「クローゼット型スチーマー」でおしゃれ着やアウターを丸ごとケア! 1台4役の“衣類ケア家電”の活用法をプロが解説

アイロンやスチーマー、洗濯機などの衣類ケア家電に、まったく新しいジャンルが生まれています。それがクローゼット型スチーマー。2011年、韓国の総合家電メーカー・LGエレクトロニクスによって製品化され、国内では2017年に発売されました。2023年8月には、いよいよ国内メーカー・パナソニックからも新製品が登場し、市場の活性化がますます期待されています。

 

そこで「家電のある豊かな暮らし」をメディアやSNSを通じて20年以上にわたって発信、伝説的テレビ番組『TVチャンピオン』で家電王に輝き、現在もその異名を取る中村剛さんに、クローゼット型スチーマーの実力と魅力を教えていただきました。

 

24時間いつでもOK。自宅で簡単にできる衣服ケア

↑写真提供=パナソニック

 

まるで冷蔵庫やクローゼットのような箱型の外見。そもそも “クローゼット型スチーマー” とは、どのような製品なのでしょうか?

 

「衣類を専用のハンガーに吊るして庫内に入れておくだけで、自動で除菌・消臭・シワ取り・乾燥まで行ってくれる、1台4役のクローゼット型ホームクリーニング機です。スーツや制服、コートやダウンジャケット、デリケート素材の衣服や、型くずれしやすい帽子、クッションや枕など、これまで自分でお手入れするのが難しかったアイテムが、自宅で簡単にリフレッシュできます。しかも洗剤は不要。水だけでケアできるのもポイントです」(家電王・中村剛さん、以下同)

 

魔法のような技術のように思いますが、どのような経緯で商品化されたのでしょうか?

 

「クローゼット型スチーマーは、2011年に韓国の家電メーカー・LGエレクトロニクス(以下、LG社)が、同国で『LG Styler(エルジー スタイラー)』を発売したのがはじまりです。これまでになかったまったく新しい家電で、商品化までに5年の年月を費やしたといいます。

 

仕組みはとてもシンプルで、密閉空間の中で60〜70℃のスチームを循環させ、ハンガーラックを毎分最大180回振動させながら、衣類のニオイをとり、シワをのばし、表面や内部に付着した微細なほこりをふるい落とします。菌やウイルス、ダニや花粉の除去にも効果があり、99%以上低減させることができます」

 

韓国でLG Stylerが定番家電になった理由

2011年の発売当初は認知度も低く、高級家電という位置付けで販売台数も振るわなかったそう。

 

「転機は2015年。韓国でPM2.5などの大気汚染が社会現象になるほど深刻な事態になったことがきっかけでした。それから、室内には空気清浄機、衣服にはLG Stylerというライフスタイルが定着し、今や韓国では、冷蔵庫や洗濯機に並ぶ定番家電になっています」

 

LG Stylerが日本で発売されたのは2017年でした。

 

「省スペースが好まれる日本市場に合わせ、従来よりも小型サイズが店頭に並びました。その後、姿見の代わりになるミラーモデルや、花粉ケアコースが搭載されるなど、ユーザーの声を反映した商品が展開されています。長い間LG Stylerが市場のパイオニアとして唯一無二の存在でしたが、この8月、満を持して日本メーカーのパナソニックから『スマートクローゼット』が発売になりました。独自の気流技術により、衣類を揺らさずにケアしたり、ナノイーXで熱やスチームを使わずに除菌することで、熱に弱い衣類のケアも可能になっています」

 

クローゼット型スチーマーのここが便利!

↑写真提供=LGエレクトロニクス

 

ここからは、LG社とパナソニック社、ふたつのクローゼット型スチーマーに共通する、さらなる魅力を紹介します。

 

・とにかく簡単。3ステップでリフレッシュ完了

「1.衣類を専用ハンガーにかけて収納する。2.コースを選んでスタートボタンを押す。3.仕上がった衣類を取り出す。この3つのステップで衣類のリフレッシュができます。準備も簡単で、スチーム用の給水タンクに水を入れる、排水タンクにたまった水を捨てるくらいです。ときどき庫内やほこりフィルター、タンクを洗うようにしてください」

 

・朝の忙しい時間でもケアができる

「たとえばLG Stylerのリフレッシュコース(標準)の場合、約48分で衣類のニオイを取り除き、ほこりや花粉を落とし、シワをのばすといったひと通りのケアが完了します。お急ぎコースを選択すれば約20分と、さらに短縮します。朝の慌ただしい時間帯、身支度している間にあっという間にきれいにしてくれるのは、気分的にも嬉しいですね」

 

・ダウンジャケットもショールも購入時のようにふっくらと

「クローゼットにしまいっぱなしにしていたり、酷使してしまったダウンジャケットも、クリーニングに出した後のようにふわふわになります。外出する時間に合わせてタイマーをセットすれば、暖かいコートを羽織って外出することもできますよ」

 

・パンツプレスで、センタープレスもキープ

「パンツプレスを利用すれば、細かなシワもしっかりとってくれ、センタープレスもきれいにキープしてくれます。面倒なアイロンがけは必要ありません。LG社は『ズボン折り目ケア』が標準搭載。パナソニック社では専用のパンツプレスが購入可能です」

 

・1回あたりのランニングコストが低い

「乾燥まで行うと聞くと、電気代が気になりますが、ランニングコストはけっして高くありません。選ぶコースによりますが、1回の使用にかかる電気代は数円〜数十円程度。クリーニングの手間や費用を考えても、クローゼット型スチーマーの導入は、コスパやタイパの面で効率的と言えるでしょう」

