動画配信サービス再編に検索AIの続々登場、2月注目のニュースまとめ

毎月起こったガジェット・サービス系ニュースの中から注目の情報をピックアップ。今回は国内の動画配信サービス終了や、マイクロソフト/Googleが続々とリリースした検索AIなどを取り上げます。

 

国内動画配信に異変、「GYAO!終了」と「U-NEXTのParavi統合」

LINEとヤフー(Yahoo! JAPAN)を運営するZホールディングス(以下ZHD)は、無料の動画配信サービス「GYAO!」を、3月31日をもって終了すると発表しました。同時にZHDは、TVerとの提携も発表しています。

 

ZHDは傘下のLINEとヤフーの合併も2023年度中に完了する見込みで、GYAO!の終了は合併にともなう事業再編の一環としてとらえることができます。

↑GYAO!のサービス終了のお知らせ

 

一方、2月17日には動画見放題サービスを運営するU-NEXTが、放送局系の動画配信サービスParaviの事業を統合すると発表しました。映画や海外ドラマに強いU-NEXTが、TBSやテレビ東京のオリジナル番組を豊富に揃えるParaviを統合することで、ラインナップの強化につながるとしています。U-NEXTはParaviのサービス統合により、有料の動画配信サービスとしては国内事業で最大になる見込みです。

↑U-NextのWebサイト

 

U-NEXTへのParaviのサービス移管は7月をメドに実施予定。サービス移管後は、U-NEXTの月額会員がParavi提供の動画コンテンツも見放題となります。また、ParaviのサービスはU-NEXTの運営の元、継続して提供されます。

 

ちなみに、GYAO!は元を辿ると2005年にUSENグループが立ち上げた「GyaO」をYahoo! JAPANが買収し、Yahoo!動画と統合したサービス。会員登録不要・無料を掲げ、テレビ局の公式コンテンツを多く配信し、国内の無料動画配信サービスとして確かな地位を築いてきました。

 

一方のU-NEXTは2007年に同じくUSENが立ち上げた有料の映像配信サービス「GyaO NEXT」が独立する形で発足。スマホでの動画配信が普及する流れに乗って成長を続け、2017年にはUSENを吸収合併するに至っています。

 

もともとは同じUSENから出発したGYAO!とU-NEXTですが、前者はサービス終了、後者は競合の取り込みと、明暗が分かれる結果となりました。

 

ZHDはLINE VOOMに注力

GYAO!を運営していたZHDは、今後どのように動画市場に挑んでいくのでしょうか。ZHDは決算説明会にて、LINEのショート動画サービス「LINE VOOM」の開発に注力する方針を示しました。

↑ZHDは、GYAO!の終了後、LINE VOOMを強化していく方針を示しています

 

GYAO!と関連事業の再編により、ZHDは年間30億円の運営コスト削減を実現。動画配信サイトの運営ノウハウを持つスタッフや、制作体制はLINE VOOMに集中投下して、サービスの成長を目指します。

 

ショート動画市場では、TikTokを筆頭に、YouTube ショート、InstagramのリールなどSNS大手がひしめいています。これらのライバルにどう挑んでいくのか。ZHDの慎ジュンホGCPOは「VOOMの強みはLINEのユーザー基盤の大きさ。10代~20代だけでなく、幅広い年齢層への利用者の拡大が見込める。また、身近なLINEアプリからアクセスできるため、これまで動画を制作したことがない人も参入しやすいという側面もある」と説明。「クリエイターの参入を促し、コンテンツを強化したい」と方針を示しています。

 

マイクロソフトとGoogleが新しい検索AIを相次ぎ発表

マイクロソフトは2月8日、検索エンジン「Bing」に対話型AIの技術を組み込んだ新バージョンを発表しました。新しいBingには、マイクロソフトが出資するOpenAI社の対話型AIプラットフォーム「ChatGPT」の技術が活用されています。

↑マイクロソフトのサティア・ナデラCEOは、チャット機能を搭載した「新しいBing」を発表しました

 

従来の検索エンジンは検索結果のWebサイトを一覧表示にして応答するのに対して、新しいBingでは検索結果の内容を要約して、流ちょうな話し言葉で応答します。

 

さらに、「90年代を舞台にしたディストピア小説を書いて」と小説のアイデアを出してもらったり、「人参と玉ねぎを使った煮込み料理のレシピを提案して」と話して調理法を聞いたりと、創作の補助に用いることも可能です。

 

マイクロソフトはBing検索以外にもOpenAI社の対話型AIの技術を導入していく方針を示しています。Webブラウザーの「Microsoft Edge」には、Webサイトの要点をチャットで質問して、その要点を教えてくれる要約機能や、ブログの記事などを簡単に作成する作成補助機能が追加されます。

↑新しいBingと会話している画面。Web 検索で情報を集めて要点をまとめて表示するという使い方ができます

 

新しいBingはベータ版が公開されており、Windows 11ではWebブラウザー「Microsoft Edge」で試すことができます。また、スマートフォン向けのアプリ「Bing」では、先行ベータテストを実施しており、Microsoft アカウントを登録した人向けに、順次サービスを提供しています。

 

一方で、検索エンジンの雄であるGoogleは2月6日、対話型AIに基づく検索システム「Google Bard」を発表しました。現在は限られたベータテスター向けに提供されていますが、近いうちにGoogle 検索に実装されるとしています。Google 公式ブログ「The Keyword」では、多数の情報ソースから得られる情報を要約して検索結果に表示する新機能が紹介されています。

↑Googleも新検索アルゴリズム「Google Bard」を発表しています。Webサイトの要点をまとめて短い文章で提示する機能を備えています

 

災害・通信障害時の備えに「デュアルSIM」サービス化の動き

2022年夏に発生したKDDIの大規模な通信障害をきっかけに、キャリア3社が連携して新サービスを提供する構想が立ち上がっています。auを運営するKDDIと、ソフトバンクの両社は、お互いの回線を副回線として提供する有料オプション「デュアルSIMサービス」の提供を発表しました(KDDIソフトバンク)。

↑1台のスマホで2つのSIMを使う「デュアルSIM」。KDDIとソフトバンクは、お互いの回線を災害時・通信障害時用のバックアップ回線として提供することを発表しました

 

3キャリアにデュアルSIMサービスを提案したというKDDIの髙橋誠社長によると、たとえば、auショップでソフトバンク回線を追加するといった「保険サービスのようなオプションサービス」の形態で提供されるといいます。月額料金は数百円程度で、サブ回線の通信を使う際には使った量に応じて利用料が発生する形としています。

 

KDDIとソフトバンクは3月下旬以降にデュアルSIMサービスを提供すると発表しています。NTTドコモは正式な発表をしていないものの、NTTの島田社長はKDDIとソフトバンクの両社と協議中であると明かし、「そんなに遅れることなく展開できると思っている」とコメントしています。

 

