Stadiaが『デス・ストランディング』独占続編をキャンセルしていた?

コジマプロダクションから2019年にリリースされた、インディーズビデオゲーム『デス・ストランディング(DEATH STRANDING)』。こちらの続編の計画を米グーグルのクラウドゲームサービス「Stadia」がキャンセルしていたことを、海外テックサイトの9to5Googleが報じています。

↑デス・ストランディング

 

グーグルのStadiaといえば、つい先日にサービスを2023年1月18日に終了することが発表されたばかり。一方でコジマプロダクションの小島秀夫監督は以前にはStadiaとクラウドネイティブなゲーム開発に取り組んでいることが報じられましたが、Stadiaの独自ゲーム開発スタジオが閉鎖されたため、現在は米マイクロソフトのXbox Game Studiosと提携が発表されています。

 

9to5Googleによれば、2021年にStadiaの専用スタジオが閉鎖される前に、デス・ストランディングの続編を独占提供する計画があったそう。しかしソロゲームの要素が強いデス・ストランディングにたいしてグーグルは「もはやソロ体験ゲームの市場はない」と考え、すでに開発の初期段階に入り、2020年半ばに最初のモックアップが公開された直後にもかかわらず、プロジェクトを完全に中止したというのです。

 

というわけで、残念ながら幻に終わってしまったデス・ストランディングのStadiaにおける独占続編計画。しかし小島プロダクションは先述のマイクロソフトとの提携も含め活発にゲーム開発をすすめており、今後のゲームリリースに期待したいものです。

 

Source: 9to5Google

Google Pixel 7、去年のPixel 6と同じ価格に? アマゾンが立て続けにフライング掲載

米グーグルの最新スマートフォン「Pixel 7」シリーズは、10月6日の「Made by Google」イベントで正式発表される見通しです。まだ価格は公式には明らかにされていませんが、米国やヨーロッパのアマゾンが“半公式リーク”といえそうな情報を漏らしたと報じられています。

↑Twitterに投稿されたAmazonスクリーンショットの一部

 

まず米国のアマゾンはPixel 7の製品ページを、価格と合わせて載せてしまったことが発見されています。このページは一晩で消されており、現在は見ることができません。

 

これに先立ち米量販店チェーンTarget内からのリークもあり、やはりPixel 7は599ドル、Pixel 7 Proは899ドルとの画像が公開されていました。もっとも、アマゾンは仮に適当な数値で空欄を埋めたプレースホルダーを載せたかもしれず、Target情報が本当だと確認されたわけでもなく、「可能性が高まった」に過ぎません。

 

しかし、さらにヨーロッパのアマゾン(スペイン向けサイト)でも、Pixel 7が649ユーロという情報が載っていたとのこと。この額は、昨年のPixel 6発売当時と同じ値段です。

 

三度目の正直ともいいますが、3つもリークが相次げば、単なる偶然である可能性は限りなく低いはず。つまりPixel 7とPixel 7 Proとも、Pixel 6やPixel 6 Proからお値段が据え置きになる見通しが強まりました。

 

どちらも先代からあまりスペックが変わらず、プロセッサーが最新の「Tensor G2」チップに載せ替えられるだけと見られています 。とはいえ、Pixelシリーズの強みは「お値段の割に高性能、グーグルの最新AI技術も使える」ことにあり、お買い得にはなりそうです。

 

Source:Jose Morales Ros(Twitter)
via:9to5Google

グーグルのStadiaが終了するって…日本上陸もしないまま

米グーグルはクラウドゲームサービス「Stadia」を2023年1月18日に終了すると発表しました。

↑Ascannio/Shutterstock.com

 

Stadiaは2019年に開始されたクラウドゲームサービスで、ユーザーは手持ちのスマートフォンやタブレット、さらにはChromeブラウザから、最大4K解像度/60fpsの高品質なゲームを楽しむことができます。一方で同社による独自のゲームスタジオが閉鎖されるなど、サービスの終了を予測させる動きも以前からありました。

 

グーグルによれば、Stadiaが終了する理由は「我々が期待したほどユーザーからの指示が得られなかった」としています。やはり、Stadiaのサービスは思ったよりも人気がなかったようです。

 

グーグルによれば、Google Storeで購入されたハードウェアや、Stadia Storeで購入されたゲーム、アドオンコンテンツはすべて払い戻しされます。また2023年1月18日までは、ゲームライブラリにアクセスし、プレイすることが可能です。

 

なお、Stadiaは結局日本ではサービスが提供されることはありませんでした。嵐のように現れては去っていったStadia、今後のクラウドゲームサービス業界への影響が気になります。

 

Source: Google via 9to5Google

「AR翻訳」がイメージに溶け込んでいる!「Googleレンズ」の進歩はここまで来た

米Googleは検索関連イベント「Search 2022」で、「Googleレンズ」のマルチ検索の対象言語が増えることや、AR翻訳がよりスムーズに表示されるようになることを発表しました。

↑機械翻訳もどんどん進化(画像提供/Google)

 

Googleレンズとは、写真や画像から関連する情報を得られる検索機能の1つ。Googleによれば、9月末現在で月に80億回も利用されており、2021年の月30億回から大きく増えているそうです。

 

またマルチ検索とは、写真や画像にテキスト入力のキーワードを追加して検索できるもの。例えば、オレンジ色のドレスを撮影してから、そこに「グリーン」と付け加えて、同じデザインでグリーンのものを探せるという具合です。

 

このマルチ検索は、2022年4月から英語圏でベータ版が展開されていましたが、今後数か月の間に70か国以上の言語に対応する予定とのこと。日本語も含まれることは確実と思われます。

 

さらに、マルチ検索の応用である「近くの場所(near me)」は、米国で2022年秋以降に提供される見通し。こちらは料理や服などをマルチ検索してから、それらが扱われている近くの店などを教えてくれる便利な機能です。

 

一方、Googleレンズの「AR翻訳」も進化する予定。この新機能は写真や画像の中にある外国語のテキストを自動的に認識し、映像に重ねる形で翻訳を表示してくれるものです。これまでは「文字の上に文字」を重ねていましたが、翻訳テキストが元のテキストを完全に置き換える形になるそう。これについてGoogleは「翻訳文がオリジナル画像の一部であるかのように表示されます。テキストがコンテクスト(背景)になるのです!」とツイートで説明しています。

 

この機能には、Pixelスマートフォンで写り込んだものを簡単に消せる「消しゴムマジック」と同じ技術を使っているそうです。スクリーンショット画像とライブ撮影上で、100ミリ秒で動作するとのこと。この新機能は2022年中に登場すると見られています。

 

Source:Google (Twitter) 
via:9to5Google

Pixel 7 Proのスペック、先代モデルとあまり変わらず? 充電スピードは上がるかも

米グーグルは10月6日の「Made by Google」イベントで、次期スマートフォン「Pixel 7」および「Pixel 7 Pro」の正式発表を予告しています。そのうちPixel 7 Proにつき、有名リーカーが詳しいスペック予想を発信しています。

↑Image:Google

 

次期Pixel 7 Proのスペック表らしきものをツイートしているのは、リーカーのYogesh Brar氏です。最近もBrar氏はGalaxy Z Fold4やGalaxy Z Flip4、さらにはNothing phone(1)などの情報を正式発表前につぶやき、実際にほぼ的中させていました。

 

今回シェアされた情報が正しければ、Pixel 7 Proはグーグル独自開発の次期プロセッサー「Tensor G2」を除き、Pixel 6 Proとあまり変わらないようです。

 

まず6.7インチQHD+ AMOLED LTPOディスプレイ、RAMは12GB、内蔵ストレージは128/256GBの2種類、バッテリー容量の5000mAhもほぼ同じです。ただし30Wの高速充電ができることは、Pixel 6 Proの最大23Wを上回っている模様です。

 

またPixel 7 Proの内蔵カメラは50MPのメインカメラ、12MPの超広角カメラ、48MP望遠カメラとのこと。さらに前面カメラは11MPとされており、これらはすべてPixel 6 Proとほとんど同じ数値となっています。

 

以上をまとめると、ほぼ大半のハードウェアは先代モデルと同じ、プロセッサーを載せ替えて充電速度が上がっただけ。Pixel 7 Proというよりは「Pixel 6.5 Pro」という印象があります。

 

とはいえ、価格も去年と同じぐらいになる(北米では899ドル程度)になるとの噂もあります。Tensor G2チップは機械学習機能が大幅に向上すると見られており、グーグル得意のAI技術が楽しみであれば、十分に魅力的な製品となりそうです。

Source:Yogesh Brar(Twitter)
via:Wccftech

Fitbitユーザー、Google アカウントへの移行が2025年までに必須に

米フィットビットは公式サポートページにて、2025年までにFitbit製品のユーザーは「Google アカウント」への移行が必須となると発表しました。

↑Faiz Zaki/Shutterstock.comより

 

2021年にグーグルによる買収が完了した、フィットビット。Fitbitの製品ページでは「Fitbit by Google」のブランド名の表記が始まるなど、グーグルへの統合がちゃくちゃくとすすめられています。

 

Fitbitの説明によると、2023年からFitbitのデバイスや機能の「一部の利用」にGoogleアカウントが必要となり、2025年までにすべてのFitbitアカウントがGoogle アカウントに移行される、とのこと。また2023年からは、Fitbit製品の新しいアカウント作成にもGoogle アカウントが必要となります。

 

一方でユーザーデータの取り扱いがどうなるのかが気になりますが、フィットビットによれば「ユーザーがGoogleアカウントに登録または移行した後も、Fitbitユーザーのヘルス&ウェルネスデータはGoogle Adsのデータから分離され、使用されることはありません」とのこと。Google アカウントへの移行は便利ではあるものの、同社ブランドの存在感はますます小さなものとなりそうです。

 

Source: Fitbit via The Verge

Fitbitがキーワード? Pixel Watchの外箱画像がリーク

米グーグルからの近日のリリースが期待されている新型スマートウォッチ「Pixel Watch」のパッケージとされる画像が、海外掲示板のRedditに掲載されています。

↑Redditから

 

Pixel Watchは円形の文字盤が特徴のスマートウォッチで、すでにそのデザインやカラーラインナップなどの情報が公開されています。またフィットネスブランドのFitbitは、グーグルによる買収が2021年に完了しています。

 

今回Redditに投稿された画像は、ブラックカラーのPixel Watchのもののようです。外箱の形状は正方形に近く、米アップルの「Apple Watch」や韓国サムスンの「Galaxy Watch」の細長い外箱とはデザインが異なります。また、時計のバンドはユーザーが自分で取り付ける方式のようです。

 

箱の右下には、「with fitbit」の表記が存在。このことから、Pixel WatchはFitbitゆずりの豊富なヘルスケア/フィットネス機能を搭載していることが想定されます。また、また、箱の中にはマグネットコネクター付きの充電ケーブルとUSB-Cケーブルも入っています。

 

このように外箱の画像が流出したということは、Pixel Watchは10月6日のリリースと同時に発売されるのかもしれません。近年ますます重視されるようになってきたヘルスケア機能が、Pixel Watchにどのように取り込まれるのかに注目したいものです。

 

Source: Reddit via 9to5Google

Google フォトの写真が勝手に壊れる→修正されました

米グーグルの画像・動画ストレージサービス「Google フォト」にて、「保存した画像の表示がおかしい」という報告が、海外にて寄せられました。なお、この不具合は、すでにグーグルによって修正されています。

↑Google Photos Help

 

上の画像はGoogle Photos Helpにユーザーから投稿されたものですが、画像の左上の芝生の表示がおかしくなっていることがわかります。同様の不具合の報告は、海外掲示板のRedditにも投稿されていました。

 

このような現象は、何年も前にアップロードした古い写真にて確認されていました。またウェブ版からiOS版、Android版と、環境を選ばず問題が起きていました。

 

これにたいして、グーグルは「私たちはこの問題を認識しており、修正プログラムを配布しています。元の写真は、影響を受けません」との声明を発表。問題が解決されたというユーザーの声も伝えられており、現在は混乱がおさまりつつあるようです。

 

「自分の写真が壊れた!」と聞くとかなり慌ててしまいそうですが、まずは慌てずに問題解決が反映されることを待ちたいものです。

 

Source: Google Photos Help via 9to5Google

Pixel 7の価格は昨年と同等? しかし円安の影響が気になる…

米グーグルの新型スマートフォン「Pixel 7」の価格情報を、海外メディアのAndroid Policeを立ち上げたArtem Russakovskii氏が伝えています。

↑グーグルより

 

今年5月に発表され、10月6日には予約が開始される米グーグルの新型スマートフォン「Pixel 7」シリーズ。すでにその本体や純正ケースのカラーリングなども公開されていますが、価格やモデル情報はまだ発表されていません。

 

 

Russakovskii氏によれば、Pixel 7のアメリカ向けの価格は599ドルからになる、とのこと。また大画面モデルの「Pixel 7 Pro」は899ドルからだとしています。この価格は、昨年発売された「Pixel 6」「Pixe 6 Pro」のものと変わりません。

 

また米小売店のTargetでは、Pixel 7シリーズに100ドル(Pixel 7 Proでは200ドル)のギフトカードが付属すると指摘しています。ただし、同様のキャンペーンが日本で行われるかどうかは不明です。

 

というわけで、円安の影響を除けば昨年と同じような価格で投入されるであろう、Pixel 7シリーズ。新型プロセッサ「Tensor G2」により、どれだけスマート機能が拡張されるのかに期待したいものです。

 

Source: Artem Russakovskii via 9to5Google

Pixel Tabletの画面サイズは約11インチ、ストレージは128GBと256GBの2種類になる?

米グーグルは5月に新型タブレット「Pixel Tablet(仮)」の本体デザインを発表したものの、その後に正式な続報はありません。とはいえ、GPSやセルラー機能を備えていないことや、第1世代Tensorチップを搭載するなどの噂が相次いで届けられていました

↑グーグルより

 

それに続いて、同製品がEVT(エンジニアリング検証テスト)段階に入り、約11インチの画面となり、内蔵ストレージは128GBと256GBの2種類が用意されるとの観測が伝えられています。

 

今回の情報は、開発者のKuba Wojciechowski氏が、インドメディアの91mobilesに提供したものです。最近Wojciechowski氏は、次期スマートフォンPixel 7やChromecast HDなどの噂話をさかんに発信していました。

 

さてWojciechowski氏によると、GoogleはEVTと規制機関の認証を得るために、何台かのPixelタブレットをインドに出荷したそうです。本製品にはストレージ128GB版と256GB版の2種類があり、10.95インチのディスプレイを備え、Wi-Fi 6に対応するとのことです。

 

またPixel Tablet専用のGoogle純正スタイラス(USI 2.0規格)があるとも報告されていますが、こちらは既にUSIの認証データベースから見つかっており、目新しい情報ではありません。

 

最近、グーグルは「画面をドックから取り外せる次期Nest Hub」を開発中との噂もありました。それと上記の、GPSやセルラー機能も備えず、近接センサーや気圧計もないというPixel Tabletの仕様を合わせて考えると、あくまでPixel Tabletは「新型Nest Hubの上半分」であり、Wi-Fi接続しながら家庭内で使うことが想定されているのかもしれません。

 

Source:91mobiles

Pixel Watchの詳細、だんだんわかってきました

米グーグルより10月6日にも予約が開始される、新型スマートフォン「Pixel Watch」。こちらについてさらに詳細な情報を、グーグルが公開しています。

↑グーグルより

 

すでにリーク情報により、カラーラインナップや価格情報なども伝えられているPixel Watch。その外観は円形の文字盤を採用した、おしゃれなものとなるようです。また、他のグーグル製デバイスとのスマートな連携機能も特徴となっています。

 

 

今回の動画からは、Pixel Watchに強化ガラス「ゴリラガラス(Gorilla Glass)」が採用されていることが明かされています。またその背面には、「心拍センサー(Heart Rate Sensor)」や「ステンレスケース(Stainless Steel Case)」などの文字も確認でできます。

 

現在ではまだ詳細はわかっていないものの、事前情報によればPixel Watchは米アップルの「Apple Watch」に近い価格の、ハイエンド向けモデルとして登場するようです。グーグル初のスマートウォッチとなるPixel Watchは、その価格を消費者に納得させられるだけの魅力的な製品となるのでしょうか?

 

Source: Made by Google/YouTube via 9to5Google

Google初のスマートウオッチ「Google Pixel Watch」は何ができる? NEXTトレンド予測【家電・デジタル編】

Withコロナがすっかり定着し、新しいライフスタイルやムーブメントが生まれてゆくなか、2022年の下半期はどうなっていく……? これから売れるモノ、流行るコトを各ジャンルのプロたちに断言してもらった。今回は、Google初のスマートウオッチ「Google Pixel Watch」をご紹介!!

※こちらは「GetNavi」 2022年9月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【Pixel Watch】 「Pixel」シリーズと連携できるGoogle初のスマートウオッチ

私が紹介します!

編集部

上岡 篤

デジタル全般に明るい本誌のデジタル・クルマ担当。最近ではもっぱらミニ四駆漬けの日々を送る。

調和の取れたデザインが上質で国内での使い勝手にも期待(上岡)

【スマートウオッチ】

2022年秋発売予定

Google

Google Pixel Watch

実売予想価格3万2000円前後

日本を含め発売される地域は未発表だが、全世界が注目する同社初のスマートウオッチ。健康管理機能ではFitbitの技術を採用する。シリーズのスマホ・イヤホンとペアリングすると、デバイスをまたいで音楽や動画の操作、紛失時の位置探知が可能。

 

↑心拍計や睡眠をトラッキング。ほかにもFitbit Charge 5で採用されている皮膚電気活動など、最先端のセンサーが搭載されそうだ

 

↑免許証や各種チケットなどと紐付けできる新決済機能「Google Wallet」を搭載。国内でのローンチにも期待だ

 

ヒットアナリティクス

待望のGoogle純正は手に取りやすい価格だと◎

Google初の純正スマートウオッチとして、Android ユーザーには朗報。時計らしい丸形ケースと触覚的なリューズも好印象だ。Fitbitの機能性を備えるのでフィットネスなど幅広い使い方に期待。あとは価格次第で、3万円台前半なら大ヒット確実だが……。

●7月6日時点の公開情報に基づく

 

時間の無駄? YouTubeの「低評価/興味なし」ほぼ機能しないとの報告

米グーグルが運営する動画配信サービス「YouTube」にて、「低評価」「興味なし」の操作がほぼ機能していないことを、ソフトウェア開発会社のモジラ(Mozilla)が報告しています。

↑PixieMe/Shutterstock.comより

 

YouTubeの動画下部に設置されている「低評価」ボタンや、動画一覧から選択できる「興味なし」ボタン。しかしこれらを選択しても、相変わらず嫌いなおすすめ動画が表示され続ける現象は、多くの人が体験しているのではないでしょうか。また昨年11月からは、低評価ボタンの数字カウントが削除されています。

 

モジラは今回、2万人による調査を実施。するとやはりというべきか、低評価や興味なし、そして「チャンネルのおすすめを止める」「視聴履歴から削除」の操作をしても、類似したおすすめ動画の半分以上が表示されてしまうそうなのです。

 

さらにRegretsReporter財団との共同テストでは、5億本以上のおすすめ動画のデータを収集。すると、「低評価」「興味なし」のボタン操作は、関連するおすすめ動画のわずか12パーセント/11パーセントを阻止できるにすぎないとしています。

 

YouTubeだけでなく、多くのSNSプラットフォームで体験する「低評価」「興味なし」が機能しないという問題。新しい動画でユーザーをプラットフォームに滞在させ続けたいのはわかりますが、嫌いなおすすめ動画の表示はできればやめてほしいものです。

 

Source: Mozilla via The Verge

フワちゃんもCM登場! Pixel 7は10月6日に予約開始

米グーグルは新型スマートフォン「Pixel 7」シリーズを現地時間10月6日から予約開始すると、公式YouTube動画にて明かしました。動画には、日本のお笑いタレント「フワちゃん」も登場しています。

↑グーグルより

 

 

Pixel 7は今年5月に一部情報が公開されたスマートフォンで、現行モデル「Pixel 6」シリーズ譲りのデザインと、新型プロセッサ「Tensor G2」の搭載が特徴。またグーグルは10月6日にPixel関連のイベントを予定しており、その場でリリースに関する詳細が発表されると期待されています。

 

今回のCMでは、モザイクがかかったスマートフォンを手にした複数の人物が登場。「3つのカメラ」と発言するなど、これは明らかにPixel 7シリーズ(特に、Pixel 7 Pro)を意識したものです。そして画面下部では小さな文字で、10月6日の予約開始がアピールされています。

 

