手が空いてない時に便利すぎ!アプリ・音声操作で快適さが段違い「SwitchBot シーリングライト」

GetNavi&GetNavi webでは「ディープなモノ情報が知りたい、モノ談義もしたい」という想いを叶えるこだわりのコミュニティ「GetNavi Salon」を運営中! 本連載では、メンバーの製品レビューをご紹介します。

 

今回取り上げる製品と、レビュワーはこちら! GetNavi Salonで2024年12月に実施した、サロンメンバーが「欲しいもの」をリクエストし、モニターレビューする企画の当選品です。

 

SwitchBot シーリングライト
価格:7580円(税込)

照明とスマートリモコンを兼ね備えたシーリングライト。ハブ機能が内蔵されており、SwitchBotハブミニがなくても、ほかのSwitchBot製品を遠隔操作/音声コントロールできます。

 

GetNavi Salonメンバー:スーさん

自宅をスマートホーム化しようと、まい進中! 目下の悩みは子供の電気の消し忘れ……。次なる目標は「人感センサー&スマート電球」による、階段とクローゼットの自動照明化。

 

ギラギラ感のない、自然に近い明かり

2024年暮れに届き即日設置し、年末年始に快適なライト生活を堪能できました。以前のシーリングライトのスペックが2段階調光の蛍光灯で、今回のSwitchBot製が無段階調光・調色LEDのアプリ連携・音声操作可能モデルですので、調整幅は大きくアップしました。

 

まずはメインの光源、以前のものとSwitchBot シーリングライトの内部の比較です。

もう、まったく違います!

 

取り付け穴(金具)は規格サイズのため、取り外し→取り付けは5分もあれば誰でも完了してしまうと思います。

 

カバーを付けたシルエットはあっさりしたもの。見上げてマジマジ見るものでもないので、可もなく不可もなくといった印象です。

明かりは、LEDチップが光学レンズに覆われ光を拡散するためか、ひと昔前のLEDライトで感じた刺すような光というかギラギラした感じは一切ありません。自然に近い明かりの基準値、 ”演色性” がRa90に達するのも納得です(一般的にRa80以上で色の再現性が良いと言われています)。

 

リモコンはこんな感じ。

↑単4形のアルカリ乾電池×2本が付属します

LEDシーリングライト系のリモコンと大きな違いはないですが、電源ONでなめらかに点灯し、OFFでなめらかに消灯するさまは目に優しそうで、また高級感があります。

 

リモコン下部のボタンでシーン別設定ができます。

読書 → 強めの白色(青みがあり、さわやかさのある昼光色)
くつろぎ→ 弱めの暖色(オレンジがかった暖かみのある電球色)
食事→ 強めの暖色(オレンジがかった暖かみのある電球色)

 

シーリングライト本体を写しても色がよくわからないので、本と、スキレットで焼いた丸干しいわしを照らしてみました。読書モードでは本の文字がくっきりと見え、食事モードでは丸干しいわし焼きの照りの感じが一番良く出ていました。

メモリ設定ボタンは、ボタン3秒押しで現在の設定を記憶してくれます。

 

アプリ・音声操作で快適度が倍増! でも気になる点も……

ここからがアプリ連携できる強み! SwitchBotアプリで各シーンの調色・調光などが無段階で変更、設定ができます。

 

左が各シーンの光量・ケルビン(色合い)の調整画面、右が点灯・消灯時間などの設定ができる画面。

さらに、我が家ではAmazon Alexaと連携させEcho Dotに話しかけることでライト操作できるようにしました(Google アシスタント や Siri などでも操作可能です)。以下は一例です。

「アレクサ、ライトを点けて」
「アレクサ、ライトを少し暗くして」
「アレクサ、ライトを くつろぎ にして」
「アレクサ、ライトを消して」

アレクサ + デバイス名 + 操作内容でほとんど操作可能なので、もうリモコンいらずで使っています。手が塞がっているときや手が汚れているときに、「ちょっと明かり点けて」感覚で対応してくれるのが便利すぎて、家族は「寝室やリビングもコレにしたい」と言うほど気に入ってくれています。

 

ちなみにSwitchBot シーリングライトが複数ある場合は、アレクサ + 設定した部屋名 + デバイス名 + 操作内容 で操作可能です。

 

ここでちょっと不親切かな? と思ったのが、デバイス(シーリングライト)設定やAlexa、Google アシスタント、Siriなどと連携するとき、能動的に調べないと設定が難しい点。簡単に書くと、

 

(1)SwitchBotアプリのインストール
(2)部屋設定(リビング、シアタールーム、洋間など)
(3)デバイス(シーリングライト)設定
(4)Alexa / Google アシスタント / Siri などと連携

 

これにより音声入力まで可能になりますが、取説や製品サイトでも「設定順」のように書かれていないので、なんとか手探り状態で設定しました。

↑取扱説明書には、設置手順とリモコン操作が載せられているくらい

 

↑アプリに関することもQRコードが載せられているだけ

 

おそらくバージョンや仕様変更で画面構成が変更された場合に、既存の取説も刷新する必要があるためだと思われますが……ちょっとわかりにくかったです。設定さえしてしまえばメチャクチャ快適なのですが……。

 

【まとめ】
⚪︎良い点
・調色・調光の無段階調整で自分好みの明かりが作りだせる
いくつかパターンを設定できるが「読書」と「くつろぎ」の2パターンに集約している(リビングなど多目的な部屋でなければ2パターンで十分)。

・アプリ連携で起床・おやすみタイマーや防犯設定など多様に明かりを扱える
カスタマイズ性が高く、たとえば「くつろぎ」は夜間の映画鑑賞用に使っていますが、映画に合わせてアプリ設定で細かく明暗や色温度を切り替えられ、ベストな明かりに設定できるのでとても便利

・演色性Ra90に達する色の再現度(目の疲れにくさもあります)

・音声での操作でスイッチ・リモコンいらず

 

⚫︎気になった点・不安な点

・アプリや音声認識サービスの設定方法がわかりにくい

・ほとんど音声操作なのでリモコンはあまり使わないが、リモコンを置いたまま操作するとき、リモコン背面が平らではないので、どのボタンを押すときも不安定で押しにくい

 

SwitchBot シーリングライト単体でも、調色・調光の無段階調整や演色性Ra90の色再現性など優秀ですが、アプリ・音声操作で快適度が何倍にもアップします。初期設定さえクリアできれば……というハードルはありますが、もっとスマート家電化を進めたい!と思える良い体験をさせていただきました。

GetNavi Salon
トレンド情報誌「GetNavi」やモノ・コト・暮らしのレビューウェブメディア「GetNavi web」から派生したモノ系コミュニティ。
モノを買ったり、所有したりする「喜怒哀楽+得」を、「モノ」や「買い物」を愛するメンバーのみなさんと共有。“贅沢なモノ”ではなく、“贅沢にモノ”と出会い、それを語り合う機会や時間を作り出します。

侵入・窃盗対策は“スマホ連携”で安心感が違う! 2024年「防犯家電」ベスト5

近年、「闇バイト」による強盗・窃盗事件が増加し、住宅の防犯対策がますます重要になってきました。そこで今回は、スマートフォンアプリやWi-Fiと連携することで不審者の侵入や窃盗を未然に防ぎ、不安を軽減してくれるスマート家電を紹介。スマート家電に詳しいIT・家電ジャーナリスト安蔵靖志さんを招き、2024年に注目したオススメの防犯スマート家電5つを紹介してもらいます!

私が解説します!
IT・家電ジャーナリスト 安蔵靖志

家電製品総合アドバイザー(プラチナグレード)。AllAbout 家電ガイド。ビジネス・IT系出版社を経てフリーに。デジタル家電や生活家電に関連する記事を執筆するほか、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。

 

1.「設置しやすさが魅力。窓から侵入しやすい低層階の住宅にオススメです」

 

アンカー

Eufy SoloCam S340 

実売価格2万4990円(税込)

屋外用ソーラーパネル付きセキュリティカメラ。AIによるモーショントラッキング機能を搭載しており、人やペットの動きを検知すると水平方向に360°、垂直方向に70°回転し、対象に追従して広範囲を撮影できます。高画質な3Kかつ135°の広角カメラと、8倍ズームに対応した2K望遠カメラのデュアルカメラを搭載し、車のナンバープレートや人の顔などを見逃すことなく確認できます。

【安蔵さんのオススメポイント】

設置することで、誰がいつ来たのかがわかるため安心感は大きいです。ソーラーパネル搭載で配線も充電も不要なため、設置のしやすさも魅力。一戸建てのほか、1~2階の低層階マンションなど、玄関や窓から侵入しやすい住宅にオススメです。

↑Eufy SoloCam S340の機能。夜間でもカラーで鮮明に撮影できます

2.「自動で無締りを防止。もう『カギかけたっけ……?』と不安になることはありません」

SwitchBot

SwitchBot ロック Pro

実売価格1万7980円(税込)発売は2023年11月。指紋認証パッド(写真右)は別売

玄関ドアのサムターンに後付けできるスマートロックです。無段階可変構造のアタッチメントを採用し、どんな鍵にもしっかりフィット。サムターン部分はワンタッチで鍵を開け閉めできる「クイックキー」設計で、出かけるときはボタンを押してドアを開け、ドアを閉めれば自動でオートロックされます。開錠はスマホやApple Watch、スマートスピーカーなどを使って行うほか、NFCタグやリモートボタンなどを用いた施解錠も可能。別売の指紋認証パッド(税込1万980円)と組み合わせれば、指紋での解錠やパスワード入力による解錠も可能です。

【安蔵さんのオススメポイント】

住宅侵入窃盗の約半数が「無締り(非施錠)」で起きているので、オートロック設定にしておけば無締りを防ぐことができて安心。外出後に「カギかけたっけ……?」と不安になることもありません。別売の「SwitchBot 指紋認証パッド」を導入すれば、登録した指紋で開錠できるため(指紋は複数登録可能)、キーレスで外出できるうえ、家族全員で使えるのも便利です。

↑「SwitchBot 指紋認証パッド」と組み合わせると指紋での開錠が可能に

 

3.「外出先から訪問者を確認できるので安心。すでにドアホンがある方も切り替える価値あり」

TP-Link

Tapo D210

実売価格9900円(税込)

300万画素の2K解像度カメラを搭載したスマートドアホンキット。スマートAI検知機能により、人物、車両、ペット、荷物を検知し、リアルタイムでアプリに通知。双方向オーディオにより訪問者とリアルタイムで会話が可能です。フルカラーナイトビジョン機能を搭載で夜間でも鮮明な映像が確認でき、IP65相当の防水・防じん設計で屋外設置も安心。バッテリーは最長6か月間使用でき、配線不要な点も特徴です。

【安蔵さんのオススメポイント】

Wi-Fiを介してアプリで操作できるため、配線不要でスマホ対応のドアホンとして使えます。在宅時に訪問者をチェックできるうえ、外出先から訪問者を確認でき、訪問者とコミュニケーションを取ることもできるので安心。戸建て・マンションを問わず、ドアホンの機能に不安を抱えている方は、こちらをメインとして切り替えてみてはいかがでしょうか。

↑そのほかの機能。外出先から定型文を再生できるほか、双方向通話が可能。チャイムも付属しています

 

4.「忘れっぽい人には必須のアイテム。失くした物を探す大きな手掛かりになります」

Life360

Tile Mate (2024)

実売価格3980円(税込)

探し物を「音」で見つけるスマートトラッカー。スマートフォンとBluetoothで接続し、鍵、財布、パスケース、自転車など、Tileをつけた物の場所を「音」を鳴らしてお知らせします 。最後に検知した場所をアプリが記録してくれる機能も便利。ボタンを押すと家族や友人グループに向けてSOSを通知する機能も搭載しています。Tileのその他のラインナップとして、接続距離が長いプレミアムモデル「Pro」(税込5780円)、カードサイズの「Slim」(同5180円)、裏面シール付き最小モデルの「Sticker」(同3200円)などを用意。

【安蔵さんのオススメポイント】

忘れっぽい人、物を失くすことが多い人には必須のアイテム。Bluetoothで最後に接続した場所・時間がわかるので、失くした物を探すときの大きな手掛かりになります。音を鳴らすことで探す手間が省けますし、置き忘れや置き引きにも素早く気づくことができますね。ラインナップにはカードタイプやより小型のものもあるので、用途に応じて使い分けてみてください。

↑Tileラインナップの使用例。小型タイプはリモコンや自転車などに張りつけてもOK

 

5.「ドアや窓の開閉状態をスマホに通知。見守りにも使えて安心です」

ラトックシステム

smalia 開閉センサー RS-BTDS1

実売価格4980円(税込)

smalia スマートリモコン RS-WBRCH1」(税込7980円)と組み合わせて使うことで、ドアや窓の開閉状態をスマホに通知。「防犯対策として9時~17時の間に窓が開くとスマホに通知」「18時~21時の間にドアを開けると照明をON」など、時間帯で個別に設定することも可能です。また、「クローゼットのドアを開けると自動で照明をON」など、ドアの開閉をトリガーとした操作もできます。

【安蔵さんのオススメポイント】

玄関ドアや窓の開閉状態をスマホでチェックできるので、侵入者対策にぴったり。一戸建てで窓が多く、カギの閉め忘れが気になる家庭にオススメ。ドアの開閉をチェックすることで家族の帰宅をゆるく見守れるほか、離れて暮らす家族の見守りにも使えて安心です。

↑smalia スマートリモコンとの連携により、ドアの開閉をスマホに通知。このほか、「ドアを開けたら特定の家電をオンにする」といった操作も可能です

 

2025年にはハブが不要なデバイスが出てきてほしい

まだまだ一般家庭に浸透しているとは言えないものの、新築マンションなどでスマートロックの導入事例が増えており、月額料金なしで使えるスマートドアホンも増えてきました。防犯対策においてはスマートデバイス普及への下地ができあがりつつあると思います。

 

個人的には、今後、スマートハブ(家庭内のスマートデバイスをまとめて制御する機器)が不要な機器がもっと出てきてほしいですね。たしかに家全体をスマート化するにはハブは必要ですが、「スマートロックのみ」「ドア・窓センサーのみ」など、一つだけ導入したいとき、ハブが不要だと導入のハードルがグッと下がります。スマートデバイス初心者に興味を持ってもらうためにも、メーカーの努力に期待したいところです。

 

「ズボラ家電女王」が本当に助けられた家電はどれ? 2024年「ズボラ家電」ベスト5

家事が苦手、時間がない、つい手を抜きたくなる……今回は、そんなズボラさんにこそ使ってほしい家電=ズボラ家電を厳選して紹介。2024年に発売された家電のなかで、「ズボラ家電女王」を自称する家電ライター・田中真紀子さんがもっとも優秀だったと感じた「ズボラ家電」ベスト5を挙げていただきました!

