『バイオハザード ヴィレッジ』のVRモード、無償DLCとして配信! PlayStation VR2の機能をフル活用

サバイバルホラーゲーム『バイオハザード ヴィレッジ』のVR対応モードが、PlayStation VR2の発売日と同じ2023年2月22日(水)から配信されることが発表されました。PlayStation 5用の『バイオハザード ヴィレッジ』本編を購入済みの人は、無料DLCとして入手できます。

↑Image:Capcom

 

『バイオハザード ヴィレッジVRモード』は今年6月に予告されていましたが、ようやくリリース日が決定しました。本作は『バイオハザード ヴィレッジ』のストーリーモード前編をPS VR2で楽しめるもので、主人公イーサン・ウィンターズになりきって「村」での恐怖と激動のストーリーを体感できます。

↑Image:Capcom

 

本作はVR化にあたり、PS VR2の機能をフルに活用。4K HDRのグラフィックと視線トラッキング、さらに3Dオーディオにも対応し、「まるでそこにいるような」リアリティが生まれる見通しです。

↑Image:Capcom

 

もちろん操作にはPlayStation VR2 Senseコントローラーを使い、「腕を上げてガードする」、「銃を構えて狙う」などを実際の腕の動きにより直感的に行えます。そして「マガジンを入れ替えて装弾する」、「ナイフを取り出して攻撃する」、「2つの武器を構える」といった新アクションも追加。武器を発射すると振動や反動、抵抗を感じることができ、主人公との一体感が味わえそうです。

↑Image:Capcom

 

ホラーゲームとVRとは相性がバツグンのため「怖いのでは?」と心配する人も少なくないはず。実際に前作のPS VR対応『バイオハザード7』では主人公が椅子に縛り付けられて身動きが取れない、手に虫が飛びつくなどのVR体験が怖すぎるとの反響が相次いでいました。

 

それを反省したのか『バイオハザード ヴィレッジ』は、カプコン公式に怖くないことを強調。発売にあたり人形劇のPV「バイオ村であそぼ♪」を公開したこともありましたが、ゲーム本編もモンスターが登場するアトラクション風味です。PS VR2と一緒にソフト本体も買う新規プレイヤーにも安心してお勧めできる……はず。

 

Source:Capcom,PlayStation.blog

PS VR2の先行予約開始! 購入条件にご注意を

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は次世代VRヘッドセット「PlayStation VR2 “Horizon Call of the Mountain” 同梱版(以下、PS VR2)」の先行予約応募の受付を開始しました。

↑ソニーより

 

PS VR2は4K解像度/HDRディスプレイや110度の視野角、90/120Hzのフレームレートを実現した、次世代のVRヘッドセット。コントローラーには新型モデル「PlayStation VR2 Senseコントローラー」が採用され、フォービエイテッド・レンダリング(プレイヤーの中心視野ほど高解像度になり、視野の外側に行くに従い低解像度で描画する手法)などの新機能も搭載されています。

 

PS VR2は2023年2月22日に7万4980円(税込)で発売されます。なお今回の応募販売では、応募数が販売予定台数を超えた場合は抽選となります。また、以下のような販売条件がもうけられています。

1.日本のソニーアカウントを持っていること

2.応募するソニーアカウントでサインインしたPS5またはPS4で2021年11月1日から2022年10月31日までの期間に20時間以上のゲームプレイがあること

3.応募するソニーアカウントがMy Sony IDとサインインID共通化されていること(2022年1月19日以降にMy Sony IDを新規登録された方はすでに共通化されています)

 

PS VR2の応募はこちらの公式ページから、2022年11月27日(日)午後11時59分まで受け付けています。当選結果は、2023年1月10日(火)から1月末までにかけて段階的に連絡される予定です。購入手続きはオンラインのソニーストアのみとなり、クレジットカードでの支払いのみが利用可能です。

 

Source: ソニー

PlayStation VR2で初代PSVRゲームは遊べません。ソニーが公式にコメント

ソニーのPlayStation 5用次世代ヘッドセット「PlayStation VR2」 は2023年初頭に発売が予告されていますが、初代PlayStation VR用ゲームがプレイできないことが公式に明らかにされました。

↑Image:Sony

 

これはソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)のシニア・バイス・プレジデントでプラットフォームエクスペリエンス担当の西野秀明氏が、公式PlayStationポッドキャストのエピソード439で述べたことです。