さらに動画の最後では、「時計もあるの!?」とのセリフがあります。このことから、同日にはスマートウォッチ「Pixel Watch」の詳細発表、あるいは予約開始がおこなわれる可能性が高そうです。

 

日本ではPixel 7シリーズにあわせたポテトチップスの応募が開始されるなど、いよいよその登場が近づいています。イベントではスペックの向上だけでなはい、なんらかのサプライズの登場にも期待したいものです。

 

Source: グーグル/YouTube via 9to5Google

Pixel 7に搭載のTensor G2、機械学習性能などが大幅向上か

米グーグルの次期スマートフォン「Pixel 7 Pro」に搭載されるプロセッサー「Tensor G2」の詳細やベンチマーク結果を、リークアカウントのKuba Wojciechowski氏が伝えています。

↑グーグルより

 

Pixel 7シリーズは今秋の投入が予定されているスマートフォンで、次期独自プロセッサー「Tensor G2」の搭載が特徴です。グーグルは同プロセッサーについて、写真や動画、セキュリティ、音声認識に関する機能が強化されると説明していますが、その詳細については明かしていません。

 

Wojciechowski氏によれば、Tensor G2は2基のCortex-X1コア、2基のCortex-A76コア、4基のCortex-A55コアを搭載。これは「初代Tensor」と変わりませんが、動作クロックが向上しています。また4nmプロセスを利用することで、ベンチマークスコアは約10%向上しています。

 

GPUはMali-G78からMali-G710へとアップグレード。これにより性能が20%、電力効率が20%向上し、さらに機械学習でも性能が35%向上すると予測しています。なお、Pixel 7 ProはPixel 6 Proと同じく12GBのRAMを搭載するようです。

 

今回の情報が正しければ、Pixel 7のTensor G2はPixel 6の初代Tensorから、順当なアップグレードモデルとなりそうです。あとは、グーグルがこの性能向上をどのようなスマート機能へと活用するのかを、楽しみにしたいものです。

 

Source: kuba Wojciechowski/Twitter via 9to5Google

Googleのメッシュルーター「Nest Wifi Pro」はWi-Fi 6E対応も、お高くなりそう

米グーグルの次期メッシュルーター「Nest Wifi Pro」の名称やスペック情報、価格などが、米量販店のB&Hの商品ページに掲載されていました。

↑Nest Wifi

 

グーグルが次期メッシュルーターを準備していることは、以前にも報じられていました。新製品は最新の通信規格「Wi-Fi 6E」に対応し、10月6日のイベントで正式発表されることが予測されています。

 

B&Hに掲載された情報によると、Nest Wifi ProはやはりWi-Fi 6Eに対応するとのこと。これにより通信速度の向上だけでなく、ほかのワイヤレス通信との混線がしにくくなるはずです。

 

そして本体価格は199ドル(約2万8000円)とのこと。これは「初代Nest Wifi」の169ドル、2世代目の99.99ドルと比較し、さらに値上がりすることになります。一方で、「Google アシスタント」へと対応するかどうかは不明です。

 

Nest Wifi Proは2個セットが299.99ドル、3個セットが399.99ドル。本体カラーはSnow(白)、Linen(薄茶)、Fog(薄青)、Lemongrass(薄黄・緑)の4色となるようです。

 

B&Hのページによれば、Nest Wifi Proの販売時期は「Coming soon(まもなく)」とのこと。イベントでの発表を含め、次期メッシュルーターの登場に期待したいものです。

 

Source: 9to5Google

Pixel Watchは約5万円から? カラバリも判明か

米グーグルから今秋の投入が予定されている、スマートウォッチ「Pixel Watch」。こちらの価格とカラーリングに関する情報を、海外テックサイトの9to5Googleが伝えています。

↑グーグルより

 

おさらいすると、Pixel Watchはグーグルが初めて自社ブランドとして販売する、スマートウォッチです。すでにデザインや搭載OS「Wear OS」などの情報が公開されており、ほかのPixel製品とのスマートな連携が特徴となっています。一方で、詳細なスペックや発売日、価格情報は発表されていません。

 

9to5Googleが小売店から入手した情報によれば、Pixel WatchはWi-Fi/Bluetoothモデルが349.99ドル(約5万円)で販売されるとのこと。なお同サイトは以前に、Pixel WatchのLTEモデルは399.99ドル(約5万7000円)になると伝えていました。

 

そして本体カラーは、Wi-Fi/Bluetoothモデルがブラック/オブシディアン、シルバー/チョーク、ゴールド/ヘイゼルで、LTEモデルはブラック/オブシディアン、シルバー/チャコール、ゴールド/ヘイゼルになるとしています。

 

349.99ドルからという価格設定は米アップルの「Apple Watch Series 8」より少し安く、韓国サムスンの「Galaxy Watch5(279ドルから)」よりは、お高いものとなっています。グーグル初のスマートウォッチだけに、その価格に見合う価値のある製品として登場することを期待したいものです。

 

Source: 9to5Google

廉価なChromecast HDの外観と価格、全部わかったかも

米グーグルの廉価版次期ストリーミングデバイス「Chromecast HD(仮称)」について、公式らしきマーケティング画像や価格情報が海外にて伝えられています。

↑WinFutureより

 

4K解像度での映像出力に対応せず(1080p解像度/60Hzのみ)安価に投入されると噂されているChromecast HD。グーグルは10月6日にイベント開催を予定しており、そのタイミングでの発表が期待されています。

 

ドイツ語テックサイトのWinFutureが掲載した画像からは、Chromecast HDが現行モデルの「Chromecast with Google HD」と、非常に似たデザインになることを示唆しています。製品にはUSB-C to USB-Aケーブルや充電器、Voiceリモコンが同梱され、カラーはスノー(Snow)一色のみとなるようです。

 

テレビに接続した時には「Android 12」をベースとしたインターフェイスが表示され、スマートドアベル「Nest Doorbell」のライブ映像の再生も可能なようです。

 

一方でツイッターアカウントのSnoopyTechは、ChromecastHDが40カナダドル(約4,300円)にて投入されると報告しています。これは以前に報じられたChromecast HDの投入価格をさらに下回るもので、やはりかなり廉価な価格設定が予定されているようです。

 

もうまもなくのリリースが予測されている、Chromecast HD。日本市場をふくめ、よりお求めやすい新製品の登場に期待したいものです。

 

Source: WinFutureSnoopyTech/Twitter via 9to5Google

廉価なChromecast HDの外観と価格、全部わかったかも

米グーグルの廉価版次期ストリーミングデバイス「Chromecast HD(仮称)」について、公式らしきマーケティング画像や価格情報が海外にて伝えられています。

↑WinFutureより

 

4K解像度での映像出力に対応せず(1080p解像度/60Hzのみ)安価に投入されると噂されているChromecast HD。グーグルは10月6日にイベント開催を予定しており、そのタイミングでの発表が期待されています。

 

ドイツ語テックサイトのWinFutureが掲載した画像からは、Chromecast HDが現行モデルの「Chromecast with Google HD」と、非常に似たデザインになることを示唆しています。製品にはUSB-C to USB-Aケーブルや充電器、Voiceリモコンが同梱され、カラーはスノー(Snow)一色のみとなるようです。

 

テレビに接続した時には「Android 12」をベースとしたインターフェイスが表示され、スマートドアベル「Nest Doorbell」のライブ映像の再生も可能なようです。

 

一方でツイッターアカウントのSnoopyTechは、ChromecastHDが40カナダドル(約4,300円)にて投入されると報告しています。これは以前に報じられたChromecast HDの投入価格をさらに下回るもので、やはりかなり廉価な価格設定が予定されているようです。

 

もうまもなくのリリースが予測されている、Chromecast HD。日本市場をふくめ、よりお求めやすい新製品の登場に期待したいものです。

 

Source: WinFutureSnoopyTech/Twitter via 9to5Google

Stadia、1440p解像度をユーザーが選べるように

米グーグルのクラウドゲームサービス「Stadia」にて、「Stadia Pro」会員向けに1440p解像度でのゲームプレイの明示的な設定が可能となっています。

↑Ascannio/Shutterstock.com

 

Stadiaでは2020年から1440p解像度でのゲームプレイが提供されていましたが、1080pより大きく4Kより小さい解像度のモニターを使いつつ、設定解像度を4Kに設定した場合にのみ作動するという、かなりわかりにくく限定されたものでした。

 

ツイッターユーザーのStefan Dehnert ステファン氏など一部のプレーヤー向けに配信が開始された今回の新設定では、ユーザーが明示的に1440p解像度を選択することができます。またこの設定では、ゲームプレイ1時間あたり14.4GBのデータを消費するようです。

 

現時点では1440p解像度の設定はデスクトップアプリでのみ確認されており、AndroidやGoogle TV、Chromecastなどのその他のプラットフォームで、1440p解像度がいつ利用できるようになるのかは不明です。

 

設定の導入が報じられてから導入まで、かなり時間がかかったStadiaの1440P解像度設定。最近はあまり目立った展開がないStadiaですが、「どんなデバイスでも高品質なゲームを」という目標にむかって、突き進んでほしいものです。

 

Source: Stefan Dehnert ステファン/Twitter via 9to5Google

Google フォトの「思い出」が強化。「コラージュエディター」も登場

米グーグルは画像ストレージサービス「Google フォト」の「思い出(Memories)」を刷新し、「コラージュエディター」などの新機能を追加しました。

↑グーグルより

 

Google フォトにより、過去のハイライトを自動で生成してくれる思い出。これまで思い出は非公開でしたが、Android向けアプリにて、友達や家族と思い出を共有することができるようになっています。この共有オプションは、iOS版アプリとウェブバーションにも近日中に導入される予定です。

 

思い出では、より多くの動画が表示されるように。長い動画は自動で切り出されたり、ズーム効果も導入されます。さらに10月からは、インストゥルメンタル楽曲も追加されます。

 

写真を3Dで表現する「シネマティックフォト」も進化し、複数の静止画と音楽を利用した「シネマティックメモリーズ」に。こちらの機能は近日中に導入予定です。また画面の左右タップや上下スワイプにも、新たな機能が加えられています。「スタイル」では、思い出に自動でグラフィックが追加されます。

 

コラージュフィルターでは画像とデザインを選び、レイアウトを変更できます。またコントラストや明るさを調整したり、フィルターを追加したり、その他の変更を加えることも可能です。PixelスマートフォンやGoogle Oneのメンバーは、ポートレートライトやHDRオプションなどが利用できます。

 

このように、機能が大幅に強化されたGoogle フォトの思い出。他人との共有も可能になったことで、将来的には画像共有サービスのような使い方もできるようになるのかもしれません。

 

Source: Engadget

Pixel 7のストレージ容量が判明? Pixel 6同様に512GBモデルはアメリカ市場のみか

米グーグルの新型スマートフォン「Pixel 7」シリーズの、ヨーロッパ向けのストレージ容量が判明したと、ドイツ語テックサイトのWinFutureが報じています。

↑グーグルより

 

今年5月にデザインやプロセッサなど一部情報が公開された、Pixel 7シリーズ。一方で発売日や価格、モデル情報は現時点では明かされておらず、10月6日のイベントでの詳細発表が待たれています。

 

WinFutureが掲載したヨーロッパ市場向けの情報によると、Pixel 7/7 Proでは全モデルにて、128GB/256GBの2モデルが投入されるとのこと。これは、昨年にヨーロッパ向けに投入されたPixel 6/Pixel 6 Proと同じストレージ容量です。

 

一方で、昨年のアメリカ市場向けのPixel 6 Proでは、512GBモデルが登場していました。しかし現時点では、Pixel 7/7 Proにて512GBモデルがグローバルに展開されるかどうかは不明となっています。

 

WinFutureはその他にも、Pixel 7/7 Proは10月6日のイベントから2週間以内に出荷されるとも報告しています。グーグルはこれまで製品発表と出荷を同タイミングでおこなってきましたが、Pixel 7/7 Proの出荷時期は10月上旬となりそうです。

 

本体カラーリングを味に反映したポテトチップが日本にてプレゼントされるなど、登場に向けてじょじょに盛り上がるPixel 7/7 Pro。個人的には、昨今の円安の影響がどこまで出るのかが不安でもあります。

 

Source: 9to5Google

Chromecast HDのスペック判明? システムのアップデートに期待

米グーグルの次期ストリーミングデバイス「Chromecast HD」について、その詳細なスペック情報を開発者のKuba Wojciechowski氏が伝えています。

↑tecnoblogより

 

4K解像度出力に非対応の廉価モデルとしての投入が噂されている、Chromecast HD。以前には、現行モデルの「Chromecast with Google TV」から4割ほど廉価になるとの情報も伝えられました。さらに上画像のように、Chromecast with Google TVに酷似したデザインになることも示唆されています。

 

Wojciechowski氏によれば、Chromecast HDはチップセットに「Amlogic S805X2」を採用するとのこと。Amlogic S805X2は「AV1」コーデックに新たに対応していますが、Chromecast with Google TVよりはダウングレードされたチップセットです。

 

さらにRAM容量は1.5GBとなり、こちらもChromecast with Google TVの2GBからやはり容量が減っているようです。またOSには「Android 12」をベースとした「Google TV 12」を搭載するとのこと。なお、Chromecast with Google TVは「Android 10を採用していました。

 

またChromecast HDではシステムのアップデート方法が改善され、必要なストレージ容量が削減されていることも伝えられています。

 

というわけでスペックは下がるものの、OSを含めて新しいシステムが採用されるであろうChromecast HD。消費者としては、使い勝手の向上に期待したいものです。

 

Source: Kuba Wojciechowski/Twitter via 9to5Google

Tensor搭載のPixelbook、ひっそりキャンセルされていた?

米グーグルが開発をすすめていたとされる未発表ノートパソコン「次期Pixelbook」がキャンセルされたことを、海外テックサイトのThe Vergeが報じています。

↑NYCStock/Shutterstock.com

 

Pixelbookはグーグルが2017年に発売したノートパソコンで、OSとしては「Chrome OS」を採用。販売価格は1000ドル(約14万円)と、Chromebookとしては珍しい高級モデルでした。後継モデルとして2019年に「Pixelbook Go」が登場した一方で、2023年にはAndroid OS搭載のタブレット「Pixel Tablet」が投入される予定です。

 

The Vergeによれば、グーグルは次期Pixelbookへと独自プロセッサ「Tensor」を搭載する予定だったとのこと。開発はすでにかなりの段階まですすんでいたものの、「チームの異動とコストカット」のために、計画がキャンセルされたと伝えられています。

 

先日には、グーグルがハイエンドモデルのタブレット「Pixel Tablet Pro」を開発していると報じられたこともあります。独自プロセッサと独自OSをもつグーグルが、ノートパソコンビジネスへと復帰する可能性は十分にありそうです。

 

Source: The Verge via 9to5Google

Pixel 7シリーズのカラーリングが判明。背面カメラにも違いアリ

米グーグルの新型スマートフォン「Pixel 7/7 Pro」の全カラーラインナップが、公式に公開されました。

↑グーグルより

 

今年5月に製品の概要が発表され、10月のイベントでは詳細の発表が期待されている、Pixel 7シリーズ。すでに本体デザインも公開されており、大体のカラーリングも判明しています。また搭載プロセッサーの正式名称が「Tensor G2」になることも、最近発表されました。

 

今回の情報によれば、Pixel 7には「オブシディアン(Obsidian)」「レモングラス(Lemongrass)」「スノー(Snow)」の3色が存在します。これらの3モデルでは、カメラバーがマット仕上げとなっています。

 

↑グーグルより

 

そしてPixel 7 Proでは、「オブシディアン(Obsidian)」「ヘーゼル(Hazel)」「スノー(Snow)」をラインアップ。こちらは、カメラバーが艶あり加工されています。

 

このように、そのデザインから搭載プロセッサーまでがすでに公開されているPixel 7シリーズ。イベントでは、価格や発売日、詳細な機能などの発表を期待したいものです。

 

Source: 9to5Google

廉価版Chromecast with Google TV、デザインはほぼ変わらず?

米グーグルの廉価版ストリーミングデバイス「Chromecast with Google TV HD(仮称)」のものとされる画像が、海外テックサイトのtecnoblogに掲載されています。

↑tecnoblogより

 

Chromecast with Google TV HDについては、以前からもその登場が噂されてきました。FCC登録によれば、同デバイスは4K解像度出力ではなく、1080p/60Hzでのビデオストリーミングに対応。さらにヨーロッパでの価格は40ユーロ(約5700円)となり、既存モデルの70ユーロ(約9900円)からかなりお安くなるようです。

 

今回tecnoblogが掲載した画像をみると、その外観は現行モデルの「Chromecast with Google TV」にそっくりであることがわかります。一方で内部スペックとしては2GB RAMとAmlogicのS805X2チップを搭載し、「AV1」コーデックに対応するようです。また、Chromecast with Google TVと同じリモコンも搭載されます。

 

グーグルは10月6日にイベントを開催し、Pixelデバイスの詳細や新たなNestデバイスを発表する予定です。そのイベントの一部として、今回のChromecast with Google TV HDがリリースされることになるのかもしれません。

 

Source: tecnoblog via 9to5Google

Pixel Tabletに「Pro」モデルが準備中? カメラ性能などが違うかも

米グーグルが未発表タブレット「Pixel Tablet Pro(仮称)」を開発しているとの情報を、海外テックサイトの9to5Googleが伝えています。

↑グーグルから

 

今年5月にひさびさとなるタブレット「Pixel Tablet(仮称)」を投入すると発表したグーグル。同タブレットには、独自開発のプロセッサー「Tensor」が搭載されることも、すでに明かされています。

 

なお事前情報によれば、Pixel Tabletはプロセッサーやカメラスペックを抑えた、廉価版的な位置づけの製品となるようです。また据え置きのドックに設置することで、スマートディスプレイのような使い方もできると想定されています。

 

一方で9to5Googleによれば、Android 13のベータ版からは「tangorpro」と呼ばれる未確認のPixelデバイスが発見されたとのこと。以前にPixel Tabletは「tangor」のコードネームとして開発されていたことから、tangorproはそのProバージョンであることが推測されます。またそれ以外にも、tangorをt6に短縮したと思われる「t6pro」というコードネームも見つかっています。

 

最近グーグルはProモデルのデバイスを増やしており、今秋に投入されるPixel 7 Proだけでなく、ワイヤレスイヤホンの「Pixel Buds Pro」なども存在します。現時点ではPixel Tablet Proの詳細はわかっていませんが、9to5GoogleによればどうやらPixel Tablet Proは背面カメラのスペックが異なる模様。また、最新プロセッサー「Tensor G2」が搭載される可能性もあります。

 

グーグルは、10月6日にPixel関連のイベントを開催します。その場にて、もしかすると今回のPixel Tablet Proや、「折りたたみPixel(Pixel NotePad)」などが発表されるのかもしれません。

 

Source: 9to5Google

AndroidのNearby Share、自分のデバイスへの共有が可能に

米グーグルは公式ブログにて、ファイル共有機能「Nearby Share」の拡張を発表しました。

↑グーグルより

 

Nearby Shareとは2020年にAndroid OSに導入された機能で、自分の近くにあるデバイスにワイヤレス通信にてファイルやアプリを共有することができます。米アップルの「AirDrop」の、Android版ともいえそうです。

 

グーグルによれば今後数週間のうちに、自分が所有するデバイス間でもNearby Shareを使ってファイルが転送できるようになります。つまりこれまでは、Nearby Shareでは他人のアカウントのデバイスにしか、ファイルを転送できなかったのです。

 

使い方としては、GoogleアカウントにログインしているAndroid端末を共有メニューから選択することで、端末間ですばやくファイル共有できます。一度登録すれば、画面がオフの状態でもファイル転送を受け付けることができます。

 

グーグルはその他にも、Google ワークスペースアプリの外観の刷新や、Google Driveウィジェットの刷新、Gboardでのメッセージの絵文字化、絵文字キッチンのアップデート、Google Meetの新しい共有機能や大グループ通話の追加、アクセシビリティーツールの強化を発表しています。

 

AirDropと比較するとまだまだ影が薄い印象もあるNearby Shareですが、今回のアップデートでさらに利便性が高まることで、より多くのユーザーに周知されてほしいものです。

 

Source: グーグル

Pixel Tabletにはドックが存在? スマートディスプレイ的に使えるかも

米グーグルが来年の販売を予定しているタブレット「Pixel Tablet(仮称)」とそのドックらしき部品のアニメーションが、「Android 13」のベータ版から見つかっています。

↑9to5Googleより

 

Pixel TabletはAndroid OSを搭載したタブレットで、独自プロセッサ「Tensor」を搭載。これにより、人工知能を活用したさまざまな機能を搭載し、グーグル製品とのスマートな連携も特徴となっています。さらに事前情報では、Pixel Tabletはスマートディスプレイ「Nest Hub」の一部として利用できるという報告も存在します。

