「是非製品として世に送り出してくれ!」法政大学生の“次世代縄跳び”プロジェクトに熱い声援

次世代の光る縄跳び「MagicLoop」を製作するプロジェクトのクラウドファンディングがCAMPFIREで行われている。現状の支援状況は中々厳しいようだが、パトロンからは「きっとヒットすると思うから頑張って!」と惜しみない声援が相次いだ。

出典画像:「跳んで魅せて楽しめる、未体験の光るなわとび『MagicLoop』」CAMPFIREより出典動画:「跳んで魅せて楽しめる、未体験の光るなわとび『MagicLoop』」CAMPFIREより

 

スマホと連動する次世代縄跳び

「MagicLoop」の製作は、法政大学デザイン工学部・システムデザイン学科の学生と卒業生が取り組んでいるプロジェクト。もともとは授業の課題で企画したもので、製作されたプロトタイプはハードウェアコンテスト「GUGEN2014」に出品。会場で実際に遊んだ人からは「欲しい!」と商品化を望む声が寄せられた。

 

そこでプロジェクトメンバーは、“製品”として形にするため「MagicLoop」の開発を継続させることに。今回のクラウドファンディングでは、「外装の金型の制作」「外装の製造」「基板の製造」「アプリケーションの開発」に使う資金を募った。

 

とはいえ“光る縄跳び”自体はいくつか既存製品があるので、やはりスペックが気になるところ。「MagicLoop」の性能を見てみると、これまでの一般的な“光る縄跳び”とは一線を画すものになっている。


出典画像:「跳んで魅せて楽しめる、未体験の光るなわとび『MagicLoop』」CAMPFIREより[/caption]

 

まずロープの部分には60個のLEDが内蔵されており、跳ぶ速さや跳び方の違いで光が様々に変化。点滅する光の残像で、空中に“絵”を描くような光り方にすることも可能だ。ちなみに“センサー”で飛んだ回数や回転角度を測定しているので、毎回決められた位置で光らせることも出来る。“遊び”だけではなく、ショーなどの“パフォーマンス”でも威力を発揮しそうだ。

出典画像: 「跳んで魅せて楽しめる、未体験の光るなわとび『MagicLoop』」CAMPFIREより出典画像: 「跳んで魅せて楽しめる、未体験の光るなわとび『MagicLoop』」CAMPFIREより

 

また、縄跳びと並行して開発されている“スマートフォン用アプリ”と連動させて使えるのも、「MagicLoop」の大きな特徴。豊富に用意されたプリセットから光のパターンを選択できるだけでなく、“ドット絵エディタ機能”で好きな絵を設定して光らせることも。縄跳びを飛びながらメッセージを伝えてみても面白いかもしれない。

 

かなり高性能な光る縄跳びに、支援者からは「めちゃくちゃほしい! 是非製品として世に送り出してくれ!」「縄跳びめっちゃ得意だから使うの楽しみ」「本当に素敵な縄跳び… これはパトロンになるしかない」との声が上がった。

 

支援総額は現状18%

強く製品化を望まれている「MagicLoop」だが、支援の状況はかんばしくない模様。目標金額が130万円なのに対し、11月8日時点での支援総額は18%の24万6000円。さらに同プロジェクトは「All-or-Nothing方式」なので、目標金額を達成しないと開発メンバーに資金がファンディングされない。

 

10月31日には「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京系)でも紹介された、学生発の次世代縄跳び開発プロジェクト。募集終了となる11月29日まではまだ時間が残されているので、これからの巻き返しに期待したい。