【朝の1冊】目指すは夏までに引き締まったカラダ!失敗しないジム選びとは?ーー『フィットネスジム超入門』

世の中には、ダイエットに関する情報が山ほどある。

 

基本的には、「食事・運動・睡眠」この3つがしっかりとバランスよく取れていれば、肥満に悩むことはないはずなのだが、何かと甘い誘惑が多いのも事実。

 

「気づけばお腹周りが浮き輪のようだ…」「ズボンの上に乗るぷに肉をなんとかしたい」という人、そして「健康のために、少し減量しなくては!」という人も多いのでは。

 

ここはひとつ、夏までに体を引き締めるべく「ジムに通って成果を出す!」と决意したそこのあなたのために、今回は『無理なく! ケガなく!フィットネスジム超入門』(GetNavi・特別編集/学研プラス・刊)から、フィットネスジムの効果的な活用術をお伝えしよう。

 

 

 

失敗しないジム選びのポイント①

自分に合ったジムの種類を見極める

一口に「スポーツジム」といっても、その種類はさまざま。まずは、ジムの種類を見てみよう。

 

1つめに、ティップネスやコナミスポーツクラブなどの「会員制ジム」。ジムといえば、このタイプを思い浮かべる人が多いだろう。プールや大浴場、サウナなどが完備されている施設が多く、マシン以外にプールやヨガなどで汗を流せるスタジオメニューが充実しているのが特徴。金額も、回数や利用店舗の範囲などに応じて自由に選べる点もうれしい。月会費は平均すると1万2,000円~1万5,000円前後。

 

2つめが、一大ブームを巻き起こしたライザップをはじめとする「プライベートジム」。専用トレーナーがマンツーマンで指導してくれるので、確実に“結果にコミット”できるというわけ。その人の目的や体質にあわせたメニューを組んでもらえる上に、正しい食事法についてもしっかりアドバイスしてもらえる。月会費は30万円以上するが、本気で痩せたい人は、プライベートジムが理想のボディへの近道だといえるだろう。

 

3つめが、ここ数年増えている「24時間ジム」。その名の通り、24時間利用できるので、自分のライフスタイルに合わせて好きな時間に通えるのが魅力だ。女性限定のジムエリアを設けている施設もある。夜にジョギングをしたいけど、夜道を走るのは怖い…という女性にもおすすめだ。月会費は、8,000円程度。

 

 

失敗しないジム選びのポイント②

場所と利用したい時間帯をチェックして「通わなくなっちゃった」を防ぐ!

つい月会費の金額でジムを選びがちだが、実は大きなチェックポイントがある。それは、立地条件。ジム通いを挫折してしまった人の多くは「忙しくて通えなくなった」ケースがもっとも多いのだそう。

 

主に、週末に利用しようと思っている人は、家から無理なく通える店舗が第一。平日、会社帰りに汗を流したい人は、会社近くの店舗がいいだろう。両方の可能性がある場合は、家と職場の中間地点…と考えがちだが、どちらからも少し距離があるとなると、結局行かなくなる可能性大である。

 

ちなみに私は、かつて恋人の家の近くの店舗で登録したことがあるが、結局数回しか行かず、しかもその相手とはほどなくして別れたという苦い経験がある。また、会社帰りに通おうと職場近くのジムを登録したこともあるが、汗を流してお風呂に入ったあと、再びメイクをするのが億劫で、結局すぐに登録店舗を変更した。

 

「利用したい時間と混雑時間がダブっていないか」という点も、意外に盲点だが重要だ。いつも定員オーバーでプログラムに参加できなかったり、目的のマシンが使えなかったりしたのでは、貴重な時間を割いて通っているのに意味がない。通おうと思っている時間帯とマシンの数やプログラム内容を、事前に確認しておこう。

 

いずれにしても、実際に施設に行って見学することは必須だ。設備も立地も金額も問題ないが、なんとなく雰囲気が自分に合っていない、通いたいと思えない…ということもあるので要注意。

 

いざトレーニング! 効果を出すためのルール3

通うジムの種類と店舗が決まったら、いよいよトレーニング開始だ。とはいえやみくもに行ったり、見よう見まねでなんとなくやるのではもったいない。せっかく通うなら、効率的に効果をしっかりと出したいものだ。

 

そのための重要なルールを3つ、本書からピックアップしてお伝えしよう。

 

正しいやり方・正しい姿勢を意識する

せっかく長時間トレーニングをしても、マシンの基本的な使い方が間違っていたり、姿勢が悪くフォームが乱れたりしていてはNG。効かせたい場所に負荷がかからず、場合によっては怪我をする危険性もある。鍛えたい場所を決めたら、その部位に負荷をかけられるマシンを選び、正しいフォームで30分。これで、しっかりと効果が得られるトレーニングができる。ジムにトレーナーがいる場合は、自分のフォームをチェックしてもらおう。

 

 

トレーニングは週2~3日、中1~2日空けるのが効果的

やる気になっているときは毎日でも通いたくなるものだが、実は週に2~3回、中1日から2日空けるのがベストなのだそう。というのも、トレーニングを行った後は、損傷した筋繊維が一定の休息をとることで、前よりも太く強くなろうとする「超回復」という性質があるためだ。効率よく筋力をアップさせたければ、1~2日の休息日をしっかり確保しよう。

 

 

③「約8割の負荷でやめる」が賢いトレーニング法

最近メディアで「追い込み系」のトレーナーが話題なこともあり、ジム初心者は特に、張り切ってジムに行き、体力の限界までがむしゃらに頑張りたくなるかもしれない。しかし、無理に肉体を追い込むのはおすすめではないそうだ。正しいトレーニングを正しいフォームで、正しい頻度行えば、8割の負荷で十分だという。「あと2~3回くらいならできる」ところでトレーニングを終えると、体力的にはもちろん、精神的にも負担がなく、長くジム通いが続けられるだろう。

 

 

このほかにも『無理なく! ケガなく! フィットネスジム超入門』には、具体的なトレーニング法や太らない外食メニューの選び方なども詳しく紹介されている。

 

お金をかけないで痩せられる方法は、たくさんある。でも、人間は弱い生き物だ。なんの縛りもないと、かえって続かないことが多い。反対に、「お金を払っている」ということが理由付けとなって、ダイエットに励めるものなのだなぁ。

 

ちなみに、現在本気で体重がヤバイことになっている私は、24時間ジムを検討中。仕事の合間はもちろん、子どもが寝てから通おうかなどと目論見中である。

 

夏目前。今年は自信を持って水着が着られるように、フィットネスジム通いをはじめてみてはいかだだろうか。

 

 

【書籍紹介】

無理なく! ケガなく! フィットネスジム超入門

著者:ゲットナビ編集部
発行:学研プラス

近年、店舗数が大幅に増加している24時間ジムの選び方から使い方までがわかる完全ガイド。プロが考案した目的別の効果的なトレーニングメニューを多数収録。さらに、外食と自炊、両方の食事方法や、買って損しないウェア&グッズについても解説。

