なぜ? 「macOS」内部に“サトシ・ナカモト”「ビットコイン論文」が隠されていた

2018年以降にリリースされた「macOS」の内部に、ビットコインの論文(ホワイトペーパー)が存在していたことが、海外メディアのMacRumorsで報告されています。

↑画像はMacRumorsより

 

ビットコインの論文は、2008年にSatoshi Nakamoto(サトシ・ナカモト)を名乗る人物によって公開されたものです。これを元に、ブロックチェーン技術を活用した仮想通貨市場が大きく成長しました。

 

今回ビットコイン論文を見つけたのは、開発者のAndy Baio(アンディ・バイオ)氏。同氏はプリンターの問題を解決しようとして、このPDFファイルを発見しました。「macOS Mojave」以降のmacOSなら、ターミナルに「open /System/Library/Image Capture/Devices/VirtualScanner.app/Contents/Resources/simpledoc.pdf」と入力することで、この文章を確認することができます。

 

 

またmacOSのビットコイン論文は、「Virtual Scanner II」というデバイスのサンプル文章として存在しています。ただし現時点では、なぜビットコイン論文がサンプル文章として選ばれたのかはわかっていません。また、Virtual Scanner IIが何なのかも謎です。

 

謎の深まるmacOS内部のビットコイン論文、はたしてその存在は意図されたものなのでしょうか。

 

Source: waxy.org via MacRumors

アップル、世界開発者会議を6月6日~開催。今年はオンライン形式+小規模な対面イベント

アップルは4月5日(米現地時間)、毎年恒例の世界開発者会議(WWDC)を6月6日から10日まで開催することを発表しました。今年の形式も3年連続でバーチャル(オンライン)となる予定です。

↑6月6日から開催されることが発表されたWWDC(出典:アップル)

 

参加費は無料。次期iOSやiPadOS、watchOSやtvOSにおける最新のイノベーションが披露されることが予告されています。

 

アップルのワールドワイドデベロッパリレーションズ、エンタープライズおよびエデュケーションマーケティング担当VPのスーザン·プレスコット氏は、「本質的にWWDCはずっと、つながりを築きコミュニティを構築するためのフォーラムでした。このような考えのもと、WWDC22では世界中の開発者の皆さんを招待して、最高のアイデアを形にしたり、可能性の限界を押し広げたりする方法を探ります」と、開発者の人々との交流を楽しみにしていると述べています。

 

ただし昨年と違うのは、6日当日には小規模な対面式(会場を人に入れた)イベントも行われること。Apple Park(アップル本社屋)で開発者と学生のためのSpecial dayを開催し、オンラインで視聴する人たちと一緒に基調講演とState of the Unionのビデオを視聴することができるそうです。こちらはスペースに限りがあり、Apple DeveloperサイトおよびApple Developerアプリケーションで近日中に告知される予定。

 

また、WWDC22では3年目となるSwift Student Challengeも開催し、コーディング好きの学生らも支援するとのこと。iPadやMac用の「Swift Playgrounds」で作ったアプリケーションのプロジェクトの応募期限は4月25日です(詳しくはこちら)。

 

WWDC22では、iOS 16、iPadOS 16、watchOS 9、macOS 13、およびtvOS 16(以上、すべて仮称)の発表が確実視されています。また、開発者向けの新たなハードウェア製品も発表される可能性も。2019年のWWDCではMac ProやPro Display XDRがお披露目された(発売は年末)前例があります。

 

Source: Apple