そろそろ本格的に始めたい人の「QRコード決済」入門【au PAY・メルペイ・FamiPay・ANA Pay編】

キャッシュレス決済のなかでも、利便性の向上が顕著なQRコード決済。決済をよりスムーズにする機能や、決済以外のサービスなど、この数年で様々な進化を遂げている。

 

今回は、前編・後編に分けて主要7サービスをピックアップ。後編となる本記事では、au PAY・メルペイ・FamiPay・ANA Payの特徴や注目の機能について紹介していく。

 

【解説する人】

消費生活評論家 岩田昭男さん

大30年以上に渡り、クレジットカードをはじめキャッシュレス決済の研究・取材に携わるオピニオンリーダー。GetNaviにて「クレカ『錬金』道場」を連載中。

※本記事はGetNavi4月号に掲載された記事を再編集したものです

 

前編(PayPay・楽天ペイ・d払い)はコチラ

 

【その1/au PAY】Pontaポイントがザクザクたまるキャンペーンが豊富!

au PAY

au IDがあれば誰でも登録でき、楽天ペイの加盟店(一部店舗除く)でも利用可能。ショッピングやレストラン予約など、多彩なミニアプリも搭載する。auかんたん決済またはauじぶん銀行の口座連携で、オートチャージや送金、銀行口座への払出も利用できる(※)。

※auかんたん決済によるチャージは、auまたはUQ mobile契約中かつ、口座振替または指定のクレジットカードで通信料金の支払いをしている人のみ可能

 

運営 KDDI
還元率 0.5〜1.5%
貯まるポイント Pontaポイント
支払い・チャージ方法 クレジットカード払い、auかんたん決済でチャージ(電話料金合算払い)、銀行口座チャージ、セブン銀行ATM・ローソン銀行ATM・ローソン店頭・auショップ/au Styleでの現金チャージ
利用上限額 1回あたり25万円、1日あたり50万円、1か月あたり200万円

 

[こんな人にオススメ]

Pontaポイントをためている人にイチオシ。Ponta提携店舗でPontaカードを提示しau PAYで支払うと、ポイントがダブルでたまる。

 

[編集部の推しはココ!]

ポイントカード機能を搭載!

Pontaポイントカード機能を搭載。ポイントカードの提示と決済コードの表示をスムーズに行える。使える場所が多く、還元率の高いキャンペーンも多数実施しているため、ポイントがたまりやすい。

↑Pontaポイントをためたいときは、店頭でアプリ画面を提示すればOK

 

[相性の良いクレジットカード]

au PAYの還元率が1.5%にアップ!

au PAY カード

年会費無料(※1)

利用額の1%ぶんのPontaポイントを還元。au PAY 残高へのチャージに利用すれば1%ぶんの決済ポイントと、0.5%ぶんの利用ポイントを獲得できる。新規入会から6か月は、au PAY 残高へのチャージで10%還元(※2)!

※1:au PAY カードに登録のau IDに紐付くau携帯電話、auひかり、auひかり ちゅら、UQ mobileの契約がない場合、かつ、所定の基準日から1年間カード利用がない場合、次年度年会費1375円

※2:上限3500ポイント

 

【その2/メルペイ】メルカリの売上金を街の店やネットの決済に使える!

メルペイ

メルカリの売上金が自動でメルペイ残高となり、振込申請(振込手数料200円)をしなくても買い物に利用可能(※)。QRコード決済に加え、Apple PayやGoogle Payに設定すればiD決済にも対応する。様々な店舗で利用できるメルペイクーポンも配布。

※本人確認が未完了の場合、売上金でポイントを購入する必要がある

 

運営 メルペイ
還元率 還元なし
貯まるポイント ポイント(名称なし/キャンペーンなどによる付与)
支払い・チャージ方法 メルカリの売上金からチャージ、銀行口座チャージ、セブン銀行ATMでの現金チャージ
利用上限額 1日/1回あたり100万円、1か月あたり300万円(※)

※支払い用銀行口座登録済みの場合。未登録では1日/1回/1か月あたり10万円。iDの利用限度額も同様。なお、銀行口座からのチャージ限度額は1日あたり20万円、セブン銀行ATMでのチャージ限度額は1日あたり9万9000円

 

[こんな人にオススメ]

メルカリで出品する人にとっては、売上金の使いやすさがアップ。振込手数料をかけず、少額から現金同様に利用できる。

 

[編集部の推しはココ!]

