環境に配慮したサステナブル素材を使用! レイメイ藤井、少し大人の新シリーズ「Kept Standard Label」を展開

レイメイ藤井は、“シンプルだけどなんかいい。”をコンセブトに、環境配慮の素材を使用した文房具ブランド「Kept Standard Label」を、8月中旬に発売します。

↑Kept Standard Label

 

Kept Standard Labelは、ハイブリッドワークやエシカル消費など人々の考え方や暮らし方が変化しているなかで、今の暮らしに合った新しいスタンダードアイテムを提案。ステーショナリーブランド「Kept」は1989年に誕生し、ペンケースやバインダー、ブックバンドなどを展開しており、Keptという名前には「いつの時代も、自分の正直な気持ちを持ち続けてほしい」という気持ちが込められています。

↑ミニマルペンケース

 

今回発売となるのは、「ミニマルペンケース」「フラグメントケース」「ガジェットケースM」「ガジェットケースL」「マウスパッドバインダー」「スマホショルダー」の6種類。

↑フラグメントケース

 

製品の素材として、裏地にはペットボトルを原料とする再生ポリエステルを使用。REACH SVHC 第31次241物質に対応した合成皮革や、塩素を含んでおらず、ダイオキシンなどの有害物質が発生しないEVA樹脂も採用されています。製品の梱包材(紙タグ・ロックス)には、環境に配慮した素材を使用しています。

↑ガジェットケースL

 

【ギャラリー】(画像をタップすると閲覧できます)

 

ミニマルペンケース

■カラー:クリスピースカイ/ローズミスト/サンドベージュ/ムーングレー

■価格:1400円(税別)

 

フラグメントケース

■カラー:クリスピースカイ/ローズミスト/サンドベージュ/ムーングレー

■価格:2400円(税別)

 

ガジェットケースM

■カラー:クリスピースカイ/ローズミスト/サンドベージュ/ムーングレー

■価格:2200円(税別)

 

ガジェットケースL

■カラー:クリスピースカイ/サンドベージュ

■サイズ:W310×H215×D20mmまで(13インチ対応)

■価格:4000円(税別)

 

マウスパッドバインダー

■カラー:クリスピースカイ/サンドベージュ

■サイズ:A5サイズ対応

■価格:1800円(税別)

 

スマホショルダー

■カラー:クリスピースカイ/サンドベージュ

■価格:3200円(税別)

扇子もトランプも右利き用に作られていた!左利きにも優しいユニバーサルデザインの日用品

8月13日は左利きの日。1992年にイギリスで、”誰もが安全に使える道具の製造”をメーカーに唱えたのが始まりとされています。逆説的に考えれば、これまでのほとんどの文房具や調理器具などの日用品は、右利きを前提として作られていたということになります。しかし、最近では左利き用はもちろん、力の弱い人など誰でも快適に使えるよう配慮された「ユニバーサルデザイン」の道具が増え始めています。

 

そんな中、2018年の”左利きの日”から、左利き用、ユニバーサルデザイン双方の道具を専門的に取り扱っているウェブショップが「左ききの道具店」です。同店の店長である加藤礼さんに、使いやすくてデザインも素敵なおすすめアイテムを教えていただきました。

 

右利きと同じように
デザインもカラーも、使い勝手も選べたら

店長を務める加藤さんは、左利き。もっと正確にいうと、左利き寄りの“クロスドミナンス”です。クロスドミナンスとは、用途によって左右の手を使い分ける人のこと。加藤さんの場合は、お箸とハサミを扱う際だけ右手だそう。

 

そんな加藤さんには、店舗を始めるきっかけにもなった、”ずっと感じていた思い”がありました。それは、左利き用の商品が”珍しいものや面白いものとして扱われていることへの違和感”でした。

 

「品質やデザイン性が考えられたたくさんの道具がある中で、これまでは左利きというと、途端に面白グッズのように扱われてしまい、使い心地がよくなかったり、実用性があまりないようなデザインになっていたりすることがときにあったように思います。そんな道具を見つけてしまうと、ちょっぴり残念な気持ちといいますか、モヤモヤすることがありました。
左ききの道具店では、本当に使いたくなるような商品を提供したいと思っています。道具として優れた品質かつ長く愛用したくなるデザイン、という軸を持って商品をセレクトしています」(左ききの道具店店長・加藤 礼さん、以下同)。

 

左きき用を中心に、ユニバーサルデザインのアイテムも積極的に取り揃えているという加藤さん。

 

「お付き合いのあるメーカーさまとお打ち合わせしている際にも、年々、ユニバーサルデザインへの意識は高まっていると感じます。これといったエピソードはありませんが、むしろ話の端々に自然と感じられ、価値観が浸透していると言えるのではないでしょうか」

 

おしゃれで使いやすい!
左利き用のアイテム

手帳にはじまり、ペンやハサミ、パン切りナイフ、トランプまで、左利きの人にとって使いやすく、おしゃれなデザインのアイテムをセレクトしていただきました。あると毎日がちょっとうれしくなる、そんなラインナップです。

 

・左手で書く人のためにつくった手帳

HIDARI「左ききの手帳2024」
3300 円(税込)

