HTCの新型ヘッドセット「Vive XR Elite」はXRもPC VRも楽しめる!

HTCは新型ハイエンドVRヘッドセット「Vive XR Elite」を国内外にて発表しました。

↑HTCより

 

Vive XR Eliteは90Hz駆動の4K解像度ディスプレイを搭載し、110度の視野角(FOV)を実現。外部には広視野カメラを4台搭載し、外部センサーなしでインサイドアウトの空間トラッキングが可能となっています。製品には2個のワイヤレスコントローラーが付属し、ハンドトラッキングに対応。また外部のフルカラーカメラにより、仮想空間に現実空間を融合させる「MR(複合現実)」的な表示も可能です。

 

ヘッドセットの重量は、ホットスワップ可能なバッテリーを含めて625g。満充電状態で2時間の利用が可能で、USB-C経由で30Wの急速充電に対応しています。ヘッドセットの右側面に充電ケーブルが収納されているので、ケーブルを持ち運ばなくていいのも特徴です。また、スピーカーには指向性があります。搭載レンズは視力に合わせた調整ダイヤルが搭載されており、メガネなしでの利用が可能。アドオンアクセサリーの「Face and Eye Tracker」も、今年後半に登場します。

 

Vive XR Eliteはワイヤレス/USB-CケーブルでPCに接続することで、SteamやViveportのVRゲームのプレイが可能。スマートフォンからコンテンツをストリーミング転送することもできます。また、スマートフォンゲーム向けのコントローラーも利用できます。さらにVive XR Elite向けに、100タイトルのゲームやコンテンツが用意されます。

 

Vive XR Eliteの国内向け価格は17万9000円(税込)で、2月15日まで事前予約を実施。発売日は未定ですが、事前予約により100ドル(約1万3000円)以上のコンテンツがプレゼントされます。HTCにとって久々となるコンシューマー向けVRヘッドセット、その完成度に期待したいものです。

 

Source: HTC via Engadget

打倒Meta! HTCがクールな次期VRヘッドセットをチラ見せ

HTCは来年1月に発表予定の次期VRヘッドセットの外観と情報を、海外メディアのThe Vergeにたいして公開しています。

↑HTCより

 

HTCといえば、現在はVRヘッドセットの「VIVE」シリーズを展開中。一方でライバルのMetaは今年10月に、ハイエンドVRヘッドセット「Meta Quest Pro」を発表しています。

 

HTCは来年1月に開催される家電見本市「CES 2023」にて、今回の次期VRヘッドセットを正式発表する予定です。製品ではVR(仮想現実)だけでなくAR(拡張現実)の表示もサポートされ、本体前面と側面にはカメラを搭載。本体は軽量かつコンパクトなデザインですが、その詳細はまだ明かされていません。

 

そのほかにも、HTCの次期VRヘッドセットでは外部カメラの映像を内部ディスプレイにカラー表示できるとのこと。またダイナミックレンジも広げられ、小さな文字などもより読みやすくなっている可能性があります。本体は1回の充電で2時間の使用が可能で、コントローラは6DoF(自由度)とハンドトラッキングに対応。ヘッドセットは単体で使用できるほか、PCに接続して利用することもできます。

 

HTCによれば、次期VRヘッドセットはエクササイズやエンターテインメント、生産性向上のために利用できるとのこと。現時点ではその発売日や価格は明かされていませんが、メタバースを含めたVR業界をさらに盛り上げる製品の登場に期待したいものです。

 

Source: The Verge via Engadget

HTCスマホが約4年ぶりに日本発売! 10月1日発売「HTC Desire 22 pro」

HTC NIPPONは、約4年ぶりの日本発売となるスマートフォン「HTC Desire 22 pro」の予約販売を開始しました。

 

カラーバリエーションは、チェリーブロッサム、ダークオーク、サルサ・レッドの3色。発売日は10月1日(サルサ・レッドのみ10月末予定)で、税込価格は6万4980円です。

 

同製品は6.6インチディスプレイを搭載。1080×2412の解像度と、120Hzリフレッシュレートで、動画やゲームを、くっきりなめらかに表示します。

 

