ああ、猫になりたい…! LGの最新空気清浄機が“猫さま専用”すぎて人間が嫉妬するレベル

LGエレクトロニクスは、猫オーナー向けの空気清浄機「LG PuriCare AeroCatTower」を、クラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」で先行支援の受付を開始しました。LG PuriCare AeroCatTowerは空気清浄機、キャットタワー、猫の健康管理機能を1台に集約した製品です。

↑LG PuriCare AeroCatTower。猫がシートに登るためのステップも一体化されています。

 

↑猫が誤ってボタンを押さないよう、操作ボタンはシートの下に配置。

 

記事のポイント

一見して個性が際立つモデルで、発表会に集まった記者たちの食いつきも上々。そんな本製品について、LGエレクトロニクス・ジャパンの代表取締役、孫 成周(ソン・ソンジュウ)氏にお話をうかがったところ、「このような製品は他社にはない」と、その独自性に自信を見せていました。

「いままでの空気清浄機ではペットの毛がしっかり吸引できて、フィルターでニオイもほぼ取れるところまで来ていた。ですから、『ペットにも対応できますよ』と“プラスオン”のイメージで伝えていました。しかし、今回は単なるプラスオンではなく、猫のための“特化型”家電の第一歩。こんな製品は初めてだと自負しています。実は、開発のアイデアは猫好きが多い日本から出ていて、様々なアイデアを形にしたのが本製品。その関係もあって、韓国を除けば、グローバルで発表したのは日本が初めてです。製品にキャッチフレーズをつけるとしたら、『猫さまさま』ですよ(笑)。猫さまの周囲の空気をキレイにしてあげて、温かく快適に過ごしてもらうのが第一の目的。猫さまが快適に過ごす姿を見て、飼い主も幸せになる、というわけです」(孫さん)

 

クラウドファンディングから始めた理由としては、「まだブランド認知がそれほど高くはないなかで、お客様に早く近づける方法ではないか」と考えたからだそう。

 

「よりターゲットに近い顧客の声が広がると思いますし、お客様の反応がリアルタイムでわかるというメリットもあります。いち早く買っていただく代わりに、こちらはリーズナブルな価格で提供する。お互いにいいじゃないですか」(孫さん)

 

日本市場については、「今後もユニークな高付加価値の製品を投入していく」とのこと。

 

「日本での売上はまだそこまで高くないですが、市場の大きさは魅力。日本にも研究開発センターがあり、日本向けの製品を投入する計画を持って開発を行っています。今回の製品も含め、今後は日本のお客様に楽しいライフソリューションを提供することで、いいイメージを持ってもらえたらいいですね。たとえば、“猫といえばLGの空気清浄機”みたいになったらうれしいです(笑)」(孫さん)

LG PuriCare AeroCatTowerの本体上部には、猫が好きな温かい場所を提供する温熱シートが搭載。温度は34度前後の低温モードと39度前後の高温モードから選べるため、猫の成長段階や好みに合わせて調整が可能です。さらに、猫が乗っているときだけ作動する「検知温熱モード」と、常に温かいシートを維持する「持続温熱モード」を用意しています。また、シートで猫の体重を測定・記録できるため、健康管理の役割も果たしています。

 

空気清浄機としては、3層のフィルターにより、微細なほこり、ペット由来のアレル物質、ペットのニオイなどを99%以上除去します。適用床面積は29.6平方メートルです。さらに、UV LEDを利用した「UVnanoテクノロジー」によって、空気清浄機内のファンに付いた細菌を99%除去し、きれいな空気を送ってくれます。

↑3層のフィルターを搭載。

 

専用のアプリを使えば、お部屋の空気質チェック、温熱シートの設定、猫の体重管理が可能。体重の推移をグラフで確認でき、急激な体重変化や肥満リスクを検知した際には通知が届きます。

 

価格は先行支援期間中が5万9900円(税込)、一般販売時は9万8000円(税込)です。

 

LGエレクトロニクス
LG PuriCare AeroCatTower
5万9900円(税込)※先行支援期間中のみ

“勝つための機能”を満載! MLA搭載で輝度30%アップを果たしたLGの有機ELゲーミングモニター

LGエレクトロニクス・ジャパンは、有機ELを採用したゲーミングモニター「LG UltraGear OLED」シリーズの新モデルとして、31.5インチ4K解像度の「32GS95UV-B(ブラック)」と「32GS95UV-W(ホワイト※販売店限定モデル)」を、2024年10月下旬より順次発売します。

2023年モデルより30%輝度が向上

「マイクロレンズアレイ(MLA)」を採用し、従来から輝度が30%(※1)向上した有機ELを採用。ピーク輝度1300cd/㎡(APL 1.5% 標準値)を超える高輝度と、有機ELならではの黒表現によって、余裕のある輝度幅が、より繊細な色表現を可能にし、極めてナチュラルで鮮烈な映像を提供。また、ディスプレイ業界の標準化団体VESAが策定した「DisplayHDR True Black 400」の認証を取得。

※1 当社の2023年モデルとの標準値(全白時)での比較。

 

有機ELのもうひとつのメリット

高速なゲームプレイにおいて、モーションブラー(にじみ)の少ないクッキリした映像は重要な要素です。今回の2モデルは、自発光である有機ELの強みである、0.03ms(GTG)の応答速度を実現。1フレームで約0.0042秒もの高速表示を求められる240Hzのリフレッシュレートでも、よりくっきりとした映像を表示し、その高速さは、VESAが新たに策定した応答速度に関する基準で、最上位ランク(※2)となる「VESA ClearMR 13000」の取得によっても証明されています。

※2: 2024年9月現在。

 

「VESA Dual Mode」の新機能によって、美しいグラフィック重視のRPGやMMOは4K(3840×2160)@240Hzで表示して世界観を堪能し、速度重視のFPSやスポーツゲームならフルHD(1920×1080)@480Hzの高速表示といったようにゲームの目的や世界観に合わせて、解像度とリフレッシュレートを切り替えることができます。また、表示全体を一目で視認したいタイトルの場合、フルHD解像度なら、全画面または27インチや24インチの表示サイズに切り換えることができます。

 

充実した勝つためのゲーミング機能

遅延を最小限に抑えるDASモードによって、一瞬の遅延が勝敗をわける高速なゲームにも威力を発揮。さらに、ティアリング(画面のズレ)や、スタッタリング(カクつき)を抑える「AMD FreeSync Premium Proテクノロジー」と、「NVIDIA G-SYNC Compatible」に両対応。HDMIも、VRR(可変リフレッシュレート)に対応しているため、表示エラーを抑えながら、よりリアリティあふれる映像で、最新のコンソールゲームを楽しめます。

 

その他、暗いシーンや暗部に隠れるターゲットを見つけやすくする「ブラックスタビライザー」や、ゲームのフレームレートを表示させる「FPSカウンター」、画面中心に十字マークを表示させる「クロスヘア」など様々なゲーミング機能を搭載しています。

 

ゲーム世界を美しく

明るさの幅が広いHDR対応のゲームなら、従来であれば「黒つぶれ」、「白つぶれ」するような映像も繊細に表示することで、ゲームをよりリアルに体験できます。また、一般的に多く使用される色空間「sRGB」よりも広色域なデジタルシネマ規格「DCI-P3」を98.5%(標準値)カバーし、より忠実で細やかな色合いの表示を可能に。さらに、有機ELならではの美しい映像表示を継続的に正しい色合いで表示できるようハードウェアキャリブレーション(※3)にも対応します。

※3 別売りのキャリブレーションセンサーが必要です。

 

ゲーム世界の魅力を音響でも

ヘッドホン出力は4極ミニプラグになっており、マイク入力にも対応し、ヘッドセットでボイスチャットが可能です。また、ヘッドホンでも立体的な音響を実現する「DTS Headphone:X」に対応。ヘッドセットやイヤホンで、その場にいるような音響を体験でき、ターゲットの位置を耳で把握することもできます。

※ 音響機器、イヤホン、ヘッドホンは別売です。

 

快適なゲーム環境を

画面は反射を抑えるアンチグレアを採用。一般的な液晶のアンチグレアとは異なり、偏光子を使用することで、有機ELの黒再現力を極力まで守りつつ、蛍光灯や太陽光などの光源の映り込みを抑えます。また、ゲーム画面や音響に合わせて光る、背面のアンビエントライトがゲームへの没入感や興奮を引き立たせます。

 

「Live Color Low Blue Light」は、ほぼ正確な色合いでブルーライトを抑える機能。ユーザーの設定は必要なく、視聴している美しい画面のままで、ブルーライトが抑えられるとのこと。また、スタンドは左右のスイベル、高さ調整、チルト角の調整に対応し、正しい姿勢でゲームを楽しむことができます。

 

32GS95UV-B
実売予想価格23万円前後

32GS95UB-W ※販売店限定モデル
実売予想価格23万円前後

高速な動きのぼやけを抑える! 応答速度に優れたゲーミングモニター「27GS85Q-B」LGから発売

LGエレクトロニクス・ジャパンは、ゲーミングモニター「LG UltraGear」シリーズの新モデルとして、27インチの「27GS85Q-B」を8月下旬より順次発売します。実売予想価格は5万6800円前後。

 

「27GS85Q-B」は、LEDバックライトにナノメートルサイズの粒子を適用した Nano IPSテクノロジーを採用。微細な粒子が黄色やオレンジ色など、過剰な光波長を吸収することで正確な赤を引き出し、色の濃さと純度が大幅に向上しています。「DCI-P3」を98%(標準値)カバーし、「VESA DsisplayHDR 400」の認証も取得。高速な動きでも画面のぼやけ(モーションブラー)を感じさせない1ms(GTG)の応答速度と、180Hzの高リフレッシュレートに対応しています。

 

映像遅延を抑える「DASモード」にも対応しているほか、画面のずれ(ティアリング)やカクつき(スタッタリング)を軽減する可変リフレッシュレート(VRR)に対応。「AMD FreeSyncテクノロジー」と「NVIDIA G-SYNC Compatible」、「VESA Adaptive-Sync」の認証を受けています。

 

スタンドは110mmの高さ調整、前後-5度~15度のチルト角調整、ピボットに対応し、フレキシブルな画面の位置調整が可能。目や疲労に影響するとされるブルーライトやフリッカー(ちらつき)を抑えることもできる「ブルーライト低減モード」や、色の判別がつきづらい人でも配色を変えることで見やすくなる「色覚調整モード」も搭載しています。

 

■サイズ:W614×H468~578×D254mm(スタンドなし:614×372×51mm)
■重量:5.5kg(スタンドなし:4.3kg)

Makuakeで目標達成率3472%! ミニマル4Kレーザープロジェクター「LG CineBeam Q」本格販売へ

LGエレクトロニクス・ジャパンは、「Makuake(マクアケ)」での先行販売にて、目標金額を3472%達成した、ミニマル4Kレーザープロジェクター「LG CineBeam Q(HU710PB)」を、8月7日より全国の販売店で本格発売します。予想実売価格は16万9800円前後(税込)。

 

同製品は、同社のプロジェクターシリーズ「LG CineBeam」の新モデル。ミニマルデザインで、持ち運ぶ時にはハンドルに、設置する際はスタンドにもなる360度回転アームにより、自由な設置が可能です。重さは1.49kgで、家の中での持ち運びだけでなく、キャンプにも持って行きやすい軽量設計です。

 

投影時には、最大120インチの大画面で4Kの映像を楽しむことができます。3チャンネルRGBレーザーと、DCI-P3 154%(全体)の色域、450,000:1のコントラスト比により、鮮明なディテールとリアルな黒を再現しています。

 

同社の最新技術によって、設置時に画面の位置を自動的に調整し、フォーカスを最適化。設定の変更や調整に時間を要することなく、置くだけですぐに最適な映像体験を提供します。

 

webOSを搭載し、Netflix、PrimeVideo、Disney+、YouTube、Apple TV+などの配信サービスにも簡単にアクセスでき、プロジェクターだけで様々なコンテンツを視聴できます。

 

■外形寸法:W107.8×D135×H136.5mm

■重量:約1.49kg

超早割30%オフも! Makuakeでスマートモニター「LG MyView Smart Monitor」新モデル先行販売中

LGエレクトロニクス・ジャパンは、webOS搭載の「LG MyView Smart Monitor」の新モデルとして、「32SR75U-W」と「27SR75U-W」を、応援購入サービス「Makuake(マクアケ)」で先行販売中です。先行販売は8月30日22時まで。

LG MyView Smart Monitorシリーズは、同社独自のwebOSを搭載し、インターネットに接続することで、PCやスマートフォンなどの外部機器に接続しなくても、TVerやNetflix、YouTubeなどの動画視聴を行なうことができるパーソナルデバイス。動画視聴だけでなく、PCと接続してデュアルモニターとしても使用可能で、2022年より販売を開始しています。

今回Makuakeで発売中の2モデルは、4K HDR対応の高画質で、より使いやすくなった独自OS「webOS 23」を搭載。3辺フレームレスでスタンド部までオールホワイトのデザインと、ケーブル一本で映像出力、給電(最大65W)、データ転送が可能なUSB Type-C端子を搭載したフラッグシップモデルです。コンパクトさを重視し、仕事にもエンタメにもバランスよく使える27インチIPSパネルの27SR75U-Wと、映像視聴を大画面で楽しめる31.5インチVAパネルの32SR75U-Wの2サイズで展開します。

Makuake応援購入価格は7月26日18時現在、27SR75U-Wが超早割28%オフの5万7600円(税込)~、32SR75U-Wが超早割30%オフの6万200円(税込)~となっています。

 

■27SR75U-W

超早割28%オフF:5万7600円(税込)

Makuake早割27%オフ:5万8400円(税込)

Makuake割26%オフ:5万9200円(税込)

早割25%オフ:6万円(税込)

■32SR75U-W

超早割30%オフ6万200円(税込)

Makuake早割29%オフ:6万1060円(税込)

Makuake割28%オフ:6万1920円(税込)

早割27%オフ:6万2780円(税込)

■オプションリターン

LG純正エルゴアーム(ホワイト):1万8600円(税込)

Makuakeに登場! テレビ、スピーカー、モニターと1台3役の「LG MyView Smart Monitor」

LGエレクトロニクス・ジャパンは、「LG MyView Smart Monitor」の新モデルとして4K HDRに対応した高画質な「32SR75U-W」と「27SR75U-W」の2モデルを、7月25日から「Makuake(マクアケ)」にて先行販売します。先行販売時は最大33%オフの5万4400円(税込)から応援購入ができます。

 

記事のポイント

仕事用のディスプレイとしても使えて、エンタメ用のスマートテレビとしても使えるので、テレビやディスプレイを複数台置けない人にピッタリ。4K対応なので画質にも期待できそうです。

LG MyView Smart MonitorシリーズはLG独自のwebOSを搭載しており、外部機器に接続しなくてもインターネットへの接続のみで、TVerやNetflix、YouTubeなどの動画を視聴できるパーソナルデバイスです。

 

新たに同シリーズに追加された本機は、4K HDRに対応したほか、ケーブル一本で映像出力、給電(最大65W)からデータ転送まで可能なUSB Type-C端子を搭載した、フラッグシップモデルとなっています。そして、より使いやすくなった独自OS「webOS 23」により、パソコンに繋がなくても各種インターネットサービスでのWebブラウジングが可能です。

 

コンパクトさを重視する人向けには、IPSパネルを採用した27インチの「27SR75U-W」、コンテンツを大画面で楽しみたい人向けにはVAパネルを採用した31.5インチの「32SR75U-W」と、用途によって選べる2サイズ展開となっています。

 

サウンド面でも、5W+5Wの2.0chステレオスピーカーによる立体感と臨場感あふれる没入体験を提供してくれます。スピーカーとして活用するのもアリですね。

 

メーカー:LGエレクトロニクス

製品名:「32SR75U-W」「27SR75U-W」

価格:5万4400〜(Makuake応援購入価格)

高速・抜群の視認性・手頃な価格、三拍子揃ったLGのゲーミングディスプレイ7月下旬から発売

LGエレクトロニクス・ジャパンは、ゲーミングディスプレイ「LG UltraGear」シリーズの新モデルとして、31.5インチの「32GS60QC-B」と27インチの「27GS60QC-B」を、7月下旬から順次販売します。予想実売価格は32GS60QC-Bが4万6000円前後(税込)、27GS60QC-Bが4万円前後(税込)となっています。

 

この2つのモデルは、半径1mの弧となる1000Rの曲面型画面を採用しており、応答速度は1ms(GTG)、リフレッシュレートは180Hzに対応しています。フルHDの約1.7倍の情報量を表示できるWQHD(2560×1440ドット)の解像度で、FPSなどの一人称ゲームでは、遠くにいるターゲットもより見やすく表示。グラフィック重視のゲームも、より精細感のある美しい映像で楽しむことができます。

 

ユーザーの視覚に対する配慮も欠けていないのが本製品の特徴です。たとえば、画面のずれ(ティアリング)やカクつき(スタッタリング)を軽減するVRR(可変リフレッシュレート)に対応。加えて、あらゆる人がゲームを楽しめるように配慮した機能として、目の疲労に影響するとされるブルーライトやフリッカー(ちらつき)を抑える機能や、色の判別がつきづらい人でも配色を変えることで見やすくなる「色覚調整モード」を搭載しています。

梅雨時期の強い味方! LG PuriCare™ 衣類乾燥除湿機が日本初上陸。“圧倒的除湿力”で靴も衣服もカラッと乾燥

LGエレクトロニクス・ジャパンは日本初展開となる「LG PuriCare™ 衣類乾燥除湿機」の2モデルを2024年7月3日(水)より順次発売します。

左から「DD177QSE0 ※販路限定モデル」(シルバー)と「「DD197QEE0」(ベージュ)。

 

同社は2019年ごろから「LG PuriCare」シリーズとして、高い清浄力とデザイン性を両立した空気清浄機を発売してきました。新製品であるLG PuriCare™ 衣類乾燥除湿機は、来るべき梅雨シーズンの部屋干しから、脱衣所・水回りの除湿、暖房時の結露対策まで、パワフルな除湿力によって住まいの湿気を1年中ケアし、衣類や靴も除湿してくれる優れモノです。

 

ホーム・アプライアンス&エア・ソリューションが総利益の4割弱

LG エレクトロニクス・ジャパンのマーケティング統括の宮田弘之さん。

 

LG エレクトロニクス・ジャパンは、衣類乾燥除湿機を含む「ホーム・アプライアンス&エア・ソリューション」事業のほか、「ホーム・エンターテインメント」、「ビークルコンポーネント・ソリューションズ」、「ビジネス・ソリューションズ」と計4つの事業を展開しています。

 

同社のマーケティング統括である宮田さんは、ホーム・アプライアンス&エア・ソリューション事業が総利益の4割弱を占めていると説明。ブランドコンセプトである「Life’s Good. 世界中のお客様をワクワクさせ、感動を提供する」のもと、同社がユーザーの家庭に浸透し、生活をより良いものにする商品を生み出し続けていることがわかります。

ホーム・アプライアンス&エア・ソリューションのマーケティング担当・成田佳蘭さん。

 

ホーム・アプライアンス&エア・ソリューションのマーケティング担当である成田さんは、「LG PuriCare™ 衣類乾燥除湿機」を日本市場に新規参入させた背景として、東京・高知を除く地域が年間を通して湿度が65%以上超えていることを提示。湿度40%以下になると、乾燥のしすぎでウイルスが活発になることや、湿度60%以上でカビやダニの発生リスクが高いことからも、除湿機の使用が必要であることを訴えました。

 

LG PuriCare™ 衣類乾燥除湿機、4つのポイント

部屋に溶け込むスッキリとしたデザイン

 

LG PuriCareシリーズとして、新たにラインナップに加わったLG PuriCare™ 衣類乾燥除湿機「DD177QSE0」と「DD197QEE0」には特質すべき多くのポイントがあります。簡潔に4つにまとめてご紹介します。

 

①パワフルな除湿力

何より重要な除湿力。部屋を心地よい空間にしたいものです

 

まずは何といってもパワフルな除湿力。DD197QEE0は1日最大19L、DD177QSE0は1日最大17Lの除湿能力を備えています。またシリンダーが2つ付いたデュアルインバーターコンプレッサー搭載で、デシカント式と比べて消費電力を抑え、ヒーターを使わず少ない電力で除湿ができるため、家計に優しく使うことができます。

 

※1: 「DD197QEE0」は1日最大19L除湿。「DD177QSE0」は1日最大17L除湿。
※2: 公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会「新電気料金目安単価」より31円/kWh(税込)として算出。
(2022年7月改訂)

 

②除湿量が一目で分かる透明タンク

透明タンクは、片手ですっと引くだけで取り出せます。

 

2モデルとも、除湿量がわかりやすい透明タンクを搭載。満水時はタンク内側のライトが点滅し、排水タイミングをお知らせしてくれます。5Lの大容量タンクのため、こまめな排水は必要ありません。また連続排水機能付きで、ホース(ホース内径:Φ16mm)を用意すれば24時間の除湿も可能です。

 

さらに「LG ThinQ™」アプリを使用すればタンクの水量のほか、電源のオン・オフ、消費電力のチェック、タイマー機能なども簡単に確認できます。

 

③部屋干しに強く、靴・クローゼットの乾燥も

梅雨や花粉の時期は特に、衣服や靴の湿気が気になるところ。同2商品には、部屋干しの乾燥時間をスマート除湿モードと比べて大幅に短縮し、乾きムラなく乾燥させる「ターボ除湿モード」が搭載されています。

 

さらに靴の形にフィットした「シューズドライYホース」を使えば、靴の水分を素早く除去することができます。

靴のなかにぴったりと収まるシューズドライYホース。

 

また「クローゼットドライTホース」は狭いクローゼットに入り込み、カビの発生を未然に防いでくれます。

隠れた湿気も集中除湿!

