「ルーロ」と「パワーコードレス」の二刀流で生活はどうなった? GetNavi web編集長が驚きの変化を語る!

コロナ禍になって3年目、生活スタイルはどんどん変わってきた。なかでも、在宅時間が増えたことで掃除と向き合う時間が増え、生活における掃除の重要性が増してきている。それゆえに、毎日の掃除を変えれば生活も大きく変わるのではないか……? そんな思いで試してみたのが、最新のロボット掃除機「ルーロ」MC-RSF1000(以下ルーロ)と、画期的なセパレート型コードレススティック掃除機「パワーコードレス」MC-NS10K(以下パワーコードレス)を組み合わせた「二刀流」だ。

↑ロボット掃除機「ルーロ」MC-RSF1000(左)とセパレート型コードレススティック掃除機「パワーコードレス」MC-NS10K(右)

 

「ルーロ」と「パワーコードレス」の第一印象は?

ロボット掃除機の「ルーロ」はこれまで取材で従来モデルを使う機会があり、家具にドカンとぶつからない、床に置いてあるものを巧みに避けるといった点から、優秀だというのはわかっていた。しかし、「360°レーザーセンサー」を搭載した最新機種を実際に自宅で使うのは初めて。デモを見たり、記事で新機能をチェックしたりして進化のポイントは把握していたつもりだが、実際に使ってみると、従来とはまるで別モノだ。その辺りは、以下のレポートで触れていこう。外観の印象としては、歴代のルーロはかわいさや生き物のようなイメージが際立っていたのに対し、最新機種はペットらしさは残しながら、より洗練されスタイリッシュになっていると感じた。

↑ロボット掃除機「ルーロ」MC-RSF1000 SPEC●集じん容積:0.25L●充電時間:約5時間●最大稼働面積:約130畳●連続使用時間:約100分●運転モード:自動・エリア指定・徹底掃除・お手軽・在宅掃除・スポット●サイズ/質量:W345×H99×D330mm/3.4kg

 

セパレート型の「パワーコードレス」を自宅で使うのも初めて。こちらの大きな特徴は、何といっても自動ゴミ収集機能だ。掃除機本体を付属のクリーンドック(充電台)に戻すと、掃除機の中のゴミをドックが吸引して内部の紙パックに自動回収。掃除後の面倒なゴミ捨てが不要になり、ゴミ捨ては約1か月に1回の紙パックの交換だけで済むようになった。これにより、本体のダストボックスを小型化でき、棒状のすっきりしたデザインと1.5kgの軽量ボディを実現している。その点が画期的ということもあり、GetNavi webでも何度も取り上げている。

 

スティック掃除機を設置する場合、ある程度のスペースが必要なので、家具の配置を変えたり、モノをどかしたりして設置場所を作らないといけないな……。などと思っていたが、実際に導入してみると、「パワーコードレス」はデッドスペースとなっている部屋の隙間にあっさりと収まった。しかも、背後が白い壁なのも相まって、完璧に部屋になじんでいる。

↑セパレート型コードレススティック掃除機「パワーコードレス MC-NS10K」 SPEC●集じん方式:紙パックレス式(スティック)/紙パック式(クリーンドック)●集じん容積:0.05L(スティック)/0.8L(クリーンドック)●運転時間:HIGH約6分/AUTO約10~15分●充電時間:約3時間●サイズ/質量(スティック時):W213×H1030×D130mm/1.5kg

 

面白かったのは、最初、妻が「パワーコードレス」を設置したこと自体に気づかなかったこと。気づいたあとも移動してほしい、と口にすることもなかった。つまり、それだけ圧迫感がない、生活の邪魔をしないということだ。一般的に家電はある程度存在感が出てしまうから、デザインを工夫するというアプローチを取ることが多いが、「パワーコードレス」は、逆に存在感を消す設計になっていると感じた。ここが他の家電と一線を画すポイントで、それがとても新鮮に映った。

↑「ルーロ」(手前)と「パワーコードレス」(奥)がある生活がスタート!

 

朝、ベッドから降り立った一歩目の気持ち良さに感動

「ルーロ」をしばらく使ってみて、感動したことがある。朝起きて、ベッドから降り立った一歩目がサイコーに気持ちいいということ。素足にザラつくゴミやチリがなく、 感触がいままでとはまったく違う!「ルーロ」のスケジュール機能(運転予約機能)で掃除が終わったばかりなのだから当たり前なのだが、1日のうち、最初に大地に足をつける第一歩が気持ち良いと、その日が良い日になりそうな気がしてくる。そして、朝は運転音の静かな「在宅掃除モード」で設定しているが、これがまたいい。家族の会話や生活音で自然と目が覚めるような、ゆっくりと眠りから覚めていく感覚も心地良いのだ。

動きの面では、障害物への対応が素晴らしい。障害物をうまく避けながら、障害物のキワにサイドブラシを一生懸命に当てている場面を何度も目にした。また、我が家には妻が作ったプチアート作品を床に置き、壁に立てかけて飾っているエリアがあり、「ルーロ」はそれを倒さずに掃除してくれる。それだけ繊細な動きができるところに、「ルーロ」の技術力の高さが端的に感じられる。

↑障害物のキワも丁寧に掃除してくれる

 

↑立て掛けたアートを倒さず掃除できるのも、ルーロならでは

 

「ゴミマップ」を参考に家具を動かし、より機能的な部屋に

「ルーロ」はアプリの使い勝手も優秀だと感じた。アプリでは掃除のあとに「ゴミマップ」を作成してくれるので、掃除した範囲やゴミがたまりやすい場所がひと目でわかる。「ゴミマップ」を見れば、「しっかり掃除してくれた」と安心できるのが大きなメリットだ。

↑専用アプリ「RULOナビ」のゴミマップ画面。色の濃い部分はゴミが多い場所を示している

 

個人的には「ゴミマップ」で「ルーロ」が物理的に入れない場所(マップが欠けている部分)が可視化できるので、家具の配置を微調整するのに役立った。例えば、マップを見てリビングのソファの後ろを「ルーロ」が通過できていないことを確認。ソファの位置を15cmほど前に出してみたところ、掃除できるようになった。家具の配置を5cm、10cm単位で調整していくとより機能的な部屋になるわけで、これを構築していく過程もなかなか楽しい。「家具がなぜここにあるのか?」という理由を明確に説明できるのは気持ちいいと感じた。

↑ソファを移動したら、狙い通り「ルーロ」が通れるように!