カメラは、6400万画素のメインカメラ、1300万画素のウルトラワイドカメラ、500万画素の深度センサー搭載の背面カメラ、3200万画素のフロントカメラを採用。AIシーン認識やビューティモードなどを活用することができます。

 

対応周波数は、3G・LTE・5G(Sub6)の、日本国内すべての帯域をカバー。バッテリー容量は4520mAhで、高速充電、ワイヤレス充電に加えて、VIVE Flowなどへの給電に対応。対応機器へのワイヤレスリバース充電も利用できます。

 

そのほか、IP67の防水・防塵性能や、「おサイフケータイ」対応など、日本独自の機能も搭載しています。

 

また、HTC VIVEの超軽量小型VRグラス「VIVE Flow」に最適化されており、組み合わせて使うことで、リラクゼーションやパーソナルシアターなど、様々なコンテンツを楽しめます。VIVE Flowのセット版は11万4900円。

メタバーススマホ「HTC Desire 22 Pro」誕生! VRヘッドセットやアバター作成に対応

↑HTCより

 

台湾HTCはメタバースに特化したミドルレンジスマートフォン「Desire 22 Pro」を発表しました。

 

メタバースとは、XR(VRやAR、MRなど)によって、ユーザーが3次元の仮想空間などによりコミュニケーションをとるというもの。HTCはVRヘッドセット「VIVE」シリーズを投入するなど、もともとメタバースに近い位置にいました。またメタバースに特化したスマートフォンを投入することも、今月半ばに示唆していました。

 

 

Desire 22 Proのなにがメタバースなのかといえば、まずAndroidスマートフォンと連携して動作する小型VRヘッドセットの「Vive Flow」に完全対応。さらにEngadget Chinaによれば、アプリ「Viveverse」ではスマートフォンで新たなバーチャルアバターを作成したり、暗号通貨やNFTを保管する「Vive Wallet」も管理できます。

 

その他のスペック情報としては、画面は6.6インチ/FHD+解像度/120Hz駆動でプロセッサはSnapdragon 695、8GBのRAMと128GBのストレージを搭載。背面には6400万画素メイン+1300万画素超広角+500万画素深度センサーを、前面には3200万画素カメラを配置。搭載OSはAndroid 12となっています。

 

Desire 22 Proの価格は399ポンド(約6万6000円)で、台湾では7月1日から、英国では8月1日から出荷が開始されます。VRヘッドセットやアバター作成への対応が「メタバーススマホ」という言葉にふさわしいのかどうかは謎ですが、HTCからの久々のスマートフォンの登場をまずは喜びたいものです。

 

Source: 9to5Google

メタバース特化? HTCが「VIVERSEスマホ」を今月発表へ

↑HTCより

 

台湾HTCは久々となる新型Androidスマートフォンを6月28日に発表すると、公式ツイッターアカウントにて発表しました。

 

かつてはAndroidスマートフォン分野トップメーカーの一角を占めていた、HTC。しかし近年ではその存在感を示すことができず、Androidスマートフォンの新機種の投入もストップしています。一方でVRヘッドセット「VIVEシリーズ」を擁する同ブランドは、新たなメタバース構想「VIVERSE」を発表しています。

 

今回HTCが投稿したティーザー画像からは、新型スマートフォンの具体的なデザインやスペック、機能は見えてきません。しかしVIVERSEのロゴが存在することから、このスマートフォンがメタバース機能を取り入れたものとなることが想定されます。

 

なおメタバースとは、XR(ARやVR、MRの総称)を利用した新たな空間でのコミュニケーションやサービスを意味します。HTCの新型スマートフォンもそれ自体、あるいはVRヘッドセットと連携して、メタバースを活用する機能が搭載される可能性があります。

 

HTCといえば、以前には暗号通貨に利用されるブロックチェーン技術を取り入れたスマートフォン「EXODUS(エクソダス)」を販売したことがあります。EXODUSは販売後にあまり話題となることはありませんでしたが、次のメタバーススマートフォンでは大きなブームを起こすことを期待したいものです。