 

ただし一点、気をつけてほしいことがあるそうです。

 

「留意してほしいのが、クローゼット型スチーマーに洗濯機能は備わっていないことです。衣服に汚れがついている場合は必ず汚れを落としてから使用してください。また、コースによって使用不可の素材もあります。使用前に必ず確認をしましょう」

 

空間の邪魔をしない。家電というより、まるで “家具”

↑写真提供=パナソニック

 

クローゼット型スチーマーは、細身のロッカーのような形状をしています。高さは約1.8m、奥行きも60cmほどあり、存在感があります。

 

「たしかに大きいですが、LG社、パナソニック社ともに、非常にスタイリッシュなデザインで、家電というより家具のような印象です。扉がミラーになっていたり、指紋がつきにくかったり、表示パネルも目立たないよう工夫されていて、部屋のインテリアを邪魔しません」

 

おすすめの設置場所はあるのでしょうか?

 

「給排水工事は必要なく、電源さえ確保できればどこにでも置くことができます。玄関、リビング、寝室のほか、ウォークインクローゼットの中に置く方もいます。ただ、それなりにサイズがあるので、賃貸マンションだとリビングに置くのが現実的かもしれません」

 

大きさに加え、一台20〜30万というイニシャルコストの高さも購入のハードルを上げてしまいそうです。

 

「たしかにそうだと思います。2017年の国内発売以降、販売台数は伸びていますが、爆発的なヒットには至っておらず、一度使った方が気に入り、少しずつ広まっている印象です。必要不可欠な家電ではないので、なくても暮らせるといえばそれまでですが、お気に入りの服をできるだけきれいな状態で毎日気分良く着続けられる、衣服にまつわる日々の小さなストレスを解消できる、毎日忙しく暮らしている人にとっては、空いた時間を別のことに使えるといった付加価値があります。そのようなところに魅力を感じる方が今後さらに増えれば、利用者も増えていくと思います」

 

LG Stylerとスマートクローゼット、それぞれの違いは?

現在、クローゼット型スチーマーは、LGとパナソニックの2社から発売されています。ここからはそれぞれの特徴とおすすめモデルをご紹介します。

 

■ 世界的に権威のあるデザイン賞を受賞! よりインテリアにフィットした最新モデル

LGエレクトロニクス「LG Styler  S3GNF / S3BNF」
25万5000円(税込)

LG社では、2017年に初代モデルを発売して以降、機能やデザインで選ぶことができる豊富なラインアップを展開しています。ハンガーで最大3着+ズボン1着をケアできる通常モデルに加え、ハンガー部を5着に拡大した大容量モデルS5MBも販売しています。

 

「2022年以降に発売したモデルでは、花粉ケアとシルクケアコースが標準搭載。スマホで機能をダウンロードすることで、ウールやデニム、革製品など専用コースも利用できます。熱風乾燥ではなく、ヒートポンプの低温乾燥でじっくり乾燥させるため、カシミアなどのデリケートな素材もお手入れ可能です。付属のアロマシートや、好みの香りをコットンシートや不織布につけてセットすれば、衣類に香りをつけることもできます。S3GNF、S3BNFは、世代や空間を選ばないデザインも魅力です。世界で最も権威のあるデザイン賞のひとつ『iFデザイン賞2022』を受賞しています」

 

【Item Date】
・サイズ(W×H×D):445×1850×585mm
・重量:78kg
・カラー:S3GNF(ミストグリーン) / S3BNF(ミストベージュ)
・付属品:ハンガー2本・ズボンハンガー1本・棚1個

 

■ 就寝中でも邪魔にならない静音性。大手国内メーカーのこだわりが詰まった一台

パナソニック「スマートクローゼット HCCーR600AR / HCCーR600AL」
オープン価格(実勢価格33万円前後・税込)

2023年8月に発売されたばかりのスマートクローゼット。空間に溶け込み、部屋を広く見せるミラーデザインの扉は、姿見としても使うことができます。扉を開くと自動で電源が入り、操作用のタッチパネルが浮かび上がります。シンプルなメニュー表示で迷わずにコースを選ぶことができます。洗濯乾燥機のヒートポンプや独自のイオン技術「ナノイーX」など、国内大手家電メーカーの確かな技術が詰め込まれ、性能はもちろん、使いやすさ、デザインすべてにおいてこだわりぬかれた一台です。

 

「パナソニックが手がけてきたいくつもの技術を応用し、製品化されたスマートクローゼット。シワのばし、ナノイーX(除菌・消臭)、乾燥と3つのコースが搭載されています。特筆すべきは『振動がない』こと。LG Stylerがスチームと振動でケアをするのに対し、スマートクローゼットは、庫内の風向きをコントロールしながらシワを伸ばします。振動がないことで、静音性が高まります。特に・除菌・消臭時の運転音は30dBと、郊外の深夜レベルの音です。夜遅い時間帯に使うことが多い方、賃貸暮らしの方は、より安心かもしれません。また、ナノイーX技術もパナソニック独自のものです。一切スチームを使わないため、自宅で手洗いできないような、ドライクリーニング必須の衣類にぴったりです。製品は1モデルのみ、右開き、左開きを選ぶことができます」

 

【Item Date】
・カラー:ミラーデザイン
・サイズ(W×H×D):450×1734×613mm
・重量:69kg
・付属品:ハンガー3本・棚1個

 