地球環境に配慮したスマホ「arrows N」発売

NTTドコモは、サステナビリティ(持続可能性)に配慮して作られたスマートフォン「arrows N F-51C」を2月10日に発売しました。製造は、日本のスマホメーカーFCNT(旧富士通モバイル)が担当します。

↑NTTドコモが2月10日に発売した、“エシカルなスマホ”ことarrows N F-51C

 

arrows N F-51Cは、スマホの外装やフレームで使われる素材のうち約67%に再生素材を採用。リサイクルされたペットボトルや、クルマのヘッドライトカバー、CDなどがスマホの筐体の過半数を占める部分に使われています。

↑電気電子部品を除いた部分の約67%にリサイクル素材が使用されています

 

スマホを使っている内にヘタってしまう電池については、バッテリーの負荷を抑えて充電する技術を導入し、4年後の電池劣化を抑えています。OSのアップデート対応もarrowsとしては初めて4年間に延長し、長く使えるエコなスマホへと仕上げています。

 

「長く使える」と言われると、4年後もしっかり動くのかが気になるところですが、SoCは2022年の多くのスタンダードモデルが搭載する「Snapdragon 695 5G」で、性能としてはやや控えめです。一方で、価格は9万9780円(税込、ドコモオンラインショップ)と、同クラスの性能を持つスマホの中ではかなり割高な設定となっています。

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

「LINEマンガ」が創作活動を持続的にサポート! 毎月最大20万円を給付する「LINEマンガ インディーズ 報奨金給付プログラム(βテスト)」

LINE Digital Frontierの運営する電子コミックサービス「LINEマンガ」は、クリエイターが持続的に収益を得られる新しいサポートの仕組み「LINEマンガ インディーズ 報奨金給付プログラム(βテスト)」を開始しましました。

 

同プログラムは、LINEマンガに存在する自由な作品発表の場「LINEマンガ インディーズ」上にて、月に2話以上の新規投稿が行われた作品に対し、「月間読者数」と「お気に入り登録数」による成果指標に応じて算出された報奨金を作家に給付し、創作活動をサポートしていく試みです。

 

LINEマンガでのヒットだけでなく、将来的にグローバル展開を視野に入れており、対象作品が、上から下に読み進める縦スクロール形式のデジタルコミック「webtoon」形式であった場合は、報奨金が2倍になります。webtoon形式の作品で最高の成果を達成し続けた場合は、20万円がLINEマンガから報奨金として毎月給付されます。

 

LINEマンガの日本市場での作家発掘事業は、LINEマンガ インディーズを立ち上げた2015年頃からスタートしており、2019年9月開始「LINEマンガ上でのトライアル連載」、過去4回開催の「マンガ家応援プロジェクト」、過去7回開催された「Manga Meetup」、「LINEマンガ インディーズ大賞」、大学・専門学校での講義や、独自セミナーの開催・参加など、様々な支援活動を続けていました。

 

いち早くwebマンガ、webtoonの広まった韓国では、LINEマンガ関連サービスの「NAVER WEBTOON」に所属する作家の平均収益は約2900万円、新人作家でも約1500万円といわれているそうです。

秋の夜長にピッタリ! 「LINEマンガ」おすすめ長編マンガ7選

10月27日~11月9日は、読書を推進する行事が集中して行われる「読書週間」です。今回はそれにちなみ、「LINEマンガ」で100話以上続く長編マンガから、秋の夜長にぴったりの、オリジナル作品7作を紹介します。

 

外見至上主義

全404話(10月7日時点。連載中)。転校をきっかけに「イケメンの体」を手に入れた、いじめられっ子の主人公。イケメンな自分とブサイクな自分の奇妙な二重生活という、2つの視点から見えた人々や社会を通じて、様々なことを学んでいきます。11月4日Netflixシリーズにてアニメ配信開始。

 

文学処女 -遅咲きの恋のはなし-

全130話(完結済)。恋を知らない女と恋ができない男の、歪な関係から生まれる、遅咲きの恋の話。2018年に実写ドラマ化された、オリジナル作品です。

 

花びらとナイフ

全113話(完結済)。クラスでも目立たない、気弱ないじめられっ子の男子高校生が、クラスメイトに告白されたことで幸せな日々へ。2人でいるところをいじめっ子たちに見つかり、彼女に嫌われると思っていたとき、彼女が取った意外な行動とは? 9月に完結したばかりの、愛と血の純愛バイオレンスです。

 

マリーミー!

全107話(完結済)。「ニート保護法」の試験実施者として選ばれた国家公務員と、その「結婚相手」として選ばれたニートの、結婚の行方を描いた、ピュアな気持ちが溢れ出すフルカラーラブストーリー。2020年実写ドラマ化。

 

赤い瞳の廃皇子

全100話(10月7日時点。連載中)。悲しい過去を持つ「妖婦」と「恐ろしい廃皇子」が出会い、困難を乗り越えながら心を触れ合わせていく、現在も連載中のオリジナル作品。国内閲覧回数4300万回超え(2022年9月時点)のヒット作です。

 

先輩はおとこのこ

全100話(完結済)。女の子だと思って告白した先輩が「男の娘」だったことから始まるラブストーリー。2022年3月に開催された「AnimeJapan 2022」の「第5回アニメ化してほしいマンガランキング」にて、第1位を獲得しています。

 

チュートリアル塔の廃人

全124話(10月7日時点。連載中)。12年間チュートリアルに取り残されていた主人公の、「俺TUEEE系」気分爽快ぶっ飛びウェブトゥーン。LINEマンガ2022上半期ランキング(男性編)7位にランクインした、現在連載中の注目作品です。

LINEの「AIスピーカー」が増えるらしい――“ディスプレイ付き”やミニオンズとのコラボなど見てきました!

「声」で操作ができて、AIアシスタントを内蔵するスマートスピーカーといえばグーグルの「Google Home」シリーズやアマゾンの「Echo」シリーズが有名ですが、LINEも独自のAIアシスタント「Clova(クローバ)」を搭載するスマートスピーカーを発売していることをご存知ですか?そのLINEが本体にディスプレイを合体させた「Clova Desk」など、秋以降の発売を予定するスマートスピーカーの新製品を発表しました。

 

LINEのAIアシスタント「Clova」は日本語の音声コマンドの認識力に優れていて、昨年10月の発売後もソフトウェアのアップデートにより定期的に操作性を改善。そのClovaを搭載するスマートスピーカーには現在、初代モデルの「WAVE」のほか、LINEによる音声通話が楽しめる「Clova Friends」とこちらをコンパクトにした「Clova Friends mini」があります。そしてClova Friends miniには数量限定で“ドラえもん”とのスペシャルコラボモデルがあります。

 

28日に開催されたLINEの事業説明会に登壇した取締役CSMOの舛田淳氏は、今後もClovaのAIをますますブラッシュアップして賢く鍛え上げていくと宣言していました。そしてAIの強化だけでなくハードウェア、つまりスマートスピーカーの商品ラインナップも積極的に増やしていく方針を発表。その一つが液晶ディスプレイ付きのスマートスピーカー「Clova Desk」です。