 

西野氏のコメントは、29分12秒から。「PSVR2は真の次世代VR体験を提供するよう設計されているため、初代PSVR用ゲームとは互換性がありません」とのことです。

 

続けて西野氏は、PSVR2の触覚フィードバックやアダプティブトリガー、高度なアイトラッキング、4K HDR対応など「はるかに進んだ機能」をいくつか挙げて、「つまりPSVR2向けのゲーム開発には、初代PSVRとはまったく異なるアプローチが必要」だと述べています。

 

しかし、海外テックメディアArs Technicaは、より高度なPSVR2の機能を並べられても、それほど高度ではない初代PSVRのゲームをなぜ動かせないのか、明確な説明になってないと指摘しています。

 

たとえばOculus Rift Sは、前モデルの初代Oculus Riftとはまったく違うアイトラッキングシステムを宣伝しつつも、初代Rift用のゲームを遊ぶことができました。より進んだVRヘッドセットが、以前のヘッドセット専用のソフトを動かせた前例があるわけです。

 

もしかしたら、初代PSVRとの互換性がないのは、新たなPlayStation VR2 Senseコントローラーを中心とした操作系と関係があるのかもしれません。初代PSVRでは、PS4用のDualShock 4やPlayStation Moveなどを使えましたが、それら古いコントローラーをPSVR2に接続する、あるいは古い操作系をソフトウェア的にSenseコントローラーで再現することが難しい可能性がありそうです。

 

Source:Official PlayStation Podcast Episode 439

via:Ars Technica

待ってました! PlayStation VR2は2023年初頭に発売決定!

プレイステーション公式アカウントは、次期VRヘッドセット「PlayStation VR2(以下、PSVR2)」を2023年初頭に発売すると発表しました!

↑プレイステーション公式/Twitterより

 

PlayStation VR2は2016年に発売されたVRヘッドセット「PlayStation VR」の後継モデルで、4K HDRディスプレイや110度の視野角、90/120Hzのなめらかなフレームレート、フォービエイテッド・レンダリング(プレイヤーの中心視野ほど高解像度になり、視野の外側に行くに従い低解像度で描画する手法)などの先進技術を搭載。さらに、新型コントローラー「PlayStation VR2 Senseコントローラー」もデザインと機能が一新されています。

 

 

ゲームタイトルとしては、『バイオハザード ヴィレッジ』『Horizon Call of the Mountain』などの投入を予定。さらに、ヘッドセットを装着したままで周囲を見渡せる「シースルービュー」などの新機能も追加発表されています。

 

今回のアナウンスでは、具体的な発売日や価格は明かされていません。投入地域についても言及はありませんが、日本語でのアナウンスということもあり、日本でも真っ先にローンチされることを期待したいものです。

 

Source: プレイステーション公式/Twitter

PlayStation VR2、アイトラッキング大手Tobii社と提携! 「中心視野だけ高解像度」により動作がサクサクに?

ソニーのPS5用次世代VRヘッドセット「PlayStation VR2」が、視線追跡(アイトラッキング)技術を専門に手がけるTobii社と公式に提携することが明らかとなりました。

Image:Sony

 

このことは、Tobii社が7月1日のプレスリリースにて発表したことです。それによれば同社はソニーからPS VR2のパートナーに選ばれ、その革新的なアイトラッキング技術が次世代ヘッドセットに搭載されるそうです。

 

Tobii社のアナンド・スリヴァッツァ(Anand Srivatsa)CEOは、「PlayStation VR2は、没入型VRエンターテイメントの新たな基準を確立し、世界中の何百万人ものユーザーがアイトラッキングの力を体験できるようになるでしょう」と述べています。すでに同社は前払い収益を受け取っており、2022年における収益の10%以上を占めると予想されています。

 

今回のニュースは、ソニーがPS VR2につき公式に他社と協力を発表した初のケースとなります。これまではリフレッシュレート120Hz対応や片目4K解像度など、ハードウェアの仕様はほぼ公開されていましたが、どの会社から技術を提供を受けるかがようやく判明したしだいです。

 

Tobii社の公式サイトを見れば、同社のアイトラッキング技術がどんな形で活用されてきたかが分かります。たとえば『Microsoft Flight Simulator』と協力したり、『American Truck Simulator』や『Euro Truck Simulator』などドライビングシミュレータとも提携しているという具合です。

