“パリピ”感強め! 大口径ウーファーと7色LEDライト搭載の重低音スピーカーシステム「RV-NB250BT」

屋外でのアクティビティやレジャーに欠かせないのがポータブルBluetoothスピーカーですが、小型なものでは十分な音量で再生できないことも。そんなときには、懐かしのラジカセスタイルのオールインワンシステムを利用してみてはいかがでしょうか?

 

JVCケンウッドは、JVCブランドより大音量・重低音サウンドを楽しめるオールインワンCDシステム「RV-NB250BT」を8月下旬に発売します。実売予想価格は4万円前後(税抜)。

↑「RV-NB250BT」

 

「RV-NB250BT」は、“重低音&タフボディ”をコンセプトにしたヘッドホンなどを展開する「XX」シリーズ初のパワードウーハーCDシステム。1台でCD/ラジオ/USB/Bluetoothなどの各種音楽ソースを楽しめるほか、マイク入力とギター入力端子を備え、カラオケや音楽演奏などにも利用できます。

 

迫力の重低音を実現するため、本体の両サイドに大口径16㎝ウーファーを水平対向配置し、正面には10㎝フルレンジスピーカーを配置。それらを計60Wの4chハイパワーアンプで駆動します。また、ボディにはタフなチューブ構造を採用して不要な振動を抑制し、引き締まった重低音サウンドを再生します。

↑本体両サイドに16cmのウーファーを搭載

 

視覚面でも盛り上げるために、前面スピーカー部が光る「ライトエフェクト機能」を搭載。赤の常時点灯に加え、7色に点灯するモードなど計4種類のモードで演出します。

↑スピーカーの周辺が光る「ライトエフェクト機能」

 

AC電源と内蔵バッテリーの2電源に対応しており、様々なシーンで活用可能。持ち運びに便利なショルダーベルトが付属しているので、手軽に屋外へ持ち出せます。本体外形はW696×H261.5×D265mmで、質量は8kg。

 

大口径ウーファーと4chハイパワーアンプ、スピーカー周辺が光る「ライトエフェクト機能」など、“パリピ”仕様の「RV-NB250BT」をぜひチェックしてみて下さい。

 

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人気の「Bluetoothイヤホン」最新選び方ガイド――4大タイプ別オススメ機種はコレだ!!

近年、ポータブルオーディオ市場のなかでも急速にシェアが拡大しているBluetoothオーディオ。なかでも、スマホと組み合わせて手軽に通勤・通学時などに音楽が楽しめるBluetoothイヤホンは、完全ワイヤレスタイプなど様々なモデルが登場し、注目を集めています。

 

しかし、数多くのメーカーから様々な製品が発売されているため、「どの製品を選んでいいか分からない」、「自分に合った製品を知りたい」という声も聞かれます。そこで今回は、Bluetoothイヤホンをタイプ別に分類し、それぞれの特徴やメリット・デメリットを紹介していきます。製品選びの参考にしてみて下さい。

 

1.初心者にオススメな「ケーブルタイプ」

両端のイヤホンを1本のケーブルでつないだシンプルなケーブルタイプは、多くのメーカーから発売されている最もスタンダードなタイプ。ケーブルをまとめるとコンパクトに持ち運べ、手軽に使える点がメリットです。一方で、バッテリーなどを小さなリモコンボックス部に搭載していることが多く、バッテリー持ちは短め。低価格帯の製品が多いので、はじめてワイヤレスイヤホンを購入する方にオススメしたいタイプといえます。

JVC
HA-FX27BT

実売価格2480円

イヤホンの重さを気にせず使える約11gの小型軽量設計に、3ボタンで簡単に操作できるリモコンを搭載したワイヤスイヤホン。エントリーモデルながら高磁力ネオジウムマグネット採用の高音質ドライバーにより、低域から高域までバランスよくパワフル&クリアなサウンドを実現します。雨や水しぶきに強い防滴仕様なので、スポーツシーンでの使用もOK。カラーはレッド、ブラック、ブルー、ホワイトの4色。

【SPEC】●対応コーデック:SBC ●再生周波数帯域:20Hz~20kHz ●電池持続時間:約4.5時間 ●充電時間:約2.5時間 ●質量:約11g ●付属品:充電用USBケーブル、イヤーピース(S/M)

 

Anker
Soundcore Spirit

実売価格2999円

潜水艦に着想を得た内部構造と疎水性の多層ナノコーティングから成るSoundcore独自の「SweatGuardテクノロジー」を採用。通常の水よりも腐食性の高い塩分を含んだ汗もしっかり防いで、水濡れによる故障からイヤホンを守ります。Bluetoothコーデックは、SBCのほかAACにも対応。スポーツ時などの安定性を高めるイヤーウイングが付属しています。カラーはブラックのみ。

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC ●再生周波数帯域:- ●電池持続時間:約8時間 ●充電時間:約1.5時間 ●質量:約16g ●付属品:イヤーチップ(S/M/L/XL)、イヤーウィング(S/M/L)、トラベルポーチ、マイクロUSBケーブル、ケーブルクリップ(2個)、シャツクリップ

 

2.こだわり派にオススメな「ネックバンドタイプ」

ネックレスのように首にかけて使うネックバンドタイプは、イヤホンが耳から外れにくく安定した装着感が特徴。また、ネックバンド部にバッテリーや通信モジュールを備えるモデルが多く、バッテリー持ちや通信安定性も優れています。デメリットは、ネックバンド部を折りたためない製品が多いので、ケーブルタイプに比べて持ち運び時にかさばってしまうこと。ミドル~ハイエンドクラスの製品が揃っているため、音質や装着感にこだわりがある人にオススメです。

 

オーディオテクニカ
ATH-DSR5BT

実売価格4万630円

ワイヤレスのデジタル信号をドライバーまで高純度伝送し、耳に伝わる直前で音声へとダイレクト変換する「Pure Digital Drive(ピュア・デジタル・ドライブ)」を搭載。対向する2つのドライバーにより、パワフルで濁りのない広帯域再生を行う「DUAL PHASE PUSH-PULL D/A DRIVERS」との組み合わせにより、従来のイヤホンの概念を超えた、解像度の高いクリアなサウンドを実現しています。aptX HDコーディングをサポートしており、ワイヤレスでのハイレゾ再生も可能なハイエンドイヤホンです。カラーはブラックのみ。

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC、aptX、aptX HD ●再生周波数帯域:5Hz~45kHz ●電池持続時間:約8時間 ●充電時間:約3時間 ●質量:約63g ●付属品:充電用USBケーブル、イヤーピース(XS/S/M/L)、ポーチ

 

ソニー
WI-1000X

実売価格3万7670円

「デュアルノイズセンサーテクノロジー」と「フルオートAIノイズキャンセリング」により、驚異の消音性能を誇るノイズキャンセリングイヤホン。音楽を聴きながら周囲の音も確認できる「アンビエントサウンド(外音取り込み)モード」を備え、イヤホンを付けたままでもアナウンスなどを聴くことができます。9mm径のダイナミック型ドライバーとBA(バランスド・アーマチュア)型ドライバーの2つのドライバーによる「HDハイブリッドドライバーシステム」により、ハイレゾ音源も忠実に再生可能。ソニー独自のハイレゾ対応コーデック「LDAC」のほか、aptX HDにも対応しています。カラーはブラックとシャンパンゴールドの2色。

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC、LDAC、aptX、aptX HD ●再生周波数帯域:3Hz~40kHz ●電池持続時間:最大10時間(NC ON時)、最大13時間(NC OFF時) ●充電時間:約3.5時間(充電15分で約70分使用可能) ●質量:約71g ●付属品:充電用USBケーブル、航空機用プラグアダプター、ハイブリッドイヤーピース(SS/S/M/L)、トリプルコンフォートイヤーピース(S/M/L)、キャリングポーチ、専用ヘッドホンケーブル(1m)

 

3.新しいモノ好きにオススメな「完全ワイヤレスタイプ」

近年トレンドとなっているのが、両側のイヤホンが独立した完全ワイヤレスタイプ。ケーブルがないため、ケーブルの絡まりや引っかかりから解放された自由な装着感がウリです。バッテリー持ちは最も短いものの、専用の充電ケースと合わせて使うことで他のタイプと遜色ない時間使うことが可能。デメリットは、左右のイヤホン間もワイヤレス接続でデータを伝送しているため、通信安定性が他のタイプよりも劣ること。とくに人が多く集まる場所では様々な電波が飛び交い、通信が不安定になりやすいといえます。最先端のアイテムを使いたい新しいモノ好きな人にオススメです。

GLIDiC
Sound Air TW-5000

実売価格9864円

ジュエリーケースをイメージしたコンパクトな充電ケースと、女性の耳にも馴染みやすい小型イヤホンが特徴の完全ワイヤレスモデル。優れた装着感と洗練されたデザインを両立した「ウルトラ・マルチ・フィッティング」により、使用時の耳へのストレスを軽減します。コーデックはSBCのほかAACにも対応。カラーはホワイト、ブラック、シャンパンゴールドの3色。

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC ●再生周波数帯域:20Hz~20kHz ●電池持続時間:約3時間(充電用ケース使用時:約10時間) ●充電時間:本体約1.5時間、充電ケース約2時間(フル充電) ●質量:本体のみ(左右各)約5g ●付属品:イヤーピース(XS/S/M/L)、充電用USBケーブル、かんたんガイド

 

↑専用の充電ケースは非常にコンパクト(画像はホワイト)

 

ソニー
WF-SP700N

実売価格2万4710円

スポーツシーンでも汗や小雨などを気にせず使えるIPX4相当の防滴性能を備えていることに加え、周囲の騒音を低減するノイズキャンセリング機能も搭載。アンビエントサウンド(外音取り込み)モードにも対応しているので、周囲の音も聴き取りながら音楽を楽しめます。耳のくぼみに合う形状に改善されたアークサポーターと、重心の位置を工夫した設計で運動時も快適に装着可能。カラーはブラック、ホワイト、イエロー、ピンクの4色。

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC ●再生周波数帯域:20Hz~20kHz ●電池持続時間:最大3時間(NC ON/OFF) ●充電時間:本体約1.5時間、充電ケース約3時間(フル充電) ●質量:本体のみ(左右各)約7.6g、充電ケース約45g ●付属品:ハイブリッドイヤーピースロング(SS/S/M/L)、アークサポーター(M/L)、充電用USBケーブル