左ききの道具店オリジナルブランドの「HIDARI」から登場。日付が右上に表示されたり、開き方が逆になっていたり、左利きの人に使いやすいよう工夫されています。この手帳は、加藤さんの「左ききの手帳を作りたい」というTwitterでの投稿をきっかけに生まれました。カラーバリエーションも豊富で、毎年人気の色が変わります。※2025年版は2024年9月発売予定

 

「手帳メーカーさんと打合せを重ねながら、左利きの人が使いやすいように工夫を凝らしました。おかげさまで好評いただき、今年で販売してから5年目となります。なかでもネイビーは、お仕事で使われるお客さまを中心に不動の人気です。左利きのアイテムはカラーバリエーションが少ない……そんな悲しい思いをしてほしくなくて、5色展開にしています」

 

・もうペン先を引っ掛けない、さらさら書ける万年筆

Schneider「万年筆〈Base〉左手用」
2640円(税込)

左利きでも気持ちよく書ける万年筆。「普段使いの文具」をモットーとする創業80年を超えるドイツの筆記具ブランド「Schneider」(シュナイダー)のもの。高級すぎず、カジュアル過ぎない見た目で毎日使えます。ペン先の太さは中字。ちょっとしたメモやノートを取る際に重宝します。シーズンカラー 全3色。

 

「左利きの人って持ち方が個性的なことが多いので、ペン先がちょっと引っかかりやすいと悩まれる人はけっこういらっしゃいます。そういった場合でも問題ないようにペン先に加工がされているのでスラスラ書けますよ。ペン先には耐久性に優れたイリジウムという金属を使用しているので、左利き特有の“押し書き”にも耐えられます」

 

・分解して洗えるから衛生的!左利き用キッチンバサミ

サンクラフト「分解して洗える左手用キッチンバサミ」
3300 円 (税込)

「紙や紐などを切る普通のハサミなら右手用ので間に合わせてしまう」という人も、分厚いお肉やビニールのパッケージとなると、上手に切れないことも多いはず。そんなときに重宝するのが、左手用キッチンバサミ。しかも分解して洗えるので衛生的です。

 

「左利き用のキッチンバサミはこれまでにもあったアイテムなのですが、分解して洗えるタイプというのがかなり少ないんです。オンラインショップを中心に運営している私たちですが、実店舗が岐阜県各務原市にあり、隣には関市という日本刀などの刃物製造で大変有名な地域があるんですが、そこでキッチン用品を手がけるメーカー・サンクラフトさんと共同開発した自信作です」

 

・3種類の刃でどんなパンもスッと切れるパン切り包丁

サンクラフト「パン切りナイフ〈せせらぎ〉/左手用」
5500円(税込)

左手用に刃つけされたパン切りナイフ。パン切り包丁の波刃は、出刃包丁と同じ片刃なので、右手用を左手で使うと斜めにそれてしまうことがあります。このナイフならまっすぐに切れます。

 

「キッチンバサミと同じメーカーさんのアイテムです。刃付けが左という特徴のほか、なんといっても、3種類の刃であることが美点。持ち手に近い方から小波(細かい刃)、大波(荒い刃)、ストレート刃(先端)と分かれているので、ふわふわ系からハード系まで用途に合わせて使い分けることできれいにカットできます」

 

・無理なく気持ちよくあおげる、左利き用の扇子

HIDARI「左ききの扇子(BUTTERFLY)/左手用」
3600円(税込)

骨の重なりが一般的な右利き用の扇子と逆になっていることで、左手で開きやすいのはもちろん、だんだん閉じてくることなく楽にあおげます。グレーと黄色のカジュアルなチェック柄はオリジナル。普段着にも合わせやすいので、扇子デビューにもぴったりです。

 

「扇子って本当によくできているなと思うのが、持ったときに開いた状態を自然にキープできるような作りになっているところです。ただほとんどの扇子が右利き用に作られているので、左利きが使うとあおいでいるうちにだんだん閉じてきてしまうんですね。これは構造上の問題であってけっして自分が不器用なわけではない、と気づくきっかけになるアイテムのひとつです」

 

左右兼用で誰とでもシェア!
ユニバーサルデザインのアイテム

左利き、右利き関係なく使える、誰にでも優しい設計なのがユニバーサルデザイン。つづいて、自分で、恋人や友達、家族とみんなでシェアして楽しい、見た目もすてきなアイテムをセレクトしてもらいました。

 

・左利きのお悩みNo.1! 一度使ったら手放せないレードル

一菱金属「すくいやすく注ぎやすいレードル/左右兼用」
2090円(税込)

一般的な横口のしずく型スープレードルは、右手で使うことだけが想定された形なので、左手で使うときわめて使いづらいのが難点。このアイテムは、注ぎ口が両側にあるのでどちらの手でも注ぎやすいのが魅力です。ステンレス製でさびにくく、食洗器OKでお手入れも簡単。

 

「左利きさんのお悩み選手権があったとしたら、おそらく1位に登場するであろうアイテムなのがレードル。このアイテムは、イチョウの葉のような左右均等の形。どちらでもっても、汁がこぼれにくく、なおかつ尖った葉先で具をしっかりキャッチしてくれる優れもの。左利きのシェフが監修されたようですよ」