 

「ゴミマップ」を利用し、「掃除しないエリア」(進入禁止エリア)をカンタンに設定できるのもいい。例えば、僕は仕事柄、コードやケーブルが家の中に散乱しがち。在宅ワークを行うリビングのイスの左側の床では、スマホ/タブレット/ヘッドホン/Bluetoothサングラス/ゲームのコントローラーなど、常に何かしらを充電している。ゆえに、このエリアは「ルーロ」の「掃除しないエリア」に設定。こうすることで、「ルーロ」がケーブルを巻き込むこともないし、巻き込んだ結果、デバイスが落下する転倒するといった危険もない。さらに、この「掃除しないエリア」に自由にモノを置くことで、リビングがすっきり見えるという思わぬ副産物があった。整理整頓術のひとつとして、「モノを1か所に寄せる」というワザがあるが、これもその一種だろう。

↑アプリでは、「掃除するエリア」と「掃除しないエリア」を最大8か所までカンタンに登録できる

 

「在宅掃除モード」のおかげで「共存スタイル」も余裕でできる

「ルーロ」はソフトのアップデートで、新たな機能が追加されることがある。2021年10月に追加された新機能が、テレワークに対応した「在宅掃除モード」だ。こちらは、音を控えながら人がいる場所をレーザーで検知し、足元から半径約50cm以内に近寄らずに掃除してくれる機能。「足元に入ってこない」とわかっているので安心して仕事ができるし、実際にまったく煩わされることがない。

↑「在宅掃除モード」では人の足を検知して、足元から半径約50cm以内に近寄らずに掃除する ※部屋の環境や状況によっては約50cmより近づいてからよけることもある

 

運転音の面でも、「ルーロ」の「在宅掃除モード」はヤバい。仕事をしていても、ほとんど音が気にならないからだ。社内の打ち合わせぐらいなら、オンラインミーティングの最中でもギリギリ使えるレベル。かといって、吸い残しがあるわけでもなく、床はいつも通りキレイになっている。これまで、在宅時にロボット掃除機を動かすときは、家事をしたり、買い出しにいったり、仕事以外のことをして掃除が終わるのを「待つスタイル」だったが、これなら在宅しながらロボット掃除機を動かす「共存スタイル」も余裕でできると感じた。

 

「パワーコードレス」は「ルーロ」の「掃除しないエリア」の掃除に便利

続いて、「パワーコードレス」について見ていこう。使い始めた当初から、「これは自分のために作られたのではないか?」と思うほど、まさに待ち望んでいた掃除機だった。なぜなら、僕はゴミ捨てが圧倒的にイヤ。吸い込んだゴミが目に入るのもイヤなので、リビングには掃除機を置かない。その結果、玄関に置いておりアクセスが悪い……という悩みを持っていたが、「パワーコードレス」は、これらを一気に解決してくれたのだ。「ちょいがけ」が多い自分にとっては、すぐアクセスできて、軽くかけられることが大事。間違いなく、「パワーコードレス」は、最高の相棒になると確信した。

↑「パワーコードレス」は、掃除が終わるたびに充電台(クリーンドック)が本体のゴミを自動収集し、内蔵する紙パックに溜めるしくみ。ゴミ捨ての頻度が月1回程度に減り、外からゴミも見えない

 

しかも、「パワーコードレス」は、先述の「ルーロ」の「掃除しないエリア」を掃除するのに極めて便利。実はこの「掃除しないエリア」は、在宅ワークで一日中座っている場所なので、もっとも汚れる場所だ。普段、このエリアにはイスがあったり、バッグを置いていたり、取り出すのに邪魔になるモノが多いのだが、「パワーコードレス」なら、取り出す際もまったくストレスを感じない。しかも、取り回しがバツグンに良いから、込み入ったケーブルが多いこの場所も軽快に掃除できるのだ。

なぜ「パワーコードレス」はこんなに取り回しが良いのか? 考えてみると、本体がスリムで軽いのはもちろんだが、本機は重心が手元ではなく、下のほう(ノズル側)にあるからラクなのだと気づいた。さらに、グリップはスイッチしかない、「棒」のような機構になっているのが大きい。掃除機というものは、手元がシンプルだと、こんなに動きが自由になるんだ! とその違いに驚いた。

 

機能面を見ても、髪の毛やペットの毛絡みを抑える「からまないブラシ」や約20μmのハウスダストまで検知してランプで知らせる「クリーンセンサー」を搭載するなど、従来の最上位クラスの掃除機の機能が「全部入り」。これ以上の機能を求めるのは現時点では難しいだろう。

↑円すい型のダブルブラシを搭載した「からまないブラシ」。からんだ髪の毛やペットの毛を自然に除去してくれるので、ブラシのお手入れの手間を軽減する

 

生活から「掃除しなきゃ」という発想が消えた!

毎日の「ルーロ」と「パワーコードレス」の使用ルーティーンをまとめてみると、以下のようになる。在宅ワークの日の朝は、「ルーロ」のスケジュール設定で「在宅掃除モード」で掃除。もし気になるところがあれば仕事前に「パワーコードレス」でひとかけ(実際はほとんどかけない)。昼〜午後は宅配便などで段ボールやテープのカスなどが落ちやすいので、「パワーコードレス」で気になったときにひとかけ。すでに「ルーロ」がキレイにしているので、ピンポイントがけに近い。夜は風呂に入る前、「ルーロ」が掃除しにくい洗面台まわりを「パワーコードレス」で髪の毛や細かいホコリなどを掃除。就寝前は「ルーロ」が掃除しやすいよう、最低限の床の片付けをする、という形だ。出社や外出がある日は、朝・昼に「パワーコードレス」をかけるのを省略している。

↑夜は洗面台まわりを「パワーコードレス」で掃除する

 

「ルーロ」と「パワーコードレス」を実際に使った今、両機を例えろと言われたら、「最強の矛(ほこ)と盾(たて)」と答えるだろう。もちろん、故事の「矛盾」とは違った意味で、「ルーロ」は部屋の広い面を盾のようにカバーし、「パワーコードレス」は矛のようにピンポイントで汚れを突いていくイメージだ。これさえあれば、家がキレイにならない理由がない、言い訳すらできない、という絶対的な安心感がある。おまかせで掃除できる「ルーロ」はもちろん、「パワーコードレス」は気になったら即、取り出して使えるので、「掃除をしなきゃ」という発想がなくなった。

 

これまで、僕は在宅ワークで集中力が途切れたときに気分転換で掃除機がけをしていた。その時間もそれなりに有用な時間だったが、「ルーロ」と「パワーコードレス」が来たことで、ぽっかりと時間が空いた状態になっている。しかし、これは決して悪いことではない。ひとつ何か新しいことをやってみようか、という気分にもなる。それはアイロンがけや洗濯ものを畳むといった家事でもいいし、筋トレかもしれない。空いた時間のルーティーンを探すことができるのは、贅沢な悩みだ。新たな喜び、楽しさを見出し、生活のリズムを考えるきっかけになるだろう。

撮影/高原マサキ(TK.c)

ロボット掃除機 ルーロの「九変化」が楽しい! 家電のプロ3人×3つの時間帯でレビュー

パナソニックのロボット掃除機、RULO(ルーロ)は、部屋の隅までブラシが届く独自の三角形状が存在感を放つモデル。特に最上位モデルのMC-RSF1000は、「360°レーザーセンサー」で間取りを素早く把握し、賢く掃除できると高い評価を得ています。2021年10月のアップデートではテレワークの普及に対応し、人の邪魔にならない「在宅掃除モード」などの新機能を追加して再び注目を集めました。

 

ただし、買ったところで自分の家庭にフィットするのか? 多くの機能を使いこなせるものなのか……? そう不安に思う方は多いはず。そんな不安を打ち消すには、複数のユーザーでなるべく多くのシーンをレポートしてもらうのが一番ではないでしょうか。そこで今回は、家族構成、生活スタイルの異なる3人の家電のプロにMC-RSF1000の約2週間の実用テストを依頼。それぞれ「朝」「昼」「夜」の各時間帯ごと(3人×朝昼夜=9シーン)でリアルな使い勝手を語っていただきました。さらに、プロならではの「使い方のコツ」も聞いていきたいと思います!