 

以前、人気VRゲーム『Moss』の開発者は、PS VR2のアイトラッキングを利用したフォービエイテッド・レンダリングは「パフォーマンスを向上させ、忠実度を高めることができる」と述べていました

 

フォービエイテッド・レンダリングとは、人の中心視野は高解像度で、視野の外側に行くほど低解像度で描画する技術のこと。つまり「プレイヤーが注意して見ている箇所は細かく、気にしてない部分は粗く」して重要な部分だけしっかり描き、マシンの馬力を無駄にしないわけです。

 

PS VR2もこのアイトラッキング技術を活用して、サクサク快適に動くVRゲームを実現すると期待したいところです。

 

Source:Tobii
via:Gamesradar

PlayStation VR2は2023年初めに発売? 有名アナリストが予測

ソニーはPlayStation 5用の次世代VRヘッドセット「PlayStation VR2」の情報を小出しにしつつ、先日もローンチ時に20作以上の「主要」タイトルを用意すると発表しています。しかし「いつ発売するか」は、いまだに明らかにしていません。

ソニー・インタラクティブエンタテイメント(SIE)

 

そんななか、PS VR2の量産は今年後半に始まり、まず150万台を量産して2023年の第1四半期に発売する可能性が高いとのアナリスト予測が報じられています。

 

これはアップル未発表製品の正確な予想でおなじみの有名アナリスト、Ming-Chi Kuo氏がTwitterで述べていることです。Kuo氏によると、PS VR2の発売時期はゲーム開発のスケジュール次第ながら、ファーストスタジオ(SIE傘下の開発スタジオ)とサードパーティー両方から20以上のタイトルが準備されているため「良い」スタートを切ることができると考えているそうです。

さらにゲーム業界におけるソニーの地位やリソースは、AAA (超大作)のVRゲーム開発(『Horizon Call of the Mountain』など)を加速させ、VR市場の成長に恩恵をもたらす、とも予想されています。

 

またKuo氏はサプライチェーンに精通する人物だけに、PS VR2に6つの光学モジュール(カメラ)が使われていることがGenius Electronic Opticalなどのレンズサプライヤー(iPhoneにもレンズを供給)に恩恵をもたらすことも予想しています。こうしたレンズは先進的なAR/VR機器には不可欠だけに、ソニーの大量発注が部品の値下がりにつながり、メタバース産業の成長を加速させることになりそうです。

 

ソニーは6月3日午前7時から動画配信番組「State of Play」を放送し、その中で、PS VR2向けに開発中のタイトルも少しだけ紹介すると予告しています。そこでユーザーの期待が高まるほど、PS VR2本体の発売日が明かされないことや、プレイの前提となるPS5が手に入りにくいことへの不満が寄せられるのかもしれません。

 

Source:Ming-Chi Kuo(Twitter)
via:Wccftech

「Among Us」も!? PlayStation VR2では20本以上がローンチタイトルに!

ソニーの投資家向け説明会で、VRヘッドセット「PlayStation VR2(PS VR2)」発売時には、20本以上のローンチタイトルが用意されることが明らかになりました。

↑ソニーより

 

初代モデルの「PlayStation VR」に続く後継モデルとして発表された、PS VR2。本体デザインやコントローラーを一新し、ゲームへの没入感「センス・オブ・プレゼンス」を向上。具体的なスペックとしては4K HDRディスプレイと90/120Hzの滑らかなフレームレート、110度の視野角、フォービエイテッド・レンダリングなどが発表されています。

 

そしてソニーによれば、ローンチタイトルとしてはファーストパーティタイトルとサードパーティタイトルの両方が提供されます。ただし現時点ではすでに発表済みの『Horizon Call of the Mountain』をのぞいて、どのようなタイトルが用意されるのかは発表されていません。

 

一方でゲームデベロッパーのSchell Gamesによれば、PS VR2のローンチタイトルとしては『Among Us VR』やCyan Worldsの『Firmament』、そしてnDreamsやCoatsinkからのタイトル投入も噂されています。

 

さまざまな周辺情報が明かされているものの、発売日はいまだ発表されていないPS VR2。年末商戦の目玉になるのか、あるいはそれ以降に先送りとなるのか、ゲーマーとしては実に気になるところです。

 

