ノッチ」の代わりに、画面上に独立した形で配置されています。そしてこの場所には、通知などをアニメーション「Live Activities(ライブアクティビティ)」として表示できるのです。

 

Google マップのアップデートではアプリがライブアクティビティに対応し、ターンバイターンの道案内が利用できるようになります。これによりユーザーはiPhoneのロックを解除しなくても、Google マップの自動車、自転車、徒歩、公共交通機関による道案内と到着予測時間をリアルタイムで確認できるのです。

 

なお、Apple(アップル)純正の地図アプリはすでにライブアクティビティに対応しています。ロック状態でも地図案内が確認できるGoogle マップのライブアクティビティ機能は、かなり便利に利用できそうな予感です。

 

Source: Google via MacRumors

Google、ChromeのBlinkエンジンをiOSで動作させる取り組みを開始

ウェブブラウザ「Chrome」にて利用されているGoogle(グーグル)の独自エンジン「Blink」を、iOS上にて動作させる取り組みが始まったことを、海外テックサイトの9to5Googleが伝えています。

↑BigTunaOnline / Shutterstock.com

 

グーグルはデスクトップ版やAndroid版のChromeにて、自社開発のエンジンことBlinkを使用しています。しかしiOS版ではApple(アップル)の要求により、「Safari」ブラウザと同じエンジン「WebKit」を使用しているのです。

 

The Registerが発見した新しいプロジェクトでは、GoogleのチームがChrome/Chromium(開発版)のBlinkエンジンを、iOSに移植する取り組みを始めたことが判明しています。ただし現時点ではBlinkを搭載したiOS版Chromeがリリースされる予定はなく、開発者向けの縮小されたアプリケーション「content_shell」に移植されることになりそうです。

 

グーグルは今回の取り組みについて、「これはiOSでのパフォーマンスを理解するために、オープンソースプロジェクトの一環として開発している実験的なプロトタイプです。ユーザーに提供されることはなく、私たちはAppleのポリシーを遵守していきます」との声明を発表しています。

 

というわけで、Blinkエンジンを利用したChromeブラウザのiOSへの投入はまだまだ難しそうな様相です。この点、いずれAppleによる規制が緩和されることを願いたいものです。

 

Source: The Register via 9to5Google

ChatGPT対抗! Googleが対話型AI「Bard」を発表

Google(グーグル)はチャット型AI(人工知能)「Bard」の開発を発表しました。

↑Googleより

 

チャット型AIとは、ユーザーと自然な形で会話ができるチャットボットのこと。質問に対して回答したり、小説やプログラミングのコードを記述することもできます。先日には、人気のチャットAI「ChatGPT」に有料プランが登場したことでも話題となりました。

 

Googleによれば、Bard(鳥のBirdではなく、吟遊詩人の意味)は「実験的な会話型AIサービス」として機能します。技術的には、Googleが2年間にわたり開発してきた大規模言語モデル「Language Model for Dialogue Applications (LaMDA)」プラットフォームの上に構築されています。

 

Bardはまず、LaMDAの軽量版として一部の開発者向けにリリースされ、徐々に展開が拡大されます。選ばれた開発者は来月、LaMDA上で動作する商用API「Generative Language API」が試用できる予定です。

 

Bardのさらなる詳細は、現地時間水曜日にパリで開催されるイベント「Google Presents」で発表されます。はたして、ChatGPTよりも自然で正確な会話ができるチャットAIに仕上がっているのかに注目です。

 

Source: Google via Engadget

Android 14ではスマホがPCのウェブカムになる?

Google(グーグル)の次期モバイル向けOS「Android 14」にて、スマートフォンをパソコンのウェブカメラとして使える機能が搭載される可能性を、開発者のMishaal Rahman氏が報告しています。

↑Tayfun Mehmed / Shutterstock.com

 

スマートフォンをパソコンのウェブカメラとして利用する機能については、Apple(アップル)が「Continuity Camera(コンティニュイティ・カメラ)」を提供しています。これにより、iPhoneの高画質なカメラを使用してMacでのビデオ会議が可能となります。

 

Rahman氏が発見したコードによれば、Googleが開発を進めている「DeviceAsWebcam」という機能では、Androidスマートフォンをパソコンのウェブカメラとして利用できます。AppleのContinuity Cameraとは異なり、DeviceAsWebcamでは「USBビデオクラス」(UVC)といった標準的なパソコンとの接続方法を採用しているのも特徴です。

 

現時点では、どのAndroidスマートフォンでAndroid 14のウェブカメラ機能が利用できるようになるのかは不明です。リモートワークの普及によりますます一般的になったウェブカメラによるビデオ会議が、さらに便利になることを期待したいものです。

 

Source: Mishaal Rahman / Twitter via 9to5Google

Googleの人工知能、どんなジャンルの曲もテキストから生成可能に

Googleは、文章による説明であらゆるジャンルの音楽を生成できるシステム「MusicLM」の研究を発表しました。

↑maxuser / Shutterstock.com

 

MusicLMは初の音楽生成ができる人工知能というわけではありません。Googleは以前に「AudioLM」を、そしてOpenAIは「Jukebox」を開発していました。しかしMusicLMは28万時間の楽曲で人工知能をトレーニングしたことで、より自然で本格的な楽曲の生成が可能になっています。

 

また、MusicLMではジャンルや楽器の組み合わせだけでなく、より抽象的な指示での楽曲の出力が可能です。たとえば、ダンスミュージックとレゲエのハイブリッドで、「驚きと畏怖の感覚」を呼び起こすような「宇宙的で別世界」のような曲、といった指示もできます。

 

さらに鼻歌や口笛、絵画の描写からメロディーを作ったり、ストーリーモードではいくつかの説明をつなぎ合わせて、DJセットやサウンドトラックを作ったりすることができます。なお人間が作成した楽曲とは異なり、ボーカルが理解できないことがあるほか、おかしな繰り返しをすることもあるようです。

 

MusicLMはGoogle AI生成ツールと同様、著作権上の懸念から一般には非公開。まだまだ完成形というわけではないようですが、いずれ人工知能により生成された楽曲が当たり前になる日がくるのかもしれません。

 

Source: Google via Engadget

閲覧履歴などが見られにくい、Android版Chromeでシークレットタブに指紋などの生体認証ロックが可能に

米Googleは、Android版Chromeでもシークレットモードにしたタブに、指紋などの生体認証によるロックを掛けられる新機能を展開していると発表しました。

↑Android版Chromeのシークレットモード

 

この機能は、iOS版では1年以上前から実装されていたもの。実はAndroid版でも2022年秋から利用はできましたが、あくまで「chrome://flags」からフラグを有効にすると使えるテスト機能という位置づけでした。ようやく、正式な機能となったわけです。

 

シークレットモードでは、閲覧履歴やCookie、サイトのデータやフォームの入力情報がデバイス内に保存されません。が、閲覧履歴が消されるのは、あくまでタブを閉じたときです。もしもタブを開いたまま、ほかのアプリに切り替えた状態で第三者にスマホを渡した場合は、どんなサイトを閲覧していたかを知られる恐れがあります。

 

が、この新機能をオンにしておくと、ほかのアプリからChromeに戻った場合は、シークレットタブを見るときは生体認証が求められることになります。ほかのタブは、特にロックが掛けられず普通に見ることができます。

 

この機能が有効になったChromeでは、右上にある3つのドットのメニューをタップ。そして[設定]>[プライバシーとセキュリティ]内に「Chromeを終了するときにシークレットタブをロックする」の項目が追加されています。

 

もっともシークレットモードであれ、閲覧履歴などがアクセス先のWebサーバーなどには残り続けるはず。完全に匿名になれるわけではないことを意識しつつ、賢く使っていきたいところです。

 

Source:Google
via:The Verge

YouTubeで新たに「最も古い動画」が出現。偽物か?

Googleの動画投稿プラットフォーム「YouTube」で、投稿日が最も古いとされる動画が新たに確認されました。

↑AngieYeoh / Shutterstock.comより

 

これまでYouTubeで最も古い動画は、YouTube共同創業者のJawed Karim氏によって2005年4月23日にサンディエゴ動物園の象の前から投稿された「Me at the zoo」でした。しかし先週木曜日に、2005年4月5日に投稿されたと表示されている「Welcome to YouTube!!!」という動画が出現したのです。

 

今回発見された動画はとてもシンプルで、静止画としてYouTubeのロゴに創業者となるChad Hurley、Steve Chen、Jawed Karimの名前が表示され、BGMにはVan Halenの名曲「Jump」が流れます。一見、YouTubeが投稿したテスト動画のようです。

 

一方で疑わしい点としては、「このプレミア公開ではチャットは無効です」と、YouTube設立時には存在しなかった機能が表示されていることがあるのです。また動画の投稿者のennは、動画が投稿されたよりも後の2005年9月に、YouTubeにアカウントを作成しています。

 

今回の騒動に関して、YouTubeの広報は「Me at the zoo」が最も古い動画だと確認し、投稿日の表示に関するバグの修正を表明しています。ennというアカウントがどのような手法で「最も古い動画」を新たに投稿したのか、実に気になるところです。

 

Source: YouTube via The Verge

噂の「Pixel Tablet Pro」は存在しない? スペック詳細の報告が登場

Google(グーグル)からの投入が噂されているハイエンドタブレット「Pixel Tablet Pro」について、その存在を否定するツイートをKuba Wojciechowski(クバ・ヴォイチェホフスキ)氏が発信しています。

↑「Pixel Tablet Pro」は存在していなかった…?

 

現在グーグルは、2023年に久々となるタブレット「Pixel Tablet」の投入を予定しています。一方で以前には海外テックサイトの9to5Googleが、ハイエンドモデルとなるPixel Tablet Proこと「Tangorpro」の存在について、報じたことがあります。

 

一方でWojciechowski氏によれば、グーグルは「Tangor」とTangorproの2つの製品を開発していたものの、現在はそれらの計画が統合され、Pixel Tabletとして発売されるとしています。Pixel Tabletのスペックとしては、「Tensor G2」チップや8GB RAM、256GBのストレージが搭載されるようです。さらに9to5Googleは、Pixel Tabletのディスプレイ解像度が2560 x 1600ドットとなり、本体側面に指紋認証センサーが搭載されると伝えています。

 

Pixel Tabletでは、2種類のスピーカードックが登場するという噂もあります。それらの詳細の発表も含めて、今年5月に開催される開発者会議「Google I/O」に期待したいものです。

 

Source: Kuba Wojciechowski / Twitter via 9to5Google

Google折りたたみスマホ「Pixel Fold」にも「ふせるだけでサイレントモードをオン」がありそう

米Googleは折りたたみスマートフォン「Pixel Fold」を2023年の夏~秋に発売すると噂されています。その新たな手がかりとして、一般のAndroidスマートフォンと同じ「Flip to Shhh(ふせるだけでサイレントモードをオン)」操作がある可能性が指摘されています。

↑ふせるだけでサイレントモードをオンにする

 

Androidのサイレントモードとは、スマートフォンを消音にして、バイブレーションや視覚的な通知を止めること。そして「伏せるだけでサイレントモードをオン」は、平らな場所で伏せるだけでサイレントモードになる設定です。たとえばPixelスマホであれば設定アプリ内の「Digital Wellbeingと保護者による使用制限」中にトグルスイッチ(オンオフの切り替え)が用意されています。

 

米9to5Googleは、Google Playストアで配布されるDigital Wellbeing 1.5安定版を解析して、折りたたみスマホでの「ふせるだけでサイレントモードをオン」に関する説明を見つけたとのこと。スクリーンショットには「Do Not Disturb(サイレントモード)をオンにするには、携帯電話が折りたたまれていることを確認し、平らな面に下向きに置いてください。Do Not Disturbがオンになると、微妙な振動を感じるでしょう」と書かれています。

↑9to5Googleより

 

まず折りたたむ必要があるほかは、現行のPixelスマホと同じ手順です。折りたたみ画面を開いたまま伏せれば、ディスプレイに不要な負担を掛けかねないため、先に折りたたんでおくことは理にかなっているでしょう。

 

ほか、以前Googleカメラアプリからも、折りたたみスマホならではの操作を予感させるアイコンが見つかっていました。すでにサムスンのGalaxy Z Foldシリーズを初め多くの折りたたみ端末が販売中ですが、Pixel FoldではGoogleならではの洗練された体験ができると期待したいところです。

↑このアイコンは……

 

Source:9to5Google

グーグル、AirTag風の「紛失防止タグ」を開発中?

Google(グーグル)が独自の紛失防止タグを開発していると、デベロッパーのKuba Wojciechowski(クバ・ヴォイチェホフスキ)氏が伝えています。

↑コードネーム「Grogu」が進行中

 

Apple(アップル)が販売する紛失防止タグ「AirTag」は、バッグや財布などに取り付けることで、その場所を知ったり、アラートを鳴らしたりすることができますが、「Pixel 6 Pro」や「Pixel 7 Pro」には、紛失防止タグでも活用できるワイヤレス通信方式「UWB(超広帯域通信)」が追加されていました。

 

Wojciechowski氏によれば、Googleは現在、Bluetoothの素早いペアリングを実現する機能「Fast Pair」を活用した、紛失防止タグの開発を進めているとのこと。開発はスマートホームデバイス「Nest」のチームが担当しており、「Grogu」「GR10」「Groguaudio」など複数の開発コードが存在しているようです。

 

製品の特徴として、紛失したアイテムを見つけるためのスピーカーを搭載していることが挙げられているほか、複数のカラーバリエーションが存在する模様。通信方式としては、UWBだけでなくBluetooth LEにも対応するそうです。

 

Wojciechowski氏は、この紛失防止タグは2023年5月の開発者会議「Google I/O」で発表され、今秋に新型Pixelスマートフォンと共にリリースされるかもしれないと予想。Googleからの正式発表に期待です。

 

Source: Kuba Wojciechowski / Twitter via The Verge

折りたたみPixel Foldはこんな形? 流出ケースモックを見てみましょ

Google(グーグル)からの投入が期待されている折りたたみスマートフォン「Pixel Fold(仮称)」のケースモックが流出したとして、YouTubeチャンネルのDave2Dが報告しています。

↑Dave2D / Youtubeより

 

Pixel Foldに関しては、今年の夏にも登場するとの観測が報告されています。流出したレンダリング画像をみると、本体はSamsung(サムスン)の「Galaxy Z Fold」シリーズとは異なり、若干横長に。また、最新プロセッサの「Tensor G2」を搭載するようです。

 

 

今回公開されたケースモックを見ると、まず開いた状態野での厚さが5.7mmと、かなり薄型なデバイスであることがわかります。これはSamsungの「Galaxy Z Fold4」よりも、0.6mm薄い数値です。また以前の噂通り、画面はより横長な縦横アスペクトとなっています。

 

搭載したディスプレイは、若干ベゼルが太め。ヒンジに関しては隙間がなく、閉じたときにディスプレイがよりなだらかにカーブする「水滴型ヒンジ」に相当するようです。またスピーカーが左上と右下に配置されていることから、どちらの向きでもステレオでのサウンド再生が楽しめるようです。

 

↑Dave2D / Youtubeより

 

その登場が徐々に近づいていると予測される、Pixel Fold。Pixelスマートフォンのラインナップをさらに拡大することが期待されます。

 

Source: Dave2D / YouTube via 9to5Google

「Chromecast with Google TV」の新型が開発中? ハイエンドモデルかも

米グーグルが、「Chromecast with Google TV」の新型を準備中である可能性を示す手がかりが見つかったと報じられています。

↑Chromecast

 

Chromecastシリーズは、テレビのHDMI端子に挿してさまざまなコンテンツを楽しめるようにするメディアストリーミング製品です。もともとはスマートフォンやタブレットで再生していた動画などをテレビに「キャスト」するものでしたが、2020年秋に発売された「Chromecast with Google TV」ではGoogle TVも搭載。

 

これによりテレビに接続するだけでYouTubeやNetflixなどの動画ストリーミングアプリを利用できるようになり、後に廉価モデルの「Chromecast with Google TV(HD)」も投入されています。前モデルとの違いは、主に解像度が4KからHDに抑えられたことです(RAMも2GBから1.5GBに減らされたとの分析もあり)。

 

さて米9to5Googleによると、「Google Home」アプリの最新のプレビュー版から「YTC」と呼ばれる新型Google TVデバイス向け初期の準備が見つかったとのこと。ほかのところのコードでも、以前の「YTV (Chromecast with Google TV)と「YTB (Chromecast with Google TV(HD))」 と並んでいることから、「Chromecast with Google TV」の1モデルであることは確かだそうです。

 

すでに廉価モデルは発売されていることから、現在の上位モデルに代わる、より高性能な製品をリリースする予定とも推測されます。もっとも、具体的なスペックは明らかになっていません。

 

「Chromecast with Google TV」は内蔵ストレージの容量が小さいため、複数のアプリをインストールしつつ更新することが難しくなっています。もしも次期モデルが本当に開発中であれば、ストレージを増やすほか、より高速なプロセッサーを搭載する、2つ目のUSB-Cポートを追加してさまざまなアクセサリーを接続可能にすることなどが望まれそうです。

 

Source:9to5Google

GoogleのStadiaに朗報。コントローラーがBluetooth接続に対応へ

1月18日にサービスが終了するGoogleのクラウドゲームサービス「Stadia」ですが、純正コントローラー「Stadia Controller」へのBluetooth接続機能の追加が発表されました。

↑Ascannio / Shutterstock.comより

 

2019年にサービスが開始されたStadiaですが、「期待したほどのユーザーからの支持が得られなかった」として、昨年9月にサービスの終了が発表。購入されたハードウェアやゲーム、アドオンコンテンツなどの払い戻しがおこなわれています。

 

一方でStadia Controllerは、入力レイテンシーを低減するためにWi-Fiによる接続が採用されてきました。しかしStadiaのサービス終了が迫っている今、このコントローラーへのBluetooth接続機能がユーザーから求められていたのです。

 

Googleによれば、Stadia ControllerにBluetooth接続機能を追加するには「セルフサービスツール」を利用し、詳細は今週に発表されるとのこと。Stadiaのサービス終了は残念ですが、結果として無料のコントローラーが手に入ったのは悪くない話ではないでしょうか。

 

Source: Stadia Community via 9to5Google

AndroidスマホでもiPhoneのようにeSIMをクイック転送できるようになるかも

すでにiPhoneでは、デジタルSIMの「eSIM」を以前使っていた機種から新しいモデルに転送することができます(一部キャリアのみ)。こうしたeSIMのワイヤレス転送が、将来的にAndroidスマートフォンでもできる可能性が浮上しています。

↑eSIMが転送可能になる手がかりを発見か

 

この手がかりは、米グーグルが公開した最新のAndroid 13ベータ版(Android 13 QPR2 Beta 2)から発見されたものです。本ベータ版は、Pixelスマホ用Androidベータプログラムに参加しているユーザー向けに配信されています。

 

Android OS解析でおなじみのMishaal Rahman氏によれば、最新ベータにはeSIMプロファイル転送に関する情報が含まれているそうです。すなわち古いAndroidスマホから新たなスマホにeSIMプロファイルを転送したり物理SIMカードのプロファイルをeSIMプロファイルに変換できる日が近いかもしれないとのことです。

 

ただし、デバイス間でのeSIMプロファイル転送は、eSIM仕様で定義されているとは考えられないため、どのデバイスがサポートするかは不明。少なくともPixelスマホ間では転送できるようになる、と推測されています。

 

もしもユーザーが次期「Pixel 8」を買った場合、以前のPixelスマホからeSIM、あるいは物理SIMをすばやく移行できるかもしれないわけです。

 

記事執筆時点では、グーグルがこの機能をいつリリースするのか明らかではありません。開発者情報サイトXDA Developersは、今年3月のPixel Feature Drop(3か月ごとにPixelスマホに提供される新機能)で登場するかもしれず、次期「Android」に含まれるかもしれないと指摘しています。

 

もしもこの機能が実現すれば、eSIM対応Androidスマホの乗り換えがスムーズになるはず。複数のAndroidデバイスを持つ人がeSIMを使い回す上でも、便利な機能となるのかもしれません。

 

Source:Mishaal Rahman(Twitter)
via:XDA Developers

Wear OS 3搭載スマートウォッチで、ついにスマホなしのターンバイターンナビが可能に!

