スマートウォッチで「Gemini」まもなく使用可能に?最新アプリに手がかり

Googleは先月、スマートウォッチのGoogleアシスタントを生成AI「Gemini」に置き換えることを予告しました。この機能は、アプリの簡単なアップデートとしてWear OSに実装される見通しです。

↑David Bokuchava/Adobe Stockより。現時点でどれほどの機能が利用できるのかは分かっていないようです。

 

そんななか、本機能がまもなく実装される可能性が、アプリの解析から明らかとなりました。米9to5GoogleがWear OSの「Assistant」アプリ最新版(1.18.x)の内容を調べたところ、Geminiに関連する多数の文字列が発見されたとのことです。その使い方は、具体的には次の通りです。

 

  • サイドボタンを長押しする
  • 「Hey Google」というウェイクワードを言う(画面がオンの状態で)

 

そして、コード内には以下のような文字列が含まれていたそうです。

 

  • 「Gemini is now on your watch(Geminiがあなたの時計に搭載されました)」
  • 「Get started with Gemini: Speak naturally and get more done with a personal AI assistant on your watch(Geminiを始めましょう:自然に話しかけて、あなたの時計にあるパーソナルAIアシスタントでより多くのことを実現)」

 

機能面では、Geminiを通じて「アラームやタイマーの設定」「連絡先へのメッセージ送信」といった操作ができるようです。これらはGoogleアシスタントと同様ですが、今のところGmailやGoogleマップなどのより高度な機能が使えるかどうかは分かっていません。

 

また、位置情報と音声認識の設定は変更されていません。よく使うコマンドやアクション2つをピン留めできるWear OSのタイル機能もそのままです。「At a Glance」(一目で重要な情報が分かる機能)も変更されていないようです。

 

おなじみの「Geminiは人に関するものも含めてミスを犯す可能性があるので、ダブルチェックしてください」という警告も表示されます。Googleがいつ正式にWear OSにGeminiを実装するのかは、まだ明らかにされていません。次期「Pixel Watch 4」の発表と同時に、展開が始まる可能性もありそうです。

 

Source:9to5Google

Google Pixel Watch、アラームが間違った時間に鳴るバグ修正。Playストア経由でロールアウト

米Googleが、スマートウォッチ「Pixel Watch」のアラームが間違った時刻になるバグの修正パッチを配信中だと、海外メディアで報じられています。

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↑ユーザーからアラームのバグが報告されていたPixel Watch

 

このバグの報告は2023年2月から出始めており、アラームが仕掛けた時間より数分早く、または遅く鳴るとの声が、ユーザーから複数寄せられていました。最大で10分遅れてしまうことがあり、朝礼や会議に間に合うかどうかの分かれ目になっていたようです。

 

また9to5Googleは、この問題がおやすみ時間モードに関連していると推測していましたが、結局テストでは結論が出ず、Googleもコメントしていませんでした。

 

今回Google広報担当者によると、この修正パッチは時計アプリのアップデートとして、Playストア経由で配信される予定とのことです。

 

また「Playストア」>「設定」でアプリの自動更新が有効になっていると、修正パッチが配信された時に確実に入手できると述べられています。この設定でPixel Watchを充電器にセットし、Wi-Fiに接続していれば、自動的にアップデートされるでしょう。

 

Source:The Verge