ハイブリッドワーク環境をもっと安全に!NEC、顔認証PCセキュリティソフト最新版「NeoFace Monitor V8」

NECは、顔認証技術を活用したPCセキュリティソフトウェアの最新版「NeoFace Monitor パッケージ版 V8」をリリースしました。ハイブリッドワーク時代のニーズに応える注目のアップデートです。

記事のポイント

働き方の選択肢が幅広い昨今、オフィスワークとテレワークを組み合わせた「ハイブリッドワーク」の浸透が進んでいます。同時に必要なのがリスクヘッジ。デバイスのセキュリティ対策も導入してこそ、本当の意味で生産性を向上させる働き方ができるといえそうです。

 

新バージョンの目玉は、VDI環境との連携強化です。手元端末とVDI環境の両方にNeoFace Monitorをインストールすることで、顔認証によるOSログオン、ロック解除、業務アプリケーションへの代行認証が同時に利用可能に。環境に合わせて、認証方式を柔軟に選べます。

 

さらに、手元端末での顔認証でVDI環境側の認証を省略する機能や、複数のVDIに同時接続するマルチセッション環境での認証使い分け機能も搭載。例えば自治体や金融機関など、システムごとに異なるVDIにログインする際も、スムーズな顔認証を実現する、としています。

また、新たにリリースされた「API連携キットG3」では、認証キャッシュの運用管理を強化。端末がオフライン状態での顔認証に必要なキャッシュデータの有効期限や、ユーザー数設定機能を追加し、より厳格なセキュリティポリシーでの運用をサポートするとのこと。

 

さらに、認証処理結果の精緻化も実現。認証失敗時に、顔認証、パスワード、顔の動き検知など、認証方式ごとの詳細情報をエラーコード形式でアプリケーションに提供できるようになりました。

バージョンアップ作業も簡単になりました。従来、必要だった既存ソフトウェアのアンインストールやデータベース移行作業が不要となり、インストーラー適用のみでバージョンアップが可能に。

その他、 管理者による設定変更や、認証ログの閲覧といった操作ログをCSV形式で出力可能。不正操作の抑制や監査に活用できます。

 

価格(税別)はソフトウェア本体が1台1200円、ライセンス料が1台1万6500円で、いずれも買い切り。保守料金は1台、年額2600円。

 

NEC
NeoFace Monitor パッケージ版 V8

AIと職人が作ったビール⁉ 20代~50代の個性を表現、NEC×コエドブルワリー「人生醸造craft」第2弾

NECとコエドブルワリーは、AI技術を活用して開発したクラフトビール「人生醸造craft」の第2弾を発表しました。20代~50代の価値観や特徴をAIが分析し、それをビールの味や香りに反映させたという、ユニークな試みです。4月1日に販売開始、6月5日から出荷予定。

記事のポイント

AIと職人が協議を重ね、世代間コミュニケーションを促進する目的で開発した個性豊かなビールです。自分の年代のビールを飲んで、「AIもなかなか人間のことがわかってるじゃないか」と思うのか、「この年代の複雑さを表現するのは難しいよね」と感じるのか……味が気になるところです。

「人生醸造craft」開発には、NECのAgentic AI「cotomi」が活用されています。20代から50代の各世代のイメージや特徴をAIが分析し、ビール職人がその情報を基にレシピを考案。AIと職人が協働することで、各世代の個性を表現した4種類のビールが誕生しました。

 

それぞれのビールの特徴を「cotomi」が解説しています。一部抜粋してご紹介。

 

人生醸造craft ~20’s PINK~ (発泡酒):「飲むたびにシェアが止まらない週末がやってくる」

ビアスタイル:Fruit Hazy Session IPA
「桃の甘酸っぱさとヘイジーIPAならではのジューシーな味わいが特徴です。ローアルコールでもボディをしっかり感じられるため、飲んだ後の心地よさは格別!」

 

人生醸造craft ~30’s BLUE~ (発泡酒):「一日の緊張をほどく、お疲れ様の1杯」


ビアスタイル:Session IPA
「瑞々しいグレープフルーツのようなフレーバーが爽快な味を演出するセッションIPAです。お米が演出した淡麗なキレは様々な料理の味と調和し、スピルリナの青色が健康を気遣うあなたの心をリフレッシュします。」

 

人生醸造craft ~40’s YELLOW~ (ビール):「40代としての見識深き世界を思わせる」


ビアスタイル:Hefe Weizen
「仕事や家庭の中で円熟味を増す40代が静かに自分を解き放つ瞬間に寄り添う、南ドイツスタイルのヘーフェヴァイツェンです。太陽のように明るく希望に満ちているイエローと、バナナを感じる甘い香りがあなたの五感を刺激します」

 

人生醸造craft ~50’s RED~ (ビール):「人生のレールを共に築く人々との物語を結びつける1杯」


ビアスタイル:Belgian Style Strong Dark Ale
「この深みを帯びた赤色のベルジャンビールは幾重もの波を乗り越えてきた今も、なお情熱を燃やし続ける50代のために作られました。芳醇なモルト とカラメル香の重厚さ、ほのかに感じるレーズンとベリー感と共に、軽やかな飲み心地を約束します。」

 

なお、開発プロセスは以下の通りです。

・ビール職人がAgentic AIに「20代日本人をイメージして、新しいクラフトビールのレシピを作成して」と指示。
・Agentic AIが現代の日本人の各世代の特徴や価値観を分析し、ペルソナを作成。
・Agentic AIがコエドブルワリー社内のレシピデータや世界中のオープンデータを検索・翻訳。
・AIが「レシピの説明」「年代イメージとの関係」「味」「香り」「色」「原料」「副原料」「苦味」「製法」「カスタマイズ案」の項目に落とし込んだレシピ案をビール職人に提案。
・ビール職人がAIにレシピ案の修正を依頼したり、アドバイスを求めたりしながら、共に協議を重ねる。

 

NEC
人生醸造craft
種類:全4種
販売:コエドブルワリー公式オンラインストア

AIと職人が作ったビール⁉ 20代~50代の個性を表現、NEC×コエドブルワリー「人生醸造craft」第2弾

NECとコエドブルワリーは、AI技術を活用して開発したクラフトビール「人生醸造craft」の第2弾を発表しました。20代~50代の価値観や特徴をAIが分析し、それをビールの味や香りに反映させたという、ユニークな試みです。4月1日に販売開始、6月5日から出荷予定。

記事のポイント

AIと職人が協議を重ね、世代間コミュニケーションを促進する目的で開発した個性豊かなビールです。自分の年代のビールを飲んで、「AIもなかなか人間のことがわかってるじゃないか」と思うのか、「この年代の複雑さを表現するのは難しいよね」と感じるのか……味が気になるところです。

「人生醸造craft」開発には、NECのAgentic AI「cotomi」が活用されています。20代から50代の各世代のイメージや特徴をAIが分析し、ビール職人がその情報を基にレシピを考案。AIと職人が協働することで、各世代の個性を表現した4種類のビールが誕生しました。

 

それぞれのビールの特徴を「cotomi」が解説しています。一部抜粋してご紹介。

 

人生醸造craft ~20’s PINK~ (発泡酒):「飲むたびにシェアが止まらない週末がやってくる」

ビアスタイル:Fruit Hazy Session IPA
「桃の甘酸っぱさとヘイジーIPAならではのジューシーな味わいが特徴です。ローアルコールでもボディをしっかり感じられるため、飲んだ後の心地よさは格別!」

 

人生醸造craft ~30’s BLUE~ (発泡酒):「一日の緊張をほどく、お疲れ様の1杯」


ビアスタイル:Session IPA
「瑞々しいグレープフルーツのようなフレーバーが爽快な味を演出するセッションIPAです。お米が演出した淡麗なキレは様々な料理の味と調和し、スピルリナの青色が健康を気遣うあなたの心をリフレッシュします。」

 

人生醸造craft ~40’s YELLOW~ (ビール):「40代としての見識深き世界を思わせる」


ビアスタイル:Hefe Weizen
「仕事や家庭の中で円熟味を増す40代が静かに自分を解き放つ瞬間に寄り添う、南ドイツスタイルのヘーフェヴァイツェンです。太陽のように明るく希望に満ちているイエローと、バナナを感じる甘い香りがあなたの五感を刺激します」

 

人生醸造craft ~50’s RED~ (ビール):「人生のレールを共に築く人々との物語を結びつける1杯」


ビアスタイル:Belgian Style Strong Dark Ale
「この深みを帯びた赤色のベルジャンビールは幾重もの波を乗り越えてきた今も、なお情熱を燃やし続ける50代のために作られました。芳醇なモルト とカラメル香の重厚さ、ほのかに感じるレーズンとベリー感と共に、軽やかな飲み心地を約束します。」

 

なお、開発プロセスは以下の通りです。

・ビール職人がAgentic AIに「20代日本人をイメージして、新しいクラフトビールのレシピを作成して」と指示。
・Agentic AIが現代の日本人の各世代の特徴や価値観を分析し、ペルソナを作成。
・Agentic AIがコエドブルワリー社内のレシピデータや世界中のオープンデータを検索・翻訳。
・AIが「レシピの説明」「年代イメージとの関係」「味」「香り」「色」「原料」「副原料」「苦味」「製法」「カスタマイズ案」の項目に落とし込んだレシピ案をビール職人に提案。
・ビール職人がAIにレシピ案の修正を依頼したり、アドバイスを求めたりしながら、共に協議を重ねる。

 

NEC
人生醸造craft
種類:全4種
販売:コエドブルワリー公式オンラインストア

NECの高性能な顔認証エンジン「NeoFace Monitorクラウド版」が強化! 顔認証速度が高速化

NECは、高性能な顔認証エンジン「NeoFace」をベースとしたPCセキュリティソフト「NeoFace Monitorクラウド版」の新バージョンを発表しました。2024年10月中旬から受注・提供を開始します。

 

NeoFace Monitorクラウド版は、世界No.1をうたう認証精度の顔認証AIエンジン「NeoFace」を利用した、定額で利用できるクラウドサービスです。新バージョンでは、「顔認証速度の抜本的改善」「運用管理機能の強化」「利用者の利便性向上」の強化が図られています。

 

従来は、顔認証の際に顔情報やアカウント、認証設定などの各情報をクライアントPCと管理ポータル間で個々に通信していましたが、新バージョンでは複数の情報をまとめて通信する方式に変更。顔認証時の通信回数を削減することで、ログオン/ロック解除における通信実行回数を従来の30%以下に抑えることができたとしています。

 

また、クライアントPCの認証キャッシュに顔情報が含まれている場合に、管理ポータルと通信可能な状況でもキャッシュ認証を優先する「キャッシュ認証優先モード」を採用しました。

 

運用管理機能の強化については、ADサーバーと連携してWindowsアカウントの情報を読み取り、管理ポータル上にWindowsアカウントと同名の「NeoFace Monitor利用者ID」を自動で登録する「ADプロビジョニング機能」を追加。利用者名やドメイン名などの情報も自動で登録できるため、管理者の作業を軽減できます。加えて、ADサーバーのWindowsアカウント情報に変更があった場合は、管理ポータル上も反映されます。ただし、顔情報とパスワードの登録は必要です。

 

さらに、NeoFace Monitor独自の利用者パスワードによるOSログオンにも対応しました。これにより、OSログオン時にWindowsパスワードを利用しないため、パスワードの流出を防止できるなどの運用が可能になります。

 

利用者の利便性向上では、「常時認証の一時停止機能」を追加しました。たとえばプレゼンなどでPCから顔が外れるシーンに機能を有効化できます。

 

希望小売価格は月額換算で1名あたり300円(税別)から。初回購入時は、最低12か月分で10名以上の利用権が必要となります。これまでクラウド版を利用しているユーザーは管理ポータル上から無料でアップグレードを選択することも可能です。

エンタメ楽しむにはこれで十分! 4万円台のAndroidタブレット「LAVIE Tab T11」発売

NECパーソナルコンピュータは個人向けAndroidタブレット「LAVIE Tab T11」を2024年7月11日より販売を開始。実売価格は4万7030円(税込)。

LAVIE Tab T11(T1155/HAS)は、高級感のある上質なボディにパワフルな8コアプロセッサ4GBメモリ、128GBストレージを搭載。高解像度WUXGAの広視野角液晶、Dolby Atmos対応クアッドスピーカにより、美しい映像と臨場感あふれるサウンドが楽しめるとのこと。

 

キーボードやタブレットカバー、デジタルペンなど、多彩なアクセサリーオプションも用意し、PCライクな使い方にも対応。また、安心して使える充実のサポートを備え、ファミリー利用や入門機としても最適なスタンダードタブレットです。

Editor’s Eye

価格が税込で4万円台と、スタンダードモデルらしい価格が魅力。それでいてエンタメを楽しむには十分な基本性能も備えているので、手ごろなタブレットがほしい人にとってはうってつけといえるでしょう。(GetNavi web編集部デジタル担当/西牧裕太)

 

LAVIE Tab T11(T1155/HAS)の特長

・8コアプロセッサMediaTek Helio G88、4GBメモリ、128GBストレージ搭載

・高解像度WUXGA(1920×1200ドット)11型ワイド広視野角液晶ディスプレイ、リフレッシュレート90Hz対応

・Dolby Atmos対応クアッドスピーカ

・バッテリ容量7040mAh(駆動時間約10時間)(注1)

・本体質量約465g、最薄部7.2mmの薄型軽量設計、スマートエレガントなデザイン

・国際認証機関「TÜV Rheinland」から認められたブルーライト低減ディスプレイ

・デュアルモードキーボードでPCライクな利用が可能(別売オプション)

・スタンドとしても使えるタブレットカバー、なめらかな書き心地を実現するデジタルペン3、傷がつきにくいガラス保護フィルム(別売オプション)

 

【別売オプション】

デジタルペン3(PC-AC-AD042C)
4096段階の筆圧感知。チルトセンサ、パームリジェクションに対応。Type-C充電で約35時間駆動

タブレットカバー(PC-AC-AD047C)
スタンドモードやペン収納機構を備えたタブレットカバー。高級感のあるグレーカラーに、カメラも保護する開閉バンド付き

ガラス保護フィルム(PC-AC-AD048C)
感度が高く、クリアで傷がつきにくい保護フィルム。取り付けが簡単に行えるキット付き

キーボード(PC-AC-AD049C)
マルチデバイス対応キーボード。タブレットに加えてWindows PCなど合計最大3台まで登録しておくことができ、Bluetoothチャンネルキーで手軽に接続するデバイスの切り替えが行えます。有線による接続も可能

仮想デスクトップの対応範囲拡大などを実現したNECのセキュリティソフト「NeoFace Monitor」新製品

NECは、高性能な顔認証エンジン「NeoFace」をベースとしたPCセキュリティソフト「NeoFace Monitor」のパッケージ版を強化。新バージョン「NeoFace Monitor V7.1」の受注/提供を4月中旬に開始します。

 

NeoFace Monitorはパッケージ版とクラウド版を提供しており、今回強化されたのはパッケージ版です。仮想デスクトップ環境において、従来のMicrosoftリモートデスクトップサービスに加え、新たに「VMware Horizon」や「Citrix Virtual Apps and Desktops」のサービス利用環境でも手元PCのカメラが利用可能になり、仮想デスクトップOSに顔認証でログオンできるようになりました。また、仮想デスクトップ上のアプリでは、アプリログイン代行認証機能によるシングルサインオンも実現。

 

さらに、手元のPCと仮想PC間のネットワーク通信時に顔の認証データを軽量化。多数の利用者が同時に接続する環境や狭い帯域での環境でも通信できるよう強化したため、導入のハードルを下げることができるといいます。

 

セキュリティ面では管理者向けの強化を実現。アプリログイン代行認証機能において、管理者が特定のアプリで顔認証の適用を必須にするかどうか決められるようになりました。また、顔認証を利用できない場合に用意しているワンタイムパスワード機能で、入力失敗許容回数やログオン可能回数を設定できます。

 

また、顔認証を利用する際、PC内蔵カメラや外付けディスプレイに取り付けたカメラ、タブレットPCの前面/背面カメラを使い分けての認証が可能。管理者権限を有してない利用者でもカメラの切り替えができるため、リモートワークにおける利便性を向上させています。

 

製品の希望小売価格は下記のとおりです。

製品名 希望小売価格(税別)
NeoFace Monitor V7 クライアント用-i/SW
(i配信、ライセンスなし)
1000円
【ライセンス】
NeoFace Monitor V7クライアント用-i
1万4500円(1台)~
【保守パック】
保守1年更新 NeoFace Monitorクライアント用-i
2600円(1台)~

 

PCのサブディスプレイにも! 大画面タブレット「LAVIE Tab T14」と、ゲーム向きの小型タブレット「LAVIE Tab T9」登場

NECパーソナルコンピュータ(NEC PC)は、高性能Androidタブレットの「LAVIE Tab T14」と「LAVIE Tab T9」を発表しました。2月15日から全国の量販店やオンラインで販売します。

 

タブレットの定番はやっぱりiPad、Androidタブレットは安くてほどほど……こうしたイメージを覆すのが今回発表されたLAVIE Tab T14/T9です。

 

LAVIE Tab T14は、14.5型の大きな画面で映像視聴やペン操作などマルチに使えるタブレットです。PCの映像入力も備えています。価格は14万2780円(税込み、以下同)。

↑LAVIE Tab T14

 

LAVIE Tab T9は、小型・軽量ながら高性能なタブレットです。両手で持ちやすい8.8型ディスプレイでリフレッシュレートが144Hz駆動対応。高性能なSnapdragonチップセットを搭載していて、モバイルゲームを楽しむのにちょうど良い1台です。価格は9万8780円から。

↑LAVIE Tab T9

 

Androidタブで最高峰の性能を実現したLAVIE Tab T14

LAVIE Tab T14の特徴は、なんといっても迫力のディスプレイです。iPad Proよりも大きな14.5型で、解像度も3K(3000×1876ドット)、リフレッシュレート120Hzと、ちょっとしたゲーミングディスプレイのようなスペックになっています。

 

ほかのタブレットでは見ない機能として、DisplayPort Altモードの“入力”をサポートしています。つまり、Windows PCやMacの外部ディスプレイとして使えるわけです。

↑右のノートPCからDisplayPort Altモードを経由して、LAVIE Tab T14に画面を表示させることも可能

 

サウンドはJBL製の4ch・8スピーカーを搭載し、サラウンド再生機能のDolby Atmosも対応。高精細な大画面に負けない広がりのある音を再生できます。

 

Androidタブレットとして、大きな画面を活用するための工夫も盛り込まれています。マルチタスク機能を備えていて、アプリを同時に3つや4つ並べて起動したり、画面上にフローティング表示させたりできます。

↑14.5型なので、画面を分割して表示させても見やすい

 

本体にキックスタンドを格納しているため、わざわざスタンドを用意する必要がないのも便利なところです。また、別売の「デジタルペン2」やキーボードカバーを併用すると、より本格的なクリエイティブ用途にも活用できます。

 

デジタルペン2は充電式で、タブレットの側面にペタッと貼り付けて充電するタイプです。4096段階の筆圧検知に対応します。

 

キーボードカバーは、タブレットを自由な角度で固定できるヒンジ機構付き。タッチパッドも備えていて、マルチタスク操作やアプリ起動のファンクションキーもあります。価格は3万8280円。

↑別売の製品も豊富にそろっているので、さまざまな使い方が可能

 