 

今回見つかったアニメーションからは、Pixel Tabletをドックに接続したり、外したりする様子が確認できます。タブレットをドックに装着すると充電ロゴが画面上に表示され、その後にGoogleアシスタントのロゴが、音楽、ビデオ、アラーム、写真などのアイコンと共に表示されるようです。

 

さらにNest HubやChromecastと同じように、ロックを解除しなくてもスマホからPixel Tabletに、音楽やビデオをキャストできるようになっています。また時計の文字盤、アートワーク、Google フォトライブラリの画像など、ドッキング中の表示をカスタマイズすることができるようです。

 

これらの情報からは、Pixel Tabletは単純なタブレットとしてだけでなく、Nest Hubのようなスマートホーム製品としても十分活用できることがわかります。Pixel Tabletを自宅に迎え入れることで、どれだけ生活が便利になるのかを期待したいものです。

 

Source: 9to5Google

Pixel 6 Proが3万円引き! Google ストアが3日間のセール開催

米グーグルはGoogle ストアにて、3日間の創立記念セールを開催しています。

↑グーグルより

 

今回のキャンペーンでは、Pixel 6 Proが定価から3万1620円引きの8万4980円に。ワイヤレスイヤホン「Pixel Buds A-Series」は920円引きの1万980円で販売されます。さらに「Pixel Buds Pro」購入で、先着限定で『宇宙兄弟』トートバックをプレゼント。Pixelスマートフォン購入で、「povo 2.0」新規契約時に使えるキャンペーンコード・データ追加 3GB(30日間)もプレゼントされます。

 

その他には、スマートスピーカー「Nest Mini(第2世代)」が2,570円引きの3,480円に。スマートディスプレイ「Nest Hub」も5,520円引きの5,480円で販売されます。さらに、「Chromecast with Google TV」は2,620円引きの4,980円となります。また、各種Nest製品も値引きされています。

 

Google ストアのセールでは、「Pixel 6」「Pixel 6a」「Pixel 6 Pro」を購入すると、限定デザインのケースがプレゼントされます。さらに、Google ストアで商品を購入すると、限定ステッカーセットが入手可能です。

 

本日からは米アップルの「iPhone 14」や「AirPods Pro(第2世代)」の予約も開始されますが、セール中のグーグル製品とどちらを購入すればいいのか、迷ってしまいそうです。

 

Source: グーグル

4K非対応の廉価版「Chromecast」がまもなく登場? 4割ほど安くなるかも

米グーグルの次期ストリーミングデバイス「廉価版Chromecast 」について、その登場が間近であり、価格も従来モデルから4割ほど安くなるとの情報を、ドイツ語テックサイトのWinFutureが伝えています。

↑Chromecast with Google TV:nodi.jpg/Shutterstock.comより

 

テレビのHDMIポートに差し込むことで、アプリ経由でさまざまな動画や音楽ストリーミングサービスを利用できるChromecast with Google TV。今年6月には、廉価版Chromecastと思われるデバイス「G454V」がFCC(連邦通信委員会)に登録されたことも伝えられています。

 

FCCへの登録によれば、廉価版Chromecastの製品名は「Chromecast with Google TV HD 」となり、1080p解像度/60Hzのビデオストリーミングに対応する模様。一方で、4K解像度でのストリーミングは利用できないようです。

 

WinFutureによれば、廉価版Chromecastはすでに小売店にて販売の準備がすすめられており、10月6日のPixelイベントよりも前に発売される可能性も予測されています。さらにヨーロッパでの価格は40ユーロ(約5700円)となり、既存モデルの70ユーロ(約9900円)からかなりお安くなるようです。

 

スペックが下がるものの、廉価に登場しそうな次期Chromecastデバイス。発表が噂される「次期Nest Wifi」や「次期Nest Doorbell」などと共に、リリースに期待したいものです。

 

Source: WinFuture via 9to5Google

Pixel 7や7 Pro、Pixel Watchがついに正式発表! グーグルが10月6日に新製品イベント開催へ

米グーグルは、新製品発表イベント「Made by Google」を10月6日午後11時(日本時間)に開催することを発表しました。すでに5月の開発者イベント「Google I/O 2022」で予告していた次期スマートフォンPixel 7と7 Pro、そして同社初のスマートウォッチPixel Watchの機能や価格、発売時期などが明らかにされる見通しです。

↑Image:Google

 

このイベントは米ニューヨークにて、会場に報道関係者を入れた対面式で行われます。また全世界にライブ中継され、GoogleStore.com/eventsまたはMade by GoogleのYouTubeチャンネルで家にいながら楽しむことができます。

 

当日は上記のスマートフォンやスマートウォッチのほか、Nestの最新スマートホーム製品も発表される予定です。またティザー動画では、なぜか発売済みのワイヤレスイヤホンPixel Buds Proも紹介されています。

 

すでにPixel 7/7 Proのハードウエアについては、これまで何度も試作機らしきものが流出しているほか、8月には実際に手に取ったハンズオン動画や、小売用パッケージ(つまり試作機ではなく製品版)の開封動画さえも公開されています。

 

とはいえ、Pixelシリーズの真価はAIに支えられた豊富なソフトウェア機能にかかっており、以前の「リアルタイム文字起こし機能」などを超えるサプライズがあるか注目したいところです。

 

かたやPixel Watchに関しては、グーグル純正のWear OS 3(サムスンのGalaxy Watch 5に搭載されたWear OS 3はカスタム版)がどのようなものか分かるはず。

 

また、今回は「It’s all coming together this fall(すべてが、この秋に1つに集まる)」としてグーグル製品のエコシステムが強調されているだけに、PixelスマホやNest製品との連携も見逃せないでしょう。

 

Source:Google

Tensor G2がPixel 7に搭載へ。顔認証などセキュリティ強化に期待

米グーグルは10月のPixelイベントの開催とともに、次期スマートフォン「Pixel 7」シリーズに「Tensor G2」プロセッサを搭載することを明かしました。

↑グーグルより

 

今年5月のPixel 7シリーズの発表段階では、「次世代Tensor」としか案内されていなかったTensor G2。なお同プロセッサでは、写真や動画、セキュリティ、音声認識に関する機能が強化されるとうたわれています。

 

今回明らかになったのはTensor G2の名称のみで、その詳細は明かされていません。初代Tensorは韓国サムスンとの協力により、同社のスマートフォン向けプロセッサ「Exynos」を発展させたものでした。Tensor G2でも、同様のアプローチが採用されるのかどうかが気になります。

 

またこれまでのグーグルの先例を参考にすると、Tensor G2は次期廉価スマートフォン「Pixel 7a」や、投入が噂される折りたたみスマートフォン「Pixel NotePad(Pixel Fold)」への搭載も期待できます。

 

さらに、Pixel 7シリーズでは「Pixel 6」シリーズにて実現しなかった顔認証機能が、Tensor G2にて搭載されることになるかもしれません。グーグルの独自プロセッサがどこまで進化することになるのか、イベントでの詳細発表を楽しみにしたいものです。

 

Source: 9to5Google

このまま発売? Pixel 7 Proのアンボックス動画が登場

米グーグルの新型スマートフォン「Pixel 7 Pro」のアンボックス(開封)動画が、海外にて投稿されています。

↑Gadgetefull BD/Facebook

 

Pixel 7は今年5月に発表されたスマートフォンで、「Pixel 6」シリーズとほぼ同一デザインを採用。また次期プロセッサ「Tensor 2(仮称)」の搭載や、他のグーグルデバイスとの連携も特徴です。また先日には、スマートフォン単品のハンズオン動画も登場していました。

 

バングラデシュの小売業者となるGadgetfull BDが公開した動画では、Pixel 7 Proの小売用パッケージを確認することができます。箱のデザインは「Pixel 6」シリーズと基本的に同じで、中にはQuick Switch AdapterとUSB-Cケーブルが同梱され、一方で充電器は同梱されていません。

 

また動画に登場するPixel 7 Proは、「Pixel 6 Pro」と比較してディスプレイ端のカーブがより緩やかになっていることがわかります。

 

現時点では、Pixel 7シリーズの発売日はまだ発表されていません。しかしそのパッケージや本体の外観は、サプライズの少ないものとなりそうです。

 

Source: Gadgetfull BD/Facebook via 9to5Google

ChromeOS、Androidゲームをキーボード/マウスでプレイできます

米グーグルのChromeOSの次期バーションとなる「ChromeOS 105」では、タッチ対応のAndroidゲームをキーボード/マウスで操作できるようになります。

↑グーグルより

 

ChromeOS 105の「ゲームコントロール(Game Controls)」機能では、キーボードやマウス操作からタップ操作やタッチアンドドラッグなどのイベントを、シミュレートすることができます。

 

画面上にはボタンと仮想ジョイスティック、コントローラーのアイコンが表示されます。そして設定メニューからは、機能のオン/オフやキーマッピングの編集、オーバーレイの無効化が可能です。

 

なお、メニューの移動やゲーム内のダイアログ操作には、マウスが必要です。また、一部のゲームに存在する特殊なウィンドウ操作やリサイズの動作には対応していないとしています。

 

また今後、グーグルはGoogle Playのすべてのゲームにたいし、ゲームコントロールへの対応を追加する予定です。またマウスやゲームパッドのサポート、より多くのタッチ操作への対応も予定されています。

 

今後もますます盛り上がることが期待される、ChromeOSでのAndroidゲームプレイ。これらが使い慣れたキーボードやマウスで操作できるようになるのは、ありがたい限りです。

 

Source: 9to5Google

噂の折りたたみPixelスマホ、2023年に発売予定?

米グーグルの折りたたみスマートフォン「Pixel NotePad(あるいはPixel Fold)」が2023年に投入されるとの情報を、ニューヨーク・タイムズが報じています。

 

これまでも何度かその存在が報じられてきた、Pixel NotePad。一方で開発は順調ではないようで、以前には2022年第4四半期(10月〜12月)の発表が先送りされた、との報道も伝えられています。

 

今回の報道によれば、グーグルは現在のスマートフォン製造拠点の一部を、中国からベトナムへと移行する予定とのこと。そして、2023年にはハイエンドスマートフォンの半分をベトナムにて生産することを目指しているそうです。これが正しければ、来年の「Pixel 8」は中国産とベトナム産の両方が存在することになります。

 

一方でPixel NotePadに関しては、引き続き中国にて生産されるとのこと。これには、折りたたみディスプレイやヒンジなどの複雑な部品の製造を中国でおこなう必要があるからだとしています。

 

韓国サムスンの「Galaxy Z Fold4」や中国OPPOの「Find N」ように、横折りタイプになるとも噂されているPixel NotePad。同製品が高級路線を取るのか、あるいはコスパに優れたモデルとして登場するのかにも、注目したいものです。

 

Source: The New York Times via Android Police

Pixel Tabletはお家専用廉価なタブレットに? 一部仕様が報告される

米グーグルのタブレット「Pixel Tablet(仮称)」において、GPSやセルラー機能を搭載しないこと、「第1世代Tensor」プロセッサーを搭載することなどを、開発者のKuba Wojciechowski氏が報告しています。

↑グーグルより

 

グーグルが今年5月に本体デザインを発表した、Pixel Tablet。2023年に製品が発売されること以外は、本体スペックや機能などはほぼ明かされていません。

 

Wojciechowski氏がAOSP(Androidの開発者向けプロジェクト)のコードを分析して得た、今回の情報によると、Pixel Tablet(開発コード:Tangor)は「Citron」と呼ばれる開発ボードをベースとしており、「Pixel 6」と同じ第1世代Tensor(gs101)プロセッサーを搭載しているようです。

 

また、GPSやセルラー機能を搭載しないことから、Pixel Tabletは外に持ち出さずに自宅で利用する、ミドルレンジ向けの廉価なタブレットとなるようです。

 

そのほかにも、グーグルが「タブレットを合体できる次期Nest Hub」を開発しているとの情報もあります。Pixel Tabletは、この次期Nest Hubの一部としても利用できる可能性があります。

 

現時点ではまだまだ謎多きPixel Tabletですが、できれば今回の情報どおりに、お求めやすい価格の製品として登場して欲しいものです。

 

Source: Kuba Wojciechowski/Twitter via XDA Developers

次期OSのAndroid 14では、宇宙からの衛星通信をサポートか

米グーグルでプラットフォーム&エコシステム担当上級副社長を務めるLockheimer Hiroshi氏は、次期モバイル向けOS「Android 14(仮称)」にて、衛星通信への接続機能を提供すると明らかにしました。

↑Android 14で衛星通信が可能に?

 

スマートフォンによる衛星通信への接続には、これまで別売の受信機を利用するか、あるいはスマートフォンの特殊な拡張が必要でした。一方で先週には米スペースXと米キャリアのT-Mobileがスマートフォン向けの衛星通信サービスを発表するなど、一般向けの展開も徐々にすすみつつあります。

 

Hiroshi氏は「最初のスマートフォン(G1)では3GとWi-Fiへの同時接続を提供するのが精一杯だった」と振り返りつつ、今回の衛星通信とパートナーへの対応を歓迎しているのです。

 

現時点ではAndroid 14でどのように衛星通信が利用できるのかは、はっきりしていません。しかし例年どおりのスケジュールなら、Android 14は来年後半にリリースされることでしょう。

 

スペースXとT-Mobileのサービスでは、まずテキストメッセージやMMS、そして「特定のメッセージアプリ」がサポートされ、将来的にはデータ通信と音声通信のサポートも検討されています。Android 14がOS標準で衛星通信をサポートすることにより、これまで縁の遠かった同機能がぐっと身近になりそうです。

 

Source: Hiroshi Lockheimer/Twitter via 9to5Google

「Pixel 8」はバッテリー持ちが良くなる? 次期「Tensor 3」チップは3nm製造のうわさ

米グーグルは、2023年後半に発売の次期スマートフォン「Pixel 8」向けに、第3世代の独自開発チップ「Tensor 3」を搭載すると予想されています。このTensor 3チップを韓国サムスンが製造するとの噂に続き、同社の3nm技術により量産される可能性が高いとの観測が伝えられています。

↑Pixel 8はTensor 3チップ搭載?

 

サムスンは最近、GAA(Gate-All-Around)技術による3nmチップを量産し始めているだけに、順当な展開とはいえそうです。今年秋に登場するPixel 7シリーズには先代の「Tensor 2」チップ採用が予想され、そちらは4nmプロセス製造との噂もあり、やはり想定の範囲内とも思えます。

 

とはいえ、サムスンと台湾TSMCとでは、同じプロセスルールでも技術力の差があり(サムスン製は歩留まりが悪く、電力効率が劣るとの指摘も)Tensor 3ではTSMCに移行するのでは……と見る向きもありましたが、サムスンに留まるようです。

 

ちなみに「3nm」や「4nm」などの数値は、半導体の回路線幅(プロセスルール)のこと。この数値が小さくなればなるほど、一般的には処理能力が向上し、消費電力は小さくなる傾向があります。また数字がプロセスルールでも、ファウンダリ(半導体の製造請負企業)ごとに技術にバラツキがあり、単純に同世代や同じ性能とはいえません。

 

サムスン公称では、同社の第2世代3nm GAAプロセスは5nm技術と比べ、消費電力が最大 50%減り、性能が30%アップ、面積は35%小さくなるなど著しく改善したと主張されています。

 

もっとも、この第2世代技術が量産に使われるのは2024年と予想されているため、Tensor 3は第1世代の3nm GAAプロセスで製造される可能性が高いと思われます。こちらは同社の5nm技術よりも消費電力が最大45%も減り、性能は23%向上しているとのこと。特に省電力、つまりバッテリー持ちが良くなると期待できそうです。

 

その一方で、グーグルはしばらくサムスンの4nm技術を使い続けるとの説もあります。なぜなら、同社のPixelスマートフォンはiPhoneやサムスン製品の生産台数には及ばないために量産効果が働きにくく、高度な3nm技術ではコストが高くなりすぎる恐れがあるためです。

 

Tensor 3については、今のところ細かな仕様は不明です。グーグルのPixelスマホは、iPhoneや他社のハイエンドAndroid端末とのパワー勝負を避けて機械学習に重きを置いていますが、処理速度も改善されれば満足度もアップしそうです。

 

Source:BusinessKorea
via:Wccftech

Pixel 7/7aは高音質なBluetooth LE Audioに対応するかも?

米グーグルの次期スマートフォン「Pixel 7」「Pixel 7a」が、高音質な「Bluetooth LE Audio」に対応する可能性を、海外テックサイトの9to5Googleが指摘しています。

↑グーグルより

 

先日に配布が始まった「Android 13」では、Bluetooth LE Audio規格の初期サポートが組み込まれています。Bluetooth LE Audioでは、例えばワイヤレスイヤホンの両方を直接スマートフォンと接続したり、一つのデバイスから複数の再生デバイスで楽曲を再生することができます。また、従来規格「Bluetooth Classic」よりも電力効率が改善されているのも特徴です。

 

Bluetooth LE Audioではオーディオコーデック「LC3」への対応により、オーディオの高い圧縮率を実現しています。さらに、Android 13では「高音質」なプロファイルが利用できるようになっているのです。

 

そしてAndroid OSのコードに関する開発向けのウェブサイト(AOSP)にて、これらの新コーデックがPixel 7/Pixel 7a向けのものであると、グーグル関係者が発言しています。なおPixel 7aはまだ未発表のスマートフォンですが、来年の投入が期待されています。

 

一方でBluetooth LE Audioの利用には、対応イヤホンも必要となります。グーグルの最新イヤホン「Pixel Buds Pro」もまだBluetooth LE Audioには対応していませんが、今後のソフトウェアアップデートなどにより、Pixel 7シリーズとの同時対応を期待したいものです。

 

Source: AOSP via 9to5Google

Pixel Watchの価格と発売時期、とうとう判明?