いますぐ買える後払いサービス

買い物代金を翌月にまとめて精算できるサービス「メルペイスマート払い」を提供。メルペイ残高払いなら手数料不要で人気だ。毎月自分で設定した上限で支払いする定額払いもある(※)。

※定額払いの手数料は年率15%

↑メルペイスマート払いなら、当月の購入代金を翌月にまとめて清算できる

 

[相性の良いクレジットカード]

メルカリの決済で特約店ポイントを加算

dカード

年会費無料

dカードでメルカリの決済をすると、1%ぶんのdポイント(決済ポイント)に加えて、特約店ポイントを1.5%ぶん還元。合計2.5%の高還元率に。d払いでも同率が貯まり、「d曜日」なら最大+5%のポイントを付与(※)!

※金曜日、土曜日に対象店舗で買い物をするとdポイント+2%、月間3サイト以上の買い物で+5%。1回ごとにd払いの決済手数料100円が発生。要エントリー

 

【その3/FamiPay】FamiPayボーナスとポイントがダブルでたまる!

FamiPay

ファミリーマートでは、ポイントカードとクーポンの提示、決済が一度のスキャンで完結。FamiPayボーナスの還元に加え、dポイント、楽天ポイント、Tポイントのいずれかとの連携でも0.5%還元される。2020年10月よりファミリーマート以外でも利用可能に。

 

運営 ファミマデジタルワン
還元率 0.5%
貯まるポイント FamiPayボーナス
支払い・チャージ方法 ファミマTカード(クレジットカード)でのチャージ、銀行口座チャージ、ファミリーマート店頭での現金チャージ
利用上限額 1回あたり10万円(※)

※ファミマTカード(クレジットカード)でのチャージ上限額は1日あたり10万円、1か月あたり100万円

 

[こんな人にオススメ]

自宅や勤務先の最寄りのコンビニがファミリーマートの人に。取り扱い商品のクーポンやポイントの重ね取りでトクできる。

 

[編集部の推しはココ!]

ファミリーマートで使えるクーポンを配布!

毎月10日・25日は、一度に3000円以上のチャージでファミチキなどが無料になるクーポンがもらえるほか、毎月人気商品の割引クーポンも多数配布。一部クーポンは友だちにあげることも可能だ。

↑お馴染みの商品をおトクにGETできる

 

[相性の良いクレジットカード]

FamiPayへのチャージで0.5%還元!

ファミマTカード(クレジットカード)

年会費無料

FamiPayにチャージできる唯一のカード。チャージ時とFamiPayでの支払い時に各0.5%ぶんのFamiPayボーナスが付与され、合計1%が還元。利用額をファミリーマートで支払う「店頭支払いコース」なら口座登録不要。

 

【その4/ANA Pay】日常の買い物で気軽にANAのマイルを貯められる!

ANA Pay

200円の支払いごとにANAのマイルを1マイル付与。ANA Payマイルプラス加盟店では、さらに100円または200円につき1マイル貯まる。JCBブランドのクレジットカードからチャージでき、支払いコードは「ANAマイレージクラブ」アプリで表示する。

 

運営 全日本空輸
還元率 0.5%
貯まるポイント ANAマイル
支払い・チャージ方法 JCBブランドのクレジットカードでのチャージ
利用上限額 1回あたり5万円

 

[こんな人にオススメ]

ANAマイラーにうれしいサービスが誕生。旅行で貯める機会が少なくても、買い物時にスマホひとつで貯められるように!

 

[編集部の推しはココ!]

利用可能な場所は10万店以上!