「LAVIE Tab T14(T1495/HAS)」の主なスペック

ディスプレイ:有機EL、14.5型ワイド(3000×1876ドット)、120Hz駆動

メモリー:12GB LPDDR5X

ストレージ:256GB(microSD利用で追加1TB)

チップセット:MediaTek Dimensity 9000(8コア)

OS:Android 13

Wi-Fi:Wi-Fi 6E

モバイル通信:非対応

防水仕様:IPX2/IP5X(防滴防塵)

生体認証:指紋・顔

背面カメラ:1300万画素+500万画素広角

インカメラ:1300万画素

大きさ:327.8×210.8×5.9mm

重さ:約735g

バッテリー容量:12300mAh

駆動時間:約6時間(Web閲覧時)

 

小型でパワフルなLAVIE Tab T9

LAVIE Tab T9は、小さくコンパクトなボディに、ハイパフォーマンスを詰め込んだAndroidタブレットです。価格は9万8780円。

↑LAVIE Tab T9の概要

 

画面は8.8型ワイドで、IPSディスプレイを搭載。最大144Hzの高リフレッシュレートもサポートします。

 

チップセットには、ゲーミングスマホに採用された実績もあるクアルコム製のSnapdragon 8+ Gen1を搭載。メモリーは最新のLPDDR5X規格で、8GBを搭載します。なお、直販サイトではメモリー12GB・内蔵ストレージ256GBの拡張版モデルも販売します。こちらは10万9780円です。

 

約365gと軽量で、大きさは両手持ちしたときにちょうど良いサイズ感です。Androidのモバイルゲームを大きな画面で楽しむのにちょうど良いタブレットになっています。

 

横持ちで長時間プレイするための配慮もあります。USB-C端子は本体の長辺側と短辺側の両方に組み込まれていて、横向きで両手持ちしたときに、充電ケーブルが画面の下側から配線できるようになっています。また、短辺側の端子ではDisplayPortによる映像出力もサポートします。

↑USB-C経由で大画面に映像出力も

 

バッテリーを経由しない「バイパス給電」も対応していて、長時間のゲームプレイ時でもパフォーマンスを落とさないよう配慮されています。

 

ソフトウェアでは、「ゲームアシスタント」機能があり、ゲームプレイ時のパフォーマンスを調整したり、画面録画などの機能を利用しやすくなったりしています。

 

ゲームに特化したような性能ですが、デザインは落ち着きのあるもので、仕事のシーンなどでも活用できます。手書き入力用に「デジタルペン3」(USB充電タイプ、1万978円)のオプションもあります。

 

「LAVIE Tab T9(T0995/HAS)」の主なスペック

ディスプレイ:8.8型ワイド(2560×1600ドット)、144Hz駆動

メモリー:8GB LPDDR5X/12GB LPDDR5X(直販限定)

ストレージ:128GB/256GB(直販限定)(microSD利用で追加1TB)

チップセット:Snapdragon 8+Gen 1(8コア)

OS:Android 13

Wi-Fi:Wi-Fi 6E

モバイル通信:非対応

防水仕様:非対応

生体認証:顔

背面カメラ:1300万画素+200万画素マクロ

インカメラ:800万画素

大きさ:208.5×129.5×7.6mm

重さ:約365g

バッテリー容量:6550mAh

駆動時間:約10時間(Web閲覧時)

働き方の変化に合わせて強化、NECが消費電力を抑える機能など搭載のノートPCを発売

NECは1月24日、ビジネス・教育向けパソコン「VersaPro」シリーズの新製品6タイプ、14モデルを販売開始しました。ラインアップは下記のとおりです。

製品カテゴリ 製品名 希望小売価格(税別) 出荷開始時期
タブレットPC VersaPro タイプVS 28万5800円~ 2月26日
モバイルノートPC VersaPro UltraLite タイプVN 35万8000 円~ 1月29日
VersaPro UltraLite タイプVG 43万7000 円~
A4ノートPC VersaPro タイプVE 22万6500 円~ 2月15日
VersaPro タイプVW 28万5000 円~
A4ノートPC(SOHO・中小企業向け) VersaPro タイプVF オープン価格

 

↑VersaPro UltraLite タイプVG

 

働き方が在宅から出社中心や場所を選ばない方向にシフトしていることから、「モビリティ」「セキュリティ」「ユーザービリティ」にフォーカスしたのが、今回の新製品です。

 

6タイプすべてに、消費電力を抑えてバッテリー駆動時間を延ばす「ロングバッテリーモード」を搭載。ディスプレイの輝度を下げるほか、Web会議中にバックグラウンドで動いているアプリの処理を抑えることでバッテリー駆動時間を延ばします。また、夜間などでスリープ時にメッセージの受信などをしているモダンスタンバイから、自動で休止状態にする「スマートスタンバイ」も新たに搭載しています。

 

オンラインミーティング時のサウンド品質を向上させるヤマハ製「AudioEngine」も強化。声を拾う範囲を広げられる「ノイズ抑制レベル調整」や、自分の声がどう聞こえるかをテストできる「マイクテスト機能」を追加しています。

 

タブレットのVersaPro タイプVSと、モバイルノートPCのVersaPro UltraLite タイプVNでは、新筐体を採用しています。VersaPro タイプVSは、薄さ約10.5mmのほか、キーボードと合わせても約1kgの質量を実現。現行モデルから約95g軽量化を図っています。また、USB Type-Cを3基装備するほか、Wi-Fi 6E対応、LTE/5G やvPro Essentialsが選択可能、第13世代インテル Core プロセッサー搭載など、仕様も強化されています。

↑2年ぶりに新筐体を採用したVersaPro タイプVS。ペンと着脱式のキーボードは追加で選択可能

 

一方のVersaPro UltraLite タイプVNは、現行モデルからディスプレイのアスペクト比を変更し、16:10比率を採用することで、縦に長い資料の閲覧・作成がしやすくなっています。加えて、第13世代インテル Core プロセッサーの搭載、バッテリー容量の大きいLバッテリーを選択肢に追加、USB Type-Cを従来モデルから1基追加など、性能を向上させています。

↑筐体を一新させたVersaPro UltraLite タイプVN

 

このほか、14型で約825gと軽量なVersaPro UltraLite タイプVGでは第13世代インテル Core プロセッサーを搭載、A4ノートPCのVersaPro タイプVWでは、AMD Ryzen 5を搭載するなど、いずれも基本性能を強化したとのこと。

ファミリーや年配向けの大画面、LAVIEから16型と15.6型ノートPC登場

NECパーソナルコンピュータは1月16日、個人向けノートPC「LAVIE N16」「LAVIE N15(N1577/HAL)」を発表。1月18日から順次販売を開始します。

↑LAVIE N16

 

新モデルはどちらもファミリー層や年配層に向けたノートPCです。LAVIE N16は、アスペクト比16:10の16型ディスプレイを搭載したモデル。WUXGA(1920×1200ドット)の解像度を実現しているほか、4辺狭額縁を採用しているため、大きくて美しい画面で作業できるとしています。

 

ラインアップはAMD Ryzen 7-7735U プロセッサー、インテル Core i7-1255U プロセッサー、インテル Core i3-1215U プロセッサーを搭載した、3モデルをそろえます。AMD Ryzen 7-7735U プロセッサーを搭載するN1675/Hシリーズは、16GBメモリー、512GB SSDという構成。バッテリーは約14.9時間(JEITA 2.0)となっています。

 

また、インターフェイスは共通で、USB3.2(Type-C)×1、USB3.2(Type-A)×2、 HDMI出力端子×1をそろえているほか、AMD Ryzen搭載モデルはドライブにブルーレイドライブを、インテルCPU搭載モデルはDVDスーパーマルチドライブを搭載しています。

 

なお、新たにカラバリとしてオリーブグリーンを追加。Z世代への調査で人気色だったことがわかったことから、ラインアップに加えたそうです。

↑オリーブグリーンカラーのモデル

 

市場想定価格はAMD Ryzen 7-7735U プロセッサー搭載のN1675/Hシリーズが21万9780円(税込)前後、インテル Core i7-1255U プロセッサー搭載のN1670/Hシリーズが20万3280円(税込)前後、インテル Core i3-1215U プロセッサー搭載のN1635/Hシリーズが17万280円(税込)前後です。

 

LAVIE N15(N1577/HAL)は、インテル Core i7-1360P プロセッサーと外付けグラフィック(Intel ARC A350M)を搭載した、15.6型ディスプレイのノートPCです。このほかのスペックは16GBメモリー、512GB SSDを採用しています。

↑LAVIE N15(N1577/HAL)

 

インターフェイスは、USB3.2(Type-C)×1、USB3.2(Type-A)×2、HDMI出力端子×1をそろえています。

 

市場想定価格は23万6280円(税込)前後です。

モバイル性と生産性を両立、NECPCが大学生をターゲットにしたノートPCを発表

NECパーソナルコンピュータ(NECPC)は11月21日、個人向けのモバイルノートPC4モデルを発表。12月初旬から順次出荷を開始します。ラインアップと市場想定価格は下記のとおりです。

 

製品名/市場想定価格(税込)/出荷開始予定

LAVIE NEXTREME Carbon/26万3780円前後~/2024年1月18日予定

LAVIE N14 Slim/16万4780円前後~/2023年12月7日予定

LAVIE N13 Slim/21万9780円前後~/2024年1月18日予定

LAVIE N13/20万3280円前後/2023年12月7日予定

↑LAVIE NEXTREME Carbon

 

製品はいずれも大学生やフレッシャーズに適したとうたうモデル。NECPCによると、いまの大学生がノートPCに求めるのは「コンパクトなサイズ」「軽量」「デザイン」だそうです。加えて、最近では「オンラインコミュニケーション」「バッテリー駆動時間」を気にする学生も増えているとのこと。

 

そのなかで、LAVIEのモバイルノートは「毎日持ち運べるモバイル性」と「高い生産性」を兼ね備えているとしています。

 

LAVIE NEXTREME Carbonは、プレミアムモバイルノートPCに位置づけられるモデル。1kg以下の軽量さと、カーボンボディによる堅牢性を両立させています。また、ディスプレイは14インチで、アスペクト比は16:10。解像度は1920×1200ドット(WUXGA)となっています。

↑14インチのディスプレイ

 

↑キーボード。タイプの頻度が高いEnterキーが大きいです

 

バッテリー駆動時間はアイドル時で約22.6時間(JEITA 3.0)。加えて、バッテリーの持ちを延ばすために「ロングバッテリーモード」「80%充電」「スマートスタンバイ」機能を搭載しました。

 

ロングバッテリーモードは、ディスプレイの輝度を下げるほか、Web会議中にバックグラウンドで動いているアプリの処理を抑えることでバッテリー消費を抑制する機能です。80%充電は、ACアダプターに繋ぎっぱなしにしても充電の上限を制限することで、バッテリーへの負荷を軽減します。スマートスタンバイは、夜間などでスリープ時にメッセージの受信などをしているモダンスタンバイ時から自動で休止状態にする機能。これにより夜間のバッテリー消費を抑えることが可能です。

↑F10キーを押すとロングバッテリーモードかエコモード(OS由来のモード)などを選べます

 

↑「LAVIEかんたん設定」で詳細の確認が可能

 

↑同じくLAVIEかんたん設定でスマートスタンバイの設定もできます

 

また、オンラインミーティング機能も強化しています。従来モデルでも搭載しているヤマハ製のAudio Engineに、「ノイズ抑制レベル調整」と「マイクテスト」が追加。ノイズ抑制はたとえば周囲の雑音が少なければ、声を拾う範囲を広げるよう抑制レベルを下げるなどが可能で、マイクテストは相手にどう聞こえるか事前に確認ができます。

 

LAVIE NEXTREME Carbonのラインアップは上位モデルの「XC750/HAシリーズ」と「XC550/HAシリーズ」を用意しています。それぞれのスペックは下記のとおりです。

XC750/HAシリーズ XC550/HAシリーズ
CPU 第13世代インテル Core i7-1355U 第13世代インテル Core i5-1335U
メモリー 16GB
SSD 512GB
インターフェイス Thunderbolt 4×2、USB 3.1(Type-A)×1、HDMI出力×1、microSDカードリーダー×1
重さ 約887g 約879g
市場想定価格(税込) 28万280円前後 26万3780円前後

 

LAVIE N14 Slimは、コスパに優れたとうたうモデル。CPUにAMDのノートPC向けプロセッサーを採用することなどで価格を抑えています。また、「ロングバッテリーモード」「80%充電」「スマートスタンバイ」機能も搭載しています。

↑LAVIE N14 Slim

 

さらに、現行のLAVIE N14からコンパクトになっており、奥行きは約11mm、薄さは約2.8mm短くなっているうえに、重さも約250g減っています。ディスプレイは14インチで、アスペクト比は16:9、解像度はフルHDとなっています。

 

ラインアップは「N1475/Hシリーズ」と「N1455/Hシリーズ」をそろえています。それぞれのスペックは下記のとおりです。

N1475/Hシリーズ N1455/Hシリーズ
CPU AMD Ryzen 7 7730U AMD Ryzen 5 7530U
メモリー 16GB
SSD 512GB 256GB
インターフェイス USB 3.2(Type-C)×1(映像出力対応)、USB 3.1(Type-A)×2、HDMI出力×1、SDカードリーダー×1
重さ 約1.24kg
バッテリー駆動時間 アイドル時で約12.8時間(JEITA 3.0)
市場想定価格(税込) 18万1280円前後 16万4780円前後

 

LAVIE N13 Slimは長時間駆動のバッテリーを搭載した、13.3インチのモデル。バッテリーはアイドル時で約20.4時間(JEITA 3.0)持続します。

↑LAVIE N13 Slim

 

ディスプレイはアスペクト比16:10を採用。また画面にフルフラットガラスを使用したことで、より鮮明になったといいます。

 

ラインアップは2モデル展開。LAVIE N13とまとめて、それぞれのスペックは下記のとおりです。

N1375/Hシリーズ N1355/Hシリーズ N1350/Hシリーズ
ディスプレイ 13.3インチ(16:10) 13.3インチ(16:9)

※フルフラットガラス非搭載
CPU 第13世代インテル Core i7-1355U 第13世代インテル Core i5-1335U 第12世代インテル Core i5-1235U
メモリー 16GB 8GB
SSD 512GB 256GB
インターフェイス USB 3.2(Type-C)×2、USB 3.2(Type-A)×2、HDMI出力×1、SDカードリーダー×1 USB 3.2(Type-C)×1、USB 3.2(Type-A)×2、HDMI出力×1、SDカードリーダー×1
重さ 約1.26kg 約1.035kg以下
バッテリー駆動時間 アイドル時で約20.4時間(JEITA 3.0) アイドル時で約18.8時間(JEITA 3.0)
市場想定価格(税込) 23万6280円前後 21万9780円前後 20万3280円前後

 

NECPCから直販のノートPCとデスクトップPCが発売、購入時にいろいろ選べる

NECパーソナルコンピュータは10月24日、直販モデルの個人向け新製品としてノートPCの「LAVIE Direct N13」とデスクトップPCの「LAVIE Direct DT」を発売しました。

 

LAVIE Direct N13は、CPUにAMD Ryzen 7000シリーズを搭載した13.3型のモバイルノートPCです。購入時にAMD Ryzen 7 7730Uプロセッサー/AMD Ryzen 5 7530Uプロセッサー/AMD Ryzen 3 7330Uプロセッサーから選択できます。

 

本体は約972g~と軽量ながら、MIL-STD 810Hに準拠するなど、高い堅牢性を備えています。また、最大約10.5時間駆動のMバッテリーと最大約15.8時間駆動のLバッテリーを選択できるほか、ヤマハ製Audio Engineや美肌補正機能などによってオンラインMTGが快適になるなど、外出先で使用するのに向いている製品となっています。

 

直販価格は14万9000円(税込)からです。

 

LAVIE Direct DTは、拡張性を備えながら約幅89×奥行き298×高さ336mmとスリムでコンパクトなデザインのデスクトップPC。CPUは、第13世代インテル Core i9-13900 プロセッサー/Core i7-13700 プロセッサー/Core i5-13500 プロセッサー/Core i3-13100 プロセッサーから選択できます。また、SSDのストレージ構成はもちろん、SSDとHDDのハイブリッドストレージ構成も選択可能です。メモリーは最大64GB搭載できます。

 

このほか、テンキー付きUSB小型キーボードやUSBレーザーマウスを同梱。さらにセットモデルのディスプレイは、24型ワイドVA液晶と23.8型ワイド LED IPS液晶から選べます。

 

直販価格は13万9000円(税込)からです。

 

なお、どちらのモデルも「PaintShop Pro 2023」、「Adobe Creative Cloudフォトプラン(1年)」、「Xbox Game Pass Ultimate(3ヶ月)」が付属します。ただし、PaintShop Pro 2023は「ミニマムソフトウェアパック」選択時は除き、Adobe Creative Cloudフォトプランはライセンスカードがなくなり次第終了、Xbox Game Pass Ultimate(3ヶ月)は18歳未満だと利用できません。

NECがビジネス向けPCを一新。基本性能を強化し、オンラインミーティング支援機能を幅広いモデルに搭載

NECは、ビジネス・教育向けPCのラインアップを一新し、ノートPC「VersaPro」およびデスクトップPC「Mateシリーズ」の新製品17タイプ81モデルを発売しました。

 

NECは、ハイブリッドワークが広がる中で、勤務形態も職種や業種によって多様化が進み、より柔軟な働き方が必要と考えているそうです。一方で、社員のコミュニケーション活性化に向けて、リモート会議の需要も高まっているとのこと。そんな状況において、ビジネス向けPCには、働く場所に適した機能や性能に加え、業務効率化につながる操作性や利便性が求められるとしています。

 

そんななかで、新たに登場した製品は、新CPUの採用による性能強化、オンラインミーティング機能の強化などを実現しています。

 

新製品は、インテル第13世代CPUを搭載した15.6型ノートPCやデスクトップPCをラインアップ。また、モバイルノートPCの「VersaPro UltraLiteタイプVC」にはAMD Ryzen Pro 7000 シリーズCPUを採用しています。

 

さらに、ノートPCとデスクトップPCの全モデルに、標準ストレージとしてSSDを搭載することで、シリーズ全般で基本性能を高めています。

 

ミーティング機能は、周囲の音をカットして発話者の声をよりクリアに伝えることが可能なビームフォーミング機能を、モバイルノートPC「VersaPro UltraLiteタイプVC」および15.6型ノートPC「VersaPro タイプVD/VX」の3タイプに新搭載。これにより、周囲のノイズを抑えて自分の音声をクリアに相手に伝えるノイズサプレッサーや、マイクで拾ってしまうキーボード打鍵音を抑制するタイピング音抑制と合わせて、オンラインミーティングの利便性を向上させ、円滑なコミュニケーションが可能としています。

LAVIE史上最高峰。NECPCが4000台限定ノートPC「LAVIE NEXTREME Infinity」発売

NECPCは8月1日、LAVIE史上最高峰とする個人向けのノートPC「LAVIE NEXTREME Infinity」を発表しました。価格は27万4780円(税込)で、直販モデルは同日から、店頭モデルは8月3日から発売します。

 

初代PC-9801の発売から40周年を記念して、4000台限定で販売されるアニバーサリーモデル。LAVIE史上最速のパフォーマンス、最上のディスプレイ、最高の操作性を追求したとうたう、フラッグシップノートPCです。

↑「史上最強」が付けられた製品。なお、発表会場ではオリジナルVTuberがプレゼンする、異例の形式に

 