Source: Engadget, Schell Games / Twitter

丸みを帯びたスタイリッシュな“オーブ型”デザイン! 「PlayStation VR2」デザイン公開

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、PlayStation 5(PS5)向け次世代VRシステムPlayStation VR2(PS VR2)と、PlayStation VR2 Senseコントローラーの最終デザインイメージを公開しました。

 

同製品のヘッドセットは、PS VR2 Senseコントローラーとマッチするオーブ型のデザインを採用。丸みを帯びた形は、プレイヤーがバーチャルリアリティの世界に入ったときに感じられる360度の視界を表現しています。

 

デザインは、PS5製品群のプロダクトデザインにもインスピレーションを受けており、PS5のデザイン時から既に次世代VRシステムのヘッドセットデザインも念頭に置いていたため、ビジュアルから感触まで、PS5と共通した特徴が感じられるデザインになったそうです。PS5本体はフラットなデザインである一方、PS VR2ヘッドセットは、常に手に取って触れることを想定し、DualSense ワイヤレスコントローラーや、PULSE 3D ワイヤレスヘッドセットとも一貫性を感じられるデザインになっています。PS5本体やDualSense ワイヤレスコントローラーのデザインにあしらった小さなシェイプス(△〇×☐)も、ヘッドセットのバンドの前後に採用。

 

リビングルームに溶け込むようなスタイリッシュなデザインであることに加えて、使っていることを意識せずにゲームの世界に没入できるものを目指しており、エルゴノミクス(人間工学)に基づいたデザインを重視し、様々な頭の大きさのユーザーが快適に使えるように検証が重ねられたのこと。現行のPlayStation VRで好評だったヘッドセットの重量バランスや、1本のバンドだけで頭部に固定する構造は、PS VR2でも踏襲。既にPS VRを利用中のユーザーでも違和感なく使えるよう、ヘッドセットのスコープ部分と顔の距離を調整するためのスコープ調整ボタンや、ステレオヘッドホン端子の位置も共通して配置しています。

 

また、さらに快適な使い心地を追求するため、両目のレンズ間距離をプレイヤーの目の間隔に合わせることができるレンズ調整ダイヤルを搭載。ヘッドセットの振動用モーターなど、独自の新機能を追加しながらも、よりスマートなデザインに仕上げたことで、若干軽量化されています。

PS5向け次世代VRシステム「PlayStation VR2」正式発表! 専用タイトルに「Horizon」シリーズ新作

ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、PlayStation 5(PS5)向け次世代バーチャルリアリティシステムの正式名称を「PlayStation VR2」、新しいVRコントローラーの正式名称を「PlayStation VR2 Senseコントローラー」に決定し、製品の詳細を公開しました。

 

PlayStation VR2は、ゲームなどの世界に実在しているかのような感覚「センス・オブ・プレゼンス」を向上させており、かつてないほどゲームの世界に深く没入できるVR体験が可能になるそうです。

 

4K HDRディスプレイ、110度の視野角、フォービエイテッド・レンダリング(プレイヤーの中心視野ほど高解像度になり、視野の外側に行くに従い低解像度で描画する手法)で、高品質な映像体験を楽しめます。有機ELディスプレイを採用し、片目あたり2000×2040の解像度と、90/120Hzの滑らかなフレームレートを実現しています。

 

インサイド・アウト・トラッキングを採用し、VRヘッドセットに搭載したカメラを通じて、プレイヤーとコントローラーをトラッキング。本体以外のカメラを必要とすることなく、プレイヤーの動きや向いている方向がゲーム内に反映されます。

 

プレイヤーがゲーム内のアクションから受ける感覚を増幅させる新たな機能「ヘッドセットフィードバック」は、ヘッドセットに内蔵したひとつのモーターの振動によって触覚要素を加えるもので、例えば、緊迫した場面でのキャラクターの脈拍の上昇や、キャラクターの頭の近くを物体が通過する際の衝撃、キャラクターがスピードを上げて進む際の車両の推進力など、ゲームの世界を一層リアルに感じられます。さらに、PS5に搭載したTempest 3Dオーディオ技術が加わることで、プレイヤー周囲の音を活き活きと再現。また、「視線トラッキング」機能によって、PlayStation VR2がプレイヤーの目の動きを検知し、特定の方向を見ただけで、ゲームキャラクターを操作できます。

 