クローゼット型スチーマーには、衣服にまつわる日々の小さなモヤモヤを解決してくれたり、おしゃれの幅を広げてくれたりと、暮らしを豊かにする付加価値がたくさん。中村さんも、「一度使えばその良さを実感できる方も多いと思うので、気になる方はサブスクを利用してみるのもおすすめです。季節を問わずに活躍する製品ですが、コートやニットを着る時期や、インフルエンザが流行する時期、花粉の時期は、特に良さを実感できると思いますよ」とお話しされていました。まずは家電量販店などで実際の実力を体験してみてはいかがでしょうか。

 

プロフィール

家電王 / 中村剛

東京電力エナジーパートナー株式会社 勤務。2002年に『TVチャンピオン』スーパー家電通選手権で優勝し、銀座にて体験型ショールーム「くらしのラボ」の開設と運営に従事。現在は “家電王” として動画マガジン『くらしのラボ』をFacebookとYouTubeで毎週配信している他、テレビや雑誌、新聞などの様々なメディアで暮らしに役立つ情報発信をしている。無類のネコ好きでもある。
東京電力 くらしTEPCO web「くらしのラボ」
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CES 2018でみてきたスゴすぎ“AI”で確信! AI抜きの生活があり得なくなるワケ

1月9日〜12日に米ラスベガスで開催されたCES 2018。出展する多くの企業が「AI」というキーワードを掲げていました。AI(Artificial Intelligence=人工知能)は、クルマ、ロボットのみならずスマートデバイスや家電にも欠かせない技術に。しかし、形としては見えにくいものなので、何がどう便利になるのかがわかりにくいですよね。それを、わかりやすい形で展示し、来場者の注目を集めていたのがオムロンです。

 

進化した卓球コーチロボットは、反射神経抜群

初めてCESに出展したオムロンが、目玉として展示したのが「フォルフェウス(FORPHEUS)」。AIを搭載する卓球コーチロボットで、プレイヤー(人間)のレベルに合わせて、卓球のラリーが続くように、自動でラケットを操作するというもの。

 

↑来場者の注目を集めたAI搭載卓球ロボット「フォルフェウス」↑来場者の注目を集めたAI搭載卓球ロボット「フォルフェウス」

 

このフォルフェウスは、2013年10月に中国・北京で開催されたイベントで初公開され、その後、日本、インド、ドイツなどで公開。北米では今回が初公開で、性能を向上させた4号機が披露されました。

 

フォルフェウスはピン球の動きを検知する2つのカメラと、人の動きを検知するカメラを搭載し、対戦相手のレベルや球速、軌道などを予測。そして、ロボットアームに固定されたラケットで打ち返し、ラリーが続くように導くというものです。

 

↑卓球台の上にあるロボット本体の左右に搭載されたカメラで球の動きを3Dで捉えて、中央のカメラで人の動きを捉えて分析する↑卓球台の上にあるロボット本体の左右に搭載されたカメラで球の動きを3Dで捉えて、中央のカメラで人の動きを捉えて分析する

 

ポイントは、人に勝つことを目的とするロボットではないこと。対戦相手のレベルに合わせて反応するため、卓球初心者が相手の場合は、速度が遅い球を、相手が打ち返しやすい位置にレシーブ。実は、卓球がうまい人よりも苦手な人が相手の場合のほうが、予期せぬ方向に返球されるので、難しいアルゴリズムが用いられるそうです。

 

CESのオムロンブースでは、同社の開発メンバーがプレイヤーとなってデモンストレーションを披露したほか、来場者もフォルフェウスに対戦でき、その反応の速さに歓声が沸いていました。

 

↑ゲームが終わると、ゲームの分析がモニターに表示されていた↑ゲームが終わると、ゲームの分析がモニターに表示されていた

 

↑フォルフェイスは若い世代が中心となって開発している。開発チームの1人である小泉昌之氏↑フォルフェイスは若い世代が中心となって開発している。開発チームの1人である小泉昌之氏

 

なお、フォルフェウスは、オムロンが工業用ロボットの技術をアピールするために展示するもので、これ自体の販売は予定していないそうですが、「卓球コーチとして売ってほしい!」といった反響もあったようです。

 

↑2015年にアメリカの産業用ロボットメーカー・アデプト テクノロジー社を買収したオムロン。これは、ベルトコンベヤーにランダムに流れたきた製品をアームで反対側のベルトに運ぶロボット。こうした工業用ロボットも関心を集めていた↑2015年にアメリカの産業用ロボットメーカー・アデプト テクノロジー社を買収したオムロン。これは、ベルトコンベアにランダムに流れてきた製品をアームで反対側のベルトに運ぶロボット。こうした工業用ロボットも関心を集めていた

 

自動運転時代に向けた安全システムに業界が注目

オムロンは、さらに“眠気の予知システム”を発表し、注目を集めていました。ドライバーの眠気を感知する技術はすでに開発済みですが、今回の発表では、眠気を自覚する数分前に、その予兆を検知できることがポイント。運転中のクルマが微振動を続けており、それによってドライバーの頭が動くと、それとは反対方向に瞳孔が向き、バランスが保持されます。これを「前庭動眼反射」と言いますが、この反射がなくなる現象を見つける技術が開発されました。

 

↑眠気の予兆を検出するシステムを搭載してシミュレーター↑眠気の予兆を検出するシステムを搭載してシミュレーター

 

↑1台のカメラでドライバーの目の部分をマッピングし、居眠り運転を未然に防ぐように導く↑1台のカメラでドライバーの目の部分をマッピングし、居眠り運転を未然に防ぐように導く

 

今回のCESでは、自動車メーカーを中心に自動運転に関する展示も目立ちましたが、オムロンが開発したこの技術には、自動車メーカーや車載メーカーからのひっきりなしの問い合わせがあり、対応に追われたとのこと。眠気の予兆を感知した場合の対策として、冷気をあてる、シートを動かすなど、複数の方法が考えられるようですが、自動運転時代に向けて、大いに役立つ機能になりそうです。