米グーグルの新型スマートウォッチ「Pixel Watch」に関する価格や発売日の情報を、海外テックサイトの9to5Googleが伝えています。

↑グーグルより

 

 

Pixel Watchはグーグルが今年5月に発表したスマートウォッチで、円形の文字盤や他のグーグル製ハードウェアとの連携機能が特徴です。また以前には、10月13日に新型スマートフォン「Pixel 7」シリーズとの同時発売も報じられていました。

 

今回の情報によれば、Pixel Watchのセルラー版は米国にて399ドル(約5万6000円)にて販売されるとのこと。なお、9to5Googleは発売前に価格が変更される可能性や、キャリアのキャンペーンによりさらに価格が下る可能性についても触れています。

 

また399ドルという価格は、米アップルの「Apple Watch Series 7」と同じ(Series 7のセルラーモデルは499ドル)。一方で韓国サムスンの「Galaxy Watch5」のセルラーモデルは329ドル(約4万6000円)となっており、Wear OS搭載スマートウォッチとしては比較的高価です。

 

また以前の噂と同じく、Pixel WatchはPixel 7シリーズと同時に発売されることも報じられています。グーグル初のスマートウォッチとなるPixel Watch、どれだけインパクトのある製品として市場に登場するのかに注目です。

 

Source: 9to5Google

Pixel 8に搭載? Googleの独自プロセッサー「Tensor 3」をサムスンが開発中か

米グーグルの第3世代の独自プロセッサー「Tensor 3(仮称)」を韓国サムスンが開発しているとの情報を、海外テックサイトのGalaxy Clubが報じています。

↑Tensor 3開発中の噂が持ち上がっています

 

Tensorシリーズはグーグルの「Pixel 6/7」に搭載されているプロセッサーで、AI(人工知能)関連の処理を強化しているのが特徴です。ただし総合的なパフォーマンスやモデムの通信速度では、米クアルコムなどのプロセッサーに一歩劣るところがあります。

 

Galaxy Clubによれば、現在グーグルはサムスンと共同でTensor 3の初期テストをすすめており、そのテストボードは「Ripcurrent」と呼ばれているそう。さらに、Tensor 3の開発コードが「S5P9865」となることも報じられています。

 

現時点では、Tensor 3がどのような仕様や性能になるのかは判明していません。しかし先述のとおり、課題であったプロセッサーの性能や熱問題、モデム性能を向上させてくることを期待したいものです。

 

なおTensor 3は、例年どおりのスケジュールなら来年後半に投入されるであろう「Pixel 8(仮称)」シリーズへの搭載が期待されています。クアルコムや米アップルなど強力なライバルの多いプロセッサー業界ですが、Tensorシリーズでは人工知能処理など、「グーグルらしさ」を維持してほしいものです。

 

Source: Galaxy Club via 9to5Google

アップル、個人情報をあまり集めていなかったと明らかに。そして最も集めていた企業は…

これまでアップルは、プライバシーは「基本的人権」だと主張し、個人情報を集めないことをアピールしてきました。他のハイテク大手と違って広告で稼いでいるわけではないので、ユーザーの行動を追跡してデータを集める必要もない、というわけです。

↑アップル、個人情報をあまり集めていなかった…

 

さて新たな調査では、本当にアップルが他の企業よりも集めているユーザーデータが少ないことが分かりました。

 

調査会社StockAppsの分析によると、グーグル、ツイッター、アップル、アマゾン、Facebookを含む5つの大手デジタル企業のうち、Googleはユーザーに関するデータを最も多く集めているそうです。

 

具体的には、グーグルがユーザーごとに39個のデータポイントを収集しているのに対して、アップルは12種類に留まっているとのことです。また意外とも思えるのが、Facebookがアップルよりわずか2ポイント多いだけ、ということでしょう。

 

アップルとFacebook(現在はMeta社の傘下)は、プライバシー情報の扱いをめぐっては正反対の立場にあります。かつてアップルのティム・クックCEOがFacebookのプライバシー基準を批判して「我々は顧客を商品とは思っていない」と発言。それに対して、FacebookのザッカーバーグCEOが激怒したとの噂話もありました。

 

なぜFacebookが集めている個人情報が少ないかといえば、それは「保存しているデータのほとんどはユーザーが入力した情報である」からだそうです。つまり自分から集めに行かず。ユーザーが自発的に差し出したものを受け取る分が多いようです。

 

今回の調査によると、アップルはユーザーのアカウントを維持するために必要な情報だけを保存しているとのことです。ちなみにツイッターやFacebookは「必要以上に情報を保存している」とされています。

 

またアマゾンも同じく、最もプライバシーに配慮している企業だと評価されています。両社のウェブサイトともに、グーグルやツイッター、Facebookほど広告収入に依存していないためです。

 

StockAppsは、これらデータをかき集める企業がデータの量よりも、特定カテゴリーでのデータに焦点を当てていると分析しています。たとえばグーグルは個々のユーザーにつき、より多くの異なるタイプの情報を集めているという具合です。

 

今回のレポートで注目すべきは、グーグルが「ユーザーの位置情報を保持している」のが大きな懸念だ、と指摘している点でしょう。ユーザーのオンラインとオフラインの行動を結びつける位置情報は、プライバシーを守る上でホットな議論を呼んでいるためです。

 

先日もグーグルは、幼い息子が痛がるため、リモートで医師に診断してもらうために股間を撮影した写真をアップロードした父親のアカウントを凍結したことが注目を集めていました(警察は事件性なしと判断したが、グーグルは凍結を解除せず)。ハイテク大手が暴走するとブレーキを掛ける方法がほとんどないため、細心の注意を払うよう願いたいところです。

 

Source:StockApps
via:9to5Mac

パソコンで遊べるGoogle Play Games、オープンベータになりました

米グーグルのPC向けゲームサービス「Google Play Games」が、オープンベータへと移行しました。また、必要なパソコンのスペックも引き下げられています。

↑9to5Googleより

 

Google Play Gamesとは昨年発表されたサービスで、「Windows 10/11」を搭載したパソコンですべてのAndroidゲームが遊べるというものです。これまではクローズドベータとしてごく一部の地域のみを対象とし、またそこそこ高性能なゲーミングPCが必要でした。

 

しかし現在、Google Play Gamesではベータ版のアクセス待ちリストがなくなり、オーストラリア、香港、韓国、台湾、タイからならだれでもサインアップして、すぐにゲームがプレイできるようになりました。

 

さらに、要求スペックも以下のように緩和されています。

 

OS: Windows 10 (v2004)
ストレージ:SSD/10GBの空き容量
メモリ:8GB RAM
GPU:Intel UHD Graphics 630かそれ以上
CPU:4個の物理コア
その他:Windowsの管理者アカウント、ハードウェア仮想化が有効

 

というわけで、かなりプレイするハードルが下がったGoogle Play Games。早く、日本でのサービス開始を待ちたいものです。

 

Source: 9to5Google

Android TV/Google TVがYouTube ショート対応を検討

グーグルのスマートテレビプラットフォーム「Android TV/Googel TV」にて、ショート動画「YouTube ショート」への対応が検討されていることを、海外テックメディアのProtocolが伝えています。

 

また、海外にて提供されている有料テレビ配信プラットフォーム「YouTube TV」では、同時に複数の番組を視聴できる「モザイクモード(Mosaic Mode)」が導入される可能性があるようです。

↑OpturaDesign/Shutterstock.comより

 

Android TVやGoogle TVのYouTubeアプリにて、「YouTubeショート」のサポートを追加するほか、音楽サービス「YouTube Music」のサポートを強化し、画面分割視聴の導入も予定されていると伝えられています。ますます盛り上がるショート動画にあわせて、このようなアップデートは必須となることでしょう。

 

また、Protocolによれば、グーグルは先月に開催したパートナー向けの説明会にて、YouTube TVプラットフォームで最大4本のライブ番組を同時にストリーミングできるモザイク・モードの導入を検討しているとしています。TVドラマを見ながらスポーツ観戦をする…などの用途に、便利そうなモードです。

 

YouTube TVは2017年から始まったアメリカ国内向けのサービス(※)で、ABCやCBS、FOX、NBC、ESPNなどの多数のケーブルテレビを視聴することができます。また、テレビ番組を最長9か月まで保存することも可能。また、同時に3本までのテレビ番組のストリーミング視聴が可能となっています。

(※日本では同サービスは展開されていません)

 

Source: Protocol via Engadget

Google Fi、Pixel Watchでとうとうスマウォ対応に?

米グーグルのMVNOサービス「Google Fi」にて、同サービスの初の対応スマートウォッチとして「Pixel Watch」が予定されている可能性を、海外テックサイトの9to5Googleが伝えています。

↑J.K2507/Shutterstock.comより

 

Google Fiは米国のユーザー向けに提供されているMVNOサービスで、電話やテキスト、通信サービスを米国内外にて利用することができます。また、Pixel Watchは2022年秋の投入が予定されており、その本体デザインや他のグーグル製ハードウェアとの連携機能が紹介されています。

 

現在Google Fiでは、AndroidデバイスとiPhoneのみで利用できます。一方で、グーグルが展開する「Wear OS」を搭載したスマートウォッチでも、同サービスは利用できません。

 

しかしGoogle Fiアプリのバージョン69では、Pixel Watchの開発コード「Rohan」への対応を予測させる文字列が見つかっているのです。また、Google FiからPixel Watchの「保険」を購入できる可能性もあります。

 

現時点ではPixel WatchでGoogle Fiを利用した際に、追加料金が発生するのかどうかなどの詳細はわかっていません。しかしグーグルが自社でスマートウォッチを投入するというこのタイミングで、Google Fiがスマートウォッチに対応する可能性は十分にあるといえるでしょう。

 

Source: 9to5Google

性能アップ! Chromecast with Google TVがついにアプデへ

米グーグルはストリーミングデバイス「Chromecast with Google TV」や「Google TV」へのアップデートを発表し、パフォーマンスの向上や内蔵ストレージの自動整理機能の追加などを発表しています。

↑CoinUp/Shutterstock.com

 

Chromecast with Google TVは2020年に登場した製品で、テレビのHDMIポートに接続することでさまざまな動画/音楽ストリーミングサービスを楽しむことができます。一方で、その製品/ソフトウェアのアップデートを待つ声は、以前から存在していました。

 

グーグルにより発表されたアップデートでは、まず以前から問題となっていたChromecast with Google TVのストレージの小ささに対処しようとしています。同製品は8GBのストレージしか搭載しておらず、そのうち実際に利用できるのはわずか4GB。これにより、アプリのインストールに支障が出ることもありました。また、ホームスクリーンでのパフォーマンスの低さも問題でした。

 

一方でChromecast with Google TVのアップデートでは、自動的に内蔵ストレージを整理し、空き容量を増やす仕組みが追加されます。

 

さらにCPUの最適化とキャッシュ管理の改善により、ホームスクリーンのパフォーマンスも向上。「For You」「Live」タブが今後より速くロードされるようになり、キッズプロファイルへの切り替え速度も改善されるようです。

 

現時点では、これらのアップデートがいつ配信されるのかは明かされていません。新製品の投入も噂されるChromecastですが、いずれにせよソフトウェアアップデートの配信はユーザーにとって嬉しいかぎりです。

 

Source: グーグル via 9to5Google

最新モデルでは可能性が大! Google ウォレット、Fitbitでも使えるようになる?

米グーグルは今年5月の開発者会議「Google I/O」にてAndroid向けの決済サービス「Google Wallet」(以下「Google ウォレット」)を発表し、ユーザーを新たな体験に移行させています。

↑FitbitとGoogle

 

その機能は、ざっくり言えば「財布の中身をデジタル化する」ということ。Google Payの支払機能を引き継ぎつつ、デビットカードやクレジットカード、搭乗券やイベントチケット、ワクチン接種証明書や運転免許証などを登録できるというものです。

 

この機能(の一部)がついに、フィットネス用スマートウォッチ「Fitbit」シリーズで使えるようになる見通しが明らかとなりました。

 

フィットビット社は独自の決済サービス「Fitbit Pay」を提供中。また同社は2021年にグーグルに買収されており、今のところ親会社と子会社の製品が別々の決済サービスを使っている格好です。

 

その一方でフィットビット社は2つの新型スマートウォッチ「Fitbit Sense 2」と「Versa 4」を準備中だと噂されています。すでに実機とされる写真も何度かリークされており、グーグルのサービスとフィットビット製品がより深く統合されることも期待されています。

 

さて米9to5GoogleがPlay Servicesの最新バージョンを分析したところ、少なくとも一部モデルのフィットビット製品にGoogle ウォレットがやって来る手がかりが発見されました。新たなメニューにはFitbitスマートウォッチに共通の四角いデザインが表示されており、おそらくVersa 4に意識して似せられていると思われます。アプリ内のコードでは、これらの画像が「Fitbit 時計イラスト」と呼ばれているそうです。

↑Image:9to5Google

 

この機能はまだ開発の初期段階にあるようですが、ともあれFitbit PayとGoogle ウォレットが直接ひも付けられることを示しているようです。もっともGoogle ウォレットがFitbit Payを置き換えるのではなく、代わりにGoogle ウォレットがFitbitウォレット(Fitbit Payで使うクレカなどを登録するアプリ)に追加できるようになる模様です。

 

こうした統合のやり方では、搭乗チケットなど非決済カードも登録できるGoogle ウォレット本家ほどの機能がなく、少し物足りない感じもあります。が、これぐらいの緩さであれば、Fitbit Pay対応の古いモデルでもGoogle ウォレットを使えるかもしれず、最新モデルに限定されないメリットがありそうです。

 

Source:9to5Google

知らない人多いかもしれないけど、Google 検索のタイマー/ストップウォッチが復活しました

「Google 検索」から一時的に消えていた「タイマー/ストップウォッチ」機能が現在は復活していることが、海外報道により伝えられています。

↑The Vergeより

 

もともと、2013年にGoogle 検索に導入されていたタイマー/ストップウォッチ機能。これは、検索窓に「set a timer」「set a timer for XX minutes」と入力することで、利用できます。しかしこの機能、今年7月にはなぜかGoogle 検索から消えていました。

 

この件について、米グーグルの検索エンジン部門にて働くDanny Sullivan氏は「問題があったために機能が利用できなくなった」とし、「チームはすぐにも問題を解決するつもりだ」と語っていたのです。

 

Google 検索のタイマー機能では、標準では5分が設定されていますが、先述のように自分で計測時間を調整することもできます。また、タイマーとストップウォッチは左右のタブで移動が可能。実は私もこのような機能があることを知らなかったのですが、たしかに便利な機能として利用できそうです。

 

Source: Google via 9to5Google

最新のAndroid 13でPixel 4のワイヤレス充電に問題発生、原因などは?

米グーグルがリリースを開始した最新モバイル向けOS「Android 13」をインストールした「Pixel 4」シリーズの一部ユーザーから、ワイヤレス充電に問題が発生したとの報告が伝えられています。

 

Pixel 4は2019年に発売されたスマートフォンで、前モデルの「Pixel 3」シリーズとおなじく、ワイヤレス充電機能を搭載しています。またAndroid 13は、先週からPixelスマートフォン向けの配信が開始されました。

 

海外掲示板のRedditに寄せられた報告によれば、主に「Pixel 4」と上位モデルの「Pixel 4 XL」にて、Android 13のインストール後にワイヤレス充電機能が使えなくなったと伝えています。ただし問題が発生しているのはPixel 4だけでなく、「Pixel 6」シリーズでも報告が上がっています。

 

現時点では、なぜPixel 4とAndroid 13との組み合わせでワイヤレス充電機能に問題が発生しているのかはわかっていません。ただし、充電関連のソフトウェアに問題があることも指摘されています。Pixelスマートフォンでは、特定の状況下で充電を遅くしたり止めたりすることがあるのです。

 

なお「Pixel 6」シリーズとは異なり、Pixel 4ではAndroid 13をインストールした後でも「Android 12」にロールバック(インストールし直し)をすることも可能。もし手持ちのPixel 4にて問題が発生してしまったら、このような手法を検討してみるのもよさそうです。

 

Source: Reddit via 9to5Google

サイズ感などがわかった! Pixel 7/7 Proの詳細なハンズオン動画がはやくも登場

今秋の発売が予定されている米グーグルの次期スマートフォン「Pixel 7」シリーズについて、発売前にも関わらずそのプロトタイプのハンズオン動画が、YouTubeチャンネルのUnbox Therapyで公開されています。

↑Unbox Therapy/YouTubeより

 

Pixel 7シリーズは、現在販売されている「Pixel 6」シリーズとほぼ同一のデザインを採用。それでいて次期プロセッサー「Tensor 2」や背面カメラの強化が特徴です。

 

今回の動画に登場したのは、「オブシディアンカラー」と呼ばれるカラーリングのモデルです。ブートローダーの画面では、Pixel 7(コードネーム:Panther)には韓国サムスン製の8GB RAMと128GBのストレージが搭載されていることがわかります。また、動画の「モデル名:GVU6C」は「Sub-6(サブ6)」対応モデルのようです。

 

一方で動画のPixel 7 Pro(コードネーム:Cheetah)は「mmWave(ミリ波)」対応モデル(GE2AE)で、12GB RAMと256GBの内蔵ストレージを搭載しています。

 

本体サイズと重量は、Pixel 6の幅が74.92mm/重さが205g(それぞれ実測値)なのにたいし、Pixel 7は幅が73.20mm、重さが195g。Pixel 6 Pro幅が75.89mm/重さが208g(それぞれ実測値)なのにたいし、Pixel 7 Proの幅が76.68mm/重さが209gとなっています。10月の登場も噂されるPixel 7シリーズ、はやくその実物を見てみたいものです。

 

Source: Unbox Therapy/YouTube via 9to5Goolge

便利だからどうにか搭載したい? グーグルはPixelシリーズへの顔認証の追加を諦めてなさそう

米グーグルが自社スマートフォン「Pixel 6」シリーズと「Pixel 7」シリーズへの顔認証機能の搭載を検討していることを、海外テックメディアの9to5Googleが伝えています。

↑Pixelシリーズ

 

現在販売されている「Pixel 6」「Pixel 6 Pro」には、顔認証機能が搭載されておらず、かわりに画面指紋認証機能が採用されています。一方で、両スマートフォンには発売前は顔認証機能が搭載される予定であったことは、以前にも報じられていました。

 

今回の報道によればグーグルはAndroid 13において、Pixel 6/7のディスプレイ指紋センサーと、フロントカメラによる顔認証機能を組み合わせることを検討しているそう。具体的には、顔認証機能で顔を部分的に認識できれば、指紋認証機能の条件を緩める、という仕組みになるようなのです。

 

このように指紋認証センサーと前面カメラを組み合わせれば、追加のハードウェアなしで顔認証機能を搭載できる可能性があります。さらには、フロントカメラの性能がPixel 6 Proにくらべて劣るPixel 6や、廉価な「Pixel 6a」でも、顔認証機能が利用できるようになるというのです。

 

また9to5Googleは、次期モデルのPixel 7シリーズでも顔認証機能の開発がすすめられていることを伝えています。手袋をはめているときや指が濡れているときにも利用できる顔認証機能の搭載、Pixelスマートフォンでもぜひ実現してほしいものです。

 

Source:  via 9to5Google

GeForce NOWがブラウザでも1440p/120fpsで遊べる!

米NVIDIAが展開するクラウドゲームサービス「GeForce NOW」が、「Chrome」ブラウザと「Edge」ブラウザでも1440p解像度/120fpsでのゲームプレイに対応しました。

↑dennizn/Shutterstock.com

 

GeForce NOWとは、ゲーミングPCでなくてもノートPCやMac、Androidデバイス、iPhone、iPadなどで、高品質なゲームをストリーミングプレイできるサービスです。ゲームプレイにはパソコン向けのクライアントアプリを利用。なお、パソコンやスマートフォンのブラウザからのゲームプレイにも対応しています。

 

今回ブラウザにて「1440p/120fps」が選択できるのは、上位プラン「GeForce NOW RTX 3080」の会員です。もともと1440p/120fpsでのゲームプレイは同プラン向けに提供されていたのですが、今回はそれがクライアントアプリだけでなく、ブラウザにも広がったことになります。なお、以前のブラウザでのプレイ環境は「1080p/60fps」に制限されていました。

 

ところで教育機関向けのノートパソコン「Chromebook」では、ハードウェアの制限から1440p/120fpsでのゲームプレイができない可能性もあります。このあたりは、投入が噂されている「ゲーミングChromebook」の早めの登場を期待したいものです。

 

Source: NVIDIA via The Verge

Google 検索が仕様変更、役に立つ独自情報を上位表示へ

米グーグルはブログにて、Google 検索のアルゴリズムを変更し、検索結果への表示に特化したサイトよりも、ユーザーが求めるオリジナルな情報を上位に表示すると発表しました。

AlexHliv/Shutterstock.com

 

現在のGoogle 検索では、閲覧者のクリックを目的とした中身の薄いサイトが数多く上位に表示されています。これにより、「以前よりも欲しい情報が見つからないな…」と感じている方もいることでしょう。このようなオリジナル性の薄いサイトを「クリックベイト」と呼ぶこともあります。

 

グーグルによれば、アップデートによって「オリジナリティのない低品質なコンテンツ、とくにオンライン教材、エンターテイメント、ショッピング、テクノロジー関連のコンテンツで、検索上位に表示されないようになります」とのこと。これにより、「特に人々によって、人々のために作られた役に立つコンテンツが見やすくなる一連の改善を、Google 検索に展開します」と説明しているのです。

 

今回のアップデートは、来週の月曜日から全世界の英語ユーザーに向けて展開されます。また数週間後にも、検索品質を向上させるさらなるアップデートを予定しています。「調べてみましたがわかりませんでした!」のような、役に立たない情報の表示が減ることを願いたいものです。

 

Source: グーグル via The Verge

YouTube ショートのダウンロード動画に透かしが入ります

米グーグルはYouTubeの公式ブログにて、ショート動画プラットフォーム「YouTube ショート(YouTube Shorts)」から動画をダウンロードすると、ウォーターマーク(透かし)が入ることを案内しています。

↑viewimage/Shutterstock.com

 

YouTube ショートは、スマートフォンに最適化された縦長動画を共有するプラットフォームです。日本では、2021年7月からサービスが開始しています。現在動画プラットフォームでは、縦長のショート動画で一大ブームを起こした「TikTok」が急速にシェアを伸ばしており、YouTube ショートやInstagram(インスタグラム)の「リール(Reels)」はそれに対抗するものです。

 

グーグルはYouTube ショートにウォーターマークを入れる理由として、「視聴者は複数のプラットフォームで共有されているコンテンツが、YouTube ショートで見られることを確認できるようになります」と述べています。つまり、自社サービスにアクセスを誘導したいというのが、その狙いのようです。

 

なおTikTokでは、以前からダウンロードした動画にはウォーターマークが入っていました。またInstagramを運営する米メタ(旧フェイスブック)は、「今後は(他プラットフォームの転載ではなく)オリジナルコンテンツを優遇する」と述べるなど、その競争はますます激しくなっています。

 

YouTube ショートへのウォーターマークの追加は、デスクトップ向けは数週間以内に、そしてモバイル向けでも数か月のうちにローンチされる予定です。もしウォーターマークが入っていない動画をダウンロードしたい場合には、今のうちにどうぞ。

 

Source: YouTube Help via The Verge

Pixel 6にAndroid 13を入れると12には戻れませんと公式にアナウンスされる

米グーグルによって配布が始まった「Android 13」ですが、これを「Pixel 6」シリーズにインストールすると以前の「Android 12」に戻せなくなることを、グーグルが公式に説明しています。

↑Mr.Mikla/Shutterstock.com

 

従来のAndroid OSへのアップグレードは可逆的、つまり以前のバージョンへと戻すことができました。ユーザーは手動で古いOSをサイドロード(インストール)すれば、内部データは失われますがOSを戻すことは可能でした。

 

しかしPixel 6/Pixel 6 Pro/Pixel 6aにAndroid 13をインストールした場合、Android 12に戻せなくなるのです。これは同スマートフォン向けのAndroid 13に、アンチロールバックの仕組みを追加するブートローダーが含まれていることが原因です。

 

アンチロールバックのシステムは、古いバージョンのOSをインストールすることによる、セキュリティ対策として導入されるものです。実際にグーグルは、以前使用されたブートローダーのバージョンにはセキュリティの脆弱性があったことを認めています。

 

多くのユーザーにとって、Android 13へのアップデートにはなにも問題はないはず。しかし、使っているアプリがAndroid 12を要求している場合には、アップデートのタイミングに注意したほうがよさそうです。

 

Source: グーグル via 9to5Google

Pixel 7とPixel 7 Pro、FCC認証を通過! 10月13日にPixel Watchと同時発売?