 

【テストしたモデルはコチラ!】

パナソニック

ロボット掃除機 ルーロ MC-RSF1000

実売価格16万9400円(税込)

360°を素早く検知するレーザーSLAM技術で間取りを正確に認識し、ゴミを効率的かつ徹底的に捕集。本体をリフトアップする「アクティブリフト」で最大2.5㎝の段差もラクラク乗り越える。障害物検知センサーで床上の玩具なども避けながら走行するため、モノが多い床上も問題なく掃除可能。本体ソフトのアップデートで、人の邪魔にならないように掃除する「在宅掃除モード」、パナソニックのクラウドを介してIoT家電同士を連携し、洗濯終了などを音声で知らせる「音声プッシュ通知」機能も利用可能になった。

SPEC●集じん容積:0.25L●充電時間:約5時間●最大稼働面積:約130畳●連続使用時間:約100分●運転モード:自動・エリア指定・徹底掃除・お手軽・在宅掃除・スポット●サイズ/質量:W345×H99×D330mm/3.4kg

 

【ルーロを使った3人のプロはコチラ!】

PC&デジタル家電ライター

コヤマタカヒロさん

デジモノから生活家電まで幅広くレビュー。専業主婦の妻と小学生の娘3人との5人家族で、猫も2匹同居中。3階建ての戸建て住宅に住む。自身の生活は夜型で、執筆は主に自宅近くの事務所で行い、帰りは深夜になることも。リビング用にロボット掃除機を使おうと試みたことがあったが、掃除前の片付けが負担で導入を諦めていた。

フリーライター

つるたちかこさん

岩手県育ちのボートレース好きライター。GetNavi webでは書評コラムや取材記事、家電レビューなどを手掛けている。夫婦共働きのマンション暮らしで、掃除は週末に夫婦で2時間ほどかけて全室を一気にキレイにするスタイル。コロナ禍以降、夫婦ともに自宅で暮らす時間が増えたために以前よりホコリが目立つようになり、週一の掃除ではカバーしきれないのが目下の悩み。

家電ライター

平島憲一郎さん

調理家電や掃除機などの生活家電を中心に執筆活動中。会社勤めの妻、猫2匹ともにマンションに暮らす。自身は超夜型の生活で、仕事はもっぱら自宅の仕事部屋で行なっている。家の中には家具やモノがかなり多め。猫が2匹いるせいで床上に抜け毛やトイレ砂が落ちていることが多く、毎日の掃除は必須。ロボット掃除機も使っているが、掃除前の家具や小物の移動を煩わしく感じている。

 

【その1 朝のルーロ編】

コヤマさんの場合

これまで行っていた都度掃除の回数が明らかに減った!

コヤマ家では、汚れを見つけたらその都度掃除しつつ、土曜日に細かい部分を家族総出でまとめてキレイにする掃除スタイル。子ども達のモノが散らかっているリビングは、今回のテストを機にルーロに掃除を任せてみたそう。

「朝の掃除は、子ども達が登校したあとの9時にスケジュール予約で行いました。子ども達には寝る前に『朝、ルーロが通れるようにリビングの床に落ちてるものを片付てね』と言っておいて。すると、『汚れてるなあ』と思うことが減り、都度掃除の回数も明らかに減りました。また、部屋の隅やダイニングテーブルの奥などルーロが入れない場所があるのですが、それらを全部片付けるのは大変。そこで、『今日はこのすき間だけ空けておこう』とか、毎日少しだけ家具やモノを動かすことで、負担を感じずに部屋をキレイに保つことができました」(コヤマさん)

↑アプリでゴミの量(左)や走行の軌跡(右)を表示できるので、効率的な掃除の戦略も立てやすいです

 

つるたさんの場合

事前の片付けはせず、朝は完全におまかせ

つるたさん宅のリビングにはそれほどモノがなく、ダイニングテーブルとソファとテレビ、観葉植物が少しある程度。お掃除前に床を片付けることもなく、朝8時にスケジュール設定しておくだけで、ルーロは障害物を避けてスムーズに掃除してくれるそう。

「私は8時半まで寝室で寝ているんですが、ルーロの運転音はとても静かで、寝ていても気が付きません。安心して朝寝を楽しんでいますね(笑)。あと、ルーロの良さを実感したのは、リビングと廊下の間のドアの隅にたまっていたゴミの塊が取れていたとき。いつも三角形の角にあるサイドブラシで一生懸命に隅のホコリをかき取ってくれますよね。こんな場所のゴミまで取ってくれるのか! と感動しました」(つるたさん)

↑独自の三角形状で部屋の隅までしっかり掃除します

 

平島さんの場合

リビングダイニングの難所を「エリア指定」で回避

平島さん宅では、奥様が8時過ぎに会社に行き、平島さんが起きるまでの11時のあいだにリビングダイニングだけスケジュール予約でルーロに掃除させたといいます。

 

「ただし、コの字型の脚を持つパーソナルチェアにロボット掃除機が乗り上げて走行不能になることが多かった。そこで、朝はアプリで設定する『エリア指定』でチェアがある場所を進入禁止エリアに指定して使いました。障害物の回避性能もかなり優秀で、ほかのロボット掃除機なら接触するプランタースタンドの細い足もしっかり回避してくれました。ただし、入れない隙間はあるので、少し家具の位置を移動することも。その際は、アプリのマップ機能を使ってルーロがどこに入れなかったか確認できたのが便利でした」(平島さん)

↑3種類のセンサーで障害物を検知し、床に置かれたモノを避けて掃除します

 

【その2 昼のルーロ編】

コヤマさんの場合

運転音が静かで家族の生活を邪魔しない

今回、ルーロは「昼の時間帯にもよく使っていた」とコヤマさん。ルーロの運転音が非常に静かなのに驚き、人がいる時間帯でも掃除させようと考えたそうです。

 

「ルーロが掃除中でも会話はできるし、テレビも見られるし、まったく問題ありませんでしたね。また、今回は人の足を検知して回避する『在宅掃除モード』を使うことも多かったですが、本当に足にぶつからないので感心しました」(コヤマさん)

ちなみに、昼の掃除はスケジュール機能を使わず、Google Home対応のスマートスピーカーに声がけして掃除させていたとか。

 

「フレーズを厳密に言わなくても『OKグーグル、掃除して』だけで動いてくれるので、日常的に使えると思いました。音声操作でスケジュール予約もできるようですが、スマートスピーカーは“その場感”というか、パッとその場で掃除させるのに向いていると思いますね。また、うちではスマートスピーカーをキッチンカウンターに置いているので、料理や洗い物をしながら声だけで掃除させられるのはとても便利でした」(コヤマさん)

↑ Google アシスタント 搭載のスマートスピーカーと連携させれば、音声での操作が可能です

 

つるたさんの場合

遠隔操作で掃除し忘れた場所を掃除できて大助かり!