2020年12月のサービス開始だが、JCBの決済プラットフォーム「Smart Code」に参画し、すでに10万店以上で利用可能。ファミレスやコンビニ、居酒屋など様々な店でANAのマイルが貯まる。

↑Smart Code加盟店の一部。身近なチェーン店も多数

 

[相性の良いクレジットカード]

チャージするたびにマイルが貯まる!

ANA JCBカード

年会費2200円〜(一般カードは初年度無料)

Oki Dokiポイントを0.5%〜のレートでANAのマイルに交換可能。ANA Payのチャージでは1000円ごとにマイルを積算。一般カードは1000円=1マイル、ゴールドは同6マイル、プレミアムは同11マイルとなる。

 

ライフスタイルやポイントを貯める目的により、人それぞれ使い勝手の良いサービスは異なる。今回紹介した7サービスをはじめ、利便性やおトク度を比較し、自分に合ったものを活用してほしい。

 

そろそろ本格的に始めたい人の「QRコード決済」入門【PayPay・楽天ペイ・d払い編】

キャッシュレス決済のなかでも、利便性の向上が顕著なQRコード決済。決済をよりスムーズにする機能や、決済以外のサービスなど、この数年で様々な進化を遂げている。

今回は、前編・後編に分けて主要7サービスをピックアップ。各社独自の機能や、おトクな使い方を紹介する。

※本記事はGetNavi4月号に掲載された記事を再編集したものです

 

QRコード決済の利用者数は50%超え

新型コロナウイルスの流行を機に、衛生意識の高まりからキャッシュレス決済の利用機会が増加。クレカや電子マネーの利用者数は横ばいだが、QRコード決済は2019年3月から2020年12月の間で4倍以上となり、初めて50%を超えた

[出典]インフキュリオンが2020年12月4日〜7日に実施した「決済動向2020年12月調査」より。対象は16〜69歳の男女5000人

 

PayPayとau PAYのユーザー増が顕著

2020年5月より決済でPontaポイントがたまるようになり、キャンペーンも継続的に実施してきたau PAYが約3倍に急増。元々利用者数1位で知名度の高いPayPayは、QRコード決済初心者の入り口として選ばれているのだろう。

[出典]イプソスが2020年10月28日〜11月9日に実施した「2020年キャッシュレス大規模調査」より。対象は18〜79歳までの男女20万9883人

 

QRコード決済は便利で安心なサービスに!

利用シーンが増えたことに加え、サービス自体が整備されてきたこともQRコード決済の普及を後押し。消費生活評論家の岩田昭男さんに、QRコード決済の“現在地”について聞いた。

 

【解説してくれる人】

消費生活評論家 岩田昭男さん

大30年以上に渡り、クレジットカードをはじめキャッシュレス決済の研究・取材に携わるオピニオンリーダー。GetNaviにて「クレカ『錬金』道場」を連載中。

 

スーパーアプリ化により多彩なサービスを提供

『スーパーアプリ』とは、様々なジャンルの『ミニアプリ』を有する統合的なアプリのことで、身近なものではLINEが最たる例です。いちいち異なるアプリを立ち上げる必要がなく、ユーザーにとっても利便性は高い。PayPayなど、QRコード決済サービスの多くがスーパーアプリ化を進めています」(岩田さん)

 

↑PayPayアプリ内では、ネットショッピングやテイクアウト予約、タクシー配車などのサービスを提供している

 

不正利用に対する補償を強化

「当初QRコード決済はセキュリティ面のサポートが不安視されていましたが、現在は多くの決済サービスが補償を用意。ただし、不正利用されてから時間が経っていたり、利用者に重過失があったりする場合は補償されないこともあるので、規定事項は要確認です」(岩田さん)

 

以上のような業界動向に加え、QRコード決済サービス各社は次々と便利な機能をリリースしている。

ここからは、各サービスの特徴や注目の機能について紹介していく。

【その1/PayPay】利用者数No.1! 使える店が多くキャンペーンも積極的

PayPay

使うほどおトクな「PayPayステップ」を導入し、PayPayボーナスを最大1.5%還元。PayPayモールなど対象サービスの利用でさらに大幅ポイントアップも。抽選での全額ポイントバックなど、多彩なキャンペーンを毎月実施している。