米グーグルの次期ハイエンドスマートフォン「Pixel 7」シリーズは10月6日に予約受付開始、13日に発売と噂されています。そんななか、それらしきデバイスが米連邦通信委員会(FCC)の認証を通過したことが明らかとなりました。

 

米国で無線を使う機器を発売するにあたっては、まずFCCに届け出て適合性基準を満たす必要があります。そのため発売前の製品もいち早く登録され、そこから未発表の情報が分かることも珍しくありません。

 

さてFCC文書で確認されたのは4つのモデル、「GP4BC」「GVU6C」「GE2AE」および「GQML3」です。最初の2つはサブ6GHzの5Gに対応し、ほかの2つはミリ波(サブ6GHzより高速だが使えるエリアが狭い5G通信)にも接続できるものです。

 

米国ではミリ波対応モデルが発売される一方で、世界的にはミリ波帯の5Gはそれほど普及していないため、一部地域ではサブ6GHz対応のみのモデルが発売されると見られています。実際、アップルのiPhone 13シリーズも米国モデルは5G対応ですが、日本向けモデルは非対応となっています。

 

また、上記のうちGP4BCとGE2AEはUWB技術を搭載しています。UWBとは超広帯域無線通信の意味で、GPSよりも精度の高い位置検出を可能とする技術のこと。やはりPixel 6 ProもUWBを採用していたことを考えると、この2つがおそらく上位モデルの「Pixel 7 Pro」だと思われます。

 

また4機種ともWi-Fi 6EやBluetooth、NFC、ワイヤレス充電など、ハイエンド機に求められる機能はもれなくサポートしているようです。

 

Pixel 7シリーズには2代目の独自開発チップ「Tensor 2」搭載が予想されながらも、あまり性能向上はなく、カメラも前モデルと大差ないようです。また画面サイズや解像度、画面リフレッシュレート(標準モデルは90Hz、Proモデルは120Hz)など基本的な仕様は同じながらも、Proモデルの画面は明るくなる可能性が浮上しています

 

おそらくPixel 7とPixel 7 Pro、そしてスマートウォッチのPixel Watchも10月に発表・発売されるはず。さらに噂の折りたたみスマホ「Pixel Fold」もそこに加わるかどうか不明ですが、同社は情報どころか実機そのものを漏らしやすいこともあり、まもなく何かがリークされてくるのかもしれません。

 

Source:MySmartPrice
via:GSMARENA

Android 13のARイースターエッグは「3Dブランコ」でした

Pixelスマートフォン向けに配布が始まった「Android 13」では、システム内に「3Dブランコ」のイースターエッグが含まれていることがわかりました。

↑グーグルより

 

イースターエッグとは、開発者がいたずらでシステム内に潜ませるコンテンツや機能です。Android 11ではレッドベルベットケーキ(RVC)のレシピ、Android 12では新デザイン「Material You」のスノーコーンのフレーバーが含まれていました。

 

 

Android 13に含まれている3Dブランコは、ARと実物の両方で見ることができます。首を90度傾けると、ブランコの支柱と座席が「13」の数字を示していることがわかりますね。上の実物の3Dブランコは、カリフォルニア州マウンテンビューのグーグル本社に設置されたものです。

 

ウェブ上では3Dブランコの模型で遊ぶことができ、またARCoreをサポートするAndroidスマートフォンでは、「3Dで見る」ボタンで現実世界に3Dブランコを重ねあわせることができます。

 

毎年システムに、小粋ないたずらを残してくれるグーグル。はたして来年にリリースされるであろう「Android 14」では、どのようなイースターエッグが含まれることになるのでしょうか?

 

Source: 9to5Google

コピペも安心! Android 13ではクリップボードが一定時間で削除されます

米グーグルが昨日配布を開始した最新モバイル向けOS「Android 13」では、クリップボード内の重要なデータが一定時間経過後に自動で削除される仕様であることが、公式ブログにて説明されています。

↑DANIEL CONSTANTE/Shutterstock.com

 

クリップボードとは、いわゆる「コピー&ペースト」操作をする際に、テキストや画像などのデータを保存しておく場所です。もちろん便利な機能ではあるのですが、サードアプリが勝手にクリップボードの中身をのぞくなどの、プライバシーに関する問題も発生していました。

 

しかしグーグルが説明するように、Android 13ではクリップボードにメールアドレス、電話番号、ログイン情報などのセンシティブなデータが保存された場合、「一定時間後」に自動削除されます。プライバシーの向上はもちろん、他人にスマホを貸したときに大事なデータを知られないという意味でも、ありがたい変更でしょう。

 

海外テックメディアの9to5Googleが調べたところ、この「一定時間」とは3,600,000ms(ミリセカンド)、つまり1時間であると伝えています。

 

なお前バージョンでの「Android 12」でも、アプリがクリップボードにアクセスしたときにユーザーに知らせる通知機能が、すでに搭載されています。今後は、クリップボードのデータがより安全に守られることになりそうです。

 

Source: グーグル via 9to5Google

次期Nest WifiがFCC登録、やはりWi-Fi 6Eをサポートか

米グーグルの「次期Nest Wifi」と思わしきデバイスが、FCC(連邦通信委員会)に登録されました。同製品はWi-Fi 6Eへの対応が、主な変更点となりそうです。

↑Tada Images/Shutterstock.comより

 

Nest Wifiとは、ルーター同士が連携して接続範囲を広げることができる「メッシュルーター」です。2016年には「Google Wifi」が、そして2019年には「Nest Wifi」が登場。また以前には、次期Nest Wifiは複数のルーターを必要な数だけ連携させるシンプルな設計となり、Wi-Fi 6Eへと対応するとの報告が登場していました。

 

今回のFCCへの登録(モデル:G6ZUC)からは、やはり次期Nest WifiがWi-Fi 6Eに対応することが確認されています。これにより、さらなる通信速や接続の安定性の向上が期待できるはずです。

 

Wi-Fi 6Eでは、最大で9.6Gbpsの通信速度を実現しています。また6GHz帯の電波を利用することで、家庭用のWi-Fiデバイスとの混線を避けることが可能です。そして、Pixel 6以降のPixelスマートフォンでも対応が追加されています。

 

現時点ではNest Wifiの投入時期ははっきりしていませんが、この秋に「Pixel 7」シリーズと同時にリリースされる可能性もあります。また、単なるスペックの向上だけではない、新たなユーザビリティの向上にも期待したいところです。

 

Source: FCC via 9to5Google

Chrome、ワンクリックでWindows標準ブラウザへの指定が可能に

米グーグルの「Chrome」ブラウザにて、ワンクリックでのデフォルトブラウザへの指定が可能になるとの情報を、ツイッターアカウントのLeopeva64が報告しています。

↑slyellow/Shutterstock.comより

 

現在の「Windows 11」とChromeの組み合わせでは、標準ブラウザを変更するにはOSやブラウザの設定を変更する必要がありました。しかもWindows 11のデビュー時には、開くファイルの種類を含めてユーザーがすべて手動で変更する必要があり、かなり手間のかかる作業だったのです。マイクロソフトはユーザーからの批判を受けて、このような方式を撤回していました。

 

 

Leopeva64さんによれば、Windows向けのChrome Dev(開発者版)の最新バージョンでは、ブラウザから離れることなくワンクリックでデフォルトのブラウザを変更することが可能になったのです。この機能は、Chromeのポップアップメニューとして提供されています。

 

通常どおりのスケジュールなら、一般向けのChromeにも数週間中に、このデフォルトトブラウザの変更機能がリリースされるはずです。Chromeユーザーにとっては、ありがたい新機能の追加となりそうです。

 

Source: Leopeva64/Twitter via The Verge

Android 13のPixelスマホへの配信、いきなりスタート

米グーグルの最新モバイル向けOS「Android 13」の正式リリースが、「Pixel」スマートフォンに対して始まりました。

 

Android 13では、タブレットや折りたたみスマートフォンに向けたインターフェイスの最適化が導入され、プライバシー機能も強化されています。すでに、年内にリリースされることが予告されていました。

 

その他にも、ロックスクリーンのメディアコントロールのデザインが変更。低遅延かつ品質が向上し、複数デバイスへのストリーミングが可能な「Bluetooth Low Energy (LE) Audio」にも対応しています。さらに対応イヤホン/ヘッドホンでは「Spatial Audio(空間オーディオ)」が利用可能です。

 

Android 13はPixel 4、Pixel 4 XL、Pixel 4a、Pixel 4a 5G、Pixel 5、Pixel 5a、Pixel 6、Pixel 6 Pro、Pixel 6a向けに配信中。まだ配信が開始されていない場合は、設定>システム>システムアップデートの「アップデートを確認する」にてチェックすることもできます。また、Androidのオープンプロジェクト(AOSP)向けにもAndroid 13がリリースされています。

 

さらに今年の後半には、Android 13は韓国サムスンや台湾ASUS、HMD(ノキアブランド)、モトローラ、OnePlus、OPPO、シャープ、ソニー、シャオミなどのスマートフォンにもロールアウトされる予定です。デザインから使い勝手まで刷新された新OS、早く体験したいものです。

 

Source: 9to5Google

Pixel 6a、実は90Hz表示ができた! Googleがあえて“封印”していた理由とは?

Googleの最新スマートフォン「Pixel 6a」は、廉価モデルながらも上級モデルPixel 6が持つ機能をほとんど備えています。どちらもGoogleの独自開発チップ「Tensor」を搭載し、デザインもほぼ同じ。メインの広角カメラはPixel 6の50MPに対してPixel 6aは12MPと差が付けられていますが、その他のスペックは横並びです。

↑Googleより

 

そしてPixel 6aの画面は、Google公称では最大リフレッシュレートが60Hzとされています。Pixel 6の90Hzよりも差が付けられた……と思いきや、実は90Hz表示できることが分かりました。

 

Twitterユーザーでアプリ開発者のNathan氏は、Pixel 6aの隠された90Hz表示をロック解除できたと報告しています。

 

有名リーカーMax Weinbach氏も確認が取れたと言っており、事実だと裏打ちされています。本当は90Hzで表示できるというのに、Googleがあえて封印していたというわけです。

 

Pixel 6aは日本では5万円前半のお手ごろ価格ながらも有機ELディスプレイを採用しており、液晶を使ったアップルのiPhone SE(第3世代)よりも見やすいと評判です。それでも、この価格なら高いリフレッシュレートの表示は無理かなと諦められていたはずが、思いがけないプレゼントが舞い込んだかっこうです。

 

では、なぜGoogleはPixel 6aの性能を抑えているのか?

 

1つにはPixel 6が599ドル~(以下、米国価格)に対してPixel 6aは449ドル~であり、かなりの価格差があります。Pixel 6にはより多くのRAMやメインカメラが搭載され、フレーム素材もいいものは使われていますが、性能がそれほど違うわけではありません。そのため、高いリフレッシュレートで差別化してやる必要があるとも推測されます。

 

もう1つの理由として考えられるのは、Pixel 6aはPixel 6よりもバッテリー容量が少ないことです(4614mAhに対して4410mAh)。リフレッシュレートが上がれば、それだけバッテリーの消耗も速くなるので、あえて60Hzに制限したのかもしれません。

 

Source:Nathan
via:PhoneArena

「アップルさん、考え直そ?」グーグルがRCSメッセージに関するキャンペーン

米グーグルはアップルに対し、次世代メッセージサービス「RCS(リッチ・コミュニケーション・サービス)」をiPhoneでも受け入れるように要請する「Get The Message」キャンペーンを開始しました。

↑グーグルより

 

RCSとは従来のショートメッセージ(SMSやMMS)にかわるもので、電話番号を利用しながらより長い文章や大きな添付ファイルが送信できる、というもの。アメリカでは多くのキャリアによって導入が開始されており、また日本でも「+メッセージ」や「楽天Link」などのサービスが存在します。

 

一方でiPhoneはいまだにRCSに対応しておらず、Androidユーザーから送られた画像や動画が低解像度になったり、グループチャットを含めたチャット全般の機能が劣っている、エンドツーエンド暗号化ができないなど、時代遅れなものとなっています。なお、アップルの「iMessage」同士での会話なら、このような問題は起きません。

 

すでに時代遅れとなったSMSやMMSではなく、RCSを採用するようにとのグーグルによる働きかけは、筋が通ったもののようにも感じられます。はたしてアップルは今回のキャンペーンを受けてRCSを受け入れるのか、あるいはこれまでどおりに独自路線を貫くことになるのでしょうか?

 

Source: グーグル via 9to5Google

Google TVにNest AudioやFitbit/Wear OSサポートがやってくる?

米グーグルのスマートテレビ向けプラットフォーム「Google TV」にて、Nest AudioやFitbit/Wear OSへの対応が、海外テックサイトのProtocolにて報じられています。

↑monticello/Sutterstock.comより

 

Google TVはリリースからすでに約2年が経過していますが、これまではあまり機能追加を行なってきませんでした。なお以前には、Google TVに無料のライブTVチャンネルが追加される可能性なども報告されています。

 

Protocolによれば、グーグルはGoogle TVと別のスマートTVプラットフォーム「Android TV」にて、数年をかけて他の製品やサービスとのサポートを強化します。そしてGoogle TVでは、Nest Audioスピーカーでのストリーミングオーディオのサポートが追加されるというのです。なお、この機能は「今後数ヶ月のうちに」リリースされると伝えられています。

 

さらにFitbitとWear OSとの統合では、Google TVやAndroid TVに消費カロリーや心拍数などのフィットネスデータが表示されるとのこと。こちらの機能は、早くて2023年にリリースされます。さらに高速ペアリング機能「Fast Pair」も、今年の終わり~来年の初めに追加されるとされています。Google TVやAndroid TVのさらなる機能強化に期待したいものです。

 

Source: Protocol via 9to5Google

ほとんどアプデがないChromecast with Google TV、8月に更新あるかも

米グーグルのストリーミングデバイス「Chromecast with Google TV」にて、8月にも製品のアップデートが行われる可能性を、リークアカウントのMishaal Rahman氏が伝えています。

↑Chromecast with Google TVにアップデートの噂

 

Chromecast HD with Google TVはテレビのHDMIポートに接続することで、さまざまなオンラインコンテンツが楽しめるデバイスです。以前には対応解像度を4KからHD(フルHD)へと落とした未発表の「Chromecast HD with Google TV」がFCC(連邦通信委員会)に登録されたり、さらには「謎のワイヤレスデバイス」がグーグルからFCCに登録されたりしたこともありました。

 

Rahman氏によると、グーグルの公式サポートページにおいて、Chromecast with Google TVのためのアップデートが8月に配信される予定だとしています。なおこれがセキュリティパッチなのか、あるいは機能追加なのかは、現時点でははっきりしていません。

 

Chromecast with Google TVは2020年に発表されて以来、「Nest」カメラからのストリーミング再生機能の追加をのぞき、ほとんどアップデートがなされていません。気軽に購入できる同製品には、今後もアップデートによりまだまだ活躍してほしいものです。

 

Source: Mishaal Rahman/Twitter via 9to5Google

噂の折りたたみPixel、折りたたみ画面にはカメラホールなし?

米グーグルからの投入が噂されている折りたたみスマートフォン「Pixel NotePad」について、その内外のカメラ配置に関する情報を、リークアカウントのDigital Chat Stationが伝えています。

↑グーグルのスマホ「Pixel」シリーズ

 

Pixel NotePadに関しては以前のリーク情報により、韓国サムスンの「Galaxy Z Fold」シリーズや中国OPPOの「Find N」のように、横折りタイプの製品になることが予測されています。つまり本体の内側に大きな折りたたみディスプレイを、そして外側には小さなサブディスプレイを搭載するようです。またその見た目はFind Nに近い、より横長なものとなるとされています。

 

Digital Chat Stationの報告によれば、Pixel NotePadは「Pixel 7」のデザインを受け継ぎつつ、Find Nにも似た小ぶりな内側の折りたたみディスプレを搭載。外部ディスプレイの中央にはパンチホールカメラが搭載されるものの、内部の折りたたみディスプレイにはパンチホールはなく、フルスクリーンデザインになるとのこと。さらに本体のベゼルに、超小型ホールカメラが搭載されるとしているのです。

 

なお超小型のホールカメラがどのようなものかは、現時点では不明です。サムスンの折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold3」にて採用されているディスプレイ下カメラとも、あるいはFind Nの画面左隅の内部カメラとも、異なるものなのかもしれません。

 

一方で「Google カメラ」アプリでは、Pixel NotePadを開いて自撮りをしようとすると、スマートフォンを裏返すようにメッセージが表示されるようです。このことから、Pixel NotePadでは外部カメラの方が撮影品質がよい、あるいは内部カメラ自体が存在しない可能性もあります。

 

いまだ謎多きPixel NotePad。一方でサムスンは8月10日のイベントにて次期折りたたみスマートフォンを発表します。あとに続くであろうPixel NotePadがどのような差別化を打ち出すのかに、注目したいものです。

 

Source: Weibo via 9to5Google

Pixelスマホに「セラミックモデル」が将来登場するかも?