 

④自動で清潔状態をキープ

UVnano™ テクノロジーのUV LEDライト付き

 

本体のお手入れの手間が気になるところですが、UVnano™ テクノロジーのUV LEDライト搭載で、内部のファンに付く細菌を99.99%除去(※)してくれます。さらに電源を切るたび製品内部を自動で5分間乾燥し、ニオイやカビの発生を抑制。またイオナイザー機能でイオンを発生させることも可能です。常に清潔な環境を保つので、安心して使うことができます。

 

※3: 試験方法:「UV-C モジュール」の光源から23mmの距離に2種類の菌の試験片を設定し3時間の除菌効果を測定。UV-C ランプ1 時間点灯→1 時間消灯→UV-C ランプ1時間点灯後、生菌数を測定。試験結果:2種類の菌にて試験し、いずれも99.99%除去。試験機関:日本微生物クリニック㈱。試験報告書:LG240306KM02。報告書発行日:2024年5月2日。UVnano™除菌効果は、衣類乾燥除湿機内部のファンで、UV-C LEDの光が届く範囲に限られます。

 

ほかにも部屋間の移動がしやすいよう、腰の高さに位置したハンドル、360°回転する4輪キャスターが搭載されていたり、除湿機の心臓とも言われるコンプレッサーに10年無料保証サポートがついていたりと、ユーザーファーストの工夫が施されています。梅雨や花粉シーズンを見越し、一家に一台備えておきたい商品ですね。

 

有機EL版iPad Proのディスプレイ、11インチと13インチは製造メーカーが違うかも

アップルは11インチと13インチ(12.9インチモデルの後継機)iPad Proに有機ELディスプレイを搭載し、3月に発表すると噂されています。

↑サムスン“と”LGが製造?

 

これらの有機ELパネルにつき、サムスン・ディスプレイが11インチを、LGディスプレイが13インチパネルを独占的に製造する。つまり、11インチと13インチではディスプレイの製造メーカーが異なると韓国の電子業界誌The Elecが報じています。

 

最新記事は、サムスンは11インチ向け有機ELディスプレイ最初の生産につき、単独サプライヤーとしての地位を固めたとのこと。かたやLGも、13インチ向けディスプレイの生産に突入。当初は同社も11インチ向け有機ELパネルの生産を始める予定だったものの、今のところ両社ともに1種類しか生産していないと伝えています。

 

この分業体制は、ひとつにはアップルの有機EL版iPad Proに関する需要の見通しが変わったこと。それに加えて、両社の生産能力や歩留まり(生産した製品のうち良品の割合)が不安定であり、新たなパネル技術にまだ対応できていないためと説明しています

 

アップルは次期iPad Proのディスプレイにつき「他社の追随を許さない」画質や、厚みと重さを減らすことを目指していると言われています。それだけ、要求水準が厳しいのでしょう。

 

ほか、2024年内の有機EL版iPad Proの出荷量見通しは800万台に過ぎず、業界が予想していた1000万台から200万台も減ったとのこと。なぜ減るかといえば、新たな技術をふんだんに投入した有機ELパネルのため製造コストが上がり、現行モデルより高くなるためだとの分析も伝えられていました

 

iPadの歴史において、有機ELディスプレイを搭載するのは初めてのこと。これまでの液晶ディスプレイよりも深い黒や鮮やかな色を実現しつつ、バックライトが不要となるため、はるかに薄くなる可能性もあります。たとえば、13インチモデルは1mm以上も厚みが減るとの説もあります

 

11インチと13インチともに同じディスプレイ技術を使っているはずですが、パネルメーカーの違いにより発色や鮮やかさなどに差が出るのか? 発売後の検証を楽しみにしたいところです。

 

Source:The Elec
via:MacRumors

LGノートPC「LG gram」2024年モデルは高性能と薄型軽量を追求したProシリーズ登場

LGエレクトロニクス・ジャパンは1月31日、モバイルノートPC「LG gram」の2024年モデルを発表。2月1日から順次販売を開始します。ラインアップは以下のとおりです。

 

シリーズ名 モデル名 予想実売価格(税込) 発売時期
LG gram Pro 17Z90SP-MA78J 32万円前後 3月上旬
LG gram Pro 2in1 16T90SP-MA78J 34万円前後
LG gram(Microsoft Office搭載) 17Z90S-MA78J2 32万5000円前後 2月1日
16Z90S-MA78J2 31万5000円前後
15Z90S-MR54J2 25万円前後
14Z90S-MA78J2 29万5000円前後
LG gram(Windows 11 Pro搭載) 17Z90S-VP55J 26万円前後 3月上旬
15Z90S-VP55J 23万円前後 2月中旬
14Z90S-VP55J 22万円前後
LG gram 2in1 14T90S-MA55J 25万円前後 3月上旬

 

2024年モデルは、17型/16型/15.6型/14型の4サイズ展開です。またすべてのモデル共通でインテル Core Ultraプロセッサーを採用。従来からパフォーマンス、AI処理性能、グラフィックス性能の向上により、生産性が高められるのはもちろん、映像制作や負荷の軽いゲームも楽しめるとしています。

 

なお、2023年モデルはきらびやかなデザインの「LG gram Style」などがラインアップにありましたが、2024年はオブシディアンブラックのカラーモデルのみとなっています。

 

性能と機動力の高さを両立させたProモデル登場

2024年モデルではあらたに「Pro」シリーズとして、17型のLG gram Proと16型のLG gram Pro 2in1が追加されました。LG gram Proは大画面ながら約1.299kgの重さ、約12.9mmの薄さを実現。LG gram Pro 2in1も重さ約1.399kg/薄さ約12.9mmと、ともに薄型軽量なモデルとなっています。

 

 

製品プレゼンの場では一般的なPC市場のプログレード製品について「性能が第一主義とされ、持ち運びやすさは二の次とされてきました。結果的にPro向けノートPCの多くは大きく重くなり、むしろデスクトップPCの代わりとして機能しているように思われます」と解説。一方でLG gramのProシリーズは「場所の制約に縛られず、いついかなるときも最高のパフォーマンスを発揮できる存在」と定義しており、高い性能と機動力を高めたモデルと位置付けています。

 

その定義どおり、Proシリーズは薄型軽量に加えてスペック面でも妥協のない仕様となっています。スペックは両モデルともに、インテル Core Ultra 7 プロセッサー 155H、16GBメモリー、1TB SSD。ディスプレイの解像度はWQXGA(2560×1600ドット)、リフレッシュレートは31~144Hzの可変式を採用しています。

 

さらに、LG gram Pro 2in1はディスプレイが360度回転するため、タブレットライクな使い方も可能です。筆圧を4096段階で感知する「LG Stylus Pen」も付属。イラスト制作などにも使えます。

 

このほか、2024年モデルのLG gramの一部スペックは下記のとおりです。

モデル名 17Z90S-MA78J2
CPU インテル Core Ultra 7 プロセッサー 155H
メモリー 16GB
ストレージ 1TB SSD
ディスプレイ 17型/WQXGA(2560×1600ドット)/リフレッシュレート60Hz
サイズ 約幅378.8×奥行き258.8×高さ17.8mm
重さ 約1.35kg

 

全モデルに連携性を高める独自アプリも搭載

2024年モデルはほかのデバイスとの連携性も強化しています。独自開発アプリ「LG gram Link」を搭載し、iOSやAndroidなどほかのOSと、ファイルや画面の共有が可能。ファイル共有はBluetooth接続のため、ネットワークに接続されていなくても利用できます。また、画面の共有はたとえば、LG gramと接続したタブレットに画面を複製したり拡張したりできるほか、スマホの画面をLG gramにミラーリングといったことも可能です。

 

【LG gram Linkの機能をフォトギャラリーでチェック】(画像をタップすると閲覧できます)

LG、ワイヤレスで超大画面な4K有機ELテレビ発表。お値段はなんと……

LGエレクトロニクス・ジャパンは、ワイヤレスで使用できる4K有機ELテレビ「OLED M3」を発表しました。ラインアップは97インチの「LG SIGNATURE OLED97M3PJA」と、77インチの「OLED77M3PJA」をそろえており、2024年2月上旬に発売します。税込の予想実売価格は97インチモデルが429万円前後、77インチモデルが99万円前後です。なお、97インチモデルは受注生産となります。

 

OLED M3は、端子やチューナーを専用ボックスの「ZeroConnect Box」に収め、ボックスとテレビをワイヤレス接続することで、映像を楽しめる製品です。壁掛け用の取り付け金具も付いており、インテリアを優先した設置が可能になります。

 

ZeroConnect Boxとテレビは60Hz帯を利用してワイヤレス接続。高速なうえに一般的なWi-Fiとは帯域が異なるため、混線による通信障害の心配はないとしています。ただし、テレビとZeroConnect Boxでそれぞれ電源ケーブルの接続が必要になります。また、ZeroConnect Boxはテレビから最大10mの距離まで離しても接続できるとのこと。

↑OLED77M3PJA

 

画質面では、独自開発のリアルタイムAIプロセッサー「α9 AI Processor Gen6」を搭載。地上波、ネット動画を問わずあらゆるコンテンツに合わせて、美しく鮮明な映像を再生するとのこと。また、リフレッシュレートは120Hzに対応しています。

 

さらに、α9 AI Processor Gen6は音質も最適化。映像のジャンルをシーン分析して、映像に合わせて臨場感あふれるバーチャル9.1.2chサウンドに変換します。

 

独自OS「webOS 23」も搭載し、Netflixやhulu、Tverなど、幅広い動画サービスに対応しています。このほか、画像を選ぶだけで好みの画質に設定できる「パーソナルピクチャーウィザード」機能も採用。

 

なお、97インチモデルは別売りで専用スタンドを用意しています。

↑LG SIGNATURE OLED97M3PJA

約1kgの重さで最大120インチ投影、持ち運びしやすいLGの新スマートプロジェクター「PF510Q」

LG エレクトロニクス・ジャパンは、プロジェクターの「LG CineBeam」シリーズから新モデル「PF510Q」を発表。11月17日に発売します。予想実売価格は8万8000円前後(税込)です。

 

PF510Qは、幅148×奥行き148×高さ71mmで重さ約1kgとコンパクトなサイズながら、最大120インチの大画面を表示できるプロジェクターです。Wi-Fiに対応しているうえ、WebOSを搭載しているので、本体と付属の電源ケーブルを持ち運べば、自宅内はもちろん、旅行先などに持って行って使用できます。

 

解像度はフルHD(1920×1080ドット)で、リフレッシュレートは24~60Hzに対応。また、低解像度の映像はアップスケーリングによって、フルHD画質で楽しめます。このほか、HDR10 やHLG のコンテンツ再生にも対応しています。パネルタイプはDLPを採用。加えて、RGBとダイナミックグリーンの合計4つのLED光源を搭載しています。

↑4つのLED光源を搭載することで、DLP方式のプロジェクターの弱点と言われていた、経年的な色の変化やレインボーノイズを軽減。ピュアな色味を再現したそうです

 

明るさは450ANSIルーメン、コントラスト比は150000:1、スピーカー出力は5W。またインターフェイスはHDMI入力×2、USB 2.0×1、オーディオ出力×1、有線LAN×1を装備しています。

↑インターフェイスは背面および右側面にまとめられています

PCなしでNetflixなどの動画視聴が可能なLGディスプレイ登場、Makuakeで販売中

LGエレクトロニクス・ジャパンは、webOS搭載のLG SMART Monitorシリーズの新モデルとして、31.5インチの「32SR50F-W」と、27インチの「27SR50F-W」を、クラウドファンディングサービス「Makuake(マクアケ)」にて先行販売しています。

 

LG SMART Monitorシリーズは、LG独自のwebOSを搭載することで、パソコンに接続しなくても、NetflixやYouTubeなどの動画視聴が可能なほか、スマートフォンやタブレット端末の画面共有、Bluetoothを使った音楽鑑賞、Webブラウジング、Excel資料の閲覧など、さまざま用途をこなせるパーソナルデバイスです。

 

地上波放送は見ないものの、高画質なディスプレイで動画を視聴したい、PCディスプレイとしても使用したい、というニーズに応える新カテゴリーとして、昨年から販売を開始。初代モデル(32SQ730S-W、32SQ780S-W)は、Makuakeでの先行販売時に、目標金額を5078%達成し、今年3月に、全国の販売店で取り扱いが開始されました。

 

新ラインアップとして発売された2モデルは、「使いやすいサイズ、手に入れやすい価格」を追求。使用環境と用途に合わせて選べるよう、大画面で動画視聴を楽しみたい人向けの31.5インチに加え、LG SMART Monitorシリーズでは初となる、デスクに置きやすい27インチを追加しています。生活の中心に配置されることを鑑み、マットなホワイトカラーのシンプルなデザインに仕上げたそうです。

 

共通のスペックとしては、フルHD解像度(1920×1080ドット)、アスペクト比16:9で、インターフェイスはともにHDMI入力×2、USB 2.0×2をそろえています。

 

Makuakeでは3万800円(税込、10月3日時点)から販売しています。

Makuakeで1389%達成のマルチ機能空気清浄機「LG PuriCare AeroFurniture」いよいよ発売

LGエレクトロニクス・ジャパンは、クラウドファンディングサービス「Makuake」での先行販売で目標金額を1389%達成した、マルチ機能空気清浄機「LG PuriCare AeroFurniture(エルジー・プリケア・エアロファニチャー)」を、2023年7月下旬から全国の販売店で販売します。

 

LG PuriCare AeroFurnitureは、LGの空気清浄機シリーズ「LG PuriCare」の新ラインアップ。空気清浄機としてはもちろん、サイドテーブル、ムードライト、ワイヤレス充電器としても使える、4 in 1のマルチ機能を備えています。

 

ボディカラーは、「ピュアホワイト」と「ローズ」の2色展開。天板部分はサイドテーブルとして物を置ける仕様になっており、ムードライト機能を使えば、テーブル天板下に灯る8色のLEDライトがリラックス空間を演出します。「LG ThinQアプリ」を使うことで、自分好みの明るさ、色合いにカスタマイズすることも可能です。

 

ワイヤレス充電は、Qi対応のスマホなどをテーブルの指定場所に置くだけで、コードを探す手間なく手軽に充電できます。

 

もちろん、空気清浄機としての機能も抜かりはありません。筒形の形状で360度全方位から汚れた空気を吸引し、部屋の隅々まで清浄します。さらに、ほこりをキャッチする「洗えるプレフィルター」、浮遊菌やアレル物質、花粉を除去する「HEPA抗菌フィルター」、ニオイを除去する「脱臭フィルター」の、3層フィルターを採用することで、強力な吸引力を実現しました。

 

本体サイズは約幅410×奥行き410×高さ550mmで、重さは約7.1kg。また適用床面積は約19.8㎡(約12.5畳)となっています。予想実売価格は5万9400円(税込)です。

自宅最高派だったけど「LGのモバイルディスプレイ」で外出作業の効率が爆上がり

仕事の環境は人それぞれ。パソコン1台でどこでも快適に作業できる人もいれば、マウスやキーボードなどさまざまなガジェットを集めて「最強の仕事場」でパフォーマンスを発揮できる人もいます。私もどちらかといえば後者で「自宅の作業環境こそ最高……!」と5畳の自室に籠る日々を送っていましたが、そんな私のワークスタイルを変えるようなガジェットに出会ってしまいました。

 

それが今回ご紹介する、LGから2023年4月に発売されたモバイルディスプレイ「LG gram +view 16MR70」(以下、LG gram +view)です。この一台のおかげで、外出先でも快適な環境で作業ができるようになりました。

↑右がLG gram +view 16MR70

 

外出先でも作業の生産性をアップさせるモバイルディスプレイ

まずは製品の概要を見ていきましょう。外付けディスプレイとなると据え置き型が一般的ですが、本機は持ち運んで使うことを前提としたモバイルディスプレイです。カバンにサッと入れて持ち運ぶことができ、外出先でも2画面の快適な環境で、作業の生産性を大幅にアップさせてくれます。価格はAmazonで、4万5273円(税込)。

 

主な仕様は以下の通りです。

・ディスプレイ:16型IPS液晶(視野角170度)
・アスペクト比:16:10
・解像度:2560 × 1600ドット(WQXGA)
・接続端子:USB3.2 Gen1 Type-C端子 ×2(DisplayPort Alternate Mode対応)
・本体重量:約670g(カバー付きで約920g)
・消費電力:8W

 

付属品には、Alternate Modeに対応しているUSB Type-Cケーブルが含まれています。USB Type-Cのケーブルによっては給電専用など、映像出力に対応していないものもあるので手持ちのケーブルを使う際には注意が必要。付属品として入っているのはうれしいですね。

↑付属のケーブルは約1.5mの長さ

 

LG gram +viewを1か月使ってみてココが好き

本機をお借りしていた約1か月間に使って感じた”推しポイント”を4つにまとめてご紹介しようと思います。

 

1. シンプルなデザイン

ボタンは輝度を調整するものが1つ、接続端子はUSB Type-Cが2基のみという極限まで削ぎ落とされたデザインは、とてもシンプルでスタイリッシュ。LGが発売している製品ということもありLG gramとの相性が良いのはもちろん、筆者の使っているMacBook Airと並べても見た目の相性は良いと感じられました。ベゼルも細く、横に並べて置いて表示させるときもシームレスに繋がった印象で、全体的な画面の広さを強く感じました。

 

ディスプレイの前面にLGのロゴがないのもシンプルさを後押しするポイントです。

↑本体前面にはロゴがないシンプルなデザイン

 

↑LGのロゴは背面左上にさりげなく入っています

 

2. 持ち運び前提の軽さ

モバイルディスプレイはその名の通り持ち運ぶことが前提なので、薄型・軽量を求めたいところ。16型のノートパソコンの重量は2kgを超える機種も多いのに対して、本機は16型で約670g。スタンドにもなる折りたたみ式の本体カバーを含めても約920gと、日々の持ち歩きにも苦にならない重量です。もちろん、ノートパソコンにはさまざまなパーツが搭載されているので、一概に比べることはできません。ですが、それでも1kg以下でディスプレイを持ち運べるのは魅力です。

 