米グーグルはスマートウォッチ向けOS「Wear OS 3」用Googleマップアプリに、母艦のスマートフォンなしにターンバイターン方式のナビゲーション機能が使えるようになったことを発表しました。

↑待望の機能!

 

ターンバイターンナビとは、目的地への移動中に現在地や最適なルートをユーザーに教えてくれる機能のことです。この機能は以前から待ちに待たれていましたが、ついに利用可能となりました。

 

このニュースは、Wear OSのヘルプフォーラムで今月初めに発表されたものです。LTE(4G)対応のスマートウォッチで利用できるほか、Wi-Fiモデルでも使えるとのこと。ただし、後者はWi-Fiに接続していないと機能しません。

 

ナビゲーションを利用したい場合は、Wear OSウォッチでGoogleマップアプリを開き、向かう目的地を音声等で入力すれば始められます。またスマートフォンとペアリングしている場合は、経路検索はスマホ側で開始できますが、スマホから遠ざかると直ぐにウォッチ側でルートを表示し始めるとの趣旨も付け加えられています

 

今のところ自転車、車、徒歩のナビに対応しているとのことです。他の交通手段についても、後にアップデートで追加される可能性がありそうです。

 

以前グーグルは、Wear OS向けGoogleマップアプリがオフラインでのナビにも対応することを約束していました。そちらも、近い将来に実現するのかもしれません。

 

Source:Google
via:Wccftech

Pixel 7のカメラバーが落としてないのに割れたとの報告が多数。温度差のため?

米グーグルが昨年発売したハイエンドスマートフォンPixel 7で、背面カメラレンズのカバーガラスが落としていないのに粉々に割れたとの報告が、複数のユーザーから寄せられています。

↑一体なぜ?

 

こうした報告は、海外大手掲示板Redditやグーグルのサポートフォーラム等で多くが確認できます。またTwitterでも報告事例がかなりあり、「#pixel7brokencamera」で検索すると生々しい写真を次々と見ることができます。

 

考えられる原因の1つは、たとえば寒い屋外と暖かな室内との温度差です。「暖かい場所から寒い場所に持っていくとガラスが割れる」という現象が、Pixel 7のカバーガラスに起こったのではないかというわけです。

 

グーグル公式の説明によると、最新のPixel 7シリーズは摂氏0度~35度で最適に動作し、保管はマイナス20~45度の範囲で可能とされています。

 

しかし、Pusha NFT(@timboevbo)というTwitterユーザーは、華氏61度(摂氏では約16度)の部屋から華氏28度(マイナス2度)の部屋にPixel 7を持って行くとガラスが粉々になったと述べています。

 

ほか、同じ運命をたどった別のPixel 7ユーザーの「他の人が何をしているかは知らないが、私は自分のデバイスを冷凍庫で使っているわけではない」との書き込みも確認されています。

 

では、結局のところ真の原因はどこにあるのか。あるRedditユーザーは、製造のバラツキか、あるいは素材のせいかもしれないと推測しています

 

「ガラスと(カメラバーの)アルミニウムは熱膨張率が異なる(中略)アルミニウムに近い部分(穴の外側にある)ガラスは製造のバラツキと急速な熱膨張に晒されることがある。ガラスの接着剤が硬すぎた場合(低温で剛性が上がり)ガラスが割れる原因になる可能性がある」というわけです。

 

この問題をグーグルに報告したユーザーの中には、新品に交換してもらえた人もいるようです。そして、SNSやネット上で苦情の数が着実に増えているなか、グーグルが同じように交換に応じる可能性も低くないと思われます。

 

記事執筆時点では、Pixel 6シリーズで同じ問題が起こったとの報告は確認されていません。Pixel 7シリーズとはカメラバーのデザインが異なることが関係しているとの推測もあります。

 

ともあれ、お持ちのPixel 7のカメラカバーガラスが落下していないのに割れてしまった場合は、グーグルに報告して対応を待った方がよさそうです。

 

Source:Pusha NFT(Twitter) 
via:PhoneArena

Galaxy Z Flip4とGoogle Pixel 7が次のスタンダードと言える理由とは

9月に発表されたiPhone 14シリーズはスマホ市場で話題の中心となっているが、一方で今季はAndroidモデルも豊作だ。乗り換えの有力な選択肢となる気鋭の2機種について、その独自性を深掘りする!

※こちらは「GetNavi」 2022年12月号に掲載された記事を再編集したものです

 

KEY TREND ≪スマホNEW WAVE≫

アーリーアダプターたちが数年前から注目していたフォルダブルタイプが堅実に進化し、国内の一般層に受容され始めている。UIの親しみやすさに定評があるGoogleの新作も見逃せない。

 

【Introduction】近年は外資系の参入でAndroid機種の選択肢が充実

下の表を見ると、2017年は国内シェア47.5%のAppleと、国内大手4社との合計で9割近くのシェアを占めていた。22年は、Apple(iPhone)のシェアが微減したことに加えてAndroid端末のシェアが細分化。外資系メーカーが多く参入して市場が活況を呈し、好みのデザインや求める機能に即した選択がしやすくなった。

 

2017年 ベンダー別シェア

●IDC Japan による、2017年通年の国内スマートフォン出荷台数の調査に基づき作成

 

2022年 スマホユーザーがメインで利用している端末

 

2022年 Android機種内訳

●MMD研究所による「2022年5月スマートフォンOSシェア調査」に基づき作成

 

【その1】斬新なだけでなく堅実に“使える”進化を遂げた

 

 

Galaxy

Galaxy Z Flip4

実売価格15万4000円(ドコモオンラインショップ)

 

閉じるとコンパクトなサイズ感ながら、開けば約6.7インチのディスプレイを使用できるフォルダブルスマホ。閉じたままでもカバーディスプレイでプレビューを確認しながら、クイックにセルフィー撮影ができる。背面ガラスやフレームには強度の高い素材を採用し、耐久力がアップ。

 

SPEC

ディスプレイ: 約6.7インチ(メイン)/約1.9インチ(カバー)

カメラ: 広角12MPほか1基(アウト)/広角10MP(イン)

サイズ: 約W72×H165×D69mm(展開時)

質量: 約187g

●CPU:Qualcomm(R) Snapdragon(TM)8+ Gen 1 3.18GHz/1+ 2.7GHz/3 + 2.0GHz/4●OS:Android 12●内蔵メモリ:8GB(RAM)、128GB(ROM)●バッテリー:3700mAh●生体認証:指紋/顔●防水性能:IPX8

 

↑折りたたんだ状態のヒンジ背面には「Galaxy」(グローバルモデルは「Samsung」)のロゴを刻印。高いデザイン性も魅力だ

 

↑約1.9インチのカバーディスプレイはタップまたはスワイプで操作可能。通知の確認や、メッセージの返信、電話の応答など簡単な操作は端末を閉じたまま行える

 

↑折り曲げた状態でテーブルなどにセットすれば、ハンズフリーでセルフィー撮影ができる。スタンド不要でライブ配信やビデオ通話ができる点もうれしい

 

私が断言します!

モバイルライター

井上 晃さん

スマホやスマートウオッチなど、最新モバイル事情に精通。国内外で取材し、数多くの雑誌やウェブで執筆する。

Flip4がNEXTスタンダードなワケ

[Point 1]マルチタスク向きな縦長デバイスをコンパクトに携行

[Point 2]背面やフレームなどさらに改良された耐久性

[Point 3]アフターサポートの強化で長く使えるように

「従来機同様、防水性能や開閉への耐久力は十分。背面やフレームの耐久性向上に加え、アフターサポートの強化も重要です。購入後1年は無償で保護フィルムを交換できるほか、Android OSは4世代ぶん、セキュリティアップデートは5年間サポート。“斬新なガジェット”から“堅実に5年運用できる端末”として選択肢に躍り出ました」

 

【その2】搭載チップセットが進化しAIを生かした機能が秀逸

 

Google

Google Pixel 7

実売価格8万2500円(128GB)

 

「Google Tensor G2」を新搭載し、高度な機械学習や音声認識の技術を獲得。バッテリー効率の向上やセキュリティの強化、カメラの新機能「シネマティックぼかし」などを実現した。「Pixel 6」と比較するとわずかながら小型軽量化し、ディスプレイのベゼルも狭くなっている。

 

SPEC

ディスプレイ: 6.3インチ、最大90Hz対応

カメラ: 広角50MPほか1基(背面)/10.8MP(前面)

サイズ: W73.2×H155.6×D8.7mm

質量: 197g

●ディスプレイアスペクト比:20対9●最大輝度:1400ニト●CPU:Google Tensor G2●OS:Android 13●内蔵メモリ:8GB(RAM)、128/256GB(ROM)●バッテリー:4355mAh●生体認証:指紋/顔●防塵・防水性能:IP68

 

↑バッテリー効率が改良され外出中の充電切れの心配を軽減。通常24時間以上、最長72時間の駆動が見込める

 

↑鮮明な6.3インチディスプレイは高速で応答性が高く、スムーズなゲームプレイやスクロールを実現。明るさがPixel 6より25%向上しており、晴れた日の屋外でもさらに見やすくなった

 

↑Pixel 7のカラバリはSnow、Obsidian、Lemongrassの3種類を展開。リサイクル素材から作られたアルミニウムフレームを採用し、スタイリッシュなマット仕上げを施した

 

↑Googleフォトアプリを用いるボケ補正機能を新搭載し、ぼやけた写真をAI処理で鮮明に改善。本機で撮った写真はもちろん、過去に別のカメラで撮影したブレブレの写真にも適用できる

 

↑同社初のスマートウオッチ「Pixel Watch」やTWS「Pixel Buds Pro」など、シリーズのデバイスとシームレスに連携。気に入ったGoogleアプリは、デバイスを問わずに楽しめる

 

【コレもCheck!】トリプルカメラ搭載の上位機種は望遠もマクロフォーカスも対応

 

Google

Google Pixel 7 Pro

実売価格12万4300円(128GB)

 

背面3基のカメラシステムには、専用の5倍望遠レンズと30倍超解像ズームを搭載し、離れた場所からでもくっきりとした写真の撮影を実現。マクロフォーカスでの撮影も上位モデルの特権だ。5GはSub6のほかミリ波帯もサポート。

 

SPEC

ディスプレイ: 6.7インチ、最大120Hz対応

カメラ: 望遠48MPほか2基(背面)/10.8MP(前面)

サイズ: W76.6×H162.9×D8.9mm

質量: 212g

●ディスプレイアスペクト比:19.5対9●最大輝度:1500ニト●CPU:Google Tensor G2●OS:Android 13●内蔵メモリ:12GB(RAM)、128/256/512GB(ROM)●バッテリー:5000mAh●生体認証:指紋/顔●防塵・防水性能:IP68

 

モバイルライター 井上 晃さんが断言!

Pixel 7がNEXTスタンダードなワケ

[Point 1]次世代のGoogle Tensor G2を搭載

[Point 2]アップデートプログラムの機能追加に期待

[Point 3]Googleストアではおトクに購入できる場合も

「オンデバイスAIの活用に定評がある同社。Pixel 7では搭載チップが『G2』に進化し、レコーダーでは話者の識別、カメラでは手ブレの補正などが可能です。アップデートプログラムで定期的に新機能が追加されるのも秀逸。新しい体験を求める人にとっては刺激的な1台です。発表後には下取りキャンペーンの還元が高額と話題に」

 

●画像提供:Google

グーグル「Pixel 7a」、ついに90Hz表示対応? RAMも8GBにアップ、パワフルになりそう

米グーグルの次期廉価スマートフォン「Pixel 7a」のハンズオン動画が流出し、画面のリフレッシュレートや搭載RAM容量などの手がかりが明らかとなりました。

↑Image:SmartPrix

この動画は、もともとベトナム発(現地ではPixel aシリーズを製造)のFacebook非公開グループに公開されたものです。メンバー限定公開のはずでしたが、リークサイトSlashleaksなどに流出していました

 

ここから判明したのは、一つには大まかなデザインでした。Pixel 7やPixel 6aと似ていながらも、背面カメラバーの切り欠きや素材が違っているようで、ほぼ昨年末にリークされた予想レンダリング画像と一致しています。

 

またディスプレイは、90Hzのリフレッシュレートに対応していることも明らかに。現行モデルのPixel 6aでは60Hzまでしかサポートされていないことに不満の声も上がっていただけに、うれしい強化となりそうです。

 

しかし情報提供者のNo name氏によると、その後グーグルは流出したPixel 7aをリモートロックしてしまったとのことです。そのため電源を入れてもホーム画面は表示されず、Fastbootメニュー(デバイスが起動できないときに表示)で止まっています。

 

が、このFastbootメニューからRAMとストレージ容量に関する情報が得られました。前者はサムスン製の8GB LPDDR5 RAMであり、後者はマイクロン製の128GB UFSストレージ(UFS 3.1の可能性もあり)。また、長らく噂されていたPixel 7aの開発コード名「Lynx」も、Fastbootメニューで確認できます。

 

前モデルとなるPixel 6aは第1世代のGoogle Tensorチップ、6GBのLPDDR4x RAMを搭載。それに対してPixel 7aの噂話を総合すると、Pixel 7やPixel 7 Proと同じTensor G2チップ、より高速なLPDDR5 RAM採用ということで、よりパワフルなデバイスになりそうです。

 

ほかPixel 7aはセラミックボディを採用、ワイヤレス充電にも対応、カメラ性能が向上するといった噂話もありました。お手ごろ価格、性能はそれなりというPixel aシリーズのイメージを塗り替える、超お買い得スマホとなるのかもしれません。

 

Source:No name(Twitter)
via:Gizmochina

2022年は「耳を塞がないイヤホン」が大ヒット! 2023年につながるポータブルオーディオ最前線をチェック

2022年もポータブルオーディオの新たな可能性に道が拓き、音楽リスニングや音声によるコミュニケーションのトレンドがいくつも生まれました。そこで、本記事では来る2023年にもつながる「ポータブルオーディオ最前線」を振り返ってみたいと思います。

 

2022年に最もヒットしたオーディオは「ながら聴きイヤホン」

まずはワイヤレスイヤホンの話題から。今年も左右独立型のいわゆる“完全ワイヤレスイヤホン”の新製品が数多く発売されました。2020年頃から、アクティブノイズキャンセリングと外音取り込み機能を搭載するモデルがずっと好調な売れ行きをキープしていますが、2022年に割って入ったのは「耳を塞がないイヤホン」でした。

 

外殻である「ハウジング」に小さな孔を設けたり、頭蓋骨を振動させて音を聴く骨伝導方式のイヤホンが登場したりと、耳を塞がないイヤホンにもさまざまな種類の製品があります。

↑ソニーのLinkBudsは2022年に発売された耳を塞がないイヤホンの代表格

 

耳を塞がないイヤホンは音楽や通話音声を聴きながら、外の環境音にも同時に注意を向けやすいことから人気を博しています。主な用途は屋外でのジョギングなどのワークアウト、オンライン会議、そしてオーディオブックを聞きながら家事をこなすといった、「ながら聴き」です。

↑外耳に挟み込むように装着するワイヤレスイヤホン「ambie sound earcuffs/AM-TW01」

 

耳を塞がないイヤホンと相性のいい新エンタメ「Sound AR」

個人的に、耳を塞がないイヤホンは、屋外を歩きながら安全に使える点で優れていると感じます。そのメリットを活かせる、新しいスタイルのエンターテインメントが2022年に大きく成長しました。ソニーが提案する「Sound AR」です。

 

街の中、屋内施設など現実世界のロケーションに「音によるイベントスポット」を重ねて、現実世界の風景の上に音のエンターテインメントや音声情報によるデジタル仮想空間を再現します。ソニーのアプリ「Locatone(ロケトーン)」と、スマホとペアリングしたイヤホン・ヘッドホンを使って、各スポットに配置された音を聞きながら、仮想世界のイベントにのめり込めるところが、Sound ARの醍醐味です。

↑街の中に張り巡らされたSound ARイベントを楽しむソニーのアプリ「Locatone」

 

LocatoneによるSound ARはさまざまなイヤホン・ヘッドホンで楽しめますが、屋外を歩きながら聞くコンテンツが多めなので、耳を塞がないイヤホンと相性が良いと感じています。ソニーが2022年春に発売した「LinkBuds」シリーズも、斬新なドーナツ型のデザインが話題を呼び、「ながら聴き」にベストなワイヤレスイヤホン。そういったイヤホンを耳に着けて、足を使い、体を動かしながら音を聞いて楽しむSound ARの新たな展開に、2023年も要注目です。

 

新AirPods ProにGoogle Pixel Buds Proのアプデで、空間オーディオに広がりが

2022年は約3年ぶりにノイズキャンセリング機能を搭載するアップルのワイヤレスイヤホン「AirPods Pro」の新世代機が発売を迎えました。ノイキャン効果が高くなり、サウンドもより力強い低音を出せるイヤホンに進化しています。細かなところでは、充電ケースに入れたまま「探す」アプリからリモートでイヤホン本体を探せる機能が秀逸だと思います。

↑3年ぶりにリニューアルされたアップルのノイキャン機能付きワイヤレスイヤホン「AirPods Pro」

 

AirPods Proといえば、ドルビーアトモスによる「空間オーディオ」の立体音楽体験と相性の良いワイヤレスイヤホンとしても注目されています。特に最新のiPhone、iPadなどアップルのデバイスと組み合わせると、顔や体の動きに対して空間オーディオの音が連動して、よりリアルな没入体験が味わえる「ダイナミックヘッドトラッキング」を利用できます。

 

空間オーディオという立体音楽体験そのものはアップルだけのものではなく、ソニーの「360 Reality Audio」もまた同じカテゴリーのエンターテインメントに分類されます。また、グーグルも2023年1月のソフトウェアアップデートにより、Pixelシリーズのスマホとワイヤレスイヤホン「Google Pixel Buds Pro」の組み合わせで、空間オーディオ体験をサポートすることを予告しています。

 

グーグルのデバイスではどんなコンテンツが、どのプラットフォームと連携して楽しめるようになるのか気になりますが、2023年は空間オーディオが大いに盛り上がりそうです。

↑グーグルのワイヤレスイヤホン「Google Pixel Buds Pro」も空間オーディオ再生対応を予告しています

 

Bluetoothオーディオの新技術「LE Audio」で注目は「Auracast」

少し立ち上がりが遅れていますが、Bluetoothオーディオの新世代技術である「LE Audio」に対応するスマホ、オーディオ製品が2023年から少しずつ出揃うことも期待されています。LE Audioはハイレゾワイヤレス再生、Bluetoothオーディオを使ったVoLTEなみの高品位な音声通話などの体験が可能。個人的には、スマホなどの1台のBluetooth機器から、同時に複数のワイヤレスイヤホン・ヘッドホンへ同じコンテンツを同期させて送り出す「Auracast(オーラキャスト)」という技術が筆者は最も気になっています。

 

LE Audioに対応するデバイス、Auracast対応のサービスが出揃うと、たとえばテーマパークに出かけて、Sound ARや空間オーディオのような音響系エンターテインメントを大勢の参加者と一緒に楽しめるようになります。音楽ライブや、映像と音を組み合わせたアート作品などにも新しい可能性が見えてきそうです。2023年は「Auracast」というキーワードにぜひ注目してください。

↑Bluetooth LE Audioに対応するイヤホン・ヘッドホンなどのオーディオ機器を身に着けた複数のユーザーが、同じオーディオコンテンツを一斉に楽しめるようになる「Auracast」に注目です

 

2023年はポータブルオーディオプレーヤーが来る!?