私が解説します!
家電ライター・田中真紀子さん

家電を生活者目線で分析し、雑誌やウェブで紹介する家電のスペシャリスト。自宅には最新家電を中心に200以上の家電を所有し、製品レビューも多数行っています。高校生の子どもと夫、犬の3人+1匹暮らし。

 

1.「ざく切りの食材を入れるだけ。余り野菜が使いこなせない私にとって、うれしい1台です」

シロカ 

おうちシェフ BLENDER SM-S151W

実売価格1万7820円(税込)

ヒーター機能付きで温・冷両方に対応するブレンダー。独自形状の8枚刃と回転制御によるパワフルな粉砕力で、固い野菜や繊維の多い葉物もなめらかな熱々スープに調理できます。保温やあたため直しも可能で、鍋に移す手間も必要なし。「ヨーグルト」メニュー、甘酒や味噌などの発酵調理ができる「こうじ」メニュー、薬膳の考えに基づいたお粥やスープが作れる「薬膳」メニューなど、12種類のオートメニューも搭載。

【田中さんのお気に入りポイント】

材料をザクザク切って入れ、ボタンを押すだけという手軽さで、温かくなめらかなポタージュが作れます。野菜室の余り野菜をうまく使いきれない私にとって、うれしい1台。フードロスも減らしつつ、栄養もしっかり摂れるということでヘビロテしています。野菜不足を感じているけれど、料理する時間がない人、料理が面倒な人にオススメですね。

↑かぼちゃも皮ごとざく切りでOK

 

2.「ダストステーション付属がやっぱり便利。拭き掃除もできちゃいます!」

東芝ライフスタイル 

TORNEO cordless(トルネオコードレス) VC-SL130DS

実売価格5万9800円(税込)

紙パック式の自動ゴミ収集機能付きダストステーションを採用したコードレススティック掃除機。ゴミ捨て頻度は約70日に1回であることに加え、独自の「オートエアー洗浄」によりお手入れ頻度も約70日に1回に。新開発の「ハイパワーコンパクトモーター」と「なめらか自走ヘッド」により、強い吸引力を保ちながら軽快な取り回しを実現しています。カラバリはシフォンベージュとアッシュブラックの2色。

【田中さんのお気に入りポイント】

コードレス掃除機も、ゴミを自動収集してくれるダストステーション付属がやっぱり便利。インテリアになじむデザインや、取りまわしやすさも気に入っています。何より面白いのが、アタッチメントをつけかえればゴミを吸いながら床の拭き掃除もできちゃう点。もうフロアワイパーと2台使いしなくてOKです。

↑「吸い拭き2WAYワイパー」を新開発。ワイパーに市販のフローリングシートを装着することで、ゴミを吸い取りながら拭き掃除も可能です

 

3.「究極にズボラできるロボット掃除機。まさか給排水までやってくれるなんて!」

SWITCHBOT

SwitchBotお掃除ロボット S10

実売価格11万9820円(税込)

給水・排水・清掃・モップ洗浄/乾燥・ゴミ収集まで自動で行うロボット掃除機です。2本のチューブを装備し、1本は配水管に、1本は下水管へつなぐことで、全自動で給水・排水を行います。水交換ステーションは幅40×高さ10cmとコンパクトで、洗濯機のそばやキッチン、洗面所、トイレなど、水道のある場所に設置できます。

【田中さんのお気に入りポイント】

究極にズボラできるロボット掃除機。自動ゴミ収集やモップ洗浄/乾燥に加えて、まさか床拭き用の水の給排水まで自動でやってくれるとは! 実際に使ってみると、タンクの給排水も意外と面倒だったな、ということに気づきます。タンクに汚水を溜めないから、ニオイも気になりません。

↑水交換ステーションの設置例。チューブの1本は配水管に、もう1本は下水管へつないで給排水を実現します

 

4.「疲れているときや献立を考えるのが面倒なときも、コレがあればなんとかなる!」

シャープ 

ヘルシオ AX-LSX3B

実売価格18万8800円(税込)

冷凍・冷蔵・常温といった温度帯や分量が異なる食材を同時に調理できる「まかせて調理」がさらに進化。新機能「ほかほかキープ」により、「まかせて調理」の調理終了後、最大30分間温かい状態を保持します。少量(1~2人分)のおかずを手軽に調理できる「らくグリ!調理」を新搭載。食材をのせた付属の「ヘルシオトレー」を庫内中央に置き、自動メニューを選択してスタートボタンを押せば、簡単にグリル調理ができます。

【田中さんのお気に入りポイント】

「まかせて調理」機能によって角皿に乗せるだけで美味しく調理できるので、まさにズボラ料理が可能。おかげで栄養バランスのよいおかずの品数が増えました。疲れているときや献立を考えるのが面倒なときも、「コレがあればなんとかなる!」という気持ちになれます。過熱水蒸気で調理するとハンバーグの油っぽさがなくなり、肉の旨みがアップするのもうれしいところ。低温調理など、さまざまな調理ができるのも便利です。

↑「まかせて調理」により、温度帯の違う食材も同時にムラなく加熱調理してくれます

 

5.「リビングに置けば、飲み物やアイスがほしいときにサッと出せます!」

アクア 

LOOC(ルーク)AQR-FD7P

実売価格6万5930円(税込)

日常の空間に溶け込む、家具のようなデザインの小型冷蔵庫をコンセプトとして企画・開発されたモデル。冷蔵室と冷凍室を備えながらも、他のインテリアと合わせやすい奥行45cmのコンパクトなシルエットが特徴です。フラットな天板には、オーブンレンジや単機能レンジはもちろん、照明や時計、ミラー、本、雑貨などの小物類もディスプレイできるよう設計しています。ドアは省スペースで開閉できるフレンチドアを採用。木目調のグレージュウッドとブラウンウッドの2色展開です。

【田中さんのお気に入りポイント】

家具のような見た目なので、リビングに置いてもオシャレ。リビングに置いておけば、わざわざキッチンに取りにいかなくても、飲み物やアイスクリームがほしいときにサッと取り出せて便利です。リビングで来客に自由に使ってもらう、なんてことも可能なので、キッチンを見られないで済むのも安心です。

↑左が冷凍庫、右が冷蔵庫。リビングに置いて飲み物やすぐに食べられるものを入れておくのに便利です

 

田中さん、2025年はどんなズボラ家電が出ると思いますか?

ズボラかつより自分好みの料理が作れる調理家電が出てくるのでは、と思っています。ヘルシオはすでに温度帯が異なる好きな食材を並べるだけで料理が作れますが、このように自分好みの食材を使いつつ、食感も自分好みに仕上げてくれるなど、カスタマイズできるものが出てくるのでは。

 

個人的には、片付けを指南してくれる家電が出たらうれしいですね。たとえば、モノの置き場所を覚えていて、違う場所に長時間ある場合は片付けを促してくれるとか、動線を見て置き場所のアドバイスをしてくれるとか。来年も、さらなるズボラを許してくれる家電の発売に期待したいです。

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

SWITCHBOTの1台3役ロボット掃除機が、2万以上も安くなる! Amazonブラックフライデーで最大52%オフ

SWITCHBOTは、11月29日(金)0時00分~12月6日(金)23時59分まで、「Amazonブラックフライデー」の特別セールを開催します。

 

また、11月27日(水)0時00分~11月28日(木)23時59分の「Amazonブラックフライデー 先行セール」でも、対象商品をいち早く購入可能です。セール対象商品の中から、注目製品を一部紹介します。

 

記事のポイント

ロボット掃除機、空気清浄機、スマートロックなど幅広いIoT機器を展開するSWITCHBOTのセールです。まとめて購入し、自宅のスマートホーム化を一気に推し進めるのもアリかも?

 

・SwitchBot ロボット掃除機K10+ Pro Combo

ロボット掃除機とスティック掃除機、自動集じんドックの3つが1台になった、多機能ハイエンドモデル。通常価格9万9800円のところ、25%円オフの7万4850円で購入できます。

 

SWITCHBOT
SwitchBot ロボット掃除機K10+ Pro Combo
価格:9万9800円(税込)→7万4850円(税込)

 

・SwitchBot ロボット掃除機K10+

直径24.8cmで、世界最小クラスをうたう、ゴミ収集ステーション付きのロボット掃除機。通常価格5万9800円のところ、33%円オフの3万9800円で購入可能です。

 

 

SWITCHBOT
SwitchBot ロボット掃除機K10+
価格:5万9800円(税込)→3万9800円(税込)

 

・SwitchBot 空気清浄機&空気清浄機Table

天面にテーブル付きのバリエーションモデルを用意した、5層ろ過システム採用の、高い清浄力をうたうSwitchBot初の空気清浄機。

 

通常モデルは通常価格2万4800円のところ20%円オフの1万9840円、テーブル付きモデルは通常価格2万9800円のところ、20%円オフの2万3840円で購入できます。

 

SWITCHBOT
空気清浄機Table
価格:2万9800円(税込)→2万3840円(税込)

 

※この記事のリンクから商品を購⼊すると、売上の⼀部が販売プラットフォームからGetNavi webに還元されることがあります。 ※価格などの表示内容は掲載時点のものです。在庫切れなどによって変更の可能性もありますので、詳細は商品ページを確認してください。

【家電大賞】ほぼすべてのドアロックに対応! 15通りの解錠方法をもつ高機能スマートロック

提供:SwitchBot株式会社

モノ・トレンド情報誌「GetNavi」および同ウェブメディア「GetNavi web」と、家電と暮らしの情報サイト「家電 Watch」による年に1度の総合家電アワード「家電大賞」。今年で10回目となった「家電大賞2024-2025」が現在開催中。ノミネートのなかからGetNavi注目モデルを紹介する!

 

SwitchBot ロックProは、ドアロックのスマート化だけでなく、安全を守る機能も充実したスマートロックだ。工事不要でほとんどの鍵に設置できる手軽さと、長寿命バッテリーにもこだわり、幅広いユーザーの環境やニーズにフィットする。

 

スマホや指が「鍵」になり利便性とセキュリティ強化を両立

SwitchBot ロックPro

No.189
スマート家電部門

SwitchBot

SwitchBot ロックPro

実売価格1万7980円

スマホや指紋認証など、最大15通りの解錠方法に対応するスマートロック。ワンタッチで素早く鍵の開閉ができ、鍵のかけ忘れを防ぐオートロックも搭載する。アプリ連携により、ドアの状態の検知や電池残量の確認も可能だ。

SPEC●バッテリー:単3形乾電池×4本●バッテリー寿命:約9か月(解施錠を毎日各10回行った場合)●サイズ/質量:W59×H120×D83.9㎜/450g(電池含む)

 

細かなニーズにも着目し、快適なキーレス生活を実現

スマートロックは、スマホさえあれば家の鍵を解錠できる便利なシステムである一方で、「設置が面倒」「締め出しが不安」「スマホを使いこなせない家族がいる」など導入ハードルも多い。このような様々な課題に丁寧に向き合い、開発されたのが「SwitchBot ロックPro」だ。

 

無数にある鍵の種類にも幅広く対応し、適合率は約99%。同社の「指紋認証パッド(※)」との併用により、指紋認証やカードキーなどスマホに頼らない解錠方法も選択できる。家主の不在時に来客がある際など、本来は鍵の受け渡しが必要なシーンでも、一時的なパスワードを伝えるだけで解錠可能だ。

↑指紋認証パッド(※)との連携で解錠方法はより多彩に。指紋は最大100個まで登録でき、わずか0.3秒で識別する。精確率は98%以上

 

バッテリーは、市販の電池と専用充電バッテリーの両方に対応。各家庭の環境に合わせて柔軟に設定でき、暮らしをワンランク上に導くスマートロックだ。 →指紋認証パッド(※)との連携で解錠方法はより多彩に。指紋は最大100個まで登録でき、わずか0.3秒で識別する。精確率は98%以上 ←サムターン部分には、ワンタッチで鍵を開閉できるクイックキーを搭載。外出するときや帰宅した後の、ツマミを回す動作が不要だ

↑サムターン部分には、ワンタッチで鍵を開閉できるクイックキーを搭載。外出するときや帰宅した後の、ツマミを回す動作が不要だ

 

【POINT 01】適合性がさらに進化し約99%のドアロックに対応

3サイズのアタッチメントを付け替えるタイプだった「SwitchBot ロック」より、適合性が大幅に向上。0〜23㎜までの無段階可変構造のアタッチメントを採用し、市販の約99%のドアロックに対応する。台座の高さも最大62㎜まで調節可能だ。

↑無段階可変構造で、人の手のようにしっかりとサムターンを掴む。四角形やしずく型、スイッチ式など特殊な形状のサムターンにも対応

 

【POINT 02】シーンやニーズで使い分けられる15タイプの解錠方法

スマホやApple Watch、スマートスピーカーを使ったスマート操作をはじめ、NFCタグやリモートボタンなど、15種類の解錠方法に対応。来客用に期間限定パスワードやワンタイムパスワードなども設定でき、どんなシーンでもスムーズに解錠ができる。

↑指紋やパスワード、NFCカードでの解錠には、指紋認証パッド(※)が必要。なお、本機を設置した後でも、元来の物理的な鍵はそのまま使える

 

【POINT 03】専用充電バッテリーを使えば永久装置として使用可能に!