本体サイズはスタンドナシの状態で、約幅360×奥行き246×高さ8mm。筆者が普段使っている、パソコンを保護するスリーブ付きのビジネスリュックにもコンパクトに収まり、別途でケースなどを用意して持ち運ぶ必要がないのは便利だと感じました。

 

軽量化とトレードオフのためか、スピーカーは非搭載ですが、必要な際にはパソコン本体から音声が出力できれば問題ないので、まったく気になりません。

 

3. 新たにパススルー給電に対応

旧モデルである16MQ70までは非対応だったUSB PD規格のパススルー給電が、本モデルから搭載されました。これによりパソコン本体のUSBコネクターが少ない場合でも、1本の接続で給電・映像出力ができるようになります。

↑USBバスパワーのおかげでシンプルな配線を実現。ケーブルで机の上がごちゃつかないのは見た目にも作業環境的にもよいです

 

普段使っているMacBook Air(M1、2020年モデル)はUSB Type-Cコネクターが2基しかないので、ケーブルの接続数が少なく済むのはうれしいところ。おかげでスマホを充電しながらパソコンへの給電・ディスプレイへの映像出力ができるようになりました。

 

4. 映り込みの少ないアンチグレアディスプレイ

カフェやコワーキングで作業する際など、背後に窓があってパソコンのディスプレイが見えづらい経験をした……という人も多いのではないでしょうか。そうした環境でも作業しやすい、照明の反射光や、背景の写り込みが少ないアンチグレアディスプレイを採用しているのも本機の特徴です。また画面に映り込みが出やすいグレアディスプレイと比べて、長時間見続けていても、目の疲れを感じにくい点もうれしいポイント。

 

色再現度はDCI-P3を99%カバー。私は主にOffice作業やメッセージのやりとりで使っているので、画質などはあまり気になりませんでした。ただ、アンチグレアなので写真や映像のカラーグレーディングなどで使う際は物足りないかもしれません。

↑MacBook Airのグレア液晶と比較して写り込みが少ない

 

外出先でも快適な作業環境を実現

デザイン、軽さ、給電、映り込みの少なさが推しのLG gram +viewを使うことで、外出先や出張先でも自宅と変わらない作業環境が実現できるようになりました。

 

これまではiPad miniをsidecar接続してサブディスプレイとして使うこともありましたが、有線・無線接続を問わず接続が不安定だと感じられることが多く、結局はパソコンのディスプレイ一面で作業することが多々ありました。打ち合わせ中にsidecarが突然固まったり、接続解除されて資料の投影にあたふたしたりすることもしばしば……。

 

当然といえば当然ですが、USB Type-C経由で映像出力するLG gram +viewを使っている間は、接続不調が起こることもなく、安定して2面のディスプレイで仕事ができます。それだけで外出先での作業のハードルがぐっと下がったように感じられました。「今日は気分を変えて、コワーキングスペースで仕事をしようかな〜」と外出して作業する日が増えたような気がします。

 

フルリモートで仕事していると、クライアントとの連絡にチャットアプリを使う頻度も高まります。しかもそれがお客さんごとに異なるアプリでの連絡となると、どこに通知がきたのかわからない&画面の遷移が面倒……なんてことも。16型のLG gram +viewでは左右に画面を分割して表示させても十分な広さなので、作業はパソコンのディスプレイで、サブディスプレイにはチャットアプリを常時表示させておく、なんて使い方も便利です。

 

また、これまで縦型のディスプレイは使ったことがありませんでしたが、せっかくだからと試してみたところ、これがとても使いやすい。Wordなど縦に長く表示されやすいファイルは縦型ディスプレイと相性が良く、表示範囲が広いことで前後の文章のつながりや全体の構成をざっと把握するのにも便利だと感じました。ちなみにこの原稿も、LG gram +viewを使って執筆しています。

↑表示するコンテンツによって縦横置き換えられます

 

縦置き時に接続が格好悪いのとスタンドの角度調整は気になる

毎日使い倒したいレベルでお気に入りの本機ですが、使っていく中で2点気になるところがありました。

 

本体のシンプルなデザインとトレードオフな部分にはなりますが、ディスプレイを縦置きする際には接続端子が本体上部にしかなく、ケーブルが飛び出るような見た目になってしまいます。

↑縦置き時のケーブル。見た目が気になります

 

付属のケーブルは最初少し硬かったのもあり、テーブルの上のものを動かした際などケーブルに触れた際には連鎖してディスプレイが倒れそうになってしまうシーンもありました。縦置きした際の側面(横置きした際の上面)にも接続端子があると、見た目はスッキリし、倒してしまう心配もなく、より安心して使用できると感じられました。

 

もうひとつは、基本的に本体カバーがスタンドの役目を果たすのですが、横置きの際、画面の角度調整は105度と120度の2パターンのみと、柔軟な角度調整には対応していません。それぞれ15度の開きがありますが、個人的には両方とも角度がつきすぎているように感じられ、もう少し倒して使いたいと感じるポイントでした。サードパーティ製のスタンドを使えば解決はしますが、せっかくなので本体スタンドのみで自由に角度調整できるようになってほしいところです。

↑105度に設置した場合

 

↑120度に設置した場合

 

一度使ったら手放せない、快適なモバイル作業環境

普段自宅では16型のMacBook Proと27インチディスプレイの2枚を並べて作業しているのもあり、外出先で11型のMacBook Airだけで作業するとなると、どうしても気乗りのしなかった筆者。今回LG gram +viewというモバイルディスプレイに出会ったおかげで、どこでも2面ディスプレイの作業環境を構築できるようになり、作業効率が大幅に向上しました。

 

もちろん自宅での利用にもぴったりで、使わないときは簡単に収納できるディスプレイとして使うのも大アリです。モバイルディスプレイが気になっている、という方には自信を持っておすすめできる一台、ぜひチェックしてみてくださいね。

 

【フォトギャラリー】画像をタップすると閲覧できます。

量子ドットミニLED搭載! 独自フィルムで鮮明な表現も可能になったLGの4K液晶テレビ新モデル

LGエレクトロニクス・ジャパンは6月7日、2023年の液晶テレビのラインナップとして、全4シリーズ13モデルを発表。7月から順次販売を開始します。ラインナップは下記のとおりです。

↑QNED85JRA

 

シリーズ名/画面サイズ/予想実売価格(税込)/発売予定日

QNED85JRA/75V型・86V型/50万~72万円前後/7月上旬発売
QNED80JRA/50V型・55V型・65V型・75V型・86V型/18万~59万円前後/7月上旬発売
QNED75JRA/43V型/14万円前後/8月下旬発売
UR8000/43V型・50V型・55V型・65V型・75V型/11万~26万円前後/8月下旬発売

 

QNED85JRAは量子ドットミニLED液晶を搭載したモデルで、QNED80JRAとQNED75JRAは量子ドット液晶搭載のモデル。UR8000は直下型液晶のモデルとなっています。

 

QNED85JRAはパネルの後ろに「ナノオーガニックフィルム」「量子ドットフィルム」「ミニLEDバックライト」を搭載。この組み合わせにより、従来の液晶テレビ比べて、色の純度を高めたほか、深い黒の再現が可能になったとしています。

 

ナノオーガニックフィルムは、緑色の純度を高めながら赤の色域を広げる独自のフィルムで、よりクリアかつ鮮明な表現が可能とのこと。QNED80JRAにも搭載されています。

↑QNED80JRA

 

また、すべてのモデルで、エリアごとに光を個別に制御できる機能を搭載。たとえば夜のシーンでも、月に近い闇と遠い闇の違いや、奥行き感などを緻密に再現できるといいます。

 

AI映像エンジンには「α 7 AI Processor」を搭載。何百万もの映像ソースを学習させたAIプロセッサーが、地上波・ネット動画問わずあらゆるコンテンツに合わせて適した映像と音響を表現してくれます。映像は映画やスポーツなどのジャンルはもちろん、夜景や街並みといったシーンも自動で認識し、それぞれに合った設定を適用します。

 

さらに、ユーザーの好みの画質に設定できる「パーソナルピクチャーウィザード」機能も新搭載。画面の案内に従って、表示された画像から好みの画像を1~2枚選択し、これを繰り返すことでAIが好みを判別し、ユーザーに合った映像モードに設定してくれます。

 

なお、QNED75JRAとUR8000シリーズは、「α 5 AI Processor Gen6 」を搭載するため、機能が異なります。

 

サウンドでは、音色と音の輪郭を補正して音をクリアにする「AI クリアサウンド」や、音量によって異なる高音や低音の聴こえ方を均一にする「オートバランスコントロール」などの新機能を搭載しました。

約300億個のマイクロレンズ搭載で輝度70%アップ、AIも進化して画質音質が向上したLGの新4K有機ELテレビ

LG エレクトロニクス・ジャパンは6月7日、2023年の有機ELテレビのラインナップとして全4シリーズ12モデルを発表。7月から順次発売します。ラインナップと予想実売価格は下記のとおりです。

 

シリーズ名/画面サイズ/予想実売価格/発売予定日

OLED Z3/88V型/396万円前後(税込)/受注生産
OLED G3/77V・65V・55V型/43万~88万円前後(税込)/7月上旬発売
OLED C3/42V・48V・55V・65V・83V型/29万~99万円前後(税込)/7月上旬発売
OLED B3/55V・65V・77V型/30万~65万円前後(税込)/8月上旬発売

 

OLED Z3は8Kの有機ELテレビで、OLED G3/OLED C3/OLED B3は4Kの有機ELテレビ。このうち、OLED G3に採用されている有機ELパネルには、約5.9ミクロンの微細なマイクロレンズを300億個ほど搭載した「マイクロレンズアレイ」技術を取り入れています。これにより、光の出力効率が向上し、2022年のスタンダードモデル「OLED B2」に比べて、輝度が最大70%アップしているとのこと。

↑OLED Z3

 

また、OLED G3とOLED C3には、進化したAI対応の映像エンジン「α 9 AI Processor」が搭載。何百万もの映像ソースを学習したAIプロセッサーが画質と音質を最適化し、あらゆるコンテンツを美しく鮮明な映像と豊かなサウンドにしてくれるといいます。

 

加えて、新機能として「パーソナルピクチャーウィザード」を搭載しました。画面の案内に従って、表示された画像から好みの画像を1~2枚選ぶのを繰り返すことで、AIがユーザーの好みを判別し、ユーザーに適した映像モードで視聴できる機能です。テレビの画質に詳しくない人でも、自身に合った画質で視聴できるとのこと。

↑OLED G3

 

サウンド面では、従来の「AIサウンドプロ」が進化し、音色と音の輪郭を補正して音をクリアにする「AIクリアサウンド」や、音量によって高音や低音の聴こえ方が変わるのを均一にする「オートバランスコントロール」を搭載しています。

 

このほか、独自OSが「webOS 23」に進化して見たいコンテンツにすぐアクセスできるようになったり、ネット動画アプリとして新たに「TVer」に対応したりしています。

1msのIPSパネル搭載! 美しさ×速さの「LG UltraGear」シリーズから「27GR75Q-B」が新たに登場

LG エレクトロニクス・ジャパンは、ゲーミングモニター「LG UltraGear」シリーズの新モデルとして、27インチの「27GR75Q-B」を、6月上旬より順次発売します。予想実売価格は4万4000円(税込)。

 

同製品は、自然な色合いで発色鮮やかなIPSパネルを採用し、解像度はWQHD(2560×1440)で、極限まで細くデザインされた薄型フレームが特徴。リフレッシュレート165Hz、高速な動きでも画面のぼやけ(モーションブラー)を感じさせない1ms(GTG)の応答速度で、遅延を最小限に抑える「DASモード」も搭載しています。HDRに対応し、一般的な色域であるsRGBを99%(標準値)カバーします。

 

ゲーミング機能では、画面のズレ(ティアリング)や、カクつき(スタッタリング)を抑える「AMD FreeSync Premium テクノロジー」と、「NVIDIA G-SYNC Compatible」に両対応。HDMIでもVRR(可変リフレッシュレート)が可能です。FPSなど、暗いシーンの闇に潜む、本来見えないターゲットを映し出す「ブラックスタビライザー」、画面の中心にマークを表示する「クロスヘア」など、ゲームを優位に進めるための機能も搭載。

 

モニタースタンドは110mmの高さ調整、前後-5~15 ゚のチルト角度調整、ピボットに対応。目や疲労に影響するとされるブルーライトやフリッカー(ちらつき)を抑える機能も搭載しています。

きらびやかデザインがすごい! 性能もこだわったLG gram Styleなど、LGからノートPC新モデルが登場

LGエレクトロニクス・ジャパンは、ノートPC「LG gram」2023年モデルの日本展開を発表しました。きらびやかなデザインの「LG gram Style」などを3月下旬から順次発売します。また、USB Type-C端子搭載の高精細なモバイルディスプレイ「LG gram +view」や、PC向けディスプレイの新製品も発表されています。

 

LG gramは、スタイリッシュなデザインと持ち運びのしやすさ、それに大画面という共通の特徴を備えたシリーズです。

 

2023年モデルは、シリーズ初となる有機ELディスプレイ搭載で、デザイン面でも新たな方向性を示したLG gram Styleや、重さ約1.45kgでハイスペックなGPUも選択可能な「LG gram(17インチモデル)」などをラインナップ。プロセッサーはインテルの第13世代に更新されており、OSはWindows 11を搭載します。

 

さらに、最薄部は11mmと薄型設計の「LG gram ウルトラスリム(仮称)」の投入も予告されました。

 

【発表された2023年モデル】

・LG gram Style――オーロラカラーのおしゃれなノートPC

・LG gram――大画面と耐久性、質感にこだわったノートPC

・LG gram 2in1――ペンやタッチパネルも使えるクリエイター向けモデル

・LG gram ウルトラスリム(仮称)――有機EL搭載の超薄型ノートPC

 

きらびやかなデザインに有機EL搭載のLG gram Style

新たに追加されたLG gram Styleは、シリーズの中でも特にデザインにこだわって設計されたモデルで、きらびやかで独創的な仕上げが特徴となっています。14インチと16インチの2つのモデルがあり、発売は4月上旬予定。価格は29万円から32万円程度(税込)となる見込みです。

↑LG gram Style

 

天面には、特殊な加工が施されたパネルにガラスを張り、その上からマットな質感のコーティング剤が塗布されています。この仕上げにより、まるで真珠のように、光の差し加減によって淡く輝きます。

↑光の当て具合や見る角度が変わると輝きも変化する天面

 

また、パームレスト部も同様にガラス張りで、タッチパッド部分は段差がないスタイリッシュな作りとなっています。このタッチパッドは、触れるとフワッとライトアップされる仕掛けが用意されており、使うときに位置が自然にわかる仕組みです。

↑タッチパッドは触ると、うっすらと線が浮かび上がり、指を離してしばらくすると線が消えます

 

天面とパームレスト部のガラスには、スマホでもおなじみのブランド強化ガラス「Gorilla Glass」が採用されており、落下の衝撃や引っかき傷にも耐えられるような頑丈さも確保されています。

 

ディスプレイは、LG gramシリーズとして初めて、有機EL(OLED)ディスプレイを搭載。明暗の階調表現が豊かで、忠実な色味を再現するとしています。画面のリフレッシュレートが90Hz(14インチモデル)または120Hz(16インチモデル)と高く、画面のスクロール表示も滑らか。またディスプレイの縦横比はいま流行りの16:10で、WordやWebブラウザーのような、縦に続くアプリで作業・閲覧するには便利なサイズ感です。

 

音響は本体にステレオスピーカーを搭載。映像や音楽再生時には、Dolby Atmosの音響効果でサラウンド再生に対応します。

 

LG gramシリーズでは伝統の“1kg切り”の軽さも健在です。LG gram Styleの14インチモデルが999gで、バッテリー持ちは最大17時間。16インチは約1.25kgで、バッテリーは約14.5時間となっています。

 

このほか細かなポイントとして、付属のUSB Type-C急速充電器が従来モデルよりもコンパクトな設計に刷新されています。重さも約116gと軽くなっており、持ち運んで使うときの負担を減らしています。

↑USB Type-Aポートの形状も変わっていて、指で少し開くと端子を差し込めるようになっています

 

グローバルアンバサダーに韓国の5人組ガールズグループ「NewJeans」を起用するなど、明確に若い世代をターゲットにしているLG gram Style。価格の高さが気にはなるものの、デザイン性でここまで振り切った製品はなかなか見当たらないので、若い人のノートPC選びにおいて、選択肢として挙がりそうです。

↑グローバルアンバサダーに就任したNewJeans

 

LG gram Styleの主なスペック

16インチモデル 14インチモデル
CPU 第13世代インテル Core i7-1360P プロセッサー
メモリー 16GB(LPDDR5)
ストレージ 1TB SSD(PCIe 4.0×4接続) 512GB SSD(PCIe 4.0×4接続)
ディスプレイ 16インチ(解像度3200×2000ドット) 14インチ(解像度2880×1800ドット)
インターフェイス Thunderbolt 4×2、USB 3.2(Type-A)、ステレオミニジャック、microSDカードスロット
通信機能 Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.1対応
本体サイズ/重量 約幅355.1×奥行き241.3×高さ15.9mm/約1.25kg 約幅311.6×奥行き213.9×高さ15.9mm/約999g
バッテリー 最大14.5時間(16インチ) 最大17時間(14インチ)
予想実売価格 32万円前後(税込) 29万円前後(税込)

 

LG gramは堅実に性能向上

メインブランドのLG gramは、前世代モデルの特徴を引き継ぎつつ、堅実に性能を向上させています。

 

ラインナップは、14インチ、16インチ、17インチの3つの画面サイズを展開。カラーはいずれも「オブシディアンブラック」で、14インチのみ白系色の「スノーホワイト」も販売されます。

↑LG gram

 

マグネシウム合金によってしなやかながらタフなボディに、14インチモデルは999gと、“1kg切り”の伝統も踏襲しています。また、ディスプレイは従来モデルと同様にIPS液晶で、縦長の16:10比率を採用。さらに、ステレオスピーカーを搭載し、Dolby Atmosによるサラウンド再生にも対応しています。

 

インターフェイスはUSB Type-Cポートを2基搭載しており、Thunderbolt 4による高速なデータ転送にも対応。加えてWi-Fi 6Eもサポートするなど、現代のモバイルPCに求められる仕様は一通りそろえています。

 

17インチモデルでは、NVIDIA GeForce RTX 3050搭載モデルも販売されます。スリムなデザインはそのままにグラフィックス能力を向上させており、写真のレタッチなどの画像処理を伴う作業に対応できるほか、比較的軽めのPCゲームを動作させることも可能としています。

 

LG gramの主なスペック

14インチモデル(オブシディアンブラック) 14インチモデル(スノーホワイト)
CPU 第13世代インテル Core i7-1360P プロセッサー 第13世代インテル Core i7-1340P プロセッサー
メモリー 16GB(LPDDR4X) 8GB(LPDDR4X)
ストレージ 1TB SSD(PCIe 4.0×4接続) 512GB SSD(PCIe 4.0×4接続)
ディスプレイ 14インチ(解像度1920×1200ドット)
インターフェイス Thunderbolt 4×2、USB 3.2(Type-A)×2、ステレオミニジャック、microSDカードスロット、HDMI出力
通信機能 Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.1対応
本体サイズ/重量 約幅313.4×奥行き215.2×高さ16.8mm/約999g
バッテリー 最大37時間
予想実売価格 28万円前後(税込) 23万円前後(税込)

 

16インチモデル
CPU 第13世代インテル Core i7-1360P プロセッサー
メモリー 16GB(LPDDR4X)
ストレージ 1TB SSD(PCIe 4.0×4接続)
ディスプレイ 16インチ(解像度2560×1600ドット)
インターフェイス Thunderbolt 4×2、USB 3.2(Type-A)×2、ステレオミニジャック、microSDカードスロット、HDMI出力
通信機能 Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.1対応
本体サイズ/重量 約幅355.9×奥行き243.4×高さ16.8mm/約1.19kg
バッテリー 最大30時間
予想実売価格 30万円前後(税込)

 