最後に、筆者が2022年に買って「大満足のオーディオ」をひとつ紹介しようと思います。オーディオテクニカのポータブル・アナログレコードプレーヤー「サウンドバーガー」です。

 

本体にアナログレコードをハンバーガーのように挟み込んで聴くデザインがとてもユニークな製品ですが、音はBluetooth対応のヘッドホンやスピーカーで聴ける、とても実用的な製品でもあります。アナログレコードをジャケ買いしてしまったけれど聴く機械を持っていない方には、大がかりなコンポを揃えなくていいサウンドバーガーがおすすめです。……が、残念ながら本機は世界で台数を限定して販売した製品だったので、現在は好評につき完売。2023年の再販、またはレギュラー商品化を願うばかりです。

↑レコード再生が手軽に楽しめる画期的なポータブルプレーヤー「サウンドバーガー」。Bluetoothヘッドホン・イヤホンで“アナログの音”が聴けます

 

今は音楽配信サービスが広く普及していますが、アナログレコードを持ち歩きながら聴けるサウンドバーガーが注目を浴びたことで、ポータブルオーディオプレーヤーがまた勢いを盛り返すのかもしれません。2023年も年初から、私たち音楽ファンをあっと言わせるような製品が登場することを期待しましょう。

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

2022年のガジェット業界を振り返り! 来年見逃せない「ウワサ」と共に。

2022年ももう間もなく終わり! 今年のデジタル業界にもさまざまな新製品やサービスが登場しました。本記事ではグローバルで話題となったガジェット関連のトピックスと2023年以降の噂を、日々海外の最新ニュースに触れている筆者の視点で振り返ってみます。

 

本格化するGoogleの多デバイス展開

↑Googleより

 

2022年のデジタル業界で、最も多くの話題をさらったのはGoogleでしょう。同社は今年、初となるスマートウォッチ「Pixel Watch」を発表。さらに2023年には、久々となるタブレット「Pixel Tablet」の投入も予定しています。スマートフォンにくわえてスマートウォッチ、タブレットとラインナップを広める同社は、サムスンやAppleとシェアの取り合いをする準備を整えています。

 

さらに現時点では未発表ですが、Googleが2023年に折りたたみスマートフォン「Pixel Fold」を投入するという情報もあります。また、2025年には横折りスマホと縦折りスマホの2機種が登場するという噂も…。今後も、Googleのハードウェアビジネスには大いに注目する必要がありそうです。

 

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折りたたみスマホも着実に世代交代

↑サムスンより

 

今年は数多くの折りたたみスマートフォンが各社から登場しました。折りたたみスマホのカテゴリーを牽引するサムスンの「Galaxy Z Fold4」「Galaxy Z Flip4」だけでなく、モトローラシャオミOPPOからも新モデルがデビュー。どの製品もスペックが向上しただけでなく、ヒンジ構造やディスプレイ素材を進化させることで、折り目が目立たなくなるなど使い勝手が向上しています。

 

さらに2023年には、ファーウェイOnePlus、またGoogleから折りたたみスマートフォンが登場するという噂も。また、Appleが折りたたみタブレットを準備しているという情報もあります。近い将来、折りたたみスマートフォンはますます身近な存在となりそうです。

 

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MetaはVR市場を拡大できるか?

↑Metaより

 

今年、さまざまな分野で導入への試みが見られた「メタバース」。そんなメタバース業界を牽引するMetaから新たに投入されたのが、ハイエンド向けの「Meta Quest Pro」です。どちらかといえば開発者向けの製品ではありますが、より求めやすいオールインワンVRヘッドセット「PICO 4」も登場するなど、選択肢が増えるのはいいことです。

 

そして来年に向けて最も登場が期待されているのは、ソニーのPlayStation 5向けVRヘッドセット「PlayStation VR2」でしょう。こちらはゲーム機向けながら本格的なVR表示やコントローラーが付属するなど、かなり気合の入った出来になる模様。さらに、Metaから次期VRヘッドセット「Meta Quest 3」も登場予定です。また、もしAppleからもAR/VRヘッドセットが投入されれば、業界が盛り上がること間違いなしですが…はたして、どうなることやら。

 

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巻き返しなるか、Androidスマホのプロセッサー

 

↑クアルコムより

 

Androidスマートフォン業界を下支えする、クアルコムの「Snapdragon」シリーズ。今年はハイエンド向けとなる「Snapdragon 8+ Gen 1」から「Snapdragon 8 Gen 2」、ミドルレンジ向けの「Snapdragon 6 Gen 1」や「Snapdragon 782G」、そしてスマートウォッチ向けの「Snapdragon W5」など、多様なプロセッサーを投入。長らく放置されていたスマートウォッチ向けのプロセッサーを刷新されたので、Googleの「Wear OS」を搭載したスマートウォッチのさらなる新機種の投入に期待したいものです。

 

別の大きな流れとして、サムスンが独自プロセッサーの開発に乗り出したという情報も。Googleも「Pixel」スマートフォンに独自プロセッサー「Tensor」を採用していますし、今後はAndroidメーカーによるさらなるクアルコム離れが進むのかもしれません。

 

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衛星通信がさらに身近に

↑Appleより

 

2022年に何度も聞いた、「衛星通信」という言葉。ロシアによるウクライナへの侵攻でも、インフラが破壊された現地にてSpaceXの衛星インターネット「Starlink」が活躍しました。さらに、「iPhone 14」でも衛星通信による緊急通報が追加され、2023年には対象国が拡大される予定です。

 

さらに2023年には、サムスンのフラッグシップスマホ「Galaxy S23」にも衛星通信機能が搭載されるという噂も。また次期OS「Android 14」でも衛星通信が標準サポートされるという情報も伝えられており、来年はさらに多くの衛星通信対応スマートフォンが登場するのかもしれません。

 

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音声アシスタント対決は誰が勝つ? Google アシスタントかSiriか、Alexaか…

Google(グーグル)やApple(アップル)、Amazon(アマゾン)、Samsung(サムスン)の音声アシスタントの機能や精度を、著名YouTubeチャンネルのMKBHDが公開しています。

↑MKBHD / YouTubeより

 

今回の調査では、Googleの「Google アシスタント」、Appleの「Siri」、Amazonの「Alexa」、Samsungの「Bixby」を比較。ここ数年の評価では、Google アシスタントがスマートフォン向けの音声アシスタントとして最も評価されてきました。

 

 

MKBHDによれば、どの音声アシスタントも一般的な質問や天気、タイマー設定などのタスクでは、差はなかったとのこと。一方でGoogle アシスタントとBixbyは、写真を撮影したり、音声録音を開始するなど、よりアプリやハードウェアと密接した連携が可能でした。さらにGoogle アシスタントでは、自分の写真が検索できたり、Netflixでテレビ番組を再生することも可能です。

 

一方で残念な結果に終わったのは、AmazonのAlexaです。同音声アシスタントはユーザーの質問に答えるのに失敗したり、あるいはアプリとの連携も不十分でした。さらにAmazon製品の広告がランダムに表示される点も、低評価となっています。

 

というわけでGoogleにとっては嬉しい、そしてAmazonにとっては厳しい結果となった、今回の音声アシスタントの比較動画。Google アシスタントの優勢が今後も維持されるのかに、注目したいものです。

 

Source: MKBHD / YouTube via 9to5Google

モバイル版YouTubeで次々と好きな動画が観られる! 「キュー」機能がテスト中

ウェブ版のYouTubeには「キュー」機能がありますが、これがiOSやAndroid用のモバイル版でもテストされていることが明らかとなりました。

↑スマホでも「キュー」が使えるように

 

「キュー」(待ち行列)とは、まとめて観たい動画を追加できる簡易プレイリストのことです。ウェブ版では動画のサムネール右下にある「縦に3つのドット」メニューから「キューに追加」を選ぶことで利用できます。

 

有料のYouTubeプレミアム会員に加入している人は、「キュー」機能をお試しで使えます。お報せのポップアップが現れない場合は、アプリ右上にあるプロフィール画像をタップして[設定]>[新機能を試してみる]から「試してみる」ボタンを押せば有効となります。

 

この機能をオンにすると、動画のサムネール下にある3つのドットメニュー内に「キューの最後で再生(Play last in queue)が表示。それをタップすると、その動画がキューの一番下に追加されるしくみです。現在ビデオを観ていない場合は、新たなキューが作成されます。

 

そして視聴中のビデオが終了すると、キュー内にある次のビデオの再生が始まり、ストックがなくなるまで再生が続きます。ふだんYouTubeはAIが選んだビデオが自動再生されますが、その代わりにキューに放り込んだビデオが次々と再生されるわけです。

 

また、キュー内のビデオを並べ替えたり、削除したりもできます。アプリを完全に終了するか、下のバーにある「×」ボタンをタップしてプレーヤーを閉じると、キューは削除されます。ただし、その前にアプリが警告を出す場合もあり、不意打ちでキューを消すことを防いでいるようです。

 

キュー機能のテストは、1月28日まで有効とのこと。まだ動作が不安定なようですが(メニュー内に「キューで最後に再生」が表示されないなど)完成度を高めてから、無料ユーザー向けに広く展開する日が来ると期待したいところです。

 

Source:The Verge

2種類の折りたたみPixelが登場? グーグルの2025年への狙いとは…

Google(グーグル)によるPixelデバイスの2025年までのロードマップを、海外テックサイトの9to5Googleが伝えています。

↑canyalcin / Shutterstock.com

 

現時点では、ハイエンドスマートフォン「Pixel X(Xは数字)」シリーズと廉価スマートフォン「Pixel Xa」、スマートウォッチ「Pixel Watch」をランナップしているGoogle。さらに来年には、タブレット「Pixel Tablet」も投入予定です。

 

Android Authorityによれば、Googleは今後のPixelデバイスのラインナップとして、以下のような製品を予定しているそうです。

 

2023年は、Pixel 7a(Lynx)、Pixel 8と8 Pro(Shiba、Husky)、折りたたみスマートフォンのPixel Fold(Felix)、Pixel Tablet(Tangor/Pro)。Pixel 8はディスプレイが小さくなり、本体も小型化するとのこと。

 

2024年は、Pixel 8a(Akita)、Pixel 9、6.3インチPixel 9 Pro(Caiman)/6.7インチPixel 9 Pro(Komodo)、Pixel Fold(Felix)の後継機種。Pixel 8aは50ドル値上げされ、499ドル(約6万6000円)になるとのこと。

 

2025年には、小型なPixel 10、大型なPixel 10か縦折りスマートフォン、小型のPixel 10 Pro、大型のPixel 10 Pro、Pixel Foldの後継機種。

 

今回の情報が正しければ、GoogleはSamsung(サムスン)のように折りたたみスマートフォンのラインナップを拡大することになります。折りたたみスマートフォンに注力する戦略が正しいのかどうか、今後を見守る必要がありそうです。

 

Source: Android Authority via 9to5Google

次期「Pixel 8」は「スタッガードHDR」を導入か。メインカメラの画質を向上

Google(グーグル)の次期フラッグシップスマートフォン「Pixel 8(仮称)」シリーズで、メインカメラの画質が向上する可能性があると、ソフトウェア開発者のKuba Wojciechowski(クバ・ヴォイチェホフスキ)氏が述べています。

↑もっと良い写真が撮れる?(画像はPixel 6 Pro)

 

Wojciechowski氏によれば、「Google Camera Go」アプリの内部にはPixel 8シリーズのコードネームとされる「Husky」と「Shiba」が含まれていました。そして同アプリのコードに、「スタッガードHDR」という機能への言及が存在していたのです。

 

 

スタッガードHDRとは、カメラセンサーが同じピクセルを使いながら、同時に異なる露出で撮影する機能。これにより、「HDR撮影」と同じく写真のダイナミックレンジを拡大しつつ、高速かつシャープな撮影ができる可能性があるのです。

 

このような新たな撮影機能が搭載されることから、Pixel 8シリーズではカメラセンサーの刷新が期待されています。現時点で詳細は不明ですが、スタッガードHDRをサポートするSamsung(サムスン)の「ISOCELL GN2」が搭載されるかもしれません。

 

Pixelスマートフォンはこれまで、ソフトウェア的な工夫を用いることで高い撮影画質を実現してきましたが、Pixel 8では新しいセンサーが画質を向上させる可能性があります。

 

Source: Kuba Wojciechowski⚡ / Twitter via 9to5Google

え!? グーグルの「Pixel Tablet」が個人売買でもう売られてる…

グーグルが2023年の発売を予定しているタブレット「Pixel Tablet」が、Facebook Marketplaceに出品されているのが発見されました。

↑ShrimpApplePro / Twitterより

 

Pixel Tabletはグーグルにとってひさびさとなるタブレット製品で、OSにはAndroidを搭載。独自プロセッサ「Tensor」の採用も特徴です。さらに、スピーカードック「Charging Speaker Dock」も登場します。

 

↑Facebook Marketplace

 

今回出品されたのは、Pixel Tabletとスピーカードックを含むセットです。出品価格は400ドル(約5万3000円)ですが、これが実際の製品価格と同じなのかは不明です。またPixel TabletのディスプレイにはPixel Launcherのホームスクリーンや、「Pixel 7」シリーズにも採用されている「Feathers」コレクションの壁紙が確認できます。

 

システムを確認すると、搭載ストレージは256GB。バッテリー残量は70%で、16時間弱の駆動が可能だと表示されています。スピーカードックにはおそらく30Wの電源アダプタが付属し、USB-C端子の充電ポートが存在しているようです。

 

グーグルの未発売製品はなぜかオークションに出品されることがあり、今回も同じ流れといえそうです。とはいえ、Pixel Tabletでも早めのリリース時期の決定を期待したいものです。

 

Source: ShrimpApplePro / Twitter via 9to5Google

グーグル、医師の悪筆を解読できるレンズ新機能を開発中!

まだ処方箋を手書きしている医師も多く、急いで書くために患者がほとんど読めないことも珍しくありません。この理解しがたい文書を解読する技術に、米グーグルが取り組んでいることが発表されました。

↑何と書いてあるのかわからない!

 

これはインドで開催されたイベントで発表されたもので、画像認識技術「Googleレンズ」の新機能という位置づけです。グーグルによれば、薬剤師の協力のもと、医師の筆跡を解読する方法を検討中とのことです。

 

 

この機能が実現されれば、ユーザーは処方箋の写真(Googleレンズで直接撮影、ないし後に写真ライブラリから取り込み)を使い、メモに書かれた薬を解読できる見通しです。イベントでは、グーグル幹部がGoogleレンズで処方箋を撮影すると、薬がハイライト表示されることを実演していました。

 

↑まるで暗号のようなメモも…

 

もっとも、グーグルは声明で「手書きの医療文書を電子化する際、薬剤師などの人間を補助する技術として機能するが、この技術によるアウトプットだけで判断できない」と述べています。

 

つまり薬剤師が処方箋を読み解くための助けになるものの、Googleレンズが検出した結果を鵜呑みにはしないで下さい、という意図のようです。

 

なおグーグル広報は、この機能がまだ一般公開されるかどうか決まっておらず、あくまで「研究用プロトタイプ」に過ぎないとコメントしています。

 

今回のイベントでもう1つ興味深いことは、インドには世界で最も多くのGoogleレンズユーザーがいると明かされたことでしょう。約14億人(2021年時点)もの人口を抱えるインドはハイテク大手各社にとって重要な市場であり、いずれは中国以上の激戦区となるのかもしれません。

 

Source:TechCrunch

Androidの「デバイスを探す」でもオフラインのスマホが探せるように?グーグルが開発中かも

今のところグーグルが提供するAndroid向け「デバイスを探す」アプリは、Googleアカウントにサインインしたスマートフォンのみを探すことができます。

↑アプリ「デバイスを探す」

 

これがアップルの「探す」ネットワークのように、ネット接続がなくても紛失や盗難にあったAndroid端末を探せるようになる可能性が浮上しています。

 

アップルの「探す」アプリは、世界中にある数億台のアップル製品により構成された「探す」ネットワークを通じて、インターネット接続がない紛失・盗難デバイスを探索することができます。それと同じように、世界中のAndroid端末により「探す」ネットワークを作る開発が進んでいるとの手がかりが、昨年6月頃に見つかっていました

 

米Android Policeは、2022年12月のGoogleシステム変更履歴の中に「プライバシーを重視した新しいフレームワークを使用して、Android デバイスの直近の位置情報に関するレポートの暗号化に対応しました」との記述を発見しました。ここから、「デバイスを探す」機能が近日中にアップグレードされる可能性が浮かび上がったかっこうです。

 

この記述は、まもなく全てのAndroid端末向けに展開される「デバイスを探す」ネットワークを示唆する可能性があるとのこと。それにより紛失や盗難に遭ったオフラインのAndroid端末を追跡できるかもしれない、というわけです。

 

端末の情報は暗号化されるため、その持ち主のみが位置を知ることができる。また、紛失したり盗難されたWear OS端末を見つけるにも役立つと推測されています。

 

全世界には30億台以上ものアクティブなAndroid端末があるため(2021年5月時点)Google版の「デバイスを探す」ネットワークはアップル以上に広い地域をカバーできる可能性もあります。

 

まだ「デバイスを探す」のアップグレードについて公式の発表はなく、この機能がいつ展開されるのか不明です。もっとも、実現すればAndroidユーザーにとって大きな出来事でもあり、いずれGoogleから全世界に向けてアナウンスがあるのかもしれません。

 

Source:Google

via:Android Police

YouTube、悪質コメントが続くと一時アクセス禁止に。迷惑なスパムの取り締まりも強化

YouTubeは13日(米現地時間)、悪質なコメントやスパムの取り締まりを強化していくと発表しました。複数の悪質なコメントを投稿したユーザーは最大24時間アクセス禁止されるなど、厳しい措置がとられる見通しです。

↑スパム対策強化中

 

まずひとつには、スパムボット(自動化プログラム)の自動検出を全面的に強化すること。YouTube公式には「スパムを特定し、除去するための自動検出システムと機械学習モデルを改善する」と述べていますが、具体的に何をどう変更していくかは明らかにされていません。さらに、ライブ配信時のチャットでのボット検出機能も改善するとのことです。

 

ちなみにライブ配信中に性的なアイコン画像を使ったスパムボットが登場し、コメントを連続投稿した結果、チャンネルのアカウントが凍結される事態が多発したこともあります。YouTube公式にもスパムを悪用する行為を見かけた場合は、通報するよう呼びかけていました。

 

最も注目すべきは、YouTubeのガイドラインに違反するとしてコメントが削除された場合、ユーザー本人に警告するようになることです。さらに、複数の悪質コメントを投稿し続けた場合は、最大24時間アクセス禁止にするという段階を踏んでいます。今のところ、この警告は英語のコメントだけで機能し、「今後数か月」でより多くの言語に対応する予定です。

 

こうしたコメントやライブチャットでのスパムや悪質コメントを減らすことは、今後も続けて行っていくとのことです。YouTuberの方々も、嫌がらせをされたり実際の被害があった場合は、すぐにYouTube公式に連絡を取った方がよさそうです。

 

Source:Google
via:9to5google

Chromeブラウザーでパスワードなしにログインできる「パスキー」、ついに提供スタート!