単3形乾電池4本のほか、エコな別売りの専用充電バッテリー(2980円)にも対応。一度の充電で360日間使用でき、単3形の270日より管理不要の期間が長い。左右分割型(下記参照)で完全な電池切れを待たずに、片方ずつ充電できるので永久的に連続使用できる。

↑専用充電バッテリーは左右の給電回路が異なり、Aの電池が切れてもBの電池が給電を続ける。片方だけ取り出して充電することも可能だ

 

※:SwitchBot ロックPro+指紋認証パッドセットは2万5980円。指紋認証パッド単品は1万980円

 

<家電大賞2024-2025に投票しよう>

今回紹介したSwitchBot「SwitchBot ロックPro」は現在開催中の2024年を代表する家電を決定する「家電大賞 2024-2025」のスマート家電部門にノミネート中。投票者には抽選で超豪華な最新家電も当たるので、ぜひチェックしてください!

 

▼投票&プレゼント応募はコチラ

https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column_special/1636031.html

Amazonでセール中の今がチャンス!温湿度計で生活を劇的に変える方法をプロが解説

地球温暖化対策のため、2005年から夏は室温を高めに設定する「クールビズ」、冬は室温を低めに設定する「ウォームビズ」が推奨されています。また、電気代がアップした昨今、できるだけ省エネで過ごしたいというニーズもあるでしょう。室温をできるだけ上げ下げせず、賢く快適さを保つには、湿度をコントロールすることが重要。夏は湿度を下げ、冬は湿度を上げることで体感温度が変わり、快適さが格段にアップします。そのため温度と湿度の把握が重要となってきますが、その際に便利なのが「温湿度計」。なかでも、ガジェット好きの人気を集めているのが2024年9月に発売された「SwitchBot 温湿度計Pro」です。

直販価格3480円→2751円に! 「SwitchBot 温湿度計Pro」セール会場

本機はスマホアプリやスマートリモコンとの連携が大きな特徴。加湿器と連携して湿度を細やかにコントロールしてくれるのも魅力で、インフルエンザ予防や肌荒れ対策の面でもこれからの季節に重宝します。さらに、2024年11月27日(水)~12月6日(金)までブラックフライデーのセール対象となっていて、手に入れるなら今が最大のチャンス。そこで今回は、本機にどんな機能があって、具体的にどのように生活に役立つのか、実際に使ってその魅力を詳しくレポートしていきましょう。

 

SwitchBot 温湿度計Proなら室内の快適性を一目で把握できる

SwitchBot 温湿度計Proは、室内の温度と湿度、日時や部屋の快適指数を表示してくれる温湿度計です。単3形乾電池2本で駆動し、内蔵スタンドを使った卓上設置や壁掛け設置が可能。スイス製の高精度センサーを内蔵し、4秒間隔でデータを更新するため、ほぼリアルタイムで温湿度を確認できるようになっています。約3.66インチの大型ディスプレイを搭載しており、温度や湿度がはっきり見やすいのもポイント。

↑視認性の高いディスプレイを搭載。背面のスタンドで自立します。電池寿命は約1年

 

Bluetoothでスマートフォン向け「SwitchBot」アプリ(Android/iOS対応)と連携することで、温度や湿度の推移を時系列でグラフ化して見たり、日ごと、週ごと、月ごとなどの平均温度や湿度、グラフを確認したりできます。また、快適温度と湿度をアプリ上で設定すれば、「DRY」「COMFORT」「WET」のうち、今どの状態なのか表示させることも可能です。

↑SwitchBotアプリを利用することで、快適指数の表示をカスタマイズ(写真)したり、アラートを設定したりできます

 

ユニークなのは画面中央だけでなく、画面下部にも温度と湿度、快適指数の表示がある点です。これは温湿度計を内蔵するSwitchBot製品を連携することで、別の部屋や屋外の温度と湿度、快適指数を表示できるようになっているのです。

↑画面上段に本体の温度と湿度を表示するだけでなく、下段に別の部屋や屋外に設置した温湿度計の温度と湿度を同時に表示できます。室内の別の部屋だと「IN」、室外だと「OUT」のアイコンで表示。SwitchBotハブ製品(後述)を接続すれば、左上に12時間後の天気予報も表示されます

 

たとえば、IP65規格の防水・防塵性能を備える「SwitchBot 防水温湿度計」(直販価格1980円)をベランダの物干し台などにかけておくと、屋外の温度と湿度を画面下部に表示することができます。屋外の気温と湿度の差がひと目でわかるので、服の選択など外出の準備の際に役立ちますし、窓の開閉や洗濯物の取り入れなどの判断材料になります。このほか、植物の管理のために温室やサンルームなどに設置するのも便利です。

↑防水防塵タイプの「SwitchBot防水温湿度計」はストラップ付なので、ぶら下げて設置することが可能

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さらに、温湿度計を内蔵するSwitchBot製品(※)をサブ機として使用すれば、そちらの温度・湿度情報を表示させることも可能。たとえばリビングルームに1台、子ども部屋にもう1台設置しておけば、リビングルームで子ども部屋の温湿度をチェックするといった使い方もできるので安心です。

※SwitchBot 温湿度計プラス、SwitchBot 温湿度計、SwitchBot 防水温湿度計、SwitchBot ハブ2など

↑スペースを取らない壁掛け設置も可能です

 

また、別売の「SwitchBot ハブ2」(直販価格9980円)などハブ製品を導入してWi-Fiに接続すれば、12時間先の天気予報を画面左上に表示可能。さらに外出先からSwitchBotアプリで室内の温度と湿度をチェックできるようになるので、家族やペットが快適に過ごせているか知りたい方には重宝する機能ですね。

↑SwitchBot ハブ2(左)を導入することで、SwitchBot 温湿度計Pro(右)の画面左上に天気予報のアイコンが表示されます

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SwitchBotアプリを使えば、「温度アラート」や「湿度アラート」の設定もできます。例えば温度は「15℃を下回ったときと30℃を上回ったとき」、湿度は「40%以下と70%以上」になると本体からビープ音が出るほか、ハブ製品と接続している場合はスマートフォンに通知されるアラート機能を利用できます。

 

例えば離れて暮らす親のリビングルームにSwitchBot 温湿度計ProとSwitchBot ハブ2を設置しておくことで、室温や湿度が設定を超えたらスマートフォンに通知が届きます。このように、家族やペットなどの「見守り」用途として使えるのも便利です。

↑温度アラート通知が届いたところ

 

SwitchBot 気化式加湿器と組み合わせて冬の快適性をアップ

湿度の高い夏の場合、エアコンをつけることで温度と湿度が下がって快適になりますが、湿度の低い冬は暖房をつけても湿度が上がらないため、加湿が必要になります。そこでおすすめしたいのが「SwitchBot 気化式加湿器」(直販価格1万9800円)との連携です。

↑省エネな気化式を採用する「SwitchBot 気化式加湿器」(写真左)

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SwitchBot 気化式加湿器は水が自然に蒸発する「気化式」を採用しており、過剰な加湿を防ぎながら室内を快適な湿度に保ってくれます。加湿量は750ml/hとパワフルで、適用畳数はプレハブ洋室なら約19畳、木造和室なら約12畳となっています。ヒーターを使わない気化式のため、消費電力は約15Wと省エネ設計なのも魅力。

 

SwitchBot 気化式加湿器は、SwitchBot 温湿度計Proとアプリを介して連携することで、部屋の湿度に応じて自動で快適な湿度をキープしてくれます。なお、一般的な温湿度センサーを内蔵するタイプの加湿器だと、加湿された空気やモーターの温度によってセンサーの数値が影響を受けてしまい、正確な加湿ができない場合もあります。その点、SwitchBot 気化式加湿器は適切な場所に設置した温湿度計Proと連携することで、正確なデータに基づいた自動加湿が可能。アプリで設定した湿度を高精度でキープしてくれます。

↑SwitchBot 気化式加湿器の操作パネル。「おやすみ」「おまかせ」「のど・肌」などのモードを選択できるほか、風量やタイマーが設定できます。SwitchBot 温湿度計Proと連携することで自動加湿機能を利用可能

 

↑SwitchBotアプリのおまかせモードの湿度設定画面。40~70%の間で1%単位で目標湿度を設定できます

 

また、前出のSwitchBot ハブ2と連携すれば、設定温度に応じてエアコンを自動でオン・オフしたり、遠隔操作でエアコンをオン・オフしたりできます。帰宅前に部屋を暖めておいたり、夏は涼しくしておいたりすることで、より快適な生活を実現できます。

 

スマートホーム機器の入門アイテムとしてもおすすめ

暑い夏や寒い冬を快適に過ごすためには、温度と湿度をしっかりと数値化して把握することが重要です。そのためには、精度の高いセンサーを内蔵し、設置がしやすくて視認性も高いSwitchBot 温湿度計Proがおすすめ。本体だけで68日間、スマートフォンアプリには2年間のデータを保存して温度と湿度の推移も確認できるので、普段の生活を可視化したいという人にも最適です。

 

さらに、SwitchBot 気化式加湿器と連携することで、高精度で快適な湿度コントロールが可能に。SwitchBot ハブ2などと連携すれば、外出先からの温湿度のモニタリングができるほか、家電の操作や遠隔操作も可能になるので、IoT機器やスマートホームに興味を持ち始めた人の入門アイテムとしてもぴったりです。まずはSwitchBot 温湿度計Proから導入し、快適な暮らしを実現してみてはいかがでしょうか。

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取材・文/安蔵靖志 写真/湯浅立志(Y2)

Amazonでセール中の今がチャンス!温湿度計で生活を劇的に変える方法をプロが解説

地球温暖化対策のため、2005年から夏は室温を高めに設定する「クールビズ」、冬は室温を低めに設定する「ウォームビズ」が推奨されています。また、電気代がアップした昨今、できるだけ省エネで過ごしたいというニーズもあるでしょう。室温をできるだけ上げ下げせず、賢く快適さを保つには、湿度をコントロールすることが重要。夏は湿度を下げ、冬は湿度を上げることで体感温度が変わり、快適さが格段にアップします。そのため温度と湿度の把握が重要となってきますが、その際に便利なのが「温湿度計」。なかでも、ガジェット好きの人気を集めているのが2024年9月に発売された「SwitchBot 温湿度計Pro」です。

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本機はスマホアプリやスマートリモコンとの連携が大きな特徴。加湿器と連携して湿度を細やかにコントロールしてくれるのも魅力で、インフルエンザ予防や肌荒れ対策の面でもこれからの季節に重宝します。さらに、2024年11月27日(水)~12月6日(金)までブラックフライデーのセール対象となっていて、手に入れるなら今が最大のチャンス。そこで今回は、本機にどんな機能があって、具体的にどのように生活に役立つのか、実際に使ってその魅力を詳しくレポートしていきましょう。

 

SwitchBot 温湿度計Proなら室内の快適性を一目で把握できる

SwitchBot 温湿度計Proは、室内の温度と湿度、日時や部屋の快適指数を表示してくれる温湿度計です。単3形乾電池2本で駆動し、内蔵スタンドを使った卓上設置や壁掛け設置が可能。スイス製の高精度センサーを内蔵し、4秒間隔でデータを更新するため、ほぼリアルタイムで温湿度を確認できるようになっています。約3.66インチの大型ディスプレイを搭載しており、温度や湿度がはっきり見やすいのもポイント。

↑視認性の高いディスプレイを搭載。背面のスタンドで自立します。電池寿命は約1年

 

Bluetoothでスマートフォン向け「SwitchBot」アプリ(Android/iOS対応)と連携することで、温度や湿度の推移を時系列でグラフ化して見たり、日ごと、週ごと、月ごとなどの平均温度や湿度、グラフを確認したりできます。また、快適温度と湿度をアプリ上で設定すれば、「DRY」「COMFORT」「WET」のうち、今どの状態なのか表示させることも可能です。

↑SwitchBotアプリを利用することで、快適指数の表示をカスタマイズ(写真)したり、アラートを設定したりできます

 

ユニークなのは画面中央だけでなく、画面下部にも温度と湿度、快適指数の表示がある点です。これは温湿度計を内蔵するSwitchBot製品を連携することで、別の部屋や屋外の温度と湿度、快適指数を表示できるようになっているのです。

↑画面上段に本体の温度と湿度を表示するだけでなく、下段に別の部屋や屋外に設置した温湿度計の温度と湿度を同時に表示できます。室内の別の部屋だと「IN」、室外だと「OUT」のアイコンで表示。SwitchBotハブ製品(後述)を接続すれば、左上に12時間後の天気予報も表示されます

 

たとえば、IP65規格の防水・防塵性能を備える「SwitchBot 防水温湿度計」(直販価格1980円)をベランダの物干し台などにかけておくと、屋外の温度と湿度を画面下部に表示することができます。屋外の気温と湿度の差がひと目でわかるので、服の選択など外出の準備の際に役立ちますし、窓の開閉や洗濯物の取り入れなどの判断材料になります。このほか、植物の管理のために温室やサンルームなどに設置するのも便利です。

↑防水防塵タイプの「SwitchBot防水温湿度計」はストラップ付なので、ぶら下げて設置することが可能

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さらに、温湿度計を内蔵するSwitchBot製品(※)をサブ機として使用すれば、そちらの温度・湿度情報を表示させることも可能。たとえばリビングルームに1台、子ども部屋にもう1台設置しておけば、リビングルームで子ども部屋の温湿度をチェックするといった使い方もできるので安心です。

※SwitchBot 温湿度計プラス、SwitchBot 温湿度計、SwitchBot 防水温湿度計、SwitchBot ハブ2など

↑スペースを取らない壁掛け設置も可能です

 