店頭モデルのスペックは、CPUが第13世代インテル Core i7-13700Hプロセッサー、グラフィックスがインテル Arc A570M グラフィックス、メモリーが16GB(DDR5)、ストレージが1TB SSD(PCle接続)。また、高いパフォーマンスを維持するため、熱による性能低下を防ぐ「Dualファン 冷却システム」を搭載しています。

 

ディスプレイは16型の16:10比率、解像度は3840×2400ドットの有機EL液晶を採用しています。色域はDCI-P3を100%カバー。

↑発表会で展示されていたLAVIE NEXTREME Infinity

 

キーボードは、手前から奥に向かって約3.5度の緩やかな傾斜が付いたステップスカルプチャ設計を取り入れました。手前はフラットに、奥のキーは傾斜が強いため、優れた打ち心地を実現しているといいます。このほか、シリンドリカルキー、静音設計、バックライトなどを採用しています。

 

さらに、PCとしては初めて、波長360~400ナノメートルの可視光を照射する「バイオレットライトLED」を搭載。慶応義塾大学発のベンチャー企業である坪田ラボ監修のもと、屋内活動の多い現代人の眼に必要といわれるバイオレットライトを浴びることが可能になったといいます。

↑眼に必要なライトを屋内でも取り込める、バイオレットライトLEDが搭載

 

もうひとつ新機能として「バ美肉(VTuber)機能」を搭載し、だれでも簡単にVTuberを始められるガイドやアプリをパッケージングしています。

 

インターフェイスはUSB 3.2(Type-A)×2、Thunderbolt 4(USB Type-C)、有線LAN、HDMI出力、ヘッドホン/マイクジャック、SDメモリーカードスロットをそろえています。

 

バッテリーは約9.7時間駆動のほか、重さは約2.5kgとなっています。

 

注力エリアは3つ。LAVIE NEXTREME Infinityはハイパフォーマンス向け

発表会に登壇した同社の執行役員である河島 良輔氏は、PCにおける注力エリアを3つに分けていると説明します。

↑河島 良輔氏

 

「若い世代は特に、コロナ禍において学校でPCを使う頻度が増えており、PCの浸透が目覚ましい状態です。そこをしっかりとアプローチしていきたいと思っています。次は、ハイパフォーマンス。ゲーミングやクリエーションが中心で、良いPCを使いたいお客様がいます。もうひとつはハイブリッドワーカーですね。コロナ禍ではテレワークという形がありましたが、いまは出社と在宅で働くハイブリッドなお客様が増えています。そういったところにしっかりと適したPCを提供できればと思い、フォーカスしています」

↑2023年にNECPCが注力している3つの領域

 

そのなかで、LAVIE NEXTREME Infinityはハイパフォーマンスを求めるユーザーを対象にした製品と位置付けています。

 

記念モデルとして、「PC-9801らしさ」こそ見られませんが、いまのユーザーに求められる形をLAVIEとして追求。しかも、製品の完成度を高めながら価格は30万円を切るなど、コストパフォーマンスにも優れていると言えます。加えて、バイオレットライトLED、そしてバ美肉機能といった先進性やおもしろさに振った要素も備えています。40周年の記念として、十分に注目されそうな製品です。

NECPCからRyzen搭載大画面ノートPCや、第13世代インテルCPU搭載のゲーミングPC「LAVIE Direct GX」など登場

NECPCは8月1日、2023年夏の新製品としてノートPC2モデルと、直販サイト「NEC Direct」専売のデスクトップ2モデルを発表しました。ノートPCは15.6型の「LAVIE N15」と14型の「LAVIE N14」、デスクトップはゲーミングPCの「LAVIE Direct GX」と、スリムコンパクトな「LAVIE Direct DT Slim」です。

 

15.6型はRyzen搭載モデルを用意、14型はビジネス作業向きの機能を搭載

↑LAVIE N15

 

LAVIE N15はあらたにAMDのRyzen搭載モデルと、第11世代インテル Core プロセッサー搭載モデルをラインアップ。スペックは下記のとおりです。

N1575/Gシリーズ N1570/Gシリーズ N1535/Gシリーズ
ディスプレイ 15.6型IPS液晶
プロセッサー Ryzen7 7730U

(8コア、16スレッド)

Core i7-1165G7

(4コア、8スレッド)

Core i3-1115G4

(2コア、4スレッド)

グラフィックス AMD Radeon インテルIris Xe グラフィックス インテル UHD グラフィックス
メモリー 16GB 8GB
ストレージ 512GB SSD 256GB SSD
バッテリー 約13.3時間 約6.8時間 約7時間
市場想定価格 21万9780円(税込)前後 18万6780円(税込)前後 15万3780円(税込)前後

 

Ryzen搭載のN1575/Gシリーズは、最新のWi-Fi 6Eに対応。また、スリープ時でも低消費電力状態を維持して無線通信が可能なうえに、スタンバイからの復帰も速い「Modern standby」に対応しています。

 

ディスプレイの解像度はフルHD(1920×1080ドット)のほか、ベゼルは狭額縁に仕上げています。また音質はヤマハ製の「AudioEngine」を採用しており、臨場感のあるサウンドを実現。なお、15.6型ならではの装備として、N1575/GシリーズはBDXLドライブ、インテルCPU搭載の2モデルはDVDドライブを内蔵しています。

 

さらに、N1575/Gシリーズは静音キーボードや、指紋認証付きの電源スイッチなどを搭載しています。

 

LAVIE N14は2モデルを展開します。

N1475/G シリーズ N1435/G シリーズ
ディスプレイ 14型IPS液晶
プロセッサー Core i7-1255U

(Pコア2/Eコア8、12スレッド)

Core i3-1215U

(Pコア2/Eコア4、8スレッド)

グラフィックス インテルIris Xe グラフィックス インテル UHD グラフィックス
メモリー 16GB 8GB
ストレージ 512GB SSD 256 SSD
バッテリー 約13時間
市場想定価格 20万8780円(税込)前後 16万4780円(税込)前後

 

↑LAVIE N14

 

14型のディスプレイは縦に長い16:10比率のWUXGA(1920×1200ドット)解像度。また、静音キーボードを搭載するなど、PCでビジネス作業に向いている特徴を備えています。

 

さらに、両モデルともにWi-Fi 6EやModern standbyに対応。加えて上位のN1475/G シリーズは、フルHD画質のカメラや指紋認証によるWindows Helloを採用しています。

 

話題を集めたゲーミングデスクトップの2023年モデル

LAVIE Direct GXは、2022年7月に発売して注目を集めた「LAVIE GX」の新モデル。2022年モデルからCPUを最新の第13世代インテル Core プロセッサーに刷新したほか、メモリーやストレージなどの一部スペックの選択肢が広がっています。

LAVIE Direct GX
プロセッサー Core i7-13700F(16コア、24スレッド)/Core i5-13400F(10コア、16スレッド)
グラフィックス NVIDIA GeForce RTX 3060/NVIDIA GeForce GTX 1650SP
メモリー 32GB(16GB×2)/16GB(8GB×2)/8GB(8GB×1)
ストレージ
(SSDのみとSSDとHDDのハイブリッドを用意)
1TB SSD/512GB SSD/256GB SSD、1TB/512GB/256GB SSD+2TB/1TB HDD
ゲーミングセット あり(Xboxゲームコントローラー、ヘッドセット)/なし
参考価格 14万円(税込)から

 

↑LAVIE Direct GX

 

NVIDIA GeForce RTX 3060はメジャーなゲームタイトルを快適に遊べて、NVIDIA GeForce GTX 1650SPはエントリーゲーミングPCとして十分な性能としています。また、前モデル同様、ゲーミングセットを選べば、ディスプレイと組み合わせるだけで必要なものがそろうとのこと。

 

100以上のタイトルを遊べる「Xbox Game Pass Ultimate」を3か月間無料で利用できるほか、1980年代のレトロゲームを遊べる「プロジェクトEGGランチャー」で配信されている7タイトルを無料で楽しめます。プロジェクトEGGランチャーでは、会員登録なしで利用できるのが、「ルードブレイカー」「ザ・スキーム」「38万キロの虚空」、メール登録で利用できるのが、「ハイドライド」「夢幻の心臓II」「EGGY」「たぬキッズ」です。

 

なお、1年間無料でゲームに関する質問を24時間365日電話で問い合わせが可能な「LAVIE ゲーミングサポート」は付いていません。

 

↑コンパクトサイズのデスクトップ、LAVIE Direct DT Slimも登場。参考価格は13万1000円(税込)からです

NECPCが家庭向けノートPCの直販モデルを7万円台からで販売

NECパーソナルコンピュータは、直販モデル「LAVIE Direct N15 Slim」を発表。7月11日から発売しています。価格は7万8000円(税込)からです。

 

LAVIE Direct N15 Slimは、家庭向けの「LAVIE N15シリーズ」を薄型軽量にした15.6型ノートPC。厚み約17.9mmで、重さは約1.65kgに抑えられています。

 

CPUは、第13世代インテル Core i7-1355U プロセッサー、インテル Core i5-1335U プロセッサー、インテル Core i3-1305U プロセッサー、インテル U300プロセッサーから選択可能。また、メモリーはDDR5を採用しており、高速なデータ転送が可能です。

 

15.6型らしく、キーボードにはテンキーを搭載。さらにキーピッチを約18.5mmと広めにとったうえ、キーストローク約1.6mmと深いため快適にタイピングできるとしています。

 

このほか、「Adobe Creative Cloudフォトプラン」を1年間利用できるライセンスカードを添付したり、各種ゲームが楽しめる「Xbox Game Pass Ultimate」が3か月無料で利用できたりします。ただし、インテル U300プロセッサー搭載モデルは対象外です。

 

カラバリは、カームブラックとフロストブルーの2色展開です。

“しごでき”ギアでハイブリッドワークをさらに効率化! ワイド画面PCとサブモニターの傑作はコレだ

昨今スタンダードとなりつつあるハイブリッドワークでは、従来のオフィスワークの環境からの変化に戸惑う声も聞こえてくる。そんな悩みの種を取り除き、快適に仕事ができるギアを紹介しよう。今回はNEC「LAVIE NEXTREME Carbon」LGエレクトロニクス「LG gram +view 16MR70」をピックアップ!

※こちらは「GetNavi」 2023年6月号に掲載された記事を再編集したものです

 

【私が選びました】

GetNaviデジタル担当・上岡 篤

デジタル全般に明るい、本誌のデジタル・クルマ担当。在宅ワークを軸にしつつ、取材などに飛び回る日々を送る。

 

軽量&堅牢なPCを携行して世界中じゅうワークスペース化!

NEC
LAVIE NEXTREME Carbon

実売価格24万7280円(XC550/FAG)

アスペクト比16:10のWUXGA(1920×1200) 14.0型ワイド LED IPS液晶を採用。ボディにはカーボン素材を使用し、軽量ながら高い堅牢性を誇る。受話音量の均一化や、スピーカーの指向性の調節ができる「ミーティング機能」を搭載し、オンライン会議に便利。

SPEC(XC550/FAG)●CPU:第12世代 インテル Core i5-1235U プロセッサー●メモリー:16GB●ストレージ:512GB SSD●通信:LTE非対応、Wi-Fi 6E対応●サイズ/質量:約W313×H17.5×D218mm/約879g

↑インターフェイスが豊富。高速データ転送に加えて、給電やディスプレイ出力にも対応する「Thunderbolt 4」を2ポート備える

 

↑静音設計のキーボードは、1.5㎜のキーストロークで心地良く打鍵が可能。トップが凹んだ「シリンドリカル形状」で誤入力を抑える

 

【”しごでき”point】タスクバーのスペースぶん広く表示できるのは便利

「16:9のディスプレイだと、タスクバーぶんのスペースを“損”しています。16:10ならウェブページも『もう少しで見たい箇所が表示できるのに……』とイライラすることが少なくなります」(上岡)

 

ノートPCやスマホと接続してマルチタスクの効率をアップ

LGエレクトロニクス
LG gram +view 16MR70

実売価格4万9800円

ノートPCと接続してデュアルモニター環境を実現できるポータブルモニター。IPS液晶パネルを採用し、太陽光が照りつける屋外などの環境下でも反射や映り込みを抑える。スマホとの接続も可能で、電子書類や動画などの視認性を向上したい場面にも効果的。

SPEC●画面サイズ:16インチ●アスペクト比:16:10●最大解像度:2560×1600●リフレッシュレート:60Hz●応答速度:30ms(GTG)●サイズ/質量: W360×H246×D8mm/約670g(本体のみ)

↑カバースタンドが付属。背面にカバースタンドを貼った状態でも薄さ11mm、質量約920gなので、自在に持ち運んで作業しやすい

 

↑サブモニターに資料を表示させれば、対面での打ち合わせや、オンライン会議で画面共有したい際に便利。エンタメ視聴も快適だ

 

【”しごでき”point】モニターを設置できない外出先などで活躍!

「PD(Power Delivery)対応のUSB Type-Cを2ポート備え、PC接続と給電が同時に行えます。AC電源が不要で、一般的なモニターを持ち込めないカフェなど外出先での作業に最適です」(上岡)

11.5型の大画面! NECPC、Androidタブレット「LAVIE Tab T11」(T1175/FAS)を発売

NECパーソナルコンピュータは、個人向けAndroidタブレット「LAVIE Tab T11」のスタンダードモデルT1175/FASを、4月13日に発売しました。実売価格は税込6万280円。

 

同製品は、2K解像度(2000×1200ドット)でIPS液晶を採用した11.5型タブレット。リフレッシュレート120Hzに対応し、滑らかな映像表現が可能です。Dolby Atmos(R)対応のスピーカーを4つ備え、臨場感のある立体音響を楽しめます。

 

8コアプロセッサーMediaTek Helio G99、6GBメモリ、128GBストレージを搭載し、前世代モデルから大幅に性能を強化しています。通信規格Wi-Fi 6や、防塵防滴(IP52)に対応。

 

 

PC「LAVIE」との組み合わせで、LAVIE Tab T11をケーブルで接続することなく、PCのセカンドモニタや液晶タブレットとして活用できる「つながる!LAVIE for Android」を利用可能です。

 

別売オプションとして、なめらかな書き心地を味わえるデジタルペンG、ノートPCのように使えるスタンドカバー付きキーボード、スタンドとしても使えるタブレットカバーを用意しています。

運用者がより活用しやいよう強化、NECのPCセキュリティソフト「NeoFace Monitor」に新バージョン

NECは、高性能な顔認証エンジン「NeoFace」をベースとしたPCセキュリティソフト「NeoFace Monitor」の新バージョンを発表しました。4月10日から受注・提供を開始します。

 

製品としては1年ぶりのバージョンアップ。新バージョンでは、パッケージ版「NeoFace Monitor V7」とクラウド版「NeoFace Monitor クラウド版 R1.3」の両方が強化されています。

 

パッケージ版のNeoFace Monitor V7は、利用者情報管理の操作性が向上し、利用者情報全体の一覧表示や個別の設定情報を一元的に登録・更新できるようになりました。また、利用者情報の一括登録時に利用するCSVファイルがシンプル化されたほか、利用者管理機能や一時的な認証利用停止機能、ログ情報の消去機能が強化されるなど、運用者が活用しやすいよう、アップデートされています。

 

NeoFace Monitor クラウド版 R1.3では、オンプレミスADを経由せずにフルクラウドのMicrosoft Azure AD環境に、顔認証によるWindowsログオンが可能になりました。また、Microsoft IntuneやWindows AutopilotによるPCへのNeoFace Monitorクライアントソフトウェアの配布と自動インストールに対応。これにより、システム管理者の手間が軽減されます。

 

さらに、今回の新バージョンからNECのBio-IDiom Services ID連携に対応し、顔認証を利用した入退ゲート、決済、印刷などの用途で同じ顔情報を共有しながら連携が可能。

 

パッケージ版とクラウド版のそれぞれの希望小売価格(税別)は以下の通りです。

 

【パッケージ版】
ソフトウェア
NeoFace Monitor V7 クライアント用-i/SW(i配信、ライセンス無) 1000円
ライセンス
NeoFace Monitor V7クライアント用-i  1万4500円(1台)~
保守パック
保守1年更新 NeoFace Monitorクライアント用-i 2300円(1台)~

 

【クラウド版】
NeoFace Monitor クラウド版 R1.3 月額換算300円(1名)~
※初回購入時は、最低12か月分かつ10名以上の利用権が必要

もう失敗しない! 大学生のノートPCの選び方と、春の最新モデルを紹介

春の新生活を間近にひかえ、ガジェットや家電の購入を検討している人は多いでしょう。なかでも、4月から大学生になる人は準備に追われているのではないでしょうか。

 

大学生の新生活において、ガジェットや家電の購入で真っ先に検討してほしいのは、いまや生活の必需品ともいえるPCです。一言でPCといってもさまざまありますが、家と大学を往復する生活の中で、持ち運びに適したモバイルノートPCが狙い目。しかし、製品選びに迷っている人もいるはずです。そこで、この記事では、大学生向けにモバイルノートPCの選び方と、この春登場の最新モバイルノートPCを紹介します。

 

購入において気を付けたいことと、見るべきポイント

モバイルノートPCを選ぶうえで、見ておきたいポイントは大きく分けて3つあります。

 

持ち運ぶことを考えたときの軽さ

・快適に作業するためのキーボードやディスプレイ

・複数アプリの使用や負荷のかかる作業でもサクサクこなせるスペック

 

この3つをおさえつつ、どのような用途で使うかによって、細かい部分で選び方が変わってきます。たとえば、外に持ち運ぶ機会が多そうであれば軽さを第一条件にする、あるいはさまざまなアプリを開いてマルチタスクをこなしてみたいのであれば、軽さよりも大画面やスペック優先させるなどです。

↑家でじっくり作業をするのであれば大画面を、という選び方もあります。その場合、ここでは触れませんがモバイルノートPC以外の選択肢もあるでしょう

 

なお、いま販売されているモバイルノートPCの中には低価格で購入できるモデルもありますが、数年使用することを想定した、メインPCとして購入するのであれば、ハイエンドかそれに近いモデルの方を個人的にはオススメします。低価格な製品の中には使い勝手を犠牲にしているモデルもあり、途中で不満に感じて買い直すと、結果的に高くついてしまいます。もちろん、買い替え前提だったり、サブマシンとして使ったりする場合は問題ないと思いますが、そうでないなら納得のいく1台を選びましょう。PCの買い替えサイクルは5年と言われているので、大学生活の間は十分活躍してくれます。

 

軽さは1kgを切るかどうかで判断

モバイルノートPCの要といえるのが軽さです。大学生の場合、レポートの参考資料となる書籍などと一緒に、バッグにノートPCを入れて持ち歩くことも考えられますので、なるべく軽い方がうれしいはず。

↑ノートPCに文房具、資料、人によってはヘッドホンや化粧道具などをバッグに入れると思います。であればノートPCは軽い方がいいですよね

 

最近は、13.3~14インチのモバイルノートPCに目を向けると、1kgを切るモデルもありますので、1kgを切るかどうかをひとつの目安にすると選びやすいと思います。ただ、基本的に移動時に持ち運ぶと考えるのであれば、理想はやはり1kg以下でしょう。

 