米グーグルは、Chromeブラウザーがパスワード不要な新たな認証システム「パスキー」に対応したことを発表しました。

↑Image:Apple

 

10月にChrome Canary(試験運用版)でサポートされたことに続き、一般公開の安定版「Chrome Stable for Mac M108」で利用可能になったとのことです。

 

パスキーとは「パスワードやそのほかのフィッシング可能な認証要素に代わる、より安全性の高い認証手段」と謳われる技術です。iPhoneやAndroidスマートフォンで、Webサイトでの認証やログインができます。

 

Androidスマホでパスキーを作る手順は、わずか2ステップ。(1)アカウント情報を確認、(2)指紋や顔認証などで本人確認するだけです。

 

またログインも簡単で、(1)サインインしたいアカウントを選択、(2)要求されたら指紋や顔で認証、で済みます。パスキーはGoogleパスワードマネージャが管理し、自動的にクラウドにバックアップされるため、もしもスマホを紛失しても利用不可になることはありません。

 

iOSとAndroid版Chromeの新バージョンでは、パスキーに対応したサイトでは、生体認証(顔認証や指紋認証)を使って本人確認ができます。またデスクトップPCなどを使っている場合は、近くにあるiPhoneやAndroidスマートフォンで画面上に表示されたQRコードをスキャンしてログインできるようになるそうです。

↑Image:Google

 

こうしてログインする際、パスキーはパスワードとは違い、安全に生成された(パスキーではない)コードのみがサイトとやり取りされ、漏洩する可能性はないとのことです。

 

すでに1PasswordやPayPal、マイクロソフトやeBayなど、多くの企業やアプリがパスキーに対応済み、あるいは今後のサポートを発表しています。新たなアカウントを作るたびにパスワードを考えるのに頭を悩ませる苦労から、もうすぐ解放されるのかもしれません。

 

Source:Chromium Blog

via:MacRumors

外出先でも安心。Chromeにバッテリー/メモリ消費の節約モードが登場

グーグルはブラウザ「Chrome」に、メモリやバッテリー消費を低減する機能を導入したと案内しています。

↑グーグルより

 

メモリ節約モードでは、デスクトップ向けChromeのメモリ使用量を最大30%削減することができます。同モードでは、使用していない開いているタブのメモリを解放。これにより、アクティブなタブをよりスムーズに使用できるそうです。一方で非アクティブなタブは、再読み込みがおこなわれます。

 

一方でバッテリー節約モードは、デバイスのバッテリーレベルが20%に低下したときに動作します。そしてChromeのバックグラウンドのアクティビティと、ビデオやアニメーションを含むタブの視覚効果を制限し、デバイスがより長く動作するのです。

 

これらの機能はデスクトップ向けChromeの「ビルド:m108」としてすでに配布が始まっており、今後数週間のうちにすべてのユーザーに提供されます。また特定のサイトではバッテリー/メモリ節約モードをオフにすることも可能です。

 

今後は外出先にて、デバイスのバッテリー残量が少ない場合でもよりChromeを安心して使うことができそうです。

 

Source: グーグル via Engadget

Pixel 7 Proのカメラアプリがアップデート、自動マクロ設定を変更しやすくなりました

Pixel 7 Proのカメラアプリがアップデートされ、「マクロ・フォーカス」設定が追加されました。新たなバージョンは8.7.250であり、自動マクロ撮影に関する設定が変更しやすくなっています。

↑Pixel 7 Pro

 

マクロ撮影とは、被写体に近づいてアップで撮影すること。Pixel 7 Proでは、通常レンズからウルトラワイドレンズに切り替えて、最短3cmからのマクロ撮影が可能です。

 

初期状態では、ある程度近づくとマクロ撮影に切り替わる「自動マクロ」が有効になっています。マクロ撮影モードに切り替わると、黄色いお花アイコンが登場。この花をタッチすると、マクロ撮影モードが解除されます。

 

この自動マクロ機能は、旧バージョンでも「カメラ設定」内にあるトグルスイッチをオフにすると無効にできます。もっとも、このトグルはメニューの深い部分(カメラアプリ左上の設定(歯車ボタン)>その他の設定内)にあり、直感的に分かりにくい感がありました。

 

さて新バージョンでは、カメラ設定からトグルが削除され、代わりにファインダーを下にさっとスワイプすると切り替えスイッチが出現。もしくは左上の設定ボタンをタップすると表示されるドロップダウンメニュー内に現れるようになり、自動マクロ設定が変更しやすくなりました。

↑Image:9to5Google

 

自動マクロは便利そうなようで、不意にカメラが切り替わるために画角や画質が変わってしまい戸惑うとの人も出ていました。マクロ撮影よりも少し離れてズーム機能を使った方がきれいな写真を撮りやすいとの声もあり、基本的には自動マクロはオフにした方がいいかもしれません。

 

Source: 9to5Google

折りたたみPixelはお手頃サイズ? 新予測レンダリング画像が登場

グーグルからの投入が期待される折りたたみスマートフォン「Pixel Fold(あるいはPixel Notepad)」の新たな予測レンダリング画像とサイズ情報を、著名リークアカウントの@OnLeaksが投稿しています。

↑@OnLeaksより

 

Pixel Foldに関しては以前にも予測レンダリング画像が登場しており、サムスンの折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold」シリーズにも似た、内外にディスプレイを搭載した横折りタイプの端末になることが予測されています。また、最新プロセッサ「Tensor G2」の搭載を示唆するベンチマークスコアも登場しています。

 

今回投稿された予測レンダリング画像は基本的には以前のものと変わらず、内外のデュアルディスプレイや飛び出したカメラ突起が確認できます。内部ディスプレイは7.69インチで外部ディスプレイは5.79インチ、右側下端にはUSB-Cポートが1つあり、上部(ミリ波アンテナの横)と下部には5つの小さな穴が存在します。

 

そしてPixel Foldの本体サイズは、158.7×139.7×5.7mm(背面カメラ部分は8.3mm)で、折りたたみ時の厚さは最大で14mmになるようです。このサイズ情報が正しければ、Pixel Foldはサムスンの「Galaxy Z Fold4」と、OPPOの折りたたみスマートフォン「Find N」との中間程度の大きさになるようです。

 

じょじょに明らかになりつつある、Pixel Foldの姿。ラインナップが増えつつある折りたたみスマートフォン業界を、さらに盛り上げる存在になることを期待したいものです。

 

Source: Howtosolve via 9to5Google

ググった検索結果を簡単に絞り込む! 新機能「トピック」が米国で展開

Googleは、検索結果を簡単に絞り込める新機能の「トピック」を追加していくと米国で発表しました。今後数日にわたり、米国のユーザーを対象として、iOSおよびAndroidのGoogleアプリ、およびモバイル版ウェブで展開される予定です。

↑検索がますます便利になりそう

 

トピックは、検索バーの下にスクロールできるリスト形式で表示されるもの。例えば、夕食のアイディア(dinner ideas)を検索した場合、検索バーの下に「簡単」「ヘルシー」「ベジタリアン」「高タンパク」などの追加おすすめキーワードが英語で提示されます。

 

これまでも画像や動画、ショッピングなど、メディアの種類による「フィルター」は存在していました。新たなインターフェースでは、このフィルターとトピックが横並びになり、どちらでも絞り込めるようになります。

↑関連用語が表示される(画像提供/Google)

 

これらのボタンをタップすると、改めて検索をやり直さずに、検索結果を絞り込むことが可能。もっと具体的な情報を知りたければ、一度にいくつものトピックを追加することもできます。

 

Google検索に慣れた人がキーワードを次々と追加して、本当に役立つ情報を絞り込むのはよくあること。しかし、トピックを使えば、自分で追加キーワードを考えなくて済みます。

 

もっとも、テックメディアのThe Vergeが実際に使ってみたところ、まだ改良の余地はあるようです。1つには、夕食の検索に「簡単」、「安い」、「南部」の順番でトピックを追加したところ、最後に追加した「南部」を削除しないと「安い」を削除できなかったとのこと。

 

また、トピックのキーワードもまだ完ぺきではありません。例えば、「バケーション」で検索すると、「荷物」「夏」「家族」「安い」などは役立つものの、最初に「バンド」(おそらくオーストラリアのインディーズバンド)が提案され、この用語はほとんどの人に使いものにならないと指摘されています。

 

これらトピックは、Google側でユーザーの検索とウェブ上のコンテンツを分析した結果に基づき、自動的に表示されているそう。もしも希望のトピックがない場合は、「すべてのフィルター」から手動で選ぶこともできます。

 

トピックがうまく機能するようになれば、ユーザーは素早く必要な情報にたどり着けたり、さまざまな検索結果を手軽に見比べたりすることもできるはず。日本語での展開も、楽しみに待ちたいところです。

 

Source:Google and The Verge

折りたたみPixelスマホも「Tensor G2」搭載? ベンチマーク結果が流出か

グーグルからの投入が噂されている折りたたみスマートフォン「Pixel Fold(あるいはPixel Notepad)」のものとされるベンチマーク結果が、Geekbenchのサイトに掲載されています。

↑Front Page Techより

 

Pixel Foldについては先日、内外にディスプレイを搭載した横折りタイプの予測レンダリング画像が登場。また、1799ドル(約25万円)と高額な製品になるとの情報もあります。さらに本体側面への指紋認証センサーの搭載や、2023年3月のリリースの予測なども報告されています。

 

今回掲載されたデータによれば、Pixel Foldはコードネーム「Felix」として開発されているようです。プロセッサには「Pixel 7」シリーズと同じ最新の「Tensor G2」を採用し、12GBと十分な容量のメモリーを搭載すると記載されています。

 

OSには最新のAndroid 13を搭載する一方で、ディスプレイの仕様やバッテリー容量などは公開されていません。なお、Geekbenchに掲載するデータは改ざんが可能なため、今回のデータが本物のPixel Foldのものだと断言することはできません。

 

徐々にその姿が見えてきた、Pixel Fold。グーグルは2023年にタブレット製品「Pixel Tablet」の投入も予定しており、グーグルはさらにその製品ラインナップを拡大しようとしているのかもしれません。

 

Source: Geekbench via WccfTech

Pixelスマホの録音アプリが「誰がしゃべったか」のラベル付けに対応! ただし日本語は未対応かも

米グーグルのAndroid向け「レコーダー」アプリがアップデートされ、複数の人の声を聞き分けてラベル付けができるようになりました。10月の新製品発表イベント「Made by Google」で予告していた新機能が実現したかっこうです。

↑「レコーダー」アプリでラベル付けが可能に。ただし日本語は…

 

最新版のバージョン4.2では、録音時に話している人を自動的に検出してラベルを付ける「スピーカーラベル(Speaker Label)」機能が追加されました。ただし、利用できるのはグーグル純正のPixelスマートフォンに限られます。

 

公式の説明によれば「音声モデル(人が話す特徴)は、文字起こしのスピーカーラベル付けが完了するまで一時的にデバイス上に保存され、その後削除されます(通常は数分以内)。話者テキストラベルは、あなたの文字起こしに保存され、あなたの手で更新できます」とのことです。

 

つまりグーグルが音声モデルのデータを吸い上げることはなく、また文字起こしにある「誰がしゃべったか」のラベルはユーザーが書き換えできるわけです。

 

スピーカーラベルは「Speaker 1」「Speaker 2」と仮の名前が付けられ、録音中でもそれぞれの話者の名前を変更できるとのこと。もっとも「デバイスが熱くなりすぎている」場合は、スピーカーラベルは機能しないと付け加えられています。

 

実際にインストールして起動した画面は、次の通り。文字起こしの右下に新たなボタンが追加されており、素早くオン/オフを切り替えられます。発言した人はリアルタイムで特定され、話す人が切り替わるたびに自動的に改行が入ります。

↑Image:9to5Google

 

ミーティングの議事録を取ったり、インタビューの仕事をする人にとっては素晴らしい機能でしょう。ただし、今のところ英語ではしっかりラベルが付くものの、日本語には反応していない模様。多くの人が待望していた新機能だけに、少しでも早く多くの言語に対応するよう期待したいところです。

 

Source:9to5Google

ようやく!? GmailとカレンダーのWear OS向けアプリが開発中の噂

グーグルが自社のスマートウォッチプラットフォーム「Wear OS」向けに、Gmailとカレンダーアプリを開発しているとの情報を、海外テックサイトの9to5Googleが伝えています。

↑BATKA / Shutterstock.com

 

Wear OSを搭載したスマートウォッチでは、今でもメールやカレンダーを確認することは可能です。しかしGmailは通知機能として実装されており、一度表示が消えてしまうと受信トレイを閲覧できません。またカレンダー機能は「Agenda」アプリによって提供されていますが、3日分の予定しか表示されず、また新しいイベントの作成は「Googleアシスタント」を利用する必要があります。

 

9to5Googleが調査したところによると、Wear OS向けのGmailとカレンダーアプリでは新しいメールやイベントの作成ができるかどうかは確認されていませんが、「フル機能」が提供されるとのこと。また、これらのテストはグーグルのスマートウォッチ「Pixel Watch」にておこなわれています。

 

さらにGmailやカレンダーだけでなく、タスク管理アプリ「Google Keep」もWear OS向けに開発されています。こちらではメインのノートフィードを参照したり、リストを含む新規タスクを作成したりできます。また、最近導入された「Google Contacts」も開発がすすめられているとのこと。

 

Wear OSにてGmailやカレンダーなどの基本機能に弱点があるのは意外ですが、そのような問題ももうすぐ解決されることになりそうです。

 

Source: 9to5Google

Pixel 7aも新デザインに移行? 高コスパが期待できる予測画像が登場

グーグルの次期廉価スマートフォン「Pixel 7a」の予測レンダリング画像を、著名リークアカウントの@OnLeaksが投稿しています。

↑SmartPrixより

 

これまでの噂では、Pixel 7aではカメラ性能の向上やワイヤレス充電への対応が指摘されていました。さらに、画面リフレッシュレートが90Hzに向上するとの情報も登場しています。

 

今回投稿された画像からは、Pixel 7aの背面のカメラバー(カメラ突起)のデザインが、「Pixel 7」シリーズと統一されていることがわかります。カメラバーはガラス素材でないことはわかりますが、これが金属なのかプラスチックなのかは、現時点では不明です。

 

Pixel 7aの本体カラーはホワイトとダークグレーの2色。本体サイズは高さ152.4 x 幅72.9 x 厚み9.0mm(カメラ突起は10.1mm)で、Pixel 6aよりもわずかに(高さ0.2mm x 幅1.1mm x 厚み0.1mm)大きくなるようです。

 

というわけで、外観的にはPixel 7シリーズとほぼ変わらないであろう、Pixel 7a。さらに噂どおりにカメラやディスプレイの性能向上、ワイヤレス充電機能が追加されれば、非常に「お買い得」な廉価スマートフォンとなるのかもしれません。

 

Source: Smartprix via 9to5Google

Google Pixel Watchは使い勝手の完成度が高い! Apple WatchやFitbitとの違いは?

グーグルが最新のWear OS 3.5を搭載する「Google Pixel Watch」(以下、Pixel Watch)を発売してから約1か月が経ちました。今回は、Apple Watchユーザーの目線にも立ちながら、グーグル初の純正スマートウォッチをチェックしてみたいと思います。

↑Wear OS 3.5を搭載するグーグル初のスマートウォッチ「Google Pixel Watch」

 

軽くて装着感は快適

Pixel Watchは直径41mmの正円形ステンレスケースに、有機ELタッチディスプレイを搭載するスマートウォッチです。参考までにApple Watch Series 8の45mmモデルを並べてみました。Pixel Watchとデザインは異なりますが、りゅうずやサイドボタンの配置、着脱できるバンドなど使い勝手に関わる仕様には多くの共通点があります。

 

【外観フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

 

質量36gの本体はとても軽く、装着感はかなり軽快。睡眠トラッキングもあまり負担を感じることはないと思います。

 

電池持ちは24時間だけど、たまに消耗が早い?

