GoPro、5.3K対応の新フラッグシップ「HERO13 Black」 86gの最軽量4Kカム「HERO」も同時発表

GoProは9月5日、アクションカムの新製品2モデル「HERO13 Black」「HERO」を発表しました。「HERO13 Black」の市場想定価格は6万8800円(税込)で、国内での店頭販売は9月11日から。「HERO」の市場想定価格は3万4800円(税込)で、店頭販売は9月23日からとなる見込みです。

 

 

記事のポイント

テレビ放送などプロ仕様も意識したハイエンド機「HERO13 Black」と、わずか86gで手軽に使える「HERO」。アクションカムとして圧倒的な人気を誇るGoProの新製品ということで、どちらも魅力的なプロダクトに仕上がっています。画質や機能にこだわるなら「HERO13 Black」、入門機が欲しかったりカメラサイズを抑えたいなら「HERO」が選択肢に上がってきそうです。

 

↑HERO13 Black

 

「HERO13 Black」は、HyperSmooth手ブレ補正といった従来モデルの主要機能を引き継ぎつつ、最大5.3K/60fpsの動画撮影に対応するハイエンドアクションカムです。1秒あたりのコマ数を通常より増やしたスローモーション動画を生成する「バーストスローモーション」機能を利用することで、720p/400fps、5.3K/120fpsといったユニークな動画撮影にも対応できます。

 

テレビ放送やライブ中継の業界標準規格として知られる「HLG HDR」撮影モードも用意。GPSやWi-Fi 6無線通信機能も内蔵しています。バッテリーは従来モデルから容量が10%増加し、1900mAhの大容量を実現。電力効率も向上しており、4K/30fpsや5.3K/30fps設定では最大1.5時間、オーソドックスな1080p/30fps設定では2.5時間以上の連続撮影が可能としています。

↑別売のマクロレンズモジュラー(想定価格2万1800円、税込)。標準レンズと比較して最大4倍のクローズアップ撮影が可能

 

マウント方式は内蔵マウントフィンガー、1/4-20マウント用ネジに加え、マグネット式のラッチを利用可能となっており、幅広いシーンで活用しやすいのも魅力です。加えて、別途販売される「HERO Blackシリーズレンズ」を装着することで、超広角・マクロ・NDフィルターといった撮影が可能となります。

 

本体サイズは幅71.8×奥行33.6×高さ50.8mm、重量は159g。

↑HERO

 

HEROは、4KアクションカムとしてはGoPro史上最小・最軽量の廉価モデルという位置づけ。本体サイズは幅56.6×奥行29.4×高さ47.7mm、重量はわずか86g(マウントフィンガー・バッテリー含む)と、圧倒的なコンパクトさと軽さを実現しました。それでいて、アクションカムらしく水深5mまでの完全防水性能など耐久性にも配慮しています。

 

撮影解像度は最大4K/30fpsで、2.7K/60fpsでのスローモーション撮影などにも対応。専用アプリ「Quik」を利用すれば、撮影したビデオから1コマを写真として切り出すことも可能となっています。最高画質設定で60分間の連続撮影が可能です。

 

無線LAN通信機能はWi-Fi 5(IEEE 802.11ac)までといった弱点もありますが、極力カメラを気にせず撮影したい人にオススメできそうです。

 

ブランド名(メーカー名):GoPro
商品名:HERO13 Black
市場想定価格:6万8800円前後

ブランド名(メーカー名):GoPro
商品名:HERO
市場想定価格:3万4800円前後

最新GoPro「HERO12 Black」を撮影〜編集までお試し!アクセとアプリで隙ナシの映像体験にのめり込み

アクションカメラでトップシェアを誇る「GoPro」の最新モデル「HERO12 Black」。今回このモデルを使ってアクティビティを体験&撮影を行うプレスツアー「GoPro Summer Travel」が開催されたので、参加してきました。

会場となったのは、兵庫県三木市にある「ネスタリゾート神戸」。大自然を利用した多くのアトラクションや手ぶらで楽しめるBBQ、宿泊施設「ホテル ザ・ネスタ&スパ」が揃う、約230万㎡にも及ぶ広大なリゾート施設です。

 

1/4インチ三脚穴がついて便利に使える!

まず撮影に使用する「HERO12 Black」について紹介します。最新モデルとなる本機は、2023年9月に発売されました。GoProならではの耐久性能はそのままに、バッテリーの持ちがグンと良くなり、5.3K、60フレームの撮影では70分、1080p、30フレームでは155分以上の連続撮影が可能になっています。また、多くの人が待ち望んでいた1/4インチの三脚取り付け穴が底面に新たに設けられ、より便利に使えるようになりました。

↑最新モデルとなる「HERO12 Black」。GoProオフィシャルショップ価格は6万2800円

 

↑底面に設けられた三脚取り付け穴。一般的な三脚に対応し、撮影の幅が広がります

 

ハンド+リストストラップを使って「グレートブラスター」を撮影!

まず向かったのは、プールエリアにある「グレートブラスター」。日本でここだけの水のジェットコースターです。10mを超える高さから一気に下ったあと、約6t/分の水の力で急上昇! 上昇&下降を3度も繰り返す絶叫必至のアトラクションです。

 

ここではアクセサリーの「ハンド+リストストラップ」にGoProを取り付け、手首に固定。そのため両手が空いた状態で撮影が可能になります。カメラを取り外すことなく360度回転できるので、通常の撮影と自撮りも簡単に切り替えられます。

↑水の力を利用する「グレートブラスター」。スタート地点までの階段を上がる際は、どこまで上がるのかちょっと不安でした

 

↑「ハンド+リストストラップ」を手首に固定。前方撮影に適した向き(左)や自撮りに便利な向き(右)など、カメラを取り外すことなく360度で調整可能です

 


今回はネスタリゾート神戸より特別に撮影許可を得て撮影しています。

 

想像以上の降下角度でスピードMAX! 思わず絶叫してしまいました。今回はネスタリゾート神戸の撮影許可がありHERO12 Blackを装着して撮影できましたが、スマホなどを手にしていたらまず撮れない映像です。中年オヤジの姿を撮影しても……と思いレンズを前に向けましたが、カメラを回転させて撮ったらそれはそれで面白い映像が撮れたかもしれません。

 

撮影していることを忘れるほどアクティビティに夢中!

次に体験したのが、サバゲーの一種と言える「ガンバトル・ザ・リアル」。発泡スチロールの先端に軟質プラスチックがついた弾をガンに装填し、相手を狙うゲームです。今回は3チームに分かれ対戦。編集部は自陣地のフラッグを相手チームから守る守備側で参戦しました。

↑今回使用したマウントは「バイトマウント」。ゴム部分を口で加えればハンズフリー撮影が可能です。このアクティビティでは、保護用に被るヘルメットの上に粘着テープで固定しました

 

気温30℃を超えるなか、練習と本戦のダブルヘッダーはかなりキツイ! ただゲーム開始のブザーが鳴ると一気に戦闘モードに。どこから現れるかわからない敵チーム員の姿を見つけては弾を発射、装填がなくなれば補充と、迫りくる敵の対応に忙しく撮影していることを忘れるほど。でも頭上のHERO12 Blackがしっかり撮影してくれています。


今回はネスタリゾート神戸より特別に撮影許可を得て撮影しています。

 


今回はネスタリゾート神戸より特別に撮影許可を得て撮影しています。

 

1日の締めくくりはBBQにてプレスツアー参加者全員で乾杯! 皆HERO12 Blackで思い思いに撮影していました。

 

アクセサリーを活用して空中風景を広範囲に撮影!