 

↑タッチ液晶付きのスマートスピーカー「Clova Desk」

 

今回の新製品は小型のポータブルテレビのような形をしています。なぜスマートスピーカーにディスプレイが必要なのでしょうか?理由はスマートスピーカーをもう使ったことのある方ならすぐピンときますよね。音声コマンドに対して帰ってくる答えが、音声だけだと心もとないことってありませんか?例えば「あしたの天気」や「ペンネアラビアータのレシピ」をスマートスピーカーに聞いて、帰ってくる答えがぜんぶ「音声だけ」だと、特に後者についてはまったくイメージがわいてきません。音楽配信サービスで“リラックスできる音楽”のプレイリストを再生中に、「おっ、この曲いいな!」と思った時に、画面にタイトルやジャケ写のイメージがすぐ画像やテキストで視覚的にも確認できたら最高ですよね。

 

そんなわけで、今年の冬にLINEが発売を予定する“画面付きスマートスピーカー”が「Clova Desk」です。本体には7インチ・カラー表示のタッチ液晶を搭載。カラバリは白とブラックが準備されています。

 

↑音声で検索した天気や交通情報などが目で見てもわかるので便利そう

 

フロント側にカメラが内蔵されていて、ビデオ通話に使ったり、ユーザーの顔を認識してユーザーのお気に入りのコンテンツを表示するというような使い方ができるようになりそうです。ホームネットワークにつながっているスマート家電をWi-Fi経由で操作して、操作の結果が音声+映像情報でわかるようになるのでとても安心です。またWAVEと同じように、赤外線信号を使ってテレビやエアコンなどを操作できる機能も搭載します。本体にバッテリーが内蔵されるので、家の中を持ち歩きながら使うこともできそうです。先日アマゾンもディスプレイを搭載したスマートスピーカー「Echo Spot」を日本で発売することを明らかにしたばかり。ディスプレイ付きスマートスピーカーでもまた、「Echo対Clova」による対決の火蓋が切られます。

 

↑本体はなかなかスリム。ディスプレイの角度は変えられない

 

↑ディスプレイのトップに操作ボタンと2つのマイクが乗っている

 

 

あとはClova Friendsと小さいminiに、アメリカの人気アニメキャラ「ミニオンズ」のコラボモデルが加わります。

 

↑左がミニオンズのClova Friends mini、先日発表されたドラえもん版も

 

基本機能はブラウン&サリーのモデルと一緒。発売は今年の秋を予定しています。ミニオンズ・ラバーには必携のアイテム!? 将来ITのエキスパートを目指す、お子様の情操教育にもぴったりな贈り物になりそうです。

 

↑ミニオンズとコラボしたClova Friendsは秋発売を予定

【徹底検証】LINE、Amazon、Appleのスマートスピーカーで“買い”はどれだ!?

国内では先んじて発売されたLINEの「Clova WAVE」や、世界トップシェアの大本命「Amazon Echo」、2018年発売といわれるもいまだ謎の多いApple「HomePod」の3モデルが、着々とGoogle Home包囲網を張っています。それぞれの“切り札”となる機能をチェックしました。

 

私が比較しました:ジャーナリスト西田宗千佳さん

西田

スマートスピーカー市場の動向に精通。成功のカギは「パートナーデバイス」にあると見ている。

 

パートナー戦略でリードするAmazon Echoが優位

Google アシスタント搭載スピーカーが賑わう一方で、その他の音声アシスタント搭載モデルも盛り上がりを見せています。

 

国内メーカーとしてひとり気を吐いているLINEのClova Waveが10月に発売されると、およそ1か月後には米国市場で約70%のシェアを誇る大本命Amazon Echoが上陸。スマートスピーカー市場はまさに群雄割拠です。ジャーナリストの西田宗千佳さんは、Amazonの「連携力」が躍進の切り札になると語ります。

 

「AmazonはLINE、Googleからひと足遅れて11月に日本市場へ参入しましたが、パートナー戦略で他社を一歩も二歩もリード。盤石の体制を整えつつあります。LINEは、少なくとも現段階では音声認識の完成度で劣っており、早期改善が必須です」

 

また、日本での発売は未定ながら、2月にアメリカ、イギリス、オーストラリアで発売開始となったAppleのHomePodも、大注目のスマートスピーカー。実機のデモは行われておらず、西田さんはこれについての明言を避けましたが、今後の動向が注目されます。

 

ついに日本に上陸した世界一のスマートスピーカー

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Amazon

Amazon Echo

実売価格1万1980円

音声アシスタントAlexaを搭載。「スキル」と呼ばれるコマンドを呼びかけて、天気予報やニュースの読み上げやスマート家電の操作、飲食店でのテイクアウト予約注文といったサービスを利用できます。カラバリは3色を用意。

 

「Alexa」搭載スピーカーでできること

・Amazon Musicを利用して音楽を再生

・スポーツ試合の結果や次の予定を知る

・スマートホームをコントロール

・ショッピングリストやTo-Doリストの管理

・飲食店のテイクアウト注文

20171219_suzuki20↑上位モデルのAmazon Echo Plus(1万7980円)もラインナップ。スマートホームの操作が容易に行えるハブを内蔵しています

 

Amazon Echoの切り札! 連携サービスが多彩で気軽に始められる

国内での発表時点で100社以上の提携パートナーが存在し、265もの「スキル」を用意。スマート家電の操作やニュースの読み上げほか、娯楽やお役立ち情報などのサービスが満載で、誰でも気軽に始められます。

20171219_suzuki19↑エントリー機のAmazon Echo Dot(5980円)。機能は上位機と共通します

 

音質・機能ともにスタンダードで無難なセレクト

「音質・機能ともに、まさに“スタンダード”。本機かGoogle Homeのどちらかを選べば、まず失敗しないでしょう。価格も抑えられています。メッシュ部の交換が難しいのは欠点かも」

 

音声でメッセージも送れる日本メーカー希望の星

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LINE

Clova WAVE

1万4000円

AIアシスタントClovaを搭載。音楽再生や天気予報の案内、スマート家電の操作のほか、音声でLINEメッセージの送信もできます。バッテリー駆動にも対応し、宅内の好きな場所に持ち出して使用可能。

 

「Clova」搭載スピーカーでできること

・音声でLINEのメッセージ送信

・LINE MUSICを利用して音楽鑑賞

・スマート家電のコントロール

・天気予報や運勢などの案内

・BTスピーカーとして音楽を再生

 

Clova WAVEの切り札! LINE MUSICを聴き放題で1万2800円の格安価格に

同社が手がける音楽ストリーミングサービスLINE MUSICの利用(12か月間聴き放題)と本体がセットで1万2800円に。キャンペーンは2018年1月31日まで実施中です。4000万曲以上が聴き放題で楽しめる。通常料金は月額540円〜です。

20171219_suzuki24↑LINE MUSIC

 