 

Source: HTC / Twitter via 9to5Google

前面カメラもデュアルなスマホ「HTC U12+」、10万超の価値を知るべく握った

HTC 日本は6月27日、同社スマホの新フラグシップモデルとなる「HTC U12+」を国内向けに発表しました。背面・前面それぞれにデュアルカメラを搭載し、端末を握って操作できる「エッジセンス」機能もパワーアップ。早速その詳細をチェックしましょう。

 

楽天モバイルなどのMVNOが取り扱い

HTC U12+は、5月23日にグローバル版が発表済み。今回は改めて国内向けに発表されました。想定実売価格は10万2600円で、既にオンラインの予約が開始されています。出荷開始は7月20日以降となる予定。なお、予約購入では先着500名に5000円クーポンが提供されます。

 

↑HTC U12+の背面は角度によって色合いが変化する

 

オンラインでは、HTC e-Shopのほか、Amaozon.co.jpでも販売。また、楽天モバイル、IIJmioなど数社のMVNOでも取り扱われます。

 

ボタンレスデザインを採用

HTC U12+は、約6インチのクアッドHDディスプレイを搭載。縦横比は18:9となり、従来機U11に比べて2.1mmほどスリムになっています。物理キーがなく、感圧センサーを駆使したボタンレスデザインを採用している点も特徴です。

 

IP68の防水・防塵性能やFeliCaチップもしっかり備えます。RAMは6GB、ROMは128GB、CPUにはSnapdragon 845を搭載。バッテリーは3500mAhです。

 

↑カラーバリエーションはグローバル版と同じ3色となる。左から「セラミックブラック」「フレームレッド」「トランスルーセントブルー」。トランスルーセントブルーは背面がやや透けている

 

前面・背面ともにデュアルカメラ

背面カメラは1200万画素(広角)+1600万画素(望遠2倍)というデュアル構成。望遠レンズとデジタルズームを合わせてシームレスな10倍ズームを実現します。

 

↑カメラボタン右横のアイコンをタップして、背景ぼかしの機能を切り替えられる。自動と手動の2種類を選択可能だ。

 

一方の前面カメラも、800万画素+800万画素というデュアル構成に。背面と同様に背景ぼかしを実行できます。

 

↑ARステッカー機能も搭載

 

動画撮影は音にもこだわります。動画撮影時にズームすると録音もその方向にフォーカスする「音声フォーカス」機能は、従来機より踏襲。音量は60%増加し、フォーカスは33%向上しているとのこと。また、正面方向の音を強調して録画する「オーディオブースト」も搭載します。

 

↑ズームしやすいUIも採用

 

オーディオに関しては、ウーファ+ツィータという構成のデュアルスピーカーを搭載。「aptX HD」や「LDAC」もサポートするので、ワイヤレスでも高音質を楽しめます。

エッジセンスが進化

同Uシリーズでは、端末の側面を握って操作する「エッジセンス」が採用されていました。U12+では、同機能が「エッジセンス2」にアップデートされています。

 

具体的には、握るだけでなく、「持つ」「ダブルタップ」といった操作にも対応。

 

↑端末下部側面を握る。設定しておいた機能が起動する。長押しにも対応

 

↑持っていることも認識。「スマート回転」を選択すると、端末下部側面を握ったまま横に倒しても画面が勝手に回転しない

 

↑側面をダブルタップ。小さな半円の印が表示される。デフォルトでは片手操作用の画面が起動

 

SIMフリーモデルとしては高額だが、カメラ性能には期待

前モデルに相当するHTC U11は、当初au・ソフトバンクで発売され、後日SIMフリーモデルも発売されました。しかし、今回はまずSIMフリーモデルとして登場しています。となると端末代金のサポートがあまり期待できません。10万円オーバーの価格はおサイフとの相談が必須でしょう。

 

一方で、カメラ機能には期待大。特に同機が搭載する「HDRブースト2」機能では、明るすぎるシーンやコントラストの差が大きいシーンでノイズを軽減可能。逆光でもクリアな撮影が行えます。