また、別売の「SwitchBot ハブ2」(直販価格9980円)などハブ製品を導入してWi-Fiに接続すれば、12時間先の天気予報を画面左上に表示可能。さらに外出先からSwitchBotアプリで室内の温度と湿度をチェックできるようになるので、家族やペットが快適に過ごせているか知りたい方には重宝する機能ですね。

↑SwitchBot ハブ2(左)を導入することで、SwitchBot 温湿度計Pro(右)の画面左上に天気予報のアイコンが表示されます

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SwitchBotアプリを使えば、「温度アラート」や「湿度アラート」の設定もできます。例えば温度は「15℃を下回ったときと30℃を上回ったとき」、湿度は「40%以下と70%以上」になると本体からビープ音が出るほか、ハブ製品と接続している場合はスマートフォンに通知されるアラート機能を利用できます。

 

例えば離れて暮らす親のリビングルームにSwitchBot 温湿度計ProとSwitchBot ハブ2を設置しておくことで、室温や湿度が設定を超えたらスマートフォンに通知が届きます。このように、家族やペットなどの「見守り」用途として使えるのも便利です。

↑温度アラート通知が届いたところ

 

SwitchBot 気化式加湿器と組み合わせて冬の快適性をアップ

湿度の高い夏の場合、エアコンをつけることで温度と湿度が下がって快適になりますが、湿度の低い冬は暖房をつけても湿度が上がらないため、加湿が必要になります。そこでおすすめしたいのが「SwitchBot 気化式加湿器」(直販価格1万9800円)との連携です。

↑省エネな気化式を採用する「SwitchBot 気化式加湿器」(写真左)

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SwitchBot 気化式加湿器は水が自然に蒸発する「気化式」を採用しており、過剰な加湿を防ぎながら室内を快適な湿度に保ってくれます。加湿量は750ml/hとパワフルで、適用畳数はプレハブ洋室なら約19畳、木造和室なら約12畳となっています。ヒーターを使わない気化式のため、消費電力は約15Wと省エネ設計なのも魅力。

 

SwitchBot 気化式加湿器は、SwitchBot 温湿度計Proとアプリを介して連携することで、部屋の湿度に応じて自動で快適な湿度をキープしてくれます。なお、一般的な温湿度センサーを内蔵するタイプの加湿器だと、加湿された空気やモーターの温度によってセンサーの数値が影響を受けてしまい、正確な加湿ができない場合もあります。その点、SwitchBot 気化式加湿器は適切な場所に設置した温湿度計Proと連携することで、正確なデータに基づいた自動加湿が可能。アプリで設定した湿度を高精度でキープしてくれます。

↑SwitchBot 気化式加湿器の操作パネル。「おやすみ」「おまかせ」「のど・肌」などのモードを選択できるほか、風量やタイマーが設定できます。SwitchBot 温湿度計Proと連携することで自動加湿機能を利用可能

 

↑SwitchBotアプリのおまかせモードの湿度設定画面。40~70%の間で1%単位で目標湿度を設定できます

 

また、前出のSwitchBot ハブ2と連携すれば、設定温度に応じてエアコンを自動でオン・オフしたり、遠隔操作でエアコンをオン・オフしたりできます。帰宅前に部屋を暖めておいたり、夏は涼しくしておいたりすることで、より快適な生活を実現できます。

 

スマートホーム機器の入門アイテムとしてもおすすめ

暑い夏や寒い冬を快適に過ごすためには、温度と湿度をしっかりと数値化して把握することが重要です。そのためには、精度の高いセンサーを内蔵し、設置がしやすくて視認性も高いSwitchBot 温湿度計Proがおすすめ。本体だけで68日間、スマートフォンアプリには2年間のデータを保存して温度と湿度の推移も確認できるので、普段の生活を可視化したいという人にも最適です。

 

さらに、SwitchBot 気化式加湿器と連携することで、高精度で快適な湿度コントロールが可能に。SwitchBot ハブ2などと連携すれば、外出先からの温湿度のモニタリングができるほか、家電の操作や遠隔操作も可能になるので、IoT機器やスマートホームに興味を持ち始めた人の入門アイテムとしてもぴったりです。まずはSwitchBot 温湿度計Proから導入し、快適な暮らしを実現してみてはいかがでしょうか。

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取材・文/安蔵靖志 写真/湯浅立志(Y2)

なぜ日本は“スマートホーム化”に出遅れたのか? 家電王が語る世界との違い、普及へのカギ

家電や設備をネットワークに接続して操作できるようにすることで、暮らしがより豊かになり、ホームセキュリティの向上にもつながるのがスマートホームの魅力です。スマートホームは海外や日本でどのように普及し、今後はどのように進化していくのでしょうか? 今回は、“家電王”として知られ、国内外の最新スマートホーム事情にも詳しい中村 剛氏に話を聞きました。

【お話をうかがったのはこの方!】
家電王 中村 剛さん

東京電力エナジーパートナー株式会社 勤務。2002年に『TVチャンピオン』スーパー家電通選手権で優勝し、銀座にて体験型ショールーム「くらしのラボ」の開設と運営に従事。現在は“家電王”として動画マガジン『くらしのラボ』をYouTubeとFacebookで毎週配信している他、テレビや雑誌、新聞などの様々なメディアで暮らしに役立つ情報発信をしている。無類のネコ好き!

 

日本はまだ遅れているものの、スマートホームの普及は右肩上がり

スマートホームの普及状況について中村氏は、「世界で右肩上がりに伸びています」と語ります。

 

「ロボット掃除機などのスマート家電や、セキュリティ、制御などの分野の比率が高く、近年はカーボンニュートラルに向けた取り組みが進むなかでエネルギー管理も重要なセグメントになっています。日本ではまだスマートホームをスマートデバイス単体で語られることが多いと思うのですが、世界ではトータルでエネルギー管理をする方向に向かっています」(中村氏)

資料提供:Statista

 

資料提供:Statista

 

世界ではスマートホーム化が進むなかで、中村氏は「日本は少し出遅れている印象がある」とのこと。

 

「Statista(※)の調査によると、日本のロボット掃除機などのスマート家電の保有率は10%と、中国、韓国、米国に比べて低いです。エンターテインメント関連(Bluetoothスピーカー、スマートTV、ストリーミング関連など)でも先述の3か国は70%以上なのに日本は26%。また、『スマートホームデバイスは保有していない』との設問に対しても65%とずば抜けて高いため、そもそもスマートホームデバイスとは何なのかを理解していないのかもしれません。遠隔操作ができるエアコン等は製品としてはかなり増えているのですが、その機能をちゃんと使えていない場合も多々ありますね」(中村氏)

資料提供:Statista

※Statistaは100万点以上のデータを扱うビジネスインテリジェンスのポータルとして、170以上の業界、150の国と地域を対象とした、統計、業界レポート、市場予測、消費者サーベイなどを提供しています。(statista.com)各調査会社や公的機関含む22,500以上のデータソースから収集したデータに直接アクセスができ、ビジネスにおけるファクトに基づいた意思決定を支援しています。2007年にドイツで設立され、現在、世界14カ所に約1,400人の従業員を擁しています。調査に関するご相談やお問い合わせはsales.japan@statista.comまで

 

日本でスマートホームが普及しないのは「安全性や規制が強いことも理由にあるのではないか」と中村氏は語ります。

 

「たとえば2012年、パナソニックが遠隔でオンオフ制御できるエアコンを発表した後、遠隔ではオフ制御だけになったことがありました。電気用品安全法の観点から、外出先から、オンにすると火事等の原因になるのではないかと“物言い”が付いたんですね。電気用品安全法では今もこたつなどヒーターを搭載する機器の遠隔操作はダメなのですが、そういう制約が日本は諸外国よりも多いのだと思います。そういった点が、スマートホーム普及のハードルの一つかもしれないですね」(中村氏)

 

さらに、日本の文化的な背景も理由にあるのではないか、と中村氏は語ります。

 

「私は2017年に初めてラスベガスで開催されている『CES』(世界的最大級のテクノロジー見本市)に行き、そこでスマートスピーカーを体験しました。しかし、自分も含めて、日本人は音声で命令するのが恥ずかしいんですよね。欧米ではベビーシッターやお手伝いさんが家にいることも多く、音声での指示に抵抗がないのですが、そういった文化的背景が日本にはない、という違いもあると思います」(中村氏)

そこで、今後スマートホームの普及のカギを握るのはデジタルネイティブな若い世代だといいます。

 

「古くはご飯を炊く炊飯器も『主婦にラクをさせるな』なんて話もあったそうですし、私もかつて東京電力のショールーム『くらしのラボ』にいた際には、『食洗機を買いたいから夫を説得してほしい』なんて言われたことも頻繁にありました。でも時代が変わって、女性が働くのは当たり前になりましたし、みんなが結婚しなければいけない時代でもない。デジタルネイティブの若者も当たり前に増えてきました。パリ五輪で日本の若者が活躍しているように、新しい世代が『便利なものはどんどん使おうよ』という形で盛り上げてくれるのがブレイクスルーにつながる気がします」(中村氏)

 

「プロダクトアウト」ではなく、便利な「ユースケース」が重要

さらに、スマートホームが普及していくためには、「メーカーの都合で生み出された『プロダクトアウト』ではなく、便利な『ユースケース』が普及のためには重要」と中村氏は語ります。

 

「たとえば、ペットを飼っている家庭で、ペットを大事に思うなら、不在時に遠隔で見守れるカメラや自動給餌機、体重管理、エアコンのコントロールをするニーズが生まれてきます。そうすると、必要に迫られてそれらの機器を導入して活用し始めるでしょう。さらに、『高齢者を見守りたい』『手ぶらで解錠したい』など、ユーザー視点でのユースケースを提示していくことがブレイクスルーにつながると考えます」(中村氏)

↑手ぶらで開錠できるスマートロックの例。SwitchBotの「SwitchBot ロック Pro」(左)と「SwitchBot 指紋認証パッド」(右)

 

スマートホーム機器を簡単に使えるようにするためには、AIの活用も重要になります。

 

「見守りカメラで24時間撮影し続けても、すべてをチェックしきれないですよね。ですから、『AIでの画像認識』もセットで絶対に必要になります。必要な映像だけをAIで切り取ることで、初めて人間の見守りにも使えるようになるわけです。また、『カメラはプライバシーの侵害がイヤ』という人には、ミリ波レーダーやWi-Fiの揺らぎなどで見守るサービスなどもあります。先にニーズがあり、それに対してユーザー視点でのサービスが提供されていけば、スマートホーム機器はさらに普及するはず。ですが、ただ単にガジェットを提供して『後はDIYで何とかしてね』では、一部のアーリーアダプターの人しか反応してくれないでしょう。スマートホームが提供出来る価値をユーザーのベネフィット(便益)として伝えなくてはならないのです!」(中村氏)

↑MS LifeConnect「AIスマートカメラ 屋外用カメラ/屋内用カメラ」は、高度なAI検知能力により人間や動物、車などを識別。指定した対象物が写り込んだときだけを「クリップ動画」として切り出し、スマホに通知を送ることが可能です

 

↑Aqaraの「人感センサー FP2」はミリ波レーダーセンサーによって最大5人までの多人数検知に加えて転倒検知も可能

 

「スマートホームのメリットは、利便性の先にある暮らしの豊かさ。便利さだけを追求していくのでは窮屈だし疲れてしまいます。カメラで見ることも含めて、全てをデジタルで制御するといった話だと、良いことばかりではないのだと考えます。結果的にその先にある暮らしが豊かになる、楽しくなるのが重要。今で言うと『ウェルビーイング』につながる『スマートなホーム』というのが本来のあるべき姿だと思います」(中村氏)

 

本当の意味で家がスマートホームになるためには、スマートデバイスを導入するだけでなく、AIで意味付けしてサービス化していくことも重要。

 

「日本は超高齢化に突き進んでおり、見守る側の人も足りなくなるので、データにAIで意味付けすることがまさしく必須です。『こんなアラームが出たら、誰かが自宅に訪問します』といったサービスとの連携が必要になるでしょう。最終的には、家自体が人格のようなものを持ち、住人の最適で豊かな暮らしを提供していく。さらに、クルマの自動運転が普及すると、おそらく『家』のカテゴリ中にクルマも入ってくるでしょう。移動している間に勝手に進んでくれるとなると、家の部屋にいるのと変わらない状態になりますから。そういったことも含めて、その人の周りにあるものすべてを含め、スマートホームのメリットを享受するが私のイメージです」(中村氏)

 

スマートホームプラットフォームの“一元化”が進む

当初、グーグルは「Google Home」、アマゾンは「Amazon Alexa」、アップルは「HomeKit」という独自のスマートホームプラットフォームを展開してきました。各メーカーの製品がそれぞれに対応するには、手間もコストもかかるため、2022年、それらを統合する規格として、無線通信規格の標準化機関であるCSA(Connectivity Standards Alliance)が「Matter」(マター)を立ち上げました。これにより、スマートホーム規格の標準化が進められていますが、まだまだ課題があるといいますす。

 

「日本の家電メーカーと話をすると、共通規格である『Matter(マター)』に対してあまり積極ではないと感じます。統一するといっても、電源のオン・オフやエアコンの温度を1℃上げるといった基本機能を統一するのは簡単ですが、メーカーだけのオプション機能まではなかなか統一できません。そこで、エアコンはこうしましょう、ロボット掃除機はこういう風にしましょうと、カテゴリごとに取りまとめが進んでいるわけですが、先述のCSAでの議論に積極的に入っていかないと、蚊帳の外でプロトコルが決まってしまいます」(中村氏)

 

続いて住宅設備に目を向けてみましょう。日本では住宅設備やエアコンなどの家電を接続してエネルギー管理を行うための共通規格である「ECHONET Lite(エコーネットライト)」が普及し、「HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)」によって空調や給湯、エネルギー管理などが行われています。