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初代王者に輝いたのはあの国民的アイテム! ポタフェス初の年間アワード「ポタ-1グランプリ 2017」が大賞発表

2017年12月16・17日に東京、秋葉原にあるベルサール秋葉原で開催されたイベント「ポタフェス」にて、ポータブルオーディオの年間アワードを決める「ポタ-1グランプリ」の結果発表が行われました。

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このポタ-1グランプリは、Getnaviとe☆イヤホンが協力して開催するポータブルオーディオアイテムのナンバーワンを決めるアワードです。グランプリや各部門賞は、読者の投票によって決定します。

 

各部門賞は下記の通りになります。

携帯プレイヤー部門(5万円以下/5~10万円/10万円以上)

ワイヤードヘッドホン部門(1万円未満/1~5万円/5万円以上)

ワイヤレスヘッドホン部門(2万円未満/2万円以上)

ワイヤードイヤホン部門(1万円未満/1~3万円/3万円以上)

ワイヤレスイヤホン部門(1万5000円未満/1万5000円以上/スポーツタイプ/完全ワイヤレス)

ワイヤレススピーカー部門(2万円未満/2万円以上)

 

発表会のMCとして、声優の礒部花凛(いそべかりん)さんが登場。ゲットナビ編集部のオーディオ担当・川内さんと2人で司会進行をしていました。

↑礒部花凛さん↑声優の礒部花凛さん

 

また、残念ながら会場にはいらっしゃいませんでしたが、今回のアワードでスペシャル審査員長を務めた声優の花澤香菜さんがビデオメッセージで登場。会場地下1階のポタ-1グランプリブースでは、受賞製品の展示・試聴が可能となっていたのですが、そこでは花澤香菜さんの来年2月7日発売の新曲「春に愛されるひとに わたしはなりたい」が試聴曲として用意されていました。ファンにはうれしいサプライズですね。

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アワードの大きな分類は6部門で、それぞれに価格帯でわけた全17カテゴリーで表彰します。すべての部門、カテゴリーにおいて、総合投票数がトップだった製品に大賞が授与されます。ノミネートされた製品は審査委員会が2017年に注目を集めた82点を厳選。投票は2017年10月24日~11月30日のあいだにインターネットにて行われました。

 

それでは、各部門の受賞モデルを見ていきましょう。

携帯プレイヤー部門

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携帯プレーヤー部門では、5万円未満部門 ソニー「ウォークマン NW-A40」、5~10万円部門 ソニー「ウォークマン NW-ZX300」、10万円以上部門 ソニー「ウォークマン NW-WN1Z」と、すべてのカテゴリーでウォークマンが受賞! 審査員を務めたAVライターの野村ケンジさんによると「読者投票なので、どうしても数量が動いている製品に投票が集まりがちになってしまうので、この結果につながったのではないでしょうか。でも、3モデルとも人気だけでなく、相応の実力を持っているので、妥当な結果でしょう」とのことでした。

20171218-i01 (19)↑野村ケンジさん

 

ワイヤードヘッドホン部門

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ワイヤードヘッドホンはトラディショナルな部門でもあるので、かなり熟練された意見が反映されています。1万円未満部門はAKG「K72」、1~5万円部門はゼンハイザー「HD 600」、5万円以上部門はデノン「AH-D7200」と、オーディオファンに人気の高い古参ブランドの製品が並びました。

 

「1万円以下でK72が入るのは面白い。ちゃんと聴いて投票したというのがわかります。HD 600は昔から変わっていないのですが、今回の復刻にあたりハイレゾマークが付きました。性能アップしたのではなく、ハイレゾマークがなかった以前から、相応の性能を持っていたということですね」(野村ケンジ氏)

 

ワイヤレスヘッドホン部門

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ここ数年で需要が高まっているワイヤレスヘッドホン。2カテゴリーで選ぶには、数が多いのでは? と思うほど拡大している部門です。2万円未満部門はオーディオテクニカ「ATH-AR3BT」、2万円以上部門はソニー「WH-1000XM2」が受賞。「どちらの製品もしっかりとした音作りをしてきたモデルが受賞しましたね。WH-1000XM2はaptX-HDにも対応し、使い勝手が良くなりました」(野村ケンジ氏)

 

ワイヤードイヤホン

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もっともユーザー数が多く、販売数も多い激戦区です。それだけにカテゴリーごとの結果も僅差となりました。1万円未満部門はJVC「SOLIDEGE HA-FD7」、1~3万円部門はデノン「AH-C820」、3万円以上部門はオーディオテクニカ「ATH-LS400」となっています。「FD7が選ばれたことに関しては、さすが皆さんよく聴きこんでいますね。それが結果に表れています。C820は完成度が高い製品ですし、LS400は圧倒的なアップグレードをし、丁寧な作り込みが結果につながっています」(野村ケンジ氏)

 

ワイヤレスイヤホン部門

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ワイヤレスイヤホン部門は、1万5000円未満部門がオーディオテクニカ「ATH-CKR55BT」、1万5000円以上部門がソニー「WI-1000X」となりました。「55BTは奔放な感じでBluetoothイヤホンとしては面白いです。1000XはソニーのBluetoothイヤホンの集大成といえるモデル。音がいいですし、NFCで簡単に接続できる利便性も兼ね備えています」(野村ケンジ氏)

 

ワイヤレスイヤホンのなかでも、今年注目度が急上昇したのが「スポーツイヤホン」と「完全ワイヤレス」のカテゴリーです。スポーツタイプ部門はボーズ「SoundSport wireless headphones」、完全ワイヤレス部門はソニー「WF-1000X」が選ばれました。

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「SoundSport wireless headphonesは、ワイヤレスが得意なボーズらしい製品。1000Xは音作りにこだわりを感じます。現状の完全ワイヤレスで最大の弱点といわれる音切れにも比較的強いところもポイント。混んでいる電車の中はさすがに音切れすることもありますが、完全ワイヤレスの現状ではしかたないところ」(野村ケンジ氏)

 

ワイヤレススピーカー

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ワイヤレススピーカーでは、2万円未満部門でボーズ「SoundLink Micro Bluetooth speaker」が、2万円以上部門でソニー「SRS-XB40」が受賞しました。Bluetoothスピーカー市場は、ソニーとボーズが2強の様相を呈しており、それがそのままの結果に表れた印象。「この分野はソニーが絶対王者的に君臨してきていましたが、ボーズが巻き返してきた印象です。SoundLink Microは、サイズが小さめなのに広い空間でも十分に楽しめます」(野村ケンジ氏)

 