 

↑「HDRブースト」機能も改良された

 

じっくり検証したわけではないですが、従来から逆光撮影のクオリティが高いHTCだけに、同機でも日中や夕刻の描写で力を発揮してくれるのではないかと期待できます。また、フォーカスについても、フルセンサーPDAFに加え、レーザーAFにも対応したということで、従来よりも幅広いシーンで活用してくれるはずです。

【最新スマホ5機種・プロ評価】キャリア系Androidスマホはハイスペックの個性派が狙い目

基本的な性能は横並びになりつつあるキャリアのハイエンドモデル。しかし、唯一無二の独自機能を備える機種が増えてきて、それがiPhoneとの差別化にもなっています。使う人によっては、ぐ〜んと満足度が高まりそうな “ハイスペック+α” の個性派スマホを紹介します。

※実質価格は、新規契約もしくは機種変更時の端末価格から、月々サポート(NTTドコモ)やアップグレードプログラムEX(au)の割引分を引いたものです

 

【解説する人】

ITライター 井上 晃さん

スマホやスマートウォッチに精通するライター。海外に出向いて最新トレンドを取材することも。

 

【採点項目】

操作性:本体のサイズ感は適正か? ホーム画面は迷わずスムーズに操作できるか? を評価しました。

パフォーマンス:「Antutu Benchmark」というアプリでパフォーマンスをテスト。実際の使用感も加味しました。

カメラ:背面カメラのスペックと画質を評価。使える独自機能がある場合は加点要素としました。

独自機能:その機種ならではの独自機能の役立ち度をチェック。レア度と汎用性を重視して評価しました。

 

個性派の筆頭は「M」と「Note8」

日本ではiPhone Xも好調で、iPhoneはますますユーザーの裾野を広げています。しかし、スマホの使い方は人それぞれ。自分なりの満足度を追求するなら、必要十分なスペックを備えつつ、さらに “一芸” も備えた個性派モデルも検討したいところ。最注目は2画面スマホ・M。

 

「1画面を2分割するマルチウィンドウでは満足できなかった人に最適な1台です」(井上さん)

 

ほかにもペンで操作できるGalaxy Note8は、実はアナログ派も重宝するといいます。

 

「ちょっとしたメモを書くために手帳を手放せない人でも、Note8があれば、手帳を持ち歩く必要はなくなるかも」(井上さん)

 

 

【その1】2つのディスプレイを自在に使い分けられる

NTTドコモ/ZTE

M Z-01K

実質価格 4万2768円

2面ディスプレイを搭載し、2つのアプリを同時に利用したり、画面を連結させて大きな画面でウェブや動画を見たりできることがメリット。「dマガジン」など電子雑誌の閲覧にも最適です。【最大2.2GHzクアッドコア】【4GB RAM/64GB ROM】【5.2インチ/1920×1080 ×2】【リアカメラ2030万画素】

 

操作性:★×5

フツーのスマホとしての使い勝手も上々

折りたたみ時の横幅を約72㎜に抑え、一般的なスマホと同じ感覚で操作できる。2画面ゆえの厚さや重さはありますが、使い勝手は良いです。

 

パフォーマンス:★×4

ハイエンドらしい処理能力を有する

CPUはSnapdragon 821で、RAMは4GB。ベンチマークのスコアは、ライバルより少し劣りましたが、実用上の差はあまりありません。

 

カメラ:★×4

20メガピクセルカメラは自撮りがラク

折りたたみ構造を生かし、約2030万画素カメラを1基搭載。高画質セルフィーを撮れるのは◎。ただし、使いこなすには慣れが必要です。

 

独自機能:★×5

2画面をフレキシブルに使い分け可能

目的・用途に合わせて、2つの画面を使い分けられるのが最大の魅力。「大画面」「2画面」「ミラー」「通常」の4モードを利用可能です。

 

【ここが個性派】タブレットのようにも使える

スマホの画面ではウェブや地図が見づらいという人には、2画面を連結する大画面モードが最適。このほか、2人で向き合って同じ画面を見ることもできます。

↑約6.8インチの大画面で地図やウェブ、動画を見ることができます

 

↑半開きにして立てて、2つの画面で同じ動画を再生することも可能です

 

 

【その2】便利な「Sペン」がさまざまな場面で活躍!