外付けグラフィックス搭載モデル 17インチモデル
CPU 第13世代インテル Core i7-1360P プロセッサー 第13世代インテル Core i7-1360P プロセッサー
メモリー 16GB(LPDDR5) 16GB(LPDDR4X)
ストレージ 1TB SSD(PCIe 4.0×4接続)
グラフィックス NVIDIA GeForce RTX 3050 インテル Iris Xe グラフィックス
ディスプレイ 17インチ(解像度2560×1600ドット)
インターフェイス Thunderbolt 4×2、USB 3.2(Type-A)×2、ステレオミニジャック、microSDカードスロット、HDMI出力
通信機能 Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.1対応
本体サイズ/重量 約幅378.8×奥行き258.8×高さ17.8mm/約1.45kg 約幅380.2×奥行き260.1×高さ17.8mm/約1.35kg
バッテリー 最大23.5時間 最大27時間
予想実売価格 36万円前後(税込) 31万円前後(税込)

 

 

OLED搭載の“超薄型”モデルや、ペン対応も2in1も予告

3月15日に実施された発表会では、LG gram ウルトラスリム(仮称)の日本展開も予告されました。

 

LG gram ウルトラスリム(仮称)は、CES 2023で発表された製品で、15.6インチの大画面を搭載しつつ“1kg切り”に挑んだ意欲的なモデルです。縦横比16:9とやや横長のOLEDディスプレイを搭載し、重さは約998g、厚さは11mmに仕上げています。

↑LG gram ウルトラスリム(仮称)

 

↑大画面ながら、閉じたときのこの薄さは驚きがあります

 

正式な製品発表は4月に改めて実施としており、名称も仮のもの。プレゼンテーションでは「15Z90RT」という型番で呼ばれていました。展示会場の試作機の底面を見たところ「Slim」と記載されたシールが貼られており、「LG gram Slim」というモデル名が付けられることになりそうです(あるいは「LG gram Air」や「LG gram Type P」と呼ばれることになるかも?)。

 

同じく5月に正式発表する製品として、「LG gram 2in1(16T90R)」も紹介されました。キーボードが360度回転できる2in1仕様となっており、ノートPCスタイルで使ったり、閉じてタブレットのように使ったりと、5パターンの開き方ができる製品です。LG gram 2in1はシリーズで唯一、タッチパネルやペン入力に対応しており、ワコムのペン入力技術による4096段階の筆圧検知をサポート。手書きでイラスト制作や、写真編集がしやすいモデルとなっています。

↑LG gram 2in1(16T90R)

 

Type-C接続、持ち運びに便利そうなLG gram +view

LG gramシリーズの周辺機器として、モバイルディスプレイのLG gram +viewも2023年モデルが発表されています。発売は4月上旬で、価格は5万円前後(税込)となる見込みです。

↑右がLG gram +view。重さが約670gと軽量で、1kg以下のLG gramと合わせても1.7kg程度に抑えられるため、持ち運び需要にも応えられそうです。ただし、付属のカバースタンドを付けると約920gになります

 

LG gram +viewは、LG gramのディスプレイパネルをそのまま搭載した、16インチのモバイルディスプレイです。USB Type-Cケーブル1本でつなぐだけで、デュアルディスプレイ環境を構築できます。LG gramのIPS液晶と同じ仕様となっているため、解像度は2560×1600ドット、色域はDCI-P3規格99%準拠とモバイルディスプレイとしては高品位な製品です。

 

基本的な仕様は2022年モデルと共通ですが、新モデルでは左右に1基ずつ搭載されたUSB Type-Cポートを生かした「USB給電のパススルー」に対応しています。ディスプレイの片側のポートにPCをつないで、もう片方のType-Cポートに電源をつなげば、ディスプレイを通して最大45Wを給電することが可能。電源コンセントが限られた場所で使いたいときや、持ち運ぶ充電器を減らしたいときには活用できるでしょう。

 

なお、LG gram +viewは、LG gramシリーズの周辺機器という扱いになっていますが、技術的には業界標準のDisplayPort Alternate Modeをサポートしているため、同規格に対応している他社のPCやスマートフォンでも利用できます。

 

テレビと融合したディスプレイ「LG Smart Monitor」

ディスプレイ製品では、「LG Smart Monitor」やゲーミングディスプレイの「UltraGear」シリーズの新製品が発表されました。

↑LG Smart Monitor

 

LG Smart Monitorは、2022年12月にMakuakeで先行販売された製品で、目標金額比で5078%の出資を集め、注目された製品です。これはいわば「PCディスプレイとスマートテレビの合いの子」のようなもので、テレビ譲りのスタイリッシュなデザインやテレビ向けOSを搭載しつつ、PCディスプレイ基準の表示品質やアンチグレア仕様を兼ね備えています。

 

大きさは31.5インチで、ワンルームで扱うにはほどよいサイズ感。解像度も4Kとなっているため、PCディスプレイ/テレビの両面で満足できそうです。

 

接続端子はUSB Type-C(DisplayPort Alt)やHDMI×2基を装備。AirPlay 2やMiracastもサポートし、スマートフォンからワイヤレスでディスプレイに接続できます。

 

映像再生では4K HDRに対応。テレビ向けのAI処理エンジン「α5 Gen5 AI Processor 4K」による補完機能も搭載しており、HD映像も4K画質にアップデートして再生できます。またオーディオは5W+5Wのスピーカー内蔵で、バーチャルサラウンド再生機能も備えています。

 

さらに、LG Smart Monitorはテレビ向けOSのwebOS 22を搭載しており、映像配信サービスもディスプレイ単体で再生できます。YouTubeやAmazon Prime Video、Netflix、U-NEXT、Hulu、Disney+など幅広く対応。テレビ放送をあまり見ない人なら、このディスプレイだけで十分という人もいるかもしれません。

 

ちなみに、テレビ放送を配信している主要な映像サービスとして「NHKプラス」や「TVer」が挙げられますが、 前者は2022年12月のwebOSの更新で対応済み。後者は2023年3月時点では非対応ですが、関係者によると将来のwebOSの更新で対応される見込みとしています。

 

ゲームに入り込むような湾曲ディスプレイなど、UltraGearの新製品も

PCディスプレイを数多く展開するLG。その中でも、最高峰の製品がゲーミングディスプレイの「UltraGearシリーズ」です。たとえば、CES 2023で発表された「45GR95QE-B」は、44.5インチで横長の21:9ウルトラワイドOLEDディスプレイを搭載。曲率800R(中心点からの半径が80cm)の湾曲型を採用し、大きく包み込むように画面が配置されます。PC向けのゲームをプレイするときに、臨場感のある画面で楽しめそうです。

↑45GR95QE-B

 

ディスプレイとしての機能も高水準で、有機ELディスプレイを採用しつつ、応答速度は0.03msと高速表示を実現。またHDR10規格とNVIDIA G-SYNC、AMD FreeSync Premiumをサポートしています。映像入力はDisneyPort×1とHDMI×2で、どちらも240Hzでの入力をサポート。

 

音声出力では光オーディオと3.5mmジャックに対応。さらにはピクチャー・イン・ピクチャー(PIP)機能で、ゲーム画面と配信動画などを重ねて表示できるなど、機能面でも充実しています。価格は28万円前後(税込)となる見込みです。

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

iPad Proに有機EL画面を提供するのはSamsungとLGに?

Apple(アップル)からの投入が期待されている有機ELディスプレイを搭載した「iPad Pro」について、Samsung(サムスン)やLGがパネル部品を提供するとの情報を、韓国ニュースサイトのETNewsが伝えています。

↑Appleより

 

iPad Proの有機ELディスプレイへの移行については、以前にBloomberg(ブルームバーグ)などが報じていました。さらにSamsungからのパネル部品の提供も、以前に韓国ニュースサイトのThe Elecが伝えています。

 

ETNewsによれば、SamsungとLGはiPad Pro向けの有機ELディスプレイの量産に向けて、工場を準備しているとのこと。またこのディスプレイは、フレキシブル有機ELとリジッド有機ELの技術を組み合わせた「ハイブリッドパネル」だとも説明されています。

 

ディスプレイアナリストのRoss Young(ロス・ヤング)氏は、Appleが有機ELディスプレイを搭載した「13インチMacBook Air」や「11.1インチiPad Pro」、「13インチiPad Pro」を2024年に投入すると報告していました。また著名アナリストのMing-Chi Kuo(ミンチー・クオ)氏も、有機ELディスプレイを搭載したMacBookの投入を予測しています。

 

通常の液晶ディスプレイに比べてコントラスト比が高く、消費電力の小さな有機ELディスプレイ。その特徴的な「黒の締り」を、iPad Proでも早く体験したいものです。

 

Source: ETNews via MacRumors

ノートPC「LG gram」シリーズから16インチの大画面2in1! 在宅勤務や出張先のお供で活躍しそうな「16T90Q-KA78J」登場

LGエレクトロニクス・ジャパンは、モバイルノートPCシリーズ「LG gram」の新モデル「16T90Q-KA78J」を発売しました。予想実売価格は28万4000円前後。

 

同製品は16インチの大画面に、最大19.5時間駆動の大容量バッテリーと、約1480gの軽量ボディ、米国国防総省制定の耐久試験を7項目クリアした頑丈さを備え、360度回転ヒンジを採用することで、目的に合わせて回転角度を調整し、ノートPCとしても、タブレットとしても使用できる、“2in1”モデルです。

 

「LG Stylus Pen(Wacom AES 2.0)」を付属しており、4096段階の筆圧やペンの傾きを感知して、まるで鉛筆で描いたような繊細で自然な描画が可能。商談中のメモや、外出先でのイラストやグラフィックの編集など、様々なシーンで活用できます。

 

また、これまでのマルチコアとは異なるアプローチの第12世代インテル Core i7-1260P プロセッサーを搭載し、従来の4コアから、合計12にもおよぶコアによって40%近くパフォーマンスが向上。ウェブカメラもHDからフルHD(1920×1080)に強化し、ノイズキャンセリングに対応したマイクも搭載しており、ウェブ会議が増えた時代に合わせた進化が行われています。そのほか、ビジネスでのパフォーマンスやセキュリティ強化のために「LG Glance by Mirametrix」を搭載し、安全性と利便性も高めています。

31.5インチの大画面! 解像度WQHD、リフレッシュレート165Hzのゲーミングモニター2モデルがLGから発売

LGエレクトロニクス・ジャパンは、ゲーミングモニター「LG UltraGear」シリーズの新モデル「32GP750-B」「32GN650-B」を、10月28日から順次発売します。予想実売価格(税込)は32GP750-Bが5万5000円前後、32GN650-Bが4万7000円前後。

↑32GP750-B(左)、32GN650-B(右)

 

今回発売となる2モデルは、31.5インチの大画面で、WQHD(2560×1440)解像度、リフレッシュレート165Hzに対応。一瞬の差が勝敗をわけるFPSなどのシューティング系ゲームをはじめ、美しいグラフィックのRPGやMMO、画面を見渡しリアルタイムに戦略を練るRTSなど、様々なジャンルのゲームに適しています。

↑32GN650-B

 

2モデルともに、遅延を最小限に抑える「DASモード」や、暗い場所に潜むターゲットを見つけやすくする「ブラックスタビライザー」、画面の中心にマークを表示する「クロスヘア」など、ゲームを優位に進めるための機能も搭載。スタンドは110mmの高さ調整と20度のチルト角調整、ピボットにも対応し、フレキシブルな画面の位置調整が可能で、ちらつきを抑えた「フリッカーセーフ」も搭載。長時間の使用でも、快適な姿勢と目に配慮した画面でゲームを楽しめます。

 

32GP750-Bは、自然な色合いで発色鮮やかなIPSパネルを採用し、高速な動きでも画面のぼやけを感じさせない、1ms(GTG)の応答速度で、没入感あふれる映像体験や、時間軸のリアリティを楽しむことができます。HDR映像を鮮やかかつ繊細に表現する「DisplayHDR 400」対応の高輝度と、sRGB 99%(標準値)の色域により美しい色彩を映し出し、表示色は約10.7億色に対応。画面のズレやカクつきを抑えるAMD FreeSync Premiumテクノロジーや、NVIDIA G-SYNC Compatibleにも対応し、HDMIでもVRR(可変リフレッシュレート)が可能です。

↑32GP750-B

Makuakeで目標金額325%達成! ヘッドセット不要で立体的なサウンドを楽しめるゲーミングスピーカー「GP3」

LGエレクトロニクス・ジャパンは、7月に応援購入サービス「Makuake」で先行販売を行い、目標金額を325%達成したゲーミングスピーカー「GP3」を、10月中旬に全国の販売店で本格展開します。

 

同製品は、同社が展開するゲーミングブランド「LG UltraGear」モデルとして、独自技術を多数盛り込み、ユーザーにヘッドセットを使わないゲーム環境を提案するゲーミングスピーカーです。

 

同ブランドのスピーカーでは、GP3は第2弾となり、第1弾の「GP9」は、プロ用オーディオ機器と同等の設計・仕様と高品質DACを搭載したハイエンドモデルでしたが、GP3はGP9のメイン機能はそのままに、設計やインターフェイスをゲーマー向けに再構築。ヘッドセット不要の開放感と、3Dサラウンドの没入感で、自宅に快適なゲーム空間を作り出します。また、ゲームに限らず、映画や音楽など、自宅でのエンターテインメント全般を迫力のサウンドとともに楽しめます。

 

より“音”に集中するため、ハイクオリティなサウンドのヘッドセットを使用している人も多いなか、「イヤホンを付けっぱなしにしていて大切な電話に気がつかなかった」「ヘッドセットで締め付けられて耳や頭が痛い」「首や肩が疲れる」などの悩みも少なくありません。GP3はこのような悩みから解放し、独自開発の3Dゲーミングサウンドで、ジャンルに応じた立体音響を提供。HRTF(頭部伝達関数)に基づき、まるでその場にいるような立体的な音響効果を味わえます。

様々な端子を備えた「ウルトラワイド」モニター登場! LG「34WQ75C-B」8月下旬発売

LGエレクトロニクス・ジャパンは、21:9曲面型ウルトラワイドモニターの新モデル、「34WQ75C-B」(34インチ)を、8月下旬より順次発売します。実売予想価格は税込7万7000円。

 

同製品は、3440×1440の解像度で、IPS方式の液晶パネルを採用しています。スタンダードな色域sRGBを99%以上サポートし、視野角は水平178度/垂直178度。

 

有線LANコネクタ(RJ45)を実装しており、ノートPCとUSB Type-Cケーブルを1本差すだけで、従来の映像+音声データ(DP Alt Mode)、PCの充電(USB PD最大90W)、データ転送のほか、有線による安定したネットワーク通信も使用できます。

 

また、KVMスイッチを内蔵し、PC1台をUSB Type-Cに接続して、もう1台のPCを映像入力端子(HDMI、DisplayPort)とUSBアップストリーム端子(USB2.0)に接続すれば、モニターのダウンストリーム端子に接続した、キーボードやマウス、USBストレージなどのUSBデバイスや、ネットワーク通信、内蔵スピーカーやヘッドホン端子に接続したオーディオ機器の音声、画面(PBPにも対応)を2台のPCで共有できます。USBダウンストリーム端子はUSB2.0×2、USB3.0×2の計4本を実装しており、様々なUSBデバイスを接続することができます。

 

デバイスやLANケーブル類をモニターに接続することでPCへの接続を最低限にでき、PC持参の外出時から戻ったときはケーブルを1本差すだけで、すばやく仕事を再開できるので、デスク周りの配線をすっきりできます。

大画面と長時間バッテリーで、オフィスでも在宅でも活躍! 「LG UltraPC」計6モデル、7月下旬から順次発売

LGエレクトロニクス・ジャパンは、AMD Ryzen モバイル・プロセッサー搭載のノートPCシリーズ「LG UltraPC(エルジー・ウルトラピーシー)」新モデルの、16.0インチ「16U70Q」シリーズ4モデルと、14.0インチ「14U70Q」シリーズ2モデルを、7月下旬より順次発売します。

 

今回発売の2022年モデルでは、16.0インチと14.0インチの大画面ディスプレイを採用。バッテリー時間も大幅に延び、16.0インチで最大22.5時間、14.0インチで最大24時間の駆動が可能。長時間バッテリーを搭載しながら、16.0インチでわずか約16mmの薄さと、約1.6kgの軽量性も備えています。ディスプレイは縦横比フルHDよりも縦長な16:10で、IPSパネルを採用し、効率的な作業空間と自然な発色で美しい表示が可能。新開発のアンチグレアディスプレイにより光の映り込みを抑えつつ、350cd/m2の高い輝度を維持し、室内でも室外でも、見やすく鮮明な画質で作業ができます。

 

立体的な音響効果とノイズが少なく豊かなサウンドを提供するDTS:X Ultraに対応。動画視聴に最適なエンタメ機能も搭載しています。

 

プロセッサーには、Zen3アーキテクチャーのAMD Ryzenモバイル・プロセッサーを搭載。最大8つ(AMD Ryzen 7 5825Uモバイル・プロセッサーの場合)のマルチコアで、高い処理能力と優れた省電力性能でハイパフォーマンスを発揮します。メモリもデュアルチャネルのLPDDR4266MHz、ストレージにはNVMe規格のSSDを採用しています。

 

主要6モデルそれぞれの予想実売価格(税込)は、以下のギャラリーをご覧ください(画像をタップすると閲覧できます)。

幻に終わった巻取りスマホ「LG Rollable」、動作する実機動画が登場

韓国LGが2021年に発表したものの、同社のスマートフォンビジネスからの撤退で実現しなかった巻取りスマートフォン「LG Rollable」。その動作する実機の動画を、YouTubeチャンネルの아우레올(アウレオール)が投稿しています。

↑아우레올/YouTubeより

 

LG Rollableは、本体内部に収納されたフレキシブルディスプレイを片方に展開することで、コンパクトな本体サイズと大画面を同時に実現するべく開発されたスマートフォンです。すでに市販されている折りたたみスマートフォンとくらべ、本体の厚さを抑えられることがメリットでしょう。また中国OPPOも巻取りスマートフォン「OPPO X 2021」を発表していますが、こちらも市販化には至っていません。

 

 

今回の動画では、LG Rollableがどのようにして画面を展開するのかが確認できます。本体背面のボタン、あるいは画面サイドから引き出したランチャーのボタンをクリックすることで、画面が横方向に拡大/縮小。その動作は、なかなかスムーズです。

 

先述のように、LG RollableはLGのビジネスの方針転換の影響により、市場には投入されなかった「幻」のスマートフォンとなってしまいました。またこれにより、巻取りスマートフォンが今後市場に投入されるのかどうかも不透明となっています。

 

巻取りスマートフォンは(折りたたみスマートフォンと比べて)あまり画面を大きく展開できないので、消費者へのインパクトとしてはもう一声ほしいかな、というのが個人的な印象です。もし本体の両方から画面を左右に大きく拡大できるようになれば、さらに違った展開があったのかもしれません。

 

Source: 아우레올/YouTube via 9to5Google

アップルのAR/VRヘッドセット、大手有機ELメーカーが受注争い? 韓国LGが製造準備を始めたウワサ

アップルが開発中と噂されるAR/VRヘッドセットは、先日のWWDC 2022(世界開発者会議)でも姿を現しませんでした。しかし、「韓国のLG Display(以下「LG」)が、そのメイン画面用のマイクロOLEDパネルの受注を目指している」という、いよいよ量産が近づいていることを裏付けるサプライチェーン情報が届けられています。

 

韓国の電子業界情報誌The Elecによると、LGはSunic SystemにマイクロOLED(OLED=有機EL)を製造するための蒸着機を発注する見通しとのことです。その目的は、アップルのMR(複合現実/ARとVRを合わせ持つ)ヘッドセット向けにマイクロOLEDパネルを供給することだそうです。

 

アップルがマイクロOLEDパネルにつきソニーと緊密に協力していることは、数年前から噂されていたことです。The Elecによれば、アップル製ヘッドセットではそれがメイン画面に使われる一方で、外側の画面(またはインジケーター)にはLGが通常の有機ELパネルを提供する見込みとのことです。

 