 

オムロンの展示を見て感じたのは、どちらの技術も「AI」と呼べるが、そのベースとして「ディープ・ラーニング(充分なデータ量に基づく機械学習)」があるということ。最近、あちこちで「AI」という言葉を耳にしますが、“AIは一日にして成らず”ですね。

 

LGエレクトロニクスは新しいAIプラットフォームを導入

総合家電メーカー・LGエレクトロニクスも「AI」で注目を集めていました。同社は、CES 2018の開幕に合わせて「ThinQ(シンキュー)」という新しいAIプラットフォームを発表しました。

 

↑CES 2018に合わせて開催したプレスカンファレンスで「ThinQ」を発表↑CES 2018に合わせて開催したプレスカンファレンスで「ThinQ」を発表

 

LGエレクトロニクスは従来から独自のディープ・ラーニング技術を取り入れたスマート家電を手がけていますが、今回発表した「ThinQ」は、それをより発展させて、テレビを含め、あらゆる製品を音声操作に対応させていこうというもの。ThinQに対応する製品は、現段階ではLG製品だけですが、プラットフォームをオープンにすることで、他社製品と連携させていく計画があることも発表されました。

 

↑ThinQをコントロールできるスマートロボット「CLOi(クロイ)」↑ThinQをコントロールできるスマートロボット「CLOi(クロイ)」

 

↑二層式の洗濯機・乾燥機もAI対応↑二層式の洗濯機・乾燥機もAI対応

 

↑おなじみのディスプレイ付き冷蔵庫は、ディプスプレイから料理の情報を得られたり、家族との連絡にも使える↑おなじみのディスプレイ付き冷蔵庫は、ディプスプレイから料理の情報を得られたり、家族との連絡にも使えたりする

 

↑有機ELテレビの最新モデルも発表された。これは77インチの壁掛けタイプ↑有機ELテレビの最新モデルも発表された。これは77インチの壁掛けタイプ

 

↑液晶テレビの画質を向上させるための新しいプロセッサ「α9」も発表↑液晶テレビの画質を向上させるための新しいプロセッサ「α9」も発表

 

↑「α9」により、斜めから見ても色の歪みがなくなり、鮮明な画質が得られるという↑「α9」により、斜めから見ても色の歪みがなくなり、鮮明な画質が得られるという

 

ThinQだけでは世界的な広がりを見込みにくいためか、GoogleアシスタントやAmazon Alexaと連携することもアピールされました。LGブースで展示されていた製品には、Googleアシスタントを搭載する製品も多く、日本のユーザーにとっては、そちらのほうが、わかりやすく導入できそうです。

 

↑Googleアシスタントを内蔵するスマートスピーカー「LG ThinQ Speaker」も発売予定↑Googleアシスタントを内蔵するスマートスピーカー「LG ThinQ Speaker」も発売予定

 

↑ディスプレイ付きのスマートスピーカー「LG ThinQ View」も出店↑ディスプレイ付きのスマートスピーカー「LG ThinQ View」も出展

 

高額にもかかわらずヒットしたホームクリーニング機「LG Styler」など、日本でも注目度が高まっているLG製品。ThinQによる、さらなる使い勝手の向上に注目しましょう。

 

↑説明員が質問攻めにあっていた「LG styler」↑説明員が質問攻めにあっていた「LG Styler」

 

↑空港などでの導入が見込まれる業務用の運搬ロボットも出展されていた↑空港などでの導入が見込まれる業務用の運搬ロボットも出展されていた

 

↑ひときわ注目を集めていた、有機ELの曲面ディスプレイを用いた展示↑ひときわ注目を集めていた、有機ELの曲面ディスプレイを用いた展示

 

AI同士の連携も含めて、生活にさらなる広がりを予見させられたCES 2018。AIは日本国内でも、昨年に引き続き必ず注目されるキーワードになると思われます。これだけの発展を見せているAIは、もう生活に欠かせない存在になるのかもしれませんね。

「アメトーク家電芸人」で、あまりの性能に「悲鳴が上がったアイテム」は? 番組で紹介した14製品をプレイバック!

12月30日、大人気トークバラエティ「アメトーーク!」の5時間スペシャルが放映されました。そのトップを飾ったのが、人気企画の「家電芸人」。見逃した人は、どんなアイテムが紹介されたのか気になったはずですし、見た人でも「アレ、なんていうアイテムだっけ?」とうろ覚えの人も多いはず。そこで今回は、番組で紹介されたアイテムを、番組の流れとともに振り返っていきます。なかには、司会の蛍原さんが「欲しくなった」というアイテムあり、あまりの性能にスタジオから悲鳴が上がったアイテムあり。ゲストの桐谷さんが歓喜し、「CM来るで」と言われたアイテムも。以下で一気に見ていきましょう!