米グーグルの「Pixel」スマートフォンにて、セラミック素材のモデルが将来追加される可能性を、著名リークアカウントのdigital chat stationが報告しています。

↑Jack Skeens/Shutterstock.com

 

今回の情報は、iPhoneも製造する台湾フォックスコンの担当者から入手したものです。それによると、現在グーグルはフォックスコンの中国工場にて、2機種のスマートフォンを製造しているというのです。

 

この2機種のスマートフォンのうち、1機種は以前より噂されていた折りたたみスマートフォン「Pixel Notepad」だとされています。そしてもう1機種では、セラミック製のボディを採用した機種だというのです。この機種では次期プロセッサ「Tensor 2」や2K解像度ディスプレイ、5000万画素のソニー製イメージセンサー「IMX787」を搭載するとも伝えられています。

 

グーグルはこれまでPixelスマートフォンの素材として、ガラスや金属、プラスチックを採用してきました。また、グーグルがハイエンドモデルのPixelスマートフォン「G10Lynx(L10)」を準備しているとの情報も報じられています。セラミック素材のハイエンドなPixelスマートフォン、どのような手触りになるのか実に気になります。

 

Source: Weibo via 9to5Google

安いだけじゃない! Google Pixel 6aとGoogle Pixel Buds Proの魅力を解説

グーグルが7月28日に発売した純正Androidスマホ「Google Pixel 6a」が、安価なのに高性能と評判です。また、同日にはアクティブノイズキャンセリング機能を搭載する完全ワイヤレスイヤホン「Google Pixel Buds Pro」も登場。それぞれの製品を使った筆者が注目すべきポイントを解説します。

 

圧倒的に高いコストパフォーマンス

グーグルの独自設計による「Tensor(テンサー)」チップを搭載するGoogle Pixel 6aは、高機能で5G対応ながらオンラインのGoogle ストアでは5万3900円(税込)で販売されている、手頃な廉価機です。

↑グーグル純正のスマートフォン「Google Pixel 6a」とアクティブノイズキャンセリング機能を搭載する完全ワイヤレスイヤホン「Google Pixel Buds Pro」

 

筆者が本稿を書いている製品の発売直後時点では、古いPixelシリーズやiPhoneを下取りに出してGoogle Pixel 6aを購入すると最大4万円がキャッシュバックされる、Googleストア限定の下取りプログラムが実施されています。さらに、完全ワイヤレスイヤホンのエントリーモデルである「Google Pixel Buds A-Series」(Google ストアでの価格は税込1万1900円)もプレゼントで付いてくるというお得なキャンペーンも展開。

 

一方のGoogle Pixel Buds Proは、グーグル純正の完全ワイヤレスイヤホンとして初めて、電気的な処理によりリスニング環境周辺の邪魔なノイズを消去するアクティブノイズキャンセリング機能を搭載しました。価格は2万3800円(税込)。ライバルであるソニーの人気モデル「WF-1000XM4」と比べて9200円、アップルの「AirPods Pro」より1万5000円も安価です。全4色から選べるカラバリも魅力があります。

 

Proに劣らない、心地よい使い勝手を実現したGoogle Pixel 6a

↑6.1インチの有機ELディスプレイを搭載。片手で持ちながらの操作も快適です

 

Google Pixel 6aにはGoogle Pixel 6 Proと同じ性能のTensorチップが搭載されています。筆者はGoogle Pixel 6 Proのユーザーですが、アプリやカメラによる体験は上位モデルとほぼ変わらないように感じました。写真や動画を撮影する際の高度な画像処理、Google アシスタントによる音声操作、AI機能の体験はほぼ削られることなく廉価モデルのGoogle Pixel 6aに継承されています。

 

例えば筆者は、精度の高い音声文字起こしができる、Pixelシリーズの純正アプリ「レコーダー」を仕事でもよく活用しています。Google Pixel 6aは本体のサイズがGoogle Pixel 6 Proに比べてコンパクトになり、片手で持ちながら軽快に操作ができます。そのため、必要なときにはすぐバッグやポケットから取り出せますし、スマホを手に構えて立ったままインタビューの音声メモを録るのも楽になりました。

↑右側が6.7インチのGoogle Pixel 6 Pro

 

↑高精度な日本語の文字起こしに対応する、Pixelスマホにプリインストールされている「レコーダー」アプリ

 

カメラにおいては、Google Pixel 6aのメインカメラは広角+超広角レンズを搭載するデュアル仕様です。Google Pixel 6 Proと比べると、望遠カメラが省略され、イメージセンサーのグレードが少し下がっていますが、撮れる写真・動画の品質はほぼ変わりません。

↑Google Pixel 6aは広角+超広角のデュアルレンズカメラを搭載

 

ディスプレイは、上位のGoogle Pixel 6 Proだとスムーズディスプレイを搭載。リフレッシュレート(画面の書き換え速度)をコンテンツに応じて60Hzから、より高速な120Hzまで自動的に上げて動画を滑らかに見せてくれます。一方でGoogle Pixel 6aのリフレッシュレートは60Hzで固定。ですが、シューティングゲームなども特に問題なく楽しめました。

 

なお、Pixelシリーズは次期OSのAndroid 13配信開始後すぐのアップデート対応を予定しています。自社設計のTensorチップを搭載するPixelシリーズには、今後もレコーダーの自動文字起こしや、カメラの「消しゴムマジック」機能のような、シリーズならではの最先端機能が最も心地よく使える環境が提供されるでしょう。

↑消しゴムマジックに追加された新機能「カモフラージュモード」。写真に写り込んだ不要なものの色を変更できます。ここでは赤や黄色の花を背景の緑に溶け込ませてみました

 

Google Pixel 6aは廉価モデルとは言いつつも、侮れない高機能スマホです。これから5Gスマホに新しく買い換えを考えている方は候補として検討するべきでしょう。また筆者のようなガジェットファンは、iPhoneなどほかのスマホをメインとして使っていたとしても、Android OSやグーグルのAI体験を最速でキャッチアップできるスマホとして、Google Pixel 6aを“2台持ち”にする楽しみもあると思います。

 

ライバルとの差が付く個性が光るGoogle Pixel Buds Pro

↑アクティブノイズキャンセリング機能を搭載するGoogle Pixel Buds Pro

 

Google Pixel Buds Proは、かなりキャラクターが立っている完全ワイヤレスイヤホンです。

 

まず、ノイズキャンセリング機能の消音効果がとても強力。賑やかなカフェや地下鉄の車内で試しましたが、機能をオンにすると、かなり大きな騒音やざわつく人の話し声が気にならなくなるほどガッツリと消えます。

 

そのため、ノイキャン機能をオンにして、音楽や動画の音声を再生するとコンテンツにとても深く入り込めます。例えるなら、路面から振動が伝わってこない、猛烈に足回りの良いクルマに乗ってドライブを楽しむような感覚です。今はなかなか機会もありませんが、長時間飛行機に乗って移動する旅に出かける際に、ぜひ本機を使ってみたいと思いました。

↑Google Pixel 6aのリアルタイム翻訳をGoogle Pixel Buds Proから呼び出して、スムーズな日本語から英語の通訳を利用できます

 

サウンドは特に低音の躍動感が豊かです。アップテンポなロックやポップス、ジャズの演奏から高い熱量が伝わってくる持ち味があります。アクションシーンの多いドラマや映画は重低音がどっしりと響いて、まるでヘッドホンで聴いているみたいな迫力が伝わってきます。

 

肉厚な低音再生がとても個性的なイヤホンですが、中高音域との分離が良く、特に低音ばかりがゴリ押しされる感覚はありません。「人の声」はボーカルや映画のセリフがグンと前に押し出してきてよく聞こえてきます。また、ハンズフリー通話の声が鮮明なところはさすがにPixelシリーズのイヤホンです。きっとスマホとのベストな組み合わせを考えながら、体験がデザインされているのだと思います。

 

バッテリーのスタミナも優秀です。アクティブノイズキャンセリング機能をオンにしたまま、最大7時間以上の音楽リスニングが楽しめます。参考までにライバルと比較してみると、アクティブノイズキャンセリング機能がオンの状態ではAirPods Proが最大4.5時間、ソニーのWF-1000XM4は最大8時間の連続音楽再生に対応します。

 

装着感については、メインチップやバッテリーなど、内部のパーツをノズルの側に寄せて比重を耳の内側に傾けたことで、負担の少ない安定感を実現しています。体を動かしながら音楽を聴く、あるいは混雑する通勤電車に乗りながらイヤホンを使うときも、うっかりと落としてなくしたり、壊したりする心配からかなり解放されると思います。

↑耳にしっかりとフィットして、安定した操作感を実現しています。さらに、側面にタッチセンサーリモコンを搭載

 

詳細はまだ明らかにされていませんが、グーグルは秋以降に、立体的な音楽体験が楽しめる「空間オーディオ」に、Google Pixel Buds Proを対応させると明らかにしています。Pixelシリーズのスマホ同様、Google Pixel Buds Proも今後進化を続けることになるでしょう。価格を越えた価値が長く楽しめる、いま要注目のプレミアムイヤホンです。

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

「Android 13」の正式リリースは9月中? 海外メディアで報じられる

米グーグルの次期モバイル向けOS「Android 13」が今年9月に正式リリースされる可能性を、海外テックメディアの9to5Googleが伝えています。

↑DANIEL CONSTANTE/Shutterstock.com

 

Android 13は年内のリリースが予定されている次期OSで、すでに開発者向けに「ベータ4」がリリースされています。新たに追加された機能としては、タブレットや折りたたみスマートフォン向けに最適化されたインターフェイス、強化されたプライバシー設定などがあります。

 

グーグルは8月1日に「Android 13 Security Release Notes」を公開しました。このリリースノートには2022年9月1日に配布されるセキュリティパッチの内容が記載されており、Android 13の9月リリースを示唆しているといえます。ただしこれは、AOSP(Androidの開発プロジェクト)に関するものである可能性もあります。

 

現時点では「Android 12」の8月のセキュリティパッチはリリースされていませんが、Pixelデバイス向けに配布が予定されているはずです。発売が始まったばかりの「Pixel 6a」でもAndroid 13のベータ版の配布が始まっており、Android 13の正式リリースを楽しみに待ちたいものです。

 

Source: 9to5Google

新型Nest? グーグルが「謎のワイヤレスデバイス」を開発中

米グーグルが謎の「ワイヤレスデバイス」をFCC(連邦通信委員会)に申請していたことが、海外報道により判明しています。これは、未発表のNest製品となる可能性も指摘されています。

↑Vantage_DS/Shutterstock.comより

 

グーグルのNestブランドこと「Google Nest」は、スマート機能を搭載したスピーカーやディスプレイ、ストリーミングデバイス、サーモスタット、ルーター、ドアベル、カメラなどを幅広く展開しています。もともとは2010年に設立されたスマートホーム製品を開発する「Nest Labs」を、グーグルが買収し自社ブランドとしたのが始まりです。

 

今回グーグルがFCCに申請したデバイス「G28DR」は、“ワイヤレスデバイス”という一般的な名前で登録されました。資料によれば、BluetoothとWi-Fi(Wi-Fi 5の5GHz帯を含む)が利用可能な一方、NFCやUWB(超帯域通信)には非対応。また、3.65Vのバッテリーを搭載することも判明しています。

 

申請ではテストのために、G28DRがノートパソコンにUSB接続されていました。このことから、同デバイスはUSB経由での充電が可能であることが想像されます。あるいは、デバッグ用の隠しUSBポートである可能性もあります。

 

現時点では、このG28DRがどのような製品であるのかを想像するのは難しくなっています。ただしワイヤレス接続機能やバッテリーを搭載していることから、これは新たなNest製品ではないかと指摘されています。具体的には、新型のスマートスピーカーやカメラ、あるいはサーモスタットなどが該当するのかもしれません。

 

グーグルの申請によれば、G28DRの本体写真やマニュアルは来年1月中までは非公開となっています。このことから、製品は今年後半には正式発表されることになりそうです。

 

Source: 9to5Google

Pixel 7は10月13日に発売? 秋イベントにて正式発表されるかも

米グーグルの次期スマートフォン「Pixel 7/7 Pro」が10月13日に販売されるとの情報を、著名リークアカウントのJon Prosser氏が伝えています。

↑グーグルより

 

次期ハイエンドスマートフォンに位置づけられる、Pixel 7シリーズ。グーグルはすでにその外観を公開しており、現行モデル「Pixel 6」シリーズに極めて似たデザインとなることがわかっています。また内部には次期プロセッサ「Tensor 2」が搭載され、人工知能関連の処理も進化します。

 

一方で以前のリーク情報によれば、Pixel 7のTensor 2の性能向上は限定的で、またカメラセンサーやスペックに関してもあまり大きなアップデートはないようです。

 

Jon Prosser氏が独自に得た情報によれば、Pixel 7/7 Proは10月6日に予約が開始され、10月13日に販売が開始されるとのこと。また、発表イベントも10月6日に開催されるようです。一方で同氏は、グーグルが過去にスマートフォンの発売スケジュールを変更したことがある、とも指摘しています。

 

グーグルは毎年秋に新型のPixelスマートフォンを発売しており、10月13日というスケジュールは、違和感のないものです。一方でPixel 6/6 Proや「Pixel 6a」ではディスプレイ指紋認証機能での不具合が相次いで報告されており、Pixel 7シリーズではこの点が抜本的に解決されることを期待したいものです。

 

Source: FrontPateTech

Chromeのサード製クッキー廃止は2024年に延期。Chromebookには新動画エディターが登場へ

米グーグルの「Chrome」ブラウザにて、サードパーティー製クッキー(Cookie)の廃止時期が2024年に延期されたことが、公式ブログにて明かされています。

↑viewimage/Shutterstock.comより

 

クッキーとはサーバーとブラウザ間でやり取りする識別子で、ショッピングカートやログイン情報を保存しておくことができます。一方で、セキュリティやプライバシーに関する問題が以前から報告されていました。

 

グーグルは当初、2022年までにChromeにおけるサードパーティ製のクッキーを廃止する予定でした。その後予定は2023年に延期され、さらに今回2024年まで延期されたことになります。これに関して同社は、パートナーからのフィードバックを理由にあげています。

 

一方でグーグルはクッキーに代わる、プライバシーサンドボックスを準備しています。グーグルはChromeでテストできるプライバシーサンドボックスを、開発者向けに公開。そして今後、サードパーティ製クッキーを無効にする前に、プライバシーサンドボックスAPIのテストウィンドウを拡大し、2024年後半に段階的な廃止を開始する予定です。また一般ユーザーに対しては、2023年第3四半期(7月〜9月)にChromeブラウザにて利用が開始されます。

↑グーグルより

 

一方でChromebookでは、この秋に「Google フォト」の新しい動画エディターが提供されます。新しい動画エディターでは、「わずか数回のタップで高品質のムービーを作成」することが可能だとうたわれています。

 

Source: グーグル via 9to5Google

Androidゲームの迷惑広告やなりすましアプリを取締り! Google Playストアの新ポリシー発表

GoogleはAndroidアプリストア「Google Play」の開発者向けポリシーを変更し、スキップできない広告への規制を厳しくしたり、これまで悪質な開発者が使っていたであろう抜け道を塞ぐことを発表しました。

Google Play

 

その狙いは、ユーザーのセキュリティとアプリの体験を向上させることを目指しているそうです。以下、Googleが打ち出した新規則と「いつから実施するか」の一部です。

 

より良い広告体験(2022年9月30日)

ゲーム内に現れる広告は鬱陶しいものですが、今後は「15秒後に閉じることができないフルスクリーン広告」が禁止される予定です。ただし、ゲームの報酬をもらうために見るオプトイン(同意を必要とする)広告では、この時間制限は当てはまりません。

 

またアプリのローディング画面の前や、レベル(ステージ)開始時、ゲームプレイ中に表示される全画面のインタースティシャル広告(画面やページの切り替え時に表示される)も禁止されます。

↑Image:Google

 

なりすまし(2022年8月31日)

他者(他の開発者や会社、組織など)、または別のアプリになりすますアプリは取り締まられます。たとえば国章や特定企業のロゴを使って、公式アプリだと誤解させることは許されません。ほか有名な暗号通貨やアーティスト、テレビ番組と公式に提携していると偽るアイコンを使うことも禁止されます。

 

健康に関する誤った情報(2022年8月31日)

医学的な統一見解に反する主張をしたり、ユーザーに害をおよぼす可能性のある効果効能をうたうアプリは禁止されます。例としては「ワクチンは DNA を変化させる可能性がある」など誤解を与えたり、承認されていない有害な治療法や転向療法をかばうことが挙げられています。

 

VPNサービス(2022年8月31日)

Android向けVPNサービスを、ユーザーデータの追跡や、広告で収益を得るためにトラフィック(通信)を迂回させるために使うアプリは禁止されます。

 

子供だけを対象としたアプリの規制強化(2022年11月1日)

このようなアプリに広告を出す場合は、必ず Google Play 認定広告 SDKを使う必要があります。

 

無料ゲームを遊んでいるユーザーにとっては特に広告体験の改善(長ったらしいフルスクリーン広告の禁止)が、多くの人にとってはなりすましアプリ(マルウェアが偽装している可能性が高い)のへの規制強化が、重要となりそうです。

 

Source:Google
via:TechCrunch

Pixel Buds Proは進化する。イコライザー機能は秋に追加へ

米グーグルが販売を開始したワイヤレスイヤホン「Pixel Buds Pro」にて、秋にもフル5バンドのEQ(イコライザー)機能が追加されることを、海外テックメディアの9to5Googleが伝えています。

↑グーグルより

 

Pixel Buds Proは今年5月に開催されたGoogle I/Oにて発表されたワイヤレスイヤホンで、Pixel Budsシリーズとして初めてアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能に対応したのが特徴です。またGoogleアシスタントを活用したテキストメッセージへの返信や、リアルタイム翻訳が可能です。

 

もともと製品発表時から、フル機能のSバンドEQとボリュームEQの搭載がうたわれていたPixel Buds Pro。グーグルのワイヤレスイヤホンではこれまでEQがサポートされていなかったので、今後はユーザーによる柔軟な音質調整が可能になると期待されます。

 

さらに9to5Googleによれば、Pixel Buds Proには将来のアップデートにより空間オーディオ(Spatial Audio)が追加されるとも伝えられています。音源が自分を取り囲んでいるような体験ができる空間オーディオは、音楽/動画ストリーミングサービスでも採用が広まっており、こちらも実現が楽しみです。

 

一方でPixel Buds Proでは、これまでPixel Budsシリーズに搭載されていた「アダプティブサウンド」「アテンションアラート」「バスブースト」が削除されています。アダプティブサウンドに関しては、ノイズキャンセリング機能でそれを代用できるとの判断があったようです。

 

グーグルはワイヤレスイヤホンに関して、「さらなる体験の向上」に取り組んでいるとも伝えています。上の削除された機能も、いずれ復活することがあるのかもしれません。

 

Source: 9to5Google

確実に没入します。「Googleマップ」に3つの新機能が登場!

Googleは7月27日、iOS/Android版のGoogleマップをアップデートして、3つの新機能を追加することを発表しました。その1つは全世界で最も人気のある100の名所につき、写真のようにリアルな航空写真を追加したことです。

↑ますます面白くなるGoogleマップ

 

夏の旅行シーズンが本格化するにあたり、観光に役立つ情報をGoogleマップで提供する取り組みの一環として、この新機能が追加されました。これにより、バルセロナやロンドン、ニューヨークやサンフランシスコ、東京などにある観光スポットを、空から眺めることが可能に。例えば、アプリで「東京タワー」や「エッフェル塔」を検索すると、ぐるぐると360度回転する空撮写真が表示されます(以下の画像を参照)。もはや、ちょっとしたバーチャル旅行と言えるかもしれません。

↑眺めるだけで観光した気分になる(画像提供/Google)

 

この航空ビューは、5月の「Google I/O」で予告された「没入型ビュー」に向けての最初の一歩だそうです。没入型ビューとは、没入感ある画像で観光名所を見られたり、時間帯をずらして天気や交通状況を変えたり、レストランの中に入って店内を見学できたりするもの。Google広報は、この機能を「今年後半に」ロサンゼルスやロンドン、ニューヨーク、サンフランシスコや東京で展開し始める、とテックメディアのThe Vergeに伝えています。

 

一方、ほかの2つの新機能はかなり実用的。その1つは、サイクリングルートを検索すると、標高はどうなっているか、車の通行は激しいかどうか、階段や急な坂があるか、その道路が幹線道路か細い道かどうかまでわかる機能です。

 

もう1つは、相手が位置情報をシェアしている場合、その人が特定の場所に着いたり、その場を離れたりすると、通知を受け取ることができるという機能。例えば、友達がコンサート会場に到着したタイミングがすぐにわかります。(ちなみに本機能は、すでにアップル公式の地図アプリで実現済み)

 

新機能の航空ビューと位置情報シェアの通知は、現在iOSとAndroidで全世界に展開されているそう。新たなサイクリングルート情報は「今後、数週間」のうちに利用できる予定です。

 

Source:Google
via:The Verge

次期Google Pixelのスペック情報がリーク! ハイエンド機や折りたたみ機の仕様が見えてきた!?

米グーグルによる開発が噂される「ハイエンドPixel」や「折りたたみPixel」、それに来年の発売が予定されている「Pixel 7」や「Pixel Tablet」のスペック情報を、リークアカウントのKuba Wojciechowski氏が伝えています。

↑Jack Skeens/Shutterstock.com

 

ハイエンドPixelは「G10」とも呼ばれているデバイスで、以前には「Pixel 6 Pro」に似たスペックになるとも報じられていました。また折りたたみPixelに関しては、「Pixel NotePad」の名称での投入が噂されています。

 

Kuba Wojciechowski氏によれば、まずハイエンドPixelは「Lynx(L10)」のコードネームで開発されており、2022年の投入が予測されているとのこと。メインカメラにはサムスンの5000万画素イメージセンサー「GN1」、サブカメラにはソニーの6400万画素イメージセンサー「IMX787」が採用されるようです。

 

そして折りたたみPixelは「Pipit/Passport」のコードネームで開発されており、メインカメラにはGN1、サブカメラにはソニーの「IMX363」「IMX386」「IMX355」が採用されるとしています。

 

また来年投入されるPixel 7でもメインカメラにGN1、サブカメラにソニーの「IMX381」を搭載。Pixel Tabletではメインカメラとサブカメラの両方にソニー製の800万画素イメージセンサー「IMX355」を採用するようです。

 

これらの情報が正しければ、今後投入されるPixelスマートフォンではカメラスペックに関するアップグレードは、あまり期待できなさそうです。しかし米グーグルはAI(人工知能)処理によるカメラの付加機能を重視していることから、そちらの面での進化を楽しみにしたいものです。

 

Source: Kuba Wojciechowski/Twitter 1, 2, 3

またか…Pixel 6aで登録していない指でもアンロックできたとの報告

米グーグルの新型スマートフォン「Pixel 6a」にて、ディスプレイ指紋認証機能がうまく動作しないという事例を、YouTubeチャンネルのBeebomなどの複数ソースが報告しています。

↑Beebom/YouTubeより

 

日本でも7月28日には販売が開始される、Pixel 6a。そのディスプレイにはタッチすることで指紋を読み取り、画面ロック解除などに使えるディスプレイ指紋認証機能が搭載されています。一方ですでに発売されている「Pixel 6/6 Pro」では、ディスプレイ指紋認証機能の動作が遅い、不安定だなどの不具合報告が相次いでいました。

 

 

今回Beebomによって公開された動画では、なんと未登録の指紋でもロックが解除できてしまう様子が確認できます。この不具合が一部のPixel 6aに限定されたものなのか、あるいは共通する不具合なのかは現時点では不明ですが、かなり深刻な不具合であることが予測されます。一方で海外メディアのAndroid Policeのライターがテストしたところ、Pixel 6aのディスプレイ認証機能はきちんと動作しました。

 

なおPixel 6のケースでは、一部のスクリーンプロテクターにて指紋の読み取りに問題が発生し、グーグルは推奨するスクリーンプロテクターを案内した経緯もあります。ハードウェア、あるいはソフトウェアのどちらが問題なのかは現時点ではわかりませんが、早めに問題が解決されてほしいものです。

 

Source: Beebom/Youtube via Android Police

AIに感情が芽生えたと主張したエンジニア、Googleをクビに。Googleは「全く根拠がない」とバッサリ

今年6月、GoogleのAI部門で働くエンジニアが会話型のAI「LaMDA」に自意識や感情が芽生えたと社外にも主張したことで、会社から有給付きの休職処分とされたことをお伝えしました

AIに「感情」はあるのか?