 

運営 PayPay
還元率 0.5〜1.5%
貯まるポイント PayPayボーナス
支払い・チャージ方法 クレジットカード払い、ソフトバンク/ワイモバイルまとめて支払い、銀行口座チャージ、セブン銀行ATMから現金によるチャージ
利用上限額 過去24時間50万円、過去30日間200万円(PayPay残高/支払い時)

 

【こんな人にオススメ!】

ヤフー・ソフトバンク経済圏やTポイントと好相性。モバイルオーダーなど決済以外の機能も積極的に活用したい人に!

 

PayPayの特徴】QRコード決済を浸透させたおトクなキャンペーンは健在

QRコード決済利用率で首位を独走するPayPay。加盟店は280万か所を突破し、2021年1月からは全国のスターバックスコーヒーにも導入され話題に。スーパーアプリ化も着々と進み、利用シーンはますます拡大している。

 

PayPayの魅力といえば、毎月開催の「ワクワクペイペイ」などキャンペーンやクーポンを積極的に打ち出している点だ。例えば、現在(〜2021年4月27日)はセブン-イレブンアプリからPayPayで支払うと抽選で最大1000%戻ってくる「ペイペイジャンボ」を開催中(※)。ホーム画面にある「おトク」タブを選択すると、ユーザー自身の対象キャンペーンをチェックできる。

※Yahoo! JAPANカード以外のクレジットカードは対象外。後日PayPayボーナスを付与

 

また、ソフトバンクとヤフーが共同出資するPayPayは、両社のサービスとの親和性が高い。Yahoo!ショッピングでは、ソフトバンクスマホのユーザーが日曜日に買い物し、PayPay残高で支払うと、最大18%もの還元が受けられる(※)。

※うち1%はストアポイントとしてTポイントを付与。それ以外はPayPayボーナスでの付与となる

 

2月にはOneTap BUYが「PayPay証券」に、4月にはジャパンネット銀行が「PayPay銀行」に商号が変更されたことに加え、その他のヤフーグループの金融サービスも今後「PayPay」ブランドに統一することが予定されている。“PayPay経済圏”としてさらなる利便性・利得性の拡大に期待したい。

 

【編集部の推しはココ!】

① モバイルオーダーで来店後すぐに受け取れる!

PayPayアプリ上でテイクアウトメニューの事前注文・支払いができる「PayPayピックアップ」。近隣の対象店舗を表示するほか、エリア/駅名で検索も可能。指定の時間に来店すれば、待たずに商品を受け取れる。

↑カテゴリや現在地に近い店舗から検索できる

 

② 支払い時に自動適用されるPayPayクーポンがおトク

「PayPayクーポン」は、クーポンを事前に獲得しておけば、対象店舗での支払いの際に自動で適用される。ホーム画面にある「クーポン」タブを選択すると、現在配布中のクーポンをチェックできる。

↑過去に配布されたクーポンの一例

 

[この機能もCheck!]

ログイン端末を確認して不正利用を防止!

不正利用への対策も万全だ。「ログイン管理」機能では、PayPayアカウントに、どの端末からログインしたのかを確認できる。

↑心当たりのない端末があれば、強制的にログアウトできる

 

[相性の良いクレジットカード]

PayPayと紐付けてトクする唯一のカード

Yahoo! JAPANカード

年会費無料

基本は利用額の1%ぶんのTポイントを付与。Yahoo!ショッピングやLOHACOでの買い物では計3%還元される。PayPayでの決済で唯一PayPayボーナスの還元が得られるカードでもあり、前月の50回以上の利用で+0.5%、同10万円以上の利用で+0.5%の合計1.5%ぶんが付与される。

【その2/楽天ペイ】楽天ポイントが使いやすく、Suicaチャージにも対応!