そこでLGは外側の画面だけではなく、内側のメイン画面も受注するため準備を始めた、というわけです。

 

マイクロOLEDパネルは従来のガラス基板を使う有機ELと異なり、シリコン基板を使うもの。もっぱらアップル製ヘッドセットのようなVRやAR、MRデバイスに広く使われていくことが期待されている技術です。

 

The Elecいわく、ソニーもマイクロOLEDをPlayStation方面に使う可能性があるため(ちなみにPlayStation VR2は通常の有機ELパネル)アップルは将来的にLGの技術を好んで使う可能性があるとのことです。

 

有機ELパネル製造の大手であるLGも動き出したとなれば、アップルのAR/VRヘッドセットが量産に向かっていることも確実と思われます。また2024年後半にはメガネ型のARグラスが発売されるとのアナリスト予想もあり 、やはり新型のMRヘッドセットを準備中のMetaとアップルがメタバースで激突する日も遠くはなさそうです。

 

Source:The Elec 
via:9to5Mac

応答速度1ms(GTG)&Nano IPS&HDMI 2.1対応! ゲーミングモニター「LG UltraGear」新作3モデル、6月中旬以降発売

LGエレクトロニクス・ジャパンは、ゲーミングモニター「LG UltraGear」シリーズの新モデル「32GQ950-B」を7月中旬から、「32GQ850-B」「27GP95R-B」を6月中旬から、順次発売します。

 

今回発売となる3モデルは、応答速度1ms(GTG)でありながら、1ナノミリメートルの粒子が不要なオレンジ色を吸収して純度の高い色合いが可能なNano IPSテクノロジーを採用。DCI-P3 98%の広色域にも対応し、製作者の表現したい色をより忠実に再現します。

↑32GQ950-B

 

32GQ950-Bと32GQ850-Bは、Nano IPSにATW(Advanced True Wide)偏光板を適用し、斜めから見ても、より正確な色合いに。ピーク輝度は、32GQ950-Bが1000cd/m2でVESA DisplayHDR 1000に対応、32GQ850-Bと27GP95R-Bが600cd/m2でVESA DisplayHDR 600に対応し、HDR映像も鮮やかに表示します。

↑32GQ850-B

 

32GQ950-Bと27GP95R-Bは4K@144Hz、32GQ850-BはWQHD(2560×1440)@240Hzの高解像度。DisplayPort接続で、AMD FreeSync Premium ProテクノロジーやNVIDIA G-SYNC Compatibleにも対応し、ティアリングやスタッタリングを抑えます。

↑27GP95R-B

 

税込価格は、32GQ950-Bが16万円前後、32GQ850-Bと27GP95R-Bが11万円前後。

反射の少ないノングレアディスプレイを採用! ウェブカメラも強化された「LG gram」2022年モデル……5月下旬発売

LGエレクトロニクス・ジャパンは、モバイルノートPCシリーズ「LG gram」の2022年モデルを、5月下旬から順次発売します。

 

LG gramは、2016年に日本発売を開始した、軽量&スリムなコンパクトデザインで、耐久性と長時間駆動が特徴のモバイルノートPC。

 

今回発売される2022年モデルは、17インチ、16インチ、14インチの3サイズ、カラーはオブシディアンブラック、チャコールグレー、スノーホワイトの3色で展開し、主要9モデルのほか、販売店限定モデルもラインナップ。主要9モデルそれぞれの予想実売価格(税込)は、以下のギャラリーをご覧ください(画像をタップすると閲覧できます)。

 

14インチモデルの場合、999gの軽さに、駆動時間最大26時間のバッテリーを採用。16、17インチも、一日なら充電を必要としない長時間駆動が可能。各種マグネシウム合金を使用したフルメタルボディを採用し、米国国防総省制定の耐久試験を7項目クリアした頑丈さで、耐久性も備えています。

 

4個のPコアと8個のEコアで、計12個ものコアを実装する新しいアーキテクチャを採用し、高いパフォーマンスの第12世代インテル Core プロセッサーを搭載。メモリもデュアルチャネルのLPDDR5 5200MHz、ストレージにはGen4 NVMe SSDを採用し、高速なデータ転送によってCPUのパフォーマンスを最大限に引き出します。

 

また、今回発売モデルは、反射の少ないノングレア仕様のIPS液晶ディスプレイを採用。ノングレアディスプレイの欠点でもあった輝度の低さを改善し、より明るく鮮明な画質になっています。ウェブカメラもHDからフルHD(1920×1080)に強化し、ノイズキャンセリングに対応したマイクも搭載しました。ビジネスでのパフォーマンスやセキュリティを強化するため「LG Glance by Mirametrix」を搭載し、安全性と利便性を高めています。

4Kより約133%横長の5K2Kモニター! LGの21:9曲面型“ウルトラワイド”39.7インチモデル「40WP95C-W」発売

LGエレクトロニクス・ジャパンは、21:9曲面型ウルトラワイドモニター新モデルの、39.7インチ「40WP95C-W」を、4月下旬から順次発売します。予想実売価格は20万円前後。

 

同製品は、4Kモニターに比べて約133%横に長い、5120×2160の縦横比21:9の画面が特徴。

 

パネルのバックライトにnm(ナノメートル)サイズの微細な粒子を使用し、純度が高くナチュラルな色再現が可能なNano IPSテクノロジーを採用。広色域なデジタルシネマ規格「DCI-P3」を98%カバーします。

 

ブルーライトを抑えつつ美しい色彩を保つ、独自の「Live Color Low Blue Light」を新たに採用し、従来のブルーライト低減モードの弱点といわれていた、実際とは異なる青色波長の色合いを改善し、正確なカラーを維持できます。

 

端子にはThunderbolt 4を搭載。映像入力、データ転送、USB PDに対応した接続機器の充電が同時にでき、最大40Gbpsのデータ転送や、5120×2160@72Hzまでの映像データ、最大96Wの電源供給に対応しています。

 

AMD FreeSyncテクノロジーを搭載しており、PCゲームで発生するティアリング(画面ずれ)や、スタッタリング(カクつき)も抑えられます。

ノートPCをどこでもデュアルモニター化できる! 軽量&コンパクトだから片手で持ち歩ける「LG gram +view 16MQ70」

LGエレクトロニクス・ジャパンは、モバイルノートPC「LG gram」シリーズから、16インチのポータブルモニター「LG gram +view 16MQ70」を、4月中旬より順次発売します。予想実売価格は4万5000円前後(税込)。

 

同製品は、16インチの「LG gram」(W356×H243×D17mm)とほぼ同サイズで、ディスプレイ本体の重量は約670g。付属カバースタンドを含めると約990gで、軽量かつコンパクトデザインの、持ち運びに便利なポータブルモニターです。ノートPCと接続すれば、2画面のデュアルモニターとして拡張できます。

 

電源供給はUSB Type-C経由で、LG gramからも給電できます。IPS方式の液晶パネルを採用し、DCI-P3を99%カバーする色再現度で、正確な色編集が可能。WQXGAの解像度2560×1600の画面は、屋外などの環境下でも反射や映り込みが少ないノングレア加工で画面が見やすく、縦横比16:10の画面で、多くの情報表示が可能です。

 

相手に画面を見せてシェアしながら進行する対面会議のほか、ビデオ会議・オンライン授業などでも活用できます。OnScreen Controlの画面分割を利用して、ノートPCにウェブカメラや画面共有の映像を表示させながら、LG gram +view 16MQ70の画面は縦に置いて、ノートのように文章入力をする……といったように、効率的な作業が可能です。

21対9「ウルトラワイド」でクリエイティブもゲームも快適! リフレッシュレート100Hz対応、LG「34WQ650-W」「29WQ600-W」

LGエレクトロニクス・ジャパンは、21:9ウルトラワイドモニターの新モデル「34WQ650-W」(34インチ)を4月下旬、「29WQ600-W」(29インチ)を4月中旬に順次発売します。

↑34インチ「34WQ650-W」

 

21:9ウルトラワイドモニターは、縦横比16:9のフルHDなどに比べ、約 1.3倍も横長な画面による効率的な作業性や、シネスコ映像の全画面表示による映像体験、ゲームの視界を広げるなど、様々な用途で活用できるモニターです。

 

今回発売される両製品は、IPS方式の液晶パネルを採用し、水平・垂直178度の視野角で、鮮やかな発色による自然な映像表現が可能。色域規格sRGBを99%以上サポートしています。1秒間に100フレーム表示のリフレッシュレートに対応し、なめらかな映像表示が可能です。

↑29インチ「29WQ600-W」

 

専用ソフトウェア「OnScreen Control」の「Screen Split」機能を使えば、自動的にウィンドウを整列させることができ、作業の効率性が向上します。画面の明るさを抑えたときに発生するちらつきを、調光方式を変更することで抑えた「フリッカーセーフ」、紙に近い色温度で表示することでブルーライトを抑える「ブルーライト低減モード」を搭載。34WQ650-Wは、高さ調整、前後の角度調整に対応しています。

↑34インチの34WQ650-Wは、体形や姿勢に合わせて配置を調整することが可能

 

予想実売価格は、34WQ650-Wが4万7000円前後、29WQ600-Wが3万5000円前後です。

LG、16型大画面が360度回転する汎用性の高いノートPC「16T90P-KA78J」

LGエレクトロニクス・ジャパンは、モバイルノートPCシリーズ「LG gram」の新モデル「16T90P-KA78J」を発表。11月下旬から全国で発売します。予想実売価格は26万円(税込)前後です。

 

16T90P-KA78Jは、16型のタッチ対応ディスプレイと360度回転するヒンジを搭載したノートPC。ディスプレイの角度を調整することで、テントのように立てて映像を楽しんだり、大画面タブレットにして絵を描いたり、ラップトップとして使用したりできます。

 

また、筆圧を4096段階で感知できるタッチペン「LG Stylus Pen」が付属。繊細で自然な描画が可能なほか、ペンの傾きも検出できます。

 

さらに、最大24.5時間駆動の長時間バッテリーや、米国国防省が定める調達規格「MIL-STD-810G」に準拠するテストをクリアするほどの耐久性をそなえています。

 

主なスペックは、第11世代インテル Core i7-1165G7 プロセッサー、16GBメモリー、1TB SSDで、OSはWindows 11 Homeを搭載。またディスプレイは、解像度が2560×1600ドットで、縦横比は16:10となっています。

 

外部インターフェイスは、HDMI出力、USB Type-C(Thunderbolt 4)×2、USB 3.2×2、ヘッドホン出力/マイク入力、microSDカードスロットをそろえています。

 

本体サイズは約幅356.6×奥行き248.3×高さ16.95mmで、重さは約1.48kgです。

 

16型の大画面ながら重さ1.5kg以下なうえに、長時間バッテリーを搭載しているため、持ち運んでの使用に向いているでしょう。さらにディスプレイが360度回転し、必要に応じてノートPCとして、あるいはタブレットとして使えるので、汎用性の高い1台と言えそうです。

計10モデルを11月下旬に発売! LGのノートPC「LG gram」「LG UltraPC」

LGエレクトロニクス・ジャパンは、モバイルノートPCシリーズ「LG gram(エルジー・グラム)」の新モデルとして、最新の第11世代インテル Core プロセッサーとWindows 11を備えた計7モデルと、AMD Ryzen 5000シリーズ モバイル・プロセッサーとWindows 11搭載のノートPCシリーズ「LG UltraPC(エルジー・ウルトラピーシー)」の新モデルを、11月下旬から順次発売します。

 

今回発売されるLG gramは、最新プロセッサーとWindows 11を搭載した17インチ「17Z95P」シリーズ、16インチ「16Z95P」シリーズ、14インチ「14Z95P」シリーズの3サイズ3カラーで展開。

 

最新プロセッサーによる快適なパフォーマンスと、内蔵のIris Xe グラフィックスで、4K映像や高解像度の画像編集、フルHDのゲームなどが、快適に楽しめます。メモリにもデュアルチャネルのLPDDR4x 4266MHz、ストレージにNVMe SSDを採用し、高速データ転送でCPUのパフォーマンスを最大限引き出します。

 

14インチの場合で999gと軽量ながら、最大31時間の駆動時間を誇る長時間バッテリーを採用。16、17インチでも大画面かつ軽量でありながら、一日ならば充電を必要としない長時間駆動を実現。耐久性でも、各種マグネシウム合金を使用したフルメタルボディを採用し、米国国防総省制定の耐久試験を7項目クリアした頑丈さを備えています。

 

USB3.0の8倍もの最大40Gbpsのデータ転送を実現するThunderbolt 4端子を2ポート搭載。DCI-P3 99%をカバーするIPS液晶ディスプレイは、全サイズ縦横比16:10を採用しています。

 

各モデルのカラーバリエーションや予想実売価格(税込)は、以下のギャラリーをご覧ください(画像をタップすると閲覧できます)。

 

LG UltraPCからは、13.3インチの「13U70Q」シリーズ3モデルを新たに発売。

 

プロセッサーに内蔵されたAMD Radeonグラフィックスは、4K動画再生やゲームなど、マルチメディアも強力にサポートし、HDMI接続の場合、AMD FreeSyncテクノロジーも使用可能。メモリはデュアルチャネルのDDR4 3200MHz 16GBまたは8GB、ストレージには512GBのNVMe SSDを採用しています。

 

ポータビリティを追求したデザインで、片手で軽々持ち運べる軽さの980gに、薄さ約1.5cm、幅約30.7cm、奥行き約20.7cmのスリムボディでありながら、最大15.5時間の長時間駆動が可能です。ディスプレイにはIPSパネルを採用することで、鮮やかで自然な美しい表示を実現し、立体的な音響効果とノイズが少なく豊かなサウンドを提供するDTS:X Ultraなど、プライベートでも楽しめるエンタメ機能も備えています。

 

各モデルの予想実売価格(税込)は、以下のギャラリーをご覧ください(画像をタップすると閲覧できます)。

万能型モバイルノートPC、本当になんでもこなせる? 「LG gram」をたっぷり3か月検証!

リモートワークやオンライン学習、オンライン飲み会など、新しい生活スタイルが定着しつつある2021年。日々の暮らしの中でパソコンを使う機会が増えたという人も多いのではないでしょうか。LG gramはそんなニューノーマルの暮らしを支える“軽くて大画面、そしてパワフル”という3拍子揃ったノートパソコンです。今回のレビューのため、LG gram 2021年モデルを3か月ほどみっちり使い込んでその実力を検証しました。

↑2021年版LG gram 16インチモデル

 

2021年モデルでは14インチ、16インチ、17インチのラインナップがあります。なかでも今回試用したた16インチモデルは軽さと大画面のバランスが取れたモデルです。どれほどかというと「16インチで世界最軽量のノートパソコン」としてギネス世界記録に登録されたほどです。

 

↑16インチの大きな画面で1.2kg。片手持ちも苦にならないギネス級の軽さ!

 

単純なオフィスワークといえども、使い方によっては意外と負荷がかかるもの。どんな場所でも安定したリモートワークを実現するためには、高いパフォーマンスとモバイル性を兼ね備えたモバイルPCは欠かせません。LG gramはそんな希望に応えてくれるニューノーマルにぴったりなノートパソコンでした。今回、LG gram 2021年モデルを3か月ほど使いこんでみた上、このレビューをお届けします。

 

狭額縁+高解像度で没入感が抜群

LG gramシリーズの最大の強みはなんといっても「ディスプレイ」。視野角が広く明るいIPS液晶ディスプレイを採用し、高精細で映像もWebサイトも高密度で明るく表示できます。ベゼル(額縁)を狭く仕立てたことで、大画面かつコンパクト、そして表示も鮮やかに仕上げています。スマホでは当たり前になった高密度で明るいディスプレイが、ノートパソコンにも取り入れられた、というとイメージできるでしょうか。

↑カフェのテーブルで出す16インチは、見渡す限り画面かと思うほど圧倒的な広さを感じます

 

「世界最軽量」の16インチモデルは重さは約1190g。この重さは他のモバイルノートパソコンなら、13インチ台の平均的な重さに相当します。つまりLG gramの16インチモデルは、同じ重さで比較すると3インチ分の大きな画面を持ち歩けるということになります。

↑左のタブレットは2020年発売の第4世代iPad Air。LG gramはタッチパネルこそないものの、額縁の細さを突き詰めています

 

この3インチ分のアドバンテージは、パソコンとしての使い勝手で威力を発揮します。16インチモデルをカフェの小さいテーブル席で広げてみると、目の前全部がデスクトップと思えるほど広く感じます。ウインドウをたくさん広げるような作業で、13インチノートよりも効率が良いのは間違いありません。それでいてカバンにスッポリ入るコンパクトさも好印象でした。

 

ディスプレイ解像度は16/17インチモデルが2560×1400ドット、14インチモデルが1920×1400ドット。縦横比は16:10と正方形に近い形状で、Webページや書類を縦に並べて表示するにも便利な比率です。

↑縦長ウインドウを2つ並べての作業にちょうど良い縦横比

 

ディスプレイはHDRにも対応しており、映像の視聴にも適しています。Amazon プライム・ビデオやNetflixなども快適に視聴できます。サウンドはステレオスピーカーを内蔵し、サラウンド技術のDTS:X Ultraをサポート。スリムな本体ながらも、本体の底から響き渡るような立体感のある音響を鳴らします。特に高音部はクリアに響くため、ポップ系の音楽やアニメを楽しむ人には相性が良さそうです。

 

表示性能は折り紙付きですが、光沢タイプ(グレア仕様)であることは好みが分かれる点かもしれません。特に暗転した時は映り込みが目立ちがちなことや、明るい場所での反射光が目につきやすい点が気になりました。また、薄さの代償として、タッチパネルは非搭載となっています。

↑インカメラはHD対応で画角も広め。屋外で使うと反射光が目立ちがちなのは光沢ディスプレイの弱点と言えます

 

内蔵のインカメラもHD対応と解像度高め。広角寄りの画角で、家族2~3人で話してもみんな映像に収まります。内蔵のマイクも声を適切に拾っており、Zoom通話でも快適でした。高音がクリアに聞こえる内蔵スピーカーは、人の声もはっきり聞こえるため、オンライン会議向きのチューニングとも言えるでしょう。

 

見た目に反して丈夫な設計

一般的な16インチノートパソコンでは、サイズ的にも持ち運びにちょっと苦労しますが、LG gramならリビングの食卓から書斎へ、そして居間のソファへと、移動しながら使うのもラクラク。薄く設計されていて、大きめのビジネスバッグならすっぽりと収まります。

↑リュックにすっぽり入る16インチ。より小さい14インチは縦横の寸法がA4クリアファイルとほぼ同等です

 

ディスプレイはかなり薄く、ベゼルも狭いことから耐久性が心配になるかもしれません。筆者は当初、この繊細そうなディスプレイが折れてしまわないかと不安になりましたが、使っているうちにそうした心配は無用だと気づきました。ボディは軽量なマグネシウム合金で覆われており、しなやかな見た目に反して丈夫な作りになっています。

 

耐久性については、米軍の調達規格「MIL-STD-810」に準拠したテストを7項目で実施済み。外部からの衝撃や落下、振動や、砂ぼこりや高温・低温の環境下といった厳しい環境でも問題なく稼働すると確認されています。さすがに防水ではないため、ビーチサイドで使うのは避けた方が無難ですが、カバンに入れて満員電車に乗るといったシーンなら十分耐えられるでしょう。

↑筐体はシボ加工仕上げがほどこされ、泥岩のようなさらさらとした手触りです

 

心地よい打鍵感のキーボード

薄型のノートパソコンで気になるのはキーボードの使い勝手。筐体の薄いモデルのキーボードでは、ペナペナとした質感になってしまうことも多いものです。

 

その点で、LG gramのキーボードは良好と感じました。キーストロークは1.65mmと薄型PCとしては深く沈み、打鍵した時にカチッとした感触が伝わってきます。キー同士の感覚もある程度確保されており、長時間タイピングしても疲れづらいと感じました。

↑広いタッチパッドと打鍵感の良いキーボードは隠れた良ポイント

 

