Apple「iOS 17」期待の新機能一覧! ムードトラッカー、iPadヘルスアプリ、歌詞表示……

Apple(アップル)からの今年のリリースが期待される「iOS 17」に関して、ムードトラッカーやiPad向けヘルスアプリなどの導入が、海外で報じられています。

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↑新機能搭載に期待がかかるiOS 17

 

Bloomberg(ブルームバーグ)によれば、iOS 17には気分を追跡するムードトラッカーが搭載されるとのこと。ユーザーは自分の気分を記録し質問に答え、その結果を時系列で確認できます。また将来的には、スピーチパターンなどのデータからユーザーの気分をAI(人工知能)にて判断することも可能になるそうです。

 

またiPhoneのみで利用可能だった「Health(ヘルス)」アプリが、iPadでも利用可能になります。これにより、iPadでも健康指標や心電図、処方箋、医師による検査結果などが表示できるように。さらに、近視などの視力状態の入力が可能となり、来年にはヘルスコーチングサービスも提供される予定です。

 

一方で中国語SNSのWeiboは、iOS 17ではロック画面やApple Music、App Library、コントロールセンターに新機能が追加されると伝えています。具体的にはロック画面のフォントサイズオプションや、他のユーザーとの共有機能、Apple Musicの歌詞のロック画面への表示、App Libraryのフォルダ名の手動変更、懐中電灯の明るさのスライダーによる変更が可能になるようです。

 

自宅ではiPadだけを利用しているというユーザーも多いため、iOS 17でのヘルスアプリの追加はかなり利便性が高まる予感です。

 

Source: MacRumors 1, 2

有名リーカーが反論! 「iPhone 8/8 Plus」「iPhone X」、iOS 17対応か

Apple(アップル)の次期「iOS 17」で、iPhone 8やiPhone 8 Plus、iPhone Xなどのサポートが打ち切られるとの噂が報じられていました。しかし新たに、実績ある匿名リーカーが「そうではない」と海外メディアにリーク。それらのデバイスもiOS 17にアップデートできると主張しました。

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↑iPhone 8、どうなる?

 

この反論は、iPhone 14 Proモデルの正式発表前にダイナミックアイランド(画面上部の楕円状スペース)を正確に予想したのと同じリーカーによるものです。

 

同じ情報源は最近、次期iPhone 15 Proモデルには超低消費電力プロセッサーが搭載され、iPhone本体の電源がオフの状態やバッテリー切れでも、新たな静電容量式のボタンは問題なく動作すること、また手袋を着けたままでも使えて感度の調整も可能であることを述べていました

 

これらの噂話は、アップル社内の開発チームの“中の人”から聞いたとのことで、もしも本当であれば信ぴょう性が高そうです。

 

アップルがiOSのメジャーアップデートに際しても、過去モデルを切り捨てなかった前例は存在しています。例えばiOS 15は、iOS 14が動く全ての過去機種はそのまま移行できました。一部の新機能は古いモデルでは使えない制限を課すことで、どうにか調整を図っていたようです。

 

その一方でiOS 17が、iPhone XとiPhone 8/8 Plusをサポート対象から外すとみられたのは、先日の噂が初めてではありません。そう予想された理由の1つは、これらのモデルが5年前のものであり、以前アップルがソフトウェア更新を打ち切っていた経過年数と一致しているからです。

 

もう1つの理由は、これらに搭載されたA11 Bionicチップには「checkm8」という修正できない脆弱性があることです。この不具合はbootrom exploit、つまり読み出し専用領域にあるため、ソフトウェア更新により書き換えできないわけです。

 

どちらの噂話が正しいのかは、現地時間6月5日から開催される世界開発者会議「WWDC 2023」で明らかにされるはず。一般的に新製品ほどセキュリティ対策が厳重に施されているため、iPhone XやiPhone 8/8 Plusユーザーは買い替え時かもしれません。

 

Source:MacRumors

「iPhone X」「初代iPad Pro」ピンチか? iOS 17にアプデできないかも…

Apple(アップル)から今年のリリースが期待される「iOS 17」「iPadOS 17」では、「iPhone X」や「初代iPad Pro」がサポートされないとの情報が海外から届いています。

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↑iPhone X、ピンチか

 

これまでもiOSやiPadOSのアップデートのたびに、対応デバイスから過去の製品が外されてきました。たとえば2022年にリリースされた「iOS 16」「iPadOS 16」では、「iPhone 6s」や「初代iPhone SE」、「第2世代iPad Air」など、多数のデバイスでのサポートが打ち切られました。

 

今回Twitter上に投稿されたリーク情報によれば、iOS 17とiPadOS 17では「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」「iPhone X」「初代iPad Pro」「第5世代iPad」のサポートが打ち切られるとのこと。2015年から2017年に発売されたこれらのデバイスでは、プロセッサに「A11 Bionic」「A10 Bionic」「A9/A9X」が搭載されています。

 

なお「A5」から「A11 Bionic」を搭載したiPhoneとiPadには、ブートロムのセキュリティ上の脆弱性があり、この問題を修正することができません。このことでiOS 17とiPadOS 17では数多くのiPhoneやiPadのサポートが打ち切られるのかもしれません。

 

Source: Fame_G_Monster / Twitter via MacRumors