PlayStation VR2の専用タイトルとして、「Horizon Call of the Mountain」も発表。Guerrilla(ゲリラ)とFirespriteの制作で、「PlayStation.Blog」では、ティザームービーも公開されています。

お正月にはどっぷりゲーム三昧! 2017年を賑わした話題のゲームハードを振り返る

お正月は、美味しいおせちをつつきつつテレビ番組を楽しんだりと、みなさんゆったりと過ごされることでしょう。忙しい毎日を過ごす人たちにとって、少ない休暇だと思いますが、そんな時間にこそ思いっきり童心に返ってゲームをすべきじゃないでしょうか? 2017年も話題に事欠かなかったゲーム事情を振り返りつつ、この年末年始で濃いゲームライフを過ごしていただけたらと思います。2017年はハード面でのニュースが多かったので、少しこれからの展望を交えてハード面中心にトピックを紹介していければと思います。

 

VRの普及は今ひとつだが、アーケードから火が付く予感

昨年はVR元年と言われ、PlayStation VRやOculusRift、HTC viveなどに話題が集中しました。今年はいよいよ普及期に入り、より一層VR業界が沸き立つと思われていましたが、結果的にはそのようなことにはなりませんでした。価格帯が大分下がったとはいえ、やはり普及価格帯には遠く及ばない印象で、一般的なユーザーが手を出せるであろう価格であったPlayStation VRも品薄状態が解消されず、欲しくても高い、欲しくても売っていない状態が続いたことも要因かと思われます。ソフト面もVRゴーグルを購入してまで遊びたいと思うほどのキラーコンテンツが出ていないのもあるかもしれません。

 

↑PlayStation VRの抽選予約券の配布時の列。現在は大分購入しやすい状況となっているが、それでも品切れの店は多い↑PlayStation VRの抽選予約券の配布時の列。現在は大分購入しやすい状況となっているが、それでも品切れの店は多い

 

そんな状況において気を吐いているのが、VRのアーケードです。手前味噌ですが、GetNaviでVRについての今年の予測的なもの書いた時に、VRはコンシューマよりもアーケードで盛り上がる的なことと言っていましたが、その通りになった感はあります。VR専用のアミューズメント施設が続々と登場し、ゲームセンターで遊べるVRマシンも登場しました。VRはしばらくこっち方面がメインになるかと感じています。

 

↑コーエーテクモウェーブが店舗展開する「VR センス」↑コーエーテクモウェーブが店舗展開する「VR センス」

 

↑新宿や秋葉原でも「SEGA VR EREA」が展開されている↑新宿や秋葉原でも「SEGA VR EREA」が展開されている

 

キラータイトルも充実のNintendo Switch

ハード的に言ったら外せないのがやはりNintendo Switchですね。2017年1月21日の予約開始日には長蛇の列ができ、オンラインストアでの予約もままならないほどでした。それでもしばらくの間は最初の予約日での購入が一番買えるチャンスだったと言わしめるくらいの品不足に陥り、例の如く品薄商法を噂されるほど。しかし現在、クリスマス以降、ネット、実店舗ともに出回るようになっています。ローンチタイトルである『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』や夏に発売した『スプラトゥーン2』、10月末に発売された『スーパーマリオオデッセイ』と、キラータイトルと呼べるタイトルが定期的に登場したのも、人気がまったく衰えない理由のひとつ。ですので、ぜひともこの機会に手に入れてもらえると、上記の3タイトルを遊ぶだけで休暇がなくなってしまうほどの楽しみが得られるでしょう。

 

↑今なお入手しにくいNintendo Switch↑2017年末現在、ネットと店舗ともにNintendo Switchが購入しやすい状況

 

↑1月21日に予約を開始したNintendo Switch。この時が一番、手に入れやすい状況だったと言える↑1月21日に予約を開始したNintendo Switch。この時が一番、手に入れやすい状況だったと言える

 

ミニファミコン、ミニスーファミに大人も大興奮!