 

NTTドコモ・au/サムスン電子製

Galaxy Note8

実質価格 7万6464円(NTTドコモ)

大画面とペンで操作できることが特徴のハイエンドモデル。録音しながらメモを書いたり、撮った写真に説明を入れたりと、使い方は人それぞれ。デュアルカメラも備えています。【最大2.35GHz オクタコア】【6GB RAM/64GB ROM】【6.3インチ/2960×1440】【リアカメラ1220万画素+1220万画素】

 

操作性:★×5

安定したホールド感で快適に操作可能

大画面ですが、画面比率は18.5:9で縦に長い。横幅は約75㎜で、ホールド感は良好。画面を分割するマルチウィンドウ機能も使いやすいです。

 

パフォーマンス:★×5

アプリの切り替えも圧倒的にスピーディ

今回紹介した5機種のなかで最高スコアを記録。6GBメモリの恩恵で、マルチタスクなど負荷の大きい作業もキビキビとこなせます。

 

カメラ:★×5

広角+望遠のデュアルカメラが◎

デュアルカメラは広角+望遠の組み合わせです。広角カメラはF1.7のレンズで、光を効率よく取り込む「デュアルピクセルセンサー」を採用。

 

独自機能:★×5

Sペンがスマホの用途を広げてくれる

本体から抜き出せるSペンを装備。とっさにメモを書いたり、写真を切り抜いたり、動くメッセージを送ったり、多彩に使用できます。

 

【ここが個性派】Sペンで翻訳することも可能!

Sペンのペン先はわずか0.7㎜で、4096段階もの筆圧を検知。ただ文字を書けるだけでなく、ペン先をかざした部分を拡大したり、翻訳したりもできます。

↑Sペンで大きく書いた文字を、罫線上にきれいに並べて記録できる機能もあります

 

↑外国語のサイトを見ている際、Sペンをかざした部分を素早く翻訳できます

 

【その3】先進的なカメラ機能とデザインが魅力 

NTTドコモ・au・ソフトバンク

 ソニーモバイルコミュニケーションズ製

 Xperia XZ1

 実質価格 3万1104円(NTTドコモ)

シャッターを押した直前の画像も記録される「先読み撮影」など、先進的なカメラ機能を搭載。ディスプレイ画質の美しさや音楽再生機能の充実度にも定評があります。 【最大2.45GHz オクタコア】【4GB RAM/64GB ROM】【5.2インチ/1920×1080】【リアカメラ1920万画素】

 

操作性:★×5

美しいデザインとスマートな操作性を両立

画面の大きさと持ちやすさを両立するちょうどいいサイズ感。側面の電源ボタン兼指紋センサーも使いやすいです。

 

パフォーマンス:★×5

キビキビと動作して快適に操作できる

 Snapdragon 835という高性能CPUを採用しており、ベンチマークテストの結果も最高クラスでした。

 

カメラ:★×5

高画質はもちろん、遊べる機能も搭載

メモリ一体型の「Motion Eye」カメラシステムを搭載。先読み撮影やスーパースローモーション撮影が可能です。

 

独自機能:★×4

人の顔や立体物を3Dで撮影できる

「3Dクリエーター」に対応し、人物の顔をスキャンして3Dデータを作成・活用できます。用途の広がりに期待。

 

【ここが個性派】

作った3D画像はARで遊べる

「3Dクリエーター」で作成した3D画像は、「ARエフェクト」として撮影時に表示したり、オリジナルフィギュアを注文したりできます。

 

↑自分自身の3Dアバターを作成して、AR世界で遊べるのがユニーク

 