翌日はネスタリゾート神戸に入った際から存在感たっぷりの「SKY EAGLE」を体験。日本で最長・最速を誇るジップラインアクティビティです。「SKY EAGLE!」の掛け声とともにスタート。ネスタリゾート神戸上空をまさに“飛んでいる”感覚に包まれます。

 

ここで使用したアクセサリーが、より広角で撮影できる「Maxレンズモジュラー2.0」と「3-Way 2.0」。レンズモジュラー2.0は4K60フレームで最大視野角177度の撮影が可能、3-Way 2.0は自身から撮影できる距離を延長できるアーム機能により、広範囲の映像を記録できます。三脚にもなるのが便利!

↑三脚の機能も有する「3-Way 2.0」。アームを伸ばせばより広範囲の撮影も可能になります

 

↑HERO12 Black標準付属のレンズから「Maxレンズモジュラー2.0」に交換。取り付けも簡単です

 

※ネスタリゾート神戸より特別に撮影許可を得て撮影しています。

 

今回は恥ずかしながら“自撮り向き”で撮影。ですが広範囲で撮れるMaxレンズモジュラーとマウントの組み合わせで、周囲の風景まで撮影できます。高さには少しビビリましたが、スタートしたあとはもう爽快感ばかり! こちらでも思わず絶叫してしまいました。

 

撮影後はGoPro専用アプリ「Quik」でカンタン編集

撮影が終了したら、GoPro専用アプリ「Quik」を使って編集。「HERO12 Black」とスマホをWi-Fiで接続し、動画を取り込みます。編集もカンタンで、ハイライトビデオをワンタップで自動作成してくれます。GoProのリモートコントローラーとしても使え、撮影開始や停止などが可能。離れた場所での撮影で活躍します。

↑タップするだけでハイライトビデオを自動で作成。「SKY EAGLE」で撮影した19分ほどの動画を、1分30秒にまとめてくれました

 

↑GoProのリモコンとしても利用可能。離れた場所からの撮影や夜間の写真撮影など、手ブレを抑制する際に便利です

 

豊富なアクセサリーを使えば撮影の幅が広がる!

アクションカメラとして知られるGoPro。過酷な撮影環境に耐える性能や、何より映像撮影の環境を広げてくれるカメラとして高いシェアを誇っています。今回の「GoPro Summer Travel」に参加し、撮影してみて感じたことは以下の2点。

 

まずは「HERO12 Black」本体だけでなく、豊富に用意されたアクセサリーを導入することで、撮影の範囲が驚くほど広がるということ。「ハンド+リストストラップ」や「3-Way 2.0」マウントを使って撮影することで、これまで体験したことがない映像撮影が体験できました。

 

2つ目。これは撮影する人の気持ち次第ですが、今回のツアーで「こんな私が自撮り?」という気持ちが、体験を通じるなかで消えて行ったことです。「中年オジサンが映っていても良いでしょ」という感覚になっていました。GoProで撮影しているのに、風景撮影ばかりをしていたらもったいないかな……と。

 

スマホで動画撮影することが当たり前となっていますが、「いままでと違う映像を記録してみたい」「家族(特にお子さん)に喜んでもらえる映像を残す」には、GoProは最適なカメラです。記録的な暑さが続くこの夏ですが、夏休みの思い出作りにぜひオススメしたい1台に、間違いないです!

新しく出た「GoPro HERO12 Black」を海外旅行に持参! 作例多めでレビュー

アクションカメラの代表格として名高いGoPro。最近ではYouTubeの撮影はもちろん、映像作品の制作でも使われることが増えており、撮影シーンの幅を広げてくれるカメラとして注目が高まっています。みなさんも街中でGoProを持って撮影している人を見かけることが増えたのではないでしょうか。

 

そんなGoProシリーズから、2023年9月に「GoPro HERO12 Black」(以下、HERO12)が新しく発売されました。販売価格はGoPro公式ECサイトで税込み6万2800円です(2023年11月1日現在)。

 

今回はGoProさんから製品を提供してもらい、作例多めでレビューをしていこうと思います。

 

Bluetooth対応、手持ちの三脚が使えるなど利便性が向上

まずは概要をみていきましょう。

↑GoPro HERO12 Black

 

GoPro HERO12 Black GoPro HERO11 Black
サイズ 幅71.8×高さ50.8×奥行き33.6mm 幅71.8×高さ50.8×奥行き33.6mm
本体重量 154g(カメラ本体+マウントフィンガー+バッテリー) 154g(カメラ本体+マウントフィンガー+バッテリー)
イメージセンサー 1/1.9インチCMOS 1/1.9インチCMOS
防水性 10m(保護ハウジングありの場合60m) 10m(保護ハウジングありの場合60m)
マウント マウントフィンガー、1/4-20UNC(三脚ネジ) マウントフィンガー
動画解像度 最大5.3K 最大5.3K
静止画解像度 最大27.13MP(5568×4872px) 最大27.13MP(5568×4872px)

 

前モデルからのアップデートに、HDR撮影が可能になったことや10bitカラーによるLog撮影ができるようになった点、またBluetoothでのオーディオ拡張によってアップルのAirPodsやBluetoothイヤホンをワイヤレスマイクとして利用できるようになった点が挙げられます。

 

これによってカラーグレーディングの柔軟性向上や、外部マイクを使っていたユーザーにとって利便性が増したといえるでしょう。

 

HERO12からは新たに、本体底部に三脚を取り付けることができるマウント(1/4-20UNC)も搭載されました。一般的な三脚にも取り付けられるようになったことで、すでに手持ちの三脚とも組み合わせて使えます。

↑新たに三脚ネジ穴(1/4-20UNC)を搭載

 

また本体はこれまでのブラックカラーと異なり、濃いグレーのカラーにGoProのロゴと同じ水色の斑点のようなものが散らされているあしらいになっています。使っているとどうしてもついてしまう擦り傷が目立ちにくいカラーは、個人的に気に入っています。

↑HERO12“Black”だが、実際は若干グレー感のあるカラー

 

HERO12と旅に出てみました

今回香港へ旅行に行く予定があり、一緒に持っていくことにしました。

 

本格的な映像機材となると荷物も嵩張りますが、HERO12はコンパクトに鞄に入れて持ち運べるので便利です。あとは元々の設計がアクションカムとしてタフなのも、vlogカムにはない特徴。もちろん破損などないように持ち運びますが、「丁寧に扱わなければ……」と気疲れすることがないのは気持ちが楽になりますね。

 

【マンション・市場の動画】

↑左右からそびえ立つマンションと商店

 

HERO12には4つの画角モードがあり、広い方からHyperView(12mm)、SuperView(16mm)、広角16〜34mm)、リニア(19〜39mm)が選択できます。

 

まずは、街の様子をHyperView(12mm) の広角で撮影してみました。高い建物が多く、標準画角のレンズでは収まりきらない景色もHERO12ならラクラク撮影できます。

 

香港の国土は東京都のおよそ半分ほどの大きさ。そのうち約6割を山地が占めており、わずかな広さの市街地に約700万人が集積して暮らしています。そのため建物は必然的に高層化を余儀なくされており、一般的なマンションも10階建ては当たり前。大型スーパーを建設する余裕もないことから、食料品や日用雑貨のお店は住宅マンションの1階部分に入居していることが多いです。

 

【露店の動画】

↑高い目線からの映像撮影も片手でラクラク

 