ミニライブや審査員特別賞の発表など盛りだくさん

すべての部門賞が発表されたあとは、いよいよ大賞の発表となりますが、その前に特別ライブとして、今回のポタフェスでイメージキャラクターを務めた歌手の上野優華さんによるミニライブが披露されました。1曲目は「Dear Friend」を熱唱。2曲目は来年1月17日に発売される発売される2ndフルアルバム「U to You」から、Mr.Childrenの「しるし」をカバーした「しるし-cover-」を披露してくれました。

 

後半の部では、野村ケンジさんをはじめ、AVライターの山本 敦さん、Stereo Sound ONLINE編集部 草野晃輔さん、某媒体編集部のこばQさん、e☆イヤホン秋葉原店店長ゆーきゃんさんらが選んだ審査員特別賞が発表されました。

 

この審査員特別賞に選ばれたアイテムは全部で8つ。オーディオテクニカ「ATH-ADX5000」、Astell&Kern「AK70 MkII」、オンキヨー「GRANBEAT」、ソニー「WH-1000XM2」、ULTRASONE「Signature XDP」、GLIDiC「Sound Air TW-5000」、JVC「SOLIDEGE 01 inner」、パイオニア「RAYZ Plus」と、いずれも優れた音質や個性を有した製品が選ばれました。

20171218-i01 (29)↑審査員特別賞の選定理由は、トークセッションで各審査員から語られていました

 

そして、いよいよ大賞の発表です。記念すべき第1回のポタ-1グランプリ大賞は、ソニーの「ウォークマン NW-A40シリーズ」が見事獲得しました!

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檀上には、開発に携わったソニービデオ&サウンドプロダクツの上村秀行さんと辻 万葉(つじ まよ)が登場。野村編集長からトロフィーが授与されました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA↑ソニービデオ&サウンドプロダクツの上村秀行さん(右)

 

ソニーのオーディオ事業を担うソニービデオ&サウンドプロダクツに所属する上村秀行さんは、「軽さやバッテリー駆動時間も重要ですけど、やはりウォークマンとして音質が重要。この薄型軽量サイズで音質を良くすることを検討し、結果が残せたのが大賞をいただけた要因なのかもしれません」とコメント。

20171218-i01 (23)↑ソニービデオ&サウンドプロダクツに所属する上村秀行さん

 

辻 万葉さんは、「A40はA30のブラシュアップの位置づけですが、新しいこともたくさんやっています。どうやったらウォークマンを好きになってもらえるか、触ってもらえるかを考えて作っています」と、企画開発ならではのコメントを語ってくれました。

20171218-i01 (24)↑ソニービデオ&サウンドプロダクツの辻 万葉さん

 

最後に、審査員と上野優華さんによるトークセッションがあり、審査員特別賞の選定理由や2017年のトレンドの振り返り、2018年のトレンド予想などについて語られました。

20171218-i01 (26)↑左から山本 敦さん、草野晃輔さん、上野優華さん、ゆーきゃんさん、野村ケンジさん、こばQさん

 

ステージ終了後、各部門賞、審査員特別賞、大賞を受賞したモデルは、ポタフェス会場地下1階の展示ブースにて試聴することができました。どれも読者や審査員のお墨付きのモデルなだけに、たくさんのオーディオファンが詰めかけて大盛況だった様子。花澤香菜さんの新曲も聴けるということで、たくさんの人がブースを訪れていました。

DSC_0279↑ポタ-1グランプリブースの様子

 

イベントは2時間の長丁場でしたが、気がついたら終わっていたという濃い内容でした。

 

各部門、大賞を受賞したメーカーのみなさま、おめでとうございます!

男ゴコロをくすぐるギミック満載! カスタマイズの醍醐味が味わえるハイレゾ対応イヤホン JVC「SOLIDEGE 01 inner」

この冬、JVCから自分好みの音にカスタマイズできる機能を満載した、ちょっと贅沢なイヤホン「SOLIDEGE 01 inner(HA-FD01)」が発売されます。音にこだわるイヤホンファンから、そろそろ初めてのプレミアムイヤホンに挑戦してみたいという方まで広くおすすめしたい本機の実力を、隅から隅までレビューしてみたいと思います。

20171122-i03 (3)↑SOLIDEGE 01 inner(HA-FD01)

 

JVCはこれまでにも世界初、業界初の技術を搭載した数々のポータブルオーディオを発売してきました。そのラインナップの充実ぶりは日本のオーディオブランドのなかでもトップクラスを誇ります。現在、JVCのポータブルオーディオ製品の頂点に君臨する「CLASS-S(クラスS)」の称号は、音やパーツの素材、そして細部までとことんこだわったフラグシップだけに与えられています。今回紹介するHA-FD01はCLASS-Sのラインナップに新しく加わるトップエンドのイヤホンです。

 

本機はさらにそのCLASS-Sのモデルの中で、メタル素材の特性を活かした高解像でクリアなサウンドを個性とする「SOLIDEGE(ソリデージ)」シリーズの最上位モデルでもあります。JVCがビクター時代から掲げる「原音探究」のコンセプトを継承しながら、音楽を演奏したアーティストの思いまで伝えるほどのリアリティを実現しました。

 

CLASS-SのSOLIDEGE シリーズには、今回メインで紹介する上位のHA-FD01のほか、姉妹機のHA-FD02があります。ともにフルステンレスボディを採用したインナーイヤータイプ。アウトドアでのポータブルリスニングだけでなく、室内でゆっくり音楽を聴きたい時にも最高のコンディションを約束してくれる頼もしいハイレゾ対応イヤホンです。

↑姉妹機のSOLIDEGE 02「HA-FD02」↑姉妹機のSOLIDEGE 02 inner(HA-FD02)

 

HA-FD01のプロフィールと特徴

HA-FD01にはJVCのヘッドホンの先端技術が惜しみなく詰め込まれています。ハウジングには無垢のステンレス素材の削り出しパーツを使用。シリーズ名の通りの輪郭を明瞭に力強く描ける音を実現するためには、高い強度を誇る金属であるステンレスが最適な選択肢だったからです。

20171122-i03 (1)↑ステンレス削り出しのハウジングには繊細な加工が施されている

 

サウンドの要になるドライバーには11mm口径のダイナミック方式を採用する独自の「D3ドライバーユニット」を新しく開発しています。軽くて強度の高いポリマー素材「PEN」を振動板中央のドーム部分に配置して、その周囲にはPET素材を組み合わせています。それぞれの素材が持つ特性を活かすために2種類のアモルフォスカーボンを分けて表面に処理をかけたことで、鮮明かつ心地よいディティールを再現します。この振動板を正確に伸び伸びと動かすため、チタニウム製の強固なドライバーケースに格納して、さらにユニット内部の空気室の密度にも細かなチューニングを施したことで、凛として明確な、心地よいサウンドに仕上げています。

 