昼の掃除では、つるたさんはスマホでのリモート操作が便利だったそう。

 

「キッチンで昼ごはんを作って洗い物をしたあと、野菜の切りクズなどが落ちてるな……と思ったのですが、掃除するヒマがなかったのでそのまま仕事で外出。出先でルーロを遠隔操作しました。『エリア指定』でキッチンだけ掃除させましたが、帰宅後ダスト容器を見たら野菜クズもしっかり取れていました」(つるたさん)

↑ルーロを自宅の無線LANルーターと接続すれば、アプリで遠隔操作が可能です

 

また、つるたさんが特に便利だと思ったのはアプリの画面上に掃除機の進行ルートがリアルタイムで表示されること。

 

「表示通りに動いているのかかなり疑っていたので、自宅にいた夫に確認してもらったら、『本当にその通りに動いてる』って言われて驚きました(笑)。掃除し残した場所をあとで外から指定して掃除できて、しかも、止まらずにちゃんと掃除しているのがわかるところは、精神的にもすごくラクですね」(つるたさん)

↑アプリではリアルタイムで運転状況が確認できるので安心

 

平島さんの場合

進入禁止エリアの指定で片付けのストレスを減らす

ライターという職業柄、在宅の時間が多い平島さん。昼の時間帯には、リビングをはじめ、廊下や寝室もまとめて掃除するときもあったそう。その際は、ちょっとした工夫をしたといいます。

 

「ルーロは障害物回避機能が優れているとはいえ、モノが多いとそれだけ掃除に時間がかかってバッテリー消費も増える。そこで、『エリア指定』による進入禁止エリアの設定をうまく使うのもオススメです。私の場合、家具やモノが多いリビングダイニングは、椅子やサイドープルなどを1か所にまとめて進入禁止エリアに指定。掃除終了後は家具を元の場所に戻してから進入禁止エリアを掃除エリアに指定し直し、そこだけ掃除させました。これだと置き方が雑でも掃除に支障がないので、ストレスが少ないのが良いですね」(平島さん)

↑赤枠で「掃除しないエリア」を指定すれば、ルーロが侵入しないエリアを設定できます

 

【その3 夜のルーロ編】

コヤマさんの場合

標準モードで掃除してもうるさいとは感じなかった

夜は毎日ルーロを走らせることはなく、家族が寝ている間に試しに掃除させてみたとのこと。

 

「リビングはすでに娘達が片付けてくれているので、それなら朝でなく夜のうちにやってみようかと。『音ひかえめ設定』でなく標準モードで掃除しましたが、階下の寝室にいてもうるさく感じることなく、気がついたらスマホに掃除終了の通知が来ていました。ルーロは障害物回避能力が高く、モノに当たらないので、掃除機本体が壁や家具にドンドン当たる音がしないのも静かだと感じる理由のひとつです」(コヤマさん)

↑ルーロはレーザーSLAMですばやく間取りや障害物の場所を把握するため、暗い場所でも走行が可能です

 

つるたさんの場合

音声プッシュ通知で掃除以外でも活躍!

夜はテレビを見て過ごすことが多いつるたさん。その状況でルーロがどれほどの運転音を出すのか気になっていたそうです。

 

「実際に掃除させてみると意外に運転音が気にならず、テレビを見ているあいだに掃除してもらうのもアリかなと思いました。ただ、やや振動があるので、下の階にどのくらい響くのかは少し気になりましたね。『お手軽モード』を選ぶとゴミが多くたまりがちな場所だけ掃除でき、時間も10分程度で終わるので、夜に仕上げの掃除をするという意味では便利かなと思います」(つるたさん)

 

また、掃除とは無関係ながら、今回つるたさんが重宝したのが音声プッシュ通知機能。家事のいろいろなタスクを登録しておくと、その時間がきたときに音声でリマインドしてくれて助かったそう。

 

「私はお風呂掃除が面倒なんですが、設定時刻になると『そろそろお風呂の時間です』と言ってくれるので、『しょうがない。掃除するか!』とやる気になる。わが家にはスマートスピーカーがないので、この機能は便利でした」(つるたさん)

↑プッシュ通知の履歴。つるたさんは22時30分にお風呂掃除をリマインド

 

平島さんの場合

ペットが汚す場所を夜に効率良く掃除できた

平島さん宅のリビングダイニングでは、猫がトイレから飛び散らせた猫砂、猫用爪とぎのカス、毛づくろいしたあとの抜け毛があちこちに点在。夜はそうした汚れが気になる場所を掃除したそうです。

「汚れやすい場所は決まっているので、『エリア指定』で掃除するエリアや進入禁止エリアを設定して保存しておくと、手早く掃除できて便利です。イレギュラーな場所が汚れているときは本体ごと移動させ、半径1.5mを掃除できるスポットモードを使用しました」

 

ちなみに夜掃除では静音モード(音ひかえめ設定)を使用。

 

「通常モードでも十分静かですが、“音ひかえめ”にするとさらに運転音が気になりません。音に敏感な妻も、夜掃除に関してまったく文句を言いませんでした」(平島さん)

↑運転音を抑えたいときは、アプリで音ひかえめ設定を選べばOK

 

【まとめ】

時間帯や家庭環境を問わず使えて総合力が高い!