純正アクセサリの「Shorty」を使って、目線より高いところでカメラを構えてみました。ジンバルに載せた一眼レフやvlogカムは、その重さから高いところでの撮影はなかなか難しいですが、GoProは軽さと機動性のよさゆえに人間の目線では見られない画角で撮影ができるのもおもしろいポイントです。

 

ところで街を歩いていて気づいたのですが、香港の建設現場では鉄骨の代わりに竹を組んで足場を作るところが多いようです。崩れたりしないのか心配ですが、どこも同じやり方で足場を組んでいたのできっと大丈夫なんでしょう。

 

【高い建物をぐるりとする動画】

↑超広角で高い建物を撮るとダイナミックに

 

旅行先では観光地巡りも楽しいですが、その土地の暮らしを追体験できるような過ごし方もおもしろいものです。動画を撮りながら街を歩き、自宅に戻った後に録画を見てみると、現地で歩いているときには見えなかった景色が見えるのもあり結構よいです。

 

【市場の中の動画】

↑現地に暮らす人たちが集う場所へ

 

【野菜の動画】

↑野菜は基本的に量り売りが多いみたい

 

【街角の動画】

↑香港のスクランブル交差点も、人で溢れている

 

街中などの明るい場所であれば、夜間の撮影に際してもノイズは気にならない程度です。写真と異なる映像のいいところは、音声も一緒に撮影できる点だと感じられました。動画内で聞こえてくる「カチカチカチ」という音は信号の音です。この音を聞くと香港を思い出す! という人もいるくらい特徴的な音で、自宅に戻った後もその音を聞けるのは懐かしい気持ちになりますね。

 

実際に使ってみて、ここがよかった4つのポイント

ここまで作例をいくつか見てきましたが、使っていてよかったポイントもお伝えします。

 

1.バッテリー性能の向上

↑これまでのモデルに比べて長時間撮影が可能に

 

HERO12では5.3K60fpsの設定の場合、フル充電のバッテリーでは約70分間の撮影が可能とされています。前のモデルであるHERO11は約35分だったため、およそ2倍の撮影に耐えうるようになりました。常に最高画質で撮影したい! というユーザーばかりではないかと思いますので(私もそのうちの一人です)、5.3K30fpsなら1.5時間以上、1080p30fpsであれば2.5時間以上連続で録画できることを申し添えておきましょう。

 

筆者の場合は1日を通して動画の撮影をするというわけではなく、写真を撮ったり・動画を撮ったりとバランスよく使っていたこともあり、1日を通してバッテリーの心配をする必要はありませんでした。

 

2.手持ちでの安定さ

【市場の中の食堂の動画】

↑片手に荷物を持ちながらの撮影でも、この安定さ

 

やはりアクションカムに求められるのは、ハードな動きにも耐えられる安定さ。スマートフォンで撮影できる動画も高画質化が進んではいますが、片手で持ちながら撮影した際の安定感は、まだまだHERO12に軍配があがりそうです。

 

とはいえ、広角で撮影する際には歩行に伴う縦揺れもみられます。本体を直接手持ちで撮影する際には撮影モード「リニア」で揺れを抑えるなどするとよさそうです。

 

3.スマートフォンでの操作も可能に

記事内でご紹介した動画は、すべてGoPro公式のアプリである「GoPro Quik」を使って編集しました。スマートフォンへBluetooth経由で動画を転送でき、アプリ内で編集まで完結することができます。

 

動画のバックグラウンドに音楽を乗せることもできますが、ライブラリは全体的に海外感のある楽曲が多かったため、必要に応じて別アプリでの編集を組み合わせるなどで満足度の高い映像制作ができそうです。

↑撮影後の編集がアプリ内で可能に

 

アプリ機能の中で最も便利だと感じたのが、あとからフレームを選択できる機能。ひとまずHyperViewで超広角の映像を撮影しておきながら、あとから広角でエクスポートをする、という手法を取れます。逆に広角で撮影しておいたデータからHyperviewへは変換できないため、この旅中はHyperviewで撮影することが多い結果となりました。

 

一般的なvlogカムや一眼レフカメラなどで焦点距離の異なる映像を撮りたかったら、レンズを交換して再度撮影する必要がありますが、GoProなら1回の撮影で済んでしまうというのは驚きです。

 

なお、アプリはGoPro公式が提供していることもあり、動画の最後に「GoPro」というロゴを入れることができるのは“公式感”が醸し出されて、格好いいなと個人的には感じています。

 

4.自宅でもWebカメラとしても活躍

「GoProは買ったけど、そんなに頻繁にお出かけや旅行に行くわけではない……」という方も安心です。

 

GoProから提供されている公式アプリを利用すれば、Zoomなどのweb会議でGoProを外付けカメラとして利用できます。

↑デスクに置いてこんな使い方も(引用元:GoPro公式コミュニティサイト

 

USB Type-Cのケーブル1本、バスパワーで動作するので接続も簡単です。今は大体のパソコンにWebカメラが搭載されていますが、ワンランク上の映像体験を楽しんでみてはいかがでしょう。

 

発熱は改善の余地あり。撮影し出すとアクセサリもほしい

↑手持ちだと熱さを感じる場面も

 

これまでのモデルでも言及されていることが多かった排熱問題は、まだ解決までの道のりは長そうです。

 

今回お借りしている期間には最長10分ほどの撮影しかしませんでしたが、それでも撮影後は本体が熱を帯びている状況でした。また撮影時だけではなくスマートフォンアプリ(Quik)と接続して動画を転送している間やWebカメラとして利用している際なども発熱しており、この発熱が本体やバッテリーに及ぼす影響などが心配になりました。

↑アクセサリを追加で購入するとより楽しめる

 

もうひとつ、HERO12本体のみの購入では、手持ちに便利なロッドなどは付属してきません。本体をそのまま手持ちで撮影することもできますが、さまざまなアクセサリを組み合わせることでより快適に撮影できます。

 

ただし、HERO12からは三脚ネジが搭載されているので、通常のミニ三脚やゴリラポッドなどを組み合わせてもいいでしょう。このあたりの柔軟性の高さはうれしいところです。

↑Shorty(引用元:GoPro公式ECサイト

 

筆者は旅先の景色を収めることを中心に想定し、純正アクセサリの「Shorty」(税込6400円)を購入しました。開けば三脚になる部分は閉じれば持ち手となり、グリップ性が増すことで安定して撮影ができるようになりました。

 

やはり間違いないモデル。初めての一台や別の製品から買い替えにピッタリ

連続撮影時間が前モデルと比べて2倍近くまで増加したことに加え、HDR撮影の搭載やLog撮影が可能になったことなど細かな点がアップデートされたGoPro HERO12 Black。前モデルを所持しているユーザーにとっては買い替えを決断するほどのビッグニュースはなかったかもしれませんが、これまで別のアクションカムを使っていたユーザーや、初めて購入を検討するユーザーにとってはGoProの楽しさを堪能させてくれる、そんな一台だと感じました。

 

これからの秋の行楽シーズンの思い出の記録に、またウインタースポーツの撮影を楽しむために、ぜひ手にとってGoProの楽しさを実感してみてはいかがでしょうか。

 

【フォトギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

新センサー搭載で多彩な映像表現が可能に! 「GoPro HERO11 Black」3機種が登場

アクションカム「GoPro」シリーズより、新モデル「GoPro HERO11 Black」と、クリエイター向けに長時間撮影を可能にした「GoPro HERO11 Black CREATOR EDITION」、コンパクトフォルムの「GoPro HERO11 Black MINI」の3機種が登場します。