SOLIDEGEシリーズの最上位モデルのイヤホンは、JVCの原音探究のコンセプトに従って、音楽ソースが本来持っている魅力をありのまま引き出すことを音づくりの基本にしていますが、同時にユーザーが聴きたい音に合わせてパーツを自由自在にカスタマイズを楽しめる要素を盛り込んでいます。そのひとつが最もユニークな機能である「Jマウントノズル交換システム」です。

↑SOLIDEGE 01 innerのノズル交換詳細↑HA-FD01のノズル交換詳細

 

通常のイヤホンは本体のノズルがハウジングと一体成形になっていますが、本機は一眼レフカメラのレンズを交換するように、マウントのロックを解除して3種類のノズルを交換することができます。ノズルは「ステンレス」「チタン」「真鍮」という3種類の金属に分かれていて、それぞれを換えると音の雰囲気がガラリと変わります。音質の違いは後ほど詳しくレポートします。

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イヤーピースはイヤホンの音質と装着感の両方に深く関わる大事なアクセサリーです。HA-FD01にはJVC独自のイヤーピースを改良した「スパイラルドット+ イヤーピース」を本機のために開発、搭載しました。内壁に設けた小さなくぼみの形状などに見直しをかけて、より一層クリアで解像度の高い音を追求しています。人肌に近い力学特性を持つという新素材が採用されているので、耳穴の中に柔らかく最適な角度でフィットしてくれます。外からの音が漏れ聞こえてくることもありません。

 

装着感を高めるために、イヤホン製品としては他に類を見ないもうひとつの工夫を凝らしています。ノズルが装着されているベースごと360度回転する「ファインアジャスト機構」です。ダイアルを回すように、ノズルのベースをぐるっと回転させて角度を変えられるので、ひとそれぞれに違う耳の形に合わせたベストフィットが得られます。ノズルを180度回転させれば、装着スタイルもループ掛け(耳掛け)とストレートポジション(通常掛け)の両方を好みに合わせながらアレンジできます。

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ケーブルはMMCXコネクタを採用する着脱式。上位モデルのHA-FD01には、本体からプラグの直前まで左右の信号線とアース線を完全分離設計にした高音質ケーブルが付属しています。後ほどまた、JVCのヘッドホンアンプ「SU-AX01」とバランスケーブルによる組み合わせと聴き比べてみたいと思います。

↑MMCXコネクタを採用↑MMCXコネクタを採用

 

音を聴いてみよう:ノズル交換も試した

はじめにHA-FD01をオンキヨーのハイレゾスマホ”グランビート”に直接つないで聴いてみます。ノズルは出荷時に装着されている、ハウジングと同じ素材のステンレスを中心にチェックしましょう。

↑FD01をグランビートにつないで聴いてみた↑FD01をグランビートにつないで聴いてみた

 

はじめにジャズピアノを聴いて、いきなりその鮮明な音の輪郭と音像の彫りの深さに圧倒されました。余分な響きがピシッと抑えられた、真冬のよく晴れた日の早朝の空のように明瞭な視界が得られます。ピアニストの指先のイメージが頭に浮かんできて、音に込めた熱量も活き活きと伝わってくるようです。ボーカル系の楽曲を聴くと、自然な声質ときめ細かなニュアンスの再現力に富んだイヤホンであることがよくわかります。まるでボーカリストが目の前に立って歌ってくれているようなリアリティに思わず息を呑んでしまいます。

 

ダンスミュージックを再生してみると、低音にもまったく曇りがないことがよくわかります。肉厚なリズムが鋭く立ち上がり、明るく弾けるようなビートが小気味良く刻まれます。空気の押し出しが鋭く、ロックやポップスのアップテンポな曲を聴いてみても目の覚めるようなリズムが冴え渡ります。演奏を残したベーシストも納得の行くリアリティと言えるのではないでしょうか。中高域と低域の分離感がとても良いので、広々としたコンサートホールのイメージが思い描けました。

 

クラシックのオーケストラによる演奏は本機が最も得意とするジャンルのひとつと言えそうです。フォルテッシモからピアニッシモまで強弱のイメージをダイナミックに描き分ける高いパフォーマンスを持っていることがわかります。そしてやはりメタルボディのイヤホンなので金管楽器との相性は抜群に良く、円やかな音のニュアンスが指先で触れられそうなほど濃厚に浮び上がってきました。弦楽器のハーモニーはまるで開放型のハイエンドヘッドホンで聴いているみたいに爽やかな後味が残ります。

 

ノズルをステンレスからチタンに換えると、音の輪郭がさらにカチッと定まってきます。ジャズピアノの音色がクールになって、ベースの音は少し線が細くなる代わりに、芯の強さを残したままスピード感が一段と増してきました。透明な静寂の中で宝石にようなピアノの音の粒が輝いて見えるような、このイヤホンにしか出せないサウンドイメージを楽しませてくれます。

 

真鍮のノズルに交換すると、今度はステンレスのノズルよりもさらに音の柔らかさと粘っこさが強く感じられるようになります。アップテンポなJ-POPの楽曲を聴くと、低いリズムがしっかりと地に足が根付いて、華やかで凛としたボーカルのイメージが真ん中の位置にキリッと定位します。オーケストラの演奏を聴いてみても、足腰がどっしりと据わった濃厚な余韻を楽しませてくれるところが真鍮ノズルならではの魅力ではないでしょうか。

 

姉妹機「02」との違いは

姉妹機であるHA-FD02と音質にどんな違いがあるのか聴き比べてみました。両モデルの仕様を比較してみると、D3ドライバーのケースに使われているメタル素材と、FD02は通常の「スパイラルドット イヤーピース」が採用されているところが特に音質に深く関わる差分になります。

 

FD02はノズル交換は非対応ですが、FD01と同じフルステンレスボディになります。やはり解像度がとても高く、音像をくっきりと鮮やかに描くイヤホンです。ひとつの違いは上位モデルのFD01よりも、ミントのように突き抜ける爽やかな余韻の感触や、オーケストラの演奏では弦楽器の煌びやかな音色に現れるように感じました。ただ底からグンと力強く立ち上がってくるような低音のパワー感はFD01に軍配が上がります。ショップなどでしっかりと聴き比べて好みに合うサウンドを選ぶことをおすすめします。どちらのイヤホンも、元もと備える豊かな音楽性が鳴らし込むほどに熟成されていく楽しみが得られそうです。

 

バランス駆動やリケーブルも楽しもう

HA-FD01はリケーブルによってバランス駆動を楽しむこともできます。左右の音楽信号の通り道を完全に分けることによって、より低ノイズでステレオ感に富み、細かなニュアンスの変化が楽しめるようになるのがバランス接続によるリスニングの魅力。今回はJVCのバランス駆動に対応するポータブルヘッドホンアンプ「SU-AX01」と、バランスケーブル「CN-HM01MB」を用意して、付属ケーブルとの音の違いを比べてみました。