楽天ペイ(アプリ決済)

楽天カード払いで常時1%ぶんのポイント還元となり、楽天ポイント加盟店なら重ね取りも可能。貯めたポイントは支払い充当やSuicaチャージに使える。ポイント払いでは、キャンペーンなどで貯まる期間限定ポイントも充当可能だ。

 

運営 楽天ペイメント
還元率 1〜1.5%
貯まるポイント 楽天ポイント
支払い・チャージ方法 クレジットカード払い、楽天銀行口座払い、楽天キャッシュのチャージ払い、ポイント払い
利用上限額 会員ランクや利用状況、店舗などにより異なる

 

[こんな人にオススメ]

楽天市場をはじめ楽天経済圏を活用している人には使い勝手が良い。楽天ポイントをSuicaで貯めたい・使いたい人にも有利。

 

楽天ペイ(アプリ決済)の特徴】ポイント還元率は最大級! Suicaとの連携も便利

楽天グループは、系列サービスを使えば使うほど、ポイントを効率良く獲得できる〝楽天経済圏〟を拡大している。そんな楽天のユーザーにとって楽天ペイは、ポイントを貯めたり使ったりするのに最適なサービスと言えるだろう。

 

最大の特徴は、還元率の高さ。楽天ペイで支払いをすれば、利用額の1〜1.5%ぶんの楽天ポイントが常に還元される(※)。貯めたポイントは楽天ペイの支払いに充当でき、使ったポイントにもポイントが付与される。そのため、タイミングを気にせずにポイントを利用できるのがうれしい。

※紐付けたクレジットカードで支払う場合は、各社のポイントプログラムによる。楽天カード、楽天デビットカードでの支払いなら1%。楽天キャッシュにチャージして楽天ペイで支払うなら1.5%

 

2020年5月にはAndroidスマホ(※)の楽天ペイでSuicaが連携可能になった。楽天ペイからのSuicaチャージで0.5%ぶんの楽天ポイントを還元。公共交通機関への乗車や、Suicaの加盟店でも利用できる。12月には楽天ポイントのチャージ充当にも対応し、ポイントの使い道はさらに広がった。

※「おサイフケータイ®」機能を搭載した端末のみ対応

 

2021年1月には楽天銀行からの即時支払いにも対応し、デビットカード感覚で利用可能に。支払いと同時に銀行口座残高に反映されるため、使いすぎが心配な人も安心して使えるようになった。

 

[編集部の推しはココ!]

① Suicaにチャージすると0.5%ぶんをポイント還元!

Android端末(※)では手持ちのSuicaを連携でき、チャージや新規発行にも対応。楽天ペイからのSuicaチャージなら楽天ポイントを0.5%ぶん還元する。ポイントでのチャージも可能だ。

※「おサイフケータイ®」機能を搭載した端末のみ対応

↑Android版の楽天ペイアプリ上でSuicaを利用できる。残念ながら、2021年4月現在iOS版では非対応だ

 

② 瞬間チャージ設定で不足ぶんを即充当

ポイント払い時にポイント残高が不足していた場合、設定した額が即時チャージされる機能を搭載。不足ぶんを現金などで精算する必要がなく、チャージ額の0.5%ぶんがポイント還元される。

↑「瞬間チャージ」タブから予め設定しておこう

 

[この機能もCheck!]

楽天ペイで使えて送金も可能な「楽天キャッシュ」を使おう

楽天キャッシュは、楽天ペイや楽天市場など楽天のサービスをはじめ、街やネットで利用できる電子マネー。楽天カードや楽天銀行、楽天ラクマの売上金からチャージできる。送金にも対応。

↑楽天カード、楽天銀行、ラクマの売上金からチャージ可能

 

[相性の良いクレジットカード]

楽天ペイでの還元はチャージ払いで1.5%に!