16インチ以上のサイズなら、テンキーも付いているため、表計算を多用するような使い方でも不便なく使えるでしょう。キーボードはバックライトも備えており、暗めの環境でも迷わず使えます。

 

気になるところを挙げるとするなら、一部のキーのサイズが小さめで、慣れるまでは打ちづらいようにも感じました。特にEnterキーの左隣にあるカギ括弧「」の幅が狭いため、デスクトップパソコンで使っているキーボードからLG gramに切り替えて作業をするときに、操作に若干戸惑うこともありました。

 

指紋認証と拡張性も満足

キーボードの右上にある電源ボタンには、指紋センサーが内蔵されています。指を当てるだけでロック解除できるため、出先での起動も実にスムーズ。特に、感染症の流行下にある今年は、マスク着用では使えない顔認証よりも、実用的かつ快適に利用できるように感じます。

↑電源ボタンに指紋センサーを内蔵。マスク姿でスマートにロック解除できます

 

また、LG gramは薄型PCながら十分な拡張性も備えています。左側面にはHDMIポートとType-Cポート×2基、3.5mmイヤホンジャックを装備。なかでもType-Cポートは最新規格のThunderbolt 4/USB 4に準拠。急速充電やディスプレイ出力にも活用できます。

 

右側面にはUSB 3.2 Gen2ポート×2基とmicroSDカードスロットを装備。デジカメを使うことが多い筆者にとって、microSDは重宝しています。

↑拡張性にも妥協ナシ。左側面はHDMIポート、Thunderbolt 4/USB 4対応Type-Cポート×2、3.5mmイヤホンジャックを搭載

 

↑右側面はUSB 3.2 Gen2ポート×2基とmicroSDカードスロット。実は幻の規格UFSメモリーカードも読み込めます

 

電池持ちと俊速起動が良好

電池持ちの長さもLG gramならではのポイント。多くの13インチのノートパソコンでは1日1回は充電が必要になりますが、LG gramの16インチモデルはそれと同じサイズ感を保ちつつ、より長時間、充電せずとも利用可能です。

 

電池持ちは14インチモデルなら37時間、16インチモデルなら30時間、17インチモデルは27時間となっています。実際に使ってみた感覚でも、1日8時間ほど持ち歩きつつ使っても、十分に電池残量が残っている印象でした。3日間の国内出張では、1回だけ充電するだけでバッテリーの不安なく使い続けることができました。

↑Type-C端子で65W急速充電というイマドキな仕様。充電端子が右側面にしかないのは惜しいところです

 

さらに、モバイル用途では重要になる、起動時の立ち上がりも高速です。といっても、iPhoneのロック解除ほどにはスムーズではありませんが、画面を開いて1秒ほどで指紋認証が完了し、もう1秒待てば作業していたウインドウに戻って続きに取りかかれる、といった具合です。LG gramが搭載するIntelの第11世代Coreシリーズの高速起動の特徴が活かされているのでしょう。

 

充電は本体左側のType-Cポートで行います。2つのポートのうち1つに充電しつつ、もう1つでスマホへ給電することも可能です。

 

付属の充電器もType-C端子型でパソコンへ65Wの給電が可能。本体側のType-Cポートの出力は最大15Wとこちらも急速充電です。急速充電器はUSB-PC規格準拠で、スマホと共用できるのも便利です。

 

充電周りで強いて要望を挙げるとするなら、右側にもType-Cポートが無いことは、コンセントがテーブルの右側にある喫茶店ではやや不便に感じました。「Thunderboltポートでなくとも、本体へ給電できるType-Cポートが1基あると良いのに……」と思うことはしばしばありました。

 

デスクワークをサクサクこなせる処理性能

CPUは発表時点で最新の第11世代Intel Coreプロセッサシリーズを採用。この世代は内蔵グラフィックスの処理性能が大きく向上しているため、画像処理や3Dのパフォーマンスも良くなっています。

 

ストレージは高速なM.2 NVMe SSDをサポート。ストレージスロットは2基あるため、購入後にストレージを追加することも可能です。

 

メモリ(RAM)はCore-i5モデルが8GB、Core-i7モデルが16GBを搭載。画像や動画を処理するアプリやゲームもある程度遊びたいと思った時にはやや物足りなく感じるかもしれません。

↑外付けディスプレイに繋いでブラウザーのタブを多数開いても安定して動作していました

 

過去のLG gramシリーズでは購入後にメモリを追加できる仕様となっていましたが、2021年モデルはオンボードメモリで増設は不可という仕様です。より長期間使いたい場合は、Core-i7プロセッサー搭載モデルを選ぶ方が無難でしょう。

 

ただし、筆者の日々の利用シーンでは8GBモデルでもメモリ不足を感じず快適に利用できました。筆者はライターとして、パソコンを主に文章作成や画像編集、時にはオンライン会議などで利用します。

 

時にChromeでWebサイトを数十ページほど開きつつ、PhotoshopとLightroomで画像の管理や編集を行いつつ、主なファイルはクラウドストレージのOneDriveで管理し、さらには外部ディスプレイに接続するといったような、メモリ容量が逼迫しがちな使い方をしていますが、LG gramではメモリ8GBモデルでさえも処理能力を感じることはありませんでした。

 

ゲームはさずがに最新の3Dゲームがサクサク動くとはいきませんが、カジュアルなゲームなら十分に動作します。2Dスタイルのアクションゲーム「Hollow Knight」を2時間ほど遊んでみましたが、フル解像度で目立ったコマ落ちや処理不足を感じることなくプレイできました。

↑「Hollow Knight」は2Dゲームとしてはグラフィックス負荷が高め。プレイ中は内蔵GPUが常時フル稼働していました

 

今年後半には新OS「Windows 11」が提供開始となりますが、LG gramの2021年モデルであれば問題なくバージョンアップできるでしょう。LGによる公式な発表はまだ出ていませんが、マイクロソフト製のWindows 11の動作確認ツールを試してみたところ、アップグレード可能と表示されました。

↑Windows 11へのアップグレード検証ツールは合格判定が出ました

 

Windows 11では外付けディスプレイで使ったウインドウ配置を復元する新機能が追加されるため、ディスプレイ系端子を複数備えたLG gramがさらに便利に使えることになるでしょう。

 

自宅PCとしてもモバイルPCとしても大活躍--だけど、一寸の差で…

LG gramの1番の特徴は「軽くて大画面」という点ですが、それ以外にもたくさんの“良いところ”がある総合力に優れたマシンです。軽くてほどよい大画面で取り回しが良いこと、丈夫で持ち歩くときに不安を感じさせないこと、俊敏に起動し待たせないこと、電池持ちのストレスを感じさせずに使い続けるなどです。

 

つまりは、モバイルできるノートパソコンとして、優れたパフォーマンスを備えているマシンと言えます。

 

ここであえて惜しい点を挙げるとするならば、モバイル通信に非対応となっている点は惜しいところです。5Gや4G LTEでいつでもつながるノートパソコンになれば、もはや弱点がほぼ無くなってしまうのではないかと感じました。将来のモデルでの対応を期待したいところです。

 

一方で、家の中で使う分にも、LG gramの特徴は存分に発揮されます。例えば仕事中は書斎で使って、プライベートの時間はリビングで使うというように部屋をまたぐ移動でも、LG gramの持ち運びのしやすさは役立ちます。

 

鮮やかな画面とパワフルな処理性能は、仕事の書類作成やオンライン会議でも、プライベートの映画鑑賞やオンライン通話でも、場所を選ばず活躍します。仕事で使うノートパソコンとしても、家族で使うノートパソコンとしても、ふさわしいパフォーマンスを備えたLG gramが、パソコンを使う機会が増えたニューノーマル時代にもしっかり対応できる理想の1台に仕上がっていました。

5万円以下でオン・オフ使えるプロジェクター。LG「PH510PG」で在宅生活が変わる4つのメリット

「持ち運べる大画面」を実現するポータブルプロジェクターに5万円前後の価格帯の製品が増えてきました。今回はLGエレクトロニクスから発売されたバッテリー内蔵ポータブルプロジェクター、LG CineBeam(シネビーム)シリーズの新製品「PH510PG」(税込価格:4万4880円)をレビューします。

↑LGエレクトロニクスのバッテリー内蔵ポータブルプロジェクターLG CineBeam「PH510PG」

 

【PH510PGの細部を写真で見る】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは表示できません。

 

「軽さ」だけじゃないポータブルプロジェクターの評価基準

一般コンシューマ向けのプロジェクターには、大きく分けて家庭で映画やテレビ、ゲームなどの動画を大きな画面で楽しむために画質を重視したホームシアター用に分類される製品と、PCに接続して資料のプレゼンテーションなどに使うことを目的したビジネス用の製品があります。

 

ポータブルプロジェクター、またはモバイルプロジェクターとして呼ばれるコンパクトで持ち運びにも優れる製品の多くは、主にビジネス用プロジェクターから派生しているものです。現在は宅内の部屋を移動しながら大画面シアターを楽しむ「家ナカ需要」も伸びてきたことから、ホームシアター用としても使える画質であることを売り文句に掲げる製品が増えています。

 

ポータブルプロジェクターを評価する際に重視すべきポイントは、言うまでもなく可搬性の高さですが、ホームシアターにも使うのであれば画質やその他の機能性とのバランスにも目を向ける必要があります。

 

機能面では、Android TVに代表されるスマートOSを搭載するポータブルプロジェクターが最近は特に増えつつあります。パソコンやビデオプレーヤーを別途用意しなくても、プロジェクター単体でNetflixやAmazonプライム・ビデオをストリーミングしながら見られる手軽さを特徴としています。LG CineBeamシリーズのラインナップにも「HF80LS」のように、LG独自のwebOSを搭載するポータブルプロジェクターがあります。

↑WebOSを搭載するスマートプロジェクター「HF80LS」

 

LG CineBeamシリーズはスタイリッシュなデザインも特徴。4Kホームシアターを楽しむための本格派モデルは精悍なブラック、機能性に優れるビジネスモデルは清潔感のあるホワイトを基調にしたモデルがラインナップされています。

 

今回、筆者は新製品のPH510PGを自宅で試す機会を得ました。シアター鑑賞やオンラインカンファレンスに使ってみてわかった、LG CineBeamシリーズの新しいポータブルプロジェクターの「4つの魅力」をお伝えします。

 

B6サイズのバッテリー内蔵ポータブルプロジェクター、4つの魅力

1.小さくて軽いこと

ひとつはやはり期待していた通りに「小さくて軽いこと」です。縦横サイズはB6サイズの手帳と同じぐらい、厚みは約48mmです。フル充電から約2.5時間の連続駆動を実現するバッテリーを内蔵しながら、質量は約650gに抑えています。本体を保護できるソフトケースも付属されていますが、一般的なノートPCよりも軽いので、ビジネスバッグに入れて持ち歩くことも苦になりません。

↑本体のタテヨコサイズはB6判の手帳とほぼ同サイズ

 

↑プロジェクターがきれいに収納できるソフトケースが付属します

 

↑本体を軽く、小さくするために給電用ACアダプター付きの電源ケーブルがやや重くなっています。屋外に持ち運ぶ際には内蔵バッテリーをフルに充電してから出かけたいところ

 

もちろん、家の中での持ち運びも自由自在です。白い壁や天井のフリースペースに映像を投写すれば大画面スクリーンに早変わり。プロジェクターのレンズから幕面まで、約3.2mの投写距離が確保できれば最大100インチの画面サイズを実現できます。

 

2.自動台形補正機能

もうひとつは、設置方法の自由度を高めてくれる垂直方向の「自動台形補正機能」が付いていることです。低めのテーブルに本機を置いて、少し角度を付けた状態で壁に映像を投写しても画面の台形歪みを自動的に直してくれます。ただし水平方向には手動による歪み補正にも対応していないため、プロジェクターは常に幕面の真正面に置く必要あり。

↑宅内の様々な場所に持ち歩いて動画視聴が楽しめます

 

↑縦方向の台形補正機能を搭載。自動・手動による補正に対応しています

 

3.映像入力端子の豊富さ

コンパクトなプロジェクターでありながら、「映像入力端子が豊富に揃っていること」も魅力のひとつです。ノートPCやBlu-ray/DVDプレーヤーをHDMIケーブルで接続してVODやディスクコンテンツが見られるだけでなく、USBメモリーに保存した動画や音楽、オフィスドキュメントやPDF、画像ファイルの再生が手軽にできます。

 

ビジネスパーソンに重宝されるRGB映像入力端子は、これを採用するノートPCとつなぐために確保されています。PH510PGがビジネス用途も強く意識したポータブルプロジェクターであることがわかるでしょう。

↑コンパクトサイズながら豊富な入出力端子を装備

 

↑Thunderbolt/HDMI変換端子を間に介することでMacのディスプレイもCineBeamを使って大きな画面に映せます

 

5.ワイヤレス接続

最後に「PCやLGのスマホとのワイヤレス接続が簡単にできること」があります。Windows 10以降のMiracastに対応するパソコン、またはAndroid 4.0以降を搭載するLG製スマートフォンは「SCREEN SHARE」というワイヤレス画面共有機能が使用可能。デバイスの画面がそのままプロジェクターにミラーリングできるので、PCに貯めた写真の閲覧、モバイルゲームなどあらゆるコンテンツが楽しめます。特にビジネスシーンでのプレゼンテーション用途に活躍しそうです。

 

ちなみにLG最新の“2画面対応スマホ”である「LG VELVET L-52A」はAndroid 10を搭載していますが、LG同士の組み合わせにもなるため、とてもスムーズにSCREEN SHARE機能が使えます。外出先ではスマホで見ていた映画を、帰宅後に大きな画面でプロジェクターを使って続きから視聴するなどの活用が可能です。

 

PH510PGにはスピーカーが内蔵されているので、別途サウンドを聴くための外付けスピーカーの用意は不要です。反対に音に迫力を加えたい場合はBluetoothスピーカーをペアリングして鳴らす手もあります。

↑LGのスマホやノートPCとのワイヤレス接続に便利な「SCREEN SHARE」機能に対応

 

↑LG VELVETの画面がそのままプロジェクターを使って投写できます

 

実力を十分に引き出す環境作りも大切

PH510PGを使って少し気になった点についても触れておこうと思います。

 

ひとつは明るい部屋では映像がやや見づらくなるところです。やはりコンパクト機はパワフルな大型ランプを積めないため如何ともしがたいと思います。とはいえランプの明るさは550ルーメンと、このサイズのポータブルプロジェクターとしては平均的なレベルです。昼間は部屋の遮光カーテンを閉めたり、夜間は照明を少し落とせば映像がくっきりと見やすくなるので試してみてください。

↑映像の明るさ、色合いなどの設定をメニューからある程度カスタマイズできます

 

もうひとつ、長時間動作を続けた場合に冷却ファンのノイズが人によっては少し気になってくるかもしれません。特に映画やドラマを楽しむ場合はプロジェクターから少し距離を置いて座るか、またはワイヤレススピーカーを導入して、プロジェクターよりも手前に置きながら音を再生するとファンノイズの煩わしさから少し解放されます。見るコンテンツに応じて3.5mmヘッドホン出力を活用する方法も良いでしょう。

 

多彩なLG CineBeamシリーズのラインナップ

以上の特徴を踏まえれば、LG CineBeamシリーズのPH510PGは宅内のリビングルームや子ども部屋など、場所を変えて持ち運びながらホームシアターを楽しんだり、在宅ワーク時にはPCにつないで“大型サブディスプレイ”としてオンラインカンファレンスなどの用途にも役立つオールラウンダーです。画質と機能性、バッテリーのスタミナなどポータブルプロジェクターに必要なパフォーマンスをバランス良く満たしながら、想定売価が5万円前後で購入できるのであれば購入を検討する価値が十分にありそうです。

 

PH510PGはコンパクトで可搬性にも優れるプロジェクターですが、フロント投写タイプのモデルなので、幕面に映像を結ぶために最短投写距離は79cm以上確保する必要があります。住環境の関係で幕面からプロジェクターを置く場所までの距離が取りづらい場合、7cmで40インチの大画面が投写できる「PH55HG」のような“短焦点プロジェクター”も選択肢に入ってくるでしょう。

 

あるいは“天吊り設置”も含めてプロジェクターの置き場所を固定できる環境があって、より本格的なホームシアターをつくってみたい方には4色LED光源を採用して、明るさやコントラスト、色再現を高めた4K/HDR対応のモデル「HU70LS」がおすすめできます。在宅時間が増えているであろうこの機に、LG CineBeamシリーズの多彩なラインナップに注目してみるとさまざまな発見と収穫が得られると思います。

 

構成/内山慎太郎

リモートワークで2画面スマホはどう役立つ? 「LG VELVET」おうちレビュー!

スマホは大画面化が進み、どんどんハイスペックになっていますが、そのなかでも異彩を放っているのが2画面スマホ。本体にサブディスプレイ付きのケースを装着すると、2枚のディスプレイを使用できる端末です。

 

そんな2画面スマホの最新モデルが、昨年末にドコモから発売されたLG VELVET。今回は自宅でのリモートワーク環境にLG VELVETを組み込むことにトライ。2画面スマホは使いやすいのか? 2画面をどう使いこなすのか? 魅力を探ってみました。

 

【端末の写真を見る】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

 

意外に持ちやすいサイズ感

LG VELVETは片側にディスプレイが付いた折りたたみケースに本体を装着することで、2画面として機能します。開いたときの大きさは、新書サイズとほぼ同じ。重量も約309gと普通のスマホの2倍ほどあるので、両手で操作するのが基本スタイルになります。

↑右側がスマホ本体。ドコモでの価格はデュアルスクリーンとセットで税込8万8704円

 

2画面の大きさにもっと圧倒されるかと思っていましたが、実際に触ってみると予想よりもずっとスリムです。ケースのヒンジ部分は開閉時にしっかり抵抗があるので角度が調整しやすく、片手でも安定して持っていられます。

↑ケースは360度開ける

 

ケースの表側には、時刻や通知を確認できる小さなディスプレイが付いています。背面はスーツケースのような凹凸のあるデザインをしていて、左上から3つのカメラレンズがのぞきます。

↑開かずに通知を確認できる

 

↑凹凸があるため滑りにくくなっている

 

リモートワークで便利な使い方は?