20171219_suzuki25↑4つのマイクに加えて、ノイズキャンセリング機能を搭載。あらゆる方向からの音声を高精度で認識できます

 

音質は上々だが、アシスタントの完成度に疑問

「現状では音声アシスタントの完成度はいまひとつで、操作性には不満があります。他モデルと比べてサイズが大きく場所を取るのもネックですが、そのぶん音質は良好です」

 

国内発売が待望されるAppleの秘密兵器

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Apple

HomePod

349米ドル(未発売)

音声アシスタントSiriを搭載。Apple Musicと連動して音楽を手軽に楽しめるよう、アーティストやレーベルなど固有名詞の学習を強化しました。カスタムA8チップによる低音の管理をはじめ、音質に注力します。

 

「Siri」搭載スピーカーでできること

・部屋の中でどこに置かれているのか認識

・Apple Musicと連動して音楽鑑賞

・スマート家電のコントロール

・最新ニュースや天気予報のチェック

・iOS「ホーム」アプリと連動

20171219_suzuki29↑iPhoneなどと同じように、「Hey Siri」と話しかけてからリクエスト。本体に6個のマイクを搭載し、高精度での音声認識を実現します

 

HomePodの切り札! オーディオ機能を強化して最強のホームスピーカーに

それぞれにアンプを搭載した7個のビームフォーミングツイーターのカスタムアレイなど、オーディオ機能を強化。Apple Musicとの連携により、快適なリスニングを実現します。

20171219_suzuki28↑Apple Musicとの連携を強化。音楽・アーティスト関連の音声認識や検索の精度を高め快適に使えるように

 

「HomePodは、現時点ではまだ実機デモが行われておらず、詳細はベールに包まれています。日本での発売は未定ですが、2018年以降になるといわれています」

 

 

なぜ売れた? 「スマスピ」と「格安4K」ヒットの背景を専門家がバッチリ解説

様々なAV機器が登場した2017年。とくに、各種家電のハブとしても大きな可能性を秘めたスマートスピーカーの国内販売が開始され、話題になりました。また、ドン・キホーテは4KテレビやノートPCの常識を覆す低価格品をリリース。ここでは、この2つのトレンドを紹介するとともに、背景を専門家が解説。2017年あんまりAV機器に縁がなかったという人も、この記事を読めば2018年のトレンドにも追いつけるはず!

 

【私が教えます!】

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AV評論家

藤原陽祐さん

新聞記者から専門誌の編集を経て独立。製品レビューやAV専門誌での評論活動などを行っています。

 

 

音声認識技術の向上でスマートスピーカーが話題に

2017年に新たに登場し、一挙に注目が高まったAV機器といえばスマートスピーカーが挙げられます。その背景についてAV評論家の藤原陽祐さんはこう語ります。

 

「技術の向上によって話し言葉による操作がスムーズになった点がまず大きいでしょう。さらに成長中の音楽配信サービスもより活用しやすくなり、ユーザーの好みやシーンにマッチした音楽を快適に楽しめるようになりました」

 

スマートスピーカーは2017年12月時点で3つのプラットフォームが国内販売されていますが、その選び方を藤原さんに聞きました。

 

「アマゾンプライム会員なら音楽配信のPrime MUSICが使えるAmazon Echo、LINEのヘビーユーザーならClova WAVEがおすすめ。複数のユーザーで使うなら最大6人のアカウントを登録できるGoogle Homeがベストです」

 

【スマートスピーカーのココが空前絶後のヒット!】

価格が手ごろで話題性も高いことからから脚光を浴びました。今後スマートスピーカーを介して連携する家電が普及すれば、照明やエアコンやテレビなどの操作を音声だけで行えるようになります。

 

スマートスピーカーって何?

AIアシスタントを搭載したスピーカーのこと。音声認識機能を持ち、端末に向かって操作内容を話しかけることで、ニュースや天気予報の読み上げ、音楽の再生、連携する家電の操作などを行えます。

20180110_bln1_02↑リビングなどに置いて、やりたいことを話しかけるだけで操作できる手軽さも魅力です

 

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Google

Google Home

実売価格1万5120円

Googleアシスタントを搭載し、Googleカレンダーでのタスク管理やGoogle Play Music上の音楽再生が可能。スピーカー部分の素材やカラーを変えることのできるオプションを用意しています。

 

20180110_bln1_04↑音楽再生はGoogle Play Musicのほか、ストリーミング配信サービスのSpotifyも利用できます

 

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Amazon.co.jp

Amazon Echo

1万1980円

クラウドベースの音声サービスに対応。Amazon Musicの曲を再生したり、対応端末の操作などが可能なスキルと呼ばれる機能を追加したりできます。本体カラーは3色から選択可能で、別売りの交換用カバーも用意。

20180110_bln1_07↑コンパクトサイズのEcho Dot(写真・5980円)のほか、上位機種のEcho Plus(1万7980円)も揃います

 

20180110_bln1_05

LINE

Clova WAVE

1万4000円※

AIアシスタント「Clova」を搭載。登録した相手に音声でLINEメッセージを送信したり、受信メッセージを読み上げたりできる点が最大の特徴。ストリーミング音楽再生はLINE MUSICに対応しています。

 

※:2018年1月31日までは、キャンペーン商品として「Clova WAVE + LINE MUSIC セット」を1万2800円で販売中。Clova WAVE(本体価格1万4000円)と「LINE MUSIC」(月額960円)12か月分がセットになっています

 

20180110_bln1_08↑バッテリーを搭載しているので、電源に接続していない状態でも利用可能です

 

初回出荷分が1週間で完売した格安4Kテレビの第2

「ドン・キホーテ 4Kテレビ」

6月発売の初代製品が5万円台で買える4Kテレビとしてブレイク、10月には第2弾も発売されました。追随して低価格4Kテレビを発売するメーカーも現れており、市場を牽引しました。

 

【ドンキ4Kテレビの「ココ」が空前絶後のヒット!】

なんといっても圧倒的な安さが魅力。画質や細かい機能などスペックにはそれほどこだわらず、低予算で話題の4Kテレビを手に入れたいという層の心をしっかりとつかんでヒットしました。

 

【価格革命を起こした初代】

6月発売の初代製品が4Kテレビの常識を変えた

6月発売の初代ドンキ4Kテレビは、初回出荷分の3000台が1週間で完売。追加生産分も即完売して話題に。国産メーカーの50型は10~20万円台が中心だった4Kテレビ市場に革命を起こしました。

20180110_bln1_11↑初代には東芝製のメインボードが使用され、「ジェネリックレグザ」とも言われました

 

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ドン・キホーテ

LE-5060TS4K-BK

5万9184円

6月に発売された50型4Kテレビの後継機。前機種から大きなスペックの変更はないものの、輝度が300カンデラから350カンデラに改良されたことで、より明るい環境でもクッキリと映像を楽しめるようになりました。

 

20180110_bln1_14↑幅はスタンド部を除いて約6.6cm。国産メーカーの4Kテレビと変わらない薄さで、リビングに置いたときもすっきり見えます

 