 

↑スライド式カバーの専用充電ケース

 

4.日常使いもできる「スポーツタイプ」

スポーツタイプは、ジョギングなどの運動時でも安定して使えるよう、イヤーハンガーやフックなどで装着性を高めたタイプ。また、汗や不意の小雨などにも耐えられるように防水性能を備えたモノも多くなっています。もちろん日常用としても使えますので、一般的なワイヤレスイヤホンは耳から外れやすくて……とお悩みの方にもオススメです。

 

パイオニア
E7 Wireless(SE-E7BT)

実売価格8770円

ハンガー部とカナル型インナー部の接合部にボールジョイントを組み込んだ特許技術「3D Active Fit」を採用したスポーツ向けワイヤレスイヤホン。使う人の耳の形状や耳穴の角度に合わせてインナー部の角度が可変し、激しい動きでも外れにくく、優れたフィット感を維持します。フック部分が取り外し可能な構造になっており、使用シーンに合わせて「イヤーフック」と「セキュアイヤーフィン」の2種類から選択可能。もちろん汗に強い防滴仕様です。カラーはイエロー、グレー、レッドの3色。

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC、aptX ●再生周波数帯域:5Hz~22kHz ●電池持続時間:約7.5時間 ●充電時間:約1.5時間 ●質量:約20g ●付属品:イヤホンチップ(S/M/L)、マイクロUSBケーブル、セキュアイヤーフィン(S/M/L)、キャリングポーチ

↑「イヤーフック」(左)と「セキュアイヤーフィン」(右)が選択できる

 

 

パナソニック
RP-BTS55

実売価格7560円

耳の形に合わせて変形可能な「フレキシブルイヤークリップ」を採用し、激しい動きでも外れにくく安定した装着性を実現するスポーツ向けワイヤレスイヤホン。イヤホン部分にブルーエッジLED搭載し、LEDが光ることで周囲からの視認性を向上させ、ナイトランなど夜間でも安全に使うことができます。IPX5相当の防水設計により、汗に強く、突然の雨にも対応します。カラーはブラックとピンクの2色。

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC ●再生周波数帯域:18Hz~20kHz ●電池持続時間:約6時間 ●充電時間:約1.5時間(充電15分で約70分使用可能) ●質量:約22g ●付属品:イヤーピース(S/M/L)、USB充電ケーブル、キャリングケース

 

以上のように、タイプによって個性や特徴の異なるワイヤレスイヤホンですが、自分に合ったタイプのものを選べば満足度も高まります。これから購入を検討される方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

 

ワイヤレスでも音質は妥協しない! JVCから2つのBluetoothイヤホンが数量限定で登場

JVCケンウッドは、JVCブランドのハイクラスヘッドホンシリーズ「CLASS-S」から、Bluetoothイヤホン「WOOD Wireless 02 inner (HA‐FW02BT)」と「SOLIDEGE Wireless 02 inner (HA-FD02BT)」の2モデルを、6月下旬より数量限定で発売します。実売予想価格はいずれも4万5000円前後(税抜)。

↑左からHA‐FW02BT、HA-FD02BT

 

HA-FW02BT/FD02BTは、既発売の「WOOD」および「SOLIDEGE」シリーズのイヤホンに、MMCX対応のBluetoothレシーバー「SU-ARX01BT」を組み合わせたもの。独自の高音質化技術「K2 TECHNOLOGY」により、Bluetoothで伝送した音楽データもハイレゾ相当にアップコンバートして再生できるのが特徴です。

 

「K2 TECHNOLOGY」は、デジタル音源化や圧縮処理により失われた音楽情報を波形補正処理することで再生成し、原音を忠実に再現する高音質化技術。同機では、従来よりも低い周波数帯域まで処理範囲を拡張することで、精度の高い波形補正処理を行ない、ハイレゾ相当(192kHz/24bit)の音楽信号として出力し、ワイヤレスながらワイヤードに迫る高音質を実現しています。

 

Bluetoothの使えない環境や不意のバッテリー切れでもイヤホンを利用できるように、専用のヘッドホンケーブルを付属しており、有線接続でも使用可能。また、レシーバー部はMMCX端子に対応しているので、好みのMMCX対応イヤホンに付け替えて高品質なワイヤレス再生を楽しむこともできます。

 

連続再生時間は約7時間(Bluetooth接続、K2 TECHNOLOGY利用)。Bluetoothコーデックは、SBC、AAC、aptXに対応しています。

 

高音質化技術を備えたBluetoothイヤホンは、ワイヤレスでも音質を妥協したくない方にオススメ。数量限定ですので、気になる方はお早めにチェックしてみて下さい。

 

【HA‐FW02BT SPEC】
再生周波数帯域:6Hz~45kHz
電池持続時間:約7時間
充電時間:約2時間
質量:約46g
付属品:充電用USBケーブル、専用ヘッドホンケーブル、キャリングポーチ、スパイラルドットイヤーピース(S/MS/M/ML/L)各2個

 

【HA-FD02BT SPEC】
再生周波数帯域:8Hz~52kHz
電池持続時間:約7時間
充電時間:約2時間
質量:約54g
付属品:充電用USBケーブル、専用ヘッドホンケーブル、キャリングポーチ、スパイラルドットイヤーピース(S/MS/M/ML/L)各2個

脱・有線イヤホン! クロスレビューでわかった初心者に本当にオススメなBluetoothイヤホン5選

iPhone 7の登場以降、iPhoneシリーズからイヤホンやヘッドホンを接続するためのステレオミニジャックが省かれ、従来のイヤホンを利用するためには付属の変換アダプターを利用するか、Bluetoothなどのワイヤレス接続を行わなければならなくなりました。その後、国内外のオーディオメーカーからBluetoothに対応したワイヤレスタイプのイヤホンが多数登場し、ワイヤレスオーディオ市場は活況を呈しています。

 

そこで今回は、初めてBluetoothイヤホンを購入する人にオススメな1万5000円以下の入門モデル5機種を紹介。各機種の音質や使い勝手をチェックしています。

 

【今回試した機種】

1.JVC「HA-FX33XBT」

2.オンキヨー「E300BT」

3.エレコム「LBT-SL100MP」

4.オーディオテクニカ「ATH-CKR55BT」

5.TaoTronics「TT-BH07」

 

レビューを行ったのは、オーディオライターの山本 敦さんと編集部オーディオ担当の一條 徹の2人。いずれも、普段使用しているオーディオプレーヤーやスマートフォンを持参し、聴き込んだ音源を試聴しています。

1.重低音好きにオススメなJVCのXXシリーズ

JVC
HA-FX33XBT

実売価格7730円前後

“重低音&タフ”をコンセプトとした「XX(XTREME XPLOSIVES)」シリーズのBluetoothイヤホン。安定した装着感のネックバンドスタイルと、約14時間の長時間再生が可能な大容量バッテリーを採用していることが特徴。また、XXシリーズならではの迫力ある重低音再生のため、低音を増強するバスブースト回路(オン・オフ切り替え可能)も搭載しています。

【SPEC】●対応コーデック:SBC ●連続再生時間:最大14時間 ●充電時間:約3時間 ●カラーラインナップ:ブラック&レッド、レッド、シルバー ●質量:約47g ●付属品:充電用USBケーブル、イヤーピースS/M/L各2個

 

 

 

2.高級感のあるアルミボディ

オンキヨー
E300BT

実売価格1万2290円前後

不要な振動を抑えてクリアな音を再生するアルミハウジング採用のBluetoothイヤホン。バッテリーを首の後ろに配置する事でハウジングを小型軽量化し、快適な装着性を実現しています。また、外部からの電磁ノイズの影響を減少させるツイストケーブルを採用。高音質なaptXコーデックにも対応しています。

【SPEC】●対応コーデック:SBC、aptX ●連続再生時間:最大7.5時間 ●充電時間:約2時間 ●カラーラインナップ:ブラック、ホワイト ●質量:約15g ●付属品:充電用USBケーブル、イヤーピースS/M/L各2個

 

 

3.アニソン好きなら迷わず選びたいアニソン向けモデル

エレコム
LBT-SL100MP

実売価格5260円前後

アニソンのリスニングに最適なチューニングを施したアニソン向けBluetoothイヤホン。迫力のある低音域とクリアで伸びやかなボーカルボイスで、アニソンの世界観を余すところなく再現します。製品のプロダクトデザインは、「アップルシード」や「攻殻機動隊」など世界的な人気を博す作品を生み出した漫画家・士郎正宗氏が担当。

【SPEC】●対応コーデック:SBC、aptX、AAC ●連続再生時間:最大6時間 ●充電時間:約2時間 ●カラーラインナップ:ブラック、レッド、シルバー ●質量:約14g ●付属品:充電用USBケーブル、イヤーピースS/M/L各2個

 

 

4.原音再生がコンセプトの高音質モデル

オーディオテクニカ
ATH-CKR55BT

実売価格8590円前後

「原音再生」や「高解像度」をコンセプトとした「Sound Reality series」シリーズ初のBluetoothイヤホン。耳の小さな人でもフィットするコンパクトサイズの10.7mmドライバーを搭載。制振性を高めて高解像度再生を実現する真鍮スタビライザーも備えています。バッテリーを首の後ろに配置したデザインにより、イヤホン部の小型化と装着感の向上を図っているのが特徴。

【SPEC】●対応コーデック:SBC、aptX、AAC ●連続再生時間:最大7時間 ●充電時間:約3時間 ●カラーラインナップ:スティールブラック、ディープブルー、シャンパンゴールド、ブリリアントレッド ●質量:約14g ●付属品:充電用USBケーブル、イヤーピースXS/S/M/L各2個、ポーチ、クリップ

 

 

5.3000円を切るお手ごろ価格が魅力

TaoTronics
TT-BH07

実売価格2999円前後

3000円を切る低価格ながら、高音質・低遅延のaptXコーデックをサポート。イヤホンのヘッド部分にマグネットを内蔵しており、使用しないときは、ヘッド同士をくっつけてネックレスのように首にかけておくことが可能。装着感を高めるイヤーフックにより、耳から外れにくくしっかりフィットします。

