これまでPixelスマホでは「ダブルタップで画面オン(スリープ解除)」は可能でしたが、その逆はできませんでした。現時点では、「Double Tap Screen Off / Lock」などのサードパーティ製アプリを使う必要があります。一方、たとえばサムスンのGalaxyスマホでは、ホーム画面やロック画面の何もないスペースをダブルタップすることで画面オフが可能です。
Google Pixelスマホは、AIを活用した通話や撮影など独自機能が高く評価されています。その一方で、他ブランドから移行したユーザーにとっては、期待していた基本的な機能の一部が欠けていることが不満となっており、その代表例が「ダブルタップで画面オフ」機能でした。
Google フォトのAI編集機能にはほかにも、写真の背景を引き延ばせる「オートフレーム」があります。被写体に寄りすぎて窮屈に見える写真にゆったりとスペースを作ったり、タテに構えて撮った写真をヨコ向きに近い印象に作り替えたりしてくれます。被写体にもよりますが、自然の風景などであれば比較的違和感のない画像を生成・拡大してくれます。
筆者はサムスンが発売した、独自の生成AIソリューション「Galaxy AI」を載せたGalaxy Z Fold6とGalaxy S24もレビューしています。特にフォルダブルスマホであるGalaxy Z Fold6は、Galaxyシリーズ専用のSペンで描いたラフな絵を、Galaxy AIが雰囲気のあるイラストに仕上げてくれる「AIスケッチ」のような独自機能が魅力的でした。
Google Pixel 9 ProとGoogle Pixel 9 Pro XLでは「動画ブースト」も利用可能。ビデオ夜景モードの処理速度が2倍になり、さらに48MP/5倍望遠レンズを使用して、超解像ズーム動画で最大20倍の高解像度ズーム動画を録画することもできます。
Google ストア 販売価格(税込)
Google Pixel 9 128GB:12万8900円
Google Pixel 9 256GB:14万3900円
Google Pixel 9 Pro 128GB:15万9900円
Google Pixel 9 Pro 256GB:17万4900円
Google Pixel 9 Pro 512GB:19万4900円
Google Pixel 9 Pro XL 128GB:17万7900円
Google Pixel 9 Pro XL 256GB:19万2900円
Google Pixel 9 Pro XL 512GB:21万2900円
Google Pixel Watch 3には、ランナー向けの新しい機能も搭載。ランニング中は触覚フィードバックと音声ガイダンスにより、ペースが遅れているときや、心拍数の目標値を超えているときなど、インターバルを変更するタイミングなどを把握できます。このリアルタイムガイダンスは、継続的なサンプリング、機械学習による心拍数トラッキングによって提供されるとのこと。
Google Pixel Watch 3ではGoogleとPixelシリーズ間で連携も可能。たとえば、リモコンが見つからないときに、Google Pixel Watch 3がリモコンとして機能し、「Google TV Streamer」に接続されたスマートデバイスの一時停止、音量調節、チャンネル変更などができます。トレーニング中に玄関のドアベルに応答しなければならない場合、ライブカメラフィードを開いて、玄関先への置き配をお願いすることも可能です。
Google Pixelシリーズの最新イヤホン「Google Pixel Buds Pro 2」が8月14日から予約注文が可能になりました。Google ストアでの発売は9月26日から開始します。Googleストア販売価格(税込)は3万6800円。カラーは Porcelain、Hazel、Peony、Wintergreenの4色をラインアップしています。
Google Pixel Buds Pro 2は、4500万もの耳の形のスキャン分析と、実際の装着テストに基づき、最も快適で安定感のあるイヤホンとうたう製品。新しい固定用アーチを回して調整することで、イヤホンが外れにくくなり、快適な装着感が得られるとのこと。さらに、付属する4サイズのイヤーチップにより、耳へのフィット感を向上させることができます。
Googleの独自チップ「Tensor A1」の搭載により、「Silent Seal 2.0」を使用したアクティブノイズキャンセリング機能を採用。従来の2倍のノイズをキャンセルできます。さらにマルチパス処理に対応しており、アクティブノイズキャンセリングと音楽再生用でそれぞれパスを分けることで、高音質と優れたノイズキャンセリング性能を両立させています。
Googleの新しい折りたたみ式スマートフォン、「Google Pixel 9 Pro Fold」が8月14日から予約販売を開始。カラーはPorcelainとObsidianの2色で展開します。
記事のポイント
見どころは開いたときの薄さと大画面。Pixel Foldは7.6インチディスプレイ+外側に5.8インチディスプレイでしたが、Google Pixel 9 Pro Foldは8インチの「Super Actua Flex インナー ディスプレイ」と6.3インチの「Actua アウター ディスプレイ」を搭載し、画面サイズが大型化しています。気になるのはこの大画面で、AI処理を使ってどんなことができるのかでしょう。特に競合となりうるサムスンの「Galaxy Z Fold6」とできることは何が違うのか、などが今後の注目点になりそうです。