 

「住宅設備系はECHONET Liteで接続しつつ、スマート家電はMatterで連携し、それらを統合するシステムを組んでいく。今後は、このような流れで進んでいくと思います。例えば三菱地所の『HOMETACT(ホームタクト)』の場合、ECHONET Lite系はLIXILの仕組みをベースに、スマートデバイスと組み合わせてサービスを展開中です。また、マンションのエントランスの顔認証などの仕組みは自社だけではできないので、DXYZ(ディクシーズ)と連携してスマートホーム化の実績をたくさん積み上げているところです」(中村氏)

↑HOMETACTで制御できる機器の例

 

↑HOMETACTとDXYZの顔認証プラットフォーム「FreeiD」が連携した例

 

社会課題の解決に向けて住宅設備メーカーと不動産会社などが取り組んでいる事例もあると中村氏は紹介しました。

 

「社会問題化している宅配便の人手不足対策として、インターホンと玄関錠を含めてスマート化し、フリマアプリの『メルカリ』の荷物を自宅の宅配ボックスから発送できるサービスなども始まりました。オートロックがあっても、認証された宅配業者であれば各戸の宅配ボックスのある場所まで入れるようになりました」(中村氏)

↑自宅からEC商品・レンタル商品などが発送できる「Smari(スマリ)サービス」に対応した宅配ボックスも登場

 

「さらに、家のカギがスマート化していれば、次は顔認証で入れるとか、近づいたらカギが開くというのが当たり前になっていくと思います。たとえば、スマホのGPSで自宅近くに入ったことが分かってから数分間以内にBluetooth圏内に入ると、解錠するスマートロックもある。極めて便利ですから、『便利なら使おう』という形で導入が進みます。このスマートロックのハンズフリー解錠にしても、CSAの中でMatterとは別のAliroの規格として検討が進んでいるところです。そうやってどんどん外堀が埋まっているので、日本でも、ぜひ便利な現実を存分に享受してほしいと思います」(中村氏)

↑ハンズフリーでの解錠やオートロックが可能なQrio Lock

 

まずはスマートリモコンから始めてみては

では最後に、スマートホームに興味がある人に対して、どこから始めればいいのかアドバイスをいただきました。

 

「エアコンが一番分かりやすいですね。既存のエアコンを含めると、赤外線対応の『スマートリモコン』を使うのが汎用的なスマートホームの第一歩ではないでしょうか。近年は夏の暑さがひどいので、エアコンで冷房しがなければ熱中症の危険性があります。ペットがいたり、小さい子どもや老人がいたりする家庭では室内の温度管理が特に重要ですが、スマートリモコンの機能を使えば、外出先でもエアコンのオンオフや設定温度調整が可能になりますし、一定の室温になったら冷房をオンにする設定も容易にできます。自宅にいるときでもスマートスピーカーと連携して『エアコンを消して』『エアコンの温度を1℃下げて」といった音声操作は意外と便利です。カーテンを自動で開け閉めできるデバイスもあって、快適な目覚めにつながります。まずは興味を持ったそのあたりから使ってみてください」(中村氏)

↑+Styleのスマートリモコン「マルチリモコン PS-IRC-W02」。500種類以上の赤外線リモコンデータがプリセットされているため、セットアップも簡単です

 

↑アプリ操作や音声操作、リモートボタン、照度センサーなどで自動操作ができる「SwitchBotカーテン3」

 

不審者の侵入経路をがっちりガード!「防犯スマートホーム機器」のオススメをチェック

これまでスマートホームの魅力や導入方法、さまざまなライフスタイルにおけるニーズに合わせたスマートホーム機器の導入方法について紹介してきました。今回は、防犯対策に役立つスマートホーム機器を紹介します。

まずは“基本のキ”であるドア・窓施錠をしっかりと

窃盗犯などの侵入を防ぐためにまず大事なことは「施錠をしっかりすること」です。警察庁「刑法犯に関する統計資料」によると、2022年に発生した住宅における侵入窃盗の認知件数1万6524件のうち、約46.8%を占める7731件が「無締まり」、つまり玄関ドアもしくは窓を施錠していない状態で侵入されているという結果が出ています。筆者も窓を開けっ放しで扇風機で涼を取っている状態のまま出かけてしまったこともあり、「ドアのカギは閉めても窓は非施錠」という状態になってしまうことも多いのではないでしょうか。

 

こうした状態を防ぐためには、玄関ドアならカギの開閉を自動化できる「スマートロック」、窓なら「ドア・窓開閉センサー」を導入したいところ。

 

今回はおすすめ製品としてCANDY HOUSEの「SESAME(セサミ)」シリーズを紹介しましょう。指紋認証や暗証番号での解錠が可能なスマートロックに加えて、ドア・窓センサーなどをラインナップしています。

 

スマートロックの「SESAME 5 Pro」(実売価格7678円・税込)に「SESAMEタッチ Pro」(同4378円)を組み合わせることで、16桁までのパスワードと指紋認証、手持ちのSuicaや社員カードなどのICカード(FeliCa、MIFARE規格に対応)で解錠できるようになります。さらに別売のスマートリモコン「Hub3」(同2178円)を組み合わせることで、カギの開閉情報を離れた場所から確認したり、遠隔操作したりできるようになります。

↑CANDY HOUSEのスマートロック「SESAME 5 Pro」

 

↑指紋認証や暗証番号での解錠ができる「SESAMEタッチ Pro」

 

↑SESAME 5 Proを遠隔操作できるスマートリモコン「Hub3」

 

↑スマホ向け「セサミ」アプリの画面

 

もう一つ追加導入したいのが「オープンセンサー」(同1078円)です。SESAMEシリーズはほかのスマートロックと違って開閉センサーを内蔵していないので、ドアが万が一何かに引っかかって閉まっていない状態でも、そのままカギを締めてしまう場合があります。このオープンセンサーを追加することで、そういったトラブルを防ぐことが可能。他社製品と違い、ドア枠からカギのサムターンが離れていても難なく感知できるのが強みです。

 

オープンセンサーはドアだけでなく窓や引き出しなどにも使えるので、窓が開けっ放しのまま出かけたらお知らせするといった活用法もできます。

↑SESAME 5 Proをオートロック対応にできる外付け開閉センサー「オープンセンサー」

 

改行 改ページ

 

スマートリモコンやスイッチロボットなどで在宅を装う

先ほど紹介した「刑法犯に関する統計資料」によると、2022年の住宅侵入窃盗の認知件数1万6524件のうち、家人が留守中に侵入する「空き巣」が1万553件(約63.9%)、家人が就寝中に侵入する「忍び込み」が4162件(約25.2%)、家人がいる中で侵入する「居空き」が878件(約5.3%)と、圧倒的に留守中が多くなっています。そうなると、次の手段として考えられるのが「在宅を装うこと」です。

 

特に出張などで数日以上家を空けることが多い人は対策した方がいいでしょう。おすすめしたいのは、以下の方法です。

・スマートリモコンで照明を自動的につける
・スイッチロボットで壁スイッチを押して自動的に照明をつける

 

先ほど紹介したCANDY HOUSEの「ハブ3」のほか、「スマートホーム初心者が最初に買うべき!『スマートリモコン』選びの条件と使い道」で紹介したスマートリモコンでも照明のリモコンを学習することで遠隔操作できるようになります。

 

CANDY HOUSEは壁スイッチなどのボタンを遠隔操作できるスイッチロボット「セサミボット2」(実売価格2178円・税込)もラインナップしており、これを利用すればリモコンが使えない照明でも遠隔操作できるようになります。

↑壁スイッチなどのボタンを遠隔操作できるCANDY HOUSEのスイッチロボット「セサミボット2」

 

セキュリティカメラやスマートドアホンなどで万全対策

自宅のセキュリティを万全にするためには、やはりセキュリティカメラの導入がおすすめです。人感センサーで人や物の動きを検知して自動的に撮影できるのはもちろんのこと、アラート音を発生させることで侵入者を追い払う機能を持つものもあります。おすすめのアイテムとしてアマゾンの「Ring」シリーズを紹介しましょう。

 

スマホアプリで遠隔応答したり、動作を検知すると自動録画したりしてくれるスマートドアホンの「Ring Battery Doorbell Plus」(実売価格2万4980円・税込)や、屋内用の有線カメラ「Ring Indoor cam」(同4980円)、センサーライトとセキュリティカメラを一体化した屋外用カメラ「Ring Spotlight Cam Plus Battery」(同2万4980円)などをラインナップしており、玄関から室内、庭などの屋外まで家の内外をしっかり防犯できます。Ringのスマートドアホンや無線カメラはバッテリーが共通なので、予備を用意しておけばバッテリーが切れる前に交換でき、常に自宅のセキュリティを万全に保つことができます。

↑アマゾンのスマートドアホン「Ring Battery Doorbell Plus」

 

↑屋内用の有線カメラ「Ring Indoor cam」

 

↑センサーライトとセキュリティカメラを一体化した屋外用カメラ「Ring Spotlight Cam Plus Battery」

 

↑スマホ向け「Ring」アプリの画面。ドアホンや屋外カメラなど複数の映像を一覧で確認できます

 

そのほか、これまでにも何度か紹介してきた+StyleやSwitchBotなどのプラットフォームでも屋内用、屋外用のカメラをラインナップしています。1つのアプリで家電の操作のほか、カメラ映像も確認したいのであれば、自分が使っているプラットフォームの製品で揃えるのもおすすめです。

↑+Styleの「ホームカメラ PS-CMR-W03」(実売価格6480円・税込)

 

↑SwitchBotの「SwitchBot 屋外カメラ 3MP」(同1万2980円)

 

防犯対策としてセンサーライト付き屋外用カメラを導入するのが一般的ですが、屋内用の場合は同居する家族のプライバシーの課題もあります。家族がいる場合は、庭やベランダに出る掃き出し窓など泥棒の侵入経路になる場所を撮影するよう設定し、室内はほとんど映らないようにするなど、プライバシーの保護を検討したいですね。

酷暑をしのぐ家電は? 2024年家電業界で話題間違いなしの3つのキーワード

前回は「2024年上半期ベストヒット」として、家電のトレンドや売れた製品を紹介しましたが、今回はその下半期版として、「何がくるのか?」というネクストトレンドを3つのキーワードでまとめました! 家電編は今回も家電ライターの小口 覺さんに解説をしていただいています。

 

キーワード01【酷暑対策家電】

2024年も命の危険を感じるほどの酷暑続き。そうしたなか、注目されているのがソニーのウェアラブルサーモデバイスキット「REON POCKET」です。ネックバンドで首裏に装着し、首周りや背中の体表面を直接冷やしたり温めたりできるアイテムで、4月に発売された5代目「REON POCKET 5」は、新開発のサーモモジュールと放熱機構を搭載しています。

 

「ペルチェ素子で体温を奪って涼しくしてくれるアイテムです。昔よりパワーアップして、電池効率が良くなったうえ、着実に冷やす機能になっています。音も静かになりました」(小口さん)

 

そのほか小口さんが注目しているアイテムが、アイデア家電メーカー・サンコーの「ひんやり蒸れない『リュックスペーサー』」(2024年5月発売)。

 

「リュックを背負うと汗で背中がビショビショになるじゃないですか。そこでリュックと背中の間にかませて、ファンで空気を流して冷却するアイテムです。リュック自体にファンがついているものもありますが、今使っているリュックがそのまま使えるのがメリットです」

 

キーワード02【すっきりキッチン家電】

コンパクトでコードレスなキッチン家電もネクストトレンドになりそう。まずはコードレスミキサー。米家電メーカー・シャークニンジャの「Ninja Blast コードレスミキサー」(2024年2月発売)や、ロングセラーのビタントニオ「コードレスマイボトルブレンダー」などが代表的存在です。

 

「バッテリーに充電できて、使う場所に制限がない。しかもそのまま飲める! 一般的なブレンダーはいざ使う時に、出してコードを差してからスタートじゃないですか。これは最初のハードルが低く、使用頻度も高まります」(小口さん)

 

もうひとつ、小口さんが推すのがコードレスのエスプレッソメーカー。ティファール「クイックレマ」(2024年5月発売)は、B5判よりも小さいコンパクトサイズで約1.4kgと軽量。どこでも気軽に本格的なエスプレッソが楽しめます。

 

「エスプレッソマシンってドカーンとデカいのを想像すると思うんですけど、これは普通の小型のドリップコーヒーマシンくらい。コンセント周りは炊飯器とか、固定の家電が占めるじゃないですか。コードレスなら変な話、寝室に置いても使えるし、ちょいちょい動かしても使える。スマホと共通のUSB Type-Cで充電できるので便利です。アウトドアでも使えますね」(小口さん)

 

家電がコードレスになることで、新しいアクティビティが生まれる予感がします。

 

キーワード03【飛躍するロボット掃除機】

高付加価値競争と価格競争がそろそろ限界に近づいているという見方もあるロボット掃除機。しかし、まだ飛躍の余地はあると小口さんは言います。まずは中国の家電メーカー・スイッチボットの「お掃除ロボットS10」(2024年5月)。吸引と水拭きが同時にできるロボット掃除機で、世界初という小型水交換ステーションを完備し、水道に直接つなげて給排水する仕組みとなっています。

 

「ゴミステーションと水ステーションが別々にあって、水ステーションは洗濯機の給排水管に接続するんです。ゴミを一旦集めてから、水ステーションに行って給水します。また、価格も約12万円で全部入りです」(小口さん)

 

機構を2つに分けたことで複雑になりすぎず、コストも下がっています。

 

中国の家電メーカー・エコバックスの窓拭きロボット掃除機「Winbot W2 OMNI」(2024年3月発売)も画期的。窓拭きロボット本体とステーションがコードでつながり、コンセントいらずの窓拭きを実現しています。

 