楽天カード

年会費無料

年会費無料で、常時利用額の1%ぶんの楽天ポイントが付与される高還元率カード。楽天市場で買い物をすると、ポイントが3倍になる。楽天ペイを利用する際、楽天カードから楽天キャッシュにチャージしてその残高で支払うと、チャージぶん0.5%と楽天ペイの利用ぶん1%の計1.5%が還元される。

【その3/d払い】ポイント還元率とミニアプリの充実ぶりに注目!

d払い

街の店で0.5%ぶん、ネットでの買い物で1%ぶんのdポイントが還元され、使えば使うほど還元率アップ。キャンペーンが豊富なほか、タクシー配車やテイクアウト注文などミニアプリも充実している。ドコモユーザー以外でも利用可能。

 

運営 NTTドコモ
還元率 0.5%(店頭利用)、1%(ネット利用)
貯まるポイント dポイント
支払い・チャージ方法 クレジットカード払い、電話料金合算払い、d払い残高払い、ポイント払い、銀行口座チャージ、セブン銀行ATM・コンビニでの現金チャージ
利用上限額 1か月あたり1〜10万円(電話料金合算払いの場合〈※〉)

※ドコモ携帯電話の契約状況や利用状況、支払い状況などに応じて、NTTドコモが利用限度額を設定する。クレジットカード払いの場合の利用限度額は、そのカードの上限となる

 

[こんな人にオススメ]

ポイントを一本化したい人に最適。dポイントはローソンやファミリーマート、ドトールなど身近な店舗で貯めやすい。

 

【d払いの特徴】ポイントの使い勝手が良くスーパーアプリ化も加速中

d払いは、還元率の大きいキャンペーンや、利用状況に応じて還元率がアップする仕組みにより、ドコモユーザーに限らずおトクを享受できる機会の多いサービス。dポイントの使い道は幅広く、d払いでの支払いや、携帯料金の支払いに充当できるほか、ポイント投資で増やすことも期待できる。

 

PayPayと同様、スーパーアプリ化を目指し、年々サービスを拡充している。2019年秋にタクシー配車や自転車シェアのミニアプリをリリース。その後も牛丼の吉野家のテイクアウト注文や、レンタルモバイルバッテリーの予約など様々なサービスを提供している。

 

2020年12月には「テーブルオーダー」を実装。対応飲食店内でQRコードを読み取ると、自分のスマホで注文から決済まで完結できるようになった。

 

新機能の開発は止まらない。ユーザーにおトクを届ける機能も追加された。クーポンは従来の提示型に加え、支払いと同時に自動的に適用となる決済連動型や、買い物の時間や金額によってもらえるレシートクーポンなどに対応。

 

また、利用した店からキャンペーン情報やクーポンが配信されるメッセージメニューも装備し、買いどきを逃す心配も少なくなった。今後は請求書払い機能も実装予定で、ますます利便性が向上しそうだ。

 

[編集部の推しはココ!]

① スーパー還元プログラムで還元率が最大7%プラス!

d払いやdカードのiDを使うほどポイントの還元率がアップ。前月のネットの店での買い物が5万円以上で+2%、dポイントを貯めた回数が100回以上で+1%など、条件をクリアすると最大7%もプラスして還元される(※)。

※還元対象となる決済額の上限は1万5000円/月

↑条件をクリアするといつでも最大+7%還元に!

 

② 店員と接触することなくオーダーや支払いができる!

「テーブルオーダー」は、飲食店に設置されたQRコードを読み取ることで注文が可能。自分のスマホでオーダーと決済が完結し、店員との接触も減るニューノーマル時代に即した機能だ。

↑注文時のイメージ

 

[この機能もCheck!]

セキュリティを強化したドコモ口座も便利!

d払いは電子マネーであるドコモ口座残高も利用できる。残高はほかにも携帯料金やネットショッピング、送金など様々な用途に使えるのが魅力。不正利用問題以降、セキュリティも強化された。

↑一時問題視されたセキュリティ性能は現在改善されている

 

[相性の良いクレジットカード]

d払いの決済に使うと計1.5%還元に!

dカード

年会費無料

利用額の1%ぶんのdポイントを還元。d払いに紐付ければ、d払いの利用ぶん0.5%と併せて1.5%還元になる。dポイント加盟店ではポイントカードの提示で3重取りも可能。ドコモユーザーなら携帯電話料金の10%が還元され、スーパー還元プログラムの対象になる「dカード GOLD」もオススメだ。

 

後編では、au PAY、メルペイ、FamiPay、ANA Payを紹介する。