↑GoPro HERO11 Black CREATOR EDITION(左)とGoPro HERO11 Black(右)

 

直販サイトGoPro.comでの販売価格はGoPro HERO11 Blackが7万2000円(GoProサブスクリプションと同時購入時6万2000円)、CREATOR EDITIONが10万1000円(同8万9000円)、MINIが5万8000円(同4万8000円)。発売はGoPro HERO11 BlackおよびCREATOR EDITIONが9月14日、MINIのみ10月25日となります。

 

3機種の基本スペックは共通

「GoPro HERO11 Black」シリーズ3機種は、いずれも基本的なスペックは共通。CREATOR EDITIONは、GoPro HERO11 Blackに長時間撮影を可能にする大容量バッテリー内蔵のグリップと、LEDライト、指向性マイクがセットになったもの。動画制作を行うクリエイター向けと位置づけられています。

↑GoPro HERO11 Black CREATOR EDITION

 

一方、MINIは以前に発売されたGoPro HERO Sessionに近いコンパクトなサイズが特徴。液晶画面のないワンボタン操作のシンプルな撮影スタイルで、設置時に邪魔になりにくく、よりタフな環境でも撮影できます。本体底部と背面にマウントを備えており、設置の自由度が高い点も見逃せません。スタンダードなGoPro HERO11 Blackの違いとして、写真撮影不可(動画撮影のみ)、バッテリーの取り外し不可、GPSを内蔵しない、などが挙げられます。

↑GoPro HERO11 Black MINI

 

↑底部と背面にマウントを備えている

 

センサーが進化。広い画角で撮れる「HyperView」も

GoPro HERO11 Blackシリーズの特徴として、より大きくなった1/1.9インチセンサーを搭載しており、アスペクト比8:7で撮影。その後、4:3や16:9などフォーマットに応じて好みのサイズに切り出すことができます。また、新しいデジタルレンズ「HyperView」で臨場感のある映像を撮影可能。10bitカラーにも対応し、10億色を超える豊かな色彩で映像を記録できます。

↑GoPro HERO11 Black

 

↑背面にも液晶ディスプレイを搭載

 

進化した手ブレ防止機能「HyperSmooth 5.0」により、どんな環境でもブレのないなめらかな映像を撮影可能。さらに、HyperSmooth AutoBoostに設定すれば、視野角とブレ補正の効果を最大化することができます。

 

夜間撮影機能もパワーアップしており、タイムラプス撮影に3つのプリセットを追加。天体撮影に適した「スタートレイル」、ライトや花火などで文字や絵を描ける「ライトペインティング」、自動車の灯りで印象的な映像が撮れる「ライトトレイル」が利用できます。

 

アップロード、ハイライト映像制作まで自動

スマホアプリ「Quik」も進化しており、GoProで撮影した映像をクラウドへ自動アップロードし、自動でハイライトビデオを制作して送信してくれる機能を搭載。また、クラウド上での編集も可能で、高スペックの端末がなくても簡単に映像編集が行えます。

 

GoProサブスクリプションを利用すれば、オリジナル画質で容量無制限にクラウドにバックアップできるほか、破損したカメラの補償やカメラおよびアクセサリーの割引も利用できます。

 

大きな進化を遂げたGoPro HERO11 Blackシリーズは、一般ユーザーからプロユースまで幅広いニーズに応えるアクションカムと言えそうです。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

GoProにバッテリーグリップ「Volta」登場 ボタンで遠隔操作も可能

アクションカメラブランドのGoProは、ボタン付き三脚としても使えるバッテリー内蔵グリップ「Volta」を発表しました。

 

GoProに代表されるアクションカメラは、本体の小ささを活かしてヘルメットや自転車、サーフボードなどにも装着できる機動性の高さが強み。一方でその本体サイズの制限から、常に動作時間の短さが問題となってきました。

 

 

今回登場したVoltaをGoProカメラにケーブル接続すれば、内蔵バッテリーにて駆動時間が大幅に延長。GoProによれば、5.3K解像度ビデオの4時間以上の録画が可能になるとしています。

 

グリップにはボタンが組み込まれており、片手によるGoProカメラのコントロールが可能。GoPro本体の小さなボタンに比べ、大幅に操作性が向上します。

 

さらにグリップの下部を広げることで三脚としても利用可能。本体は全天候型デザインとなっており、グリップから最大30m離れた場所からのカメラのワイヤレスコントロールも可能です。グリップには小型フラッシュやマイクなどを追加できる、メディアモジュラーが接続可能。モバイルバッテリーとして、スマートフォンなどをUSB-C経由で充電することもできます。

 

Voltaの国内価格は1万6500円。近年はスマートフォンの動画撮影能力が向上したことでアクションカメラを選択する理由が減りつつありますが、Voltaを組み合わせた長時間駆動が可能なGoProの撮影システムなら、ドキュメンタリーなどより過酷なシーンでの撮影で活躍することができそうです。

 

Image: GoPro

Source: GoPro

野外撮影の「超最強」が正統進化! GoPro HERO 10 Blackを編集部・YouTube担当がインプレ!

今や多くのYouTuberやストリーマーが愛用するアクションカム「GoPro」シリーズより、新モデル「GoPro HERO10 Black」が登場しました。GoPro.com価格で5万4000円、バンドル付きで6万円となります(どちらも税別、GoProサブスクリプションと同時購入の場合)。

 

↑前モデルから正統進化を見せた、GoPro HERO10 Black

 

【GoPro HERO10 Blackを写真で見る】

 

HERO10 Blackでまず触れておくべきポイントは、新搭載のGP2チップ。5.3KビデオをHERO9と比較して倍の60fpsで撮影が可能になった点や、2300万画素の写真撮影が可能になるなど、より高画質のコンテンツを取り扱うことができるようになりました。2.7Kでの8倍スローモーション対応や、5.3Kビデオから1580万画素での静止画切り出しにも対応。

 

またすべてのモードで、低光量での撮影性能とHyperSmooth 4.0のビデオスタビライゼーションが強化。従来、苦手評価も少なくなかった暗所での撮影も、今後は期待できそうです。「Quik」アプリを経由したワイヤレス転送や、USB接続によるスマホへのデータ転送、クラウドストレージへの自動アップロードなど使い勝手も考慮した機能も持ち合わせています。

 

着実なステップアップを踏んだ「HERO10 Black」ですが、本記事では編集部でYouTube担当として、YouTubeチャンネル「家電トーク」で日々動画投稿をしている編集部・小山に、HERO10 Blackのインプレッションを聞いてみました。

 

●家電トークはこちら!