出演者(プレゼンター):品川 祐、ユウキロック、松橋周太呂、かじがや卓哉、土田晃之、関根 勤、劇団ひとり、天野ひろゆき ゲスト:井森美幸、桐谷美玲

 

その1 

プレゼンター:土田晃之

<スチームウォッシュ&ドライ>

「冷蔵庫?」と勘違いされたクローゼット型の新家電

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LG

LG styler

実売価格21万3840円

司会の蛍原さんが「冷蔵庫?」と勘違いしたアイテム。かけておくだけで衣類を清潔に保てるクローゼット型の新家電。毎分最大180回振動するハンガーラックが衣類についたほこりを落とし、庫内を循環するスチームがシワやニオイをケアします。 花粉・ダニなどのアレルゲンも除去。土田さんは、本機で衣類に好きな香りをつける裏技も紹介しました。

 

その2

プレゼンター:かじがや卓哉

<コードレスキャニスター掃除機>

「ウチの犬と同じくらい」軽量なのに吸引力はバツグン

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シャープ

RACTIVE Air(ラクティブエア) EC-AS700

実売価格6万5270円

「家電製品総合アドバイザー」の資格を持つものの、司会の宮迫さんに「面白いことひとつも言わない」と評されたかじがや卓哉さんがガイド。本機はパワーブラシタイプとしては世界最軽量の総質量2.9kgを実現したコードレスキャニスター掃除機。手元パイプ部には、航空機などにも使用される軽量素材「ドライカーボン」を採用しています。2.9㎏という重さを聞いた桐谷美玲さんは「ウチの犬と同じくらい」とコメント。大風量ターボファンやモーター駆動の自走式パワーヘッドの搭載で、集じん力も折り紙つき。番組では、ボーリング玉を持ち上げるデモが行われ、スタジオでは驚きの声が上がっていました。バッテリーが着脱式で充電場所を選ばないのもポイント。

 

その3

プレゼンター:土田晃之

<ロボット掃除機>

3種のセンサーによる賢い掃除とスマホ連携に「天才!」の声

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パナソニック

RULO(ルーロ)MC-RS800

実売価格12万9200円

超音波センサー、赤外線センサーに加えてレーザーセンサーを新たに搭載したロボット掃除機の新モデル。約2cm幅の障害物まで検知し、家具のキワまでしっかり掃除できます。本体が三角形状(ルーロー形状)なので、部屋のスミや壁ぎわのゴミ取りも得意です。カメラセンサーで走行ルートをマッピングすることで、間取りを学習。ゴミのたまりやすい場所がスマホで確認でき、ゴミの多い場所だけ掃除することも可能。スマホで侵入してほしくないエリアも指定できる万能ぶりに、桐谷さんは「天才!」と感動のひとこと。

 

その4

プレゼンター:関根 勤、松橋周太呂

<ルームエアコン>

フラップまで取り外せるから奥まで掃除できる!

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三菱電機

霧ヶ峰  Zシリーズ

実売価格28万9660円(20畳用のMSZ-ZW6317Sの場合)

AIで“ちょっと未来”の体感温度を予測する「ムーブアイmirA.I.」を搭載し、高い快適性・省エネ性を実現。前面パネルやフラップはもちろん、「フィルターおそうじメカ」も取り外せる構造で、熱交換器を露出させて掃除でき、いつでも清潔に保てます。スタジオでは、関根さんが部品の取り外しを実演。フィルターカセットや上下風向フラップを取り外し、左右風向フラップを露出させ、ファンの近くまで掃除できることをアピールしました。実演中、「ファン」という響きに合わせて関根さんがうろ覚えの「Choo Choo TRAIN」を歌い、観客の失笑を誘う場面も。

 

その5

プレゼンター:品川 祐、松橋周太呂

<グリル&スモーク>

1台4役の万能ぶりに蛍原さん「ヤバい、欲しなってきた~」

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パナソニック

ロティサリーグリル&スモーク NB-RDX100

実売価格5万1230円

かたまり肉を360°回転させながら焼ける新調理家電。遠近赤外線ダブル加熱、低速回転機構、温度制御という3種類の技術で、約600gのかたまり肉をじっくり美味しく焼き上げます。グリルのほか、燻製・オーブン・トースターの機能を持つ1台4役で、肉を焼く以外にもマルチに活躍します。スタジオでは、かたまり肉ではなく、お値段の安い鶏の胸肉をグリルで調理。これを試食した井森さんは「う~ん! 柔らかいし、みずみずしい!」、宮迫さんは「(肉汁で)ビチョビチョやん!」と驚きの声を上げていました。合わせて調理した燻製卵の味も大好評だったほか、トーストが4枚焼けてピザ 1枚が丸ごと焼ける万能ぶりに、ゲストと観客は唸るばかり。蛍原さんも「ヤバい、欲しなってきた~」とひとこと。

 

その6

プレゼンター:劇団ひとり

<小型ドローン>

「生きてるみたい!」思わず悲鳴が上がった高性能ミニドローン

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DJI

Spark

実売価格8万6440円

商用ドローンでは世界最大手の中国メーカー、DJIによる、手のひらサイズのミニドローン。ブレを抑える「ジンバル技術」できれいな動画撮影が可能。電源を入れてから25秒以内に手のひらから離陸し、その場でホバリング。送信機やモバイルデバイスを使わずに手のジェスチャーだけで機体をコントロールできます。番組では、本機を使って撮影した映像を披露。山を駆け上がる劇団ひとりさんの姿を木々の間を縫って捉え続け、崖の周りを旋回&崖から飛び出していくシーンでフィニッシュ。圧巻の映像に、司会の宮迫さんは「スゲエ」を連発していました。スタジオでは操作の実演も行われ、ジェスチャーで本機を呼び寄せ、手の平に着陸させるシーンでは、悲鳴にも似た歓声も。「生きてるみたい! コワなってきた…」と宮迫さん。

 

その7

<スマホカメラ用スタビライザー>

激しい動きもブレずに追跡&モーション・タイムラプスも撮影できる!