↑バランス駆動に対応するJVCのポタアン「SU-AX01」↑バランス駆動に対応するJVCのポタアン「SU-AX01」

 

↑MMCX対応のバランスケーブル「CN-HM01MB」↑MMCX対応のバランスケーブル「CN-HM01MB」

 

アンプをつなぐと確かに、音場の見晴らしがクリアになりました。ボーカルもさらに凛とした精悍な表情を見せてくれます。声に雑味がなく、歌い手の息づかいまで間近に感じられるようになります。楽器の演奏も芯の力強さに磨きがかかってきます。

↑iPhone 8につないでハイレゾ音源を再生してみた↑iPhone 8につないでハイレゾ音源を再生してみた

 

ただ、HA-FD01に付属するケーブルの実力が非常に高いことも同時に思い知らされました。アンプによるバランス駆動に負けないほど音像がシャープで力強く、生命力があふれ出てくるようなサウンドを聴かせてくれます。組み合わせる再生機器やリケーブルの特徴を、HA-FD01は素直にありのまま引き出してくれました。

 

Bluetoothイヤホンにも早変わり

HA-FD01の上質なサウンドが、そのままワイヤレスでも楽しめたら最高ですよね。そんな期待にも応えるアイテムがこの冬CLASS-Sのラインアップとして発売されています。Bluetooth対応レシーバー「SU-ARX01BT」を最後に紹介しましょう。

↑クラスSシリーズのBluetoothレシーバー「SU-ARX01BT」↑CLASS-SシリーズのBluetoothレシーバー「SU-ARX01BT」

 

リケーブルに対応するHA-FD01の本体を、こちらのSU-ARX01BTに装着すればネックバンド型のワイヤレスイヤホンになります。基本的にはCLASS-Sのイヤホン対応ですが、ケーブルの先端は一般的なMMCXコネクターなので、お手持ちのMMCX採用のイヤホンで試してみるのもオススメです。Bluetoothのオーディオコーデックは高音質なaptXと、iPhoneの実力を引き出せるAACの両方に対応しています。

 

実機で試聴してみると、HA-FD01の魅力である解像感とクリアさがBluetoothリスニングでもまったく失われないことに驚くばかりです。本機には圧縮された音源をハイレゾ相当にアップコンバートするJVCの独自技術「K2テクノロジー」が組み込まれています。レシーバー本体のボタンから機能をオンにすると、ピアノやボーカルの音像が前に近づいてきて演奏に自然な立体感が生まれました。J-POPやアニソンの洗練されたアレンジやエフェクトの作り込みにも、細かいところまでピントが合って気持ちのよいリスニングを楽しめました。

 

マニアをくすぐる遊び心と、音楽好きを酔わせる豊かな表現力。SOLIDEGEシリーズ「HA-FD01」はすべてのイヤホンファンを熱くさせる要素を満載したイヤホンです。

 

【URL】

JVC CLASS Sスペシャルサイト http://www3.jvckenwood.com/accessory/headphone/special/class-s/

HA-FD01製品情報 http://www3.jvckenwood.com/accessory/headphone/ha-fd01/

HA-FD02製品情報 http://www3.jvckenwood.com/accessory/headphone/ha-fd02/

上野優華のミニライブやポタ-1グランプリなど見どころいっぱいの「ポタフェス2017 WINTER」が12月16・17日開催

国内最大級のイヤホン&ヘッドホンの体感イベント「ポータブルオーディオフェスティバル2017 WINTER 東京・秋葉原」(ポタフェス)が12月16日(土)、17日(日)の2日間にわたって開催されます。

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今回のポタフェスは、「ベルサール秋葉原」と「TKPガーデンシティPREMIUM秋葉原」の2会場に、国内外の約190以上のオーディオブランドが集結! さらに、声優・花澤香菜さんをスペシャル審査委員長に迎えた2017年のポータブルオーディオNo.1を決める「ポタ‐1グランプリ2017」の発表&受賞イベントも実施されます。

↑2016年の冬のポタフェスの様子↑2016年の冬のポタフェスの様子

 

ミニライブやトークショーも楽しめる「ポタ-1グランプリ」

今年初めて開催される「ポタ‐1グランプリ2017」は、e☆イヤホンとGetNaviがタッグを組み、読者投票によりポータブルオーディオデバイスジャンルのナンバーワンを決めるアワード。イヤホンやヘッドホンなど全17カテゴリー82アイテムのノミネートから、最も読者の票を集めたアイテムに大賞を授与します。スペシャル審査委員長には声優の花澤香菜さんが就任。

↑花澤香菜さん↑花澤香菜さん

 

16日に行われるステージでのアワードイベントの後には、特設ブースに受賞製品が展示され、実際に試聴することも可能。さらに、来春リリースされる予定の花澤香菜さんの新曲を先行試聴できます。

 

また、当日のステージでは、ポタフェス2017 WINTERのイメージキャラを務める歌手・上野優華さんや、声優・磯部花凛さんによるミニライブのほか、専門家によるトークセッションなども行われ、アワードを大いに盛り上げます。

↑歌手・上野優華さんのミニライブも↑歌手・上野優華さんのミニライブも

 

ポタ-1グランプリの投票は11月30日まで受け付け中です!

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プレミアムヘッドホンやホームシアターも体験可能

メイン会場となるベルサール秋葉原の3階フロア「DAIKEN秋葉原テクニカルスペース」には、ホームシアターやプレミアムヘッドホンを体験できる3つのイベントスペースが出現。数量限定でノベルティグッズも配布されます(数量限定)。

 

「プレミアムヘッドホン体験コーナー」には、オーディオテクニカのオープンエアー型ヘッドホンの頂点となる「ATH−ADX5000」とファイナル「D8000」の2機種を、じっくりと静かな環境で試聴できるブースが用意されます。「ホームシアター体験コーナー」では、エプソンのプロジェクターによる最先端の4K/HDR映像とドルビーアトモスを掛け合わせた臨場感あふれるホームシアターと、ホームネットワークを活用した、いま話題のプロダクトとの掛け合わせによる「ちょっとユニーク」な体験が可能。

↑オーディオテクニカ↑オーディオテクニカ「ATH-ADX5000」

 

このほか、放送波を利用した「i-do」の高音質音声放送が楽しめる次世代型デジタルオーディオプレーヤー「kiwi player」と、11月に開設されたばかりの人気チャンネル「アニソンHOLIC」の共同出展など、見どころいっぱいの内容となっています。

 

ぜひ、12月16日、17日は秋葉原へ足を運んで、最先端のポータブルオーディオを体感してみて下さい。

 

【ポタフェス2017 WINTER 東京・秋葉原】

日 程:2017年12月16日(土)、17日(日) 11:00~18:00(入場締め切り 17:30予定)

会 場:
ベルサール秋葉原
〒101-0021 東京都千代田区 外神田3-12-8 住友不動産秋葉原ビルB1・1F・2F・3F

TKPガーデンシティPREMIUM秋葉原
〒101-0021 東京都千代田区外神田1-7-5フロントプレイス秋葉原 3F ホール3A+ミーティングルーム3D

入 場 料:無料

 

ポタフェス公式サイト https://www.paudiofes.com

花澤香菜が「ポタ-1グランプリ」スペシャル審査委員長に! 会場では新曲の先行試聴も実施

GetNaviとイヤホン・ヘッドホン専門店「e☆イヤホン」がタッグを組み、ポータブルオーディオ機器の年間王者を決定する「ポタ-1グランプリ」のスペシャル審査員長に、声優の花澤香菜さんが就任することが決定しました! さらに、12月16日~17日に東京・秋葉原で開催されるイベント「ポタフェス」のポタ-1グランプリブースにおいて、花澤さんの2018年2月リリースの新曲を先行試聴可能に!