 

・あるようでなかった理想の定規

HIDARI「HIDARI 15cm定規/左右兼用」
330円(税込)

左利き用と右利き用双方の目盛りが定規の表面に設置されているのが特徴の定規。さらに目盛りの0(ゼロ)は定規の端から始まるようにデザインしたことで、使い勝手をよくしています。長さは15cm。ペンケースにもちょうどいいサイズです。全4色。

 

「左右両用の定規というのは、実はめずらしくないのですが、左利き用だけ目盛りが小さかったり、裏面に配置されていたりする場合が多いのも事実。左利きとして理想の定規を作ってみたくて出来上がったのがこのアイテムです。目盛りの0が端から始まっていると、深さなどを計る時にも何気に便利なんですよ」

 

・レトロポップなカラーがかわいい左右兼用巻き取りメジャー

HIDARI「ユニバーサルメジャー/左右兼用」
1430円(税込)

表は「左利き用」、裏は「右利き用」の目盛りがプリントされている巻き取りメジャー。どちらの手で引いても目盛りが見える快適設計です。カラーは、ブラック・ターコイズブルー・ピンク・オレンジ・イエローの5色展開で、選べる楽しみがあるところも魅力です。

 

「基本的には一般的なメジャーは右手で本体を持って使うというような設計になっているので、左手で持って使おうとすると、数字が逆さになってしまうので使いづらいんです。このアイテムは、両面に目盛りを印刷しました。テープの色も、左利きは白、右利きは黄色と、一目でわかるようにしています」

 

・狙った量のバターが取れる! 左右兼用のバターナイフ

燕振興工業「ステンレス バターナイフ/左右兼用」
770 円 (税込)

ハンドル部分にほどよい角度が付いたバターナイフ。ナイフの形も左右対称なので、どちらからでも切ったり塗ったりしやすいのが利点です。先端が鋭角なので、固いバターを切り出すときもスムーズ。食洗機も使えます。

 

「そういうものだと思って使っていらっしゃる左利きの方も多いかもしれませんが、一般的なバターナイフの形は右手用にできていることが多いです。こちらは左右対称なのでどちらの手でも気持ちよくバターを塗っていただけますよ」

 

・使いやすくてかわいい! 葉っぱ型のトランプ

KIKKERLAND「どちらの手でも見やすい 葉っぱのトランプ/左右兼用」
1650 円 (税込)

実は知られていないのが、トランプが右利き用に作られているということ。一般的には、左上隅と右下隅にマークと数字が入っていることが多いので、左手で扇形に広げて持つと隠れてしまいがち。葉っぱ型のこのトランプは葉先にマークと数字が配置されているので、どちらの手で持っても見やすくなっています。

 

「使いやすいのはもちろんのこと、子どもが持っている姿がとてもかわいい! 男性にも人気です」

 

今後は、オリジナル商品の拡充や海外展開にも力を入れていきたいという加藤さん。岐阜県各務原市にある実店舗には、遠方から来店されるお客さまもいらっしゃるとのこと。日を重ねるごとに増えていく魅力的なアイテムに目が離せません。

 

Profile

「左ききの道具店」店長 / 加藤礼

ショップの発案者で自身も左利き寄りのクロスドミナンス。左利き用の道具をメインに、ユニバーサルデザインの道具も扱うほか、品質・デザインにすぐれた道具をセレクトしています。文房具好きを生かした「左ききの手帳」をはじめとしたオリジナルアイテムも開発しています。
左ききの道具店オンラインショップ

茶殻をアップサイクルした「茶殻紙」を使用! 伊藤園×キングジム、エコな「紙製ホルダー(茶殻紙タイプ)」を共同開発

キングジムと伊藤園は、伊藤園が展開する「茶殻リサイクルシステム」により開発された「茶殻紙」を活用した「紙製ホルダー(茶殻紙タイプ)」を共同開発。12月8日に発売します。

 

同製品は、伊藤園の「お~いお茶」などの日本茶飲料の製造過程で排出される“茶殻”をアップサイクルした茶殻紙を活用して開発した、A4サイズの紙製ホルダーです。茶殻紙は茶殻と紙パルプを混合して生産されており、通常の紙を使用するよりも紙原料の使用量を削減できます。

 

清涼でほのかなお茶の香りがあり、封を開けた瞬間から香りを楽しめるのも特徴です。今回はホルダー本体だけではなく、パッケージにも茶殻紙を使用しています。

 

ラインナップは紙製ホルダー(茶殻紙タイプ)と「二つ折り紙製ホルダー(茶殻紙タイプ)」の2種類で、いずれも内側に茶葉のデザインをプリントしており、茶殻紙ならではの地模様により、ホルダーに収納した書類が外から見えにくくなっています。二つ折り紙製ホルダー(茶殻紙タイプ)はフルート加工により表面が波状で折れ曲がりにくい仕様で、内側に名刺を差し込めるスリットが付いています。

 