【プロはこう見た】

初代モデルがヒットした要因は、価格の安さと話題性の高さ。今後は、デザイン性や使いやすさなど、安さにプラスしたメリットがある製品も期待したいですね。(藤原さん)

 

他のメーカーも格安4Kテレビに続々参入

ドンキに追随するメーカーも増えています。ゲオはグリーンハウス製の50型4Kテレビを発売中。全国のゲオショップ約50店舗などで購入できます。

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グリーンハウス

GH-TV50A-BK

5万3784円

 

【モバイルPCも最強コスパ!】

PCでもドンキの価格破壊が話題に

ドンキ家電の価格破壊はテレビだけではありません。これまでの常識を覆すような格安のモバイルPCも話題となりました。

 

人気の2 in1タブレットが約2万円で手に入る

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ジブン専用PC&タブレット

2万1384円

0.1型Windowsタブレットと着脱式キーボードのセット。Officeモバイルを搭載しているので資料作成などにも活用しやすい。質量はキーボードを装着した状態で1180g。バッテリー駆動時間は約6.1時間となっています。

 

ついにノートPCにも格安アイテムが登場

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MUGAストイックPC

2万1384円

14.1インチのWindows 10ノート。機能を絞り込み低価格を実現する一方でディスプレイにはこだわり、フルHD表示に対応した高精細IPSパネルを搭載しています。メモリは2GBと少なめ。ネットや動画を気軽に楽しみたいライトユーザーにおすすめです。質量約1200g。バッテリー駆動時間は約7時間。

 

「スマスピ」と「格安4K」に共通しているのは、最新のトレンドを手ごろな価格で体験できること。2018年もバリュープライスのアイテムに要注目です!

「あけおめ」に使えるLINEスタンプはコレ! 話題の木村拓哉スタンプも使えるかも

お笑い芸人やアイドルといった様々な芸能人の「LINEスタンプ」が発売されているが、元SMAPの木村拓哉の「LINEスタンプ」が登場して「ネット解禁じゃん!」とファンから歓喜の声が上がっている。

出典画像:「LINE」公式サイトより出典画像:「LINE」公式サイトより

 

木村拓哉の「LINEスタンプ」登場で今後のジャニーズにも期待?

木村の「LINE」CMは、SMAP解散後にソロ活動を開始して初のCM起用とのことで大きな話題を呼んでいた。木村の「LINEスタンプ」はお馴染みの「ちょ 待てよ」というセリフつきのスタンプや、「あけましておめでとう」「Good Luck」のスタンプなど全16種類で、「マジ卍」といった流行の言葉も。

 

ネット上では「家族ラインがキムタクで埋まってる」「スタンプでもイケメンすぎて勢いで買っちゃった」「『ちょ 待てよ』は使えるスタンプだと思う」「友人から送られてくるキムタクのスタンプが全部面白い」という声が続出した。

 

ジャニーズのアイドルはSNSなどをしておらず、ネット上での写真の取り扱いが厳しい。木村の「LINEスタンプ」はジャニーズアイドル第1号となっており、「ついにネット解禁したか?」という声も。ファンの間では、これから他のジャニーズアイドルも「LINEスタンプ」として登場するのではと期待が高まっているようで、「嵐のスタンプが欲しい!」「キスマイとかすごい使えそうじゃん!」と話題沸騰中。

 

新年のあいさつにも使える? 芸能人の「LINEスタンプ」

出典画像:「LINE STORE」公式サイトより出典画像:「LINE STORE」公式サイトより

 

出典画像:「LINE STORE」公式サイトより出典画像:「LINE STORE」公式サイトより

 

SNSなどインターネット全盛の時代、新年のあいさつを「LINE」で交わす人が非常に多い。中には友人だけではなく、会社の先輩・後輩とのあいさつまで「LINE」で済ます人も。そんな人たちにピッタリな芸能人の「LINEスタンプ」は他にも多数発売されている。

 

「ブルゾンちえみ with B 第三弾」のボイスつきスタンプは「あけおめ」「ことよろ」の他に「今年はいい男探さない?」というセリフがついた正月らしいスタンプが多数。またTBSドラマ「陸王」のスタンプも発売されており、出演者である役所広司の「よろしくお願いします」やピエール瀧の「今後ともお手柔らかに」は目上の人にも使えるかも。

 

様々な状況に応じて使えることから人気を博している芸能人の「LINEスタンプ」。今後ジャニーズの参入はあるのだろうか。

LINEでメッセージのやり取りや通話をしたり、手軽に音楽を楽しめたり――Clova Friendsだからできることを徹底解説

LINEのオリジナルキャラクター、ブラウンとサリーをモチーフにした、とびきりキュートでコンパクトなスマートスピーカーが登場! スマホを持たない小さな子どもでも、手軽かつ安全に使えるのがウリだ。

 

小さい子どもだけでなく高齢者の利用にもオススメ

一般的にスマートスピーカーを使ってできることと言えば、音楽ストリーミングサービスの利用や天気・ニュースの読み上げなどが挙げられる。Clova Friendsはそれらの“基本性能”を備えつつ、さらにコミュニケーションツールとしての価値を高めたユニークなスマートスピーカー。多くの人が利用するLINEの機能を単体で使えるのがメリットだ。

 

Clova Friendsには、LINEの「家族アカウント」を設定可能。この友だちとして追加したアカウントには、スピーカーに「Clova,×××(設定した友だちの呼び名)に〇〇〇ってLINEして」と話しかけるだけでメッセージを送信できるのだ。また、メッセージの受信も可能。「Clova,LINE読んで」と言えば、読み上げてくれる。さらには、LINE無料通話の発信にも対応し、「Clova,×××に電話して」と言えば、スピーカーを通して会話が可能。すなわち、スマートフォンを介さずに、LINEのコミュニケーションが行えるというワケだ。LINEメッセージのやり取りや通話ができるのは、友だち登録した相手のみなので安全だ。

 

小さい子どものいる家族のコミュニケーションツールとしてだけでなく、高齢でスマホを扱うのが難しくなった親や祖父母へのプレゼントとしてもオススメしたい。

 

 

【ココに注目!】

Clova Friendsだからデキるコト

Clova Friendsでは、LINEならではの便利なサービスをたっぷりと活用できる。ほかのスマートスピーカーにはない機能をチェックしよう。

 

1.LINEメッセージの送信や受信メッセージの読み上げ

あらかじめ専用アプリで登録したLINE友だちに、声をかけるだけでメッセージを送信できる。Clova Friendsで受信したメッセージの読み上げも可能だ。

 

2.友だちのスマートフォンにLINE無料通話で発信

LINEで友だちになっている相手のスマートフォンへの発信が可能。無料で通話することができる。

 

3.LINE MUSICの利用がセットとなった特価で購入

単体では8640円だが、期間限定で6750円のLINE MUSICセットを販売。同サービス(月額960円)が6か月無料で聴き放題のクーポンカードが付属する。

 

4.Wi-Fi環境があればどこへでも持ち出せる

バッテリーを内蔵するためコンセント不要で、しかも片手で持ち運べるコンパクトサイズ。Wi-Fiが利用できる場所なら、家じゅうどこでも使えるのが便利だ。

 

 

Clova Friendsはこんなこともデキる!