 

↑編集部・小山雅斗。YouTubeチャンネル「家電トーク」では、最新調理家電からゲーミングモニター、ワイヤレスイヤホンまで視聴者の「知りたい」に細かく突っ込んだレビュー動画をあげている

 

HERO10 Blackの良さを語らせてもらう前に、まずGoProシリーズの何が良いと私が思っているかをお話します。 「VLOGカム」として最高のサイズ感で、外に出て撮影した時の快適さが半端じゃない! これがまず第一。その裏付けとして軽さ、手振れ補正、圧迫感のなさが他のVLOGカムと比べても圧倒的なわけです。 軽いのはもちろんなんですが、 ある程度乱暴に歩いても手振れ補正がかなり効くので、散歩の延長線上みたいな感じで撮影ができるんですよね。また、筐体自体が小さくて圧迫感がないので、お店や道で撮影する際に、ミラーレス一眼で撮影するときのように周りを気にしなくてもよい感じが私にとって「グッド」なんです。

 

さて、ではHERO10の良さはどういったものなのか? まず第一印象から…正直な話で言うと、HERO9と劇的な差は感じられませんでした…! それこそHERO9を初めて触った時の「世界が変わった感じ」に比べると、アップデートとしてのインパクトは少なめ。

 

しかし、そこは「正統進化」と言えると思っています。まず、若干なりと動画編集時の使い勝手は良くなりそうだと感じました。スペック的な面で考えれば、やはり5Kから5.3Kになった分、 いくらか引きで撮影してクロップして、最終的に4K動画にするという使い方ができるので、使い勝手は良くなっているはずで、今後そういった場面は増えるかもとも感じました。

 

また、タッチ精度がなかなか良いんですよね。HERO9でも少し評価が問われていたタッチ精度の部分ですが、 今回正確な比較と言えるほどのことはしていないのですが、メニューのタッチ精度が改善されていると感じました。 HERO9でもアップデートで若干良くなったようなのですが、HERO10 Blackでは操作していてほとんど違和感がないと感じました。

 

あとは、筐体がHERO9と同じであることで、毎シリーズ購入しているユーザーからしたら、オプションも使いまわせるので嬉しいはず。

 

最後に撮影してみた印象を、実際の動画とあわせて締めたいと思います。日中の野外での使用は一言で「超最強」ですね。 軽くて手軽にもかかわらず非常にきれいだし、HyperSmooth 4.0の効果もあってか手振れもほとんどない。暗所にも強くなったとのことですが、まだやはり弱めな印象かなと思いました。ただ照明をしっかりたいていけば、暗所でも通用していけるかも。

 

 

 

インプレは以上です! 近日、またHERO10のレビュー動画を「家電トーク」で公開できればと思っていますのでお楽しみに!

手ブレ・傾きが意識から消えていく―― 「GoPro HERO9 Black」を使ってわかった“ジンバル要らず”の実力

アクションカムの代名詞とも言うべきGoProシリーズだが、昨今のVlogブームから乗り遅れていた機能がある。自撮り用の前面液晶画面だ。以前から要望が多かった機能ではあるが、HERO8では「ディスプレイモジュラー」という形でアクセサリーでの対応となった。

 

そのディスプレイモジュラーを待ち望んでいたユーザーも多かったと思うが、今年新たに登場したのが「GoPro HERO9 Black」だ。パッと見でわかる最大の特徴は、ライブビューやステータス表示が可能な1.4インチカラー LCDの前面スクリーンが搭載されたこと。これによりGoProで自撮りが容易になるだけでなく、その他にもVlogを意識した新機能が盛り込まれている。

↑GoPro HERO9 Blackでは、ライブビュー表示も可能な1.4インチカラー LCDの前面スクリーンを採用

 

表示をカスタムできる前面スクリーンを搭載

本体寸法は71.8×50.8×33.6mmで重量は158g。HERO8よりも少し大きく重くなった。これはバッテリーの大容量化と前面カラースクリーン搭載によるところが大きいだろう。なので従来のアクセサリー類では使えないものなども出てくるので注意が必要だ。

 

前面スクリーンは画面中央部分をクロップして映し出す「フルスクリーン」と、画面全体を表示してくれる「実際の画面」を選ぶことができる。また非表示にしてバッテリー消費を抑えたり、従来通りのステータス表示も可能だ。個人的にはフレームのバランスを気にしたいので「実際の画面」にして使っていたが、被写体を常に中心に置いておきたい場合や自撮りで表情を気にしたい方はクロップした「フルスクリーン」画面で表示するとよいだろう。

↑前面画面表示はカスタマイズ可能

 

静止画/動画ともに基本の画質性能が向上

では基本性能を確認していこう。

 

まずは画質の違いについて。写真の解像度がHERO8の12メガピクセルから20メガピクセル(5184 × 3888px)へとかなり向上した。

↑動画のイメージの強いGoProだが、HERO9 Blackでは静止画の画質も大幅に向上

 

画角は狭角、リニア、広角の三段階で変更可能。広角とリニアではズームもできるので、スマホとはまた違った感じの写真撮影を楽しめる。

↑画角比較

 

動画もより高解像度な5K@30fpsでの撮影が可能となった。動画の画角は狭角、リニア、広角、さらにSuperViewの四段階に変更可能。従来から定評のある手ブレ補正機能もHyperSmooth 3.0となり、よりスムーズで安定した映像を記録できる。HyperSmoothをオフにすればリニアと広角ではズームも可能。

 

カメラ単体で機能する「水平維持」が非常に強力

そして新たに搭載された「リニア+水平維持」モードが非常に強力。従来は撮影後にGoProアプリでの処理が必要だった水平維持が、カメラ単体で撮影できるようになった。これによりカメラが多少斜めになってしまっても記録映像は常に水平を維持してくれるので、ジンバル要らずのスムーズな映像をカメラ単体で撮影できる。

↑水平維持機能を本体内で適用できるのが非常に便利

 

これが思った以上に快適だった。斜面や階段などの足場の悪い場所でも手ブレを気にせずに足元に注意して移動撮影できるし、車載映像もコーナーでの傾きや路面の凹凸に関係なくとてもスムーズに撮影できた。

<レビュー動画01/手ブレ補正や水平維持機能>

※0秒~手持ちでの手ブレ補正、音について
※34秒~自撮り、光線状態の違いによる描写(逆光/順光/日陰)
※1分30秒~画角の違い
※1分48秒~水平維持機能

 

「Max レンズモジュラー」でさらにパワーアップ!

さらに新登場のアクセサリー「Max レンズモジュラー」を使用すると、Max HyperSmoothによるさらに強力な手ブレ補正と水平維持機能で、360度どんな角度でも常に水平を維持してくれる。これは同社の360度カメラ「GoPro MAX」のHEROモード(※360度撮影ではなく、通常のHEROシリーズと同様の画角で撮影できるモード)の水平維持機能がそのまま使えるようなイメージだ。自撮り棒などで上下に動かすだけで、無理なく簡単にクレーンショットも可能となる。

↑新登場のアクセサリー「Max レンズモジュラー」。直販価格は1万1900円

 

<レビュー動画02/Max レンズモジュラー>

※0秒~Max レンズモジュラーの装着・設定
※20秒~強力な水平維持機能
※52秒~クレーンショット
※1分1秒~Max SuperView

 

だったらGoPro MAXでもよいのでは? と思う方もいるかもしれない。しかしGoPro MAXはあくまでも360度撮影の機能を重視しており、HEROモードでは1440p@60fpsまでしか撮影できず、ハイスピード撮影にも対応していない。全天周撮影できる利点は大きいが、アクションカメラとして考えるとちょっと物足りなくなってくるのだ。

 

撮影時間を設定できる新機能も追加

そしてもうひとつ新たに加わったのが「スケジュールキャプチャー/デュレーションキャプチャー」機能。これにより撮影開始時刻や録画を停止するまでの時間を設定できるようになった。

 

撮影開始後に放置しておいても設定した時間に停止してくれるし、朝日が昇るタイムラプスもその時間に起床せずに自動的に撮影できる。これらもまたVlog用途として活用できるのではないだろうか。

 

その他の撮影機能は概ねHERO8から引き継がれており、スローモーションやタイムラプスなどの撮影も可能。単なるアクションカメラとしてではなく、日常の記録や旅の思い出などもより印象的に表現できるだろう。

<レビュー動画03/スローモーション&タイムラプス>

 