 

今回は、花澤さんのスペシャル委員長就任を記念した特別インタビューをお届け! ご自身のリスニングスタイルや、オーディオへの思いを語って頂きました。また、GetNaviチャンネルでしか見られない特別動画も大公開しちゃいます。

 

オーディオってこだわるほどに奥深いですね(花澤)

音楽を聴くのは以前から大好きですが、ここ最近はワイヤレスイヤホンを使ってBluetooth再生で楽しむことが多いです。ウォーキングをよくするのでその最中や、電車移動する際などに聴いています。当たり前ですが、ケーブルが絡まったりプラグが抜け落ちてしまったりすることがなくて、本当に快適! Bluetoothの設定や接続も思っていたより簡単で音質もよいので、しばらくはワイヤレスリスニングから離れられそうにありません。

↑花澤香菜さん↑花澤香菜さん

 

音楽はロックやポップスを中心に、色々なジャンルを聴いています。最近のお気に入りは、楽曲をプロデュースして頂いたこともある空気公団さん。簡単な言葉でも心に響いてくる歌詞に、ピッタリと合うメロディが心地よくて! ほかには、ザ・ブルーハーツさんやエレファントカシマシさんなどは、学生時代からずっとヘビロテのバンドです。お仕事の現場に行く途中では、それにテンションを合わせるような曲を聴くことが多いです。例えば、バトル系アニメを収録する前なら、激しいロックを聴くといった感じですね。

 

曲のマスタリングを行うときなどは、大きいスピーカー、小さいスピーカー、ヘッドホンでそれぞれ試聴します。スピーカーなら、部屋全体にフワッと広がるようなイメージ。一方、ヘッドホンで聴くと“耳だけミストサウナ”状態になって、同じ曲でもずいぶんと印象が変わるんです。そんな体験をするたびに、「オーディオの世界って本当に面白いな。こだわるほど奥が深いな」と、強く感じます。私自身もリリースしていますが、ハイレゾ音源も人気がありますよね。ボーカルが近くに感じられたり、色々な楽器の音が繊細に聴こえて演奏している人の表情まで見えたりするので、個人的にも好きです。ワイヤレスとは違った魅力があると思います。

 

ポータブルオーディオには色々な聴き方があって、それを追求するためにヘッドホンやイヤホンなどの機器を選べるのが楽しみのひとつ。アーティストとしても、こだわりを持って聴いて頂けるのはうれしいことですね。(花澤)

 

花澤さんの特別動画はコチラ

 

花澤さんの新曲を先行試聴!

12月16日~17日に秋葉原で開催されるポタフェス2017のポタ-1グランプリブースでは、2018年2月にリリース予定の花澤香菜さんの新曲を先行試聴できるコーナーを用意。いきものがかりの水野良樹さんが作詞作曲、サウンドプロデュースを佐橋佳幸さんが手がける楽曲は、“癒しの歌声”と言われる花澤さんならではの、来たるべき「春」を感じさせる作品となっています。ファンなら絶対聴き逃せない新曲を、ぜひ会場でチェックしてみて下さい!

 

花澤香菜

声優・アーティストとして精力的に活動する。ライブツアーファイナルの模様を収録したBD「KANA HANAZAWA live 2017 “Opportunity”」が発売中。大沢事務所所属。

 

花澤さんがスペシャル審査委員長を務める「ポタ-1グランプリ」では、みなさまからの投票を募集しています。応募の締め切りは11月30日まで。応募者には抽選で豪華な賞品もプレゼントされますので、ふるってご応募下さい。

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e☆イヤスタッフが濃厚レビュー! オンキヨー&パイオニアの最新DAP 4モデルを徹底試聴した!

近年、スマートフォンでは味わえない高音質な音楽再生機能を求めて、DAP(デジタルオーディオプレーヤー)の人気が高まりつつあります。なかでも、「ハイレゾ再生」や「バランス接続」といったスマホにない機能を備えたモデルが人気。

 

先日発表されたオンキヨーのrubato「DP-S1A」と、パイオニアのprivate「XDP-20」は、そんな人気の機能を押さえながら、さらに2基のDACを搭載した「Twin DAC」に、アンプも2基備えた上位モデル顔負けの本格仕様。発売中の「DP-X1A」や、ハイレゾ対応スマホGRANBEAT「DP-CMX1」を合わせ、4モデルすべて「ハイレゾ再生」「バランス接続」「Twin DAC&アンプ」に対応するなど、オーディオ上級者向けのモデルのみならず、エントリー向けモデルでも音質を妥協しないという同社の強いこだわりを感じるラインナップになっています。

 

そこで今回は、同社の最新ラインナップ4モデルを、音にこだわりのあるe☆イヤホンのスタッフ4人が試聴し、そのレビューをお届けします。 試聴には、パイオニアのハイレゾ対応イヤホン「SE-CH5T」と、2.5mmバランス端子搭載モデル「SE-CH5BL」を使用しています。

 

1.女子にもオススメなパイオニア private「XDP-20」

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実売予想価格3万6590円(2017年12月中旬発売予定)

小型&ラウンド設計で女性でも使いやすいエントリーモデル。入門機ながらDACとアンプを各2基搭載しており、バランス接続にも対応する本格仕様で、手軽に高音質で音楽を楽しめます。本体カラーは、ホワイト、ネイビーブルー、ピンクの3色をラインナップ。

 

【SPEC】■再生可能ファイル:PCM 192kHz/32bit、DSD 5.6MHzまで。MQA対応 ■内蔵メモリ:16GB ■マイクロSDカードスロット:2基(最大256GB×2) ■画面サイズ:2.4型タッチパネル ■連続再生時間:約15時間 ■サイズ/質量:W64.5×H98.2×D16mm/125g