共通点は多いとしましたが、Apple Watchを長く使っている筆者から見て、Pixel Watchはふたつの点で使い勝手の違いを感じました。ひとつはバッテリーのスタミナで、もうひとつはワークアウトの記録です。

 

グーグルはPixel Watchが最大24時間のバッテリー持ちを確保したと伝えています。Apple Watch Series 8は通常使用の場合で最大18時間なので、バッテリーはPixel Watchの優位点といえそうです。実際の印象としては、平均すると朝起きてから、夜寝る前に充電するまでバッテリーは持ちます。

 

ただ、ときどき思いのほか早く消耗することも。バッテリーに負荷をかける使い方をしているとすれば、GPSも活用するエクササイズによる使用ですが、家にほぼ1日中こもって原稿を書いている日に、気が付けばバッテリーが早く減っているときもあります。こうしたバッテリーが早く消耗するときの条件はまだ特定できていません。

 

ひとつ言えることは「常に画面をON」にする機能を有効にするとバッテリーの減りは明らかに早くなります。ウォッチの設定から「電池」を選択して「バッテリーセーバー」をオンにすると、「常に画面をON」と「傾けて画面をON」にする機能を簡単に無効化できるので、対策は可能でしょう。

↑バッテリーセーバーをオンにすると、ディスプレイが消費する電力を抑えられ、フル充電からより長く使えるようになります

 

Pixel Watchはワークアウトを自動で記録してくれる

もうひとつの違いであるワークアウトの記録について、Apple WatchではwatchOS 5以降から、ウォッチがワークアウトを記録するかどうかユーザーに確認してくれる通知機能を搭載しています。ランニング/ウォーキング/サイクリングなど全9種類のワークアウトに対応。ワークアウトの終了通知もアラートしてくれるので、記録ミスを回避できる頼もしい機能です。正確なワークアウト記録ができると健康増進のモチベーションも持続するでしょう。

 

一方のPixel Watchにも一部のワークアウト(ウォーキング/ランニング/野外サイクリングなど)を一定時間実践した場合、これを自動認識して開始から終了までの成果をFitbitアプリに記録できる機能があります。ワークアウトしているつもりのないウォーキングも記録されますが、全体に自動検出・記録の精度は高いと思います。

 

なお、アクティビティや睡眠に関する時系列のデータをチェックするためにはFitbitアカウントを作って、Pixel Watchアプリからログインする必要があります。

↑パソコンのブラウザーからFitbitアカウントにログイン。Pixel Watchのエクササイズ自動認識を有効化します

 

Apple Watchとの違いは、ワークアウトの開始と終了を通知する機能がないことです。定期的に250歩以上のウォーキングをリマインドする「運動促進通知」の機能はありますが、同じ通知でも意味合いは少し異なります。

 

Pixel Watchは心拍数の測定と記録も常時バックグラウンドで行います。つまり、ワークアウトや心拍をユーザーに意識させず、自動で記録するわけです。ワークアウトの通知をしてくれるApple Watchに対して、自動記録するPixel Watchのコンセプトは好き嫌いがわかれるところかもしれません。

↑Pixel Watchの心拍測定は常時バックグラウンドで計測を続けています

 

↑Fitbitアプリのワークアウト記録。消費カロリーのほか、脂肪燃焼などにつながる運動時間を示すゾーンタイムの計算が緻密です。また、運動していないとリマインドを通知してくれる設定も可能

 

Fitbitアプリとの連携が便利、特に睡眠トラッカーは優秀

Pixel Watchは睡眠トラッカーとしても便利なデバイスです。冒頭でお伝えしたように、眠りながら使うことに負担が少なく、装着感が心地よいことに加え、Fitbitアプリも優秀に感じます。

 

Pixel WatchからFitbitアプリにログインすると、アプリから睡眠ステージや睡眠スコアの詳細なデータを見られるので、睡眠の質にも意識を高めることができます。現在はグーグル傘下のパートナーであるFitbitは、ブランドの誕生後から約14年の間に睡眠に関連する多くのノウハウを蓄積してきました。データの精度は世界の著名な学術機関や企業がリファレンスとして参照するほど、高い信頼を得ているといいます。このノウハウが、Pixel Watchとアプリによって見られる詳細なデータにつながっているわけです。

↑睡眠トラッキングは眠りの深さを計測。スコアも付けてくれます

 

ただし、Fitbitの最新スマートウォッチ「Sense 2」や「Versa 4」であれば、1か月間に渡ってデバイスが記録した睡眠データを元に、ユーザーの「睡眠プロフィール」を生成できますが、Pixel Watchではこの機能が使えないので注意が必要です。

 

Pixel Watchは通信や決済で有利、Fitbitはヘルスケア系が強い

では、Pixel WatchとFitbitの最新スマートウォッチで悩む場合、どちらを選ぶべきなのでしょうか。まず、FitbitのスマートウォッチはiPhoneとの組み合わせに対応しています。血中に取り込まれた酸素のレベルを測定する血中酸素ウェルネス、不規則な心拍の通知などをしてくれるヘルスケア系、あるいは睡眠トラッキングの機能もFitbitのデバイスがより充実しています。

 

一方で、LTE通信にFitbitのデバイスは対応していません。加えて、独自のFitbit Payによるタッチ決済には対応していますが、使えるデビットカードやサービスがまだ限られています。

 

その点、Google Payに対応するPixel Watchの方がもう少し融通が利きます。ただ、Pixel WatchのSuicaがスマホのモバイルSuicaよりも使い勝手に制約がある(定期券・Suica グリーン券・おトクなきっぷは非対応。JRE POINTからのチャージは不可など)点には気をつけたいところです。

↑Suicaによるタッチ決済にも対応しています

 

ヘルスケア機能に特化したFitbitと、LTE通信や決済に利点があるPixel Watch。スマートウォッチで優先すべきポイントを考慮したうえで、この違いを把握して選ぶと失敗がなさそうです。

 

手軽に試せる完成度の高いスマートウォッチ

Pixel WatchはKDDIとソフトバンクが4G LTE対応モデルを取り扱っています。4G LTE+Bluetooth/Wi-Fiモデルの価格は4万7800円(税込)。参考までにApple Watch Series 8の41mm/Wi-Fi+Cellularモデルは7万4800円(税込)です。

 

Wi-Fi/Bluetoothのモデルであれば3万9800円(税込)から買えるので、Android 8.0以上を搭載するAndroidスマホをお持ちの方は気軽に試せるでしょう。

 

たとえば、BluetoothイヤホンをペアリングしてYouTube Musicアプリで音楽コンテンツを聴いたり、サムスンがWear OS向けに提供するブラウザーアプリを使ってYouTubeをPixel Watchで再生しながら、ラジオのように音声を聴いたりして楽しめます。

↑Wi-Fiモデルの場合は、YouTube Musicの楽曲をウォッチに転送してオフライン再生が楽しめます

 

LTEに対応していると、さらに使い勝手の幅は広がります。Pixel Watchは日本語入力に対応するソフトウェアキーボードを搭載。メッセージやメール系アプリの本文を正確にタイピングできるので、LTE対応モデルであればスマホを持たず近所に外出しても、不意を突く連絡に応答ができて便利です。

 

当然、YouTube MusicやYouTubeのコンテンツは事前に転送することなく楽しめるので、利便性の高さを感じられます。

 

iPhoneユーザーにも魅力的なPixel Watchになってほしい

課題があるとすれば、Pixel WatchがiPhoneとの組み合わせでは使えないこと。Apple WatchもAndroidスマホに対応していないので「おあいこ」なのですが、後発のPixel WatchがApple Watchに対抗してシェアを伸ばすために、今後は「iPhoneでも使えるPixel Watch」になることが不可欠です。

↑Pixel Watchの使用にはAndroid 8.0以上のデバイスが必要。iPhoneでも使えるようになることが今後のとても重要な課題になると思います

 

もうひとつ、Pixel Watchをフォーマルな装いにも合わせやすいエレガントかつ親しみやすいデザインにまとめたところはさすがグーグルですが、腕時計としての存在感はやや物足りなく感じるところもあります。高級腕時計メーカーであるタグ・ホイヤーやモンブランなどが、グーグルのWear OSを採用するハイエンドスマートウォッチを既に発売しているので、このあたりとうまく組み合わせられるといいのかもしれません。

 

さらにPixel Watchシリーズに活路があるとすれば、やはりFitbitとのコラボレーションによる便利なヘルスケア・フィットネス機能が使えるところだと筆者は考えます。カジュアルに楽しめるスポーツ系のPixel Watchが充実してくれば、Apple Watchにとって強力なライバルになりそうです。

 

いずれにせよ、Pixel Watchの初代機が好調に立ち上がり、今後もシリーズとして継続するのであれば、さまざまなバリエーション展開にも期待できると思います。

 

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Material Youをデスクトップでも。Chromeブラウザに実験機能が搭載

グーグルのデスクトップ向けChromeブラウザの開発者向けバージョンにて、「Material You」風のカラーテーマを試せる実験機能が実装されています。

↑The Vergeより

 

Material Youとは2021年にリリースされた「Android 12」にて採用されたカラーテーマで、壁紙の色をOSのインターフェイスに反映させることにより、一体感のある外観を実現しています。

 

Chromeの開発者向けビルドこと「Canary」の最新バージョン(110.0.5418.0)に搭載された今回の機能では、デスクトップの壁紙の色をアドレスバーやツールバー、新しいタブのウィンドウに反映することができます。これまでもChromeのカラーを手動変更することは可能でしたが、この機能ではその手間を省くことが可能です。

 

機能はデフォルトでは有効になっておらず、Chromeのフラグ「chrome://flags/#customize-chrome-color-extraction」を有効にする必要があります。またMac、Windows、Linux、およびChromeOSとFuchsia OSのChromeにて利用可能です。

 

今回の機能が一般向けのChromeにいつ頃展開されるのかは不明ですが、見た目にもなかなかおしゃれな機能ではないでしょうか。

 

Source: The Verge

折りたたみスマホ「Pixel Fold」外観判明!? 約25万円とお高いかも…

グーグルからの発表が期待されている折りたたみスマートフォン「Pixel Fold(あるいはPixel Notepad)」の予測レンダリング画像を、YouTubeチャンネルのFront Page Techが掲載しています。

↑Front Page Techより

 

Pixel Foldに関してはこれまでいくつも噂が登場していますが、最新の情報によれば本体側面には指紋認証センサーが搭載されるようです。また、製品のリリースは2023年の3月など早い時期が予測されています。

↑Front Page Techより

 

今回Front Page Techが掲載した画像では、Pixel Foldが若干幅広な画面(本体)アスペクトを採用していることがわかります。これはサムスンの折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold」シリーズよりも、OPPOの「Find N」に近いものです。

 

本体外側のカバーディスプレイには950万画素のアンダーディスプレイカメラが内蔵され、背面には大きなメインカメラの突起が存在。本体内側では、ベゼル部分に950万画素カメラを内蔵。側面にはロックボタンに指紋認証センサーが内蔵されます。また、本体カラーはホワイトとブラックの2色となります。

 

最後にFront Page Techは、Pixel Foldの価格は1799ドル(約25万円)で2023年5月に発売されるとの情報を伝えています。同時期にはグーグルの開発者イベント「Google I/O」の開催が期待されており、イベント発表の内容が大いに注目されることとなりそうです。

 

Source: Front Page Tech / YouTube via 9to5Google

Pixel 7aは優れたカメラ性能でリフレッシュレートは90Hz対応? 望遠レンズはないかも

米グーグルの次期廉価スマートフォン「Pixel 7a」の噂がにわかに活発となっていますが、現行モデルのPixel 6aよりもカメラ性能や画面のリフレッシュレートが向上する噂が報じられています。

↑Image:Google

 

今回の噂の発信源は、開発者のKuba Wojciechowski氏です。これまでもWojciechowski氏はグーグルが開発中の謎のデバイス、コード名「Lynx」を追っており、先日もワイヤレス充電対応などの手がかりを見つけていました。そして「Lynx」の正体はPixel 7aだと、米9to5Googleが主張しているしだいです。

 

さてWojciechowski氏がカメラドライバー周りの深掘り分析をしたところ、Pixel 7/7 Proのカメラが「Pixel 22 Premium」に対して、Lynxは「Pixel 22 Mid-range」と呼ばれていることがわかったそうです。つまりLynxのカメラ性能はミッドレンジにすぎず、プレミアムなPixel 7/7 Proより下だと仄めかされています。

 

また最新の調査では、これまで見つかっていた「Samsung GN1(1/1.3インチ、5000万画素)」センサーが削除されているとのこと。Wojciechowski氏は、GN1センサーは新たなセンサーが用意されるまでテストに使われていたに過ぎない、と推測しています。

 

今のところLynxに載っているイメージセンサーは、「l10_wide(IMX787)」と「l10_UW(IMX712)」の2つ。つまり、Pixel 7aの背面には広角と超広角のデュアルカメラが搭載されるようです。

 

先日、Wojciechowski氏はIMX787が望遠センサーに使われると述べていましたが、最新の調査では望遠レンズの記載がなくなっているそうです。そこから、IMX787が古い(非望遠の)IMX363に置き換えられ、7aはミッドレンジ機としては優れたカメラ品質となるはずだ、との趣旨が付け加えられています。

 

ちなみにIMX363は、Pixel 3シリーズからPixel 6aまで、4世代(4年間)にわたって採用され続けてきたイメージセンサーです。ようやく、安価なPixel aシリーズのカメラもテコ入れされるようです。

 

また液晶パネルはSamsungから調達し、(最大)リフレッシュレートは90Hzになるとのこと。もっともPixel 6aも90Hz表示が可能ながらも60Hzに制限されていることが判明しており、もしかしたらPixel 7aでも同様の制限が課されるのかもしれません。

 

Source:Kuba Wojciechowski(Twitter) 
via:PhoneArena

Pixelスマホを「SIMカードを挿すだけ」でロック解除できる特大バグ発見! 11月のアップデートで解決します

米グーグルは11月初め、月例のAndroidおよびPixelスマートフォン向けセキュリティアップデートを配信開始しました。その中に、Pixelスマホのロックをパスコードや生体認証なしに解除できるバグの修正が含まれていることが明らかとなりました。

↑早急にアップデートを

 

このバグ(CVE-2022-20465)は、セキュリティ研究者のDavid Schutz氏が発見したもの。自らのブログで「物理的にアクセスできる攻撃者は、ロック画面の保護(指紋、パスコードなど)を回避して、ユーザーのデバイスに完全にアクセスできる」と述べています。つまり、実際にPixelスマホを手に取れるハッカーは容易く実行できてしまうわけです。

 

そのやり方は、ざっと次の通りです。

  1. PIN(暗証番号)でロックされたSIMカードをPixelスマホに入れる
  2. PIN入力を3回間違える
  3. PUK(PINロック解除)コードを入力し、新しいPINコードを入力する
  4. Pixelスマホは完全にロック解除される

つまりハッカーは自分のPINロックされたSIMカードを持っていき、被害者のデバイスのSIMを交換し、上記の手順を行うだけ。条件を満たしたSIMカードがあれば、特別なスキルがなくてもPixelスマホを乗っ取れます。

 

今年半ば、Schutz氏はこのバグをグーグル(正確にはAndroidのバグ報奨金プログラム)に報告したものの、実際にグーグルが解決に動いたのは9月のことでした。その報酬として、7万ドルの報奨金が支払われたそうです。

 

11月のセキュリティ更新は、Pixel 4a以降で利用できます。要するに「PUKコードが分かっているSIMカードを持っていれば、ただSIMを交換するだけでPixelスマホが完全にロック解除できる」という特大の不具合のため、該当する製品をお持ちの方は速やかにアップデートをお勧めします。

 

Source:David Schutz,Google
via:9to5Google

 

※Schutzのuは、ウムラウト付きが正式な表記です

Pixel 6aが自分で直せる! 純正パーツをiFixitが発売開始

修理業者のiFixitは、グーグルの廉価スマートフォン「Pixel 6a」の純正修理部品の販売を開始しました。

↑iFixitより

 

アメリカで盛り上がる「消費者が電子機器を修理できる権利」にあわせ、今年4月に発表されていたグーグルとiFixitの提携。すでにiFixitからは、「Pixel 2」から「Pixel 6」までのディスプレイやバッテリー、リアカメラなどの部品購入が可能です。

 

今回iFixitから発売されたのは、iFixtのディスプレイやバッテリー、リアカメラなどの部品。例えばディスプレイは99.99ドル(約1万5000円)、バッテリーは39.99ドル(約5,900円)、背面広角カメラは56.99ドル(約8,400円)となっています。

 

iFixitによる純正パーツの販売では、修理用の工具や画像付きの詳細な説明書も付属します。製品の修理には電子機器の取り扱いに関する経験が必要となりますが、腕に覚えがある方は、自力でのPixel 6aの修理に挑戦してみるのも良さそうです。

 

Source: iFixit via 9to5Google

YouTube ShortsがスマートTVでより見やすくなりました

グーグルはショート動画プラットフォーム「YouTube Shorts」をスマートTVなどの大画面でより見やすくするための展開を開始しました。

↑グーグルより

 

YouTube ShortsとはYouTubeに2021年に導入された機能で、最大60秒の縦長動画を投稿することができます。現在勢力を拡大している縦動画プラットフォームの「TikTok」やInstagramの「Reels(リール)」への対抗機能、ともいうことができます。

 

新たに導入された動画プレイヤーでは、スマートフォンでYouTube Shortsを見たときと同じように、スマートTV向けアプリのインターフェイスが最適化されたのが特徴です。動画の横には、クリエイターや楽曲の情報、高評価や低評価ボタンなどを表示。これらの情報は、リモコンの右ボタンをクリックすることで現れます。

 

YouTube Shorts動画は、YouTubeアプリのトップページにある新しいShortsのタブ、あるいはクリエイターのチャンネルページからアクセスすることができます。また今後は、より多くのコミュニティ機能を導入していく予定だとしています。

 

新動画プレイヤーは2019年以降に発売されたスマートテレビや新型ゲーム機、またはストリーミングデバイス向けに、グローバルに展開が始まっています。今後はスマートフォンだけでなく、リビングのテレビでもショート動画を楽しむ時代がくるのかもしれません。

 

Source: グーグル via TechCrunch

グーグル、Pixel Watchが24時間バッテリー持ちする使用条件を詳しく説明。280回時刻を見ても大丈夫!

グーグル初のスマートウォッチ「Pixel Watch」はバッテリーが最大24時間持つと謳われていますが、発売直後はどのような使用条件かは明かされていませんでした。「生産開始前のハードウェアとソフトウェアを使用したテストに基づく目安の最大値です」とぼやかされていたのです。

↑Image:Google

 

ようやくグーグルが、どんな使い方をした場合に24時間バッテリーが持つのか、その条件を公開しました。

 

具体的には「Google Pixel Watch の充電とバッテリー駆動時間の向上」の記事が更新され、24 時間のバッテリー駆動時間が算出されるのは以下の使用状況のもとだと述べられています。

 

  • 240 件の通知受信
  • 280 回の時刻確認
  • LTE 接続時の 5 分間の通話
  • ダウンロードした YouTube の音楽を再生しながら 45 分間のワークアウト(LTE 接続および GPS 使用)
  • Bluetooth を介してスマートフォンに接続した状態で 50 分間のナビ(Google マップ)
  • デフォルトの設定(「常に表示状態のディスプレイ」がオフなど)で構成されたスマートウォッチ

 

このうち注目すべきは、「常に表示状態のディスプレイ」つまり常時ディスプレイがオフにならないAOD(常時表示)設定をオフにする「など」と言及されている点でしょう。もっとも米9to5Googleによれば、AODを有効にした状態でもバッテリーが24時間以上も持ったそうです。

 

ちなみにApple Watch Series 8などは、以前から「1日のバッテリー駆動時間は、18時間の間に90回の時刻チェック、90回の通知、45分間のアプリ使用……」と使用条件をオープンにしていました

 

ともあれ通知240件や280回の時刻確認(1時間に約12回チェック)しても24時間も持つなら、通勤通学や日帰り旅行ぐらいでは電池切れの心配はないはず。PixelスマートフォンやAndroid端末の良きお供にできそうです。

 

Source:Google Pixel Watchヘルプ
via:9to5Google

来年のPixel 7aではカメラ性能向上やワイヤレス充電に期待!?