紙製ホルダー(茶殻紙タイプ)は10枚入りで、10枚あたりお~いお茶600mlペットボトル約3本分の茶殻を配合しています。二つ折り紙製ホルダー(茶殻紙タイプ)は2枚入りで、2枚あたりお~いお茶600mlペットボトル約2本分の茶殻を配合し、紙原料の使用量を削減しています。

 

価格は、紙製ホルダー(茶殻紙タイプ)が920円(税別)、二つ折り紙製ホルダー(茶殻紙タイプ)が830円(税別)です。

“地球の色”のマイボトルを持ち歩こう! タイガーの真空断熱ボトルに「海のクレヨン」コラボモデルが限定登場

タイガー魔法瓶は、スカパーJSATが企画・制作した「海のクレヨン」とのコラボレーションボトル「真空断熱ボトル(保冷専用) MCS-A50J」を、8月21日にタイガーオンラインストアにて、数量限定で発売します。価格は5000円(税込)。

 

今回発売となるのは、海のクレヨン全12色のうち、「エルーセラ島西部(バハマ)」「グレートバリアリーフ(オーストラリア)」「カントン島(キリバス共和国)」「奄美大島(日本)」「陰陽海(台湾)」の、5か所の海の色を採用したボトル。海のクレヨンのデザインを踏襲し、色を抽出した海の座標(緯度・経度)が書かれているシンプルなデザインが特徴です。

 

8月3日~10月21日11時までの期間中に、同製品を予約・購入すると、抽選で100名に海のクレヨンをプレゼントします。キャンペーンの詳細は、タイガー魔法瓶公式サイトの当該ページをご覧ください。

エコ&コンパクトになって登場! 液状のり「アラビックヤマト」に、小型でかわいい「補充用パック」が仲間入り

ヤマトは、コンパクトサイズの補充用液状のり「アラビックヤマト 補充用パック」を、8月8日から発売します。価格は450円(税別)。

 

液状のり「アラビックヤマト」は1975年に発売し、これまで様々なバリエーションを販売しています。「補充用」は、容器を捨てることがもったいないという利用者の声から生まれ、現在も発売中。近年は働き方の変化や、SDGs教育の広がりによる環境意識の高まりから、家庭での補充として、従来の大容量タイプのほかに、より少量でコンパクトな補充用を求める声があったそうです。

 

今回新たに発売となる補充用パックは、内容量130mlで、自立するマチつきのパックタイプの容器を採用。既存の補充用(NA-960)と比較し、容器のプラスチック使用量約77%削減と、環境に配慮しています。

↑右側2つが補充用(NA-960)

 

アラビックヤマト容器口部分と補充用パックの注ぎ口がぴったりサイズなので、安定した補充が可能。「スタンダード」「エル」「ジャンボ」「ツイン」「さかだち」に補充できます。

「海の日」に発売! 海に思いをはせたくなるエコマーク認定ボールペン「ジェットストリーム 海洋プラスチック」

三菱鉛筆は、油性ボールペン「ジェットストリーム」シリーズから、日本国内で回収された海洋プラスチックごみと使い捨てコンタクトレンズの空ケースをリサイクルした「ポストコンシューマープラスチック」を ボールペン軸に採用した「ジェットストリーム 海洋プラスチック」単色タイプを、7月17日の「海の日」に一部数量限定で発売します。価格は220円(税別)。

 

同製品は環境に配慮したノベルティ専用製品として、2022年7月に受注開始。多くの要望が寄せられたことから、継続色1色に限定色2色を追加した全3色の一般販売を、全国の店頭で開始します。

 

本体の軸材は、海洋プラスチックごみからなる再生樹脂とコンタクトレンズの空ケースを用いた再生樹脂からできており、ほぼ100%ポストコンシューマー材で構成しています。ポストコンシューマープラスチックと当社独自配合技術を採用することで、“単一の部材のみで”同社既存の製品と同等の品質を保持することができる仕様となっています。

 

軸色は「変わっていく海の情景」をイメージしたワントーンカラーを採用した全3色。ライトブルーは穏やかな海をイメージしており、新色のコーラルとターコイズは、刻々と少しずつ表情が変わっていく海の情景をイメージ。表面に海洋プラスチックごみの一部が点や模様として表出するものもあり、自然由来の素材が感じられる風合いも特徴です。

 

マットな風合いが日常生活にもなじむミニマルな軸デザインで、「メビウスの輪」をイメージしたクリップ形状は、循環や再生を表現しております。

 

また、ライトブルーはエコマーク商品類型No.164「海洋プラスチックごみを再生利用した製品」の認定を取得。手に取った人が環境配慮に関心を持つきっかけになってほしいという思いも込められています。

環境に配慮した“エモい”文房具シリーズ「COE365」第2弾! 紙ケース入り修正テープなど4製品が新登場

プラスは、Z世代の学生をターゲットにしたエコ文具ブランド「COE365(コエサンロクゴ)」シリーズ第2弾を、2月22日に発売します。

 