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DJI

Osmo Mobile

実売価格2万7550円

手ブレを防止し、滑らかな映像を撮影できるスマホ用ハンディスタビライザー(安定化装置)。商用ドローン業界大手のDJIが培った3軸ジンバル映像安定化技術がブレを抑制。アプリと連携させると動いている被写体にフォーカスし続け、決定的なチャンスを逃しません。また、以前は特殊な機材がなければ撮影できなかったモーション・タイムラプス(※)も撮影できます。劇団ひとりさんは、街中で10分ほど動かずにモーション・タイムラプス撮影を行ったところ、それを見かけた通行人に「アレ、劇団ひとりじゃね?」「でも、全然動かなくねぇ?」とウワサされたというエピソードを披露。

※モーション・タイムラプス……カメラを動かしながら撮影したタイムラプスのこと。タイムラプスとは、時間が経過する様子を早回しで見ることができる動画を指します

 

その8

プレゼンター:天野ひろゆき

<そうめんスライダー>

パーティに最適! コースが変えられる史上最大級のそうめんスライダー

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タカラトミーアーツ

ビッグストリーム そうめんスライダー エクストラジャンボ

実売価格2万4800円

東京サマーランドがデザインを監修し、人気アトラクション「DEKASLA」の動きを再現したそうめんスライダー。スライダー全長5.0m、スライダー高低差73cmでそうめんをダイナミックに流します。大人数でそうめんパーティーをすれば盛り上がること間違いなし。電池駆動なので屋外でも楽しめます。スタジオ実演では、天野さんはハンガリー舞曲(なぜその選曲?)を口ずさみながらそうめんを流し、井森さんがそうめんを桐谷さんの手前で阻止する展開に。「そんなときは…」と天野さん、ショートカットでコースを変更できる仕組みを使い、桐谷さんにめでたくそうめんが届けられました。最後に、天野さんから「これだけ盛り上がって、恐るべしニュースが……生産中止となっております!(※在庫限り)」と衝撃の事実が告げられました。

 

その9

プレゼンター:天野ひろゆき、松橋周太呂

<クッキングトイ>

食べたことのない白身の食感」が味わえるTKG専用クッキングトイ

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タカラトミーアーツ

究極のTKG

実売価格3400円

桐谷さんが「めっちゃ気になってました」と語った究極のTKG(※)が作れるクッキングトイ。卵をセットして上部のボタンを叩くと殻にヒビが入り、ホルダーボタンを押すと卵が割れて白身と黄身に分離。本体下部のホイップボタンを押すと、白身は高速でかくはんされ、メレンゲ状のフワフワの状態に。これをご飯にかけて、黄身を乗せればフワとろのTKGの出来上がり。試食した桐谷さんは、「食べたことない白身の食感。フワッッフワですよ! めっちゃおいしいです!」。その幸せそうな表情を見た宮迫さん、「美玲ちゃん、CM来るで」とコメント。

※TKG……卵かけごはんのこと。Tamago Kake Gohanの頭文字を略したものです

 

その10

プレゼンター:特になし

<炊飯器>

かまどごはんの味を追求し、卵かけご飯との相性もバツグン

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三菱電機

本炭釜 KAMADO NJ-AW108

実売価格9万7810円

前述の究極のTKGを乗せるためのご飯を炊いた炊飯器。高級炊飯器の先駆けである「本炭釜」シリーズの新モデルで、沸騰工程での電力量を増加させ、沸騰力を約7%向上。また、断熱材を約8%増量した高断熱構造で熱を逃がさず炊き上げます。純度99.9%の炭素材を採用した業界最厚(※発売時点)の10mmの内釜で、かまどごはんの味を追求しています。かじがや卓哉さんは、「あえて圧力をかけずに炊くことで、粒がしっかりするので、卵かけご飯に合うんです」と解説。

 

その11

プレゼンター:土田晃之、関根 勤

<有機ELテレビ>

「あしゅら男爵」もビックリの薄さと美しさ

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LG

OLED65W7P

実売価格78万3390円

有機物が発光する原理を利用した有機ELテレビで、高いコントラスト比と発色の良さが特徴。65Vで4K解像度を持つ「LG OLED TV」シリーズの最上位モデルです。わずか約3.9ミリの薄さを誇り、絵画のように専用のブラケットで壁面に直接張り付けることも可能なので部屋もスッキリ。音が空間を自在に動くのが特徴のサウンド規格「Dolby Atmos」も搭載しています。実際、スタジオで横からディスプレイを捉えた際は、その薄さにスタジオからは驚きの声が。さらに薄さをわかりやすく示すため、横から見たディスプレイの奥に関根さんが顔を当て「『あしゅら男爵』です(※)とのギャグを行ったところ、古すぎてスタジオの反応はイマイチ。

※あしゅら男爵……テレビアニメ「マジンガーZ」(1972年~74年放映)の怪人。右半身が女性、左半身が男性という姿をしています

 

その12

プレゼンター:ユウキロック

<ホットプレート>

2つのプレートで同時に焼ける便利さと価格の安さに「関西バカ売れ」の声

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アイリスオーヤマ

両面ホットプレート DPO-133

実売価格7700円

左右に開く2つのプレートで、同時に複数の調理ができるホットプレート。2つのプレートはそれぞれに80度から250度まで温度調節ができるため、片面ずつで別の料理ができます。平面タイプ、ディンプルタイプ、たこ焼きタイプの3種類のプレートを付属。折りたたんで立てかけることで隙間スペースにしまえるのも便利です。同製品を説明する際、「絶対に製品を安く売る」というアイリスオーヤマの企業哲学に触れ、蛍原さんは「関西バカ売れ」とひとこと。またプレゼンターのユウキロックさんは、“本機の開発者は海鮮嫌い・嫁は海鮮好きで、ホットプレートの使い方でもめていましたが、本機の開発のおかげで問題が解決した”というエピソードを披露。(ホットプレートだけに)「二人の関係も温かくなりました」とドヤ顔で締めてくれました。