「ステーションと掃除機がセットになっていて、コンセントをいちいち差さなくても良いんです。ステーションを窓のところにボンと置いて、掃除機をポンと窓に貼ると、ウィーンと掃除をしてくれます」(小口さん)

 

ロボット掃除機の進化は今後も要チェックです。

 

 

まとめ/柚木安津

ついに「完全自動」へ! 水道直結で話題の「SwitchBot お掃除ロボットS10」を家電ライターが絶賛

提供:SWITCHBOT株式会社

スマートホーム化を叶えてくれる家電の代表ともいえるロボット掃除機。近年は同時に水拭きもしてくれる2in1タイプが人気で、給水タンクから自動で水を補給し、掃除後はモップを洗って乾燥までしてくれるタイプも登場しています。そんな2in1ロボット掃除機をいままでにない方向で進化させたのが「SwitchBot お掃除ロボットS10」(以降S10)です。

↑「SwitchBot お掃除ロボットS10」は、ゴミ収集ステーション(左)と水交換ステーション(右)を用意したデュアルステーション方式を採用

 

SwitchBotといえば、自動でカーテンを開閉する「SwitchBot カーテン」や、スマートフォンで家の鍵を操作できる「SwitchBot ロック」などのスマートホーム家電で知られており、このS10もまた、ロボット掃除機のスマートホーム化を叶える画期的な機能を搭載。それが2つのステーションを採用した「デュアルステーション方式」です。

 

床掃除の手間がほぼゼロになるロボット掃除機

2in1ロボット掃除機は一般的に、ゴミ収集ステーションに2つの水タンクを搭載しています。ひとつは、掃除機本体の水タンクに水を給水、あるいはモップを洗うためのキレイな水を溜める清水タンク。もうひとつは、モップを洗った後の汚れた水を回収する汚水タンクです。

 

“ほぼ全自動化”したとはいえ、この清水タンクの給水と汚水タンクの排水だけは、どうしても自分でやらなければいけません。そしてこれが、重くて面倒なんです! 特に汚水は数日溜めると臭くなるのが困ったところ。

 

その点、S10 は清水タンク・汚水タンクは非搭載ながら、ゴミ収集ステーションとは別に水交換ステーションを用意。洗濯機に直結することで、自動で給排水できるようにしたのです。つまりタンクの水交換の手間は一切不要ということですね。

↑こちらが水交換ステーション

 

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簡単作業で給排水ホースの接続が完了!

とはいえ、具体的にどのように設置するのか、イメージが湧かない方も多いでしょう。私自身、コンセプトを聞いた時点では「洗濯機とつなぐってどういうこと?」「うちの洗面室は狭いから置けないのでは?」などと尻込みしていましたが、まったくの杞憂でした。

 

というのも洗濯機のある洗面室に設置するのは「水交換ステーション」のみ。サイズも高さ10cm×奥行き16.5cm×幅400mmとかなりコンパクトで、高さは防水パンとほぼ同じです。ただしロボット掃除機の本体が給排水のためにやってきますので、手前1mと左右それぞれ5cmのスペースは空けておく必要があります。

↑防水パンとほぼ同じ高さなので、洗濯機の前に置いても存在感はなく、動線もほとんど妨げません

 

設置場所が決まったら、給水ホースの接続作業を行います。これまた最初は苦手意識が強かった私ですが、説明書通りに行ってみたら、難なくできてしまいました(笑)。

 

手順としては、洗濯機の給水ホースを一度取り外し、間にS10の給水ジョイントホースを接続した分岐管をはめ込んだら、再度洗濯機の給水ホースとつなぐだけ。排水ホースは防水パンの排水トラップに差し込み、必要に応じて固定します。なお給電はロボット掃除機本体から行うため、水交換ステーションは電源不要というのも便利なポイントです。

↑洗濯機の給水口に分岐管をかませるだけ。素人でも10分程度で作業が完了しました

 

なお、ご家庭によっては、給水ホースを洗濯機と接続できないことや、洗面室に水交換ステーションを置けない場合もあると思います。その場合は給水をシンク下で行うことも可能ですが、どうしても水交換ステーションを置けない場合は別売の外付け水タンクを使用する方法もあります。こちらはタンク式のため水の給排水は自分でやる必要がありますが、どこでも好きな場所に設置できるのがいいですね。

↑別売の外付け水タンク

 

SwitchBot S10用外付け水タンクのセールはコチラ

 

自動での給排水で掃除が「完全自動」に!

アプリをダウンロードし、本体をWi-Fiにつないでさっそく掃除を始めてみましたが、あまりの賢さと掃除性能の高さにすっかり感心してしまいました。何しろ自分一人で考えて行動し、ゴミ収集からモップ洗浄、給排水まで、人の手を借りずに完遂してくれるのです。

 

なかでも、自動で水を給排水してくれることが画期的! タンクに水が足りなくなったときや掃除を終えたとき、洗面室にすーっと移動し、自分で水交換ステーションに移動して給排水を済ませ、また戻ってくるのです。従来のタンク式であれば、掃除3~4回につき1回の頻度で給排水を行わなければいけなかったのが、S10だともう何も行う必要がありません。

↑必要に応じて自分で水交換ステーションにドッキング。ここで水を捨てたり、キレイな水を補充したりします

 

↑水交換前までは本体タンクに汚水が溜まっていますが(左)、交換後はキレイになりました(右)

 

給排水を終えたら、今度はゴミ収集ステーションに戻ってゴミを吸い出し、充電しながらモップを50℃の温風で乾燥してくれます。つまりユーザー自身は掃除だけでなく、使用前後も手をかける必要が一切ないということ。ついにロボット掃除機は “ほぼ全自動”から“完全自動”の域に達したのです!

 

ちなみに、ふだんロボット掃除機本体を充電するゴミ収集ステーションは洗面室に置く必要はないため、今回はリビングに設置しました。水タンクが不要なので、ゴミ収集ステーションはコンパクト。リビングにもすっきり置けます。

↑コンパクトなゴミ収集ステーションで充電するS10

 

↑ゴミ収集ステーションの紙パックは70日に1回の交換でOK!

 

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ここからは、筆者が感心感動したポイントを順に紹介していきたいと思います。

 

1.あっという間に正確なマップを構築

掃除を始めてすぐに、自分の現在の居場所を検出すると同時に、アプリ上にあっという間にマップを描き始めました。これが非常に正確! また、高精度のレーダーナビゲーションが効率的な清掃ルートを構築するため、行動に迷いがありません。掃除のときは吸い残しなく走り、給排水のために洗面室に向かうときは最短距離でスムーズに移動するので、見ていてとにかく気持ちがいい!

↑掃除が終わるころには、障害物も含めて正確なマップが完成。このマップを記憶し、次回以降も効率的に掃除してくれます。部屋やエリアを指定して掃除することも可能

 

さらにS10は、AI障害回避物システムも搭載しているため、床に置いてあるスリッパなどの障害物を避けてくれます。とはいえ、細かい障害物は巻き込んでしまう場合があるので、掃除前は念のため床を片付けたほうが安心です。

↑前面のAIカメラが障害物を検知してスムーズに回避

 

↑スリッパを認識して、ギリギリのところで華麗に避けてくれました

 

2.一度でごっそり吸い取る吸引力

掃除機なので、やはり吸引力は重視したいところですが、S10はブランド史上最強の6500Paの吸引力を搭載。日常的な使用でも吸い残しを感じたことはほとんどなく、ペットフードのような大きめのゴミも、木くずのような細かいゴミも、余すことなくごそっと吸い取ってくれました。しかもゴム製ブラシは毛が絡みにくいので、お手入れしやすいのもうれしいポイントです。

↑赤く囲った部分に茶葉をまいて吸引力を検証。茶葉の上を通り、反転して戻ったときにはキレイに吸引されていました

 

3.水拭きしながらモップ洗浄

筆者がかなり高ポイントと感じたのは、水拭きモップがローラータイプの「RevoRoll™」を採用していること。2in1ロボット掃除機のモップは、1枚のモップを押し付けながら掃除するか、2つのモップを回転させながら掃除するタイプが主流。ローラータイプはかなり珍しいのですが、水拭きはやはりコレがいい! と思うのです。

 

というのも、S10のローラーモップにはリアルタイムモップ洗浄技術「RinseSync™」を搭載し、モップについた汚れをワイパーでかき取って汚水タンクに回収してくれるから。つまり、モップの汚れを床に塗り広げることなく、常にキレイな状態を保てるということ。

 

試しに床に醤油を垂らして拭き掃除をし、すぐにモップを確認してみましたが、何度やってもモップはキレイなまま。一瞬で汚れをかき取るので、汚れているヒマがほとんどないということでしょう。これなら「汚れを塗り広げないか心配」という人も安心です。

↑醤油をつけた状態(左)から数秒走らせると、ご覧のとおりキレイになっています(右)。これなら安心して家中を掃除できますね

 

なお、拭き掃除する力ももちろんパワフル。逆回転で1㎏の圧力をかけて汚れを吸着させ、1分間に300回転して汚れを拭き取ってくれます。モップはマイクロファイバー素材なので、床を傷つけにくいのも安心。

 

また、S10は床材を検知するセンサーを搭載しており、カーペットに差し掛かると自動でモップを持ち上げてカーペットが濡れないようにしてくれるのも便利です。

↑カーペットとの境を掃除しているときの様子。モップを持ち上げているため、フローリングも濡らしていないのがわかります

 

完全にお任せできる次世代のロボット掃除機

数日間使用してみましたが、ここまで手間のかからないロボット掃除機は初めてでしたとにかく水道直結というアイデアが画期的。でも考えてみれば、洗濯機や食洗機も水道直結ですから、水を使う家電としては正しい進化であり、理に適った方式であることは間違いありません。

 

また、食洗機は分岐水栓式が使えない人向けにタンク式が登場しましたが、S10はその逆。「タンク式は大変」と感じていた人が待ち望んでいたシステムではないでしょうか。

さらに筆者が驚いたのが、その価格です。ハイエンドモデルでありながら、11万9820円(税込)とは、他メーカーのハイエンドに比べると半額近いお値段です。しかも7月11日からは25%オフという破格のセール価格で販売されるとのこと。性能から言って間違いなくお買い得ですので、ぜひ、みなさんも検討してみてください!

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なお、セール期間中は、世界最小級のロボット掃除機「SwitchBot ロボット掃除機K10+」やスマートホームの中枢であり、ファーストステップに欠かせない「SwitchBot ハブ2」も対象になるとのことですので、これを機に一気にスマートホーム化を進めてみてはいかがでしょうか。

↑「SwitchBot ロボット掃除機K10+」

「SwitchBot ロボット掃除機K10+」のセールはコチラ

 

↑「SwitchBot ハブ2」

「SwitchBot ハブ2」のセールはコチラ

離れて暮らす親を見守りたい! プライバシーに配慮した「スマートホーム機器」導入のススメ

進学や就職、転勤などで親元を離れてしばらく経つと、実家で暮らす親の様子が気になるという人も多いのではないでしょうか。どちらかの親を亡くして一人暮らしになると、さらに心配も増します。スマートホーム連載第3回では、「離れて暮らす親の様子を見守りたいけど、どうすればいいかわからない」というお悩みをスマート家電で解決する方法を紹介しましょう。

 

インターネット環境がない場合は「ホームルーター」などを導入

遠隔地から見守りをするためには、「インターネット環境」もしくは「ケータイ通信機能を内蔵する見守り端末」が必要です。どちらも月額料金がかかりますが、おすすめはインターネット環境の導入です。ホームルーターなどを利用してインターネット環境を構築すれば、さまざまな機器から利用できるためです。親の健康状態が変わった場合、機器を増やして見守りレベルをアップすることもできます。

 

おすすめの方法は、SIMフリーのホームルーターと格安SIMとの組み合わせです。

 

例えば4キャリアに対応するピクセラの4G LTEホームルーター「PIX-RT100」(実売価格1万5800円/税込・以下同)なら、NTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの主要4キャリアに対応します。IIJmioやmineoなどの格安SIMにも対応しているので、キャリアが提供するホームルーターなどに比べて導入や運用のコストを抑えられます。例えば平日の昼12時台だけ通信速度が制限されるmineoの「マイそく(スタンダード)」プランを利用した場合、月額990円(通信速度最大1.5Mbps、データ容量無制限)で利用できます。

↑ピクセラの4G LTEホームルーター「PIX-RT100」(実売価格1万5800円)

 

もし余っているAndroidスマホがあれば、テザリングを常時オンにすることでインターネット環境として使えます。こちらも同様に格安SIMを利用すればホームルーターを導入する初期費用が不要になるため、さらに高コスパで導入が可能になります。iPhoneの場合、テザリング機能を常時オンにできないため、こうした使い方はできません。

 

人感センサーとスマートリモコンを使って“ゆるい見守り”を実現

離れて暮らしている親が元気にしているのか気になるとはいえ、いきなり「Webカメラで見守り」なんていうのはNGです。いくら家族といえど、プライバシーをしっかりと保護した上でできる見守りの方法を選択することが重要です。

 

テーマは「ゆるく見守る」です。人それぞれに起床直後やお昼、夕方、就寝前などに行うルーティーンがあると思います。ゆるく見守るというのは、そのルーティーンを行っているかどうかをさまざまなスマート家電で確認するというもの。

 

おすすめしたいのが、赤外線センサーによって人や動物の動き(熱)を検知すると、インターネット経由でスマホアプリにお知らせしてくれる「人感センサー」です。例えばリビングルームなどに人感センサーを設置しておけば、家族が家の中で活動しているかどうかをチェックできます。

 

もう一つおすすめしたいのが、温度・湿度を検知することで室内環境の見守りができる「スマートリモコン」です。スマートリモコンはスマホアプリと連携できる学習リモコンですが、そのなかでも温度・湿度センサーを内蔵する製品であれば室内環境の見守りができます。

 