【まとめ】自撮り含めたVlog用途でもかなり便利に使えるようになった

実際に使用してみると、やはり前面スクリーンがあるのは自撮り撮影にとても便利だ。従来は「広角で撮影しておけば画角には入っているだろう」といった使い方になってしまい、映像としてはちょっとルーズな感じが否めなかった…。

 

そこに追加された「リニア+水平維持」機能で自撮りでも表情をハッキリ撮影できるし、何より余計なことに気を取られることなく移動時の足元や障害物に気を配れるし、ナレーションにも集中できるなど利点は多い。要望の多かったVlog用途でもかなり便利に使えるようになった印象である。

 

GoPro.comでは現在期間限定の価格となっており、HERO9単体で4万8800円、ハンドグリップなどが付属する「HERO9バンドル」パッケージで5万4800円。ただし、クラウドストレージの利用や交換補償などの特典が得られる「GoProサブスクリプション」に登録すると「HERO9バンドル」パッケージは4万3800円で購入できる(※1年間の登録が必要/1年間で6000円)。GoProを頻繁に使用する人にとっては、同時にサブスクリプションに登録して購入することを検討してもよいだろう。

夏の醍醐味はアウトドア! 持っておけば大活躍間違いナシのポータル家電5選

夏休みが近づき、早くもワクワクしている人は多いはず。強い日差しを一身に受けながら屋外レジャーを楽しむのも、この季節ならではですよね。そこで今回は、キャンプで役立つLED付きファンや持ち運びやすいバーベキューグリルなどをご紹介。便利なアイテムを持っていると、アウトドアがさらに楽しくなること間違いなし。いまから準備しておけばまだ間に合うので、ぜひチェックしてみて下さい!

 

楽天市場 アウトドア用品特集はコチラ

 

[その1]

吊るしても立てても使えるLEDライトつきテントファン


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コールマン

CPX6テントファンLEDライト付

楽天市場実売価格 2880円

コールマンの「CPX6テントファンLEDライト付」は、暑い屋外でも使えるポータブルファン。スタンドが付いているため卓上や床に置けるのはもちろん、テント内では吊るして使うこともできます。羽に使われている材質は柔軟性と弾力性を併せ持つ“EVAフォーム”なので、子どもが触れても安全ですよ。

 

<注目ポイント>

・LEDライトが付いたファン

・吊るせるフックと自立するスタンドをどちらも搭載

・ライトのみでも使用可能

中央部分にはLEDライトも付いています。ファンとライトはどちらもHigh・Lowが選べるので、節電しながら使用することもできますね。また単一形の乾電池で動きますが、別売の「CPX6充電式カートリッジ」にも対応。カートリッジなら乾電池のように使い捨てる必要がないので経済的です。

 

[その2]

スマートフォンと変わらない大きさの大容量モバイルバッテリー

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アンカー

モバイルバッテリー PowerCore II Slim 10000

楽天市場実売価格 3499円

コンパクトながら驚異的な大容量を誇るモバイルバッテリー「PowerCore II Slim 10000」。一般的なスマートフォンと同程度のサイズで、「iPhone 8」を3回以上フル充電できます。さらに「PowerIQ 2.0」機能により、端末を識別してそれぞれに応じたスピードで充電可能。

 

<注目ポイント>

・10000mAhの大容量バッテリー

・「PowerIQ 2.0」で端末を識別

・スマートフォンと同程度のコンパクトサイズ

複数の電子チップを搭載した従来の大容量バッテリーは、サイズが大きなものしかありませんでした。しかしアンカー独自の技術は、1つの小さなチップに様々な機能を集約。あらゆる機器へのフルスピード充電に対応したうえでの小型化が実現されています。

 

[その3]

頭や胸に固定して音声コマンドで操作できるアクションカメラ


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GoPro

HERO6 Black

楽天市場実売価格 4万2060円

GoProの「HERO6 Black」は、プロからアマチュアまで幅広く使われている小型アクションカメラ。水深10mまでの防水性能を備えているので、スキューバダイビングやサーフィン中にも撮影できます。さらに頭や胸に固定できるストラップなど30種類以上の別売アクセサリーを駆使すれば、見たこともないような臨場感あふれる映像が撮れるかも。

 

<注目ポイント>

・水深10mまで対応した防水性能

・関連アクセサリーは30種類以上

・音声コマンドで手ぶら操作可能

カメラには「ボイスコントロール」機能が搭載されており、シンプルな音声コマンドでビデオの撮影開始やモードの切り替えが可能。アクティビティ中に声だけでカメラを操作できるので、ツーリングなど両手がふさがっているシーンでも使えるのがうれしいですね。

 

[その4]

超軽量で防水性能も兼ね備えたポータブルスピーカー


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ハーマンインターナショナル

ポータブルBluetoothスピーカー JBL Go2

楽天市場実売価格 3809円

重さ184g、手のひらサイズの超軽量ポータブルスピーカー「JBL Go2」。JBL独自の40mm径フルレンジスピーカー(1基)とパッシブラジエーターが装備されたことによって、サイズを超えた広がりと奥行きのある高音質を楽しめます。

 

<注目ポイント>

・手のひらサイズの超軽量設計

・エコーキャンセリング搭載

・ハンズフリー通話にも対応

Bluetooth通信によってハンズフリー通話にも対応し、エコーキャンセリング機能が音質をクリアにしてくれます。また防水性能も兼ね備えているので、万が一の水没にも対応。屋外でのレジャーを盛り上げるアイテムとしてはもちろん、日常生活でもキッチンや浴室などで活躍すること間違いナシです。

 

[その5]

移動時はスーツケースのように変形するBBQグリル


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イワタニ

スタンドBBQグリル グリルスター CB-SBG-1

楽天市場実売価格 3万7584円

2口バーナーで2か所にグリルプレートがついたスタンド自立式の「スタンドBBQグリル グリルスター CB-SBG-1」。カセットガスタイプのグリルなので火起こしの手間もなく、後片づけも簡単です。グリルプレートの下には“五徳”が据えつけられており、やかんやフライパンでの調理も可能。

 

<注目ポイント>

・スタンドで自立するバーベキューグリル

・2カ所にグリルプレートを搭載

・カセットガスタイプなので手軽に使用可能

脚の片側にタイヤが付属されたスタンドは、折りたためばスーツケースのようなスタイルに変形。手軽に持ち運べるうえ、スタンドを取り外せばグリルを卓上に置いても使えます。網焼きプレートやたこ焼きプレートも別売りされているので、様々な料理に対応できるのもうれしいポイントです。

 

楽天市場 アウトドア用品特集ページはコチラ

 

※商品価格は、2018年6月20日時点の楽天市場の最安値を記載しています。

 

提供:楽天市場

全てのペット愛好家に朗報! ペットともっと仲良くなれるガジェット4選

せっかくペットを飼っているのであればもっと仲良くなりたいし、たくさんの時間を共有したいですよね。しかし仕事や家事が忙しくて、「構ってあげられていないな…」と感じている人も多いはず。そこで、今回はあまり時間が作れなくてもペットとの絆が深まるかもしれない便利グッズをご紹介。最新のガジェットで快適なペットライフを始めてみてはいかが?