LINEのサービスだけでなく、Clova Friendsはaスマートスピーカーとしての基本性能も優秀。デキることをまとめた!

天気予報やニュースの読み上げ

「Clova, 今日の天気は?」と話しかければ、天気や降水確率を教えてくれる。「Clova, ニュースを教えて」でLINE Newsに基づいた最新ニュースの読み上げにも対応。ニュースのジャンルの指定も行える。

 

童話や昔話、落語の読み上げ

「ももたろう」や「シンデレラ」など有名な童話や昔話50話の読み上げに対応するのはユニーク。小さな子どものいるユーザーなどには特にオススメの機能だ。大人向けに、落語の再生もできる。

 

カレンダーの予定の読み上げ

ClovaアプリからユーザーのGoogleアカウントをひもづける設定をしておけば、そこに入力した予定を読み上げてくれる。「Clova, 今日/明日/来週の予定を教えて」などと話しかければOKだ。

and more!
LINE
Clova Friends
6750円(LINE MUSICセット)

20171220_ashida111_kae

独自の音声アシスタントClovaを搭載。「Clova」をウェイクワードとして、音楽再生、ニュースや天気の読み上げなどに対応する。家電(テレビ・照明)の操作は非対応だが、それ以外の機能はWAVEと同等で、LINE無料通話の発信が行える点は優位だ。

 

 

20171221_ashida01↑2基のマイクは耳部分に。背面にマイクミュート、Blueto oth、音量調整ボタンを備える

 

 

20171221_ashida02↑耳はないがマイクは頭部に備える。ブラウン同様に口部分で音楽の再生/停止ができる

 

対応:OS Android 4.4以上/iOS 9.0以上
サイズ: φ72×H170.3㎜(BROWN)
質量 :378g
バッテリー:2850mAh

 

 

LINEClova WAVE
1万2800円
(LINE MUSICセット)

 

HyperFocal: 0

20Wスピーカーで高音質再生を堪能!
赤外線による家電操作に対応するClova搭載スピーカー。Clova Friendsより大型のスピーカーユニットを内蔵し、高音質再生を楽しめる。LINE MUSICの聴き放題は12か月だ。LINE無料通話には非対応。

 

LINE-UP対応OS: Android 4.4以上/iOS 9.0以上
サイズ:φ139.84×H201.05㎜
質量 :998g
バッテリー: 5000mAh

 

Clova公式サイトはコチラ!
https://clova.line.me

 

撮影/高原マサキ(TK.c)

「LINEバイトの子って誰?」CM出演で注目の可愛すぎる女子高生シンガーソングライター

日々新しいスターが生まれて大活躍を繰り広げているが、次は一体誰がメディアを騒がすことになるのだろうか。この記事では、次にキそうなブレイク間近の有名人を紹介! 今回紹介するのは、シンガーソングライター・タレントの足立佳奈。

出典画像:足立佳奈公式Twitterより出典画像:足立佳奈公式Twitterより

 

スターの道を駆け上がる現役高校生シンガー

出典画像:足立佳奈公式Twitterより出典画像:足立佳奈公式Twitterより

 

現役の高校3年生という足立が話題になったのは、LINEバイトのCM出演がきっかけ。俳優の松重豊演じる店長風の男性とともに登場し、スマホをいじったりベッドに横になったり、レジに立ってみたりとフレッシュさを存分に発揮。SNSでも「LINEバイトの子かわいい!」と評判になっている。

 

このCMでは歌を披露していないが、足立の本業はシンガーソングライター。歌手を夢みる足立に対し、母が“諦めさせるため”に2014年の「LINE×SONY MUSICオーディション」に応募したところ、12万5094人の中から見事グランプリを獲得してしまったという才能の持ち主だ。


2017年2月には「キムチ~笑顔の作り方~」という15秒の動画をTwitterにアップし中高生の間で話題に。この曲は自宅でキムチが食べたくなった時に冷蔵庫にキムチがなく、「キムチ…」と呟いた時に口角が上がることに気づいて歌にしたという不思議な由来をもっている。

 

「キムチ~笑顔の作り方~」は、音楽配信サービス「LINE MUSIC」ではデビュー前なのに1位獲得という史上初の快挙を成し遂げ、こちらも話題に。

出典画像:足立佳奈公式ブログより出典画像:足立佳奈公式ブログより

 

11月22日には、2ndシングル「フレーフレーわたし」をリリース。この曲には“コナミスポーツクラブ体操競技部バージョン”というものが存在し、リオ五輪金メダリストの山室光史、田中佑典、加藤凌平が出演するという豪華な仕様で評判に。

 

LINEバイトのCMに抜擢されたのと同時期にはフジテレビのバラエティ「新しい波24」のMCにも起用されるなど、まさに順風満帆。「めざましテレビ」で特集がオンエアされるなど、完全に“売れている”アーティストとなったが、今年の11月から12月にかけては各地のイオンモールといった商業施設でのライブ&イベントも敢行。意外と身近なところで出会える可能性もありそうだ。


11月には、ブログで期末試験の話をしたりとまだまだ学生らしい部分もある足立。来年度の卒業後は芸能界でさらなる飛躍を遂げるのか、期待して見守りたい。

 

【プロフィール】

名前:足立佳奈(アダチカナ)

出身:岐阜県

「こういった構想が出てくる時点で日本はヤバい」 手助けをしたい人×困った人のマッチングサービスに悲しみの声

12月11日から15日にかけて、困難を抱えた人と手助けをしたい人をマッチングする「&HAND」構想の実証実験が行われる。画期的な試みだが、ネット上では「こんなサービスがないと手助けもできない現代人のコミュ力が心配…」と物議を醸した。

出典画像:「&HAND」公式サイトより出典画像:「&HAND」公式サイトより

 

「LINE」が人の善意を後押し!