高齢になると温度に対する感覚が鈍くなり、「暑い」「寒い」と感じにくくなります。体温調節機能も鈍り、のどの渇きも感じにくくなると言われています。高齢者は熱中症にかかりやすいため、特に夏場は室温が高くなりすぎていないかチェックするといいでしょう。

 

また、照度センサーを内蔵するスマートリモコンの場合、部屋の明るさも検知できます。夜に明かりがついているかがわかるため、「部屋の明るさ」でも見守りができます。

 

人感センサーとスマートリモコンのおすすめの組み合わせをいくつか紹介しましょう。

 

単体で動きを見守れるだけでなく、組み合わせると室内環境も見守れる

+Style「スマートセンサー(人感)  PS-SMT-W02」(実売価格4190円)

壁や天井付近など見通しのいい場所に設置するだけで、人の動きを検知するとWi-Fi経由でスマホアプリにお知らせしてくれる人感センサーです。電池で駆動するほか、USBケーブルで給電しながら使うこともできます。単体でWi-Fiに接続できるので、別途スマートリモコンなどのハブを購入しなくても手軽に導入できるのが魅力です。

↑人感センサーの設定画面。動きや振動を検知するとお知らせする設定ができます

 

↑人の動きや振動を検知すると、スマホに通知が届きます

 

+Styleでは、温度・湿度・照度センサーを搭載するスマートリモコン「マルチリモコン  PS-IRC-W02」(実売価格9680円)もラインアップしています。温度・湿度に加えて部屋の明るさも検知できるので、「明るくなったらアプリにお知らせする」といった使い方もできます。人感センサーも同じアプリで管理できるので、組み合わせると楽に見守りができます。

↑+Style「マルチリモコン PS-IRC-W02」

 

↑「+Style」アプリで室温や湿度、照度(明るさ)を確認できます

 

↑温湿度グラフで室温、湿度の推移を確認することもできます

 

別売の人感センサーや見守りカメラなどとも連携できるスマートリモコン

SwitchBot「SwitchBot ハブ2」(実売価格8980円)

温度・湿度・照度センサーを内蔵するスマートリモコンです。SwitchBotはスマートリモコンのほか、人感センサー、見守りカメラ、スマートカーテン、スマートロックなどさまざまな機器をラインアップしており、それらの機器を1つのスマホアプリで操作・管理できるのが魅力です。

 

別売の人感センサー「SwitchBot 人感センサー」(実売価格2780円)は単体でWi-Fiに接続することはできませんが、SwitchBot ハブ2と連携することで、人の動きと室内環境を同時に見守れるようになります。

↑SwitchBotの「SwitchBot 人感センサー」は単4電池×2個を使う電池式です

 

↑「SwitchBot 人感センサー」が動きを検知すると、スマホに通知が届きます

 

転倒を検知するとお知らせしてくれるミリ波レーダーセンサーも

Aqara「人感センサー FP2」(実売価格1万2980円)

ゆるい見守りだけでなく、さらに高度な見守りができる人感センサーも紹介しましょう。Aqara(アカラ)の「人感センサー FP2」は、ミリ波レーダーセンサーによって最大5人までの多人数検知に加えて転倒検知も可能な人感センサーです。天井に取り付けて「転倒検知」モードを選択することで、転倒を検知するとスマホアプリにお知らせすることができます。

↑見守り用途としては、壁に設置してゆるく見守る「ゾーン検知」モードと、天井に設置して転倒を検知する「転倒検知」モードを用意しています

 

↑「人感センサー FP2」が転倒を検知すると、アラーム音とともに通知が届きます

 

親が元気なうちはそこまで高度な見守りは不要かもしれませんが、足腰が弱ってきた場合はこのような機器を導入して、より高度に見守りを行うことがおすすめです。

 

スマートディスプレイで「見守り」と「コミュニケーション」を両立

本連載の第2回テーマ「子どもを見守りたい」でも紹介しましたが、映像と音声も含めてしっかりと見守りたいのであれば、音声アシスタントを内蔵するスマートスピーカーにディスプレイを搭載した「スマートディスプレイ」がおすすめです。スマートディスプレイはスマートスピーカーと同様、「アレクサ」や「OK、Google」といったウェイクワード(音声アシスタントを呼び出す言葉)の後に「ニュース」「天気予報」「今日は何の日?」などと呼びかけるだけで、さまざまな情報をお知らせしてくれます。さらに「アラームを○時にかけて」とか、「タイマーを3分でかけて」といった使い方や、計算をしてもらうといった使い方もできます。

 

このように便利な使い方ができたり、ちょっとした話し相手になったりするだけでなく、離れて暮らす家族同士でのビデオ通話もできます。セキュリティカメラとしても使えるので、人感センサーやスマートリモコンでゆるく見守る“次の一手”としてはスマートディスプレイがおすすめというわけです。

↑アマゾンのスマートディスプレイ「Amazon Echo Show 10(第3世代モデル)」(実売価格2万9980円)

 

セキュリティカメラとの大きな違いは、その“主目的”にあります。セキュリティカメラは窓や無施錠のドアなどから侵入した人を撮影して記録するほか、部屋の中にいる人やペットなどの動きを記録するといった用途がメインです。マイクとスピーカーを内蔵することで呼びかけや音声通話ができるものもありますが、双方向のビデオ通話はできません。宅内にいる人にとっては「監視カメラ」と感じてしまう場合が多いので、よほど緊急事態でもない限り、実家といえど設置するのはおすすめできません。

 

一方のスマートディスプレイは、スマートスピーカーのように情報を音声でお知らせしたり、ディスプレイに情報を表示したりするほか、スマートホーム機器を管理・操作したりするのがメイン。ビデオ通話機能やセキュリティカメラ機能はサブ機能という位置付けです。

↑スマートディスプレイなら、簡単に双方向のビデオ通話ができます

 

スマートディスプレイの多くは物理的にカメラをふさいでプライバシーを保護する機能を備えていることもあり、監視カメラとしての忌避感はそれほど持たれないのではないかと思います。

 

普段はカメラをオフにしておき、呼びかけがあった場合や自分からビデオ通話を発信した場合にカメラをオンにするといった使い方も可能。体調が悪化した場合など、継続的に様子を見守りたいことになったら、応答を待たずにセキュリティカメラとして使えるようにする設定もできます。

1.スマートディスプレイの使い勝手を覚えてもらう
2.ビデオ通話を使って孫とのコミュニケーションを楽しんでもらう
3.セキュリティカメラとして使えるように設定し、いつでも映像で見守れるようにする

といったように、段階を踏んで使い方を変えていくことが可能なのです。親と子の関係性や物理的な距離、親の体調やライフステージに応じて、ぜひ見守りに役立ててみてください。

うちの子、ちゃんと帰宅した…? 不安の解消に役立つ「見守りスマートホーム機器」のオススメをガイド

家族で暮らしていると、さまざまな悩みごとや困りごとがあると思います。その中でも子育て世帯のお悩みとして挙げられるのが「子どものセキュリティ」ではないでしょうか。

 

文部科学省「学校安全の推進に関する計画に係る取組状況調査(令和3年度実績)」によると、集団登下校(28.3%)や保護者・地域の人々による見守り(60.9%)といった人的リソースによる安全確保は行われているものの、ICTの導入による登下校管理(7.4%)などはまだまだ進んでいない状況です。共働きなどで家に大人が一人もいない状況だと、子どもがちゃんと帰宅したかどうかもわかりません。

カギを持たせるとなくしてしまうリスクがありますが、持たせないわけにもいきません。自宅にいる子どもと連絡を取りたいけど、固定電話がないので連絡が取れない。スマホを持たせるには早すぎるのでどうしよう……などなど、家庭によってさまざまなお悩みがあるのではないでしょうか。そこで今回は、子どもがいる家庭でのお悩みをスマートホーム機器で解決する方法を紹介していきましょう。

 

スマートディスプレイがあれば子どもとビデオ通話ができる

まだスマホを持たせていない子どもがいる家庭の場合、コミュニケーション手段としておすすめしたいのが「スマートディスプレイ」です。音声アシスタントを内蔵するスマートスピーカーにディスプレイを搭載したもので、天気予報やニュースなどの情報をディスプレイに表示したり、動画配信サービスや音楽配信サービスを再生したりできるだけでなく、カメラとディスプレイを使ってビデオ通話ができるのが特徴です。さまざまなスマートホーム機器を一覧して操作するコントロールパネル機能も備えているので、本格的にスマートホームを導入したいのであればぜひ導入をおすすめしたいです。

 

スマートホームでは米アマゾンの音声アシスタント「Amazon Alexa」を搭載する「Amazon Echo」シリーズ、米グーグルの音声アシスタント「Googleアシスタント」を搭載する「Google Nest」シリーズが2大巨頭です。特におすすめなのは、バラエティ豊富な機器をラインナップするアマゾンです。子育て世帯におすすめのスマートディスプレイは、10インチディスプレイを搭載する「Echo Show 10(第3世代)」(実売価格2万9980円/税込・以下同)です。

↑アマゾンのスマートディスプレイ「Echo Show 10(第3世代)」

 

人の声や人の顔を認識すると、その方向に向けて自動的にディスプレイが350°回転する機能を備えており、リビングルームなどに設置すればどの方向からでもビデオ通話ができるようになります。

↑ビデオ通話のイメージ

 

ビデオ通話はスマホ向けの「Amazon Alexa」アプリ(Android/iOS対応)のほか、スマートディスプレイ同士ですることも可能です。スマホの場合、家族それぞれのAmazon Alexaアプリでニックネームを設定できます。するとEcho Showに「アレクサ、ママに電話して」などと呼びかけるだけでスマホとのビデオ通話ができるようになります。

↑スマートディスプレイからスマホに着信があるとこのように表示されます

 

↑スマートディスプレイとビデオ通話を開始したところ

 

Echo Show 10はカメラを内蔵しているため、見守りカメラとして使うことも可能です。Echo Show 10の設定画面から「カメラ」を選び、「自宅のモニタリング」の設定をオンにすると、いつでもモニタリングできるようになります。カメラで見られたくない場合は物理的なカバーでカメラをオフにできるので、プライバシーの問題もクリアできます。

↑Echo Show 10の設定画面を開いたところ。「カメラ」を選びます

 

↑「自宅のモニタリング」にチェックを入れると見守りカメラとしても使えます

 

↑画面右上のスイッチをスライドすると、物理的なカバーがカメラをふさいでくれます

 

「定型アクション」を工夫すれば、子どもの帰宅のお知らせも可能

Amazon Alexaには、さまざまな操作を自動的に行えるようにする「定型アクション」が用意されています。例えば「アレクサ、ラジコでニッポン放送を再生して」を「アレクサ、ニッポン放送」だけで呼び出せるようにできます。

 

これを活用すると、例えば「アレクサ、ただいま」と呼びかけると「お帰りなさい。冷蔵庫におやつが入っていますよ」とアナウンスするのと同時に、スマホに「○×くんが帰宅しました」と通知する……といったことを自動化できます。アナウンスはスマホアプリでカスタマイズできるので、子どもの帰宅前に「今日は8時頃に帰るから、冷蔵庫の中のおかずを温めて先に食べててね」などと変更しておくことも可能です。

 

定型アクションはいろいろとカスタマイズできますので、家族のライフスタイルに合った使い方を工夫してみるといいでしょう。

↑Amazon Alexaアプリのホーム画面から「その他」を選び、「定型アクション」を開きます

 

↑定型アクションの編集画面。スマホに通知したり、メッセージを音声でしゃべらせたりできます

 

↑スマホに帰宅の通知が届きました

 

スマートロックを導入すれば“キーレス”で玄関の出入りも可能

子どもを一人で登下校させる際に、親が不安に感じることの一つが「カギ」ではないでしょうか。カギをなくしてしまう危険もありますし、そもそもカギを持たずに出てしまう場合もあります。

 

一戸建て、もしくはオートロックのない集合住宅であれば、「スマートロック」がそうした悩みに答えてくれます。

 

スマートロックというのは玄関ドアのサムターンに後付けする形で設置する、カギの自動施解錠装置のことです。多くの製品はBluetooth通信によってスマホアプリから施解錠ができるようになっており、Wi-Fiアダプターなどを使うことで遠隔操作も可能になります。

 

おすすめの製品は、SwitchBotのスマートロック「SwitchBot ロック Pro」(実売価格1万5980円)と、「SwitchBot 指紋認証パッド」(実売価格9980円)の組み合わせです。スマートロックはさまざまなメーカーから出ていますが、スマホアプリからでしか施解錠ができない製品も少なくありません。そうするとスマホを持っていない子どもには使えないので、何らかの別売オプションが充実している製品が必要になります。

↑SwitchBotの「SwitchBot ロック Pro」(左)と「SwitchBot 指紋認証パッド」(右)

 

SwitchBotの場合、SwitchBot 指紋認証パッドを使うことで「指紋」と「暗証番号」、別売の「NFCカードキー」での解錠ができるようになります。施錠もボタン1つで行えるので、子どもだけでなく家族全員が便利にキーレス生活を送れます。

 

さらに別売のスマートリモコン「SwitchBot ハブ2」(実売価格8980円)などを用意すれば、スマートロックを遠隔操作できるだけでなく、開閉履歴も確認できます。指紋認証パッドの履歴を確認すれば、誰のどの指を使って解錠されたのかが分かるため、誰が帰宅したのかも確認できます。「子どもがちゃんと帰宅しているかどうかが不安」という方は、こちらも併せて導入するといいでしょう。

↑SwitchBotのスマートリモコン「SwitchBot ハブ2」

 

8980円は決して安くないですが、前回紹介したように本機があれば部屋の温度や湿度、明るさを確認でき、室内にあるエアコンや照明、テレビなどの赤外線リモコンを学習して遠隔操作できるようになります。温度・湿度・照度センサーを搭載しない「SwitchBot ハブミニ」(実売価格5480円)ならさらに安く手に入るので、用途に合わせて選ぶといいでしょう。

 

ちなみに、CANDY HOUSEの「SESAME 5」と「SESAMEタッチ Pro」のセット(実売価格1万2880円)も、指紋と暗証番号による解錠ができます。ただし現在、別売の「Wi-Fiモジュール2」がしばらく売り切れ状態になっているため、遠隔での操作や履歴確認ができません。Wi-Fiモジュール2さえ購入できればコスパが良くておすすめなのですが、“見守り”も必要であればSwitchBotシリーズがおすすめです。

↑CANDY HOUSEの「SESAME 5」と「SESAMEタッチ Pro」のセット

 

ぜひ安心・安全なスマートライフを

子どもの通学には心配ごとがたくさんありますが、帰宅時や帰宅後のシーンであればスマートディスプレイとスマートロックを活用することである程度解決できると思います。どちらも導入すると生活の質が確実にアップしますので、興味のある方はぜひ検討してみてください。

スマートホーム初心者が最初に買うべき!「スマートリモコン」選びの条件と使い道

進学・就職・異動など、新生活をスタートした人もゴールデンウィークが過ぎ、いよいよギアを上げるとき。ベースとなる“家”の快適化は急務でしょう。

 

一人暮らしを始めた人は、炊事や掃除、洗濯などの家事にも慣れなければなりません。生活のリズムを整えるだけでも大変ですね。一方、子どもがいるファミリーも、登下校はもちろん、共働き家庭なら子ども一人で留守番させるのが心配という人も多いのではないでしょうか。そのほかにも、離れて暮らす親が元気にしているのか心配、ペットを飼っているなら暑い日の室温が心配など。

 

こうした、暮らしにおけるさまざまな悩みごとを解決する手段としておすすめしたいのが、「スマートホーム」の導入です。

 

「スマートホーム」ってなに?