Google Pixel 9 Pro Foldは、これまでで最も薄いとうたう折りたたみ式スマートフォンであり、モバイルデバイス史上最大とするインナーディスプレイを搭載。流体摩擦ヒンジにより、本体を平らに開くことができるほか、大きくて明るい「Super Actua Flexディスプレイ」を備えています。
2023年に登場した「Google Pixel Fold」よりも80% 明るいディスプレイにより、明るい場所でも画面をくっきりと見ることができます。また、傷に強い Corning Gorilla Glass Victus 2を採用し、最大1.5mの水中に30分間浸しても耐えられるIPX8等級の防水性能を実現しています。
Google Pixel純正の「フォト」アプリにはさまざまなAIによる写真・動画の編集機能があります。特筆すべき良いところは、写真などはPixel 8aで撮影した素材でなくても、フォトアプリで読み込めれば独自のAI編集ができることです。Pixel 8aがあれば、PCと画像編集ソフトで時間をかけて写真を補正する手間はもう必要ないかもしれません。
Google Pixel Tablet は、10.95インチのディスプレイを活かして動画などのエンターテインメント視聴やWebの閲覧が悠々と楽しめるタブレットです。ポータビリティも高いため、そこを活かしてドキュメントファイルやメールの作成にも使い倒したいデバイスですが、グーグルから本機専用のキーボードは発売されていません。Bluetooth対応のワイヤレス周辺機器をつなぐことはできるので、MXシリーズの試用にはもってこいです。
そういう意味でこれら2機種が出てくることは想定内であり、驚きはなかった。一方、ちょっと意外だったのは、二つ折りスマホであるPixel Foldが出てきたことだ。サムスンの「Galaxy Z Fold」を含め、すでに二つ折りスマホ自身は複数市場に出ている。だが、まだ高価なこともあってか、「広く普及した」というのは難しい、ちょっと微妙な状況でもある。
まだ日本ではレビューが行なわれていないものの、Google I/Oを取材した際、Pixel Foldの実機を体験している。横幅がGalaxy Z Foldより広く作られているのが特徴で、結果として「スマホとして使う」よりも「タブレットとして使う」方が似合っているイメージは受けた。Googleがタブレット重視であるならば、そうした印象も間違いはないのだろう。
たとえば「FCC ID : A4RG0DZQ(NFCの親モデル)、FCC ID : A4RGWKK3(BT / WLANの親モデル)、FCC ID : A4RGHL1X(バリエーションモデル)は、内部プリント基板のレイアウトは同じですが、バリエーションモデルはミリ波関連のコンポーネントを取り除き、別のMHB ENDCモジュールを搭載している」という風に、基本的には同じハードウェアで別バージョンがあると示唆しているようです。
LE Audioに対応するデバイス、Auracast対応のサービスが出揃うと、たとえばテーマパークに出かけて、Sound ARや空間オーディオのような音響系エンターテインメントを大勢の参加者と一緒に楽しめるようになります。音楽ライブや、映像と音を組み合わせたアート作品などにも新しい可能性が見えてきそうです。2023年は「Auracast」というキーワードにぜひ注目してください。
↑Bluetooth LE Audioに対応するイヤホン・ヘッドホンなどのオーディオ機器を身に着けた複数のユーザーが、同じオーディオコンテンツを一斉に楽しめるようになる「Auracast」に注目です
Google Pixel 7シリーズだけに搭載される「ボケ補正」もGoogleらしいAIの技術を活かした楽しい新機能です。Android標準の「フォト」アプリに読み込んだ写真データの“ピンボケ”やノイズをソフトウェア処理によって補正します。つまり、ほかのデジカメやスマホで撮影した写真データも読み込めば補正可能なわけです。
349.99ドルからという価格設定は米アップルの「Apple Watch Series 8」より少し安く、韓国サムスンの「Galaxy Watch5(279ドルから)」よりは、お高いものとなっています。グーグル初のスマートウォッチだけに、その価格に見合う価値のある製品として登場することを期待したいものです。
Kuba Wojciechowski氏によれば、まずハイエンドPixelは「Lynx(L10)」のコードネームで開発されており、2022年の投入が予測されているとのこと。メインカメラにはサムスンの5000万画素イメージセンサー「GN1」、サブカメラにはソニーの6400万画素イメージセンサー「IMX787」が採用されるようです。
今回Bluetooth Special Interest Group(SIG)に登録されたのは、「GWT9R」「GBZ4S」「GQF4C」の3モデルです。現時点でこれらのモデル間の違いはわかっていませんが、グローバル向けに発売するための通信仕様の違い、あるいはサイズやカラーリングによるモデル違いなどの可能性が想定されます。
Pixel Watchのソフトウェアバージョンとしては、「RWD5.211104.001」と記載。これはGoogleのスマートウォッチ向けOS「Wear OS 3」の最新バージョンからは数世代遅れたものですが、単にBluetooth SIGへの提出時に利用していたソフトウェアのバージョンとなりそうです。
一方で出願文章では、Pixel Watchの機能の詳細には触れていません。しかし事前情報によれば、Google傘下のウェアラブルデバイスブランドこと米フィットビットのヘルスケア機能の統合されるとのこと。さらに最新のウェアラブルデバイス向けOS「Wear OS 3」が動作する、ハイエンド向けの製品となるようです。