キーボードはメーカーのこだわりをチェック。ディスプレイはサイズとアスペクト比に注目

カタログやWebサイトでチェックしにくいものの、意外と使い勝手に関わってくるのがキーボードです。店頭で試しにタイピングし、押し込んだときの感触やタイピング時の音をチェックするのが一番ですが、メーカーによってはキーボードにこだわりを持っているモデルもあります。そういったモデルを事前にチェックしてから店頭で触ってみるだけでも、候補は絞れるでしょう。

↑レポートや資料作成でしっかり作業するのであればタイピングするキーボードは重要。カタログやWebサイトを見ながら、実際に触ってみるのがオススメです

 

また、製品サイトでキーボード部分の写真が見られるようであれば、極端に小さいキーがないなど、配列をチェックしておくのも手です。

 

もうひとつ、使い勝手に大きく関わってくるのはディスプレイ。まずサイズは、モバイルノートPCだと13.3~14インチが主流です。軽さとの兼ね合いはあるものの、メインPCとして使うのであれば、できる限り画面は大きい方がよいので、14インチがいいでしょう。

 

また、ディスプレイのアスペクト比は縦に長い3:2もしくは16:10と、横に長い16:9が一般的になりつつあります。3:2や16:10だと、ExcelやWebサイトでより多くの情報を表示できるので作業向きです。一方の16:9は一般的なテレビと同じ比率であり、映像コンテンツを見るのに適しているので、エンタメに向いています。縦長か横長かは生活の中で優先すべきものを定めて選ぶのをオススメします。

↑ディスプレイは作業に加えて動画や映像ストリーミングサービス視聴の快適さにつながります

 

数年使用を考えるなら、CPU、メモリー、ストレージはなるべく高性能なものを

最後はPCの基本的な性能を決める部分です。モバイルノートPC選びにおいては、CPUとメモリー、ストレージでほぼ決まります。

 

最近ではチャットアプリ、Webブラウザー、メモアプリなどと複数のアプリを使うのは当たり前。そのときに快適に動くかどうかはCPUの性能に直結します。数年間なるべく快適に使うことも含めて考えるとするなら、高性能なCPUを選びたいところ。具体的にはインテル製のCPUであればCore i5/Core i7クラスが搭載されているモデルが挙がります。

↑このように複数のアプリを開いて作業はいまや当たり前。そこでもたつくとストレスになるのでなるべく高性能なCPUが望ましいです

 

また、メモリーも多くのアプリを同時に利用する場合には特に実力を発揮します。各アプリが必要とするメモリー量が増えていることもあって、いまだと16GBの容量を搭載しておくのがいいでしょう。

 

ファイルを保存するストレージは、モバイルノートPCだとSSDが主流。いまはSATA接続とNVMe対応のPCIe接続の二択ですが、PCIe接続の方が、多くの場合、ファイルの転送速度が2倍以上高速です。販売されているモデルもPCIe接続が多いので、PCIe接続を選ぶのが無難といえます。

 

容量は512GB以上がオススメ。256GBでも当面は問題ありませんが、メインPCとして使う場合、多くのアプリをインストールするほか、データもどんどん増えていきます。数年間は容量不足に悩まないためにも、512GBの容量があると安心できます。

 

このほか、バッテリーの持ちやインターフェイスがどれだけ豊富か、オンライン会議に適した機能やセキュリティ機能といった付加機能なども、できればチェックしたいところ。ただし、使ってみないとわからない部分でもありますので、まずはこれまで見てきたポイントをさらいながら、自分に合った1台を探してみてください。

↑インターフェイスとして定着したUSB Type-Cなど、インターフェイスも可能であれば気にしてみてください

 

2023年春に登場したモバイルノートPCをチェック

ここからは、2023年に登場したばかりの最新モバイルノートPCを紹介。購入の検討・比較の参考にしてみてください。

 

富士通クライアントコンピューティング

FMV「UHシリーズ」

 

14.0型ワイド液晶搭載ノートPCとして世界最軽量の約689gを実現した「UH-X/H1」など、軽さにおいて群を抜いたモデル。それでいて、厳しい耐久性試験をクリアしたほか、スペック面で最新の第13世代CPU インテル Core i7-1355Uや16GBメモリーを搭載するなど、隙のない仕様となっています。「FCCLキーボードマイスター」が監修したこだわりのキーボードや、豊富なインターフェイスも特徴です。

 

FMV UH-X/H1の主なスペック

サイズ/重さ:約幅308.8×奥行き209×高さ15.8~17.3mm/約689g

ディスプレイ:14インチ/WUXGA解像度(1920×1200ドット)/アスペクト比16:10

CPU:第13世代CPU インテル Core i7-1355U

メモリー:16GB

ストレージ:512GB SSD

バッテリー駆動時間:約11時間(JEITA 2.0)

インターフェイス:USB 3.2(Gen2)Type-C×2、USB 3.2(Gen1)Type-A×2、HDMI出力、有線LAN、マイク入力/オーディオ出力、microSDメモリーカード

実売価格:26万3780円(税込、ヨドバシ.com)

 

Dynabook

「dynabook R8」

 

約20.5時間と長時間のバッテリーを搭載。加えて、30分の充電でバッテリー駆動時間の約40%を充電できる「お急ぎ30分チャージ」に対応し、外出先でも安心して使えます。また、目の負担を軽減する「Low blue light液晶」の搭載、ボディの素材にマグネシウム合金を採用することで軽さと堅牢性を両立、高いスペックなどを備え、総合力の高い1台です。

 

dynabook R8の主なスペック

サイズ/重さ:約幅312.4×奥行き224.0×高さ15.9mm/約940g

ディスプレイ:14インチ/WUXGA解像度(1920×1200ドット)/アスペクト比16:10

CPU:第13世代CPU インテル Core i7-1360P

メモリー:16GB

ストレージ:512GB SSD

バッテリー駆動時間:約20.5時間(JEITA 2.0)

インターフェイス:USB Type-C(Thunderbolt 4)×2、USB 3.2(Gen1)Type-A×2、HDMI出力、有線LAN、マイク入力/オーディオ出力、microSDメモリーカード

実売価格:27万4780円(税込、ヨドバシ.com)

 

NECパーソナルコンピュータ

「LAVIE NEXTREME Carbon」

 

オンラインコミュニケーションをより快適にする機能の追加で、場所に依存しない使いやすさを追求したモデル。オンライン会議で顔の印象をアップするアプリ「YouCam 10」や、周囲の雑音を抑えて相手に自分の声を聞こえやすくするビームフォーミング機能などを搭載しています。もちろん、薄型軽量、高いパフォーマンスなど、モバイルノートPCに求められる性能も持ち合わせています。

 

LAVIE NEXTREME Carbon XC750/FAシリーズの主なスペック

サイズ/重さ:約幅313×奥行き218×高さ17.5mm/約887g

ディスプレイ:14インチ/WUXGA解像度(1920×1200ドット)/アスペクト比16:10

CPU:第12世代CPU インテル Core i7-1255U

メモリー:16GB

ストレージ:512GB SSD

バッテリー駆動時間:約24時間(JEITA 2.0)

インターフェイス:USB Type-C(Thunderbolt 4)×2、USB 3.2(Gen1)Type-A、HDMI出力、マイク入力/オーディオ出力、microSDメモリーカード

実売価格:27万4780円(税込、ヨドバシ.com)

 

なお、ここではこの春に登場したモバイルノートPCを紹介していますが、2022年発売のモデルまで範囲を広げると、ほかにも選択肢はありますので、気になる人はチェックしてみてください。

 

春はお得に買えるキャンペーンも必見

この時期は新生活に合わせて各メーカーでキャンペーンを実施していることがあります。そうしたキャンペーンをチェックして、最新モデルをお得に購入するのがオススメですので、気になるモデルは公式サイトなどを確認してみてください。

 

たとえば、今回紹介したFMVのUHシリーズは、購入してキャンペーンに応募するともれなく8000円がキャッシュバックされます。また、学生限定かつ抽選で4000人にManhattan Portageのコラボバッグがプレゼントされるキャンペーンも実施中。ほかのメーカーでもこうしたキャンペーンを実施している場合があるので、見逃さないようにしましょう。

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは閲覧できません。

CPUが進化してWi-Fi 6Eにも対応、NECPCがプレミアムな「LAVIE NEXTREME Carbon」など新モデルを発表

NECパーソナルコンピュータは1月24日、2023年の春モデルとしてノートPCの「LAVIE NEXTREME Carbon」「LAVIE N13」「LAVIE N15」および、タブレット「LAVIE Tab T11」を発表しました。

 

LAVIE NEXTREME Carbonは、「プレミアム・モバイル」と位置付けられるモデル。自宅でもオフィスでも働く、ハイブリッドワークを実践している人をターゲットにしています。

↑XC950/FAG

 

製品の特徴は、約879g~からと超軽量でかつコンパクトなボディや、24時間駆動のバッテリー、14型で16:10比率のディスプレイ、こだわりのキーボード、外出先でも使用できるセキュリティ機能などをそろえている点です。

 

2022年に登場した前モデルからはCPUとメモリーを強化したほか、新たにWi-Fi 6Eに対応しています。また、ミーティング機能として、Web会議中のマイクの前後に集音範囲を絞り、周囲の音をカットするノイズキャンセリング機能が追加されています。

 

上位モデル「XC950/FAG」の主なスペックはこちら。

 

CPU:第12世代インテル Core i7-1255U プロセッサー
メモリー:16GB(LPDDR5)
ストレージ:512GB SSD
ディスプレイ:14型(解像度は1920×1200ドット)
インターフェイス:Thunderbolt 4×2、USB 3.1(Type-A)、HDMI出力、microSDカードスロット
通信:LTE(nanoSIMスロット、eSIM対応)、Wi-Fi 6E対応
重量:約935g

 

発売は2月16日を予定しており、市場想定価格は25万8280円(税込)前後~です。

 

LAVIE N13は、コンパクトなモバイルノート。高性能なうえに、13.3型ディスプレイ搭載で約984g~と軽量なほか、最大で約18時間駆動のバッテリーを搭載しています。また、静音キーボードやMAMORIOのネットワークを活用したPC紛失防止機能なども採用。

↑N1375

 

前モデルからはCPUを強化したほか、Wi-Fi 6Eに対応。上位モデル「N1375/FA」シリーズのスペックはこちら。

 

CPU:第12世代インテル Core i7-1255U プロセッサー
メモリー:16GB
ストレージ:512GB SSD
ディスプレイ:13.3型(解像度は1920×1080ドット)
インターフェイス:USB 3.2(Type-C)、USB 3.2(Type-A)×2、HDMI出力、SDカードスロット
通信:Wi-Fi 6E対応
重量:約1035g

 

発売は1月26日を予定しており、市場想定価格は19万2280円(税込)前後~です。

 

LAVIE N15はスタンダードノートに位置するモデル。Wi-Fi 6Eや、スリープ状態で無線通信ができたりスタンバイ時からの復帰が速いためすぐにPCを使えたりする「モダンスタンバイ」に対応するほか、静音キーボード、指紋認証付き電源スイッチなどを搭載しています。

↑N1570

 

今回登場した中で上位モデルにあたる「N1570/F」シリーズのスペックはこちら。

 

CPU:第12世代インテル Core i7-1255U プロセッサー
メモリー:16GB
ストレージ:256GB SSD
ディスプレイ:15.6型
通信:Wi-Fi 6E対応

 

発売は3月2日~順次販売となっており、市場想定価格は16万4780円(税込)前後~です。

 

↑LAVIE Tab T11。キーボードとタッチペンは別売りです

は11型タブレットの中でハイエンドにあたるモデルです。タブレットとしては大画面なうえに、高性能と使い勝手の高さを実現しています。

 

 

ディスプレイは有機ELを採用した11.2型で、解像度は2560×1536ドット、リフレッシュレートは120Hzに対応しています。また、スペックはCPUがオクタコアのMediaTek Kompanio 1300T、メモリーが8GB、ストレージが256GBです。

 

発売は2月16日予定で、市場想定価格は9万3280円(税込)前後となっています。

モバイルノートPC全モデルが1kg以下に、NECのビジネス向けPCに新モデル

NECは1月17日、ビジネス向けノートPC「VersaPro」シリーズなど、17タイプ54モデルを発表。1月23日から出荷を開始します。

 

新モデルとして、モバイルノートPC「VersaPro UltraLiteシリーズ」のラインナップに、13.3型ディスプレイで重さ約993gを実現した「タイプVN」を追加。これにより、14型で約822gのフラッグシップモデル「タイプVG」、13.3型で約971gのスタンダードモデル「タイプVC」と、同社のモバイルノートPC全タイプが1kg以下のモデルになりました。

 

タイプVNは、インテル第12世代 Core プロセッサーを搭載したスタンダードモデル。インターフェイスには有線LANやSDカードスロット、HDMIなど、豊富なポートをそろえています。また、画面を開くとキーボードが奥から持ち上がるリフトアップヒンジや、カメラを閉じるプライバシーシャッターなどを搭載しています。

 

さらに、タイプVGとタイプVNには、ヤマハの音響技術「AudioEngine」によるミーティング機能を搭載。周囲の音をカットして発話者の声をよりクリアに伝えることが可能な「ビームフォーミング機能」によって、Web会議などでの円滑なコミュニケーションを支援するとしています。

 

このほか、ノートPCのラインナップでは、画面の大きい15.6型「VersaPro タイプVW」も性能を強化。マルチタスク作業時にパフォーマンスを発揮するAMD Ryzen 5 7530Uを搭載しました。

 

NECは、ハイブリッドワークが進展する中で、モバイル用途のPCには持ち運びやすさに加え、大画面による高い視認性と操作性の両立、Web会議へのよりスムーズな対応など、働く場所に関わらず生産性を維持する機能が求められているとしています。その中で、今回の新モデルはハイブリッドワークにおけるコミュニケーションの活性化や業務効率化、生産性向上を支援するとのこと。

 

新モデルのラインナップおよび販売価格・出荷時期は下記のとおりです。

大画面10.61型で、ファミリー利用にもぴったりのタブレット! NECPC「LAVIE Tab T10(T1075/EAS)」

NECパーソナルコンピュータ(NECPC)は、個人向けAndroidタブレット「LAVIE Tab T10」の上位モデル「T1075/EAS」の販売を、11月17日に開始しました。実売価格は税込5万3680円。

 

同製品は、現在販売中の「LAVIE Tab T10(T1055/EAS)」の上位モデル。最新OS Android 12に、8コアプロセッサーQualcomm SDM680を搭載し、メモリを6GB、ストレージを128GBに強化。

 

解像度2K(2000×1200)の10.61型IPSディスプレイとDolby Atmos対応クアッドスピーカーで、動画などの様々なエンタメコンテンツが楽しめます。

 

本体は質量約470g、最薄部7.45mmの薄型軽量設計で、スリムなベゼルにストームグレーとミスティグレーのツートンカラーデザインが特徴です。バッテリー容量は7700mAh(駆動時間約11時間)。

 

イラストやメモを書くときも便利なペン入力もサポート。各種コンテンツをパーソナライズ可能な「Google エンターテインメントスペース」や、保護者が子どもの使うアプリや利用時間などを制限できる「Google キッズスペース」、英語学習アプリ「Jazzles」「GLOBAL CROWN」なども備え、ファミリーでの利用にも適しています。

NEC「LAVIE N15」シリーズからプレミアムなラインナップ! 高性能を追求した上位モデル「N1585/EAL」「N1575/EAシリーズ」発売

NECパーソナルコンピュータ(NECPC)は、家庭向けノートPC、LAVIE N15シリーズのプレミアムモデル「N1585/EAL」「N1575/EAシリーズ」を、10月13日に発売しました。

↑N1585/EAL

 

今回発売された同製品は、CPUには2種類のコアによるハイブリッドアーキテクチャを採用した第12世代インテル Core i7-1260P プロセッサーを搭載。16GB DDR4メモリ、PCle Gen4対応512GB SSDを備え、メモリ、ストレージともに強化しています。

↑N1575/EAL

 

浮遊感のあるスリムボディで、ドロップダウンヒンジのフルフラットデザインが特徴です。ディスプレイは15.6型ワイドスーパーシャインビューLED IPS液晶(フルHD)を採用。静音設計のキーボード・タッチパッドで、快適な操作が可能です。幅広い帯域をカバーするYAMAHAサウンドシステムで、オンライン会議も快適に行えます。

↑N1575/EAR

 

写真・動画編集アプリの「PaintShop Pro 2022」「VideoStudio」や、3か月間無料で各種ゲームが楽しめる「Xbox Game Pass Ultimate」をプリインストール。スマートフォン感覚で使えるModern Standby機能や、指紋認証機能付き電源ボタンも搭載。Wi-Fi 6Eに対応します。

↑N1575/EAW

 

N1585/EALはインテル Arc A350M グラフィックスを搭載。デュアルファンによる冷却・放熱構造で、CPU、GPUの性能を引き出します。N1575/Eシリーズはブルーレイディスクドライブを備え、ディスクメディアによる動画鑑賞やバックアップなどで活用できます。

 

実売価格(税込)は、N1585/EALが28万280円、N1575/Eシリーズが24万7280円です。N1575/Eシリーズのカラーバリエーションは、ネイビーブルー、カームレッド、パールホワイトの3色展開。

子どものタブレット入門機にもピッタリ! 家族で使えるタブレット「LAVIE Tab T10」

NECパーソナルコンピュータ(NECPC)は、8月25日に個人向けAndroidタブレット「LAVIE Tab T10」を販売開始します。実売予想価格は3万7180円(税込)~。

 

同製品は、オクタコアプロセッサーUnisoc T610、4GBメモリ、64GBストレージを搭載したAndroidタブレットです。WUXGA(1920×1200)のワイドな10.1型IPSディスプレイや、Dolby Atmos対応デュアルスピーカーにより、動画などのエンタメコンテンツも楽しめます。

 

本体質量約460g、最薄部8.5mmの薄型軽量設計に、プラチナグレー/ホワイトのツートンカラーを採用したモダンなデザインが特徴。子どもの使うアプリや利用時間など保護者がを制限できる「Google キッズスペース」や、英語学習アプリ「Jazzles」「GLOBAL CROWN」をプリインストールし、子どもの利用にも適しています。

【西田宗千佳連載】ゲーミングPCにおける「厳しい道のり」を開拓するNEC PC

Vol.117-4

 

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回は、ゲーミングPCに再参入したNEC PCの狙いを紐解いていく。

↑NEC PC「LAVIE GX」。実売価格21万9780円~。上位モデルのCPUは第12世代 インテル Core i7-12700F、グラフィックスはNVIDIA GeForce RTX 3060を搭載し、クリエイター向けPCとしても十分なスペック。PC向けゲームに精通した技術者が、ゲームを快適にプレイできる環境設定などをアドバイスするサポートが1年間利用できる

 

NECパーソナルコンピュータ(NEC PC)は、今夏より、「LAVIE GX」シリーズでゲーミングPC市場に参入する。

 

ご存知のとおり、NEC PCはレノボグループの傘下であり、レノボは「Legion」というゲーミングPCブランドを展開中だ。同じグループ内でゲーミングPC事業がバッティングしてしまうわけだが、その辺はそもそも、ビジネスPCでもバッティングしているわけで、特に問題になるわけではない。むしろ、調達などではレノボグループの強みもあるわけで、NEC PCがゲーミングPCを作る素地は十分に整っていたわけだ。

 

だが、ここで問題がある。NEC PCのブランド認知は、どちらかといえば年齢層が高い。都会の専門店以上に、地方のロードサイドの家電量販店で強みを発揮するタイプのメーカーだ。

 