出典画像:エクストラン 公式サイトより

 

[その1]

仕事中も愛犬の様子が観察できるカメラ

出典画像:Tomofun 公式サイトより

Tomofun
Furbo ドッグカメラ
「Furbo」はお留守番中の愛犬を見たり、話しかけることもできるドッグカメラ。スマホと連携しているため、外出中でも自宅にいる愛犬の姿を眺めたりこちらから声をかけることが可能です。カメラには高感度マイクと高性能スピーカーも搭載されているので、愛犬が吠えたらスマホに自動通知が。いち早く何が起きているか確認できれば防犯性も高められますね。

 

<注目ポイント>
・赤外線暗視機能搭載
・3分でできる簡単な初期設定
・愛犬が吠えるとスマホに通知
同製品には、最高品質のカメラ機能がついています。160°のワイドアングルで部屋の隅々まで映し出せるうえ、夜でも愛犬がどこにいるのか把握できる赤外線暗視機能も搭載。さらに4倍ズームに対応し、動画や写真撮影もできます。

 

[その2]

愛犬視点の世界を体験できるアイテム

出典画像:GoPro 公式サイトより

GoPro
Fetch
「Fetch」は、防水・防塵の小型ビデオカメラ「GoPro」が取りつけられる犬用のハーネス。取りつけ位置は胸部と背中の2カ所なので、食事風景や走っている時の景色など様々な愛犬視点の世界を楽しめます。体重7kg~54kgまでの犬に対応したハーネスは、小さい犬でもチェストマウントを外して調節可能。

 

<注目ポイント>
・愛犬の視点で風景を撮影
・GoProを守るカメラストラップも付属
・体重7kg~54kgの犬に対応
洗濯できる水に強い素材を使用しているため、水中や水しぶき、泥なども問題ありません。どれだけ動いても愛犬の負担にならないよう、すべての調節箇所にパッドが入った柔らかい構造。カメラの取りつけや取り外しも簡単にできるので、ちょっとした散歩の時にも使いたいですよね。

 

[その3]

グルーミングしながら抜け毛も吸引!

出典画像:dyson 公式サイトより

ダイソン
dyson groom
ペットをグルーミングしながら抜け毛も処理してくれる「dyson groom」。上下2つに分かれて配置されたブラシの間に吸引機がついた構造なので、効率よく抜け毛を吸い取って部屋を汚しません。はじめからブラシ全体が35°に曲がっているため、力がかかってもまっすぐな姿勢を保って抜け毛が取り除きやすくなっています。

 

<注目ポイント>
・片手で操作できるシンプルなフォルム
・ブラシの長さを調節可能
・少ないブラッシングで抜け毛を取り除ける設計
少ないブラッシングで抜け毛を取り除けるような設計が施され、愛犬にとっても快適なグルーミングを実現。長さを調節できるブラシはミディアムからロングコートの犬に適しており、巻き毛の犬種には不向きのようす。

 

[その4]

ラジコンのように動いて家のすみずみまで調査するカメラ

出典画像:エクストラン 公式サイトより

エクストラン
ilbo
「ilbo」は固定式カメラとは違い、部屋の気になる場所に移動してその場の映像をすぐにチェックできる移動式お留守番カメラ。お手持ちのスマホやタブレットと連携しており、画面に表示されるカーソルキーを使ってラジコンのようにカメラを動かすことができます。

 

<注目ポイント>
・カメラの角度調整が可能
・音声通話機能を搭載
・部屋の温度も測定
カメラの角度を変えられるので、天井に近い位置も映せます。音声通話機能を使いながらカメラを動かせば、ペットの良い遊び相手になってくれるかもしれませんよ。もちろんペットを見守るだけではなく、防犯面でも大活躍間違いナシ。

価格はマニア・プロ向けだが……GoProの360°カメラ「Fusion」の切り札機能

各社から相次いで360°を同時に撮影できるカメラが登場し、いまや世の中はまさに“VR全盛時代”。そんななか、昨年9月、アクションカメラで有名なGoProから満を持して360°カメラ「Fusion」が登場した。日本での正式発売がいつなのか関心は日ごとに高まっていたが、家電量販店での発売が4月に決定。その告知を兼ねた体験イベントが東京都内で開催された。

20180220_y-koba3 (1)↑4月より家電量販店での販売が開始されるGoProの360°カメラ「Fusion」。同社のオンラインサイトでの実売価格は8万8000円(税込)

 

まるでジンバルを使っているような安定感はさすが!

Fusionは、全天球のVR動画が撮影できる360°カメラ。動画では5.2K/30fpsと3K/60fpsで、静止画では1800万画素で360°撮影を実現している。高度な手ブレ補正の能力を搭載しており、手持ちであってもまるでジンバルを使っているような安定感のある映像が撮影できるという。Fusionはすでに同社のオンラインサイトでは販売が開始されており、価格は8万8000円(税込)となっている。4月に販売される家電量販店での販売価格は未定。

20180220_y-koba3 (7)↑「Fusion」の主なスペック

 

この日は、第1部でGoProのバイス・プレジデントであるRick Loughery氏がFusionの魅力をプレゼンしたあと、「GoPro Awards」でWinnerとなったCGクリエイターの普光江 新さんが登場。これまでに生み出した作品を披露しながら、Fusionがかき立てる創造力の素晴らしさを語ってくれた。

20180220_y-koba3 (3)↑GoProのバイス・プレジデントであるRick Loughery氏が挨拶

 

20180220_y-koba3_13↑「GoPro Awards」でWinnerとなったCGクリエイターの普光江 新さんがFusionで表現できる楽しさを語った

 

20180220_y-koba3 (11)↑普光江新さんがFusionを使って撮影したオリジナル作品

 

続いてフロアを移動して第2部のFusionの体験会が開催された。

 

4つのマイクで臨場感あふれるサウンドを実現

まずFusionのボディは、同社の「HERO 6 Black」などよりも厚みこそないものの、投影面積は大きく一定のサイズ感はある。前後非対称の位置にカメラを1つずつ備え、この2つのカメラで360°撮影を行うのだ。360°撮影では、気になる三脚や自撮り棒のアームの部分だけをキレイに消すことができる。また、音声は自然な360°動画が作れる4つのマイクを搭載し、全方向から収録した音が臨場感あふれるサウンドを実現。10か国語での音声コントロールにも対応しているという。

20180220_y-koba3 (5)↑前後にオフセットして搭載された2台のカメラが180°ずつの映像を撮影し、継ぎ目のない360°動画を自動生成

 

20180220_y-koba3 (8)↑充電やデータ通信用に使うUSB端子は「typeC」を使用する

 

特にハウジングは用意されていないが、アクションカメラには欠かせない防水機能は本機単体で5mまでに対応する。水中でも360°撮影は可能であるものの、光の屈折の影響もあって映像を合わせる際に継ぎ目が出やすくなってしまうそうだ。そのほか、タイムラプスビデオ&フォト、ナイトプラス、バーストモードなど、GoProでお馴染みの機能も360°撮影に対応して搭載されている。

20180220_y-koba3 (6)↑「Fusion」の同梱されるキット。専用ケースやバッテリー、マウントのほか、三脚兼自撮り棒の「Fusion Grip」が付属

 

20180220_y-koba3 (10)↑カメラモードでは、夜間の低速度撮影モード「ナイトラプス」など多彩な機能が用意された

 

動画から映像を切り出す新機能が手軽&便利!