COE365はZ世代をターゲットとしたエコ文具企画として2022年2月にシリーズ第1弾を発売。テーマは「エモロジー」で、感情が揺り動かされるエモーショナルな瞬間を意味する「エモい」と「エコロジー」の両方を表しています。プラスチック使用量の削減や再生プラスチック・再生紙の使用、繰り返し使えるつめ替え式の採用、古紙の採用など、いずれもエコにこだわった仕様です。

 

第2弾では、QRコードから「自然」を感じられるオリジナル楽曲が流れる「エモ音」を導入。製品本体やパッケージのイラストには、イラストレーターのこまやま明さんを起用。「月明りで宿題」「朝の通学自転車」「休日の勉強会」「放課後の階段」という、自然とリンクした学生生活のワンシーンを、どこか懐かしいPOPなイラストで描いています。

 

今回発売となるのは、エコ対応紙ケース入り修正テープをはじめ、3色ボールペン、消しゴム、携帯はさみの4製品。

 

紙ケース入り修正テープ「ホワイパー」は、プラスチック使用量を機能・強度に必要な最低限のレベルまで削減しており、同社「ホワイパープチ」(6m使い切りコンパクトタイプ)と比較し、プラスチック使用量を約40%削減したエコな修正テープです。

 

本体の紙にはサトウキビ(非木材資源)からつくられた、バガスパルプ配合の環境対応紙を使用し、プラスチック部分には再生プラスチックを使用しています。紙とプラスチックを分別して廃棄できるのでリサイクル可能。廃棄ゴミを削減するパッケージレス仕様です。イラストは4パターンで、税込価格は275円です。

 

ゲルインキ3色ボールペン「アイプラス」は、本体に再生樹脂を一部使用。パッケージレス仕様で廃棄ゴミを削減しています。リフィルタイプで、お気に入りの一本を長く使用可能です。

 

イラストは3パターンで、それぞれのイラストに合わせたカラーインキを装着。インキ色は、「月明りで宿題」がコーラルピンク×ブルー×パープル、「朝の通学自転車」がゴールデンオレンジ×ライムグリーン×グリーン、「休日の勉強会」がキャロットオレンジ×ベビーピンク×ミルクブルー。税込価格は715円です。

↑ピンクやオレンジのカラーは暗記シートで隠すことができる

 

ケース消しゴム「くるっと」は、パッケージにプラスチックを使わない紙箱仕様で、一部に古紙を使用。消しゴムケースにはリサイクルしたプラスチックを87%使用しています。詰め替え式で、ケースは繰り返し長く使用することができ、消しゴムは繰り出し式なので持ちやすく、小さくなっても最後まで無駄なく使えます。4パターンのイラストで、税込価格は264円。

 

携帯はさみ「ツイッギーフッ素コート」は、本体に再生プラスチックを93%使用。パッケージはプラスチックを使わない紙箱仕様で、一部に古紙を使用しています。3パターンのイラストで、税込価格は990円です。

 

発売日の2月22日は、プラス ステーショナリー公式Instagramアカウントにて、「エモロジーでキュン」キャンペーンを開催。対象の投稿に「いいね」やコメントした人の中から抽選で合計30名に「COE365 第2弾」をセットでプレゼントします。詳細は、キャンペーン開始日に同アカウントより配信される投稿をご確認ください。

製品情報がわかりやすくなった! 紙製パッケージで環境に配慮した「ジェットストリーム 多色多機能用リフィル」

三菱鉛筆は、「ジェットストリーム」シリーズから、「ジェットストリーム 多色多機能用リフィル」の「1本入」「5本入」を、リニューアル発売しました。

 

税別価格は、1本入りが100円、5本入りが500円です。また、数量限定で5本入と同価格の「6本入」も同時発売。インク色は、1本入が黒、赤、青、緑の4種類で、5本入と6本入は黒のみです。

 

同製品は、パッケージを環境面に配慮した紙製にすることで、年間約25tのプラスチック使用量を削減(同社概算による)。購入時に製品を見つけやすくするため、パッケージ表面のデザインを変更しています。ボール径やインク色など購入時に重要視する情報を中心部に大きく表示し、表面のQRコードを読み取ることで、ボールペン本体との互換性を確認することもできます。

 

リフィルを購入時に、使用済みのリフィルと見比べながら探すユーザーが多いことから、リフィル本体の印字の視認性を改良。印字はインクの入った状態、インクがない状態のどちらでも、はっきりと確認できます。リフィルは従来と比較し、インク量を10%増量。1本のリフィルを、より長く使用できます。

実は文房具総選挙2022「最も欲しい文房具」第1位!「クアデルノ」がもうひとつの“No.1”に輝けた理由

仕事や勉強がはかどる機能をもった文房具の年間No.1を投票で決める「文房具総選挙 」。今年、大賞は逃したものの話題を集めた商品がある。それが、富士通クライアントコンピューティングの電子ペーパー端末「QUADERNO(クアデルノ)Gen.2」。投票イベントで、来場者から「最も欲しい文房具」の第1位に選ばれた魅力を、今回は掘り下げてみたい。

富士通クライアントコンピューティング「QUADERNO(クアデルノ)Gen.2」

本物の紙とペンのような書き心地を叶える電子ペーパー。2021年に発売された第2世代は筆圧感知に対応し、より自由な手書き表現が可能になった。

 

いま最もホットな「SDGs文房具」部門で第2位を受賞!