 

private XDP-20を試聴したのは、今回のe☆イヤホン参加スタッフで紅一点となるノラさん。本体を手に取りながら、「ポータブル音楽プレーヤーは角ばったデザインのものが多いのですが、こちらは丸みがあって手に馴染みますね。今回用意して頂いたピンクは、ほかにはあまりない色なので女子にオススメ。ボリュームスイッチのところだけ色が変わっていたり、こまかなところまでデザインに気を遣っているなぁと思います」と、女性ならではの視点でチェックしていました。

20171122-i02 (2)↑e☆イヤホン秋葉原店のノラさん

 

音質については、「全体的に音のまとまりがあって聴きやすいですね。3.5mmのアンバランスで聴くと低音が前面に出る感じでゆったり聴けますが、バランスでは低音がキュッとしまって、ボーカルが前に出てきて生々しさが増します。個人的にはバランスの音が好みです」と、オーディオアイテムを扱うe☆イヤホンのスタッフだけあって、本格的なコメントです。

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2.小型ボディに上位機の技術を凝縮したオンキヨー rubato「DP-S1A」

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実売予想価格6万350円(2017年12月中旬発売予定)

コンパクトな設計ながら、上位モデルと同じくDACとアンプを各2基搭載。前モデル「DP-S1」から電源部のパーツを強化し、バッテリーシールドの厚みを3倍にしたことで、あらゆる環境下で安定した音楽再生を実現します。ボディには、制振性に優れたアルミニウム削り出しシャーシを採用しています。

 

【SPEC】■再生可能ファイル:PCM 192kHz/32bit、DSD 5.6MHzまで。MQA対応 ■内蔵メモリ:16GB ■マイクロSDカードスロット:2基(最大256GB×2) ■画面サイズ:2.4型タッチパネル ■連続再生時間:約15時間 ■サイズ/質量:W63×H94×D15mm/135g

 

rubato「DP-S1A」を試聴したのはマークさん。プレーヤー担当ということで、操作性や表示画面など細部までしっかりチェックしていました。

20171122-i02 (7)↑e☆イヤホン秋葉原店のマークさん

 

前モデルである「DP-S1」をよく知るマークさんは、「前モデルと比べ背面の質感が変わって手に馴染みやすくなっていたり、タッチパネルでの操作がよりスムーズに行えるようになっていたりと、オンキヨーのポータブルプレーヤー小型モデルの集大成といっても過言ではない出来栄え!」、とその性能の進化を絶賛。

 

「前モデルでは曲によって高域の“刺さり”が気になることもあったのですが、見事に改善されていますね。アンバランスではクセのない素直なサウンドですが、バランスで聴くと音が立体的になり声が前に出てくるので、ボーカル系をよく聴くような人はバランス接続がオススメです。持参したインピーダンスが150Ωもあるイヤホンでも聴いてみたのですが、パワーのないプレーヤーだとスカスカの音になりがちなのに、DP-S1Aはハイゲインに設定するとしっかりボリュームをとることができました。これだけパワーがあれば鳴らしにくいヘッドホンでも問題なく聴けると思います」と、持参のイヤホンでも音質をチェックするほど気に入ったようです。

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3.パワーアップしたミドルクラス機 オンキヨー「DP-X1A」

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実売予想価格6万350円(2017年12月中旬発売予定)

2015年発売の「DP-X1」の後継機で、DP-X1と比べて約3 倍の大容量になった大容量コンデンサを搭載したことでノイズ抑制し、音質を大幅に向上。内蔵メモリも2倍の64GBに増加され、2枚のマイクロSDカードを装着できる「トリプルストレージ設計」で、大容量のハイレゾファイルも大量に保存できる。もちろん2.5mmバランス接続にも対応。

 

【SPEC】■再生可能ファイル:PCM 384kHz/24bit、DSD 11.2MHz(PCM変換)まで。MQA対応 ■内蔵メモリ:64GB ■マイクロSDカードスロット:2基(最大200GB×2) ■画面サイズ:4.7型タッチパネル ■連続再生時間:約16時間 ■サイズ/質量:W75.9×H129×D12.7mm/205g

 

「DP-X1A」を試聴したのはシュガーさん。ロック系の音楽を聴くことが多いため、プレーヤーには“ノリのよさ”や“勢いのあるパワフルなサウンド”を求めているとのこと。

20171122-i02 (6)↑e☆イヤホン秋葉原店のシュガーさん

 

音質については、「耳当たりがよく聴きやすい音ですね。アンバランスだと音が分厚くて迫力がありますが、バランスでは解像感が上がり音がクリアになります。勢いのあるロックやポップス、EDMなどはアンバランスで、空間表現が大事なジャズやクラシックはバランスで、というように使い分けるとおもしろいかもしれません」と、バランス/アンバランスそれぞれの個性に応じた楽曲の聴き分けを勧めていました。

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さらに、「このDP-X1Aは、Android OSを採用しているので好みの仕様にカスタマイズできるのも魅力。動画やゲームなども高音質で楽しめます。今回はイヤホンで試聴しましたが、ぜひヘッドホンでも聴いてみたいですね」と、カスタマイズ性の高さにも注目していました。

 

4.スマホを超えた高音質を実現するオンキヨー GRANBEAT「DP-CMX1」

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実売価格8万1700円

DACとアンプを2基ずつ備えたTwin仕様に加え、オーディオ基板を分離したセパレート構造、電源のクリーン化回路など、こだわりの設計を採用したAndroidスマートフォン。DSDS(デュアルスロット・デュアルスタンバイ)に対応し、2枚のSIMカードを使い分けることも可能。2.5mmバランス出力にも対応する。

 

【SPEC】■再生可能ファイル:PCM 384kHz/24bit、DSD 11.2MHz(PCM変換)まで。MQA対応 ■内蔵メモリ:128GB ■マイクロSDカードスロット:1基(最大256GB) ■画面サイズ:5型タッチパネル ■連続再生時間:約25時間 ■サイズ/質量:W72×H142.3×D11.9mm/234g

 

GRANBEAT「DP-CMX1」を試聴したのはヒロさん。普段は楽曲に合わせてバランス/アンバランスを使い分けているというほど、音に対してこだわりをお持ちとのこと。今回は、ご本人の希望によりハイレゾ音源ではなくMP3音源をバランス/アンバランスのそれぞれで聴き比べて頂きました。

20171122-i02 (4)↑e☆イヤホン秋葉原店のヒロさん

 

「バランス接続で聴くと、アンバランスに比べて音の輪郭がしっかりして奥行きが出てきます。楽器の音が固まりになって聴こえちゃうようなところも、バランスならしっかりそれぞれの音が聴き取れるようになるので、ハイレゾだけでなくMP3などの圧縮音源も高音質で聴けますね。アップサンプリング機能は、アタックが強くなるので楽曲によって使い分けてもいいかもしれません」とコメント。