 

その13

プレゼンター:ユウキロック

<室内用扇風機>

親に叱られたことから高校生が思いついた画期的な扇風機

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山善(YAMAZEN)

あしもとスイッチfan

実売価格5970円

台座の正面先端にスイッチをつけており、つま先でポンと押すだけで電源や風の強弱などを簡単に操作できます。かがむ必要がないためシニア層にもぴったり。実演した桐谷さんは「簡単。面白い!」と絶賛。実はこの扇風機、“足で扇風機のスイッチを押し、親に叱られたことから思いついた”という高校生のアイデアをもとに、家電メーカーの山善が製品化したもの。そのエピソードを話したユウキロックさん、(あしもとスイッチだけに)「山善さん、高校生に足向けて寝られへんいうことですわ」とドヤ顔で締めてくれました。

 

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その14

プレゼンター:劇団ひとり

<自動車>

勝手にハンドルが回る! スマホ操作で縦列駐車ができる高級車

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メルセデス・ベンツ Sクラス

メーカー希望小売価格1140万円~

メルセデスのフラッグシップモデルである最高級セダン「Sクラス」。最新型は安全支援技術「インテリジェントドライブ」が大きく進化。スマホアプリと連携し、車外から遠隔操作によって車両の車庫入れや並列・縦列駐車などが可能になっています。助手席で体験する実演では、プレゼンターの劇団ひとりさんが3年ぶりのテレビ出演というユウキロックさんを指名するも、「ここは美玲ちゃんに決まってるだろ」と咎められるシーンも。結局、桐谷さんが助手席で体験したところ、運転手がいなくても勝手に車体が動くので「何コレ何コレ! (ハンドルが)回った! 何で!」と驚きを隠せず。あっという間に縦列駐車を完了した様子を見て、「想像より早いね。迷いがないもん」と天野さん。さらに、スマホ操作の体験者を指名する段では、劇団ひとりさんが再びユウキロックさんを指名し、笑いを呼んでいました。

 

2017年、家電のプロがこの9アイテムに「衝撃」と「笑撃」を受けたワケ

日々、多くの製品に触れている家電の専門家は、ちょっとやそっとの製品では驚くことはないはず。そんな彼らが2017年に「衝撃を受けたアイテム」とは何なのか……みなさんも、知りたいとは思いませんか? そこで今回は、業界に精通する家電のプロ・戸井田園子さんに「衝撃を受けた家電」を挙げてもらい、どんな部分に衝撃を受けたのかを語ってもらいます。番外編では、ユニークさが際立つ「笑撃」家電と、「2018年に期待したい家電」もピックアップ。以下で一気にチェックしていきましょう!

 

【今回のガイド】

家電コーディネーター

戸井田園子さん

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雑誌やテレビなど、数多くのメディアにひっぱりだこの家電専門家。年末の振り返り企画でも、多数のメディアに登場しています。

 

衝撃を受けた家電その1

「見た目のインパクトも、肉が回るシーンも衝撃的!」(戸井田)

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パナソニック

ロティサリーグリル&スモーク NB-RDX100

実売価格5万1230円

肉を360°回転させて焼くことができ、柔らかでジューシーなかたまり肉が焼けます。遠近赤外線ダブル加熱、低速回転機構、温度制御の3つのテクノロジーで肉を美味しく調理。グリル以外に燻製器・オーブン・トースターの機能を搭載し、1台4役のマルチユースで活躍してくれます。

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【ココが衝撃的!】

「見た目のインパクトも、肉が回るシーンも衝撃的! 『肉が回るのを見ると、誰でもテンションが上がる』という新たな発見もありました。調理過程でここまで楽しませてくれるとは……。久々にパナソニックの勢いを実感できたアイテムです!」(戸井田さん)

 

衝撃を受けた家電その2

「“どこを乾かしているか”を光で明確化した効果は絶大」(戸井田)

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三菱電機

サラリ MJ-120MX

実売価格4万3090円

「部屋干し3Dムーブアイ」を搭載した衣類乾燥除湿機。赤外線・温度・湿度の3つのセンサーを搭載して、洗濯物の状態を検知します。また、濡れている場所を検知して緑色のサーチライトで照らし、重点的に風を送る「光ガイド」が特徴的。

【ココが衝撃的!】

「独自の技術『ムーブアイ』で“見える化”を実現したのが衝撃的! どこを乾燥しているかを光で明確化した効果は絶大です。この機能を搭載したのは、『ムーブアイ』のセンサー技術に自信があるからこそ。除湿機でも高い技術力を証明したことで、さらに信頼感がアップしました!」(戸井田さん)

 

衝撃を受けた家電その3

「洗剤の自動投入搭載はまさに“IoTの申し子”」(戸井田)

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パナソニック

ななめドラム洗濯乾燥機 NA-VX9800

実売価格37万2570円

最適な洗剤の量を自動で計量し投入する「液体洗剤・柔軟剤 自動投入」機能が売りのドラム洗濯乾燥機。液体洗剤約870mℓ、柔軟剤約580mℓをあらかじめ入れておけるタンクを備え、洗剤を投入する手間が省けます。アプリで洗濯終了時刻を出先で設定・変更することも可能。

【ココが衝撃的!】

「洗剤の自動投入機能、ついに出た~という感じで大注目! IoT(※)化したことで、洗剤の情報が常に更新されていくのも素晴らしい。まさに『IoTの申し子』といった製品です」

※IoT……モノのインターネット(Internet of Things)の略。あらゆるモノがインターネットを通じて接続され、制御が可能になる状態

 