「文房具総選挙2022」では、2021年度に発売された100点の高機能文房具がノミネート。前年の約2倍の人が投票に参加するなど盛り上がり、熾烈な戦いが繰り広げられた。

 

「クアデルノ」は、昨今話題のSDGs的視点をもつ文房具が選出された「SDGs文房具」部門にノミネート。大量のメモや書類が一台にまとまり、ペーパーレスを推進できる点が、SDGs文房具にふさわしいと選出された。もちろん大前提として、デジタルツールでありながら、本物の紙とペンのような書き心地を実現しているという点で、文房具としても高く評価されている。

 

1か月間の投票受付を経て、結果、同部門の第2位を受賞! ちなみに部門第1位のスカパーJSATの「海のクレヨン」は、大賞受賞商品。いかに本部門が激戦だったことがわかるだろう。

 

来場者が実際に試して選んだ「最も欲しい文房具」第1位に!

しかも「クアデルノ」が成し遂げた快挙は、実はもうひとつある。イベント参加者が選ぶ「最も欲しい文房具」第1位だった、ということ。

 

4月24日にイオンスタイル新浦安店で開催した投票イベントには、入場制限がかかるほど多くの文房具ファンが来場。彼らが実際にタッチアンドトライした結果、「最も欲しい文房具」として最も多く名前を挙げたのが「クアデルノ」だったのだ。では来場者たちの声をもとに、「最も欲しい」と感じる理由を探っていこう。

 

「持っていたくなるカッコよさ!」(コージーさん・38歳)

↑約5.9mm(A5サイズの場合)と圧倒的に薄く、重量も約261g(A5サイズの場合)と一般的なサイズのリンゴよりも軽い

 

薄くスタイリッシュなデザインは、スーツはもちろんカジュアルな服装にも馴染み、職種を問わず取り入れやすい。もちろんオフシーンにもマッチ。さらに驚くほど軽いので、立ったまま長時間メモを取っても疲れ知らずだ。

 

「初めて触ったが、思った以上に紙のような感触だった」(RYOUさん・29歳)

↑「Wacomデジタイザ」を搭載したバッテリーレスのペン。筆記機能はこのペンのペン先のみに反応するため、片手を添えたり、ペンを握る手の側面が画面に触れたりしても誤動作がない

 

液晶の表面に施されたざらつきが、適度な筆記抵抗を生み、本物の紙とペンのような書き心地を実現。一般的なタブレット端末のように、ペン先がツルツルと滑ったり、カツカツと音が鳴ったりしないため、手書きデジタルツールに移行したときに感じる違和感はほぼゼロだ。

 

↑スタイラスの後端のテールスイッチと、軸側面にあるサイドボタンには、消しゴムやマーカーなどの機能を割り当てられる

 

「書き心地が気持ちよかった。書き方で線の出方が変わるのもいい」(まっちゃさん・年令不明)

↑適度な筆記抵抗のおかげで、ペンが滑りすぎず、紙に書いたときと同じ自分らしい字を書ける

 

4096段階の筆圧感知に対応し、ペンの種類で万年筆、もしくは筆ペンを選んだ場合、はね・はらいも表現可能。また、本体設定で自身の書きグセを設定すれば、ペン先と筆記線の位置がより高精度で一致する。

 

↑上からボールペン、万年筆、筆ペン、マーカー。ちなみにクアデルノの画面上ではすべて文字色は黒だが、黒、赤、青、白、マーカーは赤、黄色、青、緑の任意の色で記録されている

 

「保存も検索もできて非常に便利」(まさがきさん・32歳)

↑検索の仕方もさまざま。メモや書類の全体像を確認したくなったら、画面上でピンチイン。16ページぶんのサムネールが一覧表示され、目的のページを簡単に探せる

 

読み込んだ書類へのメモやノートページへの書き込みも、すべて自動保存。パッとメモを取り、サッとカバンにしまって持ち運べ、必要になったらスリープモードを解除し、すぐ書き始められる。そんな機動力の高さも魅力だ。

 

↑ほかにも、デジタルギアならではの機能も満載。PCアプリのスクリーンキャプチャー機能を使うと、「クアデルノ」に書き込む様子がリアルタイム、かつカラーでPCに表示される。zoomなどのウェブ会議システムで画面共有すれば、オンラインホワイトボードとしても活躍

 

↑スマホアプリ「QUADERNO Mobile App」があれば、PCがない場面でもデータの出し入れが可能に。外出先でも、書類を取り込んで書き込みをし、誰かにシェアという一連の操作を簡単に行える

 

「書き心地が紙のようにいい。でも紙ではない点がエコでさらにいい」(リンリンさん・17歳)

↑E Inkディスプレイを搭載し、液晶ディスプレイより消費電力が少ない点でもエコ。ほぼ電力が消費されないためスリープ状態にするだけでOKで、フル充電すれば最長で2週間利用できる

 

テレワークの増加とともに、自宅に仕事の書類が増えて困っている人も多いのではないだろうか。「クアデルノ」は、薄型軽量ボディにもかかわらず、約1万ものPDFファイルを保存可能。それにより、膨大な紙書類やメモが「クアデルノ」一台にまとまり、ペーパーレスを促進できる。

 

「ペーパーレスなんて、まさにSDGs!」(ひまわりさん・52歳)
「一番仕事が“はかどる”と思った」(ポン太さん・40歳)

書類やメモが一台に集約できることで、紙の使用量に加え、散らばりがちな書類やメモを探す手間も紛失するリスクもカットでき、仕事効率はぐんとアップ。まさにSDGs文房具であり、はかどり文房具である。

 

ユーザーが待っていたクラウドサービスが登場!