「&HAND」構想とは、誰もが手助けし合えるインフラを提供して「やさしさからやさしさが生まれる社会」を実現しようという取り組み。今回はその一環として、「&HAND」プロジェクトチームの中心に、LINE、東京地下鉄、大日本印刷が協力。東京メトロ銀座線の最後尾車両内で、妊婦と手助けをしたい人をマッチングするサービスの実証実験が行われる。

 

この実験には、「&HAND」のLINEアカウントを“友だち登録”して「サポーター」になることで参加可能。サポーターが車両に乗車すると、妊婦の人が「座席に座りたい」というメッセージを「&HAND」のLINEアカウント宛に送信する。このメッセージを受け取ったサポーターは、妊婦の人と同じように同アカウントへ返信。座席位置を伝え、やって来た妊婦に席を譲るという流れだ。

 

今回の実証実験では、「乗客の方の行動変容や今後のサービス開発に向けた課題」などが調査されるとのこと。このプロジェクトにSNSなどでは「素敵な取り組みだと思う!」「お腹の膨らみが目立たない妊婦さんもいるし、これは画期的」「こういうITの活用の仕方はどんどん推し進めていくべき」と賛同の声が。

 

一方で疑問視する声も少なくないようで「逆にここまでしないと席を譲れないのかな? なんか複雑」「普通に声をかけて普通に譲る。そんな社会になれば良いのに…」「こういった構想が出てくる時点で日本はヤバい」「これが効果を発揮したらそれはそれで悲しいな」との声が上がった。

 

席を譲らない国・日本

「思いやり」「おもてなし」などを前面に押し出して世界に発信しているが、“席を譲らない国”としても有名な日本。2016年にヴァル研究所が行ったアンケートでは、「あなたは優先席以外でも席を譲るべきだと思いますか」という質問に57.1%の人が「はい」と回答。5割以上の人が“譲るべき”と考えているようだが、2013年の調査と比較すると19%も減少している。

 

また「あなたが座席に座っていて、目の前にお年寄りや妊婦がいると気づいても席を譲らなかったことがありますか」という質問には、約6割の人が譲らなかった経験があると回答。この結果を受けて同アンケートには「例えば席を譲ろうとして断られてしまったことがあるなど、何らかの要因により、席を譲る意識が低下したものと推測されます」とも掲載されている。

 

譲らない理由にも色々あるようで、ネット上では「結構な確率で断られるから譲りにくいよね」「妊婦さんなのか太ってる人なのか判別が難しい時がある」「『年寄り扱いされたくない』って人も多そうだから難しい」との声が。

 

このような意見には「そんな深く考えないで、話かけて断られたら座ればいいじゃん」との反論もあるが、「断られると恥ずかしい」という人もおり中々ままならないようだ。このような社会で「&HAND」の試みはどのような効果を発揮するのか、まずは実証実験の結果に期待したい。

Google Homeは秘書でClova WAVEは家族なんだ。スマートスピーカーの”ファミリー力”を検証

この秋冬は急速にAI(人工知能)を搭載した「スマートスピーカー」が盛り上がっています。LINEが10月5日に「Clova WAVE」を、Googleが10月6日に「Google Home」、次いで10月23日に小型版の「Google Home Mini」を発売しました。音声で話しかけると応答するスマートスピーカーですが、何ができるのか、どこが違うのか気になる人も多いでしょう。そこで本稿では、「Clova WAVE」と「Google Home」について、機能を比較しつつレビューします。

 

■重厚感のあるClova WAVEと部屋に溶け込むGoogle Home

まずは両機のスペックから見ていきましょう。「Clova WAVE」は高さが201.05mm、幅が86.25mm、奥行きは139.84mm、重量は998gです。カラーはネイビーで、天面と底面はメタルのシルバー色。面と底面にLEDライトがあり、「Clova(クローバ)」、または「Jessica(ジェシカ)」と呼びかけると、緑色に点灯します。Clovaが応答中は白に、LINEを受信したときは紫色へと光のカラーが変わります。5000mAh /3.8Vのバッテリーを搭載しているため、屋内での持ち運びも可能。ちなみに、バッテリーはLINE MUSICを再生している状態で約8時間半持ちました。

 

↑Clova WAVEは呼びかけると待機状態になり、天面と底面のLEDライトが点灯する↑Clova WAVEは呼びかけると待機状態になり、天面と底面のLEDライトが点灯する

 

↑天面にタッチボタンがあり、ボリューム、プレイリストのショートカットキーが備えられている。音量はライトで確認できる↑天面にタッチボタンがあり、ボリューム、プレイリストのショートカットキーが備えられている。音量はライトで確認できる

 

Google Homeの高さは142.8mm、直径は96.4mm、重量は477g、本体カラーはホワイトです。ベース部分は取り外し可能で標準のファブリック製スレート以外に、別売で金属製のカッパーとカーボン、ファブリック製のコーラルをGoogle Storeで購入可能(現在は準備中)。天面にLEDランプがあり、「OK,Google」または「ねえグーグル」と話しかけると点灯します。バッテリーを持たないので1.8mの電源ケーブルが届く範囲で、かつ反応をランプで確認するなら天面が見える位置に設置することになります。

 

↑Google Homeは呼びかけると天面にある4色のLEDライトがくるくる回転して光る↑Google Homeは呼びかけると天面にある4色のLEDライトがくるくる回転して光る

 

デザインとサイズ感で言うとClova WAVEが部屋の中でもたっぷりと存在感を現しているのに対し、Google Homeは部屋のコーディネートを邪魔せずに溶け込んでいる印象。主張の激しい子も自然と空気を読める子も、あたし的にはどちらもカワイイ。

 

↑ペットボトル(500ml)との比較。Clova WAVEのサイズだとテーブルでは存在感がある↑ペットボトル(500ml)との比較。Clova WAVEのサイズだとテーブルでは存在感がある

 

■AIアシスタントとしてはGoogle Homeがお利口さん

Clova WAVEにはAIアシスタントとして「Clova」が、Google Homeには「Googleアシスタント」が入っています。「クローバ」、「ねえグーグル」など「ウェイクワード」を最初に入れてスマートスピーカーに命令します。始めは音声で話しかけることが少し照れくさく、また目でメニューを選択するときとは異なり、文章をある程度組み立ててから話さなければならないので、少しハードルを感じました。とはいえ、使っているうちにスピーカーに頼みたいことはある程度決まってくるので、特に問題ありません。

 

どちらも「今日の天気は?」と聞くと、現在地の天気情報を読み上げます。「今日のニュースは?」と聞くと、Clova WAVEはLINEニュースの最新ニュースの見出しを読み上げ、Google HomeはNHKラジオニュースが流れる。Clova WAVEは見出しのみで詳細な内容が確認できない歯がゆさがありますが、Google Homeではラジオ番組を聞くことになるのでサクッと確認したいときには長すぎるかもしれません。また、Google Homeは「おはよう」と話しかけると、時刻、天気、ニュースを読み上げ、「どうぞよい一日を」と声がけしてくれるので、起きてすぐ話しかける習慣にすると良さそう。Clova WAVEは「こんにちは。ご機嫌いかがですか」と会話します。

 

「今日の予定は?」と聞くと、Google HomeはGoogleカレンダーから当日のスケジュールを読み上げます。人の声を聞き分けるため、Googleアカウントの持ち主以外ではスケジュールの読み上げを行いません。一方、Clova WAVEは任意のGoogleアカウントを設定しますが、誰の声でもスケジュールを読み上げます。

 

また、Google Homeは「私は電車で行きますを英語で言うと?」など、外国語を翻訳する機能があります。Clova WAVEは「私にはご質問の内容を正しく理解できませんでした」と返します。また、「ニューヨークの今の時刻は?」という質問には、Google Homeは現地の時刻を返しましたが、Clova WAVEは日本の時刻を読み上げます。