グーグルの次期廉価スマートフォン「Pixel 7a(仮称)」において、カメラ性能の向上やワイヤレス充電機能の追加が予定されていることを、海外テックサイトの9to5Googleが伝えています。

↑Mr.Mikla / Shutterstock.comより

 

Pixelのaシリーズはグーグルの廉価スマートフォンで、今年には最新モデル「Pixel 6a」が登場。独自プロセッサー「Tensor」を搭載するなどコストパフォーマンスの高さは相変わらずでしたが、残念ながらワイヤレス充電機能は搭載されず。また、背面には1220万画素メイン+1200万画素超広角、前面には800万画素カメラを搭載しています。

 

9to5Googleによれば、Pixel 7aは「Lynx」というコードネームで開発されています。そして同スマートフォンは、「P9222」というワイヤレス充電用のチップを搭載。これは5Wでの速度の充電しかできないことから、イヤホンの充電ケースのようなものに最適な仕様だとも指摘されています。

 

さらにPixel 7aのカメラには、「Pixel 6」シリーズに搭載されたイメージセンサー「Samsung GN1(1/1.3インチ、5000万画素)」が搭載されます。これに、望遠用の「ソニーIMX787(1/1.3インチ、6400万画素)」、超広角用の「ソニーIMX712(1300万画素)」の2つのセンサーが組み合わされるとしています。メインカメラの性能向上だけでなく、望遠カメラの搭載も注目ポイントとなりそうです。

 

というわけで、現行モデルから大きなアップグレードが期待できそうなPixel 7a。最近は大幅な円安が話題ですが、コストパフォーマンスの高さはそのまま続いてほしいものです。

 

Source: 9to5Google

PebbleがPixel 7でも使える! グーグルがアプリをバージョンアップ

米グーグルがスマートウォッチ「Pebble」向けのサポートを、最新の「Pixel 7」に追加しました。

↑oatjo / Shutterstock.com

 

Pebbleは2012年にクラウドファンディングによって登場したスマートウォッチで、電子ペーパーの搭載による長時間駆動が特徴でした。その後にブランドはFitbit(現在はグーグル傘下)に売却され、公式のiOS/Android向けサポートは終了。現在はユーザーコミュニティによるアプリ「Rebble」として、APK(アプリケーションパッケージ)の配布を継続しています。

 

しかし先日発売されたグーグルのスマートフォン「Pixel 7」シリーズでは32ビットアプリが動作せず、Rebbleが利用できなくなっていました。この事態を解決すべく、グーグルはPebbleの最新バージョンとなる「4.4.3」を配布。これによってPixel 7の64ビット環境で利用できるようになっただけでなく、「Caller IDの信頼性の向上」「不要な通知の非表示」も実現しています。

 

最新バージョンのRebbleのダウンロードは、こちらの公式サイトから可能です。クラウドファンディングブームの火付け役ともなったPebbleには、サポートが切れた現在でも今後もまだまだ活躍してほしいものです。

 

Source: Rebble via 9to5Google

Pixel 7/Proは初の64ビットアプリ専用Androidスマホ! 実行速度がアップ、バックグラウンドのアプリも落ちにくいらしい

米グーグルのスマートフォン「Pixel 7」と「Pixel 7 Pro」は新しめの64ビットアプリしか動かないのでは? と囁かれていましたが、同社がそれは事実だと正式に認めました。

↑Pixel 7シリーズ

 

これはAndroidアプリ開発者向けブログで明かされたことです。「Pixel 7は64ビットアプリのみサポートする初のAndroidスマホです」と題されて、そのメリットが詳しく説明されています。

 

64ビットアプリの長所は「32ビットアプリでは利用できない特別なレジスタや命令にアクセスできるため、より速く動作する 」ということ。最新のプロセッサーでは64ビットコードを実行すると、最大25%も性能が上がるそうです。

 

では32ビットアプリ対応を止めると、どんな良いことがあるのか? グーグルによれば、32ビットアプリを実行してないときも使っていたRAMを最大150MBも節約できるとのこと。この結果、バックグラウンドのアプリが強制終了することが少なくなると述べられています。バックグラウンドのアプリはRAM上に保持されているため、RAM不足になると「落ちる」(再び呼び出すと、ゼロから起動する)ことになりますが、そうしたストレスが減るわけです。

 

またセキュリティ面では、アドレス空間が広がるためにASLR(メモリー上の実行コードやデータの配置をランダム化する)などの防御が効果的となり、ハッカーがデバイスを乗っ取る危険を減らせると述べられています。このほかアプリ開発者向けには、より便利なツールを使えるともアピールされています。

 

最後に64ビット専用端末では、CTSテスト(Androidの互換性テスト)にかかる時間を半減でき、各ベンダーはより速く簡単にデバイスを更新できるとのこと。つまり各社のAndroid端末が、アップデートしやすくなるわけです。

 

すでにPixel 7/Proでは、「フラッピーバード」など古い32ビットアプリが動かないとの声が上がっていました。グーグルとしてはそれには目をつぶり、新しい64ビットアプリの動作が軽くなることや、メモリーを節約してアプリが落ちにくくなるメリットを優先するようです。

 

しかし一方で、グーグルはAndroid GoやAndroid TV、Wear OSでの32ビットサポートを継続するとしています。またGoogle Playストアでも「32ビット専用デバイスに32ビットアプリを提供し続けます」ともあり、古めのAndroidスマホで32ビットアプリを新規、あるいは再ダウンロードする上で何の問題もないようです。

 

Source:Android Developers Blog
via:9to5Google

Pixel Watch、常時表示で焼き付きが発生? グーグルは「残像です」と回答

米グーグル初のスマートウォッチ「Pixel Watch」は、PixelスマートフォンやAndroid端末との連携もしやすく、健康管理機能も好評を集めています。しかし、一部ユーザーからは「焼き付き」(長時間表示され続けた画像が、画面表示を切り替えてもそのまま残る)が起こっているとの報告が寄せられている状況です。

↑Image:Google

 

これに対してグーグルが「単なる残像です」と回答したことが明らかとなりました。

 

この苦情は、米9to5Googleや大手掲示板Redditのユーザーらが指摘していることです。その原因と思われているのが、常に画面をオフにしない常時表示(Alwasy on Display=AOD)機能です。

 

まず9to5Googleによれば、1日12時間、5日にわたりAODをオンにして使っていたところ「焼き付き」が出たそうです。たしかに画面に色ムラや、何かの写り込みが確認できるようです。

↑Image:9to5Google

 

そしてAODをオフにすると30分ほどで消えるものの、文字盤を表示するとまた戻ってくるとのこと。もっとも、他のPixel Watchでは同じような使い方と設定をしても現れていないそうで、全ての個体に問題があるわけではないようです。

 

またRedditユーザーのSea-Tax165氏は、購入してから1日も経っていないのに焼き付きらしき現象が起きているとのこと。こちらは、上記の画像よりハッキリと確認できます。

↑Image:Reddit/Sea-Tax165

 

しかしグーグルいわく、Pixel Watchでは永久的な画面の焼きつきは発生しておらず、一時的な「残像」が起きているだけだそうです。また「焼き付きの前ぶれでもない」と断言しており、画面に表示された時間が長いほど消えにくいが、時間が経てば消えると述べられています。

 

またPixel Watchはドットの明るさを1分ごとに変えるソフトウェアの仕組みにより、残像が起こる可能性を低く抑えているとのこと。そのため、大多数のユーザーは経験しないはずだそうです。さらに「AODをオフにしたり、寝るときに就寝モードを使って一晩中ディスプレイを切っておくこともできる」として、“残像”が気になる人はそうするように勧めているようです。

 

もっともApple Watchも常時表示を搭載するまでに、足かけ5世代(Series 5)も掛かりました。その点Pixel Watchは初代から実装しているだけに、長い目で見守りたいところです。

 

Source:9to5Google,Reddit

YouTubeが操作性を強化。新ダークテーマやアンビエントモードを追加

米グーグルは動画配信サービス「YouTube」にて、新しいデザインや機能の導入を発表しました。

↑グーグルより

 

「アンビエントモード」では、アプリの背景色が映像にあわせて変化します。これにより視聴者はよりコンテンツに引き込まれる、と説明しています。アンビエントモードはウェブとモバイルのダークテーマで利用可能です。

 

ダークテーマもアップデートされ、より暗い色になりました。これにより、スクリーン上の色彩がより鮮やかになっています。このアップデートはウェブ、モバイル、スマートテレビで利用可能です。また、ビデオプレイリストも同じ色調になりました。

 

動画説明のYouTubeリンクはボタンに変更され、「いいね!」「シェア」「ダウンロード」などは邪魔にならない形へと変更されました。一方で、購読ボタンはより目立つようになっています。

 

iOS/Androidスマートフォンでは、動画のピンチ操作によるズームと正確なシークが、すべてのユーザーに展開されます。「再生位置の細かい調整」ではシーク中に上にドラッグまたはスワイプすると、ビデオプレーヤーにサムネイルが一覧表示されるようになります。プレーヤーの任意の場所を長押ししてシークしたり、2本指でダブルタップしてチャプターをスキップしたりといったシーク機能が追加されます。さらに、ビデオで頻繁に再生される場所を示すグラフも追加されています。

 

これらの新機能は今後数週間をかけて、すべてのユーザーに徐々に適用される予定です。最近はTikTokなど新たなライバルが登場する動画配信サービス分野ですが、YouTubeの地道な使い勝手の改善はユーザーにとっても歓迎されるものとなるでしょう。

 

Source: グーグル via 9to5Google

プロが教える「Google Pixel 7」の2つの魅力。iPhone 14を含めた検討で注意すべき点とは?

Googleが自社で設計する最新のGoogle Tensor G2チップを搭載した新しいスマートフォン「Google Pixel 7」シリーズを発売しました。今回は、国内で特に人気の高いスマホの最新モデル「iPhone 14」シリーズとの違いについても触れながら、Pixel 7シリーズの特徴を解説したいと思います。

↑Googleの新スマートフォン「Google Pixel 7」(左)と「Google Pixel 7 Pro」(右)

 

上位モデルGoogle Pixel 7 Proはカメラ機能が充実

筆者はふだん、スマホはiPhoneとGoogle Pixelの2台持ちで使っています。Googleが2021年秋に発売したGoogle Pixel 6シリーズも1年間メインのAndroidスマホにしてきました。そのなかで、最新のGoogle Pixel 7シリーズは大きく2つの点でGoogle Pixel 6シリーズよりも魅力的であると感じます。

 

ひとつはカメラと写真まわりのAI技術を活かした新機能がさらに充実したことです。そしてもうひとつは顔認証への対応。それぞれの使い勝手を紹介します。

 

まず、Google Pixel 7シリーズには6.3インチのGoogle Pixel 7と、6.7インチのGoogle Pixel 7 Proがあります。カメラ機能を重視するのであれば、名前にProが付く上位モデルを買うべきでしょう。なぜならProのトリプルレンズカメラは機能が充実しているからです。

↑トリプルレンズカメラを搭載するGoogle Pixel 7 Pro。高精細なズーム撮影、マクロ撮影が楽しめます

 

一例として、Google Pixel 7 Proの望遠カメラには、4800万画素クアッドベイヤー配列のセンサーが搭載されています。光学ズームは最大5倍。光学ズーム撮影による写真・動画の精細感も充実していますが、最大30倍のデジタルズームにも要注目です。ズームの倍率で比べるとiPhone 14 Proシリーズの約2倍。望遠カメラ性能に力を入れていることがうかがえます。

 

また、Google Pixel 7 Proではズーム撮影時に、高画素のセンサーでキャプチャーした画像データを“切り抜き”処理しているうえに、ソフトウェアによる超解像処理も施しています。この切り抜きと超解像処理により、遠くの被写体も高精細な写真に記録できるわけです。

 

さらに、ズーム撮影時には被写体をスムーズにフレーム内に納められるよう、画面の左上に少しズームを引いたガイド画面が表示。インターフェースも気が利いています。

↑この距離から最大30倍の高精細なデジタルズーム撮影が可能

 

↑ズーム撮影時には被写体を捉えやすいよう、画面の左上にガイドが表示されます

 

AIテクノロジーを活かした「ボケ補正」機能が楽しい

Google Pixel 7シリーズだけに搭載される「ボケ補正」もGoogleらしいAIの技術を活かした楽しい新機能です。Android標準の「フォト」アプリに読み込んだ写真データの“ピンボケ”やノイズをソフトウェア処理によって補正します。つまり、ほかのデジカメやスマホで撮影した写真データも読み込めば補正可能なわけです。

 

フォトアプリで補正したい写真を開き、「ツール」から「ボケ補正」を選択します。補正レベルは0〜100まで1ステップごとに強弱の微調整が可能。100まで上げてしまうと被写体周辺のノイズまで目立ってしまう場合があるので、適切なレベルを丁寧に探りながら修正するといいでしょう。

 

筆者も過去に撮影した決定的瞬間を捉えた写真が少しピンボケしていたので、Google Pixel 7で直してみました。鮮鋭度が向上したことがわかるでしょうか。

↑左が補正前、右が補正後の写真。犬の舌や床の模様の精細感がアップしています

 

ボケ補正は、過去に家族や友だちと撮った大切な記念写真、旅行のスナップなど、できる限りピンボケを直したいときに役立ちます。ただ、いくらGoogleのAI技術が優れていたとしても元のピンボケやノイズの多さによっては補正しきれない場合もままあります。

 

Google Pixel 7シリーズを買ったとしても、急いでカメラのシャッターをきる前に必ずピントや露出を合わせるクセを付けるべきでしょう。

 

このほかにも写真によるクリエイティビティを高めてくれる写真に写りこんだ人や物を消す「消しゴムマジック」や、長時間露光撮影が可能な「モーションモード」はGoogle Pixel 6シリーズから受け継がれています。ビデオはHDR撮影や、背景のボケ味を加える「シネマティックぼかし」にも新たに対応しました。

 

顔認証と指紋認証にダブル対応

Google Pixel 7シリーズのもうひとつ魅力的なところは顔認証と指紋認証によるダブルの画面ロック解除に対応したことです。

 

フロントカメラによる顔認証は、Google Pixel 7シリーズがスリープ状態から解除されていれば、フロントカメラに顔を向けるだけで瞬時にロックを解除します。

↑顔認証機能を有効にすると、ロック解除時にフロントカメラを注目するようにガイドが表示されます

 

iPhoneのようにマスクを着けたままでの顔認証には対応しませんが、Google Pixel 6シリーズも搭載するディスプレイ埋め込みタイプの指紋認証センサーを併用できるので問題なし。アレルギー持ちの筆者は、これから冬・春と屋外でマスクを着けて過ごすことも多くあるので、Google Pixel 7シリーズの新しい仕様を歓迎しています。

 

1年前に発売のモデルでも、Google Pixelシリーズ内で買い替えはあり

ひとつ前のモデルにあたる、Google Pixel 6 Proからの買い換えはアリなのでしょうか。

 

先述した通りGoogle Pixel 7 Proのカメラは進化していますが、Google Pixel 6 Proの方もデジタル超解像ズームでいえば20倍対応です。

 

また、夜景モードによる暗い場所での撮影は、Google Pixel 7シリーズの方がシャッターをきってからの処理速度が最大2倍に向上していますが、撮れる写真に圧倒的な出来映えの差はないように感じます。これはGoogle Pixel 6 Proに搭載の初代Google Tensorチップの完成度が十分に高いことの証左でもあります。

 

結論を言えば、Google Pixel 6 Proからの買い換えは無理にしなくても良いと筆者は思います。

↑左がGoogle Pixel 6 Pro、右がGoogle Pixel 7 Pro。サイズやデザインはあまり大きく変わっていません

 

一方、2021年夏に発売されたGoogle Pixel 5a (5G)よりも前の世代のGoogle Pixelシリーズについては、この機会にGoogle Pixel 7シリーズに買い換えることを検討して良いと思います。

 

たとえば、Google Tensorチップが載っていないGoogle Pixelシリーズでも、特徴的な機能としておなじみの「レコーダー」アプリによる音声文字起こしは使えます。またFeature Drop(Google Pixelシリーズ向けのソフトウェアアップデート)による新機能や改善された機能の提供は数か月ごとに実施されるので、古いモデルでも物足りなさは感じないかもしれません。

 

ただ、AIを活用するカメラや音声を含む言語処理の機能は今後もますます進化を続けます。Googleは年内に、Google Pixelシリーズだけが搭載する「レコーダー」アプリに“話者認識”をしながらテキストを文字に起こせる機能を追加することを明らかにしています。

 

現在のレコーダーアプリの機能については、Google TensorチップありなしのGoogle Pixelシリーズの間で使い勝手に大きな違いはないと感じましたが、今後はAI関連の機能が高度化すれば、最新のGoogle Tensor G2チップを搭載するGoogle Pixel 7シリーズの方がより快適に感じられるかもしれません。

↑左がGoogle Pixel 7、右が2020年に発売されたGoogle Pixel 4a(5G)。デザインで見ても、古いモデルの方がやや味気ないので、今こそGoogle Pixel 7シリーズに買い換えるべきかもしれません

 

Phone 14シリーズ含めて購入を検討する際の注意点

アップルの最新スマホであるiPhone 14シリーズを含めて、購入を検討するなら注意点はどこにあるでしょうか。

 

Google Pixel 7とGoogle Pixel 7 Pro、それぞれのライバルがiPhone 14、iPhone 14 Proであると仮定した場合、まずGoogle Pixel 7シリーズの強みは価格がひと回りほど手頃なことです。

 

GoogleストアではGoogle Pixel 7が8万2500円(税込)から、Google Pixel 7 Proが12万4300円(税込)からという価格で販売されています。iPhone 14シリーズは同じ128GBのストレージを選択した場合でも、iPhone 14が11万9800円(税込)から、iPhone 14 Proは14万9800円(税込)からと、それぞれPixelシリーズと比べた場合に価格差は小さくありません。

 

ただ、Google Pixel 7シリーズの弱点は、4つの機種が揃うiPhone 14シリーズに対して、2種類の機種しか揃っていないところにあります。特に、リッチなカメラ機能を搭載した「Google Pixel 7 Proの小さいモデル」があれば欲しかったという声もあると思います。

↑左が6.7インチのGoogle Pixel 7 Pro、右が6.1インチのiPhone 14 Pro。Google Pixel 7シリーズには「小さいプロ」がないことが弱点と言えるかもしれません

 

また、MacユーザーにとってはAirDropによるワイヤレスでの簡単ファイル転送など、iPhoneの方が連携に優れていたり、Apple WatchがAndroidスマホと組み合わせて使えなかったりするなど、考慮したい点があるでしょう。そのあたりは、少し高価でもより便利なAppleデバイスによるエコシステムの活用を優先したくなります。

 

iPhoneからGoogle Pixelへの乗り換えは、各プラットフォーム独自の機能やサービスごと「お引っ越し」ができるかを含めて慎重に検討する必要がありそうです。

 

個性派揃いのAndroidに対するGoogle Pixelシリーズの価値とは

他社のAndroidスマホからGoogle Pixel 7シリーズに買い換える選択は有効なのでしょうか。

 

Androidスマホの場合、メーカーによるコンセプトの違いや、端末ごとに特徴的な機能、対応するサービスが異なっている場合が多くあります。たとえばGoogle Pixelシリーズに比べると、ソニーのXperiaシリーズは動画や音楽をよりハイクオリティに楽しめるスマホです。

 

また、シャープのAQUOS R7は搭載するライカ監修のカメラによって、撮影できる写真にはPixelシリーズとはひと味違う魅力があります。

 

一方、「レコーダー」アプリによる音声の自動文字起こしができることや、Google アシスタントによる音声操作が素早くこなせることなど、Google Pixelシリーズの「強み」も数多くあります。

 

ほかのAndroidスマホからの乗り換えを検討する際には、Google Pixelシリーズの機能やサービスが自分の期待にどれほどマッチするのか、あるいは今愛用しているスマホの機能を手放せるのかなどが熟考のポイントになりそうです。

↑Google Pixelシリーズだけに搭載されている「レコーダー」アプリ。音声の自動文字起こし機能が秀逸で、ビジネスシーンにも活躍する場所が多々あります

 

キャンペーンも利用するとお買い得

Google Pixel 7シリーズはハイレベルな機能と価格のバランスがとても良いスマホです。上質な外観の仕上げと、レベルの高いカメラまわりの機能で、特にProモデルはフラグシップモデルの貫禄が感じられます。

 

国内の大手通信キャリアではKDDIとソフトバンクの2社がGoogle Pixel 7シリーズを取り扱っています。また、筆者が本稿を執筆している10月18日時点、グーグルストアではGoogle Pixel 7シリーズを購入する際、対象となるスマホを下取りに出すと最大5万円がキャッシュバックされるキャンペーンを2022年11月17日午後23時59分まで実施しています。こうしたお得なキャンペーンなどを利用して、体験してみるとよくわかるGoogle Pixelシリーズの魅力に多くの方が触れてほしいです。

 

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グーグルのスマートスピーカーにも独自OS「Fuchsia」がやってくる?