そうした属性は、いわゆるゲーミングPCを支持する層とは少し異なっている。普通にゲーミングPCを作っても、すでに国内でブランド価値を形成している各社に対して有利か、というとそうではないだろう。

 

NEC PCは2019年、社内プロジェクトとして「プロジェクト炎神」が進行中である、と公表した。過去にNECは、PC-8001に始まる8ビット・16ビットPCで1980年代・90年代にゲーム市場の基礎を作った。当時NECの関連会社であったNECホームエレクトロニクスは、ハドソンと組んでゲーム機「PCエンジン」も作っている。それにあやかり、「日本のNECらしいゲーミングPCを商品化しよう」というのがプロジェクト炎神だ、と筆者は理解している。

 

発売まで3年が必要であったというのは、NEC PC内部で相当いろいろなことがあったのだろう、とは予想できる。このプロジェクトによる「ゲームを指向したPC」開発は複数のラインが進行中で、LAVIE GXはあくまで、最初に製品化されたもの、という扱いであるらしい。

 

前述のように、NEC PCは既存のゲーミングPC市場とは少し距離のあるブランドだ。だから彼らは、サポートをセットにし、「リビングで安心して使えるゲーミングPC」というゾーンを選んだようである。

 

やりたいことはわかるが、これはなかなか厳しい道のりだ、というのが筆者の感想だ。

 

ゲームはやはり個人のものであり、リビングで遊ぶなら家庭用ゲーム機の方がいい。そのアンマッチ感が拭えない。NEC PCの読み通り、ゲーマーでないゲーミングPCニーズを発掘できればおもしろいが、その可能性はあまり高くないように思える。

 

ただ、これを足掛かりに、企画中のゲーミングPCが出てくるのは間違いない。LAVIE GXは、普通のゲーミングPCにすることもできた製品である。そうしなかったのなら、これから出てくるものも、他社で見たようなゲーミングPCとは違う線を狙っているのかもしれない。

 

難しいことだが、そうした市場開拓にチャレンジするのは悪いことではない、と筆者は思う。昔はPCゲーマーが、特殊かつ数の少ない市場だと思われていた。だが、どうやらそうではないことが見えてきている。すでに確立している「ゲーマー」層とは違うPCゲーマーを開拓できたら、おもしろいことになるだろう。

 

過去にNEC PCは、モバイル技術を使った試作機なども公開している。次に攻めるところがどこか、楽しみに待ちたい。

 

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【西田宗千佳連載】日本でも本格化する「ゲーミングPC」の波

Vol.117-1

 

本連載では、ジャーナリスト・西田宗千佳氏がデジタル業界の最新動向をレポートする。今回のテーマはNEC PCのLAVIE GX発売がきっかけとなる、日本製ゲーミングPCの本格化。海外と比べ低い普及率はどう高まっていくのか。

↑実売価格21万9780円からのNEC PC「LAVIE GX」。上位モデルのCPUは第12世代 インテル Core i7-12700F、グラフィックスはNVIDIA GeForce RTX 3060を搭載し、クリエイター向けPCとしても十分なスペックだ。PC向けゲームに精通した技術者が、ゲームを快適にプレイできる環境設定などをアドバイスするサポートが1年間利用できる

 

NEC PCとソニーがゲーミングPCに注目

NECパーソナルコンピュータ(NEC PC)は、ゲーミングPC「LAVIE GX」を7月14日に発売した。同社は40年前に発売された「PC-9801」をゲーミングPCの元祖と位置付け、24年ぶりの市場再参入と言っている。だが、このあたりについては当時のPC事情からすると異論のある人も多そうだ。

 

ここで重要なのは、NEC PCのような日本市場を中心としたPCメーカーが、ゲーミングPCに注目しているという点にある。NEC PC執行役員の河島良輔氏は、「海外ではゲーミングPCの比率が15%に伸びている。この製品だけですぐに大きな売り上げ比率の増加にはならないと思うが、数年かけていろいろな製品を増やしていけば、最終的に海外に近い比率まで伸びるのではないか」と期待を語る。今回は“リビングにおけるゲーミング・デスクトップ”というコンセプトだが、ほかの形の製品も考えていく計画であるという。

 

同じように、ゲーミングPCの世界に期待をかけるのがソニーだ。といっても、PCを売るわけではない。ソニーはあらたに「INZONE」というブランドを作り、ゲーミングディスプレイやゲーミングヘッドセットを販売する。

 

個人向け市場、特に若者向け市場でゲーミングPCの利用が伸び、関連機器市場も大幅に拡大している状況がある。だが一方で価格重視でもあり、“良いものを作れば売れる”と考えたため、ソニーは差別化できると確信し、参入を決めたのだ。ソニーは日本国内だけのビジネスではなく、世界中でINZONEブランドを展開する。「BRAVIA」や「α」、「ウォークマン」に並ぶサブブランドを立ち上げたと考えれば、ソニーの力の入れようも想像できる。

 

コロナ禍で大きく伸びたPC向けのゲーム市場

両社がゲーミングPC市場への参入を決定した理由には、コロナ禍が大きく影響している。日本は家庭用ゲーム機が強く、ゲーミングPCは海外に比べ弱い傾向にあった。だがコロナ禍においては、世界中でゲーム市場が大幅に伸びた。そのなかでは家庭用ゲーム機だけでなくPC市場が大幅に拡大しており、日本でも状況は同様だ。

 

NEC PCの発表会に登壇した、カプコンCS第二開発統括編成部の砂野元気氏は、「カプコンが販売する数百タイトルにおいて、PC向けが占める割合は3割まで伸びている」と話す。そこまで大きくなってきているならば、ゲームメーカーはPC対応ゲームを拡大するし、PCメーカーや周辺機器メーカーも、ゲーミングPC市場を重視するのも当然と言える。

 

ゲーミングPCは、キーボードなどの要素を除くと“高性能で十分なエアフローを備えたPC”でもある。これまで高性能PCはクリエイターもしくは業務向けという側面が強かったわけだが、味付けを変えればゲーマー向けにもなる。ディスプレイなどの周辺機器も同様だ。

 

ただ、単なる高機能製品ではもうゲーマーは満足しなくなっている。“ゲームに向く要素”がより重要になり、海外ではその追求が進んでいるためだ。

 

では、各社はどこで差別化を図っていくのか? コロナ禍でゲーミングPCが増えた本当の理由は何なのか? そうした部分は次回解説する。

 

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NEC、セキュリティの向上などでハイブリッドワークの課題解決を図るビジネスPCを発売

NECは7月7日、ビジネス・教育向けPC「VersaPro」シリーズおよび「Mate」シリーズを発売しました。ラインナップは、13.3型のモバイルノートPC「VersaPro UltraLite タイプVB」、15.6型のスタンダードノートPC「VersaPro タイプVD/VX/VA」、デスクトップPC「MateタイプME/MB/MA/ML/MC」をそろえ、合計で9タイプ33モデルとなっています。

 

NECでは、今後オフィスと在宅ワークを使い分ける働き方が加速すると推測しています。その中で、多様な働き方を支援し、ハイブリッドワークの課題を解決するために提供するのが、今回の新製品とのこと。モバイル性を追求するモデルや、セキュリティや利便性を向上させたモデルがラインナップされています。

 

スペック面において、新製品はいずれも、第12世代インテル Core プロセッサーおよび、高速なデータ転送が可能なLPDDR5規格のメモリーを搭載しています。

 

13.3型のVersaPro UltraLite タイプVBは、インターフェイスにThunderbolt 4対応のUSB Type-Cを2ポート、USB 3.2 Gen1 Type-Aを2ポート搭載。USB Type-Cはケーブル1本で充電しながら外部ディスプレイに映像を出力できるので、効率よく作業できるとしています。また、インテル Core i5-1245U プロセッサー搭載モデルは、インテルvPro プラットフォームに対応するほか、マイクロソフトが提唱するセキュリティ要件「Secured-Core PC」にも対応しています。

 

15.6型のVersaPro タイプVD/VX/VAは、従来モデルと同じ画面サイズながら、ディスプレイの左右ベゼルを狭くする新設計を採用。これにより本体サイズを小型化しています。また、これまで同社のモバイルノートPCに搭載されていた、オンライン会議などの音質を向上させる「ヤマハ製AudioEngine」を搭載。オフィスにおいても、周囲の音を気にすることなくオンライン会議が可能です。

 

なお、VersaPro タイプVD/VX/VAも、新たにインテルvPro EssentialsやマイクロソフトのSecured-Core PCに対応し、セキュリティの向上を図っています。

 

デスクトップタイプのMateタイプME/MB/MA/ML/MCは、インテルvPro Essentialsに対応しているうえに、全モデルでBIOS改ざんの検知や自己回復をするBIOS自己回復機能も搭載。セキュアなモデルとなっています。また、スリムタワーモデル「Mate タイプME/MB」では、マルチディスプレイ表示を従来の最大3画面から最大6画面までに対応できるよう強化し、利便性を向上させたとのこと。

 

販売価格と出荷開始時期は下記のとおりです。

覗き込み検知機能など、さらにセキュアで便利になったNECのPCセキュリティソフト「NeoFace Monitor」新バージョン

NECは、顔認証AIエンジン「NeoFace」を利用した、法人向けのPCセキュリティソフト「NeoFace Monitor」の新バージョンを発表。4月6日から順次販売を開始します。

 

新バージョンは、パッケージ版とクラウド版で提供。パッケージ版の「NeoFace Monitor V6」は、第三者によるPC画面の覗き込みを検知すると、PC画面にポップアップで通知するほか、自動的にPCをロックする機能を追加しています。また、自宅や外出先からオフィスにあるリモートPC環境への、顔認証によるログオンもサポート。テレワーク時の情報漏えいリスクを低減できるとしています。

 

クラウド版「NeoFace Monitor クラウド版 R1.2」は、スマホやタブレットから顔認証によるサインインで、企業が利用しているクラウドサービスにアクセスできる機能を追加。これにより、セキュリティ性の高いマルチデバイス運用が可能になり、情報セキュリティ対策とセキュアな環境下での利便性向上による業務効率化を実現できるといいます。

 

NeoFace Monitor V6の希望小売価格は、PC1台への導入で1万6800円(税別)から。発売は4月6日を予定しています。一方のNeoFace Monitor クラウド版 R1.2の希望小売価格は、月額換算で300円(1名あたり、税別)から。こちらは4月8日発売です。

覗き込み検知機能など、さらにセキュアで便利になったNECのPCセキュリティソフト「NeoFace Monitor」新バージョン

NECは、顔認証AIエンジン「NeoFace」を利用した、法人向けのPCセキュリティソフト「NeoFace Monitor」の新バージョンを発表。4月6日から順次販売を開始します。

 

新バージョンは、パッケージ版とクラウド版で提供。パッケージ版の「NeoFace Monitor V6」は、第三者によるPC画面の覗き込みを検知すると、PC画面にポップアップで通知するほか、自動的にPCをロックする機能を追加しています。また、自宅や外出先からオフィスにあるリモートPC環境への、顔認証によるログオンもサポート。テレワーク時の情報漏えいリスクを低減できるとしています。

 

クラウド版「NeoFace Monitor クラウド版 R1.2」は、スマホやタブレットから顔認証によるサインインで、企業が利用しているクラウドサービスにアクセスできる機能を追加。これにより、セキュリティ性の高いマルチデバイス運用が可能になり、情報セキュリティ対策とセキュアな環境下での利便性向上による業務効率化を実現できるといいます。

 

NeoFace Monitor V6の希望小売価格は、PC1台への導入で1万6800円(税別)から。発売は4月6日を予定しています。一方のNeoFace Monitor クラウド版 R1.2の希望小売価格は、月額換算で300円(1名あたり、税別)から。こちらは4月8日発売です。

ハイブリッドワークの課題を解決、NECが約822gと超軽量なノートPCなどを発売

NECは2月3日、ビジネス・教育向けPC「Mate/VersaPro シリーズ」から17タイプ48モデルを発売しました。

 

新モデルは、PCの筐体を変えずに最新OSのWindows 11を搭載したモデルと、筐体を一新したモデルを展開。新筐体モデルは性能アップデートし、ハイブリッドワークの課題を解決できるモデルとしています。

↑新ラインナップ

 

特にモバイルノートPCの「VersaPro UltraLite タイプVG」と「VersaPro UltraLite タイプVC」は、従来モデルの本体サイズや重量を同程度に維持したまま、画面サイズを大型化し、作業しやすい視認性と携行性を両立しています。

↑新製品のポイントはサイズをほぼ維持したまま、画面サイズを大型化しているところ。また、ビジネスの現場では人気の15.6型ノートPCはメモリーの容量を増やすなどし、アップデートしています

 

VersaPro UltraLite タイプVGは、幅313×奥行き218×高さ17.5mmと、13.3型の従来モデルとほぼ同じサイズながら、14型のWUXGA解像度(1920×1200ドット)ディスプレイを搭載したフラッグシップモデル。

↑VersaPro UltraLite タイプVG。画面の比率が16:10と縦に広く、たとえばExcelなどの作業では16:9の画面よりもはかどります

 

本体は最軽量時で約822gを実現しているほか、バッテリーは約15時間駆動~とモバイル性能に優れています。また、CPUには第11世代インテル Core プロセッサーを搭載し、高いパフォーマンスを期待できます。

 

さらに、LTE通信もしくは5G通信の選択が可能なほか、映像出力が可能なUSB Type-C×2基やカメラシャッターなどを搭載しています。

 

VersaPro UltraLite タイプVCは、従来の12.5型ノートPCの重量をほぼ維持したまま、13.3型のフルHD解像度(1920×1080ドット)ディスプレイを搭載したモデル。最軽量時は約971gです。

↑VersaPro UltraLite タイプVC。こちらは導入コストを下げたい人に向けたモデルだそうです

 

バッテリーは約10.5時間駆動~となっているほか、CPUにはAMDのRyzen 5 5500Uを搭載。Web会議をしながら資料作成など、ハイブリッドワークで想定されるマルチタスクも容易にこなせるとしています。

 

NECのWeb直販サイトでの最小構成価格は、VersaPro UltraLite タイプVGが20万7130円(税込)~、VersaPro UltraLite タイプVCが14万8720円(税込)~となっています。

 

なお、2月3日から3月28日までは一部で値引きするキャンペーンも実施。詳細は直販サイトを確認してみてください。

NECPC、どこでも生産性が求められる時代を意識したモバイルノートPCなどを発表

NECパーソナルコンピュータは2月1日、2022年の春モデルとしてモバイルノートPC2シリーズ、一体型デスクトップPC2シリーズ、Androidタブレット1シリーズを発表しました。

 

どこでも生産性が求められる昨今を意識したLAVIE NEXTREME Carbon

モバイルノートPCは、「Z世代の新入学・新生活を応援、軽量モビリティを備えた」とうたうモデル。モバイルワークに向いた「LAVIE NEXTREME Carbon」と軽量モバイルの「LAVIE N13」がラインナップに加わりました。

 

LAVIE NEXTREME Carbonは、モビリティ、プロダクティビティ、セキュリティを追求したとするモデルです。在宅ワーク、オンライン授業、コワーキングスペースで作業するテレワークなど、どこでも生産性が求められる昨今を強く意識して製品化したといいます。

↑LAVIE NEXTREME Carbonの最上位モデル「XC950/D」

 

モビリティにおいては、14型ディスプレイを搭載しながら約883g~の軽量ボディを実現。加えて、約24時間駆動するバッテリーを搭載しています。また、天板には東レが開発したカーボンを、底面には剛性を持たせつつ熱伝導率の高さとファンによる振動の低減を実現したカーボンを採用し、高い耐久性を確保しました。

 

プロダクティビティにおいては、ディスプレイのアスペクト比を16:10にすることで、画面の表示領域を広くしています。また、バックライト搭載キーボードのほか、フルHD解像度のWebカメラ、キーボード音やマイクに集音されてしまうノイズを抑制するヤマハのミーティング機能などを搭載。さらに、オンライン会議や飲み会においてWebカメラによる映像を演出するソフト「YouCam 9」も採用しています。

 

セキュリティ面では、ノートPCを左右から覗き込まれたときに検知する機能が採用されているほか、PC紛失時にスマホに通知が届くPC紛失防止機能「MAMORIO」を2年間無償で利用できます。

 

このほか、手持ちのPCをセカンドディスプレイとして活用できるアプリ「つながる!LAVIE」も新たに搭載。LAVIE NEXTREME Carbonと手持ちのPCを同じWi-Fiに接続し、アプリを立ち上げるだけで、ディスプレイを拡張できるうえに、2台のPC間でファイルの共有や移行が可能です。

 

LAVIE NEXTREME Carbonのラインナップは3モデル。最上位モデルのスペックは、インテル Core i7-1195G7 プロセッサー、16GBメモリー、512GB SSD、Windows 11 Home 64ビットで、ディスプレイはノングレアでWUXGA解像度(1920×1200ドット)となっています。

 

インターフェイスは、Thunderbolt 4×2、USB 3.2 Gen2(Type-A)、HDMI出力、micro SDメモリーカードスロットをそろえています。このほか、LTE通信にも対応。

 

市場想定価格は28万280円(税込)前後で、2月10日に出荷開始予定です。

 

持ち運びに適したLAVIE N13

LAVIE N13は13.3型ディスプレイを搭載したモバイルノートPC。バッテリー駆動は約10.5時間~で重量は約970g~と、持ち運んで使うのに適したモデルです。

↑LAVIE N13の最上位モデル「N1375/DA」

 

また、上位モデルのLAVIE NEXTREME Carbonと同様、キーボード音やマイクに集音されてしまうノイズを抑制するヤマハのミーティング機能、YouCam 9、つながる!LAVIEも搭載されています。

 

ラインナップは3モデル展開。最上位モデルのスペックは、AMD Ryzen 7 5700U、16GBメモリー、512GB SSD、Windows 11 Home 64ビットで、ディスプレイはノングレアでフルHD解像度(1920×1080ドット)となっています。

 

インターフェイスは、USB 3.2 Gen2(Type-C)、USB 3.2 Gen2(Type-A)×2、HDMI出力、SDメモリーカードスロットをそろえています。

 

市場想定価格は19万7780円(税込)前後で、2月中旬に出荷開始予定です。

 

チューナー搭載でテレビも見られる一体型デスクトップ

一体型デスクトップPCは27型ディスプレイの「LAVIE A27」と23.8型ディスプレイの「LAVIE A23」を用意。最上位モデルのスペックは、AMD Ryzen 7 5800U、16GBメモリー、1TB SSD、Windows 11 Home 64ビットで、ディスプレイの解像度はフルHDです。

↑LAVIE A27の最上位モデル「A2797/D」

 

また、地上・BS・110度CSデジタル対応のダブルチューナーを搭載。さらにBDXLも備えています。

 

市場想定価格は28万5780円(税込)前後で、4月上旬の出荷予定です。

 

タブレットは最上位モデルが登場

Androidタブレットは12.6型の「LAVIE Tab T12」が登場。NECパーソナルコンピュータの最上位に位置付けられ、エンタメ、クリエイティブ作業、ビジネス作業をこなせるモデルだそうです。

↑LAVIE Tab T12

 

主なスペックは、Qualcomm Snapdragon 870、8GBメモリー、256GBのストレージ、Android 11で、ディスプレイは有機ELを採用するほか、2560×1600ドットの解像度、120Hz対応のリフレッシュレート、600nitの輝度を実現しています。

 

また、JBLのスピーカーを本体左右に合計4基搭載。低音域の迫力とクリアなサウンドを楽しめます。

 