このように、三者が朝、昼、夜で多様な使い方をしたルーロ MC-RSF1000。それぞれの生活に多くの「楽しさ」や「気づき」を与えてくれる製品だったようです。

 

「運転音が静かなのがいいですし、アプリのマップで掃除できなかった場所や汚れ具合の可視化ができるので、『明日はこの家具を移動して、こんな風に掃除させよう』などと工夫できるのも面白い。リビングの掃除に悩んでいたわが家にはすごく相性が良いモデルでした」(コヤマさん)

「ルーロを毎日使って、いままで手が回らなかった場所のゴミまで掃除してくれたことに感動。これまでの週一回の掃除では足りなかったと改めて実感しました。音声で明日の天気なども教えてくれるのも楽しい。家族のように付き合える製品だと思います!」(つるたさん)

 

「家具やモノ、人の足に触れずにゴミを捕集する技術や運転音の静かさなど、ユーザーのことをよく考えて作られていると感じました。段差の前で自動的に本体を持ち上げて乗り越える『アクティブリフト』も便利で、何より本体前面がガバッと持ち上がるギミックが面白い! ちょいがけを含め、1日に2回3回と使える気軽さも、このモデルの魅力だと思います」(平島さん)

↑「アクティブリフト」機能も搭載。ラグなどの高さ最大25mmまでの障害物があった場合、フロント3Dセンサーで検知し、自動的にタイヤユニットを押し出して本体を持ち上げて乗り越えます

 

隅のゴミ取り性能や障害物の回避性能をはじめ、運転音の静かさ、「エリア指定」を含むアプリの使いやすさなど、異なる環境の三者が高く評価したルーロ MC-RSF1000。どんな家庭でも時間帯を問わずに使える、総合力の高いモデルであることは間違いありません。掃除で悩んでいる方は、ぜひ注目してみてはいかがでしょうか。

ロボット掃除機に「達成感」があるなんて!「ルーロ」のアップデートを家電のプロが高く評価

ロボット掃除機は、自動で部屋中を掃除してくれるため、一度使い始めたら手放せない家電の一つ。筆者もここ数年、便利に使い続けていますが、その一方で導入をためらっている方々の気持ちもよくわかります。

 

まず、ロボット掃除機を動かす前に、床を片付けなくてはいけません。うっかり置きっぱなしにすると、ロボット掃除機がブルドーザーのように押しのけたり、畳んだ洗濯物を崩したり。ヘタすると車輪やブラシにモノが巻き込まれてしまいます。だから、まず床を片付けなくては! でも忙しいし片付ける時間がない! ……とりあえず今日はスティック掃除機で掃除しよう、となってしまいます。

 

また、掃除している様子をずっと見ているわけにはいかないので、「ちゃんと掃除しているのかな」という漠然とした不安もあります。もちろん、ダストボックスにゴミが溜まっているので、ちゃんと掃除してくれたのはわかるのですが、掃除していない場所があったかもしれない……と、ふと疑ってしまうことも。そんなわけで、ロボット掃除機に見えない不安を抱く人の気持ちもわかるのです。

 

こうしたロボット掃除機の課題を解決してくれるのが、パナソニックのロボット掃除機「RULO」(ルーロ)です。昨年10月の本体ソフトウェア「RULO AI」のアップデートによって、より安心して掃除を任せられるモデルになりました。実際、どのように便利になったのか、さっそくご紹介していきましょう!

↑今回試用したのは、ルーロの最上位モデル「MC-RSF1000」(15万2460円・税込)です。もともと高機能でしたが、アップデートによりどのように進化したのか……?

 

障害物の検知精度がアップし、「リアルタイムマップ機能」が追加

まずは、ルーロがどのようなロボット掃除機で、アップデートで何が変わったのか、ざっと見ていきましょう。ルーロといえば、隅に届きやすく小回りが効く三角形状でおなじみ。さらに360°レーザーセンサーを搭載し、これを活用した空間認識技術「レーザーSLAM」を採用。360°レーザーセンサーで毎秒10回転、360°全方位(半径約8m)を照射して、精度の高い地図を作成しつつ、正確に自分の位置を認識します。そのため、ムダな動きや掃除もれが少なく、部屋の隅々まで効率よく掃除できるのです。

↑本体上部の円盤のすき間から360°全方位にレーザーを照射。すばやく間取りや障害物の場所を正確に把握し、効率よく掃除します

 

障害物を検知する機能も優秀。壁や家具といった大きな障害物だけでなく、床に落ちているバッグやおもちゃなど小さなものも検知してよけてくれるため、「掃除の前に床を片付けなければ…」という手間とプレッシャーから解放してくれます。

 

さらに、昨年10月のアップデートで、もともと優秀だった障害物の検知能力が進化しました。ルーロは従来、前⽅に⾳波を出して障害物を検知する「超⾳波センサー」と、壁までの距離を検知する「⾚外線センサー」で近くの障害物を検知しており、「360°レーザーセンサー」は主に遠方を検知するのに活用していました。しかし、今回から「360°レーザーセンサー」でも障害物を検知するようになり、検知精度が大幅にアップしたというのです。

↑3つのセンサーでより高精度に障害物を検知できるようになり、床にモノが置きっぱなしでも掃除できます

 

さらにアプリのアップデートで追加されたのが、「リアルタイムマップ機能」です。ルーロは室内全体を把握しながらマップを描いていますが、このマップは今まではルーロの“頭”の中だけにありました(掃除終了後、結果は「ゴミマップ」で表示できます)。それが今回のアップデートにより、ルーロが今、どんなマップを頭に描き、どこを掃除しているか、現在進行形で確認できるようになったのです。では、新機能に注目しながら、実際にルーロを使っていきましょう。

↑「リアルタイムマップ」機能のイメージ。実際に使ってみるとどうなのか?

 

「リアルタイムマップ」で掃除の達成感を実感!

まずは、スマートフォン用アプリ「RULOナビ」をダウンロードし、本体とWi-Fiで繋ぎます。運転のオンオフは本体からもできますが、「RULOナビ」を使うことで、よりきめ細かな使い方が可能になります。

 

「RULOナビ」で運転を開始すると、新機能「リアルタイムマップ」により、さっそく画面上にマップが表示されました! スマートフォン上では、本体がオレンジ色のマークで確認できます。ルーロ本体がホームから離れ、移動していく様子が実際の動きとシンクロしているのを見て、これはおもしろい……と感心して見ていたら、いきなり表示が変わり、部屋の半分ほどのマップがドンッと表示されてビックリ! まだ30秒ほどしか経っていないのに、あまりに早いし、間取りも極めて正確です!

 

マップの部屋の内側は青色で塗りつぶされており、ルーロはこの部分を「掃除すべき場所」と判断している様子。そして実際に通った軌跡は線で表示されるとともに、青色の範囲が水色に変わっていくため、「掃除済み」であることも一目でわかります。

↑最初はホームマークとオレンジ色のルーロの表示しかなかったですが、数秒で壁を描き始めました(左)。すぐに部屋の出っ張りやソファなどの家具、家電、テーブルの脚まで正確に検知して描画しました(右)。掃除済みの場所は薄い水色で表示されるため、一目瞭然です

 

まず壁沿いを走ってから、塗りつぶすように内側を掃除していくところに正確さを感じる……。青い部分をどんどん塗りつぶしつつ、センサーが次なる部屋も検知し続けるので、マップもどんどん大きくなっていきます。

 

以前からこうした動きをしてくれていたのでしょうが、マップでリアルタイムに目視することで、「ちゃんと掃除してくれている」ということがわかり、安心感、信頼感が全然違います。ロボット掃除機は基本的にほったらかしにするものですが、たまに進捗をチェックするだけでも、キレイになっていく爽快感が味わえて、まるで自分で掃除しているような気持ちになれるのです(笑)。

 

掃除が終わると、ゴミが多かった場所がわかる「ゴミマップ」が表示されます。こうしてみると、やはりダイニングテーブルの下やカーペットはゴミが溜まりやすいんだな……と改めて認識できました。ちなみに、重点的に掃除したい場所は、「エリア登録」することで、そこだけ掃除することもできます。

↑掃除終了後に表示されたゴミマップ。色が濃いほどゴミが多く、ゴミが溜まりやすいところも一目瞭然です

 

床に散らかっているモノも華麗に回避!