【その4】アウトドアで安心して使えるタフネス仕様

 

au/京セラ製

TORQUE G03

実質価格 3万9960円

米国国防総省が定める耐久試験19項目と、京セラ独自の耐海水・耐荷重試験をクリアした頑強モデル。昨夏からロングヒットを続け、3月に新色レッドが追加されました。【2GHzオクタコア】【3GB RAM/32GB ROM】【4.6インチ/1280×720】【リアカメラ1300万画素+200万画素】

 

操作性:★×3

濡れた指先でもタッチ操作が可能

本体サイズのわりに画面が小さく、視認性はやや悪い。濡れた手や、手袋をしていてもタッチ操作できるのは◎。

 

パフォーマンス:★×3

ミドルクラスとして標準的な動作性

スコアは振るいませんが、基本的な操作はサクサクとこなせます。動画編集など、負荷が大きい用途には不向き。

 

独自機能:★×5

ダイレクトボタンの設定が自由自在

左側面にダイレクトボタンを搭載。よく使うアプリをワンタッチで起動したり、簡易ライトを点灯したりできます。

 

カメラ:★×4

“アクションカメラ”としても使える

1300万画素カメラと200万画素の広角カメラを搭載。ランニング等の活動データを画像に重ねて記録できます。

 

【ここが個性派】アウトドアで役立つアプリが◎

 電子コンパスや日の出・日の入り時間がわかるアプリを標準搭載。気圧、潮の満ち引き、スキー場の積雪情報なども素早く調べられます。

 

↑気圧や高度がわかる「Barometer」アプリもプリインストール

 

 

【その5】トレンド機能が全部入りの欲張りモデル

 

au・ソフトバンク/HTC製

HTC U11

実質価格 4万3200円(au)

F1.7のレンズと高感度センサーを搭載したカメラ、ノイズキャンセリング付きイヤホンなど、先進装備が満載のハイエンドスマホ。握って操作する独自機能も魅力です。【最大2.45GHz オクタコア】【4GB RAM/64GB ROM】【5.5インチ/2560×1440】【リアカメラ1200万画素】

 

操作性:★×4

持ちやすさは△でもアプリが秀逸

感圧センサーの採用ゆえか、約5.5型で幅76㎜と、少し大きめです。ただ、独自のホームアプリの使い勝手は◎。

 

 

パフォーマンス:★×4

ゲームや動画視聴も快適に楽しめる

昨年夏発売モデルですが、性能は依然トップクラス。スコアでわずかにトップに劣りましたが、十分優秀です。

 

カメラ:★×5

シンプルな操作性でキレイに撮れる

一般的なスマホのカメラよりも画素が大きい撮像センサーを搭載。画質の良さは海外の評価機関のお墨付きです。

 

独自機能:★×4

よく使うアプリを握るだけで素早く起動

両側面の下部に感圧センサーを搭載。握るだけで様々なアプリを起動できる「エッジ・センス」は便利です。

 

【ここが個性派】楽しく活用できる「エッジセンス」

「エッジセンス」の初期設定では背面カメラが起動します。Googleアシスタントを素早く起動できるように設定するのもオススメ。

↑握るだけでカメラが起動し、もう1度握るとシャッターが切れます

 

 

HTC「U11」&「U11 life」と未発売モデル「U11+」はどうちがう?――新たなUIに大きな期待!

HTCは去る12月1日、都内にて「HTC U11 life/U11+ ローンチ記念ファンイベント」を開催。同会では、Y!mobileから発売された「Android One X2」や11月にグローバルで発表された「HTC U11+」に触れる機会もありました。ここでしか触れなかった新モデルのインプレッションと、イベントの様子をレポートしたいと思います。

 

20171208_ashida002↑2モデルともU11のシリーズ機

 

今回ローンチを祝された2モデルは、どちらも「HTC U11」のシリーズ後継に相当するもの。同シリーズは、見る角度によって輝きを変化させる「リキッドサーフェスデザイン」を採用した背面がユニーク。また、端末側面を握って操作する「エッジ・センス」という機能が使えることも特徴です。

 

U11 lifeはAndroid Oneとして登場

同会の数日前にY!mobileから発表されたAndroid One X2は、グローバルで発表されたHTC U11 lifeをベースにしています。ファンイベントを冠する端末の名称とは違いますが、日本版のU11 lifeとして紹介されました。