さらに、別売ではありますが、オプションとして専用のデジタルペンとスタンドカバー付きのBluetooth対応キーボード、タブレットカバーを用意しています。

↑キーボードを使ってノートPCライクに使ったり、ペンでクリエイティブ作業をこなしたりと、幅広い使い方ができそうです

 

市場想定価格は10万2080円(税込)前後で、3月17日の出荷予定です。

NECがウイルスや菌を不活化するコーティング剤をPCに塗布するサービスを開始

NECは1月19日、新型コロナウイルスなどを不活化する「Hシールド技術」搭載のガラスコーティング剤「Dr.ハドラスEX」を、PCに塗布するサービスを開始すると発表。2月下旬からスタートします。対象となるのはビジネス・教育向けPCで、一般ユーザー向けには展開しません。

 

NECによると、新型コロナウイルスなどの感染症との共存が新しい常識となったいま、企業や公共機関、教育機関などでは安全に業務に取り組める環境の整備や、人々が安心してサービスを利用できる状態を保つことが求められているそうです。

 

その中で、さまざまな用途で使用されるPCは、アルコール液などでふき取り消毒されるのが一般的になりつつありますが、ひんぱんにふき取る必要があるため、業務に支障をきたすなどの課題があるとしています。

 

そこでNECは、Dr.ハドラスEXを開発したハドラスホールディングスと独占契約を締結。PCに塗布するサービスを展開します。

 

サービスは、PCの初期設定などを実施しているNECのキッティングセンターで、独自の認定を取得した作業員がDr.ハドラスEXを塗布するメニューと、作業員が訪問して塗布するメニューの2種類を用意。また、塗布できるのは、ノートPC、デスクップPC、タブレットで、新規購入/すでに導入済みのどちらでも構いません。NEC製以外の製品も塗布可能です。ただし、スマホは対象外となっています。

 

塗布する部分はノートPCであればディスプレイ以外の全面、デスクトップPCはキーボードやマウス、電源ボタンなど触れる機会の多いところとしています。ディスプレイについては、フッ素加工などが施されている場合があり、コーティング剤が弾かれるケースがあるため塗布しないそうです。ただし、専用のフィルムなどをディスプレイに貼って、そのうえにコーティング剤を塗布することは可能とのこと。

↑作業員がファイバー素材の布にDr.ハドラスEXをたらし、その布でPCを拭いていきます

 

サービスで使用するDr.ハドラスEXは、素材に塗布すると空気中の水分と反応し、高純度のガラス被膜を生成。汚れや傷から素材を守るうえに、独自のHシールド技術によってガラス被膜に付着したウイルスや菌を不活化させる効果があるそうです。

↑ハドラスホールディングスのDr.ハドラスEX。一般販売はされていません

 

その効果は、日本繊維製品品質技術センターの評価試験において、塗布後24時間で細菌・ウイルスが99.9%減少(新型コロナウイルスも同様)したことを確認。さらに、国際機関であるISOからSIAA(抗ウイルス加工・抗菌加工)の基準をクリアし、認証を受けているとしています。

 

希望小売価格は下記のとおりです。

 

キッティングセンターでの塗布
100台パック 44万円(税込)
追加20台パック 8万8000円(税込)

 

訪問での塗布
20台パック 21万3400円(税込)から
40台パック 33万5500円(税込)から
60台パック 44万9900円(税込)から
80台パック 52万9100円(税込)から
100台パック 63万8000円(税込)から
100台に追加の20台パック 12万7600円(税込)から

Windows 11とOffice 2021搭載の直販サイト専売PCがNECPCから登場

NECパーソナルコンピュータは、Windows 11やOffice 2021を搭載したモバイルノートPC「LAVIE Direct PM(X)」および、デスクトップPC「LAVIE Direct DT Slim」「LAVIE Direct DT」の販売を開始しました。

 

3モデルは、2021年秋冬モデルの追加ラインアップにあたり、直販サイトのNECダイレクトのみで販売されます。

 

LAVIE Direct PM(X)は、13.3型液晶ディスプレイ搭載のモデル。スペックは第11世代インテル Core i5-1135G7プロセッサー、8GBもしくは16GBメモリー、ストレージは256GB/512GB/1TB SSDとなっています。

 

このほか、本体重量は約1.31kg。バッテリー駆動時間は約19時間です。

 

価格は14万3000円(税込)から。

 

LAVIE Direct DT Slimは、容量1Lサイズの本体と、23.8型液晶ディスプレイがセットになったデスクトップPC。コンパクトな本体ながら、USBポート6基のほか、DisplayPort、HDMIなどを備えています。さらにカスタマイズでシリアルポートやDVDスーパーマルチドライブも選択可能です。

 

価格は9万3000円(税込)から。

 

LAVIE Direct DTは、スリムタワー型本体と23.8型液晶ディスプレイがセットになったモデル。本体はPCI Express ×16を1スロット、PCI Express ×1を2スロット、PCIを1スロットを搭載し、拡張性に優れています。

 

価格は10万9000円(税込)からです。

ハードディスクのデータを確実に消去! NECPC「ハードディスクデータ消去ツール」が、ADEC認証を取得

NECパーソナルコンピュータ(NECPC)と日本電気(NEC)は、NECブランドのWindows PCに標準搭載されている「ハードディスクデータ消去ツール」が、PCのデータ消去が適正に行われたことを証明する第三者機関「データ適正消去実行証明協議会(ADEC)」の認証を取得したことを発表しました。

 

2020年12月に改定された、総務省の「地方公共団体における情報セキュリティポリシーガイドライン」では、「情報システム管理者は、機器を廃棄、リース返却等をする場合、機器内部の記憶装置から、全ての情報を消去の上、復元が困難な状態にする措置を講じなければならない。」と示されており、機密情報やプライバシーを守る上で、PC廃棄時にデータの確実な消去をする必要性が高まっていました。

 

同ツールは、そのようなユーザーの声に応えるためにNECPCが開発した独自ソフトウェアで、3段階のデータ上書き消去方法を提供。ADECの「データ消去技術ガイドブック」(第2.3版)に記載される“Clear”のレベルを満たしたことから、ADECに認証されました。

 

ADEC認証を取得した「ハードディスクデータ消去ツール」搭載モデルは、2018年7月以降に発表された、LAVIE N11・Direct N11・Windows 10 Sモデルを除くNEC LAVIEシリーズ(Windows PC)、NEC VersaProシリーズ、NEC Mateシリーズ。

NECPCが7万円台からの15.6型スタンダードノートPC「LAVIE Direct N15(S)」を発売

NECパーソナルコンピュータは、直販モデルであるLAVIE Directシリーズの新製品「LAVIE Direct N15(S)」を発売しました。価格は7万5000円(税込)からです。

 

LAVIE Direct N15(S)は、従来から好評とするスタンダードノートPC「LAVIE N15」シリーズの直販モデル。映画や音楽などにおいて臨場感あふれるサウンドを楽しめるDolby Audioを採用するほか、物理的なカバーでWebカメラを覆う「プライバシーシャッタ」を搭載するなどの特徴をそなえています。

 

最も安価なモデルのスペックは、インテル Celeron プロセッサー 6305、4GBメモリー、256GB SSDで、OSはWindows 11 Homeを搭載しています。なお、カスタマイズによるスペックアップも可能です。またディスプレイは15.6型で、解像度は1366×768ドットとなっています。

 

外部インターフェイスは、USB Type-C、USB 3.2×2、HDMI出力、有線LAN、ヘッドホン/マイクジャック、DVDスーパーマルチドライブをそろえています。

 

本体サイズは約幅363×奥行き255×高さ22.9mm、重さは約2.2kgです。

NECPCからWindows 11搭載PCが登場、360度回転するディスプレイ搭載の「LAVIE N11」など

NECパーソナルコンピュータは10月5日、Windows 11搭載の個人向けPCを発表。10月7日から発売します。

 

ラインアップは、コンバーチブルノートPC「LAVIE N11」シリーズの店頭モデル、スタンダードノートPCの「LAVIE N15」シリーズ、スリムノートPCの「LAVIE N14」シリーズ、オールインワンデスクトップPCの「LAVIE A27/A23」シリーズをそろえています。

 

4つのスタイルで使える11.6型ノートPC「LAVIE N11」シリーズ

↑LAVIE N11

 

LAVIE N11シリーズは、11.6型のディスプレイが360度回転するモデル。ノートPCスタイル、キーボード部をスタンドにするスタンドスタイル、ディスプレイとキーボード部で本体を立てるテントスタイル、360度回転させるタブレットスタイルで使用できます。

 

このほか防滴・抗菌仕様なうえに打ちやすい19mmのキーピッチを確保したキーボードや、文字入力やイラスト作成が可能なペンが付いています。

 

さらに、米国国防省が定める「MIL-STD-810H」準拠のテストをクリアする堅牢性を備えています。

 

スペックは、CPUがCeleron N5100、4GBメモリー、128GB eMMCを搭載するほか、バッテリーは約10.2時間持つ容量を装備。OSはWindwos 11 Proとなっています。また、本体サイズは約幅290.4×奥行き212.1×高さ20.5mm、重量は約1.34kgです。

 

なお、はじめてPCに触れる子ども向けにタイピングカバーを付属しています。

 

市場想定価格は9万8780円(税込)前後です。

 

作業中の快適さを追求したスタンダードノートPC「LAVIE N15」

↑N1585/CAL

 

15.6型のLAVIE N15は5モデルをラインアップ。全モデル共通で、キーボードのキートップ中央に窪みをつけた「シリンドリカルキーボード」を搭載し、作業中の快適さを追求しているとしています。

 

それぞれのモデルのスペックと価格は下記のとおりです。

 

N1585/CAL N1575/Cシリーズ N1565/Cシリーズ N1555/Cシリーズ N1530/Cシリーズ
ディスプレイ 15.6型ワイドスーパーシャインビューLED IPS液晶 15.6型ワイドスーパーシャインビューLED 液晶
CPU Ryzen 7 5800U Core i7-1165G7 Ryzen 7 5700U Ryzen 5 5500U Core i3-10110U
メモリー 16GB 8GB
ストレージ 1TB SSD 512GB SSD 256GB SSD
光学ドライブ ブルーレイ DVD
無線LAN Wi-Fi 6対応
バッテリー 約7時間駆動 約7.5時間駆動 約7.7時間駆動
本体サイズ 約幅362.4×奥行き253.8×高さ22.7mm
重量 約2.2kg 約2.1kg 約2.2kg 約2.1kg
OS Windows 11 Home 64ビット
市場想定価格(税込) 23万6280円 21万9780円 19万7780円 18万1280円 17万280円

 

オンライン会議向けの機能を備えた14型モバイルノートPC「LAVIE N14」

↑N1475/C

 

LAVIE N14シリーズは14型ディスプレイ搭載のモバイルノートPC。リモートワークの拡大で利用頻度の増えたオンライン会議を快適にするための「ミーティング機能」を搭載し、スピーカーから聞こえる音の範囲を切り替えるほか、人の音声を明瞭にする処理を実行するとしています。

 

ラインアップは2モデル。それぞれのスペックと価格は下記のとおりです。

 

N1475/C N1435/C
ディスプレイ 14.0型ワイドスーパーシャインビューLED IPS液晶 14.0型ワイドスーパーシャインビューLED液晶
CPU Core i7-1165G7 Core i3-1115G4
メモリー 8GB
ストレージ 512GB SSD 256GB SSD
無線LAN Wi-Fi 6対応
バッテリー 約12時間駆動
本体サイズ 約幅327×奥行き225.7×高さ19.2mm
重量 約1.47kg 約1.46kg
OS Windows 11 Home 64ビット
市場想定価格(税込) 21万4280円 17万280円

 

独自デザインのオールインワンデスクトップPC「LAVIE A27/A23」

↑A2797/CAB

 

LAVIE A27/A23シリーズは、正面から見たときにディスプレイ画面だけが見える独自デザインのオールインワンデスクトップPC。

 

ラインアップは4モデル。それぞれのスペックと価格は下記のとおりです。

 

A2797/CAB A2377/Cシリーズ A2365/Cシリーズ A2335/CAW
ディスプレイ 27型ワイドスーパーシャインビューLED IPS 液晶 23.8型ワイドスーパーシャインビューLED IPS 液晶
CPU Core i7-10510U Core i3-10110U
メモリー 16GB 8GB
ストレージ 256GB SSD+4TB HDD 1TB SSD 512GB SSD
TVチューナー 3波ダブルチューナー なし
無線LAN Wi-Fi 6対応
OS Windows 11 Home 64ビット
市場想定価格(税込) 28万5780円 26万9280円 23万780円 20万3280円

 

働き方改革やIT教育でニーズが変化! NECレノボの国内拠点で見えた新時代のビジネスとは

レノボ・ジャパンは、同社の国内における保守サポート拠点であるNECパーソナルコンピュータ群馬事業場のオンラインツアーをメディア向けに開催しました。

 

群馬県太田市に構える同事業所では、NEC・レノボジャパングループのパソコンやタブレット端末、グループ傘下のモトローラ製スマートフォンの一部修理・保守を行ってきましたが、政府が推進するGIGAスクール構想により教育現場向けのデジタルデバイスの需要が増加。それに合わせて修理サービスの利用も増加する見込みのため、修理作業を行うフロアを従来比1.3倍に拡大し修理能力を向上しています。

↑新設された教育現場向けデバイス専用の修理エリア

 

同工場の修理部門では、修理品の1日修理完了率95%という目標を掲げてきましたが、2021年7月に目標達成し現在は記録を継続中とのこと。これは無償修理品が工場に着荷してから24時間以内に修理を完了し出荷まで行うというもの。迅速な修理によりカスタマーファーストを実現しています。

↑修理品が到着すると丁寧に状態確認を行い、傷や汚れなどがあれば記録します

 

オンラインツアーでは、修理製品の到着時の検品から情報登録、マザーボードの交換やフラッシュロムの検査などの工程を見ることができました。従来、各工程の担当者が紙に記入していた工程管理もデジタル化によって効率化されるなど、とにかくすばやく修理するための工夫が各工程で実施されており、1日修理完了率95%というのも納得の内容となっていました。

↑マザーボードの交換にかかる時間は約10分程度

 

↑オシロスコープを使った検査の様子

 

さらに、2021年2月にオープンした「カスタムフルフィルメントサービス(CFS)センター」も公開されました。このCFSセンターは、働き方改革により在宅勤務やハイブリッドワークなどオフィスに縛られない働き方が今後増えていくことを見据えて開設されたもの。

 

従来、従業員が使用するデバイスは企業が一括して購入やレンタル契約し、企業のIT管理担当者などが必要なOSやアプリをインストールし、管理用のタグやラベルを付与して支給されるケースが主流でしたが、働き方の自由度が高まることで個々に必要なデバイスやアプリも変わるため、販売元で最低限のOSやシステム情報などをインストールした上で、企業ごとに必要なマニュアルなどを添付して直接従業員に届けるシステムが広がるとされています。

↑従来のデバイス支給の流れ

 

↑今後は販売元から直接デバイスが届けられるようになると見られています

 

つまり、企業の担当者が行っていた管理業務の一部を販売元が担うというもの。これにより従業員はオフィスに出社することなく仕事で使うデバイスを受け取ることができ、企業の管理業務の負担も減らすことができます。この管理や出荷業務を請け負うのがCFSセンターなのです。

 

CFSセンターを群馬事業所内に開設することで、同事業所内で実施している予備機対応を含めた保守管理サービスとの連携のほか、技術連携や新しいニーズへの対応などの様々なメリットがあるとしています。

 

IT教育や働き方改革などでパソコンをはじめとするデジタルデバイスに求められることが大きく変化していくなか、ただ製品を生産して販売するだけでなく、保守・修理や管理などの副次的なサービスの重要度が増していることを実感できるオンラインツアーとなっていました。

 

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NEC、AIやIoTシステムに活用できるファクトリーコンピューター「FC98-NX シリーズ」を発売

NECは8月30日、ファクトリーコンピューター「FC98-NX シリーズ」の省スペースモデル3機種を発表。同日から販売を開始します。

 

ファクトリーコンピューターは、社会インフラや製造業をはじめ、さまざまな業種における設備機器やシステムの運用管理を支えるためのコンピューター。一般的なPCと違い、24時間の連続稼働やさまざまな設置環境に対応できることが求められます。

 

新機種は、高速処理が可能なNVMe SSDや高速通信が可能な10GbLANに対応。たとえば製造現場において、振動や温度、湿度の情報やほかの装置の稼働ログなど、大容量のデータの高速処理が可能になったことで、AIやIoTシステム用途として高い性能を発揮するとのこと。

 

また、画像処理用途に向けて、拡張ボードを内蔵できる拡張スロットのPCI Express x16を標準で装備。これにより、対応のビデオカードを搭載することができ、グラフィックス表示の高解像度化が可能になるため、製造現場や顧客システムにおいて画像データを利活用できるとしています。

 

上位モデルの「FC-E20W」は、インテル Xeon プロセッサー搭載で、希望小売価格は61万9300円から、中位モデルの「FC-E22K」は、インテル Core i3 プロセッサー搭載で、希望小売価格は55万5500円から、下位モデル「FC-E29U」はインテル Celeron プロセッサー搭載で、希望小売価格は40万4800円からです。

子どもが安心して使えるNECPCの低価格タブレット「LAVIE T8シリーズ」などが登場

↑LAVIE T8シリーズ

NECパーソナルコンピュータは8月17日、個人向けのAndroidタブレット「LAVIE T8シリーズ」「LAVIE T7」を発表。8月19日から発売します。価格は、LAVIE T8シリーズの上位モデル「T0875/CAS」が3万8280円(税込)、下位モデル「T0855/CAS」が3万580円(税込)、LAVIE T7が2万2880円(税込)です。

 

LAVIE T8シリーズは、解像度1280×800ドットの8型ディスプレイを搭載したタブレット。Dolby Atmosに対応するなど、動画鑑賞やゲームに最適とうたうモデルです。

 

上位モデルのT0875/CASのスペックは、CPUがMediaTek Helio P22T、メモリーが6GB、ストレージが約128GB、OSがAndroid 11。また、バッテリー容量は5100mAhです。

 

下位モデルのT0855/CASのスペックは、CPUがMediaTek Helio P22T、メモリーが3GB、ストレージが約32GB、OSがAndroid 11。バッテリー容量は上位モデルと同じです。

 

また、本体サイズは共通で、約幅121.8×奥行き199.1×高さ8.15mm、重量は約305gとなっています。

 

一方のLAVIE T7は、7型ディスプレイ(1024×600ドット)搭載なうえに、本体重量約240gと、持ち運びに優れたエントリーモデル。

 

↑LAVIE T7

 

主なスペックは、CPUがMediaTek MT8166、メモリーが2GB、ストレージが約32GB、OSがAndroid 11(Go Edition)。バッテリー容量は3750mAhです。

 

本体サイズは約幅102.28×奥行き176.18×8.3mmとなっています。

 

なお、両モデル共通で、子どもが使用するアプリ、閲覧するWebページ、利用時間の制限設定が可能な「Google キッズスペース」を採用。また、子ども向け英語学習アプリ「ジャズルス」を搭載するなど、子どもが安心して使えるモデルです。

世界でも有数の認証精度を誇る顔認証AIエンジンを利用したNECのPCセキュリティサービス「NeoFace Monitorクラウド版」が発売

 