米グーグルがNestスマートスピーカーへと独自OS「Fuchsia(フクシア)」を展開するとの見通しを、海外テックサイトの9to5Googleが伝えています。

↑Vantage_DS/Shutterstock.com

 

FuchsiaはZircon(ジルコン)とよばれるカーネル(OSの中核部分のこと)を採用したOSで、組み込みシステムからスマートフォン、コンピューターまで幅広いデバイスでの動作を想定しています。またすでに、スマートディスプレイ「Nest Hub」シリーズに向けた展開が始まっています。

 

9to5Googleによれば、グーグルはNestシリーズの新型スマートスピーカー「Clover(コードネーム)」を開発しており、これが2023年に発売される可能性が高いとのこと。同製品には「Amlogic A113L」という下位製品向けのチップが搭載されることから、これは「第3世代Nest Mini」に相当することが予測されています。

 

そして先述のAmlogicの開発者チームが、Cloverに向けたFuchsiaコードを提供しているのです。このことから、2023年にはグーグルからFuchsiaを搭載したスマートスピーカーの投入が期待されているのです。またAmlogicは「Buckeye」と呼ばれるスマートスピーカー向けにもFuchsiaのコードを提供していますが、これがグーグルのスマートスピーカーなのかどうかは不明です。

 

じわりじわりと勢力を広げる、グーグルのFuchsia。来年にはさらに多くの製品で、Fuchsiaの存在を目にすることになるのかもしれません。

 

Source: 9to5Google

Material Youも使えます! Android 13(Go Edition)はアプデやカスタマイズ機能が進化

米グーグルは廉価スマートフォン向けのモバイルOS「Android 13(Go Edition)」を正式発表しました。

↑グーグルより

 

「Android 13」は今年リリースされた最新モバイルOSで、プライバシーやセキュリティ、UIの最適化、インターフェイスの調色機能「Material You」の搭載が特徴です。一方でAndroid(Go Edition)は、低性能な端末や低速な通信環境でも利用できるように最適化されています。

 

グーグルによれば、Android 13(Go Edition)は信頼性、ユーザビリティ、カスタマイズに焦点があてられています。具体的にはGoogle Playのシステムアップデートを導入し、Androidのメジャーリリースとは別に、重要なソフトウェアアップデートを定期的に受け取ることができるようになりました。

 

自分に適したコンテンツをより簡単に見つけられるように、ホーム画面から右にスワイプして、記事やその他のコンテンツのリストを見ることができる「発見(Discover)」機能が登場。さらにAndroid 12から採用されたMaterial YouがGo editionにも導入され、スマートフォンの壁紙と配色をカスタマイズできるようになっています。その他にも通知許可やアプリ言語設定など、Android 13の主要な機能も提供されます。

 

Android 13(Go Edition)を搭載したスマートフォンは、2023年に発売される予定です。日本ではあまり縁のないGo editionのスマートフォンですが、新興国では広く活用されることが期待されます。

 

Source: グーグル via 9to5Google

Pixel Watchの分解動画が早速登場。分解難易度はかなり高そう?

米グーグルが販売を開始したスマートウォッチ「Pixel Watch」について、修理業者のiFixitが分解レポート動画を公開しています。

↑iFixit/YouTubeより

 

Pixel Watchはグーグルが初めて投入するスマートウォッチで、円形の文字盤や「Fitbit」ゆずりのヘルスケア/フィットネス機能が特徴です。製品には「Bluetooth / Wi-Fi」モデルだけでなく「4G LTE + Bluetooth / Wi-Fi」モデルも用意され、スマートウォッチ単体での活用も可能です。

 

 

iFixitのレポートによれば、Pixel Watchの分解には文字盤の背面の接着剤を溶かすため、加熱することから始まります。ディスプレイの交換には、バッテリーやバイブレーターの取り外しが必要です。その次にスピーカーや光学センサー、深度センサー、そしてマザーボードの取り外しが可能になります。

 

iFixitはPixel Watchの内部構造について、「興味深いパズルだった」と評価。背面ケースと異なりボタンは交換不可能なことや、小型化のレベルを考えると、Pixel Watchでは純正部品の修理プログラムが提供されないだろうとの見方を伝えているのです。

 

スマートフォンよりさらに小型なスマートウォッチでは、一般的により分解や修理の難易度が上がります。Pixel Watchはグーグルによる初のスマートフォンでありながら、なかなかその設計は完成されている印象です。

 

Source: iFixit/YouTube via 9to5Google

グーグルのPixel宣伝チーム、アップルCEOにiPhoneからツイートしてしまう

ときどき競合他社がアップルをツイッターで揶揄うことがありますが、それをグーグルのPixelスマートフォン宣伝チームがiPhoneでやってしまったことが話題を呼んでいます。

 

ことの発端は、アップルのティム・クックCEOの「可能性は無限大」というツイートでした。

 

そこに付けられた「#TakeNote」というハッシュタグは、元々は米プロバスケットボールリーグNBAのチーム「ユタ・ジャズ」が使ってきたものです。それを同社がキャンペーンに利用したことで(後ろにカスタム絵文字が付いた「ハッシュフラッグ」 )批判を集めていました。

 

グーグルのPixel宣伝チームもその騒ぎに便乗し、「#TakeNote」を付けてクック氏宛てにツイート。「Team Pixel」に参加する方が「お気に入りのチームに近づく」ことができる……とつぶやいたところ、その下に「Twitter for iPhone」つまりiPhoneから投稿したと表示されてしまいました。

 

つまり「Pixelスマホを宣伝するつもりが、しかもアップルCEOをイジるツイートをiPhoneから投稿」したわけです。

 

このツイートはすぐに削除され、同じ内容のツイートを再投稿。2回目のツイートには「Twitter for Web」とあり、iPhoneあるいはPCのウェブブラウザから送られたようです。

 

かつてサムスンもGalaxy Note9のディスプレイをiPhoneから宣伝したり、ファーウェイ公式での新年のお祝いをiPhoneからつぶやいた社員が降格&減給処分を受けたこともありました。Androidスマートフォンメーカーの社員も、iPhoneが大好きなようです。

 

Source:Ian Zelbo(Twitter)
via:9to5Mac

Pixel Tabletと折りたたみPixel、側面指紋認証を搭載?

米グーグルの新型タブレット「Pixel Tablet」と、今後のが噂されている折りたたみスマートフォン「Pixel Notepad / Pixel Fold(仮称)」について、本体側面に指紋認証センサーが搭載されるとの情報を、海外テックサイトの9to5Googleが伝えています。

↑グーグルより

 

Pixel Notepadはこれまで何度もその投入が噂されてきたデバイスで、現在は2023年3月の製品発売が報じられています。一方でPixel Tabletはすでに2023年の発売が正式発表されており、ドッキングステーションを利用した新たな使い方ができるタブレットになるとアピールされています。

 

9to5Googleによれば、Android OSのコードに「X-aligned」「Y-aligned」と呼ばれる、本体上部/側面の指紋認証機能を意味する文字列が発見されました。これは、「folded」「unfolded」という2つのデバイスに対応することから、Pixel TabletとPixel Notepadにおける同機能のサポートが予測されているのです。

 

また、Pixel Notepadの内側のディスプレイ解像度は1840×2208ドットに、そして外側のディスプレイの解像度は1080×2100ドットになることも伝えられています。一方で、Pixel Tabletのディスプレイ解像度は2560×1600ドットとなるようです。

 

折りたたみスマートフォンの側面に指紋認証センサーを搭載すれば、折りたたみ時/展開時のどちらでもセンサーが使えるという利点があります。またPixel Tabletでは、電源ボタンに指紋認証センサーが搭載されることが予測されます。

 

現在Pixelスマートフォンに採用されているディスプレイ指紋認証機能はあまり評判が良くなく、「Pixel 7」では顔認証機能が復活しました。一方で「枯れた技術」でもある本体側面の指紋認証機能なら、安定した動作が期待できそうです。

 

Source: 9to5Google

Pixel Watch、普通の時計ベルトも装着できるみたい

米グーグルのスマートウォッチ「Pixel Watch」にて、同スマートウォッチ向けではない一般的な時計ベルト(バンド)を装着することができると、海外メディアのThe Vergeが報じています。

↑The Vergeより

 

Pixel Watchでは特殊なバンドのマウント機構を採用しており、公式には専用設計のバンドしか装着できないと説明されています。同社は20種類以上のバンドを用意しており、来春にはメタルバンドも発売予定です。

 

しかしThe VergeのDan Seifert記者の報告によれば、ストラップピンツールを用いることで、20mmサイズの市販のバンドを装着することができる、とのこと。同記者は実際に、韓国サムスンのスマートウォッチ向けのバンドをPixel Watchに装着した画像も掲載しています。

 

ただし注意したいのは、このような市販のバンドを装着した場合、Pixel Watchやバンドにどのような負荷、あるいはダメージが発生するのかがわからない点です。もし市販のバンドをPixel Watchに装着する場合、完全に自己責任のもとでの使い方となることは、理解しておく必要があるでしょう。

 

Source: The Verge via 9to5Google

Pixel 7/Pro、初の64ビット専用Androidスマホに? 「フラッピーバード」など古いアプリが動かず

アップルがiPhoneで32ビットアプリのサポートを終了したのは数年前のこと(iOS 11)でしたが、米グーグルが新発売したPixel 7とPixel 7 Proは64ビットアプリのみに対応する初のAndroidスマートフォンとなるようです。

↑Image:Google

 

ツイッターユーザーのMishaal Rahman氏は、Pixel 7シリーズが初の64ビット専用Androidスマートフォンである可能性をつぶやきました。そのため、古い32ビットアプリである「フラッピーバード」はインストールできなかったそうです。

 

さらにRahman氏はシェルで「フラッピーバード」をサイドロード(Google Playストアなど公式の手段を経由しないインストール)できず、エラーメッセージが出たと報告しています 。他に複数のユーザーが新型Pixelスマホで特定のアプリをサイドロードできないと確認し、それらは32ビットアプリだと分かっています。

 

しかし、Pixel 7シリーズ搭載のAndroidは、64ビット専用バージョンではなさそうです。なぜなら、32ビットアプリをインストールしようとすると、「アプリがお使いのスマートフォンと互換性がないため、インストールされません」というメッセージが表示されるため、あえて(動く可能性があるのに)ブロックしていると思われるからです。

 

とはいえ、グーグルは長年にわたりAndroidアプリの64ビット化に努力を注いできたため、特にユーザーが不便な思いをすることはなさそうです。Google Playストアも2019年8月以降、すべてのアプリに64ビット対応を義務付け、64ビット対応のない32ビットアプリは配信が停止されています。

 

Pixelシリーズ初のタブレット「Pixel Tablet」も、64ビット専用のAndroid 13を搭載すると噂されています。これからAndroidデバイスを使う人や、最近のアプリを利用する人には何の問題もありませんが、古い32ビットゲームアプリを遊びたい人は、昔のAndroidスマホを手放さない方がよさそうです。

 

Source:Mishaal Rahman(Twitter)
via:Gizmochina

Pixel 7の無料Google One VPN機能、12月から提供開始へ

米グーグルは新型スマートフォン「Pixel 7」シリーズ向けの無料VPN機能を12月より提供することを、サポート文章にて明かしています。

↑グーグルより

 

今月に正式発表されたPixel 7/Pixel 7 Proは、新型プロセッサ「Tensor G2」の搭載が特徴。これにより、人工知能を活用したスマート機能がさらに強化されています。また、「Google One」におけるVPN機能が無料で提供されることも予告されていました。

 

更新されたグーグルのサポートドキュメントにて明かされた、Pixel 7でのGoogle OneによるVPN機能の提供スケジュール。なお日本語版のドキュメントには同様の記述はまだ追加されていませんが、英語版のドキュメントには「インドとシンガポールのPixel 7およびPixel 7 Proは、VPN by Google Oneの対象外です」と記載されていることから、日本はその対象地域であることが予測されます。

 

なお、Google OneのVPN機能は月額1,300円/年額1万3000円の「2TB」プランにて提供されています。Pixel 7ではこのVPN機能が無料で利用できますが、他のGoogle One機能は有料にてプランに加入する必要があります。

 

Google Oneのアプリを利用することで、簡単にインターネット通信のセキュリティを向上させられるVPN機能。将来のPixelスマートフォンを含め、さまざまなデバイスでの展開が予測されます。

 

Source: グーグル via 9to5Google

グーグル、Pixel Watchが付属のワイヤレス充電器以外では充電できないと確認。Pixelスマホからの逆充電もダメ

米グーグル初のスマートウォッチ「Pixel Watch」を充電できる機器についてさまざまな説が飛びかいましたが、グーグルが公式に「付属のワイヤレス充電器以外は充電できない」ことを確認しました。

↑Image:Nils Ahrensmeier/Twitter

 

公式のヘルプサイトには「Google Pixel Watchは、付属のGoogle Pixel Watch磁気充電ケーブルを使用した場合のみ充電可能です」と書かれています。また「Pixelスマホから逆ワイヤレス充電はサポートされていません」とも明記されています。

 

しかしフライングで入手した人たちから、Pixel 7 Proからのワイヤレス逆充電や、Belkin製のドックでWatch上に「充電中」のアニメーションが表示されたとの報告が相次いでいました。が、結局は動作が安定せず、まともに充電できないという結果に終わっていた次第です。

 

これについてグーグルは米9to5Googleへの声明で、Pixel WatchはQiワイヤレス充電器やPixelスマホからの逆ワイヤレス充電はサポートしていないと確認しています。一見して充電できるように見える場合も、「一貫して安定した強力な充電を提供することを保証するものではありません」とのこと。

 

また「場合によっては、充電中にデバイスが放電する可能性があります」と注意を呼びかけつつ、Pixel Watchは付属のワイヤレス充電器のみで充電をサポートしています、と再確認しています。

 

もしかすると将来のソフトウェア・アップデートにより「PixelスマホからPixel Watchの逆充電」も可能になるかもしれません(サムスン製品は実現済み)。ともあれ、当面は旅先にも付属のワイヤレス充電器を持ち歩く他はなさそうです。

Source:9to5Google

GeForce NOWもbox Cloud Gamingも対応! クラウドゲーム向けChromebookが3機種登場

米グーグルは台湾エイサーやASUS、中国レノボと提携し、クラウドゲームに特化したChromebookを3機種発表しました。

↑グーグルより

 

今回発表されたエイサーの「Chromebook 516 GE」、ASUSの「Chromebook Vibe CX55 Flip」、レノボの「Ideapad Gaming Chromebook」は、120Hz駆動の高解像度ディスプレイ、アンチゴースト機能付きのRGBゲーミングキーボード(一部モデル)、Wi-Fi 6/6Eへの対応や強化されたオーディオ機能などが特徴です。また、専用ゲーム機レベルの85ms以下の入力レイテンシーが保証されています。

 

クラウドゲームサービスとしては、NVIDIAの「GeForce NOW」の「RTX 3080」プランに対応。最大1600p解像度や120fpsでのゲームプレイ、レイトレーシング機能をオンにしてのプレイが可能です。さらにWebアプリとして「Xbox Cloud Gaming(ベータ版)」、そして米アマゾンの「Luna」にも対応しています。また、画面にはゲームに簡単にアクセスできる「Everything」ボタンも用意されています。

 

さらに「Works With Chromebook」プログラムとしてエイサーやCorsair、HyperX、レノボ、SteelSeriesなどの周辺機器メーカーと提携し、マウスやヘッドセット、コントローラの動作が確認されています。

 

Chromebook 516 GEは649.99ドル(約9万5000円)、ASUSのChromebook Vibe CX55 Flipは699.99ドル(約10万円)、Ideapad Gaming Chromebookは399.99ドル(約5万9000円)にて、10月から海外にて販売が開始されます。クラウド技術によって(それほど)高価でないノートパソコンでも高品質なゲームが遊べるようになったのは、実に喜ばしいですね。

 

Source: グーグル

Pixel 7の頭脳「Tensor G2」、5nmプロセスで製造か

米グーグルが先日発表したスマートフォン「Pixel 7」シリーズに搭載されているプロセッサー「Tensor G2」が5nmプロセスで製造されているとの情報を、海外テックサイトのAndroid Authorityが報じています。

↑グーグルより

 

Tensor G2は「Pixel 6」シリーズに搭載されていた「Tensor」の後継プロセッサーで、パフォーマンスの向上や消費電力の効率化、機械学習機能の強化が施されています。これによって、「シネマティックぼかし」やワンタップでのピンぼけ写真の補正、高速な「Google アシスタント」などが利用できるようになりました。

 

Android Authorityによれば、Tensor G2は韓国サムスンの5nmプロセスを利用。一部で噂されていた、台湾TSMCやサムスンの最新の4nmプロセスの利用を否定しています。サムスンには「5LPE」とより新しい「5LPP」という2種類の5nmプロセスがありますが、このうちどちらがTensor G2に利用されているのかは不明です。

 

Tensor G2では20%の電力効率の向上、60%の機械学習処理性能の向上をうたっていますが、肝心の「Cortex-X1」コアはわずか50Hzしかスピードアップしていません。このことからも、4nmではなく5nmのプロセスの採用が予測されていました。

 

というわけで製造プロセスというスペックでは、残念ながら最先端ではない模様のTensor G2。しかしPixelシリーズはグーグルによる機械学習を活用した付加機能が特徴なので、グーグルとしても最先端のスペックはそこまで重視していないのかもしれません。

 

Source: Android Authority

Pixel 6シリーズでもPixel 7新機能の一部が使えるようになる! グーグルが予告

10月6日に米グーグルが発表した「Pixel 7」と「Pixel 7 Pro」には、過去のモデルにはなかった新機能が搭載されると謳われています。しかし、これまでグーグルが初めは最新モデル専用と紹介した機能を、後にソフトウェア更新により古いPixelスマホにも追加してきました。

↑Pixel 6シリーズでも使用可能になるという「クリアコーリング」とは?