 

20171208_ashida003↑国内版HTC U11 lifeこと、Android One X2

 

同機はU11の特徴を継承したミッドレンジモデルに相当。リキッドサーフェス、エッジ・センスに加え、ハイレゾイヤホンを同梱するなど、ハイエンドモデルさながらの贅沢仕様となっています。アクリルを用いることで、軽量化されていることもポイントです。

 

 

U11+は国内未発売でも新機能が目を引いた

一方、「HTC U11+」はU11をさらに拡張して、新機能を搭載したモデル。画面サイズは6インチで、U11よりも幅が若干スリムになっています。防水防塵性能もIP68にアップしました。なお、グローバルでは発表されたものの、いまのところ日本では発売される予定はないとのこと。

 

20171208_ashida004↑11月初旬にグローバルで発表されたHTC U11

 

デザインで目を引いたのは、「トランスルーセントブラック」という半透明のボディを採用するバリエーション。基盤の一部が透けて見える仕様になっています。

 

20171208_ashida005↑会場では、HTC台湾本社 デザイン部門アソシエイトバイスプレジデントのジョンソン・チャン氏が登壇。同機のコンセプトのほか、ボツになったデザインのエピソードなど、ファンイベントでしか聞けない裏話を語った

 

同機に搭載された新機能としては、「Edge Launcher(エッジ・ランチャー)」と「ナビゲーション バー」のカスタマイズに注目。また、ホーム画面中央をスワイプダウンすると、通知などを表示できるようになっており、これが非常に便利でした。

 

20171208_ashida006↑端末を握ってエッジ・ランチャーを起動。アプリのランチャーが表示されるようになる。アプリ一覧を開かなくても片手操作でよく使うアプリに素早くアクセスできる

 

20171208_ashida007↑ナビゲーションバーを右から左へスワイプすると、ショートカット機能が表示される。画面の録画、通知の確認、スクリーンショット、スリープさせる、などの操作が行える。「設定」アプリからナビゲーションバーのカスタマイズも可能

 

 

20171208_ashida008↑画面上端に指を伸ばさなくても、ホーム画面中央をスワイプダウンすることで、ショートカットアイコンや通知を表示させられる。大画面モデルの使い勝手を上げる良い機能だ

 

U11+自体の国内発売は全くの未定ですが、同機に搭載されたこれらの新UIは次期モデルにも採用される可能性が高いのではないか、と期待は高まります。

 

U11のレッドも発売決定

さて、既に大手キャリアにて発売されているU11は「Alexa」をサポートしており、12月末より順次アクティベートされる予定。Amazon Echoなどは招待制で発売されていますが、U11を持っている場合には、必ず使えるようになるのがメリット。

 

ちなみに、同社では、Twitterのフォロワーが2万人に達したらU11のSIMフリーモデル(ソーラーレッド)を販売、および5台をプレゼントするというキャンペーンも実施していました。同会の開催直前にこの目標値も無事クリアしています。

 

20171208_ashida009↑HTC U11のソーラーレッドモデルは1~2月中に発売される。国内モデルではおサイフケータイなどの機能も追加を検討しているとのこと

 

なお、同キャンペーンは12月も継続されます。フォロワー数がさらに増え、計2万5000人になったらプレゼントを計10台にするといった内容が、児島氏からアナウンスされました。

 

20171208_ashida010↑HTC NIPPON代表取締役社長 児島全克氏

 

 

ファンが望むは「高性能カメラを安く」

さて、同会の最後には、参加したファンによって、どんなモデルを望むか、というグループセッションも実施されました。会場で最も共感を得たのは「安くて高性能カメラに特化したモデル」を望む意見。

 

20171208_ashida011↑グループセッションの様子

 

Googleの「Pixel」シリーズの開発にも協力している同社、高性能カメラの開発は得意とするところです。ちょっと気が早いですが、ファンの声を反映し、今後どんな製品が展開されていくのか、気になりますね。