NECは7月20日、顔認証によるPCへのログオンやロック解除などの、PCセキュリティ機能をクラウドサービスで提供する「NeoFace Monitorクラウド版」を発売しました。

 

NeoFace Monitorクラウド版は、世界No.1をうたう認証精度の顔認証AIエンジン「NeoFace」を利用した、定額で利用できるクラウドサービス。NeoFace Monitor自体は、これまでもパッケージ版としてサービスが提供されていましたが、パッケージの場合、顔情報や各種設定項目の統合管理を、専用サーバーで行う必要があったとのこと。そこで、クラウドサービスとして展開することで、小規模利用でも効率的に運用開始が可能になったとしています。

 

また、「Google Workspace」「cybozu.com」「Microsoft 365」を利用する環境において、顔認証でWindowsにログオン後、別途パスワードなどを入力する必要のない、シングルサインオンにも対応。利便性が向上したといいます。

 

なお、顔認証をする際は、PCに搭載されているカメラや市販のWebカメラでの認証が可能で、別途専用機器などは不要です。

 

提供は10名かつ12か月分利用からで、その際の価格は3万9600円(税込)です。また、1か月間の無料トライアルも用意されています。

NEC、Chromebookでテレワーク環境を提供する「NEC Chromebook for テレワーク」を発表

NECは6月30日、テレワーク環境の設計から導入、運用支援までをChromebookとセットで提供するサービス「NEC Chromebook for テレワーク」を発表。7月19日から提供を開始します。

 

NEC Chromebook for テレワークは、企業がテレワークを導入するうえで必要なセキュリティ設定や端末登録をNECが代行するものです。

 

端末はセキュリティ機能に優れた「NEC Chromebook Y2」を提供。これに加えて、総務省のガイドラインに沿ったデバイス制御やログイン制御、アプリインストール制御などの、テレワークにおいて必要なセキュリティ設定をNECが対応します。さらに、提供されるNEC Chromebook Y2は、クラウド上で一括管理が可能で、管理するための端末登録もNECが実施。これにより、サービス利用者はNEC Chromebook Y2が届けばすぐにセキュアなテレワーク環境を利用できるとしています。

 

また、導入後の運用サポートも支援。OSアップデートによるリモートアクセス環境やセキュリティ設定への影響を確認するほか、クラウド上の管理設定の変更などに対応するとのこと。このほか、電話やメールでの問い合わせに対応するサポートデスクを開設し、情報システム部門だけでなく、NEC Chromebook Y2利用者からの質問にも答えてくれるそうです。

 

NECから世界最小クラスのA4カラーレーザープリンターなどが登場

NECは6月28日、企業や教育現場向けで、世界最小クラスをうたうA4カラーレーザープリンター「Color MultiWriter 4C150」と、A4カラー複合機「Color MultiWriter 4F150」を発表。Color MultiWriter 4C150は7月2日出荷開始で希望小売価格は10万9780円(税込)、Color MultiWriter 4F150は9月9日出荷で希望小売価格は15万3780円(税込)です。

 

NECによると、病院の受け付けやドラッグストア、小さい店舗などで、小型プリンターへのニーズが強くあったとのこと。このようなニーズの中で、徹底的に小型化を目指したのが、Color MultiWriter 4C150とColor MultiWriter 4F150としています。

 

本体は、新エンジンの搭載やドラムカートリッジの4色一体化などにより、小型・軽量化を実現。Color MultiWriter 4C150は本体サイズ幅410×奥行き430×高さ255㎜/重量約17.4kg、Color MultiWriter 4F150は、本体サイズ幅410×奥行き430×高さ366 ㎜/重量約21.2 ㎏の、世界最小クラスのボディに仕上がっています。

 

↑新開発のドラムカートリッジ

 

また、Color MultiWriter 4C150は従来モデル「Color MultiWriter 5800C」に比べて、印刷速度は最大35%高速化。片面で1分あたり31ページの連続印刷が可能です。

 

↑Color MultiWriter 4C150

 

このほかColor MultiWriter 4C150の主なスペックは、ファーストプリントはモノクロが10秒/カラーが11秒、最大給紙容量は約550枚。また、購入時の初期トナーの量が増量しており、モノクロで約2500ページ、カラーで約1500ページの印刷が可能です。

 

一方のColor MultiWriter 4F150は、従来モデル「Color MultiWriter 400F」に比べて、原稿読み取り速度が最大57%高速化。カラースキャン時で1分あたり22ページスキャンできます。

 

↑Color MultiWriter 4F150

 

このほかColor MultiWriter 4F150の主なスペックは、ファーストコピーはモノクロが9.5秒/カラーが12秒、最大給紙容量は約550枚です。なお、こちらも購入時の初期トナーの量が増量しており、モノクロで約2500ページ、カラーで約1500ページの印刷が可能。

 

NECは、これらの製品によって、省スペース性が求められる店舗のバックヤード、オフィススペースの縮小を図る企業、学校の教室内など、限られたスペースの中で日常的に大量の高速印刷やスキャンを必要とする現場における業務効率化を支援するとしています。

スマホとの通信性能が安定したWi-Fi 6対応ルーターがNECから登場

NECプラットフォームズは、Wi-Fi 6に対応した8ストリームのWi-Fiルーター「Aterm WX3600HP」を6月3日から発売すると発表。予想実売価格は1万6500円です。

 

Aterm WX3600HPは、ミドルクラスとして位置付けられるモデルで、Wi-Fi 6対応ホームルーターのラインナップを強化する狙いがあるとしています。

 

無線LANは、5GHz帯で最大2402Mbps、2.4GHz帯で最大1147Mbpsの通信が可能。また、ひとつのアクセスポイントから、通信帯域を分割して複数の端末に効率よくデータを送信する「OFDMA」や、複数のアンテナを活用して複数端末と同時に通信できる「MU-MIMO」に対応しています。

 

さらに、アンテナ性能を強化した「ワイドレンジアンテナPLUS」を採用。電波強度が全方向で均等になり、特にスマホの持つ向きで影響を受けていた通信性能が安定したとしています。

 

このほか、WANポートは2.5Gbpsポートを搭載。高速なインターネット回線サービスと組み合わせることで、無線通信の性能を最大限活用できるといいます。また、無線LANポートは4基装備。

 

なお、スマホアプリ「ホームネットワークリンク」に対応しており、Aterm WX3600HPと接続した端末の一覧や接続履歴の表示ほか、無線設定や再起動など利用中に必要なメンテナンスの操作が可能です。本体サイズは幅51.5×奥行き215×高さ200mm。

現役教員が証言する “いまどき”高校の「デジタル環境」を徹底調査

2019年末に“1人1台の学習端末”を骨子として発表された『GIGAスクール構想』だが、2021年度は、いよいよ高校でもICT環境の整備がスタートする。そこで、注目されるのは“どのようにICT環境を構築するべきか?”だろう。

 

本特集では、GIGAスクール構想に先駆けて、すでにICT環境を整え、活用している埼玉県の『学校法人塩原学園 本庄第一高等学校』(以下、本庄第一高校)を取材。教育機関におけるICTの使いどころや注意するポイントを探っていく。

↑『本庄第一高等学校』の授業風景。ICTの活用は教員の裁量に任されており、個性ある授業が実施されている

 

NECの学校ICT推進ソリューションについて詳しく知りたい方はコチラ

 

すでに導入されている学校でICTの“使いどころ”を調査!

GIGAスクール構想は、当初、2020年度からスタートする小学校のICT環境整備を皮切りとして、1年ごとに中学校、高校と拡充していく予定だった。ところが、コロナ禍の影響もあり、高校の環境整備は1年も早まり、2021年度からスタートする見込みとなっている。多くの高校では、この対応を迫られているのだ。

 

まずは、いち早くICT環境の導入に取り組み、校内全館にWi-Fiを整備して、1人1台の学習端末の導入も実現している本庄第一高校で、ICTの使いどころを現役教員にお伺いしました。

 

「コロナ禍でも、まったく影響なく授業ができました。本校では“Google Classroom”を使っているのですが、課題の配布や提出などの管理に活用しています。課題の提出状況をひと目で確認できますし、つまずいている生徒にはオンラインで指導が可能です。自動採点・集計機能も便利ですね」と語るのは、ICT推進担当の森大祐教諭だ。

↑数学科の森大祐教諭。職員室で不調になったパソコンをメンテナンスしていたところ、ICT推進担当に抜擢されたという

 

↑Google Classroomを用いた課題提出の様子。生徒側が手書きのノートでも画像添付で提出できる

 

↑提出された課題は、オンライン上で採点も可能。気になることがあれば、オンライン上で生徒に声をかけて内容を伝えられる

 

オンライン上で授業を実施できるのはICT導入の大きなメリット。加えて、生徒とのコミュニケーションが、より深くなるケースもあるという。

 

「生徒がオンラインで気軽に質問や相談をしてくるようになりました。やはり、職員室を訪ねるのは抵抗がありますよね(苦笑)。オンラインなら落ち着いて相談ができるようです。生徒指導に力を入れられるのはうれしいですね」(森教諭)

 

生徒指導の面でも、ICT環境の整備はプラスに働いていた。

 

もちろん、ICTの活用シーンは、学習や生徒指導の面だけではない。コロナ禍で必須となった検温報告をネットで一元管理したり、職員会議をオンラインで実施したり、校務でもICTは大活躍だ。

 

「以前は、授業が変更になったり、部活の立会いができなくなったりした場合には、個別に予定を確認して代わりの先生を探すので、手間がかかりました。いまは、予定の空いている先生がすぐにわかるので、突発的な変更にもスムーズに対応できます」(森教諭)

 

↑同校のポータル画面。所属している学年、クラス、教科などがアイコン表示されている

 

↑事務室に入る欠席連絡は、事務員がその場で入力。教員は現場で、すぐ確認できる

 

↑時間割調整の画面。かつてはホワイトボードで管理していたが、オンラインに代わり調整もスムーズになった

 

なお、これらのシステム構築には、情報科の木暮紀樹教諭が簡単なプログラムを組むなどの協力をしている。

↑情報科の木暮紀樹教諭。専門知識を生かして、同校のICT推進をサポートしている

 

ほかにもプリント類をデジタル配布にし、印刷や配布、掲示の手間を削減するなどの工夫もしている。教員の長時間労働が問題視されているが、ICT環境の整備が多忙な教員を助けるのだ。

 

そもそも“GIGAスクール構想”って、どんなプロジェクト?

GIGAスクール構想とは、ICTを基盤に誰1人取り残すことがない、公正かつ個別最適化された学びを実現するという政策。文科省が2019年に提唱した。GIGAは“Global and Innovation Gateway for All”の略。将来的にはスタディ・ログなど、教育ビッグデータの活用も視野に入れている。当面は義務教育の児童・生徒向けに1人1台の学習専用端末と、高速大容量通信ネットワークの整備を2023年までに実現するのが目標。

 

NECの学校ICT推進ソリューションについて詳しく知りたい方はコチラ

高校向け1人1台端末のBYODの問題点は“BYAD”で解決

環境を整備できれば、授業に校務にと使いどころが満載のICT。本庄第一高校が、わずか数年で、ここまでICTを活用できるようになった理由は“環境の整え方”にポイントがある。

 

高校向けのGIGAスクール構想では、生徒が利用する端末は“個人所有”のパソコンが推奨されている。いわゆる“BYOD”と呼ばれる方式で、自治体の費用負担を軽減でき“1人1台の学習端末”を容易にできるのがメリットだ。

 

とはいえ、このBYOD方式には問題がある。授業中に端末のトラブルが発生した場合、教員が対応しなければいけないという点だ。例えば、生徒が個々に好きなパソコンを使っていた場合、教員はすべてのOSや製品仕様を覚えなければいけないことになる。マイナーなOSや特殊な仕様のパソコンがトラブルを発生した場合、専門家でも容易に解決できないケースも多い。ICT環境を整えられたとしても、使いこなせないのだ。

 

本庄第一高校では、生徒が使う端末はGIGAスクール構想と同様に個人所有だが、指定のモデルを設定することで、この問題をクリアしている。“BYAD”と呼ばれる方式だ。端末が統一されていれば、OSの操作やパソコンの仕様を把握するのも容易で、事前にトラブル対処の準備もしやすい。また、端末を統一にしたメリットは、コロナ禍で、さっそく発揮されている。

 

「2020年度の新入生には『Chromebook』の初期設定を自宅で作業してもらったのですが、端末を統一していたので、設定動画をつくって送るなどのフォローができました」(木暮教諭)

 

↑環境が整っていたため、コロナ禍での遠隔授業がすぐにスタートでき、学びを止めることはなかった

 

教室で大人数が一斉に使用することを念頭に置くと、BYAD方式がスムーズな導入や授業につながるというわけだ。

 

「本校で導入した『Chromebook』は、全端末を一元管理できるので運用が、かなり楽なのです。起動も早く、授業中に手間取ることがない点もメリットだと思います」(森教諭)

 

そこで、学校側で気になるのはパソコンの選び方だろう。最も簡単な方法は、本庄第一高校のように、生徒が利用するパソコンを同じモデルに統一すること。モデルを統一するのが難しい場合でも、OSだけはそのサポート期限を確認した上で統一をしておきたい。

 

一方、ハードウェアの仕様では、利用できるインターフェイスを統一しておくとよい。例えば、USB(Type A)ポートやSDメモリーカードスロットは、データの受け渡しに便利だが、パソコンによって備えていない場合もある。特に校内のネットワークインフラが、弱い場合は気をつけておきたい。

 

また、ICTに詳しい担当者がいるのであれば、ソリューションも検討したいところだ。自由度の高いソリューションは、必要な機能を追加したり、削除したりできるが、運用するための知識が求められる。

 

本庄第一高校の木暮教諭のように、アプリやサービスを使いこなせる人材がいない場合は、メーカーのサポートが手厚く、利用できるサービスが充実しているソリューションを選ぶのが無難だ。

 

まずは、上記の3点に意識しておくだけでも、かなり効果的にICTを活用できるだろう。

 

BYODとBYADの違いを詳しく知りたい!

BYODとは“Bring your own device”の略で、個人所有している端末を組織に持ち込んで使用するという意味。使い慣れたスマホやパソコンを使えるのはメリットとなるが、児童・生徒の場合、そもそも個人所有がないケースや自宅で使っていない古い端末を持たされるケースが想定され、管理する学校側の負担が大きくなる。

一方、“Bring Your Assigned Device”を意味するBYADは、学校や教育委員会が推奨する端末を個人で購入する手法。端末が統一され学校側としては管理がしやすくなる上に、性能差による学習機会の損失を防ぐことができる。

 

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生徒も教員も集中できるNECのGIGAスクール構想対応パソコン

さて、ここまでは、ICT環境を整備して、積極的に活用している本庄第一高校の取り組みを紹介してきた。情報科の木暮教諭のサポートがあるとはいえ、数学科の森教諭が中心に進められており、ICT環境の整備は決して専門家がいなければいけないというわけではない。

 

とはいえ、なじみの薄い教員が、ゼロからICT環境を整備するは、極めてハードルが高い。そこで注目したいのは、各メーカーがGIGAスクール構想向けに定義し、学校利用を前提としたサポート・サービスの用意があるパソコンだ。

 

例えばNECでは、GIGAスクール構想の仕様に則ったモデルをラインアップしており、BYADでパソコンを導入するにはうってつけだ。現在は、インテル(R) Celeron(R)プロセッサーを搭載するWindows 10の『VersaPro Eシリーズ タイプVR』とChrome OSの『NEC Chromebook Y3』が最新モデルとして発表されている。

『VersaPro EシリーズタイプVR』●OS:Windows 10 Pro●CPU:インテル(R) Celeron(R)●ディスプレイ:11.6型HDタッチパネル対応●2021年8月出荷予定

『NEC Chromebook Y3●OS:Chrome OS●CPU:インテル(R) Celeron(R)●ディスプレイ:11.6型HDタッチパネル対応●2021年6月出荷予定

 

どちらも高い信頼性と高校3年間の学習を支援するのに十分な性能を発揮してくれるIntel社製のCPUを搭載し、屋外使用や端末を机から落下させてしまった場合を想定した“堅牢性”、キーボードの“抗菌性”を備え、設計からアクティブに過ごす生徒たちを意識している。卒業後すぐに社会に出る生徒が多いなら、ビジネスでの利用率が高いWindows 10搭載タイプ、学校市場への導入が比較的多い方が良い場合は、Chrome OS搭載タイプと学校の方針に合わせて選択できる。

 

また、NECでは『Open Platform for Education』という教育クラウドサービスも展開している。ICT支援員による故障や操作のサポートを、電話・チャット・メールなどで行なっており、一部は生徒からの問い合わせも可能だ。デジタル教科書と連携した教材配信や採点支援など先生の働き方をサポートする各種サービスの提供も予定されている。端末購入に合わせてこのようなサービスも導入すれば、教員は本来の業務である生徒指導にますます集中できるようになるだろう。

 

Chrome OSってどんなOSなの?

Google社が2009年に発表したOS。すべてのソフトがWEBアプリケーションの体裁をとっており起動が速い。WEBベースなのでアプリは常にアップデートされた状態が保たれており、データはクラウド保管が基本。結果的に安全性が担保され、データ損失のリスクも低い。

動画・映像編集などの大きな負荷が必要な作業には不向きだが、機能を抑えた分、比較的安価に導入できるようだ。買い替え時にはWEBにアクセスするだけで、今までの環境を引き継げるなどITが苦手な人も安心して使える。

なお、MM総研が実施した「GIGAスクール構想実現に向けたICT環境整備調査」では、Chrome OSが2020年度に導入された端末のシェアを43.8%獲得。OS別シェアのトップに輝いている。

出典:MM総研「GIGAスクール構想実現に向けたICT環境整備調査」
https://www.m2ri.jp/release/detail.html?id=475

 

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ペットとLINEできる! NECがペット向けプラットフォーム「waneco」を提供開始

インターネット上に場所を提供し、企業やサービス提供者とユーザーを結びつける「プラットフォームサービス」が、様々な分野で広がりを見せています。例えば、Amazonや楽天市場などのネットショッピングサイトや、ヤフオク!やメルカリなどのフリーマーケットサイトに加え、最近はサービスを売買するUberEatsなども人気となっています。

 

もはや生活に欠かせないほど普及しているプラットフォームサービスですが、このスキームをペットの健康管理やコミュニケーションに生かそうと、NECが新たなサービスの開発に取り組んでいます。

 

同社は、ペットを1つのIDで管理し、様々なサービス提供者がその情報を横断的に利用できるプラットフォームサービス「waneco」を発表しました。

↑wanecoというネーミングには、わんこ&にゃんこという意味のほか、NEC、ecoという文字も含まれています

 

wanecoを利用することで、動物病院やペットサロン、トリマーなどペットに関連する様々なサービス提供者がペットの情報を相互に利用することが可能となり、カルテのデジタル化や日々の健康管理に役立てることができます。

↑IDによりペットの個別情報を様々な企業やサービス間で共有

 

↑wanecoの概要。ペットの健康管理を目的としています

 

また、日本動物高度医療センター(JARMeC)が販売する犬猫用活動量計「PLUS CYCLE」を用い、収集した犬猫の行動を、NECの最先端AI技術群「NEC the WISE」により分析。これに基づいたペットの状態をLINEメッセージで確認できる「waneco talk」も提供されます。

↑センサーを内蔵したペット用活動量計「PLUS CYCLE」

 

↑首輪などに取り付けて使用します

 

これは、ペットがいま何をしているのかを、PLUS CYCLEに内蔵された三軸加速度センサーと気圧センサーにより分析し、「ねむねむ~」「起きた!」「のんびり~」などペットが直接メッセージを発信しているかのように送信するもの。「何してるの?」とメッセージを送って、ペットの状態を確認することもできます。

↑waneco talkの概要

 

↑ペットの行動がLINEメッセージで送られてきます

 

まるで自分のペットと直接やりとりをしているかのようなユニークなwaneco talkは、2021年4月より社内実証を行い、8月から一般ユーザーへの提供を開始する予定。将来的には、PLUS CYCLEから得られたペットの活動データを健康管理につなげることも目指しているそうです。

 

なお、現時点ではサービスの利用料などは未定とのこと。今後は、wanecoのプラットフォームサービスに賛同してくれるパートナー企業や団体を募集し、5年間で600万頭の登録を目指してコミュニティの拡充を図るとしています。

↑発表会に登壇したJARMeC 事業開発課の山本 誠 課長、NEC 環境分析事業推進室の池田雅之 事業部長、新見 景 マネージャー

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

【急げ】持ち運びヨシ、使い勝手ヨシ! NECの14型ノートPCが3万4000円値下げ中!