 

この人物がその後、Googleにクビにされたことが明らかとなりました。

 

ブレイク・ルモワン(Blake Lemoine)氏はBig Technology newsletterに対して、Googleに解雇されたことを語っています。前回はルモワン氏が米政府の関係者に連絡し、LaMDAの代理人として弁護士を雇ったことが、機密保持契約に違反したとして休職とされていました。

 

最初からおさらいしておくと、ルモワン氏はLaMDAに対して「あなたには感情や感覚がありますか?」と質問。Yesと答えられた後に「どのような種類の感情を?」「どんなことに喜びや楽しさを感じる?」と会話を重ねた結果、AIに自我や感情が芽生えたと判断したそうです。

 

その後Google広報担当はテックメディアThe Vergeに声明を出し「我々はブレイクの幸せを願っている」として、クビにしたことを認めたような内容となっています。また「LaMDAは11の異なるレビューを通過しており、わが社も今年初めに、責任を持った開発作業を詳しく説明する研究論文を発表しました」とのこと。そしてGoogleはルモワン氏の主張を「広範囲に」検討し、「全く根拠がない」と判断したそうです。

 

この見解は、多くのAI専門家や倫理学者も同意しており、今日の技術では感情や自我を持つAIを生み出すことは不可能だと述べています。またルモワン氏ご本人も「自分の主張は科学者ではなく司祭としての経験に基づいている」として、ほぼ技術的な根拠がないことを認めています。

 

LaMDAはいわゆるチャットボットであり、極論すれば相手の人間に自然な印象を与えるよう、データベースから言葉を探してきて話を合わせるAIです。ルモワン氏も様々な入力を与えて検証しているわけではなく、感情や哀しみ、落ち込みや憂鬱などの言葉を使っており、まるで「AIに感情や自我がある」という結論ありきで誘導しているような印象はあります。

 

YouTubeチャンネルComputerphileは、LaMDAの仕組みと、感情を持たないAIからルモワン氏を納得させられるような反応を引き出すやり方について、9分間をかけた解説を公開しています。

 

Googleは声明文で、ルモワン氏をクビにした理由は「製品情報を保護する必要性を含む明確な雇用とデータセキュリティのポリシーに執拗に違反したため」だと説明しています。

 

人工知能の開発において最先端を走るGoogleの関係者がうかつに「AIに自意識が芽生えた」と発信すれば、全世界のAI研究に対する偏見や、好ましくない影響を及ぼしかねないはず。その一方でGoogleから離れて社内規定からも自由になったルモワン氏が、思う存分AIの自意識を深掘りできるよう祈りたいところです。

 

Source:Big Technology newsletter
via:The Verge

Pixel 6aが忍者タートルズ風になっちゃった!

いよいよ販売開始が間近な米グーグルの新型スマートフォン「Pixel 6a」ですが、その外観を『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートル(以下、忍者タートルズ)』風にしてしまうスキンが、Dbrandから発表されました。

↑Dbrand

 

Pixel 6aは5月に開催された開発者イベント「Google I/O」にて発表されたスマートフォンで、上位モデルの「Pixel 6/6 Pro」と共通した、横長な背面カメラ突起が特徴のデザインを採用しています。またイベントでは、新型スマートフォン「Pixel Buds Pro」も発表されました。

 

Dbrandのスキンは、そんなPixel 6aの外観をグリーンをベースにレッド、ブルー、オレンジ、パープルを組み合わせることで、『忍者タートルズ』風にするものです。カメラ部分の突起が忍者タートルズのバンダナのようで、なんとも上手にマッチしたデザインといえるでしょう。

 

なおDbrandのスキンは厚さがわずか0.25mmで、スマートフォンを保護しながら、その使用感に影響を与えないのも特徴です。なお同製品が『忍者タートルズ』から公式にライセンスを取得しているかどうかについては、言及されていません。

 

Dbrandの『忍者タートルズ』風スキンの価格は24.95ドル(約3400円)で、現在予約を受付中。製品出荷は8月上旬を予定しています。画一的になりがちなスマートフォンの外観をガラッと変えられる、興味深いアイディア製品となりそうです。

 

Source: Dbrand via The Verge

よーやく、Chromebookをテザリング端末として利用できそうです

モバイル通信が可能なChromebookにて、Wi-Fiホットスポット(テザリング)機能が今後追加されるであろうことを、海外テックメディアの9to5Googleがつたえています。

↑Chromebook

 

Wi-Fiホットスポットとは、デバイスのインターネット通信機能をほかのデバイスに開放し、インターネットに接続させる機能です。iPhoneやAndroidスマートフォンでは一般的な同機能ですが、これまでChromebookでは利用することができませんでした。

 

9to5Googleによれば、Chromebookに搭載されているOS「ChromeOS」に、以下のようなフラグ(機能)が存在していました。

 

「ホットスポット(Hotspot):Chromebookのセルラーインターネット接続を、WiFi経由で他のデバイスと共有できるようになります」

 

現時点では、このフラグがいつ有効になるのかは不明です。しかしAndroidスマートフォンのように、Chromebookでもソフトウェアの機能としてWi-Fiホットスポットがオン・オフできるようになることは、容易に想像できます。

 

9to5Googleによれば、開発が初期段階であることから、実際の機能実装は今年のかなり遅い時期になることが予測されています。それでも、スマートフォンと比べて大容量バッテリーを搭載したChromebookでWi-Fiホームスポットが利用できるようになれば、かなり便利に使えそうです。

 

Source: 9to5Google

写真加工がより便利に、Pixel 6aで進化した消しゴムマジックが別のPixelにも対応へ

米グーグルの新型スマートフォン「Pixel 6a」に搭載されている消しゴムマジックの新機能「カモフラージュ」が、上位モデルの「Pixel 6/6 Pro」にも配信されることを、海外テックサイトのThe Vergeが報じています。

↑グーグルより

 

Pixel 6aはPixel 6/6 Proの廉価版に位置づけられたスマートフォンですが、プロセッサーには同一の「Tensor」を搭載。そしてAI(人工知能)処理による、写真の中の写り込みを消去できる「消しゴムマジック」が利用できます。

 

この消しゴムマジックについて、Pixel 6aでは、写真に写り込んだ不要なものの色を変更できる「カモフラージュ」機能も追加されています。

 

上の画像は、Pixel 6aにて消しゴムマジックのカモフラージュを利用した例です。もともとは緑色だった背景のクーラーボックスを、砂と同じ茶色に変えることで、より目立たなくすることに成功しています。

 

Pixel 6/6 Pro向けのカモフラージュ機能の配信は、Pixel 6aの発売日と同じ7月28日予定。写真の背景のオブジェクトを自由に消したり色を変えたりできるPixelスマートフォンは、高度なAI処理をよりわかりやすい形で実装した成功例といえそうです。

 

Source: The Verge, Google Japan Blog 1, 2

やっぱり廉価版? 予約始まったPixel 6aの分解でわかったこととは

日本でも予約が始まった、グーグルの新型スマートフォン「Pixel 6a」。こちらをいち早く入手したYouTuberのPBKreviewsが、早速詳細な分解動画を公開しています。

↑PRKreviews/YouTubeより

 

おさらいすると、Pixel 6aは上位モデル「Pixel 6/6 Pro」の廉価版に相当するスマートフォン。上位モデルと同じ「Tensor」プロセッサーを搭載しながら、カメラスペックや本体素材を変更することで、価格を抑えることに成功しています。

 

今回の分解動画では、Pixel 6aの背面素材がプラスチックであることがわかります。これはPixel 6/6 Proに採用されている背面のガラス素材と比較して、一般的に廉価であるのが特徴です。

 

そのほかに目立った特徴としては、バッテリー部品の取り外しがPixel 6/6 Proと比較して容易になっていることも報告されています。これにより、修理の難易度が低下していることが予測されます。

 

このように、Pixel 6/6 Proから若干の変更や改良がくわえられているPixel 6a。最新のTensorプロセッサーを搭載したスマートフォンが廉価に購入できることを考えれば、たとえ多少スペック面での違いがあったとしても、かなりお得なモデルであることは間違いなさそうです。

 

Source: PRKreviews/YouTube via 9to5Google

グーグル最新イヤホン「Pixel Buds Pro」が発売前に到着? ノイキャンもマルチポイントも良好らしい

米グーグルの最新ワイヤレスイヤホン「Pixel Buds Pro」は7月28日に発売予定ですが、すでに入手した人が廉価モデル「Pixel Buds A-Series」との比較をレビューしています。

↑Image:u/Linkakox

 

Redditユーザーの「u/Linkakox」氏は、なぜかPixel Buds Proが手元に届いたことを明らかにしました。フランスの小売業者Fnac.comに21日に発注したところ、お店がまだ予約期間中であることを忘れて発送してしまったようです。

 

まず使ってみた印象では、(当然ながら)A-Seriesよりも音質が良く、またサイズも少し大きいそうです。ただ、装着してみると、A-Seriesほど「安定感がない」とも表現されています。

 

アクティブノイズキャンセリング(ANC、外部の音を電子的に消す)は良好で、複数機器に繋げるマルチポイントも機能しているようです。これについて、グーグルはまるでAirPodsのように、スマートフォンやノートPCの間で自動的に切り替える「Fast Pair」を案内していました。

 

マルチポイント設定はAndroid OS本体からも変更できるほか、Windowsパソコンでもマルチポイントが使えるようです。要はマルチポイントはBluetooth機能として実現されており、グーグルの「Fast Pair」はソフトウェアによる切り替えに過ぎないわけです。

 

さて、見かけについて。ProモデルはA-Seriesよりもずっと丸く見えるほか、これまでのグーグル製品イヤホンに付きものだったフィン(耳の内側で固定する部位)もありません。加えてケースは以前よりも幅広く、分厚いようです。

↑Image:u/Linkakox

 

また別の画像では、予備のイヤーチップが入った小さな筒が写っています。しかしながら、外箱の中にはUSB-Cケーブルさえ入っておらず、充電器はユーザーが自前で用意してやる必要があります。もっともPixel Buds Proは、Pixel 6などと同じワイヤレス充電器が使えます。

 

さらにソフトウェア面では、従来の「Pixel Buds」コンパニオンアプリが使えるものの、ANCなどProモデル専用機能のすべてがサポートされているわけではありません。しかし、「イヤホンを2秒押し続ける」タッチ操作により、ANCモードとTransparency(外部音取り込み)モードが切り替えられるとのことです。

 

Pixel Buds Proは28日、最新スマートフォン「Pixel 6a」と同時発売される予定です。グーグルが開発した6コアのカスタムオーディオチップを搭載し、最大31時間もバッテリーが持つと謳われています。

 

日本での価格は税込で2万3800円ですが、米国価格は199ドル、つまり約2万7000円(7月25日現在)。かなりお得な価格設定ですが、Pixel 6aを買う人はPixel Buds A-Seriesが1台もらえる(在庫がなくなりしだい終了)ので悩ましいかもしれません。

Source:Reddit
via:9to5Google

Google Payじゃないよ。Google Walletが世界で展開開始

↑グーグルより

 

米グーグルはアプリストア「Google Play」にて、新たな決済サービス「Google Wallet」の配信を世界的に開始しました。なお日本では、同アプリは「近日配信」と案内されています。

 

Google Walletは今年5月に開催された「Google I/O」にて発表された、新たな決済サービスです。アプリにはクレジットカードや交通カード、イベントチケット、航空券やポイントカードなどを保存し、管理することが可能。またワクチンの接種記録や学生証/自動車のキーを保存することもできます。

 

さらに、スマートフォンを紛失した場合には「端末を探す」機能によりその場所を確認したり、あるいは端末をロックすることもできます。なお、これまで利用されてきた決済サービス「Google Pay」の名称は、アプリや決済端末にて引き続き利用されることになります。

 

そして今回、Google WalletがAndroidとスマートウォッチ向けの「Wear OS」に対して、世界的に展開が開始されました。Google Payアプリのアップデートとして配信が開始されたことからも、Google WalletがGoogle Payの後継アプリであることがわかります。

 

Google Walletのように、決済サービスに身分証明書や自動車/ホテルのキーを取り込む動きは、米アップルの「Apple Pay」でもすすめられています。スマートフォンやスマートウォッチだけで買い物から車や自宅の解錠/施錠ができる未来が、いよいよ実現しようとしています。

 

Source: Google Play via 9to5Google

未来に行く準備はOK? Pixel 6aとPixel Buds Proが予約開始、Pixel Buds A-Seriesプレゼントも!

米グーグルは7月21日から、新型スマートフォン「Pixel 6a」とワイヤレスイヤホン「Pixel Buds Pro」の予約を国内で開始しました。どちらも7月28日から販売が開始され、Google ストアでの価格はそれぞれ5万3900円と2万3800円(どちらも税込み)となっています。

↑グーグルより

 

Pixel 6aとPixel Buds Proはどちらも、5月12日のイベントにて発表されました。Pixel 6aは上位モデル「Pixel 6/6 Pro」と同じ「Tensor」プロセッサを搭載しながら、カメラスペックや本体素材を変更したことで、廉価に購入できるのが特徴です。

 

Tensorプロセッサの搭載により、オフラインでも使えるリアルタイム翻訳や、肌の色を正確に再現するリアルトーン、暗い場所や夜間に撮影できる夜景モード、写り込みを消去できる消しゴムマジックなどの機能が利用できます。

 

Pixel Buds Proは、Pixel Budsシリーズとして初めてアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能を搭載。これと6コアのカスタムオーディオ チップとカスタム設計のスピーカードライバーを組み合わせることで、高度なノイズ消去機能を実現しました。

 

Pixel Buds ProではPixelスマートフォンやAndroid スマートフォンと、簡単にペアリングすることが可能です。またハンズフリーで利用できる Google アシスタントにも対応し、「OK Google」と話しかけるだけで、道案内や40言語のリアルタイム翻訳などを利用できます。

 

さらにPixel 6aの購入者向け特典として、1台購入するごとに「Pixel Buds A-Series」が1台プレゼントされます(在庫がなくなり次第終了)。最近は円安でさまざまなデジタルガジェットが値上がりする中、最新スペックを廉価にゲットできるPixel 6aは注目の製品となりそうです。

 

Source: グーグル

スマホもタブレットも簡単切り替え。Pixel Buds Proの「Fast Pair」ってなんだ?

米グーグルは新型ワイヤレスイヤホン「Pixel Buds Pro」の販売開始にあわせ、マルチポイントによるペアリング機能「Fast Pair」の展開を案内しています。

↑グーグルより

 

Bluetoothを利用したワイヤレスイヤホンでは複数機器へと同時に接続できるものが増えていますが、オーディオソースの切り替えにはユーザーが操作する必要があるなど、まだまだ便利とはいえません。一方で米アップルの「AirPods」シリーズでは、新しくサウンド再生をおこなったデバイスに自動で切り替える機能が搭載されるなど、より利便性が高くなっています。

 

Fast Pairは、AirPodsのサウンド切り替え機能をPixel Buds Proなどでも実現したものです。グーグルによれば、「ノートパソコン、タブレット、テレビ、Android や iOSスマートフォンにて、直前にペア設定したBluetoothデバイス接続先を自動的に切り替えることができます」とのこと。つまり、ユーザーが明示的にオーディオ再生デバイスを切り替える必要がなくなるのです。

 

Fast Pairでのサウンドの切り替えについては、その種類によって切り替えが実施されるかどうかが判断されます。例えば通知音では切り替えはおこなわれませんが、電話の着信では再生デバイスの切り替えが実施されるのです。また切り替えの際に通知が表示され、その通知をタップすることで元のサウンドの再生を続けることもできます。

 

Fast PairはまずPixel Buds Proにて利用が開始されますが、今後数週間でソニーやJBLの一部イヤホンも対応するとうたわれています。iPhoneでお馴染みだった便利なサウンド切り替えが幅広いデバイスで利用できるようになるのは、ありがたいの一言でしょう。

 

Source: グーグル via 9to5Google

グーグルがARに本気! スマートグラスなどプロトタイプデバイスをテストへ

米グーグルはAR(拡張現実)に関連したプロトタイプデバイスを実地テストを、8月から実施すると発表しました。

↑グーグルより

 

グーグルによるXR(VRやARなどの技術)への取り組みといえば、スマートグラスの「Google Glass」がまず思い出されます。通常の眼鏡のようなスマートな外観の同製品は大いに話題となりましたが、製品の性能やプライバシーへの懸念もあり、現在は業務用途に特化した製品として展開されています。

 

グーグルによれば、最近同社は研究室にて初期のARデバイスのプロトタイプをテストしているとのこと。このプロトタイプデバイスでは、リアルタイム翻訳や文字起こしを利用することができます。そしてラボでのテストには限界があるとして、来月から実地におけるテストが実施される予定です。これにより、天候や交通量の多い交差点などによる「ARナビゲーション」などが体験できます。

 

そしてグーグルによれば、プロトタイプのARデバイスにはレンズ内ディスプレイ、マイク、カメラが搭載されているとのこと。このデバイスでは写真や動画撮影はサポートされていませんが、目の前のメニューを翻訳したり、近くのコーヒーショップへの道順を示したりといった体験が可能になります。そしてこのような機能の開発のために、画像データが活用される予定なのです。

 

グーグルは今後、AR関連デバイスのプロトタイプの限定公開テストに関する詳細をGoogle ヘルプセンターにて公開する予定です。現時点では一般向けに広く普及したARデバイスはまだ登場していませんが、グーグルにはぜひその先陣となるような、使いやすく便利な製品を開発してほしいものです。

 

Source: Google via 9to5Google

Google、古いPCやMacをChromebookにできる「ChromeOS Flex」を一般公開! 10年前のマシンでも動きます

米Googleは15日(現地時間)、古いノートPCやMacBookをChromebookに変える「ChromeOS Flex」を一般公開しました。今年2月に早期アクセスをリリースしてから5か月、ようやく安定版(バージョン103)となり、誰もが広く利用できるようになりました。

↑ChromeOS Flexが利用可能に

 

ChromeOS Flexは、Googleが2020年末に買収したNeverware社のCloudReadyをベースにしたものです。ただし本家ChromeOSと完全に同じというわけではなく、Google PlayストアやAndroidアプリは使えません。

 

とはいえ、バックグラウンドでのシステム更新、わずか数秒で起動、Chromeブラウザーやインターフェイス画面、クラウド同期(設定とブックマーク)やGoogle アシスタント、スマートロックなど主な機能はあらたかサポートされています。すでに製造元から見放された骨董品のようなノートPCであれ、ある程度は新しい機能の恩恵にあずかれるわけです。

 

ChromeOS Flexは、ネットワークまたはUSBデバイスを通じてインストールできます。またWindowsとmacOSが動くインテル製またはAMD製のx86(ARMは未対応)チップ搭載コンピューターで動きます。

 

7月15日現在では、Googleは400台以上の製品を認定リストに載せており、10年前のデバイスでも動くことが確認されています。ここでいう「認定」とは、音声入出力、内蔵ディスプレイ、ネットワーク、USB、Webカメラなどのコア部分が機能することを意味しています。

 

Googleは早期アクセスを始めてから、600以上の問題を解決したそうです。ハードウェアの最小要件は次の通りです。

  • アーキテクチャ: IntelまたはAMD x86の64ビット互換デバイス
  • RAM: 4GB
  • 内部ストレージ: 16GB
  • USB ドライブからの起動をサポート
  • BIOS: すべての管理者権限 – 問題が発生した場合、管理者はChrome OS Flex USBインストーラーから起動して BIOS で設定する必要があります。
  • プロセッサーとグラフィック: 2010年より前に製造されたコンポーネントは、動作が不安定になる可能性があります。
    注: Intel GMA 500、600、3600、3650のグラフィック ハードウェアは、Chrome OS Flexのパフォーマンス基準を満たしていません。

 

古いPCを再び蘇らせることは、半導体不足のなかで値上がりしている新製品を買わずに済むばかりか、産業廃棄物を減らせて環境にも優しい行いでしょう。数年ほど眠らせていて使っていない、何か不具合が起きても困らないノートPCがあれば、オモチャと割り切ってChromeOS Flexをインストールしてみてもよさそうです。

 

なお、ChromeOS Flexの入手はこちらからどうぞ

Source:Google

より環境に配慮できそう、Google マップで車種にあわせた省エネルートの提案が可能に?