そんな「クアデルノ」は、強みの一つであるモバイル性をさらにパワーアップする機能を獲得。そのクラウドサービス「My Note Cloud」にも触れておきたい。

 

「My Note Cloud」は「クアデルノ」をクラウドと連携させるサービスだ。現在β版が公開中の同サービスを活用すると、「クアデルノ」で書いた手書きメモをクラウドに保存し、PCやスマホで閲覧できる。逆にPCやインターネット上のPDFファイルを「クアデルノ」に取り込むことも可能。また、「クアデルノ」を買い替えたときは「My Note Cloud」でデータの移行ができるから安心だ。

 

そもそも「クアデルノ」には約22GBと十分な使用可能領域を持つメモリが搭載されており、大量のファイルのなかにはうっかり消去しては困る大事なメモも含まれているはず。本サービスを使えば、クラウドにバックアップしたり、ブラウザ上で簡単にドキュメントを管理できるようになるのだ。

 

「My Note Cloud」は近日、正式にサービス開始予定。β版でアカウント登録した人には、正式サービス移行時に特典も用意されているというので、「クアデルノ」を持っているなら登録しない手はないだろう。

 

また、「My Note Cloud」の面白いところは、サービスが短期間でどんどんアップデートしていること。「ユーザーフォーラム」というユーザーが気軽に意見を発信できる投稿フォームが用意されており、開発者へ要望を直接届けることができるのも魅力だ。それをもとに、β期間中は1ペースで機能がアップデートされている。

 

最新のアップデートではユーザーから寄せられたプチストレスを解消

実は6月28日にも新機能が加わったので、最後に少しだけご紹介する。

 

・ホームメニューからWi-Fiのオンオフ操作が可能に

↑これまで本体設定の画面に遷移しなければできなかったWi-Fiのオンオフが、ホームボタンを押すだけで操作可能に。Wi-Fi機能を気軽にオンオフできることで、バッテリー消費をより抑えられる

 

・充電中でもバッテリー残量を把握できる

これまで本体の充電中は、「チャージ」の文字が表示され、どのぐらい充電できているのかがわからなかったが、充電中でもバッテリー残量が表示されるように

 

・上下スワイプでE Inkディスプレイ特有の残像をリセット

↑E Inkディスプレイ自体の仕様により、消し跡や前ページの残像が残ることがあるが、画面を上下方向にスワイプし、手軽に消せるようになった

 

・任意のフォルダに新規ノートを作成できる

↑これまで「クアデルノ」本体上で新たにノートを作成した場合、データは自動で「Note」フォルダ内に保存されていたが、今回から任意のフォルダ内に保存できるように。これにより後からPCアプリでデータの保存先を修正する手間が不要になった

 

・「クアデルノ」本体を買い替えたときのデータ移行がスムーズ

↑専用のPCアプリ上で、「クアデルノ」内のデータのバックアップを取れるように。「クアデルノ」を買い替えたときに、旧「クアデルノ」のデータをスムーズに移行させられる

 

大手メーカーとは思えないユーザーボイスの反映力で今後の展開にも期待大

正直、今回のアップデートを、やや地味だなと感じる人もいるかもしれない。ただ、ちょっとした不便の蓄積が、使いにくさを生み、やがて使うこと自体が面倒になるのは本末転倒だ。

 

そんなユーザーの不便を解消するためにも、富士通クライアントコンピューティングでは、社内の「クアデルノ」チームがTwitterを中心にSNSに届くユーザーのリプライやDMをチェックしたり、エゴサーチをすることで、ユーザーの声を漏れなくキャッチしているという。ツイートの内容が気になるときは、公式アカウント自らユーザーの方に質問をし、更なるヒアリングをすることも。そんな前のめりの姿勢が、日々のアップデートに生かされているのだ。

 

商品の魅力はもちろん、いまより少しでも商品を良くしていこうという、ブランドチームの熱量の高さをお分かりいただけただろうか。もちろん、現時点での書き心地および機能性の高さは「最も欲しい文房具」1位に選ばれたとおり、文房具好きのお墨付き。現在は、家電量販店でも商品を試せるので、まずは、「クアデルノ」ならではの“いつまでも書いていたくなる書き心地”を試してほしい。

 

 