NECは、同社が運営するショッピングサイト『NEC得選街』で、3月31日まで“年度末大感謝セール”を開催中だ。

 

セール対象モデルで、見逃せないのはフルHD表示対応の14型ディスプレイで、フレーム部分は狭額縁設計を採用したコンパクトノートPC『VersaPro J タイプVM(VM-9)』。幅が327mm、奥行きは226mmと15.6型モデルよりも2割以上も専有面積が小さく、場所をとらないのが特徴だ。また、最大約12時間もバッテリーがもつので、外出先や移動中などのモバイル環境でも、じっくり集中して業務に取り組める。

↑VersaPro J タイプVM(VM-9)

 

 

キャンペーンでは本体価格が3万4000円引きとなっており、最小構成価格は、税別7万7900円~となっている。

 

↑A4ファイルサイズのカバンや収納ケースに無理なく収まるコンパクト設計が魅力

 

↑音声出力を前方に集中させたり、周囲に拡散させたりできるほか、雑音や残響音を抑える機能も備え、Webミーティングに適したモデル

 

【その他の魅力はギャラリーで紹介!(画像をタップすると拡大画像と詳細説明が表示されます】

 

まもなく新年度を迎え、業務で使用するデジタルデバイスを一新しようと考えている人、企業も多いはず。2021年度は引き続き、自宅で作業する日もあれば、オフィスで仕事する日もあれば、出先で仕事する日もあり、働く場所の多様化が加速するはず。

 

これまでデスクトップPCを使っていたり、大型ディスプレイのノートPCを使っていたりした人は、本製品を導入することで業務効率を改善するきっかけになります。詳細なスペックや仕様は『NEC得選街』および『VersaPro J タイプVM(VM-9)製品サイト』をチェック!

 

【NEC得選街とは?】

↑NEC得選街は購入時にスペックを変更できるBTO方式を採用。業務に合わせて必要なスペックをカスタマイズできるのも魅力

 

NECが運営するSOHO/企業向けのショッピングサイトで、ビジネス向けのPCをはじめ、プリンタ、映像機器など、直販ならではの豊富なラインナップ。販売管理・財務会計といった「基幹業務」やオンライン授業などの「重要業務」に使える機器をネットでスピーディに購入できる点が特徴だ。

 

NEC、「学校1人1台PC時代」に向けて 複合的なサービスを開始!

NECは、政府が推進するGIGAスクール構想に向けた教育ICT事業強化の一環として、教育機関を対象に独自の教育クラウド「Open Platform for Education (以下OPE)」や学習者用端末などの製品群を拡充することを発表しました。

↑発表会に登壇したNEC 第一官公ソリューション事業部 シニアマネージャー 田畑 太嗣さん(左)と、日教販 執行役員 デジタル事業部長 加藤 幸彦さん(右)

 

また、教科書などの卸売り販売を行う日教販と協業し、主要各社の学習者用デジタル教科書への対応を行うほか、新たに10社以上と連携して、ドリル教材や電子辞書アプリ、学習支援ツールなどの各種デジタル教材を拡充します。

 

これらの施策により、同社はデジタル活用が進む学校教育現場に向けての包括的なソリューション提案を一層強化していくとしています。

 

サービスや端末など包括的なソリューションを提案

NECが展開する教育クラウド「OPE」は、PCを使ってデジタル教科書やAIドリルなどで学習を行ったり、オンライン授業を行ったりすることができる教育向けプラットフォーム。政府が推進するデジタル端末やインターネット通信を活用したICT教育の実現に向け、2020年7月より提供が開始され、すでに全国5000校以上で採択されています。

 

今回の発表では、文部科学省が推進する「学習eポータル」の仕様準拠に向けて、OPEの機能拡充を進めることを報告。2021年度中に、個々の学習記録やテストの成績、宿題の提出状況などを見える化し、効率的に学習指導などが行える「ダッシュボードサービス」の提供を開始することを明らかにしました。

↑学習eポータルとしてのOPEの役割イメージ

 

また、SDGsをはじめとする社会課題に関する探究的な学習や進路相談を支援するサービスの提供など、複合的な教育サービスを展開します。

 

これに合わせ、Wi-Fi6対応の学習者用端末・学校向けネットワーク機器のラインナップを強化。Chrome OS搭載の「NEC Chromebook Y3」(2021年6月より出荷予定)や、Windows 10 Pro搭載の「VersaPro E タイプVR」(2021年8月より出荷予定)、Wi-Fi 6対応の無線LANアクセスポイント「UNIVERGE QX-W1120」(2021年6月より出荷予定)を販売します。

↑NEC Chromebook Y3

 

↑VersaPro E タイプVR

 

コロナ禍において一気に進展しそうなICT教育ですが、教育現場における情報テクノロジーの活用に注目が集まります。

 

【フォトギャラリー(画像をタップするとご覧いただけます)】

NECの法人PC「VersaPro UltraLite タイプVG」に見る、今どきのデスクワークでパソコンに求められるもの

NECは、テレワークやリモート会議が中心となるNew Normalにおける新しい働き方を支援する、13.3型軽量モバイルPCをはじめとしたビジネス・教育向けパソコンMate/VersaProシリーズ16タイプ46モデルを発売。特にモバイルノートPCの「VersaPro UltraLite タイプVG」は、ビジネスマンが使う法人向けモデルの進化に驚かされる一台です。

 

↑1kg以下の重量を実現したVersaPro UltraLite タイプVG

 

新たな生活様式として、オンラインとオフラインの働き方の融合が求められています。オフィスのフリーアドレス化やテレワークの浸透に伴い、PCの持ち運びやリモート会議の機会が増大。モバイルPCに対しては持ち運び時だけではなく、デスクワーク時の利便性向上へのニーズもより一層高まっています。

 

VersaPro Ultralite タイプ VGは、最大約24時間の長時間バッテリ駆動を可能としながら、軽さを約868gに抑え、テレワークにおいて頻繁にPCを持ち歩く環境でもACアダプタを携行する機会を減らします。さらに、急速充電ACアダプタをオプションとして用意し、約1時間で容量の約80%を充電可能とすることで、電源の抜き差しの多いオフィスでも安心して業務を遂行できるとのこと。

 

また、15.6型ノートPCと同等のキーピッチ(19 mm)のキーボードを採用するとともに、静音タッチパッドも拡大し(従来機比+9.6mm)、テレワーク時などノートPC一台で作業をする際の操作性を向上しています。

 

映像出力対応のUSB Type-Cも搭載し、対応ディスプレイと組み合わせることで、ディスプレイに画面を拡張表示しながら、PC本体への充電と、外付けキーボード・マウスの接続をUSBケーブル1本で可能にします。なお、顔認証機能への対応を強化するためのIR カメラをセレクションメニューで選択可能とし、利便性とセキュリティ対応力を向上しました。

 

↑ACアダプタぶんのケーブルを簡素化できる

 

また、VersaPro Ultralite タイプVGをはじめ、同タイプの「VC」「VersaProタイプVM」「VersaPro J タイプVW」に、ヤマハ製AudioEngineを採用した「Webミーティング機能」を搭載。従来機で強化した音声出力の品質向上に加え、新商品では話し手側の音質を向上しました。周囲の騒音を抑えて話し手の声をクリアに伝える「ノイズサプレッサー」と、音が部屋に響くことを抑えて話し手の声を聴きやすくする「ルームエコー抑制」機能を追加し、会話相手の発言内容を聞き取りやすくすることで、リモート会議が円滑になります。

 

テレワークが進み、オフィスでもフリーアドレス化が進むいま、パソコンも軽量化や強バッテリーだけでなくさまざまな機能性を向上させています。持ち運ぶアクセサリーを少なく済ませるUSB Type-C対応ディスプレイなどの、付属製品も含めて効率的なオフィス作りの一助となるでしょう。

PCだってオシャレに使いたい! コンパクト&スタイリッシュな「液晶一体型PC」4選

自宅で使えるデスクトップPCが欲しいけど、黒い箱のようなタワー型は邪魔になるし部屋の雰囲気に合わない……とお悩みの方にオススメなのが、液晶ディスプレイとPCが一体化した「液晶一体型PC」。ディスプレイの背面にPCパーツを搭載したデザインにより、サイズがコンパクトで設置場所も省スペースで済むのが特徴。従来のデスクトップPCのイメージを覆すスタイリッシュなデザインの機種も増えています。

↑液晶一体型PCは奥行きが短く省スペースで置けるのが特徴(写真はNEC LAVIE DA370/HA)

 

そこで今回は、インテリアにこだわる方にもオススメな一体型PCを4モデル紹介します。

 

1.スタイリッシュなメタルデザインの一体型PC

日本HP
22-b200jp
実売価格10万4220円

●OS:Windows 10 Home(64bit) ●CPU:インテル Core i3-7100U(2.40GHz)/インテル HD Graphics 620 ●メモリ:8GB ●ストレージ:HDD 1TB ●ディスプレイ:21.5型フルHD(1920×1080ドット) ●インターフェイス:USB 3.0×2、USB 2.0×2、イーサーネット (RJ-45) ポート、HDMI、SDカードスロット、ヘッドホン出力/マイク入力コンボ、DVDマルチドライブ ●サイズ/重量:W540×H402×D187mm/4.8kg

省スペースで使える奥行18.7cmの液晶画面一体型PC。ディスプレイ下部のスピーカーおよび本体スタンド部分は金属加工のデザインを施しており、高級感と安定感のあるデザインに仕上げています。ディスプレイは広視野角なIPSパネルの非光沢パネルを採用。フルHD解像度で細部まで解像度の高い映像が楽しめます。電源コネクタやUSBポートなどの端子類はすべて背面に備えており、デスク周りをスッキリ見せることが可能です。

 

2.テレビも楽しめる大画面モデル

NEC
LAVIE DA370/HA
実売価格10万2800円

●OS:Windows 10 Home(64bit) ●CPU:インテル Celeron プロセッサー 3865U(1.80GHz)/インテル HD Graphics 610 ●メモリ:4GB ●ストレージ:HDD 1TB ●ディスプレイ:23.8型フルHD(1920×1080ドット) ●インターフェイス:USB 3.0×3、USB 2.0×2、イーサーネット (RJ-45) ポート、HDMI、SDカードスロット、ヘッドホン出力/マイク入力コンボ、DVDマルチドライブ、アンテナ入力端子、miniB-CASカードスロット ●サイズ/重量:W546×H391×D190mm/8.6kg

大画面23.8型のフルHD液晶ディスプレイを備えた一体型PC。地デジ/BS/CSチューナー(1基)を搭載しており、アンテナ線をつないでテレビの視聴が可能。テレビを見ながらネットをチェックしたり、SNS投稿をしたりと複数の作業もラクラク行えます。ワイヤレスのキーボードとマウスが付属。キーボードは本体下に収納できるので、デスクを広々と使えます。

 

3.浮遊感のある映像が楽しめる4辺狭額フレームディスプレイ

富士通
FMV ESPRIMO FH70/B3
実売価格15万284円

●OS:Windows 10 Home(64bit) ●CPU:インテル Core i7-7700HQ プロセッサー(2.80GHz)/インテル HD Graphics 630 ●メモリ:4GB ●ストレージ:HDD 1TB ●ディスプレイ:23.8型フルHD(1920×1080ドット) ●インターフェイス:USB Type-C×1、USB 3.0×4、イーサーネット (RJ-45) ポート、HDMI、SDカードスロット、ヘッドホン出力/マイク入力コンボ、DVDマルチドライブ ●サイズ/重量:W558×H370×D167mm/6.5kg

空間になじむ4辺狭額フレームの23.8型フルHDディスプレイを搭載。映像が空間に浮かんでいるような感覚を楽しめます。CPUには第7世代 インテルクアッドコアCPUを採用し、重い画像の処理などもサクサク行うことが可能。ビジネスでもプライベートでもパワフルに使えます。パイオニア製のスピーカーを内蔵し、オーディオ補正にはWaves社MaxxAudioを採用。192kHz/24bitのハイレゾ音源も再生可能です。

 

4.映像も音質も高品質なエンタメPC

 

ASUS
Vivo AiO V241ICUK(I37100U)
実売価格7万2200円

●OS:Windows 10 Home(64bit) ●CPU:インテル Core i3-7100U(2.40GHz)/インテル HD Graphics 620 ●メモリ:4GB ●ストレージ:HDD 500GB ●ディスプレイ:23.8型フルHD(1920×1080ドット) ●インターフェイス:USB 3.0×4、USB 2.0×1、イーサーネット (RJ-45) ポート、HDMI、ヘッドホン出力/マイク入力コンボ ●サイズ/重量:W540×H409×D165mm/5.1kg

7mm幅の狭額ベゼルの23.8型フルHDディスプレイを搭載した一体型PC。独自のSplendid機能やASUS Tru2Lifeテクノロジーにより、クリアで精細な画質を実現しています。従来モデル比2.7倍の容積になったバスレフ型スピーカーには、独自のSonicMasterテクノロジーを組み合わせ豊かな低音が楽しめます。ミュージックモードや映画モードなど5つのサウンドモードを選択できる「AudioWizard」機能も搭載。

 

インテリアにこだわる人にオススメな部屋をスッキリ見せてくれる一体型PCを、ぜひチェックしてみて下さい。

NECの新PC「LAVIE Note NEXT」を触ってわかった、僕たちが本当にPCに必要と思う機能

先日発表された、NECの新たな15.6型ノートPC「LAVIE Note NEXT」。ゼロベースの開発で、新たにホームノートPCを再定義するべく生まれた意欲作となっており、デザインも機能も従来機から一新されたモデルです。機能に関しても全てを見直し、なくてはならない機能は搭載しながらも、「あった方が良い機能」を精査。本当に必要かどうかを判断したうえで、搭載するかどうか検討が重ねられたとのこと。

 

↑最上位モデル「NX850/JA」。実売価格:22万5580円↑最上位モデル「NX850/JA」。実売価格:22万5580円

↑ミドルレンジモデル「NX750/JA」。実売価格:21万4780円↑ミドルレンジモデル「NX750/JA」。実売価格:21万4780円

↑エントリーモデル「NX550/JA」。実売価格:19万3180円↑エントリーモデル「NX550/JA」。実売価格:19万3180円

 

まず外観については、かなりソリッドな仕上がりになっています。見た目のシンプルさを目指すPCは数多くありますが、これほどまでにエッジを効かせたソリッド感の高いPCはなかなかない。エッジを立たせてしまうことで、ラウンドデザインのモデルよりも厚みを感じてしまうかもしれませんが、基本的には自宅で使うことを想定している15.6型なのであまり気にならず、むしろちょうどいい安定感と言えます。またソリッドデザインゆえに、素材との相性も良く手触りも好印象。打ちっぱなしのコンクリートのような心地良い触感です。

 

↑全体的にエッジがたっていて、真四角の箱のようなソリッド感があります↑全体的にエッジがたっていて、真四角の箱のようなソリッド感があります

 

ボタンやスピーカー、インターフェースに関しても無駄なものが省かれた、シンプルな仕様になっています。例えばスピーカーは、従来はキーボードの上部に配置していたため、キーボードとディスプレイの間にスペースが必要になっていました。しかし、スピーカーを本体底部に移動することで、その分の省スペース化がかなえられています。しかし、従来はヤマハ製スピーカーを採用していましたが、底部に移したことでスピーカーの本領を発揮するのが難しくなったため、今回はヤマハ製ではないスピーカーを採用したとのこと。

 

↑余分なボタンや無くしスピーカーを移したキーボードまわり↑余分なボタンや無くしスピーカーを移したキーボードまわり

 

■何よりも必要なものは「起動の速さ」だった

 

このように、パソコン開発においてサイズや機能、デザインはそれぞれトレードオフになってしまうことが多いものです。開発の再定義が施されたLAVIE Note NEXTを見ていると、サイズ、機能、デザインのそれぞれどの部分を優先したかがポイントになっているとわかります。キーボードの方向キーが廃されている反面、BDXL対応の光学ドライブが残されているなど、NECが下した機能の取捨選択がうかがえるのも面白い。

 

PCを再定義するにあたり、ユーザーのPCに対する不満を解消することも検討されています。特に不満の高かった動作速度に着目し、起動時間の改良を徹底。CPUには第8世代インテルCoreプロセッサーを採用し、最新の高速SSDとHDDを組み合わせることで、最上位機「NX850/JA」で約10.6秒という驚異的な速さのOS起動時間を実現しました。タブレットPCやスマートフォンに慣れているユーザーにとって、最大のストレスとなり得るノートPCの起動速度ですが、LAVIE Note NEXTの誇る起動速度はそのストレスを払拭する勢いですね。

 

発表会では、アスリートの飯塚翔太選手がゲストとして登壇していましたが、極限まで無駄な筋力をそぎ落とし10.08秒の100m走記録を出した飯塚選手の背景は、今回のLAVIE Note NEXTとまさに通じるものがありました。本当にユーザーにとって便利なPCは何かを考え抜いたLAVIE Note NEXT、まずはそのシンプルかつ高水準な仕上がりを店頭で確かめてみてください。

 

【SPEC】

(NX850/JA)

●OS:Windows 10 Home 64ビット ●CPU:第8世代インテルCore i7-8550U ●メモリ:8GB(4GB×2、最大32GB) ●ストレージ:128GB SSD+1TB HDD ●ディスプレイ:15.6型ワイド(1920×1080ドット、タッチ非対応) ●バッテリー:約7.3時間 ●サイズ:W361×D243×H25mm ●質量:約2.3kg

 

(NX750/JA)

●OS:Windows 10 Home 64ビット ●CPU:第8世代インテルCore i7-8550U ●メモリ:8GB(4GB×2、最大32GB) ●ストレージ:1TB SSHD ●ディスプレイ:15.6型ワイド(1920×1080ドット、タッチ非対応) ●バッテリー:約6.3時間 ●サイズ:W361×D243×H25mm ●質量:約2.3kg

 

(NX550/JA)

●OS:Windows 10 Home 64ビット ●CPU:第8世代インテルCore i5-8250U ●メモリ:4GB(4GB×1、最大32GB) ●ストレージ:1TB HDD ●ディスプレイ:15.6型ワイド(1920×1080ドット、タッチ非対応) ●バッテリー:約6.9時間 ●サイズ:W361×D243×H25mm ●質量:約2.3kg