【SPEC】●対応コーデック:SBC、aptX ●連続再生時間:最大5時間 ●充電時間:約1.5時間 ●カラーラインナップ:ブラック、レッド、ブルー、グリーン、パステルピンク ●質量:約15g ●付属品:充電用USBケーブル、イヤーピースS/M/L各2個、イヤーウイングS/M/L各2個

 

 

いずれも個性的なモデルばかりですので、ぜひ店頭で音質や装着感をチェックしてみて下さい。

完全ワイヤレスイヤホンの買いモデルはどれ? 人気8機種を「音質」「使い勝手」「通信安定性」でガチ比較

2015年に登場した初代EARINや、世界的な人気となったAppleのAirPodsに続くように、オーディオメーカー各社からも完全ワイヤレスタイプのBluetoothイヤホンが続々発売されています。そこで今回は、7社の完全ワイヤレスイヤホン8機種を集め、音質から使い勝手、ワイヤレス接続の途切れにくさまで徹底比較を行いました。この春ワイヤレスイヤホンの購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

 

【今回試した完全ワイヤレスイヤホン】

1.ソニー「WF-SP700N」
2.ソニー「WF-1000X」
3.JVC「HA‐ET900BT」
4.ボーズ「SoundSport Free wireless headphones」
5.パイオニア「C8 truly wireless」(SE-C8TW)
6.GLIDiC「Sound Air TW-5000」
7.EARIN「EARIN M-2」
8.NUARL「NT01-MB」

 

【レビュアー】

なお、試聴はiPhoneを使い、AAC対応の機種はAACで、非対応の機種はSBCコーデックで伝送しています。また、ワイヤレス通信の切れにくさは、多くの人が集まる夕暮れ時のJR新宿駅南口改札前にてテストを行いました。

 

1.ソニー「WF-SP700N」

ソニー
WF-SP700N

実売価格2万3000円前後(税抜/2018年4月28日発売)

スポーツシーンでも汗や小雨などを気にせず使えるIPX4相当の防滴性能を備えていることに加え、周囲の騒音を低減するノイズキャンセリング機能も搭載。アンビエントサウンド(外音取り込み)モードにも対応しているので、周囲の音も聴き取りながら音楽を楽しめます。耳のくぼみに合う形状に改善されたアークサポーターと、重心の位置を工夫した設計で運動時も快適に装着可能。

 

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC ●連続再生時間:最大3時間(NC ON/OFF) ●充電時間:本体約1.5時間、充電ケース約3時間(フル充電) ●カラーラインナップ:ブラック、ホワイト、イエロー、ピンク ●質量:本体のみ(左右各)約7.6g、充電ケース約45g ●付属品:ハイブリッドイヤーピースロングSS/S/M/L(各2個)、アークサポーターM/L(各2個)、充電用USBケーブル

 

 

【接続安定性】 ◎ 「人通りの多い新宿駅の改札前でも、まったく途切れませんでした」(山本)

 

2.ソニー「WF-1000X」

ソニー
WF-1000X

実売価格2万3350円

業界最高クラスのノイズキャンセリング性能を備えた完全ワイヤレスモデル。専用アプリ「Headphones Connect」を使えば、周囲の音を聴きとれる「アンビエントサウンド(外音取り込み)モード」の切り替えや、サウンドエフェクトのカスタマイズが可能。「アダプティブサウンドコントロール」機能により、ユーザーが歩いている/走っている/乗り物に乗っているなどの状態を判断して、あらかじめ設定しておいたNCのON/OFFや外音取りこみパターンに切り替えてくれます。また、ハイブリッドイヤーピースに加え、2種類の硬度のシリコンゴムに独自開発のシリコンフォーム素材を組み合わせた「トリプルコンフォートイヤーピース」も同梱。高い遮音性と快適な装着性を実現しています。

 

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC ●連続再生時間:最大3時間(NC ON/OFF) ●充電時間:本体約1.5時間、充電ケース約3時間(フル充電) ●カラーラインナップ:シャンパンゴールド、ブラック ●質量:本体のみ(左右各)約6.8g、充電ケース約70g ●付属品:ハイブリッドイヤーピースロングSS/S/M/L(各2個)、トリプルコンフォートイヤーピースS/M/L(各2個)、フィッティングサポーターM/L(各2個)、充電用USBケーブル

 

 

【接続安定性】 △ 「スマホを手に持っていても途切れることがあり、電波の飛び交う場所は苦手のようです」(一條)

 

3.JVC「HA‐ET900BT」

JVC
HA‐ET900BT

実売価格1万2800円

JVC初の完全ワイヤレスモデル。回転構造によりさまざまな耳の形や大きさに合わせてフィットさせることができる独自の「ピボットモーションサポート」や、装着性を高めるオーバル形状ハウジングに加え、耳の形に沿うフラットな形状で上下の揺れに強い縦型デザインによる3点支持構造を採用。ランニングなどの激しい動きのある場合でも外れにくい安定した快適な装着性を実現しています。イヤホンは水洗いも可能なIPX5相当の防水仕様で、いつでも清潔に保つことが可能。スマホアプリ「JVC Headphones Manager」(無料)を使えば、バッテリー残量の確認やサウンドモードの切替(Flat/Bass/Clear)も行えます。

 

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC ●連続再生時間:最大3時間 ●充電時間:本体約2時間、充電ケース約3時間(フル充電) ●カラーラインナップ:ブルー、ブラック、レッド、イエロー ●質量:本体のみ(左右各)約6.5g、充電ケース約35g ●付属品:標準イヤーピース(S/M/L)各2個、低遮音イヤーピース(S/M/L)各2個、充電用USBケーブル、充電ケース、クリップ付キャリングポーチ

 

 

【接続安定性】 ○ 「スマホをズボンのポケットに入れた状態だとたまに途切れることがありましたが、ほとんどの場面で安定して使えました」(一條)

 

4.ボーズ「SoundSport Free wireless headphones」

ボーズ
SoundSport Free wireless headphones

実売価格2万9160円

独自のデジタル信号処理や、音量に合わせてバランスの取れたサウンドに最適化するイコライザーを搭載。クリアで迫力のあるサウンドを楽しめます。また、円錐形のノズルが耳にやさしくフィットする「StayHear+ Sportチップ」と独自のウィングにより、運動時でも安定した装着感を実現。オープンポートに撥水性のあるメッシュ素材を採用することで、内部への水の浸入を防ぎ、汗や雨を気にせず使用できます(IPX4相当)。

 

【SPEC】●対応コーデック:非公表 ●連続再生時間:最大5時間 ●充電時間:本体約2時間(15分の充電で約45分使用可能な急速充電対応) ●カラーラインナップ:ミッドナイトブルー、ブラック、ブライトオレンジ ●質量:本体のみ(ペア)約18g、充電ケース約80g ●付属品:StayHear+ Sportチップ(3サイズ)、充電用USBケーブル

 

 

【接続安定性】 ◎ 「非常に途切れにくく、人通りの多い場所でも安心して使えます」(山本)

 

5.パイオニア「C8 truly wireless」

パイオニア
C8 truly wireless(SE-C8TW)

実売価格1万6070円

強磁力マグネットを使用した6mm径の小型ドライバーを搭載。SBCのほか、AACコーデックにも対応しており、手軽に高音質なサウンドを楽しめます。イヤホン本体は、約2mmピッチの細かい凹凸がついたシリコン製で、耳にフィットしながら長時間装着しても蒸れにくく快適に使用可能。スマートフォンに届いたメール、SMS、さまざまなメッセンジャーサービス、さらにカレンダー、ニュースを読み上げてくれるAndroid用アプリ「Notification App」に対応し、スマホが取り出せない状況でもメッセージなどを音声で確認することができます。

 

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC ●連続再生時間:最大3時間 ●充電時間:本体約1時間、充電ケース約3.5時間(フル充電) ●カラーラインナップ:ブラック ●質量:本体のみ(ペア)約12g、充電ケース約125g ●付属品:イヤホンチップ(シリコン)S/M/L、充電用USB Type-Cケーブル(0.25m)

 

 

【接続安定性】 ○ 「スマホを手に持った状態だと安定していますが、ポケットなどにしまうとまれに不安定になることも」(一條)

 

6.GLIDiC「Sound Air TW-5000」

GLIDiC
Sound Air TW-5000

実売価格9810円

ジュエリーケースをイメージしたコンパクトな充電ケースと、女性の耳にも馴染みやすい小型イヤホンが特徴の完全ワイヤレスモデル。優れた装着感と洗練されたデザインを両立した「ウルトラ・マルチ・フィッティング」により、使用時の耳へのストレスを軽減します。コーデックはSBCのほかAACにも対応。

 

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC ●連続再生時間:最大3時間 ●充電時間:本体約1.5時間、充電ケース約2時間(フル充電) ●カラーラインナップ:ブラック、ホワイト ●質量:本体のみ(左右各)約5g ●付属品:イヤーピース(XS/S/M/L)、充電用USBケーブル、かんたんガイド

 

 

【接続安定性】 ○ 「ほとんどの場面で安定していて途切れにくかったのですが、新宿駅の混雑時にはまれにノイズが入ってしまうことがありました」(一條)

 

7.EARIN「EARIN M-2」

EARIN
EARIN M-2

実売価格3万2180円

初代EARINの軽量、小型のコンセプトはそのままに、新たにNXP Semiconductorsの「MiGLOテクノロジー」を採用し、信号が途切れるのを抑え、より安定したステレオサウンドを実現。また、スマホ接続時の通話機能を追加装備したほか、周囲の音も聴きとれる外音取りこみ機能も搭載しています。専用アプリより、バッテリー残量チェック、左右のバランス設定、ベースブースト機能の切り替えのほか、外音取りこみモード設定も行えます。

 

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC、aptX ●連続再生時間:最大4時間(ステレオ)、最大10時間(モノラル) ●充電時間:本体約75分、充電ケース90分 ●カラーラインナップ:ブラック、(アルミシルバーも展開予定) ●質量:本体のみ(左右各)約3.6g、充電ケース約56g ●付属品:充電用USBケーブル、シリコンチップ、フォームチップ

 

 

【接続安定性】 ◎ 「非常に安定しており、新宿駅でのテスト中に途切れたのはほんの1、2回程度。抜群の安定性です」(山本)

 

8.NUARL「NT01-MB」

NUARL(ヌアール)
NT01-MB

実売予想価格1万4750円(マットブラック:2018年4月27日発売予定、ブラックシルバー:5月25日発売予定)