筆者は現在ノートPCとiPad(撮影した写真の確認やビデオ会議用)を使って作業していますが、今回は普段使いのスマホをLG VELVETに変えて、3台目のデバイスとして使ってみました。リモートワークにおける2画面ならではの便利な使い方をレポートします。

 

使い方その①:ビデオ会議+予定、メールチェック

リモートワークで必須となったのがビデオ会議。いつもならiPadで会議中の画面を表示しつつ、パソコンでメールや週内の予定、各作業の進行状況などを確認しますが、LG VELVETなら2画面で同時にできます。

 

横向き時はスマホ本体側を下にするほうが安定しますが、フロントカメラも本体側に付いているため、机に置くとこちらの顔が映りません。手持ちしなければいけないのは不便では? と思うかもしれませんが、反対にリモートワークだからこそのメリットに気づきます。

↑上画面でビデオ会議、下側で予定を確認

 

たとえば、キッチンで朝のコーヒーを一杯淹れてデスクに戻る、というルーティーンのあいだもLG VELVETを持ちながら会議に参加できます(部屋が映るとか、そういう問題は置いておいて)。また、子どものそばで面倒を見ながら作業しないといけない瞬間もあるでしょう。そんなときにLG VELVETの持ち運びやすさが役立つのではないかと思うのです。

 

ちなみに、スマホ側とサブディスプレイでは起動中のアプリ画面を入れ替えられます。操作のしやすさにあわせて、入れ替えるとよいでしょう。

↑画面内のアイコンをタップして「画面の入れ替え」をタップ

 

使い方その②:ウェブ閲覧+ウェブ閲覧

LG VELVETでは、専用のブラウザアプリ「Whale」を使うと、片側にウェブサイトを表示しながらもう一方の画面でリンク先を開けます。ニュースサイトで気になる記事を探しつつ、読みたいものをダブルタップしてサブディスプレイで開いて読む、という使い方ができます。

↑気になる記事をデュアルスクリーンで表示

 

朝は日々のニュースに加えてJリーグの移籍情報をチェックするのが習慣なのですが、元のサイトを開いておけるのでページ移動にかかる手間が圧倒的に少なくなります。空き時間にまとめてニュースに目を通している人は、さらに効率よくチェックできるはずです。もちろん、リモートワークに限らず普段の情報収集にも役立つでしょう。

 

また、リンクの共有もすばやくできます。筆者は、あとで読みたい記事をSlackの個人チャンネルによく投げておくのですが、片側にアプリを開いておけばすぐにコピペできるので便利でした。

 

使い方その③:動画視聴+メール、Slack

自由に休憩時間をとれるリモートワークでは、一息ついているときにメールが届くこともよくあります。休憩中とはいえ、メールの内容ぐらいはすぐに確認しておきたいですよね。そんなとき、YouTubeやNetflixなどを閉じずに、もう一方の画面でメールを開けます。

↑動画は再生したまま、メールをチェック

 

動画を再生したまま確認できるので、「休憩してたのに!」とムッとせずに済みます(筆者が普段ムッとしているわけではありません)。

 

休憩中にゲームを楽しむ人も多いかと思いますが、LG VELVETでは片方の画面をコントローラーにして遊ぶことができます。対応アプリに限られますが、ゲーム画面に指が重ならないので、より没頭しやすいはず。両手で持ったサイズ感は、ニンテンドーDSやPSPで遊んでいた頃を思い出しました。

↑携帯ゲーム機さながらのプレイスタイル

 

使い方その④:通話+メモ

そうやって遊んでいると、電話がかかってくることもあります(汗)。普段ならデスクに戻ってメモを取る準備をしますが、LG VELVETは電話をつないだままメモアプリ(筆者の場合はSlack)を開いて用件を残せるので便利でした。

↑スピーカー通話にすれば、メモも楽に取れる

 

些細なことですが、急いでペンとメモ用紙を用意する必要がないのは想像以上に楽でした。休憩中にいきなり電話があっても、慌てずに対応できます。もちろん、リモートワークに限らず、外出先でかかってきた電話でも用件をしっかりメモできるはずです。

 

スマホ単体でも魅力的

スマホ本体の特徴にも触れておきましょう。本体は縦長スリム。左右両側が丸みのあるデザインなため、グリップ感も非常に良し。有機ELディスプレイは約6.8インチ。ベゼルは極細ではないものの、表示領域はじゅうぶん確保しており、ウェブサイトも見やすくなっています。

↑iPhone 12(右)と比較してみた

 

アウトカメラは、標準(約4800万画素/F1.8値)+広角(約800万画素/F2.2値)+深度(約500万画素/F2.4値)の3眼構成。被写体やシーンを自動で識別し、最適な設定で撮影できます。しずくが落ちるようにレンズが配置されているのもユニーク。背面の質感やカラーリングは、非常に洗練された印象を与えます。

↑今回使用できたのは「オーロラグレー」。もう1つの「オーロラホワイト」も触れてみたい

 

写真の仕上がりとしては、シーンを選ばずきれいに撮れます。「ナイトビュー」モードでは明るさを調整して撮影可能。他にもポートレートモードや、ささやきや咀嚼音を録音できるASMR撮影も利用できます。

↑広角で撮影

 

↑ナイトビューは明るさを調整可能

 

↑2画面時は撮影した写真を見ながら画角を調整できる

 

OSはAndroid 10、CPUにはSnapdragon 765Gを採用。RAM(メモリ)は6GB、ROM(ストレージ)は128GBとなっています。バッテリーは4300mAhの大容量。ただし、2画面ぶんの消費になるため、何日も充電せずに使えるわけではありません。

↑2画面時は専用のコネクターを付けたうえでUSB Type-Cケーブルを接続。ワイヤレス充電にも対応する

 

生体認証は指紋に対応し、本体ディスプレイ下部に指紋センサーを搭載します。またIPX5/8の防水性能と、IP6Xの防塵性能を備えます(サブディスプレイには防水防塵性能はなし)。

 

LG VELVETを使う前は、“スマホとタブレットのあいだ”に位置するデバイスだと思っていましたが、「2画面」という独自の強みを持った端末であると思います。ビデオ会議+予定確認といったリモートワークならではのマルチタスクを効率よくこなせるのはもちろん、スマホ単体としても非常に使いやすい1台です。

 

マルチタスク自体は普通のAndroidやタブレットでもできますが、<2画面のマルチタスク端末>と<スマホ単体>を自由に切り替えられるのは、LG VELVETだけの魅力。また、大画面でいえば折りたたみスマホという選択肢もありますが、切り替えができる対応力と価格の面でLG VELVETを推したいです。

 

ドコモではスマホ単体でも販売していますが(税込7万480円)、デュアルスクリーンを別途購入することはできないので、セットで購入することをおすすめします。

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

世界の最新ITトレンドから見えた、2019年モバイルガジェットの注力点

8月31日〜9月5日にドイツ・ベルリンで開催された、世界最大級の家電展示会「IFA 2018」に行ってきました。白物家電やオーディオ製品が主役のイベントですが、スマートフォンの出展も多く、ソニーモバイル、シャープ、モトローラなど、新モデルを発表するメーカーも。

 

スマホはこれからどのように進化していくのか? IFAで注目を集めたモデルを紹介しつつ、ひと足早く2019年を展望。ハード、OS、通信の3つの視点から見ていきたいと思います。

 

 

【ハード編】ディスプレイの主役は有機ELに

IFA 2018において、最も注目を集めていたスマホは、ソニーモバイルが発表した「Xperia XZ3」でしょう。同社初の有機ELディスプレイを搭載し、画面アスペクト比は18:9で6インチ、解像度はクアッドHD(2880×1440ドット)というハイエンド仕様。

 

↑ソニーモバイルが発表したXperia XZ3。日本発売が予告されており、大手キャリアが秋冬モデルとして発売する可能性が高い

 

Xperia XZ3の有機ELディスプレイは、ソニー製のテレビ「ブラビア」で培った高画質化技術を採用していることがアドバンテージ。従来の液晶ディスプレイ搭載モデルよりも精細で鮮やかな色を表示できるといいます。HDR表示に対応していることもセールスポイント。

 

↑1920万画素のカメラで撮影した花火の動画を再生。黒が締まって表示されることも有機ELの特徴

 

↑デザインはXperia XZ2の流れを汲んでいるが、より薄く、持ちやすくなった

 

かつては “液晶のシャープ” と呼ばれることもあったシャープも、有機ELディスプレイ搭載モデルを参考出展した。まだ、製品名はなく、スペックも公表されていないが、筆者がプロトタイプを見た限りでは、画面サイズは6インチ相当で、上部にはノッチもあった。

 

↑今年、ヨーロッパのスマホ市場に再参入してシャープが参考出展した有機ELディスプレイ搭載モデル。年内の発売が予定されている

 

↑背面にFeliCaマークがあり、日本で発売される可能性はきわめて高い

 

シャープ製の有機ELディスプレイ搭載モデルは、表面に緩やかなカーブが施されていることが特徴。これは、同社が液晶ディスプレイで培った「フリーフォームディスプレイ」技術を生かしたもので、フレームを細くするメリットが得られます。

 

↑シャープ独自の「フリーフォームディスプレイ」技術により、ディスプレイ全体にカーブを施している

 

アップル、サムスン、ファーウェイなど主要なグローバルメーカーは、すでにハイエンドモデルに有機ELディスプレイを採用しています。有機ELはバックライトを要しないので、黒い背景の画面ではほとんど電力を消費しません。スマホの省電力化に貢献し、同時にアプリの仕様にも変化を及ぼすのではないかと予想しています。

 

【ブランド】増加が予想される「Android One」の魅力をあらためて

モトローラは、IFA 2018にて新モデル「motorola one」と「motorola one power」を発表しました。これらは、同社が初めて「Android One」としてリリースするモデル。

 

Android Oneは、Googleが主に新興国向けに展開するブランドです。Androidの純正OSを搭載し、発売から18か月間のOSアップデートを保証し、毎月セキュリティーアップデートが行われます。日本ではワイモバイルが取り扱っており、シャープ、京セラ、HTCが端末を供給。

 

motorola oneは、5.9インチのHD+ディスプレイを搭載し、1300万画素+200万画素のデュアルカメラや指紋センサーも備えるイマドキの仕様。ヨーロッパを含む世界での発売を予定しており、ヨーロッパでの販売価格は299ユーロ(約3万9000円)。高コスパモデルといえるでしょう。

 

↑画面アスペクト比が19:9の縦長ディスプレイを搭載し、上部にはノッチもある。流行のデザインを採用している

 

なお、motorola one plusは、インド市場向けモデルで、約6.2インチのフルHD+ディスプレイや1600万画素+500万画素のデュアルカメラなど、スペックはmotorola oneを上回ります。また、5000mAhの大容量バッテリーがアドバンテージ。

 

↑ミドルハイ仕様のmotorola one plusはインドで発売予定

 

LGは、フラッグシップ「LG G7 ThinQ」の派生モデルとして、「LG G7 One」を発表。これも「Android One」ブランドを冠するモデルです。

 

LG G7 Oneは、CPUにSnapdragon 835を採用し、6.1インチのクアッドHD+(3120×1440ドット)ディスプレイを搭載するなど、Android Oneとしては珍しいハイスペックモデル。左側面にGoogleボタンを搭載し、ワンタッチでGoogleアシスタントを起動したり、Googleレンズを起動して、カメラで写して情報検索できることが特徴です。

 

↑ハイエンド仕様で、IP68の防水・防塵にも対応したLG G7 One。日本発売は未定

 

↑メインカメラは1600万画素。指紋センサーを搭載し、顔認証にも対応している

 

現在、日本では販売していないノキアも、Googleと “がっぷり四つ” の態勢だ。IFA 2018のブースは、さほど広くはなかったが、Android Oneモデルを中心に展示していました。ヨーロッパでは発売済みの「Nokia 7 plus」は6インチのフルHDディスプレイを搭載するミドルハイモデル。

 

↑ノキアはAndroid Oneモデルのラインナップを強化中

 

↑6インチの大画面ディスプレイを搭載するNokia 7 plus。ヨーロッパでは399ユーロ(約5万2000円)。日本発売の予定はないそうだ

 

↑背面には1200万画素のデュアルカメラ(広角+望遠)を搭載

 

ほかにも、日本では馴染みのない端末メーカーのブースでもAndroid Oneモデルを見かけました。GoogleがAndroidブランドの強化に力を入れていることの現れでしょう。

 

Googleは10月9日に新製品発表イベントを予定しており、そこで自社ブランドのスマホ「Pixel 3」シリーズが発表され、日本でも発売されるのではないかと噂されています。AndroidはiOSと並ぶOSではありますが、これまでは「アップル、サムスン、ファーウェイ……」と、端末メーカーが市場を牽引している印象が先行していました。しかし、2019年は「アップル vs Google」という構図が、より鮮明になっていくかもしれません。

 

ファーウェイ、ルーター内蔵スマートスピーカーを発表。通信端末の新たな流れ?

ファーウェイは、Consumer Business GroupのCEO、リチャード・ユー氏がIFA 2018の基調講演に登壇。講演タイトルは「The Ultimate Power of AI」で、AI専用プロセッサーを内蔵する新しいSoC「Kirin 980」を発表しました。

 

Kirin 980は “世界初の7nmプロセスのモバイルAIチップセット” として発表されましたが、9月12日(日本時間は9月13日未明)に、アップルが7nmプロセスの「A12 Bionic」を搭載するiPhoneの新モデルを発表したので、実際に商用モデルに搭載されるのはアップルが世界初となります。

 

アップルは「AI」という言葉は使っていませんが、Kirin 980と同じく、AI関連のデータ処理に優れた「ニューラルエンジン」を搭載しています。クアルコムの最新チップセット「Snapdragon 845」もAIの性能を強化していることを謳っており、スマホの進化にAIは欠かせないものになりそう。

 

↑ファーウェイの最新チップ「Kirin 980」を搭載する「HUAWEI Mate 20」シリーズが、10月16日に発表されることが予告された

 

↑世界的なヒットとなったHUAWEI P20/P20 Proの新色も発表された。日本発売は未定

 

↑イタリアの職人が手がけたというHUAWEI P20 Proのレザーモデルも発表。価格は999ユーロ(約13万円)で、日本発売は未定

 

そんななか、ファーウェイが新しいデバイスとして発表したのが「HUAWEI AI Cube」。Amazon Alexaを搭載するスマートスピーカーなのですが、4G LTEの通信機能を備え、さらにWi-Fiルーターとしても使えるというスグレモノ。4つのマイクを内蔵しているため、音声認識の精度が高いこともアピールしていました。

 

↑販売地域や価格は未定。日本での展開も期待したい

 

日本でも、じわじわと普及しつつあるスマートスピーカー。4Gルーター機能を備えたHUAWEI AI Cubeは、ブロードバンド回線を導入していない環境でも利用でき、省スペースにもつながりそう。次世代のスマートスピーカーとして、今度の動向にも注目したいです。

デザイン重視でセレクト! カフェで使いたいスタイリッシュなノートPC5選

プライベートで使うノートパソコンは、やはりデザインで選びたいもの。オシャレなカフェで広げても、違和感のないスタイリッシュさが欠かせません。そこで今回は、持ち運びに適した軽量コンパクトなノートパソコン5選をご紹介。ディスプレイを360度可動させ、タブレットとして使えるパソコンもピックアップしています。ノートパソコンを様々な場所で使いたいと考えている人は、ぜひチェックしてみて下さい。

 

その1.

原点にして頂点! スタイリッシュさを追求し続ける「MacBook」


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Apple
MacBook MNYH2J/A
楽天市場実売価格 13万9980円

洗練されたデザイン、軽量薄型、優れた操作性の全てを兼ね備えた「MacBook」。その薄くて軽いボディを最大限に活かすため、内部の部品一つひとつに至るまで入念に設計されています。最大の特徴は、一般的なパソコンに搭載されている冷却ファンを必要としない仕様。わずか5ワットの電力でプロセッサが駆動するので、発生する熱が多くありません。また冷却ファン非搭載により、ほとんど音を立てずに動きます。

 

<注目ポイント>
・発生する熱が少ない冷却ファン非搭載設計
・5ワットの電力でプロセッサが駆動する静音仕様
・バッテリー持続時間は最大10時間
さらに内部スペースを余すところなく活用できるよう、本体の輪郭にフィットする革新的なバッテリーを開発。最大10時間という驚異的なバッテリー持続時間が実現されました。もちろんキーボードやタッチトラックパッドにもこだわりの技術が施されているので、持ち運びに特化した薄型パソコンとは思えないほど快適な使用感を味わえます。

 

その2.

Surface史上最軽量デザインのタブレットパソコン決定版!


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マイクロソフト
Surface Go MCZ-00014
楽天市場実売価格 8万1080円

スタイリッシュなデザインに加え、重さ約522g、薄さ8.3mmのコンパクトな軽量ボディを誇る「Surface Go」。タブレットとして活用できるのはもちろん、専用キーボードやマウスを駆使すればラップトップに早変わりします。“いつでもどこへいても”やりたいことを実現するため、「Office デスクトップアプリケーション」が利用できる仕様。

 

<注目ポイント>
・「Office デスクトップアプリケーション」が使えるタブレットパソコン
・重さ約522g、薄さ8.3mmのコンパクトな軽量ボディ
・本体には165度まで角度調節できるキックスタンドを搭載
本体には165度まで角度調節できるキックスタンドが搭載され、快適な角度で動画視聴などを楽しめます。また筆圧や傾きに対応している専用のタッチペンなら、まるでノートに鉛筆で書いているような繊細な表現が可能。場所を選ばず本格的な作業をするのに最適なデバイスですよ。ちなみにキーボード、マウス、タッチペンは別売なので注意しましょう。

 

その3.

ジオメトリックデザインによる洗練されたデザイン


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HP
ENVY 13 x360
楽天市場実売価格 8万6500円~

アルミニウムボディによって軽量薄型化を実現したスタイリッシュなノートパソコンです。ディスプレイを反対側に折りたためるタブレットモードに対応し、画面タッチでの操作も可能。約1.31kgの重量を誇り、薄さも15.0mmしかないので、様々な場所やシーンでマルチな活躍を見せてくれるはず。

 

<注目ポイント>
・アルミニウムボディを採用したノートパソコン
・タブレットモードにも対応
・ダマスカス鋼の模様をあしらった目を引くデザイン
本体の一部分には、高級な包丁やナイフに使われるダマスカス鋼の模様をあしらっています。さらにスピーカーグリルやディスプレイとキーボードを繋ぐヒンジ部は、ジオメトリック(幾何学的)デザインを採用。人の目につくところで使用すれば、洗練されたフォルムで注目を集めそうですね。

 

その4.

オシャレなだけじゃない! 様々な便利機能を搭載したハイスペックパソコン


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Lenovo
YOGA 720
楽天市場実売価格 7万1993円

ベゼルの狭い12.5型の液晶を搭載した、どこにでも持ち運びたくなるコンパクトボディのノートパソコン。ダイヤモンドカットによるエッジデザインに加え、アルミアルマイト仕上げの美しいプラチナカラーを採用しています。

 

<注目ポイント>
・ベゼルの狭い12.5型の液晶を搭載
・アルミアルマイト仕上げの美しいプラチナカラー
・高音質の「Harman」製ステレオスピーカーを装備
本体には高音質の「Harman」製ステレオスピーカーが装備され、動画や音楽をクリアなサウンドで楽しめます。持ち運びに適した仕様にかかわらず、使いやすさなど細部にまでこだわったスペックが特徴。DisplayPort出力機能つきの「USB Type-C」ポートを使えば、外部ディスプレイにも簡単に接続できます。

 

その5.

驚異の27時間駆動を実現したスリム&ハードなノートパソコン


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LG
gram 13Z980-GR56J
楽天市場実売価格 11万4980円

軽量&スリムなコンパクトデザインと、ハードに使える耐久性を両立した「LG gram」。長時間使える72Whの大容量バッテリーを搭載し、最大27時間の駆動を可能にしました。またバッテリー切れの時も、急速充電でスピーディに対応。活躍のシーンを広げてくれるノートパソコンです。

 

<注目ポイント>
・コンパクトなデザインと耐久性を両立
・最大27時間駆動する大容量バッテリー
・メモリ&SSDスロットには各1本ずつ空きスロットを準備
もともと快適な操作性を実現したハイスペック仕様ですが、メモリ、SSDスロットには各1本ずつ空きスロットも準備されています。よりパフォーマンスを向上させる余地があるのはありがたいですよね。

 

※商品価格は、2018年9月14日時点の楽天市場の最安値を記載しています。

 

提供:楽天市場

さくっとdocomo withスマホの真実を教えます。「LG Style L-03K」編

ドコモのお得な新プラン「docomo with」の対象となる、個性的なdocomo withのスマートフォンをご紹介。今回は、docomo withきってのハイスペックモデルのLG Style L-03K。

 

 

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docomo withのなかではミドルクラスさながらの大画面ディスプレイを備えるなど、ワンランク上の性能を備えています。価格も頭ひとつ抜けており4万176円。しかし、docomo with対象外の端末と比べて安価なのは変わりありません。

 

デザイン・持ち心地

5.5インチの大画面ディスプレイを搭載しながら、横幅は5インチディスプレイとほぼ同じくらいの狭額縁を実現。背面にはなめらかな傾斜を持たせ、手にスポッと収まるような形状になっています。

 

↑ひと回り大きめの5.5インチディスプレイを搭載しながらも、手に収まる大きさになっている

 

↑背面に指紋センサーを搭載。やや上にあり、人によっては押しづらいと感じるかもしれません

 

↑側面フレームに近づくにつれて薄くなっていくデザインで、スペックの数値よりも薄く感じられます

 

コンパクトな設計ながら防水・防塵もしっかり対応し、タフネス性能も備えています。耐衝撃、耐振動、高温動作、低温動作など14項目について、MILスペックに準拠した試験で確認されています。

 

ディスプレイ・操作性

2018年のトレンドとなっている縦長ディスプレイを搭載。縦横比18:9で、Webサイトの記事やSNSのタイムラインを一度に多く表示できます。解像度はフルHD+となっています。

 

音にこだわっているのもこのスマホの特徴のひとつ。ハイレゾ音源の再生にも対応し、オーディオ出力用に高品質な「Hi-Fi Quad DAC」を搭載しており、大音量でも音割れしにくくクリアな音で再生できます。さらに「DTS:X 3D Surround」にも対応。ライブ音源や動画を臨場感のあるサラウンド音質で楽しめます。

 

↑ソフト面でもオーディオ機能が充実している

 

そのほか、ワンセグチューナーも搭載。ワンセグを視聴するためにはイヤホンや付属のケーブルを接続する必要があるので、実用性は今ひとつかもしれません。さらに、おサイフケータイもサポートしており、日本向けの独自機能を一通り備えていることになります。

 

チップセットこそミドルレンジ向けの「Snapdragon 450」ですが、メモリーは4GB、ストレージは64GBと、ハイエンドモデルに近い容量を搭載。軽量な3Dゲームならプレイできるスペックを備えます。ゲームプレイ時には「ゲームツール」を利用可能。画質を制限して動作を安定させたり、プレイ中の通知をオフにしたりすることで、さらに快適にプレイできます。

 

LTEの通信速度は下り最大262.5Mbpsに対応。この数値は規格上の最大速度ですが、実測値でも下り最大150Mbpsの他機種よりも安定して通信できます。

 

カメラ

背面カメラは1620万画素、インカメラは800万画素。撮影中に彩度をコントロールできる「食べ物」モードや、2~4枚撮影した写真を1枚にまとめる「グリッドショット」など、ちょっと珍しい撮影機能を搭載します。

 

↑陰影が強めに出て、荘厳な印象に仕上がっています

 

↑夜景は全体に明るく撮れますが、明るい看板は色飛びしていまっています

 

若干黄色に引っ張られている印象ですが、明るめに写っています

ハイエンド機と同等に長く愛用したい人&音楽再生を楽しむ人!