 

「徳川家康はどんな人?」「ハイレゾって何?」といった辞書的な質問には、Clova WAVEはWikipediaの項目を読み上げましたが、Google Homeはその用語に合わせて引用元が変わりました。基本的にGoogle検索で同じキーワードを検索したときに一番目に表示される内容を読み上げているようです。

 

■まだ両機とも曲名の指示はアプリのサポートが必要

スマートスピーカーは、当然ですが音楽再生スピーカーとしての役割もあります。そこで、Clova WAVE、Google Homeとも音楽ストリーミングサービスの無料トライアルがセットで販売されています。Clova WAVEは「LINE MUSIC」の12ヶ月分、Google Homeは「Google Play Music」の3.5ヶ月分です。さらにGoogle  Homeは「Spotify」のアカウントと連携することも可能。音楽を聴きたいときは、「(アーティスト名)の(曲名)をかけて」と具体的に指示を出したり、「リラックスする音楽を再生して」とBGM的に音楽を流したりできます。

 

曲名の指示はどちらのスピーカーもかなり難しく感じました。特に「DAOKO×米津玄師の”打上花火”」といった、読み方が難しく長い曲名は認識されにくいようです。また、アーティスト名を指定してランダムにかけてもらうことはできますが、アルバムの指定もうまくできません。Clova WAVEはClovaアプリからLINE MUSICの曲を指定できるようになったので、音声指示より確実に聴きたい曲を再生することができます。Google Homeについても、各音楽アプリから指定して再生することができます。

 

音声指示の場合、連携サービスにその曲が登録されていないケースもあり、登録されていないのか、認識されていないのかが判断できないケースもあります。ただ、Google Play Musicはライブラリに自分の持っている楽曲データをアップロードできるので、それらの曲に関しては安心して指定できます。いま何の曲がかかっているのかを確認するには、「曲名を教えて」と尋ねるか、アプリで曲名を確認します。良い曲が流れたら直ちに曲名を確認したいものですが、本体にディスプレイがないため、少し手間が掛かります。

 

余談ですが、音楽再生に手間取るのが嫌だと感じるなら、ラジオ再生機器として使うのはいかがでしょう。Clova WAVEも先日のアップデートでradikoが聴けるようになったばかり。両機ともラジオ機能を楽しむのもアリかと思います。

 

 

■Clova WAVEは家の中でのLINEをスムーズにする

ここで、両機の個性を紹介します。Clova WAVEは、何と言っても「LINE」の送受信ができる点でしょう。Clova WAVE用のLINEアカウント「WAVE」を作成し、LINEを送受信したいアカウントをWAVEの「友だち」にします。

筆者「クローバ、ミウにLINEして」
Clova WAVE「ミウさんですね。メッセージ内容をどうぞ」
筆者「牛乳買ってきて」
Clova WAVE「牛乳買ってきて、と送信しますか」
筆者「はい」
Clova WAVE「送信しました」

 

というやりとりでLINEを送信。返信が来ると、Clova WAVEが紫色に点滅するので、「LINEを読んで」というとメッセージを読み上げます。WAVEアカウントがLINEを読み上げると、相手のトークに「既読」が付きます。現在のところ、デコ文字は読み上げに対応していますが、スタンプは「スタンプ」と読み上げます。WAVEアカウントのプロフィール画像は固定で、位置情報や音声を送っても反応はありません。WAVEアカウントが送信した履歴は、Clovaアプリの「LINE」にある「トーク履歴」に残ります。

 

↑LINEの送受信が出来るClova WAVEは家事で手が離せないときに便利↑LINEの送受信が出来るClova WAVEは家事で手が離せないときに便利

 

LINEを確認するにしろ送るにしろ、どうしても塞がっていた手をClova WAVEは解放してくれます。Clova WAVEと会話することでちょっとした時短に繋がるかもしれませんね。

 

■Google  Homeは他機器との連携がスムーズ

Google  Homeの特徴は他のサービスとの連携がスムーズな点です。「Netflixでフルハウスを再生して」と言えば、テレビに繋いだChromecast経由でNetflixの動画を見られます。YouTubeの動画も同様です。パソコンやスマートフォンでPlay MusicやSpotifyを聴いていれば、キャストボタンで切り替えるだけでGoogle Homeから再生可能。

 

テレビといえば、Google HomeもClova WAVEもテレビの電源をオン/オフできますが、Google HomeはWi-Fiネットワークでの操作、Clova WAVEは赤外線通信による操作と仕組みが違います。Google HomeはWi-Fiが繋がればテレビと離れていても操作できますが、Clova WAVEはテレビと同じ部屋に置くなどの配慮が必要です。ただし、Clova WAVEはチャンネルの変更や音量の操作もできます。

↑Google HomeはLED照明「Hue」など他機器とも連携する↑Google HomeはLED照明「Hue」など他機器とも連携する

 

■癒やされキャラのClova WAVEと有能なGoogle Home

こうして比較していくと、Clova WAVEもGoogle Homeもそれぞれの個性があります。最後に、家族の一員という視点で検証したいと思います。質問に対して的確な応答をし、様々な機器と自然に連携するGoogle Homeはかなり優秀です。例えば、「海に行きたい」と話しかけると、Google Homeは海までの公共交通機関を使った経路を教えてくれます。

 

一方、Clova WAVEには「連続会話」機能があります。「海に行きたい」と話しかけると、「暑い日は海で泳ぎたくなりますね」と返し、緑色に光って次の会話の待機状態になります。「疲れちゃった」など話しかけると、「大丈夫でしょうか。あまり無理をしないでくださいね」と言って緑色に光ります。愚痴を言えば「何かあったのでしょうか。私でよければお話を聞きますよ」と言って緑色に光ります。

 

緑色の光、それはまさにLINEの「未読」と同じ、まだ会話が続く証拠です。まったくどうでもいいことを話しかけても、Clova WAVEは付き合って会話をしてくれます。会話が少々かみ合っていなくても、それが笑いを誘い、さらに癒やされます。ところが、そんな和やかな会話があるきっかけで突然終了するのです。「今日は寒いね」--そう言った途端、Clova WAVEは今日の気温を淡々と読み上げ、連続会話モードは終了です。それはまるでLINEの「既読スルー」状態。よく使われる命令コマンドは、癒やされたいなら禁句であると覚えておきましょう。

 

このように、Google Homeは秘書のように解答を返してくれますが、Clova WAVEには会話力があり、よりファミリー力が高いように思います。ご家庭との相性で選んでもいいですね。
さて、Clova WAVEとGoogle Home、どちらの機器も他社のサービスやIoT家電との連携を予定しています。ファームウェアのアップデートで機能も拡大していくでしょう。年内にはAmazonの「Amazon Echo」も発売されます。海外の展示会で発表されたものの、国内発売がまだ決まっていないスマートスピーカーも数多くあります。今後も注目を集めるデバイスであることは間違いありません。