歪みを抑えクリアで立体感のあるサウンドを再生する独自技術HDSS(High Definition Sound Standard)に対応した同社初の完全ワイヤレスモデル。最新のBluetooth 5.0規格に対応しているほか、左右のイヤホンの接続には独自のMCA(Mutual Coupling Antenna)テクノロジーと「Qualcomm TrueWireless Stereo」テクノロジーを組み合わせることで、ワイヤレス接続の安定性と低ノイズ化を両立しています。音質や装着感など好みに合わせて選べる2種類のイヤーピースに加え、装着安定性を高めるイヤーループも同梱。イヤホンはIPX4相当の耐水性も備えています。

 

【SPEC】●対応コーデック:SBC、AAC ●連続再生時間:最大5時間 ●充電時間:本体約1.5時間、充電ケース約3時間(フル充電) ●カラーラインナップ:マットブラック、ブラックシルバー ●質量:本体のみ(左右各)約5g、充電ケース約26g ●付属品:イヤーピース(Fitting Type、Plug-in TypeともS/M/L各3サイズ)、イヤーループ(S/L)、ポーチ、充電用USBケーブル

 

 

【接続安定性】 ○ 「通信はとても安定していますが、スマホをポケットにしまうとまれに途切れてしまうことがありました。混雑する場所ではスマホを手持ちしておくと安心です」 (一條)

 

各社の個性が光る完全ワイヤレスイヤホンを、ぜひ店頭などでチェックしてみて下さい。

 

専門店スタッフが選んだ玄人好みの「完全ワイヤレスイヤホン」Best4はこれだ!

完全ワイヤレスイヤホンは現在認知度が上がってきていますが、市場に出ている製品は玉石混交。ここでは、あまり知られていないが高性能な、ツウ好みのモデルを専門店スタッフがレビューします。

 

【e☆イヤホン秋葉原店のスタッフふたりが評価】

シャツ(長め)さん

ヘッドホン担当。バンドでベースを務めています。アニメが大好きで、いま推しの声優は内田真礼。

 

モアナさん

新品担当。好きなアーティストはChara、YUKI、aikoなど。お酒も大好きな期待の若手スタッフです。

 

 

【市場解説】防水仕様で装着感の良い「スポーツ仕様」がトレンド

AppleのAirPodsを皮切りに、ソニーやボーズなど大手メーカーが続々と完全ワイヤレスイヤホン市場へ参入。オーディオで一番ホットなジャンルになりました。

 

完全ワイヤレスイヤホンの最新トレンドは「スポーツ仕様」。防水機能はいまや当たり前で、激しい動きをしても外れないよう、各社が独自のテクノロジーにより装着感を高めたモデルも多いです。また、充電ケースの性能も高められ、大容量バッテリーを備えるだけでなく、5分ほどの充電で使えるようになるクイックチャージ対応機もいくつか登場しています。

 

完全ワイヤレスはBluetoothモジュールやバッテリーなどを筐体に内蔵するため、必然的にネックバンド型よりも大型になります。そのため、デザインに注力したモデルが多いのも特徴。アクセサリー感覚で身に着けられるものも登場し、女性人気を集めそうです。

 

 

【第4位】

低遮音イヤピースを同梱しランニング中の安全性に配慮

JVC

HA-ET900BT

実売価格1万5390円

イヤフィンが回転する独自の「ピボットモーションサポート」により、様々な耳の形や大きさに対応。安定した装着性を実現した。IPX5相当の防水性能を備え、水洗いも可能です。周囲の音が聞こえやすい低遮音イヤピースを同梱します。【再生周波数帯域:20Hz〜20kHz】【イヤホンフル充電:約2時間】【防水:IPX5相当】【片側質量:約6.5g】

 

【装着イメージ】

【ケース】

↑イヤホンは約3時間再生で、ケースで2回フル充電。ケースは防滴仕様でクリップ付きポーチが付属します

 

【評価】スポーツ向けゆえ犠牲にした性能も

装着感の追求や水洗い対応など、スポーツ向けに特化。それゆえにスタミナ不足や機能の乏しさは否めません。破損や紛失時の補償制度はうれしいです。

 

【e☆イヤスタッフのココがイイ!】

バッテリー残量をアプリで確認できる

独特の縦長ボディで装着時の3点支持構造を実現し、フィット感を高めています。アプリと連携してバッテリー残量の確認などが行えるのも便利です。(シャツ(長め)さん)

 

ユニセックスで使えるカラーとデザイン

ブルー(上の写真)のほか、イエローやレッドなどビビッドな色で展開し、デザインもユニセックス。低音に迫力があり、ヒップホップなどにマッチします。(モアナさん)

 

【第3位】

独自のイヤフィンがフィットし激しい動きでもズレにくい

Jaybird

Jaybird RUN

実売価格2万5090円

防汗・耐水性能を備えるランナー向けモデル。同梱する数種のイヤピースとイヤフィンにより様々な耳型に対応し、激しい動きでもズレにくいです。専用アプリを利用して音源をカスタマイズできるイコライザ機能がユニークです。【再生周波数帯域:20Hz〜20kHz】【イヤホン:フル充電2時間】【防水:対応】【片側質量:約6.8g】

 

【装着イメージ】

【ケース】

↑イヤホンは4時間再生可能で、ケースで2回フル充電できます。5分の充電で約1時間再生できるクイックチャージに対応

【評価】スタミナ不足だがクイックチャージが◎

スタミナ性能はいまひとつですが、クイックチャージに対応するのは便利。音質はフラットなので、イコライザで自分好みにカスタマイズしたいですね。

 

【e☆イヤスタッフのココがイイ!】

イヤホンをなくしてもアプリで捜索できる

二重の疎水性ナノコーティングで、汗に含まれる酸からも筐体を守ります。イヤホンをなくしたときに、アプリと連携して探せる機能もうれしい!(シャツ(長め)さん)

 

ケースが小型軽量で持ち歩きにも便利

フィット感が高く、運動しているときも落ちる心配がありません。ケースは軽量コンパクトなので、ポケットに入れて持ち歩いても気にならないです。(モアナさん)

【第2位】

スマホなどに給電できる大容量バッテリーケースが魅力

SOUL

X-SHOCK

実売価格1万3820円

独自のサウンドチューニングにより、バランスの取れた深い低音を実現。人間工学に基づいて装着感を高めた設計とIPX5の防水仕様で、スポーツ時の使用に最適です。ケースに大容量バッテリーを搭載し、イヤホンを18回充電できます。【再生周波数帯域:20Hz〜20kHz】【イヤホンフル充電:1.5時間】【防水:IPX5相当】【片側質量:6g】

 

【装着イメージ】

【ケース】

↑充電ケースは3000mAhのバッテリーを積み、最大約54時間の再生に対応。スマホなどの外部機器も給電可能です

 

【評価】低音重視のサウンドは好みが分かれそう

モバイル充電器として使える大容量バッテリー搭載ケースは利便性が高いです。サウンドは低音を強化したチューニングで、好みが分かれるところ。

 

【e☆イヤスタッフのココがイイ!】

テンポが速い曲との相性がピッタリ!

広がり感のある滑らかな低音が特徴。ロックやパンクなどテンポの速い曲との相性がピッタリでした。ケースはバッテリー容量のわりに小さいのも◎。(シャツ(長め)さん)

 

ペアリングが簡単で誰でもすぐに使える

スマホなどとのペアリングはイヤホンをケースから取り出すだけで、デジタルが苦手でも安心! 低音は重い感じではなく、私は聴きやすかったです。(モアナさん)

 

 

【第1位】

メモリ内蔵やジェスチャー操作など多機能すぎる完全ワイヤレス

BRAGI

The Dash Pro

実売価格4万6310円

4GBの内蔵メモリに最大1000曲の音源を収録でき、スマホなどと接続しなくても音楽を楽しめます。IPX7相当の防水性能や、心拍数や消費カロリー、歩行距離などのトラッキング、ヘッドジェスチャー操作対応など、圧巻の機能性。【再生周波数帯域:20Hz〜20kHz】【イヤホンフル充電約1.5時間】【防水IPX7相当】【片側質量:13g】

 

【装着イメージ】

【ケース】

↑イヤホン本体で最長5時間の連続再生に対応します。充電ケースがフル充電の状態で本体を5回充電可能

 

【評価】多機能ゆえの「重さ」以外は極めて優秀

多機能ぶりは圧巻で、音質や使い勝手も及第点。多機能ゆえに筐体がかなり重く、そのぶん装着感は犠牲となりました。高額なのもネックか。

 

【e☆イヤスタッフのココがイイ!】

ベース音が強めだが高音もしっかり鳴らす

完全防水仕様なので、プールなどでも使えちゃうのがスゴい! 少しベース音が強く出る印象の音質ですが、低音から高音までしっかり鳴らせます。(シャツ(長め)さん)

 

スマホの電池切れが気になる人にオススメ

スタンドアロンで音楽を楽しめるので、BT再生でスマホの電池切れが気になる人にオススメ。有線イヤホンにも劣らない臨場感のある音質も優秀です。(モアナさん)

 

【こちらも注目!】

e☆イヤスタッフの超私的オススメ品

ランキング外となりましたが、スタッフふたりが激推しするモデルをそれぞれ紹介。いずれもトガった個性を持ち、刺さる人も多いはず!