LG Style L-03Kは、docomo withの中では高価格なモデルになりますが、それに見合ったスペックや性能はしっかり備えています。スマートフォンを物持ちのいい人はこの機種を選ぶと、より長く使うことができるはずです。

 

また、オーディオ再生機能はLGのフラッグシップモデルとも共通で強みとするところ。他社のハイエンドモデルにも匹敵するポテンシャルを備えているので、音楽を楽しみたい人にも適しているでしょう。

CES 2018でみてきたスゴすぎ“AI”で確信! AI抜きの生活があり得なくなるワケ

1月9日〜12日に米ラスベガスで開催されたCES 2018。出展する多くの企業が「AI」というキーワードを掲げていました。AI(Artificial Intelligence=人工知能)は、クルマ、ロボットのみならずスマートデバイスや家電にも欠かせない技術に。しかし、形としては見えにくいものなので、何がどう便利になるのかがわかりにくいですよね。それを、わかりやすい形で展示し、来場者の注目を集めていたのがオムロンです。

 

進化した卓球コーチロボットは、反射神経抜群

初めてCESに出展したオムロンが、目玉として展示したのが「フォルフェウス(FORPHEUS)」。AIを搭載する卓球コーチロボットで、プレイヤー(人間)のレベルに合わせて、卓球のラリーが続くように、自動でラケットを操作するというもの。

 

↑来場者の注目を集めたAI搭載卓球ロボット「フォルフェウス」↑来場者の注目を集めたAI搭載卓球ロボット「フォルフェウス」

 

このフォルフェウスは、2013年10月に中国・北京で開催されたイベントで初公開され、その後、日本、インド、ドイツなどで公開。北米では今回が初公開で、性能を向上させた4号機が披露されました。

 

フォルフェウスはピン球の動きを検知する2つのカメラと、人の動きを検知するカメラを搭載し、対戦相手のレベルや球速、軌道などを予測。そして、ロボットアームに固定されたラケットで打ち返し、ラリーが続くように導くというものです。

 

↑卓球台の上にあるロボット本体の左右に搭載されたカメラで球の動きを3Dで捉えて、中央のカメラで人の動きを捉えて分析する↑卓球台の上にあるロボット本体の左右に搭載されたカメラで球の動きを3Dで捉えて、中央のカメラで人の動きを捉えて分析する

 

ポイントは、人に勝つことを目的とするロボットではないこと。対戦相手のレベルに合わせて反応するため、卓球初心者が相手の場合は、速度が遅い球を、相手が打ち返しやすい位置にレシーブ。実は、卓球がうまい人よりも苦手な人が相手の場合のほうが、予期せぬ方向に返球されるので、難しいアルゴリズムが用いられるそうです。

 

CESのオムロンブースでは、同社の開発メンバーがプレイヤーとなってデモンストレーションを披露したほか、来場者もフォルフェウスに対戦でき、その反応の速さに歓声が沸いていました。

 

↑ゲームが終わると、ゲームの分析がモニターに表示されていた↑ゲームが終わると、ゲームの分析がモニターに表示されていた

 

↑フォルフェイスは若い世代が中心となって開発している。開発チームの1人である小泉昌之氏↑フォルフェイスは若い世代が中心となって開発している。開発チームの1人である小泉昌之氏

 

なお、フォルフェウスは、オムロンが工業用ロボットの技術をアピールするために展示するもので、これ自体の販売は予定していないそうですが、「卓球コーチとして売ってほしい!」といった反響もあったようです。

 

↑2015年にアメリカの産業用ロボットメーカー・アデプト テクノロジー社を買収したオムロン。これは、ベルトコンベヤーにランダムに流れたきた製品をアームで反対側のベルトに運ぶロボット。こうした工業用ロボットも関心を集めていた↑2015年にアメリカの産業用ロボットメーカー・アデプト テクノロジー社を買収したオムロン。これは、ベルトコンベアにランダムに流れてきた製品をアームで反対側のベルトに運ぶロボット。こうした工業用ロボットも関心を集めていた

 

自動運転時代に向けた安全システムに業界が注目

オムロンは、さらに“眠気の予知システム”を発表し、注目を集めていました。ドライバーの眠気を感知する技術はすでに開発済みですが、今回の発表では、眠気を自覚する数分前に、その予兆を検知できることがポイント。運転中のクルマが微振動を続けており、それによってドライバーの頭が動くと、それとは反対方向に瞳孔が向き、バランスが保持されます。これを「前庭動眼反射」と言いますが、この反射がなくなる現象を見つける技術が開発されました。

 

↑眠気の予兆を検出するシステムを搭載してシミュレーター↑眠気の予兆を検出するシステムを搭載してシミュレーター

 

↑1台のカメラでドライバーの目の部分をマッピングし、居眠り運転を未然に防ぐように導く↑1台のカメラでドライバーの目の部分をマッピングし、居眠り運転を未然に防ぐように導く

 

今回のCESでは、自動車メーカーを中心に自動運転に関する展示も目立ちましたが、オムロンが開発したこの技術には、自動車メーカーや車載メーカーからのひっきりなしの問い合わせがあり、対応に追われたとのこと。眠気の予兆を感知した場合の対策として、冷気をあてる、シートを動かすなど、複数の方法が考えられるようですが、自動運転時代に向けて、大いに役立つ機能になりそうです。

 

オムロンの展示を見て感じたのは、どちらの技術も「AI」と呼べるが、そのベースとして「ディープ・ラーニング(充分なデータ量に基づく機械学習)」があるということ。最近、あちこちで「AI」という言葉を耳にしますが、“AIは一日にして成らず”ですね。

 

LGエレクトロニクスは新しいAIプラットフォームを導入

総合家電メーカー・LGエレクトロニクスも「AI」で注目を集めていました。同社は、CES 2018の開幕に合わせて「ThinQ(シンキュー)」という新しいAIプラットフォームを発表しました。

 

↑CES 2018に合わせて開催したプレスカンファレンスで「ThinQ」を発表↑CES 2018に合わせて開催したプレスカンファレンスで「ThinQ」を発表

 

LGエレクトロニクスは従来から独自のディープ・ラーニング技術を取り入れたスマート家電を手がけていますが、今回発表した「ThinQ」は、それをより発展させて、テレビを含め、あらゆる製品を音声操作に対応させていこうというもの。ThinQに対応する製品は、現段階ではLG製品だけですが、プラットフォームをオープンにすることで、他社製品と連携させていく計画があることも発表されました。

 

↑ThinQをコントロールできるスマートロボット「CLOi(クロイ)」↑ThinQをコントロールできるスマートロボット「CLOi(クロイ)」

 

↑二層式の洗濯機・乾燥機もAI対応↑二層式の洗濯機・乾燥機もAI対応

 

↑おなじみのディスプレイ付き冷蔵庫は、ディプスプレイから料理の情報を得られたり、家族との連絡にも使える↑おなじみのディスプレイ付き冷蔵庫は、ディプスプレイから料理の情報を得られたり、家族との連絡にも使えたりする

 

↑有機ELテレビの最新モデルも発表された。これは77インチの壁掛けタイプ↑有機ELテレビの最新モデルも発表された。これは77インチの壁掛けタイプ

 

↑液晶テレビの画質を向上させるための新しいプロセッサ「α9」も発表↑液晶テレビの画質を向上させるための新しいプロセッサ「α9」も発表

 

↑「α9」により、斜めから見ても色の歪みがなくなり、鮮明な画質が得られるという↑「α9」により、斜めから見ても色の歪みがなくなり、鮮明な画質が得られるという

 

ThinQだけでは世界的な広がりを見込みにくいためか、GoogleアシスタントやAmazon Alexaと連携することもアピールされました。LGブースで展示されていた製品には、Googleアシスタントを搭載する製品も多く、日本のユーザーにとっては、そちらのほうが、わかりやすく導入できそうです。

 

↑Googleアシスタントを内蔵するスマートスピーカー「LG ThinQ Speaker」も発売予定↑Googleアシスタントを内蔵するスマートスピーカー「LG ThinQ Speaker」も発売予定

 

↑ディスプレイ付きのスマートスピーカー「LG ThinQ View」も出店↑ディスプレイ付きのスマートスピーカー「LG ThinQ View」も出展

 

高額にもかかわらずヒットしたホームクリーニング機「LG Styler」など、日本でも注目度が高まっているLG製品。ThinQによる、さらなる使い勝手の向上に注目しましょう。

 

↑説明員が質問攻めにあっていた「LG styler」↑説明員が質問攻めにあっていた「LG Styler」

 

↑空港などでの導入が見込まれる業務用の運搬ロボットも出展されていた↑空港などでの導入が見込まれる業務用の運搬ロボットも出展されていた

 

↑ひときわ注目を集めていた、有機ELの曲面ディスプレイを用いた展示↑ひときわ注目を集めていた、有機ELの曲面ディスプレイを用いた展示

 

AI同士の連携も含めて、生活にさらなる広がりを予見させられたCES 2018。AIは日本国内でも、昨年に引き続き必ず注目されるキーワードになると思われます。これだけの発展を見せているAIは、もう生活に欠かせない存在になるのかもしれませんね。

2017年、家電のプロがこの9アイテムに「衝撃」と「笑撃」を受けたワケ

日々、多くの製品に触れている家電の専門家は、ちょっとやそっとの製品では驚くことはないはず。そんな彼らが2017年に「衝撃を受けたアイテム」とは何なのか……みなさんも、知りたいとは思いませんか? そこで今回は、業界に精通する家電のプロ・戸井田園子さんに「衝撃を受けた家電」を挙げてもらい、どんな部分に衝撃を受けたのかを語ってもらいます。番外編では、ユニークさが際立つ「笑撃」家電と、「2018年に期待したい家電」もピックアップ。以下で一気にチェックしていきましょう!

 

【今回のガイド】

家電コーディネーター

戸井田園子さん

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雑誌やテレビなど、数多くのメディアにひっぱりだこの家電専門家。年末の振り返り企画でも、多数のメディアに登場しています。

 

衝撃を受けた家電その1

「見た目のインパクトも、肉が回るシーンも衝撃的!」(戸井田)

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パナソニック

ロティサリーグリル&スモーク NB-RDX100

実売価格5万1230円

肉を360°回転させて焼くことができ、柔らかでジューシーなかたまり肉が焼けます。遠近赤外線ダブル加熱、低速回転機構、温度制御の3つのテクノロジーで肉を美味しく調理。グリル以外に燻製器・オーブン・トースターの機能を搭載し、1台4役のマルチユースで活躍してくれます。

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【ココが衝撃的!】

「見た目のインパクトも、肉が回るシーンも衝撃的! 『肉が回るのを見ると、誰でもテンションが上がる』という新たな発見もありました。調理過程でここまで楽しませてくれるとは……。久々にパナソニックの勢いを実感できたアイテムです!」(戸井田さん)

 

衝撃を受けた家電その2

「“どこを乾かしているか”を光で明確化した効果は絶大」(戸井田)

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三菱電機

サラリ MJ-120MX

実売価格4万3090円

「部屋干し3Dムーブアイ」を搭載した衣類乾燥除湿機。赤外線・温度・湿度の3つのセンサーを搭載して、洗濯物の状態を検知します。また、濡れている場所を検知して緑色のサーチライトで照らし、重点的に風を送る「光ガイド」が特徴的。

【ココが衝撃的!】

「独自の技術『ムーブアイ』で“見える化”を実現したのが衝撃的! どこを乾燥しているかを光で明確化した効果は絶大です。この機能を搭載したのは、『ムーブアイ』のセンサー技術に自信があるからこそ。除湿機でも高い技術力を証明したことで、さらに信頼感がアップしました!」(戸井田さん)

 

衝撃を受けた家電その3

「洗剤の自動投入搭載はまさに“IoTの申し子”」(戸井田)

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パナソニック

ななめドラム洗濯乾燥機 NA-VX9800

実売価格37万2570円

最適な洗剤の量を自動で計量し投入する「液体洗剤・柔軟剤 自動投入」機能が売りのドラム洗濯乾燥機。液体洗剤約870mℓ、柔軟剤約580mℓをあらかじめ入れておけるタンクを備え、洗剤を投入する手間が省けます。アプリで洗濯終了時刻を出先で設定・変更することも可能。

【ココが衝撃的!】

「洗剤の自動投入機能、ついに出た~という感じで大注目! IoT(※)化したことで、洗剤の情報が常に更新されていくのも素晴らしい。まさに『IoTの申し子』といった製品です」

※IoT……モノのインターネット(Internet of Things)の略。あらゆるモノがインターネットを通じて接続され、制御が可能になる状態

 

衝撃を受けた家電その4

「『衣類を着るたびにリフレッシュする』いままでにない新発想!」(戸井田)

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LG

Styler スチームウォッシュ&ドライ S3RER

実売価格21万3840円

衣類の気になるニオイ・シワ・ホコリ・花粉を自宅で簡単にケアできる新家電。クローゼットに服をかけると、独自技術でスチームを循環させてニオイを取り、ハンガーラックを振動させることで衣類のホコリや花粉もふるい落としてくれます。

【ココが衝撃的!】

「いままでにない新発想の衣類ケアに衝撃を受けました! 庫内に蒸気を充満させることで、ホコリやニオイ、皮脂汚れなどを除去する仕組みは秀逸。『衣類を着るたびにリフレッシュする』という発想は、キレイ好きな日本人にも親和性があります。今後の定番家電になる予感!」(戸井田さん)

 

衝撃を受けた家電その5

「メーカーの心意気に打たれた! 話題性、見た目、実力が揃った力作」(戸井田)

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ドウシシャ

SOLUNA 焼き芋メーカー Bake Free WFS-100/SFW-100

実売価格9590円

焼き芋を手軽に作れる焼き芋メーカー。焼き芋型のプレートにサツマイモをセットすると、上下からしっかり包み込んで焼き上げ、約40分で甘みの強い焼き芋が出来上がります。付け替えられる平面プレートも付属しており、焼き魚やホットサンドなどにも対応しています。

【ココが衝撃的!】

「見た目のインパクトとネーミングセンス、この製品を出すメーカーの心意気に打たれました。実際に焼き芋を焼いてみたら、とっても美味しかったことにまたまた衝撃! 焼き芋以外の調理もできるし、デザインも良く、価格も手頃。話題性、見た目、実力が揃ったなかなかの力作。久々に痛快な製品でした」(戸井田さん)

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衝撃を受けた家電その6

「家庭用で『焙煎』、しかも頒布会形式のビジネスモデルが新しい!」(戸井田)

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パナソニック

The Roast

焙煎機本体価格10万8000円+GREEN BEANS(生豆2種または3種コース、12か月の定期頒布契約)生豆2種コース 4104円/月、生豆3種コース 5940円/月

豆の特長を引き出すための温度・時間・風量制御に優れたコンパクトな家庭用熱風式焙煎機。専用スペシャルティ豆と、世界チャンピオンの焙煎士が作成した焙煎プロファイルが12か月分がセットになっています。スマホと連携し、豆の情報や焙煎プロファイルも確認できます。

【ココが衝撃的!】

「家庭用で『焙煎』にフィーチャーした点が新しい! スマホ連携によってトレーサビリティが確保され、適正な焙煎方法がわかるのも魅力。頒布会形式(※)のビジネルモデルもユニークです」(戸井田さん)

※頒布会……会費を払っている会員に向けて、商品を定期的に届ける販売方法

 

番外編① 2017年「笑撃」を受けた家電はコレ!

「笑撃」を受けた家電その1

「卵かけご飯にここまでするか……と笑わせてもらいました」(戸井田)

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タカラトミーアーツ

究極のTKG

実売価格3400円

究極の卵かけご飯を作れる調理器具。生卵をセットして上部のボタンを叩くと殻にヒビが入り、ホルダーボタンを押すと卵が割れて白身と黄身が分離します。白身は高速でかくはんされフワフワの状態に。フワフワの白身の上に黄身を乗せるとフワとろの卵かけご飯が完成します。

【ココが「笑」撃的!】

「見ての通り、こんなもの作るんだ! という笑撃です。卵かけご飯にここまでするか……と笑わせてもらいました(笑)」(戸井田さん)

 

「笑撃」を受けた家電その2

「見た目からしてユニーク。でも実用性もあるのはさすが」(戸井田)

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パナソニック

脱臭ハンガー MS-DH100

実売価格1万9550円

ニオイや花粉を抑制するOHラジカルをたっぷり含む微粒子イオン「ナノイー X」を発生させ、衣類に付着したニオイ・花粉に効果を発揮する脱臭ハンガー。衣類をかけて電源を入れると8つの吹出口から「ナノイー X」が吹き出し、繊維の奥まで入り込んでニオイを減少させます。

【ココが「笑」撃的!】

「見た目からしてユニーク。パナソニックやるなーーと、こちらも笑える一品でした。とはいえ、実用性もあるのがさすがパナ」(戸井田さん)

 

番外編② 2018年に期待したい家電はコレ!

「久々に作り手の熱量を感じた良い製品。発売が待ち遠しい!」(戸井田)

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長谷園×siroca

かまどさん電気 SR-E111

実売予想価格7万9800円(税抜・2018年3月9日発売予定)

ヒットしている伊賀焼の炊飯土鍋「かまどさん」の窯元「長谷園」と、新鋭家電メーカー「シロカ」が共同開発した電気炊飯器。熱源感知センサーを鍋底に埋め込むなどで「かまどさん」を炊飯器に組み込むことに成功。1300Wの出力で直火と同じ環境を再現し、「かまどさん」の実力を最大限に引き出します。

【ココが「笑」撃的!】

「伝統と技術を守る窯元と、常に新しい製品を目指す家電メーカーも『ものづくり』に対する熱い思いは一緒。お互いを認め合うことでこの製品が生まれたんだなぁ……と実感しました。土鍋炊飯が手軽にできるだけでなく、『食卓を囲むことの大事さ』が伝わり、久々に作り手の熱量を感じた良い製品。3月の発売が待ち遠しいです!」(戸井田さん)