衝撃を受けた家電その4

「『衣類を着るたびにリフレッシュする』いままでにない新発想!」(戸井田)

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LG

Styler スチームウォッシュ&ドライ S3RER

実売価格21万3840円

衣類の気になるニオイ・シワ・ホコリ・花粉を自宅で簡単にケアできる新家電。クローゼットに服をかけると、独自技術でスチームを循環させてニオイを取り、ハンガーラックを振動させることで衣類のホコリや花粉もふるい落としてくれます。

【ココが衝撃的!】

「いままでにない新発想の衣類ケアに衝撃を受けました! 庫内に蒸気を充満させることで、ホコリやニオイ、皮脂汚れなどを除去する仕組みは秀逸。『衣類を着るたびにリフレッシュする』という発想は、キレイ好きな日本人にも親和性があります。今後の定番家電になる予感!」(戸井田さん)

 

衝撃を受けた家電その5

「メーカーの心意気に打たれた! 話題性、見た目、実力が揃った力作」(戸井田)

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ドウシシャ

SOLUNA 焼き芋メーカー Bake Free WFS-100/SFW-100

実売価格9590円

焼き芋を手軽に作れる焼き芋メーカー。焼き芋型のプレートにサツマイモをセットすると、上下からしっかり包み込んで焼き上げ、約40分で甘みの強い焼き芋が出来上がります。付け替えられる平面プレートも付属しており、焼き魚やホットサンドなどにも対応しています。

【ココが衝撃的!】

「見た目のインパクトとネーミングセンス、この製品を出すメーカーの心意気に打たれました。実際に焼き芋を焼いてみたら、とっても美味しかったことにまたまた衝撃! 焼き芋以外の調理もできるし、デザインも良く、価格も手頃。話題性、見た目、実力が揃ったなかなかの力作。久々に痛快な製品でした」(戸井田さん)

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衝撃を受けた家電その6

「家庭用で『焙煎』、しかも頒布会形式のビジネスモデルが新しい!」(戸井田)

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パナソニック

The Roast

焙煎機本体価格10万8000円+GREEN BEANS(生豆2種または3種コース、12か月の定期頒布契約)生豆2種コース 4104円/月、生豆3種コース 5940円/月

豆の特長を引き出すための温度・時間・風量制御に優れたコンパクトな家庭用熱風式焙煎機。専用スペシャルティ豆と、世界チャンピオンの焙煎士が作成した焙煎プロファイルが12か月分がセットになっています。スマホと連携し、豆の情報や焙煎プロファイルも確認できます。

【ココが衝撃的!】

「家庭用で『焙煎』にフィーチャーした点が新しい! スマホ連携によってトレーサビリティが確保され、適正な焙煎方法がわかるのも魅力。頒布会形式(※)のビジネルモデルもユニークです」(戸井田さん)

※頒布会……会費を払っている会員に向けて、商品を定期的に届ける販売方法

 

番外編① 2017年「笑撃」を受けた家電はコレ!

「笑撃」を受けた家電その1

「卵かけご飯にここまでするか……と笑わせてもらいました」(戸井田)

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タカラトミーアーツ

究極のTKG

実売価格3400円

究極の卵かけご飯を作れる調理器具。生卵をセットして上部のボタンを叩くと殻にヒビが入り、ホルダーボタンを押すと卵が割れて白身と黄身が分離します。白身は高速でかくはんされフワフワの状態に。フワフワの白身の上に黄身を乗せるとフワとろの卵かけご飯が完成します。

【ココが「笑」撃的!】

「見ての通り、こんなもの作るんだ! という笑撃です。卵かけご飯にここまでするか……と笑わせてもらいました(笑)」(戸井田さん)

 

「笑撃」を受けた家電その2

「見た目からしてユニーク。でも実用性もあるのはさすが」(戸井田)

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パナソニック

脱臭ハンガー MS-DH100

実売価格1万9550円

ニオイや花粉を抑制するOHラジカルをたっぷり含む微粒子イオン「ナノイー X」を発生させ、衣類に付着したニオイ・花粉に効果を発揮する脱臭ハンガー。衣類をかけて電源を入れると8つの吹出口から「ナノイー X」が吹き出し、繊維の奥まで入り込んでニオイを減少させます。

【ココが「笑」撃的!】

「見た目からしてユニーク。パナソニックやるなーーと、こちらも笑える一品でした。とはいえ、実用性もあるのがさすがパナ」(戸井田さん)

 

番外編② 2018年に期待したい家電はコレ!

「久々に作り手の熱量を感じた良い製品。発売が待ち遠しい!」(戸井田)

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長谷園×siroca

かまどさん電気 SR-E111

実売予想価格7万9800円(税抜・2018年3月9日発売予定)

ヒットしている伊賀焼の炊飯土鍋「かまどさん」の窯元「長谷園」と、新鋭家電メーカー「シロカ」が共同開発した電気炊飯器。熱源感知センサーを鍋底に埋め込むなどで「かまどさん」を炊飯器に組み込むことに成功。1300Wの出力で直火と同じ環境を再現し、「かまどさん」の実力を最大限に引き出します。

【ココが「笑」撃的!】

「伝統と技術を守る窯元と、常に新しい製品を目指す家電メーカーも『ものづくり』に対する熱い思いは一緒。お互いを認め合うことでこの製品が生まれたんだなぁ……と実感しました。土鍋炊飯が手軽にできるだけでなく、『食卓を囲むことの大事さ』が伝わり、久々に作り手の熱量を感じた良い製品。3月の発売が待ち遠しいです!」(戸井田さん)