 

モアナさんの超私的オススメ品

Dearear

OVAL

実売価格1万3820円

「美しいデザインが魅力。音の解像度は高く、IPX4防汗仕様の本格設計です。環境音取り込み機能も備えます」【再生周波数帯域:20Hz〜20kHz】【イヤホンフル充電:2時間】【防水:IPX4相当】【片側質量:非公表】

 

シャツさんの超私的オススメ品

 Anker

 Zolo Liberty+

 実売価格1万4980円

「まだ数少ないBluetooth 5.0対応モデルで、音途切れとは無縁。ケース使用で合計48時間再生のスタミナも魅力です」【再生周波数帯域:20Hz〜20kHz】【イヤホンフル充電:非公表】【防水:IPX5相当】【片側質量:非公表】

 

軽くてオシャレでワイヤレス! JVCから4000円のヘッドホン「HA‐S28BT」登場

JVCケンウッドは、JVCブランドよりコンパクト設計のBluetoothヘッドホン「HA‐S28BT」を4月下旬より発売します。実売予想価格は4000円前後(税抜)。カラーは、チャコールブラック、ダスティピンク、エーゲブルー、ウォームグレーの4色。

 

HA‐S28BTは、軽量・コンパクト設計で女性にも使いやすい、バンドタイプヘッドホンのエントリーモデル。ハウジング部とバンド部の小型化と軽量設計により、質量約96gの軽さを実現。加えて、イヤーパッドに面接触タイプのソフトタッチクッションを採用しており、長時間でも快適に装着できます。

 

トレンドのスモーキーカラーを採用し、カジュアルでありながら上品なデザインも特徴。折りたためるスイーベル機能を採用し、持ち運びにも便利です。

 

本体にはスマートフォンの音声アシスタント機能にも対応した簡単リモコン&マイクを搭載。音楽再生時の操作やハンズフリー通話も可能です。

 

軽快な着け心地のワイヤレスヘッドホンで、手軽に音楽を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

【SPEC】
通信方式:Bluetooth Ver.4.1
出力/最大通信距離:約10m
対応コーデック:SBC
再生周波数帯域:20Hz~20kHz
電池持続時間:約11時間
充電時間:約2.5時間
質量:約96g
付属品:充電用USBケーブル

ビクター設立90周年商品第2弾! ユーザーの声を反映させた“全部入り”ワイヤレスイヤホン「XE-M10BT」

JVCケンウッドは、JVCブランドよりノイズキャンセル機能を備えたBluetoothイヤホン「XE-M10BT」を2月上旬より発売します。実売予想価格は3万円前後(税抜)。

20180126-i01 (1)

 

XE-M10BTは、メタルフレームデザインのネックバンドを採用したワイヤレスイヤホン。2017年5月に発表された音場特性カスタムサービス「WiZMUSIC(ウィズミュージック)」に続く、ビクター設立90周年記念商品の第2弾と位置付けられています。

 

本機は、クラウドファンディングサービス「Makuake(マクアケ)」を利用した開発支援プロジェクトを通じてマーケティングが実施され、ユーザーの声を反映して商品化されたもの。その大きな特徴は、音楽を聴きながら周囲の音も聴ける「周囲音取り込み機能」を搭載していること。本体に内蔵されたマイクにより周囲の音を取りこみ、デジタル処理による「パワードミキシングシステム」によって再生中の音楽と周囲から取りこんだ音を高品位にミックスして聴くことができます。もちろん、マイクをオフにして音楽だけを楽しむことも可能。

↑周囲音取りこみ機能の概要↑周囲音取り込み機能の概要

 

また、ノイズキャンセル機能も備えており、周囲の騒音を低減して音楽に集中することもできます。独自のスマホ用アプリ「ライブモニター」を使えば、周囲音と音楽のバランスを細かく調整したり、不快な風切音のキャンセルを設定できるなど、周囲の音や状況に合わせた音質チューニングも可能です。

↑ライブミュージックアプリ↑ライブモニターアプリ

 

BluetoothコーデックはSBC、AAC、aptXに対応。デジタル音源化や圧縮処理により失われた音楽情報を波形補正処理により再生成する独自の高音質化技術「K2 TECHNOLOGY」により、すべての音源をハイレゾ相当(192kHz/24bit)にアップコンバートして再生するほか、各コーデックに応じた波形補正パラメーターを適応することで、どのコーデックでも高品位なサウンドが楽しめます(周囲音取りこみ機能オフ時のみ)。

 

本体デザインは、ネックバンド部に金属ワイヤーと革素材をあしらい、楽器をイメージした仕上げをハウジング部に採用。カラーはブラック鏡面仕上げの「スタジオブラック」、ギターなどをイメージさせるブラウンサンバースト仕上げの「ヴィンテージブラウン」、ブルー基調のグラデーション仕上げの「インディゴブルー」の計3色をラインナップしています。連続再生時間は最大約7時間(K2 TECHNOLOGYオン時)。

20180126-i01 (2)↑左からインディゴブルー、スタジオブラック、ヴィンテージブラウン

 

同社の技術を集結して生まれた記念モデルだけに、“全部入り”といえるほど多くの機能を搭載したワイヤレスイヤホンとなっています。通勤や通学、移動時間などに高音質で音楽を楽しみたいという方は、ぜひチェックしてみて下さい。

スポーツ向け完全ワイヤレスイヤホンの決定版! もしもの場合の保険も付いたJVC「HA‐ET900BT」

JVCケンウッドは、JVCブランドより「AE」シリーズのスポーツ向けBluetoothイヤホン「HA‐ET900BT」を2月上旬に発売します。実売予想価格は1万5000円前後(税抜)。

20180118-i01 (1)↑HA‐ET900BT(ブルー)

 

本機は、左右の筐体を結ぶケーブルをなくし、快適なリスニングを実現する同社初の完全ワイヤレスモデル。スポーツシーンでの利用も想定し、装着安定性を高める工夫や、汗に強く水洗いできる防水性を備えている点が特徴です。カラーはブルー、ブラック、レッド、イエローの4色をラインナップ。

20180118-i01 (2)

 

回転構造によりさまざまな耳の形や大きさに合わせてフィットさせることができる独自の「ピボットモーションサポート」や、装着性を高めるオーバル形状ハウジングに加え、耳の形に沿うフラットな形状で上下の揺れに強い縦型デザインによる3点支持構造を採用し、ランニングなどの激しい動きのある場合でも外れにくい安定した快適な装着性を実現しています。

 

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本体には遮音性の高い標準イヤーピースのほか、屋外使用時の安全性に配慮した低遮音性イヤーピースも同梱(各S/M/Lサイズ)。イヤホンを装着しながら周囲の音も聴き取ることができます。また、汗や雨に強く、使ったあとは水洗いも可能なIPX5相当の防水仕様を採用。いつでも清潔に保つことができます。

 

携帯性に配慮した約35gの軽量充電ケースが付属し、約9時間(本体3時間+充電ケース6時間)の長時間再生に対応。ケースは付属のクリップ付キャリングポーチに入れて、手持ちのウエストバッグのベルト等に取り付けることも可能なので、長時間の使用にも安心です。

20180118-i01 (3)↑軽量充電ケース

 

スマホと連携して、サウンドモードの変更や本体のバッテリー残量の確認が行える専用スマホアプリ「JVC Headphones Manager」(無料)も用意されます。

 

さらに、完全ワイヤレスタイプは耳から外れてしまった際に破損や紛失してしまうのが心配、というユーザーの声に応え、製品には標準で保険が付帯します。これは、東京海上日動火災保険の動産総合保険により、不測かつ突発的な事故によって製品の破損や紛失(※)が起きてしまった場合、自己負担金5000円を支払うことで、補償期間中1回に限り新品の代替品に交換してもらえるというもの。これなら安心して使うことができそうですね。

※:紛失補償対象は、片側のみ紛失した場合で、両方を紛失された場合は補償対象となりません。

 

ケーブルによる煩わしさを解消したJVCの完全ワイヤレスタイプのBluetoothイヤホン「HA‐ET900BT」を、日常のスポーツシーンに取り入れてみてはいかがでしょうか。

業界初の4K高画質×タフネス仕様! JVC“Everio R”から4Kビデオカメラ「GZ-RY980」登場

JVCケンウッドは、アウトドア撮影に最適な4つの保護性能「QUAD PROOF(クワッド・プルーフ)」を備えたJVC「Everio R」シリーズより、4Kビデオカメラ「GZ-RY980」など3機種を2月中旬に発売します。

 

ラインナップは、4K映像を撮影できる「GZ-RY980」(実売予想価格10万円前後)、Wi-Fi機能を備えたフルHDモデル「GZ‐RX680」(同7万円前後)、スタンダードな「GZ-R480」(同6万円前後)の3機種。

20180116-i03 (2)↑GZ‐RX680(サックスブルー、マットブラック、ブラッドオレンジ)

 

4K画質と4つの保護性能を両立

GZ-RY980は、業界初となる4K撮影と「防水」「防塵」「耐衝撃」「耐低温」の4つの保護性能を両立した高画質モデル。JIS防水保護等級8級(IPX8)相当/6級(IPX6)相当の防水性能と、JIS防塵保護等級5級(IP5X)相当の防塵性能に加え、1.5メートルの耐衝撃性能と-10℃の耐低温性能を実現。防水性能は水深5mで1時間の撮影を実現するとともに、浅瀬でのシュノーケリングなどを想定し、新たに水深1mで4時間の撮影(※)にも対応。野外での撮影で汚れた際は、本体を流水で洗うことも可能です。

※:水深1mで間欠的に4時間の浸水をさせる(「30分の浸水と15分の休憩」を4時間にわたり繰り返す)耐水試験に合格

20180116-i03 (1)↑GZ-RY980(ディープオーシャンブルー)

 

4K解像度に対応するため、新開発の「JVC 4K GTレンズ」と、新画像処理エンジン「FALCONBRID 4K」を搭載。4K動画は最大約70MbpsのQuickTime(.MOV)記録方式を採用。音声は高音質リニアPCMで記録し、高画質・高音質で録画することができます。4K動画から、約800万画素の静止画ファイルを切り出すことも可能で、動きのあるシーンでもベストショットを撮影できます。また、風景の移り変わりなどを録画し、編集不要ですぐに再生して楽しめる「4Kタイムラプス撮影」にも対応。

 

フルHDモードでは、パワードアクティブモード搭載の電子式手ぶれ補正を利用できるほか、独自の高音質化技術「K2 TECHNOLOGY」による高品位な音声記録も可能。クアッドプルーフを生かした水際でのスローモーション撮影も行えます。

 

ダブルSDカードスロットを搭載し、片方のカードの容量がいっぱいになったら自動的にもう一方のカードに切り替わり撮影できる連続記録に対応。SDカード2枚で、最大約28時間(※)の長時間4K記録が可能です。また、2枚のカードに同じ映像を記録する同時記録(HDモードのみ対応)にも対応し、撮ってすぐにその場で家族や友人などとデータの受け渡しも行えます。

※:SDXCカード512GB×2枚使用時

 