さらにルーロのすごさを感じたのが、床に落ちているモノ(あるいは一時的に置いているつもりのモノ)を回避してくれること。アップデートにより障害物の検知精度がアップしたとのことですが、実際試してみると、思った以上の性能です。あまりに華麗にモノを避けてくれるので、「本当に目がついているんじゃないか?」と錯覚に陥るほど。

 

床にはモノはないほうが、より早くよりきれいに掃除できることは間違いないのですが、「床が片付いていないから、ロボット掃除機が使えない」といった矛盾やストレスから解放されるのは大きいですね。なお、センサーより低い位置にある小さなモノは検知しないようなので、その点はご注意を。

 

ちなみに、今回のアップデートにより走行効率もアップし、最大稼働面積が約120畳から約130畳へ拡大したとのことですが……日本の一般家庭では十分すぎる広さですね。

↑間隔を空けてぬいぐるみを置いたところ、ギリギリを攻めながらもぶつかることはなく、しっかりと通り抜けてくれました!

 

↑洗濯物の山も、回避しながらぐるりと周囲を掃除してくれました

 

アップデートのおかげで外出先からの起動も安心

「リアルタイムマップ」と優れた障害物回避性能のおかげで、初めて安心して使えた機能がありました。それは外出先からロボット掃除機を起動させること。最近、多くのロボット掃除機がスマートフォンで操作できるようになり、遠隔操作も当たり前になりつつありますが、私自身、室内の様子がわからない状態で動かすことに抵抗がありました。

 

実際、何度か使ってみたこともありますが、「モノに座礁して(乗り上げて)いないかしら」「床に置きっぱなしのモノはなかったかな」……と不安になり、だったら在宅時に使えばいいか、となってしまう。でもルーロのこの障害物回避能力と「リアルタイムマップ」機能があれば、座礁率も低くなるし、少なくとも今どのあたりを掃除しているか確認できるので安心です。これなら、外出中に掃除をスタートさせて、きれいな家に帰宅する、という理想的な使い方も叶いそうですね。

↑今まで、片付けをする前に想定外の時間に動き出したら困る、という理由で使っていなかったスケジュール機能も安心して使えそうです

 

ちょっとした段差をものともせずに掃除を続けてくれる

このほか、ルーロには、高さ最大2.5㎝の段差を乗り越える「アクティブリフト」機能が搭載されています。前面にある「フロント3Dセンサー」が段差を検知したら、アクティブリフトで本体をグイっと持ち上げ、段差を乗り越えるのです。わが家でもラグに乗り上げるときに、このアクティブリフトが稼働し、ラクラクと乗り越えてくれます。一瞬、このまま立ち上がるんじゃないかと思うほど前側がグワッと上がるので、初めて見た息子も「何これ、カッコイイ!」と興奮していました。

↑段差を検知すると、アクティブリフトで本体をグイっと押し上げ、段差もラクに乗り越えます。なかなかアクロバット感のある動きで楽しいです

 

なお、わが家の玄関の上がり框は2cmと低く、歴代ロボット掃除機が三和土に降りると上れなくなるため、進入禁止エリアの設定をしたり、段ボールを置いて進路をふさいだりしています。しかし、そんな上がり框も、ルーロがアクティブリフトで乗り越えたときは、軽く感動しました。ちょっとした段差をものともせず、掃除を続けてくれるのは頼もしい限りです。

 

アップデートで暮らしになじむ日常の道具になった

以上、アップデートしたルーロを使ってみて改めて、ロボット掃除機に対する不安は、掃除性能だけではなく、「掃除が見えない」という部分にあったのかも……と強く感じました。その道具がいかに便利であっても、やはり使う人の心に引っかかる部分があっては暮らしになじみません。その点、ルーロは、「リアルタイムマップ」で徹底して掃除を「見える化」し、清潔になった喜びや達成感までも味わわせてくれるあたり、興味深い進化を遂げていると感じました。これからのロボット掃除機は、日常にムリなく採り入れられるよう、ユーザーの不安を丁寧に取り除くことが重要になるのかもしれません。

 

ちなみに、2月1日から3月31日までにルーロを購入すると、最大1万円がキャッシュバックされるキャンペーンがスタートするとのこと。特にロボット掃除機が信用できずに使ってこなかった方、この機会にルーロに注目してみてはいかがでしょうか。

 

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何てわかりやすいんだ…人気動画クリエーターによるロボット掃除機「ルーロ」の「1か月レビュー」が必見だった!

放っておけば勝手に掃除してくれるロボット掃除機。おうち時間が増えるに伴い、家事の負担も増えるなかで注目度が高まっているアイテムです。なかでも「ロボット掃除機の不満を解消してくれる」と評判なのが、パナソニックの「RULO(ルーロ)」です。

 

モノ好き動画クリエーターが、「ルーロ」最上位機種を1か月使用した実感をレポート

とはいえ、いくら「スゴイ」と言われても、ピンと来ない方も多いはず。そんな方にぜひ見てもらいたいのが、動画クリエーター・のりごとーさんのレビュー動画です。

↑愛知県在住の動画クリエーター・のりごとーさん。YouTubeのチャンネル登録者数は13.9万人(2020年10月19日時点)。ライフスタイル、テック、DIY、旅行など、「楽しい!面白い!」と思える事やおすすめのモノを紹介しています

 

のりごとーさんは、最新ガジェットや家電、服や靴、クルマ、旅行をはじめ、実際に体験したモノ・コトのなかから、本当に良かったものをYouTubeで紹介。スタイリッシュかつ実用的なレビューが人気で、現在は13.9万人のチャンネル登録者数を集めています。そんなのりごとーさんが、今年4月に発売されたルーロの最上位モデル「MC-RSF1000」を、なんと1か月にわたってじっくり使用。動画では、その魅力を余すところなくレポートしているのです!

動画を見てみると、レビューのプロが1か月も使い込んだだけあって、とにかくわかりやすい! 冒頭でのりごとーさんが挙げたルーロのポイントは以下の4つ。

1.レーザーセンサー等の優秀なセンサー類

2.空間認識能力が凄い

3.段差を越えるアクティブリフト機能

4.掃除機を従えるotomo機能

動画では、これらのポイントを穏やかな口調ながら、実感を込めて解説してくれています。なかでも必見なのは、「1.レーザーセンサー等の優秀なセンサー類」で、「床に置いてあるモノを倒さないように、ギリギリのところをグググ、と回り込みながら、キワまで丁寧に掃除してくれている感じがスゴイなぁ~」とコメントするシーン。その際に映るルーロの動きが秀逸で、床に置かれたモノのキワを繊細な動作で攻めるシーンが丁寧に編集されています。

↑本当にキワまで掃除しているのがよくわかります!