 

その前例通り、去年のPixel 6シリーズでもPixel 7が持つ新機能の一部が、しばらく待てば利用できると予告されています。

 

海外スマートフォン情報サイトPhoneArenaによると、グーグルはTensorチップを搭載した全てのPixelスマホ(つまりPixel 6とPixel 7の全モデル)で「クリアコーリング」が使えるようになると述べているそうです。

 

クリアコーリングとは、電話で通話しているとき、機械学習により背後のノイズを抑えて、相手の声を聴き取りやすくするもの。また出たくない着信があれば「silence」(静かに)といえばミュートできる機能も、Pixel 6シリーズで利用できる予定です。これはPixelスマホでアラームやタイマーを「ストップ」や「スヌーズ」と言って止められるのと同じ、音声アシスタントの強化となります。

 

また、写真や動画で肌の色をリアルに再現する「リアルトーン」の改善も含まれるとのこと。さらに「ガイドフレーム(Guided Frame)」もPixel 6シリーズに提供されると予告されています。

 

このガイドフレームは、目の不自由な人が自撮りをするときに、声でスマホの適切な位置を案内してくれる機能です。「スマホを右と上に動かしてください」と言ってガイドしたり、ユーザーが準備しやすいようカウントダウンタイマーが搭載される予定です。

 

ほかPixel 7シリーズで実現する顔認証がPixel 6 Proで使える予定があるか問い合わせたところ、グーグルは「現時点では共有できる情報はない」と回答したそうです。完全に否定されたわけでもなく、続報を待ちたいところです。

 

これらは12月の「Pixel Feature Drop」(グーグルが3か月ごとに提供している機能アップデートプログラム)で、Pixel 6シリーズに配信される予定です。Pixel 7モデルの目玉機能となった「ワンタップでピンボケ補正」が使えないのが残念ですが、それでも大いにパワーアップすることになりそうです。

 

Source:PhoneArena

Pixel Watch、実は一部のFibtit機能が使えない? ソフトウェア・アップデート待ちかも

米Google初のスマートウォッチ「Pixel Watch」では、同社が数十億ドルで買収したFitbitの様々な健康管理やフィットネス機能が統合されたことが強調されています。「Help by Google.Health by Fitbit」とキャッチフレーズに謳われているほどです。

↑Image:Google

 

しかし公式サイトを確認すると、一部のFitbit機能がサポートされていないことが明らかにされています。

 

実はGoogleストアにはPixel WatchとFitbit製品を比較するページが用意されています

↑Image:Google

 

それによるとPixel Watchに欠けているFitbit機能は、まず主要ともいえる「エクササイズの自動認識」です。本機能は心拍数測定などの各種センサーを使い、高運動のアクティビティを自動的に検知して記録するしくみ。ウォーキングやランニングなどを始めれば、何の操作もせずに追跡してくれるのです。

 

が、この機能はPixel Watchでは「ナシ」とされています。またFitbit Sense 2やFitbit Versa 4では可能な「水泳のストローク数記録」もサポートされていません。

 

とはいえ、不思議なことに別のページでは「エクササイズの自動認識(Automatic exercise tracking)」を備えていると書かれています。この件につき、米9to5Googleはグーグルに連絡を取っているとのことです。

 

再びFitbit製品との比較ページに戻ると、Pixel Watchは「不規則な心拍リズムの検知」にも対応してないことが確認できます。なお日本向けページでは心電図アプリもないように見えますが、米国向けページでは書かれているため、単に「日本で医療機器としての認可を取ってない」ためと思われます。

 

ほかPixel WatchにないFitbit機能としては、ストレスの通知やガイド付き呼吸セッション、サイレントアラームとスマートアラーム、血中酸素ウェルネスのモニタリング、それに「睡眠プロフィール」等です。

 

これらが欠けたままなのか、それともソフトウェア・アップデートにより後で追加されるのか。どちらかは不明ですが、グーグルがユーザーの「Fitbit並みの豊富な健康・フィットネス機能を使いたい」という願いに応えるよう期待したいところです。

 

Source:9to5Google

Pixel Watchは3年間のアプデ保証。メタルバンドの詳細も判明

米グーグルから国内外にて正式発表されたスマートウォッチ「Pixel Watch」にて、最低3年間のアップデートに関する記述が見つかっています。また、来春発売予定の「メタル バンド」の詳細も判明しました。

↑Redditより

 

グーグルは近年スマートフォンのロングアップデート保証をすすめており、先日に正式発表された「Pixel 7」シリーズでは、5年間のセキュリティアップデートと5年間の機能アップデート(Feature Drop)が保証されています。

 

グーグルのサポートドキュメントをみると、Pixel Watchでは搭載された「Wear OS」のアップデートが「2025年10月まで」継続される、と記述されています。またこれには、セキュリティアップデートや機能アップデートが含まれます。

 

一方でPixel Watchのアップデート頻度については、「定期的に行われる」とだけ記述されており、Pixelスマートフォンのように毎月配布されるのかどうかは不明です。

 

そして海外掲示板のRedditに投稿された情報によれば、Pixel Watchのメタル バンドに関しては、「Metal Links Band」が199ドル(約2万9000円)、「Metal Mesh」が129ドル(約1万9000円)にて投入されるとのこと。またそれぞれに「ブラッシュドシルバー」「マットブラックステンレススチール」、「シャンパンゴールド」「マットブラック」「ポリッシュドシルバー」のカラーリングが用意され、耐汗・耐水性がないことも説明されています。

 

メーカーが長期間のアップデートを保証してくれると、消費者としても安心して製品を購入できるというもの。Pixel Watchの長期アップデート保証は、歓迎されるものとなりそうです。

 

Source: グーグル, Reddit via 9to5Google 1, 2

Pixel 7/7 Pro、睡眠中にいびきをかいた時間や咳の回数をチェックできる!

米グーグルは6日深夜に新型スマートフォン「Pixel 7」と「Pixel 7 Pro」を正式発表しました。その場ではセキュリティの確かさや音声アシスタント、カメラ機能の進化に焦点が当てられていましたが、実は新たな健康管理機能として「睡眠中の咳といびきの検出」が明らかにされていました。

↑一体どのくらい、いびきをかいているのか?

 

「毎日の睡眠」のまとめ画面では、次のように睡眠中にいびきをかいた時間や咳の回数が表示されるそうです。

↑Image:Google

昨夜の基調講演では、「Digital Wellbeing(デバイスの利用習慣を確認し、心身の健康を保つためのツール)はあなたの許可を得て、夜間の咳やいびきの音を分析することで、睡眠の質を理解できます。処理はローカルのPixel 7上で行われます」と説明されていました。つまりユーザーに無断で咳やいびきを記録や分析をしたり、そのデータをグーグルが回収することはないと約束されたわけです。

 

以前アプリ研究者のMishaal Rahman氏は、この機能の設定画面を見つけたとしてシェアしていました。たしかにPixel 7のマイクを使って音を聞き取ること(ユーザーの同意が必要)、集めたデータは記録されず、グーグルを含めて誰にも共有されることはないと書かれています。

 

Googleのサポートページによると、時計アプリの「Bedtime(おやすみ時間)」から本機能を有効にして、データを確認できるそうです。ほか「設定」>「Digital Wellbeingと保護者による使用制限」内に「咳といびきのアクティビティを表示」があるとのことです。

 

この機能がPixel 7や7 Proで最初から使えるのか、それとも後日アップデートにより追加されるのかは不明です。寝ている間のいびきや咳は、何らかの兆しを示している可能性もあり、そのチェック機能は健康の維持に役立てられるかもしれません。

 

Source:TechCrunch

Pixel 7/7 Proの新チップ「Tensor G2」は機械学習が60%も高速に! 「ワンタップでピンボケ補正」も実現

米グーグルは最新スマートフォン「Pixel 7」と「Pixel 7 Pro」に搭載するプロセッサーとして、「Google Tensor G2」チップを正式に発表しました。このチップについてはさまざまな噂が飛びかっていましたが、ようやく実力の程が明かされた格好です。

↑Image:Google

 

この「Tensor G2」は、先代のPixel 6シリーズに搭載された「Tensor」チップに続く、グーグルの独自開発プロセッサー。グーグルいわく、まず先代のPixel(Tensor)よりも電力効率が20%向上したとのことです。

 

初代Tensorチップの評判が芳しくなかった点の1つは、バッテリー持ちが良くなかったことにあります。たとえばiPhone 13 Pro Maxが1回の充電で2日と20時間も持ったのに対して、Pixel 6 Proは1日と17時間とのテスト結果もありました

 

これを改善するためにグーグルも電力効率の改善に力を入れたそうで、その結果バッテリー持続時間が延びたとうたっています。

 

一方で、Tensorシリーズの強みは、グーグルのお家芸である「機械学習」と「人工知能」。そのためTPU(Tensor Processing Unit)も強化されており、Tensor G2は機械学習の処理が60%も高速化されたそうです。

 

そうしたTensor G2の処理能力と機械学習能力がアップしたことで、Pixel 7と7 Proは「シネマティックぼかし」やワンタップでピンボケ写真を補正(ほかの機器で撮影した写真でも可能)、肌の色の微妙な違いを美しく正確に再現する「リアルトーン」などの機能が利用できるわけです。このほか、Google アシスタントによる文字入力も2.5倍も速くなったとのことです。

 

もう1つの核となるのは、セキュリティチップ「Titan M2」の搭載。機密性の高い個人情報を保護する「Protected Computing」をはじめ何重ものセキュリティを備えており、これまで以上にユーザーの安全を守ることができそうです。

 

Source:Made by Google(YouTube) , Google

スマートディスプレイにもなる? 2023年登場のPixel Tabletの姿が見えてきた

米グーグルは2023年に発売予定のタブレット「Pixel Tablet」の一部詳細を発表しました。

↑グーグルより

 

今回発表された中での特徴は、「Charging Speaker Dock」と呼ばれる充電スピーカードックが用意されること。これにより、スマートディスプレイとしてハンズフリーでGoogle アシスタントを呼び出せるほか、動画再生、Google フォトのスライドショーなどを表示することが可能です。さらにOSには、フル機能のAndroid OSを搭載しています。

↑グーグルより

 

本体には「ナノセラミックコーティング」を採用し、プレミアムな質感を実現。これと100%リサイクルされたアルミニウム素材のボディを組み合わせています。

 

また、プロセッサーには最新の「Tensor G2」チップを搭載し、優れた機械学習、音声、画像処理を提供します。これは、ビデオ通話や写真編集、Google アシスタント機能の拡張にも利用されます。さらに明るいディスプレイの搭載や、スタイラスへの対応も特徴です。

 

とはいえ、本体スペックや価格、詳細な機能を含め、まだまだわからない点の多いPixel Tablet。米アップルの「iPad」シリーズに押され気味なAndroidタブレット業界に、新風が吹き込まれることを期待したいものです。

 

Source: 9to5Google

グーグル、Pixel 7とPixel 7 Proを正式発表! 8万2500円からで顔認証あり、Proは超解像ズーム30倍を実現

米グーグルは10月6日の新製品発表イベント「Made by Google ’22」で、新型スマートフォン「Pixel 7」および「Pixel 7 Pro」を正式に発表しました。

↑Image:Google

 

Pixel 7の価格は8万2500円から、Pixel 7 Proは12万4300円から(ともに税込)で、すでに予約購入が可能となっています。記事執筆時点での配送予定は、どちらも10月中旬頃です。

 

Pixel 7とPixel 7 Proともに、新たなプロセッサー「Google Tensor G2」チップを搭載。前世代のGoogle Tensorチップよりもパフォーマンスの向上や消費電力の効率化、機械学習の強化が施されているそうです。

 

これにより、長時間バッテリー駆動を実現。消費電力などを抑えつつ、グーグルの機械学習モデルを実行することで、高速とバッテリー持ちのよさを両立しているようです。

 

また新たなセキュリティチップ「Titan M2」を搭載。これまで以上の、徹底したセキュリティを実現しているとうたっています。

 

さらにTensor G2の高度な画像処理装置とグーグルの最先端の計算写真学により、写真の画質とカメラ撮影時の処理速度が向上。静止画でも高い効果を発揮するほか、動画撮影もきわめて精彩になるといいます。被写体に焦点を合わせたまま背景をぼかす「シネマティックぼかし」などのエフェクトも利用できます。

 

そしてProモデルについては、望遠レンズが先代(Pixel 6 Pro)の光学4倍ズームから5倍へと強化されています。デジタル処理を組み合わせた超解像ズームも20倍から30倍となり、離れた場所でも高画質な写真を撮影できます。さらに緻密なディティールを捉えられる「マクロフォーカス」もProモデル限定です。

 

ほかディスプレイの解像度や背面カメラの解像度は先代と変わっておらず、リークされた資料は本物だったようです。外見上の変化は、Pixelシリーズの象徴といえる「カメラバー」が以前の「金属製の枠+ガラスカバー」から「本体フレームと一体化した金属」になったことでしょう。

 

普段使いするスマートフォンにとって大事なロック解除については、指紋認証のほか「顔認証」が明記されています。先代のPixel 6とPixel 6 Proではついに実現しなかったので、悲願の機能と言えそうです。

 

Pixel 7のカラーはLemongrassとSnow、Obsidianの3色、Pixel 7 ProはHazelとSnowとObsidianの3色から選べます。なお、内蔵ストレージはPixel 7が128GBか256GBの2種類、Pixel 7 Proは128GB/256GB/512GBの3種類から選択可能です。

 

両モデルとも日本価格はPixel 6や6 Proよりも値上がりしていますが、為替レートは1ドル138円(Proモデルの米国価格は899ドル)ほどで、実は思いやりある設定といえます。この1年ほどの進化を実感できるお値段としては、リーズナブルかもしれません。

 

Source:Google

Pixel WatchはFitbit機能で健康に! 3万9800円から国内予約開始

米グーグルはイベント「Made by Google ’22」にて、同社初となるスマートウォッチ製品「Pixel Watch」の詳細を発表しました!

↑グーグルより

 

Pixel Watchの最大の特徴は、グーグルが2021年に買収したヘルスケアブランド「Fitbit」の機能を活用していること。正確な心拍数測定機能のほか、夜間の睡眠ステージと健康指標の記録、転倒検出(今冬リリース予定とのこと)と緊急SOSの発信などを利用できます。また、より詳細な分析とガイダンス、独自のワークアウトが提供される「Fitbit Premium」を、6か月追加料金無しで利用することも可能です。

 

もちろん、「Google マップ」や「Google Pay」「Google アシスタント」「Gmail」「Google カレンダー」「YouTube Music」など、グーグル製サービスをフル搭載。さらに「YouTube Music Premium」が3か月無料で利用できます。

 

また、4G LTEモデルなら、スマートフォンなしでも外出先でさまざまな機能が利用できます。加えて、Pixelスマートウォッチやイヤホンとのシームレスな連携機能も特徴です。

 

Pixel Watchの本体ケースはプレミアム ステンレス スチール製で、見た目は高級感があるもの。ケースカラーは「Champagne Gold」「Matte Black」「Polished Silver」の3色。国内向け価格は「4G LTE + Bluetooth/Wi-Fi」モデルが4万7800円(税込み)、「Bluetooth/Wi-Fi」モデルが3万9800円(税込み)で、すでに予約を開始しています。製品には「アクティブ バンド」が付属しますが、「ストレッチ バンド」「ウーブン バンド」「クラフト レザーバンド」など20種類以上のバンドを別途購入することも可能です。また、「メタル バンド」も来春に発売されます。

 

Fitbitを含めたグーグル製サービスをフル活用できる、Pixel Watch。スマートウォッチ分野で台風の目となることができるのか、ぜひ注目したいものです。

 

Source: Google Play Store

もう!? Pixel Watchのアンボックス画像が事前流出

10月6日に正式発表予定の米グーグルのスマートウォッチ「Pixel Watch」について、発売前にも関わらずアンボックス(開封)画像が公開されています。

↑Redditより

 

Pixel Watchはグーグルが初めて市場に投入するスマートウォッチで、円形の文字盤や物理的な竜頭(リュウズ)の搭載が特徴です。すでにその外箱の画像も流出しており、Fitbit機能の搭載「Fast Pair」による他のグーグル製品との連携機能が特徴となると予測されています。

 

今回の流出画像からは、Pixel Watchのベゼル周りのデザインがよく確認できます。文字盤は縁に向かってカーブしており、その下に金属素材のケースを合体させた、2トーンデザインとなっています。

 

製品の外箱はかなり分厚く、バンドを本体に装着した状態で出荷されるようです。また、USB-C接続のマグネットチャージャーが付属。スモールサイズのバンドは手首周り130~175mmに、そしてラージサイズのバンドは手首周り165~210mmにフィットすると記載されています。そしてOSのバージョンは「Wear OS 3.5」と記載され、箱の片面には「Wear OS by Google」と「Hey Google」の印刷も確認できます。

 

いよいよ発表が間近に迫ったPixel Watchですが、Fitbit機能やGoogle アシスタント、Fast Pairへの対応など、グーグルの便利なサービスをあれこれと搭載したスマートウォッチとなるようです。

 

Source: Reddit via 9to5Google

Stadiaが『デス・ストランディング』独占続編をキャンセルしていた?

コジマプロダクションから2019年にリリースされた、インディーズビデオゲーム『デス・ストランディング(DEATH STRANDING)』。こちらの続編の計画を米グーグルのクラウドゲームサービス「Stadia」がキャンセルしていたことを、海外テックサイトの9to5Googleが報じています。

↑デス・ストランディング

 

グーグルのStadiaといえば、つい先日にサービスを2023年1月18日に終了することが発表されたばかり。一方でコジマプロダクションの小島秀夫監督は以前にはStadiaとクラウドネイティブなゲーム開発に取り組んでいることが報じられましたが、Stadiaの独自ゲーム開発スタジオが閉鎖されたため、現在は米マイクロソフトのXbox Game Studiosと提携が発表されています。

 

9to5Googleによれば、2021年にStadiaの専用スタジオが閉鎖される前に、デス・ストランディングの続編を独占提供する計画があったそう。しかしソロゲームの要素が強いデス・ストランディングにたいしてグーグルは「もはやソロ体験ゲームの市場はない」と考え、すでに開発の初期段階に入り、2020年半ばに最初のモックアップが公開された直後にもかかわらず、プロジェクトを完全に中止したというのです。

 

というわけで、残念ながら幻に終わってしまったデス・ストランディングのStadiaにおける独占続編計画。しかし小島プロダクションは先述のマイクロソフトとの提携も含め活発にゲーム開発をすすめており、今後のゲームリリースに期待したいものです。

 

Source: 9to5Google