スマートホームとは、BluetoothやWi-Fiなどの通信機能を使って住宅内の家電や設備をスマートフォンなどから遠隔操作したり、質内の温度や湿度などを可視化したりできる機器やサービスの総称。

 

室温が一定の温度を超えたらエアコンの冷房が自動的につくようにすれば、ペットがいる家庭では安心してお留守番してもらえますし、遠隔操作ができれば帰宅前に部屋を冷やしておくといった使い方もできます。

 

スマート家電に買い換える?
まずは「スマートリモコン」で手軽にスマート化

スマホからの遠隔操作や動作の可視化など、スマホ連携に対応する「スマート家電」は数多くありますが、それらに今すぐ買い替えなければならないわけではありません。せっかく吟味して購入した家電を買い替えなければならないのであれば、スマートホームの導入に多大なコストがかかってしまいます。

 

その代わり、最初に導入をおすすめしたいのが「スマートリモコン」です。これはスマホ連携に対応しない既存の家電をスマート化、つまりスマート家電のように使えるようにするもの。テレビやエアコンなどの赤外線リモコンを学習して操作できるようにする「学習リモコン」は多くの人がご存じかと思いますが、その学習リモコンをWi-Fiに接続し、スマホアプリから操作できるようにするのがスマートリモコンです。

 

赤外線リモコンが付属していない家電は操作できませんが、赤外線リモコンが付属していればテレビやエアコン、扇風機、シーリングライト、空気清浄機、サーキュレーターなどさまざまな家電を遠隔操作できるようになります。

 

赤外線が届く範囲の家電しか操作できないため、各部屋に1個設置する必要がありますが、リビングの家電だけ操作したいのであれば1個で大丈夫です。リビングとベッドルームに1個ずつ設置するといった使い方もおすすめです。

 

どれを選べばいい?
スマートリモコン選びの条件

さまざまなメーカーからスマートリモコンが製造販売されていますが、特におすすめしたいのが以下の条件を満たす製品です。

 

1.温度・湿度・照度センサーを搭載するスマートリモコン
2.複数のスマートホーム機器をラインナップしているメーカーのスマートリモコン

 

1.温度・湿度・照度センサーを搭載するスマートリモコン

センサーを搭載するスマートリモコンの場合、センサーで検知した情報をスマホアプリで確認したり、その情報を基に家電を操作したりする機能を備えています。例えば温度・湿度センサーを搭載していれば、現在の室温や湿度をスマホアプリで確認するだけでなく、遠隔操作でエアコンを操作したり、「室温が30℃を超えたらエアコンの冷房を25℃設定でオンにする」といった自動操作をしたりできます。

 

スマートリモコンは赤外線リモコンの命令を家電に送信する機器なので、センサーがないと、遠隔操作を行った“結果”を確認することができません。温度や湿度が分かれば、冷房が動作しているかどうかを確認できるので安心です。

 

また、照度センサーを搭載している製品の場合、部屋の明るさを確認できます。シーリングライトがついていれば明るくなるので、それで家族が在宅している「かもしれない」ことを確認できます。これらのセンサーは必須ではありませんが、室内の状況をしっかり把握したい部屋にはセンサーを内蔵する製品の設置をおすすめします。

 

2.複数のスマートホーム機器をラインナップするメーカーのスマートリモコン

スマートリモコンを導入するだけでも、赤外線リモコンが付属する家電製品を操作できるようになって便利になりますが、さらに複数のスマートホーム機器をラインアップするメーカーのスマートリモコンなら、1つのアプリでさまざまなスマート家電を一括管理できるのが魅力。

 

複数のスマートホーム機器をラインアップしているメーカーの製品がこちら。

BBソフトサービス
+Style マルチリモコン PS-IRC-W02

温度・湿度・照度センサーを搭載するスマートリモコン。500種類以上の赤外線リモコンデータがプリセットされているため、セットアップも簡単。+Style はLEDシーリングライトやドア・窓開閉センサー、カーテンを自動で開閉するスマートカーテン、見守りカメラ、扇風機など、数多くのスマート家電をラインナップする。

 

SwitchBot
SwitchBot ハブ2

温度・湿度・照度センサーを搭載するスマートリモコン。本体前面に温度と湿度を表示するディスプレイを搭載し、タッチすることでさまざまな機器を操作できる「on」「off」ボタンを搭載。SwitchBotは、ロボット掃除機やLEDシーリングライト、玄関の鍵を開閉できるスマートロック、スマートカーテン、見守りカメラなど数多くのスマート家電をラインナップ。

 

Aqara(アカラ)
スマートリモコン M2ハブ

スマート家電と連携することで、内蔵スピーカーを使用してドアホンの音を鳴らしたり、セキュリティアラートを鳴らしたりできるスマートリモコン。Aqaraはドアや窓の開閉を検知する開閉センサーや振動センサー、見守りカメラ、スマホアプリから応答できるスマートドアホンなどセキュリティ機器が充実しているほか、スマートカーテンやテープ型のLEDライトなどもラインアップしている。

 

スマートロックも同時に導入したいのであればSwitchBot、ドアホンをスマートドアホンに替えたいならAqaraがおすすめ。+Styleはほかのブランドとは違って睡眠センサーやペット用の自動給餌機などユニークな製品が多いので、それらを利用したい人におすすめです。もちろんほかのブランドの製品を組み合わせても問題ありませんが、1つのアプリで一元管理したいのであれば、ニースに合わせてどれかのブランドを選ぶといいでしょう。

 

スマートリモコンさえあれば
「スマートスピーカー」はなくてもOK

「スマートホームを導入するのは難しそう」「お金がかかりそう」と思うかもしれません。確かに機器を導入すればするほどお金はかかりますが、スタート時点ではスマートリモコンさえあればOKなので、1万円以下から始められます。

 

スマートリモコンのアプリを導入し、指示に従って家電を登録するだけで遠隔操作や室内環境のモニタリングができるようになります。

 

操作ボタンが付いていないスマートリモコンの場合、家電の操作はスマホアプリで行います。家の中で「電気をつけて」「テレビを消して」など、声をかけるだけで家電を操作したいのであれば、音声アシスタントを搭載する「スマートスピーカー」もしくは、スマートスピーカーにディスプレイを搭載する「スマートディスプレイ」が別途必要になります。より便利に簡単に使いたいのであれば、これらの導入も検討してみるといいでしょう。

↑5インチディスプレイを搭載するアマゾンのスマートディスプレイ「Echo Show 5」とSwitchBotのスマートリモコン「SwitchBot ハブ2」のセットモデルなども。

 

スマートリモコンを導入すると暮らしはどう変わる?

ペットを飼っている家庭では、冬以外のシーズンはペットの安全のためにエアコンを付けっぱなしにしている場合も多いかもしれません。しかしスマートリモコンを導入すれば、室温が高くなるとスマホアプリにお知らせしてくれたり、オートメーション機能で自動的にエアコンを付けたりできます。エアコンを付けっぱなしにしてエネルギーや電気代を無駄遣いすることなく、ペットの安全を守れるのでおすすめです。

 

一人暮らしの部屋でも、帰宅前に室温や湿度を確認し、事前にエアコンで暖めておいたり涼しくしておいたりできるため、常に快適性を保つことができます。夏の暑い部屋に帰宅して、汗だくになりながら涼しくなるのを待つ……なんてことをしなくて済みます。

 

離れて暮らす親を見守るといった使い方もおすすめです。室温・湿度センサーを搭載するスマートリモコンなら、実家の室内環境をチェックすることも可能です。ほとんど自宅を出ないとか、いつも同じ部屋にいることが多いのであれば、室内環境をチェックして実家に連絡したり、場合によっては勝手にエアコンを付けるといった使い方もできます。

 

利便性や快適性だけでなく、安全性も向上できるので、まずはスマートリモコンから初めてみてはいかがでしょうか。

世界最小級!! 優れた静音性で日本の住空間に幅広くフィットする「SwitchBot ロボット掃除機K10+」

提供:SwitchBot株式会社

モノ・トレンド情報誌「GetNavi」および同ウェブメディア「GetNavi web」と、家電と暮らしの情報サイト「家電 Watch」による年に1度の総合家電アワード「家電大賞」。今年で9回目となった「家電大賞2023-2024」が現在開催中。ノミネートのなかからGetNavi注目モデルを紹介。

SwitchBot ロボット掃除機K10+は、狭い場所でも難なく掃除できる驚きの小ささを実現。応援購入サービス・Makuakeでは応援総額3億4000万円を突破し、掃除機カテゴリ歴代1位を獲得した。

 

パワフルな吸引力は妥協せず、サイズと運転音を大幅カット!
SwitchBot ロボット掃除機K10+


ロボット掃除機部門
GetNavi注目モデル

ノミネートNo.064
SwitchBot
SwitchBot ロボット掃除機K10+

実売価格5万9800円

大容量4ℓのゴミ収集ステーションを備えながら、本体サイズを直径24.8㎝と小型化。小回りが利き、狭い場所でもスムーズに走行できる。市販のお掃除シートを使える水拭きモードも搭載。アプリでの操作・設定も容易だ。

SPEC●吸引力:最大2500Pa●ダストパック容量:4ℓ●騒音レベル:45dB(清掃時)●連続運転時間:最大120分●サイズ/質量(本体):W248×H92×D248㎜/約2.3㎏

 

小型・軽量・優れた静音性で狭い住空間に特化したモデル

SwitchBot ロボット掃除機K10+は、“日本人にとっての使いやすさ”を追求し、従来モデルよりも約50%小型化。単身世帯のような狭い部屋でも設置スペースを確保しやすく、細かな場所にも入り込んで丁寧に掃除を行う。超軽量でマルチフロア対応なので、2階建て以上の家でも1台で掃除が可能だ。

 

静音性にもこだわり、独自の新技術によって運転音を従来比約30%カット。夜間や集合住宅での使用も問題ない。ゴミの排出時に騒音が気になる場合は、アプリで排出禁止時間を設定しておくと、早朝や夜間を避けられるので安心だ。

 

水拭きには使い捨てのお掃除シートを活用。給水タンクがないぶんゴミ収集容量が大きく、約70日間ゴミ捨て不要。モップ洗いやゴミ捨てが面倒な人にも最適な一台だ。

 

<POINT 01>

片手で持てるほどの小型サイズで狭い空間にも難なく入り込める

従来モデルよりも本体サイズを約50%カット。小型化により、これまで届きにくかった狭い場所にも難なく入り込める。弓字型運転も小回りが利くので、テーブルやイスの脚元、部屋の隅など、細かな場所の掃除も可能に。

↑直径24.8㎝、質量約2.3㎏と軽量コンパクトなので、片手で簡単に持ち運べる。2階や3階も1台で掃除可能だ

 

<POINT 02>

独自の静音技術により運転音を従来比約30%軽減

本体内部の気流に着目した独自の「SilenTech技術(TM)」を新採用。吸気をスムーズにすることで吸引力を向上させながら、図書館内よりも静かな45dBという優れた静音性を実現した。在宅ワーク中や夜間なども運転音を気にせず使える。

↑高速ブラシレスモーターや吸気ダクトの設計を改善。運転音を従来モデルより約30%軽減することに成功した

 

<POINT 03>

市販の床拭きシートが使えてモップを洗う手間なし

水拭きには使い捨てのお掃除シートを使用。専用お掃除シートが付属するが、市販のお掃除シートで代用できる。いつでも清潔に水拭きができ、タンクへの給水やモップを洗う手間もない。目的に合わせて様々なシートを装着できるのも魅力だ。

↑水拭き時は付属のモップ取付パッドを使う。パッドにお掃除シートを被せ、本体底面に装着するだけで準備完了だ

 

<問い合わせ>
SwitchBot 電話番号:0120-202-362(11:00〜23:00/土日祝除く) https://www.switchbot.jp/

 

<家電大賞2023-2024に投票しよう>

今回紹介したSwitchBot ロボット掃除機K10+は現在開催中の2023年を代表する家電を決定する「家電大賞 2023-2024」のロボット掃除機部門にノミネート中。投票者には抽選で超豪華な最新家電も当たるので、ぜひチェックしてください。

 

▼投票&プレゼント応募はコチラ
https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column_special/1545558.html