ズームは、光学10倍、ダイナミック18倍(HDモード)、デジタル200倍の高倍率ズームが可能。大容量バッテリーを搭載し、4Kモードで連続撮影約4.5時間、HDモードで連続撮影約5.5時間を実現。市販のモバイルバッテリーからの充電にも対応するほか、本機の内蔵バッテリーからスマホへの給電も可能です。

 

フルHDモデルもパワーアップ

GZ‐RX680/R480の2モデルは、フルHD解像度に対応。従来モデルよりも防水性能が強化され、水中での撮影可能時間がより長くなっています。さらに、明るい環境下での視認性を向上させる「反射低減液晶モニター」を採用し、まぶしい日差しの下でもストレスなく撮影が可能。大容量バッテリーを内蔵し、最長約4.5時間の長時間撮影が行えます。

20180116-i03 (3)↑GZ‐R480(ネイビーブルー、シャインホワイト、シトロンイエロー)

 

また、GZ‐RX680はWi-Fi機能を備え、スマホと連携して撮影した動画の転送やSNSでの共有が手軽に行えます。スマホ専用アプリ「Everio sync. 4」を使って、スマホからビデオカメラの録画開始/停止、ズームなどの操作も可能。スマホのGPSを活用して、位置情報の記録も行えます。

 

スキーやスノボといったウィンタースポーツはもちろん、春の行楽や夏の水辺でのアクティビティでも活躍してくれるタフネス仕様のビデオカメラですので、アウトドアを楽しまれる方はぜひチェックしてみて下さい。

男ゴコロをくすぐるギミック満載! カスタマイズの醍醐味が味わえるハイレゾ対応イヤホン JVC「SOLIDEGE 01 inner」

この冬、JVCから自分好みの音にカスタマイズできる機能を満載した、ちょっと贅沢なイヤホン「SOLIDEGE 01 inner(HA-FD01)」が発売されます。音にこだわるイヤホンファンから、そろそろ初めてのプレミアムイヤホンに挑戦してみたいという方まで広くおすすめしたい本機の実力を、隅から隅までレビューしてみたいと思います。

20171122-i03 (3)↑SOLIDEGE 01 inner(HA-FD01)

 

JVCはこれまでにも世界初、業界初の技術を搭載した数々のポータブルオーディオを発売してきました。そのラインナップの充実ぶりは日本のオーディオブランドのなかでもトップクラスを誇ります。現在、JVCのポータブルオーディオ製品の頂点に君臨する「CLASS-S(クラスS)」の称号は、音やパーツの素材、そして細部までとことんこだわったフラグシップだけに与えられています。今回紹介するHA-FD01はCLASS-Sのラインナップに新しく加わるトップエンドのイヤホンです。

 

本機はさらにそのCLASS-Sのモデルの中で、メタル素材の特性を活かした高解像でクリアなサウンドを個性とする「SOLIDEGE(ソリデージ)」シリーズの最上位モデルでもあります。JVCがビクター時代から掲げる「原音探究」のコンセプトを継承しながら、音楽を演奏したアーティストの思いまで伝えるほどのリアリティを実現しました。

 

CLASS-SのSOLIDEGE シリーズには、今回メインで紹介する上位のHA-FD01のほか、姉妹機のHA-FD02があります。ともにフルステンレスボディを採用したインナーイヤータイプ。アウトドアでのポータブルリスニングだけでなく、室内でゆっくり音楽を聴きたい時にも最高のコンディションを約束してくれる頼もしいハイレゾ対応イヤホンです。

↑姉妹機のSOLIDEGE 02「HA-FD02」↑姉妹機のSOLIDEGE 02 inner(HA-FD02)

 

HA-FD01のプロフィールと特徴

HA-FD01にはJVCのヘッドホンの先端技術が惜しみなく詰め込まれています。ハウジングには無垢のステンレス素材の削り出しパーツを使用。シリーズ名の通りの輪郭を明瞭に力強く描ける音を実現するためには、高い強度を誇る金属であるステンレスが最適な選択肢だったからです。

20171122-i03 (1)↑ステンレス削り出しのハウジングには繊細な加工が施されている

 

サウンドの要になるドライバーには11mm口径のダイナミック方式を採用する独自の「D3ドライバーユニット」を新しく開発しています。軽くて強度の高いポリマー素材「PEN」を振動板中央のドーム部分に配置して、その周囲にはPET素材を組み合わせています。それぞれの素材が持つ特性を活かすために2種類のアモルフォスカーボンを分けて表面に処理をかけたことで、鮮明かつ心地よいディティールを再現します。この振動板を正確に伸び伸びと動かすため、チタニウム製の強固なドライバーケースに格納して、さらにユニット内部の空気室の密度にも細かなチューニングを施したことで、凛として明確な、心地よいサウンドに仕上げています。

 

SOLIDEGEシリーズの最上位モデルのイヤホンは、JVCの原音探究のコンセプトに従って、音楽ソースが本来持っている魅力をありのまま引き出すことを音づくりの基本にしていますが、同時にユーザーが聴きたい音に合わせてパーツを自由自在にカスタマイズを楽しめる要素を盛り込んでいます。そのひとつが最もユニークな機能である「Jマウントノズル交換システム」です。

↑SOLIDEGE 01 innerのノズル交換詳細↑HA-FD01のノズル交換詳細

 

通常のイヤホンは本体のノズルがハウジングと一体成形になっていますが、本機は一眼レフカメラのレンズを交換するように、マウントのロックを解除して3種類のノズルを交換することができます。ノズルは「ステンレス」「チタン」「真鍮」という3種類の金属に分かれていて、それぞれを換えると音の雰囲気がガラリと変わります。音質の違いは後ほど詳しくレポートします。

20171122-i03 (5)

 

イヤーピースはイヤホンの音質と装着感の両方に深く関わる大事なアクセサリーです。HA-FD01にはJVC独自のイヤーピースを改良した「スパイラルドット+ イヤーピース」を本機のために開発、搭載しました。内壁に設けた小さなくぼみの形状などに見直しをかけて、より一層クリアで解像度の高い音を追求しています。人肌に近い力学特性を持つという新素材が採用されているので、耳穴の中に柔らかく最適な角度でフィットしてくれます。外からの音が漏れ聞こえてくることもありません。

 

装着感を高めるために、イヤホン製品としては他に類を見ないもうひとつの工夫を凝らしています。ノズルが装着されているベースごと360度回転する「ファインアジャスト機構」です。ダイアルを回すように、ノズルのベースをぐるっと回転させて角度を変えられるので、ひとそれぞれに違う耳の形に合わせたベストフィットが得られます。ノズルを180度回転させれば、装着スタイルもループ掛け(耳掛け)とストレートポジション(通常掛け)の両方を好みに合わせながらアレンジできます。

20171102-i05 (4)

 

ケーブルはMMCXコネクタを採用する着脱式。上位モデルのHA-FD01には、本体からプラグの直前まで左右の信号線とアース線を完全分離設計にした高音質ケーブルが付属しています。後ほどまた、JVCのヘッドホンアンプ「SU-AX01」とバランスケーブルによる組み合わせと聴き比べてみたいと思います。

↑MMCXコネクタを採用↑MMCXコネクタを採用

 

音を聴いてみよう:ノズル交換も試した

はじめにHA-FD01をオンキヨーのハイレゾスマホ”グランビート”に直接つないで聴いてみます。ノズルは出荷時に装着されている、ハウジングと同じ素材のステンレスを中心にチェックしましょう。

↑FD01をグランビートにつないで聴いてみた↑FD01をグランビートにつないで聴いてみた

 

はじめにジャズピアノを聴いて、いきなりその鮮明な音の輪郭と音像の彫りの深さに圧倒されました。余分な響きがピシッと抑えられた、真冬のよく晴れた日の早朝の空のように明瞭な視界が得られます。ピアニストの指先のイメージが頭に浮かんできて、音に込めた熱量も活き活きと伝わってくるようです。ボーカル系の楽曲を聴くと、自然な声質ときめ細かなニュアンスの再現力に富んだイヤホンであることがよくわかります。まるでボーカリストが目の前に立って歌ってくれているようなリアリティに思わず息を呑んでしまいます。

 

ダンスミュージックを再生してみると、低音にもまったく曇りがないことがよくわかります。肉厚なリズムが鋭く立ち上がり、明るく弾けるようなビートが小気味良く刻まれます。空気の押し出しが鋭く、ロックやポップスのアップテンポな曲を聴いてみても目の覚めるようなリズムが冴え渡ります。演奏を残したベーシストも納得の行くリアリティと言えるのではないでしょうか。中高域と低域の分離感がとても良いので、広々としたコンサートホールのイメージが思い描けました。

 

クラシックのオーケストラによる演奏は本機が最も得意とするジャンルのひとつと言えそうです。フォルテッシモからピアニッシモまで強弱のイメージをダイナミックに描き分ける高いパフォーマンスを持っていることがわかります。そしてやはりメタルボディのイヤホンなので金管楽器との相性は抜群に良く、円やかな音のニュアンスが指先で触れられそうなほど濃厚に浮び上がってきました。弦楽器のハーモニーはまるで開放型のハイエンドヘッドホンで聴いているみたいに爽やかな後味が残ります。

 

ノズルをステンレスからチタンに換えると、音の輪郭がさらにカチッと定まってきます。ジャズピアノの音色がクールになって、ベースの音は少し線が細くなる代わりに、芯の強さを残したままスピード感が一段と増してきました。透明な静寂の中で宝石にようなピアノの音の粒が輝いて見えるような、このイヤホンにしか出せないサウンドイメージを楽しませてくれます。

 

真鍮のノズルに交換すると、今度はステンレスのノズルよりもさらに音の柔らかさと粘っこさが強く感じられるようになります。アップテンポなJ-POPの楽曲を聴くと、低いリズムがしっかりと地に足が根付いて、華やかで凛としたボーカルのイメージが真ん中の位置にキリッと定位します。オーケストラの演奏を聴いてみても、足腰がどっしりと据わった濃厚な余韻を楽しませてくれるところが真鍮ノズルならではの魅力ではないでしょうか。

 

姉妹機「02」との違いは

姉妹機であるHA-FD02と音質にどんな違いがあるのか聴き比べてみました。両モデルの仕様を比較してみると、D3ドライバーのケースに使われているメタル素材と、FD02は通常の「スパイラルドット イヤーピース」が採用されているところが特に音質に深く関わる差分になります。

 