そんな魅力いっぱいのFusionで最も注目すべきは、新機能「OverCapture」を搭載したことだ。これは360°で撮影した動画から必要な画角の映像を切り出す編集機能で、切り出せる解像度は5.2Kで撮影した場合はフルHD(1920×1080)が、3Kで撮影した場合はHD(1280×720)が作り出せる。

 

この使い方として最も有効なのは、とりあえずはカメラの向きを気にせず撮影し、あとから任意に切り出す方法だ。つまり、撮影さえしておけば360°をカバーできるので、アングル上で取り逃すという心配は一切ない。しかも素晴らしいのはその使い勝手で、iPhoneやiPadなどのアプリを使い、再生時に切り出したい部分を撮影するように追いかければ自動的にその内容が保存される。その便利さは一度使ってみれば手放せなくなるほど。PCを使って本格的な動画編集もできるが、その場合にはプラグインソフトなどが必須だ。

20180220_y-koba3 (12)↑スマホには「GoProアプリ」を、PCでは「GoPro Fusion Studio」にAdobeのプラグインソフトを組み合わせて使う

 

この機能は様々な利用シーンが想定される。たとえば、アスリートの表情と視点の先を同時にピクチャーinピクチャーする場合、いままでなら2台のカメラが必要だったが、Fusion なら1台で済んでしまう。これはプライベートユースでも十分に有効だろう。注意点としては、前後のカメラ1つずつに専用の記録メディアが必要で、つまりは2枚のマイクロSDカードが欠かせない。どちらか一方がない状態でも撮影はできなくなるのだ。

20180220_y-koba3 (9)↑前後のカメラごとに専用のメディアが必要で2枚のマイクロSDカードは常に欠かせない

 

体験会では「幅広い層に使ってもらいたい」という話だったが、8万円を超えると予想される価格設定と、このマニアックな仕様のため、まずは一般向けというよりもプロの現場での利用が想定されそう。創造力をかきたてるFusionがどのように使われていくのか、今後も注目したい。

これは新たな撮影体験だ! GoPro最新モデル「HERO6 Black」を使ってわかった驚愕の進化

今秋のGoPro新モデル「HERO6 Black」は、より高度な処理を実現する「G1チップ」を搭載して登場した。一見、前モデル「HERO5 Black」との違いはほとんどないように見えるが、中身はまったくの別物。前モデルの2倍を謳うパフォーマンスとシリーズ最高画質を実現しており、その実力の高さは予想をはるかに超えるものだったのだ。

20171107_y-koba2_P1330602_R↑4K/60pや、1080p/240fpsといった高品質な撮影が可能なアクションカメラ「GoPro HERO6 Black」。参考価格は5万9000円

 

4K/60pや1080p・240fpsなどワンランク上の撮影能力を獲得

HERO6 Blackにおける注目ポイントの筆頭が、撮影能力を一段と高めたことだ。HERO5 Blackでは4K/30pだった動画撮影を本機は4K/60pへと進化させ、より滑らかな4K動画を撮影できるようになっている。実際に撮影した動画をPCと組み合わせた4Kモニターで再生してみると、細部まで相当に鮮明に映し出されており、それは4K映像の素晴らしさを改めて実感できるものだった。また、スローモーション効果が出るハイスピード撮影は「1080p・240fps」「1080p・120fps」から選択可能だ。

 

ただし、こうした4K/60pや1080p・240fpsなどはデータサイズがかなり大きくなる点、採用される動画ファイル形式「HEVC/H.265」の再生には、互換性のある対応デバイス(iPhoneであれば7以降のモデル)が必要な点には注意だ。

 

また、暗所での撮影特性も一気に向上。前モデルのHERO5 Blackではノイズが画面全体を覆ってしまうような夜景撮影でも、本機ではそのノイズを大幅に低減。夜景を夜景らしく撮影できるようになったのは、GoProにとってかなり大きなトピックとなるに違いない。

20171107_y-koba2_月夜_R↑ほぼ月明かりのみの夜景、といった光量の少ないシーンでも、問題なく撮影可能だ

 

見比べると一目瞭然! 強力な手ブレ補正がさらに進化

手ブレ補正能力の大幅な進化も見逃せない。その効果は軽く走りながら撮影してもしっかりとブレを補正するほど絶大だ。手ブレ補正をオン/オフで撮影した次の動画を見比べてもらえば、その違いは一目瞭然だろう。

【手ブレ補正機能オフ】

【手ブレ補正機能オン】

映像の周辺部は5%ほどケラれるが、それを知ったうえでなお積極的に使いたくなるほど十分な効果が得られると言っていい。ただし、4K60pなど一部の撮影モードでは手ブレ補正が効かない点には要注意。また、GoProでは手ブレ補正機能を「安定化機能」と表示している点にも留意したい。

 

手軽に作成できるハイライト動画も楽しい

GoProだけに、特殊撮影機能も充実している。ぜひ報告しておきたいのが、撮影した映像を自動でGoProアプリに転送してハイライト動画を作る「QuikStories」が進化したことだ。発表によれば、G1チップの搭載により視覚情報処理能力と機械学習能力が進化し、動画作成時にもより的確に最高の瞬間を選び出せるようになったという。試しにiPhoneに保存した映像を使って「Quik」で編集を試みたが、その扱いやすさには誰もが驚くはず。使いたい映像をタップして選ぶだけで簡単に動画編集ができ、テーマや音楽、テロップなども指先の操作で自在に入れ替えられる。使うほどにどんどん楽しくなってくるはずだ。

 

好評だったタッチパネル&音声操作を踏襲

外観はほとんど前モデルと違いを感じない。操作系もHERO5 Blackで採用されたタッチパネル方式を踏襲し、画角を変えるデジタルズームも指先での操作が可能だ。デジタルズームであるため画質劣化は否めないが、映像に変化を持たせられるという意味では価値ある装備となるだろう。

20171107_y-koba2_Digital_Zoom_R↑デジタルズームもタッチパネルで感覚的に操作できる

 

音声での操作にも対応し、「GoPro」に続けて具体的なコマンドを入れることで、たとえば「GoPro、ビデオ撮影を開始」とか、「GoPro 、電源OFF」と発することでコマンドを実行できる。認識率も高く、手を放せないときなどの操作に使うとかなり便利そうだ。

20171108_y-koba1↑何か行動しながら撮影することの多いアクションカメラにおいて、ボイスコントロールは画期的だ

 

本体のタフネス性能もHERO5 BLACKから踏襲されたもの。防水機能も備え、ハウジングなしで水深10mまで対応できる。一方で、バッテリー容量は1220mAhとあまり大きくはないままで、動画を撮影しているとアッという間に残量が減ってくる。予備バッテリーは必須だろう。本体に備えた端子はUSB Type-CポートとmicroHDMI出力の2つで、USB Type-Cケーブルは標準添付されている。

 

豊富なアクセサリーで撮影領域が広がる

HERO6 Blackの発売に合わせ、新たなオプションも追加された。

 

「Shorty」(参考価格/4860円)は三脚としても使えるミニ延長ポールで、ポケットにも収まるコンパクトさがポイント。最大22.7cmまで伸ばすことができ、自撮りやハイアングル撮影にも効果的だ。「The Handler」(参考価格/3780円)は、水に浮くハンドグリップの最新版で、新たにクイックリリースマウントを採用した。汎用性の高いバイトマウントに簡単装着を可能にしたフロート「Bite Mount + Floaty」(参考価格/3780円)も発売された。

20171107_y-koba2_Shorty_R↑三脚付きミニ延長ポール「Shorty」。ポケットに収まる大きさで、ちょっとしたアクティビティのおともに最適だ。参考価格は4860円

 

こうした30種類以上のアクセサリーに対応する拡張性も、GoProの大きな魅力。工夫しだいでさまざまなシーンで活躍するだろう。今回大きく進化した「HERO6 Black」を手にすれば、いままでにない撮影体験が得られるに違いない。