 

思わず、本当だ、すげえ……と、見入ってしまう人も多いはず。その後も、三角形状を活かして部屋の角のゴミをかき取ったり、三脚やテーブルの脚をよけてその周りをきちんと掃除したりする様子が映し出され、ルーロの賢さが際立つ内容となっています。

続く「2.空間認識能力が凄い」でのリアルなリアクションも必見です。スマホでルーロが作成した間取りを確認した際は、その精度の高さに「この部屋そのままやんけ!」と感動。さらに、新しく追加されたリアルタイムマップ機能を実況するシーンでは、スマホ上にルーロのルートが表示され、間取りがみるみる完成していくの見て、「もうこんなに確認したの?」と驚きの声が漏れていました。11分後に完成した間取りを見て、「もう完全にウチの部屋と一致してますね」と感心しきり。

↑リアルタイムマップ機能には感心しきり!

 

↑段差を越えるアクティブリフト機能も、動画だからわかりやすい!

 

このように、4つのポイントをのりごとーさん視点で見ていくうちに、最新のルーロがどれだけスゴイのか、もし自分の部屋にルーロが来たらどうなるのか、自然に頭に入っていることに気づくはず。ロボット掃除機の購入を検討している方も、それほど興味がなかった人も、ぜひチェックしてみてください。ロボット掃除機の認識が変わるはずですよ!

 

【動画はコチラ】

 

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空間認識技術「レーザーSLAM」を搭載し、素早く正確に室内を認識! 今まで見逃していた場所のゴミまで取り切る(※1)

パナソニック

ロボット掃除機 RULO(ルーロ) MC-RSF1000

独自の三角形状で部屋の角のゴミも的確に除去。レーザーセンサーを使用した空間認識技術「レーザーSLAM」(※2)を搭載し、360°全方位の間取りと自己位置をすばやく正確に認識することで、掃除完遂性能を向上しました。障害物の位置もより正確に検知することができ、床に置かれたモノのキワまで近づいてゴミをかき出すのも特徴。2.5cmまでの段差を乗り越える機能「アクティブリフト」を搭載し、ラグなどの巻き込みを回避します。人を追尾し、特定の場所をスポット掃除する「otomo」機能も便利です。また、10月下旬には専用アプリ「RULOナビ」と本体ソフトウェアのアップデートを開始。これにより、正確な間取りと走行軌跡をリアルタイムで表示する「リアルタイムマップ」機能が使えるようになります。

※1 室内環境、汚れの種類や量により検知、集塵できない場合があります
※2 SLAM(スラム)技術・・・Simultaneous Localization and Mapping(自己位置推定と地図作成を同時に行う技術)

ウチのロボット掃除機、いまどこを走ってどこにいる? 外出先でもスマホでわかる新「ルーロ」登場

パナソニックは、空間認識技術「レーザーSLAM」を搭載したロボット掃除機「RULO(ルーロ) MC-RSF700/MC-RSF600」を10月30日に発売し、同シリーズのラインナップを拡大します。

 

MC-RSF700は、最上位機種MC-RSF1000のアクティブリフト(本体をリフトアップして段差を乗り越える機能)と一部センサーを省略したモデルで、実売予想価格は11万3300円。MC-RSF600は、MC-RSF700から任意の場所を掃除できる「otomo(おとも)」機能を省略し、稼働時間を短縮したモデル。実売予想価格は8万5800円です。

↑ルーロ MC-RSF700(左)とルーロ MC-RSF600(右)。サイズはともに幅345mm×奥行330mm×高さ99mm。MC-RSF700はブラックのカラバリも用意。サイドブラシはMC-RSF700が2本、MC-RSF600は1本となっています

 

空間認識技術「レーザーSLAM」を搭載した新モデルでルーロのラインナップを拡充

ルーロ MC-RSF700/MC-RSF600は、「レーザーSLAM」を搭載。1秒間に10回転・360°全方位(半径8m)にレーザーを照射して間取りや床にあるもの、動くものなど部屋の環境をすばやく正確に認識・学習し、精度の高い地図構築と自己位置認識ができます。これにより、従来よりも掃除完遂性能を向上。また、広い範囲をすばやく認識できる事で掃除エリアを効率的に分割してラウンド&ルート走行で丁寧に掃除します。

↑360°レーザーセンサーのイメージ

 

↑MC-RSF700/MC-RSF600に搭載するセンサー。MC-RSF600(右)は超音波センサーを省略

 

専用アプリ「RULOナビ」には「リアルタイムマップ」を新搭載。正確な間取りと自己位置、さらに走行軌跡を掃除中リアルタイムで表示し、ルーロがどのように走行したか、今どこを走行しているかを外出先でも在宅時でもスマートフォンで確認できます。ロボット掃除機がきちんと掃除しているかをリアルタイムに見ることで、掃除を任せられる安心感がアップ。掃除終了後は「ゴミマップ」で、掃除時間やゴミの分布など掃除結果を確認できます。

↑リアルタイムマップのイメージ

 

↑リアルタイムマップでは、正確な間取りと走行軌跡をリアルタイムで表示します

 

最上位モデルはソフトのアップデートで走行効率がアップ

なお、「リアルタイムマップ」機能は既発売の最上位モデルMC-RSF1000(実売価格16万9400円)においても、10月下旬から「RULOナビ」アップデートで追加。併せて本体ソフトウェア(「RULO AI」の進化)のアップデートも開始します。これにより、部屋の形状にあわせた走行補正などで走行効率をアップし、最大稼働面積がアップデート前の約120畳から約130畳へ拡大。また、障害物検知も接近時に赤外線センサーに加え、レーザーセンサーを活用することで精度を高め、より正確に検知することが可能になりました。

↑アップデート後(右)は、レーザーセンサーと赤外線センサーで障害物をより正確に検知します

 

お手ごろな価格で「レーザーSLAM」と「リアルタイムマップ」を搭載したMC-RSF700/MC-RSF600、アップデートでさらに走行効率、障害物検知の精度を高めた最上位モデルのMC-RSF1000、ぜひ注目してみてください。

 

やっぱり次世代ロボット掃除機は違うな! 4人の息子がのびのび育つ「カオスな家庭」から感動の声

家族が多い家庭は、ロボット掃除機にとっては過酷な環境です。何気なく置いた荷物が知らぬ間に林立し、洗濯物の山がトラップとなってロボット掃除機の行く手を阻みます。忙しい大家族ほど、ロボット掃除機の力を必要としているはずなのに、実際は床のモノが多すぎて動けないという厳しい現実……。

 

しかし、今年の4月、そんな現状に一石を投じるモデルが登場しました。パナソニックの「ルーロ MC-RSF1000」(以下ルーロ・実売価格16万9400円)です。本機は「360°レーザーセンサー」を新搭載するなど、センサーを技術を強化することで素早く部屋の間取りと障害物を把握し、障害物を避けながら確実に掃除をしてくれるとのこと。なんと幅約2cmの障害物もしっかりよけて掃除してくれるといいます。その話が本当なら、モノに溢れた大家族の救世主となるのでは? というわけで、夫婦2人+育ち盛り・遊び盛りの子ども4人を養うご家庭で実際に使ってもらい、本当のところを聞いちゃいました!