FD02はノズル交換は非対応ですが、FD01と同じフルステンレスボディになります。やはり解像度がとても高く、音像をくっきりと鮮やかに描くイヤホンです。ひとつの違いは上位モデルのFD01よりも、ミントのように突き抜ける爽やかな余韻の感触や、オーケストラの演奏では弦楽器の煌びやかな音色に現れるように感じました。ただ底からグンと力強く立ち上がってくるような低音のパワー感はFD01に軍配が上がります。ショップなどでしっかりと聴き比べて好みに合うサウンドを選ぶことをおすすめします。どちらのイヤホンも、元もと備える豊かな音楽性が鳴らし込むほどに熟成されていく楽しみが得られそうです。

 

バランス駆動やリケーブルも楽しもう

HA-FD01はリケーブルによってバランス駆動を楽しむこともできます。左右の音楽信号の通り道を完全に分けることによって、より低ノイズでステレオ感に富み、細かなニュアンスの変化が楽しめるようになるのがバランス接続によるリスニングの魅力。今回はJVCのバランス駆動に対応するポータブルヘッドホンアンプ「SU-AX01」と、バランスケーブル「CN-HM01MB」を用意して、付属ケーブルとの音の違いを比べてみました。

↑バランス駆動に対応するJVCのポタアン「SU-AX01」↑バランス駆動に対応するJVCのポタアン「SU-AX01」

 

↑MMCX対応のバランスケーブル「CN-HM01MB」↑MMCX対応のバランスケーブル「CN-HM01MB」

 

アンプをつなぐと確かに、音場の見晴らしがクリアになりました。ボーカルもさらに凛とした精悍な表情を見せてくれます。声に雑味がなく、歌い手の息づかいまで間近に感じられるようになります。楽器の演奏も芯の力強さに磨きがかかってきます。

↑iPhone 8につないでハイレゾ音源を再生してみた↑iPhone 8につないでハイレゾ音源を再生してみた

 

ただ、HA-FD01に付属するケーブルの実力が非常に高いことも同時に思い知らされました。アンプによるバランス駆動に負けないほど音像がシャープで力強く、生命力があふれ出てくるようなサウンドを聴かせてくれます。組み合わせる再生機器やリケーブルの特徴を、HA-FD01は素直にありのまま引き出してくれました。

 

Bluetoothイヤホンにも早変わり

HA-FD01の上質なサウンドが、そのままワイヤレスでも楽しめたら最高ですよね。そんな期待にも応えるアイテムがこの冬CLASS-Sのラインアップとして発売されています。Bluetooth対応レシーバー「SU-ARX01BT」を最後に紹介しましょう。

↑クラスSシリーズのBluetoothレシーバー「SU-ARX01BT」↑CLASS-SシリーズのBluetoothレシーバー「SU-ARX01BT」

 

リケーブルに対応するHA-FD01の本体を、こちらのSU-ARX01BTに装着すればネックバンド型のワイヤレスイヤホンになります。基本的にはCLASS-Sのイヤホン対応ですが、ケーブルの先端は一般的なMMCXコネクターなので、お手持ちのMMCX採用のイヤホンで試してみるのもオススメです。Bluetoothのオーディオコーデックは高音質なaptXと、iPhoneの実力を引き出せるAACの両方に対応しています。

 

実機で試聴してみると、HA-FD01の魅力である解像感とクリアさがBluetoothリスニングでもまったく失われないことに驚くばかりです。本機には圧縮された音源をハイレゾ相当にアップコンバートするJVCの独自技術「K2テクノロジー」が組み込まれています。レシーバー本体のボタンから機能をオンにすると、ピアノやボーカルの音像が前に近づいてきて演奏に自然な立体感が生まれました。J-POPやアニソンの洗練されたアレンジやエフェクトの作り込みにも、細かいところまでピントが合って気持ちのよいリスニングを楽しめました。

 

マニアをくすぐる遊び心と、音楽好きを酔わせる豊かな表現力。SOLIDEGEシリーズ「HA-FD01」はすべてのイヤホンファンを熱くさせる要素を満載したイヤホンです。

 

【URL】

JVC CLASS Sスペシャルサイト http://www3.jvckenwood.com/accessory/headphone/special/class-s/

HA-FD01製品情報 http://www3.jvckenwood.com/accessory/headphone/ha-fd01/

HA-FD02製品情報 http://www3.jvckenwood.com/accessory/headphone/ha-fd02/

5種5様の個性が光る! 歌手・上野優華が“才色兼備”なワイヤレスヘッドホンのキャラを表現

最新のワイヤレスヘッドホンは、音質だけでなく機能性やデザイン性にも注力した“才色兼備”なモデルが目白押し。そこで今回は、注目の5機種を歌手の上野優華さんに着用して頂きました。各ヘッドホンのデザインやキャラクターを、上野さんが表情や動きで表現。その絶妙な演じ分けをたっぷりご堪能下さい。

 

上野優華さん
2012年にキングレコード主催のボーカルオーディションでグランプリを受賞。2017年4月26日にシングル「友達ごっこ」をリリース、8月2日には同曲を含む15曲を収録した「上野優華 Hi-Res Best Selection」をハイレゾでリリースした。またライブで披露したMr.Children「しるし」のカバーが音源化リクエスト多数につき配信シングルが実現。SNSでも大きな話題を呼び週間 USEN HIT J-POP ランキング1位を獲得した。来年1月17日には待望の2ndフルアルバム「U to You」のリリース、2/4には赤坂BLITZでのワンマンライブが決定している。

 

“やわらかな色合い”がお気に入り

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ソニー
WH-H900N
実売価格2万9110円

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高音質コーデック「LDAC」と、圧縮音源をハイレゾ相当の音質にアップコンバートする「DSEE HX」に対応。3つのノイズキャンセリングモードから、その環境に適したものを自動選択する機能が秀逸です。

 

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「なかなか見ない珍しい色(ホライズングリーン)とシンプルなデザインで、個人的には一番気に入りました。柔らかい色味なので、老若男女問わず使えそうですね」(上野)

 

思わず顔がキリッとなるロックテイスト

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オーディオテクニカ
ATH-WS990BT
実売価格2万6870円

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ノイズキャンセリングONでも最大25時間の連続再生が可能。ノイキャン使用時でも周囲の音を聞けるヒアスルー機能も搭載します。有線接続時にはハイレゾ再生にも対応。

 

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「黒と赤の組み合わせがカッコ良くて、ロックなイメージ。一見すると男性的なデザインですが、着けてみると赤がさりげなくて女性でも似合いそう」(上野)

 

いい音が楽しめそうな“本格派”

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ヤマハ
HPH-W300
実売価格3万20円

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遮音性の高い密閉型のクローズドオーバーイヤーモデル。可動軸を15度傾けた設計のため、耳の位置にフィットしやすく、音漏れも少ない。有線接続時にはハイレゾ音源の再生に対応する。

 

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「スタジオでプロが使うような『本格派』な感じのデザイン。これでワイヤレスっていうのが驚き! こういういかにも“いい音”がします、っていうヘッドホンを電車に乗るときなどに使いたいです」(上野)

 

シャープに研ぎ澄まされたデザイン

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JVC
SOLIDEGE HA-SD70BT
実売価格2万9030円

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独自の圧縮音源復元技術「K2 TECHNOLOGY」により、ワイヤレスでもハイレゾ相当の高音質を実現。NFC搭載のため、スマホなどでのペアリングもスムーズに行える。

 

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「メタリックなデザインがシャープな印象で、ファッション性が高いですね。音質にもデザインにもこだわる人、例えば下北沢あたりにいそうな人がつけているイメージ。私自身はあまり下北沢には行ったことないんですけどね(笑)」(上野)

 

元気に飛び跳ねたくなる軽さ

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Beats by Dr. Dre
Beats Studio3 Wireless オーバーイヤーヘッドフォン
実売価格3万7580円

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サウンド出力が常に最適化されるリアルタイムオーディオキャリブレーションと、音切れの少ないClass 1 Bluetoothテクノロジーを採用。ノイズキャンセリング機能や、最長40時間再生できる省電力モードも備える。

 

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「とにかく軽くて疲れにくいですね。私の頭に一番フィットしたかも。街中でよく見かける『b』のデザインもかわいい。ブラックも素敵ですが、私はピンクが好きなので『ポーセリンローズ』もいいなぁと思いました」(上野)

 

上野優華さんがイメージキャラクターをつとめるポータブルオーディオの祭典「ポタフェス2017 Winter」では、年間のポータブルオーディオNo.1を決める「ポタ-1グランプリ」の大賞発表&受賞式も実施されます。ポタ-1グランプリへの応募は11月30日までとなっておりますので、まだ投票されていない方は、ぜひお気に入りのオーディオアイテムに投票してみて下さい!

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ワイヤレス初心者も安心! 3000円台の軽量・防滴Bluetoothイヤホン「HA-FX27BT」

JVCケンウッドは、JVCブランドよりBluetooth対応イヤホン「HA-FX27BT」を11月下旬に発売します。カラーはレッド、ブラック、ブルー、ホワイトの4色展開で、実売予想価格は3400円前後(税別)。

20171116-i03 (1)↑HA-FX27BT(レッド)

 

本機は、イヤホンの重さを気にせず使える約11gの小型軽量設計に、3ボタンで簡単に操作できるリモコンを搭載したワイヤスイヤホン。また、雨や水しぶきに強い防滴仕様で通勤・通学をはじめ、自宅での家事中など日常の様々なシーンにおいて使いやすく、充電時間約2.5時間で約4.5時間のワイヤレス再生が可能な内蔵バッテリーを搭載しています。

 

さらに、エントリーモデルながら高磁力ネオジウムマグネット採用の高音質ドライバーにより、低域から高域までバランスよくパワフル&クリアなサウンドを実現します。

 

搭載されている3ボタンのリモコンは、再生/一時停止/曲送り/曲戻し/電源のオンオフやペアリング接続に加え、ボリューム操作も可能。通話用のマイクも装備されており、ハンズフリー通話もできます。

↑カラーはレッドのほか、ブラック、ブルー、ホワイトをラインナップ↑カラーはレッドのほか、ブラック、ブルー、ホワイトをラインナップ

 

ワイヤレスリスニングが初めてでも使いやすいエントリーモデルのワイヤレスイヤホン「HA-FX27BT」、ぜひチェックしてみてください。

 