文/フクノシマショーコ 撮影/湯浅立志

書き味滑らかでオシャレでサステナブルなボールペン「Penon(ぺノン)」は時代が求める条件を全クリア

筆者は、基本的に文房具は“機能で選ぶ”派だ。日常的に高頻度で使うツールだから、機能が優れていた方が正しいに決まっているし、選ぶ意味があると思う。ただ、日常的によく使うからこそ、ルックスがショボいものを使う気にはならない、という“見た目で選ぶ”派の言い分も、もちろん理解できる。使うたびに「うーん、これ見た目がなぁ……」と思っていたら、テンションはダダ下がりだろう。

 

また、自分のテンションの問題に加えて、外からどう見られるかも重要だ。特に筆記具は意外と使うところを他人に見られているので、気を遣っておいて損はないのである。

 

はしゃぎすぎない、ジャストにかわいいボールペン

とはいえ、ただ「見た目の良い筆記具」と言っても、シック系やハイセンス系、ファンシー系、ファニー系といろいろ。そんな中で、かわいいけれど甘ったるくない&落ち着きすぎない品の良さで文房具ファンの間で注目を集め始めているブランドが、クラウドファンディングからスタートした「Penon」だ。達成率800%超えの人気に後押しされ、2021年9月からは一般販売がスタートしている。

Penon(ぺノン)
ネクタイペン/メガネペン
各1300円各1200円(ともに税込)

 

ベースは明るめの木軸に金属パーツをあしらったデザイン。これだけなら単に落ち着いてるペンだなーという印象だが、クリップにあしらわれた「メガネ」「ネクタイ」が、雰囲気を“ほど良くかわいい”感じにしている。

↑クリップにあしらわれた刺繍ネクタイとメガネフレームが、イイ感じに主張している

 

ペンとして使っている時に視界に入ると、「あ、メガネ(ネクタイ)だ」と気付くぐらいの目立ち度合いで、これ以上に主張が強いとやりすぎだし、逆に控えめすぎるとつまらない。このちょうどいいオシャレさのバランス取りは見事だ。

↑手に握るとこれぐらいの目立ち加減。メガネキャラをアピールしたい人の最適解とも言える

 

↑そのまま筆記に使っても面白いが、個人的にはやはり胸ポケットに挿したときが一番かわいいように思う

 

もうちょっと踏み込んでアクセントが欲しければ、「フラッグ」シリーズもあり。ペン後端からにょきっと刺繍の旗が伸びたルックスは、かなりユニークだ。旗の柄には、ハリネズミやリスといった刺繍映えするオシャかわな意匠に加えて、なぜかアゼルバイジャンやソマリアといったレアなものが揃っている国旗シリーズもラインナップしていて楽しい。

Penon
フラッグペン ショート/ロング
各1400円(税込)

 

↑ペン後端からかわいい刺繍旗がピコッと立っているのが、たまらないかわいさ

 

とはいえ、かわいいだけじゃなぁ……と思いながら使ってみると、意外や、書き味もなかなかに優秀で驚いた。ボール径0.5mmのニードルチップからたっぷりめに出るゲルインクは、サラサラ感が強く、なかなかに書いていて気持ちが良い。

 

ちなみにリリース情報には「セラミックボールを使用」とある。ニードル+ゲル+セラミックボールという組み合わせであれば、OHTO(オート)のOEMのような気はするのだけれど、確証はない。

↑正直、かわいいだけのペンだと舐めていたのだが、書き味の良さもかなりのもの。サラサラ好きにはハマる可能性大だ

 

もう一つの特徴が「サステナブルな文房具」だということ

↑リフィルは、替リフィルのパッケージに入れて郵送すればリサイクルされる仕組み

 

ところでこの「Penon」の特徴としてもうひとつ挙げられるのが、サステナビリティに対する取り組みである。

 

まず木軸は、伐採した量以上の植林が約束されている森林認証の木材を使用。リフィルも廃プラが出ないよう、無償で回収しリサイクルへ回す仕組みを作っているとのこと。もちろん、ユーザーレベルではあくまでも心がけ程度の話だが、身近な文房具からSDGsに取り組むメーカーを応援するのは、悪い話ではないだろう。

↑もちろんパッケージもエコなダンボール製。側面にフルート(ダンボールの断面)が見えているのがオシャレ

 

↑開封時は、ストッパーを外すと……

 

↑重なったジャバラがほどけて、このように開く。この構造はかなりカッコイイ!

 

ちなみにパッケージも脱プラを目指して、ダンボール製となっている。薄いダンボールをジャバラに重ねて厚みを出している構造がなかなか面白く、このままプレゼント用にしても違和感のないオシャレさなのだ。

↑パッケージ下部には、ちょっと工作マインドをくすぐるパーツが並ぶ

 

↑切り抜いて組み立てると、このとおりペンスタンドに

 

↑スタンドはまっすぐペンが立つので、やはりフラッグペンが最も似合う

 

さらによく見ると、パッケージからなにかパーツが切り抜けるようになっていた。これを切り抜いて組み立ててみる(のりか接着剤があるとラク)と、ペン1本が入るペン立てが出来上がるのだ。特に「フラッグペン」シリーズを立てるとしっくりハマる感じ。机に立てておくとなかなかキュンとくる雰囲気になるので、入手された方はぜひ組み立ててみて欲しい。

 

 

「きだてたく文房具レビュー」 バックナンバー
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