品薄と言えば、前年に発売されたニンテンドークラシックミニファミリーコンピュータも超品薄状態で、一部ではかなりプレミアが付くほどでした。しかも、その品薄が解消されぬまま、2017年4月にまさかの生産を一旦中止するとの発表があり、増産を待ちわびていたユーザーに大きな衝撃を与えていました。現在では、2018年に生産を再開するとのこと。で、そのニンテンドークラシックミニファミリーコンピュータに次いで登場したのが、ニンテンドークラシックミニスーパファミコンです。2017年10月の発売でしたが、こちらもNintendo Switchと同様にクリスマス以降、一時的にかもしれませんが手に入りやすくなっている模様。しかし、またあくまで一時的な可能性もありますので、興味のある人はこのタイミングにこそ購入に踏み切ってみてはいかがでしょうか。

 

↑ミニスーファミには、未発売の『スターフォックス2』が収録され話題となった ↑ミニスーファミには、未発売の『スターフォックス2』が収録され話題となった

 

他にも任天堂関連で言うと、スマホ用アプリでも容赦のラインナップを展開しています。『ファイアーエムブレムヒーローズ』が2月、『どうぶつの森 ポケットキャンプ』は11月に配信。どちらも高いダウンロード数と稼働率を誇っています。

 

↑どうぶつの森 ポケットキャンプ。『どう森』ファン待望のスマホアプリだ↑どうぶつの森 ポケットキャンプ。『どう森』ファン待望のスマホアプリだ

 

既存ハードの新バージョンにも注目

ハード面で言えば、PlayStation4 Proも品薄状態が続き、ようやく最近になって、購入できるシーンをちらほら見かけるようになりました。格安の4Kテレビが今年はリリースされはじめているので、4Kコンテンツを楽しむためのPS4と言う感じにもなっています。

 

↑4Kクオリティ画質に対応したPlayStation4 Pro↑4Kクオリティ画質に対応したPlayStation4 Pro

 

品薄ハードの最たるものと言えば、Xbox One Xです。11月7日の発売ですが、購入はおろかその存在を見たことがある人は少ないのではないでしょうか。ほぼ日本市場に出回っていないうえ、そもそもXboxに新ハードが登場しているということを知らない人が多そうです。ここらへんが日本とグローバルのゲームによる格差というか、意識の違いが出始めているという感じがします。

 

↑4K&HDR対応のXbox One X↑4K&HDR対応のXbox One X

 

ゲーム機、スマホともに話題のビッグタイトルが登場

最後に一応、ソフトも振り返ってみます。今年はなんと言っても国民的RPGの2大巨頭が席巻しました。『ファイナルファンタジーXV』は2016年11月末発売ですが、定期的にダウンロードコンテンツを配信し、今でも現役でプレイしている人が多いタイトルです。もうひとつは言わずと知れた『ドラゴンクエストXI』。それぞれのハードに合わせたグラフィックの表示方法を採用し、それぞれの楽しみ方を提示しています。『ドラゴンクエストXI』はニンテンドー3DSでなく、Nintendo Switchでリリースして欲しかったですが、もしそうであればNintendo Switch争奪戦がより一層激化していたと思われるので、今となってはニンテンドー3DSでよかったのかと。

 

↑PlayStation4とニンテンドー3DSのふたつのプラットフォームで発売した『ドラゴンクエストXI』↑PlayStation4とニンテンドー3DSのふたつのプラットフォームで発売した『ドラゴンクエストXI』

 

スマホアプリでは、『FGO』が大躍進し、『Pokémon GO』もリアルイベントの開催、レイドバトルの採用などで多くのトレーナーが街中で活動をし続けています。どちらも今年リリースではなく、『モンスト』や『パズドラ』など定番タイトルが人気上位を締めており、スマホアプリではなかなか新規タイトルが食い込みにくい状況です。それでも『みんゴル』や『アズールレーン』など注目のタイトルもリリースされています。

 

↑スマホ用『みんなのゴルフ』である『みんゴル』がリリース↑スマホ用『みんなのゴルフ』である『みんゴル』がリリース

 

一年を振り返ってみると2017年もゲーム業界は濃い一年だったことがよくわかります。2018年も早々に『モンスターハンター ワールド』の発売が控えています。eスポーツも協会が足並みを揃えてきていますし、市場がますます拡大していくと思われます。そうなるとゲームのハードの選択肢に、据え置き型ゲーム専用機、携帯型ゲーム専用機、スマートフォン、アーケードゲーム機に加え、ゲーミングパソコンも一般的になる可能性も高くなるのではないでしょうか。いやぁ、2018年もゲーム界隈は話題に事欠かなそうです。お年玉をゲットした若者はもちろん、子どもにお年玉を渡す側の人もうまーく子どものゲーム欲を刺激して、挙げたハードとソフトを一緒に楽しんではいかがでしょうか?