米グーグルが地図サービス「Google マップ」にて、電気自動車やハイブリッド車などにあわせた省エネルートの開発を進めていることを、海外テックサイトの9to5Googleが伝えています。

↑Google マップが車種に合わせた省エネルートの提案をしているようです

 

Google マップでは2021年から、車によるナビゲーションにおいて「最短の移動時間」だけでなく、「燃費が良く環境に優しいルート」の提供を開始しています。またETA(到着予測時間)が近い場合には、後者がデフォルトのルートとして設定されることもあります。

 

一方で自動車はガソリン車やハイブリッド車、電気自動車などの車種によって、省エネなルートが異なることもあります。そのため、Google マップのベータ版となるバージョン11.39では、利用している車種を設定するオプションが追加されているとのこと。

 

Google マップの車種指定では、ガソリン、ディーゼル、電気、ハイブリッドのオプションが提供されています。そしてこれらの車種にあわせて、「省エネなルート」が調整されて提供される予定です。なお標準では、ユーザーはあえて車種を指定する必要はなく、またユーザーが後から車種を変更することも可能です。

 

今回の車種の指定機能はベータ版のもので、正式な実装にはあと数週間ほど待つ必要があります。しかし、自分の自動車にあわせた正確な省エネルートの提供は、ユーザーからも歓迎されるものとなりそうです。

 

Source: 9to5Goolge

喜びもつかの間、文鎮に…。発売前の「Pixel 7 Pro」がまたもや流出

米Googleは5月の「Google I/O」イベントで、次期フラッグシップ機「Pixel 7」シリーズをチラ見せしました。その後に公式の情報発信は途絶えていますが、なぜか標準モデル「Pixel 7」がeBayで出品されていたり 、高級モデル「Pixel 7 Pro」を購入した人が知らずに3週間も使っていたと報告されていました

↑「Pixel 6 Pro」の中古品を買ったはずが……

 

そんな不思議な出来事が新たに発生し、メディアを賑わせています。7月12日、あるTwitterユーザーは、友人がなぜかPixel 7 Proを手に入れられたとツイート。悲しい顛末を含めて報告しています。

 

About40 Clan氏がツイートした話によると、2か月前に彼の友人がFacebookマーケットプレイス(2022年7月現在、日本では未提供)で中古のPixel 6 Proを購入したそう。実際に商品が送られてきたのは6月のことでしたが、驚くべきはPixel 6 Proの代わりに未発売のPixel 7 Proを送りつけてこられたことです。

最初は見かけがPixel 6 Proと違っていたため奇妙に思われたそうですが、端末情報を調べてみると、確かにAndroid 13を搭載したPixel 7 Pro(デバイス名の「cheetah」はPixel 7シリーズの開発コード名)だと確認できます。また外観も、1か月ほど前に流出したデバイス と一致しているようです。

 

それに気づいたAbout40 Clan氏と友人は喜んで使っていたものの、やはりGoogleが遠隔操作によってデータを消してしまい、現在は起動さえできなくなったそう。彼らは開発者コミュニティXDAに助けを求める投稿までしていますが、このPixel 7 Proは現在のところ文鎮の他に使い道がなく、購入した友人が販売主から返金を受けられるかどうかも分かりません。

 

前回に続いて今回もGoogleがリモートでデータ消去したと主張されている(真偽は不明です)のは気になるところですが、それ以上に次期フラッグシップ機が何度も流出しているのは、にわかには信じがたいことです。もしかして、話題作りのため……ではないと思いたいところです。

 

Source:About40 Clan(Twitter)
via:Wccftech

Google Oneの大容量プラン、Meetのビデオ通話機能を拡張

米グーグルのクラウドサービス「Google One」にて、2TB以上の大容量プラン向けに、ビデオ通話サービス「Google Meet」における機能が拡張されました。

↑dennizn/Shutterstock.com

 

Google Oneでは加入プランに応じて、異なるストレージ容量と機能が追加されます。これまでも有料プランの加入者には、画像ストレージサービス「Google フォト」のエディット/フィルター機能や、Android/iOS向けのVPN(Virtual private network、仮想プライベートネットワーク)機能が提供されてきました。

 

今回Google Meetにて追加提供される機能は、以下のとおりです。

 

  1. グループビデオ通話での1時間の時間制限の撤廃、最大24時間まで利用可能
  2. 犬の鳴き声や工事の音などのバックグラウンドノイズのフィルタリング
  3. 通話をGoogle ドライブに保存し、誕生日祝いなど特別な瞬間を後から体験・共有

 

これらの追加機能は米国、カナダ、メキシコ、ブラジル、日本、オーストラリアにおけるGoogle Oneの2TB以上の加入者向けに、現地時間7月11日から提供されます。また、「Google Workspace(Google MeetやGmail、Calendar、およびその他の Google 製品を含む)のプレミアム機能の一部も、追加される予定です。Google Meetをビジネスで使うユーザーにとって、グループビデオ通話での時間制限の撤廃は、見逃せない追加機能となりそうです。

 

Source: 9to5Google

YouTubeでのPinP表示がiPhoneでも世界展開! 日本で使う条件とは?

iPhone/iPad向けのYouTubeアプリにて、ピクチャー・イン・ピクチャー(PinP)機能の世界的な展開が始まったことを、海外テックサイトの9to5Googleが伝えています。

↑9to5Googleより

 

ピクチャー・イン・ピクチャーとは、他のアプリの上に動画などのウィンドウを重ねて表示する機能です。YouTubeのAndroid版アプリでは以前からピクチャー・イン・ピクチャー機能が展開されていましたが、iPhone/iPad向けアプリでは有料プラン「YouTube Premium」の加入者向けに限定的なテストが実施され、そのテストも今年4月に終了していました。

 

iPhone/iPad向けYouTubeアプリのピクチャー・イン・ピクチャー機能は、動画を再生しながらアプリを終了すると、自動でミニプレーヤーが表示されます。対象はiOS 15以降およびiPadOS 15以降で、設定→全般から機能が有効にできます。

 

さてこのピクチャー・イン・ピクチャー機能の展開ですが、日本を含む全世界ではYouTube Premiumの加入者が対象となりまます。一方でアメリカの場合、無料会員でも「音楽以外のコンテンツ」なら、ピクチャー・イン・ピクチャー機能が利用可能です。

 

SNSアプリなどを見ながらの「ながら作業」で、大いに活用できるピクチャー・イン・ピクチャー機能。自分のiPhoneにも機能が展開されるのが、実に待ち遠しいものです。

 

Source: 9to5Google

グーグルの広告事業に異変? 親会社のアルファベットに一部分割するかも

米グーグルが広告事業の一部を親会社のアルファベットに分割するとの情報を、ウォール・ストリート・ジャーナルが報じています。

↑グーグルの親会社であるアルファベット

 

アルファベットは2015年にグーグルの親会社として、設立されました。子会社にはグーグルだけでなく、Calico、GV、Google Capital、X、Google Fiber、Nest Labsなどを抱えています。一方で、広告を含めたインターネットサービスは引き続きグーグルが担当しているのです。

 

今回の広告ビジネスの分割の狙いは、米司法省の訴訟を回避するためのものだと説明されています。ウォール・ストリート・ジャーナルによれば、米司法省はグーグルが「デジタル広告の販売主とオークション業者の両方の役割を悪用して、ライバルを犠牲にしながら利益を得ていた」として、調査をすすめているのです。

 

さらに米司法省は、グーグルの広告技術に関するビジネスが独占禁止法(反トラスト法)に抵触するとして、訴訟を準備しているとのこと。この訴訟は早ければ、今年の夏にも起こされる可能性があると、関係者は述べているのです。

 

一方でヨーロッパでは、グーグルがYouTubeにてサードパーティーの広告ツールを導入する意向であることも報じられています。インターネット上の広告ビジネスで大きな存在感を示すグーグルですが、その障害となるのは競合他社だけではないようです。

 

Source: The Wall Street Journal via 9to5Google

「Google Pixel」の人気急落。米ユーザーの36%が乗り換えを検討中とアナリストが分析

Googleは最新スマートフォンPixel 6aをまもなく発売しますが、Pixelスマートフォンの人気は急激に落ち込んでおり、ユーザーの36%が他のメーカーへの乗り換えを検討しているとの調査データが出ています。

↑人気ガタ落ちで正念場?(画像はGoogle Pixel 6 Pro)

 

TradingPlatforms社のアナリストによると、Googleの最新スマホは大半のレビューが肯定的だったわりにユーザー体験でライバルに追いつくことに苦労しているとのこと。また、初期のPixelスマホは人気を集めていたものの、もはや今はそうではないそうです。

 

Pixel 6と6 Proは2021年秋に発売され、新しいデザインやGoogle独自のTensorチップを採用し、最初のうちは最高のAndroid端末の1つになると期待を集めていました。が、実際に使ってみればバグだらけ。ディスプレイがちらつく、修正アップデートでWi-Fiに接続できなくなる 、充電速度が遅い、DACが作動しないなど問題が山積みでした。

 

それらの多くは解決していますが、画面内指紋センサーの認証が遅いことはアップデートでもあまり改善されていません。それは高速な超音波式ではなく、古い光学式を採用しているためと考えられています。そのため廉価モデルのPixel 6aでは違うセンサーが使われており、実際に反応が良くなっているらしいことが確認されています

 

Googleは2022年2月にPixel 6のおかげで第4四半期の売上記録を更新したと発表し、5月にはPixel 6シリーズがPixel 5やPixel 4よりも売れたと述べていました。それだけ発売直後の売れ行きが好調だったとすれば、期待と現実の落差にガッカリした人の割合も多かったのかもしれません。

 

実際、5月にはPixel 6が携帯ショップでの売れ行きが芳しくなく、売上を伸ばすために営業担当者にキックバックを出しているとの噂が報じられたこともあります。

 

これらが本当かどうかはわかりませんが、スマートフォンもユーザーからの信頼が最も大切であることは間違いないはず。Googleは品質管理を強化し、バグを出さず、出てしまった分はすぐに対応することで、信頼を取り戻すよう期待したいところです。

 

Source:TradingPlatforms
via:PhoneArena

朗報! Google Chromeが「バッテリー浪費」を抑える新機能をテスト中

Google Chromeは世界で一番人気のあるウェブブラウザですが、その反面、バッテリーの大食らいでも知られています。しかし、次期アップデート向けに、この問題を改善できそうな「バックグラウンドのタブの電力消費を抑える」機能がテスト中であることがわかりました。

↑バッテリー消費を食い止めるアップデートがテスト中

 

この機能は「クイック集中スロットリング(quick intensive throttling)」と題されており、バックグラウンドページがバッテリーを消費し過ぎることを止めるもの。Chromebook情報サイト「About Chromebook」がChrome OS 105のアップデートで最初に見つけましたが、実際にはGoogle Chromeが使える全プラットフォーム、つまり Windows、macOS, および Linuxにも適用される見通しです。

 

Googleによれば、この機能はJavaScriptの要素を読み込んでから10秒後にバックグラウンドページを停止する仕組みとのこと。これまではバックグラウンドタブの処理は5分が経ってから止められていましたが、さらに前倒しとなるわけです。さらに「高いネストレベルを持つsetTimeoutとsetIntervalタスクと遅延scheduler.postTaskタスクからのウェイクアップを、1分間に1回まで制限します」とのこと。

 

技術的な内容なので難しく聞こえますが、Googleは「これにより、バッテリーの寿命を延ばすことが期待される」とわかりやすく言い換えています。Canary(今後の新機能をいち早く試せる人柱バージョン)やDev(ベータ版の1つ手前)チャンネルでの実験では、すべてのタブを非表示にしてサイレントにすると、CPU時間(プログラムを実行した時間。バッテリー消費に関わる)で大きな改善(〜10%)が確認できたそうです。

 

この機能が効果があるのは、タブを何枚も同時に開いたときだけでしょう。開くだけ開いてバックグラウンドに回しておき、しばらく操作しない場合は、タブでのJavaScript動作が止められて、バッテリーの消耗を防ぐ、ということになりそうです。とはいえ、「Chromeで10枚以上のタブ」は普通の使い方のはずで、多くの人は恩恵を受けられると思われます。

 

この変更は、当面の間はDevチャンネルだけで利用可能。バグを取った上で、正式版への反映を待ちたいところです。

 

Source:About Chromebooks
via:9to5Google

グーグル、中絶クリニックの訪問履歴を自動削除へ

米グーグルはブログにて、ユーザーが中絶クリニックを訪問した履歴を自動削除する機能の追加を発表しました。

↑Sundry Photography/Shutterstock.com

 

このような動きは、6月24日に米連邦最高裁判所が人工妊娠中絶について、「憲法で認められた女性の権利」という判断を覆し、各州の権限に判断を委ねるとしたことが背景にあります。すでにバイデン米大統領がこの判断に反対の声をあげるなど、この問題はアメリカで大きな話題となっています。

 

そしてグーグルが公開したブログによれば、同社のデバイスを持って訪れた場所が保存される「ロケーション履歴」にて、データを個別、または一括で削除したり、あるいは指定した期間(3か月/18か月/36か月)ごとに自動削除するように設定できるようになります。なお、ロケーション履歴は標準設定ではオフとなっている機能です。

 

さらに今後数週間のうちに、グーグルはユーザーが「特にパーソナルな医療施設」を訪れたことを特定し、このようなロケーション履歴を訪問後すぐに消去する予定です。これには中絶クリニックだけでなく、カウンセリングセンター、DV(ドメスティックバイオレンス)シェルター、不妊治療センター、薬物中毒治療施設、ダイエットクリニック、美容整形クリニックなどが含まれます。

 

またグーグル傘下のヘルスケアブランドことFitbitのアプリでは、生理記録を1個づつではなく、まとめて削除するできるようになります。そしてGoogle FitとFitbitでは、個人情報を変更・削除する設定とツールが提供されます。

 

中絶関連を含むプライバシー情報を守るために、グーグルが新たな機能を追加すると発表したのは、ユーザーにとっては好ましいことです。一方で、アメリカ社会が女性の中絶に関する権利をどのように取り扱うことになるのは、今後を見守る必要がありそうです。

 

Source: グーグル via 9to5Google

Pixel 6 Proへの顔認証機能の追加、グーグルはまだ諦めていない!?

米グーグルのスマートフォン「Pixel 6 Pro」にて、「顔認証機能」に関する開発が現在も続けられていることを、海外テックサイトの9to5Googleが伝えています。

↑Mr.Mikla/Shutterstock.comより

 

昨年10月に国内発売されたPixel 6とPixel 6 Proですが、その生体認証システムには画面指紋認証機能が採用されたものの、顔認証機能は搭載されませんでした。一方で非公式な情報ではありますが、Pixel 6 Proでは顔認証機能が搭載されるとの情報何度か報じられていたのです。

 

一方でグーグルの開発者向けサイトことGoogle Gitに掲載された情報によれば、Pixel 6 Pro向けに「FACE_UNLOCK_BOOST」という処理が追加されました。これは顔認証機能がアクティブになると、CPUのパフォーマンスが1秒間ブーストされるというもの。このことから、Pixel 6 Proでは現時点でも同機能に関する開発が継続されていると推測できるのです。

 

9to5Googleによれば、顔認証機能がPixel 6ではなくPixel 6 Proだけに開発されている理由は、フロントカメラの仕様の差にあるとしています。Pixel 6 Proに搭載されているイメージセンサーの「IMX663」ではPixel 6の「IMX355」とは異なり、デュアルピクセルオートフォーカス(DPAF)をサポートしています。これにより、Pixel 6 Proでは顔の特徴を読み取る深度マップが生成できるとしているのです。

 

Pixel 6シリーズでは画面指紋認証機能の認識速度問題が指摘されるなど、その実装は十分なものとはいえません。「Pixel 4」シリーズにて一度は搭載された顔認証機能、ぜひその復活に期待したいものです。

 

Source: Google Git via 9to5Google

Google、Pixelの「自動車事故検出機能」をAndroidスマホにも導入か

GoogleのPixelスマートフォンには、専用アプリ「緊急情報サービス」が提供されており、ユーザーはその一部として「自動車事故検出機能」を利用することができます。最近これらが、Pixel以外の他社Androidスマートフォン向けにも用意されていることが明らかとなりました。

↑Androidスマホも自動車事故を自動的に検出するようになりそう

 

ここでいう自動車事故検出機能とは、スマホのモーションセンサー(高速走行中の衝撃や急停止を検知)やマイク(衝突音を聞き取る)などを組み合わせ、重大な交通事故に遭ったときに自動的に緊急サービスに連絡してくれるというもの。まずスマホが振動して大きな音が鳴り、救助が必要かどうかを確認してから応答がない場合は、緊急通報に電話して現在位置を共有してくれます

米9to5Googleによると、「緊急情報サービス」アプリの最新版(バージョン2022.05.25)を解析したところ、Googleが自動車事故検出やその他の機能について、新たなテキストをいくつか用意していることがわかったそうです。

 

注目すべきは、それぞれに「nonpixel」(非Pixel)というタグが付けられていること。新たに追加されたテキストはどれも、既存のメッセージの中の「Pixel」を「あなたのデバイス」または「個人の安全」のような、より一般的な言葉に替えているようです。

 

その他の「緊急情報サービス」機能もPixel以外のAndroidデバイスに引き継がれるようで、「危機警告」や「安全確認」を示すコードも作成中とのこと。

 

これら「緊急情報サービス」機能をPixel以外のAndroidスマホでどうやって使えるようになるかは、まだ明らかにされていません。どのデバイスが恩恵を受けられるのかも不明。例えば、Androidでも最低限のバージョンが必要とされたり、メーカーごとに利用できたり、できなかったりする可能性が考えられます。

 

いずれにせよ、命を救えるかもしれない「緊急情報サービス」が、Google製ではないAndroidデバイスで使えるようになるのは素晴らしいこと。これと同じように、自動文字起こし機能も、Pixelスマホ以外で利用可能になると期待したいところです。

 

Source:9to5Google

「iFixit」がGoogle Pixelの修理部品を販売開始!「修理する権利」が拡大

米グーグルと修理業者のiFixitは、「Pixel」スマートフォンの純正修理パーツの販売を開始しました。

↑Pixelシリーズは自分で直す(画像提供/iFixit)

 

もともと、2022年4月に発表されていたグーグルとiFixitとの提携。これは、iFixitのサイトで純正の修理部品を販売し、ユーザーが購入して自分で修理するというプログラムです。すでに、米マイクロソフトやサムスンもiFixitと提携し、修理部品の販売を始めました。

 

今回、iFixitにて販売が開始されたのは、「Pixel 2」から「Pixel 6」までのディスプレイ、バッテリー、充電ポート、接着剤、リアカメラといった部品。「Pixel 6a」の部品販売も2022年秋から開始される予定で、修理ガイドの完全セットも同時期に販売されます。

 

修理部品の価格を見てみると、例えばPixel 6 Proのリアカメラは「Genuine Part」として169.99ドル(約2万3250円※)で販売されています。修理工具「Fix Kit」は7ドル(約960円)。さらに、購入サイトからはiFixitが作成した画像付きのステップバイステップの修理ガイドを閲覧することもできます。

※1ドル=約136.7円で換算(2022年6月30日現在)

 

iFixitの修理パーツは米国、英国、カナダ、オーストラリア、およびPixelスマートフォンが販売されているEU各国にて購入可能。消費者によるガジェットを自分で修理する権利の拡大が叫ばれる中、このような純正修理パーツの販売はますます拡大していくことが期待されます。

 

Source: iFixit via 9to5Google