↑パナソニックのロボット掃除機「ルーロ MC-RSF1000」。大きさはW345×D330×H99mm。約5時間の充電で約100分の連続使用ができます

 

モノにぶつかることが少ないから助かっている

今回、ルーロを使ってもらうのは、カメラマンの岡本明洋さんのお宅。岡本さんは18歳、15歳、9歳、2歳の男の子4人と夫婦の6人家族で、都内の2階建て・3LDKに住んでいます。やんちゃ盛りの男の子がいるため、家の中はいつもカオスな状態とのこと。

 

そんな岡本家でも数年前、奥様の家事負担を少しでも減らそうとロボット掃除機を購入したことがあるそう。しかし、ロボット掃除機がモノをなぎ倒して進んでしまったり、段差を乗り越えることができずに止まってしまったりと、いろいろと問題があってすぐにお蔵入りになったといいます。そんな岡本さんに、ルーロを使ってもらった印象を聞いてみると、その動きにはかなり感心したご様子でした。

 

「確かに、モノにぶつかることが少ないですね。たとえば床に置いたバッグや洗濯物の手前では、減速して静かに止まるので、畳んだものを押して崩すことがないので、モノが多い我が家では助かっています。イスの脚なんかもぶつからずに脚の周りを丁寧に掃除してくれるんですよ。壁際もスーッと掃除して、うまいこと部屋の隅まで掃除してくれます。これはすごいですね」(岡本さん)

↑洗濯物はきちんと畳めば手前で減速して、優しくその周りだけを掃除してくれます。少々部屋が乱雑でも、物を押すことなく回避して掃除を完遂するのが新型ルーロの最大の特徴です

 

↑「360°レーザーセンサー」で部屋の間取りを素早く把握するので、壁際もガンガンぶつかることなく、スイスイと華麗にお掃除

 

↑イスの間もぶつからずに入り込み、脚の隙間にブラシを入れてホコリを掻き出します

 

フロアマットもラグも「アクティブリフト」で乗り越えてくれるのが便利

岡本家では子どもが小さいので、転倒による怪我防止のために柔らかいフロアマットを敷いているのですが、従来のロボット掃除機はこの1cmほどの高さのマットに乗り上げることができず、いつも動けなくなっていたとのこと。その点、ルーロにはひょいと本体を持ち上げて最大約2.5cmまでの段差をらくらく乗り越える「アクティブリフト」機能を搭載。聞けば、これがかなり役立ったといいます。

 

「ルーロだとフロアマットもラグもラクラク乗り越えて、汚れがちな子ども部屋をちゃんと掃除してくれました。アクティブリフト機能が稼働する仕草が面白くて、子どももキャッキャ言いながら楽しそうに付いてまわっていますね。子どもからすると、ペットを飼ったような感覚なんでしょう。可愛いペットがちゃんと動き回れるようにと、お片付けも率先してするようになり、いいことづくめです」

↑子どもに大受けのアクティブリフト機能。段差を検知したら本体をひょいと持ち上げます

 

↑従来のモデルでは乗り越えられなかったフロアマットも新型ルーロならばカンタン

 

掃除性能の高さとゴミマップの精度には驚いた

肝心の掃除性能についても「1回の掃除でびっくりするくらいにゴミが取れますね。部屋の隅では本体を左右に振って隅に溜まったホコリをしっかり取っているし、ルーロの三角形の角部分がスミまで入り込んで、壁際もキレイにしてくれます」と、岡本さんは高評価。

↑家具の隙間にもブラシが入り込んでホコリを掻き出しています。三角形のルーロはコーナーにぴったりフィット

 

↑ギタースタンドの下にも回転ブラシが入り込んでしっかりお掃除

 

↑1回の掃除でこんなにゴミが取れました!

 

また、専用アプリで掃除の状況がしっかりチェックできる点も気に入ったご様子でした。

 

「LEDランプの色でゴミの量が分かるので、部屋の中でどこが汚れやすいのかが一目瞭然。ゴミが多いところはルーロが集中的に掃除してくれるのですが、アプリでも汚れやすい場所がわかるので、ゴミがたまらないように対策できるのもいいですね。ゴミマップの精度も高いです。マップ上でなぜか汚れている場所があって、『ここ、汚した?』と子どもに聞いたら、実はここでお菓子をこぼして黙っていた……なんてことも。子どもが隠そうとしてもゴミマップでわかるので、『汚しちゃダメだよ』と証拠を見せながらしつけができます(笑)」

↑ゴミマップでは、ゴミの多いところが赤く染まり、汚れやすい場所が一目瞭然

 

ルーロのおかげで生活にゆとりが生まれた

最後に、ルーロが家に来て生活は変わりましたか? と質問してみたところ、「大きく変化しました」と岡本さん。

 

「コロナ禍で更に増えてしまっている『妻の家事負担を減らす』という目的がルーロによって実現したのが最大のメリットです。掃除機をかける時間が減り、自分の時間を持てるようなったり、夕食に献立をゆっくり考えられるようになったりと、生活にゆとりが生まれました。いままではやんちゃ盛りの男の子がいるので、とにかく片付かなかった。でも、息子に『ルーロが通るから』と『服を脱ぎっぱなしにしないで』『おもちゃは片付けてね』などと言い聞かせると、息子もルーロに親しみを感じているからか、素直に言うことを聞くんです。その点も良かったですね」

↑クリーンセンサーが目に見えないハウスダストまで検知して、LEDが赤く光り、自動的にパワーアップ。きれいになるまで同じところを往復してしっかりゴミを取ります

 

さらに、「音が静かなので勉強の邪魔にならず、いつでも掃除ができるのもメリット」と岡本さん。テレビを見ながら、あるいは子どもの勉強中でもルーロを動かすことができるので、家事の効率が上がったそうです。

 

というわけで、モノが多く、やんちゃ盛りの子どもがいる大家族にも、ルーロは効果てきめんだったという結果となりました。今回の岡本家のように、「わが家はモノが多いから」「ラグやカーペットで段差が多いから」「本当にゴミが取れているかわからないから」「うるさいのはイヤだから」…と、様々な理由でロボット掃除機の導入をためらっている方は多いはず。そんな方はぜひ、ルーロを検討してみてはいかがでしょうか。

↑ルーロが来ても勉強に集中する息子さん

 

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