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ヒロさんがGRANBEAT「DP-CMX1」を使っていて驚いたのは、そのパワフルさ。「今回はイヤホンで聴きましたが、ボリュームの余裕がかなりあるので高インピーダンスのヘッドホンでも大丈夫だと思います」とのこと。また、「標準の再生アプリはUIが使いやすく、イコライザを直感的に調整できるので色々と音質をいじりたい人にオススメ。Android OSなので、ほかの再生アプリを使い分けられる点も魅力です」と、こだわり派らしくイコライザなどの音質調整機能や再生アプリの使い分けにも言及していました。

 

エントリーモデルから本格モデルまで、いずれ劣らぬ魅力を備えたオンキヨー&パイオニアの最新ラインナップ。あなたはどのモデルが気になりましたか? 4モデルともe☆イヤホンの特設売り場で試聴できますので、ぜひチェックしてみて下さい。

 

【インフォメーション】

オンキヨー&パイオニアでは、期間中に同社の対象製品を購入した人全員にもれなくハイレゾ音源をプレゼントする「オンキヨー&パイオニア ハイレゾ楽曲プレゼントキャンペーン」を実施中。応募者全員にe-onkyo music ダウンロードクーポン10曲分が当たるほか、さらに抽選で30曲~100曲分のダウンロードクーポンをプレゼント! 応募方法などの詳細は、キャンペーン専用ページをチェックして下さい。

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キャンペーン専用ページ http://opcampaign.com/dap2017/

 

■対象商品:オンキヨーGRANBEAT「DP-CMX1」、「DP-X1A」、rubato「DP-S1A」、パイオニア「XDP-300R」(国内販売店で購入された新品のみ)
■対象期間:11/24(金)~12/25(月)、応募締切:12/25(月)24時00分

 

【URL】

オンキヨー ポータブルオーディオ製品ページ http://www.jp.onkyo.com/audiovisual/headphone/

rubato DP-S1A製品情報 http://www.jp.onkyo.com/audiovisual/portable/dps1a/index.html

DP-X1A製品情報 http://www.jp.onkyo.com/audiovisual/portable/dpx1a/index.htm

GRANBEAT DP-CMX1製品情報 http://www.jp.onkyo.com/audiovisual/smartphone/granbeat/index.html

パイオニア ポータブルオーディオ情報ページ http://pioneer-headphones.com/japanese/

private XDP-20製品情報 http://pioneer-headphones.com/japanese/dap/xdp-20/

5種5様の個性が光る! 歌手・上野優華が“才色兼備”なワイヤレスヘッドホンのキャラを表現

最新のワイヤレスヘッドホンは、音質だけでなく機能性やデザイン性にも注力した“才色兼備”なモデルが目白押し。そこで今回は、注目の5機種を歌手の上野優華さんに着用して頂きました。各ヘッドホンのデザインやキャラクターを、上野さんが表情や動きで表現。その絶妙な演じ分けをたっぷりご堪能下さい。

 

上野優華さん
2012年にキングレコード主催のボーカルオーディションでグランプリを受賞。2017年4月26日にシングル「友達ごっこ」をリリース、8月2日には同曲を含む15曲を収録した「上野優華 Hi-Res Best Selection」をハイレゾでリリースした。またライブで披露したMr.Children「しるし」のカバーが音源化リクエスト多数につき配信シングルが実現。SNSでも大きな話題を呼び週間 USEN HIT J-POP ランキング1位を獲得した。来年1月17日には待望の2ndフルアルバム「U to You」のリリース、2/4には赤坂BLITZでのワンマンライブが決定している。

 

“やわらかな色合い”がお気に入り

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ソニー
WH-H900N
実売価格2万9110円

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高音質コーデック「LDAC」と、圧縮音源をハイレゾ相当の音質にアップコンバートする「DSEE HX」に対応。3つのノイズキャンセリングモードから、その環境に適したものを自動選択する機能が秀逸です。

 

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「なかなか見ない珍しい色(ホライズングリーン)とシンプルなデザインで、個人的には一番気に入りました。柔らかい色味なので、老若男女問わず使えそうですね」(上野)

 

思わず顔がキリッとなるロックテイスト

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オーディオテクニカ
ATH-WS990BT
実売価格2万6870円

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ノイズキャンセリングONでも最大25時間の連続再生が可能。ノイキャン使用時でも周囲の音を聞けるヒアスルー機能も搭載します。有線接続時にはハイレゾ再生にも対応。

 

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「黒と赤の組み合わせがカッコ良くて、ロックなイメージ。一見すると男性的なデザインですが、着けてみると赤がさりげなくて女性でも似合いそう」(上野)

 

いい音が楽しめそうな“本格派”

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ヤマハ
HPH-W300
実売価格3万20円

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遮音性の高い密閉型のクローズドオーバーイヤーモデル。可動軸を15度傾けた設計のため、耳の位置にフィットしやすく、音漏れも少ない。有線接続時にはハイレゾ音源の再生に対応する。

 

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「スタジオでプロが使うような『本格派』な感じのデザイン。これでワイヤレスっていうのが驚き! こういういかにも“いい音”がします、っていうヘッドホンを電車に乗るときなどに使いたいです」(上野)

 

シャープに研ぎ澄まされたデザイン

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JVC
SOLIDEGE HA-SD70BT
実売価格2万9030円

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独自の圧縮音源復元技術「K2 TECHNOLOGY」により、ワイヤレスでもハイレゾ相当の高音質を実現。NFC搭載のため、スマホなどでのペアリングもスムーズに行える。

 

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「メタリックなデザインがシャープな印象で、ファッション性が高いですね。音質にもデザインにもこだわる人、例えば下北沢あたりにいそうな人がつけているイメージ。私自身はあまり下北沢には行ったことないんですけどね(笑)」(上野)

 

元気に飛び跳ねたくなる軽さ

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Beats by Dr. Dre
Beats Studio3 Wireless オーバーイヤーヘッドフォン
実売価格3万7580円

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サウンド出力が常に最適化されるリアルタイムオーディオキャリブレーションと、音切れの少ないClass 1 Bluetoothテクノロジーを採用。ノイズキャンセリング機能や、最長40時間再生できる省電力モードも備える。

 

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「とにかく軽くて疲れにくいですね。私の頭に一番フィットしたかも。街中でよく見かける『b』のデザインもかわいい。ブラックも素敵ですが、私はピンクが好きなので『ポーセリンローズ』もいいなぁと思いました」(上野)

 

上野優華さんがイメージキャラクターをつとめるポータブルオーディオの祭典「ポタフェス2017 Winter」では、年間のポータブルオーディオNo.1を決める「ポタ-1グランプリ」の大賞発表&受賞式も実施されます。ポタ-1グランプリへの応募は11月30日までとなっておりますので、まだ投票されていない方は、ぜひお気に入りのオーディオアイテムに投票してみて下さい!

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