【SPEC】
通信方式:Bluetooth Ver.4.1
出力/最大通信距離:約10m
対応コーデック:SBC
再生周波数帯域:20Hz~20kHz
電池持続時間:約4.5時間
充電時間:約2.5時間
質量:約11g
付属品:充電用USBケーブル、イヤーピース(S/M)各2個

最新ポータブルオーディオが勢ぞろい! 「秋のヘッドフォン祭 2017 」の注目ブース6選

11月3日(金)~4日(土)の2日間にわたって、東京・中野の中野サンプラザにおいて、フジヤエービック主催のオーディオイベント「秋のヘッドフォン祭 2017 」が開催されました。国内外のポータブルオーディオメーカーが一堂に会し、各社の最新モデルをいち早く試聴できるほか、普段使っている自分のアイテムでも試すことが可能となっており、オーディオ好きならぜひ足を運びたい内容となっています。今回は、会場で見つけた気になるアイテムをピックアップして紹介します。

 

貴重な製品が大量に出展されたアユートブース

Astell & KernやMaster & Dynamicなどのブランドを展開するアユートブースでは、先日発売されたばかりの「AK70 MkII」と劇場版「Fate/stay night [Heaven’s Feel]」とのコラボモデル「AK70 MkII 劇場版 Fate/stay night [HF]」の実機が展示されていました。

20171106-i01 (2)↑AK70 MkII 劇場版 Fate/stay night [HF]

 

こちらは作品の世界観をイメージしたパープルカラーのボディに、描き下ろしのイラストをレーザーマーキングした背面デザインと、ロゴ入りケース、パッケージが付属する1500台限定モデル。作品に登場する3人のキャラクター間桐桜(CV:下屋則子)、セイバー(CV:川澄綾子)、遠坂凛(CV:植田佳奈)の録り下ろしスペシャルボイスメッセージをハイレゾでプリインストールしている、ファン必携のアイテムとなっています。

20171106-i01 (3)↑ロゴ入りのケースとパッケージも展示

 

また、Astell&Kernブランド創立5周年を記念した「AK70MKII 5th Anniversary」も展示。背面に赤いパネルを装着し、5周年の記念ロゴ配したデザインが特徴です。こちらは現在のところ国内販売の予定はないとのこと。

20171106-i01 (1)↑AK70MKII 5th Anniversary

 

このほか、IFA2017に参考出展された、Astell&Kern初のデスクトップ用DAC搭載ヘッドホンアンプ「ACRO L1000」やJHオーディオとのコラボイヤホン「Michelle Limited」、Master & Dynamic初のワイヤレススピーカー「MA770」など多くの新製品を実際に試すことができるとあって、同社のブースには人だかりができていました。

20171106-i01 (4)↑参考出展された「ACRO L1000」。巨大なボリュームノブが印象的

 

↑Master & Dynamic初のワイヤレススピーカー「MA770」↑Master & Dynamic初のワイヤレススピーカー「MA770」。コンクリートを使っており、重さはなんと20kg超とのこと

 

大ヒットイヤホンの進化版にファンが殺到

ゼンハイザーブースには、新しいフラッグシップイヤホン「IE 800 S」の試聴機が用意され、発売前の実機を聴こうと長い行列ができていました。このIE 800 Sは、大ヒットとなった前モデル「IE 800」の進化版で、独自開発された「エクストラワイドバンド(XWB)ドライバー」を搭載し、とにかく小型で軽く、快適に装着できるのに、そのコンパクトボディから想像できない豊かなサウンドを鳴らすギャップが魅力。

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標準で2.5mmバランス、4.4mmバランス、3.5mmアンバランスの3本のケーブルが付属し、オーディオプレーヤーに合わせてケーブルを交換して楽しむことができます。また、Complyの低反発イヤーピースも付属するので、好みに応じてフィット感を選べる点もポイント。発売は11月中旬で、実売予想価格は12万円前後とのこと。

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24万円の高級ヘッドホンが目玉のオーテクブース

オーディオテクニカブースでは、目玉として先日発表された同社開放型ヘッドホンのフラッグシップとなる「ATH-ADX5000」の試聴コーナーが設けられていました。こちらは先着順での事前予約制。発売前の高級モデルが聴けるとあって申し込みが殺到しており、午後イチ時点で夕方まですでに予約でいっぱい。注目の高さがうかがい知れます。

20171106-i01 (8)↑ATH-ADX5000(実売予想価格24万円前後/11月10日発売)

 

発売前のDAPに注目が集まったオンキヨーパイオニアブース

オンキヨーパイオニアブースの注目は、小型のポータブルオーディオプレーヤー「rubato」の新モデル「DP-S1A」。12月中旬発売予定ですが、実機が展示され実際に試聴も可能となっていました。パーツや内部設計を見直し、前モデルから音質を強化したモデルだけに、ブースを訪れたオーディオファンのみなさんも真剣な表情でサウンドをチェックしていました。

20171106-i01 (11)↑オンキヨーのDAP「rubato DP-S1A」

 

マニア心をくすぐるギミック搭載のイヤホンも

JVCケンウッドブースでは、ヘッドホン祭の直前に発表されたハイレゾ対応イヤホン「SOLIDEGE 01 inner」や、木製ハウジング・振動板を採用する「WOOD 01 inner」の試聴が可能に。SOLIDEGE 01 innerは、異なる金属素材でできたノズルを交換することで、響きの違いが味わえるというギミックがマニア心をくすぐるイヤホン。こちらも試聴席前には長蛇の列ができていました。

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↑SOLIDEGE 01 innerのノズル交換詳細↑SOLIDEGE 01 innerは付属する3種類のノズルを交換することで音質を変えられる仕掛け

 

ロングセラー機を最新技術でリニューアル

パナソニックブースには、約11年前に発売されて以来ロングセラーとなっているヘッドホン「RP-HTX7」を最新技術で刷新した、ワイヤレスヘッドホン「RP-HTX80B」と有線タイプの「RP-HTX70」が展示されていました。軽量で快適な装着感はそのままに、現代のサウンドに合わせてリニューアルされた音質が特徴で、特にワイヤレスタイプはとにかく軽くて付けているのを忘れてしまいそうなほど。11月21日から発売されるとのことですので、ぜひ店頭で見つけたら試聴してみて下さい。

20171106-i01 (6)↑「RP-HTX80B」

 

20171106-i01 (7)↑左がオリジナルの「RP-HTX7」、右が「RP-HTX80B」。形状は大きく変わりませんが、質感はマットに

 

このほかにもまだまだたくさんの注目アイテムが展示されていた今回の「ヘッドフォン祭」。新製品の展示以外にも、この日限りの特価製品が用意されるセールコーナーも開設されており、開場前から行列ができるほどの盛況ぶりでした。次回は2018年春の開催予定ですので、ぜひ足を運んでみて下さい。

 

業界初! ノズルを変えて3種の金属の響きの違いを楽しめるハイレゾ対応イヤホン「SOLIDEGE 01/02 inner」

JVCケンウッドは、JVCブランドより、「CLASS-S」シリーズのハイレゾ対応イヤホン「SOLIDEGE 01 inner(HA-FD01)」と「SOLIDEGE 02 inner(HA-FD02)」の2モデルを11月下旬より発売します。実売予想価格は、HA-FD01が4万円前後、HA-FD02が2万8000円前後。

20171102-i05 (6)

 

今回発売される2機種は、同社のハイエンドシリーズ「CLASS-S」の新モデル。ソリッドなデザインと高解像でキレのあるサウンドをコンセプトとする「SOLIDEGE(ソリデージ)」シリーズをさらに進化させ、クリアで伸びのある音を実現するフルステンレスボディに、「DLCドームデュアルカーボン振動板」を搭載した新開発の「D3ドライバーユニット」を搭載。カーボンコーティングしたPET振動板にDLC(ダイアモンドライクカーボン)をコーティングしたPENドームを組み合わせ、振動板の外周部には適度なしなやかさを、中央のドーム部には高い強度を持たせ、音楽を細部まで描写します。また、新設計の「アキュレートモーションエアダンパー」により、振動板の正確な動きを実現します。

20171102-i05 (1)↑SOLIDEGE 01 inner(HA-FD01)

 

↑SOLIDEGE 02 inner(HA-FD02)↑SOLIDEGE 02 inner(HA-FD02)

 

ケーブルはMMCXに対応し、脱着や交換のほかバランス接続も可能。ノズルが360度回転する「ファインアジャスト機構」によりノズル角度を任意に調整可能で、通常掛けと耳掛けの2つのスタイルに対応します。

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プレミアムモデルの「SOLIDEGE 01 inner」では、ノズルの交換により音色のカスタマイズが楽しめる「Jマウントノズル交換システム」を採用。業界で初めて「チタニウム」「ブラス」「ステンレス」の3種の交換用ノズルを付属し、好みに合わせて各金属の音色の違いを楽しめます。

20171102-i05 (5)

 

このほか、オーディオファンに支持されている同社のイヤーピース「スパイラルドット」を進化させ、業界初の新素材「SMP iFit」を採用した「スパイラルドット+(プラス)」を付属。自然な装着感とにごりを抑えたサウンドを実現しています。

 

また、2モデルを含むMMCX対応のイヤホンをワイヤレス化できるワイヤレスオーディオレシーバー「SU-ARX01BT」(実売予想価格2万2000円)も11月上旬より発売。独自の高音質化技術「K2 TECHNOLOGY」をBluetooth無線技術に最適化して搭載しており、デジタル音源化や圧縮処理により失われた音楽情報を再生成し、ワイヤレスでありながらハイレゾ相当(192kHz/24bit)の高音質再生を実現します。コーデックはSBC、AAC、aptXに対応。内蔵バッテリーにより最大7時間再生が可能です。

20171102-i05 (3)↑「SU-ARX01BT」

 

【SPEC(HA-FD01/02)】
型式:ダイナミック型
ドライバユニット:直径11mm「D3 ドライバーユニット」
インピーダンス:16Ω
音圧感度:103dB/mW
最大入力:200mW
再生周波数帯域:8Hz~52kHz
コード長:約1.2m(Y 型/MMCX対応)
プラグ:直径3.5mm 24金メッキステレオミニプラグ(FD01 ストレート型、FD02 L 型)
質量:約20g(ケーブル含まず)